サロン発ブランドの世界進出には何が必要? 「ウカ」「ネジュ」の両トップが考える

PROFILE: (左)渡邉弘幸/ウカ代表取締役CEO (右)パク・ネジュ/ヘアスタイリスト・「ビット&ブート」共同創業者兼共同CEO

(左)渡邉弘幸/ウカ代表取締役CEO<br />
(右)パク・ネジュ/ヘアスタイリスト・「ビット&ブート」共同創業者兼共同CEO
PROFILE: 左:(わたなべ・ひろゆき):東京都出身。明治大学卒業後、博報堂に入社。2009年の退社後、夫人でありネイリストとして活躍する渡邉季穂(わたなべ・きほ)の祖父が創業した向原(現・ウカ)に副社長として入社。美容室「エクセル」からトータルビューティサロン「ウカ」へのリブランディングのほか、教育機関「ウカデミー」、オリジナルプロダクト・サロンメニューの開発を担うR&D、「ウカフェ」の立ち上げなどに尽力する。14年から現職 右:EXOやBTS、パク・ボゴムなどを担当するトップヘアスタイリスト。サロン勤務、アシスタントを経てフリーランスに転身し、名だたる芸能人のヘアスタイリングを約20年間手掛けている。 2018年に韓国・清潭洞で美容室「ビット&ブート」をオープンし、清潭洞で売上No.1になるまで成長させた。世界的に活躍する今も、常に新しい技術を研究・提案し、話題のヘアスタイルを作り出している。公式ユーチューブ登録者数は20万人(25年1月現在)

韓国ソウル・清潭洞(チョンダムドン)にある美容室「ビット&ブート(Bit & Boot)」のパク・ネジュ(Park Naejoo)共同創業者兼共同CEOは、BTSやルセラフィム(LE SSERAFIM)、パク・ボゴム(Park Bo-Gum)らのヘアを担当する韓国人ヘアスタイリストだ。2023年には自身のヘアケアブランド「ネジュ(NEJOO)」を立ち上げ、翌年日本で泡タイプのヘアトリートメントの取り扱いを開始すると、1週間で1万本を販売するなど勢いを増し、販路を拡大している。

一方で、日本のトータルビューティサロン発ブランドとして海外進出を本格的に目指すのがトータルビューティカンパニー「ウカ(UKA)」だ。バックグラウンドは違えど、“サロン発”という共通点を持つ両社は、ブランドの世界進出をどのように実現させるのだろうか。ネジュCEOと、渡邉弘幸「ウカ」代表取締役CEOが語り合った。

「ウカ」と「ネジュ」
互いの根底にある考え方

WWD:ネジュCEOが「ウカ」を知ったきっかけは?

パク・ネジュ「ビット&ブート」共同創業者兼共同CEO(以下、ネジュ):私がプロデュースするヘアケアブランド「ネジュ」で働く日本人スタッフが、「ウカ」の製品を紹介してくれた。出張で日本を訪れる機会が多く、百貨店などで見かけることも多々あり、日本的で素敵なブランドだと思っていた。ちなみに、「ウカ」という名前はどういう意味なのかすごく気になっている。

渡邉弘幸「ウカ」代表取締役CEO(以下、渡邉):サナギから蝶へと変わることを日本語では“羽化(うか)”という。一人一人がより美しく輝き、蝶が花から花へと受粉の手伝いをするように、世の中に美を広める存在になっていけたらという思いを込めた。ロゴも蝶をモチーフに、“Excellent Beauty”の頭文字“E”と“B”を一筆描きで表現した。

ネジュ:エコフレンドリーなブランドイメージを持っていたので、無限大のマークに由来するのかと思っていた。製品のことは知っていたが、サロンには今回初めて訪れた。ミニマルで美しいデザインが素敵だった。ヘアケアに留まらず、トータルビューティブランドとして存在価値を高めているのが伝わってくる。

渡邉:創業して79年になるが、理容室から始まり、現在ではヘア、ネイル、ヘッドスパ、アイラッシュ、エステティックを提供している。ビジョンは「うれしいことが、世界でいちばん多いお店」。「ウカ」ではお客さまに、美に関するさまざまなサービスを提案している。東京都港区でビジネスに励みながら、プライベートな時間も大切にするお客さまが、継続的に訪れやすいトータルビューティサロンを目指している。

ネジュ:韓国では、美にまつわるあらゆる機能が集まるサロンはまだない。あったとしても、美容室の片隅にネイルがあるぐらい。エステという肌にまつわる施術に関しては、なおさら別のカテゴリーになる。スカルプケアも同様だ。

WWD:理容室から始まった「ウカ」は、どのようにして今のブランド体系になっていったのか?

渡邉:結局のところ髪は頭皮から生えてくるし、爪も肌と結びついている。土台を整えることを重視する発想から、スカルプケアやスキンケアにまで至った。またお客さまと長く付き合い、美に関してトータルでプロデュースをしたいという気持ちをスタッフ全員が持っている。ホームケアが生まれたのも、サロンワークの中で耳にしたお客さまの要望をかなえ、必要なものを提供するためだった。

ネジュ:サロンを介してお客さまと接点が持てるのは素晴らしいことだ。私は7年ほどフリーランスで仕事をした経験から、ビジネスについては少し慎重な部分がある。「ウカ」を率いてアイデアを具現化する渡邉さんの実行力を見習いたい。

渡邉:サロンを経営しているおかげで、目の前のお客さまが何を求めているかが、技術者を通じてダイレクトに伝わってくる。同じ組織の中に美容師がいるからこそのビジネスモデル。技術者・サロンが「ウカ」のビジネスの源泉だ。

ネジュ:とても共感する。僕はサロンを運営する上で大切にしていることが2つある。1つ目は、お客さまに対して胸を張って製品をおすすめできる場所であること。2つ目は、アシスタント含め、仲間との共同体を作ることだ。

渡邉:その考えは私たちも同じだ。僕は技術者ではなく経営者なので、スタッフがアイデアを共有しやすい雰囲気作りや、やりたいことを実現できる環境作りに取り組むのが役目。皆の意見をできる限り早いスピードで具現化することが仕事の中心だ。僕が「ウカ」に携わるようになって15年経つが、僕を含む経営側と現場の技術者やサロンスタッフの歯車がようやくかみ合ってきた。だからこそ、次のステップとして今年は海外進出に取り掛かりたい。

WWD:まずはどこへ進出する?

渡邉:4月からアメリカでの展開をスタートする。アメリカの全人口のうち、非白人比率は急速に伸びており、中でも人口と所得が伸びているのはアジア人だという。人口が急増しているアジア人に対してアプローチすることはマーケティング的にも正しいと判断し、在米パートナーとともに進出を決めた。数々のスターを顧客に持つネジュさんは、K-POPを通じてそういった変化を目の当たりにしているのでは?

ネジュ:私がアメリカで成功できたのは個人の力ではなく、担当アーティストの人気と相関している。彼、彼女らと一緒に仕事をしながらアメリカを回っていると、有色人種のファンがかなり多いことに気付く。渡邉さんが話していることは一理あると思う。

WWD:韓国でも変化を感じる?

ネジュ:ソウルにある自分のサロン周辺にも、有色人種の観光客が多い。彼、彼女らが韓国に来る理由は主にファッションとビューティの2つ。20代前半〜30代前半の人が多く、ライフスタイルに重きを置き、自分にかける時間とお金に余裕がある、消費が活発な年齢層だ。彼らが旅土産として購入するものにも変化があり、最近はその国を代表するデザインのファッションやビューティアイテムが支持されている。

サロン発ブランドの
to Cアプローチ法

WWD:近年の韓国ビューティブランドの取り組みにはどのような傾向がある?

ネジュ:かつては成長のためにブランド同士がコラボレーションすることが多かったが、最近はポップアップが主流だ。大規模でなくても、短期間で集中的に開催している。バイラルになるようなインフルエンサーを起用したイベントを行うブランドも多い。

WWD:コラボからポップアップにシフトしている要因は?

ネジュ:近年はどのブランドも製品クオリティーが上がり、平均値が高くなっている。クオリティーを担保できているからこそ、その良さを消費者へと直接伝えることに焦点を当てるようになったのではないか。またチャネルが増え、オンラインで消費者と直接コミュニケーションを取る手段も多分にある。あえてコラボをせずとも、ブランドの世界観をしっかりと伝えることができる。

WWD:「ネジュ」のアイテムは、昨年春から日本での販売をスタートした。今後の戦略は?

ネジュ:現在はヘアトリートメント1種のみだが、7年間のサロン運営の経験を生かして、これからは製品開発も進めていきたい。今の販路はサロン向けのto Bがメインで、今後はto Cにも広げたい。

渡邉:日本ではサロン向けの商流が限られていて、販売代理店を介して取引されることがほとんど。さらに、to C向けの製品は美容室では販売したくないという珍しいマーケティング事例がある。そうなると、to Cで拡大しようと考えたときに、サロン流通のビジネスは諦めなければならなくなる。競合のサロン製品を扱うところも少ないため、サロン流通を貫くなら、自分のサロンを大きくするしかない。

当初は、僕もサロン向けの流通でビジネスが成功できると思いアプローチをかけたが、全く相手にされなかった。ならば、自分たちで独自のto C向けの流通を開拓しようとスタートしたのが15年前。サロンを構える港区の消費者が注目しているセレクトショップに卸したり、アーティストとコラボレーションしたり、消費者に興味を持ってもらえるような製品設計とPR活動を地道に積み重ねた。

WWD:「ウカ」がto C路線へとシフトする中で工夫したことは?

渡邉:ターニングポイントになったのは、技術者がお客さまに製品を“サロンで”ではなく、“自宅で”どのように使うかを説明したことだ。話法を変えたことで、消費者は次サロンに来店するまでのセルフケア法を知れるようになり、これが奏功した。それから10年ほど活動を続けていたところ、コロナ禍に直面し、卸していた百貨店やセレクトショップが軒並み休業していった。そこで、自社製品を直接伝えるためECの強化に着手した。ここ5年は直営店に注力している。

ネジュ:なるほど。日本市場で成功している「ウカ」の取り組みは納得することばかりだ。渡邉さんが「ウカ」を育てたように、僕も10年後の「ネジュ」を今より発展させ、さらに進化するであろう「ウカ」の背中を追いかけていきたい。

渡邉:近いうちに一緒に製品を作ったり、また仕事ができたら。

ネジュ:ぜひ!私が美容の道へ進んだ当時、周りは皆ライバルだと思っていた。しかしこうやってキャリアを築いてきて思うのは、ライバルだけではないということ。先輩であり、後輩であり、それぞれから見習うことがたくさんある。「ウカ」ともパートナーのような関係になれたらうれしい。

PHOTOS : YUTA KONO

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「エスティ ローダー」のブライトニングラインが進化 “透明美肌”をかなえるローション&クリームを発売

「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」は2月28日、ブライトニングとエイジングケアをかなえるスキンケアライン“シュープリーム プラス ブライト”をリニューアルし、ローション(100mL、1万7600円)とクリーム(50mL、1万7600円/リフィル50mL、1万5400円)を発売する。

同ブランドはシミやくすみなどの主な要因であるメラニンのほか、リポフスチンと糖化に着目。新たにザクロベリーエキスやビタミンを含む独自成分を配合し、リポフスチンの生成や糖化にアプローチする。シミや色むら、黄ぐすみ、ニキビ跡などの9つに働きかけ、“全方位”でブライトニングケアをかなえる。使い続けることで、透明感のある輝く美肌に導く。

“シュープリーム プラス ブライト RP ミルキー ローション”は、肌を柔らかく包み込む軽い乳液タイプで、“シュープリーム プラス ブライト RP クリーム”は、スフレのような軽くみずみずしいテクスチャーに仕上げた。どちらも上品なシトラスフローラルの香りで、スキンケア中も癒される香りを採用している。

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チヨダが他4社と靴業界向けのカーボンフットプリント算定・表示ルールを策定 

チヨダ物産は東邦レマック、TOSMAX、ダイマツ、山三商事とともに、環境省の令和6年度「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」として参画し、靴業界を対象としたカーボンフットプリントの算定・表示ルールを策定した。27日にはその報告会を開催した。報告会には、賛同企業・団体としてチヨダ、ジーフット、シューマート、ワシントン靴店、カワノ、トモエ商事、日本ケミカルシューズ工業組合、東京都靴卸協同組合が参加をした。

カーボンフットプリントとは、Carbon Footprint of Products の頭文字で「CFP」と表され、商品の原材料調達から生産、流通・販売、使用、廃棄・リサイクルに至るまでの各段階で排出される温室効果ガスの量をCO2に換算したもの。統一のルールに基づいたCFP算定を行うことで、業界内の公平性を保ち、表示に同じマークを使用することによって分かりやすい情報提供を目指す。策定した同ルールは靴業界の企業・団体がCFPの算定を行う際や、その結果を表示する際に利用する考えだ。「消費者が脱炭素に貢献する製品・サービスを選択できる社会の実現に寄与し、靴業界全体が持続可能な社会の実現に向けて成長していけるよう引き続き努力する」と同社はコメントしている。

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シチズン時計の次期社長に大治氏

 

シチズン時計は、次期社長に、4月1日付で大治良高(61)常務取締役が就任すると発表した。2019年4月に就任した佐藤敏彦(69)社長は取締役相談役に退く。

東京都出身の大治次期社長は、1986年に新卒でシチズン時計に入社。香港やシンガポールでのグループ会社勤務を経たのち、同社の経営企画部長などの要職を歴任してきた。

なお同社は、社長交代の理由を「来年度から『中期経営計画 2027』をスタートするにあたり、グループ成長の核となる時計事業の成長戦略をより強力に推し進めるため」と説明している。

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中国・杉杉集団が法的整理、伊藤忠が出資

杉杉集団が再生型の法的整理の一つである「重整」手続きに入った。寧波市の人民法院が申請を受理した。2月27日、杉杉集団の上場子会社である寧波杉杉が発表した。今後、杉杉集団は裁判所が指定する弁護士事務所と会計事務所の管理下に入る。杉杉集団は中国の大手アパレルの一角を占め、現在はエレクトロニクス分野にも進出し、多角化していた。

杉杉集団は伊藤忠商事との関係が深く、2009年には伊藤忠が28%を出資し、持分法適用会社にしていた。現在は持分法適用会社からは外れており、現在の出資比率は伊藤忠が約12.2%、中国の現地法人が約2.2%の出資にとどまる。同社広報は「業績への影響は軽微」としている。

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「コヒナ」初の青山路面店は、隅から隅まで“小柄女性ファースト”な空間

小柄女性向けのD2Cブランド「コヒナ」はこのほど、東京・青山に初の常設路面店をオープンした。ゆったりと試着できるプライベートな空間をコンセプトに、スペイン語やイタリア語の“家”にちなんで「カーサ コヒナ」と名付けた。しばらくは週3回の予約制で営業する。

什器や店舗デザインまで
150cm女性基準

店舗面積は約100平方メートル。「コヒナ」はアパレルの丈感、バッグのストラップの長さやヒールの高さなど、すべての商品において小柄女性に似合う・スタイルよく見せる工夫が散りばめられている。それゆえ、ECベースでスタート(2018年)しながら、ファンからの試着を望む声は大きく、これまで積極的にポップアップストアを実施してきた。青山の常設店はブランドの商品のほぼフルラインアップを並べ、ニーズに応える。

男性の記者(身長高め)が店内の服を手に取ろうとすると、やや屈んだ体勢になることに気がつく。それもそのはず、ラックやインテリアは全てオーダーメイドで、150cmの女性が手に取りやすい高さにオーダーメイドで設計されているのだという。それだけでなく、試着室のフックも小柄女性の手が届きやすい高さに取り付けられており、壁面のグラデーションのデザインも、小柄な女性から美しく見えるよう調整されている。

ファンコミュニティーを醸成する空間に

店舗では先行予約や骨格・パーソナルカラー診断などのイベント実施も想定し、「ファンコミュニティーを醸成するための空間にしたい」と田中絢子ディレクター。ショールーム機能を持たせて、スタイリストや雑誌などへのリースにも対応する。

同ブランドは昨年9月に、中川綾太郎のnewnからサザビーリーグに譲渡され、現在は同社の新会社EGBAが運営する。今後2年以内に東京、大阪、名古屋など都市圏の商業施設を中心に、10店舗程度の展開を計画しているという。

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「コヒナ」初の青山路面店は、隅から隅まで“小柄女性ファースト”な空間

小柄女性向けのD2Cブランド「コヒナ」はこのほど、東京・青山に初の常設路面店をオープンした。ゆったりと試着できるプライベートな空間をコンセプトに、スペイン語やイタリア語の“家”にちなんで「カーサ コヒナ」と名付けた。しばらくは週3回の予約制で営業する。

什器や店舗デザインまで
150cm女性基準

店舗面積は約100平方メートル。「コヒナ」はアパレルの丈感、バッグのストラップの長さやヒールの高さなど、すべての商品において小柄女性に似合う・スタイルよく見せる工夫が散りばめられている。それゆえ、ECベースでスタート(2018年)しながら、ファンからの試着を望む声は大きく、これまで積極的にポップアップストアを実施してきた。青山の常設店はブランドの商品のほぼフルラインアップを並べ、ニーズに応える。

男性の記者(身長高め)が店内の服を手に取ろうとすると、やや屈んだ体勢になることに気がつく。それもそのはず、ラックやインテリアは全てオーダーメイドで、150cmの女性が手に取りやすい高さにオーダーメイドで設計されているのだという。それだけでなく、試着室のフックも小柄女性の手が届きやすい高さに取り付けられており、壁面のグラデーションのデザインも、小柄な女性から美しく見えるよう調整されている。

ファンコミュニティーを醸成する空間に

店舗では先行予約や骨格・パーソナルカラー診断などのイベント実施も想定し、「ファンコミュニティーを醸成するための空間にしたい」と田中絢子ディレクター。ショールーム機能を持たせて、スタイリストや雑誌などへのリースにも対応する。

同ブランドは昨年9月に、中川綾太郎のnewnからサザビーリーグに譲渡され、現在は同社の新会社EGBAが運営する。今後2年以内に東京、大阪、名古屋など都市圏の商業施設を中心に、10店舗程度の展開を計画しているという。

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ドイツ発カルチャー誌「リジコ」が東京・大阪でポップアップイベント開催 マーク・リーダー氏出演のDJイベントも

ドイツ・ベルリンを拠点とするインディペンデントカルチャー誌「リジコ(RISIKO)」は、ポップアップイベント「RISIKO POP UP JAPAN 2025」を、3月1、2日に東京・奥沢のアパレルやレコードなどを取り扱う「VIVA Strange Boutique」で、8、9日に大阪・新町のレコードショップ「Alffo Records」で開催する。また、大阪では9日にDJイベント「no RISIKO, no fun!」も開催予定だ。

「リジコ」最新号やドイツ発SF映画とのコラボアイテムを発売

同イベントでは、映画を特集した同誌最新号やバックナンバ―、関連アーティストのアイテムを販売するほか、ドイツ発のSFカルト映画「デコーダー」とのコラボグッズの先行販売も行う。また、昨年ベルリンで開催した最新号リリースイベントで展示した誌面の写真や、貴重な資料も鑑賞できる。

大阪で開催するDJイベントでは、Paperkraft,、犬オブダークネス、Kazuki、WATTAN、ナカシマセイジなど出演するほか、ゲストDJとして、同誌のコントリビューターであるイギリス人音楽プロデューサー兼ミュージシャンのマーク・リーダー氏を迎える。

「リジコ」は2021年にドイツ・ベルリンで創刊したインディペンデントカルチャー誌。毎号テーマに沿って、国籍や世代、ジャンルを超えたアーティストをピックアップし、独自の切り口でドイツのシーンを紐解く。日本だけでなく、イギリスやアメリカ、ヨーロッパの音楽ファンからも支持される。昨年11月29日には、5名の映画監督をピックアップし特集した最新号「RISIKO Issue 5 “BOX”」を発売した。

イベント詳細

◼️「RISIKO POP UP JAPAN 2025」
日程:3月1、2日
時間:14:00~19:00
場所:VIVA Strange Boutique
住所:東京都世田谷区奥沢5-1-4

日程:3月8、9日
時間:13:00~20:00(8日は19:00 まで)
場所:Alffo Records
住所:大阪府大阪市西区新町1-2-6 日宝ニュー新町ビル3F

◼️「no RISIKO, no fun!」
日程:3月8日
時間:20:00~
場所:Alffo Records
住所:大阪府大阪市西区新町1-2-6 日宝ニュー新町ビル3F
入場料:2,500円(ワンドリンク含む)

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エストネーションから若い世代に向けた新ハウスブランド「ユナス」

エストネーションは8月に新ハウスブランド「ユナス(UNIS)」をスタートする。メインターゲット は20〜30代前半。ジャケット&パンツのテーラードを軸に、ユニフォームなどのスポーティーなアイテム、古着やウィットに富んだ雑貨などをで提案。まずは「エストネーション(ESTNATION)」六本木ヒルズ店と大阪店に常設コーナーを設ける。

商品は全て日本製で、中心価格はアウター12ー15万円程度、トップス4万円、パンツ4万円。既成概念にとらわれないジャンル&カテゴリーミックスは、若い世代を意識したもの。「エストネーション」のセレクトショップ業態スタート(2001年)から20年以上が経過していることから、顧客のターンオーバーも意識し、次世代の顧客獲得を狙う。ファーストシーズンはオリジナル35型。MD全体の1割程度を占める買い付け品は「ティンバーランド」のブーツ、ビンテージジーンズ、女性向けのセルフプレジャーアイテムなどを仕入れ、提案に変化と意外性を出す。

「エストネーション」は、「コラム」「エッセンスオブラグジュアリー」などそれぞれが独自の世界観を持つハウスブランドをショップ内で展開している。「ユナス」はこれらと並ぶ規模と存在感を目指して、今後はブランド単体で切り出したポップアップ展開なども視野に入れる。

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エストネーションから若い世代に向けた新ハウスブランド「ユナス」

エストネーションは8月に新ハウスブランド「ユナス(UNIS)」をスタートする。メインターゲット は20〜30代前半。ジャケット&パンツのテーラードを軸に、ユニフォームなどのスポーティーなアイテム、古着やウィットに富んだ雑貨などをで提案。まずは「エストネーション(ESTNATION)」六本木ヒルズ店と大阪店に常設コーナーを設ける。

商品は全て日本製で、中心価格はアウター12ー15万円程度、トップス4万円、パンツ4万円。既成概念にとらわれないジャンル&カテゴリーミックスは、若い世代を意識したもの。「エストネーション」のセレクトショップ業態スタート(2001年)から20年以上が経過していることから、顧客のターンオーバーも意識し、次世代の顧客獲得を狙う。ファーストシーズンはオリジナル35型。MD全体の1割程度を占める買い付け品は「ティンバーランド」のブーツ、ビンテージジーンズ、女性向けのセルフプレジャーアイテムなどを仕入れ、提案に変化と意外性を出す。

「エストネーション」は、「コラム」「エッセンスオブラグジュアリー」などそれぞれが独自の世界観を持つハウスブランドをショップ内で展開している。「ユナス」はこれらと並ぶ規模と存在感を目指して、今後はブランド単体で切り出したポップアップ展開なども視野に入れる。

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100周年の「フェンディ」は、FFロゴを超えた「トリプルF」でキム時代のリアル主義をリセット

「フェンディ(FENDI)」が2025-26年秋冬コレクションを発表し、1925年創業のブランドは華々しく、100周年のアニバーサリーイヤーをキックオフした。

ショー会場は、リニューアルして面積は1600平方メートル超えと倍以上になったミラノ本社。往年のディスコのVIPルームようにグラマラスでゴージャスな空間を設え、メンズとウィメンズ全84ルックを発表した。クリエイティブ・ディレクションを担ったのは、フェンディ家3代目で現在はアクセサリーとメンズのアーティスティック・ディレクターを務めるシルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)。今回は昨秋退任したキム・ジョーンズに代わって、ウィメンズも手掛けている。

シルヴィアはショーに先駆けて、そして「フェンディ」のアイコンロゴのFFが「FUN FUR(毛皮で、楽しく)」という意味を持つことを踏まえ、「今回のファッションショーに名前をつけるとしたら、トリプルF。フラッシュバック(flashback)、そしてファスト・フォワード(fast forward)よ」と語った。「鮮明・鮮烈に過去を思い出し、未来に向かって爆速する」、そんなイメージなのだろう。

コレクションは、まさにトリプルFだった。

ファーストルックは、毛皮の工房だった祖業を思い出させる総毛皮のコート。ハイカラーが特徴で、「フェンディ」は“ペカン”と呼ぶストライプ模様が浮かぶ。まるで貴族のローブのようなハイカラーで力強い。序盤は、ファーをたっぷり使う。メンズでも毛皮のチェスターやロングストール、ウィメンズではペプラム裾のボディコンシャスなニットドレスの上にショート丈のファーブルゾンを羽織った。前任のキム・ジョーンズが目指した、ジャケットを中核としたクワイエットなリアリティ路線とは一線を隠し、シルヴィアが描く「フェンディ」の女性像はグラマラス。過去をフラッシュバックすることで、ここ数シーズンのイメージを一掃したかのようだ。ジャケットにラップスカートなどのフォーマルスタイルでも、ネップなど表面に特徴のある生地を選んで主張。ディップダイでグラデーションに染めたリブ編みのポロニットや、シャギーなモヘアのアンサンブル、毛足の長いウールで作ったパンツなど、主張のある、そしてクラフツマンシップを感じさせる生地を選び、レトロなカラーパレットとスタイルながら力強い印象を残した。

ファスト・フォワードは、メンズとウィメンズの境界線を廃した現代的なジェンダー志向や、軽やかな素材使い、その源泉となる進化し続けるクラフツマンシップで表現しているのだろう。中盤以降は随所にレースが現れ、ファーやシルクサテンと組み合わせたランジェリードレスに変わったり、官能的なブラウスに仕上げたり。メンズでもスパンコールなどの装飾を散りばめたカーディガンの下にはレースのポロシャツを合わせた。レースやシフォンと自由自在に組み合わせるべく、ファーは薄くなめし、毛を刈り込んで、パンチングを加えることで軽やかに。ランジェリードレスにも組み込んでいる。シェブロン柄や水玉のファーコートは、象嵌細工のように小さいファーパーツを組み合わせたもの。“ピーカブー”などのバッグにもファーをあしらった。

シルヴィアは、FFロゴに通じる持ち前のファンな要素にグラマラスやセクシーなどを加え、改めて「フェンディ」の多様で多彩な世界を表現した。ウィメンズの後任デザイナーは、一度シルヴィアがリセットし、白紙に戻した「フェンディ」の広大なキャンバスを手に入れ、101年目の歴史を紡ぐことになるのだろう。後任デザイナーの発表が待たれる。

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元ファッションバイヤーが手掛ける学芸大学のカレー屋「スパイスハット」が提案する“スパイス飲み”

カレーショップ「スパイスハット(SPICE HUT)」は、2017年に新宿二丁目で間借りのカレー屋としてスタートし、24年4月に学芸大学に実店舗オープンした。同店代表の小林二郎は、1990年代後半~2000年代にかけて裏原系ムーブメントを支えた原宿のセレクトショップ「メイド・イン・ワールド(MADE IN WORLD)」の元ファッションバイヤー。20年以上に渡り、世界12カ国を巡り、世界中の郷土料理を探求する中、インド料理に魅了されてスパイスを探求し、伝統的なインドカレーに独自のアプローチを加えたカレーをはじめ、グルテンフリー・無添加・無化調のスパイス料理を提供している。

その「スパイスハット」が提案するのがお酒と共にスパイス料理を楽しむ“スパイス飲み”だ。レギュラーの3種のカレー(リカバリーレモンチキン、リチャージポークマサラ、リフレッシュベジタブル)に加え、“フェンネル・クミン香るチキンハム”、“赤ワインとクローブを使ったカレー屋のスジ煮”、“10種のスパイスを効かせたチキンピクルス”、“レンズ豆・キュウリ・トマトのマリネ”などのおつまみを提供している。今回新たに、お酒との相性のよい“クミンポテトサラダ エッグのせ”、“ラペとパクチーのマスタードサラダ”、“もち米をまとったクミンシュウマイ”、“クミンブラウニー”が加わり、メニューがさらに充実。スパイス・トウガラシを加えて作るビールカクテル“チェラーダ”などのアルコールと共にぜひ“スパイス飲み”を楽しんでみてほしい。

「スパイスハット」のこだわり

「スパイスハット」ではヘルシーでありながら美味しさも追求し、スパイスが持つ力(効能)をやさしくカラダに浸透させる、そんな「今までにないカレー・スパイス料理を日本中に広めたい」というビジョンを掲げ、様々な効能のスパイスと食材をコンセプトにあわせてブレンドし、グルテンフリー・無添加・無化調にこだわったスパイス料理を提供。カレーに欠かせないスパイスは、種類を厳選した独自ブレンドのマサラ(複合香辛料)で香りを、辛さはブラックペッパーとカイエンペッパーで表現している。さらにスパイスへの火入れの温度と時間にこだわり、なめらかでやさしい味わいに仕上げている。

◼SPICE HUT(スパイスハット)
住所:東京都目黒区鷹番2-19-20ベルツリー2F
営業時間:(ランチ)11:30〜15:00、(ディナー)18:00〜21:00
定休日:水曜日

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SEVENTEENミンギュが「カルバン・クライン」2025年春のデニムキャンペーンに登場

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」は、韓国のボーイズグループSEVENTEENのミンギュ(MINGYU)を起用した2025年春のデニムキャンペーンビジュアルを公開した。ミンギュの起用は、2024年秋のデニムキャンペーンに続くものとなった。

撮影はファッション写真家のレスリー・チャン(Leslie Zhang)が担当。エフォートレスな中に大胆な捻りを加えたデニムスタイルに身を包んだミンギュが、ブランドのプレイフルな感性を表現している。

2025年春のデニムキャンペーン

1990年代にインスパイアされたストレートデニムには、白のロゴTシャツを合わせ少年のような印象に。“CKモノグラム”入りのデニムはセットアップで着用し、シャープな印象のスタイリングを完成させた。そのほか、ブラックのストレートデニムやバギージーンズなどを着用し、モダンでエッジの効いたコレクションの魅力を体現した。

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SEVENTEENミンギュが「カルバン・クライン」2025年春のデニムキャンペーンに登場

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」は、韓国のボーイズグループSEVENTEENのミンギュ(MINGYU)を起用した2025年春のデニムキャンペーンビジュアルを公開した。ミンギュの起用は、2024年秋のデニムキャンペーンに続くものとなった。

撮影はファッション写真家のレスリー・チャン(Leslie Zhang)が担当。エフォートレスな中に大胆な捻りを加えたデニムスタイルに身を包んだミンギュが、ブランドのプレイフルな感性を表現している。

2025年春のデニムキャンペーン

1990年代にインスパイアされたストレートデニムには、白のロゴTシャツを合わせ少年のような印象に。“CKモノグラム”入りのデニムはセットアップで着用し、シャープな印象のスタイリングを完成させた。そのほか、ブラックのストレートデニムやバギージーンズなどを着用し、モダンでエッジの効いたコレクションの魅力を体現した。

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熱狂のライブで観客を魅了するバンド、ファット・ドッグ(Fat Dog) その「音楽哲学」とは?

近年、才気あふれる若手バンドが相次いで登場しているロンドンのロック・シーン。中でもとびきりの“個性派”が、このボーカル&ギターのジョー・ラヴ(Joe Love)をフロントマンに擁する5人組、ファット・ドッグ(Fat Dog)だ。

「1曲の中で13曲も盗めば、誰も気づかない」。そううそぶく彼らのサウンドを例えるなら、“ハードコア・パンクのポゴ・ダンスと非合法のレイヴ・パーティーのサイケデリックなミックス”だろうか。さらに、EDMやシンセウェイヴ、インダストリアル・ミュージック、東欧のジプシー音楽などの影響と相まって押し寄せる狂騒感や原始的なエネルギーは、シェイムやブラック・ミディらを送り出した地元のライブハウス「The Windmill」の同輩と比べても際立ってユニークだ。あるいは、彼らの旺盛なクロスオーバーや折衷感覚は、クラクソンズやハドーケン!が活躍したUKインディーのY2K=ニューレイヴの記憶を思い起こさせるかもしれない。

アークティック・モンキーズやザ・ラスト・ディナー・パーティーを手掛けるジェームス・フォードを共同プロデューサーに迎え、昨年9月にリリースされたデビュー・アルバム「WOOF.(ウーフ.)」を携え、昨年12月に初のジャパン・ツアーを行ったファット・ドッグ。フロアも巻き込んで混沌としたうねりを生み出した圧巻のライブ・ショー。そのステージの数時間前、会場となった恵比寿のリキッドルームでジョー・ラブに話を聞いた。

エレクトロニック・ミュージックの影響

——ファット・ドッグの結成は2020年ですが、始めるにあたってはどんなビジョンがあったのでしょうか。

ジョー・ラブ(以下、ジョー):最初はソロでやりたかったんだ。その前にピーピング・ドレクセルってバンドを仲間とやっていて、3年ぐらい続いたのかな? でも、だんだんマンネリを感じてきて、もっと新しい音楽をつくりたいと思って、バンドの練習に行かなくなった。そしたら、ちょうどいいタイミングでお尻を蹴っ飛ばして、僕を追い出してくれて(笑)。

ただ、何もない状態からのスタートだったから、自分で全てをやらなくちゃいけない。それでエレクトロニック・ミュージックをつくり始めたんだ。ちょうどコロナ禍だったのもあったし、エレクトロニック・ミュージックってラップトップさえあればどこでも制作できるから、とても魅力的に感じたんだ。最初は1人で完結できる音楽がやりたくて、「まあ、ドラマーがいたら助かるかな」ぐらいしか思っていなかったんだけど、だんだん人が集まってきて、学生時代の友達がベースを一緒にやるって言ってくれて。初めてのライブは僕1人でやる予定だったんだけど、でもやっぱり誰かと一緒にステージに立つのは楽しいなって思ったよ。だからパンデミックの期間中は、単に自分だけのプロジェクトとして音楽をつくっている感じだったんだ。

——当時のロンドン、それこそ「The Windmill」のバンド・シーンは、ブラック・ミディやスクイッドなど群雄割拠の状況だったと思うんですが、その中で自分たちのカラーを出すためにはどんなことを考えましたか。

ジョー:そういうことは考えなかったかな。特に最初につくる音楽って、自分の人生経験からインスピレーションを得るものだと思うし。それに「The Windmill」みたいなところならどんな実験的なサウンドだって挑戦できると思ったんだ。とんでもなくハードでヘヴィな音楽や、ミュージカルみたいに聴衆を翻弄するような音楽でも、何だってね。

それに、プロモーターのティム(・ペリー)は観客の心をつかむのが本当にうまくて、ステージからステージへとスムーズに流れをつくり出すのが得意なんだ。ブッキングが曲づくりのモチベーションになる。次のライブはこの前よりも長めの時間をもらえるから、「じゃあ、あと3曲くらい新しい曲をつくって、観客をもっと楽しませなくちゃ!」みたいな感じにね。

——そうした「The Windmill」のバンド・シーンでも、ファット・ドッグは特にエレクトロニック・ミュージックの要素が大きなキーになっていますよね。

ジョー:僕の前のバンドは、ポスト・パンクっていうか、ちょっと暗い感じの音楽をやっていて。でもファット・ドッグでは、エレクトロニック・ミュージックとポスト・パンクを融合させたかった——まだそれが完璧に成し遂げられたわけではないんだけどね。

個人的に大好きだったのは、プロディジーやケミカル・ブラザーズ。それにアイ・ヘイト・モデルズ(I Hate Models)。あと、ジェフ・ミルズだね。 ジェフ・ミルズは、リキッドルームでライブをやったアルバム(「Live at The Liquid Room-Tokyo」)を出していて、いつも聴いてたから、まさか自分が同じ場所でライブをやることになるとは思わなかったよ(笑)。

実は、僕がエレクトロニック・ミュージックをつくり始めたのは12歳くらいの時なんだ。自分でなんでもできるし、それを自分で聴いて楽しむのが好きで、Deadmau5(デッドマウス)みたいな人たちにも影響を受けていた。それがきっかけでテクノにハマっていったんだよ。ちなみに、僕の隣人はテクノが大好きで、よく遊びに行ってたんだけど、彼はデトロイト・テクノにハマっていてよくかけてた。ジェフ・ミルズやリッチー・ホゥティン、プラスティックマンみたいなね。だから、ファット・ドッグの音楽は、そういう硬質なテクノとはちょっと違う、もっと柔らかい感じなんだ。でも、どちらも面白い音楽だよね。

——プロディジーについては、他のメンバーもみんな大好きだって言いますよね。

ジョー:ああ、彼らの曲はイギリスではすごく人気で、象徴的な存在なんだ。熱狂的なファンがたくさんいて、まるで教祖のような扱いをされている感じというか。僕は、エレクトロニック・ミュージックにライブ・パフォーマンスを組み合わせるのが大好きなんだ。ライブは、音楽をよりダイナミックに楽しめるから。実は彼らのライブは見たことがないんだけど、YouTubeの動画を見た感じだとすごく楽しそうで、素晴らしかったよ。

——かたや、ジェフ・ミルズに代表されるデトロイト・テクノというと、プロディジーとは対照的にシリアスなイメージが強いですよね。

ジョー:彼らはとてもシリアスだよね。もともとエレクトロニック・ミュージックは好きだったんだけど、そういう超真面目な——ほら、ドイツのテクノ・シーンみたいな、すごく厳格な雰囲気の音楽は、僕にはちょっと合わないところも正直あって。いつも黒ずくめで、笑うことすら憚(はばか)られるような感じというか。確かに、音楽に対して真剣に取り組むことは大切だけど、音楽はもっと楽しむものだと思うんだ。ずっと深刻な顔をしてたら楽しくないだろ? 1年12カ月の間、ずっとツアーを回ってるんだから、ジョークを言ったりして、たまにはリラックスして、面白い視点を持つことも大切だと思う。じゃないとつまらないよ。

——その「楽しむ」という部分も含めて、ファット・ドッグのサウンドの狂騒感、“過剰さ”みたいなものはハイパーポップに通じるところもあるように思うのですが、どうですか。

ジョー:ハイパーポップというよりは、東欧のエレクトロニック・ミュージック、特にポーランドやロシアのもの——スラブ・エレクトロニック・ミュージックが好きなんだ。テンポが速くて、音もでかい。そういうのをやりたくてバンドを始めたんだ。だから、個人的にはハイパーポップのファンではない。好きな要素はたくさんあるし、将来的にハイパーポップに影響を受けた音楽をやるようになることもあるかもしれないけどね。

——ちなみに、100gecs(ワンハンドレッドゲックス)とかは聴きますか。

ジョー:100gecsは好きだよ。僕にとってはいい音。キャッチーで覚えやすく、盛り上がる雰囲気がすごく気に入ってる。でも実際、ハイパーポップがどんな音楽で、どんなふうに曲ができているのか、あまりよく分かっていないんだ(笑)。

ファッションのこだわりは?

——ファット・ドッグというと、特に初めのころは、空手着や犬のマスク、修道女の衣装といった奇抜なコスチュームで話題を集めたところもありましたが、そもそもライブでそうした格好をするようになったきっかけは何だったんですか。

ジョー:最初の頃は、ただ酔っ払いをからかいたいみたいな、そんな悪ノリな感じで始めたんだ。でも、やるうちにだんだん派手な衣装だけが目立つ感じになって、本質を見失ってしまった気がしてきて。今は、空手着にカウボーイハットって、一見すると奇抜な組み合わせだけど、そこには自分たちの“決意”があるというか、正面切ってやれば決して仮装のようには見えないと思うんだ。空手の練習から帰ってきたから空手着を着てる、みたいな単純な理由じゃなくて——そういうのも嫌いじゃないんだけど(笑)、もっと深い意味がある。CraigslistやGumtreeのような地域ごとの情報などが掲載されているコミュニティーサイトでたまたま出会った人たちが、今は強い絆で結ばれて一緒に音楽をつくり始めた、みたいな。

——バンドを始めた頃と今とでは、自分たちの中でコスチュームの意味合いが変わった?

ジョー:派手なステージ衣装を着ていると、それが自分の一部だって錯覚してしまうことがある。まるで、その衣装が自分自身を表す仮面であるみたいな。でも冷静に考えれば、それはあくまで演じているだけで、自分の中でつくり上げたペルソナに没頭し過ぎるのは問題だと思う。だからステージの上の自分は、普段の自分とは別の、ちょっとクレイジーでエキセントリックなキャラクターなんだ。それに衣装があれば、これは分身のようなもので、自分自身である必要はないんだと思える。もしステージの上の自分と同じようにいつも生きていたら、きっと精神的に参ってしまうだろうね(笑)。実際の僕はとても冷静なんだ。

——ちなみに、オフのファッション、ワードローブのこだわりは何かありますか。

ジョー:え!? ないよ。見ての通りって感じで(笑)。香港と中国をツアーで回って来たばかりだから、荷物はできるだけ軽くしたかったし。ギターのペダルやラップトップは全て一つのバッグに詰め込んで、着替えも最低限だけ。セブンイレブンで買った靴下もまだ履けるし――ちょっと汚れてしまったけど(笑)、あと1日くらいは大丈夫かな。だけど、もうちょっとおしゃれな服を持ってくればよかったって、少し後悔してるよ(笑)。

ビジュアルコンセプトについて

——ファット・ドッグは、MVやアートワーク周りのビジュアルもとてもユニークです。SFやゲームの影響、サイバーパンク的なセンスを感じますが、その辺りのコンセプトについて教えてください。

ジョー:正直言うと、今までやってきたことの中には、周囲の期待や流行、プレッシャーに振り回されて、自分のやりたいことを諦めてしまうこともあって。例えば、シングルのアートワークはもっとシンプルでよかったのに、クレイジーなことをやろうとし過ぎてしまったり。でも、MVのシナリオは歌詞のストーリーをそのまま表現したものになっていると思う。ファット・ドッグの曲は架空の世界を描いているから、現実の世界に縛られる必要はない。ロンドンのバンドだからといって、必ずしもロンドンの街並みを背景にする必要はない。例えばブルーマン・グループを見ても、アメリカのバンドだって誰も言わないだろ?(笑)。だから現実味のないものにしたかったし、それは音楽にも役立っていると思う。バカなことをやってもいいし、歌詞もいつも気取ったものである必要はない。どんな意味でもいいし、現実を超えた自由な世界を描きたい。そうすることで、もっと遊び心のあるものになるし、リスナーも自由に解釈できる。何か分かった気になるような、そんな鼻につくようなものは書きたくないんだ。

——例えば、新曲の「Peace Song」のMVには巨大化した「犬」が登場しますよね。あれは強迫観念の象徴みたいな?

ジョー:あれはアルバムのアートワークと同じ犬で、僕とキーボーディストのクリス(・ヒューズ)があのMVのストーリーを書いたんだ。僕らの念頭にあったのは、今回はちょっと高めの予算をもらえそうだってことで(笑)。巨大な犬が人間を襲うSFの世界なんて、ちょっとクレイジーだよね。でも、アイデアを膨らませるうちに、犬にこだわり過ぎるのもなんだかなって気がしてきて。僕たちが表現したいのは、犬そのものじゃなくて、もっと普遍的な何かなんだ。巨大な存在、あるいは未知なる力。そういう抽象的な概念を、犬という象徴を使って表現したかったんだ。

ライブ&レコーディング

——そういえば、ジョーさんはデビュー・アルバムの「WOOF.」のプレスリリースで「俺の頭の中にあるアイデアと比べたら洗練され過ぎてる。俺の想定では、もっとめちゃくちゃなサウンドになるはずだった」とコメントしてましたね。

ジョー:アルバムの制作中は、同じ曲を何度も繰り返し聴き込むことになる。特にライブで演奏してきた曲は、ライブならではの熱量や臨場感を再現するのが難しい。ライブは、観客との一体感やその場の空気感が重要だけど、レコードはあくまで録音された音源だからね。だから、ただ音だけを大きくすればいいってもんじゃない。曲の中にエネルギーがあっても、中身が伴わないことがある。そこに感情やストーリーが込められていないと、いくら音に力強さがあっても、空っぽに聞こえてしまうからね。

——つくり直したい箇所も正直ある?

ジョー:そのことは考えないようにしている(笑)。レコーディングではいつもギリギリまで追い込まれるんだけど、今回は特に完成度の高い作品を目指し過ぎて、かなりの部分で修正を繰り返した。で、締め切りが迫っていることに気づいたのは、あと1日しかないという時で。焦りながらもなんとか完成させたものの、A&Rから「あと1時間半で仕上げろ!」と言われた時は、さすがに心が折れそうになったよ(笑)。でも、おかげで無駄な部分を削ぎ落とすことができて、曲の本質が見えてきた。自分ではよいと思っていた部分も、客観的に見ると、ただの自己満足だったのかもしれない。自分が聴いているものが、“誰にも聴こえない”ことに気づいたんだ。もしあのまま制作を続けていたら、最後には気が狂っていたんじゃないかな。おかげで今の自分には心が残っているんだから(笑)、あれでよかったんだと思うよ。

——もしかしてジョーさんの中では、ライブでめちゃくちゃにされることであのアルバムは本当の意味で完成する、という部分があるのかな、と。

ジョー:そうだね(笑)。今回のアルバムでは、ライブの熱気をそのままスタジオに持ち込もうとしたんだ。僕たちはライブ・バンドとして知られているから、ライブでしか味わえないエネルギーを音源に詰め込みたかった。僕たちが初めて「The Windmill」で演奏した時のことを思い出させるような、生々しく、ダイナミックなサウンドを目指してね。だからこのアルバムは、僕たちの音楽を初めて聴く人にもライブ会場にいるような臨場感を感じてもらえると思う。あの時の200人のお客をイメージしてつくった、ある種の“スモール・アルバム”に仕上がったというか。

——ファット・ドッグの生のエネルギーが凝縮されたアルバム。

ジョー:ただ、ライブとレコーディング、どちらがいいかと言われると、一概にどちらとも言えない。ライブは、アドリブや観客の反応によって生まれる予測不能な瞬間が魅力で、会場全体が一つになって大きな呼吸をしているような感覚がある。バンドとしてエネルギーを得る場所でもあり、それが跳ね返ってきて、さらに曲に磨きがかかる。特にボーカルは、ライブで鍛えられた方がより感情を込めて歌えるようになると思う。一方、レコーディングは、細部までこだわってつくり上げることができる。ライブではどうしても拾えない、繊細なニュアンスや音色を表現できる。

だから次のアルバムでは、もっとじっくりと曲づくりに取り組んでみたい。今はメンバー同士お互いに会い過ぎていると思うから、2カ月ぐらい離れて、それからアルバムをつくろうと思っているんだ。メンバーそれぞれが自分の部屋でじっくりと楽曲制作を行い、完成したものを集めてアルバムをつくる。そうすることで、また違ったタイプのアルバムができると思うんだ。

——さっきのエレクトロニック・ミュージックや歌詞の話ともつながるところだと思いますが、メンバーのクリスさんはアルバムのプレスリリースで「今の多くの音楽は知性に訴え過ぎる。(略)僕たちの音楽は、考える音楽とは正反対だ」と発言していますよね。このコメントにジョーさんが補足することはありますか。

ジョー:まあ、彼が言いたいのは、音楽は単に“聴く”ものではなく、“感じる”ものだってことだと思う。歌詞を聴いて「何を意味するのか?」とか、そういうことをリスナーに考えさせる音楽が多いんじゃないか、っていう。ただ、そうしたくないバンドもたくさんいて、僕たちの音楽ではただ純粋に楽しんでほしい。だってプロディジーのライブに行って、「この歌詞にはどんな意味があるんだろう?」なんて真っ先に考えないだろ? 全身で音楽を感じて、踊り狂いたい。歌詞の意味なんてどうでもいい。僕はただ、1時間のパーティーのように、その場の雰囲気を楽しみ、みんなと一緒に最高の時間を過ごしたいんだ。だから僕たちの音楽は、考え込むような暗い曲ではなく、もっとポジティブでエネルギッシュな曲を目指している。エレクトロニック・ミュージックのように、リズムが身体を自然と動かしてしまうような、そんな音楽をつくりたいんだ。今回のアルバムは、まさにその方向性を追求した作品だと言えると思うよ。

音楽制作において、常に「正しいやり方」があるとは限らない

——ちなみに、「The Windmill」のバンド・シーンが脚光を浴び始めた当時、ブラック・ミディやブラック・カントリー・ニュー・ロードのような、音楽の専門的な教育を受けたミュージシャンが多く活躍していたのが印象的だった記憶があります。例えば、そうした彼らと自分たちは違う、みたいな意識や自負があったりしますか。

ジョー:実は、中学生の頃、ブリット・スクールを訪問したことがあるんだ。入学を検討していたんだけど、さまざまな事情で別の学校に進学することになって。その学校はブリット・スクールとは全く異なる雰囲気で、少し荒れていたけど、音楽科だけは素晴らしかった。先日、香港でその時の先生に偶然会ったんだ、昔を思い出して、とてもシュールな感覚だったよ。

その時、もしブリット・スクールで学んでいたら、今の自分はどうなっていたんだろうって、そんなことを考えさせられたよ。ブリット・スクールでは、どうすれば音楽業界で失敗しないかを教えてくれる。でも、僕は音楽理論よりも、実際に楽器を演奏することや曲をつくることが好きだった。音楽業界で成功するためには、莫大な資金が必要になる場合もある。例えば、ギルドホール(音楽演劇学校)のような名門音楽学校に通うには、かなりの学費がかかる。そして、お金持ちの人たちは時間がある。特に家柄の良い人たちはね。でも、多くの労働者階級の人たちは、バンドに参加して必要な時間をかけて、ギャラなしで延々とギグをするような余裕はない。何もかもがあまりに高過ぎるから。

——ええ。

ジョー:だから、僕は自分のペースで好きな音楽を楽しみながら、音楽活動を続けてきたんだ。音楽は、お金をかけなくても誰でも楽しむことができるものだと思う。ブリット・スクールのように、無料で音楽を学べる機会があれば、もっと多くの人が音楽に触れることができるだろうし。音楽を通してさまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まり、交流できる。そんな音楽の世界にこれからも関わっていけたらなって思うよ。

それに、エレクトロニック・ミュージックやハイパーポップのようなジャンルでは、技術的なスキルが高くなくても、誰でも音楽制作を楽しむことができる。むしろ、既存のルールにとらわれず、自由に音楽をつくっている人がたくさんいる。だから、彼らは自分で学んでいるし、自分自身の感覚を信じて、ただそれがいい音だと思うからやっているんだ。音楽制作において、常に「正しいやり方」があるとは限らない。大切なのは、自分が心地よいと感じるサウンドを追求すること。周囲から否定的な意見を言われたとしても、自分の音楽を信じるべきだし、自分にとってそれがいい音なら、それでいいんだ。僕はそう思う。

——ところで、ジョーさんのスクール・ライフはどんな感じだったんですか。

ジョー:音楽の授業は僕にとって特別な場所だった。好きなだけ音楽をつくることができたし、先生たちもそれを応援してくれた。でも、イギリスの学校教育全体で見ると、音楽は重視されていないように思う。みんな数学や英語といった科目ばかりに目が向いていて、自分の才能や興味のあることに目を向けることが難しい。僕は昔から数学や英語が苦手だったから、学校ではいつも苦労していたよ。

僕は、一つのことだけを極めるのではなく、さまざまなことに興味を持つのが大切だと思う。音楽もその一つだ。音楽の才能は、必ずしもビジネスの世界で成功するために必要なものではないかもしれない。でも、音楽は僕の人生を豊かにし、心の支えになっている。音楽業界は厳しい世界かもしれないけれど、自分のペースで音楽をつくり続けたいと思っている。

——そういえば、ジョーさんは前にインタビューで「(自分たちの音楽において)盗みはその大部分を占めている。1曲の中で13曲も盗めば、誰も気づかない」って話していましたね。

ジョー:まあ、僕たちは正直者ってことなんだと思う(笑)。逆に、多くの人たちは正直じゃないって話でね。

いい曲に出会うと、「自分もこんな曲をつくりたい!」って心が揺さぶられる。それは自然なことで、とてもいいことだと思う。でも、いざ実際に自分でつくってみると、全然うまくいかないことが多い。そんなテクニックはないから当然だよね。特に、好きなアーティストの曲を意識し過ぎてしまうと、どうしてもオリジナルな作品をつくることが難しくなる。この前もデヴィッド・ボウイの曲を“盗んで”曲を書いたんだけど、聴き比べてみると「どこが?」って感じで(笑)、全然違う曲だってことに気づかされて。

音楽って、どこかで誰かの影響を受けているものだから、完全にオリジナルな作品なんてないのかもしれない。大切なのは、自分の心を動かした音楽からインスピレーションを得て、それを自分なりに表現することだと思う。

PHOTOS:YUKI KAWASHIMA

デビュー・アルバム「WOOF.」

TRACKLISTING:
01. Vigilante
02. Closer to God
03. Wither
04. Clowns
05. King of the Slugs
06. All the Same
07. I am the King
08. Running
09. And so it Came to Pass
10. Land Before Time *Bonus track
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14050

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「ディースクエアード」2025-26年秋冬コレクション

「ディースクエアード(DSQUARED2)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。

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「ヴァンズ」とニコール・マクラフリンのコラボ第2弾 リサイクル素材を使用した“スリッポン”

「ヴァンズ(VANS)」は2月28日、サステナビリティとアップサイクルに焦点を当てたデザインを得意とするデザイナーのニコール・マクラフリン(Nicole McLaughlin)とコラボレーションしたコレクションの第2弾を発売する。同コレクションは、「ヴァンズ」ストア ハラジュクおよび、その他の取り扱い店舗と公式オンラインストアで扱う。

アウトドアに便利な機能を盛り込んだコラボアイテム

今回は、同氏が得意とする使用済みの素材を新たな価値のある製品へと生まれ変わらせるアップサイクルの理念と、遊び心ある機能的なデザインを融合したコレクション。目玉となるのは、「ヴァンズ」の定番モデル“スリッポン(SLIP-ON)”をもとに、 1970年代のビンテージハイキング用バックパックにインスピレーションを得たスニーカー“スリッポン MTE RS(SLIP-ON MTE RS)”(1万7050円)だ。 つま先部分にリュック式ポケットと⻑さ調節が可能なナイロンベルトを配したデザインが特徴で、ナチュラルなベージュとグレーブラックの2色をそろえる。

またクライミング用チョークバッグとしても使える2ウエイ仕様のバッグ(1万1550円)と、ポケットがアクセントのソックス(3300円)もラインアップ。なお、スニーカーのアッパーやバッグのボディーにはリサイクル素材を40%以上使用したキャンバス生地を採用した。

デザインを手掛けたニコール・マクラフリンは、今回のコラボについて「機能性とコンセプチュアルなアートやスタイルを組み合わせることが重要だ。多目的に使え、なおかつ楽しめるアイテムを作ることが、常に私の目標だった。このコレクションは、70年代のビンテージハイキングパックとその時代のアウトドアギアの美学にインスピレーションを得ている。DIYカルチャーと、人々が自分で更にカスタマイズできるようなデザインが大好きだ。みなさんにもぜひ自分らしくアレンジしてほしいし、どのようにパーソナライズされるのか、とても楽しみだ」と述べた。

キャンペーンビジュアルはミニチュアで表現

キャンペーンビジュアルは、“スリッポン MTE RS”が「キャンプに出かける」というストーリー設定のもと、ニコール本人が全ての撮影とスタイリングを手掛けた。シューズのポケットから次々と取り出されるミニチュアキャンプギアでアウトドアな一日を表現したほか、​同氏のアトリエもミニチュアで再現し、クリエイティブな制作過程もイメージした。

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「リーボック」×「アトモス」×「リフト」 唯一無二の“クラブ C”を発売

スニーカーショップの「アトモス(ATMOS)」は、「リーボック(REEBOK)」と日本のフィットネスインフルエンサーであるエドワード加藤がプロデュースする「リフト(LYFT)」とのトリプルコラボレーションとして、「リーボック」の人気モデル“クラブ C(CLUB C)”(1万8700円)を発売する。2月28日からアトモス各店およびオンラインストアで販売する。

ヒールやつま先などのパーツにはスエード素材を採用している。ベースのレザーアッパーには「リフト」のイメージを象徴する、ダンベルやプレートの模様や“Y”のロゴを型押しで表現。クリアソールを採用することで、裏面に”BORN TO LYFT”のメッセージロゴが透けて見えるようになっている。また3社のロゴを組み合わせたスペシャルロゴをデザインした、左右で異なるカラーのインソールを搭載。さらに、ヒールには左右でダンベルとプレートのオリジナルロゴを、側面にはイギリスと日本の国旗ロゴが施されている。イギリス発祥の「リーボック」の定番モデルが、原宿から世界へ発信するスニーカーショップと日本のフィットネス界をけん引するブランドとのコラボレーションによって唯一無二のショーズとして生まれ変わった。

アイテム詳細

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TOKYO BASEの新ブランド「リタン」 大人の女性に“曲線美”の提案

TOKYO BASEは、オリジナルの婦人服ブランド「リタン(RITAN)」の1号店を東京・青山に22日開いた。あす28日にはニュウマン新宿に2号店を開く。ターゲットはエイジレスとしながらも35〜40代の大人の女性の本来の美しさを引き立てるような服を提案する。

商品は曲線的なカッティングをうまく用いているのが特徴だ。ウエストが曲線的にシェイプしたベストやワンピース、脚線が独特のカーブを描くデニムパンツなどが目を引く。「リタン」を担当する片寄友香ディレクターは、海岸線や山並みなど自然の曲線美からインスピレーションを受けたと話す。「年齢を重ねると体形を隠す服を選びがちだが、『リタン』は曲線によって体の線をポジティブに美しく見せる服にした」という。透ける素材や肌を見せるカッティングの服も多い。

春夏物の平均価格帯はジャケット4万5000〜7万円、コート4万〜5万円、パンツ2万5000〜4万円、ワンピース3万〜4万円、ニット2万3000〜3万5000円。同社らしく日本製の高品質なものづくりにこだわり、全商品の品質表示タグに産地を表記する。

店舗の内装にも曲線美を取り入れる。ノットアホテルなどを手がけたGENERAL DESIGNが設計を担当し、R形状のタイルの壁や流線形のミラーやテーブルで曲線美を表現する。

片寄ディレクターは主に20〜30代前半を対象にしたオリジナルブランド「ユナイテッドトウキョウ」で実績を重ねてきた。同社にとっては新しい挑戦である大人の女性向けのオリジナルブランドで、新しい顧客の獲得を狙う。今後は東京、大阪、名古屋といった大都市を中心に多店舗化していく。

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TOKYO BASEは、オリジナルの婦人服ブランド「リタン(RITAN)」の1号店を東京・青山に22日開いた。あす28日にはニュウマン新宿に2号店を開く。ターゲットはエイジレスとしながらも35〜40代の大人の女性の本来の美しさを引き立てるような服を提案する。

商品は曲線的なカッティングをうまく用いているのが特徴だ。ウエストが曲線的にシェイプしたベストやワンピース、脚線が独特のカーブを描くデニムパンツなどが目を引く。「リタン」を担当する片寄友香ディレクターは、海岸線や山並みなど自然の曲線美からインスピレーションを受けたと話す。「年齢を重ねると体形を隠す服を選びがちだが、『リタン』は曲線によって体の線をポジティブに美しく見せる服にした」という。透ける素材や肌を見せるカッティングの服も多い。

春夏物の平均価格帯はジャケット4万5000〜7万円、コート4万〜5万円、パンツ2万5000〜4万円、ワンピース3万〜4万円、ニット2万3000〜3万5000円。同社らしく日本製の高品質なものづくりにこだわり、全商品の品質表示タグに産地を表記する。

店舗の内装にも曲線美を取り入れる。ノットアホテルなどを手がけたGENERAL DESIGNが設計を担当し、R形状のタイルの壁や流線形のミラーやテーブルで曲線美を表現する。

片寄ディレクターは主に20〜30代前半を対象にしたオリジナルブランド「ユナイテッドトウキョウ」で実績を重ねてきた。同社にとっては新しい挑戦である大人の女性向けのオリジナルブランドで、新しい顧客の獲得を狙う。今後は東京、大阪、名古屋といった大都市を中心に多店舗化していく。

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ユニクロ「UT」から「ドラえもん&ルーヴル美術館」コレクション Tシャツ4型を発売

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は5月下旬、「ドラえもん」とルーヴル美術館との特別コレクション「ドラえもん & ルーヴル美術館」UTを発売する。「ユニクロ」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。ドラえもんと仲間たちがルーヴル美術館を訪れ、アート鑑賞を楽しんだり、作品世界に入り込んだり、アートの世界を一緒に旅することができるTシャツコレクションだ。

“ドラえもん”たちが
ルーヴルの作品とともに

ラインアップは、“ドラえもん”と“のび太”が「モナ・リザ」を鑑賞するTシャツ(1500円)、“ドラえもん”が「サモトラケのニケ」を模した“のび太”たちの彫刻を制作するTシャツ(1500円)、同美術館のメインエントランス「ルーヴル・ピラミッド」の上を飛ぶTシャツ(1500円)、ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)の「天文学者」を“ドラえもん”で再現したTシャツ(1500円)の4型を制作した。

またコラボTシャツは、ルーブル美術館内のショップとオンラインショップで先行発売を実施する。詳細は公式サイトに記載する。

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ユニクロ「UT」から「ドラえもん&ルーヴル美術館」コレクション Tシャツ4型を発売

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は5月下旬、「ドラえもん」とルーヴル美術館との特別コレクション「ドラえもん & ルーヴル美術館」UTを発売する。「ユニクロ」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。ドラえもんと仲間たちがルーヴル美術館を訪れ、アート鑑賞を楽しんだり、作品世界に入り込んだり、アートの世界を一緒に旅することができるTシャツコレクションだ。

“ドラえもん”たちが
ルーヴルの作品とともに

ラインアップは、“ドラえもん”と“のび太”が「モナ・リザ」を鑑賞するTシャツ(1500円)、“ドラえもん”が「サモトラケのニケ」を模した“のび太”たちの彫刻を制作するTシャツ(1500円)、同美術館のメインエントランス「ルーヴル・ピラミッド」の上を飛ぶTシャツ(1500円)、ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)の「天文学者」を“ドラえもん”で再現したTシャツ(1500円)の4型を制作した。

またコラボTシャツは、ルーブル美術館内のショップとオンラインショップで先行発売を実施する。詳細は公式サイトに記載する。

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「ランコム」から崩れた膜を復元するUVカット下地が登場 独自技術を搭載

「ランコム(LANCOME)」は4月18日、紫外線カットに特化した“UV エクスペール”シリーズから新作“UV エクスペール エクストリーム シールド” [SPF50+・PA++++ 耐水性★★](50mL、1万2980円)を発売する。11日から公式オンラインストアで先行販売を行う。

革新のシールド技術搭載

“UV エクスペール エクストリーム シールド”は、磁石のように引き合う力に着目し開発した技術、マグネティック UVネットワークを搭載した日焼け止め下地だ。汗や水、こすれなどでUVブロック膜が圧力を受けると、プラスとマイナス分子が引き合う力で素早く崩れた箇所を復元し、隙なく紫外線から肌を守る。

UVカットしながら肌印象にアプローチ

UVカット効果に加え、ブライトニングに着目して次世代スキンケア成分を配合した。ナイアシンアミドが肌のくすみや色素沈着を改善し、バイオベースのタンポポ成分で肌に透明感と輝きを与えるほか、ピクサ種子がテカリ防止や毛穴ぼかしをサポート。暑い日でも快適に使えるよう、さらりとした軽やかなテクスチャーに仕上げた。

最先端の携帯端末をイメージしたボトルデザインには、虹色に輝く近未来的な“ランコムローズ”をアクセントに施した。

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「ランコム」から崩れた膜を復元するUVカット下地が登場 独自技術を搭載

「ランコム(LANCOME)」は4月18日、紫外線カットに特化した“UV エクスペール”シリーズから新作“UV エクスペール エクストリーム シールド” [SPF50+・PA++++ 耐水性★★](50mL、1万2980円)を発売する。11日から公式オンラインストアで先行販売を行う。

革新のシールド技術搭載

“UV エクスペール エクストリーム シールド”は、磁石のように引き合う力に着目し開発した技術、マグネティック UVネットワークを搭載した日焼け止め下地だ。汗や水、こすれなどでUVブロック膜が圧力を受けると、プラスとマイナス分子が引き合う力で素早く崩れた箇所を復元し、隙なく紫外線から肌を守る。

UVカットしながら肌印象にアプローチ

UVカット効果に加え、ブライトニングに着目して次世代スキンケア成分を配合した。ナイアシンアミドが肌のくすみや色素沈着を改善し、バイオベースのタンポポ成分で肌に透明感と輝きを与えるほか、ピクサ種子がテカリ防止や毛穴ぼかしをサポート。暑い日でも快適に使えるよう、さらりとした軽やかなテクスチャーに仕上げた。

最先端の携帯端末をイメージしたボトルデザインには、虹色に輝く近未来的な“ランコムローズ”をアクセントに施した。

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長澤まさみが進化した“アルティミューン“を体験 「『初めまして』というくらい全然違う」

「シセイドウ(SHISEIDO)」は3月1日、ブランドを代表する美容液“アルティミューン パワライジング セラム”(30mL、9900円/50mL、1万5180円/リフィル50mL、1万4630円)をリニューアル発売する。これを記念し、発表会を開催。ブランドアンバサダーを務める長澤まさみが登壇し、進化した美容液のお気に入りポイントや日頃から心掛けている美容法を紹介した。

進化した“アルティミューン”は「全然違う」

“アルティミューン パワライジング セラム”の進化した点は、椿油の搾りかすを日本酒で使用する麹菌“黄麹”を使い発酵し、美容成分へとアップサイクルした“発酵カメリアエキス”を新たに配合したこと。厳しい環境にもかかわらず力強く咲き誇る五島列島産の椿のエキスが、みずみずしく潤いに満ちた肌をかなえる。

一足先に同製品を使用した長澤は、「『初めまして』というくらい、これまでの“アルティミューン”と全然違います」と感想を述べ、特に進化を感じたポイントに浸透力を挙げた。「肌になじませると隅々まで潤い、使用を続けていると、自分の肌が乾きにくくなっている実感があります。肌がきれいだと、心も元気になるので、お守り的な存在として日々愛用しています」。

とにかく美容が好きだという長澤。「美容は努力をすれば結果が付いてくるし、自分に自信が持てるようになります。最近はスキンケアをする男性も増えてきているので、一緒に楽しみながら美容と向き合ってもらえたらいいなと思います」コメントし、日頃心掛けている美容法について聞かれると、「朝晩のスキンケア時間を楽しむということを大切にしています。また、スキンケアアイテムを選ぶときは自分の肌に合う製品なのか、本当に自分に必要なものなのかをしっかり見極めるようにしています」と回答した。

長澤まさみを起用した新テレビCMも放映

同ブランドは、長澤を起用した新テレビCMを3月1日から放映する。長澤の持つ自然体でしなやかな魅力と圧倒的な美しさで、革新的な技術を搭載した“アルティミューン”の力強さを表現した。

また、インフルエンサーやメディア限定の没入型イベント「アルティミューン グローバル プレローンチイベント」も開催した。サイエンスレベルでは語れない製品の特徴や研究開発の科学的知見を3つの部屋で体験するというもの。大迫力の映像や音、香りなどの五感で新しくなった“アルティミューン”を知ることができる。

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「ムウ ト アール」初の常設店舗が奥渋にオープン トータルライフスタイルを提案

ジュンが運営するユニセックスブランド「ムウ ト アール(M TO R)」は4月上旬、渋谷区富ヶ谷にブランド初となる常設店舗「ムウ ストア(MUU STORE)」をオープンする。オープン日や取扱商品などの詳細は後日発表する。

2022年にローンチした「ムウ ト アール」は、ジュン公式オンラインストアのジャドールジュン オンライン(J'ADORE JUN ONLINE)を中心にオフラインで商品を展開してきた。2022年9月には初のポップアップイベントを開催。その後も定期的にイベントを仕掛け、古着店や飲食店などジャンルを超えたカルチャーとの繋がりを作ってきた。

トータルライフスタイルを提案

今回出店地に選んだのは、代々木公園駅から徒歩5分ほどにある通称“奥渋”の愛称で親しまれているエリア。日々新しいカルチャーが生み出されてきたこの場所で、コミュニティーのハブとなるようなお店を目指したいという思いからこの地に決めた。

「ムウ ストア」では、「ムウ ト アール」のオリジナルアイテムやバイイングアイテムのほか、ビンテージのアパレル、アイウエア、時計、雑貨などをラインアップ。アイウエアは、レンズ交換にも対応する。また、ナチュラルワインの販売も実施し、アパレルにとどまらないライフスタイルを提案する。

“シアター”がテーマの内装は、デザインスタジオのフォーミュラ(FORMULA)を運営し、空間デザイナーとして注目を集めている柳澤春馬が担当。劇場などで用いられる舞台美術や装飾に着想し、空間にセクションを設けつつ可変性の高い什器を備えることで「ムウ ト アール」とともに作り続けていく場所に仕上げた。

店舗概要

■「ムウ ストア」

オープン日:4月上旬
住所::東京都渋谷区富ヶ谷1-43-2 EDIH富ヶ谷2階

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「センサイ」がインドネシア進出 そごうに出店 

花王のグローバルプレステージブランドド「センサイ(SENSAI)」がインドネシアに進出した。2月21日に1号店となる店舗を百貨店「そごう プラザ スナヤン(SOGO Plaza Senayan)」にオープンした。同店は首都ジャカルタ南部のスナヤン地区に位置し、高級ホテルが集まるラグジュアリーなエリアで、富裕層の取り込みにも期待がかかる。

同店では、「センサイ」ならではの“丁寧なおもてなし”を体現したカウンセリングやトリートメントを提供する。また、最新の研究知見に基づく皮膚科学と融合した高品質なスキンケア商品を展開し、ブランドの世界観を体験できる場とする。インドネシアにおける生活者のスキンケア習慣を踏まえ、洗顔やUV対策などの提案も強化するなど、エリア特性を活かしたマーケティングを実施する計画だ。

「センサイ」は、欧州を中心に世界40カ国以上で展開。2019年の日本導入を皮切りにアジア展開を開始し、23年には中国・上海に旗艦店をオープンした。今後もアジアでの展開を強化し、グローバル化を加速する。

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「ナイキ」が最新レーシングシューズ“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4”と“ストリークフライ 2”を発表

「ナイキ(NIKE)」はこのほど、最新レーシングシューズ“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4(ZOOMX VAPORFLY NEXT% 4)”と“ストリークフライ 2(STREAKFLY 2)”を発表した。価格は、“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4”が2万9700円で、“ストリークフライ 2”が2万6730円。どちらもホワイトが基調のプロトタイプカラーとレッドカラーの2色を用意し、プロトタイプカラーを3月1日に先行発売したのち、レッドカラーを4月以降に「ナイキ」の公式オンラインストアと一部店舗で取り扱う予定だ。

“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4”は、男子5000mと男子10000mの世界記録保持者であるジョシュア・チェプテゲイ(Joshua Cheptegei)や、カナダを代表する長距離走者のモハメド・アハメド(Mohamed Ahmed)らアスリートのフィードバックをもとに開発された。位置付けとしては、「ナイキ」が展開するレーシングシューズの中でも、5kmからマラソンまで全てのランナーのために作られた最も汎用性の高いモデルだ。前作から約10%の軽量化に成功したシリーズ史上最軽量ながら、2mm低くしたオフセット(前足部分とかかとのソールの厚みの差)に反発性の高いミッドソール素材“ズームX フォーム”を採用し、さらにカーボンファイバー製のフライプレートも搭載することで、快適な推進力のサポートとスムーズな重心移動を実現する。

モハメド・アハメドは「“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4”は、“ヴェイパーフライ”シリーズの理想形に仕上がっている。このシューズは、前作よりも軽く、快適なライド感があり、反発性と安定性とフィットも優れているなど、気に入った点が多くある。何より、これまでで最もフォームとカーボンのバランスが完璧なシューズだと言えるだろう」とコメントしている。

一方“ストリークフライ 2”は、一般ランナーや「ナイキ」所属の⻑距離ランナーの意見を受け、短めのレースやスピードインターバル、テンポ走で最高のパフォーマンスを発揮できるようにデザインされた1足だ。トラックスパイク用の足型をベースに、オフセットを4mmに抑えたシルエットになっているほか、シューレースを中央に配置しながら伸縮性を持たせたことで、より高いフィット感の調整が可能となっている。また、重量は初代“ストリークフライ”よりも40g軽い144gだが、こちらも“ズームX フォーム”とフルレングスのフライプレートを搭載しているため、優れた反発性とクッション性でスピードに乗りやすいという。

本作について、「ナイキ」に所属する中長距離選手のジェシカ・ハル(Jessica Hull)は、「通常、インターバルトレーニングの途中で筋肉のコンディション調整と怪我防止のため、スパイクに履き替える必要があった。しかし、“ストリークフライ 2”は反発性が高くサポート力もあるので、別のスパイクに履き替えなくても速いスピー ドでの練習をこなすことができ、さらに翌日にも疲れが残りにくくなっている」と話し、同じく中長距離ランナーのクーパー・ティア(Cooper Teare)は、「“ストリークフライ 2”は、200mのスピード練習からスムーズな5km走まで快適に対応でき、レーシングシューズに革命をもたらす」とコメントしている。

なお、今年の「箱根駅伝」で一部選手が“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4”のプロトタイプを着用していたことで話題となっていた。

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コーセーコスメポートがウインドサーファーの新嶋莉奈選手とスポンサー契約を締結

コーセーコスメポートは、ウインドサーファーの新嶋莉奈選手とスポンサー契約を締結したと発表した。

新嶋選手のセイルやウエアに「サンカット」ロゴを掲出

コーセーコスメポートは、新嶋選手のセイルやウエアに同社の日焼け止めブランド「サンカット(SUNCUT)」ロゴを掲出するほか、同ブランドの日焼け止めを提供し、新嶋選手を支援するとともに、紫外線対策の重要性を発信する。

新嶋選手はスポンサー契約締結に際し、「ウインドサーフィンというスポーツは紫外線と切っても切り離せないスポーツです。普段から肌のこと、環境のことを考え『サンカット』を愛用していました。このたび大好きなブランドを展開されているコーセーコスメポート様と契約をしていただくことができ、とてもありがたく嬉しく思います。これからも太陽を味方につけて世界で活躍できるように頑張ります!」と語っている。

新嶋莉奈は、1999年生まれのウインドサーファー。4歳からウインドサーフィンを始め、史上最年少の14歳でユース五輪に出場、歴代トップ成績の7位入賞を果たす。その後全日本インカレ個人戦優勝、IQFOIL全日本選手権優勝、JWAプロツアー4戦全戦優勝に輝き、23歳でワールドカップ準優勝、アジア大会とプレオリンピックの代表に内定した。

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「アニヤ・ハインドマーチ」が最新コンセプトスト“アニヤ空港“をロンドンで披露 4月には日本にも

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」がロンドン・ファッション・ウイーク期間中に、“エア アニヤ“と題した最新のコンセプトストアを現地で披露した。テーマは空の旅。4月には日本でも展開予定だ。

飛行機をイメージしたストア内には、キャンバス素材にレザーのトリミングやキャンバステープあしらった「ビスポーク・ウォルトン」シリーズからキャスター付きのスーツケースやトラベルバッグ、バニティーバッグ、クロスボディーバッグなどのアイテムが並ぶ。新作の機内用トートバッグも登場した。バッグ類には好きなアルファベットをカスタマイズして配置できる。

「ブリティッシュ・エアウェイズ」とコラボしたラゲッジラグや“JET LAG(時差ボケ)“や”TURBULENCE(乱気流)“の文字を刺しゅうしたキャップといったユーモラスな小物も豊富だ。

またコンセプトストア向かいの「アニヤ・ハインドマーチ」カフェでは、機内食をモチーフにしたメニューも披露した。日本でのコンセプトストアでも同じメニューを提供予定だという。

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韓国人デザイナーによる「アシュリン」 厳冬を越えた柿のように、成熟する流線美

ニューヨーク・ファッション・ウイークにおいて、構築的かつ女性らしい柔らかいフォルムが際立つ「アシュリン(ASHLYN)」。手掛けるのは韓国人デザイナーのアシュリン・パークだ。

ソーホーにあるこぢんまりとしたギャラリーで行われた2025-26年秋冬のランウエイショーは、親密であり、じっくりと「アシュリン」の服を眺めるのにまさしく適した空間だった。柿からインスピレーションを得たという今シーズンのコレクションは、果実の柔らかな丸みを帯びたフォルム、寒い冬を耐えてより甘く成熟していく過程を表現した。また、韓国の伝統的なポッタリ(風呂敷のような包む布)からも着想している。

精緻なパターンが生み出す予期せぬフォルム

メンズのテーラードも得意とするパークが見せたのはフェミニンとマスキュリンが融合したスタイル。テーラードジャケットには複雑なパターンによってフリルがアクセントになったキャミソールを合わせ、トレンチコートやニットジャケットもマスキュリンながら丸みを帯びたパターンで女性らしさを加えた。レザーのトップスにもペプラムのデザインが施され、レザーとは思えぬ柔らかな質感を作り出した。装飾を排除しながらも、パターンによる構築的なフォルムが華やかさを生み出している。たびたび登場したボリュームたっぷりのパンツもスタイリングを柔らかな印象に仕上げている重要なアイテムだ。

また、ポッタリがアイデアの起点となった「パズル」のテクニックは、正方形からスタートし、断片を切り取って再構成することで予期せぬフォルムを生み出すもの。複雑に組み合わされたパターンによって女性らしいフォルムが目を引く「パズル」トップスも見られた。柿を思わせるくすんだオレンジのルックは、数自体はさほど多くなかったものの、彼女がこだわるシェイプの成熟を感じさせた。今季はボリューム感のあるコートジャケットやニットジャケットも見応えがあった。重衣料の割合を増やすことで、コレクションのダイナミックさがより増していきそうな期待感もある。

コレクションノートには下記のように記されている。「柿が寒い冬を耐え抜き、より甘く熟していく過程は、人生の深い真理を映し出します。すなわち、苦労の末に得た美しさこそが、最も意味を持つのです(一部抜粋)」。パークがモノづくりに込める思いが、くっきりと投影されたショーだった。

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韓国人デザイナーによる「アシュリン」 厳冬を越えた柿のように、成熟する流線美

ニューヨーク・ファッション・ウイークにおいて、構築的かつ女性らしい柔らかいフォルムが際立つ「アシュリン(ASHLYN)」。手掛けるのは韓国人デザイナーのアシュリン・パークだ。

ソーホーにあるこぢんまりとしたギャラリーで行われた2025-26年秋冬のランウエイショーは、親密であり、じっくりと「アシュリン」の服を眺めるのにまさしく適した空間だった。柿からインスピレーションを得たという今シーズンのコレクションは、果実の柔らかな丸みを帯びたフォルム、寒い冬を耐えてより甘く成熟していく過程を表現した。また、韓国の伝統的なポッタリ(風呂敷のような包む布)からも着想している。

精緻なパターンが生み出す予期せぬフォルム

メンズのテーラードも得意とするパークが見せたのはフェミニンとマスキュリンが融合したスタイル。テーラードジャケットには複雑なパターンによってフリルがアクセントになったキャミソールを合わせ、トレンチコートやニットジャケットもマスキュリンながら丸みを帯びたパターンで女性らしさを加えた。レザーのトップスにもペプラムのデザインが施され、レザーとは思えぬ柔らかな質感を作り出した。装飾を排除しながらも、パターンによる構築的なフォルムが華やかさを生み出している。たびたび登場したボリュームたっぷりのパンツもスタイリングを柔らかな印象に仕上げている重要なアイテムだ。

また、ポッタリがアイデアの起点となった「パズル」のテクニックは、正方形からスタートし、断片を切り取って再構成することで予期せぬフォルムを生み出すもの。複雑に組み合わされたパターンによって女性らしいフォルムが目を引く「パズル」トップスも見られた。柿を思わせるくすんだオレンジのルックは、数自体はさほど多くなかったものの、彼女がこだわるシェイプの成熟を感じさせた。今季はボリューム感のあるコートジャケットやニットジャケットも見応えがあった。重衣料の割合を増やすことで、コレクションのダイナミックさがより増していきそうな期待感もある。

コレクションノートには下記のように記されている。「柿が寒い冬を耐え抜き、より甘く熟していく過程は、人生の深い真理を映し出します。すなわち、苦労の末に得た美しさこそが、最も意味を持つのです(一部抜粋)」。パークがモノづくりに込める思いが、くっきりと投影されたショーだった。

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【スナップ】佐野勇斗や生見愛瑠、堀田真由らが来場 「バーバリー」が伊勢丹新宿本店でポップアップを開催

「バーバリー(BURBERRY)」は現在、伊勢丹新宿本店でブランドの象徴であるトレンチコートを讃えるポップアップを開催中だ。オープン初日の2月26日には、ボーカルダンスユニット、M!LKに所属する佐野勇斗や、モデルの生見愛瑠、佐藤晴美、俳優の堀田真由らが来場。ブランドのウエアを身にまとい、イベントを楽しんだ。なお、同ポップアップは3月4日まで行う。

来場者スナップ

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「アクシーズファム」のIGAが10年ぶりの総合展 社長肝入りの新和装ブランドを発表

SPAアパレルのアイジーエー(IGA)が10年ぶりとなる総合展を開催した。22年目の主力ブランド「アクシーズファム(AXES FEMME)」を筆頭に、6ブランドが2025年春夏アイテムを紹介。五十嵐昭順社長が自らプロデュースする新ブランド「リゼン(REZEN)」やリブランディングしたロリータ服の「シャルミエール(CHALMIERE)」に加え、「アクシーズファム」のオリジナルコスメの本格展開も発表した。これらの出店も春から始め、今年は20代を中心とした新世代そして訪日客への新たな層へのアプローチを狙う。キーワードは、「日本ファッション文化の発信」と「国内外でのファン作り」だ。

主力ブランドの「アクシーズファム」は
コスメ、サブカル、ジャポニスムで仕掛ける

22年目の「アクシーズファム」は10〜50代と3世代にわたる幅広い層の顧客を持つ。今シーズンは原点回帰をテーマに、オリジナルのレースやプリント柄を復刻し、定番のワンピースなどに落とし込んだ。また昨年秋から一部店舗で販売していたオリジナルコスメに本腰を入れ、カラーコスメを中心にラインアップを拡充。4月末には単独店をオープンする予定だ。

「アクシーズファム ポエティック(AXES FEMME POETIQUE)」は、今年からモノトーンを基調にした“サブカルチャー”のラインを拡充する。その名前の通り、アニメやコスプレといった日本のサブカルチャーのテイストを「アクシーズファム」のかわいいフィルターを通したスタイルを提案。エッジィの効いたスタイリング提案の支持が高まり、フリルやパステルカラーを多用した甘テイストの“ガーリー”を主軸としていたが、“サブカル”を増やし半々での構成に切り替えた。将来的には“サブカル”の構成が増えると見込んでいて、「ポエティック」単独の店舗も増やしていく計画だ。

五十嵐社長が自ら指揮する「リゼン」は
2月に大阪に初のコンセプトショップ

また五十嵐社長が自らプロデューサーとなり、指揮を取る新ブランド「リゼン」は、2月22日に大阪ヘップファイブに初のコンセプトショップをオープンしたばかり。紫式部をイメージしたオリエンタルな雰囲気と装いを提案する「アクシーズエックス(AXES-X)」というレーベルからスピンオフするカタチで立ち上がった「リゼン」。今シーズンは、シダレザクラや曼荼羅といった和文化のデザインを取り入れた着物スリーブのシャツやポケット付きの袴パンツなど、モードな要素を組み合わせたカジュアルな和服を取りそろえる。

日本のロリータ&アイドル文化の“ときめき”を世界へ

海外で根強い人気でいうと、日本のカワイイ&ロリータ文化だ。そのカルチャーをけん引するブランドの一つだった「アクシーズファム カワイイ(AXES FEMME KAWAII)」は昨年10周年を迎え、この春から「シャルミエール」に改名し一新する。1着3万〜5万円の高額なロリータ服が多い中で、フリルたっぷりのワンピースを1万円台で販売する企業努力も奏功してきたが、今後はさらに若年層へのロリータファッションの訴求やアメリカやフランス、アジアでのイベント開催などでファン作りを強化する。春には、心斎橋ビッグステップに「シャルミエール」1号店を構える。

インフルエンサーやアイドルを起用したEC特化のブランドにも注力していく。SNS総フォロワー数30万人超のインフルエンサー、イケダナナをディレクターに起用した「フィクルベベ(FICKLE BEBE)」は今シーズン、スクールコアに着目。ガーリーな白シャツや黒いサロペット、ネクタイなどの雑貨も充実する。「モノトーンのシャツやスエットプルオーバーなど、シンプルなデザインだけど、“ときめき”を与えるアイテムにしたい」(イケダナナ・ディレクター)。

新ブランド「アイス(AICE)」もお披露目。アイドルやインフルエンサー、カルチャーコンテンツとのコラボレーションを切り口にアイテムを発表するブランドモデルで、第1弾はアイドルグループのBLACKNAZARENE、第2弾はモデル&インフルエンサーのyuinaと協業した。コラボレーションは限定数となるものの、アイドルグループを推し活するファンやインフルエンサーが持つ膨大なフォロワーへのリーチが早いだけでなく、プロモーション費用を限定することができる。また彼女たちにとってもアパレルとのタッグで新境地となり、双方にとってのシナジー効果を期待する。

「ファッションは尖ったものほど刺さる」

この春、3つの新ブランドと刷新ブランド、そして新業態への挑戦と大きなステップを踏むアイジーエー。佐藤亮太取締役は、「10年前に展示会開催した当時は、大型ショッピングモールへの出店を強化していた頃。全国の総店舗数は3ケタあったが、今はその半分程度に。ただし、元々強みとしていたEC販売や『アクシーズファム』の長年の顧客の支えが奏功し、売り上げも順調に推移している。今年は国内の若年層にさらにフォーカスし、新規開拓を進めていきたい」と意気込む。また、「ファッションは尖ったものほど刺さる。長年のファン、そして新たなファンとともに、チャレンジを続けたい」と語る。

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「アクシーズファム」のIGAが10年ぶりの総合展 社長肝入りの新和装ブランドを発表

SPAアパレルのアイジーエー(IGA)が10年ぶりとなる総合展を開催した。22年目の主力ブランド「アクシーズファム(AXES FEMME)」を筆頭に、6ブランドが2025年春夏アイテムを紹介。五十嵐昭順社長が自らプロデュースする新ブランド「リゼン(REZEN)」やリブランディングしたロリータ服の「シャルミエール(CHALMIERE)」に加え、「アクシーズファム」のオリジナルコスメの本格展開も発表した。これらの出店も春から始め、今年は20代を中心とした新世代そして訪日客への新たな層へのアプローチを狙う。キーワードは、「日本ファッション文化の発信」と「国内外でのファン作り」だ。

主力ブランドの「アクシーズファム」は
コスメ、サブカル、ジャポニスムで仕掛ける

22年目の「アクシーズファム」は10〜50代と3世代にわたる幅広い層の顧客を持つ。今シーズンは原点回帰をテーマに、オリジナルのレースやプリント柄を復刻し、定番のワンピースなどに落とし込んだ。また昨年秋から一部店舗で販売していたオリジナルコスメに本腰を入れ、カラーコスメを中心にラインアップを拡充。4月末には単独店をオープンする予定だ。

「アクシーズファム ポエティック(AXES FEMME POETIQUE)」は、今年からモノトーンを基調にした“サブカルチャー”のラインを拡充する。その名前の通り、アニメやコスプレといった日本のサブカルチャーのテイストを「アクシーズファム」のかわいいフィルターを通したスタイルを提案。エッジィの効いたスタイリング提案の支持が高まり、フリルやパステルカラーを多用した甘テイストの“ガーリー”を主軸としていたが、“サブカル”を増やし半々での構成に切り替えた。将来的には“サブカル”の構成が増えると見込んでいて、「ポエティック」単独の店舗も増やしていく計画だ。

五十嵐社長が自ら指揮する「リゼン」は
2月に大阪に初のコンセプトショップ

また五十嵐社長が自らプロデューサーとなり、指揮を取る新ブランド「リゼン」は、2月22日に大阪ヘップファイブに初のコンセプトショップをオープンしたばかり。紫式部をイメージしたオリエンタルな雰囲気と装いを提案する「アクシーズエックス(AXES-X)」というレーベルからスピンオフするカタチで立ち上がった「リゼン」。今シーズンは、シダレザクラや曼荼羅といった和文化のデザインを取り入れた着物スリーブのシャツやポケット付きの袴パンツなど、モードな要素を組み合わせたカジュアルな和服を取りそろえる。

日本のロリータ&アイドル文化の“ときめき”を世界へ

海外で根強い人気でいうと、日本のカワイイ&ロリータ文化だ。そのカルチャーをけん引するブランドの一つだった「アクシーズファム カワイイ(AXES FEMME KAWAII)」は昨年10周年を迎え、この春から「シャルミエール」に改名し一新する。1着3万〜5万円の高額なロリータ服が多い中で、フリルたっぷりのワンピースを1万円台で販売する企業努力も奏功してきたが、今後はさらに若年層へのロリータファッションの訴求やアメリカやフランス、アジアでのイベント開催などでファン作りを強化する。春には、心斎橋ビッグステップに「シャルミエール」1号店を構える。

インフルエンサーやアイドルを起用したEC特化のブランドにも注力していく。SNS総フォロワー数30万人超のインフルエンサー、イケダナナをディレクターに起用した「フィクルベベ(FICKLE BEBE)」は今シーズン、スクールコアに着目。ガーリーな白シャツや黒いサロペット、ネクタイなどの雑貨も充実する。「モノトーンのシャツやスエットプルオーバーなど、シンプルなデザインだけど、“ときめき”を与えるアイテムにしたい」(イケダナナ・ディレクター)。

新ブランド「アイス(AICE)」もお披露目。アイドルやインフルエンサー、カルチャーコンテンツとのコラボレーションを切り口にアイテムを発表するブランドモデルで、第1弾はアイドルグループのBLACKNAZARENE、第2弾はモデル&インフルエンサーのyuinaと協業した。コラボレーションは限定数となるものの、アイドルグループを推し活するファンやインフルエンサーが持つ膨大なフォロワーへのリーチが早いだけでなく、プロモーション費用を限定することができる。また彼女たちにとってもアパレルとのタッグで新境地となり、双方にとってのシナジー効果を期待する。

「ファッションは尖ったものほど刺さる」

この春、3つの新ブランドと刷新ブランド、そして新業態への挑戦と大きなステップを踏むアイジーエー。佐藤亮太取締役は、「10年前に展示会開催した当時は、大型ショッピングモールへの出店を強化していた頃。全国の総店舗数は3ケタあったが、今はその半分程度に。ただし、元々強みとしていたEC販売や『アクシーズファム』の長年の顧客の支えが奏功し、売り上げも順調に推移している。今年は国内の若年層にさらにフォーカスし、新規開拓を進めていきたい」と意気込む。また、「ファッションは尖ったものほど刺さる。長年のファン、そして新たなファンとともに、チャレンジを続けたい」と語る。

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「フェンディ」が「レッド・ウィング」と協業 ブーツ2色をラインアップ

「フェンディ(FENDI)」は、2025年春夏コレクションから、「レッド・ウィング(RED WING)」と協業したブーツ“フェンディ アンド レッドウィング(FENDI AND RED WING)”を発売した。価格は22万5500円。「フェンディ」直営店および公式オンラインで取り扱う。

“フェンディ アンド レッドウィング”

同ブーツは、しなやかさのある“クオイオ ローマ(CUOIO ROMANO)”レザーと、“セレリア(SELLERIA)”のハンドステッチ、またシエナレッドとナチュラルベージュなど、「フェンディ」を象徴する要素と、「レッド・ウィング」を代表する“クラシック モック(CLASSIC MOC)”を掛け合わせた。30人以上の職人が関わり、80の工程を経て1足が完成する。2025年は、「フェンディ」が創業100周年、「レッド・ウィング」が120周年を迎える。

アクセサリーおよびメンズウェア部門のシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=アーティスティック ディレクターは、「イブニングドレスと組み合わされたスポーティーなアティチュードであるこの『レッド・ウィング』のブーツは、ウォーキングのためのもの。忙しい女性たちのために作られたものなのです!」と語っている。

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ペリカン石鹸の“恋するおしり”シリーズ第3弾は泡立つボディースクラブ

ペリカン石鹸は4月10日、累計販売個数1000万個を突破した(※同社調べ/2016年3月~24年11月)パーツケアシリーズ“恋するおしり”から、シリーズ第3弾となるボディースクラブ“石けんスクラブ”(180g、1980円)を発売する。2月27日からペリカン石鹸の公式ECで取り扱いを始め、3月1日からロフトやプラザの店舗、ECで先行販売する。

同製品は、スクラブ・洗浄・保湿の3つの機能をかなえるボディースクラブ。石けん素地を砕いたスクラブ剤をはじめ、サイズの異なるスクラブ4種と美容保湿エッセンス9種を配合し、角質除去と泡立ちを両立した。肌の黒ずみやざらつきをケアしながら潤いを守り、柔らかくしっとりと洗い上げる。パラベン、合成着色料、シリコンフリー。

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「ジースター」がウォルター・ヴァン・ベイレンドンクと協業 「極力縫わない服」発売

「ジースター(G-STAR)」は26日、デザイナーのウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)と協業したカプセルコレクション“デニム・ウィズ・ボールズ”を「ジースター」一部店舗と各取扱店で発売した。

「アントワープの6人」として知られるウォルターは今回、従来の方法にとらわれない服作りをディレクションしたという。「縫製」を最小限に抑え、接着剤やデザインテープを使用した19点をそろえた。3Dニットのオーバーサイズのトップスやセーターには、ウォルターの作品を象徴するスローガン・デザインとして「Future Proof」「Wow」「Stitch Less」の言葉をプリント。また、アクセントとしてエンボス加工で各所に立体的に表現したドットにはコレクション名「Denim with Balls」にかけた言葉遊びを込めた。

デニムアイテムはすべて、その生産工程における持続可能性への配慮が特定の基準をクリアしていることを示すクレードル・トゥ・クレードル(Cradle to Cradle)認証を取得した生地を使用している。

キャンペーンではウォルター自身がモデルを務め、写真家ポール・コイカーが撮影した。「伝統的な手法にとらわれない、新しい服作りに挑戦した。これまでとは異なる新しい手法を模索することが可能になった現在も、服が旧来の手法で縫製されているのはなぜだろう?今回のプロジェクトの主なテーマは“イノベーション”“リサーチ”“服作りの固定観念への挑戦だ。ジースターから完全な裁量権を与えてもらい、自由に作ることができた」とウォルターは話している。

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「ジースター」がウォルター・ヴァン・ベイレンドンクと協業 「極力縫わない服」発売

「ジースター(G-STAR)」は26日、デザイナーのウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)と協業したカプセルコレクション“デニム・ウィズ・ボールズ”を「ジースター」一部店舗と各取扱店で発売した。

「アントワープの6人」として知られるウォルターは今回、従来の方法にとらわれない服作りをディレクションしたという。「縫製」を最小限に抑え、接着剤やデザインテープを使用した19点をそろえた。3Dニットのオーバーサイズのトップスやセーターには、ウォルターの作品を象徴するスローガン・デザインとして「Future Proof」「Wow」「Stitch Less」の言葉をプリント。また、アクセントとしてエンボス加工で各所に立体的に表現したドットにはコレクション名「Denim with Balls」にかけた言葉遊びを込めた。

デニムアイテムはすべて、その生産工程における持続可能性への配慮が特定の基準をクリアしていることを示すクレードル・トゥ・クレードル(Cradle to Cradle)認証を取得した生地を使用している。

キャンペーンではウォルター自身がモデルを務め、写真家ポール・コイカーが撮影した。「伝統的な手法にとらわれない、新しい服作りに挑戦した。これまでとは異なる新しい手法を模索することが可能になった現在も、服が旧来の手法で縫製されているのはなぜだろう?今回のプロジェクトの主なテーマは“イノベーション”“リサーチ”“服作りの固定観念への挑戦だ。ジースターから完全な裁量権を与えてもらい、自由に作ることができた」とウォルターは話している。

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「バーバリー ビューティ」が伊勢丹新宿店で長期ポップアップを開催 限定ノベルティーを用意

「バーバリー ビューティ」は2月26日、3度目の日本再上陸を果たした。フレグランス大手コティ(COTY)が輸入・販売を行い、同日から伊勢丹新宿本店で長期ポップアップを開催している。期間中はファンデーションを含む1万6500円以上の購入で、オリジナルポーチとリキッドファンデーション“ビヨンド ウェア パーフェクティング マット”の5mLを数量限定でプレゼントする。

ポップアップ初日の反響

同ブランドのPR担当者によれば、「発売初日に公式ECでは一部ファンデーションが完売。店頭のポップアップは常に列が絶えなかった」という。4色アイシャドウパレット“アイ クアッド”(全4色、各8360円)は“03 ブラッシュ ベージュ”が、リップは“ブリット シャイン”(全14色、各5720円)の“606 ローズペタル”が特に人気だった。

新フレグランスコレクション

同日、荒野と洗練の融合を表現したラグジュアリーフレグランス“バーバリー シグネチャー”コレクション(全9種、各100mL、各3万9600円)を発売した。「洗練」をイメージした7種と、「荒野」をイメージした2種をラインアップ。完璧に手入れがされた美しい庭園から、荒々しい手付かずの自然や壮大な風景まで、イギリスの精神を凝縮させた。調香は、フランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)やオーレリアン・ギシャール(Aurelien Guichard)、ジェローム・ディ・マリノ(Jerome di Marino)らが手掛けた。

ブランドが定めるヒーロー製品は、イギリスの伝統であるアフタヌーンティーから着想を得た“ハイ ティー”。田園地帯の緑豊かなラベンダー畑、壮大なマナーハウスに囲まれた穏やかな反射の光に満ちた瞬間、夕暮れを前にした穏やかで静かなひとときを香りに落とし込んだ。茶葉の香りとフローラルラベンダーの力強いノートが溶け合う。

キャップには「バーバリー」のトレンチコートのボタンと同じ素材を採用し、レザーの結び目には最高級のイタリアレザーを使用。キャップの下部には、“バーバリーチェック”のメタルリングをあしらった。

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「サマソニ 2025」の第2弾アーティストが発表 ザ・プロディジーやBABYMETALなど16組が追加

8月16、17日に東京と大阪で開催される国内最大級の都市型音楽フェス「サマーソニック2025(SUMMER SONIC 2025)」(以下、「サマソニ 2025」)の第2弾アーティストが発表された。

今回は16組が新たに追加。キースの死を乗り越え再始動したザ・プロディジー(THE PRODIGY)(東京のみ)をはじめ、 世界的ガールズ・グループ、フィフス・ハーモニーの一員として大ブレイクを果たし、ソロデビュー後も活躍を続けるポップアイコン、カミラ・カベロ(CAMILA CABELLO)、昨年日本デビューを果たした今最も注目されるグローバルグループ、エスパ(aespa)(東京のみ)トリリンガルラッパー/シンガーのちゃんみな(大阪のみ)、ラテン・アーティストのJ・バルヴィン(J BALVIN)、シンガーソングライターのビーバドゥービー(BEABADOOBEE)らが各ステージの中核を担当する。

そのほか、世界的メタルバンドとなったBABYMETAL、2000年代のUKロックを代表するバンド、ブロック・パーティ(BLOC PARTY)、ジャズシーンの新星、ドミ&JD・ベック(DOMi & JD BECK)、カナダ出身のマルチ・プラチナム・ポップアーティスト、イライジャ・ウッズ(ELIJAH WOODS)、トラディショナルR&Bを現代サウンドへと昇華させるNY出身のクインテットインフィニティ ソング(INFINITY SONG)、英国が誇るR&B界の至宝ジョルジャ・スミス(JORJA SMITH)、6つの違う都市から集結した多種多様なメンバーによって結成された注目のガールズ・グループ、キャッツアイ(KATSEYE)、4月に日本武道館公演を行う音楽シーンの新世代アイコンLANA、2月の単独来日も記憶に新しい天才プロデューサー/クリエイター、ポーター・ロビンソン(PORTER ROBINSON)、THE 1975擁する人気レーベル Dirty Hit からデビューしたシンガーソングライター、ウォーリス(WALLICE)が決定した。

チケットは、3月1日から割引となるクリエイティブマン会員先行、3月12日からオフィシャル先行販売がスタートする。

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「サマソニ 2025」の第2弾アーティストが発表 ザ・プロディジーやBABYMETALなど16組が追加

8月16、17日に東京と大阪で開催される国内最大級の都市型音楽フェス「サマーソニック2025(SUMMER SONIC 2025)」(以下、「サマソニ 2025」)の第2弾アーティストが発表された。

今回は16組が新たに追加。キースの死を乗り越え再始動したザ・プロディジー(THE PRODIGY)(東京のみ)をはじめ、 世界的ガールズ・グループ、フィフス・ハーモニーの一員として大ブレイクを果たし、ソロデビュー後も活躍を続けるポップアイコン、カミラ・カベロ(CAMILA CABELLO)、昨年日本デビューを果たした今最も注目されるグローバルグループ、エスパ(aespa)(東京のみ)トリリンガルラッパー/シンガーのちゃんみな(大阪のみ)、ラテン・アーティストのJ・バルヴィン(J BALVIN)、シンガーソングライターのビーバドゥービー(BEABADOOBEE)らが各ステージの中核を担当する。

そのほか、世界的メタルバンドとなったBABYMETAL、2000年代のUKロックを代表するバンド、ブロック・パーティ(BLOC PARTY)、ジャズシーンの新星、ドミ&JD・ベック(DOMi & JD BECK)、カナダ出身のマルチ・プラチナム・ポップアーティスト、イライジャ・ウッズ(ELIJAH WOODS)、トラディショナルR&Bを現代サウンドへと昇華させるNY出身のクインテットインフィニティ ソング(INFINITY SONG)、英国が誇るR&B界の至宝ジョルジャ・スミス(JORJA SMITH)、6つの違う都市から集結した多種多様なメンバーによって結成された注目のガールズ・グループ、キャッツアイ(KATSEYE)、4月に日本武道館公演を行う音楽シーンの新世代アイコンLANA、2月の単独来日も記憶に新しい天才プロデューサー/クリエイター、ポーター・ロビンソン(PORTER ROBINSON)、THE 1975擁する人気レーベル Dirty Hit からデビューしたシンガーソングライター、ウォーリス(WALLICE)が決定した。

チケットは、3月1日から割引となるクリエイティブマン会員先行、3月12日からオフィシャル先行販売がスタートする。

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【一粒万倍日】「ボッテガ・ヴェネタ」から各種レザーアイテム 国内限定“マッチャ”カラーのメンズウオレットなど

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、「天赦日」「一粒万倍日」「寅の日」の3つの吉日が重なる最強開運日の3月10日に向けて、ウオレットなど各種アイテムを、ウィメンズとメンズともに発売した。「ボッテガ・ヴェネタ」一部店舗および公式オンラインなどで取り扱う。

ウィメンズウオレット

ウィメンズのウオレットは、ラムスキンで仕上げた“イントレチャート 三つ折りファスナーウォレット”(10万5600円)や、“イントレチャート スモール二つ折りウォレット”(9万9000円)、“イントレチャート フラップウォレット”(14万1900円)、“イントレチャート クレジットカードケース”(5万1700円〜)、“イントレチャート ビジネスカードケース”(7万4800円)をラインアップする。

ウィメンズバッグ

ウィメンズのバッグは、カーフレザーで仕上げた“イントレチャート ポーチ”(17万500円)と、ラムスキンの“コンサート ポーチ”(26万9500円)を販売する。

メンズウオレット

メンズのウオレットは、カーフレザーのイントレチャートに、国内限定の“マッチャ”カラーを配した“イントレチャート スタンプ スクエア ジップアラウンドウォレット”(8万300円)、“イントレチャート スタンプ コンパクト ジップアラウンドウォレット”(11万2200円)、“イントレチャート スタンプ ファスナーカードケース”(7万4800円)、“イントレチャート スタンプ クレジットカードケース”(4万5100円)、“イントレチャート スタンプ バッジホルダー”(5万1700円)をそろえる。

メンズバッグ

メンズのバッグは、カーフレザーで制作した“ゲッタウェイ フォンポーチ”(26万9500円)、“イントレチャート バーティカル ウォレス”(26万9500円)、“ディアゴ ミディアム ポーチ”(26万9500円)をラインアップする。

また2月27日〜3月11日の期間、「ボッテガ・ヴェネタ」公式オンラインで対象のレザー製ウオレット、カードケース、コインパース、名刺入れの購入者に向け、水引きに着想を得たレザーチャームを数量限定で配布する。なくなり次第終了となる。

3月10日は最強開運日

3月10日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”、 “虎は千里行って千里帰る”と言われることから、出て行ったものが戻ってくるという意味を持つ“寅の日”のトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日”は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

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【一粒万倍日】「ボッテガ・ヴェネタ」から各種レザーアイテム 国内限定“マッチャ”カラーのメンズウオレットなど

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、「天赦日」「一粒万倍日」「寅の日」の3つの吉日が重なる最強開運日の3月10日に向けて、ウオレットなど各種アイテムを、ウィメンズとメンズともに発売した。「ボッテガ・ヴェネタ」一部店舗および公式オンラインなどで取り扱う。

ウィメンズウオレット

ウィメンズのウオレットは、ラムスキンで仕上げた“イントレチャート 三つ折りファスナーウォレット”(10万5600円)や、“イントレチャート スモール二つ折りウォレット”(9万9000円)、“イントレチャート フラップウォレット”(14万1900円)、“イントレチャート クレジットカードケース”(5万1700円〜)、“イントレチャート ビジネスカードケース”(7万4800円)をラインアップする。

ウィメンズバッグ

ウィメンズのバッグは、カーフレザーで仕上げた“イントレチャート ポーチ”(17万500円)と、ラムスキンの“コンサート ポーチ”(26万9500円)を販売する。

メンズウオレット

メンズのウオレットは、カーフレザーのイントレチャートに、国内限定の“マッチャ”カラーを配した“イントレチャート スタンプ スクエア ジップアラウンドウォレット”(8万300円)、“イントレチャート スタンプ コンパクト ジップアラウンドウォレット”(11万2200円)、“イントレチャート スタンプ ファスナーカードケース”(7万4800円)、“イントレチャート スタンプ クレジットカードケース”(4万5100円)、“イントレチャート スタンプ バッジホルダー”(5万1700円)をそろえる。

メンズバッグ

メンズのバッグは、カーフレザーで制作した“ゲッタウェイ フォンポーチ”(26万9500円)、“イントレチャート バーティカル ウォレス”(26万9500円)、“ディアゴ ミディアム ポーチ”(26万9500円)をラインアップする。

また2月27日〜3月11日の期間、「ボッテガ・ヴェネタ」公式オンラインで対象のレザー製ウオレット、カードケース、コインパース、名刺入れの購入者に向け、水引きに着想を得たレザーチャームを数量限定で配布する。なくなり次第終了となる。

3月10日は最強開運日

3月10日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”、 “虎は千里行って千里帰る”と言われることから、出て行ったものが戻ってくるという意味を持つ“寅の日”のトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日”は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

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「日本の宝」の技術継承に尾州・小塚毛織が挑む 多様な世代が奮闘中

「日本の宝」と繊維・アパレル産業に身を置く人の多くが一目置くテキスタイル職人がいる。尾州産地でファンシーツイードを織るカナーレの足立聖代表だ。足立さんはテキスタイルを企画設計し、尾州産地に残るションヘル織機を持つ工場に外注して得意なツイードを織り、誰もが知るラグジュアリーからデザイナーズまで多くの有力ブランドにその生地を提供してきた。しかし2020年、コロナ禍で需要が減り取引先でションヘル織機を持つ最後の工場が廃業を決めた。「ションヘル織機を自社で持たないと足立さんのものづくりが途絶えてしまう」。小塚毛織の小塚康弘社長が足立さんの技術継続のために立ち上がった。

ションヘル織機は100年以上前にドイツで開発され、日本ではドイツの織機を原型に平岩鉄工所や大隈鉄工所が製作し明治大正期から1960年代頃まで主力で使われていた旧式の織機だ。繊維への負荷が少なく立体的に織り上げることができ、手織りのような柔らかい風合いに仕上がる。そのションヘル織機の特徴を最大限に生かして他にはない生地をデザインするのが足立さんだ。

小塚毛織がションヘル織機を導入して自社工場を整備して4年余り。「予期せず人が集まり、需要が高まっている」と小塚社長は嬉しそうに話す。足立さんとの協業による売上高は工場開設前の10%程度から20%を占めるまでになった。「将来的には50%を目指したい」。ションヘル織機は超低速運転でゆっくりと丁寧に織り上げることができるが、織る量には限りがある。「足立さんはゼロからイチをつくることができる。焼き直しではない足立さんのものづくりを理解してもらえる売り先を広げていきたい」。足立さんが生み出すテキスタイルの価値を高めて販路を広げようと大手商社やセレクトショップが名乗りを上げはじめ、その輪が広がっている。

技術・人・環境を整えるまで

小塚毛織は2009年からカナーレと協働をはじめ、11年に業務提携して本格的にファンシーツイードの企画販売を開始した。小塚社長は「紳士服向けの生地の企画生産を得意としていたがレディス向けの企画ができていなかった。また海外の生産を理解すればするほど国内でしかできないことに取り組みたいと考えるようになった。足立さんと提携することでレディス向けの企画を強化したいと考えた」と当時を振り返る。

小塚毛織は工場を持たず、テキスタイルを企画して中国や台湾の協力工場で生産したものを販売していた。足立さんが企画したテキスタイルもションヘル織機を持つ尾州の工場に外注して織っていた。「ションヘル織機を扱える職人が移り変わりながらもなんとか織ってきたが、最後のションヘル織機を持つ協力工場が20年に廃業を決めた」。

コロナ禍の2020年、1976年まで稼働していた自社工場を改修してションヘル織機を5台、整経機など付帯設備を導入した。売上高6億6200万円(2020年3月期)の小塚毛織にとっては安くはない設備投資であり、織機を動かす社員の雇用も必要になる。「長期計画を立てていたらできなかった。足立さんのものづくりを継続させたいーーその一心で奮起した」。

機械があってもものづくりはできない。「技術(足立さん)と人(機械を動かす人)、そして作る環境を整える必要があった」。SNSで発信された足立さんのモノ作りに引き付けられたのが横井春奈さんだ。横井さんは「ぱっと見の魅力が強く印象に残った。他と違うのが明らかに見てわかる。これは布なのか?と思うほどだった」と振り返る。横井さんは、神奈川の美術大学で工芸を専攻し、「立体的なテクスチャーに興味を持ちテキスタイルを学んだ」。横井さんは卒業間近の1月末に小塚毛織に連絡をした。

「当時新卒で2人を採用した直後で簡単に雇用することができず断った」と小塚社長。「しかし、5月に横井さんから尾州産地で働くために引っ越してきたとメールが届いた。社員としての受け入れは難しかったが、放ってはおけない。パートタイムで採用することにした。仕事への真摯な姿勢を感じて22年1月に社員として受け入れた」。同年8月にはションヘル織機を扱う老舗機屋と北陸の繊維メーカーで経験を積んだ水野太介さんも、小塚社長と足立さんの考えに賛同し入社した。水野さんは、尾崎雄飛「サンカッケー」デザイナー(2024年に織物工場「岩安毛織」を買収し事業承継に取り組む)とのテキスタイルプロジェクトにも携わり二足の草鞋で織機を扱う。「以前なら有望な若手を自社で独占するのが当たり前だった。今は小さな工場が社員を抱えるのが難しいこともあり、有望な若手を数社で支えるような緩やかなネットワークが生まれている」(山田幸士・岐阜県毛織工業協同組合専務理事)。

さらにかつてションヘル織機の機屋をしていた82歳の大島さんと、ともに働いていた夫を亡くしたことを機にションヘル織機から離れていた83歳の坪内さんがパートタイムで加わり、4人体制になった。大島さんは足立さんが会社員の時から戦友のような関係だった人で、坪内さんは通りかかった小塚毛織でションヘル織機の音に引き寄せられるように立ち寄ったときに横井さんが声をかけたという。

ションヘル織機など古い機械を治すことができる織機修理業者も尾州には1~2件に減っているため、水野さんや横井さんは業者が調整する様子を覚えて自社でメンテナンスができるように取り組んでいる。

当初はシャトルが飛ぶなどトラブル続きだったというが、23年頃からようやく生産が安定してきて量産できるようになった。足立さんは「水野くんはすでに全部自分でやれていて天性のものがある。横井さんはコツコツ取り組めることが才能。本当に好きなことが伝わってくる」と嬉しそうに話してくれた。

「シンプルな設計なのに他とは違う」足立さんの仕事の凄み

凝ったテキスタイルは自由な発想と緻密な設計から生まれる。足立さんは「デザイナーのイメージをかたちにしていくときが一番面白い」という。「設計図は算数の世界。イメージを数字に置き換えて図面にしている」。その際に過去に実現したサンプルから発展させることも少なくなく、小塚毛織社屋にあるアーカイブルームにはこれまで手掛けた大量のテキスタイルが保管されている。足立さんの才能は長年の蓄積とそれを織る技術者に支えられている。

足立さんの凄みを横井さんは「織りの組織自体は意外にもシンプルな点。シンプルな設計なのに他と違うのが一番難しい。組織を複雑にすれば織る人が間違えることも増えることも配慮しているのだろう。長年の経験あってこそ生まれる設計」と話す。さらに「足立さんの仕事の本質は人間関係を構築することだと気づいた。日々やっているのはコミュニケーションで、お客さんの希望を企画に起こして糸屋や染屋と丁寧にやり取りを重ねている。何十年もかけて築いた信頼関係があり、現場と機械を知り尽くしているからこそ挑戦的な生地が生まれている」と分析する。

水野さんは「足立さんは誰よりもチャレンジャー。『これ無理じゃないか』と思うことにも果敢に挑戦する。僕にはない部分で勉強させてもらっている。例えば今取り組んでいるのはスリット加工したフィルムを経糸にも横糸にも織り込んでいるが、フィルムの品質に変更がありこれまでのようにいかずに苦戦している。それがようやく今朝から織れるようになった」と静かな口調で語る。工場でその織機を見るとビームに小さな錘がついていて、足立さんは錘を指差して「これこれ」と嬉しそうに教えてくれた。

小塚社長も「閑散期向けには横糸を飛ばして手作業切る複雑な生地を企画するなど、繁忙期と閑散期、状況に応じてテキスタイルを企画してくれる」と語るなど、足立さんには、一緒に働く人を大切にして相手先の仕事の環境や状況に応じて仕事を進める姿勢が垣間見られるエピソードが多い。

足立さんの技術を受け継ぐ若手たち

横井さんは足立さんの行動ルーティンを真似することを意識しているという。「例えば糸屋を巡り用事がなくても機屋を訪ねるというルーティンは、なぜそれをするのかわからなくても真似を続けていると、足立さんが意図していることが見えてくる。機屋にこまめに顔を出すのは高齢化で少し間が空くと辞めちゃう方も出てくるから。真似する中で自分が得意なことや苦手なことを知り、苦手なことは足立さんとは違う方法を見つけて、自分で一から織れるようになりたい」と話す。記録を残すことも大事だと考え、些細なことまでメモを取り、インスタグラム(@hataya_no_teshigoto)でも発信している。「足立さんのようにどんな無茶ぶりも断らず応えられるテキスタイルデザイナーになりたい。そして、使い先が分からないくらい斬新な生地を作りたい」。

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「日本の宝」の技術継承に尾州・小塚毛織が挑む 多様な世代が奮闘中

「日本の宝」と繊維・アパレル産業に身を置く人の多くが一目置くテキスタイル職人がいる。尾州産地でファンシーツイードを織るカナーレの足立聖代表だ。足立さんはテキスタイルを企画設計し、尾州産地に残るションヘル織機を持つ工場に外注して得意なツイードを織り、誰もが知るラグジュアリーからデザイナーズまで多くの有力ブランドにその生地を提供してきた。しかし2020年、コロナ禍で需要が減り取引先でションヘル織機を持つ最後の工場が廃業を決めた。「ションヘル織機を自社で持たないと足立さんのものづくりが途絶えてしまう」。小塚毛織の小塚康弘社長が足立さんの技術継続のために立ち上がった。

ションヘル織機は100年以上前にドイツで開発され、日本ではドイツの織機を原型に平岩鉄工所や大隈鉄工所が製作し明治大正期から1960年代頃まで主力で使われていた旧式の織機だ。繊維への負荷が少なく立体的に織り上げることができ、手織りのような柔らかい風合いに仕上がる。そのションヘル織機の特徴を最大限に生かして他にはない生地をデザインするのが足立さんだ。

小塚毛織がションヘル織機を導入して自社工場を整備して4年余り。「予期せず人が集まり、需要が高まっている」と小塚社長は嬉しそうに話す。足立さんとの協業による売上高は工場開設前の10%程度から20%を占めるまでになった。「将来的には50%を目指したい」。ションヘル織機は超低速運転でゆっくりと丁寧に織り上げることができるが、織る量には限りがある。「足立さんはゼロからイチをつくることができる。焼き直しではない足立さんのものづくりを理解してもらえる売り先を広げていきたい」。足立さんが生み出すテキスタイルの価値を高めて販路を広げようと大手商社やセレクトショップが名乗りを上げはじめ、その輪が広がっている。

技術・人・環境を整えるまで

小塚毛織は2009年からカナーレと協働をはじめ、11年に業務提携して本格的にファンシーツイードの企画販売を開始した。小塚社長は「紳士服向けの生地の企画生産を得意としていたがレディス向けの企画ができていなかった。また海外の生産を理解すればするほど国内でしかできないことに取り組みたいと考えるようになった。足立さんと提携することでレディス向けの企画を強化したいと考えた」と当時を振り返る。

小塚毛織は工場を持たず、テキスタイルを企画して中国や台湾の協力工場で生産したものを販売していた。足立さんが企画したテキスタイルもションヘル織機を持つ尾州の工場に外注して織っていた。「ションヘル織機を扱える職人が移り変わりながらもなんとか織ってきたが、最後のションヘル織機を持つ協力工場が20年に廃業を決めた」。

コロナ禍の2020年、1976年まで稼働していた自社工場を改修してションヘル織機を5台、整経機など付帯設備を導入した。売上高6億6200万円(2020年3月期)の小塚毛織にとっては安くはない設備投資であり、織機を動かす社員の雇用も必要になる。「長期計画を立てていたらできなかった。足立さんのものづくりを継続させたいーーその一心で奮起した」。

機械があってもものづくりはできない。「技術(足立さん)と人(機械を動かす人)、そして作る環境を整える必要があった」。SNSで発信された足立さんのモノ作りに引き付けられたのが横井春奈さんだ。横井さんは「ぱっと見の魅力が強く印象に残った。他と違うのが明らかに見てわかる。これは布なのか?と思うほどだった」と振り返る。横井さんは、神奈川の美術大学で工芸を専攻し、「立体的なテクスチャーに興味を持ちテキスタイルを学んだ」。横井さんは卒業間近の1月末に小塚毛織に連絡をした。

「当時新卒で2人を採用した直後で簡単に雇用することができず断った」と小塚社長。「しかし、5月に横井さんから尾州産地で働くために引っ越してきたとメールが届いた。社員としての受け入れは難しかったが、放ってはおけない。パートタイムで採用することにした。仕事への真摯な姿勢を感じて22年1月に社員として受け入れた」。同年8月にはションヘル織機を扱う老舗機屋と北陸の繊維メーカーで経験を積んだ水野太介さんも、小塚社長と足立さんの考えに賛同し入社した。水野さんは、尾崎雄飛「サンカッケー」デザイナー(2024年に織物工場「岩安毛織」を買収し事業承継に取り組む)とのテキスタイルプロジェクトにも携わり二足の草鞋で織機を扱う。「以前なら有望な若手を自社で独占するのが当たり前だった。今は小さな工場が社員を抱えるのが難しいこともあり、有望な若手を数社で支えるような緩やかなネットワークが生まれている」(山田幸士・岐阜県毛織工業協同組合専務理事)。

さらにかつてションヘル織機の機屋をしていた82歳の大島さんと、ともに働いていた夫を亡くしたことを機にションヘル織機から離れていた83歳の坪内さんがパートタイムで加わり、4人体制になった。大島さんは足立さんが会社員の時から戦友のような関係だった人で、坪内さんは通りかかった小塚毛織でションヘル織機の音に引き寄せられるように立ち寄ったときに横井さんが声をかけたという。

ションヘル織機など古い機械を治すことができる織機修理業者も尾州には1~2件に減っているため、水野さんや横井さんは業者が調整する様子を覚えて自社でメンテナンスができるように取り組んでいる。

当初はシャトルが飛ぶなどトラブル続きだったというが、23年頃からようやく生産が安定してきて量産できるようになった。足立さんは「水野くんはすでに全部自分でやれていて天性のものがある。横井さんはコツコツ取り組めることが才能。本当に好きなことが伝わってくる」と嬉しそうに話してくれた。

「シンプルな設計なのに他とは違う」足立さんの仕事の凄み

凝ったテキスタイルは自由な発想と緻密な設計から生まれる。足立さんは「デザイナーのイメージをかたちにしていくときが一番面白い」という。「設計図は算数の世界。イメージを数字に置き換えて図面にしている」。その際に過去に実現したサンプルから発展させることも少なくなく、小塚毛織社屋にあるアーカイブルームにはこれまで手掛けた大量のテキスタイルが保管されている。足立さんの才能は長年の蓄積とそれを織る技術者に支えられている。

足立さんの凄みを横井さんは「織りの組織自体は意外にもシンプルな点。シンプルな設計なのに他と違うのが一番難しい。組織を複雑にすれば織る人が間違えることも増えることも配慮しているのだろう。長年の経験あってこそ生まれる設計」と話す。さらに「足立さんの仕事の本質は人間関係を構築することだと気づいた。日々やっているのはコミュニケーションで、お客さんの希望を企画に起こして糸屋や染屋と丁寧にやり取りを重ねている。何十年もかけて築いた信頼関係があり、現場と機械を知り尽くしているからこそ挑戦的な生地が生まれている」と分析する。

水野さんは「足立さんは誰よりもチャレンジャー。『これ無理じゃないか』と思うことにも果敢に挑戦する。僕にはない部分で勉強させてもらっている。例えば今取り組んでいるのはスリット加工したフィルムを経糸にも横糸にも織り込んでいるが、フィルムの品質に変更がありこれまでのようにいかずに苦戦している。それがようやく今朝から織れるようになった」と静かな口調で語る。工場でその織機を見るとビームに小さな錘がついていて、足立さんは錘を指差して「これこれ」と嬉しそうに教えてくれた。

小塚社長も「閑散期向けには横糸を飛ばして手作業切る複雑な生地を企画するなど、繁忙期と閑散期、状況に応じてテキスタイルを企画してくれる」と語るなど、足立さんには、一緒に働く人を大切にして相手先の仕事の環境や状況に応じて仕事を進める姿勢が垣間見られるエピソードが多い。

足立さんの技術を受け継ぐ若手たち

横井さんは足立さんの行動ルーティンを真似することを意識しているという。「例えば糸屋を巡り用事がなくても機屋を訪ねるというルーティンは、なぜそれをするのかわからなくても真似を続けていると、足立さんが意図していることが見えてくる。機屋にこまめに顔を出すのは高齢化で少し間が空くと辞めちゃう方も出てくるから。真似する中で自分が得意なことや苦手なことを知り、苦手なことは足立さんとは違う方法を見つけて、自分で一から織れるようになりたい」と話す。記録を残すことも大事だと考え、些細なことまでメモを取り、インスタグラム(@hataya_no_teshigoto)でも発信している。「足立さんのようにどんな無茶ぶりも断らず応えられるテキスタイルデザイナーになりたい。そして、使い先が分からないくらい斬新な生地を作りたい」。

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「ヒロインメイク」が韓国発の「ブイティー」とコラボ シカ成分配合のシートマスク

ブランド誕生20周年迎える「ヒロインメイク(HEROINE MAKE)」は4月8日、韓国のスキンケアブランド「ブイティー(VT)」とコラボレーションし、シートマスク“ヒロインメイク VTセブンデイズマスク”(7枚入り、990円)を数量限定で発売する。

理想の白玉肌へ

“ヒロインメイク VTセブンデイズマスク”は、美容液がたっぷりしみ込んだマスクが肌に密着し、華やかに潤う白玉肌をかなえるシートマスク。

グルタチオンとナイアシンアミドで乾燥によるくすみをケアし、シカ成分を含む「ブイティー」独自の整肌成分で揺らぎやすい肌を整える。さらに保湿成分のカモミールエキス、ビタミン、セラミド配合で、しっとりとした理想の肌へと導く。

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韓国発「ネーミング」のじゅわっと発色の人気チークが日本上陸 ビジュアルにはTWICEナヨン

韓国発のコスメブランド「ネーミング(NAMING.)」は3月15日、韓国で人気のクリームチーク“ソフティクリームブラッシュ”(全3色、各1650円)を数量限定で発売する。1日からロフト(LOFT)で先行販売を行う。

“ソフティクリームブラッシュ”

“ソフティクリームブラッシュ”は、内側からじゅわっと滲み出るような⾎⾊感と艶を与え、ヘルシーな表情を演出するクリームチーク。なめらかにとろけるテクスチャーが肌にぴったりと密着し、塗りたてのような美しい仕上がりが⻑時間続く。

今回は韓国で販売中のカラーラインナップから、ブルーベースの肌におすすめの“ライラックピンク”、肌色問わずおすすめの“ヌーディーピンク”、イエローベースの肌におすすめの“アプリコットピンク”の全3⾊をピックアップ。少しずつ塗り重ねて濃淡を調整することで、気分にあったニュアンスメイクを楽しめる。

ビジュアルにTWICEナヨンが登場

現在、ブランドミューズを務めるTWICEのナヨン(NAYEON)を起用した新ビジュアルを公開中。“ホワイト セレニティ(White Serenity)”をテーマに、透明感メイクと真っ⽩な⾐装に⾝を包んだナヨンがブランドの世界観をキュートに体現している。

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韓国発「ネーミング」のじゅわっと発色の人気チークが日本上陸 ビジュアルにはTWICEナヨン

韓国発のコスメブランド「ネーミング(NAMING.)」は3月15日、韓国で人気のクリームチーク“ソフティクリームブラッシュ”(全3色、各1650円)を数量限定で発売する。1日からロフト(LOFT)で先行販売を行う。

“ソフティクリームブラッシュ”

“ソフティクリームブラッシュ”は、内側からじゅわっと滲み出るような⾎⾊感と艶を与え、ヘルシーな表情を演出するクリームチーク。なめらかにとろけるテクスチャーが肌にぴったりと密着し、塗りたてのような美しい仕上がりが⻑時間続く。

今回は韓国で販売中のカラーラインナップから、ブルーベースの肌におすすめの“ライラックピンク”、肌色問わずおすすめの“ヌーディーピンク”、イエローベースの肌におすすめの“アプリコットピンク”の全3⾊をピックアップ。少しずつ塗り重ねて濃淡を調整することで、気分にあったニュアンスメイクを楽しめる。

ビジュアルにTWICEナヨンが登場

現在、ブランドミューズを務めるTWICEのナヨン(NAYEON)を起用した新ビジュアルを公開中。“ホワイト セレニティ(White Serenity)”をテーマに、透明感メイクと真っ⽩な⾐装に⾝を包んだナヨンがブランドの世界観をキュートに体現している。

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「オールバーズ」が藍色コレクション発売、ワタナベズと天然藍染ワークショップを実施

「オールバーズ(ALLBIRDS)」はこのほど、春に向けた藍色コレクションを発表した。ツリーダッシャー2とツリーランナゴーの2種類を店頭とオンラインで展開している。またこの発売を記念して、徳島県上板町に藍染工房を構えるワタナベズ(Watanabe’s)による天然藍染ワークショップを開催する。

同工房によるワークショップは2021年から実施しており、今回は3月20日と21日にオールバーズ原宿店、22日と23日に丸の内店でそれぞれ実施する。価格は3500円(税込)。「オールバーズ」他、ゴールドウイングループ製品(「ノースフェイス」、「ヘリーハンセン」、「カンタベリー」、「アイスブレーカー」など)を対象に実施する。事前予約制だが、予約状況によっては当日参加も受け付ける。

また、今回のワークショップ参加者から抽選で4名にワタナベズの蒅藍建てキットをプレゼントする。オールバーズとのワークショップでの知見を元に開発されたこのキットでは、藍染液の発酵の仕組みを家庭で学び、自宅で染色を体験できる。

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野口強が「ルシアン ペラフィネ」のアーティスティックディレクターに就任 創業者と親交も

カシミヤブランド「ルシアン ペラフィネ(LUCIEN PELLAT FINET)」は野口強を新たなアーティスティックディレクターに迎えることを発表した。野口就任後のファーストコレクションは今年の秋冬を予定している。

「ルシアン ペラフィネ」は、1994年に故・ルシアン・ペラフィネ(Lucien Pellat-Finet)が設立したフランスのストリートラグジュアリーブランド。マリファナの葉やスカルなどのモチーフをあしらった色鮮やかなカシミヤセーターが人気を博し、“キング・オブ・カシミア”の称号で知られている。2019年に破産手続きに入り、フランスのコンテンポラリーブランド「ザディグ エ ヴォルテール(ZADIG&VOLTAIRE)」の創業者であるティエリー・ジリエ(Thierry Gillier)が買収したのち、21年に名称を「ペラフィネ」に改めるとともにロゴなどを刷新。23年には、デザイナー兼コンサルタントのドリス・ラーサン(Dryce Lahssan)がクリエイティブ・ディレクターに就任していた。

野口強は1964年大阪府生まれのスタイリスト。デニムブランド「マインデニム(MINEDENIM)」を手掛けており、今後は「ルシアン ペラフィネ」におけるクリエイティブも全面的に担当する予定だ。野口は昨年死去した創設者ルシアンと親交があり、その経験と美学を活かしたディレクションが期待されている。

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野口強が「ルシアン ペラフィネ」のアーティスティックディレクターに就任 創業者と親交も

カシミヤブランド「ルシアン ペラフィネ(LUCIEN PELLAT FINET)」は野口強を新たなアーティスティックディレクターに迎えることを発表した。野口就任後のファーストコレクションは今年の秋冬を予定している。

「ルシアン ペラフィネ」は、1994年に故・ルシアン・ペラフィネ(Lucien Pellat-Finet)が設立したフランスのストリートラグジュアリーブランド。マリファナの葉やスカルなどのモチーフをあしらった色鮮やかなカシミヤセーターが人気を博し、“キング・オブ・カシミア”の称号で知られている。2019年に破産手続きに入り、フランスのコンテンポラリーブランド「ザディグ エ ヴォルテール(ZADIG&VOLTAIRE)」の創業者であるティエリー・ジリエ(Thierry Gillier)が買収したのち、21年に名称を「ペラフィネ」に改めるとともにロゴなどを刷新。23年には、デザイナー兼コンサルタントのドリス・ラーサン(Dryce Lahssan)がクリエイティブ・ディレクターに就任していた。

野口強は1964年大阪府生まれのスタイリスト。デニムブランド「マインデニム(MINEDENIM)」を手掛けており、今後は「ルシアン ペラフィネ」におけるクリエイティブも全面的に担当する予定だ。野口は昨年死去した創設者ルシアンと親交があり、その経験と美学を活かしたディレクションが期待されている。

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伊高級ラゲージ「FPM」が三越銀座店に初の期間限定店 マッシュが今春から国内展開

マッシュスタイルラボが国内展開する伊・ミラノ発高級ラゲージブランド「FPM ミラノ」は、3月5日から18日にかけ、日本初となる期間限定コンセプトストアを三越銀座店本館5階で開催する。

コンセプトストアでは、“バンクコレクション”をフルラインアップで展開する。ビンテージのトランクからインスピレーションを得て、現代的なデザイン、機能を同居させたブランドのシグニチャーだ。

キャリートランクの“バンク”は、可能な限り厚みを持たせたアルミパネルに頑丈なフレームを組み合わせ、さらに128 個もの鋲をひとつひとつ手作業で打ち込んでいるがゆえの堅牢さが特徴。オリジナルのバタフライロックもデザインのアクセントだ。

コンセプトストアでは、 “バンク”のデザインを基調に遊び心を取り入れた“バンクS”シリーズ、軽量なポリカーボネートボディの“バンク ライト”“バンクジップデラックス”などの派生アイテムも手に取ることができる。

開催期間中は、点描画家の BANANA YAMAMOTOの特別作品を展示する。イベント開催を記念し、ブランドのキーディテールである「バタフライロック」をモチーフにしたオブジェと、コラージュのインスタレーションを制作・展示する。

◼️FPM Milano LIMITED CONCEPT STORE
日程:2025年3月5日(水)~18日(火)
場所:東京都中央区銀座4-6−16
銀座三越本館5階 GINZA ステージ
営業時間:10:00~20:00

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「アルベルタ フェレッティ」2025-26年秋冬コレクション

「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。

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「ウカ」がスタイリングシリーズを刷新 “ボサボサ”“ペチャンコ”といったネーミングで髪質を生かすスタイリングを提案

「ウカ(UKA)」は4月15日、スタイリングシリーズを刷新し、新たに“ラブユア ヘアスタイリング シリーズ”を発売する。4種から6種に拡充し、処方とパッケージを刷新。 “モサモサ リッチバーム”(28g、2640円)、“フニャフニャ スタイリングワックス”(28g、2640円)、“ボサボサ ヴェールミルク”(50mL、2420円)、“ペチャンコ ボリュームミスト”(60mL、2420円)、“ギシギシ スタイリングオイル”(50mL、2970円)、“パサパサ オイルスプレー”(40g、2530円、※6月上旬発売予定)の6種をラインアップ。直営店と公式オンラインストアで扱う。

今回のリニューアルのヒントは、2年前に「ウカ」のアシスタントが実施したヘアショーから得た。「美容師の仕事は縮毛矯正やヘアカラーなどお客さまそのものの髪質を修正することも重要だが、お客さまの癖や髪質を生かし、自信を持ってもらうことの方が大切だと思う。お客さまの中には自分自身や髪質を愛することができなくて苦しんでいる人も多い。私たちがその手助けができたら、こんなに素敵なことはない。今回は自分の髪質を愛することができる企画をやりたい」というアシスタントの話を受け、「セルフラブ」をテーマにしたヘアショーを開催。さまざまな髪質で悩んでいるモデルを集め、ステージの上でその髪質を生かしたカットやスタイリングを施した。このヘアショーをきっかけに、「自分の癖毛や髪質を愛することができない人たちに勇気を与えられるスタイリングシリーズを作ろう」と、髪質を生かすスタイリング剤の開発に着手した。

“ラブユア ヘアスタイリング シリーズ”は “モサモサ”“フニャフニャ”“ボサボサ”“ペチャンコ”“ギシギシ”“パサパサ”という代表的な髪悩みのオノマトペをそのまま製品名に採用した。それぞれの悩みを持つ人たちの、生まれ持った髪質や癖毛を生かすスタイリング剤として提案する。香りは、クロモジ、ヒノキ、シダーウッド、パチョリ、ローズをメインとした、伊豆の雨や土、森、海を思わせる香りを共通で採用している。

“モサモサ リッチバーム”は、モサモサヘアをボリュームダウンし、タイトに仕上げる。束感を出し、高保湿するためにハイダメージヘアの使用も推奨する。“フニャフニャ スタイリングワックス”は、揉み込むだけで束感がかない、立体的な仕上がりとなる。“ボサボサ ヴェールミルク”は、適度まとまりや艶、質感をまとう。“ペチャンコ ボリュームミスト”は、根本のハリやコシをキープする。頭皮ケアをしながらのスタイリングをかなえる。“ギシギシ スタイリングオイル”は、パサつきや髪の広がりを抑える。ウェットな質感の艶を与えてキープする。“パサパサ オイルスプレー”は、ブローした後のようなヘルシーな艶をかなえる。

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「ディーゼル」2025-26年秋冬コレクション

「ディーゼル(DIESEL)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。

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「アルマーニ ビューティ」からパウダリーなアイリスの香水 夕闇前の無数の青に着想

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は4月4日、フレグランスコレクション“アルマーニ プリヴェ レゾー”から新作“アルマーニ プリヴェ イリス ブルー”(50mL、2万3100円/100mL、3万3000円)を発売する。

無数の青を呼び起こす香り

“アルマーニ プリヴェ イリス ブルー”は、夕闇前の空に広がる無数の青と無限の静けさを具現化した香り。ガルバナムのフレッシュで青々としたトップから、アイリスのパウダリーでウッディな香りへ、そして包み込むような穏やかなホワイトムスクの香りへ移ろい、夕闇前の静かな地中海の心地よい柔らかな余韻を完成させる。

パッケージには繊細で爽快感のあるブルーのスクエアボトルを採用。ゴールドのネームプレートでラグジュアリーな雰囲気を演出した。

“アルマーニ プリヴェ イリス ブルー”のキー成分のアイリスは、”香水の青い金”と呼ばれる希少で高価な成分の一つ。イタリアの温暖な8月に手摘みされ、初めて香料を抽出するまでに最低3年の栽培が必要とされている。本アイテムには、13トンの新鮮な根茎から約1キロしか得られない貴重なエキス、イリスバターを使用している。

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「アルマーニ ビューティ」からパウダリーなアイリスの香水 夕闇前の無数の青に着想

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は4月4日、フレグランスコレクション“アルマーニ プリヴェ レゾー”から新作“アルマーニ プリヴェ イリス ブルー”(50mL、2万3100円/100mL、3万3000円)を発売する。

無数の青を呼び起こす香り

“アルマーニ プリヴェ イリス ブルー”は、夕闇前の空に広がる無数の青と無限の静けさを具現化した香り。ガルバナムのフレッシュで青々としたトップから、アイリスのパウダリーでウッディな香りへ、そして包み込むような穏やかなホワイトムスクの香りへ移ろい、夕闇前の静かな地中海の心地よい柔らかな余韻を完成させる。

パッケージには繊細で爽快感のあるブルーのスクエアボトルを採用。ゴールドのネームプレートでラグジュアリーな雰囲気を演出した。

“アルマーニ プリヴェ イリス ブルー”のキー成分のアイリスは、”香水の青い金”と呼ばれる希少で高価な成分の一つ。イタリアの温暖な8月に手摘みされ、初めて香料を抽出するまでに最低3年の栽培が必要とされている。本アイテムには、13トンの新鮮な根茎から約1キロしか得られない貴重なエキス、イリスバターを使用している。

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「フェンディ」2025-26年秋冬コレクション

「フェンディ(FENDI)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。

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東急不動産HDがマンション「BRANZ」など68施設で衣料品・雑貨回収スタート


東急不動産ホールディングスは、グループの東急不動産ならびに東急コミュニティー、東急リゾーツ&ステイの3社で、展開・管理する施設68施設(2025年1月現在)で衣料品・雑貨品回収サービス「アールループ(R-LOOP)」をスタートした。

「アールループ」は、ビーピーラボ(BPLab)及びブックオフコーポレーションが展開する循環型衣料品・雑貨品回収サービス。同社グループの営業所・事務所のほか、保有・管理するオフィスビルやマンションの共用部、リゾート施設などに回収ボックスを設置し「資源循環が身近なライフスタイルの実現に貢献する」ことを目指す。

ビーピーラボでは、経済産業省指定団体である日本再生資源事業協同組合連合会指定のリサイクル化証明書の運用を行っており、集まった衣料品について燃やす、埋めるなどをしない100%リサイクルの証明を行い、資源のトレーサビリティを確保した回収プラットフォームを提供する方針だ。

東急不動産ホールディングスは、23年12月にビーピーラボと契約を締結し、まずは10施設で試験的に不要になった衣料品・雑貨品の回収サービスを導入した。トライアルを重ね、特に、グループが分譲し管理するマンション「BRANZ」などでの好評を得て、「資源循環を身近に行えるライフスタイルがお客様に受け入れられることを実感したことから、拡大の検討を開始した」という。24年11月にはビーピーラボとブックオフとの協業スキーム「アールループ」が完成。以降、最初の2カ月間で不要になった衣料品・雑貨品約3386kgが回収された。そのうち、衣料品約2595kgがリサイクルされる。

スキー場では、スキー用品が雪山という過酷な環境で使用されることから、軽微な損傷や撥水性能の低下が見られると買い換えられることが多く、またその一方雪山以外のタウンユースには十分耐えられる製品が廃棄されるという現状に課題がある。そのため、東急スノーリゾートは25年1月から4カ所のスキー場へ回収ボックスを設置し、不要となった衣類や雑貨を3月31日まで回収している。

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花王のヘアケアがドラッグストア売り場を再席巻 シャンプー“1760円”がヒット

花王がヘアケア事業の再構築に本腰を入れている。2024年4月に「エッセンシャル(ESSENTIAL)」のリブランディングと、新ブランド「メルト(MELT)」を投入。10月は「セグレタ(SEGRETA)」のリブランディングと、新ブランド「ジアンサー(THE ANSWER)」を立ち上げた。25年春には「家族シャンプー」の代名詞でもある「メリット(MERIT)」のリブランディングを控える。今夏には事業変革の第3弾となる新ブランドが誕生し、ついに新勢力・御三家が出そろう計画だ。25年は「花王ヘアケア史上最大のブランドアクション」を起こし、これまでにない規模の変革を加速する。

新生ヘアケア事業が着実に成果を上げる中、2つの新ブランドの成長が際立っている。24年4月に発売した「メルト」は発売から8カ月で販売計画の2.7倍を達成し、インバス製品の累計出荷数(24年4〜12月)は125万本を突破した。24年11月に発売した「ジアンサー」は、発売3カ月で計画比約2倍の売れ行きを記録し、好調な滑り出しを見せている。両ブランドともに中心価格帯は1760円(編集部調べ)で、市場に新たな潮流をもたらしている。こうした動きを受け、花王のインバスヘアケア市場における売り上げシェアは9年ぶりに全面回復を果たした。

組織体制を抜本的に革新

花王は長年、ドラッグストアのヘアケア市場で先頭を走ってきたが、新興メーカーが手がける1500円前後の製品が台頭し始めた17年を境に、同社の成長は鈍化した。23年の取材時にヘアケア第1事業部 事業部長を務めていた内山智子氏(現・カネボウ化粧品社長)は、「購入の決め手となる優先順位が大きく変わり、これまでの機能軸から情緒を重要視するお客さまが増えてきていることに気づくのが遅れた。自分たちの強みである品質や技術力を生かそうという気持ちにこだわるあまり、定義が難しい情緒的価値への対応が後手に回ってしまった」と振り返る。そこで、機能性だけではなく情緒的価値を取り入れた製品開発へと大きく舵を切った。

それが、ヘアケア事業変革の柱の1つ、感性マーケティングに沿った開発だ。論理的に人の感情のニーズを6つ(ポジティブ・リフレッシュ/自然体・リラックス/優しさ・安心感/調和・こだわり/洗練・ぜいたく/躍動的・エネルギッシュ)に分け、各ブランドを配置。パッケージ、製品体験、広告、全て一貫して「同じ感情」を引き起こす設計を取り入れている。

さらに、この戦略を実行するために組織体制も見直した。従来のバケツリレー型の開発プロセスを廃止し、プロジェクトに関わる全員が最初から参加するスクラム型を導入。首尾一貫した体制を整えた。この新たな組織では、全員がフラットな関係性を持ち、自発的にアイディアが生まれる環境を構築。これにより、イノベーションを促進しながら、スピード感のある事業へと生まれ変わった。

「ジアンサー」が売れた理由

「メルト」は“休息美容”をコンセプトに掲げ、香りや“髪の化粧水”と呼ばれるアウトバスがSNSで話題を集め、計画を上回る販売実績を記録した。しかし、SNS上でUGC(ユーザー生成コンテンツ)が活発化するまでには4〜5カ月を要した。この課題を踏まえ、次に展開した「ジアンサー」は、拡散までの時間を短縮させるために「メルト」で得た知見を基に、コミュニケーション施策をPDCAで改善。UGCに火を付けるPGC(プロ生成コンテンツ)にも注力した。一定の広告が必要であると判断し、発売前には、製品デザインやブランド名を伏せたタイアップ記事を美容雑誌で掲載するなど、期待感を醸成。発売後には、花王のヘアケア事業では初の試みとなるLINEやYahooで広告を展開した。これにより段階的に実績を積み上げ、2〜3カ月で話題の波を生み出すことに成功した。

さらに、他のシャンプーとは一線を画す“塗り洗い”という新たな洗髪スタイルを提案し、ヒットにつなげた。一般的なシャンプーは泡立ててから使用することが多いが、同ブランドのシャンプーは独自のテクスチャーを採用。髪全体に塗ってから泡立てて洗うことで、成分をより均一に行き渡らせ、髪をケアしながら洗うことを可能にした。この新技術によるシャンプー体験と、感性マーケティングに基づく「こだわり・調和」のニーズを満たすことで、消費者に合理的な納得感を提供し、支持を獲得した。

「ジアンサー」は「メルト」とは対照的で、ネーミングやパッケージデザインを含め、「かわいらしさや女性らしさを前面に出していない」点が特徴だ。パケ買い傾向が高い「メルト」と異なり、「ジアンサー」のパッケージは、徹底してソリッドに作り上げたという。野原聡ブランドマネジャーは「競合は約150ブランドあるが、われわれは感情の軸を貫いた製品づくりをしている。技術と個性を融合できるのは『ジアンサー』ならでは」と強調する。

購入者層は、自分に合うヘアケア製品を探している“ヘアケア難民”や、美容に関心の高い30〜40代の女性が圧倒的に多く、「こうした設計思想を持つブランドからの流入が顕著だ」(野原マネジャー)と分析する。SNSでは「正解が見つかった」といった好評の声も目立つ。

当初から女性を主なターゲットとしてきたが、男性の支持も広がりつつある。「男性は頭皮ケア製品の人気が根強いものの、髪の美しさを気にする男性も増えている。一部の男性誌では、スタイリストが『お気に入りの1本』として紹介するケースも出てきている」と、今後男性客の獲得にも期待がかかる。

1500円は“戦国時代”
ウエルシアとの取り組みも結実

現在、ドラッグストアで唯一取り扱うウエルシアグループとの取り組みも奏功した。店頭で目を引くポップや装飾の工夫に加え、ウエルシアの会員データを活用したリテールメディアでの配信を行うなど検証を重ねてきた。

ウエルシアでは従来、1500円前後のプレミアム価格帯の製品を「他社に先駆けて拡充してきた」という。しかし、同社は1700〜2000円のハイプレミアム価格の市場に可能性を見出していた。丸山沙織ウエルシア薬局 商品本部 化粧品商品部長は、「プレミアム製品は好調だが、市場は競争が激化している。同様の製品が他社でも展開される中、1ランク上の製品が求められると分析した。実際『ジアンサー』のように、成分や製品力に優れた製品であれば、高価格帯でもお客さまが買いに来てくれる」とし、特に西日本エリアでの販売が伸びているという。

今春には、現在ウエルシアで展開する約3000店舗の倍以上にあたる販売網を構築する計画だ。さらに、3月22日にはアウトバス向けのオイルとウォーターセラムを発売するなど、攻めの姿勢を崩さない。

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新星ランニングブランド「トラックスミス」 東京マラソンに合わせベイクルーズと組みイベント

3月2日開催の東京マラソンを前に、ランニング関連ブランドのポップアップやイベントが相次いでいる。その中でもひときわおしゃれなアプローチが目立つのが、東京・虎ノ門ヒルズの「セレクト バイ ベイクルーズ(SELECT BY BAYCREW’S)」内で行われている、米ボストン発ランニングブランド「トラックスミス(TRACKSMITH)」のポップアップイベント(2月26日〜3月3日)だ。3月1日には皇居外周を走るソーシャルランイベントも開催予定で、約300人のファンから出走エントリーがあったという。

「トラックスミス」は2014年に、ボストンでマット・テイラー(Matt Taylor)現CEOが立ち上げたブランド。“スポーツのアマチュア精神”を尊重し、“Runners Deserve Better(ランナーにはもっと価値がある)”といったコンセプトのもと、ランニング中や走った後のウエア類を企画、米国のカレッジ感覚が漂うトラッドムードが持ち味だ。これまでに、日本の駅伝のタスキを着想源にしたデザインの“EKIDEN”記念コレクションを発売するなどし、国内外で高感度なランナーから注目を集めている。

「ランニングシーンが変わってきた」

「ランニングは、昔はかっこいいものではなくて単なるスポーツだったが、今はシーンが変わってきている。ファッションやライフスタイルとランニングがクロスオーバーし、走ることがカルチャーになりつつある。ランニングは人のアイデンティティーにもなり得るものになった」と話すのは、「セレクト バイ ベイクルーズ」でのポップアップに合わせて来日した、「トラックスミス」のラッセル・アシュフォード(Russell Ashford)リテールディレクター。「コロナ禍のリモートワークで自宅にこもっていた人たちが、ランニングによって外に出て、人と会いコミュニケーションをするという人間の本質的な活動を取り戻したことで、今世界中でランニングが盛り上がっている」と続ける。実際、ニューヨークでは目下、ランニングクラブが次々と生まれ、ランニングの一大ブームが起こっているといった報道を見ることも多い。

テイラーCEOは、元「シュプリーム(SUPREME)」クリエイティブ・ディレクターのブレンドン・バベンジン(Brendon Babenzien ※彼もランナーだという)と長年親交があるといい、バベンジンが手掛け、日本ではベイクルーズが運営する「ノア(NOAH)」とこれまでもポップアップを何度か行ってきた。今回のポップアップも、「トラックスミス」と「ノア」を掛け合わせた企画で、フーディーなどのコラボ商品も販売。店頭のVMDも、「トラックスミス」と「ノア」のミックスコーディネートを打ち出している。また、ポップアップでは、「トラックスミス」が世界のメジャーマラソン大会向けに作っている記念コレクションのうち、東京マラソン向けのタンクトップやショーツなどもそろう。フーディー(4万4220円)を購入した客には、チェーンステッチで好みの刺しゅうを入れるカスタマイズサービスも行っている。

8月にトレランコレクションも発売

ポップアップは26日にスタートし、自身や家族などの東京マラソン出走のために来日している海外客を多く含むブランドファンが訪れているという。1日に行うソーシャルランイベントのエントリー者も、海外客が多い。東京マラソン翌日の3日には、完走者向けに、ゴールタイムをポスターにスタンプするサービスも予定。東京だけでなく、ボストンやシカゴ、ニューヨーク、ロンドンなど、世界のメジャーマラソン大会それぞれでイベントを実施しているという。

「トラックスミス」を立ち上げたテイラーCEOは、プーマ勤務時代にウサイン・ボルト(Usain Bolt)と組んだ製品開発などを担当し、その後、ボルトのアプリゲーム開発プロジェクトなどにも携わっていた人物。「トラックスミス」は現在、ボストン、ニューヨーク、ロンドンに直営店があり、日本では卸やポップアップのみで展開。「3月にはレース用シューズを発売し、8月にはシューズを含むトレイルランニングコレクション、12月には高クッション性でリカバリーを意識したシューズの発売を予定する」とアシュフォード リテールディレクターはブランドの今後の予定を明かす。「ブランドとして規模は大きくしていきたいが、ランナーのためのブランドという軸はぶらさずに進んでいく」。

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「ジル サンダー」、ルーシー&ルーク・メイヤーの退任を発表 ミラノでのショー直後に

「ジル サンダー(JIL SANDER)」と、クリエイティブ・ディレクターを務めるルーシー&ルーク・メイヤー(Lucie and Luke Meier)は、双方合意のもと、2月27日に発表した2025-26年秋冬コレクションを最後に袂を分つことを発表した。2人は17年4月から8年、「ジル サンダー」のトップを務めた。

同ブランドを擁するOTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長は、2人のブランドへの思いや完璧を追求する姿勢などに感謝の言葉を述べたという。最後のコレクションにルーシーとルークの2人は、「未知なる世界を開拓する強さと、美しさの双方を発信したかった」と話した。

後任には、現在「バーバリー(BURBERRY)」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるダニエル・リー(Daniel Lee)が就くのではないかと噂されている。

ルークは、ジョージタウン大学でファイナンスと国際ビジネスを学んだ後、英国オックスフォード大学で経営学を専攻。その後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(F.I.T.)に通うためニューヨークへ拠点を移した。「シュプリーム(SUPREME)」のヘッドデザイナーを経て2014-15年秋冬にはメンズブランド「OAMC」を共同設立者として立ち上げたが昨年、クリエイティブ・ディレクターを退任し、現在はプロジェクト単位でデザインを手掛けている。

妻のルーシーは、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)時代の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)率いる「バレンシアガ(BALENCIAGA)」でキャリアを積み、ラフ・シモンズ(Raf Simons)による「ディオール(DIOR)」のウィメンズのオートクチュールとレディ・トゥ・ウエアのヘッドデザイナーとしてチームに加わった。

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「ディオール」“アディクト リップスティック”にヌード&ローズの新10色 専用リップケースの新作も

「ディオール(DIOR)」は4月4日、定番製品の“ディオール アディクト リップスティック”(セット価格、各5720円/リフィル、各4620円)から、ヌード&ローズコレクション新10色を発売する。

“ディオール アディクト リップスティック”は、ロングラスティング力と鮮やかな発色をかなえるリップスティック。唇に潤いを与えるプラムオイルなどの自然由来成分を90%配合し、メイク効果とケア効果を両立する。ケースはファッションアクセサリーのようなデザインが特徴で、クチュールのスピリットを表現している。

新色は、ピンクを秘めたウォームヌードや女性らしさと大胆さのバランスをかなえるクールローズウッド、メゾンのクチュールスタイルを象徴するブライトローズなど全10色。全てのシェードは、象徴的なアクセサリーにちなんで名付けられている。

コーディネートを楽しむリップケースの新作

メゾンのファッションコードから着想を得た“ディオール アディクト リップスティック”の専用ケース(各5280円)も新作が登場する。カラーはビビッドピンク系、ブルー系、ペールピンク系の3種で、クチュールのアクセサリーから着想を得たデザインは、「ディオール」の精神に満ちた大胆でエレガントなアイデンティティーを表現した。

製品一覧

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「ディオール」“アディクト リップスティック”にヌード&ローズの新10色 専用リップケースの新作も

「ディオール(DIOR)」は4月4日、定番製品の“ディオール アディクト リップスティック”(セット価格、各5720円/リフィル、各4620円)から、ヌード&ローズコレクション新10色を発売する。

“ディオール アディクト リップスティック”は、ロングラスティング力と鮮やかな発色をかなえるリップスティック。唇に潤いを与えるプラムオイルなどの自然由来成分を90%配合し、メイク効果とケア効果を両立する。ケースはファッションアクセサリーのようなデザインが特徴で、クチュールのスピリットを表現している。

新色は、ピンクを秘めたウォームヌードや女性らしさと大胆さのバランスをかなえるクールローズウッド、メゾンのクチュールスタイルを象徴するブライトローズなど全10色。全てのシェードは、象徴的なアクセサリーにちなんで名付けられている。

コーディネートを楽しむリップケースの新作

メゾンのファッションコードから着想を得た“ディオール アディクト リップスティック”の専用ケース(各5280円)も新作が登場する。カラーはビビッドピンク系、ブルー系、ペールピンク系の3種で、クチュールのアクセサリーから着想を得たデザインは、「ディオール」の精神に満ちた大胆でエレガントなアイデンティティーを表現した。

製品一覧

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「ディオール」“リップ マキシマイザー”やリキッドハイライターに新色チュチュ登場 透明感高めるペールピンク

「ディオール(DIOR)」は4月4日、創業者であるクリスチャン・ディオール(Christian Dior)のバレエに対する情熱にオマージュを捧げた“チュチュコレクション”を発売する。リップグロス“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”(4730円)や、リキッドハイライター“ディオールスキン フォーエヴァー グロウ マキシマイザー”(5940円)などの人気アイテムに、柔らかなペールピンクの新色のチュチュが加わる。

チュチュは、定番のチーク“ルージュ ブラッシュ”(7700円)から生まれた、SNSで支持を集めた人気シェードだ。透明感を高めるピュアなピンクカラーが特徴で、多幸感に満ちたメイクアップをかなえる。このシェードを、“ディオール アディクト リップ グロウ”(4950円)、“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”、“ディオール スキンフォーエヴァー グロウマキシマイザー”、ネイルポリッシュ“ディオール ヴェルニ”(4620円)の4品にも新色として仲間入りする。

ほか、“ディオール アディクトリップスティック”の専用ケース(5280円)からも新色チュチュを発売する。メゾンを象徴するカナージュを刺繍したデザインで、好みのシェードをセットして自分だけの“リップコーディネート”を楽しめる。

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「ディオール」“リップ マキシマイザー”やリキッドハイライターに新色チュチュ登場 透明感高めるペールピンク

「ディオール(DIOR)」は4月4日、創業者であるクリスチャン・ディオール(Christian Dior)のバレエに対する情熱にオマージュを捧げた“チュチュコレクション”を発売する。リップグロス“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”(4730円)や、リキッドハイライター“ディオールスキン フォーエヴァー グロウ マキシマイザー”(5940円)などの人気アイテムに、柔らかなペールピンクの新色のチュチュが加わる。

チュチュは、定番のチーク“ルージュ ブラッシュ”(7700円)から生まれた、SNSで支持を集めた人気シェードだ。透明感を高めるピュアなピンクカラーが特徴で、多幸感に満ちたメイクアップをかなえる。このシェードを、“ディオール アディクト リップ グロウ”(4950円)、“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”、“ディオール スキンフォーエヴァー グロウマキシマイザー”、ネイルポリッシュ“ディオール ヴェルニ”(4620円)の4品にも新色として仲間入りする。

ほか、“ディオール アディクトリップスティック”の専用ケース(5280円)からも新色チュチュを発売する。メゾンを象徴するカナージュを刺繍したデザインで、好みのシェードをセットして自分だけの“リップコーディネート”を楽しめる。

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