「フォーエバー21」日本事業終了 23年春に再々上陸

アンドエスティホールディングス(旧アダストリア)は、米ファッションブランド「フォエバー21(FOREVER1)」の日本事業を今期中(2026年2月期)に終了すると発表した。日本はライセンス事業として展開しているが、米フォエバー21本社が今年3月に2度目の破産申請を出したことに伴い、米国からのデザインや商品の供給が途絶えていた。

すでに8月から9月にかけて店舗を立て続けに閉店しており、現時点で唯一営業中のららぽーとTOKYO-BAY店(千葉)も10月13日に閉まる。アンドエスティHDは「業績(26年2月期)への影響は軽微」としている。

同社による「フォーエバー21」は23年春にスタート。22年9月に伊藤忠商事が日本国内の販売権を取得し、旧アダストリアの子会社Gate Winがライセンス生産・企画・販売する形で、同年4月にららぽーと門真(大阪)に1号店を出した。かつてのファストファッションのイメージとは一線を画し、平均商品単価は約4000円のクオリティの高いライセンス商品として再構築した。当時は売上高計画として25年に100億円達成を掲げ、その6割をECで想定し、店舗数は15店舗を見込んでいた。

「フォーエバー21」が日本から撤退するのは3度目となる。2000年に婦人服専門店の三愛が「フォーエバー21」を日本に上陸させ、わずか2年で事業を閉じた。09年には米国本社が直接上陸したが、19年10月に撤退している。

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「ロアリブ」の唇美容液“ハニーラスター”が進化 パッケージとカラーを一新、美容成分を強化

「ロアリブ(ROALIV)」は、はちみつを使用した唇用美容液“ハニーラスター”をリニューアルする。11月6日に保湿をかなえる唇用美容液“ハニー”(3740円)と、ケアとカラーが2層になったリップカラー美容液“ハニーラスター”(全6色、各3760円)を発売。パッケージやカラーを一新し、モダンな装いに生まれ変わった。

“ハニーラスター”は、「ロアリブ」を代表する唇用美容液。使用しているはちみつは、北海道産のアカシアはちみつ100%で、6月の間だけ開花するとても貴重な蜜源のもの。加熱殺菌後、エキス化せず"そのもの"を配合するこだわりはそのままに、美容成分を強化。1品でナチュラルなメイク&リップを楽しめるほか、口紅に重ねてツヤをプラスするグロスとしても、口紅前に薄くなじませてリップ下地としても使うことができる。

リップカラー美容液“ハニーラスター”は全6色。ローズブラウンにパールがきらめく“ベルベットシュガー”、生命感あふれる粘膜ピンク“ベイビー”、ほんのり青みを感じさせるピンクにシルバーパールがたっぷり入った“バイラブ”、肌なじみがよく誰にでも使いやすいブラウンベージュ“リトルハグ”、柔らかい印象をまとえるオレンジブラウン“カシミヤ”、アンダートーンのブラウンレッド“デボーション”が登場する。1品でナチュラルなリップメイクを楽しんでも、口紅に重ねて艶をプラスするグロスとしても使用可能。使用前は2層になっているが、混ぜることでケア部分とカラー部分が合わさる。

唇用美容液“ハニー”は、はちみつそのものを思わせる透ける淡いイエローが特徴だ。たっぷりの艶とシアーな色味で唇の透明感を引き出す。

香りは心がふんわり和らぐような、ナチュラルなはちみつの香り。パッケージは、はちみつがとろりと落ちる様子をキャップ天面の形状の揺らぎで表現し、ボトル底は、はちみつの豊かなとろみを曲線で描いた。

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「コム デ ギャルソン」と“販売”に生きる 前橋のセレクトショップ、マール

前橋の市街地にひと際目を引く外装のお店がある。ガラスを覆うドットに、大きな扉には“COMME des GARCONS”の文字。こんな片田舎の商店街に“ギャルソン”のお店があるなんて、なんとも意外で興味をそそる。マール(Marl)という名前のこの店を経営するのは、奈良幸江さんという女性だ。

ファッション・カルチャーに関するフリーペーパーを制作する、早稲田大学の出版団体ENJIに所属する私が今回奈良さんに取材しようと思ったのは、田舎の穏やかな時間が流れる商店街で、アバンギャルドな“ギャルソン”を扱うという、一見ミスマッチのようにも感じられる組み合わせのお店が生まれた経緯を知りたかったから。前橋生まれの私は高校生の頃からマールに通い始め、奈良さんの接客に魅了された。以来、新品の「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の服は必ず奈良さんから買うと決めている。

今回はそんな奈良さんに、店を開いた経緯や販売のコツ、キャリアのアドバイスといった幅広い質問。接客時と変わらない穏やかさと、強い芯を感じさせる言葉で答えてくれた。

「コム デ ギャルソン」、そして「販売」との出合い

奈良さんと「コム デ ギャルソン」の出合いは学生時代にまで遡る。学生時代にアルバイトをしていた喫茶店の横に、マキというブティックがあり、そのブティックで「コム デ ギャルソン」の服が扱われていたのだ。その黒い服が放つダークなムードは、当時まだ10代だった奈良さんの心を奪い、喫茶店の店員からブティックでの販売員に転身。現在までも続く、販売員としての人生がスタートしたという。

その後、現在も太田市にあるブティックBinというお店で働き始めた奈良さん。ブティックBinは当時「ワイズ(Y'S)」と「コムサ デ モード(COMME CA DU MODE)」、そして「コム デ ギャルソン」の3ブランドを扱うセレクトショップだったが、のちにそれぞれのブランドのみの商品を扱う専門店(当時は“オンリーショップ”と呼んでいた)として枝分かれし、奈良さんは前橋の「コム デ ギャルソン」のショップを担当した。

長年働いた店舗が閉店 独立へ

奈良さんに転機が訪れたのは1987年。働いていた“オンリーショップ”が閉店することになり、自ら独立を決意。「独立するとき母は反対しましたが、迷いはありませんでした。ダメな方向に行くとも考えませんでした。もし借金を返せなかったらキャディーさんでもやって返済しようと考えていました(笑)」。

奈良さんの強い覚悟と共に、オープンしたマールは、現在までの38年間、着実にファンを集め、現在も多くの顧客に愛される。店頭販売のみにもかかわらず、マールをオープンしてから今までの間、ここ20年ほどは売り上げが安定しているという。愛される店を続けてこられた理由を聞くと、「扱っているのが『コム デ ギャルソン』という、歳を重ねても着られるブランドだったからだと思います。あとは本当に販売が好きでした」と奈良さん。

「小さい頃から、親戚のお店の店番を自ら進んでやっていました。もしかしたら当時から接客が好きだったのかもしれません。プライベートではあまりおしゃべり好きではないので、本当に『販売』や『接客』そのものが好きなんだと思います」。この飾らない「好き」の気持ちが、多くの顧客の心を掴んでいるのだろう。

心地よさを生み出す、奈良さんの販売哲学

「たくさん買う人もそうじゃない人も同じように接客するようにしています。今の段階でTシャツだけしか買わない人も、数年後はどうなるかはわからないですし、実際にそういったお客さまがいたこともあります。差をつけないことを心掛けていますね」。

こういった奈良さんの販売の基礎が形作られたのは、ブティックBinだったという。「ブティックBinの社長は、販売を『可能性の追求だ』とよく言っていました。『もっと買ってもらえたんじゃないか、もっと違うイメージの服が似合ったんじゃないかーーそういうことを追求するのが販売だ』と」。

日々の接客から生まれるマールの強み

毎日店舗に立ち、顧客それぞれの好みを把握し、需要に合った商品を仕入れを行う。店舗に立てば、商品に対する顧客からの反応も直接感じられ、売れたときの喜びもダイレクトに自分に返ってくるーー「これこそ販売の醍醐味ですね」と奈良さん。

学生へのアドバイスと今後の展望

インタビューの最後に、ファッション業界を目指す学生に向けてのアドバイスと、奈良さん自身の今後の展望を聞いた。「ファッション業界で働くには、まず洋服が好きということが大前提です。その上で、自分に何が向いているのかはやってみないとわかりません。接客やプレス、生産、営業など、色々な職種があるけれど、最初から『これ!』と決めずに『こっちかな』『あっちかな』とニュートラルな気分で、まずはやってみるのがいいと思います」。

「販売員になりたいけど迷っている人には、まずは成功体験が必要。まず販売を実際にやってみて、そこで自分が勧めた商品をお客様に買ってもらう、みたいな体験をすることで、どんどん販売が好きになっていくはずです」。

奈良さんの今後の展望は、「前橋に『コム デ ギャルソン』を残すこと」。私が幼い頃から雑誌でしか見ることができなかった「コム デ ギャルソン」の服に初めて触れたのはマールでのこと。現在の前橋では、デザイナーズブランドの服を扱う店が極めて少ないが、マールはその数少ない店の1つで私にとって唯一の希望のような存在だ。前橋の自慢とも言えるマールは、ファッションないしは「コム デ ギャルソン」を愛す人の拠り所となり続けるだろう。

■マール
住所:群馬県前橋市千代田町2-10-15
電話番号:027-231-4727
営業時間:10:30〜18:00
定休日:水曜日

PHOTOS & TEXT:MAHO OFUCHI

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「コム デ ギャルソン」と“販売”に生きる 前橋のセレクトショップ、マール

前橋の市街地にひと際目を引く外装のお店がある。ガラスを覆うドットに、大きな扉には“COMME des GARCONS”の文字。こんな片田舎の商店街に“ギャルソン”のお店があるなんて、なんとも意外で興味をそそる。マール(Marl)という名前のこの店を経営するのは、奈良幸江さんという女性だ。

ファッション・カルチャーに関するフリーペーパーを制作する、早稲田大学の出版団体ENJIに所属する私が今回奈良さんに取材しようと思ったのは、田舎の穏やかな時間が流れる商店街で、アバンギャルドな“ギャルソン”を扱うという、一見ミスマッチのようにも感じられる組み合わせのお店が生まれた経緯を知りたかったから。前橋生まれの私は高校生の頃からマールに通い始め、奈良さんの接客に魅了された。以来、新品の「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の服は必ず奈良さんから買うと決めている。

今回はそんな奈良さんに、店を開いた経緯や販売のコツ、キャリアのアドバイスといった幅広い質問。接客時と変わらない穏やかさと、強い芯を感じさせる言葉で答えてくれた。

「コム デ ギャルソン」、そして「販売」との出合い

奈良さんと「コム デ ギャルソン」の出合いは学生時代にまで遡る。学生時代にアルバイトをしていた喫茶店の横に、マキというブティックがあり、そのブティックで「コム デ ギャルソン」の服が扱われていたのだ。その黒い服が放つダークなムードは、当時まだ10代だった奈良さんの心を奪い、喫茶店の店員からブティックでの販売員に転身。現在までも続く、販売員としての人生がスタートしたという。

その後、現在も太田市にあるブティックBinというお店で働き始めた奈良さん。ブティックBinは当時「ワイズ(Y'S)」と「コムサ デ モード(COMME CA DU MODE)」、そして「コム デ ギャルソン」の3ブランドを扱うセレクトショップだったが、のちにそれぞれのブランドのみの商品を扱う専門店(当時は“オンリーショップ”と呼んでいた)として枝分かれし、奈良さんは前橋の「コム デ ギャルソン」のショップを担当した。

長年働いた店舗が閉店 独立へ

奈良さんに転機が訪れたのは1987年。働いていた“オンリーショップ”が閉店することになり、自ら独立を決意。「独立するとき母は反対しましたが、迷いはありませんでした。ダメな方向に行くとも考えませんでした。もし借金を返せなかったらキャディーさんでもやって返済しようと考えていました(笑)」。

奈良さんの強い覚悟と共に、オープンしたマールは、現在までの38年間、着実にファンを集め、現在も多くの顧客に愛される。店頭販売のみにもかかわらず、マールをオープンしてから今までの間、ここ20年ほどは売り上げが安定しているという。愛される店を続けてこられた理由を聞くと、「扱っているのが『コム デ ギャルソン』という、歳を重ねても着られるブランドだったからだと思います。あとは本当に販売が好きでした」と奈良さん。

「小さい頃から、親戚のお店の店番を自ら進んでやっていました。もしかしたら当時から接客が好きだったのかもしれません。プライベートではあまりおしゃべり好きではないので、本当に『販売』や『接客』そのものが好きなんだと思います」。この飾らない「好き」の気持ちが、多くの顧客の心を掴んでいるのだろう。

心地よさを生み出す、奈良さんの販売哲学

「たくさん買う人もそうじゃない人も同じように接客するようにしています。今の段階でTシャツだけしか買わない人も、数年後はどうなるかはわからないですし、実際にそういったお客さまがいたこともあります。差をつけないことを心掛けていますね」。

こういった奈良さんの販売の基礎が形作られたのは、ブティックBinだったという。「ブティックBinの社長は、販売を『可能性の追求だ』とよく言っていました。『もっと買ってもらえたんじゃないか、もっと違うイメージの服が似合ったんじゃないかーーそういうことを追求するのが販売だ』と」。

日々の接客から生まれるマールの強み

毎日店舗に立ち、顧客それぞれの好みを把握し、需要に合った商品を仕入れを行う。店舗に立てば、商品に対する顧客からの反応も直接感じられ、売れたときの喜びもダイレクトに自分に返ってくるーー「これこそ販売の醍醐味ですね」と奈良さん。

学生へのアドバイスと今後の展望

インタビューの最後に、ファッション業界を目指す学生に向けてのアドバイスと、奈良さん自身の今後の展望を聞いた。「ファッション業界で働くには、まず洋服が好きということが大前提です。その上で、自分に何が向いているのかはやってみないとわかりません。接客やプレス、生産、営業など、色々な職種があるけれど、最初から『これ!』と決めずに『こっちかな』『あっちかな』とニュートラルな気分で、まずはやってみるのがいいと思います」。

「販売員になりたいけど迷っている人には、まずは成功体験が必要。まず販売を実際にやってみて、そこで自分が勧めた商品をお客様に買ってもらう、みたいな体験をすることで、どんどん販売が好きになっていくはずです」。

奈良さんの今後の展望は、「前橋に『コム デ ギャルソン』を残すこと」。私が幼い頃から雑誌でしか見ることができなかった「コム デ ギャルソン」の服に初めて触れたのはマールでのこと。現在の前橋では、デザイナーズブランドの服を扱う店が極めて少ないが、マールはその数少ない店の1つで私にとって唯一の希望のような存在だ。前橋の自慢とも言えるマールは、ファッションないしは「コム デ ギャルソン」を愛す人の拠り所となり続けるだろう。

■マール
住所:群馬県前橋市千代田町2-10-15
電話番号:027-231-4727
営業時間:10:30〜18:00
定休日:水曜日

PHOTOS & TEXT:MAHO OFUCHI

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「ヒロインメイク」×「VT」コラボ第2弾 NMNやセラミド配合の高保湿シートマスク

「ヒロインメイク(HEROINE MAKE)」は10月8日、韓国発のスキンケアブランド「ブイティー(VT)」とのコラボレーション第2弾として、シートマスク“ヒロインメイク VTセブンデイズマスク モイスト”(7枚入り、770円)を数量限定で発売する。

第2弾となる今回は、集中ケアできる高保湿タイプのシートマスクだ。「VT」独自成分の“シカヒアルロン”で潤いを与え、乾燥による肌荒れや季節の変わり目でゆらぎやすい肌を整える。コラーゲンエキスやNMN、セラミドなどの保湿成分を配合。美容液をたっぷりと含んだシートで、インナードライや乾燥悩みにアプローチしてハリのある艶肌へと導く。

2社のコラボレーションは「ヒロインメイク」のブランド誕生20周年を記念して実現。第1弾は2025年2月にくすみを晴らし、理想の“白玉肌”をかなえるシートマスク“ヒロインメイク VTセブンデイズマスク”を販売していた。

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「ヒロインメイク」×「VT」コラボ第2弾 NMNやセラミド配合の高保湿シートマスク

「ヒロインメイク(HEROINE MAKE)」は10月8日、韓国発のスキンケアブランド「ブイティー(VT)」とのコラボレーション第2弾として、シートマスク“ヒロインメイク VTセブンデイズマスク モイスト”(7枚入り、770円)を数量限定で発売する。

第2弾となる今回は、集中ケアできる高保湿タイプのシートマスクだ。「VT」独自成分の“シカヒアルロン”で潤いを与え、乾燥による肌荒れや季節の変わり目でゆらぎやすい肌を整える。コラーゲンエキスやNMN、セラミドなどの保湿成分を配合。美容液をたっぷりと含んだシートで、インナードライや乾燥悩みにアプローチしてハリのある艶肌へと導く。

2社のコラボレーションは「ヒロインメイク」のブランド誕生20周年を記念して実現。第1弾は2025年2月にくすみを晴らし、理想の“白玉肌”をかなえるシートマスク“ヒロインメイク VTセブンデイズマスク”を販売していた。

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「ヴェルサーチェ」と「オニツカタイガー」がコラボ スニーカーとローファーをラインアップ

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」とのコラボシューズを、9月26日にイタリア・ミラノで開催した「ヴェルサーチェ」2026年春夏コレクションのプレゼンテーションで発表した。2026年春ごろから、「ヴェルサーチェ」一部店舗と公式オンラインで販売を予定する。

「ヴェルサーチェ」コラボ
スニーカーやローファーをラインアップ

コラボスニーカーは、「オニツカタイガー」のスニーカー“タイチ(TAI-CHI)”を土台とし、“オニツカタイガーストライプ”にダブルステッチングを配し、シュータン部分に「ヴェルサーチェ」を象徴する“メデューサ”のスタッズをあしらう。アッパーには、バッフィング加工や洗い加工による、ビンテージ感ある風合いを表現した。同スニーカーは、イタリアの素材を用いて、山陰地方にある「オニツカタイガー」の自社工場で制作。そのほかイタリア製のコラボローファーも用意する。

「ヴェルサーチェ」2026年春夏コレクションは、新たに就任した、ダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーによるデビューコレクションとなる。

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「ビューティフルピープル」が「ナンガ」との第2弾コラボアイテム発売 1着で6通りの着こなしができるダウンブルゾン

「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、アウトドアブランド「ナンガ(NANGA)」との第2弾コラボレーションによるダウンブルゾン"ナンガ マルチレイヤー ダウン ベスト ブルゾン"を発売する。カラーはチャコールとベージュの2色展開で、サイズは34、36、38、40、42をそろえる。価格は各16万5000円。10月4日から「ビューティフルピープル」の公式オンラインストアで先行予約を開始し、11日から同ブランド直営店と「ナンガ」公式オンラインストアで発売する。

1着で6通りのスタイルを実現

今回のアイテムは、「ナンガ」の確かなダウンテクノロジーに「ビューティフルピープル」のマルチレイヤリングシステムを組み合わせ、ブルゾンとベストを構造的に連結。レイヤード、ブルゾン、ベストの3パターンに加え、それぞれをリバーシブルで着用できるため、合計6通りのスタイルを楽しめる。寒暖差の大きい都市生活において、屋外から屋内、朝から夜へと移り変わる環境にフレキシブルに対応できるのが最大の特徴だ。

異なるシーンに対応する多機能性に加え、リバーシブルによるデザインの変化も魅力。1着で複数の表情を持つことで、現代的な都市生活に寄り添うアイテムとなっている。

アイテム画像

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「ビューティフルピープル」が「ナンガ」との第2弾コラボアイテム発売 1着で6通りの着こなしができるダウンブルゾン

「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、アウトドアブランド「ナンガ(NANGA)」との第2弾コラボレーションによるダウンブルゾン"ナンガ マルチレイヤー ダウン ベスト ブルゾン"を発売する。カラーはチャコールとベージュの2色展開で、サイズは34、36、38、40、42をそろえる。価格は各16万5000円。10月4日から「ビューティフルピープル」の公式オンラインストアで先行予約を開始し、11日から同ブランド直営店と「ナンガ」公式オンラインストアで発売する。

1着で6通りのスタイルを実現

今回のアイテムは、「ナンガ」の確かなダウンテクノロジーに「ビューティフルピープル」のマルチレイヤリングシステムを組み合わせ、ブルゾンとベストを構造的に連結。レイヤード、ブルゾン、ベストの3パターンに加え、それぞれをリバーシブルで着用できるため、合計6通りのスタイルを楽しめる。寒暖差の大きい都市生活において、屋外から屋内、朝から夜へと移り変わる環境にフレキシブルに対応できるのが最大の特徴だ。

異なるシーンに対応する多機能性に加え、リバーシブルによるデザインの変化も魅力。1着で複数の表情を持つことで、現代的な都市生活に寄り添うアイテムとなっている。

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【ARISAK Labo vol.8】フジロック出演グループ・コンフィデンスマンが舞う、東京でのカオスなギグ 

フォトアーティスト・ARISAKがファッション&ビューティ業界の多彩なクリエイターと共鳴し、新たなビジュアル表現を追求する連載【ARISAK Labo】。Vol.8となる今回は、オーストラリア発のレイヴ・ポップ・グループ・コンフィデンスマン(Confidence Man)から、ヴォーカリストのジャネット・プラネット(Janet Planet)とシュガー・ボーンズ(Sugar Bones)が登場。ARISAKのフィルターを通して「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」を着こなす2人をとらえたビジュアルには、アヴァンギャルドなムードが漂う。

PROFILE: コンフィデンスマン

コンフィデンスマン
PROFILE: オーストラリア発のレイヴ・ポップ・グループ。ブリスベンで結成され、フロントを務めるヴォーカリストのジャネット・プラネット、シュガー・ボーンズのほか、プロデューサーのレジー・グッドチャイルドとクラレンス・マクガフィーの4人で構成する。 2024年にはアルバム「3AM(LA LA LA)」をリリースし、25年にはフジロックフェスティバルに出演した

“10AM LA LA LA”
Inside story of Confidence Man × ARISAK
Interviewed by Daniel Takeda

今回の撮影のテーマは、“10AM LALALA”。昨年コンフィデンスマンがリリースしたアルバム「3AM (LA LA LA)」にちなんだ。このアルバムは、スタジオの入り時間が深夜3時だったことから名付けられたという。

撮影のインスピレーション源となったのは、映画「ロスト・イン・トランスレーション(Lost in Translation)」。「東京という町でパーティーが始まる前のようなムードを表現しました。コンフィデンスマンが感覚的に音楽を作っていることから、こちらも感覚に身を任せて、彼らから感じるエネルギーを視覚的に表現したいと思いました」とARISAK。

撮影を終えたコンフィデンスマンとARISAKに、音楽シーンに精通する竹田ダニエルがインタビューを行った。

竹田ダニエル(以下、ダニエル):近況について教えてください

シュガー・ボーンズ(以下、SB):この夏は基本的にツアーに出ていて、あちこち移動しながら、とても楽しい日々を過ごしていました。あと1〜2週間ほど夏のツアーが残っていて、そのあとはスタジオに入る予定です。だから今は夏の終わりを楽しんでいる感じですね。

ジャネット・プラネット(以下、JP):そうそう。今年の夏だけでイビサにもう3回行かなきゃいけなくて。前回はあまりに全力で楽しみすぎて、正直「また戻らなきゃいけないのか…」ってちょっと気が重いんですよ。そんなこと普段なら絶対ないんです。いつもはイビサに行けるのが楽しみなんですけど、今はちょっと…。

ダニエル:やっぱり、パーティーの雰囲気がすごいんですか?

JP:本当に“超”ハードコアなパーティーの空気。カクテルとエネルギーに溢れていて、とにかくワイルド(笑)。

SB:気づいたらその勢いに飲み込まれてしまうんです。それがツアーの終盤にあると、体力的にはあまり理想的じゃないんですけどね。

ダニエル:つい最近も行ってましたよね?

SG:2週間前くらいに行ってきました!

JP:そう、だいたい1週間半前かな。私たちにとってはイビサでの初めてのライブだったんです。イビサって基本的にDJばかりで、ライブバンドが出ることってほとんどないんですよ。だから本格的なライブバンドとして出演するのは、かなり久しぶりのことだったと思います。ショーは大盛り上がりで、本当にすごい夜になりました。ただ、その余韻というか、正直まだちょっと二日酔い気分が残ってるんですよ(笑)。まだ1週間半しか経っていないしね。

ダニエル:仕事しながらパーティーできるのは楽しそうですね

JP:うちの母なんて、ほんとにパーティーしすぎて24時間ずっと起きてたんですよ(笑)。

ダニエル:お母さんはオーストラリアから来てたのですか?

JP:そうなんです。今ちょうど遊びに来ていて。

ダニエル:ツアー中も、そうやってパーティーするのは普通なのですか?

SB:いやいや、そこは賢くやらないとダメなんです。

ダニエル:じゃあ今回のイビサは例外だったんですね

SB:そうですね。数日余裕があるときなら全然いいんですけど、毎日パーティーしてたらすぐに無理が来るって気づいたんです。前はそういうこともしてたんですが、本当にうまくいかない。

JP:そうそう。コスチュームをあちこちでなくしたり、シュガー・ボーンズが背中を痛めたり、私はタバコを吸いすぎて声が出なくなったり…そんな感じになっちゃうんです(笑)。

ダニエル:ところで、東京でのARISAKさんとの撮影についてお聞きしたいです。印象に残っている瞬間や思い出はありますか?ARISAKさんは2人のポージングやモデル的な表現力にすごく感心されていました

SB:僕ら、プロの“ポーザー”ですから(笑)。バンドを始めた頃から研究してきていて、ある意味では音楽より大事かもしれないくらい。撮影当日は本当に楽しかったですね。チーム全員が完璧で、スタイリングも最高でした。それに東京の街を背景に撮れるっていうのは僕らにとってすごく新鮮で、写真から感じられる雰囲気が普段と全然違うんです。

JP:本当に最高でした。実は私たちはロンドンから前日に飛んできたばかりで、時差ボケがひどかったんです。でもあのチームがすごくプロフェッショナルだったからこそ、長い撮影を乗り切れたんだと思います。

ダニエル:特に気に入ったルックや撮影場所はありましたか?

JP:最後の「リック・オウエンス」のルックはすごくアヴァンギャルドで気に入りました。靴があまりにも巨大で、転びそうになって死ぬかと思ったんですけど(笑)、それでもやる価値がありました。

SB:僕は最初に撮ったバーが大好きでした。あのクールなパーティーバーみたいな場所で、ネオンライトがいっぱいあって。まさに東京らしいクールでシックな雰囲気でした。それに「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のスーツも最高だった。

ダニエル:あのバーは、実は多くのアーティストやセレブが集まる“隠れ家スポット”なんです。誕生日パーティーなどでもよく使われる場所で。だから2人がそこで撮影できたのはすごく面白いなと思いました

JP:そうなんですね。残念だったのは、翌日フジロックが控えてたので実際にその場で遊べなかったこと。でも次回は撮影じゃなくて、ちゃんとカクテルを飲みに行きたいです。

ARISAK:2人ともすごくお酒を飲みたそうにしていましたね(笑)。パーティー魂の2人だから、スナックとか好きそうだし、ぜひ来てもらいたい。そして「ヴィヴィアン・ウエストウッド」も「リック・オウエンス」も、本当に似合ってた。

ダニエル:2人はバックグラウンドについてあまり具体的に語らないですよね。神話的な部分も多いと感じます。でも撮影中のARISAKさんからメッセージが来て、「ジャネットってファッションモデルの経験ある?」って聞かれたんですよ

ARISAK:まず2人のモデルな感じの出立というか、アーティストでもありながらファッションの要素が多いのがすごく素敵でした。何着てもらってもコンフィデンスマンのエッセンスになるんだろうなって思うし、スタイリストもすごく楽しそうにしてて、本当に何着ても可愛い。黒のショートウィッグは着けた瞬間に「いける!」ってなって。なんでも似合う感じが素敵でしたし、ジャネットはレンズの動きに合わせてポージングしている感じも印象的でした。

JP:そうなんですか?(笑)そこまで意識していたわけじゃないと思います。でも私はダンサー出身なので、自分の身体の使い方や動きに対する感覚が鋭いと思います。だから自然にそういう表現が出るのかも。そう言ってもらえるのはうれしいですね。

SB:僕も全ての撮影でそんな風に言ってもらえたらいいのに(笑)。

ダニエル:でも本当に毎回、写真の完成度が高いですよね。だからこそ気になるんですが、ビジュアルや美学的なクリエイティブ面にはどのくらいご自身のアイデアが反映されているんですか?ジャネットさんが自分の衣装をデザインしていると聞いたこともあります。アイデアから実際の形にするまで、どういうプロセスなんでしょうか?

JP:私は普段から気になるアイデアを集めていて、スマホに“クリエイティブ・バイブル”みたいな小さなコレクションを作っています。アルバム制作期間にどんどんそこに蓄積していく感じ。そのうち音楽が美学を定義する部分もあるし、逆に美学が音楽を形作る部分もある。両方が同時に作用していく感じですね。だから、私が好きなものやインスピレーションを与えてくれるものを全部ごちゃ混ぜにして、結果として少し“カオス”だけど“クール”なものができあがる。それがConfidence Manらしさでもあると思います。

ダニエル:インスピレーションはどんな場所から得ているんですか?

プラネット:ロンドンのソーホーに「IDEA」っていう本屋があるんですけど、そこがすごくクールなんです。1990年代の本や雑誌がたくさん置いてあって、コーヒーを飲みながら自由に眺められる。そこに何度か通ってますね。あとはPinterestみたいなSNSもよく見ますし、90年代のビンテージなパフォーマンス映像もたくさん観ます。ブリトニー・スピアーズとかジャネット・ジャクソンの古い映像から要素を抜き出して、ライブの演出に取り入れたりしています。

ダニエル:ARISAKさんは2人がクリエイティブな行き詰まりーーいわゆるライターズブロックにどう対処しているのか、すごく気になるそうです

JP:ビジュアル面では、やっぱり「見ること」が一番の突破口だと思います。新しいものを観て刺激を受けることで前に進める。でも作曲に関しては、前回のアルバム制作のときに“ソングライティングの作業を再び楽しいものにする”という戦略を取りました。いろいろな“パーティー的なもの”を持ち込んで、20時間くらい部屋にこもって、とにかく何が出てくるか試してみる。そうすると、9時から17時までの仕事みたいな感覚が消えて、むしろ楽しいパーティーの雰囲気になる。頭の中で「これはダサい」「これは間違ってる」と制限していたルールが取り払われる。その感覚がすごく良かったですね。

SB:僕らにとっては、とにかく楽しい状態を保つことが大事。僕らの音楽自体が“楽しい音楽”を目指しているので、オフィスワークみたいに9時から17時まで机に向かって…という感覚ではなかなかいいものができない。スタジオでは僕らは3人組だから、常にアイデアをぶつけ合えるのも強みですね。誰かがスランプに入っても、他のメンバーが支えてくれる。チームで創作できるのは、本当に幸運なことだと思います。

JP:それに、壁に頭を打ちつけるように無理やり作業するより、やる気がないときは一度立ち止まってしまうほうがいいんですよね。モチベーションが自然に湧いてきたときに取り組んだ方が、ずっと生産的ですから。

ダニエル:「ガーディアン(The Guardian)」の記事で、2人のショーは“学芸会とレイヴの衝突”と表現されていましたよね。コーンブラや養蜂家の帽子、独特のダンスなどが象徴的ですが、東京のファッションカルチャーから影響を受けた要素や、日本でインスピレーションを得たことはありましたか?

JP:もちろんありました。東京での撮影のとき、「あ、私たちの美学ってこういう要素を知らず知らずのうちに取り込んできたんだな」とすごく感じました。特にウィッグなんかはそうですね。2枚目のアルバム『Tilt』のとき、私が巨大なポニーテールをつけていたんですけど、日本のファッションの“誇張”とか“マキシマリズム”はかなり大きなインスピレーションになっています。西洋のファッションってどうしてもミニマルに寄りがちで、それが私には少し退屈に思えるんです。だからこそ“ひっくり返して大きく、ドラマティックにする”という発想が面白いし、それが日本のファッションのクールなところだと思います。

SB:メンズファッションに関して日本が本当にうまいと思うのは、スーツとかフォーマルな装いですね。僕らもライブではよくスーツを着るんですけど、普通のスーツじゃなくて「壊れかけたスーツ」とか「精神病院から出てきたようなスーツ」とか、フォーマルを“崩す”ことで遊んでいるんです。フォーマルさと歪みのクロスオーバー、そういう発想をするときに日本のことをよく思い浮かべます。

ARISAK:2人のパフォーマンス動画をたくさん観ていてる中で気づくことがあるんですが、肩車だったり、バク転だったり、ヴォーグの動きだったり、いくつか“お決まり”のムーブがありますよね。このちょっとシュールな動きというのはどこからインスピレーションを得ているんですか?

SB:僕らがプロのダンサーじゃないからこそ、自然に出てきたものだと思います。基本的にその場で作りながらやっていて、あえて「自分たちはプロだ」と誤解されたくないんです。観客には「本気でやってるけど素人っぽい」って伝わるくらいがいい。そういう“行き当たりばったり感”がパフォーマンスににじみ出てるんだと思います。

JP:そうそう。それって観ている人にとってちょっと肩の力が抜けるというか。“全力でやってるけど、別に上手じゃない”。そのギャップが逆に面白いんです。私たちは「上手い」と勘違いされることもあるけど、実際はそうじゃない。その“ゆるさ”があるから、色んな“おバカなこと”も許されちゃうんですよね(笑)。

ダニエル:観客にとっても「自分も踊っていいんだ」って勇気を与えますよね

SB:そうそう。最初の段階でその壁を取り払えるのは大きい。ちょっとしたカオスって、どんなパフォーマンスにおいてもプラスに働くんですよ。観客を良い意味で無防備にして、こちらが感じさせたいものに引き込むことができるから。

ダニエル:最初から「このグループはダンスをやる」「振付を取り入れる」と決めていたんですか?それとも自然にそうなったのですか?

SB:いや、最初は全然。僕はダンスに懐疑的だったんですけど…気づいたらこうなってましたね(笑)。

JP:そう。シュガー・ボーンズはもともとサイケロック少年で、踊るのなんて嫌がってたんです。でも私はずっとダンス好きだから、少しずつ彼を“調教”していったの(笑)。そして今じゃ私を投げ飛ばすまでになっちゃった。

ARISAK:彼らのパフォーマンス動画を観ていて一番心引かれたのは、「完璧じゃない抜けのある美学」です。私にはプロのダンサーの友人も多いんですが、コンフィデンスマンのパフォーマンスにはそれとは違う独特の味があると思いました。

SB:ああ、まさにそう。僕らにとって“完璧じゃない”ことはすごく大事なんです。日本にはアイドル文化があって、歌もダンスも全てが完璧に仕上げられている。僕らはその対極にある“少しの不完全さ”をあえて持ち込みたいんです。

JP:それってちょっとパンクだと思うんです。ポップでかわいくておバカな要素を持ちつつ、同時に攻撃的でパンクな部分も出す。その二面性が面白いんです。

SB:この2つをミックスするのが、僕らにとってのキーポイントですね。


ダニエル:確かに、例えば「ミックスマグ(Mixmag)」の配信を思い浮かべると、たいていはDJブースに男性が立っていて、その周りで観客が揺れているだけ。でも彼らの中で「ダンスで有名になった一人の女性」が出てきたことが象徴的だと思います。最近はチャーリー・XCX(Charli XCX)のように“完璧に磨かれたパフォーマンス”ではなく、もっと人間味のあるアーティストも増えている。ティナーシェ(Tinashe)がボイラールームに出たのも印象的でした。そう考えると、私が観たお2人の映像もすごく衝撃的でした。DJをしていたわけじゃないのに、シュガー・ボーンズは暗がりにいて、一方でジャネット・プラネットは存在感を放っていて。パフォーマンスアートのようでした

SB:僕はDJの横で酔っ払ってただけなんですけど(笑)、それもパーティーカルチャーの一部なんです。でも、やっぱり人って“完璧さ”に飽きてしまう。全ての動きが完璧に揃ったダンスは、最初は感心されても繰り返すうちに退屈になる。だからこそ“不完全で人間らしい要素”があると観客はより強く共感してくれると思うんです。

ARISAK:畑は違いますが、アジア圏のグループ系アーティストの場合、血の滲むような努力で振付も歌も完璧にそろえたパフォーマンスにすごくリスペクトをする一方、完璧すぎて見ていて“お腹いっぱい”になることもあります。そういう文化がある中で、コンフィデンスマンはまったく違う新しいものを持ち込んでいて、新鮮に感じます。

ダニエル:最後に伺いたいのですが、お気に入りの日本ブランドはありますか?

JP:ライブのビジュアルに関しては、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」からインスピレーションを受けてきました。90年代〜2000年代のコレクションをよく参考にしていて、シュガー・ボーンズが着ていたデニムスーツも「コム デ ギャルソン)」のコレクションからアイデアを拝借したんです。「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」の服もかなり色々持ってます。

CREDIT

[LOOK1] JANET PLANET:COLSET¥275,000, SHIRTS¥85,800, SKIRT¥148,500, SHOES¥97,900, EARRING¥46,200/VIVIENNE WESTWOOD(https://www.viviennewestwood-tokyo.com/), NAIL¥33,000/LUEUR BY MAYU O(XANADU TOKYO03-6459-2826), SOCKS / STYLIST OWN
SUGER BONES:JACKET¥346,500, PANTS¥176,000 / VIVIENNE WESTWOOD(https://www.viviennewestwood-tokyo.com/), SHOES¥166,100 / DENIM DOCTORS(LIGHT WORLDCORP03-6876-1098)、RINGS EACH¥25,3000 / PHENOMENA COLLECTION(XANADU TOKYO03-6459-2826), OTHERS / STYLIST OWN
[LOOK2] JANET PLANET:JACKET¥612,700, COAT¥38,0600, BRA¥136,400, SKIRT¥174,900、BOOTS¥663,300 / RICK OWENS(EASTLAND03-6231-2970)、NAIL¥55,000/LUEUR BY MAYU O(XANADU TOKYO03-6459-2826
SUGER BONES:TOPS¥953,700, T SHIRTS¥71,500, PANTS¥348,700, BOOTS¥534,600 / RICK OWENS(EASTLAND03-6231-2970)

DIRECITON & PHOTOS:ARISAK
MODEL:JANET PLANET & SUGAR BONES FROM CONFIDENCE MAN
STYLING:HARUHI
HAIR:MIKI
MAKE UP:KATHERINE JIN
TRANSLATION:NENE NAKAMURA
LOGO DESIGN:HIROKIHISAJIMA
LOCATION:TREMOLO / きもの和處 東三季
TEXT:DANIEL TAKEDA

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【ARISAK Labo vol.8】フジロック出演グループ・コンフィデンスマンが舞う、東京でのカオスなギグ 

フォトアーティスト・ARISAKがファッション&ビューティ業界の多彩なクリエイターと共鳴し、新たなビジュアル表現を追求する連載【ARISAK Labo】。Vol.8となる今回は、オーストラリア発のレイヴ・ポップ・グループ・コンフィデンスマン(Confidence Man)から、ヴォーカリストのジャネット・プラネット(Janet Planet)とシュガー・ボーンズ(Sugar Bones)が登場。ARISAKのフィルターを通して「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」を着こなす2人をとらえたビジュアルには、アヴァンギャルドなムードが漂う。

PROFILE: コンフィデンスマン

コンフィデンスマン
PROFILE: オーストラリア発のレイヴ・ポップ・グループ。ブリスベンで結成され、フロントを務めるヴォーカリストのジャネット・プラネット、シュガー・ボーンズのほか、プロデューサーのレジー・グッドチャイルドとクラレンス・マクガフィーの4人で構成する。 2024年にはアルバム「3AM(LA LA LA)」をリリースし、25年にはフジロックフェスティバルに出演した

“10AM LA LA LA”
Inside story of Confidence Man × ARISAK
Interviewed by Daniel Takeda

今回の撮影のテーマは、“10AM LALALA”。昨年コンフィデンスマンがリリースしたアルバム「3AM (LA LA LA)」にちなんだ。このアルバムは、スタジオの入り時間が深夜3時だったことから名付けられたという。

撮影のインスピレーション源となったのは、映画「ロスト・イン・トランスレーション(Lost in Translation)」。「東京という町でパーティーが始まる前のようなムードを表現しました。コンフィデンスマンが感覚的に音楽を作っていることから、こちらも感覚に身を任せて、彼らから感じるエネルギーを視覚的に表現したいと思いました」とARISAK。

撮影を終えたコンフィデンスマンとARISAKに、音楽シーンに精通する竹田ダニエルがインタビューを行った。

竹田ダニエル(以下、ダニエル):近況について教えてください

シュガー・ボーンズ(以下、SB):この夏は基本的にツアーに出ていて、あちこち移動しながら、とても楽しい日々を過ごしていました。あと1〜2週間ほど夏のツアーが残っていて、そのあとはスタジオに入る予定です。だから今は夏の終わりを楽しんでいる感じですね。

ジャネット・プラネット(以下、JP):そうそう。今年の夏だけでイビサにもう3回行かなきゃいけなくて。前回はあまりに全力で楽しみすぎて、正直「また戻らなきゃいけないのか…」ってちょっと気が重いんですよ。そんなこと普段なら絶対ないんです。いつもはイビサに行けるのが楽しみなんですけど、今はちょっと…。

ダニエル:やっぱり、パーティーの雰囲気がすごいんですか?

JP:本当に“超”ハードコアなパーティーの空気。カクテルとエネルギーに溢れていて、とにかくワイルド(笑)。

SB:気づいたらその勢いに飲み込まれてしまうんです。それがツアーの終盤にあると、体力的にはあまり理想的じゃないんですけどね。

ダニエル:つい最近も行ってましたよね?

SG:2週間前くらいに行ってきました!

JP:そう、だいたい1週間半前かな。私たちにとってはイビサでの初めてのライブだったんです。イビサって基本的にDJばかりで、ライブバンドが出ることってほとんどないんですよ。だから本格的なライブバンドとして出演するのは、かなり久しぶりのことだったと思います。ショーは大盛り上がりで、本当にすごい夜になりました。ただ、その余韻というか、正直まだちょっと二日酔い気分が残ってるんですよ(笑)。まだ1週間半しか経っていないしね。

ダニエル:仕事しながらパーティーできるのは楽しそうですね

JP:うちの母なんて、ほんとにパーティーしすぎて24時間ずっと起きてたんですよ(笑)。

ダニエル:お母さんはオーストラリアから来てたのですか?

JP:そうなんです。今ちょうど遊びに来ていて。

ダニエル:ツアー中も、そうやってパーティーするのは普通なのですか?

SB:いやいや、そこは賢くやらないとダメなんです。

ダニエル:じゃあ今回のイビサは例外だったんですね

SB:そうですね。数日余裕があるときなら全然いいんですけど、毎日パーティーしてたらすぐに無理が来るって気づいたんです。前はそういうこともしてたんですが、本当にうまくいかない。

JP:そうそう。コスチュームをあちこちでなくしたり、シュガー・ボーンズが背中を痛めたり、私はタバコを吸いすぎて声が出なくなったり…そんな感じになっちゃうんです(笑)。

ダニエル:ところで、東京でのARISAKさんとの撮影についてお聞きしたいです。印象に残っている瞬間や思い出はありますか?ARISAKさんは2人のポージングやモデル的な表現力にすごく感心されていました

SB:僕ら、プロの“ポーザー”ですから(笑)。バンドを始めた頃から研究してきていて、ある意味では音楽より大事かもしれないくらい。撮影当日は本当に楽しかったですね。チーム全員が完璧で、スタイリングも最高でした。それに東京の街を背景に撮れるっていうのは僕らにとってすごく新鮮で、写真から感じられる雰囲気が普段と全然違うんです。

JP:本当に最高でした。実は私たちはロンドンから前日に飛んできたばかりで、時差ボケがひどかったんです。でもあのチームがすごくプロフェッショナルだったからこそ、長い撮影を乗り切れたんだと思います。

ダニエル:特に気に入ったルックや撮影場所はありましたか?

JP:最後の「リック・オウエンス」のルックはすごくアヴァンギャルドで気に入りました。靴があまりにも巨大で、転びそうになって死ぬかと思ったんですけど(笑)、それでもやる価値がありました。

SB:僕は最初に撮ったバーが大好きでした。あのクールなパーティーバーみたいな場所で、ネオンライトがいっぱいあって。まさに東京らしいクールでシックな雰囲気でした。それに「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のスーツも最高だった。

ダニエル:あのバーは、実は多くのアーティストやセレブが集まる“隠れ家スポット”なんです。誕生日パーティーなどでもよく使われる場所で。だから2人がそこで撮影できたのはすごく面白いなと思いました

JP:そうなんですね。残念だったのは、翌日フジロックが控えてたので実際にその場で遊べなかったこと。でも次回は撮影じゃなくて、ちゃんとカクテルを飲みに行きたいです。

ARISAK:2人ともすごくお酒を飲みたそうにしていましたね(笑)。パーティー魂の2人だから、スナックとか好きそうだし、ぜひ来てもらいたい。そして「ヴィヴィアン・ウエストウッド」も「リック・オウエンス」も、本当に似合ってた。

ダニエル:2人はバックグラウンドについてあまり具体的に語らないですよね。神話的な部分も多いと感じます。でも撮影中のARISAKさんからメッセージが来て、「ジャネットってファッションモデルの経験ある?」って聞かれたんですよ

ARISAK:まず2人のモデルな感じの出立というか、アーティストでもありながらファッションの要素が多いのがすごく素敵でした。何着てもらってもコンフィデンスマンのエッセンスになるんだろうなって思うし、スタイリストもすごく楽しそうにしてて、本当に何着ても可愛い。黒のショートウィッグは着けた瞬間に「いける!」ってなって。なんでも似合う感じが素敵でしたし、ジャネットはレンズの動きに合わせてポージングしている感じも印象的でした。

JP:そうなんですか?(笑)そこまで意識していたわけじゃないと思います。でも私はダンサー出身なので、自分の身体の使い方や動きに対する感覚が鋭いと思います。だから自然にそういう表現が出るのかも。そう言ってもらえるのはうれしいですね。

SB:僕も全ての撮影でそんな風に言ってもらえたらいいのに(笑)。

ダニエル:でも本当に毎回、写真の完成度が高いですよね。だからこそ気になるんですが、ビジュアルや美学的なクリエイティブ面にはどのくらいご自身のアイデアが反映されているんですか?ジャネットさんが自分の衣装をデザインしていると聞いたこともあります。アイデアから実際の形にするまで、どういうプロセスなんでしょうか?

JP:私は普段から気になるアイデアを集めていて、スマホに“クリエイティブ・バイブル”みたいな小さなコレクションを作っています。アルバム制作期間にどんどんそこに蓄積していく感じ。そのうち音楽が美学を定義する部分もあるし、逆に美学が音楽を形作る部分もある。両方が同時に作用していく感じですね。だから、私が好きなものやインスピレーションを与えてくれるものを全部ごちゃ混ぜにして、結果として少し“カオス”だけど“クール”なものができあがる。それがConfidence Manらしさでもあると思います。

ダニエル:インスピレーションはどんな場所から得ているんですか?

プラネット:ロンドンのソーホーに「IDEA」っていう本屋があるんですけど、そこがすごくクールなんです。1990年代の本や雑誌がたくさん置いてあって、コーヒーを飲みながら自由に眺められる。そこに何度か通ってますね。あとはPinterestみたいなSNSもよく見ますし、90年代のビンテージなパフォーマンス映像もたくさん観ます。ブリトニー・スピアーズとかジャネット・ジャクソンの古い映像から要素を抜き出して、ライブの演出に取り入れたりしています。

ダニエル:ARISAKさんは2人がクリエイティブな行き詰まりーーいわゆるライターズブロックにどう対処しているのか、すごく気になるそうです

JP:ビジュアル面では、やっぱり「見ること」が一番の突破口だと思います。新しいものを観て刺激を受けることで前に進める。でも作曲に関しては、前回のアルバム制作のときに“ソングライティングの作業を再び楽しいものにする”という戦略を取りました。いろいろな“パーティー的なもの”を持ち込んで、20時間くらい部屋にこもって、とにかく何が出てくるか試してみる。そうすると、9時から17時までの仕事みたいな感覚が消えて、むしろ楽しいパーティーの雰囲気になる。頭の中で「これはダサい」「これは間違ってる」と制限していたルールが取り払われる。その感覚がすごく良かったですね。

SB:僕らにとっては、とにかく楽しい状態を保つことが大事。僕らの音楽自体が“楽しい音楽”を目指しているので、オフィスワークみたいに9時から17時まで机に向かって…という感覚ではなかなかいいものができない。スタジオでは僕らは3人組だから、常にアイデアをぶつけ合えるのも強みですね。誰かがスランプに入っても、他のメンバーが支えてくれる。チームで創作できるのは、本当に幸運なことだと思います。

JP:それに、壁に頭を打ちつけるように無理やり作業するより、やる気がないときは一度立ち止まってしまうほうがいいんですよね。モチベーションが自然に湧いてきたときに取り組んだ方が、ずっと生産的ですから。

ダニエル:「ガーディアン(The Guardian)」の記事で、2人のショーは“学芸会とレイヴの衝突”と表現されていましたよね。コーンブラや養蜂家の帽子、独特のダンスなどが象徴的ですが、東京のファッションカルチャーから影響を受けた要素や、日本でインスピレーションを得たことはありましたか?

JP:もちろんありました。東京での撮影のとき、「あ、私たちの美学ってこういう要素を知らず知らずのうちに取り込んできたんだな」とすごく感じました。特にウィッグなんかはそうですね。2枚目のアルバム『Tilt』のとき、私が巨大なポニーテールをつけていたんですけど、日本のファッションの“誇張”とか“マキシマリズム”はかなり大きなインスピレーションになっています。西洋のファッションってどうしてもミニマルに寄りがちで、それが私には少し退屈に思えるんです。だからこそ“ひっくり返して大きく、ドラマティックにする”という発想が面白いし、それが日本のファッションのクールなところだと思います。

SB:メンズファッションに関して日本が本当にうまいと思うのは、スーツとかフォーマルな装いですね。僕らもライブではよくスーツを着るんですけど、普通のスーツじゃなくて「壊れかけたスーツ」とか「精神病院から出てきたようなスーツ」とか、フォーマルを“崩す”ことで遊んでいるんです。フォーマルさと歪みのクロスオーバー、そういう発想をするときに日本のことをよく思い浮かべます。

ARISAK:2人のパフォーマンス動画をたくさん観ていてる中で気づくことがあるんですが、肩車だったり、バク転だったり、ヴォーグの動きだったり、いくつか“お決まり”のムーブがありますよね。このちょっとシュールな動きというのはどこからインスピレーションを得ているんですか?

SB:僕らがプロのダンサーじゃないからこそ、自然に出てきたものだと思います。基本的にその場で作りながらやっていて、あえて「自分たちはプロだ」と誤解されたくないんです。観客には「本気でやってるけど素人っぽい」って伝わるくらいがいい。そういう“行き当たりばったり感”がパフォーマンスににじみ出てるんだと思います。

JP:そうそう。それって観ている人にとってちょっと肩の力が抜けるというか。“全力でやってるけど、別に上手じゃない”。そのギャップが逆に面白いんです。私たちは「上手い」と勘違いされることもあるけど、実際はそうじゃない。その“ゆるさ”があるから、色んな“おバカなこと”も許されちゃうんですよね(笑)。

ダニエル:観客にとっても「自分も踊っていいんだ」って勇気を与えますよね

SB:そうそう。最初の段階でその壁を取り払えるのは大きい。ちょっとしたカオスって、どんなパフォーマンスにおいてもプラスに働くんですよ。観客を良い意味で無防備にして、こちらが感じさせたいものに引き込むことができるから。

ダニエル:最初から「このグループはダンスをやる」「振付を取り入れる」と決めていたんですか?それとも自然にそうなったのですか?

SB:いや、最初は全然。僕はダンスに懐疑的だったんですけど…気づいたらこうなってましたね(笑)。

JP:そう。シュガー・ボーンズはもともとサイケロック少年で、踊るのなんて嫌がってたんです。でも私はずっとダンス好きだから、少しずつ彼を“調教”していったの(笑)。そして今じゃ私を投げ飛ばすまでになっちゃった。

ARISAK:彼らのパフォーマンス動画を観ていて一番心引かれたのは、「完璧じゃない抜けのある美学」です。私にはプロのダンサーの友人も多いんですが、コンフィデンスマンのパフォーマンスにはそれとは違う独特の味があると思いました。

SB:ああ、まさにそう。僕らにとって“完璧じゃない”ことはすごく大事なんです。日本にはアイドル文化があって、歌もダンスも全てが完璧に仕上げられている。僕らはその対極にある“少しの不完全さ”をあえて持ち込みたいんです。

JP:それってちょっとパンクだと思うんです。ポップでかわいくておバカな要素を持ちつつ、同時に攻撃的でパンクな部分も出す。その二面性が面白いんです。

SB:この2つをミックスするのが、僕らにとってのキーポイントですね。


ダニエル:確かに、例えば「ミックスマグ(Mixmag)」の配信を思い浮かべると、たいていはDJブースに男性が立っていて、その周りで観客が揺れているだけ。でも彼らの中で「ダンスで有名になった一人の女性」が出てきたことが象徴的だと思います。最近はチャーリー・XCX(Charli XCX)のように“完璧に磨かれたパフォーマンス”ではなく、もっと人間味のあるアーティストも増えている。ティナーシェ(Tinashe)がボイラールームに出たのも印象的でした。そう考えると、私が観たお2人の映像もすごく衝撃的でした。DJをしていたわけじゃないのに、シュガー・ボーンズは暗がりにいて、一方でジャネット・プラネットは存在感を放っていて。パフォーマンスアートのようでした

SB:僕はDJの横で酔っ払ってただけなんですけど(笑)、それもパーティーカルチャーの一部なんです。でも、やっぱり人って“完璧さ”に飽きてしまう。全ての動きが完璧に揃ったダンスは、最初は感心されても繰り返すうちに退屈になる。だからこそ“不完全で人間らしい要素”があると観客はより強く共感してくれると思うんです。

ARISAK:畑は違いますが、アジア圏のグループ系アーティストの場合、血の滲むような努力で振付も歌も完璧にそろえたパフォーマンスにすごくリスペクトをする一方、完璧すぎて見ていて“お腹いっぱい”になることもあります。そういう文化がある中で、コンフィデンスマンはまったく違う新しいものを持ち込んでいて、新鮮に感じます。

ダニエル:最後に伺いたいのですが、お気に入りの日本ブランドはありますか?

JP:ライブのビジュアルに関しては、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」からインスピレーションを受けてきました。90年代〜2000年代のコレクションをよく参考にしていて、シュガー・ボーンズが着ていたデニムスーツも「コム デ ギャルソン)」のコレクションからアイデアを拝借したんです。「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」の服もかなり色々持ってます。

CREDIT

[LOOK1] JANET PLANET:COLSET¥275,000, SHIRTS¥85,800, SKIRT¥148,500, SHOES¥97,900, EARRING¥46,200/VIVIENNE WESTWOOD(https://www.viviennewestwood-tokyo.com/), NAIL¥33,000/LUEUR BY MAYU O(XANADU TOKYO03-6459-2826), SOCKS / STYLIST OWN
SUGER BONES:JACKET¥346,500, PANTS¥176,000 / VIVIENNE WESTWOOD(https://www.viviennewestwood-tokyo.com/), SHOES¥166,100 / DENIM DOCTORS(LIGHT WORLDCORP03-6876-1098)、RINGS EACH¥25,3000 / PHENOMENA COLLECTION(XANADU TOKYO03-6459-2826), OTHERS / STYLIST OWN
[LOOK2] JANET PLANET:JACKET¥612,700, COAT¥38,0600, BRA¥136,400, SKIRT¥174,900、BOOTS¥663,300 / RICK OWENS(EASTLAND03-6231-2970)、NAIL¥55,000/LUEUR BY MAYU O(XANADU TOKYO03-6459-2826
SUGER BONES:TOPS¥953,700, T SHIRTS¥71,500, PANTS¥348,700, BOOTS¥534,600 / RICK OWENS(EASTLAND03-6231-2970)

DIRECITON & PHOTOS:ARISAK
MODEL:JANET PLANET & SUGAR BONES FROM CONFIDENCE MAN
STYLING:HARUHI
HAIR:MIKI
MAKE UP:KATHERINE JIN
TRANSLATION:NENE NAKAMURA
LOGO DESIGN:HIROKIHISAJIMA
LOCATION:TREMOLO / きもの和處 東三季
TEXT:DANIEL TAKEDA

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【ARISAK Labo vol.8】フジロック出演グループ・コンフィデンスマンが舞う、東京でのカオスなギグ 

フォトアーティスト・ARISAKがファッション&ビューティ業界の多彩なクリエイターと共鳴し、新たなビジュアル表現を追求する連載【ARISAK Labo】。Vol.8となる今回は、オーストラリア発のレイヴ・ポップ・グループ・コンフィデンスマン(Confidence Man)から、ヴォーカリストのジャネット・プラネット(Janet Planet)とシュガー・ボーンズ(Sugar Bones)が登場。ARISAKのフィルターを通して「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」を着こなす2人をとらえたビジュアルには、アヴァンギャルドなムードが漂う。

PROFILE: コンフィデンスマン

コンフィデンスマン
PROFILE: オーストラリア発のレイヴ・ポップ・グループ。ブリスベンで結成され、フロントを務めるヴォーカリストのジャネット・プラネット、シュガー・ボーンズのほか、プロデューサーのレジー・グッドチャイルドとクラレンス・マクガフィーの4人で構成する。 2024年にはアルバム「3AM(LA LA LA)」をリリースし、25年にはフジロックフェスティバルに出演した

“10AM LA LA LA”
Inside story of Confidence Man × ARISAK
Interviewed by Daniel Takeda

今回の撮影のテーマは、“10AM LALALA”。昨年コンフィデンスマンがリリースしたアルバム「3AM (LA LA LA)」にちなんだ。このアルバムは、スタジオの入り時間が深夜3時だったことから名付けられたという。

撮影のインスピレーション源となったのは、映画「ロスト・イン・トランスレーション(Lost in Translation)」。「東京という町でパーティーが始まる前のようなムードを表現しました。コンフィデンスマンが感覚的に音楽を作っていることから、こちらも感覚に身を任せて、彼らから感じるエネルギーを視覚的に表現したいと思いました」とARISAK。

撮影を終えたコンフィデンスマンとARISAKに、音楽シーンに精通する竹田ダニエルがインタビューを行った。

竹田ダニエル(以下、ダニエル):近況について教えてください

シュガー・ボーンズ(以下、SB):この夏は基本的にツアーに出ていて、あちこち移動しながら、とても楽しい日々を過ごしていました。あと1〜2週間ほど夏のツアーが残っていて、そのあとはスタジオに入る予定です。だから今は夏の終わりを楽しんでいる感じですね。

ジャネット・プラネット(以下、JP):そうそう。今年の夏だけでイビサにもう3回行かなきゃいけなくて。前回はあまりに全力で楽しみすぎて、正直「また戻らなきゃいけないのか…」ってちょっと気が重いんですよ。そんなこと普段なら絶対ないんです。いつもはイビサに行けるのが楽しみなんですけど、今はちょっと…。

ダニエル:やっぱり、パーティーの雰囲気がすごいんですか?

JP:本当に“超”ハードコアなパーティーの空気。カクテルとエネルギーに溢れていて、とにかくワイルド(笑)。

SB:気づいたらその勢いに飲み込まれてしまうんです。それがツアーの終盤にあると、体力的にはあまり理想的じゃないんですけどね。

ダニエル:つい最近も行ってましたよね?

SG:2週間前くらいに行ってきました!

JP:そう、だいたい1週間半前かな。私たちにとってはイビサでの初めてのライブだったんです。イビサって基本的にDJばかりで、ライブバンドが出ることってほとんどないんですよ。だから本格的なライブバンドとして出演するのは、かなり久しぶりのことだったと思います。ショーは大盛り上がりで、本当にすごい夜になりました。ただ、その余韻というか、正直まだちょっと二日酔い気分が残ってるんですよ(笑)。まだ1週間半しか経っていないしね。

ダニエル:仕事しながらパーティーできるのは楽しそうですね

JP:うちの母なんて、ほんとにパーティーしすぎて24時間ずっと起きてたんですよ(笑)。

ダニエル:お母さんはオーストラリアから来てたのですか?

JP:そうなんです。今ちょうど遊びに来ていて。

ダニエル:ツアー中も、そうやってパーティーするのは普通なのですか?

SB:いやいや、そこは賢くやらないとダメなんです。

ダニエル:じゃあ今回のイビサは例外だったんですね

SB:そうですね。数日余裕があるときなら全然いいんですけど、毎日パーティーしてたらすぐに無理が来るって気づいたんです。前はそういうこともしてたんですが、本当にうまくいかない。

JP:そうそう。コスチュームをあちこちでなくしたり、シュガー・ボーンズが背中を痛めたり、私はタバコを吸いすぎて声が出なくなったり…そんな感じになっちゃうんです(笑)。

ダニエル:ところで、東京でのARISAKさんとの撮影についてお聞きしたいです。印象に残っている瞬間や思い出はありますか?ARISAKさんは2人のポージングやモデル的な表現力にすごく感心されていました

SB:僕ら、プロの“ポーザー”ですから(笑)。バンドを始めた頃から研究してきていて、ある意味では音楽より大事かもしれないくらい。撮影当日は本当に楽しかったですね。チーム全員が完璧で、スタイリングも最高でした。それに東京の街を背景に撮れるっていうのは僕らにとってすごく新鮮で、写真から感じられる雰囲気が普段と全然違うんです。

JP:本当に最高でした。実は私たちはロンドンから前日に飛んできたばかりで、時差ボケがひどかったんです。でもあのチームがすごくプロフェッショナルだったからこそ、長い撮影を乗り切れたんだと思います。

ダニエル:特に気に入ったルックや撮影場所はありましたか?

JP:最後の「リック・オウエンス」のルックはすごくアヴァンギャルドで気に入りました。靴があまりにも巨大で、転びそうになって死ぬかと思ったんですけど(笑)、それでもやる価値がありました。

SB:僕は最初に撮ったバーが大好きでした。あのクールなパーティーバーみたいな場所で、ネオンライトがいっぱいあって。まさに東京らしいクールでシックな雰囲気でした。それに「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のスーツも最高だった。

ダニエル:あのバーは、実は多くのアーティストやセレブが集まる“隠れ家スポット”なんです。誕生日パーティーなどでもよく使われる場所で。だから2人がそこで撮影できたのはすごく面白いなと思いました

JP:そうなんですね。残念だったのは、翌日フジロックが控えてたので実際にその場で遊べなかったこと。でも次回は撮影じゃなくて、ちゃんとカクテルを飲みに行きたいです。

ARISAK:2人ともすごくお酒を飲みたそうにしていましたね(笑)。パーティー魂の2人だから、スナックとか好きそうだし、ぜひ来てもらいたい。そして「ヴィヴィアン・ウエストウッド」も「リック・オウエンス」も、本当に似合ってた。

ダニエル:2人はバックグラウンドについてあまり具体的に語らないですよね。神話的な部分も多いと感じます。でも撮影中のARISAKさんからメッセージが来て、「ジャネットってファッションモデルの経験ある?」って聞かれたんですよ

ARISAK:まず2人のモデルな感じの出立というか、アーティストでもありながらファッションの要素が多いのがすごく素敵でした。何着てもらってもコンフィデンスマンのエッセンスになるんだろうなって思うし、スタイリストもすごく楽しそうにしてて、本当に何着ても可愛い。黒のショートウィッグは着けた瞬間に「いける!」ってなって。なんでも似合う感じが素敵でしたし、ジャネットはレンズの動きに合わせてポージングしている感じも印象的でした。

JP:そうなんですか?(笑)そこまで意識していたわけじゃないと思います。でも私はダンサー出身なので、自分の身体の使い方や動きに対する感覚が鋭いと思います。だから自然にそういう表現が出るのかも。そう言ってもらえるのはうれしいですね。

SB:僕も全ての撮影でそんな風に言ってもらえたらいいのに(笑)。

ダニエル:でも本当に毎回、写真の完成度が高いですよね。だからこそ気になるんですが、ビジュアルや美学的なクリエイティブ面にはどのくらいご自身のアイデアが反映されているんですか?ジャネットさんが自分の衣装をデザインしていると聞いたこともあります。アイデアから実際の形にするまで、どういうプロセスなんでしょうか?

JP:私は普段から気になるアイデアを集めていて、スマホに“クリエイティブ・バイブル”みたいな小さなコレクションを作っています。アルバム制作期間にどんどんそこに蓄積していく感じ。そのうち音楽が美学を定義する部分もあるし、逆に美学が音楽を形作る部分もある。両方が同時に作用していく感じですね。だから、私が好きなものやインスピレーションを与えてくれるものを全部ごちゃ混ぜにして、結果として少し“カオス”だけど“クール”なものができあがる。それがConfidence Manらしさでもあると思います。

ダニエル:インスピレーションはどんな場所から得ているんですか?

プラネット:ロンドンのソーホーに「IDEA」っていう本屋があるんですけど、そこがすごくクールなんです。1990年代の本や雑誌がたくさん置いてあって、コーヒーを飲みながら自由に眺められる。そこに何度か通ってますね。あとはPinterestみたいなSNSもよく見ますし、90年代のビンテージなパフォーマンス映像もたくさん観ます。ブリトニー・スピアーズとかジャネット・ジャクソンの古い映像から要素を抜き出して、ライブの演出に取り入れたりしています。

ダニエル:ARISAKさんは2人がクリエイティブな行き詰まりーーいわゆるライターズブロックにどう対処しているのか、すごく気になるそうです

JP:ビジュアル面では、やっぱり「見ること」が一番の突破口だと思います。新しいものを観て刺激を受けることで前に進める。でも作曲に関しては、前回のアルバム制作のときに“ソングライティングの作業を再び楽しいものにする”という戦略を取りました。いろいろな“パーティー的なもの”を持ち込んで、20時間くらい部屋にこもって、とにかく何が出てくるか試してみる。そうすると、9時から17時までの仕事みたいな感覚が消えて、むしろ楽しいパーティーの雰囲気になる。頭の中で「これはダサい」「これは間違ってる」と制限していたルールが取り払われる。その感覚がすごく良かったですね。

SB:僕らにとっては、とにかく楽しい状態を保つことが大事。僕らの音楽自体が“楽しい音楽”を目指しているので、オフィスワークみたいに9時から17時まで机に向かって…という感覚ではなかなかいいものができない。スタジオでは僕らは3人組だから、常にアイデアをぶつけ合えるのも強みですね。誰かがスランプに入っても、他のメンバーが支えてくれる。チームで創作できるのは、本当に幸運なことだと思います。

JP:それに、壁に頭を打ちつけるように無理やり作業するより、やる気がないときは一度立ち止まってしまうほうがいいんですよね。モチベーションが自然に湧いてきたときに取り組んだ方が、ずっと生産的ですから。

ダニエル:「ガーディアン(The Guardian)」の記事で、2人のショーは“学芸会とレイヴの衝突”と表現されていましたよね。コーンブラや養蜂家の帽子、独特のダンスなどが象徴的ですが、東京のファッションカルチャーから影響を受けた要素や、日本でインスピレーションを得たことはありましたか?

JP:もちろんありました。東京での撮影のとき、「あ、私たちの美学ってこういう要素を知らず知らずのうちに取り込んできたんだな」とすごく感じました。特にウィッグなんかはそうですね。2枚目のアルバム『Tilt』のとき、私が巨大なポニーテールをつけていたんですけど、日本のファッションの“誇張”とか“マキシマリズム”はかなり大きなインスピレーションになっています。西洋のファッションってどうしてもミニマルに寄りがちで、それが私には少し退屈に思えるんです。だからこそ“ひっくり返して大きく、ドラマティックにする”という発想が面白いし、それが日本のファッションのクールなところだと思います。

SB:メンズファッションに関して日本が本当にうまいと思うのは、スーツとかフォーマルな装いですね。僕らもライブではよくスーツを着るんですけど、普通のスーツじゃなくて「壊れかけたスーツ」とか「精神病院から出てきたようなスーツ」とか、フォーマルを“崩す”ことで遊んでいるんです。フォーマルさと歪みのクロスオーバー、そういう発想をするときに日本のことをよく思い浮かべます。

ARISAK:2人のパフォーマンス動画をたくさん観ていてる中で気づくことがあるんですが、肩車だったり、バク転だったり、ヴォーグの動きだったり、いくつか“お決まり”のムーブがありますよね。このちょっとシュールな動きというのはどこからインスピレーションを得ているんですか?

SB:僕らがプロのダンサーじゃないからこそ、自然に出てきたものだと思います。基本的にその場で作りながらやっていて、あえて「自分たちはプロだ」と誤解されたくないんです。観客には「本気でやってるけど素人っぽい」って伝わるくらいがいい。そういう“行き当たりばったり感”がパフォーマンスににじみ出てるんだと思います。

JP:そうそう。それって観ている人にとってちょっと肩の力が抜けるというか。“全力でやってるけど、別に上手じゃない”。そのギャップが逆に面白いんです。私たちは「上手い」と勘違いされることもあるけど、実際はそうじゃない。その“ゆるさ”があるから、色んな“おバカなこと”も許されちゃうんですよね(笑)。

ダニエル:観客にとっても「自分も踊っていいんだ」って勇気を与えますよね

SB:そうそう。最初の段階でその壁を取り払えるのは大きい。ちょっとしたカオスって、どんなパフォーマンスにおいてもプラスに働くんですよ。観客を良い意味で無防備にして、こちらが感じさせたいものに引き込むことができるから。

ダニエル:最初から「このグループはダンスをやる」「振付を取り入れる」と決めていたんですか?それとも自然にそうなったのですか?

SB:いや、最初は全然。僕はダンスに懐疑的だったんですけど…気づいたらこうなってましたね(笑)。

JP:そう。シュガー・ボーンズはもともとサイケロック少年で、踊るのなんて嫌がってたんです。でも私はずっとダンス好きだから、少しずつ彼を“調教”していったの(笑)。そして今じゃ私を投げ飛ばすまでになっちゃった。

ARISAK:彼らのパフォーマンス動画を観ていて一番心引かれたのは、「完璧じゃない抜けのある美学」です。私にはプロのダンサーの友人も多いんですが、コンフィデンスマンのパフォーマンスにはそれとは違う独特の味があると思いました。

SB:ああ、まさにそう。僕らにとって“完璧じゃない”ことはすごく大事なんです。日本にはアイドル文化があって、歌もダンスも全てが完璧に仕上げられている。僕らはその対極にある“少しの不完全さ”をあえて持ち込みたいんです。

JP:それってちょっとパンクだと思うんです。ポップでかわいくておバカな要素を持ちつつ、同時に攻撃的でパンクな部分も出す。その二面性が面白いんです。

SB:この2つをミックスするのが、僕らにとってのキーポイントですね。


ダニエル:確かに、例えば「ミックスマグ(Mixmag)」の配信を思い浮かべると、たいていはDJブースに男性が立っていて、その周りで観客が揺れているだけ。でも彼らの中で「ダンスで有名になった一人の女性」が出てきたことが象徴的だと思います。最近はチャーリー・XCX(Charli XCX)のように“完璧に磨かれたパフォーマンス”ではなく、もっと人間味のあるアーティストも増えている。ティナーシェ(Tinashe)がボイラールームに出たのも印象的でした。そう考えると、私が観たお2人の映像もすごく衝撃的でした。DJをしていたわけじゃないのに、シュガー・ボーンズは暗がりにいて、一方でジャネット・プラネットは存在感を放っていて。パフォーマンスアートのようでした

SB:僕はDJの横で酔っ払ってただけなんですけど(笑)、それもパーティーカルチャーの一部なんです。でも、やっぱり人って“完璧さ”に飽きてしまう。全ての動きが完璧に揃ったダンスは、最初は感心されても繰り返すうちに退屈になる。だからこそ“不完全で人間らしい要素”があると観客はより強く共感してくれると思うんです。

ARISAK:畑は違いますが、アジア圏のグループ系アーティストの場合、血の滲むような努力で振付も歌も完璧にそろえたパフォーマンスにすごくリスペクトをする一方、完璧すぎて見ていて“お腹いっぱい”になることもあります。そういう文化がある中で、コンフィデンスマンはまったく違う新しいものを持ち込んでいて、新鮮に感じます。

ダニエル:最後に伺いたいのですが、お気に入りの日本ブランドはありますか?

JP:ライブのビジュアルに関しては、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」からインスピレーションを受けてきました。90年代〜2000年代のコレクションをよく参考にしていて、シュガー・ボーンズが着ていたデニムスーツも「コム デ ギャルソン)」のコレクションからアイデアを拝借したんです。「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」の服もかなり色々持ってます。

CREDIT

[LOOK1] JANET PLANET:COLSET¥275,000, SHIRTS¥85,800, SKIRT¥148,500, SHOES¥97,900, EARRING¥46,200/VIVIENNE WESTWOOD(https://www.viviennewestwood-tokyo.com/), NAIL¥33,000/LUEUR BY MAYU O(XANADU TOKYO03-6459-2826), SOCKS / STYLIST OWN
SUGER BONES:JACKET¥346,500, PANTS¥176,000 / VIVIENNE WESTWOOD(https://www.viviennewestwood-tokyo.com/), SHOES¥166,100 / DENIM DOCTORS(LIGHT WORLDCORP03-6876-1098)、RINGS EACH¥25,3000 / PHENOMENA COLLECTION(XANADU TOKYO03-6459-2826), OTHERS / STYLIST OWN
[LOOK2] JANET PLANET:JACKET¥612,700, COAT¥38,0600, BRA¥136,400, SKIRT¥174,900、BOOTS¥663,300 / RICK OWENS(EASTLAND03-6231-2970)、NAIL¥55,000/LUEUR BY MAYU O(XANADU TOKYO03-6459-2826
SUGER BONES:TOPS¥953,700, T SHIRTS¥71,500, PANTS¥348,700, BOOTS¥534,600 / RICK OWENS(EASTLAND03-6231-2970)

DIRECITON & PHOTOS:ARISAK
MODEL:JANET PLANET & SUGAR BONES FROM CONFIDENCE MAN
STYLING:HARUHI
HAIR:MIKI
MAKE UP:KATHERINE JIN
TRANSLATION:NENE NAKAMURA
LOGO DESIGN:HIROKIHISAJIMA
LOCATION:TREMOLO / きもの和處 東三季
TEXT:DANIEL TAKEDA

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「ガニー」が伊勢丹新宿本店でポップアップ 2025年秋冬アイテムに加えランウエイピースも登場

「ガニー(GANNI)」は、10月1日〜28日に伊勢丹新宿本店でポップアップストアをオープンする。期間中は、2025年秋冬コレクションを展示・販売する。

同コレクションは、 “自分のホーム(居場所)をつくる” 自由と自己表現をテーマに、“家庭の親密さ”と“インテリアの優雅さ”を着想源にしたアイテムを展開。タペストリーを思わせるジャカードパンツ(5万5000円)や、彫刻的なテーラリングにこだわったシャツ(4万8400円)、包み込むようなコート(16万3900円)、クラフトマンシップを凝ったニットウェア(12万3200円)などをラインアップする。

また、今季代表のアイテムとして、ランウエイで初披露となったブランドのDNAをコンパクトなシルエットで再解釈した“ミニ ホーボーバッグ”(7万4800円)を販売するほか、大胆なプロポーションとリラックス感を兼ね備えた新作のショルダーバッグ “カット バッグ”も登場する。

■「ガニー」ポップアップ
日程:10月1日〜28日
場所: TOKYOクローゼット/リ・スタイル TOKYO
住所:東京都新宿区新宿3丁目14-1 伊勢丹新宿本店 本館2階

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「トーテム」が2025年秋冬ポップアップをギンザ シックスで開催 ジュリア・ノビス出演のキャンペーンも展開

スウェーデン発の「トーテム(TOTEME)」は、10月1日〜11月25日にギンザ シックスでポップアップを開催する。

同ポップアップは2025年秋冬コレクションを中心にアイテムを展示・販売する。会場は、ブラッシュ仕上げのステンレススチールによるアコーディオン状の壁で構成され、セミオープンなデザインを用いた“ディスカバリールーム”のような空間に仕上げている。来場者が進むにつれ、スタイリングされたマネキン、アクセサリー、2025年秋冬コレクションのレディ・トゥ・ウエアコレクションが次々に現れる仕掛けになる。ステイプルアイテムの“T-Lock”シリーズをはじめ、パラシュートコート(16万9000円)など、冬の装いを自由に楽しめるラインアップも取りそろえる。

期間中は、フォトグラファーのミカエル・ヤンソン(Mikael Jansson)が手掛けた、モデルのジュリア・ノビス(Julia Nobis)が出演した2025年秋冬キャンペーンも展開する。ブラックドット技法によるスクリーンプリントを施したビジュアルは、近づけば抽象化し、遠ざかると鮮明になるような視覚効果を持ち、来場者に動きのある体験を提供する。

■「トーテム」ポップアップ
日程:10月1日〜11月25日
場所:THE POP UP 3rd
住所:東京都中央区銀座6丁目10-1 ギンザ シックス 3階

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“イントレチャート”圧巻のバリエーション 新生「ボッテガ・ヴェネタ」のアクセサリー38選【26年春夏 新デザイナーの初コレクションVol.6】

ルイーズ・トロッター(Louise Trotter)新クリエイティブ・ディレクターによる「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の2026年春夏コレクションは、アクセサリーを見ると、ルイーズのブランド、職人、そして過去のデザイナーたちへの敬意が伺える。

圧巻は、“イントレチャート”の進化だ。ルイーズはブランドの原点である9×12mmの格子柄を描く編み込みのみならず、太さや幅、形状の違うレザーを編み込んだり、編み込む際に“ゆとり”を与えることで立体感をもたらしたり、そこにオーストリッチの羽根を絡めたり、と多種多様な“イントレチャート”に挑む。マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)が打ち出し続けたフィッシュネットに着想源を得た編み込みバッグや、ダニエル・リー(Daniel Lee)による幅広のレザーを用いたタイプ、トーマス・マイヤー(Tomas Maier)が確立した“カバ”など、歴代のデザイナーたちの思いも継承している。シューズは、ルイーズの知的でクリーンなスタイルを体現するシンプルなスリッポンから、結んだレザーをスリングバックにするキトゥンヒールのパンプス、“くたっ”とした質感のレザースニーカーなど。

また、樹脂を用いた大ぶりのジュエリー“プリズム”は、左右非対称だったり、片側にしかつけなかったりと自由奔放に楽しむことを提案する。

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韓国発スキンケアブランド「ラゴム」 朝用ジェル洗顔から限定シャルドネの香りが登場

韓国発のスキンケアブランド「ラゴム(LAGOM)」は10月31日、ジェルタイプの朝用洗顔料“ジェルトゥウォーター クレンザー”(220mL、2310円)と、フォームタイプの夜用洗顔料“マイクロフォーム クレンザー”(150mL、2200円)の2品から、みずみずしく芳醇なシャルドネの香りを数量限定で発売する。キューテン(QOO10)の公式ストアや楽天、アマゾン(AMAZON)、全国のバラエティショップで取り扱う。

“ジェルトゥウォーター クレンザー”

“ジェルトゥウォーター クレンザー”は、水洗いだけでは落としきれない夜間に溜まった皮脂や汚れなどをしっかりと落とす、ブランドを代表するアイテムだ。泡立て不要で、肌になじませるとジェルがウォーターテクスチャーに変化。洗い上がりは肌がしっとりとし、忙しい朝でも時短ケアをかなえる。

“マイクロフォーム クレンザー”

弾力のあるきめ細かな泡でメイク汚れや毛穴汚れを取り去る“マイクロフォーム クレンザー”は、洗い上がりもしっとりとした肌に導く洗顔フォーム。肌の水分保持力に着目した成分“アクアリシア”配合で、皮脂の落とし過ぎによる肌の乾燥を防ぐ。洗顔の手間を減らす、ダブル洗顔不要の処方だ。

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作曲家・ピアニストの高橋悠治が5年ぶりのソロコンサート 渋谷慶一郎がプロデュース

音楽家・渋谷慶一郎が代表を務めるアタック・トーキョー(ATAK)は、東京・代官山を中心としたイベントの運営を手掛けるクラブヒルサイドとともに新コンサートシリーズを始動することを発表した。

高橋氏は渋谷氏が作曲家を志すきっかけになった存在

記念すべき第1回は、作曲家・ピアニストの高橋悠治が11月15日にヒルサイドプラザで行う5年ぶりのピアノソロコンサート「ピアノ(Piano)」だ。渋谷氏は、高校生時代に高橋氏のコンサートを聴いたことが作曲家を志すきっかけになったことを公言しているほか、両者は1996年にATAKからリリースされたカセットテープ作品「酔鍵糸竹」をはじめ、さまざまな形で協業を続けてきた。

本公演は、渋谷氏がプロデュースを手掛け、高橋氏が2000年以降に作曲した「Piano」と題された4つの作品を一晩で演奏する初の機会となる。そして、会場にはピアノを中央に配置することで、観客は高橋氏を囲むように鑑賞できる演出となっているそうだ。

開催にあたり渋谷氏は、「まさか作曲を始めたときに悠治さんのコンサートをプロデュース出来るとは思わなかった。今回選んだ4曲は聴いたことはないが、最近作っている『Abstract Music』というサウンドインスタレーションのヒントにもなっている。だから、僕が聴きたいと思うので弾いて欲しいとお願いした」とコメントしている。

■高橋悠治「ピアノ」
日程:11月15日
時間:OPEN 15:30/START 16:00
場所:ヒルサイドプラザ
住所:東京都渋谷区猿楽町29
チケット:一般 5500円/学生 5000円

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「ドルチェ&ガッバーナ」2026年春夏ウィメンズ・コレクション

「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」が2026年春夏ウィメンズ・コレクションを発表した。

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「ドルチェ&ガッバーナ」2026年春夏ウィメンズ・コレクション

「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」が2026年春夏ウィメンズ・コレクションを発表した。

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【2025年クリスマス】「ピエール・エルメ・パリ」は「深海」の世界を表現 スパイスや白トリュフなどユニークな味覚のマカロンも登場

「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」は11月1日、2025年クリスマスコレクション「アビス(深海)」を発売する。今年は環境活動家でもある陶芸彫刻家コートニー・マティソン(Courtney Mattison)とタッグを組み、深い海の中に住むサンゴやイソギンチャク、海綿類の世界を表現した。製品によって発売時期は異なり、チャネル限定製品も用意。また、1月6日の公現祭(エピファニー)を祝うフランスの伝統菓子ガレット・デ・ロワの予約を12月1日から受け付ける。

ビュッシュ、アントルメ

「ピエール・エルメ・パリ」の代名詞ともいえるバラとライチとフランボワーズを組み合わせた“イスパハン”が、今年もビュッシュ(ブッシュ・ド・ノエル)の姿で登場する(7884円)。バラやライチの華やかな香りに、シャキッとした酸味のフランボワーズのアクセントを加えた。今年20周年を迎えるバニラを使用したシリーズ“アンフィニマン ヴァニーユ”はドーム型の“フロコン アンフィニマン ヴァニーユ”(6480円)として、スノーフレークの飾りを施し雪景色を表現した。

青山店限定の“フルール ド カシス クール メレ”(7560円)は、カシスペッパー入りクランブルとカシス風味ガナッシュショコラベリーズ、ビスキュイショコラ、カシスのコンポート、ショコラ片入りムースショコラベリーズを合わせたカシス尽くしの一品。表面に施したハートの模様が特徴だ。公式オンラインブティック限定の“ショートケーキ オーロラ”(6048円)は、ベルガモットとローズを融合させた。

マカロン

今年のクリスマス限定マカロンは、パンデピスとマンダリンを合わせた“セレナ”や、甘美なマロンの風味にジンジャーが爽快な香りを吹き込む“ルフレ”など。4個詰め合わせ2349円から40個詰め合わせ1万7550円まで、6サイズを用意する。

白トリュフとヘーゼルナッツを合わせた“トリュフ ブランシュ エ ノワゼット”と、力強いチョコレートのフレーバーと繊細なフォアグラの風味を融合させた“ショコラ エ フォアグラ”、バルサミコ酢のクリームがカラメルの風味を想起させる“バルサミック”の3種を赤色のギフトボックスにセットした“レザドラーブル”(2160円)は12月1日に発売する。

その他

今年のアドベントカレンダー“カランドリエ ド ラヴァン”は、3種を用意。「深海」をイメージしたブルーの円形のボックスに、ショコラやサブレ、パンデピスなどを詰め込んだ。“シニャチュール ノエル”(1万6720円)は24種のスイーツをセットし、公式オンラインブティック限定の“アンフィニマン グルマン”(2万4750円)はボックスの中央にさらに4種のスイーツを追加した。青山店限定の“デクセプション”(3万3000円)には、コートニー・マティソンがアドベントカレンダーのために制作したクリスマスボールを添えた。一つ一つ丁寧に手作りしたセラミックのオブジェには、細い紐状の装飾を施し、サンゴ礁の様子を表現した。

さらに伊勢丹新宿店限定で販売する“トリュフ アソリュティマン”(4種各3個詰め合わせ、4320円)には、柔和なカラメルやほろ苦いマロン、果実味溢れるヘーゼルナッツ、甘酸っぱいパッションフルーツのトリュフを詰め込んだ。

ドライフルーツやナッツを入れて焼き上げ、シナモンシュガーをたっぷりとまとわせた“シュトーレン”(3996円)と、栗のハチミツ入りガナッシュショコラでコーティングした“パン デピス ショコラ ノワール エ ミエル”(2997円)は12月1日に登場する。

ガレット・デ・ロワ

今年のガレット・デ・ロワは、「ピエール・エルメ・パリ」の代表作の一つである“モガドール”から着想を得た。パッションフルーツの香りがアーモンドクリームの中に溶け込みながら、フルーティなガナッシュとローストパイナップルが甘酸っぱい風味を醸し出す。

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資生堂プロフェッショナル「サブリミック」から最高級ライン”タイムティック”登場 トップサロンオーナーと毛髪診断士・美香さんに聞く、その真価

資生堂プロフェッショナルの「サブリミック(SUBLIMIC)」から、ブランド初のプレミアムライン“タイムティック”が9月24日に誕生。これまでは髪と頭皮の状態やニーズに合わせたパーソナライズケアを強みとしてきたが、右肩上がりで伸長しているプレミアムヘアケア市場への本格参入に注目が集まる。

プレミアムヘアケア市場はコロナ禍以降のセルフケア需要やインバウンド需要の高まりを追い風に著しい成長を見せており、市場規模は今後も拡大していく見込みだという。ホームケア商品にプロフェッショナルレベルの品質を求める層が増え、消費者の支出額も年々上昇傾向にあるが、「白髪」「うねり・くせ毛」「髪のパサつき」といった“頭皮と髪の悩みTOP3”は依然として根深く、現行のヘアケアでは解決しきれていないのが現状だ。

そうした背景を受け、“タイムティック”は部分的ではなく、頭皮と髪のエイジングサインに同時に、かつ根本的にアプローチできるヘアケアを追求。ストレスや生活習慣の乱れにより体内時計が崩れやすい現代において、頭皮本来のリズムをサポートすることが健康な頭皮と輝く髪を維持する重要な鍵となることに目を向け、全ての生物に備わる24時間の生体リズム「サーカディアンリズム」に着目した。サーカディアンリズムに寄り添うスカルプケアと、新疑似キューティクル成分による毛髪補修を掛け合わせた独自技術「タイムティック コンプレックス」をシリーズ全品に搭載。髪と頭皮のポテンシャルを最大限に引き出し、今、そして未来の美しさまでもかなえていくホリスティックかつ斬新なアプローチで競合他社にはない独自性を発揮している。

「サブリミック」の技術の粋と革新性の象徴とも言える“タイムティック”。さらなる市場拡大の起爆剤となるか、期待がかかる。

“本質”を追い求めた上質ケアがかなうアイテム

エイジングやヘアダメージといった個別の髪悩みに対応する従来品とは一線を画し、頭皮と髪の毛の両方に即効アプローチをかける、高機能かつプレミアムなヘアケアシリーズとして開発した。シャンプー、ヘアマスク、ヘアセラムの3ステップで自己再生能力をサポートし、自己バリア機能を保護。頭皮と髪の理想的な再生サイクルを実現し、維持することで、今、そして未来の美しさまでもかなえていく。

サーカディアンリズムの研究を踏まえ、肌を外的刺激から守る重要な役割が期待されるブドウ果実エキス「クロノシャルディ」、髪のキューティクルの構造を模倣した95%植物由来成分「フィトキューティクル*1」、髪と頭皮のために厳選された「3種の保湿成分」を掛け合わせた技術「タイムティックコンプレックス」を搭載。時間軸に寄り添う先手のケアと集中補修で頭皮と髪の本来の美しさを目覚めさせ輝き続ける力を引き出す。

「タイムティック コンプレックス」は、構成する少数精鋭の優秀な成分の掛け合わせにより、高い保湿力と持続力を実現している点もポイント。資生堂プロフェッショナルの試験結果によると、「タイムティック コンプレックス」を使用した被験者の髪は24時間経過後も潤いが持続していることが確認されている。サーカディアンリズムが乱れていても、頭皮に潤いを与え健やかに保つことが期待される。

プロフェッショナルラインは2種をそろえ、ホームケア3品との組み合わせでよりプレミアムなヘアケア体験を届ける。“プレミアム トリートメント Ⅰ”はシャンプー後に使うことで、後に続くヘアマスクのなじみをサポート。毛髪に柔らかさや滑らかさを与え、しっとりまとまりよく整える。“プレミアム トリートメント Ⅱ”は“プレミアム ヘアマスク”と組み合わせて使用。キューティクルを滑らかに整えトリートメント成分を密封する。さらにヘアマスクの補修効果をサポートしつつ髪を外的ダメージから保護する。仕上げにヘアセラムをなじませ艶を与える4ステップで“タイムティック”の効果を最大化し、揺るぎない自信をもたらす理想的な艶と潤いのある仕上がりに導く。

「現代人に寄り添う新発想のアプローチ。
サロン価値の向上にも期待」

WWD: “タイムティック”シリーズの印象は?

松永英樹 ABBEY代表(以下、松永): プレミアムラインにふさわしい、リッチな泡立ちと洗い上がりのハリ・コシ・艶が魅力。手に取った瞬間から特別感があるので、長く使い続けたくなるのでは。深みのある香りやパッケージの高級感もお客さまに好評だ。

WWD: 注目しているポイントは?

松永: サーカディアンリズムに着目している点。今回のシリーズを使うまでサーカディアンリズムというものを知らなかったが、現代人は不規則な生活やストレスでリズムが乱れやすいため必要性を感じた。現代の人々に毎日のヘアケアで寄り添いながらリズムを調整していくという新しい提案は素晴らしいと思う。

WWD: サロンがプレミアムラインを導入するメリットは?

松永: 忙しいお客さまほど本当に良いものに投資する傾向にある。このラインはクオリティーの高さで非常に満足度が高く、サロン価値向上にもつながると期待している。

WWD: 特に注目しているアイテムは?

松永: “プレミアム ヘアマスク”。使ってすぐ潤いやハリ・コシを実感できる手応えの早さだけでなく、時間が経ってもコンディションをキープできる持続性の高さも秀逸だ。

「感度の高いお客さまの期待を超えて、
プレミアムなヘアケア体験が提供できる」

WWD: サロン専売品の需要が増え、「サブリミック」自体の認知度も上がっている。そのプレミアムラインの導入で、どういった反響が見込めるか?

青木大地 COA 代表取締役社長(以下、青木): COAのお客さまは髪や頭皮ケアに対して長期的な投資を惜しまない人が多い。特に「サブリミック」を使ってきたお客さまからは、「あの『サブリミック』のプレミアムラインなら、多少価格が上がっても使ってみたい」という要望が非常に多く、そういったお客さまの期待を超える品質を感じている。

WWD: インバウンドのお客さまの反応は?

青木: アジア圏のお客さまは髪への意識が高く、頭皮環境を整える重要性を知っている。髪だけでなく頭皮までケアできる“タイムティック”は、そういった人々のニーズにもマッチしているのではと考える。施術後に写真に撮ってSNSで発信される人もいて、その場で実感できる高い効果が購買の動機につながっている。

WWD: 経営的な点ではどのようなメリットを感じているか?

青木: 仕上がりが明確なため売り上げを無理なく増やせる点。ホームケアと連動させて、お客さまの満足度とリピート率を高めていきたい。

「時間軸に寄り添ったケアと
五感を満たすぜいたく感が画期的!」

WWD: “タイムティック”をどう評価するか?

美香: 既存の「サブリミック」は髪や頭皮の悩みに応じたセグメント型だが、今回のシリーズは誰でも使えるプレミアムラインとして開発されている。補修にとどまらず、毎日のケアそのものを格上げする存在にしたいという思いに共感している。

WWD: 注目しているポイントは?

美香: サーカディアンリズムに着目し、ヘアケアに導入した点。スキンケアでは割合見られるが、毛髪分野ではまだまだ発展途上。髪は一度ダメージを受けると自己修復できないため、体内時計に寄り添ったケアは今だけでなく未来の髪を守る上で非常に理にかなっている。夜間と昼間とで異なる髪・頭皮のニーズに対応し、ダメージの予防と補修が両立できるアプローチは画期的だと思う。

WWD: 機能面については?

美香: 摩擦レスで大切に髪を洗い上げるクリーミーな泡立ちや髪がきらめくような仕上がりなど、全体的に上質さを感じる。またパッケージはプロ仕様の機能性と美しさを兼ね備え、リラックス感のある香調も所有欲を満たすラグジュアリー感がある。五感を満たし日々のケアを特別な体験に変えてくれる、サロン専売品自体の価値を一段と引き上げる存在になるのではと期待が膨らむ。

*1 : 加水分解ダイズタンパク、ステアラミドプロピルジメチルアミン、グルコノラクトン
*2 : サロン専用

PHOTO : MORIHIKO OHTA
TEXT : NAOMI SAKAI
問い合わせ先
資生堂プロフェッショナル
0120-785-466

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「サンタ・マリア・ノヴェッラ」がラベンダーの香り漂うフェミニンボディーソープを発売 カレンデュラエキスを配合

「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA)」は10月1日、ラベンダーの香り漂う“フェミニンボディソープ”(全1種、5500円)を発売する。修道院を起原とする世界最古の薬局として知られるブランドが、薬草学の伝統と植物の恵みを融。合させ作り上げた。女性はもちろんのこと、子どもから繊細な肌の大人まで家族全員で使うことができる。

「皮膚の守り人」として愛されてきたカレンデュラエキスを配合

同製品にはヨーロッパで古くから「皮膚の守り人」として愛されてきたカレンデュラエキスを配合。ユッカシジゲラ由来の植物性界面活性剤を調合し、肌の潤いを保ちながらさっぱりととした洗い上がりを実現している。

「サンタ・マリア・ノヴェッラ」は1221年にイタリア・フィレンツェのドミニコ会修道院をルーツに誕生。現在は34カ国で300以上の店舗を展開し、香水や化粧品、キャンドルなどのホームフレグランスのコレクションが高い評価を得ている。9月12日にはニュウマン高輪に新店舗オープンした。

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「ケースティファイ」と村上隆の第3弾コラボ“フラワーズ ブルーム” 18Kのスマホケースなどを用意

「ケースティファイ(CASETIFY)」は、アーティストの村上隆とコラボレーションしたコレクション“フラワーズ ブルーム(FLOWERS BLOOM)”を10月10日に発売する。「ケースティファイ」の公式オンラインストアと一部店舗で取り扱うが、公式サイトの特設サイトでは先行販売の登録を受け付け中だ。

「『フラワー』は、私の創作活動の歩みを映し出すもの」

今回の「ケースティファイ」と村上氏のコラボは、今年4月の“ミスター ドブ(MR. DOB)”と7月の“カイカイ アンド キキ(KAIKAI AND KIKI)”に続く第3弾だ。本コレクションは、村上氏の象徴的なモチーフである「お花」をテーマに掲げ、ウェーブシリコンケースやマグネット式ワイヤレス充電器、スマホストラップなど、豊富なアクセサリーをラインアップ。さらに、マルチカラーのレタリングを自由にカスタマイズできる限定レインボーカメラリングや18Kのスマホケースといったスペシャルアイテムも用意する。 価格帯は7370~12万1220円だ。

村上氏は、本コレクションについて「『フラワー』は、私の創作活動の歩みを映し出すものであり、色彩の爆発であり、そして世界に届けたい幸福の象徴でもある。このコレクションが多くの方々に喜びをもたらしてくれることを、今からとても楽しみにしている」とコメント。また、ウェス・ウン(Wes Ng)ケースティファイ共同設立者兼CEOも「村上氏との歴史的なコラボで、彼を象徴する『フラワー』というアイコニックで世界的に知られるアートを紹介できることを大変光栄に思う。今回のコレクションでは、全く新しいプロダクトを発表し、我々のパートナーシップをさらなる高みへと導くものになると確信している」と説明している。

なお、韓国にある旗艦店「ケースティファイ ドーサン(CASETIFY DOSAN)」では、今コラボを記念したポップアップストアをオープンし、来場者はスマホケースやスーツケースのデザインをカスタマイズできるという。

先行発売へのアクセスが可能となるウェイトリスト (先行発売) 登録

公式サイト

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FITが化粧品・フレグランスマーケティングの準学士課程を新設 2026年秋学期から

ニューヨーク州立ファッション工科大学(Fashion Institute of Technology以下、FIT)は、同校として初めてビューティ分野の準学士課程を新設する。2026年秋学期から、化粧品・フレグランス マーケティングの応用科学準学士(Associate in Applied Science以下、AAS)課程をスタートさせる。2年間で修了し、既存の4年制学士課程と比べて短期間で専門的な学びと進路の選択肢を提供する。

FITのジェイ&パティ・ベイカー ビジネス&テクノロジー学部(Jay and Patty Baker School of Business and Technology)のシャノン・マハー(Shannon Maher)学部長は声明で、「化粧品・フレグランスマーケティングのAAS課程は、クリエイティビティとビジネスの革新が交わる業界の未来を形づくるというFITの使命を体現している」とコメント。このプログラムでは、ビューティブランドの開発や業界のビジネス全般について実践的に学ぶことができ、FITのフレグランスラボや研究施設のビューティセンターへのアクセスも提供される。修了後は、ジェイ&パティ・ベイカー ビジネス&テクノロジー学部の他の理学士課程へ進む道も開かれている。また、FITでは化粧品・フレグランスマーケティング&マネジメントの修士課程も提供しており、25年修了予定の学生たちは6月、アルファ世代への訴求やサイエンス主導のビューティ需要への対応をテーマとした卒業研究を発表した。

化粧品・フレグランスマーケティング学科長のバージニア・ボノフィリオ(Virginia Bonofiglio)は、「新課程の開設は、ビューティ教育におけるFITのリーダーシップを示すものだ。学生が業界で成功するためのスキルを身につけさせると同時に、進化を続けるこのダイナミックな業界のニーズにも応える」と述べた。なお、長年同校の学長を務めたジョイス・ブラウン(Joyce Brown)氏は24-25年度末で退任した。ブラウン氏は同校初の女性学長かつアフリカ系アメリカ人学長だった。現時点で後任は発表されていない。

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FITが化粧品・フレグランスマーケティングの準学士課程を新設 2026年秋学期から

ニューヨーク州立ファッション工科大学(Fashion Institute of Technology以下、FIT)は、同校として初めてビューティ分野の準学士課程を新設する。2026年秋学期から、化粧品・フレグランス マーケティングの応用科学準学士(Associate in Applied Science以下、AAS)課程をスタートさせる。2年間で修了し、既存の4年制学士課程と比べて短期間で専門的な学びと進路の選択肢を提供する。

FITのジェイ&パティ・ベイカー ビジネス&テクノロジー学部(Jay and Patty Baker School of Business and Technology)のシャノン・マハー(Shannon Maher)学部長は声明で、「化粧品・フレグランスマーケティングのAAS課程は、クリエイティビティとビジネスの革新が交わる業界の未来を形づくるというFITの使命を体現している」とコメント。このプログラムでは、ビューティブランドの開発や業界のビジネス全般について実践的に学ぶことができ、FITのフレグランスラボや研究施設のビューティセンターへのアクセスも提供される。修了後は、ジェイ&パティ・ベイカー ビジネス&テクノロジー学部の他の理学士課程へ進む道も開かれている。また、FITでは化粧品・フレグランスマーケティング&マネジメントの修士課程も提供しており、25年修了予定の学生たちは6月、アルファ世代への訴求やサイエンス主導のビューティ需要への対応をテーマとした卒業研究を発表した。

化粧品・フレグランスマーケティング学科長のバージニア・ボノフィリオ(Virginia Bonofiglio)は、「新課程の開設は、ビューティ教育におけるFITのリーダーシップを示すものだ。学生が業界で成功するためのスキルを身につけさせると同時に、進化を続けるこのダイナミックな業界のニーズにも応える」と述べた。なお、長年同校の学長を務めたジョイス・ブラウン(Joyce Brown)氏は24-25年度末で退任した。ブラウン氏は同校初の女性学長かつアフリカ系アメリカ人学長だった。現時点で後任は発表されていない。

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「ノヴェスタ」とノエル・ギャラガーのコラボスニーカーが発売 愛用モデルをベースに採用

スロバキア発のファクトリーシューズブランド「ノヴェスタ(NOVESTA)」は、オアシス(Oasis)のノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)とコラボレーションしたスニーカーを発表した。価格は2万7500円で、6カラーを用意。10月初旬より「ノヴェスタ」の公式オンラインストアをはじめ、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)や東京・都立大学のセレクトショップ「ポスト 78(POST 78)」、スニーカーショップのビリーズ(BILLY’S)の公式オンラインストアと阪急メンズ大阪店、「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」のルミネ新宿ルミネ2店とルクア大阪店などで順次取り扱う。

プライベートスタジオに着想したモデル名

コラボスニーカーは、ノエルが普段から愛用しているという「ノヴェスタ」のチャッカブーツ型スニーカー“スター・チャッカ(STAR CHUKKA)”がベースモデルで、彼のプライベートスタジオ「ローン スター スタジオ(LONE STAR STUDIO)」に着想して“ザ ローン スター チャッカ(THE LONE STAR CHUKKA)”と名付けられた。シュータンタグには、同スタジオと彼のシングル「Black Star Dancing」にインスパイアされた星のグラフィックをデザインし、左足のインソールにサインをプリント。一方で右足のインソールには、売上の一部を寄付する英国の慈善団体「ティーン エイジ キャンサートラスト(Teenage Cancer Trust)」のロゴをあしらっている。

なお、リアム・ギャラガー(Liam Gallagher)も「ノヴェスタ」の愛用者として知られ、同スニーカーが英国で先行発売される際には購入予定であることをSNSで明かしていた。

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【2026年春夏ミラノコレ日記vol.2】揺るがない「マックスマーラ」の美しさに感嘆、「MM6」が映すマルジェラの原点

2026年春夏のミラノ・ファッション・ウイークが開かれました。今季も「WWDJAPAN」は、村上要編集長と木村和花記者が、全方位全力取材です!今シーズンは、超悪天候のミラノで、時折土砂降りの雨に打たれながら駆け巡ります。3日目は、「マックスマーラ(MAX MARA)」に始まり、「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」「MM6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」まで、多様なラインアップでお届けします。

ロマンチックに進化する「マックスマーラ」にうっとり

木村和花「WWDJAPAN」記者(以下、木村):「マックスマーラ(MAX MARA)」はロココ様式に着目し、いつもの自立したカッコいい女性像に、ロマンチックなムードを加えました。トレンチ風のショートジャケットやコートは、袖にラッフルを加えたり、花びらのようにオーガンジーを重ねたスカートを合わせたり。ストイックなルックに「甘さ」や「軽さ」を取り入れました。ロマンチックな「マックスマーラ」もまた素敵です。ただ、モデルのお腹に直接巻きつけた黒いベルトは正直、いらなかったかなぁと。視線がどうしてもそこに集まってしまって、せっかくの軽やかさがそがれてしまう気がしました。

村上要「WWDJAPAN」編集長:私も、黒いベルトについては不要論者です。あ、でもジャケットに内蔵することでウエストマークできるタイプについては賛成派かな(笑)?とはいえコレクションは、素晴らしかったですね。ウエストが緩やかにくびれるジャケットは、袖を少しだけ内側かつ斜めにセットインすることで身頃の自然な曲線につなげました。静かに感動したのは、ホルターネックの“ジレジャケット“や、ノースリーブのトレンチコート!ギャバジンのような厚手の布地を首元からうまく流すには、相当緻密なパターンワークが求められるはずです。それを何と優雅に、ノンシャラン(気取らず)に仕上げていたことか。ボタンの周りで確認できる生地のテンションさえ美しく見えました。

ホルターネックがまだ硬い蕾なら、“襟抜き”してデコルテ周りを解放したトレンチコートは蕾が膨らみ、開花寸前になった状態なんでしょうね。そう考えると、トレンチコートやジャケットの静謐なスタイルと、オーガンジーを花弁のように重ねたドラマチックなスタイルの共存も納得できませんか?このオーガンジーも、ジャケットやスカートの身頃のプリント柄と絶妙にズレていたり、実は違う柄をプリントしていたりで、多元的な自然界の風景や海の中の様子を表現しているかのようです。そういえばミラノリブのタートルニットは、首回りが花びらみたいでした。

クロップド丈のインナーニットや、肌触りの良いリネンのセットアップ、テクニカルメッシュのジャケットやボリュームコートなどは、実用性も抜群。「キレイになれる」「だから毎日着たくなる」という女性に向けて、イアン・グリフィス(Ian Griffiths)って何を作るべきか、本当によくわかっていて「スゴいなぁ」と感心します。

アーティスト支援に精を出す「アンテプリマ」
現代美術作家の岩崎貴宏氏とコラボ

木村:「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」のランウエイには砂利が敷き詰められ、工事現場の足場が組まれていました。こちらは、現代美術作家の岩崎貴宏氏の作品から着想を得たそう。リリースには、「広島—壊滅と再生を経験した岩崎氏の故郷—を背景に、彼の作品は常に儚さと再生の意識を内包している。この視点を通じ、ありふれた日常の素材が、まったく新たな価値を持つ存在へと再構築されていく」とあります。今回は作品を直接的にアイテムに落とし込むのではなく、アーティストの哲学自体をコレクションに忍ばせました。

メッシュやオーガンジーなどを重ねたレイヤードスタイルは、カジュアルなバミューダパンツやカーゴショーツと合わせたり、肩を落としてインナーを見せたりと、いつも以上に自由度を増し、日常的なものを組み合わせて新たな視点を得る岩崎氏のアプローチをオマージュしています。フィナーレには岩崎氏もランウエイに登場して拍手を浴びました。ワイヤーバッグが流行中の「アンテプリマ」ですが、コレクションではアーティスト支援をライフワークとする荻野デザイナーの確固たる使命感が伺えます。

村上:結果カワイイから良いんだけど、正直私は「儚さが強さへと変わり、混沌から立ち上がる美」のムードをあんまり感じることができませんでした。例えばすごく繊細なハイゲージニットをレイヤードしたり、ポロニットを貼り付けたスカートみたいに儚い素材感や色使いなのにアヴァンギャルドだったりが、「儚さが強さに」なのかな?ハッキリと柄が認識できたのは鉄塔だけでしたが、どうやら超ファインゲージの透けるニットは、建築物などをプリントしていますよね?軽やかなニットに重厚な建築物というコントラストが混沌だったり、そんなアイテムをパステルカラーや光り輝くサテン風の生地で作ったアイテムと重ねてボリュームを生み出すことが「強さ」だったりするのかな?色使いや配色、レイヤードで表現する光と影のコントラストには気づいたつもりです。

コンテンポラリーや、アフォーダブル・ラグジュアリーを目指す「アンテプリマ」にとって今後欠かせないのは、洋服でもステイプル(定番品)を生み出し、そのアップデートを続けながら、顧客のワードローブを少しずつ豊かにする感覚です。その意味でいえば、ファインゲージのニットはステイプルだろうし、今シーズンの洋服も1年前のアイテムと簡単にコーディネートできるから、クリエイションの方向性はこのままがいいんだと思います。加えてどうアートのカルチャーを取り込むか?ですよね。いろんな方法にチャレンジしているんでしょうね。

なぜか4枚しか写真を配らず
全容を伝えきれない「ヘルノ」

村上:「ヘルノ(HERNO)」は引き続き、ライフスタイルブランドとしてアウター以外のアイテムを拡充中。そろそろバリエーションも豊かになってきたので、今シーズンは母と娘がワードローブをシェアしているムードでビジュアルを作りました。結構気が利いたアイテムが多いんですよ。娘が着ているスタンドカラーのトップスとスカート、ステンカラーのコートは、シワにならないネオプレン風の素材。カーキのトロピカルウールから、ダルトーンのピンクオーガンジーで作ったコートやブルゾン、ショートパンツなど、結構色々あるんです、マジで。

でもねぇ、「ヘルノ」っていつも写真が3、4枚しかなくって(笑)。今シーズンも、もらった写真は全部お見せしますが、もうちょっと配信してもいいよねぇ。撮影はしているらしいから、なおさら「なぜに!?」と思っちゃうのが正直なところ。PRの皆さん、頑張って撮影した写真、ゲットしてください!

「ホーガン」はカラフルなローテクスニーカーでハッピームード

木村:今季のミラノで際立つキーワードの1つが「色」。オレンジやイエローなど、鮮やかな配色が目立っています。カラフルなムードは、トッズグループのアクセサリーブランド「ホーガン(HOGAN)」でも。プレゼンテーション会場にもたくさんの花をディスプレイして、ハッピームードを盛り上げています。スリムなラインが特徴の新作“アスレチック”は、約10色がずらりと並びます。パステルカラーは光沢感のあるナイロン素材を用いて、フェミニンとスポーティーなムードを掛け合わせました。

アルマーニ氏が死去して初のランウエイ
フィナーレには、姪のシルヴァナの姿

>ジョルジオ・アルマーニが死去、享年91 その名をライフスタイル領域にまで広げた先駆者

村上:今シーズンの「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)さんが亡くなって初めてのアルマーニ グループのファッションショーになりました。フィナーレに登場したのは、シルヴァナ・アルマーニ(Silvana Armani)。ウィメンズ部門をリードしてきた、アルマーニさんの姪っ子です。

実質アルマーニさんが最後に手がけた「エンポリオ アルマーニ」のテーマは、「回帰」。ロング&リーンのシルエット、さまざまなニュートラルカラー、そして最近の「エンポリオ」では特に多い異国文化との融合など、“らしさ”溢れるスタイルに「回帰」という言葉を与えた印象です。ロープベルトのルーズなパンツにはスタンドカラーでアンコンのジャケットを合わせたり、イカット柄の楊柳パンツを提案してみたり、エキゾチックな文化とアルマーニのデザインコードを融合。時にはミニ丈で若々しく、リボンのディテールでガーリーに、裾がペプラムのように広がるチュール素材のアノラックもありました。

バーレスクのアイロニーに共感した「フォルテ フォルテ」

木村:「フォルテ フォルテ(FORTE_FORTE)」は、“架空の歌姫の部屋”をテーマにした空間で最新コレクションをお披露目。18世紀のバーレスクに着想を得た、フェミニンなパーティールックがたくさん。会場にはジアーダ・フォルテ(Giada Forte)デザイナーの姿もあり、「当時のバーレスクでは、ポリティカルな議題が皮肉に演じてられていた。華やかに装いながらも、アイロニックに現実を見つける姿勢が現代にも必要だと思った」と話します。総レースやスパンコールのキャミソールドレスといった華やかなアイテムもあれば、リボンの刺しゅうがかわいいパジャマシャツも。まさに“歌姫の部屋”に迷い込んだような世界観が素敵でした。

一番マルタン・マルジェラな
「MM6 メゾン マルジェラ」

村上:「MM6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」は、ミラノ市内中心部の道を封鎖して、長〜いランウエイを設けました。道路の一部を真っ白に塗ったランウエイには、「ポスト・イット(POST・IT)」のように鮮やかな色彩からニュートラルカラー、くすんだりグレーがかったりのパステル、色褪せた雰囲気の中間色まで、さまざまな色が登場します。

結局「MM6」って、今は一番創業デザイナーのマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)の哲学に忠実ですよね?今シーズンも痕跡を物語るビンテージ加工、構造をつまびらかにする解体、そして再構築などのアイデアが目白押し。連打したのは、トレンチコート。肩より上をヌードカラーのオーガンジーで切り替えたので、極彩色のブラトップがチラリと覗きます。トレンチコートの肩周りを切り裂いたら全然マッチしない水着が現れた、という感覚を提供し、まるで肩周りだけ全然違う誰かの世界に差し替えられてしまったかのよう。それこそが「マルジェラ」っぽいですよね?

肩にかけたコートやジャケットは、セットインした袖が若干前傾しているので、前から見るとなんだか不思議。ショルダーラインをラグランやセットインにするのではなく、前身頃と後ろ身頃を上部で縫い合わせたトップスは、“ぎこちなさ”さえ表現します。ダサめなレトロテイストの幾何学モチーフに加えて難易度高めなシルク風素材のシャツなどを自由奔放に、即興的にコーディネート。ボディバッグをウエストにグルグルと巻きつけました。こちらも即興で、バッグをベルト代わりに活用しています。

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エアークローゼットが男性向けサブスクレンタル「エアクロメンズ」 2026年春に開始

月額制ファッションレンタルサービス「エアークローゼット(airCloset)」を展開エアークローゼットは、男性向け月額制ファッションレンタルサービス「エアクロメンズ(airCloset Men’s)」を2026年春に開始する。事前登録ができるティザーサイトを公開した。

同社は2015年から「エアークローゼット」を展開しており、取扱ブランド数300以上、アイテム数50万点以上、在籍スタイリスト300人超を抱えながら、女性向けオフィスカジュアルウエアのサブスクレンタルサービスを提供している。6月末現在、月額会員数4万209人、会員登録数は140万人超。国内最大級のファッションレンタルサービスの基盤を活かし、新たな事業の柱としてメンズを立ち上げを図る。

「エアクロメンズ」は、既存の女性向けサービスと同様の仕組みで運営予定。スタイリストによるコーディネート提案を受けられるほか、レンタルしたアイテムを気に入れば購入することも可能。衣類は自宅に届き、返却はコンビニから簡単に行える。料金や取扱ブランドの詳細はサービス開始時に公表予定だ。

同社は2025年6月期、上場後3期目にして黒字化を達成した。売上高は前期比17.6%増の49億5700万円、営業利益は1億200万円(前期3500万円の赤字)。3年以内に売上高100億円を目指しており、メンズサービス立ち上げは目標達成への道程を切り拓く鍵となる。

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「ユニクロ」から「ニードルズ」とコラボしたフリースアイテム3型 先行予約販売も実施 

「ユニクロ(UNIQLO)」は、「ニードルズ(NEEDLES)」とコラボしたフリースアイテムを発売する。10月31日から「ユニクロ」一部店舗および公式オンラインで販売するほか、10月10日8時15分〜10月16日の期間、公式オンラインで先行予約販売を実施、上限に達し次第終了となる。

「ニードルズ」コラボ
ジャケットとカーディガン、パンツの3型

フリースアイテムは、1970年代のビンテージアイテムをイメージしたジップアップジャケット(4990円)や、カーディガン(3990円)、サイドテープを配したパンツ(3990円)をラインアップする。ビジュアルには、ユニクロのグローバルアンバサダーを務める平野歩夢を起用した。

「ニードルズ」の清水慶三デザイナーは、「1988年のネペンテス創業、95年に『ニードルズ』を設立して以来、東京の神宮前から世界に向けて自分たちのペースでの発信を続けてきた。軽やかで暖かいユニクロ社の代名詞とも言えるフリースに「ニードルズ」らしさを感じる蝶のモチーフやシルエットが加わり、アイコニックで特別なアイテムが生まれた。このコラボレーションにより幅広い層の皆さんへ、よりグローバルに「ニードルズ」の世界観をお届けできることを心から楽しみにしている」とコメントしている。

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「ユニクロ」から「ニードルズ」とコラボしたフリースアイテム3型 先行予約販売も実施 

「ユニクロ(UNIQLO)」は、「ニードルズ(NEEDLES)」とコラボしたフリースアイテムを発売する。10月31日から「ユニクロ」一部店舗および公式オンラインで販売するほか、10月10日8時15分〜10月16日の期間、公式オンラインで先行予約販売を実施、上限に達し次第終了となる。

「ニードルズ」コラボ
ジャケットとカーディガン、パンツの3型

フリースアイテムは、1970年代のビンテージアイテムをイメージしたジップアップジャケット(4990円)や、カーディガン(3990円)、サイドテープを配したパンツ(3990円)をラインアップする。ビジュアルには、ユニクロのグローバルアンバサダーを務める平野歩夢を起用した。

「ニードルズ」の清水慶三デザイナーは、「1988年のネペンテス創業、95年に『ニードルズ』を設立して以来、東京の神宮前から世界に向けて自分たちのペースでの発信を続けてきた。軽やかで暖かいユニクロ社の代名詞とも言えるフリースに「ニードルズ」らしさを感じる蝶のモチーフやシルエットが加わり、アイコニックで特別なアイテムが生まれた。このコラボレーションにより幅広い層の皆さんへ、よりグローバルに「ニードルズ」の世界観をお届けできることを心から楽しみにしている」とコメントしている。

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【東コレスナップ】スポットライトが照らすまばゆい個性 ダンスホールに集った「ユェチ・チ」ゲストたち

ユェチ・チ=デザイナーによる「ユェチ・チ(YUEQI QI)」は「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week Tokyo)」で、2026年春夏コレクションを発表した。会場はJR山手線鶯谷駅から徒歩5分ほどのダンスホール新世紀だ。温もりあるスポットライトが照らす、昭和の残り香が漂うホールで披露されたショー。ダークロマンスとガーリーが同居するキッチュなムードの中に、ユェチ=デザイナーの手仕事へのリスペクトが潜んでいた。

ベロアのイスに腰をかけ、ショーの開始を待つゲストたち。舞台袖から、ハトメの装飾とサイドのレースアップがフェティッシュなブラウスと2種類のストライプ柄をパッチワークしたスカートのファーストルックが現れた。首に巻いたレース柄のスカーフや黒いフリルで縁取られたトートバッグ、足元のレースアップシューズなど、デコラティブな小物が少女のようなムードを添える。

コレクションは、凝ったデザインで見る者の目を飽きさせない。長丈のパンツにはフロッキー加工の黒レースでネコのモチーフを忍ばせたり、“愛”の文字を編んだり、レザーシューズにはパンチング加工でハートを描いたり。モデルが歩く一瞬の間にさまざまな仕掛けを発見する楽しみがある。「推理映画を観るように各々の感覚で解釈してほしい。常に新しい気付きがあったら」とユェチ=デザイナー。

チビT×カーゴパンツの合わせなど、カジュアルなスタイリングを連打する中、異彩を放ったのは巨大な翼を背負った天使のラストルックだった。深紅のレザーをハンドメイドで緻密に編み上げたドレスからは、ユェチ=デザイナーの手仕事への情熱が溢れていた。

ショー会場でキャッチ!「ユェチ・チ」ガールたち

今季のコレクションに勝るとも劣らず、来場者のファッションは遊び心あるディテールに富んでいた。胸元のネックレスから指先を彩るネイル、バッグに付けたキャラクター物のキーホルダーまで、彼女たちの個人的な趣味趣向がにじみ出る。ゴスやロリータ、Y2Kなど、ジャンルを問わない多彩なファッションのゲストが集ったことも特筆すべきだろう。

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【東コレスナップ】スポットライトが照らすまばゆい個性 ダンスホールに集った「ユェチ・チ」ゲストたち

ユェチ・チ=デザイナーによる「ユェチ・チ(YUEQI QI)」は「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week Tokyo)」で、2026年春夏コレクションを発表した。会場はJR山手線鶯谷駅から徒歩5分ほどのダンスホール新世紀だ。温もりあるスポットライトが照らす、昭和の残り香が漂うホールで披露されたショー。ダークロマンスとガーリーが同居するキッチュなムードの中に、ユェチ=デザイナーの手仕事へのリスペクトが潜んでいた。

ベロアのイスに腰をかけ、ショーの開始を待つゲストたち。舞台袖から、ハトメの装飾とサイドのレースアップがフェティッシュなブラウスと2種類のストライプ柄をパッチワークしたスカートのファーストルックが現れた。首に巻いたレース柄のスカーフや黒いフリルで縁取られたトートバッグ、足元のレースアップシューズなど、デコラティブな小物が少女のようなムードを添える。

コレクションは、凝ったデザインで見る者の目を飽きさせない。長丈のパンツにはフロッキー加工の黒レースでネコのモチーフを忍ばせたり、“愛”の文字を編んだり、レザーシューズにはパンチング加工でハートを描いたり。モデルが歩く一瞬の間にさまざまな仕掛けを発見する楽しみがある。「推理映画を観るように各々の感覚で解釈してほしい。常に新しい気付きがあったら」とユェチ=デザイナー。

チビT×カーゴパンツの合わせなど、カジュアルなスタイリングを連打する中、異彩を放ったのは巨大な翼を背負った天使のラストルックだった。深紅のレザーをハンドメイドで緻密に編み上げたドレスからは、ユェチ=デザイナーの手仕事への情熱が溢れていた。

ショー会場でキャッチ!「ユェチ・チ」ガールたち

今季のコレクションに勝るとも劣らず、来場者のファッションは遊び心あるディテールに富んでいた。胸元のネックレスから指先を彩るネイル、バッグに付けたキャラクター物のキーホルダーまで、彼女たちの個人的な趣味趣向がにじみ出る。ゴスやロリータ、Y2Kなど、ジャンルを問わない多彩なファッションのゲストが集ったことも特筆すべきだろう。

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中国の大手デベが仕掛ける「クリエイティブな都市開発」【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は中国で数々の話題スポットを手掛ける商業デベロッパーである新天地のイベントについて。中国の有力デベは、どう都市開発に向き合っているのでしょうか。

9月13日に上海の新天地東台里で「CREATIVE X 創意大会 2025」が開催された。主催は大手商業デベロッパー新天地/XINTIANDIとクリエイティブコンテンツプラットフォームの「TOPYS」で、テーマは「境界破り」。在地文化・公共空間・創意イノベーションを軸に、500名以上の都市クリエイターが参加した。

イベントの核は、国内外の優れたクリエイティブ人材が集い、業界の課題とトレンドについて議論し、多領域での創意的行動を推進することだ。「TOPYS」 はこれまで、クリエイターや企業担当者が集まり、業界の最先端や未来のクリエイティブ動向を議論する「MINDPARK 創意大会」を通して新しい知見を探ってきたが、今回は「都市共創者」として、より広い視野での挑戦に踏み出した。「新天地XINTIANDI」も20年以上にわたり都市商業と文化を牽引し、多くの創意集団と共に先鋭的なコンテンツを生み出してきた。

3部に分けられた「X FORUM テーマフォーラム」の第一部では「在地文化の開放と統合」では「大地芸術祭中国プロジェクト」の孫倩(スンチエン)や中国発のスペシャルティコーヒーブランド「三頓半(サンドゥンバン)」CEO呉駿(ウーシュン)、などが事例や創作を紹介。第二部「公共空間の無限と制限」の前半では、現代写真の文化発信拠点として注目されるフォトグラフィスカ(Fotografiska)総経理Christian Devillersと、英国の著名建築事務所ヘザウィック・スタジオ(Heatherwick Studio)の中国地区責任者クレイグ・ミラー(Craig Miller)らが、公共空間が経済性と市民交流を両立する新しいメディアになり得ることを論じた。後半にはコミュニティデザインや都市空間の設計に携わる「studio-L」の出野紀子さんが壇上に立ち、公園や広場などの伝統的公共空間に新たな解釈を与え、未来都市における人々の交流の可能性を示した。

私が会場に着いたのは第二部終了時で、フォーラム会場横の広間スペースには上海で人気の雲南料理屋やハンバーガーショップ、日本酒やワインなどのスタンドが並び、参加者たちが登壇者たちと楽しそうに団らんをしていた。こんなコミュニケーションができるのもこのイベントのユニークな点ではないか。

3部目の「創意イノベーションの喚起と制約」セッションでは、日本で展開を広げる「NOT A HOTEL」と、現地密着型のバーだがシェアハウスも始めた「跳海酒館(ティアオハイジウバ)」が、業態は異なるものの「オープンシェア」という共通理念を核に、地域と都市に新たな交流の場を生み出す実践を示した(「跳海酒館」は私の家の近所にあるが、まさかこんなに大きな組織だっただなんて知らなかった!)。そして最後に300年の歴史を誇る中川政七商店と新鋭コスメブランド「東辺野獣(ドンビエンイエショウ)」は「伝承」と「革新」に対する異なるアプローチを提示した。

フォーラム以外にもマーケットスタイルで展示と販売を実施。「X PART 未来街区」は未来の都市生活を試行する実験場だ。新聞スタンドでコーヒー、バス停でビール、薬局でワイン、冷ややかなはずおの金物店で布の温もりを感じる体験など…40以上のブランドが集まり、日常と商業、機能と感情の境界を破った新しい都市体験を提供した。そして、終了後のアフターパーティーでは創意とインスピレーションが絶え間なく行き交う場となった。

CREATIVE X 創意大会は、参加者にとっては体験の場、主催者にとっては挑戦、業界にとっては刺激の場となっている。この「境界破り」を出発点に、今後はアジアのイノベーション実践者を結集し、日本・韓国・タイなど各国ブランドの参加を目標としている。

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【2025年クリスマスコフレ】エイジングケアブランド「エステダム」が高級ラインのコフレを発売 ベスコス受賞アイテムセットも

「エステダム(ESTHEDERM)」は10月1日、公式サイトほか「エステダム」取り扱いサロンでホリデーコフレを数量限定発売する。ラインアップは9月にリニューアルした最高級ライン“シクロNT”シリーズを詰め合わせた“ホリデーコフレ シクロNT”(3万6300円)と、ベストコスメ受賞アイテムを詰め込んだ“ホリデーコフレ インテンシブ PRO+”(2万2000円)で、ブランドの最高級ラインを試すことができる。

9月リニューアルの最高級ラインと人気美容液をセット

“シクロNT”シリーズは「セル・ソリダリティー:細胞の連携」に着目し、年齢を重ねた肌にアプローチする革新的メカニズムを採用。9月発売“クロノリペア オイル”は体内時計に着目した2層式ナイトオイルで、独自成分クロノリペア アクティブを配合している。そんな新製品やリニューアル品を詰めた“ホリデーコフレ シクロNT”は、“シクロNT セロム”(30mL)、“シクロNT クリーム”(50mL)の現品と、“シクロNT クロノリペア オイル”の5mLサイズをセットにした。

“ホリデーコフレ インテンシブ PRO+”は、4種のペプチドとキシロースを配合し、肌の全方位ケアでハリと艶を与える、2024年ベストコスメ受賞の“インテンシブ PRO+ クリーム”(50mL)現品と、エージプロテオムは美肌の鍵となるプロテインに着目した美容液で、スノーバクテリアから抽出したバクテリオルベリンを配合している23年ベスコス受賞製品“エージプロテオム”(15mL)のハーフサイズを組み合わせている。

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マイメロディがペリカン石鹸の“恋するおしり”とコラボ バースデーイヤーを祝した限定デザインの“石けんスクラブ”が登場

ペリカン石鹸は10月1日、パーツケアブランド「恋するおしり」とサンリオのマイメロディがコラボレーションしたパッケージの“石けんスクラブ”(限定、全2種、各180g、各1980円)を発売する。同製品は、2025年に50周年を迎えたマイメロディのアニバーサリーイヤーを祝して誕生した。ペリカン石鹸公式オンラインショップおよびバラエティーショップ、ドラッグストアで取り扱う。

可愛らしいマイメロディをあしらった選べる2種のデザイン

ジャータイプのフタは、両耳が垂れているマイメロディと、片耳が垂れているマイメロディの選べる2つのデザインを用意する。側面にもマイメロディの可愛らしいデザインを施し、石けんスクラブを使用した後も小物入れとして使用できるようにデザインした。

“石けんスクラブ”は、メラニンを含む古い角質や皮脂汚れによる黒ずみ、ざらつき、ぶつぶつからおしりをいたわるためのスペシャルケアとして誕生した。ペリカン石鹸が独自に開発した石けんを細かく砕いてスクラブ状にしたものを配合し、お湯を加えてマッサージすることで優しく泡立って保湿しながら洗浄もできる。

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オアシスの日本公式ツアー・グッズが公開 日本限定の「江戸紫」カラーや浮世絵モチーフのTシャツも

昨年8月に奇跡の再結成を果たし、今年7月4日からワールドツアー「Oasis live ’25」を開催しているロックバンド、オアシス(Oasis)。10月25日と26日に東京ドームで来日公演が開催されるのを前に、日本で販売される公式ツアー・グッズが発表された。10月1日正午からオンランストアで先行販売する。

「Oasis live ’25」公式グッズに加え、日本限定販売となるオリジナルデザインTシャツやアイテムも多数登場。浮世絵モチーフとオアシス・ロゴが融合したユニークなデザインのTシャツや、ライブ必携のマフラータオル、さらにグラスやマグカップ、湯呑、ギャラガー兄弟のアクスタまで、豊富なデザインとアイテムがラインアップ。

「ツアー開催地カラー」限定Tシャツ2種

加えて、世界中で話題となっている「ツアー開催地カラー」限定Tシャツ2種も発売。ギャラガー兄弟の出身地マンチェスターは「イエロー」、ロンドンは「グレー」と、その土地所縁のカラーを採用したデザインで話題となっているが、東京開催を記念して発売されるカラーは「江戸紫」に決定。1種は東京のポップアップ・ショップ「Oasis Live ’25 Tokyo Fan Store」で販売される「TOKYO CITY」、そしてもう1種は東京ドームの会場物販で販売される「TOKYO1025/1026(各開催日の日付入り)」。どちらも日本でしか手に入れられない貴重なアイテムとなっている。

◾️公式ポップアップ・ショップ「Oasis Live ’25 Tokyo Fan Store」
開催期間:2025年10月11日~11月2日 (日)  
営業時間:11~21時
開催場所:MIYASHITA PARK内 1階 「Park in Park」
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10
入場料 :無料(基本予約制)
https://oasislive25.jp/

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「ティルティル」の新作ティントはぷるんとしたゼリー質感&インクのような発色が特徴 

「ティルティル(TIRTIR)」は、新ティントリップ“グロウィーゼリーティント”(全8色、ミニサイズ990円/通常サイズ1650円)を発売する。ミニサイズは10月1日からキューテン(QOO10)で、通常サイズは10月15日からキューテンとプラザ(PLAZA)で順次販売を開始する。既存の“ウォーターリズムグロウティント”が果汁感のある艶を持続させるグロウティントであるのに対し、新製品は「インクのように鮮やかに唇を染め、自分らしさを映し出す」というコンセプトのもと開発。ゼリー質感ともっちりとしたテクスチャーが特徴で、長時間くすまず、塗りたての発色をキープする。

カラーは全8色をラインアップ

ゼリーが溶け出すようなぷるんとしたテクスチャーで唇になめらかにフィットする新製品は、べたつきを感じさせずひと塗りで均一に広がり、軽やかな心地よさとともに上質な彩りを演出。発色面では、見たままの鮮やかなカラーが瞬時に唇を染め上げ、重ねるほどにクリアな深みを表現した。独自のデューイーメルトグロウブースターテクノロジーを搭載しているほか、肌に優しいオイルコンプレックステクノロジーが発色と艶をブースト。リップバーム級の保湿力と透明感のある光沢をひと塗りでかなえ、みずみずしい光沢と心地よい密着感をもたらす。

カラーラインアップは01ピーチビーチ、02ピンクッシュ、03ローズィーベール、04フィグベージュ、05サーモンブリーズ、06ブリックチャイ、07チリフラッシュ、08モーブプラムの8色で、それぞれ個性や気分に寄り添いながら、魅力を引き立てる設計となっている。

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【2025年クリスマスコフレ】「ドクターシーラボ」×イラストレーターSHOGO SEKINEのコフレは“透明感ケア”の2種

「ドクターシーラボ(DR.CI:LABO)」は、イラストレーターのSHOGO SEKINE(ショウゴ セキネ)とコラボレーションしたホリデーコフレ2種類を数量限定で発売する。10月9日はブランドを代表するビタミンC化粧水と乳液を中心に、美容液やクレンジングを組み合わせた限定セットを、11月17日には、より手に取りやすい価格帯のラッキーバックを発売する。“Limitless Me”をテーマに、一人ひとりの美しさを引き出す透明感ケアを楽しめるラインアップだ。

第1弾:10月9日発売

“ドクターシーラボ®×SHOGO SEKINE ホリデーコフレ 2025(透明感ケアセット)”(1万2500円〜1万7600円)は、ブランド売上No.1のビタミンC化粧水“VC100エッセンスローションEX”をはじめ、ビタミンC乳液“VC100エマルジョンEX”、 ビタミンCとセラミドの2層式美容液“VC100ダブルリペアセラム”の現品に、旅行などの持ち歩きにも便利なミニサイズの“VC100ホットピールKEANAクレンジング”をセットにしたコフレだ。SHOGO SEKINEが幸せをテーマに描いたオリジナルデザインのポーチに収める。自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもピッタリなスペシャルセットだ。

ラインアップは、ローションと乳液の容量が異なる3種類を用意。1万2500円のセットには、“VC100エッセンスローションEX”と“VC100エマルジョンEX”の各100mLが入る。1万4800円のセットでは、各150mLにサイズアップ。1万7600円のセットには、たっぷり使える285mLのローションと、150mLのエマルジョンを収めた。

予約は、10月1日に公式オンラインサイトと全国の百貨店で開始。最もコンパクトな1万2500円のセットは、10月9日に公式オンラインショップで、11月17日にアマゾン(AMAZON)や楽天で発売する。ほか、容量の大きい2種類は、10月9日から公式オンラインショップと全国百貨店で販売を開始する。

第2弾:11月17日発売

“ドクターシーラボ×SHOGO SEKINE ラッキーバック 2025(透明感ケアセット)”(8580円)は、“VC100エッセンスローションEX”(150mL)、“VC100エマルジョンEX”(150mL)、“VC100ホットピールKEANAクレンジング”(18g)をオリジナルポーチに収めた、透明感のある肌へ導く限定のスキンケアセット。アイテムは、カラフルなモチーフとメッセージを散りばめた、SHOGO SEKINEデザインのオリジナル巾着袋に詰め込んだ。

予約は10月1日に開始。9日に公式オンラインショップで先行販売し、11月17日からオンラインストア、バラエティーショップ、ドラッグストア、全国百貨店に加え、アマゾンや楽天などで取り扱う。

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「バルミューダ」がアップルの元最高デザイン責任者率いるLoveFromと共同開発したポータブルLEDランタンを1000台限定で発売

「バルミューダ(BALMUDA)」は、アップル(Apple)の元最高デザイン責任者のジョニー・アイブ(Jony Ive)が率いるクリエイティブ・コレクティブ、ラブフロム(LoveFrom)と共同開発したポータブルLEDランタン“セーリングランタン(Sailing Lantern)”を発表した。

同商品はクラシックな航海用ランタンに着想を得て、精緻に設計された美しい灯りを現代に再解釈した特別なプロダクトで、価格は55万円、1000台限定で販売する。予約は10月下旬から開始し、日本では「バルミューダ」の公式サイトと旗艦店「BALMUDA The Store Aoyama」のほか、松屋銀座、阪急うめだ本店、大丸神戸、ジェイアール名古屋タカシマヤなど主要百貨店で取り扱う。

今回のコラボレーションは、両者が共有する「デザインへの価値観」から実現したもので、ジョニー・アイブは「幼い頃から帆船が大好きで、このランタンは古典的な航海工学への愛着と、現代のLED技術を組み合わせたもの。素材やフォルムは新しいが、過酷な環境に耐えてきた航海用ランタンやフレネルランプと同じ安心感を備えています」と語る。

セーリングランタンのデザイン上の課題は、炎やフィラメントが持つ温かさと感情的な共鳴を再現する光の質を実現することだった。2つのLEDとデジタル制御システム、充電式バッテリーを組み合わせることで、実用性とともに心を動かす光を生み出すことに成功したという。一つのダイヤルで明るさと色温度を自在に調整でき、IP67の防塵・防水性能を備え、過酷な環境でも使用可能だ。

素材には、精密に研磨されたガラスや、高耐久の電解メッキ仕上げを施したステンレススチールを採用。メンテナンスや修理が容易で、ライフサイクルを終えた後はリサイクル可能な設計となっており、世代を超えて使い続けられるサステナブルな灯りを目指した。

アイテム画像

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「バルミューダ」がアップルの元最高デザイン責任者率いるLoveFromと共同開発したポータブルLEDランタンを1000台限定で発売

「バルミューダ(BALMUDA)」は、アップル(Apple)の元最高デザイン責任者のジョニー・アイブ(Jony Ive)が率いるクリエイティブ・コレクティブ、ラブフロム(LoveFrom)と共同開発したポータブルLEDランタン“セーリングランタン(Sailing Lantern)”を発表した。

同商品はクラシックな航海用ランタンに着想を得て、精緻に設計された美しい灯りを現代に再解釈した特別なプロダクトで、価格は55万円、1000台限定で販売する。予約は10月下旬から開始し、日本では「バルミューダ」の公式サイトと旗艦店「BALMUDA The Store Aoyama」のほか、松屋銀座、阪急うめだ本店、大丸神戸、ジェイアール名古屋タカシマヤなど主要百貨店で取り扱う。

今回のコラボレーションは、両者が共有する「デザインへの価値観」から実現したもので、ジョニー・アイブは「幼い頃から帆船が大好きで、このランタンは古典的な航海工学への愛着と、現代のLED技術を組み合わせたもの。素材やフォルムは新しいが、過酷な環境に耐えてきた航海用ランタンやフレネルランプと同じ安心感を備えています」と語る。

セーリングランタンのデザイン上の課題は、炎やフィラメントが持つ温かさと感情的な共鳴を再現する光の質を実現することだった。2つのLEDとデジタル制御システム、充電式バッテリーを組み合わせることで、実用性とともに心を動かす光を生み出すことに成功したという。一つのダイヤルで明るさと色温度を自在に調整でき、IP67の防塵・防水性能を備え、過酷な環境でも使用可能だ。

素材には、精密に研磨されたガラスや、高耐久の電解メッキ仕上げを施したステンレススチールを採用。メンテナンスや修理が容易で、ライフサイクルを終えた後はリサイクル可能な設計となっており、世代を超えて使い続けられるサステナブルな灯りを目指した。

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「アクアレーベル」が大人の毛穴悩みにアプローチする大容量フェイスマスクを発売

資生堂のスキンケアブランド「アクアレーベル(AQUALABEL)」は10月21日、大人の毛穴悩みに対応する高保湿毛穴ケアシートマスク“アクアレーベル オールインワンシートマスク(モイストスムース)”(28枚入り、2640円※編集部調べ)を発売する。ウエルシアグループ、ココカラファイングループ、スギ薬局、ツルハグループ、トモズ、マツモトキヨシグループで取り扱う。1品でふきとり洗顔と化粧水、乳液、美容液、マスクの5つの機能を持たせたオールインワン設計で、3分でケアが完了する。

グルタチオンや浸透美容アミノ酸などの成分を配合

同社の調査によると、シートマスクは「週に一度のスペシャルケア」から「日常的なスキンケアアイテム」へと位置づけが変化している。約4割の利用者が週3回以上使用しており、日々のスキンケアルーティーンに取り入れる人が増加。一方で、毛穴ケアへの注目度は年々高まっているという。

それを受けて生まれた同製品は、毛穴の目立ちに悩む大人の肌にアプローチする成分としてグリシルグリシンを配合しているほか、グルタチオンGL、トリメチルグリシンGL、ラーゲンGL、Wヒアルロン酸などの美容成分も取り入れた、ほか、資生堂独自の分析技術から発見された希少なD-アミノ酸からなる浸透美容アミノ酸も採用している。マスクは保水力とストレッチ性に優れたシートを採用し、密着感のあるつけ心地を実現。香りは爽やかさと穏やかさを併せ持つハーバルローズだ。

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「アクアレーベル」が大人の毛穴悩みにアプローチする大容量フェイスマスクを発売

資生堂のスキンケアブランド「アクアレーベル(AQUALABEL)」は10月21日、大人の毛穴悩みに対応する高保湿毛穴ケアシートマスク“アクアレーベル オールインワンシートマスク(モイストスムース)”(28枚入り、2640円※編集部調べ)を発売する。ウエルシアグループ、ココカラファイングループ、スギ薬局、ツルハグループ、トモズ、マツモトキヨシグループで取り扱う。1品でふきとり洗顔と化粧水、乳液、美容液、マスクの5つの機能を持たせたオールインワン設計で、3分でケアが完了する。

グルタチオンや浸透美容アミノ酸などの成分を配合

同社の調査によると、シートマスクは「週に一度のスペシャルケア」から「日常的なスキンケアアイテム」へと位置づけが変化している。約4割の利用者が週3回以上使用しており、日々のスキンケアルーティーンに取り入れる人が増加。一方で、毛穴ケアへの注目度は年々高まっているという。

それを受けて生まれた同製品は、毛穴の目立ちに悩む大人の肌にアプローチする成分としてグリシルグリシンを配合しているほか、グルタチオンGL、トリメチルグリシンGL、ラーゲンGL、Wヒアルロン酸などの美容成分も取り入れた、ほか、資生堂独自の分析技術から発見された希少なD-アミノ酸からなる浸透美容アミノ酸も採用している。マスクは保水力とストレッチ性に優れたシートを採用し、密着感のあるつけ心地を実現。香りは爽やかさと穏やかさを併せ持つハーバルローズだ。

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【2025年クリスマスコフレ】「オーソモル」が初のクリスマスコフレを発売 大容量トラベルポーチをセットに

独プレミアム健康補助食品ブランド「オーソモル(ORTHOMOL)」は11月1日12時から、ブランド初となるクリスマスコフレ“オーソモルマルチビタミン&ミネラル 14日分+オリジナルトラベルポーチ”(9800円)を公式オンラインストアで数量限定で発売する。2023年に上陸して依頼、オンラインストアで初めて発売する14日分の“ マルチビタミン&ミネラル”と、大容量のトラベルポーチを組み合わせた。

さまざまな用途に使える高さ約30cmのトラベルポーチ

“ビタミン界のエルメス”と韓国で話題になり、2023年末に日本に上陸した「オーソモル」は、1991年にドイツの医師と薬剤師監修のもと誕生したプレミアム・サプリメントブランドだ。“マルチビタミン&ミネラル”は、日本人の生活習慣や体質に合わせて処方を見直し、6種類の新成分を追加している。

オリジナルのトラベルポーチには「オーソモル」のボトル7日分を美しく収められる取り外し可能な専用プレートを装備。高さ約30cmのゆとりあるサイズで、バスアメニティやコスメなどを収めた1週間の旅行や、ジム用品やシューズを入れるケースとしても活用することができる。

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【2025年クリスマスコフレ】「オーソモル」が初のクリスマスコフレを発売 大容量トラベルポーチをセットに

独プレミアム健康補助食品ブランド「オーソモル(ORTHOMOL)」は11月1日12時から、ブランド初となるクリスマスコフレ“オーソモルマルチビタミン&ミネラル 14日分+オリジナルトラベルポーチ”(9800円)を公式オンラインストアで数量限定で発売する。2023年に上陸して依頼、オンラインストアで初めて発売する14日分の“ マルチビタミン&ミネラル”と、大容量のトラベルポーチを組み合わせた。

さまざまな用途に使える高さ約30cmのトラベルポーチ

“ビタミン界のエルメス”と韓国で話題になり、2023年末に日本に上陸した「オーソモル」は、1991年にドイツの医師と薬剤師監修のもと誕生したプレミアム・サプリメントブランドだ。“マルチビタミン&ミネラル”は、日本人の生活習慣や体質に合わせて処方を見直し、6種類の新成分を追加している。

オリジナルのトラベルポーチには「オーソモル」のボトル7日分を美しく収められる取り外し可能な専用プレートを装備。高さ約30cmのゆとりあるサイズで、バスアメニティやコスメなどを収めた1週間の旅行や、ジム用品やシューズを入れるケースとしても活用することができる。

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五十君卒業記念!そして談話室はシーズン2へ:記者談話室vol.195

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、記者たちが分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

195回目となる今回は、メンバーの1人である五十君の「WWDJAPAN」卒業回です。リスナーの皆さま、4年の長きにわたって「記者談話室」にお付き合いいただき、どうもありがとうございました!!なんて言うと「記者談話室」自体が終わっちゃうみたいですが、「記者談話室」は“シーズン2”として今後も続いていきますので、「記者談話室」と「WWDJAPAN」を今後もお楽しみくださいね!

振り返れば「WWDJAPAN」在職は7年半でした。取材でお会いした皆さま、記事を読んでいただいた皆さま、ポッドキャストを聴いてくださった皆さま、一緒に「WWDJAPAN」制作に携わった皆さま、本当にどうもありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。お体にはくれぐれもお気をつけくださいませ!(五十君)。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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【2026年春夏ミラノコレ日記vol.1】「オニツカ」の躍進にびっくり、クワイエットブームを蹴散らす「エトロ」に拍手

2026年春夏のミラノ・ファッション・ウイークが開かれました。今季も「WWDJAPAN」は、村上要編集長と木村和花記者が、全方位全力取材です!初日は注目を集めるデムナ(Demna)の「グッチ(GUCCI)」、2日目はシモーネ・ベロッティ(Simone Bellotti)による「ジル サンダー(JIL SANDER)」と、序盤からニュースが盛りだくさん!日記では、その他のブランドをダイジェストでお届けします。

>デムナの「グッチ」、ミラノデビューは映画で 「バレンシアガ」のようにディストピアだけじゃない【26年春夏 新デザイナーの初コレクションVol.1】

>「ジル サンダー」がミニマリズムに回帰 過去のデザイナーたちが潜めてきたエモーションの表現に課題【26年春夏 新デザイナーの初コレクションVol.2】

着想源は海女さん 日本とつながる「コチネッレ」

木村和花「WWDJAPAN」記者(以下、木村):私はこの日、ロンドンコレの取材を終えてミラノにin。ホテルで急いで着替えて、まずはバックブランド「コチネッレ(COCCINELLE)」のプレゼンテーションへ。会場は、なんと水族館。というのも今シーズン、日本を訪れたデザインチームは海女(あま)さんたちにインスピレーションを受けたそう。どんなシチュエーションで海女さんと交流したのか気になるところですが(笑)、貝をイメージした半円型のハンドルバッグや、筒形の鯉バッグなど、海(鯉は淡水魚だけどw)にまつわるキャッチーな新作が登場です。シューズにも力を入れているようで、レーザーカットで華やかなバレエシューズやロゴのCの形を模したヒールのパンプスなど、バリエーションをそろえています。

ミニマルなイタリアンリゾートに情緒を宿す「アルベルタ フェレッティ」

村上要「WWDJAPAN」編集長(以下、村上):ロレンツォ・セラフィニ(Lorenzo Serafini)をクリエイティブ・ディレクターに起用して若返りを目指す「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」は引き続き、ミニマルなデザインの中に情緒を宿します。デムナ(Demna)時代の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「プラダ(PRADA)」が唱える「今の時代は、何もかもが過剰なのではないか?」という問いかけに同調するかのように、見せびらかすのではなく、親しい人と親密な時間を過ごすための洋服を揃えたかのようです。そんな時間は、リゾート地であり、近所であり、自宅で。布地をたっぷり使いローブのように仕上げて共布を捻ったベルトでウエストを結んだだけのカフタンドレス、袖を通すというよりは首から掛けただけのジレ、バイアスに裁った布地を首元で交差させただけのホルターネックのドレス、そしてロング丈にアレンジしたようなネグリジェやシュミーズなどは、まるでプライベートな時間を覗き見しているかのようでドキドキしますが、シンプルで快適そう。足元はビーチサンダルか、ぺたんこなドライビングシューズ。ヒールは一切登場しません。

柔らかで流動的な素材の流れる様を楽しむため、色はオフホワイトにピンクヌード、そしてごくごく淡いミントやレモンイエローなど最小限。そんな優しいコレクションを引き締めたのは、ブラックとゴールド、そしてテーラードジャケット。前者の色の組み合わせは、ギリシャ彫刻にインスピレーションを得たものだそう。ジャケットはブラトップや、オーガンジーやビスコースのパンツと組み合わせました。流動的なコレクションの中に1つだけ形のあるものを加えると、そのフォルムが印象に残ったり、逆にボトムスの流動性が際立ったりするんですね。

若干「クロエ(CHLOE)」風な気がするけれど(笑)、仕上がりはイタリアンリゾートだし、ずっとミニマルです。日本でのビジネスがほぼゼロになって、すっかり日本のメディアは姿を消しましたが、少しずつ直接輸入するセレクトショップが現れています。ショー会場には空席もチラホラありましたが、頑張ってほしいな。

デザイナーの好きを詰め込んだキュレーションショップはトレンドになりそう

木村:カロリーナ・カスティリオーニ(Carolina Castiglioni)による「プラン シー(PLAN C)」は、初の旗艦店をお披露目。ただ洋服が買えるお店ではなく、カロリーナの好きなアートやカルチャーも詰め込みました。例えば、ベルギーのインテリアブランド「セラックス(SERAX)」とコラボしたキャンドルや、同じくベルギーの雑貨ブランド「ヴァレリー オブジェクツ(VALERIE OBJECTS)のオブジェも並びます。中央の螺旋階段は、クリエイティブ集団の「リーディングルーム」が選書したライブラリーです。座って読めるスペースもあり、ただ本を読むだけに来店しても良いそう。地下はギャラリースペース。アート展や読書会など、常にいろんなイベントを行う予定です。

実はロンドンでも「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」がソーホーの店舗を、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の「好き」を詰め込んだキュレーション型ショップにリニューアルしました。ミラノの店舗も改装しましたよね。そこもアートや家具、本、はちみつなどの食品まで、まるでジョナサンのお家にお邪魔したような気分になる空間でとても楽しいんです。服以外でもデザイナーの人となりがわかる、こういう店はもっと増えそうです。

「ヴァレクストラ」から、優秀お仕事バッグが登場

木村:「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」からは、アイコンバッグ“イジデ“の進化版“エディター”が登場しました。その名の通り、編集者にインスパイアされた、新しいお仕事バッグです。見た目はスタイリッシュなのに大容量で、忙しくてバタバタしている女性がボンボンと荷物を入れて愛用する姿が想像できます。通常より少し柔らかくなめしたカーフレザーのしっとりしたボルドーや、スエードを型押ししたアイコン素材ミレプンテのチョコレートカラーやカーキ、ベージュが新色です。

「ロロ・ピアーナ」はロング&リーン
異国情緒さえエレガントに

村上:「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」は、素材本来の持ち味というか優しさを生かすべく、ニュートラルカラーに徹しましたね。ともすれば野暮ったく見えるんだけど、エレガントなムードさえ感じるロング&リーンなシルエットに徹することで洗練された雰囲気を維持しています。帽子は、ちょっとコミカルですけれどね(笑)。

ベージュやブラウン、グレージュを主体としたコレクションには、バーガンディやライラックなどの差し色と、アザミをはじめとする小花柄や貝殻に代表されるマリンのモチーフをプラス。花柄は、カシミヤニットにあしらったカシミヤの刺繍でも描かれます(ゴージャス!でも、ペールピンクでカワイイ!)。

しかし素材が柔らかいというのは、コレクションをエレガントにまとめるためには、この上ないアドバンテージですね。シルクはウエストの高い位置でベルトを巻けば優雅にドレープするし、ニットは女性の曲線美を柔らかになぞります。何より、絶対着心地いいし、シルクやリネンは涼しいハズ。スタイリングは引き続きエスニックなムードに溢れていますが、単品レベルで見ると「欲しい!」とか「簡単に合わせられそう!」なアイテムも続々。みなさんぜひ帽子に惑わされずに、洋服一着一着に目を凝らして、「自分のワードローブにあったらいいな」と思うアイテムを探してみてください。こういう視点での洋服選び、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」や「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」でも案外有効ですよ(笑)。

「フェンディ」はレトロから一転、
明るい色と機能性で次の100年を描く

村上:創業100年を迎えている「フェンディ(FENDI)」は、名誉会長就任が発表になったばかりの3代目のシルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)=メンズ&アクセサリー・アーティスティック・ディレクター(当時)がウィメンズの陣頭指揮も執って、メンズとウィメンズ・コレクションを同じ世界観の中で発表しました。

>100周年の「フェンディ」は、FFロゴを超えた「トリプルF」でキム時代のリアル主義をリセット

前シーズンはレトロなカラーパレットを駆使してグラマラスなムードに仕上げて「これまでの100年」を振り返りましたが、今季は鮮やかな色彩と軽やかな素材とフォルムで「これからの100年」をポジティブに予感させます。今季はパステルカラーが大活躍なシーズンですが、「フェンディ」の26年春夏は、どこよりも鮮やかです。ファーストルックこそ新たにページを刻んでいく決意を印象付けるピュアホワイトでしたが、その後は、イエロー、ターコイズ、バブルガムピンク、コーラルピンク、そしてバーミリオン(オレンジ)……。もちろんアイスグレーやチャコール、コンクリートグレー、ネイビー、ブラックなどのベーシックカラーも豊富です。メンズ・ウィメンズ共通で何度も連続するのは、キュートで大ぶりなフラワーモチーフ。むしろ花のさまざまな色合いで、洋服全体を染めてしまったような印象でしょうか?

スタイルは、伝統を振り返り、ボディコンシャスにすることでグラマラスだった前回のテイストに対して、今回はパフォーマンスウエアのムードを加えました。例えばケーブルニットのカーディガンにペンシルスカートのルックが現れたかと思ったら、同じスカートを化繊に置き換えつつトップスをアノラックに変えてみたり。共通するのは、ファスナーなどの副資材。デザインの一要素としてスカートのサイドに走らせ、気分やスタイル次第で自由に開閉できるように工夫しました。スピンドルを加えることでボリュームをアレンジできるワンピースやポロニット、やはりファスナーの開閉でボリュームやシルエット、色の配分さえ変更できるアノラックなど、副資材を効果的に用いることで機能性やモジュール性を付与します。

素材は、軽やか。テクニカルメッシュからレースまで、透ける素材は天然素材も化学繊維も自由にあやつり、レザーやファーは花柄のカットアウトやパフォレーション(穴あけ)のディテールで軽やかさや通気性を高めました。「キュート」と呼ぶのがピッタリなモチーフや配色、ボリューム感、クロシェ編みなど、シルヴィアらしさが全開です。

バッグは、球体のボールを繋ぎ合わせたハンドルとギャザーを寄せた本体が特徴の“フェンディ コリエ”のほか、“バゲット”や”スパイ”などのバッグは、シルクのケーブルニットで作りました。“ピーカブー”は、「覗き見」という名前の通り、バッグの中をビーズやイラストで彩り、まさに「覗かせて!」と声をかけたくなる仕上がりです(笑)。足元は、カットワークを施したスリングバックや、編み上げのローファーやフラットシューズ。アクセサリーに至るまで、職人技があるからこそ軽やかです。

ビジネス好調の「オニツカタイガー」は、
クリエイションも一気に開花、どころか大爆発

木村:「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、バリエーションが格段に増えて、印象が変わりましたね。金ボタンのブレザーに細身のトラックスーツなど、スポーツ×フレンチシックなスタイリング提案に果敢に挑戦。個人的に目を引いたのは、キャッチーな小物類。フラワープリントにグラフィティを施したトートバッグやスタッズ付きの“カラテ”バッグ、バッグに付けた「モンチッチ」とのコラボチャームもめちゃ売れそうです。アイウエアも登場。シワ加工を施したフリルブラウスに合わせたメタルフレームの眼鏡も、ちょっとナードな雰囲気でトレンド感があります。ネックレスは「ミキモト(MIKIMOTO)」とのコラボだったんですね。

村上:ビジネス絶好調の「オニツカ」は、なんか“向かうところ敵なし”って感じでしたね(笑)。これまでも徐々にレベルアップしてきたけれど、ここに来て一気に開花というか、さらに爆発ってカンジがしたのは、私だけでしょうか?

まず、テーラードが超絶キレイ。このあたりは、イタリア人デザイナーのアンドレア・ポンピリオ(Andrea Pompilio)を起用しているだけあるのでしょう。今どきな少し細身に転じたロング気味のダブルブレストは、メタルボタン。そこに「オニツカタイガー」イエローのトラックスーツを合わせてまとめちゃうあたり、スタイリングもうまいなぁって感じです。プリーツを刻んだラップスカート、バイカーズディテールを取り入れたビンテージ加工のフェイクレザースカートなどでスタイルの幅を広げつつ、レトロなランニングショーツやトラックパンツでオリジンをアピール。トップスも、ビンテージ加工を施したオーバーサイズのフーディから、昔の「プラダ(PRADA)」を思い出させるくるみボタンのミリタリージャケット、レトロなコンパクト丈のポロニット、ラメ混のツイードで作ったシャツブルゾン(イエロー、可愛かったなぁ)、キルティングのワークブルゾン、コンパクト丈のスイングトップ、反対にオーバーサイズのライダースブルゾン、そしてタンクトップ風ながらスカラップドヘムにメタル装飾をあしらったミニドレスなど、バリエーション豊か。これを自由奔放に組み合わせるから、掛け算で何十、下手したら何百通りのスタイリングが楽しめることを見せつける構成でした。

足元も、最近開発を進めているフェイクレザーのブーツから、サテンのバレエシューズ風レトロスニーカー、タッセルをあしらったスエード風のスニーカーまでバリエーション豊かです。

正直これまでは色違いのコーディネートを見せることも多く、シューズを主役に据えるか強いメッセージを発信するためにスタイルの幅は限定的だったのですが、この大爆発具合はどうしたことでしょう(笑)?いや、これが買いやすい価格でどれも手に入るなら、とても良いことなんですけれど、ずっと見てきた“「オニツカ」ウォッチャー”としては、急激な成長っぷりに驚いてしまいました(笑)。

マキシマリズムを恐れない「エトロ」

木村:「エトロ(ETRO)」はショーが始まる前に、バックステージでクリエイティブ・ディレクターのマルコ・デ・ヴィンツェンツォ(Marco De Vincenzo)にインタビュー。ルック写真が貼られたボードを見ながら、一つ一つのアイテムについて夢中で語る姿を見て、「この人のファブリックへの愛情って、本当にすごいなぁ」と感じました。

「『エトロ』で働く上で、一番幸せなところは?」と聞いたら、「マキシマリズムなクリエーションができること」と答えてくれました。マキシマルな格好をする日は、その人が「今日は自分を主張しよう」と決めた日。「エトロ」の服は昔も、そしてマルコが引き継いだ今も、自己表現をしたい人の味方であり続けてきたのだと思いました。

今季はファッションの躍動感をたっぷり詰め込んだコレクションでした。1970年代のヒッピーの装いに着想を得て、明るく、華やかで、マキシマルで、ハッピー。そうしたムードを、バンドのライブパフォーマンスが盛り上げます。

市場はクワイエット・ラグジュアリーが主流ですが、「エトロ」はブレません。装飾も柄も色も主張があって服が生き生きとしている。“マキシマリズムを恐れない”姿勢が貫かれていました。フィナーレはまるでハッピーな儀式のようで、ショーを見終わったあと、なんだか幸せな気分になりました。

村上:この後のミラノ・コレクションで徐々に明らかになるのですが、ブランドやデザイナーは果敢に「そこにメッセージがあれば、デザイン性を加味してもいいじゃないか!」という覚悟を持ち始めた印象がありますね。

>「ジル サンダー」がミニマリズムに回帰 過去のデザイナーたちが潜めてきたエモーションの表現に課題【26年春夏 新デザイナーの初コレクションVol.2】

今日のコレクションで言えば「フェンディ」もそうだったと思うし、エモーションを見出せなかった「ジル サンダー(JIL SANDER)」は時流に即したクワイエット・ラグジュアリーだったけれど共感しきれなかったので、やっぱり思いを込めることが重要なんだと感じています。

その意味で、ここまでトレンドや、ある意味での着やすさやリアリティを犠牲にして「マキシマリズム」を目指したマルコは尊敬しちゃいますよね。しかも目指したのは、「フェスティブな洋服」。ハレの日の洋服という意味ではなく、自分の中で少し勇気が欲しかったり、高揚・鼓舞したかったりするときの洋服、もしくは「今日を思い出として、いつまでも覚えておきたい」と思うときの洋服です。「盛ってこ〜!!」な感じでどんどん足し算するカンジは、同じ洋服好きとして単純にラブです(笑)。

しかも、その足し算がまた「洋服好きだから、頑張れる」カンジの足し算なんですよね。例えばマキシドレスの裾にあしらったフラメンコフリルは、同じ柄の色違いの生地を使い分けるし、ボヘミアンなスエードブルゾンに打ち込むスタッズも「何種類使うの⁉︎」っていうくらいバリエーション豊か。生地だってレースにカラフルな刺しゅう糸を絡めたように見えるジャカード(なのかしら⁉︎それともオパール加工?)とか、薄い膜をかぶせたような加工などなど、マニアック。大ぶりの柄が体の中央に並ぶよう、パターンはもちろん、生地の手繰り寄せ方からつまみ方まで何度も試行錯誤したであろうカラフルなマキシドレスには頭が下がります。カラフルなボタニカルモチーフのデニムは、どう作っているんだろう?ブリーチの後のプリントでしょうか?ドレスへの情熱がスゴすぎて、ブルゾンやトラックスーツは若干おざなり気もしますが、やっぱり応援しちゃうな。

ドレスにも注力 「ブルネロ クチネリ」に死角なし

木村:2日目最後は「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」の展示会へ。最近は毎シーズン哲学的なテーマを投げかけている「ブルネロ クチネリ」ですが、今回のテーマは「土・水・火・空気」の4大元素をキーワードに、「私たちは何者であるのか?」を問います。

大地を思わせるブラウンにスパンコールで木の葉や樹皮のモチーフを描いたり、水面のような煌めきのスパンコールを散りばめたり、赤い溶岩のようなトーンに染めたり、艶やかなシルクのフェザーをあしらったり。哲学と「クチネリ」らしいクラフツマンシップが重なり合う表現にうっとりしました。

村上:ニットブランドからライフスタイルブランドへの進化を達成した「ブルネロ クチネリ」のもう1つの注目は、ドレスへの注力ですね。今季は「空気」を表現した手法の1つであるフィルクッペ、裏地側で緯糸を切ることでシャギー感を表現するジャカード織りの一種を、まるでフェザーの装飾のように捉えて優美なフィット&フレアドレスを生み出しました。ごくごく甘く編んだニットの上から繊維を叩きつけたり絡めたりのニットも総刺しゅうのように華やか。コットンにシルクの生地を重ねると、ドレスはボリュームが豊かになります。

こうしたドレスは、「ブルネロ クチネリ」にとっては未知の領域のレッドカーペットで、意志を持ったアーティストに選ばれそうですね。ただただゴージャスなだけじゃなく、そこに人間性や地球への想いを表現したいセレブは、きっとこのドレスを選ぶんじゃないかな?と同時に、顧客にも「いよいよ『クチネリ』でドレスが買えるのね!」って喜ぶ方がいらっしゃるんじゃないでしょうか?フレグランス&アイウエアに始まり、メンズのメード・トゥ・オーダー、そして同じく受注生産のドレス。「ブルネロ クチネリ」に死角なしな雰囲気を、展示会場でパスタをおかわりしながら感じ取りました。

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“唇育”発想「エテルナム」のリップセラムにくすみピンク&レッドの新2色が追加

再生医療研究から生まれたスキンケアブランド「エテルナム(ETRNAM)」は10月1日、ブランドを代表する唇用美容液“エテルナム リップセラム”(6600円)から、秋にぴったりな新2色を発売する。公式ECサイトやアマゾン(AMAZON)、楽天などで取り扱う。

“エテルナム リップセラム”は、従来の“守る”ケアを超え、“育てる”というコンセプト「唇育(しんいく)」の元に誕生した唇用美容液だ。唇本来の美しさを引き出すアプローチし、自然な血色感と生命感をもたらす。

新色はどんなシーンにも使いやすい深みを宿した大人ピンクベージュ“スモーキーピンク”と、落ち着いたトーンの中にも透け感のある華やかな“スモーキーレッド”の秋を感じるくすみ系の2色を用意した。1本で保湿とメイク効果をかなえ、使うたびに滑らかかつふっくらとした唇へと導く。

「エテルナム」は再生医療研究から生まれたスキンケアブランドで、ラテン語で「永遠」を意味する。ブランドを代表する人気の“リップセラム”をはじめ、医療機関専売のスキンケア、一般消費者向けのスキンケアを展開。“永遠の美しさへの夢が、 夢に終わらない未来を創りあげること”を使命に掲げている。

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“N.ハリウッド コンパイル”と「バラクータ」がコラボ ハリントンジャケットとチェックシャツを制作

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」のドレスライン“N.ハリウッド コンパイル(N.HOOLYWOOD COMPILE)”は、英国の老舗ブランド「バラクータ(BARACUTA)」とコラボレーションしたアイテムを10月4日に発売する。「N.ハリウッド」の直営店やミスター ハリウッド(MISTER HOLLYWOOD)の東京店と大阪店などで取り扱う。

ハリントンジャケットはリバーシブル仕様

今回のコラボは、ハリントンジャケットとチェックシャツの2型のアイテムを制作した。ハリントンジャケットは、すべてのブルゾンの元祖とも言われる「バラクータ」の“G9”のオーバーサイズをベースに、着丈をショートに変更することでボクシーなシルエットに仕上げ、さらにリバーシブル仕様に大幅アップデート。そして、ネックラインを広めに取ることで襟元から裏地が覗き、フロントファスナーのレザーの引き手は「N.ハリウッド」のオリジナルパーツを、ボタンは「バラクータ」のオリジナルパーツを採用した。カラーは、ダークネイビーとベージュ、オレンジをそろえる。

一方チェックシャツは、「バラクータ」のオリジナル生地を用いて襟をセミワイドカラーで仕立て、袖先に2つボタンをあしらい、裾を緩やかなラウンドカットにするなど、定番ドライビングジャケット“G4”のディテールを踏襲。そして、左脇に「N.ハリウッド」のピスネームを、背面にダブルネームのタグをデザインしている。カラーは、伝統的な「バラクータ」のチェックパターンの倍率を変更したオレンジと、「バラクータ」の象徴ともいえるフレイザータータンチェックを落とし込んだレッドを展開する。

価格は、ハリントンジャケットが7万7000円で、シャツが4万6200円だ。

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【2025年クリスマスコフレ】「トムフォード ビューティー」はアイシャドウやリップなど全5アイテムを用意 朝用美容液が初登場

「トムフォード ビューティー(TOM FORD BEAUTY)」は10月31日、雪景色に差し込む太陽の温かみを官能的に表現した冬のラグジュアリーコレクション“ソレイユ ホリデー コレクション 2025”を全国で発売する。ラインアップはアイカラーやリップ、クリームブラッシュ、朝用美容液など5アイテムで、雪化粧の山々に太陽が差し込み、スキー後のアプレスキーの時間へと移ろう瞬間の冷たい空気と、肌に残る余熱といった相反する感覚をカラーで表現した。

雪に差し込む太陽の温かみを表現したメイクアップアイテム

カシミアのように柔らかい質感が評価されているアイパレットの限定色“ソレイユ アイ カラー クォード”(1万3640円)は、肌になじむ3色のマットなバニラ、ピンク、プラムココアカラーが目元に熱を宿し、雪を照らし虹色に輝く陽光をプラスして仕上げる。“トムフォード クリーム ブラッシュ”(1万1000円)は、なめらかに頬に溶け込み、ぴたりと密着してクリームからパウダーへと変化する処方を採用。ソフトフォーカス効果で均一に艶めき、内側からにじむような熱を帯びた艶を演出する。

リップスティックの手軽さ、グロスのきらめき、バームのような保湿力を兼ね備えている“ウルトラ シャイン リップ カラー”(全3色、各8250円)は、アルプスの空に着想を得た限定3色を展開。“ピーク グラマー”は夜明け前の氷点下の空が染まる一瞬の色をとらえた洗練されたラズベリーモーヴ、“ローズ ディヴェール”が午後の太陽が雪の稜線を染める深みのあるテラコッタ、“ファイヤーサイド”は日が沈んだ後の空に残る余光と暖炉の火の揺らぎをイメージしたロージーヌードとなる。

連動フレグランスも同時発売

朝用美容液“ソレイユ グロー セラム イルミネート”(1万2650円)がホリデーアイテムに初登場。素肌にもファンデーションの下にも使えるアイテムで、ハリ成分酵母エキスや整肌成分を厳選配合した。ガラスのような艶肌を思わせる光を宿しながら、うるおいをキープする。

コレクションと連動したフレグランス“ホワイト スエード オード パルファム”(30mL、2万8380円/50mL、4万1030円/100mL、5万4670円)も同時発売。センシュアルなムスクと包み込むようなスエードの香りが肌と溶け合い、冬の光の中で一層親密に香り立つ。ブルガリアンローズをゴールデン サフラン、タイム、マテ茶、オリバナムとブレンドし、スズランの甘い香りを加えてアンバーとサンダルウッドで際立たせている。

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「ザラ」創業50周年で50人のトップクリエイターとコラボアイテムを発売 売り上げは全額環境保護団体へ寄付

「ザラ(ZARA)」は創業50周年を記念し、世界を代表する50人の著名なクリエイターとの特別なコラボレーションを発表した。

本プロジェクトには、アナ・スイ(Anna Sui)やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、カシン・ローン(Kasing Lung)、ケイト・モス(Kate Moss)、パット・マクグラス(Pat McGrath)、そして「ザラ」デザインチームら豪華な顔ぶれが参加する。同コレクションの売り上げは、女性のリーダーシップを通じて環境保護に取り組む非営利団体“ウーマンズ アース アライアンス(Women's Earth Alliance)“に全額寄付される。さらに「ザラ」は、寄付金に応じて同額を上乗せし、参加アーティストが選定した50の慈善団体にも、それぞれ2万ユーロ(約350万円)を支援する。アイテムは10月6日から公式サイトで販売する。

ラインアップは、ジャンルを超えた多彩なアーティストが自らデザインした衣服やアクセサリー、家具、ペットキャリーなど豊富にそろえた。それぞれのアイテムには、クリエイター独自の精神が息づいている。

現代において最も象徴的なスタイルを数多く生み出してきたスタイリストであるハリー・ランバート(Harry Lambert)は、バッジで覆われた“ピン バケットハット”(8590円)でユーモアを表現。パット・マクグラスはメイクアップバッグ“ビューティ トリオ バッグ”(6万5990円)をデザインし、現代インダストリアルデザインの先駆者であるマーク・ニューソン(Marc Newson)は“ガラスタンブラーセット”(4万7990円)を制作。数々の象徴的なキャンペーンを手がけてきたスティーブン・マイゼルは、スタイリッシュなペットキャリーをデザインした。参加クリエイターたちは「ザラ」にとって友人であり、ファッションや美容、インテリアなど、過去50年間にわたりメゾンを文化的な存在へと進化してきた“ブランドの歩み”を象徴している。

「ザラ」の親会社インディテックス(INDEX)の会長を務めるマルタ・オルテガ・ペレス(Marta Ortega Pérez)は、今回のタッグについて「このような形でアーティストの方々が私たちの記念日を祝ってくださることを大変光栄に思います。彼らはそれぞれの分野を想像力、革新性、そして誠実さという面で牽引するトップランナーであり、『ザラ』が創業当初から持ち続けてきたクラフトの品質とデザインの喜びという情熱を共有しています」と語る。

本プロジェクトを記念し、パリでは10月2〜5日の期間にポップアップを開催する。詳細は公式サイトに記載する。

参加クリエイター一覧

アレックス・ドゥ・ベタック(Alex de Betak)、アナ・スイ(Anna Sui)、アニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)、アクセル・ヴェルヴォールト(Axel Vervoordt)、ベカ・グヴィシアーニ(Beka Gvishiani)、セドリック・グロレ(Cedric Grolet)、シャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)、クリスティー・ターリントン(Christy Turlington)、シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)、クレイグ・マクディーン(Craig McDean)、デイヴィッド・ベイリー(David Bailey)、デイヴィッド・チッパーフィールド(David Chipperfield)、デイヴィッド・シムズ(David Sims)、エス・デヴリン(Es Devlin)、エズラ・ペトロニオ(Ezra Petronio)、 ファビアン・バロン(Fabien Baron)、グイド・パラウ(、Guido Palau)、ハリー・ランバート(Harry Lambert)、ハヴィエル・ヴァロンラッド(Javier Vallhonrat)、カール・テンプラー(Karl Templer)、カーリー・クロス(Karlie Kloss)、カシン・ローン(Kasing Lung)、ケイト・モス(Kate Moss)、レスリー・チャン(Leslie Zhang)、リンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)、ルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)、ルドヴィック・ド・サン・セルナン(Ludovic de Saint Sernin)、 M&M パリス(M&M Paris)、マーク・ニューソン(Marc Newson)、マリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti)、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、ナルシソ・ロドリゲス(Narciso Rodriguez)、ニック・ナイト(Nick Knight)、ノーマン・フォスター(Norman Foster)、パオロ・ロベルシ(PaoloRoversi)、パット・マクグラス(Pat McGrath)、ペドロ・アルモドバル)(Pedro Almodóvar)、フィリップ・トレーシー(Philip Treacy)、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)、ピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)、ラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)、ロビー・ウィリアムズ(Robbie Williams)、ロザリア(Rosalía)、サミュエル・ロス(Samuel Ross)、サラ・アンデルマン(Sarah Andelman)、スターリング・ルビー(Sterling Ruby)、スティーブン・マイゼル(Steven Meisel)、ティム・ウォーカー(Tim Walker)、ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン(Vincent Van Duysen)

50周年 コラボアイテム一覧

>公式サイト

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東急子会社が韓国の新世界と提携、日韓で双方のブランド展開

東急子会社で、商業施設の運営や小売り事業を展開する東急リテールマネジメントは、韓国の有力小売業の新世界と提携する。新世界は韓国で百貨店や大型ショッピングモールを展開しており、双方の運営する商業施設を活用し、韓国ブランドの日本市場の進出と、日本ブランドの韓国市場進出を後押しする。

東急リテールマネジメントは傘下に東急百貨店のほか、グランベリーモールなどを運営する東急モールズデベロップメント(TMD)や「渋谷109」を運営するSHIBUYA109エンタテイメント、渋谷地下街など6社を持つ。東急リテールマネジメント傘下の企業が運営する商業施設で、新世界の「新世界ハイパーグラウンド」などの韓国発のファッションブランドの誘致を進める。

まずは「渋谷109」で、10月17〜26日と10月28〜11月10日の2回にわたり、韓国発の7ブランドがポップアップショップを出店する。

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「ユニクロ」と「ニードルズ」がコラボか?

「ユニクロ(UNIQLO)」は9月29日、公式SNSアカウントで「ニードルズ(NEEDLES)」とのコラボレーションを思わせる投稿を公開した。「UNIQLO and NEEDLES coming soon.」というメッセージと共に、ブランドの象徴である蝶が舞う動画をアップしており、SNS上では早くも大きな話題となっている。

現時点で発売日や価格、製品ラインアップなどの詳細は明らかになっていないが、Xでは「これは楽しみ」「トラックパンツの『ユニクロ』版が出るのでは」といった期待の声が相次いでいる。

「ニードルズ」は、セレクトショップ「ネペンテス(NEPENTHES)」代表の清水慶三が手掛けている日本発のアパレルブランド。代表する製品は、トラックパンツやジャージなどのスポーティーなアイテムで、蝶のししゅうがトレードマークとなっている。

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「ドルチェ&ガッバーナ」がフローラルグルマンの新フレグランス発売 

ブルーベル・ジャパンは10月1日、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の新作フレグランス“マイ ディヴォーション オードパルファム インテンス”(50mL、1万9250円/100mL、2万5850円)を発売する。フローラルグルマン調の香りで、スターパフューマーのオリヴィエ・クレスプ(Olivier Cresp)が手掛けた。ボトルデザインはライトピンクのラッカー仕上げを施したガラス製で、正面にはアイコニックなゴールドのサクレハートを配した。ボックスも同じく繊細なピンクカラーで、ゴールドとレッドのディテールが特徴となっている。

キャンペーンビジュアルにはケイティ・ペリーを起用

新フレグランスはペアブロッサムのソフトでエアリーな雰囲気のトップノートからピオニーのブーケが広がるミドルへ。ラストノートはオリジナルの“ディヴォーション オードパルファム”を踏襲したマダガスカル産バニラを主役としつつ、新たな個性を加えた。エレガントな安心感と親しみやすいグルマンノートを併せ持つ仕上がりとなっている。

また、キャンペーンビジュアルには引き続きケイティ・ペリー(Katy Perry)を起用。カプリ島のマリーナグランデを舞台に、ミケーレ・モローネ(Michele Morrone)演じる地元の漁師との愛と献身の物語を描いた。なお、今回の新製品を含めて“ディヴォーション”ファミリーは5つのフレグランスをラインアップする。

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「ドルチェ&ガッバーナ」がフローラルグルマンの新フレグランス発売 

ブルーベル・ジャパンは10月1日、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の新作フレグランス“マイ ディヴォーション オードパルファム インテンス”(50mL、1万9250円/100mL、2万5850円)を発売する。フローラルグルマン調の香りで、スターパフューマーのオリヴィエ・クレスプ(Olivier Cresp)が手掛けた。ボトルデザインはライトピンクのラッカー仕上げを施したガラス製で、正面にはアイコニックなゴールドのサクレハートを配した。ボックスも同じく繊細なピンクカラーで、ゴールドとレッドのディテールが特徴となっている。

キャンペーンビジュアルにはケイティ・ペリーを起用

新フレグランスはペアブロッサムのソフトでエアリーな雰囲気のトップノートからピオニーのブーケが広がるミドルへ。ラストノートはオリジナルの“ディヴォーション オードパルファム”を踏襲したマダガスカル産バニラを主役としつつ、新たな個性を加えた。エレガントな安心感と親しみやすいグルマンノートを併せ持つ仕上がりとなっている。

また、キャンペーンビジュアルには引き続きケイティ・ペリー(Katy Perry)を起用。カプリ島のマリーナグランデを舞台に、ミケーレ・モローネ(Michele Morrone)演じる地元の漁師との愛と献身の物語を描いた。なお、今回の新製品を含めて“ディヴォーション”ファミリーは5つのフレグランスをラインアップする。

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【スナップ】2026年春夏ミラノ・ファッション・ウイークのストリートスナップ全160枚!

現地時間9月23〜29日までミラノ・ファッション・ウイークが開催された。シアーなドレスやこなれ感が漂う万能なレザージャケット、同系色でまとめたルックには異素材のレイヤリングを楽しむ上級者たちなど、自由と上品さを身にまとったファッショニスタがミラノに集結。日常を豊かに乱す上質なルックを全160枚のストリートスナップでお届けする。

ストリートスナップ

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カロリーナ・クチネリが“ファッション業界で最も影響力のある女性50人”に選出 「ブルネロ クチネリ」の副社長兼クリエイティブ・ディレクター

カロリーナ・クチネリ(Carolina Cucinelli)=ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)共同副社長兼クリエイティブディレクターは9月9日(現地時間)、ニューヨークで開催された米「WWD」主催の“ファッション業界で最も影響力のある女性50人”に選出された。ブルネロ・クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)=ブルネロ クチネリ会長兼最高経営責任者(CEO)もまた、歴史上最も重要な 115人のチェンジメーカーに選ばれた。

同フォーラムは、ファッション、ビューティー、リテール分野において顕著な功績を残した女性たちを称え、その活動を広く知らしめる目的で始まり、今年で5回目を迎えた。

「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」はイタリアの中世の雰囲気を残した村、ソロメオ発祥の独自の美意識と伝統に重きを置いたブランドだ。カロリーナは授賞式で、イタリアの伝統技巧を守りつつ次世代に向けた革新を先導する、という自身の決意を強調した。さらに「この栄誉ある賞を姉(同ブランドの共同副社長兼クリエイティブディレクターを務める)と分かち合えることをうれしく思う。常に革新を追求しながら、美学に忠実であり続けることを大切にしている。ソロメオという小さな村からニューヨークへとやってきて、ファッションにおける女性の創造性と革新について語ることができたのは、私たちにとって非常に感慨深い。この栄誉は日々共に働く仲間たち、とりわけ女性たちに捧げられるものだ」と述べた。

クチネリ会長兼CEOは、「カロリーナの受賞は、私自身にとっても大きな喜びであり誇らしいものだ。また、自分自身がファッション界におけるポジティブな変革をもたらした 115 人の一人として選ばれたことに、深く感動している。私たちが家族とともに育んできた“ジェントル・ラグジュアリー”が評価されたことはこれ以上ない喜びである。Grace(優美さ)と Beauty(美)の名のもとに、人類の精神的・経済的成長のために尽力されているすべての方々に、心より感謝している」とコメントしている。

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2026年春夏パリコレ開幕 「シャネル」「ロエベ」「バレンシアガ」などデビューショー相次ぐ変化のシーズンに

ニューヨーク、ロンドン、ミラノに続き、2026年春夏パリ・ファッション・ウイーク(通称パリコレ)が9月29日に開幕した。10月7日まで9日間にわたって開催される今季は、公式スケジュールにいつもよりも多い111ブランドがラインアップ。ショーやプレゼンテーションで、新作コレクションを発表する。

特に今シーズンは、新たなクリエイティブ・ディレクターやアーティスティック・ディレクターによるデビューショーが盛りだくさんだ。「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」から移籍したマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)が率いる新生「シャネル(CHANEL)」がいよいよ10月6日にベールを脱ぐほか、「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」の創業者であるジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)によって生まれ変わる「ロエベ(LOEWE)」は3日に、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」での長年の実績で知られるピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)が手掛ける「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は4日に、それぞれ初のコレクションを披露予定。新進気鋭の若手デュラン・ランティンク(Duran Lantink)を起用した「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」、「ボッテガ・ヴェネタ」に移ったルイーズ・トロッター(Louise Trotter)の後任として内部昇格したマーク・ホワード・トーマス(Mark Howard Thomas)による「カルヴェン(CARVEN)」、20年以上名だたるブランドでキャリアを積んできたミゲル・カストロ・フレータス(Miguel Castro Freitas)が就任した「ミュグレー(MUGLER)」もデビューショーを開く。

また、6月の26年春夏メンズ・コレクションでデビューを果たしたジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)による「ディオール(DIOR)」は、初のウィメンズショーを開催。7月にクチュールで披露したグレン・マーティンス(Glenn Martens)が手掛ける「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」も初のプレタポルテをお披露目する。さらに、7月に26年プレ・スプリング・コレクションのショーを行ったマイケル・ライダー(Michael Rider)による「セリーヌ(CELINE)」も初のメーン・コレクションのショーを開く。

また、ショー枠には「ジュリ ケーゲル(JULIE KEGELS)」「メリル ロッゲ(MERYLL ROGGE)」「マティエ フィカル(MATIERES FECALES)」、プレゼンテーション枠には「ガニー(GANNI)」と「ファソン ジャックマン(FAÇON JACMIN)」が新たに加わった。

デビューショーの日時は下記の通り。
ディオール:10/1 14:30(日本時間 10/1 21:30)
ミュグレー:10/2 12:00(日本時間 10/2 19:00)
カルヴェン:10/2 16:00(日本時間 10/2 23:00)
ロエベ:10/3 11:30(日本時間 10/3 18:30)
メゾン マルジェラ:10/4 12:00(日本時間 10/4 19:00)
バレンシアガ:10/4 20:00(日本時間 10/5 03:00)
セリーヌ:10/5 12:00(日本時間 10/5 19:00)
ジャンポール・ゴルチエ:10/5 16:30(日本時間 10/5 23:30)
シャネル:10/6 20:00(日本時間 10/7 03:00)

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2026年春夏パリコレ開幕 「シャネル」「ロエベ」「バレンシアガ」などデビューショー相次ぐ変化のシーズンに

ニューヨーク、ロンドン、ミラノに続き、2026年春夏パリ・ファッション・ウイーク(通称パリコレ)が9月29日に開幕した。10月7日まで9日間にわたって開催される今季は、公式スケジュールにいつもよりも多い111ブランドがラインアップ。ショーやプレゼンテーションで、新作コレクションを発表する。

特に今シーズンは、新たなクリエイティブ・ディレクターやアーティスティック・ディレクターによるデビューショーが盛りだくさんだ。「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」から移籍したマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)が率いる新生「シャネル(CHANEL)」がいよいよ10月6日にベールを脱ぐほか、「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」の創業者であるジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)によって生まれ変わる「ロエベ(LOEWE)」は3日に、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」での長年の実績で知られるピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)が手掛ける「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は4日に、それぞれ初のコレクションを披露予定。新進気鋭の若手デュラン・ランティンク(Duran Lantink)を起用した「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」、「ボッテガ・ヴェネタ」に移ったルイーズ・トロッター(Louise Trotter)の後任として内部昇格したマーク・ホワード・トーマス(Mark Howard Thomas)による「カルヴェン(CARVEN)」、20年以上名だたるブランドでキャリアを積んできたミゲル・カストロ・フレータス(Miguel Castro Freitas)が就任した「ミュグレー(MUGLER)」もデビューショーを開く。

また、6月の26年春夏メンズ・コレクションでデビューを果たしたジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)による「ディオール(DIOR)」は、初のウィメンズショーを開催。7月にクチュールで披露したグレン・マーティンス(Glenn Martens)が手掛ける「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」も初のプレタポルテをお披露目する。さらに、7月に26年プレ・スプリング・コレクションのショーを行ったマイケル・ライダー(Michael Rider)による「セリーヌ(CELINE)」も初のメーン・コレクションのショーを開く。

また、ショー枠には「ジュリ ケーゲル(JULIE KEGELS)」「メリル ロッゲ(MERYLL ROGGE)」「マティエ フィカル(MATIERES FECALES)」、プレゼンテーション枠には「ガニー(GANNI)」と「ファソン ジャックマン(FAÇON JACMIN)」が新たに加わった。

デビューショーの日時は下記の通り。
ディオール:10/1 14:30(日本時間 10/1 21:30)
ミュグレー:10/2 12:00(日本時間 10/2 19:00)
カルヴェン:10/2 16:00(日本時間 10/2 23:00)
ロエベ:10/3 11:30(日本時間 10/3 18:30)
メゾン マルジェラ:10/4 12:00(日本時間 10/4 19:00)
バレンシアガ:10/4 20:00(日本時間 10/5 03:00)
セリーヌ:10/5 12:00(日本時間 10/5 19:00)
ジャンポール・ゴルチエ:10/5 16:30(日本時間 10/5 23:30)
シャネル:10/6 20:00(日本時間 10/7 03:00)

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フェンディ三代目のシルヴィアがクリエイションを離れ、名誉会長に就任 「フェンディ」の後継候補は3人

「フェンディ(FENDI)」は、フェンディ家の3代目で、現在はメンズとアクセサリーのアーティスティック・ディレクターを務めるシルヴィア・ヴェントゥリーニ・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)が、同職を離れて名誉会長に就任することを発表した。新たなクリエイティブ・ディレクションについてはコメントをしていないが、関係者の間では「ディオール(DIOR)」を離れたばかりのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)、同じく「マルニ(MARNI)」を去ったフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)、そしてウィリー・チャヴァリア(Willy Chavarria)が後継候補として浮上しているという。

シルヴィアは、1992年から2019年までカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のアーティスティック・ディレクションを支え、1994年からはアクセサリーとメンズを担当。今年のブランド創業100周年では、キム・ジョーンズ(Kim Jones)退任後のウィメンズ・コレクションのデザインも手掛けていた。

名誉会長への就任に際してシルヴィアは、「これまでの年月は本当に刺激的で、祖母アデーレ(Adele)、母アンナ(Anna)、そしてアンナの姉妹たちの名のもとに歩んできた旅でもありました」と語った。さらに「でも最後は偉大な師であり、そばで働く機会を与えてくれたカールに感謝したい。彼は『分かち合う』という芸術を教えてくれた。これは私の家族の女性たちの歴史を定義し、私自身のクリエイティブなビジョンを育み、守り、自らの翼で飛べるよう導いてくれた。クリエイティブな面だけでなく、人間的な面においても、まずはカール、次にキム、そして最後に私の素晴らしいチームに感謝したい。チームは、長年にわたって私の家族の一部となった」と述べる。

シルヴィアは今後、ブランドの伝統とクラフツマンシップ、そして長年デザイナーとして力を注いできたインテリアのラインに注力する。

フェンディ会長兼最高経営責任者(CEO)のラモン・ロス(Ramon Ros)は、「シルヴィアは『フェンディ』のクリエイティブ・ディレクションを形作るうえで大きな貢献を果たし、ブランドの国際的な成功に不可欠な存在だった。彼女のビジョンは、『フェンディ』をローマの職人芸に根ざしたルーツから未来へと導き、100周年記念を迎えるに至っている。シルヴィアが新たな役職で主導するプロジェクトをとても楽しみにしている」とのコメントを発表した。

後任についてはフランチェスコとマリア・グラツィア、そしてウィリーとの継続的な話し合いが行われているとされている。中でもマリアは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」以前に「フェンディ」でも働いており、シルヴィアとの関係も良好と言われる。実際シルヴィアは今年5月、マリア最後の「ディオール」でのファッションショーに出席している。

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アンゴラ館の館長は「女性の社会進出」のパイオニアだった【ライター橋長の万博探訪(2)】

盛り上がりを見せる大阪・関西万博も10月13日の閉幕まで残りわずか。158の国と地域によるパビリオンでは、地球規模の課題の解決に取り組む各国の最新技術やアイデアを知ることができ、未来社会のあり方を考えるきっかけにもなった。この連載では各国の政府関係者へのインタビュー、海外パビリオンの取材を通して万博を振り返りたい。2回目はアフリカ大陸の南西部のアンゴラ。ファッションの世界では、アンゴラヤギの上質なモヘア素材で知られる。

自らショートムービーの脚本を担当

アンゴラはアフリカ大陸のなかで唯一、独立した専用パビリオンで万博に参加している。メインコーナーでは、マラリアに感染したひとりの少女が、国の健康教育によって医療人へと成長する実話に基づいたストーリーを映像で披露した。企画・脚本はアンゴラ館の総代表を務めるアルビナ・アシス・アフリカーノさんだ。元化学エンジニア、教育者であり、大臣経験も持つ彼女は、アンゴラにおける女性リーダーの象徴的存在でもある。愛知万博から20年間、アンゴラ政府の代表として万博に携わってきたアルビナさんに、アンゴラが取り組んでいること、女性の社会進出についても話を聞いた。

――アンゴラ館のテーマを教えてください。

アルビナ・アシス・アフリカーノ=アンゴラ館・総代表(以下、アルビナ):テーマは「よりよい未来を築くために地域会を啓発する」です。すこやかな未来を築くために、いかに健康のための教育が大切なのかに焦点を当てている。アンゴラは独立してまだ50年の若い国だ。社会状況を改善するためには社会基盤である健康の管理が不可欠であり、都市部だけでなく農村部にも保健医療への大規模な投資を進めている。

――実話をもとに描いたショートムービーが印象に残りました。

アルビナ:脚本は私自身が書いた。アンゴラはアフリカ有数の経済⼤国でありながら、マラリアによる感染症に悩まされた地域でもある。映像では、マラリアに苦しんだ幼少期の経験をきっかけに医療従事者を志す少⼥チッソラの実話をもとに制作した。伝統医療と先進医療の共存の重要性、アンゴラにおける健康と教育分野において⼥性が果たす役割の大きさも描いている。

――アルビナさんは幅広い分野で長年にわたってご活躍のようですね。

アルビナ:私はもともと化学エンジニアで、教育者として中高から大学まで化学を教えてきた。その後、6年間、石油大臣と工業大臣を務めた。2005年の愛知万博でアンゴラ政府代表に任命され、以来20年間、万博に携わってきた。現在は大統領府顧問として政策にも関わり、同時に農村地域のコミュニティ開発を支援するNGO団体のCEOも務めている。

学校を作るプロジェクトを長年続ける

――アンゴラは女性が活躍している国だと聞きました。

アルビナ:南部アフリカ開発共同体(SADC)で女性の社会進出に力を入れていて、アンゴラもその方針にしたがって政策を決めてきた。大臣や政府の重要ポストに占める女性の割合は日本よりも高く、女性が政治や経済で積極的に登用されている。民間企業においても、多くの女性が重要な役職についている。ただ単に女性という理由だけでなく、能力を持つ人材として評価され、その実力を発揮している。女性のエンパワメントは非常に重要で、アンゴラには強力な女性団体が存在する。現在の大統領夫人も活躍している一人。NGOや子供の教育の団体を設立するなど社会プロジェクトに熱心に取り組んでいる。今回の万博では、ウーマンズパビリオンで開催されたイベントに、IT系の民間企業から4人の女性リーダーが参加した。

――アルビナさんがいま力を入れていることは何ですか。

アルビナ:これまでも教育に注力してきた。教育を通じて医療分野に多くの人材を輩出してきた。今後も教育こそが持続可能な開発の鍵だと考えている。また、石油産出国に共通する課題だが、石油依存から脱却するため、農業や加工生産の発展にも力を入れている。

――独立して50年。アンゴラはどのように変化しましたか。

アルビナ:かつては学校も病院もなく、地方から都市部の施設に行かないといけなかった。アンゴラ政府は何もないところから学校や病院を作り、教員者や医療従事者を育ててきた。私は学校を開発するプロジェクトに参加し、積極的に関わってきたし、それは現在も続いている。アンゴラの将来世代のために持続可能な発展に尽力するという強い決意を持っている。50年間で開発してきたことをいかに持続していくかがこれからの課題だ。

――最後に大阪万博の感想を聞かせてください。

アルビナ:建築がユニークで、とくに大屋根リングがすばらしい。パビリオンに興味がない人でもリングを見るだけで万博全体を感じることができる。私自身、この20年の変化を振り返りながら、日本政府や万博組織、すべての関係者に対して感謝の意を伝えたい。

      ◆

アンゴラは1975年にポルトガルから独立。その後、内戦が続き、終結以降は石油、ダイヤモンドなどの輸出を背景に、一時は高い経済成長を記録した。現在は安定した経済成長率を維持しながらも、石油依存型経済から脱却すべく、産業の多角化を進めている。

アンゴラの女性リーダーを代表するアルビナさんの言葉からは「教育」と「女性の力」によって未来を切り開こうとするアンゴラの姿が浮かび上がってきた。石油資源に頼らない経済政策を進める一方で、健康教育と女性のリーダーシップが社会の基盤を支えている。日本では初の女性総理が誕生するかという点が話題になっているが、アンゴラをはじめとするアフリカでは、女性の存在感が国を前進させていることを改めて知ることができた。

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アンゴラ館の館長は「女性の社会進出」のパイオニアだった【ライター橋長の万博探訪(2)】

盛り上がりを見せる大阪・関西万博も10月13日の閉幕まで残りわずか。158の国と地域によるパビリオンでは、地球規模の課題の解決に取り組む各国の最新技術やアイデアを知ることができ、未来社会のあり方を考えるきっかけにもなった。この連載では各国の政府関係者へのインタビュー、海外パビリオンの取材を通して万博を振り返りたい。2回目はアフリカ大陸の南西部のアンゴラ。ファッションの世界では、アンゴラヤギの上質なモヘア素材で知られる。

自らショートムービーの脚本を担当

アンゴラはアフリカ大陸のなかで唯一、独立した専用パビリオンで万博に参加している。メインコーナーでは、マラリアに感染したひとりの少女が、国の健康教育によって医療人へと成長する実話に基づいたストーリーを映像で披露した。企画・脚本はアンゴラ館の総代表を務めるアルビナ・アシス・アフリカーノさんだ。元化学エンジニア、教育者であり、大臣経験も持つ彼女は、アンゴラにおける女性リーダーの象徴的存在でもある。愛知万博から20年間、アンゴラ政府の代表として万博に携わってきたアルビナさんに、アンゴラが取り組んでいること、女性の社会進出についても話を聞いた。

――アンゴラ館のテーマを教えてください。

アルビナ・アシス・アフリカーノ=アンゴラ館・総代表(以下、アルビナ):テーマは「よりよい未来を築くために地域会を啓発する」です。すこやかな未来を築くために、いかに健康のための教育が大切なのかに焦点を当てている。アンゴラは独立してまだ50年の若い国だ。社会状況を改善するためには社会基盤である健康の管理が不可欠であり、都市部だけでなく農村部にも保健医療への大規模な投資を進めている。

――実話をもとに描いたショートムービーが印象に残りました。

アルビナ:脚本は私自身が書いた。アンゴラはアフリカ有数の経済⼤国でありながら、マラリアによる感染症に悩まされた地域でもある。映像では、マラリアに苦しんだ幼少期の経験をきっかけに医療従事者を志す少⼥チッソラの実話をもとに制作した。伝統医療と先進医療の共存の重要性、アンゴラにおける健康と教育分野において⼥性が果たす役割の大きさも描いている。

――アルビナさんは幅広い分野で長年にわたってご活躍のようですね。

アルビナ:私はもともと化学エンジニアで、教育者として中高から大学まで化学を教えてきた。その後、6年間、石油大臣と工業大臣を務めた。2005年の愛知万博でアンゴラ政府代表に任命され、以来20年間、万博に携わってきた。現在は大統領府顧問として政策にも関わり、同時に農村地域のコミュニティ開発を支援するNGO団体のCEOも務めている。

学校を作るプロジェクトを長年続ける

――アンゴラは女性が活躍している国だと聞きました。

アルビナ:南部アフリカ開発共同体(SADC)で女性の社会進出に力を入れていて、アンゴラもその方針にしたがって政策を決めてきた。大臣や政府の重要ポストに占める女性の割合は日本よりも高く、女性が政治や経済で積極的に登用されている。民間企業においても、多くの女性が重要な役職についている。ただ単に女性という理由だけでなく、能力を持つ人材として評価され、その実力を発揮している。女性のエンパワメントは非常に重要で、アンゴラには強力な女性団体が存在する。現在の大統領夫人も活躍している一人。NGOや子供の教育の団体を設立するなど社会プロジェクトに熱心に取り組んでいる。今回の万博では、ウーマンズパビリオンで開催されたイベントに、IT系の民間企業から4人の女性リーダーが参加した。

――アルビナさんがいま力を入れていることは何ですか。

アルビナ:これまでも教育に注力してきた。教育を通じて医療分野に多くの人材を輩出してきた。今後も教育こそが持続可能な開発の鍵だと考えている。また、石油産出国に共通する課題だが、石油依存から脱却するため、農業や加工生産の発展にも力を入れている。

――独立して50年。アンゴラはどのように変化しましたか。

アルビナ:かつては学校も病院もなく、地方から都市部の施設に行かないといけなかった。アンゴラ政府は何もないところから学校や病院を作り、教員者や医療従事者を育ててきた。私は学校を開発するプロジェクトに参加し、積極的に関わってきたし、それは現在も続いている。アンゴラの将来世代のために持続可能な発展に尽力するという強い決意を持っている。50年間で開発してきたことをいかに持続していくかがこれからの課題だ。

――最後に大阪万博の感想を聞かせてください。

アルビナ:建築がユニークで、とくに大屋根リングがすばらしい。パビリオンに興味がない人でもリングを見るだけで万博全体を感じることができる。私自身、この20年の変化を振り返りながら、日本政府や万博組織、すべての関係者に対して感謝の意を伝えたい。

      ◆

アンゴラは1975年にポルトガルから独立。その後、内戦が続き、終結以降は石油、ダイヤモンドなどの輸出を背景に、一時は高い経済成長を記録した。現在は安定した経済成長率を維持しながらも、石油依存型経済から脱却すべく、産業の多角化を進めている。

アンゴラの女性リーダーを代表するアルビナさんの言葉からは「教育」と「女性の力」によって未来を切り開こうとするアンゴラの姿が浮かび上がってきた。石油資源に頼らない経済政策を進める一方で、健康教育と女性のリーダーシップが社会の基盤を支えている。日本では初の女性総理が誕生するかという点が話題になっているが、アンゴラをはじめとするアフリカでは、女性の存在感が国を前進させていることを改めて知ることができた。

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Keio Fashion Creatorがカーブストアで1日限りのポップアップ 山田雅之レインボーシェイク代表が登壇

慶應義塾大学発の服飾団体Keio fashion Creator(ケイオウファッションクリエイター、以下KFC)は9月19日、代官山にあるセレクトショップ・カーブストア(CARV STORE)と一日限りのポップアップイベントを開催した。同イベントでは、KFCが制作した最新のルックブックやカーブストアとのコラボレーションビジュアルを展示。カーブストアの“Curve”にちなみ、“歪み”をテーマに作られたこのビジュアルは、直線が集合することにより歪んで見えるモアレ現象にインスピレーションを受け制作したという。

ポップアップイベントでは、山田雅之レインボーシェイク代表による講演会を実施。「ジュンヤワタナベ(JUNYA WATANABE)」「キムへキム(KIM HEKIM)」などを取り扱うカーブストアの運営や、「ノリエノモト(NORI ENOMOTO)」などプロダクトブランドを有するレインボーシェイクの設立背景や、学生が悩むキャリアプランについてのヒントを語った。

山田雅之レインボーシェイク代表に聞く
キャリアプランの描き方

PROFILE: 山田雅之/レインボーシェイク代表

山田雅之/レインボーシェイク代表
PROFILE: (やまだ・まさゆき)服飾専門学校卒業後、アッシュ・ぺー・フランスに入社。南米ブランドを担当するほか、セレクトショップの立ち上げに携わる。その後ファッション専門学校で広報、マーケティング、授業開発を担当。独立し、2018年にレインボーシェイクを創業した。現在も専門学校での非常勤講師を務めるほか、TBSドラマ「着飾る恋には理由があって」「カンナさーん!」のファッション監修など、活動は多岐にわたる

Keio Fashion Creator(以下、KFC):山田さんのこれまでのキャリアについて知りたいです

山田雅之レインボーシェイク代表(以下、山田):ファッションの専門学校に通っていたころは、スタイリストを目指し、アシスタントとして経験を積みました。でも正直、金銭的な問題もあり、一回就職をしようと考えたんです。そのとき好きだった「ヘルコビッチ アレキサンドレ(HERCHCOVITCH ALEXANDRE)」というブランドを有するアッシュ・ぺー・フランスに入社し、当時傘下にあったPR01.というプレスチームに参加することになりました。

プレスルームではリースの返却対応や、スタイリストのアテンドをしたりするのですが、そのときに最初に来てくれたお客さんが、スタイリストアシスタントをしていた当時の師匠だったんです。過去の人脈や経験は、そうやって後からつながってくるもの。今回のKFCのイベントも、業界の先輩方と出会う貴重な機会。プロの方と関わる時間は、キャリアを築く上でとても大切なことだと思います。

アッシュ・ぺー・フランスで会社員を経験したのち、3〜4年ほど専門学校の教員を務めていた時期があります。その後フリーランスを経て、ブランド事業を立ち上げて起業し、今は組織を作る立場にいます。教員をしている中で自分のコンプレックスになっていたのは、「服について教えているにも関わらず、服にほとんど触れられない」ということ。私自身、27歳くらいまではほとんど海外に行ったことがなかったんです。そんな中でフリーランスになりたいと思い職場の先輩に相談したら、業務委託として講師を続けてほしいと言ってくれました。当時の私にとっては業務委託がどんなものなのかもわかりませんでしたが、結果的に講師をしながら、年4回、2週間ほど海外に行く生活を実現することができたんです。現地ではファッション業界内外のトレンドマーケティングをしているうちに起業したいと思うようになり、今は会社を経営する立場になりました。

会社を辞めても、フリーランスになっても、起業をしても、自分が歩んできたキャリアの周りにいた人たちと仕事ができている今、振り返ってみればそれらの経験が全て今につながっていると感じます。その場所で一つ一つ経験を積んで信頼関係を結んでいった結果、今も皆さんと一緒に仕事ができていて、それがコミュニティーになっていく。自分自身のカルチャーを築いてきた欠かせない経験だったのだと思います。私が会社を辞めた当時は、きっと組織に対するモヤモヤがあったり、自分がやりたいことをやる上で障壁を感じていたからだと思いますが、そんな自分が今は組織を作っているーーどこか矛盾もありますが、会社員をやっていた経験が組織作りに生かされていると感じます。

KFC:キャリア選びについて、何かヒントをもらえるとうれしいです

山田:皆さんは今、将来どんな仕事に就きたいと考えていますか?ファッションの仕事=メーカーやブランドなど、作る分野に特化した職業に焦点が当てられることが多いと思いますが、「今自分がやっている勉強×仕事」など、将来的にファッション分野へ幅を広げていきたいなど、いろいろな考え方がると思います。例えば、今と一緒に働いてくれている弁護士は、ファッションエディターを経てファッションローに特化した働き方をしています。ファッション業界に対する知見があるので、話がとてもスムーズ。そんなふうに、違う分野のお仕事でもファッション業界に貢献できる働き方はたくさんあります。

KFC:「なりたい自分」を実現するために、必要なこととは?

山田:今に至るまでの10年以上、私が意識して行ってきたことを皆さんにお伝えしたいと思います。まず1つは、「20文字以内で自己紹介ができるか」。私自身は27歳のときに「日本一の次世代ファッション教育者」と言葉を掲げ、それに向かって走り続けてきました。今は経営者ですが、私の根本は教育者であり、だからこそ今回のような機会を大切にしたいと思っているのです。

2つ目は、「自分に何ができるか」=運動エネルギーを増やしていくこと。この運動エネルギーを蓄積していくことが、自分のブランディングにつながります。では、どうすればこの運動エネルギーを獲得できるのか。“ティッピングポイント”という言葉をぜひ覚えてほしいです。1つの分野に対して費やしスキルをモノにするには約1万時間が必要と言われ、この1万時間=“ティッピングポイント”を超えると、自分の強みとなる運動エネルギーになるのです。この1万時間は、社会人の働き方に換算すると約3年間。3年間同じ職種を続けていれば経験スキルが身につき、1つの強みになるのです。

私で言うなら、ファッション業界に20年、教育に14年携わってきました。この掛け合わせで、“ファッション×教育”ができるようになる。そうして掛け算をしていくうちにオリジナリティーが生まれ、それが自分のブルーオーシャンになるはずです。色々な運動エネルギーを手に入れるには決め切ることも大事ですし、焦らずにやり切る力=“グリッド力”も大事。学生の皆さんにはぜひ10年後になりたい自分を想像しながら、必要な運動エネルギーを見定め、獲得し、未来に向かって進んでほしいと思います。

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しまむら、5期連続の最高益へ 年内にもタイ進出

しまむらの2025年3〜8月期連結業績は、売上高、営業利益、純利益で過去最高を更新した。売上高が前年同期比3.9%増の3435億円、営業利益が同0.2%増の314億円、純利益が同3.6%増の229億円だった。主力の「ファッションセンターしまむら」は吸水速乾や接触冷感など機能性を付加したプライベートブランド(PB)がけん引し、既存店売上高が同3.6%増と好調だった。

29日にオンラインの決算説明会に登壇した高橋維一郎社長は「天候を考慮すれば健闘したと言える」と語った。機能性を持たせた商品開発、話題性のあるコラボ企画、タイムリーな催事で客数を維持させ、1点単価を2〜3%上昇させた。ただ消費者の節約志向は強く、買い上げ点数は前年実績を下回る。

通期(26年2月期)は、売上高で前期比4.1%増の6926億円、営業利益で同2.4%増の606億円、純利益で同2.3%増の428億円を見込む。純利益は5期連続の最高益を予想する。

しまむらは新しい成長戦略として、常設店の出店を見据え、タイにポップアップストアを出店すると発表した。年内にもバンコクの大型ショッピングセンターに出る。同時にECサイトも開く。同社は現在、台湾に進出しており、タイは2カ国目となる。国内の免税売り上げや越境ECの反応を見て、タイが有望だと判断した。

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安達祐実とバッグ「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」がコラボ 10月10日から予約販売

「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ(52 BY HIKARUMATSUMURA)」は、俳優・安達祐実とコラボしたバッグ“パッション(PASSION)”を発売する。全3色で、各4万9500円。10月10日から31日まで、直営店ゴジュウニ ディーエル ストア(52 D.L. STORE)と公式ECで予約販売を受け付ける。

“パッション”は、針や糸を使わず四角いモジュールを組み合わせる“ミス ロボット(MISS ROBOT)”シリーズの新作。安達と「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」の松村光デザイナーが対話を重ね、独自のカラーやフォームが生まれた。用途に合わせて、ショートハンドルとロングハンドルを使い分けできる。初回予約分には、安達が考案したノベルティー“サボテンストラップ”が付く。

ビジュアルは、フォトグラファーの磯部昭子が撮り下ろした。ブランドは、「(安達祐実さん、磯部昭子さん、松村光デザイナーの)3者の“パッション”が重なり化学反応を起こしました」とコメントしている。

松村デザイナーは、「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」を手掛けてきた人物。「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」は、2019年に立ち上げた。ファーストコレクションで発表した“ミス ロボット”ほか、ワッフルスラブ状の生地を用いた“ワッフル(WAF-FUL)”シリーズで知られる。

レッドミックス

ホワイトミックス

ネイビーミックス

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安達祐実とバッグ「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」がコラボ 10月10日から予約販売

「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ(52 BY HIKARUMATSUMURA)」は、俳優・安達祐実とコラボしたバッグ“パッション(PASSION)”を発売する。全3色で、各4万9500円。10月10日から31日まで、直営店ゴジュウニ ディーエル ストア(52 D.L. STORE)と公式ECで予約販売を受け付ける。

“パッション”は、針や糸を使わず四角いモジュールを組み合わせる“ミス ロボット(MISS ROBOT)”シリーズの新作。安達と「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」の松村光デザイナーが対話を重ね、独自のカラーやフォームが生まれた。用途に合わせて、ショートハンドルとロングハンドルを使い分けできる。初回予約分には、安達が考案したノベルティー“サボテンストラップ”が付く。

ビジュアルは、フォトグラファーの磯部昭子が撮り下ろした。ブランドは、「(安達祐実さん、磯部昭子さん、松村光デザイナーの)3者の“パッション”が重なり化学反応を起こしました」とコメントしている。

松村デザイナーは、「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」を手掛けてきた人物。「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」は、2019年に立ち上げた。ファーストコレクションで発表した“ミス ロボット”ほか、ワッフルスラブ状の生地を用いた“ワッフル(WAF-FUL)”シリーズで知られる。

レッドミックス

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「ウルリス」から今年も数量限定でハンドクリームが登場 バージョンアップした“超しっとり”タイプも

ヘアケアブランドの「ウルリス(ULULIS)」は10月4日、“MIZUハンドクリーム”をリニューアルし、新たに超しっとりタイプの“パープル”を追加した4種の“MIZUハンドクリーム(各65g、各1078円)“を数量限定で発売する。取り扱いは、全国のドラッグストアおよびバラエティーショップ等で行う。

本アイテムは、美容成分を含んだ美容水で肌を包み込むことで、潤いのある手肌をかなえる。リニューアルしたハンドクリームは、美容水リポソームの配合量を従来のアイテムより20%アップしている。さらに、異なる4種の美容水リポソームをそれぞれ120億個配合することで、なめらかな仕上がりを実現する。

4種のラインアップは、ヒアルロン酸水で“うるサラ”仕上がりへ導く“アクアモイスト(Aqua Moist)、コラーゲンの保水バリアケアで“うる艶”仕上がりへ導く”モイストリペア(Moist Repair)“、ローヤルゼリーの高浸透ケアで“うるうる”仕上がりへ導く”ディープモイスト(Deep Moist)“、そして新しく加わった高保湿ケアで”超うるうる”仕上がりへ導く”エクストラモイスト(Extra Moist)を用意した。手肌の悩みシチュエーションに合わせて選ぶことができる。

持ち運びにも便利なコロンとした可愛らしいパッケージはそのままに、片手で簡単に開けやすい“新ワンタッチキャップ”を採用した。外出先でも手軽に保湿ケアが可能だ。

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「ウルリス」から今年も数量限定でハンドクリームが登場 バージョンアップした“超しっとり”タイプも

ヘアケアブランドの「ウルリス(ULULIS)」は10月4日、“MIZUハンドクリーム”をリニューアルし、新たに超しっとりタイプの“パープル”を追加した4種の“MIZUハンドクリーム(各65g、各1078円)“を数量限定で発売する。取り扱いは、全国のドラッグストアおよびバラエティーショップ等で行う。

本アイテムは、美容成分を含んだ美容水で肌を包み込むことで、潤いのある手肌をかなえる。リニューアルしたハンドクリームは、美容水リポソームの配合量を従来のアイテムより20%アップしている。さらに、異なる4種の美容水リポソームをそれぞれ120億個配合することで、なめらかな仕上がりを実現する。

4種のラインアップは、ヒアルロン酸水で“うるサラ”仕上がりへ導く“アクアモイスト(Aqua Moist)、コラーゲンの保水バリアケアで“うる艶”仕上がりへ導く”モイストリペア(Moist Repair)“、ローヤルゼリーの高浸透ケアで“うるうる”仕上がりへ導く”ディープモイスト(Deep Moist)“、そして新しく加わった高保湿ケアで”超うるうる”仕上がりへ導く”エクストラモイスト(Extra Moist)を用意した。手肌の悩みシチュエーションに合わせて選ぶことができる。

持ち運びにも便利なコロンとした可愛らしいパッケージはそのままに、片手で簡単に開けやすい“新ワンタッチキャップ”を採用した。外出先でも手軽に保湿ケアが可能だ。

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スタイリスト・伊賀大介を作り上げたのは何か。カルチャー異常摂取の10代を経て、リアリズムのスタイリングへ

PROFILE: 伊賀大介/スタイリスト

PROFILE: (いが・だいすけ)1977年東京都西新宿生まれ。96年より熊谷隆志氏に師事後、99年に22歳で独立、スタイリストとしての活動開始。雑誌、広告、音楽家、映画、演劇、その他諸々「お呼びとあらば即参上」をモットーに労働。下手の横好きながら、文筆業もこなす。

「この映画、衣装がいいな」そう思ってクレジットを見ると、高確率で「衣装:伊賀大介」と記されている。カッコいい主人公やいい味出してる脇役はもちろん、老年の労働者からアニメのお姫様まで、根本では徹底してリアリズムを追求しながら、服で夢を見させるファンタジーもいける。近年では、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」、アニメ「竜とそばかすの姫」、映画「PERFECT DAYS」、Netflix「地面師たち」のほか、2025年には映画「ファーストキス 1ST KISS」「8番出口」などを手がけた。2000年代初頭には「MEN'S NON-NO」や「smart」などの雑誌に頻繁に登場していたこともあり、誌面でその存在を知った人も多いはず。雑誌のスタイリングからキャリアをはじめ、映像に舞台、音楽や広告の現場と幅広く活躍するスタイリスト・伊賀大介の原点に迫る。

アントワープ6と鈴木則文イズムを語り合う高校時代

——10代の頃、カルチャーと触れ合う最初のきっかけは?

伊賀大介(以下、伊賀):育った街が西新宿なので、中学と高校の頃は、時間があると新宿の紀伊國屋書店からタワーレコード、古本屋とかに通ってました。家ではテレビで「BEAT UK」とかを観て。ひたすら本と音楽を摂取。プロレスも10代の頃から大好きでしたね。中学はサッカー部だったので、サッカーの友だちとプロレスの友だちはいたけど、本屋とかは基本一人で。ただ、いとこにロンドンカルチャー的なものに詳しい人がいて、ブリットポップが盛り上がる直前くらいのノリ、マンチェスター系のバンドの話とか、SUEDE(スウェード)のギターのバーナード・バトラーの話とかしてましたね。

——高校生になってからは、その延長で、より深いところに?

伊賀:どっぷりですね。当時のタワーレコード新宿店は、音楽だけじゃなく本もたくさん売っていて、海外の雑誌までめっちゃ充実してたんですよ。そこで「THE FACE」とか「i-D」といったイギリスのカルチャー誌を買ったり立ち読みしたり。「BEAT UK」でゴールディー(Goldie)という人がドラムンベースというのをやっているらしい、という情報を知って、タワレコで雑誌を見ると、そのゴールディーが表紙の写真をグレン・ルッチフォードが撮ってる、みたいな。雑誌のクレジットは必ずチェックしてました。あと、テレビだと真面目に大内順子の「ファッション通信」とかを観てて(笑)。ジョン・ガリアーノってカッコいいなとか、アレキサンダー・マックイーンって誰やねん!みたいな。

——往年の映画も大量に観ていたんですよね。

伊賀:一人で図書館に行って、レーザーディスクでアメリカンニューシネマを片っ端から。ベタに「俺たちに明日はない」、「真夜中のカーボーイ」、「イージー・ライダー」とか夢中で観てました。古本屋で買ってきた映画ガイドを熟読して、サム・ペキンパーとかマイク・ニコルズとか監督の名前をメモったり、「カッコーの巣の上で」のジャック・ニコルソンにしびれたり。映画だと、もっと後の話ですが、1996年にゴダールのリバイバルがあって、「ワン・プラス・ワン」を観て、60年代のローリング・ストーンズめっちゃカッコいいってなってる時に、カーティス・メイフィールドでソウルを、ジミ・ヘンドリックスの「エレクトリック・レディランド」のレコジャケでロックとサイケの融合などを感じたりして。あとは、ガス・ヴァン・サントとかジム・ジャームッシュとかの現代アメリカ流浪系も好きでした。

——同級生や友だちと映画や服の話はしなかったんですか。

伊賀:図書館とか本屋は一人で行ってましたけど、話す友だちはいましたよ。中学の同級生が新宿高校にいて、天文部に入ってるけど部活は全然やらず、いわゆる文化系リベラルな服好きなやつらが集まってたんです。そこでアントワープ6(アン・ドゥムルメステール、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク、ダーク・ヴァン・セーヌ、ダーク・ビッケンバーグ、ドリス・ヴァン・ノッテン、マリナ・イー)の話をしたり、新宿昭和館で映画「トラック野郎」シリーズを観て、鈴木則文イズムについて語ったり。「仁義なき戦い」とか昭和の東映映画をバカにしてるやついるけどめっちゃおもろいじゃん、とか。

——その当時、同世代のカルチャーアイコン的な存在でグッときたのは?

伊賀:ちょっと上の世代のスターはケイト・モスですね。それまではナオミ・キャンベルとかクリステン・マクメナミーのような、ゴージャス系のスーパーモデルが中心にいたのに、グランジ繚乱の時代になって、ケイト・モスが出てきた。そこから写真家のデヴィッド・シムズとかコリーヌ・デイにハマって。いまだにコリーヌ・デイの写真集「Diary」は大事に持ってます。国内だと、雑誌は「CUTiE」一択、みたいな感じで、モデルは市川姉妹の全盛期、写真はホンマタカシ、漫画は岡崎京子。しばらくするとHIROMIXも出てきて、俺、同い年なんですけど、この人は天才だと思いました。もちろん、高橋恭司とか佐内正史の写真集も、なかなか買えないけど嶋田洋書とかリブロでずっと眺めてました。買うのは「CUTiE」と「週刊プロレス」、あと「危ない1号」とかのサブカル雑誌。自分では何もしてないのに、とにかく知識と自意識だけはパンパンで。このまま社会に出るのはまずいと思って、高校卒業した後は、猶予期間のつもりでエスモードに入った感じですね。

モンディーノとジュディ・ブレイムに憧れてスタイリストの道へ

——服飾専門学校のエスモードに進学したのは、デザイナー志望で?

伊賀:というより、なんとなくファッションの方向に進みたかった。高校の時にネオ・パンクのムーブメントがあって、ジャン・バプティスト・モンディーノの写真に、スタイリングがジュディ・ブレイム。これに強烈に憧れて。同時期に「スタジオ・ボイス」にスタイリストの水谷美香と写真家の七種諭が載っていて、なんちゅうカッコいいカップルなんだと思ったのと同時に、スタイリストという職業も知って。俺もこういう仕事したいと。

——入学したエスモードはどういう印象でした?

伊賀:まわりはみんなデザイナー志望だったので、絵はめちゃ上手だし、パターンも引けるし、ミシンも使えるし、最初これはまずいと思いましたね。ただ、授業以外の時間で同級生としゃべってると、いわゆるサブカルチャーの話題はあんま通じなくて。こっちは東映とウォン・カーウァイと平成ガメラとたけし映画と昭和プロレスと海外ボクシングとパワーポップと黄金期「ヤングマガジン」と「別冊宝島」と「狂い咲きサンダーロード」のゴッタ煮ですから(笑)。服好きだと思って、イヴ・サンローランがカトリーヌ・ドヌーヴに衣装を提供した映画「昼顔」の話をしても、みんな「???」って感じで。ただ、先生とは話が通じて。その先生には「あんた世の中なめ腐ってるから、社会の荒波に揉まれたほうがええわ(笑)」とか言われましたね。そんな時に、エスモード・パリ出身で、その時は日本でスタイリストをやっていた熊谷隆志さんと出会うんです。

——伊賀さんの師匠ですね。

伊賀:当時は熊谷隆志の存在も知らなかったんですけど、エスモードの卒業コレクションに熊谷さんが来たんです。上はサボタージュの硫酸ボロボロパーカーで、下はフレンチミリタリーの古着のパンツ、靴はワークブーツで、ガス・ヴァン・サント的な、汚いけどカッコいい服を着ていて、すげえいいなと思って。アシスタントの候補として先生に紹介してもらったら、熊谷さんも「やる気があるなら来るか」と言ってくれて、その日に学校やめて、2日後に熊谷さんのアシスタントとして仕事を手伝い始めました。

——行動力がハンパないですね。

伊賀:その時、熊谷さん26歳、俺19歳。お互い若かったので(笑)。最初の仕事は「ヤングサンデー」のグラビア。モデルは菅野美穂さんで、写真家は平間至さん。菅野美穂さんは当時、ドラマ「イグアナの娘」とかで大人気だったけど、俺としては「うおぉぉぉ! 『MOTOR DRIVE』の平間至じゃん!」「撮り方かっけー!!」みたいな(笑)。そこから3年間、リアルに休みなしでアシスタント稼業ぶっ続けです。

——過酷なアシスタント仕事の中でも、手応えはあった?

伊賀:どこの業界でも同じだと思いますが、アシスタントとしては優秀なのにスタイリストにはあんまり向いてなかったり、逆に、アシスタント仕事はダメダメなのにスタイリストになった途端バリバリ仕事できる、みたいなことはよくあって。俺はなぜかどっちもできたんですよ(笑)。アシスタントの3年間、いろんな人と服とか音楽とか映画の話をしていく中で、「お前ほんと洋服以外は詳しいな(笑)」って言ってもらうことも多くて。肉体的には死ぬほど辛かったけど、この世界でやっていけるかもって。何より、スタイリングは熊谷隆志、被写体は当時日本で一番カッコいい浅野忠信、写真はニューヨーク帰りでキレキレの若木信吾、みたいな仕事を毎日やっているのは超刺激的でした。直接仕事で関わらなくても、「ライド・ライド・ライド」の藤代冥砂が世界放浪の旅から帰ってくる話を聞いたり。まるで昭和の未知のプロレスラーみたいに(笑)。ILLDOZERとか「DUNE」の林文浩さんの一派、写真家の鈴木親さん、そういう自分が通ってこなかったザ・東京を感じる場面もたくさんあって。金はいつも1000円くらいしか持ってなかったけど(笑)、カッコいい大人たちに囲まれて、毎日めっちゃ楽しかった。

パリコレまんまのスタイリングと流行のサイクルに疑問

——そして22歳で独立。かなり若いですよね。

伊賀:若すぎますよね。でもそれはある日、師匠からガソリンスタンドで給油中に「お前、半年後に独立させっから」と、こちらを見ずに、前を向きながら言われて(笑)。映画みてえだな、と(笑)。あとから聞くと、「大介そろそろ独立させてみたら?」とか、まわりの先輩たちからの声もあったみたいです。それと、これは功罪あるんですけど、あの頃(1999年)、スタイリストのブームがあったんですよね。雑誌で私物を紹介したり。

——2000年頃、伊賀さんは雑誌に出まくってましたよね。

伊賀:アシスタントの途中から、ちょこちょこ取材みたいなものをしてもらって、小遣い稼ぎしたり。独立してからは、とにかく出まくってましたね。

——その当時のこと、今ではどう振り返りますか。

伊賀:うーん……核心ついてきますね(笑)。正直、若い時でよかったな、という。インターネットが未発達で、SNSがなかったのも超デカいです。あったら、いろいろな意味で恥ずかしすぎて、終わってっかなーと(笑)。20代前半だから、イキリまくって調子に乗ってたのも、なんとなく許されていたというか、ギリ若気の至りということになっているのかなと。いや、本人的には、本業はもちろん真面目にやってて、勢いはあったと思うんですが、あまりにも急速に立ち位置が変わりすぎましたね。キャラ化してしまったというか。

——街には伊賀さんの格好を真似した若者が溢れてましたからね。

伊賀:ネットがないので、タイムラグがあったのがおもろかったですよ。バンダナ流行らそうと思って雑誌で紹介したら、2週間くらい経ってほんとに流行ったり。

——独立してすぐに仕事は軌道に乗ったんですか。

伊賀:知識と理想のスタッフィングは溜め込んでいたので、こういうテンションでファッションページやりたいっていうネタは死ぬほどあったんです。雑誌の切り抜きとか、撮ってほしい写真家のリストもめちゃめちゃ作ってましたし。そういう意味では、いつでも来い!っていう感じではありました。

——伊賀さんが編集まで兼ねるようなページもあって、モデルもプロではなく友だちを呼んだりしていたんですよね。

伊賀:恵比寿の「みるく」に友だち集めてTシャツ着せて、ギャラは缶ビールだけ、みたいなことやってましたね。雑誌業界も元気あったので、エディトリアルはめっちゃ楽しかった。でも、雑誌のスタイリング仕事をメインにしてたのって、実際2年くらいなんですよね。しかも、22〜23歳のガキのやることなので、当然ファッションの本筋ではなく、ストリートファッションばっかり。なので、24歳くらいからはちゃんとパリコレ行こうと思って。最初は入場パスなんて持ってないから、知り合いについて行って忍び込む感じで潜入してました。

——パリコレに行くようになってからは、ハイファッションも手がけるように?

伊賀:触るには触りましたけど、結局のところはルーティン化してしまうという構造にガキなりに気付いて、疑問を抱いてしまったんですよね。本場の服がカッコいいのはたしかだけど、雑誌になると、モデルは外国人で、コレクションのルックそのままのスタイリングで、今シーズンはミリタリーです、みたいなことを発信し続けてるだけでいいのかなって。それでも、俺のことを知ってくれて好きになってくれた若い子は、その雑誌を見て必死にバイトして10万くらいする服を買うわけじゃないですか。なのに、半年後には次の流行がきて「もうそれはダサいです」って。これを一生やっていくのは俺にはキツイなと。あとは、日本の市場がなめられてるから自由にスタイリングできないのも問題で。イギリスとかなら自由に組み合わせできるのにな、とか切なくなったりして。

「ジョゼと虎と魚たち」のモッズコートは私物

——そうして徐々に雑誌のファッションシューティングからは遠ざかるようになり。

伊賀:ですね。あと、きっかけになったのは椎名林檎さん。雑誌で好きだ好きだ言ってたら本人から仕事が来て。最初は「真夜中は純潔」のミュージックビデオですね、2001年かな。

——あれ、でも「真夜中は純潔」のミュージックビデオはアニメーションですよね?

伊賀:そう、最初は林檎さん本人でスタイリングしてフィッティングまでしたんだけど、とある事情で、最終的にはアニメになったんです。なので、アニメのキャラクターが着ている服は、その時に俺が集めた衣装が元ネタになってます。とにかく林檎さん仕事から、また世界が拡張した感じがあるので、そこは今でもすごくエポックだったなーと思います。マジ感謝(笑)。

——初めて映画の衣装を手がけたのが、2003年公開の「ジョゼと虎と魚たち」ですね。

伊賀:当時イケイケだったアスミック・エースのプロデューサーの人から声かけてもらって。雑誌の「switch」とか「H」を読んでるような人に映画を観てほしいっていう戦略があったみたいですね。

——「ジョゼと虎と魚たち」で、主演の妻夫木聡が着ているモッズコートが伊賀大介のスタイリングだと知った時は、妙に納得しました。

伊賀:だって、あれ、俺の私物ですからね(笑)。俺がスタイリングしたのはメインキャストの3人だけだったんですが、それでも予算が全然なくて、買うものは池脇千鶴ちゃんのジョゼに全部突っ込んで、妻夫木君は俺の私服でなんとかするしかなかった。あと、当時は俺も25歳で若くてイカれてたので、くるりの「ばらの花」を延々リピートしながら、ジョゼと同じように自分の足を縛って、夜中に手作業でコート縫ったりして。だけど、映画にはダブルスタンバイというのが必要で、衣装は2着用意するのが普通なんですよ。そんな業界の常識も知らず、自信満々で自作のコラージュした手縫いのコートを現場に持って行ったら、「もう1着は?」とか言われて。あの時はシビれましたね。でも俺、怒られるのは嫌いじゃない、むしろ好きなんですよ。

——ラーメンズの衣装を手がけるようになるのも、この頃からですか?

伊賀:そうです。最初は、小林賢太郎プロデュース公演 「Sweet7」(2003年)ですね。賢太郎さんに会ったのも林檎さんがきっかけ。「短篇キネマ 百色眼鏡」っていう短編映画の仕事をした時に、出演者として賢太郎さんがいて。映像は空き時間が長いから、そこでいっぱいしゃべって仲良くなって。その後、ラーメンズの舞台衣装を担当したりしているうちに、シス・カンパニーから依頼がきて、最初の舞台仕事は「ダム・ウェイター」(2004年)という作品です。それから、ほかの舞台の衣装も徐々にやるようになりました。映画とか舞台の現場はファッション業界の人たちとはノリも話題も違うので、それがめっちゃ新鮮でよかったですね。

あえてリアリズムを無視した「大豆田とわ子と三人の元夫」

——映画のスタイリングでは、どこに重きを置いていますか。

伊賀:やっぱり説得力ですよね。俳優が最初に服を着て登場した時に「あ、あいつだ」と思ってもらわないと始まらない。そのためには言葉が重要。50万円のコートを着せるにしても、1000円の古着にしても、説得力がないと。だから脚本は当然読み込みまくるし、監督とはとことん話し合うし、演じる俳優ともきちんと言葉を交わします。キャラクターについても、どの沿線に住んでいて、実家なのか一人暮らしなのか、裕福なのかバイト暮らしなのか、そういうディテールはめっちゃ考えます。

——2011年の映画「モテキ」も、伊賀さんの仕事が光ってました。

伊賀:映画の前に放送されたドラマ版でも大根(仁)さんから声かけてもらったんですけど、どうしてもスケジュールが合わなくて、できなかったんですよ。なので、ドラマ版は俺の元アシスタントがやることになって。優秀なやつなんですけど、主人公の藤本幸世がゆらゆら帝国のTシャツを着ていて、セリフでも「ずっと着てるんだ」って言ってるのに、そのTシャツがパリッとしていて。それがちょっと違うなと思ったんですよね。こういう映画こそ、ディテールが命なんだから、映画版は満を持して徹底してやりました。

——一方ドラマの場合は、映画と違って1時間×12話あったりするので、統一感が難しいのでは。

伊賀:ポーズ数が多いと、全部を買い取って直したりするのは難しいので、その都度リースしているとバラバラになっちゃうことはありますね。いつも同じ服ばっかり着てるキャラクターとかならまだしも。そういう意味では、逆に「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021年)は確実に狙いにいきました。散々リアリズムだとか言っておきながら、とわ子のスタイリングはファッションショーみたいになるように、あえて着替えまくる。それに、あの時はコロナ禍で、ネットショッピングくらいしかやることない時期だったので、せめてドラマでファッションを楽しんでほしかった。それで、とわ子(松たか子)のスタイリングはファッション畑で活躍している杉本(学子)さんと一緒に担当して、俺はかごめ(市川実日子)と元夫たちもスタイリングしました。

——服と着こなしを見ているだけでも楽しいドラマでした。

伊賀:なので「大豆田とわ子と三人の元夫」を観て、同じようなことをやってくださいって依頼してくる人がいたりするんですよ。あれは超イレギュラーで、あえて狙ってやってるんだから、普通のドラマであんなにファッショナブルで着替えまくってたらおかしいでしょ。だから、そういう仕事は断ったほうがいいよって、杉本さんにも伝えました(笑)。

——リアリティーを追求する上で、スタイリングをする対象が、伊賀さんのパーソナリティーに近かったり、あるいは友だちにいそうとかならまだしも、まったく関わりのない世界で生きているような人物だった場合は、どう衣装を考えるのでしょうか。

伊賀:もちろん関わりのない世界はあるけど、その世界自体は存在してるわけですよね。だったら、現実のどこかにはあるはずで、そいつが着てる服も存在する。だったら、行ける場所なら行ってみるし、何かしらの手がかりをもとにたどって当てるしかない。それこそ、今はインスタとかもあるし、どうにか当てられるもんですよ。でもそういう場合は、服だけ用意してもダメで、髪型とかメイクとか、振る舞いのテンションとかも重要なので、俳優部との共同作業になってきますよね。

——依頼が来たとして、伊賀さん的に「これは難しい」と思うスタイリングは?

伊賀:若いラッパーのクルーとかは難しいかも。仲間内だけのコードがあるし、そのへんじゃ売ってない友だちのブランドの服を着たりしてると、そもそも手に入らないですからね。でもそういう依頼が来たら、詳しい別の人に任せたり、本人たちの私服を借りたりするかな。「あんなやついねーよ」とか言われたら、本気でやっている人たちに失礼になっちゃうので。

——それと、服って単体ではなく、「着こなし」のほうがむしろ重要だったりもしますよね。

伊賀:それはめっちゃあります。例えば、カッコいいポートレートを撮る仕事で、こっちも本気で服を選んでいったとしても、モデルが現場に着てきた私服のほうがいいと思ったら、その服で撮影してもらうのもスタイリストの仕事ですからね。あとは、スタイリングによって、雑誌の表紙一発で「いいじゃん!」ってなるような、パラダイムシフトが起きる瞬間がある。そういう仕事を見るとハッとしますよね。

50歳を前に実現したヴィム・ヴェンダースとの仕事

——中年についてよく言われる、もうやり切った、飽きてきた、みたいなことはないですか?

伊賀:そういうのはないですね。ただ、映画「PERFECT DAYS」でヴィム・ヴェンダースと仕事した時は「50歳を前に、ここに来たか」とは思いました(笑)。趣向としてはポン・ジュノのほうがまだ近いと思ってるんで。でもこれも不思議な縁で、俺が担当した日本の映画を観てとかじゃなく、ヴィム・ヴェンダースが細田守監督とか日本のアニメ映画を観ていて、俺も「おおかみこどもの雨と雪」とかを担当していたので、アニメのスタイリングやってるならおもしろそうじゃんってところからアサインしてもらったみたいなんですよね。

——ここ何年かで、仕事のフェーズが変わってきたりとかはありますか?

伊賀:基本はないですけど、広告の仕事が増えてきたっていうのはあるかな。きれいごと半分で言いますけど、広告はただカッコいいだけじゃダメで、膨大な時間と人とお金を注ぎ込んで作り上げているものだから、よりチームの一員になることが大事っていうか。だいぶ大人になった感じ(笑)。

——伊賀さんは後進の育成もしてますよね。

伊賀:元アシスタントたちは、みんなちゃんと独立して、売れっ子ですよ。広告で幅を利かせている杉山まゆみ、SHISHAMOのミュージックビデオとかやってる森川雅代、小演劇界を牛耳る髙木阿友子、「花束みたいな恋をした」とかやった立花文乃、舞台版「千と千尋の神隠し」とかで世界にいった中原幸子、あのちゃんのスタイリングやりまくってる神田百実。全員がちょっとずつ俺の遺伝子を受け継いで、違うジャンルで食い合わずに活躍していて、うれしいですね。

——では最後に。日本のファッションブランドで、いいなと思うデザイナーはいますか。

伊賀:「オーラリー(AURALEE)」とかは的確だなと思いますよ。とどのつまり、川久保玲が一番すごいじゃん的な、みんなが「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」最強説の呪縛を越えられなかったところに、カマさないまま別ルートで上り詰めた感じ。映画監督でいうと、黒澤明、溝口健二、木下恵介、小津安二郎という四天王の影響がいまだに残っているところに、令和に別角度から濱口竜介がやって来た、みたいな。40年の歳月がかかって、やっと時代が変わったというか。だって「オーラリー」は、日本人が着ても欧米人が着ても同じくらいカッコよく着こなせると思います。カラフルだし。しかもこの先10年とか20年経って、「オーラリー」の服が古着として出回る世界線まで想像できる。親父が着てたのを息子が着るとかね。まぁでも川久保玲はマジで偉大だと思います。あれをビジネスとして成功させたってことも含め。そういう意味では、マーク・ジェイコブスもかなりすごい。って、あんまりしないけど、こういう本流のファッションの話も一応はできるんですよ(笑)。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA

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スタイリスト・伊賀大介を作り上げたのは何か。カルチャー異常摂取の10代を経て、リアリズムのスタイリングへ

PROFILE: 伊賀大介/スタイリスト

PROFILE: (いが・だいすけ)1977年東京都西新宿生まれ。96年より熊谷隆志氏に師事後、99年に22歳で独立、スタイリストとしての活動開始。雑誌、広告、音楽家、映画、演劇、その他諸々「お呼びとあらば即参上」をモットーに労働。下手の横好きながら、文筆業もこなす。

「この映画、衣装がいいな」そう思ってクレジットを見ると、高確率で「衣装:伊賀大介」と記されている。カッコいい主人公やいい味出してる脇役はもちろん、老年の労働者からアニメのお姫様まで、根本では徹底してリアリズムを追求しながら、服で夢を見させるファンタジーもいける。近年では、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」、アニメ「竜とそばかすの姫」、映画「PERFECT DAYS」、Netflix「地面師たち」のほか、2025年には映画「ファーストキス 1ST KISS」「8番出口」などを手がけた。2000年代初頭には「MEN'S NON-NO」や「smart」などの雑誌に頻繁に登場していたこともあり、誌面でその存在を知った人も多いはず。雑誌のスタイリングからキャリアをはじめ、映像に舞台、音楽や広告の現場と幅広く活躍するスタイリスト・伊賀大介の原点に迫る。

アントワープ6と鈴木則文イズムを語り合う高校時代

——10代の頃、カルチャーと触れ合う最初のきっかけは?

伊賀大介(以下、伊賀):育った街が西新宿なので、中学と高校の頃は、時間があると新宿の紀伊國屋書店からタワーレコード、古本屋とかに通ってました。家ではテレビで「BEAT UK」とかを観て。ひたすら本と音楽を摂取。プロレスも10代の頃から大好きでしたね。中学はサッカー部だったので、サッカーの友だちとプロレスの友だちはいたけど、本屋とかは基本一人で。ただ、いとこにロンドンカルチャー的なものに詳しい人がいて、ブリットポップが盛り上がる直前くらいのノリ、マンチェスター系のバンドの話とか、SUEDE(スウェード)のギターのバーナード・バトラーの話とかしてましたね。

——高校生になってからは、その延長で、より深いところに?

伊賀:どっぷりですね。当時のタワーレコード新宿店は、音楽だけじゃなく本もたくさん売っていて、海外の雑誌までめっちゃ充実してたんですよ。そこで「THE FACE」とか「i-D」といったイギリスのカルチャー誌を買ったり立ち読みしたり。「BEAT UK」でゴールディー(Goldie)という人がドラムンベースというのをやっているらしい、という情報を知って、タワレコで雑誌を見ると、そのゴールディーが表紙の写真をグレン・ルッチフォードが撮ってる、みたいな。雑誌のクレジットは必ずチェックしてました。あと、テレビだと真面目に大内順子の「ファッション通信」とかを観てて(笑)。ジョン・ガリアーノってカッコいいなとか、アレキサンダー・マックイーンって誰やねん!みたいな。

——往年の映画も大量に観ていたんですよね。

伊賀:一人で図書館に行って、レーザーディスクでアメリカンニューシネマを片っ端から。ベタに「俺たちに明日はない」、「真夜中のカーボーイ」、「イージー・ライダー」とか夢中で観てました。古本屋で買ってきた映画ガイドを熟読して、サム・ペキンパーとかマイク・ニコルズとか監督の名前をメモったり、「カッコーの巣の上で」のジャック・ニコルソンにしびれたり。映画だと、もっと後の話ですが、1996年にゴダールのリバイバルがあって、「ワン・プラス・ワン」を観て、60年代のローリング・ストーンズめっちゃカッコいいってなってる時に、カーティス・メイフィールドでソウルを、ジミ・ヘンドリックスの「エレクトリック・レディランド」のレコジャケでロックとサイケの融合などを感じたりして。あとは、ガス・ヴァン・サントとかジム・ジャームッシュとかの現代アメリカ流浪系も好きでした。

——同級生や友だちと映画や服の話はしなかったんですか。

伊賀:図書館とか本屋は一人で行ってましたけど、話す友だちはいましたよ。中学の同級生が新宿高校にいて、天文部に入ってるけど部活は全然やらず、いわゆる文化系リベラルな服好きなやつらが集まってたんです。そこでアントワープ6(アン・ドゥムルメステール、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク、ダーク・ヴァン・セーヌ、ダーク・ビッケンバーグ、ドリス・ヴァン・ノッテン、マリナ・イー)の話をしたり、新宿昭和館で映画「トラック野郎」シリーズを観て、鈴木則文イズムについて語ったり。「仁義なき戦い」とか昭和の東映映画をバカにしてるやついるけどめっちゃおもろいじゃん、とか。

——その当時、同世代のカルチャーアイコン的な存在でグッときたのは?

伊賀:ちょっと上の世代のスターはケイト・モスですね。それまではナオミ・キャンベルとかクリステン・マクメナミーのような、ゴージャス系のスーパーモデルが中心にいたのに、グランジ繚乱の時代になって、ケイト・モスが出てきた。そこから写真家のデヴィッド・シムズとかコリーヌ・デイにハマって。いまだにコリーヌ・デイの写真集「Diary」は大事に持ってます。国内だと、雑誌は「CUTiE」一択、みたいな感じで、モデルは市川姉妹の全盛期、写真はホンマタカシ、漫画は岡崎京子。しばらくするとHIROMIXも出てきて、俺、同い年なんですけど、この人は天才だと思いました。もちろん、高橋恭司とか佐内正史の写真集も、なかなか買えないけど嶋田洋書とかリブロでずっと眺めてました。買うのは「CUTiE」と「週刊プロレス」、あと「危ない1号」とかのサブカル雑誌。自分では何もしてないのに、とにかく知識と自意識だけはパンパンで。このまま社会に出るのはまずいと思って、高校卒業した後は、猶予期間のつもりでエスモードに入った感じですね。

モンディーノとジュディ・ブレイムに憧れてスタイリストの道へ

——服飾専門学校のエスモードに進学したのは、デザイナー志望で?

伊賀:というより、なんとなくファッションの方向に進みたかった。高校の時にネオ・パンクのムーブメントがあって、ジャン・バプティスト・モンディーノの写真に、スタイリングがジュディ・ブレイム。これに強烈に憧れて。同時期に「スタジオ・ボイス」にスタイリストの水谷美香と写真家の七種諭が載っていて、なんちゅうカッコいいカップルなんだと思ったのと同時に、スタイリストという職業も知って。俺もこういう仕事したいと。

——入学したエスモードはどういう印象でした?

伊賀:まわりはみんなデザイナー志望だったので、絵はめちゃ上手だし、パターンも引けるし、ミシンも使えるし、最初これはまずいと思いましたね。ただ、授業以外の時間で同級生としゃべってると、いわゆるサブカルチャーの話題はあんま通じなくて。こっちは東映とウォン・カーウァイと平成ガメラとたけし映画と昭和プロレスと海外ボクシングとパワーポップと黄金期「ヤングマガジン」と「別冊宝島」と「狂い咲きサンダーロード」のゴッタ煮ですから(笑)。服好きだと思って、イヴ・サンローランがカトリーヌ・ドヌーヴに衣装を提供した映画「昼顔」の話をしても、みんな「???」って感じで。ただ、先生とは話が通じて。その先生には「あんた世の中なめ腐ってるから、社会の荒波に揉まれたほうがええわ(笑)」とか言われましたね。そんな時に、エスモード・パリ出身で、その時は日本でスタイリストをやっていた熊谷隆志さんと出会うんです。

——伊賀さんの師匠ですね。

伊賀:当時は熊谷隆志の存在も知らなかったんですけど、エスモードの卒業コレクションに熊谷さんが来たんです。上はサボタージュの硫酸ボロボロパーカーで、下はフレンチミリタリーの古着のパンツ、靴はワークブーツで、ガス・ヴァン・サント的な、汚いけどカッコいい服を着ていて、すげえいいなと思って。アシスタントの候補として先生に紹介してもらったら、熊谷さんも「やる気があるなら来るか」と言ってくれて、その日に学校やめて、2日後に熊谷さんのアシスタントとして仕事を手伝い始めました。

——行動力がハンパないですね。

伊賀:その時、熊谷さん26歳、俺19歳。お互い若かったので(笑)。最初の仕事は「ヤングサンデー」のグラビア。モデルは菅野美穂さんで、写真家は平間至さん。菅野美穂さんは当時、ドラマ「イグアナの娘」とかで大人気だったけど、俺としては「うおぉぉぉ! 『MOTOR DRIVE』の平間至じゃん!」「撮り方かっけー!!」みたいな(笑)。そこから3年間、リアルに休みなしでアシスタント稼業ぶっ続けです。

——過酷なアシスタント仕事の中でも、手応えはあった?

伊賀:どこの業界でも同じだと思いますが、アシスタントとしては優秀なのにスタイリストにはあんまり向いてなかったり、逆に、アシスタント仕事はダメダメなのにスタイリストになった途端バリバリ仕事できる、みたいなことはよくあって。俺はなぜかどっちもできたんですよ(笑)。アシスタントの3年間、いろんな人と服とか音楽とか映画の話をしていく中で、「お前ほんと洋服以外は詳しいな(笑)」って言ってもらうことも多くて。肉体的には死ぬほど辛かったけど、この世界でやっていけるかもって。何より、スタイリングは熊谷隆志、被写体は当時日本で一番カッコいい浅野忠信、写真はニューヨーク帰りでキレキレの若木信吾、みたいな仕事を毎日やっているのは超刺激的でした。直接仕事で関わらなくても、「ライド・ライド・ライド」の藤代冥砂が世界放浪の旅から帰ってくる話を聞いたり。まるで昭和の未知のプロレスラーみたいに(笑)。ILLDOZERとか「DUNE」の林文浩さんの一派、写真家の鈴木親さん、そういう自分が通ってこなかったザ・東京を感じる場面もたくさんあって。金はいつも1000円くらいしか持ってなかったけど(笑)、カッコいい大人たちに囲まれて、毎日めっちゃ楽しかった。

パリコレまんまのスタイリングと流行のサイクルに疑問

——そして22歳で独立。かなり若いですよね。

伊賀:若すぎますよね。でもそれはある日、師匠からガソリンスタンドで給油中に「お前、半年後に独立させっから」と、こちらを見ずに、前を向きながら言われて(笑)。映画みてえだな、と(笑)。あとから聞くと、「大介そろそろ独立させてみたら?」とか、まわりの先輩たちからの声もあったみたいです。それと、これは功罪あるんですけど、あの頃(1999年)、スタイリストのブームがあったんですよね。雑誌で私物を紹介したり。

——2000年頃、伊賀さんは雑誌に出まくってましたよね。

伊賀:アシスタントの途中から、ちょこちょこ取材みたいなものをしてもらって、小遣い稼ぎしたり。独立してからは、とにかく出まくってましたね。

——その当時のこと、今ではどう振り返りますか。

伊賀:うーん……核心ついてきますね(笑)。正直、若い時でよかったな、という。インターネットが未発達で、SNSがなかったのも超デカいです。あったら、いろいろな意味で恥ずかしすぎて、終わってっかなーと(笑)。20代前半だから、イキリまくって調子に乗ってたのも、なんとなく許されていたというか、ギリ若気の至りということになっているのかなと。いや、本人的には、本業はもちろん真面目にやってて、勢いはあったと思うんですが、あまりにも急速に立ち位置が変わりすぎましたね。キャラ化してしまったというか。

——街には伊賀さんの格好を真似した若者が溢れてましたからね。

伊賀:ネットがないので、タイムラグがあったのがおもろかったですよ。バンダナ流行らそうと思って雑誌で紹介したら、2週間くらい経ってほんとに流行ったり。

——独立してすぐに仕事は軌道に乗ったんですか。

伊賀:知識と理想のスタッフィングは溜め込んでいたので、こういうテンションでファッションページやりたいっていうネタは死ぬほどあったんです。雑誌の切り抜きとか、撮ってほしい写真家のリストもめちゃめちゃ作ってましたし。そういう意味では、いつでも来い!っていう感じではありました。

——伊賀さんが編集まで兼ねるようなページもあって、モデルもプロではなく友だちを呼んだりしていたんですよね。

伊賀:恵比寿の「みるく」に友だち集めてTシャツ着せて、ギャラは缶ビールだけ、みたいなことやってましたね。雑誌業界も元気あったので、エディトリアルはめっちゃ楽しかった。でも、雑誌のスタイリング仕事をメインにしてたのって、実際2年くらいなんですよね。しかも、22〜23歳のガキのやることなので、当然ファッションの本筋ではなく、ストリートファッションばっかり。なので、24歳くらいからはちゃんとパリコレ行こうと思って。最初は入場パスなんて持ってないから、知り合いについて行って忍び込む感じで潜入してました。

——パリコレに行くようになってからは、ハイファッションも手がけるように?

伊賀:触るには触りましたけど、結局のところはルーティン化してしまうという構造にガキなりに気付いて、疑問を抱いてしまったんですよね。本場の服がカッコいいのはたしかだけど、雑誌になると、モデルは外国人で、コレクションのルックそのままのスタイリングで、今シーズンはミリタリーです、みたいなことを発信し続けてるだけでいいのかなって。それでも、俺のことを知ってくれて好きになってくれた若い子は、その雑誌を見て必死にバイトして10万くらいする服を買うわけじゃないですか。なのに、半年後には次の流行がきて「もうそれはダサいです」って。これを一生やっていくのは俺にはキツイなと。あとは、日本の市場がなめられてるから自由にスタイリングできないのも問題で。イギリスとかなら自由に組み合わせできるのにな、とか切なくなったりして。

「ジョゼと虎と魚たち」のモッズコートは私物

——そうして徐々に雑誌のファッションシューティングからは遠ざかるようになり。

伊賀:ですね。あと、きっかけになったのは椎名林檎さん。雑誌で好きだ好きだ言ってたら本人から仕事が来て。最初は「真夜中は純潔」のミュージックビデオですね、2001年かな。

——あれ、でも「真夜中は純潔」のミュージックビデオはアニメーションですよね?

伊賀:そう、最初は林檎さん本人でスタイリングしてフィッティングまでしたんだけど、とある事情で、最終的にはアニメになったんです。なので、アニメのキャラクターが着ている服は、その時に俺が集めた衣装が元ネタになってます。とにかく林檎さん仕事から、また世界が拡張した感じがあるので、そこは今でもすごくエポックだったなーと思います。マジ感謝(笑)。

——初めて映画の衣装を手がけたのが、2003年公開の「ジョゼと虎と魚たち」ですね。

伊賀:当時イケイケだったアスミック・エースのプロデューサーの人から声かけてもらって。雑誌の「switch」とか「H」を読んでるような人に映画を観てほしいっていう戦略があったみたいですね。

——「ジョゼと虎と魚たち」で、主演の妻夫木聡が着ているモッズコートが伊賀大介のスタイリングだと知った時は、妙に納得しました。

伊賀:だって、あれ、俺の私物ですからね(笑)。俺がスタイリングしたのはメインキャストの3人だけだったんですが、それでも予算が全然なくて、買うものは池脇千鶴ちゃんのジョゼに全部突っ込んで、妻夫木君は俺の私服でなんとかするしかなかった。あと、当時は俺も25歳で若くてイカれてたので、くるりの「ばらの花」を延々リピートしながら、ジョゼと同じように自分の足を縛って、夜中に手作業でコート縫ったりして。だけど、映画にはダブルスタンバイというのが必要で、衣装は2着用意するのが普通なんですよ。そんな業界の常識も知らず、自信満々で自作のコラージュした手縫いのコートを現場に持って行ったら、「もう1着は?」とか言われて。あの時はシビれましたね。でも俺、怒られるのは嫌いじゃない、むしろ好きなんですよ。

——ラーメンズの衣装を手がけるようになるのも、この頃からですか?

伊賀:そうです。最初は、小林賢太郎プロデュース公演 「Sweet7」(2003年)ですね。賢太郎さんに会ったのも林檎さんがきっかけ。「短篇キネマ 百色眼鏡」っていう短編映画の仕事をした時に、出演者として賢太郎さんがいて。映像は空き時間が長いから、そこでいっぱいしゃべって仲良くなって。その後、ラーメンズの舞台衣装を担当したりしているうちに、シス・カンパニーから依頼がきて、最初の舞台仕事は「ダム・ウェイター」(2004年)という作品です。それから、ほかの舞台の衣装も徐々にやるようになりました。映画とか舞台の現場はファッション業界の人たちとはノリも話題も違うので、それがめっちゃ新鮮でよかったですね。

あえてリアリズムを無視した「大豆田とわ子と三人の元夫」

——映画のスタイリングでは、どこに重きを置いていますか。

伊賀:やっぱり説得力ですよね。俳優が最初に服を着て登場した時に「あ、あいつだ」と思ってもらわないと始まらない。そのためには言葉が重要。50万円のコートを着せるにしても、1000円の古着にしても、説得力がないと。だから脚本は当然読み込みまくるし、監督とはとことん話し合うし、演じる俳優ともきちんと言葉を交わします。キャラクターについても、どの沿線に住んでいて、実家なのか一人暮らしなのか、裕福なのかバイト暮らしなのか、そういうディテールはめっちゃ考えます。

——2011年の映画「モテキ」も、伊賀さんの仕事が光ってました。

伊賀:映画の前に放送されたドラマ版でも大根(仁)さんから声かけてもらったんですけど、どうしてもスケジュールが合わなくて、できなかったんですよ。なので、ドラマ版は俺の元アシスタントがやることになって。優秀なやつなんですけど、主人公の藤本幸世がゆらゆら帝国のTシャツを着ていて、セリフでも「ずっと着てるんだ」って言ってるのに、そのTシャツがパリッとしていて。それがちょっと違うなと思ったんですよね。こういう映画こそ、ディテールが命なんだから、映画版は満を持して徹底してやりました。

——一方ドラマの場合は、映画と違って1時間×12話あったりするので、統一感が難しいのでは。

伊賀:ポーズ数が多いと、全部を買い取って直したりするのは難しいので、その都度リースしているとバラバラになっちゃうことはありますね。いつも同じ服ばっかり着てるキャラクターとかならまだしも。そういう意味では、逆に「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021年)は確実に狙いにいきました。散々リアリズムだとか言っておきながら、とわ子のスタイリングはファッションショーみたいになるように、あえて着替えまくる。それに、あの時はコロナ禍で、ネットショッピングくらいしかやることない時期だったので、せめてドラマでファッションを楽しんでほしかった。それで、とわ子(松たか子)のスタイリングはファッション畑で活躍している杉本(学子)さんと一緒に担当して、俺はかごめ(市川実日子)と元夫たちもスタイリングしました。

——服と着こなしを見ているだけでも楽しいドラマでした。

伊賀:なので「大豆田とわ子と三人の元夫」を観て、同じようなことをやってくださいって依頼してくる人がいたりするんですよ。あれは超イレギュラーで、あえて狙ってやってるんだから、普通のドラマであんなにファッショナブルで着替えまくってたらおかしいでしょ。だから、そういう仕事は断ったほうがいいよって、杉本さんにも伝えました(笑)。

——リアリティーを追求する上で、スタイリングをする対象が、伊賀さんのパーソナリティーに近かったり、あるいは友だちにいそうとかならまだしも、まったく関わりのない世界で生きているような人物だった場合は、どう衣装を考えるのでしょうか。

伊賀:もちろん関わりのない世界はあるけど、その世界自体は存在してるわけですよね。だったら、現実のどこかにはあるはずで、そいつが着てる服も存在する。だったら、行ける場所なら行ってみるし、何かしらの手がかりをもとにたどって当てるしかない。それこそ、今はインスタとかもあるし、どうにか当てられるもんですよ。でもそういう場合は、服だけ用意してもダメで、髪型とかメイクとか、振る舞いのテンションとかも重要なので、俳優部との共同作業になってきますよね。

——依頼が来たとして、伊賀さん的に「これは難しい」と思うスタイリングは?

伊賀:若いラッパーのクルーとかは難しいかも。仲間内だけのコードがあるし、そのへんじゃ売ってない友だちのブランドの服を着たりしてると、そもそも手に入らないですからね。でもそういう依頼が来たら、詳しい別の人に任せたり、本人たちの私服を借りたりするかな。「あんなやついねーよ」とか言われたら、本気でやっている人たちに失礼になっちゃうので。

——それと、服って単体ではなく、「着こなし」のほうがむしろ重要だったりもしますよね。

伊賀:それはめっちゃあります。例えば、カッコいいポートレートを撮る仕事で、こっちも本気で服を選んでいったとしても、モデルが現場に着てきた私服のほうがいいと思ったら、その服で撮影してもらうのもスタイリストの仕事ですからね。あとは、スタイリングによって、雑誌の表紙一発で「いいじゃん!」ってなるような、パラダイムシフトが起きる瞬間がある。そういう仕事を見るとハッとしますよね。

50歳を前に実現したヴィム・ヴェンダースとの仕事

——中年についてよく言われる、もうやり切った、飽きてきた、みたいなことはないですか?

伊賀:そういうのはないですね。ただ、映画「PERFECT DAYS」でヴィム・ヴェンダースと仕事した時は「50歳を前に、ここに来たか」とは思いました(笑)。趣向としてはポン・ジュノのほうがまだ近いと思ってるんで。でもこれも不思議な縁で、俺が担当した日本の映画を観てとかじゃなく、ヴィム・ヴェンダースが細田守監督とか日本のアニメ映画を観ていて、俺も「おおかみこどもの雨と雪」とかを担当していたので、アニメのスタイリングやってるならおもしろそうじゃんってところからアサインしてもらったみたいなんですよね。

——ここ何年かで、仕事のフェーズが変わってきたりとかはありますか?

伊賀:基本はないですけど、広告の仕事が増えてきたっていうのはあるかな。きれいごと半分で言いますけど、広告はただカッコいいだけじゃダメで、膨大な時間と人とお金を注ぎ込んで作り上げているものだから、よりチームの一員になることが大事っていうか。だいぶ大人になった感じ(笑)。

——伊賀さんは後進の育成もしてますよね。

伊賀:元アシスタントたちは、みんなちゃんと独立して、売れっ子ですよ。広告で幅を利かせている杉山まゆみ、SHISHAMOのミュージックビデオとかやってる森川雅代、小演劇界を牛耳る髙木阿友子、「花束みたいな恋をした」とかやった立花文乃、舞台版「千と千尋の神隠し」とかで世界にいった中原幸子、あのちゃんのスタイリングやりまくってる神田百実。全員がちょっとずつ俺の遺伝子を受け継いで、違うジャンルで食い合わずに活躍していて、うれしいですね。

——では最後に。日本のファッションブランドで、いいなと思うデザイナーはいますか。

伊賀:「オーラリー(AURALEE)」とかは的確だなと思いますよ。とどのつまり、川久保玲が一番すごいじゃん的な、みんなが「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」最強説の呪縛を越えられなかったところに、カマさないまま別ルートで上り詰めた感じ。映画監督でいうと、黒澤明、溝口健二、木下恵介、小津安二郎という四天王の影響がいまだに残っているところに、令和に別角度から濱口竜介がやって来た、みたいな。40年の歳月がかかって、やっと時代が変わったというか。だって「オーラリー」は、日本人が着ても欧米人が着ても同じくらいカッコよく着こなせると思います。カラフルだし。しかもこの先10年とか20年経って、「オーラリー」の服が古着として出回る世界線まで想像できる。親父が着てたのを息子が着るとかね。まぁでも川久保玲はマジで偉大だと思います。あれをビジネスとして成功させたってことも含め。そういう意味では、マーク・ジェイコブスもかなりすごい。って、あんまりしないけど、こういう本流のファッションの話も一応はできるんですよ(笑)。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA

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「ナイキ」が新作シューズ“ショックス Z”を10月2日に発売 さまざまなシーンに対応する洗練された一足

「ナイキ(NIKE)」は10月2日、ミニマルながら存在感のある新作シューズ “ナイキ ショックス Z”(1万8700円)を「ナイキ」オンラインおよび一部の「ナイキ」販売店で発売する。

本モデルは、2000年代初頭に賛否両論を巻き起こした初期モデルのDNAを受け継ぎつつ、予定調和を崩すデザインで新しいスタイルを提案する一足。リード・デザイナーのカルロス・エスコバルは、“ショックス Z”のデザインについて、「パーティーや街中など、さまざまなシーンで快適に履けるシルエットを目指した。スポーティーすぎず、スタイリッシュすぎず、どんなコーディネートにも合わせやすいシューズ」と語る。

高さを抑えた設計は屈曲性に優れ、ショックスならではのエネルギーを一日中感じられる快適な履き心地を提供。シャープで細身のデザインと、初期のショックス ランニング シューズから着想を得た遊び心のあるスタイルを融合させている。タン部分に施されたジュエル仕上げの「Z」ロゴが上品なアクセントを添え、優れた耐久性とグリップ力を誇る革新的なアウトソールによって、日常生活のあらゆるシーンに対応する。

アイテム画像

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「センサイ」の最高峰シリーズ“UTM”からハリのあるシルクスキンへ導く美容液が登場 シリーズアイテムを詰め込んだ限定セットも

カネボウ化粧品グローバルプレステージブランド「センサイ(SENSAI)」は10月1日、同ブランド最高峰の“UTM”シリーズからハリのあるシルクスキンへ導く美容液“センサイ UTM ザ コンセントレート N”(30mL、8万2500円/リフィル、30mL、7万4250円)を発売する。また、“UTM”シリーズの化粧水、クリーム、マスクをセットにした“センサイ UTM ザ クリーム N リミテッドエディション a”(9万90円)も同日数量限定で発売する。

「センサイ」のエイジングケア研究から得た発想と研究知見を注ぎ込んだ美容液

“センサイ UTM ザ コンセントレート N”は、高純度植物エキスを配合した「センサイ」のエイジングケア研究から得た発想と研究知見を注ぎ込んだ美容液だ。小石丸シルクの恵みを活かした“UTM“シリーズ共通のテクノロジーに加え、肌あたりの良さと高い潤いを目指したコクーン膜技術を搭載した。

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【2025年クリスマス】「ル・ショコラ・アラン・デュカス」のテーマは“魅惑のカカオポッド” 日本初登場のトリュフや限定アフタヌーンティーなど

フランス・パリ発のチョコレート専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス(LE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE)」は11月15日から12月25日まで、2025年クリスマスコレクションを数量限定で販売する。全国の直営店とオンラインブティックで取り扱う。オンラインブティックは10月15日から“カランドリエ・ド・ラヴァン”のみ、直営店では11月1日から予約の受け付けを開始する。

今年のテーマは“魅惑のカカオポッド(チョコレートの原料となるカカオ豆が入っている、カカオの樹のラグビーボールのような形をした実)”。アドベントカレンダー“カランドリエ・ド・ラヴァン”(1万1880円)やクリスマスクラッカー“クラッカー・シュープリーズ”(3240円)などに、カカオポッドやクリスマスモチーフのショコラを詰め込んだ。

日本初登場のトリュフや限定製品

日本で初めて登場する“トリュフ”(2種8個詰め合わせ、4428円)は、ガナッシュをショコラでコーティングし、カカオパウダーをまとわせた。ペルー産カカオのショコラノワールを使用した“トリュフ・ガナッシュ・オリジン”と、香り高いバニラを使用した濃厚な風味の“トリュフ・ガナッシュ・ヴァニーユ”を用意。口に入れた瞬間、パリッとした歯応えと滑らかな口溶けが広がる。

ソリのレリーフをデザインした六角形のキャンディボックスをイメージしたショコラ“ボンボニエール・ド・ノエル”(1万4040円)は店舗限定で用意。同製品の主役は、工房自慢のプラリネだ。ショコラでできたボックスの中に、ココナッツのプラリネを入れた“ミニカボス”や、イタリア産ヘーゼルナッツとフルール・ド・セルのプラリネを入れた“クマ”、カカオニブのプラリネを入れた“ツリー”のショコラを詰め込んだ。

またオンラインブティック限定で、“ペピットウルソン”(2種6個詰め合わせ、3672円)が登場する。幾何学デザインのクマを描いたショコラの中に、東京工房で作ったザクザク食感のプラリネを入れた。カカオ75%オリジナルブレンドのショコラにはピスタチオのプラリネを、マダガスカル産カカオ45%のショコラにはヘーゼルナッツのプラリネを採用した。

日本限定の“シュトーレン”(3996円)は、コルシカ島産オレンジとレモンのコンフィ、香ばしいアーモンドやドライフルーツなどをたっぷり混ぜ込み焼き上げた。カカオ75%ショコラと45%ショコラでコーティングし、同ブランドならではの味わいに仕上げた。

クリスマス限定パッケージには、冬の夜空をイメージしたブルーのキャンバスにサンタクロースやトナカイたちがクリスマスの準備をする様子を描き、華やかな季節の物語を彩った。

クリスマス限定アフタヌーンティー

11月27日から12月25日まで、クリスマス限定のアフタヌーンティー“ル・グテ・ド・ノエル”(価格未定)を東京工房限定で提供する。ヒイラギの葉をかたどって焼き上げたショコラコーティングの“ピスタチオサブレ”や、クリスマスリースのような“ビスキュイ・ショコラ・フランボワーズ”、ふんわり焼き上げたチーズ風味の“プレッツェル”、口に入れた途端に溶けるような焼き立ての“タルト・スフレ・ショコラ&マロン”、クリスマス限定の“ボンボン・ショコラ”など全12種のクリエイションを楽しめる。

「ル・ショコラ・アラン・デュカス」とは

「ル・ショコラ・アラン・デュカス」は、フランス料理シェフのアラン・デュカス(Alain Ducasse)が手掛けるショコラ専門店。世界各地からカカオ豆を厳選し、カカオ豆の焙煎からショコラができるまでの全工程を、伝統製法を用いてパリと東京の工房で製造する。パリの中心、バスティーユ地区に1号店をオープンし、18年3月にはフランス以外で初のショコラ工房を東京・日本橋にオープンした。現在は国内6カ所(東京工房、日本橋高島屋、大丸心斎橋、羽田空港、渋谷スクランブルスクエア、ジェイアール名古屋タカシマヤ)のブティックとオンラインブティックで販売。東京工房と渋谷スクランブルスクエア、大丸心斎橋にはイートインスペースも設けている。

24年10月には、姉妹ブランドのビスケット専門店「ル・ビスキュイ・アラン・デュカス(LE BISCUIT ALAIN DUCASSE)」を日本橋にオープンし、その後渋谷スクランブルスクエア、羽田空港、大丸心斎橋でも展開している。

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【2025年クリスマスコフレ】「ニールズヤードレメディーズ」はウィリアム・モリス「モリス&コー」とのコラボセット3種を用意

「ニールズヤード レメディーズ(NEAL'S YARD REMEDIES)」は10月31日から、19世紀のイギリスを代表するテキスタイルデザイナーのウィリアム・モリス(William Morris)が設立した「モリス&コー(MORRIS & CO.)」とコラボレーションしたホリデーコレクション3種を数量限定で発売する。ショップでは10月1日から、公式オンラインショップでは10月8日から予約受け付けを行う。本コレクションはリユース可能なボックスにMorris & Co.を代表するデザイン「ゴールデンリリー」を採用した。コレクションの最上位に位置する“フランキンセンス インテンス リフトコレクション”(2万9700円)はブランド最高峰のエイジングケアシリーズである“フランキンセンス インテンス リフト”の高機能化粧水とクリームの現品に、今夏発売のクレンジングのミニサイズを加えたほか、神秘的な香りのフランキンセンスのパルファンを付けている。

フランキンセンスやローズを楽しむ贅沢なギフトコレクション

ほか、日・英ベストコスメ14冠を獲得した集中保湿クリームとベストセラー化粧水、手肌をなめらかに整えるハンドセラムを組み合わせた“フランキンセンス リジュビネイト コレクション”(2万1230円)、世界各国でベストセラーとなったビューティバームを中心に、人気の化粧水とボディーローションをセットにした“ワイルドローズ ラディアンス コレクション”(1万6500円)も用意している。

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「パット マクグラス ラボ」×「ラブクロム」 アイコニックなアイシャドウ“ゴールド001”の10周年を記念した限定モデルが米国限定で登場

美髪コームなどのヘアケア製品を取り扱うブランド「ラブクロム(LOVE CHROME)」は、メイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)が手掛けるメイクアップブランド「パット マクグラス ラボ(PAT MCGRATH LABS)」とコラボレーションした限定アイテムを米国限定で発売した。ラインアップは全2種で、価格は各175ドル。「パット マクグラス ラボ」公式オンラインストア(米国限定)とバーグドルフ・グッドマンで取り扱い中だ。なお、日本国内での販売予定はない。

“ゴールド001”を象徴するゴールドカラーの特別仕様

同企画は、「パット マクグラス ラボ」のアイコニックなアイシャドウシリーズ“ゴールド001”の誕生10周年を記念したもので、パットの周年プロジェクトである“ゴールデン ラグジュアリー ボルト”の一環として展開。「ラブクロム」を代表する“K24GPツキ ゴールド”と“K24GPウエービーツキ ゴールド”に「パット マクグラス ラボ」のロゴを施し、日本の繊細な技術と美しさを表現する造形にこだわった紙製パッケージに包まれた、特別仕様に仕上げた。24金を含む滑らかなコーティングと髪を労わり艶やかに仕上げる「ラブクロム」の技術に“ゴールド 001”を象徴するゴールドカラーを重ねた特別モデルがアニバーサリーを彩る。

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ヘイリー・ビーバーのD2Cブランド「ロード」、北米セフォラで記録的なスタート

モデルのヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)が手掛けるビューティブランド「ロード(RHODE)」が、9月4日に北米セフォラ(SEPHORA)で販売を開始し記録的な売り上げを上げている。同ブランドは2022年に創設。SNSで話題を呼びファンを拡大。3月31日までの12カ月間で2億1200万ドル(約3137億円)の売り上げを記録したと報じられており、D2Cブランドとしては異例の規模だ。5月にはイー・エル・エフ ビューティ(E.L.F. BEAUTY)が10億ドル(約1480億円)で買収した。セフォラへの進出は、同小売店にとって過去最大規模のブランドローンチとして注目を集めた。

市場調査会社イーピットデータ(YIPITDATA)によると、「ロード」は販売開始から2日間で売り上げが1000万ドル(約14億円)を突破。「ロード」によれば、同小売店における過去最大のブランドローンチ記録を2.5倍上回り、「ロード」製品は約3秒に1個売れた計算になる。今回のセフォラへの展開は、「ロード」にとって初めての小売りチャネル進出となる。セフォラでは現在、全ラインアップを取り扱う。価格は、爆発的にヒットした“ペプチド リップ トリートメント”および“ティント”が20ドル(約2900円)、集中保湿アイテムの“バリア バター インテンシブ モイスチャー バーム”が36ドル(約5300円)。その他にクリームチークの“ポケット ブラッシュ”、リップライナー“リップ シェイプ”、フェイシャルエッセンス“グレイジング ミルク”、新作の保湿フェイススプレー“グレイジング ミスト”などを販売する。

ヘイリーは先月「WWD」のインタビューで「今はセフォラにフォーカスしている。まずは様子を見ると言おうとしたが、小売りの世界に真っ向から飛び込みたい」と語っていた。イーピットデータによると、「ロード」は発売初日に北米セフォラのオンライン売り上げの35%以上を占め、その後も9月10日時点で約5%を維持している。1〜8月にかけてセフォラで「ロード」を購入した消費者が他に選んだブランドは、「サマーフライデイズ(SUMMER FRIDAYS)」が約10%でトップ。続いてセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)の「レア ビューティ(RARE BEAUTY)」「ディオール)(DIOR)」「フーダ ビューティ(HUDA BEAUTY)」「シャーロット ティルブリー(CHARLOTTE TILBURY)」「ラネージュ(LANEIGE)」「コーダリー(CAUDALIE)」「パトリック タ(PATRICK TA)」と続く。これらのブランドの多くはセフォラ限定販売か、インフルエンサーやセレブリティ発のブランドだ。また、インフルエンサー・マーケティング・プラットフォームのクリエイターIQによると、「ロード」は今年に入ってから毎月、アーンドメディアバリュー(獲得メディア価値)においてスキンケアブランドで1位を維持。SNS戦略とスター創業者がそれを後押ししている。

今回のセフォラ進出は、イー・エル・エフ ビューティにとって初の提携ではない。同社の旗艦ビューティブランド「イー・エル・エフ」は、昨秋ローンチしたセフォラ メキシコでトップ3ブランドに入り、現在はセフォラ中東での展開を拡大中だ。また、同社の別ブランド「ナチュリウム(NATURIUM)」はまもなくセフォラ オーストラリアに進出する予定だ。

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Stray Kidsを起用した「ビオレUV」のグローバルキャンペーン第3弾 抽選で限定グッズをプレゼント

花王の日焼け止めブランド「ビオレUV(BIORE UV)」は10月1日から、K-POPボーイズグループのストレイキッズ(Stray Kids)を起用した、ブランド初のグローバルキャンペーン“サンライト ウィズ ユア スポットライト”の第3弾として、ストレイキッズの限定グッズが当たるキャンペーンを実施する。

フォトステッカーとオリジナルステッカーが当たるキャンペーン

同キャンペーンは、「ビオレUV」の製品を税込1500円以上購入したレシートを1口として応募が可能。抽選で1500人に“ビオレUV×ストレイキッズ 限定グッズ”を進呈する。10月1日から11月30日までをレシート対象期間、応募締め切りを12月7日とする。

特設サイト

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「ラッシュ」がアニメ「スクービー・ドゥー」とコラボ バスボムやアイパックなど全7種を発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は10月2日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー・グローバル・コンシューマー・プロダクツ(WARNER BROS. DISCOVERY GLOBAL CONSUMER PRODUCTS)とタッグを組み、半世紀以上にわたり愛され続ける米国アニメ「スクービー・ドゥー(Scooby-Doo)」とのコラボレーションアイテム全7種を発売する。全国31店舗と公式オンラインストアで展開し、公式アプリでは9月29日から先行発売を開始する。価格は800〜6930円。

日本では「弱虫クルッパー」の名で放送されていたこともある同作は、「チキチキマシン猛レース」「新トムとジェリー」などを手がけたハンナ・バーベラ・プロダクションによるアニメ。臆病な大型犬のスクービー・ドゥー、スクービーの飼い主であり親友のシャギーたちとミステリー社を結成して各地を旅し、行く先々で怪奇事件を解決するという内容。今回のコレクションでは作品の世界観を「ラッシュ」の創造性とハンドメイド技術で表現した。

バスタイムを特別なひとときに変える7つのアイテム

アイテムはバスボム2種、シャワージェル2種、ボディースプレー1種、アイパック1種、サンドリー1種で、スクービー・スナックを思わせる自家製レモンクランブル・ビスケットを再現した新作フレグランスで構成した。バスボムはライムが香る“スクービー・ドゥー”(1200円)、ベルガモットやネロリの晴れやかな香りに包まれる“ミステリーマシーン”(1300円)、シャワージェルは“ズィンクス!”(240g、2200円)と、バニラのあたたかさにシナモンのスパイス、爽やかなシトラスが香る“ミステリーインク”(100g、1870円/250g、3730円/500g、6150円)をラインアップする。

ほか、キュウリとカモミールウォーターの潤いと清涼感で目元に安らぎを与えるアイパック“マイグラッシーズ!”(1600円)、ブランドのアイテムを詰め込んだサンドリーボックス“ミステリーマシーン サンドリーボックス”(800円)も用意。クッキーをイメージした香りのボディースプレー“スクービー・スナック ボディースプレー”(200mL、6930円)は10月中旬の発売開始を予定している。

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「ラッシュ」がアニメ「スクービー・ドゥー」とコラボ バスボムやアイパックなど全7種を発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は10月2日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー・グローバル・コンシューマー・プロダクツ(WARNER BROS. DISCOVERY GLOBAL CONSUMER PRODUCTS)とタッグを組み、半世紀以上にわたり愛され続ける米国アニメ「スクービー・ドゥー(Scooby-Doo)」とのコラボレーションアイテム全7種を発売する。全国31店舗と公式オンラインストアで展開し、公式アプリでは9月29日から先行発売を開始する。価格は800〜6930円。

日本では「弱虫クルッパー」の名で放送されていたこともある同作は、「チキチキマシン猛レース」「新トムとジェリー」などを手がけたハンナ・バーベラ・プロダクションによるアニメ。臆病な大型犬のスクービー・ドゥー、スクービーの飼い主であり親友のシャギーたちとミステリー社を結成して各地を旅し、行く先々で怪奇事件を解決するという内容。今回のコレクションでは作品の世界観を「ラッシュ」の創造性とハンドメイド技術で表現した。

バスタイムを特別なひとときに変える7つのアイテム

アイテムはバスボム2種、シャワージェル2種、ボディースプレー1種、アイパック1種、サンドリー1種で、スクービー・スナックを思わせる自家製レモンクランブル・ビスケットを再現した新作フレグランスで構成した。バスボムはライムが香る“スクービー・ドゥー”(1200円)、ベルガモットやネロリの晴れやかな香りに包まれる“ミステリーマシーン”(1300円)、シャワージェルは“ズィンクス!”(240g、2200円)と、バニラのあたたかさにシナモンのスパイス、爽やかなシトラスが香る“ミステリーインク”(100g、1870円/250g、3730円/500g、6150円)をラインアップする。

ほか、キュウリとカモミールウォーターの潤いと清涼感で目元に安らぎを与えるアイパック“マイグラッシーズ!”(1600円)、ブランドのアイテムを詰め込んだサンドリーボックス“ミステリーマシーン サンドリーボックス”(800円)も用意。クッキーをイメージした香りのボディースプレー“スクービー・スナック ボディースプレー”(200mL、6930円)は10月中旬の発売開始を予定している。

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2025年WIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞」はモード・アパトーに決定

「マックスマーラ(MAX MARA)」と、映画業界における女性の地位向上を支援する非営利団体ウィメン・イン・フィルム(Women in Film以下、WIF)は、2025年度のWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー・アワード(Max Mara Face of the Future Award)」の受賞者に俳優で映画監督、ライターとしても活動するモード・アパトー(Maude Apatow)を選出した。

同アワードは、名誉ある功績を残した表現者に贈られる賞で、今年で開催20周年を迎える。アパトーは11月6日に行われる25年WIFオーナーズ(2025 WIF Honors)で賞を授与される予定だ。

「モード・アパトーを25年WIFマックスマーラの“未来を象徴する顔“に選出できることを誇りに思います。彼女の多彩な才能、独自のスタイル、鋭いビジネスセンスは、まさに『マックスマーラ』のDNAを体現しています」と、創業者アキーレ・マラモッティ(Achille Maramotti)の孫娘であり「マックスマーラ」グループ取締役会のメンバー、マリア・ジュリア・プレツィオーゾ・マラモッティ(Maria Giulia Prezioso Maramotti)は述べた。さらに彼女は「25年は、この栄誉ある賞が20周年を迎える重要な節目です。WIFとの長年にわたる貴重なパートナーシップを通じて、今後も卓越した女性たちの才能を称える取り組みを継続していきます。アパトーを『マックスマーラ』ファミリーに迎えられることを、この上なく嬉しく思います」と付け加えた。

アパトーは、全米のティーンを中心に話題を集めたHBOドラマ「ユーフォリア(Euphoria)」で レクシー・ハワード役を演じ、一躍その名を轟かせた。同作は2022年にエミー賞を受賞し、26年にはシーズン3が放映される。

WIFの最高経営責任者キルステン・シェーファー(Kirsten Schaffer)はアパトーの受賞について、「この賞は今年で20周年を迎えますが、そのレガシーを継承するにふさわしい、これほどまでに新鮮な活気を呼び覚ます“ライジングスター(新星)”はモード・アパトー以外に考えられません」と述べた。「アパトーは最近、映画・テレビ制作会社の『ジュエルボックス ピクチャーズ』を立ち上げ、映画監督デビューを果たしたばかり。起業家としてのビジョンを持つ彼女は、自らのクリエイティブな視野を広げるとともに、より多くの女性がメディア業界でリーダーシップを発揮できるよう精力的に活動しています。『マックスマーラ』との20年にわたる意義あるパートナーシップに深く感謝するとともに、アパトーのような卓越した才能を称え、共にこの節目を祝えることを大変嬉しく思います」と続けた。

「ジュエルボックス ピクチャーズ」は、24年にアパトーが長年のクリエイティブパートナーであるオリビア・ローゼンブルーム(Olivia Rosenbloom)と共に設立した映画・テレビ制作会社。同社が手掛けた最初のプロジェクトである「ポエティック・ライセンス」は、アパトウの長編映画監督デビュー作となり、今月初めにトロント国際映画祭で初上映された。

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2025年WIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞」はモード・アパトーに決定

「マックスマーラ(MAX MARA)」と、映画業界における女性の地位向上を支援する非営利団体ウィメン・イン・フィルム(Women in Film以下、WIF)は、2025年度のWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー・アワード(Max Mara Face of the Future Award)」の受賞者に俳優で映画監督、ライターとしても活動するモード・アパトー(Maude Apatow)を選出した。

同アワードは、名誉ある功績を残した表現者に贈られる賞で、今年で開催20周年を迎える。アパトーは11月6日に行われる25年WIFオーナーズ(2025 WIF Honors)で賞を授与される予定だ。

「モード・アパトーを25年WIFマックスマーラの“未来を象徴する顔“に選出できることを誇りに思います。彼女の多彩な才能、独自のスタイル、鋭いビジネスセンスは、まさに『マックスマーラ』のDNAを体現しています」と、創業者アキーレ・マラモッティ(Achille Maramotti)の孫娘であり「マックスマーラ」グループ取締役会のメンバー、マリア・ジュリア・プレツィオーゾ・マラモッティ(Maria Giulia Prezioso Maramotti)は述べた。さらに彼女は「25年は、この栄誉ある賞が20周年を迎える重要な節目です。WIFとの長年にわたる貴重なパートナーシップを通じて、今後も卓越した女性たちの才能を称える取り組みを継続していきます。アパトーを『マックスマーラ』ファミリーに迎えられることを、この上なく嬉しく思います」と付け加えた。

アパトーは、全米のティーンを中心に話題を集めたHBOドラマ「ユーフォリア(Euphoria)」で レクシー・ハワード役を演じ、一躍その名を轟かせた。同作は2022年にエミー賞を受賞し、26年にはシーズン3が放映される。

WIFの最高経営責任者キルステン・シェーファー(Kirsten Schaffer)はアパトーの受賞について、「この賞は今年で20周年を迎えますが、そのレガシーを継承するにふさわしい、これほどまでに新鮮な活気を呼び覚ます“ライジングスター(新星)”はモード・アパトー以外に考えられません」と述べた。「アパトーは最近、映画・テレビ制作会社の『ジュエルボックス ピクチャーズ』を立ち上げ、映画監督デビューを果たしたばかり。起業家としてのビジョンを持つ彼女は、自らのクリエイティブな視野を広げるとともに、より多くの女性がメディア業界でリーダーシップを発揮できるよう精力的に活動しています。『マックスマーラ』との20年にわたる意義あるパートナーシップに深く感謝するとともに、アパトーのような卓越した才能を称え、共にこの節目を祝えることを大変嬉しく思います」と続けた。

「ジュエルボックス ピクチャーズ」は、24年にアパトーが長年のクリエイティブパートナーであるオリビア・ローゼンブルーム(Olivia Rosenbloom)と共に設立した映画・テレビ制作会社。同社が手掛けた最初のプロジェクトである「ポエティック・ライセンス」は、アパトウの長編映画監督デビュー作となり、今月初めにトロント国際映画祭で初上映された。

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エスティ ローダー、異業種からエグゼクティブ・バイスプレジデント就任で新体制始動へ

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC)は、10月1日付でエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・リサーチ&イノベーション・オフィサーに米飲料・食品大手ペプシコ(PEPSICO)でエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・サイエンス・オフィサーを務めたルネ・ラマース氏(Rene Lammers)が就任する。同氏はステファン・ド・ラ・ファヴリー(Stephane de La Faverie)最高経営責任者(CEO)の直属となる。

ラマース氏はペプシコでグローバルの研究開発(R&D)を統括していた経歴を持つ。ペプシコ入社以前はユニリーバ(UNILEVER)でパーソナルケアやホームケア、ランドリー領域の技術開発をリードする上級職を歴任した。チーフ・リサーチ&イノベーション・オフィサーとしてラマース氏は、ELCのグローバルR&Dを率い、製品および臨床研究、研究成果の発信、薬事戦略、先端技術開発などを統括する。また世界各地のR&D・イノベーションセンターを監督し、需要の高いサブカテゴリーで迅速かつトレンドに沿った製品開発を推進する。

異業種登用でイノベーションを強化

ド・ラ・ファヴリーCEOは、従来の枠にとらわれない人材登用を続けており、過去にはネスレ(NESTLE)出身のオード・ガンドン(Aude Gandon)氏をチーフ・デジタル&マーケティング・オフィサーに起用している。「ルネは卓越したイノベイティブなリーダーであり、深い科学的知見、グローバルな視野、最先端の製品開発への情熱を兼ね備えている。当社が研究・イノベーションのあり方を変革し、消費者中心の戦略により一層沿うために不可欠な存在だ。イノベーションの創出は、当社の戦略ビジョンである“ビューティ・リイマジンド(Beauty Reimagined)”の核を成す。ルネのリーダーシップの下、より画期的な新製品や、トレンドを捉えたイノベーションをプレステージ市場の各価格帯で迅速に届ける能力を高める」とコメント。

今回の人事で「新体制が完成」

イノベーションの強化とスピード向上は、ド・ラ・ファヴリーCEOが掲げる成長戦略の柱だ。アナリストたちはこれまで、同社に目新しさや革新的な製品が不足していたことが成長の妨げになっていると指摘していた。今回のラマース氏の就任により、ド・ラ・ファヴリーCEOの経営チームは完成する。これまでにジェーン・ハーツマーク・ヒュディス(Jane Hertzmark Hudis)氏がエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・ブランド・オフィサー、タラ・サイモン(Tara Simon)氏がアメリカ地域プレジデント、アンバー・イングリッシュ(Amber English)氏がアメリカ地域デジタル&オンライン・プレジデントとして加わっている。ド・ラ・ファヴリーCEO「この人事により、私のエグゼクティブチームはついに完成し、次の成長と変革の章に向けた体制が整った」と述べている。

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「ミルフィー」が「おしゃれキャット」マリーをデザインした“猫つながり”の限定アイテム 渋谷ロフトでポップアップも開催

肉球モチーフのアイシャドウなどを発売するコスメブランド「ミルフィー(MILLEFEE)」は、ディズニー映画「おしゃれキャット」のマリーをモチーフにした“猫つながり”な限定パッケージアイテムを発売した。ラインアップは“マイキティアイパレットディズニーマリー限定パッケージ”(全3色、各1760円)と“ミャオパウズアイシャドウパレット"ディズニーマリー限定パッケージ”(全3色、各1760円)の2製品で、作品の世界観を表現したデザインに仕上げている。また、10月1日から9日まで渋谷ロフト2階でポップアップを開催。これら限定パッケージを中心とした幅広い製品を販売するほか、購入者特典も用意する。

肉球モチーフのアイシャドウにもマリーをデザイン

4色アイパレット“マイキティアイパレット”の限定デザインはM02 ラグドール、M05 サイベリアン、M08 お姫様キャットの3種で、パッケージデザインはそれぞれ異なるマリーを描いた。肉球型のケースが目を引く“ミャオパウズアイシャドウパレット”は、M03ツンデレ、M05アイドル、M08おしゃれの3色をそろえた。

購入者特典でカプセルトイ企画も

渋谷ロフトで行うポップアップでは、限定パッケージ製品のほか、「ミルフィー」やライフスタイルブランド「メゾンドミルフィー(MAISON DE MILLEFEE)」のアイテムを販売する。また、購入者限定の特典として、1点以上の購入で“ミニマシュマロパフ”を進呈。2640円以上購入するとカプセルトイイベントに参加でき、“リボンスマホグリップ”“オリジナル巾着”“ミャオパウズアイシャドウパレットミニキーホルダー”のいずれかが当たる。ほか、4400円以上の購入で“シリコンブラシS”をプレゼントする。

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「トーガ」が「アシックス」と初コラボ 機能性とデザイン性を掛け合わせたコラボならではの一足

「トーガ(TOGA)」は10月3日、「アシックス(ASICS)」との初のコラボレーションアイテム“ゲル キュムラス 16 TG”(全3色、各3万7400円)の先行販売を行う。先行販売は、「トーガ」原宿店、青山店、金沢店および公式オンラインストアで受け付ける。また、“ブラウン”は「トーガ」原宿店、青山店、金沢店および公式オンラインストアと「アシックス」フラッグシップ ハラジュク、「アシックス」公式オンラインストアでのみ取り扱う。

“ゲル キュムラス 16”をベースに「トーガ」らしさをプラス

同アイテムは、「アシックス」の“ゲル キュムラス 16”をベースに両者の企画チームが2年の歳月をかけてデザインした。“ゲル キュムラス 16”の持つ機能性を維持しながら、「トーガ」のエレメントであるウェスタンディテール、スターメタルが加わった特別なアイテムに仕上げた。

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【2025年秋コスメ】「アイプチ」の“ひとえ・奥ぶたえ用マスカラ”におとぎ話にインスパイアした秋の限定色が登場

「アイプチ(EYEPUTTI)」は10月10日、カールキープ力の高さとにじみにくさを追求した“ひとえ・奥ぶたえ用マスカラ”から秋の限定色“ドリーミーグレージュ”を発売する。価格は1320円。全国のバラエティーストアおよびイミュ公式オンラインストアで数量限定で取り扱う。

3色のパール配合で異なる2つの印象を演出

同アイテムは、“ときめきを詰め込んだおとぎ話”をテーマに、昔出会った絵本のようにどこか懐かしくて夢のような煌めき感を表現した。ブラウンの優しさとグレージュの洗練を掛け合わせたブラウン系グレージュをベースカラーに採用し、黒よりも柔らかく、抜け感を与えながらグレージュ特有の白ぐすみを防ぎ、まつ毛を引き立てる。

また、シルバーと赤、青の大粒の パールをブレンドし、光の当たる量によって室内ではシルバーパールがかすかな光を集めて、透明感のある深みグレージュに仕上げ、自然光の下では、ほんのり紫のニュアンスが加わり抜け感と温もりを演出する。

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「アイプチ(EYEPUTTI)」は10月10日、カールキープ力の高さとにじみにくさを追求した“ひとえ・奥ぶたえ用マスカラ”から秋の限定色“ドリーミーグレージュ”を発売する。価格は1320円。全国のバラエティーストアおよびイミュ公式オンラインストアで数量限定で取り扱う。

3色のパール配合で異なる2つの印象を演出

同アイテムは、“ときめきを詰め込んだおとぎ話”をテーマに、昔出会った絵本のようにどこか懐かしくて夢のような煌めき感を表現した。ブラウンの優しさとグレージュの洗練を掛け合わせたブラウン系グレージュをベースカラーに採用し、黒よりも柔らかく、抜け感を与えながらグレージュ特有の白ぐすみを防ぎ、まつ毛を引き立てる。

また、シルバーと赤、青の大粒の パールをブレンドし、光の当たる量によって室内ではシルバーパールがかすかな光を集めて、透明感のある深みグレージュに仕上げ、自然光の下では、ほんのり紫のニュアンスが加わり抜け感と温もりを演出する。

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【2025年クリスマスコフレ】「タッチャ」は金箔入りのリップマスクを限定発売

サンフランシスコ発のスキンケアブランド「タッチャ(TATCHA)」は11月5日、ベストセラーの“キッス リップマスク”から、金箔がきらめく限定色“ゴールドリーフ”(3630円)を発売する。10月1日にアットコスメ オーサカ(@COSME OSAKA)で、10月25日にアットコスメ トーキョー(@COSME TOKYO)で先行販売を行う。

同製品は、米発酵液やオキナワモズクエキスを配合したブランド独自の美肌発酵成分“HADASEI−3”に、椿油やトウニンエキスをブレンドしたリップマスクだ。濃密な保湿感でありながらもとろけるようなテクスチャーで、潤いあふれる滑らかな唇へと導く。

ブランド誕生15周年を記念して誕生した限定色“ゴールドリーフ”は、日本の職人によって作られた23Kの金箔を使用した限定色。ほんのりと色づく繊細な輝きは、単品でも重ね使いでも上品な印象に仕上がり、日常に華やかさを添える。

パッケージもホリデーらしい特別仕様に。帯留めに着想したふたはスパチュラを収納できる仕様で、日本の美しさと機能性を両立した。

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【2025年クリスマスコフレ】「タッチャ」は金箔入りのリップマスクを限定発売

サンフランシスコ発のスキンケアブランド「タッチャ(TATCHA)」は11月5日、ベストセラーの“キッス リップマスク”から、金箔がきらめく限定色“ゴールドリーフ”(3630円)を発売する。10月1日にアットコスメ オーサカ(@COSME OSAKA)で、10月25日にアットコスメ トーキョー(@COSME TOKYO)で先行販売を行う。

同製品は、米発酵液やオキナワモズクエキスを配合したブランド独自の美肌発酵成分“HADASEI−3”に、椿油やトウニンエキスをブレンドしたリップマスクだ。濃密な保湿感でありながらもとろけるようなテクスチャーで、潤いあふれる滑らかな唇へと導く。

ブランド誕生15周年を記念して誕生した限定色“ゴールドリーフ”は、日本の職人によって作られた23Kの金箔を使用した限定色。ほんのりと色づく繊細な輝きは、単品でも重ね使いでも上品な印象に仕上がり、日常に華やかさを添える。

パッケージもホリデーらしい特別仕様に。帯留めに着想したふたはスパチュラを収納できる仕様で、日本の美しさと機能性を両立した。

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