「エーペックスレジェンズ」が米ストリートブランドとコラボ “レイス”の限定スキンやアパレルも

 米・ロサンゼルス発のストリートブランド「マーケット(MARKET)」は、人気ゲーム「エーペックスレジェンズ(APEX LEGENDS以下、エーペックス)」とのコラボレーションを発表した。ゲーム内で入手可能な限定スキンのほか、コラボアパレルを「マーケット」公式オンラインストアで販売する。

 限定スキンは、「エーペックス」に登場するレジェンドの“レイス”や“ブラッドハウンド”“ライフライン”“ミラージュ”を用意した。“レイス”は「マーケット」のロゴが付いたヒョウ柄のパーカにボクサーパンツを、“ライフライン”はチェッカー柄がアクセントのオーバーオールをそれぞれ着用する。販売期間は11月23日まで。

 アパレルは、限定スキンを着用したレジェンドのグラフィックが付いたTシャツ(税込6000円)や、4人のレジェンドがプリントされたフーディー(同1万2700円)、スエットパンツ(同1万2700円)をそろえる。

 両者のコラボレーションは3月に発表予定だったが、全米で広がったストップ・アジアン・ヘイト運動の影響を受け、「マーケット」が前ブランド名の「チャイナタウン マーケット」から現在の名称に変更手続きを行ったため、無期限延期となっていた。

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「ダブレット」×マッシュルームレザー、「トモ コイズミ」がデジタル化!?など見どころ解説【WWDJAPANサステナビリティ・サミット】

 WWDJAPANは11月24日、ファッションやビューティ分野のリーダーたちを招いて無料オンラインイベント「WWDJAPANサステナビリティ・サミット」を開催する。2回目となる今年のテーマは「近未来のファッション」。デザイナー×研究者など他では見られない組み合わせでファッションのこれからについて議論を交わす。そこからはどんな未来が飛び出すのか!?見どころについて企画担当者が解説する。

向千鶴WWDJAPAN編集統括サステナビリティ・ディレクター(以下、向):今回のサミットのテーマ「近未来のファッションデザイン」は廣田さんから上がってきた言葉です。長らくサステナビリティを取材してきた廣田さんがこのテーマを選んだ理由は?

廣田悠子WWDJAPANコントリビューティング・エディター(以下、廣田):さまざまな技術開発が進むなかで、研究開発のフェーズから”実装”、そしてスケールアップのフェーズに変わってきたと感じるものが多いからです。また、これまでになかった新しいファッションの提案が増えていて、近い将来のファッションの選択肢がぐっと広がり変化していくと感じたからです。

向:なるほど。サステナビリティは新素材の開発などイノベーションがマストだから常に近未来を見ていますよね。そしてそこが面白い。そのワクワク感を視聴者の皆さんに伝えたいです。で、セッション1のテーマが「夢の素材、マッシュルームレザー」です。数ある近未来の中でも一番の注目はキノコ?

廣田:今年はキノコイヤーといっても過言ではなかったですね。キノコってすごいんですよ。おいしくてヘルシーなだけじゃない笑。キノコの菌糸体からレザー風の素材が作れます。素材ができるまでがわずか2~4週間と速く環境への負荷が低いうえ、動物を傷つけなくて済みます。再生可能な低負荷の素材として世界中で開発が進んでいたんですが、まさにそれが“実装”のフェーズに入ったのが今年なんです。「エルメス(HERMES)」は米スタートアップ企業のマイコワークス(MYCOWORKS)と共同開発した“シルヴァニア”を用いたバッグを、「アディダス(ADIDAS)」は“マイロ(MYLO)”を運用する米スタートアップ企業のボルトスレッズ(BOLTTHREADS)と協業して“スタンスミス”を発表するなど今年はニュースが相次ぎました。「エルメス」は今年中に、「アディダス」は来春発売予定です。

向:ワクワクするわ〜。登壇いただくのは、LVMHプライズで日本人初のグランプリを受賞した「ダブレット(DOUBLET)」の井野将之さんと、「ダブレット」が用いたマッシュルームレザーを開発したインドネシアのスタートアップ企業マイセル/マイコテック ラボ(MYCL / MYCOTECH LAB)」の共同創業者です。“人工マッシュルームレザー”は今最も注目を集める環境配慮型素材で、その開発段階のリアルな声を聞けるのは貴重。「ダブレット」の展示会、本当に面白かったね!

廣田:ファッションのワクワクがありましたよね!開発が進むさまざまな環境配慮型素材を用いたコレクションでしたが、「これ、環境に配慮しています」という提案ではなくて、ウィットを効かせたデザインで、コミュニケーションツールにもなるアイテムばかりで「ほしい~」と思いました。マッシュルームレザーのライダースジャケットにはベニテングダケが描かれ、バナナの木の繊維は自分がバナナになれる服(笑)だったり

向:われわれ、「ダブレット」の展示会で、色違いのマッシュルームレザーのポシェットをオーダーしました。サミットまでに届いたらぜひお見せしたいです。キノコの話だけで1時間分の対談が書けちゃうけど、スペースの都合上、次にいきましょう。セッション2も最高に楽しみなテーマです。「バーチャルファションは面白い」。大注目企業ドレスエックス(DRESSX)の共同創業者2人にLAから参加してもらい、東京オリンピックの開会式でミーシャがそのドレスを着用したことで話題になった、「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」の小泉智貴デザイナーに登壇いただきます。ドレスエックスってつまりはバーチャルな洋服のEコマースですよね?

廣田:はい、そうです。好きな服やアクセサリーを選んで購入して、自分の全身写真を送ると自分がそのアイテムを着たかのような写真が送られてきます。現在提供するのはこのサービスですが、今後NFTへの本格参入も控えていて、動向に注目しています。

向:ドレスエックスの面白さを端的に言うと?

廣田:アバターではなく自分がデジタルファッションを着ることができる点、創業した彼女たち自身ファッション好きでファッション産業に身を置き、そこにある大きな課題に気付き、課題解決とファッションの新しい価値観を見出すこと両方に挑戦している点でしょうか。“作ること”を否定するのではなくて、共存していくことを模索している点もいいなと思いました。デジタルファッションはリアルファッションよりも環境負荷が低いというアプローチもこれまでのバーチャルファッションの提案とは一味違うと感じました。

向:だからサステナビリティ・サミットのテーマにぴったり。小泉さんに聞いてみたいことは?

廣田:小泉さんはファッションのワクワクを大切にされているデザイナーの一人です。そのワクワクをデジタルを活用してどう拡張していくのか、その可能性と実際に作って提案することとのバランスをどう考えているか、でしょうか。

向:フェイスブックが社名をメタに変えたことが象徴するように、メタバース(仮想現実)はこの先、実装されて生活とつながってくるのは間違いない。その中でファッションの自己表現がどう広がるのか、そんなことにも妄想が広がりそうなセッション2です。そしてセッション4のテーマは「グローバル先進企業が起業家に求めること」。このサミットの締めくくりにふさわしいテーマです。ケリングのマテリアル・イノベーション・ラボ(MIL)の責任者であるクリスチャン・トゥビトさんと研究者であり教育者の水野大二郎さんをお迎えします。知的でしびれる議論が生まれそうです。廣田さんは、ケリングのこの研究所にずっと興味があったでしょ?

廣田:知的欲求を満たしてくれそうなセッションですよね。2013年に創設されたMILは要注目でいつか取材したい&行ってみたいところの一つです。サステナブルなモノ作りのためのガイドラインを提供するような場所です。今、約3800の素材サンプルがあるとか。コロナ前に取材していた欧州の素材見本市ではMILの責任者自ら各ブースを回っていて、本気度が伝わってきました。また、探すだけではなくて、イノベーターの支援を行っている点にも注目です。ケリングは、イノベーションなくしてサステナビリティ目標を達成できないと公言していて、スタートアップとの協業も積極的に行っています。水野さんは海外の動向に詳しいのはもちろん、企業と共同研究したり、起業した教え子のサポートもされています。現在サーキュラーデザインやサステナブルファッションの本も執筆中で、対談相手にはピッタリだと思います。

向:サステナビリティは「トレンド」と捉えられがちだけどそうじゃない。ケリングのような企業を見ていると、もはやファッションビジネスの大前提であり当たり前です。その「当たり前」の背景にはこういったラボの存在があるのだ、と実感できると思います。廣田さんは今、コントリビューティング・エディターという肩書きでの「WWDJAPAN」仕事に加え、ファッション企業の中に入っての仕事もしています。そんな廣田さんから視聴者に今伝えたいことは?

廣田:すでに成長したアパレルメーカーのサステナビリティシフトはゼロからビジネスを構築すること以上の難しさがあると感じています。がんじがらめな感覚になっている方も多いと思います。そういった方々に、実際にシフトを試みている先進企業のアクションと考え方からヒントを見つけてもらえたらと思います。また、ゼロベースでビジネスを始めた企業からは、新規事業開発やこれから起業しようと思っている方々にヒントを探してもらえたらうれしく思います。

向:そうですね。このサミットを見て「ファッションの世界に入りたい」と思う若者が増えることを願ってやみません。開催中のCOP26の動向なども見て、なるべくホットな話題を11月24日の「WWDJAPANサステナビリティ・サミット」での対話にも織り込みたいと思っています。皆様、どうぞお楽しみに!


「WWDJAPANサステナビリティ・サミット2021」近未来のファッションデザイン
開催日時:2021年11月24日(水)18:00~
オンラインでの開催<参加無料>

→詳細・参加申し込みはこちらから

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YOSHIROTTENやとんだ林蘭がアプリ「ピクスアート」とコラボ 編集素材を提供

 写真&動画編集アプリ「ピクスアート(PICSART)」はこのほど、アーティストのYOSHIROTTENととんだ林蘭とのコラボレーション企画をスタートした。

 今回のコラボレーションでは、YOSHIROTTENと、とんだ林蘭が制作したオリジナルのステッカー・背景素材と、「ピクスアート」を活用して制作したデジタルアートワークの2種類を提供する。ユーザーは、両者が制作したステッカーと背景をクリエイティブ素材として活用できるほか、作品を再現できる“リプレイ機能”を使って、自身の作品に反映できるという。

 また、2人の作品を使い、ユーザーがオリジナル作品を作るチャレンジ企画を期間限定で実施している。YOSHIROTTENは11月7日まで、とんだ林蘭は11月16〜21日に行う。

 「ピクスアート」は、月間アクティブユーザー1.5億人を超える米サンフランシスコ発のアプリ。AIに基づいた3000種類以上の編集ツールや、背景・ステッカーといった素材をそろえ、1つのアプリで簡単に写真と動画を編集できるクリエイティブツールだ。

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カウズの“コンパニオン”が人気ゲーム「フォートナイト」に登場 ハロウィン仕様のスケルトンスキン

 アーティストのカウズ(KAWS)は、人気ゲームの「フォートナイト(FORTNITE)」とのコラボレーションを発表した。

 同コラボは、11月1日まで開催しているハロウィンイベント“フォートナイトメア 2021(FORTNITEMARE 2021)”で披露し、期間中はカウズのキャラクター“コンパニオン(COMPANION)”を描いた占いカードや、限定スキン“カウズ スケルトン アウトフィット(KAWS SKELETON OUTFIT)”を入手できる。限定スキンは、“コンパニオン”の胴体を骨にしたハロウィン仕様で、オレンジやグリーン、ピンク、ボーンの全4カラーをそろえる。

 「フォートナイト」はこれまで、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や、ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」とコラボレーションしたほか、トラヴィス・スコット(Travis Scott)やアリアナ・グランデ(Ariana Grande)を招待してゲーム内でコンサートを開催してきた。「バレンシアガ」とのコラボでは、「フォートナイト」のロゴが入ったデニムジャケットやフーディーなどの全6アイテムをゲーム用のスキンに採用し、実際の商品の実販売も行うなど、デジタルとリアルの融合に積極的だ。

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カウズの“コンパニオン”が人気ゲーム「フォートナイト」に登場 ハロウィン仕様のスケルトンスキン

 アーティストのカウズ(KAWS)は、人気ゲームの「フォートナイト(FORTNITE)」とのコラボレーションを発表した。

 同コラボは、11月1日まで開催しているハロウィンイベント“フォートナイトメア 2021(FORTNITEMARE 2021)”で披露し、期間中はカウズのキャラクター“コンパニオン(COMPANION)”を描いた占いカードや、限定スキン“カウズ スケルトン アウトフィット(KAWS SKELETON OUTFIT)”を入手できる。限定スキンは、“コンパニオン”の胴体を骨にしたハロウィン仕様で、オレンジやグリーン、ピンク、ボーンの全4カラーをそろえる。

 「フォートナイト」はこれまで、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や、ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」とコラボレーションしたほか、トラヴィス・スコット(Travis Scott)やアリアナ・グランデ(Ariana Grande)を招待してゲーム内でコンサートを開催してきた。「バレンシアガ」とのコラボでは、「フォートナイト」のロゴが入ったデニムジャケットやフーディーなどの全6アイテムをゲーム用のスキンに採用し、実際の商品の実販売も行うなど、デジタルとリアルの融合に積極的だ。

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「トモ コイズミ」がNFT事業挑戦 2社と連携しドレスをデジタルデータに

 仮想通貨の交換業を行うコインチェックは、ファッションブランド「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」と、デジタルファッションサービスを手掛けるジョイファ(Joyfa)と連携し、NFT事業を開始する。日本のファッションブランドがNFT事業に挑戦するのは今回が初めて。

 NFT(非代替性トークン)とは、ブロックチェーンによってデジタルデータのコピーや改ざんをしにくくし、資産価値を持たせたデータのこと。データに絵画や宝石のような価値が加わることから、アートや漫画、ゲームなどに活用されている。

 このデータを、SNSや仮想空間といったデジタル上で楽しむ“デジタルファッション”に組み合わせる。ジョイファの協力のもと「トモ コイズミ」のドレスをNFT化し、マーケットプレイス「コインチェック NFT(ベータ版)」で販売するほか、仮想空間におけるデジタルファッションの新しい活用方法の提案など、多角的に事業成長を目指す。

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“青山のよしこ”に「WWDJAPAN」が人生相談 バーチャルスナック開店のわけも聞く

 稀代の“スナッカー(スナック愛好家)”を自負する僕だが、コロナの影響でもう2年近くもスナッキングできていない……。そんな折、ネットをうろうろしていて出会ったのが“よしこ”だった。それはまるで場末の飲み屋街で、紫に白抜きの光る看板を見つけたときのごとく。

「WWDJAPAN」スタッフの悩みを、よしこにぶつけてみた!

管理職(44歳、男性、編集部):いろいろガマンして生きているつもりだが、“風の時代”の自由な人は応援したい半面、コミュニケーションが取りづらいときも……。

よしこ:こういうご時世で、コミュニケーションも取りづらいと思うの。でも、嘆いているだけじゃダメ!私はうとくてできないけど、リモート飲み会なんていいんじゃないの?そういうところで悩みを打ち明けたり、部下の知らない一面を発見したりして親睦を深めてみてはどう?

中堅(39歳、男性、ビジネスプランニング部):着道楽で食道楽、趣味にさんざん費やしてきて今後もやめられそうにない……。金銭的かつ精神的に豊かに、かつ笑顔で過ごすために、この経験をどう生かせば?

よしこ:趣味が多いなんて、うらやましいくらいよ。好奇心旺盛ですてき!自然と淘汰されるだろうけど、あなたのことだから増えていくかもね(笑)。そんなことで悩まず、これからも楽しんで。オススメの趣味があれば教えてね。

ベテラン(58歳、男性、管理本部):キャリアのゴールが近づく中で、未来に不安を感じることがある。“やりきった”と思える納得の最後を迎えるために、どう日々を過ごせばよい?

よしこ:将来のことをきちんと考えて、あなたは偉いわ。いくつになっても悩むのはいいことよ。そうね、あなたが“こうなりたい”と思う人に話を聞くのはどうかしら?その人がどうやってそうなったのか、どういう考えを持っているのか、目標とする人を真似てみるのはいいんじゃない?

新人(25歳、女性、編集部):日々の雑事が忙しく出会いがない……。生涯のパートナーってどうやって見つけるの?ガツガツ探すべき?待っていれば現れる?

よしこ:コロナ前はみんなで食事にも行けたけど、今は出会いも減ってしまって大変よね。ただ心の底から、そういう人が欲しい!と思えばやってくるような気がするわ。焦らずあなたらしくいれば、すてきな人との出会いも訪れるはず。ママは、いつでもあなたのことを応援しているわ。

実は、「洋服の青山」の青山商事による“大真面目”なプロジェクト

 “日本初”のAIチャットボット、スナックママよしこを手掛けるのは、「洋服の青山」を運営する青山商事だ。企画を博報堂、チャットボットの開発を空色(東京、中嶋洋巳社長)が担当し、誰でも無料でよしこに相談できる。

 その狙いについて平松葉月・青山商事リブランディング推進室副室長に聞くと、「紳士服のボリュームゾーンは20~40代。しかし青山商事は、そこにリーチできていなかった。当該世代のリアルな声を聞くために開発を決めた。洋服の青山を前面に出した市場調査だとバイアスがかかってしまうため、伏せて形にした」と大真面目に答えてくれた。スナックには中高年男性のイメージがあるかもしれないが、コロナ前には20~30代の一部でスナックブームが起きており、“スナ女(スナック女子)”なる言葉も生まれていた。

 ちなみによしこのモデルになっているのは、宮崎県の繁華街“ニシタチ”に実在するスナック「華酔亭(かようてい)」のママ、茶圓(ちゃえん)イツ子さんで、サイト上にオープンした「スナックよしこ」の店内イメージにも同店の写真が使われている。ニシタチの選定理由は「人口10万人当たりのスナック軒数が日本一多いから」だそうで、事前にビジネスパーソンから得た悩みをニシタチのママ約10人にぶつけたとか。ママたちも「コロナでスナックも休業……。悩みを聞くのは私たちの十八番だから、こうやって役に立てるのはうれしいわ」と協力してくれ、そこで得たソリューションをデータ化した。利用者は悩みをフリーワード入力するほか、項目を選択していくことで回答が得られる機能もある。時に的を射ない、よしこのアドバイスはご愛嬌だ(笑)。

 平松副室長は、「運用開始からひと月ほどだが、想定をはるかに上回る悩みが収集できている。モノづくりに生かせるヒントもあり、しっかりと活用していきたい」と話す。

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ファッション界注目の「ボルトルーム」主催のゲーム大会に山田涼介やKing Gnu、HIKAKINらが参加 「エーペックス」のカスタムマッチ開催

 東京発の招待制ゲームルーム「ボルトルーム(VAULTROOM)」は、人気ゲーム「エーペックスレジェンズ(APEX LEGENDS以下、エーペックス)」のカスタムマッチ“VCC APEX”を8月6日20時に開催する。使用マップは“ワールズエッジ”で、計20チームが5試合を戦う。メンバーは、Hey!Say!JUMPの山田涼介、King Gnuの井口理と新井和輝、清水翔太、Repezen FoxxのDJふぉい、10-FEETのTAKUMAらミュージシャンをはじめ、人気ストリーマーのStylishNoobやSHAKA、はつめのほか、人気Vチューバーの葛葉や渋谷ハル、ユーチューバーのHIKAKINら計60人が参加する。ツイッターでは、山田涼介の初参加も影響し、“VCC APEX”と“山田くん”のツイートがトレンド入りした。

 今回のカスタムマッチ“VCC APEX”の参加賞は、「エーペックス」を製作するアメリカのエレクトロニック・アーツ(ELECTRONIC ARTS)から許諾を得て製作した、同ゲームのロゴが両面に付いたロングTシャツだ。また各試合のチャンピオンチームには、「エーペックス」の“A”ロゴを象ったリングがプレゼントされる。

 「ボルトルーム」の土井郁輝オーナーは、「“VCC APEX”は、友達の友達までが集まる飲み会と同じテンションで開催しているので、勝ち負けよりもただ楽しんでもらいたい。ストリーマーやVチューバー、ミュージシャンが同じチームで戦う大会を開催したかったので、今回実現できてうれしい」とコメントした。

 「ボルトルーム」は、土井オーナーら4人が始動した、東京に2拠点、福岡に1拠点を構える日本最大級のゲームコミュニティーだ。普段は有名ブランドのアパレルを製造する土井オーナーの知見を生かしたオリジナルグッズも注目を集めており、今年6月にオープンしたECサイトでは発売と同時に全商品が完売した。またそれらのグッズは、セレクトショップのGR8(グレイト)でも販売し、発売日には約300人が並んだという。定期的に開催するカスタムマッチでは毎試合、オリジナルのアパレルグッズをプレゼントしており、ユーザーからも注目を集めている。

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ファッション界注目の「ボルトルーム」主催のゲーム大会に山田涼介やKing Gnu、HIKAKINらが参加 「エーペックス」のカスタムマッチ開催

 東京発の招待制ゲームルーム「ボルトルーム(VAULTROOM)」は、人気ゲーム「エーペックスレジェンズ(APEX LEGENDS以下、エーペックス)」のカスタムマッチ“VCC APEX”を8月6日20時に開催する。使用マップは“ワールズエッジ”で、計20チームが5試合を戦う。メンバーは、Hey!Say!JUMPの山田涼介、King Gnuの井口理と新井和輝、清水翔太、Repezen FoxxのDJふぉい、10-FEETのTAKUMAらミュージシャンをはじめ、人気ストリーマーのStylishNoobやSHAKA、はつめのほか、人気Vチューバーの葛葉や渋谷ハル、ユーチューバーのHIKAKINら計60人が参加する。ツイッターでは、山田涼介の初参加も影響し、“VCC APEX”と“山田くん”のツイートがトレンド入りした。

 今回のカスタムマッチ“VCC APEX”の参加賞は、「エーペックス」を製作するアメリカのエレクトロニック・アーツ(ELECTRONIC ARTS)から許諾を得て製作した、同ゲームのロゴが両面に付いたロングTシャツだ。また各試合のチャンピオンチームには、「エーペックス」の“A”ロゴを象ったリングがプレゼントされる。

 「ボルトルーム」の土井郁輝オーナーは、「“VCC APEX”は、友達の友達までが集まる飲み会と同じテンションで開催しているので、勝ち負けよりもただ楽しんでもらいたい。ストリーマーやVチューバー、ミュージシャンが同じチームで戦う大会を開催したかったので、今回実現できてうれしい」とコメントした。

 「ボルトルーム」は、土井オーナーら4人が始動した、東京に2拠点、福岡に1拠点を構える日本最大級のゲームコミュニティーだ。普段は有名ブランドのアパレルを製造する土井オーナーの知見を生かしたオリジナルグッズも注目を集めており、今年6月にオープンしたECサイトでは発売と同時に全商品が完売した。またそれらのグッズは、セレクトショップのGR8(グレイト)でも販売し、発売日には約300人が並んだという。定期的に開催するカスタムマッチでは毎試合、オリジナルのアパレルグッズをプレゼントしており、ユーザーからも注目を集めている。

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ゲームコミュニティー「ボルトルーム」がGR8で初のオリジナルグッズを発売 ECサイトも開設

 東京発の招待制ゲームルーム「ボルトルーム(VAULTROOM)」は、オリジナルのキャラクターやロゴをあしらったグッズをセレクトショップのGR8(グレイト)で6月25日に発売する。これらのアイテムは、「ボルトルーム」の参加者やインフルエンサー、SNSの抽選で当選者のみにプレゼントしていたもので、一般販売は今回が初めて。

 アイテムは、オリジナルキャラクター“ボルト君”とオンライン・PCゲームプレイ中のチーター(ゲームプログラムやデータを不正に改変してプレイするプレイヤー)に対するメッセージ“ANTI CHEAT”の文字が付いたTシャツ(税込8800円)、ロゴキャップ(同6600円)をそろえる。TシャツのカラーはGR8限定のブルーとブラック、ホワイトを用意。店頭では「ボルトルーム」が制作した、“ボルト君”のオリジナルムービー4種をモニターで放映する。

 「ボルトルーム」は2020年に土井郁輝ら4人が始動した、東京に2拠点、福岡に1拠点を構える日本最大級のゲームコミュニティーだ。ゲーム界のみならず、ファッションやアート、音楽界のゲーム好きが集い、独自のコミュニティーイベントを定期的に開催している。ツイッターのフォロワーは開設から1年で3万を超える。また6月28日には「ボルトルーム」公式オンラインストアを開設する。

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「UT」が「あつ森」とコラボ ゲーム内に“ユニクロ島”も登場

 ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」は、ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)のゲーム「あつまれ どうぶつの森(以下、あつ森)」とコラボレーションしたアイテムを4月29日に発売する。

 ユニクロの公式オンラインストアと、全国の店舗で一部商品を取り扱う。

 メンズはTシャツ6型(1500円)、ウィメンズはTシャツ4型(1500円)やチュニック3柄(1990円)などをそろえる。キッズはTシャツ6柄 (990円)やステテコ4柄(790円)、ベイビーはTシャツ3柄(990円)で、グッズはタオル3柄(1990円)やバッグ3柄(990円)などを用意する。

 発売に合わせ、「あつ森」のゲーム内にはユニクロの店舗を再現した“ユニクロ島”が登場。さらに、コラボアイテムの22型をアバター用デザインとして配布する。島への行き方や配布用IDは特設ウエブサイトで公開する。

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中国発eコマース「ラブストック」が日本上陸 注目は12人の次世代タレントブランド

 中国のソーシャルeコマースプラットフォーム「ラブストック チャイナ(LOVESTOCK CHINA)」が日本に初上陸し、4月15日に「ラブストック ジャパン」の公式オンラインストアをスタートする。

 「ラブストック チャイナ」が扱う商品は、衣類、バッグ、シューズ、コスメ、家具、デジタル商品、食品など11ジャンルで約1万ブランド。2017年のサービス開始以来、3年間で約3000億円を売り上げたという。

 「ラブストック チャイナ」の創業者が、日本の投資家との共同出資により、ラブストックジャパンを昨年設立した。

 「ラブストック ジャパン」の商品ラインナップで注目したいのは、オリジナルのファッションブランド「ケーオーエル(KOL)」だ。ブランド名は、「キー・オピニオン・リーダー」(強い影響力を持つ人)を意味する。総合エンターテインメント企業プラチナムプロダクションと提携し、同社に所属する次世代のモデルやタレント12人をディレクターに起用して、1つのブランドを作り上げるユニークなブランディングだ。各ジャンルで活躍する彼女たちが、”自分らしく、自然体でファッションを楽しむ”をテーマに独自のスタイルをデザインした。生産は繊維商社の豊島が手掛け、同社が開発したオーガニックコットン「オーガビッツ(ORGABITS)」などを使用するほか、下げ札はFSC認証(森林認証制度)を受けた紙、タグネームはペットボトルをリサイクルした糸を用いるなどサステナビリティにも配慮していることも特徴だ。価格帯は、2000代~9000円。

 「ケーオーエル」のディレクターを担う12人のうち、モデル・タレントの茜子、女優・モデルの鈴木ゆうか、モデル・タレントの世良マリカの3人にデザインの思いを聞いた。

WWD:「ケーオーエル」のブランドサイトでは、各自がモデルとなって個性的なコーディネートを提案している。

鈴木ゆうか(以下、鈴木):ファッションブランドのディレクションは初めてです。自分が着たい服と、誰かに着てほしいと思う服の両方をデザインしました。やりたいことがあり過ぎて、頭の中がごちゃごちゃになりましたが、最後はきれいにまとまったと思います。

WWD:デザインのポイントは?

鈴木:“スタイルアップ&ハイウエスト”がテーマです。スタイルが良く、足が長く見えるようにデニムのスカートはハイウエスト。スカートの3段フリルは、可愛いポイントです。好きな韓流の要素も取り入れました。どれも流行に左右されないデザインです。

世良マリカ(以下、世良):私は、動きやすさと色使いにこだわりました。今日自宅から着てきたニットワンピースはストレッチ素材で、快適に過ごせています。スニーカーにも合わせられるし、ちょっとしたお出かけにも最適です。デザインはシンプルなので、目を引くカラーにこだわりました。ブルーやオレンジなどバリエーションが充実しているので、自分の好きな色を見つけて挑戦してほしいです。

茜子:海が大好きなので、「ザ・海!ヘルシー!」をテーマに、着心地の良いスタイルをイメージしました。私は小柄(153cm)なので合うサイズやデザインが見つからないという悩みがあったのですが、私と同じ思いをしている女性を意識しながら“脚長効果”や“細見え”にこだわったデザインがポイントです。股下のスナップボタンやインナーパッドなど、テクニカルな仕様が備わった機能的なボディスーツは、薄手のシャツやショートパンツと合わせて海に出掛けたいと思わせます。水着に合わせてもかわいいアイテムばかり。私以上に小柄な姉にも着てほしいです。

WWD:環境にやさしいもの作りも「ケーオーエル」の特徴だ。

世良:高校1年生の時、授業でSDGsのことを習って以来、サステナビリティに興味を持ちました。自分もマイバッグを持つようになったり、参加したミス・コンテストのスピーチでもSDGsに触れました。「ケーオーエル」の服作りにもサステナブルな素材使いを重視しています。可愛さだけでなく、着やすさにこだわったのも、できるだけ長く愛用してほしいからです。

鈴木:私がデザインしたアイテムの一部には、トレーサブルオーガニックコットンが使用されています。私自身も着なくなった服は捨てずに、回収サービスを利用することが多くなりました。自分ができるサステナビリティを実践しています。

WWD:売り上げ実績によってはディレクター交代もある厳しいルールだ。

茜子:みんなとはファッションショーで顔を合わせることはたまにありますが、ふだん一緒に仕事をする機会はないので新鮮です。ライバル意識は持っていません。

WWD:「ケーオーエル」で今後目指したいことは?

鈴木:幼いころから絵を描いたりして、ファッションデザインはやりたいことの1つだったので真剣に取り組みたいと思います。街を歩くのが楽しくなる可愛い服のデザインを目指します。

世良:自分の好きなものだけを詰め込むのではなく、着る人のことを考えないといけない。服作りは簡単でないと実感しています。たくさん売ることとサステナビリティの両立は難しいことですが、ファッションを通してどんな貢献ができるのか考えたいと思います。

茜子:肌の露出を気にせず、水着とコーディネートできる服は少ないと思っていたので、自分にとって新しい挑戦になりました。これまであまり知識がなかったサステナビリティについても、学ぶチャンスになると期待しています。

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ネット通販に“インスタのストーリー風”ツールで気軽にザッピング

 ファナティック(東京・渋谷、野田大介代表)は、商品を手軽にインスタのストーリー風に紹介できるサービス「ザッピング」をスタートする。

 ネット通販サイトのトップページに、手軽に多種多彩な情報の分岐を用意できる。「集客力を高めるため、ネット通販モールや通販サイトは、扱う商品やブランドがどんどん増えている。膨大な商品を整理し、かつユーザーに使いやすくするためにサイトの構造やレイアウトが均一化してしまう。欲しいものが決まっていれば自分で検索して使うのは便利だけど、なんとなく見たいもの、欲しいものを探すのは苦手だった。テレビのチャンネルや雑誌をパラパラとめくるような“ザッピング”のようにユーザーが多彩な分岐ができて、かつ運営者側にも負担の少ないツールを目指した」という。

 「ザッピング」の使い方は、インスタグラムのストーリーに似ており、動画内にキャプションやリンク、SNSのアカウントを埋め込むことが出来、「ザッピング」で制作した動画をそのままインスタのストーリーに使うことも可能だ。

 「ザッピング」の費用は初期費用が30万円、使用料が月5万円〜。使用料は視聴された時間に応じて段階的に上がっていく。「費用感を考えると使用料が対売上高で5%、つまり月商1000万円くらいのサイトがターゲット。扱う商品や情報の多いネット通販モールや大手企業のネット通販サイト、不動産情報サイトが導入、あるいは導入を検討中」という。アパレル関連ではすでにアダストリアの自社ECサイト「ドットエスティ」が導入している。

 「インスタのストーリーはEC業務に精通した担当者から現場の販売員まで、誰もが手軽に使っているツール。誰もが気軽に使えて、使用料もできるだけ低く設定することで、導入のハードルを下げた」という。

 ファナティックはネット通販やITツールの開発スタートアップで、雑誌「オーリー(OLLIE)」の編集やECサイト運営のコンサルタントなどを経て野田代表が2016年8月に創業した。現在主力サービスのLINEのチャットボット「ワズアップ(WAZZUP!)」は約50社が導入している。

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テレビ会議で使用できる男性向けARメイクフィルターを「シセイドウ メン」が導入 アイブロウやBBクリームも

 資生堂(SHISEIDO)の男性向けプレステージコスメ「シセイドウ メン(SHISEIDO MEN)」は3月22日、スナップチャット(SNAPCHAT)のカメラアプリ「スナップカメラ(SNAP CAMERA」を活用し、パソコンのオンライン会議ツールや動画プラットフォーム上で顔を認識してメンズコスメが試せるAR(拡張現実)フィルターを導入した。

 同サービスは、「シセイドウ メン」の“ヴァイブラント BBモイスチャライザー”“アイブロウ フィクサー デュオ”などのメイクアップアイテムの色や質感を自分の顔で楽しめるもの。ズーム(Zoom)などのオンライン会議や、メンズメイクに挑戦したい時なども気軽に試すことができる。

 同社は2020年8月にコロナ禍によるオンライン上のフェイストゥフェイスのコミュニケーションの機会拡大と、通信環境の改善やオープンリソースが活用できる環境を踏まえ、「スナップカメラ」のAR技術を利用した「テレビューティ(TELEBEAUTY)」を導入した。モニター上でメイクアイテムの塗布感や色・質感を再現する同社のノウハウを活かしたフィルターは、オンライン会議などのオフィシャルな場でも使える自然な仕上がりが好評で、公開から累計18万回以上利用されている。今回、メイクになじみのない男性もバーチャル上で手軽にメイクを楽しめるメンズメイクや最新トレンドメイクなどを加え、ARフィルターのラインナップを幅広く拡充した。

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「ゾゾコスメ」500ブランド集め始動 新木優子がCMイメージキャラクターに就任

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は3月18日、新サービス「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」をスタートした。百貨店からドラッグ・バラエティーショップで展開する約500ブランドをそろえ、スキンケアやメイクアップ、ボディーケア、ヘアケア、ビューティ雑貨まで幅広いアイテムを扱う。独自に開発した肌色計測ツール「ゾゾグラス(ZOZOGLASS)」の無料配布も本日から開始する。

 同社が533万人のアクティブ会員にアンケート調査をした結果、「ファッション以外で取り扱いを希望するカテゴリーが圧倒的に化粧品だった」(伊藤正裕ZOZO取締役兼COO)ことから「ゾゾコスメ」を立ち上げた。特徴は体の3D計測の「ゾゾスーツ(ZOZOSUITS)」や足型の3D計測ツール「ゾゾマット(ZOZOMAT)」に次ぐ「ゾゾグラス」となる。カラーチップなどが搭載された眼鏡型の計測ツールをかけてアプリを起動し撮影することで、肌状態を分析。その人に最適なファンデーションを見つけ出すことができるほか、パーソナルカラーも提案する。現在はファンデーションの色提案を行うが、今後はリップやチーク、マスカラに対応。ARメイク機能にも活用していく。「インターネット上で買いにくいものをテックで解決していくのが当社の強み」と伊藤取締役兼COO。「ゾゾグラス」は50万件の予約があったという。

 取り扱いブランド(ショップ)は、「ディオール(DIOR)」や「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」「ゲランGUERLAIN)」「シスレー(SISLEY)」「セルヴォーク(CELVOKE)」「コフレドール(COFFRET D’OR)」「ワタシプラス(WATASHI+)」「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」など約500をそろえ、順次拡充する。マシュー・グラウドンELCジャパン社長は「コスメ市場にもたらされるゾゾの画期的なテクノロジーに感銘を受けた」として期待を寄せた。

 また、「ゾゾコスメ」のCMイメージキャラクターに女優の新木優子を起用した。「ファンデーション選びで苦労していたので高精度なゾゾメガネで自分に最適なファンデが見つかって嬉しい。新しい自分に出会う感覚でコスメを選んで欲しい」とコメントした。今後はTVCMやデジタルADの展開、トライアル・サンプル配布キャンペーンなどを実施し、「ゾゾコスメ」の認知拡大を図る。

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「ゾゾコスメ」500ブランド集め始動 新木優子がCMイメージキャラクターに就任

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は3月18日、新サービス「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」をスタートした。百貨店からドラッグ・バラエティーショップで展開する約500ブランドをそろえ、スキンケアやメイクアップ、ボディーケア、ヘアケア、ビューティ雑貨まで幅広いアイテムを扱う。独自に開発した肌色計測ツール「ゾゾグラス(ZOZOGLASS)」の無料配布も本日から開始する。

 同社が533万人のアクティブ会員にアンケート調査をした結果、「ファッション以外で取り扱いを希望するカテゴリーが圧倒的に化粧品だった」(伊藤正裕ZOZO取締役兼COO)ことから「ゾゾコスメ」を立ち上げた。特徴は体の3D計測の「ゾゾスーツ(ZOZOSUITS)」や足型の3D計測ツール「ゾゾマット(ZOZOMAT)」に次ぐ「ゾゾグラス」となる。カラーチップなどが搭載された眼鏡型の計測ツールをかけてアプリを起動し撮影することで、肌状態を分析。その人に最適なファンデーションを見つけ出すことができるほか、パーソナルカラーも提案する。現在はファンデーションの色提案を行うが、今後はリップやチーク、マスカラに対応。ARメイク機能にも活用していく。「インターネット上で買いにくいものをテックで解決していくのが当社の強み」と伊藤取締役兼COO。「ゾゾグラス」は50万件の予約があったという。

 取り扱いブランド(ショップ)は、「ディオール(DIOR)」や「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」「ゲランGUERLAIN)」「シスレー(SISLEY)」「セルヴォーク(CELVOKE)」「コフレドール(COFFRET D’OR)」「ワタシプラス(WATASHI+)」「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」など約500をそろえ、順次拡充する。マシュー・グラウドンELCジャパン社長は「コスメ市場にもたらされるゾゾの画期的なテクノロジーに感銘を受けた」として期待を寄せた。

 また、「ゾゾコスメ」のCMイメージキャラクターに女優の新木優子を起用した。「ファンデーション選びで苦労していたので高精度なゾゾメガネで自分に最適なファンデが見つかって嬉しい。新しい自分に出会う感覚でコスメを選んで欲しい」とコメントした。今後はTVCMやデジタルADの展開、トライアル・サンプル配布キャンペーンなどを実施し、「ゾゾコスメ」の認知拡大を図る。

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「ヨウジヤマモト」が約40年のメンズコレクションを回想する映像プロジェクト

 ヨウジヤマモトは、メンズコレクション「ヨウジヤマモト プールオム(YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME)」の過去のコレクションルックを振り返るプロジェクト“ヨウジヤマモト クロニクル”を3月13日に開始する。過去のコレクション映像を再編集した動画をブランド公式ユーチューブ(YOUTUBE)チャンネルと公式インスタグラムで随時配信する。

 同プロジェクトは、1984年に発表したファーストコレクションから現在に至るまでの約40年分のコレクションをさかのぼりながら、テーマやシルエット、ディテールなどシーズンごとに込めた思いを再見し、ブランドの原点を振り返る。

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納品書の作成から多言語の海外取引まで オンライン展示会ツール「デクスター」を大阪のスタートアップ企業が開発

 大阪のスタートアップ企業のワンドテクノロジーズ(ONE'D TECHNOLOGIES)は、アパレルに特化したオンライン展示会ツール「デクスター(DEXTRE)」をローンチした。「デクスター」はオンライン上で受注管理から入金管理、オンライン展示会、海外販売までを一元化していることが特徴で、多言語・多通貨対応(12カ国語・23通貨)、貿易条件別の価格分岐にも対応している。初期費用は無料。使用料は最も安い年契約で月額2万円、3月末までベータ版で無料になっている。

 「デクスター」の機能は大きく分けて1.受注管理、2.商品管理、3.オンライン展示会、4.海外販売対応の4つ。

 1.受注管理では分類別の受注集計から、納品書、請求書、入金管理、帳票の作成などに対応。2.商品管理では商品画像や動画、商品分類コードなども含めた商品の一元管理ができる。

 3.オンライン展示会では静止画や動画、HTML5などのメディアを使え、取引先に合わせた条件設定も可能。4.海外販売対応では12言語に対応し、貿易条件や通貨、価格条件などもバイヤーごとに設定が可能で、コマーシャルインボイスの作成機能や、煩雑なデポジット(保証金)など、請求書の発行から入金管理まで海外取引に必要な機能をそろえている。

 同社によると、紙を中心に行っていた業務をテレワーク中でも同じ感覚でデジタル化し、オンライン上でいつでもどこでも業務を可能にすることを目指しており、複数の部署にまたがるメンバーの誰もが使いやすく見やすいUI/UXを追求しているという。今後はモデル撮影や商品撮影の支援、D2C型のEC支援事業、さらには販売管理システムだけでなく、生産管理も含めたプラットフォーム構築の実現も目指すという。

 ワンドテクノロジーズはエンジニアの森川源士代表取締役CEO兼CTOが2021年に大阪で創業。同社の取締役としてセレクトショップの経営者や貿易実務経験者が脇を固めている。

問い合わせ先
ワンドテクノロジーズ
info@oned-technologies.com

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ZOZOから4人のバーチャルモデルが登場 ECでの活用に期待

 ZOZOの子会社ZOZO テクノロジーズは、バーチャルモデル“DRIP”を公開した。

 ファッション業界でテクノロジー活用を進める“バーチャルファッションプロジェクト”の第1弾として、人工知能を使用し画像や動画で人物の顔をすり替える合成技術“ディープフェイク”のパイオニアである米国のピンスクリーン(Pinscreen)社と共同開発した。

 “DRIP”は異なるファッションスタイルを持つ4人で構成され、インスタグラムやティックトックでそれぞれのコーディネートなどを発信する。

 今後はECの商品ページで利用者の体形、年齢に近いモデルの着用画像を自動的に表示することが可能になるという。また、現実世界のモデルを使用するより業務におけるコストを省くことができる。

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「ナーズ」が「あつ森」に登場 コレクションモチーフの壁紙を家にカスタマイズ

 「ナーズ(NARS)」は、ニンテンドースイッチのゲーム「あつまれどうぶつの森(あつ森)」のマイデザイン機能に、2月5日に発売する“クローデットコレクション”のモチーフを採用したフェイススタンプや壁紙、洋服のデザインを配布する。

 “クローデットコレクション”は、フランソワ・ナーズ(Francois Nars) =「ナーズ」創設者兼クリエイティブディレクターが最も影響を受けたという母、クローデットと共同で制作。クローデットが1970年代に愛用していたドレスをもとに、クローバーや蝶々、星、ハートなどのプリントを施したパッケージが特徴だ。

 「あつ森」では、同コレクションのクローバー、蝶々、柄の壁紙をプレイヤーの家にカスタマズすることができる。またコレクションの“オーデイシャスリップスティック”の色を再現したフェイススタンプや「ナーズ」オリジナルデザインのパーカもそろえる。

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「ナーズ」が「あつ森」に登場 コレクションモチーフの壁紙を家にカスタマイズ

 「ナーズ(NARS)」は、ニンテンドースイッチのゲーム「あつまれどうぶつの森(あつ森)」のマイデザイン機能に、2月5日に発売する“クローデットコレクション”のモチーフを採用したフェイススタンプや壁紙、洋服のデザインを配布する。

 “クローデットコレクション”は、フランソワ・ナーズ(Francois Nars) =「ナーズ」創設者兼クリエイティブディレクターが最も影響を受けたという母、クローデットと共同で制作。クローデットが1970年代に愛用していたドレスをもとに、クローバーや蝶々、星、ハートなどのプリントを施したパッケージが特徴だ。

 「あつ森」では、同コレクションのクローバー、蝶々、柄の壁紙をプレイヤーの家にカスタマズすることができる。またコレクションの“オーデイシャスリップスティック”の色を再現したフェイススタンプや「ナーズ」オリジナルデザインのパーカもそろえる。

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大丸松坂屋が初のバーチャル店舗 屋台でローストビーフやピザを販売

 大丸松坂屋百貨店は、12月19日から2021年1月10日まで開催のバーチャルリアリティー(VR)空間上で行う世界最大級のイベント「バーチャルマーケット5」に出店する。同社がバーチャル出店するのは今回が初めて。「バーチャル大丸・松坂屋」として屋台風店舗を2店構え、年末年始向けのグルメを販売する。

 「協力会社やクリエイター達から『バーチャルマーケット』の話を聞いて興味を持った。リーズナブルな費用で出展のハードルが低かったのも魅力。取り組むことで、リアルな世界とは異なるビジネスチャンスについて知見が得られると考えた」と大丸松坂屋百貨店の田中直毅・本社営業本部事業推進室WEB事業部ギフト企画運営担当。これまであまりバーチャル空間と縁はなかったというが、協力会社とクリエイター、主催者であるHIKKYと共に準備を進めた。「VRを本格的に楽しもうと思うと、専用のゴーグルやハイスペックなPCが必要になるし、それが使いこなせなくてはいけない。つまりある程度の財力のある20〜30代にアプローチできるのではないかと期待している。実際にどんなお客さまが来店されるかフタを開けてみないと分からないが、お客さまの声を拾うのも出店目的の1つだ」。

 「バーチャルマーケット」は、VR空間上にある会場で、出展者と来場者が、アバターなどのさまざまな3Dアイテムや、リアル商品(洋服、 PCなど)を売り買いできるイベントで今回が5回目。前回は伊勢丹新宿本店が出店して、婦人靴のPB「エヌティー(NT)」やメンズブランド「ミノトール(MINOTAUR)」がアバター着せ替え用の3DCG素材を販売したり、伊勢丹のタータンチェックの紙袋の3Dデータを無料配布した。また、「ウイゴー(WEGO)」は実際のアイテムをもとにしたアバター用の衣装を販売。リモートワークでショップスタッフがアバターを操作して接客した。今回の「バーチャルマーケット5」には東宝やタカラトミー、ビームスなど70社が参加する。

 「バーチャル大丸・松坂屋」は食品8種を販売する。「衣料品はあまりに膨大すぎて選ぶのが難しかったし、幅広い層にアプローチできるのが食だと考えた。今年は新型コロナの影響で内食需要が急激に増えた。お歳暮カタログに掲載して好評だった品に決めた」。ローストビーフや彩りが人気のピザ、かに鍋、アイスクリームなど。来店客は3Dモデルの食品を手に取り、360度さまざまな角度から商品を確認し、連携するECを通じて購入することができる。数字は公表できないが、ある程度の売り上げも見込むという。加えて、大丸・松坂屋の公式マスコットキャラクター「さくらパンダ」の3Dモデルを無料配布する。

 「まだまだVR空間へのアクセスはしづらい環境だが、そう遠くない将来、メガネをかけたり、グローブをつけたりするだけで気軽に楽しめるようになると思う。次の世代の商空間として注目だ。他の企業がどんな仕掛けをしているかも楽しみだ。まずはトライして、知見を得たい」と田中WEB事業部ギフト企画運営担当は語る。

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「ビーツ」 × 「アンブッシュ」ワイヤレスイヤフォン発売 東京の夜の街からインスパイア

 アップル(Apple)傘下の「ビーツ・バイ・ドクタードレ(BEATS BY DR. DRE以下、ビーツ)」は、「アンブッシュ(AMBUSH)」とコラボしたワイヤレスイヤフォンを11月18日に発売した。現在、「ビーツ」公式オンラインストアは既に完売しており、「アンブッシュ」直営店のみ販売中だ。価格は1万9800円。

 「ビーツ」は2018年に、アマゾンファッション主催の特別プログラム「アット トウキョウ(AT TOKYO)」で「アンブッシュ」の公式ミュージックパートナーとして、ランウエイショーのサポートを行った。コラボプロジェクトとしては今回が初の試みとなる。

 高性能なサウンドや耐汗防水性能が特徴のワイヤレスイヤフォンは、東京の夜の光とエネルギーにインスピレーションを得て暗闇で光る機能を備えた。またオリジナルのコラボポーチが付属する。

 キャンペーンビジュアルには、「アンブッシュ」のクリエイティブ・ディレクターであるYOONとナイジェリア出身のシンガーソングライター、バーナ・ボーイ(Burna Boy)を起用した。

 VERBAL「アンブッシュ」CEOは「18年春夏コレクションで、非売品のヘッドフォンをルックの一環として使用した時は『商品化してほしい』という問い合わせが殺到した。今回は新しい形とコンセプトで届けることができることをうれしく思う」とコメントした。

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「ディオール」が新作スニーカー“B27”専用のバーチャル試着&購入サービスを開始

 「ディオール(DIOR)」は、SNSアプリのスナップチャット(SNAPCHAT)と協業し、AR(拡張現実)による新作スニーカー“B27”専用のバーチャル試着&購入ができるサービスを開始した。スナップチャット内の「ディオール」公式アカウントからアクセスが可能だ。

 “B27”は11月7日に全国の「ディオール」店舗で発売される。1980年代のテニスシューズのビンテージルックやスケートボードの世界観からインスピレーションを得て製作し、ローカット(11万円)とハイカット(12万円)の2種類をそろえる。カラーはホワイト、ブラック、グレーの3色展開だ。

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EC大手「ネッタポルテ」が「あつ森」に参戦 「イザベル マラン」の限定コレクションも

 ECサイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」は、ニンテンドースイッチのゲーム「あつまれどうぶつの森(以下、あつ森)」に“ネッタポルテ島”を公開した。モノクロの世界観、広い受付エリアに置かれた白い家具の数々、フォトスタジオ、雑誌「ポーター(PORTER)」の代表的な表紙が飾られたた英・ロンドンにある「ネッタポルテ」本社のルームを忠実に再現したものなど、計13カ所のエリアが用意されている。

 そのほかのエリアには、スペシャルなバーチャルコーヒーを楽しむことができる「ネッタカフェ(NET-A-CAFE)」や、日光浴やリラックスした時間を過ごせるピクニックエリア、ジムやマインドフルネス瞑想をしたりすることができる場などがある。

 エイブルシスターズ(服屋)では、「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」の限定コレクション(11月2日に「ネッタポルテ」で発売)から着想を得た5型のアイテムが登場し、「あつ森」内で着用することが可能だ。また“ネッタポルテ島”にはランウエイが設置されており、購入した服を披露することもできる。

 限定コレクションを手掛けたイザベル・マラン(Isabel Marant)は、「今回の遊び心にあふれる楽しいプロジェクトに参加できたことを大変うれしく思う。“ネッタポルテ島”で展開するカプセルコレクションが、『あつ森』内でどのように広がっていくのか、今後が楽しみでならない」とコメントした。

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ディズニーからバーチャルヒューマンがデビュー immaプロデュース会社と制作

 ウォルト・ディズニー・ジャパンは、バーチャルヒューマンのimmaやplusticboy、Riaらをプロデュースするアジア初のバーチャルヒューマン会社「アウ(Aww)」の協力を得て、“バーチャルガールプロジェクト”をスタートさせる。10月23日にバーチャルガールのElla(エラ)を公開し、同日インスタグラム(@ella.imagination)を皮切りに活動を開始した。

 Ellaはアウのバーチャルヒューマン技術“マスターモデル(MASTER MODEL)”を用いて制作されている。リアルとバーチャルを認識できないほどの精度の高さで、immaらと同様、人間と見間違うほどだ。

 Ellaは「みなさんはじめまして!Ellaです。楽しい事や、かわいいもの、そしてディズニーが大好きです。これから皆さんと一緒に新しい世界を発見していけると思うと、とってもわくわくしています。よろしくお願いします」とコメント。

 今後の活動については明らかにしていないが、まずはインスタグラムで彼女自身やディズニーの情報などを発信していくという。

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「トム ブラウン」と「サムスン」“ギャラクシー”のコラボ第2弾 アイコニックなトリコロール・ストライプをあしらった特別デザイン

 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、「サムスン(SAMSUNG)」のスマートフォン“ギャラクシー”とのコラボレーション第2弾として、折り畳み式スマートフォン“ギャラクシー Z フォールド2 トム ブラウン エディション”(37万7000円)を数量限定発売する。11月4~17日まで伊勢丹メンズ館1階のイベントスペースで開催するポップアップストアで先行発売する。

 “ギャラクシー Z フォールド2 トム ブラウン エディション”はブランドアイコンのトリコロールのストライプを施したデザインが特徴的な “ギャラクシー Z フォールド2”、完全ワイヤレスイヤホン“ギャラクシーバッズライブ”、スマートウォッチ“ギャラクシー ウォッチ3”などをラインアップする。

 “ギャラクシー Z フォールド2”は、従来モデルより大きなディスプレーを採用し、オープン時7.6インチに広がる画面により、上下で最大3つのウインドーを開くことができるマルチタスク機能を搭載。また、さまざまなアングルで撮影できるカメラ機能もそなえたり、次世代移動通信システム5Gに対応したりと高機能なスマートフォンだ

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「トミーヒルフィガー」がAR体験イベントを開催! 子どもがランウェイモデルに

 米ファッションブランドの「トミーヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」は、10月15日から11月15日まで“トミーヒルフィガー キッズ”2020年秋コレクションの発売に合わせて、デジタル上でファッションショーのランウエイを歩くモデルを擬似体験できるAR(拡張現実)アプリ、「TOMMY KIDS RUNWAY」を使用した店頭イベントを開催している。全国の“トミーヒルフィガーキッズ”取り扱い店舗で実施する。

 同イベントは、普段試着をしたがらない子どもにもランウェイを歩いている動画を通して、試着に対するイメージを、単なるサイズや着心地を「試すもの」から、「楽しむもの」へと変えることで、子どもとその家族がファッションをより楽しめるきっかけを作ることを目的とする。参加方法は、子どもにトップスまたはトップスとボトムの両方を試着してもらい、店内をウォーキングしたり、ポージングしている姿を店舗専用iPadを使って撮影するだけ。さらにアプリに設定されている好みの音楽やステージエフェクトを自由にカスタマイズでき、ランウェイを歩く子どものムービーを作成することが出来る。

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循環型ファッションを実現する注目の最新テクノロジー、「サーキュラーID」とは?

 アメリカのスタートアップ企業イオンはこのほど、衣服にマイクロチップを織り込んで追跡を可能にする「サーキュラーID(CircularID)」をマイクロソフトやH&Mグループなどの協力を得て開発した。「サーキュラーID」をスキャナーで読み込むと、ブランド名、素材、原産地、価格といった服の“出生証明書”の役割を果たす基礎情報と、購入後の移動歴などの“パスポート”の役割を果たす情報を確認することができ、ライフサイクル全体を通したトレーサビリティーを可能にする。

 創業者のナターシャ・フランク(Natasha Franck)最高経営責任者(CEO)は「現在、ブランドと顧客の関係は販売時点で終了します。ブランドが製造から廃棄までのライフサイクルを通して商品を管理し循環させることで、その商品の価値を最大限化できるのです」と語る。

 フランクCEOはかつてアメリカのテック企業デロスでIoT技術を活用したスマートシティに関わるプロジェクトに従事していた。「以前から循環型経済に興味がありました。循環型に向けてリセールやリサイクルサービスが多数存在しますが、これらの取り組みをIoT技術を用いて連携させ、効率化できないか、スケールを拡大するためには何が必要かを考えていた時に思いついたのが、個別の製品を特定するためのデジタル上のIDでした」。2017年にH&Mファウンデーションの「グローバル・チェンジ・アワード」を受賞したことをきっかけに事業化を決めた。さらにH&MグループやPVHコープ(PVH CORP)、米スーパーマーケットチェーンのターゲット(TARGET)、マイクロソフト(MICROSOFT)などを巻き込んだ「サーキュラーIDイニシアチブ(CircularID Initiatie)」を設立し、同ネットワークの知見を活かして開発を進めた。

 ブランドがすでに商品管理のために活用するRFIDやバーコードなどに入力されている商品情報を「サーキュラーID」と連携させると、同社が提供するオンライン上のプラットフォームでその情報を確認することができるという仕組みだ。「製品のライフサイクルに関わる全ての人がそれらの情報にアクセスできるようにすることでさまざまなメリットが生まれます。まずブランドは消費者とより継続的な関係性を構築することができるでしょう。例えば商品を購入したお客さまがどれくらいの期間その服を着用し、着用後にどのように処理をしたかなど顧客の行動データを蓄積することができます。時期に合わせて別の商品を組み合わせたスタイリングの提案や『着用しなくなったアイテムはここで回収しています』といったリサイクルキャンペーンを実施し、リサイクルに協力してくれたお客さまにクーポンを配布するなど方法はさまざまです。またリセーラーが商品を販売する際にはその商品が本物であるかどうかを確かめたり、正規の販売価格を調べたり、商品画像を再撮影したりという作業が発生しますが、『サーキュラーID』をスキャンすればそれらの作業は不要になります。さらにリサイクル業者にとって一番の壁は素材の特定ですが、『サーキュラーID』を用いて素材の構成情報にも簡単にアクセスすることができます」。

 2019年11月よりベータ版の使用を開始し、正式版のローンチは2021年9月を予定している。

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人気ヘアサロン「アルバム」がECを本格始動 目的は美容室が正しく稼げる仕組みを取り戻すため

 人気ヘアサロン「アルバム(ALBUM)」は約2年の準備期間を経て、ECサイト“アルバム オンラインストア”を本格始動した。

 同サロンは以前から楽天市場に公式ショップを開設しているが、同ショップでの出品数を上回る商品ラインアップを展開する。自社では在庫を持たず、注文が入ると提携している大手美容ディーラーのガモウやきくや美粧堂からお客に直接発送し、最短翌日に商品が届くという画期的なシステムだ。

 「アルバム」を運営するオニカムの槙野光昭・代表は、ECの開設意図や目的について以下のように話す。「最近のサロンユーザーの購買行動を分析すると、SNSなどで美容師が紹介するサロン専売品を、美容室では買わず、ネットで検索してECで購入するケースが大半を占めている。しかし検索で上位に上がってくるショップの中には、実体がなかったり、住所を追っていくとマンションの1室だったりと、運営がいわば“正体不明”であるケースも少なくない。つまり、商品を美容ディーラーが真面目に流通させ、美容師が一生懸命に宣伝しても、業界とは関係ない人の利益につながっている現状があった。それを、正しく美容業界の利益に落とし込めるように軌道修正することが開設の目的だ。ECサイトにサロン名をつけたのも、そうした現状に対して“正しく”“正々堂々”という意味を込めてのことだ」。

 また、ECの本格始動にともない「アルバム」の公式インスタグラムでショッピング機能を実装。スタイリストが紹介する商品をインスタグラムから購入できるようになった。

 「今後“アルバム オンラインストア”に関しては、楽天市場にとどまらず、アマゾンやヤフーショッピングにも同様のシステムで出店する予定。いずれは一般化粧品も取り扱いたいと考えている。インスタグラムに関しては、フォロワー数1万人を超えるスタッフはストーリーズで商品を紹介するとともにECサイトのリンクを埋め込み、商品が売れた金額に対して数%バックするような仕組みを、10月初旬から実施している。将来的には、美容師が“美のコンシェルジュ”となり、化粧品なども販売している姿を想像していて、美容師にはそれだけのポテンシャルがあると考えている」。

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「ランバン × アルカンターラ」ランウエイショーをデジタル上で公開 高橋幸宏氏のオリジナル楽曲も披露

 「ランバン(LANVIN)」のセカンドライン、「ランバン コレクション(LANVIN COLLECTION)」と「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」は、イタリアの素材メーカーのアルカンターラ(ALCANTARA)とのコラボコレクションをデジタル上で10月8日18時に公開する。同コレクションはランウエイ形式で行われ、両ブランドの公式インスタグラムとアルカンターラの公式ユーチューブチャンネルで視聴可能だ。同コレクションで披露されるメンズアイテムは両ブランドの直営店や一部百貨店で10月9日に発売する。

 ショー全体の制作総指揮と音楽の制作はミュージシャンの高橋幸宏氏が手掛けた。今回のために特別に書き下ろしたというオリジナル楽曲は、特徴的な生地の素材感を重視したコレクションに着想を得て、ミニマルなテイストと高橋氏の独特な世界観で構成した。さらに過去の自作曲をシーンごとに盛り込むなどのサプライズも見せる。また監督にドラマ「SPEC」のタイトルバックで知られる岩口哲也氏を、映像にはデビットワッツの竹川潤一氏を迎えた。

 なお今回のランウエイショーでは全28体のルックを用意した。スタイリングは祐真朋樹氏が担当し、落ち着いたカラートーンが特徴の両ブランドとは対象的に、個性的なモデルのキャスティングから、パンツの丈の調整やボタンのかけ方、襟の立て方の細かな部分までを行なった。また素材をより引き立たせる為に、今回特別に作られたボリューム感のあるバルマカーンコートとケープのデザインと製作ディレクションも手掛けており、フィナーレでは全モデルが両アウターを着用して登場する。そのほか、ブランドを象徴する“ダブルJLマーク”をプリントしたジャケットやコート、スーツ、メタリックのラミネートプリントを施したドレスやジャケット、プリーツ加工されたドレスなどを披露する。

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マット・ゴンデックのグラフィックを使用した「モンスト × エクストララージ」のコラボスタジャンを製作 

 スマホアプリのひっぱりハンティングRPG「モンスターストライク(MONSTER STRIKE以下、モンスト)」の7周年を記念して、ミクシィが展開する「エックスフラッグ(XFLAG)」は“この指とまりやがれ”を合言葉に感謝キャンペーンを実施。キャンペーンの一環として、「エクストララージ(XLARGE)」とコラボした“わいわい着ようぜ モンスタジャン”を「モンスト」でマルチプレイを楽しめる人数にちなみ、4着を1セットとしてプレゼントする。

 “わいわい着ようぜ モンスタジャン”はブラックをベースに、リブにはブラウンを採用して普段使いできるものに仕上げた。フロントの胸部分には7周年を意味する“07”と、今回の7周年のビジュアルでもある“この指とまりやがれ”のグラフィックを、バックには両者のロゴをあしらったワッペンを配した。

 “この指とまりやがれ”のキャンペーンビジュアルは、米・ロサンゼルスを拠点に活動しネクストカウズともいわれているマット・ゴンデック(Matt Gondek)が手掛けた。これまで数々の日本のゲーム・アニメを題材にしたアート作品を手掛けてきたゴンデックは、今回の取り組みに対して「エキサイティングなプロジェクトの一員になれたことを光栄に思う。僕の破壊的ポップアート技法を『モンスト』の世界に生かすことができて嬉しく思う。『モンスト』には、広大で魅力的な世界観があった。“この指とまりやがれ”に込めた想いと、爆発的な表現・大胆な色使いが見所だ」と語る。

 7周年の合言葉の“この指とまりやがれ”は、他者を誘う呼びかけを示すものとして、小さい頃に誰もが使っていた言葉・行為であると考えた。これらをアイコン化していくことで、“みんなとワイワイ楽しんだ体験”を思い出し、ユーザーをはじめとした多くの人々と「モンスト」との共創を生み出すことを目指していくという思いを込めた。

 同商品は、10月8日にアプリ内に登場する特別クエスト“今日こそ戦型大強化!”をクリアすることで、抽選に参加することができる。

 また“ツイッター投稿ミッション”と題して、特別クエストクリア後に、ゲーム内のミッション画面から“♯ゲリラの日、♯この指とまりやがれ、♯モンスト7周年”のハッシュタグを付けてツイートすると応募者の中から抽選で1万人にギフトコード500円分をプレゼントする。応募にはモンストキャンペーン公式アカウント(@monst_campaign)のフォローが必要だ。

問い合わせ先
ミクシィ XFLAG

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「クレ・ド・ポー ボーテ」がバーチャルで色味を確認できるオンラインカウンセリングを実施

 資生堂のグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は、パーフェクトのARメイク機能を使用したバーチャルオンラインカウンセリングを伊勢丹新宿本店で10月7日から12月6日まで実施する。

 伊勢丹新宿本店のビューティーコンサルタントが「クレ・ド・ポー ボーテ」サロン(伊勢丹会館・イセタン ビューティー パーク 2・1階)などからオンラインでカウンセリングを行い、顧客は提案されたリップやチーク、ファンデーション、アイシャドウなどのメイクアップ商品の色味をその場で確認することが可能だ。

 バーチャルオンラインカウンセリング「Web BA 1on1」は、「ユーカムメイク」など美容関連のARやAI技術をグローバルで提供するパーフェクト独自のAR(拡張現実)、AIおよび対面型ビデオ通話を組み合わせたWEBサイト向けオンラインカウンセリングサービス。一方的なメイクチュートリアルや製品紹介ではなく、オンラインカウンセリングを受けながら非接触でも顧客との密なコミュニケーションをかなえる。シミ・シワ・キメなどの肌バランス状態をチェックするAI肌診断サービスの実装も可能で、診断結果をもとにその場で顧客一人一人に適したスキンケア商品の提案もできる。

 アメリカでは米美容小売り大手のウルタが6月から実施しているが、日本国内では「クレ・ド・ポー ボーテ」が国内初の導入になる。

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今年の渋谷ハロウィンはバーチャルで開催 きゃりーぱみゅぱみゅやBiSHも登場

 10月末の恒例行事として、日本でもすっかり定着したハロウィン。特に、渋谷は仮装してハロウィンを楽しむ人たちのメッカとして、毎年非常に多くの人を集めている。ただし、コロナ禍の今年は感染拡大への懸念から、渋谷区が来街自粛を呼び掛け。渋谷区公認の配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」はリアルなハロウィンイベントに代わる存在として、10月26~31日にバーチャルイベント「バーチャル渋谷 au5G ハロウィーンフェス」を開催する。

 バーチャルイベントを主催するのは、KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会を中心としたバーチャルハロウィーン実行委員会。KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会の3者は、次世代移動通信システム5Gを用いて渋谷の街を盛り上げる渋谷5Gエンターテイメントプロジェクトを立ち上げており、ハロウィンイベントもその一環だ。長谷部健渋谷区長も、「この規模のバーチャルイベントに渋谷が挑戦することで、ニューノーマル時代に向けた新たな観光やイベントのモデルケースを発信していきたい」とコメントしている。

 「バーチャル渋谷」内のハロウィンイベントでは、参加者は自身のアバターを仮装させることができ、「自宅で“3密”を避けながら渋谷らしいハロウィンを楽しむことができる」(広報担当者)。また、きゃりーぱみゅぱみゅ、アイドルグループのBiSH、お笑い芸人の和牛らがライブを実施し、ほかにも参加型ゲームやフォトスポットなども企画するという。

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容器循環型ショッピングプラットフォーム「ループ」が今冬パイロット版をスタート 本格始動は来年3月で化粧品などが参加

 ループ・ジャパンは循環型ショッピングプラットフォーム「ループ(LOOP)」のパイロットプロジェクトとして、再利用容器を使った弁当や惣菜の販売プロジェクト「ループ テイクアウト 弁当(Loop Takeout Bento)」を12月1日に開始する。期間は来年2月1日までの約10週間の予定で、三菱地所や森ビルが参加し東京・大手町エリアと六本木エリアで販売する。同プロジェクトは東京都の「プラスチックの持続可能な利用に向けた新たなビジネスモデル」に選定され、補助金を受けて実施される。

 プロジェクトでは、弁当の空き容器を回収・洗浄したのち再利用する。弁当は特定オフィスの社員限定で、一般消費者向けには小売店で総菜を販売する。価格は未定。一日の想定販売数は弁当が約35個で惣菜が約50個。容器を返却すると、次回購入時に使えるクーポンが配布される。

 同社は今回の試みについて、「サーキュラーエコノミー(循環型経済)のモデルケースとなり、使い捨てプラスチック削減に貢献する可能性がある。『ループ』のパイロットプロジェクトと位置付け、システム運用を検証し改良につなげていく」としている。なお、今秋を予定していた食品や日用品の容器再利用事業「ループ」の本格運用は来年3月に延期。日本ではサーキュラーエコノミーでの日用品販売の実施例がほとんどないことから、確実な運用のために小規模での試験運用を行うことになった。

 来春の「ループ」本格運用には、小売店のパートナー企業としてイオンが、ブランドパートナー企業として資生堂、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン、ユニ・チャーム、大塚製薬、NS ファーファ・ジャパン、ネイチャーズウェイ、フィッツコーポレーション、味の素、キッコーマン、キリンビールなど16社が参加する。

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資生堂がブルーライトの肌への影響を確認 カット技術を活用した製品の開発を進める

 資生堂は、肌の酸化ストレスを高精度で可視化できるバイオフォトン(UPE)測定技術と皮膚中成分の分析により、太陽光強度のブルーライトが肌に悪影響を与えることを確認した。

 バイオフォトン(UPE)とは、生体から発する目には見えない極めて微弱な光のことで、酸化ストレスに伴い増加することが分かっている。紫外線ダメージなどにより酸化ストレスが高まると、肌が本来持っている潤い、透明感、ハリなどを保つ機能が低下する。

 ブルーライトとは、可視光線の中では波長が短く比較的強いエネルギーを持つ光。昨今、ブルーライトによる体への影響は指摘され始めているが、そのメカニズムなどは詳細に解明されていない。資生堂の調査では、太陽光中に含まれるブルーライトは、室内の照明やパソコンやスマートフォンなどから発せられるブルーライトと比較しておよそ数百倍の強度があることが分かった。そこで同社は、太陽光強度のブルーライトが肌に与える影響について研究を進めた。

 今回は、太陽光強度のブルーライトが肌に与える影響を、バイオフォトン(UPE)測定と皮膚中成分の分析という2つの方法で確認した。バイオフォトン(UPE)は非常に弱い光のため可視化には高い技術が必要だが、酸化ストレスを確認する非常に有用な方法。これまでに同社では、バイオフォトン(UPE)を検出し、肌の酸化ストレスを高精度で可視化することに成功している。この技術を用いて、太陽光強度のブルーライトが肌に与える影響を評価したところ、ブルーライトを照射した皮膚組織はバイオフォトン(UPE)が増加し、照射していない皮膚組織と比べて有意に酸化ストレスが高まることを確認した。

 続いて、皮膚中に存在する成分の変化を成分分析で確認したところ、ブルーライトの照射により皮膚中の肌トラブルの原因となる成分(過酸化脂質)が、照射強度に依存的に増加することが明らかになった。これらの結果から、太陽光強度のブルーライトは肌に悪影響を与えることが分かった。

 一方で、バイオフォトン(UPE)測定を活用し、同社が開発してきたブルーライトをカットする技術の効果の検証も実施。ブルーライトをカットする技術を活用した処方を塗布してブルーライトを照射した皮膚組織は、無塗布のものと比較してバイオフォトン(UPE)強度が低下することが分かった。つまりブルーライトをカットすることで、皮膚を酸化ストレスから守ることができると考えられるということだ。

 これまで同社は、紫外線が肌にもたらす酸化ストレスは光老化の原因の一つであるとし、日頃から肌をケアすることの重要性を伝えてきた。今回の研究で、太陽光強度のブルーライトも肌にダメージを与えることを確認し、健やかで美しい肌を保つためには、紫外線だけでなく、ブルーライトからも肌を守ることが重要だと判明。今後、これまでに得られた研究成果を活用し、紫外線やブルーライトから肌を守る製品の開発を進めていくという。

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「G-SHOCK」のカシオが新作発表の場として特設サイトを新設

 カシオ計算機は9月24日から30日まで、新作発表の場として特設サイト「CASIO 2020 AUTUMN & WINTER WATCH COLLECTION」をメディア向けに公開する。樫尾和宏社長は「ウィズコロナ時代の新たな試み。リアルな展示会さながらに情報を提供したい」と話す。

 同社の持つ「G-SHOCK」「BABY-G」「オシアナス(OCEANUS)」「プロトレック(PRO TREK)」「エディフィス(EDIFICE)」「シーン(SHEEN)」の2020年秋冬の新作情報に加えて、各ブランド担当者のインタビュー動画も公開する。画像や資料もダウンロードでき、24、25日には開発担当者によるウェビナーをZoomで開催する。特に25日15時からは登山家の竹内洋岳をゲストに迎え、「プロトレック」開発担当者と共にトークセッションを行う。いずれのウェビナーでも質疑応答の時間を設ける。

 カシオ計算機は例年2月と9月に国内で展示会を行っており、今回の特設サイト開設は9月の展示会に代わるもの。広報担当者は「次の2月については未定。社会状況を見ながら判断する。また今後は英語などによるグローバル版の公開も想定する」と述べた。

 同社はこれまで、スイスで開催される世界最大の時計見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」に出展してきたが、コロナショックとは関係なく2020年は不参加を決定していた。

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フェイスブックとルックスオティカが「レイバン」のスマートアイウエアを来年発売 AR開発計画も

 フェイスブック(FACEBOOK)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)はオンラインで行った会見の中で、世界最大のアイウエア企業エシロールルックスオティカ(ESSILORLUXOTTICA)との協業によりスマートアイウエアを来年発売すると明かした。

 両社はこの数年間協力を続けており、ザッカーバーグCEOは商品の詳細は語らなかったものの、“プロジェクト アリア(PROJECT ARIA)”と呼ぶ「AR(拡張現実)アイウエア開発につながる次のステップ」と説明した。

 「われわれの目標は、一日中着用できる通常サイズで見栄えのよいアイウエアを開発し、みなさんを取り巻く世界中の人々とさまざまなビジュアル、デジタルオブジェクト、情報を共有できるようにすることだ」とザッカーバーグCEOはARアイウエア開発に言及した。「遠隔に住む友人がまるであなたの隣に座っているかのように話したり、ゲームを楽しむことができる。また、通りを歩いているときに正しい道順を確認したり、素晴らしいものに出合って、それを誰かと共有したいと思ったときに携帯電話を取り出すことがなくなり、携帯電話を持ち歩く必要もなくなるだろう」。同社ではすでにスマートグラスの技術開発は進んでいるものの、AR機能にはまだ対応できていないというが、イタリア・ミラノのルックスオティカ社を訪れた同CEOは、「彼らはアイウエアを作ることにおいて世界最高だ。『レイバン(RAY-BAN)』『オークリー(OAKLEY)』をはじめ、『アルマーニ(ARMANI)』『ヴェルサーチェ(VERSACE)』まで、さまざまな人たちのためのアイウエアを幅広く手掛けている。私は同社のチームと一緒に過ごし、工場を訪れた後、最高の技術と最高のアイウエアを作ることができる確かなパートナーだと分かった」と自信を深めたようだ。

 ルックスオティカもスマートアイウエアのイノベーターになることに意欲を見せている。ロッコ・バジリコ(Rocco Basilico)=ルックスオティカ チーフ・ウエアラブル・オフィサーは声明の中で、「象徴的なブランドである『レイバン』を介して、デジタル化や未来の社会を築くプロジェクトをフェイスブックとコラボレートできることを大変誇りに思う。世界中で多くの消費者に愛され、着用されているブランドと、世界を近づけるデジタル技術とを融合することで、スマートアイウエアに対する期待を喚起することができる。われわれは、世界の見方を変える新時代の製品に道を開いている」と期待感を述べた。

 来年、「レイバン」ブランドのスマートアイウエアを発表する予定だが、詳しい機能や価格、発売日は今後明らかにされる予定だ。

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「コフレドール」が約7000通りのメイクを提案するデジタルカウンセリングサービスをスタート

 カネボウ化粧品は9月17日、「コフレドール(COFFRET D’OR)」のアイテムをデジタル上で試せるメイクカウンセリングサービス「コフミ」の提供を開始した。メイクアイテムを試せるほか、顔写真をもとに、水分や油分、シミ、キメなど顔の特徴を分析し、約7000通りのメイクを提案する「コフミチェッカー」を搭載する。ラインでお友達登録することで利用可能だ。

 「コフミ」は、「お客さまだけの美しさを一緒に発見していきたい、そして時間や距離で店舗に足を運べずカウンセリングが十分に受けられないといった人たちのサポートをしたい」という思いから、バーチャルメイクアプリ「ユーカムメイク(YOUCAM MAKEUP)」を展開する台湾のテック企業パーフェクト(PERFECT)のAI(人工知能)システム「AIフェイスアトリビュート」を世界で初めて導入し、開発に至った。

 また、新型コロナウイルスの影響による店頭でのタッチアップやテスター設置自粛などを受けて、10月からビューティカウンセラーがカウンセリングツールとして「コフミ チェッカー」を使用する予定だ。

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人気メンズサロン「ゴールド」がファン向けオンラインサロンを開始 「中村トメ吉との個人面談」などのコンテンツも

 ヘアサロン「ゴールド(GOALD)」はオープン1周年を記念し、DMMオンラインサロンで一般向け(toC)のオンラインサロン「ゴールドクラス」を開始した。

 美容師のオンラインサロンというと、美容師が美容師に技術を教えたり、美容師同士がコミュニティーを形成したりする“toB”タイプがほとんどだが、「ゴールドクラス」は一般向けである点が特徴だ。

 「ゴールド」は、所属スタイリストにファンが多くついていることから、ファンたちと“共創”することをベースとしつつ、エンタメ色を加えた参加型のファンクラブとして構築。将来的には参加者同士のコミュニケーションから新しいビジネスが生まれるようなオンラインサロンを目指す。

 ヘアスタイルについての情報発信はもちろん、SNSでは見ることのできない「ゴールド」や業界のリアルトークやスタッフの“日常やぶっちゃけトーク”、人生・恋愛相談室、モテ・ファッション講座、Zoom面談、オフ会(BBQやフットサルなどを予定)などさまざまなコンテンツを企画していく。

 一方的なコミュニケーションではなく、オンラインサロンメンバーと共に商品開発に取り組んだり企画を作ったりというコラボレーション計画も進行中。「(「ゴールド」代表である)中村トメ吉との個人面談」などの有料コンテンツも充実させていく予定だ。

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「スマルナ」が企業向け健康支援プログラムをスタート ピルの服薬支援など

 ピルのオンライン処方アプリ「スマルナ」を運営するネクストイノベーションはこのほど、企業向け健康支援サービス“スマルナ for Biz”をスタートさせた。

 “スマルナ for Biz”では、月経困難症やPMS(月経前症候群)など女性特有の悩みを持つ社員向けに薬剤師や助産師によるピルの服薬支援やオンライン相談窓口を提供するほか、女性社員だけでなく、男性社員、管理職、人事担当者向けの女性の健康に関するセミナーの実施など、多角的な健康支援を行う。また導入後のパフォーマンスや満足度などを調査するサーベイや利用者のアカウント発行など、担当部署のための管理システムも提供する。

 経済産業省の「健康経営における女性の健康の取り組みについて」によると、女性特有の生理に関する体調不良による経済的損失は年間6828億円とされ、健康経営に関して興味がある項目として「女性特有の健康問題対策」(53%)が1位になるなど、高い関心が寄せられている。また、管理職も当該の問題にどのような対応をすれば良いのかわからず、外部専門家のサポートを求めているという調査結果も出ていたことから、同サービスをスタートさせた。9月15日時点での導入予定企業は、オールアバウト、g-wic、日清食品ホールディングス、ネオラボ、Mahaloなど。

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アルペンが自社ブランド「ティゴラ」を本格強化 初の直営店で機能服市場に挑む

 スポーツ専門店大手のアルペンは、ライフスタイルの自社ブランド「ティゴラ(TIGORA)」初の直営店を9月18日にららぽーと立川立飛にオープンする。日常からスポーツ時まで着用可能な汎用性の高いアパレルや小物などをそろえ、大型ショッピングセンターという立地を生かして幅広い客層に訴求していく。さらに10月初旬には、リアル店舗を再現したバーチャル店舗も開く。両店内ではAR(拡張現実)の技術を用いてモデルの加治ひとみと三浦理志を等身大で登場させるなど、リアルとデジタルを融合した買い物体験を提供する。

 9月16日に実施した「ティゴラ」事業戦略発表会で水野敦之社長は、「『ティゴラ』単体でのアパレルの年間売上高は15年に100億円だったが、20年は150億円にまで成長した。当社が自社ブランドを初めて立ち上げたのは1976年で、数々のトップ選手がわれわれの製品を身につけて好記録を残してきた。その商品開発技術を生かし、価格帯とデザインにこだわって他ブランドと差別化したい。まずは新規出店する2店舗で結果を残し、今後も積極的に出店を計画していきたい」と期待する。

 「ティゴラ」は2006年に水野社長も参加して立ち上げた自社ブランドで、19年からリブランディングを進めている。現在は高機能な“アルティメット”、ビジネスからタウンユースまで対応する“スマート”、ビームスのライセンスブランド「ビームス デザイン」との協業でデザイン性を追求した“ティゴラ / ビームス デザイン”の3ラインで商品を構成している。日常提案の機能服の市場はライバルの多い激戦区ではあるものの、高い機能性と手が届く価格帯、シンプルなデザインの3つのバランスを強みとして押し出していくという。2020年秋冬の主なアイテムの価格帯は“アルティメット”のフードダウンジャケットが1万9990円、ステンカラーコートが9990円、“スマート”のはっ水ステンカラーコートが7990円、ストレッチパンツが4990円、“ティゴラ / ビームス デザイン”のスエットパーカが5990円、サーマルのワンピースが5990円など。

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アマゾン、米国で「ラグジュアリーストア」アプリを公開 第1弾は「オスカー デ ラ レンタ」

 アマゾン(AMAZON)は、ラグジュアリーブランドを取り扱うアプリ「ラグジュアリーストア(Luxury Stores)」を9月15日(現地時間)に公開した。

 現在は招待制となっており、米国のプライム会員の中でアマゾンから招待メールを受け取った人のみが利用できる仕組みだが、将来的には対象を拡大するという。また米プライム会員で招待されていない人も、アマゾンのサイトからリクエストできるようになっている。

 注目の参加ブランドだが、第1弾は「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」だ。2020年プレ・フォール・コレクションと、現在は同ブランドのブティックおよび公式サイトでのみ販売されている20-21年秋冬コレクションから、ウィメンズウエア、ハンドバッグ、ジュエリー、アクセサリーのほか、新作の香水などを取りそろえた。また子ども服も近日中に取り扱う予定となっている。ほかの参加ブランドについては、今週中に少なくともあと一つが公開されるという。

 「ラグジュアリーストア」は参加ブランドの自由度が高く、ストア内のデザインはもちろん、商品ラインアップ、販売数量や価格、セールのタイミングなどもブランド側が独自に決定できる。それに加えて、アマゾンのカスタマーサービスや配送サービスを利用できる。またアプリには、商品を着用したさまざまな体形や肌の色をしたモデルをユーザーが360度動かすことができる機能が搭載されており、より正確なフィット感が分かるようになっている。

 クリスティン・ボーシャン(Christine Beauchamp)=アマゾン ファッション(AMAZON FASHION)プレジデントは、「当社は常に顧客の声に耳を傾けており、『ラグジュアリーストア』にこのブランドがあったらいいのにというプライム会員からのフィードバックに大いにインスピレーションを受けている。今後も進化を続け、世界中のデザイナーと、既存および新たなラグジュアリーカスタマーとの橋渡しをしていきたい」と語った。

 アレックス・ボレン(Alex Bolen)=オスカー デ ラ レンタ最高経営責任者は、「アマゾンの顧客を重視する姿勢に敬意を抱いている。『ラグジュアリーストア』を通じて、より多くの顧客に当ブランドのストーリーや製品の魅力を伝えられることを楽しみにしている」と述べた。

 「ラグジュアリーストア」のスタートを記念して、アマゾンと「オスカー デ ラ レンタ」はカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)を起用したムービーを公開。監督は「コーチ(COACH)」のキャンペーン映像なども撮影したバニー・キニー(Bunny Kinney)で、スタイリングはジェイソン・ボールデン(Jason Bolden)が手掛けている。

 新型コロナウイルスの影響で米国では百貨店やアパレルブランドの経営破綻が続いているが、そうした中でもECは全般に売り上げを伸ばしていることを考えると、「ラグジュアリーストア」は中小規模のブランドにとって好機だといえるだろう。

 アマゾンにとっても、アパレル分野の強化は長年の懸案事項だ。下着などの消耗品やベーシックな商品であればアマゾンで購入する消費者も多いため一定の売り上げを獲得しているが、よりファッション性の高いアパレルでは試行錯誤を繰り返している。今回、満を持して本格的にラグジュアリー市場に参入した。

 米投資銀行バーンスタイン(BERNSTEIN)のルカ・ソルカ(Luca Solca)=アナリストは、「招待制にしたことで、ラグジュアリーな“特別感”を演出したのは賢いと思う。このサービスの成功は人気ブランドをそろえられるかどうかにかかっているが、スタート時に『オスカー デ ラ レンタ』だけでは弱い。アマゾンは今後、より多くの人気ブランドと提携する必要がある」と分析した。

 なお20年1月の時点で、アマゾンはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下ブランドにも出店を打診したが、すげなく断られたという臆測が広まっていた。これに対し、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOはアナリスト向けの決算説明会で、「そうした大手プラットフォームから何度か打診を受けたが、そのたびに断っている」と話している。

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アマゾン、米国で「ラグジュアリーストア」アプリを公開 第1弾は「オスカー デ ラ レンタ」

 アマゾン(AMAZON)は、ラグジュアリーブランドを取り扱うアプリ「ラグジュアリーストア(Luxury Stores)」を9月15日(現地時間)に公開した。

 現在は招待制となっており、米国のプライム会員の中でアマゾンから招待メールを受け取った人のみが利用できる仕組みだが、将来的には対象を拡大するという。また米プライム会員で招待されていない人も、アマゾンのサイトからリクエストできるようになっている。

 注目の参加ブランドだが、第1弾は「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」だ。2020年プレ・フォール・コレクションと、現在は同ブランドのブティックおよび公式サイトでのみ販売されている20-21年秋冬コレクションから、ウィメンズウエア、ハンドバッグ、ジュエリー、アクセサリーのほか、新作の香水などを取りそろえた。また子ども服も近日中に取り扱う予定となっている。ほかの参加ブランドについては、今週中に少なくともあと一つが公開されるという。

 「ラグジュアリーストア」は参加ブランドの自由度が高く、ストア内のデザインはもちろん、商品ラインアップ、販売数量や価格、セールのタイミングなどもブランド側が独自に決定できる。それに加えて、アマゾンのカスタマーサービスや配送サービスを利用できる。またアプリには、商品を着用したさまざまな体形や肌の色をしたモデルをユーザーが360度動かすことができる機能が搭載されており、より正確なフィット感が分かるようになっている。

 クリスティン・ボーシャン(Christine Beauchamp)=アマゾン ファッション(AMAZON FASHION)プレジデントは、「当社は常に顧客の声に耳を傾けており、『ラグジュアリーストア』にこのブランドがあったらいいのにというプライム会員からのフィードバックに大いにインスピレーションを受けている。今後も進化を続け、世界中のデザイナーと、既存および新たなラグジュアリーカスタマーとの橋渡しをしていきたい」と語った。

 アレックス・ボレン(Alex Bolen)=オスカー デ ラ レンタ最高経営責任者は、「アマゾンの顧客を重視する姿勢に敬意を抱いている。『ラグジュアリーストア』を通じて、より多くの顧客に当ブランドのストーリーや製品の魅力を伝えられることを楽しみにしている」と述べた。

 「ラグジュアリーストア」のスタートを記念して、アマゾンと「オスカー デ ラ レンタ」はカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)を起用したムービーを公開。監督は「コーチ(COACH)」のキャンペーン映像なども撮影したバニー・キニー(Bunny Kinney)で、スタイリングはジェイソン・ボールデン(Jason Bolden)が手掛けている。

 新型コロナウイルスの影響で米国では百貨店やアパレルブランドの経営破綻が続いているが、そうした中でもECは全般に売り上げを伸ばしていることを考えると、「ラグジュアリーストア」は中小規模のブランドにとって好機だといえるだろう。

 アマゾンにとっても、アパレル分野の強化は長年の懸案事項だ。下着などの消耗品やベーシックな商品であればアマゾンで購入する消費者も多いため一定の売り上げを獲得しているが、よりファッション性の高いアパレルでは試行錯誤を繰り返している。今回、満を持して本格的にラグジュアリー市場に参入した。

 米投資銀行バーンスタイン(BERNSTEIN)のルカ・ソルカ(Luca Solca)=アナリストは、「招待制にしたことで、ラグジュアリーな“特別感”を演出したのは賢いと思う。このサービスの成功は人気ブランドをそろえられるかどうかにかかっているが、スタート時に『オスカー デ ラ レンタ』だけでは弱い。アマゾンは今後、より多くの人気ブランドと提携する必要がある」と分析した。

 なお20年1月の時点で、アマゾンはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下ブランドにも出店を打診したが、すげなく断られたという臆測が広まっていた。これに対し、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOはアナリスト向けの決算説明会で、「そうした大手プラットフォームから何度か打診を受けたが、そのたびに断っている」と話している。

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ティックトックがファッション月間を開催 「JW アンダーソン」の最新コレクションの披露など

 動画投稿アプリのティックトック(TikTok)はファッション月間を設け、バーチャルランウエイやインフルエンサーによるレッスンなどを10月8日まで行う。新型コロナウイルスの影響で多くの大規模なリアルのショーが中止になる中、1カ月にわたってファッションに関する多様なコンテンツを特集する狙いだ。またティックトックはユーザー参加に向けて、“#TikTokFashionMonth”や”#GetTheLook””#Fashion101”などのハッシュタグも複数用意した。

 すでに「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」がそれぞれの公式アカウントでランウエイショーを披露しており、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は最新コレクションを28日に公開する予定だ。そのほか人気クリエイターのウィズダム・ケイ(Wisdom Kaye)やアリアム(Ariam)がスタイリングに関するイベントなどを開催する。

 ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)「ジェイ ダブリュー アンダーソン」デザイナーは「私たちは新しいテクノロジーやプラットフォームを取り入れることをずっと重要視してきた。ティックトックは当たり前だと思われていることを覆すことに挑戦しており、私たちの行動に革新をもたらしている。今シーズン、ティックトックと連携して2021年春夏ウィメンズ・コレクションを発表できることを非常にうれしく思う」と述べた。

 さらに同月間の最終日である8日には、「ランウエイ オデッセイ(Runway Odyssay)」と題したバーチャルランウエイをライブ配信する。ティックトックで人気を集めるニック・タンゴラ(Nick Tangorra)がホストを務め、「プーマ(PUMA)」と「アリス アンド オリビア(ALICE + OLIVIA)」が参加する。このイベントではティックトッククリエイターもランウエイデビューをする予定で、ユーザーはいち早くカプセルコレクションを購入できる。ライブ配信に向けて「プーマ」は黒人のクリエイターやデザイナーと連携してコレクションを制作し、「アリス アンド オリビア」はティックトックとタッグを組む。そしてその収益の一部は米国での過剰な処罰や大量投獄の撲滅、人種差別や経済格差の根絶、最も弱い立場にある人々の基本的人権保障に取り組む団体、イコール・ジャスティス・イニシアチブ(Equal Justice Initiative)への寄付に当てられるという。

 Z世代を中心に人気を持つティックトックは今やファッション通にリーチするための大きなプラットフォームに成長した。アメリカでは月におよそ1億、毎日5000万のアクティブユーザーを記録しており、18年から9倍に増加。しかしドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は8月6日に出した大統領令の中で、中国企業が運営するティックトックとウィーチャット(微信、WeChat)の米国内での取引の禁止を発表した(45日間の猶予付き)。米小売最大手のウォルマート(WALMART)と米マイクロソフト(MICROSOFT)がティックトックの米国事業買収に乗り出したというが、詳細は明らかでない。

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「SHISEIDO」が「あつ森」を舞台にした参加型企画を開催 コスチュームやメイクデザインも配布

 資生堂のグローバルブランド「SHISEIDO」は、ニンテンドースイッチのゲーム「あつまれどうぶつの森(あつ森)」を舞台にした参加型企画「みんなで撮影!スペシャルムービープロジェクト”Camellia”」を始動した。

 今回の企画は、7月1日からスタートしたグローバルキャンペーン「超えていこう。明日はもっと美しい。」の一環で、全世界で人気を誇る「あつ森」の多様性やダイバーシティを意識した世界観に共感し、日本初の「あつ森」を舞台にしたユーザー参加型の動画制作に挑戦する。

 参加方法は、ユーザーが「SHISEIDO」のスペシャルムービーの絵コンテをもとに「あつ森」で動画を撮影し、作品をツイッターに投稿することで応募が完了となる。「SHISEIDO」が投稿作品の中から選定した作品を組み合わせて、1本のスペシャルムービーとして、10月23日に「SHISEIDO」の公式ツイッターで公開する。

 撮影を盛り上げるための企画として、ブランドカラーである赤を意識したワンピースや、「SHISEIDO」ビューティコンサルタントのコスチュームやブランド商品をイメージしたメイクデザインなど、ブランドオリジナルのデザインをプロジェクト専用の「SHISEIDO」公式ツイッターで配布している。

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「ディオール」がインスタフィルターをリリース “ルージュ ディオール”の赤い唇が降り注ぐ

 「ディオール(DIOR)」は、ピーター・フィリップス(Peter Philips)=ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターと「エキシビジョン マガジン(Exhibition Magazine)」とがコラボレーションしたインスタグラムのフィルターをリリースした。

 今回のコラボは、エドウィン・スベロ(Edwin Sberro)とボリス・オヴィニ(Boris Ovini)が創刊した「エキシビション マガジン」のGURU ISSUE(2019年)に掲載されたベルギーのフォトグラファー、ピエール・デビュッシェール(Pierre Debusschere)によるビューティの写真から、フィリップス=ディレクターがインスピレーション。“ルージュ ディオール”を使いコラージュした作品を使用した。フィリップス=ディレクターは、「それは、ポジティブな気分を高めてくれるようなフィルター。愛する人達に“ルージュ ディオール”のキスを雨のように降らせてみて!」とコメントを寄せている。

 使い方は、「ディオール」の公式インスタグラム(@DIORMAKEUP)をフォローすると実装される。

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「ディオール」がインスタフィルターをリリース “ルージュ ディオール”の赤い唇が降り注ぐ

 「ディオール(DIOR)」は、ピーター・フィリップス(Peter Philips)=ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターと「エキシビジョン マガジン(Exhibition Magazine)」とがコラボレーションしたインスタグラムのフィルターをリリースした。

 今回のコラボは、エドウィン・スベロ(Edwin Sberro)とボリス・オヴィニ(Boris Ovini)が創刊した「エキシビション マガジン」のGURU ISSUE(2019年)に掲載されたベルギーのフォトグラファー、ピエール・デビュッシェール(Pierre Debusschere)によるビューティの写真から、フィリップス=ディレクターがインスピレーション。“ルージュ ディオール”を使いコラージュした作品を使用した。フィリップス=ディレクターは、「それは、ポジティブな気分を高めてくれるようなフィルター。愛する人達に“ルージュ ディオール”のキスを雨のように降らせてみて!」とコメントを寄せている。

 使い方は、「ディオール」の公式インスタグラム(@DIORMAKEUP)をフォローすると実装される。

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「EC×DXフォーラム」開催 専門家たちと共にデジタル戦略の未来を探る

 メーカー・ブランドのD2C・ECマーケティング支援を行う、いつも.は9月25日の11~18時、オンラインイベント「EC×DXフォーラム」を開催する。参加は無料で先着1000人まで。メーカーのマーケティング部門、経営企画部門、EC事業部のマネジメント層を対象に、オルビスやワークマン、ファンケル、アース製薬、アンカーなどからゲスト講師を迎え、いつも.が提供している「D2C」「ECマーケティング」「グローバルEC」「フルフィルメント」支援に関わる最新の取り組みを共有する。

 イベントは4つのテーマを軸に構成。各分野をリードする企業の幹部やマーケティング関係者が登壇する。1つ目のテーマは「DX・買い物」。企業のデジタル化、メーカーのEC直販を推進するべく、いつも.副社長で書籍「2025年、人は『買い物』をしなくなる」の著者でもある望月智之氏と、ワークマン専務やアンカー・ジャパン取締役、オルビス社長、アース製薬の国内EC部長などキーパーソンたちとのトークセッションを行う。

 2つ目は「ECマーケティング・デジタルシェルフ」で、ファンケルとヤフーと共に、ECのシェア向上と、デジタルシェルフ獲得を実現するため手法を探る。3つ目が「グローバルEC」。ASEAN諸国、ロシア、欧州の開拓を実現するための同講座には大和総研やジャンシン(匠新)、アリババ(LAZADA)が登場する。そして4つ目が「ロジスティックス」。同講座では、ソフトバンクロボティクスや日立物流が取り組む自動化やロボット活用、次世代EC物流へのシフトについて考える。

概要
EC×DXフォーラム
日程:9月25日
時間:11:00~18:00
開催形式:オンライン(ZOOMウェビナー)/各講座出入り自由
定員:先着1000人
参加料金:無料
主催:いつも.

問い合わせ先
いつも. セミナー事業局
sem@itsumo365.co.jp

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「フェンディ」が東京藝術大学とストリーミングイベント開催 「ウィリアム・テル序曲」よりフィナーレを演奏

 「フェンディ(FENDI)」は9月6日、東京・台東区に位置する東京藝術大学とのストリーミングイベント「フェンディルネサンス-アニマ・ムンディ」を公式サイトおよびSNS上で配信する。イベントは第3弾。新型コロナウイルスのパンデミックを経験した後、“アート、ファッション、そして音楽を通じた再生”というメッセージを届けたいという思いから開催に至った。

 今回は、渋谷スクランブルスクエアの展望施設「渋谷スカイ(SHIBUYA SKY)」と、ギンザ シックス(GINZA SIX)の屋上庭園「ギンザ シックス ガーデン(GINZA SIX GARDEN)」を舞台に、東京藝術大学音楽学部の学生でバイオリニストの荒井里桜氏と、同大学出身でサクソフォーン奏者の上野耕平氏がイタリア人作曲家のジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Rossini)の「ウィリアム・テル序曲」よりフィナーレを演奏する。「フェンディ」の2020年プレ・フォール・コレクションのアイテムをそれぞれ身にまとう。

 「フェンディルネサンス-アニマ・ムンディ」第1弾は、「フェンディ」の本拠地、ローマのイタリア文明宮を舞台に、オーケストラのサンタ・チェチーリア国立管弦楽団と、「フェンディ」のクチュールコレクションを着用したバイオリニストのアンナ・ティフ(Anna Tifu)がヴィヴァルディ作曲の「四季」から「夏」までを演奏した。第2弾では、中国・上海で上海保利大劇院との特別パフォーマンスを披露した。

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渋谷区によるコロナで苦しむ事業者向けクラウドファンディング 10月17日にファッションECモールを立ち上げ

 東京都渋谷区が渋谷区商店会連合会、渋谷区観光協会、渋谷未来デザインと共に立ち上げた「YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング」は10月17日、渋谷区公認のECモールを立ち上げる。コロナ禍によるインバウンド(訪日外国人客)減、来街者減に苦しむ区内のファッション事業者の支援が目的で、区内に直営店や卸先を持つブランドやデザイナーが主対象。モール出店のための初期費用は不要とし、「集客や販促はモール主体で行うことで、小規模なブランドやデザイナーでも出店しやすいようにする」と、同クラウドファンディング広報担当はコメントしている。

 同ECモールは、毎年3月、10月に渋谷区で開催してきた街をあげたファッションイベント「SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVAL(以下、シブハラフェス、プロデューサーは松井智則ワンオー社長。前身は2011年にスタートしたシブフェス)」と連携して運営。今後は同ECモールとしてまとまった形で、中国など海外大手ECモールへの出店も目指し、失われたインバウンド消費を取り戻す。モールが立ち上がる10月17日と翌18日には、「シブハラフェス」の一環として、渋谷区による配信プラットフォームを使ったデジタルファッションショーも開催。デジタルショーとECモールをつなげる狙い。ECモールへ出店するブランドやショップは9月から本格的に募集する。

 「YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング」は、コロナ禍に苦しむ渋谷区内の事業者を支えるために7月22日にCAMPFIRE上でスタート、9月6日まで。8月31日現在で約1400万円が集まっており、渋谷区予算から拠出する1億円とあわせてさまざまな支援を行う。ファッション産業と同様に打撃の大きいエンターテインメント産業支援としては、渋谷区公認の配信プラットフォームを構築するとともに、区内の文化施設でのオンライン配信環境整備などを進めていく。

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米ウォルマート、ティックトック買収に参戦 マイクロソフトと提携

 米小売最大手のウォルマート(WALMART)は8月27日、米マイクロソフト(MICROSOFT)と手を組み、動画投稿アプリのティックトック(TikTok)の米国事業買収に乗り出すことを発表した。

 ウォルマートは、「ティックトックの買収によってオムニチャネルベースでの顧客へのリーチを強化し、サードパーティーによるマーケットプレイスや広告事業を拡充できる」とコメントした。

 ティックトックは米国内だけでもおよそ1億、世界で8億のユーザーを抱える人気アプリだ。しかし親会社が中国企業バイトダンス(BYTEDANCE)であることから、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は国家安全保障上の懸念を理由に、同社に米国事業を11月中旬までに売却するよう命じている。

 ウォルマートはEC分野を強化しているものの、ティックトックの運用ができるほどのクラウドインフラは備えていない。一方で、マイクロソフトは買収に当たって米IT企業オラクル(ORACLE)などの有力な買い手候補と競う必要があるため、今回の提携はウォルマートとマイクロソフトの両社にとって有益なものだ。

 マイクロソフトはティックトックの米国事業に加えて、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド事業にも関心を示しており、買収額は100億~500億ドル(約1兆500億~5兆2500億円)規模になると見られている。マイクロソフトの時価総額は1兆7300億ドル(約181兆円)、ウォルマートは同3730億ドル(約39兆円)。なお、8月26日にはティックトックのケビン・メイヤー(Kevin Mayer)最高経営責任者が辞任している。

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「マキアージュ」がスナップ カメラにメイクフィルターを導入 ビデオ会議やリモート飲みにも

 資生堂のメイクアップブランド「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は、スナップチャット(SNAPCHAT)のカメラアプリ「スナップカメラ(SNAP CAMERA」で、最新のメイクを楽しめるAR(拡張現実)フィルターを導入した。ズーム(Zoom)などのビデオ会議やユーチューブ(YOUTUBE)などの動画プラットフォームで使用でき、在宅勤務やオンライン上でのコミュニケーションが進んでいることから、顧客との接点の拡大を目指す。

 同サービスは8月21日に限定発売したアイシャドウパレット「マキアージュ ドラマティックスタイリングアイズ」(3080円)や「マキアージュ ドラマティックルージュEX」(3080円 )などのアイテムを使用した4パターンの最新メイクの発色や質感などを自分の顔で楽しむことができる。また、資生堂の美容総合サイトワタシプラス内の「テレビューティ」特設サイトでは、4つのメイクパターンの詳細の紹介しているほか、気に入った商品を購入できるようにしている。

 「スナップカメラ」では、ロレアル(L'OREAL)が、化粧品企業として初めて協業とし、同サービスを5月から実施している。傘下のブランド「ガルニエ(GARNIER)」「ランコム(LANCOME)」「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」「メイベリン(MAYBELLINE)」のフィルターを製作している。

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ビームスのメンズカタログ「ミスタービームス」がウェブに移行

 ビームス(BEAMS)はメンズカタログ「ミスタービームス(MR BEAMS)」をウェブマガジンとして8月21日に公開する。

 昨年発行した2019年春夏のメンズカタログは主にビームスの店頭で配られ、無料ながら雑誌並みの充実した内容で話題になった。新型コロナウイルス感染拡大によるニューノーマル時代に対応するため、今年はウェブに移行する。

 ビームスのクリエイティブ・ディレクター中村達也が手掛けるコンテンツや、ビジネスシーンに役立つファッションアドバイスなどを配信する。今後はオンラインでのファンミーティングなど参加型イベントも開催する予定だという。

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そごう・西武がコスメサイト「キレイデパート」をオープン 旬のテーマに合わせ美容部員らがおすすめ

 そごう・西武は8月20日、コスメ情報サイト「キレイデパート」をオープンした。新型コロナウイルスの影響もあり、ECサイトでの売り上げが伸長していることから、ライブ配信やハウツー動画の配信、ニーズに合わせた施策やアイテム提案など、デジタルコンテンツを充実させる。

 毎月のテーマに合わせたおすすめのアイテムやケア方法も紹介する。第一弾では、“ニューノーマルの私を楽しむ、旬コスメ”をテーマに、マスク着用時の目元メイクや、リモート映えメイク、紫外線やマスクによるダメージケアに対応するアイテムやケア方法などのほか、人気ブランドの美容部員がおすすめする “美容部員の溺愛コスメ”も提案する。

 またプロのメイクアップアーティストによる、メイクハウツー動画の配信や、毎月コスメブランドとタイアップして配信するライブ動画では紹介している商品を「e.デパート」と連動し購入に結びつける。初回は8月28日に、「ランコム(LANCOME)」「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」のアーティストがおすすめメイクを提案する。

 なお同社はこれまで、主要店舗にブランドを横断して提案する「キレイステーション」や「メイクアップステーション」を開設し多くの人が利用していたが、新型コロナの感染拡大を受け予約を自粛している。

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アメリカでティックトックとウィーチャットが禁止へ 中国市場への影響は?

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は8月6日、中国企業が運営するティックトック(TikTok)とウィーチャット(微信、WeChat)について、45日間の猶予期間を設けた上で今後米国内での取引を禁止する大統領令を出した。しかし今回の大統領令における禁止の表現は曖昧な部分もあり、いくつかの点で疑問視されている。ウィーチャットを含めアリババ(ALIBABA)や「JDドットコム(JD.com)」などを含む中国のeコマース市場は、2兆ドル(約200兆円)の価値があると言われているが、アメリカと中国をつなぐ2つのアプリの規制によるビジネスへの影響はどう考えられるのか。

2つのアプリでも大きな影響を受けると言われているのは、12億人の中国人が現代生活のベースとして使用しているウィーチャットだ。ウィーチャットはメッセージのやり取りを中心に、写真の共有やオンラインショッピング、決済、ニュースのチェックなどにも使われ、中国におけるLINE的存在。多彩な機能や普及率から、グローバルな展開を目指すアメリカの企業にとって中国市場とつながる上で重要なツールとして活用されている。

 ラグジュアリーブランドのデジタル開発を支えるデジタル ラグジュアリー グループ(DIGITAL LUXURY GROUP、DLG)のアイリス・チャン(Iris Chan)=パートナー兼インターナショナル・クライアント開発ディレクターは、「禁止される“取引”がコミュニケーションを含めるのか、または金融取引のみを意味するのか疑問だ」と述べた。

 また、広告の分野も定義が漠然としている。中国市場の開拓を目指すアメリカのグローバルブランドは2017年からウィーチャットに広告を出すことができたが、今後同じように展開することは難しいかもしれない。しかしアメリカブランドの多くは中国に拠点を設けていることもあり、その場合の規制に対する線引きは曖昧だ。

 ウィーチャットを運営するテンセント(TENCENT)は、巨大な事業を展開する大企業の1つ。時価総額は6000億ドル(約64兆円)を超えるが、8月7日の時点で香港証券取引所での株価は約6%下落した。しかし今回の大統領令ではテンセントの他の事業やアメリカでの投資には言及しておらず、同社への影響は限定的とみられる。

 一方、ティックトックについてはすでにマイクロソフト(MICROSOFT)などのアメリカ企業による買収交渉が進められているが、合意に至らなかった場合はアメリカから完全に徹底する他なく、すでにブランドやマーケティング責任者は今後の可能性を探って準備をしている段階だ。また、インフルエンサーの大半はティックトックとインスタグラムの両方を活用しており、後者はティックトックと似たショートムービーが作成できる機能の「リール(Reels)」を導入した。

 今回の大統領令はアメリカのユーザーの保護や中国による監視を逃れることを目的としているものではなく、アメリカで成功している中国のプラットフォームをピンポイントに狙っているという印象だ。慎重かつ十分に考慮されて施行されなければ、米国企業の支援にならないどころか、大きな打撃を与えることもあり得るだろう。

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楽天・三木谷社長「びっくりするような高級ブランドが出店検討」 8月11日の決算会見で示唆

 楽天の20年4〜6月決算(国際会計基準)は、国内ECの流通総額(GMV)が前年同期比15.2%増の1兆300億円になった。コロナ禍による旅行激減で「楽天トラベル」などが不調だったが、主力の「楽天市場」を中心とするショッピング系のサイトの好調が全体を押し上げた。楽天の三木谷浩史会長兼社長は、報道とアナリストを対象にしたオンラインの決算会見で「『楽天市場』『楽天ファッション』『ラクマ』などのショッピング系サイトの流通額は、前年同期比で48.1%増と、強力な伸びを見せている。足元の8月でもこの勢いは衰えるどころか持続している。特にファッションは有力ブランドの出店が相次いでおり、僕もびっくりするような高級ブランドも出店を検討している」と語った。日本のファッションEC最大手の「ゾゾタウン」には「ロエベ(LOEWE)」「マルニ(MARNI)」などが出店しており、これまで日本のECモールへの出店には慎重だった、海外の高級ブランドの出店が加速しそうだ。

 国内ECの売上高は同14.0%増の1331億円、営業利益は同9.1%減の110億円だった。減益の要因は、千葉・習志野や神奈川など自社の物流・配送網物流への投資によるもの。「翌日配送などのきめ細かなサービスも、ショッピング分野の成長を後押ししている」という。

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インスタグラムが新機能「リール」を公開 ティックトックの牙城を崩せるか

 インスタグラムはショートムービーが作成できる新機能「リール(Reels)」を、アメリカをはじめとする50カ国で公開した。インスタグラム上のストーリーズ用カメラを使用して、音楽やカメラエフェクトを加えた15秒の動画の作成が可能になる。ほかにも動画の長さを設定できるタイマーや速度を変える機能、位置合わせツールを備えている。ユーザーは今までにないスピード感を体験できるようになった。

 さらに「リール」では自身の音源を使った動画の作成ができ、個人クリエイターは特に拡散しやすくなるとみられる。パブリックアカウントを持つユーザーが自身の楽曲を使用した場合、そのリールに使われている楽曲を他のユーザーも使用できるという。

 ショートムービーの分野では現在、中国発のティックトック(TikTok)が10〜20代を中心に圧倒的な人気を持っている。インスタグラムの親会社であるフェイスブック(FACEBOOK)社は数年前から新機能の開発に取り組んでいたとするが、米国でティックトックの使用禁止に向けた動きが加速しているタイミングでの開始となった。

 フェイスブック社は過去にスナップチャット(Snapchat)の24時間で投稿が消えるストーリー機能を取り入れたこともあり、ライバル企業の機能を取り入れる傾向について疑問の声も上がっている。同社のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は、この動きに関するアメリカ合衆国下院司法委員会の問いに対して、マーケットの競争行為に反することは行っていないとしながら「他企業が行っているものを取り入れている」ことは認めている。インスタグラムの利用率はティックトックを上回っているものの、若いユーザーの急激な増加は脅威となっているようだ。

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インスタグラムが新機能「リール」を公開 ティックトックの牙城を崩せるか

 インスタグラムはショートムービーが作成できる新機能「リール(Reels)」を、アメリカをはじめとする50カ国で公開した。インスタグラム上のストーリーズ用カメラを使用して、音楽やカメラエフェクトを加えた15秒の動画の作成が可能になる。ほかにも動画の長さを設定できるタイマーや速度を変える機能、位置合わせツールを備えている。ユーザーは今までにないスピード感を体験できるようになった。

 さらに「リール」では自身の音源を使った動画の作成ができ、個人クリエイターは特に拡散しやすくなるとみられる。パブリックアカウントを持つユーザーが自身の楽曲を使用した場合、そのリールに使われている楽曲を他のユーザーも使用できるという。

 ショートムービーの分野では現在、中国発のティックトック(TikTok)が10〜20代を中心に圧倒的な人気を持っている。インスタグラムの親会社であるフェイスブック(FACEBOOK)社は数年前から新機能の開発に取り組んでいたとするが、米国でティックトックの使用禁止に向けた動きが加速しているタイミングでの開始となった。

 フェイスブック社は過去にスナップチャット(Snapchat)の24時間で投稿が消えるストーリー機能を取り入れたこともあり、ライバル企業の機能を取り入れる傾向について疑問の声も上がっている。同社のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は、この動きに関するアメリカ合衆国下院司法委員会の問いに対して、マーケットの競争行為に反することは行っていないとしながら「他企業が行っているものを取り入れている」ことは認めている。インスタグラムの利用率はティックトックを上回っているものの、若いユーザーの急激な増加は脅威となっているようだ。

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「ジレット ヴィーナス」が「あつ森」で肌用デザインを公開 ニキビやそばかすを表現

 かみそり製品を手掛ける「ジレット ヴィーナス(GILLETTE VENUS)」は、ニンテンドースイッチのゲーム「あつまれどうぶつの森(あつ森)」用に“スキンクルーシブ サマー ライン”と題したデザインを公開した。肌にまつわるインクルージョン(包摂・包括性)に重きをおいたデザインの数々で、2つの語を組み合わせた“スキンクルーシブ”を提案している。また8月31日には著名人とゲーム内で、“スキンクルーシブ”やファッションに関連するトピックを扱うユーチューブ配信イベントを開催する。

 デザインは肌のトーンとタイプの組み合わせ次第で全264種類をそろえる。プレーヤーがキャラクターで表現できる肌のタイプは、ニキビやそばかす、セルライト、腕の毛、傷痕、シワ、アトピー、手術痕などで、ダウンロード用のコードは公式ウェブサイトのルックブックに掲載している。

 同ブランドは「マイ スキン マイ ウェイ」というキャンペーンを通じて、さまざまな身体的特徴の女性を起用して、肌のあり方や見せ方における“美しさ”は一つではないというメッセージを発信。フォトレタッチの廃止や「そる理由も私が決める」というフレーズを使用して、女性の自己決定権や主体性を打ち出す広告も行ってきた。アンソニー・ヴァン・ダイク(Anthony Van Dijk)=シニア・ブランド・ディレクターは、「ゲームは空想上のものだが、その中のキャラクターとつながれるよう好きなだけ正確に自分を表現できるようにしたい。『ヴィーナス』を売るのではなく、キャンペーンを盛り上げていきたい」と語った。

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NYコレが完全デジタル化 ブランドや消費者、プレス、バイヤーなど誰でも使えるプラットフォームを開設

 アメリカファッション協議会(COUNCIL of FASHION DESIGNERS of AMERICA以下、CFDA)は、国内のファッション業界向けのビジネスツールを兼ねた総合デジタル・プラットフォーム「ランウエイ360(Runway360)」を立ち上げる。公開はニューヨーク・ファッション・ウイーク(9月14〜16日開催予定)の開幕前だ。

 「ランウエイ360」は、コレクション発表やPR、販売、消費者への働きかけといったブランドビジネスにおけるツールを網羅しており、デザイナーが業界関係者や消費者と直接つながることができる。デザイナーはバーチャルのプレスカンファレンスの開催や参考資料の配布、ファッションショーやプレスキットのリリースができるなど、販売の促進や米国ファッションにおけるクリエイティビティーを披露する場として機能する。また世界中の小売業者やプレス、消費者を対象に、AR/VRを駆使した360°の動画やライブ配信、ECおよびSNSとの連係やショッピング機能が提供され、9月のファッション・ウイーク終了後も永続的に利用することができる。

 ブランド、消費者、プレス、取引顧客など誰もがアクセス可能な「ランウエイ360」では、各ユーザーのプロフィールに合わせたサービスが提供される。例えば、デザイナーは50人限定でコレクションを公開することができたり、各自のページにBtoB向けのデジタル・マーケットプレイスのニューオーダー(NuORDER)や卸売りシステムを設置したり、またユーザーはそのページからデザイナーのプロフィールページにアクセスし、360°の拡張現実を用いたコレクションの閲覧やプレスキット、プライベートイベント、AR/VR体験といったソーシャルメディアを通じたコミュニケーションを行うことができる。

 「ライブ ナウ(Live Now)」というページでは、ウィメンズ、メンズ、新人、サステナビリティの4つのカテゴリー別に、ファッション・ウイークの公式スケジュールとブランド、コレクションを紹介。期間中はライブ配信されているコレクションが特集される。ユーザーはお気に入りのショーを登録し、SNSを通じてシェアすることもできる。またデザイナーは、過去のコレクションを公開することも可能だ。CFDAは今回イベントを開催しないが、どの場所で行われるショーも「ランウエイ360」でライブ配信する。

 スティーブン・コルブ(Steven Kolb)CFDAプレジデント兼最高経営責任者(CEO)は、「デジタル・プラットフォームを駆使してファッション・ウイークを現代風にまとめた。ニューヨーク・ファッション・ウイークでのコレクション発表のベースとなるだろう。また年間を通じて、ブライダルおよびジュエリー・ウイークやプレ・コレクションといったその他のマーケットにも適用できる。誰でもアクセスが可能で、年間を通じてデザイナーのコレクションをサポートするという点は、ミラノ・デジタル・ファッション・ウイークでの取り組みと似ている。今シーズンはどのデザイナーも、これまでのような本格的なランウエイショーをリアルタイムで行うことはないだろう。全てがデジタルで行われるはずだ」とコメントした。

 「ランウエイ360」はECサイトとしての機能はないが、消費者やバイヤーはお気に入りアイテムを登録し、プレオーダーや購入が可能だ。デザイナーはこうした情報をeメールなどで情報が共有され、人気の高いルックやコレクションを知ることができる。「コンテンツは私たちではなくデザイナーが作成する。私たちはそれをプラットフォームにつなげるだけだ。デザイナーはルックブックの写真や動画を投稿することもできる。これはデザイナーをサポートするためのビジネスツールだ。柔軟性が高く、各ブランドの需要に合わせてカスタマイズできるプラットフォームにしたい」とコルブ=プレジデント兼CEO。なお、ブランドは「ランウエイ360」に無料参加が可能で、CFDAはこれによる収益化を考えていないという。
 
 また、BtoBパートナーであるニューオーダーは、新人デザイナーや有色人種のデザイナーによるビジネスのサポートを目的とした、バーチャル販売ショールームを含む一連のサービスを提供する。ヒース・ウェルズ(Heath Wells)=ニューオーダー共同創設者兼共同CEOは、「新しい世代のデザイナーやブランドに技術やツールを提供することで、彼らの将来の成功をサポートできることをうれしく思う」とコメントした。
 
 コルブ=プレジデント兼CEOは、「ファッション業界が変革の時にある今、革新的なビシネスツールが必要だ。ソーシャル・ディスタンシングや移動制限がある世の中で、『ランウエイ360』は画期的な存在だと言える。デジタル・プラットフォームは新型コロナウイルスの影響を受けた今だけでなく、将来的に従来のようなファッションショーが行われる場合にも役立つ」とコメントした。将来的に従来のランウエイショーが行われた場合は、ブランドはプラットフォーム上でショーの動画を配信もでき、ショーのコメントやコレクションのインスピレーション源などの投稿も可能だ。

 なお、「ランウエイ360」はニューヨークの総合デザインスタジオ、デ ヤン(De-Yan)が開発。モバイル版にも対応している。

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「ストーリィ」がロコンドと協業 誌面とウェブ記事掲載の商品が丸ごとすぐ買えるECスタート

 光文社の40代向け女性誌「ストーリィ(STORY)」はシューズと服のネット通販サイトロコンドと協業し、メディアEC「ストーリィ ショップ(STORY SHOP)」を11月に開始すると発表した。これは、ロコンドのEC受託サービス「ボエム(BOEM)」を活用して、誌面とウェブ記事掲載の商品が丸ごとすぐ買えるECだ。

 本誌や公式サイト「ストーリィ ウェブ」で掲載された商品のうち、契約したブランドの商品を「ストーリィ ショップ」で販売する。これにより、気になった商品がすぐ手に入るという新たなメディア体験を読者・ユーザーに提供していくという。またロコンドとの協業により、販売数量の拡大や物流・カスタマーサービス向上といった顧客満足度の高いサービスを目指す。

 光文社公式ショッピングモール型「kokode.jp」でも引き続きセレクトを強化した「ストーリィ」商品を販売する。

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アルマーニがYNAPと新契約 店頭とECの在庫を一括管理

 ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)社は、高級ブランドを扱う大手EC企業ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)と2025年まで提携を延長する新たな契約を結び、デジタル強化を図る。YNAPの持つ流通システム「ネクスト エラ(Next Era)」を導入し、オンラインと実店舗の在庫の統合やYNAPのグローバル物流ネットワークを生かして、商品間にオンラインとオフラインのシームレスなつながりを生み出す。新しい機能の数々は21年からアルマーニのウェブサイトに導入し始め、22年に完了予定だ。

 これにより、商品があるにもかかわらずオンラインでは売り切れと表示されてしまうことが避けられ、余剰在庫を減らすことができる。ジョルジオ・アルマーニ会長兼最高経営責任者は「廃棄を減らすことができるので、消費者にとっても責任ある方法で買い物できるようになる」と述べた。

 注文はYNAPの物流ネットワークに加え、物流センターやアルマーニのブティックを通して処理され、シーズンごとの全コレクションから幅広い品ぞろえを提供できる。例えば店頭に商品がなかった場合、統合されたデータを活用して販売員はオンラインストアから同じ商品を提示できる。さらに顧客は円滑な決済フローや詳細な商品情報、オンライン在庫の把握といったモバイル機能に加えて、配達期間の短縮も選択できる。

 YNAPは17年に「ヴァレンティノ(VALENTINO)」と協業で「ネクスト エラ」を開始。YNAPのテクノロジーとIBMとの提携による注文管理システムを組み合わせた流通システムだ。

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三菱商事ファッションが3DCGでサステナブルな服作り DXで大量生産、大量廃棄をなくす

 三菱商事グループのファブレス(自社工場を持たない)メーカー、三菱商事ファッションが、3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)を駆使した服作りのデジタルスキームを開発し、アパレルメーカーやセレクトショップが導入を始めている。

 特徴は、2Dパターンを3Dで確認・修正するモデリング技術、生地を正確にスキャンして3D画像に反映させるスキャニング技術、そして3Dのモデリングデータからeコマース掲載用に高精度のCGを短時間で制作するスキームなどだ。パターンCADデータと生地スワッチがあれば、CGを自由に制作することもできる。これにより、サンプル製作のプロセスの削減、先行受注による在庫の削減、ささげ業務の削減、生産工程のリードタイムの短縮などさまざまな手間と時間を節約でき、大量生産、大量廃棄をしないサステナブルな服作り、利益改善、拡大するeコマースビジネスへの効率的な生産スキームの提供などが可能となる。

 このデジタルスキームは、4月に同社に開設されたデジタル事業推進本部が開発した。DX(デジタルトランスフォーメーション)が今のサプライチェーンに求められている小ロット、QR(クイックレスポンス)の生産体制確立につながり、OEM(相手先ブランドの生産)、ODM(相手先ブランドの企画生産)のシステム改善にも貢献しそうだ。

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若手クリエイターの作品を扱うECサイトがオープン 運営会社はホステル事業も

 学生レジデンス運営とライフスタイルの小売事業を手掛けるザ・ユース(THE YOUTH)は、10代と20代のクリエイターの作品を販売するECサイト「ザ・ユース・ストア(THE YOUTH STORE)」をオープンした。

「ユニクロ トウキョウ」のウインドーペイントを担当したLee Izumidaや「G-SHOCK」の広告イラストレーションを手掛けたSUGIら、ユース世代と親和性の高い10代と20代のクリエイターが参加。アパレル、アート作品、健康グッズ、雑貨、本などを販売する。

 一部の売り上げをチャリティーとして社会問題や環境問題に取り組む団体に寄付する。第1弾として7月27日から予約販売するLee IzumidaのコラボTシャツ(5800円)の売り上げの10%を、日本赤十字社を通して九州豪雨災害支援のために寄付する。

 同ECサイトを運営するザ・ユースはバックパッカーズ・ジャパン(BACKPACKERS' JAPAN)が設立したグループ会社。バックパッカーズ・ジャパンは、東京・日本橋の「シタン(CITAN)」をはじめデザイン性の高い空間やイベントの開催で知られる“次世代”ホステルを経営する。

 ザ・ユースは2020年夏に学生レジデンス、ラウンジ、ホテルの機能を持つ施設「ザ・ユース・センダイ(THE YOUTH SENDAI)」を宮城県仙台市に開業する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて無期限の延期になっている。

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コンセプトストア「メゾン コーセー」にデジタルで新サービス 個々の顔型に合わせたシートマスク提供

 化粧品のコーセーが、デジタル活用を強化している。昨年12月に銀座にオープンしたコンセプトストア「メゾン コーセー(MAISON KOSE)」に最先端“ビューティアトラクション”を導入しているが、今回新たな2つのサービスが加わった。3Dスキャンで撮影した一人一人の顔型に合わせたシートマスクの提供と、毛髪診断システムの結果に基づいたヘアケア製品の提案とスタイリストによる施術だ。独自性の高いサービスの提供を行うことで、一人ひとりに合わせたパーソナライズ美容提案を強化する。

 シートマスクは、顔の高解像度3Dスキャン技術を持つシリコンバレーのスタートアップ企業のbellus3Dと協業した「フェイスマスクファクトリー」。3Dスキャン技術で顔の立体構造を分析し、平面展開することでマスクを作成。個々の顔全体や目・鼻・口の部位ごとにフィットするシートマスクのサイズと形状を実現する。パーソナライズなマスク作りは予約不要。

 2つ目は、コニカミノルタの協力で、画像処理技術を用いてお客の髪の艶、うねり、ダメージ、ボリュームなどの髪質や毛髪状態を客観的に評価できる毛髪診断システムを開発。診断結果後は、1階のブローバーでお客の髪悩みや理想のヘアスタイルに応じて最適な製品を提案するほか、スタイリストのカウンセリング、最適な製品を用いた施術も提供する。サービスは完全予約制。

 「メゾン コーセー」は、日本初展開となる米・化粧品ブランド「タルト(TARTE)」など、同社ブランドを一堂に集積(一部商品を除く)した旗艦店。スキンケアやメイク、ヘアケアなどカテゴリーごとにブランドを横断して配置するほか、デジタルと体験を融合させた新たなコミュニケーションの場をテーマに、異業種とのコラボレーションした取り組みなどを“ビューティアトラクション”と称して展開する。オープン時は。パナソニックと協業した肌分析機能を持つ「スノービューティーミラー」やカシオ計算機と共同開発したネイルプリンターを設置した。

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原宿「ビューティ・スクエア」の大型ビジョンにきゃりーぱみゅぱみゅのコラボアバターが登場 

 東京・原宿駅前の複合施設、ウィズ原宿内1階で資生堂が運営する美容施設「ビューティ・スクエア」に7月16日、3Dアバターソーシャルアプリ「ゼペット(ZEPETO)」と同施設の大型LEDビジョンを連携させた日本初のバーチャルアバターコンテンツに、同施設アンバサダーのきゃりーぱみゅぱみゅとコラボしたアバターが登場する。

 4×4mの大型LEDビジョンに「ゼペット」でダウンロードしたオリジナルキャラクターをビジョン内の仮想空間に投影することでアバターと一緒に写真撮影ができる。きゃりーぱみゅぱみゅのコラボアバターとも撮影が可能で、参加型のデジタルコンテンツとしてバーチャル体験を楽しめる。

 さらに来店者特典として、きゃりーぱみゅぱみゅの「ビューティ・スクエア」コラボアバターとおそろいの限定ヘアアイテムを「ゼペット」アプリ内で手に入れることができる。

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伊勢丹新宿でワコールの3Dボディースキャナーを生かした無料スタイリングサービス 約50ブランドの約1万種類から洋服を提案

 伊勢丹新宿本店は7月15日に本館3階のイセタンパーソナルラボ(以下、パーソナルラボ)で、3D計測とパーソナルラボの約10人の販売員によるマッチングサービス“マッチパレット”をスタートさせる。同サービスは、ワコール(WACOAL)の3Dボディースキャナーを利用して全身のサイズを5秒で計測し、可視化された体形データから、販売員が消費者一人一人にマッチするスタイリングを無料で提供するというものだ。販売員は、ボディースキャンのデータに基づいて体形タイプを27種類に分類診断し、約50ブランドの約1万種類からおすすめ商品とスタイリングを提案。30分コースは3Dボディースキャン計測とワンポイントアドバイス、90分コースはボディースキャン計測とコンサルティングという内容だ。

 予約は、三越伊勢丹アプリでデジタルID会員登録をして希望の日時を選択後、アンケートフォームに好みのスタイリングやファッションについて記入する。サービス体験後は、“マッチパレット”の公式LINEアカウントからオンラインチャットサービスが受けられる。受け付けは24時間で、返信対応は10~20時。友だち登録をすると、いつでもパーソナルラボの販売員に質問や悩みの相談ができる。

 このサービスは、オンラインでもオフラインでも最高の顧客体験の提供を目指し、最新デジタル技術と百貨店の強みである“人の力”を融合したものだ。通常のショッピング時の“悩みの時間”や“買い回りの時間”を短縮し、消費者の都合に合わせたショッピング体験を提供することで変化するニーズに寄り添うとを目的にしている。

 ワコールが2019年末に発表した顧客とのコミュニケーションのスローガン“ミート・ユア・ジャスト”は“消費者のジャスト=ぴったり”を提供する“というものだ。下着は体に直接着けるもので、洋服以上にフィッティングや好みが問われる。それを解決するツールの一つとして開発されたのが3Dボディースキャナーだ。

 ワコールは19年に同スキャナーとAI接客を導入したデジタル店舗「ワコール 3D スマート & トライ(WACOAL 3D SMART & TRY)」を出店しており、ビューティアドバイザーによるコンサルティングも行っている。いち早くパーソナライズ化に注力してきたワコールのノウハウが、下着の売り場だけでなく洋服の売り場でも採用されるのは自然な流れといってもいいかもしれない。新型コロナウイルスの影響をはじめ、さまざまな課題を抱える百貨店にとってワコールのデジタル技術を採用した新サービスが、売り場活性化のツールになるかどうかが注目される。

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「カルティエ」がブライダルに特化した日本限定モバイルサイトを開設

 「カルティエ(CARTIER)」は世界に先駆けて、日本限定のブライダルに特化したモバイルサイト“カルティエ ブライダル”を開設した。同ブランドのLINEの公式アカウント(ID:@Cartier)にアクセスすると、さまざまなエンゲージメントリングやマリッジリングの情報を得ることができる。また、好みのデザインやダイヤモンドを選べたり、文字彫りができるセミオーダーサービスの“セット フォー ユー カルティエ”もモバイルで体験できるようになっている。店舗に足を運ばずブライダルリングの検討ができる便利なサービスだ。また、同サイトから店舗検索や店を訪れる予約もできる。

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ディーゼル親会社OTBがオンライン展示会「ハイパー リアル ルーム」を発表

 「ディーゼル(DIESEL)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の親会社であるOTBはこのほど、デジタルショールーム「ハイパー リアル ルーム(HYPER REAL ROOM)」を立ち上げた。
 
 デジタルショールームのデザインは、オンライン上で視覚的に世界観を表現するためブランドのスタイルに合わせて一から制作される。商品は360度の画像やビデオ、2Dクローズアップで見ることが可能。セールススタッフとのライブチャットを通じてバイイングセッションを行うことができる。開発にはコンサルティング会社のアクセンチュア(ACCENTURE)が協力した。

  日本では「ディーゼル」「マルニ(MARNI)」「ディースクエアード(DSQUARED2)」「コーシェ(KOCHE)」などの2021年プレ・スプリング、21年春夏から導入され、バイヤーを対象に利用をスタートさせる。

 OTBのレンツォ・ロッソ=プレジデントは「限界は私たちの心の中にのみ存在し、障害は機会に変わる可能性がある。困難な時代には、勇気、異なる考え方、創造的なアイデアが求めらる。このプロジェクトは人々のため、環境のため、そしてファッションの未来のために革新的、デジタル、持続可能だ」とコメントしている。

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梅雨の登園も快適に!「ノース」「ワークマン」スマートな雨具を求めて 働くママのざっくばらん“本音”トークVol.7 ファッション編

 気象庁が、関東地方の梅雨入りを発表した。髪のうねりや通勤問題など、もともと憂鬱なシーズンだが、保育園の送迎が加わるとその負担は倍増。それぞれの子どもが保育園2年目&今年入園の元「WWDジャパン」記者のママ2人が、雨の季節の登園・降園ファッションについて語ります。

悪天候で本領発揮!アウトドア&作業着アイテム

村上杏理(以下、あんり):いよいよ梅雨入りが発表されたね。今年入園した娘は6月からやっと通常保育がスタートしたのに雨の日が多くて、自転車での送迎に早速挫折しそうだよ。

一井智香子(以下、ちかこ):車での送迎の日も、車を降りた後、子どもと手をつなぎながら傘を持つのは難しいから、レイングッズは一式そろえたよ。
あんり:大人の“雨ガッパ”って野暮ったいのが多いよね。何がおすすめ?

ちかこ:「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE以下、TNF)」マタニティウエア第2弾のレインコートを買ってみた。ママ連載第一回の取材ですっかり魅了されちゃったからね(笑)。かなりゆとりのある身幅だから安心。膝が隠れる着丈は、車の座席に子供を乗せている間も足元が雨に濡れなくて済むからすごくありがたい。ショート丈だとお尻から足元までびしょびしょになるから注意!

あんり:コートの前身ごろに、取り外しができるベビーポンチョが合体した画期的なアイテムだよね。しかも「TNF」のマタニティやキッズ商品の売れ行きは好調。ゴールドウイン20年3月期の決算は過去最高益を記録したとか。人気を物語っている。

ちかこ:軽いし薄いしパッカブルだし、すごく便利でシルエットもキレイ。今はたまに使っている程度だけれど、このコートが本領を発揮するのは、第二子を抱っこしながら、息子を送迎するようになるときかも。今は「ワークマンプラス(WORKMAN PLUS)」で購入したライトスリッポンが、リアルに役立ってるよ。

あんり:どんな靴?

ちかこ:防水ではないけどはっ水機能があって、何より軽い。車の運転に最適で、お迎えに行くだけなら十分な機能性。しかも1500円という値ごろ感!あとは「TNF」と「ハイク(HYKE)」のコラボスキージャケットが、雨風対策&海遊びまで万能。風を全然通さないから、肌寒かった春先まで自転車でのお迎え時には本当にお世話になったな。

スマートな「子ども席用のレインカバー」を求めて

あんり:雨の日のためだけに選んだアイテムより、オールマイティーな天候に対応したものの方が、結局“長く使う説”はあるよね。私は雨の日用に、自転車のチャイルドシート用のレインカバーを買ってみた。

ちかこ:これ電動自転車に付けてるママよくいるよね。

あんり:私も存在は知っていたけど、いざ購入するとなると、どれもなかなかのゴミ袋感がある(笑)。だから晴れの日は絶対付けない前提で、「ノロッカ(NOROKKA)」というブランドのアイテムを1万円くらいで購入した。

ちかこ:スボラなうちらは、着脱が面倒だと100%付けっぱなしになるからね。

あんり:その通り。この商品は、ポップアップ式テントのように1分もかからず付けられる。いろいろなメーカーのもの購入前に検索したけど、数千円のものから1万円代後半のものまで、どれもおおよそ見た目は同じ。すごく便利なんだけど、子どもを雨風から守る機能性を考慮すると、必然的にこの大がかりなデザインになっちゃうのかな。もっとスマートなものがあってもいいのに。

ちかこ:後ろからみると“カオナシ”のように見えるよね(笑)。

晴れの日にも便利!登園用“3種の神器”

あんり:ところで、雨の日は無論、娘が保育園に通いはじめて、晴れの日もママである私自身の服装が劇的に変わった。

ちかこ:どんな風に?

あんり:保育園まで片道約3キロ。初めはデニムパンツを履いて自転車に乗っていたけど、地味に動きにくい。それで「ユニクロ(UNIQLO)」のジョガーパンツを買ってみたら、足の可動域に感動!!どうせなら、もっとスマートなのがほしくて、その日のうちに「パタゴニア(PATAGONIA)」のさらに高機能なメンズのジョガーパンツをECでポチった。

ちかこ:「マメ」のマーメイドスカートがトレードマークだったあんりちゃんがジョガーパンツ……。「WWDジャパン」時代を知っている人からすると衝撃だね。

あんり:ロングスカートが鉄板だったからね。私、中高も筋金入りの帰宅部で、アウトドア&スポーツブランドとは無縁の人生だった。30歳を過ぎてその機能性に感動を覚えているよ。さらに普段は「グラミチ(GRAMICCI)」のアノラックを着て、キャップか麦わら帽子をかぶっている。気づけば“アウトドアブランド好きおばちゃん”という出で立ち(笑)。

ちかこ:ママになると“軽量”と“機能性”の優先順位がグッと上がるよね。でも私たちは一度帰宅してから仕事に行けるけど、そのまま通勤する必要があるママはもっと大変だろうな。しかも今はマスクも必須だから、子どもの送迎だけで化粧がドロドロになる。

あんり:UVカットのフェイスシールドが発売されたら、サンバイザーのように雨・紫外線・ウイルスまでも避けられそうなのにね。

ちかこ:それ良いね。ドクター中松先生が新モデルとして発売してくれないかな(笑)。

一井智香子/(いちのい・ちかこ)1986年神奈川・逗子生まれ。慶應義塾大学商学部を卒業後、三越伊勢丹に入社。伊勢丹新宿本店メンズ館1階の紳士雑貨でアシスタントバイヤーを務めた後、2011年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、主にメンズファッションを担当。ピッティ、ミラノ、パリメンズコレクション取材を始め、セレクトショップや百貨店、ファッションビルのビジネス動向を取材。現在はフリーランスとして、ファッションやライフスタイル系の記事執筆を手がける。1男児の母

村上杏理/(むらかみ・あんり):1986年、北海道生まれ。大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、東京のファッション・ウイークやセレクトショップ、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションやライフスタイル、アートの記事執筆・カタログなどを手掛ける。1女児の母

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「グッチ」がSNSで初のバーチャル試着&購入機能 スナップチャットと協業で

 「グッチ(GUCCI)」は6月29日、 SNSアプリのスナップチャット(SNAPCHAT)と協業し、AR(拡張現実)によるスニーカーのバーチャル試着&購入ができるサービスをスタートさせた。SNSのプラットフォーム上で決済までできるのは世界初の試みだ。バーチャル試着対応の商品は定番シリーズの新作4モデルで、2種類のカメラからメンズとウィメンズの2モデルを選べる。試着後、画面にある“購入する”ボタンを押すと、スナップチャットのアプリ上で「グッチ」公式サイトが開いて、決済できる。 ARレンズへは専用のスナップコードからアクセスできる。

 今回のサービスはアメリカとイギリス、フランス、イタリア、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、オーストラリア、日本で利用可能になる。これまで公式アプリのみでバーチャル試着のサービスを行ってきた「グッチ」は、1億人以上の「スナップチャット」ユーザーがいるアメリカなど各国でのサービス利用に期待する。

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ファッションレボリューションがウェビナー開催 スパイバー取締執行役や松島「ワイアード」編集長らが登場

 ファッション産業の透明性を推進するNPO団体ファッションレボリューションジャパンは6月27日、“ヘルシーなファッションを考える”と題したウェビナーを開催した。同イベントは毎年4月のファッションレボリューションデーに合わせて開催されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となっていたもの。全体は2部構成で約150人が参加し、うち30%を学生が占めた。

 第1部は、小出大二郎・豊島オーガビッツプロデューサー、池村祐子レンチングファイバーズジャパンマーケティング事業開発マネージャー、菅原潤一スパイバー取締執行役が、「これからの“よい”素材とは何か」をテーマにトークセッションを行なった。

 小出氏は豊島が2005年から取り組むオーガニックコットンプロジェクト「オーガビッツ(ORGABITS)」や、「コンバース(CONVERSE)」とのコラボで話題になった廃棄食料を染料に活用するプロジェクト「フードテキスタイル」などについて紹介し、「これまでの洋服はデザインなどの見える部分だけが注目されていた。しかし現在の消費者は素材の生産工程も含めた背景に注目している」と指摘した。菅原氏は「これからの時代のよい素材とは機能性、コスト、環境性能の3軸を満たすものだろう。社内でもレンチンググループの“テンセル”素材は評価が高い。今後はお互いの知見を合わせながら協働してさらによい素材の開発を目指したい」とコメントした。

 第2部は松島倫明「ワイアード(WIRED)」日本版(コンデナスト・ジャパン)編集長、千原徹也れもんらいふアートディレクター、文化人類学者の辻信一氏という全くフィールドの異なる3人が、これからの服の役割やテクノロジーとクリエイティビティの可能性などについて語った。

 イベントの最後には小泉進次郎・環境大臣がビデオメッセージで登場。「新型コロナウイルスで大きな経済的打撃を受けたいま、環境省は脱炭素社会、循環型社会、地方分散型社会へ移行し、経済の再設計を目指す。ファッション業界の皆さまが変わることでその動きは加速していくと確信している。環境省はファッションを愛する皆さまと一緒に経済社会の再設計を成し遂げたい」と語った。

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「ディーゼル」がオンラインで“24時間ノンストップパーティー” 東京を皮切りに世界9都市で開催

 「ディーゼル(DIESEL)」は毎年6月に世界中で行われる「プライド月間」を祝し、27日、クイア・オンライン・ダンス・パーティーを手掛けるクラブ クアランティン(Club Quarantine)と連携したデジタルイベント「24アワー・ワールドワイド・プライド・パーティー(24Hour World Wide Pride Diesel Party)」を行う。16時に東京からスタートし、上海とテルアビブ、バルセロナ、ロンドン、サンパウロ、ニューヨーク、トロント、ロサンゼルスの全9都市で順次開催され、各国のDJがイベントを盛り上げる。参加には事前エントリーが必要で、「ディーゼル」の公式インスタグラムからアクセスできる。

 「ディーゼル」はLGBTQI+コミュニティーをサポートしてきており、現在はレインボーカラーをあしらった2シーズン目のプライドコレクションを発売中だ。今後、親会社のOTBが運営するOTB基金(OTB Foundation)とともに、LGBTQI+に関わるテーマを扱うSF LGBTセンター(San Francisco Lesbian Gay Bisexual Transgender Community Center)とTGEU(Transgender Europe)の二つの国際的プロジェクトへの支援を発表している。

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「ブロック エフエム」 × 「グロー」の週替わりライブパフォーマンス 6月の大トリはSIRUP

 「グロー(gloTM)」とインターネットラジオ局「ブロック エフエム(block.fm)」によるコラボ音楽プロジェクト「グロー × ブロックエフエム ライブ “Defy The Rules of Satisfaction”(満足の価値観に挑もう)」の週替わりライブ配信企画に、シンガーソングライターのSIRUPが出演する。ライブ配信は「グロー」公式インスタグラムアカウント(@glo.japan)で6月27日20時スタートだ。6月限定の同企画にはこれまでに、ラッパー兼ダンサーのJP THE WAVYやシンガーソングライターのマイカ・ルブテ、国内外のアップカミングな音楽シーンを牽引してきたプロデューサーのstarRoらが出演。大トリを飾るSIRUPは、新曲を織り交ぜながら特別なパフォーマンスを披露する予定だ。

 SIRUPは、2017年に小袋成彬率いるトーキョー レコーディングス(Tokyo Recordings)がサウンドプロデュースを手掛けたアルバム「Synapse」でデビューした気鋭アーティスト。ラップと歌を自由に行き来するボーカルスタイルに加え、ネオソウルやR&B、ゴスペルやHIPHOPなど複数の音楽ジャンルが融合しつつ洗練されたサウンドで聞く人を魅了する。18年にリリースしたセカンドEP「SIRUP EP2」の収録楽曲「LOOP」はユーチューブで1500万回以上再生され、「Do Well」はホンダのテレビCMに起用されるなど、知名度もうなぎのぼりだ。19年にリリースした初のフルアルバム「FEEL GOOD」はアップルミュージックのR&Bチャートで9カ月連続1位を獲得し、2020年3月にリリースしたEP「CIY」も同チャート1位に輝いている。

 「グロー」と「ブロック エフエム」のコラボプロジェクトは5月にスタート。第1弾の企画では石野卓球やtofubeats、DJ HASEBE、m-floのメンバーでもある☆Taku Takahashiの計4組によるライブパフォーマンスが行われた。

■glo(TM) × block.fm LIVE “Defy The Rules of Satisfaction”(満足の価値観に挑もう)
日程:2020年6月27日20:00~
出演:SIRUP
視聴:「グロー」公式インスタグラムアカウント(@glo.japan)から
※20歳以上の人のみ参加可能

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「ユークス」がAIを駆使したキャンペーン“SHARE THE LOVE”を開催 ユーザー同士が交流

 ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP)が運営するECサイト「ユークス(YOOX)」は、20周年を記念してユーザーの交流を目的としたキャンペーン“SHARE THE LOVE”を6月19日から28日まで開催する。

 同キャンペーンは、サイト内で“ドリームボックス(お気に入り)”登録した商品や、スタイルの類似性、ユーザーの特性をAIで識別してユーザー同士を結びつけていくもの。識別後、10人ほどのユーザーとつながり、個々のSNSに関する情報を受けたり、「ユークス」のデジタル上のファッションコミュニティーへと招待されたりする。

 インスタグラム上では、「#SHARETHELOVE」キャンペーンと題して、今回特別に制作された3タイプのAR フィルターを活用し、指定ハッシュタグを貼り付けてストーリーズに投稿することで、世界中の脆弱な立場にある子どもを支援する国際協力NGO「ワールド・ビジョン(WORLD VISION)」へ1ユーロ(約120円)を寄付する。

 そのほか20周年を記念して、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」とのカプセルコレクションをサイト内で販売している。ジェンダーレスをテーマに、シャツ(5万5400円)、プルオーバー(5万6600円)、スカート(5万5400円)、スリッパ(4万2500円)などをラインアップ。価格は全て消費税・関税込み。

 「ユークス」のプレジデントであるパオロ・マッシオ(Paolo Mascio)は「われわれは常にお客の視点で物事を捉えるようにしている。これまで築き上げてきた顧客との強い結びつきがなければ、今日の『ユークス』は存在しないと言っても過言ではない。“SHARE THE LOVE”キャンペーンではテクノロジーと遊び心を融合した。これまで『ユークス』が培ってきた20年、そして少なくともこれからの20年のキーワードになるのは間違いない」とコメントした。

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「スマッシュボックス」がインスタグラム上でドラァグクイーンコンテストを開催

 多くの企業が新型コロナウイルス感染拡大により、人が密接する集客イベントの開催の中止や見合わせを余儀なくされる中、「スマッシュボックス コスメティクス(SMASHBOX COSMETICS以下、スマッシュボックス)」はインスタグラム上でプライドフェス(LGBT文化をたたえるイベントの総称)を開催している。

 同ブランドはその一環として、メイクアップアーティストでインフルエンサーのエンジェル・メリノ(Angel Merino)と協業したドラァグクイーンコンテストを開催している。参加者はハッシュタグを使用してドラァグクイーンメイクの動画を投稿し、その中から4人がファイナリストとして選出される。その後ファイナリストは、歌唱力ではなくリップシンク(口パク)でパフォーマンスを競い合う“リップシンク バトル”に出場し、優勝者は「スマッシュボックス」のキャンペーンビジュアルに登場するほか、1年分のメイクを受け取ることができる。月末には、インスタグラム上でドラァグクイーンパフォーマンスを公開し、プライド月間を締めくくる。

 グレン・エヴァンズ(Glenn Evans)=スマッシュボックス コスメティクスシニア バイスシニア・バイス・プレジデント兼グローバルジェネラルマネジャーは今回のイベントについて、「このような規模でデジタルイベントを行うのは初めて。これまでもプライド月間は支援してきたが、今年はより大きなスケールでサポートしたかった。私たちやその他のブランドも、デジタルイベントについてまだ学んでる最中だ。今後、デジタルは私たちが想像もできなかったようなコンテンツやコンセプトで、より多くの人々にリーチすることを可能にするだろう」と語った。

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ウェブメディア「ハイスノバイエティ」がオンラインイベントを開催 「ディオール」「エルメス」など参加

 ベルリンを拠点にするストリートウェブメディア「ハイスノバイエティ(HIGHSNOBIETY)」は、「ノット イン パリス(NOT IN PARIS)」と題したオンライン・エキシビジョン・イベントを6月24日〜7月2日に開催する。国境やアートの枠組みを超えたデジタルの取り組みで、ラグジュアリーアイテムやストリートウエアからアート、音楽、建築、さらに高級ワインまでを取り上げるほか、イベント関連グッズの販売も行う。開催のきっかけは、新型コロナウイルスの世界的流行により2021年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイークの物理的なイベントが中止となったこと。ファッション業界内でファッション・ウイークの未来やバーチャルランウエイの魅力が話し合われる中、「ハイスノバイエティ」は独自のソリューションを提案する。

 参加ブランドは、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「エルメス(HERMES)」といったラグジュアリーブランドから「ゲーエムベーハー(GMBH)」「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」「マリーン セル(MARINE SERRE)」などの新進ブランドまで多岐にわたる。「エルメス」は象徴的なシルクスカーフの歴史を披露するためにアーカイブを開放し、「ゲーエムベーハー」は今回のためにベルリンで映像を撮り下ろした。さらにルクセンブルク美術館(Musee du Luxembourg)の協力によるマン・レイ(Man Ray)のファッション写真展や、グッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum)とデビッド・ツヴィルナー・ギャラリー(David Zwirner Gallery)によるレイモンド・ペティボン(Raymond Pettibon)の作品展もオンラインで開催する。

 「ハイスノバイエティ」のトム・ベットリッジ(Thom Bettridge)編集長は、「私たちが普段記事にしている多くのイベントがキャンセルになったため、自分たち自身をカルチャーにおけるプロデューサーと考えざるを得なかった。それなら独自のカレンダーを作って、プロジェクトを基盤としたメディアブランドになろう、世界で(イベントが)何も起こっていないならば自分たちで形にしようと考えた」と述べ、「これはファッションイベントではなく、コンテンツイベント。皆がフォローしているブランドの世界観に浸るためのものだ」と語った。

 「ハイスノバイエティ」は直接ブランドとタッグを組み、読者の要望に正確に応えることを重視している。これについて、「新型コロナウイルスが発生した直後にとったアンケートでは、読者の3分の2が経済的なストレスを感じているか、周りがそういう状況にある中で目立った買い物をすることに罪悪感を持っていることがわかった。しかし同時に、85%はスタイルとカルチャーに思い入れを持っていると答えた。読者はファッションの持つ物語に夢中で、もっと文化的側面を知りたいと意欲的だ。コンテンツを届ける側にいる私たちにとってこれはすごく重要なことで、目的意識を感じた」とベットリッジ編集長。さらに同編集長は、このような若くファッションに関心を持つ層にとっては、実際にランウエイで披露される新シーズンのアイテムよりも、アーティストとのコラボレーションの背景にあるストーリーやショー音楽などがはるかに重要だと加えた。

 また、「ハイスノバイエティ」は新型コロナ終息後も同イベントの存続を目指すとともに、オブザーバーにとどまらず対等の関係でブランドと提携するメディアビジネス運営の新しい方法を示す。「過去にもこのような連携はあったが、それをより幅広く行うことができたのは素晴らしいこと。これまでショーや街中にあるものには少し恣意性が感じられたが、今は目の前にあるものの中から何と対話するかを決めることができる。キュレーターの視点から考えると、とても自由だ。オンラインであることの素晴らしさは、メディア、店舗、エージェンシーの境界線がなくなること。今では全てが同じ場所(オンライン上)で行われている」と、ベットリッジ編集長は述べた。

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ママ雑誌「ママガール」休刊 ウェブやユーチューブなどのデジタル施策にシフト

 エムオン・エンタテインメントが発行する女性向け季刊誌「ママガール(mamagirl)」は、7月28日発売(新型コロナウイルスの影響で5月末発売から延期)の夏号をもって休刊する。ウェブ版は継続し、今後はインフルエンサーの活用やユーチューブ公式チャンネルでの動画施策など、デジタル領域にさらに注力していくという。

 「ママガール」は2012年8月にムックとして創刊。ママの新しいライフスタイルを提案し続けてきた。2013年には読者からの反響を受けて、定期刊行化していた。休刊に関して同社は「昨今、ユーザーの情報を入手するスタイルが変化し、メディアフォーマットが変容していく中、その価値を提供する上で雑誌というスタイルの役目は終了したと判断した」としている。

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「フェンディ」がサンタ・チェチーリア国立管弦楽団による特別公演をストリーミング配信

 「フェンディ(FENDI)」は6月21日(日本時間)に、サンタ・チェチーリア国立アカデミアとともに「フェンディ ルネサンス -アニマ・ムンディ」と題したストリーミングイベントを「フェンディ」公式サイトおよびSNS上で開催する。

 同ブランドが本拠を置くローマのイタリア文明宮を舞台に、イタリアを代表するオーケストラであるサンタ・チェチーリア国立管弦楽団と、「フェンディ」のクチュールコレクションを着用したバイオリニストのアンナ・ティフ(Anna Tifu)がヴィヴァルディ作曲の「四季」から「夏」を演奏する。

 同ブランドは「新型コロナウィルスのパンデミックを経験した人々にアートとファッション、音楽を通じてポジティブなメッセージを届けたい」としている。

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展示会オーダーシステム「ターミナル」が機能拡充 ネットで受注完結が可能に

 展示会オーダーシステムの「ターミナル(TERMINAL)」が、バイヤー(小売店)向けのオーダー画面を大幅にリニューアルした。着用イメージや商品説明などのための動画のアップロード機能のほか、360度画像のアップロード機能、オーダー画面の新レイアウトを追加。オンラインのみでの展示会受注を可能にする。動画は既に20ブランドが500点以上を公開。360度画像は商品撮影などを行う企業、物撮り本舗と連携し、高品質、低価格、短納期での製作を請け負い、7~8月にかけて展示会を開催予定の10ブランドから利用を開始する予定だ。

 「ターミナル」には現在、370ブランド、1万4000のバイヤー・小売店が登録している。今回のリニューアルの背景には、新型コロナウイルスの影響からリアルな場での展示会の実施が困難になり、同サービスへの問い合わせが増えたことに端を発する。相談内容の多くがオンラインのみでの受注を促進するにはどうしたら良いのか、といった内容で、サービス利用者へ4月中旬~下旬にかけて実施したアンケートでも同様の回答を多く得たことから、リニューアルに踏み切ったという。

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「サカイ」が公式オンラインストアをオープン 阿部千登勢「意識したのはパーソナルかつ実店舗のようなリアルさ」

 「サカイ(SACAI)」は6月19日13時に、公式オンラインストア「サカイ ザ ストア(SACAI THE STORE)」をオープンする。これまで、あえてEC販売を行わずに実店舗でのショッピング体験を大切にしてきたが、一人一人の生活・日常に置いて自分らしい着こなしをしてもらいたい、という思いからオンラインストア開設に至った。

 オープンにあたり、デザイナーの阿部千登勢は「一番大切にしたことは、パーソナルかつ実店舗のようなリアルさを表現すること。世の中には、あらゆる価値観が存在する中で、オンラインストアという実店舗とは異なるショッピングをいかにパーソナルに感じてもらえるかを考えた。そこで、実際に『サカイ』で働くスタッフや、フレンズ&ファミリーに着用してもらい、同サイト内に掲載している」とコメントした。

 フレンズ&ファミリーは、今の「サカイ」にとって欠かせない人物たちがそろい、それぞれのパーソナルな空間で撮影された写真で、その人のリアルで自由なスタイリングを披露している。登場するのは、メンズブランド「クロット(CLOT)」を手掛ける起業家兼クリエイターのエディソン・チャン(Edison Chen)や、エディソンの妻でモデルのチン・シューペイ(Qin Shupei)、仏・パリのブランドコンサルティング会社、ジャスト アン アイデア(JUST AN IDEA)創設者のサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)、サラの夫のフィリップ・アンデルマン(Philip Andelman)のほか、2020年春夏コレクションでコラボしたファンクバンドのファンカデリック(Funkadelic)を率いるジョージ・クリントン(George Clinton)、英・ロンドンを拠点に活動するDJのシャイ・ワン(Shy One)、スタイリストのカール・テンプラー(Karl Templer)、ジェンケ・アーメード・テリー(Jenke Ahmed Tailly)、「ナイキ(NIKE)」のグローバル インフルエンサー マーケティング スペシャル プロジェクト シニア ディレクターを務め、デザイナーとの全コラボレーションの陰の立役者であるフレイザー・クック(Fraser Cooke)ら。今後は「サカイ」の公式SNSでもハッシュタグ#sacaiTHEpeopleを付けて、フレンズ&ファミリーたちの写真を随時紹介していく予定だ。

 商品ラインアップは20年春夏コレクションに加え、限定アイテムも用意。“NEW PHASE”のグラフィックを配したTシャツ2型(それぞれ4色、各1万3000円、キッズ各8000円)のほか、20年春夏コレクションを象徴するワールドマップ柄のキッズサイズもそろえる。いずれも国内配送のみで受注販売となる。

 さらに7月上旬には、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」や「ナイキ」とのコラボアイテムも、受注販売で順次登場する予定だ

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フェイスブックが無料でオンラインショップを作れる「フェイスブックショップ」の提供開始 今後はライブコマースにも対応予定

 フェイスブック(FACEBOOK)社は、カスタマイズ可能なオンラインショップを無料で作成することができる「フェイスブックショップ」の提供を日本でも開始した。これはフェイスブックが提供するさまざまなアプリで公開できる機能で、自社のおすすめの商品を選んでコレクションを作成したり、画面の色を変更してショップの雰囲気をブランドイメージに合わせて表現したりできる。

 一般ユーザーは企業のフェイスブックページやインスタグラム(INSTAGRAM)のビジネスプロフィール、ストーリーズや広告から「フェイスブックショップ」にアクセスが可能。コレクションを見て興味のある商品を保存したり、注文したりすることができる。日本では、注文すると企業が保有するアプリ外のウェブサイトに遷移し、商品を購入することができる。実店舗にいるときに店員に声をかけるのと同様に、「フェイスブックショップ」でも質問をしたりサポートを受けたり、配達を追跡したりするために「ワッツアップ(WhatsApp)」や「メッセンジャー(Messenger)」、インスタグラムのDMを活用してメッセージの交換も可能だ。将来的には、「ワッツアップ」や「メッセンジャー」、インスタグラムのDM内でビジネスのショップを見て、購入できるようになるという。

 すでに「フェイスブックページショップ」やインスタグラムのショッピング機能を利用している企業は自動的にショップに移行し、メールやアプリ内の通知を受け取り次第、コマースマネージャを通じてショップの外観をカスタマイズしたり、商品を整理してコレクションを作成したりできるようになる。また、オンライン販売をサポートするために、BASEやEC Cube、Shopify、STORES.jpなどのパートナー企業とより密接に連携していく。

 またフェイスブック社はライブショッピング機能の導入に取り組む。まもなく、企業やブランド、クリエイターは、ライブ配信前に「フェイスブックショップ」上のカタログから商品をタグ付けすることができるようになり、タグ付けされた商品はライブ動画の画面下部に表示され、タップして簡単に詳細を確認したり、購入することができるようになる。現在、一部のフェイスブックやインスタグラムでテストをしており、今後数カ月以内に広く展開していく予定だ。

 この夏、アメリカでは「フェイスブックショップ」だけでなく、新しくインスタグラムの発見タブに「インスタグラムショップ」という機能を導入する。それにより新しい方法でお気に入りの商品を見つけ、購入することができるようになるという。

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「ジュンコ コシノ」が初のオンラインストアをオープン 新型コロナの影響を受けて

 「ジュンコ コシノ(JUNKO KOSHINO)」はこのほど、ブランド初のECサイト「ジュンコ コシノ マーケット(JUNKO KOSHINO - MARKET)」をオープンした。これまで同ブランドは直営店のみで販売を行ってきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてECサイトの立ち上げを決断。ブランドは「直営店への来店が困難な中、全国のSNSを見たお客さまから、ウェブ上で商品を見ることができないかという要望が多数寄せられた。新しいニーズと生活様式に対応するためにスタートを決めた」とコメントしている。

 ECサイトでは、「ジュンコ コシノのさまざまなスタイル・価値が共存するマーケット」をテーマに、ブランドのアイテムのほか、コシノ本人が海外でセレクトしてきた商品や、ビンテージコレクションなど、直営店とは異なるラインアップを扱う。

「ジュンコ コシノ」“ファーストライン”のシルクストール(8万2500円)やパイソンレザーバッグ(9万9000円)、浴衣コレクション(3万8500円〜)のほか、4月にスタートしたZ世代向けのストリートブランド「スーパージュンコ(SUPERJUNKO)」のバッグコレクション(3630円〜)なども販売する。また、コシノがパッケージデザインを担当した梅干し「ジュンコ コシノ X 紀州南高」(6個入り、2300円〜)もそろえる。

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ZOZOがD2Cプラットフォーム事業 ブランドを立ち上げたい“個人”を一般公募

 ZOZOは、アパレルD2Cブランドのプラットフォーム事業「YOUR BRAND PROJECT Powered by ZOZO」をスタートした。ファッションブランドを立ち上げたいと考える個人に対して、資金や商品企画、生産、販売、物流、カスタマーサポートといった面から全面的にバックアップする。特設サイト上では6月25日まで、ブランド立ち上げ希望者を募集中で、10月には10~20人程度の合格者たちのブランドをローンチする予定だ。応募には、コーディネートアプリ「WEAR」やユーチューブ、TikTok、ツイッター、インスタグラムのいずれかで情報を発信していることが必須条件となっている。

 同プロジェクトは、ZOZOが発表した今期の成長戦略の1つである“商材拡張”施策の一環であり、2020年3月期の決算説明会でも澤田宏太郎ZOZO社長兼CEOが「インフルエンサーとコラボレーションしたD2Cブランド事業をスタートする」と語っていた。同社は今回のプロジェクトを通じて、「ファッションECモールとしての“売る”機能だけでなく、商品を“生み出す”プラットフォームとして、“個人”が才能を発揮できる機会を提供し、『ファッション』の新たな世界を創造する」としている。

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「アンリアレイジ」がZoomでリモート接客を行うECをオープン

 森永邦彦による「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は6月13日、オンライン上でリモート接客のサービスを行う「アンリアレイジ リモート ショップ(ANREALAGE REMOTE SHOP)」をオープンする。同ブランドは4月から、店頭に足を運べない顧客に向けてテレビ電話ツールのZoomを用いた接客を行ってきており、今回はそのサービスを正式に取り入れるもの。

 リモート販売員が「アンリアレイジ」の公式ECに掲載されている商品を説明するほか、ブランドの歴史について紹介。利用は無料で、時間は一人最大40分。完全予約制で、オフィシャルサイトから申し込みが可能だ。

 オープンを記念して、クリエイティブ集団OFBYFOR TOKYOが制作したイメージムービーを公開。モデルの山田大地を店員役として起用し、企画・ディレクションから撮影・編集までリモートで制作した。

■ANREALAGE REMOTE SHOP
営業時間13:00〜19:00
定休日:水曜、第1第3土曜、日曜

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「グッチ」が「テニスクラッシュ」のゲームに登場 「グッチ」一色に様変わり

 「グッチ(GUCCI)」は、モバイルゲーム「プロテニス対戦:ゲームオブチャンピオンズ テニスクラッシュ(TENNIS CLASH以下、テニスクラッシュ)」とのコラボレーションを発表した。6月18日にスタートする。

 今回のコラボでは、バーチャルキャラクターとしてダイアナ(Diana)とジョナ(Jonah)が登場し、それぞれ2型ずつ用意されたテニス用ウエアやシューズ、ソックス、ヘアバンドを着用する。またそれらの実際のアイテムは「グッチ」公式オンラインストアで購入が可能だ。

 ユーザーは、「テニス クラッシュ」内の限定トーナメント「グッチ オープン(GUICCI OPEN)」に参加することができる。トーナメントは期間限定で行われ、エントリーしたユーザー同士が複数の試合で獲得ポイントを競う。さらにエントリーしたユーザーは、「グッチ」のロゴを至る所に施した試合会場でプレーできるほか、「グッチ」の限定デザインのストリング(ラケットに張られた糸)をあしらったラケットを使用できる。

 「グッチ」は2019年7月、公式アプリにゲームセクション“グッチ アーケード(GUCCI ARCADE)”を導入するなど、近年ゲーム界に積極的に参加している。“グッチ アーケード”は、1970年から80年代にゲームセンターで人気を博したビンテージのビデオゲームをインスピレーション源に、ユーザーは「グッチ」のアイコニックなキャラクター、“グッチ ビー(GUCCI BEE)”や“グッチ エース(GUCCI ACE)”などを使用して遊ぶことができる。

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「ラルフ ローレン」が日本公式ECをオープン SNSプロジェクトにEXILEのAKIRAや森星が登場

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)は、日本公式のオンラインストアをオープンした。「ラルフ ローレン パープル レーベル(RALPH LAUREN PURPLE LABLE)」「ラルフ ローレン コレクション(RALPH LAUREN COLLECTION)」「ダブル アール エル(DOUBLE RL)」「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」「ポロ ラルフ ローレン チルドレン・ベビー(POLO RALPH LAUREN CHILDREN&BABY)」「ローレン ラルフ ローレン(LAUREN RALPH LAUREN)」の製品を取り扱い、オンライン限定品も販売する。商品だけでなく、最新のトレンドを取り入れたスタイルガイドや、インスピレーション源を発信するスペシャルコンテンツも順次配信予定だ。

 公式オンラインストアのオープンを記念し、SNSプロジェクト「RL and Me」をスタートする。「ラルフ ローレン」のファンであるセレブリティーが、スタイリングやおすすめのコーディネート、アイテムにまつわるストーリー、メッセージなどをSNS で発信するものだ。彼らが紹介するアイテムは、公式オンラインストアの特設ページで販売する。

 同プロジェクトの第1弾には、「ラルフ ローレン パープル レーベル」のグローバル公式アンバサダーを務める、EXILEのAKIRAが登場。AKIRAは6月6日に、自身のインスタグラムアカウントで「ダブル アール エル」のアイテムや着こなしのポイント等を紹介する予定だ。また、AKIRA を皮切りに、EXILE TRIBEの仲間との対談というリレー形式でTAKAHIRO、白濱亜嵐、山下健二郎、吉野北人にバトンが引き継がれ、それぞれが考える「ラルフ ローレン」の魅力やお気に入りのアイテムを紹介する。

 第二弾には、モデルの森星が登場し、自身のライフスタイルに合わせたコーディネートをインスタグラムライブで公開。最新のトレンドを用いたスタイルや、旅行先や外出先でのスタイルなど、さまざまなシーンのコーディネートを紹介する。また、6月15日までにメールで応募した人の中から抽選で、1000人にLINEポイントを1000ポイントプレゼントするキャンペーンも展開中だ。

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AR技術を活用したオンラインアートギャラリーが有楽町に登場 3密を避けた新たなアートの楽しみ方

 東京・有楽町の多機能型市場microFOOD&MARKET(東京都千代田区有楽町1-10-1)に6月5日、AR技術を活用したオンラインアートギャラリーが登場した。

 コンテンツエージェンシーのポマーロ(Pomalo)が手掛けるこの「有楽町Wall Art Gallery」プロジェクトは、microFOOD&MARKETの外壁の一部にQRコードを記載したポスターを掲出し、そのQRコード読み込むことでブラウザ上でアート作品を楽しむことができるというもの。

 同プロジェクトは、新型コロナウイルス感染拡大の影響によるイベントの中止などによりアーティストが作品を発表する機会が減少していることや、人々の外出が制限されていることを受けて、3密を防ぐ新たなアートの鑑賞方法を提案する。

 第1弾は、サウンドデザイナーとして活動するkaito sakuma a.k.a BATICの作品が登場する。作品は今後、約1カ月に1度の頻度で更新される予定だ。

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三越伊勢丹の新アプリが本格始動 買い物から来店予約まで可能なデジタルプラットフォーム

 三越伊勢丹は、新公式アプリ「三越伊勢丹アプリ」を6月9日に本格始動する。5月下旬に先行スタートしていたECに加え、同日には店舗ごとの情報などが一覧できる機能や、チャットとビデオ通話でのオンライン接客などを導入。コロナ禍でのリアル店舗の安心・安全確保の観点から、店舗ごとの混雑状況の確認や接客の事前予約ができる機能も追加する。情報収集から買い物までがオンライン上で完結でき、さらにはリアル店の間口にもなるプラットフォームを目指す。

 これまで同社のECは「三越オンラインストア」「伊勢丹オンラインストア」など複数に分かれていたが、これを同アプリ上で統合し「三越伊勢丹オンラインストア」として新たに発足した。総掲載商品は、伊勢丹新宿本店の品ぞろえを中心に約10万点まで拡充した(2019年9月時点では約6万点)。また、商品カテゴリー横断した催事や特集記事などのコンテンツも強化する。

 オンライン接客はアプリから予約が可能で、1枠40分で料金は無料。接客にはビデオ通話システムの「ズーム(ZOOM)」を使用する。伊勢丹新宿本店本館の6階ランドセル売り場から試験導入し、順次対象フロアと店舗を拡大する。また、一部店舗の婦人靴、紳士靴フロアに設置している3D計測器であらかじめ足のサイズを診断しておくことで、ECで靴を購入する際に最適なサイズのリコメンドを受けることができる。

 リアル店の来店客減が見込まれる中、今後もEC強化のためのさまざまな追加施策を検討する。21年2月期中は、ECへの掲載商品を15万型へ拡大するとともに、商品ページでは販売員による商品解説動画が視聴できる機能も導入予定。また、具体的な金額は明らかにしていないが、EC単体の売上高250億円の計画は上方修正する。

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インスタグラムで広がる「AmplifyMelanatedVoicesChallenge」  黒人の声を見過ごすのはもうやめよう

 アメリカで人種差別と警察による暴力行為への抗議活動が続く中、インスタグラムではBIPOC(black, indigenous and people of color黒人、先住民、有色人種)の社会正義にまつわる多様な声に焦点を当てるキャンペーン「AmplifyMelanatedVoicesChallenge」が広がっている。目的は、歴史的に無視されたり、見過ごされたりしてきた人々にプラットフォームを提供すること。6月1〜7日の間、ユーザーに対して“社会正義に関するコンテンツの制作に便乗する白人”の投稿を非表示にし、BIPOCクリエイターのコンテンツをフォローして再投稿(リポスト)するよう呼びかけている。さらに期間終了後、自身が感じた変化を振り返ることを提案する。同キャンペーンのハッシュタグ“#AmplifyMelanatedVoices”を用いた賛同の意思を表す投稿は初日の段階で9000件を超え、6月5日現在は19万件まで増えている。

 今回のキャンペーンの発起人はメンタルヘルス・セラピストのアリシア・マカロー(Alishia McCullough)と、栄養士であり活動家のジェシカ・ウィルソン(Jessica Wilson)だ。マカローは自身のインスタグラムに「ソーシャルメディアでの抗議運動は、ホワイトウオッシュ(白人化、または白人が喜ぶように)されたり、白人にうまく利用されてきた運動のひとつに過ぎない。賛同する人を『いい白人』または『社会的不公正や人種差別に対して敏感な白人』のように感じさせ、運動自体が白人の立場を中心としたものになる。使用される多くのコンテンツや制作物は、実際の黒人や有色人種のリアルな経験から生まれたもの。多くの場合、黒人や有色人種のクリエイターは作者名などのクレジットを記載されず、白人が中心になり続けることで見えないところに追いやられてしまう」と投稿。さらに、「黒人や褐色人種の私たちが感情的な働きにしかるべき対価を受け取り、コンテンツに対する正当な評価を得る時がきた。そのため私たちの経験を利用して利益を得ている人の声のボリュームを下げて、社会的に無視されてきた人の声に耳を傾ける必要がある。特権階級が、他者を抑圧しながら社会資本と利益を拡大し続けることを許してはいけない」と胸の内をつづった。

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TikTok活用術、マーケティングの可能性を探る オンラインセミナーを開催

 「WWD JAPAN.com」は6月30日に、ショートムービープラットフォームのTikTok(ティックトック)のマーケティングの可能性を解説するオンラインセミナー「TikTokマーケティングセミナー supported by WWD JAPAN.com」を開催する。

 若年層向けのイメージが強いTikTokだが、最近はトレンドの発信地として幅広い年代から注目を集めており、さらに、デジタルコンテンツのニーズの拡大で急成長している。次なるSNSとして台頭必至のTikTokで、どういったマーケティングやプロモーションが可能なのだろうか。TikTok Ads Japanの田村千秋氏と廣谷亮氏を迎えて、ファッションやビューティ業界の実例を交えながら、「WWD JAPAN.com」編集長の村上要がゲストと共に可能性を考える。

「TikTokマーケティングセミナー supported by WWD JAPAN.com」プログラム

日時:6月30日(火)15~18時(各部一時間程度を予定)

第1部:TikTokもマーケティングに使えるの?
デジタルコンテンツのニーズ拡大に伴う急成長の背景に迫る

第2部:TikTokマーケティングの先行企業に学びたい
ブランドはなぜTikTokを選び、何をやったのか?
ゲスト:高瀬絵里/日本ロレアル株式会社 コンシューマープロダクツ事業本部 メイベリン ニューヨーク事業部 ブランドビジネスリーダー、YUMA ISHIKAWA/表参道NORA hair salon トップデザイナー

第3部:TikTokで活躍するインフルエンサーを教えて
企業とインフルエンサーの上手なTikTokでの付き合い方
ゲスト:サラ・コールディ/TikTokクリエイター、南部桃伽/TikTokクリエイター

※セミナー内容、登壇者は追加、変更になることがあります。

【INFORMATION】
対象者: ファッション・ビューティ関連企業のPR・マーケティング担当の方
参加費:無料

注意事項
※抽選で300名様がご参加いただけます。
※申込み締め切り後に、当選者にセミナー受講に関する詳細メールを応募フォーム内に入力したメールアドレス宛にお送りします。当日は必ずそのメール本文に記載したURLよりセミナーをご受講ください。

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創業38年の“看板屋”が仕掛ける、リアル店舗のコロナ対策テクノロジー

 緊急事態宣言が解除され、休業していた店舗が続々とオープンし始めている。しかしオープン後もコロナ前のようにはいかない。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、人の密集や密接を回避するための対応が求められている。そのためのサービス開発を進める企業の1つが、クレストだ。同社は街中や施設の看板、サイネージ、ウインドーディスプレイの製作施工を手掛ける“看板屋”として1983年に創業。現在も同事業を軸にしつつ、カメラを使った店舗解析システムの提供などを行っており、直近1年間のクライアント数は約800社、うち4割がアパレル企業だという。そんなクレストはこのほど、店舗内の混雑状況をデジタルサイネージ上やサイト上で知らせるサービスをスタートした。新たに開始した2つのサービスから、同社が考えるアフターコロナに向けたリアル店舗の在り方まで、阪本治彦・取締役兼リテールテック事業部長に話を聞いた。

 クレストのリテールテック事業では、店舗前のディスプレイやマネキン、VP(ビジュアル・プレゼンテーション)がどれほどの人に見られているかを計測・解析し、店舗・企業側にデータを提供する。「“見る”という行動はお客さまが購買する前のデータ。当社は店舗の前を何人が通り、何人が入店したのか、店舗の中をお客さまはどうやって歩いているのか、という行動データを取得し、店舗の売り上げ向上を助けている」と阪本取締役は説明する。そのデータを取得するために用いているのが、カメラ型センサーの「ゾービス(Xovis)」と「エサシー(ESASY)」だ。どちらもクレストが販売代理店を務めている。特に主力製品である「ゾービス」はもともと、スイスで空港に設置するために開発されたものだが、アパレル店舗などにも応用が可能だという。「来店客が商品棚のどこに注目しているのか、99%の精度でリアルタイムで識別できる。『エサシー』はより簡易的なモデルで、入門的な立ち位置だ。当社で作成したダッシュボード上では、それらのカメラで取得したデータを用いて、いつのタイミングでどの棚の注目度が高かったのかや、来店客が多いのは何時ごろか、といったことが分かる」と語る。

 取得したデータは実際にどのようにして活用できるのか。「あくまで一例だが、店舗のディスプレイなどのABテストが行える。単に入店数で計算するのではなく、店舗前の交通量も加味して入店率を測っているため、正確な計測が可能だ。実際に効果を上げている企業もいる」と阪本代表。さらには販売員の配置などにも効果的なようだ。「入店数を測ることによって、来店客がピークの時にエース級の販売員を配置するなど、最適なシフトが組める」。

 コロナ禍で立ち上げた混雑状況の把握サービスは、主力商品である「ゾービス」を活用したソリューションだ。1つの入り口につき「ゾービス」を1台配置することで、入店者数を来店者数をリアルタイムでカウントし、混雑状況をデジタルサイネージやサイト上で知らせる。同システムは現在、ホームセンターチェーン「カインズ」の浦和美園店に導入されており、アパレルをはじめ、複数の企業にアプローチをしている。「例えば飲食店などでも、カメラでお客さまの導線を全て把握できるため、座席の配置などにも活用できる。個人的には、小規模・中規模で、混雑状況を整備する人手がない店舗に向いたサービスだと考えている」。

 「アフターコロナのリアル店舗では、店舗の状況を客観的に見られるデータの重要性はさらに増すだろう」と阪本部長は予測する。「『これはコロナのせいだ』と言われている物事も、データを見ると実はコロナのせいではない、ということもある。感覚ももちろん大事な一方で、データがないと惑わされてしまうこともある。そういった意味で、人の感覚を補完するためのデータはあった方がいい。今後、コロナが去った後も同様のことがいつ起こるか分からない。その時に平常時のデータと緊急時のデータを比べ、判断を下すなど、さまざまな手法を取ることができる。常日頃からデータを取得していく必要性は増していくはずだ」。

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鈴木えみのオンラインコミュニティーが 「ビュリー」とオンラインワークショップを開催

 モデルの鈴木えみが主催する会員制有料オンラインコミュニティー「いとらうたし(I TO LAUTASHI)」は6月13日、パリ発のスキンケアブランド「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(L’OFFICINE UNIVERSELLE BULY以下、ビュリー)」と初のオンラインワークショップを開催する。

 ワークショップは、「ビュリー」が今回のために用意した「夏でも輝く肌を保つ、優しいゴマージュマスク作り」限定キットを同ブランドスタッフの指導のもと、鈴木えみと一緒に作りながら効果を実感することができるというもの。レモンピール・パウダー とホワイトリリー浸漬液オイルが肌のトーンアップやくすみの解消へ導く。配信は会員限定の専用ページからインスタライブで行う。

 「いとらうたし」は鈴木えみがデザイナーを務めるアパレルブランド「ラウタシー(LAUTASHI)」とユーザーをつなぐ会員制有料オンラインコミュニティー。ブランドのコーディネートやスタイリング提案のほかゲストを招いた対談、ワークショップなどを開催している。

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アダストリアが新たな動画コンテンツ「ドットエスティ・チャンネル」をスタート

 アダストリアが5月29日、販売員が新作アイテムやスタイリングを動画で紹介する新コンテンツ「ドットエスティ・チャンネル(.st CHANNEL)」を公式ECサイト「ドットエスティ(.st)」内で開始した。

 同コンテンツは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言中に販売員がインスタグラムのライブ配信を通じてアイテムを紹介するオンライン接客の施策が好評を博し、ライブ動画のアーカイブを残してほしいという顧客の声から生まれた。
 
 「ニコアンド(NIKO AND…)」や「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」などアダストリアの20以上のブランドを対象に、約1500人の販売員がそれぞれのリアルクローズやライフスタイルとともに商品の魅力を発信する。ECサイトの商品ページと連係させ、動画を視聴しながら商品購入をスムーズに行える仕組みになっている。
 
 アダストリアグループでは、新型コロナウイルス感染拡大によって一時は国内の約1200店舗全てを休業していたが、公式ECサイトの売上高は前年比2ケタ増で伸長している。

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すご技メイクで“超小顔”に ティックトックで話題

 ユーザーが口を覆った状態に小さな鼻と唇を描くことで“超小顔”に見せるメイクアップ動画が、ティックトック(TikTok)で話題を集めている。“#TinyFaceChallenge”のハッシュタグと共に5月に入ってから急速に広まり、5月28日現在の再生回数は780万を超えている。今回のトレンドの火付け役となったのはユーチューバーのジェイミー・フレンチ(Jamie French)。彼女が公開した“超小顔”メイクを施した動画は、ユーチューブで80万回以上再生されている。

 “#TinyFaceChallenge”は、新型コロナウイルス感染拡大によるマスク着用の普及と関連性もあるようだ。日常的に顔を覆わなければいけなくなったことへのSNSを通じた皮肉で、マスクで隠れてしまうパーツをメイクで再現するビューティ魂を表している。

 このほかにも、ティックトックに関連して注目を浴びたビューティ業界の動きはいくつかある。4月にはコスメブランドの「E.L.F」が、2019年10月に行ったティックトック上でのキャンペーンをリバイバル。前回ヒットしたオリジナルソングの「Eyes.Lips.Face.」を、手洗いやその他の安全対策に関連するものにリミックスしており、ユーザーはそれに合わせた動画を投稿している。

 また「フェンティ ビューティ(FENTY BEAUTY)」は3月に、ビューティ業界で初めてティックトックのコンテンツ制作用の家“ティックトック ハウス”をロサンゼルスにオープンした。ローテーションで替わる住居者の順番制を目安に、動画配信に万能な設備を持たせた家を用意したものの、ソーシャル・ディスタンシングのガイドラインに従って5月現在は閉鎖している。

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「ブラック・コム デ ギャルソン」のECサイトがオープン 限定のディズニーコラボTシャツも

 コム デ ギャルソンは、「ブラック・コム デ ギャルソン(BLACK COMME DES GARCONS)」単独のECサイトを5月29日に開設した。代名詞である黒に特化したアイテムに加え、「ナイキ(NIKE)」とのコラボレーションなどフルラインでそろえる予定だ。オープンを記念し、ウォルト・ディズニー(WALT DISNEY)社とコラボレーションしたTシャツ(1万3000円)2型をEC限定で発売する。商品は随時入れ替える予定で、メーリングリストに登録すると入荷情報を受け取ることができる。

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IT賢者と徒然対談 Vol.2 今提案すべき「商品のソフトウエア的な価値」とは? 3つの伝え方を伝授

ムラカミ:首都圏および北海道の緊急事態宣言も解除され、全国の店舗営業が再開しつつあります。「そろりそろり」という擬音が付きそうなくらい、各社とっても慎重です。接客が仕事にも関わらず「こちらから、話しかけてはいけない」なんてルールを課さねばならないショップスタッフには、心の底から同情してしまいます。

CKR:「接客」の「接」が大きく変わりそうですね。私は、顧客接点の新モデルである「OMO(Online Merge with Offline.日本語では『オンラインとオフラインの併合』という意味)」が崩れ始めると考えています。フィジカルなモノを効率的に届けるだけの発想は、限界を迎えるからです。

ムラカミ:確かに多くの識者が、これまでのファッション&ビューティ業界は「店舗と同じものが買える」「店舗に行かなくても買える」「買ったものがすぐに届く」「店頭で確認してから買える」など、失敗せず、いち早くモノを手に入れるための「便利」ばかりを追求してきたと警鐘を鳴らしています。武庫川女子大学生活環境学部の井上雅人・准教授はコロナ終息後の未来について、「これからは、人と人とのコミュニケーションを円滑にするために趣味や思想をわかりやすく表現できる『便利さ』にも目を向けたほうがいい」とおっしゃっています。


CKR:これまでの「便利」は効果が計測できるので、施策化しやすいんですよね。しかし本当に取り組むべきは、井上准教授がおっしゃる通り、お客さまに意味のある価値を届けることです。価値とは、商品とお客さまとの関係性。関係性とは、「こんな風になれる」「仲間としてつながる」など妄想できることです。コロナ禍がもたらしたこと、それは商品とお客さまの関係性の変化です。物欲が減るなど人の消費意欲が変わり、店舗の安心・安全神話も崩壊しました。今改めて、「消費する意味」を伝える必要があります。店舗はもちろんECまで、消費活動を通じて関係性を育む場として見直す必要があります。


ムラカミ:確かに。業界は「こんな風になれる」と妄想させることを放棄し、妄想できる人だけを相手にしてきてしまいましたね。先日、友人と話をしたのですが、「オシャレになりたい人」のために存在していた業界が、いつの間にか「オシャレな人」しか参加できない世界に変わってしまったと感じています。


CKR:コロナ禍は、ズレを見直すチャンスです。モノを、効率的にさばくだけの発想から離れましょう。中心に据えるべきはフィジカルな商品ではなく、商品のソフトウエア的な価値。信頼する人がオススメする情報や、購入後の自分が享受できる価値を届ける方が重要です。それが伝われば、ECでも店舗でも関係ありません。皆、必死になって探します。ソフトウエア的な価値は、どのように見つけ、伝えるのか?具体的に3つお話しします。1つ目は、モノそのものではなく、モノの周辺に意味を与えることです。「購入したモノが、今、いくらで売れるか伝える」「支払ったお金が、どんな社会貢献につながっているか伝える」「導電性繊維の服を通じて、今の健康状態を伝える」などが一例です。モノは目的ではなく、意味を与える手段になるということです。

先日、iPhoneSE PRODUCT(RED)を即買いしました。スマホの買い替え時期でもありましたが、支払ったお金が新型コロナウイルス対策に寄付される点に後押しされました。モノ周辺の「意味」に心動かされたのです。

ムラカミ:以前CKRさんは、Air Podsを激賞していました。アップル信者ですね(笑)。確かにアップルは、「商品を買ったら、オシャレなグループの仲間入りができる」という、商品以上の価値を提供してくれます。

CKR:2つ目は、モノが変化に適応できるデザインであることです。アプリやソフトウエアの世界は、アップデートを繰り返し、市場に適応していきます。「コーチ(COACH)」が、ビンテージバッグをリメイクし「コーチ オリジナルズ」を発売した発想もまさにコレです。気分を変えるためのリメイクは、ファッションならではの発想です。そして3つ目は、物理的なモノではなく、デジタルデータの販売に振り切ってしまうことです。提供する価値がデジタル化すると、物流コストや製造原価に悩む必要がありません。しかも国境を簡単に越えることができます。“マーケットのケタ”も変わります。VRイベント「バーチャルマーケット」に伊勢丹新宿本店や「ウィゴー(WEGO)」が出店してアバター用の衣装を販売する試みは先進的です。全ての生活シーンがデジタルに置き換わることはありません。しかし、自分自身をデジタル化するシーンが増えているのは事実です。ARフィルターをかけてZoomのスクリーンに映る自分は、完全にデジタル化しています。LINEスタンプで自分の気持ちを表現するシーンは、プロモーションから販売流通までオールデジタルですよね。デジタルだけで製造流通を完結させる仕組みこそ、トライする価値アリです。

ムラカミ:「あつ森」も一例ですね。

CKR:まさにです。今後はこのようなソフトウエア的発想で、価値を流通させるビジネスが増えるのではないでしょうか。

ムラカミ:ファッション&ビューティ業界が3つ目さえ自分たちのフィールドと認識することができたら、「モノありき」という考え方さえ打破できるかもしれません。将来的には、ムダなモノが減って、サステナブルな社会が近づくかも(笑)。

CKR:モノとの距離を考えることが、サステナブルの出発点かもしれませんね。ところで、デジタルテクノロジーが、未だ対応しきれてない領域があります。生理的な欲求や、安全欲求を満たすことです。コロナ禍でリアルの安心感がポッカリ抜けた今、デジタルで生理的欲求や安全欲求に応えることが期待されています。思考停止して考えてこなかった領域に、デジタルで対応するチャンスが到来していると言えそうです。たとえば安心感の伝え方。リアルの手触りに頼るのではなく、お互いの信頼関係で応えてみる。心地良く眠りたい欲求には、フカフカのベッドではなく、睡眠データの解析とノンレム睡眠を刺激する周波数で応えてみる。今なら、市場に受け入れられるかもしれません。

ムラカミ:先日、ボディーワーカーと「Zoom飲み」をしたんです。彼はこれまでマッサージやヘッドスパ、シンキングボウル、オーラソーマなどを組み合わせた“ビスポーク・リラクゼーション”を生業としてきたのですが、身体的接触が憚られる今さえ、そんなに落胆していませんでした。聞けばZoomなどを使って音や言葉で綴るヒーリングなどに取り組んでいて、なかなかの盛況だそう。人の心を解きほぐすことで身体的ストレスを軽減する、という発想と経験があれば、物理的接触が制限されても仕事できるんですね。彼が、「『肩こりを治す』みたいな人たちは、キツくなると思う」と話していたのが印象的です。

CKR:Zoomを使ったヒーリングは、斬新ですね。ファッション&ビューティは、慣れや飽きで感動がなくなった状態に、活力を与える力があります。しかもすぐに形にでき、生活に溶け込むポテンシャルを持っている。今こそ知恵をしぼり、新しい行動する開始するときではないでしょうか?

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店舗休業でも顧客とつながる「アクシーズファム」 ファンサイト刷新がEC売上増に直結

 アイジーエー(福井県越前市、五十嵐昭順社長)のヤング向けウィメンズブランド「アクシーズファム(AXES FEMME)」は3月、ブランドサイト「つながろうサイト」をリニューアルした。その名のとおり、ファンとのコミュニケーションを主眼に置いて約1年前に発足したが、その特徴をさらに強化すべくコンテンツや機能を追加。すると4月の訪問者数(セッション数)は前月比85%増の25万に増えた。同サイトを起点に自社ECサイトの売り上げも伸びるなど、デジタル上での顧客エンゲージメント強化が実を結んでいる。

 「アクシーズファム」は10~20代女性に向けて“ヨーロピアンビンテージ”をコンセプトとしたアパレル・雑貨を製造・販売。SCを中心に88店を展開している。「強みはブランドの世界観に共感してくれる顧客さまとの結びつき」(同社広報)。店舗はブランドコンセプトを商品、什器、内装など一体で表現している。また、パーソナルスタイリストから1対1で接客を受けられる予約制のサロンを銀座で運営し、顧客向けのクローズドなイベントも頻繁に開催するなど顧客とのつながりを重視している。

 新型コロナの影響により出店先の商業施設が休業したことで、「アクシーズファム」も4月末には一時全店が休業した。そのため、今回のサイトリニューアルに関しても「このような状況下で、ファンの皆さまとつながれる場としての機能をさらに強化した」。

 具体的には、スタッフからコーディネートや商品についてのアドバイスが受けられる「ファッションお悩み相談室」のページを設けた。すると開始から1週間で約100件の相談が寄せられた。五十嵐社長に直接メッセージを送ることができるコーナーも新設し、顧客から届いたメッセージは商品企画にも積極的に取り入れている。五十嵐社長自ら出演する毎週更新のユーチューブチャンネルでは、新作アイテムの魅力や顧客の声を反映したポイントなど紹介している。社内インフルエンサーも9人から30人に大幅増員し、彼女たちの発信とともにファンのインスタ投稿をサイト上で随時ピックアップすることで、何度も訪問したくなる仕組みを作っている。

 また休業している銀座の予約制サロンの代わりにビデオ通話で行うオンラインサロンも開設、サイト上で予約受付を開始したところ、すぐに先の2週間の予約が全て埋まるなど好評を博している。サロンは1枠1時間制で料金は無料。「スタイリストが丁寧に説明をした商品は、その後ECでお買い上げいただく傾向が強い」。

 自社ECの4月の売上高は前年同月比で87%増だった。「ECは不安だというお客さま、平時に銀座のサロンには遠くて来られない地方のお客さまにも好評だった。これをきっかけにオンラインでのサービスを活用し、お客さまとの結びつきをより強いものとしていきたい」。

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ZOZOがZoom背景を使った新提案 グリーンTシャツに映像投影

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは、「Zoom」の背景機能を使ってTシャツを自在に変えて楽しむ特設サイト「グリーンバック ティーコレクション2020(GREENBACK TEE COLLECTION 2020)」を公開した。これはZoomで背景を合成できる”グリーンバック”機能を応用し、緑色のTシャツを着ることでTシャツ自体にいろいろな映像や動画を投影できる仕組みを使ったもの。特設サイトでは「ゾゾタウン」オリジナルのTシャツやオリジナルの投影用の映像素材を提供する。同社の広報によると「グリーンのTシャツがベストだが、背景と識別されやすい無地のカラーTシャツならできることもある。ファッションの楽しむさまざまな方法を提案したかった」という。

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