「アミ パリス」がパリのマレ地区に最大規模の旗艦店 景観に溶け込む「馴染みの店」で目指すもの

「アミ パリス(AMI PARIS)」は2月、パリのマレ地区にブランドにとって最大規模の旗艦店をオープンした。約600平方メートルの面積を擁する2フロアの店舗は、ショッピングストリートが交差する角地に位置する。

同店舗は、デスティネーションストアというより、景観に溶け込む「近所の馴染みの店」のような店舗を目指すという。ブランドの創設者であり、クリエイティブ・ディレクターのアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)は「ショップの周りにはカフェやレストラン、学校、薬局、パン屋がある。土曜日にカフェでコーヒーを軽く飲んだ後に『アミ パリス』をチェックしてもらうのもいいだろう。私たちは、マレ地区を散策する人々の日常の一部になる」と語る。大きな出窓から自然光が差し込む店舗の1階には砂岩の床に木製や革製の椅子を配し、温かみのある色を強調した。ジェンダーの境界を越えるというブランドコンセプトに沿い、メンズとウィメンズのアイテムは混在し、アクセサリーはスペース全体にわたって棚に並べる。

2012年にボーマルシェ通りにオープンした最初の路面店から徒歩5分の場所にある同店舗を、マテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは「理想のワードローブを選べる巨大なドレッシングルームのような場所」と表現する。その言葉通り、今後はインテリア雑貨や、ブランドの中古品を扱うプログラム「アミ フォー エヴァー(Ami For Ever)」向けのコンシェルジュサービスなども追加していく。アートイベントや本の朗読会なども開催予定だ。

同店は、ニコラス・サンティ・ウェイル(Nicolas Santi-Weil)=最高経営責任者(CEO)にとって、国内外におけるブランドのポテンシャルを体現するもの。現在「アミ パリス」は、世界76店のブティックを抱え、100か国以上で700店の販売拠点を持つ。同社は24年度の最終的な数字をまだ把握していないものの、3億ユーロ(481億円)の売上を達成した昨年度と同等の業績を上げているという。「小売は自社主導で行い、自分たちのストーリーをコントロールできるようにしていく」とサンティ・ウェイルCEOは語る。現在はイタリアやベルギー、タイ、インドネシア、カナダ、米国、中国で店舗オープンを準備しており、今後も「理にかなったロケーション」に進出予定だ。ウィメンズはビジネスの15%を占めるまでに増加。2年前は5%に満たなかったアクセサリーは、現在10%を占め、大きな成長の可能性を示す。高騰するラグジュアリー市場において「アミ パリス」の価格帯には競合ブランドがほとんどないことも、ブランドが順調に成長する一因だ。

一方で、サンティ・ウェイルCEOは「『アミ パリス』の成長は金銭面だけで測れるものではない」と強調する。直近では、フランスの権威あるデザイナー賞「アンダム ファッション アワード(ANDAM fashion award)」のスポンサーになると共に、パリのファッションスクール、フランスモード研究所(Institute Francais de la Mode, 以下IMF)と提携して若手起業家を支援するために立ち上げた「アミ パリス」 x IFM アントレプレナーシップ賞の、4度目の開催に向けた準備を進める。またマテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは、南仏のイエール市で開催されるファッション、写真、アクセサリーのコンペティション「イエール国際フェスティバル」で、今年度のファッション審査員を務める。

「この店舗での目標は、ブランドに対する私たちの野心にふさわしいプロジェクトを持ち、パリこそが流行の発信地であるというメッセージを世界に向けて発信すること」と、サンティ・ウェイルCEOは未来を見据える。

問い合わせ先
アミ パリス ジャパン
03-3470-0505

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「アミ パリス」がパリのマレ地区に最大規模の旗艦店 景観に溶け込む「馴染みの店」で目指すもの

「アミ パリス(AMI PARIS)」は2月、パリのマレ地区にブランドにとって最大規模の旗艦店をオープンした。約600平方メートルの面積を擁する2フロアの店舗は、ショッピングストリートが交差する角地に位置する。

同店舗は、デスティネーションストアというより、景観に溶け込む「近所の馴染みの店」のような店舗を目指すという。ブランドの創設者であり、クリエイティブ・ディレクターのアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)は「ショップの周りにはカフェやレストラン、学校、薬局、パン屋がある。土曜日にカフェでコーヒーを軽く飲んだ後に『アミ パリス』をチェックしてもらうのもいいだろう。私たちは、マレ地区を散策する人々の日常の一部になる」と語る。大きな出窓から自然光が差し込む店舗の1階には砂岩の床に木製や革製の椅子を配し、温かみのある色を強調した。ジェンダーの境界を越えるというブランドコンセプトに沿い、メンズとウィメンズのアイテムは混在し、アクセサリーはスペース全体にわたって棚に並べる。

2012年にボーマルシェ通りにオープンした最初の路面店から徒歩5分の場所にある同店舗を、マテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは「理想のワードローブを選べる巨大なドレッシングルームのような場所」と表現する。その言葉通り、今後はインテリア雑貨や、ブランドの中古品を扱うプログラム「アミ フォー エヴァー(Ami For Ever)」向けのコンシェルジュサービスなども追加していく。アートイベントや本の朗読会なども開催予定だ。

同店は、ニコラス・サンティ・ウェイル(Nicolas Santi-Weil)=最高経営責任者(CEO)にとって、国内外におけるブランドのポテンシャルを体現するもの。現在「アミ パリス」は、世界76店のブティックを抱え、100か国以上で700店の販売拠点を持つ。同社は24年度の最終的な数字をまだ把握していないものの、3億ユーロ(481億円)の売上を達成した昨年度と同等の業績を上げているという。「小売は自社主導で行い、自分たちのストーリーをコントロールできるようにしていく」とサンティ・ウェイルCEOは語る。現在はイタリアやベルギー、タイ、インドネシア、カナダ、米国、中国で店舗オープンを準備しており、今後も「理にかなったロケーション」に進出予定だ。ウィメンズはビジネスの15%を占めるまでに増加。2年前は5%に満たなかったアクセサリーは、現在10%を占め、大きな成長の可能性を示す。高騰するラグジュアリー市場において「アミ パリス」の価格帯には競合ブランドがほとんどないことも、ブランドが順調に成長する一因だ。

一方で、サンティ・ウェイルCEOは「『アミ パリス』の成長は金銭面だけで測れるものではない」と強調する。直近では、フランスの権威あるデザイナー賞「アンダム ファッション アワード(ANDAM fashion award)」のスポンサーになると共に、パリのファッションスクール、フランスモード研究所(Institute Francais de la Mode, 以下IMF)と提携して若手起業家を支援するために立ち上げた「アミ パリス」 x IFM アントレプレナーシップ賞の、4度目の開催に向けた準備を進める。またマテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは、南仏のイエール市で開催されるファッション、写真、アクセサリーのコンペティション「イエール国際フェスティバル」で、今年度のファッション審査員を務める。

「この店舗での目標は、ブランドに対する私たちの野心にふさわしいプロジェクトを持ち、パリこそが流行の発信地であるというメッセージを世界に向けて発信すること」と、サンティ・ウェイルCEOは未来を見据える。

問い合わせ先
アミ パリス ジャパン
03-3470-0505

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「ブルーノ」が全身用のEMS美容器と電動洗顔ブラシを発売 夏のおうちスパに

キッチン家電の「ブルーノ(BRUNO)」は4月28日、美容ラインの「ブルーノ ビューティ(BRUNO BEAUTY)」から“EMSスカルプ&ボディーケア”(1万6500円)と“イオン洗顔ブラシ”(8800円)発売する。「ブルーノ」直営店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

EMSで全身ケア

“EMSスカルプ&ボディーケア”は、頭皮に加え、デコルテ、肩、脚などアプローチしたい部分に合わせ、EMSレベルを3段階で調整して全身のリフトケアをかなえる。アタッチメントは、地肌を刺激する頭皮用と、ハンド感覚でつまみ上げるボディー用の2つが付属。浴室でも使える防水仕様で、洗髪中に目を閉じたままでも操作できるよう、ボタン2つのシンプルな設計だ。

毎日の洗顔をワンランクアップ

“イオン洗顔ブラシ”は、イオンクレンジングと音波振動機能で、手洗顔では落としきれない微細な汚れを擦らずにオフする。ブラシ部分には肌の負担を軽減するソフトなシリコーンゴムを採用した。防水仕様のため簡単に丸洗いできる。

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「ブルーノ」が全身用のEMS美容器と電動洗顔ブラシを発売 夏のおうちスパに

キッチン家電の「ブルーノ(BRUNO)」は4月28日、美容ラインの「ブルーノ ビューティ(BRUNO BEAUTY)」から“EMSスカルプ&ボディーケア”(1万6500円)と“イオン洗顔ブラシ”(8800円)発売する。「ブルーノ」直営店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

EMSで全身ケア

“EMSスカルプ&ボディーケア”は、頭皮に加え、デコルテ、肩、脚などアプローチしたい部分に合わせ、EMSレベルを3段階で調整して全身のリフトケアをかなえる。アタッチメントは、地肌を刺激する頭皮用と、ハンド感覚でつまみ上げるボディー用の2つが付属。浴室でも使える防水仕様で、洗髪中に目を閉じたままでも操作できるよう、ボタン2つのシンプルな設計だ。

毎日の洗顔をワンランクアップ

“イオン洗顔ブラシ”は、イオンクレンジングと音波振動機能で、手洗顔では落としきれない微細な汚れを擦らずにオフする。ブラシ部分には肌の負担を軽減するソフトなシリコーンゴムを採用した。防水仕様のため簡単に丸洗いできる。

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「オニツカタイガー」がイエローコレクションのコンセプトストアを表参道に出店 銀座に次いで2店舗目

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、イエローコレクションのコンセプトストアを表参道にオープンした。同コレクションを中心に扱うコンセプトストアは、2023年8月に銀座でオープンした店舗に次いで2店舗目となる。

同ストアは、イタリア・ミラノを拠点に活動を行う建築事務所のSTUDIODINICATALDIが、“東京が持つエネルギッシュな一面と繊細な感覚の対比”に着想を得て手掛けた。外観は、ブランドのシグネチャーカラーである鮮やかなイエローやレタリングのブランドロゴなどを用いて、ブランドらしさを全面に表現した。

店内は4フロア構成で、地下1階から2階はミラノ・ファッション・ウイークで発表したコレクションや、日本製のデニムに焦点をあてたシリーズ“デニヴィータ(DENIVITA)”をメーンに展開。3階ではブランドのアーカイブを現代風にアレンジしたアイテムを中心にそろえる。

店内の天井や什器には、さまざまな素材を“障子”や“すだれ”などを彷ふつとさせるデザインで取り入れ、日本の伝統美を表現した。

店舗情報

◼️「オニツカタイガー」表参道 イエローコンセプトストア

時間:11:00〜20:00
場所:東京都渋谷区神宮前6-3-9

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「オニツカタイガー」がイエローコレクションのコンセプトストアを表参道に出店 銀座に次いで2店舗目

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、イエローコレクションのコンセプトストアを表参道にオープンした。同コレクションを中心に扱うコンセプトストアは、2023年8月に銀座でオープンした店舗に次いで2店舗目となる。

同ストアは、イタリア・ミラノを拠点に活動を行う建築事務所のSTUDIODINICATALDIが、“東京が持つエネルギッシュな一面と繊細な感覚の対比”に着想を得て手掛けた。外観は、ブランドのシグネチャーカラーである鮮やかなイエローやレタリングのブランドロゴなどを用いて、ブランドらしさを全面に表現した。

店内は4フロア構成で、地下1階から2階はミラノ・ファッション・ウイークで発表したコレクションや、日本製のデニムに焦点をあてたシリーズ“デニヴィータ(DENIVITA)”をメーンに展開。3階ではブランドのアーカイブを現代風にアレンジしたアイテムを中心にそろえる。

店内の天井や什器には、さまざまな素材を“障子”や“すだれ”などを彷ふつとさせるデザインで取り入れ、日本の伝統美を表現した。

店舗情報

◼️「オニツカタイガー」表参道 イエローコンセプトストア

時間:11:00〜20:00
場所:東京都渋谷区神宮前6-3-9

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「アメリ」と「金子眼鏡」が初コラボ ウェリントン型とメタルフレームの2型を発売

ウィメンズブランド「アメリ(AMERI)」は、「金子眼鏡」と初のコラボレーションとなるアイウエア(2型)を5月8日に発売する。今回はウェリントン型のサングラス/伊達眼鏡と、1980年代のビンテージのアーカイブに「アメリ」らしいエッセンスを加えたサングラスを展開する。どちらにもテンプル内側には“AMERI KANEKO”と“NO RULES FOR FASHION”のメッセージを刻印し、テンプルエンドには、「アメリ」オリジナルロゴが入っている。

KANEKOOPTICAL × Ameri ACETATE GLASSES

ブラックとマルチには抜け感のあるクリアレンズを、ベージュとカーキには目元を優しく彩るライトカラーレンズを採用した“アセテート”(全4色、各3万800円)。フレームのアウトラインは、丁寧な手磨きで滑らかな甲丸仕上げた。フィット感にもこだわり、金属製のノーズパッドを採用。より快適なかけ心地を実現した。

KANEKOOPTICAL × Ameri METAL GLASSES

80年代ビンテージのアーカイブからインスパイアされたディテールを、「アメリ」らしい視点でモダンに昇華させたメタルフレームのサングラス (全4色 各3万7400円)。ファッションに合わせて選べる濃色レンズと、軽やかに装いたいときのライトカラーレンズをカラーごとにセレクトできる。さらに付属のクリアレンズに付け替えも可能だ。フロントには軽量でしなやかなチタン素材を採用し、長時間でも快適なかけ心地。テンプルは肌あたりを考慮した華奢な設計に仕上げた。

LOOK

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「DDDD」が2回目のショー開催 “夜明け”をテーマに内なる葛藤と前進を表現

ファッションブランド「ディフォー(DDDD)」が3月、2回目となるランウエイショーを寺田倉庫で開催した。テーマは“Dawn(夜明け)”。規律に縛られた環境から、自らの意志で一歩を踏み出すティーンエージャーの姿を、服を通して描いた。「自らの意思で何かを変えようとする、その内なる葛藤と一歩踏み出す瞬間を表現したかった」とSHIGEKIデザイナーは語る。映画「いまを生きる」「ウォールフラワー」など、若者の自立や挑戦を描いた作品から着想を得たという。

今回のコレクションでは、ミリタリーやトラッドなどの“規律ある服”をベースにしながら、そこに変化や破綻を加えることで、“型にはまらない意志”を38体のルックで表現した。ハイネックやベルトなど、身体を守る(保護する)ディテールも多く見られた。素材の9割以上は別注で製作したという。ホースレザーやチベットラム、ハラコなど、質感にこだわった生地を使用。色使いはブラックやベージュ、カーキ、チャコールを基調に、差し色としてワインやパープル、ピンクを用いた。シックな色味の中に、抑えきれない情熱を感じさせる構成となった。

ブランドの根幹にあるのは、“Dress Up Lazy(怠けたドレスアップ)”という考え方だ。「前回はカジュアルなストリート感が強かったが、今回はより“きれいなもの”に挑戦した。カジュアルとラグジュアリーの間にある“余白”がブランドの幅を生み出す」とSHIGEKIデザイナー。服作りでは、紙の上のデザインだけでなく「人が動いたときの揺れ」まで計算し、10年以上付き合いのある、信頼するパタンナーとともに一から練り上げたという。これまで20年以上にわたり、現場主義の服作りを貫いてきたSHIGEKIデザイナーが、前回に続き、展示会形式ではなくショーという発表形式を選択した。「人に見せるからこそ、ちゃんと作ろうと思える。ショーには“夢を見せる力”がある」と語る。

ショーは東京ファッション・ウイークの翌週に開催した。当初は公式スケジュールへの参加も検討していたが、希望する時間帯の会場枠がすでに埋まっていたため、独自開催を選んだという。「公式か非公式かよりも、どう見せるかを突き詰めたかった。むしろ、独自開催だからこそ、空間や演出も含めて、より深く掘り下げられた気がする」。

「ディフォー」は2024年9月にブランドを始動し、今年1月に東京・代官山に直営店(東京都渋谷区代官山町13-1)をオープン。店舗とアトリエ機能を併設し、製作と販売が一体化した運営体制を取っている。今後の展望について、SHIGEKIデザイナーは少し迷いながらも「ブランドとして、いつかパリ・コレクションで服を見てもらいたいという思いがある」と語った。今回のショーは、その実現に向けた“夜明け”を告げるものだった。

問い合わせ先
DDDD
dddd@nobuokaholdings.jp

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「DDDD」が2回目のショー開催 “夜明け”をテーマに内なる葛藤と前進を表現

ファッションブランド「ディフォー(DDDD)」が3月、2回目となるランウエイショーを寺田倉庫で開催した。テーマは“Dawn(夜明け)”。規律に縛られた環境から、自らの意志で一歩を踏み出すティーンエージャーの姿を、服を通して描いた。「自らの意思で何かを変えようとする、その内なる葛藤と一歩踏み出す瞬間を表現したかった」とSHIGEKIデザイナーは語る。映画「いまを生きる」「ウォールフラワー」など、若者の自立や挑戦を描いた作品から着想を得たという。

今回のコレクションでは、ミリタリーやトラッドなどの“規律ある服”をベースにしながら、そこに変化や破綻を加えることで、“型にはまらない意志”を38体のルックで表現した。ハイネックやベルトなど、身体を守る(保護する)ディテールも多く見られた。素材の9割以上は別注で製作したという。ホースレザーやチベットラム、ハラコなど、質感にこだわった生地を使用。色使いはブラックやベージュ、カーキ、チャコールを基調に、差し色としてワインやパープル、ピンクを用いた。シックな色味の中に、抑えきれない情熱を感じさせる構成となった。

ブランドの根幹にあるのは、“Dress Up Lazy(怠けたドレスアップ)”という考え方だ。「前回はカジュアルなストリート感が強かったが、今回はより“きれいなもの”に挑戦した。カジュアルとラグジュアリーの間にある“余白”がブランドの幅を生み出す」とSHIGEKIデザイナー。服作りでは、紙の上のデザインだけでなく「人が動いたときの揺れ」まで計算し、10年以上付き合いのある、信頼するパタンナーとともに一から練り上げたという。これまで20年以上にわたり、現場主義の服作りを貫いてきたSHIGEKIデザイナーが、前回に続き、展示会形式ではなくショーという発表形式を選択した。「人に見せるからこそ、ちゃんと作ろうと思える。ショーには“夢を見せる力”がある」と語る。

ショーは東京ファッション・ウイークの翌週に開催した。当初は公式スケジュールへの参加も検討していたが、希望する時間帯の会場枠がすでに埋まっていたため、独自開催を選んだという。「公式か非公式かよりも、どう見せるかを突き詰めたかった。むしろ、独自開催だからこそ、空間や演出も含めて、より深く掘り下げられた気がする」。

「ディフォー」は2024年9月にブランドを始動し、今年1月に東京・代官山に直営店(東京都渋谷区代官山町13-1)をオープン。店舗とアトリエ機能を併設し、製作と販売が一体化した運営体制を取っている。今後の展望について、SHIGEKIデザイナーは少し迷いながらも「ブランドとして、いつかパリ・コレクションで服を見てもらいたいという思いがある」と語った。今回のショーは、その実現に向けた“夜明け”を告げるものだった。

問い合わせ先
DDDD
dddd@nobuokaholdings.jp

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「セサミストリートマーケット」が「ニューエラ」とコラボ カラバリ豊富なキャップ6型

マッシュスタイルラボが手掛ける、物販・カフェ・ワークショップを複合した「セサミストリート(SESAME STREET)」の公式ストア「セサミストリートマーケット(SESAME STREET MARKET)」は5月1日、「ニューエラ(NEW ERA)」とのコラボレーションコレクションを発売する。「セサミストリートマーケット」池袋サンシャインシティ店、アーバンドックららぽーと豊洲店および公式オンラインストアで取り扱う。

セサミストリートの世界観を表現したコラボコレクション

差し色になる深みのあるグリーンや優しいピンクの2カラー展開でキャラクターの刺しゅうがポイントの“9TWENTY キャラクター刺しゅう”(全2色、各6930円)、正面部分にブランドロゴ、側面にキャラクター、バックル部分にキャラクターの名前の刺しゅうが施された“9TWENTY ロゴ刺しゅう”(全2色、各7040円)、正面にブランドロゴ刺しゅう、側面にキャラクター刺しゅう、後ろの部分にセサミストリートの世界観を表現するようなメッセージが施された“9TWENTY メッセージ刺しゅう”(全2色、各7040円)をラインアップする。

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「セサミストリートマーケット」が「ニューエラ」とコラボ カラバリ豊富なキャップ6型

マッシュスタイルラボが手掛ける、物販・カフェ・ワークショップを複合した「セサミストリート(SESAME STREET)」の公式ストア「セサミストリートマーケット(SESAME STREET MARKET)」は5月1日、「ニューエラ(NEW ERA)」とのコラボレーションコレクションを発売する。「セサミストリートマーケット」池袋サンシャインシティ店、アーバンドックららぽーと豊洲店および公式オンラインストアで取り扱う。

セサミストリートの世界観を表現したコラボコレクション

差し色になる深みのあるグリーンや優しいピンクの2カラー展開でキャラクターの刺しゅうがポイントの“9TWENTY キャラクター刺しゅう”(全2色、各6930円)、正面部分にブランドロゴ、側面にキャラクター、バックル部分にキャラクターの名前の刺しゅうが施された“9TWENTY ロゴ刺しゅう”(全2色、各7040円)、正面にブランドロゴ刺しゅう、側面にキャラクター刺しゅう、後ろの部分にセサミストリートの世界観を表現するようなメッセージが施された“9TWENTY メッセージ刺しゅう”(全2色、各7040円)をラインアップする。

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ENHYPENソンフンが華麗に着こなす「アディダス オリジナルス」の新ビジュアル “テコンドー”など3型

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、25年春夏シーズンに発売したスニーカー“テコンドー(TAEKWONDO)”(1万5950円)“テコンドーシューレース(TAEKWONDO LACE)” (1万2100円)“トーキョー(TOKYO)(1万2100円)”のビジュアルに、韓国の人気アイドルグループENHYPEN(エンハイプン)のソンフン(SUNGHOON)を起用した。新たなビジュアルでは、各モデルを都会的なスタイリングとともに着用し、その魅力を表現している。

ビジュアル

ムービー

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人気美容師がナプラの「N. ルフレカラー」で提案 2025年春夏ファッションに映える最旬ヘアカラー

ナプラ,Napla,N. ルフレカラー,エヌドット ルフレカラーロマンチックやフェミニンなムードが一気に広がった2025年春夏のファッション。その潮流に合わせ、ヘアスタイルにも軽やかさや優しさ、柔らかさを求める動きが表れ始めている。ここでは4人の人気美容師に、高発色がかなうナプラのヘアカラー「N.(エヌドット)ルフレカラー」を使い、その変化を表現した最旬ヘアを披露してもらった。

人気サロン「バイオレット」が
“今っぽいピンク”と
ラベンダーベージュを提案

「バイオレット(Violet)」の前原穂高代表は、“今っぽいピンク”を「N. ルフレカラー」の“スピネルで表現した。「長めの前髪でフェミニンなムードを、透明感のあるカラーと内巻きのワンカールで軽やかさを出したレイヤースタイル。最近人気が上昇している“スピネル”と“スカーレット”の暖色系でワンメイクカラーリングを施した。サロンでも暖色系のリクエストが増え、ピンクとオレンジはトレンドセッター的な人が取り入れている。ピンクのカラー剤は何百色とあり、少しの色ブレで全く違う印象になる中、安定して“今っぽさ”が出せるのが“スピネル”の魅力だ」。

「バイオレット ジェム(Violet ʻjem)」の宮司佳奈副店長は、“アメトリン”と“ラピス”でほんのり艶感が出るラベンダー調ベージュを披露。「あご下にレイヤーを入れたかわいい印象のハッシュカット。“アメトリン”と“ラピス”で作るラベンダー調ベージュはほんのりと艶感が出るので、それを生かしつつ、仕上げのスタイリング剤には“N. パウダリーヘアスプレー 2”を使ってドライな質感に。服と髪両方の透明感が生きるバランスに仕上げた。カラー&カットだけでなく質感も考慮することで、よりトレンド感を出しやすくなる」。

人気サロン「アピッシュ」は
トレンド感あふれる
2種のブラウンを提案

「アピッシュ アオヤマ(apish AOYAMA)」の夏琳アートクリエイターは“チェスナット”と“ペリドット”で表現する、レイヤーと好相性のまろやかブラウンを披露した。「最近はハイトーンなベージュより、透明感のある中明度でまろやかな印象のブラウンが人気。“チェスナット”だけでも十分だが、赤みを消しつつより柔らかな印象が生まれる“ペリドット”をベースコントロールとして使用した。2色で作ったブラウンは、今っぽいドライなスタイリングにしてもパサつき感が出ず、レイヤースタイルとも好相性だ」。

「ジェノ バイ アピッシュ(JENO by apish)」の嶋根寛明/「アピッシュ(apish)」クリエイティブティレクターは、“ブリック”と“ペオニー”を使い、ほどよいトレンド感の暖色系ブラウンに仕上げた。「トップからレイヤーを入れ、服に合わせて内巻きにも外巻きにも自在に動きが出せるカット。ヘアカラーで最近人気の暖色系は、複雑な履歴がある髪もカバーしやすく、リスクもなくきれいに仕上がる点でもおすすめ。“ブリック”や“サンド”などのベースカラーに“ペオニー”や“スカーレット”などの暖色を加えると発色もよりきれいで、ほどよく鮮度感を出せるのもいい」。

2025年春夏のトレンドカラーにまつわる
5つの質問に4人の人気美容師が回答

2025年春夏の、ファッションとトレンドカラーにまつわる5つの質問に、4人の人気美容師が回答する。

Q1:ファッショントレンドの変化はヘアに影響する?

A1:「クワイエット・ラグジュアリーに代表される洗練されたシンプルなファッションから、装飾のあるものや古着などいろいろなテイストが混ざったカジュアルなスタイルが多くなったことで、ヘアもレイヤーの入った動きのあるスタイルがかなり人気。カラーも暖色系のリクエストが増えた。これまで黒と白しか着なかった人が暖色系のジャケットを羽織るようになる、といった流れと連動する」(前原代表)。「ファッションがいろんな素材や要素をミックスするようになって、ヘアカラーはハイトーンから中明度の落ち着いた色が支持されるようになった」(夏琳アートクリエイター)。「フェミニンなファッションの流れからか、ヘアにもより柔らかい印象を求める声は多く聞かれる」(宮司副店長)。

Q2:最近、多いと感じるお客さまのリクエストは?

A2:「ベージュのリクエストは変わらず多いが、奥深くなっていて、お客さま一人一人が思い描いているベージュが違う。オリーブ系かラベンダー系か、そのニュアンスの違いを追求するのがカギ。春夏になると明るい色にしたい人が増え、ニーズが高まる“高明度×オリーブ系”を表現するのに“ペリドット”が活躍している。さらに“メタル”を入れて、まろやかさを出すことも多い」(宮司副店長)。「春になって柔らかい印象の暖色系のリクエストは確実に増えている」(嶋根クリエイティブディレクター)。「柔らかさが重視され、暗めのトーンでツヤっぽく見せたいとのリクエストは多い。ただスタイリングはドライな質感が今はきているので、ドライなスタイリングでもパサついて見えない色が重要」(夏琳アートクリエイター)。

Q3:2025年春夏の推しカラーは?

A3:「全体的にはグレージュを選ぶお客さまがまだ多いが、それだと新しさが出ないので“スカーレット”“ペオニー”“モーヴ”などの暖色系を提案して喜んでいただいている」(嶋根クリエイティブディレクター)。「よく使っているのは“サンド”と“ペリドット”。それに“スピネル”や“モーヴ”を組み合わせたり、“メタル”を入れたり。銀座にあるサロンのため遊び過ぎないカラーを求める方が多いが、その中でも新しさを出したいお客さまからはラベンダーベージュ、ラベンダーグレージュというワードが聞かれる。広く使えるけれど新しさも出る“アイリス”は推し」(宮司副店長)。「“ペリドット”を“サンド”で割ったオリーブが気に入っている。クール過ぎない優しい雰囲気の寒色で、今のムードを表している」(前原代表)。

Q4:「N. ルフレカラー」がトレンドヘアにマッチする理由は?

A4:「『アピッシュ』はパーマを得意とするので、8割がパーマのお客さま。ブリーチなしでパーマ毛にもしっかり色が出せるのがいい。暗めの色でも、透明感や柔らかさを出せるのも魅力」(夏琳アートクリエイター)。「これだけの色展開があれば出せない色はない。ブラウン系カラーが流行っている今、お客さまの髪のベースカラーや肌映りに対しコントロールすることが重要。その点でも、ベージュ・ブラウンのバリエーションの多さは最大の強み」(前原代表)。「ナチュラル系カラーが人気の中、ブリーチなしでも高明度高発色が出せるのでお客さまに提案しやすい。髪色の違いを実感してもらえるので、雰囲気を変えたいお客さまが増える春はとくにおすすめしやすい」(嶋根クリエイティブディレクター)。

カラーバリエーション豊富で
高発色がかなう
「N. ルフレカラー」

にごりのないクリアな発色で透けるような質感を髪に与え、軽やかな仕上がりをかなえるヘアカラー。あらゆるニーズに応える15色相をラインアップし、どんな明度も色鮮やかかつ洗練された印象に仕上げる。

前原さん:シャツ5万5000円,ショートパンツ3万3000円/ブランカ(H3Oファッションビュロー)、ロングパンツ5万600円/カルラ スペティック(H3Oファッションビュロー)、チューブトップ/スタイリスト私物
宮司さん:トレンチコート10万1200円/カルラ スペティック、ワンピース(インナー付)6万2700円,パンツ4万6200円/マサコ テラニシ(アプレドゥマン)、バングル2万900円/ジャンティーク
夏琳さん:ガウン3万8500円/ジャンティーク、タンクトップ2万9700円/オットダム(パサージュ デュ ストックマン 恵比寿店)、マルチカラートップス1万1900円/デシグアル(デシグアルストア 銀座中央通り店)、パンツ5万3900円/ユニオン ランチ(リトルリーグ インク)、シューズ2万9700円/カスタニエール(H3Oファッションビュロー)、バングル2万900円/ジャンティーク
嶋根さん:ベスト5万9400円,パンツ4万9500円,トップス3万1900円/オットダム、サンダル4万2900円/イル サンダロ オブ カプリ(アマン),ベルト8800円/ジャンティーク、ネックレス3万6300円,ブレスレット4万4000円,ひし形バングル3万3000円,楕円バングル3万5200円/FRONT 11201
PHOTOS : YOHEI KICHIRAKU
STYLING : CHIE GONDO
TEXT : YOSHIE KAWAHARA
問い合わせ先
ナプラ
0120-189-720

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人気美容師がナプラの「N. ルフレカラー」で提案 2025年春夏ファッションに映える最旬ヘアカラー

ナプラ,Napla,N. ルフレカラー,エヌドット ルフレカラーロマンチックやフェミニンなムードが一気に広がった2025年春夏のファッション。その潮流に合わせ、ヘアスタイルにも軽やかさや優しさ、柔らかさを求める動きが表れ始めている。ここでは4人の人気美容師に、高発色がかなうナプラのヘアカラー「N.(エヌドット)ルフレカラー」を使い、その変化を表現した最旬ヘアを披露してもらった。

人気サロン「バイオレット」が
“今っぽいピンク”と
ラベンダーベージュを提案

「バイオレット(Violet)」の前原穂高代表は、“今っぽいピンク”を「N. ルフレカラー」の“スピネルで表現した。「長めの前髪でフェミニンなムードを、透明感のあるカラーと内巻きのワンカールで軽やかさを出したレイヤースタイル。最近人気が上昇している“スピネル”と“スカーレット”の暖色系でワンメイクカラーリングを施した。サロンでも暖色系のリクエストが増え、ピンクとオレンジはトレンドセッター的な人が取り入れている。ピンクのカラー剤は何百色とあり、少しの色ブレで全く違う印象になる中、安定して“今っぽさ”が出せるのが“スピネル”の魅力だ」。

「バイオレット ジェム(Violet ʻjem)」の宮司佳奈副店長は、“アメトリン”と“ラピス”でほんのり艶感が出るラベンダー調ベージュを披露。「あご下にレイヤーを入れたかわいい印象のハッシュカット。“アメトリン”と“ラピス”で作るラベンダー調ベージュはほんのりと艶感が出るので、それを生かしつつ、仕上げのスタイリング剤には“N. パウダリーヘアスプレー 2”を使ってドライな質感に。服と髪両方の透明感が生きるバランスに仕上げた。カラー&カットだけでなく質感も考慮することで、よりトレンド感を出しやすくなる」。

人気サロン「アピッシュ」は
トレンド感あふれる
2種のブラウンを提案

「アピッシュ アオヤマ(apish AOYAMA)」の夏琳アートクリエイターは“チェスナット”と“ペリドット”で表現する、レイヤーと好相性のまろやかブラウンを披露した。「最近はハイトーンなベージュより、透明感のある中明度でまろやかな印象のブラウンが人気。“チェスナット”だけでも十分だが、赤みを消しつつより柔らかな印象が生まれる“ペリドット”をベースコントロールとして使用した。2色で作ったブラウンは、今っぽいドライなスタイリングにしてもパサつき感が出ず、レイヤースタイルとも好相性だ」。

「ジェノ バイ アピッシュ(JENO by apish)」の嶋根寛明/「アピッシュ(apish)」クリエイティブティレクターは、“ブリック”と“ペオニー”を使い、ほどよいトレンド感の暖色系ブラウンに仕上げた。「トップからレイヤーを入れ、服に合わせて内巻きにも外巻きにも自在に動きが出せるカット。ヘアカラーで最近人気の暖色系は、複雑な履歴がある髪もカバーしやすく、リスクもなくきれいに仕上がる点でもおすすめ。“ブリック”や“サンド”などのベースカラーに“ペオニー”や“スカーレット”などの暖色を加えると発色もよりきれいで、ほどよく鮮度感を出せるのもいい」。

2025年春夏のトレンドカラーにまつわる
5つの質問に4人の人気美容師が回答

2025年春夏の、ファッションとトレンドカラーにまつわる5つの質問に、4人の人気美容師が回答する。

Q1:ファッショントレンドの変化はヘアに影響する?

A1:「クワイエット・ラグジュアリーに代表される洗練されたシンプルなファッションから、装飾のあるものや古着などいろいろなテイストが混ざったカジュアルなスタイルが多くなったことで、ヘアもレイヤーの入った動きのあるスタイルがかなり人気。カラーも暖色系のリクエストが増えた。これまで黒と白しか着なかった人が暖色系のジャケットを羽織るようになる、といった流れと連動する」(前原代表)。「ファッションがいろんな素材や要素をミックスするようになって、ヘアカラーはハイトーンから中明度の落ち着いた色が支持されるようになった」(夏琳アートクリエイター)。「フェミニンなファッションの流れからか、ヘアにもより柔らかい印象を求める声は多く聞かれる」(宮司副店長)。

Q2:最近、多いと感じるお客さまのリクエストは?

A2:「ベージュのリクエストは変わらず多いが、奥深くなっていて、お客さま一人一人が思い描いているベージュが違う。オリーブ系かラベンダー系か、そのニュアンスの違いを追求するのがカギ。春夏になると明るい色にしたい人が増え、ニーズが高まる“高明度×オリーブ系”を表現するのに“ペリドット”が活躍している。さらに“メタル”を入れて、まろやかさを出すことも多い」(宮司副店長)。「春になって柔らかい印象の暖色系のリクエストは確実に増えている」(嶋根クリエイティブディレクター)。「柔らかさが重視され、暗めのトーンでツヤっぽく見せたいとのリクエストは多い。ただスタイリングはドライな質感が今はきているので、ドライなスタイリングでもパサついて見えない色が重要」(夏琳アートクリエイター)。

Q3:2025年春夏の推しカラーは?

A3:「全体的にはグレージュを選ぶお客さまがまだ多いが、それだと新しさが出ないので“スカーレット”“ペオニー”“モーヴ”などの暖色系を提案して喜んでいただいている」(嶋根クリエイティブディレクター)。「よく使っているのは“サンド”と“ペリドット”。それに“スピネル”や“モーヴ”を組み合わせたり、“メタル”を入れたり。銀座にあるサロンのため遊び過ぎないカラーを求める方が多いが、その中でも新しさを出したいお客さまからはラベンダーベージュ、ラベンダーグレージュというワードが聞かれる。広く使えるけれど新しさも出る“アイリス”は推し」(宮司副店長)。「“ペリドット”を“サンド”で割ったオリーブが気に入っている。クール過ぎない優しい雰囲気の寒色で、今のムードを表している」(前原代表)。

Q4:「N. ルフレカラー」がトレンドヘアにマッチする理由は?

A4:「『アピッシュ』はパーマを得意とするので、8割がパーマのお客さま。ブリーチなしでパーマ毛にもしっかり色が出せるのがいい。暗めの色でも、透明感や柔らかさを出せるのも魅力」(夏琳アートクリエイター)。「これだけの色展開があれば出せない色はない。ブラウン系カラーが流行っている今、お客さまの髪のベースカラーや肌映りに対しコントロールすることが重要。その点でも、ベージュ・ブラウンのバリエーションの多さは最大の強み」(前原代表)。「ナチュラル系カラーが人気の中、ブリーチなしでも高明度高発色が出せるのでお客さまに提案しやすい。髪色の違いを実感してもらえるので、雰囲気を変えたいお客さまが増える春はとくにおすすめしやすい」(嶋根クリエイティブディレクター)。

カラーバリエーション豊富で
高発色がかなう
「N. ルフレカラー」

にごりのないクリアな発色で透けるような質感を髪に与え、軽やかな仕上がりをかなえるヘアカラー。あらゆるニーズに応える15色相をラインアップし、どんな明度も色鮮やかかつ洗練された印象に仕上げる。

前原さん:シャツ5万5000円,ショートパンツ3万3000円/ブランカ(H3Oファッションビュロー)、ロングパンツ5万600円/カルラ スペティック(H3Oファッションビュロー)、チューブトップ/スタイリスト私物
宮司さん:トレンチコート10万1200円/カルラ スペティック、ワンピース(インナー付)6万2700円,パンツ4万6200円/マサコ テラニシ(アプレドゥマン)、バングル2万900円/ジャンティーク
夏琳さん:ガウン3万8500円/ジャンティーク、タンクトップ2万9700円/オットダム(パサージュ デュ ストックマン 恵比寿店)、マルチカラートップス1万1900円/デシグアル(デシグアルストア 銀座中央通り店)、パンツ5万3900円/ユニオン ランチ(リトルリーグ インク)、シューズ2万9700円/カスタニエール(H3Oファッションビュロー)、バングル2万900円/ジャンティーク
嶋根さん:ベスト5万9400円,パンツ4万9500円,トップス3万1900円/オットダム、サンダル4万2900円/イル サンダロ オブ カプリ(アマン),ベルト8800円/ジャンティーク、ネックレス3万6300円,ブレスレット4万4000円,ひし形バングル3万3000円,楕円バングル3万5200円/FRONT 11201
PHOTOS : YOHEI KICHIRAKU
STYLING : CHIE GONDO
TEXT : YOSHIE KAWAHARA
問い合わせ先
ナプラ
0120-189-720

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ユニクロ「UT」が矢沢あい作品とコラボ 人気漫画「NANA」などをモチーフにした全5種

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は7月上旬、今年デビュー40周年を迎える漫画家・矢沢あいが手掛ける作品とコラボレーションしたコレクションを発売する。同コレクションでは、「天使なんかじゃない」、「ご近所物語」、「パラダイス・キス」、「NANA」の4作品からイラストやモチーフをTシャツに落とし込んだTシャツ5種をそろえる。価格は1500円。

各物語のイラストやモチーフを落とし込んだコレクション
描き下ろしデザインも

矢沢あい作品の中でも人気を誇る「NANA」の主人公の1人である大崎ナナをUTのために描き下ろしたデザインや、「天使なんかじゃない」の内表紙イラストをフロントにデザインしたアイテム、「パラダイス・キス」の物語のキーとなるファッションショーからインスピレーションを受けたTシャツなどを展開する。また、各アイテムには矢沢あいのサインもプリントし、細部まで矢沢あいの魅力を感じられるコレクションに仕上げた。

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ユニクロ「UT」が矢沢あい作品とコラボ 人気漫画「NANA」などをモチーフにした全5種

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は7月上旬、今年デビュー40周年を迎える漫画家・矢沢あいが手掛ける作品とコラボレーションしたコレクションを発売する。同コレクションでは、「天使なんかじゃない」、「ご近所物語」、「パラダイス・キス」、「NANA」の4作品からイラストやモチーフをTシャツに落とし込んだTシャツ5種をそろえる。価格は1500円。

各物語のイラストやモチーフを落とし込んだコレクション
描き下ろしデザインも

矢沢あい作品の中でも人気を誇る「NANA」の主人公の1人である大崎ナナをUTのために描き下ろしたデザインや、「天使なんかじゃない」の内表紙イラストをフロントにデザインしたアイテム、「パラダイス・キス」の物語のキーとなるファッションショーからインスピレーションを受けたTシャツなどを展開する。また、各アイテムには矢沢あいのサインもプリントし、細部まで矢沢あいの魅力を感じられるコレクションに仕上げた。

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【スナップ】横田真悠、安斉星来らが来場 「セリーヌ」が渋谷パルコに新店をオープン

「セリーヌ(CELINE)」が4月19日、渋谷パルコに新店舗をオープンし、モデルの横田真悠や安斉星来、伊原葵らが祝福に訪れた。ピンクのグラデーションの内装で飾られた同店では、ウィメンズコレクションのレザーグッズやアクセサリー、オート パフューマリーコレクションほか、“セリーヌ ボーテ(CELINE BEAUTE)”のリップスティックを展開する。

オープン記念の限定アイテムも登場

ブティックでは、オープンを記念して、2025年サマーコレクションから爽やかなパステルカラーのバッグ、スモールレザーグッズ、コスチュームジュエリーなどを限定販売する。また、夏に向けた“エテ・セリーヌ(ETE CELINE)”コレクションからラフィア素材のミニバッグやハットなどもそろえる。

来場者スナップ

店舗にはほか、佐藤晴美や村上愛花、雑賀サクラも来店した。

店舗詳細

◼️セリーヌ 渋谷パルコ店

場所:渋谷パルコ1階
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
時間11:00〜21:00

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“N.ハリウッド コンパイル”が「テバ」と初のコラボサンダルを発売 足入れの良さが魅力

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は5月2日、ドレスライン“N.ハリウッド コンパイル(N.HOOLYWOOD COMPILE)”から「テバ(TEVA)」と初のコラボサンダル“M ボヤ スライド N-ハリウッド(M VOYA SLIDE N-HOOLYWOOD)”を発売する。サイズは、25.0〜30.0cmを1cm刻みでそろえ、価格は1万5400円。ミスターハリウッド 東京、大阪および、「N.ハリウッド」の直営店と公式オンラインストアのほか、ECのゾゾヴィラ、楽天ファッションで扱う。

夏の装いに溶け込むコラボサンダル

今回は、尾花大輔「N.ハリウッド」デザイナーもその履き心地の良さから手放せないという「テバ」の軽量スライドサンダル“ボヤ スライド”をベースに採用した。リサイクルポリエステルを使用した4本のストラップで構成したアッパーには、両者のネームをそれぞれあしらったほか、フットベットには「テバ」のブランドロゴを型押し。また、ソールは低反発クッションソールの“マッシュ(Mush)”と、EVAアウトソールを合わせたソールユニットを搭載し、履き込むごとに足裏にフィットする感覚を味わえる。カラーは、大理石を着想源とした“N.ハリウッド コンパイル”2025年春コレクションに合わせたチャコールで用意する。

尾花デザイナーは、今回のコラボについて「今回のコラボレーションでは、そのバランスを崩さずに、いかに“N.ハリウッド コンパイル”らしさを加えるかという点に注力した。『テバ』のロゴはモノトーンに変更し、私たちのシューズラインに使っているネームタグの位置を踏襲するように、ロゴの配置にもアレンジを加えた。カラーはダークネイビーグレーをベースに、奥行きと深みのある表情を目指した」と述べた。

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ベイプ ストア コム デ ギャルソン大阪が5周年記念で限定コレクションを発売

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は4月29日、「コム デ ギャルソン」大阪店内、ベイプ ストア コム デ ギャルソン大阪の5周年を記念した限定コレクションを発売する。店頭購入を優先的に受け付け、オンラインでは30日11時からの販売を予定している。店頭での29日11~12時までの先行入場枠は28日12時まで事前抽選を行う。

同コレクションは、コーチジャケット(3万7400円)やショーツ(2万6400円)など、5周年を彩るアイテムをラインアップ。モノトーンのオリジナルカモフラージュを全面に施し、“CDG OSAKA BAPE®”のカレッジロゴをプリントしたグラフィックTシャツや、5色の“APE HEAD”が重なり合ったデザインのTシャツも登場。カモ柄の5周年ロゴのTシャツには、記念の缶に封入した特別パッケージが付属する。

また、“ベイプ スタ(BAPE STA)”には、ホワイトのアッパーに同色で“COMME des GARÇONS”のロゴをプリント。付属のオリジナルシューズバッグに加え、特別仕様のシューズボックスに収めた。

アイテム一覧

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ベイプ ストア コム デ ギャルソン大阪が5周年記念で限定コレクションを発売

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は4月29日、「コム デ ギャルソン」大阪店内、ベイプ ストア コム デ ギャルソン大阪の5周年を記念した限定コレクションを発売する。店頭購入を優先的に受け付け、オンラインでは30日11時からの販売を予定している。店頭での29日11~12時までの先行入場枠は28日12時まで事前抽選を行う。

同コレクションは、コーチジャケット(3万7400円)やショーツ(2万6400円)など、5周年を彩るアイテムをラインアップ。モノトーンのオリジナルカモフラージュを全面に施し、“CDG OSAKA BAPE®”のカレッジロゴをプリントしたグラフィックTシャツや、5色の“APE HEAD”が重なり合ったデザインのTシャツも登場。カモ柄の5周年ロゴのTシャツには、記念の缶に封入した特別パッケージが付属する。

また、“ベイプ スタ(BAPE STA)”には、ホワイトのアッパーに同色で“COMME des GARÇONS”のロゴをプリント。付属のオリジナルシューズバッグに加え、特別仕様のシューズボックスに収めた。

アイテム一覧

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「タトラス」が初夏に向けた“リゾートコレクション”を発売 洗練×リラックスの融合

「タトラス(TATRAS)」は4月25日、初夏に向けた都会的でリラックス感のある“リゾートコレクション”を発売した。幅広いシーンで活躍する洗練されたクラッシックなデザインにヘルシーな躍動感をプラスしたコレクションで、メンズ21型とウィメンズ24型を用意した。「タトラス」の直営店と公式ECサイトで販売中だ。

今シーズンの着想源は、ワインの王様としても知られている「バローロ」。成熟した深みのある渋さと、力強いタフな味わいが特徴の最高峰のイタリアワインだ。生産地であるバローロ地区にある水分を失ったぶどうや枯れ木、大地などが生み出す霧がかった神秘的な情景を、カラーパレットやボタニカルパターンに落とし込んだ。

ラインアップはリラックスムードあふれるシアー素材や、肌触りの良いツイル素材を使用したシャツやジャケット、ワイドパンツ、ワンピース、バッグなど。自信に満ちた色彩や美しいシルエットで、洗練された都会と開放的なリゾートを融合したリラックススタイルに昇華している。

また、毎シーズン好評の「タトラス」のモノグラム柄で織り上げたジャカードのセットアップをはじめ、透け感が特徴的なポリエステルオーガンジーのジップアップブルゾンや、ポリエステル×タフタ素材のワンピースなど、同ブランドが得意とするタフさと上質さを兼ね備えたアイテムも並ぶ。初夏の旅先でも、都会でも活躍する製品を豊富にそろえた。



問い合わせ先
タトラス 銀座
03-6228-7770

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「ランコム」“ジェニフィック”シリーズのアイクリームが進化 “回復美容”に着目

「ランコム(LANCOME)」は6月6日、ブランドを代表する美容液“ジェニフィック アルティメ セラム”のシリーズから、リニューアルした目元用クリーム“ジェニフィック アルティメ アイクリーム”(20mL、1万1000円)を発売する。5月9日には、公式オンラインショップ、伊勢丹新宿本店、イセタン ビューティー オンライン(ISETAN BEAUTY ONLINE)、阪急うめだ本店、阪急ビューティーオンライン(HANKYU BEAUTY ONLINE)で先行販売を行う。

同アイテムは、乾燥やハリ不足などの目元悩みに着目し、これらのダメージを受けた肌の回復に働きかける“回復美容”の発想を取り入れた。肌のバリア機能をサポートする7種のプレ/プロバイオティクス由来成分のほか、肌のハリを高める保湿成分のβグルカンと、肌荒れを防ぐ成分のグリチルレチン酸を新配合。クマの原因にアプローチし、目元をすっきりとした明るい印象に導く。滑らかで伸びの良いテクスチャーが、薄く繊細な目元の肌に優しくなじむ。

パッケージのデザインも一新した。“ランコムローズ”を刻印した高級感のあるフタで封印したガラス容器は20%リサイクル可能で、クリームを取り出しやすい広口瓶を採用した。

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薄型財布、ここに極まる 設計術を追求した京都府発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第5回は、京都府を訪れた。


今回の技術は…

極薄財布の設計術

キャッシュレス決済の普及で現金を持ち歩かない人が増えている昨今、コンパクトな財布の需要が高まっています。応援購入サービス「マクアケ」も例に漏れず、縦8.6cm、横8.9cm、カードを入れても厚さは約1cmという小さな二つ折り財布が大きな反響を集めています。開発しているのは、京都に拠点を置く工房アルテジャーノです。

縄田真悟代表は大学を卒業後、ハンドメイドウオッチの製造会社に入社しました。2年で退職した後は、独学でレザークラフトを開始。2016年には、「見た目以上にたくさん入る」三つ折り財布“コレット”を製作し、「マクアケ」でプロジェクトも実施しました。

実は、このプロジェクトでは、想定していたほどの成果は得られませんでした。悔しく思った縄田代表は、雑誌の財布特集を見たり、ライフスタイルの変化を調査したりと、「今の時代に合った財布の形」の研究を重ねていきました。その中で誕生したのが、コンパクトかつ使い勝手の良い二つ折り財布“ウスハ”です。カードとコインの収納スペースを分けて配置することで厚みを軽減。一切ステッチ幅を設けないことで、コンパクトなサイズ感を実現しています。

“ウスハ”は、「マクアケ」のプロジェクトでも好評を博し、800万円以上の応援購入が集まりました。勢いに乗った縄田代表は、その後も細かな改良を繰り返し、全てのパーツにコードバン(馬の臀部の皮から作る高級なめし革)を使用した最新作“ニューウスハ3”を制作。3月7日から、「マクアケ」で先行予約販売プロジェクトを実行しています。

“ニューウスハ3”は、今までで最も“薄さ”にこだわった財布です。革の重なりを最小限にしているほか、ボタンの代わりにギボシ(主にレザークラフトで使用するネジ式の金具)を使用することで、一般の財布より厚みを抑えています。前作ではオマケだった “札押さえパーツ”も財布と一体化させ、とことん薄さを追求しました。一方、最大収納数はカード6枚、コイン15枚、お札15枚と、収納力も担保。カードを出し入れしやすくしたり、一目で全ての硬貨が見えるよう小銭入れを浅めに設計したりと、キャッシュレス派・現金派を問わず使用できるよう工夫を凝らしています。

縄田代表は、「財布を持ち替えることなく、スムーズに収納物を出し入れできるよう随所に細かいこだわりを詰め込んだ」と語ります。今後は、“ウスハ”以外の商品ラインアップを増やしていきたいとのこと。「次はファスナーの長財布かな」と夢を膨らませます。

薄さと堅牢さを両立する3つのポイント

1.デッドスペースがない設計

コインとカードが重なる構造にし、デッドスペースがない最大限の収納力を実現しました。二つ折り財布はサイドに1cmの縫製を施すことが一般的ですが、“ニューウスハ3”は一枚革を巻き込む形で“縫製せずに”設計しており、その分コンパクトなサイズ感を実現しています。

2.薄さの限界値を見極めた革すき

耐久性を考えた上で極限の薄さである0.7mmですきますが、どうしても0.1mm程度の誤差が生まれることも。その時は、パーツごとにふさわしい厚みを見極め、最適な革を選定・使用しています。

3.コバは染料磨き

“ニューウスハ3”のコバは、色を入れながら磨いていく“染料磨き”という技術を駆使しており、使い込んでもボロボロになりにくくなっています。1mmにも満たないコバの部分を手磨きで染めています。

京都発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた京都府発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額5162万円

世界の風景で彩りを。
窓型スマートディスプレイ「Atmoph Window 2」

縦長のディスプレーに、1000種類以上の風景を映すことができるスマートウインドー。映像だけでなく、画面全体から響くサウンドも楽しめる。映し出される風景は全て、4Kのプロフェッショナルカメラで、音声は高性能マイクで撮り下ろした。

PICK UP 2 : 応援購入総額3390万円

寒い冬もこれ一枚!宇宙服×先端技術、
薄くて洗える「フェアリーノヴァ掛け布団」

NASAが宇宙服に使用している断熱素材の技術を応用し、3cmの薄さでありながら高い防寒性を誇る掛け布団。臭いや汚れが気になったときは、洗濯機で丸洗いもできる。持ち運びができる収納袋付きで、キャンプや車内泊をする人にもおすすめ。

PICK UP 3 : 応援購入総額1785万円

【地球上では再現不可】宇宙の神秘模様!
メテオライト(隕石)日本製自動巻き腕時計

希少価値が高いメテオライト(宇宙から地球へ飛来した隕石の総称)を文字盤に用いた日本製の腕時計。メテオライトの美しい網目状の模様を形成するには、100万年以上の時間を要する。まるで小宇宙が手元にあるような神秘的な逸品。

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薄型財布、ここに極まる 設計術を追求した京都府発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第5回は、京都府を訪れた。


今回の技術は…

極薄財布の設計術

キャッシュレス決済の普及で現金を持ち歩かない人が増えている昨今、コンパクトな財布の需要が高まっています。応援購入サービス「マクアケ」も例に漏れず、縦8.6cm、横8.9cm、カードを入れても厚さは約1cmという小さな二つ折り財布が大きな反響を集めています。開発しているのは、京都に拠点を置く工房アルテジャーノです。

縄田真悟代表は大学を卒業後、ハンドメイドウオッチの製造会社に入社しました。2年で退職した後は、独学でレザークラフトを開始。2016年には、「見た目以上にたくさん入る」三つ折り財布“コレット”を製作し、「マクアケ」でプロジェクトも実施しました。

実は、このプロジェクトでは、想定していたほどの成果は得られませんでした。悔しく思った縄田代表は、雑誌の財布特集を見たり、ライフスタイルの変化を調査したりと、「今の時代に合った財布の形」の研究を重ねていきました。その中で誕生したのが、コンパクトかつ使い勝手の良い二つ折り財布“ウスハ”です。カードとコインの収納スペースを分けて配置することで厚みを軽減。一切ステッチ幅を設けないことで、コンパクトなサイズ感を実現しています。

“ウスハ”は、「マクアケ」のプロジェクトでも好評を博し、800万円以上の応援購入が集まりました。勢いに乗った縄田代表は、その後も細かな改良を繰り返し、全てのパーツにコードバン(馬の臀部の皮から作る高級なめし革)を使用した最新作“ニューウスハ3”を制作。3月7日から、「マクアケ」で先行予約販売プロジェクトを実行しています。

“ニューウスハ3”は、今までで最も“薄さ”にこだわった財布です。革の重なりを最小限にしているほか、ボタンの代わりにギボシ(主にレザークラフトで使用するネジ式の金具)を使用することで、一般の財布より厚みを抑えています。前作ではオマケだった “札押さえパーツ”も財布と一体化させ、とことん薄さを追求しました。一方、最大収納数はカード6枚、コイン15枚、お札15枚と、収納力も担保。カードを出し入れしやすくしたり、一目で全ての硬貨が見えるよう小銭入れを浅めに設計したりと、キャッシュレス派・現金派を問わず使用できるよう工夫を凝らしています。

縄田代表は、「財布を持ち替えることなく、スムーズに収納物を出し入れできるよう随所に細かいこだわりを詰め込んだ」と語ります。今後は、“ウスハ”以外の商品ラインアップを増やしていきたいとのこと。「次はファスナーの長財布かな」と夢を膨らませます。

薄さと堅牢さを両立する3つのポイント

1.デッドスペースがない設計

コインとカードが重なる構造にし、デッドスペースがない最大限の収納力を実現しました。二つ折り財布はサイドに1cmの縫製を施すことが一般的ですが、“ニューウスハ3”は一枚革を巻き込む形で“縫製せずに”設計しており、その分コンパクトなサイズ感を実現しています。

2.薄さの限界値を見極めた革すき

耐久性を考えた上で極限の薄さである0.7mmですきますが、どうしても0.1mm程度の誤差が生まれることも。その時は、パーツごとにふさわしい厚みを見極め、最適な革を選定・使用しています。

3.コバは染料磨き

“ニューウスハ3”のコバは、色を入れながら磨いていく“染料磨き”という技術を駆使しており、使い込んでもボロボロになりにくくなっています。1mmにも満たないコバの部分を手磨きで染めています。

京都発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた京都府発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額5162万円

世界の風景で彩りを。
窓型スマートディスプレイ「Atmoph Window 2」

縦長のディスプレーに、1000種類以上の風景を映すことができるスマートウインドー。映像だけでなく、画面全体から響くサウンドも楽しめる。映し出される風景は全て、4Kのプロフェッショナルカメラで、音声は高性能マイクで撮り下ろした。

PICK UP 2 : 応援購入総額3390万円

寒い冬もこれ一枚!宇宙服×先端技術、
薄くて洗える「フェアリーノヴァ掛け布団」

NASAが宇宙服に使用している断熱素材の技術を応用し、3cmの薄さでありながら高い防寒性を誇る掛け布団。臭いや汚れが気になったときは、洗濯機で丸洗いもできる。持ち運びができる収納袋付きで、キャンプや車内泊をする人にもおすすめ。

PICK UP 3 : 応援購入総額1785万円

【地球上では再現不可】宇宙の神秘模様!
メテオライト(隕石)日本製自動巻き腕時計

希少価値が高いメテオライト(宇宙から地球へ飛来した隕石の総称)を文字盤に用いた日本製の腕時計。メテオライトの美しい網目状の模様を形成するには、100万年以上の時間を要する。まるで小宇宙が手元にあるような神秘的な逸品。

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来店客数は増えていないのに売り上げ30%増! 店長が体験した店頭在庫の真実

2025年1月からWWDJAPAN.comでマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」が連載中です。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第4話を取り上げます。

来店客数は同じなのに売り上げは30%アップ

第4話のテーマは「欠品と買上率の関係」です。

マンガ「在庫管理の魔術」の第4話は コチラ

今回は、主人公の店舗で在庫を減らしたのに売り上げが20~30%も増えたカラクリに迫ります。アパレル業界で働いている方は、前回で既にお気づきだったかもしれませんが、売り上げ増の根本的な理由は欠品が減ったためです。

店長の安堂徹は「お客さんの数はそれほど増えていないはず」と語っています。来店客数が変わらないにもかかわらず、売り上げが増加した理由として2つのことが考えられます。

1つ目の理由は、買上率が大きくなったことです。買上率とは「来店客数に対して実際に商品を購入した人数の割合」です。徹は「商品を買って帰るのは5人に1人くらい」と言っているので、この店の買上率は20%だったということになります。売り上げが30%増加したと想定して計算してみると、買上率は26%となります。おおよそ、4人に1人が商品を購入するようになり、買って帰る人が増えたわけです。

2つ目の理由は、1人当たりの平均買上点数が増えたことです。会社によって、セット率、パック率、関連率などと呼ばれる数値です。アパレル店の場合、百貨店であれば1.2~1.3、ショッピングセンターに入居するがブランドであれば1.5~1.8、低価格チェーンでは2~3くらいでしょうか。この数字が増えれば、買上率が変わらなくても、客単価は上がり、売り上げは増加します。

売り上げアップの鍵は、欠品回避と買上率の改善にあり

つまり、欠品を減らすことができれば、買上率と平均買上点数の両方の向上が期待できます。おそらく、徹の店舗でも、両方が向上したに違いありません。今回は、欠品の削減が売上げの向上に大きく寄与するということが学べるストーリーとなっています。

アパレル業界にいる方は一度、自分の担当店舗の買上率(※1)や平均買上点数、また、売れ筋商品のトップ10について欠品率(※2)を調べてみるとよいでしょう。

この数値から、あなたの店の伸びしろが見えてくるかもしれません。

※1 買い上げ率は、比較的客数の多い時間帯の入店客数30人くらいに対して、何人のお客さまがお買い物をしてお帰りになったかをカウントすれば分かります。「計算式=購入客数÷退店客数」。これを他店と比較してみましょう。

※2 欠品率は売れ筋商品を10品番ほどピックアップして、店頭の品番、カラー、サイズの在庫の有無をチェックして、欠品しているSKUの数を10品番の全展開SKU数で割れば分かります。「計算式=欠品SKU数÷展開SKU数」。欠品が多いようなら、本部に連絡して、いつ補充してもらえるか、確認しましょう。

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「アンプルール」からPHA・AHA配合のひんやりピーリングマスク 潤いを守りながら角質オフ

「アンプルール(AMPLEUR)」は5月23日、ひんやりした使い心地のピーリングマスク“ポアクレイマスク”(100g、4400円)を発売する。

同製品は、涼しげな“毛穴レス肌”に磨き上げるクレイマスク。ピーリング成分のPHAとAHAが潤いを抱え込みながら古い角質を優しくオフ。くすみやゴワつきを払拭し、柔らかく澄んだ肌に導く。ほか、パパイン酵素が毛穴汚れを分解しながら微粒子クレイ3種が余分な皮脂を吸着。ヒト型セラミド3種に加え、吸着型ヒアルロン酸、CICAなどの美容成分を配合し、洗い流した後も保湿感をキープする。滑らかに伸びるクリームテクスチャーと天然色素によるブルーカラーが特徴で、メントール誘導体がひんやり感をもたらす。

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「アンプルール」が髪内部から補修するペプチド配合のヘアエッセンスを発売 黒くしなやかな艶髪に

「アンプルール(AMPLEUR)」は6月5日、睡眠の間に髪の芯まで修復する頭皮・髪用エッセンス“ナイトリペアスカルプ&ヘア エッセンス”(100mL、6600円)を発売する。

同製品は、エイジングによるうねりやパサつき、広がりを抑え、毛先までしなやかにまとまる艶髪に導くヘアエッセンス。切れたアミノ酸の結合を補強するボンディングペプチド、キューティクルを補修・保護するピノプレックス、流出したタンパク質を補充する発酵コラーゲン水を掛け合わせた独自技術「トリプルボンディングテクノロジー」を採用し、髪の内部構造からの修復をかなえる。ほか、メラニンを誘導する独自成分「ブラックキノン」が黒く若々しい髪色と艶やかさをキープ。ディフェンスカルプとヘマチンが頭皮トラブル改善と頭皮・髪のエイジングケアにアプローチし、頭皮に潤いを与えてフケや荒れを防ぎながら、ハリコシのある髪に仕上げる。

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