「クリーン」がイチゴの新作フレグランスを発売 みずみずしく甘い香り

ブルーベル・ジャパンは6月25日、米ニューヨーク発のサステナブルフレグランスブランドフレグランスブランド「クリーン(CLEAN)」の新作フレグランス“クリーン クラシック ストロベリーフィールド オードパルファム”(30mL、6050円/60mL、1万450円)を発売した。摘みたてのイチゴの豊かでみずみずしい甘さを表現したフルーティフローラル調の香りが特徴だ。

香り立つワイルドストロベリーが印象的

同ブランドのクラシック コレクションは2003年に誕生。石けんの香りからインスピレーションを受け、清潔感をさまざまな香りで表現することをコンセプトにしている。また、トップノートからラストノートまで香りの印象が変わらないシンプルな構成で、ほかの香りと重ねるレイヤリングもしやすくなっている。

新作はトップノートにワイルドストロベリーとリネンアコードを配合し、ミドルノートでジャスミンペタルとオーキッドブロッサムが広がる。ラストノートには肌に触れるようなホワイトムスクと官能的なアンバーを採用し、魅力的な余韻を演出した。同コレクションの“アップルブロッサム オードパルファム”と重ねることでフルーティでジューシーな香りのハーモニーを、“レイン オードパルファム”と組み合わせることでみずみずしさが際立つ香りを楽しめる。

ボトルには100%リサイクル可能なガラスを使用し、外箱にはFSC認証を受けた素材を採用し、水ベースのインクのみでデザインしている。

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「アンドビーヘア」がテレビアニメ「おそ松さん」とコラボ 人気のシャンプー&トリートメントを限定パッケージで発売

河北裕介ヘアメイクアップアーティストがプロデュースするヘアケアブランド「アンドビーヘア(&BE HAIR)」は7月4日、テレビアニメ「おそ松さん」とコラボレーションしたシャンプー&トリートメントを数量限定で発売する。ロフト(LOFT)、東急ハンズ、アットコスメ(@COSME)、ショップイン(SHOP IN)、アインズ&トルペ、R.O.U、アートマン、イオン、マツモトキヨシなどで取り扱う。アイテムは“ベーシックリペアシリーズ”のパッケージを限定デザインにしたもので、6つ子の描き下ろしイラストをポップにあしらった。
 

髪質&悩みに合わせた2タイプをラインアップ

 
限定デザインアイテムは、毛量が多くて広がる髪をしっとりとなだめる“アンドビー テイクダウンシャンプー”と“アンドビー ヘビーグロウトリートメント”、細くてボリュームが出にくく絡まりやすい髪をなめらかに保湿する“アンドビー スタンドアップシャンプー”と“アンドビー スパークルトリートメント”の2タイプを用意した。共に弱酸性処方のシャンプー&トリートメントで、髪と頭皮をやさしくしっかりと洗い上げながらダメージを補修。髪本来の美しさを引き出して、すこやかな頭皮環境へと導く。

パッケージに描いた6つ子たちは「アンドビーヘア」のロゴパーカーを着用したオリジナルカットで、線画や柔らかなカラーを添えたものなど洗練されたデザインに仕上げている。

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「いいことしてても、伝わらなきゃもったいない」――エシカルと“見える化”の話

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

本日のゲストは先週に引き続き、再エネを中心とした脱炭素支援事業「みんな電力」などを手掛けるUPDATER(アップデーター)から山浦誉史さんをお迎えしました。ファッション業界におけるサステナビリティの「透明性」とは何か――。情報開示の重要性と日本的価値観とのギャップについて掘り下げます。ファッション領域のSXサービス「シフトシー(Shift C)」などのサービスを通じて企業と消費者をつなぐ現在の取り組み、そしてデジタル製品パスポート(DPP)など国際規制への対応を語る中で見えてきたのは、「言わないことが美徳」とされがちな日本の文化や業界慣習に一石を投じる姿勢。山浦さんの言葉から、これからの“伝える責任”のあり方を考えます。



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「いいことしてても、伝わらなきゃもったいない」――エシカルと“見える化”の話

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

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目黒蓮がメガネブランド「ゾフ」のグローバルアンバサダーに就任 サングラスをかけて本人が登場

メガネブランド「ゾフ(ZOFF)」は、アイドルグループのSnow Man(スノーマン)のメンバーで、俳優としても活躍する目黒蓮をグローバルブランドアンバサダーに迎え、新TVCM「Zoff meets 目黒蓮 SUNCUT GLASSES」編を、6月25日から公式サイトにて公開した。7月4日より全国で順次放送を開始する。

TVCMでは「めのため、未来のため」をキーメッセージに、紫外線を100%カットするサングラスを“サンカットグラス”と名づけ、目黒が軽やかにかけこなす姿を通じて「目を守り夏を楽しむ」というメッセージを発信する。なおTVCMや広告で目黒が着用したサングラスは、7日4日に全国の店舗および公式オンラインストアで発売。本発売に先立ち、6月25日から公式オンラインストアで予約受付がスタートした。

「ゾフ」が25日に開催した「メガネブランド『ゾフ』グローバルアンバサダー就任発表会」で同ブランドを運営するインターメスティックの上野博史社長は「WHOによれば、私たちが生涯浴びる紫外線量の半分以上は、18歳までに浴びたもの」と語る。「だからこそ、若年層における早期の紫外線対策が重要。肌へのケアは一般的になっていく一方で、目に関しては無防備な人が多い。紫外線カット率100%をほこる“サンカットグラス”を通じて、目への紫外線対策の重要性を訴え、サングラス文化が成熟していない日本で新たな習慣や常識を作りたい」と意気込んだ。

性別や世代を問わず多くの支持を集める目黒蓮のグローバルアンバサダーへの起用も、サングラスを使ったアイケア習慣の幅広い普及を目指してのこと。「『目を守りながら夏を楽しむ』というメッセージに共感した」という目黒は、今後、上述のTVCMに出演するほか、「ゾフ」店舗内外の広告ビジュアルなどに登場する。

就任発表会に登場した目黒は、インターメスティックの上垣勝人レンズ・サングラス・パッケージ事業部部門長のアドバイスのもと“通勤”や“ドライブ”といったシチュエーションに応じて「ゾフ」のアイウエアを選び着用。「今回のCM出演をきっかけに、自分も目のケアをしないと、と思うようになった。”サンカットグラス”を通して、みなさんと目の健康について考えていけたら」と語った。

 
「Zoff meets 目黒蓮 SUNCUTGlasses」篇

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キム・カーダシアンの「スキムス」が「ロベルト カヴァリ」とコラボ アニマル柄の水着を母娘で着用

キム・カーダシアン(Kim Kardashian)がプロデュースする「スキムス(SKIMS)」は、イタリアのラグジュアリーブランド「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」とコラボレーションした水着コレクションを発売する。同コレクションは、レトロなイタリア風のグラマラスでセクシーなシルエットの水着をそろえ、キャンペーンビジュアルには、カーダシアンと母親のクリス・ジェンナー(Kris Jenner)が登場する。6月27日9時(EST)から「スキムス」公式オンラインストアで販売する。

コラボアイテムは、「ロベルト カヴァリ」のエキゾチックで大胆なプリントと「スキムス」のスイムウエアデザインを融合した。トラの顔やキジ、しまうまや、フローラル柄をデザインしたワンピース、ビキニ、シフォンのカバーアップ、シルクのヘッドスカーフなどをラインアップする。サイズはXXSから4Xまで用意する。

カーダシアンとジェンナーが出演するビジュアルは、1970〜80年代のビンテージスタイルにインスパイアされた。トラの顔をプリントしたワンピースに赤のヘッドバンドを合わせたカーダシアンのルックは、80年代に流行したエキササイズビデオを彷ふつとさせる。

カーダシアンは、「『ロベルト カヴァリ』とラグジュアリーなコレクションを発表することができて本当にワクワクしている。私はずっと『ロベルト カヴァリ』のエキゾチックなプリントと大胆なエネルギーが大好きだった。『スキムス』の水着を通じて、そのビジョンに命を吹き込むことで、予想もしていなかった洗練されたものを作ることができた。私たちは、『ロベルト カヴァリ』の最もアイコニックなプリントと、『スキムス』のスイムウエアのシルエットを合わせ、どこにいても、どんな人のボディーもエンパワメントするセクシーなコレクションをお届けする」とコメントした。

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「ミュアイス」の人気マルチパウダー“スポメン”に限定色のミルキーホワイト&マットベージュ

美容系動画クリエイターのかわにしみきがプロデュースするコスメブランド「ミュアイス(MUICE)」は7月16日、人気のマルチパウダー“スポットメンテパウダー”(各1045円)から、ミルキーホワイトとマットベージュの限定2色を発売する。

“スポットメンテパウダー”はさまざまな使い方ができるマルチパウダーで、赤みやくすみ補正、クマ隠しなどに活躍する。ほどよくきらめくパール配合で、自然な立体感を演出。既存色は、ニュートラルなベージュや自然なほんのり血色感を演出するピンク、色むらを整えるイエローの3色を用意している。

“ドダイホワイト”は、パール配合でハイライト効果のあるミルキーホワイトで、かわにしが特に苦戦して開発に時間がかかったカラーだそう。真っ白になりすぎない発色が特徴で、チークのベースに仕込んだり、小鼻のハイライターとして使用すると、メイクの完成度がアップデートする。

肌悩みをカバーするマットベージュ“オタスケマットベージュ”は、「パールなしのマットタイプが欲しい」といったユーザーの声に応えて誕生したカラーだ。既存色の“01 ソコアゲベージュ”をマットにしたタイプで、メイク直しとしても使用できる。

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「ミュアイス」の人気マルチパウダー“スポメン”に限定色のミルキーホワイト&マットベージュ

美容系動画クリエイターのかわにしみきがプロデュースするコスメブランド「ミュアイス(MUICE)」は7月16日、人気のマルチパウダー“スポットメンテパウダー”(各1045円)から、ミルキーホワイトとマットベージュの限定2色を発売する。

“スポットメンテパウダー”はさまざまな使い方ができるマルチパウダーで、赤みやくすみ補正、クマ隠しなどに活躍する。ほどよくきらめくパール配合で、自然な立体感を演出。既存色は、ニュートラルなベージュや自然なほんのり血色感を演出するピンク、色むらを整えるイエローの3色を用意している。

“ドダイホワイト”は、パール配合でハイライト効果のあるミルキーホワイトで、かわにしが特に苦戦して開発に時間がかかったカラーだそう。真っ白になりすぎない発色が特徴で、チークのベースに仕込んだり、小鼻のハイライターとして使用すると、メイクの完成度がアップデートする。

肌悩みをカバーするマットベージュ“オタスケマットベージュ”は、「パールなしのマットタイプが欲しい」といったユーザーの声に応えて誕生したカラーだ。既存色の“01 ソコアゲベージュ”をマットにしたタイプで、メイク直しとしても使用できる。

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「フジロック 2025」で観るべきおすすめアーティスト24組

7月25〜27日に新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催される日本最大級の音楽フェス「フジロックフェスティバル’25(FUJI ROCK FESTIVAL'25)」(以下、「フジロック」)。今年のヘッドライナーは、7月25日がフレッド・アゲイン(FRED AGAIN..)、26日がヴルフペック(VULFPECK)、27日がヴァンパイア・ウィークエンド(VAMPIRE WEEKEND)が務めるほか、Suchmos(サチモス)やフォー・テット(Four Tet)、ジェイムス・ブレイク(James Blake)、山下達郎、ハイム(HAIM)、リトル・シムズ(Little Simz)、Vaundy、Creepy Nuts、RADWIMPSなど注目アーティストが多く出演する。

今回、音楽ライターのZ11&WWDJAPAN編集部がファッション&音楽好きにおすすめするアーティスト24組をピックアップ。ぜひ現地で見る際の参考にしてほしい。

1日目/7月25日

Green Stage

FRED AGAIN..

ロンドン出身のプロデューサー/DJ/シンガーソングライター、フレッド・アゲイン(Fred again..)は、エド・シーランやストームジーらの楽曲制作にも関わり、英国の音楽賞でも評価された実力派である。「Actual Life」シリーズでは日常の断片をサンプリングし、感情の起伏をダンスミュージックとして昇華。スクリレックスやブライアン・イーノとの共演など、ジャンルや世代を超えたコラボレーションも特徴だ。ライブでは即興性に富んだセットと観客との一体感が魅力であり、ロンドンの「Boiler Room」での圧巻のプレイは世界中で話題となった。日本初上陸となる今回の「フジロック」では、クラブとフェスの境界を軽々と越えるパフォーマンスが期待される。

HYUKOH & SUNSET ROLLERCOASTER

韓国のバンドHYUKOH(ヒョゴ)と台湾のSunset Rollercoaster(サンセット・ローラーコースター、落日飛車)によるコラボステージは、アジア・インディーの現在地を象徴する一夜限りの共演である。HYUKOHは、センチメンタルな歌と鋭敏なバンドサウンドで韓国の若者の心を捉えた存在。Sunset Rollercoasterは、甘美なシティポップ風サウンドとビンテージな音像で台湾を代表する人気バンドとなった。それぞれの持つ文化的背景と音楽性が混じり合い、即興性を帯びたセッションが展開されるステージは、まさにフジロックならではの風景である。アジアからの新しい風が、苗場の空気をしなやかに揺らすに違いない。

White Stage

Suchmos

サチモス(Suchmos)は、ジャズ、ソウル、R&Bのエッセンスをロックに溶け込ませた音楽性で2010年代の日本音楽シーンを席巻したバンドである。13年に結成され、16年の「STAY TUNE」がCMソングに起用されたことで一躍脚光を浴びた。都会的なグルーヴと洒脱なサウンド、YONCEのしなやかなボーカルが絶妙に溶け合い、聴く者を日常から切り離すような没入感を生む。NHKサッカーテーマ「VOLT-AGE」などでも存在感を示しつつ、21年に活動を一時休止。その後24年に再始動を果たし、変化と深化を経たサウンドで再びシーンに帰還した。円熟味を増したライブパフォーマンスは、苗場の大自然とも呼応するに違いない。

MDOU MOCTAR

ニジェール共和国出身のエムドゥ・モクター(Mdou Moctar)は、伝統的なトゥアレグ音楽とロックギターを融合させたスタイルで、グローバルな注目を集めるギタリストである。砂漠のジミ・ヘンドリックスとも評される超絶技巧とスピリチュアルなサウンドは、まさに唯一無二。主演映画や欧米フェス出演を経て、2021年に発表されたアルバム「Afrique Victime」では、ポリリズムと情熱が交錯する圧巻のサウンドで絶賛を浴びた。爆発力あるライブでは、電撃のようなギタープレイとエネルギッシュなリズムが荒野を駆けるような高揚感をもたらす。現在のエムドゥ・モクターはバンドとして活動しており、モクターに加えて、リズム・ギタリストのアフムードゥ・マダサネ、ドラマーのスレイマン・イブラヒム、そしてアメリカ人ベーシスト兼プロデューサーのマイキー・コルタンの4人組だ。アフリカ音楽の未来を切り開く存在として、「フジロック」でもその熱量をぶつけてくるだろう。

Red Marquee

TYCHO

ティコ(Tycho)は、米国サンフランシスコを拠点に活動するスコット・ハンセンによる音楽プロジェクトである。アンビエントとポストロックを基調とし、美しいシンセ・パッドと繊細なギターによって構成される浮遊感のあるサウンドが特徴。グラフィック・デザイナーとしても活動し、自身のライブでは映像と音を融合させた没入型パフォーマンスを展開する。グラミー賞にもノミネートされた「Weather」など、アルバムごとに進化を続ける表現力は、ジャンルを超えてファンを獲得してきた。夕暮れ時の自然と溶け合うようなサウンドスケープは、「フジロック」という環境と完璧にマッチするだろう。

PERFUME GENIUS

パフューム・ジーニアス(Perfume Genius)は、アメリカ・シアトル出身のマイク・ハドレアスによるプロジェクトである。繊細なピアノバラードから始まり、アートロックやエレクトロニカ、グラムロックまで多様な音楽性を展開してきた。とりわけジェンダーやアイデンティティーへの鋭い眼差しと、詩的で劇的な表現がLGBTQコミュニティーにも支持されている。幻想的かつドラマチックなステージは、音楽だけでなく身体表現や演出も含めた表現の場であり、魂を揺さぶるようなライブ体験を提供する。静謐と高揚が交錯するそのパフォーマンスは、フジロックの初日に深い余韻を残すはずだ。

青葉市子

青葉市子は、クラシックギターと声のみで紡ぎ出す静謐な音楽世界で知られるシンガーソングライターである。2010年に10代でデビューして以来、詩的な言葉と独創的な旋律で、聴く者を幻想的な空間へと誘ってきた。代表作「0(ゼロ)」「アダンの風」などでは、自然や夢の中にいるような音響風景を構築。近年は舞台音楽や海外ツアーも手がけるなど、その活動は国内外を問わず広がっている。音と音の間に漂う静けさまでが音楽となるライブは、苗場の森と風とも呼応し、観客に深い没入体験をもたらすだろう。時に言葉より雄弁に語るそのステージは、フェスの中でも異質な輝きを放つ。

2日目/7月26日

Green Stage

VULFPECK

ヴルフペック(VULFPECK)は、米・ミシガン大学で出会った音楽学部の学生たちによって結成されたファンク・コレクティブである。ミニマルなファンクやR&B、モータウン、ニューソウルから強い影響を受けつつ、インストゥルメンタルとボーカル曲を自在に行き来し、過剰な装飾を排したタイトなグルーヴとユーモアを武器に独自の音楽世界を築いてきた。代表曲「Dean Town」や「Back Pocket」などに象徴されるように、ベースラインやリズムセクションが主役となる構成も多く、プレイヤーシップの高さが際立っている。ライブでは、即興性と遊び心に満ちた構成、そして観客との一体感を生む巧みなステージ運びが魅力である。音楽を純粋に楽しむという古き良き精神と現代的なDIY感覚が共存するヴルフペックのライブは、ファンク本来の喜びをあらためて体感させてくれるだろう。

山下達郎

山下達郎は、日本のポップス界を代表するシンガーソングライターであり、シティポップの象徴的存在として国内外に多大な影響を与えてきた。1975年にシュガー・ベイブでデビュー後、ソロとして「RIDE ON TIME」「クリスマス・イブ」など数々のヒットを放ち、卓越した作曲・編曲センスと演奏技術で高く評価されている。ライブでは自身の音楽に対する完璧主義が貫かれ、緻密なバンドアンサンブルと圧倒的な歌唱力で観客を魅了する。「フジロック」初出演となる今回は、野外で聴く達郎サウンドの豊潤さが、新たな魅力として響き渡ることだろう。時代を超えて愛され続けるその音楽が、苗場に美しく降り注ぐ瞬間が訪れる。

JAMES BLAKE

ジェイムス・ブレイク(James Blake)は、UKポストダブステップの潮流から現れたシンガーソングライター/プロデューサーであり、そのソウルフルな歌声と先鋭的なエレクトロニクスを融合させた音楽性で、現代音楽の境界を拡張し続けている。デビュー当初は無機質なビートと空白を活かしたサウンドで注目を浴び、アルバムを重ねるごとに内省的なリリックと感情表現の振れ幅を深めてきた。「Assume Form」や「Friends That Break Your Heart」などでは、ポップと実験の絶妙なバランス感覚が際立ち、リスナーの心を揺さぶっている。ライブでは静寂と轟音の対比を自在に操り、繊細なピアノとサブベースが空間を震わせる。苗場の空に響く彼の声は、特別な時間を生むに違いない。

君島大空 合奏形態

君島大空は、ギタリスト、作曲家、シンガーとして唯一無二の音楽世界を築いてきた日本のアーティストである。合奏形態では、弦楽器や管楽器を取り入れたアンサンブルによって、即興性と構築性がせめぎ合う深遠な音楽が展開される。楽曲はしばしば内面の揺らぎや情景を抽象的に描き出し、その繊細な詩世界と音の起伏は観客の深層へと届く力を持つ。ライブでは沈黙すら一部として取り込む張り詰めた緊張感と、予測不能な音の運動が共存し、強烈な没入体験をもたらす。「フジロック」という開放的な環境において、彼の音楽がどのように響き渡るのか注目である。

CA7RIEL & PACO AMOROSO

カトリエル&パコ・アモロソ(CA7RIEL & PACO AMOROSO)は、アルゼンチンの新世代シーンをけん引する音楽デュオである。ヒップホップ、エレクトロ、ファンク、R&B、ロックなどを自在に横断しながら、ラテンアメリカの感性とストリートの熱量を詰め込んだサウンドで注目を集めてきた。2010年代後半に発表された「OUKE」や「JALA JALA」などのシングル群でブレイクを果たし、24年には待望のフルアルバム「Baño María」をリリース。さらに25年にはEP「Papota」も発表し、その音楽的進化を加速させている。ライブでは、祝祭的なエネルギーと破格の身体性を持つステージングが魅力であり、観客を一気に熱狂へと引き込む。南米から届く色彩豊かなグルーヴが、苗場の空気を鮮やかに染めることだろう。

White Stage

FOUR TET

フォー・テット(Four Tet)は、ロンドン出身のキエラン・ヘブデンによるソロプロジェクトで、エレクトロニック・ミュージックにフォークやジャズ、民族音楽の要素を融合させた先鋭的な作品群で知られている。90年代後半から活動を始め、アルバム「Rounds」で世界的評価を獲得。以降もリリースを重ねながら、クラブと実験音楽の境界を巧みに往還する独自の表現を貫いてきた。2020年代にはフレッド・アゲインやスクリレックス(Skrillex)との共演でさらに注目を集め、同世代の枠を超えた活動が評価されている。DJセットでは細やかなミックスと有機的な展開で観客の身体と心を揺さぶり、野外フェスではその音像が一層の広がりを持つ。苗場の自然との共振にも期待したい。

BARRY CAN'T SWIM

バリー・キャント・スウィム(Barry Can't Swim)は、エディンバラ出身のプロデューサー/DJで、ハウスを基軸としながらもジャズやアフロビート、ラテンなどを取り入れたオーガニックかつ洗練されたサウンドで注目を集める存在である。2023年のデビューアルバム「When Will We Land?」では、エモーショナルなコード進行とグルービーなリズムが交錯するトラック群で高評価を得た。メロディーの美しさとリズムの快楽が共存する彼の楽曲は、ダンスフロアにもフェスの草原にも溶け込む柔軟性を持つ。ライブでは感情を揺さぶる構成力と高揚感を生む展開が魅力であり、苗場の自然と一体になったパフォーマンスは観客の記憶に刻まれるであろう。

FAYE WEBSTER

フェイ・ウェブスター(Faye Webster)は、アトランタ出身のシンガーソングライターであり、カントリー、R&B、インディーポップを独自の感性で融合させた音楽性が特徴である。飾り気のない淡々としたボーカルと、湿度を帯びたギターサウンドが静かな情感を生む。アルバム「Atlanta Millionaires Club」や「I Know I’m Funny haha」では、日常のささやかな感情や違和感を鋭くすくい取ったリリックが多くの共感を集めた。ライブではゆるやかな空気感と内省的な美しさが調和し、フェスの喧騒の中でも特異な存在感を放つ。静けさの中にある強さが、大自然の風景に寄り添うように響くに違いない。

3日目/7月27日

Green Stage

VAMPIRE WEEKEND

ヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)は、ニューヨークのコロンビア大学出身のメンバーにより結成されたインディーロックバンドである。2008年のデビュー以来、アフロポップやクラシック、レゲエなど多様な音楽性を軽やかに取り入れたセンスと、知的なリリックで高い評価を受けてきた。代表作「Contra」「Modern Vampires of the City」はシーンの金字塔とされ、19年の「Father of the Bride」ではグラミー賞を受賞するなど進化を続けている。ライブでは独特の軽快さと緻密なアンサンブルが際立ち、会場を心地よい熱気で包み込む。今年の「フジロック」では、夜のステージに映える洗練された音像と美しいハーモニーが幻想的なフェスの雰囲気を一層豊かに彩るだろう。

LITTLE SIMZ

リトル・シムズ(Little Simz)は、UK出身のラッパー/俳優/作家として多彩な才能を発揮するアーティストである。鋭く緻密なリリック、壮麗なオーケストレーション、ストーリーテリングを融合させた音楽は、ヒップホップの枠を超えて高く評価されている。アルバム「Sometimes I Might Be Introvert」では、自らの内面と社会的テーマを並列に描き出し、2022年にはマーキュリー賞を受賞。ステージでは巧みなフロウとパフォーマンス力により、メッセージ性とエンタメ性を両立させた圧倒的な存在感を放つ。言葉の力が野外の空気を震わせ、観客の意識に深く刻まれる時間となるだろう。

White Stage

HAIM

ハイム(HAIM)は、エスティ、ダニエル、アラナのハイム三姉妹によるカリフォルニア出身のポップロックバンドである。AOR、R&B、90年代ロックなどを咀嚼(そしゃく)した懐かしくも現代的なサウンドと、全員がマルチプレイヤーである演奏力の高さ、緻密なコーラスワークが大きな魅力である。2013年のデビュー作「Days Are Gone」で脚光を浴び、20年のアルバム「Women in Music Pt. III」ではよりパーソナルで内省的な表現へと進化。ライブでは姉妹ならではの抜群の呼吸と、観客との親密な関係性が際立つ。エネルギッシュでありながら包容力あるそのステージは、真夏の火照った身体に心地よい高揚感を生み出すに違いない。

羊文学

羊文学(ひつじぶんがく)は、現代日本のオルタナティブ・ポップを代表するバンドとして注目されており、透明感あるボーカルと繊細なサウンドメイクで支持を集めている。シューゲイザー、ポストロック、J-POPの要素を内包しつつ、どの楽曲にも普遍的な感情と静かな衝動が宿っているのが特徴である。「光るとき」「our hope」といった作品では、日常の光と陰を柔らかにすくい取る表現力が際立ち、幅広いリスナーの共感を得ている。ライブでは余白や静寂を活かした演奏が空間に染み渡り、観客を優しく包み込む。3人のメンバーが紡ぎ出す有機的なアンサンブルは、苗場の自然と呼応しながら、深く心に響く時間をもたらすだろう。

SILICA GEL

シリカ・ゲル(Silica Gel)は、韓国のインディーシーンから登場したサイケデリック・ロックバンドである。シューゲイザーやアンビエント、ノイズの要素を取り入れた音像は、夢と現実の狭間を彷徨(さまよ)うような浮遊感と深度を併せ持っている。2023年のアルバム「POWER ANDREW」では、さらに音響的実験性を深め、国内外のメディアからも高い評価を得た。視覚的演出にも定評があり、ライブでは映像と光が交錯する没入型の空間演出が施される。「フジロック」の森や霧とも共鳴するであろう彼らの音楽は、幻想的な体験を求める観客の感性に静かに火を灯す。

Red Marquee

kanekoayano

kanekoayanoは、シンガーソングライター・カネコアヤノが率いるバンドであり、内省的で鋭い言葉と、時に優しく、時に荒々しく鳴らされる音像が魅力である。2024年には5人編成による新体制で制作されたアルバム「石の糸」を発表し、フォーキーな質感に加え、クラウトロックやダブの影響を感じさせる自由度の高いサウンドを展開。ライブでは、観客の感情に寄り添うような歌と、緊張感と熱量をはらんだバンドのアンサンブルが交錯し、濃密な空気を生み出す。小さな感情を丁寧にすくい取ったその音楽が、自然に囲まれた苗場の空間にどのように響くのか。開放的でありながら深くパーソナルな音楽体験が期待されるステージとなるだろう。

ENGLISH TEACHER

イングリッシュ・ティーチャー(English Teacher)は、イギリス・リーズを拠点とするオルタナティブロックバンドであり、鋭利なギターサウンドとポストパンク由来の緊張感を持つ新世代バンドとして注目を集めている。2024年に発表されたデビューアルバムでは、風刺的かつ文学的なリリックと、スピーク・シンギング調の独特なボーカルが話題となった。ステージでは、切迫感のあるパフォーマンスとアート性の高い演出が融合し、リスナーの身体と精神を刺激する。英インディーの現在地を象徴する存在として、「フジロック」での初ステージは極めて鮮度の高い一幕となるだろう。

MEI SEMONES

米ミシガン州アンアーバー出身、現在ブルックリンを拠点に活動するメイ・シモネス(Mei Semones)。日本人の母とアメリカ人の父のもとで育ち、ジャズ/ボサノヴァ/インディロックを自在に横断し、日本語と英語のバイリンガル歌詞を用いる才能溢れるシンガーソングライターである。バークリー音楽院でギターを学び、2022年にEP「Tsukino」を発表しデビュー。Red Hot Chili PeppersのベーシストFleaが絶賛し、アメリカの音楽メディアPaste誌からも「The Best of What’s Next」に選出された注目株である。25年5月リリースのデビューアルバム「Animaru」では、日英バイリンガルで歌詞を紡ぎ、ジャズ的な和声と軽やかなタッチのギターが印象的な楽曲「Dumb Feeling」などを通じて独自の音像を築いた。緊張と解放が交錯する構成と心を掴むような柔らかい歌声で高い評価をうけているメイ・シモネスのライブ。繊細さと豊かな色彩感を兼ね備えたサウンドが大自然の伊吹を感じさせる「フジロック」を彩る。

DYGL

DYGL(デイグロー)は、日本のロックバンドながら全編英語詞で活動し、UK/USインディーロックを血肉化したサウンドで国内外から評価を受けてきた。ストレートなギターロックを軸にしながら、作品ごとに洗練と冒険を繰り返しており、2023年のアルバム「Thirst」では内面的な深化とメロディーの強度を両立させた。ライブでは一切の無駄を削ぎ落とした演奏とエモーショナルなボーカルが真っ直ぐに観客の胸に響く。海外のフェスでも実績を重ねてきた彼らが、「フジロック」という舞台でどれほどの熱量を放つのか、その瞬間を目撃したい。

詳しいラインアップはこちらから
https://www.fujirockfestival.com/artist/index

■FUJI ROCK FESTIVAL'25
チケット発売中
日程:2025年7月25〜27日
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
https://www.fujirockfestival.com

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「トム ブラウン」2026年スプリング・コレクション

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」が2026年スプリング・コレクションを発表した。

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「ラブ・ライナー」とミネラルコスメ「タイムシークレット」が人気ゲームアプリ「ブレイクマイケース」とコラボ 6人の登場人物を書き下ろしデザイン

mshのアイメイクブランド「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」とミネラルコスメブランド「タイムシークレット(TIME SECRET)」は、人気ゲームアプリ“ブレイクマイケース”とコラボレーションする。7月1日〜27日、msh公式オンラインストア限定で受注販売を行う。「ラブ・ライナー」はペンシルアイライナーとマスカラを、「タイムシークレット」は薬用プレストパウダーを描き下ろしでデザインした。

「ラブ・ライナー」のコラボアイテム “ラブ・ライナー クリームフィットペンシルR 極細楕円芯” (1320円)は超極細ラインが描けるアイライナーで、ブラックとミディアムブラウンの2色をそろえた。繊維フリーで自まつげ1.5倍の長さを実現するマスカラ“ラブ・ライナー オールラッシュ マスク ロング&セパレート<マスカラ>”(1760円)はディープブラックとブラウンブラックを、スーパーウォータープルーフで長時間カールをキープする “ラブ・ライナー オールラッシュ マスク カール&ロング<マスカラ>”(1760円)は、ディープブラックとブラウンブラックをラインアップする。

「タイムシークレット」の“タイムシークレット プレストパウダー 専用コンパクト ブレイクマイケースデザイン&リフィルセット”(各2640円)は、メイク中のスキンケアとUVカットを備えた薬用フェイスパウダー。購入時には全6種類のコラボデザインコンパクトと、全4色のリフィルから1つずつ選択する。

オリジナルノベルティーやスペシャルセットも用意

コラボレーションを記念し、さまざまな企画も行う。単品製品を1個購入すると「ラブ・ライナー」製品にはオリジナルカード(全7種)を、「タイムシークレット」製品はオリジナルステッカー(全7種)をランダムで付属する。

また、皇坂逢、樋宮明星、在間樹帆、新名有、御門尊、壱川春日ら各スタッフをデザインした「ラブ・ライナー」「タイムシークレット」の両製品、各種ノベルティー、描き下ろしビジュアルのアクリルスタンドをセットにした“ペンシルアイライナー&プレストパウダーセット“(全6種、各5445円)も数量限定で販売する。

製品一覧

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「ラブ・ライナー」とミネラルコスメ「タイムシークレット」が人気ゲームアプリ「ブレイクマイケース」とコラボ 6人の登場人物を書き下ろしデザイン

mshのアイメイクブランド「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」とミネラルコスメブランド「タイムシークレット(TIME SECRET)」は、人気ゲームアプリ“ブレイクマイケース”とコラボレーションする。7月1日〜27日、msh公式オンラインストア限定で受注販売を行う。「ラブ・ライナー」はペンシルアイライナーとマスカラを、「タイムシークレット」は薬用プレストパウダーを描き下ろしでデザインした。

「ラブ・ライナー」のコラボアイテム “ラブ・ライナー クリームフィットペンシルR 極細楕円芯” (1320円)は超極細ラインが描けるアイライナーで、ブラックとミディアムブラウンの2色をそろえた。繊維フリーで自まつげ1.5倍の長さを実現するマスカラ“ラブ・ライナー オールラッシュ マスク ロング&セパレート<マスカラ>”(1760円)はディープブラックとブラウンブラックを、スーパーウォータープルーフで長時間カールをキープする “ラブ・ライナー オールラッシュ マスク カール&ロング<マスカラ>”(1760円)は、ディープブラックとブラウンブラックをラインアップする。

「タイムシークレット」の“タイムシークレット プレストパウダー 専用コンパクト ブレイクマイケースデザイン&リフィルセット”(各2640円)は、メイク中のスキンケアとUVカットを備えた薬用フェイスパウダー。購入時には全6種類のコラボデザインコンパクトと、全4色のリフィルから1つずつ選択する。

オリジナルノベルティーやスペシャルセットも用意

コラボレーションを記念し、さまざまな企画も行う。単品製品を1個購入すると「ラブ・ライナー」製品にはオリジナルカード(全7種)を、「タイムシークレット」製品はオリジナルステッカー(全7種)をランダムで付属する。

また、皇坂逢、樋宮明星、在間樹帆、新名有、御門尊、壱川春日ら各スタッフをデザインした「ラブ・ライナー」「タイムシークレット」の両製品、各種ノベルティー、描き下ろしビジュアルのアクリルスタンドをセットにした“ペンシルアイライナー&プレストパウダーセット“(全6種、各5445円)も数量限定で販売する。

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藤原ヒロシ「フラグメント」とソックスの福助がコラボ V.A.で数量限定発売

ジュンは6月26日、福助と、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント(FRAGMENT)」がコラボしたソックス“FRGMT FUKUSKE SOCKS”を数量限定で発売する。価格は2200円。ジュンが運営し、全体のディレクションを藤原ヒロシが手掛けた東京・原宿のコンセプトストア、ヴイエー(V.A.)および同公式オンラインで取り扱う。

「フラグメント」ロゴを配した
数量限定ソックス

コラボソックスは、レッグ部分に「フラグメント」ロゴをデザイン。ホワイトを土台とし、ブラックとネイビー、サックスブルー、ピンクのカラーリングをそれぞれ配した。同ソックスは、2025年に香港で開催した、福助初となる海外でのポップアップイベントで限定販売した。

福助は、足袋装束商として1882年に創業、ソックスやストッキング、タイツ、インナーウエアなど幅広く手掛け、福助人形をデザインしたマークでも知られる。

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7回目となるディズニー古着のポップアップ「みんなのファンタジーTシャツ展」が6月28、29日に開催 約500枚を販売

キャラクター古着を専門に取り扱う「サンキュロット(SANS-CULOTTE)」は、7回目となるポップアップイベント“みんなのファンタジーTシャツ展”を、6月28、29日の2日間にわたり、東京・新木場の「ベイアパートメント(BAY Apt.)」で開催する。

今回は、ブランド史上最大規模となる約500枚のTシャツを準備。ディズニーキャラクターをはじめ、企業ものやイベントものなどユニークな古着Tシャツを豊富に取りそろえ、来場者が“宝探し”のような感覚で楽しめるイベントとなっている。需要の高いXLなどの大きめサイズを中心に、Sサイズやキッズ向けの小さなサイズまで幅広く展開する。

「サンキュロット」は、これまで原宿のセレクトショップ「グレイト(GR8)」にて常時数十枚、「サンキュロット」オンラインでは常時100枚近くを販売しつつ、定期的なポップアップを開催してきたが、今後オンラインは縮小し、ポップアップの開催もTシャツシーズンに絞って展開する予定。今回は貴重なポップアップの機会となりそうだ。

「サンキュロット」とは

「サンキュロット」は、“バンドや映画に詳しくなくても着られる古着”をコンセプトに、コレクターの視点でキャラクターTシャツを選定・販売するブランド。約2000枚以上を収集してきた代表が手がけるコレクションは、ディズニーやアニメを中心に、ノスタルジックかつポップな世界観が支持を集めている。

“みんなのファンタジーTシャツ展”

◾️“みんなのファンタジーTシャツ展”
日程:6月28、29日
時間:12:00〜18:00
会場:ベイアパートメント(BAY Apt.)
住所:東京都江東区新木場2-15-14 3F
※会場前の並びは禁止。先着順入場。
※詳細は「サンキュロット」の公式インスタグラムで要確認

販売予定アイテム

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「タカミ」が“好潤感”化粧水を発売 老化サイクルの起点となる“角質硬化”に着目

日本発のスキンケアブランド「タカミ(TAKAMI)」は10月1日、2種の化粧水(100mL、4070円/150mL、5940円)を発売する。老化サイクルにアプローチし、心地良い肌なじみと浸透性をかなえる。9月24日に伊勢丹新宿店で先行発売する。

化粧水の開発にあたり「タカミ」は、“角質硬化”に着目。角質は水分やアミノ酸などの天然保湿因子(NMF)を失うと柔軟性が低下し、硬化するという。角質硬化は、コラーゲンの分解促進や肌代謝の乱れなど、表皮・真皮の構造や機能に悪影響を及ぼし、老化サイクルを引き起こす。「タカミ」は2種の化粧水で、潤いに満ちた健やかな角質にアプローチし、肌本来の健やかな状態を目指す。

化粧水には、NMFの半分以上を構成するアミノ酸にヒアルロン酸やトレハロースなどの潤い成分を配合。角層のすみずみまで潤いを与え、強くしなやかな角層に導く。またコラーゲンの生成もサポーし、肌全体のコンディションにアプローチする。摩擦を抑えてすっとなじむ心地良さと、潤いの持続力にもこだわった。界面活性剤や油分を使用せず、肌に寄り添う低刺激設計を採用した。

“ローションI”は、さらっとしたみずみずしいテクスチャーが特徴。肌に素早くなじみ、ベタつかない後肌感で、透明感溢れる滑らかでしなやかな肌へ導く。“ローションII”はとろりとしたテクスチャーで、肌に滑らかになじむ。マイクロヒアルロン酸を配合し、ハリと弾力のあるもっちりとした肌を目指す。

「タカミ」について

「タカミ」は1999年、東京・表参道の美容皮膚科クリニックから誕生したスキンケアブランド。2021年に日本ロレアル傘下となった。主力製品の角質美容水“タカミスキンピール”(30mL、5500円)は、今年で誕生20周年を迎えた。化粧水と併用することで、“タカミスキンピール”の浸透をさらにサポートする。

天谷美乃里・ロレアル リュクス事業本部 タカミ事業部 事業部長は、「生まれたての肌を取り戻すような体験を、あらゆる肌タイプの人にしていただきたい。全ての製品をどのような肌の人にも使っていただけるような、必要十分なミニマルな処方にこだわって開発している。新作の化粧水を含め、今後も新たなチャレンジとしてさまざまな提案をしていきたい」と話した。

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「ロムアンド」がプライマー機能を備えた新感覚マットリップを発売 秋のトレンドをリード

韓国コスメブランド「ロムアンド(ROM&ND)」は7月19日、リッププライマーにカラーを加えた新感覚マットリップ“カラーリップマット”(全6色、各1320円)を、全国のドン・キホーテ、バラエティーショップ、アインズ&トルぺなどで数量限定発売する。

チューブタイプの同製品は、プライマーのように唇の縦ジワをカバー。ムラなく密着し、色落ちしにくい点が特徴だ。1本でナチュラルに仕上げ別のリップとのレイヤリングを楽しむことができるほか、チークとしても使用できる。

単色使いもレイヤリングもできるソフトなカラー展開

カラーは、透明リッププライマーのリップマット、柔らかく血色感をプラスするソフトピーチ、くすんだニュアンスミュートカラーのハッシュグレープ、ブラウンで唇に深みを与えるトープダーン、青みを足したクールなオールドチェリー、唇の印象を整えるウォームなテディーベージュの全6色を用意している。

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イタリア大使館貿易促進部が「モーダ・イタリア展 」開催 113社が出展し、26年春夏コレクションを披露

イタリア大使館貿易促進部は、7月9日から11日までベルサール渋谷ガーデンで「モーダ・イタリア展 2026 春夏コレクション」を開催する。

本イベントは、25-26年秋冬コレクションから「モーダ・イタリア展 & シューズ・フロム・イタリー展」から「モーダ・イタリア展」に名称を統一。イタリアのトータルファッションの魅力を発信する場として、会期中のイベント内容もアップデートした。前回に引き続き、会場内のブースは、アパレルやレザー製品、シューズなどのカテゴリーに縛られず、「クラシック・フォーマル・エレガント」「トレンディ・イノベーション・サスティナブル」「カジュアル・スポーティー」という3つのテーマ別に配置する。

世界の主要国際見本市に先駆けて開催する本展示会には、イタリアから113社が参加し、最新のイタリアンファッションを紹介。各社のブースやさまざまなイベントを通して、同国の職人技術やモードを体感できる展示会となっている。なお出展企業は、イタリア大使館貿易促進部の公式サイトで確認できる。

会期中の目玉の一つは、7月10日にイタリアバッグ見本市ミペル(MIPEL)と靴見本市ミカム(MICAM)と共催するトレンドプレゼンテーション。ファッションエキスパートのオリエッタ・ペリツァーリ(Orietta Pelizzari)が登壇するほか、イタリアからミペルとミカムのディレクターが来日する。

展示会初日の7月9日には、ファッションエディター・スタイリストの大草直子や「フォルツァスタイル」の干場義雅編集長、ファッションモデルの五明祐子らが来場し、それぞれの視点で展示会を盛り上げる。国内の地方都市や、アジア、オセアニア地域を拠点とするバイヤーを招聘する海外・国内バイヤーズミッションや、日本のトップスタイリストが会場内のアイテムで提案したコーディネートをモデルが着用し、発信するフォトシューティングなどのイベントも継続する。

また「モーダ・イタリア展」のさらなる発展のため、会場ではアンケートを実施。場内のQRコードにアクセスしてアンケートに回答した来場者には数量限定のイタリアンジェラートの引き換えチケットをプレゼントする。さらに初日の9日には、18時から会場地下一階でアフターパーティーも開催予定だ。

入場には、展示会特設ホームページから事前に来場者登録を済ませる必要がある。当日は、取得したQRコードを受付に提示し、入場バッジと引き換える。

※展示商談会のため、デザイン情報を目的とした来場は固くお断りします

問い合わせ先
イタリア大使館貿易促進部
TEL:03-3475-1401

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永戸鉄也のミネラルウオーターブランド「ノーサービス」が誕生 “水はサービスじゃない”をテーマに

アートディレクターの永戸鉄也は、缶に入ったミネラルウオーターのブランド「ノーサービス(NO SERVICE)」をローンチする。また7月4日、原宿でレセプションパーティーを開催する。

同ブランドは、永戸のほか現役の慶應SFC生2人がメンバーとして参加し、 “水はサービスじゃない”をメッセージに、水問題を通じて資本主義の格差や環境問題などにアプローチすることを目指す。

ミネラルウオーターの缶は、“水を飲む”という行為を魅力的にすることをコンセプトに、スタイリッシュでユニークなデザインを採用した。

7月4日15〜20時には、原宿のザ・プラグでレセプションパーティーを行う。会場では、「ノーサービス」のブランドストーリーをインスタレーション形式で表現する。

イベント概要

 

◾️「ノーサービス」レセプションパーティー

日程:7月4日
時間:15:00〜20:00
場所:ザ・プラグ
住所:東京都渋谷区神宮前6-12-9
入場料:無料

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「ウォンジョンヨ」の人気トーンアップベースが艶肌仕上げにリニューアル・新色登場 初のメイクブラシも

「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は7月18日、人気のトーンアップベースをナチュラルな艶肌仕上げにリニューアルした“ウォンジョンヨ トーンアップベース N”(全4色、各1430円)とブランド初のメイクツールアイテムとなる“ウォンジョンヨ アーティストタッチブラシ”(#01/1100円、#02/990円)を発売する。「ウォンジョンヨ」公式オンラインストア、アマゾン、キューテン(QOO10)、楽天、ロフトやハンズ、アットコスメストアなどのバラエティーショップで取り扱う。また7月4〜13日には、新商品発売を記念し東京・日本橋で期間限定ポップアップストアをオープンし、先行発売を実施する。

人気トーンアップベースが艶肌仕上げ、美容液成分配合にリニューアル

“ウォンジョンヨ トーンアップベース N”は、これまでカバータイプとして展開していた“ピーチピンク”と“ライムイエロー”を人気の“スカイブルー”のベースに合わせて処方を変更し、ナチュラルな艶感とワントーン明るい肌を演出する下地にリニューアルした。また、新たに美容液成分も配合することで、潤いのあるみずみずしい肌へ導く。さらに、新色として、肌の黄みを補正し透明感のある華やかな肌を演出する“スノーラベンダー”も仲間入りし、全4色のラインナップに。

ブランド初のメイクツールアイテム

また、同日発売するブランド初のメイクツールアイテム“ウォンジョンヨ アーティストタッチブラシ”は、ウォン・ジョンヨがメイクブラシに求めるものを詰め込み、プロ仕上げの技術を再現できるように毛先に長さや厚みをミリ単位まで追求した。サイズは用途に合わせて選べる2種類で、“#01”は目の下などの広い部分に、“#02”はニキビ跡などの細かい部分やコンシーラーを使った涙袋メイクに使用することでワンランク上の仕上がりに導く。

新商品発売に先駆けてポップアップも

新商品発売に先駆けて、東京・日本橋にオープンする期間限定のポップアップストア“ウォンジョンヨ フラワー ショップ”は、新商品の先行販売やポップアップでしか手に入らない限定ノベルティーなど、多数のコンテンツを用意する。

ポップアップ概要

◼️“ウォンジョンヨ フラワー ショップ”

日程:7月4〜13日
場所:0th ハブ ニホンバシ
住所:東京都中央区日本橋2-9-10
時間:11:00〜20:00(初日は14:00〜)

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ジャクソン・ワン×ファレル・ウィリアムス レースをテーマにしたコレクションを発表 

 

アーティストのジャクソン・ワン(Jackson Wang)が手掛ける「チームワン デザイン(TEAM WANG DESIGN)」とファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が設立した「ビリオネア・ボーイズ・クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」は、レースをテーマにしたカプセルコレクションのローンチを発表した。また、ウィリアムスによるオークションプラットホーム、ジュピター(Joopiter)で限定オークションも行う。

同コレクションは、ロングスリーブTシャツとモト(Moto)にインスパイアされたフーディー、バイクジャケットの3アイテムをそろえる。ワンとウィリアムスのサイン入りTシャツとジャケットは、ジュピターで行うオークションに出品され、収益はウィリアムスの非営利団体ブラック・アンビション(Black Ambition)に寄付される。

また、“ザ・ジャクソン・ワン・エクスペリエンス”と題し、ワンと過ごすことができる権利を全3ロット出品するオークションもジュピターで行う。アクティビティーは未定だが、スタジオセッションやミュージックビデオの撮影を計画しているという。7月2日まで落札可能だ。

 

6月22日(現地時間)には、パリ・メンズ・ファッション・ウイークに先駆け、同コラボコレクションを記念したガーデンパーティーが行われた。 BLACKPINKやNewJeansなどのKPOP曲が流れた会場には、俳優のロウン(Rowoon)やラッパーのエイサップ・ナスト(Asapnast)らが来場し、ワンのアルバム、「MAGIC MAN」をテーマにしたカクテルを楽しんだ。

“人生は自分自身とのレース”
休止期間を経た心境をコレクションに反映

 

コレクションの意味について、ワンは米「WWD」に対して「全てのアイテムに僕からのメッセージを込めている。人生はレースだが、自分自身とのレースだ。他人と競争する必要はない。どんな時でも挑むのは自分自身だ。僕は自分自身と戦っている」と明かした。

2023年に1年間の活動休止期間をとったワンだが、これは彼にとって大きな意味を持ったという。ボーイズグループGOT7のメンバーとしてスポットライトを浴びていた期間を思い起こしながら、「僕はたくさんのことを見逃していたような気がする。自分は、皆が思うような“ジャクソン”なのか、あるいは、自分が思うような“ジャクソン”なのかと、考える時間さえなかった」と述べた。

およそ2年に一度という早いペースで新アルバムのリリースが期待されるKPOPの世界で活動を休止することは、キャリアを失うことになると警告されたという。ワンは、「“活動しないのであれば、人気を失うよ”と言われるかもしれないが、僕には自分が何者なのか、そして自分が生み出すものが自分そのものであることを確かめる時間が必要だった」と休止期間を振り返った。

しかし、彼のことを一目見ようとパーティー会場の入り口付近に集まった数百人のファンを見るからに、活動休止により人気が衰えることはなかったと言っていいだろう。

 

休止期間は、受容と自己向上という新しいマインドセットを形成することに役立ったという。そして、「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」と「チーム ワン デザイン」は、このワンのフィロソフィーを、コラボコレクションに反映させることにした。

「チーム ワン デザイン」については、「基本的にジャクソンのクローゼットだ。そしてコラボは全部、単に“ジャクソンと友達”のものなんだ」とジョークを飛ばした。

最新コレクションは、去年の夏以来2回目となるワンとウィリアムスのコラボだ。ワンにとってウィリアムスは、ただのクリエイティブパートナーではなく、メンターのような存在だといい、「僕は、ますます生徒のようになってきていて、彼は先生のようだ。心臓を撃ち抜かれるようにストレートに伝えてくれるし、彼はありのままを受け入れることの大切さを教えてくれる」と話した。

またウィリアムスは、「今回は『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』とコラボすることで、ジャクソン・ワンを再びジュピターの世界に招くことができて嬉しい」とコメントした。

ワンにとって、今回のリリースはたくさんある“準備中”のうちの1つだと言う。7月18日にリリースされるアルバム「MAGIC MAN 2」は、彼の生々しく、深い個人的なプロジェクトで、音楽業界や人間関係、大人になっていく現実といった、彼を取り巻く環境から来る感情的な負荷を解きほぐす。ワンはアルバムについて、「全ての歌詞は僕の日記から書いたものだ。成長すること、感情をコントロールすること、人生のあらゆる現実に向き合うことのプロセスなんだ」と語った。

パーティースナップ

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「フェイラー」が“ハイジの日”に向けて浴衣など“和”をテーマにしたコラボやペイズリー柄の新作を発売

「フェイラー(FEILER)」は8月12日の“ハイジの日2025 ”に向けて全国のフェイラーショップ、フェイラー公式オンラインショップで“フェイラー モーメント ハイジ デイ8.12ハイジの日”を開催する。8月12日はフェイラーの人気デザイン、HEIDI(ハイジ)が“812(ハイジ)”と読めることから「フェイラー」ファンが作った記念日だ。

“ハイジの日 2025”に向けて7月4日と11日に“ハイジ”の新作と“和”をテーマにしたコラボアイテムを発売する。全国のフェイラーショップおよび公式オンラインストアで取り扱う。

7月4日発売

“ハイジ”の日を祝す特別デザイン

“ハイジ”のモチーフにペイズリー柄を組み合わせた華やかな“ハイジペイズリー”と“チャム チャム ハイジデイ”だ。てんとう虫や蝶、小鳥、花などのドイツの野にいる小さな生き物たちを集めたデザインの“ハイジ”をペイズリー柄と組み合わせ、定番のシュニール織アイテムかメッシュポーチまで多彩なアイテムをそろえる。“チャム チャム ハイジデイ”からは、たくさんの花が咲く野原に集まって“ハイジ”の森の仲間たちがみんなでお祝いしているデザインのハンカチが登場する。

7月11日発売

“和”をテーマに“ハイジ”の世界観を楽しめるコラボアイテムが勢ぞろい

7月11日には、“ハイジ”と一緒に「涼」を楽しんでほしいという思いから“和”をテーマに、“ハイジ”の世界観を楽しめるコラボレーションアイテムなどを販売する。ラインアップは、伝統工芸品である大館曲げわっぱの製造・販売を行う1966年創業の柴田慶信商店、石川県能美市にある九谷焼の代表的な窯元である九谷青郊窯、奈良の白雪ふきん、東京・日本橋に本店を構える江戸・菓子舗、榮太樓總本鋪、総合商社丸紅の祖業である呉服事業を、1977年に丸紅京都支店から受け継いで設立された呉服の製造販売会社の京都丸紅、京扇子の老舗である宮脇賣扇庵とのコラボレーションアイテムに加え、夏の食卓を涼しげに演出するアイテムも用意する。

柴田慶信商店とのコラボアイテムでは、蓋の右下に“ハイジ”の人気キャラクターであるアヒルをあしらい、底面には「フェイラー」のロゴがアクセントとして入っているオリジナルデザインの曲げわっぱを展開する。窯元である九谷青郊窯とのコラボでは、九谷焼の伝統的な文様から、亀甲紋、庄三風、そして青郊窯で特に人気の梅菊の3デザインに“ハイジ”のモチーフを組み合わせたフリーカップ、姫皿、豆皿の3点をセットにした。白雪ふきんコラボは、古来より受け継がれる奈良の蚊帳生地に、京友禅で“ハイジ”のデザインを染め上げたオリジナルのふきんと手ぬぐいを展開する。

榮太樓總本鋪とのコラボアイテムでは、九谷焼の伝統的な文様に“ハイジ”のモチーフを組み合わせたオリジナル缶に代表商品の梅ぼ志飴、黒飴、抹茶飴を詰め込んだ。呉服の製造を行う京都丸紅とのコラボアイテムからは、浴衣と帯のセットがアイボリーとネイビーの2色で登場。“ハイジ”のデザインを紅型風に表現し、カラフルでありながら上品な雰囲気に仕上げた。また、帯には麻の葉をアレンジした地模様に「フェイラー」のロゴを織り込んだ。宮脇賣扇庵とのコラボでは、扇面に“ハイジ”をデザインし、さまざまなシーンで使いやすいブラックとベージュの2色を展開する。

夏を涼しげに楽しめる食器やポーチなども

コラボアイテム以外に登場する“和”をテーマにしたアイテムでは、夏の食卓を涼しげに演出するガラス食器として、お皿やカップ、耐熱ティーポット、耐熱マグカップをラインアップ。さらに、天然木のお箸やランチクロス、ランチベルトも登場する。また、ファッションアイテムからは、“ハイジ”のデザインを繊細なレースで織り上げた巾着バッグ、ティッシュポーチ、ポーチを展開。同じく“ハイジ”のレースデザインをプリントしたビニール傘もラインアップする。

“ハイジ”の日限定のプレゼントキャンペーンも

さらに、8月12日限定で抽選で20人に好みの“ハイジ“商品が当たるハッシュタグキャンペーンも開催する。「フェイラー」公式インスタグラムまたはXをフォローの上、“ハイジ”デザインの商品写真に#フェイラー、#ハイジの日の2つのハッシュタグをつけて投稿することで応募完了となる。当選結果は8月29日に発表する。

アイテム詳細

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唯一無二の紅茶体験を楽しむ旅 目的地になるホテル「フォションホテル京都」滞在記

京都といえば抹茶を思い浮かべる人が多いと思いますが、この夏は紅茶の面白さを体験してみるのはいかがでしょう。京都駅からバスで10分ほどの距離、鴨川のすぐそばにある「フォションホテル京都」は、フランスの美食ブランド「フォション(FAUCHON)」のスピリットと、和のエッセンスを融合したグルメホテル。姉妹都市であるパリと京都の架け橋として、心地よい接客と食、そして唯一無二の紅茶体験を提供してくれます。

観光客で溢れる京都ですが、このホテルの利用者の多くは日本人女性。やはり「フォション」ならではのフレンチシックなムードは、女性心をくすぐるのでしょう。エントランスから客室、レストラン、ブティックーーどこを切り取っても高揚感を与えてくれるようなインテリアをよく見ると、桜や竹のモチーフが用いられていたり、レストランのソファーの西陣織が使用されていたりなど、日本の職人技を感じさせる工夫が随所に凝らされています。

“フォションピンク“を上品にあしらった客室には、オリジナルの傘やバスローブが用意されているほか、「フォションホテル京都」ならではのおもてなし“グルメバー“を設置。“フォションピンク“のクローゼットを開くと、マドレーヌ、八ツ橋などのスイーツやペストリーがお目見え。紅茶やコーヒーと一緒に、客室でティータイムを楽しむことができるんです。

客室だけでもじゅうぶんにグルメホテルらしさを感じますが、「紅茶と言えば」というほどの「フォション」ですから、より“濃い“ティー体験を楽しみたいもの。この夏、ティーサロン“サロン ド テ フォション”では“リフレッシングサマーアフターヌーンティー”(7000円〜、要予約)がラインアップ。7月下旬〜9月下旬にかけて、前半はピーチ、後半はマスカットとメニューを変えて提供します。素材の彩りがあふれ、アートピースのように仕上げられたスイーツやセイボリーは満足度満点。

そして「フォションホテル京都」を代表する紅茶のスペシャリスト、吉川和孝グランティーマスターによる特製ウェルカムティーは、紅茶なのに“みずみずしさ“を感じるおどろきの味わい。「フォションホテル京都」の井戸から汲み上げたミネラルウォーター“千年水”で、吉川さんの特別技法により20時間かけて抽出しているのだそう。ドリンクは紅茶のほかにフルーツジュースやコーヒーも楽しめるのですが、すべてにグルメホテルならではのこだわりを追求。ワインや日本酒、コーヒーなど、さまざまな業界を経てお茶の世界にたどり着いた吉川さんによる軽快なトークで、それぞれのドリンクにまつわる豆知識も教えてくれます。

そしてこの“千年水”は、アフターヌーンティーで提供する“雫のパルフェ”、7月1日から発売する“レインドロップケーキ”(水餅)にも使用されています。またシグネチャーケーキ“ビズビズ”の夏季限定フレーバーとして“ビズビズ 千年水”も登場。ぷるっぷるの唇型の水餅は、“水を食べる”という不思議な感覚。黒蜜きなこや濃厚な桃のシロップをかけていただきます。

ぜいたくな客室での滞在やアフターヌーンティーのほか、ジムやスパなども充実している「フォションホテル京都」。このほど、メンバーシッププログラム「HAZUKI」をリニューアルし、更なる体験価値を提供していくそうです。会員価格は10万円と一見お高めですが、優待特典がかなりお得でユニーク。スイートルームに泊まれる宿泊チケットやアフターヌーンティーペア利用券のほか、何度も使える宿泊やスパ、レストランの会員割引が付帯します。そしてメンバーのみが購入できるエクスペリエンスチケットもあり、他では体験できないような唯一無二の体験ができるとのこと。今回はエクスペリエンスチケットで体験できるメニューの1つ、“ホテルオリジナルティーブレンド体験“をお試しさせていただきました。

ティーサロン“サロン ド テ フォション”でのティーブレンド体験で用意されたのは、モーニング、ダージリン、セイロン、アッサム4種の茶葉。それぞれの茶葉を自分好みにブレンドする体験なのですが、約140年もの歴史を持つ「フォション」がこのような体験を提供するのはおそらく世界初とのこと。それぞれの茶葉の特徴やルーツ、4000年以上とも言われるお茶の歴史や文化についてなども教えてくれるので、紅茶好きにはたまらない唯一無二の体験になることでしょう。利用者によって内容も調整してくれるようなので、私のように知識が浅い人からツウの方まで、ぜひ体験してみてほしいです。

客室での“グルメバー”、アフターヌーンティーやバーでのカクテル、朝食、そしてティーブレンド体験と、たっぷり“食”を楽しんだ2日間。ホテルから出なくてもさまざまな体験が楽しめる「フォションホテル京都」は、まさに“旅の目的地になるホテル”。少しリッチに過ごす夏の旅の選択肢に入れてみてはいかがでしょう。

◼︎フォションホテル京都
住所:京都府京都市下京区難波町406
公式サイトはこちら

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リアム・ギャラガー着用のパーカを限定復刻 「バーバリー」2018年春夏コレクションから

「バーバリー(BURBERRY)」は、アーティストのリアム・ギャラガー(Liam Gallagher)がステージで着用した、「バーバリー」2018年春夏コレクションのパーカを復刻し、数量限定で発売する。7月2日から「バーバリー」公式オンラインで先行予約を受け付け開始し、7月中旬から「バーバリー」一部店舗および公式オンラインで順次発売する。

キルティングナイロンのパーカ
裏地には“バーバリーチェック”

同パーカは、カーキグリーンのキルティングナイロンを採用、裏地にはサンドベージュの“バーバリーチェック”柄のコットンツイルを合わせた。ブラックレザーのトリムを施し、フードやウエスト部分にはドローコードを、またボタンをダブルブレスト仕様にまとめている。リアム・ギャラガーは、1990年代から2000年代初頭にかけ、“バーバリーチェック”を身にまとっていたことで知られ、6月に開始した「バーバリー」のキャンペーン動画にも、自身のパーカを着用し出演している。

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「アリーズ」のソフィア・プランテラに訊く、初のアーカイブブックからアーセナルFCとのコラボ秘話まで

ソフィア・プランテラ/「アリーズ」クリエイティブ・ディレクター

PROFILE:イタリア人の父親とイギリス人の母親のもとローマで育ち、高校卒業前に渡英し、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校に入学。ロンドンのストリートおよびレイブシーンを目の当たりにし、卒業後もロンドンに残ることを決め、人気スケートショップ「スラム シティ スケーツ」で働きながらオリジナルスケートブランド「ホームズ」のデザイナーに就任。そして、1998年に「ホームズ」にも携わっていたラッセル・ウォーターマンと共に「サイラス」を立ち上げたのち、2009年にグラフィックデザイナーのファーガス・パーセルと共に「アリーズ」をスタートした。“正直であること”を心情に掲げており、1980年代から化粧はしていないとのこと PHOTO:SABI RYUSEI

「シュプリーム(SUPREME)」を着こなす男性がニューヨークでプロップスを得るなら、「アリーズ(ARIES)」を取り入れた女性がロンドンの象徴だ。

「アリーズ」は、1990年代後半~2000年代前半のUKストリートシーンを賑わせていた「サイラス(SILAS)」の仕掛け人であるソフィア・プランテラ(Sofia Prantera)が、「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」のトライアングルロゴも生み出した英国を代表するグラフィックデザイナーのファーガス・パーセル(Fergus Purcell)と共に、2009年に立ち上げたストリートブランドだ。プランテラのサブカルチャーへの深い造詣とエスプリを背景に、ジェンダーレスなアプローチとユニークなグラフィックを落とし込んだ唯一無二の世界観で、パトリアーキーなストリートシーンにおいて女性からの支持を集め、瞬く間にUK内のビッグネームに成長。また、ブランドのアイコンシリーズ「ノー プロブレム(NO PROBLEM)」は、その人気の高さから24年にブランドとして独立し、ロンドンの街中で「アリーズ」もしくは「ノー プロブレム」を見かけない日はないほどだ。

先日、そんな「アリーズ」の軌跡を辿る初のアーカイブブック「アリーズ アーカイブ(Aries Archive)」が、アメリカの名門出版社「リッゾーリ(Rizzoli)」(1万円)から発売された。これを祝した発売記念パーティーが世界各地で開催された中、東京・原宿のセレクトショップ「グレイト(GR8)」でのリリースイベントには、プランテラ本人が登場。そこで、イベント前の短い時間ではあったが、UKストリートシーンの変革者である彼女に、上梓の理由から「アリーズ」のイロハ、昨年話題を呼んだアーセナルFC(注:ロンドン北部を本拠地とする世界的フットボールクラブ)とのコラボまで話を聞いた。

気が進まなかったアーカイブックの上梓

ーーまずは、アーカイブックの上梓を決めた理由を教えてください。というのも、今はアーカイブの管理も情報収集もインターネットで完結してしまう時代です。

ソフィア・プランテラ(以下、ソフィア):「アリーズ」は2009年に誕生したブランドで、当時はインスタグラムが普及するずっと前の時代だったこともあり、最近ファンになってくださった方々は、私たちのグラフィックの歴史や過去に手掛けてきた山のようなプロジェクトに気付かず、オリジンを知らないと思っていました。何より、「アリーズ」は単なるストリートブランドではなく、異なる側面や実験的な意味合いを持ち合わせていることが多いので、時が経つにつれて変化してきた歴史と深いアーカイブを一つのカタチとして見せたかったんです。それに、今の時代は逆にグーグルで「アリーズ」を検索しても、コマーシャルな情報ばかりしか出てこないので(笑)。ただ、実をいうと私自身は過去を振り返ることが好きではないんですよ。

ーーということは、今回のアーカイブブックはリッツォーリ社から話が来たと。

ソフィア:そういうことになります。いつだって「次は何をしよう?」と考えていますが、まさかアーカイブブックを出版するとは思ってもいませんでした。

ーー話が来る前からアーカイブブックを作りたい気持ちはあったのでしょうか?

ソフィア:......なかったですね(笑)。一般的にアーカイブを見ることは興味深く、多くの方々にとってコンテクスト踏まえながら作品を振り返る行為は、リファレンスとしても重要なことだと思います。でも、私のように過去を振り返る行為に気持ちが進まない作り手側も一定数いるのが現実です。これがリタイア直前だったら話は別ですけどね。

ーーアーカイブブックとは別に、イメージブックやフォトブックは制作されていましたよね?

ソフィア:そうですね。デイヴィッド・シムズ(David Sims、英国出身の大御所ファッションフォトグラファー)と2冊、ジェレミー・デラー(Jeremy Deller、英国出身のアーティスト)と1冊、他にもジョシュア・ゴードン(Joshua Gordon、アイルランド出身の写真家)やミア・ハリファ(Mia Khalifa、元ポルノ女優の世界的インフルエンサー)らさまざまなアーティストと協業しながら、いろいろなカタチのブックを出版してきました。これらは新たに生み出した結果のモノで、今回はアーキビストが旅するようにアーカイブを遡り再発見してもらうコンペディアムのようなイメージで、特別何か手を加えたわけではありません。

ーーでは、新たなインタビューの収録などもないのでしょうか?

ソフィア:唯一の新しいコンテンツというと、アンジェロ・フラッカヴェント(Angelo Flaccavento、イタリアで最も影響力のあるファッションジャーナリストの1人)が書いてくれたイントロくらいです。あとは、ブツ撮りをいくつか撮り下ろしましたが、最も時間がかかって大変でしたね。

ーーブツ撮りは、シンプルの中で見せ方を模索する必要がありますよね。

ソフィア:まさに!洋服って、実際のところフォトジェニックではないですから。

ーーアートディレクターには雑誌「i-D」の元エディターであるジョニー・ルー(Jonny Lu)を起用されていますが、この理由は?

ソフィア:彼は素敵な友人であり、過去に何度かブックを制作したこともあったんです。アートディレクターにはさまざまなタイプがいて、その中には印刷物にこだわらずコンテンツ重視の方々もいますが、ジョニーは印刷物に長けていてプリントに対する美意識が強いからお願いしました。また、ブランドのCEOで私のビジネスパートナーであるニッキー・ビダー(Nicki Bidder)は雑誌「デイズド(DAZED)」の元エディターなので、彼女の存在も心強かったですね。

ーーちなみに、表紙には「ナイキ(NIKE)」の“エア マックス 90(AIR MAX 90)”が写っていますが、これは新作コラボのティザーなのでしょうか?

ソフィア:期待させて申し訳ないのですが、モデルが履いてきた私物をそのままスタイリングに使っただけなんです(笑)。

「星座の名前なんてダサくてキッチュだからこそピッタリ」

ーーここからは、「アリーズ」全体の話を伺いたいと思います。初歩的な質問になるのですが、なぜラテン語で牡羊座を意味するブランド名にしたのでしょうか?

ソフィア:設立を手伝ってくれたファーガス・パーセルの星座が牡羊座(3月21日~4月19日)で、私の星座は牡牛座(4月20日~5月20日)なのですが、あと4時間早く産まれれば私も牡羊座だったんですよ。それで、星座の名前のブランドなんてダサくてキッチュだからこそ、“狂ったクオリティー”を目指していたわれわれにはピッタリだな、と。後になって調べた星座占いでは、牡羊座の人間はリーダーシップが強く行動的でクリエイティブな人が多いらしいのですが、そういった部分は気にしていませんね。

ーーファーガスといえば、「アリーズ」のアイディンティティーのひとつであるグラフィックを数多く手掛けてきた人物です。今でも彼はグラフィック面などで関わっているのでしょうか?

ソフィア:おっしゃる通り、ブランド設立当初はファーガスと仕事をすることが多く、テンプルロゴやカラムロゴなど“共通言語”となるアイコニックなグラフィックを作ってもらっていましたが、2012年からは一緒に行動していませんね。といっても、彼と仲が悪くなったわけではなく、より多くのグラフィックデザイナーと仕事をするようになったんです。私が「サイラス」を手掛けていた頃にグラフィックをお願いしていたマーティン・ウェダーバーン(Martin Wedderburn)には、相変わらず手広くお願いしていますが、今では日本人を含む20人ほどのフリーランスと常に仕事をしていて、多くのインプットの機会が得られるようになりましたね。

ーーそのような人々は、どのように見つけ出しているのでしょうか?やはりSNSですか?

ソフィア:SNSもありますが、昔からの友人や自ら売り込んできた人もいます。少し前までは、専門学校で見つけた若いアーティストたちによくお願いしていたのですが、今では「シュプリーム」と仕事をしているようで、彼らのような若い才能が成功する過程のプラットフォームになれているのはうれしいですね。アーティストとは、持ちつ持たれつの関係で向き合うことが大切です。

ーー大半のストリートブランドは、その成り立ちからメンズアイテムが中心ですが、「アリーズ」はウィメンズもユニセックスのアイテムも数多くラインアップしています。これは設立当初から想定していたのか、それとも時代の流れを意識したからでしょうか?

ソフィア:初期はユニセックスのことは気にしていませんでしたが、“幅広いサイズを用意することで、誰もが好きなように着ることができる”という考えを持っていたので、大きいサイズは男性用、小さいサイズは女性用という感覚でしたね。当時は、コマーシャル的にもユニセックスのアイテムを売ることは簡単ではなかったのですが、私が女性ということもあってか自然とラインアップが拡充していった感じです。

ーー公式オンラインストアのメニューでは、“men”と“women”に加えて、“dont care”のセクションが設けられているのが印象的です。

ソフィア:先ほどお伝えした考えから、もともとは性別にとらわれず全てミックスした状態で見せていました。“men”と“women”のセクションは、多くの方々の判断基準の観点から設けましたが、「今日は男性的な気分だな」のようにジェンダーで分けたというよりもムードのイメージです。当然、“dont care”は気にしない方々のためですね。ロンドン・ソーホーの直営店でも、“men”と“women”にラックを分けて陳列することはしていません。

コラボレーターの選り分け方と、アーセナルFCとのコラボ秘話

ーー「アリーズ」の飛躍を語るうえで欠かせないのが、その幅広く多層的なコラボレーションの遍歴です。「プーマ(PUMA)」や「ニューバランス(NEW BALANCE)」から、イタリアのフットウエアブランド「ロア(ROA)」、モロッコを拠点とする女性の織物協同組合「アルチザン プロジェクト(ARTISAN PROJECT)」、キューバのラム酒ブランド「ハバナクラブ(HAVANA CLUB)」まで、どこに比重を置きコラボレーターを選り分けているのでしょうか?

ソフィア:「アリーズ」のコラボのほとんどは、相手側からのコンタクトから始まります。例えば、ビッグブランドはビジネス的な観点からコラボを画策しますが、それはあくまで一面に過ぎません。われわれは、単なる“ロゴブランド”ではない多面的な顔を持っているからこそ、他ブランドからコネクトできると考えてもらえることが多いんだと思います。コラボは生まれる結果がひとつではなく、予期せぬ効果ももたらしてくれる一種の爆発と考えるのがいいかもしれませんね。

ーーコラボレーターの規模感は配慮しますか?

ソフィア:ある程度は気にしますが、相手が求めていることと自分たちのやりたいことが合致していれば、規模が小さくても構わず積極的に進めます。とはいえ、相手の規模が大きいと知名度もバジェットもあるので魅力的だし、何か面白いことを実現するには無理にでも推し進める必要もありますが、“少しでもつまらないと思ったらコラボしないこと”と、“自分たちのプロジェクトであること”は常に意識しています。

ーーブランドの歴史の中でも、アーセナルFCとのコラボは最大規模のプロジェクトであると同時に、世界規模でセンセーショナルを巻き起こしたと感じましたが、実際はいかがでしたか?

ソフィア:とても有意義で素晴らしい経験でしたが、あまりにも大きなプロジェクトがゆえにコントロールが効かない部分もあり、正直なところ個人としては少し怖かったですね。

ーーやはり、あなたがグーナー(注:アーセナルサポーターの愛称)だからコラボを引き受けたのでしょうか?

ソフィア:……違うんです(笑)。

ーーええ!?てっきりグーナーだと思っていました……。

ソフィア:オフィスでは多くのグーナーが働き、アーセナルのホームスタジアムの近くに住んでいるので近所の人もグーナーばかりですが、私はイタリア人なのでASローマ(注:イタリア・ローマを本拠地とするフットボールクラブ)のサポーターで、夫と子どもはウェストハム・ユナイテッドFC(注:ロンドン東部を本拠地とするフットボールクラブ)の熱狂的なサポーターなんですよ。コラボが発売された頃、夫と2人でアーセナルとウェストハムの試合中継を車のラジオで聞いていた時、ウェストハムが3点差で勝って煽られましたが、「あっそ、別に気にしてないけど?」と、あしらいましたね(笑)。でも、夫はアーセナルとのコラボは「君の最大の誇りのひとつだ」と言ってくれますね。

ーー最後に、今後の「アリーズ」の展望を教えてください。

ソフィア:明確なビジョンがあるわけではないのですが、とにかく何か新しいことにチャレンジしたいですし、歳を重ねると“新しいことにチャレンジする必要”が出てくるんです。人によっては理解できないかもしれませんが、私にとっては大事なことなんです。おそらく、85歳の今も引退せずに現役の医者を続けている父親譲りの感覚ですね(笑)。

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「アリーズ」のソフィア・プランテラに訊く、初のアーカイブブックからアーセナルFCとのコラボ秘話まで

ソフィア・プランテラ/「アリーズ」クリエイティブ・ディレクター

PROFILE:イタリア人の父親とイギリス人の母親のもとローマで育ち、高校卒業前に渡英し、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校に入学。ロンドンのストリートおよびレイブシーンを目の当たりにし、卒業後もロンドンに残ることを決め、人気スケートショップ「スラム シティ スケーツ」で働きながらオリジナルスケートブランド「ホームズ」のデザイナーに就任。そして、1998年に「ホームズ」にも携わっていたラッセル・ウォーターマンと共に「サイラス」を立ち上げたのち、2009年にグラフィックデザイナーのファーガス・パーセルと共に「アリーズ」をスタートした。“正直であること”を心情に掲げており、1980年代から化粧はしていないとのこと PHOTO:SABI RYUSEI

「シュプリーム(SUPREME)」を着こなす男性がニューヨークでプロップスを得るなら、「アリーズ(ARIES)」を取り入れた女性がロンドンの象徴だ。

「アリーズ」は、1990年代後半~2000年代前半のUKストリートシーンを賑わせていた「サイラス(SILAS)」の仕掛け人であるソフィア・プランテラ(Sofia Prantera)が、「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」のトライアングルロゴも生み出した英国を代表するグラフィックデザイナーのファーガス・パーセル(Fergus Purcell)と共に、2009年に立ち上げたストリートブランドだ。プランテラのサブカルチャーへの深い造詣とエスプリを背景に、ジェンダーレスなアプローチとユニークなグラフィックを落とし込んだ唯一無二の世界観で、パトリアーキーなストリートシーンにおいて女性からの支持を集め、瞬く間にUK内のビッグネームに成長。また、ブランドのアイコンシリーズ「ノー プロブレム(NO PROBLEM)」は、その人気の高さから24年にブランドとして独立し、ロンドンの街中で「アリーズ」もしくは「ノー プロブレム」を見かけない日はないほどだ。

先日、そんな「アリーズ」の軌跡を辿る初のアーカイブブック「アリーズ アーカイブ(Aries Archive)」が、アメリカの名門出版社「リッゾーリ(Rizzoli)」(1万円)から発売された。これを祝した発売記念パーティーが世界各地で開催された中、東京・原宿のセレクトショップ「グレイト(GR8)」でのリリースイベントには、プランテラ本人が登場。そこで、イベント前の短い時間ではあったが、UKストリートシーンの変革者である彼女に、上梓の理由から「アリーズ」のイロハ、昨年話題を呼んだアーセナルFC(注:ロンドン北部を本拠地とする世界的フットボールクラブ)とのコラボまで話を聞いた。

気が進まなかったアーカイブックの上梓

ーーまずは、アーカイブックの上梓を決めた理由を教えてください。というのも、今はアーカイブの管理も情報収集もインターネットで完結してしまう時代です。

ソフィア・プランテラ(以下、ソフィア):「アリーズ」は2009年に誕生したブランドで、当時はインスタグラムが普及するずっと前の時代だったこともあり、最近ファンになってくださった方々は、私たちのグラフィックの歴史や過去に手掛けてきた山のようなプロジェクトに気付かず、オリジンを知らないと思っていました。何より、「アリーズ」は単なるストリートブランドではなく、異なる側面や実験的な意味合いを持ち合わせていることが多いので、時が経つにつれて変化してきた歴史と深いアーカイブを一つのカタチとして見せたかったんです。それに、今の時代は逆にグーグルで「アリーズ」を検索しても、コマーシャルな情報ばかりしか出てこないので(笑)。ただ、実をいうと私自身は過去を振り返ることが好きではないんですよ。

ーーということは、今回のアーカイブブックはリッツォーリ社から話が来たと。

ソフィア:そういうことになります。いつだって「次は何をしよう?」と考えていますが、まさかアーカイブブックを出版するとは思ってもいませんでした。

ーー話が来る前からアーカイブブックを作りたい気持ちはあったのでしょうか?

ソフィア:......なかったですね(笑)。一般的にアーカイブを見ることは興味深く、多くの方々にとってコンテクスト踏まえながら作品を振り返る行為は、リファレンスとしても重要なことだと思います。でも、私のように過去を振り返る行為に気持ちが進まない作り手側も一定数いるのが現実です。これがリタイア直前だったら話は別ですけどね。

ーーアーカイブブックとは別に、イメージブックやフォトブックは制作されていましたよね?

ソフィア:そうですね。デイヴィッド・シムズ(David Sims、英国出身の大御所ファッションフォトグラファー)と2冊、ジェレミー・デラー(Jeremy Deller、英国出身のアーティスト)と1冊、他にもジョシュア・ゴードン(Joshua Gordon、アイルランド出身の写真家)やミア・ハリファ(Mia Khalifa、元ポルノ女優の世界的インフルエンサー)らさまざまなアーティストと協業しながら、いろいろなカタチのブックを出版してきました。これらは新たに生み出した結果のモノで、今回はアーキビストが旅するようにアーカイブを遡り再発見してもらうコンペディアムのようなイメージで、特別何か手を加えたわけではありません。

ーーでは、新たなインタビューの収録などもないのでしょうか?

ソフィア:唯一の新しいコンテンツというと、アンジェロ・フラッカヴェント(Angelo Flaccavento、イタリアで最も影響力のあるファッションジャーナリストの1人)が書いてくれたイントロくらいです。あとは、ブツ撮りをいくつか撮り下ろしましたが、最も時間がかかって大変でしたね。

ーーブツ撮りは、シンプルの中で見せ方を模索する必要がありますよね。

ソフィア:まさに!洋服って、実際のところフォトジェニックではないですから。

ーーアートディレクターには雑誌「i-D」の元エディターであるジョニー・ルー(Jonny Lu)を起用されていますが、この理由は?

ソフィア:彼は素敵な友人であり、過去に何度かブックを制作したこともあったんです。アートディレクターにはさまざまなタイプがいて、その中には印刷物にこだわらずコンテンツ重視の方々もいますが、ジョニーは印刷物に長けていてプリントに対する美意識が強いからお願いしました。また、ブランドのCEOで私のビジネスパートナーであるニッキー・ビダー(Nicki Bidder)は雑誌「デイズド(DAZED)」の元エディターなので、彼女の存在も心強かったですね。

ーーちなみに、表紙には「ナイキ(NIKE)」の“エア マックス 90(AIR MAX 90)”が写っていますが、これは新作コラボのティザーなのでしょうか?

ソフィア:期待させて申し訳ないのですが、モデルが履いてきた私物をそのままスタイリングに使っただけなんです(笑)。

「星座の名前なんてダサくてキッチュだからこそピッタリ」

ーーここからは、「アリーズ」全体の話を伺いたいと思います。初歩的な質問になるのですが、なぜラテン語で牡羊座を意味するブランド名にしたのでしょうか?

ソフィア:設立を手伝ってくれたファーガス・パーセルの星座が牡羊座(3月21日~4月19日)で、私の星座は牡牛座(4月20日~5月20日)なのですが、あと4時間早く産まれれば私も牡羊座だったんですよ。それで、星座の名前のブランドなんてダサくてキッチュだからこそ、“狂ったクオリティー”を目指していたわれわれにはピッタリだな、と。後になって調べた星座占いでは、牡羊座の人間はリーダーシップが強く行動的でクリエイティブな人が多いらしいのですが、そういった部分は気にしていませんね。

ーーファーガスといえば、「アリーズ」のアイディンティティーのひとつであるグラフィックを数多く手掛けてきた人物です。今でも彼はグラフィック面などで関わっているのでしょうか?

ソフィア:おっしゃる通り、ブランド設立当初はファーガスと仕事をすることが多く、テンプルロゴやカラムロゴなど“共通言語”となるアイコニックなグラフィックを作ってもらっていましたが、2012年からは一緒に行動していませんね。といっても、彼と仲が悪くなったわけではなく、より多くのグラフィックデザイナーと仕事をするようになったんです。私が「サイラス」を手掛けていた頃にグラフィックをお願いしていたマーティン・ウェダーバーン(Martin Wedderburn)には、相変わらず手広くお願いしていますが、今では日本人を含む20人ほどのフリーランスと常に仕事をしていて、多くのインプットの機会が得られるようになりましたね。

ーーそのような人々は、どのように見つけ出しているのでしょうか?やはりSNSですか?

ソフィア:SNSもありますが、昔からの友人や自ら売り込んできた人もいます。少し前までは、専門学校で見つけた若いアーティストたちによくお願いしていたのですが、今では「シュプリーム」と仕事をしているようで、彼らのような若い才能が成功する過程のプラットフォームになれているのはうれしいですね。アーティストとは、持ちつ持たれつの関係で向き合うことが大切です。

ーー大半のストリートブランドは、その成り立ちからメンズアイテムが中心ですが、「アリーズ」はウィメンズもユニセックスのアイテムも数多くラインアップしています。これは設立当初から想定していたのか、それとも時代の流れを意識したからでしょうか?

ソフィア:初期はユニセックスのことは気にしていませんでしたが、“幅広いサイズを用意することで、誰もが好きなように着ることができる”という考えを持っていたので、大きいサイズは男性用、小さいサイズは女性用という感覚でしたね。当時は、コマーシャル的にもユニセックスのアイテムを売ることは簡単ではなかったのですが、私が女性ということもあってか自然とラインアップが拡充していった感じです。

ーー公式オンラインストアのメニューでは、“men”と“women”に加えて、“dont care”のセクションが設けられているのが印象的です。

ソフィア:先ほどお伝えした考えから、もともとは性別にとらわれず全てミックスした状態で見せていました。“men”と“women”のセクションは、多くの方々の判断基準の観点から設けましたが、「今日は男性的な気分だな」のようにジェンダーで分けたというよりもムードのイメージです。当然、“dont care”は気にしない方々のためですね。ロンドン・ソーホーの直営店でも、“men”と“women”にラックを分けて陳列することはしていません。

コラボレーターの選り分け方と、アーセナルFCとのコラボ秘話

ーー「アリーズ」の飛躍を語るうえで欠かせないのが、その幅広く多層的なコラボレーションの遍歴です。「プーマ(PUMA)」や「ニューバランス(NEW BALANCE)」から、イタリアのフットウエアブランド「ロア(ROA)」、モロッコを拠点とする女性の織物協同組合「アルチザン プロジェクト(ARTISAN PROJECT)」、キューバのラム酒ブランド「ハバナクラブ(HAVANA CLUB)」まで、どこに比重を置きコラボレーターを選り分けているのでしょうか?

ソフィア:「アリーズ」のコラボのほとんどは、相手側からのコンタクトから始まります。例えば、ビッグブランドはビジネス的な観点からコラボを画策しますが、それはあくまで一面に過ぎません。われわれは、単なる“ロゴブランド”ではない多面的な顔を持っているからこそ、他ブランドからコネクトできると考えてもらえることが多いんだと思います。コラボは生まれる結果がひとつではなく、予期せぬ効果ももたらしてくれる一種の爆発と考えるのがいいかもしれませんね。

ーーコラボレーターの規模感は配慮しますか?

ソフィア:ある程度は気にしますが、相手が求めていることと自分たちのやりたいことが合致していれば、規模が小さくても構わず積極的に進めます。とはいえ、相手の規模が大きいと知名度もバジェットもあるので魅力的だし、何か面白いことを実現するには無理にでも推し進める必要もありますが、“少しでもつまらないと思ったらコラボしないこと”と、“自分たちのプロジェクトであること”は常に意識しています。

ーーブランドの歴史の中でも、アーセナルFCとのコラボは最大規模のプロジェクトであると同時に、世界規模でセンセーショナルを巻き起こしたと感じましたが、実際はいかがでしたか?

ソフィア:とても有意義で素晴らしい経験でしたが、あまりにも大きなプロジェクトがゆえにコントロールが効かない部分もあり、正直なところ個人としては少し怖かったですね。

ーーやはり、あなたがグーナー(注:アーセナルサポーターの愛称)だからコラボを引き受けたのでしょうか?

ソフィア:……違うんです(笑)。

ーーええ!?てっきりグーナーだと思っていました……。

ソフィア:オフィスでは多くのグーナーが働き、アーセナルのホームスタジアムの近くに住んでいるので近所の人もグーナーばかりですが、私はイタリア人なのでASローマ(注:イタリア・ローマを本拠地とするフットボールクラブ)のサポーターで、夫と子どもはウェストハム・ユナイテッドFC(注:ロンドン東部を本拠地とするフットボールクラブ)の熱狂的なサポーターなんですよ。コラボが発売された頃、夫と2人でアーセナルとウェストハムの試合中継を車のラジオで聞いていた時、ウェストハムが3点差で勝って煽られましたが、「あっそ、別に気にしてないけど?」と、あしらいましたね(笑)。でも、夫はアーセナルとのコラボは「君の最大の誇りのひとつだ」と言ってくれますね。

ーー最後に、今後の「アリーズ」の展望を教えてください。

ソフィア:明確なビジョンがあるわけではないのですが、とにかく何か新しいことにチャレンジしたいですし、歳を重ねると“新しいことにチャレンジする必要”が出てくるんです。人によっては理解できないかもしれませんが、私にとっては大事なことなんです。おそらく、85歳の今も引退せずに現役の医者を続けている父親譲りの感覚ですね(笑)。

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「ルイ・ヴィトン」2026年春夏メンズ・コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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「タサキ」と協業したニッコロ・パスカレッティが目指す“着用できるアート”のようなジュエリー

「タサキ(TASAKI)」から、デザイナーのニッコロ・パスカレッティ(Niccolò Pasqualetti)とコラボレーションしたジュエリーが登場した。パスカレッティは、イタリア・トスカーナ出身。2021年に自身のブランドを設立し、パリとトスカーナを拠点に活躍している。24年度 「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」でファイナリストに選出されるなど、注目のデザイナーだ。「タサキ」がデザイナーとコラボレーションするのは久しぶり。彼がデザインしたジュエリーは、25日から伊勢丹新宿本店で開催される「タサキ」のポップアップで先行販売される。

「タサキ」の展示会で来日したパスカレッティに、今回のコラボレーションについて聞いた。コラボのきっかけについて彼は、「『タサキ』の世界と私のデザインには共通点が多く、コラボしたのは自然な成り行きだ」と話す。元々ファインジュエリーに興味があったというパスカレッティ。自身のファーストコレクションでは、半貴石やマーブルなどを使用したネックレスやイヤリング、カフなどのジュエリーをデザインしたという。今回「タサキ」とのコラボでは、“フルイド”“アンビバレン”“アンドロジナス”“パッセル”の4つのシリーズをデザインした。これら全て、有機的なフォームが印象的なパールジュエリーの既成概念を超えるデザインだ。

真珠の養殖場の風景や海がインスピレーション

彼は、「タサキ」の長崎にある真珠の養殖場から多くのインスピレーションを得たという。「養殖場の景色、真珠のテクスチャー、海が持つ両義性といったものをデザインに落とし込んだ。海の波をジオメトリックにパールの動きで表現したり、それぞれのアイデアを元に捻りを効かせたり、入念なデザインで仕上げている」。彼がパールを用いてデザインするのは初めてのこと。「パールは置く場所によって輝き方が変化する。パールが持つ発光性は素晴らしい。ダイヤモンドとは違うニュアンスで、パールの輝きを表現したかった」と話す。大ぶりの作品は、イメージ通りに仕上がるか心配だったが、意図した通り、軽やかに仕上がった。「私のアイデアを技術的に可能にする『タサキ』のクラフツマンシップに感動した」と話す。

着用できるアートのようなジュエリー

カテゴライズするのが好きではないという彼のデザイン哲学は、全ての人に向けたジュエリー。今回のコラボでも、年齢、性別問わず、誰もが着用できるようなジュエリーをデザインしたという。「ジュエリーを見て共感する人に着けてもらえれば。ジュエリーは、着ける人にとってエモーショナルなものであり、長く愛用してもらうべきものだ」。ファッションとジュエリーのデザインの違いは、「ジュエリーにはより文化的で、長く着けられるものでなくてはならないので、技術的な面が重要だ」と言う。今後については、「ジュエリーは着用できるアートのようなもの。彫刻のようなジュエリーをデザインしたい」と語った。

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“トラックオイル”からジャスミンの香りが登場 軽い質感で“さら艶髪”に仕上げる

ナチュラルケアブランド「トラック(TRACK)」は7月9日、ナチュラルケアオイル“トラックオイル”からジャスミンの香りを発売する。

“トラックオイル ジャスミン”(30mL、3190円/90mL、4620円)は、髪や顔、体に使用可能な天然由来成分配合のマルチ美容オイル。“トラックオイル”の中で最も軽い質感が特徴だ。ヒートケア成分配合で、ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守りながら艶やかでさらりとした髪に整える。グレープフルーツやホワイトローズ、ムスク、ウッディを組み合わせた甘すぎず爽やかで芳醇なジャスミンの香り。

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「傘」ビジネスから見た気候変動 いつのまにか“主役“交代

PROFILE: 吉野哲/ウォーターフロント社長

吉野哲/ウォーターフロント社長
PROFILE: (よしの・さとし)1958年生まれ。中央大学経済学部卒業後、伊勢丹(現三越伊勢丹)に入社。サザビー(現サザビーリーグ)でのエストネーションの立ち上げ経て、レッグウエアの福助、タオルの小原およびタオル美術館の社長を歴任。23年3月にシューズセレクト(現ウォーターフロント)の社長に就任した

今年は6月だというのに真夏のように暑い日が多く、雨は比較的少なかった。気候変動による長い夏はアパレルビジネスに多大な影響を与えているが、雨が降ってこその傘ビジネスはどうなっているのか。大手傘メーカー、ウォーターフロント(東京)の吉野哲社長に聞いた。

WWD:6月中盤まで梅雨がどこかに行ってしまったかのような晴天と猛暑続きでした。傘ビジネスにとっては逆風ですか?

吉野哲ウォーターフロント社長(以下、吉野):いいえ、むしろ傘マーケットは好調です。傘は雨の日に使うものと考えがちですが、特にコロナが明け以降は晴雨兼用の折傘(折り畳み傘)が急速に市民権を得ました。当社も晴雨兼用の折傘がけん引する形で、今期(25年12月期)は過去最高の売り上げペースが続いています。

WWD:傘ビジネスはもはや雨頼みではない?

吉野:財務省の貿易統計をベースに、コロナ前の19年とコロナ後の24年で傘の市場がどう変化したか説明しましょう。傘は約99%が輸入品のため、貿易統計をみれば市場の概要をつかめます。

傘の輸入金額は19年が299億円でしたが、24年は405億円と約35%拡大しています。でも本数ベースでは19年に約1億本あったのが、24年には約14%減少している。つまり1本あたりの単価が1.5倍に上昇しているのです。

折り畳み傘が長傘を逆転

WWD:円安だからですか?

吉野:もちろん為替の影響は大きいのですが、それ以外の理由もあります。

一つは、ビニール傘の縮小。エコ意識の高まりもあって、使い捨てを前提にしたような安価なビニール傘から消費者が離れています。作る側もビニール傘の素材や強度を見直して、長く使用できる比較的高い商品を増やしたため、販売本数自体は減る傾向にあります。

二つめは、晴雨兼用の折傘を持つ人が急増している。夏の期間が長くなり、30度、35度を超えるような猛暑がずっと続きます。強い日差しから身を守るために日傘を使うのが当たり前になりました。突然のゲリラ豪雨もいまや日常です。紫外線のカットや遮熱効果のある日傘としての機能性。雨風に負けない雨傘としての機能性。この2つの機能性を兼ね備えた付加価値の高い晴雨兼用の折傘が売れ続けています。貿易統計でも金額ベースでみれば24年に初めて折傘が長傘を逆転しました(長傘が約196億円、折傘が約209億円)。

WWD:エコ意識と気候変動で傘に新しい需要が生まれていると?

吉野:かつて傘屋は雨が降らないと商売が干上がると言われていました。日傘のニーズ拡大でビジネスモデルがだいぶ変わったのです。晴雨兼用の折傘は、当社でもこの数年は倍増で成長しており、売り上げに占めるシェアも10数%まで上昇しました。傘業界でも毎年1.5倍くらいの速度で拡大しています。将来は晴雨兼用がスタンダードになる可能性もあります。

WWD:日傘は女性だけでなく男性の利用も増えていると聞きます。

吉野:日傘男子ですね。若い男性に限った話ではなく、最近は40代以上の男性も珍しくありません。週末に河川敷で子供のサッカーの練習を見守る父さんが日傘を差す姿をよく見かけます。夏のゴルフでも日傘は必需品です。日傘は男女に関係なく、熱中症から身を守るための備え。水筒やペットボトルと同じようにバッグに携帯するのが当たり前になるでしょう。

実は当社は男性向けの日傘では先駆者です。20年以上のロングセラー商品“銀行員の日傘“は、創業者の林秀信氏が当社担当の銀行員のために開発した傘です。大雨の日も炎天下の日も足繁く取引先を回る彼を喜ばせるために、男性が持っても違和感がないユニセックスデザインの晴雨兼用の折傘を作りました。ただ少し早すぎたようで、“銀行員の日傘“がヒットするのはだいぶ後のことでした。美白を意識した女優さんやモデルさんが愛用してくれて認知が広がったのです。

「傘は脇役でいい」

WWD:どんな商品が売れ筋なのですか?

吉野:“COKAGE +(コカゲプラス)“は、木陰のようなやさしさのある日傘をうたった高機能シリーズで、EC(ネット通販)で再入荷のたびに即日完売しています。UVカット率、遮光性、遮熱性に優れた東レの生地「サマーシールドⅡ」を使った機能性と洗練されたデザインが支持を集めています。弊社は卸売りが中心で平均的な価格は2000〜3000円台。一方“コカゲプラス“は7000円台。遮熱による涼しさを体感したという口コミがSNSで拡散され、この価格でも引っ張りだこです。

もう一つが“ZENTENKOU(ゼンテンコウ)“。UVカットに遮光性、そして風に強いのが特徴です。傘の骨にポリカーポネートというしなやかな素材を用いることで、強い雨風に耐えて壊れにくい。価格も2200円とお求めやすい。昨年は10万本以上を売りましたが、今年は30万本以上の受注を受けています。男女を選ばないユニセックスなデザインも好評です。“ゼンテンコウ“はファッションブランドとの協業も増えています。

WWD:とはいえ、晴雨兼用の折傘も競争が激化しています。どう差別化しますか。

吉野:大切なのは実用性とデザイン性です。私たちは傘をファッションアイテムとして売ろうとは考えていません。合理的な価格と機能美を追求します。傘は脇役でいい。服の邪魔をしてはいけない。でもデザインにはこだわる。クリエイティブディレクターを起用して、「ウォーターフロント」のブランディングに本腰を入れ始めたところです。ペールトーンの色の出し一つとっても独自の基準に従っています。

「ウォーターフロント」の躍進の一つのきっかけになった“ポケットフラット“は、畳むと厚さ2.5cmになる超薄型の折傘です。2004年の発売以来、累計2400万本を売っています。バッグに入れてもかさ張ることなく、しっかり雨傘として機能する。傘に新しい価値を与えたわけです。何を解決し、何を提供するか。傘専業メーカーとして地道に取り組んでいくつもりです。

WWD:2025年12月期は、売上高目標を40%増に設定しています。

吉野:晴雨兼用を中心に傘マーケット自体が成長軌道に乗っています。私たちも商品ラインナップの充実によってヒット商品がたくさん生まれているので、十分に可能と考えています。まだ当社のビジネス規模は小さいものの、中国や東南アジア市場も有望です。海外では雨が降っても日本ほど傘をささないと言われてきましたが、温暖化と猛暑化によって紫外線を避けたいと考える人が増えています。伸び代は大きいと思います。

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「なめらか本舗」が薬用エイジングケア2種発売 くすみ対策の泡洗顔&しわ改善ジェルクリーム

常盤薬品工業の豆乳スキンケアブランド「なめらか本舗」は8月5日、大人の肌悩みに着目した新製品“薬用WR泡洗顔 ホワイト”(200mL、990円/つめかえ用180mL、880円※編集部調べ、以下同)と“薬用リンクルジェルクリーム ホワイト”(100g、1760円/つめかえ用100g、1320円)を発売する。泡洗顔はくすみオフと毛穴ケアに着目し、ジェルクリームはしわ改善&シミ対策のWケアと、オールインワンケアの手軽さを実現した。

「たまほまれ」使用の豆乳発酵液を使用した大人のための肌ケア

同ブランドの人気アイテムである泡洗顔製品を大人の肌向けに作り上げた“薬用WR泡洗顔 ホワイト”は、肌荒れ防止の有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムを配合。年齢とともに肌くすみに悩む人が増えていること、肌負担が少なく感想しにくい洗顔を求めるニーズが高いことなどを受けて製品を開発した。エイジングケアラインにふさわしい大豆「たまほまれ」使用の豆乳発酵液に加え、ニコチン酸アミドとピュアレチノールを配合したほか、肌当たりの優しいアミノ酸系洗浄成分をベースに、うるおいキープ成分とセラミドを取り入れた。手を逆さにしても落ちない濃密でリッチな弾力泡で、洗顔後もつっぱらずにもっちりする使い心地をかなえる。

“薬用リンクルジェルクリーム ホワイト”は、化粧水、美容液、乳液、クリーム、パック、ネッククリーム、マッサージの7つの機能を集約した。洗顔料と同じく「たまほまれ」使用の豆乳発酵液とピュアレチノールを配合し、シワ改善の有効成分としてナイアシンアミドを採用。うるおいを抱え込む2種類のオイルがパックのように密着し、ハリと弾力感を与える。

■製品情報

“薬用WR泡洗顔 ホワイト”
価格:200mL、990円/つめかえ用180mL、880円(※編集部調べ)

“薬用リンクルジェルクリーム ホワイト”
価格:100g、1760円/つめかえ用100g、1320円(※編集部調べ)

公式サイト>>

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「コンバース」がアーティストのトウヤ・ホリウチとコラボ アートと「コンバース」のレガシーを融合した2型

「コンバース(CONVERSE)」は6月27日、アメリカ・ニューヨークを拠点に国内外で活動するアーティスト、トウヤ・ホリウチ(Toya Horiuchi)とコラボレーションした“オールスター スクエアトウ OX/トウヤ ホリウチ”(1万8700円)と“オールスター LGCY GP HI/トウヤ ホリウチ”(1万4850円)のスニーカー2型を発売する。サイズはどちらも22〜28.0、29.0、30.0cmを展開。

スクエアトウをヌバックレザーで再構築した
“オールスター スクエアトウ OX/トウヤ ホリウチ”

スクエアトウの“オールスター”をヌバックレザーで再構築した“オールスター スクエアトウ OX/トウヤ ホリウチ”は、全体を黒で統一し、ダルブラックのハトメや1つ目のハトメに施された星型のスタッズがさりげなく個性を主張する。シュータンの裏には、ホリウチが再解釈した“自由の女神×アンクルパッチ”のオリジナルアートワークをプリントした。

オールスターのフラッグシップモデルをキャンパスにグレープを描いた
“オールスター LGCY GP HI/トウヤ ホリウチ”

“オールスター LGCY GP HI/トウヤ ホリウチ”は、LGCYの名を冠した“オールスター”のフラッグシップモデルをベースにホリウチのアートワークを大胆に展開したモデル。ぶどうは新たなフロンティアを開拓しようとする希望と反骨のエネルギーのイメージ化であるというホリウチの思いからテーマは“グレープ”に。アッパー、シューレース、インソールにグレープのグラフィックをあしらい、キャンパス素材で凹凸まで再現した。ライニングには、“オールスター スクエアトウ OX/トウヤ ホリウチ”同様、 “自由の女神×アンクルパッチ”のホリウチ描き下ろしのアートワークをプリント。

トウヤ・ホリウチは、数々の日米ブランドやアーティストにグラフィックやデザインを提供するアメリカ・ニューヨーク在住のアーティストだ。グラフィックデザイン、シルクスクリーン、プリンター、スプレー、チャコール、オイルペインティングなど使うメディアは多岐にわたり、作るモノによって制作の方法はさまざま。カナダ NY ギャラリーをはじめとするニューヨークのギャラリーの展示にも参加し、日本ではコモン ギャラリーや旧ブックマークでも展示を行った。

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