「無印良品」がマドラスチェックを用いた新シリーズを発売 残反を活用したクッションも

良品計画の「無印良品」は、インド東南部マドラス地方発祥の伝統柄を用いた“マドラスチェックシリーズ”を5月13日に発売する。紳士、婦人、キッズ、インナーウェアの合計12アイテムを「無印良品」の一部店舗とネットストアで取り扱う。

良品計画は2024年春夏シーズンの商品開発のテーマを、天然素材を活用した商品や環境への負荷軽減を考慮した商品、世界の伝統や文化に学ぶことに設定。今回は、インド東南部マドラス地方発祥の伝統柄を用いて、暑い地域で快適に過ごす衣料品の知恵を商品企画に生かした。

布は昔ながらのシャトル織機でゆっくり織り上げ、空気を含んだような膨らみを持たせた。甘い密度で織った生地は糸と糸の間を風が通るので通気性がよい仕上がりとなっている。織る速度の違いや糸のテンションの差から生地の密度が不均一になるため、生地の仕上がりや柄の出方がひとつひとつ異なり、自然なムラのある表情が楽しめる。

商品を生産する際に生じた残反を活用したクッション5種類も同時に発売。数量限定で、限定店舗とネットストアで販売する。

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「レディアゼル」がMD軌道修正 脱・ワンピース頼み

バーンデストローズジャパンリミテッドの「レディアゼル(RADYAZEL)」は2024-25年秋冬、MDを大幅に軌道修正する。

従来の主力商品であるワンピースの構成割合を減らす一方、Tシャツやミニスカートなど上下セパレートで着られる商品を増やし、コーディネートの幅を広げる。商品全般のテイストも、これまでは大胆な配色とシルエットバランスでモード感、はやりの韓国テイストを意識していたが、小花柄のスカート(4900円)にハートのプリントTシャツ(同)を合わせるなど甘めのフレンチガーリーに寄せた。従来のワンピースは中心価格帯が1万円を超えていたが、上下セットでも1万円を下回るようにした。

「共感から広がる」ブランドへ回帰

「レディアゼル」は2015年スタート。19年8月には、ルミネエスト新宿店のリニューアルオープン当日に館の新記録(当時)となる単日1700億円以上を売り上げるなど、ウィメンズリアルトレンドの人気ブランドに成長した。売り上げをけん引してきたのは、一枚でサマになる配色を効かせたワンピースだ。

「ただ近年は、『レディアゼル』=ワンピースという固定観念のせいで鮮度を失い、自分たちの首を絞めていた面もある」と安藤慎一郎ブランド長は反省する。ルミエエストのショップ別売上高では、19年8月以降しばらく上位に名を連ねていたが、近年はじりじりと順位を下げていた。

フレンチガーリーへの方針転換は、ブランド設立当初への原点回帰。「正直に言えば、『最近は価格が高くなってリアルに買える服がない』『本気でお客さまに薦められない』とスタッフから打ち明けられることもあった。ブランドの服が本気で好きなスタッフの、皆に広めたいという共感がリアルクローズブランドの原動力だ。この声を真摯に受け止め、再出発したい」。

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タイムズスクエアに“ケツ割れサポーター”の俳優集結 誕生から150周年の下着をお祝い

アクティブウエアブランドの「バイク アスレチック(BIKE STHLETIC)」は5月2日、ジョックストラップ、いわゆる“ケツ割れサポーター”を身につけたブロードウェイの俳優を米ニューヨークのタイムズスクエアに集結させ、今から150年前、自転車に乗る男性のために誕生した下着をアピールした。“ケツ割れサポーター”は1874年、シカゴでスポーツ店を営んでいたC. F. ベネット(C. F. Bennett)が生み出した。運動時の陰部の揺れや動きを防ぐためのスポーツ用サポーターはラグビーやアメリカンフットボールなどの世界でも親しまれ、これまでに全世界で3億5000万枚を販売したと言われている。

イベントは、ブロードウェイがHIV/AIDSの支援を目的に6月23日に開催するバーレスクショー「ブロードウェイ ベアーズ」のプロモーションイベントとして開かれた。

「バイク アスレチック」は現在、香港を拠点とするサプライチェーン・マネージメント企業のニュータイムズ グループ(NEWTIMES GROUP 以下、ニュータイムズ)傘下。ニュータイムズは当初、コンプレッションウエアの開発に乗り出したが、現在はゲイを主なターゲットに据え、ジョックストラップを主力商品としている。ブラックにゴールドのラインを入れ、150周年を祝うロゴをあしらった限定品は、数時間で完売した。

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タイムズスクエアに“ケツ割れサポーター”の俳優集結 誕生から150周年の下着をお祝い

アクティブウエアブランドの「バイク アスレチック(BIKE STHLETIC)」は5月2日、ジョックストラップ、いわゆる“ケツ割れサポーター”を身につけたブロードウェイの俳優を米ニューヨークのタイムズスクエアに集結させ、今から150年前、自転車に乗る男性のために誕生した下着をアピールした。“ケツ割れサポーター”は1874年、シカゴでスポーツ店を営んでいたC. F. ベネット(C. F. Bennett)が生み出した。運動時の陰部の揺れや動きを防ぐためのスポーツ用サポーターはラグビーやアメリカンフットボールなどの世界でも親しまれ、これまでに全世界で3億5000万枚を販売したと言われている。

イベントは、ブロードウェイがHIV/AIDSの支援を目的に6月23日に開催するバーレスクショー「ブロードウェイ ベアーズ」のプロモーションイベントとして開かれた。

「バイク アスレチック」は現在、香港を拠点とするサプライチェーン・マネージメント企業のニュータイムズ グループ(NEWTIMES GROUP 以下、ニュータイムズ)傘下。ニュータイムズは当初、コンプレッションウエアの開発に乗り出したが、現在はゲイを主なターゲットに据え、ジョックストラップを主力商品としている。ブラックにゴールドのラインを入れ、150周年を祝うロゴをあしらった限定品は、数時間で完売した。

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【早割募集中 | WWDJAPAN Educations】「文字で伝える」の悩みを解決する短期集中講座!編集長がライティングスキルを伝授

全4回WWDJAPAN『ライティングスクール』
読みやすく、共感したくなる文章とテクニックを開陳

オウンドメディアやSNS、メルマガ、プレスリリースから社内報まで、企業の理念やブランドの価値観、商品への想いを伝える重要性は増し、手段と頻度が増えています。そこで日々、無数のブランドからの発信を受けながら、さまざまな形で内外に届ける「WWDJAPAN」が短期集中のライティングワークショップを開講!これまでに延べ300人が受講した、人気講座の第3弾です。

全4回の講座では、選択肢が多いからこそ移り気なユーザーと向き合い続ける一方、ブランドからの情報は瞬時に価値判断している編集長の村上要が、その実情を明かしながら、少しでも読みやすく、目に引きやすく、共感する情報発信の手段を伝授。毎週タブロイド紙を発行しながら、月間SS450万のウェブサイトを手掛け「WWDJAPAN」がライティングのテクニックから取材のノウハウ、アウトプットに向けた考え方などを開陳します。

このような人におすすめ

・ライティングスキルを身につけたい方
・どんな文章が読みやすく、共感したくなるのかを知りたい方
・パフォーマンスが向上するSNS発信方法を学びたい方
・メディアの記者が何を意識して、どのように取材をしているのか知りたい方

 


プログラム

<DAY1>6月4日(火)13:00~16:00

1限目:13:00~14:00(60分)

ユーザーのリアルを踏まえたライティングスキルとは?

「WWDJAPAN」編集長の村上要が「WWDJAPAN.com」におけるデジタルユーザーの特性を踏まえながら、記事を作る際に意識しているポイントを解説します。ニュース記事を書くときの一般的なライティングテクニックとして知られる「逆三角形の法則」はもちろん、能動態の文章を続けることで実現する意志の込め方、まだまだ短く簡潔にできる推敲のテクニック、簡潔な文章の中に組み込むからこそ生きる強調方法など、20年に及ぶ記者歴から見出し、習得したライティングスキルを披露します。

2限目:14:10~15:10(60分)

「取材」のノウハウとアウトプット、村上要の公開インタビュー

商品やサービスを生み出した人間の想いを汲み取って発信することは、売り上げはもちろん、ブランディングにとっても重要です。そこで、大事になるのは「取材」と「咀嚼」。ここでは村上要が日々の取材で意識していることを伝えつつ、その取材場面を公開しながら、アウトプットするまでを披露します。事前の準備、当日の心構え、そして取材後に意識することまでを伝授。実践コースを受講される方には、この公開取材を記事化する課題に挑戦していただきます。課題は、村上要が一つずつ添削してお戻しします。

Extra:15:15~16:00(45分)

ミートアップ

会場受講の方は講座終了後、村上要も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。

<DAY2>6月18日(火)15:30~19:00

3限目:15:30~16:30(60分)

共感を誘うメールと取材したくなるプレスリリースの作り方

ゲストに村上要同様、毎日何十、何百通ものプレスリリースを受け取っている編集・記者を招き、思わず記事化・取材したくなるニュースリリースについて語り合います。編集・記者が手を止めるリリースメールのタイトルとは?限られた時間の中で概要を理解してもらうための書き方や写真の入れ方とは?そして、望まれるデータの送り方とは?現在はプレスリリースを書くこともあるゲストのテクニックを余すことなく公開。多くのPRや代理店関係者が「聞きたくても、聞けなかった」メディア側のリアルが目白押しです。

4限目:16:40~17:40 (60分)

課題のフィードバック&ブラッシュアップに関するアドバイス

2限目の公開取材の記事化に挑戦した実践コースの皆さんには、村上要が1つ1つを厳しく添削した課題を返却。多くの皆さんが陥っていたミス、まだまだブラッシュアップできるポイントについて、赤字だらけの(!?)課題を紹介しながら改善方法を考えます。また、触れられなかった疑問や質問などにもお答えします。

質疑応答:17:40~18:10(30分)

Extra:18:15~19:00(45分)

ミートアップ

会場受講の方は講座終了後、村上要も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。

 

※講義内容は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

 


インフォメーション

日時

2024年6月4日(火)13:00~16:00〈1限目、2限目〉
2024年6月18日(火)15:30~19:00〈3限目、4限目〉
※講座開始30分前より会場受付開始

募集人数

先着32名
会場ご参加のみとなります。講義終了後のミートアップや質疑応答にご参加いただけます。
※オンライン配信(視聴コース)はございません。

会場

LIFORK Harajuku
東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 3F

募集期間

5/7(火)〜6/3(月)12:00まで
【早割10%OFFキャンペーン】
5/14(火)までのお申し込みで、一般価格から10%OFFで受講いただけます。
申し込み画面でクーポンコードを入力してください。
クーポンコード:U95C2K7H

受講料金

スタンダードプラン:
38,500円 30%OFF
ライトプラン:49,500円 10%OFF
一般価格:55,000円 →49,500円 早割10%OFF

 

※表示価格は全て1名様分、税込です。
※早割期間内であっても、定員に達し次第受け付けを締め切らせていただく場合がございます。
※他のクーポンとの併用はできません。
※講義終了後、本講座のオンデマンド販売を予定しております。

 

クーポンコードをご利用の方は、申し込み画面で入力してください。
早割クーポンコード【U95C2K7H】/有料会員の方はこちらからクーポンコードを取得してください。

複数人分を購入希望の方はこちら

 

注意事項

・割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。スタンダードとライトのクーポンコードはマイページをご確認の上、申し込み画面で入力してください。
・申し込みの受け付けは先着順です。募集人数に達し次第締め切らせていただきます。
・定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちら
・本ページでのお支払いはクレジットカードのみとなります。コンビニ支払いをご希望の方はこちら
・適格請求書(領収書)の発行は、こちらから。記載のお宛名をご入力の上ご連絡ください。
弊社登録番号:T5-0110-0104-4278
・当日は会場内に撮影用のカメラが入ります。撮影した動画や写真は、「WWDJAPAN」Weeklyやウェブサイト、公式SNSなどで掲載する場合があります。ご了承いただける方のみお申し込みください。
問い合わせ先
INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
お問い合わせフォームはこちら

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全4回WWDJAPAN『ライティングスクール』
読みやすく、共感したくなる文章とテクニックを開陳

オウンドメディアやSNS、メルマガ、プレスリリースから社内報まで、企業の理念やブランドの価値観、商品への想いを伝える重要性は増し、手段と頻度が増えています。そこで日々、無数のブランドからの発信を受けながら、さまざまな形で内外に届ける「WWDJAPAN」が短期集中のライティングワークショップを開講!これまでに延べ300人が受講した、人気講座の第3弾です。

全4回の講座では、選択肢が多いからこそ移り気なユーザーと向き合い続ける一方、ブランドからの情報は瞬時に価値判断している編集長の村上要が、その実情を明かしながら、少しでも読みやすく、目に引きやすく、共感する情報発信の手段を伝授。毎週タブロイド紙を発行しながら、月間SS450万のウェブサイトを手掛け「WWDJAPAN」がライティングのテクニックから取材のノウハウ、アウトプットに向けた考え方などを開陳します。

このような人におすすめ

・ライティングスキルを身につけたい方
・どんな文章が読みやすく、共感したくなるのかを知りたい方
・パフォーマンスが向上するSNS発信方法を学びたい方
・メディアの記者が何を意識して、どのように取材をしているのか知りたい方

 


プログラム

<DAY1>6月4日(火)13:00~16:00

1限目:13:00~14:00(60分)

ユーザーのリアルを踏まえたライティングスキルとは?

「WWDJAPAN」編集長の村上要が「WWDJAPAN.com」におけるデジタルユーザーの特性を踏まえながら、記事を作る際に意識しているポイントを解説します。ニュース記事を書くときの一般的なライティングテクニックとして知られる「逆三角形の法則」はもちろん、能動態の文章を続けることで実現する意志の込め方、まだまだ短く簡潔にできる推敲のテクニック、簡潔な文章の中に組み込むからこそ生きる強調方法など、20年に及ぶ記者歴から見出し、習得したライティングスキルを披露します。

2限目:14:10~15:10(60分)

「取材」のノウハウとアウトプット、村上要の公開インタビュー

商品やサービスを生み出した人間の想いを汲み取って発信することは、売り上げはもちろん、ブランディングにとっても重要です。そこで、大事になるのは「取材」と「咀嚼」。ここでは村上要が日々の取材で意識していることを伝えつつ、その取材場面を公開しながら、アウトプットするまでを披露します。事前の準備、当日の心構え、そして取材後に意識することまでを伝授。実践コースを受講される方には、この公開取材を記事化する課題に挑戦していただきます。課題は、村上要が一つずつ添削してお戻しします。

Extra:15:15~16:00(45分)

ミートアップ

会場受講の方は講座終了後、村上要も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。

<DAY2>6月18日(火)15:30~19:00

3限目:15:30~16:30(60分)

共感を誘うメールと取材したくなるプレスリリースの作り方

ゲストに村上要同様、毎日何十、何百通ものプレスリリースを受け取っている編集・記者を招き、思わず記事化・取材したくなるニュースリリースについて語り合います。編集・記者が手を止めるリリースメールのタイトルとは?限られた時間の中で概要を理解してもらうための書き方や写真の入れ方とは?そして、望まれるデータの送り方とは?現在はプレスリリースを書くこともあるゲストのテクニックを余すことなく公開。多くのPRや代理店関係者が「聞きたくても、聞けなかった」メディア側のリアルが目白押しです。

4限目:16:40~17:40 (60分)

課題のフィードバック&ブラッシュアップに関するアドバイス

2限目の公開取材の記事化に挑戦した実践コースの皆さんには、村上要が1つ1つを厳しく添削した課題を返却。多くの皆さんが陥っていたミス、まだまだブラッシュアップできるポイントについて、赤字だらけの(!?)課題を紹介しながら改善方法を考えます。また、触れられなかった疑問や質問などにもお答えします。

質疑応答:17:40~18:10(30分)

Extra:18:15~19:00(45分)

ミートアップ

会場受講の方は講座終了後、村上要も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。

 

※講義内容は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

 


インフォメーション

日時

2024年6月4日(火)13:00~16:00〈1限目、2限目〉
2024年6月18日(火)15:30~19:00〈3限目、4限目〉
※講座開始30分前より会場受付開始

募集人数

先着32名
会場ご参加のみとなります。講義終了後のミートアップや質疑応答にご参加いただけます。
※オンライン配信(視聴コース)はございません。

会場

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東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 3F

募集期間

5/7(火)〜6/3(月)12:00まで
【早割10%OFFキャンペーン】
5/14(火)までのお申し込みで、一般価格から10%OFFで受講いただけます。
申し込み画面でクーポンコードを入力してください。
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受講料金

スタンダードプラン:
38,500円 30%OFF
ライトプラン:49,500円 10%OFF
一般価格:55,000円 →49,500円 早割10%OFF

 

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※早割期間内であっても、定員に達し次第受け付けを締め切らせていただく場合がございます。
※他のクーポンとの併用はできません。
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弊社登録番号:T5-0110-0104-4278
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ゴールドウインとスノーピークが知床国立公園の60周年事業に協力 9月に現地でイベント開催

ゴールドウインとスノーピークは、北海道・知床の国立公園指定60周年・世界自然遺産登録20周年記念として、知床や周辺地域の価値の再認識や保全を目指し、今後2年間にわたって情報発信やイベントを行っていく。2019年に、ゴールドウインは知床半島の北側に位置する斜里町と、スノーピークは南側の羅臼町と包括連携協定を締結している。9月14、15日の週末には、現地で登山やキャンプ、アスリートによるトークショーなどが楽しめる「シレトコ アドベンチャー フェスティバル」を開催予定だ。

同記念事業は、斜里町、羅臼町、北海道、林野庁、環境省からなる実行委員会が主催し、ゴールドウイン、スノーピークが協力する形。5月7日には、東京の新宿御苑ナショナルディスカバリーセンターで渡辺貴生ゴールドウイン社長、山井太スノーピーク社長と、斜里町・羅臼町の町長が登壇するトークイベントも開催した。両社長とも大のフライフィッシング好きといい、知床には公私にわたり長らく縁があるという。

トークイベントでは、ヒグマとの遭遇といったリスクにも触れつつ、「(リスクに対しては)しっかり情報を集め、正しく恐れることが大切」(渡辺社長)、「(自然の中でのキャンプなどのアクティビティーを通し)人や自然に対する自身の傲慢さに気づくことができる」(山井社長)といった話が出た。「(コロナ禍のアウトドア市場活況を経て)よく日本のアウトドア人口はピークを過ぎたなどと言われるが、むしろまだ始まったばかり」(渡辺社長)、「AIなどが広がり、情報の波が押し寄せる時代だからこそ究極のリアル体験であるアウトドアを楽しんでほしい」(山井社長)。

9月のイベントでは、知床の食を楽しむ羅臼オートキャンプ場でのキャンプや、プロアドベンチャーレーサー田中陽希と登る羅臼岳登山、写真家石川直樹と歩くフォトハイクなどを予定している。

ゴールドウインとスノーピークは、環境省との相互協力で国立公園の魅力を幅広く発信する国立公園オフィシャルパートナーシップも締結。また、ゴールドウインは19年に、知床国立公園のビジターセンター内に「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」の複合店をオープンしている。

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注目のKブランド、3マ(サンマ)って何?:記者談話室vol.126

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

126回目のテーマは「勢い止まらないKファッション。再注目の『3マ(サンマ)』って何?」です。「WWDJAPAN」4月29日・5月6日合併号で「韓国ブランド、強さの理由」と題した特集を掲載しています。このほど日本上陸を果たした「ジェントルモンスター」を筆頭に、韓国を席巻する人気ブランドなどを中心に、韓国ファッションの強さについて話します。大量!にいただいているお便りにもお答えしています。

「記者談話室」ではみなさまからのお便りをお待ちしております。ご感想ご意見を聞かせてください。メールアドレスは、danwashitu@infaspub.co.jp です。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
Apple Podcast
Spotify

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【メットガラ2024】Stray Kidsが初のK-POPグループとして「メットガラ」に出席 衣装は「トミー ヒルフィガー」が手掛ける

「メットガラ2024」が現地時間5月6日にニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。K-POPボーイズグループのストレイキッズ(Stray Kids)は「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」を着用して出席し、「メットガラ」に参加した初のK-POPグループとなった。

オーバーコートを羽織ってレッドカーペットに到着した8人のメンバーは、カメラの前で一斉にコートを脱ぎそれぞれの装いを披露した。カスタムの衣装はプレッピーブレザーに着想した“クラシック・アメリカン・クール”スタイル。「メットガラ」のドレスコード“時の庭 ”をゴールドのブレザーボタンやラペルピン、刺しゅうなどの花柄のディテールで表現した。「ブランドのシグネチャーである赤、白、青のカラーパレットに忠実でありながら、各メンバーの個性を反映し、まとまりのある、しかし個性的なアンサンブルをデザインしました」とヒルフィガー=デザイナーは語った。

数日前、ストレイキッズが「トミー ヒルフィガー」を着用して韓国の仁川国際空港に到着する姿が目撃されており、「メットガラ」への参加が噂されていた。

バンチャン(Bang Chan)、リノ(Lee Know)、チャンビン(Changbin)、ヒョンジン(Hyunjin)、ハン(Han)、フィリックス(Felix)、スンミン(Seungmin)、アイエン(I.N)の8人のメンバーで構成するストレイキッズは、「トミー ヒルフィガー」の2024年春夏キャンペーンにも出演している。「私たちは子どもの頃から『トミー ヒルフィガー』のファンで、このパートナーシップの継続に興奮しています」と語った。

個々のメンバーは、グループとは別にファッションブランドパートナーシップを確立している。昨年の夏、フィリックスは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアンバサダーに任命され、ヒョンジンは「ヴェルサーチェ(VERSACE)」の23年ホリデーキャンペーンに起用された。

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「マルニ」の新CEOに親会社OTB会長の息子が就任

「ディーゼル(DIESEL)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」などを擁するOTB傘下の「マルニ(MARNI)」の新たな最高経営責任者(CEO)に、同グループのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長の息子であるステファノ・ロッソ(Stefano Rosso)が就任した。バーバラ・カロ(Barbara Calo)CEOの後任で、ウバルド・ミネッリ(Ubaldo Minelli)OTB CEOの直属となる。なお、ステファノ新CEOは、「メゾン マルジェラ」の会長、OTBの取締役、バーチャルのプロダクトや体験に特化した子会社ブレイブ・バーチャル・エクスペリエンス(BRAVE VIRTUAL XPERIENCE、BVX)のCEOも引き続き務める。

ステファノ新CEOは、ニューヨークのファッション工科大学(FIT)で国際貿易とマーケティングを学んだ後、「ズーヨーク(ZOO YORK)」などのブランドとのコラボレーションからファッション業界でのキャリアをスタート。その後、OTBに入社し、「ディーゼル」の5ポケットデニム部門のブランドマネジャーや戦略的ブランド提携ディレクターを務めた。11年にはOTBのコーポレート・デベロップメント・ディレクターに就き、13年2月には共同CEOに就任。17年からは「ディーゼル」の北米CEOを務め、米国連邦破産法第11章適用後の再建を率いて黒字化を達成した。そして、21年にはBVX の立ち上げと同時に同社のCEOに就任。同年からOTBを代表して、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)やプラダ グループ(PRADA GROUP)、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)などと取り組むオーラ ブロックチェーン コンソーシアム(Aura Blockchain Consortium)の取締役も務めている。23年には「メゾン マルジェラ」の会長に就任した。

父親レンツォ・ロッソの評価と期待

レンツォOTB会長は、「『マルニ』は、この数年で世界的に確固たる地位を築いたユニークなブランドであり、ステファノはラグジュアリー市場における『マルニ』のポジショニングを加速させるという重要な責務を担うことになる。この新たな役職は、彼のプロとしてのキャリアをさらに前進させるものだ。『マルニ』の象徴的な個性を高め、さらに幅広い層にリーチする上で、彼の国際的な経験と革新的なビジョンが決め手になると信じている」とコメント。「今は『マルニ』にとって特別なタイミングだ。(クリエイティブ・ディレクターの)フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)は、東京でショーを開くなどして多様性あふれる素晴らしいコミュニティーを作り上げてきた。フランチェスコは、『マルニ』を若返らせてフレッシュな輝きをもたらしてきており、現在はクリエイティビティーの全てをさらなる成長に注ぎ、事業を推進し、産業計画をリードする絶好のタイミングだった。大きな挑戦であり、ステファノにとってもOTBグループにとっても極めて重要だ」と続ける。

幅広い経験を積んできたステファノCEOの能力については、「合理的かつ地に足がついていて、賢明。さらに先見の明がある。私はより衝動的だが、彼は私にじっくりと物事を考えさせることが多く、私を補完してくれる」と評価。「ステファノとフランチェスコがいれば、『マルニ』は真のラグジュアリーブランド、そして重要なインターナショナルブランドになれるだろう」と話す。

2024年も日本と中国に注力

OTBの23年12月期の売上高は、前期比9.1%増の18億ユーロ(約2988億円)だった。ブランド別の売上高は公表されていないが、「マルニ」「ジル サンダー」「メゾン マルジェラ」が属するラグジュアリー部門は現地通貨ベースで同17.6%増。23年に16店舗のブティックをオープンした「マルニ」は、同8.6%増を記録した。現在の店舗数は、単独店とコーナー、アウトレットを合わせて108。中でも、日本はブランドにとって常に強力なマーケットであり、24年も引き続き日本、そして中国市場の発展に注力するという。今年はすでに東京・渋谷スクランブルスクエアや中国の蘇州倉街、マカオのギャラリー・ラファイエットにブティックをオープンしており、今後数カ月間にシンガポールや名古屋での出店も控える。

ミラノ・ファッション・ウイークの常連でもある「マルニ」は、22年9月からニューヨーク、東京、パリとシーズンごとに異なる都市でショーを開催した後、今年2月にミラノにカムバックした。また、2月には米化粧品大手のコティ(COTY)とフレグランスおよびビューティ製品の開発・製造、販売に関する20年間のライセンス契約を締結。26年のフレグランス発売を皮切りに、ビューティラインを立ち上げる予定だ。

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「マキアージュ」の定番うる艶リップから初の限定色が登場 “微熱ヌードカラー”の3色

「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は5月21日、潤いのある滑らかは”うる艶唇”をかなえる定番リップ“ドラマティックエッセンスルージュ”(各3300円)から、ほんのりと熱を帯びたような自然な血色感を演出する初の限定カラー3色を数量限定で発売する。

“ドラマティックエッセンスルージュ”は、滑らかなつけ心地と色持ちを両立する「ウォーターセンシングテクノロジー」を搭載したリップスティック。軽いつけ心地ながらも落ちにくく、つけたての色と艶を長時間キープする。

限定で登場するカラーテーマは初夏の高揚感を表現した“微熱ヌードカラー”で、かわいらしさと上品さを兼ね備えたローズベージュ“チュールに包まれて”、優しさを感じるヌーディーなペールピンク“レイニーモーニング”、ナチュラルなオレンジベージュ“サンセットピクニック”の3色をそろえる。

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「スタイリング/」がアーティスト三浦大地と初コラボ 限定Tシャツやノベルティーも

マッシュスタイルラボが手掛けるファッションブランド「スタイリング/(STYLING/)」は5月15日、アーティスト・三浦大地との初のコラボレーションアイテムを発売する。公式オンラインストア、ウサギオンライン(USAGI ONLINE)、直営店で販売する。

ラインアップは、三浦大地が描く女の子・ジョシー(Josie)が「スタイリング/」のアイテムを着用しているイラストをあしらった“プリントTシャツ”(1万3200円)や、ジョシーのリップアイコンを落とし込んだ“リップチュールボディースーツ”(1万5400円)、“リップチュールトップス”(1万3200円)などのチュールシリーズ、ジョシーグッズとしては初の“ドールチャーム”(5940円)など計7型。ドールチャームでジョシーが着用しているアイテムも“シアージャガードドレストップス”(4万1800円)、“シアージャガードドレススカート”(3万8500円)として実際に販売する。

コラボレーションを記念して、同コラボ商品の購入者にはオリジナルポストカードを、同コラボ商品を含む税込2万円以上の購入者にはリップチュール巾着を進呈する。

5月15〜21日には、阪急うめだ本店に同ブランドの限定コンセプトストアをオープンする。ストアでは同店舗限定Tシャツと数量限定のノベルティーを用意する。さらに同日18~20時には三浦大地が限定コンセプトストアに来店し、20時半からブランドの公式インスタグラムで白幡啓ディレクターとのインスタライブを配信する。

◼️阪急うめだ本店リミテッドコンセプトストア
開催期間:5月15〜21日
会場:阪急うめだ本店 4階 コトコトステージ
所在地:大阪府大阪市北区角田町8-7
営業時間:10:00~20:00

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韓国「バイユア」が初のUVケア商品を発売 みずみずしい質感の日焼け止めと化粧下地

韓国コスメブランド「バイユア(BYUR)」は、日焼け止め“ヴェール デイ UV エッセンス 01 シアーピンク”[SPF50+・PA++++](40g、2420円)と化粧下地“バランシング トーンアップクリーム 01 クリア”[SPF50+・PA++++](40g、2750円)を発売する。5月9日からオンラインで先行販売し、5月23日から全国の取り扱い店舗で販売する。

日焼け止め“ヴェール デイ UV エッセンス”は、ウォータリーエッセンスベースのみずみずしい質感で、肌に潤いを与えながら日中の強い紫外線からも肌を守る。衣服に付きにくいほのかなシアーピンクのカラーが自然な肌の明るさを引き出す。クレンジング不要で、洗顔料で簡単に落とすことができる。

“バランシング トーンアップクリーム”はみずみずしくフレッシュな質感のトーンアップ下地。ベタつきやすい混合肌にも均一に密着し、ファンデーションのつきをよくする下地効果と日中のテカリやくずれを防ぐ効果をかなえる。適度なカバー力のあるアイボリーカラーで、白浮きせず自然に肌をトーンアップする。

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「ポロ ラルフ ローレン」が子どものダンスイベントを開催 三代目JSB山下健二郎が指導

「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」の子ども服を扱うライン、ポロ ラルフ ローレン チルドレンはダンススクールのEXPG STUDIO と共同し、5月11日に大阪・梅田で、18日に東京・原宿で子どもを対象としたダンスイベント「RL キッズ ダンススクール」を開催する。対象年齢は3〜9歳で、各日11:00〜12:00が3〜5歳、14:00〜15:00が6〜9歳の回となる。

同イベントでは、三代目J Soul Brothersのメンバーである山下健二郎をインストラクターに迎える。イベントの申し込みはブランド公式ラインアカウントから可能で、応募多数の場合は各会場抽選となる。

今季のポロ ラルフ ローレン チルドレンは、色鮮やかなカラーパレットに加え、ポップなグラフィックがテーマ。伸縮性、機能性に優れるストレッチコットンを採用した、ダンスやスポーツシーンで活躍するアイテムをそろえる。

EXPG STUDIOは、アーティストを目指す人、ダンス、ボーカル、演技、すべてのエンタテイナーを育成するスクール。夢を追い続けてきたEXILEが、子どもたちの夢を叶える場所を提供したいという想いのもと2003年東京に開校して以来、国内各地のほか、台北や上海にも開校している。

◼️イベント概要
大阪会場:梅田サウスホール
日時:5月11日①11:00〜12:00(対象年齢3〜5歳)②14:00〜15:00(対象年齢6〜9歳)
住所:大阪府大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス 11階

東京会場:ラフォーレミュージアム原宿
日時:5月18日①11:30〜12:30(対象年齢3〜5歳)②14:00〜15:00(対象年齢6〜9歳)
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿 6階

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ニッチ・フレグランスの先駆者「ザ ディファレント カンパニー」社長が語る最高の原料と調香師が引き出すエモーション

PROFILE: フランス・パリ生まれ。パリ政治学院卒業、パリ経営大学院とソルボンヌ大学で、金融、経済、法学の修士修了。銀行員やマッキンゼーの戦略コンサルタントとして活躍後、企業経営に携わる。2000年にジャン・クロード・エレナやティエリー・バシュマコフと共に「ザ ディファレント カンパニー」を設立。22年から「チュリガン パリ」を手掛ける

フランス発「ザ ディファレント カンパニー(THE DIFFERENT COMPANY)」(以下、TDC)のルック・ガブリエル社長兼アートディレクターが来日した。同ブランドは2000年に誕生。同ブランドは、ジャン・クロード・エレナと娘のセリーヌ・エレナをはじめとする世界的な調香師が香りを手掛けるニッチ・フレグランスの先駆者的な存在だ。日本でも爆発的にヒットした金木犀の香りをいち早く紹介したり、革新的なノートの組み合わせの香りを提案したり、独自のアプローチで業界をリードしている。日本では、エストネーションやノーズショップなどが販売。ガブリエル社長に、ブランドや香水業界について聞いた。

WWD:今回の来日の目的は?

ルック・ガブリエル「ザ ディファレント カンパニー」社長兼アートディレクター(以下、ガブリエル):新作“レッド バーニング ナイト”のローンチのために来日した。日本で世界に先駆け先行販売する。

WWD:香水ブランドを立ち上げたきっかけは?

ガブリエル:幼少の頃、母親が香水製造所を運営していた。だから、子どもの頃から、香りに囲まれて育った。香水は、人間の感覚に訴える力があり、新しい世界観を与えてくれるものだ。キッチンで香りを嗅ぐと、どのような料理か想像する。そのように、香りによりイメージが引き出されて、気持ちが豊かになる。偶然「TDC」を立ち上げようとしていた人々と出会い、香水の道に入った。

WWD:「TDC」のブランドコンセプトは?

ガブリエル:創業時から変わらない。世界中で最高の原料と調香師のマッチングにより他ブランドとは違うフレグランスを提案している。創業当時はニッチ・フレグランスはなかった。1990年代の終わり頃は、コマーシャルなものばかり。ラグジュアリーもなければ、ニッチもなかった。そんな中で、フラストレーションが溜まり、高品質なニッチフレグランスを作りたいと思った。「TDC」を着けることで、特別なエモーションを弾きたす、そんな香水を作りたかった。

調香師とはエモーションを引き出す錬金術師

WWD :他のニッチフレグランスブランドと違う点は?

ガブリエル:フランスの香水の良さ引き出しながら、ブランドのシグニチャーの追求をしている。エレガンスと喜びを消費者に与えることが最も大切だと考える。フランスらしさを大切に、香りの成分で冒険をすることもある。金木犀の香りは創業当時に既に紹介した。アニマルノートとフローラルノートの組み合わせやソルティーノートを考えたのはわれわれが最初だ。とにかく、最高の原料成分をクリエイションに注ぎ込むことで、素晴らしい効果が生まれる。

WWD:調香師はどのように選ぶか?

ガブリエル:感覚を大切にしている。調香師とは、化学者ではなく錬金術師でなくてはならない。真の調香師には、香りを通してエモーションを引き出し、感動させる力がある。香水をアートに昇華させる力がなくてはならない。共通の言語を通して、意思疎通を取り、一つの香りを作り上げる。

Z世代がけん引する新しい香りのトレンド

WWD:何種類の香りを販売しているか?ベストセラーは?

ガブリエル:22~23の香り。香りのトレンドは変化する。2005年頃は金木犀がベストセラーで08年頃は、シプレフローラルの“スプリーム バルキス”、今は、グルマン系のバニラが香る“マジャイナシン”が人気。人の好みとともにベストセラーは変化する。だから、以前廃盤にした香水をリバイバルすることもある。

WWD:現在何カ国、何店舗で販売しているか?トップ3の市場は?

ガブリエル:約40カ国、500店舗で販売している。重要な市場は、中東、ロシア、アジア。フランスの香水であることと、ミニマルでピュアなイメージが好まれている。

WWD:本国のフランス市場は?

ガブリエル:フランスは、伝統が重要視されるので、ニッチフレグランスにとっては小さな市場だ。イタリアにはニッチフレグランスを販売している店舗が200程度あるが、フランスでは、たった15店舗くらい。だが、フランスでもここ最近変化が起こっている。Z世代がニッチフレグランスに興味を持ちはじめた。先入観がなく、新しい視点で香水を選ぶ傾向にある。ユニセックスで力強い香りが好まれ、グルマンやウッディな香りが人気。一気に香りのトレンドを変化させている。彼らは、住んでいる地域で香水を購入するため、パリの中心ではなく、郊外にニッチフレグランスの販売店が増えている。

WWD:日本市場における戦略は?

ガブリエル:エレガンスを軸に他にはない香りを提案し続ける。また、新しい世代に向けた香水も提案したい。新しい調香師と新作を製作中で、年末には、新しい香水を発売する予定だ。

パワフルでメタリックな香りがトレンド

WWD:現在のフレグランス市場のトレンドをどのように分析するか?

ガブリエル:5〜6年前までは、中東、アジア、ヨーロッパなど地域性で好まれる香りがはっきりしていた。今もある程度はあるが、それが薄くなってきている。今のトレンドは、即効性のあるパワフルな香りで、持続性があること。シトラス、ウッドなどさまざまな香りに独特なメタリックな香りが含まれている。

WWD:「チェリガン パリ」というフレグランスブランドを復活させた理由は?

ガブリエル:1920~30年代の最初のニッチフレグランスのブランドで、誰もが知っている香水を作り出した。大胆で伝統にとらわれず、当時のVIPクライアントを多く持っていた。20年代の狂乱の時代を象徴するブランド。自由や楽しさを求める今の時代に共通するものがある。

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ニッチ・フレグランスの先駆者「ザ ディファレント カンパニー」社長が語る最高の原料と調香師が引き出すエモーション

PROFILE: フランス・パリ生まれ。パリ政治学院卒業、パリ経営大学院とソルボンヌ大学で、金融、経済、法学の修士修了。銀行員やマッキンゼーの戦略コンサルタントとして活躍後、企業経営に携わる。2000年にジャン・クロード・エレナやティエリー・バシュマコフと共に「ザ ディファレント カンパニー」を設立。22年から「チュリガン パリ」を手掛ける

フランス発「ザ ディファレント カンパニー(THE DIFFERENT COMPANY)」(以下、TDC)のルック・ガブリエル社長兼アートディレクターが来日した。同ブランドは2000年に誕生。同ブランドは、ジャン・クロード・エレナと娘のセリーヌ・エレナをはじめとする世界的な調香師が香りを手掛けるニッチ・フレグランスの先駆者的な存在だ。日本でも爆発的にヒットした金木犀の香りをいち早く紹介したり、革新的なノートの組み合わせの香りを提案したり、独自のアプローチで業界をリードしている。日本では、エストネーションやノーズショップなどが販売。ガブリエル社長に、ブランドや香水業界について聞いた。

WWD:今回の来日の目的は?

ルック・ガブリエル「ザ ディファレント カンパニー」社長兼アートディレクター(以下、ガブリエル):新作“レッド バーニング ナイト”のローンチのために来日した。日本で世界に先駆け先行販売する。

WWD:香水ブランドを立ち上げたきっかけは?

ガブリエル:幼少の頃、母親が香水製造所を運営していた。だから、子どもの頃から、香りに囲まれて育った。香水は、人間の感覚に訴える力があり、新しい世界観を与えてくれるものだ。キッチンで香りを嗅ぐと、どのような料理か想像する。そのように、香りによりイメージが引き出されて、気持ちが豊かになる。偶然「TDC」を立ち上げようとしていた人々と出会い、香水の道に入った。

WWD:「TDC」のブランドコンセプトは?

ガブリエル:創業時から変わらない。世界中で最高の原料と調香師のマッチングにより他ブランドとは違うフレグランスを提案している。創業当時はニッチ・フレグランスはなかった。1990年代の終わり頃は、コマーシャルなものばかり。ラグジュアリーもなければ、ニッチもなかった。そんな中で、フラストレーションが溜まり、高品質なニッチフレグランスを作りたいと思った。「TDC」を着けることで、特別なエモーションを弾きたす、そんな香水を作りたかった。

調香師とはエモーションを引き出す錬金術師

WWD :他のニッチフレグランスブランドと違う点は?

ガブリエル:フランスの香水の良さ引き出しながら、ブランドのシグニチャーの追求をしている。エレガンスと喜びを消費者に与えることが最も大切だと考える。フランスらしさを大切に、香りの成分で冒険をすることもある。金木犀の香りは創業当時に既に紹介した。アニマルノートとフローラルノートの組み合わせやソルティーノートを考えたのはわれわれが最初だ。とにかく、最高の原料成分をクリエイションに注ぎ込むことで、素晴らしい効果が生まれる。

WWD:調香師はどのように選ぶか?

ガブリエル:感覚を大切にしている。調香師とは、化学者ではなく錬金術師でなくてはならない。真の調香師には、香りを通してエモーションを引き出し、感動させる力がある。香水をアートに昇華させる力がなくてはならない。共通の言語を通して、意思疎通を取り、一つの香りを作り上げる。

Z世代がけん引する新しい香りのトレンド

WWD:何種類の香りを販売しているか?ベストセラーは?

ガブリエル:22~23の香り。香りのトレンドは変化する。2005年頃は金木犀がベストセラーで08年頃は、シプレフローラルの“スプリーム バルキス”、今は、グルマン系のバニラが香る“マジャイナシン”が人気。人の好みとともにベストセラーは変化する。だから、以前廃盤にした香水をリバイバルすることもある。

WWD:現在何カ国、何店舗で販売しているか?トップ3の市場は?

ガブリエル:約40カ国、500店舗で販売している。重要な市場は、中東、ロシア、アジア。フランスの香水であることと、ミニマルでピュアなイメージが好まれている。

WWD:本国のフランス市場は?

ガブリエル:フランスは、伝統が重要視されるので、ニッチフレグランスにとっては小さな市場だ。イタリアにはニッチフレグランスを販売している店舗が200程度あるが、フランスでは、たった15店舗くらい。だが、フランスでもここ最近変化が起こっている。Z世代がニッチフレグランスに興味を持ちはじめた。先入観がなく、新しい視点で香水を選ぶ傾向にある。ユニセックスで力強い香りが好まれ、グルマンやウッディな香りが人気。一気に香りのトレンドを変化させている。彼らは、住んでいる地域で香水を購入するため、パリの中心ではなく、郊外にニッチフレグランスの販売店が増えている。

WWD:日本市場における戦略は?

ガブリエル:エレガンスを軸に他にはない香りを提案し続ける。また、新しい世代に向けた香水も提案したい。新しい調香師と新作を製作中で、年末には、新しい香水を発売する予定だ。

パワフルでメタリックな香りがトレンド

WWD:現在のフレグランス市場のトレンドをどのように分析するか?

ガブリエル:5〜6年前までは、中東、アジア、ヨーロッパなど地域性で好まれる香りがはっきりしていた。今もある程度はあるが、それが薄くなってきている。今のトレンドは、即効性のあるパワフルな香りで、持続性があること。シトラス、ウッドなどさまざまな香りに独特なメタリックな香りが含まれている。

WWD:「チェリガン パリ」というフレグランスブランドを復活させた理由は?

ガブリエル:1920~30年代の最初のニッチフレグランスのブランドで、誰もが知っている香水を作り出した。大胆で伝統にとらわれず、当時のVIPクライアントを多く持っていた。20年代の狂乱の時代を象徴するブランド。自由や楽しさを求める今の時代に共通するものがある。

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【2024年夏コスメ】ビーガンネイル「マニキュリスト」からオールインワンネイル登場 限定コフレも用意

パリ発のビーガンネイルブランド「マニキュリスト(MANUCURIST)」は6月5日、オールインワンネイル“アクティブシリーズ”(15mL、各3850円)を発売する。公式オンラインショップ、京都バル店、伊勢丹新宿本店ビューティアポセカリーなどで取り扱う。

“アクティブシリーズ”はベースコート、カラーポリッシュ、トップコートが一つになったオールインワンネイル。ラズベリーエキスやブルーベリーエキス、レモンエキスなどの植物由来成分が爪に潤いを与え、爪をトリートメントしながら強化する。

カラーラインアップは、昨年発売後に欧米で人気を集めたシアージェリーピンクの“アクティブ グロウ ラズベリー”のほか、クールローズカラーの“アクティブ グロウ ブルーベリー”、華やかに輝く微細パールを含む“アクティブ シャイン”、爪表面の凹凸をカバーしなめらかにするカラーコントロールポリッシュ“アクティブ スムース”、爪をコーティングして補強するブライトナーポリッシュ“アクティブ ブライト”の5種。

一般発売に先立ち、5月10日11時から31日19時59分まで、“アクティブシリーズ”5種にケア製品を追加したリミテッドコフレをブランドの公式オンライン限定で先行予約販売する。同商品は予定数量に達し次第終了となる。

さらに全世界同時発売を記念して、“ピースフルでプレイフル、それでいて #アクティブな私”をテーマに日本限定のビジュアルとショートムービーも公開した。

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「セリーヌ」がエディ・スリマンが撮影したNewJeansのダニエルのビジュアルを公開

「セリーヌ(CELINE)」は、エディ・スリマン(Hedi Slimane)=アーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターが撮影したニュージーンズ(NewJeans)のダニエル(DANIELLE)のビジュアルを公開した。これは4月にパリで撮影されたもので、スタイリングもエディが担当した。

ダニエルは今年3月に「セリーヌ」のグローバルアンバサダーに就任した。 

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BLACKPINKのロゼがサプライズで登場! ファレルによる高級車オークションのイベント

ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が運営するオークションサイト、ジュピター(JOOPITER)は5月1日、レアなカスタムカーのオークション“ジョイライド(Joyride)”を記念したイベントを開催した。ファレル、俳優のディアナ・アグロン(Dianna Agron)、アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)らに加えて、BLACKPINK(ブラックピンク)のROSE(ロゼ)がサプライズで登場し、会場を大いに沸かせた。

ジュピターは、ファレルの私物の中から選りすぐりのラグジュアリーアイテムを取り扱う、デジタルファーストのオークションサイトとして2022年に設立。今回は、現代アートとコレクター向けレアカーの世界を融合したキュレーションプロジェクト、モートン・ストリート・パートナーズ(MORTON ST. PARTNERS)と提携し、1997年式のフェラーリ 550 マラネロ(FERRARI 550 MARANERO)や93年式のポルシェ 968 クラブスポート(PORSCHE 968 CLUB SPORT)などを出品している。オークションは1日から8日まで開催。

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BLACKPINKのロゼがサプライズで登場! ファレルによる高級車オークションのイベント

ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が運営するオークションサイト、ジュピター(JOOPITER)は5月1日、レアなカスタムカーのオークション“ジョイライド(Joyride)”を記念したイベントを開催した。ファレル、俳優のディアナ・アグロン(Dianna Agron)、アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)らに加えて、BLACKPINK(ブラックピンク)のROSE(ロゼ)がサプライズで登場し、会場を大いに沸かせた。

ジュピターは、ファレルの私物の中から選りすぐりのラグジュアリーアイテムを取り扱う、デジタルファーストのオークションサイトとして2022年に設立。今回は、現代アートとコレクター向けレアカーの世界を融合したキュレーションプロジェクト、モートン・ストリート・パートナーズ(MORTON ST. PARTNERS)と提携し、1997年式のフェラーリ 550 マラネロ(FERRARI 550 MARANERO)や93年式のポルシェ 968 クラブスポート(PORSCHE 968 CLUB SPORT)などを出品している。オークションは1日から8日まで開催。

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「ストックX」が模倣品に関する報告書を初公開 最も模倣品が多かったのは「ナイキ」の“パンダ”

スニーカーやストリートウエアのリセールマーケットプレイス「ストックX(STOCK X)」は、同社初となる「ブランドプロテクション&カスタマートラスト報告書」を発表した。

「ストックX」は、2016年のサービス開始以来、専門家が5500万点以上の商品を検証し、6億ドル(約936億円)以上に相当する要件を満たさない商品を排除してきたという。排除した商品のうちの13%(8000万ドル、約124億8000万円相当)は偽物と疑われたスニーカーだった。同社は23年だけでも、32万5000点以上の商品(およそ8200万ドル、約127億9000万円相当)の商品を排除しているという。

報告書では、同社が悪意ある業者を排除するために、積極的に業界のリーダーとパートナーシップを組み、新たな手法を開発する継続的な努力を行っていることを強調した。23年には、不審な売り手アカウントを排除するための新たな審査手続きを公表している。売り手が出品する前に、高度な機械学習モデルなどを駆使して数百のユーザーや取引データを分析し、マーケットプレイスに出品を許可すべきかどうかを判断する。このチェックは買い手と正当な売り手を詐欺師から守ることを目的としており、23年だけでも約85万件の悪質な出品を阻止し、9000以上の疑わしい出品者アカウントを停止したという。

「ストックX」によると、報告書の発表時点で鑑定士が最も頻繁に目にした偽造スニーカーは、「ナイキ(NIKE)」“ダンク・ロー”のいわゆる“パンダ”と呼ばれるカラーリングが最多で、その他にも「アディダス(ADIDAS)」がカニエ・ウェスト(Kanye West)ことイェ(Ye)と手掛けていた「イージー(YEEZY)」による“スライド”のオニキス、トラヴィス・スコット(Travis Scott)と「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」のコラボスニーカーなどが続くという。

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「ストックX」が模倣品に関する報告書を初公開 最も模倣品が多かったのは「ナイキ」の“パンダ”

スニーカーやストリートウエアのリセールマーケットプレイス「ストックX(STOCK X)」は、同社初となる「ブランドプロテクション&カスタマートラスト報告書」を発表した。

「ストックX」は、2016年のサービス開始以来、専門家が5500万点以上の商品を検証し、6億ドル(約936億円)以上に相当する要件を満たさない商品を排除してきたという。排除した商品のうちの13%(8000万ドル、約124億8000万円相当)は偽物と疑われたスニーカーだった。同社は23年だけでも、32万5000点以上の商品(およそ8200万ドル、約127億9000万円相当)の商品を排除しているという。

報告書では、同社が悪意ある業者を排除するために、積極的に業界のリーダーとパートナーシップを組み、新たな手法を開発する継続的な努力を行っていることを強調した。23年には、不審な売り手アカウントを排除するための新たな審査手続きを公表している。売り手が出品する前に、高度な機械学習モデルなどを駆使して数百のユーザーや取引データを分析し、マーケットプレイスに出品を許可すべきかどうかを判断する。このチェックは買い手と正当な売り手を詐欺師から守ることを目的としており、23年だけでも約85万件の悪質な出品を阻止し、9000以上の疑わしい出品者アカウントを停止したという。

「ストックX」によると、報告書の発表時点で鑑定士が最も頻繁に目にした偽造スニーカーは、「ナイキ(NIKE)」“ダンク・ロー”のいわゆる“パンダ”と呼ばれるカラーリングが最多で、その他にも「アディダス(ADIDAS)」がカニエ・ウェスト(Kanye West)ことイェ(Ye)と手掛けていた「イージー(YEEZY)」による“スライド”のオニキス、トラヴィス・スコット(Travis Scott)と「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」のコラボスニーカーなどが続くという。

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「アクアスキュータム」若年層獲得へセカンドライン刷新 ストリートテイストを加味

小泉グループのオッジ・インターナショナルが展開する「アクアスキュータム(AQUASCUTUM)」は、セカンドライン“アクアスキュータム ホワイトレーベル(AQUASCUTUM WHITE LABEL)”を2024-25年秋冬にリブランディングする。同ラインはレナウン時代の13年にスタートし、同社の経営破綻に伴い20年8月にオッジが事業を譲受。ファーストラインと同様、トラッドを基調にしながら価格を抑えたエントリーアイテムを展開してきたが、新鮮なトレンドやストリートテイストを加味したユニセックスラインとして再始動する。

トレンチコートを主役に
トラックジャケット、パンツで抜け感

「アクアスキュータム」のブランド顧客の高齢化(主に50代以上)が進む中、“ホワイトレーベル”では20〜30代の若年層の取り込みを主眼に置く。ブランドの代表商品であるトレンチコートやジャケットをコーディネートの主役にしながら、ハイネックのトラックジャケットやダンボール素材のスエット、サイドライン入りのトラックパンツを合わせ、抜け感を出す。男女兼用できるよう全体的にオーバーサイジングで、XSとSが女性向け、M以上が男性向け。価格は従来と同様「アクアスキュータム」よりも抑えており、コートが6万3000〜12万円、ジャケット3万2000〜6万3000円、ボトムス2万3000〜3万6000円、ブラウス2万2000円、カットソー1万3000〜3万2000円、アクセサリー1万5000〜2万8000円。

ECは「アクアスキュータム」と切り離して“ホワイトレーベル”単独サイトを立ち上げるほか、商業施設でのポップアップストアでも認知拡大を図る。

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「ラコステ」が中国で商標権侵害訴訟に勝訴 悪意ある“ワニロゴ”商標の侵害で3億9000万円の損害賠償

「ラコステ(LACOSTE)」は、中国のアパレルブランド「カルテロ(CARTELO)」に対する商標権侵害訴訟に勝訴した。

「ラコステ」は、同ブランドの著名な“ワニロゴ”(右向きのワニのマーク)に類似した、左向きのワニのマークをあしらったアパレルを「カルテロ」が販売したことが商標権侵害に当たると主張した。北京高級人民法院は、「ラコステ」の右向きのワニ商標は、2006年時点ですでに著名性を獲得していると認定した。また、「カルテロ」が左向きのワニのデザインを使用したことは、明確な悪意があり、市場の混乱を引き起こしたため、「ラコステ」が所有する商標の正当な権利と利益の侵害にあたると判断。「カルテロ」の運営会社に対して、中国国内における侵害行為の停止と205万ドル(約3億9000万円)の賠償金を支払うよう命じた。

「ラコステ」は、米WWDの取材に対してこの判決を歓迎すると述べ、「『ラコステ』の正当な権利と利益を効果的に保護しただけでなく、中国の司法当局が知的財産権を保護する確固たる決意を示した」とコメントした。

一方で、判決では「カルテロ」の侵害行為を完全に抑止することはできなかったようだ。4月10日時点では、67万8000人以上のフォロワーを持つTモールの旗艦店でワニロゴ入りアイテムを販売していたことが確認されている。価格は149人民元(約3100円)。これに対して、「ラコステ」のポロシャツの日本国内での販売価格はおよそ1万5000円~6万円台となっている。

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「ラコステ」が中国で商標権侵害訴訟に勝訴 悪意ある“ワニロゴ”商標の侵害で3億9000万円の損害賠償

「ラコステ(LACOSTE)」は、中国のアパレルブランド「カルテロ(CARTELO)」に対する商標権侵害訴訟に勝訴した。

「ラコステ」は、同ブランドの著名な“ワニロゴ”(右向きのワニのマーク)に類似した、左向きのワニのマークをあしらったアパレルを「カルテロ」が販売したことが商標権侵害に当たると主張した。北京高級人民法院は、「ラコステ」の右向きのワニ商標は、2006年時点ですでに著名性を獲得していると認定した。また、「カルテロ」が左向きのワニのデザインを使用したことは、明確な悪意があり、市場の混乱を引き起こしたため、「ラコステ」が所有する商標の正当な権利と利益の侵害にあたると判断。「カルテロ」の運営会社に対して、中国国内における侵害行為の停止と205万ドル(約3億9000万円)の賠償金を支払うよう命じた。

「ラコステ」は、米WWDの取材に対してこの判決を歓迎すると述べ、「『ラコステ』の正当な権利と利益を効果的に保護しただけでなく、中国の司法当局が知的財産権を保護する確固たる決意を示した」とコメントした。

一方で、判決では「カルテロ」の侵害行為を完全に抑止することはできなかったようだ。4月10日時点では、67万8000人以上のフォロワーを持つTモールの旗艦店でワニロゴ入りアイテムを販売していたことが確認されている。価格は149人民元(約3100円)。これに対して、「ラコステ」のポロシャツの日本国内での販売価格はおよそ1万5000円~6万円台となっている。

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羽生結弦の写真展が「グッチ銀座 ギャラリー」で開催 「ありのままの今」をテーマに小浪次郎が撮り下ろし

「グッチ(GUCCI)は5月22日から、3月にブランドアンバサダーに就任したフィギュアスケーターの羽生結弦をフィーチャーした写真展「In Focus: Yuzuru Hanyu Lensed by Jiro Konami」を東京・銀座の「グッチ銀座 ギャラリー」で開催する。会期は6月30日まで。来場に関しては事前予約制で5月15日から「グッチ」LINE公式アカウントから来場予約が可能だ。

本写真展では、ニューヨークを拠点に活躍するフォトグラファーの小浪次郎が、被写体としての羽生結弦と向き合い、「ありのままの今」をテーマに取り下ろした作品が披露される。

小浪は自身の作品について、「被写体の持つ個性や思想に自分が瞬間的にどう反応するのかが、写真の面白さ。 そして被写体と向き合い続けるうちに関係性が変わっていく。だから1枚目と2枚目以降では全く違った表情になる」と語っている。

「グッチ銀座 ギャラリー」は、2023年6月にオープンし、そのオープニングを羽生結弦の初の写真展「YUZURU HANYU: A JOURNEY BEYOND DREAMS featured by ELLE」が飾った。

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避けようのない音楽——映画「悪は存在しない」について

濱口竜介監督による最新作「悪は存在しない」が4月26日から公開がスタートした。同作は世界から注目される監督となった濱口監督 の「ドライブ・マイ・カー」(2021)以降の長編映画最新作品 。第80回ヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞するなど、国内外から注目度の高い作品だ。今回、批評家の伏見瞬に同作についてコラムを依頼した。
※記事内では映画のストーリーに言及する部分があります。映画観賞後に読んでいただくと、よりお楽みいただけると思います。

「悪は存在しない」を観た時、私はなにより心地良い映画だと思った。すさまじさや不気味さより、ささやかな悦びを感じた。快楽的、といっても差し支えない。そう感じたのはおそらく、本作が音楽的な快楽を生むように編集されているからだ。

もちろん、音楽家の石橋英子の依頼に端を発したことから考えても、本作が音楽と強い関係を結んでいるのは明らかだ。「ドライブ・マイ・カー」の音楽を務めた石橋が、「GIFT」と題する自身のライブ・パフォーマンスのための映像制作を濱口竜介に依頼したところから、本作の構想は始まっている。そのことが起因しているかどうかは定かではないが、「悪は存在しない」においては、撮影と編集の組み合わせ自体が音楽的に構成されている。ここでは本作の音楽的特性を記しつつ、それがどのように物語と肌を擦り寄せ、触れ合い、結びついていくのかを、確かめていく。

1.3幕構成のテンポ

「悪は存在しない」は、一度テンポを早め、そこからテンポを落とす映画となっている。どういうことか。
本作は3幕構成、3日分の出来事を描く劇映画である。物語はささやかなほどに単純だ。1幕目で、森と川のある山奥の集落「水挽町」で暮らす主人公の巧(大美賀均)と娘の花(西川玲)、彼らを取り巻く人々の生活の様子が描かれる。ここまでの上映時間はおよそ30分。2幕目で、水挽町にグランピング施設を建てようと計画する(コロナ禍の助成金を得るという目的のある)芸能事務所の社員2人、高橋(小坂竜士)と黛(渋谷采郁)が説明会を開き、水の汚染などを懸念する住民たちと緊張感の強い対話を繰り広げる。2幕目はおよそ25分。3幕では芸能事務所の2人が東京から水挽町に再訪し、あらゆることが起きる。3幕目がおよそ50分、エンドロールを含んで上映時間106分の映画である。プロットは複雑でも重厚でもない。グランピング施設をめぐる対立と交渉はまだまだ入り口の段階であるし、巧と花の関係も事細かくは語られない。その単純さは、グリム童話や遠野物語に記されたような、教訓のない説話を思わせる。

カット数は、約340カット。1幕目がおよそ90カット。2幕目がおよそ110カット。3幕目がおよそ140カット。1幕目が1分あたり約3カット。2幕目が1分あたり約4.4カット。3幕目が1分あたり約2.3カット。2幕目でカット割りの頻度が増し、3幕目で頻度が減る。特に2幕目はほとんどが説明会のシーンに集中しており、物語上の経過時間に対して上映時間は短く、カット数が多い。そして、3幕目は長回しを多く用いて、一つ一つのショットをじっくりと見せている。時間あたりのカット数を「テンポ」と考えれば、本作では2幕目でテンポが上がり、3幕目で1幕目より下がる。ゆったり→速い→よりゆったり、という時間感覚の変化を、上映時間とカット数のペースによって導入している(※1)。もちろん、音楽における「テンポ」とは違い、映画のカットの分け方は一定リズムではない。が、3日に分けられた3幕構成という一定の枠組みが設定されているならば、時間あたりのカット数は速度感覚の変化に寄与するだろう。

さらに、この映画ではオープニング・エンディング含めて石橋英子の音楽が8回流れるが、音楽は1幕目と3幕目に4回ずつ使われており、2幕目に音楽は流れない。2幕目は音楽のない会話劇として構成されており、3幕目での音楽の使用が、より印象深いものとなる(※2)。3幕構成が、メリハリのあるものとして感知される。こうした3幕構成におけるいくつかの操作は、テンポや音の伸ばし方・刻み方の変化によって時間感覚とリズムを形成する、音響芸術の構造を想起させる。

(※1)本稿に記した時間とカット数は、筆者が本作を2回映画館で観たときに数えたものであり、正確な数字ではない。正確に計測するための環境の用意がなかったので、やむを得ず記憶に頼ることにした。計測された数字でなければ分析として不十分ではあるが、一定の参考数値として活用できると考え、本稿に掲載することとした。
(※2)正確には、芸能事務所がグランピングをPRするための動画に、音楽が使用される。しかし、これは劇中に流れる動画の一部として使用されるもので、石橋英子が作曲した音楽とは別位相を成しているため、本稿ではカウントしない。

2.反復/変化の演出

本作には、いくつもの反復が確認される。
まず、1幕目と3幕目で行われる巧の動作が反復している。チェーンソーと斧で材木を裁断する、川の水をくむ、銃声を聞く、「あっ」と声を出して右手で頭を押さえる(花の迎えを忘れていたことを示す動作)、車で保育所まで花を迎えに行く、保育所から先に出た花を探しに行く。こうした動作の繰り返しにおいて、1幕目と3幕目の違いは、東京から来た2人が巧と行動を共にしていること、そして花がすぐに見つからず行方不明になることだ。この2点の差異が、劇の終わりに暴力をもたらすだろう。

保育所まで花を迎えに行くシーンの反復には、さらにいくつかの変化が確かめられる。1つに音楽の使い方。保育所に巧が到着するとき、1幕目では高い倍音が特徴のアンビエント的な音楽が流れている。しかし2幕目には、直前の水をくむシーンで、弦楽器の重なりが緊張感を生む本作のテーマ曲が流れ、保健所の場面では音楽が使われない。音楽が消えることによって緊迫感を孕み、花の行方不明と最後の結末を予感させる。加えて、1幕目では保育所にいる子供たちは「だるまさんが転んだ」で遊んでいるが、3幕目では回るグローブジャングルで遊んでいる。1回目に巧は保育所で一度車から降りるが、2回目は車から降りずにUターンしている。車から降りる/降りないの変化によって、切迫した感覚を演出している。

保育所から車を出した後は、車の後ろから風景を映すショットが繰り返される。どこか不気味な質感を漂わせる車の後方部からの撮影はしかし、2回だけで終わらない。巧と親しくしているうどん屋夫婦が花を探しに行く場面でも、車の後部から森を映している。最初の2回は巧の車からだが3回目は別の車からの撮影で、反復に変化が持ち込まれている。

本作を観た誰もが記憶しているのが、冒頭の長回しだろう。クローズ・ハイハットの連打とギターのアルペジオが鳴り、その後弦楽器の持続音が複数重なる楽曲に合わせて、大地から空を見上げる目線で木の枝が映される。キャメラは上から下へと機械的に移動していく。枝の様子が複層的に映される。この3分以上続く長回しの後にショットは変わり、ニット帽をかぶった花の横顔が映される。ロングショットとなったその次のカットで、彼女は画面の奥へと歩いていく。

3カットで構成された一連のシークエンスは、別の場面で反復される。2幕目の冒頭近く。グランピング設計に関する説明会の最中、花は森へと1人入る。雪の中に鹿の足跡が残る地面を、キャメラは画面の下から上へと映していく。次のカットで、花は画面の手前へと走っていく。このシークエンスでは①上から地面を眺める②画面が下から上へと流れる③その後のカットで花が画面の奥から手前へ進む、という動きが確認できる。これは冒頭のシークエンスの①下から空を眺める②画面が上から下へ流れる③その後のカットで花が画面の奥へ進んでいく、という動きを反転させたものだ。1幕目と2幕目の差異が、反復と反転の導入によって強調されている。画面手前に向かって走る花の動きは、2幕目の速いテンポと呼応している。

そして、3幕目の最後、つまり映画全体の最後に改めて冒頭のシーンが反復される。冒頭と同じ、大地から空を見上げたものであるが、今度は朝から夜に場面が変わっており、満月の光が画面の左上に見える。冒頭のキャメラの動きは機械的な直線を描いていたが、最後のキャメラは時々斜めに動き、円を描いているようにも思える。音楽に巧の息継ぎが混ざっており、冒頭の均等性に対して不均等性を強調しているように感受される。3回の反復において、別の要素の変化が用意されている。

以上のような複数の反復と変化が、組み合わさる。この特徴も、本作が音楽の構造を想起させる所以である。世に存在する音楽のほとんどは、反復と変化の組み合わせによって成り立つものだからだ。特に「悪は存在しない」では、3幕目が変化を伴いつつ1幕目を繰り返している。第1部があり(=A)、第2部で気配が変わり(=B)、第3部は第1部の反復であると同時に変化も含まれる(=A’)。こうした「A→B→A’」の構造は、西洋クラシックにおける「3部形式」と同様である(※3)。

もちろん、音楽的な構造は本作以外の映画でも確認できるだろう。テンポの変化や、反復のない映画自体が存在しないだろう。ただ本作に関しては、「3部形式」に律儀に対応しており、音楽的構造が観る者の感性に自ずと浸透する作りになっている。そういう意味で、「悪は存在しない」という映画は実に明快な映画だ。単純な悦びが、迸(ほとばし)っている。

(※3)『悪は存在しない』の構造に対応する具体的な楽曲として、ブラームス「交響曲第三番」の第三楽章が挙げられる。この楽章では、第1部分で提示した主題を第3部分で別の楽器が変奏しており、間に細かく跳ねるフレーズを持つ第2部分が挟まれる。つまり、典型的な「A→B→A’」構造となっている。第1部分、第2部分、第3部分の演奏時間の比率も、「悪は存在しない」の3幕構成の時間比率に近い。もう少し詳しく書くと、第1部分がおよそ1分50秒、第2部分がおよそ1分40秒、第3部分がおよそ2分30秒で、比率が11:10:15。「悪は存在しない」の3幕のおよその比率は6:5:10である。

3.水蒸気と鹿

3幕目においては、1分あたりおおよそ2.3カットの相対的にゆったり感じさせるテンポ感覚と、不均衡性や切迫感を感じさせる変化が同居している。遅い速度感と切迫した変化は鋭い対立を示しており、強い緊張感覚を観る者に伝える。では、そのような緊張感覚の中で、どのような事象が画面に映り、どのような物語が語られていくのか。(ここから、物語の結末部についても詳しく記していく)

芸能事務所の2人が東京から水挽町に再訪する3幕目で何度も映されるものは、下から上へ立ち昇る水蒸気にほかならない。そもそも、冒頭近くの8カット目で巧が煙草を吸うところから、水蒸気は画面に映っていた(喫煙の動作も本作で繰り返される)。しかし、3幕目に入り、水蒸気はより執拗に、より全面的に画面に映される。陽射しとビニールハウスの枠組みの影を受けた、堆積された牛の糞から立ち上がる真昼の湯気。うどんをゆでる際に昇る湯気、巧の部屋のやかんから湧き上がる湯気。半透明の湯気の上昇が、反復する。さらに、芸能事務所所属の女性・黛が巧の家のバルコニーへと出て行く長いワンショットでは、平屋の家の煙突から出た煙は右から左へと時間をかけて流れ、白のタートルネックニットを着て鬱蒼と繁る森を眺める黛を掻き消すかのように、画面の半分ほどを包み込む。花が行方不明になったことを告げる町内アナウンスが響くなか、木漏れ日を受けて広がる水蒸気は、なにか途方もない印象を与える。黛を演じる渋谷采郁は以降、2度と画面には映らないだろう。

そして最後に、巧と花が森の奥へと進んでいくロングショット。灰色の空に霧が広がるその間、花を両手に抱えた巧が霧の深みへ消えていき、巧に首を絞められて先ほどまで倒れていた芸能事務所の男・高橋が画面に現れて、ふらふらと歩いて、やがてまた倒れて画面から消える。高橋演じる小坂竜士の着用したオレンジ色のダウンジャケットが画面から退場するまでの時間の中で、淡青色に滲んだ霧は画面全体に及ぶだろう。3幕目のゆったりしたカット割りの中で長々と映されるのは、水蒸気の運動なのだ。水蒸気は繰り返し画面に映り、少しずつ画面全体を侵食していく。

物語の上でも、水蒸気の広がりと同調するように、次第に強調されていくものがある。鹿だ。巧から鹿の話を聞いた花は、1幕目の最後に鹿に出会う夢を見ていた。巧は、グランピングの建設予定地が鹿の通り道であることを終始気にしている。3幕目の車の中、黛は巧に対して柔らかい口調で反論する。鹿が人間を襲わないなら、グランピング場に鹿が来てもかまわないのではないか。鹿がそもそも人間の存在を怖がって近づかないなら、グランピング場の建設にとって鹿は障害にならないのではないか。合理的に反論されると、巧は黙り込んで煙草を吸いだす。その時、運転する巧の顔に影が乗り、薄暗い表情へと変わる。巧にとって、鹿は合理的な理由抜きに守るべき、絶対的な存在なのだ。水挽町の住人で鹿のことを気にしているのは、巧ただ1人である。巧は、芸能事務所の立場にも水挽町の住人の立場にも立っていない。鹿の立場に立っている。巧は、鹿だ。

車内で、人間を襲うのは手負いの鹿とその親だけだと巧は告げていた。劇の最後、行方不明だった花の前に、2匹の鹿が立っている。1匹は銃弾を受けている。手負いの鹿とその親だ! 帽子を外した花は、鹿の前で気絶する(※4)。左の鼻の穴を血の赤に染めて倒れる花。鼻の穴の紅い円形は、被弾した鹿の丸く紅い傷と、色と形を共有している(※5)。花は鹿に襲われた。と同時に、紅い丸型の傷を受けた存在として、鹿と花は同一化している。そして、鹿は、巧だ。つまり、花は巧に襲われながら、巧と同一化する。

鹿と花と巧が1つになり、致命的に傷つく。そのような決定的な場面に、他者の介在は決して許されない。巧の行動を模倣し、巧についてきた高橋は、だから巧に首を絞められる。鹿と花と巧が1つになる場面が緊張感覚の絶頂を成しており、そこでは、淡青色の霧が広がるばかりだ。さらに、石橋英子が作曲したテーマ曲、冒頭から数えて3度流れていたあの弦楽曲が改めて画面に重なる。弓を引いて広がる持続音の重なりはメジャーやマイナーの明確な調性に抜けきらず、不穏さと荘厳さの間をひたすら行き来する。感情表現は存在せず、後戻りできないという致命的な感触だけが残る。鹿と水蒸気と弦楽曲の一体化によって、本作は避けようのない終わりを迎えることになる。

(※4)花の帽子を取る動作は、説明会の途中で巧が見せた動作の反復であると同時に、部屋で絵を描く巧の帽子を花が取る動作の反復である。巧と花は、帽子を外す動作でも結ばれている。
(※5)丸形の連鎖は、最後のショットの満月にも反映されている。1幕目の車のライト、3幕目の懐中電灯のライトは、共に放射状に尖った光として映っていた。しかし、最後の満月の光は円形に映されている。同様に、血の紅色は、植物の棘に付着した液体として、棘によってつけられた手の甲の線状の傷として、尖った形としてそれまで映されていた。光と血を観ていくと、尖形から円形への変化が確認できる。

終わりに。

教訓のない説話を思わせる「悪は存在しない」という映画は、一体化へ向かう動きをやめない。テーマ曲の弦楽は冒頭のシーンで流れており、この曲の描き出す後戻りのできなさは、冒頭から予告されていた。巧と花は最初から鹿を通した同一化の欲望を共有しており、グランピングの建設を巡るやりとりは、彼らが欲望を成就するための媒介となる。グランピング計画が巧を利用するのではなく、巧がグランピング計画を利用するのだ。かくして高橋という男は、巧と花と鹿のための贄(にえ)になる。

「悪は存在しない」は、3部形式の楽曲のようにテンポ感覚を変えながら、反復と変化を織り込みながら、最後に避けようのない終幕へと達する。画面上では水蒸気の広がりが、物語としては鹿を通した同一化の悲劇が、緊張の高まりに寄与する。

しかし、結部に強い緊張感覚がみなぎるとはいえ、本作はあくまでもささやかな映画としての表情をとどめている。物語としての単純さは、3幕構成の明快さは、映画全体の印象にも及んでいる。

世界は繰り返しの中に変化を導入し、後戻りできない場所へ私たちを連れていく。一体化へ向かう動きに、人間の倫理が介入する余地はない。欲望の装置は、成就するまで止まらない。変更の利く計画ではない。果たされるものは果たされる。遂げられるものは遂げられる。楽譜に記された曲は最後まで演奏される。避けようのない残酷さは、決して特殊なものではない。残酷さは、ささやかなかたちで、至る所で発生している。「悪は存在しない」の特質は、致命的な掟を、ささやかな現象として響かせたところに存ずる。あらかじめ決められた恋人たちのたわいない遊戯のように、この映画は存在している。

■「悪は存在しない」
4月26日からBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国順次公開 
出演:大美賀均、西川玲
小坂竜士、渋谷采郁、菊池葉月、三浦博之、鳥井雄人
山村崇子、長尾卓磨。宮田佳典/田村泰二郎
監督・脚本:濱口竜介
音楽:石橋英子
製作:NEOPA/fictive
プロデューサー::高田聡
撮影:北川喜雄
録音・整音:松野泉
美術:布部雅人
編集:濱口竜介、山崎梓
企画:石橋英子、濱口竜介
エグゼクティブプロデューサー:原田将、徳山勝巳
配給:Incline
2023年/106分/日本/カラー/1.66:1/5.1ch
©︎2023 NEOPA/Fictive

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アシックスの“ニンバス ミライ”開発秘話 単一素材化と分解可能な接着を実現

「アシックス(ASICS)」が4月12日に販売を開始した“ニンバス ミライ(NIMBUS MIRAI)”が革新的だ。アッパーを単一素材化し、自社開発した接着剤でアッパーとソールを分解可能にし、回収後に再活用するというもの。難易度の高い設計を、世界で最も売れているランニングシューズであり、「アシックス」を代表する高機能シリーズ“ゲル ニンバス(GEL NIMBUS)”で実現した。そもそもアスリート向けの靴や“ニンバス ミライ”のようなランニングシューズは、パフォーマンスの低下やケガの誘発を避けるために修理は行わないという。そうした“使い捨て”シューズをリサイクル可能にした点もポイント。日本だけでなく、米国、カナダ、英国、オランダ、フランス、オーストラリア、ニュージーランドで同時発売した。

実現に向けた7つの課題

“ニンバス ミライ”開発にあたり、7つの課題があったという。①ランニングパフォーマンスを備えていること②単一素材にできるかどうか③製造時のCO2排出量を抑えること④シューズ由来のテキスタイル作製は可能か⑤ユーザーをどのように巻き込むか⑥解体性接着技術の確立⑦各地域での回収&リサイクルパートナーとの協働、である。

「それぞれの課題をクリアすることは可能でも全てを満たすことが非常に難しかった」と開発責任者の上福元史隆フットウエア生産統括部マテリアル部部長は振り返る。「大命題はパフォーマンスを落とさないこと。単一素材ではランニングパフォーマンスを備えるには十分でないと判断した」。品質を重視し、ソールも含めた単一素材化にこだわり過ぎないという英断だった。今回はアッパーのみポリエステル単一素材とし、アウトソールは通常の“ニンバス”シリーズの合成ゴムのソールを用いた。ミッドソールのフォーム材の約24%はサトウキビ由来だ。「ゆくゆくは単一素材で実現したい」と意気込む。

補強部やハトメなどアッパー全てをリサイクルポリエステル単一素材で実現するのは容易ではなかった。現在はペット由来のリサイクルポリエステルを75%以上用いている。テキスタイルではなくペット由来だったのは、染め工程でCO2排出量が少ないリサイクル原着糸を採用したため。テキスタイル由来のリサイクル原着糸は、存在はしているが、流通量が少ない点と価格の観点から今回の採用は見送った。

リサイクルポリエステルは、リサイクルの工程で物性が劣化することが多く、ヒールカウンターや甲のニット部分など剛性を必要とする部分では用いることができず、100%実現は難しかった。そもそも、複数の異素材で構成されるアッパーを単一素材化することも難易度が高い。「シューズはポリエステルが最も多く使われていることから実現可能性が高いと考え開発を始めた。けれど、通常10種類以上の素材から成るシューズのパーツを、全てポリエステルで補完するのは容易ではなかった。例えば、着用時のホールド感とフィット感を実現する、かかと部分に用いるウレタン製のスポンジ材や、芯材の代用を見つけるのに苦労した」。スポンジはマットレスや医療用クッションに用いられる不織布を、芯は熱で固まるポリエステルを編んで代用した。アッパー素材は5社のサプライヤーと組んだ。アシックス社内で検討を行い、それをサプライヤーに依頼する形で進めた。

もう一つの大きな課題はアッパーとソールの分解可能な接着だった。開発段階では縫製でつなげるアイデアが出たというが断念。途方に暮れていたときに、「2006年に開発し、実用化に至らなかった接着剤の存在を思い出した」という。「マイクロカプセルを接着剤に混ぜたもので、温めると膨張するので接着面がはがしやすくなる。当時はウォーキングシューズの修理の際、ソール張替を容易に行えないかと検討していた」という。今回100パターン以上を試して、実現できた。その配合については「シューズによって配合が変わるので非公開だが、検討しているメーカーがあれば相談には乗る」。使い捨てが主流のスニーカーのリサイクル推進にも前向きだ。

ユーザーを巻き込む回収スキーム

回収・リサイクルはテラサイクルと協働する。テラサイクルはリサイクル・再資源化・リユースを推進するプラットフォームを構築し、世界21か国で運用する。テラサイクルをパートナーに選んだ理由は「化粧品ボトルなどですでに実績があり、米国に回収した製品の再資源化するファシリティがあったから。とはいえ、実際に運用が始まると改善するポイントが出てくると感じており、都度最適化していきたい」と奥村啓基パフォーマンスランニングフットウエア統括部カテゴリー戦略部戦略チームマネジャー。

シューズのベロと箱にQRコードを付け、箱には循環がわかるようなイラストを描いた。「ユーザーやショップスタッフ、誰もが理解できるように心掛けた。QRコードのみを付けて、プロセスをシンプルにして製品情報とテラサイクルのサイトへの情報を網羅しながら垣根を超えられるようにした。幸いデジタル化を推進していたため、お客さまとのコミュニケーションがデジタル上でできる点を生かしていきたい。できるだけサステナビリティへの取り組みはお客さまにとって義務感ではなく、ベネフィットになるような仕組みを考えた」と奥村マネジャーは語る。自宅まで宅配業者が回収に訪れ、回収後にONE ASICS2000ポイントが付与される。回収したアッパーは87.3%が新たなポリエステル素材に活用できることを確認済みで、再度アッパーとして活用していく予定だ。リサイクルには「テラサイクルの、ポリエステル生地から添加剤などを分離してポリエステルポリマーだけを抽出する手法」を採用しており、アパレルのスキームに採用することも技術的に可能だという。今後服&靴から服&靴のリサイクルも検討していく。ミッドソールとアウトソールは、粉砕処理をしてマットやパネル、建材などの素材の一部にリサイクルする。

こうしてできた“ニンバス ミライ”の製品ライフスタイル全体のCO2換算排出量は6.1kg。業界平均を約57%下回るという。回収でのCO2排出量削減に向けた最適化も行っていく。上福元開発責任者は「技術は見えた。重要なのは続けることと、規模を大きくしていくこと。26年に向けて、販売エリアやリサイクル可能なシューズのラインアップ拡充を目指す」と意欲的だ。

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イニエスタ選手と「G-SHOCK」のコラボウオッチ発売 通算1000試合出場を記念して

カシオ計算機の「G-SHOCK」は5月11日、元サッカースペイン代表アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)選手のキャリア通算1000試合出場を記念し、シグネチャーモデル“DW-5600AI”(1万8700円)を発売する。発売日はイニエスタ選手の40回目の誕生日に合わせた。「G-SHOCK」取扱い店で販売する。

同商品はスクエア形状で人気のモデル“DW-5600AI”をベースに採用。本人が書き下ろした、サッカーをする上で大切にしている言葉“Master the game”をバンドにプリントした。バックライトを点灯すると、2010年の世界大会でスペインを初優勝に導いたボレーシュートを彷ふつとさせるシルエットが浮かび上がる。 8時側のサイドボタンには背番号の8をレーザー刻印するなどディテールまでこだわったデザインだ。

アンドレス・イニエスタはスペイン出身のプロサッカー選手。FCバルセロナで初のワールドカップ優勝に導く主軸選手として活躍。18年5月にヴィッセル神戸へ移籍し、7月にJリーグデビューを果たす。20年を超えるプレーキャリアで獲得してきた計39個のタイトルは、サッカー選手史上で世界歴代2位の記録を持つ。

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イニエスタ選手と「G-SHOCK」のコラボウオッチ発売 通算1000試合出場を記念して

カシオ計算機の「G-SHOCK」は5月11日、元サッカースペイン代表アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)選手のキャリア通算1000試合出場を記念し、シグネチャーモデル“DW-5600AI”(1万8700円)を発売する。発売日はイニエスタ選手の40回目の誕生日に合わせた。「G-SHOCK」取扱い店で販売する。

同商品はスクエア形状で人気のモデル“DW-5600AI”をベースに採用。本人が書き下ろした、サッカーをする上で大切にしている言葉“Master the game”をバンドにプリントした。バックライトを点灯すると、2010年の世界大会でスペインを初優勝に導いたボレーシュートを彷ふつとさせるシルエットが浮かび上がる。 8時側のサイドボタンには背番号の8をレーザー刻印するなどディテールまでこだわったデザインだ。

アンドレス・イニエスタはスペイン出身のプロサッカー選手。FCバルセロナで初のワールドカップ優勝に導く主軸選手として活躍。18年5月にヴィッセル神戸へ移籍し、7月にJリーグデビューを果たす。20年を超えるプレーキャリアで獲得してきた計39個のタイトルは、サッカー選手史上で世界歴代2位の記録を持つ。

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「サイ」と「マウンテンリサーチ」が初コラボ 柔らかな質感の鹿の子ポロシャツを発売

「サイ(SCYE)」は5月10日、「マウンテンリサーチ(MOUNTAIN RESEARCH)」とコラボしたポロシャツを発売する。価格は1万9800円。「サイ」および「マウンテンリサーチ」一部取扱店で販売する。

コットン100%の柔らかな質感の鹿の子ポロシャツで、グレーとイエロー、ミントカラーの3色を制作。左胸には、「マウンテンリサーチ」のアイテムを思わせる動物の刺しゅうと、「サイ」になぞらえ動物のサイをあしらった。

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「サイ」と「マウンテンリサーチ」が初コラボ 柔らかな質感の鹿の子ポロシャツを発売

「サイ(SCYE)」は5月10日、「マウンテンリサーチ(MOUNTAIN RESEARCH)」とコラボしたポロシャツを発売する。価格は1万9800円。「サイ」および「マウンテンリサーチ」一部取扱店で販売する。

コットン100%の柔らかな質感の鹿の子ポロシャツで、グレーとイエロー、ミントカラーの3色を制作。左胸には、「マウンテンリサーチ」のアイテムを思わせる動物の刺しゅうと、「サイ」になぞらえ動物のサイをあしらった。

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ユナイテッドアローズの20代向け新シューズブランド 1万5000円以下で攻めたデザインに

 「シー ユナイテッドアローズ」[/caption]

ユナイテッドアローズがこのほど立ち上げたウィメンズシューズブランド「シー ユナイテッドアローズ(SY UNITED ARROWS)」(以下、シー)は、エッジの効いたデザインと1万5000円以下の手に取りやすい価格帯が強み。同社のシューズブランド「オデット エ オディール(ODETTE E ODILE)」で取りきれていなかった20代を狙う。企画は婦人靴メーカーで経験を積み昨年同社に入社した加藤亜季が担当する。

「オデット エ オディール」とすみ分け 確実に20代に届ける

「オデット エ オディール」課課長で「シー」の事業責任者を兼務する遠藤剛史は、「市場全体で見ると若者に向けた商品はギャルモードやベーシックなテイストに偏っている一方で、ラグジュアリーは価格が高騰している。日常的に履くことができて遊び心もあるモードカジュアルのカテゴリーは実は少ない。お客さまの『このデザインが欲しいけど、手が届かなかった』という気持ちを解消するブランドにしたい」と話す。

「オデット エ オディール」でも約3年前から若年層向けに1万円前後の商品を企画しEC限定で販売するなどの施策を取ってきた。「しかし、もともと顧客の年齢層が高い『オデット エ オディール』のなかでの提案には限界があった」と遠藤課長。2023年秋冬シーズンには「オデット エ オディール」を、モード感を強めたフェミニンシックをデザインコンセプトにより大人向けにリブランディングし、価格帯はこれまでのボリュームゾーンだった2万円以下から、2万〜3万円に裾野を広げた。

「それぞれ棲み分けをはっきりさせたことでブランドの輪郭がシャープになった。『シー』は4月に発売したばかりだが、ターゲット層に届いている感覚もある」と手応えを語る。現在「シー」の販路はECと「オデット エ オディール」直営店が中心。中長期的には単独店の出店も目指すという。

一歩踏み込んだデザインに挑戦

4月に発売した第一弾商品は、変形ウエッジヒールが特徴的なメタリックシルバーのパンプス(1万3200円)が象徴する大人モードな雰囲気と、きらびやかなピンクのスパンコールを全面に配したスクエアトゥのバレエシューズ(1万2100円)などの華やかな雰囲気の2つのテイストを軸に企画した。加藤担当は、「共通して開放的で前向きなエネルギーを感じてもらいたいと思った。過去の職場ではいろいろなメーカーやブランドを見てきたが、売れる商品を作ろうとするとデザインが控えめになる傾向があった。『シー』では、それをしてしまうと逆に他社と差別化が出来ない。思い切って一歩踏み込んだデザインに挑戦している」と話す。

大ぶりなビジューを散りばめたスポーツサンダル(1万4300円)は、ソールの縁にも小さなスタッズを配してデコラティブに仕上げた。きゃしゃなTストラップのサンダル(1万3200円)は、クリアヒールを組み合わせモードかつ清涼感のある印象に。共通して使用している中敷は、履き心地を考慮して厚みがあるものを採用した。市場で人気のフラットシューズはバリエーション豊富にそろえると同時に、7cmヒールをメインにスタイルアップを叶える提案にも重きを置く。デザイン性を担保しつつも、海外で生産したり合成皮革を採用したりすることでコストを抑える。

今後はターゲット層世代の店舗スタッフの声を取り入れながら、商品をアップデートしていく。また定期的に新作を出しインスタグラムを中心に訴求することで、接点を増やす。

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OMO店舗「オンワード・クローゼットセレクト」137店舗に 開始3年で

オンワード樫山のOMO(オンラインとオフラインの融合)型店舗「オンワード・クローゼットセレクト(OCS)」は、2021年4月の出店開始から約3年で137店舗になった。「OCS」はブランドの垣根を越えて同社取り扱いの商品を幅広く扱う業態で、同社の自社EC「オンワード・クローゼット」のデータを活用しながら、ていねいな接客で販売する。自社ECの商品を取り寄せるサービスも実施している。

「OCS」は同社の屋号としては最多の店舗数になる。従来、大都市に比べて品ぞろえが手薄になりがちだった地方都市で支持を集める。3月20日に開店したパルクアベニュー・カワトク店(岩手県盛岡市)は、1カ月で1億円の売上高を達成した。同店は約340平方メートルのレディスストアで「23区」「ICB」など、約310平方メートルのメンズストアで「J.プレス」「カシヤマ」などを展開する。今春はららぽーとEXPOCITY(大阪府吹田市)やイオンモール宮﨑にも出店した。顧客からは「同じ売り場で多くのブランドを一緒に見られるのが新鮮」「お気に入りのブランドを購入するために他県まで出向いていたので、近くの店で購入できるようになってうれしい」といった声が届いているという。

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OMO店舗「オンワード・クローゼットセレクト」137店舗に 開始3年で

オンワード樫山のOMO(オンラインとオフラインの融合)型店舗「オンワード・クローゼットセレクト(OCS)」は、2021年4月の出店開始から約3年で137店舗になった。「OCS」はブランドの垣根を越えて同社取り扱いの商品を幅広く扱う業態で、同社の自社EC「オンワード・クローゼット」のデータを活用しながら、ていねいな接客で販売する。自社ECの商品を取り寄せるサービスも実施している。

「OCS」は同社の屋号としては最多の店舗数になる。従来、大都市に比べて品ぞろえが手薄になりがちだった地方都市で支持を集める。3月20日に開店したパルクアベニュー・カワトク店(岩手県盛岡市)は、1カ月で1億円の売上高を達成した。同店は約340平方メートルのレディスストアで「23区」「ICB」など、約310平方メートルのメンズストアで「J.プレス」「カシヤマ」などを展開する。今春はららぽーとEXPOCITY(大阪府吹田市)やイオンモール宮﨑にも出店した。顧客からは「同じ売り場で多くのブランドを一緒に見られるのが新鮮」「お気に入りのブランドを購入するために他県まで出向いていたので、近くの店で購入できるようになってうれしい」といった声が届いているという。

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「クラランス」のブランド責任者が語る、70年間継承する価値観と絶え間ない革新

PROFILE: カタリン・ベレニ/「クラランス」ブランドジェネラルマネージャー

カタリン・ベレニ/「クラランス」ブランドジェネラルマネージャー
PROFILE: ハンガリー生まれ。パリの国立高等装飾美術学校とフランスファッション学院を卒業し、アメリカでMBAを取得。2001年に「シュウ ウエムラ」ヨーロッパブランドマネージャーとしてキャリアをスタートする。07年にロレアルグループを退社し、韓国の化粧品研究者と共同で「エルボリアン」を設立。12年にロクシタングループが「エルボリアン」を買収。17年に「ロクシタン」と「エルボリアン」の最高クリエイティブオフィサーに就任。19年から現職 PHOTO : TAMEKI OSHIRO

「クラランス(CLARINS)」は今年、ブランド誕生70周年を迎える。日本市場の調査と、日本チームとの連携をより強固にするためにこのほど、カタリン・ベレニ(Katalin Berenyl)=「クラランス」ブランド・ジェネラル・マネージャーが来日した。70周年の節目に、ベストセラー商品の一つである“フィックス メイクアップ”(50mL、4950円)をリニューアルし、7月5日に発売を控える。そのほか創設者ジャック・クルタン・クラランス(Jacques Courtin Clarins)の価値観を継承しながら、イノベーションにも積極的だ。ブランドを統括するベレニに、商品開発のこだわりや各国での商況を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):今回の来日の狙いは?

カタリン・ベレニ=「クラランス」ブランド・ジェネラル・マネージャー(以下、ベレニ):市場調査と、日本チームと直接コミュニケーションをとることが目的だ。世界でブランドを展開するにあたり、各国のチームや顧客の声を聞くことを重視する。それぞれの国で「クラランス」の商品がどのように息づいているかを知り、開発や戦略に生かしている。今回は、美容部員の声を聞くことで、顧客についての理解を深めるのも狙いの一つ。

WWD:日本事業をどう分析している?

ベレニ:日本はジャックが最も好きな国の一つで、消費者は厳密かつきめ細やかで要求のレベルが高い。ブランドが提唱する理念や哲学が受け入れやすい土壌がある。「クラランス」は、アジアでNo.3(同社調べ)のブランドに位置し、日本市場も成長しているものの満足のいく結果に達していない。

WWD:日本のチームに望むことは?

ベレニ:日本の顧客のニーズに応じた商品に絞って提案するべきだと考えている。商品の数を減らすわけではないが、より厳選した提案をしていきたい。また、「クラランス」は“植物を科学する”ブランドなので、厳選した商品の1つ1つにどのような成分が配合されており、それらが肌にどのような効果をもたらすのかをより明確に説明できるようになるべきだ。

創設者の価値観を70年間継承

WWD:「クラランス」70年の歴史をどのように振り返る?

ベレニ:「クラランス」は3代に渡る同族経営で、“女性の声に耳を傾け、最高の商品効果を提供する”という価値観を貫いてきた。商品開発とともに、商品の効果を最大限発揮するための使い方を開発し、美容部員に伝授してきた。創設者の価値観を70年間も忠実に守り、継承してきたブランドは世界でも数少ない。

WWD:世界でのビジネス展開は?

ベレニ:150カ国で販売しており、子会社が28社ある。売り上げは1位が中国で、アメリカとフランスが続く。中国とアメリカは大きなスキンケア市場で、高品質の商品を強く求めている。また、ヨーロッパでは絶対的な認知度を誇る。

WWD:コロナ前後の商況は?

ベレニ:2020〜21年のコロナ禍は業績が落ちたが、23年度はコロナ禍前の19年度と比べて20%成長した。想定より早く回復できたのは、ロイヤル顧客が多いことや商品の品質の高さが要因だと考えている。エイジングケア美容液“ダブル セーラム”や、唇をケアしながら色味を与える“リップコンフォートオイル”など、ほかのブランドに類似品がないような商品を多く生み出していることが好結果につながった。現在は、ボディーを含むスキンケアの売り上げが90%を占めているが、成長率はメイクアップの方が大きい。「クラランス」は女性の肌を守るためのメイクアップ商品を提案してきた。今後もスキンケア成分を配合したメイクアップ商品を積極的に開発し、販売していく。

WWD:好調な商品は?

ベレニ:どの国でも“ダブル セーラム”が最も売れている。今年、同商品のコンシューマーテストを初めて日本で行う予定だ。日本は要求のレベルが高く、フランスにとって重要な市場と捉えている。

ベストセラー“フィックス メイクアップ”を6年ぶりにリニューアル

WWD:08年に誕生した“フィックス メイクアップ”を6年ぶりにリニューアルする経緯は?

ベレニ:「クラランス」は絶え間ない革新を重視しており、常に商品の改良に取り組んでいる。今回の“フィックス メイクアップ”のリニューアルではスキンケア成分を97%配合。長時間保湿し、潤った艶のある肌をかなえる。また、自然由来成分の割合を94%まで高め、アルプスの自社農園で栽培したアルペンローズ エキスを配合した。乾燥などの外的ストレスから肌を守りながら、メイクを24時間フィックスするなど機能を向上した。

WWD:パッケージはどう変わった?

ベレニ:ボトルにリサイクルガラスを40%使用した。また、キャップに再生プラスチックを使用し、それ自体もリサイクルできるように改良した。「クラランス」は商品だけでなく、環境に配慮したパッケージの開発にもこだわっている。4月にリニューアルしたボディー用美容液“ボディ フィット アクティヴ”(200mL、1万450円)はチューブの47%に再生プラスチックを使用し、キャップも軽量化。それにより年間6トンのプラスチック使用量を削減した。

WWD:パッケージ開発の取り組みは?

ベレニ:25年までに、全ての商品が何らかの形でリサイクル可能あるいは詰め替え可能、再利用可能な状態を目指す。23年の段階で、商品の30%はパッケージに再生素材を使用している。25年には、使用率を50%に向上させる目標だ。

また現在、商品の70%はパッケージがリサイクル可能だ。リサイクル可能にするには単一素材でつくる必要があるが、メイクアップ商品はボトルやキャップ、スポイトなどさまざまなパーツがあるため単一素材にするのが難しい。25年までに、リサイクル可能な商品の割合を限りなく100%に近づける目標を掲げている。スキンケアは、25年までに全商品のパッケージをリサイクル可能にする予定だ。

WWD:リニューアル前の旧商品はどのように取り扱う?

ベレニ:全世界のアウトレットチェーンで販売する。あるいは、団体や協会などに寄付する。フランスの法律でも定められており、決して廃棄することはない。

得意とする植物研究を追求

WWD:改めて「クラランス」の強みは?

ベレニ:革新的であることと、商品の効果が高いことだ。世界トップ水準の研究所を擁し、23年には516種の植物を研究した。このうち商品化されたのはわずか10種だ。科学と本物思考を重視し、決して妥協しない商品開発に誇りを持っている。

WWD:今後のビジョンは?

ベレニ:「クラランス」はアルプスのオート・サヴォワ区域と、南仏ニーム近郊に自社農園を持つ。“農地から肌まで”という哲学を掲げており、30年までに、商品に必要な植物原料の3分の1を同農園から調達する目標だ。短期的な利益を追求するのではなく、長期的なビジョンに基づいて成長していきたい。

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ドリスのラストショーは6月22日に 五輪を控えたパリのファッション・ウイークはどうなる?

フランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、FHCM)は6月に開催する2025年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイーク(以下、パリメンズ)と24-25年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイーク(以下、クチュール)の暫定スケジュールを発表した。パリメンズは、6月18日から23日まで開催予定。公式スケジュールで72ブランドがショーやプレゼンテーションを行う。一方、クチュールは、オリンピックの影響で例年より約1週間前倒し。6月24〜27日に、公式スケジュールで30ブランドがショーを開く。

パリメンズの目玉は「ドリス ヴァン ノッテン」

今季のパリメンズのハイライトは、なんといっても現地時間6月22日20時30分(日本時間23日深夜3時30分)からの「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のショーだろう。これが、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)自身が手掛ける最後のコレクションになる。

そのほか、ショースケジュールに名を連ねるのは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」「エルメス(HERMES)」「ロエベ(LOEWE)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」「ルメール(LEMAIRE)」「ケンゾー(KENZO)」「アミ パリス(AMI PARIS)」など。日本からは「コム デ ギャルソン オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」「サカイ(SACAI)」「カラー(KOLOR)」「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」「ダブレット(DOUBLET)」「ホワイト マウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」「オーラリー(AURALEE)」「ターク(TAAKK)」「キディル(KIDILL)」「サルバム(SULVAM)」「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」の14ブランドがラインアップする。「アンダーカバー」は、近年メンズに関しては展示会で披露していたが、今回は19日にパリメンズでは4年半ぶりとなるショーを開催予定。「アディダス(ADIDAS)」と山本耀司デザイナーの協業による「ワイスリー(Y-3)」も、21日にプレゼンテーションを開く。

公式スケジュールに新たに加わったのは、ベルリン発の「032C」(ショー枠)と昨年10周年を迎えたパリ発のコンテンポラリーブランド「3.パラディス(3.PARADIS)」(プレゼンテーション枠)。一方、ピッティ・ウオモでショーを行う「ポール・スミス(PAUL SMITH)」と、9月のウィメンズでデビュー予定のアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)による新生「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は不参加。「ジバンシィ(GIVENCHY)」と「GMBH」も、今季は参加しない。

クチュールには「バレンシアガ」や「トム ブラウン」が参加

クチュールの公式スケジュールには、「ディオール」や「シャネル(CHANEL)」「フェンディ(FENDI)」「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR & ROLF)」「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」といった常連に加え、年1回のみ発表を行う「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や1年前に初のクチュールを披露した「トム ブラウン(THOM BROWNE)」などが名を連ねる。毎シーズン異なるゲストデザイナーを迎える「ジャンポール ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」は、「クレージュ(COURREGES)」を率いるニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)=アーティスティック・ディレクターによるコレクションを発表する予定だ。

公式初参加となるのは、スウェーデンとイランにルーツを持つデザイナーのバハレー・アルダカーニ(Bahareh Ardakani)が手掛ける「アルダザエイ(ARDAZAEI)」。一方、「ヴァレンティノ」はメンズ同様不参加で、「RVDK ロナルド ファン デル ケンプ(RVDK RONALD VAN DER KEMP)」や「アレクサンドル ヴォチエ(ALEXANDRE VAUTHIER)」も参加を見送った。例年通り、「パトゥ(PATOU)」はクチュール期間中に25年春夏プレタポルテ・コレクションを披露する予定だ。

オリンピックの影響は?

オリンピック開幕は7月26日だが、パリメンズ開幕時点ですでにコンコルド駅(1、8、12番線)とチュイルリー駅(1番線)が閉鎖されているほか、通行止めになる道路や橋もあるため、ファッション・ウイーク期間中の移動には注意が必要。また、競技会場の準備や設営のため、普段ショーやプレゼンテーションを行っているロケーションが使えないブランドも多くなりそうだ。

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