ユナイテッドアローズは、中長期経営計画に「UAマルチ戦略」を掲げ、2033年までにアパレル領域の新規事業で売上高400億円を目標値に事業ポートフォリオの拡充に注力している。その一端を担う「コンテ」は、トラッドをベースにモード感を加え「UA社ではまだ取りきれていない40代を中心とした“新大人マーケット”を狙う」(神永和洋ブランドビジネス本部SBU部コンテ課課長)。価格帯は基幹事業の「ユナイテッドアローズ」と、ハイエンド業態の「ドゥロワー」の中間に位置し、コート7万~15万円、ジャケット4万5000~6万円、パンツ2万~5万円、スカート2万~5万円、ワンピース3万~6万円、ニット2万~4万円、シャツ・ブラウス2万~4万円、Tシャツ・スウェット1万~3万円。神永課長は、「『UA』ほどトラッドすぎず、『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS以下、BY)』ほどカジュアルすぎない間のテイストが狙いだ。テイスト軸でもターゲット軸でもまさに辺見さんが適任だと考えた」と経緯を話す。辺見は過去にベイクルーズの「プラージュ(PLAGE)」のコンセプターや自身のアパレルブランド運営の経験もある。
「グッチ(GUCCI)」は、2025年春夏メンズ・コレクションをミラノで現地時間6月17日に発表した。会場となった、デザイン美術館のトリエンナーレ・ミラノ(Triennale Milano)には、サバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)=クリエイティブ・ディレクターが手掛けるメンズのファーストシーズンとなる24−25年秋冬コレクションを早くもまとったゲストが来場した。装飾を削ぎ落とし、構築的なシルエットとディテールを際立たせる新生「グッチ」の美学がストリートにも浸透し、リラックスムードのテーラリングとシャツが多かった。
“サムウェア, ノット ヒア(Somewhere, not here)”というテーマで発表した今回の作品は、女性たちが自転車に乗ることで当時の抑圧的な環境から抜け出し、ひと時の自由を謳歌したという19世紀イギリスに着想を得た。サイクリングカルチャーが現代でも解放の象徴になると考え、バリケードテープとチューブを用いたテキスタイル作りにより、コンセプトに合った仕上がりになった。受賞した岩野さんは「初めて挑戦したコンテストで装苑賞(グランプリ)をいただくことができ、大変嬉しいです。これまであまり自信がないことが多かったのですが、『自分がファッションをやってもいいんだ』という自信がひとつつきました。」とコメントした。
モリィヨン:特に大きな転換点なかったように思う。むしろ1本の木が自由に枝を広げながら成長するように、どの地域もそれぞれのペースで自然に着実と成長してきた。最初はヨーロッパが中心で、最近ではアメリカと南アメリカが特に伸びている。振り返ればもちろん、失敗もたくさんあったし一方で予想外の成功もあった。たとえば、パリに12年前にオープンしたセレクトショップ業態「センターコマーシャル」は、最初は周りから「絶対うまく行かない」と心配されたが、今もとても好調だ。「センターコマーシャル」では「パタゴニア」を筆頭に、共感するブランドを並べている。「ポーター(PORTER)」「ナナミカ(NANAMICA)」「スティル バイ ハンド(STILL BY HAND」)」など、日本のブランドもたくさんある。来年以降は韓国に支社を立ち上げる予定で、アジア市場に力を入れる。特に日本はブランドとしての存在感はまだまだ出せていない。ポップアップやローカルモデルの企画など、しっかりコミュニケーションしていきたい。
モリィヨン:特に大きな転換点なかったように思う。むしろ1本の木が自由に枝を広げながら成長するように、どの地域もそれぞれのペースで自然に着実と成長してきた。最初はヨーロッパが中心で、最近ではアメリカと南アメリカが特に伸びている。振り返ればもちろん、失敗もたくさんあったし一方で予想外の成功もあった。たとえば、パリに12年前にオープンしたセレクトショップ業態「センターコマーシャル」は、最初は周りから「絶対うまく行かない」と心配されたが、今もとても好調だ。「センターコマーシャル」では「パタゴニア」を筆頭に、共感するブランドを並べている。「ポーター(PORTER)」「ナナミカ(NANAMICA)」「スティル バイ ハンド(STILL BY HAND」)」など、日本のブランドもたくさんある。来年以降は韓国に支社を立ち上げる予定で、アジア市場に力を入れる。特に日本はブランドとしての存在感はまだまだ出せていない。ポップアップやローカルモデルの企画など、しっかりコミュニケーションしていきたい。
マートン:調香師はアーティストと同じ。絵画に例えると、フィンセント・ヴァン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)やパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)、アンリ・マティス(Henri Matisse)らの絵画はスタイルは違えども、それぞれに巨匠と呼ばれる特徴がある。調香師も同じで、この香りであれば、この調香師に頼むべきと直感的に分かる。調香師と働く時に一番大切なのは、彼らをインスパイアすること。香水作りには、技術的な情報やマーケティングを必要とする一方で、感情や質感といったものを感じ取ってもらうよう誘う必要がある。ランチを一緒にしたり、語り合ったり、とてもシンプルなこと。だが、一つの香りの調香に、何カ月も何年もかかることもある。
コペンハーゲンのサステナブルブランドである「ガニー(GANNI)」の共同創業者であるニコライ・レフストラップ(Nicolaj Reffstrup)の言葉を借りると「完璧を目指すよりも行動を起こすこと(Action over perfection)」が今最も重要であろう。地球が一度限界を超えたら戻れないティッピングポイントに到達するのが、もしかすると明日かもしれないからだ。