メリノウールのアンダーウエアが人気な「アイスブレイカー」 伊勢丹でポップアップ開催

ゴールドウインが展開する、メリノウール素材を中心としたニュージーランド発のパフォーマンスアパレルブランド「アイスブレーカー(ICEBREAKER)」は3月12〜18日、伊勢丹新宿本店3階“マ・ランジェリー”でポップアップを開催する。定番のアンダーウエアに加え、カットソートップスやワンピース、シャツなども豊富にラインアップする。

メリノウール素材は、吸放湿性によって夏は涼しく冬は温かいという温度調整機能や、汗などの匂いを抑える機能が天然で備わっている。「アイスブレーカー」では、そうした素材特性を生かしたアンダーウエアが人気。チクチクしづらい肌触りも支持されているという。

今回のポップアップでは、メリノウールの“サイレン ブラ”(7700円)や“サイレン タンク”(9900円)、Vネックのカーディガン(2万2000円)、リヨセルとメリノウールを組み合わせた素材の“クールライト シャツ”(2万2000円)などをそろえる。

◼️「アイスブレーカー」ポップアップ
期間:3月12〜18日
開催場所:伊勢丹新宿本店3階“マ・ランジェリー”
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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メリノウールのアンダーウエアが人気な「アイスブレイカー」 伊勢丹でポップアップ開催

ゴールドウインが展開する、メリノウール素材を中心としたニュージーランド発のパフォーマンスアパレルブランド「アイスブレーカー(ICEBREAKER)」は3月12〜18日、伊勢丹新宿本店3階“マ・ランジェリー”でポップアップを開催する。定番のアンダーウエアに加え、カットソートップスやワンピース、シャツなども豊富にラインアップする。

メリノウール素材は、吸放湿性によって夏は涼しく冬は温かいという温度調整機能や、汗などの匂いを抑える機能が天然で備わっている。「アイスブレーカー」では、そうした素材特性を生かしたアンダーウエアが人気。チクチクしづらい肌触りも支持されているという。

今回のポップアップでは、メリノウールの“サイレン ブラ”(7700円)や“サイレン タンク”(9900円)、Vネックのカーディガン(2万2000円)、リヨセルとメリノウールを組み合わせた素材の“クールライト シャツ”(2万2000円)などをそろえる。

◼️「アイスブレーカー」ポップアップ
期間:3月12〜18日
開催場所:伊勢丹新宿本店3階“マ・ランジェリー”
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「ニュースケープ」から新成分を配合した化粧水と死海の塩のバスソルト 牡蠣殻・米由来の限定パッケージキットも

ナチュラル&オーガニックスキンケアブランド「ニュースケープ(NEWSCAPE)」は3月10日、女性ホルモンにアプローチする新成分を配合した化粧水と、死海の塩“デッド シーソルト”の専門ブランド「ミルフン(MILHUN)」とコラボレーションした限定のバスソルトをブランド公式ECサイトで数量限定発売する。

3月10日発売の限定2品

“メロービューティートナー(PC)”(100mL、3300円)は、ブライトニング化粧水“メロービューティートナー”に紫キャベツのエキスを新配合した限定品。エストロゲンの分泌を助けるホウ素や抗酸化・整肌作用を持つアントシアニン、ビタミンCを含む新成分が女性ホルモンバランスに多角的にアプローチする。植物成分4 種に加え、ブランド共通成分のオーガニック植物エキス4 種を配合。みずみずしく軽やかな使い心地はそのままに、透き通るような艶とハリのある肌に導く。

“デッドシーソルト バイ ミルフン”(300g、3800円)は、ヨルダンの死海から採取される海塩“デッドシーソルト”を採用したバスソルト。マグネシウムやカルシウム、ナトリウム、カリウム、リチウムなど21種類を超える天然ミネラルで構成され、通常の海塩に比べてミネラル濃度が高いことが特徴だ。高い発汗効果とデトックス効果で老廃物の代謝をスムーズに整える。

4月12日・5月31日発売の限定キット2種

なお、新製品の発売に合わせ、限定の化粧水などを詰め合わせた限定カラーパッケージキット2種が登場する。4月12日に“アースデイ オイスターキット”(1万5000円)を、5月31日に“ライスレジン キット”(1万5000円)を数量限定で発売する。ラインアップは、限定の化粧水“メロービューティートナー(PC)”(100mL)と化粧水“フレッシュビューティートナー”(150mL)、乳液“ミルクローション”(120mL)、水溶性美容液“セラム”(80mL)、オイル美容液“ビューティオイル”(50mL)の共通5品で、全て現品サイズで用意する。環境問題について考えることを目的としたアースデイ(地球の日)と世界環境デーにちなんだキットとなっている。

“アースデイ オイスターキット”のパッケージには牡蠣殻粉末素材を使用する。クリームとホワイトのカラーを組み合わせ、落ち着きのある仕様とした。廃棄された牡蠣殻の粉末を石化燃料に置き換えて使用することで、プラスチック使用量および二酸化炭素排出量、漁業廃棄物の削減に貢献する。最終製品をリサイクルし、医療関係の容器やスーツケース、歯ブラシなどに再製造することも可能だ。

“ライスレジン キット”には、米由来の国産バイオマスプラスチックを使用し、温かみのあるベージュカラーのパッケージに仕上げた。「ライスレジン」は非食用米・資源米の由来の国産バイオマスプラスチックで、福島県浪江町のライスレジンが独自開発した。食用に適さない古米や米菓メーカーなどで発生する粉砕米、飼料としても使用されず処分される屑米、休耕田、耕作放棄等を活用して生産した資源米などを原料とする。米を資源として捉えることで、米の環境問題や産業問題の解決に取り組む。

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「カルティエ」の大阪・関西万博パビリオンの概要が明らかに 世界のトップクリエイターの競演による没入型展示

「カルティエ(CARTIER)」は3月6日、フランス大使公邸で2025年大阪・関西万博(以下、大阪・関西万博)のウーマンズパビリオンの概要発表を行った。同パビリオンは、「カルティエ」が内閣府や経済産業省、2025年日本国際博覧会協会と共同で出展。20年のドバイ万博に続き、未来に向けた女性の役割にフォーカスしたウーマンズパビリオンになる。大阪・関西万博のテーマ「ともに」に基づき、同パビリオンのテーマは、「ともに生き、ともに輝く未来へ」。展示や講演会などを通してより良い未来を築くための発信を行う。

記者会見で宮地純カルティエ ジャパン プレジデント&CEOは、「女性だけでなく、多くの人に来場してほしい。性別や国籍の垣根を超えて考え、行動に移すきっかけになれば」とコメント。2025年日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長は、「ウーマンズパビリオンは、日本政府館近くの絶好のロケーション。来場者のパビリオンにおける対話と交流を通じて新たなつながりが生まれることを願う」と話した。

世界のトップクリエイターの競演によるパビリオン

約1700平方メートルの敷地内にあるウーマンズパビリオンは建築家の永山祐子が建築を手掛けた。町屋が着想源の2層のパビリオンのファサードには、ドバイ万博で使用した組子のパーツを再利用している。内装と展示は、イギリス人アーティストのエズ・デヴリン(Es Devlin)が担当した。来場者に名前を提供してもらうことで、パビリオンでの体験を“自分ごと”として捉えるきっかけを作り、それぞれの参加者が出会い集団行動へと橋渡しをするような場を提供する。

五感や感情に訴える没入型の体験は、映画監督の河瀬直美による3人の女性のショートフィルムによりスタート。来場者はその中の一つに導かれ、1人の女性のストーリーを体験するようになっている。また、フランス人映画監督兼女優のメラニー・ロラン(Melanie Laurent)やアーティストの千葉尋、マルチアーティストの森万里子などによる作品を展示。景観デザイナーの荻野寿也は、日本の四季の移ろいを持続可能な庭園で表現している。パビリオンのスタッフのユニフォームは「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢が手掛けた。

2階はテーマに合わせて語り合う“WA”スペース

2階は、世界的リーダーや専門家などによる講演会やトークセッションを開催する“WA”スペース”。「大いなる地球」「ビジネスとテクノロジー」「教育と政策」「芸術と文化」「フィランソロピー(社会貢献)」「役割とアイデンティティー」という6つのテーマについて意見が交わされる場になる。万博期間中には150以上ものセッションを予定している。

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【2025年夏コスメ】「トム フォード ビューティ」から水面の煌めきに着想したコレクション

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は3月7日、太陽の光が水面に煌めくクリスタルのような輝きに着想した2025年夏コレクション“トム フォード ソレイユ サマー コレクション”を発売する。

常夏の太陽に着想したアイカラー

ラグジュアリーな艶感が人気の4色アイシャドウパレット“ソレイユ アイカラー クウォード”から、新色“01ブロンズ アイル”(1万2980円)が限定登場。ゴールドとカッパーの煌めくパールが陽光に照らされた水辺の幻想的で眩しい輝きを目元に宿し、印象的な眼差しを演出する。

終わりなき夏の美しさを引き出す3つのリップ

“ソレイユ リップバーム”

透け艶ベールで唇を包み込む“ソレイユ リップバーム”(全6色、各6490円)が新登場。ヒアルロン酸を閉じ込めたジェルクリーム状のフォーミュラが唇を潤いで満たし、内側からふっくらとした魅力的な唇を演出する。カラーは血色感を引き出す全6色で展開する。

“ソレイユ スパーク リップバーム ミニサイズ”

ひと塗りで真珠のような光沢をかなえる“ソレイユ スパーク リップバーム ミニサイズ”(6270円)が、オンラインストア限定で登場。プライベートアイランドの陽光と、肌に感じる夕日の温もりをイメージしたピーチヌードカラーを楽しめる。

“ウルトラ シャイン リップカラー”

リップスティック、グロス、バームの魅力を兼ね備えた“ウルトラ シャイン リップカラー”(新4色、各8250円)からは、バカンスの地の色彩に着想した新4色が登場。光沢のある仕上がりで、透明感のある優美な唇を演出する。

数量限定スペシャルセット

“ソレイユ アイカラー クウォード 01ブロンズ アイル”と“ソレイユ リップバーム”をセットで購入すると、コスメティックバッグを数量限定でプレゼントするキャンペーンを実施する。

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豪華客船「飛鳥Ⅲ」が7月20日就航 「幸を編む 至福の船旅」により新たなクルーズ文化を切り拓く

バトラーつきのペントハウスからソロまで
クルーズの自由度が広がる「飛鳥Ⅲ」の客室

日本のクルーズ文化を牽引してきた郵船クルーズが、34年ぶりに新造客船「飛鳥Ⅲ」を就航する。1年半をかけ、ドイツの「マイヤー造船所」で進水式も終え、2025年7月20日の初航海では船籍港である横浜港に「飛鳥Ⅱ」と並ぶ。「お客さまの好みに寄り添う旅」を提案する「飛鳥Ⅱ」と、「お客さまの好みが広がる旅」を切り拓く「飛鳥Ⅲ」の2隻運航により、日本の新たなクルーズ文化を築く。

「飛鳥Ⅲ」が提案するのは自分好みに広がるスタイリッシュクルーズだ。これまで飛鳥クルーズが培ってきた日本のおもてなしの心は大事にし、あらゆるニーズに応えるべく、多彩な選択肢をそろえている。全385室の客室には全てプライベートバルコニーがあり、居心地の良い空間だ。贅をつくしたペントハウスでは、専門のバトラーサービスも導入。荷解き・荷造りはもちろん、寄港地での個人手配、就寝前の客室でのカクテル提供など、最高峰のラグジュアリーステイをかなえる。空間デザインを手掛けたオリバー・レインが目指したのは、オープンで誰もが受け入れられるデザイン。客室は万葉集をコンセプトに、豊かな秋、爽やかな新緑など、日本の四季や自然を表現している。

リビングエリアと寝室が巧みに仕切られた「ミッドシップスイート」では、これまでにない趣向を凝らしている。各都道府県の魅力が体験できる「ASUKAⅢ meets 47都道府県」というプロジェクトで、それぞれのエリアの多彩な文化や産物に親しんでもらうという試みだ。例えば岩手県をテーマにした客室は南部鉄器や秀衡塗の器をディスプレーし、名産を取り入れたウェルカムスイーツやドリンクでもてなす。今回初めて、1人旅を優雅に楽しめる「ソロバルコニー」を26室設けたことも画期的だ。船内のデジタル化も進め、ワーケーションスタイルにも対応し、タブレット端末によりリアルタイムでの情報を発信する。

グルメやアートの多彩さで
五感が刺激されるクルーズ旅に

食の選択肢の幅広さも「飛鳥Ⅲ」の強みだ。フレンチ、洋食、グリルレストラン、割烹料理など船内では6つのレストランがある。プレゼンテーションスタイルのイタリアン「アルマーレ」では旬の厳選食材がワゴンで運ばれ、調理法を選ぶ食体験も。開放感のある空間で世界各地の名物料理を自由に選ぶビュッフェなど、早朝から深夜まで時間帯にあわせた料理を提供する「エムズガーデン」では、クルーズ旅ならではのグルメを満喫できるだろう。

3層吹き抜けのメーンアトリウム「アスカプラザ」は圧巻だ。開放的な光の層と日本の伝統美が融合したラグジュアリーな空間で、人間国宝の蒔絵作家、室瀬和美氏による高さ約9mの漆芸作品を鑑賞できる。贅沢でありながら、シンプルモダンな落ち着いたデザインと自然を感じる配色にこころ安らぐ。「飛鳥Ⅲ」はレストランやカフェなどのパブリックスペースや各客室に、アート作品が展示され、船内を探検するだけでギャラリー巡りをしたような高揚感を味わえ、空間そのもので日本の芸術文化の多様性を発信している。

心と身体の健康を整える
船首に位置する絶景風呂

自由度の高い「飛鳥Ⅲ」ではウィルネスコンシャスな旅も思いのまま。最上層の11、12デッキには木目のデッキに囲まれたアルバトロスプール、24時間自由に使えるジム、ヨガなどのプログラムを開催する「スタジオA3」やゴルフシミュレーター「ザ・リンクス」などの日頃のエクササイズを継続できる施設が用意されている。

なかでも日本のクルーズ船ならでは見どころは、船首に位置する展望大浴場や露天風呂「グランドスパ」だ。絶景の中で整う「展望サウナ」もあるという。アンバサダーを務める放送作家、脚本家の小山薫堂氏は「どんな名湯でもかなわないでしょう」と語る。最上階の船首はクルーズ船ではベストポジションであり、ドイツ人の技師たちは「船首を浴室にするなんて日本人はクレイジーだ!」と心底驚かれたという。最上の眺めを誰もが使える展望風呂にしたのは、日本ならではのおもてなしの心だ。

旅に寄り添い、広げる2隻運航で
クルーズの可能性を高め、深める

飛鳥クルーズは2025年夏から2隻運航となる。世界一周クルーズは「飛鳥Ⅲ」に引き継がれ、自分好みで楽しめるパーソナライズされた上質なクルーズライフを提案。「飛鳥Ⅱ」では各地方を目的地にした国内外クルーズなどのプランを増加し、地域とのつながりを深めつつ、手軽に楽しめるワンナイトクルーズから「寄り添う旅」のニーズに応える。

3年後の2028年には、郵船クルーズが運航管理を担うオリエンタルランドによる「ディズニークルーズ」がデビューする。クルーズ市場はさらに拡大し、クルーズ旅のありかたもさらに自由になるだろう。

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新ディレクターの「ドリス ヴァン ノッテン」は過去とドレスに傾倒し、さらに自由に

今回のパリ・ファッション・ウイークにおけるハイライトの1つ、ジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)新クリエイティブ・ディレクターによる「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、過去を振り返ることで、これから先の未来像を示した。確かにこれまでとは少し違うけれど、一方で皆が期待する「ドリス ヴァン ノッテン」らしさも多分に残している。司令塔が不在で、序盤から色と柄に溢れたり、官能性を直球で投げかけたりで見るものを戸惑わせた半年前から一変した。

創業デザイナー好んだよう、序盤は静かな幕開けだった。ファーストルックは、肉厚のウールで作ったマキシ丈のチェスターコート。前合わせの一部には白や茶のレザーでステッチを配し、バックベルトは結んで緩やかにウエストマークするものの無造作に垂らして、「ドリス」らしい“人間味”を醸し出す。続いたのは、オリーブのチュールに花柄のベルベットをのせたホルターネックのアシンメトリーなドレス。最初の2ルックで肉厚から繊細な素材まで、無地から色柄まで、そしてマスキュリンからフェミニンまでと大きく振り切った。

以降は、相反する両者の間を何度も行き来する。例えば端正なジャケットには、クロコダイルの型押しを施したコルセット。ボトムスはプリーツ入りのパンツのように見えるが、体の線を拾うトレンカだ。小紋やタイストライプのサテン風生地は胸元で十字に巻き付け肌を露わにするが、ボトムスはタキシードパンツのよう。その後も意匠性の高い生地を使ったジャケットやプリーツパンツを基調としながら、ドレープする素材のインナーや毛足の長い生地で作ったオーバーコートを合わせて、「ドリス」らしい折衷主義を探求した。無地から小紋柄まで、そして艶のあるサテンから絨毯のように起毛感のある素地まで、選んだ生地も多種多様。水玉に丸いスパンコールを加えるなど、柄の強さを際立たせる工夫も忘れない。カラーパレットは若干レトロに傾いたが、リッチなジュエルトーンも健在だ。

洋服への想い、も変わらない。会場は、パリの名所のオペラ座。アシンメトリーに着て片方の肩をあらわにするモヘアのニットや、その下に着たシンプルなストラップのインナーなどは、バレエダンサーを思わせる。ホルターネックのドレスはモダンダンサーの衣装のようだし、ビジューを繋げて作ったトップスなど装飾性の高い洋服は舞台衣装さながら。オペラ座でスポットライトを浴びる女性たちがまとってきた洋服にも想いを馳せた。

異なるのは、ドレスへの傾倒と、そのアプローチ。自由に素材と戯れたドレスにより、「ドリス」はさらに自由になった印象を受けた。創業デザイナーによる「ドリス」は、素材を吟味する分、シルエットはシンプルにまとめた印象がある。生地を手繰り寄せたり、ひねったりなどは控えめだった。一方、ジュリアンの「ドリス」は、技巧的。ネクタイのような生地をいたるところで手繰り寄せたり、ヘムラインを縫うことで自立するペプラムのようなヒダを作ったり。数々のドレープの隙間からは、従来の「ドリス」よりも肌が覗く。官能的と思うかもしれない。とはいえ半年前のように、長年のファンが驚くような直接的な表現はずいぶん抑えられた。

創業デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテンは、過去のスタイルを着想源にはするけれど、自身の過去を振り返る人ではなかったという。確かに歴史あるメゾンで働く現職のデザイナーは過去の偉人の足跡を振り返るだろうが、ドリスにとってブランドの足跡は自分自身。格段振り返る必要はなかったのだろう。しかしジュリアンは、すでに「ドリス ヴァン ノッテン」で働いて6年というキャリアの持ち主ではあるが、ドリスとはあくまで別人。ブランドの継承においては、過去を振り返る必要もあろう。「ドリス ヴァン ノッテン」というブランドは、初めて過去を振り返っているのだ。ゆえに新しい「ドリス」は、変わらないところと、変わったところが入り混じり、「ドリス」だけど新しいという境地に辿り着いた。

その意味において、ジュリアンをトップに据えたのは正解だったのだろう。スタイリングだけを手掛けたという前回のメンズ、そして全力投球だった今回のウィメンズで明らかなのは、ジュリアンは、もしかするとドリス以上に耽美的で、古くから美しいとされるものに価値を見出し、現代に持ち込める人物でありそうだということ。きっと今後も、ドリスのこれまでのクリエイションに最大限の敬意を払うことだろう。これからの「ドリス ヴァン ノッテン」は、前進するため、創業デザイナーの過去を良い意味で常に振り返るのだ。

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【スナップ】ルーヴル美術館にBLACKPINKジスらが集結 ファッション展覧会初開催記念ディナー

3月4日(パリ現地時間)、ルーヴル美術館初となるファッション展覧会“ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、オブジェ・ド・モード”の開催を記念した、スペシャルファンドレイジングディナーが開催された。会場には、BLACKPINKのジス(JISOO)や俳優のアンナ・サワイ(Anna Sawai)、モデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)、歌手のドーチー(Doechii)ら豪華セレブリティーが勢ぞろい。ここでは、華やかな装いに身を包んだゲストたちの来場スナップをお届けする。

BLACKPINKジス

同日「ディオール(DIOR)」2025-26年秋冬コレクションに訪れていたジス。本会場には、スイートハートネックが印象的なブラックのプレーンロングドレスに、グローバルアンバサダーを務める「カルティエ(CARTIER)」の”ナチュール ソヴァージュ”コレクションから大ぶりのサファイアが特徴的なネックレスを合わせたエレガントなルックで登場した。

アンナ・サワイ

ドラマ「SHOGUN 将軍」でアジア人初となる主演女優賞を獲得したサワイは、「ディオール」2025年春夏オートクチュール・コレクションから、華やかなディテールが施された鳥籠のようなスカートが目を引くホワイトドレスを選択。アクセサリーはシルバーで統一し、クリーンな雰囲気のルックを完成させた。

キーラ・ナイトレイ

夫のジェイムズ・ライトン(James Righton)と会場に現れたナイトレイは、「シャネル(CHANEL)」2024-25年秋冬オートクチュール・コレクションからダーク・グラマーな雰囲気のペプラムロングドレスを着用。アクセサリーはボディス(ドレスの上部)にあしらわれた花型のモチーフに合わせシルバーで統一し、クラシックで上品なルックに仕上げた。

ジジ・ハディット

ハディットは、「モスキーノ(MOSCHINO)」の3枚のドレスを縫い合わせて製作された個性的なメタリックロングドレスで来場。アクセサリーには、ドレスのカラーと合わせたネックレスと1980年代を彷ふつとさせる大ぶりのピアスを合わせ、エッジが効きつつも統一感のあるスタイリングにまとめあげた。

ドーチー

第67回グラミー賞で最優秀ラップ・アルバム賞を受賞したドーチーは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」2025年春夏オートクチュール・コレクションから、ドラマチックなイエローゴールドのドレスに身を包み登場。複雑な装飾が全面に施された光り輝くこのルックは、会場の注目を一瞬で集めた

パリス・ジャクソン

モデルで俳優のジャクソンは、「イリス ヴァン ヘルペン(IRIS VAN HERPEN)」2022年春夏コレクションから、ボディス部分のマクラメ編みと肩から流れ落ちるようなデザインが目を引くロングドレスで登場。ヘアメイクはオールバックに赤リップでシンプルに仕上げ、深海海洋生物に着想したアイコニックなドレスを着こなした。

ナオミ・キャンベル

モデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)はブラックのロングドレスに、「シャネル」のビビッドピンクのガウンをスタイリング。ダイヤモンドのネックレスとカクテルリング、クロコダイルのクラッチバッグで煌めきをプラスし、ゴージャスなルックを完成させた。

来場者スナップ一覧

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【スナップ】ルーヴル美術館にBLACKPINKジスらが集結 ファッション展覧会初開催記念ディナー

3月4日(パリ現地時間)、ルーヴル美術館初となるファッション展覧会“ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、オブジェ・ド・モード”の開催を記念した、スペシャルファンドレイジングディナーが開催された。会場には、BLACKPINKのジス(JISOO)や俳優のアンナ・サワイ(Anna Sawai)、モデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)、歌手のドーチー(Doechii)ら豪華セレブリティーが勢ぞろい。ここでは、華やかな装いに身を包んだゲストたちの来場スナップをお届けする。

BLACKPINKジス

同日「ディオール(DIOR)」2025-26年秋冬コレクションに訪れていたジス。本会場には、スイートハートネックが印象的なブラックのプレーンロングドレスに、グローバルアンバサダーを務める「カルティエ(CARTIER)」の”ナチュール ソヴァージュ”コレクションから大ぶりのサファイアが特徴的なネックレスを合わせたエレガントなルックで登場した。

アンナ・サワイ

ドラマ「SHOGUN 将軍」でアジア人初となる主演女優賞を獲得したサワイは、「ディオール」2025年春夏オートクチュール・コレクションから、華やかなディテールが施された鳥籠のようなスカートが目を引くホワイトドレスを選択。アクセサリーはシルバーで統一し、クリーンな雰囲気のルックを完成させた。

キーラ・ナイトレイ

夫のジェイムズ・ライトン(James Righton)と会場に現れたナイトレイは、「シャネル(CHANEL)」2024-25年秋冬オートクチュール・コレクションからダーク・グラマーな雰囲気のペプラムロングドレスを着用。アクセサリーはボディス(ドレスの上部)にあしらわれた花型のモチーフに合わせシルバーで統一し、クラシックで上品なルックに仕上げた。

ジジ・ハディット

ハディットは、「モスキーノ(MOSCHINO)」の3枚のドレスを縫い合わせて製作された個性的なメタリックロングドレスで来場。アクセサリーには、ドレスのカラーと合わせたネックレスと1980年代を彷ふつとさせる大ぶりのピアスを合わせ、エッジが効きつつも統一感のあるスタイリングにまとめあげた。

ドーチー

第67回グラミー賞で最優秀ラップ・アルバム賞を受賞したドーチーは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」2025年春夏オートクチュール・コレクションから、ドラマチックなイエローゴールドのドレスに身を包み登場。複雑な装飾が全面に施された光り輝くこのルックは、会場の注目を一瞬で集めた

パリス・ジャクソン

モデルで俳優のジャクソンは、「イリス ヴァン ヘルペン(IRIS VAN HERPEN)」2022年春夏コレクションから、ボディス部分のマクラメ編みと肩から流れ落ちるようなデザインが目を引くロングドレスで登場。ヘアメイクはオールバックに赤リップでシンプルに仕上げ、深海海洋生物に着想したアイコニックなドレスを着こなした。

ナオミ・キャンベル

モデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)はブラックのロングドレスに、「シャネル」のビビッドピンクのガウンをスタイリング。ダイヤモンドのネックレスとカクテルリング、クロコダイルのクラッチバッグで煌めきをプラスし、ゴージャスなルックを完成させた。

来場者スナップ一覧

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「アスレティア」がヘアリスタイリングセラム発売 不都合なクセもドライヤーいらずで解決

「アスレティア(ATHLETIA)」は3月7日、現代人のアクティブシーンを支える“アクティブ&ゴー”シリーズから、ヘアスタイルを簡単にリセットする新感覚ヘアセラム“リスタイリング ヘアセラム”(100mL、4400円)を発売する。

新感覚ヘアセラム

“リスタイリング ヘアセラム”は、水分を多く含んだみずみずしいミルクジェルタイプのテクスチャーが髪のクセを緩める“ウォーターリセット作用”と、ホホバオイルと植物性エタノールが毛髪間に隙間を作ることで水を蒸散しやすくする“速乾メカニズム”により、ドライヤー無しでクセのない状態に髪をリスタイリングするヘアセラム。

朝の寝グセやゴムで結んだ跡を直すことができるのはもちろん、入浴後の濡れた髪に馴染ませれば速乾作用でドライヤー時間を短縮することができる。ジュニパーベリーとユーカリプタスの清涼感に爽快なレモンをプラスした天然精油由来の香調で、リスタイリングの時間を心地よく演出する。

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映画「ケナは韓国が嫌いで」が描く「韓国社会の生きづらさ」 チャン・ゴンジェ監督インタビュー 

韓国で2015年に刊行され、ベストセラーとなった小説「韓国が嫌いで」を原作に、現代の韓国社会を舞台に生まれ育った場所で生きづらさを抱える女性が、海外で人生を模索する姿を描いた映画「ケナは韓国が嫌いで」が3月7日から日本でも公開される。

ストーリーは、ソウル郊外の小さな団地で家族と暮らす28歳の会社員ケナは、生まれ育った韓国に嫌気がさし、一念発起して単身ニュージーランドへと移り住む。そこでかけがえのない友人と出会い、新しい生活を手にしたケナは自分の居場所を見つけていく……というもの。

監督は「第2のホン・サンス」や「韓国の是枝裕和」と称され、奈良県を舞台にした映画「ひと夏のファンタジア」(15年/プロデュース:河瀨直美)でも知られるチャン・ゴンジェが務める。主人公ケナを演じるのは、ポン・ジュノ監督「グエムル-漢江の怪物-」(06年)に中学生の娘役で出演し、天才子役として鮮烈な印象を残したコ・アソン。

今回チャン監督に本作を通して描いた韓国社会の生きづらさや日本と韓国の映画業界の違いについて、話を聞いた。

PROFILE: チャン・ゴンジェ(장건재、Jang Kun-jae)/映画監督

PROFILE: 1977年生まれ。韓国映画アカデミー撮影専攻卒業。長編デビュー作「十八才」(2009年)でバンクーバー国際映画祭、ペサロ国際映画祭、ソウル独立映画祭などで受賞し、その後「眠れぬ夜」(12年)は全州国際映画祭大賞および観客賞、エジンバラ映画祭、ナント三大陸映画祭などで受賞。日本の奈良を舞台に撮影した日韓合作映画「ひと夏のファンタジア」(14年)は、釜山国際映画祭、ムジュ山里映画祭、韓国評論家協会賞、イタリア・アジアティカ映画祭などで受賞し、韓国独立映画協会の「今年の独立映画」に選ばれる。濱口竜介監督の著書「カメラの前で演じること」(22年)の韓国語版出版も手掛ける。

「ケナは韓国が嫌いで」で描きたかったこと

——チャン・ガンミョンさんの「韓国が嫌いで」という小説を映画にしようと思ったきっかけについて教えてください。

チャン・ゴンジェ(以下、チャン):2015年くらいだったんですが、私自身が「こんな状態で仕事をしていたら、いつか死んでしまうのではないか」という思いを抱きながら暮らしていたことがあったんです。そんなとき、この小説を読んで、ここにも同じような人がいたんだと思って、それで映画化したいと思いました。

——映画化にあたって、実際に取材をされながら撮られたそうですが、取材で何を感じられましたか?

チャン:韓国というのは、女性が生きていくには疲れる国だなと感じました。そして、変化を望む人は冒険を試みるんですけれども、変化を望まない人は秩序を守ろうとしているんだなと思いました。

——シナリオを何度も書き直したとも聞きました。どのような部分を書き直したんでしょうか?

チャン:胸の痛む話なんですが、投資してもらうのに時間がかかってしまったんです。その結果、独立映画として制作をすることになり、公共機関に制作費の申請をしました。その審査に受かるために、シナリオを書き直すといった試みを行いました。長い時間がかかってしまいましたが、この作品を必ず作りたいという思いはありました。

——そんな中、ここは絶対に変えられないと思ったところはありますか?

チャン:ニュージーランドでの地震のシーン、キョンユンのシーン、幸せの伝道師チェ・ボクヒのシーン、そしてケナとインドネシアから来た男性との会話のシーンは必ず描きたいなと思いました。

——インドネシアの男性との会話は、各国のアジア人の留学の背景にも、格差があるということが見えて興味深かったです。ケナの友人で、大学を卒業してもまだ試験勉強を続けているキュンユン、「お金より幸せを集めろ」という考え方をメディアで広めている幸福の伝道師チェ・ボクヒ、ニュージーランドで出会う韓国からの移民の家族のシーンについては、どのような狙いがあったのでしょうか。

チャン:幸福の伝道師に関しては、韓国では、ここ数年の間にあの伝道師のように、大衆に向かってなんらかの講演をする市場が大きくなっているんです。あのシーンは、人々がオピニオンリーダーの言葉に従うというような心理を反映しているんですけれども、私はそのような構造について、批判的な姿勢を持っていまして、それでぜひ、このような人物を登場させたいなと思いました。

ニュージーランドでケナが出会う家族、特に父親のサンウに関しては、韓国では中年の男性もケナのように韓国を去る方が多いんですね。ほとんどの方は移民として韓国を出ていくんですけど、なかなか適応することができない。取材を通して、そのような人の存在を知ったことで、このキャラクターが出来上がりました。

いつまでも試験勉強をしているキョンユンなんですけれども、私自身、非常に感情移入をしている人物です。キョンユンという人物は、最後までやれば必ずかなうと思っている人なんですね。そして、現実でも、彼の信じているようなストーリーが韓国社会では支配的なんです。でも私はそのようにできなくてもいいと思っているんです。ケナとキョンユンも、そこまで親しい友人というわけではないんですね。でもときどき思い出すくらいの。

——ときどき思い出す彼は、韓国の競争社会の中で諦めきれず、でも実は疲弊してしまっている人を象徴しているわけですね。ある意味、ケナの次に重要な人物のようにも思えました。監督自身は今の韓国社会をどう見ていますか?

チャン:韓国というのは、多様性というものに対しての包容力が小さいと思います。性別、ジェンダー、性的志向、地域、学歴、人種、そういったものに対しての差別、嫌悪、排除がまん延していると思います。以前よりはおおっぴらに嫌悪することは減ってきているかもしれないけれど、隠密に巧みに今も続いていると思います。

——監督は、表現活動をする上で、ケナのように外に出て行こうという気持ちはありますか?

チャン:そういったものを主張するために作った映画ではないんですが、私もケナのように冒険したい、外に出て行きたいという憧れはあります。僕自身は、行動に移せない人間なので、今回ケナを通して表現したいと思いました。

日本と韓国の映画業界について

——監督は、日本映画や日本人監督がお好きということで、特に濱口竜介監督の映画がお好きだそうですね。

チャン:今、北東アジアにおいて一番重要な方だと思っています。私は彼の「寝ても覚めても」(韓国のタイトルは「아사코、アサコ」」が韓国で公開されてから見始めました。初期の作品も好きで、他の監督とは何かが違うなとずっと感じていました。監督の映画には、異物感や違和感のようなものがあって、あるときに予想もしなかったことが起こるんですけど、そういう要素が好きだなと感じています。最近は、山中瑶子監督のような日本の90年代生まれの監督にも関心を持っています。

――監督が日本映画に感じる特徴とはどんなところでしょうか?

チャン:独立映画については、制作費の調達に違いがあると感じます。韓国では独立映画は公共機関の支援によって作られますが、日本はもっと自主的につくられているなと思います。公共機関の支援なく、資金調達の多様化が存在しているように感じます。

——日本の側からすると、韓国で公共機関が資金を出すということは良い仕組みであるとも感じていたのですが、そうとも言えないところが、それ以外にもあるのでしょうか。

チャン:日本には、黒沢清監督、三宅唱監督、濱口竜介監督などが、同時代に存在していて、その上、新しい監督も次々と出てきているように感じています。韓国では、パク・チャヌク監督やポン・ジュノ監督の後続の世代が力を持っていない、そういう違いがあると思います。また、韓国の投資家が韓国の映画市場に魅力を感じていないと言うこともあると思います。というのも、韓国の観客が今、あまり映画館に足を運んでいなくて、コロナ禍以降の市場がまだ回復していないんです。

――日本からすると、「パラサイト 半地下の家族」が世界を席巻したり、近年も「ソウルの春」のような映画が1000万人を超えてヒットしたりと、韓国映画の発展をまぶしく見ているところはあるんですが、そこだけ見ていたのでは見えない部分があるということなのでしょうか。

チャン:そうなんです。大きくヒットした映画以外の収益はマイナスのものが多いんです。

——そんな中、監督はこれからの韓国映画界で、どのように活動していこうとお考えでしょうか。

チャン:私としては、映画の規模は重要ではなく、どのような映画を作りたいかが重要であると思っていて、今後も規模の大小に関わらず、自分の作りたい映画を作っていければと思います。

——現在、関心のあるテーマというのはありますか?

チャン:先ほども少し申し上げたんですけど、やっぱり多様化に対する包容力不足を感じるし、これが正しいあり方であり、これは正しくないあり方であるとすぐに分けるような社会について考える映画を作ってみたいと思っています。そういった話を、深刻に扱うのではなく、大衆性のある親しみの持てる雰囲気の中に描きたいという思いがあります。

——それは「ケナは韓国が嫌いで」でも感じました。監督は去年、映画祭で、菊地成孔さんとトークイベントをされていました。菊地さんは、監督のことをホン・サンス監督になぞらえらえて語られていましたが、それはどのように受け止められていますか?

チャン:偉大な監督なので、引き合いに出してもらうなんてとんでもないことだと思います。でも、そう言ってもらって、とてもうれしく思いました。先輩の映画を尊敬していますし、継承していかなくてはいけないと思っています。でも、同時に打ち壊してもいかないといけないとも思っています。先輩の映画を超えるものを作ると言うよりも、先輩が作っていないものを作ったり、別の道を模索したり、新しいものを作っていくべきだなと考えています。

——韓国や日本のようなアジアだけでなく、アメリカを見ても、多様性への許容力は弱まっているような気がしています。そんな今、この映画をどのような人に見てほしいと思われますか?

チャン:そういった特定の観客層のことを考えながら作った映画ではないんです。でも、大人世代に何かを感じてほしいとは思いました。私自身もそうなんですけど、大人の世代、中年の世代は、ケナのような若い世代と比べて、そこまで韓国社会に生きづらさを感じていないんじゃないかと思うんです。だから、大人の世代に対して、問いかけていかないといけないと思っています。若い人たちがなぜ韓国を去ろうとしているのかということについて、大人の世代の人たちにもう一度考えてほしいなと思っています。

映画「ケナは韓国が嫌いで」

■「ケナは韓国が嫌いで」
3月7日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
監督・脚本 :チャン・ゴンジェ
原作:チャン・ガンミョン著「韓国が嫌いで」
出演:コ・アソン、チュ・ジョンヒョク、キム・ウギョム、イ・サンヒ、オ・ミンエ、パク・スンヒョン他
韓国劇場公開日:2024年8月28日
配給:アニモプロデュース
2024年/韓国/韓国語・英語/107 分/カラー/DCP/
https://animoproduce.co.jp/bihk/
©︎2024 NK CONTENTS AND MOCUSHURA INC. ALL RIGHTS RESERVED.

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映画「ケナは韓国が嫌いで」が描く「韓国社会の生きづらさ」 チャン・ゴンジェ監督インタビュー 

韓国で2015年に刊行され、ベストセラーとなった小説「韓国が嫌いで」を原作に、現代の韓国社会を舞台に生まれ育った場所で生きづらさを抱える女性が、海外で人生を模索する姿を描いた映画「ケナは韓国が嫌いで」が3月7日から日本でも公開される。

ストーリーは、ソウル郊外の小さな団地で家族と暮らす28歳の会社員ケナは、生まれ育った韓国に嫌気がさし、一念発起して単身ニュージーランドへと移り住む。そこでかけがえのない友人と出会い、新しい生活を手にしたケナは自分の居場所を見つけていく……というもの。

監督は「第2のホン・サンス」や「韓国の是枝裕和」と称され、奈良県を舞台にした映画「ひと夏のファンタジア」(15年/プロデュース:河瀨直美)でも知られるチャン・ゴンジェが務める。主人公ケナを演じるのは、ポン・ジュノ監督「グエムル-漢江の怪物-」(06年)に中学生の娘役で出演し、天才子役として鮮烈な印象を残したコ・アソン。

今回チャン監督に本作を通して描いた韓国社会の生きづらさや日本と韓国の映画業界の違いについて、話を聞いた。

PROFILE: チャン・ゴンジェ(장건재、Jang Kun-jae)/映画監督

PROFILE: 1977年生まれ。韓国映画アカデミー撮影専攻卒業。長編デビュー作「十八才」(2009年)でバンクーバー国際映画祭、ペサロ国際映画祭、ソウル独立映画祭などで受賞し、その後「眠れぬ夜」(12年)は全州国際映画祭大賞および観客賞、エジンバラ映画祭、ナント三大陸映画祭などで受賞。日本の奈良を舞台に撮影した日韓合作映画「ひと夏のファンタジア」(14年)は、釜山国際映画祭、ムジュ山里映画祭、韓国評論家協会賞、イタリア・アジアティカ映画祭などで受賞し、韓国独立映画協会の「今年の独立映画」に選ばれる。濱口竜介監督の著書「カメラの前で演じること」(22年)の韓国語版出版も手掛ける。

「ケナは韓国が嫌いで」で描きたかったこと

——チャン・ガンミョンさんの「韓国が嫌いで」という小説を映画にしようと思ったきっかけについて教えてください。

チャン・ゴンジェ(以下、チャン):2015年くらいだったんですが、私自身が「こんな状態で仕事をしていたら、いつか死んでしまうのではないか」という思いを抱きながら暮らしていたことがあったんです。そんなとき、この小説を読んで、ここにも同じような人がいたんだと思って、それで映画化したいと思いました。

——映画化にあたって、実際に取材をされながら撮られたそうですが、取材で何を感じられましたか?

チャン:韓国というのは、女性が生きていくには疲れる国だなと感じました。そして、変化を望む人は冒険を試みるんですけれども、変化を望まない人は秩序を守ろうとしているんだなと思いました。

——シナリオを何度も書き直したとも聞きました。どのような部分を書き直したんでしょうか?

チャン:胸の痛む話なんですが、投資してもらうのに時間がかかってしまったんです。その結果、独立映画として制作をすることになり、公共機関に制作費の申請をしました。その審査に受かるために、シナリオを書き直すといった試みを行いました。長い時間がかかってしまいましたが、この作品を必ず作りたいという思いはありました。

——そんな中、ここは絶対に変えられないと思ったところはありますか?

チャン:ニュージーランドでの地震のシーン、キョンユンのシーン、幸せの伝道師チェ・ボクヒのシーン、そしてケナとインドネシアから来た男性との会話のシーンは必ず描きたいなと思いました。

——インドネシアの男性との会話は、各国のアジア人の留学の背景にも、格差があるということが見えて興味深かったです。ケナの友人で、大学を卒業してもまだ試験勉強を続けているキュンユン、「お金より幸せを集めろ」という考え方をメディアで広めている幸福の伝道師チェ・ボクヒ、ニュージーランドで出会う韓国からの移民の家族のシーンについては、どのような狙いがあったのでしょうか。

チャン:幸福の伝道師に関しては、韓国では、ここ数年の間にあの伝道師のように、大衆に向かってなんらかの講演をする市場が大きくなっているんです。あのシーンは、人々がオピニオンリーダーの言葉に従うというような心理を反映しているんですけれども、私はそのような構造について、批判的な姿勢を持っていまして、それでぜひ、このような人物を登場させたいなと思いました。

ニュージーランドでケナが出会う家族、特に父親のサンウに関しては、韓国では中年の男性もケナのように韓国を去る方が多いんですね。ほとんどの方は移民として韓国を出ていくんですけど、なかなか適応することができない。取材を通して、そのような人の存在を知ったことで、このキャラクターが出来上がりました。

いつまでも試験勉強をしているキョンユンなんですけれども、私自身、非常に感情移入をしている人物です。キョンユンという人物は、最後までやれば必ずかなうと思っている人なんですね。そして、現実でも、彼の信じているようなストーリーが韓国社会では支配的なんです。でも私はそのようにできなくてもいいと思っているんです。ケナとキョンユンも、そこまで親しい友人というわけではないんですね。でもときどき思い出すくらいの。

——ときどき思い出す彼は、韓国の競争社会の中で諦めきれず、でも実は疲弊してしまっている人を象徴しているわけですね。ある意味、ケナの次に重要な人物のようにも思えました。監督自身は今の韓国社会をどう見ていますか?

チャン:韓国というのは、多様性というものに対しての包容力が小さいと思います。性別、ジェンダー、性的志向、地域、学歴、人種、そういったものに対しての差別、嫌悪、排除がまん延していると思います。以前よりはおおっぴらに嫌悪することは減ってきているかもしれないけれど、隠密に巧みに今も続いていると思います。

——監督は、表現活動をする上で、ケナのように外に出て行こうという気持ちはありますか?

チャン:そういったものを主張するために作った映画ではないんですが、私もケナのように冒険したい、外に出て行きたいという憧れはあります。僕自身は、行動に移せない人間なので、今回ケナを通して表現したいと思いました。

日本と韓国の映画業界について

——監督は、日本映画や日本人監督がお好きということで、特に濱口竜介監督の映画がお好きだそうですね。

チャン:今、北東アジアにおいて一番重要な方だと思っています。私は彼の「寝ても覚めても」(韓国のタイトルは「아사코、アサコ」」が韓国で公開されてから見始めました。初期の作品も好きで、他の監督とは何かが違うなとずっと感じていました。監督の映画には、異物感や違和感のようなものがあって、あるときに予想もしなかったことが起こるんですけど、そういう要素が好きだなと感じています。最近は、山中瑶子監督のような日本の90年代生まれの監督にも関心を持っています。

――監督が日本映画に感じる特徴とはどんなところでしょうか?

チャン:独立映画については、制作費の調達に違いがあると感じます。韓国では独立映画は公共機関の支援によって作られますが、日本はもっと自主的につくられているなと思います。公共機関の支援なく、資金調達の多様化が存在しているように感じます。

——日本の側からすると、韓国で公共機関が資金を出すということは良い仕組みであるとも感じていたのですが、そうとも言えないところが、それ以外にもあるのでしょうか。

チャン:日本には、黒沢清監督、三宅唱監督、濱口竜介監督などが、同時代に存在していて、その上、新しい監督も次々と出てきているように感じています。韓国では、パク・チャヌク監督やポン・ジュノ監督の後続の世代が力を持っていない、そういう違いがあると思います。また、韓国の投資家が韓国の映画市場に魅力を感じていないと言うこともあると思います。というのも、韓国の観客が今、あまり映画館に足を運んでいなくて、コロナ禍以降の市場がまだ回復していないんです。

――日本からすると、「パラサイト 半地下の家族」が世界を席巻したり、近年も「ソウルの春」のような映画が1000万人を超えてヒットしたりと、韓国映画の発展をまぶしく見ているところはあるんですが、そこだけ見ていたのでは見えない部分があるということなのでしょうか。

チャン:そうなんです。大きくヒットした映画以外の収益はマイナスのものが多いんです。

——そんな中、監督はこれからの韓国映画界で、どのように活動していこうとお考えでしょうか。

チャン:私としては、映画の規模は重要ではなく、どのような映画を作りたいかが重要であると思っていて、今後も規模の大小に関わらず、自分の作りたい映画を作っていければと思います。

——現在、関心のあるテーマというのはありますか?

チャン:先ほども少し申し上げたんですけど、やっぱり多様化に対する包容力不足を感じるし、これが正しいあり方であり、これは正しくないあり方であるとすぐに分けるような社会について考える映画を作ってみたいと思っています。そういった話を、深刻に扱うのではなく、大衆性のある親しみの持てる雰囲気の中に描きたいという思いがあります。

——それは「ケナは韓国が嫌いで」でも感じました。監督は去年、映画祭で、菊地成孔さんとトークイベントをされていました。菊地さんは、監督のことをホン・サンス監督になぞらえらえて語られていましたが、それはどのように受け止められていますか?

チャン:偉大な監督なので、引き合いに出してもらうなんてとんでもないことだと思います。でも、そう言ってもらって、とてもうれしく思いました。先輩の映画を尊敬していますし、継承していかなくてはいけないと思っています。でも、同時に打ち壊してもいかないといけないとも思っています。先輩の映画を超えるものを作ると言うよりも、先輩が作っていないものを作ったり、別の道を模索したり、新しいものを作っていくべきだなと考えています。

——韓国や日本のようなアジアだけでなく、アメリカを見ても、多様性への許容力は弱まっているような気がしています。そんな今、この映画をどのような人に見てほしいと思われますか?

チャン:そういった特定の観客層のことを考えながら作った映画ではないんです。でも、大人世代に何かを感じてほしいとは思いました。私自身もそうなんですけど、大人の世代、中年の世代は、ケナのような若い世代と比べて、そこまで韓国社会に生きづらさを感じていないんじゃないかと思うんです。だから、大人の世代に対して、問いかけていかないといけないと思っています。若い人たちがなぜ韓国を去ろうとしているのかということについて、大人の世代の人たちにもう一度考えてほしいなと思っています。

映画「ケナは韓国が嫌いで」

■「ケナは韓国が嫌いで」
3月7日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
監督・脚本 :チャン・ゴンジェ
原作:チャン・ガンミョン著「韓国が嫌いで」
出演:コ・アソン、チュ・ジョンヒョク、キム・ウギョム、イ・サンヒ、オ・ミンエ、パク・スンヒョン他
韓国劇場公開日:2024年8月28日
配給:アニモプロデュース
2024年/韓国/韓国語・英語/107 分/カラー/DCP/
https://animoproduce.co.jp/bihk/
©︎2024 NK CONTENTS AND MOCUSHURA INC. ALL RIGHTS RESERVED.

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「プーマ」とハローキティのコラボコレクションが発売 親子で楽しめるパステルカラーのシューズ&ウエア

「プーマ(PUMA)」は、サンリオの“ハローキティ”とのコラボコレクション“プーマ × ハローキティアンドフレンド(PUMA × HELLO KITTY AND FRIEND)”を発売した。同コレクションは、プーマストア 原宿キャットストリート、大阪、京都、福岡と「プーマ」の一部取り扱い店および、公式オンラインストア、アプリのほか、サンリオの一部店舗と公式オンラインストアで扱う。なお、店舗により取り扱い商品は一部異なる。

春らしいカラーでサンリオのキャラクターを
イメージしたコラボコレクション

同コレクションは、1990年代のエッセンスを取り入れ、ロサンゼルスや西海岸のサンセットをイメージ。ピンクカラーをメーンに、水彩タッチのビジュアルや遊び心あふれるイラストを組み合わせたほか、キックボードに乗った“ハローキティ”なども登場する。アパレルはウィメンズとキッズ、シューズはウィメンズ、キッズ、ベビーをそろえる。

シューズ

キッズ用のシューズコレクションは、パステルトーンを基調としたカラーリングで、“ハローキティ”とその仲間たちをモチーフにしたモデルをラインアップ。「プーマ」の定番モデルである“スエード(SUEDE)” は“ハローキティ”、“パレルモ(PALERMO)”は“マイメロディ”、“イージーライダー(EASY RIDER)”は“クロミ”、とそれぞれのキャラクターをオマージュしたデザインだ。大人用のモデルはシックなブラックカラーの“スエード XL”を用意する。

アパレル

アパレルは、パフプリントやホログラフィックのディテールを施し、ハローキティのモチーフをあしらったリラックス感のあるウエアを展開。フーディーやTシャツ、レギンスなどのアイテムに“プーマキャット”やリボン、ハローキティのアイコンを融合させた限定のグラフィックを配した。

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ケリングが選ぶ日本発スタートアップ企業の頂点が決まる 「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン」授賞式ライブ配信

ケリング(KERING)は、日本に事業拠点があるスタートアップ企業を対象にした「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン(KERING GENERATION AWARD X JAPAN)」の第1回授賞式を、東京・虎ノ門の“トウキョウ ノード ホール(TOKYO NODE HALL)”で3月13日に開催する。午後5時半からの授賞式はオンライン配信も行い、事前登録すれば視聴が可能だ。

「ケリング・ジェネレーション・アワード」は2018年に中国でスタートし、現在はサウジアラビアやジュエリー業界にも広がっている。日本では、スタートアップ企業の成長を支援するシーアイシー インスティテュート(CIC Institute)によるサポートを受けて、24年に設立した。同アワードの目的は、ファッションとビューティ分野において、環境と社会にポジティブなインパクトを与えるイノベーションを発掘し育成すること。日本では初開催となる今回は、“代替原材料・素材” “製造工程” “リテール” “消費者エンゲージメント”の4部門で募集し、日本のスタートアップ企業や研究者ら約130の応募が集まった。

書類選考とピッチイベントを経て、24年11月にはファイナリスト11社を選出。審査員は、ケリングのフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)=会長兼最高経営責任者(CEO)やマリー=クレール・ダヴー(Marie-Claire Daveu)=チーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)兼渉外担当責任者らボードメンバーに加え、渡辺貴生ゴールドウイン社長や山崎智士サティス製薬CEOら9人が務めた。

授賞式では、ファイナリスト11社の中から上位3社を発表する。受賞した3社には、ケリングのメンターシップやネットワーキングに加え、ヨーロッパ研修などの特典を提供する。さらに最優秀企業に選出した1社には、賞金として1000万円を授与する。

授賞式に先駆けて、アワードの審査員を務めるピノー=ケリング会長兼最高経営責任者と、人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(BREWED PROTEIN)」を開発するスパイバーの関山和秀社長による対談も実施予定だ。

第1回「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン」のファイナリスト11社は以下の通り。

■グループA「代替原材料・素材」「製造工程」
アルガルバイオ(algal bio)
アンフィコ(amphico)
ファイバークレーズ(FiberCraze)
ファーメンステーション(FERMENSTATION)
シンフラックス(Synflux)
マイクロバイオファクトリー(Micro Bio Factory)

■グループB「リテール」「消費者エンゲージメント」
アーカイブストック(ARCHIVESTOCK)
コンベイ(comvey)
スペースワスプ(Spacewasp)
スタンディング オベーション(STANDING OVATION)
モーンガータ(mangata)

問い合わせ先
ケリング ジャパン
keringpr@kering.com

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ケリングが選ぶ日本発スタートアップ企業の頂点が決まる 「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン」授賞式ライブ配信

ケリング(KERING)は、日本に事業拠点があるスタートアップ企業を対象にした「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン(KERING GENERATION AWARD X JAPAN)」の第1回授賞式を、東京・虎ノ門の“トウキョウ ノード ホール(TOKYO NODE HALL)”で3月13日に開催する。午後5時半からの授賞式はオンライン配信も行い、事前登録すれば視聴が可能だ。

「ケリング・ジェネレーション・アワード」は2018年に中国でスタートし、現在はサウジアラビアやジュエリー業界にも広がっている。日本では、スタートアップ企業の成長を支援するシーアイシー インスティテュート(CIC Institute)によるサポートを受けて、24年に設立した。同アワードの目的は、ファッションとビューティ分野において、環境と社会にポジティブなインパクトを与えるイノベーションを発掘し育成すること。日本では初開催となる今回は、“代替原材料・素材” “製造工程” “リテール” “消費者エンゲージメント”の4部門で募集し、日本のスタートアップ企業や研究者ら約130の応募が集まった。

書類選考とピッチイベントを経て、24年11月にはファイナリスト11社を選出。審査員は、ケリングのフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)=会長兼最高経営責任者(CEO)やマリー=クレール・ダヴー(Marie-Claire Daveu)=チーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)兼渉外担当責任者らボードメンバーに加え、渡辺貴生ゴールドウイン社長や山崎智士サティス製薬CEOら9人が務めた。

授賞式では、ファイナリスト11社の中から上位3社を発表する。受賞した3社には、ケリングのメンターシップやネットワーキングに加え、ヨーロッパ研修などの特典を提供する。さらに最優秀企業に選出した1社には、賞金として1000万円を授与する。

授賞式に先駆けて、アワードの審査員を務めるピノー=ケリング会長兼最高経営責任者と、人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(BREWED PROTEIN)」を開発するスパイバーの関山和秀社長による対談も実施予定だ。

第1回「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン」のファイナリスト11社は以下の通り。

■グループA「代替原材料・素材」「製造工程」
アルガルバイオ(algal bio)
アンフィコ(amphico)
ファイバークレーズ(FiberCraze)
ファーメンステーション(FERMENSTATION)
シンフラックス(Synflux)
マイクロバイオファクトリー(Micro Bio Factory)

■グループB「リテール」「消費者エンゲージメント」
アーカイブストック(ARCHIVESTOCK)
コンベイ(comvey)
スペースワスプ(Spacewasp)
スタンディング オベーション(STANDING OVATION)
モーンガータ(mangata)

問い合わせ先
ケリング ジャパン
keringpr@kering.com

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「第13回プレミアムアウトレット」のロープレ大会、グランプリにあみPOの「ギャップ」長谷川さん

全国で10カ所のアウトレットモール「プレミアム・アウトレット(以下、PO)」を運営する三菱地所・サイモンは2月27日、東京都内で13回目となる接客ロールプレイングコンテストを実施し、あみPO(茨城県阿見町)「ギャップ(GAP)」店の長谷川博代さん(販売員歴23年7カ月)がグランプリを獲得した。長谷川さんには、賞金20万円とニューヨークの研修旅行が授与された。長谷川さんは、「店頭が忙しい中でも仲間や家族の協力を得て練習の時間をもらえた。お客さま一人ひとりの表情や様子を見て、心地よいと感じてもらえる接客をいつも心がけてきた」と喜びを語った。

準グランプリは御殿場POの「ユナイテッドアローズ」店の篠木真雅(まさのり)さん、3位は酒々井POの「シップス」諏訪典江 さん、大会特別賞には佐野POの「デンハム」膝附(ひざつき)留美さんと土岐POの「アンテプリマ」川上遥さんが選出された。

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全国で10カ所のアウトレットモール「プレミアム・アウトレット(以下、PO)」を運営する三菱地所・サイモンは2月27日、東京都内で13回目となる接客ロールプレイングコンテストを実施し、あみPO(茨城県阿見町)「ギャップ(GAP)」店の長谷川博代さん(販売員歴23年7カ月)がグランプリを獲得した。長谷川さんには、賞金20万円とニューヨークの研修旅行が授与された。長谷川さんは、「店頭が忙しい中でも仲間や家族の協力を得て練習の時間をもらえた。お客さま一人ひとりの表情や様子を見て、心地よいと感じてもらえる接客をいつも心がけてきた」と喜びを語った。

準グランプリは御殿場POの「ユナイテッドアローズ」店の篠木真雅(まさのり)さん、3位は酒々井POの「シップス」諏訪典江 さん、大会特別賞には佐野POの「デンハム」膝附(ひざつき)留美さんと土岐POの「アンテプリマ」川上遥さんが選出された。

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「ハルノブムラタ」が元麻布に初の直営店 “新しいクチュールの形”を提案

村田晴信デザイナーの「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」は、ブランド初の直営店を東京・元麻布にオープンした。1階にアトリエ、地下1階に予約制のプライベートブティックという2フロアであり、売り場面積は50平方メートル。

ショップは、ポストモダン建築の旗手として国際的に活躍した建築家の礒崎新が、キャリアの初期に手掛けた自宅兼アトリエだった。店内はサロンのような空間で、フランスのインテリアデザイナー、ピエール・ポラン(Pierre Paulin)がデザインした赤い巨大ソファがゲストを出迎える。コンクリート打ちっぱなしの無機質な空間に、エレガントな「ハルノブムラタ」のエレガントなウエアが映える。同ブランドのコレクションをフルラインアップするほか、予約時に希望すれば、過去のアーカイブやサイズ指定したアイテムなども取り寄せられる。

村田デザイナーは、「これまでも時々、お客さまには(別エリアにあった)アトリエに来てもらってオーダーメードのアイテムを仕立てることがあった。ブランド立ち上げ時から、5年ほどでそのような新しいクチュールの形を本格的に提案したいと考えていたため、直営店オープンすることにした」と話す。卸と共に個人オーダーの売り上げも順調に伸びているといい、今後は顧客の要望に応じたオリジナルアイテムの制作も検討していく。「ショップを通してファンとのコミュニケーションを密にとっていきたい。今年は店を頑張る」と意気込んだ。

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「ハルノブムラタ」が元麻布に初の直営店 “新しいクチュールの形”を提案

村田晴信デザイナーの「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」は、ブランド初の直営店を東京・元麻布にオープンした。1階にアトリエ、地下1階に予約制のプライベートブティックという2フロアであり、売り場面積は50平方メートル。

ショップは、ポストモダン建築の旗手として国際的に活躍した建築家の礒崎新が、キャリアの初期に手掛けた自宅兼アトリエだった。店内はサロンのような空間で、フランスのインテリアデザイナー、ピエール・ポラン(Pierre Paulin)がデザインした赤い巨大ソファがゲストを出迎える。コンクリート打ちっぱなしの無機質な空間に、エレガントな「ハルノブムラタ」のエレガントなウエアが映える。同ブランドのコレクションをフルラインアップするほか、予約時に希望すれば、過去のアーカイブやサイズ指定したアイテムなども取り寄せられる。

村田デザイナーは、「これまでも時々、お客さまには(別エリアにあった)アトリエに来てもらってオーダーメードのアイテムを仕立てることがあった。ブランド立ち上げ時から、5年ほどでそのような新しいクチュールの形を本格的に提案したいと考えていたため、直営店オープンすることにした」と話す。卸と共に個人オーダーの売り上げも順調に伸びているといい、今後は顧客の要望に応じたオリジナルアイテムの制作も検討していく。「ショップを通してファンとのコミュニケーションを密にとっていきたい。今年は店を頑張る」と意気込んだ。

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「ハルノブムラタ」が元麻布に初の直営店 “新しいクチュールの形”を提案

村田晴信デザイナーの「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」は、ブランド初の直営店を東京・元麻布にオープンした。1階にアトリエ、地下1階に予約制のプライベートブティックという2フロアであり、売り場面積は50平方メートル。

ショップは、ポストモダン建築の旗手として国際的に活躍した建築家の礒崎新が、キャリアの初期に手掛けた自宅兼アトリエだった。店内はサロンのような空間で、フランスのインテリアデザイナー、ピエール・ポラン(Pierre Paulin)がデザインした赤い巨大ソファがゲストを出迎える。コンクリート打ちっぱなしの無機質な空間に、エレガントな「ハルノブムラタ」のエレガントなウエアが映える。同ブランドのコレクションをフルラインアップするほか、予約時に希望すれば、過去のアーカイブやサイズ指定したアイテムなども取り寄せられる。

村田デザイナーは、「これまでも時々、お客さまには(別エリアにあった)アトリエに来てもらってオーダーメードのアイテムを仕立てることがあった。ブランド立ち上げ時から、5年ほどでそのような新しいクチュールの形を本格的に提案したいと考えていたため、直営店オープンすることにした」と話す。卸と共に個人オーダーの売り上げも順調に伸びているといい、今後は顧客の要望に応じたオリジナルアイテムの制作も検討していく。「ショップを通してファンとのコミュニケーションを密にとっていきたい。今年は店を頑張る」と意気込んだ。

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「ショット」と「リー」がセットアップを発売 現代的な“101 大戦モデル”

レザーブランド「ショット(SCHOTT)」は「リー(LEE)」とコラボレーションし、セットアップを発売する。3月7日から、全国の「ショット」直販店および公式オンラインストアで販売する。

本コラボで発売するのは、「リー」の“101 カウボーイジャケット 大戦モデル”をベースにした特別仕様のデニムジャケット(4万8400円)とパンツ(3万9600円)で、いずれも日本国内で生産された14オンスの右綾セルビッチデニムを採用している。また、大戦期ならではの資材簡素化の特徴を踏襲し、当時の赤タグを忠実に再現した。トリプルステッチだった仕様をダブルステッチに変更したほか、大戦期に使用されていた象徴的な月桂樹ボタンを採用するなど、本格的なビンテージ仕様に仕上げている。さらにバックポケットの飾りステッチを排し、リベットの数を減らしたミニマルなデザインが特徴。オリジナルの“101 大戦モデル”を参照しつつ、現代的なアレンジを施した唯一無二のアイテムだ。

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「ショット」と「リー」がセットアップを発売 現代的な“101 大戦モデル”

レザーブランド「ショット(SCHOTT)」は「リー(LEE)」とコラボレーションし、セットアップを発売する。3月7日から、全国の「ショット」直販店および公式オンラインストアで販売する。

本コラボで発売するのは、「リー」の“101 カウボーイジャケット 大戦モデル”をベースにした特別仕様のデニムジャケット(4万8400円)とパンツ(3万9600円)で、いずれも日本国内で生産された14オンスの右綾セルビッチデニムを採用している。また、大戦期ならではの資材簡素化の特徴を踏襲し、当時の赤タグを忠実に再現した。トリプルステッチだった仕様をダブルステッチに変更したほか、大戦期に使用されていた象徴的な月桂樹ボタンを採用するなど、本格的なビンテージ仕様に仕上げている。さらにバックポケットの飾りステッチを排し、リベットの数を減らしたミニマルなデザインが特徴。オリジナルの“101 大戦モデル”を参照しつつ、現代的なアレンジを施した唯一無二のアイテムだ。

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「ショット」と「リー」がセットアップを発売 現代的な“101 大戦モデル”

レザーブランド「ショット(SCHOTT)」は「リー(LEE)」とコラボレーションし、セットアップを発売する。3月7日から、全国の「ショット」直販店および公式オンラインストアで販売する。

本コラボで発売するのは、「リー」の“101 カウボーイジャケット 大戦モデル”をベースにした特別仕様のデニムジャケット(4万8400円)とパンツ(3万9600円)で、いずれも日本国内で生産された14オンスの右綾セルビッチデニムを採用している。また、大戦期ならではの資材簡素化の特徴を踏襲し、当時の赤タグを忠実に再現した。トリプルステッチだった仕様をダブルステッチに変更したほか、大戦期に使用されていた象徴的な月桂樹ボタンを採用するなど、本格的なビンテージ仕様に仕上げている。さらにバックポケットの飾りステッチを排し、リベットの数を減らしたミニマルなデザインが特徴。オリジナルの“101 大戦モデル”を参照しつつ、現代的なアレンジを施した唯一無二のアイテムだ。

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「マーク ジェイコブス」から“ザ チャーム コレクター コレクション” ウエアやバッグ、アクセサリーなど

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、2025年スプリングコレクションから、“ザ チャーム コレクター コレクション”を発売した。

“ザ チャーム コレクター コレクション”
表参道店で購入者向けプレゼントも

同コレクションは、「マーク ジェイコブス」の多様なモチーフをチャームのように散りばめたデザイン。シャツ(4万7300円)などのウエア、“ザ ステッカー キャンバス トート バッグ ミディアム”(3万9600円)や“ザ ステッカー パッチ レザー アイテムズ ビューティー バッグ”(1万9800円)などのバッグ、“ザ ステッカー チャーム チェーン ショルダー ストラップ”(2万4200円)など幅広くラインアップする。

これに伴い、「マーク ジェイコブス」表参道店では、デザイナーのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のアニマトロニクス(本人そっくりのロボット)を展示するほか、税込5万5000円以上の購入者に向けてオリジナルシリコン吸盤スマホホルダーや、3月8日国際女性デー(INTERNATIONAL WOMEN‘S DAY)の購入者にはフラワーギフトもプレゼントする。ともに数量限定で、先着となる。

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「マーク ジェイコブス」から“ザ チャーム コレクター コレクション” ウエアやバッグ、アクセサリーなど

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、2025年スプリングコレクションから、“ザ チャーム コレクター コレクション”を発売した。

“ザ チャーム コレクター コレクション”
表参道店で購入者向けプレゼントも

同コレクションは、「マーク ジェイコブス」の多様なモチーフをチャームのように散りばめたデザイン。シャツ(4万7300円)などのウエア、“ザ ステッカー キャンバス トート バッグ ミディアム”(3万9600円)や“ザ ステッカー パッチ レザー アイテムズ ビューティー バッグ”(1万9800円)などのバッグ、“ザ ステッカー チャーム チェーン ショルダー ストラップ”(2万4200円)など幅広くラインアップする。

これに伴い、「マーク ジェイコブス」表参道店では、デザイナーのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のアニマトロニクス(本人そっくりのロボット)を展示するほか、税込5万5000円以上の購入者に向けてオリジナルシリコン吸盤スマホホルダーや、3月8日国際女性デー(INTERNATIONAL WOMEN‘S DAY)の購入者にはフラワーギフトもプレゼントする。ともに数量限定で、先着となる。

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「マーク ジェイコブス」から“ザ チャーム コレクター コレクション” ウエアやバッグ、アクセサリーなど

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、2025年スプリングコレクションから、“ザ チャーム コレクター コレクション”を発売した。

“ザ チャーム コレクター コレクション”
表参道店で購入者向けプレゼントも

同コレクションは、「マーク ジェイコブス」の多様なモチーフをチャームのように散りばめたデザイン。シャツ(4万7300円)などのウエア、“ザ ステッカー キャンバス トート バッグ ミディアム”(3万9600円)や“ザ ステッカー パッチ レザー アイテムズ ビューティー バッグ”(1万9800円)などのバッグ、“ザ ステッカー チャーム チェーン ショルダー ストラップ”(2万4200円)など幅広くラインアップする。

これに伴い、「マーク ジェイコブス」表参道店では、デザイナーのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のアニマトロニクス(本人そっくりのロボット)を展示するほか、税込5万5000円以上の購入者に向けてオリジナルシリコン吸盤スマホホルダーや、3月8日国際女性デー(INTERNATIONAL WOMEN‘S DAY)の購入者にはフラワーギフトもプレゼントする。ともに数量限定で、先着となる。

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ILLITが「ラコステ」日本国内スニーカーキャンペーンのアンバサダーに就任

「ラコステ(LACOSTE)」は3月6日、日本国内スニーカーキャンペーンのアンバサダーにK-POPガールズグループのILLIT(アイリット)を起用した。

今回の広告キャンペーンでは“ラコステ履いてどこいこう?”をキャッチコピーに、新作のシューズ“ベースショット プロ(BASESHOT PRO)”、“L003 ネオ ショット(L003 NEO SHOT)”を着用したビジュアル、スペシャルキャンペーンムービーなどを「ラコステ」公式インスタグラムで順次公開予定だ。

ILLITは、オーディション番組を経て2024年3月にデビューした韓国発のガールズグループ。メンバーは、韓国人のユナ(YUNAH)、ミンジュ(MINJU)、ウォンヒ(WONHEE)と日本人のモカ(MOKA)、イロハ(IROHA)の計5人。1stミニアルバム「SUPER REAL ME」に収録された楽曲「Magnetic」が世界中で人気を博し、昨年末に行われた第66回日本レコード大賞では新人賞を受賞。また第75回NHK紅白歌合戦にも初出場を果たすなど今注目のアーティストだ。先月14日には、現在公開中の映画「顔だけじゃ好きになりません」の主題歌に起用された、初の日本オリジナル楽曲「Almond Chocolate」をデジタルリリースした。

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RIIZEが「クロックス」のジャパンアンバサダーに就任 キャンペーンムービーやポップアップも

「クロックス(CROCS)」はK-POPボーイズグループRIIZE(ライズ)がジャパンアンバサダーに就任することを発表した。3月6日にキャンペーンページを開設し、メンバーが出演するキャンペーンムービーやインタビュー動画を「クロックス」公式オンラインストアや公式Instagram、XおよびYouTubeチャンネルで順次公開する予定だ。また13日からABCマート6店舗で特設ポップアップを開催し、19日からは特設ページで長編動画を含む、特別コンテンツを公開するほか、ABCマート グランドステージを含む「クロックス」取り扱い店舗、全国の「クロックス」ブランドストア、パートナーストア、アウトレットストア、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」などでキャンペーンを予定している。

RIZEのメンバーが「クロックス」を愛用していることやアーティスト活動のスタイルに本ブランドが共感し、就任に至ったという。ブランドのアイデンティティー“COME AS YOU ARE(いつだって自分らしく)”を掛け合わせたコンテンツを展開する。キャンペーンムービーは“クロックス クラシック ベイ クロッグ”と“クラシック クロッグ”の2パターンで撮影を行った。いずれもアイテムを身につけたメンバーの魅力的なダンスシーンが見どころだ。

13〜27日に開催されるポップアップでは、本キャンペーンビジュアルが並ぶほか、メンバーが着用した商品ラインアップをいち早く購入できる。ABCマート グランドステージ 渋谷109店では、メンバーとおそろいの“シビッツ チャーム”を取りそろえる。メンバーが着用した商品ラインアップは特設ページで随時公開を予定している。

アンバサダー就任について、メンバーのウンソクは「クロックスのジャパンアンバサダーに就任できてとても嬉しく思います。僕も普段からクロックスをよく履いているのですが、(クロックスの)魅力をたくさん伝えていきたいと思います。そしてこのジビッツチャームは“自分らしさ”を表現できるとても素晴らしいアイテムだと思うので、多くの方に魅力を届けられればと思います」とコメントしている。

>特設ページ

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YKKが新中計、キモは「DX」「ワクワク」「社員満足度の向上」

ファスナー大手のYKKは3月5日、2025〜28年の中期経営計画を発表した。「ワクワクする商品開発」「DXによるスマートファクトリー」「社員のエンゲージメント」という4つを柱に据える。前中計で進めてきた定年撤廃やコストダウン&納期改革、ファスナー機開発をさらに一歩進め、25年度の設備投資は前年から倍増の803億円、25〜28年度の4年で2470億円を投じ、全世界的に設備の更新&増設を行う。大谷裕明・社長は「アジアを中心に設備を増強する。この中計の期間中には黒部事業所で24時間365日稼働するスマートファクトリーを実現させたい」と意気込む。

YKKは技術の総本山と位置づける黒部事業所で全世界のファスナー工場に供給するファスナー機械の開発と生産を行っており、前中計ではこれまで画一的だったファスナー機械の考え方を改め、地域や用途に応じた新型機の開発を行ってきた。25年度はこうした新型機を中国や東南アジアに投入するほか、欧州や米国でも工場の集約、設備の更新を行う。

また、地域で異なっていた業務や商品コードを、全世界的に統一・標準化する業務オペレーション改革を進めながら、デジタルテクノロジーも積極的に導入。取引先と生産現場をダイレクトにつなぎ、商品や生産状況を共有するDXにも取り組む。

また、黒部事業所ではこの24年10〜12月期から一部の生産ラインで、無停止・無人生産をスタート。今後4年で、24時間365日稼働するスマートファクトリーの基盤を確立させる考え。「現時点での課題は検品。AIなども導入し、画像検査による品質安定化を早く確立させる」(大谷社長)。

こうした積極的なDXの導入や業務改革の背景にあるのは慢性的な人手不足だ。働きやすさや働き方改革に加え、新しい中計ではやりがいやモチベーションの向上に加え、海外現地スタッフの登用と育成、国際間異動も見据えた人材育成に力を入れる。

25年3月期は2年振りのファスナー販売100億本超え

2025年3月期の業績見通しは、売上高が前期比14.7%増の4351億円、営業利益が同53.3%増の511億円、ファスナー販売数量が同13.2%増の101.1億本だった。ファスナー販売量が100億本を超えるのは、23年3月期以来2年ぶり。欧米市場の不振で流通在庫過多だった前年の状況が、徐々に解消した上、中国やインドを中心とした内需向けの新規顧客の開拓が奏功した。この数年「シーイン」「TEMU」といった新興企業の開拓にも取り組んでおり、中国エリアは過去最高の売り上げだったという。

 26年3月期は、売上高1.4%増の4413億円、営業利益は同3.7%増の529億円、ファスナー販売数量は4.5%増の105.6億本を見込む。設備投資は前年から倍増となる803億円で、内訳は中国・アジア・中東・アフリカで541億円、日本・アメリカ大陸・欧州で249億円になる。

 中計の最終年度となる2029年3月期は売上高5347億円、営業利益807億円、ファスナー販売は124.1億本を計画。4カ年の設備投資は2470億円を計画する。ただ、この設備投資の中には、スマートファクトリーやDXによる最新デジタル機器は含まれておらず、DXの進捗によってはさらに積み増す考え。

グループでは初の売上高1兆円超え

AP(サッシ・窓)も含めたYKKグループ全体では、25年3月期で初の売上高1兆円を達成する見通し。グループ全体の業績は売上高が前期比9.1%増の1兆36億円、営業利益が同13.6%増の627億円の見込み。

経営幹部も一新

YKKは4月から経営幹部が一新する。4月1日付で、2011年から同社を率いてきた猿丸雅之会長が退任し、代表権のある会長に大谷裕明・社長、新社長に松嶋耕一・副社長が昇格する。副社長には執行役員営業本部長の敷田透氏が就く。また、副社長に次ぐポジションとして上席常務執行役員職を新設し、九十九好司・商品戦略部長、米島久嗣・生産技術部長、松本光司・経営企画室長、坪島広和・中国総代表の5人が就任する。

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【スナップ】ロンドンの若者は何着てる? トレンドはロマンス溢れる個性派レイヤード

2025-26年秋冬シーズンのロンドン・ファッション・ウイークが、2月20〜24日(現地時間)に開催された。各ブランドのショー会場から、パワフルなロンドンの若者たちのトレンドを解き明かす。全体の傾向は、アジア圏から広がったY2Kやバレエコアに加え、ヴィクトリアン調などの近代ヨーロッパ風、パンク、ストリートなどのテイストが混ざり合うスタイルが多かった。

特に目を引いたのは、現地の人気ブランド「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」を思わせる、チュールやレース、リボンなどの要素を取り入れた、ロマンチックな装い。レザージャケットやブルゾンを合わせて、幻想的なムードを日常着になじませている。

レイヤードによって素材を掛け合わせたり、違和感のあるシルエットを作ったりするスタイルもロンドンのトレンドの一つだ。ボリューミーな膝丈やミニ丈のスカートに、パンツをレイヤードしたり、レースやカラーのタイツ、レッグウォーマーと掛け合わせたりし、それぞれの個性をシルエットや色使いで表現した。

フットウエアはシャープなレザーシューズが人気だ。また、昨今はバレエコアの影響か、バレエシューズやメリージェーンなどのストラップ付きのシューズも存在感を放つ。「ガニー(GANNI)」のバックル付きのバレエシューズは、ストリートでも多く目にした。

冷え込みが厳しい冬のロンドンに欠かせないニット小物は、スタイリングを華やかに彩るバラクラバやビーニー、サッカーマフラーが人気だ。バッグやスマートフォンにチャームを盛り付ける人々は、ジュエリー感覚で好みのモチーフを重ねづけしていた。

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プラダ グループ、24年は15%増収と好調 「ヴェルサーチェ」買収のうわさについては明言を避ける

プラダ グループ(PRADA GROUP以下、プラダ)の2024年12月期決算は、売上高が前期比14.9%増の54億3200億ユーロ(約8473億円)、調整後EBIT(利払前・税引前利益)は同20.5%増の12億8000万ユーロ(約1996億円)、純利益は同25.0%増の8億3900万ユーロ(約1308億円)の増収増益だった。営業(EBIT)利益率も、23年度の22.5%から23.6%へと拡大した。

販売チャネル別では、全体の89.3%を占める小売りの売上高が同15.7%増の48億4900万ユーロ(約7564億円)、卸は同6.5%増の4億6100万ユーロ(約719億円)だった。

地域別での売上高(小売り、以下同)は、地元客と観光客の両方が好調だった欧州が同16.8%増の15億3200万ユーロ(約2389億円)、10~12月期(第4四半期)に中国市場が回復したアジア太平洋地域(日本を除く)は同10.9%増の16億400万ユーロ(約2502億円)だった。円安の影響によるインバウンド需要が引き続き旺盛な日本は同35.5%増の6億5600万ユーロ(約1023億円)、観光客が増加した中東は同26.1%増の2億2700万ユーロ(約354億円)といずれも大幅増収。下半期に北米が回復した南北アメリカは同8.2%増の8億3000万ユーロ(約1294億円)だった。

ブランド別の売り上げでは、主力の「プラダ(PRADA)」の売上高は同2.2%増の35億6300万ユーロ(約5558億円)と堅調、勢いが続く「ミュウミュウ(MIU MIU)」は同89.2%増の12億2800万ユーロ(約1915億円)と非常に好調だった。

会長とCEOのコメント

パトリツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)会長兼エグゼクティブ・ディレクターは、「厳しい環境下においても、引き続き市場全般を上回る業績を上げられたことをうれしく思う。これは高い品質、商品イノベーション、クラフツマンシップの追求、そして時代を読むユニークな能力に裏打ちされた当社の傘下ブランドの強みが発揮された結果だ。また、会社組織も数年をかけて強化しており、25年も長期的かつ持続的な成長に向けて投資し、尽力していく」と語った。

アンドレア・グエラ(Andrea Guerra)最高経営責任者(CEO)は、「24年も大変よい結果を残すことができてうれしく思う。現地通貨ベースおよび既存店ベースでは4年連続で2ケタ成長を遂げ、利益率も昨年度から拡大するなど、財務状況は非常に健全だ。『プラダ』は引き続き市場シェアを拡大しており、『ミュウミュウ』は記録的な勢いで成長している。今後も小売りや生産能力、テクノロジーなどへの投資を継続し、ブランドのポジショニング、品ぞろえ、顧客とのエンゲージメントを強化することで、複雑な環境下でも市場を上回る持続的な成長ができるものと確信している」と述べた。

「『ミュウミュウ』の大躍進は『プラダ』の成功あってこそ」

アナリスト向けの決算説明会で、大躍進が続く「ミュウミュウ」の今後3年から5年の目標について質問されたグエラCEOは、「言うまでもないことだが、こうした凄まじい勢いでの成長は長く続くものではない。今後も魅力的な商品をそろえ、地元客やリピーターを大切にし、持続的な成長を維持したいと考えている」と回答。また、「そもそも『プラダ』のために作り、進化させてきたインフラやサービス、生産能力があったからこそ、『ミュウミュウ』が大きく飛躍できた」と話し、「プラダ」が先に成功したことにより現在の「ミュウミュウ」があるという考えを示した。

なお、3月5日には、同社が10年にオープンした「ミュウミュウ」ロンドン旗艦店が入る建物を2億5000万ポンド(約472億円)で購入したことが明らかに。現在、同店は改装中のため、近くの仮店舗で営業している。また、同社は13年、「プラダ」ロンドン旗艦店の建物も購入している。

「極めて高い価格帯」への参入を示唆

ここ数年はコストの高騰などを背景に、ラグジュアリーブランドで値上げが続いている。「プラダ」と「ミュウミュウ」も例外ではないが、「極端な値上げはしていない」とグエラCEO。「エントリーアイテムの価格はほとんど変えていない。一方で、上の方には現在の商品群ではカバーしきれていない価格帯があり、そこには信じられないほど大きな可能性がある。そうした極めて高い価格帯の商品を取り扱うために、店舗などの準備も進めてきた。大切なのは、さまざまな価格帯の商品を、ブランドのポジショニングに合わせてバランスよく扱うことだ」と説明した。

「ヴェルサーチェ」買収のうわさについて

カプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)が保有する「ヴェルサーチェ(VERSACE)」と「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の売却について、以前からさまざまな臆測が広まっているが、今年1月にはプラダが両ブランドの買収に関心を示しているとのうわさが浮上した。情報筋によれば、プラダはすでにカプリと独占的なデューデリジェンス(買収前の詳細な財務およびリスク調査)を行っている段階で、3月半ばにはその結論が出るのではないかという。

本件について、プラダはこれまでコメントを発表していない。このため、今回の説明会でも注目が集まっていたが、グエラCEOは「以前から明確にしていることだが、当社は傘下ブランドに100%フォーカスしている。一方で、何らかの機会が訪れることがあれば、誰しもそれに一度は目をやるものだ」と答えるにとどめた。

また、アンドレア・ボニーニ(Andrea Bonini)最高財務責任者も、「当社はうわさに対するコメントはしない」と述べた。しかし、同社が1990年代には「フェンディ(FENDI)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」「アズディン アライア(AZZEDINE ALAIA)」などに投資し、多数のブランドを擁するコングロマリットを目指していたことについてアナリストから問われると、「当時から数十年が経ち、当社の規模やチームなど、あらゆる面で変化している。もはや異なる会社と言えるのではないか」と話し、やはり明言を避けた。なお、プラダはその後、これらのブランドの持分を売却している。

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「キコ コスタディノフ」×「アシックス」の新作は作業靴・安全靴に着想 モデルは実際の作業員

「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」は「アシックス(ASICS)」とコラボレーションした新作シューズ“ゲル キリルⅢ(GEL- KIRIL III)”(3万3000円)を発売する。2色展開で、3月8日から「アシックス」のオンラインストアと原宿フラッグシップ、一部のスニーカーショップなどで販売する。キコ・コスタディノフ トウキョウでは先行販売中だ。

これまでの“ゲル キリル”シリーズは「キコ コスタディノフ」のシーズンコレクションと深く結びついていたが、今作は“現場”における経験や人間模様を反映している。作業靴・安全靴に着想を得ており、アッパー前部の隆起したTPU素材は、実用性に遊び心をもたらすテクスチャーやトーンを表現。「アシックス」の作業靴・安全靴に対するクラフツマンシップと進化する工業用衣服への美学を投影し、作業現場と日常生活のそれぞれで求められる機能性のギャップをつなぐ意図を持たせている。

また千葉県で撮影した今作のビジュアルでは、実際に作業現場で従事する人をモデルに起用した。協業を続けてきた両ブランドの技術や世界観のもと、工業製品の再解釈によって先進的かつ伝統に根差したシューズだ。

アイテム詳細

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「ヴィヴィアン・ウエストウッド」から新ユニセックスライン ラフォーレ原宿店限定ラインも

「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は、新たにユニセックスライン“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッド アンド マン(VIVIENNE WESTWOOD RED+MAN)”を開始、3月14日から“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル(VIVIENNE WESTWOOD RED LABEL)”全店、“ヴィヴィアン・ウエストウッド マン(VIVIENNE WESTWOOD MAN)”全店、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」公式オンラインで販売する。

ユニセックスライン第1弾
3月14日発売

“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッド アンド マン”は、“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル”“ヴィヴィアン・ウエストウッド マン”両ラインに加わる形で登場。第1弾は、宇宙を思わせるウエアや、ユニセックスデザインのベーシックなアイテムを制作、スローガンやパッチをあしらった。

またラフォーレ原宿店がリニューアルし、ウィメンズとメンズ、ユニセックスラインを含む複合型店舗に生まれ変わる。これに伴い、“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッド アンド マン”から店舗限定ライン“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッド アンド マン ‘エクスクルーシブ‘(VIVIENNE WESTWOOD RED+MAN ‘EXCLUSIVE‘)”を制作。サテンテーラリングにフローラルな裏地を配し、チェック柄のフリルパジャマシャツを合わせるなど、マスキュリンとフェミニンを掛け合わせた。3月14日にプレコレクションを発売する。

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「ヴィヴィアン・ウエストウッド」から新ユニセックスライン ラフォーレ原宿店限定ラインも

「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は、新たにユニセックスライン“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッド アンド マン(VIVIENNE WESTWOOD RED+MAN)”を開始、3月14日から“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル(VIVIENNE WESTWOOD RED LABEL)”全店、“ヴィヴィアン・ウエストウッド マン(VIVIENNE WESTWOOD MAN)”全店、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」公式オンラインで販売する。

ユニセックスライン第1弾
3月14日発売

“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッド アンド マン”は、“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル”“ヴィヴィアン・ウエストウッド マン”両ラインに加わる形で登場。第1弾は、宇宙を思わせるウエアや、ユニセックスデザインのベーシックなアイテムを制作、スローガンやパッチをあしらった。

またラフォーレ原宿店がリニューアルし、ウィメンズとメンズ、ユニセックスラインを含む複合型店舗に生まれ変わる。これに伴い、“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッド アンド マン”から店舗限定ライン“ヴィヴィアン・ウエストウッド レッド アンド マン ‘エクスクルーシブ‘(VIVIENNE WESTWOOD RED+MAN ‘EXCLUSIVE‘)”を制作。サテンテーラリングにフローラルな裏地を配し、チェック柄のフリルパジャマシャツを合わせるなど、マスキュリンとフェミニンを掛け合わせた。3月14日にプレコレクションを発売する。

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「マルニ」×「ホカ」のスニーカー ボリュームアップした“ボンダイ B3LS”

「マルニ(MARNI)」は4月3日、スポーツブランドの「ホカ(HOKA)」とコラボレーションしたシューズ“ボンダイ B3LS(BONDI B3LS)”を発売する。レッド(ボインシアナ)、チャコール(ブラッケン)、ブルー(トルマリン)、ベージュ(ストロー)の4色をそろえ、価格は7万1500円。「マルニ」の店舗および、公式オンラインストアで扱い、翌日4日からは「ホカ」の一部店舗と公式オンラインストアでも販売する。

ふかふかなアッパーに高反発のソールを用いた
ボリューミーなコラボモデル

「マルニ」が得意とする大胆なデザインと「ホカ」の技術力が融合した同シューズ。ラバー加工されたパデッドのポリエステル素材を用いた、ふかふかとしたビジュアルのアッパーが特徴的だ。また、ソールは高反発なラバー製のものを使用し、中にはクッション性のある“EVA インソール”を採用。インラインの “ボンダイ B3LS”を越える快適さと耐久性を実現した。同シューズには、アッパーと同じカラーの丸ひも、平ひもに加えてマルチカラーの平ひものシューレースが付属する。

「マルニ」のクリエイティブ・ディレクターを務めるフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)は、今回の協業について「『ホカ』とのコラボレーションは刺激的だった。彼らの技術力と『マルニ』の形、色、感情に対する本能が行き交うエネルギーの交換だった。私たちは、動き、ボリューム、アイデンティティを大胆に表現したトーテム的なデザインのスニーカーを共に作り上げた」とコメントした。

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渋谷パルコが大型改装、「セリーヌ」「マルニ」「シルバニアファミリー」導入

渋谷パルコは3月から秋にかけて、「グローバルニッチ」をキーワードに約80区画・6000㎡を刷新、新たに「セリーヌ(CELINE)」「マルニ(MARNI)」「ガニー(GANNI)」「シルバニアファミリー」などが出店する。2019年11月の建て替えリニューアル後、初の大型改装になる。

今回の改装で強化するのは、ラグジュアリーと国内外のデザイナーブランド。「セリーヌ」など3店舗のほか、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」「C.P. カンパニー(C.P. COMPANY)」 「スタジオニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」、ヨウジヤマモトの「サイト(S’YTE)」、メディコム・トイの新業態「メディコム トイ ネクスト」が出店するほか、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」にが2階と3階に多彩なコレクションラインを集結させる。また、「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ケンゾー(KENZO)」「トム ブラウン(THOM BROWNE)」「アー・ペー・セー(A.P.C.)」などがリニューアルオープンになる。

また、5・6階はさらにアニメやマンガ、ゲームなどのエンタメ系テナントを強化し、グラフィックデザイナーのジュン・ワタナベが手掛けるラジコンブランド「ブロックヘッドモータース」や、カセットテープ制作販売の「オッド テープ デュプリケーション(ODD TAPE DUPLICATION)」、LA初の「ブレインヘッド」、「ティンバーランド」が出店する。

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渋谷パルコが大型改装、「セリーヌ」「マルニ」「シルバニアファミリー」導入

渋谷パルコは3月から秋にかけて、「グローバルニッチ」をキーワードに約80区画・6000㎡を刷新、新たに「セリーヌ(CELINE)」「マルニ(MARNI)」「ガニー(GANNI)」「シルバニアファミリー」などが出店する。2019年11月の建て替えリニューアル後、初の大型改装になる。

今回の改装で強化するのは、ラグジュアリーと国内外のデザイナーブランド。「セリーヌ」など3店舗のほか、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」「C.P. カンパニー(C.P. COMPANY)」 「スタジオニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」、ヨウジヤマモトの「サイト(S’YTE)」、メディコム・トイの新業態「メディコム トイ ネクスト」が出店するほか、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」にが2階と3階に多彩なコレクションラインを集結させる。また、「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ケンゾー(KENZO)」「トム ブラウン(THOM BROWNE)」「アー・ペー・セー(A.P.C.)」などがリニューアルオープンになる。

また、5・6階はさらにアニメやマンガ、ゲームなどのエンタメ系テナントを強化し、グラフィックデザイナーのジュン・ワタナベが手掛けるラジコンブランド「ブロックヘッドモータース」や、カセットテープ制作販売の「オッド テープ デュプリケーション(ODD TAPE DUPLICATION)」、LA初の「ブレインヘッド」、「ティンバーランド」が出店する。

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現代を生きるパリジェンヌ「ビュリー」のブランドディレクターに聞く美容法と愛用品

フランス発「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」(以下、ビュリー)は、ブランドディレクターをヴィクトワール・ドゥ・タイヤック(Victoire de Taillac)が夫のラムダン・トゥアミ(Ramdane Thuami)と2014年に復活させた老舗フランス総合美容専門店だ。フレグランスやスキンケア、ブラシ類まで幅広くそろえ、独特の世界観で人気が高い。ヴィクトワールはアレクサンドル・デュマ(Alexandre Dumas)の「三銃士」の着想源となった王室衛兵の末裔。5人兄弟の末っ子で、長男のピエールは出版社を運営、長女のソフィーは鈴木陸三サザビーリーグ創業者の妻、3女のマリーエレーヌはジュエリーブランド「マリーエレーヌ ドゥ タイヤック(MARIE-HELLENE DU TAILLAC)」(以下、MHT)のデザイナー、次女ガブリエルは「MHT」のフランス社を運営している。ヴィクトワールは「ビュリー」のディレクターとして活躍する傍ら、3人の子どもの母親としての顔も持つ。「日本は、私にとって特別な場所」と語る彼女の素顔は、自然体でとても気さくな現代のパリジェンヌだ。新著「美しくある秘訣」の発表会で来日したヴィクトワールに、新著やビューティルーティンについて聞いた。

パリジェンヌの起源と19世紀の美容法を紐解く本

WWD:「ビュリー」が、19世紀のフランス文化や嗜みといったものを発信する理由は?

タイヤック:「ビュリー」のルーツは19世紀で、その美意識やアイデアが原動力。それを分かち合いたいと思い、当時の古書の美容法など面白いことをピックアップして書籍にしている。それは、現代女性にとっても魅力的なものだと思うし、小説を読む感覚でも楽しんでもらえると思う。

WWD:新著「美しくある秘訣」のベル・エポック時代におけるパリジェンヌの美容習慣は、現代にどのように生かせると思うか?

タイヤック:一般的に話されている“パリジェンヌ”という言葉はベルエポック時代に始まったと言われている。特定の人物がいるわけではないが、素敵な女性の代名詞のように使われる。「美しくある秘訣」は、パリジェンヌの始まりや当時のパリジェンヌ像を紐解く本。時代が違うから、当時のパリジェンヌの視点を通して、現代を見ることができるので面白いと思う。

美容用品は香りが大切、フレグランスも欠かせない

WWD:自身のビューティ・ルーティンは?

タイヤック:心地良さに気を配り、自分の状態を見ながら必要に応じてルーティンを変える。血行を良くするボディーブラッシングや舌のケアなども大切。スキンケアは、クレンジングは軽めで、水分補給をしっかり。化粧水の後にフェイスクリームを塗ることもあれば、オイルを使うこともある。長時間の移動の後は、シアバターでマスクする。特に、美容用品の香りには気をつかうし、気分を変えたり、アップしたりするのにフレグランスは欠かせない。気分に応じて水性香水やボディーミルクを使い分けている。

WWD:愛用している「ビュリー」の製品は?

タイヤック:化粧水はローズの香りの“オー・スゥーベルフィヌ”を愛用している。バラの蒸留水とアロエベラ配合で控えめなバラの香りが心地いい。この商品は、品切れになる店もあるほど人気だ。フェイスクリームは、“ポマード・ヴィジナル”を使用している。全てのスキンタイプに使えるベーシックなクリームだ。肌が乾燥気味だと感じるときは、“ラズベリーシードオイル”を使う。オイルは自然派美容には大切で、いつも持ち歩いている。長時間のフライトの後は、“シアバター”でマスクする。“シアバター”は水分と油分を補ってくれる万能のアイテムでリップクリームとしても使える。

WWD:香りには気を使うようだが、お気に入りの「ビュリー」の香りは?

タイヤック:水性香水“オー・トリプル”は、控えめで優しくベロアのように肌に馴染むので日本人にもぴったりだと思う。中でもお気に入りは“ミエル・ダングルテール”。ハチミツとシダーウッド、アンバーから構成されたパウダリーでウッディな香り。同じくウッディ系では、“セードル・デュ・リバン”もよく使う。バーベナとピンクペッパー、ベチバーが織りなす落ち着く香り。華やかな気分になりたいときは、“チュベローズ・デュ・メキシク”を選ぶ。チュベローズは白い花の女王と呼ばれ、クローブとバニラがミックスされたうっとりする香りだ。

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「ルイ・ヴィトン」×村上隆のコレクション第2章 キャンペーンにゼンデイヤが登場

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、現代アーティストの村上隆とコラボレーションしたリエディション・コレクション“ルイ・ヴィトン×村上隆”の第2章のキャンペーンに、俳優で同ブランドのアンバサダーを務めるゼンデイヤ(Zendaya)を起用した。

桜舞う街をバックにコレクションアイテムをアピール

今回のキャンペーンも第1章に続き、ゼンデイヤが登場。オランダ人フォトグラファーデュオのイネス&ヴィノード(INÈZ & VINOODH)が撮影した新たなビジュアルでは、花々が舞う街並みを背景に最新のアイテムやアイコンバッグ“オンザゴー”の限定バージョンをまとった姿を披露。魅力をアピールした。

同コレクションの第2章は、村上隆の遊び心ある“チェリーブロッサム”のモチーフを用いた、春と桜がテーマ。アイコンバッグ“カプシーヌ MINI”や“オンザゴー”をはじめとするバッグやシューズ、フレグランスなど計40点以上のアイテムを展開する。アイテムには陽気なムードの花を最先端のデジタル印刷であしらった村上の“チェリーブロッサム”がいたるところに登場する。

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【一粒万倍日】「ディスコード ヨウジヤマモト」がゴールドブラックのやミントグリーンなどのレザーアイテム発売

ヨウジヤマモトの「ディスコード ヨウジヤマモト(DISCORD YOHJI YAMAMOTO)」は、「天赦日」「一粒万倍日」「寅の日」の3つの吉日が重なる最強開運日の3月10日に向けて、財布やキーケースなどのレザーアイテムを発売した。

1点1点表情の異なるゴールドブラックのムラのあるユニークなレザーがもちいられたコレクションや、ミントグリーン、グリーン、グレージュなどのフレッシュなカラーリング、墨流しで表現されたコンパクトなどのシーズンコレクションに加え、上品な刺しゅうで表現したシグネチャー・シリーズなどを展開する。

ゴールドブラックレーザーコレクション

ゴールドブラックレザーコレクション。キーリング(1万1000円)、キーネックレス(1万5950円)、スマートキーケース(4万5100円)、ショートウオレット(4万1800円)、ロングウオレット(7万1500円)をラインアップ。

カラーレザーコレクション

カラーコレクション。キーウオレット(3万3000円)、コンパクト(3万3000円)、リング(1万1000円)、カードケース(2万2000円)、カードミニウオレット(2万5300円)。

シグネチャー・シリーズ

刺しゅうのシグネチャー・シリーズ。シグネチャーショートウオレット(4万2900円)、エアポッズケース(3万6300円)、シグネチャーロングウオレット(6万6000円)、スマートキーケース(4万1800円)を展開する。

墨流し染めされたレザーをもちいたコンパクトは3月7日に発売。

3月10日は最強開運日

3月10日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”、 “虎は千里行って千里帰る”と言われることから、出て行ったものが戻ってくるという意味を持つ“寅の日”のトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日”は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

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チャペル・ローンが火付け役! 2025年は中世風の「メディーバルコア」や「キャッスルコア」に注目 連載:ポップスター・トレンド考察

文筆家・つやちゃんがファッション&ビューティのトレンドをポップスターから紐解いていく本連載。第6回はチャペル・ローンやテイラー・スウィフトの影響で注目を集める中世風の「メディーバルコア」や「キャッスルコア」を紹介する。

パンデミックが転機となって、世界は後退し、過去に引き戻されているような印象を受けます。中世化しつつある、とさえ言えるかもしれません。グローバリズムは大きな行き詰まりを見せ、かつてあれほど希望を見い出されていたソーシャルメディアはいまや袋小路です。
THE NEW YORKER「Haruki Murakami on Rethinking Early Work」より。筆者訳)

上記は、2024年11月の「THE NEW YORKER」に掲載された村上春樹の発言だ。近年の武力紛争が小説の執筆にどういった影響を与えているか、という旨の質問に対する回答だが、この件に限らず、20年代の社会に対して中世との類似性を指摘する意見が昨今目につく。宗教やイデオロギーによる争いだけではない。格差の拡大、ヒエラルキーの非流動性、封建的な権力構造、社会不安のはけ口としてのスケープゴート、知と学問の断片化――あらゆる局面で、異端審問や宗教戦争、魔女狩り、領主による分権的統治や権力者による知の独占といった、中世において繰り返されてきた問題と似たような事態が顕在化してきている。

そのような状況下で、ファッションやポップミュージック、デザインの領域において、中世風のファッションをベースとした「メディーバルコア(Medieval Core)」、あるいは「キャッスルコア(Castle Core)」といったトレンドが昨年後半から浮上してきているのは当然のことなのかもしれない。アメリカの「W MAGAZINE」は昨秋、「What’s Behind the Sudden Surge of Gladiator-Inspired Celebrity Style?(突然のグラディエーター風セレブスタイルの急増にはどういった背景がある?)」という記事を特集した。その後も各国のメディアで「メディーバルコア」や「キャッスルコア」の盛り上がりが取り上げられており、Pinterestにおける関連ワードの検索数も急増しているようだ。もちろん、中世の世界観に近いものをモチーフにすること自体は特段目新しいアプローチではなく、例えば「指輪物語」関連の小説や映画作品、マノウォー(Manowar)をはじめとしたヘヴィメタルバンド、さらには国内だとMALICE MIZER(マリスミゼル)といったビジュアル系バンドなど多方面において観察されてきた。王家の内乱を描いたドラマシリーズ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」にしろ、封建制や騎士道の価値観を見せる映画「デューン」にしろ、はたまた中世ヨーロッパ風のファンタジー小説としてアメリカの若者の間でベストセラーとなっている「A Court of Thorns and Roses」にしろ、昨今も中世の世界観を参照したような作品がさまざまな領域でヒットしている。この春に公開予定の「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」が壮大な中世ヨーロッパを描いていたり、バズ・ラーマン監督が映画「ジャンヌダルク」を製作中というニュースが入ってきたりと、中世を舞台にした作品は今後もまだまだ増えそうだ。

昨今の「メディーバルコア/キャッスルコア」の美学

けれども、昨今の「メディーバルコア/キャッスルコア」といった美学は、それらとはやや異なる価値観を持っているように思われる。具体的な例をいくつか挙げていこう。このトレンドの最大の火付け役として、まずはチャペル・ローン(Chappell Roan)が挙げられる。豪華な装飾、ビーズや金・銀の刺しゅう、重厚感のあるドレープ、絞られたコルセット風のシルエットや貴族的な大ぶりのヘッドアクセサリーといった要素は、「メディーバルコア/キャッスルコア」のインスピレーション源として多く参照されている。保守的な街、そして敬虔なクリスチャンの家庭で育った彼女は、レズビアンである自身のクィアネスを抑圧され、長らく解放することができなかったという。それが、高音で感情を解き放つ歌唱法と、グラム&クィアな世界観という両者をリンクさせることによって、中世的な様式として確立され、世界中に大いなるイマジネーションを与えるまでになったのだ。チャペル・ローンのスタイリングは、貴族的である一方で、鮮やかな色彩の遊び心と親しみやすさに満ちている。ある時は闘うモードを見せながらも、同時に柔らかさや創造性も忘れない。

もう一人、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の影響も見逃せない。注目が集まったのは、「ディオール(DIOR)」の衣装を着てMTVビデオ・ミュージック・アワード2024に出演した際のこと。近年の「ディオール」は中世のモチーフを多用しているが、中でも25年クルーズコレクションでは、スコットランドのドラモンド城を舞台に「メディーバルコア/キャッスルコア」の要素が開花。マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が得意とするコルセットを使ったアイテム(コルセット・ケープ)をテイラーが着用したことで、一気に注目が集まった。先の「W MAGAZINE」でも言及されているが、グラディエーターにインスパイアされたような中世のスタイルは、自らを「鎧のように守る」という意味合いも込められているのではないか――という読みがある。チャペル・ローンも然りだが、王冠や装飾の多いドレス、宗教的なシンボルといった衣装は、自己を神聖化し伝説的な物語を構築するためのエンパワーメントの役割がある一方で、ポップスターとしての自身を防御する心理と実は表裏一体なのかもしれない。ただ、そういった中にあっても、やはりプレイフルなテイストが見えるのが、今の「メディーバルコア/キャッスルコア」らしい。

UK発の新鋭バンドとして目下ブレイク中のザ・ラスト・ディナー・パーティー(The Last Dinner Party)も、象徴的な存在だ。インターネットを通じて中世からインスピレーションをもらっていると語る彼女たちは、シアトリカルなたたずまいの中に風通しの良いナチュラルさもうまく組み合わせながら、“新しい中世”の感覚を具現化している。

以上のように、昨今の中世モチーフの世界観は、単に歴史を再現するのではなく新しい自己表現の形として、これまでになかった編集感覚を打ち出している。幻想的なムードに加え、柔らかさ、親しみやすさ、そして創造性を備えた美学が、空想のインスピレーション源や現実社会からのエスケーピズムの先として多くの支持を得ているのだ。最近は国内でも、「ハリー・ポッターシリーズ」のリバイバルと呼応するように封蝋(シーリングワックス/シーリングスタンプ)のブームが起きているが、現実世界とは異なる「古き良き世界」に身を置きたいという願望、あるいは「古い書物」や「石造りの図書館」といった、ダークアカデミアへの憧憬が強まっている背景も関係しているのだろう。

ただ、中世の社会は多くの問題を抱えていたわけで――だからこそ冒頭に引用したような村上春樹の発言が出てくるわけだが――、昨今の文化領域における美学は(良い点を中心に)デフォルメしたものであるとも言える。人々は今、荒廃し中世化する社会の中で、同時に中世の良き面に対しても生きていくための美学を見い出すという、捻じれた状況に身を置いているのだ。そういった中で、「メディーバルコア/キャッスルコア」の美学は、ただの幻想ではなく現実の社会に対応する現実主義的な側面も備えている点で、決して過小評価できない動きのように思えないだろうか。かつての中世の解釈と比較し、例えばチャペル・ローンの感性は、社会を変えていく思想やアクティビティーとファッションが一体化している。中世化する世の中において、その潮流を受け入れながらも前進しようとする、彼女のような存在こそが今必要とされるポップスターなのだ。

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二宮和也が「DHC」“薬用ディープクレンジングオイル”のテレビCMに出演

DHCは3月14日から、企業アンバサダーの二宮和也を起用したテレビCM「どうしてふたりは(リニューブライト)」編を全国放映する(一部系列・地域を除く)。「DHC」の人気製品“薬用ディープクレンジングオイル リニューブライト”(200mL、2724円)を訴求した内容だ。6日から順次、DHC公式SNSでCMについての情報を投稿していく。

二宮は2024年12月からDHCの企業アンバサダーを務めており、25年1月にはフェンシング日本代表の江村美咲選手と共演したCMにも出演していた。

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デンマーク発「ガニー」が日本初直営店を渋谷パルコにオープン 限定色のバッグ発売


デンマーク・コペンハーゲン発のファッションブランド「ガニー(GANNI)」は、日本初の直営店「ガニー渋谷パルコ」を3月20日に渋谷パルコ3階にオープンする。「本オープンは、『ガニー』のグローバル市場への拡大において重要な展開であり、韓国、中国、タイに続くアジア市場でのブランドプレゼンス強化を示すものとなる。新店舗を通じて日本のファンとのさらなる繋がりを築くことを目指す」と同ブランド。

同店では2025年春夏コレクションの最新ウェアやアクセサリーを展開する。ライダーバックル付きトレンチコート、テーラードスーツ、コルセットディテールのデニム、スモッキングドレス、“XXL ホーボーバッグ”や“レースアップバレリーナ”といった人気アイテムをラインナップする。また、日本限定の特別企画として、ピンクの “ブウバケットバッグ”の先行予約を予定している。

Bコープ認証を取得している同ブランドは、サステナブルな取り組みに積極的で、バージン素材に代わる革新素材の研究・開発のイニシアチブ「ファブリック・オブ・フューチャー」などを通じて、2027年までに二酸化炭素排出量を50%削減するという目標を掲げている。同店にはリサイクルプラスチックやリサイクルゴム、日本で調達したリサイクル生地を使用したオリジナルのディスプレイや装飾が施される。

同ブランドは現在コペンハーゲン、パリ、ニューヨーク、上海にオフィスを構え、世界700以上の小売店で販売し、欧米およびアジアで70の店舗を運営している。

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「ドリス ヴァン ノッテン」2025-26年秋冬コレクション

「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。

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大谷翔平が25年も「コスメデコルテ」“リポソーム美容液”の顔に 表参道で大型ポップアップ開催

「コスメデコルテ(DECORTE)」はブランドを代表する美容液“リポソーム アドバンスト リペアセラム”(30mL、8250円/50mL、1万2100円/75mL、1万6500円)の広告に、2025年も引き続き大谷翔平選手を起用すると発表した。

コンセプトに「肌を満たす。自分が満たされる。」を掲げ、3月15日から順次、東京・表参道で展開する街路灯フラッグ広告や期間限定ポップアップショップをオープンするほか、キャンペーンの実施や全国14カ所の百貨店でイベント開催を行う。

3⽉14⽇は、店頭および公式オンラインショップで1万1000円以上購入すると応募できる大谷選手の直筆サイン入りグッズが当たるキャンペーンや、10万人に当たる“リポソーム アドバンスト リペアセラム”3日間サンプルキャンペーンを開始する。

表参道で“紫”の大型ポップアップショップ開催

3月15日〜4月13日まで表参道で開催する大型ポップアップショップ「コスメデコルテ リポソーム カプセル ハウス at 表参道(DECORTE LIPOSOME Capsule House at OMOTESANDO)」では、スマートフォンをかざすと等身大の大谷選手が現れるフォトスポットや、サンプルがもらえるリポソームカプセル型のルーレットなどを設置。また、来場者には“リポソーム アドバンスト リペアセラム”のサンプルを贈呈するほか、購入者には名⼊れサービスやオリジナルキャンディーをプレゼントする特典も⽤意している。

▪️ポップアップ「DECORTE LIPOSOME Capsule House at OMOTESANDO」
期間:3⽉15⽇〜4⽉13⽇
時間:11:00〜20:00
場所:BAKERY CAFE 426 OMOTESANDO
住所:東京都渋⾕区神宮前4-26−18 原宿ピアザビル

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大谷翔平が25年も「コスメデコルテ」“リポソーム美容液”の顔に 表参道で大型ポップアップ開催

「コスメデコルテ(DECORTE)」はブランドを代表する美容液“リポソーム アドバンスト リペアセラム”(30mL、8250円/50mL、1万2100円/75mL、1万6500円)の広告に、2025年も引き続き大谷翔平選手を起用すると発表した。

コンセプトに「肌を満たす。自分が満たされる。」を掲げ、3月15日から順次、東京・表参道で展開する街路灯フラッグ広告や期間限定ポップアップショップをオープンするほか、キャンペーンの実施や全国14カ所の百貨店でイベント開催を行う。

3⽉14⽇は、店頭および公式オンラインショップで1万1000円以上購入すると応募できる大谷選手の直筆サイン入りグッズが当たるキャンペーンや、10万人に当たる“リポソーム アドバンスト リペアセラム”3日間サンプルキャンペーンを開始する。

表参道で“紫”の大型ポップアップショップ開催

3月15日〜4月13日まで表参道で開催する大型ポップアップショップ「コスメデコルテ リポソーム カプセル ハウス at 表参道(DECORTE LIPOSOME Capsule House at OMOTESANDO)」では、スマートフォンをかざすと等身大の大谷選手が現れるフォトスポットや、サンプルがもらえるリポソームカプセル型のルーレットなどを設置。また、来場者には“リポソーム アドバンスト リペアセラム”のサンプルを贈呈するほか、購入者には名⼊れサービスやオリジナルキャンディーをプレゼントする特典も⽤意している。

▪️ポップアップ「DECORTE LIPOSOME Capsule House at OMOTESANDO」
期間:3⽉15⽇〜4⽉13⽇
時間:11:00〜20:00
場所:BAKERY CAFE 426 OMOTESANDO
住所:東京都渋⾕区神宮前4-26−18 原宿ピアザビル

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「アニヤ・ハインドマーチ」の最新ポップアップに潜入 サイクリングの“相棒”候補が続々

春の到来を控え、お出かけ気分が高まっている人にうってつけなポップアップがある。東京・神宮前で開催している「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」の“ザ ヴィレッジ バイク”だ。3月6〜9日の期間、自転車やサイクリングをテーマにしたカプセルコレクションを販売している。プレスプレビューに参加した記者が、その内容をリポートする。

PR担当は、「今回の目玉は、英ロードバイクブランド『ブロンプトン(BROMPTON)』とコラボした折りたたみ自転車(完全受注生産)」と説明する。アイコニックな目のアイコンをフレーム部分に忍ばせたり、“BROMPTON”の“O”に見立てたりと、「アニヤ・ハインドマーチ」らしいユニークなデザインに仕上げた。ちなみに「ブロンプトン」は近日、ポップアップ会場から徒歩5分ほどの場所に東京店のオープンを控えているとのこと。

「アニヤ・ハインドマーチ」と言えばの“アイズ”シリーズから、サイクリンググッズが豊富に登場する。自転車のハンドル部分に装着可能なバッグ(5万9400円)は、ショルダーバッグやウエストバッグとしても使用できる3ウエイ仕様。バックパックは、大人(9万9000円)と子供(7万400円)それぞれに向けた2サイズをそろえており、PR担当は「子供用のバックパックは女性にもおすすめ。好みに合わせてサイズ感を選んでほしい」と話す。夜間の運転時にぴったりなリフレクター素材のバッグも用意する。

そのほか、ヘルメット(大人用 1万9800円、子供用1万1000円)やバイクベル(3300円)、サイクリンググローブ(9900円)から、普段も着用できそうなTシャツ(5500円)や、バンダナ(5500円)、ソックス(3300円)まで、「アニヤ・ハインドマーチ」のポップな世界観を実用性のあるアイテムに落とし込んでいる。普段からECで販売している商品も一部ラインアップしており、「移動時に欠かせない水筒や、目的地で一息つけるカップアンドソーサーなど、サイクリングにまつわるものをピックアップした」。

◼️ザ ヴィレッジ バイク
日程:3月6〜9日
時間:11:00〜19:00(※最終日は17:00まで)
場所:ジョイント アラウンド ザ コーナー
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-18-104

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「日本一」化粧品を売るマツキヨココカラの新PBは“非常識” ヘアケア新風なるか、1980円のシャンプー 

マツキヨココカラ&カンパニーがビューティ企業のカラーズと協業し、PBでビューティブランド「コンクレッド(CONCRED)」を立ち上げる。第1弾として、アミノ酸の濃度に着目したヘアケアシリーズを4月1日に発売する。2種のシャンプーとトリートメントを展開し、価格は各1980円。同ブランドは「ドラッグストアに新しい常識をもたらす」存在として、化粧品販売のトップシェアを誇るマツキヨココカラの地位をより強固なものにする。

「私たちのドラッグストアは、他のドラッグストアと一線を画してきた自信がある」と、松本貴志マツキヨココカラ&カンパニー代表取締役専務は胸を張る。

同社のルーツであるマツモトキヨシは、「体調が悪い人が行く場所」と見なされていた日本の薬局のイメージを覆した。1987年にオープンした上野アメ横店では、明るく開放的な売り場を展開。90年代後半にはテレビCMの影響もあり、若年層の支持を獲得した。「マツキヨで買い物をする」ことを指す「マツキヨする」という言葉が女子高生の間で流行するなど、同社はドラッグストアの新たなスタイルを確立した。

現在、グループ全体で全国に3464店舗を展開。東京では業界最多の703店舗を構え、都内の売上高は2番手のウエルシアホールディングスを1.7倍上回る。

業界全体ではウエルシアが売上高トップを走るが、化粧品販売においてはマツキヨココカラが圧倒的な強さを誇る。化粧品売上高は3313億円(24年3月期)と、ウエルシアの1910億円(24年2月期)を大きく上回る。さらに、百貨店を含む全小売業の中で化粧品販売シェアは21%を占め(インテージSCI化粧品販売市場24年1〜12月調べ)、「日本一化粧品を売る企業」となっている。

名実ともに影響力のある同社は、「私たちは、日本の美容市場に大きく貢献できる立場にある」と、「コンクレッド」はその使命を果たすブランドとして誕生する。

新ブランドは「Jビューティ」の誇りをかけた挑戦

「コンクレッド」は、マツキヨココカラのPBをこれまで数多く手掛けてきたカラーズと共同開発した。カラーズは「ルンタ(LUNG TA)」(2008年誕生)をはじめ、「アルジェラン(ARGELAN)」(12年)「マツキヨ ウィズ メソッド トリプルA(MATSUKIYO W/M AAA)」(19年)を開発してきた。

特に「アルジェラン」では、オーガニックコスメを一般市場に浸透させ、日本産コスメの価値向上に貢献した。しかし、カラーズの橋本宗樹代表は「J-ビューティ」の存在感が次第に薄れていることに危機感を抱いていた。

「韓国コスメはスピーディーな開発力とユニークなアイディア、優れたマーケティングで世界を席巻している。最近ではC-ビューティ(チャイナビューティ)も台頭し、“世界のコスメ”の勢力が拡大する一方で、J-ビューティは存在感が希薄になっている」という。

この状況を打開するため、「日本一化粧品を売る」マツキヨココカラと「マスマーケットに革新をもたらしてきた」カラーズがタッグを組んだ。「Jビューティの新たな価値を創造する責任がある」とし、情緒的価値と機能的価値をかけ合わせた「洗練されたおしゃれで、確かな効果を持つ」ことをJビューティとして再定義し、新ブランド「コンクレッド」で市場に一石を投じる構えだ。

「コンクレッド」は「非常識」

ブランド名「コンクレッド」は、濃度を意味する“CONC”とレッドゾーンを意味する“RED”を掛け合わせた造語だ。最新のエビデンスに基づく濃度設計にこだわり、機能性を追求する。

第1弾となるヘアケアシリーズでは、ヘアダメージの種類ごとに流出するアミノ酸の種類・比率を特定し、流出したアミノ酸以上の量を配合する。橋本代表は、「アミノ酸を限界に挑む濃度で注入した。まさに高濃度で常識を覆す、非常識なシャンプーといえる」と話す。

さらに、アミノ酸の効果を高める工夫を施すほか、洗浄剤の組み合わせにもこだわり、ダメージレベルに応じた処方を採用した。香りは清潔感のあるフローラルノートが特徴だ。

今後、ラインアップの拡充を進め、ブランドの存在感を高めていく。

マツキヨココカラは価格よりも価値を重視

現在、ドラッグストアのヘアケア市場では、1500円前後の価格帯が主流となっているが、「コンクレッド」のシャンプー・トリートメントは1980円と高価格帯に位置する。しかし、櫻井壱典MCCマネジメント商品統括本部次長は「価格を意識して開発していない」とし、「価値に見合う製品を提供することが重要」と強調する。

同社が高価格帯のヘアケア商品を投入したのは今に始まったことではない。08年に誕生した「ルンタ」の価格帯は2500円、12年に誕生した「アルジェラン」は1580円(税別)と、いずれも当時の市場においては高価格帯だった。「当時、1000円を超えるヘアケア製品は珍しかったが、価値と価格のバランスを重視した結果、受け入れられてきた」と振り返る。

同社の顧客データによると、美容感度の高い消費者は「自分が納得するものであればお金を惜しまない」傾向があるという。「いま、ヘアケアは2極化が進んでおり、従来のナショナルブランドのシェアは減少している」という。

ドラッグストアのヘアケア市場では、ノンシリコンや植物由来成分を特徴とする製品、情緒的価値を訴求するブランドが市場をけん引してきた。「コンクレッド」も新たな潮流を生み出す存在として注目されそうだ。

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