「クラランス(CLARINS)」が米国や英国などでスタートした「クラランス アンド ミー(CLARINS AND ME)」は、美容部員や教育チーム、メイクアップアーティストがパーソナルカウンセリングを行うサービスだ。顧客はボディーケアやフェイスリフト、肌の悩みなどといった目的に合わせてコースを選択し、希望の日時を予約して15〜30分間のパーソナルカウンセリングを受ける。このサービスをスタートさせてからスキンケアやボディーケアなどの製品は売り上げが好調で、肌を引き締めるパック「トータルVラップ」の売り上げは昨年と比較し5000%アップしているという。
「ディーゼル(DIESEL)」が手掛ける東京・渋谷の「ディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)」は、ストリートフォトグラファーのRKによる個展「ネオリエント(NEOrient)」をオンライン上で体験できるバーチャルツアーを同ギャラリーの公式サイトで公開した。同個展は、2月28日〜5月21日に開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響により4月8日をもって中止となっていた。5月31日まで閲覧可能だ。
IBMが主催する「AI(人工知能)分野における女性リーダー(WOMEN LEADERS IN AI)」賞の一人に、ワコール(WACOAL)総合企画室オムニチャネル戦略推進部(2020年4月からイノベーション事業推進部)の篠塚厚子・課長が選ばれた。同賞は業界を問わず、質疑応答システムである「IBMワトソン」のAIツールを活用してビジネスやイノベーションの促進に貢献した女性を表彰するもので、今年は12カ国から35人が選出された。
ワコールは19年5月、3D ボディースキャナーと接客 AIを活用した新しい接客サービス「スリーディ スマート アンド トライ( 3D SMART & TRY以下、スマート&トライ)」を導入した。3Dボディースキャナーは、わずか5秒でバストをはじめ全身18カ所を計測し、体形の特徴を判定。篠塚課長のチームは「IBMワトソン」を利用し、3Dボディーデータに基づいて商品を薦められる接客AIを開発した。接客AIには商品情報だけでなくワコールのビューティーアドバイザー(BA)の接客ノウハウを学習させ、消費者と自然な対話を行いながら、サイズや体形に合った商品を選ぶことができるというものだ。
「マーク ジェイコブス」も同様に、19年に設立した新ラインの「ザ マーク ジェイコブス(THE MARC JACOBS)」から6種類のオリジナルデザインを公開した。フリルをあしらったドレスやアイスブルーのハットやコートなどを、公式インスタグラムアカウント(@marcjacobs)のストーリーズに投稿して、ダウンロード用のコードやゲーム内での様子を載せている。
また、イタリアのストリートブランド「GCDS」は、一般ブログの「クロッシング・ザ・ランウエイ(Crossing the Runway)」と連携してコレクションを公開した。SNSブログサービスのタンブラーの同サイト内に掲載されているQRコードをスキャンすることで、“GCDS”のロゴをあしらったセーターやフェイクファーのハットなどを「あつ森」内で着て遊ぶことができる。
「あつ森」内でポップアップショップを作成した米ビンテージショップのワット ゴーズ アラウンド カムズ アラウンド(WHAT GOES AROUND COMES AROUND)=ヘッドバイヤーのペイジ・ルビン(Paige Rubin)は、「『あつ森』は顧客とブランドのつながりを強化するものになっていくだろう。多くの会社が永続的であるためにクリーンなライフスタイル・ブランドである必要を感じている時代に、仮想世界で自社を利用できるようにすることは斬新だ」と述べた。今後もユーザーとブランドの新しい関わり方として定着するのかもしれない。
トランジットジェネラルオフィスが主催する婚活パーティー「Just You!(ジャストユー)」は、初のオンライン婚活イベント「ONLINE Just You!」を5月29日に開催する。新型コロナウイルスによる外出自粛要請を受け、イベントの開催が困難なことからオンラインで新しい出会いやつながりをつくる場所を提供する。
「ONLINE Just You!」は喜田さんが以前、オンライン企画を専門とする団体「at HOME fes実行委員会」が主催するオンライン合コンに参加したことがきっかけで発案した。「そのときのオンライン合コンが楽しく、一緒に企画したいとオファーした」(喜田)と、今回はその「at HOME fes実行委員会」のサポートのもとに開催する。会場は、ビデオ会議ツールのZoomを使用する。イベント中はさまざまな企画を予定しており、Zoomの個別で話せる部屋「ブレイクアウトルーム」などの機能を活用するという。
シューズとECの通販サイト「ロコンド(LOCONDO)」を運営するロコンドは本日8日から、タレントのスザンヌとコラボレーションしたシューズのD2Cブランド「「セレンセクール(SERENE CE COOL)」をスタートする。スザンヌはインスタグラムで約37万フォロワーを抱えており、知名度を生かしつつ、ロコンドの持つシューズ生産プラットフォームを活用する。本日夕方に田中裕輔ロコンド社長と出演するYouTubeを公開する。ロコンドは4月2日に人気ユーチューバーのヒカルとコラボレーションしたシューズを予約販売すると、サーバーダウンなどの祭り状態になり6億円を売り上げたばかり。田中社長は「D2Cブランドはそれぞれ10億円のブランドに育てていきたい」という。
「ディオール」2020-21年秋冬メンズ・コレクションのバックステージから KUBA DABROWSKI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
イタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)がミラノ・デジタル・ファッション・ウイークの初開催を発表した数時間後、フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)も7月9〜13日に映像を使ったオンラインショーケースを開催することを明らかにした。同イベントは2021年春夏メンズ・コレクションに特化したもので、専用プラットフォームを中心に構成。公式スケジュールに従って行われる。参加ブランドは、クリエイティブなフィルムや映像作品を披露。その他のコンテンツを収められる編集セクションも設ける。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
「エルメネジルド ゼニア」2020-21年秋冬メンズ・コレクション CARLO SCARPATO /S HUTTERSTOCK (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLCミラノ・デジタル・ファッション・ウイークのプロモーション画像。CNMI公式ウェブサイトから
イタリアファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana 以下、CNMI)は7月14〜17日、初のミラノ・デジタル・ファッション・ウイークを開催する。参加ブランドは、2021年春夏メンズ・コレクションやウィメンズ&メンズの21年プレ・スプリング・コレクションを披露する予定。CNMIの公式ウェブサイトやインスタグラム(INSTAGRAM)、フェイスブック(FACEBOOK)などのデジタルプラットフォームを駆使して、幅広い層に訴求する。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
ズームのバーチャル背景機能を活用したイメージ Yuri/iStock by Getty Imagesアイストックが無料提供している背景画像 Robert Daly/iStock by Getty Imagesアイストックが無料提供している背景画像 Jupiterimages/iStock by Getty Imagesアイストックが無料提供している背景画像 Stockbyte/iStock by Getty Imagesアイストックが無料提供している背景画像 Image Source/iStock by Getty Images
大規模小売店や百貨店であれば、このような危機的状況に陥っても数カ月間は持ちこたえることができる。しかし、小規模の小売店であれば数週間、または数日で限界を迎える。米金融大手JPモルガン・チェース(J.P. MORGAN CHASE)は2016年、小規模事業者の蓄えとして保有する資金は27日分であるという経済データを発表している。つまり、この状況下では多くの小規模小売業者がそう長くは持たないということだ。
パーフェクトは、同社が提供するアプリ「ユーカム(YouCam)」を通じてビューティブランド向けに3つの無料デジタルサービスを提供する。同社は7月31日まで在庫管理を100点まで無料化し、「ユーカム」の無料利用サービスも提供する。これにより、各ブランドが同社のAR(オーグメンテッド・リアリティー以下、AR)機能を自社サイトと統合することができ、消費者がオンライン上でメイクを試すことが可能となる。「ユーカム アート(YouCam ART)」または「ARライブトレーニング(AR Live Training)」のライセンスも無料提供し、AR技術を用いた社内でのリモートトレーニングやチームの連帯強化に役立ててもらう狙いだ。
デジタル技術が、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けているファッション業界の救世主となっている。2月18~24日に開催されたミラノ・ファッション・ウイークでは、中国の新進デザイナー8人が参加をキャンセルしたほか、中国からのバイヤーやプレスが渡航および入国制限措置などにより来場できない事態となった。同イベントを運営するイタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)は、こうした中国のファッション業界関係者がオンラインで参加できるように「チャイナ・ウィー・アー・ウィズ・ユー(China, we are with you)」プロジェクトを実施。中国の人気SNSウィーチャット(微信、WeChat)を擁するインターネットサービス企業大手のテンセント(騰訊、TENCENT)と中国版ツイッターのウェイボー(微博、WEIBO)の協力を得て、ショーやデザイナーのインタビュー、舞台裏の様子などのコンテンツをデジタル配信した。
フェスタリアHDは2月19日、ジュエリーブランド「ディアプラス プロデュースド バイ フェスタリア(DIAPLUS PRODUCED BY FESTARIA以下、ディアプラス)」の初店舗を三越銀座店内にオープンした。「ディアプラス」とはダイヤモンドとプラス(加える)の造語で、好みのデザインとダイヤモンドを選んで自由に組み合わせられるセミオーダーサービスを提供する。スマートフォン専用のアプリを介して、ファッションジュエリーからブライダルジュエリーまで100種類以上のデザインの試着ができる(2月末予定)。中心価格帯は10万~30万円で、納期は約1カ月半だ。また、自身の筆跡をそのままジュエリーにできる“サインジュエリー”のオーダーも可能だ。店頭で用紙かデバイスにサインを記入するとデータ化され、3Dプリンターでサンプルを作成。サンプルを確認後に発注すると約1カ月で商品が出来上がる。
同プロジェクトの第一弾として、24日と25日の2日間、渋谷駅のハチ公前広場に5Gの基地局を設置。スマートフォンをかざすことで1964年の渋谷の街並みを体感できるXR(クロスリアリティー。VRやAR、MRの総称)体験ブースを開設する。そのほか、観光案内所の“青ガエル”で1月24~3月31日までの期間、XR技術やAIを実験的に用いて今後実施する5Gによる拡張体験施策のガイドを行ったり、1月25日の須田景凪のライブイベントや1月26日の格闘ゲームの祭典「エボリューション チャンピオンシップ シリーズ:ジャパン2020(EVO Japan 2020)」などにも5Gを活用した拡張体験を提供する。
オンライン上での旗艦店出店の動きが増える昨今、消費者の注目を集めるためにリアル店舗のオープン時さながらの仕掛けが必要になっている。「Tモール」の“スーパー・ブランド・デー”に合わせてオープンする「カルティエ」の店舗では、ダイヤモンドをあしらった“ジュスト アン クル(JUSTE UN CLOU)”ブレスレットや“ガーランド(Guirlande)”のチェーンウオレットバッグといった限定品の販売、先着288人に赤いボックスへの刻印や、赤いユニホームを来たベルボーイが直接自宅まで届けてくれるサービスを提供する。
「シャネル(CHANEL)」とラグジュアリーEC大手ファーフェッチ(FARFETCH)が協業して進めている「未来のブティック(Boutique of Tomorrow)」プロジェクトが実を結びつつある。パリのカンボン通りにある「シャネル」本店の近くに建つ新旗艦店で、7カ月前からテスト導入していたデジタル戦略が一定の成果を上げているという。これは販売員用と顧客用の2種類のアプリ、そして試着室に置かれた“コネクテッド・ミラー”からなっており、顧客ごとのパーソナル接客を目指すというものだ。
サイトのトップページは、「カルティエ」レッドのジュエリーボックス。このボックスを開けるようにスクリーンをタップすると、ページボーイが現れる。あとは12文字までのメッセージと名前を入れるだけ。メッセージは「MERRY XMAS」や「THANK YOU」「WISH U JOY」など、定型文も選択可能。メッセージと名前を送信すると、「RECEIVED BY CARTEIR(カルティエが受け取りました)」のスタンプが発行され、ページボーイが「カルティエ」のジュエリーを組み込みながらメッセージを製作するショートムービーがスタートする。
「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」は電子音楽とメディアアートの祭典「MUTEK」とコラボレーションし、XRアート体験を提供する「INVISIBLE ART IN PUBLIC Vol.2“ Synthetic Landscapes”」 を12月11〜15日に開催する。会場は渋谷のシンボルであるスクランブル交差点や、渋谷ストリーム、渋谷リバーストリートなどの全5エリア8カ所。
異業種出身のトップによる変革は、“出版”を守り続けてきた幹部からの抵抗も大きいかもしれません。しかし、もはや待ったなしの状況でもあります。出版の経験がないリンチ氏だからこそ、「ヴォーグ」や「GQ」「ワイアード(WIRED)」「ザ・ニューヨーカー(THE NEW YORKER)」などを抱え、100年以上の歴史がある出版社を、サービスに富んだ21世紀型のメディア企業へとドラスティックに転換させるかもしれません。
VIEWS ON WWD U.S.:米「WWD」の翻訳記事から、注目すべきニュースの紹介や記事の面白さを解説するメールマガジン。「WWDジャパン」のライセンス元である米「WWD」は1910年から続くファッション業界専門紙。世界中のデザイナーや企業のトップと強く繋がっており、彼らの動向や考え、市場の動きをいち早く、詳しく業界で働く人々に届けています。
三越伊勢丹は、ミレニアルズに向けたオンラインギフトブティック「ムードマーク バイ イセタン(MOO:D MARK BY ISETAN)」を10月1日にスタートし、ソーシャルギフト機能を搭載するなど新しいギフト体験を提供している。スタートから1カ月、課題は「認知拡大」(福森拓デジタル事業部新規事業ディビジョンeギフト担当)と語り、ギフトニーズが高まるクリスマスシーズンの12月11〜25日に初の実店舗を伊勢丹新宿本店本館1階にオープンする。
今年設立した「コンデナスト ソーシャル タレント エージェンシー」は、クリエイティブ・インフルエンサー発掘プログラムの「ルーモア・ミー オーディション(RUMOR ME AUDITION)」を通じて所属したクリエイティブ・インフルエンサーのキャリアサポートをはじめ、セレブリティーやインフルエンサーを含めたBtoB顧客へのソリューション企画および運営を展開する。今後はキャスティングの強化のほか、教育事業の「ソーシャルメディアアカデミー(SOCIAL MEDIA ACADEMY)」やIPビジネスなど多角的な事業への発展を図る。
ゴルフ用具大手の本間ゴルフは、2019-20年秋冬コレクションのモデルにAI(人工知能)が作成した実在しないモデルが登場させる。“Who am I(フーアムアイ)”と名付けたプロジェクトの一環で、公式サイトでは50パターンのコーディネートにAIが作り出したモデルが自動で当てはめ、スクロールすると無限に多種多様のルックが登場する。顔だけをCGで作成したバーチャルインフルエンサーも次々と登場しており、“人間を使わないモデル着用画像”という新しい潮流が生まれつつある。
オーダースーツのD2Cブランド「ファブリック トウキョウ(FABRIC TOKYO)」を運営するファブリック トウキョウは9月26日、新事業の戦略発表会を東京・渋谷で行った。同社の森雄一郎社長が登壇し、2020年に向けた取り組みや、D2Cビジネスと“SaaS(Software as a Serviceの略)”を組み合わせた新構想“RaaS(Retail as a Service、小売りのサービス化)”実現のための新事業を発表した。
26日からスタートしたサブスクリプションサービスは月額398円(税込)で、従来50日間だったオーダー品の保証期間(サイズが合わなかった際の作り直し可能期間)を100日間に延長するほか、サイズのお直しの無償提供とスラックス破損時の保証を実施する。10月以降はスーツの日々の着こなしやクリーニング・保管のサポートなどのサービスを順次実装する。スマートファクトリーは10月から稼働予定で、製造のIT化やデータの可視化、製造プロセスの消費者への見える化を行う。20年以降、このノウハウをほかの工場へB to B展開する計画もあるという。“サーキュラーエコノミー”構想は日本環境設計と提携し、消費者のいらなくなった服を用いた商品の製造を目指す。すでに全国の「ファブリック トウキョウ」店舗では来店者の服の回収を始めており、20年にはそれらを用いたポリエステル製の商品の販売や、すべての梱包資材を循環型にする予定。「2023年に完全サステイナブル化を目指す」と森社長は意気込む。
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、人気オンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」などを提供する米ゲーム会社ライアットゲームズ(RIOT GAMES)と2年間のパートナー契約を締結した。
協業の一部として、同ブランドは10月2日~11月10日に開催される同オンラインゲームの世界大会「2019 リーグ・オブ・レジェンド ワールド・チャンピオンシップ(2019 League of Legends World Championship以下、チャンピオンシップ)」で優勝者に授与されるトロフィーを収める専用トラベルケースを製作する。また、賞品としてベストプレーヤーなどに贈られるスキン(アバター用の着せ替えアイテム)やカプセルコレクションのデザインを、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)「ルイ・ヴィトン」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターが手掛けるという。カプセルコレクションは12月に店舗とECサイトで発売される。
米投資会社ゴールドマン・サックス(GOLDMAN SACHS)が18年に発表したリポートによれば、eスポーツの市場規模は22年にはおよそ30億ドル(約3210億円)に達するという。同様に視聴者数は世界で2億7600万に上ると予想されており、これは米アメフトのプロリーグであるナショナル・フットボール・リーグ(National Football League)の現在の視聴者数に匹敵する数字だ。
「LVTV」を構成するのは「サヴォアフェール(SAVOIR-FAIRE)」「インスティテューショナル(INSTITUTIONAL)」「フレンズ オブ ザ ハウス(FRIENDS OF THE HOUSE)」「トラベル(TRAVEL)」そして「キャンペーン(CAMPAIGNS)」の5つのカテゴリー。人気TVドラマ「リバーデイル(RIVERDALE)」で知られる女優兼ユーチューバーのマドレーヌ・ペッシュ(Madelaine Petsch)がハンドバッグやシューズを使って音を出すASMR(ゾクゾクするような感覚)やエマ・ストーン(Emma Stone)の2019年オスカー準備風景、ドキュメンタリー監督のロイック・プリジェント(Loic Pregent)がパリ郊外のアニエールにあるブランドの歴史ある工房を訪れる様子などが収められている。
バーチャルメイクアプリ「ユーカムメイク(YOUCAM MAKEUP)」を展開する台湾のテック企業パーフェクト(PERFECT)は、中国最大手のEC企業のアリババ(ALIBABA)と 業務提携した。「ユーカムメイク」の AR バーチャルメイク技術を越境ECプラットフォーム「Tモール(TMALL)」と「タオバオ(TAOBAO)」のオンラインショッピングに導入する。これにより、コスメを購入する際にスマートフォンなどのデバイスでメイクのシミュレーションを行うことができる。
アリス・チャン(Alice H. Chang)パーフェクト最高経営責任者(CEO)は「今や中国は美容業界における主要マーケットの一つ。この度のアリババとの戦略的業務提携により、デジタル化を促進するコスメブランドや小売店に、弊社のビューティー SaaS ソリューションが必要不可欠であるサービスとして認知されていくだろう。当社はアリババによるショッピング体験のオンラインとオフラインのシームレスな連携を支持し、美容業界そのものを新たな高みに導いていく」と構想を語った。
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が2018年4月から実施しているスタートアップ支援プログラム「ラ・メゾン・デ・スタートアップ(LA MAISON DES STARTUPS)」の第3弾がスタートし、1000件以上の応募の中から26社が選ばれた。