「キャンメイク」から限定の香りのハンドクリーム2種 “ももウーロン”が今年も登場

「キャンメイク(CANMAKE)」は10月31日、フレグランスシリーズ“メイクミーハッピー”から、限定の香りのハンドクリーム2種(各30g、各550円)を発売する。

優しい香りとハンドケアをかなえる“ハンドクリーム”は、白い花束を思わせる香り“ホワイト”、白桃ウーロン茶の香り“ももウーロン”の2種をそろえた。“ホワイト”にはホワイトピーチやグリーンアップル、ジャスミン、アンバーを、“ももウーロン”にはピーチやウーロン茶、ゼラニウムやムスクをブレンド。天然由来成分配合で、サラサラとした仕上がりが特徴だ。

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「キャンメイク」から限定の香りのハンドクリーム2種 “ももウーロン”が今年も登場

「キャンメイク(CANMAKE)」は10月31日、フレグランスシリーズ“メイクミーハッピー”から、限定の香りのハンドクリーム2種(各30g、各550円)を発売する。

優しい香りとハンドケアをかなえる“ハンドクリーム”は、白い花束を思わせる香り“ホワイト”、白桃ウーロン茶の香り“ももウーロン”の2種をそろえた。“ホワイト”にはホワイトピーチやグリーンアップル、ジャスミン、アンバーを、“ももウーロン”にはピーチやウーロン茶、ゼラニウムやムスクをブレンド。天然由来成分配合で、サラサラとした仕上がりが特徴だ。

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来日公演は完売 ロンドン発の8人組バンド、キャロライン その音楽哲学と“らしさ”に迫る

PROFILE: キャロライン(caroline)

PROFILE: キャロライン(caroline)はロンドンを拠点に活動する8人組バンド。2017年に3人編成のバンド(ジャスパー・ルウェリン、マイク・オマリー、キャスパー・ヒューズ)としてスタート。現在は、ジャスパー、マイク、キャスパーに加えて、マグダレーナ(・マクリーン)、フレディ(・ワーズワース)、アレックス(・マッケンジー)、ヒュー(・エインスリー)、オリバー(・ハミルトン)の5人を加えた8人で活動。22年に1stアルバム「caroline」を、25年5月に2ndアルバム「caroline 2」をリリース。9月には初の来日ツアーを行った。

ロンドンを拠点に活動する8人組の音楽グループ、キャロライン(caroline)。当初はギターとドラムのみのミニマルなロック・バンドとしてスタートし、やがてさまざまなバックボーンを持つメンバーを迎え入れて再編を繰り返し現在のラインアップに至った彼らは、その過程でフォークやクラシック、IDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)、アンビエント、エモ、ポスト・ロック……といった要素を複雑に織り込み、さらに抽出しながら独自のサウンドを築き上げてきた。そしてそれは、かたや即興を含んだ大人数による生演奏のアンサンブルと、かたやフィールド・レコーディングも取り入れた編集作業やポスト・プロダクションという、相対するプロセスの共存から成り立っていて、その奇妙にして繊細なバランスが、実験的かつ叙情的、エレクトロニックでありながらオーガニックというキャロラインの音楽の美的外観を形づくっている。

キャロライン・ポラチェックのゲスト参加も話題を呼んだ今年5月リリースの最新作「caroline 2」では、異なる部屋で行われた2つの演奏をつなぎ合わせるといったアクロバティックな手法や、ドキュメンタリー的な演奏の記録そのものを楽曲化するようなアプローチが試みられた野心的な作品。アレックスGからチャーリー・XCX、さらにはハイパーポップまで多様なインスピレーションを吸収した音の断片が端々に息づき、「同時多発的な状態」や「異なる要素の共存」というテーマを反映した奥行きのあるサウンドスケープがそこには提示されていた。

9月に東京と大阪で行われたキャロラインのジャパン・ツアーはチケットが完売するほどの人気。ステージ上には8人のメンバーが半円状に並び、各々がお互いの演奏と呼応しながら音を重ね、あるいは見えない中心に向けてぶつけ合っていく。そこにはライブ・ミュージックならでは無骨さ、爆発的なエネルギーがあり、作品で尽くされた創造性やアイデアがその場限りのひらめきやフィーリングへと還元されていくダイナミクスが強く感じられた。特に東京公演の最後に披露された「Total Euphoria」では、横隔膜を震わす轟音が場内を満たし、彼らの音楽が持つ叙情性と狂騒の両極が極限まで引き延ばされる瞬間が刻まれたハイライトだったように思う。

キャロラインの音楽、そしてさまざまな場面で見せるその振る舞いには、彼らのどんな哲学や美学が映し出されているのか。東京公演の前日、グループ創設メンバーの一人であるマイク・オマリー、マグダレーナ・マクリーンの2人に話を聞いた。※撮影にはジャスパー・ルウェリンも参加

音楽制作とビジュアルの関係

——キャロラインの音楽はとても“映像喚起的”ですが、逆に景色や環境といったビジュアル的な要素から音楽制作のインスピレーションを得ることはありますか。

マイク・オマリー(以下、マイク):僕の感覚で言うと、音楽をつくるときは常に聴覚的な要素に焦点を当てていて、視覚的なイメージを直接参照することはあまりない。強いて言えば、コンセプトを図式化するような抽象的な使い方をするくらいで、具体的な物理的な空間を思い浮かべることはほとんどなくて。ただ、その“空間に由来する音の質感”というのは確かにあって、それが作曲の大きな要素にはなっている。でも、その空間の“見た目”自体はあまり重要じゃない。もちろん音楽から視覚的なイメージが喚起されることはあるけど、それはとても主観的で、人によって違う。結局のところ、僕はやっぱり“音”に集中しているんだと思う。どうかな?

マグダレーナ・マクリーン(以下、マグダレーナ):うん、その通りだと思う。長い時間をかけて“キャロラインらしい”視覚的な美学みたいなものが自然と育ってきた感じはあるけど、私にとっては順序が逆なんです。まず音楽をつくってから“撮りたい”と思う対象が現れる。日常の風景だったり、後になって「これはキャロラインっぽいな」と感じるイメージだったり。だから私にとっても、音楽が直接的に特定の空間を呼び起こすことはなくて。むしろ抽象的なコンセプトとして立ち現れて、時間が経って振り返ったときに「この音楽に合っているな」と気づく、そんな関係なんです。

マイク:そうだね。それに、音と映像を結びつけるときって、最初は「本当に合うのかな?」と半信半疑になることも多い。でも時間をかけてなじませていくうちに、不思議と融合していく。今回のジャケットもそう。たくさんの候補の中からこの写真を気に入って選んだんだけど、同時に「本当にこの作品のアートワークとしてしっくりくるのかな?」という迷いもあった。最初は「これだ!」という完璧なイメージが見つからない気がしていて。でも今では、これ以外にあり得ないと感じている。この作品にとっての最適なビジュアルだったんだと。やっぱり、イメージと音楽が自然に結びつくには時間が必要なんだと思う。

ロンドンだから生まれた音楽

——唐突な質問になりますが、キャロラインの音楽に“ロンドンのサウンドトラック”という側面はあると思いますか。というのも、キャロラインの音楽にはある種の牧歌性や叙情的な魅力がある一方、特に新作の「caroline 2」のテーマに挙げられていた「同時多発的」で「異なる要素が同時に存在する」状態というのは、とても“都市的”だなと感じたんです。

マグダレーナ:そうかもしれない。ただそれは、“このアルバムは他の場所では生まれなかった”という意味に近い気がします。結局、ロンドンに行かなければ私たちは出会っていなかったし、出会えたからこそこのアルバムが生まれたわけで。

マイク:僕らが出会った場所だからこそ、というのは確かにあると思う。でもそれは“場所そのもの”に閉じられた話ではなくて、違う街や国から来たアーティスト同士が別の都市に移っても共鳴できる部分はあると思う。とはいえ、この作品にはやっぱり、ロンドン特有の何かがあるんじゃないかな。すごくロンドンらしいアルバムだと思うけど、それを具体的に言葉で説明するのは難しいんだよね。

マグダレーナ:そうだね。私にとっても、この作品はロンドンで触れてきた音楽全体から自然に生まれたものだと思う。あの街には“音楽をつくりたくてやって来る人”が多くいて、独自の音楽的なエコシステムがある。だからこそ自然に、多くの人が音楽をつくり続けられる環境なんです。

マイク:そうそう。僕たちの周りにも音楽をやっている友人がたくさんいて、お互いのアイデアや関心に刺激を与え合っている。若い頃に「いつか音楽仲間とそういう関係を築けたらいいな」と夢見ることがあるけど、それが実際に現実としてあるのは本当にかけがえのないことだと思うよ。

録音と編集のバランス

——その“同時多発性”や“異なる要素が共存する”状態というのは、新作だけでなく初期から一貫してキャロラインの音楽にある要素ですよね。それはキャロラインの音楽において「編集」や「コラージュ」的な手法が重要な核をなしていることとつながっているように思います。

マイク:そうだね。最初のアルバム(「caroline」、2022年)をつくったときに、ポスト・プロダクションでアイデアを形にできる可能性がたくさんあることを発見して。でも同時に、「録音の時点でこうしておけばよかったのに」と後悔する部分も多くて、あとから少し“人工的に”再現するような形になってしまったところもあった。そうした経験から多くを学んだので、2枚目では全ての音のアイデアを事前にかなり細かく計画したんだ。まるでスプレッドシートのように「この音はこういう質感で、この場所やスタジオでこう録るべき」、「これは後で断片を組み合わせる必要がある」と整理して。だから実際にレコーディングに入ったときには、制作中に大きな発見をすることは少なくて、プロセス自体はあまり即興的ではなかった。編集作業は制作の後半を占めていて、”曲を書く”というより、構想したものを忠実に実行に移す段階だったというか。もちろん予想外のこともあったけど、ほとんどは事前に準備してきたものを形にするような作業だったんだよね。

——ちなみに、そうした「編集」やポスト・プロダクションの面白さに気づかせてくれたアーティスト、作品はありますか。

マイク:こういう質問をされると毎回、いろんなことが頭に浮かぶんだけど、いつも何て答えたらいいか分からないんだよね。普段から音楽を聴いて「これは美しい!」と思うたびに「次に聞かれたらこれを挙げよう」と思うのに、いざとなると忘れてしまう(笑)。でもやっぱり、多くのプロデューサーに刺激を受けているかな。ありきたりかもしれないけど、A.G.・クックのプロダクションはいつもワクワクさせられるし、常に斬新さを感じるよ。

マグダレーナ:私は1枚目をつくっていた頃、よくザ・ブックスを聴いていて。特に「The Lemon of Pink」ですね。1枚目と2枚目ではプロダクションの方法が全然違っていて、2枚目はもっとチョッピー(断片的)で、いろんな要素を並べたり組み合わせたりする制作方法だった。「The Lemon of Pink」も断片を組み合わせ、不均一で対比的な構成の曲が多いアルバムで、「キャロラインの音楽もこういう方向に進めたらいいんじゃないかな」って感じたんです。当時はそれを口に出して提案したり、進化を促したりはしなかったけど、「ローファイだけど、すごく重要な要素になり得る」と思ったのを覚えています。録音方法や構成の具体的なイメージはなかったけれど、「断片的で対比的な組み合わせが大事なんだ」という感覚が強く残っていて。それは完全にプロダクション的な発想で、今の自分たちにつながる大きな転機だったと思います。

マイク:そういう意味では、共有しているコンセプトのようなものがあったよね。僕にもひとり挙げたいアーティストがいて、ここ数年で一番刺激を受けているのはチュキママニ=コンドリ(Chuquimamani-Condori)で。

——へえ。

マイク:アメリカを拠点に活動しているんだけど、僕たちがやっていることとは全然違うアプローチを追求しているように思う。音楽への姿勢や表現の出どころが自分たちとはまったく別の場所から来ている感じで、そこにとても惹かれるんだ。彼らの音楽は、極めて組織化されたカオスのような感覚で、あり得る全ての音が鳴っているようでもあり、同時に鳴っていないようでもある。周波数というより“音そのもの”のフルスペクトラムに触れている感覚というか。しかも最近のリリースは特に刺激的で、ここ数作は大きなインスピレーションを受けたよ。アメリカ育ちだと思うけど、多くの作品がスペイン語で歌われているのも面白いと思う。

オートチューンの面白さ

——その「編集」やポスト・プロダクションと紐づいた“同時多発的”で“異なる要素が同時に存在する状態”というテーマは、新作におけるオートチューンの使い方にも通じているように思います。つまり、声という本来一つのアイデンティーを持つものに、異なる人格や複数の響きを同時に宿すという在り方です。実際、それはキャロラインの音楽制作においてどのような関係にあるのでしょうか。

マグダレーナ:私にとってオートチューンは “別の楽器を弾いているようなもの”なんです。もともと私の声はあまりポップな響きではなく、少し頼りなく繊細なニュアンスがある。そこにオートチューンをかけると、その脆さと加工された質感が並置されるのが面白いんです。私がオートチューンを好きな理由の一つは、声にまったく異なるテクスチャーを与えてくれるところ。オートチューンでは音程のグラデーションが滑らかではなく必ず段階的(ステップ)になるので、その境界で遊べるのが楽しい。ピアノが楽器として独自の質感を持つように、オートチューンも声を”別の楽器”のように変えてくれるんです。

マイク:最初にデモをつくっていた頃、自然な流れでそういう加工を試すようになったのを覚えている。もともとは特定の用途のために置いていたボーカルプロセッサーを遊びながら試していたら、「これは面白い」と思う瞬間があって。アルバム全体にさまざまな“声のキャラクター”が登場して、それ自体が新鮮で刺激的なテーマに感じられたんだ。まるで一つの世界を探検しているようで、とても理にかなっていた。さらに、オートチューンには“匿名性”を生み出す側面もある。もちろん声の匿名化を目的にしているわけじゃないけど、複数の声が重なり合うことで、個性やパーソナリティーがそれほど重要ではなくなる。その結果、声は人格的なものというより純粋に“楽器”として機能するようになるんだよね。

マグダレーナ:そうそう、その感覚は1枚目のアルバムからずっとあって、キャロラインの音楽に一貫している特徴のようなものだと思います。ただ2枚目では歌の比重が大きくなり、歌詞も増えた。その分、曲の構造がより伝統的なソングライティングに寄っていったので、その流れを相殺する要素としてオートチューンが自然に導入されたのかもしれない。

マイク:確かに。1枚目のときは、ボーカルはギターやドラムの下に埋もれていたり、グループで複数の人の声を重ねて“匿名化”したりしていた。意識していなかったけれど、振り返ると確かにそうした特徴ははっきり見て取れると思う。

——ちなみに、新作でオートチューンを使ったのは、クレア・ラウジーのカバーを制作したのがきっかけだったそうですね。

マイク:クレアの「Peak Chroma」って曲をカバーしたんだ。ただ、あれにはちょっと事情があって……原曲でクレアがオートチューンを使っていたから、僕たちも同じようにオートチューンをかけて歌ったら、彼女のバージョンにそっくりになってしまって(笑)。それで「別の加工を試そう」ということになり、フォルマント・シフト、つまり声のフォルマント(声道の共鳴周波数)をずらす処理を使ったんだ。これは昔から好きなエフェクトで、アレックス・Gや多くのダンス・ミュージックでもよく使われている。声の個性を変形させる効果があって、このアルバムでも多用しているんだ。で、気に入ったので「もっと使っていこう」となって、ライブ用にボーカル・プロセッシング・ボックスも購入した。そしたら偶然、その機材にオートチューンのボタンがあることを見つけて(笑)、そこからまたオートチューンも使うようになったんだ。B面曲の「BRJ」(2020年)では、ライブでよく長尺バージョンを演奏するんだけど、そのときマグダレーナがオートチューンを使っていたんだよね。

マグダレーナ:そうそう。私はいつも即興で歌っていたから、毎回違う感じで、その場のアドリブだったんです。だからあのボックスを使ってたんだと思う。うん、そうだった(笑)。

マイク:そのボックスを持っていたのも、カバーでいろんなエフェクトを試していたからなんだよね。それで気づいたんだ。特に君とジャスパー(・ルウェリン)は、自分の声にハードなオートチューンをかけたときの響きをすごく気に入っていた。もしあのカバーをやっていなかったら、このボーカルプロセッシング・ボックスを手に入れることもなかったと思う。だから、ある意味とても偶然的な流れだったんだ。

——去年、クレア・ラウジーにインタビューする機会があって、その際に彼女はオートチューンについて「社会の規範から外れた人たちが集まって、自分たちの居場所をつくる手段」と話していて。あなたたちの言う「オートチューンで複数の人格を与える」というアプローチは、このクレアの考え方と深い部分で共鳴しているように思うのですが、いかがでしょうか。

マイク:うん、なるほどね。すごくよく分かるよ。そういえばこの前、フォルマント・シフトについての面白い記事を読んだのを思い出したよ。フォルマント・シフティングって、声に全然違うキャラクターを与えられるんだよね。よく「低い声」とか「高い声」とかって言われるけど、実際の声ってそんな単純じゃなくて、もっと柔軟で可塑的なものだと思うんだ。既成のイメージに縛られず、声をさまざまな方向に操ることで“音のアイデンティティー”を探求できる。それはまさに、新しい世界が開けていく感覚なんだよね。

——キャロラインの音楽にも“社会の規範から外れた人たちの居場所”という側面がどこかにあると思いますか。

マイク:どうだろう? 僕らの音楽って、決して聴きやすいものじゃないと思うし、主流のオーディエンスにとってすぐに理解できるタイプのものでもない。そういう意味では、大衆向けに分かりやすく届く音楽じゃないんだよね。

マグダレーナ:実際、プロジェクトの”内側”にいる私たちからはなかなか見えにくい部分もあると思うんですけど。でも、このバンド自体が、いろんな背景を持つ人たちが集まってできている場でもある。いわゆるコミュニティーというよりも、むしろいろんな場所から来た友達の大きなグループ——そんな雰囲気に近いんです。

“キャロライン”らしさ

——特に新作に顕著ですが、例えばアーティスト写真に写るバンドの佇まいからは、衣装のテイストだったり、メンバー同士が何かを共有しているような統一感や、どこかリチュアル(儀式的)なムードも感じられるように思います。

マグダレーナ:“統一感”って言われるのは面白いですね。というのも、私たちは一度もそういう“コンセプト”を考えたことがないから。人数も多いし、それぞれ美的感覚も違う。結局は、みんなが「これいいな」と思うものを持ち寄っているだけで。

マイク:そうだね。ライブ前にみんなで並んでるときなんか、ほんと笑っちゃうんだよね。だって、みんなまったく違う方向を目指しているから(笑)。でも、それって大事な要素だと思う。ただ確かに、写真を撮るときだけは色合いを合わせたり、ちょっとした“振り付け”を考えたりはするけどね。

——“グループ”としての美的感覚を演出している?

マグダレーナ:写真撮影も回数を重ねると、“どう写るか”について少しずつ共通の感覚ができてくるんだと思います。それでお互いの服装も結果的に寄っていく部分があるし。それに“キャロラインのフォトシュート”って考えると、普段なら絶対着ないような服を選ぶこともある。そう意味ではちょっと特別なものになるんです。

マイク:みんながどんな服を着るかを想像して、それに合わせたりもするよね。

マグダレーナ:うん。でも実際には、5、6回やって初めて「ああ、こういう方向なのか」って分かってくる。話し合わなくても自然にそういう雰囲気になるんだと思います。

——そういえば、最新のアーティスト写真の中には、アルバムにゲストで参加したキャロライン・ポラチェックと一緒に写っているものがありますよね。

マイク:あれはほんと楽しかったな。アルバムのアナウンスと同時に公開した曲があって、その曲をテーマに撮影したんだ。だから彼女と一緒に写るのは自然な流れだった。しかも彼女が着る予定の服を事前に教えてくれて、それなら僕たちも“一つのグループ”に見えるようにって服を合わせたんだ。

——でも、ゲストと一緒に写るアーティスト写真って、珍しいですよね(笑)。

マイク:そうだね(笑)。あの撮影場所は、ちょうどリハーサルをしていたスタジオだった。僕らは人数も多くて、それぞれ忙しいから全員が同じ部屋に集まるのはすごく稀なんだ。だからリハーサル自体がすごく貴重でね。その時は最初のショーに向けたリハーサルで、レコードが出る直前のフェスに出演する予定だったんだよね。それでランチ休憩中に「じゃあ写真を撮ろうか」ってなって、ロンドン南東部のニュークロスにあるリハーサル・スタジオの屋上に上がったんだ。個人的に面白かったのは、その屋上が僕らがバンドを結成したパブのすぐ向かいにあったこと。なんだか不思議な気分だったね。

マグダレーナ:私にとっても、すごくリラックスできた撮影でした。彼女は明確なアイデアを持っていて、例えば「みんなの前を走って」とか積極的にディレクションしてくれたんです。そのおかげで無駄に突っ立っているようなこともなくて、撮影自体もとても良かったよね。

マイク:そうそう。実は庭でもたくさん撮ったんだけど、最終的に採用されたのは屋上の写真だけだった。でもあの屋上は変わっていてさ。古い大きな図書館の上にあって、その上に普通のフラット(住宅)が乗っている。屋根の上に家があるなんて奇妙だけど、でもすごくクールで楽しかったよ。

——ところで、先ほど「ロンドン」の話が出ましたが、以前にブラック・ミディのメンバーと6時間を超える即興ライブをやられていましたよね。他にもスクイッドやシェイムのメンバーと共演したりと、いわゆる“ウィンドミル”のバンド・シーンともつながりがあるように見えます。一見すると音楽性は異なりますが、そうしたバンド・シーンとの関係性、また彼らの音楽に共感する部分などぜひ伺いたいです。

マイク:実は僕ら、“ウィンドミル”では一度も演奏したことがないんだ。正直に言うと、あの界隈のバンドには友人もいるし、みんな素敵な人たちなんだけど、同じイベントで共演したことはほとんどなくて。ブラック・ミディのメンバーとセッションをやったのもその一度きりなんだよね。

南ロンドンでギターを使った音楽をやっていると、外からはなんとなく“あのシーンの一部”って見られることはあると思う。でも実際には、僕ら自身はその“シーン”に属してきたわけじゃないんだ。

マグダレーナ:私はシェイムと一緒に演奏したことがあるし、個人的なつながりもある。でも音楽的に見れば、やっぱり同じ“シーン”にはいないと思う。あのバンドたちはそれぞれ全然違うことをやっているし。ただもちろん、お互い近い場所にいるのは確かだと思うけど。

マイク:うん、間違いなくそうだね。みんな素晴らしい人たちで、それぞれが素晴らしい音楽をつくっている。フェスなんかで顔を合わせることもよくあるし、うん、そんな感じだね(笑)。

PHOTOS:TAKUROH TOYAMA

キャロライン「caroline 2」

◾️キャロライン「caroline 2」
label: Rough Trade Records / Beat Records
Tracklist
01. Total euphoria
02. Song two
03. Tell me I never knew that (ft. Caroline Polachek)
04. When I get home
05. U R UR ONLY ACHING
06. Coldplay cover
07. Two riders down
08. Beautiful ending
09. _you never really get that far_
(Bonus Track for Japan)
10. Before you get home from the club bathroom (Bonus Track for Japan)
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14915

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来日公演は完売 ロンドン発の8人組バンド、キャロライン その音楽哲学と“らしさ”に迫る

PROFILE: キャロライン(caroline)

PROFILE: キャロライン(caroline)はロンドンを拠点に活動する8人組バンド。2017年に3人編成のバンド(ジャスパー・ルウェリン、マイク・オマリー、キャスパー・ヒューズ)としてスタート。現在は、ジャスパー、マイク、キャスパーに加えて、マグダレーナ(・マクリーン)、フレディ(・ワーズワース)、アレックス(・マッケンジー)、ヒュー(・エインスリー)、オリバー(・ハミルトン)の5人を加えた8人で活動。22年に1stアルバム「caroline」を、25年5月に2ndアルバム「caroline 2」をリリース。9月には初の来日ツアーを行った。

ロンドンを拠点に活動する8人組の音楽グループ、キャロライン(caroline)。当初はギターとドラムのみのミニマルなロック・バンドとしてスタートし、やがてさまざまなバックボーンを持つメンバーを迎え入れて再編を繰り返し現在のラインアップに至った彼らは、その過程でフォークやクラシック、IDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)、アンビエント、エモ、ポスト・ロック……といった要素を複雑に織り込み、さらに抽出しながら独自のサウンドを築き上げてきた。そしてそれは、かたや即興を含んだ大人数による生演奏のアンサンブルと、かたやフィールド・レコーディングも取り入れた編集作業やポスト・プロダクションという、相対するプロセスの共存から成り立っていて、その奇妙にして繊細なバランスが、実験的かつ叙情的、エレクトロニックでありながらオーガニックというキャロラインの音楽の美的外観を形づくっている。

キャロライン・ポラチェックのゲスト参加も話題を呼んだ今年5月リリースの最新作「caroline 2」では、異なる部屋で行われた2つの演奏をつなぎ合わせるといったアクロバティックな手法や、ドキュメンタリー的な演奏の記録そのものを楽曲化するようなアプローチが試みられた野心的な作品。アレックスGからチャーリー・XCX、さらにはハイパーポップまで多様なインスピレーションを吸収した音の断片が端々に息づき、「同時多発的な状態」や「異なる要素の共存」というテーマを反映した奥行きのあるサウンドスケープがそこには提示されていた。

9月に東京と大阪で行われたキャロラインのジャパン・ツアーはチケットが完売するほどの人気。ステージ上には8人のメンバーが半円状に並び、各々がお互いの演奏と呼応しながら音を重ね、あるいは見えない中心に向けてぶつけ合っていく。そこにはライブ・ミュージックならでは無骨さ、爆発的なエネルギーがあり、作品で尽くされた創造性やアイデアがその場限りのひらめきやフィーリングへと還元されていくダイナミクスが強く感じられた。特に東京公演の最後に披露された「Total Euphoria」では、横隔膜を震わす轟音が場内を満たし、彼らの音楽が持つ叙情性と狂騒の両極が極限まで引き延ばされる瞬間が刻まれたハイライトだったように思う。

キャロラインの音楽、そしてさまざまな場面で見せるその振る舞いには、彼らのどんな哲学や美学が映し出されているのか。東京公演の前日、グループ創設メンバーの一人であるマイク・オマリー、マグダレーナ・マクリーンの2人に話を聞いた。※撮影にはジャスパー・ルウェリンも参加

音楽制作とビジュアルの関係

——キャロラインの音楽はとても“映像喚起的”ですが、逆に景色や環境といったビジュアル的な要素から音楽制作のインスピレーションを得ることはありますか。

マイク・オマリー(以下、マイク):僕の感覚で言うと、音楽をつくるときは常に聴覚的な要素に焦点を当てていて、視覚的なイメージを直接参照することはあまりない。強いて言えば、コンセプトを図式化するような抽象的な使い方をするくらいで、具体的な物理的な空間を思い浮かべることはほとんどなくて。ただ、その“空間に由来する音の質感”というのは確かにあって、それが作曲の大きな要素にはなっている。でも、その空間の“見た目”自体はあまり重要じゃない。もちろん音楽から視覚的なイメージが喚起されることはあるけど、それはとても主観的で、人によって違う。結局のところ、僕はやっぱり“音”に集中しているんだと思う。どうかな?

マグダレーナ・マクリーン(以下、マグダレーナ):うん、その通りだと思う。長い時間をかけて“キャロラインらしい”視覚的な美学みたいなものが自然と育ってきた感じはあるけど、私にとっては順序が逆なんです。まず音楽をつくってから“撮りたい”と思う対象が現れる。日常の風景だったり、後になって「これはキャロラインっぽいな」と感じるイメージだったり。だから私にとっても、音楽が直接的に特定の空間を呼び起こすことはなくて。むしろ抽象的なコンセプトとして立ち現れて、時間が経って振り返ったときに「この音楽に合っているな」と気づく、そんな関係なんです。

マイク:そうだね。それに、音と映像を結びつけるときって、最初は「本当に合うのかな?」と半信半疑になることも多い。でも時間をかけてなじませていくうちに、不思議と融合していく。今回のジャケットもそう。たくさんの候補の中からこの写真を気に入って選んだんだけど、同時に「本当にこの作品のアートワークとしてしっくりくるのかな?」という迷いもあった。最初は「これだ!」という完璧なイメージが見つからない気がしていて。でも今では、これ以外にあり得ないと感じている。この作品にとっての最適なビジュアルだったんだと。やっぱり、イメージと音楽が自然に結びつくには時間が必要なんだと思う。

ロンドンだから生まれた音楽

——唐突な質問になりますが、キャロラインの音楽に“ロンドンのサウンドトラック”という側面はあると思いますか。というのも、キャロラインの音楽にはある種の牧歌性や叙情的な魅力がある一方、特に新作の「caroline 2」のテーマに挙げられていた「同時多発的」で「異なる要素が同時に存在する」状態というのは、とても“都市的”だなと感じたんです。

マグダレーナ:そうかもしれない。ただそれは、“このアルバムは他の場所では生まれなかった”という意味に近い気がします。結局、ロンドンに行かなければ私たちは出会っていなかったし、出会えたからこそこのアルバムが生まれたわけで。

マイク:僕らが出会った場所だからこそ、というのは確かにあると思う。でもそれは“場所そのもの”に閉じられた話ではなくて、違う街や国から来たアーティスト同士が別の都市に移っても共鳴できる部分はあると思う。とはいえ、この作品にはやっぱり、ロンドン特有の何かがあるんじゃないかな。すごくロンドンらしいアルバムだと思うけど、それを具体的に言葉で説明するのは難しいんだよね。

マグダレーナ:そうだね。私にとっても、この作品はロンドンで触れてきた音楽全体から自然に生まれたものだと思う。あの街には“音楽をつくりたくてやって来る人”が多くいて、独自の音楽的なエコシステムがある。だからこそ自然に、多くの人が音楽をつくり続けられる環境なんです。

マイク:そうそう。僕たちの周りにも音楽をやっている友人がたくさんいて、お互いのアイデアや関心に刺激を与え合っている。若い頃に「いつか音楽仲間とそういう関係を築けたらいいな」と夢見ることがあるけど、それが実際に現実としてあるのは本当にかけがえのないことだと思うよ。

録音と編集のバランス

——その“同時多発性”や“異なる要素が共存する”状態というのは、新作だけでなく初期から一貫してキャロラインの音楽にある要素ですよね。それはキャロラインの音楽において「編集」や「コラージュ」的な手法が重要な核をなしていることとつながっているように思います。

マイク:そうだね。最初のアルバム(「caroline」、2022年)をつくったときに、ポスト・プロダクションでアイデアを形にできる可能性がたくさんあることを発見して。でも同時に、「録音の時点でこうしておけばよかったのに」と後悔する部分も多くて、あとから少し“人工的に”再現するような形になってしまったところもあった。そうした経験から多くを学んだので、2枚目では全ての音のアイデアを事前にかなり細かく計画したんだ。まるでスプレッドシートのように「この音はこういう質感で、この場所やスタジオでこう録るべき」、「これは後で断片を組み合わせる必要がある」と整理して。だから実際にレコーディングに入ったときには、制作中に大きな発見をすることは少なくて、プロセス自体はあまり即興的ではなかった。編集作業は制作の後半を占めていて、”曲を書く”というより、構想したものを忠実に実行に移す段階だったというか。もちろん予想外のこともあったけど、ほとんどは事前に準備してきたものを形にするような作業だったんだよね。

——ちなみに、そうした「編集」やポスト・プロダクションの面白さに気づかせてくれたアーティスト、作品はありますか。

マイク:こういう質問をされると毎回、いろんなことが頭に浮かぶんだけど、いつも何て答えたらいいか分からないんだよね。普段から音楽を聴いて「これは美しい!」と思うたびに「次に聞かれたらこれを挙げよう」と思うのに、いざとなると忘れてしまう(笑)。でもやっぱり、多くのプロデューサーに刺激を受けているかな。ありきたりかもしれないけど、A.G.・クックのプロダクションはいつもワクワクさせられるし、常に斬新さを感じるよ。

マグダレーナ:私は1枚目をつくっていた頃、よくザ・ブックスを聴いていて。特に「The Lemon of Pink」ですね。1枚目と2枚目ではプロダクションの方法が全然違っていて、2枚目はもっとチョッピー(断片的)で、いろんな要素を並べたり組み合わせたりする制作方法だった。「The Lemon of Pink」も断片を組み合わせ、不均一で対比的な構成の曲が多いアルバムで、「キャロラインの音楽もこういう方向に進めたらいいんじゃないかな」って感じたんです。当時はそれを口に出して提案したり、進化を促したりはしなかったけど、「ローファイだけど、すごく重要な要素になり得る」と思ったのを覚えています。録音方法や構成の具体的なイメージはなかったけれど、「断片的で対比的な組み合わせが大事なんだ」という感覚が強く残っていて。それは完全にプロダクション的な発想で、今の自分たちにつながる大きな転機だったと思います。

マイク:そういう意味では、共有しているコンセプトのようなものがあったよね。僕にもひとり挙げたいアーティストがいて、ここ数年で一番刺激を受けているのはチュキママニ=コンドリ(Chuquimamani-Condori)で。

——へえ。

マイク:アメリカを拠点に活動しているんだけど、僕たちがやっていることとは全然違うアプローチを追求しているように思う。音楽への姿勢や表現の出どころが自分たちとはまったく別の場所から来ている感じで、そこにとても惹かれるんだ。彼らの音楽は、極めて組織化されたカオスのような感覚で、あり得る全ての音が鳴っているようでもあり、同時に鳴っていないようでもある。周波数というより“音そのもの”のフルスペクトラムに触れている感覚というか。しかも最近のリリースは特に刺激的で、ここ数作は大きなインスピレーションを受けたよ。アメリカ育ちだと思うけど、多くの作品がスペイン語で歌われているのも面白いと思う。

オートチューンの面白さ

——その「編集」やポスト・プロダクションと紐づいた“同時多発的”で“異なる要素が同時に存在する状態”というテーマは、新作におけるオートチューンの使い方にも通じているように思います。つまり、声という本来一つのアイデンティーを持つものに、異なる人格や複数の響きを同時に宿すという在り方です。実際、それはキャロラインの音楽制作においてどのような関係にあるのでしょうか。

マグダレーナ:私にとってオートチューンは “別の楽器を弾いているようなもの”なんです。もともと私の声はあまりポップな響きではなく、少し頼りなく繊細なニュアンスがある。そこにオートチューンをかけると、その脆さと加工された質感が並置されるのが面白いんです。私がオートチューンを好きな理由の一つは、声にまったく異なるテクスチャーを与えてくれるところ。オートチューンでは音程のグラデーションが滑らかではなく必ず段階的(ステップ)になるので、その境界で遊べるのが楽しい。ピアノが楽器として独自の質感を持つように、オートチューンも声を”別の楽器”のように変えてくれるんです。

マイク:最初にデモをつくっていた頃、自然な流れでそういう加工を試すようになったのを覚えている。もともとは特定の用途のために置いていたボーカルプロセッサーを遊びながら試していたら、「これは面白い」と思う瞬間があって。アルバム全体にさまざまな“声のキャラクター”が登場して、それ自体が新鮮で刺激的なテーマに感じられたんだ。まるで一つの世界を探検しているようで、とても理にかなっていた。さらに、オートチューンには“匿名性”を生み出す側面もある。もちろん声の匿名化を目的にしているわけじゃないけど、複数の声が重なり合うことで、個性やパーソナリティーがそれほど重要ではなくなる。その結果、声は人格的なものというより純粋に“楽器”として機能するようになるんだよね。

マグダレーナ:そうそう、その感覚は1枚目のアルバムからずっとあって、キャロラインの音楽に一貫している特徴のようなものだと思います。ただ2枚目では歌の比重が大きくなり、歌詞も増えた。その分、曲の構造がより伝統的なソングライティングに寄っていったので、その流れを相殺する要素としてオートチューンが自然に導入されたのかもしれない。

マイク:確かに。1枚目のときは、ボーカルはギターやドラムの下に埋もれていたり、グループで複数の人の声を重ねて“匿名化”したりしていた。意識していなかったけれど、振り返ると確かにそうした特徴ははっきり見て取れると思う。

——ちなみに、新作でオートチューンを使ったのは、クレア・ラウジーのカバーを制作したのがきっかけだったそうですね。

マイク:クレアの「Peak Chroma」って曲をカバーしたんだ。ただ、あれにはちょっと事情があって……原曲でクレアがオートチューンを使っていたから、僕たちも同じようにオートチューンをかけて歌ったら、彼女のバージョンにそっくりになってしまって(笑)。それで「別の加工を試そう」ということになり、フォルマント・シフト、つまり声のフォルマント(声道の共鳴周波数)をずらす処理を使ったんだ。これは昔から好きなエフェクトで、アレックス・Gや多くのダンス・ミュージックでもよく使われている。声の個性を変形させる効果があって、このアルバムでも多用しているんだ。で、気に入ったので「もっと使っていこう」となって、ライブ用にボーカル・プロセッシング・ボックスも購入した。そしたら偶然、その機材にオートチューンのボタンがあることを見つけて(笑)、そこからまたオートチューンも使うようになったんだ。B面曲の「BRJ」(2020年)では、ライブでよく長尺バージョンを演奏するんだけど、そのときマグダレーナがオートチューンを使っていたんだよね。

マグダレーナ:そうそう。私はいつも即興で歌っていたから、毎回違う感じで、その場のアドリブだったんです。だからあのボックスを使ってたんだと思う。うん、そうだった(笑)。

マイク:そのボックスを持っていたのも、カバーでいろんなエフェクトを試していたからなんだよね。それで気づいたんだ。特に君とジャスパー(・ルウェリン)は、自分の声にハードなオートチューンをかけたときの響きをすごく気に入っていた。もしあのカバーをやっていなかったら、このボーカルプロセッシング・ボックスを手に入れることもなかったと思う。だから、ある意味とても偶然的な流れだったんだ。

——去年、クレア・ラウジーにインタビューする機会があって、その際に彼女はオートチューンについて「社会の規範から外れた人たちが集まって、自分たちの居場所をつくる手段」と話していて。あなたたちの言う「オートチューンで複数の人格を与える」というアプローチは、このクレアの考え方と深い部分で共鳴しているように思うのですが、いかがでしょうか。

マイク:うん、なるほどね。すごくよく分かるよ。そういえばこの前、フォルマント・シフトについての面白い記事を読んだのを思い出したよ。フォルマント・シフティングって、声に全然違うキャラクターを与えられるんだよね。よく「低い声」とか「高い声」とかって言われるけど、実際の声ってそんな単純じゃなくて、もっと柔軟で可塑的なものだと思うんだ。既成のイメージに縛られず、声をさまざまな方向に操ることで“音のアイデンティティー”を探求できる。それはまさに、新しい世界が開けていく感覚なんだよね。

——キャロラインの音楽にも“社会の規範から外れた人たちの居場所”という側面がどこかにあると思いますか。

マイク:どうだろう? 僕らの音楽って、決して聴きやすいものじゃないと思うし、主流のオーディエンスにとってすぐに理解できるタイプのものでもない。そういう意味では、大衆向けに分かりやすく届く音楽じゃないんだよね。

マグダレーナ:実際、プロジェクトの”内側”にいる私たちからはなかなか見えにくい部分もあると思うんですけど。でも、このバンド自体が、いろんな背景を持つ人たちが集まってできている場でもある。いわゆるコミュニティーというよりも、むしろいろんな場所から来た友達の大きなグループ——そんな雰囲気に近いんです。

“キャロライン”らしさ

——特に新作に顕著ですが、例えばアーティスト写真に写るバンドの佇まいからは、衣装のテイストだったり、メンバー同士が何かを共有しているような統一感や、どこかリチュアル(儀式的)なムードも感じられるように思います。

マグダレーナ:“統一感”って言われるのは面白いですね。というのも、私たちは一度もそういう“コンセプト”を考えたことがないから。人数も多いし、それぞれ美的感覚も違う。結局は、みんなが「これいいな」と思うものを持ち寄っているだけで。

マイク:そうだね。ライブ前にみんなで並んでるときなんか、ほんと笑っちゃうんだよね。だって、みんなまったく違う方向を目指しているから(笑)。でも、それって大事な要素だと思う。ただ確かに、写真を撮るときだけは色合いを合わせたり、ちょっとした“振り付け”を考えたりはするけどね。

——“グループ”としての美的感覚を演出している?

マグダレーナ:写真撮影も回数を重ねると、“どう写るか”について少しずつ共通の感覚ができてくるんだと思います。それでお互いの服装も結果的に寄っていく部分があるし。それに“キャロラインのフォトシュート”って考えると、普段なら絶対着ないような服を選ぶこともある。そう意味ではちょっと特別なものになるんです。

マイク:みんながどんな服を着るかを想像して、それに合わせたりもするよね。

マグダレーナ:うん。でも実際には、5、6回やって初めて「ああ、こういう方向なのか」って分かってくる。話し合わなくても自然にそういう雰囲気になるんだと思います。

——そういえば、最新のアーティスト写真の中には、アルバムにゲストで参加したキャロライン・ポラチェックと一緒に写っているものがありますよね。

マイク:あれはほんと楽しかったな。アルバムのアナウンスと同時に公開した曲があって、その曲をテーマに撮影したんだ。だから彼女と一緒に写るのは自然な流れだった。しかも彼女が着る予定の服を事前に教えてくれて、それなら僕たちも“一つのグループ”に見えるようにって服を合わせたんだ。

——でも、ゲストと一緒に写るアーティスト写真って、珍しいですよね(笑)。

マイク:そうだね(笑)。あの撮影場所は、ちょうどリハーサルをしていたスタジオだった。僕らは人数も多くて、それぞれ忙しいから全員が同じ部屋に集まるのはすごく稀なんだ。だからリハーサル自体がすごく貴重でね。その時は最初のショーに向けたリハーサルで、レコードが出る直前のフェスに出演する予定だったんだよね。それでランチ休憩中に「じゃあ写真を撮ろうか」ってなって、ロンドン南東部のニュークロスにあるリハーサル・スタジオの屋上に上がったんだ。個人的に面白かったのは、その屋上が僕らがバンドを結成したパブのすぐ向かいにあったこと。なんだか不思議な気分だったね。

マグダレーナ:私にとっても、すごくリラックスできた撮影でした。彼女は明確なアイデアを持っていて、例えば「みんなの前を走って」とか積極的にディレクションしてくれたんです。そのおかげで無駄に突っ立っているようなこともなくて、撮影自体もとても良かったよね。

マイク:そうそう。実は庭でもたくさん撮ったんだけど、最終的に採用されたのは屋上の写真だけだった。でもあの屋上は変わっていてさ。古い大きな図書館の上にあって、その上に普通のフラット(住宅)が乗っている。屋根の上に家があるなんて奇妙だけど、でもすごくクールで楽しかったよ。

——ところで、先ほど「ロンドン」の話が出ましたが、以前にブラック・ミディのメンバーと6時間を超える即興ライブをやられていましたよね。他にもスクイッドやシェイムのメンバーと共演したりと、いわゆる“ウィンドミル”のバンド・シーンともつながりがあるように見えます。一見すると音楽性は異なりますが、そうしたバンド・シーンとの関係性、また彼らの音楽に共感する部分などぜひ伺いたいです。

マイク:実は僕ら、“ウィンドミル”では一度も演奏したことがないんだ。正直に言うと、あの界隈のバンドには友人もいるし、みんな素敵な人たちなんだけど、同じイベントで共演したことはほとんどなくて。ブラック・ミディのメンバーとセッションをやったのもその一度きりなんだよね。

南ロンドンでギターを使った音楽をやっていると、外からはなんとなく“あのシーンの一部”って見られることはあると思う。でも実際には、僕ら自身はその“シーン”に属してきたわけじゃないんだ。

マグダレーナ:私はシェイムと一緒に演奏したことがあるし、個人的なつながりもある。でも音楽的に見れば、やっぱり同じ“シーン”にはいないと思う。あのバンドたちはそれぞれ全然違うことをやっているし。ただもちろん、お互い近い場所にいるのは確かだと思うけど。

マイク:うん、間違いなくそうだね。みんな素晴らしい人たちで、それぞれが素晴らしい音楽をつくっている。フェスなんかで顔を合わせることもよくあるし、うん、そんな感じだね(笑)。

PHOTOS:TAKUROH TOYAMA

キャロライン「caroline 2」

◾️キャロライン「caroline 2」
label: Rough Trade Records / Beat Records
Tracklist
01. Total euphoria
02. Song two
03. Tell me I never knew that (ft. Caroline Polachek)
04. When I get home
05. U R UR ONLY ACHING
06. Coldplay cover
07. Two riders down
08. Beautiful ending
09. _you never really get that far_
(Bonus Track for Japan)
10. Before you get home from the club bathroom (Bonus Track for Japan)
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14915

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「ディオール」がキャンドルコレクション刷新 黒の装いにアップデート&香りを追加

「ディオール(DIOR)」は10月31日、フレグランスコレクション“ラ コレクシオンプリヴェ”から、フレグランスキャンドルをリニューアル発売する。装いを新たに、“ラ コレクシオン プリヴェ キャンドル”(全10種、各250g、2万240円)として生まれ変わる。2種の香りが仲間入りするほか、カスタム可能なベースやアクセサリー、ミニキャンドルセットが登場。28日から「ハウス オブ ディオール ビューティー」丸の内とそごう横浜、ブランド公式ECで、29日から伊勢丹新宿本店と西武池袋本店、大丸心斎橋店で先行販売を行っている。

“ラ コレクシオン プリヴェ キャンドル”は、ホルダー部分を刷新。“ラ コレクシオンプリヴェ”のフレグランスキャップに着想し、ブラックガラスを採用した。新しい香りは、ウッディフローラル“ミリー ラ フォレ”と、華やかなフローラル“シャトー ラ コル ノワール”の2種。既存の香りを含め、全10種展開となった。

ほか、キャンドルベースをカスタマイズできる“クチュール ベース”(全5色、各7920〜1万1660円)が登場。幾何学模様やロゴの型押し、千鳥格子など5色のパターンから好きなデザインを選択可能だ。インテリアにアクセントを加え、キャンドルを長持ちさせる“キャンドルアクセサリー(各8140円)”もラインアップ。キャンドルの炎を消す“キャンドル スナッファー”、芯切りハサミ“ウィック トリマー”、キャンドルを保護し、香りを保つ蓋“キャンドル リッド”の3品をそろえた。

さらに、キャンドル3種セット“キャンドル コレクション”(3万7180円)を用意。アンバーとフローラルの香り“アンブル ニュイ”と、スパイシーなアンバーの香り“30 モンテーニュ”、甘く優しい金木犀の香り“テ オスマンサス”をミニサイズ(85g)で詰め合わせた。

なお、“30 モンテーニュ”“アンブル ニュイ”“エデン ロック”“テ オスマンサス”“サントノレ”のキャンドル5種とキャンドルの蓋“キャンドル リッド”は12月上旬に発売予定だ。

“ラ コレクシオン プリヴェ キャンドル”一覧

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「ディオール」がキャンドルコレクション刷新 黒の装いにアップデート&香りを追加

「ディオール(DIOR)」は10月31日、フレグランスコレクション“ラ コレクシオンプリヴェ”から、フレグランスキャンドルをリニューアル発売する。装いを新たに、“ラ コレクシオン プリヴェ キャンドル”(全10種、各250g、2万240円)として生まれ変わる。2種の香りが仲間入りするほか、カスタム可能なベースやアクセサリー、ミニキャンドルセットが登場。28日から「ハウス オブ ディオール ビューティー」丸の内とそごう横浜、ブランド公式ECで、29日から伊勢丹新宿本店と西武池袋本店、大丸心斎橋店で先行販売を行っている。

“ラ コレクシオン プリヴェ キャンドル”は、ホルダー部分を刷新。“ラ コレクシオンプリヴェ”のフレグランスキャップに着想し、ブラックガラスを採用した。新しい香りは、ウッディフローラル“ミリー ラ フォレ”と、華やかなフローラル“シャトー ラ コル ノワール”の2種。既存の香りを含め、全10種展開となった。

ほか、キャンドルベースをカスタマイズできる“クチュール ベース”(全5色、各7920〜1万1660円)が登場。幾何学模様やロゴの型押し、千鳥格子など5色のパターンから好きなデザインを選択可能だ。インテリアにアクセントを加え、キャンドルを長持ちさせる“キャンドルアクセサリー(各8140円)”もラインアップ。キャンドルの炎を消す“キャンドル スナッファー”、芯切りハサミ“ウィック トリマー”、キャンドルを保護し、香りを保つ蓋“キャンドル リッド”の3品をそろえた。

さらに、キャンドル3種セット“キャンドル コレクション”(3万7180円)を用意。アンバーとフローラルの香り“アンブル ニュイ”と、スパイシーなアンバーの香り“30 モンテーニュ”、甘く優しい金木犀の香り“テ オスマンサス”をミニサイズ(85g)で詰め合わせた。

なお、“30 モンテーニュ”“アンブル ニュイ”“エデン ロック”“テ オスマンサス”“サントノレ”のキャンドル5種とキャンドルの蓋“キャンドル リッド”は12月上旬に発売予定だ。

“ラ コレクシオン プリヴェ キャンドル”一覧

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上海の「巨艦ルイ・ヴィトン」店舗に潜入【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は上海に出現した巨大な船形の「ルイ・ヴィトン」店舗である「ザ・ルイ」について。上海っ子でもなかなか予約が取れない同店舗の中をリポートしちゃいます。

上海に突如降臨した「巨艦店舗」

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は6月、上海・南京西路の複合施設「興業太古匯」に、世界でも類を見ない船形の旗艦店「ザ・ルイ(The Louis)」をオープンした。高さ約30m、延べ床面積1600㎡の船体は、外観全体を金属製のモノグラム装飾で覆い、まるで街の真ん中に巨大な船が停泊しているような姿を見せている。船首を思わせるシャープなフォルムは、19世紀に航海用トランクの製造から始まったブランドの伝統に敬意を払い、港町として発展してきた上海の歴史とも重なる。建物そのものが「旅」を象徴し、新しいランドマークとして街に強い存在感を放っている。

実際に現地を訪れると、外には船を背景に記念撮影をする人々が絶え間なく集まっていた。私はある週末の午後、予約が難しい「ル・カフェ ルイ・ヴィトン」に、ようやく入ることができた(娘と友人と一緒に)。カフェのエントランスを入ると、席へと続く通路の壁全体にトランクが並び、歩くだけでブランドの歴史をたどる旅が始まるようだった。席に着くと、テーブルには「LV」の刻印が入ったプレートや整えられたテーブルウェアが置かれ、特別な時間の始まりを感じさせた。

大人たちはワインやカクテル、娘はアフタヌーンティーセットを注文した。小さなケーキやサンドイッチにはルイ・ヴィトンのシグネチャーが丁寧に施され、見ているだけでワクワク、味わう前から幸せが溢れ出すその演出に、ため息さえこぼれた。さらにバルコニー席に出ると、白と青を基調にした空間が広がり、ギリシャのリゾートを思わせる開放感に包まれた。そこで口にしたカクテルは、まるで旅先にいるような気分を味わわせてくれた。

カフェの後に向かったのが、《非凡之旅(Visionary Journeys)》と題された「ルイ・ヴィトン」の精神を直接体験できるよう企画された特別な展覧会場だ。1835年、14歳のルイ・ヴィトンが生まれ故郷ジュラを離れ、徒歩でパリを目指した旅に始まる物語。1854年の創業を経て、旅行鞄からスポーツ、ファッションへと広がり、卓越した技術と革新の精神を守り続けてきた歩み。そのすべてを一つの空間でたどれる構成になっている。

展覧会の入口は狭い回廊から始まる。その先に現れたのは鏡を使ったインスタレーションで、進むと無数のトランクに囲まれているような感覚に包まれた。さらに進むとライブラリーやパフュームルームが続き、ブランドが培ってきた知識や香りの世界が広がっていた。歴代のトランク展示では、クラシックなデザインから最新のものまでが並び、その変遷から技術と美意識の積み重ねを実感できる。職人が実際に作業する工程を紹介するコーナーもあり、手仕事の正確さと緻密さに驚かされた。加えて、過去に限定販売されたユニークな形のバッグも展示され、進むごとに目を引く発見があった。足を止める暇もなく展示を巡り、ブランドの歴史と革新を一度に体験することができた。

やがて航海の終着点に着いたかのように階段を上がると、その先にはバッグやトランクをはじめ、ウィメンズやメンズのウェア、レザーグッズ、シューズ、アクセサリー、トラベル製品まで幅広いコレクションが並ぶショップ空間が広がっていた。上海限定アイテムやラゲージタグの刻印サービスも用意され、訪れる人はブランドの物語を実際に手に取れる形で持ち帰ることができる。

「ザ・ルイ」は、展覧会・ショップ・カフェを一体化した世界唯一の船形旗艦店である。上海の航運史とルイ・ヴィトンの伝統が重なり、都市の中心で世界観を丸ごと感じられる新しいランドマークとなっている。巨大な船体そのものを上海という街に持ち込んだ建築は、ブランドと都市、過去と未来を結びつけ、ルイ・ヴィトンの物語をさらに広げている。
最後に、展覧会及びカフェの予約方法はWeChatのミニプログラム「MY LV」より予約可能。カフェは満席と出ることが多いものの、時として空いているタイミングがあるので、こまめにチェックすることをお勧めする。

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上海の「巨艦ルイ・ヴィトン」店舗に潜入【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は上海に出現した巨大な船形の「ルイ・ヴィトン」店舗である「ザ・ルイ」について。上海っ子でもなかなか予約が取れない同店舗の中をリポートしちゃいます。

上海に突如降臨した「巨艦店舗」

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は6月、上海・南京西路の複合施設「興業太古匯」に、世界でも類を見ない船形の旗艦店「ザ・ルイ(The Louis)」をオープンした。高さ約30m、延べ床面積1600㎡の船体は、外観全体を金属製のモノグラム装飾で覆い、まるで街の真ん中に巨大な船が停泊しているような姿を見せている。船首を思わせるシャープなフォルムは、19世紀に航海用トランクの製造から始まったブランドの伝統に敬意を払い、港町として発展してきた上海の歴史とも重なる。建物そのものが「旅」を象徴し、新しいランドマークとして街に強い存在感を放っている。

実際に現地を訪れると、外には船を背景に記念撮影をする人々が絶え間なく集まっていた。私はある週末の午後、予約が難しい「ル・カフェ ルイ・ヴィトン」に、ようやく入ることができた(娘と友人と一緒に)。カフェのエントランスを入ると、席へと続く通路の壁全体にトランクが並び、歩くだけでブランドの歴史をたどる旅が始まるようだった。席に着くと、テーブルには「LV」の刻印が入ったプレートや整えられたテーブルウェアが置かれ、特別な時間の始まりを感じさせた。

大人たちはワインやカクテル、娘はアフタヌーンティーセットを注文した。小さなケーキやサンドイッチにはルイ・ヴィトンのシグネチャーが丁寧に施され、見ているだけでワクワク、味わう前から幸せが溢れ出すその演出に、ため息さえこぼれた。さらにバルコニー席に出ると、白と青を基調にした空間が広がり、ギリシャのリゾートを思わせる開放感に包まれた。そこで口にしたカクテルは、まるで旅先にいるような気分を味わわせてくれた。

カフェの後に向かったのが、《非凡之旅(Visionary Journeys)》と題された「ルイ・ヴィトン」の精神を直接体験できるよう企画された特別な展覧会場だ。1835年、14歳のルイ・ヴィトンが生まれ故郷ジュラを離れ、徒歩でパリを目指した旅に始まる物語。1854年の創業を経て、旅行鞄からスポーツ、ファッションへと広がり、卓越した技術と革新の精神を守り続けてきた歩み。そのすべてを一つの空間でたどれる構成になっている。

展覧会の入口は狭い回廊から始まる。その先に現れたのは鏡を使ったインスタレーションで、進むと無数のトランクに囲まれているような感覚に包まれた。さらに進むとライブラリーやパフュームルームが続き、ブランドが培ってきた知識や香りの世界が広がっていた。歴代のトランク展示では、クラシックなデザインから最新のものまでが並び、その変遷から技術と美意識の積み重ねを実感できる。職人が実際に作業する工程を紹介するコーナーもあり、手仕事の正確さと緻密さに驚かされた。加えて、過去に限定販売されたユニークな形のバッグも展示され、進むごとに目を引く発見があった。足を止める暇もなく展示を巡り、ブランドの歴史と革新を一度に体験することができた。

やがて航海の終着点に着いたかのように階段を上がると、その先にはバッグやトランクをはじめ、ウィメンズやメンズのウェア、レザーグッズ、シューズ、アクセサリー、トラベル製品まで幅広いコレクションが並ぶショップ空間が広がっていた。上海限定アイテムやラゲージタグの刻印サービスも用意され、訪れる人はブランドの物語を実際に手に取れる形で持ち帰ることができる。

「ザ・ルイ」は、展覧会・ショップ・カフェを一体化した世界唯一の船形旗艦店である。上海の航運史とルイ・ヴィトンの伝統が重なり、都市の中心で世界観を丸ごと感じられる新しいランドマークとなっている。巨大な船体そのものを上海という街に持ち込んだ建築は、ブランドと都市、過去と未来を結びつけ、ルイ・ヴィトンの物語をさらに広げている。
最後に、展覧会及びカフェの予約方法はWeChatのミニプログラム「MY LV」より予約可能。カフェは満席と出ることが多いものの、時として空いているタイミングがあるので、こまめにチェックすることをお勧めする。

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「ユニクロ」のサステナビリティを大解剖する冊子を制作 編集者的伝わりやすさのコツとは

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

「WWDJAPAN」はこのほど、「ユニクロ(UNIQLO)」のサステナビリティの取り組みを大解剖する特別冊子を制作しました。今回はこちらの編集を担当した弊社の津布久光平さんがゲストに登場。ともすると難しくなりがちなサステナビリティの情報を、伝わりやすくするための編集のコツや印象に残った取材について聞きました。当該号は全国の「ユニクロ」店舗で無料配布されています。



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「ユニクロ」のサステナビリティを大解剖する冊子を制作 編集者的伝わりやすさのコツとは

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

「WWDJAPAN」はこのほど、「ユニクロ(UNIQLO)」のサステナビリティの取り組みを大解剖する特別冊子を制作しました。今回はこちらの編集を担当した弊社の津布久光平さんがゲストに登場。ともすると難しくなりがちなサステナビリティの情報を、伝わりやすくするための編集のコツや印象に残った取材について聞きました。当該号は全国の「ユニクロ」店舗で無料配布されています。



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「ナイキ」と「マーティン ローズ」の最新コラボが発売 “ショックス MR4 ”を再解釈しミュール仕上げに

 「ナイキ(NIKE)」は10月30日、英国発メンズブランド「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」とのコラボスニーカー、“ショックス MR4”(全2色、各2万9700円)を発売する。同アイテムのコラボは2023年以来2度目で、今回は“ショックス MR4”を再解釈し、より高いヒールを施したミュール形状に仕上げた。取り扱いは、「ナイキ」公式オンラインサイトおよび各店舗で行う。

シルエットには、正統派ドレスシューズを象徴するスクエアトゥを採用した。カラーは、ホワイト&バーシティレッドとオールレッドカラーを用意した。

同コレクションは、8年間にわたる両者のパートナーシップの精神を継承し、“ゲームの民主性——誰もが競い合い、つながり、帰属できる空間を活かし、スポーツの可能性を映し出すこと”を目指している。

マーティン・ローズ(Martine Rose)デザイナーは、「ゲーマーにインスピレーションを得つつ、彼らの競技スタイルに合わせてデザインされた、リラックスした雰囲気をコレクション全体に反映させたかった」とコメントしている。

キャンペーンには“スポーツ”、“アイデンティティ”、“文化”の交差点をテーマに、エリートゲーマーたちを起用した。「ナイキ」がこれまでトップアスリートを起用してきた広告へのオマージュを込めている。なお、コレクションにはフットウエアのほか、アパレルやアクセサリーなどもそろえる。

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「ナイキ」と「マーティン ローズ」の最新コラボが発売 “ショックス MR4 ”を再解釈しミュール仕上げに

 「ナイキ(NIKE)」は10月30日、英国発メンズブランド「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」とのコラボスニーカー、“ショックス MR4”(全2色、各2万9700円)を発売する。同アイテムのコラボは2023年以来2度目で、今回は“ショックス MR4”を再解釈し、より高いヒールを施したミュール形状に仕上げた。取り扱いは、「ナイキ」公式オンラインサイトおよび各店舗で行う。

シルエットには、正統派ドレスシューズを象徴するスクエアトゥを採用した。カラーは、ホワイト&バーシティレッドとオールレッドカラーを用意した。

同コレクションは、8年間にわたる両者のパートナーシップの精神を継承し、“ゲームの民主性——誰もが競い合い、つながり、帰属できる空間を活かし、スポーツの可能性を映し出すこと”を目指している。

マーティン・ローズ(Martine Rose)デザイナーは、「ゲーマーにインスピレーションを得つつ、彼らの競技スタイルに合わせてデザインされた、リラックスした雰囲気をコレクション全体に反映させたかった」とコメントしている。

キャンペーンには“スポーツ”、“アイデンティティ”、“文化”の交差点をテーマに、エリートゲーマーたちを起用した。「ナイキ」がこれまでトップアスリートを起用してきた広告へのオマージュを込めている。なお、コレクションにはフットウエアのほか、アパレルやアクセサリーなどもそろえる。

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「フレッドペリー」×「クレイグ・グリーン」の初のフルコレクションが発売 英国の伝統と現代的ユニフォームデザインが融合

「フレッドペリー(FRED PERRY)」は、「クレイグ・グリーン(CRAIG GREEN)」とのコラボレーションによる初のフルコレクションを10月17日に発売した。同作は2026年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表。これまで2度のコラボレーションを経て、今回初のフルコレクションが完成した。両ブランドに共通する「機能性」と「クラフトマンシップ」への探究心を軸に、異なる2つのスタイルが1つに融合したビジョンを表現。コレクションはフレッドペリー東京、大阪、名古屋店と公式オンラインストアで販売している。

今季のコレクションでは、積み木のように重なり合うレイヤー構造を特徴とし、アーカイブからの要素を再構築。象徴的なポロシャツ“M3600”には“ユニフォームホワイト”と“インダストリアルグリーン”のピケパネルを組み合わせ、両ブランドのロゴを縦に並べて配置した。

また、ビンテージのスポーツウエアを想起させるストライプやシェブロンのモチーフを随所にあしらい、軽快で個性的なレイヤードスタイルを提案。アウターでは、「クレイグ・グリーン」の代名詞でもある1インチ幅のキルティングを施したハリントンジャケットが登場。ストラップ付きの襟や大容量のポケットなど、機能性と造形美が融合する。さらに、クラシックな英国のアウトドアウエアを再解釈したワックスジャケットも展開する。軽量なコットンとナイロン素材とコーデュロイのオープンカラーが、モダンな表情を生み出す。全アイテムはブラックで統一し汎用性を備える。

デザイナーのクレイグ・グリーンはコラボについて「第2弾の“FRED PERRY SHIRT”のプロジェクトではクラシックシャツのみにフォーカスしたが、それを経てフルコレクションへと拡張するのは自然な流れだった。これまでのコラボレーションを通じてお互いの共通点を見つけることができたので、今回は“ユニフォーム”“ユーティリティ”“ブリティッシュデザイン”というテーマをさらに発展させることができた」と経緯を語った。

コレクションでは「アーカイブ」という言葉が重要なキーワードとして登場するが、過去のアイテムやディテールからインスピレーションを得たのだと言う。

「“アーカイブ”を探求することは、単なるノスタルジーではなく、すでに存在するものを尊重しながら新しい解釈を見出すことだ。今回は、『フレッドペリー』のクラシックなポロシャツやハリントンジャケットといったヘリテージアイコンに注目し、ディテールや構造、プロポーションを再検討した。同時に、自分たちのアーカイブも立ち返り、特にユニフォームや組み立て構造、キルティングなどを再解釈し、これらを組み合わせることで、新しいレイヤリングや構造的ディテールを探求した。象徴的なアイテムを再解釈するには、アイデンティティーを尊重しながら変化を加えることが重要。クラシックな“M3600”には、ロウエッジのピケパネルや構造的なディテールを取り入れ、従来のクリーンなイメージに変化を与えた。これはユニフォームのシンプルなグラフィックにインスピレーションを得たもので、ボディのブロッキングに反映されている」。ハリントンジャケットに代表されるアウターでもタイムレスなデザインを維持しつつ、現代的な機能性を加え、伝統と実用性を両立させている。「クラシックなディテールや構造をどのようにアップデートするかを考えた。ハリントンやワックスジャケットでは、襟の再構築やファブリックにキルティングを追加したり、ディテールの調整によって適応力を高めている。アウターでは“機能”が最も重要で耐久性、レイヤリング、柔軟性を設計の核に据えた」。

「クレイグ グリーン」らしい“ユニフォーム”をほうふつさせるグラフィックについては、「コレクションで使用しているストライプやシェブロンなどのグラフィックは、伝統的なスポーツウエア、特にチームユニフォームのアイコンにインスパイアされている。これらのモチーフを全体に使用することで、視覚的に一貫性を生み出し、『フレッドペリー』のスポーツと、私たちのアプローチをつなげている」と締め括った。


問い合わせ先
フレッドペリーショップ東京
03-5778-4930

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「フレッドペリー」×「クレイグ・グリーン」の初のフルコレクションが発売 英国の伝統と現代的ユニフォームデザインが融合

「フレッドペリー(FRED PERRY)」は、「クレイグ・グリーン(CRAIG GREEN)」とのコラボレーションによる初のフルコレクションを10月17日に発売した。同作は2026年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表。これまで2度のコラボレーションを経て、今回初のフルコレクションが完成した。両ブランドに共通する「機能性」と「クラフトマンシップ」への探究心を軸に、異なる2つのスタイルが1つに融合したビジョンを表現。コレクションはフレッドペリー東京、大阪、名古屋店と公式オンラインストアで販売している。

今季のコレクションでは、積み木のように重なり合うレイヤー構造を特徴とし、アーカイブからの要素を再構築。象徴的なポロシャツ“M3600”には“ユニフォームホワイト”と“インダストリアルグリーン”のピケパネルを組み合わせ、両ブランドのロゴを縦に並べて配置した。

また、ビンテージのスポーツウエアを想起させるストライプやシェブロンのモチーフを随所にあしらい、軽快で個性的なレイヤードスタイルを提案。アウターでは、「クレイグ・グリーン」の代名詞でもある1インチ幅のキルティングを施したハリントンジャケットが登場。ストラップ付きの襟や大容量のポケットなど、機能性と造形美が融合する。さらに、クラシックな英国のアウトドアウエアを再解釈したワックスジャケットも展開する。軽量なコットンとナイロン素材とコーデュロイのオープンカラーが、モダンな表情を生み出す。全アイテムはブラックで統一し汎用性を備える。

デザイナーのクレイグ・グリーンはコラボについて「第2弾の“FRED PERRY SHIRT”のプロジェクトではクラシックシャツのみにフォーカスしたが、それを経てフルコレクションへと拡張するのは自然な流れだった。これまでのコラボレーションを通じてお互いの共通点を見つけることができたので、今回は“ユニフォーム”“ユーティリティ”“ブリティッシュデザイン”というテーマをさらに発展させることができた」と経緯を語った。

コレクションでは「アーカイブ」という言葉が重要なキーワードとして登場するが、過去のアイテムやディテールからインスピレーションを得たのだと言う。

「“アーカイブ”を探求することは、単なるノスタルジーではなく、すでに存在するものを尊重しながら新しい解釈を見出すことだ。今回は、『フレッドペリー』のクラシックなポロシャツやハリントンジャケットといったヘリテージアイコンに注目し、ディテールや構造、プロポーションを再検討した。同時に、自分たちのアーカイブも立ち返り、特にユニフォームや組み立て構造、キルティングなどを再解釈し、これらを組み合わせることで、新しいレイヤリングや構造的ディテールを探求した。象徴的なアイテムを再解釈するには、アイデンティティーを尊重しながら変化を加えることが重要。クラシックな“M3600”には、ロウエッジのピケパネルや構造的なディテールを取り入れ、従来のクリーンなイメージに変化を与えた。これはユニフォームのシンプルなグラフィックにインスピレーションを得たもので、ボディのブロッキングに反映されている」。ハリントンジャケットに代表されるアウターでもタイムレスなデザインを維持しつつ、現代的な機能性を加え、伝統と実用性を両立させている。「クラシックなディテールや構造をどのようにアップデートするかを考えた。ハリントンやワックスジャケットでは、襟の再構築やファブリックにキルティングを追加したり、ディテールの調整によって適応力を高めている。アウターでは“機能”が最も重要で耐久性、レイヤリング、柔軟性を設計の核に据えた」。

「クレイグ グリーン」らしい“ユニフォーム”をほうふつさせるグラフィックについては、「コレクションで使用しているストライプやシェブロンなどのグラフィックは、伝統的なスポーツウエア、特にチームユニフォームのアイコンにインスパイアされている。これらのモチーフを全体に使用することで、視覚的に一貫性を生み出し、『フレッドペリー』のスポーツと、私たちのアプローチをつなげている」と締め括った。


問い合わせ先
フレッドペリーショップ東京
03-5778-4930

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「スターバックス」のホリデーアイテムが11月1日に発売 コーヒー類に着想を得たアロマキャンドルやポーチ付きセットも登場

「スターバックス(STARBUCKS)」は11月1日、ホリデーシーズン限定のグッズ18種類を全国の店舗で発売する。ジンジャーブレッドマンをモチーフにしたアイテムを中心に、多彩なラインアップが揃う。「スタンレー(STANLEY)」とコラボレーションしたタンブラーやカップなどのほか、店舗で取り扱うコーヒーや紅茶をイメージしたアロマキャンドル、ステーショナリー、「スターバックス」のキャラクター、ベアリスタのミニセットやオーナメント、ポーチ付きのギフトセットなど、さまざまなアイテムをそろえた。

充実のタンブラーやマグ類

ボトルやタンブラー、マグなど、ドリンクタイムを豊かにするアイテムの数々は、星型のガラスチャームと星型コンフェッティを内側にデザインした”ホリデー2025ダブルウォール耐熱グラススター”(355mL、3300円)や、スターバックス1号店パイクプレイスストアのホリデーの様子を描いた“ホリデー2025リユーザブルカップレッド”(473mL、500円)などホリデームードを盛り上げるデザインアイテムのほか、“ハンドルリッドステンレスボトルマットブラック”(680mL、5750円)や“ステンレスボトルグリッターシャンパンゴールド”(355mL、4550円)など、シンプルなデザインでギフトにも適した製品も用意した。「スタンレー(STANLEY)」ブランドとのコラボアイテム“3WAYステンレスタンブラー スタンレー シャンパンゴールド”(414mL、5000円)は、リッドのカバーパーツを回転させることで直接飲む、ストローで飲む、飲み口を閉じるの3通りの使い方ができる。

ジンジャーブレッドマンがお菓子作りをする姿やプレゼントを運ぶ様子を描いたステンレスマグ“ホリデー2025ステンレスマグジンジャーブレッドマンミアー”(473mL、6250円)は、収益の一部を環境保護やコミュニティ支援に充てる米国「ミアー(MIIR)」のもの。清潔な水や教育支援などのギブプロジェクトに収益の一部を使用し、ボトル底面のギブコードで支援先を追跡できる仕組みを採用している。

「スターバックス」ならではのアロマキャンドルは3種類

アロマキャンドルは3種類を用意し、本体にはサイレンロゴ、木製の蓋にはワードロゴの刻印して特別感あるデザインに仕上げた。「スターバックス」の店内にいるかのようなリラックス感のある香りに仕上げた“スターバックスモーメント リラックスインスパイアドバイコーヒー&スパイス”(3800円)は、焙煎したてのような芳ばしいコーヒーに、アンバーやバニラの甘さと、ほんのり華やぐフローラルとカシス、やわらかなムスクとウッディを重ねた甘く深みのある芳香が特徴だ。“スターバックスモーメント ジョイインスパイアドバイジョイフルメドレー”(3800円)は甘い果実がはじける明るくフルーティーな香りに、華やかな紅茶のニュアンスを添えた。“スターバックスモーメント リフレッシュインスパイアドバイゆずシトラス&ティー”(3800円)はドリンクメニューの“ゆずシトラス&ティー”をイメージしている。

日常を彩るアクセサリー&ステーショナリー

クリップパーツでバッグなどに取り付けできる“ホリデー2025ベアリスタ ミニセット”(4400円)は、冬らしいニットを着たベアリスタに着脱可能なアウター2種類をセットした。ジンジャーブレッドマンをイメージしたボアジャケットと暖かみのあるニットケープを付属した。ステーショナリーでは、店舗で使用したミルクパックの再生紙を表紙と裏表紙に使用した“ホリデー2025スターバックスキャンパスリングノートレッド”(650円)、柔らかい手触りで汚れが付きにくい表紙で、ゴムバンドとしおりも付属する“ホリデー2025ノートブックゴールド”(1950円)を展開する。

オーナメントは“ホリデー2025オーナメント レッドカップ ベアリスタ”(1600円)と”ホリデー2025オーナメント レッドカップ ジンジャーブレッドマン”(1600円)、”ホリデー2025オーナメントコールドカップタンブラー”(2000円)の3種類をラインアップ。ベアリスタやジンジャーブレッドマン、ゴールドカラーのタンブラーをデザイン。ほか、オンラインストアではオンライン限定品の“ホリデー2025ベアリスタジンジャーブレッドマン”(5600円)なども取り扱う。

もこもこポーチ付きも用意したギフトアイテム

ギフト向けには、ドリンクチケット付きメッセージカードの“ホリデー2025ビバレッジカード レッドカップ”(750円)や”ホリデー2025フード&ビバレッジカード”(1100円)のほか、ドリンクチケットとメッセージが書けるスリーブ、もこもこ素材のポーチが付いた“ホリデー2025スターバックスミニカップギフト レッドカップ”(1150円)、もこもこのサンタ服を着たベアリスタが付いたドリンクチケット月メッセージカードギフト“ホリデー2025べアリスタメッセージギフト”(1650円)をそろえている。

「スターバックス」2025年ホリデー全ラインナップ

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「スターバックス」のホリデーアイテムが11月1日に発売 コーヒー類に着想を得たアロマキャンドルやポーチ付きセットも登場

「スターバックス(STARBUCKS)」は11月1日、ホリデーシーズン限定のグッズ18種類を全国の店舗で発売する。ジンジャーブレッドマンをモチーフにしたアイテムを中心に、多彩なラインアップが揃う。「スタンレー(STANLEY)」とコラボレーションしたタンブラーやカップなどのほか、店舗で取り扱うコーヒーや紅茶をイメージしたアロマキャンドル、ステーショナリー、「スターバックス」のキャラクター、ベアリスタのミニセットやオーナメント、ポーチ付きのギフトセットなど、さまざまなアイテムをそろえた。

充実のタンブラーやマグ類

ボトルやタンブラー、マグなど、ドリンクタイムを豊かにするアイテムの数々は、星型のガラスチャームと星型コンフェッティを内側にデザインした”ホリデー2025ダブルウォール耐熱グラススター”(355mL、3300円)や、スターバックス1号店パイクプレイスストアのホリデーの様子を描いた“ホリデー2025リユーザブルカップレッド”(473mL、500円)などホリデームードを盛り上げるデザインアイテムのほか、“ハンドルリッドステンレスボトルマットブラック”(680mL、5750円)や“ステンレスボトルグリッターシャンパンゴールド”(355mL、4550円)など、シンプルなデザインでギフトにも適した製品も用意した。「スタンレー(STANLEY)」ブランドとのコラボアイテム“3WAYステンレスタンブラー スタンレー シャンパンゴールド”(414mL、5000円)は、リッドのカバーパーツを回転させることで直接飲む、ストローで飲む、飲み口を閉じるの3通りの使い方ができる。

ジンジャーブレッドマンがお菓子作りをする姿やプレゼントを運ぶ様子を描いたステンレスマグ“ホリデー2025ステンレスマグジンジャーブレッドマンミアー”(473mL、6250円)は、収益の一部を環境保護やコミュニティ支援に充てる米国「ミアー(MIIR)」のもの。清潔な水や教育支援などのギブプロジェクトに収益の一部を使用し、ボトル底面のギブコードで支援先を追跡できる仕組みを採用している。

「スターバックス」ならではのアロマキャンドルは3種類

アロマキャンドルは3種類を用意し、本体にはサイレンロゴ、木製の蓋にはワードロゴの刻印して特別感あるデザインに仕上げた。「スターバックス」の店内にいるかのようなリラックス感のある香りに仕上げた“スターバックスモーメント リラックスインスパイアドバイコーヒー&スパイス”(3800円)は、焙煎したてのような芳ばしいコーヒーに、アンバーやバニラの甘さと、ほんのり華やぐフローラルとカシス、やわらかなムスクとウッディを重ねた甘く深みのある芳香が特徴だ。“スターバックスモーメント ジョイインスパイアドバイジョイフルメドレー”(3800円)は甘い果実がはじける明るくフルーティーな香りに、華やかな紅茶のニュアンスを添えた。“スターバックスモーメント リフレッシュインスパイアドバイゆずシトラス&ティー”(3800円)はドリンクメニューの“ゆずシトラス&ティー”をイメージしている。

日常を彩るアクセサリー&ステーショナリー

クリップパーツでバッグなどに取り付けできる“ホリデー2025ベアリスタ ミニセット”(4400円)は、冬らしいニットを着たベアリスタに着脱可能なアウター2種類をセットした。ジンジャーブレッドマンをイメージしたボアジャケットと暖かみのあるニットケープを付属した。ステーショナリーでは、店舗で使用したミルクパックの再生紙を表紙と裏表紙に使用した“ホリデー2025スターバックスキャンパスリングノートレッド”(650円)、柔らかい手触りで汚れが付きにくい表紙で、ゴムバンドとしおりも付属する“ホリデー2025ノートブックゴールド”(1950円)を展開する。

オーナメントは“ホリデー2025オーナメント レッドカップ ベアリスタ”(1600円)と”ホリデー2025オーナメント レッドカップ ジンジャーブレッドマン”(1600円)、”ホリデー2025オーナメントコールドカップタンブラー”(2000円)の3種類をラインアップ。ベアリスタやジンジャーブレッドマン、ゴールドカラーのタンブラーをデザイン。ほか、オンラインストアではオンライン限定品の“ホリデー2025ベアリスタジンジャーブレッドマン”(5600円)なども取り扱う。

もこもこポーチ付きも用意したギフトアイテム

ギフト向けには、ドリンクチケット付きメッセージカードの“ホリデー2025ビバレッジカード レッドカップ”(750円)や”ホリデー2025フード&ビバレッジカード”(1100円)のほか、ドリンクチケットとメッセージが書けるスリーブ、もこもこ素材のポーチが付いた“ホリデー2025スターバックスミニカップギフト レッドカップ”(1150円)、もこもこのサンタ服を着たベアリスタが付いたドリンクチケット月メッセージカードギフト“ホリデー2025べアリスタメッセージギフト”(1650円)をそろえている。

「スターバックス」2025年ホリデー全ラインナップ

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「オーデマ ピゲ」150周年 5つのテーマでブランドをひも解く展覧会を銀座で開催

「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」は11月10日〜2026年4月30日の期間、創業150周年を祝し、「ハウス オブ ワンダーズ展」を東京・銀座で開催する。すでに「オーデマ ピゲ」公式サイトで受付を実施している。本展は、ブランドの歴史を辿る“時のギャラリー”、アーカイブから最新モデルまでを紹介する“デザインの金庫室”、VR体験を備えた“アイデアの旅”など、5つのコーナーを用意する。

「オーデマ ピゲ」は、1875年にスイス・ジュウ渓谷のル・ブラッシュで創業。150年に渡って、創業者一族のオーデマ家とピゲ家による独立経営を続けている。

■ハウス オブ ワンダーズ展
日程:2025年11月10日〜2026年4月30日
時間:11:30〜19:30(最終入場18:30)
住所:東京都中央区銀座6-7-12
※入場無料、予約優先
公式サイト

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「オーデマ ピゲ」150周年 5つのテーマでブランドをひも解く展覧会を銀座で開催

「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」は11月10日〜2026年4月30日の期間、創業150周年を祝し、「ハウス オブ ワンダーズ展」を東京・銀座で開催する。すでに「オーデマ ピゲ」公式サイトで受付を実施している。本展は、ブランドの歴史を辿る“時のギャラリー”、アーカイブから最新モデルまでを紹介する“デザインの金庫室”、VR体験を備えた“アイデアの旅”など、5つのコーナーを用意する。

「オーデマ ピゲ」は、1875年にスイス・ジュウ渓谷のル・ブラッシュで創業。150年に渡って、創業者一族のオーデマ家とピゲ家による独立経営を続けている。

■ハウス オブ ワンダーズ展
日程:2025年11月10日〜2026年4月30日
時間:11:30〜19:30(最終入場18:30)
住所:東京都中央区銀座6-7-12
※入場無料、予約優先
公式サイト

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「リーバイス」と「バブアー」が初コラボ 170年以上にわたる両ブランドの伝統を融合

「リーバイス(LEVI'S)」は10月30日、「バブアー(BARBOUR)」との初のコラボレーションアイテムを発売する。170年以上にわたる両ブランドの伝統、クラフツマンシップ、冒険心を称えたコレクションで、「リーバイス」のデニムと「バブアー」のワックスコットンを融合させたアイテムを展開する。取り扱いは、両ブランドの公式サイトおよび各店舗で行う。

両ブランドのアーカイブピースを再解釈し、
融合させたアイテムをラインアップ

“スペイ ワックス ジャケット”(8万4700円)は、「バブアー」のクラシックなスタイルを、タバコカラーのワックスコットン、ブラウンコーデュロイの襟、「リーバイス」のアーキュエットを模ったポケット、トラッカージャケット風の袖口、ウエスタンディテールで再構築した。

“オーバーサイズビデイルジャケット”はワックス(8万8000円)とデニム(6万9300円)の2種類をそろえた。ダークネイビーのワックスコットンに「リーバイス」のプリーツやタータンライニングを施したモデルと、デニム素材にトリプルニードルステッチ、アンティーク調のブラスディテールを採用しワークウエア調に仕上げた。

“タイプ2ジャケット”もワックス(7万400円)とデニム(4万9500円)の2型を用意した。「バブアー」の伝統的なオリーブトーンと「リーバイス」のインディゴデニムをミックスした。

そのほか、コーデュロイパンツやグラフィックTシャツ、ヘビーウエイトのフーディー、ワックスキャップなど、両ブランドのDNAを受け継ぐアイテムがラインアップする。また、ワックス加工のすべてのアイテムには「バブアー」のワックスコットンを使用している。

伝統、労働、反復の美学を表現したビジュアル

キャンペーンビジュアルは、写真家で映像作家の ティーボーン・フレッチャー(Tbone Fletcher)が行った。スタイリングはティリノ・イスポル(Tirino Yspol )が担当。伝統、労働、反復の美学を視覚的に表現し、どんな素人もプロになるには1万時間の練習が必要だ、という「1万時間の法則」にインスパイアされたコンセプトで、熟練した現代のクラフツマンたちをモデルに起用した。

登場するのは、フレンドリープレッシャー(Friendly Pressure)の創設者でカスタムスピーカーを手掛けるシヴァス・ハワード・ブラウン(Shivas Howard Brown)、陶芸家のレーヴ・ローゼンブッシュ(Lev Rosenbush)、家具職人のアンドュー・マセボ(Andu Masebo)、ジュエリーデザイナーのエリー・マーサー(Ellie Mercer)などだ。

アイテム一覧

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「リーバイス」と「バブアー」が初コラボ 170年以上にわたる両ブランドの伝統を融合

「リーバイス(LEVI'S)」は10月30日、「バブアー(BARBOUR)」との初のコラボレーションアイテムを発売する。170年以上にわたる両ブランドの伝統、クラフツマンシップ、冒険心を称えたコレクションで、「リーバイス」のデニムと「バブアー」のワックスコットンを融合させたアイテムを展開する。取り扱いは、両ブランドの公式サイトおよび各店舗で行う。

両ブランドのアーカイブピースを再解釈し、
融合させたアイテムをラインアップ

“スペイ ワックス ジャケット”(8万4700円)は、「バブアー」のクラシックなスタイルを、タバコカラーのワックスコットン、ブラウンコーデュロイの襟、「リーバイス」のアーキュエットを模ったポケット、トラッカージャケット風の袖口、ウエスタンディテールで再構築した。

“オーバーサイズビデイルジャケット”はワックス(8万8000円)とデニム(6万9300円)の2種類をそろえた。ダークネイビーのワックスコットンに「リーバイス」のプリーツやタータンライニングを施したモデルと、デニム素材にトリプルニードルステッチ、アンティーク調のブラスディテールを採用しワークウエア調に仕上げた。

“タイプ2ジャケット”もワックス(7万400円)とデニム(4万9500円)の2型を用意した。「バブアー」の伝統的なオリーブトーンと「リーバイス」のインディゴデニムをミックスした。

そのほか、コーデュロイパンツやグラフィックTシャツ、ヘビーウエイトのフーディー、ワックスキャップなど、両ブランドのDNAを受け継ぐアイテムがラインアップする。また、ワックス加工のすべてのアイテムには「バブアー」のワックスコットンを使用している。

伝統、労働、反復の美学を表現したビジュアル

キャンペーンビジュアルは、写真家で映像作家の ティーボーン・フレッチャー(Tbone Fletcher)が行った。スタイリングはティリノ・イスポル(Tirino Yspol )が担当。伝統、労働、反復の美学を視覚的に表現し、どんな素人もプロになるには1万時間の練習が必要だ、という「1万時間の法則」にインスパイアされたコンセプトで、熟練した現代のクラフツマンたちをモデルに起用した。

登場するのは、フレンドリープレッシャー(Friendly Pressure)の創設者でカスタムスピーカーを手掛けるシヴァス・ハワード・ブラウン(Shivas Howard Brown)、陶芸家のレーヴ・ローゼンブッシュ(Lev Rosenbush)、家具職人のアンドュー・マセボ(Andu Masebo)、ジュエリーデザイナーのエリー・マーサー(Ellie Mercer)などだ。

アイテム一覧

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【2025年クリスマスコフレ】「メルト」の“カカオフレグランス”セットが新パッケージで再登場 生炭酸パウダー付き

花王のヘアケアブランド「メルト(MELT)」は11月8日、カカオフレグランスの“モイストシャンプー&モイストトリートメント”と“クリーミーメルトパウダー”に、生炭酸パウダーの“クリーミーメルトパウダー”を付けたホリデー限定セット“スイートメルトコレクション モイストシャンプー &モイストトリートメント カカオフレグランス”(3200円※編集部調べ)を数量限定発売する。今年1月に限定発売し好評だったカカオフレグランスのシャンプーとトリートメントを新パッケージで再登場させるもので、“あまくとろけるバスタイム”をコンセプトに、フローラルとカカオが絶妙なバランスで絡み合う甘さと、心地よく穏やかな気分へと導くマインドフルアロマの香りをイメージした。

カカオの香りに包まれて艶髪をかなえるバスタイム

同製品は髪表面と内側を同時に補修するハイブリッドリペア処方を採用。補修成分のリペアシールド成分が髪表面に、メルティセラミドが髪の内部に浸透し、ダメージ髪を集中補修する。また、髪内部に潤いを溜め込むメルティ美容液成分がみずみずしく柔らかい、とろけるような艶髪へと導く。

セットには“クリーミーメルトパウダー”を2包付けた。パウダーを水に混ぜると炭酸が発生し発泡するアイテムで、クリーミーで濃密な毛穴より小さい炭酸泡が頭皮と髪に密着し、皮脂などの蓄積汚れを浮かせて落とす。トリートメントのなじみをよくするブースター効果も備えているほか、シャンプーと混ぜて使用するときめ細かく豊かな泡立ちが実現する。

ホリデーシーズン限定の甘くとろけるようなリッチなカカオの香りは、一部に天然精油をブレンド。ジャスミンやゼラニウム、チョコレートコスモスの柔らかなフローラルが広がり、ミルクやバニラの温かい甘さの余韻が残る香りのハーモニーは、ほろ苦いカカオのリッチな香りを引き立てる。

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【2025年クリスマスコフレ】「メルト」の“カカオフレグランス”セットが新パッケージで再登場 生炭酸パウダー付き

花王のヘアケアブランド「メルト(MELT)」は11月8日、カカオフレグランスの“モイストシャンプー&モイストトリートメント”と“クリーミーメルトパウダー”に、生炭酸パウダーの“クリーミーメルトパウダー”を付けたホリデー限定セット“スイートメルトコレクション モイストシャンプー &モイストトリートメント カカオフレグランス”(3200円※編集部調べ)を数量限定発売する。今年1月に限定発売し好評だったカカオフレグランスのシャンプーとトリートメントを新パッケージで再登場させるもので、“あまくとろけるバスタイム”をコンセプトに、フローラルとカカオが絶妙なバランスで絡み合う甘さと、心地よく穏やかな気分へと導くマインドフルアロマの香りをイメージした。

カカオの香りに包まれて艶髪をかなえるバスタイム

同製品は髪表面と内側を同時に補修するハイブリッドリペア処方を採用。補修成分のリペアシールド成分が髪表面に、メルティセラミドが髪の内部に浸透し、ダメージ髪を集中補修する。また、髪内部に潤いを溜め込むメルティ美容液成分がみずみずしく柔らかい、とろけるような艶髪へと導く。

セットには“クリーミーメルトパウダー”を2包付けた。パウダーを水に混ぜると炭酸が発生し発泡するアイテムで、クリーミーで濃密な毛穴より小さい炭酸泡が頭皮と髪に密着し、皮脂などの蓄積汚れを浮かせて落とす。トリートメントのなじみをよくするブースター効果も備えているほか、シャンプーと混ぜて使用するときめ細かく豊かな泡立ちが実現する。

ホリデーシーズン限定の甘くとろけるようなリッチなカカオの香りは、一部に天然精油をブレンド。ジャスミンやゼラニウム、チョコレートコスモスの柔らかなフローラルが広がり、ミルクやバニラの温かい甘さの余韻が残る香りのハーモニーは、ほろ苦いカカオのリッチな香りを引き立てる。

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「アークテリクス」百貨店の外商客にも的 最大規模店を池袋東武に出店

アメアスポーツジャパンのアウトドアブランド「アークテリクス(ARC'TERYX)」は、東武百貨店池袋店(豊島区)に30日に開く直営店を関係者に公開した。売り場面積は528平方メートルで国内最大規模。ブランドストアとしては珍しい百貨店への出店によって、池袋沿線の消費者、とりわけ百貨店の外商客を取り込む。

店名は「アークテリクス 池袋東武ブランドストア」。東武百貨店池袋店1階の「ギャップ」跡地(「ギャップ」は1・2階で営業していたが、2階に集約)に立地する。周囲に「グッチ」や「ボッテガ・ヴェネタ」などの高級ブランドが並ぶ場所だ。1フロアにアパレルからシューズ、バックパックなどをフルラインナップで並べるとともに、さまざまなイベントを開くコミュニティスペース、国内で3店舗目となる製品修理やケアの窓口「リバード サービスセンター」を置く。

椅子やテーブルを常設するコミュニティースペースは、普段はくつろぎながら接客し、定期的に登山家などを招いてワークショップを開く。「リバード サービスセンター」は破損した服やギアの修理をしたり、ケアの相談を受けたり、奥にある最新鋭の洗濯・乾燥機で預かったウエアをクリーニングしたりできる。「アークテリクス」でブランドヘッドを務める高木賢氏は「東武百貨店と話し合い、物販だけでなく、コミュニティーやカルチャーの拠点になる店舗を目指した」と説明する。

アウトドアアクティビティーに伸び代

「アークテリクス」は成長が続いている。日本国内の売上高は公開していないが、コロナ前の2019年に比べて25年は2倍以上の規模に成長したという。主力のシェルジャケットだけでなく、最近はバックパックやシューズが人気を集める。「昨年は(計画以上に売れたため)アウターの供給が間に合わず、品不足でお客さまに迷惑をかけてしまった。今年はグローバルの供給網を活用して安定供給できたため、売り上げも順調に伸びている」と高木氏は話す。

大都市の路面一等地や人気の商業施設に出店するブランドストアは、東武百貨店池袋店を含めて全国に18店舗あり、ブランドの世界観を伝える役割を果たしている。ブランドストアの訪日客の購買比率は、場所にもよるが平均しても約6割と高い。ジャケットの平均販売価格は7万円弱。訪日客にとってはハイブランドほど高くはないため、安定して売れている。

今後の課題はアウトドアアクティビティーを楽しむ国内客をもっと開拓することだ。無駄を削ぎ落としたミニマルな機能美で支持を集めるが、約8割が普段着やファッションとして買い求めるという。登山やスキー、キャンプといった実際にアウトドアアクティビティーを行う人たちの伸び代が大きいと見る。

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「アークテリクス」百貨店の外商客にも的 最大規模店を池袋東武に出店

アメアスポーツジャパンのアウトドアブランド「アークテリクス(ARC'TERYX)」は、東武百貨店池袋店(豊島区)に30日に開く直営店を関係者に公開した。売り場面積は528平方メートルで国内最大規模。ブランドストアとしては珍しい百貨店への出店によって、池袋沿線の消費者、とりわけ百貨店の外商客を取り込む。

店名は「アークテリクス 池袋東武ブランドストア」。東武百貨店池袋店1階の「ギャップ」跡地(「ギャップ」は1・2階で営業していたが、2階に集約)に立地する。周囲に「グッチ」や「ボッテガ・ヴェネタ」などの高級ブランドが並ぶ場所だ。1フロアにアパレルからシューズ、バックパックなどをフルラインナップで並べるとともに、さまざまなイベントを開くコミュニティスペース、国内で3店舗目となる製品修理やケアの窓口「リバード サービスセンター」を置く。

椅子やテーブルを常設するコミュニティースペースは、普段はくつろぎながら接客し、定期的に登山家などを招いてワークショップを開く。「リバード サービスセンター」は破損した服やギアの修理をしたり、ケアの相談を受けたり、奥にある最新鋭の洗濯・乾燥機で預かったウエアをクリーニングしたりできる。「アークテリクス」でブランドヘッドを務める高木賢氏は「東武百貨店と話し合い、物販だけでなく、コミュニティーやカルチャーの拠点になる店舗を目指した」と説明する。

アウトドアアクティビティーに伸び代

「アークテリクス」は成長が続いている。日本国内の売上高は公開していないが、コロナ前の2019年に比べて25年は2倍以上の規模に成長したという。主力のシェルジャケットだけでなく、最近はバックパックやシューズが人気を集める。「昨年は(計画以上に売れたため)アウターの供給が間に合わず、品不足でお客さまに迷惑をかけてしまった。今年はグローバルの供給網を活用して安定供給できたため、売り上げも順調に伸びている」と高木氏は話す。

大都市の路面一等地や人気の商業施設に出店するブランドストアは、東武百貨店池袋店を含めて全国に18店舗あり、ブランドの世界観を伝える役割を果たしている。ブランドストアの訪日客の購買比率は、場所にもよるが平均しても約6割と高い。ジャケットの平均販売価格は7万円弱。訪日客にとってはハイブランドほど高くはないため、安定して売れている。

今後の課題はアウトドアアクティビティーを楽しむ国内客をもっと開拓することだ。無駄を削ぎ落としたミニマルな機能美で支持を集めるが、約8割が普段着やファッションとして買い求めるという。登山やスキー、キャンプといった実際にアウトドアアクティビティーを行う人たちの伸び代が大きいと見る。

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「ミニ」と「ポール・スミス」の限定エディションが“ジャパンモビリティショー 2025”に登場

ビー・エム・ダブリューが展開するブランド「ミニ(MINI)」は、「ポール・スミス(PAUL SMITH)」と協業した“ミニ ポール・スミス・エディション”を東京ビックサイトの“ジャパンモビリティショー 2025”で披露する。同エディションでは、英国の伝統とモダンな感性を表現した。本イベントは、10月31日〜11月9日に実施する。

両ブランドの協業は、1998年に“クラシック・ミニ・クーパー”を「ポール・スミス」のトレードマークであるビジュアルデザインで包んだことから始まった。99年には、“クラシック・ミニ”の誕生40周年を記念して、「ポール・スミス」の特徴であるストライプデザインを施した世界に1つしかないワンオフモデルが完成している。

その後、2021年に“ミニ ストリップ(MINI Strip)”、22年には“ミニ リチャージド バイ ポール・スミス(MINI Recharged by Paul Smith)”と、2 台のワンオフモデルが発表された。なお、公式サイトでは、両ブランドのサクセスストーリーを掲載している。

そのほか、モビリティーショーの「ミニ」ブースでは、“ミニ クーパー”ファミリーから218 馬力の電気モーターの“ミニ クーパー SE”やコンパクトなサイズと敏しょう性を兼ね備えた “ミニ クーパー 5ドアS”の展示なども行う。

>「ミニ」公式サイト

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「ミニ」と「ポール・スミス」の限定エディションが“ジャパンモビリティショー 2025”に登場

ビー・エム・ダブリューが展開するブランド「ミニ(MINI)」は、「ポール・スミス(PAUL SMITH)」と協業した“ミニ ポール・スミス・エディション”を東京ビックサイトの“ジャパンモビリティショー 2025”で披露する。同エディションでは、英国の伝統とモダンな感性を表現した。本イベントは、10月31日〜11月9日に実施する。

両ブランドの協業は、1998年に“クラシック・ミニ・クーパー”を「ポール・スミス」のトレードマークであるビジュアルデザインで包んだことから始まった。99年には、“クラシック・ミニ”の誕生40周年を記念して、「ポール・スミス」の特徴であるストライプデザインを施した世界に1つしかないワンオフモデルが完成している。

その後、2021年に“ミニ ストリップ(MINI Strip)”、22年には“ミニ リチャージド バイ ポール・スミス(MINI Recharged by Paul Smith)”と、2 台のワンオフモデルが発表された。なお、公式サイトでは、両ブランドのサクセスストーリーを掲載している。

そのほか、モビリティーショーの「ミニ」ブースでは、“ミニ クーパー”ファミリーから218 馬力の電気モーターの“ミニ クーパー SE”やコンパクトなサイズと敏しょう性を兼ね備えた “ミニ クーパー 5ドアS”の展示なども行う。

>「ミニ」公式サイト

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補整下着メーカーのゴールドフラッグが35周年 “お客さまの喜びと感動を下着で共有する”をモットーに進化し続ける原動力とは

補整の機能性とランジェリーの美しさを両立する「ブラデリス ニューヨーク(BRADELIS New York)」(以下、ブラデリス)を展開するゴールドフラッグは、来年で創業35周年を迎える。一般的には“補正”だが、「ブラデリス」ではお客さまが持つ本来の美しさに“整える”という意味を持たせ“補整”としている。コロナ禍を経て“より快適に”へと価値観がシフトした下着市場で、同社は着実に売り上げを伸ばしてきた。成長の原動力は、悩みに寄り添い、お客さまの“なりたい自分”に合わせ“運命の一着”を共に探し出す提案力と独自のフィッティング技術、快適さと美しさを両立させる商品開発力にある。平久保晃世ゴールドフラッグ社長に、その歩みとこれからを聞いた。

創業ストーリー
「下着で感動した」体験から起業を決意

平久保社長は米国留学中、ルームメイトのジョアンから「下着にもTPOがある」と教わった。ジョアンはいつも、ヒップをしっかりと包み込む大きな“デカパン”を履いていたが、デートの時は美しいレースのランジェリーを着用していた。同社長は、彼女に連れられて現地のランジェリーショップでボディーフィッティングを受け、そこで“運命の一枚”に出合う。補整(補正)としてのファンデーションと、まとう喜びをもたらすランジェリーが明確に使い分けられる文化に触れ、「下着一つで気持ちも体形も美しく変わる」という体験に感動したという。帰国後、下着店で約10年の現場経験を積んだ平久保社長は、「この感動を自分以外の女性とも共有したい」と独自のフィッティングメソッドを考案し、1991年にゴールドフラッグを設立。 同社長は、「下着は、身につける人の喜びが結果として現れるプロダクト。女性である私自身の実感とお客さまの声を商品に落とし込み、感動を共有したい。その思いが起業の出発点でした」と語る。

独自のフィッティング
“結果”にこだわるからこそ、
口コミが広がる

「ブラデリス」の核は、補整機能と美しさの融合だ。代表的なブラは“集める”“寄せる”“整える”の3ステップで理想のバストラインへと導くSTEP(ステップ)補整シリーズ。スタッフは600〜1000時間の訓練を受けた目利きのボディフィッターだ。彼女たちは、単なるサイズ計測にとどまらず、個々の体形や悩みに合わせた細やかな調整を行う。 「ぴったり合わせれば、補整は苦しくない。見た目はランジェリーでも、しっかりとした機能がある。なりたい自分を思い描き、目的別に選べるのが『ブラデリス』です」と平久保社長。体に合う下着でボディーラインが変わっていく“結果”を実感できるからこそ、高揚感と感動が口コミで広がり、リピートに結びついている。これが、ゴールドフラッグが売り上げを伸ばし続けてきた大きな要因だ。

ノンワイヤーの進化
17年に及ぶ改良が生んだ
“快適 × 補整”の新定番

快適志向の高まりで市場が拡大したノンワイヤーブラだが、「ブラデリス」では2008年からノンワイヤーブラの開発をスタート。50〜70代による“楽な着心地”のニーズの反映から始め、年齢やバストタイプに応じて17年かけて改良を重ねてきた。平久保社長も試着を繰り返し、胸に自然となじむ“キャッチャーカップ”を含むパターンや“引き上げアーチパネル”などの特許技術を生み出した。ノンワイヤーブラの製造工程は100以上。肌あたりをやさしくするフラットな縫い目など、細部へのこだわりを徹底している。 「誰が着けても納得できるノンワイヤーブラを、下着のスペシャリストとして作りたかった」。長時間でもストレスを感じにくく、見た目も美しい「ブラデリス」のノンワイヤーブラはブランドの看板商品としてロングセラーを更新し、成長を牽いんしている。

国内では直営店を中心に展開し、パーソナルフィッティングの価値を体験として提供。テレビショッピングなどを通じ、より幅広い層に“自分ごとである下着選び”を広げてきた。体験起点で生まれる納得感が、リピート購入や紹介につながるサイクルを形成。これが、ゴールドフラッグがコロナ禍でも売り上げを伸ばし続けられた背景にある。価値観が多様化するなかで、下着に求められる“快適さ”と“美しさ”のバランスは人それぞれだ。平久保社長は、「時代やお客さまの悩みに寄り添い続けることが、『ブラデリス』の存在意義。独自のフィッティング技術と新しい付加価値のある商品開発により、これからも“結果が出る快適さ”を更新していきます」と意気込む。

問い合わせ先
ゴールドフラッグ カスタマーサポート
0800-100-5629

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補整下着メーカーのゴールドフラッグが35周年 “お客さまの喜びと感動を下着で共有する”をモットーに進化し続ける原動力とは

補整の機能性とランジェリーの美しさを両立する「ブラデリス ニューヨーク(BRADELIS New York)」(以下、ブラデリス)を展開するゴールドフラッグは、来年で創業35周年を迎える。一般的には“補正”だが、「ブラデリス」ではお客さまが持つ本来の美しさに“整える”という意味を持たせ“補整”としている。コロナ禍を経て“より快適に”へと価値観がシフトした下着市場で、同社は着実に売り上げを伸ばしてきた。成長の原動力は、悩みに寄り添い、お客さまの“なりたい自分”に合わせ“運命の一着”を共に探し出す提案力と独自のフィッティング技術、快適さと美しさを両立させる商品開発力にある。平久保晃世ゴールドフラッグ社長に、その歩みとこれからを聞いた。

創業ストーリー
「下着で感動した」体験から起業を決意

平久保社長は米国留学中、ルームメイトのジョアンから「下着にもTPOがある」と教わった。ジョアンはいつも、ヒップをしっかりと包み込む大きな“デカパン”を履いていたが、デートの時は美しいレースのランジェリーを着用していた。同社長は、彼女に連れられて現地のランジェリーショップでボディーフィッティングを受け、そこで“運命の一枚”に出合う。補整(補正)としてのファンデーションと、まとう喜びをもたらすランジェリーが明確に使い分けられる文化に触れ、「下着一つで気持ちも体形も美しく変わる」という体験に感動したという。帰国後、下着店で約10年の現場経験を積んだ平久保社長は、「この感動を自分以外の女性とも共有したい」と独自のフィッティングメソッドを考案し、1991年にゴールドフラッグを設立。 同社長は、「下着は、身につける人の喜びが結果として現れるプロダクト。女性である私自身の実感とお客さまの声を商品に落とし込み、感動を共有したい。その思いが起業の出発点でした」と語る。

独自のフィッティング
“結果”にこだわるからこそ、
口コミが広がる

「ブラデリス」の核は、補整機能と美しさの融合だ。代表的なブラは“集める”“寄せる”“整える”の3ステップで理想のバストラインへと導くSTEP(ステップ)補整シリーズ。スタッフは600〜1000時間の訓練を受けた目利きのボディフィッターだ。彼女たちは、単なるサイズ計測にとどまらず、個々の体形や悩みに合わせた細やかな調整を行う。 「ぴったり合わせれば、補整は苦しくない。見た目はランジェリーでも、しっかりとした機能がある。なりたい自分を思い描き、目的別に選べるのが『ブラデリス』です」と平久保社長。体に合う下着でボディーラインが変わっていく“結果”を実感できるからこそ、高揚感と感動が口コミで広がり、リピートに結びついている。これが、ゴールドフラッグが売り上げを伸ばし続けてきた大きな要因だ。

ノンワイヤーの進化
17年に及ぶ改良が生んだ
“快適 × 補整”の新定番

快適志向の高まりで市場が拡大したノンワイヤーブラだが、「ブラデリス」では2008年からノンワイヤーブラの開発をスタート。50〜70代による“楽な着心地”のニーズの反映から始め、年齢やバストタイプに応じて17年かけて改良を重ねてきた。平久保社長も試着を繰り返し、胸に自然となじむ“キャッチャーカップ”を含むパターンや“引き上げアーチパネル”などの特許技術を生み出した。ノンワイヤーブラの製造工程は100以上。肌あたりをやさしくするフラットな縫い目など、細部へのこだわりを徹底している。 「誰が着けても納得できるノンワイヤーブラを、下着のスペシャリストとして作りたかった」。長時間でもストレスを感じにくく、見た目も美しい「ブラデリス」のノンワイヤーブラはブランドの看板商品としてロングセラーを更新し、成長を牽いんしている。

国内では直営店を中心に展開し、パーソナルフィッティングの価値を体験として提供。テレビショッピングなどを通じ、より幅広い層に“自分ごとである下着選び”を広げてきた。体験起点で生まれる納得感が、リピート購入や紹介につながるサイクルを形成。これが、ゴールドフラッグがコロナ禍でも売り上げを伸ばし続けられた背景にある。価値観が多様化するなかで、下着に求められる“快適さ”と“美しさ”のバランスは人それぞれだ。平久保社長は、「時代やお客さまの悩みに寄り添い続けることが、『ブラデリス』の存在意義。独自のフィッティング技術と新しい付加価値のある商品開発により、これからも“結果が出る快適さ”を更新していきます」と意気込む。

問い合わせ先
ゴールドフラッグ カスタマーサポート
0800-100-5629

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LVMHのアルノー会長も“ラブブ”がお気に入り!? 「モワナ」のコラボバッグを手に原作者とツーショット

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「モワナ(MOYNAT)」は、“ラブブ(LABUBU)”をはじめとする「ザ・モンスターズ(THE MONSTERS)」シリーズを手掛ける香港出身のアーティスト、カシン・ロン(Kasin Lung)と協業した限定コレクションを10月11日に上海で発売した。2025年末から26年初頭にかけて、世界の限定的な都市のブティックで展開していくという。

これを記念し、同ブランドは同月21~26日に開催された国際的なアートフェア「アート・バーゼル・パリ(Art Basel Paris)」でロンのサイン会などを含めたイベントを開催。その会場をLVMHのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)が訪れ、“ラブブ”のチャームをあしらったコラボコレクションの“ミニ48H”を手に、ロンとツーショット写真を撮ったことが話題となっている。

将来的に「ルイ・ヴィトン」とのコラボも!?

これはロンが自身のインスタグラムに投稿したもので、「ミスター・アルノー、『モワナ』とのコラボレーションのパリでのローンチおよびサイン会に立ち寄ってくれてありがとうございます。お話しできてうれしかったです。近いうちに香港でお会いできるのを楽しみにしています」とメッセージが添えられている。“ラブブ”の世界的な人気や、今回のコラボが好評を得ていることを踏まえ、インターネット上ではロンとLVMH傘下のほかのブランド、特にポップカルチャーとの親和性が高い「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」との協業もあるのではないかとの臆測が広まっているという。なお、同ブランドはこれまで、リチャード・プリンス(Richard Prince)、ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)、草間彌生、村上隆らの現代アーティストと協業している。

「人気に衰えはない」とポップマートの会長兼CEO

ロンは北欧神話や民話にインスピレーションを得て、コミックキャラを描くアーティストだ。“ラブブ”は同氏が15年に発表した「ザ・モンスターズ」という三部作の絵本に登場するキャラクターで、19年にライセンス契約を締結した中国発のアートトイメーカー、ポップマート(POP MART)が発売したフィギュアがコレクターズトイとして成長。24年後半~25年にかけて急激に関心が高まり、K-POPアイドルやセレブリティーが“ラブブ”をバッグに付けた写真などをSNSに投稿したことから人気が爆発した。

人気の過熱ぶりから、すでにピークは過ぎたと見る向きもあるものの、ポップマートの25年1~6月期決算における「ザ・モンスターズ」関連の売上高は前年同期比668%増の48億1400万人民元(約1010億円)と8倍近い成長率となり、全体の売り上げの34.7%を占めた。なお、同社のワン・ニン(Wang Ning、王寧)会長兼CEOは最近のインタビューで、「毎月およそ1000万個の“ラブブ”を販売しており、ハリウッドの大手配給会社などから映画化の声もかかっている」と話し、人気に衰えはないと説明している。米百貨店メイシーズ(MACY'S)が感謝祭に毎年開催しているパレードにも、今年は“ラブブ”をモチーフにしたポップマートのフロートが登場するという。

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LVMHのアルノー会長も“ラブブ”がお気に入り!? 「モワナ」のコラボバッグを手に原作者とツーショット

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「モワナ(MOYNAT)」は、“ラブブ(LABUBU)”をはじめとする「ザ・モンスターズ(THE MONSTERS)」シリーズを手掛ける香港出身のアーティスト、カシン・ロン(Kasin Lung)と協業した限定コレクションを10月11日に上海で発売した。2025年末から26年初頭にかけて、世界の限定的な都市のブティックで展開していくという。

これを記念し、同ブランドは同月21~26日に開催された国際的なアートフェア「アート・バーゼル・パリ(Art Basel Paris)」でロンのサイン会などを含めたイベントを開催。その会場をLVMHのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)が訪れ、“ラブブ”のチャームをあしらったコラボコレクションの“ミニ48H”を手に、ロンとツーショット写真を撮ったことが話題となっている。

将来的に「ルイ・ヴィトン」とのコラボも!?

これはロンが自身のインスタグラムに投稿したもので、「ミスター・アルノー、『モワナ』とのコラボレーションのパリでのローンチおよびサイン会に立ち寄ってくれてありがとうございます。お話しできてうれしかったです。近いうちに香港でお会いできるのを楽しみにしています」とメッセージが添えられている。“ラブブ”の世界的な人気や、今回のコラボが好評を得ていることを踏まえ、インターネット上ではロンとLVMH傘下のほかのブランド、特にポップカルチャーとの親和性が高い「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」との協業もあるのではないかとの臆測が広まっているという。なお、同ブランドはこれまで、リチャード・プリンス(Richard Prince)、ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)、草間彌生、村上隆らの現代アーティストと協業している。

「人気に衰えはない」とポップマートの会長兼CEO

ロンは北欧神話や民話にインスピレーションを得て、コミックキャラを描くアーティストだ。“ラブブ”は同氏が15年に発表した「ザ・モンスターズ」という三部作の絵本に登場するキャラクターで、19年にライセンス契約を締結した中国発のアートトイメーカー、ポップマート(POP MART)が発売したフィギュアがコレクターズトイとして成長。24年後半~25年にかけて急激に関心が高まり、K-POPアイドルやセレブリティーが“ラブブ”をバッグに付けた写真などをSNSに投稿したことから人気が爆発した。

人気の過熱ぶりから、すでにピークは過ぎたと見る向きもあるものの、ポップマートの25年1~6月期決算における「ザ・モンスターズ」関連の売上高は前年同期比668%増の48億1400万人民元(約1010億円)と8倍近い成長率となり、全体の売り上げの34.7%を占めた。なお、同社のワン・ニン(Wang Ning、王寧)会長兼CEOは最近のインタビューで、「毎月およそ1000万個の“ラブブ”を販売しており、ハリウッドの大手配給会社などから映画化の声もかかっている」と話し、人気に衰えはないと説明している。米百貨店メイシーズ(MACY'S)が感謝祭に毎年開催しているパレードにも、今年は“ラブブ”をモチーフにしたポップマートのフロートが登場するという。

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安達祐実プロデュース「ウプト」からエイジングケアシリーズが登場 美白×シワ改善の薬用ローションなど

俳優の安達祐実がプロデュースするコスメブランド「ウプト(UPT)」は11月12日、新たにエイジングケアシリーズの薬用化粧水“ブライトニングローション”【医薬部外品】(155mL、2970円)とクリーム“モイストリフトクリーム”(40g、3300円)を公式ECサイトと全国のハンズ(HANDS)で発売する。公式ECサイトでは11月12日11時から25日まで、エイジングケアシリーズ2製品セットを5%オフで購入できるキャンペーンも実施。また、同日に人気ベースメイクアイテム“パーフェクトベースパレット”の新色として“ブライト”(2420円)の販売も開始する。

美白とシワ改善を両立した薬用化粧水が登場

“ブライトニングローション”は、美白とシワ改善の両方に効果があるナイアシンアミドを有効成分として配合した医薬部外品。3種のビタミンC誘導体やヒアルロン酸、3種のセラミドなどの保湿成分で角質層のすみずみまでうるおいを届ける。微細化したオイル成分を高配合することで、とろみのあるリッチなテクスチャーを実現。化粧水でありながらオイルも同時になじみ、乳液を重ねたような仕上がりを実現する。“モイストリフトクリーム”は美容保湿成分を80%以上配合し、濃密なうるおいでハリ弾力感のある肌へ導く。ナイアシンアミドやレチノール、バクチオールなどのエイジングケア成分に加え、3種のコラーゲンや5種のセラミドを配合している。

従来のスキンケアシリーズが3ステップだったのに対し、エイジングケアシリーズは化粧水とクリームの2ステップに工程を削減。より手軽にリッチな保湿力を体感できるテクスチャーに仕上げた。両製品にはジャスミンとネロリをブレンドした香りを採用。安達祐実の「スキンケアを心安らぐ時間に」したいという想いを反映し、ジャスミンの深くやさしい甘さにネロリの軽やかな爽やかさを組み合わせた。

明るい肌色向けの新色パレットも追加

ほか、ブランドを代表するベースメイクアイテム“パーフェクトベースパレット”の新色“ブライト”は、明るめの肌色の人やトーンアップを希望する人向けに開発した。体温でとろけるなめらかな使用感でナチュラルな透明感と明るさを引き出す。ヒアルロン酸Naやオリーブ由来スクワラン、シアバターなどの美容保湿成分も配合している。

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安達祐実プロデュース「ウプト」からエイジングケアシリーズが登場 美白×シワ改善の薬用ローションなど

俳優の安達祐実がプロデュースするコスメブランド「ウプト(UPT)」は11月12日、新たにエイジングケアシリーズの薬用化粧水“ブライトニングローション”【医薬部外品】(155mL、2970円)とクリーム“モイストリフトクリーム”(40g、3300円)を公式ECサイトと全国のハンズ(HANDS)で発売する。公式ECサイトでは11月12日11時から25日まで、エイジングケアシリーズ2製品セットを5%オフで購入できるキャンペーンも実施。また、同日に人気ベースメイクアイテム“パーフェクトベースパレット”の新色として“ブライト”(2420円)の販売も開始する。

美白とシワ改善を両立した薬用化粧水が登場

“ブライトニングローション”は、美白とシワ改善の両方に効果があるナイアシンアミドを有効成分として配合した医薬部外品。3種のビタミンC誘導体やヒアルロン酸、3種のセラミドなどの保湿成分で角質層のすみずみまでうるおいを届ける。微細化したオイル成分を高配合することで、とろみのあるリッチなテクスチャーを実現。化粧水でありながらオイルも同時になじみ、乳液を重ねたような仕上がりを実現する。“モイストリフトクリーム”は美容保湿成分を80%以上配合し、濃密なうるおいでハリ弾力感のある肌へ導く。ナイアシンアミドやレチノール、バクチオールなどのエイジングケア成分に加え、3種のコラーゲンや5種のセラミドを配合している。

従来のスキンケアシリーズが3ステップだったのに対し、エイジングケアシリーズは化粧水とクリームの2ステップに工程を削減。より手軽にリッチな保湿力を体感できるテクスチャーに仕上げた。両製品にはジャスミンとネロリをブレンドした香りを採用。安達祐実の「スキンケアを心安らぐ時間に」したいという想いを反映し、ジャスミンの深くやさしい甘さにネロリの軽やかな爽やかさを組み合わせた。

明るい肌色向けの新色パレットも追加

ほか、ブランドを代表するベースメイクアイテム“パーフェクトベースパレット”の新色“ブライト”は、明るめの肌色の人やトーンアップを希望する人向けに開発した。体温でとろけるなめらかな使用感でナチュラルな透明感と明るさを引き出す。ヒアルロン酸Naやオリーブ由来スクワラン、シアバターなどの美容保湿成分も配合している。

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「コム デ ギャルソン」と「ゴールドウイン」がコラボ ダウンジャケットとダウンシャツ

「ゴールドウイン(GOLDWIN)」は11月1日、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」とコラボしたダウンウエア2型を発売する。一部取扱店で販売する。

“3D ボックス バッフル”構造を用いた
ダウンウエア2型

コラボアイテムは、高い保温性と軽量性、自然なフィット感を目指す“3D ボックス バッフル(3D BOX BAFFLE)”構造を採用し、ダウンジャケット(24万2000円)とダウンシャツ(16万3900円)を制作。表地は、防水耐久性・防風性・透湿性を備えた“ゴアテックス ファブリクス(GORE-TEX FABRICS)”をダウンジャケットに、防風性と透湿性を兼ねた“ウインドストッパー バイ ゴアテックス ラボ(WINDSTOPPER BY GORE-TEX LABS)”をダウンシャツに用い、共に軽量さとしなやかさのある“パーテックス カンタム(PERTEX QUANTUM)”の裏地をあしらい、650フィルパワーの中綿を詰めている。カラーは、それぞれブラックとカーキを販売する。

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「コム デ ギャルソン」と「ゴールドウイン」がコラボ ダウンジャケットとダウンシャツ

「ゴールドウイン(GOLDWIN)」は11月1日、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」とコラボしたダウンウエア2型を発売する。一部取扱店で販売する。

“3D ボックス バッフル”構造を用いた
ダウンウエア2型

コラボアイテムは、高い保温性と軽量性、自然なフィット感を目指す“3D ボックス バッフル(3D BOX BAFFLE)”構造を採用し、ダウンジャケット(24万2000円)とダウンシャツ(16万3900円)を制作。表地は、防水耐久性・防風性・透湿性を備えた“ゴアテックス ファブリクス(GORE-TEX FABRICS)”をダウンジャケットに、防風性と透湿性を兼ねた“ウインドストッパー バイ ゴアテックス ラボ(WINDSTOPPER BY GORE-TEX LABS)”をダウンシャツに用い、共に軽量さとしなやかさのある“パーテックス カンタム(PERTEX QUANTUM)”の裏地をあしらい、650フィルパワーの中綿を詰めている。カラーは、それぞれブラックとカーキを販売する。

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柏木由紀の「ユーピンク」が「メゾピアノ」とコラボ “平成レトロ”をテーマにした限定パッケージ

柏木由紀がプロデュースするコスメブランド「ユーピンク(UPINK)」は11月19日、ナルミヤ・インターナショナルのアパレルブランド「メゾ ピアノ(MEZZO PIANO)」とコラボレーションした4アイテムを数量限定で発売する。本コラボは“平成レトロ”をテーマにパッケージを仕上げた。ブランド公式オンラインストアやロフト(LOFT)などで取り扱う。また、22〜29日にはコラボを記念したポップアップイベントを東京・日本橋で開催する。イベントでは「メゾ ピアノ」の人気キャラクター、ベリエちゃんがアイドル衣装をまとった姿で登場する会場限定動画を放映するほか、オリジナルグッズの販売、缶バッチ作り体験などを提供する。

2000年代の懐かしさを感じられるデザインに

平成のジュニアブームを牽引してきた「メゾ ピアノ」とタッグを組んだコラボラインアップは、柏木が以前から発売したいと考えていたグリッターアイテムの“プリズムジュエルグリッター M101 シュガーピンク”(1210円)、人気ファンデの“カバー&グロウクッション M01 ライトベージュ” [SPF40・PA+++](2310円)、上向きまつ毛がキープできる“フェアリーカールマスカラ M ブラック”(1100円)、艶めくリップオイルから限定カラーの“M102 メロディピンク”(1320円)の4種を用意した。

ベリエちゃんをあしらった限定グリッター

グリッターはベリエちゃんをあしらったデザインに仕上げた。カラーはやわらかなホワイトピンクで、微細なラメを配合。涙袋にピンポイントでラメをのせられる極細ブラシで、粉飛びしにくい水分ベース処方を採用した。

柏木は本アイテムについて、「ピンクとシルバーをベースに可愛い色のラメをいっぱい詰め込んだ。直接目元にのせても量の調整がしやすい細い形状のチップもこだわりだ。メイクがちょっと物足りないときにこのグリッターをのせると一気に顔が完成する」とコメント。

カーブ型パフ付きカバー&グロウクッション

クッションファンデには、明るい肌色の人におすすめのライトベージュを採用した。カーブ型パフのリボン部分には、「ユーピンク」と「メゾ ピアノ」の限定デザインを施した。また、カーブ形状は小鼻のキワや目元にフィットしやすく、細部までムラなく塗ることができる。

フェアリーカールマスカラ

同アイテムは、塗りたてのカール感を固定し、上向きまつ毛が持続するよう設計した。汗や涙、湿気に強いウォータープルーフ処方を採用している。軽い塗り心地でナチュラルな仕上がりをかなえる。

艶めくリップオイルからベリエちゃんイメージの限定カラー

「メゾ ピアノ」のベリエちゃんに着想を得たピンクカラーのリップオイルを用意した。香りには同キャラクターが好きな苺のお菓子をイメージした。月見草油やオリーブ果実油など10種類の保湿成分を配合し、ひと塗りでみずみずしい艶を与える。

柏木は、同リップオイルについて「『メゾ ピアノ』の世界観に合わせてベリエちゃんを意識したカラーに仕上げた。今までのリップオイルよりも発色が良く、これ1本で色・艶・保湿がすべてかなう。ラメは大きいゴールドとブルーを1番可愛いバランスで配合した。お出かけの時も、これだけで可愛いリップメイクが完成する」と語る。

また今回のコラボ実施にあたり、「初めてのキャラクターコラボで、小さい頃から大好きだった『メゾ ピアノ』さんとご一緒できることが本当に夢みたい。今回発売する4つの商品は全て限定アイテムで、何度も話し合いを重ね、細かいところまで“可愛い!”にこだわって作った。『メゾ ピアノ』が好きな方にも可愛いと思ってもらえたら嬉しい。見た目も中身も可愛く仕上がったので、『ユーピンク』を普段使っている方はもちろん、ベリエちゃんが好きな方にも手に取ってもらえると嬉しい。全部持ち運びしやすいサイズなので、ぜひ毎日持ち歩いてメイクを楽しんでほしい」とコメントしている。

ポップアップイベント詳細

◼️DREAMY STAGE

日程:11月22〜29日
時間:11:00〜20:00
会場:0th HUB NIHONBASHI
住所:東京都中央区日本橋2-9-10 L.Biz 日本橋 2階
>公式サイト

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柏木由紀の「ユーピンク」が「メゾピアノ」とコラボ “平成レトロ”をテーマにした限定パッケージ

柏木由紀がプロデュースするコスメブランド「ユーピンク(UPINK)」は11月19日、ナルミヤ・インターナショナルのアパレルブランド「メゾ ピアノ(MEZZO PIANO)」とコラボレーションした4アイテムを数量限定で発売する。本コラボは“平成レトロ”をテーマにパッケージを仕上げた。ブランド公式オンラインストアやロフト(LOFT)などで取り扱う。また、22〜29日にはコラボを記念したポップアップイベントを東京・日本橋で開催する。イベントでは「メゾ ピアノ」の人気キャラクター、ベリエちゃんがアイドル衣装をまとった姿で登場する会場限定動画を放映するほか、オリジナルグッズの販売、缶バッチ作り体験などを提供する。

2000年代の懐かしさを感じられるデザインに

平成のジュニアブームを牽引してきた「メゾ ピアノ」とタッグを組んだコラボラインアップは、柏木が以前から発売したいと考えていたグリッターアイテムの“プリズムジュエルグリッター M101 シュガーピンク”(1210円)、人気ファンデの“カバー&グロウクッション M01 ライトベージュ” [SPF40・PA+++](2310円)、上向きまつ毛がキープできる“フェアリーカールマスカラ M ブラック”(1100円)、艶めくリップオイルから限定カラーの“M102 メロディピンク”(1320円)の4種を用意した。

ベリエちゃんをあしらった限定グリッター

グリッターはベリエちゃんをあしらったデザインに仕上げた。カラーはやわらかなホワイトピンクで、微細なラメを配合。涙袋にピンポイントでラメをのせられる極細ブラシで、粉飛びしにくい水分ベース処方を採用した。

柏木は本アイテムについて、「ピンクとシルバーをベースに可愛い色のラメをいっぱい詰め込んだ。直接目元にのせても量の調整がしやすい細い形状のチップもこだわりだ。メイクがちょっと物足りないときにこのグリッターをのせると一気に顔が完成する」とコメント。

カーブ型パフ付きカバー&グロウクッション

クッションファンデには、明るい肌色の人におすすめのライトベージュを採用した。カーブ型パフのリボン部分には、「ユーピンク」と「メゾ ピアノ」の限定デザインを施した。また、カーブ形状は小鼻のキワや目元にフィットしやすく、細部までムラなく塗ることができる。

フェアリーカールマスカラ

同アイテムは、塗りたてのカール感を固定し、上向きまつ毛が持続するよう設計した。汗や涙、湿気に強いウォータープルーフ処方を採用している。軽い塗り心地でナチュラルな仕上がりをかなえる。

艶めくリップオイルからベリエちゃんイメージの限定カラー

「メゾ ピアノ」のベリエちゃんに着想を得たピンクカラーのリップオイルを用意した。香りには同キャラクターが好きな苺のお菓子をイメージした。月見草油やオリーブ果実油など10種類の保湿成分を配合し、ひと塗りでみずみずしい艶を与える。

柏木は、同リップオイルについて「『メゾ ピアノ』の世界観に合わせてベリエちゃんを意識したカラーに仕上げた。今までのリップオイルよりも発色が良く、これ1本で色・艶・保湿がすべてかなう。ラメは大きいゴールドとブルーを1番可愛いバランスで配合した。お出かけの時も、これだけで可愛いリップメイクが完成する」と語る。

また今回のコラボ実施にあたり、「初めてのキャラクターコラボで、小さい頃から大好きだった『メゾ ピアノ』さんとご一緒できることが本当に夢みたい。今回発売する4つの商品は全て限定アイテムで、何度も話し合いを重ね、細かいところまで“可愛い!”にこだわって作った。『メゾ ピアノ』が好きな方にも可愛いと思ってもらえたら嬉しい。見た目も中身も可愛く仕上がったので、『ユーピンク』を普段使っている方はもちろん、ベリエちゃんが好きな方にも手に取ってもらえると嬉しい。全部持ち運びしやすいサイズなので、ぜひ毎日持ち歩いてメイクを楽しんでほしい」とコメントしている。

ポップアップイベント詳細

◼️DREAMY STAGE

日程:11月22〜29日
時間:11:00〜20:00
会場:0th HUB NIHONBASHI
住所:東京都中央区日本橋2-9-10 L.Biz 日本橋 2階
>公式サイト

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英国王室御用達「ウェッジウッド」と京都丸紅が初コラボ “和と洋のクラフト”が融合した着物コレクションを発表

日本の老舗和装メーカー・京都丸紅は、英国王室御用達のライフスタイルブランド「ウェッジウッド(WEDGWOOD)」とコラボレーションした新作「ウェッジウッド キモノ コレクション(Wedgwood – KIMONO COLLECTION)」を発表した。「ウェッジウッド」の代名詞「ジャスパー」250周年を記念した特別企画で、英国のクラフトと日本の伝統工芸が出会う新しいラグジュアリーの形を提案する。

コレクションは「ウェッジウッド」を象徴する6柄――「フェニックス」「フロレンティーン」「アンセミオン」「ルネッサンス」「マグノリア」「ホワイトフォリア」をもとにデザイン。訪問着、付け下げ、小紋、帯、色無地などを展開する。さらに、「ウェッジウッド」の代名詞である“ジャスパー”素材を使用した帯留めも特別に制作。マットな質感と淡い発色が特徴で、洋のエレガンスを和の装いに溶け込ませる。

価格は訪問着が217万8000円〜、付け下げが63万8000円、帯が36万3000円〜52万8000円、小紋が38万5000円〜63万8000円、帯留めは2万7500円(いずれも税込)。販売はツカモト市田を通じて11月21日から開始。同日から23日まで東京・銀座の時事通信ホールで発表会を開催する。

1759年に創業した「ウェッジウッド」は、創業者ジョサイア・ウェッジウッドの精神を受け継ぎ、265年以上にわたり“クラフトマンシップ”と“モダンデザイン”を融合させてきたブランド。

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英国王室御用達「ウェッジウッド」と京都丸紅が初コラボ “和と洋のクラフト”が融合した着物コレクションを発表

日本の老舗和装メーカー・京都丸紅は、英国王室御用達のライフスタイルブランド「ウェッジウッド(WEDGWOOD)」とコラボレーションした新作「ウェッジウッド キモノ コレクション(Wedgwood – KIMONO COLLECTION)」を発表した。「ウェッジウッド」の代名詞「ジャスパー」250周年を記念した特別企画で、英国のクラフトと日本の伝統工芸が出会う新しいラグジュアリーの形を提案する。

コレクションは「ウェッジウッド」を象徴する6柄――「フェニックス」「フロレンティーン」「アンセミオン」「ルネッサンス」「マグノリア」「ホワイトフォリア」をもとにデザイン。訪問着、付け下げ、小紋、帯、色無地などを展開する。さらに、「ウェッジウッド」の代名詞である“ジャスパー”素材を使用した帯留めも特別に制作。マットな質感と淡い発色が特徴で、洋のエレガンスを和の装いに溶け込ませる。

価格は訪問着が217万8000円〜、付け下げが63万8000円、帯が36万3000円〜52万8000円、小紋が38万5000円〜63万8000円、帯留めは2万7500円(いずれも税込)。販売はツカモト市田を通じて11月21日から開始。同日から23日まで東京・銀座の時事通信ホールで発表会を開催する。

1759年に創業した「ウェッジウッド」は、創業者ジョサイア・ウェッジウッドの精神を受け継ぎ、265年以上にわたり“クラフトマンシップ”と“モダンデザイン”を融合させてきたブランド。

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「アキラナカ」2026年春夏コレクション

「アキラナカ(AKIRANAKA)」が2026年春夏コレクションを公開した。

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「アキラナカ」2026年春夏コレクション

「アキラナカ(AKIRANAKA)」が2026年春夏コレクションを公開した。

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「ジョンマスターオーガニック」がブランド初の水性フレグランス2種を数量限定発売

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は11月13日、ブランド初となる水性フレグランス“アクアパフューム”を数量限定で発売する。ラインアップは“パープルフラワー”と“アロマティックウッズ”(各27mL、各5280円)の2種。アルコールベースではなくウオーターベースで製造した同製品は、香料をレシチンカプセルに閉じ込める処方を採用し、香りの変化や奥行きを長時間楽しめる本格的なオードパルファン仕様を実現した。アルコールによる乾燥や刺激感のないスキンケア発想の処方で、植物由来香料にカニナバラ果実エキスやラベンダー花エキスなどのオーガニック保湿成分を配合することで肌をしっとり保つ効果も備えた。

新進気鋭の調香師が手掛ける本格的なオードパルファン

ブランドとして初めて調香師を起用した同製品は、新進気鋭のルーク・マルヴィー(Luke Malvey)氏を抜擢。マルヴィー調香師は1995年アメリカ・ニュージャージー州生まれで、化学工学を学んだ後、2017年にフランスの歴史ある香料会社に入社。フレグランスの聖地グラースにある調香師学校で調香を学び、世界的に著名な調香師のジェローム・エピネット(Jerome Epinette)氏に師事した経歴を持つ。

そんな同調香師は2つの香りを調合。“パープルフラワー”は「秘密の谷で見つけたオアシス」をコンセプトに、トップノートにブラックベリーやブラックカラント、グレープフルーツ、レモンを配し、ハートノートにはローズ、ローレル、ジャスミンを、ベースノートにシダーウッド、ベチバー、モスを組み合わせた。“アロマティックウッズ”は「木漏れ日が差し込む一日のはじまり」をテーマに、トップノートにカルダモン、レモン、ベルガモットを、ハートノートにローズマリー、エレミ(樹脂)、ペッパー、ペパーミントを、ベースノートにクローブ、シダーウッド、モスを使用した。

また、パッケージはモミの木を思わせるフォレストグリーンのボトルを採用。外箱には創造を乗せる馬、光の種を運ぶ鳥が描かれたホリデー仕様のデザインを施している。

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「ジョンマスターオーガニック」がブランド初の水性フレグランス2種を数量限定発売

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は11月13日、ブランド初となる水性フレグランス“アクアパフューム”を数量限定で発売する。ラインアップは“パープルフラワー”と“アロマティックウッズ”(各27mL、各5280円)の2種。アルコールベースではなくウオーターベースで製造した同製品は、香料をレシチンカプセルに閉じ込める処方を採用し、香りの変化や奥行きを長時間楽しめる本格的なオードパルファン仕様を実現した。アルコールによる乾燥や刺激感のないスキンケア発想の処方で、植物由来香料にカニナバラ果実エキスやラベンダー花エキスなどのオーガニック保湿成分を配合することで肌をしっとり保つ効果も備えた。

新進気鋭の調香師が手掛ける本格的なオードパルファン

ブランドとして初めて調香師を起用した同製品は、新進気鋭のルーク・マルヴィー(Luke Malvey)氏を抜擢。マルヴィー調香師は1995年アメリカ・ニュージャージー州生まれで、化学工学を学んだ後、2017年にフランスの歴史ある香料会社に入社。フレグランスの聖地グラースにある調香師学校で調香を学び、世界的に著名な調香師のジェローム・エピネット(Jerome Epinette)氏に師事した経歴を持つ。

そんな同調香師は2つの香りを調合。“パープルフラワー”は「秘密の谷で見つけたオアシス」をコンセプトに、トップノートにブラックベリーやブラックカラント、グレープフルーツ、レモンを配し、ハートノートにはローズ、ローレル、ジャスミンを、ベースノートにシダーウッド、ベチバー、モスを組み合わせた。“アロマティックウッズ”は「木漏れ日が差し込む一日のはじまり」をテーマに、トップノートにカルダモン、レモン、ベルガモットを、ハートノートにローズマリー、エレミ(樹脂)、ペッパー、ペパーミントを、ベースノートにクローブ、シダーウッド、モスを使用した。

また、パッケージはモミの木を思わせるフォレストグリーンのボトルを採用。外箱には創造を乗せる馬、光の種を運ぶ鳥が描かれたホリデー仕様のデザインを施している。

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吉田カバン「ピー・オー・ティー・アール」からジャカードとPVCを組み合わせた“グロス”バッグ

吉田カバンの「ピー・オー・ティー・アール(POTR)」は10月31日、バッグ“グロス(GLOSS)”を発売する。「ポーター(PORTER)」一部店舗および公式オンライン、その他一部取扱店で取り扱う。

バッグ“グロス”
5型をラインアップ

バッグ“グロス”は、ジャカード織りの生地に、艶のあるPVC素材を合わせ、ピンクとターコイズカラーを制作。“ハンドバッグ”(2万9700円)と“ハンドバッグ ミニ”(2万7500円)、“ラウンド バッグ”(2万9700円)、“ラウンド バッグ ミニ”(2万7500円)、“バケット バッグ”(2万7500円)の5型を販売する。

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吉田カバン「ピー・オー・ティー・アール」からジャカードとPVCを組み合わせた“グロス”バッグ

吉田カバンの「ピー・オー・ティー・アール(POTR)」は10月31日、バッグ“グロス(GLOSS)”を発売する。「ポーター(PORTER)」一部店舗および公式オンライン、その他一部取扱店で取り扱う。

バッグ“グロス”
5型をラインアップ

バッグ“グロス”は、ジャカード織りの生地に、艶のあるPVC素材を合わせ、ピンクとターコイズカラーを制作。“ハンドバッグ”(2万9700円)と“ハンドバッグ ミニ”(2万7500円)、“ラウンド バッグ”(2万9700円)、“ラウンド バッグ ミニ”(2万7500円)、“バケット バッグ”(2万7500円)の5型を販売する。

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屋内コーデの迷い人へ 今すぐ試したいシャツ2枚重ねスタイル

10月も下旬だというのに20度を超える日が続きますね。朝晩はアウターを羽織っても、屋内ではニットはまだ暑いかも…という人も多いのではないでしょうか。そんな時期に頼りたくなるのが、シャツアイテム。2026年春夏メンズコレクションでもみられたように、襟付きシャツの2枚重ねトレンドは続きそうです。見慣れたシャツを2枚重ねるだけで、ムードが一変。襟周りに生まれるレイヤーが、装いに奥行きを与えます。立体感が出ることで、さっぱりしがちな屋内のスタイリングにも程よい深みをプラスできます。

例えば「マックスマーラ(MAX MARA)」は、白シャツの上にネイビーのシャツワンピースを重ね、襟とフロント、カフスから白シャツをのぞかせて、レイヤードを際立たせました。色違いのダブル襟がシャープな印象を引き出しました。今回は、今の時期にオンオフで使えるシャツの2枚重ね術をお届けします。

白シャツをアクセントに
スカーフ風レイヤード

シャツの2枚重ねは、地色をずらしてコントラストを際立たせるのが基本のテクニックです。白と濃色は代表的な組み合わせ。内側に白を選べば、ネックゾーンにクリーンなイメージが備わります。

「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」は、白シャツの上にカーキ系のシャツを重ね、まるで白いスカーフを巻いたかのように清潔感のあるルックに仕上げました。ボトムスにもダークカラーを合わせ、白い襟元を際立たせています。顔周りをきれいに見せたいときに使えるテクニックです。

長短レイヤードで際立つ
リラックスの重層感

2枚のシャツの個性を際立たせる着こなしに、長短レイヤードがあります。着丈の長いシャツに、短めのシャツを重ねるスタイリングです。袖先や裾から内側のシャツがのぞき、重層的でリラックス感のあるルックに映ります。

思い切った長短レイヤードを試みたのは「アンセルム(ANCELLM)」。ロングスリーブの白シャツに、プルオーバータイプの半袖シャツを重ねました。カフスボタンを外した袖先は、まるでベルスリーブのよう。襟や袖先、裾から白シャツがのぞき、丈のコントラストが際立ちます。半袖と長袖の長短差が生む“遊び”が、スタイリングに軽やかな抜けを添えています。

同系シャツを2枚重ね
前開けで抜け感を演出

色やサイズの異なる2枚のシャツを重ねるのが基本ですが、あえて似た印象のシャツを重ねる選択肢もあります。見た目の重複感がかえって味わい深く映る着こなしです。フロントボタンの開け閉めで軽やかな動きを添え、インナー次第で季節を問わず取り入れられます。

同じようなデザインの白シャツ2枚を重ねたのは「シュタイン(SSSTEIN)」。どちらもフロントボタンを全開にして、レイヤードを印象付けています。ゆったりと着流して、裾もダブルでウエストアウト。カーディガンやライトアウターのように羽織るスタイルで、今の時期はインナーに一枚かませるだけで応用できるアイデアです。

シアーを重ねて
構築的なムードをまとう

立体感を引き出すなら、透け感のあるシアー素材との組み合わせが効果的です。透けないシャツの上から、シアー仕立てのシャツを重ねることで、奥行きのあるレイヤードが完成します。シャツワンピース同士の重ね着なら、軽やかさの中に趣のある着映えが生まれます。

ロング丈のシャツワンピースを重ねたのは「ラム・シェ(RUMCHE)」。白いワンピースの上から、ダークトーンのシアーワンピースをオン。異素材のコンビネーションが装いに奥行きを生み、シャープな印象の白襟が顔周りを明るく演出しています。ムーディーなシアーの透け感が華やかさを添え、ちょっとしたイベントにも映える、ほんのりロマンチックな装いに仕上がっています。

襟付きのシャツを2枚重ねるだけで、1枚使いよりぐっとムードが深まります。きちんと感に加え、首元に立体感が出ることで、薄着でも表情をまとえるのがこのレイヤードの魅力。組み合わせ次第でレパートリーが広がるシャツレイヤードは、ワードローブに新たな出番を用意してくれます。屋内の装いに迷いがちなこの時期、手軽に試せるダブルシャツを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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屋内コーデの迷い人へ 今すぐ試したいシャツ2枚重ねスタイル

10月も下旬だというのに20度を超える日が続きますね。朝晩はアウターを羽織っても、屋内ではニットはまだ暑いかも…という人も多いのではないでしょうか。そんな時期に頼りたくなるのが、シャツアイテム。2026年春夏メンズコレクションでもみられたように、襟付きシャツの2枚重ねトレンドは続きそうです。見慣れたシャツを2枚重ねるだけで、ムードが一変。襟周りに生まれるレイヤーが、装いに奥行きを与えます。立体感が出ることで、さっぱりしがちな屋内のスタイリングにも程よい深みをプラスできます。

例えば「マックスマーラ(MAX MARA)」は、白シャツの上にネイビーのシャツワンピースを重ね、襟とフロント、カフスから白シャツをのぞかせて、レイヤードを際立たせました。色違いのダブル襟がシャープな印象を引き出しました。今回は、今の時期にオンオフで使えるシャツの2枚重ね術をお届けします。

白シャツをアクセントに
スカーフ風レイヤード

シャツの2枚重ねは、地色をずらしてコントラストを際立たせるのが基本のテクニックです。白と濃色は代表的な組み合わせ。内側に白を選べば、ネックゾーンにクリーンなイメージが備わります。

「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」は、白シャツの上にカーキ系のシャツを重ね、まるで白いスカーフを巻いたかのように清潔感のあるルックに仕上げました。ボトムスにもダークカラーを合わせ、白い襟元を際立たせています。顔周りをきれいに見せたいときに使えるテクニックです。

長短レイヤードで際立つ
リラックスの重層感

2枚のシャツの個性を際立たせる着こなしに、長短レイヤードがあります。着丈の長いシャツに、短めのシャツを重ねるスタイリングです。袖先や裾から内側のシャツがのぞき、重層的でリラックス感のあるルックに映ります。

思い切った長短レイヤードを試みたのは「アンセルム(ANCELLM)」。ロングスリーブの白シャツに、プルオーバータイプの半袖シャツを重ねました。カフスボタンを外した袖先は、まるでベルスリーブのよう。襟や袖先、裾から白シャツがのぞき、丈のコントラストが際立ちます。半袖と長袖の長短差が生む“遊び”が、スタイリングに軽やかな抜けを添えています。

同系シャツを2枚重ね
前開けで抜け感を演出

色やサイズの異なる2枚のシャツを重ねるのが基本ですが、あえて似た印象のシャツを重ねる選択肢もあります。見た目の重複感がかえって味わい深く映る着こなしです。フロントボタンの開け閉めで軽やかな動きを添え、インナー次第で季節を問わず取り入れられます。

同じようなデザインの白シャツ2枚を重ねたのは「シュタイン(SSSTEIN)」。どちらもフロントボタンを全開にして、レイヤードを印象付けています。ゆったりと着流して、裾もダブルでウエストアウト。カーディガンやライトアウターのように羽織るスタイルで、今の時期はインナーに一枚かませるだけで応用できるアイデアです。

シアーを重ねて
構築的なムードをまとう

立体感を引き出すなら、透け感のあるシアー素材との組み合わせが効果的です。透けないシャツの上から、シアー仕立てのシャツを重ねることで、奥行きのあるレイヤードが完成します。シャツワンピース同士の重ね着なら、軽やかさの中に趣のある着映えが生まれます。

ロング丈のシャツワンピースを重ねたのは「ラム・シェ(RUMCHE)」。白いワンピースの上から、ダークトーンのシアーワンピースをオン。異素材のコンビネーションが装いに奥行きを生み、シャープな印象の白襟が顔周りを明るく演出しています。ムーディーなシアーの透け感が華やかさを添え、ちょっとしたイベントにも映える、ほんのりロマンチックな装いに仕上がっています。

襟付きのシャツを2枚重ねるだけで、1枚使いよりぐっとムードが深まります。きちんと感に加え、首元に立体感が出ることで、薄着でも表情をまとえるのがこのレイヤードの魅力。組み合わせ次第でレパートリーが広がるシャツレイヤードは、ワードローブに新たな出番を用意してくれます。屋内の装いに迷いがちなこの時期、手軽に試せるダブルシャツを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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BTSのジョングクが「カルバン・クライン」のキャンペーンに登場 オリジナルピンがもらえるキャンペーンも

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」は10月28日、BTSのジョングク(JUNG KOOK)を起用した最新キャンペーンを発表した。ビジュアルの撮影は、“動き”と“パフォーマンス”に根ざし、マート・アラス(Mert Alas)フォトグラファーが行った。

キャンペーン動画は、同日21:30から「カルバン・クライン」原宿フラッグシップの大型スクリーンと公式SNSで公開した。28日〜11月24日の期間中には、4万円以上の購入でジョングクが公式SNSで着用したオリジナルピンをプレゼントするキャンペーンを実施。対象店舗はアウトレットを除く全国の店舗、および公式オンラインストアで行う。

オリジナルピンの着用動画

2023年より同ブランドのグローバルアンバサダーを務めるジョングクは、「ファンの皆さんがこの復帰を心待ちにしていたことを知っているし、ブランドのアイコニックなデニムを再び着られて本当に嬉しい。『カルバン・クライン』の撮影現場はいつも素晴らしいエネルギーに満ちていて、今回も例外ではなかった。このキャンペーンが世に出るのが楽しみだ」とコメントした。

洗練された都会的なクールさを表現

撮影は、ニューヨークのムーディーな街並みを背景に、英国出身の音楽デュオであるザ ケミカルブラザーズ(The Chemical Brothers)の「ブロック ロッキン ビーツ(Block Rockin’ Beats)」をBGMに、ジョングクが自信に満ちた姿で街を駆け抜ける姿が描かれる。

ブランドの象徴的なデニムと季節の定番アイテムをジョングクが身にまとい、洗練された都会的なクールさを表現。「カルバン・クライン」の最新デニムコレクションは、1990年代のエッジを効かせた自然体のクールさを表現している。

今季の注目スタイル“バレルジーンズ”は、ローウエストでゆったりとしたフィット感、テーパードレッグが特徴で、定番の“90sトラッカージャケット”と合わせることで、カジュアルながら統一感のあるスタイルを楽しめる。

アイコニックな“90sストレートジーンズ”は、新たなビンテージウォッシュやダークリンスなど、洗練された加工でアップデートされ、幅広いスタイリングに対応が可能だ。

“ダーテッド・カーペンタージーンズ”は、ユーティリティにインスパイアされたシルエットとコントラストステッチが特徴で、同じく“ダーテッド・ワークウェアジャケット”と合わせることで大胆なダブルデニムルックが完成する。

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BTSのジョングクが「カルバン・クライン」のキャンペーンに登場 オリジナルピンがもらえるキャンペーンも

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」は10月28日、BTSのジョングク(JUNG KOOK)を起用した最新キャンペーンを発表した。ビジュアルの撮影は、“動き”と“パフォーマンス”に根ざし、マート・アラス(Mert Alas)フォトグラファーが行った。

キャンペーン動画は、同日21:30から「カルバン・クライン」原宿フラッグシップの大型スクリーンと公式SNSで公開した。28日〜11月24日の期間中には、4万円以上の購入でジョングクが公式SNSで着用したオリジナルピンをプレゼントするキャンペーンを実施。対象店舗はアウトレットを除く全国の店舗、および公式オンラインストアで行う。

オリジナルピンの着用動画

2023年より同ブランドのグローバルアンバサダーを務めるジョングクは、「ファンの皆さんがこの復帰を心待ちにしていたことを知っているし、ブランドのアイコニックなデニムを再び着られて本当に嬉しい。『カルバン・クライン』の撮影現場はいつも素晴らしいエネルギーに満ちていて、今回も例外ではなかった。このキャンペーンが世に出るのが楽しみだ」とコメントした。

洗練された都会的なクールさを表現

撮影は、ニューヨークのムーディーな街並みを背景に、英国出身の音楽デュオであるザ ケミカルブラザーズ(The Chemical Brothers)の「ブロック ロッキン ビーツ(Block Rockin’ Beats)」をBGMに、ジョングクが自信に満ちた姿で街を駆け抜ける姿が描かれる。

ブランドの象徴的なデニムと季節の定番アイテムをジョングクが身にまとい、洗練された都会的なクールさを表現。「カルバン・クライン」の最新デニムコレクションは、1990年代のエッジを効かせた自然体のクールさを表現している。

今季の注目スタイル“バレルジーンズ”は、ローウエストでゆったりとしたフィット感、テーパードレッグが特徴で、定番の“90sトラッカージャケット”と合わせることで、カジュアルながら統一感のあるスタイルを楽しめる。

アイコニックな“90sストレートジーンズ”は、新たなビンテージウォッシュやダークリンスなど、洗練された加工でアップデートされ、幅広いスタイリングに対応が可能だ。

“ダーテッド・カーペンタージーンズ”は、ユーティリティにインスパイアされたシルエットとコントラストステッチが特徴で、同じく“ダーテッド・ワークウェアジャケット”と合わせることで大胆なダブルデニムルックが完成する。

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“スターバックス福袋 2026”が抽選開始 ライストーン輝く限定ステンレスタンブラーの当選も

「スターバックス(STARBUCKS)」は、“スターバックス福袋 2026”の抽選エントリーを開始する。価格は8800円。11月4日10時〜11月14日23時59分の期間、「スターバックス」公式オンラインで受け付ける。なおオンライン抽選のみで、店頭販売しない。

2026年デザインのタンブラーや、
コーヒー豆、各種チケットをセットに

“スターバックス福袋 2026”は、「スターバックス」ロゴを配したトートバッグや、2026年限定デザインのステンレスタンブラー、福袋限定商品や過去に販売した商品をランダムに揃えたグッズ3点、なめらかでバランスの良い味わいのコーヒー豆“パイクプレイス ロースト”(250g、中挽き)、店舗で税込2000円までのコーヒー豆商品1点と交換できるコーヒー豆チケット1枚、店舗で利用できるドリンクチケット7枚とフードトライアルチケット6枚のほか、“SUPER LUCKY NEW YEAR SURPRISE!”と題し、グレーのラインストーンを敷き詰めたステンレスタンブラーを当選数1000個限定で同封する。

特設サイト

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“スターバックス福袋 2026”が抽選開始 ライストーン輝く限定ステンレスタンブラーの当選も

「スターバックス(STARBUCKS)」は、“スターバックス福袋 2026”の抽選エントリーを開始する。価格は8800円。11月4日10時〜11月14日23時59分の期間、「スターバックス」公式オンラインで受け付ける。なおオンライン抽選のみで、店頭販売しない。

2026年デザインのタンブラーや、
コーヒー豆、各種チケットをセットに

“スターバックス福袋 2026”は、「スターバックス」ロゴを配したトートバッグや、2026年限定デザインのステンレスタンブラー、福袋限定商品や過去に販売した商品をランダムに揃えたグッズ3点、なめらかでバランスの良い味わいのコーヒー豆“パイクプレイス ロースト”(250g、中挽き)、店舗で税込2000円までのコーヒー豆商品1点と交換できるコーヒー豆チケット1枚、店舗で利用できるドリンクチケット7枚とフードトライアルチケット6枚のほか、“SUPER LUCKY NEW YEAR SURPRISE!”と題し、グレーのラインストーンを敷き詰めたステンレスタンブラーを当選数1000個限定で同封する。

特設サイト

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BTSのVが「ユンス」のアンバサダーに 日本初のスキンケアブランド単独契約

Aiロボティクスのスキンケアブランド「ユンス(YUNTH)」は10月29日、BTSのV(ヴィ)を新たなブランドアンバサダーに指名したことを発表した。除隊後初の日本での広告出演であり、スキンケアブランドとして日本初の単独契約となる。

新ビジュアルは、ブランドを代表する使用期限30秒の生ビタミンCを配合した“生VC美白美容液”を手に撮影。ブランドサイトで公開すると共に、広告やキャンペーンを順次展開予定している。

「ユンス」はVの起用について「音楽やファッションなど、あらゆる表現において自分らしさを追求するVさんの姿は、『私だけの美しさが花ひらく』という『ユンス』のブランドコンセプトを体現する存在です。この度、Vさんと共に活動できることを心から楽しみにしています」とコメントを寄せ、「Vさんをお迎えすることで、『ユンス』ブランドの世界観をより多くの方々へお届けし、日々のスキンケア体験をさらに特別なものへと進化させてまいります」と意気込みを述べた。

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BTSのVが「ユンス」のアンバサダーに 日本初のスキンケアブランド単独契約

Aiロボティクスのスキンケアブランド「ユンス(YUNTH)」は10月29日、BTSのV(ヴィ)を新たなブランドアンバサダーに指名したことを発表した。除隊後初の日本での広告出演であり、スキンケアブランドとして日本初の単独契約となる。

新ビジュアルは、ブランドを代表する使用期限30秒の生ビタミンCを配合した“生VC美白美容液”を手に撮影。ブランドサイトで公開すると共に、広告やキャンペーンを順次展開予定している。

「ユンス」はVの起用について「音楽やファッションなど、あらゆる表現において自分らしさを追求するVさんの姿は、『私だけの美しさが花ひらく』という『ユンス』のブランドコンセプトを体現する存在です。この度、Vさんと共に活動できることを心から楽しみにしています」とコメントを寄せ、「Vさんをお迎えすることで、『ユンス』ブランドの世界観をより多くの方々へお届けし、日々のスキンケア体験をさらに特別なものへと進化させてまいります」と意気込みを述べた。

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「ディプティック」日本初の旗艦店が登場 異国情緒満載のショップの見どころをディレクターが解説 

「ディプティック(DIPTYQUE)」は10月24日、日本初の旗艦店を表参道にオープンした。キャットストリートに面した同店のテーマは、“パリと日本の対話”。香水やホームフレグランス、ステーショナリーがそろう同店は、パリのアパルトマンと日本の古民家を融合した内装が特徴だ。ショップデザインを手掛けたのは、「ディプティック」のアレクサンドル・ルサール=アーキテクチャー&ビジュアル・エクスペリエンス クリエイティブ・ディレクター。日本初の旗艦店の見どころについて、来日したルサールに話を聞いた。

パリと日本の伝統的なモチーフの折衷が見どころ

旗艦店の場所は、キャットストリートに面したジャイルの裏側。元イタリアンレストランがあった場所だ。広々とした旗艦店は、ボルドーの艶やかなフロアとまろやかな光を放つ白い天井の対比が印象的。ルサールは、「天井は日本の障子をイメージした。それとは対照的に、1970年代のパリのアパルトマンに見られたフロアをレジンで再現。天井や什器がフロアに反射して空間が拡張するイメージに仕上げた」と語る。店内に置かれた木製の什器は、日本のビンテージ家具から着想を得たという。

エントランスを入ると、左手には壁画に彩られたバスルームを彷ふつとさせるボディーラインのためのスペース、奥には暖炉があるサロンのような空間が広がっている。壁画は、「ディプティック」人気の香りの一つ“ドソン”のラベルにあるベトナム・ハロン湾の風景をパノラマ風に描いたものだ。ルサールは、「キャットストリートに面したショップなので、アーティストに頼んでカラフルかつ黒い線でアクセントを効かせて漫画チックに仕上げた」と語る。天井のモールディングや大理石のシンクなどは、パリのオスマン様式のアパルトマンに見られるディテールだ。一方、フロアは日本的な木の手彫りで、そのテクスチャーが足の裏から伝わってくる。

オリジナルで制作したアートは必見

暖炉の上の鏡の部分には、ウォールナッツを掘り出したイチョウのモチーフで描いたアールデコ風の見事な装飾が施されている。暖炉の前には竹製のチェアについては、「イタリア製の70年代のビンテージチェア。家具もこの旗艦店のために買い付けたものばかりだ」。ショップの奥のステンドグラスもオリジナルでフランスで制作した。江戸がインスピレーションのユズの香り“オイエド”のラベルに描かれている木がモチーフだ。「オリジナルのアートでこの広い空間を彩りたかった」とルサール。フランスと日本の伝統工芸をはじめ、70年代のレトロモダンな要素を散りばめた旗艦店は、異国情緒満載のサロンのようで、見どころ満載。一つ一つ旗艦店のために制作され、選りすぐられたアートや家具が置かれた特別なショップになっている。

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「ディプティック」日本初の旗艦店が登場 異国情緒満載のショップの見どころをディレクターが解説 

「ディプティック(DIPTYQUE)」は10月24日、日本初の旗艦店を表参道にオープンした。キャットストリートに面した同店のテーマは、“パリと日本の対話”。香水やホームフレグランス、ステーショナリーがそろう同店は、パリのアパルトマンと日本の古民家を融合した内装が特徴だ。ショップデザインを手掛けたのは、「ディプティック」のアレクサンドル・ルサール=アーキテクチャー&ビジュアル・エクスペリエンス クリエイティブ・ディレクター。日本初の旗艦店の見どころについて、来日したルサールに話を聞いた。

パリと日本の伝統的なモチーフの折衷が見どころ

旗艦店の場所は、キャットストリートに面したジャイルの裏側。元イタリアンレストランがあった場所だ。広々とした旗艦店は、ボルドーの艶やかなフロアとまろやかな光を放つ白い天井の対比が印象的。ルサールは、「天井は日本の障子をイメージした。それとは対照的に、1970年代のパリのアパルトマンに見られたフロアをレジンで再現。天井や什器がフロアに反射して空間が拡張するイメージに仕上げた」と語る。店内に置かれた木製の什器は、日本のビンテージ家具から着想を得たという。

エントランスを入ると、左手には壁画に彩られたバスルームを彷ふつとさせるボディーラインのためのスペース、奥には暖炉があるサロンのような空間が広がっている。壁画は、「ディプティック」人気の香りの一つ“ドソン”のラベルにあるベトナム・ハロン湾の風景をパノラマ風に描いたものだ。ルサールは、「キャットストリートに面したショップなので、アーティストに頼んでカラフルかつ黒い線でアクセントを効かせて漫画チックに仕上げた」と語る。天井のモールディングや大理石のシンクなどは、パリのオスマン様式のアパルトマンに見られるディテールだ。一方、フロアは日本的な木の手彫りで、そのテクスチャーが足の裏から伝わってくる。

オリジナルで制作したアートは必見

暖炉の上の鏡の部分には、ウォールナッツを掘り出したイチョウのモチーフで描いたアールデコ風の見事な装飾が施されている。暖炉の前には竹製のチェアについては、「イタリア製の70年代のビンテージチェア。家具もこの旗艦店のために買い付けたものばかりだ」。ショップの奥のステンドグラスもオリジナルでフランスで制作した。江戸がインスピレーションのユズの香り“オイエド”のラベルに描かれている木がモチーフだ。「オリジナルのアートでこの広い空間を彩りたかった」とルサール。フランスと日本の伝統工芸をはじめ、70年代のレトロモダンな要素を散りばめた旗艦店は、異国情緒満載のサロンのようで、見どころ満載。一つ一つ旗艦店のために制作され、選りすぐられたアートや家具が置かれた特別なショップになっている。

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キム・カーダシアン、ナオミ・ワッツらがプレミアイベントに来場 ディズニープラス新作ドラマ「オール・イズ・フェア 女神たちの法廷」

10月21日(現地時間、以下同)、ディズニープラス(DISNEY+)の新作ドラマ「オール・イズ・フェア 女神たちの法廷(邦題)」のプレミアがパリで開催された。会場には同作の主演を務めるキム・カーダシアン(Kim Kardashian)サラ・ポールソン(Sarah Paulson)ナオミ・ワッツ(Naomi Watts)らがピンクカーペットに登場した。

キム・カーダシアン

カーダシアンは、パリで45歳の誕生日を祝い、本イベントに出席した。衣装は、「ディオール(DIOR)」の 2000年春夏コレクションのアーカイブから選択。花柄があしらわれたロング丈のイブニングドレスは、深いVネックとフィット感のあるシルエットが特徴的だ。シンプルなアクセサリーとナチュラルメイクを合わせて上品さを演出した。

このガウンはジョン・ガリアーノ(John Galliano)がデザインしたもので、ダニエル・レヴィ(Danielle Levi)スタイリストが今回のコーディネートを担当した。

イベントには、同作には出演していないものの、キムの母のクリス・ジェンナー(Kris Jenner)も登場した。

サラ・ポールソン

 

ポールソンは、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」の2026年春夏コレクションからセミシアーホワイトのスーツを着用した。カーラ・ウェルチ(Karla Welch)によるスタイリングで、ひねりの効いたパワードレススタイルを着こなした。

ナオミ・ワッツ

 

ワッツは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の2025年春夏コレクションから大胆なレースのトップスにボリューム感のあるスカートを合わせて登場した。コーディネートはジーン・ウィリアムス(Jeanann Williams)が担当した。

テヤナ・テイラー

 

テヤナ・テイラー(Teyana Taylor)はきらびやかなメタリックのボディコンドレスを着用した。ゴールドのネイルやアクセサリーを合わせて存在感を放った。

スナップ一覧

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キム・カーダシアン、ナオミ・ワッツらがプレミアイベントに来場 ディズニープラス新作ドラマ「オール・イズ・フェア 女神たちの法廷」

10月21日(現地時間、以下同)、ディズニープラス(DISNEY+)の新作ドラマ「オール・イズ・フェア 女神たちの法廷(邦題)」のプレミアがパリで開催された。会場には同作の主演を務めるキム・カーダシアン(Kim Kardashian)サラ・ポールソン(Sarah Paulson)ナオミ・ワッツ(Naomi Watts)らがピンクカーペットに登場した。

キム・カーダシアン

カーダシアンは、パリで45歳の誕生日を祝い、本イベントに出席した。衣装は、「ディオール(DIOR)」の 2000年春夏コレクションのアーカイブから選択。花柄があしらわれたロング丈のイブニングドレスは、深いVネックとフィット感のあるシルエットが特徴的だ。シンプルなアクセサリーとナチュラルメイクを合わせて上品さを演出した。

このガウンはジョン・ガリアーノ(John Galliano)がデザインしたもので、ダニエル・レヴィ(Danielle Levi)スタイリストが今回のコーディネートを担当した。

イベントには、同作には出演していないものの、キムの母のクリス・ジェンナー(Kris Jenner)も登場した。

サラ・ポールソン

 

ポールソンは、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」の2026年春夏コレクションからセミシアーホワイトのスーツを着用した。カーラ・ウェルチ(Karla Welch)によるスタイリングで、ひねりの効いたパワードレススタイルを着こなした。

ナオミ・ワッツ

 

ワッツは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の2025年春夏コレクションから大胆なレースのトップスにボリューム感のあるスカートを合わせて登場した。コーディネートはジーン・ウィリアムス(Jeanann Williams)が担当した。

テヤナ・テイラー

 

テヤナ・テイラー(Teyana Taylor)はきらびやかなメタリックのボディコンドレスを着用した。ゴールドのネイルやアクセサリーを合わせて存在感を放った。

スナップ一覧

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Number_iの岸優太が登場 「バナナ・リパブリック」が京都で撮り下ろしたホリデーキャンペーンを発表

「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」は11月1日、ブランドアンバサダーを務めるNumber_iの岸優太を起用したホリデーキャンペーンをローンチするとともに、ホリデー2025最新コレクションを全国の「バナナ・リパブリック」店舗および公式オンラインストアで発売する。

同キャンペーンは、“時代を超えて、伝統とモダンが交差する旅へ”をテーマに、京都の街並みを背景とともに撮影した。タイムレスなコレクションを通して、岸のリラックスした佇まいやフカマル寒さに寄り添うスタイルを紹介する。

岸は同キャンペーンについて、「京都での撮影は日本の良さや伝統を感じられて、旅行している気分も堪能できました。冒険心を原点に持つバナリパのタイムレスなホリデー コレクションのデザインが、京都の街並みに映えていると思います。ぜひチェックしてみてください!」とコメントした。

仕事から休日まであらゆるシーンに馴染む冬の装い

ホリデー2025コレクションは、カシミヤやレザー、ウールなどの素材を使用し、ブランドのクラシックなディテールや旅に相応しい豊な表情のアウターやパンツスタイル、着こなしに奥行きを与える季節感あるセーターなど、仕事から休日まであらゆるシーンに寄り添うアイテムをそろえる。

11月は“都会を離れ、町屋の趣きに浸る冬”をテーマに撮影

11月は、“都会を離れ、町屋の趣きに浸る冬”をコンセプトに、不在ある町屋で過ごす穏やかなひと時をイメージし、大人の旅に寄り添うワードローブを提案する。内側に施したマッププリントやコーデュロイ素材のポケットなど遊び心のあるデザインが特徴的なオーバーサイズのジャケットや、着込んだような風合いのラムスキンレザーのライダースジャケット(9万9000円)、ヘリンボーンジャケット(7万円)、ゆったりシルエットのブークレジャケット(2万2000円)などのアイテムが登場し、洗練されたムードを演出する。

12月のテーマは“歴史と伝統が息づく京都の街並みへ”

12月は、“歴史と伝統が息づく京都の街並みへ”をテーマに、感性に響く歴史ある祇園の小路や情緒ある景観の老舗店を舞台に、豊かな冬の旅を彩るスタイルを提案する。祇園の古い街並みに映えるフェアアイル柄のジップセーター(4万円)は、温もりのあるウールカシミヤのマフラー(2万5000円)をプラスしてカジュアルでモダンな着こなしへ。チェック柄のトラッカージャケット(2万5000円)にマフラー(1万5000円)を巻いたスタイルは、旅だからこそ陽気な好奇心を託したイエローとグリーンを基調にしたカラーパレットでコーディネートした。12月のアイテムは、全て12月6日発売予定。

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Number_iの岸優太が登場 「バナナ・リパブリック」が京都で撮り下ろしたホリデーキャンペーンを発表

「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」は11月1日、ブランドアンバサダーを務めるNumber_iの岸優太を起用したホリデーキャンペーンをローンチするとともに、ホリデー2025最新コレクションを全国の「バナナ・リパブリック」店舗および公式オンラインストアで発売する。

同キャンペーンは、“時代を超えて、伝統とモダンが交差する旅へ”をテーマに、京都の街並みを背景とともに撮影した。タイムレスなコレクションを通して、岸のリラックスした佇まいやフカマル寒さに寄り添うスタイルを紹介する。

岸は同キャンペーンについて、「京都での撮影は日本の良さや伝統を感じられて、旅行している気分も堪能できました。冒険心を原点に持つバナリパのタイムレスなホリデー コレクションのデザインが、京都の街並みに映えていると思います。ぜひチェックしてみてください!」とコメントした。

仕事から休日まであらゆるシーンに馴染む冬の装い

ホリデー2025コレクションは、カシミヤやレザー、ウールなどの素材を使用し、ブランドのクラシックなディテールや旅に相応しい豊な表情のアウターやパンツスタイル、着こなしに奥行きを与える季節感あるセーターなど、仕事から休日まであらゆるシーンに寄り添うアイテムをそろえる。

11月は“都会を離れ、町屋の趣きに浸る冬”をテーマに撮影

11月は、“都会を離れ、町屋の趣きに浸る冬”をコンセプトに、不在ある町屋で過ごす穏やかなひと時をイメージし、大人の旅に寄り添うワードローブを提案する。内側に施したマッププリントやコーデュロイ素材のポケットなど遊び心のあるデザインが特徴的なオーバーサイズのジャケットや、着込んだような風合いのラムスキンレザーのライダースジャケット(9万9000円)、ヘリンボーンジャケット(7万円)、ゆったりシルエットのブークレジャケット(2万2000円)などのアイテムが登場し、洗練されたムードを演出する。

12月のテーマは“歴史と伝統が息づく京都の街並みへ”

12月は、“歴史と伝統が息づく京都の街並みへ”をテーマに、感性に響く歴史ある祇園の小路や情緒ある景観の老舗店を舞台に、豊かな冬の旅を彩るスタイルを提案する。祇園の古い街並みに映えるフェアアイル柄のジップセーター(4万円)は、温もりのあるウールカシミヤのマフラー(2万5000円)をプラスしてカジュアルでモダンな着こなしへ。チェック柄のトラッカージャケット(2万5000円)にマフラー(1万5000円)を巻いたスタイルは、旅だからこそ陽気な好奇心を託したイエローとグリーンを基調にしたカラーパレットでコーディネートした。12月のアイテムは、全て12月6日発売予定。

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「ビューティの東京」構想、アイスタイルが旗振り役に 日本のビューティ産業の底上げへ

アイスタイルは11月19〜25日の期間、原宿・表参道エリアで新たな大型ビューティイベント「東京ビューティウイーク(Tokyo Beauty Week)」を初開催する。国内外の約50のビューティブランドが参画し、同エリアのファッションのセレクトショップや商業施設、商店会、美容専門学校など多様なステークホルダーが協働する。

同イベントの目的は「次の時代のビューティカルチャーを世界に発信する」ことにある。「ファッションのパリ」にならい「ビューティの東京」を確立する構想のもと、アイスタイルが旗振り役となり、日本のビューティ産業の底上げを目指す。

プラットフォームの“外”で新たな接点をつくる

アイスタイルは、中長期成長の基盤形成を進めるために「“アットコスメ外”での出会いを生み出すこと」をテーマの1つとして掲げている。同社はこれまで、メディア「アットコスメ」、EC「アットコスメショッピング」、実店舗「アットコスメストア」を中核に、多くの生活者とビューティブランドをつなぐプラットフォームを構築してきた。

しかし、ソーシャルなどの情報接点が急速に広がる中、生活者とブランドをつなぐ場は従来の枠を超えつつあるという。遠藤宗アイスタイル社長は、「これからのアイスタイルは、従来のプラットフォームの枠にとらわれず、イベントやSNS、AIエージェントなど多面的な接点を通じて“出会い”を再設計していく」と話す。今回の「東京ビューティウイーク」は、その第一歩として位置づけている。

同イベントの特徴は、ブランド・メディア・行政・商店会・教育機関など、多様なステークホルダーが協働する“共創型”の構造にある。渋谷区や原宿表参道櫸会、原宿竹下通り商店会、穏田キャットストリート商店会などが後援するほか、「ヴォーチェ(VOCE)」「美的」「マキア(MAQUIA)」など複数のメディアパートナーや、ヘア&メイクアップアーティストの冨沢ノボルやイガリシノブなどのクリエイターが参画。また、ベル・エポック美容専門学校などの学生も関わり、「東京発のビューティカルチャー」をともに創り上げる。

「ファッションのパリ」にならい、「ビューティの東京」を世界へ

プロジェクトの根底にあるのは「ファッションのパリ」ならぬ、「ビューティの東京」という構想だ。

遠藤社長は「東京は、外資ラグジュアリーコスメやクオリティーの高い日本コスメ、中国や韓国コスメなど世界中のビューティブランドが集積している。流通チャネルも多岐にわたり、世界から評価されている。アイスタイルとしては、この特性を最大限に生かし、東京を“ビューティの聖地”として世界に発信していきたい」と意気込む。

大木秀晃アイスタイル執行役員CCOは、「パリが一朝一夕でファッションの都になったわけではない。10年かけてでも、“ビューティの東京”を作り上げていきたいという強い意志を持っている」と語り、長期的な視点で取り組む姿勢を示した。

一方で、日本における“ビューティ”の位置づけについても言及した。遠藤社長は、「これまで日本では、ビューティは重要なコンテンツとして十分に認識されてこなかった。しかしここ最近は、政府内でもビューティを日本の重要な技術・産業の一つとして捉えようという動きが出てきている」と述べる。

そのうえで、「僕らが関わりながら、日本におけるビューティを社会的にも意義のある産業として確立するには、業界全体で取り組みを進めていく必要がある」と強調する。

「自分らしい美」を探るイベント

「東京ビューティウイーク」では、原宿・表参道・キャットストリート周辺の約10会場で多様な体験プログラムを展開する。メイン会場となる「東京ビューティスタジオ」では、来場者が「自分らしい美」を見つけるコンテンツを用意。パーソナルカラー診断や約50ブランドの体験ブース、カウンセリングやメイクアップ体験、プロによる撮影などを企画する。

期間中には、例年よりも早い発表となる「アットコスメ ベストコスメアワード2025」や「ジャパンビューティテックアワード」の授賞式も予定しており、消費者体験から業界動向までを横断的に発信する。

地域に根差す世代を超えた取り組みへ

大木CCOは「ただ人を集めるだけでは意味がない。地元で暮らす人々にとっても意義のある取り組みであることが重要だ」と話す。「ビューティは老若男女のもの。メイクや化粧といった枠を超え、自分と向き合い、心身の健康をケアするという意味では年齢や性別を問わない」とし、イベントではヘア&メイクアップアーティストのイガリシノブ氏によるキッズメイク体験や、今後は渋谷区内の老人ホームとの連携企画なども予定し、幅広い世代に開かれたイベントとして発展させていく計画だ。

アイスタイルは、同催事を単発のイベントではなく、中長期的なビジョンとして位置づける。「2025年を出発点に、“ビューティの東京”を文化として根付かせたい。ブランドと生活者の多様な出合いが、日本の化粧品市場全体の活性化にもつながるはずだ」(遠藤社長)。「東京ビューティウイーク」は、その象徴的な試みとして、ビューティの新たなエコシステムを描き出そうとしている。

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「ビューティの東京」構想、アイスタイルが旗振り役に 日本のビューティ産業の底上げへ

アイスタイルは11月19〜25日の期間、原宿・表参道エリアで新たな大型ビューティイベント「東京ビューティウイーク(Tokyo Beauty Week)」を初開催する。国内外の約50のビューティブランドが参画し、同エリアのファッションのセレクトショップや商業施設、商店会、美容専門学校など多様なステークホルダーが協働する。

同イベントの目的は「次の時代のビューティカルチャーを世界に発信する」ことにある。「ファッションのパリ」にならい「ビューティの東京」を確立する構想のもと、アイスタイルが旗振り役となり、日本のビューティ産業の底上げを目指す。

プラットフォームの“外”で新たな接点をつくる

アイスタイルは、中長期成長の基盤形成を進めるために「“アットコスメ外”での出会いを生み出すこと」をテーマの1つとして掲げている。同社はこれまで、メディア「アットコスメ」、EC「アットコスメショッピング」、実店舗「アットコスメストア」を中核に、多くの生活者とビューティブランドをつなぐプラットフォームを構築してきた。

しかし、ソーシャルなどの情報接点が急速に広がる中、生活者とブランドをつなぐ場は従来の枠を超えつつあるという。遠藤宗アイスタイル社長は、「これからのアイスタイルは、従来のプラットフォームの枠にとらわれず、イベントやSNS、AIエージェントなど多面的な接点を通じて“出会い”を再設計していく」と話す。今回の「東京ビューティウイーク」は、その第一歩として位置づけている。

同イベントの特徴は、ブランド・メディア・行政・商店会・教育機関など、多様なステークホルダーが協働する“共創型”の構造にある。渋谷区や原宿表参道櫸会、原宿竹下通り商店会、穏田キャットストリート商店会などが後援するほか、「ヴォーチェ(VOCE)」「美的」「マキア(MAQUIA)」など複数のメディアパートナーや、ヘア&メイクアップアーティストの冨沢ノボルやイガリシノブなどのクリエイターが参画。また、ベル・エポック美容専門学校などの学生も関わり、「東京発のビューティカルチャー」をともに創り上げる。

「ファッションのパリ」にならい、「ビューティの東京」を世界へ

プロジェクトの根底にあるのは「ファッションのパリ」ならぬ、「ビューティの東京」という構想だ。

遠藤社長は「東京は、外資ラグジュアリーコスメやクオリティーの高い日本コスメ、中国や韓国コスメなど世界中のビューティブランドが集積している。流通チャネルも多岐にわたり、世界から評価されている。アイスタイルとしては、この特性を最大限に生かし、東京を“ビューティの聖地”として世界に発信していきたい」と意気込む。

大木秀晃アイスタイル執行役員CCOは、「パリが一朝一夕でファッションの都になったわけではない。10年かけてでも、“ビューティの東京”を作り上げていきたいという強い意志を持っている」と語り、長期的な視点で取り組む姿勢を示した。

一方で、日本における“ビューティ”の位置づけについても言及した。遠藤社長は、「これまで日本では、ビューティは重要なコンテンツとして十分に認識されてこなかった。しかしここ最近は、政府内でもビューティを日本の重要な技術・産業の一つとして捉えようという動きが出てきている」と述べる。

そのうえで、「僕らが関わりながら、日本におけるビューティを社会的にも意義のある産業として確立するには、業界全体で取り組みを進めていく必要がある」と強調する。

「自分らしい美」を探るイベント

「東京ビューティウイーク」では、原宿・表参道・キャットストリート周辺の約10会場で多様な体験プログラムを展開する。メイン会場となる「東京ビューティスタジオ」では、来場者が「自分らしい美」を見つけるコンテンツを用意。パーソナルカラー診断や約50ブランドの体験ブース、カウンセリングやメイクアップ体験、プロによる撮影などを企画する。

期間中には、例年よりも早い発表となる「アットコスメ ベストコスメアワード2025」や「ジャパンビューティテックアワード」の授賞式も予定しており、消費者体験から業界動向までを横断的に発信する。

地域に根差す世代を超えた取り組みへ

大木CCOは「ただ人を集めるだけでは意味がない。地元で暮らす人々にとっても意義のある取り組みであることが重要だ」と話す。「ビューティは老若男女のもの。メイクや化粧といった枠を超え、自分と向き合い、心身の健康をケアするという意味では年齢や性別を問わない」とし、イベントではヘア&メイクアップアーティストのイガリシノブ氏によるキッズメイク体験や、今後は渋谷区内の老人ホームとの連携企画なども予定し、幅広い世代に開かれたイベントとして発展させていく計画だ。

アイスタイルは、同催事を単発のイベントではなく、中長期的なビジョンとして位置づける。「2025年を出発点に、“ビューティの東京”を文化として根付かせたい。ブランドと生活者の多様な出合いが、日本の化粧品市場全体の活性化にもつながるはずだ」(遠藤社長)。「東京ビューティウイーク」は、その象徴的な試みとして、ビューティの新たなエコシステムを描き出そうとしている。

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