今、美容皮膚科で最も支持されている施術とは? 都内5院にリアルな人気施術1位をリサーチ!

性別を問わず、美容医療への関心やニーズが高まっている。リクルート発行の「美容センサス 2023 年下期≪美容医療編≫」によれば、「美容医療を受けた理由」が変化している。女性は「時短美容」の順位が上昇。「美容内科・美容皮膚科」の利用率が 2021年以降伸びており、美肌、シワ・毛穴の治療など、顔の肌質改善に対するニーズの高さが読み取れる。一方、男性は「モテたい」が2022年の1位から9位にダウン。「医療脱毛」「美容内科・美容皮膚科」「美容外科」全ジャンルの利用率は過去5年で最も高いスコアとなった。では、実際にどのような施術が受けられているのか?今回は、都内で人気の5院に2024年2月に、患者数が最も多かった施術を聞いた。

※各施術の使用機器や内容は、院によって異なります。詳細については、利用するクリニックに直接お問い合わせください。また、妊娠中・授乳中や持病がある人は施術に制限がある場合があります

1.「メットビューティークリニック(MET BEAUTY CLINIC)」

表参道のメットビューティークリニック(MET BEAUTY CLINIC)で人気の“マッサージピール+ジェネシスレーザー”は、肌に真皮層まで作用するピーリング剤をすり込みレーザーを照射することで、肌のハリや弾力アップ、毛穴の引き締め、シミ、くすみ、艶、乾燥、小ジワなど幅広い悩みの改善が期待できると人気だ。 植村奈美MET BEAUTY CLINIC美容部部長は、「ダウンタイムがなく、患者からは施術直後にハリ・艶を感じられるという感想が聞かれる。続けられる価格帯も人気の要因」と話す。今後、リフトアップやタイトニングに加えて、脂肪細胞破壊など顧客のニーズに合わせて施術を行える「インモード」が人気を集めると予測する。

2.「アループクリニック&ラボ(ALOOP CLINIC & LAB)」

ポーラ化成工業と研究提携した「アループクリニック&アンドラボ(ALOOP CLINIC & LAB)」。人気メニューは、肌分析をもとに一人ひとりにあわせて施術を提案する“ALOOP 肌分析プラン”。初回(1万6500円)は肌分析と6回分の施術プランニング+トライアル施術(全顔照射)で構成。トライアル施術は分析結果をもとに、ハイフシャワー、光治療、ピコトーニングの中から肌状態に合わせて提案する。プランニングで提案した施術は次回以降、1回あたり4万4000円(~オプション8万8000円)で受けることが可能だ。その中でも、ピコトーニングが最も多く出たという。

山﨑研志ALOOP CLINIC & LAB 院長は、「肌分析では、シミのスコアが低く出る顧客が多く、マイルドにシミ治療ができるピコトーニングを提案することが多い。ピコトーニングは『enLIGHTen® SR(エンライトン)』という機器を使ったレーザー治療だ。従来のシミ改善治療で使用されていたナノ(10億分の1)秒よりも、さらに短いピコ(1兆分の1)秒単位でレーザー照射が可能になった。ピコトーニングはシミ・そばかす・肝斑・くすみなど茶色い色素への効果が期待できる」とコメント、また、今後、注目の施術は、“マイクロニードルRF VIVACE(以下ビバーチェ)”(全顔9万9000円)。「毛穴に課題を抱えている顧客が多い傾向がある。一見、毛穴が関係ないような悩みでも毛穴が起因となっている場合が多くある。一例として、毛穴の広がりによって毛穴部分が影として見えてしまうこともあれば、毛穴の周りの炎症がくすみとして見えていることも。毛穴を引き締め、肌状態を整える“ビバーチェ”がオススメだ。“ビバーチェ”は36本のマイクロニードルの先からRF(高周波)を出して真皮層にアプローチする施術で、毛穴やシワ、ハリのなさに効果が期待できる」。

3.「光伸メディカルクリニック」

光伸メディカルクリニックでは、アゴ、フェイスランにヒアルロン酸を注入して、下顔面の輪郭を全体のバランスに合わせて整える施術“ヒアルロン酸注入/アゴ(形成 TOP 含む)&フェイスライン、2部位セット”(22万円)が支持された。

中村 光伸・光伸メディカルクリニック 院長・医学博士は「正面から見ると逆三角形の輪郭となり小顔効果、横から見たときはフェイスラインと首の境界が明確になり、もたつき感が目立たなくなる。美容医療に対するハードルは若者を中心に下がってきていて、全世代の患者からニーズが高まっている。考えられる理由として、一般的にアジア人は全体的にアゴの骨が小さく、アゴが後ろに引っ込んでいて鼻が強調されている人や、骨の端が内側に入っていたり、痩せているのに二重アゴになったりするなど、フェイスラインにもたつきを感じる場合が多い。骨格の足りない部分を補填し、形を整えるための一助としてヒアルロン酸注入を選ぶ人が多く、認知が少しずつ高まってきている」と話す。

今後、注目の施術は「小ジワに対する施術。これまでは、肌の表面・表皮層に働きかけをして、シワ・キメ・肌の凹凸を改善させていた。現在は、より根本的に、真皮層に6つのアミノ酸、ミネラル、ヒアルロン酸等がプラスされた製剤を注入してコラーゲンの増産をさせる美肌治療が注目されている」。

4.「東京美容クリニック 表参道本院」

東京美容クリニック 表参道本院の人気1位は、“ピコトーニング(全顔1回)”(1万6500円)と“エレクトロポレーション(美白・毛穴・ビタミンC)”(レーザー後追加オプション各5500円)となった。

山村菜実東京美容クリニック理事長によれば「ピコトーニングは、不動の人気1位だ。低出力のピコレーザーを顔に均一に照射することで、メラニン色素を徐々に分解する。シミ取り目的で来院した患者が、実は肝斑と診断されるケースが多い。シミ取りをする前に、ピコトーニングで肝斑を薄くしてから、シミ取りを行う方が効果的だ。肝斑の原因はさまざまで、刺激、摩擦、紫外線、精神的ストレス、ホルモンバランスの変化で肝斑が濃くなることもある。肝斑に悩む患者には、内服でトラネキサム酸を薦める場合もある」と話す。

東京美容クリニック 表参道本院では、ピコトーニングにキュテラ社の厚生労働省承認医療機器『enLIGHTen® SR(エンライトン)』を導入している。「ダウンタイムがなく、肝斑にも使える。施術を受けるボリューム層は30代だが、20代から60代まで幅広く人気で、ピコトーニングと合わせて、鎮静効果が期待できるエレクトロポレーションを組み合わせる患者が多い」と話す。

今後注目の施術は3つ。「まずは、“リジュランi”(1本、7万3000円)は、ハリ、弾力、厚み改善など、皮膚の自己再生力を活性化させてくれる。次に、糸リフトに似た成分でコラーゲン再生を促してくれる“ジュべルック”(11万円)。そして、“エクソソーム(幹細胞培養上清液)”(10万5000円)だ。幹細胞培養上清液は、エクソソーム治療で使用されるもので、成長因子のサイトカインやアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの有効成分を豊富に含んでいる」と話す。

5.「アヴェニュークリニック」

アヴェニュークリニックでは、“レーザーブライトニング”(5万5000円※1カ月限定フリーパス/最大6回、30日間有効)が支持された。(※2院の合計施術数に基づく)メラニン色素に反応する「Qスイッチヤグレーザー」を使用し、炎症を起こさせない出力設定で肌に照射する。

人気の理由について、田中晶子アヴェニュー クリニック広報は次のように語る。「週に1回程のペースでレーザー照射を行い、肌の中に滞留しているシミやくすみの原因となるメラニン色素を少しずつ破壊。同時に、うぶ毛の脱色や細い毛は脱毛もできるので、透明感がアップ。30日間で集中的に繰り返し行うことで肌の明度が向上し、肝斑やADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の改善にも効果が期待できる、当院オリジナルのメニューだ。人気の理由として、1回の治療時間が5分程度と短く痛みやダウンタイムがないこと。そして、ヒアルロン酸注射やボトックス注射など他の治療と同時に施術できる気軽さが支持されている」。

今後の注目施術は、“ヒアルロン酸注入”で、「顔の影の総和が多いほど老け見えすると言われている。つまり、顔の影を少なくすることで、若々しい印象になる。これをかなえる“ヒアルロン酸注入”は引き続き人気だ。当院では複数のヒアルロン酸の中から患者の状態に合わせて最適な製剤を選択している。最近では、頬骨の裏などにヒアルロン酸を注入することで顔のバランスを整え、笑った時に頬の下に入る線を目立たなくさせ若々しく見せる治療がある。正式なメニュー名ではないのだが「童顔注射」と呼ばれるほど人気となっている」。

The post 今、美容皮膚科で最も支持されている施術とは? 都内5院にリアルな人気施術1位をリサーチ! appeared first on WWDJAPAN.

死に在庫を生き生きとした「ライブ ストック」に スタイリストの挑戦、故郷の長野から全国に

故郷の長野県上田市でセレクトショップの「エディストリアル ストア(EDISTORIAL STORE)」を手掛ける、小沢宏スタイリストの「ライブ ストック」という考え方が広がっている。「エディストリアル ストア」は、アパレル企業が倉庫で寝かしている在庫を、小沢のスタイリストとしての審美眼を生かしてセレクトして販売。雑誌のシューティングページのような世界観の演出やミックスコーディネイトで思いを発信しながら、死に在庫だった「デッド ストック」に命を吹き込み、生き生きとした魅力を放つ「ライブ ストック」として販売する。業界人らしい“洋服愛”とスタイリストとして培った人脈やノウハウに基づく小沢の取り組みは、在庫問題に苦慮するアパレルメーカーやディストリビューター、商業施設などの賛同を得て、拡大中。「ライブ ストック」という考え方を発信する「エディストリアル ストア」のビジネスモデルは、上田市から長野県、そして都内へと広がっている。

オフプライスストアと一線を画す、
「逆張り」と「雑誌の3D化」

>「焦り」を感じていたスタイリスト小沢宏が、地元で審美眼を生かして在庫活用のセレクトショップ

小沢が「エディストリアル ストア」を立ち上げた経緯は、上のリンクの通り。アパレルメーカーなどから「新古品(一度は出荷されたが未使用の商品のこと)」を買い取って販売するビジネスモデルは、一般的には「オフプライス」業態と呼ばれるが、小沢は「(オフプライスとは)異なっている」と話す。

小沢がそう言い切れるのは、スタイリストやフリーの編集者として、長年ファッション誌で活躍してきたキャリアの賜物だろう。まず小沢は、「『エディストリアル ストア』では、時に(当時の)販売価格以上の値段をつけることがある」という。その理由は、「スタイリストならではの『逆張り』」と小沢。「例えばルーズフィット全盛のタイミングで、『いつ、タイトフィットを提案しようか?』と考えて実行するなど、スタイリストは常に時代の先を読んで、『逆張り』している」と続ける。通常のオフプライスストアは、「新古品」を“シーズン落ち”と捉え、価値は下がっているから当時よりも安く販売している。一方の「エディストリアル ストア」は、その「新古品」が再び、もしくは新たに価値を帯び始めるタイミングで販売しようと試みるから、時に価格は当時よりも高くなるというわけだ。

そして小沢は、新たな価値を、さまざまな手法で届ける。例えば商品には、一着一着に思いの丈を綴ったカードを下げたり、可動式の什器を活用するなどして空間を演出。ブランドの垣根を超えたミックスコーディネートも、新たな価値の表現方法の1つだ。小沢は、こうした手法を「雑誌の3D化」と呼ぶ。ミックスコーディネートや、可動式の什器を使った空間演出は、雑誌の世界では当たり前の新たな価値を伝えるための手段。二次元の雑誌での取り組みを、三次元の「エディストリアル ストア」で再現している感覚だ。思いを綴ったカードは、雑誌の文章やキャプションのような存在なのだろう。

編集長は小沢、イベントでは
ゲストエディターを招き異なる視点を発信

「エディストリアル ストア」のオープンから2年。小沢の思いや取り組みは今、少しずつ広がっている。同じ長野県の松本パルコを皮切りに、丸の内や渋谷、南青山で開催したイベントには、ビームスやユナイテッドアローズ、ディストリビューターのコロネットなどが参画した。

イベントについて小沢は、「自分は編集長。そこにゲストエディターを招いている」と、ここでもファッション誌の感覚を忘れない。例えば「リステア」の柴田麻衣子クリエイティブ・ディレクターや、シトウレイ=ストリート・スタイル・フォトグラファーをゲストエディターに招いて、彼女たちが選んだ「ライブ ストック」を集積して発信。まさに小沢が編集長を務めるファッション誌に、柴田やシトウは寄稿したり、ゲスト編集者としてページを作ったりの取り組みだ。

小沢は、在庫に新たな命を吹き込む「ライブ ストック」という考え方には、「他にも応用できる弾力性」があると捉えている。上田の「エディストリアル ストア」は、「ニューヨークのソーホーやブルックリン、パリのマレにあっても負けない存在」と小沢。引き続きさまざまなゲストエディター、ブランドや企業と共に、「ライブ ストック」という概念を上田から全国、そして世界に届ける。

The post 死に在庫を生き生きとした「ライブ ストック」に スタイリストの挑戦、故郷の長野から全国に appeared first on WWDJAPAN.

「ルイ・ヴィトン」のショーに向かうNCT 127ユウタを仁川空港でキャッチ

「ルイ・ヴィトン」がパリで行うショーに向かうNCT 127ユウタを仁川空港でキャッチ

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の2025年春夏シーズンメンズ・コレクションのショーに出席するためパリに向かうNCT 127(エヌシーティーイリチル)のユウタ(YUTA、中本悠太)が、韓国の仁川空港でキャッチされた。

ユウタは刺しゅうTシャツにデニムシルクシャツを羽織り、ベージュのパンツに“ダモフラージュ”(ファレル・ウィリアムス[Pharrell Williams]「ルイ・ヴィトン」メンズ・クリエイティブ・ディレクターによる、フレンチカモフラージュと“ダミエ”を組み合わせたパターン)のスニーカーを合わせたカジュアルテイストで登場。新色のピンクのレザーバッグやスーツケース、時計やホワイトゴールド×ダイヤモンドのペンダントも含めて、全身「ルイ·ヴィトン」で装った。

NCT 127は、韓国のボーイズグループNCTから派生したユニット。ユウタはリードダンサーを務める。

PHOTOS : LOUIS VUITTON

The post 「ルイ・ヴィトン」のショーに向かうNCT 127ユウタを仁川空港でキャッチ appeared first on WWDJAPAN.

「ルイ・ヴィトン」のショーに向かうNCT 127ユウタを仁川空港でキャッチ

「ルイ・ヴィトン」がパリで行うショーに向かうNCT 127ユウタを仁川空港でキャッチ

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の2025年春夏シーズンメンズ・コレクションのショーに出席するためパリに向かうNCT 127(エヌシーティーイリチル)のユウタ(YUTA、中本悠太)が、韓国の仁川空港でキャッチされた。

ユウタは刺しゅうTシャツにデニムシルクシャツを羽織り、ベージュのパンツに“ダモフラージュ”(ファレル・ウィリアムス[Pharrell Williams]「ルイ・ヴィトン」メンズ・クリエイティブ・ディレクターによる、フレンチカモフラージュと“ダミエ”を組み合わせたパターン)のスニーカーを合わせたカジュアルテイストで登場。新色のピンクのレザーバッグやスーツケース、時計やホワイトゴールド×ダイヤモンドのペンダントも含めて、全身「ルイ·ヴィトン」で装った。

NCT 127は、韓国のボーイズグループNCTから派生したユニット。ユウタはリードダンサーを務める。

PHOTOS : LOUIS VUITTON

The post 「ルイ・ヴィトン」のショーに向かうNCT 127ユウタを仁川空港でキャッチ appeared first on WWDJAPAN.

ミケーレ、「ヴァレンティノ」初コレクションを急遽発表 2025年リゾート・コレクション全171ルックをまとめて紹介

アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)新クリエイティブ・ディレクターが率いる「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は6月17日、2025年リゾート・コレクションを発表した。4月2日に着任したばかりのミケーレは、9月のパリ・ファッション・ウイークで披露する25年春夏コレクションでデビューを飾る予定だった。しかし、10月に店頭に並ぶ25年リゾート・コレクションを発売前に披露するべきだと「直感的に決断」し、急遽ルックブックを発表することにしたという。なお、25年春夏コレクションのショーは、予定通り9月29日にパリで開催する。

今回、ミケーレは、メンズおよびウィメンズの171のルックを収めたルックブックと、アクセサリーをまとめた別のルックブックを発表。米「WWD」との特別インタビューで、同氏は「『ヴァレンティノ』は魔法のようなブランドで、1日目から何か特別なことが起きるという予感に包まれた。ヴァレンティノ(・ガラヴァーニ創業デザイナー)のアーカイブを深く掘り下げ、チームと共に時間を忘れ、愛情を込めて制作に没頭した。そうして作り上げたコレクションを秘密にしておくのは不自然だと思い、チーム全体の仕事に敬意を表する意味も含め、発表することにした」と語った。

「全く新たなクチュール体験をするのが待ち切れない」

25年リゾート・コレクションは、1970~80年代の影響を感じさせつつ、華やかなフリルやスパンコール使い、繊細な刺しゅう、大胆なフローラルプリントなど、“ミケーレらしさ”とブランドコードを融合。「どれほど難しい注文をしても、裁縫師や職人たちが見事に応えてくれる。まるで金の鉱脈を掘り当てた気分だ」とアトリエを称賛し、「全く新たなクチュール体験をするのが待ち切れない」と話した。

ミケーレは、2015年1月に「グッチ(GUCCI)」のクリエイティブ・ディレクターに就任し、22年11月に退任。その後、家族との時間を楽しんだが、好きな仕事ができる喜びを再認識したという。「自由とは、好きなことを行うためにあると気付いた。デザイナーという仕事を選んだのは、それが私の一部だから。愛する仕事をしないのは、自由でないということだ。私は仕事を通して、再び自分を見つけた」。

The post ミケーレ、「ヴァレンティノ」初コレクションを急遽発表 2025年リゾート・コレクション全171ルックをまとめて紹介 appeared first on WWDJAPAN.

「有吉弘行の脱法TV」企画・演出の原田和実 フジテレビ入社5年目が目指す「見たことのない番組作り」

PROFILE: 原田和実/テレビディレクター

原田和実/テレビディレクター
PROFILE: (はらだ・かずとみ)1996年生まれ、静岡県出身。テレビディレクター。フジテレビ編成制作局バラエティ制作センター所属。2020年に入社し、翌21年に手掛けた「ここにタイトルを入力」が話題に。22年には「あえいうえおあお」などを企画・演出。23年には「ここにタイトルを入力」の新春特番や「有吉弘行の脱法TV」を手掛ける。PHOTO:TAMEKI OSHIRO

入社1年目で企画書を提出し、2年目で初めて企画・演出を務めたテレビ番組「ここにタイトルを入力」が大きな注目を集めた、フジテレビの原田和実。その後も話題作を作り続け、直近では「有吉弘行の脱法TV」が放送されたばかり。現在5年目、その発想の源と、企画を正しく実現するまでのこだわりを聞いた。

——もともと学生時代は放送作家になりたかったと?

原田和実(以下、原田):はい。大学では劇団を立ち上げて、脚本・演出をしていたのですが、当時テレビ東京で放送していたシチュエーションコメディの「ウレロ☆」シリーズが大好きで、その番組に脚本で参加していたシベリア少女鉄道という劇団を主宰する土屋亮一さんに憧れていました。自分の劇団で作・演出をやりながら、テレビ番組でも脚本やコントを書く、そういう仕事をしたいなって。

——「ウレロ☆」シリーズでは、放送作家であり脚本家のオークラさんも参加していました。

原田:オークラさんも尊敬する作家の1人です。バナナマン×東京03「handmade works live」や「崩壊シリーズ」は自分の人生に欠かせない大好きな作品だし、まさに舞台とテレビを行き来するような仕事をされていて。いまだに「ウレロ☆」シリーズを超えるコント番組はないと思っているくらいです。

——原田さんの手掛ける番組は、いわゆるメタ構造の企画が多いですが、それはシベリア少女鉄道からの影響ですか?

原田:そうですね。僕の中でバイブル的な存在です。シベリア少女鉄道のメタ的な視点に衝撃を受けたことが、「作り手」を意識するきっかけにもなってて。フジテレビに入社したときから、自分で番組を作るなら、テレビのフレームワークを利用したおもしろい企画をやりたいなと思っていました。

——あえて「ウレロ☆」以外だと、どんな番組がお好みですか?

原田:「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ)を見たときは「うわ、やられた」と思いました。構造でうまく遊びながら、作り込みが丁寧で、あの出力のものを特番ではなく毎週レギュラーでやれるのがすごいなって。

演者ありきではなく、企画の時点で80点を目指す

——初めて企画・演出を手掛けた「ここにタイトルを入力」(2021年〜)は、若手のトライアル枠ということで、ターゲットなどのオーダーがなく、自由に個性を発揮できたと思うのですが。

原田:ありがたいことに、ゼロから最後まで自分の好きなようにやらせてもらいました。企画としては、それまで自分がテレビを見ながら抱いていた違和感がアイデアのもとになっていて、初めての企画・演出だったこともあり、その違和感と破壊衝動のようなものを結びつけて、言語化していく作業でした。

——テレビは良くも悪くも強固なフォーマットによって成立している番組がほとんどなので、破壊しがいがありますよね。

原田:僕自身そこまで熱心にたくさんのテレビ番組を見てきたわけではないので、そんな僕でもイメージできる範囲のテレビ像をネタにするということは意識していました。逆に、もし僕がコアなテレビ視聴者だったら、企画がニッチになりすぎていた可能性もあると思います。

——ちなみに、「ここにタイトルを入力」の中で、原田さんの個人的なお気に入り回は?

原田:霜降り明星のせいやさんを主役にした「その恋、買い取ってもいいですか?」ですかね。あまり自分の番組を見返すことはないんですけど、この回は何度か見返しちゃっています。シンプルに「恋愛を買い取る」という、あまりにもテレビでやってそうなコンセプト感が大喜利の回答として気に入ってます。

——番組を作る立場から見て、やはり芸人さんは演者として欠かせない存在ですか。

原田:重要な役割を担っていただくことが多いので、ものすごくリスペクトしています。そもそも、自分の企画の立て方として、出演者の方の力量ありきではなく、まずは企画の段階で80点くらいは目指せたらなと思ってるんです。枠組みやフォーマットだけで、ある程度まで笑えるものにはなってるよね、という。その企画をもとに、現場で出演者のみなさんの力をお借りして、100点満点中200点を狙っていけるような感覚。企画者である自分はあくまで趣旨を説明することまでしかできないので、それを出演者の方、特に芸人さんが、より分かりやすく、おもしろく、「伝えたいこと」を「伝わるもの」に仕上げてくれるイメージです。

——ご自身の企画と相性がいいなと思うのは、どういうタイプの演者ですか。

原田:基本的に僕が考える企画の特性が、テレビの構造を使ったボケ要素の強い企画なので、出演者はツッコミの方が相性いいと思っています。制作者がボケて、演者がツッコミを入れる、という構図になるので。

——企画にツッコミを入れるといえば、原田さんが企画・演出を手掛けた「あえいうえおあお」(22年)は、毎回フジテレビのアナウンサーの1人にフォーカスして、密着ドキュメンタリーを装いながら、最後は奇抜な着地をする番組でした。

原田:あの番組もある種のボケ企画ですが、テーマとしては局のアナウンサーの魅力を伝えることがお題だったので、どちらかというと広告を作るつもりで考えました。とはいえ、よくあるアナウンサー番組にはしたくなかったので、新しい魅力を引き出しつつ、企画として笑いのレイヤーを乗せることを意識した結果、ああいったドキュメンタリーから展開していく構成になりました。

人為的なコンプライアンスチェックの過程をそのまま企画に

——6月6日に第2弾が放送された「有吉弘行の脱法TV」は、「テレビでできないとされていること」をテーマに、コンプライアンスの境界を探る企画でした。

原田:企画を思いついたきっかけとしては、第1弾でも検証した乳首の落書きってどこまで映せるんだろう、というものです。幼稚園児が描いた下手なものはOKなはずだし、芸大生が描いた写真みたいにリアルなものはNGな気がするし、だったら、必ずそこには映せなくなる境界線が存在していて、逆に言えば、そのギリギリのラインは映せるはずだなと。YouTubeではAIを使ってある程度の規制をかけていますが、テレビは完全に人が判定しているんです。局内にコンプライアンスをチェックする専門の部署がある。機械ではなく人間が決める、その曖昧さがおもしろいなと思い、どう判定するのかをそのまま企画にしました。なので、番組制作中は、毎日その部署に通って「この絵に描かれた乳首は放送できますか? もう少しだけリアルでも大丈夫ですか?」など、繊細な微調整を繰り返して本当の限界値を探ってました。

——実際にコンプライアンスをチェックする部署の担当者は、どういう反応だったのですか。

原田:全然、邪険にはされなかったですね。当然ですが、コンプライアンスチェックの方もテレビをつまらなくしてやろうと思って仕事をしてるわけではないので、協力するからにはおもしろい番組にしたいと言っていただき、つまびらかな検証をしてもらいました。どうして放送できないのかをちゃんと言葉にしてもらえたので、建設的なやりとりができたと思います。

——そもそも、かつては放送できていたものが、今は放送できないというのは、放送法などのルール改正があったわけではなく、あくまで局の判断、自主規制の問題ですよね?

原田:そうです。違法性とかではなく、あくまで会社としての危機管理の問題。世間の空気感やSNSで起きた事件などの蓄積があって、人為的に判断しています。線引きは局によっても、放送する時間帯によっても違いますし、細かく言えば、その番組に出演している人によっても変わると思います。と、あまり裏話はしたくないのですが……「有吉弘行の脱法TV」の制作段階でも、放送に至らなかったアイデアはたくさんあるんです。いじってはダメな領域、そもそも線引きを検証すること自体がNGという。なので、企画が生まれたとしても社内で通すのが難しいというケースが少なからずありますね。

テレビをメタ的に解釈して企画にするのは禁じ手にも近い

——これまでに観てきた演劇などの影響があるとはいえ、入社1年目から、テレビのフレームそのものを疑う企画を連発しているのは、非常に特異な才能だと思います。

原田:もちろんキャリアを積んで、テレビ制作の基礎を学んだからこそ作れる素晴らしい番組もあると思います。ただ、大前提として、僕はテレビで見たことのない番組を作りたいし、まだやられていない方法で人を笑わせたい。そこが大きなモチベーションになっているので。自分の感覚としては、テレビの長い歴史の中で、もう大体のことはやり尽くされている。そうなると、どうしても決まった領域の中で、どんどん細かい大喜利でしか差別化できない番組作りが加速してしまう気がしていて。そういう意味では、テレビをメタ的に解釈して企画にするっていうのは、禁じ手に近い。領域を無理やり拡張してしまう、本来は最後にたどり着く大喜利でもあるという。

——終わりの始まり、ですよね。と同時に、例えばYouTubeなど別のメディアで、テレビを脱構築するような企画をやるのではなく、テレビ局員として内側から揺さぶっていることに意義があるなと。

原田:僕はテレビでテレビをいじるからこそ、おもしろいと思っているんです。なんだかんだテレビは共通言語が最も多いメディアだと思うので、たとえテレビをまったく見ていない人でも、テレビってこういうもの、というイメージくらいは持っている。それこそコンプラが厳しくなっている、とか。個々人が抱くそのイメージの良し悪しとは別に、構造や文脈が共有されているって、ものすごいアドバンテージです。普段触れていない人にまで、そのイメージが知れ渡っていることが、テレビが最も優位性を発揮できるところだと思っていて、だからこそ、ふざけがいがあるんです。

結局最初のアイデアが一番おもしろかった、とならないために

——企画を考える上で、こういうことはやらないようにしている、というのはありますか?

原田:実体験で言うと、スタートの時点で「 純粋なエンタメとしてのおもしろさ」以外のことを目標として設定しない、ということですかね。「視聴率が取れそう」はもちろん、レギュラーとして継続できそうとか、マネタイズができそうとか、純粋なおもしろさ以外を初期段階で目標にすると、どうしてもコンテンツとしての爆発力に欠けたものになるし、直線的な企画になってしまうんですよね。余白を持って漂わせてこそ企画はおもしろくなっていくと思うので。

その上で、最初に思いついたことは曲げないようにしています。企画を番組として成立させる過程では、どうしてもロジックがうまくいかない部分が出てきたりするので、現実的な落とし所を探ることになるんですけど、そこで路線を変えてしまうと、結局最初のアイデアが一番おもしろかった、という結果になりがちなんです。

——本来は完成形が一番おもしろくなっていないといけないのに。

原田:そう、思いついたときがピークって、それじゃあせっかく作る意味がなくなってしまう。

——原田さんの番組は、「ここにタイトルを入力」のバイキング小峠さんが半分になっているビジュアルや、「有吉弘行の脱法TV」の「海賊版ガチャピン」など、ネット映えする一枚絵やパワーワードがいつも用意されています。

原田:それは、企画を考えるときはたいてい絵から思い浮かべるっていうことが一つと、日々摂取しているものがどうしてもネット文脈のものが多いので、言葉に落とし込む段階で自然とそうなっているんだと思います。感覚としても、今のテレビバラエティの潮流よりも、ネットの文脈をなぞるほうが意識としては強いです。

——最後に。「有吉弘行の脱法TV」の第2弾では、冒頭にMCの有吉さんが、番組の方向性を決定づける大事な話をしていますよね。

原田:実際に現場でご一緒すると、有吉さんのすさまじい能力に驚かされます。瞬時に企画の趣旨を理解して、それを適切な言葉で伝えてくれる。第1弾で「大人のビデオ」をテーマにした企画があるのですが、料理してるお母さんをずっと映して、その後ろで男女がそういうことをするのが小さく見切れてるという。映像的にはお母さんがメインだから、っていう趣旨なんですけど、有吉さんがVTRを見た瞬間「お母さん、がんばれ」って言ったんです。この一言だけで、視聴者に企画の見方を完璧に説明してくれた。あの洞察力と言語化力には感動しました。この番組の企画性を考えても、もし有吉さんがMCじゃなかったら、まったく異なった見方をされたり、そもそも番組として成立していなかった可能性は大いにあると思うので、感謝しかありません。

PHOTOS:TAMEKI OSHIRO

「有吉弘行の脱法TV」#2
テレビを知り尽くした有吉弘行が「テレビで出来ないとされていること」を知恵を振り絞って抜け穴を考え、何とか実現しようとするギリギリ合法なバラエティー番組の第2弾。昨年放送された第1弾では、「地上波で映せる乳首の限界」、「訴えられないガチャピンの海賊版の境界線」などを検証。第2弾もさまざまなテーマで“脱法”を企てている。

6月19日までTVerで配信中
https://tver.jp/episodes/epv9zru7em

The post 「有吉弘行の脱法TV」企画・演出の原田和実 フジテレビ入社5年目が目指す「見たことのない番組作り」 appeared first on WWDJAPAN.

「有吉弘行の脱法TV」企画・演出の原田和実 フジテレビ入社5年目が目指す「見たことのない番組作り」

PROFILE: 原田和実/テレビディレクター

原田和実/テレビディレクター
PROFILE: (はらだ・かずとみ)1996年生まれ、静岡県出身。テレビディレクター。フジテレビ編成制作局バラエティ制作センター所属。2020年に入社し、翌21年に手掛けた「ここにタイトルを入力」が話題に。22年には「あえいうえおあお」などを企画・演出。23年には「ここにタイトルを入力」の新春特番や「有吉弘行の脱法TV」を手掛ける。PHOTO:TAMEKI OSHIRO

入社1年目で企画書を提出し、2年目で初めて企画・演出を務めたテレビ番組「ここにタイトルを入力」が大きな注目を集めた、フジテレビの原田和実。その後も話題作を作り続け、直近では「有吉弘行の脱法TV」が放送されたばかり。現在5年目、その発想の源と、企画を正しく実現するまでのこだわりを聞いた。

——もともと学生時代は放送作家になりたかったと?

原田和実(以下、原田):はい。大学では劇団を立ち上げて、脚本・演出をしていたのですが、当時テレビ東京で放送していたシチュエーションコメディの「ウレロ☆」シリーズが大好きで、その番組に脚本で参加していたシベリア少女鉄道という劇団を主宰する土屋亮一さんに憧れていました。自分の劇団で作・演出をやりながら、テレビ番組でも脚本やコントを書く、そういう仕事をしたいなって。

——「ウレロ☆」シリーズでは、放送作家であり脚本家のオークラさんも参加していました。

原田:オークラさんも尊敬する作家の1人です。バナナマン×東京03「handmade works live」や「崩壊シリーズ」は自分の人生に欠かせない大好きな作品だし、まさに舞台とテレビを行き来するような仕事をされていて。いまだに「ウレロ☆」シリーズを超えるコント番組はないと思っているくらいです。

——原田さんの手掛ける番組は、いわゆるメタ構造の企画が多いですが、それはシベリア少女鉄道からの影響ですか?

原田:そうですね。僕の中でバイブル的な存在です。シベリア少女鉄道のメタ的な視点に衝撃を受けたことが、「作り手」を意識するきっかけにもなってて。フジテレビに入社したときから、自分で番組を作るなら、テレビのフレームワークを利用したおもしろい企画をやりたいなと思っていました。

——あえて「ウレロ☆」以外だと、どんな番組がお好みですか?

原田:「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ)を見たときは「うわ、やられた」と思いました。構造でうまく遊びながら、作り込みが丁寧で、あの出力のものを特番ではなく毎週レギュラーでやれるのがすごいなって。

演者ありきではなく、企画の時点で80点を目指す

——初めて企画・演出を手掛けた「ここにタイトルを入力」(2021年〜)は、若手のトライアル枠ということで、ターゲットなどのオーダーがなく、自由に個性を発揮できたと思うのですが。

原田:ありがたいことに、ゼロから最後まで自分の好きなようにやらせてもらいました。企画としては、それまで自分がテレビを見ながら抱いていた違和感がアイデアのもとになっていて、初めての企画・演出だったこともあり、その違和感と破壊衝動のようなものを結びつけて、言語化していく作業でした。

——テレビは良くも悪くも強固なフォーマットによって成立している番組がほとんどなので、破壊しがいがありますよね。

原田:僕自身そこまで熱心にたくさんのテレビ番組を見てきたわけではないので、そんな僕でもイメージできる範囲のテレビ像をネタにするということは意識していました。逆に、もし僕がコアなテレビ視聴者だったら、企画がニッチになりすぎていた可能性もあると思います。

——ちなみに、「ここにタイトルを入力」の中で、原田さんの個人的なお気に入り回は?

原田:霜降り明星のせいやさんを主役にした「その恋、買い取ってもいいですか?」ですかね。あまり自分の番組を見返すことはないんですけど、この回は何度か見返しちゃっています。シンプルに「恋愛を買い取る」という、あまりにもテレビでやってそうなコンセプト感が大喜利の回答として気に入ってます。

——番組を作る立場から見て、やはり芸人さんは演者として欠かせない存在ですか。

原田:重要な役割を担っていただくことが多いので、ものすごくリスペクトしています。そもそも、自分の企画の立て方として、出演者の方の力量ありきではなく、まずは企画の段階で80点くらいは目指せたらなと思ってるんです。枠組みやフォーマットだけで、ある程度まで笑えるものにはなってるよね、という。その企画をもとに、現場で出演者のみなさんの力をお借りして、100点満点中200点を狙っていけるような感覚。企画者である自分はあくまで趣旨を説明することまでしかできないので、それを出演者の方、特に芸人さんが、より分かりやすく、おもしろく、「伝えたいこと」を「伝わるもの」に仕上げてくれるイメージです。

——ご自身の企画と相性がいいなと思うのは、どういうタイプの演者ですか。

原田:基本的に僕が考える企画の特性が、テレビの構造を使ったボケ要素の強い企画なので、出演者はツッコミの方が相性いいと思っています。制作者がボケて、演者がツッコミを入れる、という構図になるので。

——企画にツッコミを入れるといえば、原田さんが企画・演出を手掛けた「あえいうえおあお」(22年)は、毎回フジテレビのアナウンサーの1人にフォーカスして、密着ドキュメンタリーを装いながら、最後は奇抜な着地をする番組でした。

原田:あの番組もある種のボケ企画ですが、テーマとしては局のアナウンサーの魅力を伝えることがお題だったので、どちらかというと広告を作るつもりで考えました。とはいえ、よくあるアナウンサー番組にはしたくなかったので、新しい魅力を引き出しつつ、企画として笑いのレイヤーを乗せることを意識した結果、ああいったドキュメンタリーから展開していく構成になりました。

人為的なコンプライアンスチェックの過程をそのまま企画に

——6月6日に第2弾が放送された「有吉弘行の脱法TV」は、「テレビでできないとされていること」をテーマに、コンプライアンスの境界を探る企画でした。

原田:企画を思いついたきっかけとしては、第1弾でも検証した乳首の落書きってどこまで映せるんだろう、というものです。幼稚園児が描いた下手なものはOKなはずだし、芸大生が描いた写真みたいにリアルなものはNGな気がするし、だったら、必ずそこには映せなくなる境界線が存在していて、逆に言えば、そのギリギリのラインは映せるはずだなと。YouTubeではAIを使ってある程度の規制をかけていますが、テレビは完全に人が判定しているんです。局内にコンプライアンスをチェックする専門の部署がある。機械ではなく人間が決める、その曖昧さがおもしろいなと思い、どう判定するのかをそのまま企画にしました。なので、番組制作中は、毎日その部署に通って「この絵に描かれた乳首は放送できますか? もう少しだけリアルでも大丈夫ですか?」など、繊細な微調整を繰り返して本当の限界値を探ってました。

——実際にコンプライアンスをチェックする部署の担当者は、どういう反応だったのですか。

原田:全然、邪険にはされなかったですね。当然ですが、コンプライアンスチェックの方もテレビをつまらなくしてやろうと思って仕事をしてるわけではないので、協力するからにはおもしろい番組にしたいと言っていただき、つまびらかな検証をしてもらいました。どうして放送できないのかをちゃんと言葉にしてもらえたので、建設的なやりとりができたと思います。

——そもそも、かつては放送できていたものが、今は放送できないというのは、放送法などのルール改正があったわけではなく、あくまで局の判断、自主規制の問題ですよね?

原田:そうです。違法性とかではなく、あくまで会社としての危機管理の問題。世間の空気感やSNSで起きた事件などの蓄積があって、人為的に判断しています。線引きは局によっても、放送する時間帯によっても違いますし、細かく言えば、その番組に出演している人によっても変わると思います。と、あまり裏話はしたくないのですが……「有吉弘行の脱法TV」の制作段階でも、放送に至らなかったアイデアはたくさんあるんです。いじってはダメな領域、そもそも線引きを検証すること自体がNGという。なので、企画が生まれたとしても社内で通すのが難しいというケースが少なからずありますね。

テレビをメタ的に解釈して企画にするのは禁じ手にも近い

——これまでに観てきた演劇などの影響があるとはいえ、入社1年目から、テレビのフレームそのものを疑う企画を連発しているのは、非常に特異な才能だと思います。

原田:もちろんキャリアを積んで、テレビ制作の基礎を学んだからこそ作れる素晴らしい番組もあると思います。ただ、大前提として、僕はテレビで見たことのない番組を作りたいし、まだやられていない方法で人を笑わせたい。そこが大きなモチベーションになっているので。自分の感覚としては、テレビの長い歴史の中で、もう大体のことはやり尽くされている。そうなると、どうしても決まった領域の中で、どんどん細かい大喜利でしか差別化できない番組作りが加速してしまう気がしていて。そういう意味では、テレビをメタ的に解釈して企画にするっていうのは、禁じ手に近い。領域を無理やり拡張してしまう、本来は最後にたどり着く大喜利でもあるという。

——終わりの始まり、ですよね。と同時に、例えばYouTubeなど別のメディアで、テレビを脱構築するような企画をやるのではなく、テレビ局員として内側から揺さぶっていることに意義があるなと。

原田:僕はテレビでテレビをいじるからこそ、おもしろいと思っているんです。なんだかんだテレビは共通言語が最も多いメディアだと思うので、たとえテレビをまったく見ていない人でも、テレビってこういうもの、というイメージくらいは持っている。それこそコンプラが厳しくなっている、とか。個々人が抱くそのイメージの良し悪しとは別に、構造や文脈が共有されているって、ものすごいアドバンテージです。普段触れていない人にまで、そのイメージが知れ渡っていることが、テレビが最も優位性を発揮できるところだと思っていて、だからこそ、ふざけがいがあるんです。

結局最初のアイデアが一番おもしろかった、とならないために

——企画を考える上で、こういうことはやらないようにしている、というのはありますか?

原田:実体験で言うと、スタートの時点で「 純粋なエンタメとしてのおもしろさ」以外のことを目標として設定しない、ということですかね。「視聴率が取れそう」はもちろん、レギュラーとして継続できそうとか、マネタイズができそうとか、純粋なおもしろさ以外を初期段階で目標にすると、どうしてもコンテンツとしての爆発力に欠けたものになるし、直線的な企画になってしまうんですよね。余白を持って漂わせてこそ企画はおもしろくなっていくと思うので。

その上で、最初に思いついたことは曲げないようにしています。企画を番組として成立させる過程では、どうしてもロジックがうまくいかない部分が出てきたりするので、現実的な落とし所を探ることになるんですけど、そこで路線を変えてしまうと、結局最初のアイデアが一番おもしろかった、という結果になりがちなんです。

——本来は完成形が一番おもしろくなっていないといけないのに。

原田:そう、思いついたときがピークって、それじゃあせっかく作る意味がなくなってしまう。

——原田さんの番組は、「ここにタイトルを入力」のバイキング小峠さんが半分になっているビジュアルや、「有吉弘行の脱法TV」の「海賊版ガチャピン」など、ネット映えする一枚絵やパワーワードがいつも用意されています。

原田:それは、企画を考えるときはたいてい絵から思い浮かべるっていうことが一つと、日々摂取しているものがどうしてもネット文脈のものが多いので、言葉に落とし込む段階で自然とそうなっているんだと思います。感覚としても、今のテレビバラエティの潮流よりも、ネットの文脈をなぞるほうが意識としては強いです。

——最後に。「有吉弘行の脱法TV」の第2弾では、冒頭にMCの有吉さんが、番組の方向性を決定づける大事な話をしていますよね。

原田:実際に現場でご一緒すると、有吉さんのすさまじい能力に驚かされます。瞬時に企画の趣旨を理解して、それを適切な言葉で伝えてくれる。第1弾で「大人のビデオ」をテーマにした企画があるのですが、料理してるお母さんをずっと映して、その後ろで男女がそういうことをするのが小さく見切れてるという。映像的にはお母さんがメインだから、っていう趣旨なんですけど、有吉さんがVTRを見た瞬間「お母さん、がんばれ」って言ったんです。この一言だけで、視聴者に企画の見方を完璧に説明してくれた。あの洞察力と言語化力には感動しました。この番組の企画性を考えても、もし有吉さんがMCじゃなかったら、まったく異なった見方をされたり、そもそも番組として成立していなかった可能性は大いにあると思うので、感謝しかありません。

PHOTOS:TAMEKI OSHIRO

「有吉弘行の脱法TV」#2
テレビを知り尽くした有吉弘行が「テレビで出来ないとされていること」を知恵を振り絞って抜け穴を考え、何とか実現しようとするギリギリ合法なバラエティー番組の第2弾。昨年放送された第1弾では、「地上波で映せる乳首の限界」、「訴えられないガチャピンの海賊版の境界線」などを検証。第2弾もさまざまなテーマで“脱法”を企てている。

6月19日までTVerで配信中
https://tver.jp/episodes/epv9zru7em

The post 「有吉弘行の脱法TV」企画・演出の原田和実 フジテレビ入社5年目が目指す「見たことのない番組作り」 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】Snow Man目黒蓮、Stray Kidsバンチャン、関口メンディーらが来場 「フェンディ」2025年春夏メンズ・コレクション

「フェンディ(FENDI)」は、2025年春夏メンズ・コレクションをイタリア・ミラノで現地時間6月15日に発表した。

日本からは、ジャパンメンズブランドアンバサダーを務めるSnow Manの目黒蓮、関口メンディー、井上ヤマトらが参加したほか、グローバルメンズアンバサダーを務める俳優のニコラス・ガリツィン(Nicholas Galitzine)、中国のレザーグッズスポークスパーソンを務める俳優のチャン・ルオユン(Zhang Ruoyun)、歌手のマルコ・メンゴーニ(Marco Mengoni)、K-POPボーイズグループ、ストレイキッズ(Stray Kids)のメンバーであるバンチャン(Bang Chan)、歌手のミスター・レイン(Mr. Rain)、タナナイ(Tananai)ら豪華ゲストが参加した。

フロントローやバックステージの写真も

ほか、ネットフリックス(Netflix)の人気シリーズ「エリート(ELITE)」で注目を集めたアロン・パイパー(Aron Piper)をはじめ、マヌエル・トゥリソ(Manuel Turizo)、グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)、シュー・カイ(Kai Xu)、タイロッド・テイラー(Tyrod Taylor)、ジョナサン・クミンガ(Jonathan Kuminga)ら各国を代表するスポーツ選手や俳優陣らが出席し、コレクションの発表を祝福した。

The post 【スナップ】Snow Man目黒蓮、Stray Kidsバンチャン、関口メンディーらが来場 「フェンディ」2025年春夏メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】「プラダ」ゲストはシャツが主役の“パワシャツ”コーデ 2025年春夏メンズ会場から

「プラダ(PRADA)」は、2025年春夏メンズ・コレクションをミラノで現地時間6月16日に発表した。ゲストの装いは、同ブランドの定番コットンポプリンのシャツの着用率が高く、シャツを自分なりに強く着こなす“パワーシャツ”スタイルが目立った。今季は機能的なディテールを装飾としてあしらった、2024年春夏シーズンのアイテムが多かった。複数のポケットが付くフィッシャーマンベストや、フリンジで表現した流動的なフラワープリントなど、同シーズンを象徴するキーピースの着用者もいた。穏やかな曲線を描くフレームのアイウエアを、装飾として取り入れる小物使いも、同シーズンのランウエイルックを踏襲したアイデアだ。

The post 【スナップ】「プラダ」ゲストはシャツが主役の“パワシャツ”コーデ 2025年春夏メンズ会場から appeared first on WWDJAPAN.

ヘア&メイクアップアーティスト・加茂克也の企画展が猪熊弦一郎現代美術館で6月30日から開催 「アンリアレイジ」によるショーも

香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(以下、MIMOCA)は、6月30日から9月23日まで、世界で活躍したヘア&メイクアップアーティスト・加茂克也氏の活動を紹介する企画展「加茂克也 KAMO HEAD」を開催する。

本展は、加茂氏にとって初めての美術館での個展で、トップブランドのファッションショーで実際に使用したヘッドピースを中心に、膨大な数の雑誌記事、アイデアソースや制作過程の記録、プライベートで制作していた立体作品などによって、加茂氏の創作活動を俯瞰的に紹介する。

また、6月30日にはオープニングイベントとしてファッションブランド「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のファッションショーを特別に開催し、加茂氏が関わった「アンリアレイジ」のショーで実際に使われたヘッドピースを身にまとったモデルがランウエイを歩く。ショー後は、「アンリアレイジ」デザイナーの森永邦彦、本展会場構成及びショーの演出を担当した金子繁孝、作品集「KAMO HEAD」のブックデザインを担当した黒田益朗によるアフタートークも実施する。

加茂克也は、1965年福岡県生まれ。88年に「モッズヘア(mod's hair)」に所属し、ファッション誌や広告、ファッションショーなど国内外で活躍する。2003年第21回毎日ファッション大賞を受賞、83年の賞創設以来、初めてファッションデザイナー以外での受賞となる。15年個人事務所「KAMO HEAD」を立ち上げ独立。20年逝去。21年作品集「KAMO HEAD」を出版した。

■企画展「加茂克也 KAMO HEAD」
日程:6月30日〜9月23日
時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(※ただし7月1日、15日、8月5日、12日、9月2日、16日、23日は開館)、7月16日、8月13日、9月17日
場所:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
住所:香川県丸亀市浜町80-1
入場料:一般 950円 / 学生 650円
※高校生以下または18歳未満、丸亀市在住の65歳以上・各種障害者手帳お持ちの方とその介護者1人は無料

■ANREALAGE LIMITED COLLECTION FOR KAMO HEAD
日時:6月30日 開場18:40/開演19:00

※ファッションショーはおよそ10分間で、その後アフタートークを開催
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2F大階段、ミュージアムホール

定員:100人(全席自由)


料金:一般 2000円、ミモカフレンド会員 1500円
※小学生以下は大人の膝の上に座ってファッションショーを見る場合、チケットの購入は不要 ※アフタートークはチケットを購入されていないお子様も席に座って参加可能

The post ヘア&メイクアップアーティスト・加茂克也の企画展が猪熊弦一郎現代美術館で6月30日から開催 「アンリアレイジ」によるショーも appeared first on WWDJAPAN.

ヘア&メイクアップアーティスト・加茂克也の企画展が猪熊弦一郎現代美術館で6月30日から開催 「アンリアレイジ」によるショーも

香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(以下、MIMOCA)は、6月30日から9月23日まで、世界で活躍したヘア&メイクアップアーティスト・加茂克也氏の活動を紹介する企画展「加茂克也 KAMO HEAD」を開催する。

本展は、加茂氏にとって初めての美術館での個展で、トップブランドのファッションショーで実際に使用したヘッドピースを中心に、膨大な数の雑誌記事、アイデアソースや制作過程の記録、プライベートで制作していた立体作品などによって、加茂氏の創作活動を俯瞰的に紹介する。

また、6月30日にはオープニングイベントとしてファッションブランド「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のファッションショーを特別に開催し、加茂氏が関わった「アンリアレイジ」のショーで実際に使われたヘッドピースを身にまとったモデルがランウエイを歩く。ショー後は、「アンリアレイジ」デザイナーの森永邦彦、本展会場構成及びショーの演出を担当した金子繁孝、作品集「KAMO HEAD」のブックデザインを担当した黒田益朗によるアフタートークも実施する。

加茂克也は、1965年福岡県生まれ。88年に「モッズヘア(mod's hair)」に所属し、ファッション誌や広告、ファッションショーなど国内外で活躍する。2003年第21回毎日ファッション大賞を受賞、83年の賞創設以来、初めてファッションデザイナー以外での受賞となる。15年個人事務所「KAMO HEAD」を立ち上げ独立。20年逝去。21年作品集「KAMO HEAD」を出版した。

■企画展「加茂克也 KAMO HEAD」
日程:6月30日〜9月23日
時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(※ただし7月1日、15日、8月5日、12日、9月2日、16日、23日は開館)、7月16日、8月13日、9月17日
場所:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
住所:香川県丸亀市浜町80-1
入場料:一般 950円 / 学生 650円
※高校生以下または18歳未満、丸亀市在住の65歳以上・各種障害者手帳お持ちの方とその介護者1人は無料

■ANREALAGE LIMITED COLLECTION FOR KAMO HEAD
日時:6月30日 開場18:40/開演19:00

※ファッションショーはおよそ10分間で、その後アフタートークを開催
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2F大階段、ミュージアムホール

定員:100人(全席自由)


料金:一般 2000円、ミモカフレンド会員 1500円
※小学生以下は大人の膝の上に座ってファッションショーを見る場合、チケットの購入は不要 ※アフタートークはチケットを購入されていないお子様も席に座って参加可能

The post ヘア&メイクアップアーティスト・加茂克也の企画展が猪熊弦一郎現代美術館で6月30日から開催 「アンリアレイジ」によるショーも appeared first on WWDJAPAN.

俳優、モデルとして日韓で大活躍の三吉彩花のプライベートに迫る

映画「ナックルガール」やネットフリックスオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」で韓国でもおなじみのモデル兼俳優の三吉彩花。 独学で習得した韓国語を流暢に話せるほど、韓国好きだという。ストレイキッズ(Stray Kids)や、エンハイプン(ENHYPEN)ビビ(BIBI)など最近よく聴くK-POPのプレイリストから、ファッション&ビューティのスタイリングのコツ、バッグの中にいつも入れているマストハブアイテムの裏話まで。三吉彩花とランダムカードインタビューを通じて、プライベートかつ親密な会話を交わした。

WWD KOREA(以下、WWD):モデル出身ということで、スタイルアイコンとして有名ですが、普段のスタイリングで一番気をつけていることは何ですか?

三吉彩花(以下、三吉):全体的なバランスです!自分なりのルールがあるのですが、どんなに多くても4色以上は合わせないようにしています。

WWD:韓国をよく訪れると聞きましたが、一番好きな場所はどこですか?

三吉:韓国に住んでいる日本人の友だちがいるので、よく来るんです。 主に漢南洞(カンナムドン)や聖水洞(ソンスドン)近辺に行きます。 先日、ある日本人の方が「三吉彩花さんじゃないですか?」と声をかけてくれて、すごく照れくさくて不思議な気持ちになりました。

WWD:K-POP好きとして、最近新たに気になるグループがあれば教えてください

三吉:最近、「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」の東京青山店で会ったエンハイプン(ENHYPEN)です。ストレイキッズは今でも好きですし、最近は韓国のR&Bの女性アーティストやヒップホップのジャンルの曲をよく聴いていますが、その中でもビビの音楽がとても良かったです。

WWD:韓国ドラマの作品で印象に残っている作品は?

三吉:「ザ・グローリー」を本当に面白く見ました。2日間で全部見たくらいです。展開もそうですが、俳優たちの演技がすごく印象的でした。いつか「ザ・グローリー」を演出した監督さん、スタッフさん達にもぜひ会いたいです。

バッグの中のマストハブアイテム

WWD:普段、出かけるときにバッグの中に必ず入れているアイテムはありますか?

三吉:梅干しです。日本では梅干しのお菓子や干し梅をよく食べるんですが、疲れたときに梅干しを食べると、すぐに疲れが取れて元気が出る感じがします。普段、疲れたときは甘いものをたくさん食べてエネルギー回復する話をよく聞くのですが、私はしょっぱいもので元気をチャージしています。

WWD:今後の活動予定をお聞かせください

三吉:「今際の国のアリス」のシーズン3の制作が決まりましたが、私が出演するかどうかはまだ未定です。検討段階なので、もう少しお待ちいただければと思います。日本でもそうですが、韓国でもさまざまなコンテンツを撮影する準備をしているのでぜひ多くの関心と応援をお願いします。これからも頑張ります!

三吉彩花と交わしたインタビューの全内容は「WWD KOREA」のユーチューブチャンネルをチェック!

INTERVIEW RUBY KIM
PHOTO JUWON YOON

The post 俳優、モデルとして日韓で大活躍の三吉彩花のプライベートに迫る appeared first on WWDJAPAN.

俳優、モデルとして日韓で大活躍の三吉彩花のプライベートに迫る

映画「ナックルガール」やネットフリックスオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」で韓国でもおなじみのモデル兼俳優の三吉彩花。 独学で習得した韓国語を流暢に話せるほど、韓国好きだという。ストレイキッズ(Stray Kids)や、エンハイプン(ENHYPEN)ビビ(BIBI)など最近よく聴くK-POPのプレイリストから、ファッション&ビューティのスタイリングのコツ、バッグの中にいつも入れているマストハブアイテムの裏話まで。三吉彩花とランダムカードインタビューを通じて、プライベートかつ親密な会話を交わした。

WWD KOREA(以下、WWD):モデル出身ということで、スタイルアイコンとして有名ですが、普段のスタイリングで一番気をつけていることは何ですか?

三吉彩花(以下、三吉):全体的なバランスです!自分なりのルールがあるのですが、どんなに多くても4色以上は合わせないようにしています。

WWD:韓国をよく訪れると聞きましたが、一番好きな場所はどこですか?

三吉:韓国に住んでいる日本人の友だちがいるので、よく来るんです。 主に漢南洞(カンナムドン)や聖水洞(ソンスドン)近辺に行きます。 先日、ある日本人の方が「三吉彩花さんじゃないですか?」と声をかけてくれて、すごく照れくさくて不思議な気持ちになりました。

WWD:K-POP好きとして、最近新たに気になるグループがあれば教えてください

三吉:最近、「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」の東京青山店で会ったエンハイプン(ENHYPEN)です。ストレイキッズは今でも好きですし、最近は韓国のR&Bの女性アーティストやヒップホップのジャンルの曲をよく聴いていますが、その中でもビビの音楽がとても良かったです。

WWD:韓国ドラマの作品で印象に残っている作品は?

三吉:「ザ・グローリー」を本当に面白く見ました。2日間で全部見たくらいです。展開もそうですが、俳優たちの演技がすごく印象的でした。いつか「ザ・グローリー」を演出した監督さん、スタッフさん達にもぜひ会いたいです。

バッグの中のマストハブアイテム

WWD:普段、出かけるときにバッグの中に必ず入れているアイテムはありますか?

三吉:梅干しです。日本では梅干しのお菓子や干し梅をよく食べるんですが、疲れたときに梅干しを食べると、すぐに疲れが取れて元気が出る感じがします。普段、疲れたときは甘いものをたくさん食べてエネルギー回復する話をよく聞くのですが、私はしょっぱいもので元気をチャージしています。

WWD:今後の活動予定をお聞かせください

三吉:「今際の国のアリス」のシーズン3の制作が決まりましたが、私が出演するかどうかはまだ未定です。検討段階なので、もう少しお待ちいただければと思います。日本でもそうですが、韓国でもさまざまなコンテンツを撮影する準備をしているのでぜひ多くの関心と応援をお願いします。これからも頑張ります!

三吉彩花と交わしたインタビューの全内容は「WWD KOREA」のユーチューブチャンネルをチェック!

INTERVIEW RUBY KIM
PHOTO JUWON YOON

The post 俳優、モデルとして日韓で大活躍の三吉彩花のプライベートに迫る appeared first on WWDJAPAN.

「ファンケル」がマルチビタミンのサプリメントをリニューアル 現代の食生活に合わせビタミンやミネラルを増量

「ファンケル(FANCL)」は、現代人に大切なビタミンとミネラルの摂取をサポートするサプリメント“マルチビタミン&ミネラル”をリニューアルし、“マルチビタミン&ミネラル Base POWER”(90粒30日分、1230円)として6月18日に発売する。

炭水化物や脂質が多くなりがちな現代の食生活に合わせ、13種類のビタミンや7種類のミネラル、コエンザイム Q10、乳酸菌などを増量した。リニューアル前と比較すると、炭水化物からのエネルギー産生を助けるビタミンB1に加え、ビタミンB2とB6を10倍量、抗酸化作用のあるビタミンEを13倍量、タンパク質合成や免疫力向上などに寄与する亜鉛を3倍量、それぞれ配合した。1日の摂取目安量を6粒から3粒に減らし、粒の丸みや、飲み込みやすいコーティング技術も改善した。

商品は、カビなどの微生物や埃の混入がない「クリーンルーム」で製造。2005年には、米発・製品の品質と安全性の確保を目的とした製造認可基準「健康補助食品適正製造模範」を大手メーカーの自社工場として初めて取得した(「ファンケル」調べ)。原料選定から製造、販売まで独自の厳しい基準で徹底した品質管理を行う。販売後も、管理栄養士や薬剤師を配置した電話窓口の設置や、健康食品と医薬品との組み合わせに対応する「SDIシステム」など、顧客のサポート充実を図っている。

The post 「ファンケル」がマルチビタミンのサプリメントをリニューアル 現代の食生活に合わせビタミンやミネラルを増量 appeared first on WWDJAPAN.

2025年春夏メンズコレ取材24時Vol.1 裸王「ディースクエアード」がぶっちぎり、新生「モスキーノ」と好調「セッチュウ」は明暗分かれる

2025年春夏コレクションサーキットが開幕しました。イタリア・フィレンツェからミラノ、パリまで続くメンズからスタートです。「WWDJAPAN」は現地で連日ほぼ丸一日取材をし、コレクションの情報はもちろん、現場のリアルな空気感をお伝えします。担当は、大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリ、そして藪野淳・欧州通信員の“浪速トリオ”。愛をもって、さまざまなブランドをレビューします。

15:00 「ドルチェ&ガッバーナ」展覧会

今季のミラノ・メンズ・ファッション・ウイークは、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の展覧会でスタートです。ミラノ大聖堂の南に位置する歴史的な建造物パラッツォ・レアーレ(Palacio Real)で、7月31日まで開催している同ブランド初の展覧会“From the Heart to the Hands"を観覧してきました。イタリア語でハンドメードを意味する“ファット ア マーノ(Fatto a Mano)をコンセプトに、アートから建築、バレエ、オペラまで各テーマごとに分けた10のスペースで、アルタ・モーダ(オートクチュール)とアルタ・サルトリア(メンズ向けのオートクチュール)、アルタ・ジョイエッレリア(ハイジュエリー)を展示します。結論から言うと、めちゃくちゃ見応えのある内容で、圧倒されっぱなしでした。

各スペースはテーマに沿って、アーティストや職人によるインスタレーションとともに細部に至るまで完璧に作り込んだ世界観が、来場者を別世界へといざないます。シチリアのカラフルで快活なスペースから、天使が舞う純白に包まれた幻想的な空間、お針子が作業をするアトリエなど、部屋から部屋へと移動すると、「ドルチェ&ガッバーナ」のインスピレーションの源泉が目の前に広がります。歴史的な絵画作品を総ビーズで描いたり、クロコダイルにビジューを施したり、多岐に渡る織物、刺繍にレース、フェザーに加えて、ガラス細工を装飾に用いたりと、イタリアの伝統的な職人技をこれでもか!と凝縮させた圧巻のクチュールピース。もはや、民芸品と美術品にも分類できる作品群です。展覧会は、「ドルチェ&ガッバーナ」の作品に影響を与えたイタリア文化へのオマージュであり、アルタ・モーダに命を吹き込むのに重要な役割を果たす、イタリアの職人への畏敬の念を表現したもの。駆け足で観覧しましたが、またこの展覧会のためだけに休暇でミラノに戻ってきたいとさえ思っています。時間をかけて見る価値のある、壮観な内容でした。

16:00 「モスキーノ」

続いて、今季の目玉の一つであるアードリアン・アピオラッザ(Adrian Appiolaza)=クリエイティブ・ディレクター手掛ける新生「モスキーノ(MOSCHINO)」初のメンズ・コレクションです。会場は、街の中心から離れたところにある広い倉庫のような空間。中に入ると、そこにはスーツケースやクラシックなトランクが山のように積み上げられています。ヨーロッパではコロナ明けにロストバゲージが大量発生していたので、なんだかちょっとアイロニーを感じますね。そんな今季のテーマは、”ロスト&ファウンド(LOST & FOUND)”。アピオラッザは、そこに“行き先を見失うことで、全く知らなかった場所を見つけることができる”というポジティブな意味を込め、「混沌とした生活から選ばれし楽園へと向かう、発見と探求の旅」のメタファーだと語ります。

タイドアップしたシャツにトレンチコートを合わせ、手にはハート型のアタッシュケースを携えたルックで幕を開けたショーの序盤は、オフィスを想起させるスタイル。そこにはもちろん「モスキーノ」らしいツイストを効かせ、シャツにサスペンダーやジャケットのトロンプルイユプリントを施したり、目玉焼きやバナナモチーフのブローチを飾ったり、シャツの襟部分を装飾要素として用いたり、書類をシュレッダーにかけるように生地をフリンジ状に仕上げたり。1990年代初めに創業者のフランコ・モスキーノ(Franco Moschino)が提案したメイクアップ道具を収めるポケットがたくさんついた”サバイバル・ジャケット”も、オフィス仕様で再解釈しています。

アルゼンチンで生まれ育ったアピオラッザは、かつて渡英するためのお金を稼ぐために嫌いなスーツを着て保険会社で働いていたそう。スーツを脱ぎ捨て世界へ飛び出した本人同様、中盤からは都会から逃避するように旅に出るストーリーが始まります。その行き先は、イタリアの都市や牧歌的な田舎から冒険にぴったりのジャングルやサファリまでといったイメージ。サッカーボールにイタリア国旗、ピザ、海辺の風景、サル、デイジーやカーネーション、アイコンのスマイルマークまでがウエアに散りばめられています。

ランウエイデビューを飾った2月の24-25年秋冬ウィメンズに続く今回の25年春夏メンズ、そして一緒に披露したウィメンズの25年プレ・スプリングでより明確になったのは、アピオラッザが大切にしているのは「奇抜さと商業性のバランス」だということ。ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)時代の「モスキーノ」はショーで見るには最高に楽しいけれど、コスチューム感が強く一般的には着づらいのも事実でした。その点、アードリアンはフランコのアーカイブを研究して遊び心や楽しさを取り入れ、スタイリングでインパクトを生み出しながらも、現代人にフィットするウエアラブルなアイテムを提案しています。

「モスキーノ」がミュージシャンの衣装や展覧会に飾られる作品ではなく、街で着られる服であるために、このアプローチは堅実です。一方、表現の自由や多様な個性を描くことを掲げ、今季は多彩なアイデアやモチーフを用いましたが、ちょっと詰め込みすぎたかなと印象も否めず。この辺りのブラッシュアップは、来シーズンに期待したいところです。

17:00 「セッチュウ」

2023年に「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」グランプリを獲得した「セッチュウ(SETCHU)」は、ギャラリーの無機質な空間でプレゼンテーションを行いました。今季のテーマは、“遊び心のある機能性と機能的な遊び心(Playful Functionality And The Function of Playfulness)”。その真意とは、至るところに緻密に計算して取り付けられたフックとジッパーにより、変幻自在に表情を変える点にあります。例えば、パーカの下半分をカットしたようなアイテムは、ジッパーを開ければ短いケープのようになり、90度回せばノースリーブのパーカー、さらに腰に巻いてスカートに早変わり。一見、普通のボタンダウンシャツも襟元のフックを外せば、ネックラインを折り畳んで脱構築的なシャツになり、フォーマルなジャケットはノースリーブのベルト付きジレへと変化します。

着用方法だけでなく、「セッチュウ」の強みである生地にも遊び心が感じられます。シャツに用いたのは、コットンのような質感と手触りに仕上げたポリエステル素材。コットンとウールを混合させたサファリジェケットと同じく、シワになりにくいという生地の特性を最大限に引き出しています。複雑なパターンと計算し尽くして配置した付属品に、桑田悟史デザイナーらしい職人気質な一面を感じつつ、全体は落ち感のある生地のレイヤリングで春夏らしい涼しげな雰囲気。より西洋的なエレガンスが際立っていました。

日本以外での評価も売り上げも上々で、5月24日にオープンしたばかりのドーバー ストリート マーケット パリ(DOVER STREET MARKET PARIS)では、代表作の“折り紙ジャケット”が完売したそうです。桑田デザイナーがアイテムを着用しながら解説するのを、一緒に隣で聞いていたフランス人の業界関係者は、「シック!素晴らしくシックだ!なんてシックなんだ!」と、フランス人にとっての最高の褒め言葉である「シック(Chic)」を連呼してました。シック=粋で、上品で、垢抜けている。「セッチュウ」の商品を実際に見て、袖を通してみれば、シックの意味を深く理解できるはずです。

17:30 「モンブラン」

「モンブラン(MONTBLANC)」は、コレクション発表の場をパリからミラノへお引越し。会場には、イタリア・フィレンツェで制作するレザーグッズ、ドイツ・ハンブルクで生産する筆記具、そしてスイス製の時計までの新作を並べました。会場自体も広かったのですが、驚いたのはレザーグッズの豊富さです。「モンブラン」のバッグと言えばビジネス需要が高い印象だったのですが、それだけでなくカジュアルに使えそうなアイテムからトラベルバッグやスーツケースまでが勢ぞろい。色も、定番の黒に加え、今季のキーカラーとしてカシスをさまざまなアイテムに採用したり、少し色味を抑えたライムやオレンジを差し色に加えたり。2021年にマルコ・トマセッタ(Marco Tomasetta)=アーティスティック・ディレクターが就任してからのレザーグッズへの注力具合が良く分かります。

新作で気になったのは、“マイスターシュテュック”ラインから登場したユニセックスなミニバッグ。メタルのクロージャーはフランス語で「白い山」を意味するブランド名にちなみ、山モチーフのデザインになっています。肩にかけるもよし、クロスボディーで身につけるもよし。軽くて使い勝手の良さそうなサイズ感です。

18:00 「ビリオネア」

参加するのがコロナ禍以来、約4年ぶりとなる「ビリオネア(BILLIONAIRE)」のショーに行ってきました。ショーが1時間遅れることも普通な、かなりマイペースなブランドというのを知りつつも、予定時刻の5分過ぎた頃に、会場であるフォーシーズンズ・ホテル(Four Seasons Hotel)の中庭に到着。驚くことに、80席程度の座席はすでにゲストで埋まっていました。シートナンバーは割り振られておらず、座席は早い者勝ちだったようです。シートには、30分前の開場とともに着席し、シャンパンを飲みながらショーを待っていたゲストばかり。立ち見の20人程のゲスト含め、他のショー会場では見かけない顔ぶれでした。

待ちくたびれるのを覚悟していましたが、意外にもたった20分遅れでショーがスタートしました。北アフリカへの旅に着想したコレクションは、白で始まり、淡いピンクからグレーへと、温かみのあるカラーのスーツで構成しています。過去に多用していた原色とネオンカラー、サイケデリックなモチーフは控えめに、ワントーンの静かなルックが大半を占めます。細部にジャガードを施したジャケットや、クロコダイルのライダースジャケットの豪奢さが記憶に残っているものの、特段生地の質感が映えるでもなく、スタイリングに個性があるわけでもなく、なんならコットン素材のジャケットとチノパンのシワにばかり目がいってしまいました。ミニマリズムに方向転換するには、ディテールへの配慮も、洋服へのケアも抜け過ぎているのでは。“クワイエット・ラグジュアリー”は、ただクワイエットなだけでは魅力的に映らないのです。

18:30 「ブルネロ クチネリ」

フィレンツェの「ピッティ・イマージネ・ウオモ」でも取材した「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」をミラノでも取材しました。本能や直感を大切にしようという意を込めたテーマ“アクツ・オブ・インスティンクト”のコレクションは、ニュートラルカラーにパステルを差し込むスタイルがきれいでエレガント。ただし気負いすぎず、あくまで自然体でノンシャランなムードにこだわります。好調なデニムアイテムを起点にしたブルーカラーのカジュアルスタイルや、ブラウンとオフホワイトを組み合わせた「ブルネロ クチネリ」流の王道カラーコンビなど、色合わせのセンスとバリエーション豊かな素材が素敵でした。シルク混の素材を多用しているため、表面の表情もなめらかです。

コレクション取材を終えると、会場1階では「ブルネロ クチネリ」名物の豪華ケータリングでもてなしてくれました。心も体も潤ったところで、初日もいよいよラストスパートです。

20:00 「ディースクエアード」

ミラノ・メンズ初日のトリといえば、「ディースクエアード(DSQUARED2)」のパワフルなショーが近年のお決まりです。時差ボケの眠気や長距離移動の疲労感を、まるで往復ビンタのようにバチーンと吹き飛ばしてくれます。1年前は往年の武田久美子風の貝殻ビキニ、半年前はプリンセス天功風の近未来的変身イリュージョンでゲストを驚かせました。今シーズンは何が来るのかワクワクしながら、会場の劇場テアトロ・リリコ・インテルナツィオナーレに向かいます。

ゲストは1階席と2階席に分かれており、日本人チームの多くは2階席へ。ランウエイからは距離がありますが、なんばグランド花月2階席のように場内の雰囲気を楽しむことができ早くも期待が高まります。ゲストには開演前にプログラムを渡し、登場するモデルやダンサー、スタッフを事前にチェックできました。特に注目だったのが、サウンドトラックです。アッシャー(Usher)の“GOOD KISSER”をはじめ、プリンス(Prince)の“EROTIC CITY”、ブルーマン グループ(Blue Man Group)の“I FEEL LOVE”といった、キス、エロ、ラブの文字列に、早くも気持ちが高鳴ります。いや、まだ早いと自制しつつショーが開幕すると、“GOOD KISSER”と共に、バキバキの上半身をあらわにしたダンサーたちが、漫画「激烈バカ」のカクカクの動きで腰を振りながら登場しました。高鳴る気持ちが激情へと変わり、劇場に浸透していきます。

コレクションは、いつも以上にセクシー&グラマラス。エレガンスとエッジの二面性にフォーカスしたコレクションは、男女モデルの体に巻き付けたボンテージハーネスと、ゴムの木の樹液を加工したラテックス素材の、色気を帯びたしっとり触感がポイントです。ベーシックなシャツやボンバージャケットはシアー素材で肌を露わにし、ラテックスの鈍い光沢が肌を包み込みます。ピタピタのスキニーボトムで脚のラインを強調し、デコルテをむき出しにするワンショルダーや極端に深いVネックのトップスが、肉体の美しさを讃えるかのようです。ランウエイから距離がある2階席から見ていると、たまに「裸かな?」と錯覚するルックがあるほど、思い切った露出が目立ちました。それでも下品にならないのは、テーラリングやアクセサリーでエレガントな要素を加えているから。裸のような勢いあるスタイルでも、品を保つのが“裸王(ラオウ)”たるゆえんでしょう。スター錦野旦のような、袖にフリンジがジャラジャラ付いたライダースジャケットもきれいでした。色気と熱に満ちたショーが終わるころには、すっかりパワーチャージできていました。

21:00 「カナーリ」

ミラノ・メンズ初日はまだまだ終わりません。「カナーリ(CANALI)」の90周年を祝したカプセルコレクションお披露目イベントが本日のラストです。会場はゲストでかなりごった返しており、大盛況でした。会場にはブランドロゴを押し出した記念コレクションのほかに、同ブランドが地元学生にアーカイブ生地を提供し、学生たちがかなりフリーダムな感覚で作ったであろう作品も展示していました。90周年を祝うと同時に、次世代を担う若い世代にバトンをつなぎたいという、かなり素敵な試みでした。

The post 2025年春夏メンズコレ取材24時Vol.1 裸王「ディースクエアード」がぶっちぎり、新生「モスキーノ」と好調「セッチュウ」は明暗分かれる appeared first on WWDJAPAN.

Kep1erマシロ、「ピーチシー」限定ストアに来場 自分がいっぱいいる空間が初めて

韓国発のコスメブランド「ピーチシー(PEACH C)」は6月17日、都内でポップアップストアオープン記念・新商品発表会を開催。今年4月よりブランドアンバサダーを務めている9人組グローバルガールズグループ・ケプラー(Kep1er)のマシロが登壇し、ポップアップストアと新商品をアピールした。

今年4月にブランドアンバサダーに就任してから初となるPRイベントの登壇。マシロは「ブランドアンバサダーだと発表されるまで毎日ワクワクしていたし、発表されてから周りの方に『おめでとう』と言ってもらえて嬉しかった。もともとかわいらしいコスメブランドだと思っていたし、私自身も“桃メイク”が好き。普段から薄めのピンクをメイクに使っているのので、アンバサダーになってからもっと好きになりました。嬉しいです」と喜んだ。

「「つけた瞬間にうる艶な唇が完成」とマシロ絶賛

6月21日より発売する新商品のリップ“ジューシーネクターリップスティック”(1320円)は、ひと塗りで果実のようにみずみずしいうる艶唇」になれるアイテム。日本限定のリップアイテムで、カラーは全6色。1から3番はパールが配合されたシアカラー、4から6番はノンパールでこなれ感を演出する大人カラーが展開されている。

マシロは「つけた瞬間にうる艶な唇が完成されるのでおすすめ。お気に入りのカラーは2番の“ベイビーピンク”です。パールが少し入っているし、さりげないナチュラルな感じを演出するので、そういうメイクに合うピンクだと思います」と紹介した。

新商品の発売を記念し、東京・L.Biz 日本橋では6月18〜30日にポップストアをオープンする。フルーツパーラーをテーマにした空間で、新商品先行発売のほか、オリジナルドリンクとフードも販売。購入したアイテムをデコレーションできるブースも設置される。

一足早く訪れたマシロは「入った瞬間、店内がピンクですごくかわいい。自分がいっぱいいる空間が初めてだし、こんなかわいい空間も初めて!」と声を弾ませた。ポップアップストアには「メンバーと一緒に来たいです」といい、「私いっぱいの空間を見てほしいですし、写真を撮れるスペースがあるので一緒に写真を撮って思い出をいっぱい残したいです」と語った。

また、普段の美肌ケアを聞かれた場面では、「私の肌は乾燥するのが早いので洗顔した後にできるだけ早くパックをしたり、塗ったりしています。スキンケア以外では半身浴をよくするタイプですね。熱めのお湯で1日1回は絶対にするようにしています。あと朝にビタミンを摂取しています」と明かした。

The post Kep1erマシロ、「ピーチシー」限定ストアに来場 自分がいっぱいいる空間が初めて appeared first on WWDJAPAN.

Snow Man渡辺翔太が「スワロフスキー」のミラノ展覧会に 129年の歴史と共に輝く

「スワロフスキー(SWAROVSKI)」は、イタリア・ミラノのパラッツォ・チッテリオで大規模展覧会「スワロフスキー マスターズ オブ ライト(SWAROVSKI – MASTERS OF LIGHT)」を現地時間6月17日〜7月14日に開催する。6月16日に開催したオープニングレセプションには、日本からSnow Manのメンバーである渡辺翔太が参加した。

ミラノの展覧会に参加した渡辺翔太

同展覧会は昨年秋に上海で初公開したもので、1895年にブランドが誕生し、19世紀のウィーンから21世紀のミラノまで、7つの“驚異の部屋”に分けたパノラマ空間を通して来場者を没入感のある旅へと誘う。

展示では、イタリアのブランドである「プラダ(PRADA)」や「ミュウミュウ(MIU MIU)」、「フェンディ(FENDI)」クチュール、「グッチ(GUCCI)」、ジャンニ・ヴェルサーチ(Gianni Versace)とドナテラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)が手掛けた「アトリエ ヴェルサーチェ(ATELIER VERSACE)」、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」などの歴史あるファッション・ハウスによる50以上のクリスタルを装飾した衣装も用意する。ほか、ハリー・スタイルズ(Harry Styles)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、ビヨンセ(Beyonce)ら世界的なスターが着用したステージ衣装やレッドカーペットのルック、ジュエリーピース、オブジェ、クリスタル、そしてこれまでに作った最大のクリスタル・チャトンを含むコレクションも展示する。

「スワロフスキー マスターズ オブ ライト」を訪れた渡辺の着用商品は、ブランドの公式オンラインサイトで確認可能だ。また公式ラインアカウントでは渡辺がミラノ市街やミラノの店舗で撮影した写真を配信している。

The post Snow Man渡辺翔太が「スワロフスキー」のミラノ展覧会に 129年の歴史と共に輝く appeared first on WWDJAPAN.

Snow Man渡辺翔太が「スワロフスキー」のミラノ展覧会に 129年の歴史と共に輝く

「スワロフスキー(SWAROVSKI)」は、イタリア・ミラノのパラッツォ・チッテリオで大規模展覧会「スワロフスキー マスターズ オブ ライト(SWAROVSKI – MASTERS OF LIGHT)」を現地時間6月17日〜7月14日に開催する。6月16日に開催したオープニングレセプションには、日本からSnow Manのメンバーである渡辺翔太が参加した。

ミラノの展覧会に参加した渡辺翔太

同展覧会は昨年秋に上海で初公開したもので、1895年にブランドが誕生し、19世紀のウィーンから21世紀のミラノまで、7つの“驚異の部屋”に分けたパノラマ空間を通して来場者を没入感のある旅へと誘う。

展示では、イタリアのブランドである「プラダ(PRADA)」や「ミュウミュウ(MIU MIU)」、「フェンディ(FENDI)」クチュール、「グッチ(GUCCI)」、ジャンニ・ヴェルサーチ(Gianni Versace)とドナテラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)が手掛けた「アトリエ ヴェルサーチェ(ATELIER VERSACE)」、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」などの歴史あるファッション・ハウスによる50以上のクリスタルを装飾した衣装も用意する。ほか、ハリー・スタイルズ(Harry Styles)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、ビヨンセ(Beyonce)ら世界的なスターが着用したステージ衣装やレッドカーペットのルック、ジュエリーピース、オブジェ、クリスタル、そしてこれまでに作った最大のクリスタル・チャトンを含むコレクションも展示する。

「スワロフスキー マスターズ オブ ライト」を訪れた渡辺の着用商品は、ブランドの公式オンラインサイトで確認可能だ。また公式ラインアカウントでは渡辺がミラノ市街やミラノの店舗で撮影した写真を配信している。

The post Snow Man渡辺翔太が「スワロフスキー」のミラノ展覧会に 129年の歴史と共に輝く appeared first on WWDJAPAN.

“鬼才デザイナー”ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー映画が公開 ビジュアルや予告編を解禁

世界的ファッションデザイナー、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)のドキュメンタリー映画「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」が9月20日、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開する。映画公開に先立ち、メーンビジュアル、予告編、場面写真を公開した。

本作は、“ファッション界の革命児”とされるガリアーノの栄光と転落、そして贖罪と復帰に迫る、美しくもスキャンダラスなドキュメンタリー映画だ。キャリアの絶頂期にあった2011年、反ユダヤ主義的暴言を吐く動画が拡散され、その後逮捕されたガリアーノ。事件から13年たった今、ガリアーノが自らカメラの前に座り「洗いざらい話す」と語る。映画では、大胆なスタイルで世界中を魅了したガリアーノの栄光を各ブランド時代のコレクションを収めた貴重なアーカイブ映像と共に振り返りながら、ガリアーノを診断した精神科医、今も心の傷が癒えないという事件の被害者にもカメラを向ける。

監督を務めたのは、ドキュメンタリー映画「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したケヴィン・マクドナルド(Kevin Macdonald)。ガリアーノの人間性に鋭く踏み込み、本作最大のミステリー「彼の暴言の背景には何があったのか?」に斬りこんでいく。

予告編は、「ジョンが現れてファッションは突然、ロック化した」という英版「ヴォーグ(VOGUE)」誌編集長エドワード・エニンフル(Edward Eninnful)(当時)のセリフから始まる。数々のステージの裏側を語るのはトップモデルであるケイト・モス(Kate Moss)やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、俳優のペネロペ・クルス(Penelope Cruz)やシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)ら錚々たる面々と、米「ヴォーグ」の編集長アナ・ウィンター(Anna Wintour)やアンドレ・レオン・タリー(Andr Leon Talley)をはじめとした著名なファッション評論家たち。

メーンビジュアルは、ガリアーノが2014年に「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」に電撃復帰後、初のショーとなった2015年春夏オートクチュール・コレクションを象徴するドレスだ。

The post “鬼才デザイナー”ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー映画が公開 ビジュアルや予告編を解禁 appeared first on WWDJAPAN.

“鬼才デザイナー”ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー映画が公開 ビジュアルや予告編を解禁

世界的ファッションデザイナー、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)のドキュメンタリー映画「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」が9月20日、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開する。映画公開に先立ち、メーンビジュアル、予告編、場面写真を公開した。

本作は、“ファッション界の革命児”とされるガリアーノの栄光と転落、そして贖罪と復帰に迫る、美しくもスキャンダラスなドキュメンタリー映画だ。キャリアの絶頂期にあった2011年、反ユダヤ主義的暴言を吐く動画が拡散され、その後逮捕されたガリアーノ。事件から13年たった今、ガリアーノが自らカメラの前に座り「洗いざらい話す」と語る。映画では、大胆なスタイルで世界中を魅了したガリアーノの栄光を各ブランド時代のコレクションを収めた貴重なアーカイブ映像と共に振り返りながら、ガリアーノを診断した精神科医、今も心の傷が癒えないという事件の被害者にもカメラを向ける。

監督を務めたのは、ドキュメンタリー映画「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したケヴィン・マクドナルド(Kevin Macdonald)。ガリアーノの人間性に鋭く踏み込み、本作最大のミステリー「彼の暴言の背景には何があったのか?」に斬りこんでいく。

予告編は、「ジョンが現れてファッションは突然、ロック化した」という英版「ヴォーグ(VOGUE)」誌編集長エドワード・エニンフル(Edward Eninnful)(当時)のセリフから始まる。数々のステージの裏側を語るのはトップモデルであるケイト・モス(Kate Moss)やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、俳優のペネロペ・クルス(Penelope Cruz)やシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)ら錚々たる面々と、米「ヴォーグ」の編集長アナ・ウィンター(Anna Wintour)やアンドレ・レオン・タリー(Andr Leon Talley)をはじめとした著名なファッション評論家たち。

メーンビジュアルは、ガリアーノが2014年に「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」に電撃復帰後、初のショーとなった2015年春夏オートクチュール・コレクションを象徴するドレスだ。

The post “鬼才デザイナー”ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー映画が公開 ビジュアルや予告編を解禁 appeared first on WWDJAPAN.

キャサリン妃、「ジェニー・パッカム」の白いワンピース姿で半年ぶりに公の場に

英国君主の公式誕生日を祝する記念式典「トゥルーピング・ザ・カラー(Trooping the Colour)」が6月15日にロンドンで開催された。キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、がんと診断され化学療法を受けていることを3月に公表しており、今年初の公務となった。同妃が公の場に登場したのは、2023年12月25日に行われたクリスマス礼拝以来、およそ6カ月ぶり。

キャサリン皇太子妃は、イギリスのドレスブランド「ジェニー・パッカム(JENNY PACKHAM)」による、首元の大きなリボンが印象的な白のワンピースを着用。「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」の帽子と「カサンドラ・ゴード(CASSANDRA GOAD)」のパールのイヤリングを合わせ、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の白いパンプスと「マルベリー(MULBERRY)」の黒いクラッチで、エレガントかつ爽やかなスタイルに仕上げた。

式典前日に感謝のメッセージを投稿

「トゥルーピング・ザ・カラー」は、1748年に英国君主の公式誕生日の祝賀式と軍旗分列行進式をひとつにまとめて6月に開催したのが起源だといわれている。今回、キャサリン皇太子妃は久しぶりに公務に参加するにあたり、前日にウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)との公式インスタグラムにメッセージを投稿。「ここ数カ月、皆さんから届いた沢山の温かなメッセージやサポート、励ましの言葉に感動し、心からありがたく思っています。つらい時期に、ウィリアムと私にとって本当に大きな支えとなりました」と感謝の思いを述べ、治療が順調に進んでいることや、体調を見ながら徐々に公務に復帰する予定であることなどをつづった。

The post キャサリン妃、「ジェニー・パッカム」の白いワンピース姿で半年ぶりに公の場に appeared first on WWDJAPAN.

キャサリン妃、「ジェニー・パッカム」の白いワンピース姿で半年ぶりに公の場に

英国君主の公式誕生日を祝する記念式典「トゥルーピング・ザ・カラー(Trooping the Colour)」が6月15日にロンドンで開催された。キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、がんと診断され化学療法を受けていることを3月に公表しており、今年初の公務となった。同妃が公の場に登場したのは、2023年12月25日に行われたクリスマス礼拝以来、およそ6カ月ぶり。

キャサリン皇太子妃は、イギリスのドレスブランド「ジェニー・パッカム(JENNY PACKHAM)」による、首元の大きなリボンが印象的な白のワンピースを着用。「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」の帽子と「カサンドラ・ゴード(CASSANDRA GOAD)」のパールのイヤリングを合わせ、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の白いパンプスと「マルベリー(MULBERRY)」の黒いクラッチで、エレガントかつ爽やかなスタイルに仕上げた。

式典前日に感謝のメッセージを投稿

「トゥルーピング・ザ・カラー」は、1748年に英国君主の公式誕生日の祝賀式と軍旗分列行進式をひとつにまとめて6月に開催したのが起源だといわれている。今回、キャサリン皇太子妃は久しぶりに公務に参加するにあたり、前日にウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)との公式インスタグラムにメッセージを投稿。「ここ数カ月、皆さんから届いた沢山の温かなメッセージやサポート、励ましの言葉に感動し、心からありがたく思っています。つらい時期に、ウィリアムと私にとって本当に大きな支えとなりました」と感謝の思いを述べ、治療が順調に進んでいることや、体調を見ながら徐々に公務に復帰する予定であることなどをつづった。

The post キャサリン妃、「ジェニー・パッカム」の白いワンピース姿で半年ぶりに公の場に appeared first on WWDJAPAN.

ミス・パリ エステティック専門学校が校名を変更 25年4月からミス・パリ・ビューティ専門学校に

学校法人ミスパリ学園は、ミス・パリ エステティック専門学校の校名を、2025年4月1日からミス・パリ・ビューティ専門学校に変更する。

それに伴い、現ミス・パリ エステティック専門学校はミス・パリ・ビューティ専門学校 大阪校に、現ミス・パリ エステティック専門学校 名古屋校はミス・パリ・ビューティ専門学校 名古屋校に、それぞれ変更となる。※学科名や所在地、電話番号などは変更なし。

今回の校名変更に関して、「ミスパリ学園では、美容業界の多様化と進化に対応し、エステティックだけでなく、メイク、ネイル、サービスマナー、伝承美学など、トータルビューティを幅広く学べる環境を提供している。新たな学校名は、総合的な美容技術と知識を身につけた『美しく聡明で品格あるプロフェッショナルの育成』という本学園の理念を反映し、学生たちが将来の美容業界で多様な役割を担い、より広いフィールドで活躍できるようになることを期待して、名称変更を決定した」とコメントする。

The post ミス・パリ エステティック専門学校が校名を変更 25年4月からミス・パリ・ビューティ専門学校に appeared first on WWDJAPAN.

韓国コスメ「VT」がサンリオとコラボ 限定パッケージのスキンケア4商品を発売

韓国コスメブランド「ブイティー(VT)」は、サンリオの人気キャラクターであるシナモロール、ポムポムプリン、ポチャッコとコラボしたスキンケア商品4種を発売する。7月1日からキューテン(QOO10)で、7月4日から楽天市場で販売する。

ラインアップは、ベストセラー商品であるフェイスマスク“CICA デイリースージングマスク”(30枚入、2420円)、“シカレチA マスク”(30枚入、2596円)、天然マイクロニードルを配合した導入美容液“リードルショット100”(3520円)、マイクロニードルの配合量が異なるリードルショット“100”、“300”、“700”の3種類を肌の状態に合わせて一気に試せる“リードルショット コンパクトセット”(10mL×3、4730円)。

さらに同コラボレーションを記念し、購入特典として“リードルショット100”の購入者には“サンリオステッカー”1枚と“CICA デイリースージングマスク”1枚入を、“リードルショット コンパクトセット”の購入者には“サンリオキーリング”と“CICA デイリースージングマスク”1枚入を、“CICA デイリースージングマスク”または“シカレチA マスク”の購入者には“サンリオステッカー”1枚をプレゼントする。ギフトは数量限定で、なくなり次第終了となる。

The post 韓国コスメ「VT」がサンリオとコラボ 限定パッケージのスキンケア4商品を発売 appeared first on WWDJAPAN.

「マックス アンド コー」が伊勢丹新宿店でポップアップ 旅する“お出かけガール”がテーマ

 

「マックス アンド コー(MAX&CO.)」は、6月19〜25日まで伊勢丹新宿本店3階 トラストスタイル=プロモーションでポップアップストア“ガール オン ザ ゴー(Girl on the go)”をオープンする。税込5万5000円以上の購入でオリジナルギフトをプレゼントする。

同イベントは、“お出かけガール”がテーマで、秋冬コレクションから、ブラックのテクニカルタフタのパンツ(4万2900円)やジップアップのリブニットカーディガン(5万600円)、目を引くコットン・ドリルのカーゴパンツ(5万600円)やシャツワンピース(5万7200円)など、シワになりにくい生地を使用し軽量で旅にぴったりのアイテムをそろえる。 同コレクションは汎用性の高いシルエットと多彩な色の組み合わせが特徴だ。

トラベルを楽しむ女性たちに向けたアイテム

イベント概要

◾️“ガール オン ザ ゴー(Girl on the go)” ポップアップストア

日程:6月19〜25日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿本店3階 トラストスタイル=プロモーション
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

The post 「マックス アンド コー」が伊勢丹新宿店でポップアップ 旅する“お出かけガール”がテーマ appeared first on WWDJAPAN.

カルティエ「結 MUSUBI」展が開催 日本と「カルティエ」の絆によって実現した同展の見どころをリポート

カルティエ,カルティエ コレクション,CARTIER,カルティエと日本 半世紀のあゆみ「結 MUSUBI」展,東京国立博物館

「カルティエ(CARTIER)」は、“カルティエと日本 半世紀のあゆみ『結 MUSUBI』展 ―美と芸術をめぐる対話”を東京国立博物館 表慶館で、7月28日まで開催している。同展では「カルティエ」が日本初のブティックをオープンしてから50年を記念し、「カルティエ」と日本を結ぶストーリーを展開する。左右対称の構造をなす表慶館の右側では日本が「カルティエ」に与えた影響に焦点を当て、「カルティエ コレクション」を中心としたアーカイブピースの展示と共に歴史を振り返る。一方左側では、カルティエ現代美術財団と日本人アーティストとの結びつきを紹介する。貴重なアーカイブピースやジャンルを超えたアーティストの作品が必見なのは言わずもがな、ダイナミックな展示空間まで同展の見どころを紹介する。

日本が影響を与えた
「カルティエ」の歴史をひも解く

カルティエ,カルティエ コレクション,CARTIER,カルティエと日本 半世紀のあゆみ『結 MUSUBI』展,東京国立博物館

最初の展示室となる右側1階では「カルティエ コレクション」を中心に、ルイ・カルティエの時代から最新作に至るまで、日本文化がどのようにクリエイションに影響を与えてきたのか、その歴史を振り返る。美術愛好家でもあったルイ・カルティエが収集した日本のオブジェや書物が紹介されており、印籠や紋様などが後の「カルティエ」を代表するスタイルとなった背景がうかがえる。もう1つ、“パンテール”に代表される自然や動植物も「カルティエ」の重要なインスピレーション源だ。1903年に発表した藤をかたどったブローチと共に展示されている杉本博司の「春日大社藤棚図屏風」は自然を賛美する象徴として紹介されている。

2階では、日本で開催された過去5回の展覧会と74年の日本初出店以降の歩みを振り返る。88年に青山・スパイラルホールで開催した初の展覧会から2004年に京都の醍醐寺霊宝館で開催した巡回展、記憶に新しい19年に国立新美術館で開催された「カルティエ、時の結晶」展まで展覧会の歴史を「カルティエ コレクション」の貴重なアーカイヴピースとともに振り返る。奥に進むと、イベントに際して制作された作品の数々を鑑賞することができる。日比野克彦が手掛けた“トリニティ”のリングを連想させる作品や“タンク”100周年を記念して制作された香取慎吾の作品、阿部千登勢との出会いから生まれた限定の“トリニティ”も展示している。

ジャンルを超えて
現代アートの作品が集う
迫力のある空間

左側ではカルティエ現代美術財団と日本のアーティストの結びつきを紹介する。2階回廊に横尾忠則の肖像画作品を皮切りに、三宅一生や森村泰昌のインスタレーションに加え、荒木経惟、ウイリアム・エグルストンの写真、村上隆、松井えり菜の絵画作品を展示している。また、北野武、森山大道、宮島達男の作品は日本初公開。いずれもジャンルを超えたアート作品の世界を冒険するような没入感を楽しめる展示となっている。

より深く知るために
見逃せないトピック7つ

この他、会場には杉本博司の数理模型シリーズが展示されるなど、見逃せない作品がいたる所に散りばめられている。盛りだくさんな同展を振り返り、さらなる鑑賞ポイントを紹介する。

まず、エントランスでは、澁谷翔の「日本五十空景」が出迎える。同作は歌川広重の「東海道五十三次之内」に着想し、日本各地の地元新聞紙の一面に空の景色を描いた新作で、同展の“結び“のテーマを体現した作品である。過去と変わらない空を通じて、現在と未来をつなぐように時間の移ろいを表現している。

右側2階では、19年杉本博司と榊田倫之の新素材研究所が会場デザインを担当した「カルティエ、時の結晶」展で使用された什器を使用していて、「カルティエ」の展覧会史をより深く再確認することができる。また、「カルティエ コレクション」と共に紹介されている、日比野克彦が97年に制作した“トリニティ”リングを連想させる作品や17年に“タンク”ウオッチの100周年を祝福するために作られた香取慎吾の絵画からも日本の影響、美へのオマージュを垣間見ることができる。

2階回廊では、カルティエ現代美術財団と日本のアーティストを結ぶストーリーの入り口のように、横尾忠則の肖像画シリーズから20点を展示。左側1階では、作品がちりばめられている中で、荒木経惟が森山大道を、森山大道が横尾忠則と荒木経惟を撮影したポートレート作品が展示されていて、アーティスト同士の“結”を象徴しているようだ。

最後に、左右の階段では、束芋のデジタルインスタレーションが展示されているが、鑑賞するタイミングでポイントが異なるため、少しだけ時間をかけて鑑賞することをお勧めする。

展覧会の記念グッズを紹介

カルティエ,カルティエ コレクション,CARTIER,カルティエと日本 半世紀のあゆみ「結 MUSUBI」展,東京国立博物館

ポスタービジュアルをプリントしたトートバッグ(3960円)、ノート(1650円)、図録(5000円)、「カルティエ コレクション」をプリントしたペーパーウェイト(4950円)、ポストカード(220円)をラインアップする。ノートは「日本五十空景」が描かれたものと貴重な「カルティエコレクション」のジュエリーが最初と最後にページに印刷されたもの2種類を販売する。

INFORMATION
カルティエと日本 半世紀のあゆみ「結 MUSUBI」展 ― 美と芸術をめぐる対話

会期:6月12日〜7月28日
時間:9:30〜17:00(金、土曜は〜19:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜、7月16日 ※7月15日は開館
会場:東京国立博物館 表慶館
住所:東京都台東区上野公園13-9
入場料:一般1500円、大学生1200円、高校生以下無料
050-5541-8600(ハローダイヤル)

PHOTOS:KUNIHISA KOBAYASHI
問い合わせ先
カルティエ カスタマー サービスセンター
0120-1847-00

The post カルティエ「結 MUSUBI」展が開催 日本と「カルティエ」の絆によって実現した同展の見どころをリポート appeared first on WWDJAPAN.

カルティエ「結 MUSUBI」展が開催 日本と「カルティエ」の絆によって実現した同展の見どころをリポート

カルティエ,カルティエ コレクション,CARTIER,カルティエと日本 半世紀のあゆみ「結 MUSUBI」展,東京国立博物館

「カルティエ(CARTIER)」は、“カルティエと日本 半世紀のあゆみ『結 MUSUBI』展 ―美と芸術をめぐる対話”を東京国立博物館 表慶館で、7月28日まで開催している。同展では「カルティエ」が日本初のブティックをオープンしてから50年を記念し、「カルティエ」と日本を結ぶストーリーを展開する。左右対称の構造をなす表慶館の右側では日本が「カルティエ」に与えた影響に焦点を当て、「カルティエ コレクション」を中心としたアーカイブピースの展示と共に歴史を振り返る。一方左側では、カルティエ現代美術財団と日本人アーティストとの結びつきを紹介する。貴重なアーカイブピースやジャンルを超えたアーティストの作品が必見なのは言わずもがな、ダイナミックな展示空間まで同展の見どころを紹介する。

日本が影響を与えた
「カルティエ」の歴史をひも解く

カルティエ,カルティエ コレクション,CARTIER,カルティエと日本 半世紀のあゆみ『結 MUSUBI』展,東京国立博物館

最初の展示室となる右側1階では「カルティエ コレクション」を中心に、ルイ・カルティエの時代から最新作に至るまで、日本文化がどのようにクリエイションに影響を与えてきたのか、その歴史を振り返る。美術愛好家でもあったルイ・カルティエが収集した日本のオブジェや書物が紹介されており、印籠や紋様などが後の「カルティエ」を代表するスタイルとなった背景がうかがえる。もう1つ、“パンテール”に代表される自然や動植物も「カルティエ」の重要なインスピレーション源だ。1903年に発表した藤をかたどったブローチと共に展示されている杉本博司の「春日大社藤棚図屏風」は自然を賛美する象徴として紹介されている。

2階では、日本で開催された過去5回の展覧会と74年の日本初出店以降の歩みを振り返る。88年に青山・スパイラルホールで開催した初の展覧会から2004年に京都の醍醐寺霊宝館で開催した巡回展、記憶に新しい19年に国立新美術館で開催された「カルティエ、時の結晶」展まで展覧会の歴史を「カルティエ コレクション」の貴重なアーカイヴピースとともに振り返る。奥に進むと、イベントに際して制作された作品の数々を鑑賞することができる。日比野克彦が手掛けた“トリニティ”のリングを連想させる作品や“タンク”100周年を記念して制作された香取慎吾の作品、阿部千登勢との出会いから生まれた限定の“トリニティ”も展示している。

ジャンルを超えて
現代アートの作品が集う
迫力のある空間

左側ではカルティエ現代美術財団と日本のアーティストの結びつきを紹介する。2階回廊に横尾忠則の肖像画作品を皮切りに、三宅一生や森村泰昌のインスタレーションに加え、荒木経惟、ウイリアム・エグルストンの写真、村上隆、松井えり菜の絵画作品を展示している。また、北野武、森山大道、宮島達男の作品は日本初公開。いずれもジャンルを超えたアート作品の世界を冒険するような没入感を楽しめる展示となっている。

より深く知るために
見逃せないトピック7つ

この他、会場には杉本博司の数理模型シリーズが展示されるなど、見逃せない作品がいたる所に散りばめられている。盛りだくさんな同展を振り返り、さらなる鑑賞ポイントを紹介する。

まず、エントランスでは、澁谷翔の「日本五十空景」が出迎える。同作は歌川広重の「東海道五十三次之内」に着想し、日本各地の地元新聞紙の一面に空の景色を描いた新作で、同展の“結び“のテーマを体現した作品である。過去と変わらない空を通じて、現在と未来をつなぐように時間の移ろいを表現している。

右側2階では、19年杉本博司と榊田倫之の新素材研究所が会場デザインを担当した「カルティエ、時の結晶」展で使用された什器を使用していて、「カルティエ」の展覧会史をより深く再確認することができる。また、「カルティエ コレクション」と共に紹介されている、日比野克彦が97年に制作した“トリニティ”リングを連想させる作品や17年に“タンク”ウオッチの100周年を祝福するために作られた香取慎吾の絵画からも日本の影響、美へのオマージュを垣間見ることができる。

2階回廊では、カルティエ現代美術財団と日本のアーティストを結ぶストーリーの入り口のように、横尾忠則の肖像画シリーズから20点を展示。左側1階では、作品がちりばめられている中で、荒木経惟が森山大道を、森山大道が横尾忠則と荒木経惟を撮影したポートレート作品が展示されていて、アーティスト同士の“結”を象徴しているようだ。

最後に、左右の階段では、束芋のデジタルインスタレーションが展示されているが、鑑賞するタイミングでポイントが異なるため、少しだけ時間をかけて鑑賞することをお勧めする。

展覧会の記念グッズを紹介

カルティエ,カルティエ コレクション,CARTIER,カルティエと日本 半世紀のあゆみ「結 MUSUBI」展,東京国立博物館

ポスタービジュアルをプリントしたトートバッグ(3960円)、ノート(1650円)、図録(5000円)、「カルティエ コレクション」をプリントしたペーパーウェイト(4950円)、ポストカード(220円)をラインアップする。ノートは「日本五十空景」が描かれたものと貴重な「カルティエコレクション」のジュエリーが最初と最後にページに印刷されたもの2種類を販売する。

INFORMATION
カルティエと日本 半世紀のあゆみ「結 MUSUBI」展 ― 美と芸術をめぐる対話

会期:6月12日〜7月28日
時間:9:30〜17:00(金、土曜は〜19:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜、7月16日 ※7月15日は開館
会場:東京国立博物館 表慶館
住所:東京都台東区上野公園13-9
入場料:一般1500円、大学生1200円、高校生以下無料
050-5541-8600(ハローダイヤル)

PHOTOS:KUNIHISA KOBAYASHI
問い合わせ先
カルティエ カスタマー サービスセンター
0120-1847-00

The post カルティエ「結 MUSUBI」展が開催 日本と「カルティエ」の絆によって実現した同展の見どころをリポート appeared first on WWDJAPAN.

「CFCL」×「アシックス」のコラボスニーカー第2弾となる新色が6月24日に発売

「シーエフシーエル(CFCL)」は、2023年10月に発売した「アシックス(ASICS)」とのコラボレーションスニーカー“GEL-LYTE III CM 1.95”のシリーズ第2弾を6月24日に発売する。

本アイテムは、第1弾から続くブラックに加えて、シックで落ち着きのあるダークシャドウ、明るくヌーディーなピンクティントの3色を展開する。価格は各2万900円で、「CFCL」直営店及び公式オンラインストアで販売する。

非常に軽量でフィット感のある履き心地が特徴的な“GEL-LYTE III CM 1.95”は、全体を構成するパーツを機能とデザインに必要な最少までに絞り込み、ミニマルなデザインを実現。また梱包ボックスも含めた材料調達から廃棄にいたる全ての工程で精緻なLCA(ライフサイクルアセスメント)が実施され、温暖化ガス(GHG)排出量もわずか“1.95kg/CO2-e”1に抑えられている。

「アシックス」を代表とする“GEL-LYTE III OG”をベースとし、GHG排出を世界最少にするという取り組みにおいてもデザイン性を担保し向上するため、素材の方向性やニットの密度だけでなくパーツのセレクトなど、細部に至るまで対話を繰り返しながら誕生した。

The post 「CFCL」×「アシックス」のコラボスニーカー第2弾となる新色が6月24日に発売 appeared first on WWDJAPAN.

セレブファンも多い台湾発フレグランス「クロワーパンドラ」が上陸 “キスマーク”や“アフターセックス”の香りとは

台湾発フレグランス「クロワーパンドラ(KLOWER PANDOR)」が6月、日本へ上陸した。同ブランドは、2016年に設立。ブランド名の“パンドラ”は“パンドラの箱”からで、未知の香りに出合ってほしいという思いが込められている。台湾では、洗練された世界観と品質で人気が高い。アーティストのアーロン(Aaron)やチャン・ヨン(Chang Yong)がアンバサダーに就任。セレブからも支持されている。香水は、“パンドラ”シリーズと“ファーストタイム”シリーズの2種類。全て天然のエッセンシャルオイルを配合している。ルームディフューザーも展開。台湾のフレグランスメーカーであるスピーディングロケットが製造販売を手掛けており。日本では、化粧品製造販売企業のコンフォートプラスが輸入販売する。

シンプルなボトルと攻めた名前で台湾版「ノンフィクション」を目指せ

“パンドラ”はブランドを象徴するラインアップ。低温熟成技術で丸みのある持続性のある香りで、ダマスクローズが香る“1974 ノーブルミッドナイトローズ”や気品あるムスクとフローラルがミックスした“1908 コロニアルムスク”など5種類のオードパルファムがそろう。鍵のついたボトルが特徴だ。

“ファーストタイム”は、さりげなく軽やかに香るデイリーユースにぴったりのオードパルファム。バラとオレンジをミックスしたノスタルジックな香りの“1319 キスマーク”や噛みタバコを想起させるスパイシーな“1306 アフターセックス”など、攻めたネーミングの香りをそろえる。シンプルでスタイリッシュなボトルは、韓国発人気フレグランス「ノンフィクション(NONFICTION)」のよう。さりげなく香るジェンダーレスな香りと攻めたネーミングで注目を集めそうだ。

価格は、”パンドラ“が8800円(50mL)、”ファーストタイム“が6380円(50mL)、ルームディフューザーが5940円。期間限定で渋谷ロフト、銀座ロフトで販売するほか、1部プラザやアマゾンなどのECサイトで販売する。

The post セレブファンも多い台湾発フレグランス「クロワーパンドラ」が上陸 “キスマーク”や“アフターセックス”の香りとは appeared first on WWDJAPAN.

「手仕事は世界に誇れる日本の強み」 有松で400年続く伝統技術の未来を担うスズサン5代目が語る

PROFILE: 村瀬弘行/スズサンCEO兼クリエイティブ・ディレクター

村瀬弘行/スズサンCEO兼クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: 1982年愛知県名古屋市生まれ。英国のサリー美術大学を経て、ドイツのデュッセルドルフ国立芸術アカデミー立体芸術及び建築学科を卒業。在学中の2008年にデュッセルドルフでsuzusan e.K. (現Suzusan GmbH & Co. KG)を設立。自社ブランド「スズサン」をスタートした。14年に法人化した家業のスズサン(旧鈴三商店)を4代目の父から継承し、20年から現職。現在もデュッセルドルフで暮らしながら、デザインや有松でのモノづくりを監修している

名古屋市有松で400年以上続く伝統技術である有松鳴海絞りを生かしたアイテムを提案する「スズサン(SUZUSAN)」は6月29日まで、ドイツ・ベルリンを代表するセレクトショップのアンドレアス ムルクディス(ANDREAS MURKDIS)でイベント「ハンズ・イン・ジャパン(HANDS IN JAPAN)」を開催中だ。同イベントは「スズサン」のウエアやホームアイテムと共に、モダンな感性と日本の伝統技術を掛け合わせた12ブランドの手仕事を感じる製品を展示・販売するもの。開幕に合わせてベルリンを訪れた村瀬弘行最高経営責任者(CEO)兼クリエイティブ・ディレクターに、「スズサン」の歩みやイベント開催のきっかけから日本の伝統技術に対する思い、そして、これからの夢までを聞いた。

興味がなかった家業を継ぐ気になった理由

「小さい頃から布に囲まれて育ったので、日本にいた時は家業に興味がなかった」と明かす村瀬CEO兼クリエイティブ・ディレクターは、もともと職人である父の後を継ぐつもりはなく、アーティストを志して英国に留学。その後、ドイツに移り、デュッセルドルフ国立芸術アカデミー立体芸術及び建築学科で学んだ。「ある時、父が英国で『ニッティング&スティッチング・ショー(The Knitting & Stitching Show)』(消費者向けのテキスタイルイベント)に招待され通訳として同行し、そこで現地の人たちが有松絞りに強い興味や関心を示す姿を目の当たりにして衝撃を受けた。また、別の機会にコンテンポラリーアート界の有名ギャラリストであるビクトリア・ミロ(Victoria Miro)に有松絞りの生地を見せたところ、とても気に入り、たくさん購入してくれた。その時に感じたのは、日本の伝統工芸はヨーロッパにおけるコンテンポラリーアートと同じレベルになりうるということ。そこで、コンテンポラリーアートをやりたい自分の気持ちと家業である伝統工芸という、かけ離れていると感じていた2つがつながった」と振り返る。

そして、経営学を専攻していたドイツ人のルームメイトが、たまたま家に置いてあった有松絞りの布を気に入ったことから、一緒にデュッセルドルフで起業。5枚のスカーフから、スズサン初のオリジナルブランド「スズサン」をスタートした。ただ、最初から順風満帆だったわけではなく、ヨーロッパ各地のセレクトショップにアポ無しで飛び込み、説明してまわったという。その時、最初に買い付けてくれた店の一つが、アンドレアス ムルクディスだった。

世界を知るデザイナーの発想と日本の職人技術の融合

今回のイベントのきっかけになったのは、2022年にパリのギャルリー・ヴィヴィエンヌで開かれた名古屋市主催の伝統産業海外マーケティング支援プロジェクト「クリエイション・アズ・ダイアログ(Creation as DIALOGUE)」のイベントだった。村瀬CEO兼クリエイティブ・ディレクターは、世界を知るデザイナーの新しい発想と名古屋に根差す伝統的な手仕事を結び付け、海外での販路開拓を目指す同プロジェクトのクリエイティブ・ディレクター兼統括コーディネーターを務めており、自身でバイイングをしているアンドレアス・ムルクディス=オーナーのことも招待。アンドレアス ムルクディスでは、もともといくつもの日本ブランドを取り扱っていたが、会場でムルクディス=オーナーはモノづくりの背景や技術に感銘を受けたという。

「クリエイション・アズ・ダイアログ」では、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」でバッグデザイナーを務めていた古川紗和子、「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」などでジュエリーデザイナーのキャリアを積んだ名和光道、建築事務所ヘルツォーク&ド・ムーロン(HERZOG & DE MEURON)出身のダイスケ・ヒラバヤシの3人を起用し、伝統工芸を手掛ける10社の職人をマッチング。革新的な新製品開発に取り組んだ結果、仏壇製作のノウハウを生かした木製のバニティーボックスや、モダンアートのような配色で仕上げられた漆塗りの燭台と香立て、七宝焼きのジュエリーなどが生まれた。それらに加え、今回の「ハンズ・イン・ジャパン」では、長野の山翠舎によるブランド「サンスイ(SAUSUI)」の解体された古民家の木材を使ったオブジェや、東京の廣田硝子によるあぶり出し技法を用いたグラス、線香の生産地として知られる淡路島の薫寿堂がパリ拠点「サノマ(CANOMA)」と共同制作したインセンス(お香)などもラインアップする。

海外からの視点で見る日本の伝統工芸

村瀬CEO兼クリエイティブ・ディレクターがこういったイベントに携わる背景には、「なくなってしまう寸前の日本の伝統的な手仕事を、次世代につなげたい」という熱い想いがある。「日本には経済産業省に指定された『伝統的工芸品』が241もあり、本当に手仕事が盛んな国。そんな国は他にはほぼなく、世界に誇れる日本の強みだと思う。しかし、その多くは、次世代の後継者がいなかったり、現代的に表現する方法を知らなかったりという課題に直面している。15年前は自分の家業も同じような状況で職人は父一人だったが、今では若者も含め職人が19人にまで増えた。お金も経験もコネもなくゼロからスタートした『スズサン』での自分自身の経験を他の伝統工芸にも生かしたい」。

その経験から語るのは、「日本のクラフトは“メード・イン・ジャパン”と声高に主張しがちだが、その必要はない。手に取ってもらうきっかけは美しい色や心地よい手触りなどでいいと思う。けれど、背景にある伝統技術やストーリーを異なる文化背景を持った人に理解してもらうのは工夫が必要」ということ。「日本の伝統工芸の多くは上質で美しく、それを生み出す職人は素晴らしい技術を持っている。一方、彼らはある意味、井の中の蛙のようでもある。もちろん、長年同じものを作り続けている職人たちが自分たちの作品や製品を“世界一”だと考えるのは当たり前だ。しかし、いかに優れた製品であっても、職人たちが自分たちの立場で考えて『良い』と思う伝え方や見せ方は、必ずしもベストではない。海外市場においては、伝統的な使い方がフィットしないことも多い。外からの客観的な目線が必要だ」。そういった意味で海外を拠点にするメリットは大きく、「自分が入ることで、海外で受け入れられる方法やアイデアを日本の伝統工芸にもたらすことができると思う」と続ける。

「世界の人に日本の職人のもとを訪れてもらいたい」

「スズサン」の取扱店舗は現在、パリのレクレルール(LECLAIREUR)やミラノのビッフィ(BIFFI)といった有名店をはじめ、世界29カ国120店。そのうちの65%はヨーロッパ、15%は北米、日本は15〜20%程度だといい、海外市場でしっかりとブランドを確立していることが分かる。また、村瀬CEO兼クリエイティブ・ディレクターは、昨年からイベント「東京クリエイティブサロン」にも関わっており、その一環で参画企業の羽田未来総合研究所と共に海外からVIPゲストを招へいして、地方の工房や工場を巡るツアーも企画した。そんな彼は、今後をどのように見据えているのか?

「この15年は日本の伝統文化を世界に打ち出していくことに注力してきた。次の15年は世界のユーザーを有松に迎えるような取り組みに力を入れていく。今計画しているのは、ローカルツアーを組むこと。海外から現地に足を運んでもらい、ワークショップや郷土料理などを通して、地域に根差した伝統文化やモノづくりに触れてもらいたい。製品を作ったり売ったりというだけでなく、体験による人間らしいコミュニケーションを通して、顧客と職人のつながりを生み出していけたらうれしい」。作り手と使い手、昔ながらの伝統と未来の可能性、そして日本と海外をつなぐ架け橋としての挑戦はこれからも続く。

The post 「手仕事は世界に誇れる日本の強み」 有松で400年続く伝統技術の未来を担うスズサン5代目が語る appeared first on WWDJAPAN.

「手仕事は世界に誇れる日本の強み」 有松で400年続く伝統技術の未来を担うスズサン5代目が語る

PROFILE: 村瀬弘行/スズサンCEO兼クリエイティブ・ディレクター

村瀬弘行/スズサンCEO兼クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: 1982年愛知県名古屋市生まれ。英国のサリー美術大学を経て、ドイツのデュッセルドルフ国立芸術アカデミー立体芸術及び建築学科を卒業。在学中の2008年にデュッセルドルフでsuzusan e.K. (現Suzusan GmbH & Co. KG)を設立。自社ブランド「スズサン」をスタートした。14年に法人化した家業のスズサン(旧鈴三商店)を4代目の父から継承し、20年から現職。現在もデュッセルドルフで暮らしながら、デザインや有松でのモノづくりを監修している

名古屋市有松で400年以上続く伝統技術である有松鳴海絞りを生かしたアイテムを提案する「スズサン(SUZUSAN)」は6月29日まで、ドイツ・ベルリンを代表するセレクトショップのアンドレアス ムルクディス(ANDREAS MURKDIS)でイベント「ハンズ・イン・ジャパン(HANDS IN JAPAN)」を開催中だ。同イベントは「スズサン」のウエアやホームアイテムと共に、モダンな感性と日本の伝統技術を掛け合わせた12ブランドの手仕事を感じる製品を展示・販売するもの。開幕に合わせてベルリンを訪れた村瀬弘行最高経営責任者(CEO)兼クリエイティブ・ディレクターに、「スズサン」の歩みやイベント開催のきっかけから日本の伝統技術に対する思い、そして、これからの夢までを聞いた。

興味がなかった家業を継ぐ気になった理由

「小さい頃から布に囲まれて育ったので、日本にいた時は家業に興味がなかった」と明かす村瀬CEO兼クリエイティブ・ディレクターは、もともと職人である父の後を継ぐつもりはなく、アーティストを志して英国に留学。その後、ドイツに移り、デュッセルドルフ国立芸術アカデミー立体芸術及び建築学科で学んだ。「ある時、父が英国で『ニッティング&スティッチング・ショー(The Knitting & Stitching Show)』(消費者向けのテキスタイルイベント)に招待され通訳として同行し、そこで現地の人たちが有松絞りに強い興味や関心を示す姿を目の当たりにして衝撃を受けた。また、別の機会にコンテンポラリーアート界の有名ギャラリストであるビクトリア・ミロ(Victoria Miro)に有松絞りの生地を見せたところ、とても気に入り、たくさん購入してくれた。その時に感じたのは、日本の伝統工芸はヨーロッパにおけるコンテンポラリーアートと同じレベルになりうるということ。そこで、コンテンポラリーアートをやりたい自分の気持ちと家業である伝統工芸という、かけ離れていると感じていた2つがつながった」と振り返る。

そして、経営学を専攻していたドイツ人のルームメイトが、たまたま家に置いてあった有松絞りの布を気に入ったことから、一緒にデュッセルドルフで起業。5枚のスカーフから、スズサン初のオリジナルブランド「スズサン」をスタートした。ただ、最初から順風満帆だったわけではなく、ヨーロッパ各地のセレクトショップにアポ無しで飛び込み、説明してまわったという。その時、最初に買い付けてくれた店の一つが、アンドレアス ムルクディスだった。

世界を知るデザイナーの発想と日本の職人技術の融合

今回のイベントのきっかけになったのは、2022年にパリのギャルリー・ヴィヴィエンヌで開かれた名古屋市主催の伝統産業海外マーケティング支援プロジェクト「クリエイション・アズ・ダイアログ(Creation as DIALOGUE)」のイベントだった。村瀬CEO兼クリエイティブ・ディレクターは、世界を知るデザイナーの新しい発想と名古屋に根差す伝統的な手仕事を結び付け、海外での販路開拓を目指す同プロジェクトのクリエイティブ・ディレクター兼統括コーディネーターを務めており、自身でバイイングをしているアンドレアス・ムルクディス=オーナーのことも招待。アンドレアス ムルクディスでは、もともといくつもの日本ブランドを取り扱っていたが、会場でムルクディス=オーナーはモノづくりの背景や技術に感銘を受けたという。

「クリエイション・アズ・ダイアログ」では、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」でバッグデザイナーを務めていた古川紗和子、「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」などでジュエリーデザイナーのキャリアを積んだ名和光道、建築事務所ヘルツォーク&ド・ムーロン(HERZOG & DE MEURON)出身のダイスケ・ヒラバヤシの3人を起用し、伝統工芸を手掛ける10社の職人をマッチング。革新的な新製品開発に取り組んだ結果、仏壇製作のノウハウを生かした木製のバニティーボックスや、モダンアートのような配色で仕上げられた漆塗りの燭台と香立て、七宝焼きのジュエリーなどが生まれた。それらに加え、今回の「ハンズ・イン・ジャパン」では、長野の山翠舎によるブランド「サンスイ(SAUSUI)」の解体された古民家の木材を使ったオブジェや、東京の廣田硝子によるあぶり出し技法を用いたグラス、線香の生産地として知られる淡路島の薫寿堂がパリ拠点「サノマ(CANOMA)」と共同制作したインセンス(お香)などもラインアップする。

海外からの視点で見る日本の伝統工芸

村瀬CEO兼クリエイティブ・ディレクターがこういったイベントに携わる背景には、「なくなってしまう寸前の日本の伝統的な手仕事を、次世代につなげたい」という熱い想いがある。「日本には経済産業省に指定された『伝統的工芸品』が241もあり、本当に手仕事が盛んな国。そんな国は他にはほぼなく、世界に誇れる日本の強みだと思う。しかし、その多くは、次世代の後継者がいなかったり、現代的に表現する方法を知らなかったりという課題に直面している。15年前は自分の家業も同じような状況で職人は父一人だったが、今では若者も含め職人が19人にまで増えた。お金も経験もコネもなくゼロからスタートした『スズサン』での自分自身の経験を他の伝統工芸にも生かしたい」。

その経験から語るのは、「日本のクラフトは“メード・イン・ジャパン”と声高に主張しがちだが、その必要はない。手に取ってもらうきっかけは美しい色や心地よい手触りなどでいいと思う。けれど、背景にある伝統技術やストーリーを異なる文化背景を持った人に理解してもらうのは工夫が必要」ということ。「日本の伝統工芸の多くは上質で美しく、それを生み出す職人は素晴らしい技術を持っている。一方、彼らはある意味、井の中の蛙のようでもある。もちろん、長年同じものを作り続けている職人たちが自分たちの作品や製品を“世界一”だと考えるのは当たり前だ。しかし、いかに優れた製品であっても、職人たちが自分たちの立場で考えて『良い』と思う伝え方や見せ方は、必ずしもベストではない。海外市場においては、伝統的な使い方がフィットしないことも多い。外からの客観的な目線が必要だ」。そういった意味で海外を拠点にするメリットは大きく、「自分が入ることで、海外で受け入れられる方法やアイデアを日本の伝統工芸にもたらすことができると思う」と続ける。

「世界の人に日本の職人のもとを訪れてもらいたい」

「スズサン」の取扱店舗は現在、パリのレクレルール(LECLAIREUR)やミラノのビッフィ(BIFFI)といった有名店をはじめ、世界29カ国120店。そのうちの65%はヨーロッパ、15%は北米、日本は15〜20%程度だといい、海外市場でしっかりとブランドを確立していることが分かる。また、村瀬CEO兼クリエイティブ・ディレクターは、昨年からイベント「東京クリエイティブサロン」にも関わっており、その一環で参画企業の羽田未来総合研究所と共に海外からVIPゲストを招へいして、地方の工房や工場を巡るツアーも企画した。そんな彼は、今後をどのように見据えているのか?

「この15年は日本の伝統文化を世界に打ち出していくことに注力してきた。次の15年は世界のユーザーを有松に迎えるような取り組みに力を入れていく。今計画しているのは、ローカルツアーを組むこと。海外から現地に足を運んでもらい、ワークショップや郷土料理などを通して、地域に根差した伝統文化やモノづくりに触れてもらいたい。製品を作ったり売ったりというだけでなく、体験による人間らしいコミュニケーションを通して、顧客と職人のつながりを生み出していけたらうれしい」。作り手と使い手、昔ながらの伝統と未来の可能性、そして日本と海外をつなぐ架け橋としての挑戦はこれからも続く。

The post 「手仕事は世界に誇れる日本の強み」 有松で400年続く伝統技術の未来を担うスズサン5代目が語る appeared first on WWDJAPAN.

「パタゴニア」中古販売の現場へ、「ウィークエンド マックスマーラ」×川島織物で胸熱  【向千鶴サステナDが行く】

向千鶴サステナビリティ・ディレクターによる連載がスタートします。第1回は「パタゴニア(PATAGONIA)」が本格始動した中古品販売の現場や、「ウィークエンド マックスマーラ(WEEKEND MAX MARA)」がコラボした京都の織物工場の圧巻な光景、そして“持続可能”を文字通り体現している創業400年の「チャーチ(CHURCH'S)」のディナーでの気づき、などをお届けします。何をもってサステナビリティなの?そんな疑問に取材を通じて答えます。

手仕事とハイテクが両立する、生産現場の静かな迫力

「ウィークエンド マックスマーラ」が京都でグローバルイベント(5/19)

「ウィークエンド マックスマーラ」が、バッグ“パスティチーノ”の限定アイテム発売にあたり、京都でプレスツアーを開催しました。ぷっくりしたがま口型の“パスティチーノ”は各国の伝統技術を素材に採用し、年に1度発表されています。ミラノ、パリに続いて“第3の寄港地”に選ばれたのが日本の京都。バッグに採用した唐草や花模様のシルクジャカードは、1843年に京都で創業した川島織物セルコンのアーカイブから選出したもので、留め具部分は1927年の創業の中森組紐工房の職人による手仕事です。

この日、世界各国から集まったジャーナリスト一行は、観光客でごった返す京都市内を抜け出し、川島織物セルコンの工場見学へ。ビデオで同社の歴史を学んだ後、制作工程の説明を受けながら広い工場を歩きました。整理整頓が行き届いた工場はいくつかのゾーンに分かれており、織りの工程は大きく2つの「手織り」「機械織り」に分かれています。その緻密さとスケールを目の当たりにし、「あ〜これが伝統を受け継ぎながら進化をし、世界で評価される日本のものづくりの現場というものか」と圧倒されました。マニュアル化できるところを徹底的にマニュアル化し、その上で職人の技と感性を引き出す。静かな凄みがあります。このスケールがなければ「ウィークエンド マックスマーラ」のようなグローバルブランドのスケールには対応できないですよね。詳細は上の写真をキャプションと合わせてご覧ください。

「必要ないモノは買わないで」を連呼する斬新な売り場で宝探し

「パタゴニア」が中古品の買い取り・販売本格スタート(5/24)

「パタゴニア」が自社製品の中古品の買取りと再販を本格スタートするということで、ポップアップが開催中のパタゴニア東京・渋谷へ。入口ではアスリートたちのお気に入りの一着が迎えます。アウトドアで活躍している彼らがリペアをしながらも愛用し続けるのは、時に命を支えるギアとしての機能性の高さはもちろんですが、ハードな局面を共に過ごしてきた相棒としての思い入れがあるから。アスリートでなくてもそういう一着はありますよね。

足跡マークに導かれて同店の2階に上がると、中古衣類プラットフォーム「ウォーン ウエア(WORN WEAR)」の全貌がわかる展開に。商品の大半は買取り(オンラインでは常時、ポップアップ中は店舗でも実施)した中古品です。同じ製品でも状態により価格も異なり、宝探しのような楽しさがあります。

驚くのは店内随所に「必要なモノは買わないで」とか「新品よりずっといい」と言ったパネルが掲げられていること。新品も販売している店舗で何とも前衛的なメッセージです。これができるのは「パタゴニア」がサーキュラーブランドとして統合したサービスを提供しているから。

「パタゴニア」考える着る人と製品を取り巻くサキュラーの姿は端的に言えば次のようになります。①なるべく長く使用することで、CO2排出量を抑える→②壊れてしまったら修繕をして、自身で愛用を続けたり、第3者に中古品として手に渡り、さらに長い使用でインパクトを減らす→③どうにも使用できなくなったらリサイクルへ。

メッセージは日本語、英語、中国語で掲示されています。アジアで「パタゴニア」の支社があるのは日本と韓国。訪日客もグローバルで発信しているメッセージをここで体感できる、というわけです。一点ものが多いから宝探しのような感覚で買い物を楽しめます。

この場は、実験場であり対話の場だな、というのが訪れた印象です。例えば、どんなに愛着がある製品でもギアとしての機能性が担保できなければアップサイクルを断ることもあるそう。アウトドア製品ゆえ、使用者の命に関わることもあるからです。ここで思い浮かんだのが登山家であった高齢の自分の父の姿です。もう山には登れない彼にとっては、機能性がなくとも愛用の一着を散歩着として持っていたいでしょう。そういった対話がこの場では広がっていきそうです。

その頃、日本は戦国時代だった

「チャーチ」CEO来日ディナー(5/29)

英国のシューズブランド「チャーチ」のデニ・マンザットCEOが職人と来日し、製品のお披露目と合わせて東京會舘でディナーが開催されました。ブランドの創業は1873年と十分に「老舗」ですが、その始まりは1617 年(日本の関ヶ原の戦いの数年後)に靴の職人アンソニー・チャーチが靴づくり始めたことにさかのぼるそうです。受け継がれてきた技を目の当たりにし、これをサステナビリティと呼ばない理由は見当たりません。

いただいた食事は、故・エリザベス女王が来日したときとほぼ同じメニューとのことでワインとともに時間がゆっくりと流れてゆきました。

The post 「パタゴニア」中古販売の現場へ、「ウィークエンド マックスマーラ」×川島織物で胸熱  【向千鶴サステナDが行く】 appeared first on WWDJAPAN.

「ジェイ ダブリュー アンダーソン」2025年プレ・スプリング・メンズ・コレクション

「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」が2025年プレ・スプリング・メンズ・コレクションを発表した。

The post 「ジェイ ダブリュー アンダーソン」2025年プレ・スプリング・メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「ジェイ ダブリュー アンダーソン」2025年プレ・スプリング・メンズ・コレクション

「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」が2025年プレ・スプリング・メンズ・コレクションを発表した。

The post 「ジェイ ダブリュー アンダーソン」2025年プレ・スプリング・メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

【2024年夏コスメ】「レブロン」のシュガーリップスクラブにピーチの香りが登場

「レブロン(REVLON)」は7月16日、ブランドを代表するリップスクラブ“キス シュガー スクラブ”(全5種うち新1種、各924円)から、フレッシュでジューシーなピーチの香りを発売する。既存のフレーバーにはない、みずみずしい果実味あふれるフルーツの香りを楽しめる点が特長だ。

“キス シュガー スクラブ”は、簡単に角質&保湿ケアができるリップケアアイテム。洗い流さないタイプで、唇を滑らかに整える。ザクロ種子油、ヨーロッパキイチゴ種子油、ブドウ種子油と3種のフルーツオイルを配合し、乾燥から唇を守る。

The post 【2024年夏コスメ】「レブロン」のシュガーリップスクラブにピーチの香りが登場 appeared first on WWDJAPAN.

【2024年ビアガーデン】東京駅を眼下に望む東京會舘“銀座スカイビアテラス2024”

東京會舘は6月18日〜9月7日の期間限定のビアガーデン“銀座スカイビアテラス2024”を開催する。東京駅の夜景を一望できる13階のテラス席で食べる東京會舘自慢のフードメニューは月替わりで変更予定だ。

ラインアップするのは、“ちょい飲み”におすすめな“ワンプレートプラン”(1人5000円、1.5時間フリードリンク付)“スタンダードプラン”(1人8000円、2時間フリードリンク付)“スペシャルプラン”(1人1万2000円、2時間フリードリンク付)の3つのプラン。“スペシャルプラン”を20人以上で予約した団体は先着2組限定でプライベートビールサーバーの貸出サービスも行う。予約は電話もしくは公式サイトから受付中だ。

◼︎東京會舘 銀座スカイビアテラス
期間:6月18日~9月7日
時間:17:00~22:00(20:00ラストオーダー)
場所:東京會舘
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館13階
電話番号:03-3212-2776
予約サイト

The post 【2024年ビアガーデン】東京駅を眼下に望む東京會舘“銀座スカイビアテラス2024” appeared first on WWDJAPAN.

【2024年ビアガーデン】東京駅を眼下に望む東京會舘“銀座スカイビアテラス2024”

東京會舘は6月18日〜9月7日の期間限定のビアガーデン“銀座スカイビアテラス2024”を開催する。東京駅の夜景を一望できる13階のテラス席で食べる東京會舘自慢のフードメニューは月替わりで変更予定だ。

ラインアップするのは、“ちょい飲み”におすすめな“ワンプレートプラン”(1人5000円、1.5時間フリードリンク付)“スタンダードプラン”(1人8000円、2時間フリードリンク付)“スペシャルプラン”(1人1万2000円、2時間フリードリンク付)の3つのプラン。“スペシャルプラン”を20人以上で予約した団体は先着2組限定でプライベートビールサーバーの貸出サービスも行う。予約は電話もしくは公式サイトから受付中だ。

◼︎東京會舘 銀座スカイビアテラス
期間:6月18日~9月7日
時間:17:00~22:00(20:00ラストオーダー)
場所:東京會舘
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館13階
電話番号:03-3212-2776
予約サイト

The post 【2024年ビアガーデン】東京駅を眼下に望む東京會舘“銀座スカイビアテラス2024” appeared first on WWDJAPAN.

パルコ店長から百貨店店長に 大丸東京店・緒方店長がねらう「化学反応」

PROFILE: 緒方道則/大丸松坂屋百貨店執行役員大丸東京店長

緒方道則/大丸松坂屋百貨店執行役員大丸東京店長
PROFILE: (おがた・みちのり)1992年パルコ入社。地方店や大型店で経験を重ねたのち、仙台店・上野店・仙台2などの準備室に勤務。2013年から大丸松坂屋百貨店へ1年間出向。17年に心斎橋パルコ準備室長を経て、20年に開業した同店の店長に就く。24年3月から現職

3月1日付で大丸東京店の店長に就任した緒方道則氏の人事は、百貨店業界において異例のものだった。緒方氏は大丸松坂屋百貨店と同じJ.フロント リテイリング(JFR)傘下のパルコ出身で、直前まで心斎橋パルコの店長だった。百貨店の店長は現場を知り尽くしたプロパー社員が就くポジションだったが、その常識を覆す。「百貨店の伝統とパルコの革新の融合」こそがが自分の役割だと緒方氏は話す。

WWD:就任して2カ月半が過ぎた(取材時点)。パルコと大丸の違いをどう感じている?

緒方道則・大丸東京店長(以下、緒方):デベロッパーによるショッピングセンター(SC)、小売業による百貨店という業態の違いはもちろんある。だけど最大の違いは、のれんの重みだ。お客さまは洋服でもお菓子でも「大丸で買う」とおっしゃる。パルコの場合は、テナントの名前が前に出るケースが多い。お客さまから「大丸らしくない」「大丸ならこうあるべきだ」という厳しい声も届く。百貨店に求められるレベルは高い。それに応えようとスタッフも誇りを持って働いている。

有形無形の「のれんの力」

WWD:取り扱うカテゴリーも客層もパルコに比べて幅広い。

緒方:(ファッションが中心の)パルコは一定の年齢で卒業するお客さまが多い。自然に顧客世代がリセットさせる。だからテナントも大胆と変えることができる。一方、百貨店はお客さまとの関係が長く続く。大丸でランドセルを買ってもらった子供がやがて親になり、自分の子供のランドセルも大丸で求める。祖母が孫の就職祝いに財布を買ってあげる。3代にわたって大丸を利用してくださるお客さまも少なくない。長い歳月をかけて築かれる信頼関係は、百貨店の最大の財産だ。識別IDがなくても、密につながっているお客さまがたくさんいる。これも有形無形ののれんの力だ。

私が2月までいた心斎橋パルコは年間入店客数が1500万〜1600万人だった。大丸東京店は東京駅直結の立地のため約3000万人に上る。もちろん売上高も大きく違う。心斎橋パルコはパルコの上位店ではあるが259億円(24年2月期、テナント取扱高)。大丸東京店の783億円(同、総額売上高)と比べると差がある。

WWD:デベロッパー業であるパルコとは組織体制も異なる。

緒方:心斎橋パルコが社員25人前後で現場を回すのに対し、大丸東京店は230人前後が働く。パルコは渋谷、心斎橋、名古屋のような旗艦店の店長も部長級。大丸松坂屋の場合、主要店舗の店長は執行役員になる。店舗には人事機能もある。百貨店の店舗は一つの会社のようなものだと思う。

WWD:店長の仕事も異なるのか。

緒方:パルコの店長はプレイングマネージャーのような存在だ。店舗の改装も主導し、アパレルなどの取引先にも商談に行く。一方、社員が多い百貨店は組織の役割分担がしっかりしているので、店長の仕事はマネジメント型になるのかなと感じている。ただ、私が百貨店に呼ばれたのは化学変化を期待されてのこと。新しい店長の姿を探っていきたい。

WWD:毎朝の開店時に入り口に立って客入れもするのか。

緒方:店舗にいる時は可能な限り立つようにしている。これもパルコにはない新鮮な習慣だ。百貨店の店長の責任は重い。例えば、月1回の飲食店の衛生チェックも私が白衣を着て、厨房の確認に立ち会う。スプリンクラーや避難経路の確認など防災点検も店長の大切な仕事だ。店長が現場の隅々まで責任を持つ。お客さまからのクレーム対応も取引先ではなく、まず百貨店が受け付ける。百貨店は提供する商品とサービスの全てに責任を持つ。のれんとは、こうして長い時間をかけて築かれてきたのだと実感している。

異例の人事に「え?なんで?」

WWD:今回の異動では、緒方さんともう1人、渋谷パルコの店長だった塩山将人さんも大丸札幌店の店長になった。JFRとしての思惑があるはずだが、内示で何か言われたか。

緒方:JFRの好本達也社長(当時)に「大丸東京店の店長をやってくれ」と言われて、「え?なんで?」という感じだった。驚いたけれど、自分は何事もポジティブに受け取る性格だ。業態も違う、管理手法も違う。でもお客さまの期待に応える仕事の本質は変わらない。好本さんからは「これまでの経験も生かして、新しい目で東京店を見てくれ」と言われた。百貨店の伝統とパルコの革新の融合を託されたのだと解釈している。

WWD:心斎橋パルコの店長時代は、隣接する大丸心斎橋店とずっと連携してきた。

緒方:20年11月に開業した心斎橋パルコは、各フロアが連絡通路で大丸心斎橋店と連結していた。買い回るお客さまを増やし、シナジーを最大化しようと、常に協力し合ってきた。特に大丸心斎橋店の小室孝裕店長からは学ぶことが多かった。

実は13年から14年にかけて大丸松坂屋の本社(東京・木場)に出向した経験もある。JFRがパルコをグループ化して初の人事交流のメンバーの1人だった。パルコから出向した私は主に百貨店のMDを経験させてもらった。一方、大丸松坂屋からパルコに出向したのが現JFR社長の小野圭一さんだった。

役職に関係なく議論する「面白くする会」

WWD:大丸東京店をどんな店にしたい?

緒方:東京駅直結で全国のお客さまとつながる百貨店だ。ポテンシャルは大きい。徒歩圏にある日本橋の三越と高島屋は重厚な店舗を構え、百貨店の伝統をしっかり守っている。大丸はそれとは異なる路線を押し進めるべきだ。12年に建て替え開業してから基本的なフレームは変わっていない。八重洲・丸の内は再開発でこれからも街の姿が変わる。面白い仕掛けがいろいろとできる。

たとえば、地下1階のわれわれの隣で営業している東京駅一番街(JR東海の子会社・東京ステーション開発が運営)の「東京キャラクターストリート」には日本中から推し活の人が押し寄せている。大丸もカルチャーやエンタメとの結びつきを強化して、もっと新しいお客さまを呼びたい。大丸東京店でも3月から約1カ月間、人気コミック「メンタル強め美女 白川さん」をコラボした企画を店内の各所で展開した。6月5〜11日にはVチューバーグループ・にじさんじのライバーと組んだ「アンディメンション(UN-DIMENSION)」のポップアップも好評だった。ショッピングのエンタメ化に可能性を感じている。近年、JFRはeスポーツ分野への投資を強めているが、そんなフロアがあってもいい。

WWD:殻を破ることはできるか。

緒方:実は前店長の田中倫暁さん(現・大丸松坂屋常務執行役員経営戦略本部長)が昨年から風土改革に着手し、月に2回「東京店を面白くする会」を開いている。現場の従業員が集まって、役職に関係なくざっくばらんに議論を交わしている。変化を恐れずに新しいことに挑戦するマインドを醸成する。そんな流れを促していきたい。

The post パルコ店長から百貨店店長に 大丸東京店・緒方店長がねらう「化学反応」 appeared first on WWDJAPAN.

「ファンケル」の“マイクレ”が売れ続ける理由とは? 目指すはアジアの“クレンジング王者”

2009年から続く「WWDBEAUTY」のベストコスメ特集では、バイヤーのアンケートをもとに本当に売れた商品を表彰する。連載「ベスコス歴代名鑑」では、15年以上続く本特集の中でも常にランキングに入賞する“傑作”をピックアップ。時代を超えて愛される理由や商品の魅力について、美容ジャーナリストの加藤智一が深掘りする。

6回のリニューアルで累計売り上げ本数1億本突破!
目指すは、アジアの“クレンジング王者”

1997年に発売して以来、今年で27年目を迎えるロングセラーが「ファンケル(FANCL)」の代名詞ともいえる“マイルドクレンジング オイル(以下、マイクレ)”。販売実績のデータを取り始めたのは発売から6年を経た2003年度からにも関わらず、累計販売個数が1億本を記録したという、型破りなクレンジングオイルだ。

その持続的な人気を後押ししているのが、“マイクレ”を愛してやまないリピーターの存在。クレンジングも多様化している今、エイジングケアをする“美容液クレンジング”や、香りやテクスチャーが心地良いタイプなど、さまざまなクレンジングオイルが発売されている。それらに“浮気”してしまった人たちが、「“マイクレ”じゃなきゃダメだった」「やっぱり“マイクレ”がいい」と戻ってくることが多いといい、盤石な顧客が商品を下支えしている。

流行りのメイクに対応する“マイクレ”のアップデート力

では、なぜ顧客は“マイクレ”に戻るのか。ファンケル化粧品商品企画・寺本弥生は「肌の潤いは確保しつつも、その時々に流行っているメイクをしっかり落とせるよう技術革新を続けているから」と理由を語る。「これまで処方設計を6回改良しています。そもそも、“マイクレ”を発売するきっかけとなったのが、洗顔料では落とせないウォータプルーフタイプのマスカラや“落ちにくい口紅”などが流行ったことでした。その後もリキッドやクッション、バームなど、さまざまな剤型が出てくるファンデーションやステイン系リップ、まつエクなど、メイクトレンドにあわせて進化し続けています」。

もちろん、なかには面倒なアイテムもある。たとえば、“お湯で落とせるマスカラ”だ。「お湯で落とせるフィルム状のマスカラを、あえてオイルでも落とせるようにするのは実は困難な技でした。しかし、それもクリアでき、『このメイクは落ちない』という盲点のないよう尽力している日々です」。

20年前に濡れた手でも使える仕様に進化

使い勝手の良さにも対応してきた。なかでも、発売から7年後の04年にリニューアルした時には、濡れた手でも使える仕様を実現。今でこそ顔や手が濡れていても使えるクレンジングは増えてきたが、その機能を20年前に実現していたというのはまさに業界ではパイオニア的な存在だったといえる。

そして、今なお進化は続く。「“マイクレ”は中国、香港など海外のお客さま様にも好評です。敏感肌でも使える仕様ながら、どんな流行メイクでも落とせる、という訴求はアジアでも広く受け入れられています。この機能をさらに進化させて、メイクを一瞬で落とせる、水を使う量を少なくするといった改良を続けながら、いずれはアジアのクレンジング王者を目指したいですね」。

最新版は6月24日から発表!

「WWDBEAUTY2024年上半期ベストコスメ」は「WWDJAPAN」6月24日号の紙面で発表します。上半期に“本当に”売れたコスメは何なのか?ウェブサイトでも順次公開していくのでぜひチェックしてください。

The post 「ファンケル」の“マイクレ”が売れ続ける理由とは? 目指すはアジアの“クレンジング王者” appeared first on WWDJAPAN.

「ファンケル」の“マイクレ”が売れ続ける理由とは? 目指すはアジアの“クレンジング王者”

2009年から続く「WWDBEAUTY」のベストコスメ特集では、バイヤーのアンケートをもとに本当に売れた商品を表彰する。連載「ベスコス歴代名鑑」では、15年以上続く本特集の中でも常にランキングに入賞する“傑作”をピックアップ。時代を超えて愛される理由や商品の魅力について、美容ジャーナリストの加藤智一が深掘りする。

6回のリニューアルで累計売り上げ本数1億本突破!
目指すは、アジアの“クレンジング王者”

1997年に発売して以来、今年で27年目を迎えるロングセラーが「ファンケル(FANCL)」の代名詞ともいえる“マイルドクレンジング オイル(以下、マイクレ)”。販売実績のデータを取り始めたのは発売から6年を経た2003年度からにも関わらず、累計販売個数が1億本を記録したという、型破りなクレンジングオイルだ。

その持続的な人気を後押ししているのが、“マイクレ”を愛してやまないリピーターの存在。クレンジングも多様化している今、エイジングケアをする“美容液クレンジング”や、香りやテクスチャーが心地良いタイプなど、さまざまなクレンジングオイルが発売されている。それらに“浮気”してしまった人たちが、「“マイクレ”じゃなきゃダメだった」「やっぱり“マイクレ”がいい」と戻ってくることが多いといい、盤石な顧客が商品を下支えしている。

流行りのメイクに対応する“マイクレ”のアップデート力

では、なぜ顧客は“マイクレ”に戻るのか。ファンケル化粧品商品企画・寺本弥生は「肌の潤いは確保しつつも、その時々に流行っているメイクをしっかり落とせるよう技術革新を続けているから」と理由を語る。「これまで処方設計を6回改良しています。そもそも、“マイクレ”を発売するきっかけとなったのが、洗顔料では落とせないウォータプルーフタイプのマスカラや“落ちにくい口紅”などが流行ったことでした。その後もリキッドやクッション、バームなど、さまざまな剤型が出てくるファンデーションやステイン系リップ、まつエクなど、メイクトレンドにあわせて進化し続けています」。

もちろん、なかには面倒なアイテムもある。たとえば、“お湯で落とせるマスカラ”だ。「お湯で落とせるフィルム状のマスカラを、あえてオイルでも落とせるようにするのは実は困難な技でした。しかし、それもクリアでき、『このメイクは落ちない』という盲点のないよう尽力している日々です」。

20年前に濡れた手でも使える仕様に進化

使い勝手の良さにも対応してきた。なかでも、発売から7年後の04年にリニューアルした時には、濡れた手でも使える仕様を実現。今でこそ顔や手が濡れていても使えるクレンジングは増えてきたが、その機能を20年前に実現していたというのはまさに業界ではパイオニア的な存在だったといえる。

そして、今なお進化は続く。「“マイクレ”は中国、香港など海外のお客さま様にも好評です。敏感肌でも使える仕様ながら、どんな流行メイクでも落とせる、という訴求はアジアでも広く受け入れられています。この機能をさらに進化させて、メイクを一瞬で落とせる、水を使う量を少なくするといった改良を続けながら、いずれはアジアのクレンジング王者を目指したいですね」。

最新版は6月24日から発表!

「WWDBEAUTY2024年上半期ベストコスメ」は「WWDJAPAN」6月24日号の紙面で発表します。上半期に“本当に”売れたコスメは何なのか?ウェブサイトでも順次公開していくのでぜひチェックしてください。

The post 「ファンケル」の“マイクレ”が売れ続ける理由とは? 目指すはアジアの“クレンジング王者” appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」が“ルージュ ディオール”からバームとリップスティック、リップライナーの新色を発売 限定色はミルキーなグレーみのあるライラックカラー

「ディオール(DIOR)」は8月2日、“ルージュ ディオール”からバーム(全3色うち限定1色、各5940円/レフィル、各4730円)と、リップスティック(限定1色、5940円)、リップライナー(新4色、各4290円)を発売する。

新登場のバームは95%自然由来成分を配合し、クリーン処方を採用した。唇を潤いで満たしながら、色ムラを均一に整える。“000 ディオールナチュラル バーム”は、重ねる色を選ばず見たままの発色をかなえるクリアカラー。“001 ディオールミッドナイト バーム”は、唇に血色感を与えるバーガンディーカラー。ミルキーなグレーみのあるライラックカラー“002 ディオールグリ バーム”は、数量限定で販売する。

リップスティックとリップライナーの新色は、柔らかなヌードシェードをそろえる。バームと組み合わせることで、さらに繊細なリップメイクをかなえる。

“ルージュ ディオール”は、ブランド初のメイクアップ商品として1953年に誕生し、2024年1月1日にリニューアル発売した。メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターを務めるピーター・フィリップス(Peter Philips)が、クチュールの遺産とアバンギャルドな個性を尊重しながら再解釈。レッド ピオニーの有用成分を配合し、処方には先進技術と独自のフローラル サイエンスを用いた。フローラル スキンケア成分を従来の2種から4種に、配合エキス数を2倍に増やし、優れたトリートメント効果と長時間持続する発色、潤いをかなえる。

The post 「ディオール」が“ルージュ ディオール”からバームとリップスティック、リップライナーの新色を発売 限定色はミルキーなグレーみのあるライラックカラー appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」が“ルージュ ディオール”からバームとリップスティック、リップライナーの新色を発売 限定色はミルキーなグレーみのあるライラックカラー

「ディオール(DIOR)」は8月2日、“ルージュ ディオール”からバーム(全3色うち限定1色、各5940円/レフィル、各4730円)と、リップスティック(限定1色、5940円)、リップライナー(新4色、各4290円)を発売する。

新登場のバームは95%自然由来成分を配合し、クリーン処方を採用した。唇を潤いで満たしながら、色ムラを均一に整える。“000 ディオールナチュラル バーム”は、重ねる色を選ばず見たままの発色をかなえるクリアカラー。“001 ディオールミッドナイト バーム”は、唇に血色感を与えるバーガンディーカラー。ミルキーなグレーみのあるライラックカラー“002 ディオールグリ バーム”は、数量限定で販売する。

リップスティックとリップライナーの新色は、柔らかなヌードシェードをそろえる。バームと組み合わせることで、さらに繊細なリップメイクをかなえる。

“ルージュ ディオール”は、ブランド初のメイクアップ商品として1953年に誕生し、2024年1月1日にリニューアル発売した。メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターを務めるピーター・フィリップス(Peter Philips)が、クチュールの遺産とアバンギャルドな個性を尊重しながら再解釈。レッド ピオニーの有用成分を配合し、処方には先進技術と独自のフローラル サイエンスを用いた。フローラル スキンケア成分を従来の2種から4種に、配合エキス数を2倍に増やし、優れたトリートメント効果と長時間持続する発色、潤いをかなえる。

The post 「ディオール」が“ルージュ ディオール”からバームとリップスティック、リップライナーの新色を発売 限定色はミルキーなグレーみのあるライラックカラー appeared first on WWDJAPAN.