両社の提携は、フランソワ・アンリ・ベナミアス(Francois Henry Bennahmias)=オーデマ ピゲ最高経営責任者(CEO)と、「アイアンマン」などに“ウォーマシン”役で出演するハリウッド俳優のドン・チードル(Don Cheadle)の友情が発端だった。ベナミアスCEOは、「マーベルとの提携を思い付いたのはもう15年も前のことだが、2017年に長年の友人であるドンに話したところ、『それなら、すぐに実現しよう!』とその場でマーベルに電話をかけてくれた」と振り返る。
「ミキモト(MIKIMOTO)」と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の第2弾コラボレーションのパールネックレスが登場した。パールに安全ピンやスタッズ、ファング(牙)などを組み合わせて反骨精神を表現している。7種類のデザインがあり、価格は32万5000円〜66万円で、ミキモトの一部直営店および、ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)で本日発売。第1弾のコラボネックレスも期間限定で継続販売する。
「ホーセンブース」は、ロバート・G・キース(Robert G. Keith)が2005年に立ち上げたジュエリーブランド。ブランドの名前は16世紀にキースの祖先が、オランダ船“ホーセン”でアフリカから宝石などを世界中に持ち運んだことに由来する。サンタモニカにアトリエ、オフィス、イベントスペースを併設した旗艦店を構え、韓国と香港にも進出している。2018年に国内初の店舗を大阪・阪急うめだ本店にオープンし、ギンザ シックス店は伊勢丹新宿本店メンズ館に続く国内3店舗目だ。
「ミキモト(MIKIMOTO)」のオウンドメディア「マイ・パール、マイ・スタイル(MY PEARL, MY STYLE)」第2弾に2月2日、モデルの冨永愛が登場した。この特別サイトにはプライベートで「ミキモト」を愛用する俳優やモデルが登場。昨年公開された第1弾では、夏木マリと千葉雄大がパールをまとい、その魅力を語った。同サイトでは、千葉雄大の後編コンテンツも公開中だ。
撮影は写真家の下村一喜が担当。背中が開いたドレスやジャケット、デニムとタンクトップなどさまざまなスタイルにパールを合わせる冨永の姿を捉えた。彼女は今回の撮影で、「パールはどんなファッション、どんな個性にも寄り添うジュエリー。まとうだけで特別な気分になれる」とコメント。「パールは定番アイテムだからこそ、日常的にもっとカジュアルに楽しむべきだ」と続けた。彼女パールの装い方のインスピレーションは、スタイリストの仙波レナから。パールのロングネックレスをぐるぐる巻いて、ゴールドやターコイズなど異なるジュエリーとの重ね付けが印象的で、すぐに真似をしたそうだ。冨永が最初に選んだパールはバロックパールのピアス。個性的なデザインが好きで、「ミキモト」と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCON)」のコラボレーションが登場したら、すぐ試着したという。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のスイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は、プロテニスプレーヤーの大坂なおみをアンバサダーに指名した。LVMH傘下では「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が大坂をアンバサダーに指名したばかり。
またフレデリック・アルノー(Frederic Arnault)タグ・ホイヤー最高経営責任者は、「アスリートとして上を目指す姿勢はもちろん、なおみが素晴らしいのは情熱的に社会活動に取り組み、多くの人に刺激を与えている点だ。オリンピックに向けて準備するなおみをサポートできることを楽しみにしてる」と述べ、大坂も「『タグ・ホイヤー』の“Don’t Crack Under Pressure(プレッシャーに負けるな)”のスローガンは私の生き方と重なる」と答えた。
大坂は2018年から20年までシチズン時計のアンバサダーを務めており、グランドスラム(国際テニス連盟が定めた4大大会)初制覇となった18年の全米オープンテニス優勝時には、“エコ・ドライブ Bluetooth W410 BZ4006-01E”を着用していた。
イタリア発ジュエラー「フォッぺ(FOPE)」が日本に上陸した。同ブランドは1929年にイタリア・ヴィツェンツァで創業。「フォッぺ」のジュエリーは、デザインから製造まで全てヴィツェンツァのアトリエで行われ、ブランド名は“貴重な輸出ジュエリーの工場(FACTORY OF JEWELRY PRECIOUS EXPORT)”の頭文字から。現在では、世界50カ国以上で販売されている。
宝石の代表格であるダイヤモンドの背景には、環境破壊や内戦の資金源、児童労働など多くの問題がある。ティファニー(TIFFANY&CO.)によるダイヤモンドのトレーサビリティーへの取り組みを筆頭に、ジュエリー業界でもエシカル、サステナブルな動きが広まっている。ジュエリーブランド「ビジュー・ド・エム(BIJOU DE M)」と「ミオ・ハルタカ(MIO HARUTAKA)」のデザイナーである春高未欧は都内でダイヤモンドの人道的な採掘を支援するNGO「ダイヤモンド・フォーピース(DIAMONDS FOR PEACE以下、DFP)」の村上千恵代表と、双方の取り組みについてトークショーを開催した。
春高は、「過酷な労働条件で採掘されることもあるダイヤモンドを扱うことについて葛藤を感じ、ジュエリービジネスのあり方について考えた」という。そこで、ダイヤモンドの採掘に関して何かできることはないかといろいろとリサーチをしたそうだ。そこで「DF P」の存在を知り、村上代表にメールを送ったという。そして、今年4月から売り上げの一部を「D F P」に寄付している。今までに養蜂の巣箱200個を寄付。今後は、トイレの設置などにも寄付するようだ。春高は、「ダイヤモンドは自然が生み出した神からの贈り物。その物語を伝えられるジュエリーを作っていきたい。ジュエリーを通して社会を豊かにするサイクルを生み出したい」と述べた。
⼥優・モデル・映画監督の池⽥エライザ PHOTO BY CARTIERKingGnuのボーカル常⽥⼤希 PHOTO BY CARTIERRADWIMPSのボーカル野⽥洋次郎 PHOTO BY CARTIER歌舞伎俳優の⽚岡千之助 PHOTO BY CARTIERフェンシング兼近代五種選手の才藤歩夢 PHOTO BY CARTIER「カルティエ」の“パシャ ドゥ カルティエ” PHOTO BY CARTIER
「カルティエ(CARTIER)」は10月16日、時計コレクション“パシャ ドゥ カルティエ(PASHA DE CARTIER)”のアンバサダーを日本でも指名した。選ばれたのは⼥優・モデル・映画監督の池⽥エライザ、KingGnu(キングヌー)のボーカル常⽥⼤希、ロックバンドRADWIMPS(ラッドウィンプス)のボーカル野⽥洋次郎、歌舞伎俳優の⽚岡千之助、フェンシング兼近代五種選手の才藤歩夢の5人。「カルティエ」の公式LINEアカウントを“友だち追加”することでインタビュー動画が見られる。また10⽉下旬には野⽥制作のライブコンテンツ、11⽉下旬には常⽥制作の音楽コンテンツを公開するという。
国際NGOプラン・インターナショナルの働きかけで国連が定めた国際ガールズ・デーは、“性別”と“年齢”という二重の差別を受ける女性が面する問題の解決に向けて啓発する日で、世界各国の多くの企業がそれに賛同し活動している。「アルティーダ ウード」は、これらコレクションの売り上げ10%を国際NGOプラン・インターナショナルのキャンペーン「ビコーズ・アイ・アム・ア・ガール(BECAUSE I AM A GIRL)」へ寄付する。
「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」は、このほどウオッチコレクションの新作を発売した。スイス製ムーブメントを搭載した機械式自動巻きでケース径は42mm、価格は18万4000〜21万8000円だ。最大の特徴は、ラッカー仕上げのダイヤルの上にシグネチャーエンブレム(通称“ポニー”)を大胆に配していることで、“ポニー”を時計に採用するのはこれが初めて。複数の色の層で3Dプリントして絵画調に見せている。
フランスの欧州・外務大臣がLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)に対して、2019年11月に合意に至ったティファニー(TIFFANY & CO.)の買収を2021年1月6日まで延期するよう要請した。フランスが導入を決めたデジタル課税に対するアメリカの報復関税が原因だという。
「ブルガリ(BVLGARI)」は、ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」に期間限定店をオープンした。9月4〜30日まで、「アンブッシュ(AMBUSH)」のクリエイティブ・ディレクターであるYOONとのコラボコレクション“セルペンティ スルー ジ アイズ オブ アンブッシュ(SERPENTI THROUGH THE EYES OF AMBUSH)”を販売中だ。
今年5月には、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の傘下の「ロエベ(LOEWE)」や「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」もオープンしており、当初予想していた売上を大幅に上回り順調に推移しているという。今後も、ファッションとテクノロジーの力を活用し、ブランド・顧客双方にとって最適な販売方法や、お客と商品の新たな出会いの機会を拡充していく予定だ。
「ブルガリ(BVLGARI)」は、ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」に期間限定店をオープンした。9月4〜30日まで、「アンブッシュ(AMBUSH)」のクリエイティブ・ディレクターであるYOONとのコラボコレクション“セルペンティ スルー ジ アイズ オブ アンブッシュ(SERPENTI THROUGH THE EYES OF AMBUSH)”を販売中だ。
今年5月には、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の傘下の「ロエベ(LOEWE)」や「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」もオープンしており、当初予想していた売上を大幅に上回り順調に推移しているという。今後も、ファッションとテクノロジーの力を活用し、ブランド・顧客双方にとって最適な販売方法や、お客と商品の新たな出会いの機会を拡充していく予定だ。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下で1865年創業のスイスの時計ブランド「ゼニス(ZENITH)」は、日本におけるアンバサダーに俳優の竹内涼真を起用した。「ゼニス」は新たなブランドフィロソフィーとして“TIME TO REACH YOUR STAR(最も高い、あなたの星をつかむために)”を掲げており、ジュリアン・トルナーレ(Julien Tornare)=ゼニス最高経営責任者は「最も高い星をつかむべく、映画やテレビを舞台に挑戦し続ける姿に強く共感し、アンバサダーを打診した」と話す。
サザビーリーグが運営するD2Cジュエリーの「アルティーダ ウード(ARTIDA OUD)」は8月7日に東京・渋谷松濤に多目的スペースの「ジ アナザー ミュージアム(THE ANOTHER MUSEUM以下、ミュージアム)」をオープンする。同ブランドは2018年4月にスタートしたD2Cジュエリーブランドの先駆け的存在で、“ありのままの姿が放つきらめき(RAW SCENTS OF GLIMMER)”をコンセプトに、石の個性を生かした感度の高いジュエリーを手に取りやすい価格で提案している。ECによる販売を中心にポップアップショップなども開催し、ファンを増やしてきた。
世界最大級のアート見本市である「アート・バーゼル」とスイス最大の銀行であるUBSが発表した「THE ART BASEL AND UBS GLOBAL ART MARKET REPORT 2020」の推計によると、アート市場の規模は641億ドル(約6兆7946億円、前年比5%減)で、国別ではアメリカがシェア44%で推定283億ドル(約2兆9998億円)、英国が同20%で127億ドル(約1兆3462億円)、中国が同18%で117億ドル(約1兆2402億円)と続く。その中心にあるのがアート見本市であり、アート見本市全体の19年の売上高は166億ドル(約1兆7596億円、同約1%増)に達した。
COLIN HUI / SHUTTERSTOCK / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が、2019年11月に合意に至ったティファニー(TIFFANY & CO.)の買収について、「公開市場での株式の買い付けは考えていない」とコメントした。ここ数日にわたってティファニー株が下落していることによってLVMHが利益を得るのではという噂を否定した形だ。詳細は明かされなかったが「市場に出回っている噂の件について検討している」と述べた。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下の1865年創業のスイスの時計ブランド「ゼニス(ZENITH)」は、東京・銀座中央通りの「ゼニス ブティック銀座」を銀座並木通りに移転して7月4日にリニューアルオープンする。新住所は、同じくLVMH傘下の時計「ウブロ」の銀座店があった場所。ブティック奥にはVIPルームを設け、今秋のグランドオープンに合わせて日本限定モデルを先行発売する予定だ。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下のスイスの時計ブランド「ウブロ(HUBLOT)」は40周年を記念して、日本における旗艦店である「ウブロブティック銀座」を5月26日、東京の銀座中央通りに移転オープンした。並木通りにあった店舗を世界最大規模の総面積約326平方メートルに拡大した。これを記念して、“デュアル(二重性)”をテーマにファッションデザイナー山本耀司がデザインした“ビッグ・バン GMT オールブラック ヨウジヤマモト”を同店限定で販売している。
ファサードは約56m、シャンデリアを備えた吹き抜け空間は9m以上の高さだ。ブランドコンセプトである“THE ART OF FUSION”を表現すべく、店内には「ウブロ」の時計をモチーフにした色彩も鮮やかなポップアートを飾っている。1階には“ビッグ・バン”や“クラシック・フュージョン”といった人気モデルを並べ、2階にはVIP客のためのサロンを用意する。バーを併設し、シャンパンを飲みながら時計選びができる。
「ロレックス(ROLEX)」「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」「シャネル(CHANEL)」「ショパール(CHOPARD)」「チューダー(TUDOR)」の5ブランドは4月14日、高級時計財団(FONDATION DE LA HAUTE HORLOGERIE、以下FHH)を通じて、2021年1月28日から2月2日にスイス・バーゼルで開催される世界最大の時計見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)2021」への不参加を発表した。いずれも、これまでは同見本市のメインホールに巨大なブースを構える主要ブランドだった。ブランドのニーズや期待に応えられない運営、出展社の意向を聞くことなしに新型コロナウイルス感染拡大の影響による延期を独断で決めたことなどを理由に挙げている。
世界人口の約半分に影響を及ぼしている今般の隔離と都市封鎖措置により、DVの事例が急速に増加しており、その状況は“危機中の危機”といわれる。中国湖北省に拠点を置くNGOによると、今年2月には女性に対するDVの数が前年同月の2倍になっているという。イタリアは、国連がまとめた「国際ジェンダー・ギャップ指数(GLOBAL GENDER GAP INDEX)」で50位で、先進国でも最も懸念される国の一つだ。イタリア国内の女性のうち約19%が家庭内でパートナーから身体的・性的暴力を受けたことがあると報告されている。
ティファニー(TIFFANY & CO.)はヴィクトリア・ワース・レイノルズ(Victoria Worth Reynolds)=ティファニー・ハイジュエリー部門副社長をチーフ・ジェモロジスト(宝石鑑定士)に任命した。レイノルズ副社長は33年間ティファニーに勤務しているベテランで、退職するチーフ・ジェモロジストのメルヴィン・カートリー(Melvin Kirtley)の後任として副社長とチーフ・ジェモロジストを兼任する。ティファニーで初の女性チーフ・ジェモロジストになるレイノルズ副社長は、「夢がかなった。会社と多くの才能豊かな女性スタッフを代表できることを光栄に思う」とコメント。ロード・アイランド・スクール・オブ・デザイン(Rhode Island School of Design)で宝石学を学んだレイノルズ副社長の役割は、ティファニーが2019年に始めた0.18カラット以上のダイヤモンドに原産地証明を付けるトレーサビリティー・プログラムを率い、推進することだ。ティファニーはこのプログラムをさらに発展させた「ブリリアント・ダイヤモンド・キャンペーン」を行うことで、トレーサブルなダイヤモンドの調達を確実なものにし、今年後半からは、ダイヤモンドの生産国に加え研磨や加工など生産過程の情報を顧客に提供する。
スイスを代表する時計見本市「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)」が中止を決定した。同見本市は4月25~29日の期間、スイス・ジュネーブで開催される予定だった。同見本市を主催する高級時計財団 (FONDATION DE LA HAUTE HORLOGERIE)は、「新型コロナウイルスの拡大、世界中の時計関係者がスイスに集まることのリスクを考慮して判断した」とコメントした。
フェスタリアHDは2月19日、ジュエリーブランド「ディアプラス プロデュースド バイ フェスタリア(DIAPLUS PRODUCED BY FESTARIA以下、ディアプラス)」の初店舗を三越銀座店内にオープンした。「ディアプラス」とはダイヤモンドとプラス(加える)の造語で、好みのデザインとダイヤモンドを選んで自由に組み合わせられるセミオーダーサービスを提供する。スマートフォン専用のアプリを介して、ファッションジュエリーからブライダルジュエリーまで100種類以上のデザインの試着ができる(2月末予定)。中心価格帯は10万~30万円で、納期は約1カ月半だ。また、自身の筆跡をそのままジュエリーにできる“サインジュエリー”のオーダーも可能だ。店頭で用紙かデバイスにサインを記入するとデータ化され、3Dプリンターでサンプルを作成。サンプルを確認後に発注すると約1カ月で商品が出来上がる。
しかし同社が決算を発表した1月30日の時点では、新型コロナウイルスの影響はまだそれほど見られていなかったため、今後見通しが修正される可能性もあると業界アナリストらはいう。実際、同社は3月4~6日にスイス・チューリヒで展示会「タイム・トゥ・ムーブ(TIME TO MOVE)2020」を開催する予定だったが、その中止を2月3日に発表している。同展示会では「オメガ」や「ブレゲ」「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」など、同グループの上位6ブランドをバイヤーやメディア関係者に披露する予定だった。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下で、ウオッチ&ジュエリー部門で最大の売り上げを誇る「ブルガリ(BVLGARI)」が、世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)2020」からの撤退を発表した。一方で、同じく傘下の「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」「ウブロ(HUBLOT)」「ゼニス(ZENITH)」は出展を継続する。4ブランドはいずれも「バーゼル・ワールド」のメインホール入り口近くの一等地にブースを構える、同見本市にとって重要な出展ブランドだ。
新型コロナウイルスをめぐっては、世界最大の時計企業であるスウォッチ グループ(SWATCH GROUP)が、3月4~6日の会期でスイス・チューリッヒで開催予定だった新作展示会「タイム・トゥ・ムーブ(TIME TO MOVE)2020」の中止を決定している。ちなみに同グループは、19年に「バーゼル・ワールド」と決別している。