トレンドの宝庫「アットコスメトーキョー」を視察!トレンドの見つけ方を探る

「WWDJAPAN」は10月、2日間にわたりワークショップ「トレンドの見つけ方講座」を開催した。1日目は、村上要「WWDJAPAN」編集長がファッションショーを題材に、社会とファッションの関係性やファッションショーの読み解き方を解説した。2日目は、昨今のビューティトレンドの振り返りとトレンドのキャッチ術を伝授。さらに、「アットコスメトーキョー(@cosme TOKYO)」の店舗視察で得た気付きをディスカッションした。

購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2025年11月28日(金)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

1限目
ネクストトレンドの宝庫、ファッションショーの読み解き方
デザイナーの「問いかけ」を受け止めよう

1限目は村上編集長が登壇し、今の時代を読み解くためのファッションショーのひもとき方を伝授した。村上編集長は自身のバックグラウンドと経験から「社会はファッションを変え、ファッションは社会を変えうる」と考えている。その事例として、「景気が悪くなるとニューバランスが売れる」という通説、2008年のリーマンショックがクリエイションの起点になった5カ月後の「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」09-10年秋冬メンズ・コレクションを紹介した。このシーズンの「ボッテガ・ヴェネタ」はオーバーサイズやコクーンシルエットを基調に、ジャージーとニットを多用したコレクションを発表。当時のクリエイティブ・ディレクターだったトーマス・マイヤー(Tomas Maier)は、リーマンショックを経てストレスフルな日々を過ごす顧客に自分たちが何を提供すべきか思考した結果、安心感を与える着心地の良いシルエットや素材の選択につながったと話したという。トーマス・マイヤーが打ち出したスタイルは共感を呼んでマーケットに広がり、「メンズファッションのオンオフが曖昧になるなど、社会が変化していくきっかけとなった」と村上編集長は振り返る。

また、「ファッションショーは、デザイナーから社会への問いかけである」(村上編集長)とし、その代表格として18年に黒人として初めて「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任したヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)を紹介した。彼は、ガーナ系の移民で黒人というバックグラウンドからマイノリティであることを意識してファッション業界でキャリアを歩んでいた。そんな彼による初の「ルイ・ヴィトン」、19年春夏メンズを題材に、彼のダイバーシティやインクルージョンという主張がどう表現されているかを解説した。「招待客に序列をつけたくないという考えから、長いランウエイを用意して全員を1列目に案内した」など、服やモデル、会場、来場者といった要素からひもといた。

改めて、トレンドとは「デザイナーやブランドがショーを通して社会に投げかけるものの共通点である」と村上編集長は総括。村上編集長が25年春夏のミラノ、パリ・コレクションで見つけた共通点を列挙し、傾向を解説した。近年は、一つのトレンドが絶大な影響力を持つことは少なくなり、あらゆる場所でさまざまなトレンドが局地的に発生している流れにも言及。トレンドが伝播する流れを説明し、トレンドが流行る理由や流行らない理由を想像してビジネスへの影響を考える重要性を伝えた。

2限目
注目ブランドのファッションショーを一緒にチェック
アナタは「問いかけ」を受け止められる?

1限目の実践編として、2限目はファッションショーを鑑賞してデザイナーの問いかけを読み解く練習をした。題材は、22年リゾートの「グッチ(GUCCI)」と25年春夏の「プラダ(PRADA)」。コレクションが開かれた会場や当時の世界情勢、デザイナーの思想などの説明を踏まえ、ショーを鑑賞した。「グッチ」に対して、ある参加者は「戦争に対するアンチテーゼを表現していると感じた。服のモチーフに多用された星には、『戦争などが起きる暗い状況にも光はある』という思いが込められているのでは?透け素材には、『裸になったら皆、同じ人間』というメッセージが込められていると思う」とコメントした。村上編集長は当時、多くのデザイナーがウクライナ侵攻を憂いてウクライナの国旗をモチーフとして使用したりカーゴパンツをあえて打ち出したりするなどのブランドが散見されたことを添え、参加者の意見に同調。そのほか、象徴的なサングラスに対しては「エイリアンを表現して、地球以外に住む生命体ももはや地球に降り立って我々と変わらないような生活を営んでいるという思いを込めているのでは?」と推測するなど、それぞれの視点から2つのファッションショーをひもといた。

閉店後の「アットコスメトーキョー」を視察

講座終了後、2日目のビューティパートに向けて、「アットコスメトーキョー」を運営するアイスタイルの西原羽衣子リサーチプランナーと原田彩子リサーチプランナーが登壇し、同社の説明や昨今の「アットコスメトーキョー」ベストコスメのランキングから読み取る消費者動向を解説。「1万円を超える通称“諭吉コスメ”が動いたのは、物価高騰などによって財布の紐がキツくなっているからこそ厳選した結果では?」といった分析を共有した。そのような日々のリサーチを活かした店舗設計を体感すべく、閉店後の「アットコスメトーキョー」を視察した。ブランドフォーカスコーナー、データをベースにランキング形式で陳列するコーナー、店頭提案型コーナーなどで構成した店舗を回遊。あえて雑多な雰囲気の店舗を作る理由やカテゴリー配置の意図などを説明した。「国外のブランドはカラー、スキン、ヘアという流れで消費者に受け入れられていく」「一般化した美容医療を想起させる言葉づかいを冠したアイテムが増えた」など、最近の美容トレンドや消費者動向にも言及した。

3限目
社会の変化から生まれるビューティトレンドを読み解く力

DAY2はビューティ会で、3限目は牧田英子「WWDJAPAN」副編集長が登壇。日々参加する新商品発表会と、そこで出合う新商品から「WWDJAPAN」はどのようなビューティトレンドを見出しているのかにフォーカスした。村上編集長と牧田副編集長が着目する社会の変化と、そこから生まれるトレンドを解説。たとえば、女性の半分が50歳以上という状況下で、コロナ禍以降はマット肌から艶肌への回帰が鮮明になっているという。年齢を重ねると、マットは「乾燥が気になる」「シワが目立つ」という声もあり、市場ニーズは「マスクにつかない」から「キレイに仕上がる」に変化。特に国産メーカーは、スキンケアとベースメイクの開発に注力している。さらに、特にマチュア世代から高齢者の間で「ビューティ=健康」という考え方が顕著になり、各社は食品会社などとの業務提携やM&Aを通じて飲食やサプリメントに挑戦している。

また「メノポーズ」という言葉の普及により、さまざまな商品やサービスとともに市場が活性化する兆しをみせている。一方で、若い世代はメンタルヘルスに注目。それに対応するビューティの売り場や商品も登場している。平均寿命と健康寿命には10年ほどの差があり、各社は「ウェルビーイング」という言葉を掲げて新たな商品開発に取り組んでいる。

4限目
クチコミ傾向が示すビューティトレンドと店舗視察発表会

4限目はDAY1にも登壇した、アイスタイルの西原リサーチプランナーと原田リサーチプランナーが再度登壇し、「アットコスメベストアワード 2024 上半期新作ベストコスメ」の結果から読み解くビューティトレンドを解説した。集計対象クチコミ件数が前年比1.07倍だったのに対し、集計対象アイテム数が同1.02倍だったことからは人気商品にクチコミが集中していることがうかがえ、消費者の「買い物で失敗したくない」ニーズが表れていると分析。全体傾向としては上位10商品中7つがスキンケアで、中価格帯はなくプチプラかデパコスの二極化が進んでいることが浮き彫りになった。一方で、「ミドルコスメ」と称する中価格帯コスメのクチコミワード出現傾向は前年比3.6倍と逆襲の兆しも。消費者からは、「価格と品質のバランスが良い」「高級化粧品と似た成分や技術を搭載している化粧品がある」などの評価を得ている。

後半では、DAY1の「アットコスメトーキョー」店舗視察を経てディスカッションを行った。参加者から「“成分推し”や美容医療着想の商品は今やありふれているが、どのように差別化を図っていく?」と問われると西原リサーチプランナーは、「感度の高い層はすでにキャッチしていても、トレンドが一般化するには10年かかるといわれている。若年層はどんどん新商品に目移りしていくが、情報収集力が比較的低い50歳以上に届くまで密度高くやっていかないと市場は形成されない。“成分推し”はエイジングケアとも相性が良いので、高年齢層によりアプローチできると思う」と回答。ビューティトレンドがファッションや社会とどう関わり、交わっているのかについて幅広く考察した。セミナー終了後にはコミュニケーションの場として、登壇者も参加するミートアップを開催した。

購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2025年11月28日(金)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

 

>「セミナーがいつでもどこでも受け放題」法人プランはこちら

問い合わせ先
INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
お問い合わせフォームはこちら

The post トレンドの宝庫「アットコスメトーキョー」を視察!トレンドの見つけ方を探る appeared first on WWDJAPAN.

トレンドの宝庫「アットコスメトーキョー」を視察!トレンドの見つけ方を探る

「WWDJAPAN」は10月、2日間にわたりワークショップ「トレンドの見つけ方講座」を開催した。1日目は、村上要「WWDJAPAN」編集長がファッションショーを題材に、社会とファッションの関係性やファッションショーの読み解き方を解説した。2日目は、昨今のビューティトレンドの振り返りとトレンドのキャッチ術を伝授。さらに、「アットコスメトーキョー(@cosme TOKYO)」の店舗視察で得た気付きをディスカッションした。

購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2025年11月28日(金)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

1限目
ネクストトレンドの宝庫、ファッションショーの読み解き方
デザイナーの「問いかけ」を受け止めよう

1限目は村上編集長が登壇し、今の時代を読み解くためのファッションショーのひもとき方を伝授した。村上編集長は自身のバックグラウンドと経験から「社会はファッションを変え、ファッションは社会を変えうる」と考えている。その事例として、「景気が悪くなるとニューバランスが売れる」という通説、2008年のリーマンショックがクリエイションの起点になった5カ月後の「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」09-10年秋冬メンズ・コレクションを紹介した。このシーズンの「ボッテガ・ヴェネタ」はオーバーサイズやコクーンシルエットを基調に、ジャージーとニットを多用したコレクションを発表。当時のクリエイティブ・ディレクターだったトーマス・マイヤー(Tomas Maier)は、リーマンショックを経てストレスフルな日々を過ごす顧客に自分たちが何を提供すべきか思考した結果、安心感を与える着心地の良いシルエットや素材の選択につながったと話したという。トーマス・マイヤーが打ち出したスタイルは共感を呼んでマーケットに広がり、「メンズファッションのオンオフが曖昧になるなど、社会が変化していくきっかけとなった」と村上編集長は振り返る。

また、「ファッションショーは、デザイナーから社会への問いかけである」(村上編集長)とし、その代表格として18年に黒人として初めて「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任したヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)を紹介した。彼は、ガーナ系の移民で黒人というバックグラウンドからマイノリティであることを意識してファッション業界でキャリアを歩んでいた。そんな彼による初の「ルイ・ヴィトン」、19年春夏メンズを題材に、彼のダイバーシティやインクルージョンという主張がどう表現されているかを解説した。「招待客に序列をつけたくないという考えから、長いランウエイを用意して全員を1列目に案内した」など、服やモデル、会場、来場者といった要素からひもといた。

改めて、トレンドとは「デザイナーやブランドがショーを通して社会に投げかけるものの共通点である」と村上編集長は総括。村上編集長が25年春夏のミラノ、パリ・コレクションで見つけた共通点を列挙し、傾向を解説した。近年は、一つのトレンドが絶大な影響力を持つことは少なくなり、あらゆる場所でさまざまなトレンドが局地的に発生している流れにも言及。トレンドが伝播する流れを説明し、トレンドが流行る理由や流行らない理由を想像してビジネスへの影響を考える重要性を伝えた。

2限目
注目ブランドのファッションショーを一緒にチェック
アナタは「問いかけ」を受け止められる?

1限目の実践編として、2限目はファッションショーを鑑賞してデザイナーの問いかけを読み解く練習をした。題材は、22年リゾートの「グッチ(GUCCI)」と25年春夏の「プラダ(PRADA)」。コレクションが開かれた会場や当時の世界情勢、デザイナーの思想などの説明を踏まえ、ショーを鑑賞した。「グッチ」に対して、ある参加者は「戦争に対するアンチテーゼを表現していると感じた。服のモチーフに多用された星には、『戦争などが起きる暗い状況にも光はある』という思いが込められているのでは?透け素材には、『裸になったら皆、同じ人間』というメッセージが込められていると思う」とコメントした。村上編集長は当時、多くのデザイナーがウクライナ侵攻を憂いてウクライナの国旗をモチーフとして使用したりカーゴパンツをあえて打ち出したりするなどのブランドが散見されたことを添え、参加者の意見に同調。そのほか、象徴的なサングラスに対しては「エイリアンを表現して、地球以外に住む生命体ももはや地球に降り立って我々と変わらないような生活を営んでいるという思いを込めているのでは?」と推測するなど、それぞれの視点から2つのファッションショーをひもといた。

閉店後の「アットコスメトーキョー」を視察

講座終了後、2日目のビューティパートに向けて、「アットコスメトーキョー」を運営するアイスタイルの西原羽衣子リサーチプランナーと原田彩子リサーチプランナーが登壇し、同社の説明や昨今の「アットコスメトーキョー」ベストコスメのランキングから読み取る消費者動向を解説。「1万円を超える通称“諭吉コスメ”が動いたのは、物価高騰などによって財布の紐がキツくなっているからこそ厳選した結果では?」といった分析を共有した。そのような日々のリサーチを活かした店舗設計を体感すべく、閉店後の「アットコスメトーキョー」を視察した。ブランドフォーカスコーナー、データをベースにランキング形式で陳列するコーナー、店頭提案型コーナーなどで構成した店舗を回遊。あえて雑多な雰囲気の店舗を作る理由やカテゴリー配置の意図などを説明した。「国外のブランドはカラー、スキン、ヘアという流れで消費者に受け入れられていく」「一般化した美容医療を想起させる言葉づかいを冠したアイテムが増えた」など、最近の美容トレンドや消費者動向にも言及した。

3限目
社会の変化から生まれるビューティトレンドを読み解く力

DAY2はビューティ会で、3限目は牧田英子「WWDJAPAN」副編集長が登壇。日々参加する新商品発表会と、そこで出合う新商品から「WWDJAPAN」はどのようなビューティトレンドを見出しているのかにフォーカスした。村上編集長と牧田副編集長が着目する社会の変化と、そこから生まれるトレンドを解説。たとえば、女性の半分が50歳以上という状況下で、コロナ禍以降はマット肌から艶肌への回帰が鮮明になっているという。年齢を重ねると、マットは「乾燥が気になる」「シワが目立つ」という声もあり、市場ニーズは「マスクにつかない」から「キレイに仕上がる」に変化。特に国産メーカーは、スキンケアとベースメイクの開発に注力している。さらに、特にマチュア世代から高齢者の間で「ビューティ=健康」という考え方が顕著になり、各社は食品会社などとの業務提携やM&Aを通じて飲食やサプリメントに挑戦している。

また「メノポーズ」という言葉の普及により、さまざまな商品やサービスとともに市場が活性化する兆しをみせている。一方で、若い世代はメンタルヘルスに注目。それに対応するビューティの売り場や商品も登場している。平均寿命と健康寿命には10年ほどの差があり、各社は「ウェルビーイング」という言葉を掲げて新たな商品開発に取り組んでいる。

4限目
クチコミ傾向が示すビューティトレンドと店舗視察発表会

4限目はDAY1にも登壇した、アイスタイルの西原リサーチプランナーと原田リサーチプランナーが再度登壇し、「アットコスメベストアワード 2024 上半期新作ベストコスメ」の結果から読み解くビューティトレンドを解説した。集計対象クチコミ件数が前年比1.07倍だったのに対し、集計対象アイテム数が同1.02倍だったことからは人気商品にクチコミが集中していることがうかがえ、消費者の「買い物で失敗したくない」ニーズが表れていると分析。全体傾向としては上位10商品中7つがスキンケアで、中価格帯はなくプチプラかデパコスの二極化が進んでいることが浮き彫りになった。一方で、「ミドルコスメ」と称する中価格帯コスメのクチコミワード出現傾向は前年比3.6倍と逆襲の兆しも。消費者からは、「価格と品質のバランスが良い」「高級化粧品と似た成分や技術を搭載している化粧品がある」などの評価を得ている。

後半では、DAY1の「アットコスメトーキョー」店舗視察を経てディスカッションを行った。参加者から「“成分推し”や美容医療着想の商品は今やありふれているが、どのように差別化を図っていく?」と問われると西原リサーチプランナーは、「感度の高い層はすでにキャッチしていても、トレンドが一般化するには10年かかるといわれている。若年層はどんどん新商品に目移りしていくが、情報収集力が比較的低い50歳以上に届くまで密度高くやっていかないと市場は形成されない。“成分推し”はエイジングケアとも相性が良いので、高年齢層によりアプローチできると思う」と回答。ビューティトレンドがファッションや社会とどう関わり、交わっているのかについて幅広く考察した。セミナー終了後にはコミュニケーションの場として、登壇者も参加するミートアップを開催した。

購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2025年11月28日(金)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

 

>「セミナーがいつでもどこでも受け放題」法人プランはこちら

問い合わせ先
INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
お問い合わせフォームはこちら

The post トレンドの宝庫「アットコスメトーキョー」を視察!トレンドの見つけ方を探る appeared first on WWDJAPAN.

旬の“進化系プレッピー”は大胆な着崩しがカギ【2024-25年秋冬トレンド】

アメリカの学生ルックに起源を持つ“プレッピー”スタイルが盛り上がっています。従来のプレッピーはきちんと感を保ちながら、少し着崩すところが持ち味でしたが、今シーズンはさらに踏み込み、“お約束を裏切る”ミックスコーディネートが台頭。一見、プレッピーを崩したとは分からないほどのアレンジが広がってきました。今回は、盛り上がる“ネオ・プレッピー”のコーディネート術を欧米ブランドのランウエイからピックアップしてみました。

「ラバンヌ(RABANNE)」は、シャツにチェック柄のジャケットを重ねたオーソドックスなプレッピースタイルに、ファーアウターをオン。さらに、チェック柄のミニスカートからはビジュー付きタイツをのぞかせて、ビジュー付きバッグも合わせて華やさを添えました。
ビンテージ感と愛らしさを兼ね備えた新顔プレッピーです。

ミニスカのコケット感と
ロングコートの凜々しさを融合

  

進化形プレッピーは、オーソドックスな基本形をもう一段着崩すのがポイント。もともとアイビースタイルを崩したのがプレッピーですが、さらに“コケット”や“フェティッシュ”といった別のテイストとミックスするアレンジが鮮度を高めています。

りりしいロング丈のチェスターコートで意外性を引き出したのは、「エリザベッタ フランキ(ELISABETTA FRANCHI)」。プレッピーの定番アイテムであるストライプシャツに、チェック柄のミニスカートを合わせて、キュートな印象に仕上げました。スエットシャツにはブランドロゴをあしらい、黒ストッキングでなまめかしさも添えています。

ボトムスで意外性を投入
定番×グラマラスのずらしコーデ

新顔プレッピーの崩しどころはボトムスにあります。シャツやブレザー、スタジアムジャンパーなどの定番アイテムを軸に、サプライズなボトムスでお決まりのパターンをアレンジ。思い切ってひねりを加えるのがコツです。

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、定番プレッピーの白シャツにスエットを重ね着しました。大学生のような眼鏡とバッグに対し、ミニスカートはキラキラ&ふさふさのシャギー仕立て。裾もアシンメトリーで動きを加え、タイツでレッグラインをすっきり見せて、ボリュームの落差を際立たせました。

アレンジの幅を広げるシャツ1点投入
控えめプレッピーでカジュアルリッチ

アイテム数を減らしてプレッピー濃度を下げると、アレンジの幅が広がります。カレッジのイメージが薄まる分、シーンを選ばず着用できます。おすすめはシャツの1点投入です。

「アナ スイ(ANNA SUI)」は、チェック柄のシャツにプレッピー感を託しました。丸襟とブローチ、垂らしたリボンがフェミニンなムード。ツイード生地のミニスカートには、ガーリーさとトラッド風味が同居しています。ロングブーツ風のレッグウォーマーも、同じ素材で統一。同色のハンチングが視線を引き上げる効果を発揮しています。

複数テイストを合わせて
“崩しプレッピー”

良家の子女のような雰囲気がプレッピーの持ち味ですが、ダークなミステリアス、快活なスポーティーなど、別のムードを加えるとこなれた具合に整います。複数のテイストを組み合わせてミックスコーディネートすれば、プレッピーさが薄まり、趣が深まります。

プレッピーの代名詞スタジャンをまといながらも、プレッピーさを抑えた「GCDS」は、ミックスコーデのお手本です。赤いネクタイのおかげで、タイドアップもかしこまって見えません。異素材使いのカーゴパンツは、色柄も多彩。型にはまらない“崩しプレッピー”スタイルの完成です。

ポジティブカラーでフレッシュに
レトロかわいくひとひねり

アイビー譲りの落ち着いた配色を避け、明るい色を取り入れると、プレッピーさも様変わりします。チェック柄のような鉄板モチーフも、カラー次第で別の印象に。きちんと感を保ちながら、装いを弾ませるポジティブな色使いなら、はつらつとした印象をもたらしてくれます。

「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は、チェック柄のセットアップを披露しました。一見すると王道アイテムですが、グリーン、ブルー、イエローのカラーが響き合い、楽観的なムード。ビッグモチーフのプリントTシャツが、程よい抜け感を与えています。毛足の長い素材が穏やかなたたずまいを醸し出し、どこかレトロなスタイルに仕上がっています。

鉄板スタイルを持つプレッピーだからこそ、少しのひねりで印象もガラリとスイッチ。キュートにもミステリアスにもアレンジ可能なので、着こなしのレパートリーを格段に広げられます。ずらしたり、薄めたり、プレッピーさをあえて遠ざけるスタイリングで、ミックスコーディネートの扉を開いてみてください。

The post 旬の“進化系プレッピー”は大胆な着崩しがカギ【2024-25年秋冬トレンド】 appeared first on WWDJAPAN.

旬の“進化系プレッピー”は大胆な着崩しがカギ【2024-25年秋冬トレンド】

アメリカの学生ルックに起源を持つ“プレッピー”スタイルが盛り上がっています。従来のプレッピーはきちんと感を保ちながら、少し着崩すところが持ち味でしたが、今シーズンはさらに踏み込み、“お約束を裏切る”ミックスコーディネートが台頭。一見、プレッピーを崩したとは分からないほどのアレンジが広がってきました。今回は、盛り上がる“ネオ・プレッピー”のコーディネート術を欧米ブランドのランウエイからピックアップしてみました。

「ラバンヌ(RABANNE)」は、シャツにチェック柄のジャケットを重ねたオーソドックスなプレッピースタイルに、ファーアウターをオン。さらに、チェック柄のミニスカートからはビジュー付きタイツをのぞかせて、ビジュー付きバッグも合わせて華やさを添えました。
ビンテージ感と愛らしさを兼ね備えた新顔プレッピーです。

ミニスカのコケット感と
ロングコートの凜々しさを融合

  

進化形プレッピーは、オーソドックスな基本形をもう一段着崩すのがポイント。もともとアイビースタイルを崩したのがプレッピーですが、さらに“コケット”や“フェティッシュ”といった別のテイストとミックスするアレンジが鮮度を高めています。

りりしいロング丈のチェスターコートで意外性を引き出したのは、「エリザベッタ フランキ(ELISABETTA FRANCHI)」。プレッピーの定番アイテムであるストライプシャツに、チェック柄のミニスカートを合わせて、キュートな印象に仕上げました。スエットシャツにはブランドロゴをあしらい、黒ストッキングでなまめかしさも添えています。

ボトムスで意外性を投入
定番×グラマラスのずらしコーデ

新顔プレッピーの崩しどころはボトムスにあります。シャツやブレザー、スタジアムジャンパーなどの定番アイテムを軸に、サプライズなボトムスでお決まりのパターンをアレンジ。思い切ってひねりを加えるのがコツです。

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、定番プレッピーの白シャツにスエットを重ね着しました。大学生のような眼鏡とバッグに対し、ミニスカートはキラキラ&ふさふさのシャギー仕立て。裾もアシンメトリーで動きを加え、タイツでレッグラインをすっきり見せて、ボリュームの落差を際立たせました。

アレンジの幅を広げるシャツ1点投入
控えめプレッピーでカジュアルリッチ

アイテム数を減らしてプレッピー濃度を下げると、アレンジの幅が広がります。カレッジのイメージが薄まる分、シーンを選ばず着用できます。おすすめはシャツの1点投入です。

「アナ スイ(ANNA SUI)」は、チェック柄のシャツにプレッピー感を託しました。丸襟とブローチ、垂らしたリボンがフェミニンなムード。ツイード生地のミニスカートには、ガーリーさとトラッド風味が同居しています。ロングブーツ風のレッグウォーマーも、同じ素材で統一。同色のハンチングが視線を引き上げる効果を発揮しています。

複数テイストを合わせて
“崩しプレッピー”

良家の子女のような雰囲気がプレッピーの持ち味ですが、ダークなミステリアス、快活なスポーティーなど、別のムードを加えるとこなれた具合に整います。複数のテイストを組み合わせてミックスコーディネートすれば、プレッピーさが薄まり、趣が深まります。

プレッピーの代名詞スタジャンをまといながらも、プレッピーさを抑えた「GCDS」は、ミックスコーデのお手本です。赤いネクタイのおかげで、タイドアップもかしこまって見えません。異素材使いのカーゴパンツは、色柄も多彩。型にはまらない“崩しプレッピー”スタイルの完成です。

ポジティブカラーでフレッシュに
レトロかわいくひとひねり

アイビー譲りの落ち着いた配色を避け、明るい色を取り入れると、プレッピーさも様変わりします。チェック柄のような鉄板モチーフも、カラー次第で別の印象に。きちんと感を保ちながら、装いを弾ませるポジティブな色使いなら、はつらつとした印象をもたらしてくれます。

「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は、チェック柄のセットアップを披露しました。一見すると王道アイテムですが、グリーン、ブルー、イエローのカラーが響き合い、楽観的なムード。ビッグモチーフのプリントTシャツが、程よい抜け感を与えています。毛足の長い素材が穏やかなたたずまいを醸し出し、どこかレトロなスタイルに仕上がっています。

鉄板スタイルを持つプレッピーだからこそ、少しのひねりで印象もガラリとスイッチ。キュートにもミステリアスにもアレンジ可能なので、着こなしのレパートリーを格段に広げられます。ずらしたり、薄めたり、プレッピーさをあえて遠ざけるスタイリングで、ミックスコーディネートの扉を開いてみてください。

The post 旬の“進化系プレッピー”は大胆な着崩しがカギ【2024-25年秋冬トレンド】 appeared first on WWDJAPAN.

ユニチカ、祖業の繊維撤退へ

ユニチカは、祖業の繊維事業から撤退する。リストラなどのため、主力の三菱UFJ銀行などに430億円の債権放棄をもとめるほか、官民ファンドの地域経済活性化支援機構(REVIC)から第三者割当増資と融資で350億円を調達する。増資後、REVICが議決権で66.76%を所有する筆頭株主になるが、上場は維持する考え。

不振の繊維事業から撤退し、高収益のフィルム事業に経営資源を集中させ、直近の2024年3月期の売上高は1183億円、営業損失は24億円、純損失は54億円を、28年3月期に黒字化、30年3月期に売上高700億円、営業利益65億円を目指す。

ユニチカは、1960年代に「東洋の魔女」と言われた女子バレー部を擁し、ポリエステル・綿の複合繊維「パルパー」、シルキー調ポリエステル「シルミー5」、世界最高クラスの細番手コットン「舞鳳凰」、先駆けて事業化に成功したPLA繊維「テラマック」などを生み出し、かつては日本を代表する紡績メーカーの一つだった。

大手素材メーカーでは三菱ケミカル(旧三菱レイヨン)が、トリアセテート繊維「ソアロン」を売却し、同じく祖業の繊維事業から撤退するなど、名門企業の繊維事業の撤退が相次いでいる。

The post ユニチカ、祖業の繊維撤退へ appeared first on WWDJAPAN.

「ナナナナ」×「AKIRA REMIX」のコラボ第2弾発売 スケルトン素材のトートバッグ2型

「ナナナナ(NANA-NANA)」は、11月29日10:00から「AKIRA REMIX」とのコラボ第2弾アイテムの受注販売を行う。受注期間は12月16日までで、「ナナナナ」オフィシャルサイトで受け付ける。

今回は「ナナナナ」のシグネチャーである TPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)のスケルトン素材を使用し、CD 用に書き下ろしたアートワークを全面にプリント。「ナナナナ」アイコンのペーパーサイズ表記ではなく、本とレコードを収納できるサイズ(BOOKs & LPs、7700円)と、漫画コミックと CDが入るサイズ(COMIC & CDs 5500円)の2サイズで、カラーはそれぞれ2色展開する。通常のトートバックとは違い、長さが異なった持ち手がついたディテールがポイントだ。

アイテム一覧

The post 「ナナナナ」×「AKIRA REMIX」のコラボ第2弾発売 スケルトン素材のトートバッグ2型 appeared first on WWDJAPAN.

「ナナナナ」×「AKIRA REMIX」のコラボ第2弾発売 スケルトン素材のトートバッグ2型

「ナナナナ(NANA-NANA)」は、11月29日10:00から「AKIRA REMIX」とのコラボ第2弾アイテムの受注販売を行う。受注期間は12月16日までで、「ナナナナ」オフィシャルサイトで受け付ける。

今回は「ナナナナ」のシグネチャーである TPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)のスケルトン素材を使用し、CD 用に書き下ろしたアートワークを全面にプリント。「ナナナナ」アイコンのペーパーサイズ表記ではなく、本とレコードを収納できるサイズ(BOOKs & LPs、7700円)と、漫画コミックと CDが入るサイズ(COMIC & CDs 5500円)の2サイズで、カラーはそれぞれ2色展開する。通常のトートバックとは違い、長さが異なった持ち手がついたディテールがポイントだ。

アイテム一覧

The post 「ナナナナ」×「AKIRA REMIX」のコラボ第2弾発売 スケルトン素材のトートバッグ2型 appeared first on WWDJAPAN.

オンワード樫山「23区」、女性アスリート4人によるファッションショー

オンワード樫山は28日、婦人服ブランド「23区」で女性アスリートを起用した新キャンペーンのファッションショーを東京・原宿で開いた。柔道家の角田夏実さん、元バレーボール選手の古賀紗理那さん、元新体操選手の畠山愛理さん、元スピードスケート選手の高木菜那さんの4人がモデルとしてランウェイを歩いた。

「23区」の冬の定番商品である“シレータフタダウン”と“カシミヤニットブレンドニット”の2つを軸にコーディネートして紹介した。着ぶくれやマンネリ化に陥りがちな冬の通勤服を、美しいシルエットと軽やかなカラーリングで遊び心のある「遊勤(ゆうきん)コーデ」として提案する。

鮮やかな青いニットを着た高木さんは「(スピードスケートの選手は)競技の特性上、お尻が大きく見えがちだけど、このニットは美しいシルエットに見せてくれる」と話した。ダウンブルゾンを着た畠山さんは「子育て中なので動きやすいところが気に入っています。それにかわいい」とコメントした。

アスリートの起用は単に活躍する女性の代表という理由だけでなく、高身長や筋肉質などさまざまな体形の女性から共感を集める狙いもある。「23区」を担当する佐野康博部長は「Sサイズで4種類、レギュラーサイズで4種類、Lサイズで4種類の計12種類のサイズを用意するブランドはあまりない。多くの女性に遊勤コーデを楽しんでほしい」と話す。

4人を起用したビジュアルは11月25日から12月1日までJR新宿駅構内の中央通路の複数の場所に大きく掲示される。

The post オンワード樫山「23区」、女性アスリート4人によるファッションショー appeared first on WWDJAPAN.

【2024年クリスマスコフレ】「ティルティル」からメイクを守る最強セットが登場

「ティルティル(TIRTIR)」は12月5日、ホリデー限定“マスク キット ホリデー エディション セット”(全5種、各3850円)を発売する。全国のロフトやプラザ、ドンキホーテなどで販売する。

ホリデーにぴったりな肌とアイテムを持ち運ぼう

空気のように軽いふんわりミストが人気の“マスク フィット メイクアップ フィクサー”のミニサイズと、ブランドアイコンのクッションファンデーション“マスク フィット レッド クッション”(全5色から選択)、チャーム型のミニバッグをホリデー限定ボックスに詰め込んだ。長時間のホリデーシーズンイベントでも崩れにくい、セミグロウな肌を楽しむことができる。

The post 【2024年クリスマスコフレ】「ティルティル」からメイクを守る最強セットが登場 appeared first on WWDJAPAN.

ポーラ「ディエム クルール」から初のクッションファンデが登場 4色で仕上げる透明感と艶感

ポーラのベースメイクブランド「ディエム クルール(DIEM COULEUR)」は2025年3月1日、4色で透明感と艶感を演出するクッションファンデーション“カラートリックマルチクッションファンデーション”(2色、各7370円/リフィル6050円)を発売する。海外では台湾、香港、マカオで順次発売する予定。

同商品は、4色が点在する点描画発想と、肌に溶け込むような薄膜に仕上げるシアーカラートリック設計を採用。スクワランやセラミド、コラーゲンなど美容成分を配合し、みずみずしく一体感のある薄膜で重ねても自然な仕上がりとつけ心地が続く。色ムラを自然にカバーし、時間がたってもくずれにくい。また、チークやハイライトとしても使用ができる。

同ブランドは、“きれいな素肌はカラフル(適度に色のばらつきがある状態)である”ことを
発見し、2018年に誕生した。点描画の効果と色立体視の効果に着目した独自のカラートリック設計で、「カラフルだからこその、その人らしさを生かした自然で美しい仕上がり」にこだわっている。

The post ポーラ「ディエム クルール」から初のクッションファンデが登場 4色で仕上げる透明感と艶感 appeared first on WWDJAPAN.

UKダンスシーンをけん引するOvermonoが語る「フレッド・アゲイン&リル・ヨッティ、ザ・ストリーツとのコラボ」

トム・ラッセルとエド・ラッセルの兄弟からなるオーヴァーモノ(Overmono)が2021年にリリースした「So U Kno」はちょっとした衝撃だった。UKガラージからの影響が色濃いヘビーなビートの上でR&B風のボーカル・サンプルをループさせたこのどう猛なブレイクビーツは、コロナ禍が収束した後のダンスフロアの熱狂を予感させる十分な強度を持っていた。さらに、そんな「So U Kno」から始まるミックス「Fabric presents Overmono」(21年)では、ダブステップからUKガラージ、ジャングル、プログレッシブ・ハウス、ベース・ミュージック、テクノまでを自由連想のようにつなぎ、UKクラブ・カルチャーの底力を我々に強く印象づける。そして、昨年満を持して発表したデビュー・アルバム「Good Lies」では、上記のような多彩なビートを交えながら、「いくつかの異なる感情の交錯点、狭間」を巧みに表現し、UKクラブ・カルチャーとメインストリーム・ポップスの間を軽やかに横断してみせた。そんなオーヴァーモノの現況を確認すべく、ツアーで来日した2人に対面取材を敢行。今年リリースした素晴らしいトラックの数々やファッションについてざっくばらんに語ってもらった。

フレッド・アゲインとリル・ヨッティとのコラボ

——デビュー作「Good Lies」リリースから1年半ほど経ちました。心境の変化はありますか。

エド・ラッセル(以下、エド):ライブの内容をアップデートしていることかな。新しい機材を取り入れたりとか、ビジュアルをいろいろ変えていったりとか。あと絶え間なく新曲を作っているから、それらをライブで披露して感触を確かめているよ。

——今改めて振り返ってみて、「Good Lies」を作って何が良かったと思いますか。

エド:アルバムという形にはなっていなかったけど、このアルバムを作る前から何年も積み重ねて音楽を作っていて、その間ずっと作曲というプロセスを楽しんでいたんだ。このオーヴァーモノをやる前は2人ともソロで活動していて(エドは「テセラ(Tessela)」名義で、トムは「トラス(Truss)」名義で活動)、ソロで活動していく上でさまざまな制限があったけど、オーヴァーモノではその制限がなくなって、かなり自由に曲作りを進めることができたように思うよ。そこからアルバムという形がだんだんと見え始めてきて、コアとなる曲ができて、そのコアな曲に焦点を当ててアルバムを作っていったんだ。

——それでは、ここからは今年に入ってあなたたちがリリースした楽曲についていくつかお伺いしたいと思います。今年の2月にフレッド・アゲイン(Fred Again)とリル・ヨッティ(Lil Yachty)とのコラボレーション・トラック「stayinit」をリリースしました。この驚きのコラボレーションは何がきっかけでスタートして、どのように制作を進めていったのでしょうか。また、彼らの魅力は何でしょうか。

エド:フレッド・アゲインとは何年も前から一緒に何か作ろうと話をしていたんだ。そうしているうちにフレッドがアイデアを送ってくれて。そのトラックはヨッティのボーカルが入ったベーシックなもので、ドラムとかが入ってなかったから、俺たちがその要素をいくつか加えてフレッドに返したんだ。そのあとロンドンでフレッドと作業してから、ニューヨークでヨッティと会って曲を仕上げたんだよ。そんなに難しくはなくて、自然に曲がまとまっていったように思うね。

トム・ラッセル(以下、トム):俺たちは他のアーティストとあまりコラボレーションしないから、コラボレーションすること自体とても興味深いものだったよ。作曲のプロセスが違うし、とても勉強になるんだ。フレッドと作業したときも、彼の作曲のプロセスを垣間見ることができたし、お互いに学び合うことがあると思うんだよね。例えば、フレッドは歌の部分にフォーカスを当てるのがうまいけど、俺たちはもう少しカオティックな音響にフォーカスしたり。あと、ヨッティは大ファンだったから、コラボレーションできて本当に嬉しいよ。彼のオンとオフの切り替えがとても面白くて、普段はすごくスイートな人なんだけど、でもいざレコーディングになると、ゾーンに入ったように集中するんだ。

大音量で聴くと威力を発揮する音

——4月にはザ・ストリーツ(The Streets)ことマイク・スキナー(Mike Skinner)の「Turn The Page」を再構築したシングルをリリースしました。オリジナルはストリーツの最高のデビュー作「Original Pirate Material」の冒頭を飾るトラックですが、どうしてこの曲を再構築しようと思ったのか教えてください。

トム:実は最初のバージョンは2、3年前に作ったんだ。もともと俺たちはストリーツのファンだったし、「Turn The Page」のDJセットやライブで使えるバージョンをずっと作りたいと思っていたんだ。それで最初のバージョンを作ったあとにしばらく寝かせて、1年後くらいにまた聴き返して、粗かった部分を修正してライブとかで使ってみたら、とても盛り上がったんだよ。だからすぐにでもリリースしたいと思ってマイクに相談したら、とても良い返事をもらってようやくリリースできたんだ。

——ストリーツの音楽との出会いはいつだったんですか。

トム:「Original Pirate Material」がリリースされたとき(02年)、イギリスでは大反響で、自分たちもそのときに聴いたんだ。エドが15歳くらいで学生だったと思うんだけど、当時聴いていた音楽って今でも自分たちに影響を与えているし、自分たちを形成する一部だと思っているよ。

エド:「Original Pirate Material」の歌詞やトラックって当時のイギリスの社会状況やクラブ・カルチャーを鮮明に表現していて、そのころの自分たちを思い出させてくれるんだ。当時彼の音楽を聴いていたイギリスの人の多くはきっとそう思っているんじゃないかな。イギリスの若者の平凡でつまらない日常生活をすごく詩的かつ写実的に美しく表現していて、素晴らしい才能だと驚いたよ。

——最新シングル「Gem Lingo (ovr now) 」ではラスヴェン(Ruthven)をフィーチャーしていますよね。

トム:俺たちはサンプリングのリサーチにすごく時間を費やすんだ。作曲と同じくらいね。ラスヴェンのことは少しだけ知ってはいたんだけど、彼の「Hypothalamus」(18年)を聴いてすごくかっこいいと思ったんだ。それでボーカルをサンプリングしてひたすらに切り刻み、エディットしまくって曲を仕上げたんだよ。

エド:ビートの話をすると、俺たちって変わった方法でドラムの音を作るんだ。機材からささいな小さい音を拾ってきて、いくつものエフェクターを通して加工していくんだけど、そうすることによって面白い音ができるんだ。それは普通の音量で聴いたら面白くないかもしれないんだけど、大音量で聴くと威力を発揮するんだよね。それでとても大事にしているのは、ドラムとドラムとの間にある空間に漂っているノイズ。それをさらに加工して、ミニマルなビートの空間にあるテクスチャーにする。普通の人はドラム・キットから音を作るかもしれないけど、俺たちは10個くらいのシンセを使って、いろんな加工を施しながら音を作るんだよ。

——なるほど。

エド:あと「Gem Lingo(ovr now )」ではギター・ペダルをたくさん使っているんだよ。今日ちょっと取材時間に遅れたのは(笑)、楽器屋に行って日本製のペダルを見ていて、いくつか買ってきたせい(渋谷の「えちごやミュージック」に行っていたそう)。それでこの曲では、例えばニルヴァーナがコーラスの音に毎回使っていたものとかスティングが使っていたものとかを使っているんだ。もちろん音は加工しているからそれらのペダルを使っているかは分からないと思うんだけど、もしかしたらファンが音を聴いたときに無意識のところでニルヴァーナを感じるかもしれない。そうやって今と昔がつながると面白い気がするんだよね。

「いくつかの異なる感情の交錯点、狭間」を表現した音楽

——オーヴァーモノの音楽、特に「Good Lies」で鳴っている音楽は、極端に言えば「いくつかの異なる感情の交錯点、狭間」を表現した音楽のように思います。ライブにおいてそれをどのように表現するのでしょうか。

トム:俺たちがスタジオで作っている音楽ってライブのために作っているところがあるんだよ。俺たちのライブは音とビジュアルを組み合わせるんだけど、そこで最高の体験をしてもらいたいんだ。君が指摘してくれたように、俺たちの音楽は「いくつかの異なる感情の狭間」を表現することがキーになっていることは確かだし、それをライブで表現するというのが自分たちの究極の目的なんだよ。

エド:感情ってそのときの気分とか状況によって変わってくると思うんだ。例えば、気分の良い日に音楽を聴けばさらに高揚するかもしれないし、調子の悪い日に音楽を聴いて落ち込むこともあるかもしれない。俺たちはライブに来てくれるファンがそういったさまざまな感情を持っていることを考えながら、最高のライブを届けたいと思っているんだ。

——少しファッションとの関係性についてお伺いします。あなたたちは、昨年3月には「ジバンシィ(GIVENCHY)」のショーに楽曲を提供し、今年6月にパリ・ファッション・ウイークで「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」のローンチパーティーをマシュー・ウィリアムズとともにキュレーションしました。自分たちの音楽がファッションと関わりを持つことを想像したことがありましたか。

エド:音楽を始めたときはまったくファッションとつながりを持つなんて考えていなかったよ。だからそうやって声をかけてくれてとても嬉しいんだ。ジバンシィのときも俺たちに全ての自由を与えてくれて、最高だと思えることをやってくれって言われてたんだよ。マシュー・ウィリアムズは俺たちのカルチャーも分かっているデザイナーだからすごくやりやすかったね。ファッションであれ音楽であれ、自分たちのやっていることに誇りや情熱を持っている人とつながることができるってすごく幸せなことだと思うんだ。マシューが服に懸けている情熱と俺たちの音楽に向き合う姿勢はつながっていると思うから、彼とのコラボレーションには無理がないんだよ。

——それでは最後の質問です。レコードショップの棚に「Good Lies」を置くとしたら、その両隣にはどんなアーティストの作品を並べますか。

トム:キャッシュ・コバーン(Cash Cobain)と、やっぱりジョイ・オービソン(Joy Orbison)だね。ピート(ジョイ・オービソン)はとても素晴らしいプロデューサーだと思うよ。その2人の作品の間に「Good Lies」があったら最高だね。

PHOTOS:YUKI KAWASHIMA

■Overmono「Good Lies」
2023年5月12日リリース
レーベル:XL Recordings
価格:CD国内盤(解説・歌詞対訳付/ボーナス・トラック追加収録/特典ステッカー)2320円、CD輸入盤2320円
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13234

The post UKダンスシーンをけん引するOvermonoが語る「フレッド・アゲイン&リル・ヨッティ、ザ・ストリーツとのコラボ」 appeared first on WWDJAPAN.

UKダンスシーンをけん引するOvermonoが語る「フレッド・アゲイン&リル・ヨッティ、ザ・ストリーツとのコラボ」

トム・ラッセルとエド・ラッセルの兄弟からなるオーヴァーモノ(Overmono)が2021年にリリースした「So U Kno」はちょっとした衝撃だった。UKガラージからの影響が色濃いヘビーなビートの上でR&B風のボーカル・サンプルをループさせたこのどう猛なブレイクビーツは、コロナ禍が収束した後のダンスフロアの熱狂を予感させる十分な強度を持っていた。さらに、そんな「So U Kno」から始まるミックス「Fabric presents Overmono」(21年)では、ダブステップからUKガラージ、ジャングル、プログレッシブ・ハウス、ベース・ミュージック、テクノまでを自由連想のようにつなぎ、UKクラブ・カルチャーの底力を我々に強く印象づける。そして、昨年満を持して発表したデビュー・アルバム「Good Lies」では、上記のような多彩なビートを交えながら、「いくつかの異なる感情の交錯点、狭間」を巧みに表現し、UKクラブ・カルチャーとメインストリーム・ポップスの間を軽やかに横断してみせた。そんなオーヴァーモノの現況を確認すべく、ツアーで来日した2人に対面取材を敢行。今年リリースした素晴らしいトラックの数々やファッションについてざっくばらんに語ってもらった。

フレッド・アゲインとリル・ヨッティとのコラボ

——デビュー作「Good Lies」リリースから1年半ほど経ちました。心境の変化はありますか。

エド・ラッセル(以下、エド):ライブの内容をアップデートしていることかな。新しい機材を取り入れたりとか、ビジュアルをいろいろ変えていったりとか。あと絶え間なく新曲を作っているから、それらをライブで披露して感触を確かめているよ。

——今改めて振り返ってみて、「Good Lies」を作って何が良かったと思いますか。

エド:アルバムという形にはなっていなかったけど、このアルバムを作る前から何年も積み重ねて音楽を作っていて、その間ずっと作曲というプロセスを楽しんでいたんだ。このオーヴァーモノをやる前は2人ともソロで活動していて(エドは「テセラ(Tessela)」名義で、トムは「トラス(Truss)」名義で活動)、ソロで活動していく上でさまざまな制限があったけど、オーヴァーモノではその制限がなくなって、かなり自由に曲作りを進めることができたように思うよ。そこからアルバムという形がだんだんと見え始めてきて、コアとなる曲ができて、そのコアな曲に焦点を当ててアルバムを作っていったんだ。

——それでは、ここからは今年に入ってあなたたちがリリースした楽曲についていくつかお伺いしたいと思います。今年の2月にフレッド・アゲイン(Fred Again)とリル・ヨッティ(Lil Yachty)とのコラボレーション・トラック「stayinit」をリリースしました。この驚きのコラボレーションは何がきっかけでスタートして、どのように制作を進めていったのでしょうか。また、彼らの魅力は何でしょうか。

エド:フレッド・アゲインとは何年も前から一緒に何か作ろうと話をしていたんだ。そうしているうちにフレッドがアイデアを送ってくれて。そのトラックはヨッティのボーカルが入ったベーシックなもので、ドラムとかが入ってなかったから、俺たちがその要素をいくつか加えてフレッドに返したんだ。そのあとロンドンでフレッドと作業してから、ニューヨークでヨッティと会って曲を仕上げたんだよ。そんなに難しくはなくて、自然に曲がまとまっていったように思うね。

トム・ラッセル(以下、トム):俺たちは他のアーティストとあまりコラボレーションしないから、コラボレーションすること自体とても興味深いものだったよ。作曲のプロセスが違うし、とても勉強になるんだ。フレッドと作業したときも、彼の作曲のプロセスを垣間見ることができたし、お互いに学び合うことがあると思うんだよね。例えば、フレッドは歌の部分にフォーカスを当てるのがうまいけど、俺たちはもう少しカオティックな音響にフォーカスしたり。あと、ヨッティは大ファンだったから、コラボレーションできて本当に嬉しいよ。彼のオンとオフの切り替えがとても面白くて、普段はすごくスイートな人なんだけど、でもいざレコーディングになると、ゾーンに入ったように集中するんだ。

大音量で聴くと威力を発揮する音

——4月にはザ・ストリーツ(The Streets)ことマイク・スキナー(Mike Skinner)の「Turn The Page」を再構築したシングルをリリースしました。オリジナルはストリーツの最高のデビュー作「Original Pirate Material」の冒頭を飾るトラックですが、どうしてこの曲を再構築しようと思ったのか教えてください。

トム:実は最初のバージョンは2、3年前に作ったんだ。もともと俺たちはストリーツのファンだったし、「Turn The Page」のDJセットやライブで使えるバージョンをずっと作りたいと思っていたんだ。それで最初のバージョンを作ったあとにしばらく寝かせて、1年後くらいにまた聴き返して、粗かった部分を修正してライブとかで使ってみたら、とても盛り上がったんだよ。だからすぐにでもリリースしたいと思ってマイクに相談したら、とても良い返事をもらってようやくリリースできたんだ。

——ストリーツの音楽との出会いはいつだったんですか。

トム:「Original Pirate Material」がリリースされたとき(02年)、イギリスでは大反響で、自分たちもそのときに聴いたんだ。エドが15歳くらいで学生だったと思うんだけど、当時聴いていた音楽って今でも自分たちに影響を与えているし、自分たちを形成する一部だと思っているよ。

エド:「Original Pirate Material」の歌詞やトラックって当時のイギリスの社会状況やクラブ・カルチャーを鮮明に表現していて、そのころの自分たちを思い出させてくれるんだ。当時彼の音楽を聴いていたイギリスの人の多くはきっとそう思っているんじゃないかな。イギリスの若者の平凡でつまらない日常生活をすごく詩的かつ写実的に美しく表現していて、素晴らしい才能だと驚いたよ。

——最新シングル「Gem Lingo (ovr now) 」ではラスヴェン(Ruthven)をフィーチャーしていますよね。

トム:俺たちはサンプリングのリサーチにすごく時間を費やすんだ。作曲と同じくらいね。ラスヴェンのことは少しだけ知ってはいたんだけど、彼の「Hypothalamus」(18年)を聴いてすごくかっこいいと思ったんだ。それでボーカルをサンプリングしてひたすらに切り刻み、エディットしまくって曲を仕上げたんだよ。

エド:ビートの話をすると、俺たちって変わった方法でドラムの音を作るんだ。機材からささいな小さい音を拾ってきて、いくつものエフェクターを通して加工していくんだけど、そうすることによって面白い音ができるんだ。それは普通の音量で聴いたら面白くないかもしれないんだけど、大音量で聴くと威力を発揮するんだよね。それでとても大事にしているのは、ドラムとドラムとの間にある空間に漂っているノイズ。それをさらに加工して、ミニマルなビートの空間にあるテクスチャーにする。普通の人はドラム・キットから音を作るかもしれないけど、俺たちは10個くらいのシンセを使って、いろんな加工を施しながら音を作るんだよ。

——なるほど。

エド:あと「Gem Lingo(ovr now )」ではギター・ペダルをたくさん使っているんだよ。今日ちょっと取材時間に遅れたのは(笑)、楽器屋に行って日本製のペダルを見ていて、いくつか買ってきたせい(渋谷の「えちごやミュージック」に行っていたそう)。それでこの曲では、例えばニルヴァーナがコーラスの音に毎回使っていたものとかスティングが使っていたものとかを使っているんだ。もちろん音は加工しているからそれらのペダルを使っているかは分からないと思うんだけど、もしかしたらファンが音を聴いたときに無意識のところでニルヴァーナを感じるかもしれない。そうやって今と昔がつながると面白い気がするんだよね。

「いくつかの異なる感情の交錯点、狭間」を表現した音楽

——オーヴァーモノの音楽、特に「Good Lies」で鳴っている音楽は、極端に言えば「いくつかの異なる感情の交錯点、狭間」を表現した音楽のように思います。ライブにおいてそれをどのように表現するのでしょうか。

トム:俺たちがスタジオで作っている音楽ってライブのために作っているところがあるんだよ。俺たちのライブは音とビジュアルを組み合わせるんだけど、そこで最高の体験をしてもらいたいんだ。君が指摘してくれたように、俺たちの音楽は「いくつかの異なる感情の狭間」を表現することがキーになっていることは確かだし、それをライブで表現するというのが自分たちの究極の目的なんだよ。

エド:感情ってそのときの気分とか状況によって変わってくると思うんだ。例えば、気分の良い日に音楽を聴けばさらに高揚するかもしれないし、調子の悪い日に音楽を聴いて落ち込むこともあるかもしれない。俺たちはライブに来てくれるファンがそういったさまざまな感情を持っていることを考えながら、最高のライブを届けたいと思っているんだ。

——少しファッションとの関係性についてお伺いします。あなたたちは、昨年3月には「ジバンシィ(GIVENCHY)」のショーに楽曲を提供し、今年6月にパリ・ファッション・ウイークで「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」のローンチパーティーをマシュー・ウィリアムズとともにキュレーションしました。自分たちの音楽がファッションと関わりを持つことを想像したことがありましたか。

エド:音楽を始めたときはまったくファッションとつながりを持つなんて考えていなかったよ。だからそうやって声をかけてくれてとても嬉しいんだ。ジバンシィのときも俺たちに全ての自由を与えてくれて、最高だと思えることをやってくれって言われてたんだよ。マシュー・ウィリアムズは俺たちのカルチャーも分かっているデザイナーだからすごくやりやすかったね。ファッションであれ音楽であれ、自分たちのやっていることに誇りや情熱を持っている人とつながることができるってすごく幸せなことだと思うんだ。マシューが服に懸けている情熱と俺たちの音楽に向き合う姿勢はつながっていると思うから、彼とのコラボレーションには無理がないんだよ。

——それでは最後の質問です。レコードショップの棚に「Good Lies」を置くとしたら、その両隣にはどんなアーティストの作品を並べますか。

トム:キャッシュ・コバーン(Cash Cobain)と、やっぱりジョイ・オービソン(Joy Orbison)だね。ピート(ジョイ・オービソン)はとても素晴らしいプロデューサーだと思うよ。その2人の作品の間に「Good Lies」があったら最高だね。

PHOTOS:YUKI KAWASHIMA

■Overmono「Good Lies」
2023年5月12日リリース
レーベル:XL Recordings
価格:CD国内盤(解説・歌詞対訳付/ボーナス・トラック追加収録/特典ステッカー)2320円、CD輸入盤2320円
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13234

The post UKダンスシーンをけん引するOvermonoが語る「フレッド・アゲイン&リル・ヨッティ、ザ・ストリーツとのコラボ」 appeared first on WWDJAPAN.

「ジーユー」がプレイステーション30周年記念コラボ ロゴやモチーフを配したウエアなど

「ジーユー(GU)」は12月6日、ゲーム機のプレイステーション(PLAYSTATION)とのコラボアイテムを発売する。

プレイステーション30周年記念
スエットやルームウエア、ソックスなど

コラボアイテムは、プレイステーション誕生30周年を記念したもので、初代プレイステーションのロゴや、コントローラー、そのボタンマークをデザインした裏起毛のスエット(2990円)とスエットパンツ(2990円)、起毛素材のルームウエアセット(3990円)、ポップな配色のソックス(390円)、アンダーウエア(590円)をラインアップする。

The post 「ジーユー」がプレイステーション30周年記念コラボ ロゴやモチーフを配したウエアなど appeared first on WWDJAPAN.

「10 アイヴァン」から純銀ならではの経年変化が楽しめる “FAT PLATING”が登場 デザイナーの中川浩孝が考える“長く使いたい”アイウエアとは

10 アイヴァン,FAT PLATING

“美しい道具”をコンセプトに2017年にスタートした「10 アイヴァン」。その原点ともいえるファーストコレクションの“STANDARD”シリーズに、今回純銀と24金を用いた“FAT PLATING”コレクションが加わった。「経年変化を楽しめる眼鏡を作りたい」という想いからスタートし、道具としての機能性と美しさを追求してたどり着いた、FAT PLATINGという手法。今作のクリエイションについて、デザイナーの中川浩孝に話を聞いた。

純銀の経年変化を
味わえる眼鏡を作りたい

10 アイヴァン,FAT PLATING

「10 アイヴァン」の“STANDARD”シリーズは、チタン製の繊細なリム線、真珠貝製のパッドやトルクスネジなど、オリジナルの上質なパーツの美しさが際立つシンプルなオールメタル。今回の新コレクションでは、そこに表面処理加工として“FAT PLATING”、つまり厚メッキを採用した。ゴールドとシルバーを展開するが、中でもシルバーは極めて限られた日本の工場でしか生産することができない、純銀の厚メッキが施されているのが特筆すべき点だ。

「純銀の経年変化を味わえる眼鏡を作りたいと思ったのが、このコレクションを作るきっかけでした。これまでシルバー925の眼鏡はあったんですが、シルバー1000の眼鏡は調べても見つからなかったんです」。

一般的にシルバー925は、純銀に銅やニッケルなどの化合物入れることで強度を確保している。だが、純銀となると柔らかく、そもそも固形物にすることすら難しいという。

「眼鏡としての強度を保つとなるとかなりの体積を必要とするため、眼鏡を道具として捉えるとベストな選択肢にはなり得ません。では、純銀の色合いや手触りと、道具としての機能性を両立するにはどうしたら良いのか。そこで辿り着いたのが厚メッキという手法でした」。

“美しい道具”として
理に適った厚メッキという手法

フレームのベースをチタンにすれば、その強度を生かすことができ繊細なラインが可能になる。また、軽量で柔軟性も高いため、掛け心地もいい。

「厚メッキなら、チタンの素材特性を活かしながら、同時に純銀特有の“乾いた白色”と呼ばれる美しい色合と質感が楽しめる。それは美しい道具として、ベストなアプローチだと考えたんです」。

精密なチタン加工とメッキによる表面処理加工は、日本の眼鏡製造技術のなかでもとくにレベルが高く、そこには日本でモノ作りをする意義も感じられた。国内屈指のメーカーをもってしても純銀メッキは初めての取組みであったため、開発には約3年を要したというが、熟練職人の知見と高度な技術により「10 アイヴァン」だけのために開発された“FAT PLATING”が実現した。

「一般的には、メッキを施すよりも100%その素材で作られたもののほうが、価値が高いとされていると思うんですね。ただ、『10 アイヴァン』が目指すのは、“用の美”であり、機能性と芸術性を備えた道具としての美しさです。その点で、このFAT PLATINGは理に適っていると、自分でもすごく合点がいきました」。

自分だけの風合いを
楽しめる贅沢

10 アイヴァン,FAT PLATING

今コレクションは、先にも触れたようにシルバーの経年変化が楽しめるのが魅力だ。「使っていくうちにキズが入ったり、硫化して黒ずんでいったりと、表情が変わっていきます。純銀は塩化しにくく、硫化による黒ずみはシルバー磨きで落とすことができるので、磨けばまた艶を出せるし、黒ずみをそのまま風合いとして残してもいい。そこも純銀ならではですね」。

また、今作ではシルバーの質感をそのまま生かした「SILVER-MIRROR」、職人がヤスリで微細な傷をつけてマットに仕上げた「SILVER-SHIRRING」、熟練職人による表面処理で使い込んだ風合いを表現した「SILVER-SMOKED」の3パターンを展開している。それはデニムにたとえるなら、生の状態から履き込んで自分なりの経年変化を楽しむこともできれば、ビンテージ加工のように最初から味のある風合いを楽しむこともできるということ。どう楽しむかは、受け手に委ねられている。こうした提案も、純銀だからこそかなうものだと言えるだろう。

変化するからこそ
長く使いたいものになる

そもそも、一般的に眼鏡において経年変化は“不良”と捉えられ、新品の状態が長く続くことが良しとされている。

「そうした価値観を変えたいと思ったんです。時を経て変わっていく眼鏡があってもいいんじゃないかって。僕自身、眼鏡は大好きですけど、経年変化しないという点においてだけは満足できていなかったんです」。

では、中川にとって経年変化の魅力とは。

「人は、変化しないものにはいずれ飽きがきてしまうと考えているんです。デニムやレザーは、風合いが変化していくからこそ、長く使いたいものになる。『10 アイヴァン』は、“永続性”をひとつのテーマにしていて、20年、30年と自分が使いたいと思えるものであることを、モノづくりの段階からイメージしています。そのためには、モノとしての耐久性はもちろん、気持ちの耐久性、つまり長く使いたいと思えるものであるかも大事で。今回のコレクションは、それを形にできたと思っています」。

美しいだけでなく、道具として機能的であるからこそ、掛ける人の生活に寄り添ってくれる。使い続けたくなるからこそ、日々風合いも増していく。ともに歳を重ねるのが楽しみになる、そんな1本となってくれるに違いない。

同モデルは11月30日に「アイヴァン7285 トウキョウ / オオサカ」で先行販売を行う。一般販売は12月下旬を予定している。

PHOTOS:MASAHI URA
INTERVIEW & TEXT:MIREI ITO
問い合わせ先
アイヴァン PR
03-6450-5300

The post 「10 アイヴァン」から純銀ならではの経年変化が楽しめる “FAT PLATING”が登場 デザイナーの中川浩孝が考える“長く使いたい”アイウエアとは appeared first on WWDJAPAN.

「10 アイヴァン」から純銀ならではの経年変化が楽しめる “FAT PLATING”が登場 デザイナーの中川浩孝が考える“長く使いたい”アイウエアとは

10 アイヴァン,FAT PLATING

“美しい道具”をコンセプトに2017年にスタートした「10 アイヴァン」。その原点ともいえるファーストコレクションの“STANDARD”シリーズに、今回純銀と24金を用いた“FAT PLATING”コレクションが加わった。「経年変化を楽しめる眼鏡を作りたい」という想いからスタートし、道具としての機能性と美しさを追求してたどり着いた、FAT PLATINGという手法。今作のクリエイションについて、デザイナーの中川浩孝に話を聞いた。

純銀の経年変化を
味わえる眼鏡を作りたい

10 アイヴァン,FAT PLATING

「10 アイヴァン」の“STANDARD”シリーズは、チタン製の繊細なリム線、真珠貝製のパッドやトルクスネジなど、オリジナルの上質なパーツの美しさが際立つシンプルなオールメタル。今回の新コレクションでは、そこに表面処理加工として“FAT PLATING”、つまり厚メッキを採用した。ゴールドとシルバーを展開するが、中でもシルバーは極めて限られた日本の工場でしか生産することができない、純銀の厚メッキが施されているのが特筆すべき点だ。

「純銀の経年変化を味わえる眼鏡を作りたいと思ったのが、このコレクションを作るきっかけでした。これまでシルバー925の眼鏡はあったんですが、シルバー1000の眼鏡は調べても見つからなかったんです」。

一般的にシルバー925は、純銀に銅やニッケルなどの化合物入れることで強度を確保している。だが、純銀となると柔らかく、そもそも固形物にすることすら難しいという。

「眼鏡としての強度を保つとなるとかなりの体積を必要とするため、眼鏡を道具として捉えるとベストな選択肢にはなり得ません。では、純銀の色合いや手触りと、道具としての機能性を両立するにはどうしたら良いのか。そこで辿り着いたのが厚メッキという手法でした」。

“美しい道具”として
理に適った厚メッキという手法

フレームのベースをチタンにすれば、その強度を生かすことができ繊細なラインが可能になる。また、軽量で柔軟性も高いため、掛け心地もいい。

「厚メッキなら、チタンの素材特性を活かしながら、同時に純銀特有の“乾いた白色”と呼ばれる美しい色合と質感が楽しめる。それは美しい道具として、ベストなアプローチだと考えたんです」。

精密なチタン加工とメッキによる表面処理加工は、日本の眼鏡製造技術のなかでもとくにレベルが高く、そこには日本でモノ作りをする意義も感じられた。国内屈指のメーカーをもってしても純銀メッキは初めての取組みであったため、開発には約3年を要したというが、熟練職人の知見と高度な技術により「10 アイヴァン」だけのために開発された“FAT PLATING”が実現した。

「一般的には、メッキを施すよりも100%その素材で作られたもののほうが、価値が高いとされていると思うんですね。ただ、『10 アイヴァン』が目指すのは、“用の美”であり、機能性と芸術性を備えた道具としての美しさです。その点で、このFAT PLATINGは理に適っていると、自分でもすごく合点がいきました」。

自分だけの風合いを
楽しめる贅沢

10 アイヴァン,FAT PLATING

今コレクションは、先にも触れたようにシルバーの経年変化が楽しめるのが魅力だ。「使っていくうちにキズが入ったり、硫化して黒ずんでいったりと、表情が変わっていきます。純銀は塩化しにくく、硫化による黒ずみはシルバー磨きで落とすことができるので、磨けばまた艶を出せるし、黒ずみをそのまま風合いとして残してもいい。そこも純銀ならではですね」。

また、今作ではシルバーの質感をそのまま生かした「SILVER-MIRROR」、職人がヤスリで微細な傷をつけてマットに仕上げた「SILVER-SHIRRING」、熟練職人による表面処理で使い込んだ風合いを表現した「SILVER-SMOKED」の3パターンを展開している。それはデニムにたとえるなら、生の状態から履き込んで自分なりの経年変化を楽しむこともできれば、ビンテージ加工のように最初から味のある風合いを楽しむこともできるということ。どう楽しむかは、受け手に委ねられている。こうした提案も、純銀だからこそかなうものだと言えるだろう。

変化するからこそ
長く使いたいものになる

そもそも、一般的に眼鏡において経年変化は“不良”と捉えられ、新品の状態が長く続くことが良しとされている。

「そうした価値観を変えたいと思ったんです。時を経て変わっていく眼鏡があってもいいんじゃないかって。僕自身、眼鏡は大好きですけど、経年変化しないという点においてだけは満足できていなかったんです」。

では、中川にとって経年変化の魅力とは。

「人は、変化しないものにはいずれ飽きがきてしまうと考えているんです。デニムやレザーは、風合いが変化していくからこそ、長く使いたいものになる。『10 アイヴァン』は、“永続性”をひとつのテーマにしていて、20年、30年と自分が使いたいと思えるものであることを、モノづくりの段階からイメージしています。そのためには、モノとしての耐久性はもちろん、気持ちの耐久性、つまり長く使いたいと思えるものであるかも大事で。今回のコレクションは、それを形にできたと思っています」。

美しいだけでなく、道具として機能的であるからこそ、掛ける人の生活に寄り添ってくれる。使い続けたくなるからこそ、日々風合いも増していく。ともに歳を重ねるのが楽しみになる、そんな1本となってくれるに違いない。

同モデルは11月30日に「アイヴァン7285 トウキョウ / オオサカ」で先行販売を行う。一般販売は12月下旬を予定している。

PHOTOS:MASAHI URA
INTERVIEW & TEXT:MIREI ITO
問い合わせ先
アイヴァン PR
03-6450-5300

The post 「10 アイヴァン」から純銀ならではの経年変化が楽しめる “FAT PLATING”が登場 デザイナーの中川浩孝が考える“長く使いたい”アイウエアとは appeared first on WWDJAPAN.

ワールド、三菱商事ファッションを完全子会社化

大手アパレルのワールドは28日、三菱商事の子会社でアパレルOEM事業を運営する三菱商事ファッションの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。取得価額は93億円。株式譲渡日は25年2月中を予定する。

ワールドは三菱商事ファッションについて「三菱商事グループのアパレル・雑貨・靴の素材・製品のグローバルな調達力や生産・物流のシステム、生産背景や顧客基盤、グローバルな人材を有している」とし、子会社化により「サプライチェーンの川上の企画・開発・生産・物流のリソースやノウハウの拡充」や「B2Bのプラットフォーム事業の拡大」を狙う。

想定する具体的なシナジーの一つが、三菱商事ファッションの企画・調達能力を生かした、OEM事業の拡充だ。これまでワールドは、ブランド事業で培ったブランディング、MDノウハウを生かしてOEM事業運営してきたが、三菱商事ファッションの企画提案力や生産背景を活用することで、さらなる既存顧客の売上拡大や新規案件の獲得を見込めるとする。

2つ目が、アパレル事業とデジタル事業に並ぶ柱である、BtoBの「プラットフォーム事業」の強化。ワールドのプラットフォーム事業は、サプライチェーンの川下までカバーし、デジタル事業のB2Bソリューションとも連携した幅広いサービスを展開している。三菱商事ファッションの、「他のOEM企業には見られない」課題解決型事業のサービスをここに組み込み、さらなる付加価値を提供する。

3つ目が、ブランド投資事業の拡大。ワールドは、日本政策投資銀行と合弁で投資会社W&Dインベストメントデザインを設立するなど、M&Aを成長戦略の中核に据えている。三菱商事ファッションの案件開拓能力、投資判断のノウハウを吸収し、投資先の開拓やバリューアップ、投資先ブランドの経営力につなげる。

三菱商事ファッションの24年3月期連結業績は、売上高が919億円、営業利益が35億円、純利益が22億円。ワールドは、今回の株式取得が25年2月期連結業績に与える影響については「精査中」とし、業績予想値の修正・公表の必要性が生じた場合は速やかに開示するとしている。

The post ワールド、三菱商事ファッションを完全子会社化 appeared first on WWDJAPAN.

ワールド、三菱商事ファッションを完全子会社化

大手アパレルのワールドは28日、三菱商事の子会社でアパレルOEM事業を運営する三菱商事ファッションの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。取得価額は93億円。株式譲渡日は25年2月中を予定する。

ワールドは三菱商事ファッションについて「三菱商事グループのアパレル・雑貨・靴の素材・製品のグローバルな調達力や生産・物流のシステム、生産背景や顧客基盤、グローバルな人材を有している」とし、子会社化により「サプライチェーンの川上の企画・開発・生産・物流のリソースやノウハウの拡充」や「B2Bのプラットフォーム事業の拡大」を狙う。

想定する具体的なシナジーの一つが、三菱商事ファッションの企画・調達能力を生かした、OEM事業の拡充だ。これまでワールドは、ブランド事業で培ったブランディング、MDノウハウを生かしてOEM事業運営してきたが、三菱商事ファッションの企画提案力や生産背景を活用することで、さらなる既存顧客の売上拡大や新規案件の獲得を見込めるとする。

2つ目が、アパレル事業とデジタル事業に並ぶ柱である、BtoBの「プラットフォーム事業」の強化。ワールドのプラットフォーム事業は、サプライチェーンの川下までカバーし、デジタル事業のB2Bソリューションとも連携した幅広いサービスを展開している。三菱商事ファッションの、「他のOEM企業には見られない」課題解決型事業のサービスをここに組み込み、さらなる付加価値を提供する。

3つ目が、ブランド投資事業の拡大。ワールドは、日本政策投資銀行と合弁で投資会社W&Dインベストメントデザインを設立するなど、M&Aを成長戦略の中核に据えている。三菱商事ファッションの案件開拓能力、投資判断のノウハウを吸収し、投資先の開拓やバリューアップ、投資先ブランドの経営力につなげる。

三菱商事ファッションの24年3月期連結業績は、売上高が919億円、営業利益が35億円、純利益が22億円。ワールドは、今回の株式取得が25年2月期連結業績に与える影響については「精査中」とし、業績予想値の修正・公表の必要性が生じた場合は速やかに開示するとしている。

The post ワールド、三菱商事ファッションを完全子会社化 appeared first on WWDJAPAN.

ベイクルーズの「スピック&スパン」×「ディディオン」 限定カラーのコスメが登場

ベイクルーズグループが運営する「スピック&スパン(SPICK & SPAN)」は12月1日、コスメブランド「ディディオン(DIDION)」とコラボレーションし、限定カラーのコスメを発売する。「ディディオン」公式オンラインストアで数量限定で販売するほか、11月28日から「スピック&スパン」店舗で買い物をした人にノベルティーとしてプレゼントする。

本コラボでは、「ディディオン」で人気の“プランピングリップスティック”から限定2色(各1760円)と“リキッドグリッター”から限定2色(各1650円)を用意した。

“プランピングリップスティック”

プランプ効果のあるリップスティック“プランピングリップスティック”から登場するのは、“01 SAM”と“02 BELL”の2色。“01 SAM”は、自分の中にしっかりとした意思を持つ女性らしさを引き出すレッドと自然体で肌馴染みのよいオレンジを組み合わせた深みのある赤リップ。“02 BELL”は、聡明で優しい印象をかなえるオレンジリップだ。

“リキッドグリッター”

ウォーターベース処方で肌に負担がかかりにくい“リキッドグリッター”からは、“S01 ILA”と“S02 LUCY”の2色が登場。“S01 ILA”はひと塗りで目元を華やかに演出するホリデーグリーン。“S02 LUCY”は細かなシルバーグリッターと大粒のオーロラグリッターをオリジナル調合したニュアンスカラーだ。

「スピック&スパン」×「ディディオン」 ポップアップ イベント

今回のコラボを記念し12月25日までの期間、「ディディオン」の一部コスメを「スピック&スパン」札幌店、ベイクルーズストア仙台店、ペリエ千葉店、ルミネ有楽町店、ルミネ新宿店、自由が丘店、新潟店、静岡店、名古屋ラシック店、京都ポルタ店、ルクアイーレ店、ミント神戸店、岡山店、広島店、熊本店、福岡パルコ店で取り扱う。

The post ベイクルーズの「スピック&スパン」×「ディディオン」 限定カラーのコスメが登場 appeared first on WWDJAPAN.

「ア ベイシング エイプ®」×「バウンティーハンター」 7年ぶりのカプセルコレクション発売

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」(以下、「ベイプ®」)は、「バウンティーハンター(BOUNTY HUNTER)」と、2017年以来となる第4弾カプセルコレクションを11月30日に発売する。

今回は「ベイプ®︎」の定番アイテムから、バーシティジャケット、スノーボードジャケット、シャークフーディー、Tシャツ、オリジナルフットウエア“シャークスタ”“スカルシューズ”をピックアップ。BXHとエイプヘッドを組み合わせたコラボレートロゴやサークルAを用いた“A” BATHING APEのタイポグラフィなど、「バウンティーハンター」らしいセンスとユーモアで「ベイプ®︎」のアイテムをアレンジしている。

ブラックを基調にモノトーンでまとめたバーシティジャケットは、バックに“BATHING HUNTER”、フロントにイニシャルの“B”と“H”のワッペンを、袖に「ベイプ®︎」が創業した1993年の“93”と「バウンティーハンター」が創業した1995年の“95”のワッペンなどをレタードした。フロントの刺しゅうや袖のエイプヘッドの型押しなど細部まで徹底的にこだわり、コラボレーションに相応しい一着に仕上げた。バーシティジャケットには、コラボレートロゴを使用したピンズが付属。パッケージには、「バウンティーハンター」が掲げる“120% DARKSIDE JUSTICE”のメッセージが入っている。

Tシャツは、フットボールシャツからインスピレーションを得て、フロントに“93”、バックに“95”をナンバリング。ブラックのボディーにホワイトステッチを利かせた「バウンティーハンター」らしい配色も魅力だ。

「ベイプ®︎」の新作フットウェア“シャークスタ”は、ブラックのレザーとメッシュで切り替えたアッパーのニュアンスが特徴。シュータンとヒール、インソールにコラボレートロゴを配置。オリジナルのシューズボックスで、ホワイトの他にブラックのシューレスが付属する。“スカルシューズ”は、「ベイプ®︎」の90年代のアーカイブデザインからインスピレーションを得ていて、シュータンにコラボレートロゴ、ヒールに「BXH」ロゴを配置し、インソールは“bape”をバイアス状に並べた総柄。オリジナルのシューズボックスで、ホワイトの他にブラックのシューレスが付属する。

メンズアイテム

キッズアイテム

The post 「ア ベイシング エイプ®」×「バウンティーハンター」 7年ぶりのカプセルコレクション発売 appeared first on WWDJAPAN.

「セルヴォーク」の美容液グロスにローズブラウンカラーの限定色

「セルヴォーク(CELVOKE)」は12月20日、みずみずしく唇を彩るセラムリップグロス“セルヴォーク モイステン リップドロップ”から限定色“サンセットブリック”(3300円)を発売する。6日からゾゾコスメ(ZOZOCOSME)で先行販売する。

“セルヴォーク モイステン リップドロップ”は5種のオーガニック成分と5種の植物由来保湿成分配合し、まるでリップ美容液のように唇をケアするグロスリップ。菜種、ヒマワリ由来の“スーパーフィットオイル”が唇の上に膜を作り、さらっと軽いテクスチャーのオリーブスクワランがべたつきを抑えることで、潤いつつもベタつかない心地良い使用感を長時間キープする。

夕日に照らされたレンガ造りの街並みをイメージ

限定色“サンセットブリック”は、肌に柔らかく馴染みながら自然に色気を引き出すまろやかなローズブラウンカラー。さりげなく潜ませたピンク、コッパー、ブルーのパールが繊細に輝き、惹きつけられるような奥行きのある表情を演出する。光を透けさせながら唇の存在感を引き立てる発色と、唇の荒れや縦シワをカバーするプランプアップ効果でモードな仕上がりをかなえる。

The post 「セルヴォーク」の美容液グロスにローズブラウンカラーの限定色 appeared first on WWDJAPAN.

「ルナソル」が潤いと艶が長時間続く“水分チャージUV”を発売 ピンクピグメント配合でうる艶肌に

「ルナソル(LUNASOL)」は2025年3月7日、艶と潤いが長時間続く日焼け止め美容液“グロウデイセラムUV”[SPF50+・PA++++](30g、5280円)を発売する。

“グロウデイセラムUV”は、国内最高レベルの紫外線防御力と滑らかに伸び広がる心地良い使用感を両立した商品で、独自開発のラメラ乳化技術から生まれた水分チャージ膜が肌に密着して潤いを与え続け、キメの整った肌に導く。また、光が当たると艶やかに発色するピンクの微細なピグメントを配合。潤んだような肌を演出し、透明感をアップさせる。

アイブロウアイテムも登場 定番のアイブロウパレットはリニューアル

同日、アイブロウアイテム4種も発売する。定番のアイブロウパウダー“スタイリングアイゾーンコンパクト”はリニューアルし、より上質なパウダーに進化した“スタイリングアイゾーンコンパクトN”(6050円)として登場。既存色のナチュラルブラウンはそのままに、新色のソフトアッシュが仲間入りする。

ほか、リアルな毛流れを描ける“モデリングアイブロウライナー”(3520円)、0.8mmの極細芯が特徴の“モデリングアイブロウペンシル”(セット価格、4070円)、艶とハリ感を与えて立体的な眉に仕上げる“フェザリーアイブロウジェル”(3300円)のクリアカラーも用意した。

The post 「ルナソル」が潤いと艶が長時間続く“水分チャージUV”を発売 ピンクピグメント配合でうる艶肌に appeared first on WWDJAPAN.

「ルナソル」が潤いと艶が長時間続く“水分チャージUV”を発売 ピンクピグメント配合でうる艶肌に

「ルナソル(LUNASOL)」は2025年3月7日、艶と潤いが長時間続く日焼け止め美容液“グロウデイセラムUV”[SPF50+・PA++++](30g、5280円)を発売する。

“グロウデイセラムUV”は、国内最高レベルの紫外線防御力と滑らかに伸び広がる心地良い使用感を両立した商品で、独自開発のラメラ乳化技術から生まれた水分チャージ膜が肌に密着して潤いを与え続け、キメの整った肌に導く。また、光が当たると艶やかに発色するピンクの微細なピグメントを配合。潤んだような肌を演出し、透明感をアップさせる。

アイブロウアイテムも登場 定番のアイブロウパレットはリニューアル

同日、アイブロウアイテム4種も発売する。定番のアイブロウパウダー“スタイリングアイゾーンコンパクト”はリニューアルし、より上質なパウダーに進化した“スタイリングアイゾーンコンパクトN”(6050円)として登場。既存色のナチュラルブラウンはそのままに、新色のソフトアッシュが仲間入りする。

ほか、リアルな毛流れを描ける“モデリングアイブロウライナー”(3520円)、0.8mmの極細芯が特徴の“モデリングアイブロウペンシル”(セット価格、4070円)、艶とハリ感を与えて立体的な眉に仕上げる“フェザリーアイブロウジェル”(3300円)のクリアカラーも用意した。

The post 「ルナソル」が潤いと艶が長時間続く“水分チャージUV”を発売 ピンクピグメント配合でうる艶肌に appeared first on WWDJAPAN.

「コスメキッチン」がイラストレータくらはしれいとコラボ 代官山ポップアップも

「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」は12月2日、絵本作家兼イラストレーターのくらはしれいとのコラボレーションアイテムを発売する。店舗、公式オンラインストア、“ビープル(BIOPLE)”の店舗及び公式オンラインストアで販売する。

レトロな海外絵本の雰囲気で“どこかほっこり温かい”世界観を表現するくらはしれいとコラボし展開する本コレクションでは、スキンケアアイテムからホリデーにぴったりなスイーツまで全12アイテムを用意した。

コスメキッチン プロダクツ

マカデミア種子油やアーモンド油などボタニカルオイルをふんだんに使った人気ハンドクリームが、猫の愛らしい仕草を表現した描き下ろし限定デザインパッケージで登場。

ラインアップは、ナチュラルフラワーの香りの“くらはしれい ハンドクリーム A”(1650円)とハーバルミルクの香りの“くらはしれい ハンドクリーム B”(1650円)の2種類。2つの香りをオリジナルポーチに入れた“くらはしれい ハンドクリーム 2Pセット”(3850円)も展開する。

「コスメキッチン」セレクトブランドコラボ

「イングリッシュティーショップ」

「イングリッシュティーショップ(ENGLISH TEA SHOP)」の紅茶“イングリッシュブレックファースト”“アールグレイ”“ブラックティー&ジンジャーウィズピーチ”“ルイボス”をセットにした、“イングリッシュティーショップ オーガニックティー オリジナルアソートパック”(各5包全20包、1080円)が登場。パッケージには、2つ並べると”家族“のイラストが完成するアーティスティックなザインを採用した。

「アムリターラ」

国産オーガニックコスメブランド「アムリターラ(AMRITARA)」の太古の海のミネラルの結晶で癒しの時間を演出する”アムリターラ ヒマラヤ岩塩バスソルト”(120g、605円)が、キュートな猫のパッケージで登場。硫黄の香りで癒しのバスタイムを楽しめる。

「コスメキッチン アダプテーション」

「コスメキッチン」のナチュラル&オーガニックカフェレストラン「コスメキッチン アダプテーション(COSME KITCHEN ADAPTATION)」から、ストロベリーのフリーズドライ素材を使用したカカオ40%のオールナチュラルチョコレート“コスメキッチン アダプテーション ストロベリーチョコレートバー”(1180円)が登場。スイーツに心躍らせる熊たちをポップに描いたパッケージで用意した。

「バイオノーマライザー」

「バイオノーマライザー(BIO-NORMALIZER)」の“バイオノーマライザー 青パパイヤ酵素 EX”(3240円)は、部屋に飾りたくなるようなクラシカルで温かみのある描き下ろしデザインのパッケージで用意した。

「ボールアンドチェーン」

「ボールアンドチェーン(BALL&CHAIN)」のショッピングバッグに、くらはしれいの代表的なイラストを刺しゅうした“ボールアンドチェーン”(6050円)が登場。一部店舗限定で販売する。

限定オリジナルグッズ

オリジナルアイテムとして、描き下ろしの愛らしい猫と“家族”をデザインした50cm×50cmの大判タイプのハンカチ(各1980円)や再生ポリエステル糸60%を採用した“フラットポーチ”(2200円)、コラボレーション描き下ろしデザインの猫をあしらった“ラウンドミラー”(990円)をラインアップする。

ポップアップ イン 代官山 蔦屋書店

コラボレーションを記念し12月9〜19日の期間、代官山 蔦屋書店でポップアップを行う。会場では先着120人に、代官山 蔦屋書店でコラボアイテムを1100円以上購入し「コスメキッチン」代官山本店でレシートを提示すると、エコバッグをプレゼントするキャンペーンを実施する。詳細は特設サイトから確認できる。
特設サイト

▪️ポップアップ イン 代官山 蔦屋書店

期間:12月9〜19日
場所: 代官山 蔦屋書店3号館1階 料理フロア
住所:東京都渋谷区猿楽町17-5

The post 「コスメキッチン」がイラストレータくらはしれいとコラボ 代官山ポップアップも appeared first on WWDJAPAN.

「エトヴォス」からマッサージブラシ&ヘアオイルのキットが登場 ホームケアでしっとりヘアに

「エトヴォス(ETVOS)」は12月4日、頭皮全体をケアするマッサージブラシとノンシリコンヘアオイルのパウチをセットにしたキット“リラクシングマッサージブラシキット”(限定2色、1925円)を数量限定で発売する。

人気のマッサージブラシと初のヘアオイルがセットに

同ブランドのヘアケアキットは、毎年夏と冬に登場する定番商品。今回は、ブランド人気の“リラクシングマッサージブラシ”とノンシリコンの“ヘアオイルセラム”のパウチ(1mL×2袋)をセットした。“リラクシングマッサージブラシ”は、インバス・アウトバスの両方で使用可能なシリコン製のブラシで、地肌を傷めない絶妙な硬さの突起が心地良い肌あたりで頭皮を刺激する。形状は、握りやすくシャンプーがついた手でも滑りにくい形を採用。カラーは限定色のピスタチオとカシスの2色を用意する。

“ヘアオイルセラム”は、厳選された7種の植物オイルを絶妙なバランスで配合し、乾燥をケアしながら艶やかな質感へと導く。ノンシリコンでしっとりさせながらもベタつき感のない仕上がりで、スタイリング剤としても使用できる。香りはダマスクローズ精油のほか、ジャスミンやムスクなどを加え華やかな印象に仕上げた。

The post 「エトヴォス」からマッサージブラシ&ヘアオイルのキットが登場 ホームケアでしっとりヘアに appeared first on WWDJAPAN.

著名人が選んだ商品紹介も 「アマゾン ファッション」内“レディース”“スポーツ”ストアがリニューアル

「アマゾンファッション(AMAZON FASHION)」は11月15日、サイト内の“レディース”ストアと“スポーツ”ストアをリニューアルした。改装後のストアでは、シーズンごとのおすすめアイテムやコーディネートビジュアルを提案。さらにスタイリストらによるピックアップアイテムや、季節にあったさまざまな特集コンテンツもラインアップする。22日からはファッションモデル、タレントとして活躍する貴島明日香や俳優の平祐奈が着用した冬のマストハブ商品を展開している。

現在“レディース”ストアでは「ジェラートピケ(GELATO PIQUE)」「スナイデル(SNIDEL)」、“スポーツ”ストアでは「アディダス(ADIDAS)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」「ミズノ(MIZUNO)」「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」「プーマ(PUMA)」「チャンピオン(CHAMPION)」など、多彩なアパレルブランドがラインアップ。加えて、売れ筋アイテムの提案や高評価を得た商品の紹介、クリスマスシーズンに向けたギフトストアも掲載中だ。

問い合わせ先
アマゾンジャパン

The post 著名人が選んだ商品紹介も 「アマゾン ファッション」内“レディース”“スポーツ”ストアがリニューアル appeared first on WWDJAPAN.

著名人が選んだ商品紹介も 「アマゾン ファッション」内“レディース”“スポーツ”ストアがリニューアル

「アマゾンファッション(AMAZON FASHION)」は11月15日、サイト内の“レディース”ストアと“スポーツ”ストアをリニューアルした。改装後のストアでは、シーズンごとのおすすめアイテムやコーディネートビジュアルを提案。さらにスタイリストらによるピックアップアイテムや、季節にあったさまざまな特集コンテンツもラインアップする。22日からはファッションモデル、タレントとして活躍する貴島明日香や俳優の平祐奈が着用した冬のマストハブ商品を展開している。

現在“レディース”ストアでは「ジェラートピケ(GELATO PIQUE)」「スナイデル(SNIDEL)」、“スポーツ”ストアでは「アディダス(ADIDAS)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」「ミズノ(MIZUNO)」「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」「プーマ(PUMA)」「チャンピオン(CHAMPION)」など、多彩なアパレルブランドがラインアップ。加えて、売れ筋アイテムの提案や高評価を得た商品の紹介、クリスマスシーズンに向けたギフトストアも掲載中だ。

問い合わせ先
アマゾンジャパン

The post 著名人が選んだ商品紹介も 「アマゾン ファッション」内“レディース”“スポーツ”ストアがリニューアル appeared first on WWDJAPAN.

ユニクロ「UT」から「ベルセルク」コラボ 迫力のグラフィックを大胆にあしらう2型

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は、三浦建太郎による漫画作品「ベルセルク」とのコラボTシャツを発売する。2025年2月中旬に販売を予定する。

「ベルセルク」コラボ
大胆なグラフィックで世界観を表現

アイテムは、主人公の“ガッツ”が“狂戦士の甲冑”をまとった姿を大きくあしらったTシャツ(1990円)と、“フェムト”らキャラクターを並べ、“約束の刻 来たれり”の文言を配したTシャツ(1990円)の2型を制作した。

「ベルセルク」は、三浦建太郎による漫画作品。1988年に白泉社の漫画雑誌「月刊コミコミ」で読み切り作品として発表、翌年連載を開始。怪物と戦う主人公、“ガッツ”の成長を描く。2002年に手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞、映像作品も多数。三浦急逝後の21年以降は、スタジオスタッフによって、三浦の親友である漫画家の森恒二監修のもと、連載を継続している。

The post ユニクロ「UT」から「ベルセルク」コラボ 迫力のグラフィックを大胆にあしらう2型 appeared first on WWDJAPAN.

ユニクロ「UT」から「ベルセルク」コラボ 迫力のグラフィックを大胆にあしらう2型

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は、三浦建太郎による漫画作品「ベルセルク」とのコラボTシャツを発売する。2025年2月中旬に販売を予定する。

「ベルセルク」コラボ
大胆なグラフィックで世界観を表現

アイテムは、主人公の“ガッツ”が“狂戦士の甲冑”をまとった姿を大きくあしらったTシャツ(1990円)と、“フェムト”らキャラクターを並べ、“約束の刻 来たれり”の文言を配したTシャツ(1990円)の2型を制作した。

「ベルセルク」は、三浦建太郎による漫画作品。1988年に白泉社の漫画雑誌「月刊コミコミ」で読み切り作品として発表、翌年連載を開始。怪物と戦う主人公、“ガッツ”の成長を描く。2002年に手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞、映像作品も多数。三浦急逝後の21年以降は、スタジオスタッフによって、三浦の親友である漫画家の森恒二監修のもと、連載を継続している。

The post ユニクロ「UT」から「ベルセルク」コラボ 迫力のグラフィックを大胆にあしらう2型 appeared first on WWDJAPAN.

「ジョセフ」が新クリエイティブ・ディレクターを任命 「ジェイ ダブリュー アンダーソン」のデザイン・ディレクター

オンワードホールディングス傘下の英「ジョゼフ(JOSEPH)」は11月27日、新たなクリエイティブ・ディレクターとして、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」出身のマリオ・アリーナ(Mario Arena)を任命した。同氏による初コレクションは2026年春夏シーズンになるという。

「ジョセフ」は、1966年に故ジョゼフ・エテッドギー(Joseph Ettedgui)がロンドンでコンセプトストアをオープンしたことに端を発する。83年に、“実用的でありつつラグジュアリーでモダンな服”というコンセプトで自社ブランドをスタート。これまで複数のデザイナーをクリエイティブのトップに迎えているが、直近ではブランドのデザインチームに所属していたアンナ・ルンドバック・デューア(Anna Lundback Dyhr)と夫で「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」のグローバル・クリエイティブ・ディレクターを務めていたフレデリック・デューア(Frederik Dyhr)が、2020年にクリエイティブ・ディレクターに就任。しかし、2人は最近「ジョセフ」のデザインスタジオとワークショップがパリからロンドンに移転したことを機に退任している。

アリーナ新クリエイティブ・ディレクターの経歴とコメント

アリーナ新クリエイティブ・ディレクターは、直近では「ジェイ ダブリュー アンダーソン」でウエア、アクセサリー、ランウエイ担当プロダクト&デザイン・ディレクターを務めていた。それ以前には、「ナヌーシュカ(NANUSHKA)」のウエアおよびアクセサリー部門デザイン&イノベーション・ディレクターや、「クリストファー ケイン(CHRISTOPHER KANE)」のウエア担当ヘッドを務めていた。

また、これらのブランドで働き始める前には、自身のブランド「エンリスト(ENLIST)」を手掛けていた。ほかには、戦略的デザインスタジオのアリーナ・インターナショナル(ARENA INTERNATIONAL)を立ち上げ、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)やその傘下ブランドの「セリーヌ(CELINE)」などと協業している。

アリーナ新クリエイティブ・デザイナーは、「『ジョセフ』の豊かなヘリテージとタイムレスなデザインコードは、常にインスピレーションを与えてくれた。このアイコニックなブランドに、新たなビジョンをもたらすことを楽しみにしている」と語った。

バーバラ・カンポス(Barbara Campos)=ジョセフ最高経営責任者は、「マリオはモダンラグジュアリー分野における豊富な経験を持つ、才能豊かなクリエイティブだ。ブランドのエキサイティングな新章を迎えるにあたり、彼と共に仕事をするのを楽しみにしている」と述べた。

The post 「ジョセフ」が新クリエイティブ・ディレクターを任命 「ジェイ ダブリュー アンダーソン」のデザイン・ディレクター appeared first on WWDJAPAN.

「セリーヌ オム」からスキーカプセルコレクション 表参道店限定アイテムもラインアップ

「セリーヌ オム(CELINE HOMME)」は、ウィンタースポーツをテーマとした、スキーカプセルコレクションを発売した。「セリーヌ」表参道店、その他一部取扱店舗で販売する。

カプセルコレクションから
スキーギアやダウン、バッグなど

本コレクションは、ダウンジャケット(43万4500円)、フリースジャケット(29万7000円〜)、セーター(17万500円〜)、スキーゴーグル(11万3300円)、サングラス(8万6900円)、ビーニー(7万2600円〜)、スカーフ(10万4500円〜)、バッグ“キュイル トリオンフ”(34万1000円)、バッグ“カバ セリーヌ”(26万4000円)、チャーム(7万2600円)をラインアップするほか、「セリーヌ」表参道店限定アイテムとして、スキージャケット(68万2000円)、ナイロンブルゾン(50万500円)、スキーパンツ(44万5500円〜)、スキー板(106万7000円)、ネックウォーマー(3万3000円)、カグール(4万2900円)、バッグ“カバ セリーヌ”(34万6500円)を販売する。なお価格はすべて予定価格。

The post 「セリーヌ オム」からスキーカプセルコレクション 表参道店限定アイテムもラインアップ appeared first on WWDJAPAN.

【一粒万倍日】「ルイ・ヴィトン」から新作財布 アーカイブに着想した多彩な全5種

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、12月25日の1.一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”と大安の開運日、26日の1.“一粒万倍日”、2.天の恩恵で全ての人が福を受ける“天恩日”、3.すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”の3つが重なる最強開運日に向けて、伝統とクリエイティビティーを融合した“ルイ・ヴィトン カラーマニア”から、メゾンのアーカイブに着想した新作財布全5種を発売した。

コントラストカラーのレザーのライニングに3つのカードスロットをあしらった“ポルト カルト・ロミー”(全5色、各H8×W12×D0.8cm、各6万500円)、“モノグラム・キャンバス”にシルバーカラーのスナップボタンをあしらった“ポルトフォイユ・ヴィクトリーヌ”(全3色、各H9.5×W12×D2.5cm、各8万9100円)、多彩なポケットやコンパートメント、カードスロットを備えた“ポルトフォイユ・クレマンス”(全3色、各H9×W20×D2cm、各9万200円)、取り外し可能なカードホルダー付きの“ポルト カルト・キリガミ”(全5色、各H7.5×W11×D1.5cm、各5万7200円)、日本の伝統的な切り紙細工にちなんで名付けた“キリガミ・オーガナイザー”(全2色、各H11×W23×D2cm、各11万9900円)をラインアップする。

一粒万倍日は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

PHOTOS:LOUIS VUITTON

The post 【一粒万倍日】「ルイ・ヴィトン」から新作財布 アーカイブに着想した多彩な全5種 appeared first on WWDJAPAN.

「ルルルン」が初のメンズ向けフェイスマスクを発売 男性の肌悩みに着目した“貼る化粧水”

フェイスマスクブランド「ルルルン(LULULUN)」は12月4日、ブランド初となるメンズ向けのフェイスマスク“ルルルン DaN ブラックマスク”(7枚入り、770円)をドンキホーテ系列店で発売する。

男性の骨格や肌悩みに着目した化粧水マスク

同商品は、男性の骨格や肌悩みに着目した「ルルルン」初のメンズ向け化粧水マスク。たっぷりの化粧水を含ませたシートを顔に5〜10分貼り付けることで、顔全体をムラなく保湿することができる。ベースの化粧水には、保湿成分のヒアルロン酸や、肌のバランスを整えるナイアシンアミドなどの成分を配合し、皮脂と水分のバランスがとりづらいという男性の肌質に合わせてアプローチする。

また、シートは竹炭を練り込むことで余分な皮脂を吸着し、すっきりとした肌へと導くほか、外したマスクは折りたたみ拭き取ることで、ざらつきや古い角質をオフできる。顔型はオリジナルのものを採用し、額の広さや眉の上の張りなど男性の骨格にフィットするよう新たに設計した。

The post 「ルルルン」が初のメンズ向けフェイスマスクを発売 男性の肌悩みに着目した“貼る化粧水” appeared first on WWDJAPAN.

まつ毛美容液「エマーキット」がハンギョドンとコラボ

まつ毛美容液の「エマーキット(EMAKED)」は12月2日、サンリオのキャラクター、ハンギョドンとコラボレーションした限定アイテムを発売する。価格は0.7mLで3278円。同ブランドは痛んだまつげをケアし育むまつ毛美容液で、2010年に誕生。保湿成分やまつ毛の細分化を予防する成分、まつ毛を丈夫にする成分、補修や保護を目的とした成分を配合し、寝る前の10秒間でケアできる手軽さが特徴。今年9月にはパッケージをリニューアルしている。

ブランド初のミニサイズで用意

今回のコラボでは商品を試したことのない人が手軽に試せるよう、ブランド初のミニサイズにし価格もリーズナブルにした。鮮やかなイエローのパッケージにはさまざまなハンギョドンのほか、友だちのさゆりやイタローもデザイン。まつ毛美容液のボトルにもイラストを描いている。

The post まつ毛美容液「エマーキット」がハンギョドンとコラボ appeared first on WWDJAPAN.

まつ毛美容液「エマーキット」がハンギョドンとコラボ

まつ毛美容液の「エマーキット(EMAKED)」は12月2日、サンリオのキャラクター、ハンギョドンとコラボレーションした限定アイテムを発売する。価格は0.7mLで3278円。同ブランドは痛んだまつげをケアし育むまつ毛美容液で、2010年に誕生。保湿成分やまつ毛の細分化を予防する成分、まつ毛を丈夫にする成分、補修や保護を目的とした成分を配合し、寝る前の10秒間でケアできる手軽さが特徴。今年9月にはパッケージをリニューアルしている。

ブランド初のミニサイズで用意

今回のコラボでは商品を試したことのない人が手軽に試せるよう、ブランド初のミニサイズにし価格もリーズナブルにした。鮮やかなイエローのパッケージにはさまざまなハンギョドンのほか、友だちのさゆりやイタローもデザイン。まつ毛美容液のボトルにもイラストを描いている。

The post まつ毛美容液「エマーキット」がハンギョドンとコラボ appeared first on WWDJAPAN.

「アディダス」、ランニング旗艦モデル“アディゼロ”最新作を発売 箱根駅伝シェア1位奪取へ

「アディダス(ADIDAS)」を運営するアディダス ジャパンは11月27日、2024-25年の駅伝、マラソンシーズンに向けたシューズやアパレルのランニングコレクション“アディゼロ エキデン コレクション(ADIZERO EKIDEN COLLECTION)”を発売した。メインとなるレーシングシューズ“アディゼロ アディオス プロ 4(ADIZERO ADIOS PRO 4、2万8600円)”は世界に先駆けて日本で販売。“エキデン コレクション”の発表会見には、今シーズンの大学3大駅伝のうち既に2冠を手にしている國學院大学チームも登壇した。

“アディゼロ”はもともと、「日本人を速くする」を合言葉に、05年に日本で開発を始めたパフォーマンスランニングシューズのシリーズ。日本人向け足型開発などを行い、実績につなげてきた。初代モデル開発から約20年が経ち、現在では世界の有力選手が着用し、さまざまな記録を打ち立てている。「アディダス ジャパンとして、ランニングカテゴリーの根幹が“アディゼロ”」(冨田和征アディダスマーケティング事業本部シニアディレクター)と位置付けている。

“エキデン コレクション”は、レーシングシューズとして“アディゼロ アディオス プロ 4”と、軽量レーシングモデルの“アディゼロ タクミ セン テン(ADIZERO TAKUMI SEN 10、2万2000円)”、薄底ながら高反発のオールラウンドモデル“アディゼロ ジャパン 9(ADIZERO JAPAN 9、1万7600円)”の3型をラインアップ。他、トレーニングシューズ4型(9900〜3万9600円)をそろえ、一般ランナーや中高の陸上部学生など、幅広い層のニーズに応える。全7モデル共通で、「集中と情熱」を表すというシルバーと赤のデザインを採用した。

試着練習会も全国8都市で開催

24年年初の箱根駅伝では、「アディダス」が12年からパートナーシップを結ぶ青山学院大学が優勝した。しかし、同大会での「アディダス」の選手着用率は18.3%(出典:アルペングループマガジン)と、「ナイキ(NIKE)」の42.6%(同)、「アシックス(ASICS)」の24.8%(同)に次ぐ3位。「非常に悔しい思いをした。箱根シェアナンバーワンはわれわれの目標の一つ」と冨田ディレクター。25年の箱根は青山学院大に加え、22年からパートナーシップを結んでおり今季勢いに乗っている國學院大、サポートしている創価大、大東文化大をはじめとした選手が「アディダス」着用予定で、シェアナンバーワン獲得に期待がかかる。

駅伝出場選手のようなトップアスリートだけでなく、一般ランナーへの訴求にも注力する。発売に合わせて、東京・渋谷のミヤシタパークの「アディダス」店舗では、入口すぐに“エキデン コレクション”を展示。1月末にかけては、全国8都市でフルマラソンでサブ4以上を目指すランナーを対象に“アディゼロ”シューズを貸し出すランニング練習会を実施する。東京・表参道のランニングジム「ランニングサイエンスラボ」でも、“アディゼロ”を試着して低酸素ランニングができるメニューを用意した(12月27日まで)。

The post 「アディダス」、ランニング旗艦モデル“アディゼロ”最新作を発売 箱根駅伝シェア1位奪取へ appeared first on WWDJAPAN.

K-POPや多業界からラブコール! 3Dアーティスト、DAMOの作る“誰も完璧じゃなくていい”不安定な世界

PROFILE: DAMO / 3Dアーティスト

DAMO / 3Dアーティスト

PROFILE:DAMO 1997年生まれ、韓国ソウル出身。大学では視覚伝達デザインを専攻し、グラフィックデザインを学ぶ傍ら授業の一環として学んだ3Dという表現方法に引かれ独学で技術を習得する。大学卒業後は3Dアーティストとして、K-POPアイドルを始め、さまざまな企業のクリエイティブに携わると共に、版画、セラミックなどのマルチメディア作業を行うアーティストグループ、ムルッカ(MURRCCA)としての活動や、韓国発アパレルブランド「ユースバス(YOUTHBATH)」でグラフィックデザイナーを担当するなどマルチに活躍の場を国内外へと広げている。2025年1月には、映像作家・吉岡美樹との合同展示会を表参道のギャラリーROCKETで開催予定だ

日々、新鮮なコンテンツが生まれトレンドが移り変わっていく韓国。エンターテインメント業界やビューティ業界はもちろん、少し街を歩くだけでカフェやレストランまでもクリエイティブにかなり力を入れている事がよく分かる。そんな韓国・ソウルで唯一無二の世界観で人々の心を掴み続けている3DアーティストのDAMO。一度見たら忘れられない少し不思議で可愛いDAMOの作品は、ニュージーンズ(NewJeans)やストレイキッズ(Stray Kids)などといったK-popアイドルから、現在韓国で大人気のインディーズバンド出身のシリカ・ゲル(Silica Gel)まで幅広いアーティストや企業からラブコールが止まらない。そんな多くの業界のクリエイティブに携わる人気3DアーティストのDAMOに、インスピレーションの源や制作にかける思いを聞いた。

3Dとの出合い

WWD:3Dアーティストとなった経緯は?

DAMO:大学で視覚デザインを専攻する中で3Dの授業を受ける機会があり、それが3Dとの出合いでした。3Dを作る事がとても面白いと思ったことと、元々ストップモーションアニメーションを制作したいと思っていたのですが、やりたかった表現が3Dでも制作できるのではないかと思ったり、色々な考えがつながって1人でも本格的に3Dの勉強を始めました。

WWD:3Dを知らない人間からすると複雑に見える3D技術を独学で勉強したとの事だが、本などを読んで勉強したのか?

DAMO:大学の授業でちょっと勉強した以外は大体YouTubeにあがっている動画を見て勉強しました。動画の中で分からないことがあれば3Dを勉強する人たちの集まる掲示板に質問を投げ掛けたりして、特に専門書を読んだことはないんです。自力で技術は勉強してきました。

WWD:DAMOさんの作品は、頭の中を覗いて見たくなる様なユニークな作品が多いが、制作のインスピレーションはどこで得ることが多い?

DAMO:昔は、夢をたくさん見たので夢の中の自分が見た事をアイディアに制作を行っていました。最近は、夢の中よりも日常の中からインスピレーションを得ている気がします。道を歩きながら1人でした想像の世界を作品で表現しています。

WWD:3Dでの制作以外にも、セラミック作品やタトゥー、人形制作まで幅広い手法で制作をされている。今後チャレンジしたいアイディアは?

DAMO:巨大な作品を作りたいです!いつも最初は3Dで制作を行い、そこで生まれた作品をもとにセラミック作品や人形などを作っているんですが、次は、画面の中で作った3Dのイメージを使って、現実世界で見ることのできるすごくすごく大きな人形を作りたいです。

WWD:DAMOさんは常に自分らしい唯一無二の世界観を貫いている。制作にあたって大きな軸となるテーマはある?

DAMO::私はいつも作品を説明する時に“不安定な存在”を作っていると話しています。私が、不安定な世界を作ればその世界では誰も完璧じゃなくて大丈夫なんです。そんな作品に込められたストーリーが人々へ伝わったら良いなと思い制作をしてます。

音楽業界からファッションブランドまで広がり続けるDAMOの世界

WWD:ニュージーンズやストレイキッズ、最近カムバックしたル セラフィムまでK-pop好きなら必ずDamoさんの携わった作品を見たことがあるのでは。幅広いアーティストや企業と仕事をする中で最も反響が大きかった仕事があったら教えてほしい

DAMO::インディーズ出身のバンド、シリカ・ゲル(Silica Gel)のMVが一番反応が大きかったと思います。MVは、実写映像の中に私の作った3Dアニメーションが入る構成だったのですが、それが新鮮で面白いと思ってくれたようです。ストーリーの中で必ず必要だけれど実際に実写で撮影することが難しい部分を私が3Dで作った感じです。

WWD:K-POPアーティストの仕事はどのようなきっかけですることになったのか?

DAMO::3Dアーティストとしての活動を始めた時は、インスタグラムに個人制作を載せていく中でラッパーなどヒップホップアーティストの方々から仕事の依頼のDMを多く受けるようになり、そこで作った作品からエンターテインメント界の方が私を知ってくださったようで、仕事を受けたらそこからまた違う企業やアーティストにつながって……。といった形でどんどん仕事が増えていきました。

WWD:独特な世界観を維持しながらパーソナルワークだけではなく、多くの企業とも仕事をされている。ご自身の制作とクライアントワークの制作を行う中で意識の違いがあったら教えてほしい

DAMO::もちろん個人制作では100%自分のやりたい事や言いたい事を自由に表現するようにしています。しかし、どうしても個人の制作ではなくて、クライアントワークという形になると皆さん私の作品スタイルをいいなと思って仕事を依頼して下さっていますが、それでもその方々がはっきりと望むものがあるので、もちろん、自分のやりたいように全部制作することは難しいです。特にK-POP業界は制限も多いので最初は戸惑うこともありましたが、クライアントの方々も私の色々な部分を見て連絡を下さっていると思うので

WWD:トレンドの移り変わりの激しい韓国ですが、DAMOさんが注目している最新トレンドは?

DAMO::これは韓国だけではなくて世界的なトレンドですが、AI技術です。本当に多様な分野でよく見るようになりましたが、人間だけができた芸術という分野にもAIを使って制作する人が増えましたよね。特に最近韓国では、ヒョゴ(hyukoh)というバンドが久しぶりにカムバックした際にAI技術をたくさん使用した作品を発表しましたが、韓国ではヒョゴがやったらイケてるというイメージがあるので、人々は無条件に肯定的に受け入れているんじゃないかなと思います。しかし、私は個人的に人々がAI技術を無条件に受け入れるのではなくて、分離してもらえるようにできたら良いなと考えています。あまりにもAI技術に頼らないである程度、”人間にしかできない事”をできないかと思います。あまりにもトレンドが早く変わっていますね。

WWD:いつかAI技術を駆使して制作を行う気持ちはあるか?

DAMO::いつか自分にすごく合うAI技術が誕生したら私も使うかもしれませんが、今はまだ使いたくないという気持ちが大きい気がします。でもすごく嫌いで絶対無理!って訳ではないです。でもやはり、将来的にも無条件にAIだけで芸術を作っていくことは避けたいとは思います。

WWD:韓国発ファッションブランド「ユースバス」でグラフィックデザイナーとしても活躍されている。アパレルアイテムに向けてのグラフィックやイラスト制作で意識していることは?また、意識しているトレンドがあったら教えてほしい。

DAMO:「ユースバス(YOUTH BATH)」では、ファッションデザイナーがいらっしゃるのでその方のデザインに沿ってグラフィックを制作していますが、やはり洋服なので多くの人に良いと思ってもらえるように、自分の好きなスタイルだけにとらわれないようにトレンドや、流行っているスタイルを取り入れる様に努めています。意識している事やトレンドを一つ上げるとするとやはり”Y2K”トレンドの人気が強いので意識しています。

WWD:ソウルでお気に入りのスポットがあったら教えてほしい

DAMO::私は、”ソンス”ではなく“ サンス”が好きです(笑)。ソンスやホンデには流行を追うことに夢中な人が多いですが、サンスには自分のスタイルが明確にある人やお店が集まっているイメージがあります。自分が好きなものや似合うものを良く分かっているような。東京に訪れると古着が好きなので下北沢や高円寺に行くことが多いんですがサンスは東京で例えるなら、多分高円寺っぽい雰囲気があると思います。

WWD:今後一緒に仕事をしたいアーティストやブランドはあるか?

DAMO::日本のインディーズバンドと一緒に仕事をしてみたいです!普段からキリンジ(KIRINJI)を始めとした日本のバンドの音楽を聞くこともあって、すごく詳しい訳じゃないんですが、日本のアーティストたちはやりたいことを自由にやっているイメージがあります。なので、そんな自由に作られた音楽を受け取って、自分が短編アニメーションの様なMVを作ったりしてみたいですね。

The post K-POPや多業界からラブコール! 3Dアーティスト、DAMOの作る“誰も完璧じゃなくていい”不安定な世界 appeared first on WWDJAPAN.

【一粒万倍日】「サンローラン」から紫陽花カラーの新作財布 日本限定デザインも

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は12月25日の1.一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”と大安の開運日、26日の1.“一粒万倍日”、2.天の恩恵で全ての人が福を受ける“天恩日”、3.すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”の3つが重なる最強開運日に向けて、日本限定アイテムを含む新作ウオレット全6種を発売した。

ウィメンズには、紫陽花を意味するオルテンシア色のウオレットをラインアップ。日本限定で販売する“ラージフラップウォレット”(W19×H11×D3cm、12万1000円)、“オリガミタイニーウォレット”(W9.5×H7×D3cm、8万3600円)、“マルチフォールドウォレット”(W10.5×H9×D3cm、10万1200円)の3アイテムのほか、“コインカードウォレット”(W11×H7.5×D2cm、7万400円)、“フラグメントカードケース”(W13×H8×D2cm、7万4800円)、“エンベロープチェーンウォレット”(20万3500円)をそろえる。

合わせて、同色のミニバッグ“ギャビーヴァニティバッグ”(30万2500円)と“フォンホルダー”(10万4500円)を展開する。

メンズには、ボルドーカラーの“イースト ウェスト ウォレット”(W11×H9.5×D2.5cm、8万1400円)とフラグメントケース(W13×H7.5×D1cm、6万500円)を用意した。

一粒万倍日は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

The post 【一粒万倍日】「サンローラン」から紫陽花カラーの新作財布 日本限定デザインも appeared first on WWDJAPAN.

「マウジー」が「不思議の国のアリス」とコラボ “ヤング オイスターズ”をあしらったニットなど

「マウジー(MOUSSY)」は12月4日、ディズニーのアニメーション映画「不思議の国のアリス」とのコラボコレクション“2024AW ヤング オイスター コレクション”を発売する。マウジー フラッグシップ ショップ、ルミネエスト新宿店、シェルター ウェブストアで取り扱う。シェルター ウェブストアでは入荷連絡を受付中だ。

コレクションビジュアル

本コレクションでは「ふしぎの国のアリス」に登場する愛らしいカキの子ども達、ヤングオイスターズ(Curious Oysters)をピックアップ。ざっくりとしたローゲージのニットトップス(1万3970円)は海の波を表現した柄や海藻、珊瑚のモチーフを編み立て、衿元はレースアップでカジュアルに仕上げて両胸にヤングオイスターズの刺しゅうをあしらった。左胸にワンポイントで刺しゅうを施した、オンオフ問わずスタイリングに取り入れやすいデザインのオーバーサイズニット(1万1000円)などディテールまでこだわったアイテムをラインアップする。

アイテム一覧

The post 「マウジー」が「不思議の国のアリス」とコラボ “ヤング オイスターズ”をあしらったニットなど appeared first on WWDJAPAN.

「K-パレット」の涙袋シャドウに限定色 花束のように煌めくピンク&ベージュカラー

「K-パレット(K-PALETTE)」は12月13日、涙袋や二重ラインなどマルチに使える“K-パレット マルチブルーミングアイズ”(全6色うち限定2色、各1430円)から限定色“ピンクブーケ”と“ベージュブーケ”を発売する。

ぷっくり涙袋×くっきり二重

“K-パレット マルチブルーミングアイズ”は涙袋用“うるツヤパウダー”と影付け用ウォータープルーフリキッドが一本になったマルチアイシャドウ。ポイントハイライトやノーズシャドウなど幅広く使用でき、これ一本で華やかな目元を演出できる。

“ピンクブーケ”は、ほんのりピンクのツヤめきで、そっと血色感や華やかさを添えるやさしいピンクカラー。澄んだ煌めきと立体感にふんわり血色感をプラスし、愛される目元をかなえる。“ベージュブーケ”は、ほんのりベージュなツヤと発光が、ナチュラルな立体感を生み出すスキントーンカラー。ヌーディーな輝きで、自然に目元を強調する。

The post 「K-パレット」の涙袋シャドウに限定色 花束のように煌めくピンク&ベージュカラー appeared first on WWDJAPAN.

「ジーユー」からホリデーラウンジコレクション キュートなハートデザインの3型

「ジーユー(GU)」は、ハートがポイントのホリデーコレクションから新作ラウンジウエア全3型を発売した。

心踊るホリデーラウンジウエア

“マシュマロフィールクルーネックセット”(全2色、各3290円、XS〜3XL展開 ※XS、XXL、3XLはオンラインストアのみ、以下同)は、マシュマロのような肌触りが魅力。トップスにはワンポイントで、ボトムスには立体感のある総柄でハートデザインを取り入れ、ホリデーシーズンにぴったりのキュートな雰囲気に仕上げた。

“マシュマロフィールフーディセット”(全2色、各3290円、XS〜3XL)は、フードの先についたハートモチーフや、胸元のさりげないハートの刺しゅうがポイント。袖口はまくり上げやすく、ずれ落ちにくい仕様を採用した。

“フランネルパジャマ”(全3色、各2990円、XS〜3XL)は、小さなハート柄を散りばめたフランネル素材のパジャマ。オフホワイト、レッド、ネイビーの3色展開で、着るだけでホリデームードを楽しめる。

ホリデー期間限定ショッパーバッグ&ギフトラッピング

本コレクションの発売に合わせ、1月9日までスペシャルショッパー(10円)とオーナメント風メッセージカード付きのギフトラッピング(90円)を数量限定で実施中。詳細は特設サイトから確認できる。
特設サイト

The post 「ジーユー」からホリデーラウンジコレクション キュートなハートデザインの3型 appeared first on WWDJAPAN.

「マイケル・コース」からチェーンリンクボトルの香水2種 力強さとセクシーさを表現

「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」は、洗練された女性と男性の多面的な魅力を捉え引き立てる2種の新作フレグランス“マイケル・コース プールフェム オーデパルファム”(30mL、1万3200円/50mL、1万7380円※銀座店限定)と“マイケル・コース プールオム オーデパルファム”(30mL、1万2100円/50mL、1万6170円※銀座店限定)を、一部店舗を除く店舗限定で発売した。

アイコニックなチェーンリンクボトル

ドラマティックな雰囲気のボトルは、マイケル・コース(Michael Kors)デザイナーのデザイン美学の根本にあるモチーフ“チェーンリンク”に着想しデザインした。チェーンは力強いファッションシンボルであると同時に、アップタウンの洗練とダウンタウンのエッジ、豪華さと上品さ、繋がりと個性の両面を連想させる。今回は、アウトサイズなフォルムと光り輝くメタリックで仕上げることで、ブランドの持つニュアンス豊かな感性をフレグランスの世界に落とし込んだ。

コースは本アイテムについて「力強さとセクシーさがテーマだ。チェーンリンクボトルから、ジャスミン、パチョリ、ベルガモット、セージといった特徴的なノートに至るまで、モダンな魅力と力強さを表現した。それは冒険であり刺激、そして人生を懸命に生きること。私は、人々が心奪われるものを求めている」と語っている。

“マイケル・コース プールフェム オーデパルファム”

“マイケル・コース プールフェム オーデパルファム”は、ラグジュアリーでモダンな魅力と官能性に包まれるフローラル、ウッディ、ムスクのフレグランス。多面的な香りと長持ちする仕上がりで、洗練された美しさと力強さを放つ。

“マイケル・コース プールオム オーデパルファム”

“マイケル・コース プールオム オーデパルファム”は、喜び、あたたかさ、エネルギーを呼び起こす、ウッディでスパイシーなシトラスフレグランス。ニュアンスと深みのある香りは、大地と海のテーマが絡み合い、フレッシュでアロマティックな予期せぬ効果を生み出す。

The post 「マイケル・コース」からチェーンリンクボトルの香水2種 力強さとセクシーさを表現 appeared first on WWDJAPAN.

「エムエム6 メゾン マルジェラ」2025年プレ・フォール・コレクション

「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」が2025年プレ・フォール・コレクションを発表した。

The post 「エムエム6 メゾン マルジェラ」2025年プレ・フォール・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「オン」「ホカ」「ナイキ」等17ブランド25年シューズ一挙見せ! 米の有力ランニング見本市「TRE」

米テキサス・オースティンの見本市会場で年1回開かれている「ザ・ランニング・イベント(The Running Event以下、TRE)」は、2006年にスタートしたロードランニングやトレイルランニング、アウトドア分野のシューズやアパレルの総合展示会だ。2024年は11月19〜21日に行われ、ランニング市場の主要プレーヤーから新興系まで約350ブランドが出展。バイヤーはもちろん、「ランニング市場のここ数年の急成長を背景に、視察に訪れた大手小売業の経営陣も多かった」とBCEコンサルティングのマット・パウエル(Matt Powell)シニアアドバイザーは振り返る。「ランニングカテゴリーがスニーカービジネスで今一番勢いがあり、その波に乗ろうとしている人の多さを表している」と分析する。

ランニング市場拡大の背景には、ランニング人口がグローバルで増加していることはもちろんあるが、シューズ単価が上がり続けていることも大きく影響している。単価上昇は“スーパートレーナー”シューズの急増による部分が大きい。最新テクノロジーを搭載したスーパーシューズがレース当日だけでなく、一般ランナーの日々のトレーニングでも支持されるようになっており、それが単価上昇につながっている。

「オン(ON)」や「ホカ(HOKA)」がイノベーション(技術革新)によって従来のスニーカー業界に創造的破壊を引き起こしてきたことが象徴するように、今、このマーケットでは、プレーヤー各社が最新テクノロジーを生み出すために切磋拓磨を重ねている。「TRE」で注目を集めていた、各社の25年向けシューズを紹介する。

【ON】
Cloudboom Max

「TRE」で最も注目を集めていたシューズの1つと言っていいのが「オン」が発表した“クラウドブーム マックス(Cloudboom Max)”だ。パリ五輪の女子マラソンで、「オン」の最新シューズを履いたヘレン・オビリ(Hellen Obiri)選手が銅メダルを獲得したことは記憶に新しいが、“クラウドブーム マックス”で「オン」が念頭に置いたのは、トップアスリートではなく平均的なランナー。ソールに入れたプレート“スピードボード”のしなりを調節し、一般ランナーがレース当日にケガの心配なく履けるスーパーシューズを開発した。市場の空白を埋める存在になると期待する。8月発売で、価格は230ドル(約3万5420円)だ。

【HOKA】
Mafate X

「ホカ」は“マファテ X(Mafate X)”を発表した。“マファテ”は「ホカ」のフラッグシップモデルの1つであるトレイルランニングシューズだが、新作はカーボンファイバープレート搭載。クッション性の高いEVAフォームのソールとPEBAの足入れ部でカーボンプレートを挟んでいる。通気性の高いアッパー素材もポイント。5月発売で、255ドル(3万9270円)。

【UNDER ARMOUR】
Infinite Mega

近年シューズを強化している「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」は、多くのランナーが思わず立ち止まるようなデザインのシューズを発表した。「アンダーアーマー」出身の業界のベテラン2人が独立して創業したシューズブランド「スピードランド(SPEEDLAND)」とのコラボレーションで開発した、“インフィニット メガ(Infinite Mega)”だ。スキーやスノーボードブーツに使われるBoaダイヤルを2つ搭載し、ダイヤルを回して足にフィットさせる構造で、かかとのフィット感がカスタマイズできる。1月発売で250ドル(約3万8500円)。

【MERRELL】
Adapt Matryx

米アウトドアブランド「メレル(MERRELL)」は、トップアスリートと開発する“メレル テスト ラボ”ラインの“アダプト マトリックス(Adapt Matryx)”でトレイルランニングシューズの新作を見せた。“フロートプロプラス”フォームを採用した厚底のミッドソール、耐摩耗性を誇る素材“マトリックス”のアッパー、“ビブラム メガグリップ”のアウトソールが特徴で、さまざまな地形での安定した走りを追求。5月発売で180ドル(2万7720円)。

【SALOMON】
S/Lab Ultra Glide

「サロモン(SALOMON)」は、8月に仏モンブランのトレランレース「UTMB」の展示会で発表していたモデル、“エスラボ ウルトラ グライド(S/Lab Ultra Glide)”を「TRE」でも目玉として展示した。“エスラボ”はエリートアスリート向けに開発する製品群だが、“エスラボ ウルトラ グライド”は、トップランナーだけでなく一般ランナーも履けるよう快適さにフォーカスして設計。ブランドが“リリーブスフィア”と名付けた、アウターソールの半球が連なるような形状が特徴。2月発売で250ドル(約3万8500円)。

【SAUCONY】
Endorphin Elite 2

老舗ブランドの米「サッカニー(SAUCONY)」は、日本ではクラシックスニーカーのイメージが強いが、近年スーパーシューズの文脈でも名前を聞く機会が増えている。4月に開催されるワールドマラソンメジャーズ(マラソンの世界6大大会)の1つ、ボストンマラソンに先駆けて、3月に“エンドルフィン エリート2(Endorphin Elite 2)”を発売する。最大の特徴は、“インクレディラン”フォームを採用したミッドソール。柔らかさと反発力を両立しており、カーボンファイバープレートも搭載している。275ドル(約4万2350円)。

【BROOKS】
Glycerin 22

「ブルックス(BROOKS)」は米国のランニング専門店での売り上げシェア1位を誇り、一般ランナーから厚い支持を集める老舗ブランド。人気の“グリセリン(Glycerin)”シリーズの最新モデル、“グリセリン 22”を2月に発売する。ブランド独自の“DNAチューンドミッドソール”で快適な履き心地を提案する。165ドル(約2万5410円)。

【ALTRA】
Lone Peak 9+

09年に創業し、18年からVFコーポレーション傘下の米「アルトラ(ALTRA)」。日本ではトレランシューズがランナーだけでなく、ウルトラライト志向の登山客にも広く支持されている。好評モデルの最新作“ローン ピーク 9+(Lone Peak 9+)”は“ビブラム メガグリップ”アウトソールと、頑強なリップストップ素材のアッパーが特徴。3月にアウトドア専門店チェーンのREIの独占で発売し、その後他の小売店での販売も開始予定。155ドル(約2万3870円)。

【LA SPORTIVA】
Prodigio Pro

伊ドロミテで1928年に創業した「スポルティバ(LA SPORTIVA)」は、登山靴やトレランシューズ、クライミングシューズなどを手掛ける山岳ブランド。今回の「TRE」では、3月に195ドル(約3万30円)で発売するトレイルランニング用スーパーシューズ“プロディジオ プロ(Prodigio Pro)”を発表した。柔らかく反発性の高いミッドソールが特徴。アウトソールのラグ(滑り止めの凹凸)は4ミリメートルで、ブランドとしてこれまでで最もグリップ力を高めたという。

【DIADORA】
Nucleo 2

伊スポーツブランド「ディアドラ(DIADORA)」は、登山靴メーカーとして創業し、現在はサッカーやテニスといった多様なカテゴリーやライフスタイルもカバーする。25年は、人気ランニングブランドにも負けないシューズを投入する予定。最注力モデルは、高いクッション性を備えた一般ランナー向けのトレーニングシューズ“ニュークレオ 2(Nucleo 2)”で、これは例えば、「ホカ」のロードランニング用の人気シリーズ“クリフトン(Clifton)”を競合として意識しているという。1月から2カ月ごとに新色を投入予定で、160ドル(約2万4640円)。

【TRACKSMITH】
Eliot Racer

「トラックスミス(TRACKSMITH)」は、14年に米ニューイングランドでスタートした新興ランニングブランドであり、トラッドムードのレトロなアパレルやシューズがファッショナブルなランナーから支持されている。「TRE」で発表したスーパーシューズの“エリオット レーサー(Eliot Racer)”は、クッション性の高いミッドソールを搭載していながら、つま先接地で走ればかつての薄底ランニングシューズのように見えるとブランドはコメント。重量は片足で210グラムほど。3月発売で280ドル(約4万3120円)。

【VEJA】
Condor 3 Advanced

「Bコープ」認証を取得し、サステナビリティに注力する仏スニーカーブランド「ヴェジャ(VEJA)」も「TRE」に出展し、多用途で使えるランニングシューズ“コンドル 3 アドバンスド(Condor 3 Advanced)”を発表した。エネルギー効率を高めるためにソールにEVAダイナミックプレートを搭載、前モデルと比較してつま先部分に余裕を持たせている。2月に200ドル(3万800円)で黒を発売し、秋以降、カラー展開が増える予定。

【ADIDAS】
Adizero Adios Pro 4

大手スポーツメーカーももちろん「TRE」には勢ぞろいしていた。「アディダス(ADIDAS)」は“アディゼロ アディオス プロ4(Adizero Adios Pro 4)”(日本では11月27日に先行発売済み、販売価格2万8600円。一部カラーのみ1月発売)を展示。トップアスリートだけでなく、タイムを求める一般ランナーも対象にしたレース用スーパーシューズだ。“アディゼロ”シリーズから、トレーニング用スーパーシューズの“アディゼロ エヴォ SL(ADIZERO EVO SL)”も24年秋に発売済み(日本での販売価格は1万9800円)。

【PUMA】
Fast-RB Nitro Elite

「プーマ(PUMA)」は21年にパフォーマンスランニング分野の再強化に着手して以来、ホットなブランドとなっており、あらゆるレベルのランナーに向けてシューズを開発している。25年のハイライトは、24年8月に発売したスーパーシューズ、“ファストアールビー ニトロ エリート(Fast-RB Nitro Elite)”のアップデート版を1月に発売すること。モデル名の“アールビー”は、常識破り(rule breaking)を意味する。8月発売モデルにはアッパーのシューレースがなかったが、アップデート版はシューレースを付け、フィット感をカスタマイズできるようにした。350ドル(約5万3900円)。

【ASICS】
Gel-Nimbus 27

「アシックス(ASICS)」が「TRE」でフォーカスしていたのは、人気シリーズの1つ“ゲルニンバス(Gel-Nimbus)”の最新モデル“ゲルニンバス27“だ。実績のあるこのシリーズは、“FFブラスト+”フォームでできた単一ミッドソールのかかとにゲルを封入している。前作に比べ、ミッドソールを2ミリメートル厚くしてクッション性をより高めているのにも関わらず、重さは変わっていない。1月発売で165ドル(約2万5410円)。

【NEW BALANCE】
880 v15

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、3月に“880 v15”を140ドル(約2万1560円)で発売する。毎日走る相棒となるような、ケガから守ってくれるシューズとブランドは表現しており、前作からアウターソールのパターンを調整し、ミッドソールも少し厚みを増している。

【NIKE】
Vomero 18

「ナイキ(NIKE)」は17年にカーボン入り厚底シューズを投入し、ランニング市場に革命を起こしたが、近年はイノベーションの苦境にあり厳しい目を向けられている。25年はランニングシューズを3本柱に集約し、トップアスリートだけでなく多くのランナーが自分に合ったシューズを見つけられるようにする。1つ目の柱は“ストラクチャー(Structure)”シリーズに代表されるサポート力のあるクッショニングのシューズ、2つ目は“ペガサス(Pegasus)”に代表される反発力あるクッショニングシューズ、3つ目は“ボメロ(Vomero)”に代表される最大クッショニングのシューズだ。特に25年は“ボメロ”に注力し、最新の“ボメロ 18”は150ドル(約2万3100円)で発売。25年秋には“ボメロ プラス”をリリースし、その後プレミアムバージョンも出す予定という。

The post 「オン」「ホカ」「ナイキ」等17ブランド25年シューズ一挙見せ! 米の有力ランニング見本市「TRE」 appeared first on WWDJAPAN.