1位は、資生堂が魚谷雅彦会長 CEOの退任で、財務・会計・ IR などで高い専門性を有す廣藤綾子氏を代表執行役に選定|週間アクセスランキング TOP10(9月26日〜10月2日)

1位は、資生堂が魚谷雅彦会長 CEOの退任で、財務・会計・ IR などで高い専門性を有す廣藤綾子氏を代表執行役に選定|週間アクセスランキング TOP10(9月26日〜10月2日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、9月26日(木)〜10月2日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
資生堂が魚谷雅彦会長 CEOの退任で、財務・会計・ IR などで高い専門性を有す廣藤綾子氏を代表執行役に選定

09月26日公開 / 文・牧田 英子

 資生堂は2025年1月1日付で、廣藤綾子・執行役 チーフファイナンシャルオフィサー チーフ DE&I オフィサーが代表執行役 チーフファイナンシャルオフィサー チーフ DE&I オフィサーに就任する人事を発表した。現会長 CEO の魚谷雅彦氏が任期満了により12月31日で代表執行役も退任することによるもので、今後も藤原憲太郎・代表執行役 社長 COOと共に代表執行役の2人体制を継続する。

> 記事の続きはこちら

- 2位 -
かつての売上高日本一、イトーヨーカドー津田沼店が9月29日で閉店 46年の歴史に幕

09月29日公開 / 文・五十君 花実

 イトーヨーカドー津田沼店(千葉・習志野)が、9月29日で閉店した。1977年に開業してから46年にわたって営業。80〜90年代にかけては、10年以上にわたって全国のイトーヨーカドーで売上高1位を誇った有力店だ。1970年代にはイトーヨーカドーを含め、JR津田沼駅近隣にパルコ、ダイエー、高島屋、丸井などが相次いで出店し、“津田沼戦争”などと言われたが、イトーヨーカドーの閉店によって、当時からのプレーヤーは全ていなくなった。

> 記事の続きはこちら

- 3位 -
「フェイラー」×「ファミリア」のコラボ第2弾が再販 コラボ限定デザイン計18種類

09月30日公開 / 文・WWD STAFF

 「フェイラー(FEILER)」は、8月に行った「ファミリア(FAMILIAR)」とのコラボレーション第2弾“ハイジアップルフォレスト”のアイテムをオンライン限定で再販売する。「フェイラー」の公式オンラインストアは10月21日、「ファミリア」の公式オンラインストアは10月22日から取り扱い、1人につき各商品1点までの購入制限を設ける。なお、同コラボは今回の販売が最後となる。

> 記事の続きはこちら

- 4位 -
「ジーユー」、「アンダーカバー」に続き「ロク」とのコラボを10月18日に発売 グローバルでの認知強化

10月02日公開 / 文・五十君 花実

 「ジーユー(GU)」は10月18日、アメリカ育ちの米国人デザイナー、ロク・ファン(Rok Hwang)によるブランド「ロク(ROKH)」とのコラボレーションコレクションを発売する。「全16型とミニマルなコレクションながら、組み合わせは自由自在で、誰もがアイデア次第で思うままにコーディネートできる」と柚木治ジーユー社長。一部商品を除き、国内外の全店とECで販売予定だ。

> 記事の続きはこちら

- 5位 -
「ユニクロ」×「JW アンダーソン」2024年秋冬コレクションが10月18日に発売 懐かしい海辺の情景を感じる暖かな日常着がコンセプト

10月01日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は、ジョナサン・アンダーソンが手がける「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」とのコラボレーションライン「ユニクロ アンド JWアンダーソン」の2024年秋冬コレクションを10月18日から販売する。ウィメンズ9型、メンズ8型、アクセサリー3型の計20型で、一部商品は国内全店舗で取り扱う。フルラインアップは75店舗と「ユニクロ」オンラインストアで販売予定。

> 記事の続きはこちら

- 6位 -
藤田ニコルが「ピーチ・ジョン」の新作ブラジャーを披露 ホリデーシーズンを彩る“ナイスバディブラ リボンレース”

10月02日公開 / 文・WWD STAFF

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は10月2日、売り上げナンバーワンシリーズ“ナイスバディブラ”の新作リボンレースを発売した。ブランドのミューズである藤田ニコルがホリデーシーズンを彩るリボン柄総レースの新作を着用し、ビジュアルに登場している

> 記事の続きはこちら

- 7位 -
「エル・エル・ビーン」がアーティストとコラボした“ボート アンド トート”を数量限定で発売 

10月01日公開 / 文・WWD STAFF

 「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」は11月1日、“ボート アンド トート”の誕生80周年を記念し、アーティストとコラボした限定デザインの“ボート アンド トート”を数量限定で発売する。エル・エル・ビーン直営店と公式オンラインストアで取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 8位 -
売り上げは1240億円、日本SCでトップ 御殿場アウトレットが好調なワケ

10月01日公開 / 文・横山 泰明

 三菱地所・サイモンの運営する「御殿場プレミアム・アウトレット(以下、御殿場PO)」が好調だ。2024年3期の売上高は1240億円と、過去最高を更新した。店舗数約290店舗、店舗面積が約6.1万㎡の御殿場POの売上高は、大型ショッピングモールやファッションビルを含めた日本のショッピングセンターとしてもトップになる(コロナ禍以降、非公表の成田空港のリテール事業を除く)。円安に伴う訪日客の増加を受け、24年4〜9月も前年以上のペースで推移している。好調の理由を加藤健太・御殿場プレミアム・アウトレット支配人に聞いた。

> 記事の続きはこちら

- 9位 -
世界中で大ヒット「ゲルカヤノ」の生みの親・アシックス榧野さんってどんな人?

09月26日公開 / 文・林 芳樹

 アシックスのランニングシューズ“ゲルカヤノ(GEL-KAYANO)“は1993年の発売以来、30年以上にわたって世界中のランナーに愛されるロングセラー商品である。近年は過去のモデルをベースにしたファッションスニーカーが人気で、特に“ゲルカヤノ14”は爆発的ヒット商品になった。

> 記事の続きはこちら

- 10位 -
「セザンヌ」の“発光艶”化粧下地とアイベースに限定ラベンダー 人気4色アイパレットには新色が追加

10月02日公開 / 文・WWD STAFF

 「セザンヌ(CEZANNE)」は12月2日から順次、化粧下地“グロウスキンベース”[SPF32・PA+++](748円)と“アイメイクベース”(638円)の限定色・ラベンダーと、定番の4色アイシャドウパレット“ペールトーンアイシャドウ”(748円)の新色を発売する。

> 記事の続きはこちら

The post 1位は、資生堂が魚谷雅彦会長 CEOの退任で、財務・会計・ IR などで高い専門性を有す廣藤綾子氏を代表執行役に選定|週間アクセスランキング TOP10(9月26日〜10月2日) appeared first on WWDJAPAN.

1位は、資生堂が魚谷雅彦会長 CEOの退任で、財務・会計・ IR などで高い専門性を有す廣藤綾子氏を代表執行役に選定|週間アクセスランキング TOP10(9月26日〜10月2日)

1位は、資生堂が魚谷雅彦会長 CEOの退任で、財務・会計・ IR などで高い専門性を有す廣藤綾子氏を代表執行役に選定|週間アクセスランキング TOP10(9月26日〜10月2日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、9月26日(木)〜10月2日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
資生堂が魚谷雅彦会長 CEOの退任で、財務・会計・ IR などで高い専門性を有す廣藤綾子氏を代表執行役に選定

09月26日公開 / 文・牧田 英子

 資生堂は2025年1月1日付で、廣藤綾子・執行役 チーフファイナンシャルオフィサー チーフ DE&I オフィサーが代表執行役 チーフファイナンシャルオフィサー チーフ DE&I オフィサーに就任する人事を発表した。現会長 CEO の魚谷雅彦氏が任期満了により12月31日で代表執行役も退任することによるもので、今後も藤原憲太郎・代表執行役 社長 COOと共に代表執行役の2人体制を継続する。

> 記事の続きはこちら

- 2位 -
かつての売上高日本一、イトーヨーカドー津田沼店が9月29日で閉店 46年の歴史に幕

09月29日公開 / 文・五十君 花実

 イトーヨーカドー津田沼店(千葉・習志野)が、9月29日で閉店した。1977年に開業してから46年にわたって営業。80〜90年代にかけては、10年以上にわたって全国のイトーヨーカドーで売上高1位を誇った有力店だ。1970年代にはイトーヨーカドーを含め、JR津田沼駅近隣にパルコ、ダイエー、高島屋、丸井などが相次いで出店し、“津田沼戦争”などと言われたが、イトーヨーカドーの閉店によって、当時からのプレーヤーは全ていなくなった。

> 記事の続きはこちら

- 3位 -
「フェイラー」×「ファミリア」のコラボ第2弾が再販 コラボ限定デザイン計18種類

09月30日公開 / 文・WWD STAFF

 「フェイラー(FEILER)」は、8月に行った「ファミリア(FAMILIAR)」とのコラボレーション第2弾“ハイジアップルフォレスト”のアイテムをオンライン限定で再販売する。「フェイラー」の公式オンラインストアは10月21日、「ファミリア」の公式オンラインストアは10月22日から取り扱い、1人につき各商品1点までの購入制限を設ける。なお、同コラボは今回の販売が最後となる。

> 記事の続きはこちら

- 4位 -
「ジーユー」、「アンダーカバー」に続き「ロク」とのコラボを10月18日に発売 グローバルでの認知強化

10月02日公開 / 文・五十君 花実

 「ジーユー(GU)」は10月18日、アメリカ育ちの米国人デザイナー、ロク・ファン(Rok Hwang)によるブランド「ロク(ROKH)」とのコラボレーションコレクションを発売する。「全16型とミニマルなコレクションながら、組み合わせは自由自在で、誰もがアイデア次第で思うままにコーディネートできる」と柚木治ジーユー社長。一部商品を除き、国内外の全店とECで販売予定だ。

> 記事の続きはこちら

- 5位 -
「ユニクロ」×「JW アンダーソン」2024年秋冬コレクションが10月18日に発売 懐かしい海辺の情景を感じる暖かな日常着がコンセプト

10月01日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は、ジョナサン・アンダーソンが手がける「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」とのコラボレーションライン「ユニクロ アンド JWアンダーソン」の2024年秋冬コレクションを10月18日から販売する。ウィメンズ9型、メンズ8型、アクセサリー3型の計20型で、一部商品は国内全店舗で取り扱う。フルラインアップは75店舗と「ユニクロ」オンラインストアで販売予定。

> 記事の続きはこちら

- 6位 -
藤田ニコルが「ピーチ・ジョン」の新作ブラジャーを披露 ホリデーシーズンを彩る“ナイスバディブラ リボンレース”

10月02日公開 / 文・WWD STAFF

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は10月2日、売り上げナンバーワンシリーズ“ナイスバディブラ”の新作リボンレースを発売した。ブランドのミューズである藤田ニコルがホリデーシーズンを彩るリボン柄総レースの新作を着用し、ビジュアルに登場している

> 記事の続きはこちら

- 7位 -
「エル・エル・ビーン」がアーティストとコラボした“ボート アンド トート”を数量限定で発売 

10月01日公開 / 文・WWD STAFF

 「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」は11月1日、“ボート アンド トート”の誕生80周年を記念し、アーティストとコラボした限定デザインの“ボート アンド トート”を数量限定で発売する。エル・エル・ビーン直営店と公式オンラインストアで取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 8位 -
売り上げは1240億円、日本SCでトップ 御殿場アウトレットが好調なワケ

10月01日公開 / 文・横山 泰明

 三菱地所・サイモンの運営する「御殿場プレミアム・アウトレット(以下、御殿場PO)」が好調だ。2024年3期の売上高は1240億円と、過去最高を更新した。店舗数約290店舗、店舗面積が約6.1万㎡の御殿場POの売上高は、大型ショッピングモールやファッションビルを含めた日本のショッピングセンターとしてもトップになる(コロナ禍以降、非公表の成田空港のリテール事業を除く)。円安に伴う訪日客の増加を受け、24年4〜9月も前年以上のペースで推移している。好調の理由を加藤健太・御殿場プレミアム・アウトレット支配人に聞いた。

> 記事の続きはこちら

- 9位 -
世界中で大ヒット「ゲルカヤノ」の生みの親・アシックス榧野さんってどんな人?

09月26日公開 / 文・林 芳樹

 アシックスのランニングシューズ“ゲルカヤノ(GEL-KAYANO)“は1993年の発売以来、30年以上にわたって世界中のランナーに愛されるロングセラー商品である。近年は過去のモデルをベースにしたファッションスニーカーが人気で、特に“ゲルカヤノ14”は爆発的ヒット商品になった。

> 記事の続きはこちら

- 10位 -
「セザンヌ」の“発光艶”化粧下地とアイベースに限定ラベンダー 人気4色アイパレットには新色が追加

10月02日公開 / 文・WWD STAFF

 「セザンヌ(CEZANNE)」は12月2日から順次、化粧下地“グロウスキンベース”[SPF32・PA+++](748円)と“アイメイクベース”(638円)の限定色・ラベンダーと、定番の4色アイシャドウパレット“ペールトーンアイシャドウ”(748円)の新色を発売する。

> 記事の続きはこちら

The post 1位は、資生堂が魚谷雅彦会長 CEOの退任で、財務・会計・ IR などで高い専門性を有す廣藤綾子氏を代表執行役に選定|週間アクセスランキング TOP10(9月26日〜10月2日) appeared first on WWDJAPAN.

呉服店からデパートへ 歴史が教える“今、実店舗と販売員に求められること”

“日本一、販売員を取材している”ライター苫米地香織が、ファッション&ビューティ業界で働く“仲間たち”に向けて、「明日のために読んでおくべし!」な1冊を紹介する連載。第2回は、経済誌記者・梅咲恵司の「百貨店・デパート興亡史」(イースト・プレス)だ。

百貨店を解剖する“賢者の一冊”

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ーードイツ帝国の初代宰相を務めたオットー・フォン・ビスマルク(Otto von Bismarck)の言葉だ。

愚者は自らが失敗して初めて学ぶことができるが、賢者は先人が経験したこと、つまり歴史から知れると示している。

その点で「百貨店・デパート興亡史」は、“賢者の一冊”と言える。百貨店が呉服店と呼ばれていた江戸時代から現代までどう移り変わり、客から何を求められ、どんなサービスをしてきたのかを“商い”“流行創出”“サービス”の3つの切り口でひも解く。

日本橋が“百貨店の街”な理由

百貨店の起源はどこか?と問われた場合、すぐに思いつくのは日本橋だろう。では、いかにして日本橋は百貨店の街になったのか?

一つは、日本橋川にかかる“日本橋”が徳川政府の定めた五街道の起点となったことだ。全国から人や物が集まり、商いの街として発展した。本書では、さらにビジネス視点で日本橋が百貨店の起源となった理由を教えてくれる。ずばり大手デベロッパー、三井不動産のお膝元だからだ。三越の前身、三井呉服店は約400年前に日本橋に店を構え、120年前に三越呉服店となり、現在に至る。

「百貨店・デパート興亡史」はこうした史実に基づき、当時の呉服店がどんな存在だったのかも伝える。現代に通じるさまざまな商習慣や、今なお使われる業界用語も登場し、あらためて歴史はつながっていると感じる。

昨今は流行が多様化して「ビッグトレンドが生まれにくい」とも言われるが、かつては百貨店が流行をつくり、けん引していた。また百貨店は、文化やライフスタイルも発信してきた。三越日本橋本店にあり、数年後に開場100年を迎える「三越劇場」などが象徴的存在だ。百貨店が人々にどんな影響を与えてきたのかを知ると、これから実店舗のやるべきことが見えてくるかもしれない。

百貨店は女性の社会進出も後押しした!

個人的に興味深く読んだのは、“サービス”を切り口にした章だ。約20年間、販売員を取材してきた者として、時代ごとの接客や働き方、モノを売るための工夫を知ることができ、販売員のあり方について、いっそう考えを深めることができた。

呉服店時代は“丁稚(でっち)”と呼ばれる奉公人たちが客の相手をしていた。丁稚は13~14歳の男性で、店のあらゆる部門に配置され、雑用をこなしていた。5〜10年掛けて昇進する者もあったが、ほんのひと握りだった。

明治・大正時代になり呉服店が百貨店に進化するのと共に、女性販売員が登場する。初めは女性の雇用に対してどう対応すればいいか迷いがあったそうだが、10年ほどで女性販売員は百貨店に欠かせない存在となり、やがて誰もがうらやむ花形職業になった。店頭における女性販売員の丁寧な接客・応対が評価され、仕事をしながら行儀・作法が身につくと花嫁修業先としても認知されるように。百貨店で働く女性を、自分の息子と結婚させようとする母親もいたとか。大正から昭和初期にかけては女性の社会進出がさらに進み、働く女性は“職業婦人”と呼ばれるようになり、女性販売員が増えていった。

かつて百貨店は全国から“良い品”を集めて、客にそれを紹介し、買ってもらっていた。良い品がどう作られ、どう扱い、どう愛でるべきかも教えていた。時代の流れと共にその関係が崩れ、“販売員に声を掛けられたくない”という客が増えた。同時にインターネットの普及により、誰でも(ある程度の)商品情報やファッション知識を得られるようになった。販売員を介さずにモノを買うことが当たり前になった。

しかし、モノ作りに込められたストーリーの伝達や、服を長く大事に着るためのさまざまな啓蒙は、販売員が担う仕事なはず、と本書を読んで強く感じた。

百貨店は窮地に立たされている。しかし、ここで歴史に学び、賢者となってほしい。

The post 呉服店からデパートへ 歴史が教える“今、実店舗と販売員に求められること” appeared first on WWDJAPAN.

呉服店からデパートへ 歴史が教える“今、実店舗と販売員に求められること”

“日本一、販売員を取材している”ライター苫米地香織が、ファッション&ビューティ業界で働く“仲間たち”に向けて、「明日のために読んでおくべし!」な1冊を紹介する連載。第2回は、経済誌記者・梅咲恵司の「百貨店・デパート興亡史」(イースト・プレス)だ。

百貨店を解剖する“賢者の一冊”

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ーードイツ帝国の初代宰相を務めたオットー・フォン・ビスマルク(Otto von Bismarck)の言葉だ。

愚者は自らが失敗して初めて学ぶことができるが、賢者は先人が経験したこと、つまり歴史から知れると示している。

その点で「百貨店・デパート興亡史」は、“賢者の一冊”と言える。百貨店が呉服店と呼ばれていた江戸時代から現代までどう移り変わり、客から何を求められ、どんなサービスをしてきたのかを“商い”“流行創出”“サービス”の3つの切り口でひも解く。

日本橋が“百貨店の街”な理由

百貨店の起源はどこか?と問われた場合、すぐに思いつくのは日本橋だろう。では、いかにして日本橋は百貨店の街になったのか?

一つは、日本橋川にかかる“日本橋”が徳川政府の定めた五街道の起点となったことだ。全国から人や物が集まり、商いの街として発展した。本書では、さらにビジネス視点で日本橋が百貨店の起源となった理由を教えてくれる。ずばり大手デベロッパー、三井不動産のお膝元だからだ。三越の前身、三井呉服店は約400年前に日本橋に店を構え、120年前に三越呉服店となり、現在に至る。

「百貨店・デパート興亡史」はこうした史実に基づき、当時の呉服店がどんな存在だったのかも伝える。現代に通じるさまざまな商習慣や、今なお使われる業界用語も登場し、あらためて歴史はつながっていると感じる。

昨今は流行が多様化して「ビッグトレンドが生まれにくい」とも言われるが、かつては百貨店が流行をつくり、けん引していた。また百貨店は、文化やライフスタイルも発信してきた。三越日本橋本店にあり、数年後に開場100年を迎える「三越劇場」などが象徴的存在だ。百貨店が人々にどんな影響を与えてきたのかを知ると、これから実店舗のやるべきことが見えてくるかもしれない。

百貨店は女性の社会進出も後押しした!

個人的に興味深く読んだのは、“サービス”を切り口にした章だ。約20年間、販売員を取材してきた者として、時代ごとの接客や働き方、モノを売るための工夫を知ることができ、販売員のあり方について、いっそう考えを深めることができた。

呉服店時代は“丁稚(でっち)”と呼ばれる奉公人たちが客の相手をしていた。丁稚は13~14歳の男性で、店のあらゆる部門に配置され、雑用をこなしていた。5〜10年掛けて昇進する者もあったが、ほんのひと握りだった。

明治・大正時代になり呉服店が百貨店に進化するのと共に、女性販売員が登場する。初めは女性の雇用に対してどう対応すればいいか迷いがあったそうだが、10年ほどで女性販売員は百貨店に欠かせない存在となり、やがて誰もがうらやむ花形職業になった。店頭における女性販売員の丁寧な接客・応対が評価され、仕事をしながら行儀・作法が身につくと花嫁修業先としても認知されるように。百貨店で働く女性を、自分の息子と結婚させようとする母親もいたとか。大正から昭和初期にかけては女性の社会進出がさらに進み、働く女性は“職業婦人”と呼ばれるようになり、女性販売員が増えていった。

かつて百貨店は全国から“良い品”を集めて、客にそれを紹介し、買ってもらっていた。良い品がどう作られ、どう扱い、どう愛でるべきかも教えていた。時代の流れと共にその関係が崩れ、“販売員に声を掛けられたくない”という客が増えた。同時にインターネットの普及により、誰でも(ある程度の)商品情報やファッション知識を得られるようになった。販売員を介さずにモノを買うことが当たり前になった。

しかし、モノ作りに込められたストーリーの伝達や、服を長く大事に着るためのさまざまな啓蒙は、販売員が担う仕事なはず、と本書を読んで強く感じた。

百貨店は窮地に立たされている。しかし、ここで歴史に学び、賢者となってほしい。

The post 呉服店からデパートへ 歴史が教える“今、実店舗と販売員に求められること” appeared first on WWDJAPAN.

2.5次元アイドル事務所「VOISING」の常設店が渋谷109 マグネットにオープン 推しカラーを身に纏ったファンも

サイバーエージェントは4日、SHIBUYA109エンタテイメントと共同で2.5次元アイドルグループ事務所VOISINGの常設店「VOISING STORE」を渋谷109 マグネット3階にオープンした。初日は抽選に当選したファンが会場に駆けつけ、パネルや店内の撮影を楽しんだ。

VOISINGは、「誰でも有名になれるこの時代に誰にもできないことを叶えよう」というビジョンのもと2022年10月に設立。現在は、歌い手グループの“いれいす”“すたぽら”“クロノヴァ”の3つのグループに計17人が所属する。設立のきっかけとなった“いれいす”が結成から3年で日本武道館での単独ライブを実現するなど、人気を集めている。

店内では、 “リングノート”(全3種、各1100円)、“クリアボトル”(全3種、各1870円)、“トレーディングカード”(全20種、330円)“チョコインサブレ”(1980円)などの描き下ろしのイラストを使用した新グッズをラインアップ。パネルやフォトブース、限定コラボフレームを搭載したセルフ写真ブランド「Photoism」もそろえる。とくに、オープンの数日前に所属するアイドルたちが店内の壁や床に書き込んだ直筆のメッセージやイラストがファンの心をつかんでいた。

1年半ほど前から5人組グループ“すたぽら”のファンだという女性は、推しの“こったろ”に関わる新商品を一通り購入。当日は“こったろ”の担当カラーである紫の洋服とカラコンを身につけ、缶バッチなどのグッズをつけたバッグで来店した。「歌の上手さとメンバー同士の仲の良さが魅力です。毎日配信を見ていて、好きになってから行われたライブは全部行きました。抽選期間(7日まで)にもう一度来店する予定です」とコメントした。

オープンを記念し、渋谷109 マグネットの館内外でキャンペーンビジュアルや動画を掲示する。公式のSNSをフォローしてリポストすると抽選で3人に「VOISING STORE」オリジナルグッズをプレゼントする企画や、10月4〜18日の期間に館内の対象店舗で一会計につき500円以上を購入した人に先着でオリジナルポストカードをプレゼントしたりするキャンペーンを実施する。

The post 2.5次元アイドル事務所「VOISING」の常設店が渋谷109 マグネットにオープン 推しカラーを身に纏ったファンも appeared first on WWDJAPAN.

セレーナ・ゴメスの「レア ビューティ」が「セフォラ」と提携の下、メンタルヘルスデーの売り上げを全額寄付

米国の俳優であり歌手のセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)が創設した「レア ビューティ(RARE BEAUTY)」(以下、「レア」)は、米化粧品小売大手「セフォラ(SEPHORA)」とのパートナーシップの下、10月10日のメンタルヘルスデーの売り上げをレア インパクト ファンドに全額寄付することを発表した。“メイク ア レア インパクト”キャンペーンと称した同取り組みは、昨年に続き2回目となる。

セレーナ・ゴメスが2020年に創設したレア インパクト ファンドは、青少年のメンタルヘルスサービスと教育へのアクセスを向上させる団体のために、世界規模で1億ドル(約142億円)を集める使命を掲げている。その一環として、「レア」は売り上げの1%をレア インパクト ファンドに直接寄付し、同基金は慈善財団や個人、「セフォラ」のような企業パートナー、「レア」のコミュニティーからの支援で追加資金を調達している。

セレーナ・ゴメスは、「メンタルヘルスの危機は、特に若者に影響を与え続けている。『セフォラ』のようなパートナーは、われわれの使命に共感するだけでなく、サポートを必要とする若者のためにメンタルヘルスのリソースを拡大するための重要な資金を拠出することで、大きな力となっている」と話す。「レア」は20年に「セフォラ」でブランドをスタートした。業界筋によると、23年の同ブランドの売上高は約3億5000万ドル(約497億円)だった。

スコット・フリードマン(Scott Friedman)=「レア」最高経営責任者(CEO)は、「われわれの使命やブランド、また『セフォラ』とのパートナーシップについての認知度が上がれば、今年は昨年よりも売り上げが伸びると期待している」と話す。毎年恒例のイベントになるかどうかについては、「1年1年に集中している。一方で、『セフォラ』がこのイベントに賛同してくれたこと、さらには2年連続でやりたいと言ってくれたことに、本当に感謝している」と述べる。

ギヨーム・モット(Gillaume Motte)=「セフォラ」CEOは、セレーナ・ゴメスの力を強調した。「私がセレーナに会ったとき、真の話題はビジネスに関するものではなかった。彼女が自身の財団を支援するためにどれほど献身的であるかを聞き、共感を覚えた。私は、商品以上のことができる、つまり地域社会に何かを与える機会があると確信した。『セフォラ』は、レア インパクト ファンドに恩返しするために提携を結んだ。今年も継続し、さらに野心的になれることを誇りに思う。このパートナーシップにより、大きな影響を与えられるだろう。われわれは、自分たちにできることを通して、この世界をより良い場所にすることができる。それは最高のブランドと商品を提供し、ポジティブな影響を確実に与えるという、われわれの在り方の一部なのだ」と語った。

The post セレーナ・ゴメスの「レア ビューティ」が「セフォラ」と提携の下、メンタルヘルスデーの売り上げを全額寄付 appeared first on WWDJAPAN.

英「オーラ・カイリー」が再上陸 バッグメーカーのスタイルが新たな挑戦

ハンドバッグの製造・卸などを営むスタイル(旧スタイル・インデックス)は、英国発の「オーラ・カイリー(ORLA KIELY)」の日本市場での販売を再開する。バッグや革小物のみならず、アパレル、インテリア雑貨など全カテゴリーのライセンスを取得。2024年ホリデーコレクションから日本向けのデザインおよび商品開発を行う。10月1日に開設した公式ECサイトに加え、11月からは全国10カ所以上の百貨店やファッションビルで販売を予定。来春までに約30店舗の出店を目指す。

「オーラ・カイリー」は、1995年にデザイナーのオーラ・カイリーが設立した。自然に着想を得た色やテキスタイルパターンと、ミッドセンチュリーデザインが特徴。日本では、かつてはスタイル・インデックスがライセンス契約に基づきハンドバッグを中心としたビジネスを手がけたが、日本からは10年ほど姿を消していた。

レトロモダンブームに親和性

スタイルの岸本学常務取締役営業本部長は、「『オーラ・カイリー』のデザインは、今のレトロモダンのブームに刺さると考えた。ファッション全体がミニマルになっているなか、彼女の世界観が逆に新鮮に映るはずだ。過去のブームを覚えてくださっている人たちも多いが、ブランドを知らない若年層に向けてアプローチもしていきたい」と話す。

2024年ホリデーコレクションは、バッグや革小物が6割を占める。価格帯はバッグは3万〜5万円。革小物は2万円前後。アパレルはウールセーター(3万8000円)、ブラウス(3万9600円)、ワンピース(3万9600円)など。ターゲット層が手に取りやすい価格帯を意識したという。

スタイルは、「オーラ・カイリー」立ち上げに際し小売りやアパレルの経験を持つ新しい人材を迎え、組織を強化。ロジスティックなども見直し、東京・乃木坂に新たなショールームも開いた。バッグの卸業を中心としていたスタイルにとって、新たな挑戦となる。

10月5日と6日には東京・表参道でポップアップを開催する。

◾️「オーラ・カイリー」ポップアップイベント

日程:10月5〜6日
場所:ライトボックススタジオ青山
住所:東京都港区南青山5-16-7
時間:11:00~18:00/11:00〜17:00

The post 英「オーラ・カイリー」が再上陸 バッグメーカーのスタイルが新たな挑戦 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】パリコレ来場者のスタイリングからひも解く2025年春夏のトレンド5選 

9月23日〜10月1日(現地時間)、2025年春夏パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)が開催された。悪天候に見舞われたものの、世界中から集まった来場者たちは雨にも負けず、風にも負けず、思い思いのスタイリングでファッション愛を表現していた。ここでは個性豊かな来場者スナップから、2025年春夏のファッショントレンドを解説していく。

カラフルなスタイルミックス

ファッション・ウイーク中は、いくつもの会場をはしごする来場者も多い。そんな彼らは、複数のコレクション要素をミックスし、ルックを完成させていた。フェザー×レザー、スエット×コート、キャップ×スーツなど、ルールにとらわれない自由なスタイリングがカギ。

ブルドワール・スタイル(フランス語で婦人の寝室)

2023年春夏コレクション頃から根強い人気を獲得しているブルドワール・スタイルが、今季も人気のようだ。ブルドワール・スタイルとは、その名の通り、ランジェリーやネグリジェを彷ふつとさせるスタイルのこと。インナーウエアをあえて見せたり、レースやシアー素材をレイヤーして作る、気負わない肌見せがポイントだ。

やっぱり頼りになるトレンチコート

英国陸軍のレインコートが起源のトレンチコートは、不安定な気候のパリコレで来場者の強い味方だった。カーキやオリーブカラーがメーンストリームの中、一際目を引くビニール素材の個性派トレンチをまとった来場者の姿もキャッチ。

ゴージャスにも振れるファーやシアリング素材

ハットやスカート、コートにまで、カラフルなファーを取り入れた来場者が多く見られた。腰に付けたり、頭から足元まで覆ったりと、サイズ次第でスタイリングの雰囲気をコントロールできるのもこの素材の魅力だ。

さまざまなスタイルをカバーするオールブラック

オールブラック・ルックはいつだってファッション・ウイークの定番だ。パリコレでもゴス系スタイルからパンク、レディなスタイルまで、ファッションラバーたちの幅広いスタイリングを観測した。実は自由度の高いオールブラック・ルックの人気は、2025年春夏も続いていくようだ。

The post 【スナップ】パリコレ来場者のスタイリングからひも解く2025年春夏のトレンド5選  appeared first on WWDJAPAN.

「ユニクロ」が欧米限定の人気商品を日本でも発売 新宿本店のオープンを記念して

「ユニクロ(UNIQLO)」は10月25日、新宿本店のオープンを記念してこれまで欧米のみで販売していた商品のうち、現地で人気のアイテムを“欧米特別コレクション スペシャル エディション フロム EU/US”として「ユニクロ」新宿本店と公式オンラインストアで発売する。

同コレクションは、アウターとニット素材のアイテムを中心にウィメンズ9型、メンズ6型、キッズ2型をラインアップ。やわらかなウール混のツイード素材に裏地をつけてあたたかみのある着心地を実現したツイードシングルカラーコート(1万2900円)やリラックス感のある肩まわりとウエストに絞りがないまっすぐなシルエットが特徴のウールカシミヤチェスターコート(1万7990円)のほか、トレンドのショート丈のダウンジャケット(1万2900円)などをそろえる。

また、俳優の綾瀬はるかと松下洸平を同コレクションのビジュアルに起用した。

◾️ユニクロ 新宿本店
オープン日:10月25日
営業時間:10:00〜22:00
住所:東京都新宿区新宿3-29-1

商品一覧

The post 「ユニクロ」が欧米限定の人気商品を日本でも発売 新宿本店のオープンを記念して appeared first on WWDJAPAN.

【2024年クリスマスコフレ】「ビュリー」からミニ香水3本セットのコフレが発売 香りの三重奏

「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」(以下、ビュリー)は10月1日、ガラス製ミニボトルのフレグランスが3本セットになったコフレ“ル・トリオ・オドリフェラン”(1万1220円)を発売した。ブランドのアイコニックな水性香水“オー・トリプル”16種類の中から選べる。ミニボトルは持ち運びにも便利で、オブジェとしても飾れるグリーンのボックスに収めた。

“オー・トリプル”は、保湿成分を配合した独自処方により、肌が乾燥したり皮脂バランスが崩れたりせずに香る。アルコールやエタノールを一切使用しない乳液状のテクスチャーで、使用する前にボトルを軽く振ってから肌を香らせるように吹きかけるのが特徴だ。

“チュベローズ・デュ・メキシク”と “アンブル・ドゥ・マダガスカル”、“ローズ・ドゥ・ダマス”などフローラルな香りをそろえた組み合わせや、“アル・カシール”“マカサー”“ウード・ドゥ・メディンヌ”のオリエンタル・トリオなどを提案する。

The post 【2024年クリスマスコフレ】「ビュリー」からミニ香水3本セットのコフレが発売 香りの三重奏 appeared first on WWDJAPAN.

【2024年クリスマスコフレ】「ビュリー」からミニ香水3本セットのコフレが発売 香りの三重奏

「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」(以下、ビュリー)は10月1日、ガラス製ミニボトルのフレグランスが3本セットになったコフレ“ル・トリオ・オドリフェラン”(1万1220円)を発売した。ブランドのアイコニックな水性香水“オー・トリプル”16種類の中から選べる。ミニボトルは持ち運びにも便利で、オブジェとしても飾れるグリーンのボックスに収めた。

“オー・トリプル”は、保湿成分を配合した独自処方により、肌が乾燥したり皮脂バランスが崩れたりせずに香る。アルコールやエタノールを一切使用しない乳液状のテクスチャーで、使用する前にボトルを軽く振ってから肌を香らせるように吹きかけるのが特徴だ。

“チュベローズ・デュ・メキシク”と “アンブル・ドゥ・マダガスカル”、“ローズ・ドゥ・ダマス”などフローラルな香りをそろえた組み合わせや、“アル・カシール”“マカサー”“ウード・ドゥ・メディンヌ”のオリエンタル・トリオなどを提案する。

The post 【2024年クリスマスコフレ】「ビュリー」からミニ香水3本セットのコフレが発売 香りの三重奏 appeared first on WWDJAPAN.

草彅剛が所有するビンテージ・デニム展示会「STAY BRAVE」が11月9日から開催

草彅剛が所有するビンテージ・デニムをお披露目する展示会「STAY BRAVE」が11月9日〜17日に東京・原宿の「6142」で開催される。チケット等の詳細は、公式HPやSNS、草彅剛公式InstagramやXで後日発表される。


■「STAY BRAVE」
会期:11月9〜17日
開場時間:(月〜木、日)11:00~19:00/(金、土)11:00~20:00
会場:「6142」
住所:東京都渋谷区神宮前6-14-2

The post 草彅剛が所有するビンテージ・デニム展示会「STAY BRAVE」が11月9日から開催 appeared first on WWDJAPAN.

高島屋が「ブジガヒル」と共にアップサイクルプロジェクトを実施 手持ちの古着をリメイクウエアに

高島屋は環境問題に向き合う取り組みとして、同施設のメンズセレクトショップ、CSケーススタディとウガンダ共和国の首都カンパラを拠点とするブランド「ブジガヒル(BUZIGAHILL)」のコラボレーションプロジェクトを実施する。

イベントホームページ

同プロジェクトは、高島屋の店頭で古着を受付した後、受け取った服とアフリカの古着を再デザインし、リメイクウエアとして販売するもの。複数出来上がったリメイクウエアのうち、1着は提供した人に、もう1着は一般商品として店頭で販売する。リメイク用古着の受付は10月9〜22日の期間で、出来上がったリメイクウエアの引き渡し、販売は2025年4月を予定する。場所は高島屋 日本橋、新宿、横浜、玉川、大阪、京都で実施する。

リメイクは「ピッティ」にも参加した「ブジガヒル」が担当

リメイクを担当するのは「ブジガヒル」のデザイナーのボビー・コラド(Bobby Kolade)。同氏は、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」で経験を積んだ後、先進国から寄付の名目で集まる大量の服を処理しきれず埋立地や廃棄ゴミになっている現状や、大量に流入する安価な古着が地元の繊維産業を圧迫しているというアフリカが抱える社会問題を起点に「ブジガヒル」を立ち上げた。2024年6月には、イタリアで開催されたメンズファッション最大規模の合同展、「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」に初出展を果たした。

同氏は今回のプロジェクトに参加するにあたり、高島屋 横浜、大阪に来店予定で、トークショーとリメイク受注会を行う。

The post 高島屋が「ブジガヒル」と共にアップサイクルプロジェクトを実施 手持ちの古着をリメイクウエアに appeared first on WWDJAPAN.

もう「アメリ」はダメかもしれないと思ったーー 走り続けた10年、黒石奈央子の葛藤と“託す”決意

ビーストーン(東京、黒石奈央子社長)の「アメリ(AMERI)」は、間違いなく近年のウィメンズリアルクローズ市場をけん引してきたブランドの一つだ。自ら会社を立ち上げ、「アメリ」のビジネスからクリエイティブまで陣頭指揮を執る黒石社長の存在は、男性社会のアパレル業界で起業を目指す女性たちを勇気づけてきた。この10月でブランド10周年を迎えるにあたり、黒石社長にこれまでと今後を聞いた。

WWD:10年の節目を迎えた今、起業当時を振り返ると。

黒石奈央子ビーストーン社長(以下、黒石):ビーストーンを立ち上げた2014年ごろは、カリスマ的人気の販売員など、影響力を持つ個人によるブランドの立ち上げが盛んになっていた時期。私が起業する以前に所属していたのも、そういったブランドプロデュース術に長けたウィメンズアパレル会社だった。その中で成功例も失敗例もたくさん見てきたから、一個人としてブランドをやるというビジョンは自然に芽生えた。

ただ、そういった企業であっても、内実は事業部長など「お金」を握るのは男性で、女性はデザインやPRをするといった役割分担が明確にあったのも事実だった。私がビーストーンを立ち上げた時は本当に1人だったし、数字から逃げることはできなかったから、すべて自分でやるしかなかった。この経験は私にとって困難でもあったし、財産にもなった。

WWD:近年は個人がプロデュースするD2Cブランドも増えた。黒石さんに影響を受けた女性経営者は多いはずだ。

黒石:ただルックスがかわいい子が着ているというだけで、服が売れる時代ではないと思う。当たり前のように聞こえるかも知れないが、やはり服自体に魅了がなければいずれ立ち行かなくなる。確固としたスタイルがあって、それをデザインに落とし込めているブランドは生き残ることができる。

ウィメンズアパレルブランドを経営する上で感じるのは、特に商品のプライシングの部分は、手にとって着る女性だからこそ適切な値付けができるということ。「この服だったら、このくらいまで(お金を)出すよね」という肌感はやっぱり大事だし、そういった「リアル感」と「憧れ」のバランスのよさはアメリの強みになっていると思う。

WWD:「アメリ」といえばワンピースのイメージがある。

黒石:日本のウィメンズマーケットはフェミニンを好む層が厚く、「アメリ」でもそういったアイテムが必然的に売れるから、お客さまの間ではそういったイメージが強いのかも。ただ私としては特定の商品ジャンルには偏らないように、「売れるかどうか」よりも「欲しいかどうか」を大事に服を作っている。作り手である自分自身が年齢を重ねるにつれ、作る服のシルエットやバランスがだんだん変わってきた部分もある。そういった無意識な変化はあるにせよ、“ノールール・フォー・ファッション”というブランドのコンセプトがブレたことは一度もない。ツーウエイ、スリーウエイ、メニーウエイで使える着回しのしやすさと、お客さまの個性に合わせて自由に表現できる懐の広さ。それがお客さまに伝わり、受け入れられてきたから「アメリ」がここまで来れた自負がある。

WWD:25年春夏コレクションについて。

黒石:これまでの物作りとは地続きではあるけれど、従来のシーズンのアーカイブ柄やデザインを取り入れて、今着たい気分の服として復刻した。「アメリ」を有名にさせてくれた“アマンダ柄”という花柄を使ったアイテム、私がブランドで最初に作りたいと思っていた“ディメンショナルドレス”という立体感が特徴のワンピースは、最近「アメリ」を知ったお客さまにもぜひ着てもらいたい。10周年を機にブランドロゴも刷新した。「リブランディング」としてブランドの方向性を変えていくわけではなく、今までのブランドのスピリットを引継ぎながら、さらに進化させていく決意を込めた。

WWD:マンネリや限界を感じることはない?

黒石:会社が大きくなる中で新しいメンバーもジョインしてくれているし、そういう子たちから新しいヒントやアイデアを絶えず浴び続けられる毎日は、刺激的なことばかり。ただ、壁に突き当たったと感じたのがちょうど去年。それまではブランドの業績がずっと右肩上がりで伸びていて、「どこまで伸ばせるんだろう?」というワクワク感があったし、それがブランドを続ける上での原動力にもなっていた。ただその成長率が緩くなってきて、私の中でも「(ブランドの)トレンドが終わってしまうのか」「もうダメかもしれない」と気持ちがマイナスに傾いていった。ちょうどインスタグラムのアルゴリズムが変わって、お客さまのリアクションが見えづらくなった時期でもあった。「私がブランドをやっていていいのだろうか」とまで考え詰めた時期もあった。

一方で、昨年は私自身のライフステージの転機でもあった。妊娠(〜現在)をきっかけに、会社における立場や後進の育成について改めて考えた。私の育休中にも、ブランドが走り続けられるにはどうしたらいいだろう。立ち止まって出した答えは、現在の「アメリ」のトップデザイナーをディレクターに据え、ブランドに関わる意思決定や責任をすべて託すこと。それでうまく回っていけば、私が現場に戻ったときも、全部「元に戻す」ことはしなくていいと思っている。私が社長業に専念することで会社がうまく回っていくなら、それがベストな選択だから。それに私のキャリアをモデルケースにしたいと思ってくれている子はたくさんいるし、ビーストーンの将来を考えた時に、彼女たちの背中を押すことはいずれ会社の財産になる。私自身、後進の育成や人のプロデュースに力を入れていきたいという考えはずっとあった。

WWD:9月には青山商事との協業ブランド「シス(CIS.)」を発売。ビジネススーツ量販店とのコラボは意外だった。

黒石:私もお声掛け頂いたときは少し迷いがあったが、自分の中で「ザ・スーツ」と呼べるものをデザインしたことがなかったし、実際にやってみると「どうしたら今の女性にスーツを着たいと思ってもらえるだろう?」と考えることは貴重な学びになった。こういった外からの学びやヒントをブランドの前進、発展につなげていくことも、これからの私の役割になるだろう。

WWD:次の15年、20年を考えると。

黒石:今は、この“成熟期”にあるブランドの現在地をマイナスに捉えてはいない。これまで「アメリ」をずっと好きでいてくださったお客さまを裏切らず、いかに進化させていけるかを考えたい。会社が大きくなり、成熟するにつれて、私の力だけでは手に負えなくなってきている部分もある。経営に関しては本当に自己流でやってきたから、さらなるステップアップには外部の助けや視点が必要になるだろう。現段階でのイメージとしては、他社との資本提携のような大枠のスキームではなく、あくまで“人”ベース。アドバイザーや社外取締役など、実際に私が頼りになると感じた人材を経営の中枢に招き入れる。

近い将来、まず目指すは売上高100億円。そしてずっと思い描いてきたニューヨークへの出店という夢も、「アメリ」を立ち上げた時からずっと変わってはいない。

The post もう「アメリ」はダメかもしれないと思ったーー 走り続けた10年、黒石奈央子の葛藤と“託す”決意 appeared first on WWDJAPAN.

もう「アメリ」はダメかもしれないと思ったーー 走り続けた10年、黒石奈央子の葛藤と“託す”決意

ビーストーン(東京、黒石奈央子社長)の「アメリ(AMERI)」は、間違いなく近年のウィメンズリアルクローズ市場をけん引してきたブランドの一つだ。自ら会社を立ち上げ、「アメリ」のビジネスからクリエイティブまで陣頭指揮を執る黒石社長の存在は、男性社会のアパレル業界で起業を目指す女性たちを勇気づけてきた。この10月でブランド10周年を迎えるにあたり、黒石社長にこれまでと今後を聞いた。

WWD:10年の節目を迎えた今、起業当時を振り返ると。

黒石奈央子ビーストーン社長(以下、黒石):ビーストーンを立ち上げた2014年ごろは、カリスマ的人気の販売員など、影響力を持つ個人によるブランドの立ち上げが盛んになっていた時期。私が起業する以前に所属していたのも、そういったブランドプロデュース術に長けたウィメンズアパレル会社だった。その中で成功例も失敗例もたくさん見てきたから、一個人としてブランドをやるというビジョンは自然に芽生えた。

ただ、そういった企業であっても、内実は事業部長など「お金」を握るのは男性で、女性はデザインやPRをするといった役割分担が明確にあったのも事実だった。私がビーストーンを立ち上げた時は本当に1人だったし、数字から逃げることはできなかったから、すべて自分でやるしかなかった。この経験は私にとって困難でもあったし、財産にもなった。

WWD:近年は個人がプロデュースするD2Cブランドも増えた。黒石さんに影響を受けた女性経営者は多いはずだ。

黒石:ただルックスがかわいい子が着ているというだけで、服が売れる時代ではないと思う。当たり前のように聞こえるかも知れないが、やはり服自体に魅了がなければいずれ立ち行かなくなる。確固としたスタイルがあって、それをデザインに落とし込めているブランドは生き残ることができる。

ウィメンズアパレルブランドを経営する上で感じるのは、特に商品のプライシングの部分は、手にとって着る女性だからこそ適切な値付けができるということ。「この服だったら、このくらいまで(お金を)出すよね」という肌感はやっぱり大事だし、そういった「リアル感」と「憧れ」のバランスのよさはアメリの強みになっていると思う。

WWD:「アメリ」といえばワンピースのイメージがある。

黒石:日本のウィメンズマーケットはフェミニンを好む層が厚く、「アメリ」でもそういったアイテムが必然的に売れるから、お客さまの間ではそういったイメージが強いのかも。ただ私としては特定の商品ジャンルには偏らないように、「売れるかどうか」よりも「欲しいかどうか」を大事に服を作っている。作り手である自分自身が年齢を重ねるにつれ、作る服のシルエットやバランスがだんだん変わってきた部分もある。そういった無意識な変化はあるにせよ、“ノールール・フォー・ファッション”というブランドのコンセプトがブレたことは一度もない。ツーウエイ、スリーウエイ、メニーウエイで使える着回しのしやすさと、お客さまの個性に合わせて自由に表現できる懐の広さ。それがお客さまに伝わり、受け入れられてきたから「アメリ」がここまで来れた自負がある。

WWD:25年春夏コレクションについて。

黒石:これまでの物作りとは地続きではあるけれど、従来のシーズンのアーカイブ柄やデザインを取り入れて、今着たい気分の服として復刻した。「アメリ」を有名にさせてくれた“アマンダ柄”という花柄を使ったアイテム、私がブランドで最初に作りたいと思っていた“ディメンショナルドレス”という立体感が特徴のワンピースは、最近「アメリ」を知ったお客さまにもぜひ着てもらいたい。10周年を機にブランドロゴも刷新した。「リブランディング」としてブランドの方向性を変えていくわけではなく、今までのブランドのスピリットを引継ぎながら、さらに進化させていく決意を込めた。

WWD:マンネリや限界を感じることはない?

黒石:会社が大きくなる中で新しいメンバーもジョインしてくれているし、そういう子たちから新しいヒントやアイデアを絶えず浴び続けられる毎日は、刺激的なことばかり。ただ、壁に突き当たったと感じたのがちょうど去年。それまではブランドの業績がずっと右肩上がりで伸びていて、「どこまで伸ばせるんだろう?」というワクワク感があったし、それがブランドを続ける上での原動力にもなっていた。ただその成長率が緩くなってきて、私の中でも「(ブランドの)トレンドが終わってしまうのか」「もうダメかもしれない」と気持ちがマイナスに傾いていった。ちょうどインスタグラムのアルゴリズムが変わって、お客さまのリアクションが見えづらくなった時期でもあった。「私がブランドをやっていていいのだろうか」とまで考え詰めた時期もあった。

一方で、昨年は私自身のライフステージの転機でもあった。妊娠(〜現在)をきっかけに、会社における立場や後進の育成について改めて考えた。私の育休中にも、ブランドが走り続けられるにはどうしたらいいだろう。立ち止まって出した答えは、現在の「アメリ」のトップデザイナーをディレクターに据え、ブランドに関わる意思決定や責任をすべて託すこと。それでうまく回っていけば、私が現場に戻ったときも、全部「元に戻す」ことはしなくていいと思っている。私が社長業に専念することで会社がうまく回っていくなら、それがベストな選択だから。それに私のキャリアをモデルケースにしたいと思ってくれている子はたくさんいるし、ビーストーンの将来を考えた時に、彼女たちの背中を押すことはいずれ会社の財産になる。私自身、後進の育成や人のプロデュースに力を入れていきたいという考えはずっとあった。

WWD:9月には青山商事との協業ブランド「シス(CIS.)」を発売。ビジネススーツ量販店とのコラボは意外だった。

黒石:私もお声掛け頂いたときは少し迷いがあったが、自分の中で「ザ・スーツ」と呼べるものをデザインしたことがなかったし、実際にやってみると「どうしたら今の女性にスーツを着たいと思ってもらえるだろう?」と考えることは貴重な学びになった。こういった外からの学びやヒントをブランドの前進、発展につなげていくことも、これからの私の役割になるだろう。

WWD:次の15年、20年を考えると。

黒石:今は、この“成熟期”にあるブランドの現在地をマイナスに捉えてはいない。これまで「アメリ」をずっと好きでいてくださったお客さまを裏切らず、いかに進化させていけるかを考えたい。会社が大きくなり、成熟するにつれて、私の力だけでは手に負えなくなってきている部分もある。経営に関しては本当に自己流でやってきたから、さらなるステップアップには外部の助けや視点が必要になるだろう。現段階でのイメージとしては、他社との資本提携のような大枠のスキームではなく、あくまで“人”ベース。アドバイザーや社外取締役など、実際に私が頼りになると感じた人材を経営の中枢に招き入れる。

近い将来、まず目指すは売上高100億円。そしてずっと思い描いてきたニューヨークへの出店という夢も、「アメリ」を立ち上げた時からずっと変わってはいない。

The post もう「アメリ」はダメかもしれないと思ったーー 走り続けた10年、黒石奈央子の葛藤と“託す”決意 appeared first on WWDJAPAN.

ユナイテッドアローズ35周年記念キャンペーン 第1弾は中条あやみやりかちゃん、3DCGキャラクターが登場

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は創業35周年を記念し、次世代に向けた新たなクリエーションを開始する。第1弾のコンセプトは“異次元リミックス”。現実世界に限定せず、装いを自由に楽しむことが今の時代のファッションと捉え、異なる次元を行き来する新しいムードをムービーで表現した。公式ユーチューブとインスタグラムで配信中だ。

キャストには、中条あやみ、原口沙輔、リカちゃんと、ABEchanが手掛けたオリジナル3DCGキャラクターを起用。トラックメーカーの原口が制作したオリジナルミュージックとともに、ユナイテッドアローズの新たな一面を楽しめる作品となっている。

キャンペーン特設サイト

出演者からのコメント

中条あやみ

「いつもちょっと冒険してみたいな、背伸びしてみたいなという気持ちになると『ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)』のお店に行きます。CMでは素敵な洋服に身を包んで、今を生きる、かっこよくてチャーミングな一面もある女性を演じています。犬のハートちゃんとも再共演できて、撮影もとっても楽しかったです!」。

原口沙輔

「ユナイテッドアローズの洋服は普段からよく着ています。大変お世話になっているので、今回新たなコミュニケーションに参加でき嬉しい限りです。撮影ではさまざな様々なコーディネートをしていただき、なるほど…と思いながら過ごしました。また、新しいユナイテッドアローズのイメージを拡張すべく、動画中の楽曲も制作させていただきました。安定感と現代文化とのハイブリッド型にバランスをとりつつ、新しいものに踏み出していただける音になったかと思います。 是非お楽しみ下さいませ」。

The post ユナイテッドアローズ35周年記念キャンペーン 第1弾は中条あやみやりかちゃん、3DCGキャラクターが登場 appeared first on WWDJAPAN.

NiziUがコスメブランド「ティルナス」の発表会に登場 日韓トレンド&注目メイクを語る

化粧品メーカーのレインメーカーズ(Rainmakers)とアイスタイル、アイスタイルの子会社で韓国の美容クチコミアプリ「グロウピック(GLOWPICK)」を運営するGlowdayz, Inc.の日韓3社が共同開発したコスメブランド「ティルナス(TILNUS)」が、10月5日にデビューする。4日にはブランドローンチ&新商品発表会を開催し、イメージモデルを務めた9人組ガールズグループのNiziUが登壇。リーダーを務めるマコ(MAKO)は「私たちも『ティルナス』同様に日韓を行き来しながら活動しているので、イメージモデルを務めることができて光栄です」と喜びを語った。

NiziUを起用し制作したブランド初のウェブCMは、10月5日に発売する新商品“サンリットパール ティント”(全12色、各1650円)をメンバーそれぞれがまとい訴求するもの。マユカ(MAYUKA)は「リップの艶感や色味がきれいに写っていて、すてきでした。衣装はロングドレスなどでいつもの違う雰囲気だったので、楽屋の中がお姫様の待機室みたいになっていました(笑)」と振り返り、笑みを浮かべた。

また、日韓のメイクトレンドについて話が及ぶと、リオ(RIO)は「顔にシールを貼る“ステッカーメイク”がはやっている印象です。蝶々やパールなどのキラキラしたステッカーなどをステージメイクに取りれたりしています。あとは、あえてそばかすを描いたり、チークを頬と鼻に濃くも入れるのもトレンドかなと思います」とコメント。マヤ(MAYA)は日本のトレンドについて「美容成分が入っているファンデーションや化粧下地が気になっています。程よいカバー力がありながらも、メイク中もケアできるので注目しています。肌が美しければリップなどのパーツも際立つので、意識していきたいです」と意気込んだ。

2025年でデビュー5周年を迎えるNiziUだが、リマ(RIMA)は、「メンバーの末っ子のニナ(NINA)が20歳になり、NiziUがみんな20(NiziU)代になる特別な年なので、大きな一歩を踏めたらいいなと思っています。私たちも『ティルナス』をたくさん付けて、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います」と力を込めた。

第1弾はリップティントを発売

10月5日に発売するブランド第1弾のアイテム“サンリットパール ティント”(全12色、各1650円)は、塗布後1分ほどで色とりどりのパールが浮き出る新感覚のテクスチャーを採用したリップティントで、パールによる輝きと変化を楽しめる。ボリュームのある艶感に見せる美容成分として、8種類のヒアルロン酸やハリと艶を与えるアミノ酸を配合。色持ちと発色の良さも特徴だ。
カラーは全12色で、ベビーピンクやモーヴローズ、ローズブラウン、ピーチコーラル、キャラメルオレンジ、レッドブラウンなどの豊富な色味を用意。パールだけが輝くクリアカラーも販売する。

東京・日本橋でポップアップも開催

10月5〜9日には、東京・日本橋の「0th Hub Nihonbashi」でポップアップを行う。同会場では“サンリットパール ティント”の販売を行うほか、NiziUの特大パネルや着用衣装も展示。また、商品を1品以上購入するとNiziUのセルカ風ステッカー全9枚の中からランダムで1枚プレゼントする企画も行う。

■「ティルナス」ローンチ・新商品発売記念ポップアップストア
日程:10月5~9日
場所:0th Hub Nihonbashi
住所:東京都中央区日本橋2-9-10 L.Biz 日本橋 2階
時間:11:00〜20:00

The post NiziUがコスメブランド「ティルナス」の発表会に登場 日韓トレンド&注目メイクを語る appeared first on WWDJAPAN.

自分色が見つかる美容師の推しカラー「N. ルフレカラー」に愛されピンク“スピネル”と爽やかグリーン“ペリドット”登場

ナプラ,Napla,N. ルフレカラー,エヌドット ルフレカラーナプラのプロフェッショナル用ヘアカラー剤「N.(エヌドット) ルフレカラー」は2022年の発売以来、美容師から人気を集め続けている。「WWD BEAUTY 2024 ヘアサロン版ベストコスメ」では、カラー剤部門の2位にランクイン。透明感あふれる高彩度・高発色な仕上がりを表現できること、寒色から暖色まで絶妙なニュアンスのあるカラーがそろうことなどを理由に年々存在感を高めており、1本で複雑な色表現ができ顧客の満足度が高い「N. ルフレカラー」の新色を心待ちにしているという声は多い。そんな「N. ルフレカラー」からこの秋、“スピネル”と“ペリドット”の2色が登場する。早速2人の人気スタイリストがモデルをカラーし、コメントを寄せてくれた。

この秋推したい絶妙な濃さの
ピュアなこっくりピンク“スピネル”

「“ピンク”と一言に言えど、赤みが強かったり、紫みが強かったり、なかなか純粋なピンクを表現するのは難しかったりする。その点、「N. ルフレカラー」の新色“スピネル”は純粋なピンクで濃度もちょうど良い。かといって決して奇抜なピンクというわけではないのが使いやすい。カラー履歴に左右されず、ブリーチなしのベースでもしっかりと絶妙なピンクみが表現できる。最近はブリーチを使ったハイトーンよりも、しっかりと艶が出て髪がきれいに見えて、顔色を良く見せてくれるヘアカラーが好まれることが多い。また秋冬は洋服の色合いがダークトーンに落ち着きがちだからこそ、暖色を取り入れたいという要望も増えた。スピネルはこれからの季節、まさに活躍しそうだ」(鮫島里佳「ケイトテイラー(KATE TAYLOR)」トップスタイリスト)

「ちょっと変えたい」がかなう
ニュアンスグリーン“ペリドット”

「仕上がりの色と艶がきれいでお客さまに喜んでもらえるので、サロンワークでは「N. ルフレカラー」を活用している。銀座という立地からオフィスで働く女性が多く、明るすぎず、個性的すぎない髪色が求められることが多い。しかしサロンでカラーをするからには、毎回なんらかの変化が欲しいという要望を受けることが多々ある。大きな変化ではなく、ほんのりとニュアンスを変化させて印象を変えると喜んでいただけるのだ。新色“ペリドット”もまさにニュアンスの違いを楽しんでもらえるカラーだ。既存色“サンド”との相性も良く組み合わせて使うことで、グリーンのニュアンスを調整して、お客さまの好みに寄り添ったオリーブ系カラーに仕上げることができる」(宮地佳奈「バイオレット ジェム(Violet 'jem)」副店長)

新色“スピネル”と
“ペリドット”とは

ナプラ,Napla,N. ルフレカラー,エヌドット ルフレカラー

撮影を担当した2人のスタイリストから好評だった「N. ルフレカラー」の新2色。スピネルはファッションやメイクとのバランスで髪色を吟味する人が増える中で、表情を引き立て顔色を良く見せたいという新たなニーズに応える王道の暖色系ピンクカラー。ペリドットはアッシュ系ブームが落ち着きを見せている今こそ楽しみたい黄みを含んだ明るいグリーンだ。どちらも全頭に使うもよし、ポイントカラーに使うもよしの華やかな色みになっている。「自分らしさを表現したい」「いつもとは違う髪色に挑戦したい」という高まり続けるヘアカラーへの欲求をかなえるのにぴったりだろう。

“アメトリン”で加速する
「N. ルフレカラー」の人気

ナプラ,Napla,N. ルフレカラー,エヌドット ルフレカラー

「N. ルフレカラー」のラインアップの中でも、特に人気を集めているのが昨秋登場した艶とくすみ感を両立させた万能ベージュ“アメトリン”だ。赤、青、紫をバランスよく配合したニュートラルなベージュカラーが1本で再現できるとあって、今回の撮影を担当した鮫島トップスタイリストと宮地副店長からも高評価。鮫島トップスタイリストは「秋冬シーズンもファッションとのコーディネートで楽しめる柔らかなベージュ。赤みを消して、単色でもしっかりと発色してくれる頼もしいカラー」といい、宮地副店長は「『バイオレット』が打ち出す柔らかいニュアンスとの相性抜群!顔色もきれいに演出してくれて、さらに艶も色もちもお客さまから高評価」と語る。髪色と肌トーンとの相性を気にかける女性が増えており、メイクやファッションとのトータルバランスですてきに見える髪色が求められる中で、“アメトリン”のサロンワークでの使用頻度が増しているそうだ。その上で「N. ルフレカラー」の特徴である、艶と色もちも申し分ない。“アメトリン”を軸に「N. ルフレカラー」の人気は今後も加速するに違いない。

PHOTO : NAOMI KONO
STYLING : MASUMI YAKUZAWA(TRON)
EDIT&TEXT : NATUMI YONEYAMA
1人目のモデル : 6万4900円/オダカ(エスアンドティ)、リング(左手)1万9800円/カルカジュー(ロードス)、その他スタイリスト私物
2人目のモデル : ジャケット7万4800円/カナコ カキモト(カナコ カキモト)ニットワンピース6万8200円/ピリングス(リトルリーグ インク)、その他スタイリスト私物
問い合わせ先
ナプラ
0120-189-720

The post 自分色が見つかる美容師の推しカラー「N. ルフレカラー」に愛されピンク“スピネル”と爽やかグリーン“ペリドット”登場 appeared first on WWDJAPAN.

自分色が見つかる美容師の推しカラー「N. ルフレカラー」に愛されピンク“スピネル”と爽やかグリーン“ペリドット”登場

ナプラ,Napla,N. ルフレカラー,エヌドット ルフレカラーナプラのプロフェッショナル用ヘアカラー剤「N.(エヌドット) ルフレカラー」は2022年の発売以来、美容師から人気を集め続けている。「WWD BEAUTY 2024 ヘアサロン版ベストコスメ」では、カラー剤部門の2位にランクイン。透明感あふれる高彩度・高発色な仕上がりを表現できること、寒色から暖色まで絶妙なニュアンスのあるカラーがそろうことなどを理由に年々存在感を高めており、1本で複雑な色表現ができ顧客の満足度が高い「N. ルフレカラー」の新色を心待ちにしているという声は多い。そんな「N. ルフレカラー」からこの秋、“スピネル”と“ペリドット”の2色が登場する。早速2人の人気スタイリストがモデルをカラーし、コメントを寄せてくれた。

この秋推したい絶妙な濃さの
ピュアなこっくりピンク“スピネル”

「“ピンク”と一言に言えど、赤みが強かったり、紫みが強かったり、なかなか純粋なピンクを表現するのは難しかったりする。その点、「N. ルフレカラー」の新色“スピネル”は純粋なピンクで濃度もちょうど良い。かといって決して奇抜なピンクというわけではないのが使いやすい。カラー履歴に左右されず、ブリーチなしのベースでもしっかりと絶妙なピンクみが表現できる。最近はブリーチを使ったハイトーンよりも、しっかりと艶が出て髪がきれいに見えて、顔色を良く見せてくれるヘアカラーが好まれることが多い。また秋冬は洋服の色合いがダークトーンに落ち着きがちだからこそ、暖色を取り入れたいという要望も増えた。スピネルはこれからの季節、まさに活躍しそうだ」(鮫島里佳「ケイトテイラー(KATE TAYLOR)」トップスタイリスト)

「ちょっと変えたい」がかなう
ニュアンスグリーン“ペリドット”

「仕上がりの色と艶がきれいでお客さまに喜んでもらえるので、サロンワークでは「N. ルフレカラー」を活用している。銀座という立地からオフィスで働く女性が多く、明るすぎず、個性的すぎない髪色が求められることが多い。しかしサロンでカラーをするからには、毎回なんらかの変化が欲しいという要望を受けることが多々ある。大きな変化ではなく、ほんのりとニュアンスを変化させて印象を変えると喜んでいただけるのだ。新色“ペリドット”もまさにニュアンスの違いを楽しんでもらえるカラーだ。既存色“サンド”との相性も良く組み合わせて使うことで、グリーンのニュアンスを調整して、お客さまの好みに寄り添ったオリーブ系カラーに仕上げることができる」(宮地佳奈「バイオレット ジェム(Violet 'jem)」副店長)

新色“スピネル”と
“ペリドット”とは

ナプラ,Napla,N. ルフレカラー,エヌドット ルフレカラー

撮影を担当した2人のスタイリストから好評だった「N. ルフレカラー」の新2色。スピネルはファッションやメイクとのバランスで髪色を吟味する人が増える中で、表情を引き立て顔色を良く見せたいという新たなニーズに応える王道の暖色系ピンクカラー。ペリドットはアッシュ系ブームが落ち着きを見せている今こそ楽しみたい黄みを含んだ明るいグリーンだ。どちらも全頭に使うもよし、ポイントカラーに使うもよしの華やかな色みになっている。「自分らしさを表現したい」「いつもとは違う髪色に挑戦したい」という高まり続けるヘアカラーへの欲求をかなえるのにぴったりだろう。

“アメトリン”で加速する
「N. ルフレカラー」の人気

ナプラ,Napla,N. ルフレカラー,エヌドット ルフレカラー

「N. ルフレカラー」のラインアップの中でも、特に人気を集めているのが昨秋登場した艶とくすみ感を両立させた万能ベージュ“アメトリン”だ。赤、青、紫をバランスよく配合したニュートラルなベージュカラーが1本で再現できるとあって、今回の撮影を担当した鮫島トップスタイリストと宮地副店長からも高評価。鮫島トップスタイリストは「秋冬シーズンもファッションとのコーディネートで楽しめる柔らかなベージュ。赤みを消して、単色でもしっかりと発色してくれる頼もしいカラー」といい、宮地副店長は「『バイオレット』が打ち出す柔らかいニュアンスとの相性抜群!顔色もきれいに演出してくれて、さらに艶も色もちもお客さまから高評価」と語る。髪色と肌トーンとの相性を気にかける女性が増えており、メイクやファッションとのトータルバランスですてきに見える髪色が求められる中で、“アメトリン”のサロンワークでの使用頻度が増しているそうだ。その上で「N. ルフレカラー」の特徴である、艶と色もちも申し分ない。“アメトリン”を軸に「N. ルフレカラー」の人気は今後も加速するに違いない。

PHOTO : NAOMI KONO
STYLING : MASUMI YAKUZAWA(TRON)
EDIT&TEXT : NATUMI YONEYAMA
1人目のモデル : 6万4900円/オダカ(エスアンドティ)、リング(左手)1万9800円/カルカジュー(ロードス)、その他スタイリスト私物
2人目のモデル : ジャケット7万4800円/カナコ カキモト(カナコ カキモト)ニットワンピース6万8200円/ピリングス(リトルリーグ インク)、その他スタイリスト私物
問い合わせ先
ナプラ
0120-189-720

The post 自分色が見つかる美容師の推しカラー「N. ルフレカラー」に愛されピンク“スピネル”と爽やかグリーン“ペリドット”登場 appeared first on WWDJAPAN.

花王からハイプレミアムヘアケア第二の矢「ジアンサー」 好調「メルト」に劣らぬ“最高傑作”

花王は11月2日、ハイプレミアムヘアケアの新ブランド「ジアンサー(THE ANSWER)」を立ち上げ、“スーパーラメラシャンプー”(400mL、1760円)“EXモイストヘアトリートメント”“EXグロスヘアトリートメント”“EXリペアヘアトリートメント”(各220g、1760円)を発売する。10月上旬から全国のロフト、ハンズ、アットコスメECサイトで先行販売し、11月からウェルシアグループや花王の公式ECサイトで発売する。

シャンプーとトリートメントに、美髪に必要な成分として、花王独自成分であるセラミドα(ブスメトキシプロピルアミドイソドコサン)、加水分解ケラチン、リンゴ酸、ラノリン脂肪酸、脂肪酸グリセリドα(オリーブ果実油)を世界で初めて同時配合した。これにより髪に必要な潤い、まとまり、艶、滑らかさ、しなやかさの5要素をかなえる。

シャンプーでは、ラメラ層にケア成分を蓄える“ラメラプラットフォーム技術”を新たに採用し、シャンプーに配合するのが難しいとされる脂質類のヘアケア成分を多量に配合。社内品と比較して、ラノリン脂肪酸やセラミドαといったヘアケア成分を約12倍配合した。

ヘアケア成分を多量に配合したことで美容液のような濃密なテクスチャーとなった。髪全体に塗り広げる“塗り洗い”でケア成分を浸透させてから、泡立てて洗う。「100年に及ぶ毛髪研究からたどり着いた最高傑作のシャンプー」とヘアケア第一事業部の野原聡ブランドマネジャーは自信をにじませた。

トリートメントは個々人のヘアダメージに合わせて失われた成分を補給する3タイプをラインアップ。摩擦や紫外線などの日常的なダメージには“EXモイストヘアトリートメント”、コテやアイロンなどの熱ダメージには“EXグロスヘアトリートメント”、カラーダメージには“EXリペアヘアトリートメント”の使用を推奨する。香りは全アイテム共通でベルガモット&ダフネの香りを採用した。

昨今の生活者は情報過多な時代に自分の髪質にあったブランドを探すことに疲弊し迷っていると分析し、そのような市場背景から「ジアンサー」と名付けた。パッケージは直感的に成分へのこだわりを感じられるよう、白とシルバーを基調として中央に成分名を記すことで、サイエンスの雰囲気を醸し出すデザインに仕上げた。

ヘアケア事業変革は順調

3日、都内でメディア向け発表会を実施し、同社のヘアケア事業の進捗やブランド開発の背景を説明した。

花王は今年2月に同社の中核であるヘアケア事業の変革を開始し、ハイプレミアム市場への参入とマスブランド「エッセンシャル(ESSENTIAL)」「セグレタ(SEGRETA)」「メリット(MERIT)」の立て直しに着手している。

24年春に実施した「エッセンシャル」のリブランディングは、ブランドメッセージの刷新、NewJeansを起用したCMやSNSのコミュニケーションを強化し、前年同期比20%増の売り上げを達成。10〜20代の獲得につながった。同時期にハイプレミアム領域初のブランドとして発売した「メルト」は、発売から9月までの期間で売り上げは計画比2.7倍と好調だ。10月から取り扱い店舗を倍以上に拡大している。

これらの施策が奏功し、24年第一四半期(1〜3月期)の決算で花王のインバスヘアケアマーケットシェアは9年ぶりにプラスに転じた。

「ジアンサー」では、「メルト」や「エッセンシャル」でためたデジタルマーケティングの知見を活用し、ターゲットとするヘアケア難民が正解を求めるデジタル上の検索動線に網を張る。新しい取り組みとして10月4〜31日、都内の31ヘアサロンと期間限定のコラボレーションも開始する。施術の体験と店舗での購入を展開する予定だ。

この秋にはプレミアムヘアケア“第三の矢”となる新ブランドのさらなる投入も計画する。ヘアケア事業の変革は “感性マーケティング”の考えに基づいており、これによりブランドが増えてもカニバリをなくすことができると考える。ブランドポートフォリオを6つの“感情”でマッピングした上で、ブランドによって異なる「感情のゴール」を設定し、それぞれパッケージや香りなどの体験設計に一貫性を持たせるというものだ。例えば、「エッセンシャル」であればポジティブやリフレッシュ、「メルト」であれば優しさや安心感。「ジアンサー」が目指す感情のゴールは、バランス、こだわり、調和だ。

「ジアンサー」はハイプレミアム市場で3位以内を目指し、ヘアケア事業全体としては現在の1.4倍の成長を目指す。マス市場ではすでにトップシェアを誇っているが、27年にはハイプレミアム市場においても「圧倒的なナンバーワン」に突き抜けたい意向だ。

The post 花王からハイプレミアムヘアケア第二の矢「ジアンサー」 好調「メルト」に劣らぬ“最高傑作” appeared first on WWDJAPAN.

「アテニア」は“大人のピンクメイク”をコンセプトにした24年「冬限定メイク」を発売

「アテニア(ATTENIR)」は11月18日、2024年「冬限定メイク」(全3種)を数量限定で発売する。24年「冬限定メイク」は、“幸せを運ぶピンクで毎日のメイク時間を心弾ませるアイテム”をコンセプトにアイテムを展開する。

グロウモイスチャーベース[SPF20・PA++]

美容クリーム“グロウモイスチャーベース”[SPF20・PA++]”(2420円)は、スキンケアクリームのようなテクスチャーと、みずみずしいうるおい、ほんのり色づく血色ピンクで、にじみ出るような艶と血色感が出る。プロテオグリカンや発酵コラーゲンなどの美容保湿成分を配合し、毛穴や小じわなどの凹凸も自然にカバー。みずみずしさを極めた“生ツヤ肌”に。

マーブルアップ フェイスパウダー

フェイスパウダー“マーブルアップ フェイスパウダー”(2970円)は、光を操る4色のパウダーで自然な血色感・艶を与え、美しい肌を演出。肌の色と調和するベージュ、艶・透明感をアップするオフホワイトベージュ、血色感をアップする濃淡ピンクでのシナジー効果で、くすみや凹凸をカバーしながら透明感と立体感をアップするマルチタスクパウダー。

ピュアリップセラム

唇用美容液“ピュアリップセラム(ダークチェリーピンク)”(1870円)は、M プラセンタ EXや低分子ヒアルロン酸などの美容保湿成分配合。使うたびに唇のうるおいが高まり、くすみも皮むけも気にならない唇印象に。落ち着いた印象のダークチェリーピンクは肌の透明感を高め、大人のメイクを実現する。とろけるタッチで唇になじみ、なめらかでみずみずしい使用感で、ほのかな血色カラーで、ふっくら艶やかな唇に仕上げる。

The post 「アテニア」は“大人のピンクメイク”をコンセプトにした24年「冬限定メイク」を発売 appeared first on WWDJAPAN.

ドイツの高級ファッションEC「マイテレサ」がYNAP買収か 情報筋の話

情報筋によれば、ドイツの高級ファッションEC「マイテレサ(MYTHERESA)」による、競合のラグジュアリーEC大手ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)の買収が進行しており、合意も近いという。

YNAPは、「カルティエ(CARTIER)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」「クロエ(CHLOE)」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)が保有しており、ウィメンズを中心とした高級EC「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」、メンズの「ミスターポーター(MR. PORTER)」、リーズナブルな価格の「ユークス(YOOX)」に加えて、ディスカウントECの「アウトネット(THE OUTNET)」を運営している。

リシュモンは23年8月、YNAPの株式の47.5%を高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)に売却することに合意。しかし、取引が成立する前にファーフェッチが経営破綻の瀬戸際にあることが明らかになり、同年12月に韓国の大手EC企業クーパン(COUPANG)が買収。これを受け、リシュモンは取引を中止した。その後、24年5月に発表した24年3月期決算の説明会で、ブルクハルト・グランド(Burkhart Grund)=リシュモン最高財務責任者は、「(売却の)プロセスは進行しており、複数の当事者が関わっている」と発言。24年12月末までに取引が成立する予定だとしていた。また、5月には、「マイテレサ」が「ネッタポルテ」の買収に関心を示していると「フィナンシャル・タイムズ(THE FINANCIAL TIMES)」紙が情報筋の話として報じている。

なお、今回の件について、リシュモンおよび「マイテレサ」からのコメントは得られなかった。

「マイテレサ」の業績は?

「マイテレサ」の24年6月期決算は、流通取引総額(GMV)が前期比7.0%増の9億1360万ユーロ(約1452億円)、売上高は同9.7%増の8億4090万ユーロ(約1337億円)、営業損失は前年の870万ユーロ(約13億円)から2200万ユーロ(約34億円)に、純損失は同じく1700万ユーロ(約27億円)から2490万ユーロ(約39億円)に拡大している。なお、一部の費用を除いた調整後営業利益は同60.4%減の1060万ユーロ(約16億円)、調整後純利益は同58.1%減の770万ユーロ(約12億円)だった。

同社のマイケル・クリガー(Michael Kliger)最高経営責任者によれば、「競合が減ってきている」こともあり、24年4〜6月期(第4四半期)およびそれ以降に業績が力強く成長しているため、25年6月期の売上高は7〜13%の成長率を見込んでいるという。

なお、リシュモンはYNAPの売上高を開示していないが、ファッション業界のビジネスや法律関連のニュースを扱うウェブメディア「ザ・ファッション・ロー(THE FASHION LAW)」によれば、20億ユーロ(約3180億円)近いのではないかという。「マイテレサ」の売上高はその半分以下であることを考えると、仮に買収の合意に至ったとしても、資金調達などを含めて手続きは複雑なものになりそうだ。

The post ドイツの高級ファッションEC「マイテレサ」がYNAP買収か 情報筋の話 appeared first on WWDJAPAN.

シャネル・ネクサス・ホールで“日常”を捉え直す展覧会を開催 次世代キュレーター起用も

東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホール(CHANEL NEXUS HALL)は新たな展覧会「エブリデイ エンチャントメント(Everyday Enchantment) 日常の再魔術化」を開催する。会期は10月19日〜12月8日で入場は無料。

今回の展覧会は長谷川祐子(金沢21世紀美術館館長、東京藝術大学名誉教授)が次世代のキュレーターを育成する「長谷川Lab」とのコラボレーション企画。「長谷川ラボ」の若手キュレーターを起用し、彼らの視点から新たなアーティストとの対話を生み出すことを目指す。本展では長谷川のアーティスティックディレクションのもと、「長谷川Lab」の佳山哲巳とフィン・ライヤン(Finn Ryan)がキュレーションを担当。そして、それぞれフランス、日本、アメリカを拠点に活動するビアンカ・ボンディ(Bianca Bondi)、小林椋、丹羽海子の3人の作品を紹介する。すべてのものが情報化されデジタル化される今日の日常に隠れた魔術を観客が再発見できるよう、アーティストたちは植物や道具など見慣れたものを魔術のように変容させ、独自の生命と物語を与えている。

今年でオープン20周年となるシャネル・ネクサス・ホールは、中国・北京のUCCA(ユーレンス現代美術センター)のディレクターであるフィリップ・ティナリ(Philip Tinari)をアドバイザリーに迎え、異文化交流や芸術的なコラボレーションの場としてさまざまな取り組みを行っている。

展覧会概要

◼︎エブリデイ エンチャントメント 日常の再魔術化
日程:10月19日〜12月8日
時間:11:00〜19:00(最終入場は18:30)
※10月19日は17:30閉館、アートウィーク東京開催期間(11月7〜10日)は10:00〜19:00
定休日:無休
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
入場料:無料(予約不要)

The post シャネル・ネクサス・ホールで“日常”を捉え直す展覧会を開催 次世代キュレーター起用も appeared first on WWDJAPAN.

「ニューバランス」から花柄“1906R” ラッパーのジャック・ハーロウと初コラボ

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、アメリカのラッパー、ジャック・ハーロウ(Jack Harlow)との初コラボスニーカー「ジャック・ハーロウ×ニューバランス 1906R “ローズ ランナー”(JACK HARLOW×NEW BALANCE 1906R “ROSE RUNNER”)」を発売した。価格は2万9700円。ティーハウス ニューバランス、「ニューバランス」公式オンライン、その他一部取り扱い店で販売する。

ジャック・ハーロウと初コラボ
花柄を配した“1906R”

コラボスニーカーは、ランニングシューズ“1906R”を土台とし、アッパーに花柄のグラフィックを大きくあしらい、メタリックなレザーオーバーレイを施した。またタン部分とシューレースにはベルベットを使用、深緑色のミッドソールを組み合わせた。

ジャック・ハーロウは、1998年生まれ、アメリカ出身のラッパー。2020年リリースのデビューアルバム「THATS WHAT THEY ALL SAY」に収められた楽曲「WHATS POPPIN」で、グラミー賞にノミネート、22年のシングル「First Class」、 続く23年の「Lovin On Me」でともに全米1位を獲得している。また映画「White Men Can’t Jump」のリメイクで映画デビューも果たした。

The post 「ニューバランス」から花柄“1906R” ラッパーのジャック・ハーロウと初コラボ appeared first on WWDJAPAN.

「アテニア」が“大人のピンクメイク”をコンセプトにした24年「冬限定メイク」を発売

「アテニア(ATTENIR)」は11月18日、2024年「冬限定メイク」(全3種)を数量限定で発売する。24年「冬限定メイク」は、“幸せを運ぶピンクで毎日のメイク時間を心弾ませるアイテム”をコンセプトに3品を展開する。

グロウモイスチャーベース[SPF20・PA++]

美容クリーム“グロウモイスチャーベース”[SPF20・PA++]”(2420円)は、スキンケアクリームのようなテクスチャーと、みずみずしいうるおい、ほんのり色づく血色ピンクで、にじみ出るような艶と血色感をかなえる。プロテオグリカンや発酵コラーゲンなどの美容保湿成分を配合し、毛穴や小じわなどの凹凸も自然にカバーし、“生ツヤ肌”に仕上げる。

マーブルアップ フェイスパウダー

フェイスパウダー“マーブルアップ フェイスパウダー”(2970円)は、光を操る4色のパウダーで自然な血色感・艶を与え、美しい肌を演出。肌の色と調和するベージュ、艶・透明感をアップするオフホワイトベージュ、血色感をアップする濃淡ピンクでのシナジー効果で、くすみや凹凸をカバーしながら透明感と立体感をアップする。

ピュアリップセラム

唇用美容液“ピュアリップセラム(ダークチェリーピンク)”(1870円)は、Mプラセンタ EXや低分子ヒアルロン酸などの美容保湿成分配合。使うたびに唇のうるおいが高まり、くすみも皮むけも気にならない唇印象に。落ち着いた印象のダークチェリーピンクは肌の透明感を高め、大人のメイクを実現する。とろけるタッチで唇になじみ、なめらかでみずみずしい使用感で、ほのかな血色カラーで、ふっくら艶やかな唇に仕上げる。

The post 「アテニア」が“大人のピンクメイク”をコンセプトにした24年「冬限定メイク」を発売 appeared first on WWDJAPAN.

サッポロ生ビール黒ラベルと「イサム カタヤマ バックラッシュ」のコラボレーション シングルライダース発売 片山勇とウエノコウジとの対談も実現

サッポロビールは、レザーブランド「イサム カタヤマ バックラッシュ(ISAMU KATAYAMA BACKLASH)」とのコラボレーション シングルライダースを、10月1日から、会員制サイト“CLUB 黒ラベル”内のECショップ“サッポロ生ビール黒ラベル THE SHOP”で発売する。価格は26万4000円で、完全受注生産での販売となる。

今回のコラボレーションのために、「イサム カタヤマ バックラッシュ」の片山勇デザイナーは、上質で美しいレザーの質感をそのまま生かした、大人の格好良さを感じさせるシングルライダースを新たに製作した。首元と左袖にあしらったゴールドのスタースタッズは、黒ラベルのロゴをほうふつとさせ、アクセントとしても目を引く。

また、今回のコラボレーションを記念して「CLUB黒ラベル」内の特設サイトでは、片山デザイナーと、長年「イサム カタヤマ バックラッシュ」のライダースを愛用する元ミッシェル・ガン・エレファントのベーシスト、ウエノコウジとのスペシャル対談も公開している。

今回サッポロビールと初のコラボレーションが実現した「イサム カタヤマ バックラッシュ」は、革へのこだわりを追求するレザーブランド。素材からオリジナルで開発する同ブランドには、ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズやオアシスのリアム・ギャラガーなど、ミュージシャンのファンも多い。

【スナップ】年齢を問わない“「ミュウミュウ」ガール“が大集結 ディテールまでランウエイルックを忠実に再現

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は10月1日(現地時間)、パリで2025年春夏コレクションを発表した。昨今多くのトレンドを生み出す同ブランドのショー会場周辺は、昨シーズンのランウエイを再現した光景が広がる。オフィスウエア風のブレザーにマニッシュなレザージャケット、プリーツスカートやローウエストのニットスカートを着用し、足元はソックスを合わせたポインテッドトーのミュールやワークウエアブーツをスタイリング。バッグにチャームを重ね付けする装飾や、黒縁メガネ、鮮やかな色のグローブやタイツ、ハンドバッグをあえて脇に抱えて持つ仕草など、同ブランドがランウエイで披露したアイデアをそのまま取り入れた来場者が多い。

昨シーズンにランウエイモデルとして抜擢された70歳の医師“ドクター・チン“ことチン・フイラン(Qin Huilan)をはじめとする幅広い世代の“「ミュウミュウ」ガール“に加え、同ブランドのウエアを着用する男性も見られた。年齢や性別にとらわれず、着飾ることの喜びを提案するブランドのメッセージが共感を得ているようだ。ショーには、IVEのウォニョン(Wonyoung)やカミラ・カベロ(Camila Cabello)、日本からは俳優の本田翼が来場した。

The post 【スナップ】年齢を問わない“「ミュウミュウ」ガール“が大集結 ディテールまでランウエイルックを忠実に再現 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】年齢を問わない“「ミュウミュウ」ガール“が大集結 ディテールまでランウエイルックを忠実に再現

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は10月1日(現地時間)、パリで2025年春夏コレクションを発表した。昨今多くのトレンドを生み出す同ブランドのショー会場周辺は、昨シーズンのランウエイを再現した光景が広がる。オフィスウエア風のブレザーにマニッシュなレザージャケット、プリーツスカートやローウエストのニットスカートを着用し、足元はソックスを合わせたポインテッドトーのミュールやワークウエアブーツをスタイリング。バッグにチャームを重ね付けする装飾や、黒縁メガネ、鮮やかな色のグローブやタイツ、ハンドバッグをあえて脇に抱えて持つ仕草など、同ブランドがランウエイで披露したアイデアをそのまま取り入れた来場者が多い。

昨シーズンにランウエイモデルとして抜擢された70歳の医師“ドクター・チン“ことチン・フイラン(Qin Huilan)をはじめとする幅広い世代の“「ミュウミュウ」ガール“に加え、同ブランドのウエアを着用する男性も見られた。年齢や性別にとらわれず、着飾ることの喜びを提案するブランドのメッセージが共感を得ているようだ。ショーには、IVEのウォニョン(Wonyoung)やカミラ・カベロ(Camila Cabello)、日本からは俳優の本田翼が来場した。

The post 【スナップ】年齢を問わない“「ミュウミュウ」ガール“が大集結 ディテールまでランウエイルックを忠実に再現 appeared first on WWDJAPAN.

「パレス スケートボード」と英サイクリングブランド「ラファ」がコラボ 全5型を用意

「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は、イギリスのサイクリングブランド「ラファ(RAPHA)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを10月5日に発売する。国内では、「パレス スケートボード」の公式オンラインストアと東京・原宿にある旗艦店「パレス スケートボード トウキョウ」、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

1980〜90年代に流行したプロサイクリングスタイル

両者はたびたびコラボしているが、今回は「ラファ」の誕生20周年を記念したキャンペーン“パスト フォワード(PAST FORWARD)”の一環として実現した。今季は、1980〜90年代に流行したカジュアルなプロサイクリングスタイルに着想。メリノウールを用いたジップニットとロングスリーブジャージ、ショートスリーブジャージ、シェルキャップ、ソックスの全5型を用意し、どれもレトロなグラフィックと鮮やかな色彩を特徴としている。

The post 「パレス スケートボード」と英サイクリングブランド「ラファ」がコラボ 全5型を用意 appeared first on WWDJAPAN.

映像作家・空音央が初の長編劇映画「HAPPYEND」で見せたこだわりの演出術

PROFILE: 空音央/映像作家

空音央/映像作家
PROFILE: (そら・ねお)1991年アメリカで生まれ、日米で育つ。ニューヨークと東京をベースに映像作家、アーティスト、そして翻訳家として活動している。また個人での活動と並行してアーティストグループZakkubalanの1人として、写真と映画が交差するインスタレーションやビデオアート作品を制作。2020年、志賀直哉の短編小説をベースにした監督短編作品「The Chicken」が映画祭で上映される。Filmmaker Magazineで新進気鋭の映画人が選ばれる「25 New Faces of Independent Film」の1人に選出された。坂本龍一のコンサートドキュメンタリー映画「Ryuichi Sakamoto | Opus」(2024)は、世界中の映画祭で上映、絶賛された。「HAPPYEND」が長編劇映画デビュー作となる。

ニューヨークで生まれ育った映像作家、空音央(そら・ねお)。これまで実験的な映像作品で注目を集め、坂本龍一の演奏を記録したドキュメンタリー映画「Ryuichi Sakamoto | Opus」は大きな話題を呼んだ。そんな中、初めての長編劇映画「HAPPYEND」が10月4日に公開される。大好きな音楽のことだけ考えていたいユウタ(栗原颯人)。次第に政治的な問題に目覚めていく親友のコウ(日高由起刀)。2人の高校生の友情を軸に、近未来の日本を舞台にした「HAPPYEND」は、空監督がこれまでやりたかったことを全て詰め込んだ作品だという。映像作家としての新たな出発点ともいえる「HAPPYEND」を通じて、空監督の作品に対する向き合い方を探った。

「HAPPYEND」に込めた想い

——「HAPPYEND」は監督にとって初めてのフィクション長編ですね。これまで監督はドキュメンタリーやアート色の強い作品を撮られてきましたが、初のフィクション長編が青春映画というのが意外でした。

空音央(以下、空):この作品は映像作品を撮り始める前、2017年頃から構想を練っていたんです。この作品を撮りたかった理由はいくつかあるのですが、一番大きいのは、自分が大人になりかけていた頃の感情を鮮明に覚えているうちに形にしたいということでした。時間が経つにつれて当時の記憶が薄れてしまうので、緊急性が高かったんです。

——ユウタとコウを中心にしたメインキャラクターの5人に対する監督の眼差しがとても優しくて、監督の個人的な経験が反映されているのでは、と思っていました。

空:そうなんですよ(笑)。自分が高校や大学で経験したことが物語に反映されています。当時の友達との付き合いが今の自分を形成していると思っていて、自分にとって友達はとても大事な存在です。この物語では特に大学の頃に経験したことが反映されていて。友達が政治や社会問題に興味を持ったことで、関係を切られてしまったことがあったんです。逆に僕の方から違う友達との関係を切ったこともありました。だから切る方、切られる方、両方の気持ちがよく分かるんです。

——コウが政治に興味を持ったことで、大好きな音楽のことだけ考えていたいユウタとの友情に亀裂が入っていく、という物語は、監督自身が経験したことだったんですね。物語の舞台を近未来にしたのはどうしてですか?

空:関東大震災で起こった朝鮮人虐殺のことを調べたことがあったんです。なぜ、日本でこんなことが起きたんだろう?と思って。そしたら、調べていた時期に日本で大きなヘイトスピーチのデモがあったんですよ。それを知って、今でも差別が日本の社会に根強く残っていることを知りました。最近、南海トラフ地震が必ずくる、と言われているじゃないですか。そうなると、また朝鮮人虐殺のようなことが起こる可能性は大きいんじゃないかと思って、近未来の日本のことを想像するようになったんです。

——パンデミックのマスク不足や最近の米騒動など、いまだに人々の不安がパニックを生み出していますね。

空:人は目に見えない恐怖にあおられやすいんでしょうね。あと、経済が悪くなると自分の身の回りのことしか考えなくなってしまって、人間の本性——とは言いたくはないですけど、負の部分があぶり出されることになるんじゃないでしょうか。

——映画ではたびたび、地震が起こります。地震は「目に見えない恐怖」のメタファーなのでしょうか。

空:未来に対する不安や恐怖。友情の決裂。社会構造の崩壊。そういったさまざまなことのメタファーであると同時に、実際に起こる自然現象として描いています。地震で被害に遭われた方もいるので、単なるメタファーにはしたくないんですよ。それに僕は日本に来ている時に地震が起こると怖いんです。ニューヨークではほとんど地震が起きないので、震度1のレベルでみんな大騒ぎですから。

キャスティングと演出

——地震は日本人が抱えている潜在的な恐怖とも言えるかもしれませんね。今回、主要キャスト5人のうち4人がスクリーンデビューということもあって新鮮な顔ぶれでした。キャスティングで心掛けたことはありますか?

空:この映画で一番大切なのがキャスティングでした。これまで短編を撮ってきて、「自分の直感は当たるし大事だ」ということが分かったんです。だから、キャスティングは直感を大事にしました。オーディションで参加者が部屋に入って来た時、「多分、この人になるだろうな」と直感したことが、今回の主要キャストに関しては必ずあったんです。それで実際に演技をしてもらうと、みんなうまいし変なクセもついてない。そして、それぞれに話を聞くと、演じてもらった役にすごく近い背景や感性を持っているんです。それには驚きましたね。

——直感はもともと大切にする方ですか?

空:何に対してかにもよりますが、作品に関する決断は直感を大事にするようにしています。というのも以前、「いい感じなんだけど、どこか違和感あるな」と感じた時って、必ずその違和感が後々問題になったんです。

——今回のキャスティングに関しても直感が当たったんですね。役者に対するディレクションは細かくする方ですか?

空:撮影や編集など技術的なことはこれまでやって来たので大体分かるんですけど、演技の演出は経験不足だと思っていたので、いろんな方に相談しました。その1人が濱口竜介さん。濱口さんは「ハッピーアワー」で演技未経験の役者に演出をしているので、本作のことを話してアドバイスをしていただきました。その後も、いろんな方から話を伺った中で注目したのがマイズナー・メソッドという、サンフォード・マイズナー(Sanford Meisner)という演技の先生の演出法です。マイズナー・メソッドで大事なのは、想像上の設定の中でいかに自分らしくいられるか。演技をする時、共演者から投げかけられる感情に対して、感情を作らずに素直な自分を出す練習をするんです。マイズナー・メソッドを演出の指針にして、俳優たちにもそうするように伝えました。

——5人の自然な演技が良かったです。5人が一緒にいる時の親密な空気感も嘘がなくて、そこは本作の要ですね。

空:そうですね。マイズナー・メソッドでは自分自身を出す練習をしてもらうので、撮影に入る前に5人の関係性を築くというのがすごく大事でした。最初、彼らは緊張していたみたいですが、ワークショップをやっていくうちに何年も前からの友達みたいに関係性が深まっていった。ワークショップの後に、こちらが何も言わないのに一緒にご飯を食べにいったりして、すっかり仲良くなったんです。だから、撮影の初日から打ち解けていましたね。選んだ5人の相性が良かったのはラッキーでした。

——撮影に関して伺いたいのですが、「Ryuichi Sakamoto | Opus」でも撮影を担当していたカメラマンのビル・キルスタイン(Bill Kirstein)さんとは長い付き合いですね。本作の撮影にあたって、どんな話をされたのでしょう。

空:ビルとの間で共有していたのは、「映画を観終わったら、しばらく話してない友達に電話したくなるような気持ちになる作品にしよう」ということでした。そういう作品にするために、このシーンをどう見せるか。最初にシーンの核みたいなものを2人で考えて、それをショットに分解していきました。そして、カメラのポジションが大体決まったら、あとはほとんどビルに任せていましたね。そんな風に任せられるのは、彼とセンスやテイストが共有できているからなんです。好きな映画もよく似ているし。

——「Ryuichi Sakamoto | Opus」を観て、抑制されたカメラワークでありながらも感情が伝わってくる映像だと思いました。

空:ビルはとても詩的なことを考える人なんです。「Ryuichi Sakamoto | Opus」ではドリー(移動しながら撮影すること)を多用したんですけど、ビルに「どういう特機部(撮影用の特殊機械を操作するスタッフ)がいいの?」って聞いたら、「音楽を聴いて泣ける人」って言うんです。今回、『HAPPYEND』でお願いした特機部の方は「PERFECT DAYS」にも参加された感情を深く理解される人で、カメラの動きにも画にも感情が乗ったんです。

——では、サントラを手掛けられたリア・オユヤン・ルスリ(Lia Ouyang Rusli)さんには、どんなふうに発注されたんでしょうか?

空:彼は映画音楽のスコアをやりつつ、オユヤン(OHYUNG)というテクノ・アンビエントのソロプロジェクトもやっている人で、本作にはピッタリだと思いました。本作における音楽の使い方には、最初から方針があったんです。ユウタとコウが僕と同い年の33歳になって、自分の高校時代を思い出したらどういう感情になるんだろう?というのを想像して音楽を作ってもらったんです。近未来という設定なのに、どこか過去を思い出しているような。時制が交差しているような物語を、古典的なピアノにシンセを混ぜた音楽で表現してくれました。

——本作は脚本や演出はもとより、撮影や音楽など、隅々まで考え抜いて作られた作品なんですね。

:大学を卒業してからフリーランスで映像の仕事をやっていたんですけど、フリーランスだと、企画、脚本、監督、撮影、編集、サウンドデザインまで全部自分でやらなければいけない。僕は全工程が好きなんですけど、作品を作っていく中で「こういうことを試してみたい」という課題がいくつか出てきて。今回はそれを全部、作品にぶつけました。初めてのフィクション映画であり、ある意味、映画監督としてのデビュー作とも言える本作では、やってみたかったことを全部やってみたかったんです。

「エドワード・ヤン監督は永遠のアイドル」

——「HAPPYEND」を撮るにあたって、リファレンスとして観直した作品はありました?

空:作品を作る時に必ず観直すのは、エドワード・ヤン監督の「牯嶺街少年殺人事件」です。あとはホウ・シャオシェンの「風櫃の少年」とかツァイ・ミンリャンの「青春神話」とか。

——台湾映画が続きますね。

空:台湾映画はすごく好きですね。あとファスビンダーの「マリア・ブラウンの結婚」。ジャック・タチやダグラス・サークの作品なんかも好きです。

——どの作品も素晴らしいですが、毎回、観直す「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」はどういうところに惹かれますか?



空:僕の中では、これ以上ないと思うくらい完璧な映画なんです。歴史のある瞬間を主題の一つとして描いているにもかかわらず、人物たちを中心に据えている。そのバランスが見事で、彼の全ての作品についてそう思うんですよね。だから、僕にとってエドワード・ヤンは永遠のアイドルなんです。

——エドワード・ヤンは緻密に計算してショットを積み重ねている気がしますが、そういうところは空監督にも通じるのでは?



空:確かにそうですね。エドワード・ヤンはもともとコンピューターのエンジニアだったんです。僕はエンジニアじゃないですけど、作り方がすごく構造的なんですよ。あまりバラしたくはないのですが(笑)、緻密に、構造的に作っていく。多分、天才と言われている監督は有機的にすごいものが撮れちゃう人もいると思うんですけど、僕はどうしてもパーツを組み立てるようにして作りたい、というか、作らざるをえない。そういう映画作りの究極の形をエドワード・ヤンが見せてくれている気がします。

——コウに影響を与えるフミとコウの関係とか、映像のタッチとか、「HAPPYEND」は「牯嶺街少年殺人事件」を思わせるところがありますね。

空:そういえば偶然なんですけど、 大学時代に「やっぱり、映画を作りたい!」って思わせてくれた映画の一つがヴェルナー・ヘルツォーク監督の「アギーレ/神の怒り」で。その後、エドワード・ヤンを好きになった時に彼のインタビュー読むと、彼もシアトルで「アギーレ/神の怒り」を観て、「映画ってこういうことができるんだ!」と思って映画作りを始めたそうなんです。それを知った時には親しみがわきましたね。

——「アギーレ/神の怒り」はアマゾンの奥地に向かったスペイン探検隊を描いた壮絶な物語でしたが、いつか「アギーレ/神の怒り」みたいな映画も撮ってみたいと思われます?

空:あれは僕にはちょっと(笑)。狂人にしか撮れない作品ですからね。次はエルンスト・ルビッチみたいなものを撮ってみたいです。ルビッチの「生活の設計」が大好きで。三角関係の話じゃないですか。ある意味、今回の映画も三角関係の話だから、欲望とか嫉妬の描き方を参考にさせてもらったんです。

PHOTOS:MASASHI URA

■「HAPPYEND」
10月4日から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
出演:栗原颯人、日高由起刀
林裕太、シナ・ペン、ARAZI、祷キララ
中島歩、矢作マサル、PUSHIM、渡辺真起子/佐野史郎
監督・脚本:空音央
撮影:ビル・キルスタイン
美術:安宅紀史
プロデューサー:アルバート・トーレン、増渕愛子、エリック・ニアリ、アレックス・ロー、アンソニー・チェン
製作・制作:ZAKKUBALAN、シネリック・クリエイティブ、Cinema Inutile
配給:ビターズ・エンド
日本・アメリカ/2024/カラー/DCP/113分/5.1ch/1.85:1
© 2024 Music Research Club LLC
https://www.bitters.co.jp/HAPPYEND/

The post 映像作家・空音央が初の長編劇映画「HAPPYEND」で見せたこだわりの演出術 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】デムナの美学を支持する「バレンシアガ」のゲスト 自分らしくアレンジしたバッグにも注目

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は9月30日(現地時間)、パリで2025年春夏コレクションを発表した。ショー会場には、アーティスティック・ディレクターのデムナが確立したスタイルを体現するゲストであふれた。オーバーサイズのフーディやアウター、構築的なフォルムのジャケットに、古着を透明のガムテープで繋ぎ合わせたDIYのアイデアや、ゴミ袋の質感に似せた素材のイブニングドレス、フューチャリスティックなサングラスに至るまで、“自由放任主義“を謳う現在の「バレンシアガ」の美学がオフランウエイを彩る。

同ブランドが火付け役となったボリュームたっぷりのシューズも、スニーカーからブーツまでバラエティー豊か。バッグは、開けっぱなしのまま使用するユニークなフロントデザインが特徴の新作“ロデオ(Rodeo)“と、2001年に誕生し今年アップデートされて復活した“ル シティ(Le City)“、底がカーブした“アワーグラス(Hourglass)“が高い人気を誇る。デムナがランウエイで提案したように、バッグにチャームやキーボルダーをつけて自由にアレンジし、オリジナリティーを見せるゲストも多かった。

The post 【スナップ】デムナの美学を支持する「バレンシアガ」のゲスト 自分らしくアレンジしたバッグにも注目 appeared first on WWDJAPAN.

【今秋のゴルフニュース2選】「メゾン ミハラヤスヒロ」がトリプルコラボで参入、老舗「アダバット」が新ブランド立ち上げ

コロナ禍に急拡大し、2021〜22年には新ブランドが200前後も生まれたと言われるゴルフ市場。23年以降の勢いは落ち着いているものの、コロナ前と比較すれば、値上げも後押しする形でゴルフ市場は拡大しており、引き続き注目が集まるマーケットだ。今秋のゴルフの注目ニュース2つを紹介する。

「ミハラ」の人気スニーカーが
トリプルコラボのきっかけ

三原康裕が手掛ける「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO以下、MMY)」とトランジットホールディングス(旧トランジットジェネラルオフィス)のゴルフブランド「パシフィック ゴルフ クラブ(PACIFIC GOLF CLUB以下、PGC)」、韓国のショップ「ケーススタディ(CASESTUDY)」は、トリプルコラボレーションでゴルフアイテムを企画した。「ケーススタディ」で先行販売し、国内では「PGC」の公式ECで販売。「MMY」が運営する原宿の直営店「マイフットプロダクツ(MY FOOT PRODUCTS)」では、9月21、22日にポップアップを実施した。今後、さらに国内でポップアップを行う可能性もあるという。

「ケーススタディ」は韓国の有力モードセレクトショップ「ブーン ザ ショップ(BOON THE SHOP)」から派生したコンセプトショップ。旧知の仲という同店のバイヤーから、三原のもとに「ゴルフシューズを作ってほしい」と依頼があったのが今回のコラボのきっかけという。「MMY」で人気のスニーカー“ピーターソン(PETERSON)”をベースにゴルフシューズを作り、それは「ケーススタディー」独占で販売することになったものの、「ラインアップが靴だけでは寂しい。自分はゴルフはしないが、友人の中村(貞裕トランジットホールディングス社長)さんや姉川(輝天PGCクリエイティブディレクター)さんがゴルフブランドをやっている。だったら一緒に服も作ろうとなり、トリプルコラボとなった」と三原。

11歳からサーフィンをしているという三原は、「PGC」が提案しているような“サーフ&ターフ”(ゴルフとサーフィンを共に楽しむ)のムードに共感したという。シューズ開発にかけた期間は2年半。ソフトなスパイクを使用してゴルフ場だけでなく街でも履けるようにしつつ、芝や土の汚れがつきづらいように配慮した。「ゴルフはしないが、ゴルフシューズにはかなり詳しくなった」と三原。

アパレルも、ゴルフシーンだけでなく街でも着られるデザイン。バックプリントのモックネックシャツ(1万7000円)やポロシャツ(1万6000)円の胸元や、ショーツ(1万6000円)の裾などに、「MMY」で人気のダックのモチーフを刺しゅうしているのもポイント。

立ち上げ35年超、
若年層に向けて派生ブランド

老舗ゴルフブランドにも新しい動きが出ている。ワールドグループのエクスプローラーズトーキョーが手掛ける「アダバット(ADABAT)」は25年春に、新ブランド「アダバット ストリーム(ADABAT STREM)」を立ち上げる。1987年にスタートし35年以上の歴史がある「アダバット」は、中心顧客層が60代となっており、コロナ禍のゴルフバブルの恩恵もあまりなかったという。新ブランドは20〜40代に向けて、モノトーンやベージュといった落ち着いた色合いの、よりカジュアルなデザインやシルエットをそろえる。まずは自社ECで展開し、商業施設でのポップアップなども目指す。価格帯は、既存の「アダバット」(ポロシャツ1万円台後半〜2万円台前半、パンツ1万円台後半〜2万円台中盤)の8掛け前後で検討中だ。

24年3月からアダバット ブランドディレクターも務める靏博幸(かく・ひろゆき)ワールドグループ執行役員は、「グループの力を生かして、例えば富裕層顧客も多い『ドレステリア(DRESSTERIOR)』でポップアップを行うといったことも考えたい」と話す。ディレクター就任にあたり、展示会日程を従来に比べ約2カ月前倒しした。「ゴルフウエアは機能素材の作り込みも非常に重要なのに、慣例で販売時期に引きつけた展示会日程になっていた」。2カ月の前倒しはかなりの荒療治だったが、これにより、ありもの生地を使ったり、納期遅れを起こしたりといったことを防ぐ。

25年春には、既存「アダバット」の新ラインとして“アダバット ネイビー”も立ち上げる。価格帯、サイズ感は「アダバット」と同じにして既存顧客も取りつつ、トリコロールカラーのボーダー柄やロゴ使い、スポーティーな素材感などで変化をつける。下げ札をネイビーカラーにし、百貨店ゴルフフロアなどで展開する既存の「アダバット」売り場で販売する。

新ブランドと、既存「アダバット」、新ラインの3つ合わせて、「売り上げは従来の1.5倍前後を目指す」と靏 執行役員。「新ゴルフブランドはたくさん生まれているが、定番的なブランドが時流に沿った商品を出してくれると、商業施設としても(ブランドが立ち上げから数年で休止してしまうといったリスクなく)安心して扱えて助かる、と話すバイヤーも少なくない。そうしたニーズに応えていく」と話す。

The post 【今秋のゴルフニュース2選】「メゾン ミハラヤスヒロ」がトリプルコラボで参入、老舗「アダバット」が新ブランド立ち上げ appeared first on WWDJAPAN.

資生堂が進化系パーソナルカラー診断サービスを開始 銀座本店のサロン&スタジオに新メニュー

資生堂銀座本店「シセイドウ ザ ストア(SHISEIDO THE STORE)」のヘアメイクアップサロン&フォトスタジオ“ビューティ ブースト バー&フォト スタジオ”は10月3日から、進化系パーソナルカラー分析とメイクをセットにした新メニュー”48タイプ・パーソナルベストカラー分析+フルメイクアップ”(予約制、120分、2万3650円)をスタートする。

自分らしい美しさを見つける

「シセイドウ ザ ストア」オリジナルメソッドの“48タイプ・パーソナルベストカラー分析”は、4シーズンのパーソナルカラーをベースに、ブルーベース、イエローベース、明るさ鮮やかさ、くすみの有無などの視点から、似合う色の範囲を細かく分析する。

新メニュー“48タイプ・パーソナルベストカラー分析+フルメイクアップ”では、従来のパーソナルカラー分析に加え、分析結果に基づいた使用アイテムの選定と似合うメイクの提案を行う。クレンジングとスキンケアから、ベース、アイブロウ、アイ、チーク、リップまでフルメイクを施し、新たな魅力を引き出す。

◼︎“ビューティ ブースト バー&フォト スタジオ”

住所:東京都中央区銀座7-8-10
営業時間:10:00~20:00 

The post 資生堂が進化系パーソナルカラー診断サービスを開始 銀座本店のサロン&スタジオに新メニュー appeared first on WWDJAPAN.

繊維産地に胎動 “世界が評価する技と人を活かして循環型を目指せ” 宮浦晋哉×福田稔

PROFILE: 左:宮浦晋哉 糸編 代表取締役/キュレーター、右:福田稔A.T. カーニー シニアパートナー

PROFILE: 宮浦晋哉(みやうら・しんや) 糸編 代表取締役/キュレーター 1987年千葉県生まれ。大学卒業後にキュレーターとして全国の繊維産地を回り始める。2013年東京・月島でコミュニティスペース「セコリ荘」を開設。2016年名古屋芸術大学特別客員教授。創業から年間200以上の工場を訪れながら、学校や媒体や空間を通じて繊維産地の魅力の発信し、繋げている。2017年に株式会社糸編を設立。主な著書は『Secori Book』(2013年) 『FASHION∞TEXTILE』(2017年) 福田稔(ふくだ・みのる) A.T. カーニー シニアパートナー 1978年東京生まれ。慶應義塾大学卒、IESEビジネススクール経営学修士(MBA)、ノースウェスタン大学ケロッグビジネススクールMBA exchange program修了。電通総研(旧電通国際情報サービス)、ローランド・ベルガーを経てA.T.カーニー入社。消費財・小売プラクティスのコアメンバー。主にアパレル・繊維、ラグジュアリー、化粧品、小売、飲料、ネットサービスなどのライフスタイル領域を中心に、戦略策定、ブランドマネジメント、GX、DXなどのコンサルティングに従事。プライベートエイティやスタートアップへの支援経験も豊富。経済産業省 産業構造審議会 繊維産業小委員会委員、これからのファッションを考える研究会~ファッション未来研究会~副座長など、アパレル・繊維、ライフスタイル産業に関わる多くの政策支援にも従事する。著書に『2030年アパレルの未来 日本企業が半分になる日』『2040年アパレルの未来 「成長なき世界」で創る、循環型・再生型ビジネス』(いずれも東洋経済新報社)など。

最近、日本の繊維産地から新たな何かが始まる胎動が伝わってくる。衣料品の国内生産の規模は年々縮小を続け、高い技術を持つ工場では後継者不足といった課題は深刻だ。一方で、外資ラグジュアリーからの日本の技術の評価は依然高く、投資対象ともなっている。明暗が交差する産地で何が起きているのか?繊維産地の訪問を重ねながら、マッチングや素材製品開発、ものづくりの学校の運営などを行っている宮浦晋哉 糸編代表取締役と、『2040年アパレルの未来 「成長なき世界」で創る、循環型・再生型ビジネス』の著者でもある、福田稔A.T. カーニー シニア パートナーの対談を通じて、その課題と可能性を考える。

コロナ後の繊維産地でリーダーシップを発揮する後継者たち

WWD:最近、日本の繊維産地から胎動のようなものを受け取る。何が起きているのか?

宮浦晋哉 糸編代表取締役(以下、宮浦):産地は“似たようなもの”を作る競合の集合体だから“隣の会社とは実は仲が良くない”が実情だった。しかしそれでは生き残れず、時代が“産地全体でどう協力するか”のフェーズに入ってきている。

WWD:その意味でリーダーシップがある産地や人物の一例は?

宮浦:デニムであれば、広島県福山市の篠原テキスタイルの5代目、篠原由起代表取締役社長の顔が浮かぶ。篠原テキスタイルは、1907年に備後絣から始まった老舗で篠原社長は2022年に就任した。今の産地には、産地全体で“面”を作り認知度を上げて、働く人を獲得するためのリーダーシップが必要で、篠原さんがそれを率先している。行政との混沌とした話し合いを毎週毎晩、根気よく続けて一歩一歩事業化していく牽引力だ。他には名古屋・一宮の尾州産地にある三星グループの5代目である岩田真吾代表、静岡・遠州産地の古橋織物の4代目、古橋佳織理代表取締役などの顔が浮かぶ。

WWD:その動きは最近始まったこと?

宮浦:コロナ後、ビジネスが再び動き始めた頃から顕著になった。勉強会を開いたり、組合や市役所と一般向けのバスツアーを組んだり、産地フェスやオープンファクトリーを企画したり、大学で講義を行ったりといった“誰かがやらねばならないこと”を率先し、結果、それらの産地の知名度が明らかに変わってきている。

WWD:福田さんはコンサルタントとして、今の話をどう解釈する?

福田稔A.T. カーニー シニア パートナー(以下、福田):2つの観点から重要だ。ひとつ目は個別企業で成長し、生き残ることが難しくなっており、経済活動の観点からも産地が“面”となって自らを押し出すことが重要になっている。インバウンドを絡めて地域に潤いをもたらすには横の連携が大切。企業同士、産地同士をつなげる動きはポジティブな要素だ。ふたつ目は産地に限らず日本の社会が、循環型、再生型への移行を目指す中、各企業が単独で動いても実現は難しく、行政と民間、生活者も含めた地域全体が一体化すること、アパレルだけでなく衣食住を含めた横連携が重要になる。

WWD:老舗の「代替わり」はポイントだ。

宮浦:残っていくためには必要なこと。ただし子どもたちが継ぎたくても、親が継がせたくないケースもある。自分たちの時代が良かったからこそ「無理しなくていい」となる。その逆もあり、あちらこちらで家族会議が白熱している。

WWD:事業継承がうまくいっている企業の特徴は?

宮浦:会社の将来の描き方にもよるが、組織をある程度大きくするなら外部から人を効果的に入れたほうがいいだろう。「ファミリーではない社員が大事」という認識がある会社は、先代や現役の会長・社長が、過去10~20年スパンで、若い人材を積極的に入れてきた。すると後継世代も「若い人が活躍している自社は可能性があるのだな」と客観的に判断ができる。

WWD:簡単ではない話。ところで宮浦さんはなぜ産地の仕事に一生懸命なのか。

宮浦:日本の各産地に面白いものがたくさんあるのに、知られていなくてもったいない、という一点だ。今も新しい発見が毎週のようにある。日本の素材の技術には可能性があるからどんどん変わるべきだ。次世代には悩んでいるなら継いでみた方がいいと思う、と伝えている。また、尾州の小塚毛織がカナーレのテキスタイル作りをサポートしているように、属人的な技術を継承するためのM&Aも出てきている。

福田:繊維産地に限らず、中小企業の事業継承の枠組みや基盤作りは日本全体の社会課題であり、メガバンクやコンサルティングファームが事業承継をスムーズにするための仕組みを作り始めている。国からのバックアップがあるタイミングだから外から人材を入れて事業を大きくする動きが加速してほしい。

“終わった”産業がデザインで蘇る

WWD:宮浦さんが産地で日々出会う新しい発見とは?

宮浦:“終わった”と言われる産業が、デザインや見せ方を変えると新しくなることは多い。福岡・久留米絣は「うなぎの寝床」が登場し、絣をモダンに見せたことで売り上げを伸ばした。そういう例が全国にたくさんある。

福田:名古屋で400年以上の歴史がある有松絞りのスズサンもまさにそう。売り上げの8割が海外と聞く。自社が持つ伝統技法やアセットの扱い方を、時代に合わせてアップデートすることで大きく変わる。

WWD:アップデートするとは?

福田:いろいろなアングルがあるが、スズサンの場合は1982年生まれの村瀬弘行代表取締役CEO兼クリエイティブ・ディレクターがリードし、当初から海外市場を意識し、オリジナルブランド「スズサン」では欧米のサイズ感ありきでモダンな服を作りそこに有松絞りを生かしている。京都で1688年に創業した西陣織の細尾は、80センチ幅だった織り幅を150センチとしたことで壁紙などさまざまなテキスタイルのニーズを掘り起こし、伝統技法を進化させ、世界へ一気に広まった。京都の民谷螺鈿京都もしかりだ。

WWD:グローバル市場の視点を最初から入れることが重要になる。

福田:高付加価値で手のかかる製品は当然安くはないので国内市場は限られる。他方、“海外にどう売るか”の視点でマーケティングができた企業は、未来が見えている。グローバルニッチ戦略により事業拡大が可能となるからだ。

宮浦:先ほど紹介した次世代リーダーたちは、次のステージを考えている。デニムは“ジャパンデニム”としてすでに世界に知られているが、そこにとどまらず、たとえば篠原テキスタイルは、クラボウと組んで反毛糸を使ったデニムを作ったり、スパイバーの糸を使ったりしている。

福田:クラボウの裁断片の再生技術「ループラス」は、デニム以外にも今治や奈良の産地から綿の端材を集めて商品化している。大企業がリードしての産地の垣根を超えた連携の良い例だ。

海外から高い評価を得ている日本の職人技

WWD:最近、LVMH メティエ ダールが細尾やクロキと提携するなど、欧州のラグジュアリーから日本の技術が注目されている。宮浦さんは、海外ラグジュアリーとの接点も多いが、日本のクラフツマンシップは海外からどう見られているのか?

宮浦:大学の研究で日本の繊維輸出を調べている。ラグジュアリーブランドへもインタビューするが、多くの人が「コツコツと丁寧な仕事をする繊維産地はもう日本にしかない」という。海外では敬遠されがちな細かい作業や、スピードの遅い織機を使った織物、特殊な加工などが評価されている。

WWD:それをファッションが必要としている?

宮浦:している。手作業に近い機械仕事がクラフツマンシップとして認識され、語られている。蒸し暑い工場で黙々と検反できるなんて、普通のことではない。

WWD:徹底したルーティンも職人技ということだ。

福田:世界のラグジュアリーの今後の重要なテーマが希少性。ラグジュアリー自体がコモディティ化するなかで、従来の豪華絢爛で西洋的なラグジュアリーから脱しつつ、今の価格を維持しながら差別化するには、希少なものをミックスすることが重要。日本の産地や技術はまだまだ知られてない、極めてユニークなものがたくさんあるから、彼らは取り込みやすい技術をどんどん取り入れる姿勢だ。デニムがその典型だろう。

WWD:消費者がブランドに求めるものも変わってきているということ?

福田:本当に価値があるものが求められている。また、ラグジュアリーにとって“伝統の保護”は投資の意義が見出しやすい。

日本の技術の多くが“未発見”である理由

WWD:それだけ商業的価値があるものが、なぜまだ世界から“未発見”なのか?

福田:日本人すら知らない技術、場所がたくさんある。それだけ日本は地域ごとにユニークな伝統技法がある。それは衣食住全てそうで、まだまだ世界に発信されていない。

宮浦:国内のデザイナーも産地を開拓しきれてない。知られてないけど面白いものがたくさんある。海外からは日本の商流は間に商社や問屋が入りすぎて情報がつかみずらいと聞く。「だから自分の目で見るのだ」と来日が盛んで、この夏もあるラグジュアリーブランドの担当者を1週間アテンドした。情報が入ってこないから自分の足で歩き、目で見る。そして「得るものが多かった」と帰ってゆく。結果、シンプルな天竺が何十万メートル決まったなんて話も聞く。

WWD:その流れに乗れない企業や産地の共通課題は?

宮浦:強烈なリーダーがいない産地。逆に、問屋や産元商社が強すぎると現場が前に出づらくオープンファクトリーの開催などが難しそうだ。最大の共通課題は、人手不足。安定した生産基盤がないと、大量注文を受けても乗り切れず、産地自体が持続可能でなくなる。冒頭で伝えたように、強いリーダーシップで産地の方向性を考え、自治体がそれを形にし、求人の動機を作ってゆく必要がある。

WWD:産地と循環や再生を接続するには、誰かがより大きなビジョンを描く必要がある。

福田:川下のアパレルが人に投資をすべきだ。イタリアの「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」はウンブリア州ソロメオ村で職人養成学校を運営し、産地に人を集めている。「シャネル(CHANEL)」や「エルメス(HERMES)」も職人に投資をしている。日本でも大手企業やブランドが産地に投資をして人を集めて育成するような取り組みが起きてほしい。

WWD:イタリアも長らくフランスの生産地だったが、80、90年代以降ファクトリーブランドとして旗上げしブランディングに成功した例が多い。

福田:イタリアの場合、「マックスマーラ (MAX MARA)」や「ヘルノ(HERNO)」のように地方で創業し、ブランドを生み出し、シャワー効果で産地に利益をもたらしている例が多い。日本の場合は、商流が細分化されていることと、アパレルの多くが価格重視で中国など海外生産を行っており成功例がなかなか出てこない。

宮浦:一つでも成功事例があれば、と思うが。実際のところは初期投資の覚悟には至らないケースが多い。

WWD:「ブルネロ クチネリ」は創業者が地域復興の思想を持っていた。そこもまた人。誰に期待する?

福田:産地との連携という観点では、「CFCL」の高橋悠介さんや「ビズビム(VISVIM)」の中村ヒロキさんに期待している。お二人ともアプローチは違えど、グローバルな視点を持ち、日本が持つアセットや独自性を、うまく服作りに活かしていることは共通している。かつサステナビリティを念頭にビジネスを作り込んでいるから強い。

宮浦:生産者初の発信も日本から出てほしい。課題はディレクターがいないこと。糸も編みも織りも染めも技術はあるが人がいない。海外でファッションを学び帰国した人がアパレルブランドではなく、産地に入りその魅力を最大化する、そんな流れを作りたい。

サステナビリティ関連の欧州法規制をインストール

WWD:最近はグローバルビジネスを進めるためには、欧州のサステナビリティ関連法規制を最初から視野に入れる必要がある。循環を実現するには、法規制もインストールしないといけない。

宮浦:日本は中小企業が多くたとえばGOTSなどの認証取得が難しい。

福田:厳しいが、欧州の規制には頑張って対応してゆくしかないのが現実。経済産業省がガイドラインを出していることからわかるように日本の行政も「産業を持続可能とするために守ってください」という考えだ。

WWD:特に染色や撥水加工など化学薬品を扱う工程が関連してくるリーチ規制への対応は急務だが、産地に情報が伝わっていない。法規制はある意味覇権争いだからすべてに誠実に対応することだけが正解じゃないが、言語の壁も大きく微細をキャッチアップするのが難しい。

宮浦:産地には情報が十分に入っておらず混乱している。トップダウンで徹底してほしいと思う。

福田:ここはやはり、商社中心に変革をうながしてほしい。基本体力があるうえ川上と川下をつなげるのも商社だからだ。

ファッション産業で閉じない循環を目指せ

福田:ここまでの話は、産地の現状のビジネス的観点が多かった。いわゆる循環型・再生型との産地の接続については、角度を変えて話したい。

WWD:循環型とは、作って売るだけではない、長く着る、リペア・リセールといった“売らないビジネス”を含めた産業への転換のこと?

福田:ファッションの視点ではそうだが、本当に循環型社会を作ろうとするなら、衣食住全体で考える必要がある。一例だが、服がたい肥になる、逆に他産業から出た素材で服を作るなど循環型社会の中でファッションがどうはまっていくか、という視点だ。アパレル関係者は産業内で考えがちだが、ファッション産業だけで循環型は無理があると思う。循環型社会の先進国である北欧は街全体をいかに循環型にしてゆくか、その一部としてアパレル産業を位置付けるかという考え方で、日本にはまだその発想がない。
 
WWD:循環は日本全体よりも地域、地域といった単位の方が実現しやすいだろう。

福田:循環の点からも日本の産地は、ちょうどいいぐらいのサイズ。「もったいない」に代表されるように、日本の文化はさまざまな物を再生して使い回してきた。産地内の衣食住で循環型のロールモデルの作り海外にアピールしてインバウンドを招いたりといった可能性があると思う。

宮浦:繊維産業の原料はほぼ輸入。一方で、役所の方と話していると、過去に植えすぎた木が環境を破壊し林業が苦しんでいると聞く。林業を原料に国産セルロースを作ってリサイクルしてゆくなどできたら面白い。

福田:フィンランドのスピノバ(SPINNOVA)はまさにそれ、農業の廃棄物からセルロースを精製する技術を持ち、昨年1000トンクラスの工場を立ち上げた。

WWD:夢がある話。地域に点在している課題の解決や、つなぎ役としてファッション産業が力になれることはありそうだ。つなぐためにファッション産業がハブになれる。

福田:スウェーデンには、中古品だけを扱う面白いショッピングモール、リトゥナ(RETUNE)があり、不要品を持ち込むとアップサイクルとしも販売される。

WWD:そういうアイデアを聞くと前出の産地の新しいリーダーたちはピンと来てすぐ動き出しそうだ。

宮浦:間違いない。

The post 繊維産地に胎動 “世界が評価する技と人を活かして循環型を目指せ” 宮浦晋哉×福田稔 appeared first on WWDJAPAN.

【2024年クリスマスコフレ】家庭用美容機器ブランドからホリデー限定色 6000円台のフェイススチーマーで

エステサロン用機器メーカーによる家庭用美容機器ブランド「リンカ(LINKA)」は11月5日、フェイススチーマー“イオン フェイス スチーマー”(6930 円)からホリデーシーズン限定2色を発売する。

限定色は、“ミルク”と“モカ”の2色を採用。“ミルク”のカラーは、バスルームを白で統一しているという声から、定番のニュアンスカラー“ウォームグレイ”よりシンプルで清潔感ある雰囲気に。ライトブラウンカラーの“モカ”は、木目や大理石などのインテリアとも調和する落ち着いた印象に仕上げた。

“イオン フェイス スチーマー”は、コンパクトサイズながら大容量で、16 分間のホットスチームをかなえる。アロマ機能付きで、スキンケアと癒やしの時間を両立。クレンジングや保湿まで幅広く使うことができ、しっとり滑らかで弾力のあるマシュマロのような素肌に導く。リビングやベッドルーム、バスルームなどに違和感なく調和し、インテリア の一部になるようなデザインが特徴。6000円台と美容機器初心者でも購入しやすい価格で、水道水の使用も可能だ。「難しい操作なしで、毎日手軽にスチーム美容をしたい」という顧客の声に寄り添う。

The post 【2024年クリスマスコフレ】家庭用美容機器ブランドからホリデー限定色 6000円台のフェイススチーマーで appeared first on WWDJAPAN.

【2024年クリスマスコフレ】家庭用美容機器ブランドからホリデー限定色 6000円台のフェイススチーマーで

エステサロン用機器メーカーによる家庭用美容機器ブランド「リンカ(LINKA)」は11月5日、フェイススチーマー“イオン フェイス スチーマー”(6930 円)からホリデーシーズン限定2色を発売する。

限定色は、“ミルク”と“モカ”の2色を採用。“ミルク”のカラーは、バスルームを白で統一しているという声から、定番のニュアンスカラー“ウォームグレイ”よりシンプルで清潔感ある雰囲気に。ライトブラウンカラーの“モカ”は、木目や大理石などのインテリアとも調和する落ち着いた印象に仕上げた。

“イオン フェイス スチーマー”は、コンパクトサイズながら大容量で、16 分間のホットスチームをかなえる。アロマ機能付きで、スキンケアと癒やしの時間を両立。クレンジングや保湿まで幅広く使うことができ、しっとり滑らかで弾力のあるマシュマロのような素肌に導く。リビングやベッドルーム、バスルームなどに違和感なく調和し、インテリア の一部になるようなデザインが特徴。6000円台と美容機器初心者でも購入しやすい価格で、水道水の使用も可能だ。「難しい操作なしで、毎日手軽にスチーム美容をしたい」という顧客の声に寄り添う。

The post 【2024年クリスマスコフレ】家庭用美容機器ブランドからホリデー限定色 6000円台のフェイススチーマーで appeared first on WWDJAPAN.

初めてのNY&ロンドンコレ

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月30日号からの抜粋です)

本橋:人生初のNYは、とりあえず物価が高かったです……。試しにホテルの朝食でパンケーキとカフェラテを頼んでみたら6000円。そしてまだ暑い日本の感覚で行ったら肌寒かったです。上着が必要でした。

木村:ロンドンも最低気温5℃。「バーバリー(BURBERRY)」のトレンチしか持っていかず、失敗しました。ロンドンコレはミラノやパリと比べてこじんまりしているのかと思っていましたが、1日20ブランドくらいショーをやっていて、とても1人では全部回りきれず。でも今回の私のテーマは「なるべく新人を見る」。ロンドンの若手のショーを観られたのが、とても楽しかったです。

本橋:いいですね。注目株は見つかりましたか?

木村:ロンドンはコンセプチュアルなものが多く、メッセージが分かりやすいんです。そんな作り手と観客のキャッチボールが楽しかったです。特に初めて見る新進デザイナーのショーは、解釈が自由。どれか1つが突出しているのではなく、それぞれのコミュニティーや、デザイナーのやりたいことが明確で、世代的にも近い私には伝わってくるものが多く、共感できました。本橋さんはどうでしたか?

軽やかな黒の使い方に感心

本橋:僕は、NYはパリやミラノに比べるとトレンド発信パワーが小さいけれど、リアルクローズ感が強みだと考え、「日本のメーカーやスタイリストが見て、明日から参考にできるもの」をテーマに取材しました。一番印象に残ったのは、黒の使い方。日本ではどっしり重くなりがちな色ですが、NYブランドの手にかかると、黒のレイヤードスタイルでも軽やかで驚きました。シアー素材や短丈ジャケットなどを大胆に使ったスタイリングが上手くて、そこにも感心しました。

木村:ベストブランドはありましたか?

本橋:カッコよかったのは「ケイト(KHAITE)」です。黒の使い方もすばらしかったのですが、そのままだと日本人にはちょっと難しい着こなしかもしれず、実際まだ日本での扱いは少ないです。また、NYは国際情勢不安と大統領選前の緊張感など、世界が揺れ動いている中で、国籍や人種など自らの揺るがぬルーツをデザインに融合する作り手も多いのが印象的でした。それにしても帰国から1週間たつのに、まだ時差ボケが抜けず、今(15時)も死ぬほど眠い……。僕の体内時計は、いつまでもニューヨーカーのつもりみたいです(苦笑)。

The post 初めてのNY&ロンドンコレ appeared first on WWDJAPAN.

timeleszがAOKIの新CMに登場 フォーマルをまとったクールな3人

紳士服量販店のAOKIは10月8日から、イメージキャラクターを務めるtimelesz(タイムレス)が登場する新CMを全国放送する。CMは「いいフォーマルは、時を超える。」をテーマに、timeleszのメンバーがテーラーをイメージしたデザイン工房で上質なフォーマルについて語り、その後同ブランドのスーツを身にまとってパーティーに飛び出していく様子を表現した。

同日、AOKIの公式YouTubeチャンネルではメイキングやコメント映像を、ウェブではCMにはないアナザーカットが見れるパーティースタイル紹介ページを公開する予定だ。

スタート エンターテインメント(STARTO ENTERTAINMENT)に所属しているtimeleszは、元々SexyZone(セクシーゾーン)の名前で活動していたが、2024年4月に改名。メンバーは菊池風磨、松島聡、佐藤勝利の3人で、Netflixではオーディション番組「timelesz project」が放送されている。

The post timeleszがAOKIの新CMに登場 フォーマルをまとったクールな3人 appeared first on WWDJAPAN.