【ニュウマン高輪の見どころ2】ビューティショップほぼ全てを一挙公開

ルミネが手掛ける大型商業施設「ニュウマン高輪」が、9月12日に開業する。高輪ゲートウェイ駅前に立つ延べ約5万平方メートルの巨大ビル2棟に、期間限定店を含む177店舗が集積する。

注目はビューティ分野だ。商業エリアのノース(北館)とサウス(南館)の1〜5階のそれぞれに分かれた館内に計24のショップが出店。そのうち、パフューム&ビューティに特化した世界最大規模のブティック「エルメスインカラー(HERMES IN COLORS)」をはじめ、「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」「ドリス ヴァン ノッテン ビューティ(DRIES VAN NOTEN BEAUTY)」「バイレード(BYREDO)」の4店舗はルミネ初登場となる。ラグジュアリーブランドから専門性の高いフレグランスまで幅広くそろえる。

ここでは“ほぼ全て”のビューティ関連のショップをフロア別・全83枚の写真で紹介する。

■South2F/計6店

「エルメスインカラー(HERMES IN COLORS)」
「シャネル(CHANEL)」
「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」
「薫玉堂」
「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA)」
「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」

■North2F/計7店

「アーレス(AHRES)」
「イソップ(AESOP)」
「ウカ ストア ケア アンド シェア(UKA STORE / CARE & SHARE)」
「ドリス ヴァン ノッテン ビューティー(DRIES VAN NOTEN BEAUTY)」
「バイレード(BYREDO)」
「ディプティック(DIPTYQUE)」
「メゾン マルジェラ「レプリカ」フレグランス(MAISON MARGIELA ‘REPLICA’ FRAGRANCES)」

■South3F/計2店

「アットアロマ(@AROMA)」
「ミュシャ(MUCHA)」

■North3F/計1店

「ノーズショップ(NOSE SHOP)」

■South4F/計7店

「アスレティア(ATHLETIA)」
「アットコスメストア(@COSME STORE)」
「アルビオン フィロソフィ(ALBION PHILOSOPHY)」
「イプサ(IPSA)」
「ダヴィネス(DAVINES)」
「リファ(REFA)」
「ビープル(BIOPLE)」

■South1F/計1店+ドラッグストア1店

「マークスアンドウェブ(MARKS&WEB)」
マツモトキヨシ

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アートフェア「EASTEAST_TOKYO 2025」が科学技術館で開催

東京発のアジアを起点とするアートフェア「EASTEAST_TOKYO 2025」が11月8〜10日に科学技術館で開催する。

2020年の第1回ではコロナ禍におけるアートやギャラリーの意義を問い、アートフェアの新たなあり方を実験的に提示。23年の第2回は会場を科学技術館に移し、約1万人を動員した。

2年ぶり、3回目となる今回は国内の初参加ギャラリー、スペースに加えて、香港をはじめとした海外のギャラリーも招聘し約25のスペースが登場する予定だ。

アートや文化に携わる多様な立場の人々が集まり、現場から見えてくる課題について意見を交わすフォーラムや、東京やローカルに根付いたカルチャーシーンやコミュニティと直接つながれるオフサイト企画など、表現のリアリティと可能性に価値を置いたプログラムが楽しめる。

■EASTEAST_TOKYO 2025
会期:11月8〜10日
会場:科学技術館
住所:東京都千代田区北の丸公園2-1
時間:12:00〜19:00(8、9日)、12:00〜17:00(10日)※最終入場は閉場の 1 時間前まで
入場料:2000円(一般)、1000円(23歳以下)/1日券、5000円(一般)、2500円(23歳以下)/3日通し券 ※ArtStickerで9月12日の10:00から販売を開始

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「パタゴニア」が江戸の職人街、東京・京橋に出店 ブランドの原点や環境アクティビズムを発信

アウトドアブランドの米「パタゴニア(PATAGONIA)」は、9月11日に開業する新店「パタゴニア 東京・京橋」を公開した。東京駅からも徒歩圏内である京橋交差点に面した複合施設、京橋キノテラスの1、2階に総面積約330平方メートルで出店。古くは鍛冶屋が集まった江戸の職人街であり、現在は多数の企業がオフィスを構える京橋で、「パタゴニア」のモノ作りの姿勢や環境アクティビズムを伝える。

店作りのコンセプトは、オーセンティシティー(本物であること)とレスポンシビリティー(責任ある姿勢)。「近隣にあるさまざまな業種の老舗と比べれば歴史は浅いが、『パタゴニア』にも50年のモノ作りの歴史がある。京橋は江戸時代は鍛冶屋の街であり、われわれのブランドも、創業者イヴォン・シュイナードがクライミングギアのピトンを自身で鍛造したことが原点」と広報担当者。ブランドを知っていても、サーキュラリティー(循環型経済)や責任ある消費、環境再生型農業などを追求していることは知らない人も多いとして、店内の各所に取り組みや考え方を紹介するボードも設けた。

1階はあえてウィメンズに

1階はウィメンズフロアで、入り口すぐはオリジンであるアルパインクライミングや、トレイルランニングのコーナー。ブランドとしてはメンズが強いが、4〜8月に京橋エリアで行っていたポップアップストアや、3月まで出店していた近隣の丸の内の店舗で比較的女性客が多かったことから、1階をウィメンズにすることで女性客のさらなる取り込みを目指す。

1階には、自社製品の中古アイテム“ウォーン ウエア(Worn Wear)”の常設売り場も導入した。大阪・梅田の店舗に続き国内2店舗目となる。自社書籍レーベル「パタゴニア・ブックス」のコーナーも充実しており、写真集や絵本、企業姿勢についてなどさまざまな本がそろう。

2階はメンズ売り場で、さまざまなアウトドアアクティビティーに対応したウエアや、街着にも適したアイテムがそろう。1、2階共に什器は可動式を中心にし、店頭でのイベントも行いやすくしている。

アートや写真作品も豊富

店内に飾ってある写真やアートも見所の1つだ。ブランドロゴにもなっているダイナミックなフィッツ・ロイの稜線の写真や、クライミングの聖地であるヨセミテのエル・キャピタンを描いた浮世絵調の木版画などを展示している。京橋エリアを紹介するコーナーには、古い刀鍛冶職人の絵なども配した。階段横の壁には、創業間もないころにシュイナードが金属をハンマーで叩いてギアを製作していた写真なども展示した。

3月まで12年間にわたって出店していた丸の内の店舗で好評だったのが、グループランイベントだ。京橋では丸の内で育てたコミュニティーを引き継ぎ、月に1回ほどグループランを実施。山に出かけてのトレイルランニングイベントも行っていく。「丸の内時代のグループランには、小学生から70代まで幅広いお客さまに参加いただいてきた。京橋エリアを楽しむランニングコースを作り、地域に愛着を持ってもらえるようにしたい。グループランを行う際は、引き続き山の状況や環境問題などを伝える時間も設ける」と担当者。

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「ミキモト」と「ラリック」が初の共同制作による限定フレグランスを発売 限定10点のマスターピース

「ミキモト(MIKIMOTO)」と「ラリック(LALIQUE)」は9月10日、初の共同制作による限定フレグランス“フォーチュンリーブス, クリスタル エディション”(495万円)を両ブランドの一部店舗で発売した。日本のハイジュエラーである「ミキモト」とフランスのクリスタルガラスメゾンである「ラリック」が持つクラフトマンシップや芸術的遺産、自然のエスプリを融合させた詩的なマスターピースで、世界で限定10点のみの販売となる。

共作のきっかけは「ミキモト」銀座4丁目本店のシャンデリア

両メゾンのコラボレーションは、数年前に「ミキモト」が東京・銀座4丁目本店のブライダルサロンのシャンデリアのデザインを「ラリック」に依頼したことから始まった。ブライダルサロンに飾られているシャンデリア“クラウド オブ クローバーズ”が両メゾンに共通する芸術的価値観の象徴となり、それが”フォーチュンリーブス"のクリエーションの基盤となった。

マーク・ラミノー(Marc Larminaux)「ラリック」アーティスティック&クリエイティブディレクターがデザインしたクリスタルフラコンは繊細なクローバーに縁取られた真珠の形が特徴だ。卓越した精度で彫刻されたボトルは「ラリック」の熟練の技術を生かし、それぞれのベースは特注の型を使い口吹きで成形した。クローバーで覆われたキャップは、1893年に創業者であるルネ・ラリック(Rene Lalique)が初めて取り入れたロストワックス技法を用いた。キャップを開けることで現れるクリスタルフラコンに一体となった四つ葉のクローバーが、幸運と希望を象徴している。

アレックス・リー(Alex Lee)調香師が手掛けたフレグランスは、トップノートにアンジェリカシード精油とピンクペッパーコーン、ミドルノートにレンティスクアブソリュート、アンジェリカルート精油、オリスコンクリート、ラストノートにミネラルローズアコード、アンブレットアブソリュート、ムスクを使用。アンジェリカシードとレンティスクアブソリュートの土のような香りから始まり、ほんのりとしたピンクペッパーコーンの香りがトップノートに晴れやかさを添えるなど、朝露が残る庭園を思わせるフローラルでアクアティックな香りを作り上げている。

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「ウィシャラウィッシュ」2026年春夏コレクション

「ウィシャラウィッシュ(WISHARAWISH)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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【先輩の履歴書、見せてください】Vol.2 森永邦彦「アンリアレイジ」デザイナー

トレンドを語るにあたり、近年欠かせないのは“Z世代”の存在感。若者たちは何に関心を持ち、悩み、そして何を着ているのか――。「WWDJAPAN」は、若者とファッション業界をつなぐプラットフォームになるべく、その“リアル”をお届けする。

本企画では学生が悩む“キャリア”にフォーカス。毎回ゲストとして招いたファッション&ビューティ業界の先輩方には事前に履歴書を記入してもらい、学生たちがインタビュアーとしてゲストに質問する“囲み取材”を実施。Vol.2の今回は、森永邦彦アンリアレイジ代表取締役社長兼「アンリアレイジ(ANREALAGE)」デザイナーが登壇した。

PROFILE: 森永邦彦(もりなが・くにひこ)/「アンリアレイジ」デザイナー

森永邦彦(もりなが・くにひこ)/「アンリアレイジ」デザイナー
PROFILE: 1980年東京都国立市生まれ。早稲田大学社会科学部在学中にバンタンデザイン研究所で服作りを始め、2003年に「アンリアレイジ」を設立。ブランド名の由来は、「A REAL(日常)」「UN REAL(非日常)」「AGE(時代)」。「神は細部に宿る」という信念のもと、色鮮やかなパッチワークや人間の身体にとらわれない独創的なフォームに加え、テクノロジーや新技術を積極的にデザインに取り入れている

代ゼミの講師をきっかけに
デザイナーに興味を持った学生時代

学生:森永さんがファッションの道に進もうと強く思ったきっかけが知りたいです

森永邦彦「アンリアレイジ」デザイナー(以下、森永):元々、何かを表現する、何かを伝えるということはとても苦手でした。今日みたいな場で話すことも苦手で、なるべく目立たないように過ごしていた学生時代。ピアノやバスケ、少林寺拳法など、習い事やサークル活動をしていました。でも、どの分野に行っても必ずそこには競争があって、なかなかその中で自分を出せずにいたんです。やがて国立高校という私服の学校に進学し、毎日自分が着る物を選ばなければいけないという生活に。自然と周囲の人の服装も気になるようになりました。

1996、7年ごろの当時は、今の「アンダーカバー(UNDERCOVER)」を取り扱うノーウェア(NOWHERE)というセレクトショップが原宿にあったりして、ストリートファッションの熱量が高かったころ。「あの街に行くと色々なものがある」ーーそんな楽しみがある時代の中で、ファッションの波に飲まれるように、それまで興味がなかった服に関心を持ち始め、今の僕からは想像できないような変わった服装をしていました。バスケをするときもスカーフを巻いたりして、学校でも「変な服装のヤツ」みたいな目で見られていたと思います。

大学受験の勉強をする年になり、代々木ゼミナールに通い始めました。将来やりたいことはなかったけど、父親が公務員だったこともあり、自分も「公務員になるのもいいな」なんて思って、塾では「早稲田・慶應」のコースに。そこで西谷昇二という英語の先生に出会いました。西谷先生はいつもすごく派手な服を着ていて、授業の間に10分くらい「レッドツェッペリン(Led Zeppelin)って知ってる?」とか、「『アニエス・べー(AGNES B.)』っていうフランスのブランドが〜」とか、毎回僕たちが知らないカルチャーのことを教えてくれる時間がありました。今みたいにSNSやインターネットで情報を得られず、トレンドや面白い情報は雑誌でしか手に入らなかった当時。その先生の授業を聞きたい生徒が全国にいて、最前列に座るために始発で来る人もいるほどの人気ぶりでした。

その先生の授業名は“キャンディロック”と言うのですが、ある日「“キャンディロック”を受けていた学生が早稲田に行って、ファッションショーを行った。今日はその服を持ってきたんだ」と、先生が服を持ってきました。“About a girl”というタイトルのその服は、僕がそれまで思っていた服とは真逆の存在で、左右も全然違うし、素材使いも多種多様。「こんな服あるんだ」と思うようなインパクトがあるものでした。その服こそ、今の「ケイスケカンダ(KEISUKEKANDA)」のデザイナー、神田恵介さんが作ったもの。そして「これは、神田っていうデザイナーが好きな子に向けて作ったラブレターだ」って先生が言うんです。意味がわからない。「音楽や映画のように、神田の服にはいつもメッセージが込められている」「この服には、神田のその子への想いが詰まっているんだ」。そんな告白の仕方があるんだって、純粋だった僕にとってはとてつもない衝撃でした。そのときの僕にとって、服は純粋に“着る物”でしかなかったから、何かを伝えるツールになるなんて思ってもいなかったんです。

その日、先生の授業を受けていたのは400人くらい。僕は神田さんの話で感動したことを先生に伝えたくて、授業後に講師室に行ったんです。でも、普段だったら授業後の先生の周りは生徒で賑わっているのに、その日は誰もいなかった。僕以外の人には、その話が刺さらなかったんです。僕は「自分は面白いと思ったけど、みんなにとってはそうじゃなかったんだ」と、ちょっと不安になっていました。すると先生が「みんなが良いと思わなくても、森永に深く届いたのであれば、今日は本当に話した甲斐があった。自分が良いと思ったものを信じればいい」、と。今思えば、それが僕のファッションの原点。みんなとは違うこと、たとえその道を選ぶのが自分一人だったとしても、信じて突き進んだ結果、世界が輝き出すことがあるーー約400人の生徒のうち僕だけが「神田さんに会いたい」と言い、その次の週に代ゼミにきてくれたんです。

神田さんに会い「弟子になりたい」と伝えたら、「早稲田大学の社会科学部にいる」と言われました。そこから勉強を頑張り、無事合格。連絡先も知らなかったから、入学後は大学中を探し回って、やっと神田さんを見つけることができました。当時はまだ自分がデザイナーになりたいわけでもなくて、とにかく「この人について行きたい」という気持ち一心。ちなみに、神田さんの会社の名前もキャンディロック。代ゼミの西谷先生の授業の名前に由来しているものなんです。

学生:自身のブランドを始めようと思ったのはどうしてですか?

森永:大学生の時、早稲田繊維研究会で服を作りながら、いろいろな専門学校に通いました。でもどの学校に行っても、教えてくれることはデザインの描き方や服の縫い方、型紙のひき方ーーブランドの作り方を教えてくれる授業は1つもありませんでした。「そもそも何のために服を作るんだろう」「ブランドはどうしたらブランドになるんだろう」と、ブランド作りについて興味が湧くようになりました。

就職せずに、大学卒業と同時に22歳からアンリアレイジを起業して、まず3年は苦しくても続けてみようと思っていました。 25歳のときに形になっていなかったら公務員の再就職試験を受けよう、と決めていましたが、その3年間で東コレでショーを行い、ニューヨークで賞をもらうができました。次は「10年間で世界に出られなかったら」と考え、パリに挑戦するようになったんです。

学生:学生の頃からビジネスを視野に入れて服作りをしていましたか?

森永:アルバイトをしないで生活するには、月に20万円くらいの服を売る必要がある。学生のときは、そのためにどうすべきかを考えていました。自分が作った服の価値を上げるためにどうすれば良いか考えた結果、わかりやすく時間をかけることにしました。時間をかけた服には、それに見合う対価を支払ってもらいやすい。最初に始めたのは、今日も着ているパッチワークの服。自分で値段を決められるということは、僕がファッション産業が好きな理由の1つでもあります。本や映画の価格はほぼ均一ですが、服は違う。数千円で買えるTシャツもある一方、数万円するようなラグジュアリーブランドのTシャツもあります。

「今だったら捕まっていたかも」
東京タワーで東コレデビュー

学生:2005年、東京タワー大展望台で東コレデビューを果たします。当時のことを詳しく聞きたいです

森永:25歳当時、東コレに参加しようと決めた僕は「大好きな東京タワーで神田さんとショーをやりたい」と思いました。そこで東京タワーに許可申請をしたのですが、「他のお客様がおりますので」と断られて。普通だったらそこで諦めるんですけど、当時は「絶対やる」という強い意志があり、ショーまでの2カ月間、仲間と一緒に東京タワーのチケットを少しずつ買い占めることに。ちょうどそのとき、テレビで「愛の告白をするために東京タワーによじ登った男がいる」と話題になっていたのを見て、さらに燃えたのを覚えています(笑)。

無事チケットを買い占め、インビテーションに東京タワーのチケットを入れてメディアの方を招待し、ショー当日は約700人が会場の大展望台に。ショーが始まる30分くらい前、会場に人が集まる中、どさくさに紛れてピアノを運び込んでいたところ、東京タワーのスタッフが異変に気付き、ショーの現場にいた僕は呼び出されることに。「期待が高まる中での初めてのショー、どうしても止めるわけにはいかない」。一緒にショーをしていた神田さんを展望台に残し、僕は入り口で警備員と東京タワーのスタッフの対応。ショーが行われている最中、ずっと謝っていました。大好きだった東京タワー、それ以来展望台には行けていません。あのときからちょうど20年経つので、そろそろ行きたいですね。

「服と声だけで盛り上げる」
ビヨンセのステージ衣装制作費話

学生:23年、25年には、ビヨンセ(Beyonce)さんのステージ衣装も手掛けましたが、普段のコレクションとステージ衣装の違いとは?

森永:コレクションは、自分たちのブランドをブランディングする場だと思っています。多くの人にしっかり僕たちの服を見てもらう場、ブランドのことを知ってもらう場です。一方で、衣装は着る人が決まっている。その人が価値を感じることが前提で、その人の世界観を補うことに重点を置いています。

学生:オファーが来たときのエピソードが聞きたいです

森永:23年にパリでファッションショーをやった後、インスタでオファーの連絡が届きました。「まあ、嘘でしょ」って思いながらやりとりをしていたんですが、オンラインミーティングを続けている中で“カーターさん”という人とのやりとりが増えていったんです。彼女のフルネームを知らなかった僕らはスタイリストさんだと思い込んでいたのですが、のちにそれがビヨンセさんご本人だと発覚して驚きました。

彼女のライブのため、僕らも1週間前に現地入りしました。作ったものを見せても「全然違う」と言われて、変更を繰り返す。現場には名だたるメゾンの衣裳部屋があって、どこのブランドもたくさんのスタッフが準備を進めている中、「アンリアレイジ」のチームは3人だけ。ライブぎりぎりまで衣装を作るのですが、本人が何を着るかはライブ当日になるまで分からないんです。全てのブランドを合わせて1000着くらいあって、リハーサルで着用しても毎日衣装が変わる。僕らの衣装は特殊な装置が必要なため使用されることは前提でしたが、それでも何が起きるか分からない。そんな緊張感のある現場でした。

ツアーを一緒に回る中で僕も彼女のライブを見たんですが、やはり彼女のライブ演出はすごい。パフォーマンスの中心にあるのは歌ですが、想像以上の演出が常に繰り広げられる。そんなステージ上で、僕らは1着の衣装で戦わなければならなかった。服とビヨンセさんの声だけで会場を盛り上げるのが僕たちの課題でした。それぐらいのことをやらないと、彼女に選んでもらった意味がなかったんです。

デザイナーを目指す学生へアドバイス

学生:どんなクリエイターに将来性を感じますか?

森永:個人的なもので完結するのではなく、社会や外の世界との接点があることを感じながらものづくりをしていける人ではないでしょうか。僕の場合はデザインとビジネス両方を自分でやってきていて、その両方があるから持続的にやってこれたと思います。「クリエイションのことだけ考えたらもっとすごいことができるんじゃないか」と考える人も多いと思いますが、僕は「どのくらいの金額で自分たちの服に価値をつけなければならない」「いつまでにコレクションを発表しなければいけない」ーーそういった制限がある方が、自由なものが生まれるような気がしています。

学生:色々なデザイン、モノがあふれる時代に、新しいものを生み出すには何が必要だと思いますか?

森永:アウトプットしたものだけではなく、作る過程に注目してみること。何を使うか、誰と組むかーー作り出す前にある“過程”への視点をずらしてみる。僕は今日このあと、福祉とアートをビジネスで結びつけ、障がいのある方々へのイメージを変え、新たな文化をつくろうとしているヘラルボニーという岩手の会社に行きます。障がいを持った人が作るものは、僕が考えに考え抜いて作るものを凌駕したとてつもないパワーを持っています。僕が“彼らが見ている世界”を見ることはできないけれど、「彼らと対話をすることで何か違う視点を得られるんじゃないか」「自分の常識が当たり前ではないということに気づくのではないか」、と。知的障がいや視覚障がいを持った人と取り組みをする中で、自分の常識が当たり前ではないということを改めて感じます。

学生:“作りたいもの”と“売れるもの”のギャップが生まれたとき、どのように対応していますか?

森永:ブランドを始めた当時は、作ったものを全部売らないとビジネスが回らないという強迫観念があり、ギャップを埋められずにいました。価格帯で言えば、やはり手ごろなものを作った方が売れやすい。今の僕は、ファッションで人がやっていない新たなことに挑戦したいという気持ちが強いですが、そういうものは確実に売れませんし、そもそもそういった服が売れることも望んでいません。ビジネス的な部分とやりたいことのバランスをとりながら続けています。

学生:ブランドやビジネスを続けるためには、共感してくれる仲間が必要だと感じます。仲間づくりのために意識していることはありますか?

森永:遠くの人ではなく、身近な人に届く服を作るということ。アンリアレイジは、最初は1人で始めて、友だちを巻き込むような形で少しずつ大きくなってきた会社。だからまずは一番身近な人たちの心を動かすようなものを作らなければ、ブランドは成立していなかったのだと思います。今でも神田さんは、僕が作る服に対していろいろな意見をくれます。身近な人たちの目にどう映るかは、僕にとってとても大事なことです。

学生:「ショーは非効率で、展示会の方がコスパが良い」という声もあり、少し寂しい気持ちになります

森永:ファッションショーはものすごいお金がかかって、それに対して一体どれほどのリターンがあるのか、という世界。でも「アンリアレイジ」にとっては、「ショーをやっていなければ今このブランドはない」と言えるくらいショーが大切なんです。ショーにはたくさんの人を招待しますが、極論そのうちの1人の心が動いたとき、きっとそこに大きなチャンスがあるのだと思います。

10分間多くの人を拘束し、自分の好きな場所で、好きな音楽を使って、好きな服を見せられるーーここまで好きに表現できる世界はなかなかないんじゃないか、と思います。僕は広告的なショーにはあまり魅力を感じていなくて、ショーで自分たちの世界観が伝わっていった結果、「フェンディ(FENDI)」とのコラボレーションやビヨンセさんの衣装制作につながった。パリの公式スケジュールでショーをやるということには、そういった大きな可能性があります。

学生:最後に、ファッション業界を目指す学生にひと言、コメントをいただきたいです!

森永:続けることが一番難しいです。逆に言えば、続けていれば絶対何かになる。25年前に起きたことが、ことあるごとに時間をかけてやっと今、回収されているように感じます。ファッションは長距離の世界だと思っていて、「なかなか光が当たらないけど、いつかその時が来るんだ」と信じて進み続ける人のことは、きっとファッションの神様みたいな人が味方になってくれるのではないでしょうか。

【参加学生ファッションスナップ】

次回は、榎本紀子「ノリエノモト(NORI ENOMOTO)」デザイナー/パタンナーが登場。共立女子大学被服学科卒業後、文化服装学院服飾研究科へ進学し、その後レインボーシェイクへ入社。大学卒業から就職、そしてブランドを立ち上げ活躍するまでのストーリーをお聞きします。

▶︎参加希望学生はこちらからご応募をお願いします。

PHOTOS:NAOKI MURAMATSU

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サステナ推進の大変さとやりがいを語る 「開示疲れ」を乗り越えるコツとは

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

今週もゲストは、専門商社ヤギコーポレート本部経営企画部の杵淵元樹さん。全社のサステナビリティの旗振り役であるサステナ推進の仕事とは具体的にどんな内容なのでしょうか。大変さとやりがいを聞きました。



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東急百貨店が「1月2日」を休業日に 吉祥寺店、札幌店など

東急百貨店は、2026年の年始営業について一部店舗で1月2日を休業すると発表した。長らく年始の休業は元日だけだったが、取引先を含む従業員が2日間休めるようにした。労働環境の改善とその家族の生活の質の向上を目指す。

対象は東急百貨店の吉祥寺店、札幌店、町田東急ツインズ、日吉東急アベニュー、あざみ野東急フードショースライス。渋谷の旧東急渋谷本店近くのTHE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE(ザ・ワイン バイ トーキューデパートメントストア)は3日まで休業する。

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【ニュウマン高輪の見どころ1】CFCLが二次流通を常設化 新品とリユースが並ぶ新体験

ポップアップストアに掲出した「ネクストループ」のメッセージ PHOTO:YUTA FUCHIGAMI

「シーエフシーエル(CFCL)」は12日、「ニュウマン高輪」2階に新店舗「CFCL高輪」をオープンする。同店ではブランド初となる二次流通サービス「ネクストループ(NEXT LOOP)」を開始。さらにオープンに合わせて、同サービスにフォーカスしたポップアップストアも「ラグタグ(RAGTAG)」およびルミネと協業で展開している。

「ネクストループ」は、着用しなくなった「CFCL」の衣服を回収・修復し、再び流通させる取り組み。協業パートナーとしてブランド古着を扱う「ラグタグ」を迎え、2025年6月から回収をスタート。集まったアイテムは修繕やクリーニングを経て値付けし、順次販売する。販売価格は、回収時の状態や修繕具体にもよるが対プロパー比でおおむね60〜70%。「ラグタグ」は申し込みから査定、支払いまでの一連の買い取り業務を担い、専用フォームを通じて受付ける。

都内最大級となる新店舗は直営店として唯一、二次流通商品を常設で取り扱う拠点となる。これは「CFCL」が“クローズドループ”を目指す一環で、修復が難しい衣服は原料に戻して糸へ再生するなど、リサイクルへの活用も構想している。

“売った後の責任を果たすべきと考えるようになった”

「ブランドとして、商品を売った後の責任を果たす仕組みを整えたかった。お客様に“出口”を用意し、循環につなげたい」と語る高橋悠介CFCL代表兼クリエイティブ・ディレクターに「ネクストループ」について聞いた。

WWD:このループ(回収・再販の仕組み)を始めようと思ったきっかけは?
高橋悠介代表兼クリエイティブ・ディレクター(以下、高橋): 製品のライフサイクルアセスメント(LCA)を算出するなかで、「商品は売って終わりではない」という意識を持ち、ブランドとして「売った後の責任を果たすべきだ」と考えるようになった。お客さまに出口を用意することが第一の責任だ。また、「CFCL」の製品はメルカリなどの2次流通でも比較的高く取り引きされており、ビジネスとしてのポテンシャルも感じている。
WWD:なぜ「ラグタグ」と組んだのか?
高橋: 値付けや回収の仕組みを自前で整えるのは難しく、1年以上リサーチを続けていた。その中で、ワールド傘下の「ラグタグ」を知った。物流や値付け、再販までのプロセスを一括でシステム化しており、導入のハードルが低いと感じた。
WWD:取り組み先を公表しないブランドも多いが?
高橋:「ラグタグ」の仕組みは素晴らしいと思ったので、公表することで他のアパレルにも知ってほしいと考えた。再販ビジネスはラグジュアリーブランドも含めて盛り上がってきており、こうした仕組みが普及すれば、ブランドが商品を回収するハードルも低くなるだろう。
WWD:修繕後のクオリティはどう評価しているか。
高橋:状態によって修繕できるものとできないものがある。新品同様のものもあれば、ほぼ値段がつかないものもある。重要なのは適正に評価できるシステムを持つことでその点、「ラグタグ」の値付けシステムは優れている。
WWD:どんなアイテムが回収されている?

高橋:「CFCL」の商品はタイムレスなデザインが多く、トレンドに左右されにくい。黒やネイビーといった定番色が売上の半分を占めており、回収されるアイテムも自然とそうしたものが中心になっている。

“2次流通はブランドに触れるきっかけとなる”

WWD:中古品をプロパー商品と並べて販売することへの抵抗感はなかったか。
高橋:まだ普及していない今だからこそ、挑戦したかった。自分自身、学生時代から古着を買っており、それがブランドへの関心につながる体験だった。2次流通は「お下がり」ではなく、若い世代にブランドに触れてもらう入り口になると考えている。
WWD:「ニュウマン高輪」での取り組みの特徴は。
高橋:これまでの直営店はインバウンド比率が高かったが、「ニュウマン高輪」はオフィス街も近く、若い層も多い。そこでバッグなどのアクセサリーの充実と「ネクストループ」の常設を導入した。ポップアップで終わらせず、日常的に回収・再販を続ける仕組みとした。
WWD:ポップアップ店舗の設計で工夫した点は?
高橋:環境負荷を抑えるため、施工はシンプルにしている。USMハラーで統一し、会期後もさまざまな用途で使い続けられる什器を採用した。短期のポップアップで大量の廃棄物を出すのは本末転倒だと思うからだ。
WWD:回収の成果と課題は?
高橋:4か月で一定量は集まったが、まだ多くの人が手放したがらない状況である。また、傷や劣化で再販できない品も多く、それが課題だ。
WWD:再販できない商品の行き先は?
高橋:生産時に出る端材と合わせてケミカルリサイクルの可能性を検討している。「CFCL」はペットボトル由来のリサイクルポリエステルを多く使っておりモノマテリアル比率が高いため、リサイクルしやすい強みもある。

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5万㎡の「ニュウマン高輪」公開、全方位&世界目線で「ファッション&コスメ」「空中庭園」

ルミネは9月10日、大型商業施設「ニュウマン高輪」を関係者に先行公開した。高輪ゲートウェイ駅前の巨大ビル2棟・約5万㎡に期間限定店を含む177店舗が出店する。地上150m(28階と29階)に日本全国から集めた500本の植物を配置した空中庭園を出現させたほか、3300㎡の書店スペースも導入し、「圧倒的な体験を世界目線で提案する」(表輝幸ルミネ社長)。9月12日に本格開業する。

最大の目玉は、28・29階の2フロア・8000㎡に500本以上の植物を配した飲食フロアの「ルフトバウム(LUFTBAUM:ドイツ語で空気の木の意味)」だ。屋外ガーデンなども含め、樹齢100年のチャボヒバや紅葉など、日本各地から厳選した樹木などを植栽。壁面にも散りばめた。ニュウマン高輪店長を務める鈴木和馬ルミネ執行役員は「妥協なく価値を追求した。圧巻の植物空間に仕上がった」と胸を張る。高級レストランやバー、割烹などが出店、総席数で1000席以上を集積した。

「ニュウマン高輪」は、29〜31階建ての3棟からなる巨大複合ビル「ザ リンクピラー(THE LINKPILLAR)」の一角を占め、商業エリアはノース(北館)とサウス(南館)の1〜5階のそれぞれに分かれ、「ルフトバウム」は北館の28・29階にある。周辺は、JR東日本が総事業費6000億円をかけて9.5ヘクタールを再開発しており、「ほぼゼロからの開発。(売り上げなどの)数字を掲げるつもりはない。『100年先の未来を作る』を掲げ、新業態などを開発したほか、多くの店舗でイベントやワークショップを実施する。いずれはテナント同士などのイベント・ワークショップなどで多層的で多彩なコミュニティーを醸成していく」考え。

物販は、「ユナイテッドアローズ」「トゥモローランド」「アーバンリサーチ」などの有力なセレクトショップを集積したほか、「バイレード」「イソップ」などの有力フレグランスブランド、「エルメス(HERMES)」「プラダ(PRADA)」といったラグジュアリーブランドのコスメ業態も導入している。

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映画「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」の真利子哲也監督が語る「映画づくりのこだわり」——「自分が理解しきれていない感情を描きたい」

PROFILE: 真利子哲也/映画監督

PROFILE: (まりこ・てつや)学生映画でありながら全国公開された「イエローキッド」(2009)は、国内外で上映され、数々の賞を受賞。商業デビュー作の「ディストラクション・ベイビーズ」(16)は、ロカルノ国際映画祭で最優秀新進監督賞、ナント三大陸映画祭で銀の気球賞を受賞するなど、国際的に高く評価される。日本ではキネマ旬報ベスト・テンで3冠、ヨコハマ映画祭で6冠に輝いた。続く「宮本から君へ」(19)は、アジア映画批評家協会NETPAC AWARD 2020で最優秀脚本賞にノミネートされ、日本では日刊スポーツ映画大賞やブルーリボン賞などで最優秀監督賞など12もの映画賞を受賞。2019年3月から1年間、ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員としてボストンに滞在。シカゴ国際映画祭の審査員として招かれた際に、本作の構想を始める。

息子の誘拐事件をきっかけにある秘密が浮き彫りになり、崩壊へと向かっていく夫婦を描いた日・台・米合作のヒューマン・サスペンス映画「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」が9月12日に公開となる。アメリカ・ニューヨークの大学で助教授として廃墟の研究をする主人公・賢治を演じるのは「ドライブ・マイ・カー」(2021)で世界中から脚光を浴び、A24製作シリーズ「Sunny」(24)でハリウッドデビューを果たした西島秀俊。そして賢治の妻で、人形劇のアートディレクターをするジェーンをデビュー作「藍色夏恋」(02)から「薄氷の殺人」(14)などでも知られる台湾出身の名優、グイ・ルンメイが演じる。

本作の監督を務めるのは「ディストラクション・ベイビーズ」や「宮本から君へ」など、独自の視点で暴力や人間の激情を描き、世界的に高い評価を受ける真利子哲也監督。多国籍のスタッフが集結し、全編冬のニューヨークでロケを敢行されたという本作は一体どのように製作されたのか。着想を得たアメリカでの体験や、これまでと異なる“暴力”へのアプローチ、真利子監督が映画づくりで大切にしていることについて話を聞いた。

アメリカでの経験が
本作のきっかけに

——2019年に新進芸術家海外研修制度により渡米された真利子監督が、そこでの体験から脚本を書き始めたと伺いました。具体的にはどのような体験から着想を得たのでしょうか?

真利子哲也(以下、真利子):アメリカのボストンに滞在して欧米人と会話して感じたのは、僕がアジア人であり、日本人ということ。ほかの国の人と一緒に映画を観て語り合ったり、映画の制作の仕方も日本でやっていたこととは違ったんですよね。シカゴの映画祭の審査員としてお声がけしてもらったときに、同じ審査員にヨーロッパの俳優や南米の監督がいて情報交換したり、映画祭のスタッフに地元シカゴのプロダクションも紹介してもらったり。すごく楽しくて、視野が広がった一年になりましたし、直接的ではないにせよ本作のきっかけになったと思います。

——テニュア(終身雇用資格)が得られず、生活もままならない移民の焦燥感が生々しく描かれていたと思います。それは実際渡米して見た景色や聞いた話から着想を得たのでしょうか?

真利子:渡米して日本ではなかなかお会いする機会のなかった日本の大学教授や研究者の方々とも知り合うことができたんです。教授といえば学生の頃に接しただけなので、お堅いイメージだったんですが、外国での時間だったのもあって、フレンドリーにいろいろと話ができて。そこで彼らのアカデミックの世界に興味を持って、主人公の設定に盛り込ませてもらったんです。

——金沢大学の井出(明)博士が廃墟についてのコラムをプレス資料に寄稿されていましたね(パンフレットにも掲載)。2019年にハーバード大学の研究室で出会って、「ダークツーリズム」の研究について真利子監督とお話したと書かれていました。

真利子:井出さんはアンドルー・ゴードンさんという歴史学の教授のもと、客員研究員として僕と同じ(ハーバード大学の)ライシャワー研究室に在籍していたんです。井出さんに一番に教わったのは映画とまったく関係のないマイルの貯め方なんですが(笑)。ただ僕がそれ以前に、ラジオに井出さんがゲスト出演されてダークツーリズムの話をされたのを聴いていて、僕の映画の動機も人や土地とその背景なので、興味を持っていたこともあり、まさかこんなところでお会いできるとはとばかりにたくさんお話しさせてもらいました。コラムまで書いて頂いて本当にありがたいです。

——今のアメリカで移民の物語を描くことに時代性も感じるのですが、そこは意識した部分なのでしょうか?

真利子:在籍していたライシャワー研究室は日本の文化や社会科学などについての研究をしているところで、東アジア研究が盛んで、大学の図書館には、東アジアからの移民が書く文学の本もたくさん置いてありました。国によっては海外だからこそ書ける文学がジャンルとしてあって、それが一つの文化になっていることをそこで初めて知ったんです。本作の家族像にはそういった影響もあるんですが、今回は移民の映画であると強調しようと思ったわけではなく、ニューヨークのブルックリンに暮らす人々の姿をごく自然に描きたかったという想いの方が強かったです。

自分が理解しきれていない
感情を描きたい

——言語・車・人形・銃・廃墟などさまざまなモチーフが出てくる作品ですが、起点となったのはどの要素なのでしょうか?

真利子:主人公の設定として最初からあったのは大学教授で、その専攻は建築学、その中でも具体的に廃墟を扱いたいということ。廃墟を研究している人が、やがて自身も廃墟のようになっていく……というぼんやりとした筋があったんです。つまり、廃墟になった後にどうやって生きていくか、それを念頭において徐々に肉付けしていったんだと思います。

——まず建築学が頭にあったのはなぜ?

真利子:きっかけはシカゴにいて、建築物とその歴史に惹かれたんです。シカゴの大火(1871年)で街が破壊されて、その後はさまざまな国の多様な建築物で埋め尽くされた摩天楼になった。スタッフからの紹介で、建築学の先生と話していたときに「廃墟を研究している人はほとんどいない」と言われたんです。すでに語り尽くされていて“社会の役に立つ”研究ではないので、どうしても歴史だったり、アートな方向にいきがちで、それこそ建築のテニュアがほしい人は廃墟のようなニッチなものは選ばないと。もともと自分が廃墟に惹かれていたこともあったんですが、それを聞いてなおさら興味を持って廃墟という題材を選択しました。

一方で、井出さんにハーバード大学で東アジアの研究をしているアメリカの学生たちを紹介してもらったんですが、彼らが外国を語る上で自分の実体験から動機を見つけて論文を書いていたんです。本作の脚本を書く上でも、賢治がなぜ廃墟を研究するのか、自身の体験を交えて選択したことも想像しながら進めていきました。

——賢治の体験というのは震災のことですね。

真利子:そうですね。賢治にとって鮮烈な記憶として触れています。日本に住んでいる人にとっては被災地でなくとも大きく揺れたり、ニュースなどで強く記憶に残っているものですが、外国で脚本を書いたときに何の話をしているのか伝わらないことに気付いたんですよね。今回は外国で作る映画だからこそ、賢治の軸たる動機として震災のことに触れようと思いました。

——日本の廃墟は静的で死を思わせ、英語圏では動的で生と結びつくと言及されます。興味深く感じたのが、日本を舞台にした「ディストラクション・ベイビーズ」「宮本から君へ」は動的で生を感じさせる作品だったのに対し、アメリカが舞台の本作は静的で死を感じさせる作品だということでした。

真利子:確かに「ディストラクション・ベイビーズ」では肉体的な暴力を伴う若者たちの喧嘩のシーンが続くので動的と言える一方、本作では肉体的な暴力を伴わない大人の夫婦の口論がコアにあるので、そういう意味では静的と言えるかもしれませんね。ただ、その後も踏まえて最終的にどうなるのかってことでは、より掻き回したんじゃないかなと。自分の中で「暴力」とは何かと向き合って描いたのが「ディストラクション・ベイビーズ」でしたが、本作の賢治とジェーンは互いを思い遣っていて、そこには愛もある。愛は良いものとみなされているけど、そこにはある種の暴力性も孕んでいて、ときに他者を傷つけることもありますよね。「愛」とは何かと向き合って考えて、内側で激しく揺れ動く感情を捉えようとしました。

——監督はこれまでの作品でも「暴力を描きたかった」と明言していますが、本作でもそれは底通しています。ただこれまでと異なるのは、肉体的でない暴力や銃という暴力装置を描いたことにあると思います。渡米したこと、あるいはコロナ禍を経たことなどは監督の暴力に対する考え方に変化を及ぼしたのでしょうか?

真利子:2020年に日本に帰国した日にアメリカで国家非常事態宣言が発令されて、一気に世界が変わったんですよ。当時日本ではダイヤモンド・プリンセス号での感染が報道されていて、ボストンで開いてくれた送別会で「日本に帰ったら大変だね」という話をしていたんですが、日本に帰ってきたら、日本はまだ普段通りでアメリカが大変なことになってしまった。数日前まで一緒だった皆がどう過ごしているのか知りたくて、アメリカの仲間達とオンラインでつないで、そのうちに日本でも緊急事態宣言が始まって、世界中がパンデミックで大混乱になった頃、物騒なニュースばかりで辟易しながら、オンラインで世界中の友人に繋げて「MAYDAY」(20)という作品をつくったんです。コロナ禍を過ごす世界中の家族の食卓のビデオを送ってもらって一つの作品としてつなげてみて、いろんな家族の何気ない風景を良いなと思ったり。それ以前と以後で世界の見え方や考え方が変わったというより、視野が広がったというか。自分が理解しきれていない感情を描きたいという思いは一貫してあるんですが、そのために何をどう描くかという表現の仕方に関してはコロナ禍などを経て変化したような気はします。

言語とアイデンティティー

——大半を占める英語に加え、多国語から手話までたくさんの言葉が飛び交います。英語を話すジェーンが「私たちの言葉ではない」と語るように言語はアイデンティティーと直結しており、ときにコミュニケーションの障害にもなりますが、本作で多くの言葉を使うことにはどのような狙いがあったのでしょうか?

真利子:日本だと圧倒的に日本語を話す人が多いですが、アメリカでいろんな取材をしていると多様な言語が飛び交うんですよね。スペイン語は少なからずみんな喋れるし、本作のジェーンのようにアジア系の家族間では中国語で会話をしているし、チャイナタウンは漢字の看板しかない。そういう現実にあるものを落とし込もうと思いました。そしていろんな言語がある中で、お互いが分かり合っているつもりでも少しずつすれ違っているということが、テーマの一つでもあります。欧米人からみて同じ人種のアジア系の夫婦が英語で会話をしているけど、彼らは育ってきた環境も言語も違う。日本でもあるように、同じ言語でも起こり得る男女間や価値観、性格の違いですれ違い口論へ発展していくといった模様を描きたかった。

また手話を使う男性は、マイケルさんというろう者の俳優です。彼がいることでジェーンが所属する人形劇団のスタンスが掴めると思ったのですが、それ以上に、僕らが英語のコミュニケーションが完全ではなく通訳がいるのと同じように、ろうの当事者が手話通訳者と現場にいても何の違和感もなく、むしろ俳優やスタッフの意思の変化も体感したので出演してもらいました。

——感情が高ぶると母国語が出てしまうあたりに、アイデンティティーの根幹部分での「分かり合えなさ」が表れていたようにも思いました。こういった多言語の脚本をどのように書き進めていったんですか?

真利子:まず日本語で書いて、それを英語やその他言語に翻訳してもらいました。英語は単語一つ違えばかなり印象が変わるので、それは一つひとつ説明してもらい、議論しましたね。あとは俳優さんが読みにくい言葉があった場合は調整していって……と丁寧に作業を進めていきました。

——台詞の約9割が英語というのは西島さんにとってもチャレンジングな作品だったと思います。

真利子:初めてお会いしたときに「英語はまだまだ完璧ではないです」とお話してくれて、俳優によっては躊躇される人もいると思いますが、西島さんはひたすら読み込んで英語の台詞でも自分の言葉として演じてくれたので、すごいですよね。

設定として俳優さんにできるだけ無理のないようにしたくて、賢治は6〜8年くらいの年数アメリカにいた人の英語力、ジェーンは10代の頃からアメリカにいる人の英語力というように、ひとえに英語といってもグラデーションがあるので使う単語から俳優の方々にマッチした台詞は意識しました。そこは翻訳のジャン・ユーカーマンさんはじめ何人かで構成された脚本監修者たち、何より言語指導のショーンさんと俳優の方々と丁寧につくり上げていった部分ですね。

——本作に不思議な質感を与えているのが、ジェーンたちが主催する人形劇ですよね。このアイデアはどこから来たのでしょうか?

真利子:アメリカ滞在中に人形劇に携わっていた友人が遊びにきたんです。それまで僕が想像する人形劇といえば「ひょっこりひょうたん島」みたいな、子ども向けのものでした。でも彼が教えてくれた人形劇はアバンギャルドな空間で、人間よりも大きなパペットを動かしていたり、手書き台本には政治的なメッセージがあったり、イメージと違いすぎて衝撃を受けたんですよね。

そんな人形劇に興味を持ったそんなタイミングで、本作の人形劇監修をされているブレア・トーマスさんをご紹介いただき、シカゴ郊外にある彼のスタジオにいってお話させてもらって意気投合したんです。後日、彼が世界中でパフォーマンスをしている「リトル・アマル」のディレクターをシカゴ中心部で開催したときに観に行ったんですよ。そこで準備をしている地域のボランティアの人たちがすごく楽しそうで、かつ指導する人形師たちの身体はアスリートのように出来上がっているプロフェッショナルだった。それでますます「人形劇って奥深いな。ブレアさんと仕事したいな」と思うようになりました。それで企画がまとまったところで、改めてブレアさんに参加をお願いして、人形の製作から劇中の人形劇の発案、人形師を集めてもらうところまでやって頂きました。ルンメイさんも全面的に信頼して、誰よりも一生懸命練習してくれたおかげで、想像以上のパフォーマンスができました。

——ポスターにもなっていますが、ジェーンが動かす大きな人形がとりわけ印象的でした。賢治の内面の危うさを示唆する存在にもなっているのか、廃墟となった劇場でも一瞬登場しますよね。

真利子:気付いてもらえて良かったです。あの劇場は賢治とジェーンが知り合った、つまり彼らの関係が始まった場所なんですよね。そういう場所に現れるあの大きなパペットが何の象徴なのか、僕も現場で話したらしいんですがあまり覚えてなくて……(笑)。ただ、賢治に限らずジェーンにも、それぞれ研究や人形劇へ熱意を傾けながら、エゴがありますよね。そんな2人の間には最愛の子どもがいて、その肥大したエゴの象徴なのかもしれないとか、トラウマの象徴かもしれないとか、後から思うようになりました。

車は重要なモチーフ

——「ディストラクション・ベイビーズ」と同様に、車が印象的に使われていました。序盤では家族の団欒の空間であったものが孤独を感じさせるものとなり、やがて思わぬ形で破壊されます。あの鳴り続ける異音からも崩壊寸前の賢治と家族と重なりますが、ニューヨークという大都会であえて車に着目した理由はなぜでしょうか?

真利子:ニューヨークはとにかく車が多くて、道にもびっちり停まっているんですよね。やはり車がないと生活するのが難しいけれど、賢治の車はもう廃車寸前の状態。実際、ニューヨークの街中にいるとたまにグラフィティだらけのボロボロな車が走ってるのも見かけるので、外から見れば「捨てればいいのに」と思っちゃうんですが、賢治はジェーンの父親から受け継いでいるものなので捨てるに捨てられない。きっとアメリカにきた義父が大切にしてた車なんでしょう。ある意味で賢治の生きづらさを「簡単に捨てられない車」が象徴しているわけです。家族で一緒に乗ることもあるけど、そこで鳴る異音が不穏さも表していたり、この家族の象徴としても考えられます。本作における重要なモチーフであると思います。

——従来の作品でも暴力を倫理的に正しいものとは描かれてはきていませんが、一方で警察や法律とはほぼ交わらないものとして描かれてきました。ところが本作では刑事が暴力の罪を問うという目的を持って家族に迫ります。この役割に重点を置いた理由はなぜでしょうか?

真利子:脚本を書き始めたときから「罪と罰」みたいなものを扱いたいと考えていたんです。善悪どちらにも見える人たちがいたら、それをジャッジするのは社会であり警察なので、本作ではアメリカの考える正義や法律から眼差す視点と道徳的な観点の葛藤が欲しいと考えて、NYPDの刑事を登場させました。

多国籍なスタッフとの制作

——撮影監督の佐々木靖之さんとは愛媛が舞台の「ディストラクション・ベイビーズ」ぶりのタッグとなりますね。愛媛とニューヨークでの撮影は勝手がまったく違ったかと思いますが、佐々木さんとどのように撮影方針を組んで進めていったのでしょうか。

真利子:今回はオリジナル企画とはいえ、根本的に従来と違ったので、佐々木さんとはだいぶ長い時間を一緒に過ごしました。日本製作の映画なら企画が動く前にスタッフに声を掛けて、ある程度は動いてくれたりするんですが、アメリカでは予算が集まってからでないとスタッフに声を掛けられない。シカゴで試行錯誤しながら短編を撮ってみて、イメージもできて予算を具体的にしようと考えていたタイミングで全米映画俳優組合のストライキが起きてしまった。

そんな先行きが見えない中でも佐々木さんとアメリカで過ごしていたんですが、そのときに仕事のことや映画についてたくさん話したんですよね。ずっと終わりの見えないトライ&エラーを繰り返しながら長い期間を一緒に過ごして、その期間に自分たちがやりたいことを絞って、何が必要かをじっくり考えることができました。もちろん撮影中はいろんなことが起きるんですが、佐々木さんがしっかり準備してくれたおかげで対応できたことは多いと思います。アメリカにいるといろんな映画を想起して話したりしましたが、せっかく日本から来ているのだから、模倣ではなく自分たちが撮れるものを撮ろうということは常に話していましたね。

——撮影は佐々木さんが担当されている一方、美術はソニア・フォルターツさん、照明はチャド・ドハティさん、編集はマチュー・ラクローさんが担当されていますね。国際色豊かなチームでの作業はいかがでしたか?

真利子:面白かったですね。日本人の現場スタッフはプロデューサーを除けば、撮影と録音だけでしたが、彼らとアメリカ人の助手のコミュニケーションも端からみてて勉強になりました。僕は年末に撮影終えて、年明けすぐに台湾にいるマチューのところでずっと編集していたんですが、彼は感覚的なところが強いタイプなんです。いつもなら自分が感覚的な役なんですが、今回はマチューが感覚的なつなぎをしていくから、自分は逆に理屈っぽく指示してた気がします。彼はジャ・ジャンクー監督の作品にもずっと参加しているのでアジア映画への造形も深いので、一緒にやってみて、本作がアメリカ映画なのか、アジア映画なのかを探りあえて有意義な時間でした。

また美術のソニアさんたちはすごく良いチームで、できる限りコミュニケーションして素晴らしいイメージをつくってくれました。ただ、時間がない撮影だったのでソニアさんは翌日の現場を作るため当日の現場を助手が担当していて、たまに思っていたものが用意されてなかったりして。大変な撮影でも楽しみながら、指摘すれば動いてくれるし、こちらも事前の連絡は怠らず撮影現場に行って、何が起きていても楽しみながらクリアしていきました(笑)。照明のチャドはムードメーカーで佐々木さんと以心伝心で連携を取ってくれましたし、皆さんとの作業からは日々刺激をもらっていました。

——初タッグを組むジム・オルークさんのジャジーな音楽はどこかメランコリックで、人々の行く末を暗示しているようでしたが、音楽はどのような方針で作り上げていったのでしょうか。

真利子:日本にいるときにお会いして、撮影している間にもオンラインでやりとりして、その後ラフの映像を観てもらった上で音楽を付けてもらいました。個人的に印象的だったのが、賢治が大学で誘拐に気付くシーンの音楽。普通なら急かすような音楽になりがちだけれど、ジムさんはジャジーな音楽を当ててきたんです。僕は「良い曲だけど別のシーンと間違ったのかな?」と思って、シーンの説明をして別の曲をつくってもらえないか依頼しましたが、ジムさんから「映像と環境音と混じれば良い感じにハマるはずだから、整音の人を紹介してください」とメールをもらいまして。それでも別の曲をもらったんですが、自分の中でジムさんの言葉が心に残っていて。その後しばらくして整音の杜篤之さんに渡して聴き比べてもらったら、はじめにもらった曲が良いと言ってたんです。すぐにその曲に合わせて整音されたものを観たら素晴らしかったんですよね。音のスペシャリスト2人が良いと言っているものは理屈じゃないんだなと唸った経験でした。

——最後に、真利子監督が映画を作る上で大切にしていることを教えてもらえますか?

真利子:原作の有無や分量はさておき、これまでの作品は全て自分で脚本を書いてきました。そこで大切にしているのは、人物を記号にしないこと。アメリカに住むアジア人というのは記号的にすればより分かりやすいかもしれないけど、実際に生きている人は違いますよね。一言で「幸せな家族」と言ってもそれぞれ抱えているものがある。例えば本作の登場人物も、分かりやすい悪として描くことはできたかもしれないけど、そうでない一面もきちんと拾ってキャラクターとして描きたかったんです。人が演じられるように人物をただの記号にしない、そしてその集合体が映画になるようにしたい。そうやって人間の複雑性をきちんとフォローして映画をつくっていくというのは、これまでやってきたことだし、これからもやっていくことだと思います。

PHOTOS:MASASHI URA

映画「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」

◾️「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」
9月12日 TOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー
出演: 西島秀俊 グイ・ルンメイ
監督・脚本:真利子哲也
撮影:佐々木靖之
編集:マチュー・ラクロー
録音:金地宏晃
美術:ソニア・フォルターツ
照明:チャド・ドハティ
人形劇指導:ブレア・トーマス
音楽:ジム・オルーク
配給:東映
https://d-stranger.jp/

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大丸松坂屋百貨店のVTuberプロジェクトが本格始動 「花依よるは」が9月27日にデビュー

大丸松坂屋百貨店は、VTuberプロジェクト“EchoVerse(エコーバース)“から、新キャラクター「花依よるは」をデビューさせる。初配信は2025年9月27日20時から、YouTubeチャンネルで行われる。これに先駆け、本人の声でデビューへの想いを語ったメッセージ動画が公開された。

花依よるはは、24年11月から実施されたVTuberオーディションにおいて、約300人の応募者の中から選出された。オーディションのテーマは「その創造(チャレンジ)を終わらせない」。「VTuberになって多くの人を笑顔にしたい」という想いと、夢や情熱を持つクリエイターとしての資質が評価されたという。歌とゲームを愛する花依よるはの成長ストーリーを、多くの視聴者に楽しんでもらうことを目指す。

キャラクターデザインは、イラストレーターの森倉円が担当。柔らかな髪の質感や瞳の表現で知られ、日常の中の「かわいい」を優しい色彩で描く作風が特徴だ。代表作に、バーチャルビーイング「キズナアイ」のデザインがある。

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フィンランド発ジュエリーブランド「カレワラ」が表参道でポップアップ 手仕事と自然に着想した新作

フィンランド発のジュエリーブランド「カレワラ(KALEVALA)」は、新作コレクション“イトゥ(Itu)”のポップアップを「アルテック 東京 ストア(ARTEK TOKYO STORE)」で9月29日まで開催している。期間中は、新作に加え、人気コレクションも展示・販売する。

「カレワラ」のコレクションは、フィンランドの自然を着想源に、異分野のデザイナーとのコラボレーションで生まれる。フィンランド語で“芽”を意味する新作“イトゥ”は、デザイナー兼アーティストのマルティン・ベルグストロム(Martin Bergstrom)が手掛けた。芽や若葉をモチーフに、自然の力強さと美しさを有機的なシルエットとマットな質感で表現している。ラインアップには、シルバーとゴールドプレーテッドシルバーに、耐久性に優れたムラーノガラス製のパールをあしらったステートメントネックレス(23万7300円)とピアス(11万3400円)、組み合わせ自由なチャームなどをそろえる。

1937年創業の「カレワラ」は、リサイクル素材や再生可能エネルギーを活用するなど、サステナビリティを軸にモノ作りを行ってきた。全コレクションをヘルシンキの工房で1点ずつ手作業し、完成までに約10人の従業員が品質を徹底管理している。また、利益の3分の1をチャリティーや従業員福祉に分配することを目標に掲げ、ケニアに設立したカレワラ・トレーニング・センターでの職業訓練に加え、社内ではオフィスの9割、工房の6割を女性が占めるなど、女性の地位向上にも注力している。

日本には2023年の上陸以来、「ビオトープ(BIOTOP)」などのセレクトショップやオンラインストアを中心に展開し、ポップアップも定期的に開催している。今回のポップアップに合わせて来日したキルシ・パーッカリ(Kirsi Paakkari)「カレワラ」CEOは、「創業時から戦争で困窮する人々を支援してきた。現在も女性のエンパワーメントや雇用、さらに障がいを持つ人々への支援をオンラインコミュニティーなどを通じて行っている」と語る。日本では、「自分の価値を理解し自信を持つ女性を中心に支持を得ている」といい、今後も市場開拓を進めていく展望を示している。

■「カレワラ」ポップアップストア
日程:〜9月29日
時間:11:00〜19:00
場所:アルテック 東京 ストア
住所:東京都渋谷区神宮前5–9–20

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ロックバンド、クイーン(QUEEN)のスピーカーを搭載した 「ベアブリック」が発売

ロックバンド、クイーン(QUEEN)とメディコム・トイによるスピーカーを搭載した「ベアブリック(BE@RBRICK)」が9月10日21時に発売される。価格は9万1000円で、「クイーン」オフィシャル・マーチャンダイズ・サイトで販売される。

「クイーン」オフィシャル・マーチャンダイズ・サイトは初来日50周年となる今年5月に正式オープン。第1弾では、アルバムのジャケットデザインを使用したオフィシャルTシャツを販売しており、今回が第2弾アイテムとなる。

本アイテムは、全高約280mm、重さは870gで、Bluetooth 5搭載。1.5時間充電で連続6時間再生が可能で、音量やサウンドトラックを手首のローテーションでコントロールできる。

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「ケースティファイ」が“iPhone17”のスマホケースを発売 カラバリや耐久性を強化

「ケースティファイ(CASETIFY)」は、アップル社の“アイフォーン17(iPhone17)”シリーズ向けのスマートフォンケースを発売した。「ケースティファイ」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

“アイフォーン17”向けスマホケース
“グレーズケース”や“インパクト ケース”など

スマートフォンケースは、“グレーズケース”(1万560円)や“インパクト ケース”(1万560円)、バウンスケース”(1万2100円)などをラインアップ。“グレーズケース”は、50種類の背景カラーと、花柄やクローム、アニマルなどのプリントデザインを組み合わせ、300以上のバリエーションを楽しめるほか、耐久性のある光沢仕上げの背面プレートを用い、傷やプリントの剥がれを防止する新技術や、新たなインナープリント方式で、デザインを傷から守り、鮮やかな色を保てるよう配慮した。“インパクト ケース”は、独自の接合技術“デュオ-ロック バイ ケースティファイ(DUO-LOCK BY CASETIFY)”で強度を高め、デバイスを固定、耐久性を強化し生まれ変わらせた。バウンスケース”は、多機能なバウンスコーナーと独自構造の“テッセロック(TESSELOCK)”デザインを組み合わせ、耐久性と保護力を強化、“アイフォーン17”に合わせ再設計した。

そのほか“ミラーケース”や“ウェーブシリコンケース”などのほか、新たに“スナッピー(SNAPPY)”アクセサリーから、“バイオベジ(BIOVEG)”の“マグセーフ(MAGSAFE)”ウオレットや、グリップスタンド、ユーティリティストラップ&ロープスマホショルダーなども販売する。

公式サイト

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「ルイ・ヴィトン」から大の猫好きグレース・コディントンとのトラベルコレクションが登場

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は9月19日、大の猫好きとしても知られるイギリスのクリエイティブ・ディレクター、グレース・コディントン(Grace Coddington)とのコレクション“ルイ・ヴィトン トラベルズ ウィズ グレース コディントン”を発売する。

同コレクションは、2019年にグレースがこよなく愛する猫のパンプキンとブランケット、そしてニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターの愛犬アシールとレオンのチャーミングな出会い、対話としてデザインした“キャットグラム”から始まったグラフィックな旅の次章として登場する。

今回は、グレースの忠実な猫たちのストーリーを通して、グレースが考える冒険のビジョンを紹介する。グレースの象徴的なスタイルの基盤をなすミディドレスには、メゾンのシグネチャープリントをベースに、エクスクルーシブなネズミと猫のモチーフをあしらった。アイコニックなパジャマは、どんなビジネスウエアよりもシックに仕上げた。ほか、サンダルやテニスシューズなどフラットなフットウエアやチェク柄のブランケットなどを用意する。

また、多くのアイテムをいかに美しく収納するのかを知り尽くすグレースが折りたたみ可能なプラムカラーのナイロン製バッグとキットをメゾンのためにデザインしたトランクにしまう時はフラットに、使用する時は、簡単に広げることができる。加えて、メゾンのオリジナルのビンテージキャンバスをあしらったアクセサリーも登場する。

さらに、グレースのセレクタリー・トランクとして、かつてストコフスキーのために特別に製作されたデスク・トランクにインスピレーションを得たトランクも登場する。取り外し可能なイーゼルや引き出しなどを備えたトランクだ。

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サステナブル・カルチャー体験型イベント「WWDJAPAN REUSE MARKET 2025」開催

ファッション&ビューティ業界メディア「WWDJAPAN」は10月4日(土)、サステナブルな社会実現に向けたカルチャー体験型イベント 「WWDJAPAN REUSE MARKET 2025」 を開催します。

本イベントは「Circulate, Don’t discard(捨てずに、循環させよう)」をテーマに掲げ、使わなくなった物を捨てるのではなく、リユース、リメイク、リペア、リファービッシュを通じて循環させるライフスタイルを提案。ファッション好きが世代を超えて集い、使わなくなった品を必要としている人に繋ぐという行動を通し、循環型社会の担い手となることを体験できるサステナブル・アクションの場を「WWDJAPAN」が提供します。参加者は単なる買い物体験にとどまらず、「循環の担い手」としての意識を育むことができます。

「WWDJAPAN」ではこれまでに「循環型経済」や「エシカル消費」などサステナビリティについて数多く発信してきました。モノで溢れた現代社会は、大量の廃棄物を生み出し大気や海洋を汚染する一方で、CO2の排出により地球温暖化を加速させるなど、複数の深刻な課題を抱えています。廃棄せず、必要としている次の消費者に循環させることが、持続可能な未来に不可欠です。

「WWDJAPAN REUSE MARKET 2025」 では様々なコンテンツを準備。有名スタイリストやモデル、アーティストをはじめとした業界を代表するファッションリーダーが出店し、愛用アイテムや家庭で眠っていた一点ものを販売し次の持ち主へバトンを渡すだけでなく、業界プロフェッショナルによるリペアパフォーマンスの披露とリペアサービス、カスタムサービスを提供するブース、「WWDJAPAN」特設フォトマシンも設置予定です。また、トークセッションをしながらサステナビリティ最前線をテーマに、服作り・ファブリックの仕組み・日常のお手入れのコツなどを専門家が紹介。そのほかにも洋服をはじめとした、来場者が不要になった品を持ち込みができる1日だけの特設買取ブースをオープンするなど、持続型社会に向けた企業の取り組みを参加型で紹介しながら来場者が実際に体験できるコンテンツを用意します。

開催概要

イベント名

WWDJAPAN REUSE MARKET 2025

開催日時

2025年10月4日(土)11:00-17:00(最終入場16:30)

会場

株式会社ゴールドウイン本社 1F イベントスペース 東京都港区北青山3-5-6 青朋ビル

参加方法

「WWDJAPAN」公式サイトにてアナウンスする方法で事前登録の上入場無料

主催

WWDJAPAN(株式会社INFASパブリケーションズ)

協賛

株式会社ゴールドウイン、株式会社セカンドストリート、パナソニック株式会社

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「ドルチェ & ガッバーナ」のコスメラインが体制整え再上陸 刷新したメイクアップコレクションを9月13日に発売

2022年末に日本から姿を消していた「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」のコスメラインが、日本に再上陸する。9月13日から刷新した新メイクアップコレクション“13シリーズ”をドルチェ&ガッバーナ銀座と、同日にオープンする渋谷スクランブルスクエア店で発売。リップ、チーク、ファンデーションなど全13シリーズを取り扱う。

資生堂との契約解消で惜しまれつつ日本撤退

「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ」は1992年にブランド初のフレグランスを発表し、その後はベースメイクやメイクアップなどアイテムを拡充してきた。2016年には資生堂がドルチェ&ガッバーナ社とフレグランス、メイクアップ、スキンケア商品の開発、生産および販売に関する独占グローバルライセンス契約を締結。日本では19年からメイクアップコレクションを展開していたが、2021年12月31日付で資生堂とのライセンス契約を終了し、店舗やECサイトは22年末に営業を終えた。

ドルチェ&ガッバーナ社は資生堂との契約終了に合わせ、香水およびメイクアップ製品の製造、販売、流通の直営管理を行う新会社ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)を設立。フレグランスはブルーベル・ジャパンが輸入代理契約により国内販売を行ってきたが、メイクアップ類は未上陸のままだった。

発売コレクションはイタリア製造のラグジュアリーライン

今回のコレクションはイタリアでデザイン・製造し、同ブランドのファッションスピリットと最先端のコスメティックトレンドを融合させた。パッケージにはブランドのアイデンティティーであるコードからインスピレーションを得た、エレガンスと実用性を兼ね備えたコンテンポラリーなデザインを採用している。

ファンデーションはマットと艶の2種とクッションタイプを用意

ベースメイクは、プライマー、ファンデーション2種、クッションファンデーションをラインアップした。化粧下地の“エバーラスト プライマー”(全1色、7810円)は、メイク前の肌を整え、ソフトフォーカス感のあるマットな印象をかなえる。

長時間続くカバー力が特徴の"エバーラスト ファンデーション”[SPF20・PA+++](全6色、8580円)は、ウォータープルーフ処方でマットな仕上がりを長時間キープ。“グロウ&フレッシュ スキンティント”(全18色、各7590円)は肌に自然な艶感を与えるスキンケア発想のファンデーションだ。

クッションファンデーションの“グロウ クッション”[SPF50・PA++++](全6色、各9570円)はナッパレザー製の詰め替え可能なコンパクトケースを採用し、ゴールドのディテールとDGロゴをあしらった。

洗練された印象を作るフェイスパウダー&チークパウダー

美しい肌印象を演出するスキンパウダー“スキンパーフェクター”(全1色、7920円)は、すべての肌色になじみやすく、テカリに配慮した設計に仕上げた。イタリア産フィグやヒアルロン酸、ローズエキスを配合し、肌に明るい印象を与える。チークとアイシャドウの機能を兼ね備えた“チークス&アイズ マッチ”(全6色、各7150円)は、モノクロマティックなルックを演出。詰め替え可能なホワイトのコンパクトに収めた。

理想の唇をかなえる4タイプのリップ

リップアイテムは全4種をラインアップする。ソフトでマットな仕上がりが続く“エバーキス リキッドリップ”(全9色、各6490円)は色移りに配慮した処方で、ソフトでマットな仕上がりが続く。カラーは、ヌード、ピンク、コーラル、レッドの4カテゴリーで9色をそろえる。

マットな仕上がりの“マイ コンフィマット”(全24色、各6820円)は伸びの良さと鮮やかな発色が特徴で、ケースはブランドのファッションスタイルにマッチするブラックとゴールドの優雅なデザインに仕上げた。カラーはオレンジ、レッド、ニュートラルの3カテゴリーで24色を用意した。

なめらかな塗り心地と艶感のあるふっくらとした唇をかなえる“マイ スカルプトサテン”(全18色、各6820円)は、ピンク、オレンジ、レッド、ヌードから個性的なカラーまで全18色で展開。グロスのような艶感とリップクリームのような使用感を融合させた“マイ ジューシーシアー”(全12色、各6820円)はひと塗りで印象的な発色を演出し、艶感のある仕上がりに導く。カラーはピンク、オレンジ、レッド、マゼンタ、ヌードのカテゴリーで全12色となる。

リップペンシルやアイブロウなどもこだわりをひと乗せ

イタリア産オリーブオイルとハリを与えるペプチドを配合した成分により、保湿と唇のボリュームアップ見せもかなえる“マイリップ オーバーライナー”(全12色、各4400円)は、立体的なリップラインを描くためのリップペンシルだ。カラーは12色をラインアップし、片側にはリップブラシを付属した。極細チップで眉毛の隙間を自然に埋めるアイブドウペンシル“ブロウリスタイラー ペンシル”(全6色、各4730円)は6色展開でさまざまな眉の色調に対応。ウオータープルーフ処方で、ヨレやにじみに対応した。アイライナー“スリークコール グライダー”(全8色、各4730円)はマットとメタリックの全8色で、くっきりとしたラインからスモーキーなメイクまで1本で作り上げることができる。片側には目尻のラインも書きやすい、斜めカットのブラシを備えたダブルヘッドデザインを採用している。

カラーラインアップ

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「J.プレス」のクリエイティブディレクターにジャック・カールソンが就任 CFDA公式カレンダーに初参加

オンワードホールディングス傘下のメンズウエアブランド「J.プレス(J.PRESS)」は、アメリカ人デザイナーのジャック・カールソン(Jack Carlson)をクリエイティブディレクター兼プレジデントに任命した。カールソンによる初のコレクションは、9月11日にニューヨーク・ファッション・ウイークで発表する。同ブランドがCFDA(アメリカファッション協議会)の公式カレンダーに登場するのは今回が初めてとなる。

 

カールソンは、ローイングというボート競技にルーツを持つアイテムをそろえる「ローイング ブレザーズ(ROWING BLAZERS)」を創業し、クリエイティブ・ディレクターを務めた。ジョージタウン大学で外交学の学士号、オックスフォード大学で考古学の博士号を取得している。

アイビースタイルを体現するデビューコレクション

デビューコレクションでは、アイビースタイルをカラフルに表現する。赤いテールコートやチロリアンジャケットには、カールソンがオックスフォードで過ごした日々にインスピレーションを得た要素なども取り入れた。

カールソンは「私は『J.プレス』とともに育ってきた。ハーバード・スクエアの店舗によく通い、自分用に初めて購入したスーツ、シャツ、ネクタイ、ベルトの多くは『J.プレス』だった。今でもそれらを大切にしている。今回の自身の役割は、多くの意味で故郷に帰ってきたような感覚だ」と述べた。

「J.プレス」は、今後1年以内に少なくとも2つの新たな旗艦店を米国内にオープンする予定だ。カールソンのディレクションのもと、広いスペースを用いてブランドのライフスタイルや世界観を発信していく。

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「ステラ マッカートニー」に新CEO 「トム フォード」や「グッチ」で要職を歴任したベテラン

ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)は、新たな最高経営責任者(CEO)として、メンズウエアのセレクトショップ「ジェームズタウン・ハドソン(JAMESTOWN HUDSON)」のトム・メンデルホール(Tom Mendenhall)共同創業者を任命した。2023年12月に就任したアマンディーヌ・オハヨン(Amandine Ohayon)CEOの後任となる。

メンデルホール新CEOは、ユタ大学(University of Utah)およびニューヨーク州立ファッション工科大学(Fashion Institute of Technology, FIT)を卒業後、1985年にニューヨークの高感度セレクトショップ「シャリバリ(CHARIVARI)」でキャリアをスタート。グッチ(GUCCI)などを経て、2006年から17年までトム フォード(TOM FORD)で要職を歴任し、最終的にはエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高執行責任者に就任。17年から21年までは、ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)で「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」などのブランドの社長を務めた。その後、複数の企業で取締役などを務め、24年1月にビジネスパートナーと共に「ジェームズタウン・ハドソン」を立ち上げた。

オハヨンCEOは1998年、当時LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下だった「クリスチャン ラクロワ(CHRISTIAN LACROIX)」でキャリアをスタートした。翌年、ロレアル(L’OREAL)に転職。18年以上在籍し、傘下ブランド「ランコム(LANCOME)」のプロダクトマネージャーやマーケティング・ディレクターなどを経て、ジェネラルマネージャーとして「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」や「ジョルジオ アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」などのブランドに携わってきた。2014年にはロレアル リュクス事業のイギリス&アイルランド担当マネジング・ディレクターに昇進。18年に退社し、スペイン・バルセロナを拠点にウエディングドレスブランドを手掛けるプロノビアス(PRONOVIAS)のCEOに就任した。23年12月から現職。

今年1月に再び独立した「ステラ マッカートニー」

ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)は01年、「グッチ」などを保有するケリング(KERING)と50%ずつの出資比率でジョイントベンチャーを設立し、自身のブランド「ステラ マッカートニー」を立ち上げた。18年3月、ケリングの持分を買い戻して独立。その後、19年7月にLVMHとの提携を発表。ステラが過半数株式を保有し、引き続きクリエイティブ・ディレクターを務めつつ、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOや経営陣へのサステナビリティに関する特別アドバイザーの役割も担っていた。25年1月には、LVMHが保有する持分を買い戻して再び独立しているが、その後もサステナビリティ担当グローバル・アンバサダーとしてアルノー会長兼CEOらへの助言を続けている。

マッカートニー創業デザイナーは今回の人事について、「トムのラグジュアリーブランドにおける豊富な経験は、事業をさらに発展させ、力強い未来を築くために不可欠だ。ブランドのDNAである倫理的な価値観やビジョンも私と一致している。また、『ステラ マッカートニー』がLVMHから離れるにあたり、起業家精神と安定したリーダーシップでチームを導いてくれたアマンディーヌの尽力に深く感謝する。なお、業務のスムーズな引き継ぎのため、彼女はしばらく当社に在籍する」と語った。

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「ギャップ」からディズニー作品「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」モチーフの22アイテム

「ギャップ(GAP)」は、ディズニー作品の「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」をモチーフとしたアイテム22点を発売する。キッズ&ベビー向けアイテムを「ギャップ」一部店舗および公式オンラインですでに先行発売し、ウィメンズ&メンズのアイテムを9月23日〜10月12日の期間、ジェイアール京都伊勢丹でのイベント「ディズニー・ザ・マーケット 2025」で販売、10月13日に「ギャップ」公式オンラインで発売する。

「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」
作品のモチーフを随所に

ウィメンズのアイテムは、独自の混紡素材を用いたカーディガン(6990円)やスエット(8990円)、「ギャップ」ロゴと“サリー”をデザインしたTシャツ(3990円)、タンクトップ(3990円)、ジーンズ(1万2900円)などをラインアップする。

メンズのアイテムは、ストライプ柄のデニムジャケット(1万2900円)や、“NIGHTMARE”と配したパーカ(1万2900円)、Tシャツ(3990円)、パンツ(1万2900円)、ジョガーパンツ(9990円)、パジャマパンツ(8990円)、キャップ(3990円)などを用意する。

ガールズアイテムは、クロップド丈のパーカ(8990円)、Tシャツ(3990円)、バギージーンズ(7990円)を、またボーイズアイテムは、パーカ(8990円)、Tシャツ(3990円)、ジョガーパンツ(6990円)、“ジャック”の顔を刺しゅうしたキャップ(3990円)をなど販売する。

ベビーアイテムは、“ジャック”をモチーフとしたパジャマセット(4990円)、セーラートップス(3490円)などを制作した。

公式サイト

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「ポータークラシック シネマ」がニュウマン高輪にオープン 映画美術監督・種田陽平が手掛けるハリウッド創成期の映画館を再現した空間

ポータークラシックは9月12日、JR高輪ゲートウェイ駅直結の新商業施設、ニュウマン高輪のグランドオープンに伴い、新店舗「ポータークラシック シネマ(PORTER CLASSIC CINEMA)」をオープンする。

映写機やアクトレスミラーなどを再現した体験型空間

同店は、ポータークラシックのモノづくりにおける大切なインスピレーションの1つである映画の文化が現代まで続く礎となったクラシックな映画館をテーマに構築した。製作は映画「キル・ビル」や現在公開中の映画「国宝」のなどその美術表現が高く評価されている映画美術監督の種田陽平と東宝映像美術チームが手掛け、遊び心あふれる豊かな空間を作り出した。

店内には、映写機やチケットブース、シアタールーム、アクトレスミラーといった映画・映画館の設備を再現した。さらに、ポータークラシックの愛する名作映画のポスター展示も行い、映画好きな人々の心踊る演出や仕掛けを散りばめた。

オープン記念の限定アイテムも登場

同店では、オープンを記念して限定アイテムの販売を行う。ポータークラシックの代名詞である刺し子を施した初期に発表した名品を復刻した特別仕様の“サシコ フレンチ ジャケット”(19万8000円)と“サシコ シャツ ジャケット”(19万8000円)に加え、贅沢にギャザーを入れ、ゆったりとしたシルエットが特徴の“アーティスト シャツ”(12万1000円)も復刻発売する。また、ナイロンを製品染めするという技術を使った“スーパー ナイロン”シリーズから上品なゴールドカラーの“スーパー ナイロン デイパック L”(9万750円)、“スーパー ナイロン トートバッグ”(7万9750円)、“スーパー ナイロン シンプル ショルダーバッグ”(6万500円)も登場する。

オープン概要

◼️ポータークラシック シネマ

オープン日:9月12日
場所:ニュウマン高輪 ノース 2階
住所:東京都港区高輪2-21-1
営業時間;12:00〜20:00(9月12〜15日、20日、21日は11:00〜20:00)

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「ラッシュ」独自のヘアサロンコンセプト「ラッシュ ヘアラボ」が日本初上陸 髪と頭皮のスパを「ラッシュ スパ」新宿で

ナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は9月20日、「ラッシュ スパ(LUSH SPA)」新宿店に独自のヘアサロンコンセプト「ラッシュ ヘアラボ(LUSH HAIR LAB)」を日本で初めて展開し、ヘッドスパサービス“ボタニカルウォッシュ&スタイリング”(60分、1万2000円)をはじめとする3種のサービスを提供する。

サウンドエスケープなど没入感あふれる空間

同施設では、髪質やライフスタイル、なりたい髪や頭皮の状態加えて、多様な文化やバックグラウンドを持つ全ての利用者が最適なサービスを受けられるよう必要なコンサルテーションを行う。アフロヘアを含むあらゆる人種の異なる髪質やテクスチャーを受け入れ、毛髪学をベースに開発した約80種類のジェンダーニュートラルなアイテムの中から最適なアイテムを選びサービスを定位強する。

また、背もたれを80度横にできるフルフラットリクライニングチェアやスチームミスト、体に圧をかける重みのあるブランケット、「ラッシュ」オリジナルのハーバルインフュージョンリンスを取りそろえ、贅沢な時間を提供。さらに、ポルトガルの塩湖など「ラッシュ」が原材料を調達している場所で録音したサウンドスケープも用意する。

一人ひとりに合わせた3種のサービス

提供するサービスは、“ボタニカルウォッシュ&スタイリング”と“ボタニカルウォッシュ&セルフスタイリング”(30分、7000円)、“ノー H2O スタイリング”(30分、5000円)の3種類。目玉である“ボタニカル ウォッシュ”は、ハーブや自然由来のオイルなどの原材料を使い、髪や頭皮に自然の恵を与える独自開発のヘッドスパサービスだ。一人ひとりの髪と頭皮に合わせたトリートメントとシャンプーを施すほか、スチームミストとともに毛穴の汚れを洗浄しながら、頭皮を健やかな状態に保つヘッドスパを用意する。

“ボタニカル ウォッシュ”は、ボタニカル ウォッシュルーム内にあるインフュージョンバーで、ニーズに合わせて厳選する原材料で自分だけのハーバルリンスをその場で作り、仕上げのリンスとして頭皮と髪に塗布する。髪や頭皮のコンディションを整えるローズマリーやラベンダーなどのハーブ、髪にコシを与えるエプソムソルトや艶を与えて明るい印象に導くカモミールフラワーなど、自然由来の原材料の中から厳選したものをムスリン生地で包み熱湯で原材料のエキスを抽出して作る。

オープン概要

◼️ラッシュ ヘアラボ

サービス開始日:9月20日
場所:「ラッシュ スパ」新宿店 2階 ラッシュ ヘアラボスペース
住所:東京都新宿区新宿4-1-8
時間:11:00〜21:00

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「プーマ」が“プーマ×ロゼ”コレクションのポップアップイベントを上海で開催 特別演出で彩られた空間にロゼが登場

「プーマ(PUMA)」は、グローバルアンバサダーを務めるブラックピンク(BLACKPINK)のロゼ(Rose)との初コラボレーションとなる“プーマ×ロゼ”コレクションの発売を記念したポップアップイベントを中国・上海で開催した。同イベントは、ロゼのクリエイティブな世界観を体感できる特別な空間を演出し、来場者はコレクション展示やインタラクティブなコンテンツを楽しんだ。

同コレクションは、ロゼの個性と美学を映し出すモノクロームを基調としたアイテムで構成し、「プーマ」のスポーツウエアの伝統とロゼの感性を融合した。オーバーサイズのベーシックアイテムに女性らしいディテールやテーラード素材を掛け合わせ、「プーマ」のスポーツDNAを現代的に再解釈した。日本国内では、「プーマ」ストア原宿キャットストリート、大阪および公式オンラインストア、「プーマ」アプリ、一部取り扱い店舗で発売中だ。

世界観を楽しめる特別な空間

会場は、コレクションとロゼのクリエイティブな世界観にインスピレーションを得た特別なショーケースとして構成した。ランウエイをイメージしたフォトスポットから始まり、コレクション展示やインタラクティブな体験ゾーンへ続く。来場者は、オリジナルのフォトブースでの写真撮影や、ロゼ自身が吹き込んだ音声メッセージを聴き、3Dホログラムによる迫力のある演出を体験した。さらに、自分だけの“プーマ×ロゼ”スチルをその場でコーディネートできる体験や会場内のレターウォールに、ロゼ本人に宛てたメッセージを綴ることができるなどさまざまなコンテンツを用意した。

ロゼは同ポップアップについて、「PUMA チームと共に“プーマ×ロゼ”コレクションを形にしていく過程はとても充実したものでした。そのローンチをこうして祝えることは特別な瞬間です。キャンペーンが現実となり、人々が自分らしい方法でコーディネートしている姿を見るのは本当に素晴らしい体験で、忘れられない思い出になりました」とコメントした。

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【バックステージ】「ヨシオクボ」2026年春夏コレクション

「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」が2026年春夏コレクションを発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ユニクロ ユー」が2025-26年秋冬コレクションを発売 異素材ミックスのレイヤードスタイルを提案

「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」は9月26日、2025-26年秋冬コレクションの全36アイテムを全国80店舗とオンラインストアで発売する。“フューチャー レイヤーズ”をテーマに、北海と周辺の雄大な自然へのリスペクトを込めた落ち着きのあるデザインのウエアやグッズをラインアップする。12日9時15分〜18日にはオンラインストアで一部商品の先行予約販売を行う。商品は22〜26日の期間で順次配送する予定だ。なお、先行予約で完売した場合も、店舗とオンラインサイトで再度販売する。

同コレクションは、メリノウール、クリスピーナイロン、パフテックなど異素材を組み合わせたレイヤードスタイルを提案する。カラーは北海のブルーを基調に、バジルグリーンやプラムパープルなどを採用した。価格は、アウターが5990〜1万2900円、ニットが3990〜6990円、シャツが3990円、ワンピースが4990円。

アウターは、機能性も備えたアイテムを多数そろえる。軽くて暖かい中綿“パフテック”を使用したウィメンズのパーカやメンズのブルゾンは丸みのあるショート丈で、ジェンダーレスなスタイリングを実現。また、ブロックテックユーティリティーコートは、フィット調整が可能なフードや二重の前立てを施し、Aラインシルエットのオーバーサイズのステンカラーコートには、耐久撥水機能を付けた。

ほか、ボディーラインに沿うメリノブレンドのハイネックカーディガンとワンピース、柔らかな着心地のラムウールワンピースやクルーネックセーター、サイドスリット入りのドレープシャツ、アウトドア由来の実用的なディテールを施したユーティリティーオーバーサイズシャツなどを用意する。

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「イヴ・サンローラン」のマットリップがリニューアル サテンリップに新色も登場

 

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、マットリップスティックをリニューアルし、新たに“YSL ザ スリム リップスティック”(全10色、各7040円)として発売する。また、“ルージュピュールクチュール”に新色(全3色うち限定2色、各6710円)を追加する。9月24日に公式オンラインブティックと表参道店で先行発売し、10月3日に全国で取り扱いを開始する。

“YSL ザ スリム リップスティック”は、本革を思わせる仕上がりの“ルージュピュール クチュール ザ スリム”とスフレのような質感の“ルージュピュールクチュール ザ スリム ベルベットラディカル”の2つを融合させた。唇に密着する薄膜感と、植物由来のケア成分で潤いを与え、乾燥を感じにくい付け心地を実現し、マットリップに欲しいものだけを備えた現代の“ミニマル”リップとして登場する。

カラーラインアップは、パリの夜、マラケシュの光、クチュールの色彩など、ブランド創業者のイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が愛した都市や自然、彼の人生を彩った記憶のイメージを色に昇華した。

濃密発色のクチュールカラー3色が登場

 

サテン生地のような輝きと艶を演出する“ルージュピュールクチュール”には、シックに決まる“ビトゥン ブラウン”、ベリーレッドの“ルージュコールズ”、ローズのニュアンスを含む“ベージュ アフェア”の3色が新たに登場する。

オートクチュールドレスのように唇に密着し、ボタニカルオイルカクテル配合の溶け込むようなテクスチャーで潤いを長時間保持する。

製品一覧

“YSL ザ スリム リップスティック”

“ルージュピュールクチュール”

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「イヴ・サンローラン」のマットリップがリニューアル サテンリップに新色も登場

 

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、マットリップスティックをリニューアルし、新たに“YSL ザ スリム リップスティック”(全10色、各7040円)として発売する。また、“ルージュピュールクチュール”に新色(全3色うち限定2色、各6710円)を追加する。9月24日に公式オンラインブティックと表参道店で先行発売し、10月3日に全国で取り扱いを開始する。

“YSL ザ スリム リップスティック”は、本革を思わせる仕上がりの“ルージュピュール クチュール ザ スリム”とスフレのような質感の“ルージュピュールクチュール ザ スリム ベルベットラディカル”の2つを融合させた。唇に密着する薄膜感と、植物由来のケア成分で潤いを与え、乾燥を感じにくい付け心地を実現し、マットリップに欲しいものだけを備えた現代の“ミニマル”リップとして登場する。

カラーラインアップは、パリの夜、マラケシュの光、クチュールの色彩など、ブランド創業者のイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が愛した都市や自然、彼の人生を彩った記憶のイメージを色に昇華した。

濃密発色のクチュールカラー3色が登場

 

サテン生地のような輝きと艶を演出する“ルージュピュールクチュール”には、シックに決まる“ビトゥン ブラウン”、ベリーレッドの“ルージュコールズ”、ローズのニュアンスを含む“ベージュ アフェア”の3色が新たに登場する。

オートクチュールドレスのように唇に密着し、ボタニカルオイルカクテル配合の溶け込むようなテクスチャーで潤いを長時間保持する。

製品一覧

“YSL ザ スリム リップスティック”

“ルージュピュールクチュール”

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「ホワイトマウンテニアリング」×「ブリーフィング」 レザーとナイロンを合わせた3型

「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」は9月13日、「ブリーフィング(BRIEFING)」とのコラボアイテムを発売する。両ブランドの直営店および公式オンラインで取り扱う。

「ブリーフィング」コラボ
“ブルータリズム”をイメージ

コラボアイテムは、「ホワイトマウンテニアリング」2025-26年秋冬コレクションのテーマ“ブルータリズム”をイメージ。“ブルータリズム”は、1950年代ごろから見られる、打ち放しコンクリートや、ガラス、レンガなど資材の特性を強調した、無骨なデザインの建築様式を指す。ラインアップは、外側にシンセティックレザーを、内側に耐水圧15000mmレベルの耐水性機能を備えたナイロンを合わせ、サコッシュ(1万7600円)と、ボストンバッグ(5万600円)、ショルダーバッグ(4万700円)を制作。各アイテムには、両ブランドのロゴを配したタグと、「ホワイトマウンテニアリング」の“BLK”ラインのコンセプトワード““BLACK LAYER KNOWLEDGE(黒を重ねる知識)”の文言ををあしらう。

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「ホワイトマウンテニアリング」×「ブリーフィング」 レザーとナイロンを合わせた3型

「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」は9月13日、「ブリーフィング(BRIEFING)」とのコラボアイテムを発売する。両ブランドの直営店および公式オンラインで取り扱う。

「ブリーフィング」コラボ
“ブルータリズム”をイメージ

コラボアイテムは、「ホワイトマウンテニアリング」2025-26年秋冬コレクションのテーマ“ブルータリズム”をイメージ。“ブルータリズム”は、1950年代ごろから見られる、打ち放しコンクリートや、ガラス、レンガなど資材の特性を強調した、無骨なデザインの建築様式を指す。ラインアップは、外側にシンセティックレザーを、内側に耐水圧15000mmレベルの耐水性機能を備えたナイロンを合わせ、サコッシュ(1万7600円)と、ボストンバッグ(5万600円)、ショルダーバッグ(4万700円)を制作。各アイテムには、両ブランドのロゴを配したタグと、「ホワイトマウンテニアリング」の“BLK”ラインのコンセプトワード““BLACK LAYER KNOWLEDGE(黒を重ねる知識)”の文言ををあしらう。

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【バックステージ】「アンセルム」2026年春夏コレクション

「アンセルム(ANCELLM)」が2026年春夏コレクションを発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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【バックステージ】「アンセルム」2026年春夏コレクション

「アンセルム(ANCELLM)」が2026年春夏コレクションを発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ミュウミュウ」が伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店でポップアップ 2025-26年秋冬コレクションを販売 

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、9月10〜16日に伊勢丹新宿本店、24〜30日に阪急うめだ本店で、2025-26年秋冬コレクションの新作をそろえたポップアップストア“ミュウミュウ アテネウム”をオープンする。

カレッジスタイルに着想を得た“ミュウミュウ アテネウム”では、伝統的なキャンパスファッションに「ミュウミュウ」らしいスタイルを取り入れたワードローブが登場する。スポーティーなブルゾンやストライプ柄のカシミアセーター、チェックシャツ、テーラードショーツ、ジャケット、プリーツスカートなどをラインアップし、シグネチャーコードである重ね着のスタイリングを提案する。

豊富な新作バッグ

バッグは、ランウエイに登場したタータンチェック素材を用いたバックパック(33 万5500円)や“ボー”を取り扱う。ほか、アーカイブにインスパイアされたクラシカルな新作ハンドバッグ“ソリテール”(56万1000円)とレザーパッチワークを施したトートバッグ“アイビー”(45万6500円)の先行カラー、新作のボウリングバッグ(42万3500円)も用意する。

新作スニーカーや限定色のスニーカーが登場

シューズには、20世紀半ばのカレッジスタイルを彷彿とさせるブラッシュレザーを使用したペニーローファー(17万500円)やナッパレザー製の“バレリーナ”の限定カラーが登場する。“ジムナジウム”スニーカー(19万2500円)は、ナイロンとアイヤーズレザーのコンビネーション素材の新作が仲間入りする。

なお、「ミュウミュウ」LINE 公式アカウントでは、30日20時まで、特別な壁紙を期間限定で配信している。

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「ミュウミュウ」が伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店でポップアップ 2025-26年秋冬コレクションを販売 

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、9月10〜16日に伊勢丹新宿本店、24〜30日に阪急うめだ本店で、2025-26年秋冬コレクションの新作をそろえたポップアップストア“ミュウミュウ アテネウム”をオープンする。

カレッジスタイルに着想を得た“ミュウミュウ アテネウム”では、伝統的なキャンパスファッションに「ミュウミュウ」らしいスタイルを取り入れたワードローブが登場する。スポーティーなブルゾンやストライプ柄のカシミアセーター、チェックシャツ、テーラードショーツ、ジャケット、プリーツスカートなどをラインアップし、シグネチャーコードである重ね着のスタイリングを提案する。

豊富な新作バッグ

バッグは、ランウエイに登場したタータンチェック素材を用いたバックパック(33 万5500円)や“ボー”を取り扱う。ほか、アーカイブにインスパイアされたクラシカルな新作ハンドバッグ“ソリテール”(56万1000円)とレザーパッチワークを施したトートバッグ“アイビー”(45万6500円)の先行カラー、新作のボウリングバッグ(42万3500円)も用意する。

新作スニーカーや限定色のスニーカーが登場

シューズには、20世紀半ばのカレッジスタイルを彷彿とさせるブラッシュレザーを使用したペニーローファー(17万500円)やナッパレザー製の“バレリーナ”の限定カラーが登場する。“ジムナジウム”スニーカー(19万2500円)は、ナイロンとアイヤーズレザーのコンビネーション素材の新作が仲間入りする。

なお、「ミュウミュウ」LINE 公式アカウントでは、30日20時まで、特別な壁紙を期間限定で配信している。

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「無印良品」から天然素材の心地よさと機能性を両立した“あったか綿インナー”シリーズが登場

「無印良品」は9月15日、外出時や就寝時、ウィンタースポーツ時などさまざまな冬のシーンに使用できる天然素材の心地よさと機能性を兼ね備えた“あったか綿インナー”シリーズを発売する。全国の「無印良品」店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

綿100%にこだわった肌に優しいインナー

同シリーズは、綿100%で薄手の生地に仕上げた“あったか綿”と、綿100%を使用し生地の表面を微起毛した“あったか綿厚手”、綿とウールを使用し裏面を起毛した“あったか綿 ウール”の3種類をそろえ、外出時の屋外と屋内の寒暖差に対応し、温度調整がしやすいのが特徴だ。湿気を吸収して発熱する天然の機能素材である綿にさらに特殊な技術を施すことで体から発散する蒸気を熱に転換する“吸湿発熱のちから”を高めた。

また“綿100%がいい”というユーザーの声に応え、素材や糸、編み地、縫製、パターン設計まで前面的に見直しを実施し、襟ぐり部分にも身生地と同じ素材を使用し、細部まで綿100%にこだわった。レギュラータイプでは、肌あたりの良さを追求し、脇に編み目のない丸胴編みを採用し、厚手ウールタイプとウール混タイプでは、肌側に起毛加工を施し、暖かさと肌触りを両立した。さらに、洗濯表示のタグが肌に触れてチクチクするという不快感に考慮するため、タグを使用せずに生地の内側にプリントで表示した。

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「無印良品」から天然素材の心地よさと機能性を両立した“あったか綿インナー”シリーズが登場

「無印良品」は9月15日、外出時や就寝時、ウィンタースポーツ時などさまざまな冬のシーンに使用できる天然素材の心地よさと機能性を兼ね備えた“あったか綿インナー”シリーズを発売する。全国の「無印良品」店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

綿100%にこだわった肌に優しいインナー

同シリーズは、綿100%で薄手の生地に仕上げた“あったか綿”と、綿100%を使用し生地の表面を微起毛した“あったか綿厚手”、綿とウールを使用し裏面を起毛した“あったか綿 ウール”の3種類をそろえ、外出時の屋外と屋内の寒暖差に対応し、温度調整がしやすいのが特徴だ。湿気を吸収して発熱する天然の機能素材である綿にさらに特殊な技術を施すことで体から発散する蒸気を熱に転換する“吸湿発熱のちから”を高めた。

また“綿100%がいい”というユーザーの声に応え、素材や糸、編み地、縫製、パターン設計まで前面的に見直しを実施し、襟ぐり部分にも身生地と同じ素材を使用し、細部まで綿100%にこだわった。レギュラータイプでは、肌あたりの良さを追求し、脇に編み目のない丸胴編みを採用し、厚手ウールタイプとウール混タイプでは、肌側に起毛加工を施し、暖かさと肌触りを両立した。さらに、洗濯表示のタグが肌に触れてチクチクするという不快感に考慮するため、タグを使用せずに生地の内側にプリントで表示した。

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 「ラブブ」が描かれた「モワナ」のバッグが発売に アーティストのカシン・ロンとコラボで

仏バッグブランド「モワナ(MOYNAT)」は、「ラブブ」をはじめとする「ザ・モンスターズ(THE MONSTERS)」シリーズを手掛ける香港出身のアーティスト、カシン・ロン(Kasin Lung)とコラボレーションした限定コレクションを発売する。「ザ・モンスターズ」の10周年を記念した同コレクションは、2025年末から26年初頭にかけて、限定都市の「モワナ」ブティックで展開し、第1弾は10月上旬にローンチする。

「ザ・モンスターズ」の10周年を記念した限定コレクション

同コレクションは、「ザ・モンスターズ」の人気キャラクター「ラブブ」、「ジモモ」、「キング モン」を「モワナ」のシグネチャーである“Mキャンバス”に描いたアイテムなどを展開する。ラインアップは、スモール、ミディアム、ラージサイズのトートバッグ、“ホーボーバッグ”、“ミニ48H”、特別モデルの“ミニョン”のほか、カードホルダーやパスポートカバー、チャームなどのアクセサリーも用意する。

カシン・ロンは、北欧神話や民話にインスピレーションを得て、カートゥーンやコミックのキャラクターを描くアーティストだ。2015年に物語シリーズ「ザ・モンスターズ」の制作を開始し、「ハウトゥワーク(HOW2WORK)」から同タイトルのフィギュアシリーズを発売して以降、「ラブブ」が爆発的人気を博し、700種類以上のカラー、形状、サイズで展開された。

本コレクションのビジュアルには、俳優のミシェル・ヨー(Michelle Yeoh)、トニー・レオン(Tony Leung)、ファッションエディターのカリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld))、パリ・オペラ座バレエ団のエトワールダンサー、ギヨーム・ディオップ(Guillaume Diop)が出演している。

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 「ラブブ」が描かれた「モワナ」のバッグが発売に アーティストのカシン・ロンとコラボで

仏バッグブランド「モワナ(MOYNAT)」は、「ラブブ」をはじめとする「ザ・モンスターズ(THE MONSTERS)」シリーズを手掛ける香港出身のアーティスト、カシン・ロン(Kasin Lung)とコラボレーションした限定コレクションを発売する。「ザ・モンスターズ」の10周年を記念した同コレクションは、2025年末から26年初頭にかけて、限定都市の「モワナ」ブティックで展開し、第1弾は10月上旬にローンチする。

「ザ・モンスターズ」の10周年を記念した限定コレクション

同コレクションは、「ザ・モンスターズ」の人気キャラクター「ラブブ」、「ジモモ」、「キング モン」を「モワナ」のシグネチャーである“Mキャンバス”に描いたアイテムなどを展開する。ラインアップは、スモール、ミディアム、ラージサイズのトートバッグ、“ホーボーバッグ”、“ミニ48H”、特別モデルの“ミニョン”のほか、カードホルダーやパスポートカバー、チャームなどのアクセサリーも用意する。

カシン・ロンは、北欧神話や民話にインスピレーションを得て、カートゥーンやコミックのキャラクターを描くアーティストだ。2015年に物語シリーズ「ザ・モンスターズ」の制作を開始し、「ハウトゥワーク(HOW2WORK)」から同タイトルのフィギュアシリーズを発売して以降、「ラブブ」が爆発的人気を博し、700種類以上のカラー、形状、サイズで展開された。

本コレクションのビジュアルには、俳優のミシェル・ヨー(Michelle Yeoh)、トニー・レオン(Tony Leung)、ファッションエディターのカリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld))、パリ・オペラ座バレエ団のエトワールダンサー、ギヨーム・ディオップ(Guillaume Diop)が出演している。

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レディオヘッドがライブ・アルバム「Hail To The Thief – Live Recordings 2003-2009」をリリース デジタルは9月10日配信 CD/LPは10月31日発売

レディオヘッド(Radiohead)がライブ・アルバム「Hail To The Thief - Live Recordings 2003-2009」の発売を発表した。本作には、未発表のライブ音源を多数含む計12曲が収録される。デジタルでは本日先行リリースされ、それに合わせて同アルバムに収録されている人気曲「There, There」のブエノスアイレス公演でのライブ映像が公開された。

CD/LPは10月31日に世界同時リリース。国内盤CDには解説書が封入される。LPは輸入盤LP(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤LP(レッド・ヴァイナル)、日本語帯付きLP(日本語帯付き/解説書付き/レッド・ヴァイナル)を発売。また、Tシャツ付きセットに関しても後日発表される。

本作はレディオヘッドが6作目のスタジオ・アルバム「Hail To The Thief」を改めて見つめ直すきっかけとなったライブ・アルバムであり、2003年から09年にかけてロンドン、アムステルダム、ブエノスアイレス、ダブリンで行われたライブ・パフォーマンスが収録されている。ミックスはベン・バプティ(アデル、ザ・ストロークス、U2)、マスタリングはマット・コルトン(エイフェックス・ツイン、アークティック・モンキーズ、オジー・オズボーン)が手掛けた。

トム・ヨークは「Hail To The Thief」の楽曲を再構築したスコアを用い、シェイクスピア「Hamlet」を熱狂的にアレンジした舞台作品「Hamlet Hail To The Thief」を共同制作した際に当時のライブ音源を聴き、本作をリリースするに至ったという。

リリースに際し、「シェイクスピア『Hamlet』/『Hail To The Thief』の舞台作品のアレンジをどう組み立てるか考える過程で、当時のライブ音源を聴かせてもらうよう頼んだ。そこで耳にした、演奏に宿るエネルギーに衝撃を受け、ほとんど自分たちだと認識できなかった。それが次の一歩を見つける助けになり、これらのライブ録音をミックスしてリリースすることを決めた(自分たちだけで抱えておくなんて正気の沙汰じゃない)。全てがとてもカタルシスなプロセスだった。ぜひ楽しんでほしい」とトム・ヨークはコメントする。

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マイメロ&クロミデザインの「プリマヴィスタ」化粧下地が限定登場 ウエルシア、イオンで発売

花王のベースメイクブランド「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」は9月12日、サンリオの人気キャラクター、マイメロディとクロミをデザインした限定品“スキンプロテクトベース<乾燥くずれ防止>”[SPF20・PA++](全2色、各3080円※編集部調べ)を一部店舗を除く全国のウエルシアグループ、イオン、イオンスタイルで数量限定販売する。

アニバーサリーイヤーの2キャラをデザイン

製品は乾燥が気になる環境でもスキンプロテクトヴェールが肌にしっとりなじみ、夕方までつっぱり感なく過ごせる化粧下地。2025年にアニバーサリーイヤーを迎えるマイメロディとクロミをデザインした限定品はカラーに合わせて2種類用意し、色ムラカバーのベージュにはマイメロディ、くすみカバーのラベンダーにはクロミを採用した。マイメロディとクロミが1つのハートを抱きかかえるデザインで、“メロクロな関係”を体現している。

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マイメロ&クロミデザインの「プリマヴィスタ」化粧下地が限定登場 ウエルシア、イオンで発売

花王のベースメイクブランド「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」は9月12日、サンリオの人気キャラクター、マイメロディとクロミをデザインした限定品“スキンプロテクトベース<乾燥くずれ防止>”[SPF20・PA++](全2色、各3080円※編集部調べ)を一部店舗を除く全国のウエルシアグループ、イオン、イオンスタイルで数量限定販売する。

アニバーサリーイヤーの2キャラをデザイン

製品は乾燥が気になる環境でもスキンプロテクトヴェールが肌にしっとりなじみ、夕方までつっぱり感なく過ごせる化粧下地。2025年にアニバーサリーイヤーを迎えるマイメロディとクロミをデザインした限定品はカラーに合わせて2種類用意し、色ムラカバーのベージュにはマイメロディ、くすみカバーのラベンダーにはクロミを採用した。マイメロディとクロミが1つのハートを抱きかかえるデザインで、“メロクロな関係”を体現している。

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読売ジャイアンツと「ニューエラ」「アングリッド」がトリプルコラボ キャップ2色を発売

「ニューエラ(NEW ERA)」は9月13日、「アングリッド(UNGRID)」とプロ野球球団、読売ジャイアンツとトリプルコラボしたキャップ“ナイントゥエンティー(9TWENTY)”を発売する。価格は7150円。東京ドームのジャイアンツ ストア ニューエラ、「アングリッド」一部店舗、「ニューエラ」公式オンライン、ECサイトのランウェイチャンネル(RUNWAY CHANNEL)で限定販売する。

トリプルコラボキャップ
“ナイントゥエンティー”

コラボキャップは、読売ジャイアンツが掲げる“Pioneering baseball, Making dreams, and Leading the Future.=野球を拓き、夢を拓き、時代を切り拓く。”とのメッセージをモチーフとし、“TG”ロゴをあしらった、2種のカラーリングをラインアップする。

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【2025年クリスマスコフレ】「セザンヌ」の濡れ艶ハイライターに限定色 初雪の輝きをイメージした4色をイン

「セザンヌ(CEZANNE)」は10月上旬、肌の内側から発光したような濡れ艶感を演出する“パールグロウハイライト”から、2025年ホリデー限定色の“スノーファンタジー”(847円)を数量限定で発売する。

“パールグロウハイライト”は光のべールがかかったよう艶肌に仕上げるハイライトで、高輝度パールを配合している点が特徴だ。“スノーファンタジー”は「初雪の輝き」をテーマにした限定色で、雪のように真っ白なパウダーが肌に乗った瞬間に光と色を放ち、儚げな透明感を演出する。

パウダーは、4種の保湿成分を配合したしっとり質感。透明感を引き出すブルー、かれんな雰囲気をかもし出すピンク、華やかさがアップするイエロー、澄んだ肌印象へ導くグリーンの4色をセットにした。混ぜて使用するのはもちろん、なりたい印象や肌悩みに合わせて自由自在にカラーをブレンドして使うこともできる。

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ライフスタイル合同展「フェス・リエゾン東京」 会場移転し化粧品から食品まで28ブランドが出展

ブランドプロデュースやブランドコンサルティングを行うオムニモスークは、第11回ライフスタイル合同展示会「フェス・リエゾン 東京(FES LIAISON TOKYO)」を9月18〜19日に開催する。今回から会場をワールド北青山ビル1階のエキシビションスペースに移し、化粧品やインナービューティ、食品・雑貨などを扱う28ブランドを集積。占い師 岩村ススム氏による総合鑑定(有料)や金継ぎ体験ワークショップなども実施し、来場者に新しいライフスタイルの発見や体験を提供する。

今回のテーマは“セレンディピティ(思いもよらなかった偶然がもたらす幸運)”。消費者とブランドの直接的な接点の場としてだけではなく、卸・小売り関係者に向けた新規取り引きの場としての役割も担う。出展社同士のカテゴリーをまたいだ出合いやコラボレーションのきっかけづくりも創出する。

新規ブランドも多数出展

同展は出展社の約8割程度が新規ブランドで、“セレンディピティ”を体現している。今回初出展の「ナナココ(NANACOCO)」は、紀州備長炭の木酢液を配合した無添加石けんを展開する。洗浄成分の石けん素地から丁寧に作り、一つ一つ国内で手作りし成分表示も明確とする。Lサイズはココナツオイルベースが(全2種、各85g、各2800円)、馬油ベースが(全2種、各80g、各2800円)、いずれもさっぱりとした洗い上がりで、肌の潤いや艶、キメを整える。Mサイズ(全4種、各15g、各700円)、アメニティー専用のSサイズ(全4種、各5g、各350円)、ギフトセットを近日中に発売する予定だ。

「アロマレコルト(AROMA RECOLTE)」は、“自然に還る時間”をテーマに香りのライフスタイルアイテムを扱う。植物由来成分100%にこだわった“ディフューザー”(全4種、各200mL、各4730円)や練り香水“ソリッド パフューム”(全4種、各2200円)などを扱う。

食品やインナービューティも充実しており、豆乳版飲むヨーグルト「ソイラクト(SOYLACT)」、福岡県産フクユタカ100%の無添加豆乳に、植物由来の乳酸菌を組み合わせ腸内環境を整える。プレーンやあまおう、八女抹茶など6種そろえ、100mL×6種セットで1600円など。「マルイチ(MARUICHI)」は、北海道の珍味専門店が小分けにしたおつまみを展開する。原材料を北海道産にこだわり、タコやサーモン、イカ、ホタテ、タラとチーズなどをそろえる。価格は364円〜。

「トリオラ(TRIOLA)」は2024年に日本に上陸したスリランカ産の紅茶ブランド。今回は日本では珍しい葉巻型の茶葉の“ティーシガー”(全4種、各7本入り、各3500円)を提案する。スリランカ式アーユルヴェーダ「ヘラウェダカマ」の現役医師が監修した未病ケアブランド「アンバラ(AMBARA)」は、カフェインフリーのティーバッグタイプのハーブティ(全2種、各1389円)をそろえる。ティーバッグは生分解性の素材を採用し、環境にも配慮している。そのほか、3回目の出展となる沖縄産の島月桃と立花月桃を採用したコスメブランド「ちちむむ(TITIMUMU)」などもスキンケアアイテムをそろえ、来場者にアピールする。

「フェス・リエゾン」とは

「フェス・リエゾン」は2020年11月にスタート。環境に配慮した製品や、体に優しいモノ作りを行う小規模なブランドを集める。初回は11ブランド、2回目が17ブランド、3回目が24ブランド、4回目以降が会場マックスとなる40ブランド程度と回数を重ねるたびに規模と認知度が高まっている。今回から「より駅近で利便性を高める」(安田旬佑オムニモスーク代表取締役)狙いで会場を拡大し、出展ブランド数を拡大する予定。プレス関係者やバイヤーのほか、一般消費者も来場し展示製品の購入も可能だ。

▪️フェス・リエゾン東京
開催日:9月18〜19日
開催場所:ワールド北青山ビル1F Exhibition Space(東京都港区北青山3丁目5-10)
入場料:無料(要事前予約)

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ライフスタイル合同展「フェス・リエゾン東京」 会場移転し化粧品から食品まで28ブランドが出展

ブランドプロデュースやブランドコンサルティングを行うオムニモスークは、第11回ライフスタイル合同展示会「フェス・リエゾン 東京(FES LIAISON TOKYO)」を9月18〜19日に開催する。今回から会場をワールド北青山ビル1階のエキシビションスペースに移し、化粧品やインナービューティ、食品・雑貨などを扱う28ブランドを集積。占い師 岩村ススム氏による総合鑑定(有料)や金継ぎ体験ワークショップなども実施し、来場者に新しいライフスタイルの発見や体験を提供する。

今回のテーマは“セレンディピティ(思いもよらなかった偶然がもたらす幸運)”。消費者とブランドの直接的な接点の場としてだけではなく、卸・小売り関係者に向けた新規取り引きの場としての役割も担う。出展社同士のカテゴリーをまたいだ出合いやコラボレーションのきっかけづくりも創出する。

新規ブランドも多数出展

同展は出展社の約8割程度が新規ブランドで、“セレンディピティ”を体現している。今回初出展の「ナナココ(NANACOCO)」は、紀州備長炭の木酢液を配合した無添加石けんを展開する。洗浄成分の石けん素地から丁寧に作り、一つ一つ国内で手作りし成分表示も明確とする。Lサイズはココナツオイルベースが(全2種、各85g、各2800円)、馬油ベースが(全2種、各80g、各2800円)、いずれもさっぱりとした洗い上がりで、肌の潤いや艶、キメを整える。Mサイズ(全4種、各15g、各700円)、アメニティー専用のSサイズ(全4種、各5g、各350円)、ギフトセットを近日中に発売する予定だ。

「アロマレコルト(AROMA RECOLTE)」は、“自然に還る時間”をテーマに香りのライフスタイルアイテムを扱う。植物由来成分100%にこだわった“ディフューザー”(全4種、各200mL、各4730円)や練り香水“ソリッド パフューム”(全4種、各2200円)などを扱う。

食品やインナービューティも充実しており、豆乳版飲むヨーグルト「ソイラクト(SOYLACT)」、福岡県産フクユタカ100%の無添加豆乳に、植物由来の乳酸菌を組み合わせ腸内環境を整える。プレーンやあまおう、八女抹茶など6種そろえ、100mL×6種セットで1600円など。「マルイチ(MARUICHI)」は、北海道の珍味専門店が小分けにしたおつまみを展開する。原材料を北海道産にこだわり、タコやサーモン、イカ、ホタテ、タラとチーズなどをそろえる。価格は364円〜。

「トリオラ(TRIOLA)」は2024年に日本に上陸したスリランカ産の紅茶ブランド。今回は日本では珍しい葉巻型の茶葉の“ティーシガー”(全4種、各7本入り、各3500円)を提案する。スリランカ式アーユルヴェーダ「ヘラウェダカマ」の現役医師が監修した未病ケアブランド「アンバラ(AMBARA)」は、カフェインフリーのティーバッグタイプのハーブティ(全2種、各1389円)をそろえる。ティーバッグは生分解性の素材を採用し、環境にも配慮している。そのほか、3回目の出展となる沖縄産の島月桃と立花月桃を採用したコスメブランド「ちちむむ(TITIMUMU)」などもスキンケアアイテムをそろえ、来場者にアピールする。

「フェス・リエゾン」とは

「フェス・リエゾン」は2020年11月にスタート。環境に配慮した製品や、体に優しいモノ作りを行う小規模なブランドを集める。初回は11ブランド、2回目が17ブランド、3回目が24ブランド、4回目以降が会場マックスとなる40ブランド程度と回数を重ねるたびに規模と認知度が高まっている。今回から「より駅近で利便性を高める」(安田旬佑オムニモスーク代表取締役)狙いで会場を拡大し、出展ブランド数を拡大する予定。プレス関係者やバイヤーのほか、一般消費者も来場し展示製品の購入も可能だ。

▪️フェス・リエゾン東京
開催日:9月18〜19日
開催場所:ワールド北青山ビル1F Exhibition Space(東京都港区北青山3丁目5-10)
入場料:無料(要事前予約)

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「中之条ビエンナーレ」と並行した新たな芸術運動体「UI」が実施

群馬県中之条町で開催される「中之条ビエンナーレ」と並行して、初の試みとなる新たな芸術運動体「UI(ユーアイ)」が実施される。会期は9月13日から10月13日。

「UI」は“結”“友愛“”コネクト“をテーマに、地域との結びつきや人々のつながりを基盤にした芸術運動で、芸術が地域の環境やエネルギーを新しい次元へと導くことを目指す。参加者は、芸術を通じて中之条町四万温泉を体験し、その場のエネルギーを感じることができる。

また、地元アーティストやコミュニティとのコラボレーションを通じて、地域の文化と芸術の融合も図る。

会場となる「SHIN湯治 ホテル ルルド」は、廃ホテル(旅館)をアートと融合することで再生させたリノベーションホテルで、12組のアーティストによる作品が、館内未公開のスケルトンな場に展示される。

参加アーティストはevala, CLEMOMO, 衣真一郎, Tamm、DUV, 野々上聡人, HAMADARAKA, 藤原彩人、ミナミリョウヘイ, 村田峰紀, 山村俊雄, ragelow。

■「UI」
会期:9月13日〜10月13日
会場:SHIN湯治 ホテル ルルド
住所:群馬県吾妻郡中之条町大字四万4138-1
時間:10:00〜17:00(一部展示11:00〜15:00)
休日:無休
入場料:1000円(当日券のみ)、高校生以下無料
公式サイト

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「中之条ビエンナーレ」と並行した新たな芸術運動体「UI」が実施

群馬県中之条町で開催される「中之条ビエンナーレ」と並行して、初の試みとなる新たな芸術運動体「UI(ユーアイ)」が実施される。会期は9月13日から10月13日。

「UI」は“結”“友愛“”コネクト“をテーマに、地域との結びつきや人々のつながりを基盤にした芸術運動で、芸術が地域の環境やエネルギーを新しい次元へと導くことを目指す。参加者は、芸術を通じて中之条町四万温泉を体験し、その場のエネルギーを感じることができる。

また、地元アーティストやコミュニティとのコラボレーションを通じて、地域の文化と芸術の融合も図る。

会場となる「SHIN湯治 ホテル ルルド」は、廃ホテル(旅館)をアートと融合することで再生させたリノベーションホテルで、12組のアーティストによる作品が、館内未公開のスケルトンな場に展示される。

参加アーティストはevala, CLEMOMO, 衣真一郎, Tamm、DUV, 野々上聡人, HAMADARAKA, 藤原彩人、ミナミリョウヘイ, 村田峰紀, 山村俊雄, ragelow。

■「UI」
会期:9月13日〜10月13日
会場:SHIN湯治 ホテル ルルド
住所:群馬県吾妻郡中之条町大字四万4138-1
時間:10:00〜17:00(一部展示11:00〜15:00)
休日:無休
入場料:1000円(当日券のみ)、高校生以下無料
公式サイト

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グループ ロシェ、「プチバトー」売却で米投資会社リージェントに優先交渉権

グループ ロシェ(GROUPE ROCHER)はこのほど、子ども服ブランド「プチバトー(PETIT BATEAU)」の売却に向け、米投資会社リージェント(REGENT)を優先交渉先とすることを発表した。グループ ロシェの主力事業は化粧品で、自然派ブランド「イヴ・ロシェ(YVES ROCHER)」や「サボン(SABON)」、ビーガンスキンケアや化粧品、栄養商品の「アルボンヌ(ARBONNE)」、エイジングケア用スキンケアに特化した「ドクター ピエール リコー(DR. PIERRE RICAUD)」などを展開している。

グループ ロシェは声明で、「今回の提案は、フランスの下着ブランド『ディム(DIM)』やスイスの『バリー(BALLY)』、カナダの『ラセンザ(LA SENZA)』など、ヘリテージブランドの再生を得意とするリージェントのリソースと専門知識を活用し、『プチバトー』を新たな成長軌道に乗せることを目的としている」とコメント。ジャン・デイビッド・シュワルツ(Jean-David Schwartz)=グループ ロシェ 最高経営責任者(CEO)は、「『プチバトー』の長期的な成長を確実にする最良の条件を整えるためにリージェントを選定した。ブランドのアイデンティティーや伝統を大切にしつつ、成長に向けた推進力を与えてくれると確信している」と述べた上で、「従業員と密接に連携し、対話を重視した移行を進める」と続けた。

リージェントは2013年設立。欧州や北米、アジアの消費財、工業、テクノロジー、メディアなど幅広い事業を展開。傘下に「エスカーダ(ESCADA)」「プレイテックス(PLAYTEX)」「ライデック(LYDECH)」「ファウンドリー(FOUNDRY)」「テッククランチ(TECHCRUNCH)」などを擁し、米国ビバリーヒルズに本社を構える。マイケル・ラインシュタイン(Michael Reinstein)=リージェント創業者兼会長は、「『プチバトー』は仏シャンパーニュ地方の紡績都市トロワに深いルーツを持つ国民的ブランドで、職人技により世界中の家庭からの信頼を築いてきた。130年以上にわたり世代を超えて高品質な製品を提供し続けている。我々が次のオーナーとなる権利を得られた場合、このブランドを唯一無二たらしめている伝統やフランスらしさ、そして顧客からの信頼を守り、その遺産を未来の世代に受け継ぐことを約束する」とコメントした。

「プチバトー」は24年に成長軌道に戻り、25年上半期の小売り部門の売上高は前年同期比2.7%増だった。EC販売が引き続き好調で、特にフランスが同5.6%増、日本が同8.3%増と伸長している。コットン製ブリーフやボディースーツ、マリンシャツ、レインコート、ピーコートなどの鮮やかな色の製品で知られる同ブランドは、デザインから編み立て、染色、縫製、プリント、刺繍までを一貫して手掛ける垂直統合型の体制を敷く。従業員数は約2400人で、そのうち小売り部門600人を含む1400人がフランス国内に在籍する。生産拠点はトロワの工場と物流センター、モロッコの生産拠点の計3カ所を構える。

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グループ ロシェ、「プチバトー」売却で米投資会社リージェントに優先交渉権

グループ ロシェ(GROUPE ROCHER)はこのほど、子ども服ブランド「プチバトー(PETIT BATEAU)」の売却に向け、米投資会社リージェント(REGENT)を優先交渉先とすることを発表した。グループ ロシェの主力事業は化粧品で、自然派ブランド「イヴ・ロシェ(YVES ROCHER)」や「サボン(SABON)」、ビーガンスキンケアや化粧品、栄養商品の「アルボンヌ(ARBONNE)」、エイジングケア用スキンケアに特化した「ドクター ピエール リコー(DR. PIERRE RICAUD)」などを展開している。

グループ ロシェは声明で、「今回の提案は、フランスの下着ブランド『ディム(DIM)』やスイスの『バリー(BALLY)』、カナダの『ラセンザ(LA SENZA)』など、ヘリテージブランドの再生を得意とするリージェントのリソースと専門知識を活用し、『プチバトー』を新たな成長軌道に乗せることを目的としている」とコメント。ジャン・デイビッド・シュワルツ(Jean-David Schwartz)=グループ ロシェ 最高経営責任者(CEO)は、「『プチバトー』の長期的な成長を確実にする最良の条件を整えるためにリージェントを選定した。ブランドのアイデンティティーや伝統を大切にしつつ、成長に向けた推進力を与えてくれると確信している」と述べた上で、「従業員と密接に連携し、対話を重視した移行を進める」と続けた。

リージェントは2013年設立。欧州や北米、アジアの消費財、工業、テクノロジー、メディアなど幅広い事業を展開。傘下に「エスカーダ(ESCADA)」「プレイテックス(PLAYTEX)」「ライデック(LYDECH)」「ファウンドリー(FOUNDRY)」「テッククランチ(TECHCRUNCH)」などを擁し、米国ビバリーヒルズに本社を構える。マイケル・ラインシュタイン(Michael Reinstein)=リージェント創業者兼会長は、「『プチバトー』は仏シャンパーニュ地方の紡績都市トロワに深いルーツを持つ国民的ブランドで、職人技により世界中の家庭からの信頼を築いてきた。130年以上にわたり世代を超えて高品質な製品を提供し続けている。我々が次のオーナーとなる権利を得られた場合、このブランドを唯一無二たらしめている伝統やフランスらしさ、そして顧客からの信頼を守り、その遺産を未来の世代に受け継ぐことを約束する」とコメントした。

「プチバトー」は24年に成長軌道に戻り、25年上半期の小売り部門の売上高は前年同期比2.7%増だった。EC販売が引き続き好調で、特にフランスが同5.6%増、日本が同8.3%増と伸長している。コットン製ブリーフやボディースーツ、マリンシャツ、レインコート、ピーコートなどの鮮やかな色の製品で知られる同ブランドは、デザインから編み立て、染色、縫製、プリント、刺繍までを一貫して手掛ける垂直統合型の体制を敷く。従業員数は約2400人で、そのうち小売り部門600人を含む1400人がフランス国内に在籍する。生産拠点はトロワの工場と物流センター、モロッコの生産拠点の計3カ所を構える。

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