1位は、「ジーユー」が「エンジニアド ガーメンツ」と初コラボ 1970年代のNYに着想を得た5型を発売|週間アクセスランキング TOP10(11月20〜26日)

1位は、「ジーユー」が「エンジニアド ガーメンツ」と初コラボ 1970年代のNYに着想を得た5型を発売|週間アクセスランキング TOP10(11月20日〜26日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、11月20日(木)〜11月26日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
「ジーユー」が「エンジニアド ガーメンツ」と初コラボ 1970年代のNYに着想を得た5型を発売

11月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「ジーユー(GU)」は12月5日、「エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」と初となるスペシャルコレクションを発売する。全国の「ジーユー」店舗および公式オンラインストアで取り扱う。同コレクションは、“マンハッタニズム(Manhattanism)”をテーマに、1970年代のアメリカ・ニューヨークのムーブメントに着想を得て、アメリカ由来のアイテムに遊び心を加えて再構築した5型をそろえる。

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- 2位 -
「レスポートサック」がイラストレーターのSHOGO SEKINEとコラボ NYがテーマのポーチやバッグを日本限定発売

11月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「レスポートサック(LESPORTSAC)」は11月27日、イラストレーターのSHOGO SEKINEとコラボレーションしたホリデーギフトにもぴったりなコレクションを日本限定発売する。全国の「レスポートサック」店舗および公式オンラインストアなどで取り扱う。

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- 3位 -
パナソニックの電気シェーバー「ラムダッシュ パームイン」から「フラグメント」の限定モデル誕生 藤原ヒロシによる漆黒の1台

11月21日公開 / 文・WWD STAFF

 パナソニックは12月1日、電気シェーバー「ラムダッシュ パームイン」と「フラグメント(FRAGMENT)」の限定モデル“ラムダッシュ パームイン - fragment edition”を発売する。11月26日からはパナソニック公式オンラインストアのパナソニックストアプラスで予約販売を開始。パナソニックストアプラスとパナソニックビューティ表参道で取り扱う。ミニマルなデザインと高性能を兼ね備えたブラックカラーのモデルに、藤原ヒロシの感性がプロダクトに新たな価値を吹き込む。

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- 4位 -
「ストレンジャー・シングス」コラボまとめ 「ギャップ」や堂本剛、「V.A.」など

11月24日公開 / 文・WWD STAFF

 Netflixの人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の最終章となるシーズン5の配信が11月27日から順次配信される。シーズン5は3回に分けて、11月27日からVol.1(1〜4話)が、12月26日からVol.2(5〜7話)が、2026年1月1日からフィナーレ(最終話)が順次配信される。クライマックスに向けて、ファンの期待も高まる中、多くのブランドから「ストレンジャー・シングス」とのコラボアイテムが発売される。ここでは気になるアイテムをピックアップして紹介する。※順次更新

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- 5位 -
「ギャップ」が「ストレンジャー・シングス」とコラボ 裏側の世界に着想を得たリバーシブルTシャツなど

11月21日公開 / 文・WWD STAFF

 「ギャップ(GAP)」は11月25日、ネットフリックス(Netflix)の人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボカプセルコレクションを発売する。アイテムは、メンズ、ウィメンズ、キッズで展開し、デニムやスエット、Tシャツなど全21型を用意。「ギャップ」新宿店、ラゾーナ川崎プラザ店、ららぽーと名古屋みなとアクルス店、心斎橋店、キャナルシティ博多店、公式オンラインストアおよび「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で取り扱う。なお、新宿店の販売開始は11時から、その他4店舗は10時からとなる。

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- 6位 -
「ストレンジャー・シングス 」と「リトルサニーバイト」がコラボ 印象的なシーンを落とし込んだスエットやバッグなど

11月26日公開 / 文・WWD STAFF

 今年で11周年を迎えるYOPPYがデザイナーを務める東京発のブランド「リトル サニーバイト(LITTLE SUNNY BITE)」は11月27日と2026年1月1日、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の最終章公開に合わせ、コラボレーションコレクションを2回に分けて発売する。両日とも18時からの販売で、「リトル サニーバイト」ラフォーレ原宿店および公式オンラインストア、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で取り扱う。

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- 7位 -
カネボウ化粧品「ミラノコレクション」が京都・下鴨神社とコラボ 限定御朱印やサンプル配布

11月23日公開 / 文・WWD STAFF

 カネボウ化粧品の「ミラノコレクション(MILANO COLLECTION)」が、京都の下鴨神社(賀茂御祖神社)と連携した取り組みを始めた。11月22日から2026年1月31日まで、限定御朱印の授与や“大鏡絵馬”の展示、フェースパウダーのサンプル配布を行う。

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- 8位 -
「V.A.」で開催される「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のポップアップを体験 劇中のピザ屋やアイス屋が登場

11月26日公開 / 文・高山 敦

 ジュンが運営する原宿のコンセプトストア「V.A.(ヴイエー)」は11月27日〜12月28日、ネットフリックス(NETFLIX)シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の最終章の配信を記念したポップアップストア“ヴイエーストレンジャーシングスハウス(VA | STRANGER THINGS HOUSE)”をひと足先に体験。店舗の外観から1階、2階まで館全体、細部に至るまで「ストレンジャー・シングス」の世界観が表現されており、作品ファンならばぜひ訪れたいスポットとなっている。

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- 9位 -
【スナップ】「マックスマーラ」ポップアップにTWICEツウィ、本田翼、ローラらが来場 “キャメル”をまとう

11月25日公開 / 文・WWD STAFF

 「マックスマーラ(MAX MARA)」は11月21〜30日、ブランドの象徴である“キャメル”をテーマにしたポップアップストア“THE CAMEL,timeless”を開催中だ。これを祝して、TWICEツウィ、本田翼、ローラ、のんらが来場した。

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- 10位 -
「コンバース」×「ストレンジャー・シングス」 最終章を記念したシューズを発売

11月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「コンバース(CONVERSE)」は11月27日、ネットフリックスシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の最終章シーズン5の配信開始を記念して、スペシャルコラボレーションを発売する。「コンバース」オンラインショップおよび取り扱い各店舗で販売する。

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ギャラリー小柳でユアサエボシ初個展「でいかい」開催 “架空の画家”名義で戦時期の感情を描く新作も

ギャラリー小柳が12月20日〜3月7日、画家ユアサエボシの初個展「でいかい」を行う。20日のレセプションにはユアサ本人が在廊する。また会期中にはゲストを迎えてトークイベントも実施する予定だ。

ユアサは1983年生まれ。大学卒業後に金融企業へ就職したが、倒産を機に美術の道へ進んだ。フランス文学者・澁澤龍彦の著作などを通してシュルレアリスムに傾倒し、憧れの芸術家たちと同じ時代を生きたい思いから、自らを“大正生まれの三流画家・ユアサヱボシ”という架空の人物に扮して制作を続けている。

作品一覧

戦時下を生きた“ユアサヱボシ”は、重度のヘルニアで出征せず、疎開先で物資不足に耐えながら創作を続けたという設定だ。従軍経験はないが、勝利の報に安堵し、敵国への憎しみを抱くなど、市井の人々と同様に揺れ動く感情を共有したと想定している。個人の思想を超えて、作品には当時の「時代が抱えた感情」がにじむ。

本展では、「戦争」をテーマにした絵画10点を展示する。3点は2025年に金沢21世紀美術館で開かれたグループ展「積層する時間:この世界を描くこと」で発表した作品で、残る7点は本展に向けて描いた新作だ。架空の画家を介して、時代の情念と個人の創作が交錯するユアサの世界を提示する。

◼️個展「でいかい」
会期:12月20日〜3月7日
場所:ギャラリー小柳
住所:東京都中央区銀座1-7-5 小柳ビル9F
営業時間:12:00〜19:00
休廊日:日、月、祝祭日(12月28日〜1月12日は冬季休廊)

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【2025年クリスマスコフレ】「ビルケンシュトック」のビューティケアラインがホリデー限定セットを発売 コットンポーチ付き

「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」のケアライン“ケアエッセンシャルズ(CARE ESSENTIALS)”は11月28日、初のホリデーセットを数量限定で発売した。フット&ボディーケアアイテム3種をホリデー仕様のコットンポーチに入れたセット(全3種、6380円)で、ビルケンシュトックの直営各店と公式オンラインで取り扱う。

セットには、新作のボディーケアアイテム“リラクシングハンド&ボディーウォッシュ”(50mL)、“リラクシングハンド&ボディーローション”(30mL)と、人気のフットケアアイテム“ナリシングフットバーム”(30mL)を詰めた。それぞれに厳選された天然由来成分を配合し、マインドフルな癒しの時間を提供。豊かな香りに満たされるクレンジングから、肌に潤いを与えるボディー用ローション、冬の乾燥した足を保湿するフットバームまで、つま先から体全体をケアするホリスティックな体験を届ける。

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【2025年クリスマスコフレ】「ビルケンシュトック」のビューティケアラインがホリデー限定セットを発売 コットンポーチ付き

「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」のケアライン“ケアエッセンシャルズ(CARE ESSENTIALS)”は11月28日、初のホリデーセットを数量限定で発売した。フット&ボディーケアアイテム3種をホリデー仕様のコットンポーチに入れたセット(全3種、6380円)で、ビルケンシュトックの直営各店と公式オンラインで取り扱う。

セットには、新作のボディーケアアイテム“リラクシングハンド&ボディーウォッシュ”(50mL)、“リラクシングハンド&ボディーローション”(30mL)と、人気のフットケアアイテム“ナリシングフットバーム”(30mL)を詰めた。それぞれに厳選された天然由来成分を配合し、マインドフルな癒しの時間を提供。豊かな香りに満たされるクレンジングから、肌に潤いを与えるボディー用ローション、冬の乾燥した足を保湿するフットバームまで、つま先から体全体をケアするホリスティックな体験を届ける。

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伝統のゲランが託す“次の100年” 調香師デルフィーヌ・ジェルクが語る香りの哲学

PROFILE: デルフィーヌ・ジェルク/ゲラン専属調香師

デルフィーヌ・ジェルク/ゲラン専属調香師
PROFILE: 977年生まれ。スイスで幼少期を過ごした後、ファッション専門学校エスモードでデザインをファッションを学ぶため1999年にパリへ移住。卒業後、香料会社大手フィルメニッヒに入社。その後、グラース インスティテュート オブ パフューマリー(GIP)の入学試験に合格し、ジャン=フランソワ・ラティ、マックス・ガヴァリーといった調香師の助言のもと、トレーニングを開始した。2003年、フレグランス会社ドロムに入社。フィリップ・ロマーノの下で調香師見習いとして3年間を過ごした後ニューヨークへ移り、ヒット作“ラ プティット ノワール”を創作。14年にゲラン専属調香師に就任。21年にはフランス文化大臣から芸術文化勲章を受勲

1828年創業のフランスを代表するフレグランスメゾン「ゲラン(GUERLAIN)」で、デルフィーヌ・ジェルク(Delphine Jelk)は専属調香師として数々の名香を生み出している。若き日に手掛けた“ラ プティット ローブ ノワール”が世界的にヒットし、「ゲラン」の調香師に任命されたのが2014年。2世紀近く続くメゾンで初の女性調香師となったジェルク調香師は、伝統を深く理解しながら、既存の枠に縛られず新しい香りの世界を切り開いてきた。”香りは見えないファッション”と語る彼女の創作哲学とは──。

——2009年に発表した “ラ プティット ローブ ノワール”は世界的な成功を収め、現在もメゾンのアイコンの一つとなっています。ヒットの要因は?

デルフィーヌ・ジェルク=ゲラン専属調香師(以下、ジェルク):この香りをつくったとき私はまだ若い調香師で、「ゲラン」のフレグランスは“母や祖母の香り”というイメージが強かったんです。だからこそ、当時の「ゲラン」には欠けていた若い世代の女性に向けたフレグランスを作りたいと思いました。着想は、ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)監督が手掛けた06年公開の映画「マリー・アントワネット」です。ローズ、ラズベリー、マカロン、アーモンド。それらを組み合わせると、チェリーのような香りが生まれます。そこにパチョリやリコリスのダークなニュアンスを重ね、少女の可愛らしさと大人の影を共存させました。“ラ プティット ローブ ノワール(小さな黒いドレス)”という名前も魔法のようでした。ファッションの世界に足を踏み入れた若い女性が最初に手にするのが黒いドレス。まさにメゾンがイメージする“マドモアゼル・ゲラン”を象徴するような存在ですね。全てがうまく重なって成功に結びつきました。少しの魔法と幸運が必要なのだと、あの経験が教えてくれました。

“見えないものを可視化する”ファッション的アプローチ

——デザインとファッションを学んだ経験は調香へも影響していますか?

ジェルク:私はファッションデザインの学校で学んでいたので、香りをつくるプロセスは服をデザインするのとまったく同じだと感じます。一番大切にしているのはムードボードです。
アイデアを可視化し、コンセプト・色・言葉・素材感を並べることで、香りという見えないクリエイションに輪郭が生まれる。視覚的な世界で生きている私にとって、それが創造の起点になります。香りは目に見えないけれど、私はいつも“見えているもの”をつくっている感覚なんです。

——フレグランスの最新トレンドは?

ジェルク:フレグランスのトレンドはファッションほど短命ではありませんが、近年は“強さ”と“甘さ”が大きな潮流です。フレグランスは高価なので、買ったからには「香ってほしい」と思うのでしょう。そして今の若い世代は香りで自己表現をしたいと思っています。そのニーズから、強さが求められています。ですが、私は「ゲラン」の調香師として、トレンドを追うのではなく、革新を生み出す側でいたいと思っています。

——「ゲラン」の伝統と、あなた自身の個性。どのように両立させていますか?

ジェルク:私はメゾンのシグネチャーアコード「ゲルリナーデ」を軸に香りをつくっています。「ゲルリナーデ」は6つの天然素材、ベルガモット、イリス、ローズ、バニラ、トンカビーン、ジャスミンを香料としています。代々受け継がれてきたこの6つの香料が、「ゲラン」の魂とも言えるものです。私はその“赤い糸”を大切にしながら、そこに自分の感覚を重ねています。

例えば、地球の自然の香りを再現したコレクション“アクア アレゴリア”にはキューカンバー(きゅうり)の香りを取り入れたものがあります。水分が多いきゅうりは通常抽出が難しく、フレグランスの原料としては珍しいです。でも、私は出会った瞬間に恋をしてしまい、どうしても使いたかった。マーケティングチームには「きゅうり?『ゲラン』らしくない」と言われましたが、私は1830年の「ゲラン」のスキンケア製品“ミルク オブ キューカンバー”を持ち出し、「『ゲラン』はすでに200年前に使っているのよ」と説得しました(笑)。伝統は私を縛るものではなく、未来へ進むための翼なんです。

——自身の作品の中でもっとも思い入れのある香りは?

ジェルク:これまで作った170作全てに思い出があります。ですが、やはり特別なのは“ラ プティット ローブ ノワール”。そしてもう一つは、今年100周年を迎えた“シャリマー”の新解釈です。私は5年前、誰にも言わずにアトリエでこっそり“自分だけのシャリマー”をつくっていました。オリジナルの本質を尊重しながら、現代的に再構築するために、バニラを大胆に増やし、動物的な要素はクリーンなムスクへと置き換えました。まさに“シャリマーの心臓”に触れる作業でした。バニラは“母の腕のような香り”とも言われ、普遍的な安心感があります。香りは大人になっても、心を抱きしめてくれる存在であってほしいんです。

「香り選びはもっと自由でいい」

——30代が“気分が上がる香り”を選ぶなら?

ジェルク:“アクア アレゴリア”コレクションは“体に良い素材”から着想しているので、“フローラブルーム”“ローザ ロッサ”“ネロリア ベチバー”などは元気をくれる香りです。香りが心や体に与える影響を研究する学問、アロマコロジーでは、例えばマンダリンには神経を落ち着かせるなどの効能があります。香りが心にも作用することは、とても興味深いですよね。最高級コレクション“ラール エ ラ マティエール”では、フルーティーな“ペッシュ ミラージュ”のような“笑顔になる香り”がおすすめです。

——男性が香りを選ぶ際のアドバイスは?

ジェルク:日本の男性は「強い香りは苦手」と言う人が多いけれど、一緒に香りを試すと皆さん意外とウッディで濃密な香りを選ぶんですよ(笑)。なので、男性用・女性用と固定観念で選ばず、自分の感情が動く香りを自由に選んでほしいと思います。ですが、“ラール エ ラ マティエール”の中から選ぶと、“ベチバー フォーヴ”。ウッディでありながらフレッシュ。とてもシックで、特に秋に似合います。“チェリー ウード”日本の文化にある“木を燻す”感覚と、チェリーの遊び心が出会った香り。スモーキーで神秘的でありながら、どこか笑顔になる香りです。“ネロリ プラン スュッド”ネロリにターメリックとジンジャーを重ねた香り。体にも心にも良い影響をもたらすアロマコロジーの発想でつくっています。

——香りはどのようにつけると効果的ですか?

ジェルク:どう見せたいかによって変わります。強く香らせたいなら、洋服や髪にも軽く。自分だけで楽しみたいなら、手首や首筋など“体温の高い部分”に。控えめに香らせたい日は、膝裏など動くたびにほのかに香る場所に。髪にほんの少しまとうのもおすすめです。動いた瞬間にふわっと香り、本人にも心地良いですよ。

——来日で得た刺激はありますか?

ジェルク:日本は以前から憧れの国で、今回ようやく来ることができました。まず惹かれるのは、全ての所作の繊細さ。料理の美しさ、茶の動き、暮らしに漂う詩情。どれもが心を打ちます。また、香水の語源は “per fumum=煙を通して”ですが、日本のお香や焚香の文化には、香りの原点とつながる深い精神性があります。そして、私には子どもが4人いて、みんな漫画とゲームと寿司が大好き(笑)。「どうして自分たちを連れて行ってくれないの?」と大騒ぎでした。次は家族と訪れたいですね。

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「ロムアンド」が36%オフの限定セットを発売 人気リップや眉マスカラなど5点入り

「ロムアンド(ROM&ND)」は11月28日、“フォーチュンメイクアップボックス”(3960円)を数量限定発売した。全国のバラエティーショップやドラッグストアなどで順次販売を開始する。ランドを代表するアイテム“ジューシーラスティングティント”や“ハンオールブロウカラ”など人気5アイテムをそろえ、単品購入比で36%リーズナブルに提供するほか、ランダムでギフトカードを封入している。

アイブロウマスカラやリップアイテムなどをランダムでセット

ボックスにはひと塗りで垢抜け眉になる“ハンオールブロウカラー”全5色からランダムで1つ、“リキッドグリッターシャドウ”全6色からランダムで1つ、ブランドを代表するリップ“ジューシーラスティングティント”全7色と“ゼロベルベットティント”全5色からランダムで2つ、“ベアムルティント”全6色からランダムで1つを詰めた。また、製品名の“フォーチュン=幸運”にちなんだギフトチケットは2000円から最大5万円まで用意。総勢810人に当たるようにしている。

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【一粒万倍日】「グッチ」から日本限定コレクションが登場 12月21日は今年最後の最強開運日

12月21日は1年に数回しか訪れない天赦日、一粒万倍日、天恩日が重なる2025年最後の最強開運日だ。加えて12月6日、8日も一粒万倍日、天恩日、大明日が重なる開運日で吉日が重なる。“一粒万倍日“は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。これらのラッキーデーに向けて「グッチ(GUCCI)」はスモールレザーグッズの日本限定セレクションを発売した。「グッチ」の店舗およびオンラインで取り扱う。日本限定のバイ カラーでデザインしたウオレットやキーケースなどがそろう。

ウィメンズ

ウィメンズ向けは、ライトゴールドトーンの小さなダブルGハードウエアがアクセントのレザー製ジップ アラウンドウオレット、2つ折りウオレット、キーケースの3アイテムを、外側はホワイト、内側はエレガントなラベン ダーカラーで仕立てた。さらにフラップタイプのロングウオレットと名刺入れもラインアップする。

メンズ

メンズ向けには、シルバーカラーの「グッチ」ロゴをあしらったグレインレザー製のジップアラウンドウオレットとコインウオレットが、外側がブラック、内側がロイヤルブルーの組み合わせで登場する。また、大きな「グッチ」ロゴをエンボス加工で表現したレザー製コインウオレットとカードケースは、外側がターコイズブルー、内側がミントカラーの組み合わせでラインアポップする。ほかにもGGキャンバスを用いた“GGエンブレム”ラインの新作ミニバッグ、幸運を呼ぶアニマルやスノーフレークをかとどった遊び心あふれるキーチャームも取りそろえる。

購入したレザーグッズをイニシャルやラッキーモチーフでパーソナライズできる無料刻印サービスに、アーティスト、ヒグチユウコのデザインによる猫のモチーフも期間限定で加わる。猫モチーフの無料刻印サービスは、一部のグッチショップおよびグッチ公式オンラインショップで受け付ける。

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静岡パルコ、2027年1月末で閉店 開業から20年で幕

J.フロント リテイリング(JFR)は28日、子会社のパルコが運営する静岡パルコを2027年1月末で閉店すると発表した。

静岡パルコはJR静岡駅近くの好立地に2007年3月にオープンした。地上8階・地下1階で店舗面積は3万1000平方メートル。10年度にはテナント取扱高109億円だったが、直近の24年度は81億円まで縮小していた。収益化が難しいと判断し、建物賃貸借契約の満了時期のタイミングで閉店を決めた。

JFRは営業終了に伴い、25 年3〜11月期連結決算において約10億円の損失をその他の営業費用に計上する見通し。

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【2025年クリスマスコフレ】「エスティ ローダー」のホリデーはライラックがモチーフ

「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」は、2025年のホリデーコレクションとして“幸運の花”ライラックをモチーフとした「ラベンダー キス コレクション」を11月28日から数量限定で発売した。オンラインショップでは12月2日から販売を開始する。同コレクションには限定3色の“ピュア カラー ジェリー グロウ バーム”(各3960円)と、限定パッケージの“ダブル ウェア ソフト グロウ マット クッション メークアップ”(全3色、各8580円)をラインアップ。来年の幸福を祈るホリデーシーズンの想いとともに、希望に満ちた未来の予感、心を解き放つよろこび、純真な想いを映し出した。また、コレクション発売に合わせグローバルブランドアンバサダーを務める韓国のシンガーソングライター、IU(アイユー)を起用したビジュアルも展開している。

ライラックの色彩をまとった限定アイテム

“ダブル ウェア ソフト グロウ マット クッション メークアップ”は、ブランドベストセラーファンデーション、“ダブル ウェア”シリーズのクッションファンデーションだ。厚塗り感のない自然な仕上がりで、素肌そのものが美しく整ったかのような印象を演出。毛穴や色ムラを自然にカバーし、余分な皮脂を抑えることで、ヨレや毛穴落ちを防ぎ、一日中続く美しさをキープする。長時間にわたりうるおいを守り、落とした後も肌のしっとり感が続く仕様だ。今回は、ライラックカラーをまとった「ラベンダー キス コレクション」仕様のパッケージで限定登場。華やかなデザインが、手にする瞬間からホリデー気分を高める。展開色は既存色から人気の3色、クール バニラ、ボーン、ポーセリンをそろえた。

バームならではのケア効果に、グロスのようなふっくらとした艶とpH反応で発色する自然な血色感を融合させた“ピュア カラー ジェリー グロウ バーム”からは、この冬だけの限定色としてライラック チャーム、ラベンダー ファンタジー、サトル マルベリーの限定3色を用意した。通常は公式オンラインショップ限定で展開しているシリーズだが、同コレクションでは全国の百貨店コーナーでも取り扱う。

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25周年「YKKファスニングアワード」の現在地 副資材から広がるファッションの未来

YKKが主催する、2001年にスタートした学生向けファッションデザインコンテスト「YKKファスニングアワード」が25周年を迎えた。11月18日には25周年イベントを行い、東京・恵比寿 ザ・ガーデンホールで今年度の授賞式に加えて、審査員の廣川玉枝デザイナーの「ソマルタ(SOMARTA)」や館鼻則孝氏、過去受賞者の丸龍文人デザイナーによる「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」、石田萌デザイナーによる「ホウガ(HOUGA)」、Kokiブランドディレクターによる「コッキ(KHOKI)」などのファッションショーが盛大に行われた。

「YKKファスニングアワード」は、YKKが開発するファスナーやバックル、面ファスナー、スナップ&ボタンの副資材を使うことを条件とした、世界的にもユニークかつ注目度の高い企業コンテストだ。ファッションアイテムには欠かせない副資材を主役に、斬新な使い方やクリエイティブな表現方法を基準としたアパレルとファッショングッズを、デザイン性と機能性、独創性、完成度の4軸で審査。学生の創造力が、副資材の多様な可能性を引き出してきたことから、若手クリエイターの登竜門としても広く知られ、これまでに多くのクリエイターを輩出。これまでの累計応募総数は14万7304点に達している。

今年はさらにリユースやリサイクル、リメイク、アップサイクルなどに観点から「サーキュラーデザイン特別賞」を新設。サーキュラーエコノミー実現を目指す「YKKサステナビリティビジョン2050」にも通じる、資源の持続的な利用を促進するモノ作りをサポートしていくYKKの新たな挑戦でもある。グランプリと「サーキュラーデザイン特別賞」をダブル受賞した文化服装学院の今野奏さんの作品「Re Tree」について、審査員でデザイナーの藤田恭一氏は「木の樹皮をYKKのファスナーとテクノロジーを使い、膨らみや縮み、歪みを丁寧に表現した技術と感性は、自然の力強さもリアルに感じる。これからAIと人、自然の共存が求められていく中で、彼女の繊細なこだわりが未来へのメッセージとなり、この『YKKファスニングアワード』にふさわしい作品になっている」と評した。

「YKKファスニングアワード」の特徴は、YKKの副資材を“いかに機能的かつ創造的に生かすか”というミッションにある。創造力だけでなく、現実の制約を踏まえながら形にしていく実践的なプロセスが求められ、学生はメンター制度を通じてYKKスタッフと対話しながら素材理解を深める。入選者はショー演出家と作品の見せ方を直接やり取りし、トップクリエイターから講評を受けるなど、学校だけでは得られない経験を積むことができる。

11年に優秀賞を受賞した「ホウガ」の石田デザイナーは、「副資材をメーンとした制作は学生時代では貴重な経験だった。また大舞台でのショー発表もデザイナーとして大きな夢の実現にもなり、今もその機会を積めたことに感謝している」と振り返った。

30年にわたり国内外のファッションショーの演出を担ってきた辻井宏昌氏は、「YKKファスニングアワードには9年前に審査員でアーティストの舘鼻則孝さんとデザイナーの廣川玉枝さんから依頼を受け、ずっと続けてきた。これまで培ってきたショーのノウハウを全注入した。アワード参加学生には卒業してプロになったときにこのショーを超えてほしいし、ショーを見る側にとってもいつかここでショーを披露したいと憧れられるようなステージにしたい、そんな気持ちでやってきた。卒業後にデザイナーとしてブランドを立ち上げたかつての学生から依頼を受け、ショーディレクターを務めたこともある。石田さんとも17年のYKKファスニングアワードのゲストコレクションで繋がりが生まれ、その後『ホウガ』のショーディレクターを担った。次世代を育てるこのアワードにライフワークとして取り組んでいる」という。

25周年を迎えた現在、YKKはアワードの国際的発信力を強化し、若手クリエイターの育成をより広い視点で推進している。松嶋耕一YKK社長は「YKKは昨年で創業90周年を迎え、今後も100年、150年を目指している。『YKKファスニングアワード』も日本のファッション業界の発展に寄与したいという思いで25年を積み重ねてきた。次の50周年を目指していく」と語る。


問い合わせ先
YKKファスニングアワード事務局
award.jpn@ykk.com

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25周年「YKKファスニングアワード」の現在地 副資材から広がるファッションの未来

YKKが主催する、2001年にスタートした学生向けファッションデザインコンテスト「YKKファスニングアワード」が25周年を迎えた。11月18日には25周年イベントを行い、東京・恵比寿 ザ・ガーデンホールで今年度の授賞式に加えて、審査員の廣川玉枝デザイナーの「ソマルタ(SOMARTA)」や館鼻則孝氏、過去受賞者の丸龍文人デザイナーによる「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」、石田萌デザイナーによる「ホウガ(HOUGA)」、Kokiブランドディレクターによる「コッキ(KHOKI)」などのファッションショーが盛大に行われた。

「YKKファスニングアワード」は、YKKが開発するファスナーやバックル、面ファスナー、スナップ&ボタンの副資材を使うことを条件とした、世界的にもユニークかつ注目度の高い企業コンテストだ。ファッションアイテムには欠かせない副資材を主役に、斬新な使い方やクリエイティブな表現方法を基準としたアパレルとファッショングッズを、デザイン性と機能性、独創性、完成度の4軸で審査。学生の創造力が、副資材の多様な可能性を引き出してきたことから、若手クリエイターの登竜門としても広く知られ、これまでに多くのクリエイターを輩出。これまでの累計応募総数は14万7304点に達している。

今年はさらにリユースやリサイクル、リメイク、アップサイクルなどに観点から「サーキュラーデザイン特別賞」を新設。サーキュラーエコノミー実現を目指す「YKKサステナビリティビジョン2050」にも通じる、資源の持続的な利用を促進するモノ作りをサポートしていくYKKの新たな挑戦でもある。グランプリと「サーキュラーデザイン特別賞」をダブル受賞した文化服装学院の今野奏さんの作品「Re Tree」について、審査員でデザイナーの藤田恭一氏は「木の樹皮をYKKのファスナーとテクノロジーを使い、膨らみや縮み、歪みを丁寧に表現した技術と感性は、自然の力強さもリアルに感じる。これからAIと人、自然の共存が求められていく中で、彼女の繊細なこだわりが未来へのメッセージとなり、この『YKKファスニングアワード』にふさわしい作品になっている」と評した。

「YKKファスニングアワード」の特徴は、YKKの副資材を“いかに機能的かつ創造的に生かすか”というミッションにある。創造力だけでなく、現実の制約を踏まえながら形にしていく実践的なプロセスが求められ、学生はメンター制度を通じてYKKスタッフと対話しながら素材理解を深める。入選者はショー演出家と作品の見せ方を直接やり取りし、トップクリエイターから講評を受けるなど、学校だけでは得られない経験を積むことができる。

11年に優秀賞を受賞した「ホウガ」の石田デザイナーは、「副資材をメーンとした制作は学生時代では貴重な経験だった。また大舞台でのショー発表もデザイナーとして大きな夢の実現にもなり、今もその機会を積めたことに感謝している」と振り返った。

30年にわたり国内外のファッションショーの演出を担ってきた辻井宏昌氏は、「YKKファスニングアワードには9年前に審査員でアーティストの舘鼻則孝さんとデザイナーの廣川玉枝さんから依頼を受け、ずっと続けてきた。これまで培ってきたショーのノウハウを全注入した。アワード参加学生には卒業してプロになったときにこのショーを超えてほしいし、ショーを見る側にとってもいつかここでショーを披露したいと憧れられるようなステージにしたい、そんな気持ちでやってきた。卒業後にデザイナーとしてブランドを立ち上げたかつての学生から依頼を受け、ショーディレクターを務めたこともある。石田さんとも17年のYKKファスニングアワードのゲストコレクションで繋がりが生まれ、その後『ホウガ』のショーディレクターを担った。次世代を育てるこのアワードにライフワークとして取り組んでいる」という。

25周年を迎えた現在、YKKはアワードの国際的発信力を強化し、若手クリエイターの育成をより広い視点で推進している。松嶋耕一YKK社長は「YKKは昨年で創業90周年を迎え、今後も100年、150年を目指している。『YKKファスニングアワード』も日本のファッション業界の発展に寄与したいという思いで25年を積み重ねてきた。次の50周年を目指していく」と語る。


問い合わせ先
YKKファスニングアワード事務局
award.jpn@ykk.com

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ワールド、コスメショップ「カラーフィールド」運営会社を取得

ワールドは28日、阪急阪神グループでコスメショップ「カラーフィールド」や家具・インテリア事業「ダブルデイ」などを運営する阪急スタイルレーベルズ(大阪市)の全株式を取得すると発表した。取得価格は1億7500万円。ワールドは衣料品以外の事業領域を拡大するとともに、主に関東圏で出店する既存の雑貨業態「イッツデモ」との相乗効果を見込む。

12月1日付で「(仮称)ワールドスタイルレーベルズ」が承継会社として事業を引き継ぐ。ワールドから西川信一氏が会長に、小林哲氏が社長にそれぞれ就任する。

阪急スタイルレーベルズは、阪急阪神ホールディングスの子会社である阪急電鉄の子会社。大阪府や兵庫県などの阪急沿線に「カラーフィールド」(17店舗)と「ダブルデイ」(11店舗)を出店する。「カラーフィールド」は駅ナカなどトラフィックが多い立地にある。25年3月期業績は売上高が45億円、純損益が1億4100万円の赤字だった。

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【2026年バレンタイン】「ピエール・エルメ・パリ」のテーマは“パリの生活” 個性的なショコラやハート模様のケーキなど

「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」は2026年1月19日〜2月14日、26年バレンタインコレクション“ラ・ヴィ・パリジェンヌ(La Vie Parisienne)”を発売する。パリ・オペレッタ(オペラよりも軽快でユーモラスな内容の、台詞・歌・踊りからなる音楽劇)の最高傑作として知られる同名の喜劇に由来し、象徴的な街並みを舞台に繰り広げられる“パリの生活”がテーマ。フランス在住のイラストレーター、ジュリー・セール(Julie Serre)がパッケージデザインを手掛けた。

ショコラ

ショコラからは、シベリア杉の実のプラリネとマジパン、マカロンをミルクチョコレートでコーティングした“ショコラ オ マカロン アンフィニマン プラリネ ピニョン ド セル”や、アーモンドとコーンのプラリネをビターチョコレートと合わせた“アンフィニマン プラリネ マイス”など、4種の新作が登場する。新作をはじめとするショコラを詰め込んだ“アソリュティマン ド ショコラ”は5個入り(2862円)、8個入り(4104円)、14個入り(7074円)、24個入り(1万2096円)をそろえる。

パティスリー

ハートの模様をあしらったケーキは3種、直営店限定で販売する。“モガドール クール メレ”(4644円)はパッションフルーツ風味ミルクチョコレートのガナッシュやシャンティクリーム、ローストパイナップルなどで構成し、パッションフルーツの香りと酸味が柔和なミルクチョコレートと融合する。“ロジーヌ クール メレ”(4536円)は、ジャスミン風味のビスキュイやガナッシュと、ベルガモットのジュレ、ローズ風味マスカルポーネクリームなどを合わせ、華やかな味わいに仕上げた。

マカロン

マカロンは、ブラジル・パイネイラス農園産純正チョコレートに対するオマージュが込められた“アンフィニマン ショコラ パイネイラス”や、爽快感溢れるカシスと力強いビターチョコレートの“チュアオ”など、ショコラのフレーバーを中心に詰め合わせた。3個入り(1998円)、6個入り(3348円)、10個入り(4590円)、15個入り(6642円)をそろえる。

その他

そのほか、セミドライバナナ入りサブレをビターチョコレートでコーティングした“サブレ バナーヌ オ ショコラ”(1944円※そごう・西武限定)や、ビターとミルクチョコレート、2種のオランジェットを詰め合わせた“アソリュティマン オランジェット”(58g×2種、3132円※高島屋限定)など特定の店舗限定の製品もラインアップする。

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「シセイドウ」からスキンケアリキッド高配合のフェイス&アイカラーが登場 マルチに使える全9色

グローバルプレステージブランド「シセイドウ(SHISEIDO)」は、スキンケアリキッドを高配合をしたフェイス&アイカラー“カラー+グロウ エンハンサー”(全9色、各6270円/リフィル5500円)を2026年3月1日に発売する。全国のデパート約330店舗と公式サイト、資生堂オンラインストアで取り扱う。ハイライター、チーク、アイシャドウ、シェーディング、ブロンザー、コントゥアリング、アイブロウなど、色によって幅広い用途に対応するマルチユースカラーで、メイクアップパウダーとスキンケアリキッドを2層コーティングする独自のダブルコーティングテクノロジーを採用したことにより、高保湿とさらさら感を両立させた。柔らかなパウダーが肌に溶け込むようになじみ、長時間潤いをまとったような艶仕上がりと内側からにじみ出るような自然な発色が持続する。

天然石にインスピレーションを得た9色展開

カラーラインアップは全9色で、多彩な輝きを放つ天然石からインスピレーションを得た。パールリッチな白みを帯びたペールピンクの“メデューサオパール”、ゴールド色のパールがきらめくウォームベージュの“ベージュクリスタル”はアイシャドウとしてはもちろんのことハイライターに最適なカラーで、多彩なパールがふんだんに使われたコッパー色の“ゴールドアンバー”は目元や頬のほか、ブロンザーとしても使える発色だ。

程よい透け感のあるライトベージュグレーの“グレージュトパーズ”、繊細なゴールドラメを忍ばせたシアーブラウンの“ブロンズアゲート”はアイシャドウやコントゥアリングのほか、アイブロウにも役立つ肌なじみの良いグレージュ&ブラウンカラー。ほか、透明感あふれるマットコーラルベージュの“コーラルムーンストーン”、色とりどりのパールが輝くレッドの“レッドルビー”、透け感のあるマットモーブピンクの“モーブクオーツ”、深みのあるプラム色の“パープルアメジスト”もラインアップする。

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「リハック」出演の早大生起業家・小林葵がアパレルビジネスマンに説く「今日から変わるAIマインドセット」

PROFILE: 小林葵/トリクル代表取締役社長

小林葵/トリクル代表取締役社長
PROFILE: (こばやし・あおい)早稲田大学政治経済学部3年生、AI研究会所属。昨年2月、AI開発・研修事業を手がけるトリクルを設立。現在は自身のSNSのほか、ユーチューブチャンネル「リハック」のMCも務めるなど多方面で発信。一般社員の目線に立った分かりやすい解説で、大手企業を含む幅広い業界のAI活用推進をサポートしている PHOTO:AI OKUBO

早稲田大学AI研究会の創設者であり、大学3年生にしてAI開発・研修事業を手がけるトリクル代表取締役社長の小林葵さん。SNSでの発信やユーチューブチャンネル「リハック(ReHacQ)」のMCとしても注目を集める彼女のもとには、いま企業のDX担当者から相談が絶えない。そんな彼女に、デジタルに苦手意識を持つアパレルビジネスマンがAIを味方につけるための「最初のマインドセット」を聞いた。

WWD: AI分野で起業したきっかけは?

小林葵トリクル代表(以下、小林): 起業したのは昨年2月です。AI・DXを国策として推進する現代は、まさに学生起業の絶好の機会だと確信しました。特に、人材開発支援助成金などによるAI研修費用の最大75%補助や、開発投資への公的支援(補助金50%超)が、初期のリスクを大幅に軽減し、事業化の決定的な後押しとなりました。この強力な追い風に乗る形で、市場ニーズが明確な受託開発と企業向けDX研修という事業形態で、戦略的かつスムーズなスタートを切ることができました。

WWD: AIの知識はどのように習得したのですか?

小林:AI関連企業や東大の研究室でインターンをしていましたが、私にとってAIは机に向かって「学ぶ」というより、情報の流れを「追い続ける」感覚に近いです。米国発のネット掲示板「レディット(Reddit)」など、ネット上に転がっている最新情報も泥臭くキャッチしてきました。独学の比重はかなり大きいですね。

現在は、開発業務はプロのエンジニアと組み、私はそこで得た最新の知見を蓄積して研修という形でアウトプットしています。私自身はコードをバリバリ書くわけではありませんが、エンジニアと対等に会話できる理解度は常に保つようにしています。

普段からSNSで発信していたら、「誰に頼めばいいかわからない」という企業様から自然と研修依頼が来るようになりました。AI活用を推進したい企業は多いものの、一般社員の目線に立って分かりやすく教えられる人は意外と少ないのかもしれません。最近も大手企業の子会社や人材派遣企業など、幅広い業界からご依頼をいただいています。

まずは期待値のズレを正すことから

WWD: 現場では「AIを触ってみたけどうまく使いこなせず、結局元のやり方に戻った」という声も聞きます。

小林:非常にもったいないですよね。それはAIに対する「期待値」がズレていることが原因だと思います。「AIなら魔法のように全部できる」と思ってしまうと、一度失敗しただけで「なんだ、使えないじゃん」と離れてしまう。現状のAIには「得意なこと」と「苦手なこと」がはっきりあります。その感覚を掴むには、とにかく普段からAIに触れる癖をつけるしかありません。

WWD:小林さん自身は、プライベートでどうAIを使っていますか?

小林:これはアパレルの方にもおすすめなのですが、画像生成AIを使ったファッションや髪型のシミュレーションです。自分の写真を読み込ませて、似合う色や髪型を試しています。あとは、恋愛相談にも使っています(笑)。私は中高女子校育ちで恋愛経験値が低かったので、気になる人とのライン履歴をAIに読み込ませて性格分析をしてもらうことも……。ライン履歴が膨大な時は、大量の情報を処理できるGoogleの「ノートブックLM」が便利です。

WWD: 生成AIを使いこなす上で大事なことは?

小林:まず相手(生成AI)のことをよく知ること。恋愛と同じですね(笑)。「AIはそもそも何ができるのか?」という全体像を把握するのが大事です。生成AIが作り出せるものは、大きく分けて「テキスト」「画像」「動画」「音声」の4種類。「チャットGPT」の有料版(Plus)に課金すれば、このすべてを現状のトップ性能で使えるので、まずは月額3000円ほど投資をして、全部の機能を触ってみてほしいです。

それから、AI業界は進化が速すぎて「これを学べばOK」という教科書が存在しません。本が出る頃には情報が古くなっていることもあります。普段からSNSやユーチューブで最新情報を発信している人をフォローして情報を追うのが、一番現実的で効率的だと思います。

WWD:ビジネスシーンではどう活用していますか?

小林:メール作成、用語の定義確認、スライド作成、研修資料の構成案、会食前の相手企業のリサーチなど、ほぼすべての業務で使っています。メインはチャットGPTです。

特にアパレルの企画職の方など、プレゼン資料作成に時間を取られていませんか? ただチャットGPTに「スライドを作って」と丸投げしてもうまくいきません。チャットGPTは複雑な処理時間が制限されているため、長尺のスライド作成は苦手です。しっかりした資料を作りたいなら、(中国発AIエージェントの)「マヌス(Manus)」や「スカイワーク(Skywork)」といったサービスを使うのがいいと思います。

ただし、かなり減ってきているにせよ、AIが「嘘をつく(ハルシネーション)」こともあるので要注意です。デザインツールの「キャンバ(Canva)」などに読み込ませて、最後は人間が手直しするのが吉です。AIはあくまで「下書き役」と割り切るのがコツですね。

組織を変えるのは「小さく作って、小さく改善」のサイクル

WWD:企業研修で、特にビジネスマンからの反響が大きい使い方はありますか?

小林: チャットGPTには「GPTs(ジーピーティーズ)」という、自分専用のAIボットを作れる機能があります。これを使ってグーグルフォームの自動生成を実演し、アンケート項目の考案からフォームの作成まで一気に完了する様子をプレゼンテーションすると、会場から「おおー!」と声が上がりますね。アパレルでも展示会での顧客アンケートや、店舗スタッフへのヒアリングなど、現場の声を吸い上げる作業は多いはず。手間を大幅に減らせるので、効果を実感しやすい活用法です。

WWD: ただ、自分で生成AIをカスタマイズするのはハードルが高そうです。

小林:このGPTsはプログラミング言語を使わず、言葉(自然言語)だけで指示して作れる「ノーコード」ツールなんです。「バイブコーディング(直感的な指示での開発)」なんて言われますが、ぜひ触ってみてほしいです。例えば「DMの返信案作成」「ビジネスメールの敬語変換」「会議の議事録要約」など、毎日30回くらい発生する地味な作業をGPTsに任せるだけで、本来使うべきクリエイティブな時間に割けるリソースが劇的に増えます。

WWD: 組織でAI活用を浸透させるコツは?

小林:「完璧を目指さないこと」ですね。一人で完璧なツールを作ろうとするより、まずはプロトタイプを作って社内のスラックなどで共有し、同僚からフィードバックをもらいながら改善していく。「小さく作って、小さく改善する」のが結果的に一番早いです。

周りに感謝されると、「もっと複雑なことをさせたい」「他のツールとも連携させたい」という欲が出てきて、自然とスキルアップしていきます。一人で完結させるのではなく、みんなで育てていくムードを作ることが組織導入の鍵です。今はAIに及び腰なベテラン社員の方、特に男性は凝り性な方が多いじゃないですか。一度AIの面白さにハマると「俺に任せろ」と、すごいスピードで習得されたりするんです。そういう方こそ、実は最強の「GPTs職人」になるポテンシャルを秘めていると思いますよ。

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「リハック」出演の早大生起業家・小林葵がアパレルビジネスマンに説く「今日から変わるAIマインドセット」

PROFILE: 小林葵/トリクル代表取締役社長

小林葵/トリクル代表取締役社長
PROFILE: (こばやし・あおい)早稲田大学政治経済学部3年生、AI研究会所属。昨年2月、AI開発・研修事業を手がけるトリクルを設立。現在は自身のSNSのほか、ユーチューブチャンネル「リハック」のMCも務めるなど多方面で発信。一般社員の目線に立った分かりやすい解説で、大手企業を含む幅広い業界のAI活用推進をサポートしている PHOTO:AI OKUBO

早稲田大学AI研究会の創設者であり、大学3年生にしてAI開発・研修事業を手がけるトリクル代表取締役社長の小林葵さん。SNSでの発信やユーチューブチャンネル「リハック(ReHacQ)」のMCとしても注目を集める彼女のもとには、いま企業のDX担当者から相談が絶えない。そんな彼女に、デジタルに苦手意識を持つアパレルビジネスマンがAIを味方につけるための「最初のマインドセット」を聞いた。

WWD: AI分野で起業したきっかけは?

小林葵トリクル代表(以下、小林): 起業したのは昨年2月です。AI・DXを国策として推進する現代は、まさに学生起業の絶好の機会だと確信しました。特に、人材開発支援助成金などによるAI研修費用の最大75%補助や、開発投資への公的支援(補助金50%超)が、初期のリスクを大幅に軽減し、事業化の決定的な後押しとなりました。この強力な追い風に乗る形で、市場ニーズが明確な受託開発と企業向けDX研修という事業形態で、戦略的かつスムーズなスタートを切ることができました。

WWD: AIの知識はどのように習得したのですか?

小林:AI関連企業や東大の研究室でインターンをしていましたが、私にとってAIは机に向かって「学ぶ」というより、情報の流れを「追い続ける」感覚に近いです。米国発のネット掲示板「レディット(Reddit)」など、ネット上に転がっている最新情報も泥臭くキャッチしてきました。独学の比重はかなり大きいですね。

現在は、開発業務はプロのエンジニアと組み、私はそこで得た最新の知見を蓄積して研修という形でアウトプットしています。私自身はコードをバリバリ書くわけではありませんが、エンジニアと対等に会話できる理解度は常に保つようにしています。

普段からSNSで発信していたら、「誰に頼めばいいかわからない」という企業様から自然と研修依頼が来るようになりました。AI活用を推進したい企業は多いものの、一般社員の目線に立って分かりやすく教えられる人は意外と少ないのかもしれません。最近も大手企業の子会社や人材派遣企業など、幅広い業界からご依頼をいただいています。

まずは期待値のズレを正すことから

WWD: 現場では「AIを触ってみたけどうまく使いこなせず、結局元のやり方に戻った」という声も聞きます。

小林:非常にもったいないですよね。それはAIに対する「期待値」がズレていることが原因だと思います。「AIなら魔法のように全部できる」と思ってしまうと、一度失敗しただけで「なんだ、使えないじゃん」と離れてしまう。現状のAIには「得意なこと」と「苦手なこと」がはっきりあります。その感覚を掴むには、とにかく普段からAIに触れる癖をつけるしかありません。

WWD:小林さん自身は、プライベートでどうAIを使っていますか?

小林:これはアパレルの方にもおすすめなのですが、画像生成AIを使ったファッションや髪型のシミュレーションです。自分の写真を読み込ませて、似合う色や髪型を試しています。あとは、恋愛相談にも使っています(笑)。私は中高女子校育ちで恋愛経験値が低かったので、気になる人とのライン履歴をAIに読み込ませて性格分析をしてもらうことも……。ライン履歴が膨大な時は、大量の情報を処理できるGoogleの「ノートブックLM」が便利です。

WWD: 生成AIを使いこなす上で大事なことは?

小林:まず相手(生成AI)のことをよく知ること。恋愛と同じですね(笑)。「AIはそもそも何ができるのか?」という全体像を把握するのが大事です。生成AIが作り出せるものは、大きく分けて「テキスト」「画像」「動画」「音声」の4種類。「チャットGPT」の有料版(Plus)に課金すれば、このすべてを現状のトップ性能で使えるので、まずは月額3000円ほど投資をして、全部の機能を触ってみてほしいです。

それから、AI業界は進化が速すぎて「これを学べばOK」という教科書が存在しません。本が出る頃には情報が古くなっていることもあります。普段からSNSやユーチューブで最新情報を発信している人をフォローして情報を追うのが、一番現実的で効率的だと思います。

WWD:ビジネスシーンではどう活用していますか?

小林:メール作成、用語の定義確認、スライド作成、研修資料の構成案、会食前の相手企業のリサーチなど、ほぼすべての業務で使っています。メインはチャットGPTです。

特にアパレルの企画職の方など、プレゼン資料作成に時間を取られていませんか? ただチャットGPTに「スライドを作って」と丸投げしてもうまくいきません。チャットGPTは複雑な処理時間が制限されているため、長尺のスライド作成は苦手です。しっかりした資料を作りたいなら、(中国発AIエージェントの)「マヌス(Manus)」や「スカイワーク(Skywork)」といったサービスを使うのがいいと思います。

ただし、かなり減ってきているにせよ、AIが「嘘をつく(ハルシネーション)」こともあるので要注意です。デザインツールの「キャンバ(Canva)」などに読み込ませて、最後は人間が手直しするのが吉です。AIはあくまで「下書き役」と割り切るのがコツですね。

組織を変えるのは「小さく作って、小さく改善」のサイクル

WWD:企業研修で、特にビジネスマンからの反響が大きい使い方はありますか?

小林: チャットGPTには「GPTs(ジーピーティーズ)」という、自分専用のAIボットを作れる機能があります。これを使ってグーグルフォームの自動生成を実演し、アンケート項目の考案からフォームの作成まで一気に完了する様子をプレゼンテーションすると、会場から「おおー!」と声が上がりますね。アパレルでも展示会での顧客アンケートや、店舗スタッフへのヒアリングなど、現場の声を吸い上げる作業は多いはず。手間を大幅に減らせるので、効果を実感しやすい活用法です。

WWD: ただ、自分で生成AIをカスタマイズするのはハードルが高そうです。

小林:このGPTsはプログラミング言語を使わず、言葉(自然言語)だけで指示して作れる「ノーコード」ツールなんです。「バイブコーディング(直感的な指示での開発)」なんて言われますが、ぜひ触ってみてほしいです。例えば「DMの返信案作成」「ビジネスメールの敬語変換」「会議の議事録要約」など、毎日30回くらい発生する地味な作業をGPTsに任せるだけで、本来使うべきクリエイティブな時間に割けるリソースが劇的に増えます。

WWD: 組織でAI活用を浸透させるコツは?

小林:「完璧を目指さないこと」ですね。一人で完璧なツールを作ろうとするより、まずはプロトタイプを作って社内のスラックなどで共有し、同僚からフィードバックをもらいながら改善していく。「小さく作って、小さく改善する」のが結果的に一番早いです。

周りに感謝されると、「もっと複雑なことをさせたい」「他のツールとも連携させたい」という欲が出てきて、自然とスキルアップしていきます。一人で完結させるのではなく、みんなで育てていくムードを作ることが組織導入の鍵です。今はAIに及び腰なベテラン社員の方、特に男性は凝り性な方が多いじゃないですか。一度AIの面白さにハマると「俺に任せろ」と、すごいスピードで習得されたりするんです。そういう方こそ、実は最強の「GPTs職人」になるポテンシャルを秘めていると思いますよ。

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【2026年春コスメ】「デジャヴュ」の“極細クリームペンシル”からシアーな発色のチャコールカラー

「デジャヴュ(DEJAVU)」は2026年1月30日、極細芯が特徴のクリームペンシル“ラスティンファインE 極細クリームペンシル”(1320円)から、春の限定色“シアーチャコール”を数量限定で発売する。全国のバラエティーショップとイミュ公式ECで取り扱う。

限定色は、透け感のあるグレーと柔らかいブラウンを掛け合わせたチャコールカラー。シアーな発色で自然な陰影を演出しながら、くっきりとした目元に仕上げる。直径1.5mmの丸い極細芯と滑らかな書き心地が特徴で、皮脂や汗、涙に強く、描きたての美しいラインをキープする。

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【2026年春コスメ】「デジャヴュ」の“極細クリームペンシル”からシアーな発色のチャコールカラー

「デジャヴュ(DEJAVU)」は2026年1月30日、極細芯が特徴のクリームペンシル“ラスティンファインE 極細クリームペンシル”(1320円)から、春の限定色“シアーチャコール”を数量限定で発売する。全国のバラエティーショップとイミュ公式ECで取り扱う。

限定色は、透け感のあるグレーと柔らかいブラウンを掛け合わせたチャコールカラー。シアーな発色で自然な陰影を演出しながら、くっきりとした目元に仕上げる。直径1.5mmの丸い極細芯と滑らかな書き心地が特徴で、皮脂や汗、涙に強く、描きたての美しいラインをキープする。

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ホームフレグランスの先駆者「ドットール・ヴラニエス」 CEOが語る小さな薬局からグローバルブランドへの軌跡とこれから

PROFILE: ジュゼッペ・コロット(Giuseppe Colotto)/ドットール・ヴラニエスCEO

ジュゼッペ・コロット(Giuseppe Colotto)/ドットール・ヴラニエスCEO
PROFILE: イタリア生まれ。ジェノヴァ大学で政治学を学び、プロクター・アンド・ギャンブルのマーケティング部門でキャリアをスタート。ダノンを経てフランス発ビスケットブランド「ルフェーヴル=ユティル」のスペイン法人のCEOに就任。クラフト・モンデリーズや生パスタメーカーのジョヴァンニ・ラーナーで要職を務め、世界最大加工肉メーカーのグランディ・サルミフィチ・イタリアーニCEOを務めた。2018年から現職 PHOTO:TSUKASA NAKAGAWA

イタリア発フレグランスメゾンッ「ドットール・ヴラニエス フィレンツェ(DR. VRANJES FIRENZE)」(以下、ヴラニエス)の表参道店が10月末にオープンした。同ブランドは1983年にフィレンツェで創業。創業当初は、小さな薬局として化粧品などを販売していたが、新たにホームフレグランスを開発し、同カテゴリーにおけるパイオニア的存在として業界をリードしている。同ブランドは、今年新たにオードパルファムのコレクション“フィレンツェ イン トランスレーション”を発売。2024年にロクシタン傘下に入り、さらに活動の幅を広げている。表参道店のオープンを機に来日したジュゼッペ・コロット=ドットール・ヴラニエス最高経営責任者(CEO)に話を聞いた。

香りに可能性を感じいち早くホームフレグランスを開発

「ヴラニエス」は創業当時は、「アンティカ・オフィチーナ・デル・ファルマチスタ」という名称の薬局だった。もともとは、小さな研究所で化粧品などを開発していたが、ホームフレグランス市場に可能性を感じた創業者は2000年ごろから香りにまつわる商品の開発を始め08年、ブランドとして展開をスタートした。香水文化が根付いたヨーロッパでも当時まだ、ホームフレグランスという概念は存在しなかった。コロットCEOは、「創業者は、香水だけでなく、空間を香らせたいという需要があると予測し、ホームフレグランス事業にシフトした」と話す。最初に制作したトスカーナの赤ワインから着想を得たホームフレグランス“ロッソ・ノービレ”が大ヒット。20年以上にブランドを象徴する香りとして世界中で愛され続けている。“ロッソ・ノービレ”を始めとする洗練された香りにより「ヴラニエス」はホームフレグランスの市場を拡大してきた。

ホームフレグランス=「ヴラニエス」と言われる理由

現在、数多くのホームフレグランスブランドがあるが、ホームフレグランス=「ヴラニエス」というほど象徴的なブランドに成長した。その理由について同CEOは、「ビジネス的に重要な理論と消費者の感覚的な面、両方にアピールする要素がある。独創的で洗練された香りは他社がコピーしようとしてもできない。それら唯一無二の香りは、持続性に富んでいる点からも優位性が高い。また、視覚的に効果のあるボトルも大きなポイントだ」と話す。フィレンツェ大聖堂のドームが形状のボトルは、敢えて透明にすることで、フレグランスそのものの色を楽しめるようになっている。「ホームフレグランスは中身が見えないボトルが多いが、われわれは、淡い色から鮮やかな色までさまざまなカラーバリエーションを提案。それも人を惹きつける要素になっている。それが、香りの調度品として愛されている理由だ」と続ける。中には、色でフレグランスを選ぶ消費者もいるようだ。また、サイズも250mL〜5Lまで幅広く、小さな空間から大きなホールまで対応できるのも特徴だ。

3年以内に日本を世界一の市場へ

コロナ禍でホームフレグランスへの関心が一気に高まった。「売上高はコロナ禍でも伸長し、収益は19年の3倍になった。今年は、昨年の2ケタ増を見込んでいる」と同CEO。現在、75カ国で展開しており、ブランド単独店70店舗以上で販売する他、百貨店やセレクトショップなどへの卸も行っている。トップの市場は、イタリア、日本、中東だ。「イタリアと日本の差はわずか。日本市場には3年でイタリア市場を抜いてほしいし、5年間で現在の売上高を2倍にしたいと考えている」と同CEO。日本上陸は2007年。通常、海外の市場ではテスト的に卸からスタートするが、「ヴラニエス」は単独ブティックの出店戦略で成長してきた。表参道店は15店舗目になる。「上陸初期は、東京エリアから石橋を叩いて出店してきたが、市場を把握できてからは出店を加速。そうすることで、市場におけるブランドとしての存在感を示してきた」。

グローバルでブランディングを統一し認知度をさらにアップ

ロクシタンの傘下になってからは、直営、ECをさらに強化。オードパルファムをスタートするなど商品カテゴリーを広げている。「傘下に入っても自由度が高いので、さまざまな取り組みを行う。『ヴラニエス』の認知度は既にあるが、ブランディングをグローバルで統一し、さらに認知度アップを図る。また、SNSを始めデジタルチャネルを強化し、フィレンツェ発ブランドであることをアピールしたい。フィレンツェは、ルネサンスの心地。洗練され新しいものが生まれる街の魅力を商品を通して肌で感じてほしい」という。イタリアブランドの多くがそのルーツを大切にするが、「ヴラニエス」にとって、“フィレンツェ発”ということが非常に重要で価値があることだという。そのためにも、ホームフレグランスだけでなく、香りを網羅したブランドへ発展させていく。「オードパルファムを皮切りに、ボディー関連のパーソナルケア関連の商品も充実させていく。ハンドソープやハンドクリームも年内に発売する」。

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ホームフレグランスの先駆者「ドットール・ヴラニエス」 CEOが語る小さな薬局からグローバルブランドへの軌跡とこれから

PROFILE: ジュゼッペ・コロット(Giuseppe Colotto)/ドットール・ヴラニエスCEO

ジュゼッペ・コロット(Giuseppe Colotto)/ドットール・ヴラニエスCEO
PROFILE: イタリア生まれ。ジェノヴァ大学で政治学を学び、プロクター・アンド・ギャンブルのマーケティング部門でキャリアをスタート。ダノンを経てフランス発ビスケットブランド「ルフェーヴル=ユティル」のスペイン法人のCEOに就任。クラフト・モンデリーズや生パスタメーカーのジョヴァンニ・ラーナーで要職を務め、世界最大加工肉メーカーのグランディ・サルミフィチ・イタリアーニCEOを務めた。2018年から現職 PHOTO:TSUKASA NAKAGAWA

イタリア発フレグランスメゾンッ「ドットール・ヴラニエス フィレンツェ(DR. VRANJES FIRENZE)」(以下、ヴラニエス)の表参道店が10月末にオープンした。同ブランドは1983年にフィレンツェで創業。創業当初は、小さな薬局として化粧品などを販売していたが、新たにホームフレグランスを開発し、同カテゴリーにおけるパイオニア的存在として業界をリードしている。同ブランドは、今年新たにオードパルファムのコレクション“フィレンツェ イン トランスレーション”を発売。2024年にロクシタン傘下に入り、さらに活動の幅を広げている。表参道店のオープンを機に来日したジュゼッペ・コロット=ドットール・ヴラニエス最高経営責任者(CEO)に話を聞いた。

香りに可能性を感じいち早くホームフレグランスを開発

「ヴラニエス」は創業当時は、「アンティカ・オフィチーナ・デル・ファルマチスタ」という名称の薬局だった。もともとは、小さな研究所で化粧品などを開発していたが、ホームフレグランス市場に可能性を感じた創業者は2000年ごろから香りにまつわる商品の開発を始め08年、ブランドとして展開をスタートした。香水文化が根付いたヨーロッパでも当時まだ、ホームフレグランスという概念は存在しなかった。コロットCEOは、「創業者は、香水だけでなく、空間を香らせたいという需要があると予測し、ホームフレグランス事業にシフトした」と話す。最初に制作したトスカーナの赤ワインから着想を得たホームフレグランス“ロッソ・ノービレ”が大ヒット。20年以上にブランドを象徴する香りとして世界中で愛され続けている。“ロッソ・ノービレ”を始めとする洗練された香りにより「ヴラニエス」はホームフレグランスの市場を拡大してきた。

ホームフレグランス=「ヴラニエス」と言われる理由

現在、数多くのホームフレグランスブランドがあるが、ホームフレグランス=「ヴラニエス」というほど象徴的なブランドに成長した。その理由について同CEOは、「ビジネス的に重要な理論と消費者の感覚的な面、両方にアピールする要素がある。独創的で洗練された香りは他社がコピーしようとしてもできない。それら唯一無二の香りは、持続性に富んでいる点からも優位性が高い。また、視覚的に効果のあるボトルも大きなポイントだ」と話す。フィレンツェ大聖堂のドームが形状のボトルは、敢えて透明にすることで、フレグランスそのものの色を楽しめるようになっている。「ホームフレグランスは中身が見えないボトルが多いが、われわれは、淡い色から鮮やかな色までさまざまなカラーバリエーションを提案。それも人を惹きつける要素になっている。それが、香りの調度品として愛されている理由だ」と続ける。中には、色でフレグランスを選ぶ消費者もいるようだ。また、サイズも250mL〜5Lまで幅広く、小さな空間から大きなホールまで対応できるのも特徴だ。

3年以内に日本を世界一の市場へ

コロナ禍でホームフレグランスへの関心が一気に高まった。「売上高はコロナ禍でも伸長し、収益は19年の3倍になった。今年は、昨年の2ケタ増を見込んでいる」と同CEO。現在、75カ国で展開しており、ブランド単独店70店舗以上で販売する他、百貨店やセレクトショップなどへの卸も行っている。トップの市場は、イタリア、日本、中東だ。「イタリアと日本の差はわずか。日本市場には3年でイタリア市場を抜いてほしいし、5年間で現在の売上高を2倍にしたいと考えている」と同CEO。日本上陸は2007年。通常、海外の市場ではテスト的に卸からスタートするが、「ヴラニエス」は単独ブティックの出店戦略で成長してきた。表参道店は15店舗目になる。「上陸初期は、東京エリアから石橋を叩いて出店してきたが、市場を把握できてからは出店を加速。そうすることで、市場におけるブランドとしての存在感を示してきた」。

グローバルでブランディングを統一し認知度をさらにアップ

ロクシタンの傘下になってからは、直営、ECをさらに強化。オードパルファムをスタートするなど商品カテゴリーを広げている。「傘下に入っても自由度が高いので、さまざまな取り組みを行う。『ヴラニエス』の認知度は既にあるが、ブランディングをグローバルで統一し、さらに認知度アップを図る。また、SNSを始めデジタルチャネルを強化し、フィレンツェ発ブランドであることをアピールしたい。フィレンツェは、ルネサンスの心地。洗練され新しいものが生まれる街の魅力を商品を通して肌で感じてほしい」という。イタリアブランドの多くがそのルーツを大切にするが、「ヴラニエス」にとって、“フィレンツェ発”ということが非常に重要で価値があることだという。そのためにも、ホームフレグランスだけでなく、香りを網羅したブランドへ発展させていく。「オードパルファムを皮切りに、ボディー関連のパーソナルケア関連の商品も充実させていく。ハンドソープやハンドクリームも年内に発売する」。

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「デレク ラム」が6年ぶりに復活 ロバート・ロドリゲスがクリエイティブ・ディレクターに就任

米アパレル企業パブリック・クロージング・カンパニー(PUBLIC CLOTHING COMPANY以下、PCC)は、傘下に持つ「デレク ラム 10クロスビー(DEREK LAM 10 CROSBY)」のメーンブランドで2019年に終了した「デレク ラム(DEREK LAM)」を復活することを発表した。また、両ブランドのクリエイティブ・ディレクターとして、ロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)「ロバート ロドリゲス(ROBERT RODRIGUEZ)」創業デザイナーを任命した。同氏による「デレク ラム」のデビューコレクションは、2026年2月のニューヨーク・ファッション・ウイーク中に披露する予定。

ダン・シャムダサニ(Dan Shamdasani)PCC創業者兼CEOは、「ロバートはクリエイティビティーと商業性のバランス感覚に優れている。経営面でも体制が整い、グローバルなリーチを持つモダンなアメリカブランドである『デレク ラム』を次の段階へと押し上げる準備ができた」と語った。

紆余曲折が続いた「デレク ラム」

「デレク ラム」は、デザイナーのデレク・ラム(Derek Lam)とヤン・ヘンドリック・シュロットマン(Jan Hendrik-Schlottmann)最高経営責任者(CEO)が03年にニューヨークで設立。11年にはディフュージョンラインの「デレク ラム 10クロスビー」を立ち上げた。14年には、ブランドの親会社デレク ラム・インターナショナル(DEREK LAM INTERNATIONAL)の少数株式を米投資会社サンドブリッジ・キャピタル(SANDBRIDGE CAPITAL)に売却。19年7月には、売り上げの70%を占める「デレク ラム 10クロスビー」に集中するため、コレクション事業の「デレク ラム」を終了した。20年には、現在の親会社であるPCCが買収。これに伴い、サンドブリッジ・キャピタルとシュロットマンCEOはそれぞれの持分を手放し、ラム創業デザイナーはチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任した。しかし、同氏は23年にブランドを離れ、24年にイタリアのブランド「カラス ミラノ(CALLAS MILANO)」のクリエイティブ・ディレクターに就任している。なお「デレク ラム 10クロスビー」は、23年から24年までケイト・ウォレス前クリエイティブ・ディレクターが率いた。

ロドリゲス新クリエイティブ・デザイナーの経歴

ロドリゲス新クリエイティブ・デザイナーはキューバ出身で、5歳の時に米国に移住。ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)を卒業後、「クリスチャン・ディオール(CHRISTIAN DIOR)」(当時)などでキャリアを積み、03年に「ロバート ロドリゲス」を設立した。その後、同ブランドは10年には米アパレル会社ジョーンズ・アパレル・グループ(JONES APPAREL GROUP)に、14年には米投資会社シカモア・パートナーズ(SYCAMORE PARTNERS)に買収された。しかし、20年にブランドを買い戻し、米デニムウエア会社ワン・ジーンズウエア・グループ(ONE JEANSWEAR GROUP)と提携してリローンチ。25年春夏シーズンには、デニムを中心としたコレクションを発表している。

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「デレク ラム」が6年ぶりに復活 ロバート・ロドリゲスがクリエイティブ・ディレクターに就任

米アパレル企業パブリック・クロージング・カンパニー(PUBLIC CLOTHING COMPANY以下、PCC)は、傘下に持つ「デレク ラム 10クロスビー(DEREK LAM 10 CROSBY)」のメーンブランドで2019年に終了した「デレク ラム(DEREK LAM)」を復活することを発表した。また、両ブランドのクリエイティブ・ディレクターとして、ロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)「ロバート ロドリゲス(ROBERT RODRIGUEZ)」創業デザイナーを任命した。同氏による「デレク ラム」のデビューコレクションは、2026年2月のニューヨーク・ファッション・ウイーク中に披露する予定。

ダン・シャムダサニ(Dan Shamdasani)PCC創業者兼CEOは、「ロバートはクリエイティビティーと商業性のバランス感覚に優れている。経営面でも体制が整い、グローバルなリーチを持つモダンなアメリカブランドである『デレク ラム』を次の段階へと押し上げる準備ができた」と語った。

紆余曲折が続いた「デレク ラム」

「デレク ラム」は、デザイナーのデレク・ラム(Derek Lam)とヤン・ヘンドリック・シュロットマン(Jan Hendrik-Schlottmann)最高経営責任者(CEO)が03年にニューヨークで設立。11年にはディフュージョンラインの「デレク ラム 10クロスビー」を立ち上げた。14年には、ブランドの親会社デレク ラム・インターナショナル(DEREK LAM INTERNATIONAL)の少数株式を米投資会社サンドブリッジ・キャピタル(SANDBRIDGE CAPITAL)に売却。19年7月には、売り上げの70%を占める「デレク ラム 10クロスビー」に集中するため、コレクション事業の「デレク ラム」を終了した。20年には、現在の親会社であるPCCが買収。これに伴い、サンドブリッジ・キャピタルとシュロットマンCEOはそれぞれの持分を手放し、ラム創業デザイナーはチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任した。しかし、同氏は23年にブランドを離れ、24年にイタリアのブランド「カラス ミラノ(CALLAS MILANO)」のクリエイティブ・ディレクターに就任している。なお「デレク ラム 10クロスビー」は、23年から24年までケイト・ウォレス前クリエイティブ・ディレクターが率いた。

ロドリゲス新クリエイティブ・デザイナーの経歴

ロドリゲス新クリエイティブ・デザイナーはキューバ出身で、5歳の時に米国に移住。ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)を卒業後、「クリスチャン・ディオール(CHRISTIAN DIOR)」(当時)などでキャリアを積み、03年に「ロバート ロドリゲス」を設立した。その後、同ブランドは10年には米アパレル会社ジョーンズ・アパレル・グループ(JONES APPAREL GROUP)に、14年には米投資会社シカモア・パートナーズ(SYCAMORE PARTNERS)に買収された。しかし、20年にブランドを買い戻し、米デニムウエア会社ワン・ジーンズウエア・グループ(ONE JEANSWEAR GROUP)と提携してリローンチ。25年春夏シーズンには、デニムを中心としたコレクションを発表している。

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「僕らは獣だが、演じる」 フレンチポップの鬼才・セバスチャン・テリエが語る野獣性の共存について

「僕は獣だが、演じる」。顎まで蓄えた真っ黒な髭に大きなサングラスを掛け、いつものタバコを燻らす。グラマラスなファッションに身を包む,、大柄なフレンチポップ界の鬼才セバスチャン・テリエ(Sebastien Tellier)。これまで「ロスト・イン・トランスレーション(Lost in Translation)」のサントラやカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)に招かれた「シャネル(CHANEL)」のオートクチュールのパフォーマンスなどで彼を認知している人がいるかもしれない。得体の知れない説得力に満ちたデリケートなピアノといった、一目見ただけでもビジュアルインパクトに圧倒される。1990年代からフランスのエレクトロシーンで皮肉とシリアス、ユーモアを漂いながら独自の道を歩んできた。

2026年1月にリリース予定の新作「Kiss the Beast」は、野性と繊細さの緊張関係を描く傑作だ。先行リリースされている「Naïf de Coeur」は妙に達観したメランコリアを感じさせるし、MVもどこまで本気なんだかまったく読めない。

50歳の作曲家がキャリアで辿り着いたのは、繊細かつ大胆、そして相変わらずユーモラスな物語。「悲しみにグラマーをまとわせる」という彼の哲学は、音楽だけでなくスタイルにも表れる。マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)が履いたダンスシューズを10年以上愛用している。擬態するわけではなく、自分をショーアップするために。プリンス(Prince)からミシェル・ルグラン(Michel Legrand)、日本のジャズまで影響を受け、スレーター(Slayyyter)やナイル・ロジャース(Nile Rodgers)を迎えた「Thrill of the Night」など12曲は、エレクトロからオーケストラまで縦横無尽に展開する。50歳の作曲家が30年のキャリアで辿り着いた境地から見える景色とは? ベルリンでドキュメンタリー映画「Many Lives」の上映会を催したタイミングで直接話を聞くことができた。

PROFILE: セバスチャン・テリエ/シンガーソングライター・作曲家

PROFILE: 1975年生まれ、パリを拠点に活動。2001年のデビュー以来、ポップ、エレクトロニック、オーケストラを自在に横断する独創的な音楽性で知られる。04年の2ndアルバム「Politics」で注目を集め、映画「ロスト・イン・トランスレーション」のサウンドトラックに楽曲が使用されたことで国際的な認知を獲得。以降、「サンローラン」などのファッションショーでパフォーマンスを行うなど、音楽とファッションの境界を越えた活動を展開。24年のパリ・パラリンピック開会式では代表曲「Ritournelle」を披露し、大きな話題を呼んだ。最新作「Kiss the Beast」が26年1月30日リリース予定

いつもソフトに狂ってる
大事なのは今の自分に沿う音楽を作り続ける

――ドキュメンタリー「Many Lives」を拝見しました。エール(AIR)のサポートから始まり、あなたはこれまで30年のキャリアを通じて様々なチャレンジをしたことが伺えました。「L’Aventura」は非常にシネマティックで宗教的、歴史的な雰囲気がありました。「Domesticated」は実験的でした。それから5年経った今の心境はどうですか?

セバスチャン・テリエ(以下、テリエ):たしかに「Domesticated」は奇妙なアルバムだった。でも僕にとって大事なのは、音楽が自分の人生に沿っていくことなんだ。人生の純粋な描写というわけじゃなくて、心の状態、全般的な心の状態を翻訳する。20歳の時と50歳の時では全く違う人間でしょ。それを音楽に翻訳しようとしているんだ。

――今回のアルバムはとても美しかったです。美しさとユーモア、時には皮肉のようなもののバランスを、メインストリームのポップシーンから距離を置きながらどう保っているのでしょうか?

テリエ:気に入ってもらえて本当によかった。このアルバムでは自分が50歳になって、自分が本当に好きなものは何かを振り返った。改めてピアノが好き、シンセの音色が好き、プレベも好き。そういう今自分が好きなものを意識しながら、頭の中のすべての声を音楽に翻訳した。時には幸せで、時には悲しくて、時には強く感じて、時には弱く感じる。それが僕の内なる世界を作っていて、その世界を音楽に翻訳してレコードにしようとしたんだ。ある意味、総括というわけじゃないけど、30年間音楽をやってきて、30年間アーティストでいて、本当に好きなものは何か、周りのものについてどう感じているか。ピアノが好き、ギターが好き、柔らかい声で歌うのが好き。とてもシンプルだった。

――美しさとユーモア、時には皮肉のようなもののバランスを、メインストリームのポップシーンから距離を置きながらどう保っているのでしょうか?

テリエ:僕はこれまで多くのコンセプチュアルなアルバムを作ってきたけど、今回はそうじゃない。統合失調症でもないし、狂ってもいない。そういう意味じゃなくて、ソフトに狂ってるんだ。でも自分のいろんな心の状態と快適に付き合う中で生まれてきた音楽なんだ。だからアルバムには「Mouton」(羊)という曲と「Loup」(狼)という曲がある。時々僕は羊で、時々狼なんだ。この2曲がアルバムの両極なんだよ。

――パフォーマンスもビジュアルランゲージもすごくインパクトがある一方、メロディーやピアノのタッチも繊細。楽曲や語りなどからわかるように多くのペルソナを持っているように見えますが、あなたは自分のキャラクターをどう説明しますか?

テリエ:このアルバムはトラックからはじまり、その後に歌詞を書いた。割といつもは歌詞先なんだけど。だから僕にとって一番大事なのは音楽で、自分を作曲家だと見ている。そう。ただの作曲家。でも自分の作曲をさらに一段うえのところに押し上げるために歌わなければならないし、ベースラインが必要だからベースを弾く。でも僕の自己認識はただの作曲家なんだよね。

家には大きな窓があって、ただ空を見ている。それがとても気持ちいい。でもプロモーション、ステイ、ギグ、ステージをする時は、自分を演じなければならない。プライベートの自分とパブリックイメージの変換している間は、いつも気分が難しいし時には苦痛でさえある。でも僕がそのチームのリーダーで、ボスの役割。いざステージに立つと、そこでは完璧に演じる。最終的には居心地のいい自分でいられる。そういう連続の人生。

――あなたはMVも含めてビジュアルインパクトも重要ですよね。あなたは多くのブランドやファッションの仕事をしてきました。私は最初にあなたを「ロスト・イン・トランスレーション」のサウンドトラックで知りました。おそらく何度も聞かれたと思いますが、それが私の最初の印象でした。ビジュアル言語とのそういうつながりは、あなたにとっても重要ですか?

テリエ:イメージを形作ることは音楽ビジネスの半分なんだ。イメージを持たなければならない。新しいイメージを持たないことさえイメージなんだ。いずれにしても何かを提案しなければならない。

――今日も素敵な靴を履いてますね。

テリエ:僕にとって、いい靴を持つことが喜びなんだ。このシューズの形は10年以上履いている……もっとかな。同じ靴をずっと。いつも同じ靴。「レペット(REPETTO)」。このモデルは“マイケル“という名前。僕より前はマイケル・ジャクソンの靴だったから。マイケル・ジャクソンがこれを履いていたんだ。ダンス用の靴だから。モデル名が“マイケル“。こういうディテールへのこだわりが好き。

僕にとってこういう細部こそが本当に重要。なぜなら、自分の本当の顔に快適さを感じないから。大きな髭、自分の体にも快適さを感じない。なぜなら頭の中での自分はミック・ジャガー(Mick Jagger)やプリンスのような、小柄でスキニーな男の像を描いているから(笑)。でも、天は僕にこの大きな体を与えた。これを隠すために、いい服を着なければならない。魅力的でいたいから、グラマラスでいたいんだ。なぜなら僕は悲しい音楽をやっているから。いつも悲しいわけじゃないけど、ほとんど悲しい。でも、ただ悲しいだけじゃ辛すぎる。だから悲しみにグラマラスな側面を与えて魅力的にするんだ。ファッションは自分の人生にグラマラスな側面を与えてくれる。僕にとって本当に重要なんだ。

大人でいることはいつも悲しい。だからノスタルジアに浸る

――あなたを起点としたフレンチミュージックについて知りたいです。フェニックス(Phenix)やエール(AIR)などただ悲しいだけじゃなく、ただ幸せなだけでもない。カラフルで、時々メランコリーで、時々ノスタルジックなフレンチエレクトロポップのイメージがあります。どうしてこの共通するエッセンスがあるのかが気になっています。

エールのサポートでキャリアをスタートさせて、2012年の「Sexuality」ではダフトパンク(Daft Punk)のギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト(Guy-Manuel de Homem-Christo)がプロデュースしていたり。彼らと共通するエッセンスがあったりするのでしょうか?

テリエ:ダフト・パンクはディスコだけど、フェニックス(Phenix)やエール、僕自身の曲でもノスタルジアは本当に重要。僕らはみんな子ども時代を懐かしんでいる。「子どもでいることはとても良かった。大人でいることはいつも悲しい」ってね。だからノスタルジアが共通のテーマとして繰り返される。

フェニックス、ダフト・パンク、カヴィンスキー(Kavinsky)、ジャスティス(Justice)と僕らは今でもすぐ近くに住んでいるんだ。若い時に、テレビで同じアニメを見てきた世代だからだと思う。mみなイノセンスというものへの憧憬を持っている。テレビの前で、アニメやコマーシャル、同じテレビ番組を。だから同じ音符を聞いてきたんだ。そして日本人と僕らには昔を懐かしむ側面が似ているようだよね。時々日本人が60年代のフランス映画を見ているのを想像する。そして、彼らがなぜフランス文化を愛するのか理解できる。僕らは豊かだけど、奇妙なんだ。とても遠い国に住んでいる同士なのにアート、映画、音楽の前で同じ種類の感情を持っている。そこに深いつながりがあるんだ。

それともう一つ。この複雑なコードへの愛を共通して持っている。人々はエレクトロミュージックを単調に捉えているけど、とても繊細な音楽なんだ。音符とコードの観点で、とてもインテリジェンス。例えばエールの「Playground Love」という曲、あの曲のコードは本当に複雑で、ジャズコードのように深い。彼は人々を喜ばせるためだけの明るいコードだけじゃなくて、内面にある複雑で優しいものを同時に忍ばせている。コード、プロダクションの観点で、ある種の共通する質感がある。

――日本のファンにこのアルバムをどんな風に聞いてほしいですか?

テリエ:僕は自分をとても複雑な人間だと感じている。でも、みんなもきっとそうだろう? 違いは、音楽で自分の複雑さを説明できること。多面性ともいえる。それを1人でしまい込むのではなくて、分かち合いたいんだ。このアルバムは、今の男性性を発見する機会かもしれない。男性であることは今の時代ある意味難しい。当たり前だが、何を言うか気をつけなければならない。誰も傷つけたくない。野蛮な競争本能を持っているけど、基本は礼儀正しく、優しく、甘く、ソフトで穏やかでなければならない。それが僕がこのアルバムで伝えようとしているストーリーなんだ。僕は獣だけど、獣じゃないふりをする。獣でい続けることはできない。だから獣の反対になるよう最善を尽くす。でも、内側では獣なんだ。みんな獣だけど、それを隠さなければならない。このアルバムは、獣であることと獣を隠そうとする間にある緊張の表現だ。

そして、日本人と僕らは昔を懐かしむ側面が似ているよね。時々日本人が60年代のフランス映画を見ているのを想像する。そして、彼らがなぜフランス文化を愛するのか理解できる。そして僕らも日本のアニメから強く影響を受けている。僕らは豊かだけど、奇妙なんだ。とても遠い国に住んでいる同士なのにアート、映画、音楽の前で同じ種類の感情を持っている。そこに深いつながりを感じているよ。

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【2026年バレンタイン】「オペラ」は“グロウリップティント”から“チョコブラウン”の限定色

「オペラ(OPERA)」は2026年1月22日、“水光艶”をかなえるリップティント“グロウリップティント”(1980円)から、ダークカラーの限定色“410 カカオフレイズ”を発売する。全国のバラエティーショップとイミュ公式ECで取り扱う。

限定色は、イチゴを閉じ込めたチョコレートに着想。ピンクカラーのラメがきらめく赤みニュアンスのダークブラウンカラーに仕上げた。ティント処方を採用し、透明感あふれる発色をキープ。光を反射する「疑似艶パール」を配合したスクワランオイルが唇に薄くフィットし、水滴のような“ぷるん”とした艶をかなえる。

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「コスメデコルテ」の美白美容液がリニューアル キー成分のコウジ酸を1.8倍に

「コスメデコルテ(DECORTE)」は、美白ライン“ホワイトロジスト”から新たな美白美容液など3種8品を2026年1月16日に発売する。最新の研究知見から見出した美容成分“Deep-Aura Optimizer”を配合したほかmメーンとなる“ホワイトロジスト クロノジェネシス ブライトニング セラム”【医薬部外品】(30mL、1万9800円/60mL、3万3000円/リフィル60mL、3万2450円※編集部調べ、以下同)は美白有効成分のコウジ酸を従来品比で1.8倍にした。ほか、“ホワイトロジスト インテンシブ ブライトニングマスク”【医薬部外品】(30mL×1枚入、2420円/30mL×6枚入、1万2100円)もパワーアップさせる。

高濃度のコウジ菌を配合した8代目の新美容液

20年以上にわたり研究、配合してきた有効成分のコウジ菌を主成分とし、さまざまな美白ケア製品を送り出してきた同ブランド。今回のリニューアルでは、最先端の研究成果から導き出したアプローチや独自成分を盛り込んだアイテムを好む昨今の消費者ニーズや、乾燥によるくすみや透明感の低下など複合的な肌悩みに対するニーズの高まりを受けて開発を行った。その一例がコウジ酸をシリーズ最高濃度で配合した“ホワイトロジスト クロノジェネシス ブライトニング セラム”で、ほかにも多角的に透明感へアプローチすることを目的とし、新たな美容成分“Deep-Aura Optimizer”や新開発の独自カプセル“ノニ フュージョン カプセル”を全製品に取り入れた。

製品はほか、“ホワイトロジスト クロノジェネシス ブライトニング コンセントレイト”(30mL、13200円/60mL、2万2000円/リフィル60mL、2万1450円)も用意している。

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カジュアルフレグランスの祭典「FRAGRANCE DAY 2025」が開催 年々勢いを増す市場における話題のブランドが集結

カジュアルフレグランスの祭典「FRAGRANCE DAY 2025」が11月14日、東京・渋谷ストリームホールで開催された。“多くの人が気軽に香水を楽しめるように”という思いが込められた同イベントは今年で3回目。フィッツコーポレーションや川辺、コティジャパンなど9社が協賛、「アディダス(ADIDAS)」「エムシーエム(MCM)」「ボディファンタジー(BODY FANTASIES)」など16ブランドが出展した。イベントは、重盛さと美自身がプロデュースする新フレグランス「エンジェルクラブ(ANGEL CLUB)」についてのトークショーで開幕。「フレグランス・パーソン・オブ・ザ・イヤー 2025」の授賞式では、なにわ男子の高橋恭平が登壇し、スペシャルゲストとして「ヴァシリーサ(VASILISA)」のアンバサダーを務めるLE SSERAFIMのHONG EUNCHAEがトークショーを行った。

年々盛り上がりを見せるカジュアルフレグランス市場。今年は、スイーツなどを想起させる甘い“グルマン”から進化した“ネオグルマン”がトレンドとして見られた。バッグチャーム同様、フレグランスやコスメでもその動きが見られ、ミニフレグランスの需要が拡大。新ブランドが続々と上陸するK-フレグランスの存在感がアップした。フレグランスになじみのない消費者と接点を持つのに効果的なアニメやキャラクターコラボも注目を集めた。

イベントでは、今年話題を集めたカジュアルフレグランスから部門別に受賞アイテムを発表。“トレンドフレグランス部門”では、”柔軟剤以上、香水未満”というユニークなコンセプトを掲げる「レールデュサボン(L'AIR DE SAVON)」の“エアオアシス フレグランスウォーター チルウィズ”(3850円、60mL)が受賞。さまざまなシーンでトレンドの”紅茶”の香りをまとえる点が評価された。“ミニフレグランス部門”では、「オハナ・マハロ(OHANA MAHAALO)」の”Babyコロン ピカケアウリィ”(1045円、10mL)が、華やかな香りと花柄のボトル、チャーム付けしやすいサイズ感から選ばれた。“K-フレグランス部門”で受賞したのは、「ルアペ(LUAFEE)」の“ホワイト アプリコット オードパルファム”(5940円、30mL)だ。桃や杏のみずみずしい香りは、SNS中心に“恋コスメ”として話題になった。“コラボフレグランス部門”は、「リブロアリア(LIBROARIA)」の“No.7 NANA”(1万4300円、50mL)。平成女児ブームで注目のコミック「NANA」の世界観を表現したラメ香水が受賞した。

「レールデュサボン」や「ヴァシリーサ」を展開するフィッツコーポレーションの新野裕信取締役は、「カジュアルフレグランスの勢いを感じる。SNSやデジタルにより、フレグランスの情報と商品が格段に届きやすくなった」とコメント。フィッツコーポレーションの売上高は、コロナ禍を経て2ケタ増で推移しているようだ。新野取締役は、「香りの楽しみ方が多様化している。そのため、香りのプラットフォーマーとして香水だけでなく、ライフスタイル全体で香りに触れてもらう機会を増やしたい」と言う。「アディダス」などのカジュアルフレグランスから「バーバリー ビューティ(BURBERRY BEAUTY)」や「グッチ ビューティ(GUCCI BEAUTY)」などのプレミアムラインまで幅広く展開するコティジャパンの山盛省作社長は、「カジュアルフレグランスは香りの市場全体の成長をけん引する存在。ファッションやメイクと同様に、香りが日常で楽しむ文化になるよう、日本市場の香水体験の裾野を広げたい」と語った。

問い合わせ先
「FRAGRANCE DAY 2025」運営事務局
fragranceday2025@x-brand.jp

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ディズニー古着のポップアップ「みんなのファンタジーTシャツ展」が開催 アウターやスエット、ニットも販売

キャラクター古着を専門に取り扱う「サンキュロット(SANS-CULOTTE)」は11月29、30日の2日間、13回目となるポップアップイベント「みんなのファンタジーTシャツ展」を、新木場のベイアパートメント(BAY Apt.)で開催する。

同イベントでは、通常はTシャツをメインに取り扱うが、今回はスタジャンやレザージャケットといったアウター、スエット、ニットも販売する。Tシャツに関しては、今回初めて販売する商品が9割以上となっている。さらに今回も要望の多かった小さいサイズのコレクションも多数販売する。

また30日のみ、行列のできる人気ドーナツ店「K’s Good Doughnuts」も出店。1万円以上(税抜)購入した人には、好きなドーナツを1点プレゼントする。

■「みんなのファンタジーTシャツ展」
日程:2025年11月29、30日
時間:12:00~18:00
場所:ベイアパートメント(BAY Apt.)
住所:東京都江東区新木場2-15-14- F

サンキュロットとは?

バンドや映画、アニメといったジャンルに疎く、「誰が着ても良いジャンルの古着」というキッカケで、キャラクター古着にのめりこみ、自身での着用を目的にコレクトを始め、結果1500枚を超えるTシャツを収集した後に販売を決意し、趣味の延長線上として「みんなのファンタジーTシャツ展」を開催。店舗はなく、ポップアップ形式での販売、一部セレクトショップ(非公開)への卸販売、またこの活動を通じて得た知見をファッションブランドへの企画アドバイザーの活動へと拡げている。インスタグラムではコレクションの一部を定期的に投稿し続けている。

販売アイテム(一部)

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ディズニー古着のポップアップ「みんなのファンタジーTシャツ展」が開催 アウターやスエット、ニットも販売

キャラクター古着を専門に取り扱う「サンキュロット(SANS-CULOTTE)」は11月29、30日の2日間、13回目となるポップアップイベント「みんなのファンタジーTシャツ展」を、新木場のベイアパートメント(BAY Apt.)で開催する。

同イベントでは、通常はTシャツをメインに取り扱うが、今回はスタジャンやレザージャケットといったアウター、スエット、ニットも販売する。Tシャツに関しては、今回初めて販売する商品が9割以上となっている。さらに今回も要望の多かった小さいサイズのコレクションも多数販売する。

また30日のみ、行列のできる人気ドーナツ店「K’s Good Doughnuts」も出店。1万円以上(税抜)購入した人には、好きなドーナツを1点プレゼントする。

■「みんなのファンタジーTシャツ展」
日程:2025年11月29、30日
時間:12:00~18:00
場所:ベイアパートメント(BAY Apt.)
住所:東京都江東区新木場2-15-14- F

サンキュロットとは?

バンドや映画、アニメといったジャンルに疎く、「誰が着ても良いジャンルの古着」というキッカケで、キャラクター古着にのめりこみ、自身での着用を目的にコレクトを始め、結果1500枚を超えるTシャツを収集した後に販売を決意し、趣味の延長線上として「みんなのファンタジーTシャツ展」を開催。店舗はなく、ポップアップ形式での販売、一部セレクトショップ(非公開)への卸販売、またこの活動を通じて得た知見をファッションブランドへの企画アドバイザーの活動へと拡げている。インスタグラムではコレクションの一部を定期的に投稿し続けている。

販売アイテム(一部)

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岸井ゆきの × 宮沢氷魚 映画「佐藤さんと佐藤さん」で考える “分かり合えなさ”との向き合い方

PROFILE: 右:岸井ゆきの/俳優 左:宮沢氷魚/俳優

PROFILE: 右:(きしい・ゆきの)1992年2月11日生まれ、神奈川県出身。2009年俳優デビュー。以降、映画、ドラマ、CMなどで活躍。14年、初主演を務めた映画「おじいちゃん、死んじゃったって。」(17/森ガキ侑大監督)にて第39回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。映画「愛がなんだ」(19/今泉力哉監督)では第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。映画「ケイコ 目を澄ませて」(22/三宅唱監督)では第46回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞をはじめ多くの映画賞を受賞。近年の出演作に映画「若き見知らぬ者たち」(24/内山拓也監督)、ドラマ「お別れホスピタル」「恋は闇」など。26年には映画「すべて真夜中の恋人たち」の公開が控える。 左:(みやざわ・ひお):1994年4月24日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。テレビドラマ「コウノドリ」(17)で俳優デビュー。連続テレビ小説「ちむどんどん」(22/NHK)の出演で話題を呼ぶ。初主演映画「his」(20/今泉力哉監督)では数々の新人賞を受賞、映画「騙し絵の牙」(21/吉田大八監督)にて第45回日本アカデミー賞新人俳優賞、映画「エゴイスト」(23/松永大司監督)にて第16回アジア・フィルム・アワードで最優秀助演男優賞を受賞。主な出演作品には、「52ヘルツのクジラたち」(24/成島出監督)、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(25)がある

映画「佐藤さんと佐藤さん」が描くのは、同じ姓を持つ男女(タモツとサチ)が出会い、恋に落ち、結婚し、そして別れを選ぶまでの15年間だ。「別れ」という着地点を提示した上で、時系列通りに進んでいく114分間のストーリーが始まったとき、筆者は「別れの原因」を探そうとしていた。だが、大きな事件一発で別れるなんてことはもちろんない。日常の出来事や感情の動きが積み重なり、時折“ケンカ”という形で衝突し、それでも家族でい続けようと努力していた2人が迎えたラストシーンで、こう問いかけていた。「2人は、どうしていたら別れずに済んだのだろうか」と。サチが司法試験に挑戦しなければよかったのか? だとしても、タモツはなかなか司法試験に合格できなかったかもしれない。タモツが司法試験を諦めて、専業主夫になり家事と子育てをすればうまくいったのか? そうなれば、タモツの実家の干渉が始まり、また違う不協和音が鳴り始めていたかもしれない。

このような幾つもの「もしも」を想像させるリアルで丁寧な作劇は、「ミセス・ノイズィ」(19)の天野千尋監督によるものだ。前作で毎日顔を合わせる隣人同志の揉め事、いわゆる「ご近所トラブル」を躍動する人間ドラマに昇華した天野監督は、本作でも一組の夫婦のある種の対立関係を、いくつかの印象的なケンカのシーンを山場にテンポよく見せていく。佐藤サチを演じるのは「ケイコ 目を澄ませて」(22)の岸井ゆきの、佐藤タモツを演じるのは「エゴイスト」(23)の宮沢氷魚。意外にも本作が初共演だという2人に、天野監督の演出や、サチとタモツを演じて感じたこと、人間同士の「分かり合えなさ」にどう向き合っているかを聞いた。

小さな幸せにどれだけ気づいて大事にするか

——まず、脚本を読んだ感想からお聞かせください。

岸井ゆきの(以下、岸井):私にとってはドラマティックに感じる脚本でした。佐藤さん(サチ)と佐藤さん(タモツ)が出会ってからの15年間に、些細なケンカや小さなやりとりがたくさん詰まっていて。私は夫婦生活を体験したことがないので、「こんなにも日々に彩りがあるものなんだな」と思いました。ケンカの描写が突出している映画であることも、そのケンカの仕方がどんどん変容していくことも面白かったです。22歳から37歳までのサチを演じるのも楽しみでした。

宮沢氷魚(以下、宮沢):初めて読んだときに、「こんなにケンカすんのかな」、「こんなちっちゃなことでイライラするのかな」と思った瞬間があったんです。クランクインする前のリハーサルの期間に、監督の天野さんをはじめいろいろな人とコミュニケーションをとってみると、結構「あるある」みたいで(笑)。「そうなんだー」と思って、実際にタモツという人物を演じてそのシーンを迎えると、「確かにイラっとするよな」、「これはケンカになるわ」とものすごく納得できました。そういう意味でのリアリティーが脚本にありましたし、小さな幸せもあれば、ちょっとしたことでのケンカもあって、些細な出来事がたくさん並んでいて。生きているともちろん大きな転機もありますけど、そういう小さな幸せにどれだけ気づくことができるか、そういうものをどれだけ大事にできるかが、人間の関係性を保っていくと思っています。それがこの作品ではすごく丁寧に描かれているので、この世界の一員になれることがすごく楽しみになる脚本でした。

——サチとタモツのやりとりに、とても見応えがありました。濃密でありつつ、観客への押し付けがましさがなく、目を離せない生(ナマ)感があって。あのお芝居は、リハーサルで培ったものだったんですね。

岸井:リハーサルでは主にケンカのシーンをやりました。会議室にあるような長テーブルを組み合わせて、ロケセット風の小道具を使って、読み合わせだけじゃなく動きまでやって。

宮沢:やったね。“トイレットペーパー”と“願書”のシーンと…。

岸井:“お弁当箱”のシーン!

宮沢:やったやった。でも、そこで芝居を固めるということではなくて、「どういうテンションでアプローチしていこうか?」とみんなで探っていく、実験的な時間でした。そのシーンを完成させることが目的なのではなく、クランクインを迎えるにあたって、みんなの温度感を調整して合わせていく時間。その時間を経て、天野監督をはじめゆきのちゃんとのコミュニケーションが生まれたので、すごく気持ちのいい初日を迎えることが来ました。

岸井:「本読みをやったから安心だよね」、「リハーサルをやったら現場オッケーだよね」というコミュニケーションではなくて。一緒に食事に行ったりコーヒーを飲んだりする中での雑談で、お互いを知っていく時間が多分大事で。そこで人となりを知ることで、遠慮なく役に入っていけたので、大切な準備の時間だったと思います。

宮沢:うん。ほとんどただしゃべるだけだったよね(笑)。

岸井:その時間があって本当に良かったです。

——天野監督はお2人にどのように演出をつけたのでしょうか。

宮沢:「こうしてほしい」という演出ではなく、寄り添ってくれて、こっちに考える時間やゆとりを与えてくれるスタイルでした。芝居をしている中で、僕が「これでいいのかな」と悩んでいると、「今のはすごく良かったけど、んー、どうしよっか」と、一緒に考えてくれて。その中で、僕が「じゃあこれやってみてもいいですか」と提案することもあれば、天野さんから「これを足してみたらどう?」と言ってくれることもありました。で、やってみて、違ったら引き算する。お互いに生まれてきたものをうまく融合していくやり方でした。

——それはリハーサルだけでなく現場でも?

宮沢:現場でもです。たまに自分の中で答えが出ないときに、「天野さんからの答えがほしいな」と思ったこともあるけれど、そこで答えをもらったところでうまくいくとも限らないので、そこでこちらが苦しみながらも考える時間や機会を与えてくれる方でした。

岸井:リハーサルをやっても、実際にロケセットに入ってお芝居してみたらなんか違った、ということが結構あって。「こうかなと思ってたんですけど、今やってみたら違う気持ちになったので、こんなふうにやってみていいですか」みたいなことにも天野さんはすごく柔軟で、やりやすかったです。一緒に「うーん」と悩み込んでしまうこともあるんですけど。100%客観的な目で、というよりも、私たちの気持ちに寄り添って、一緒に考えてくれて、時には客観的な目線でものを言ってくれる監督でした。

初共演を経て

——お2人は初共演ですよね?

岸井:はい。当時は初対面でした。

——この2人で夫婦役を演じると知ったとき、どう思いましたか?

宮沢:すごくうれしかったです。ドラマや映画の画面から伝わる温かさや優しさが、実際にお会いしてももちろんありましたし、僕が想像していたよりもはるかに優しくてチャーミングな方でした。「この方と一つの作品を作れるんだ、なんて幸せなんだろうと」思いました。

岸井:いや~、私も氷魚さんの映画はもちろん観ていましたし、特に「豊饒の海」という舞台が印象的で忘れられなくて。舞台のセンターで白い服を着ている氷魚さんを見て、「本当に美しい人がいる!」と思ったんですよ!

宮沢:アハハ、うれしい(笑)。

——私も見ました!

岸井:見ました!? 一度ご一緒してみたいなと思っていたので、すごくうれしかったです。一緒にコミュニケーションをとる中で、やっぱり穏やかで温かくて。「氷魚さん、優しいといいな」と思っていたまんまの人でした。

宮沢:良かった(笑)。

岸井:おかげさまで現場も穏やかに進みました。

それぞれの役を演じて感じたこと

——岸井さんのサチからは前へ突き進むパワーと爆発力を、宮沢さんのタモツからは繊細さと「こうありたい自分」になれない葛藤を感じました。一緒にお芝居をしたシーンで、印象に残っていることをお聞きしたいです。

岸井:印象的なシーンが続くんですよね……(と考える)。

宮沢:そうですね……僕は道でケンカするシーンかな。

——先ほどの“願書”のシーンですね。

宮沢:僕はタモツに共感できるところがいくつかあるんです。自分の思っていることや感情を言葉にして伝えるのがあまり得意ではない、ちょっと不器用なところや、我慢して自分の中に溜め込んで、それがキャパを超えたときに爆発しちゃうところが。僕も結構そっちタイプなんですよ。だからあそこでタモツが自分で自分のことを止められなくなってしまうくらい、サチに強く当たってしまうことにすごく共感できるから、演じていてすごく苦しかったんです。タモツを演じているんだけど、ところどころ「自分も同じことをやってしまうな」と振り返ってしまって。怒っている自分がすごくかっこ悪いし、「サチになんでこんなことを言ってるんだろう」と自分がすごく惨めになって。タモツを通してもそうですし、自分自身にも返ってくるし、結構しんどいシーンでした。

岸井:私は、本当はタモツタイプなんですよ。

——え! そうなんですか?

岸井:そうなんです。(宮沢に)結構同じタイプだよね。

宮沢:うん。

岸井:言葉にするのに時間がかかってしまうし。なので私は、素直に思ったことを言えるサチが少しうらやましかったんです。それで後悔することもきっとあるだろうし、悪い方向に影響することもあるんですけど、「いいな」と思いました。サチってなんでもできちゃうじゃないですか。司法試験の勉強を軽い気持ちでやってみたら受かっちゃうし、仕事しながらの子育ても、もちろんタモツと協力しながらですけど、できちゃうし。そこにはできちゃう人の葛藤もあると思うんですけど、私はタモツの葛藤の方がやっぱり分かるから、(サチを演じるときは)「いやいや、私はパワフルにいきます!」という方向に意識的に持っていっていました。だから試写で初めて完成形を観たときに、私が演じているし、もちろん脚本で全部知ってるんですけど、エンドロールで「ごめんタモツ」という気持ちになったんです。

宮沢:アハハハ(笑)。

岸井:撮影中は「サチだからこうしなきゃ」というエネルギーで進んでいたけど、冷静になってみると、タモツに「ごめんね」って。現場では、言いたいことが言葉にならないタモツや、サチのちょっとした一言に突っかかってくるタモツがすごくリアルだったから、私もサチとして「は? 今の何?」と怒りをぶつけることができていたんだなと思いました。

——宮沢さんも完成した作品を観て、「ごめんサチ」と思いました?

宮沢:思いましたよ(笑)。タモツもタモツでいっぱいいっぱいだったと思うんですけど、もうちょっと寄り添うこともできただろうし、お互いに相手への気遣いが足りていなかったのかなって。気遣いすぎても良くないんですけど。2人で人生を一緒に歩んでいく中で、サチがいろいろな部分でアップデートして成長しているのに、タモツは自分をアップデートしきれていなかったので、そこでどんどん差が生まれてきて。アップデートにズレがあっても、そこでもうちょっとコミュニケーションを取り合っていたら変わったんじゃないかなとは思います。でも、コミュニケーションって難しいじゃないですか。本当のことを伝えるのってすごく苦しいときもあるし、聞きたくないことを聞かなきゃいけないときもあるし。そこがすごくリアルに描かれているなと思います。

「分かり合えなさ」への向き合い方

——人間がお互いを100%理解し合うことは無理だとして。お2人はそこにどう向き合っていますか? そこに答えは出ていますか?

宮沢:タモツじゃなくて僕としてですか?

——はい。

岸井:難しすぎる。

宮沢:(答えを)教えてほしい(笑)。うーん……(少し考えて)。全部自分の主張が通るはずがないですし、逆に全部を受け入れることもできないですけど……。人間関係において、“妥協”という言葉はあまり好きじゃないんですけど、自分の信念を折り曲げてでも向こうを受け入れなきゃうまくやっていけない瞬間もあるのかなぁ、悔しいけど(笑)。

岸井:あ~。

宮沢:「俺悪くないのになんで謝ってるんだろう」とは思うけど、長期的な関係性を考えると謝った方がいい、という判断です。でも自分はそれを一生忘れないからタチが悪いんです(苦笑)。相手は先へ進んで忘れているのに、こっちは「あのとき謝ったよな、俺」というのを嫌でも忘れることができないのが、苦しい。

岸井:この作品の取材が始まってから、何度か質問されたんですけど、まだ分からなくて。最初の頃は、「お互いに、自分が知らない時間を想像し合うことですかね」みたいなことを言っていたけど、インタビューしてくださる方といろいろ話していくうちに、「距離感ってめっちゃ難しい!」と思って。

宮沢:うん。

岸井:お互いに思いやることは大前提として、適度な距離感というものが重要なんだなと、ここ数日取材を受けて思い始めました。でも、お互いに好き同士だったら、近づきたいという気持ちがあるじゃないですか。少しずつでも。そのスピードや限度を誤ると、摩擦が生まれるだろうなというのは思いました。全部想像ですけど。

宮沢:アハハハハ(笑)。

——たくさんの取材を受けて、考えさせられた、と(笑)。この作品を見た人の多くも同じように考えると思います。本作には監督の実体験が脚本に自然と盛り込まれているそうですが、そういう話はされましたか?

岸井:それはもう! たくさん聞かせてもらいました。

宮沢:「本当にこの脚本みたいなケンカをするんですか?」と聞いたら、「今朝もしてきたよ」「え、そんな頻繁にあるんですか?」「あるある」みたいな(笑)。家庭でのケンカやぶつかり合う瞬間みたいなものは、すごくリアリティーを持って描いているなと思います。

岸井:天野監督、「ケンカしてもすぐに戻れる」って言ってたよね?

宮沢:言ってた。

岸井:それ、すごくうらやましいなと思います。

宮沢:そんなの、絶対無理(笑)。

岸井:そうなんだ。

宮沢:引きずりまくるよ。表面的には「もう終わり」と言っても、内心モヤモヤしていたり。長期的なことを考えると、その場しのぎのやり取りはよくないので、ちゃんとコミュニケーションをとることが大切だと思います。

——ジェンダーロールにおいても、サチとタモツはリベラルな考え方を持っているのに、タモツの実家を含む「社会」がそうさせてくれない部分がさりげなく、でも的確に描かれていて、切なかったです。お2人はこの作品を経験して、ジェンダーロールについての考え方に変化などはありましたか。

宮沢:これも言葉にするのが難しいんですけど……。前からそう思ってはいたんですけど、僕は今まで自分が当たり前だと思っていたことを、この作品を通して疑えるようになりました。その家族や家庭環境によって、いろいろなメソッド、やり方がある。「これが正解です」というものは何一つなくて。それぞれにある種の正解を導き出していくには、とにかくコミュニケーションをとることと、お互いの家族や友達など周りの理解が必要で。だからどんな関係性においても寛容に見守ろう、理解しようというメンタリティを持とうという思いは、この作品を経てさらに強まりました。夫婦やカップル、親子の関係性について、「周りがそうだからうちもそうしなきゃ」ということではなくて、自分たちがどうしたいのか、どういう生活を送りたいのかを考えるきっかけになる作品だと思います。

岸井:私もそう思います。佐藤さん(サチ)と佐藤さん(タモツ)は、「男だから」「女だから」という見え方になるとは思うんですけど、この2人はそうする方が良かったから、このスタイルになっただけなんですよね。周りの人から「お母さんが働いているから一緒にいられないのねー」と言われる場面がありましたが、周りがサチとタモツの生き方を受け入れることが根源的に大事だと思います。それはジェンダーの話ではなく、「人それぞれの生き方があるというだけの話なんだけどな」と思います。

PHOTOS:TAKAHIRO OTSUJI
STYLING:[YUKINO KISHII]AKIRA MARUYAMA、[HIO MIYAZAWA]KODAI SUEHIRO
HAIR & MAKEUP:[YUKINO KISHII]MISUZU MOGI、[HIO MIYAZAWA]KUBOKI(aosora)

[YUKINO KISHII]ジャンプスーツ 75万9000円/ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070)、右ピアス 26万4000円、左ピアス 93万5000円、リング右人差し指 19万8000円、左人差し指 19万8000円/アーカー(アーカー ギンザシックス店 03-6274-6098)、その他スタイリスト私物 [HIO MIYAZAWA]ジャケット 参考商品、ドレスシャツ 12万8700円、パンツ 17万4900円、シューズ 参考商品、カマーバンド 参考商品、カフリンクス 参考商品/全てラルフ ローレン パープル レーベル(ラルフ ローレン 0120-3274-20)

映画「佐藤さんと佐藤さん」

◾️映画「佐藤さんと佐藤さん」
11月28日から全国ロードショー
出演:岸井ゆきの 宮沢氷魚
藤原さくら 三浦獠太 田村健太郎 前原滉 山本浩司 八木亜希子 中島歩
佐々木希 田島令子 ベンガル
監督:天野千尋
脚本:熊谷まどか 天野千尋 音楽:Ryu Matsuyama Koki Moriyama(odol) 
主題歌:優河「あわい」(ポニーキャニオン)
配給:ポニーキャニオン 
製作プロダクション:ダブ  
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/114分
©︎2025『佐藤さんと佐藤さん』製作委員会
https://www.sato-sato.com/

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「オニツカタイガー」が「コム デ ギャルソン」とのホリデーコラボレーションを12月1日に発売

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」とのホリデーコラボレーションを発売する。“HOLIDAYS WITH Onitsuka Tiger”をテーマに12月1~28日の期間限定で「コム デ ギャルソン」の直営店に「オニツカタイガー」のポップアップショップがオーブンする。

“MEXICO 66のスペシャル”のコラボシューズなど

川久保玲「コム デ ギャルソン」デザイナーの大胆な解釈で生まれた、“MEXICO 66のスペシャル”のコラボレーションシューズ4型と、タイガーイエローを基調とし、両ブランドロゴが新たなグラフィックとなったアパレル8型をラインアアップする。期間中、店頭でスペシャルインスタレーションも実施する。

アイテムはカスタマイズスニーカー4型 (2万8600~5万1700円)、半袖Tシャツ2型(1万9800〜2万7500円)、長袖Tシャツ(1万9800円)、ジップフーディー(3万6300円)、シャツ2型(3万5200円と4万6200円)、ポリエルテルジャージパンツ(3万7400円)、ナイロントートバッグ(8800円)をそろえる。

取り扱い店舗は「コム デ ギャルソン」青山店、大阪店、丸の内店、京都店、福岡店、パリ店、ニューヨーク店で、パリとニューヨーク店のみ12月5~28日での販売となる。

アイテム一覧

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「レブロン」のみずみずしい艶をかなえるリップスティックからブラウンカラーの新色

「レブロン(REVLON)」は12月11日、クリアな発色で唇を彩るリップスティック“スーパー ラストラス デューイ シャイン リップスティック”(1760円)から、ブラウンカラーの新色“001 ミーデイ”を発売する。

新色は、フェミニンな艶を演出するミルキーブラウンカラーに仕上げた。清涼感のある付け心地とともに、とろけるように唇に密着。潤いとシアーな発色をかなえ、立体感のある滑らかな唇に導く。

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「イプサ」から新年をアクティブに始める限定美容液キットが登場 ポーチ付きの全3点

「イプサ(IPSA)」は2026年1月8日、生きいきとしたハリ艶の満ちる透明感肌へと導く“イプサ セラムアクティブキット”(1万3750円※編集部調べ)を数量限定で発売する。1月1日から店舗のみで予約を受け付ける。高機能美容液“セラム アクティブ”の現品(50mL)、日やけ止め乳液“プロテクター マルチシールド”[SPF50+/PA++++]の特製サイズ(9mL)、“オリジナルメッシュポーチ”の3点セットで、新年をアクティブな気持ちでスタートしてほしいという思いを込めた。

高機能美容液の現品などがセットに

“イプサ セラム アクティブ”は運動と美肌の関係性に着目した美容液で、ローヤルゼリーエキスやトウキ根エキスなどを配合。うるおい、ハリ、弾力、透明感のあるヘルシーな印象の艶美肌をかなえる。現代人のライフスタイルと肌の防御機能そのものの関係に着目し開発した日焼け止め乳液“イプサ プロテクター マルチシールド”は、紫外線や外的要因によるダメージを防ぎつつ、睡眠不足やストレスなどで受ける肌ダメージをサポート。美容液のような使用感で肌を守り、明るく透明感のある肌へ導く。小物の持ち運びに便利な“オリジナルメッシュポーチ”は横13cm、高さ11cmサイズ。メッシュ素材でハンドストラップが付いている。

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フジテレビがIP事業で攻勢 「ガチャピン・ムック」が令和のファッションアイコンに

フジテレビジョンは、「ガチャピン・ムック」などの保有キャラクターのIP事業に本格的に注力し、同事業の拡大を目指すことを発表した。その取り組みのひとつとして2025年10月には、メディア&インフルエンサー向けのファッション展示会「フレンドシップ パーティー 2025」と商談会を開催し、新たにライセンスビジネスを展開する姿勢を示した。長年愛されてきたテレビ発のキャラクターたちが、ファッションという新たなカルチャーシーンで再定義されようとしている。

ファッションシーンへの進出は
“最初の一歩”

「ファッション領域への進出は、フジテレビのキャラクターIPの価値を最大化する非常に大切な一歩だ。最終的なゴールはライフスタイルやビューティなど、多様なカテゴリーで柔軟に展開していくこと。50年以上の歴史を持つ『ガチャピン・ムック』を、100年先も愛され続けるキャラクターへと育てたい」と、鈴木淳 フジテレビジョン IP・アニメ事業局 IP事業部 副部長は語る。

フジテレビは24年10月、ライセンスビジネスに特化した新会社であるフジ・コンシューマ・プロダクツ(以下、FCP)を設立した。FCPは、「ガチャピン・ムック」に加え、同じく「ポンキッキーズ」に登場している「Pちゃん」「Go!Go!コニーちゃん」のほか、海外でも人気の高い英国発のアニメ「チャギントン」など、フジテレビが保有するキャラクターIPの商品ライセンス窓口や新規IPコンテンツの開発・調達などを行う。

同社は、さまざまなブランドとのコラボレーションを歓迎している。「『ガチャピン・ムック』のスローガンは“みんなともだち”。他キャラクターとの共演や新規オリジナルアートなども可能で、柔軟に対応することが可能だ。商品の付加価値を高める、ストーリー性のあるデザインをブランドと共創していきたい」と語る。セレクトショップや国内のSPAブランドはもちろん、海外発のブランドなどとの協業で、「ガチャピン・ムック」の魅力を世界へと発信していきたい構えだ。

イベント出演にも柔軟に対応できる「ガチャピン・ムック」は、特定のテーマパークに常駐していないため、身近な“体験価値”を提供できる点が魅力だ。「子どもだけでなく、親世代でも実際に会えば喜んでもらえるキャラクターであることも、大きな強みの一つだ」と胸を張る。

90年代のポップカルチャーをけん引した
「ガチャピン・ムック」とは?

「ガチャピン・ムック」は、1973年にフジテレビでスタートした教育番組「ひらけ!ポンキッキ(1993年「ポンキッキーズ」に改名)」で誕生した。恐竜の子ども「ガチャピン」と雪男の子ども「ムック」は、番組を観る子どもたちと一緒に学び、さまざまなことを体験するキャラクターとして登場。ガチャピンがスキューバダイビングやサーフィンなどに挑むチャレンジ企画が好評で、お茶の間の人気を集めた。

「ポンキッキーズ」は、単なる子ども番組の枠を超え、“カルチャーの実験場”として機能した。スチャダラパーのBose、安室奈美恵、小沢健二ら当時を代表するアーティストが出演し、音楽・ファッション・アートが交差する唯一無二のコンテンツを作り上げた。「そのDNAは、令和で活躍するアーティストたちにも受け継がれている」と鈴木副部長は話す。

番組の歩みと共に、「ガチャピン・ムック」も確かな歴史を刻んできた。50年以上にわたり活躍してきたからこそ、今なお普遍的な魅力を放つキャラクターといえる。さらに、実写で存在するキャラクターである点も大きな特徴だ。「漫画やアニメの2Dの世界から出てきたワケではなく、『ガチャピン・ムック』は“現実にいる”。そして50年間活躍してきた実績がある。この歩みには深みがある」。誕生から半世紀、ガチャピンとムックは変わらず多くの人々に笑顔を届け続けている。

イベントには約400人が来場
コラボ提案も続々決まる

10月9日には、FCP初のファッションの展示会「フレンドシップ パーティー 2025」を開催した。会場には約400人にもおよぶアパレル関係者やメディア、インフルエンサーなどの業界のキーパーソンが来場。「ガチャピン・ムック」や「Pちゃん」も登場し、SNS上では多くの投稿が見られた。「キャラクターとファッションの融合が生み出す新しい表現の可能性を感じた」「エモーショナルな気持ちになった」といった感想が多数寄せられ、盛況のうちに幕を閉じた。

会場には、「ガチャピン・ムック」「Pちゃん」「Go!Go!コニーちゃん」「チャギントン」などのキャラクターIPを落とし込んだサンプルTシャツ約50型を展示。「ガチャピン・ムック」のキーカラーであるグリーンとレッドのアイテム加え、ストリートにもなじむモノクロやビンテージ加工を施したデザインも多数披露した。「ターゲット世代やトレンドを意識し、安易に流されず戦略的にクールなアイテムを取り入れ、バリエーション豊富に魅せることを心掛けた」。

コラボを加速
26年春には渋谷パルコでイベントも

展示後の商談会では「予想を大きく上回る来場者数」で、複数のブランドやセレクトショップからコラボ提案が寄せられた。特にTシャツ、スエット、スニーカーなどのカテゴリーでコラボの要望が多く、高い関心を集めたという。リアルな場を設け、本格的な展示会を実施したことでコラボアイテムがイメージしやすくなり、さまざまな協業につながった。

「リアルクローズに落とし込みやすいデザインを多く展示したことで、ラグジュアリーからストリートまで幅広いブランドに取り入れてもらえるはずだと考えた。これまでの『ガチャピン・ムック』のゆるっとしたイメージをいい意味で壊し、新しい魅力や可能性を発信することができた」と手応えを語る。

FCPはアーティストとのコラボレーションやファッションブランドとの協業に対し、今後も本格的にリソースを投下する方針だ。23年に始動した「ガチャピン・ムック アートプロジェクト」を更に活性化させ、多彩なアーティストによる「ガチャピン・ムック」の作品を展開していく。26年春には、渋谷パルコ4階の「パルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」で展覧会を予定。日本記念日協会に認定された4月2日の「ガチャピン・ムック みんなともだちの日」には、さまざまなブランドとのコラボやイベントも計画している。

「フジテレビのキャラクターは、ファッションとの親和性が高いIPであり、日本が誇るカルチャーの資産だ。『ポンキッキーズ』で作り上げた先進的なカルチャーこそ、昨今の“カルチャー回帰”と響き合う。ファッションを通じて、その価値を国内外に再発信していきたい」。

「ガチャピン・ムック」「ポンキッキーズ」という国民的キャラクターの強固なブランド力と、「チャギントン」が持つ高い認知度を武器に、事業領域のさらなる拡大を目指す。

問い合わせ先
フジ・コンシューマ・プロダクツ
inquiry@fuji-cp.com

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パペットスンスンの限定ネイルボックスが登場 伊勢半のD2C「MN」が発売

伊勢半のD2Cメイクブランド「MN」は12月11日、キャラクターのパペットスンスンとコラボレーションした定番のネイルポリッシュ“クリーチャーズネイル”の限定ボックス(2色セット、5500円)を発売する。取り扱いは、「MN」公式オンラインのみ。

限定ボックスには、パペットスンスンのキーカラーであるブルーに繊細なラメを加えた“50 SUNSUN”と、スンスンの友だち・ノンノンをイメージしたきらめくホワイトの“51 NONNON”を、特別仕様のギフトボックスに収めた。キャップには、それぞれかわいらしいキャップカバーを付けた特別仕様だ。さらに、セルフネイルがより楽しめるネイルシールや、ネイルファイル&シャイナーも付属する。なお、カラー単品での販売は行わない。

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「サボン」が新キャンドルコレクションを発売 菜種ワックスを採用し全5種をラインアップ

「サボン(SABON)」は12月11日、新アロマキャンドルシリーズ“センティッド キャンドル”(全5種、各180g、各7150円)を発売する。同ブランドが展開するボディーケア製品の中でも人気の香りをベースに、新たなアクセントを加えた。製品には燃焼時にススなどの排出物が少なく均一に燃える自然由来の菜種ワックスを使用。燃焼時間が長く、柔らかな光と優しい香りをゆっくりと楽しめる。ガラス容器はインテリアのアクセントにもなるラグジュアリーな仕様で、製品を使った後は小物入れなどとしてアップサイクルできる。繊細な刺しゅうを施したファブリックを思わせる、芸術品のようなボックスに納めた。

気分に合わせて選べる5つの香り

香りはその日の気分に合わせて選べるよう多彩なラインアップにした。咲き誇るジャスミンがブルーヒヤシンスのみずみずしく澄んだ香りに彩られた“ジャスミン&ヒヤシンス”は、トップノートにレモンとブルーヒヤシンス、ミドルノートにチュベローズ、ジャスミン、ガーデニア、ベースノートにムスク、サンダルウッド、シダーウッドを配合。“ホワイトティー&オスマンサス”は繊細なホワイトティーに青々としたミントリーフがフレッシュさを添え、ヴァーベナが甘酸っぱいアクセントをもたらすフレッシュ・シトラスの香調で、キンモクセイが柔らかな余韻で包み込む。印象的なパチュリにユーカリやラベンダーの清々しさをブレンドした“パチュリ・ラベンダー・バニラ”は、クリーミーなバニラの甘さとリッチなレザーアコードが洗練された大人の魅力へと高めるオリエンタルの香調。トップノートにラバンディン、シクラメン、ユーカリ、ミドルノートにラベンダー、トンカビーン、ラブダナム、ベースノートにパチュリ、バニラビーン、レザーを取り入れた。

軽やかなコットンフラワーとベルベットのような深いセージのデュオが心を穏やかに落ち着かせるパウダリー・フローラルの香調に仕上げた“コットンフラワー&セージ”は、トップノートにジャスミン、セージ、レモン、ミドルノートにコットンフラワー、ローズ、バイオレット、ベースノートにヘリオトロープ、ホワイトフラワー、サンダルウッドを使用した。パウダリーなバイオレットやヘリオトロープが優しい癒やしを与える。オリエンタル調の“アンバー&ミルラ”は、センシュアルなアンバーとミステリアスなミルラが甘いバニラや温かなインセンスと混ざり合い、複雑で深みのある高貴な香りへ昇華する。トップノートにインセンス、クローブ、シナモン、ミドルノートにアンバー、バニラ、レザー、ベースノートにミルラ、タバコ、パチュリが香る。

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「サボン」が新キャンドルコレクションを発売 菜種ワックスを採用し全5種をラインアップ

「サボン(SABON)」は12月11日、新アロマキャンドルシリーズ“センティッド キャンドル”(全5種、各180g、各7150円)を発売する。同ブランドが展開するボディーケア製品の中でも人気の香りをベースに、新たなアクセントを加えた。製品には燃焼時にススなどの排出物が少なく均一に燃える自然由来の菜種ワックスを使用。燃焼時間が長く、柔らかな光と優しい香りをゆっくりと楽しめる。ガラス容器はインテリアのアクセントにもなるラグジュアリーな仕様で、製品を使った後は小物入れなどとしてアップサイクルできる。繊細な刺しゅうを施したファブリックを思わせる、芸術品のようなボックスに納めた。

気分に合わせて選べる5つの香り

香りはその日の気分に合わせて選べるよう多彩なラインアップにした。咲き誇るジャスミンがブルーヒヤシンスのみずみずしく澄んだ香りに彩られた“ジャスミン&ヒヤシンス”は、トップノートにレモンとブルーヒヤシンス、ミドルノートにチュベローズ、ジャスミン、ガーデニア、ベースノートにムスク、サンダルウッド、シダーウッドを配合。“ホワイトティー&オスマンサス”は繊細なホワイトティーに青々としたミントリーフがフレッシュさを添え、ヴァーベナが甘酸っぱいアクセントをもたらすフレッシュ・シトラスの香調で、キンモクセイが柔らかな余韻で包み込む。印象的なパチュリにユーカリやラベンダーの清々しさをブレンドした“パチュリ・ラベンダー・バニラ”は、クリーミーなバニラの甘さとリッチなレザーアコードが洗練された大人の魅力へと高めるオリエンタルの香調。トップノートにラバンディン、シクラメン、ユーカリ、ミドルノートにラベンダー、トンカビーン、ラブダナム、ベースノートにパチュリ、バニラビーン、レザーを取り入れた。

軽やかなコットンフラワーとベルベットのような深いセージのデュオが心を穏やかに落ち着かせるパウダリー・フローラルの香調に仕上げた“コットンフラワー&セージ”は、トップノートにジャスミン、セージ、レモン、ミドルノートにコットンフラワー、ローズ、バイオレット、ベースノートにヘリオトロープ、ホワイトフラワー、サンダルウッドを使用した。パウダリーなバイオレットやヘリオトロープが優しい癒やしを与える。オリエンタル調の“アンバー&ミルラ”は、センシュアルなアンバーとミステリアスなミルラが甘いバニラや温かなインセンスと混ざり合い、複雑で深みのある高貴な香りへ昇華する。トップノートにインセンス、クローブ、シナモン、ミドルノートにアンバー、バニラ、レザー、ベースノートにミルラ、タバコ、パチュリが香る。

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多様なハンドクラフトやサステナブルなデザインも サンパウロ・ファッション・ウイークが30周年

今季30周年を迎えるサンパウロ・ファッション・ウイーク(以下、SPFW)が開催された。サンパウロ市内のイビラプエラ公園内にあるブラジル文化パビリオンをメーン会場に、38ブランドが参加した。これまで通算約300億円が投資され、延べ300万人以上の集客があった南半球最大のファッションイベントで、ジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)を筆頭に世界的なブラジリアンモデルブームが訪れた2000〜2010年代をピークに海外進出も積極的に計画された。

日本でも“南米のプラダ”と評された「オスクレン(OSKLEN)」や「ヘルコビッチ・アレキサンドレ(HERCHCOVITCH ALEXANDRE)」の店がオープンしたり、「メリッサ(MELISSA)」や「ハワイアナス(HAVAIANAS)」などのシューズブランド、ビーチウエアやファッション雑貨がセレクトショップなどで輸入されたりしたが、コロナ禍あり、またブラジル政情のアップダウンあり、スローダウンのシーズンが続いていた。ただ、ここ数年は特にグローバルサウス、そしてBRICS諸国全体のGDP成長は堅調で、国際的なプレゼンスは上がっており、ブラジルファッションへの追い風も期待できそうだ。

ちなみに今年は日本とブラジル国交樹立も130周年。位置的には地球の反対側にある日本から最も遠い国でありながら、ブラジルにはサンパウロを中心に世界最大の日系人社会があり、今も約270万人(2023年度外務省領事局統計より)が暮らす。日本以外にも、イタリア、ドイツ、スペイン、そしてポルトガル植民地時代に奴隷として移住したアフリカなど、ブラジルには多様な人種が住まい、固有の文化を作ってきた。今季のファッション・ウイークではブラジル北部の手仕事や自然原料を使ったデザインも多く、ファッション産業の未来を見据えたサステナブルなディレクションも多く見られた。

「ヘルコビッチ・アレキサンドレ」

ブラジルといえばリオ・デ・ジャネイロのビーチやトロピカルなジャングルを思い浮かべる一般的なイメージを覆す、パンキッシュで都会的なブラジリアン・モードを発信してきた「ヘルコビッチ・アレキサンドレ」。1994年のデビューからSPFWの歴史と共にファッション業界を牽引し、パリ、ロンドン、ニューヨークのコレションにも参加した実力派だ。この11月にはサンパウロ市内の高級ショッピング街に10年ぶりに路面店もオープンした。

今季は発表の場所としてサンパウロ市内の劇場を選び、イブニングやフォーマルなスタイルを中心にしたコレクションを発表。ジッパーづかいやフードディティールを随所に散りばめ、ヘルコビッチらしいミスマッチでクールなラインアップに仕上げた。序盤はタンクトップやシャツにワークウエアのディティールを添えたカジュアルスタイルから始まり、コルセットのように構築的に仕立てたギンガムチェックのボディスやジャケット、そして後半は光沢感のあるタフタやモアレ紋様のグログラン、パラシュートのような軽量感のある素材で仕立てたドレスやスーチングなど、フォーマルなルックへと続く。カラーパレットはブラックやベージュなど都会的なカラーをベースに、ヴィヴィッドなピンクやブルーが際立った。

「ハンドレッド」

今、ブラジルで最も人気のあるプランドのひとつ「ハンドレッド(HANDRED)」。デザイナーのアンドレ・ナミタラ(Andre Namitala)はリオ・デ・ジャネイロの現代的なライフスタイルをインスピレーションにし、初めはメンズブランドとして立ち上げ、現在路面店はリオのほかサンパウロにもある。

“ダンス”をテーマとした今季はブラジルのコーヒー王として知られる実業家カルロス・レオンシオ・デ・マガリャエスの元邸宅で、瀟酒な雰囲気のテラスをロケーションとした。オープニングにはシャンパンタワーが設えられ、トランスジェンダーのシンガーによる熱唱とともにショーが始まった。序盤はサンドベージュやチョコレートブラウンを基調とした落ち着いたトーンのカラーパレットによるルックが続き、抽象画のようなプリント、シルクサテンやビーズ、スパンコール使いによる煌めき、そしてエンボス加工されたレザーのアイテムなどでアクセントを加えた。透け感のあるオーガンジー素材のトップスやドレス、深いVゾーンで強調した胸元など、センシュアルなスタイリングも見どころ。要所でエイジドモデルも起用し、ブラジル人のインクルーシブで多様な美しさも表現された。

「カタリーナ・ミナ」

「カタリーナ・ミナ(KATARINA MINA)」はブラジルでは最も貧しい地域でもある北東部のハンドクラフトの伝統的な技法を保護し、アルチザンたちへ還元するというサスティナブルなコンセプトで2015年に設立されたブランド。創始者のセリーナ・ヒッサを中心にリサーチを行い、現在では約1000人のアルチザンたちが主にクロッシェ編の技法を駆使したバッグやアパレルのプロダクトを生産している。製品にはそれぞれバーコードが記されたカードが添えられており、生産者のプロフィールや背景などをエンドユーザーへ伝える努力をしている。

今シーズンはブラジルで“生命の木”として知られるカルナバ・ヤシをテーマに、ヤシの葉も素材に取り入れながら、シルクやリネン、ラミー、コットンなど自然素材を中心に使いながら40以上のルックにまとめた。ハンドクラフトの技法としては、クロシェに加え、ボビンレースやリシシュー刺しゅうといった手の込んだ技術も駆使されている。デザインやパターンはリラックスしたシルエットのミニマルなもので、クロシェやレース素材の合間から見え隠れする素肌感がルックのポイントに。足元はフェアトレードのコンセプトで知られるフランスのブランド「ヴェジャ(VEJA)」とコラボレーションしたスニーカーを合わせた。

「レアンドロ・カストロ」

 

サンパウロファッションウィークへの参加は2回目となるニューカマーの「レアンドロ・カストロ(LEANDRO CASTRO)」。エコロジカルな素材を使いながら、エッジでモード感の高いデザインのコレクションを作ってきた。

今季はブラジル北部にあるパラ州のサンタレンへ赴き、コレクションの構想を練った。ここはアマゾン川とタパジョーズ川の合流地点にあり、アマゾン地域の交通と交易の拠点として栄えてきた場所。ブラジルの大御所デザイナー、ウォーター・ロドリゲス(Walter Rodrigues)がキュレーションする中小企業支援のプログラム「セブラエ」のサポートも受けながらこの地域でリサーチを行い、ラテックスや木材、種子などの自然原料をコレクションに取り入れた。

白や赤などのカラーコンタクトレンズを入れてまるでエイリアンのような風貌のモデルたちが着用したのは、オーバーサイズに仕立てたラテックス素材のTシャツドレスや、お椀状の木の実の殻やコースターのような円盤状の木をつなげた彫刻的なシルエットのルックスでどこかフューチャリスティックでもある。全体的に緊張感のあるムードで黒を基調にしながら、中盤に登場するミリタリー調のグリーン、可憐なローズピンクやホワイトのセットアップがソフトなムードを加味している。フィナーレはスタンディングオベーションで、新たなブラジルのスター誕生、といった盛り上がりだった。

「アミール・スラマ」

1993年、「ロザ・チャ(ROSA CHA)」というブランドを創設し、“ブラジリアンビキニの帝王”と言われるくらいビーチウェアの分野で世界的な人気を博し、SPFWを盛り上げてきた「アミール・スラマ(AMIR SLAMA)」。2009年に「ロザ・チャ」のトップからは退き、以降は自らの名前を冠したブランドでコレクションを続けている。

コレクションはランジェリーのディティールやコルセットのデザインを取り入れたモノトーンのセクシーなビキニのラインアップから始まり、レッドやイエローなどヴィヴィッドなカラーブロッキングの80年代調のスポーティなセットアップやラウンジウエアへと続く。TシャツをカットアウトしたようなDIY風のデザインやトロピカルなモチーフを大胆にプリントしたカフタン、カラフルなストーンを使ったストラップやフリンジのディティール、クロッシェや刺しゅうなどハンドクラフトが凝らされたパレオ……続々と登場するブラジルらしいデザインの数々は、さながらカーニバルのパレードを見ているかのような賑やかさだった。

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「ヴィクトリア ベッカム」2026年プレ・フォール・コレクション

「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」が2026年プレ・フォール・コレクションを発表した。

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AIでメディアはどう変わる?

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年11月24日号からの抜粋です)

村上:夏以降、検索にAIを使う人が増えて検索流入が減少するなど、われわれのサイトも影響を受けつつ、翻訳や文字起こしにはAIを活用していて、僕自身の働き方も影響を受けています。この先、メディアはどうなっていくのか。毎年恒例のメディア特集ですが、今回はAIの影響にフォーカスしました。

佐藤:最近、海外ブランドを取材すると「エモーションを作り出す」「今ここで体験することの価値」とよく聞くのですが、AIの影響を見据えているのでしょう。AIには作れない価値をメディアがどう作っているのか、興味がありました。村上さんは何が一番印象に残りましたか?

村上:「WWDJAPAN」のクリエイティブ・ディレクターとしてAIエージェントに表紙作りを依頼しましたが、会話では長らく一緒に働いてきたからこそ出てきそうな固有名詞などを操り、相談の咀嚼力と意味付け力に驚くとともに、代替案もすさまじい速さで出してくることに、「この後、人間は何ができるのか?」と考えざるを得ませんでした。

「イマジナリーリープ」こそ“人”ならでは

佐藤:AIエージェントの生成プラットフォームを提供してくれたオーセンティックエーアイの上田徹代表の「最後は選ぶ人のセンスですよね」という言葉が印象的でした。

村上:生成した200〜300枚から取捨選択して数パターンを発展させ、最終的に1つを選ぶ並行処理能力が求められます。そして、無数のアイデアから1つに収れんさせる思いの強さが重要です。センスと思いの源泉、並行処理能力こそ、これからの人間力になるのかもしれません。

佐藤:僕は今回、ヒューマン・インテリジェンス(HI)について、各誌編集長のアンケートをまとめましたが、「その人にしかない視点で、愛を持って何かについて語ること」に、これからのメディアの生きる道があると改めて感じました。最近「イマジナリーリープ」という言葉が気になっています。一見つながりが見えないものに想像的に関連性を見いだし、それをつなぐことができるのは“人”ならではだと感じています。

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