蓋を開けたら「よーじや」の“あの女性”がどーん! 明治「スーパーカップ」とコラボ

あぶらとり紙で知られる京都発の「よーじや」は、明治のロングセラーアイスクリーム「明治 エッセル スーパーカップ」とのコラボ商品“エッセルスーパーよじこカップ抹茶”(500円)を6月17日〜8月31日の期間限定で発売する。カップの蓋を開けるとよーじやの顔として知られるロゴの女性“よじこ”が描かれているテイクアウト限定商品で、よーじやカフェ嵯峨野嵐山店のみの販売。嵯峨野嵐山店の入り口にはコラボメニューを置いて撮影できるフォトブースも用意する。

「明治 エッセル スーパーカップ」といえば濃厚な風味が特徴の“超バニラ”が人気だが、それと比較すると“抹茶”は宇治抹茶を100%使用した本格的な味わいながらも認知度はイマイチだといい、「和スイーツなどにこだわりのある人から侮られているのではないかという懸念があった」(明治)という。そこで、和ブランドとして和スイーツも手掛ける「よーじや」に打診。今回のコラボに至った。

こしあんや抹茶白玉など豪華具材がたっぷり

コラボ商品は“明治 エッセル スーパーカップ 抹茶”にこしあん、抹茶白玉、手作りパイなどの具材をたっぷり入れた食べ応えのあるスイーツで、容器はお馴染みの「明治 エッセル スーパーカップ」を使用。アイスの天面に「よーじや」のロゴに描かれている女性、“よじこ”を抹茶パウダーでデザインしている。

このコラボレーションを記念し、商品を購入しSNSに投稿した人にはオリジナルコラボステッカーをプレゼントする企画も実施する。

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【スナップ】スペイン発「デシグアル」が40周年でショー開催 400人以上のゲストが祝う

スペイン発の「デシグアル(DESIGUAL)」は6月6日(現地時間)、創業40周年を記念したアニバーサリーショーを本社を構えるバルセロナで開催し、2025年春夏コレクションを披露した。テーマは「リフレクションズ」。ビーチ沿いに敷いたイエローカーペットには、複数の鏡を並べ、ブランドが歩んできた変遷と未来を映し出すというテーマと重ねた。

会場にはモデルで女優のパリス・ジャクソン(Paris Jackson)やモデルのアメリア・グレイ・ハムリン(Amelia Gray Hamlin)、「デシグアル」のアンバサダーを務めるモデルで女優のハリ・ネフ(Hari Nef)、国際的ラテン歌手ナティ・ペルーソ(Nathy Peluso)、過去に協業した「コリーナ ストラーダ(COLLINA STRADA)」のヒラリー・テイモア(Hillary Taymour)デザイナー、フランス人の若手デザイナー、アルフォンス・メトロピエール(Alphonse Maitrepierre)ら「デシグアル」とゆかりのある400人以上のゲストが来場し、アニバーサリーを祝った。日本からはAMIAYAと振付師でアーティストのリエハタ(RIEHATA)が参加した。

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【スナップ】スペイン発「デシグアル」が40周年でショー開催 400人以上のゲストが祝う

スペイン発の「デシグアル(DESIGUAL)」は6月6日(現地時間)、創業40周年を記念したアニバーサリーショーを本社を構えるバルセロナで開催し、2025年春夏コレクションを披露した。テーマは「リフレクションズ」。ビーチ沿いに敷いたイエローカーペットには、複数の鏡を並べ、ブランドが歩んできた変遷と未来を映し出すというテーマと重ねた。

会場にはモデルで女優のパリス・ジャクソン(Paris Jackson)やモデルのアメリア・グレイ・ハムリン(Amelia Gray Hamlin)、「デシグアル」のアンバサダーを務めるモデルで女優のハリ・ネフ(Hari Nef)、国際的ラテン歌手ナティ・ペルーソ(Nathy Peluso)、過去に協業した「コリーナ ストラーダ(COLLINA STRADA)」のヒラリー・テイモア(Hillary Taymour)デザイナー、フランス人の若手デザイナー、アルフォンス・メトロピエール(Alphonse Maitrepierre)ら「デシグアル」とゆかりのある400人以上のゲストが来場し、アニバーサリーを祝った。日本からはAMIAYAと振付師でアーティストのリエハタ(RIEHATA)が参加した。

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セブンイレブン「パラドゥ」が“透けラメシャドウ”の新色2色を発売 

セブン-イレブンで展開するコスメブランド「パラドゥ(PARADO)」は、人気商品の“透けラメシャドウ”から新色2色(各770円)を6月21日に発売する。一部店舗を除く、セブン-イレブン店舗で販売する。

同商品は、保湿効果の高いワセリンを高配合したとけ込むようにまぶたになじむ“肌どけ”感が特徴のシングルアイシャドウで、寒色ラメがクールな目もとを演出する。

“PK02 アイシーピンク”は、ブルー、レッド、ゴールドのラメがうるんだような瞳に見せる。アイシャドウの上から重ね塗りや、涙袋や目頭、ハイライト代わりにも使用できる。

“OR02 アイシーオレンジ”は、ゴールドとグリーンの隠しラメにより、「まぶたが腫れぼったくなる」といった不安なくすっきりとした印象に仕上がる。

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「クオン」×「スイコック」のポップアップが開催 刺し子を施した1点もののサンダルを発売

「クオン(KUON)」は、2024年春夏コレクションのポップアップストアを伊勢丹新宿本店メンズ館で開催する。会期は6月12〜18日。

同ポップアップストアでは、「スイコック(SUICOKE)」の協力で“KISEE”や“MOTO”といった代表的なモデルに刺し子を施したサンダル(7万2600〜9万7900円)を14足限定で販売する。また、150年前の襤褸(ぼろ)を忠実に再現したデニムジャケット(19万8000円)を先行販売する他、同イベントを記念し、胸に古布と刺し子を施したTシャツも登場する。

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ラッパーのvalkneeが作り出す“新たな文化圏”——かわいいからY2K、魔女、ヤンキー、宝塚までMIX

PROFILE: valknee(バルニー)/ラッパー、アーティスト

valknee(バルニー)/ラッパー、アーティスト
PROFILE: 2019年に音楽活動を開始。20年5月にリリースしたシングル「Zoom」でヒップホップファンのみならず幅広い人々から注目を浴び、同曲に参加したメンバーと「Zoomgals」として活動。22年7月にリリースしたEP「vs.」はアメリカの大手音楽メディアPitchforkに掲載された。「ラップスタア誕生2023」への出演や、和田彩花、REIRIE、lyrical schoolといったアイドルへの楽曲提供など活動の幅を広げる。24年4月に1stアルバム「Ordinary」をリリースした。

valknee(バルニー)は、自身のリアルを追求しながら従来のヒップホップの価値観に異を唱えてきた、オルタナティブなラッパーだ。2019年にデビューして以降、世の中への怒りや不満を糧に毒のあるかわいさを作品に取り入れ、独自の世界観を築き上げてきた。コロナ禍に女性ラッパーたちと連帯し結成したZoomgals(ズームギャルズ)をはじめとして、ヒップホップ・フェミニズムの文脈でも重要な存在に。今年の4月にはファーストアルバム「Ordinary」をリリース、先日は渋谷WWWで初のワンマンライブも実現させた。

一方で、ルーツの1つにアイドル音楽もあり、REIRIE(レイリエ)や和田彩花、lyrical school(リリカルスクール)の楽曲プロデュースでも才能を発揮。音楽活動以外では仲間と運営する音声メディア「ラジオ屋さんごっこ」が人気を得ており、その幅広い活動に注目が集まっている。valkneeから発信されるユニークでかわいい表現はクリエイター層の支持も厚く、新たな文化圏を形成しつつあって興味深い。今回は、これまであまり語られることがなかった、表現におけるビジュアルやデザイン・ファッション面を中心に話を聞いた。

アートディレクター“あおいち”の存在

——今回はvalkneeさんのビジュアルやデザイン・ファッション面について伺いたいんですが、出身はムサビ(武蔵野美術大学)でしたよね? 美大時代に学んだことは今の制作に活かされてますか?

valknee:いや、活かされてないと思います(笑)。私は空間演出デザイン学科だったんですけど、何をやりたいのか分からないまま美大時代を過ごしてしまったんですよ。楽しい大学生活ではあったけど、ずっとふざけてた気がする。それよりは、浪人中に予備校でデッサンを描いていたことの方が今につながっているなと思います。デッサンで、描く時にまず薄目で見て全体の陰影をつかんでから、その後ちゃんと見て細部を描く。そういったズームアウトした物の見方というのが、今も役立っているように思いますね。

——俯瞰した引きの視点、ということですね。実際に具体例を伺っていきたいのですが、例えば最新アルバム「Ordinary」のアートワークはどのように作っていったのでしょう。

valknee:私が“あおいち”と呼んでいる、アートディレクターのAOI ITOHさんが私のアー写やジャケ写を長らく担当してくれてるんですけど、今回まだアルバムの中の2曲くらいしかできあがっていない段階でそれをシェアして、「この曲からイメージする私のファーストアルバムを具現化してほしい」と伝えたんです。具体的な色のニュアンスとか、ジャケ写の中で何%くらい私の写真が占めるのかといったことは私が指定してますけど、あとはお任せしています。

私とあおいちの中では、「こういうのがかわいいものだよね」「イケてるよね」という共通の認識というのがあって。これまではそれを全開にしながら自由に表現してきたんですけど、ファーストアルバムはもう少しニュートラルなものにしようということで、若干の調整を入れました。コテコテすぎずサラッとした味わいのものにしたかったんです。あおいちはクライアントワークというよりはどちらかというとアーティスト気質の人で、自由にやってもらったらもっとコテコテのものになると思うんです。でも世の中って私たちみたいな好みの人ばかりじゃないから、もうちょっと手に取りやすいものにしたいんだよねということを話しました。

——なるほど。使用カラーでいうとこれまではピンクが多かったですが、そこは、今回は初めから排除していた?

valknee:そうですね、ピンクと紫は今までたくさん使ってきたのでやめようという話はしました。そういった色を見て共感してくれる方たちは、もうすでにvalkneeを聴いてくれてるんじゃないかなと思って。それより今回は青でいきたかったんですよ。ユースカルチャーにおけるオルタナティブなラップシーンでは、最近イベントのフライヤーやジャケットで青がよく使われていて、手に取りやすい。もちろん、個人的にも嫌いじゃない色だし。やっぱり1枚目のアルバムなので、自己紹介的にいろんな人に手に取ってもらいやすいようにというのを重視しましたね。

——しかも、青のパレットの中でも少しくすんだ感じの色合いですよね。

valknee:最初あおいちからはもう少しパキパキの青であがってきたんですけど、もうちょっとクラフト感がある方がユーズドっぽくて好きなので、そこは微妙な調整を入れていきました。

——アートワークに合わせて、音楽性もこれまでのvalknee的ギャルさ全開という感じではない。そこは少し抑えられた気がします。

valknee:確かに、1曲目の「OG」は庶民的なギャルの日常を描写してますけど、他はそうでもないですよね。ライブをやる時のことを考えるようになったからだと思います。もう少し湿度のあるエモいセクションがあってもいいし、最後はいつも通りドカンと盛り上げてギャル全開でいこう、みたいな。

——以前にはなかった、新たな視点が加わってきたと。

valknee:以前はMAX100人の小箱で盛り上げることを考えていたけど、最近は箱のサイズも徐々に大きくなったり、フェスに出させてもらったりする中で、ロケーションに合う楽曲が必要になってきた感じです。今までいろんなアーティストが「ステージが変わらないと出せない音ってあるよね」ということを言ってて意味が分からなかったんですけど(笑)、ちょっとだけ分かってきた気もします。想像力が増えて、作れる楽曲の幅が広がったようなイメージ。

——あおいちさんとは、今後どういった形でvalkneeを大きくしていきたいか、というようなことも話すんですか?

valknee:いや、あおいちとは目の前のことしか話してないですね。あおいち自身はクラブもフェスも関心がなくて、純粋に私のことだけを応援してくれてる人なんですよ。私にカッコいいスタイリングとヘアメイクをしてイイ感じの写真を撮ることに興味があって、くらいの感覚。私がどこのステージに行こうがあまり興味ないというか(笑)。それよりは、「今これがカッコいい」「これってかわいいよね」というのをシェアし合える仲。あと、ネットのミームも好きで、SNSでのvalkneeへの反応を見て喜んだりとか。昔、「私がビッグになってあおいちを大きいステージに連れてく!」って言ったこともあるんですが、「はて? 大きいステージとは?」みたいな感じだった(笑)。

——あおいちさんとはほぼクルーと言っていいくらいの距離感で一緒にやってきていると思いますが、そもそも最初の出会いはどういうきっかけだったんでしょう。

valknee:最初は「ラジオ屋さんごっこ」の仲間(つーちゃん)が、valkneeに似合いそうな子がいるから紹介するよって言ってくれて。あおいちは当時美大生で、卒展に向けて制作しているような時期でした。それで、あおいちの毒があって刺してくるような作品を見てビビッと来た。どギツイピンクの色合いや真っ赤な血が使われていて、和の世界観の中にかわいいカルチャーや毒気のあるキラキラしたものが盛り込まれていたんです。あおいちも私の曲を気に入ってくれて、意気投合しました。

衣装について

——クルーといえば、バックDJをされているバイレファンキかけ子さんも含めて3人が仲良しですよね。あおいちさんのクリエイティブの世界観には宝塚が大きな影響を与えていると思いますが、バイレファンキかけ子さんも宝塚がお好きみたいで。valkneeチームには、共通の大きなバイブスとして宝塚の存在があるのでしょうか。

valknee:そう、あおいちとかけ子さんも仲が良くて、2人で宝塚を観に行ったりしていますね。私は観たことがなくて、この前初めて連れていってもらいました。圧倒されて終わった(笑)。でも、意識的に観てなくても知らず知らずのうちに影響は受けてるかもしれない。あおいちの家に作業しに行くと、デフォルトで大きいTV画面にスカパーの「タカラヅカ・スカイ・ステージ」というチャンネルが延々と流れてるんですよ(笑)。

——それはもう、影響を受けざるを得ないですね(笑)。

valknee:そういうのも含めて、基本的なノリが合ってるなとは思います。制作をしているとやっぱり合う・合わないがでてくるじゃないですか。自分の場合はそういったナードっぽい人の方が仲良くなりやすい。あおいちはコンプレックスとか悲しみも理解してくれるような室内系のバイブスがあって、とはいえメソメソ系ではなく、室内にいながらも強さがあって、でも疲れやすくて……(笑)。

——ワンマンライブでの衣装も、valkneeさんならではの世界観が表現されていました。あれはどのように固めていったんですか?

valknee:衣装はあおいちに丸投げでも良かったんですけど、まずは自分で考えてみようと思ってイメージを集めていきました。K-POPアイドルの画像も集めて参考にしたかな。1つは今までの延長で、茶系のファーを使って野生の感じもありつつ2000年代的なスタイル。もう1つは、海賊(笑)。新品で購入したのもあるけど、ほとんどがメルカリです。それをあおいちの家に持って行って、インナーや足元など一部を修正して仕上げてもらった感じ。

私の活動規模だとまだまだ予算はなくて、スタイリストさんにお願いするのはちょっと厳しいから、できることは全部自分でやってます。メルカリでも、「ウエスタン ベルト」「上限〇〇円まで」みたいな感じで検索しまくりました(笑)。今回、幕間の映像も全部自分で作ったんですよ。

——なるほど、基本はメルカリなんですね。リアルの古着屋はあまり使わない?

valknee:あまり使わないんですよ。大阪へ行った時にかわいい古着屋を教えてもらって行ったりはしたけど、日常的に東京で行くお店はないですね。今まで働きながら音楽活動をしていたので、週 5で働いて音楽作ってライブもすると余裕がなくて、もう本も読めないみたいな生活で。そうなると、服も本当は好きなんですけどどんどん後回しになっていった。

最近やっと仕事を辞めて音楽活動に専念できるようになったので、ようやくファッションを楽しむ1年生になれた感じ(笑)。あと、自分で服を決めて買うのがけっこう苦手な気がする。それこそ、最近はあおいちとかけ子さんが「これ似合いそうですよ」って勝手にLINEで送ってくれるようになって。そういう時は、あまり考えずに買うようにしてます。彼女たちのセンスを信用してるから。

——valkneeさんといえば、「ルルムウ(RURUMU)」をよく着られている印象もあります。楽曲プロデュースされていたREIRIEも、「ルルムウ」を着用してますね。いつ頃から愛用されてるんですか?

valknee:確かに、「ルルムウ」は好きですね。自分が大学生くらいの時に、国内のちょっと変わったアイドルの人たちが「ルルムウ」を着はじめた記憶があって。凝ったディテールで、魔女っぽくて、かわいいものが好きな心を刺激されるような作りだなと思って当時は見てました。でも私はチャリンコにも乗るし、活発に動くので、難しそうな気がしてずっと見送ってたんですよ。酔っぱらって歩いてたら、そのあたりに引っ掛けて破いちゃいそうじゃないですか(笑)。その後あおいちが「ルルムウ」を手伝うようになったのもあって、ちゃんと見てみたら意外にカジュアルに着られるものもあるなということに気付き購入するようになりました。

共感するラッパーやアーティスト

——ちなみに、ファッション面で共感するラッパーやアーティストはいますか?

valknee:KAMIYAちゃんはファンですね。でも、普通にかてぃとかも好きです。ちょっと悪くてダークな感じというか。

——KAMIYAもかてぃも、ちょっとだけヤンキーっぽいのかもしれない。ということは、sheidA (シェイダ)とか。

valknee:あぁ、sheidAもインスタ見ちゃいますね。そうそう、ヤンキーっぽいけどかわいいっていうのは好きかも。あとはAlice Longyu Gao(アリス・ロンギュ・ギャオ)とかも好き。才能や内面によって、見た目のビジュアルがより素敵に見えるというのが理想だなと思っていて、それは自分も目指したいと思ってます。ただ、まっすぐ見た目が良くてかわいく見えるというのも放棄したくないんですよ。

例えば、私の音楽性だったらK-POPアイドルみたいなファッションの要素ってなくても別にいいと思うんですけど、でもそういうのをあえて取り入れたい。全体としてなんかイケてる、というふうに見てもらいたいです。

——yeaule(ユール)とかJazmin Bean (ジャズミン・ビーン)とかも、まさにそうですよね。かわいいものをどのように自分なりに捉えるかという思想が、ビジュアルに表れている。

valknee:そうなんですよ。Ashnikko(アシュニコ)とかもそう。プラス、自分を奇抜にして面白がって見てもらいたいという感覚もあるのかな。自分もビジュアルを見て違和感を感じてもらいたいから、そのあたりも近いのかも。あとは、見た目を過剰に気にして痩せたいとか若く見えたいとかっていう価値観から抜け出せない人ってたくさんいて、自分もそこで悩むことが多いし、だからそういうところにフィールしてくれる人たちに向けて服を着たいです。世の中のいろんな価値観から解脱したいけど、今日すぐにやめられるわけではないし、その悩みをちゃんと表現できている人に憧れる。

——ちなみに、気になっているスタイリストはいますか?

valknee:そんなにたくさんの人を見ているわけではないですけど、Yuri Noshoさんは好きです。新品を使って終わりじゃない感じが良いし、かわいい。

——でもvalkneeさんの場合、スタイリストと組んでもあまり丸投げしなさそうですよね。ちゃんと自分でも関わっていたいタイプのように見えます。

valknee:私はコントロールフリークなところがあって、自分がどう見えているかをちゃんと把握していないと心配になっちゃうんですよね。それはアートディレクションやファッション以外の、音楽についてもそう。実際それで遅延したこともあるし、自分のオーダーを言いすぎてたんだと思う。作ってもらったトラックに対して、一部のメロディーだけを外して、自分でMIDIで打ったものを渡したりとか……さすがにそれだと作家さんによってはぎくしゃくするし、最新アルバムでは音楽面はお任せしました。

“valknee文化圏”

——ファンの方と相互にコミュニケーションするようなクリエイティブのあり方も模索していますよね。ワンマンライブでは、以前募集していたvalkneeのお友達キャラクターも公開していました。

valknee:あおいちとインスタライブをしながら、ワンマンライブに向けて会議をしたことがあったんです。ライブのマーチをどうしようかと話していた時に、それこそNewJeans(ニュージーンズ)とかのキャラクターがかわいいってなって、恐らく私のリスナーもそういうの好きだろうなと思って募集しちゃいました。その場であおいちがキャラクターを描いて、「じゃあ皆これよりかわいいの描けたら送って~!締切は明後日です!」っていうノリ。妄想してるのは、ファンの方が描いてくれたキャラクターを漫画にしたり、ゲーセンのプライズ(景品)とかにしたり……それでフィーは原作者に入ったらいいよね、みたいな(笑)。

——夢が膨らみますね。ファンの皆さんが描いたキャラクターを見てすごいなと思ったのは、やっぱり皆valkneeさんの好みを分かっていて、どれもトーンが近いんですよね。

valknee:そうなんですよ!曲の内容がキャラクターに反映されていたりして。すごいと思います。

——ライブではmoe_magmag(モエマグマグ)さんのイラストもスクリーンに投影されてました。

valknee:KAMIYAちゃんのジャケ写も描いている方ですね。

——そういったいろんな人が集まってきている、“valknee文化圏”がいまどんどん面白くなってきている印象がある。しかも、実際クリエイターの方が多いんですよね。音楽に限らず、絵を描いていたり服を作っていたり、ユニークなことをしている人がたくさんいる印象です。

valknee:そうなったらいいなと思ってたので、うれしいです。自分はどこに行ってもどんどん新しい友達ができるタイプではなくて、それよりは、好きなモノでつながって共通のゆるいノリを作っていく方が合ってるんですよ。だから、結果的にそういう人が集まってきてるのはうれしい。なんか集団になってきてますよね。

——まだ名前のついていない、新しいコミュニティーができつつあると思うんです。それは、原宿的なかわいさもありつつY2Kもありつつ魔女感もあって、若干のヤンキー感もあって、あと宝塚感も入った(笑)、何とも形容しがたい文化圏。

valknee:そうそう、何とも言えない文化圏(笑)。そういったかわいいモノづくりのノリを復活させたいですよね。ちょっと前まで、「シブカル祭。」とかミスiD系の文脈とかいろいろとあったじゃないですか。そういうのに近いノリを復活させたいですね。

——それこそ、今度7月7日にvalkneeさんが手がけるイベント「Crash Summer」に出演するPINKBLESS(ピンクブレス)やかりん©︎は、そういった新しいギャルバイブスを持った人たちですよね。

valknee:確かに。インターネットを主軸にして活動している新しい世代のカッコいい人たちも今たくさんいるけど、それよりはもうちょっと身体性のある人たちというか。この新しいかわいいカルチャーに何か名前がついたらもっと広まりそうな気もします。「Crash Summer」は、そういった演者たちもたくさん集まってライブするので、皆のファッションを見るだけでも面白いと思う。ぜひいろんな方に遊びに来てほしいです。

PHOTOS:RIE AMANO

■イベント「Crash Summer」
日程:2024年7月7日
時間:OPEN & START 16:30 / CLOSE 21:00
会場:東京・渋谷 WWW X、WWW、 WWWβ
料金:ADV. 5000円 / U-18 4000円 (各1D代別途)
https://www-shibuya.jp/schedule/017903.php

■valknee 「Ordinary」
2024年4月10日リリース
Label:valknee
Tracklist:
1. OG(Prod. ピアノ男)
2. LOOSE(Prod. SEKITOVA)
3. SWAAAG ONLY(Prod. hirihiri)
4. Load My Game(Prod. NUU$HI)
5. Even If(Prod. NUU$HI)
6. Over Sea(Prod. NUU$HI)
7. NOT FOR ME(Prod. KUROMAKU)
8. BREEEEZE(Prod. バイレファンキかけ子)
9. Watch me!(Prod. hirihiri)
10. WHITE DOWN JKT(Prod. hirihiri)
https://linkco.re/H2ggCA9q

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「ミルフィー」の“飴玉リップ”にちゅるん唇かなえるプランパー5色が登場

コスメブランドの「ミルフィー(MILLFEE)」は6月11日、”グラマラスリッププランパー”(全5色、各1650円)を各種オンラインストアで発売した。6月下旬からロフト(LOFT)、アインズ&トルペ(AINZ&TULPE)で先行販売、7月下旬からは全国のバラエティーストアでも販売する。

“飴玉リップ”をキーワードにした同商品は、ちゅるんとした透け感のあるカラーと贅沢なラメが特徴だ。プランパー効果で縦じわの目立たないふっくらとした女性らしい唇に仕上げる。

カラーは全5色で、“01 クリアブロッサム”は、唇がほんのり色づくベーシックなクリアピンク、 “02 ハニーアプリコット”は、ヌーディなカラーが女性らしい血色感のある唇を演出する。“03 ドリーミーピンク”は、あざとい王道のピンク、“04 クリスタルカシス”は、深みのあるピンクで妖艶な印象を与える。こなれた印象のブラウンカラーの“05 ロマンティックブラウン”は、トレンド感のある唇に見せる。

「ミルフィー」は、ミルフィー株式会社が、「海外トレンドをもっと日本の皆様が普段のメイクに取り入れられる商品にアレンジしたい」という思いで作ったコスメブランドで、“肉球パレット”などが人気アイテムだ。

商品一覧

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「トリンプ」“天使のブラ” アンバサダーに菊地凛子

トリンプ・インターナショナル・ジャパンが展開する「トリンプ(TRIUMPH)」の“天使のブラ”は、30周年を迎えて新しいブランドメッセージを体現するアンバサダーとして菊地凛子を選定した。6月12日から店頭、ウェブ、一部地域のテレビCMにおいて新ビジュアルを展開し、同時に新商品を販売する。

6月11日に東京・赤坂のスタジオで開かれた発表会には菊池が登場した。実際に新商品を着用してみて「つけているというより寄り添ってくれる印象を受けた。女性の体を機能的に支えながら、女性が持つ体の美しさに気づかせてくれる商品だ」と話す。

新ブランドメッセージは「My Angel 私を支える味方」。このメッセージを掲げた背景には、SNSによって加速する他者との比較やそれによる自己肯定感の低下がある。そのような時代に、「商品を着用することで体を美しく心地良くするだけではなく、女性の心理的な支えになる存在でいたい」(坂田修子PRマネージャー)という思いを込めた。

“天使のブラ 魔法のハリ感”の新作は、30周年を記念してカップの左下には天使の羽のチャームを、背部には天使の羽をイメージしたレースをあしらった。ブラジャー、ハイキニショーツ、ヒップハンガーショーツは、ラベンダー、グレー、ブルー、ホワイト、ベージュの5色展開。ノンワイヤーブラジャー、マキシショーツはラベンダー、グレーの2色で展開する。ブラジャーは6600~7150円、ショーツは2970~3300円の価格で扱う。

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「トリンプ」“天使のブラ” アンバサダーに菊地凛子

トリンプ・インターナショナル・ジャパンが展開する「トリンプ(TRIUMPH)」の“天使のブラ”は、30周年を迎えて新しいブランドメッセージを体現するアンバサダーとして菊地凛子を選定した。6月12日から店頭、ウェブ、一部地域のテレビCMにおいて新ビジュアルを展開し、同時に新商品を販売する。

6月11日に東京・赤坂のスタジオで開かれた発表会には菊池が登場した。実際に新商品を着用してみて「つけているというより寄り添ってくれる印象を受けた。女性の体を機能的に支えながら、女性が持つ体の美しさに気づかせてくれる商品だ」と話す。

新ブランドメッセージは「My Angel 私を支える味方」。このメッセージを掲げた背景には、SNSによって加速する他者との比較やそれによる自己肯定感の低下がある。そのような時代に、「商品を着用することで体を美しく心地良くするだけではなく、女性の心理的な支えになる存在でいたい」(坂田修子PRマネージャー)という思いを込めた。

“天使のブラ 魔法のハリ感”の新作は、30周年を記念してカップの左下には天使の羽のチャームを、背部には天使の羽をイメージしたレースをあしらった。ブラジャー、ハイキニショーツ、ヒップハンガーショーツは、ラベンダー、グレー、ブルー、ホワイト、ベージュの5色展開。ノンワイヤーブラジャー、マキシショーツはラベンダー、グレーの2色で展開する。ブラジャーは6600~7150円、ショーツは2970~3300円の価格で扱う。

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「ディプティック」から“振り子のおもちゃ”みたいなデュフューザーが登場

フランス発フレグランスブランド「ディプティック(DIPTYQUE)」は6月13日、伝統的な遊び道具からイメージしたホームフレグランス、“バランシングディフューザー”(3万5530円)と“同 リフィル”(7920円)を発売する。

本アイテムは、ブナの無垢材を削って作られた球体のフォルムで、滑らかで優しい手触りが特徴だ。球体の上部にはセラミック製フレグランス スティックが取り付けられていて、指先でそっと触れるだけで繊細な振り子が動き出し、カシスの実のフレッシュさやローズの生き生きとしたフローラルなどが溶け合ったBaies(ベ)の香りが空間に広がる。一度動き出すとオブジェは左右に揺れ動き、自然と直立位置に戻る。香りの好みに合わせて何度でも繰り返し動かすことができる。

オブジェとしてデザインされた“バランシング ディフューザー”は、差し替え可能で、何度でも使えるようにデザインされている。

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「ディプティック」から“振り子のおもちゃ”みたいなデュフューザーが登場

フランス発フレグランスブランド「ディプティック(DIPTYQUE)」は6月13日、伝統的な遊び道具からイメージしたホームフレグランス、“バランシングディフューザー”(3万5530円)と“同 リフィル”(7920円)を発売する。

本アイテムは、ブナの無垢材を削って作られた球体のフォルムで、滑らかで優しい手触りが特徴だ。球体の上部にはセラミック製フレグランス スティックが取り付けられていて、指先でそっと触れるだけで繊細な振り子が動き出し、カシスの実のフレッシュさやローズの生き生きとしたフローラルなどが溶け合ったBaies(ベ)の香りが空間に広がる。一度動き出すとオブジェは左右に揺れ動き、自然と直立位置に戻る。香りの好みに合わせて何度でも繰り返し動かすことができる。

オブジェとしてデザインされた“バランシング ディフューザー”は、差し替え可能で、何度でも使えるようにデザインされている。

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トゥモローランドの「グラミチ」別注ショーツ 「機能性と快適さを両立」

セレクトショップのトゥモローランドは、「グラミチ(GRAMICCI)」に別注したショーツを発売した。価格は1万6500円。

細身のシルエットながら180度の開脚が可能なストレッチ性を持つ“NNショーツ”をベースに、素材には高い通気性とナチュラルな風合いが特徴の綿麻ワッシャーを採用。トゥモローランドは、「機能性と快適な履き心地を両立させた」と話す。

「グラミチ」は1982年、ロッククライマーのマイク・グラハム(Mike Graham)が立ち上げたブランド。アウトドアスポーツ愛好家から支持を集め、ファッションアイテムとしても浸透。オリジナルキャラクターの“ランニングマン”がアイコンだ。

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「オートリー」のポップアップを代官山のフォーゲットミーノッツで開催 新作“リールウィンド”も

代官山と福岡に店舗を持つウィメンズオンリーのスニーカー・アパレルセレクトショップ、フォーゲットミーノッツは「オートリー(AUTRY)」のポップアップを6月15〜30日に代官山本店で開催する。

フォーゲットミーノッツでは「オートリー」を代表するモデル“メダリスト”や新作“リールウィンド”のウィメンズとメンズ両方のコレクションを発売する。“メダリスト“は1980年代のクラシックなデザインを現代に蘇らせ、シンプルながらスタイリッシュなデザインに仕上げた。ランニングシューズに着想を得た最新モデル“リールウィンド”はスエードとナイロンを組み合わせたアッパー、軽量のファイロンラバーソールで快適さとグリップ力を実現した。

◼︎“オートリー ポップアップショップ アット フォーゲットミーノッツ”
日程:6月15〜30日
時間:11:00〜20:00
場所:フォーゲットミーノッツ代官山本店
住所:東京都渋谷区猿楽町20-13佐久間ビル1階

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「オートリー」のポップアップを代官山のフォーゲットミーノッツで開催 新作“リールウィンド”も

代官山と福岡に店舗を持つウィメンズオンリーのスニーカー・アパレルセレクトショップ、フォーゲットミーノッツは「オートリー(AUTRY)」のポップアップを6月15〜30日に代官山本店で開催する。

フォーゲットミーノッツでは「オートリー」を代表するモデル“メダリスト”や新作“リールウィンド”のウィメンズとメンズ両方のコレクションを発売する。“メダリスト“は1980年代のクラシックなデザインを現代に蘇らせ、シンプルながらスタイリッシュなデザインに仕上げた。ランニングシューズに着想を得た最新モデル“リールウィンド”はスエードとナイロンを組み合わせたアッパー、軽量のファイロンラバーソールで快適さとグリップ力を実現した。

◼︎“オートリー ポップアップショップ アット フォーゲットミーノッツ”
日程:6月15〜30日
時間:11:00〜20:00
場所:フォーゲットミーノッツ代官山本店
住所:東京都渋谷区猿楽町20-13佐久間ビル1階

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ロンハーマンの「アンダーアール」がロサンゼルスのブランドとポップアップ 特別アイテムを先行発売

ロンハーマン(RON HERMAN)の若者向けの新メンズストア「アンダーアール(UNDER R)」はロサンゼルスのブランドとのポップアップを6月15日から開催する。

スケートブランド「ボーイズ・オブ・サマー(BOYS OF SUMMER)」や日本初上陸するビバレッジブランド「オープン・ビール(OPEN BEER)」、ハンバーガーショップの「バーガー・シー・ロート(BURGER SHE WROTE)」がラインアップし、ポップアップを記念して特別にデザインされた“イベントスペシャルTシャツ”(8800円)や“イベントスペシャルスエット”(1万7600円)を6月14日に先行発売する。

そのほか、「ボーイズ・オブ・サマー」と「ディッキーズ(DICKIES)」、「ヴァンズ(VANS)」とのスペシャルピースも発売する。

ロンハーマン(RON HERMAN)は、若者向けの新メンズストア「アンダーアール(UNDER R)」を立ち上げる。第一号となる旗艦店は8月29日、東京・千駄ヶ谷にオープン予定だ。

ストアネームは“UNDER=若い世代”“R=Ron Herman”という意味を込め、 ロンハーマンの独自のスタイルを受け継ぎつつ新たな視点でインスピレーションとカルチャーを発信する。“今の時代のスポーツ用品店”をコンセプトとしており、サーフやスケートをはじめとした幅広いジャ

ンルの人やモノとのコラボレーションを実施し、可能性に溢れる若者たちをサポートできるブランドを目指す。

◾️「ボーイズ・オブ・サマー」at「アンダーアール」
日程:6月15、16日、21〜23日、28〜30日 (先行発売は6月14日17:00〜20:00)
場所:「アンダーアール」千駄ヶ谷
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-6-3 1階

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羽田空港に「CFCL」期間限定店 ジャパンラグジュアリー「JMC」内で

羽田空港第3ターミナル(国際線)の国産品セレクトショップ「ジャパン マスタリー コレクション(JAPAN MASTERY COLLECTION、以下JMC)」は、デザイナー高橋悠介のファッションブランド「CFCL」のポップアップストアを6月26日から8月27日まで開く。

「JMC」は日本空港ビルデングの子会社・羽田未来総合研究所(大西洋社長)によって昨年12月にオープン。“ジャパンラグジュアリー”をコンセプトに、選び抜かれた国産の衣料品、服飾雑貨、工芸品、アクセサリーなど販売する。ラグジュアリーブランドの免税店が並ぶ出国エリアに立地し、搭乗前の訪日客をターゲットにしている。

「JMC」内のポップアップスペースでは数週間単位でイベントが開催されてきたが、1つのファッションブランドを大々的に紹介するのは初めて。「CFCL」は日本の優れたニッティング技術を用いて独創的な服を作ることに加えて、サステナブルの国際認証Bコープを日本のアパレルで初めて取得するなど、先駆的な取り組みで知られる。

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羽田空港に「CFCL」期間限定店 ジャパンラグジュアリー「JMC」内で

羽田空港第3ターミナル(国際線)の国産品セレクトショップ「ジャパン マスタリー コレクション(JAPAN MASTERY COLLECTION、以下JMC)」は、デザイナー高橋悠介のファッションブランド「CFCL」のポップアップストアを6月26日から8月27日まで開く。

「JMC」は日本空港ビルデングの子会社・羽田未来総合研究所(大西洋社長)によって昨年12月にオープン。“ジャパンラグジュアリー”をコンセプトに、選び抜かれた国産の衣料品、服飾雑貨、工芸品、アクセサリーなど販売する。ラグジュアリーブランドの免税店が並ぶ出国エリアに立地し、搭乗前の訪日客をターゲットにしている。

「JMC」内のポップアップスペースでは数週間単位でイベントが開催されてきたが、1つのファッションブランドを大々的に紹介するのは初めて。「CFCL」は日本の優れたニッティング技術を用いて独創的な服を作ることに加えて、サステナブルの国際認証Bコープを日本のアパレルで初めて取得するなど、先駆的な取り組みで知られる。

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本日、一粒万倍日! 「ルイ・ヴィトン」が“カプシーヌ”シリーズから新作財布を発売

今日6月11日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”だ。財布を買ったり、使い始めたり、プレゼントするのに適した日とされる。

この吉日に合わせて、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はアイコンの“カプシーヌ”シリーズから新作財布“ポルトフォイユ・カプシーヌ コンパクト”(15万5100円)を発売した。柔らかなカーフレザーに、手作業でエアブラシしたグラデーションが特徴だ。「ルイ・ヴィトン」は、「艶やかなマーメイドのような虹色の風合い」と評する。

PHOTOS : LOUIS VUITTON

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「スープストック」が「カレーストック」になる2日間 老舗メーカーと開発した“本気のカレー”を楽しめる夏祭り

「スープストック トーキョー(SOUP STOCK TOKYO)」(以下、スープストック)は6月21、22日の2日間、カレーを楽しむ夏祭り「カレーストック トーキョー(以下、カレーストック)」を開催する(白馬店を除く外食全店舗と、家で食べるスープストック一部店舗)。同イベントは今年9回目、2日限りのカレー専門店としてインドをはじめ世界各地を旅して生まれた“本気のカレー”8~12種類を提供する。

今年の新作は南インド発その名も“ラッチャ”

今年の新作は、“バルタラッチャチキンカレー(南インド風ローストココナッツカレー)”で、通称“ラッチャ”。ローストココナッツのシャリシャリとした食感とカレーリーフの香ばしさに、10種類以上のスパイスと塩麹の隠し味が効いた一品だ。また、初のキッズカレー“7種類の野菜の辛くないマイルドカレー”が登場。8大アレルゲンを全く使用せず、玉ねぎやキャベツなど7種類の野菜を素材の水分だけで煮込み、すりつぶしたマイルドな旨味が詰まったカレーで、子どもはもちろんのこと大人も楽しめる。他、人気の酸味と大葉が爽やかな人気の“豚トロのビンダルーカレー”や通好みのほっとする優しい味わいの“花椒の麻婆カレー”、豚肉とヘチマが入ったさっぱり味の“白いスパイスカレー”などをそろえる。

おすすめは、1度に2種類のカレーが楽しめる“カレーとカレーのセット”で、組み合わせは28種類以上。料金は、カレーライスが730円〜、“カレーとカレーのセット”が1150円〜、3種類のカレーを楽しめる“カレーとカレーとカレーのセット”が1570円〜。キッズセットは、“7種の野菜の辛くないマイルドカレー”ドリンク付きで680円。黄色いものを持参し、注文時にスタッフに見せると“何かいいこと”があるという。

老舗メーカーとジャズセッションのようにして生まれる“本気の味”

今年25周年を迎えるスープストックは、今まで300種類以上のスープを作ってきた。スープメニューのうち、1〜2種類カレーを提供してきて、一気にカレーを紹介しようということで2016年にスタートしたのが夏祭り「カレーストック」だ。同社では、カレーもスープ同様、食材のおいしさを引き出しながら開発。「カレーの懐の深さを知ってほしい、1杯のカレーから新しい食文化や発見があれば」という思いから“本気のカレー”80種類以上をつくってきた。そのため、“ビンダルー”や“サンバール”など本場のネーミングをそのまま使用しているメニューも。チェーン店で“本気のカレー”を何種類も開発するのは至難の業だ。スープストックでは老舗カレーメーカーをはじめ、数社とこだわりや専門知識、技術をジャズセッションのように掛け合い、磨きあいながら開発している。

社員全員で文化祭のように取り組む毎年恒例の夏祭り「カレーストック」。通常よりも3割程度来店客が増えて、中には2〜3時間並ぶ店舗もあるほどの人気だという。

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「ベアミネラル」のスキンケアシリーズから肌のくすみと乾燥対策の美容液2種

「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は7月3日、新たなスキンケアシリーズである“SRシリーズ”から、くすみ対策美容液“SR ピュア グロウ セラム”(30mL、9350円)と、乾燥対策美容液“SR ピュア モイスチャー セラム”(30mL、9350円)を発売する。

“SR ピュア グロウ セラム”は、即効型といわれるビタミンC誘導体とフルーツの中で世界一天然ビタミンCを豊富に含むカカドゥプラムから抽出した成分をブレンド。軽やかな乳液状テクスチャーで、素早く肌になじむ。肌のくすみが気になる人や、透明感のある肌を手に入れたい人におすすめだ。

“SR ピュア モイスチャー セラム”は、優れた保湿効果を持つアミノ酸成分PGA(ポリグルタミン酸)とガラクトアラビナンを配合。肌表面にうるおいの膜を形成して、長時間乾燥などの刺激から守る。こっくりとした乳液状テクスチャーで、かさつきやツッパリ感などの乾燥が気になる人や、潤いとハリのある肌をかなえたい人向けのアイテムだ。

リサイクル可能なガラス容器を採用

同商品はビーガン処方で、製造過程における動物実験は不実施。容器にはリサイクル可能なガラス容器を採用し、外箱にはFSC認証紙を使用している。

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「ゴールドウイン」が上海のクリエイティブスタジオとコラボ 機能派シャツなど6型

「ゴールドウイン(GOLDWIN)」は6月20日、上海のデザインスタジオ・出版レーベルのセイム・ペーパー(Same Paper)とコラボレーションしたカプセルコレクション“ワーク フロム ワイルド(Work From Wild)”を発売する。アイテムは、「ゴールドウイン」の原宿店、丸の内店、公式オンラインストア、ザ・ノース・フェイス+(THE NORTH FACE+)サッポロファクトリー、ザ・ノース・フェイス/ヘリーハンセン(THE NORTH FACE/HELLY HANSEN)藤井大丸で取り扱う。

ラインアップは、通気性の高い素材に大きいポケットの付いたシャツや、高い耐久性を持つはっ水ショーツ、吸水速乾とUVプロテクト機能を備えたTシャツなどで、価格は4070〜2万5300円。セイム・ペーパー代表であるシャオペン・ユアン(Xiaopeng Yuan)がキービジュアルを手掛けた。

発売に先駆けて、6月14〜16日、幡ヶ谷のギャラリー コミューン(GALLERY COMMUNE)で先行ポップアップイベントを開催する。また前日6月13日の18~21時には、シャオペン・ユアンを招いたレセプションパーティを行う。

ポップアップイベント概要

◾️ゴールドウイン×セイム・ペーパー ポップアップ イベント at ギャラリー コミューン

日時:6月14〜16日 13:00〜18:00
場所:ギャラリー コミューン
住所:東京都渋谷区西原1-18-7

アイテム一覧

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「Y/プロジェクト」の共同設立者が死去 享年58

「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」の共同設立者、ジャイルズ・エレイルフ(Gilles Elalouf)が6月9日に死去した。58歳だった。長年、闘病生活を送っていたという。

同氏は、コンサルティング会社ボストン コンサルティング グループ(BOSTON CONSULTING GROUP)でキャリアをスタート。その後、パリを拠点とする広告代理店ピュブリシス・グループ(PUBLICIS GROUPE)に移り、10年以上にわたってさまざまな要職を務めた。2010年に、デザイナーの故ヨハン・セルファティ(Yohan Serfaty)と共に「Y/プロジェクト」を設立。13年にセルファティ=デザイナーが死去したことに伴い、そのファーストアシスタントを務めていたグレン・マーティンス(Glenn Martens)をクリエイティブ・ディレクターに任命した。なお、故エレイルフ共同設立者は、医薬品のプロモーションを行うスタートアップなどを立ち上げているほか、フランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、FHCM)やパリ・ファッション・ウイーク関連の業務にも携わっていた。

グレン・マーティンスやCEOが追悼

マーティンス=クリエイティブ・ディレクターは、自身のインスタグラムに、「メルシー、ジャイルズ。私を信じてくれて。共に魔法を作り出してくれて。10年にわたる最高の冒険をさせてくれて。永遠に寂しく思うよ、愛している」とコメントを投稿した。

同ブランドのパスカル・コンテ・ジョドラ(Pascal Conte-Jodra)最高経営責任者は、「ジャイルズは素晴らしい人物で、『Y/プロジェクト』をはじめとする仕事に献身的に打ち込んでいた。親しみやすく思いやり深かった彼の存在は、私たちの心の中にずっと残るだろう」と語った。

FHCMのパスカル・モラン(Pascal Morand)=エグゼクティブ・プレジデントは、「ジャイルズは、そのキャリアとエネルギーをファッションおよびクリエイティビティーに捧げた、素晴らしい起業家だった。優れた直感と論理的なマインドを持ち、若い才能を見出して育成することに長けていた」と述べた。

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「ヌメロ ヴェントゥーノ」2025年プレ・スプリング・コレクション

「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」が2025年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「アミ パリス」が初のサングラスコレクション“75001”を発売 4色展開で6万4900円

「アミ パリス」が初のサングラスコレクション“75001”を発売 4色展開で6万4900円

「アミ パリス(AMI PARIS)」は、ブランド初のサングラスコレクション“75001”を発売した。カラーはブラック、シェル、クリーム、カシミヤブルーの4色で、価格は各6万4900円。

コレクション名は「アミ パリス」が本社を置くパリ1区の郵便番号にちなみ、素材のアセテートはイタリアの老舗メーカー、マツケリ(MAZZUCCHELLI)のものを使用する。

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「リモワ」が伊勢丹新宿店で“エメラルド”カラーを世界先行で購入予約 ムーミンとのコラボも

「リモワ(RIMOWA)」はブランド初となるポップアップ“ザ オリジナル ジャーニー”を伊勢丹新宿本店本館1階ザ・ステージで6月12〜18日に開催する。

ポップアップでは「リモワ」を代表するアイコニックな素材、アルミニウムを用いた“オリジナル”コレクションに着目し、全ラインアップを公開する。“オリジナル”コレクションの定番カラーであるシルバー、ブラック、チタニウムに加え、自然界の宝石の美しさに着想を得た最新カラー“エメラルド”が世界に先駆けて登場。27日に全世界同時発売の“エメラルド”はポップアップで購入予約ができ、価格は25万8000〜36万5200円。

フィンランドの作家、アーティストでもある“トーベ・ヤンソン(Tove Jansson)”によるブックシリーズ“ムーミン”との限定カプセルコレクションも発表する。アイコニックなキャラクターであるスノークのおじょうさんとムーミントロールが登場する“リモワ&ムーミン ラゲージ タグ”2種(3万7510円)、限定ボックスに30枚のステッカーを封入した“リモワ&ムーミン ジャイアント ステッカー セット”(4万2900円)、限定デザインのスリーブに収められた“リモワ&ムーミン ステッカー セット”(6600円)の4アイテムをラインアップする。1977年に出版された“ムーミン谷へのふしぎな旅”の挿絵に着想を得た限定ショッピングバッグも用意した。“ムーミン”との限定カプセルコレクション4アイテムはポップアップ終了後、19日に全世界の公式オンラインストアで発売し、“リモワ&ムーミン ラゲージ タグ”2種は日本でのみ取り扱う。

◼︎“ザ オリジナル ジャーニー”
日程:6月12〜18日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿本店本館1階ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「リモワ」が伊勢丹新宿店で“エメラルド”カラーを世界先行で購入予約 ムーミンとのコラボも

「リモワ(RIMOWA)」はブランド初となるポップアップ“ザ オリジナル ジャーニー”を伊勢丹新宿本店本館1階ザ・ステージで6月12〜18日に開催する。

ポップアップでは「リモワ」を代表するアイコニックな素材、アルミニウムを用いた“オリジナル”コレクションに着目し、全ラインアップを公開する。“オリジナル”コレクションの定番カラーであるシルバー、ブラック、チタニウムに加え、自然界の宝石の美しさに着想を得た最新カラー“エメラルド”が世界に先駆けて登場。27日に全世界同時発売の“エメラルド”はポップアップで購入予約ができ、価格は25万8000〜36万5200円。

フィンランドの作家、アーティストでもある“トーベ・ヤンソン(Tove Jansson)”によるブックシリーズ“ムーミン”との限定カプセルコレクションも発表する。アイコニックなキャラクターであるスノークのおじょうさんとムーミントロールが登場する“リモワ&ムーミン ラゲージ タグ”2種(3万7510円)、限定ボックスに30枚のステッカーを封入した“リモワ&ムーミン ジャイアント ステッカー セット”(4万2900円)、限定デザインのスリーブに収められた“リモワ&ムーミン ステッカー セット”(6600円)の4アイテムをラインアップする。1977年に出版された“ムーミン谷へのふしぎな旅”の挿絵に着想を得た限定ショッピングバッグも用意した。“ムーミン”との限定カプセルコレクション4アイテムはポップアップ終了後、19日に全世界の公式オンラインストアで発売し、“リモワ&ムーミン ラゲージ タグ”2種は日本でのみ取り扱う。

◼︎“ザ オリジナル ジャーニー”
日程:6月12〜18日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿本店本館1階ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「カルティエ」の「結 MUSUBI」展 メゾンの日本の半世紀の歩みをジュエリーとアートで辿る

「カルティエ(CARTIER)」は6月12日〜7月28日、東京国立博物館・表慶館で「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展―美と芸術をめぐる対話(以下、カルティエと日本)」を開催する。同展の名前にある“結び”のルーツは、日本神話の“産霊(ムスヒ・ムスビ)で、“結びつくことによって心霊の力が生み出される”ことを意味する。同展は、「カルティエ」が日本に最初にブティックをオープンして50周年を記念するもので、120点のジュエリーやウオッチや50点以上のアーカイブ作品と共に、カルティエ現代美術財団および「カルティエ」と協業してきた150点以上の現代アーティストによるアート作品を展示する。

マハラジャのネックレスから北野武の作品まで

「カルティエ」が原宿にブティックをオープンしたのは1974年だが、メゾンと日本は19世紀末にさかのぼる。3代目のルイ・カルティエが収集した世界各国の書籍が当時のクリエイションに根付いている。その中でも日本は、さまざまな作品のインスピレーション源になってきた。「カルティエ」と日本、美と芸術、カルティエ美術財団と現代アーティストの対話を表す展示になっている。

同展のエントランスには、「カルティエ」と日本の50周年を記念し、アーティストの澁谷翔に依頼した作品「日本五十空景」を展示。ジュエリーのセクションには、神社や結び目と行った日本特有のモチーフをはじめ波や鱗模様などが施されたクロックや印籠といった宝飾品などが展示されている。また、“パンテール”をはじめ、自然は「カルティエ」の重要なインスピレーション。日本で縁起物と言われるカメやトンボといったモチーフやフジの花を象った作品なども見られる。中には、インドのマハラジャ、ブピンドラ・シン卿がオーダーしたーネックレスを再現したものや、ウインザー公爵夫人が所有した“パンテール”のクリップなどもある。

アートのセクションでは、カルティエ財団と協業してきた三宅一生や北野武、横尾忠則、荒木経惟、森山大道のインスタレーションや作品を紹介。絵画や写真、映像作品などさまざまな作品を展示している。

10日に開催されたトークセッションで、ピエール・レネロ=カルティエ イメージスタイル&ヘリテージ ディレクターは、「この展覧会は、『カルティエ』と日本の共通の歴史の共有であり、絆を象徴する実り多いものだ」とコメント。アーカイブのジュエリーから現代アートまで、日本と「カルティエ」のつながりが垣間見れる展覧会になっている。

■カルティエと日本 半世紀の歩み 「結 MUSUBI」展―美と芸術をめぐる対話
会期:6月12日〜7月28日
会場:東京国立博物館 表慶館 東京都台東区上野公園13-9
時間:9:30-17:00(金、土曜日は19:00まで)
休館日:毎週月曜日、7月16日(7月15日は開館)
料金:一般1500円、大学生1200円

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ビーチクリーン体験で実感する「マイクロプラスチック回収の難しさ」

5月末の週末に茅ヶ崎へビーチクリーンの体験取材に行ってきました。主催は海洋汚染・水質汚染を軽減できるプラスチック代替素材の開発や消費財の企画、製造販売を行うサキュレアクト。同社は海洋汚染を少しでも減らせるようにとチーム530を組織し、2023年からビーチクリーン活動に取り組んでいます。

8ホテルで環境について学ぶ

集合場所は茅ヶ崎の8ホテル(8HOTEL)。9回目の今回は、家族や友人同士、1人で参加する人など約20人が集まりました。ホテル内にあるサウナ後の“ととのえ部屋”で塩原祥子サキュレアクト代表取締役が環境汚染の現状を語り、その後クイズ形式で地球環境の現在地を理解していきます。例えば、「南極の氷が全部溶けたら海面上昇はどの程度か?」の質問に、1.約60m、2.約30m、3.約90mの選択肢が出ます(正解は1です)。塩原代表は回答と共に「茅ヶ崎の海岸も侵食が進んでいるため、毎年砂を撒いている」など身近で起きていることも加えて伝えていました。

講義の最後は、今日からできることとして、
・燃えるゴミを分別して資源へ(雑ゴミに出す)
・買い物は必要なものだけを購入する
・過剰包装の物は買わない
・洗濯するときマイクロプラスチックを流さない洗濯ネットを使用する
・節電した生活を
・街中でゴミを見たら拾って、ゴミ箱へ
とリデュース、リユース、リサイクルの重要性を伝えます。

30分ほどの講義の後、ランチタイムに。地域のオーガニック野菜を使ったスープとメイン(ホットドックorチリコンカーンドック)、ドリンクを楽しみます。塩原代表は各テーブルを回り、参加者に講義で感じたことなどを聞いたり、談笑したりしていました。

無限に広がるマイクロプラスチック

ランチ後は20分程度歩き茅ヶ崎の海岸へ。海岸に着くとスタッフからトングとゴミ袋、手袋が配られ、ビーチクリーンを開始します。それぞれが思い思いの場所で、海岸に寄せられたゴミを拾っていきます。鎌倉在住の女性は「幼少時から鎌倉の海を見ていますが、年々汚染されているのが分かるんです。何か行動を起こさないと思っていたところ、インスタでビーチクリーンの参加者募集を見て応募しました」。彼女は「友人に鎌倉に観光に来てと誘えますけど、ビーチクリーン活動を一緒にやろうと誘いにくいんですよね」とも。男女問わず1人で参加する人が多かった理由は、そういう心理的ハードルの高さがあるのかもしれません。

「エレミニスト(ELEMINIST)」の営業担当者は、仕事で一度体験したそうですが、今回はプライベートで参加。前回必要に感じたことから使わなくなったステンレス製のメッシュザルを持参していました。そうなんです。海洋ゴミといえば、ペットボトルや空き缶などを思い浮かべがちですが、プラスチック製の商品が紫外線で細かくなり、砂と大差ない大きさになっているものが多いのです。マイクロプラスチックと言葉では理解していましたが、実際に無限に広がるマイクロプラスチックを目にすることで回収の難しさを痛感しました。砂と同じような大きさのものを選別して取るのは難しく、なおかつ風が吹いているとせっかくとっても飛んでしまうという状況に苦戦しました。

30分ほどのクリーン活動を終えると、回収した成果を発表します。大物自慢(笑)として、木片や魚網、マスク、洗濯バサミなどが集まりました。ちなみに前回(3月開催)は、ドラム缶やスニーカーなどがあったそうです。時期や天候によりゴミの種類が変わるとのこと。成果発表を終えた際、参加者の一人であるロシア人女性が、「食用油はトイレに流しますか?」と投げかけざわつきが。もちろん、誰一人して流す人はいませんでしたが、ロシアでは約半数がトイレに流しているという驚愕の事実を知りました。

環境問題の情報発信が少なすぎる

塩原代表は「日本は環境問題の情報発信が少なすぎます。共感する人を増やさないと状況は変わりません。自分たちができることから始めたんです」とチーム530を立ち上げました。インスタグラムで情報発信やビーチクリーン活動などを定期的に行っています。また8人のアンバサダーを起用し、それぞれが環境問題について発信しています。今後は滋賀や長野、愛知、神奈川、東京にいるアンバサダーと連携し、クリーン活動などの拠点を拡大したいそう。「茅ヶ崎と琵琶湖のクリーン活動を同時間に実施し、オンラインでつなげて作業することも視野に入れています」とのこと。

海洋汚染や地球環境の悪化は加速しています。近年は、九州の日本海側に生息するブリが北海道でも多く獲れるようになるなど、地球温暖化の影響は私たちの食生活にも直結しています。今ある生活を大きく変えなくとも、まずは自分でできる範囲で行動することから始めてみませんか。レクリエーション感覚でも楽しめるビーチクリーン活動、おすすめです。

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ビーチクリーン体験で実感する「マイクロプラスチック回収の難しさ」

5月末の週末に茅ヶ崎へビーチクリーンの体験取材に行ってきました。主催は海洋汚染・水質汚染を軽減できるプラスチック代替素材の開発や消費財の企画、製造販売を行うサキュレアクト。同社は海洋汚染を少しでも減らせるようにとチーム530を組織し、2023年からビーチクリーン活動に取り組んでいます。

8ホテルで環境について学ぶ

集合場所は茅ヶ崎の8ホテル(8HOTEL)。9回目の今回は、家族や友人同士、1人で参加する人など約20人が集まりました。ホテル内にあるサウナ後の“ととのえ部屋”で塩原祥子サキュレアクト代表取締役が環境汚染の現状を語り、その後クイズ形式で地球環境の現在地を理解していきます。例えば、「南極の氷が全部溶けたら海面上昇はどの程度か?」の質問に、1.約60m、2.約30m、3.約90mの選択肢が出ます(正解は1です)。塩原代表は回答と共に「茅ヶ崎の海岸も侵食が進んでいるため、毎年砂を撒いている」など身近で起きていることも加えて伝えていました。

講義の最後は、今日からできることとして、
・燃えるゴミを分別して資源へ(雑ゴミに出す)
・買い物は必要なものだけを購入する
・過剰包装の物は買わない
・洗濯するときマイクロプラスチックを流さない洗濯ネットを使用する
・節電した生活を
・街中でゴミを見たら拾って、ゴミ箱へ
とリデュース、リユース、リサイクルの重要性を伝えます。

30分ほどの講義の後、ランチタイムに。地域のオーガニック野菜を使ったスープとメイン(ホットドックorチリコンカーンドック)、ドリンクを楽しみます。塩原代表は各テーブルを回り、参加者に講義で感じたことなどを聞いたり、談笑したりしていました。

無限に広がるマイクロプラスチック

ランチ後は20分程度歩き茅ヶ崎の海岸へ。海岸に着くとスタッフからトングとゴミ袋、手袋が配られ、ビーチクリーンを開始します。それぞれが思い思いの場所で、海岸に寄せられたゴミを拾っていきます。鎌倉在住の女性は「幼少時から鎌倉の海を見ていますが、年々汚染されているのが分かるんです。何か行動を起こさないと思っていたところ、インスタでビーチクリーンの参加者募集を見て応募しました」。彼女は「友人に鎌倉に観光に来てと誘えますけど、ビーチクリーン活動を一緒にやろうと誘いにくいんですよね」とも。男女問わず1人で参加する人が多かった理由は、そういう心理的ハードルの高さがあるのかもしれません。

「エレミニスト(ELEMINIST)」の営業担当者は、仕事で一度体験したそうですが、今回はプライベートで参加。前回必要に感じたことから使わなくなったステンレス製のメッシュザルを持参していました。そうなんです。海洋ゴミといえば、ペットボトルや空き缶などを思い浮かべがちですが、プラスチック製の商品が紫外線で細かくなり、砂と大差ない大きさになっているものが多いのです。マイクロプラスチックと言葉では理解していましたが、実際に無限に広がるマイクロプラスチックを目にすることで回収の難しさを痛感しました。砂と同じような大きさのものを選別して取るのは難しく、なおかつ風が吹いているとせっかくとっても飛んでしまうという状況に苦戦しました。

30分ほどのクリーン活動を終えると、回収した成果を発表します。大物自慢(笑)として、木片や魚網、マスク、洗濯バサミなどが集まりました。ちなみに前回(3月開催)は、ドラム缶やスニーカーなどがあったそうです。時期や天候によりゴミの種類が変わるとのこと。成果発表を終えた際、参加者の一人であるロシア人女性が、「食用油はトイレに流しますか?」と投げかけざわつきが。もちろん、誰一人して流す人はいませんでしたが、ロシアでは約半数がトイレに流しているという驚愕の事実を知りました。

環境問題の情報発信が少なすぎる

塩原代表は「日本は環境問題の情報発信が少なすぎます。共感する人を増やさないと状況は変わりません。自分たちができることから始めたんです」とチーム530を立ち上げました。インスタグラムで情報発信やビーチクリーン活動などを定期的に行っています。また8人のアンバサダーを起用し、それぞれが環境問題について発信しています。今後は滋賀や長野、愛知、神奈川、東京にいるアンバサダーと連携し、クリーン活動などの拠点を拡大したいそう。「茅ヶ崎と琵琶湖のクリーン活動を同時間に実施し、オンラインでつなげて作業することも視野に入れています」とのこと。

海洋汚染や地球環境の悪化は加速しています。近年は、九州の日本海側に生息するブリが北海道でも多く獲れるようになるなど、地球温暖化の影響は私たちの食生活にも直結しています。今ある生活を大きく変えなくとも、まずは自分でできる範囲で行動することから始めてみませんか。レクリエーション感覚でも楽しめるビーチクリーン活動、おすすめです。

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「無印良品」メイク品の全面リニューアルが完了 6月12日発売の薬用ベースシリーズを最後に

「無印良品」は、2024年3月からベースメイクやポイントメイクなどのメイクアップアイテムを、刺激が少なく肌にやさしい処方に順次リニューアルをしてきた。6月12日に発売する薬用ベースメイク4品を最後に全面リニューアルが完了し、全74アイテムのメイクアップアイテムが店舗およびネットストアでそろう。

今回のリニューアルは、年齢や性別、肌質に関わらず、初めてメイクを人も、しっかりメイクをしたい人も、使いやすく肌にやさしいメイクアップアイテムを目指した。

6月12日に登場するベースメイク4品は、肌悩みがあるときでもスキンケアをしながら気になる部分をカバーできる薬用シリーズだ。“薬用 UVメイクアップベース”[SPF41・PA+++](1290円)、“薬用 UVベースコントロールカラー”[SPF50+・PA+++](全3色、各1290円)、“薬用 コンシーラー”(全2色、各890円)、“薬用 リキッドコンシーラー”[SPF41・PA+++](全2色、各1190円)を用意している。

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古代ローマ時代の市場でサステナビリティを考えるイベント開催 「ボッテガ・ヴェネタ」CEOなど100人のゲストスピーカーが登壇

伊NPOのサステイナブル・ファッション・イノベーション・ソサエティー(SUSTAINABLE FASHION INNOVATION SOCIETY、以下SFIS)は6月4日と5日の2日間、欧州議会と欧州委員会との提携によるフィジタル・サステナビリティ・エクスポ(PHYGITAL SUSTAINABILITY EXPO、以下PSE)をローマで開催した。PSEはファッション&デザインのサステナビリティに特化したイタリア初のイベントとして2019年にスタート。技術革新による“メード・イン・イタリー”の持続可能な産業への移行促進を目指している。

多彩なパネルトークからユニークなファッションショーまで

会場は、コロッセオやフォロ・ロマーノと同じエリアにある古代ローマ時代の市場跡地「トラヤヌスの市場」。世界遺産や歴史的建造物が至るところにある街ならではのロケーションと言える。そんなユニークな会場にステージや約15企業や団体の展示ブースを設けた。

5回目を迎えた今回は、ポリシーメーカーである政治家からファッションや素材、サステナビリティ関連企業のトップ、学者、NPOまで、イタリア国内を中心に17カ国から約100人のゲストスピーカーがステージに登壇。終日ひっきりなしにパネルトークやプレゼンテーション、レクチャー、公開インタビューなどが行われた。テーマやトピックは、EUやイタリアにおけるサステナビリティ関連の政策やイニシアチブをはじめ、素材や生産、小売、ESG投資、EPR(拡大生産者責任)、ダイバーシティー&インクルージョン、エネルギーまで多彩。大半はイタリア語で行われたが全て英語で同時通訳され、オンラインでも2言語でライブ配信された。

PSEがハイライトの一つに据えているのは、初日夜のナレーション付きファッションショーだ。披露したのは、出展者をはじめとする9ブランドが制作したアイテム。サステナビリティに対する意識を高めることを目的としており、モデルがランウエイに登場すると、その服の生産に用いられた技術革新やサステナブル素材の詳細、生産にかかる温室効果ガス排出量についてのナレーションが流れるという演出が特徴になっている。同イベントは一般客も無料で参加でき、ショーには若者を中心に地元の人も数多く集まった。

「ボッテガ・ヴェネタ」や「フェラガモ」など優れた“メード・イン・イタリー”を表彰

2日目の午前中には、“メード・イン・イタリー”の優れた取り組みを表彰する「サステイナブル・メード・イン・イタリー賞」の授賞式とトークセッションを開催した。クリエイティビティー&クラフツマンシップ部門は「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」、イタリアン・ヘリテージ部門は「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」、職人の知恵部門は「フェラガモ(FERRAGAMO)」が受賞。さらに、ファッションのデジタル化部門には「ユークス(YOOX)」の創業者でもあり、現在は英国のチャールズ国王が立ち上げた「ファッションタスクフォース(FASHION TASKFORCE)」の会長を務めるフェデリコ・マルケッティ(Federico Marchetti)、そして、メード・イン・イタリーの若手女性イノベーター部門にはイタリア製のオーガニックコットン繊維を手掛けるソーファイン(SOFINE)のアリアイ・ヴェントゥーリ・クアットリーニ(Aliai Venturi Quattrini)=マネジング・ディレクターが選ばれた。

ステージに登壇したバルトロメオ・ロンゴーネ(Bartolomeo Rongone)=ボッテガ・ヴェネタ最高経営責任者(CEO)は、同ブランドのモノづくりに欠かせない職人たちにフォーカスした短編映像「クラフト・イン・モーション」を流し、「まずサステナビリティなしに卓越性を実現することはできない。サステナビリティは、環境だけでなく、文化的な伝統や人においても言えることだ」とコメント。そして「『ボッテガ・ヴェネタ』は、クオリティーに対する厳格なアプローチで、丈夫かつ世代を超えて受け継げるような製品を作っている。また、常にクラフツマンシップの伝統を守ることにこだわり、責任を伴った成長にフォーカスしてきた。職人の手仕事はブランドの本質であり、従業員に適切な賃金を支払うことやベストな労働環境を保証することに取り組んでいる。企業は、自分たちが拠点とする地域そして国全体を守るために、コミュニティーに価値を還元し、良い環境を生み出していくことが必要だ」と続けた。

現在ミラノで大規模な展覧会も開催している「ドルチェ&ガッバーナ」のフェデーレ・ウザイ(Fedele Usai)=ジェネラル・ディレクターは、「展覧会でもイタリアのさまざまな地域のクラフツマンシップへの愛を感じられるだろう」とし、「イタリアには、国内にモノづくりの現場をたくさん有するという豊かさがある。(変化のためには、)自社の社員だけでなく、そのモノづくりに関わる全てのサプライチェーンを教育していくことが重要だ」と主張。「新たな世代はサプライチェーンの管理や説明責任を重視している。私たちが若かった頃と今の若者では何を信じるかという点で違う考えや視点があり、新世代を未来の消費者として捉えるだけでなく、その声に耳を傾けることも大切だと思う」と話した。

そして、ジェームス・フェラガモ(James Ferragamo)=フェラガモ グローバル・チーフ・トランスフォーメーション&サステナビリティ・オフィサーは、「ファッションブランドには今、継続的な成長と同時にサステナブルなビジネスモデルへの移行という目標に向かっていくことが求められる。このジレンマに対する解決策をサプライチェーン全体で考えていかなければならない。祖父のサルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)は戦時中、レザーやメタル、ラバーが使えない中、コルクやセロファンなどで靴を作り、クリエイティブであることを諦めずに成長を続けてきた。『フェラガモ』には、今でもそういった革新のDNAがある。私たちが目指しているのは、革新的かつサステナブルであることだ」と述べた。

主催者が語るイベントを続ける大切さ

ヴァレリア・マンガーニ(Valeria Mangani)SFISプレジデントは、PSE立ち上げのきっかけについて「イタリアの現状に危機感を覚え、ファッション業界のサステナビリティに対する認識を高める必要性を感じた。EUは2050年までに気候中立達成を目指しているが、EPRなどのさまざまな政策を打ち出すことよりも、(イタリアでは)まず生産者や消費者に自分たちが作ったり、買ったりするものについて考えてもらうことが重要だった」と振り返る。そして、「イタリアには世界的なビッグブランドもあるが、中小企業が多い。そのため、サステナビリティ実現のためのノウハウや資金、労力をもっていない企業も多く、適切な説明や支援が必要だ」と説明する。

現在抱える最も大きな課題について尋ねると、「二つあるが、一つはファッションにおけるサステナビリティ実現に向けた行政からの金銭的支援。そのため、経済発展省が設立した会合『テーブル・フォー・ファッション』の一員でもあるSFISは、ポリシーメーカーへのロビー活動を積極的に行なっている。もう一つは、人々のマインドセットを変えること。一朝一夕にはいかないが、特に中小企業における変化が急務だ」と語った。

現地で感じた意義と課題

イタリアの大手ファッション企業ではよりサステナブルなビジネスモデルへの変化や取り組みが進み、ミラノ・ファッション・ウイークを主催するイタリアファッション協会や「ミラノ・ウニカ(MILANO UNICA)」や「リネアペッレ(LINEA PELLE)」といった素材見本市でもサステナビリティへのフォーカスが見られる。しかし、国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)が世界各国のSDGs達成度を評価した「サステナブル・デベロップメント・リポート」の23年版によると、イタリアは24位(ちなみに日本は21位)。北欧諸国やドイツ、フランスなどサステナビリティ先進国の多いヨーロッパでは遅れをとっているのが現状だ。そんな中、ファッション業界にとって重要な生産国、そして輸出国の一つでもあるイタリアでサステナビリティに対する意識を高めていくために、このようなイベントを継続して行う意義は大きい。

一方、実際に訪れてみて、イベントとしての課題が見えたのも事実だ。一つは、ゲストスピーカーの数は充実しているものの、各セッションや登壇者に与えられた時間が短かったこと。活発な意見交換や具体的なソリューション提案というよりも、それぞれの取り組みの紹介や意見表明というレベルにとどまり、結果的に深く掘り下げられていないことも多々ある印象を受けた。また、初日夜のファッションショーにはたくさんの来場者が見られたものの、日中はイベントの関係者やメディア以外の来場者はさほど多くなかった。ファッション業界やモノづくりに携わる人を対象にするにしても、一般消費者を対象にするにしても、「人々のマインドセットを変える」にはまずより多くの人を呼び込み、関心を持ってもらったり、考えるきっかけを与えたりすることが重要。専門用語や新たな技術が多く難しいと捉えられがちなサステナビリティのイベントにとって、当事者として身近に感じられるようなテーマや登壇者の選定、そしてより多くのワークショップのような参加型企画も大切だと感じた。ブラッシュアップの余地は大きく、今後の発展に期待したい。

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「スノー フォックス スキンケア」が世界的ヒット“カッサ ブラシ”のミニサイズを発売

オーストラリア発自然派スキンケア「スノー フォックス スキンケア(SNOW FOX SKINCARE)」は6月17日、ハート形のカッサブラシ“プレミアム FOXカッサ ウッド ミニハート ヘアブラシ”(9900円)を発売する。2022年9月の発売以来、好評の“プレミアム FOXカッサ ブラシ”のミニサイズだ。

同商品はカッサと頭皮ケアに着目したブラシ。ブナ木製の土台は、台湾の職人が1つずつ削って制作する。61本のゴールドコーティングのピンが頭皮のツボを刺激し、健康な頭皮環境に整えるほか、毛根を刺激して毛穴を立ち上げ、ストレスで硬くなった頭皮をほぐす。また、首や肩をマッサージすることで、肩や顔、頭皮全体にアプローチする。ヘアセラムと併用すると、ブラッシングやエイジングによる切れ毛を抑えられ、太く、強い髪の毛を促進する。

「スノー フォックス スキンケア」は16年末にオーストラリアで誕生。敏感肌や肌荒れに特化して無添加にこだわり、植物学と皮膚科学を組み合わせて開発する。“地球第一主義”を掲げ、ビーガン、エシカル(倫理的)、クルエルティフリー(動物実験をしない)、クリーン、プロフェッショナル、オーシャンセーフの6つの哲学を重視する。21年5月からECを通して日本でも販売する。

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ユニクロ「UT」がアニメ「ワンピース」25周年記念でコラボ ルフィの人生を振り返るコレクション

「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は、アニメ「ワンピース(ONE PIECE)」の25周年を記念したコレクションを7月22日に全国のユニクロ店舗と公式オンラインストアで発売する。 また、同アニメ世界最大のファンイベント“ONE PIECE DAY 24”とのグローバルパートナーシップを締結し、Tシャツを通してイベントをサポートする。イベントの詳細およびキャンペーンは、後日発表予定。

コラボコレクションは、ルフィの冒険の軌跡を描いた全8種類のTシャツ(各1500円)と人気キャラクターを描いた全5種類のキッズTシャツ(各990円)をラインアップする。

Tシャツは、“決意” “仲間” “強さ” “挫折” “集結” “共闘” “四皇” “新章”のデザインの全8柄。「海賊王におれはなる!!!!」と叫ぶルフィの“決意”がこもった東の海編からのシーンや、「左腕のこれが仲間の印だ」と決戦を前に“仲間”の印を確かめるアラバスタ編からのシーンなど、それぞれルフィにとって重要なシーンを描いた。

キッズTシャツは、チョッパー、エース・サボ・ルフィの3兄弟、ウタ、“ギア5”のルフィ、エッグヘッドの新コスチュームに身を包んだ麦わらの一味をデザインした全5柄を用意する。

特設ページ

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「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は、アニメ「ワンピース(ONE PIECE)」の25周年を記念したコレクションを7月22日に全国のユニクロ店舗と公式オンラインストアで発売する。 また、同アニメ世界最大のファンイベント“ONE PIECE DAY 24”とのグローバルパートナーシップを締結し、Tシャツを通してイベントをサポートする。イベントの詳細およびキャンペーンは、後日発表予定。

コラボコレクションは、ルフィの冒険の軌跡を描いた全8種類のTシャツ(各1500円)と人気キャラクターを描いた全5種類のキッズTシャツ(各990円)をラインアップする。

Tシャツは、“決意” “仲間” “強さ” “挫折” “集結” “共闘” “四皇” “新章”のデザインの全8柄。「海賊王におれはなる!!!!」と叫ぶルフィの“決意”がこもった東の海編からのシーンや、「左腕のこれが仲間の印だ」と決戦を前に“仲間”の印を確かめるアラバスタ編からのシーンなど、それぞれルフィにとって重要なシーンを描いた。

キッズTシャツは、チョッパー、エース・サボ・ルフィの3兄弟、ウタ、“ギア5”のルフィ、エッグヘッドの新コスチュームに身を包んだ麦わらの一味をデザインした全5柄を用意する。

特設ページ

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「ジーユー」24年秋は“バレルレッグボトムス”推し カーゴパンツに続くヒットに

「ジーユー(GU)」は2024年秋物で、“バレルレッグボトムス”(2990円)を打ち出す。樽(barrel)をイメージさせるカーブしたシルエットのパンツで、デニムやコーデュロイ、チノなどさまざまな素材で企画。24年春に、試験的に国内の店舗でウィメンズのバレルパンツを販売したところ予想以上の反響があったため、秋はウィメンズに加えメンズ、ティーンズ、キッズでもそろえ、キャンペーンを組む。ここ1年ですっかり定着したパラシュートパンツやカーゴパンツに続くグローバルヒット商品になることを期待する。

パンツはセット購入が狙いやすいスタイリングのキーアイテムであり、サイズ感が気に入ればリピート購入も期待できる。そのため、「ジーユー」と同じファーストリテイリングの「ユニクロ(UNIQLO)」「プラステ(PLST)」、アダストリアの「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」、オンワード樫山の「アンフィーロ(UNFILO)」など、SPAやアパレルメーカー各社がECレビューなどをもとにしたパンツの改善に毎シーズン注力している。「ジーユー」も15年に大ヒットさせた“ガウチョパンツ”に始まり、直近でもカラースラックスや“プルオンパンツ”、カーゴパンツ、パラシュートパンツと、多数のヒットを生んできた。

7サイズ展開×丈は3種類

今秋打ち出す“バレルレッグボトムス”は、腰回りはすっきりとしたハイライズで、膝からカーブを描き裾に向かってテーパードしていくボリュームのあるシルエットが特徴。“Y2K”ムーブメント以降支持されている、コンパクトなトップスとの相性もいい。ウィメンズの主力品番はXS〜3XLの7サイズ展開(一部はECのみでの販売)で、それぞれにつき丈をノーマル、長め、短めの3種類そろえる。さまざまな素材の中でも特にデニムを推しており、着古したようなビンテージ風や、カーゴポケット付きなどのデザインをそろえる。

今春、国内での試売で好評だったことから、購入した消費者によるレビュー内容などを受けてさらに改良。また、今秋に向け、23年9月に開設したニューヨークの商品本部でも、フィッティングの調整を繰り返した。カーブしたボリューム感のあるシルエットのパンツは、エレメントルールの「カレンソロジー(CURENSOLOGY)」などでもここしばらく売れ続けており、今秋に向けてマーケット全体に広がりそうだ。

秋はバレエコアやトラッドを提案

「ジーユー」の今秋のウィメンズは、7〜8月がバレエコアやブロケットコアの流れを取り入れた“ストリートバレエ”、8〜10月はビンテージライクなトラッドテイストの“ビンテージスクール”、10〜12月はフワフワもこもことした素材感とユーティリティーアイテムを組み合わせた“コージーアダプテーション”を提案する。

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