サウナで溶け合い、“親密さ”を設計する新大久保の街ナカホテル トラベルライター間庭がハコ推し! 

旅の質が重視される今、そのときの気持ちや目的に寄り添うホテルが求められている。都心・新大久保にもコミュニケーションを深め、心と体をリセットすることを目的としたコンセプチュアルなホテルが誕生した。デイユースやプライベートサウナの利用もでき、パートナーとの交流、友人との語らいなど用途は無限大。もちろん自分自身と向き合う時間のために過ごしても。女性が誘いやすいカップルホテルという裏コンセプトも新鮮だ。

新大久保コリアンタウンの中心に
新感覚の隠れ家ホテルが誕生

山手線JR新大久保駅と総武線大久保駅をつなぐあたりに2025年4月にオープンした「エトエ サウナ & ボディ コミュニケーション(etoe sauna & body communication)」(以下、エトエ)はコリアンタウンの中心地にある。今や渋谷・原宿以上の賑わいで、K-POPファンである大学生の姪っ子も、休日なると遠征している。ここにはソウルのトレンドをいち早く取り入れたカフェやショップが並び、韓流事情にうとい私にとってもなかなか刺激的だ。

そんなにぎやかで、躍動していて、ちょっと猥雑なこの街には、ラブホテルも点在している。120分のデイユースで利用できるこの施設も、ラブホテルというカテゴリーに入るかもしれない。けれどそのコンセプトやクリーンさ、洗練されて和める空間には、いわゆるラブホテルとは全く違う。私にとってラブホテルという言葉からイメージするのは、秘密、淫靡、こっそり入るもの、というネガティブなワードばかり。昭和な女にとって、決して「行こうよ!」なんて軽々しく言える場所ではないのだ。けれどもこのホテルはオーナーでありディレクターを務める弦間潤子氏を筆頭に、クリエイティブ、PR担当も女性であり、裏コンセプトが「女性も誘えるカップルホテル」だという。

弦間潤子氏が長年抱いてきた問いは「なぜ、ホテルという空間はいまだに『男性が誘う場所』として設計されているのか」だった。自分たちが自ら「行きたい」と思うような美意識やデザインがそこにはない。その疑問はやがて、「性とは誰がリードするものなのか」「親密さとはどう築かれるべきものなのか」といった、性や関係性にまつわる価値観全体へと広がっていった。弦間氏は、「そこでセンシュアリティーをタブー視せず、また消費的に扱うこともせず、『身体』や『ふれあい』が持つ本質的な意味を見つめなおす場があるといいな、と感じました。ここでは、ボディーコミュニケーションから生まれる関係性が丁寧に尊重され、言葉にできない感情や揺らぎにも静かに寄り添う時間が流れていきます」と語る。そうして“親密さ”を設計する——ボディーコミュニケーションを提案するホテルが誕生した。見つめあって、話して、ふれあって、言葉を超えて“心にふれあう”ホテルステイを提案している。「etoe」にはEye To Eyeという意味を含む。

デザイン性の高いサウナ施設も
誘ってみたくなるポイントに

”ふたりの距離が自然と縮まる”ことをテーマにした「エトエ」には、サウナを備えた客室「サウナスイート(sauna suite)」とコンパクトな客室「スロールーム(slow room)」、「プライベートサウナ(private sauna)」の3タイプがある。「性」「身体」「関係性」といった繊細なテーマをコンセプトとし、それぞれが“自分と誰か”の間にある距離や感覚を見つめ直す時間を提供している。

3タイプ全15室は、それぞれの部屋はまったく異なるテーマと設計思想を持っている。素材の選定や導線、光の入り方に至るまで、だれもが本能的に「心地よい」と感じられるよう、やわらかな空気感を丁寧に設計。プライバシーと対話、身体性と静けさのバランスをとる空間づくりのプランニングと内装設計にOOOarchitecture(オーアーキテクチュア)が挑んだ。

サウナ設備はBAUNA inc.が手掛けた。もともと大のサウナ好きである弦間潤子氏は師匠に弟子入りするように、その温度や湿度、喚起などのバランスを基本から学んだそう。4タイプのプライベートサウナや1室のみ展開しているサウナスイートもデザインだけでなく、設備や設定そのものが微妙に異なる。それを感覚的に表すネーミングも絶妙だ。

例えば水のしたたりの音から名付けた「トトト(tototo)」は軽やかさと落ち着きが共存する、サウナ初心者にもおすすめしたくなる。緑色のタイルが印象的な「ザブーン(zabuun)」は水と揺らぎのリズムを感じる、透明感のある空間に仕上げた。深い水風呂できりりと引き締め、心身が澄み渡るような感覚に。ミストのような柔らかい熱感の「フー(fuuu)」は体と気持ちがフーとゆるむサウナ。最大の4人で利用できる「トロン(toron)」はとろけるような静けさと熱のまといがテーマ。柔らかなカーブを描く壁や暖色の光に包まれ、まどろむ畳敷きの整いスペースも。

消費し合う”性”ではなく、
心身での対話を大事にしたい

サウナ三昧の滞在を望むならば最も広く、開放的なサウナ付きの「サウナスイート」を。外気欲を楽しめる、ゆったりとした整いスペース、バルコニーもあり、滞在型サウナを堪能できるというラグジュアリーな部屋だ。仕切りがないバスタブものびのびとし、ここなら裸だからと照れることなく自由に過ごせそうだ。

ちなみにサウナついていない「スロールーム」での宿泊にも、6時30分~10時の間にサウナを利用できるプランもある。もちろん、滞在中に予約することも可能だ(宿泊者の割引もあり)。

オーナー自身が、パートナーとの関係の中で気づいたのは身体のふれあいを通じたコミュニケーションの大切さ。「身体のふれあい」は必ずしも性的なことではなく、言葉だけでは通じないことがあることを認め、心を満たし合うためにも大切な行為だということ。「けれど今、誰かと近づくことや、心や身体で想いを伝えることには、どこか照れや、特別な意味が付きまとっているように感じます。本当はもっと自然でいい。もっと優しくて、もっと誇らしくていい。『エトエ」はそんな思いでつくりました」と語る。サウナという密な空間ならば、ともに溶けあい、もっと心を開けるだろう。

頻繁に通る道でありながら
アジアの熱気を感じる街並み

各部屋やサウナを見学し、それだけでも記事はまとめられる手応えはあったが、せっかくなので実際に滞在してみることにした。パートナーやご友人とどうぞと勧められたが、仕事だし、取材だし…と照れくささもあり、単独で。1泊のコリアンタウン、プチ1人旅だ。

中央線に住む自分にとって、新大久保は都心への通過点。とくに節約や運動不足解消も兼ね、自転車で移動するようになってからは、通り過ぎる機会が増えた。チェックインは17時。ちょうど午前中に飯田橋に行く予定があるから、そのまま新大久保へ移動し、チェックインまではこの辺りを探検することにしよう。

観光でにぎわう街らしく、ワカモノたちは伸びるチーズドッグの韓国式ホットドッグ「ハットグ」やチーズボールなどを食べ歩き。揚げたてのドーナツやボリューミーなマカロン「トゥンカロン」などのスイーツも人気だ。最近ではトッピングをあれこれ選べるグリークヨーグルトのスタンドにも行列が。そして街を巡って気づいたのが、このエリアはランチタイムが長いこと。中には10時から17時までランチ営業をしているお店も。チェックイン後は室内でまったり過ごしたいから、その前に遅めのランチ、早めのディナーをすますのもいいだろう。もちろん、コリアンレストランならではの、前菜のような野菜中心の小皿もずらりと並ぶ。これはヘルシーで罪悪感がない。ちなみに平日の昼間は飲み放題プランやハッピーアワーを導入しているところも多く、新大久保旅行を企画するのなら、平日が断然お得だ。14時以降なら人気のレストランも並ばずに入れる。

17時過ぎたらセルフチェックイン
ホテルというよりも知人宅の感覚

17時を過ぎ、そろそろ部屋へ。コリアンタウンの真ん中なので、とりあえず荷物を置いて汗を流そう。フロントらしきものはなく、そのまま2階の部屋へ。事前に送られてきたバーコードをかざすとすぐ開錠できた。

街ナカホテルに広さは必要ない。私が滞在した「スロールーム」、は極めてコンパクトなつくりで、壁面のカウンターに洗面台が設置され、デスクやバーカウンターを兼ねている。

ホテルの一室というよりも、誰かの部屋を訪れたような感覚だ。ちょっとしたグリーンやレコードプレーヤーが程よい生活感を演出し、インテリアも程よくおしゃれで安心感があるのだ。この「程よい感じ」こそ、新大久保っぽい。緊張はなく、心地よさだけがある感じ。レコードプレーヤーが各部屋にあり、その部屋の気分のBGMとして、1枚用意されているのもアナログでいい。全室、ベッドはシモンズ製。ベッドの上で過ごす時間も多いと想定し、快適な睡眠こそ娯楽ととらえた。テレビはなく、壁面全体をスクリーンとしてプロジェクターで投影するシステム。YouTubeで「孤独のグルメ」やただ笑えるお笑いコンテンツを大画面で流して、ベッドでごろごろしていた。久々に声を出して笑ったなあ。何もしない贅沢、万歳!

各客室は、素材の選定、導線、光の入り方に至るまで、だれもが本能的に「心地よい」と感じられるよう、やわらかな空気感を設計。私が滞在した202室も、自然光は入るが窓はそれほど大きくなく、間接照明に近い柔らかさ。周りの気配をあまり感じないのも心地いい。

90分の個室サウナと2時間〜の客室利用がセットになった日帰りプランも人気だ。暑さや雨を避けて、サウナで心身をととのえたあと、シモンズベッドで昼寝したり、ルームサービスでビールとおつまみを味わったり、レコードの音に身をゆだねながら、静かな対話を交わす——そんな“日帰りホカンス”もオツだ。

誰にも会わないのになぜか
ぬくもりのあるロビーラウンジ

私が実際に滞在して、一番うれしかったのが、エントランスすぐのコンパクトなラウンジだ。カウンターにはキンキンに冷えた白ワインが2本。デトックスウォーターもあり、外出から帰ったとき、サウナでほぐれた後にふとくつろげるセルフバーでもある。冷凍ケースにはマスカルポーネのアイスクリームが。これにオリーブオイルをかけて食べるのが美味!塩が効いたビスケットや胡椒をかけるのもなかなかいい。エントランスを抜けてすぐにあるこのラウンジ、なぜか人の気配がなく、サウナ帰りの女の子2人組にしかすれ違わなかった。フロントがないので、必要がない限りスタッフとも会うこともない。人の気配はないのに、なぜかぬくもりを感じるこの空間は「エトエ」のイメージそのもののように感じる。

そう。いい意味での閉ざされた感がある。恋愛のパートナーだけでなく、友人や仲間との関係性を深める場でもある。今回のように1人で滞在し、自分の心と体に向き合ってみるのもいい。私のホテルのイメージは、軽やかでクリーンなものにシフトしつつある。

よし、次は勇気を出して誰かを誘うか。それとも姪っ子を招待し、真夜中の新大久保も探検してもらおうか。ここならまっさらな気持ちで真夏の大冒険もかなうだろう。明け方にキンパをつまむ、なんて「ちょっと悪いこと」が楽しい。100人いれば100通りの、100組いれば100通りのバリエーションがある、“親密さ”を設計するホテルステイをぜひこの夏は体感してほしい。

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「フジロック 2025」に4日間でのべ12万2000人が来場 昨年から2万6000人増加

前夜祭を含めて、7月24〜27日に新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催された「フジロックフェスティバル’25(FUJI ROCK FESTIVAL'25)」(以下、「フジロック 2025」)。国内外200組を超えるアーティストが出演し、7月24日の前夜祭から27日までの4日間で、のべ12万2000人が来場した。

日にち別では、
7月24日(前夜祭)が1万6000人
7月25日が3万3000人
7月26日が3万9000人
7月27日が3万4000人
4日間のべ来場者数12万2000人という結果だった。

昨年は、
7月25日(前夜祭)が1万4000人
7月26日が2万6000人
7月27日が3万人
7月28日が2万6000人
4日間のべ来場者数9万6000人だったので、今年は大きく来場者を増やした。

今年は、第1弾ラインナップを出演日別にて発表、3組のヘッドライナー中、フレッド・アゲイン(FRED AGAIN..)とヴルフペック(VULFPECK)の2組が初来日となるアーティストを迎え、新たなステップにチャレンジした年となった。また、7月26日の土曜日には山下達郎が「フジロック」に初出演することも、大きな話題となり、土曜1日券、3日通し券が売り切れとなった。

さらに、新たなステージも今年は登場。日本やアジアをテーマにした「ORANGE ECHO」は、ラインナップのみではなく、ステージなど日本の文化を融合させた装飾は、「フジロック」の新たな見どころとなった。

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BLACKPINKロゼのアンダーウエアを見せる夏のストリートスタイルをチェック!

BLACKPINKのロゼ(Rose)が7月25、27日(現地時間)、米ニューヨークで姿を見せた。夏らしい軽やかな服装で現れたロゼは、ビーチサンダルと、アンダーウエアを見せるスタイルという2つのトレンドを取り入れたファッションを披露した。

 

25日には、マットな仕上がりと少し型崩れしたベースが特徴のフラットサンダルを着用。ロゴや金具のないシンプルなシューズに、ルーズなライトウオッシュデニムと、縁にレースがついた黒のキャミソールを合わせ、ゆったりとした黒のショルダーバッグ、シルバーのチェーンネックレス、長方形のサングラスでコーデを仕上げた。

ビーチサンダルは今夏、セレブリティーのワードローブの鉄板アイテムとなっている。ラッパーのラトー(Latto)は、「ウィンブルドン選手権2025」で「シャネル(CHANEL)」のゲーターの下に白のサンダルを履き、俳優のジョナサン・ベイリー(Jonathan Bailey)は、映画「ジュラシック・ワールド/復活の大地」プレミアのフォトコールで「ザ・ロウ(THE ROW)」の黒レザーのビーチサンダルで登場した。また、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)も「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」2026年春夏メンズ・コレクションでクロコダイルのサンダルを披露した。

ロゼが履いたビーチサンダルはラグジュアリーというよりも、より実用的で機能的なものだったが、トレンドを押さえたスタイリングを完成させていた。

Y2Kスタイルなルックも

 

27日には、ブラジャーをトップスとし、オーバーサイズの濃いチャコールウォッシュのパンツの下にボクサーパンツを覗かせてコーディネートした。アンダーウエアを露出させるスタイルも、セレブの間でオフデューティなストリートウエアスタイルとして人気を博している。ロゼは、1990〜2000年代初頭の懐かしさを彷ふつとさせるY2Kスタイルに彼女らしいアレンジを加えた。

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“エア ジョーダン 1 ハイ”をミニチュア&プラモ化 バンダイと「ジョーダンブランド」のコラボで実現

バンダイとBANDAI SPIRITSは、「ジョーダンブランド(JORDAN BRAND)」とコラボレーションした限定コレクタブル商品を発売する。40年の歴史を持つ「ジョーダンブランド」とポップカルチャーの世界のつながりをさらに深めるべく実現したもので、名作“エア ジョーダン 1 ハイ”のガシャポンとプラモデルを作り上げた。ガシャポンは8月7日12時からガシャポンオンラインで受注販売を行うほか、10月下旬から全国のガシャポン自販機シリーズにて順次登場。プラモデルは7月31日11時からプレミアムバンダイで抽選販売を受け付ける。なお、受注販売と抽選販売商品の発送は12月を予定している。

ガシャポンは18種を展開

ガシャポンシリーズ“ナイキ エア ジョーダン 1 ハイ ミニチュア コレクション”(全18種、1回800円)は、歴代の人気カラーとシークレット2種含む18種を用意。実物を3Dスキャンして造形を制作し、鮮やかでリアルな発色を目指した塗装を施した。商品サイズは全幅約45mmで、シューボックスや薄紙もミニチュア化している。

プラモデルはシャドウとリバースシャドウの2色

プラモデルの“ナイキ エア ジョーダン 1 ハイ 85 シャドウ アンド リバースシャドウ モデル キット”(1万1000円)は、“エア ジョーダン 1 ハイ”の中でも高い人気を誇るシャドウ、リバースシャドウの2カラーを組み立てることができる。こちらも実物を3Dスキャンして商品データを作成し、パーツ表面に微細な凹凸加工を施すことで実物のような質感を表現したほか、靴紐の表面やステッチなど細部まで形状を追求した。商品サイズは長さ約120mm×幅約40mm×高さ約70mmで、実物のシューボックスのデザインに敬意をこめた商品パッケージを採用している。

■製品情報

“ナイキ エア ジョーダン 1 ハイ ミニチュア コレクション”
価格:全18種、1回800円
受注販売サイト>>

“ナイキ エア ジョーダン 1 ハイ 85 シャドウ アンド リバースシャドウ モデル キット”
価格:1万1000円
抽選販売サイト>>

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ヘアカラートリートメント「ナチュールバイタル」がリニューアル 華やかなパッケージに刷新

石澤研究所は8月5日、傷んだ髪ほどよく染まるヘアカラートリートメント“ナチュールバイタル カラーセーフ ヘアマスクN”のパッケージを一新し、”ナチュールバイタル カラーセーフ ヘアマスクS”(全4色、各300mL、各1980円)として順次発売する。カラーバリエーションはブラック、ナッツ、レッド、ワインレッドの全4色で、全国のバラエティーショップおよび石澤研究所公式通販で取り扱う。

太陽光のようにキラキラ輝く高発色な“晴れ艶髪”に

同製品は、いつものシャンプー後にトリートメントとして使うだけで、高発色に染まるのが特徴。今回のリニューアルでは処方や容量の変更はなく、配合する保湿成分であるヒマワリ種子エキスのひまわりを全面に出した華やかなパッケージに一新した。テクスチャーは柔らかく素手で染めることができ、約1週間で元通りになるため、毎日使いで簡単に綺麗なヘアカラーをキープできる。また、ヒマワリ種子エキスをはじめとした植物由来の保湿成分を配合し、髪に潤いと艶を与える。

「ナチュールバイタル カラーセーフヘアマスク」はスペイン生まれのヘアカラートリートメント。1989年の発売から、現在も世界約30カ国で販売している。

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ユニクロの「UTme!」からフレッド・アゲインとグッチメイズのコラボデザインが登場 

ユニクロ(UNIQLO)」が展開する、オリジナルのTシャツを作ることができるサービス「ユーティーミー(UTME!)」は、イギリスのアーティスト、フレッド・アゲイン(FRED AGAIN..)とクリエイティブ・ディレクターのグッチメイズ(GUCCIMAZE)のコラボデザインスタンプを発売した。8月24日までの限定販売で、Tシャツやトートバッグなど全6種が印刷対象商品だ。「ユーティーミー」導入店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

Tシャツデザイン例

フレッド・アゲインの初来日を記念して実現した本コラボレーションは、彼の名前と“ジャパン2025”をアルファベットとカタカナにして組み合わせたデザイン。鋭く硬さのあるタイポグラフィーと、メタリックな色彩のグラフィックが特徴的だ。

フレッド・アゲインがユニクロ原宿店を訪問

 

また、フレッド・アゲインは、国内音楽フェス「フジロック2025」に出演した翌日に「ユニクロ」原宿店を訪問し、オリジナルデザインのTシャツを作成した。Tシャツプリントの現場を見学し、自作のアイテムを手にして喜ぶ様子を見せた。

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「ヒロタカ」のアイコン 、モードな“ダブル フィンガー リング”に待望の新作ラインアップ  “ドロセラ”コレクションの新作も登場

ニューヨーク発ジュエリーブランド「ヒロタカ(HIROTAKA)」から、モードな新作ジュエリーが登場した。同ブランドは、デザイナーの井上寛崇 が2010年に設立。熱帯雨林の動植物の美しさや西洋と東洋が交差するエキゾチックなフォームなどを着想源に、無駄をそぎ落としたミニマルでモードなジュエリーを提案している。

ブランドのアイコンである“ダブル フィンガー リング”に、新作が豊富にラインアップした。画家のジョアン・ミロ(Joan Miro)のポエティックな作品が着想源の“ミロ”コレクションは、ダイヤモンドやアコヤパールを中央に施した繊細なデザイン。シルバーとゴールドのコントラストが効いた“オール アバウト ベーシックス”や、ダイヤモンドのハ―フエタニティがシャープな輝きを演出する“ゴサマー”も登場した。価格は、8万2500~38万5000円。シャープでジオメトリック、繊細に輝く新作は、シンプルな装いのアクセントとして重ね着けして楽しめるものばかりだ。

食虫植物のドロセラの優雅でしたたかな捕食する様子をモチーフにした“ドロセラ”コレクションからは、新作イヤーカフとブレスレットが登場。妖しくみずみずしく輝くドロセラをベゼルセッティングした大小のダイヤモンドで幻想的に表現している。新作はイヤーカフが3種類、ブレスレットが4種類。価格は、イヤーカフが7万7000〜8万8000円、ブレスレットが10万6700〜15万8400円。

全国の「ヒロタカ」のブティックと公式ECで販売している。

「ヒロタカ」の新作“ドロセラ”と“ダブル フィンガー リング”のイメージムービー

問い合わせ先
Hirotaka 表参道店
03-3478-1830

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旧ジャパンイマジネーション、「スタニングルアー」を太陽谷へ事業譲渡

旧ジャパンイマジネーションのエスダーヴ(東京・河合剛社長)は、ウィメンズブランド「スタニングルアー(STUNNING LURE)」を、OEM・ODMやEC運営、中国向け越境ライブコマースなどを手掛ける太陽谷(東京・袁磊代表取締役)に譲渡する。譲渡完了日は9月1日。商標権や店舗などを譲渡し、従業員の雇用は継続する。

ジャパンイマジネーションは、1990〜2000年代にギャルファッションの代名詞として社会現象を巻き起こした「セシルマクビー(CECIL McBEE)」を運営していた企業。「セシルマクビー」は20年11月に実店舗を全店閉店した後、同社はエスダーヴに社名変更。以降は「スタニングルアー」「デイシー(DEICY)」「アンクルージュ(ANK ROUGGE)」などを運営してきた。なお、同社は「デイシー」事業も24年10月21日付で太陽谷に譲渡している。

「スタニングルアー」は現在、東京・青山の路面店や、ルミネ新宿1、ルミネ有楽町1、グランフロント大阪、心斎橋パルコの5店の実店舗を持つ。神戸発のセレクトショップ「リステア(RESTIR)」運営会社のもとでスタートし、13年に繊維商社の瀧定大阪に売却された。ジャパンイマジネーションは瀧定大阪から17年に事業譲受していた。

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「スリーコインズ」香港1号店が盛況 日本とほぼ同価格を実現できた理由

パルの雑貨ブランド「スリーコインズ(3COINS)」は、香港1号店となるハイサンプレイス店を7月18日にオープンした。香港で最大規模を誇る日本商品専門のECサイト「YAICHI 谷日百貨」や実店舗を展開するNEXT81グループとタッグを組み、海外市場に一歩を踏み出す。

‎地下鉄の銅鑼湾(コーズウェイベイ)駅に直結する商業施設「ハイサンプレイス」の地下2階に出店した。周辺にはタイムズスクエアやそごうなどの商業施設があり、香港でも活気のある繁華街の一つだ。売り場面積は約175平方メートル(約53坪)でSKU数は約2600点。日本国内で取り扱う生活雑貨や服飾雑貨に加え、香港限定商品も数点展開する。日本の店舗と同様にキッチン、収納、アウトドア、メンズなどテーマ別にゾーンニングし、通路からも一目でわかりやすい売り場構成にした。

プチプラ雑貨に長蛇の列

オープン初日は平日でしかも雨天にもかかわらず、午前11時の開店前に200人以上が並び、香港市民の「スリーコインズ」に対する期待の大きさをうかがわせた。客層はZ世代の女性からカップル、ファミリー、男性客まで幅広く、開店以降も終日、長蛇の列が絶えなかった。混雑を避けるため、初日は閉店時間を19時に前倒しした。

YAICHIの担当者は「店の仮囲いに『スリーコインズ』の出店が告知されてからSNSで話題になった。オープン前日には、いいね数が4000近く、フォロワー数も7000近くまで増え、想像以上の反響だった」と説明する。

日本語が堪能で何度も来日している23歳のおしゃれな男性は、瞬間冷却パックや竹製鬼おろし、ヘアドライキャップなどを購入した。「日常的に香港では見かけないものがたくさん並んでいる。香港で日本のものが買えるのが新鮮な体験だった」と笑顔を見せる。アロマオイルとヘアアクセサリーを買った女子大生は「『スリーコインズ』のことはもともと知っていた。安くてクオリティがよく、実用性がある。家庭で使える日用品が増えるとうれしい」と話した。アイスメーカーや解凍プレートなどを買い、300香港ドルを使った25歳の男性も「とても安いのでホントはもっと買いたかった。日本は大好きで『スリーコインズ』の商品は自宅にたくさん持っている」という。

日本を訪れる香港の人の数は24年度に約270万人で過去最高を更新した。旅行者らの口コミで「スリーコインズ」認知度は高い。そのため、香港での販売価格がいくらになるのか注目されたが、店内には日本とほぼ同価格の商品が並び、日本好きの香港人に歓喜をもって迎えられた。
価格帯は18~228香港ドル。日本で税込330円の商品は18香港ドル(直近の為替レートで約340円)で販売する。1650円のキャリーオンバッグは90香港ドル(約1702円)。日本円表記の方が香港の消費者に喜ばれることから、日本円と香港ドルを一覧にした価格表を店内に掲げた。

カギをにぎる現地パートナーの存在

 

日本と同水準の価格設定を実現できたのは、現地パートナーであるYAICHIが持つプラットフォームと長年の貿易経験を生かし、物流コストの削減を図ったためだ。YAICHIの創業者でCEOのエルマス・ロウ氏は「香港では最近、中国で買い物する”北上消費”が増えている。また日本旅行では1人当たり平均26万円を消費している。日本とほぼ同価格で商品が手に入れば、わざわざ日本に行かなくてもいいし、香港経済の活性化にも貢献できる」と、スリーコインズ事業に大きな期待を寄せる。

「スリーコインズ」の海外進出は2016年に中国・上海に出店し、2年後に撤退して以来となる。コロナ禍を機に急成長し、25年2月期の売上高は過去最高の709億円に達した。底力を蓄えて満を持しての再挑戦となる。「以前は日本国内での実力も十分ではなかった。一旦撤退し、国内でのリブランディングに注力して事業拡大する力を蓄えてきた」と、スリーコインズ事業を成長に導いたパルの澤井克之専務は話す。

海外進出にあたっては複数の企業から引き合いがあった。パルが事業パートナーとして選んだのは、香港を拠点に日本ブランドのアジア展開を支援してきたYAICHIだった。20年以上日本との貿易にかかわり、日本商品にこだわったECプラットフォームでは約35万SKU、2000社以上の日本ブランドを取り扱う。小売りビジネスも展開し、香港での出店、運営ノウハウに強みを持つ。澤井専務は「日本とほぼ変わらない価格で販売できること、リアル店舗だけでなくEC展開も可能なこと、物流網がすでに整備されていることがYAICHIを選ぶ決め手だった」(同)と話す。背景には、物価の高い香港市場でいいものを安く提供することが新たな顧客価値につながるという読みもあった。

ハイサンプレイス店の初年度売上目標は1000万香港ドル(約1億9000万円)。リアル店舗に続き、ECサイト「YAICHI 谷日百貨」も8月中旬に開設予定だ。香港出店に続き、8月16日にはクアラルンプールにある「三井ショッピングパーク ららぽーとブキッ・ビンタンシティセンター」にもマレーシア1号店をオープンする。

香港でも年内にあと1~2店舗の出店を検討する。「1号店が非常に好感触を得ており、いろんな商業施設から引き合いが来ている」と澤田専務。香港でのYAICHIとの取り組みが成功すれば、来年から本格化するグローバル戦略に弾みがつきそうだ。

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「エックスガール」と「リー」がコラボ 女性らしいルーズシルエットなデニムを発売 

「エックスガール(X-GIRL)」は、「リー(LEE)」とコラボレーションしたデニムパンツを発売する。「エックスガール」、「エクストララージ(XLARGE)」のアウトレット店舗を除く全店舗と公式オンラインストア、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」ですでに先行販売しており、8月1日から全国で販売する。価格は1万8700円。

コラボしたデニムパンツは、「リー」ならではのこだわりが詰まった生地と加工に「エックスガール」のロゴを随所にあしらった、ルーズかつ女性らしいシルエットが特徴的だ。

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「イニスフリー」日本直営店を全店閉鎖 ECと卸売りに軸足

アモーレパシフィックジャパンは、スキンケアブランド「イニスフリー(INNISFREE)」の日本における直営店をすべて閉鎖する。ルミネエスト新宿店は7月31日、福岡パルコ店は8月17日をもって営業を終了し、現存する全店舗が閉店となる。今後はECと卸売りに軸足を移す。

「イニスフリー」は2000年に韓国で誕生した自然派スキンケアブランド。チェジュ島の自社農園で栽培した茶葉などを使ったスキンケアをラインアップする。日本市場は14年に一度撤退したが、18年に再上陸し、カウンセリング販売を重視した直営店舗の展開を進めてきた

近年は韓国コスメの競争激化や、コロナ禍による購買行動の変化を背景に、販売戦略を転換。マーケティング投資を直営店からオンラインと卸売りへとシフトした。24年からはマツモトキヨシココカラグループ店舗での取り扱いを本格的に開始するなど、卸売りで接点拡大を進めている。

ECでは、公式ブランドサイトに加え、楽天市場やQoo10、アマゾン、アットコスメショッピング、ZOZOTOWNなどの主要プラットフォームで展開している。実店舗の閉店はこうした戦略転換の一環であり、「ネガティブなものではない」としている。

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ベルリンでシャネル・コミッション始動 第1弾はチェコ人彫刻家によるインスタレーション

ベルリンのモアビット地区に位置するハンブルガー・バーンホフ現代美術館は、シャネル文化基金(Chanel Culture Fund)とのパートナーシップを結び、現代アート支援プロジェクト「シャネル・コミッション(CHANEL COMMISSION)」を始動することを発表した。

「シャネル・コミッション」は、パリのポンピドゥー・センターやシカゴ現代美術館(MCA)などをはじめとする世界各地の主要な美術館と提携し、先鋭的なアーティストを支援してきたシャネル文化基金による新たな取り組みとして、ハンブルガー・バーンホフでは、今年を皮切りに3年間に渡り、展覧会を開催する予定だ。

その第1弾アーティストとして抜擢されたのが、ベルリン拠点のチェコ人アーティスト、クララ・ホスネドロヴァーだ。2500平方メートルに及ぶ大ホールで、彫刻をメインとした過去最大規模となるインスタレーション「embrace」を発表した。会期は10月26日まで開催している。

天井から吊るされた巨大な繊維彫刻は、手作業で編み込んだ亜麻と麻からできており、植物染料で染めている。先端は蔓状の繊維が何本にも枝分かれし、床を這うように広がり、自然素材でありながら、まるで触手のようでもあり、異世界に存在する生命体のようにも見える。中世からボヘミア地方に伝わる亜麻や麻の栽培と加工の伝統工芸からインスパイアされているというこの作品には、第二次世界大戦後に衰退してしまった手工芸への敬意も込められている。ホスネドロヴァーは、作品を通じて、今なお地域に残る数少ない職人たちと協働し、歴史と技術を現代へと継承している。

圧巻の存在感を放つ繊維彫刻の間には、コンクリートの床に腐葉土とエポキシ樹脂を用いた水たまり、土で薄汚れた巨大なスピーカーが設置されている。スピーカーからは女声合唱団によるモラヴィア語の歌や教会の鐘、木管楽器、チェコ語の詩がリピートされる。音響演出は、ベルリンとブリュッセルを拠点とする作曲家のビリー・ブルテールが手がけ、スピーカーはベルリンのテクノクラブで不要となったものが使用されている。

アーチ型の壁面には、砂で覆われた7点のレリーフが並び、いずれも化石を思わせる抽象的な形状で、それぞれ異なるフォルムを持つ。レリーフには、乳白色のガラスオブジェが突き出すように組み込まれ、旧石器時代から鉄器時代にかけてのモラヴィア先史時代に着想を得ているという。ガラスオブジェも繊維彫刻と同じく、地元職人との協働による手作業で制作。さらに、火のモチーフや女性を題材にした写実的な刺しゅうが施されている。これらは実際に撮影したモデルの写真をもとに、ホスネドロヴァー自身が手作業で刺しゅうしたもので、写真と見まがうほどの緻密な表現が際立っている。

ホスネドロヴァーは、1990年にチェコ共和国のウヘルスケー・フラジシュチェに生まれ、プラハ美術アカデミーでマスター オブ アーツ(修士)を取得し、現在はブルノ美術大学で博士課程に在学している。自身の故郷に根深い素材と伝統技術を現代的に解釈し、有機物と無機物、永続性と腐敗、手仕事と工業生産といった対比を通して、文化や物質が時代とともに変化する過程を表現している。主に、1950〜60年代の旧ソ連の支配下により、急速に進んだチェコスロバキア時代の工業化を描き、無骨で退廃的な工場地帯で朝から晩まで働いてもわずかな賃金しか得られなかった故郷の人々への思いが込められている。

同展のオープニングには、ホスネドロヴァーが選んだアマチュアダンサーによるパフォーマンスが披露され、観客は1日限りの没入型インスタレーションを体感することができた。パフォーマンスも作品制作のプロセスの一環とされており、著名ダンサーのキャスティングは一切行わず、アーティストのクレジットが表記されることもない。

ハンブルガー・バーンホフは、1847年に建設されたベルリン=ハンブルク鉄道の終着駅として開業し、84年に閉鎖、その後、貨物駅やオフィス、住宅などに改装され、1996年に現在の国立現代美術館として設立された。駅の跡地をそのまま活かしたユニークな内装が特徴的で、総面積1万2000平方メートルを誇る展示スペースでは、年間約8本の企画展と4本の常設展を開催している。

展覧会だけでなく、パフォーマンス、教育プログラム、出版、シンポジウムなど、多様に活用され、地域と国際社会をつなぐフォーラムとしての役割を果たしている。今回の「シャネル・コミッション」の始動は、同館が世界有数の美術館の一つであることを世界に印象づけるとともに、ホスネドロヴァーのような先鋭的なローカルアーティストが国際的な評価を得る貴重な架け橋になっているといえるだろう。

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「アー・ペー・セー」のリユースプロジェクト第3弾 ニュウマン横浜店で過去回収分を販売

「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は8月1〜6日、国内で回収した過去シーズンのウエアをニュウマン横浜店で再販売する。同企画は2024年から日本でもスタートした、不要になった過去シーズンのウエアの再販売、回収、査定、ポイント付与を行う“アー・ペー・セー ビンテージプロジェクト”の第3弾だ。

第3弾 “アー・ペー・セー ビンテージプロジェクト“

今回はニュウマン横浜店でのウエアの再販売に加え、8月1〜31日の期間、対象ショップで過去シーズンのウエアの回収を行う。

回収対象商品は、Tシャツ、スエットシャツ、フーディー、セーター、カーディガン、シャツ、ブラウス、スカート、ショーツ、パンツ、ジーンズ、ジョギングパンツ、ワンピース、オールインワン、コート、ジャケット、ブルゾンのみだ。付与ポイントはアイテムごとに異なり、カットソーは500ポイント、ニット、シャツ、ブラウスは1000ポイント、ワンピース、ボトムスは1500ポイント、アウターは3000ポイントとなる。ポイントは9月上旬に付与予定で、有効期限は12月31日だ。

「アー・ペー・セー」は2022年4月に、パリのノートルダム・ド・ナザレ通りにアー・ペー・セー ビンテージストアをオープンしている。

プロジェクト概要

▪️“アー・ペー・セー ビンテージプロジェクト再販”

期間:8月1〜6日
場所:アー・ペー・セー ニュウマン横浜店
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-1-1 ニュウマン横浜4階

▪️“アー・ペー・セー ビンテージプロジェクト回収”

期間:8月1〜31日
対象店舗:代官山FEMME、代官山HOMME、原宿アンダーグランド、青山、渋谷パルコ、日比谷、二子玉川、ニュウマン横浜、湘南、名古屋、なんば、梅田、神戸、西宮、京都、金沢、広島、福岡、博多、大分、鹿児島、仙台、札幌店

引き取り条件:
・メンバーシップへの登録
・2010年以降の商品で、洗濯表示ラベルにA.P.C. Japanの表記があり、ラベルが縫い付けられていること。ラベルには、2から始まる10桁あるいは11桁の品番が印字されている。
・素材の緩み、歪みがないこと
・穴、裂け目、引っかかり、毛玉、臭いがないこと
・ボタン、ジッパーなどが欠損していないこと
・手直しや改造がされていないこと
※判断が難しい場合はスタッフが査定を行う
※1人3点まで
※回収後の取り下げ、キャンセル不可

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「ラッシュ」がKATSEYEとコラボ ロゴモチーフのバスボムなど全7種を発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は8月7日、グローバルガールズグループKATSEYE(キャッツアイ)との限定コラボアイテムを発売する。本コラボは、KATSEYEのセカンドEPのリリースを記念したもので、ラインアップは、KATSEYEのロゴをモチーフにしたバスボム1種と、メンバーを象徴する“ドリーム・チャーム”を模ったソープ6種の全7種。「ラッシュ」全国31店舗、公式オンラインストア、公式アプリで取り扱う。

遊び心と自己表現に満ちた限定アイテム

KATSEYEのロゴにインスパイアされたバスボム(1300円)は、お湯に入れるとキラキラ輝く紫の泡が溶け出し、フルーティーなレモンマートルとブチュオイルがバブルガムのように甘く優しく香り立つ。KATSEYEのメンバーそれぞれを象徴する“ドリーム・チャーム”をモチーフにしたソープ(全6種、各25g、各680円)は、星空のようにキラキラ光るグリッターを配合しており、種類によって異なるフルーティーな香りを楽しめる。

本コラボについてKATSEYEは、「ずっと『ラッシュ』のファンだった私たちにとって、遊び心と個性あふれる今回のコラボは本当に楽しかった。私たちの世界観がバスボムや香り、メンバーそれぞれのチャームソープで表現されるなんてとても素敵だし、出来上がりも最高だ」とコメントを寄せた。

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宮下貴裕がソロイストを去る 2025-26年秋冬コレクションを最後に   

宮下貴裕が、自身が2010年に設立したブランド「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」(以下、「ザソロイスト.」)を去ることを発表した。

宮下は自身のインスタグラムで、同ブランド誕生15周年を経て新たな道を歩むことを決断したと投稿。同ブランド25-26年秋冬コレクション、“ザ ブラック アンド ホワイト リアリズム(THE BLACK-AND-WHITE REALISM)”が宮下にとって最後のコレクションとなる。

ソロイスト社の登記簿によると23年6月に中国人のチェン・フェイ氏が代表取締役に就任しており、創業者が去った後もブランドは継続するようだ。

 

宮下は1973年、東京都生まれ。23歳でパンクにインスパイアされた前衛的なブランド「ナンバーナイン(NUMBER (N)INE)」を立ち上げ、2004年にはパリ・ファッション・ウイークに参加した。

2009年には「ナンバーナイン」を解散。翌年、より機能性とクラフツマンシップに重点を置き、宮下の前衛的な視点を反映させる「ザソロイスト.」をスタートさせ、東京ファッション・ウイーク、ミラノのピッティ・イマージネ・ウオモ、パリ・ファッション・ウイークに参加した。

「ザソロイスト」のコレクションは、カート・コバーン(Kurt Cobain)やデヴィッド・ボウイ(David Bowie)らロックンロールのレジェンドに敬意を表し、音楽的要素を取り入れてきた。宮下の手掛けたルックは都会的で、モノクロを多用し時に破滅的で、プロポーションの遊びや要素の重ね合わせが特徴だった。

 

宮下は今後の活動について、「音楽はますます大きく響き渡り、今もなお奏でられ続けられています。ただ、舞台が変わっただけのこと。またお会いしましょう。新たなバンドと新たなサウンドともに」とヒントを残した。

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「コンバース ランニング」から三津家貴也と共同開発したシューズの新色が登場

「コンバース(CONVERSE)」のランニングシューズライン「コンバース ランニング(CONVERSE RUNNING)」は8月22日、ランニングアドバイザーの三津家貴也と共同開発したモデル“コンズ ランリボルヴ(CONS RUNREVOLVE)/ 3itsuka”(2万4200円)の2025-26年秋冬シーズンの新色として、ホワイトとブラックを発売する。「コンバース」 公式オンライン ショップと全国の取り扱い店舗で販売する。三津家貴也の公式サイトでは、8⽉6⽇まで先行予約販売を行う。

同モデルは、三津家が推奨する“ミッドフット走法”に適したラストと、軽量かつ反発性の高いソール設計を採用。また、高反発ミッドソールとY字形ガイディングカーボンプレートを搭載している。アッパーのメッシュ素材は、2025年春夏モデルのものから、長時間履いても快適で日常生活でも使いやすい素材に変更した。インソールには三津家のシグネチャーである“3itsuka”のロゴをモノグラムパターンでプリントした。

PROFILE: 三津家貴也

三津家貴也
PROFILE: 高校で陸上競技を始め筑波大学・筑波大学大学院でランニングを研究しながら、800mと1500m日本インカレに出場。卒業後も働きながら、日本選手権800m出場の実績をもつ。現在はランニングコーチ兼タレントとして、メディアやイベントを通したランニングの普及活動を行う。非常勤講師、モデル、インフルエンサーなど幅広く活動中

アイテム一覧

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「ハイドロゲン」の進化は”ブラッシュアップ” マーケティングトップの見る今後の展望

「ハイドロゲン(HYDROGEN)」は2003年、イタリア人デザイナーのアルベルト・ブレーシ(Alberto Bresci)によって創立されたラグジュアリー・スポーツブランド。従来のスポーツウエアの枠を超える、エレガントでありながらカジュアルなウエアを展開してきた。

本国イタリアでの人気を背景に、日本では06年より本格展開。ブランドを象徴する“スカル”ロゴは日本でも広く認知され、その新たなスタイルとともに浸透してきた。そんな中、「ハイドロゲン」は22年にブランドが韓国企業に売却され、今年よりそのマーケティングの拠点を日本に移すなど、新たな動きを見せている。その展望を、マーケティングを担うCREAS LYK社長が答えてくれた。

CREAS LYKの今村幸社長は、シンガポールで自身の会社を立ち上げ、アパレルのディストリビューションを行っていた際、「ハイドロゲン」と出合った。ブランドの買収に関わったことがきっかけで、アジア市場の戦略構築を任される形で日本法人社長に就任。今村社長は、「ハイドロゲン」の今後の変容は完全なリブランディングではなく、あくまで“ブラッシュアップ”だと答える。

「ブランドを支えてくれたコアなファンを大切にしつつ、新しい世代にもリーチする。軸となるのは素材や縫製にこだわった“クラシコ・イタリア”の上質さと、スカルロゴの持つタイムレス(=普遍)さの融合。そこに、シーズントレンドやコラボレーションも交えた商品展開を行います。ビジネスのプロフェッショナルとして、デザイナーの創造性を後押しする立場を貫き、ストアネットワークやマーケティング、ファイナンス、物流も含めた環境の部分でサポートしていくつもりです」と、進化するブランドの未来を語った。

また、今後の店舗戦略については、まずは旗艦店を中心とした展開を行っていく予定だと言う。「ギンザ シックス、表参道ヒルズ、福岡・天神の新プロジェクトなど、国内外の感度の高い顧客層に響く場所でブランドの“世界観”を体現していきます。そのためにも、ブランドの成長を共に担う新メンバーにもジョインしてもらいたいと考えています」とその展望を話した。

問い合わせ先
CREAS LYK
092-717-3585

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「オーディナリー」が肌バリアや赤みにアプローチする“肌メンテ美容液”を発売

「オーディナリー(THE ORDINARY)」は、新たな美容液“スキンバリア サポートセラム”(30mL、3520円)を発売する。9月3日に全国約20店舗のアットコスメストアおよびアットコスメショッピング、アマゾンで先行販売を開始し、10月1日に全国で発売する。同製品は、ビタミンB12、ナイアシンアミド、CICA、セラミドコンプレックスなど8つの成分が肌バリアや赤みにアプローチし、ゆらぎがちな肌を穏やかに整えて赤みのある肌印象を落ち着かせる。ピンク色の液体が特徴で、敏感肌を含む全ての肌タイプの人が使用できる。

成分ブームの火付け役のひとつであるカナダ発の同ブランドは、2024年5月に日本に上陸。以来定期的に製品を投入しており、今回は第5弾となる。今年1月に発売した“MP+CP1フェイスセラム”を一緒に組み合わせて使用することで、肌バリアのサポートのほか、肌にハリや弾力をもたらし、整った肌印象に導く。

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「オーディナリー」が肌バリアや赤みにアプローチする“肌メンテ美容液”を発売

「オーディナリー(THE ORDINARY)」は、新たな美容液“スキンバリア サポートセラム”(30mL、3520円)を発売する。9月3日に全国約20店舗のアットコスメストアおよびアットコスメショッピング、アマゾンで先行販売を開始し、10月1日に全国で発売する。同製品は、ビタミンB12、ナイアシンアミド、CICA、セラミドコンプレックスなど8つの成分が肌バリアや赤みにアプローチし、ゆらぎがちな肌を穏やかに整えて赤みのある肌印象を落ち着かせる。ピンク色の液体が特徴で、敏感肌を含む全ての肌タイプの人が使用できる。

成分ブームの火付け役のひとつであるカナダ発の同ブランドは、2024年5月に日本に上陸。以来定期的に製品を投入しており、今回は第5弾となる。今年1月に発売した“MP+CP1フェイスセラム”を一緒に組み合わせて使用することで、肌バリアのサポートのほか、肌にハリや弾力をもたらし、整った肌印象に導く。

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サザビーリーグが国産オーガニックコスメ「ネロリラ ボタニカ」を譲受 コスメ事業に本格参入

サザビーリーグはこのほど、ビーバイ・イーから国産オーガニックスキンケアブランド「ネロリラ ボタニカ(NEROLILA BOTANICA)」を譲受した。今後はサザビーリーグの100%子会社で「アフタヌーンティー・リビング(AFTERNOON TEA LIVING)」を運営するICLが新たなコスメ事業として展開する。これを機にブランド名を「ネロリラ(NEROLILA)」に変更し、9月にリブランディングを実施。公式ECを立ち上げ、全国でポップアップを実施するなどして、「アフタヌーンティー・リビング」に次ぐブランドとして育成する。

「ネロリラ ボタニカ」は2016年に誕生、メイクアップアーティストの早坂香須子氏をディレクターに迎え、「肌の再生、心の再生、土壌の再生」をコンセプトに、100%ナチュラル処方でありながら、効果実感のあるスキンケア製品を提案してきた。リブランディング後はこれまで培ってきたブランディングのノウハウを活かしながら、クリエイティブの刷新や製品開発への投資、ラインナップの拡充、新たな生産者との共生、循環づくりを推進する。ポップアップなどで顧客との接点を増やすほか、将来的に常設店舗、海外展開を視野に入れる。

まずは、使うたび体感できる「パワーオーガニック」を追求し、約2年ぶりの新製品の発売を皮切りに再始動する。

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衣料品の売り上げ比率3割超 中川政七商店が拓く繊維産地との共創モデル

ものづくりを日本で続けたいアパレルメーカーにとって中川政七商店の衣料品事業から学ぶことは少なくない。同社は「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを衣料品事業にも応用し、産地メーカーとの共創を目指す。同社が衣料品事業を本格化したのは2010年の新ブランド「中川政七商店」立ち上げ時。現在は売上高92億3000万円(2025年2月期)の3割以上を衣料品が占めるまでに成長した。「産地メーカーにとっても利益が出るビジネス構造に成長した」と語る中野鉄也商品部部長に戦略を聞く。

中川政七商店は「産地ではぐくまれる素材、作り手の技術や知恵を次代につなぎ、ものに込められた想いや姿勢を受け継ぎたい」という思いを起点にものづくりに取り組む。この思想のもとで生まれたもんぺパンツや割烹着は同社を代表する商品だ。「暮らしと工芸は密であり、“暮らしの道具”として気軽で着心地の良さをかなえる日本の素材を用いて、いずれも日本の伝統衣服を現代風にアップデートした」と中野部長は語る。割烹着は洋服にもなじみやすいシャツのパターンと張りのある綿の生地を採用し、袖は昔ながらの直線断ちのパターンで作業のしやすさを追求した。もんぺパンツは「通常一枚仕立てが一般的だが、裏地には吸湿性と放湿性の優れた和晒を使用し着心地を追求した」。

中川政七商店は、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを実現する組織として活動する。中期目標を「工芸大国に向けた需要創出」とし、2035年には売上高200億円、45年には売上高300億円を目指す。長期目標を「工芸復活」とし、75年には産地出荷額を現在の約3倍の3000億円を、同社の売上高は750億円を目指す。

衣料品事業を拡大するにあたり、同社のルーツである麻を活用した商品開発に力を入れる。「麻は夏素材と思われがちだが、四季折々に合った麻の提案をするために日本のメーカーと素材開発をはじめた。例えば山形のメーカーとは麻とウールのニットを、愛媛や広島のメーカーとは和紙と麻のブラウスをつくった。この取り組みによってさまざまなメーカーや産地とのつながりも増えていった。こうした産地とのものづくりが深まる中で、産地の若手人材の不足に直面した。ものづくりを明るく、楽しく、伝えることで若者に刺さるコンテンツを作りつつ、メーカーの強みを引き出すものづくりで定番布を創出するなど、産地やメーカーの成長のきかっけをつくっていきたい」。日本の各産地の織物や編み物の特徴を気軽に楽しめるTシャツ「日本の布ぬの」シリーズは年間5000万円を売るまでに成長した。

テキスタイルメーカーの強みから始まるものづくり

「『中川政七商店』のものづくりの特徴は、日本の産地メーカーの強みを起点に素材の心地よさを追求する点だ。一般的なアパレルメーカーはトレンドリサーチやペルソナ・マーケットリサーチからものづくりを始めるが、当社はメーカーの背景や技術などを理解したうえで、どうアップデートするかを考える。商品力を高めるだけでなくメーカーにとっても新しいチャレンジや成長のきっかけになることを目指している。一緒にものづくりに取り組み共に成長しているという感覚がある」と中野部長。

例えば「更麻」はインナーブランド開発にあたり、中川政七商店らしさについて追及した結果生まれた。和歌山のオカザキニットと協働して約2年かけて発売にこぎ着けた。価格は1万円前後と高額ながらリピーターが多く今では年間1億円を売り上げる。「大手量販店の機能性インナーにはかなわないし、着心地や快適さを追求して天然素材にこだわろうと考えた。天然素材のインナーの主流はオーガニックコットンだが、たくさん商品が出回る中でそれを作る必要があるかなどを検討し、調べていくと、かつて当社は麻製の汗取りをつくっていることがわかり、インナーと当社の共通点は麻であることがわかった。当社にしかできないことは麻のインナーを突き詰めることであり、その挑戦に付き合ってくれたのがオカザキニットだ。リネンにシルクプロテインを浸透させる加工を施すことで肌触りがやわらかいリネンフライスを実現した。素材を開発でき、いざ発売となったが量産するにあたり、編み始めると麻の糸が切れ思うように編めなくなった。麻は湿度の影響を受けやすく、開発した風合いのある生地は湿度が高い時期しか編めないことがわかり、発売を1年延期することになった」。試行錯誤の結果、メーカーの知見や技術と素材のサイクルが重なり、中川政七商店を代表する商品のひとつになった。

現在のSKU(在庫管理における最小の管理単位)は520。「『工芸を元気にする』ことを重視しているので、衣料品が好調でも急拡大を狙わず、衣食住のバランスを意識している。新製品を次々と入れ替えるのではなく、できるだけ長く深く売ることを意識している。商売としても、取引先のメーカーにとってもメリットが出る方法で成長することを意識している」と中野部長は語る。製品の多くは生地から開発し、1アイテムだけではなく横展開し季節を超えて活用しているという。「今は1アイテムで年間7000万円売れる製品もある。効率性や継続性がない多品種小ロットのものづくりサイクルはメーカーを苦しめてしまうので、そうではなく、ひとつの素材を長く作り続ける商品開発を目指している。一方で、現状でできることをするだけでなく、メーカーにとって技術革新も必要だと考えている。『更麻』のように一緒にチャレンジすることが日本のものづくりを拡げることに繋がるのではないか。こうした取り組みは、『中川政七商店」の商品を作るという観点だけでなく、メーカーにとっても代表商品・技術・素材となるはず。それを目指している』。

中川政七商店らしさとは「奈良であること」

中川政七商店として衣料品づくりに取り組むときに大切にしていることのひとつは「らしさ」だ。「らしさとは何かをデザインチームでも頻繁に話題になっており、社内で議論を重ね、『奈良であること』をらしさの本質として言語化した。『奈良であること』とはキーワードにすると『太さ』『天然』『潔さ』『清らかさ』『愛らしさ』『精緻』。例えば『太さ』は、質素で力強さがあることを指し、京都が華やさや繊細さを持つとしたら奈良は素朴で飾らない太さがあると考えている。抽象的な概念ではあるが、デザイン時に行き詰まらないようあえて余白を残している」。この指標をもとに、奈良を拠点に奈良で育まれた価値観や美意識の表現に取り組んでいるという。

中川政七商店の展望のひとつが「麻畑の復活」だ。「奈良で『手績み手織り麻』の復興を検討しており、近い将来、苧麻の栽培から製品化まで一貫生産を目指している。単なる伝統的な素材の再興ではなく、なぜ、麻を復活させるのかという思想や文化を深堀することで、麻畑を起点に学びや文化継承など複合的な価値を提供するものにしたい」。

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「ア ベイシング エイプ®」が阪急うめだ本店でポップアップ 大阪限定Tシャツなど

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」(以下、「ベイプ®」)は、8月1日から10月31日の間、阪急うめだ本店3階 ビヨンドワールドでポップアップストアをオープンする。最新シーズンアイテムに加え、限定Tシャツ(全3型、1万780円)を販売、大阪エリア限定デザインTシャツ(全6型、1万780円)を先行販売する。

限定商品ラインアップ

本ポップアップ限定の“ウメダ ソリッド カモティー”シリーズは、ソリッドカモをホワイトのトーンオントーンで表現。定番の“バイ ベイシング エイプ”、“カレッジ”、“ビジーワークス”の3型をラインアップ。大阪エリア限定デザインは、虎のモチーフやエイプヘッドを大胆に融合させたグラフィックTシャツ、大阪のタイポグラフィーと漫画風エフェクトを効かせたロゴデザインTシャツ、キュートなベイビーマイロ®など、大阪らしさ溢れる6型を用意する。

◼️ポップアップストア詳細

日程:8月1日〜10月31日
場所:阪急うめだ本店3階 ビヨンドワールド
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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RHCロンハーマンから「チャンピオン」別注スエットが発売 抜け感のある大人カジュアルなスタイリングに

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は8月9日、「チャンピオン(CHAMPION)」に別注したスエットプルオーバー(全4色、各2万900円)とパンツ(全4色、各2万900円)を発売する。 同アイテムは、RHC ロンハーマン各店、ロンハーマン千駄ヶ谷「アール」、ロンハーマン京都「アール」および公式オンラインで取り扱う。

こなれ感のある”マイスタイリング”を楽しむ

RCHロンハーマンがオリジナルでデザインしたバックプリントが特徴的なスエットプルオーバーは、カジュアルなスタイルにアクセントを加えるとともに、フロントにはワンポイントロゴのみのシンプルなデザインを採用することで、自分好みのレイヤリングを楽しめる。また、裾リブのついていないスエットパンツは、セットアップとセパレートのどちらでもトレンドをおさえた”こなれ感”のあるスタイリングをかなえる。カラーはともに、グレー、ブラック、オートミール、ライトブルーの4色を用意する。

今の気分に寄り添ったスタイリングを提案

RHCロンハーマン公式インスタグラムでは、岩田槙子、高木千智、近藤和貴子、石橋蘭子ら人気スタイリスト4人とのコラボ企画を始動。さらに2025年秋冬のルックブックでは、インナーで色遊びをしたセットアップや、フェミニンなアイテムとの組み合わせなど、RHCロンハーマンらしいスタイリングを提案している。

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花王から新ヘアケアブランド「ミーミーミー」誕生 MEOVVをブランドアンバサダーに起用

花王は8月9日、新ヘアケアブランド「ミーミーミー(MEMEME)」を立ち上げる。効率性を高めた「うるツヤ髪」に導くシャンプー、トリートメント、アウトバストリートメント、ヘアオイルの4品を展開し価格はいずれも1540円(編集部調べ)。全国の主要ドラッグストア約1万店舗で取り扱う。7月29日からは、MEGAドン・キホーテ渋谷本店やアットコスメトーキョーなど全国42店舗で先行販売する。

“モイストブーストシャンプー”(400mL、1540円/レフィル320mL、1100円)は、アミノ酸系の洗浄成分を配合し、泡立ちやすすぎやすさに加え、傷んだ髪を1本ずつ薄い疎水フィルムでコートする技術を採用。ノンシリコーン処方とした。“モイストブーストトリートメント”(400mL、1540円/レフィル320mL、1100円)は、ケア効果の高い濃厚な処方ながら髪へのなじみやすさを実現。塗り広げやすい使用感が特徴で、短時間で効果を実感できる。

アウトバス製品は、“クラッシュジェルトリートメント”(120mL、1540円)と“モイストブーストオイル”(60mL、1540円)を投入。ジェルタイプは“プルプル”とした質感が特徴で、ベタつきを抑えながら自然なまとまりを演出する。寝癖のつきにくさやドライヤー使用時の速乾性も備える。オイルは手肌にも使える処方で、べたつかずにまとまりと艶を与える。

香り設計にもこだわり、シャンプーとトリートメントはピンクグレープフルーツやレッドキウイ、フリージアを基調に、アウトバス製品にはブラックベリーをアクセントとして加えた。

ブランドアンバサダーにはガールズグループ「ミヤオ(MEOVV)」を起用し、7月29日からウェブCMを公開する。新曲「ME ME ME」の初披露を通じて、ブランドの世界観を発信する。加えて、東京・表参道のピアザ・アッセンブリーホールでポップアップストアを7月30日から8月3日まで開催する。来場者にはサシェやオリジナルステッカーなどのノベルティを先着で配布する。

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花王、ヘアケア第三の矢「ミーミーミー」で布陣固まる

花王は今夏、ヘアケア事業変革の一環として新ブランド「ミーミーミー(MEMEME)」を立ち上げる。Z世代を中心とした若年層女性を主なターゲットに据え、機能性と手軽さを両立した設計が特徴。シャンプー、トリートメント、アウトバストリートメント、ヘアオイルの4品を展開し、価格はいずれも1540円(編集部調べ)。8月9日から全国の主要ドラッグストア約1万店舗で取り扱う。7月29日からは、MEGAドン・キホーテ渋谷本店やアットコスメトーキョーなど全国42店舗で先行販売する。

近年、Z世代を中心に「効率性」を重視する傾向が強まっており、ヘアケアにも手軽さと高機能性の両立が求められている。こうした時代の空気を捉え、同ブランドは「PLAY! ME〈毎日過去最高のわたしを楽しもう〉」をコンセプトに掲げた。ブランド名の「ME」を3つ重ねたネーミングには、多様な価値観を尊重し、自分らしさを肯定するメッセージを込める。処方設計には、短時間で効果を実感できる使用感を追求し、日々のケアに負担を感じさせない工夫を施した。効率性と自己表現を重視する若年層に寄り添い、新たな市場の開拓を狙う。

快進撃を支える“感情軸”マーケティング

新ブランド「ミーミーミー」の誕生により、花王が進めるヘアケア事業の再編が最終局面を迎えた。2024年4月に投入した「メルト(MELT)」、同年11月の「ジアンサー(THE ANSWER)」に続く第3弾であり、再編戦略の「最後のピース」(野原聡・ヘアケア事業部ブランドマネジャー)となる。

同社のヘアケア事業は足元で計画を上回る成長を見せており、24年に公表した27年度の目標を上方修正した。国内市場でのシェア目標は当初16%強としていたが、25年6月時点で13%を達成。これを踏まえ、目標を18%に引き上げた。25年度の売上高は23年度比で26%増、27年度には同56%増を見込むなど、高成長を視野に入れる。

成長のけん引役は「メルト」と「ジアンサー」だ。「メルト」は全国約1万5000店舗に配荷され、出荷本数は250万本を突破。販売ベースでのシェアは3%強に達する。「ジアンサー」も約8000店舗に展開され、出荷本数は140万本超。販売シェアは4%強に達している。1400円以上の「ハイプレミアム」市場では、2023年に32位だったメーカー別シェアを4位にまで押し上げた。

この快進撃を支えるのが、“感情”を軸にしたマーケティング戦略だ。人間の本質的な感情ニーズを6つに分類し、「メルト」や「ジアンサー」、既存の「メリット(MERIT)」「エッセンシャル(ESSENTIAL)」「セグレタ(SEGRETA)」をそれぞれに配置。「ミーミーミー」は、躍動的・エネルギッシュというポジションを担い、「『メルト』『ジアンサー』に続く、末っ子的存在」(野原ブランドマネジャー)として加わる。

「ミーミーミー」は、「エッセンシャル」や「メルト」と同様に若年層を主なターゲットとしており、ブランド間のカニバリゼーションも懸念される。しかし野原ブランドマネジャーは、「消費者はその時々の感覚でヘアケアブランドを切り替える傾向がある。感情に基づいてスイッチしてもらえるよう、各ブランドに個性と一貫性を持たせた構成を意識している」と説明する。

コミュニケーション戦略では、「メルト」「ジアンサー」での知見を最大活用すべく、UGCの創出を促す仕掛けづくりに注力。インフルエンサー施策や体験イベントなど拡散性の高いコンテンツを発信し、Z世代に響くタッチポイントの拡大を図る。

全方位強化で次の成長フェーズへ

「ミーミーミー」の投入により、花王のヘアケア事業は次なる飛躍に向けた体制を万全にした。「ミーミーミー」はアウトバスやスタイリングといった新領域の拡張を担い、「ジアンサー」は個の最適化によるパーソナライズ事業を展開する。「メルト」は“休息美容”の概念を生かし、ヘアケア以外への応用も視野に入れる。

既存ブランドも再強化する。「メリット」は母と娘の関係性に着目した親子向けの提案を強化し、「セグレタ」は育毛シリーズを一新。26年にブランド誕生50周年を迎える「エッセンシャル」は、新たな広告フレームの展開を計画している。

今後は国内市場での実績を足がかりに、中国をはじめアジアを中心とした海外市場の展開強化も視野に入れる。野原ブランドマネジャーは「SNSを活用しながら、成功が難しいとされるグローバルのヘアケア市場に挑戦していきたい」と意気込む。

「ミーミーミー」一挙公開

「ミーミーミー」の“モイストブーストシャンプー”(400mL、1540円/レフィル320mL、1100円)は、アミノ酸系の洗浄成分を配合し、泡立ちやすすぎやすさに加え、傷んだ髪を1本ずつ薄い疎水フィルムでコートする技術を採用。ノンシリコーン処方とした。“モイストブーストトリートメント”(400mL、1540円/レフィル320mL、1100円)は、ケア効果の高い濃厚な処方ながら髪へのなじみやすさを実現。塗り広げやすい使用感が特徴で、短時間で効果を実感できる。

アウトバス製品は、“クラッシュジェルトリートメント”(120mL、1540円)と“モイストブーストオイル”(60mL、1540円)を投入。ジェルタイプは“プルプル”とした質感が特徴で、ベタつきを抑えながら自然なまとまりを演出する。寝癖のつきにくさやドライヤー使用時の速乾性も備える。オイルは手肌にも使える処方で、べたつかずにまとまりと艶を与える。香り設計にもこだわり、シャンプーとトリートメントはピンクグレープフルーツやレッドキウイ、フリージアを基調に、アウトバス製品にはブラックベリーをアクセントとして加えた。

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「ザ パブリック オーガニック」から100%精油調合の新シリーズ シャンプーとトリートメントをラインアップ

国産オーガニックブランド「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」は9月15日、新シリーズのインバスケア“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー・精油トリートメント”を発売する。全国のドラッグストアおよびバラエティーショップで取り扱う。また8月10日からは、ロフトおよびロフトネットストアで、8月12日からは、公式オンラインストア、楽天市場、アンドエスティ、アマゾン、Qoo10で先行発売を行う。

“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー”(400mL、2530円/詰め替え、340mL、1980円)は、髪と頭皮に潤いを与え、みずみずしい髪へと導く精油浴シャンプー。新芽から抽出したリンデンエキスと乾燥に強く枯れにくい海浜植物シーラベンダーエキス配合で、髪と頭皮に潤いを与えて水分保持力をサポートする。また、ハーブやカレンデュラエキスをはじめ、肌を健やかに整えるカミツレ花エキスとタイム葉エキスがデリケートな頭皮を洗うたびにケアする。

植物によるオイルとバターで髪に艶をもたらす“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油トリートメント”(400mL、2530円/詰め替え、340mL、1980円)は、シンメから抽出したリンデンエキスと保湿力の高いマルーラオイルが乾燥でパサついた髪に潤いを与え、水分保持力をサポートする。また、チアシードオイルや豊な脂質膜を持つ海浜植物が艶のある美しい髪へ導く。さらに、ムルムルバターとシアバター配合で潤いを閉じ込め、髪にまとまりと艶をもたらす。

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「ザ パブリック オーガニック」から100%精油調合の新シリーズ シャンプーとトリートメントをラインアップ

国産オーガニックブランド「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」は9月15日、新シリーズのインバスケア“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー・精油トリートメント”を発売する。全国のドラッグストアおよびバラエティーショップで取り扱う。また8月10日からは、ロフトおよびロフトネットストアで、8月12日からは、公式オンラインストア、楽天市場、アンドエスティ、アマゾン、Qoo10で先行発売を行う。

“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー”(400mL、2530円/詰め替え、340mL、1980円)は、髪と頭皮に潤いを与え、みずみずしい髪へと導く精油浴シャンプー。新芽から抽出したリンデンエキスと乾燥に強く枯れにくい海浜植物シーラベンダーエキス配合で、髪と頭皮に潤いを与えて水分保持力をサポートする。また、ハーブやカレンデュラエキスをはじめ、肌を健やかに整えるカミツレ花エキスとタイム葉エキスがデリケートな頭皮を洗うたびにケアする。

植物によるオイルとバターで髪に艶をもたらす“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油トリートメント”(400mL、2530円/詰め替え、340mL、1980円)は、シンメから抽出したリンデンエキスと保湿力の高いマルーラオイルが乾燥でパサついた髪に潤いを与え、水分保持力をサポートする。また、チアシードオイルや豊な脂質膜を持つ海浜植物が艶のある美しい髪へ導く。さらに、ムルムルバターとシアバター配合で潤いを閉じ込め、髪にまとまりと艶をもたらす。

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「ジーユー」でインフルエンサー体験 子どもの服選びを育むイベントを全国で実施

「ジーユー(GU)」は、夏休み企画として子どもの買い物体験イベント「マイ ファースト アウトフィット(MY FIRST OUTFIT、以下MFO)」の特別版を初開催する。これまでは一部店舗のみで実施してきたが、今回は銀座旗艦店を除く全国のキッズ取り扱い全423店舗に拡大。開催は7月29日、8月5日、21日。応募は特設サイトで受付中で、定員になり次第終了する。

夏休み特別版となる今回の「MFO」は、「ジーユー」の店舗で子どもたち自身が好きなウエアを選ぶ通常の買い物体験に加えて、ブランドの公式インフルエンサー「StyleHinter(スタイルヒンター)」のインフルエンサーの仕事を模擬体験する撮影も行う。まずは、販売スタッフが体験の説明や服選びのポイントなどをレクチャー。その後子どもたちは保護者から離れ、スタッフと店内を回遊し、自分たちで服をセレクトする。試着後、インフルエンサーになりきって写真撮影を行う。

「ジーユー」が子どもたちに提示した服選びのポイントは3つ。「自分にぴったりのサイズを選ぶ」「どんなシーンで着るかのテーマを決める」「色は3色以内にまとめる」こと。開催に先駆けて行われた二子玉川ドッグウッドプラザ店での体験会には、未就学児から小学校高学年までの子どもたちが参加。サイズを確認し“マイサイズ”を見つけたり、好きな色や気分に合った服を選んだりと、最初は戸惑っていた子どもたちも自分の考えや好みで自由に服選びを楽しんだ。

試着後のコーディネート披露では、満足げな表情の子どもたちが登場。保護者からは、「好きな色を取り入れながらうまくコーディネートできている」「好きなものを自分で見つけられて、試着もできた初めての体験は自信にもつながったのではないか」「いつもは私たち親が選んでしまうことが多いが、スタッフの方に声をかけてもらいながら自由に選ぶ体験は、とても充実したように思う」という感想があがった。

イベントの最後には、自由研究にも使えるワークシートを配布。服選びのポイントから実践したこと、試着前後に撮影したコーディネートの比較から自身で選んだ服がどう見えるか、また選んだ服を着てどう思ったかといった感想を書く。また、コーディネート前後に撮影した自分のルックを並べ、アピールしたいポイントやポーズの理由など、おすすめしたいことを写真と言葉で伝える内容にまとめることができる。

「MFO」は、子どもたちの自主性や自立心を育むことを目的とした“服育”プロジェクトの一環として、2022年にスタート。これまでに国内で2000人以上が参加しており、香港では約700人、台湾では約400人が体験している。グローバルマーケティング部の木下智子担当は、「『MFO』は子どもたちの自己成長や自信の芽生えにつながる体験。子ども服を通じて社会との関わりや将来について考えるきっかけになる可能性もある。今後も店舗を拠点に、子どもたちが学び、楽しめる場を提供し続けたい」と語る。

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「ジーユー」でインフルエンサー体験 子どもの服選びを育むイベントを全国で実施

「ジーユー(GU)」は、夏休み企画として子どもの買い物体験イベント「マイ ファースト アウトフィット(MY FIRST OUTFIT、以下MFO)」の特別版を初開催する。これまでは一部店舗のみで実施してきたが、今回は銀座旗艦店を除く全国のキッズ取り扱い全423店舗に拡大。開催は7月29日、8月5日、21日。応募は特設サイトで受付中で、定員になり次第終了する。

夏休み特別版となる今回の「MFO」は、「ジーユー」の店舗で子どもたち自身が好きなウエアを選ぶ通常の買い物体験に加えて、ブランドの公式インフルエンサー「StyleHinter(スタイルヒンター)」のインフルエンサーの仕事を模擬体験する撮影も行う。まずは、販売スタッフが体験の説明や服選びのポイントなどをレクチャー。その後子どもたちは保護者から離れ、スタッフと店内を回遊し、自分たちで服をセレクトする。試着後、インフルエンサーになりきって写真撮影を行う。

「ジーユー」が子どもたちに提示した服選びのポイントは3つ。「自分にぴったりのサイズを選ぶ」「どんなシーンで着るかのテーマを決める」「色は3色以内にまとめる」こと。開催に先駆けて行われた二子玉川ドッグウッドプラザ店での体験会には、未就学児から小学校高学年までの子どもたちが参加。サイズを確認し“マイサイズ”を見つけたり、好きな色や気分に合った服を選んだりと、最初は戸惑っていた子どもたちも自分の考えや好みで自由に服選びを楽しんだ。

試着後のコーディネート披露では、満足げな表情の子どもたちが登場。保護者からは、「好きな色を取り入れながらうまくコーディネートできている」「好きなものを自分で見つけられて、試着もできた初めての体験は自信にもつながったのではないか」「いつもは私たち親が選んでしまうことが多いが、スタッフの方に声をかけてもらいながら自由に選ぶ体験は、とても充実したように思う」という感想があがった。

イベントの最後には、自由研究にも使えるワークシートを配布。服選びのポイントから実践したこと、試着前後に撮影したコーディネートの比較から自身で選んだ服がどう見えるか、また選んだ服を着てどう思ったかといった感想を書く。また、コーディネート前後に撮影した自分のルックを並べ、アピールしたいポイントやポーズの理由など、おすすめしたいことを写真と言葉で伝える内容にまとめることができる。

「MFO」は、子どもたちの自主性や自立心を育むことを目的とした“服育”プロジェクトの一環として、2022年にスタート。これまでに国内で2000人以上が参加しており、香港では約700人、台湾では約400人が体験している。グローバルマーケティング部の木下智子担当は、「『MFO』は子どもたちの自己成長や自信の芽生えにつながる体験。子ども服を通じて社会との関わりや将来について考えるきっかけになる可能性もある。今後も店舗を拠点に、子どもたちが学び、楽しめる場を提供し続けたい」と語る。

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灼熱の欧州メンズコレ出張報告:記者談話室vol.187

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

187回目となる今回は、ゲストに本橋記者を迎えて、伊仏英の3カ国5都市を巡った出張報告です。熱波に襲われているヨーロッパ。メンズ・ファッション・ウイーク取材も過酷になっているようで……。本橋記者が奮闘した「WWDJAPAN」メンズコレ特集、速報号詳報号もぜひお読みください。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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ゲオHDがブランドバッグのオークション会場の様子を公開 真贋鑑定のポイントも解説

ゲオホールディングス(HD)は7月、グループ傘下の日本オークション協会(JWA)のオークション会場の様子を報道関係者に公開した。JWAは、同じくゲオホールディングス傘下のラグジュアリーリユース事業を手掛ける「OKURA」が展開するオークション事業の1つで、ブランドバッグや時計、宝石など、月間出品数は約1万7000点に上る。

今回公開されたのは、7月18日に開催された「JWAバッグ大会」の会場だ。会場には、出品業者ごとに割り振られたプラスチックのケースが450箱ほど並んでいた。ケースの中には「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「プラダ(PRADA)」などのブランドバッグや小物類が詰め込まれている。このほか、「別展エリア」と呼ばれるセキュリティーの高い区画には、「エルメス(HERMES)」や「シャネル(CHANEL)」など、高額商品が保管されていた。

二次流通は模倣品との闘い
真贋鑑定のプロがポイントを解説

オークションやメルカリをはじめとする個人間取引においても、二次流通における最大の問題は「模倣品」といえるだろう。

JWAが開催するオークションにおいても、出品者が持ち込むアイテムの中に「基準外品」と呼ばれる偽造品が含まれることもあるという。JWAではオークションにかけられる前にスクリーニングを行い、バイヤーとして参加する「OKURA」も入札前に自社の鑑定士が真贋鑑定を行ってから、「基準内品」と判断したアイテムにのみ入札を行うという。

「OKURA」は今回、メディア関係者に対して自社の真贋鑑定時のポイントを披露した。同社には真贋検品担当が11人在籍し、オークションでの買い付けや店舗への持ち込みなど、年間数万点ものブランド品を鑑定しているという。

偽造品は、スーパーコピーの中でも品質が低い「A品」、高品質なコピー品の「S品」、高品質な素材を使用し、細部にわたるまで精巧に作られた「N品」の3つに分類される。目視ですぐに偽造品と判別できる粗悪な「A品」に比べ、「N品」は本革との区別が困難な高品質の合皮を使用したり、シリアルナンバーや付属品などの細部まで正規品に限りなく近づけたりしているため、プロの目でも判別が難しい。最近では金相場の高騰を受けて、新素材で比重までK18に合わせて巧妙なものも出回っている。

そんな「N品」であっても、素材や縫製、金具の加工など、細かな違いを総合的に判断して真贋判断を行うことは可能だという。デモンストレーションの一環として公開した「エルメス」の“ボリード”の正規品と「N品」は、「A品」「S品」と違って一見しただけでは偽造品かどうかの判定は難しい。

しかし、バッグのファスナーや留め具などの細部を見ると違いが分かるという。

「OKURA」によると、二次流通で人気があるブランドは「エルメス」「シャネル」「ルイ・ヴィトン」だが、偽造品は「ディオール(DIOR)」や「プラダ」「セリーヌ(CELINE)」など、偽造しやすいキャンバス地のアイテムを出しているブランドの方が多いという。

真贋の判定時に使用される「基準内」「基準外」

二次流通そのものはサステナビリティの観点や、経済合理性の観点からも良い側面がある。その一方で、ハイブランド品の偽造品問題は世界的にも深刻になっている。AIを用いた真贋鑑定サービスを提供するエントルピー(ENTRUPY)は、昨今の経済情勢や相次ぐ価格高騰によって正規品を購入できない層が中心となって“デュープ(模倣品)文化”を後押ししていると指摘する。2024年には、TikTok上の「#dupe」ハッシュタグが63億回再生され、「デュープ探し」が模倣品や偽造品を正当化し、模倣行為そのものを創造的なものとする風潮が生まれているという。

しかし、模倣品の流通は正規産業に大きなダメージを与えるだけでなく、品質が保証されていないため、健康被害や破損事故のリスクもある。また、反社会的組織に利益が流れることで人権侵害や犯罪を助長することにもつながるため、容認されてよいものではない。

模倣品の流通を抑えるためにも、プロの目による真贋鑑定は重要だ。他方、「本物かどうか」を本当に保証できるのは、正規品を販売するブランドのみである。二次流通における真贋鑑定で判断されるのは「本物」「偽物」の区別ではなく、一般社団法人日本流通自主管理協会(AACD)が定める基準に照らして「基準内」か「基準外」かという点のみだ。この判断基準は、ブランドから情報を共有されるわけではなく、協会独自の知見に基づいた判断になるため、必ずしも「本物」ではない可能性もある。このため、二次流通市場の拡大・成長に伴い、真贋判定技術の向上は非常に重要となる。

「JWA」によると、日本における真贋鑑定の精度は高く評価されており、国内で真贋鑑定された商品は国外でも高く売れるという。テクノロジーをうまく活用しながら、日本の真贋鑑定の高いクオリティーが今後も維持されることを期待したい。

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