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「カルティエ」のホリデーポップアップに玉森裕太、賀来賢人、戸田恵梨香らが来場 今年は“アート オブ ギフティング”

「カルティエ(CARTIER)」は12月12〜28日、銀座でホリデーポップアップ“アート オブ ギフティング”を「カルティエ」 銀座 2丁目ブティックで開催中だ。

“パンテール”がテーマのイベント

本イベントは、ブランドの象徴であるパンテール(豹)がテーマだ。会場のエントランスには、高さ5メートルのクリスマスツリーが来場者を迎える。今年のホリデーシーズンは、ベビーパンテールを主役に、ブランド誕生の地、パリ・ラペ通り13番地が舞台になっている。本ポップアップでは、「カルティエ」コレクションの“アート オブ ギフティング”をテーマに厳選した18点のアーカイブピースを展示する。フレグランスバーに並ぶ20種以上のフレグランスから好みの香りをまとったメッセージを添えることができるフロアや、会場ではデジタルグリーティングカード、ブランド初来場者限定の先行特典LINEスタンプなど多数のイベントを開催。

オープン前日には、フレンズ オブ メゾンである、赤楚衛二、賀来賢人、清原果耶、玉森裕太、戸田恵梨香らが来場した。

◾️「カルティエ」ホリデーポップアップ
開催期間:12月12〜28日
時間:11:00〜19:30(2階は19時まで)
17、18、19日は11:00〜18:30(2階は18時まで)
場所:カルティエ 銀座2丁目ブティック
住所:東京都中央区銀座 2-6-12

予約優先で案内。事前予約は「カルティエ」ライン公式スペシャルサイトで可能
「カルティエ」ライン公式スペシャルサイト

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「ミズノ」がドイツのスニーカーショップ「AFEW」とのコラボスニーカー発売 未来的な世界観をテーマにしたデザイン

「ミズノ(MIZUNO)」は12月20日、2008年にドイツ・デュッセルドルフの日本人街で誕生したスニーカーショップ「AFEW」とタッグを組み、未来的な世界観をテーマにしたコラボレーションスニーカー“MXR AFEW”を発売する。サイズは23.0~29.0cm、30.0cm (29.5cm以外のハーフサイズあり)を展開し、価格は1万9800円。ミズノショップや「ミズノ」のオンラインストア、ミタスニーカーズ、ビームス ジャパンなどで販売する。

本モデルは、砂漠地帯の集落から着想を得て、ベージュ×ブラウン×ダークブラウンのカラーを組み合わせ、水平に広がる居住地がやがて垂直に成長していく、その異世界的な景観をシューズに落とし込んだ。Y2K時代のアスレチックスタイルをベースに、ディテールを幾重にも重ねた「AFEW」ならではの解釈と、「ミズノ」の伝統と革新を融合させたデザインは、無限の可能性と、広がる空に向かって飛び立つかのような挑戦を表現している。

アイテム画像

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「ホカ」渋谷に国内初3フロア店舗 西武向かいでブランド体験を強化

「ホカ(HOKA)」は12月12日、新店舗「ホカ 渋谷(HOKA SHIBUYA)」をオープンした。公園通りと神宮通りの交差点角に位置する新ビル「KCA渋谷」の1〜3階に入居する。右隣には「ザラ(ZARA)」、向かいには西武渋谷店B館があり、渋谷駅前のスクランブル交差点からも望める立地だ。

ブランドにとって国内初となる3層構成で、1階は新商品を展示するブランドスペース。11月に始動したロード&トレイルギアのプロジェクト「虎視眈々(こしたんたん)」のコレクションを展開している。メーンフロアとなる2階では、フットウエアやアパレルなど全カテゴリーの商品をそろえる。3階は「ホカ ラン クラブ(HOKA RUN CLUB)」のコミュニティースペースとし、着替え用のフィッティングルームやロッカーを完備。今後はランイベントなどをここを拠点に開催する予定だ。

「ホカ」は今年だけでも、福岡・天神や大阪・心斎橋、ニュウマン高輪、東京・丸の内など、大都市を中心に出店を加速してきた。渋谷店について、デッカーズジャパンの髙桑真バイスプレジデントは「グローバル展開の中でも重要な位置付け」と語る。「渋谷は、より深くブランドストーリーを発信する場として、新しいステージへの展開の一つ。シューズのテクニカルな部分や履き心地の認知は高まっているが、われわれの思想やブランドの背景を、さらに伝えていきたい。フルラインアップに加え、おみやげ感覚で手に取れるアイテムも用意し、ランイベントも開催することで、『ホカ』の新たな魅力を感じてもらえたら」と話した。

その“ストーリーテラー”として、ニコラ・マーモッドは2009年の創業時に制作したシューズのプロトタイプを持参して来日。「15年前の日本では、『ホカ』のシューズはほとんど取り扱われていなかった。今では、この店舗から見下ろせる渋谷スクランブル交差点を、多くの人が『ホカ』を履いて行き交っている。グローバルでも大きな成長を遂げている日本市場には、今後も大きな期待を寄せている」と語った。

■ホカ 渋谷
住所:東京都渋谷区神南1丁目 KCA渋谷 1〜3階
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休

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「ホカ」渋谷に国内初3フロア店舗 西武向かいでブランド体験を強化

「ホカ(HOKA)」は12月12日、新店舗「ホカ 渋谷(HOKA SHIBUYA)」をオープンした。公園通りと神宮通りの交差点角に位置する新ビル「KCA渋谷」の1〜3階に入居する。右隣には「ザラ(ZARA)」、向かいには西武渋谷店B館があり、渋谷駅前のスクランブル交差点からも望める立地だ。

ブランドにとって国内初となる3層構成で、1階は新商品を展示するブランドスペース。11月に始動したロード&トレイルギアのプロジェクト「虎視眈々(こしたんたん)」のコレクションを展開している。メーンフロアとなる2階では、フットウエアやアパレルなど全カテゴリーの商品をそろえる。3階は「ホカ ラン クラブ(HOKA RUN CLUB)」のコミュニティースペースとし、着替え用のフィッティングルームやロッカーを完備。今後はランイベントなどをここを拠点に開催する予定だ。

「ホカ」は今年だけでも、福岡・天神や大阪・心斎橋、ニュウマン高輪、東京・丸の内など、大都市を中心に出店を加速してきた。渋谷店について、デッカーズジャパンの髙桑真バイスプレジデントは「グローバル展開の中でも重要な位置付け」と語る。「渋谷は、より深くブランドストーリーを発信する場として、新しいステージへの展開の一つ。シューズのテクニカルな部分や履き心地の認知は高まっているが、われわれの思想やブランドの背景を、さらに伝えていきたい。フルラインアップに加え、おみやげ感覚で手に取れるアイテムも用意し、ランイベントも開催することで、『ホカ』の新たな魅力を感じてもらえたら」と話した。

その“ストーリーテラー”として、ニコラ・マーモッドは2009年の創業時に制作したシューズのプロトタイプを持参して来日。「15年前の日本では、『ホカ』のシューズはほとんど取り扱われていなかった。今では、この店舗から見下ろせる渋谷スクランブル交差点を、多くの人が『ホカ』を履いて行き交っている。グローバルでも大きな成長を遂げている日本市場には、今後も大きな期待を寄せている」と語った。

■ホカ 渋谷
住所:東京都渋谷区神南1丁目 KCA渋谷 1〜3階
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休

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【一粒万倍日】「ボッテガ・ヴェネタ」はアーカイブにインスピレーションを得た“イントレチャート”のウオレットなどを発売

12月21日は1年に数回しか訪れない天赦日、一粒万倍日、天恩日が重なる2025年最後の最強開運日だ。加えて12月6日、8日も一粒万倍日、天恩日、大明日が重なる開運日で吉日が重なる。“一粒万倍日“は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。これらのラッキーデーに向けて「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、メンズの新作ウオレットを発売した。

特徴的な“イントレチャート”を施した6型

アーカイブにインスピレーションを得た“イントレチャート ピッコロ ウオレット”(11万6600円)やアヴェニューとトリヨンの2種類のレザーを合わせた素材のコントラストが特徴的な“イントレチャート コインパース付き二つ折りウオレット”(10万5600円)、ブランドを象徴するレザーの編み“イントレチャートをエンボス加工で表現した“イントレチャート スタンプ”(8万8000円)、“イントレチャート”のパターンを部分的に施した“イントレチャート 二つ折りウオレット”(10万5600円)などをそろえる。

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「ドリス ヴァン ノッテン」が京都に日本初のギャラリーをオープン トラベルスプレーやフレグランスなど

「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は12月20日、京都 BALに日本初のギャラリーをオープンする。パリ、ブリュッセル、ミラノに続き、4店舗目になり、ビューティコレクションとファッションアクセサリーをキュレートし展⽰する“ギャラリー”コンセプトのブティックだ。

店内は、18世紀のフランドルの織物を背景に据えた壁紙に、中央には、アーネスト・イグル・ホフマン(Ernest Igl Hofmann)がヴィルヘルム・ヴェルンドル(Vilhelm Hertz)のために制作したデスクが配置されている。さらに、岐阜提灯を製造するオゼキが手掛けるイサム・ノグチの“AKARI”ペンダントシェードが備えられている。

同店舗には、フレグランス、詰め替え可能なリップスティックのほか、ビューティアクセサリーなどのアイテムがそろう。さらには、“不可能と思われる組み合わせ”に着想を得たノマディックケースに収められた10mLトラベルスプレーもラインアップする。プリントで装飾されたケースと詰め替え可能なスプレー3本がセットになり、ギフト用にデザインされている。

店舗情報

◾️ドリス ヴァン ノッテン ギャラリー 京都

オープ⽇:12⽉20 ⽇
営業時間:11:00 - 20:00
住所:京都市中京区河原町通三条下ル⼭崎町 251 京都 BAL 1階

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「スワロフスキー」と「ディズニー」が協業20周年でロンドンに巨大クリスタル作品を展示

「スワロフスキー(SWAROVSKI)」は、「ディズニー(DISNEY)」との協業20周年を記念し、ロンドンの大型百貨店セルフリッジズ(SELFRIDGES)で大規模なインスタレーションを実施中だ。今回の展示は、新作“ディズニー×スワロフスキー”コレクションのローンチに合わせたもの。オックスフォード・ストリートとデューク・ストリートの角に位置する「ザ・コーナー・ショップ(THE CORNER SHOP)」とウインドーをジャックし、ファセットカットを施した色鮮やかなクリスタルの新コレクションを披露した。

ウインドーの一つでは、221面の多面カットが施された「シンデレラ」のガラスの靴を展示。同作品は、2015年公開のディズニー映画で実際に使用された現物だ。隣のウインドーでは「美女と野獣」をテーマに、約90kgのクリスタルを用いた巨大な“魔法のバラ”を展示。装飾をあしらったガラスドームに収めたこの作品は、制作に205時間を要した。同デザインおよび関連コレクションは、現在セルフリッジズ限定で取り扱っている。

「101匹わんちゃん」のウインドーでは、アニメーション作品へのオマージュとして大型の回転式プラクシノスコープ(鏡を覗くと絵が連続して動いて見える装置)を設置し、映画に登場する斑点模様の子犬がとび跳ねる様子を表現。4つ目のウインドーは「バンビ」をテーマにし、200万個以上のクリスタルで制作した子ジカを展示し、雪の結晶を思わせるパーツもあしらっている。

店内には、「不思議の国のアリス」をテーマに錯覚を用いた装飾を施した棚や、頭上にキラキラと輝く巨大な羽根が浮かぶ小さなクリスタル製の“ダンボ”など、さらにユニークなディスプレーを設置。これらのインスタレーションは、オーストリア・ヴァッテンスにある「スワロフスキークリスタルヴェルテン(SWAROVSKI KRISTALLWELTEN)」で制作し、イベントのためにロンドンに輸送した。

会場では、ラボで生成した宝石を使ったデザインを含む、各種ジュエリーコレクションもラインアップする。さらに、コレクター向けの特別な作品も用意し、価格4万2000ポンド(約870万円)の値が付くクリスタル製“ジンジャーブレッドハウス”も並ぶ。セルフリッジズ限定商品として、「美女と野獣」のフィギュアセットも用意。価格は169〜580ポンド(約3万5000〜12万円)だ。

展示は、「スワロフスキー」×「ディズニー」のホリデーコラボレーションと同時期に実施しており、2026年1月3日まで開催する。なお、この両者による取り組みは“A Most Magical Christmas”と名付けられ、ロンドンにとどまらず、マンチェスターやバーミンガムのセルフリッジズ各店および公式オンラインでも展開中だ。ロンドン・オックスフォードストリートの旗艦店では、毎日17~21時に「ディズニー」をテーマにした光と音のショーを実施している。さらに15分ごとに、ティンカー・ベルの妖精の粉から始まる光の演出が建物全体を包み込むライトアップが行われる。ティンカー・ベルは、今年のセルフリッジズのクリスマスキャンペーンの主役も務めている。

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「スワロフスキー」と「ディズニー」が協業20周年でロンドンに巨大クリスタル作品を展示

「スワロフスキー(SWAROVSKI)」は、「ディズニー(DISNEY)」との協業20周年を記念し、ロンドンの大型百貨店セルフリッジズ(SELFRIDGES)で大規模なインスタレーションを実施中だ。今回の展示は、新作“ディズニー×スワロフスキー”コレクションのローンチに合わせたもの。オックスフォード・ストリートとデューク・ストリートの角に位置する「ザ・コーナー・ショップ(THE CORNER SHOP)」とウインドーをジャックし、ファセットカットを施した色鮮やかなクリスタルの新コレクションを披露した。

ウインドーの一つでは、221面の多面カットが施された「シンデレラ」のガラスの靴を展示。同作品は、2015年公開のディズニー映画で実際に使用された現物だ。隣のウインドーでは「美女と野獣」をテーマに、約90kgのクリスタルを用いた巨大な“魔法のバラ”を展示。装飾をあしらったガラスドームに収めたこの作品は、制作に205時間を要した。同デザインおよび関連コレクションは、現在セルフリッジズ限定で取り扱っている。

「101匹わんちゃん」のウインドーでは、アニメーション作品へのオマージュとして大型の回転式プラクシノスコープ(鏡を覗くと絵が連続して動いて見える装置)を設置し、映画に登場する斑点模様の子犬がとび跳ねる様子を表現。4つ目のウインドーは「バンビ」をテーマにし、200万個以上のクリスタルで制作した子ジカを展示し、雪の結晶を思わせるパーツもあしらっている。

店内には、「不思議の国のアリス」をテーマに錯覚を用いた装飾を施した棚や、頭上にキラキラと輝く巨大な羽根が浮かぶ小さなクリスタル製の“ダンボ”など、さらにユニークなディスプレーを設置。これらのインスタレーションは、オーストリア・ヴァッテンスにある「スワロフスキークリスタルヴェルテン(SWAROVSKI KRISTALLWELTEN)」で制作し、イベントのためにロンドンに輸送した。

会場では、ラボで生成した宝石を使ったデザインを含む、各種ジュエリーコレクションもラインアップする。さらに、コレクター向けの特別な作品も用意し、価格4万2000ポンド(約870万円)の値が付くクリスタル製“ジンジャーブレッドハウス”も並ぶ。セルフリッジズ限定商品として、「美女と野獣」のフィギュアセットも用意。価格は169〜580ポンド(約3万5000〜12万円)だ。

展示は、「スワロフスキー」×「ディズニー」のホリデーコラボレーションと同時期に実施しており、2026年1月3日まで開催する。なお、この両者による取り組みは“A Most Magical Christmas”と名付けられ、ロンドンにとどまらず、マンチェスターやバーミンガムのセルフリッジズ各店および公式オンラインでも展開中だ。ロンドン・オックスフォードストリートの旗艦店では、毎日17~21時に「ディズニー」をテーマにした光と音のショーを実施している。さらに15分ごとに、ティンカー・ベルの妖精の粉から始まる光の演出が建物全体を包み込むライトアップが行われる。ティンカー・ベルは、今年のセルフリッジズのクリスマスキャンペーンの主役も務めている。

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「セザンヌ」の“くすみ補正ハイライト”と4色グラデーションチークに新色登場

「セザンヌ(CEZANNE)」は3月上旬、パウダーハイライト“トーンフィルターハイライト”(693円)とグラデーションチーク“ブレンドカラーチーク”(781円)から新色を発売する。

“トーンフィルターハイライト”は、2025年8月に発売した新作ハイライト。今回新たに、明るさと透明感をアップするピンクカラー“02 フィルターピンク”が登場。さらさらとした質感で肌に溶け込み、くすみや毛穴、赤みなどの肌悩みを補正する。皮脂吸着パウダーに加え、スクワランやヒアルロン酸Naなどの美容保湿成分を配合した。

“ブレンドカラーチーク”は、色の混ぜ方で印象をコーディネートする4色グラデーションチーク。新2色をそろえ、ピンクベージュカラー“03 サクラミルフィーユ”とハイライトカラー“H1 ペールハイライト”をラインアップ。“03”にはサクラとピンク、ベージュのマットカラーにパール入りのペールピンクを、“H1”にはベージュとホワイト、イエロのマットカラーにパール入りのピンクをそれぞれ組み合わせた。しっとりと柔らかい質感のパウダーが肌に密着し、きれいな発色をキープする。

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西武池袋本店はなぜ1階にフレグランスを選んだのか? 化粧品担当者に聞く

館全体のリニューアルを進行している西武池袋本店はこのほど、1階にフレグランスゾーンをオープンした。一般的な百貨店は1階に化粧品フロアを設備することが多いが、同店はリニューアルを機に3階に移し、1階にフレグランスゾーンを配置。化粧品フロアのリニューアルを先導する若江純身・マーチャンダイジング部コスメ担当部長に、その狙いを聞いた。

WWD:なぜフレグランスを1階に配置したのか。
若江純身・マーチャンダイジング部コスメ担当部長(以下、若江):
百貨店にとって1階は未来のお客さまと出会う場所。ここで誰を迎え入れるかで、上階の回遊も館全体の印象も大きく変わります。だからこそ、ジェンダーも年代も問わずでも自然に入って来られる商材であるフレグランスを選びました。

フレグランスは、ファッション雑貨とも化粧品フロアとも横断的につながるカテゴリーです。館全体のリニューアルテーマ「インクルージョン」とも非常に相性が良いと考えました。

WWD:フレグランスは特に若年層での広がりが大きいという見方もある。
若江:
立教大学の男子学生にヒアリングした際、「化粧品フロアには入りにくいけど、フレグランスのエリアは立ち寄る」という声がありました。たしかに、リニューアル前の化粧品フロアでも、フレグランス売り場には若年層の姿を見ていました。

男性でも高校生でも、香りを自己表現の一部として取り入れる傾向が強くなっています。百貨店に来店を促す入口としての親和性は化粧品よりも高いと判断しました。

百貨店の内側にいるとその感覚を忘れてしまいますが、やはり百貨店は特に若年層にとって、入店自体にハードルが大きい。フレグランスは「まず入ってみたい」と思ってもらえる役割を担える商材と位置付けています。

WWD:ブランドをどのように選定した?
若江:
池袋は埼玉方面からの導線が強く、広域から人が集まる商圏です。このエリアにはまだ取り扱いのないブランドが多かったため、初めての出合いが提供できることを基準に誘致しました。

10ブランド中8ブランドは池袋初出店ですし、「ディオール(DIOR)」と「ゲラン(GUERLAIN)」も国内で希少なフレグランス特化業態として入店してもらいました。目的来店につながる強い引力があるブランド群です。ここに来ればラグジュアリーフレグランスの世界に触れられるというポジション形成は、商圏戦略としても合致していましたし、百貨店としての大きな武器になります。

WWD:売り場の構成をブティック型にした理由は?
若江:
坪効率だけで考えると難しい選択でした。しかし、没入できる体験をつくらなければ、お客さまが選ぶ時間を持てません。ブランドの世界観を最大化する空間が結果的に百貨店の価値を高める。百貨店の主張を優先するよりも、ブランドを主役にした売り場のほうが体験価値としては強くなると判断しました。先行してオープンした3階化粧品フロアで、滞在時間が伸びた分だけ客単価が上がったことから、確信もありました。

香りは、原料、調香、文化背景など、ストーリーが非常に多い商材です。語り手がいないとその価値が伝わらない。そのため、各ブランドの専門性を持つスタッフに入っていただきました。オンラインでは得られない、語りを踏まえた香り体験が百貨店ならではの差別化になります。

WWD:3階の化粧品フロアの現時点の手応えは?
若江:
まだ館全体のリニューアルは未完なところもあり、新規客よりもリニューアル前の常連のお客さまが多い状況です。1階を開けたことで動きはさらに生まれると思いますが、フルオープンとなる来春がこれまでのリニューアルの結果が出るタイミングだと思っています。

やはり、空間の作りかたなど、細かな点は来店した時に体感してもらう部分が多いので、新たに入店してくれたお客さまが「これまでの百貨店と何か違う」と気づいてくれる瞬間を期待します。

WWD:フレグランスの未来と百貨店の役割をどう考えるか?
若江:
少し先を予測すると、数年後には香りを歯磨きのように日常に取り入れる時代が来ると思います。これは高級フレグランス市場の拡大と、若年層の需要増が背景にあります。

百貨店自体は、デジタル化が進むほど体験価値のハブとしての役割が求められます。スキンケアは専門性が強まり、フレグランスやメイクは自己表現として多様化していく。そういった変化にこたえられる場所であり続けることが、百貨店の存在意義だと考えています。

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三度目の復帰&価格帯引き下げの「フルラ」CEOが宣言する「価値が価格をはるかに上回る」商品づくり

PROFILE: エラルド・ポレット/フルラS.p.A. 最高経営責任者(CEO)

エラルド・ポレット/フルラS.p.A. 最高経営責任者(CEO)
PROFILE: イタリアのトリノ大学で経済学の学士号を取得後、米国でリテール・ブランド・アライアンスの米国本社で主要業務を統括。「ブルックス ブラザーズ」のグローバル展開にも貢献した。2010年から12年、13年から16年かけてはフルラのCEOとして世界的な拡大とブランドの向上をけん引した。その前後には「ダンヒル」や「フェラガモ」「スチュアート ワイツマン」「ディーゼル」「サントーニ」などで最高経営責任者(CEO)を務めた。24年8月にCEO兼取締役としてカムバックしている PHOTO:DAISUKE TAKEDA

イタリアのバッグブランド「フルラ(FURLA)」が、かつての輝きを取り戻そうとしている。ブランドは10年ほど前からしばらく、アイコンバッグの“メトロポリス”やメンズラインのスタートなどでアフォーダブル・ラグジュアリー市場をけん引したが、その後はラグジュアリーブランドの勢いに押されたり、自らも価格帯をジワジワと上げたりで失速。この間はCEOも相次いて入れ替わり不安定だったが、24年にはエラルド・ポレット(Eraldo Poletto)が三度CEOとしてカムバックして立て直しに尽力している。同時に日本市場でも14〜19年まで社長を務めた倉田浩美フルラジャパン社長がカムバックして組織固め。今年に入ってからはバッグの中心価格帯を引き下げ、メード・イン・イタリーなのにアンダー5万円の商材を拡充し、ラグジュアリーブランドの高騰の中で存在感を増しそうだ。ポレットCEOは、「フルラ」を再びどのようにして輝かせる考えなのか?

WWD:CEOを務めるのは、これで3度目になる。今回の目標は?
エラルド・ポレット=フルラ最高経営責任者(以下、ポレットCEO):「フルラ」に三度加わり、故郷に帰ってきたような気持ちだ。2度にわたり会社を率いてきた経験から、私は「フルラ」の伝統や人々、そして可能性に感銘を受けている。離れている間も、大きな愛情と敬意を持って「フルラ」を見守ってきた。「フルラ」のDNAの強さを感じ続けてきた。と同時に、お客さまとの間に築き上げてきた感情的価値にも改めて気づかされた。我々は最高級ブランドに匹敵する洗練されたデザインを提供しながら、手頃な価格帯を維持している。消費者はステータスだけではなく意味や感情的な繋がりを求める時代に、本物で、創造性に溢れ、価値のある商品が提供できるブランドは、これまで以上に重要になっている。

WWD:近年ラグジュアリーブランドの商品価格は高騰し、日本の一般的な消費者には手の届かないものになっている。一方で「フルラ」は、手の届きやすい価格に再度フォーカスしてきた。
ポレットCEO:ラグジュアリー市場は現在、非常に興味深い岐路に立っている。少数の主要プレーヤーを除き、多くのブランドは、生活費の高騰に起因する消費者のラグジュアリー疲れと、画一化などの課題に直面し、消費者との繋がりを築くのに苦労している。と同時に若い世代は所有よりも体験を重視し、ハイエンドなラグジュアリーの本質的な価値に疑問を抱き始めている。
だから「フルラ」は、非常に有利な立場にある。最高級のラグジュアリーブランドにも匹敵する洗練されたデザインを体現しながらも、数十年にわたる職人技と製造の専門知識のおかげで、商品を求めやすい価格で提供しているからだ。私たちは常にお客さまに価格以上の価値を感じていただけるよう努めている。以前はより手頃だったブランドの中にもラグジュアリー・ブランドとしての地位を築こうとしているところがあるが、「フルラ」はコアに注力し、今後も品質とデザイン、価格のバランスに優れた製品を提供していく。私たちの基本的なコミットメントは変わらない。それは、価値が価格をはるかに上回る商品を作り続けることだ。
と同時にファッションにおける遊び心と色彩への関心は高まっており、エレガンスと現代的な精神のバランスは私たちの強みになっている。消費者が意味と価値の両方を求めている時代に、刺激的で喜びに満ち、手の届きやすい、心地よいラグジュアリーを提供できる。「フルラ」を今まで以上に明るく、新鮮で、親しみやすいブランドにしたい。

WWD:価格帯の再定義と共に、強化する商品や市場も変更する?
ポレットCEO:「フルラ」は今、大きなリニューアルの最中だ。まずは総売上高の約4割を占めるアイコニックなアイテムに注力する。特に新しい“イリデ”を、かつての“メトロポリス”のような真のマスト・ハブ・アイテムにすることを目指している。

市場ではEMEA(ヨーロッパと中東、アフリカ)と日本、そして東南アジアに集中する。中でも創業者一族の2代目にあたるジョヴァンナ・フルラネット(Giovanna Furlanetto)が初めて東京に足を踏み入れた創業当時から、日本は私たちにとって重要な市場。日本は「フルラ」にとって最も強力な単一市場であり、メンズライン発祥の地でもある。日本のお客さまのニーズに耳を傾けてきた結果だ。阪急うめだ本店で開催した“イリデ”のポップアップストアのように、喜びと彩りをもたらす、新しい体験型のアプローチを模索したい。また日本ではYouTuberからアーティストまで、日本の著名または新進気鋭のクリエイターともコラボレーションしている。

特に日本の「フルラ」は、さまざまな年齢やスタイル、そして背景を持つ人々と繋がっている。ルーツに立ち返り、シンプルに、真にユニークな特徴に焦点を絞りながら、ソーシャルメディアを通じたコミュニケーションを強化して若い世代のエンゲージメントも高めたい。主要な商品を軸に、多様性とパーソナライゼーションはさらに強化する。毎シーズン遊び心のあるチャーム、調節可能なストラップ、そして多様なシェイプのバッグを提案することで、特に女性たちがそれぞれのバッグを真に自分らしくカスタマイズできるよう支援する。
ミラノ・ファッション・ウイーク中に開催した“イリデ”のローンチイベント、観光バスを移動式ネイルサロンに改造したイベントなどを積極的に手掛ける。お客さまとユニークでクリエイティブ、そして記憶に残る方法で繋がり、長期的なロイヤルティを築きたい。

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「CDG」× G-DRAGONのコラボコレクション全10型が発売 日本では新宿伊勢丹で販売

コム デ ギャルソンの「シーディージー(CDG)」は12月24日、G-DRAGONのワールドツアー「Übermensch」を記念したカプセルコレクションを発売する。同コレクションは、12月24〜31日の期間、新宿伊勢丹 本館1F ザ・ステージで開催されるポップアップで販売される。※ポップアップの詳細は、12月15日 10:00から三越伊勢丹オンラインストアで公開予定。

全10型を展開

今回のコラボレーションは、「CDG」とG-DRAGONの共通するクリエイティブなアイデアから誕生。ワールドツアー「Übermensch」のテーマに合わせて、スタッフコートやコーチジャケット、フーディー、Tシャツ、バックパックバド、全10型を展開する。G-DRAGONのアイデアで「CDG × GD」のロゴと「超人」を意味する“Übermensch”、そして“Automne-Hiver ’25–’26” がデザインに取り入れられている。

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「ルイ・ヴィトン」ビジョナリー・ジャーニー ソウル展をオープン 歴史、芸術、文化、食で魅せるイマーシブ体験


「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はこのほど、韓国・ソウル市の新世界百貨店本館“LV ザ プレイス ソウル”で「ビジョナリー・ジャーニー ソウル」展をオープンした。同展は貴重な資料やアーカイブ、没入型の展示とともにメゾンの歴史と発展をひも解いていく世界巡回展で、これまでバンコク、上海、大阪で開催し、それぞれの都市の伝統や特色を反映した展示も見所だ。今回は伝統と革新が共存するソウルをオマージュした3フロアにわたる多層構造で、200点以上の展示やストア、カフェ&レストランなどの食を通じ、イマーシブに体験できる空間を展開する。デザインは重松象平率いるOMAが手がけた。

12月3日に行われたオープニングイベントには、BLACKPINKのリサ、BTSのj-hope、Stray Kidsのフィリックス、コン・ユ、ホヨン、チョン・ジヒョン、シン・ミナ、ウォン・ジアンら豪華ゲストが来場し、オープンを盛り上げた。

200点以上の貴重なアーカイブや資料がそろう 3フロアにわたる没入型展示

体験のはじまりは、新世界百貨店本館1Fのボワット・シャポー(帽子ケース)が並ぶトンネル“トランクスケープ”。ブランドの原点であるトランクとダイナミックなLED ディスプレイで“旅の始まり”を感じさせる演出で出迎える。展覧会は5階の“オリジン”へと続き、モノグラムの誕生など、メゾンを形作ってきた歴史的瞬間や変遷を“Historical Canvases(歴史的キャンバス)”“Packing Fashion(ファッションのパッキング)”“Transports(輸送)”“Expeditions(冒険)”“Supple Monogram Canvas(しなやかなモノグラム・キャンバス)”“Epi Leather(エピ・レザー)”の6つの章で辿る。

そして、旅を超えてアール・ドゥ・ヴィーヴル(豊かなライフスタイル) へと広がる“ライフスタイル”、精緻な時計の世界に誘う“ウォッチ”、携帯用トランクやテーブルウエアなど優雅な屋外でのレジャーの世界を再発見する“ピクニック”、手描きのイニシャルや特徴的なモチーフを施したトランクがずらりと並ぶ“パーソナライゼーション”と、多彩なクリエイションを堪能できる。

アニエールにあるアトリエの鉄細工様式を基調に構想した“アトリエ”では、メゾンのクリエイションを支える職人の世界へ。しなやかなレザーなどの素材、型紙や木型、職人の道具がまるでオブジェのように並ぶ。そして、“耐久性試験”のエリアでは、大阪の展示でも話題になった「ルイーズ」の愛称で親しまれる測定器が登場。その静かで滑らかな動作は、まるで芸術的なリチュアルのようだ。

柱状のショーケースが並び万華鏡のような空間でレザーグッズの進化を辿る“アイコン”では、ウィメンズ・コレクション アーティスティック・ディレクターのニコラ・ジェスキエールや、メンズ クリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムス、そしてマーク・ジェイコブス、キム・ジョーンズ、ヴァージル・アブローなど歴代のアーティスティック&クリエイティブ・ディレクターの足跡を辿ることができる。

“ファッション”では、反転フラップ式ディスプレイを取り入れ、「ルイ·ヴィトン」のコレクションやファッションショーの変遷を展示。一斉に壁面が変化していく様子は圧巻だ。

ビューティからライフスタイルまで ストアも充実


併設されたストアは、韓国伝統のセクドン(赤、黄、青、黒、白5色のストライプ模様)のカラーパレットにちなむデザインで統一。1階はウィメンズ・レザーグッズ、ビューティ、アクセサリー、ウォッチ&ファインジュエリー、2階はウィメンズ・レザーグッズ、プレタポルテ、シューズ、3階はメンズ・セクションで、レザーグッズ、アクセサリー、プレタポルテ、トラベル·コレクションを取りそろえる。4階のギフトショップでは、“アール・ドゥ・ヴィーヴル(豊かなライフスタイル)”への「ルイ・ヴィトン」のアプローチを定義する限定コレクティブル・アイテムを用意する。

五感すべてを呼び覚ます カフェ&レストラン

4階の「Le Café Louis Vuitton」では、2025年の世界最優秀パティシエの称号を獲得したマキシム·フレデリックのクリエイティブ·ディレクションのもと、繊細な味のペストリーと、フランスの伝統に韓国風のアレンジを加えたバリスタのメニューを味わえる。

レストラン「JP at Louis Vuitton」は2026年1月オープン予定だ。

▪︎ビジョナリー・ジャーニー ソウル
月〜木:10:30〜20:00
金〜日・祝祭日:10:30〜20:30
場所:LV The Place Seoul, Shinsegae The Reserve
63 Sogong-ro, Jung-gu, Seoul

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「ジルスチュアート ビューティ」はピーチ、「オサジ」はネロリ……香りにも癒されるアイテム続々 今週発売のビューティアイテム8選【12/15〜12/21】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月15〜21日に発売するアイテムを紹介します。「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」から登場するトリートメントヘアミストは16年に販売していたホリデーシーズン限定品をアップデートしたピーチー ホワイトフローラル。フローラルに重なるピーチやベリーの香りがロマンチックです。特別デザインの「オサジ(OSAJI)」ハンド美容液&リップ美容液は柔らかな印象のネロリにベルガモットを重ねたシトラスフローラルの香り。年末の忙しない心身を癒してくれそうです。

【12月15日発売】
ラネージュ
(LANEIGE)

リップマスクに夜ココア&朝チョコの新フレーバー

「ラネージュ(LANEIGE)」“リップスリーピングマスク”の限定フレーバーはココアがテーマ。トレンドのモカリップのようなブラウンがかった温かみのある艶感をプラスする。“ドーナツリップ”の愛称で知られる“グレイズ ティントリップセラム”には、チョコレートフロスィングが新たに追加。唇にスムーズにフィットするドーナツ型アプリケーターで、快適な使い心地が特徴だ。

■商品詳細

“リップスリーピングマスク”(限定、20g、2365円)
“グレイズ ティントリップセラム(12g、2200円)

【12月18日発売】
ナチュリエ
(NATURIE)

“ハトムギ”シリーズから“パック使い”できるシート付きの冬限定セット

イミュのスキンケアブランド「ナチュリエ(NATURIE)」は、ブランドを代表する化粧水と保湿ジェルから冬の限定品2種を展開する。いずれもパックとして使用できる限定シートを付属する。メイク前などに肌の水分補給をかなえ、乾燥による化粧崩れにアプローチする。

■商品詳細

“ハトムギ化粧水 限定ポンプヘッド&スクエアシートつき”(748円)
“ハトムギ保湿ジェル 限定ミニハトムギ化粧水&スクエアシートつき”(990円)

【12月18日発売】
ユンス
(YUNTH)

人気美容液にピカチュウ&イーブイをデザイン

Aiロボティクスのスキンケアブランド「ユンス(YUNTH)」は、人気美容液のスペシャルパッケージとして、ブランド初のポケモンデザイン製品を用意する。アイテムはピカチュウをデザインした“生VC美白美容液”と、イーブイをデザインした“生VAダーマ美容液”の2種で、個包装パウチにもさまざまな表情のピカチュウとイーブイを描いた。

■商品詳細

“生VC美白美容液”(1mL×28包、3960円)
“生VAダーマ美容液”(1mL×28包、4950円)

【12月19日発売】
カネボウ
(KANEBO)

新年を祝う洗顔料&泡立てネットの限定品

「カネボウ(KANEBO)」は、2026年の干支である馬をデザインした“カネボウ コンフォー ストレッチィ ウォッシュII リミテッド エディション 2026”を用意する。新春を寿ぐ赤を基調とし、パッケージには希望をもって新しい1年を力強く駆け巡る馬の姿を描いた。泡立てネットをセットにしている。

■商品詳細

“カネボウ コンフォー ストレッチィ ウォッシュII リミテッド エディション 2026”(6050円※編集部調べ)

【12月19日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

“ピーチー ホワイトフローラル”のヘアミスト

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」の限定コレクション“ストーリー オブ フレグランス(Story of Fragrances)”は、16年に販売していたホリデーシーズン限定品をアップデートしたもの。第3弾は“ピーチー ホワイトフローラル トリートメントヘアミスト”で、ダメージを受けた髪を内側と外側から補修し、滑らかな指通りに整える。デザインは、レディッシュピンクのクリスタルとリボンに、ビンテージフラワーのパターンが映える当時のデザインを受け継いでいる。

■商品詳細

“ピーチー ホワイトフローラル トリートメントヘアミスト”(200mL、3080円)

【12月19日発売】
オサジ
(OSAJI)

特別デザインのハンド美容液とリップ美容液

「オサジ(OSAJI)」は、柔らかなきらめきを閉じ込めた特別デザインの“リトリート ハンド マッサージ セラム ネロリ”と“ベルベット リップセラム ネロリ”を数量限定でそろえる。柔らかな印象のネロリにシャープさと甘さを併せ持つベルガモットを重ねたシトラスフローラルの香りに仕上げ、オーロラのように柔らかくきらめく光を閉じ込めた限定デザインで用意する。

■商品詳細

“リトリート ハンド マッサージ セラム ネロリ”(限定、30mL、2970円)

【12月19日発売】
デジャヴュ
(DEJAVU)

シルバーパールを配合したホリデー限定の“塗るつけまつげ”

「デジャヴュ(DEJAVU)」“塗るつけまつげ”ホリデー限定色は、透明感のあるブラックにシルバーパールを配合。シルバーパールのきらめきを最大限に生かすため、ベースとなる黒の濃度を下げてほど良く透け感のあるブラックに仕上げた。まつ毛に塗布するとシルバーパールが光を受け、さりげない艶感とクールで洗練された雰囲気をつくり出す。

■商品詳細

“スパークルブラック”(1320円)

【12月19日発売】
ウルリス
(ULULIS)

エスターバニとコラボのペアセットとヘアオイル

ヘアケアブランドの「ウルリス(ULULIS)」が人気キャラクターのエスターバニーとコラボレーション。リボンバニーとクリームバニーの可愛らしいイラストが描かれたパッケージデザインの、ペアセットとヘアオイルをラインアップする。ほんのり甘くフレッシュに広がるベルガモットピーチの香りで、バスタイムを華やかに演出する。

■商品詳細

“ウルリス エスターバニー ピンクミー コントロール ペアセット”(3080円)
“ウルリス エスターバニー ピンクミー コントロール ヘアオイル”(100mL、1540円)

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黒眉ミュートのトレンドを受け「メイベリン ニューヨーク」が“ふわ眉”を作るアイブロウマスカラを発売

「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は2026年1月19日、眉マスカラ“メイベリン SP フラッフ ブロウ ムース”(全5種、各1672円)を発売する。ナチュラルさと抜け感が重視される近年のメイクトレンドを受け、“ほわっふわ眉”と“黒眉ミュート”をコンセプトに開発した。カラーは全5色をそろえる。

ムーステクスチャーで自眉を自然にカラーリング

黒眉の存在感をミュートしナチュラルなふわふわ眉を実現するため、同製品には新たに開発した「メイベリン SP フラッフ ブロウ ムース」を採用した。空気とパウダーを混ぜて泡立てたようなムーステクスチャーで眉毛を1本1本コーティングし、眉毛を固めることなくふわふわな仕上がりを長時間持続させる。また、塗り残しがないよう、ブラシは先端に向かって補足なる“テク要らずミニブラシ”を取り入れ、均一に塗布できるようにした。

カラーラインアップはカラーは01グレーブラウン、 02アッシュブラウン、 03ヌードベージュ、 04ライトブラウン、 06ピンクアッシュの5色。黒眉の存在感をミュートし、髪色やメイクアップに合わせてカラーチェンジを行える。

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黒眉ミュートのトレンドを受け「メイベリン ニューヨーク」が“ふわ眉”を作るアイブロウマスカラを発売

「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は2026年1月19日、眉マスカラ“メイベリン SP フラッフ ブロウ ムース”(全5種、各1672円)を発売する。ナチュラルさと抜け感が重視される近年のメイクトレンドを受け、“ほわっふわ眉”と“黒眉ミュート”をコンセプトに開発した。カラーは全5色をそろえる。

ムーステクスチャーで自眉を自然にカラーリング

黒眉の存在感をミュートしナチュラルなふわふわ眉を実現するため、同製品には新たに開発した「メイベリン SP フラッフ ブロウ ムース」を採用した。空気とパウダーを混ぜて泡立てたようなムーステクスチャーで眉毛を1本1本コーティングし、眉毛を固めることなくふわふわな仕上がりを長時間持続させる。また、塗り残しがないよう、ブラシは先端に向かって補足なる“テク要らずミニブラシ”を取り入れ、均一に塗布できるようにした。

カラーラインアップはカラーは01グレーブラウン、 02アッシュブラウン、 03ヌードベージュ、 04ライトブラウン、 06ピンクアッシュの5色。黒眉の存在感をミュートし、髪色やメイクアップに合わせてカラーチェンジを行える。

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大阪文化服装学院が“起業家育成プログラム”のポップアップを開催 学生5人による5ブランドが出展

大阪文化服装学院は、現在展開している“起業家育成プログラム”の一環として、学生5人が手掛けるる5ブランドのポップアップストアを開催する。12月16〜22日、梅田エストとの初のタッグにより同施設内でオープンする。

“強い個”を育成する
実践的な教育プログラム

“企業家育成プログラム”は、ブランドマネージメント学科プロデューサーコースに所属する学生が在学中にプランドオーナー兼プロデューサーとして、コンセプトの設定から商品企画、デザイン、製作、販売戦略、PR、実店舗での運営までを一貫して担う取り組みだ。学生たちは今年9月にECサイトを開設し販売を開始。11月にはソウルでポップアップストアを出店するなど、国内外のマーケットを舞台に実践的なビジネス経験を積んだ。同校は今回のポップアップストアについて、学生ブランドを“リアルな市場で検証する重要な実践機会と位置付け、2026年2月開催の“卒業作品発表会”での最終審査へ直結する取り組みであるとした。

ポップアップ詳細

■大阪文化服装学院 ポップアップストア
日程:12月16〜22日
場所:梅田EST 1階
住所:大阪府大阪市北区角田町3-25

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大阪文化服装学院が“起業家育成プログラム”のポップアップを開催 学生5人による5ブランドが出展

大阪文化服装学院は、現在展開している“起業家育成プログラム”の一環として、学生5人が手掛けるる5ブランドのポップアップストアを開催する。12月16〜22日、梅田エストとの初のタッグにより同施設内でオープンする。

“強い個”を育成する
実践的な教育プログラム

“企業家育成プログラム”は、ブランドマネージメント学科プロデューサーコースに所属する学生が在学中にプランドオーナー兼プロデューサーとして、コンセプトの設定から商品企画、デザイン、製作、販売戦略、PR、実店舗での運営までを一貫して担う取り組みだ。学生たちは今年9月にECサイトを開設し販売を開始。11月にはソウルでポップアップストアを出店するなど、国内外のマーケットを舞台に実践的なビジネス経験を積んだ。同校は今回のポップアップストアについて、学生ブランドを“リアルな市場で検証する重要な実践機会と位置付け、2026年2月開催の“卒業作品発表会”での最終審査へ直結する取り組みであるとした。

ポップアップ詳細

■大阪文化服装学院 ポップアップストア
日程:12月16〜22日
場所:梅田EST 1階
住所:大阪府大阪市北区角田町3-25

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「絶滅危惧化粧品」逆手にアプローチ ウテナが繰り出す“昭和ワールド”

「絶滅危惧化粧品」ーー。2024年2月、ウテナはそんな自虐的なキャッチコピーを発表した。1983年(昭和58年)生まれのロングセラーで社名を冠した代表ブランドの「ウテナ モイスチャー(UTENA MOISTURE)」は、発売当初から根強い支持を集めている。しかしその一方で「愛用者の年齢層は60~70代が半数以上」という課題があった。「一度お使いいただければその魅力に気づいてもらえるかもしれないのに、このままでは将来的にブランドがなくなってしまう可能性も」という危機感からスタートしたこのプロモーションはその後昭和レトロを逆手に取った広告に突き進み、今年12月からは1980年代のアイドル雑誌をモチーフにしたビジュアルを東京、大阪の交通広告に掲出している。

昭和レトロで若年層のトライアル率向上

ブランド消滅を危惧して始まったプロモーションは24年の「絶滅危惧化粧品」に始まり、同年4月に“ネオ昭和”を発信するインフルエンサーの阪田マリンをイメージキャラクターに起用し加速。80年代アイドルやスクールメイツを思わせるビジュアルを作成し、昭和生まれの化粧品をアピールする戦略を推し進めた。“昭和100年”となる25年4月には「波に乗らないのが、今っぽい。」のキャッチコピーと共に、サーフボードを持った70〜80年代風のヘアスタイル&水着姿の阪田を油絵風に描いた広告を掲出している。

また、8月にはシリーズの特徴であるアロエを軸に、あえて冬のスキーをテーマにしたビジュアルをAIで作成してSNSなどで公開。懐かしさ漂うスキーウエアとアロエベラで描いたスキー板、昭和タッチの色調と「ゲレンデみたいにすーべすべ。」「あの頃の肌までパラレルターン」といった昭和の香り漂うキャッチコピーも反響を呼んだ。「一連の広告開始後、東京、大阪をはじめ、全国でトライアル率が向上しました。若年層においてもトライアル率が向上しています。『レトロで逆に新鮮!』『昭和にタイムスリップしたみたい』という声がSNSでも上がっており、注目を集めることができたのではないかと思っています」とウテナの本郷憲治マーケティング部マーケティング1課課長は語る。

アロエベラのスキー板はAIだからこそできた“遊び心”

とはいえ昭和レトロに対する印象や思いは千差万別。本郷課長も「多くの人が昭和を感じるポイントを見つけるのは難しかったです。『こんなのあったよね!懐かしい』『昭和っぽい!』と感じるポイントを見つけ、それを『ウテナ モイスチャー』というブランドと融合させるところに苦労しました」と振り返る。

スキービジュアルと今作の80年代雑誌風ビジュアルはAIを駆使し作り上げた。「鮮やかで濃い色彩」「さまざまな字体の組み合わせや縁取りでの強調」など昭和レトロ雑誌のデザインや質感を言語化。AI生成とディレクションを繰り返し、人間の美的センスや感覚、AIの生成力を掛け合わせながら作業を進めた。「昭和らしさのクセと化粧品としての清潔感のバランスを調整する点が、特に難易度の高いディレクションとなりました」(本郷課長)。スキー板をアロエベラにする試みはスタッフの冗談から生まれたアイデアだったが、突拍子もない意見を実際の撮影に活かすのは予算や手間の面でもハードルが高い。その点、AIならば気軽にトライできたという。

両作品は並行して作業を進め、広告として採用されたのは今回のアイドル雑誌風のビジュアルだった。もう一方のスキービジュアルはお蔵入りになるはずだったものの、田頭基明ウテナ社長も絶賛するクオリティーだったことから8月にリリースや公式SNSで発表を行った。また、こちらのビジュアルは田頭社長の名刺にも使用されたという。

“昭和100年”となる25年も残すところ約半月。ウテナが昭和全開プロモーションを26年も継続するかは「まだ未定」だという。「今後も“いい意味での違和感”で目を引く広告は継続していきます。普通の広告を作っても見てもらえない、注目してもらうには何か引っかかりが必要、という考えのもと、インパクトを高めつつ新しい層への訴求を図っていく予定です」(本郷課長)。

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MEGUMI × 永野が語るNetflix「ラヴ上等」 恋愛離れの時代に届けるヤンキーの“本気”と“覚悟”のリアリティーショー

PROFILE: 右:MEGUMI/プロデューサー、俳優、タレント、実業家 左:永野/芸人

PROFILE: 右:(メグミ)岡山県出身倉敷市出身。2001年デビュー。以降、バラエティー、ドラマ、映画とジャンルを問わずに活躍。映像プロデュースも手掛け、コンテンツスタジオ「BABEL LABEL」にプロデューサーとして参加している。 左:(ながの)1974年生まれ、宮崎県出身。「孤高のカルト芸人」の異名を持つ。2016年「ラッセンが好っき〜♩」のネタでブレイク。近年では歯に衣着せぬ発言で多くの視聴者の共感を得ておりテレビ・ラジオ・配信などさまざまなプラットフォームで多数のレギュラー番組を持っている。

「恋愛なんて」。全世代が恋愛離れしていると言われる今、Netflixで新たな恋愛リアリティーショー「ラヴ上等」が始動した。本企画のプロデューサーは、俳優・タレント・実業家のMEGUMI。そして、従来のリアリティーショーを「嫌い」と公言していたスタジオメンバーの芸人・永野。この異色の2人が、現代の恋愛観、番組制作の「本気」、そしてヤンキーたちの純粋すぎる「生き様」について熱く語り尽くした。

既存の常識を“上等”と跳ね除ける2人の視点から、「ラヴ上等」が示す、令和の時代に必要な愛と覚悟の形に迫る。

好きも嫌いも喜怒哀楽を全部出して
世の中に投下する

——今、恋愛リアリティーショーが乱立している中で、この番組をプロデュースした背景を教えてください。特に今の時代の恋愛観に対する意識や、若い人に伝えたい思いがあるかと思います。

MEGUMI:最初は、同郷(岡山)で同世代の、千鳥の大悟さんと2人でロケをしていたときに、「なんだろうこの懐かしみは」みたいなものを感じたんです。私は中学生のときヤンキーだったんですけど、恋は不器用だけど優しいとか、ヤンキー独特のレディーファースト感とか、とにかくあったかい!みたいな。それを思い出して、その帰りの車の中でマネージャーさんに、「ヤンキーの恋愛リアリティーショーっておもしろそうじゃない?」と話したことがそもそものきっかけです。

今って、私たちの世代もそうですけど、「恋愛なんて」と言ってる人が多い。雑誌とかも昔は恋愛特集があったけど、今はあまり読者がついてこないからか、料理や美容にいってますよね。若い子は恋愛が気まずいから、趣味を通して人間関係を深めたりする。とにかく全世代が恋愛から離れている感覚がすごくあったんです。

でもヤンキーの子たちは、好きも嫌いも喜怒哀楽の感情を全部出して、それを世の中に投下する。恋愛を通じてそれを表現するというのは今、必要なことではないかなと思い、この企画を立ち上げました。

——ヤンキーにとって、恋愛は不可欠なものですか?

MEGUMI:もちろん大事ですよ。だって、すぐ恋をする。今作を観て、たぶん(視聴者は)そう思いますよ。でも実のところは、「大事」という意識すらないかも。もう気持ちで生きてるから。無意識で恋、喧嘩、食う、寝る、みたいなことをしているんだと思うんですよ。ものすごく人間的ですよね。

令和のヤンキーにも残る、
変わらない精神性の尊さ

——恋愛リアリティーショーはスタジオ陣のMCも楽しみの一つです。今回はどういう人選を?

MEGUMI:スタジオメンバーの人選では、多様な視点と化学反応を重視しています。ラッパーのAK-69さんは、「ヤンキーの解説者」という役割でご参加いただきました。出演者たちの行動には、彼らなりのルールや意味があります。AK-69さんには、そうしたヤンキー文化特有の作法や背景をすべて解説してもらっています。

永野さんは芸人さんとしても本当に大好きなんですけど、従来の恋愛リアリティーショーを「嫌い」と公言しているんですよね。

永野:余裕がなくて、他人の人生を観ても覚えられないんですよ。最近の人達は名前も難しいじゃないですか。◯◯子、◯◯男とかでもないし!

MEGUMI:こういう面倒くさい人に来てもらわないと。ちゃんと突っ込んでくださるから。実際どうでした?

永野:恋愛リアリティーショーって、出演者だけでなく、視聴者たちにとっても「こういう時って女子はこうなるよね」「そこはそうじゃないだろ」といった理屈や先入観に基づいているコンテンツに見えていたんです。昔から僕は、いわゆるおしゃれなバーではなく「ブックオフ」にいるような人間だったので(笑)、おしゃれな恋愛の世界観や空気感は全く理解できず、「初見お断り」という雰囲気が強くて、自分には縁遠いものだと思っていました。

でもこの番組はそうじゃないんですよ。本能むきだしというか、頭でっかちになってしまった恋愛を、本来あるべき姿に引き戻してくれたように感じて、見ていて楽しかったです。「人と人が好きになる」という、恋愛の最もシンプルな本質に立ち返っているというか。もうこれは「恋愛リアリティーショーの祖」なのでは?

MEGUMI:ありがとうございます。ここから恋リアが始まりました。

——実際、MEGUMIさんは元ヤンだったというお話がありましたが、当時のヤンキーと、令和のヤンキーに違いはありましたか?

MEGUMI:全くなくて、それってすごいなと思うんですよね。アウトプットの表現も、「仲間は絶対」「女は大事」、威嚇をして、喧嘩をして、お互いの力関係や立ち位置を理解し合う。それが古典芸能のようにずっと受け継がれているというか。変わっていく世の中で、変わらないものがあることがすごい尊いなと思いました。

——永野さんは、ヤンキーの精神性をどう見ましたか?

永野:ずっと自分には理解できないと思っていたんです。でも、自分もお笑いの世界で何十年も結構変わったセンスや角度で闘ってきたことを思うと、「根性」とか「気合い」みたいなものはかなり自分も持ち合わせているんですよね。ヤンキーとはまた違うかもしれないけど、この番組を見終わったあとに、実は似ている部分はあったなと思いました。今まではただただ「ヤンキー怖い」とか言ってましたけど、呼び方が違うだけで「一緒だったんだな」みたいな。

MEGUMI:芸能界で長くやるってそういうことですよね。

永野:本当にそう思いました。コンプレックスに抗うように個性派で勝負して。ヤンキーって、コンプレックスを「上等!」と燃料にする存在なのかもしれない。そういう意味では、僕はヤンキー的な精神を持っていたかも。

企画・美術・音楽に込められた「本気」

——恋愛以外にも、社会貢献の要素があることに本作の良さが出ていました。子ども食堂のアイデアはどこから?

MEGUMI:ヤンキーというとビジュアルが怖かったり、感情が抑えられない印象があるけど、本当はめちゃくちゃに傷ついてる人たちなんですよね。本当はピュアで優しいんだけど、ちょっとモンスターみたいに扱われちゃうような生き方をしてきたり。もちろん、人を傷つけてもきたから、その過去とちゃんと向き合うというのも、もう一つテーマとして私はしっかり描きたいと思ったんです。

そのためには、子ども食堂を手伝うのがいいんじゃないかと。子どもはヤンキーだからといって態度を変えたりしないし、ヤンキーの人たちも、そんな相手だけに見せる笑顔や真の姿ってあると思うんです。そこに、何か気づきがあるのではないかというところで。

永野:やっぱりなんか似てます。自分も結構荒い芸風でやってきましたけど、最近はいろいろな番組で新たな一面を出すこともできているというか、成長ができてる感じがしていて。この番組もそうですけど。なんか自分を投影して見ていたなと思いました。ヤンキーじゃなくても自分を振り返ってリンクする部分があると思う。自分の人生的にも、この「ラヴ上等」は考えさせられるものがありましたよ。

MEGUMI:「そうじゃない、そうじゃないのよ」っていう時あるじゃないですか。本当はそういうキャラじゃないのにって。たぶんみなさん、世の中にズレを感じている人たちはいると思うし、特に永野さんとか私は芸能をやってると、本当に泥水みたいなものをいっぱい飲んでいて、世の中に中指立てて。それでこういう人(自分たち)が出来上がってるから(笑)。

永野:そうですよね。それで傷つくけど、それでも心は裸でいかなきゃね。

——分かりやすい面白さ・エンタメ性と、番組づくりの誠実さのバランスも大事です。プロデューサーとしてどう意識されましたか。

MEGUMI:参加者のみなさんには共同生活をしてもらう前に一人ひとり個人面談をして、「こういう意味を持って私は番組を作っている」というのを伝えました。ただ恋愛するのではなくて、さっき言った贖罪であったりとか、今世の中がこうなってるから、あなたたちの生き様を見せてほしいと。ちゃんと目的をみんなに持ってもらうようにはしました。あとは、気持ちを抑え込んだり、無理にキャラを作り込んだりはしないこと。

カメラの前で取り繕ったり、変なことしないでいい。そのままいてほしいと。あとはこれが配信した後のことですよね。いろんなことをいろんな人が言うと思うけど、本当はそういう人たちって裏アカとかでつぶやいてるだけだから(人の意見は気にしなくていい)、とか。いろんな角度からきちんとお話をそれぞれにしっかりさせてもらいました。

——撮影中に参加者の心理的なケアをする体制はあったのでしょうか。

MEGUMI:一人ずつに専属のメンターをつけました。総合のディレクターの一人は「校長先生」とみんなに呼ばれていて、何でも相談するみたいな関係値を築いてくださったので、そこは大変助かりました。

それでも、すごいじゃないですか。参加者同士で揉めたりとか、突然お酒をかけたりとか。びっくりしましたよね。私たちの想定の100倍の熱量。「感情を抑えんな」とは言ったけどさ、みたいな感じで(笑)。何度か私も現場に行って、気にかけつつも、はっきり小言を言う、みたいなことはしていました。

——美術の作り込みや音楽のセレクトも秀逸でした。MEGUMIさんはプロデューサーとしてかなり意識した部分では?

MEGUMI:うれしいです。今までの恋愛リアリティーってわりと抜け感のある海の近くの素敵なお家とか、ラグジュアリーな海外のホテルとかがあったんですけど、そうじゃないところを見せたいなと思っていて。ヤンキーってカオスなんですよ。いい意味でのいろんなカルチャーをミックスした人たちなので、それこそタトゥーもあれば、歌舞伎っぽい世界観もあれば、ヒップホップもあればって。

カオスなこの人たちのアイデンティティーを美術でも見せたいと思い、まずはイメージボードを作成しました。コラージュを作るのが大好きなんですけど、写真を切って貼って、「今回この感じでいきます」とまず世界観を制作陣に共有したんです。地方のラブホテルの看板とか、いろいろなのを見せて、決して「かっこよくないかっこよさ」みたいなものを理解していただいきました。

作り込みは、日本を代表する映画とかドラマを作っている美術の会社の方にお願いして、たぶん今までの恋愛リアリティで一番だったと自負しています。音楽は痒いところに手が届くというか、「うっそ!これだ!」みたいなものがほしくて。ヤンキーたちのジェットコースターのような感情の起伏に合うのは、もうTK(小室哲哉)しかないでしょう。

永野:結局ですよ! 結局あいつなんですよ! 大事なのは。あいつを久しぶりに出しましたよね。最高すぎるよ。

MEGUMI:私もglobeが大好きだったんです。globeのライブに行ってないってことが、私の人生でもなかなか上位に残る後悔なんですよ。

永野:Oasisは行ってたのに(笑)。

MEGUMI:そうなの! globeの「Love again」はとんでもない歌詞だし、言うことが本当にリンクしている。我々の世代は「きたー!」ってなると思うし、若い子は初めて聞いても「何これ、分かんないけど中毒性あるわ」って言ってカラオケで歌ってほしいなと思って、それでチョイスをさせていただきました。

永野:オープニングもいいですよね。一人ひとりにキャッチコピーがついて。

MEGUMI:やっぱあの人たち、決めコメントが多いですね。キャッチフレーズ、やっぱすごい大事なんですよね。

永野:ぶち上がりますよね。オープニングで「これ何、これ」って毎回笑っちゃうけど。本当に「ミッション:インポッシブル」みたいな。最初テ・テ・テ・テってなって「おお、始まる!」みたいな。やっぱりすかしてないよね、「ラヴ上等」。

人生における「上等」なものとは

──タイトルにもある「上等」という言葉には、本気や覚悟のような意味が込められてると思います。お二人にとって、恋愛に限らず、人生にとっての「上等」なものとは何でしょうか。

永野:これはもう、「お笑い」です。いかにもですけど、やはり自信があるんで、私。

MEGUMI:やっぱり、そうでしたか。

永野:もちろんです。だから「お笑い上等」みたいな感じで。さっきも言いましたけど、結構似てるんですよ、感性が。気合とか覚悟とか、意外とそっちは好き。思い出しましたよ、ヤクザ映画とか好きだったなとか。

人生の比重って人それぞれじゃないですか。人によっては家族とか、この番組は恋愛ですけど。だけど良いも悪いも自分の芸人としての仕事は、やりたくてやっていることなので、それはもう大事ですね。

MEGUMI:思い返すと私が後悔していることって、やりきれなかったことなんですよね。やりきればできると最近すごく身に沁みて思うので、「やりきり上等」ですかね。とにかく何でも、やりたいことはやりきることを最近は掲げてます。途中でいろんな人がいろんなことを言って、ちょっとダメかなと思ってしまっても「いや、最後までやりきろう」とする。今回も3年かけて制作していて、「ダメかな、もう形にできないかな」っていう場面もいっぱいあったから、やりきれたのが自分の中ではすごく大きかったですね。

PHOTOS:MITSUTAKA OMOTEGUCHI

Netflixリアリティーシリーズ「ラヴ上等」

喧嘩上等。羅武上等。恋も喧嘩も命懸け!純度100% 危険度120%。MEGUMIプロデュース、社会のはみ出し者として生きてきた男女11人が、14日間の共同生活で本気(ガチ)の「愛」を学ぶ、血の気たっぷりな新感覚恋愛リアリティーショー。12月9日からNetflixにて独占配信開始。

Netflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」独占配信中
配信スケジュール:12月9日 からエピソード1〜4、12月16日から エピソード5〜7、12月23日からエピソード8〜10
企画・プロデュース: MEGUMI
主題歌: Love again / globe
MC:MEGUMI、AK-69、永野
エグゼクティブ・プロデューサー:太田大 (Netflix)
プロデューサー:緒方夏子
演出:木村剛
総合演出:池田睦也
制作プロダクション:スタッフラビ
製作:Netflix
https://www.netflix.com/jp/title/81769466

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「UT」と「たまごっち」コラボや「ポーター」の限定カラーバッグなど! 来週発売のファッションアイテム7選【12/15〜12/21】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月15〜21日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は19日、今年30周年を迎える「たまごっち」とのコラボを発売します。“UTオリジナルたまごっち”やTシャツをラインアップ。子どもだけでなく、発売当時を知る大人も思わずテンションが上がりそうです。

「ポーター(PORTER)」は、人気シリーズ“フリー スタイル”の限定カラー“ターコイズ(TURQUOISE)”を17日に発売します。90周年を迎える吉田カバンは異業種ともさまざまな記念コラボをしており話題ですね!

【12月17日発売】
ポーター
(PORTER)

吉田カバン90周年記念
シリアルナンバー付きの限定カラー

「ポーター(PORTER)」は、人気シリーズ“フリー スタイル(FREE STYLE)”の限定カラー“ターコイズ(TURQUOISE)”を発売する。今回のカラーは、吉田カバン90周年を記念したもので、トートバッグ、ヘルメットバッグをはじめとした全9型をラインアップ。吉田カバンの公式オンラインストアと日本全国の「ポーター」ストア、一部海外店舗で取り扱う。

■商品詳細

トートバッグ(6万3800円)
ヘルメットバッグ(5万1700円)
ボートショルダーバッグ(6万6000円)
フィットバッグ(4万2900円)
スリングバッグWジップ(5万9400円)
※一部商品

【12月19日発売】
プーマ
(PUMA)

ゲーム「モンスターハンターワイルズ」コラボ

「プーマ(PUMA)」は、人気ハンティングアクションゲーム「モンスターハンターワイルズ」とのコラボレーションコレクション“プーマ×モンスターハンターワイルズ”を用意する。「プーマ(PUMA)」は12月19日、人気ハンティングアクションゲーム「モンスターハンターワイルズ」とのコラボレーションコレクション“プーマ×モンスターハンターワイルズ”だ。

■商品詳細

“プーマ×モンスターハンターワイルド スピードキャット”(1万6500円※編集部調べ、以下同)
“プーマ×モンスターハンターワイルド パレルモ”(1万5950円)
“プーマ×モンスターハンターワイルド アイルー ボアジャケット”(1万8700円)
“プーマ×モンスターハンターワイルド T7 アルシュベルト ニット ジャケット”(1万3200円)
“プーマ×モンスターハンターワイルド T7 アイコン ニットパンツ”(1万1000円)
※一部商品

【12月19日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「たまごっち」コラボのTシャツと“UTオリジナルたまごっち”

「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「ユーティー(UT)」からは、今年30周年を迎える「たまごっち」とコラボしたアイテムが登場。同コレクションは、“ウィメンズTシャツ”に加え、初代「たまごっち」のデバイス・パッケージデザインをオマージュした“UTオリジナルたまごっち”をそろえる。

■商品詳細

“ウィメンズTシャツ”(全4種、各1990円)
“UTオリジナルたまごっち”(2990円)

【12月19日発売】
ニューバランス
(NEW BLANCE)

ロングセラーモデル“576”がメード イン ジャパン“U576JP”に

「ニューバランス(NEW BALANCE)」から、ライフスタイルの定番モデル“576”をメードインジャパン“U576JP”に仕上げ、数量限定で登場。持続可能な生産を実現した国産スムースレザーを採用。“MADE IN JAPAN”のゴールドの刺しゅうをあしらい、履き口とシュータン裏にはオリジナルでも使用していた“キャンブレル”の不織布を使用。

■商品詳細

“U576JP”(8万6900円)

【12月19日発売】
ワイルドサイド ヨウジヤマモト
(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)

アーティストCHITOとコラボ
即興性とユーモアが共存する世界観

“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”はアーティストのCHITOとコラボアイテムを制作。「ショット(SCHOTT)」とのコラボアイテム“レザートラッカージャケット”にCHITOがペインティングを施した1点物のレザージャケットをはじめ、ストリートアートを落とし込んだアイテムを複数展開する。

■商品詳細

レザージャケット(各60万5000円)
モッズコート(13万2000円)
ブルゾン(6万6000円)
パンツ(5万600円)
フーディー(2万7500円)
※一部商品

【12月20日発売】
ナノ・ユニバース

国内大手アパレルとして商品化第1号の
オーガニック繊維の国際認証「OCS認証」のシャツ

TSIが運営するナノ・ユニバースは、米国の非営利・非政府の会員組織であるテキスタイル・エクスチェンジが制定する「OCS認証」(Organic Content Standard)商品を、日本大手アパレル企業(売上高規模1000 億円以上の企業)における製品化第1号として展開する。最初の認証製品として、“タイムレス×エフォートレス”をコンセプトとした、オーセンティックなシャツをデザインした

■商品詳細

オーガニックコットンオックスフォードシャツ(全2色、各1万3750円)

【12月20日発売】
ABCマート

しなこワールド全開のコラボスニーカー
発売記念の写メ会イベントも開催

ABCマートは、人気インフルエンサーのしなことコラボスニーカーを制作。砂の上を歩くと“Shinako”ロゴが足跡として浮かび上がるロゴアウトソールなど、遊び心あふれるギミックを詰め込んだ。カラーは、パープル、ピンク、ホワイトの3色で展開し、全国のABCマート店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

■商品詳細

“475×NUOVOgirl”(7590円)

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「トムフォード ビューティー」が“官能のイチジク”の新作香水を発売 限定カラーコレクションも登場

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は、新たなフレグランス“プライベート ブレンド コレクション フィグ エロティック オード パルファム スプレィ”(30mL、3万6300円/50mL、5万4450円)を2026年1月9日に全国で発売する。12月26日からオンラインで先行販売を行うほか、同フレグランスから着想を得た限定カラーコレクションを1月2日に発売する。新フレグランスのコンセプトは「EXPLORE DESIRE 一欲望を解き放て一」で、フィグ(イチジク)が描く官能の軌跡を表現した。

官能の軌跡を描くアンバー フルーティの香り

新フレグランスの香調はアンバーフルーティで、キーノートには官能を引き出すブランド独自のカドタ フィグ アコード、ヴェールドベルガモット、マスコバド アコードの3つを据えた。フィグリーフ アコードとスミレリーフ アブソリュート、ハーバルなガルバナムが放つエレクトリックなエネルギーで始まり、ヴェールドベルガモットとマンダリン エッセンスのみずみずしいきらめきにベイローズのスパイスが重なってフィグの豊潤さを引き立てる。シャマラ・メゾンデュー(Shyamala Maisondieu)調香師は「この香りは、もぎたての青々としたフィグが完熟するまでの軌跡を表現しています。イチジクは1年に1度しか実りません。その“待つ時間”にも美があるのです」とコメントを寄せている。

フレグランスに着想を得た限定カラーコレクション

“フィグ エロティック”が描く官能の軌跡を表現がする香りから着想を得た、限定カラーコレクションも発売する。人気のアイシャドウパレット“アイカラー クォード”(1万3640円)は、既存色の“20 ディスコ ダスト”のパッケージをフレグランスに着想を得た限定デザイン品を用意。シアースパークル、サテン、シマー、マットという4つの質感を組み合わせたパウダーフォーミュラが、まなざしに奥行きを与える。ふっくらと肉感のある仕上がりの“リップカラー サテン マット”(8250円)も限定パッケージを作り上げた。リップカラーは既存色の“16BG スカーレット ルージュ”、“50BG アドーア”、“52BG ネイキッド ローズ”の3色を用意している。

ほか、リップグロスの“ギルディッド グロス”(8250円)も限定発売。唇に触れるとカプセル化されたピグメントがほどけてゴールドからローズピーチへと色が移ろう新処方で、唇の上で色が移ろい官能的な艶を描き出す。すべてのケースは“フィグ エロティック”に着想を得たデザインで、バーガンディカラーとクロコダイル調を組み合わせた。同様のデザインに仕上げた“クッション コンパクト ケース”(4400円)もラインアップする。

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【スナップ】「ジョー マローン ロンドン」のホリデーシーズン限定ポップアップに三浦翔平、シシド・カフカ、佐野雄大らが来場

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は12月13日、表参道ヒルズ本館B3階でポップアップイベントをスタートした。オープンに先駆け10日に行われたフォトコールには、俳優の三浦翔平、齊藤京子や、歌手のシシド・カフカ、INIの佐野雄大らが来場し、華やかな空間に彩りを添えた。ポップアップは25日まで開催する。

ポップアップは“Fun and Games”がテーマ。トランプパネルで彩った迷路の入り口を進むと、トランプ、チェスなどのアートピースのほか、きらびやかなクリスマスツリーやギフトボックス型フォトスポットなどが並び、華やかな空間を体験できる。会場にはほか、笠松将、谷まりあ、塩野瑛久、桜田通も訪れ、同イベントの開催を祝福した。

ポップアップ詳細

■“Fun and Games” Pop-Up Event

日程:12月13〜25日
時間:11:00〜21:00​(25日のみ20:00まで)※最終入場は30分前まで
場所:表参道ヒルズ本館 B3F スペース オー
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10
料金:無料(事前予約優先)
公式サイト>>

来場者スナップ

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「キコ コスタディノフ」が藤原ヒロシプロデュースの「リトゥ」とコラボ シグネチャーの香り “Fabaceae” が新仕様で登場

「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」は、東京を拠点とするフレグランスブランド「リトゥ(RETAW)」とのコラボレーションによるフレグランスアイテムを、 KIKO KOSTADINOV TOKYOと、韓国・ソウルのKIKO KOSTADINOV SEOUL / ADDICTEDで12月13日に発売する。11日からウェブショップおよびロンドン店・ロサンゼルス店限定で先行販売を行っている。シグネチャーの香り“Fabaceae”のスティックフレグランス(8800円)が新たなハードケース仕様で登場するほか、 “Fabaceae” としては初となるキャンドル(1万4300円)もラインアップする。

“Fabaceae”をまとう2つの新アイテムが、空間に広がる香り体験を生む

キャンドルは、ワックスとガラスを組み合わせた「Kiko grey」の特別仕様で製作。香りは、シダーウッドやサンダルウッド、レザーの温かさある深みにベチバーとムスクのニュアンスを重ね、明るく澄んだ印象に仕上げた。スティックフレグランスとキャンドルの双方が“Fabaceae”の香りを異なる方向から広げ、より立体的な嗅覚体験を作り出す。

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南青山の完全プラントベース「GREENLIT CAFE」が1周年 発酵の力で新メニュー

大泉工場が運営するプラントベースカフェ「ブルックス・グリーンリット・カフェ(BROOKS GREENLIT CAFE)」は、開店一周年となる12月25日に合わせ、メニューを大幅に刷新・拡充する。

同社は2016年のコンブチャ事業開始以降、日本初の有機JAS認証を取得した発酵スパークリングティー「_SHIP KOMBUCHA」を展開するなど、発酵食品にも注力してきた。今回のリニューアルでは、塩麹、味噌、甘酒などの発酵食品を取り入れたプラントベースのサンドイッチ、サラダ、ボウルなど全十種類を提供する。

中でもサンドイッチには同社が運営する「イチイチイチマルカフェベーカリー(1110 CAFE/BAKERY)」の特製パンを使用。プラントベースの自家製ツナマヨに発酵大豆「醸豆テンペスト」や白味噌を合わせた「シグネチャーツナカド2.0」(1,320円)をはじめ、計四種類を提供する。

発売に先立ち、22日には同カフェで毎月開催するナイトマーケット「コモン・テンポ(COMMON TEMPO)」で新メニューを先行販売する。25日の発売当日には一周年記念パッケージの「_SHIP KOMBUCHA」を来店客に提供するほか、期間限定でドリンク半額チケットの配布も行う。

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南青山の完全プラントベース「GREENLIT CAFE」が1周年 発酵の力で新メニュー

大泉工場が運営するプラントベースカフェ「ブルックス・グリーンリット・カフェ(BROOKS GREENLIT CAFE)」は、開店一周年となる12月25日に合わせ、メニューを大幅に刷新・拡充する。

同社は2016年のコンブチャ事業開始以降、日本初の有機JAS認証を取得した発酵スパークリングティー「_SHIP KOMBUCHA」を展開するなど、発酵食品にも注力してきた。今回のリニューアルでは、塩麹、味噌、甘酒などの発酵食品を取り入れたプラントベースのサンドイッチ、サラダ、ボウルなど全十種類を提供する。

中でもサンドイッチには同社が運営する「イチイチイチマルカフェベーカリー(1110 CAFE/BAKERY)」の特製パンを使用。プラントベースの自家製ツナマヨに発酵大豆「醸豆テンペスト」や白味噌を合わせた「シグネチャーツナカド2.0」(1,320円)をはじめ、計四種類を提供する。

発売に先立ち、22日には同カフェで毎月開催するナイトマーケット「コモン・テンポ(COMMON TEMPO)」で新メニューを先行販売する。25日の発売当日には一周年記念パッケージの「_SHIP KOMBUCHA」を来店客に提供するほか、期間限定でドリンク半額チケットの配布も行う。

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「ヴァレンティノ」2026年プレ・フォール・コレクション

「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が2026年プレ・フォール・コレクションを発表した。

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1位は、ファミマの「コンビニエンスウェア」と「ストレンジャー・シングス」のコラボ第3弾 ソックスから文具まで全6アイテム発売|週間アクセスランキング TOP10(12月4〜10日)

1位は、ファミマの「コンビニエンスウェア」と「ストレンジャー・シングス」のコラボ第3弾 ソックスから文具まで全6アイテム発売|週間アクセスランキング TOP10(12月4日〜12月10日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、12月4日(木)〜12月10日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
ファミマの「コンビニエンスウェア」と「ストレンジャー・シングス」のコラボ第3弾 ソックスから文具まで全6アイテム発売

12月09日公開 / 文・WWD STAFF

 ファミリーマートのオリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は、Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボレーションアイテム全6種を、12月12日から全国(一部店舗除く)で数量限定発売する。

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- 2位 -
「ギャップ」× スチャダラパーによるコラボ第2弾アイテムが12月13日に発売 フーディーとロンTを販売

12月08日公開 / 文・WWD STAFF

 「ギャップ(GAP)」は、スチャダラパーとの限定コラボレーション第2弾を12月13日に発売する。13日10時から公式オンラインストアと「ギャップ」心斎橋店で、13日11時「ギャップ」新宿フラッグス店で販売する。

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- 3位 -
「エテュセ」が限定4色アイパレットを発売 “透明感爆盛りラメ”をイン

12月08日公開 / 文・WWD STAFF

 「エテュセ(ETTUSAIS)」は12月26日、2025年冬のメイクコレクションとして4色アイシャドウパレット“カラーバレット スペシャル エディション”(各2310円 ※編集部調べ)を数量限定で発売する。

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- 4位 -
セブン-イレブンで韓国発「2aN」の新ライン“from 2aN”を数量限定発売 リップとアイパレットの2種

12月07日公開 / 文・WWD STAFF

 韓国発のカラーメイクブランド「2aN(トゥーエーエヌ)」の日本総代理店であるWONDER LINEは、同ブランドの新ライン“from 2aN(フロムトゥーエーエヌ)”を全国のセブン-イレブン店舗で12月10日から順次、数量限定で発売する。ミニサイズのリップティント“ミニグレイズバウンシングティント”(全10色、各880円)と、3色入りのミニアイパレット“ラブクローバーパレット”(全6種、各1100円)をラインアップする。“from 2aN”は、「もっと手軽に、もっと自由に2aNを楽しむ」をコンセプトに誕生したミニコスメシリーズで、持ち運びに便利な手のひらサイズとベース、ポイント、仕上げが簡単に完成する点が特徴だ。初めての利用者でも使いやすいカラー展開とし、日常使いから特別な日のメーキャップまで幅広く活躍するアイテムをそろえた。

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- 5位 -
「マルニ」が阪急百貨店オンラインストアで今年ラストのマルニマーケットを開催 最新色のバッグやバンダナなど先行販売

12月09日公開 / 文・WWD STAFF

 「マルニ(MARNI)」は12月10〜14日、阪急百貨店オンラインストアで“マルニマーケット(MARNI MARKET)”を開催する。フルーツや花々をモチーフに、最新色のバッグやバンダナなどを先行販売する。新型および最新色などのバッグはそれぞれ発売日が異なる。詳細はホームページに記載している。

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- 6位 -
「ゾゾヴィラ」が「シュガーヒル」に別注したタキシードを20着限定で発売 モデルに令和ロマンの髙比良くるまを起用

12月10日公開 / 文・WWD STAFF

 「ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)」は、デザイナー・林陸也が手がけるファッションブランド「シュガーヒル(SUGARHILL)」に別注した“ウール デニム タキシード(WOOL DENIM TUXEDO)”を、12月12日正午に「ゾゾヴィラ」限定で販売する。同アイテムは、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の20周年を記念し、特別に20着限定で製作し、価格は22万4400円。

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- 7位 -
【一粒万倍日】「セリーヌ」から薄型ウオレットとカードホルダーが登場 日本限定カラーも

12月05日公開 / 文・WWD STAFF

 12月21日は1年に数回しか訪れない天赦日、一粒万倍日、天恩日が重なる2025年最後の最強開運日だ。加えて12月6日、8日も一粒万倍日、天恩日、大明日が重なる開運日で吉日が重なる。“一粒万倍日“は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。これらのラッキーデーに向けて「セリーヌ(CELINE)」は、新作ウオレットとカードホルダーを発売した。ウオレットは日本限定カラーを含む4色を、カードホルダーは、日本限定含む5色をそろえる。「セリーヌ」ブティックおよび公式オンラインストアで取り扱う。

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- 8位 -
「ソフ」が「チャンピオン」別注フーディーとスエットを発売 ホリデーにぴったりな6色

12月08日公開 / 文・WWD STAFF

 清永浩文が手掛ける「ソフ(SOPH.)」は12月12日、「チャンピオン(CHAMPION)」に別注したアイテム“チャンピオン リバース ウィーブ フーディー”(全6色、各2万5300円)と“チャンピオン リバース ウィーブ クルーネック スエット”(全6色、各2万3100円)を発売する。「ソフ」店舗および「ソフ」公式オンラインストアで取り扱う。なお、オンラインストアでは同日12時から販売を行う。

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- 9位 -
「キュレル」がセラミドケア&UVブロックを両立する日焼け止めを発売 バリア機能を整える美容液も

12月10日公開 / 文・WWD STAFF

 「キュレル(CUREL)」から2026年春のスキンケアアイテム2品が登場する。2月7日に“潤浸保湿 スキンリペアUVセラム”[SPF50・PA+++](60g、2200円※編集部調べ、以下同)を、3月7日に“潤浸保湿 角層深部バリア美容液”【医薬部外品】(30mL、4950円)を発売。それぞれに乾燥性敏感肌を考えた新技術を搭載した。

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- 10位 -
「ZOZOTOWN」が9億点データ公開 Tシャツの季節崩壊、黒が売れる景気相関も判明

12月10日公開 / 文・WWD STAFF

 ファッションEC大手「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」が、2004年のサービス開始から直近の25年まで21年間に蓄積した9億点超の購買データを分析した「ファッション通販白書 by ZOZOTOWN」を公開した。同社が長期間のデータを体系的に発表するのは初めて。気候変動や働き方改革、コロナ禍など社会変化とファッション消費の相関を数字で裏付けている。

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VERDYによる“プルーム・オーラ”の限定デザインアクセサリーが誕生 12月13日には1日限定のポップアップも開催

JTは、グラフィックデザイナーVERDYとコラボレーションした、加熱式たばこ用デバイス“プルーム・オーラ(Ploom AURA)”の限定デザインアクセサリー入りスペシャルボックス“プルーム・オーラ × ウェイステッド ユース リミテッドエディション ボックス(Ploom AURA × Wasted Youth LIMITED EDITION BOX)”(1万7600円)を製作。12月13日に1日限定で開催するポップアップストアで、数量限定で発売。また、後日「CLUB JT」オンラインショップでも数量限定で販売する。

今回のスペシャルボックスには“プルーム・オーラ”スターターキットと限定デザインのバックカバー1種とフロントパネル3種を同梱されており、ボックスのデザインは、VERDYが手掛けた特別仕様。アクセサリーには「ウェイステッド ユース」のロゴとアイコニックなリボンモチーフが、ブランドのキーカラーであるネイビー × ホワイトで表現されている。

ポップアップストア

12月13日に1日限定で開催されるポップアップでは、スペシャルボックスを数量限定で販売するほか、会場には、コラボレーションムービーをはじめ、「ウェイステッド ユース」のデザインを随所に取り入れた装飾や、VERDYのグラフィックアートの世界観で満たされ、今回のコラボレーションを体感できる空間になっている。

抽選キャンペーン

また後日、販売用とは異なるデザインのフロントパネル3種を、「Ploom CLUB」での抽選キャンペーン限定で展開する。

ポップアップ概要

■Ploom AURA × Wasted Youth POPUP STORE
日程:2025年12月13日
時間:11:00〜20:00
会場:81 BELOW (GUESS JEANS TOKYO B1F)
住所:東京都渋⾕区神宮前4丁目26-14 プロテクトビル B1
販売方法:当日抽選販売

※当日抽選販売に関する詳細は下記の通り。
・9:30 - 10:00の間に主催者スタッフが指定した場所に整列した人を対象に抽選を実施。整列場所については、会場前にてスタッフが案内する。
・抽選時に公的身分証明証(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、学生証の場合は保険証も一緒にご提示)が必要。公的身分証明証の提示がない場合は抽選に参加できない。
・抽選は1人につき1回まで。
・主催者スタッフの指示に従わない場合、抽選に参加できない可能性もある。
・抽選券の譲渡が発覚した場合、入場ができない場合もあり。
・当日の状況次第では先着販売となる可能性もあり。

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パントン2026年のカラーは“クラウドダンサー” 初めての“白”選出で映し出される現代社会

パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE以下、パントン)は、2026年の「カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)」に“クラウドダンサー(Cloud Dancer: Pantone 11-4201)”を選出した。白を選出したのは、1999年のスタート以来初めて。

暖色でも寒色でもないこのニュートラルな白は、デジタル疲れや情報過多に覆われる現代生活における「静けさ」「再起動」「白紙からのスタート」を象徴する色と位置づけられている。パントンのリアトリス・アイズマン(Leatrice Eiseman)=エグゼクティブ・ディレクターは、これを“囁きのような静穏”や“心を落ち着かせる存在”と表現。SNS上の感情的な投稿やノンストップで流れるニュースによって、一日のスクリーンタイムが平均6時間40分にもなっている現代において、“クラウドダンサー”は雑音を消し、心のリセットを促す色だという。

「“クラウドダンサー”という名前は抽象的に感じるかもしれないが、こうイメージしてみてほしい。その色の名のパンツスーツをまとった女性が雲に向かって手を伸ばしている。彼女は雲をつかみ、その上で踊ろうとしているのだ。“クラウドダンサー”は新たな出発への願望を象徴するまっさらなキャンバスを思わせ、満足感や平和、一体感を体現する色でもある。言葉にするのは難しいが、私たちの“いまの気分”が指し示したのが白だった」とアイズマン=エグゼクティブ・ディレクター。

なぜ今、“白”なのか。雲のような色が持つ意味とは

一方で、パントンが“クラウドダンサー”を発表した後、一部メディアやSNSでは批判の声があがった。その背景に、ドナルド・トランプ(Donald Trump)政権下での政治的議論の高まりやDEI(ダイバーシティー・エクイティー・インクルージョン)プログラムが後退する中、“白”を選んだことへの疑念が投げかけられている。さらには、「白は富裕層やエリート性の象徴ではないか」という指摘も。不都合な事実を隠したり、白人以外の役柄に白人俳優を配役することなどを意味する「ホワイトウオッシング」や、パントンは“音痴(空気が読めない)”と揶揄する「Pantonedeaf」といった言葉もSNSで飛び交った。

アイズマン=エグゼクティブ・ディレクターはこれに対し、「『カラー・オブ・ザ・イヤー』に関して、人々が毎年さまざまな感情を抱くことは理解している。選定プロセスでは、人間性に対する理解に根ざし、世界的な観察やトレンド分析を通じて、デザイン領域で生まれつつある動きを捉えている。色は文脈や視点によって意味が変わるし、色が喚起するムードや、デザインにおける体験を形づくる力も考慮している」とコメント。

また、“クラウドダンサー”という名称について「世界のどこにいても、私たちが雲を見上げてインスピレーションや驚きを感じるという“普遍的な体験”を表している。空を見上げるというシンプルな行動が、人々を雲の漂う軽やかさでつなげる。この普遍性こそ、選定の理由だ」と説明した。

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「WIRED」日本版が示した“複数形の未来” 「WIRED Innovation Award 2025」リポート

「WIRED」日本版は12月1日、科学技術、アート、エンターテインメント、ビジネスなど多領域からイノベーターを選出する「WIRED Innovation Award 2025」を開催した。2016〜19年に計120組を顕彰してきた同アワードは6年ぶりの復活であり、今回は積水ハウスと協業。「この革新は、未来のシアワセのために」を掲げ、21組の受賞者を選んだ。

受賞者の顔ぶれは多彩だ。大阪・関西万博のテーマ事業プロデューサーであり、研究者・アーティストの落合陽一、武道館単独ライブを成功させたバーチャルアイドル・星街すいせい、「コンビニ人間」で芥川賞を受賞した小説家・村田沙耶香、そして授賞式当日に受賞が発表された音楽ユニット・Perfume(パフューム)など、多様な分野で革新を続けるクリエイターや研究者が並んだ。

当日の会場・渋谷ストリームホールでは、授賞式に加えて展示やトークセッションを実施。「WIRED」日本版の松島倫明編集長は冒頭、大阪・関西万博の開会式メッセージ“A Brighter Future for All”が閉幕時には“For the Futures”へと変化した点を紹介し、「未来を単数ではなく複数で捉える重要性」を強調。多元的な未来像を提示する場としてのアワードの意義を語った。

17組が登壇した授賞式の後には、画家・中山晃子がライブパフォーマンスを披露。TOWA TEIの音楽に合わせ、液体や絵の具がリアルタイムで変化するビジュアルを生成し、観客を魅了した。

続くトークセッションは3部構成。最初のセッション「『すべてが生命化する』時代を生きる」では動物言語学者・鈴木俊貴、人工生命研究者・池上高志、落合陽一がAI以後の未来について意見を交わした。専門用語が飛び交うスリリングな議論の中で、第一線の研究者ならではのエッジの効いた知見が立体的に浮かび上がった。次の「生成を超える『美しさ』のありか」のセッションに登壇したのはアーティスト・横山奈美と「アンリアレイジ」森永邦彦。見過ごされがちなものに美しさを見出して創作活動を続ける2人が、AIでは到達し得ない美の可能性について考えをめぐらせた。最後の「映像表現の『身体性』と未来」では映像作家・山田智和とアニメーター・押山清高が、お互いの表現にリスペクトを送りつつ偶然性と設計のバランスをめぐって深い対話を交わした。

閉会に際し松島編集長は、「イノベーションというとテクノロジーを想起しがちだが、この場を通じて改めて、人こそが革新の源であると実感した」と総括。「未来を実装するメディア」として、今後もアワードを継続することを誓った。

多様な知性と表現が交差する「WIRED Innovation Award」。未来が不確かな時代においてこそ、複数形の“Futures” を描く試みは、これからの幸せのかたちを共につくるためのハブとして一層の存在感を放つ。

問い合わせ先
コンデナスト・ジャパン
mrk@condenast.jp

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イヴルルド遙華が占う2026年、幸運を招くカラーやコスメは? 最強開運日ベスト3も発表

PROFILE: イヴルルド遙華

イヴルルド遙華
PROFILE: フォーチュンアドバイザー。姓名判断や西洋占星術、タロットを独学で研究するほか、人生の流れを24の節目で区切る「フォーチュンサイクル」占いを生み出す。ポジティブな占いに定評があり、「エル デジタル(ELLE DIGITAL)」や「ヴォーチェ(VOCE)」などで連載を持つ ILLUSTRATION: RAN KOBAYASHI

2026年は60年に一度の“丙午(ひのえうま)”にあたり、情熱と行動力が大きく高まる1年とされる。フォーチュンアドバイザーのイヴルルド遙華さんによると、「迷いをため込むより、行動にうつすことで運気がぐっと上向く」という。この年にこそ実行すべきこと、運気を引き寄せるラッキーカラーやモチーフ、ジュエリー、ヘアスタイルなど、26年をポジティブに切り開くためのヒントを教えてくれた。自分の意思を明確にし、憧れや挑戦に向けて一歩踏み出すことで、人生が大きく動き出す一年になるはずだ。

“いつか”こそ“いま”!馬に乗って自分を突き動かして

―― 26年はどんな1年になる?

26年は“丙午”の力が強まり、情熱や行動力が大きく後押しされる1年になります。まさに「勢いの年」。考えるよりも動くこと。ためらうより、やりたいことを「今」実行に移すことが運気のカギです。特に女性が主導権を握りやすく、自分の意志を明確に示すほどチャンスが巡ってきます。年齢は関係ありません。子育てや介護、仕事などで、やりたかったけどできなかったことこそ、今がチャンス!旅行や留学など、これまで温めてきた計画に踏み出すベストタイミングです。また、27年は「調整」に入るため、26年にやりたいこをやらないとその次につながりません。小さく始める行動でも大きく実を結ぶため、勇気を伴う決断ほど後々の展開を呼び込みます。

そんな「挑戦」の26年は、ちょっと憧れのブランドも覚悟を決めて、背伸びして購入するのも吉。ジュエリーやコスメ、バッグなど、毎日身につけるもので自分のモチベーションを高めてくれる、勇気と自信を与えてくれる“モチベ購入”なんてアリではないでしょうか。新アイテムを武装して、馬に乗って戦いに行くかのように、たくましさやエネルギッシュな1年を幕開けましょう。

―― 26年のスーパーラッキーデーについて

一粒万倍日は毎月ある中でも最重要ラッキーデーは、3月5日、7月19日、12月16日の3日間。天赦日と一粒万倍日、大安などが重なる希少な日で、行動を起こしたことが大きく発展しやすい組み合わせです。新しい挑戦、契約、購入、申し込みなど、人生の節目につながる選択をするのに最適です。特に3月5日は年間でも最も強い運気が巡る日とされ、迷っていたことを動かす“スイッチの日”として活用したいタイミングです。

―― 26年のラッキーカラーは?

26年は“火”のエネルギーが巡るため、ラッキーカラーは赤、オレンジ、ゴールド、イエローになります。生命力を表す赤は情熱と勇気、円満のオレンジは物事をうまくまとめてくれる。引き寄せのゴールドは豊かさと成功、イエローは明るさと活性を象徴します。ファッション全体で取り入れる必要はなく、リップやネイル、小物、アクセサリーに1点加えるだけでも運気の後押しになります。特にゴールドは26年の運気と最も相性が良く、日常の“自信スイッチ”として機能します。その日の気分や目的に合わせてセレクトしてみましょう。

―― 26年の一粒万倍日に買うと良いジュエリーは?

新しい挑戦を後押しするお守りともなるジュエリーはおすすめ。ジュエリーとは、もともと貴族などの特権階級の象徴として生まれたもの。ジュエリーそのものやブランドが持つ力こそ、自信にもつながるでしょう。

来年の一粒万倍日は、ジュエリーの購入に非常に適した日です。特におすすめはゴールド。火の年と相性が良く、チャンスやご縁を引き寄せるとされています。ネックレス、リング、ブレスレットなど、日常的に身につけられるアイテムが最適です。自分にとって少し“格上”の一品を選ぶと、行動力と自信が自然と高まります。対人運を整えたい日はシルバーやプラチナも良い選択となります。

ブランド品を“武装”して、柑橘系の香りで気分リフレッシュ

―― 26年の一粒万倍日に買うと良いフレグランスは?

太陽を象徴する柑橘系の香りが運気と調和します。オレンジやグレープフルーツ、ベルガモット、ゆずなど、爽やかでフルーティーな香りが◎。気分を明るくし、前向きな行動につながる香りが吉とされます。一粒万倍日はスタートのエネルギーが強いため、この日に香水を開封したり、使い始めたりすると効果が万倍に広がると考えられます。軽やかでフレッシュな香りほど、26年“丙午”の運の流れとリンクしますよ。

―― 26年の一粒万倍日に買うと良いコスメは?

26年は“血色”が運気を上げるキーワードになるため、赤リップやオレンジチーク、ツヤ肌アイテムが特におすすめです。情熱と生命力を象徴する色味が、印象を明るくし、自信を引き上げます。一粒万倍日は新しいメイクを使い始める絶好のタイミングで、その日のスタートが気分と運の流れに直結します。ブランドコスメは“武装”としての力も強いため、一本選ぶだけでも気持ちが切り替わります。

―― 一粒万倍日に買うと良い小物は?

一粒万倍日は、翌年の運気を先取りする“仕込み”にも適しています。購入するなら、行動を支えるカードケースやキーケース、名刺入れなどのレザースモールグッズもいいですね。色は次年に向けて相性の良いホワイトやベージュ、ゴールド金具を。毎日手に触れるアイテムほど運の定着が早いため、機能性と気分が上がるデザインの両方を満たすものを選ぶと良い流れを呼び込めます。

また、“丙午”ということもあり、馬モチーフは幸運グッズに。ペガサスやユニコーンでもOKですが、チャームをバッグにつけるのもOK。「どこで買ったの?」と会話のきっかけになり、コミュニケーションが取れるようなユーモアある小物はぜひ意識してみてください。高級ですが、「エルメス(HERMES)」や「ポルシェ(PORSCHE)」といった馬モチーフのブランドも26年にぴったりでしょう。

―― 一粒万倍日に買うといいバッグは?

26年に向けたバッグ選びは、ゴールド金具をひとつの基準にすると良いでしょう。太陽の年との相性が非常に高く、持つだけで前向きなエネルギーが宿ります。サイズは行動量が増える来年を見据え、軽く持てるミドル〜スモールサイズが最適。色は白、キャメル、赤など来年のラッキーカラーを意識したトーンがおすすめです。チャームをつけると人との会話が生まれやすく、さらに運気の循環が良くなります。

―― 運気が上がるヘアスタイルはある?

“動き”と“軽さ”がテーマとなるため、髪型はレイヤーたっぷりのスタイルや軽やかに揺れるデザインが好相性です。特に顔まわりに動きを出すことで気分も前向きになり、運気が自然と上がります。ポニーテールが映える長さや質感に整えるのもいいですね。思い切ったスタイルチェンジも吉とされるため、一粒万倍日にカットをすると新しい流れが入りやすくなります。やりたかったヘアスタイルにもぜひ挑戦してみてください。

26年は自分革命を起こせる年。“自分最高”を目指そう

―― おすすめスポットは?

太陽や夕日を浴びるとよく、カフェテラスや日光浴、散歩といったアウトドアを意識するといいです。日焼けが気になる場合は、手のひらを太陽にかざすのもOK。興味があったフェスなんかにも行ってみるといいですね。ラッキーな方位は、南。リゾート旅行もおすすめですよ。

―― 普段の過ごし方で気をつけることはある?

12時の過ごし方が運気向上のカギ。日照時間と心のモヤモヤには関係性があります。気分をリセットするように、テラスでランチをしたり、気分を上げるアイテムの買い物をしたり、ハッピーな気分でいることが◎。楽しいことがあれば、嫌なこともわすれます。目線を変えることが大事です。12時のタイミングで一度切り替えるようにしましょう。また、出かけることで人とのご縁も生まれます。フットワークを軽くして出会いを増やし、できる範囲で少しずつ自信につなげていくことが大事です。

―― あらためて、2026年に向けてメッセージをお願いします。

より多様性社会が広がる中で、それだけ個々でやりたいこと、自分の本音に従って生きていい時代になっています。特に女性が主役です。学歴や社歴、健康や年齢は関係ありません。26年は自分革命を起こすのにすごく適した年。食わず嫌いをなくし、アクションを起こすことで、「これでいいんだ」って自分の中で新しい気付きに出合えるんじゃないかなと私は思います。“自分最高”を目指してください!

【26年の最強開運日ベスト3】

1. 3月5日(木) 天赦日、一粒万倍日、寅の日、大安がすべて重なる「四重吉日」
2. 7月19日(日)天赦日、一粒万倍日、大安の3つが重なる吉日
3. 12月16日(水)天赦日、一粒万倍日、天恩日が重なる吉日

その他のラッキーデー
天赦日
5月4日(月・祝):天赦日、寅の日
5月20日(水):天赦日、先勝
7月19日(日):天赦日、大安、一粒万倍日
10月1日(木):天赦日、一粒万倍日

その他
2月21日(土):寅の日 + 大安
3月17日(火):寅の日 + 大安 + 一粒万倍日
3月29日(日):寅の日 + 一粒万倍日
6月21日(日):寅の日 + 大安
7月3日(金):寅の日 + 大安
10月19日(月):寅の日 + 大安

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「ストレンジャー・シングス」と「アメリカンツーリスター」がコラボ 作品に着想を得たスーツケースやバッグなど

アメリカ発のスーツケースブランド「アメリカンツーリスター(AMERICAN TOURISTER)」は12月12日、ネットフリックス(Netflix)の人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボアイテムを発売した。アイテムは全10型で、イオン大高店、ワンダーシティ店、岡崎南店、神戸北店および公式オンラインストアで取り扱う。

「ストレンジャー・シングス」コラボ
未知の世界に誘うトラベルアイテム

アイテムは、“見える世界”と“隠された世界”という二面性をデザインに落とし込んだスーツケース(1万9800〜2万4200円)、作中に登場するローカルラジオ局“WSQK”に着想を得たバックパック(6930円)、メッセンジャーバッグ(5940円)をラインアップするほか、ホーキンス高校のD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)クラブ“ヘルファイヤ クラブ”に着想を得たラゲッジストラップ(2420円)、ラゲッジカバー(3300〜4620円)、パッキングキューブ(3300円)、ラゲッジタグ(1650円)といった小物も展開する。ニキル・グプテ=シニアマーケティングディレクターは本コラボについて、「作品のファンがまるでホーキンスの超常的な世界へ足を踏み入れたかのように感じられる、特別なコレクションをつくりたいと考えた」とコメントした。

「アメリカンツーリスター」は、1933 年に米国ロードアイランド州プロビデンスで設立。93年には世界最大のラゲッジカンパニー「サムソナイト」グループの一員になる。

特設サイト

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「無印良品」、約2カ月振りにネットストアでの全商品の受注・出荷業務を再開 12月15日10時から

「無印良品」を展開する良品計画は、10月19日21時から停止していた公式オンラインショップ「無印良品ネットストア」での全商品の受注、および出荷業務を12月15日10時から再開する。

「無印良品ネットストア」は、主にアスクルのグループ会社であるASKUL LOGISTが提供する3PL(サードパーティ・ロジスティクス)サービスを利用し運営しており、アスクルのランサムウェア感染により受注を停止していた。12月1日に大型家具等一部商品の受注・出荷業務を再開していた。

これまでの経緯

◾️10月19日21時:以下のサービス、機能を停止。
・無印良品ネットストア(WEBサイト)の全サービス・機能
・MUJIアプリのネットストアの閲覧および購入、マイページの注文履歴の閲覧、おたよりの記事閲覧、月額定額サービスの申し込み、一部WEBコンテンツの表示

◾️10月20日:ネットストアでの購入、月額定額サービスの申し込み以外は再開。

◾️11月14日:「第二報」として、アスクル社のランサムウェア感染に伴い顧客の配送関連データ(住所、氏名、電話番号、注文商品情報)が流出した可能性を公表した。なお、クレジットカード情報は含まれていないとのこと。

◾️12月1日:一部商品(大型家具・家電、冷凍食品、ペット用品等)と、ネットストア内の産地直送ページ「諸国良品」の受注・出荷業務、および「月額定額サービス」を再開。

◾️12月12日:12月15日10時から「無印良品ネットストア」での全商品の受注、および出荷業務を再開することが発表された。

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ヤーマンが25年12月期決算を下方修正 新中計の公表も延期

ヤーマンは、2025年12月期(決算月変更のため5〜12月の8カ月決算)の連結業績予想を下方修正した。修正後は、売上高が165億円(修正前は180億円)、営業損益は8億円の赤字(同4億5000万円の黒字)、経常損益は8億円の赤字(同4億500万円の黒字)、最終損益が14億円の赤字(同2億5000万円の黒字)となる。

同社は、国内の年末商戦や海外の大型ECイベントに向けた売り上げ拡大施策を強化しているものの、将来的な成長基盤の構築に向けた戦略的投資の実行、国内事業の収益構造改革の過渡期にあることを理由に、今期の予想修正に踏み切った。また、財務基盤の再構築に伴う一時費用を計上する見込みで、今期の利益を圧迫する要因となった。

さらに、28年度に売上高700億円達成を掲げる新たな中期経営計画(26年1月〜28年12月)の公表時期を延期する。当初は25年12月末の発表を予定していたが、経営層および各部門責任者による事業構造の再検討・調整を継続しているとして、26年3月中の公表へと変更する。新中計は、「“美顔器といえばヤーマン”の復活」と「“日本発”のグローバルで通用する製品・ブランド創り」を主テーマとする。同社は延期期間を活用し、国内外の市場環境を精査しながら、より実行可能性の高い強固な計画に仕上げる方針だ。

5〜10月期の連結業績は、売上高が前年同期比9.5%減の115億円、営業損益が11億円の赤字(前年同期は6億4300万円の黒字)、経常損益が11億円の赤字(同2億8500万円の黒字)、純損益が11億円の赤字(同600万円の黒字)だった。

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「バーニーズ ニューヨーク」に期間限定でランジェリー売り場が復活  キーマンに聞くその狙いとは?

PROFILE: 村田幸子(むらた・さちこ) / バーニーズ ジャパン エグゼクティブマーチャンダイジングアドバイザー

村田幸子(むらた・さちこ) / バーニーズ ジャパン エグゼクティブマーチャンダイジングアドバイザー
PROFILE: 短大卒業後、商社勤務を経て渡英。帰国後1990年に伊勢丹研究所に入社し、ファッションコーディネーターとして伊勢丹新宿本店のファッションディレクションを手掛ける。ランジェリー売り場を担当し、店舗オリジナル「オンリーアイ」の商品開発に携わりヒット商品を生む。退社後はラグジュアリー・ブランドのMDやGMを歴任。2024年6月にバーニーズ ジャパン入社。ウイメンズMDを経て、25年6月より現職 PHOTOS:RYOKO ONO

「バーニーズ ニューヨーク( BARNEYS NEW YORK)」(以下、「バーニーズ」)の銀座本店に、2026年1月12日までの期間限定でランジェリーコーナーが復活した。過去にランジェリー売り場を設けていた時があったものの、近年、常設売り場は姿を消していた。復活にあたり、ランジェリーオンラインストア「ランジェリー アンド ハー フィルム(THE LINGERIE AND HER FILM)」を運営し、確かな審美眼でデザイナーランジェリーの魅力を発信してきた萩本佳弥氏をエディターとして起用。「アラクス(ARAKS)」「キャンディス フォッション(CANDICE FAUCHON)」「ボダス(BODAS)」「アンドレスコード(UNDRESS CODE)」「ベースレンジ(BASERANGE)」「ハーセンシズ(HER SENSES)」「フレア デュ マル(FLEUR DU MAL)」などの、ファッション性を重視したブランドをそろえる。百貨店では売り場縮小や上階への移設が目立つ今、「バーニーズ」がランジェリーコーナーを復活させた狙いは何か? 村田幸子バーニーズ ジャパン エグゼクティブマーチャンダイジングアドバイザーに聞いた。

ランジェリーはイブニングドレスと並ぶバーニーズのDNA

ーーランジェリー売り場を復活させた理由は?

村田幸子バーニーズ ジャパン エグゼクティブマーチャンダイジングアドバイザー(以下、村田):銀座本店は2004年にオープンし、今年9月に1階と2階を大々的にリニューアルした。そのタイミングで「バーニーズ」のDNAの一つである、パーティーシーンや夜の外出用の華やかなイブニングドレスを復活させたいという思いがあった。「バーニーズ」のもう1つのDNAがランジェリーだ。萩本さんも私もニューヨークの「バーニーズ」では必ずランジェリー売り場を見に行ったし、新宿店がオープンした時のランジェリー売り場も素晴らしかった。女性のライフスタイルを彩る2つのDNAを復活させたいと思った。

ランジェリーに関しては、お客さまの価値観が変わり、コロナ禍の影響を一番受けたカテゴリーだと思っている。インポートランジェリーも減り、百貨店の下着売り場も変化する中、今後どの方向に行くのか考えた。快適さやサステナビリティはもちろん、モードも必要。それらを全ての要素をランジェリーで表現したいと思うが、常設にするにはリスクが大きいため、まずは今のお客さまの価値観を探るためにポップアップを開催することにした。

ーーポップアップのコンセプトは?

村田:「バーニーズ」の看板があるため、ラグジュアリーという軸は外せない。今の価値観を象徴する快適さを提案するブランドをそろえるのはもちろん、自己表現するためのランジェリーを提案する。ランジェリーは自分の内面を表現するためのツールでもあるから。通常、ポップアップは2週間単位で開催されるが長めに設定。何度も来店してもらい、ランジェリーに触れて、試してもらいたいし、お客さまとのコミュニケーションをじっくリ取る場にしたい。軽やかな着け心地で洋服と同じ感覚で選べるデザイナーランジェリーを生活の一部に取り入れてもらうきっかけになれば。

ーーエディターに「ランジェリー アンド ハー フィルム」の萩本佳弥氏を起用したが?

村田:展示会で「ランジェリー アンド ハー フィルム」のラインアップを見たとき、快適性につながる軽さがあり、カラーもインパクトがあった。過去のラグジュアリーランジェリーはヨーロッパ系のブランドが多かったが、彼女のセレクトにはアジアや北欧などのブランドも含まれており、多様性がある。彼女自身もニューヨーク在住時に「バーニーズ」のランジェリー売り場を見て刺激を得ていたという共通点もあった。今後、アジアのブランドをどのように定着させるかは「バーニーズ」の仕事だと思っている。たとえば、中国ブランドの「ハーセンシズ(HER SENSES)」などが入っているのも感動した。

次世代の価値観やトレンドを探る場に

ーーランジェリー売り場に何を期待するか?

村田:お客さまの声を聞く場であること。まずは、お客さまが満足するランジェリーが何かを探りたい。今回のリニューアルで新規客も増えた。それら次世代が欲しいと思うランジェリーを価格なども含めて知りたいし、トレンドも把握したい。中国や韓国のファッションデザイナーと話す機会が多く、ポジティブかつ柔軟で新たな取り組みも増えている。ランジェリーにおいても、今後、そういう開発もできればと思う。

ーーポップアップで「バーニーズ」のスタッフが販売を行うのは?

村田:サポートしてもらうこともあるが、「バーニーズ」のポップアップは弊社スタッフが販売するが基本だ。事前に商品情報を共有し、スタッフが興味を持ちファンになることが重要。例えば、化粧品売り場では他にはない商品が多いが、スタッフ自身が使って「これがいい」と思うと売上高がアップする。ポップアップの期間はギフトシーズンで繁忙期だ。自分のためのご褒美需要も多い。新年にランジェリーを新調して運気アップというような需要も期待している。

ーー 多店舗展開の予定は?

村田:これまでのアンダー×カップからSMLへとサイズの捉え方も変化し、快適性を求めるランジェリーには新しい価値観がある。銀座本店のポップアップの結果次第で、全国に5店舗での展開やEC販売を考えたい。

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独「オーソモル」が美の土台作りをサポートするドリンクを発売 俳優・加藤あいがアンバサダーに就任

ドイツの医師と薬剤師が監修するプレミアム健康補助食品ブランド「オーソモル(ORTHOMOL)」は12月22日、美容ドリンク“オーソモル・ビューティ”(7日分、6900円/30日分、1万9500円)を発売する。アジアで初めて実店舗で販売し、ドラッグストアおよび公式EC、アマゾン(AMAZON)、楽天市場、Qoo10で取り扱う。公式ECでは12日18時から数量限定で先行販売する。なお実店舗では7日分のみを展開する。

“オーソモル・ビューティ”は、分子栄養学に基づきコラーゲンペプチドやヒアルロン酸、ビタミンC&E、コエンザイムQ10、オリーブエキスなどをバランスよく配合した美容ドリンク。日本版はコエンザイムQ10を90mg、ヒアルロン酸を20mg増量し、ドイツ版から進化させた。内側から美しさを引き出すための土台作りをサポートする。グルテン・乳糖・人工着色料を使用せず、EUの厳しい基準に準拠したアレルゲンフリー設計で、すっきりとしたオレンジ&パッションフルーツ風味に仕上げた。

加藤あいがアンバサダーに就任

「オーソモル」はこのほど、同製品のアンバサダーに俳優の加藤あいを起用した。ブランドが大切にしているメッセージ「時を超える美しさ」をキービジュアルなどで体現する。

加藤あいは1982年生まれ、愛知県出身。97年のドラマデビューを皮切りに数多くの作品に出演し、多数の広告・CMでイメージキャラクターを務めてきた。2024年5月から光文社「美ST」「ヴェリィ ネイヴィ(VERY NAVY)」の専属モデルとしても活動し、現在は3児の母として仕事と子育てを両立している。

「オーソモル」とは

「オーソモル」は、ドイツの医師と薬剤師監修の下で91年に誕生したプレミアム健康補助食品ブランド。栄養学と科学的知見に基づき、キッズからシニアまで各世代・ライフスタイルに合わせた製品を35種類以上そろえる。国際食品安全基準であるISO22000とHACCP認証を取得した設備で厳選した原材料を用い、“最適”な製造方法を追求。ドイツでは約1万5000店舗の薬局や医療機関で展開し、薬剤師が選ぶ「ベスト・サプリメントメーカー賞」1位を18年から8年連続で受賞している。 23年12月に日本に上陸し、現在40カ国以上で展開する。世界初の試みとして、ブランドを象徴する“マルチビタミン&ミネラル”1日分を、来年1月を目途に日本のコンビニエンスストアを中心に販売を開始する予定だ。

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「無印良品」の化粧品は何がすごいの?:#今さらビューティ部 Vol.11

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「#今さらビューティ部」は、長年美容業界で活躍する美容コーディネーターの弓気田みずほさんと、「WWDJAPAN」ビューティ担当の若手記者2人が、同業界の今さら聞けない話や最新の売り場・製品情報をお届けします。

第11回は、「無印良品」の化粧品について。同ブランドを展開する良品計画は、専業メーカーが多くある中で、国内化粧品市場7位の規模に躍進しています。今回のポッドキャストでは同社の強みやどんな層に刺さっているのか、ビューティ業界における位置付けなどについて考察しました。出演者それぞれが愛用しているアイテムも紹介しています。

「WWDBEAUTY」11月24日号「無印良品特集」では、“発酵導入美容液”や“敏感肌用シリーズ”刷新の裏側、生活動線に寄り添う販売戦略、さらにSNSで自然発生的に広がるUGCの力まで、ヒットの理由を深掘りしているので、併せてぜひご覧ください。

「#今さらビューティ部」は皆さまからのお便りをお待ちしております。ご感想・ご意見を聞かせてください。メールアドレスは、beautybu@wwdjapan.comです。


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「ルルレモン」のCEOが来年1月に退任、正式な後任は未定 成長鈍化で株価低迷が続く

ルルレモン・アスレティカ(LULULEMON ATHLETICA以下、ルルレモン)は12月11日、カルバン・マクドナルド(Calvin McDonald)最高経営責任者(CEO)が2026年1月31日付で退任することを発表した。後任を選定する間、メーガン・フランク(Meghan Frank)最高財務責任者とアンドレ・マエストリーニ(Andre Maestrini)最高商務責任者が暫定共同CEOを務める。なお、円滑な業務引き継ぎのため、マクドナルドCEOは3月31日までシニア・アドバイザーとして同社に在籍する。

マクドナルドCEOはカナダ出身で、ウェスタン・オンタリオ大学(University of Western Ontario)を卒業後、トロント大学(University of Toronto)でMBAを取得。カナダのスーパーマーケット大手ロブロー・カンパニーズ(LOBLAW COMPANIES)でキャリアを積み、米百貨店シアーズ(SEARS)の子会社シアーズ・カナダ(SEARS CANADA)の社長兼CEOに就任した。その後、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の化粧品セレクトショップ、セフォラ(SEPHORA)の社長兼CEOを5年間務め、18年7月から現職。同氏の在任中、ルルレモンはメンズに進出したほか海外出店を強化し、売り上げは3倍以上の伸びとなった。

同氏は、「ルルレモンのCEOを務めたことは私のキャリアのハイライトであり、この7年間でチームと成し遂げた全てのことを誇らしく思う。私たちはともにアスレチックアパレル業界を変革してきたし、『ルルレモン』の将来には非常に大きなビジネスチャンスがある。今後のプロダクトや行動計画も素晴らしいものであり、何年にもわたってポジティブな結果と価値を株主に提供できるだろう」と語った。

成長が鈍化し時価総額は2年前の3分の1に

同社は今回の人事と同日に、25年8〜10月期(第3四半期)決算を発表。売上高は前年同期比7.1%増の25億6592万ドル(約3977億円)、営業利益は同11.2%減の4億3588万ドル(約675億円)、純利益は同12.8%減の3億683万ドル(約475億円)の増収減益だった。これはアナリスト予想を上回る結果であり、海外市場における既存店ベースおよび現地通貨ベースの売上高は同18%増だったものの、本拠地である北米を含む米州は同5%減と引き続き苦戦している。

また同社はここ数年、株価も芳しくなく、23年12月の時価総額は640億ドル(約9兆9200億円)前後だったが、25年12月現在は220億ドル(約3兆4100億円)前後で推移している。なお、今回の人事発表や決算内容を好感し、同社の株価は11日の時間外取引で一時10.4%高の206.37ドル(約3万2142円)をつけた。

創業者が経営陣を公に批判

現在でもルルレモンの株式の8%以上を保有している(Chip Wilson)創業者は、数年前から同社の事業戦略や方向性を公に批判し、経営陣の刷新やプロダクト開発の強化などを求めていた。なお、同氏は人種および性差別的な発言で物議を醸したことがあり、15年には同社の取締役会からも離れている。

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ZOZOが「Made by ZOZO」など3事業を突然の事業停止、生産トラブルの影響か

「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOが、最大56サイズを展開できる「マルチサイズプラットフォーム(以下、マルチサイズ)」、受注生産のプラットフォーム「メイドバイゾゾ(Made by ZOZO)」、障害のある人を含む多様な体形に対応できる「キヤスク ウィズ ゾゾ(キヤスク with ZOZO)」の事業停止に追い込まれている。3事業はいずれもZOZOがプライベートブランド「ZOZO」などで培ってきた独自の多サイズ開発・生産のノウハウを中国の協力工場に投入し、生産してきた。10月21日に自社のSNSアカウントで受注の停止を告知。ブランド側にもほぼ同時期の告知で、複数の関係者が「突然の連絡だった」と語る。ZOZOは「生産背景の事情により、マルチサイズ(受注生産)での販売を終了しており、現時点でそれ以上の詳細な回答は控える」(広報)とコメント。今後や生産トラブルの背景などについては回答しなかった。

「マルチサイズ」は2019年4月、「メイドバイゾゾ」は22年8月、「キヤスク ウィズ ゾゾ」は24年8月からスタートしていた。これらの事業はいずれも、2018年に無料配布した身体計測スーツ「ゾゾスーツ」で手に入れた膨大なビッグデータとプライベートブランド「ゾゾ」のために独自開発した服の開発・生産技術がベースになっている。19年には中国に現地法人南通卓騰信息科技を設立。同社を経由して中国の協力工場に設備や生産システムなどを投資して生産の基盤を整えていた。

「マルチサイズ」は、注文から最短10日で発送できる「メイドバイゾゾ」のノウハウとも融合。「フリーズマート(FREE'S MART)」「シップス(SHIPS)」、ZOZOのプライベートブランド「イッチャク(1chaku)」などのブランドが参加しており、月間で3000万〜4000万円ほどを売り上げていたと見られる。26年3月期に商品取扱高で6739億円を計画するZOZOにとって決して大きくはないが、工場への投資に加え、スピーディーな受注生産のため、服地や副資材などの在庫リスクをZOZOが担っており資金負担は小さくない。しかし「シーズンごとに着実に売り上げは増えていた」(関係者)ことに加え、事業領域の拡大を目指すZOZOにとって生産までをカバーできる同事業は注力事業の一つに位置づけられていた。

そうした中で、特に関係者の間で大きな期待を寄せられていたのが、障害のある人向けのプロジェクトである「キヤスク ウィズ ゾゾ」だった。多種多様なサイズを設計・開発できる「マルチサイズ」と、柔軟な生産体制を可能にする「メイドバイゾゾ」は、多様な障害とそれに伴う多様な身体に対応でき、かつ価格もそれほど高くならないため、インクルーシブウエア関係者の間で非常に評価が高かった。生産休止を発表する直前の10月2日にはアンドエスティHD(旧アダストリア)とタッグを組んで「ローリーズファーム」の6アイテムを、インクルーシブウエア仕様で販売することを発表。翌週に開催された福祉機器の大型見本市「国際福祉機器展」でもアダストリアと共同でブースを出展し、話題を集めていた。

「キヤスク」を展開し、ZOZOの「キヤスク ウィズ ゾゾ」に協力してきた前田哲平コワードローブ代表は「インクルーシブウエアの生産・販売という観点では、『キヤスク ウィズ ゾゾ』はほぼ唯一無二といっていい仕組みだったので、とても残念だ」と語る。前田代表は前職のファーストリテイリング在職中に自らの足を使って800人の障害のある人から聞き取り、2021年に障害のある人向けのお直しサービス「キヤスク」を立ち上げた人物だ。そんな前田代表にとって「ファッション企業として初めて本格的にインクルーシブウエアに向き合ってくれたのがZOZOだった。今回の決定は残念だが、ZOZOのお陰でテクノロジーと向き合う姿勢があれば、現代的な服作りの中でコストを抑えながら、病気や障害のある人などに服を届けられることは証明された。ZOZOに続く企業が出てくることに期待したい」と語る。

突然の休止の背景に何があったのか。説明が待たれる。

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“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”とアーティストのCHITOがコラボ 1点物のペイントレザージャケットなど

ヨウジヤマモトが手掛ける“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は、ビジュアルアーティスト兼デザイナーのCHITOとのコラボアイテムを発売する。12月19日から、“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”原宿、大阪、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」阪急メンズ東京および公式オンラインサイトで取り扱う。また、発売日には「ワイズ(Y'S)」表参道でコラボ記念イベントを開催。同イベントでは、コラボアイテムの展開に加えてアート作品の展示を行い、商品の購入者を対象にCHITOがサインを行う。CHITOは18〜20時来店予定だ。

“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”×CHITO
ストリートアートの即興性を昇華

アイテムは、 “ワイルドサイド ヨウジヤマモト”と「ショット(SCHOTT)」のコラボアイテム“レザートラッカージャケット”にCHITOがペインティングを施した1点物のレザージャケット(各60万5000円)3型、エアブラッシュによるCHITOのアイコニックな犬のグラフィックをプリントした、コットンチノ生地のモッズコート(13万2000円)、ジャケット(6万3800円)、ブルゾン(6万6000円)、パンツ(5万600円)をラインアップ。ほか、スプレータッチで描いた犬のグラフィックをフロントに配置したTシャツ(1万3200〜1万6500円)、フーディー(2万7500円)や、犬のモチーフを落とし込んだワッペンをランダムに配置したポロシャツ(3万8500円)も展開する。また、それぞれのアイテムのプリントにはリフレクティブインクを採用した。

アイテム一覧

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“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”とアーティストのCHITOがコラボ 1点物のペイントレザージャケットなど

ヨウジヤマモトが手掛ける“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は、ビジュアルアーティスト兼デザイナーのCHITOとのコラボアイテムを発売する。12月19日から、“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”原宿、大阪、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」阪急メンズ東京および公式オンラインサイトで取り扱う。また、発売日には「ワイズ(Y'S)」表参道でコラボ記念イベントを開催。同イベントでは、コラボアイテムの展開に加えてアート作品の展示を行い、商品の購入者を対象にCHITOがサインを行う。CHITOは18〜20時来店予定だ。

“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”×CHITO
ストリートアートの即興性を昇華

アイテムは、 “ワイルドサイド ヨウジヤマモト”と「ショット(SCHOTT)」のコラボアイテム“レザートラッカージャケット”にCHITOがペインティングを施した1点物のレザージャケット(各60万5000円)3型、エアブラッシュによるCHITOのアイコニックな犬のグラフィックをプリントした、コットンチノ生地のモッズコート(13万2000円)、ジャケット(6万3800円)、ブルゾン(6万6000円)、パンツ(5万600円)をラインアップ。ほか、スプレータッチで描いた犬のグラフィックをフロントに配置したTシャツ(1万3200〜1万6500円)、フーディー(2万7500円)や、犬のモチーフを落とし込んだワッペンをランダムに配置したポロシャツ(3万8500円)も展開する。また、それぞれのアイテムのプリントにはリフレクティブインクを採用した。

アイテム一覧

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しなことABCマートのコラボスニーカーが登場 足跡が浮かび上がるアウトソールなど遊び心満載

ABCマートは12月20日、人気インフルエンサーのしなことコラボしたシューズ“475×NUOVOgirl”(7590円)を発売する。カラーは、パープル、ピンク、ホワイトの3色で展開し、サイズは16.0~22cm、23.0~25.0cm(1.0cm刻み)を用意する。全国のABCマート店舗および公式オンラインストアで取り扱う。オンラインでは10時から販売する。

“しなこワールド”を詰め込んだコラボシューズ

本アイテムは、女子小中学生に向けたキッズブランド「ヌオーヴォガール(NUOVO GIRL)」としなこがタッグを組んだスペシャルモデルだ。チャームやシュータン、インソールに散りばめたロゴやモチーフに加えて、歩くと振動に反応して光るライトアップ仕様のソールや、砂の上を歩くと“Shinako”ロゴが足跡として浮かび上がるロゴアウトソールなど、遊び心あふれるギミックを搭載した。また、化粧箱も本コラボ限定のスペシャル仕様となっている。またソックス(1210円)も2色展開で発売する。
特設ページ

発売記念写メ会について

2026年2月7日に、アイテムの発売を記念した写メ会イベントを開催。コラボシューズの購入者を対象に抽選で100組(1組最大5名まで撮影可能)を招待する。応募期間は2025年12月20日から2026年1月15日まで。詳細は、ABCマートの特設ページに記載している。

イベント特設サイト
応募フォーム

しなこのプロフィール

原宿系ユーチューバー/スイーツクリエイター/歌手/モデルなど幅広く活動。2018年にユーチューブを開設し、ASMR動画で一躍人気に。原宿のタピオカドリンク店「ベビタピ」の店長を務め、2024年3月には「しなこワールド」で歌手デビューを果たす。2025年6月に“TikTok上半期トレンド大賞2025ブレイクスルー部門”を受賞。

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「ロクシタン」が2026年のニューイヤーキットを限定発売 人気ハンドクリームなどをイン

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、新年を祝う干支や福を招く縁起の良いイラストをあしらった“2026 New Yearキット”を数量限定で発売した。年始の挨拶ギフトや、受験生や試験を控える人への応援ギフトにもぴったりのキットだ。アイテムは店舗および公式通販サイトで取り扱う。

人気ハンドクリームとボディークリームのセット

“2026 New Year スノーシア ボディ&ハンド”(7370円)は、高保湿のシアバターを20%配合したブランドの人気商品“シア ハンドクリーム”(30mL)と、すっと肌になじみしっかり保湿する淡雪のようなテクスチャーが特徴の“スノーシア ボディクリーム”(175mL)をセット。各アイテムとギフトボックスには、干支や招き猫など、福を招く縁起モチーフの華やかな限定デザインをあしらった。

縁起のいい富士山を思わせる特別ボックス

現品サイズの“シア ハンドクリーム”(30mL)と、全身どこにでも使える100%自然由来のマルチバーム“シアバター”(10mL)をスペシャルボックスに収めた“2026 New Year ベストセラーキット”(6600円)も登場。ボックスは富士山を思わせる山型のデザインで、年末年始の手土産としても最適だ。

“サクラ咲く”を込めた応援ギフト

“グッドラックギフト2026”(4180円)は、絵馬モチーフの特別パッケージに、桜の香りのフレグランス“フルールドスリジエサクラ オードトワレ”(7.5mL)やリップバーム“フルールドスリジエサクラ リップバーム”(12mL)、“フルールドスリジエサクラ パフュームド ハンドクリーム”(10mL)を収めたキット。“サクラ咲く”の思いを込めて、応援したい人へのギフトにもぴったり。

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「ラングラー」が“幻”と呼ばれるジーンズ“11MWZ”とデニムジャケット“24MJZ”の1964年モデルを復刻販売

デニムブランド「ラングラー(WRANGLER)は12月13日、製造期間はわずか1年で、“幻”と呼ばれるジーンズ“11MWZ”とデニムジャケット“24MJZ”の1964年モデルを復刻販売する。さらに、アーカイブの中でも人気の51年モデル、58年モデルも日本製となり再復刻する。

11MWZ 1964モデル

1964年に発表された、シームを巻き縫いにせずオープンシームで縫製したセルビッジ仕様の“11MWZ”。製造期間はわずか1年、そして「ラングラー」のジーンズには珍しいセルビッジの見えるオープンシームで縫製であることから、この“11MWZ 1964モデル”は、後にマニアの間では貴重なビンテージ・ジーンズとして知られることになる。今回、その“11MWZ 1964モデル”を復刻。専用に開発したブラウン×グリーンのラインが入ったオリジナルのセルビッジデニム。通常の「ラングラー」が採用する巻き縫いではなく脇割り仕様となっている。サイズは28〜34、36、38インチを展開。価格は3万5200円。

24MJZ 1964モデル

“11MWZ 1964モデル”の復刻に合わせ、同じく64年のデニムジャケット“24MJZ”も初復刻。左右に付いた胸ポケット、ペン差しの仕様がボタンホール、フロントヨークのタブ、ウエストアジャスターなど実用面を追求しながらアップデート。専用に開発したブラウン×グリーンのラインが入ったオリジナルのセルビッジデニムを使用している。サイズは36、38、40、42、44インチを展開。価格は5万9400円。

11MW 1951モデル

「ラングラー」ブランドとして初の本格的ジーンズ“11MW”。馬具への傷を防ぐ"ノースクラッチリヴェット"や乗馬時に使いやすい高さのバックポケットとウォッチポケット、7本ベルトループなどのちに継承される「7 ICONS」が導入されている。内股・脇、共に巻き縫いが採用されるなど、ブランドを代表するジーンズの1951年モデルが再復刻。サイズは28〜34、36、38インチを展開。価格は3万5200円。

111MJ 1951モデル

前身であるプロトタイプ“11MJ”を基に改良を加えた“111MJ”の1951モデルが再復刻。「丸カン」と呼ばれる円形のバータックで留めた二重のプリーツやスナップボタン留めのフラップポケット&カフス、そして背中のアクションプリーツと連動するエラスティックバンド、サイドアジャスターといったフィット感を訴求した。サイズは36、38、40、42、44インチを展開。価格は5万9400円。

11MWZ 1958モデル

“11MW”からのマイナーチェンジを経て誕生した”11MWZ“。ボタンフライからジッパーフライへと変更され、オフセットされていた後中心ループもセンターへ。「7 ICONS」は継承しながらも、後ポケットラベルが革からプラスチックへと変更され、縄目で描かれた「ROPE Wrangler」も、内巻きから外巻きへと変更されている。再復刻モデルは、サイズは28〜34、36、38インチを展開し、価格は3万5200円。

11MJZ 1958モデル

“111MJ”をベースにしながら、さまざまなディテールがマイナーチェンジされ誕生した“11MJZ”。身頃に2つのスラッシュポケット、左胸にスナップボタン留めのフラップポケット、独創的なディテールが目を引く。最も特徴的なのは、フロントの合わせがトップのみボタンで、メインにはジッパーを用いている点で、利便性やフィッティングをアシストするように背中には左右3本ずつのエラスティックバンドが施されている。サイズは36、38、40、42、44インチを展開。価格は5万9400円。

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「ポーター」の人気シリーズ“フリー スタイル”から限定色が登場 吉田カバンの創業90周年記念

吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は、人気シリーズ“フリー スタイル(FREE STYLE)”の限定カラー“ターコイズ(TURQUOISE)”を12月17日に発売する。吉田カバンの公式オンラインストアと日本全国の「ポーター」ストア、一部海外店舗で取り扱う。

どれもシリアルナンバー入りのタグが付属

今回の“ターコイズ”は、吉田カバンの創業90周年を記念したカラーで、透明感のあるリラクシーな色合いを“フリー スタイル”独自のレザーのような質感の生地に落とし込んだ。ラインアップは、トートバッグとヘルメットバッグ、ボートショルダーバッグ、フィットバッグ、スリングバッグWジップ、ボストンバッグ、ミニボストンバッグ、ポケットカードウォレット、タイニーカードケースの全9型を用意。どれもシリアルナンバー入りのタグが付いた世界にひとつしかないバッグで、内側に90周年を記念した限定仕様のタグをあしらったほか、同様のタグを縫い付けたオリジナル巾着を付属する。

価格は、トートバッグが6万3800円、ヘルメットバッグが5万1700円、ボートショルダーバッグが6万6000円、フィットバッグが4万2900円、スリングバッグWジップが5万9400円、ボストンバッグが5万6100円、ミニボストンバッグが4万6200円、ポケットカードウォレットが2万7500円、タイニーカードケースが2万3100円だ。

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堂本剛が語る「ストレンジャー・シングス」への“いきすぎた愛”とコラボの舞台裏

ZOZOとLINEヤフー、堂本剛による共同プロジェクト「堂本剛プロデュース」の第3弾として、ネットフリックス(Netflix)シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボアイテム全23型が発売された。同コラボアイテムは、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」限定で、11月27日12:00~12月24日11:59の期間、受注販売を行う。

今回のコラボでは、同作の熱狂的なファンである堂本の「ストレンジャー・シングス」への“いきすぎた愛”をテーマにアイテムを製作。作中の名シーンやキャラクターをモチーフにデザインし、特別感と日常使いを兼ね備えたアイテムをラインアップ。アウターやTシャツ、セットアップといった定番のアイテムから、湯飲みや風呂敷など日本らしいアイテムまで幅広く展開する。

今回、プロデュースを手掛けた堂本に、「ストレンジャー・シングス」愛からコラボアイテムに込めた想い、そして来年の展望まで語ってもらった。

「ストレンジャー・シングス」との出会い

——まず堂本さんが「ストレンジャー・シングス」と出会ったきっかけから教えてください。

堂本剛(以下、堂本):見始めたのは、音楽ブラザーから「剛くんが絶対に好きそうな作品だから見た方がいいよ」っておすすめされたのがきっかけです。見始めた時は、配信されてから結構時間が経っていたので、周りの人も「いまさらハマってんの?」っていうタイミングでしたけど(笑)。

——そこからハマって、もう何度も見返しているとお聞きしました。そこまで堂本さんを引きつける魅力はどこにありますか?

堂本:ストーリーが面白いっていうのはもちろんですけど、僕の世代にはドンピシャのオマージュが結構ありました。ファンクミュージックが好きなので、それとも親和性があったり。ファッションや照明、美術の配色のセンスも良くて、クリエイター目線で見ても楽しめる要素が盛りだくさんで、すごく魅力的な作品ですよね。

あと、主役が1人ではないっていう作品性も自分の性格に合っていました。僕が長年手掛けてきた「エンドリケリー(.ENDRECHERI.)」の音楽ライブでも、アンコールの最後でバンドメンバーと全員でセッションをしているんですが、その時はお客さんも含めて、みんなが主役であるような空間作りをずっとやってきたんです。それとも通じるなって思ったりもしました。

「ストシン」も最初は1人に注目して見ていたけど、だんだんと違う人の視点にもなって、1回見ただけでは気づけてなかったことが2回目で気づけたり。そういう探求心がわくところも、この作品の魅力です。

——ちなみに何回ほど見たんですか?

堂本:通しで見たのは3回ですね。あとは、「あのシーンもう1回見たいな」と、そのシーンだけ見たりすることも結構あります。

——何度も見ている堂本さんですが、お気に入りのシーンは?

堂本:いっぱいあるので、一つを選ぶのが難しいですね。王道ですけど、やっぱりシーズン3のラストのホッパーの手紙をエルが読むシーンですかね。ホッパーの手紙の中で、痛みっていうものをネガティブにだけ捉えるのではなくて、「痛みはいいものである」っていうことを言っていて、日本人的にもグッときました。(監督・脚本を務めるショーランナーの)ダファー兄弟が、「この作品は日本のカルチャーにも大きな影響を受けて作った作品」と言う通り、親子や友達との関係性の儚(はかな)さや繊細さを描いていて、他の海外作品と比べても、日本人が共感するポイントが多いと思います。

——これも難しいと思いますが、好きなキャラクターは?

堂本:ファンキーやなと思ってるのはアーガイルですね。ファッションやヘアスタイル、乗っている車とかも含めていいなって思います。マックスもすごく優しい人だなって感じます。自分が危険に立ち向かう前にみんなに手紙を書いたり、最初は「仲間じゃない」って言われても、くじけずに向き合ったり。忍耐強さもあって、実は日本人の感覚に近いかも。

あと、悲しみも与えたけれども、同時にたくさんの人に勇気を与えたっていうところでボブ。あの人は本当に優しい人でした。他にも、やっぱりデモゴルゴン、好きですね。だからもう挙げ出すと、きりがないっていう(笑)。さっき言ったみたいにみんなが主役なんで。

——もし堂本さんが「ストレンジャー・シングス」に出るとしたら、どの役をやりたいですか?

堂本:考えたことないですけど、一瞬デモドッグの顔だけって頭に浮かんだんですけど(笑)。あとはエディのギターのケーブルをさばく役とか。

——ちょっとした役?

堂本:ちょい役がいいですね。セリフは一切ないけど、全ての人と関わりがあるんだろうなってぐらい、めちゃくちゃ出てきて、会話はしないけど、すごくうなずいてたりするだけの人。あと、映画で原作者がたまにちょっと映るみたいなやつがあるじゃないですか。そういうシーンを作ってもらって、ダファー兄弟と一緒にお寿司を食べている役とかがいいですね(笑)。

コラボの感想

——今回、そんな大好きな「ストレンジャー・シングス」とのコラボが実現しました。率直な感想を教えてください。

堂本:ZOZOさんと手掛けてきた「堂本プロデュース」の第2弾のルック撮影の最終日、ZOZOチームに「ストシン」が好きな人たちが多かったので、「近くで『ストシン』のグッズが売っているから行きますか」っていう流れになって。その時は一緒に買い物をして、「今回もありがとうございました」って言って別れたんですが、まさか第3弾が「ストシン」とのコラボになるとは思ってもみなかったですね。だから、今回のコラボのお話をいただいて、もちろんすごくうれしかったです。ZOZOチームと服を作るのは毎回ワクワクするし、実際に作っていく過程もほんとに楽しかったです。

——今回、「いきすぎた愛」がキーワードになっていますが、こだわったポイントを教えてください。

堂本:オファーの時に、「いきすぎた愛」というテーマをいただいたので、最初は「作品への大好きな想いをぶつければいいんだ」ってストレートに考えていたんですが、一方で、クリエイターとしては、客観的に作った方がいいかな、みたいな考えもあって。ファン目線とクリエイター目線、2つの世界を並行して走らせ、考えながら作りました。

「ストシン」のファンはもちろんですけど、「ストシン」を見たことがない人にも喜んでもらいたいので。だから、「いきすぎた愛」っていうテーマであるがゆえに「いきすぎない方がいい」という(笑)。表のテーマは「いきすぎた愛」なんですが、実は僕の裏テーマとしては「いきすぎない愛」っていうのも意識しました。

それでも、僕もかなりですけど、ZOZOチームの「ストシン」愛がすごくて。このデニムなんかも、表は表の世界を、裏は裏側の世界を表現するとか、そういうファンが喜ぶようなこだわりが全部のアイテムに詰まっています。

——お気に入りのアイテムは?

堂本:正直全部ですね(笑)。でも、思い出深いってなるとスカジャンですね。この前のファンイベントで(ダファー兄弟の)マットがこのスカジャンを着てくれて。そんなに気に入ってくれたんだっていうのがすごくうれしかったです。あと、別の取材の時に、僕がこのスカジャンを着てトイレに行ったら、ルーカス(ケイレブ・マクラフリン)とダスティン(ゲイテン・マタラッツォ)と遭遇して。ダスティンが「そのスカジャンめっちゃいいね」って言ってくれて。海外の「ストシン」ファンとも、会話のきっかけにもなるファッションアイテムですね。

日本らしいアイテムを展開

——今回のコラボアイテムは、スカジャンもそうですが、あえて日本らしさみたいなのを取り入れたとおっしゃっていましたが、その理由は?

堂本:大ヒット作品で、10年っていう長い歴史もあって、これまでにも多くのコラボ商品が出てきた中で、日本っぽさを打ち出した商品はあまりないなと思って。あと、ダファー兄弟が日本のカルチャーが好きっていうのもあって、日本っぽさを出したアイテムの方がいいなと思って。どれだけ実現するか分からないけど、とにかく言うのはタダなんで、いろんなアイデアを出して。最初はデコトラとかもできたらいいよねって話もしていました。

スカジャンもそうですけど、結んだらデモゴルゴンになる風呂敷とか、漢字でデモドッグを表現した湯飲みとか、他のコラボでは出ないだろうなっていうところは意識しましたね。

——スカジャンの漢字「須友連邪真群守(ストレンジャー・シングス)」はどう考えられたんですか。

堂本:スカジャンを作る時に、漢字の当て字がいいよね、みたいな話をしていて。海外の人と音楽の仕事をしていて、その人の名前を漢字の当て字にして教えたりすると喜ばれるんですよね。あと、「ストレンジャー・シングス」ってちょっとヤンキーの感じもあるし、作品の雰囲気にも合うなと思って。それで実際の漢字はZOZOチームとNetflixさんが考えてくれました。

——当て字でも全部意味があるのがいいですね。※(須)必ず、(友)友達と、(連)協力して、(邪)邪悪と戦う、(真)真実の、(群)仲間と一緒に、(守)守る、と、それぞれ作中とリンクした意味が込められている。

堂本:いいですよね。そういうのも、みんなで楽しみながら考えて。チームワークもやばいくらいよかったですね。

——あと、堂本さんがエルのポーズを取っているTシャツもいいですよね。

堂本:これは、デモゴルゴンとの夢の共演ができて、かつ鼻血も流せたっていう記念のTシャツですね。実は、最初の企画提出では、一度ダメになったんですよ。デモゴルゴンとの共演とか、このポーズもやっぱりエルのポーズなので、エル以外の人がやることの難しさは分かっていました。それから数日後に、「この案にOKいただきました」って、話が急転して。「すごい奇跡が起きた」ってみんなで喜びましたね。文字も「STRANGER FUNK」にさせてもらって。「ストシン」好きの友達からも「すごいね」ってめっちゃ連絡がきます。

——「ABEMA」のドキュメンタリーを見ていたら、サングラスもありましたが、今回の販売アイテムにはなかったですね。

堂本:あれね……一番熱かったんですけどね(笑)。いや、それこそあのサングラスをマットに送ったら、絶対に気に入ってくれると思うんですけどね。

——今回のコラボに限らず、コラボする上で「ここだけは譲れない」部分ってありますか?

堂本:「自分がどうしたいか」はもちろんあるけど、それを「100パーセント出してください」ってことであれば100パーセント出すし、「70パーセントでいいです」って言われたら70%くらいで考えます。コラボに関しては、求められてやることが多いので、依頼者がどうしたいかは大事にしています。それを聞いて、「そうしたいんだったら、こうした方がいいですよ」って本音で伝えます。それを伝えることで結果が出せたらいいじゃないですか。だから、結果を出すために必要なことを僕なりに考えてアプローチすることを心掛けていますね。

楽曲提供をする時も同じで。先方のアーティストの方がどういう曲を求めているのか、それに対して、僕なりに考えて作品をお渡しする。「自分はこの曲しか書けないので、これを歌ってください」っていうやり方はないから。そういうところはすごく意識しています。

——ファンの方には今回のコレクションをどう楽しんでほしいですか?

堂本:時代が進むにつれて、例えば、ファッション、ヘアメイク、ミュージックって分離してきちゃったなって感じる時があって。「ストシン」を見ていると舞台となった1980年代は、まだそれが一体化してたなって感じるし。僕もその時代を生きてきたから、分離しているのが、ちょっと寂しいなと思っている部分もありまして。この作品をきっかけに、ファッション、ヘアメイク、ミュージック、フードまで楽しんでほしいし、ぜひ今回のコレクションを着て、またシーズン1からシーズン5の最終話まで見てほしいですね。

でも、僕もどのタイミングでこのシーズン5の最終話を見るかは悩んでいます。配信されてもすぐは見られないかもですね(笑)。

※シーズン5は3回に分けて、11月27日からVol.1(1〜4話)が配信中で、12月26日からVol.2(5〜7話)が、2026年1月1日からフィナーレ(最終話)が順次配信される。

——見終わるのが寂しい?

堂本:見るとやっぱ終わっちゃうんでね。最終話を見るタイミングは難しいですけど、意を決して見るしかないですね。でも、久しぶりにこんなに作品にハマったし、自分の年だと忘れがちな幼少期のワクワク感を与えてくれる作品なので、もしこのインタビューを読んだ人で、まだ見ていない人がいたら、いったん騙されたと思って見てほしいなって思います。

映像作品をプロデュースするなら?

——もし、堂本さんが映像作品を作るなら、どんな作品を作ってみたいですか?

堂本:音楽はもちろん、ファッションやアートといったクリエイティブなプロジェクトを立ち上げたいっていうのが、「エンドリケリー」を始めたきっかけでもあるんですけどね。うーん、なんか「自分らしく生きる」ということが、数十年前は結構できていた気がするんですけど、だんだんとそうできなくなってきている人が多くなった気がしていて。でも、最近はもう1回、自分らしく生きるっていうことを主張できる時代に変わってきている気もしていて。

主張があればあるほど、個性があればあるほど、輝かしかった時代から、個性を消さなきゃいけない時代に変わって、もう1度個性を取り戻そうみたいになっている感じがしているってことなんですけど。

「エンドリケリー」を始めようと思った時も、個性は決して悪いものではないのになっていうテーマを掲げていて。その個性っていうものを前面に出して、作品を作っていく——それを時代が受け入れてくれれば、個性があるがゆえに苦しんでいる人たちが、少し楽に生きれたりするのかなって思います。

だからもし自分で作るなら、「自分らしく生きること」「個性を持つこと」を題材にした作品を作るのかなとか思ったりします。

——監督のオファーは今までなかったですか?

堂本:ないですね。「やってみたら?」って何人かの映画監督には言われたんですが、大変そうやし、「いやいいですよ」って言ったんですが。本当にそういうオファーが来たら、1回はやらせていただいてもいいのかなって思ってます(笑)。

2026年にやってみたいこと

——年末なので、2025年で一番思い出に残っていることも教えていただけますか。

堂本:やっぱりこの「ストシン」とのコラボでしょうね。一番っていうのは難しいですけど、思い出としてはやっぱり大きくなっちゃいますよね。

——「ABEMA」のドキュメンタリーを見ると、サプライズすぎて、最初はすごく「ドッキリ」を疑っていましたね。

堂本:もうあの番組自体ドッキリを疑う連続ですよ(笑)。ライブとか、いろんな楽しい時間をいっぱい過ごしましたけど、「ストシン」とのコラボは自分がファンなんでね。ファンとして関わるって仕事ってなかなかないので思い出深いですね。

——では、2025年にご自身で買って一番お気に入りのファッションアイテムは?

堂本:結構いっぱい買ったんです。僕、暑がりなんで冬でもあまり厚着ができないんですよ。汗かいちゃうから。それで風邪ひいたりもして(笑)。だから、TシャツとかロンTにダウンベストとかファーのベストを着るのが楽なんで、よくそのスタイリングをしますね。それで今年買ったのがレザーの少しいかつい膝下丈ぐらいベストだったり、あとくせ毛の羊の毛を使用したアウターを買って。くりっくりのめっちゃかわいい毛のアウターで、それが今年買ったもので結構気に入ってますね。

——最後に、2026年挑戦したいことは?

堂本:あまり深くは考えてないんですけど、環境が変わって、時間の使い方も以前とは変わってきて、最近ようやくリズムが整ってきたんです。

そんな中で、新たにものづくりをしていく上で、繊細にものづくりをしていけたらいいかなっていうのはざっくりとですが、思ってます。今まではハートで押し切ってものを作ることも多かったので、冷静に、緻密に、繊細にものを作ることもやってみるのが、面白そうかなっていう。

簡単に言うと音楽を作る上で、アーティストとして作るっていうスタイルだったのを、作家として音楽作品を作る、みたいな感じで。そういう風に音楽に関われたら新境地を見られるかもなっていうのはちょっと思っています。

——発表できそうなことは何かしら動いてたりするんですか。

堂本:全然。僕は本当にそういう用意周到型でもないから、計画を立ててっていう感じでもなくて。誰かと出会って、「じゃあ一緒になんかやりましょうよ」っていって形になったり、思いついた時に作ったりするので。

来年は「自分がクリエイターとして音楽を作る」って、思考を変えてやったら、どういう音楽を自分は作るんだろうか、それが実験的で面白いかなと思っています。

あと、さっきも言ったんですけど、ヘアメイク、ファッション、ミュージックをはじめ、いろんなジャンルが分離されていく傾向にあるなと感じていて。全てがやっぱり連動しているようなクリエイティブなことをやっていきたいなと思っています。

PHOTOS:YUKI KAWASHIMA

「STRANGER THINGS × .ENDRECHERI. in ZOZOTOWN」

◾️「STRANGER THINGS × .ENDRECHERI. in ZOZOTOWN」
受注販売期間:25年11月27日12:00~12月24日11:59
※ 販売期間終了後に再度販売する可能性有り
お届け時期:26年4月下旬〜6月上旬
https://zozo.jp/event/strangerthings-endrecheri/

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「ヴーヴ・クリコ」主催「ボールド ウーマン アワード 2025」が開催 業界に革新を起こす受賞者2人に“リアルな声”を直撃

MHDモエ ヘネシー ディアジオが展開する「ヴーヴ・クリコ(VEUVE CLICQUOT) 」は11月27日、女性起業家の挑戦を讃える「ヴーヴ・クリコ ボールド ウーマン アワード 2025」を都内のホテルで開催した。同ブランドは1972年、創業者のマダム・クリコの大胆な精神を讃え、世界の女性起業家やリーダーを表彰し、支援する同賞(当時は「ヴーヴ・クリコ ビジネス ウーマン アワード」)を創設。ダイバーシティーやインクルージョンの観点から、社会でより女性が活躍できる世界を目指す活動の一環として世界27カ国450人以上の女性リーダーに光を当ててきた。日本での開催は今年で5回目で、既存の業界に変化と成長をもたらし次世代にインスピレーションを与えた人に授与される「ボールド ウーマン アワード(BWA)」をビジョンケアの高橋政代代表、新規性のある取り組みで、今後さらなる活躍が期待される人に与えられる「ボールド フューチャー アワード(BFA)」をASTRA FOOD PLANの加納千裕代表が受賞した。授賞式はヴーヴ・クリコのトーマス・ミュリエ新社長のビデオメッセージでスタート。授賞式に続き、受賞者2人と審査員である木田隆子ジャーナリスト エディトリアル ディレクターや大石佳能子メディヴァ代表取締役、タレントのRIKACOなどによるパネルディスカッションが行われた。

高橋政代ビジョンケア代表 
「私が作る」モチベーションで医療にイノベーションを

今年のテーマは、挑戦の裏側にある”リアルな声“。ここでは、「BWA」を受賞した高橋代表と「BFA」を受賞した加納代表2人の起業家としての“リアルな声”を紹介する。「BWA」を受賞した高橋代表は、理化学研究所(理研)で世界初のiPS細胞由来網膜細胞の移植臨床を主導。19年に理研を退職後、眼科医、研究者の知見を活かして再生医療の社会実装を進めるビジョンケアの代表に就任した。17年には最先端の再生医療の研究施設・眼科医療施設である「神戸アイセンター」の設立にも携わった。

30年前、大学病院から理研に移ったことが彼女自身にとってのイノベーションだったという。高橋代表は、「治療から臨床実験まで携わり、『私が治療を作る』という“勘違い”が生まれた。そのモチベーションは今でも変わらない」と話す。経営者になるにあたり、ビジネス書をたくさん読んだという。一方で、「理研でも60人程度のスタッフがいたので、ある意味小さな企業のようなものだった。ただ、企業トップは、数万人の観客を満足させるエンターテナーのように、何があっても前進、スピード感を持って取り組むべきだ」と言う。

そんな彼女の座右の銘は“行き当たりばっちり”だ。「計画を立てると可能性が狭まる。余白を持ってフレキシブルにチャンスを掴んで最後は“ばっちり”できる能力がなければダメ」と同代表。眼科医、研究者、経営者として第一線を歩み続けている高橋代表だが、責任を持つことに躊躇した時もあったという。「女性自身の意識を変えるのも大切。少し勇気を出して経験してみる。そして、少しずつできるようになるとそれが楽しくなる。無理矢理チャレンジするべきだ」。“患者にとっていいことを届ける”という強い信念を持ちながら、しなやかな柔軟性を持って医療にイノベーションをもたらす高橋代表の姿は、業界問わず多くの人々へのインスピレーションとなるはずだ。

加納千裕ASTRO FOOD PLAN代表
父の思いを進化させ廃棄を利益に変えるビジネス構築に奔走

加納代表が率いるASTRA FOOD PLANは「もったいないをおいしいに!」という言葉にあるように、食品のアップサイクルを通して“かくれフードロス”を解決に挑んでいる。“かくれフードロス”とは、工場や生産地で廃棄される残渣のこと。日本では“食品ロス”に数えられないことからそう呼ばれ、日本における年間の“食品ロス”472万トンに対し“かくれフードロス”は2000万トンにも及ぶ。同社では加熱水蒸気技術を活用した食品加工機とアップサイクル粉末「ぐるりこ」の販売を通して食品業界へ変革をもたらし、社会問題解決につなげる事業を行っている。

同代表が起業を決意したのは、「父の夢を叶えたい」という思いから。大企業の役員だった父が突然退社し、「世界中の子どもに健康を届ける」と言う思いで食品加工機を開発し起業した。父の姿を側で見てきた加納社長は、「父の思いを引き継いで成功するという使命感が起業のモチベーションになった」と語る。同代表は惣菜製造販売のロック・フィールドや和菓子製造販売の榮太樓總本鋪で勤務後にASTRA FOOD PLANを設立。「起業のビジョンが明確になったら、あとは、実行するだけ。まず社外に仲間を増やすことから始めた」。年齢的に若いので「周りの人に手伝ってあげよう」と思ってもらえるような立ち振る舞いを心がけているという。

女性経営者という立場に関しては、あまり苦労する点はないそうだ。女性がさらに活躍の場を広げるためには、「やったことのないことにチャレンジすることが大事。ロールモデルを見つけて真似するのが早道。私の場合は父だった」と話す。加納代表は、父の思いをさらに進化させ、サーキュラーエコノミーが当然の世界を作るべく奔走している。「今のフード業界では、廃棄の方がコストがかからないが、再生したら利益が出るような仕組みを作りたい。フード業界もアップデートする必要がある」という強い意志で会社を率いている。「今回の受賞で、同世代のロールモデルとして期待されていると実感し、身が引き締まる思いだ。次世代に希望を与えられるような存在になりたい」。

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「ヴァレンティノ ビューティ」が“許されぬ愛欲”をテーマにした新香水を発売 フローラルレザーの香り

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、クチュールフレグランスコレクション“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”の新しい香り“ヴァレンティノアナトミーオブドリームス アムール サンデトゥール パルファン”(30mL、2万2550円/100mL、5万8300円)を2026年1月14日に発売する。許されない愛欲が絡み合う、情熱的で繊細な香りをテーマとした。同コレクションの取り扱い店舗で販売を行う。

貴婦人の寝室での夢を描いたフローラルレザーの香り

“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”は、イタリア・ローマの荘厳な宮殿を舞台に、その中の様々な場所や部屋で繰り広げられるシーンを夢として表現したフレグランスコレクションだ。8つ目の香りとなる新作は、貴婦人の寝室(ブドワール)での夢を描いた。そこには濾過されない感情と、退廃的な美しさが息づいている。

香調はフローラルレザーで、調香はヤン・ヴァスニエ(Yann Vasnier)調香師が手掛けた。官能的でありながら繊細な緊張感の漂う空気を、魅惑的な甘さとパウダリーな表情を持つバイオレットの香りが表現。ほのかなスモーキーの香りが、上質なバーガンディレザーを彷彿とさせるように滑らかなアクセントを添える。

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大阪・心斎橋に「ビームス プラス 」大阪をオープン オリジナル商品を最大規模にそろえる

ビームスは、12月12日に大阪・心斎橋の南船場にメンズカジュアルレーベル「ビームス プラス(BEAMS PLUS)」の単独店舗、「ビームス プラス」大阪をオープンする。同店は「ビームス プラス」西日本唯一の単独店舗で、「ビームス プラス」原宿、「ビームス プラス」丸の内に加わる国内3店舗目となる。

ニューヨークのロウアー・イースト・サイドをイメージした店舗

同レーベルのオリジナルアイテムはビームス全店中、最大規模で展開するほか、国内外さまざまなブランドとのコラボレーションアイテムをそろえる。店舗の内装はレーベルのルーツであるアメリカの世界観をベースに、東海岸・ニューヨークのロウアー・イースト・サイドにあるブリックウォールの建造物をイメージした。

「ビームス プラス」は1999年にスタートした、アメリカにルーツを持つ“永年着られる飽きのこない本物の男服”がコンセプトのレーベル。99年から2003年まで大阪・心斎橋で営業していた時期があり、改めて大阪の地にオープンすることとなる。

溝端秀基ディレクターは「今回オープンする店舗は、単なる売り場ではなく、今の『ビームス プラス』を余すことなく表現する場所。この場所に人々が集い、会話が生まれ、そこから新しいコミュニティーが育まれる。これまで私たちが築いてきた“人との繋がり”を、関西でも広げていきたい。そして『ビームス プラス』がブランドとして認知されることを目指す」とコメントしている。

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「ギャップ」が「 ゴジラ」と初コラボ Tシャツやスエットなど日本限定デザインアイテムを発売

「ギャップ(GAP)」は、世界的な知名度を誇る特撮怪獣映画「ゴジラ」との初コラボレーションコレクション“Gap | Godzilla Collection”を12月16日に発売する。同コレクションは日本限定で展開し、価格は1990円~9990円。メンズとキッズボーイズのカテゴリーでスエットやジップアップフーディー、ロングスリーブTシャツなどをラインアップする。アウトレットを除く全国の店舗と公式オンラインストア、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)で取り扱う。

リンクコーデも楽しめるデザイン

1954年の誕生以来、国内外で幅広い人気を誇るゴジラと、「ギャップ」のアイコニックなデザインが融合した。メンズでは、フロントに「ギャップ」のアーチロゴとゴジラのグラフィック、「ゴジラ」の文字をプリントした“ゴジラ ビンテージソフト グラフィック GAP ロゴ スエットシャツ”(7990円)や、胸元にロゴ、背面にゴジラのグラフィックを施した“ゴジラ ビンテージソフトグラフィック GAP ロゴ ジップアップパーカー”(9990円)などのほか、全面にグラフィックをあしらった“ゴジラ グラフィック GAP ロゴ Tシャツ”(全4種、6990円)も用意。バックプリントには1965年の「怪獣大戦争」、84年の「ゴジラ」、92年の「ゴジラ VS モスラ」、「ギャップ」が日本に上陸した95年の「ゴジラ VS デストロイア」のワンシーンがそれぞれデザインされている。

110〜160cmのキッズボーイズは、メンズとリンクコーディネートが楽しめるアイテムを展開する。“ゴジラ ビンテージソフト グラフィック GAP ロゴ スエットシャツ”(6990円)、“ゴジラ ビンテージソフトグラフィック GAP ロゴ ジップアップパーカー”(7990円)、“ゴジラ グラフィック GAP ロゴ Tシャツ”(5990円)や、「ギャップ」と「ゴジラ」を融合したロゴラベル付きの“ゴジラ グラフィック GAP ロゴ ビーニー”(3490円)や、ブラック、グレー、ホワイトの3足セットソックス“ゴジラ グラフィック GAP ロゴ クルーソックス 3足セット”(1990円)などを販売する。

「ギャップ」×「ゴジラ」アイテムラインアップ

「ギャップ」公式サイト>>

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2026年春夏はシャツスタイルに注目

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年12月8日号からの抜粋です)

佐藤:半期に一度の恒例のメンズリアルトレンド特集です。2026年春夏、国内のメンズブランドがどんな提案をするのかを紹介します。今シーズンはシャツを切り口にしました。

小菅:シャツは暑いイメージがあり、夏はついTシャツ一辺倒になりがちですが、展示会を回ってみて、通気性の高い凹凸感のある素材やシアー素材、天然素材を用いての酷暑対策により、涼しく着られそうなものも多いと思いました。シンプルな中にも差があって、重ね着や丈感の違いでさまざまに遊べます。着てみたいと思いました。

シャツのアウター化の流れが顕著

佐藤:僕はドレスシャツについて伊勢丹新宿本店とメーカーズシャツ鎌倉に取材をしましたが、共に「ドレスシャツを着る機会は減ったが、その分いい一枚を買う人が増え、単価は上がった。全体としては伸びている」という状況でした。シャツのアウター化の流れも顕著で、メーカーズシャツ鎌倉も羽織れるタイプのオーバーシャツを来年に発売するそうです。村上(要)編集長と本橋(涼介)さん、スタイリストの井田正明さんに欧州コレクションを振り返ってもらい、リアルクローズのトレンドとどう接続するかを考察してもらったページも読み応えがあります。小菅くんは何が印象に残りましたか?

小菅:表紙のスタイリングです。テーマは身支度。リアルトレンドなので、日常に根付いたスタイリング
を、あえて作り込みの少ない部屋の一角で撮影しました。コットンの洗ったシワ感や色あせのムラなど、営みを感じる表情のあるアイテムをそろえてもらい、ドレスとカジュアルの間の“ちょうどいい”着こなしの表現ができました。ユナイテッドアローズはそれを“ジャストルーズ”というサイジングで表現していましたが、“ちょうどいい”感じがトレンドですね。スタイリストの気分ともうまく合致していました。

佐藤:いい表紙ができましたよね。「ブルックス ブラザーズ」のさまざまなブランドとのコラボアイテムなど、展示会では限定品や別注品も充実していました。気候に関係なく集客をするための話題作りや新鮮な取り組みも重要です。

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「メゾン マルジェラ」の“レプリカ”から夜明けに咲くローズガーデンの香りが登場

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は2026年2月5日、フレグランスライン“レプリカ”から新作の“アップ アット ドーン”(10mL、5390円/30mL、1万1990円/100mL、2万4640円)を発売する。なお1月29日には、「メゾン マルジェラ」フレグランスストアと「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」のビューティ専門モール「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」で先行発売を行う。

普遍的な愛の存在を表現した香り

同アイテムは、夜明けに咲くローズガーデンの香りをイメージしたフローラルウッディーのフレグランスだ。独自の朝露に濡れたみずみずしさ溢れるローズに、自分らしさを呼び起こすピンクペッパーを加えた。イングランドの豊かなローズガーデンを描き出すモスが普遍的な愛の存在を表現する。

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ポーラ ギンザがグローバル旗艦店として刷新 建築・音楽・光・香りのプロが集結し総合芸術空間を創出

ポーラは12月12日、東京の拠点であるポーラ ギンザをグローバルフラッグシップとして全面リニューアルオープンする。美容を効果実感だけでなく、感性や美意識まで深める体験へ拡張することを目的に、企業理念である「サイエンス・アート・ラブ」を体現した空間を設計。建築家の妹島和世氏、音楽家の渋谷慶一郎氏、照明家の豊久将三氏、嗅覚のアーティスト和泉侃氏ら、国内外で活躍するクリエイターが参加し、建築・音・光・香りを融合した総合芸術空間を創出した。

今回のリニューアルのテーマは「新しい自分に出会うフローラの森」。1階と地下1階で構成し、1階は、妹島氏が白を基調に七角形の柱を木々に見立て、柔らかな光に包まれた“森”を表現。26台のスピーカーが設置され、渋谷氏が制作した生成型サウンドが空間に響き、二度と同じ音が流れない仕組みとなっている。豊久氏は影の揺らぎを生かした照明演出を担当し、和泉氏は店舗をイメージしたオリジナルの香りを制作した。

入口付近には、リニューアルを記念し、妹島氏が特別外装パッケージをデザインした“B.Aローション”集積。フロア奥には主軸の「B.A」のスキンケア製品群やシワ改善美容液“リンクルショット メディカル セラム N”などを集積。没入空間でタッチアップできるスペースも設けた。

地下1階は、洞窟を彷彿とする曲線を生かした完全個室の施術室が並ぶ。2人で施術が受けられる個室も用意した。同社が新たに開発した顔と体のケアを一体で行うトリートメント「リセンスエステ」を提供する。独自技術を応用した肌測定器「リセンススキャン」を使用し、顔の動画などを通じて現在のコンディションを可視化。気分や体や顔の状態に合わせたオリジナルマスクによるフェイシャルケアやラジオ波を用いた温感ボディーケアなど、トリートメント体験を提供する。

店舗ではなく“作品” 1960年からの象徴を再定義

小林琢磨社長は「妥協なく細部まで作り込んだ。店舗というより、唯一無二の体験空間であり、作品と言える」と自信をのぞかせた。店内に足を踏み入れると、薄明かりで柔らかい光が広がり、来場者の感性が“呼び覚まされる”ように設計したという。「銀座店は1960年に東京進出の本拠地として建てられた、ブランドの象徴的な場所」と述べ、今後は美容感度の高い国内外の顧客に向けたブランド体験拠点として機能させていく考えを示した。

また、「美容は単なる機能比較だけでは語れない時代に入った」と分析し、製品技術が世界的に高度化・均質化し、美容医療など選択肢が増える中で、「効果実感だけでは生活者の心は満たされない」とも語る。美容の価値が「自分の感性や美意識を確かめ、深めるプロセスにシフトしている」現状を踏まえ、「当社も五感全体に働きかける体験へ価値を再定義するタイミングに来ている」とリニューアルの狙いを述べた。

銀座は“森”、青山は“街に開かれた公園”

さらに、体験価値を広げる新たな取り組みとして、2026年1月14日にポーラ サロン プラス アオヤマをオープンする。ポーラ ギンザ同様に妹島氏と渋谷氏が空間デザイン・音楽音響プロデュースを担当し、「銀座が“森”であるなら、青山は“街に開かれた公園”」として、美の体験をより日常に近づけるコンセプトを打ち出す。今後はポーラ サロン プラスの名称で複数店舗を展開していく計画だ。「銀座と青山という二つの場を通じて、ポーラの次の時代を切り開く」と強調。美容価値を“心の体験”へと拡張するブランド戦略を本格始動する。

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ポーラ ギンザがグローバル旗艦店として刷新 建築・音楽・光・香りのプロが集結し総合芸術空間を創出

ポーラは12月12日、東京の拠点であるポーラ ギンザをグローバルフラッグシップとして全面リニューアルオープンする。美容を効果実感だけでなく、感性や美意識まで深める体験へ拡張することを目的に、企業理念である「サイエンス・アート・ラブ」を体現した空間を設計。建築家の妹島和世氏、音楽家の渋谷慶一郎氏、照明家の豊久将三氏、嗅覚のアーティスト和泉侃氏ら、国内外で活躍するクリエイターが参加し、建築・音・光・香りを融合した総合芸術空間を創出した。

今回のリニューアルのテーマは「新しい自分に出会うフローラの森」。1階と地下1階で構成し、1階は、妹島氏が白を基調に七角形の柱を木々に見立て、柔らかな光に包まれた“森”を表現。26台のスピーカーが設置され、渋谷氏が制作した生成型サウンドが空間に響き、二度と同じ音が流れない仕組みとなっている。豊久氏は影の揺らぎを生かした照明演出を担当し、和泉氏は店舗をイメージしたオリジナルの香りを制作した。

入口付近には、リニューアルを記念し、妹島氏が特別外装パッケージをデザインした“B.Aローション”集積。フロア奥には主軸の「B.A」のスキンケア製品群やシワ改善美容液“リンクルショット メディカル セラム N”などを集積。没入空間でタッチアップできるスペースも設けた。

地下1階は、洞窟を彷彿とする曲線を生かした完全個室の施術室が並ぶ。2人で施術が受けられる個室も用意した。同社が新たに開発した顔と体のケアを一体で行うトリートメント「リセンスエステ」を提供する。独自技術を応用した肌測定器「リセンススキャン」を使用し、顔の動画などを通じて現在のコンディションを可視化。気分や体や顔の状態に合わせたオリジナルマスクによるフェイシャルケアやラジオ波を用いた温感ボディーケアなど、トリートメント体験を提供する。

店舗ではなく“作品” 1960年からの象徴を再定義

小林琢磨社長は「妥協なく細部まで作り込んだ。店舗というより、唯一無二の体験空間であり、作品と言える」と自信をのぞかせた。店内に足を踏み入れると、薄明かりで柔らかい光が広がり、来場者の感性が“呼び覚まされる”ように設計したという。「銀座店は1960年に東京進出の本拠地として建てられた、ブランドの象徴的な場所」と述べ、今後は美容感度の高い国内外の顧客に向けたブランド体験拠点として機能させていく考えを示した。

また、「美容は単なる機能比較だけでは語れない時代に入った」と分析し、製品技術が世界的に高度化・均質化し、美容医療など選択肢が増える中で、「効果実感だけでは生活者の心は満たされない」とも語る。美容の価値が「自分の感性や美意識を確かめ、深めるプロセスにシフトしている」現状を踏まえ、「当社も五感全体に働きかける体験へ価値を再定義するタイミングに来ている」とリニューアルの狙いを述べた。

銀座は“森”、青山は“街に開かれた公園”

さらに、体験価値を広げる新たな取り組みとして、2026年1月14日にポーラ サロン プラス アオヤマをオープンする。ポーラ ギンザ同様に妹島氏と渋谷氏が空間デザイン・音楽音響プロデュースを担当し、「銀座が“森”であるなら、青山は“街に開かれた公園”」として、美の体験をより日常に近づけるコンセプトを打ち出す。今後はポーラ サロン プラスの名称で複数店舗を展開していく計画だ。「銀座と青山という二つの場を通じて、ポーラの次の時代を切り開く」と強調。美容価値を“心の体験”へと拡張するブランド戦略を本格始動する。

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「グッチ」を去ったサバト・デ・サルノが故郷ナポリの書籍を発刊 「中心人物にはなりたくない」とキュレーターに徹する

「グッチ(GUCCI)」を去ったサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)が書籍「ナポリ・インフィニータ(Napoli Infinita)」をキュレーションした。イタリアの都市ナポリにおける2500年の歴史を記念し、さまざまな声を通して街を再発見する書籍だ。

サバトは書籍について、「現代のナポリのアーティストたちを集めた。私は、ナポリという街にまつわる常套句やステレオタイプを超えた、さまざまを探求したかった」と語る。ナポリ近郊の小さな町チッチャーノ出身のサバトは、個人的に知り合ったり、リサーチしたりのアーティストや写真家、監督、音楽家、詩人を集めた。「対話して、対照的な声を提供することに興味があった。それがナポリを反映するから。この街は、世界を包括性を持って見つめること、違いを受け入れることを教えてくれた。ナポリは、感情と文化を育む場所。私たちをしっかりと抱きしめ、同時に解放してくれる場所。この声に耳を傾けた」と続ける。

「グッチ」のクリエイティブ・ディレクター時代にも
自身の芸術的ビジョンを伝える書籍を発刊

サバトは2023年1月に「グッチ」のクリエイティブ・ディレクターに就任すると、まずは自身の芸術的ビジョンを伝える書籍シリーズ「グッチ・プロスペクティブ(Gucci Prospettive)」の出版に着手。ミラノとその芸術作品、文学作品、音楽、映画、ファッションを称え、戦後から現代に至るまでのミラノの文化と芸術の歴史を綴った。その後もテムズ川からサウスバンクの国立劇場に至るまで、ロンドンのランドマークを記録するなど、在任時代には書籍の出版にも意欲的だった。

今回の書籍では「中心人物にはなりたくない」として、キュレーターとして独自のメッセージを持つ35人のアーティストを「本能的に」選び、レイアウトした。「これは、街を知る、あるいは街の一部となるための方法だ。街への贈り物と言うのはおこがましい。むしろ、自分への贈り物だから」と微笑みながら語った。

参加アーティストには、ミュージシャンのラ・ニーニャ(La Nina)、ディレクターのエドガルド・ピストーネ(Edgardo Pistone)、デュオのビアンコ=ヴァレンテ(Bianco Valente)、写真家のチーロ・バッティローロ(Ciro Battiloro)ら。編集プロダクションのNSS エディコーラとクラテーラが出版した。

またサバトは、フィレンツェのIEDスクールが主催する新たな共同教育プロジェクトにも参加している。

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「グッチ」を去ったサバト・デ・サルノが故郷ナポリの書籍を発刊 「中心人物にはなりたくない」とキュレーターに徹する

「グッチ(GUCCI)」を去ったサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)が書籍「ナポリ・インフィニータ(Napoli Infinita)」をキュレーションした。イタリアの都市ナポリにおける2500年の歴史を記念し、さまざまな声を通して街を再発見する書籍だ。

サバトは書籍について、「現代のナポリのアーティストたちを集めた。私は、ナポリという街にまつわる常套句やステレオタイプを超えた、さまざまを探求したかった」と語る。ナポリ近郊の小さな町チッチャーノ出身のサバトは、個人的に知り合ったり、リサーチしたりのアーティストや写真家、監督、音楽家、詩人を集めた。「対話して、対照的な声を提供することに興味があった。それがナポリを反映するから。この街は、世界を包括性を持って見つめること、違いを受け入れることを教えてくれた。ナポリは、感情と文化を育む場所。私たちをしっかりと抱きしめ、同時に解放してくれる場所。この声に耳を傾けた」と続ける。

「グッチ」のクリエイティブ・ディレクター時代にも
自身の芸術的ビジョンを伝える書籍を発刊

サバトは2023年1月に「グッチ」のクリエイティブ・ディレクターに就任すると、まずは自身の芸術的ビジョンを伝える書籍シリーズ「グッチ・プロスペクティブ(Gucci Prospettive)」の出版に着手。ミラノとその芸術作品、文学作品、音楽、映画、ファッションを称え、戦後から現代に至るまでのミラノの文化と芸術の歴史を綴った。その後もテムズ川からサウスバンクの国立劇場に至るまで、ロンドンのランドマークを記録するなど、在任時代には書籍の出版にも意欲的だった。

今回の書籍では「中心人物にはなりたくない」として、キュレーターとして独自のメッセージを持つ35人のアーティストを「本能的に」選び、レイアウトした。「これは、街を知る、あるいは街の一部となるための方法だ。街への贈り物と言うのはおこがましい。むしろ、自分への贈り物だから」と微笑みながら語った。

参加アーティストには、ミュージシャンのラ・ニーニャ(La Nina)、ディレクターのエドガルド・ピストーネ(Edgardo Pistone)、デュオのビアンコ=ヴァレンテ(Bianco Valente)、写真家のチーロ・バッティローロ(Ciro Battiloro)ら。編集プロダクションのNSS エディコーラとクラテーラが出版した。

またサバトは、フィレンツェのIEDスクールが主催する新たな共同教育プロジェクトにも参加している。

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ギャルマインドと洋服愛は終わらない 仲里依紗が語る成長と不変

PROFILE: (なか・りいさ)

(なか・りいさ)
PROFILE: 1989年、長崎県生まれ。ティーン誌のモデルを経て、2006年に映画「アイランドタイムズ」で俳優デビュー。同年、劇場版アニメ「時をかける少女」でヒロインの声を務め、高い評価を受ける。演技力に加えて、類を見ないファッションセンス、SNSで発信する飾らない素顔で支持される

俳優やインフルエンサーがブランドを立ち上げることは少なくはないが、その成功には継続した情熱と自身の世界観に真摯に向かい合う姿勢が不可欠となる。仲里依紗が手がけるブランド「アールイードット(RE.)」は立ち上げから5周年を迎えるが、一貫したクリエーションは彼女の世界観そのものといった様相を保っている。それは服づくりだけでなく、ショップ空間にも現れていた。ラフォーレ原宿にて開催中のポップアップストア内で、彼女の洋服への愛に迫った。

WWD:今回でラフォーレ原宿でのポップアップストア開催は5回目だが、以前と比べて変わったことは?

仲里依紗(以下、仲):今回は2フロアでの開催。クリスマスムードの中だけど、お祭りっぽいことがやりたくてポップなカラーリングの店内でくじ引きやフォトスポット、シール帳に貼るステッカーを散りばめたような鏡など、脚を運ぶだけで楽しめるつくりにしました。普段はオンラインで販売しているのでアイテムでしか世界観を伝えられないけど、洋服を選ぶ楽しさやブランドのエネルギーをショップの内装からも感じてほしいと思って。5回目なので、今までで一番設営がスムーズにいきましたね(笑)。

WWD:5年間で洋服づくりの手法に変化はあったか?

仲:それは、変わっていないです。まずは着心地の良さや生地選びから洋服を作るところは最初から変わっていない。どんなに可愛いデザインだと思っても体に負担が掛かっていると感じる洋服を着続けるのは限界が来ると思っているので、我慢しないで楽しんで着てもらう、ということを第一につくっています。ただ、オンラインだとデザインは伝えれても生地感や着心地までは伝えきれないので、そういった意味でもポップアップを開催できるのは嬉しいです。

WWD:小さい頃の夢はお洋服屋さんで、カリスマギャル店員に憧れた。そのマインドにも変化はない?

仲:変わるかな、と思っていたんですが、変わりませんね(笑)。正直、もう変わらないんだろうなって。いつかは誰かにデザインも任せる日が来るのかもな、とぼんやり考えていたけど一向に来ないし、それどころかデザインも生地選定もより細かくなっていっている。無理に派手なデザインにしているんじゃなくて、自然に派手になっていってるんですよね。でも時々、シンプルすぎるデザインにしちゃったんじゃないかと思う時があります。このスエットパンツとか、シンプルすぎないかな?とか。

WWD:シンプル?シンプルではないような。

仲:うん。ブランドを一緒に運営している家族にも言われるんです。「並べてみてごらん、全然シンプルじゃないよ」って。でもシンプルですよ、穿きやすい。こういう風に感じるから、マインドはもう変わらないんだなって。

WWD:妹のれいなさんを始め、「アールイードット」の運営は家族で行われているが、この5年間でコミュニケーションに変化はあったか?

仲:私の本業は女優なので、どうしても服づくりの時間が取れなくなる時や、撮影が続くと洋服自体に触れる機会から遠ざかってしまうこともあります。そういう時に、妹があれやれ、これやれってお尻を叩いてくれるんです。家族でやっていると、人数は少なくて正直大変。実際に、生産が間に合わなかったり思うようにできなくて、ドロップしてしまったアイテムも結構あります。それでも、私はこの温かい関係の中で服をつくっていきたい。その中で1からあーでもない、こーでもないと言い合って、実現できないものもあって、でも妥協はしなかった。それだけは言い切れます。こだわりを詰め込んだから、「これ売れそうだな」って服が全然ない(笑)。もっとシンプルにすればいいのにね、でもそうすると別のブランドになっちゃうから、きっとこれでいいんです。

WWD:今回、新しいことに挑戦したアイテムは?

仲:このマウンテンパーカのセットアップです。私がウインタースポーツや釣りが好きなんですけど、そういうアクティブなシーンで着られる派手さのある服がつくりたくて。今まで機能素材や特別なディテールを施したことはなかったんですけど、これは本格的な止水ジップを使用して撥水性・保温性も高く制作しました。この店内では暑くて着られないくらい。

アウトドアブランドだと、暗めなカラーリングが多くて。これなら自然の中でも映える写真が撮れると思います。もう一つ、私のファンやブランドのお客さまには子育て世代の方も多いのですが、子どもの保育園の送り迎えで寒い中自転車を走らせなきゃいけない、そんな時でも自分の好きなお洒落ができるって喜んでもらえました。私も子どもが小さい頃は送り迎えをしていたので、すごく気持ちがわかる。そんな時に寒いのを我慢するんじゃなくて、ちゃんと防寒しながら好きな着こなしができる服を手がけたかったので、とても満足しています。

WWD:今年は所属事務所を離れ独立したりと、挑戦した一年だったと思うが来年はどんなことをしたい?

仲:今年は挑戦もしたし、お別れのあった年でもありました。その分、来年は色々なことを取り込んでいきたい。多分、今ハードディスクが空いてるんです。ファンとコミュニケーションを密に取りたいと昔から思っていたので、ファンクラブも新しく立ち上げた。そこで色々な意見や話も聞いていきたい。そうやって成長していきたいですね。

PHOTOS:TOSHIYUKI TANAKA

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「デジャヴュ」のマスカラにシルバーパール入りのホリデー限定品 艶感まつ毛で洗練ムードに

「デジャヴュ(DEJAVU)」は、マスカラシリーズ“塗るつけまつげ”の自まつげ際立てタイプから、ホリデー限定色“スパークルブラック”(1320円)を12月19日に発売する。全国のバラエティーストア、イミュ公式オンラインストアで取り扱う。透明感のあるブラックにシルバーパールを配合したことで、まつげを際立てながらクールで洗練された印象に仕上げる。

ベースとなる黒の濃度を下げる工夫も

限定色に配合したシルバーパールのきらめきを最大限に生かすため、ベースとなる黒の濃度を下げてほど良く透け感のあるブラックに仕上げた。まつ毛に塗布するとシルバーパールが光を受け、さりげない艶感とクールで洗練された雰囲気をつくり出す。

ベースとなる“塗るつけまつげ”の自まつげ際立てタイプは、なめらかで高密着なフィルム液と超極細三角ブラシで、目頭・目じりなどの細かい部分や、細く短いうぶ毛レベルの“見えないまつげ”も1本残らず際立てることが特徴。密着性が高く、なめらかな「スムースフィットフィルム」を採用し、フィルム液の粘度を低くすることで、まつげの根元から毛先までムラなくのび、ダマのないセパレートした美しい仕上がりをかなえる。密着性が高く、なめらかな「スムースフィットフィルム」を採用し、フィルム液の粘度を低くすることで、まつげの根元から毛先までムラなくのび、ダマのないセパレートした美しい仕上がりをかなえる。

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ナチュラル&オーガニックの祭典「ビープルフェス」開催 フード・コスメなど約50ブランドが集結

マッシュビューティーラボは12月13〜14日、ナチュラル&オーガニックフェス「ビープルフェス(BIOPLE FES)」を東京・四ツ谷の本社で開催する。「めぐる、よろこぶ」をテーマに、約50ブランドが出展。体と心を温めるナチュラル&オーガニックなフードやインナーケア、コスメをそろえ、ワークショップやトークショーを行う。入場はチケット制(500円)で、2日間の通し券(1000円)も発売。チケットの購入特典として、「ビープル」公式ECで使用可能な500円クーポンと、オリジナルバッグをプレゼントする。

同イベントの開催は、今回で19回目。フードと物販の2フロアで構成し、1階には飲食スペースを設置。プラントベースフードブランド「トゥーフーズ(2FOODS)」をはじめ、野菜スープブランド「ロウスープ(RAW SOUP)」やコーヒー専門ECを運営する「ポストコーヒー(POSTCOFFEE)」、グルテンフリー専門店「セ・デュ・ナナン(C'EST DU NANAN)」、スコーン専門店「イロ(IRO)」などが出店。卵不使用のオムライスや野菜スープ、米粉のどら焼きなどを提供する。

2階の物販フロアでは、“ホリデーマーケット”“ゆく年くる年”と題した2つのエリアを展開。「アムリターラ(AMRITARA)」「エムアイエムシー(MIMC)」「シンピュルテ(SINN PURETE)」「ザ・プロダクト(PRODUCT)」「琉白(RUHAKU)」など約50のブランドがブースを構え、「ビープル」内人気のアイテムや新製品をそろえた。「トーン(TO/ONE)」のリップグロス“ペタル ブルーミング グロス”からピンクベージュの限定色を、青パパイヤを用いた発酵食品などを展開する「バイオノーマライザー(BIO-NORMALIZER)」からアルコール分解成分4種配合のサプリを先行発売する。

ほか、出展ブランドの創設者などを招いたトークショーや、オリジナルフレグランス、ホリデーサシェを作るワークショップなど、新たな出会いや発見を提供する体験型コンテンツを用意する。

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「Beyond Skin」皮膚の外側へ 彫刻家・森田智仁が探る、身体と社会の輪郭を越える展示

白磁のオブジェが宙に揺れ、鑑賞者の身体にゆっくりと干渉する。“避ける“”触れそうになる“”立ち止まる“といった微細な身振りの連なりを通じて、視覚にとどまらない感覚が空間全体に立ち上がっていく。森田智仁の個展「ビヨンド スキン(Beyond Skin)」は、動き、距離、呼吸、そして重力までも巻き込みながら、私たちが普段意識することのない“触覚としての空間“を呼び起こす試みである。

同展は、ダンサーというバックグラウンドを持つ森田が続けてきた身体性への探求を起点に、「皮膚=最も原初的なメディア」として自分と世界の境界を問い直す試みだ。皮膚によって分けられる内と外の関係性を手がかりに、土や白磁といった素材がもつ触感や重さといった素材の選択や作品に宿る身体性、さらにはこれからの作品のあり方にまで思考を広げていく。大岡山のギャラリー「ロウ(LOWW)」を主宰する濱崎幸友とのクロストークでは、展示に至るまでの思考のプロセス、土や白磁といった素材がもつ身体的な感覚、ダンス経験が制作に与えた影響、作品が成立する以前の思考のプロセスまで語られた。

PROFILE: 森田智仁/彫刻家

PROFILE: 身体・知覚・行為の交差域から、彫刻・平面・映像・身振りを横断して制作、実践する。層としての時間と身体性のリズムを背景に、素材や空間に潜む力学を読み替えながら、知覚の枠組みを揺さぶる表現を目指す

身体的な皮膚と社会や制度といった自分を取り巻く輪郭という“社会的な皮膚”

――まず、展示タイトル「Beyond Skin」について教えてください。

森田智仁(以下、森田):最初は「あまりにも当たり前すぎて、自覚されないもの」をテーマにしたいと考えていました。人は生まれた瞬間、視覚より前に皮膚で世界を知りますよね。温度とか痛みとか、湿度、風もすべて皮膚が最初に受け取る情報です。

その事実があまりにも根源的すぎて、見落とされがちなんですよね。皮膚は僕の中では“二層“あると思っています。1つはもちろん身体的な皮膚。もう1つは社会的なルールや制度、文化的背景のように、自分を取り巻いて輪郭をつくる“社会的な皮膚“がある。その両方を扱いたかったんです。身体の外側だけでなく、社会の外側にも触れるような展示にしたいと考えていました。

――最初の着想は、身体的なイメージから入ったのでしょうか。

森田:テーマは、濱崎さんとの雑談の中で自然と出てきました。いろいろな作品やダンスについて話す中で、「皮膚を隔てた内と外」という話題になり、自然発生的に「皮膚」という言葉が出てきた。“Beyond Skin”という言葉がすっと落ちてきた感じですね。

濱崎幸友(以下、濱崎):一番最初に森田さんが仮のイメージをしていたのは、ピナバウシュの“Dance, Dance, Otherwise We Are Lost”でした。彼自身のダンス経験を踏まえて「身体」の話をしていたんですけど、掘り下げていくうちに話題がどんどん構造的になっていって。「自分と世界の境界とは何か?」とか「固定された輪郭は本当に存在するのか?」という話の流れの中で、皮膚が象徴的なメタファーになっていったと思いますね。

森田:自分の輪郭を、物理的な皮膚で区切られた内側と外側の境界だけで捉えるのではなく、コミュニティーや時間とか、集めている物など、自分と関わるさまざまな要素まで含めて形づくられていると感じています。そうした広がりを自覚するきっかけが必要だとも考えています。

――素材選びの段階から身体性を意識していたのでしょうか?

森田:陶土は身体性の強い素材です。触れている時間が長いので手の温度や気分、日々の状態がそのまま形に出る。例えば夫婦喧嘩した翌日は、作品の形がちょっと不安定になっていたり(笑)。そういう意味で、土は身体と密接につながっているんじゃないですかね。

今回、初めて白磁を使ったんですけど、白磁には単なる“白い素材“以上の意味があります。陶土より扱いが難しいけれど、精神性や歴史的な強度がある。“Beyond Skin”というテーマを扱うには、この素材の象徴性が必要だと感じました。

――白磁の使用はテーマを決めてから?

森田:実は逆で、白磁を使い始めたのが先でした。そこに濱崎さんとの対話で「皮膚」というテーマが浮上してきて、結果的に自然と結びついていったんです。

“制度からどうズレるか“を示す体験

――タイトルの“皮膚を越える“という行為は、森田さんにとって何を意味しますか。

森田:一言で言えば、「自分の輪郭を越えること」です。僕はダンスをやってきたので、身体が自分の意志とは別の方向へ開かれる瞬間がある。音に導かれるようにして、普段の自分ではない動きが生まれる。作品も同じで、鑑賞者が作品を見たとき、自分の記憶や感覚と結びついて全く新しい意味が生まれる。僕の中にはなかった読み方が立ち上がる。その“越境“が、今回の展示では意味のあるテーマだと思います。

――展示は吊るされた作品がメインですが、そこにも身体への働きかけがあるのでしょうか?

森田:はい。吊るす展示にしたことで、作品が風や動きで微妙に揺れます。その揺れを鑑賞者が無意識に反応して、避けたり、ひねったり、立ち止まったりする。体を使わざるを得ないです。それ自体が内と外の境界を揺らす行為になっていて、“制度からどうズレるか“を示す体験になればと思っています。

濱崎:展示空間そのものが “姿勢の揺らぎ“を生むように構成されていますので、皮膚=初期設定からどう逃れるか、という意味もありますね。

――吊るす展示への転換はどのように生まれたのですか。揺らぎは今回の展示の核のように感じます。

森田:これまでの作品にあった“反復の中に生まれるリズム“より、今回は“揺らぎそのものを作ること“がメインになりました。重力や空気といった不可視の要素が作品を動かしているので、鑑賞する場合、必然的に身体的に反応せざるを得ないんです。

濱崎:空間を「どう歩くか」「どう避けるか」まで計算されている、インスタレーションとダンスが融合したような展示です。今回は、時系列順に構成していないものの、森田さんが最初の展示で制作した作品を起点に、その後のより抽象度の高い作品へとつながる流れを読み取ることができます。スリットの入った作品は、内部はほとんど闇のように暗いですが、見る角度がわずかに変わることで、その奥に光が差し込んで空間が立ち上がるような感覚が生まれる。暗さの中に空間を感じる「暗度感」というか、そこまで関心が及んでいるのが興味深いです。どれも抽象作品ですけど、この約2年の間に関心が平面や物体から、空間そのものへと移っていったことが感じられます。

森田:ありがとうございます。もともと自分がダンサーだったので、最初は踊っている人をそのまま作ってたんです。でも、どうしてもダンサーはダンサーにしか見えなくて、答えが最初から決まっている感じがして、先に広がらないと思ったんですよね。そこから、“身体“そのものよりも、リズムとかアンバランスに興味を持ち始めました。リズムはフォルムだけではなくて、ひび割れとかテクスチャーみたいな質感にもあって、身体に直接作用する力もある。それを抽象的な形として使うようになりました。

今回の展示は、リズムの延長線上でもありますが、もう少し知覚のレイヤーが増えています。イメージから何かを想像する感覚もあれば、どうしても身体が反応してしまう部分もある。結局、何かが始まる原点は皮膚とか身体だと思っているので、今回はそれを理屈じゃなくて、強制的に分かってしまうというか、身体が動かざるを得ない状況をつくりました。

――今回、素材・光・重力など複数レイヤーを扱っていますが、そこにはダンスの経験も影響していますか。

森田:大きいですね。ダンスは重力に抗う行為で、姿勢や揺れとかリズムを体の中で感じる。その身体感覚がそのまま作品づくりに流れてきている。“反復のリズム“から、今回は“差異を生む揺らぎ“へ進んだ感覚です。

――壁に展示されているプレートにはどんな意図がありますか?

森田:これは作品の説明ではなく、鑑賞マニュアルというか指示書なんです。指示書は情報としての役割より、「指示書が存在すること自体」が大事なんです。そこには、光の変化とか時間、重力、呼吸など、普段は感知しづらい要素が書かれていますが、鑑賞者が身体を動かすことで、不可視の力を自覚できるようになるのではないかと考えました。これはウィリアム・フォーサイスの「インプロビゼーション・テクノロジー」に影響を受けました。

濱崎:即興性、フォーサイスの影響を受けてるんですね。

森田:そうなんです。去年、京都の「落散」で展示をやったときに、会場に畳を敷いて、正座しながらオブジェクトを見る形式にしたら、鑑賞者の滞在時間が明らかに伸びて、3時間くらい滞在する人もいましたし、一度その場を離れて戻ってきたら、寝転がって作品を見ている人もいました。

その経験から、作品の見え方って、姿勢や呼吸の深さといった、身体の状態に左右されると感じたんです。ただ目で「見る」というより、身体そのものの在り方が知覚に大きく影響している。展示の中でそのことを直接的な言葉で説明しているわけではありませんが、空間のルールや形式に身を委ねて行動していくことで、結果的に自分の身体の状態に気づいて、それが作品の受け取り方に影響していることを体感的に理解できる。その可能性をつくりたかったですね。

――ダンス、映像、立体といった複数メディアを横断していますが、作品はどこかでつながっていますか。

森田:全部同じだと思っています。アニメーションもリズムを視覚化する方法の1つですし。映像は質量を持ちませんが、立体は“身体が触れる“という強度がある。伝えたいことを考えると自然とメディアが変わっていく感じです。

――今回の制作をする際に影響を受けた作家や体験などあれば教えてください。

森田:「ロウ」で購入した荒川修作さんの作品集に衝撃を受けました。“死なないために“というテーマのもと、概念ごと世界をひっくり返す姿勢。作品が単なる造形で終わらず、問いとして残り続けることの強さを学びました。

濱崎:荒川さんの「養老天命反転地」もそうですが、身体性を通してもう一度自分を見つめ直すためには、不安定なバランスの状態が大きな役割を果たしていると思うんです。あえて不安定な姿勢で、今の自分がどうやってバランスを保っているのかを意識するとか。そういった感覚が、森田さんの中にもあったんだと思います。「差異と反復」という視点もあって、これまではどちらかというと反復……特にビートの側面が強かった。繰り返されるリズムをいかに自分自身の作品として立ち上げていくか、ということに意識が向いていたように見えました。

――作品は最初に頭の中で完成しているのか、それとも身体が先導するんでしょうか?

森田:両方です。今回の展示はイメージが先にあったけれど、白磁は身体や気分が形に出るので、最終的にイメージ通りになるものはありません。予定不調和を“バランスを取りながら進む“感覚は、ダンスと似ているとも思いました。

濱崎:陶芸家のように縮小率を計算して完成形を作るのではなく、素材やメディアを通して偶然性や体験を重視している点が森田さんの特徴です。

――森田さんが“作家として最も大切にしていること“は何ですか。

森田:コミュニケーションです。ダンスも言葉を交わさなくても通じ合えるように、作品も“対話のツール“として存在している。自分が作っているというより、制度や環境の中で選択させられている感覚に近いですが、その中で認知が開かれる場のようなものをつくりたい。

――最後に、今後やってみたい表現はありますか?

森田:もっと長い時間軸で変化し続ける展示をつくりたいですね。濱崎さんと話した、100年後に指示書に従って作品を再構築するようなアイデアも面白い。

濱崎:ヨーゼフ・ボイスが「ドクメンタ 7」で、ドイツのカッセルに7000本の樫の木を植えて、そのそばに柱状のバサルト石を置いた環境アート作品がありますよね。形としてのインパクト以上に、ボイスの概念や思想を伝えるものであり、その影響を受けた人々が新たな創造を生むような「クリエイティブの伝染」が起きる。そんな表現について、森田さんと話していたんです。

森田:これまでの作品は物体を通して過去に目を向ける視点があったのに対して、今回は「今」を意識せざるを得ません。次回はさらに長い時間軸で展開するような、展覧会自体では何も完結しないような試みをしたいと考えています。

PHOTOS:ATSUSHI KATSURAGI

◼️Beyond Skin
会期:12月28日まで
会場:LOWW
住所:東京都目黒区大岡山 1-6-6
時間:12:00〜20:00
休日:火、水、木曜

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「モスコット」が日本限定モデルの19弾を発売 人気の3モデルを日本限定スペックでアップデート

「モスコット」は日本限定モデルの19弾を発売した。今回の限定コレクションは、ブランドの中で支持の高い3モデルを“日本限定スペック“でアップデート。それぞれ、「モスコット」青山、高輪、横浜、大阪店と名古屋と福岡のポップアップショップで取り扱っている。

“レムトッシュ(LEMTOSH)“はブリッジを通常よりも2㎜サイズダウンした 22㎜に。さらにアジアンフィットノーズパッドを採用し、快適な掛け心地を実現した。価格は4万7000円。

“ダーヴェン(DAHVEN)“はブランドのアイコニックな“ダイヤモンドリベット“を初採用。ゴールドのリベットとゴールドのチタンパッドと組み合わせた。価格は4万8000円。

“ドルト(DOLT)“は、ゴールドのダイヤモンドリベットとゴールドのチタンパッドを施し、重厚感ある“ハイエンドビンテージ“な雰囲気にアップグレード。価格は4万8000円。

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松坂屋名古屋店の大改装が完了 2月末に「プレミアム ビューティー サロン」をオープン

松坂屋名古屋店は2026年2月末、北館6階に新設したフロアに「プレミアム ビューティー サロン(PREMIUM BEAUTY SALON)」をオープンする。フロア面積は約650㎡。「贅沢空間で心と体が喜ぶラグジュアリーなひととき」をコンセプトに掲げ、「ディオール(DIOR)」など3つのラグジュアリーブランドで構成。“上質”なスキンケア製品や、“ハイレベル”なトリートメントを提供する。

同店は昨秋から本館・北館で大規模リニューアルを進めており、今回の開業で主要工程が完了する(一部売り場の移設を除く)。リニューアルではコンテンツを再編し、次世代の高質・高揚消費顧客層へのアプローチを強化。美や健康などの成長領域のコンテンツを導入しながら、常に新鮮で再来店を促す店づくりを目指す。

展開ブランド

「ディオール」

「ディオール」は日本最大級かつ東海地区初となる「ディオール ラ スイート(DIOR LA SUITE)」を出店する。同店では、“ディオール スパ”のホリスティックな専門知識に基づき、お客さま一人一人の希望やニーズに合わせてカスタマイズされた体験を提供する。お客さまの心と体に向き合い、肌やウェルネスに関するアドバイスを含むリチュアルを提案する。

「クラランス」

「クラランス(CLARINS)」は東海地区初となる「クラランス スキン スパ(CLARINS SKIN SPA)」を出店し、パーソナライズメソッドと東洋の叡智を融合した日本初上陸の“クラランスプレシャス スパ トリートメント”を提供する。熟練の手技と独自ツールを組み合わせ、日々積み重なるマイクロテンション(微細なこわばり)にアプローチし筋膜をリリースする。

「バイオプログラミング」

“ヘアビューロン”や“レプロナイザー”などの美髪機器で知られる「バイオプログラミング(BIOPROGRAMMING)」は、日本初となる「ティアラリーン -バイオプログラミング-ブティック(TIARALEEN BIOPROGRAMMINE)」を出店し、美しさを追求するすべての人に“本質美〜Limitless Possibility〜”を提案する。その日のコンディションや希望に合わせたメニューを用意し、足を運ぶたびに新しい発見を届けることを目指す。

■Premium Beauty Salon
オープン日:2026年2月末
場所:松坂屋名古屋店 北館6階
住所:愛知県名古屋市中区栄三丁目16番1号

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熊谷隆志の「GDC」が「ヒステリックグラマー」と初タッグ! 全14型の本気コラボを発表

熊谷隆志がディレクターを務める「GDC(ジーディーシー)」は12月13日、「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」とのコラボレーションアイテムを発売する。ルック撮影およびスタイリング、アイテムセレクトは熊谷氏が担当。「GDC」の象徴である8芒星STAモチーフを取り入れた今回のための新グラフィックを中心に、多彩な全14型をラインアップする。

ロンドンの空気とアメカジが交差する、両者らしい14型が登場

今回のコレクションは、「ロンドンの空気をまといながらアメカジを着こなす、どこかグラムロックの匂いをまとった人物像」をイメージ源に制作したという。「GDC」が新たに描き下ろした、8芒星STA入りのベレー帽を被った女性像のグラフィックをキービジュアルに据え、プロダクトデザインは「ヒステリックグラマー」が担当した。

ラインアップは、「ヒステリックグラマー」の核でもあるデニムやTシャツに加え、M-65、スタジャン、ボアジャケット、サテンスラックスなどバリエーション豊富な構成。さらに、シルエットにこだわったツイードジャケットとパンツは受注販売アイテムとして展開する。

発売を記念したイベントを開催

発売に先駆け、12月12日には「GDC」代官山フラッグシップショップでローンチイベントも開催。ルックビジュアルにも出演している3人組バンド gliiico のライブ、オーディオビジュアルユニット tamanaramen によるDJも予定しており、コレクションをいち早く体感できる機会となる。

商品ラインナップ

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婦人服のマツオインターナショナルが会社更生法を申請

婦人服のマツオインターナショナル(大阪、松尾憲久社長)は11日、大阪地裁に会社更生法の適用を申請した。東京商工リサーチなどの報道によると、負債総額は約78億7000万円。

同社は、大阪で1958年に創業した松尾産業のアパレル部門を独立させる形で1985年に設立された。「ヴィヴィアン タム」の国内事業をはじめ、「慈雨(じう)」「t.b2」などの婦人服ブランドを販売してきた。ピーク時の2019年8月期は売上高176億円だったが、コロナ禍を経た22年8月期には140億円に縮小していた。売上高の回復が遅れたため24年8月期まで5期連続の最終赤字に陥っていた。社長の松尾氏は22年から23年にかけて日本アパレル・ファッション産業協会の理事長を務めていた。

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婦人服のマツオインターナショナルが会社更生法を申請

婦人服のマツオインターナショナル(大阪、松尾憲久社長)は11日、大阪地裁に会社更生法の適用を申請した。東京商工リサーチなどの報道によると、負債総額は約78億7000万円。

同社は、大阪で1958年に創業した松尾産業のアパレル部門を独立させる形で1985年に設立された。「ヴィヴィアン タム」の国内事業をはじめ、「慈雨(じう)」「t.b2」などの婦人服ブランドを販売してきた。ピーク時の2019年8月期は売上高176億円だったが、コロナ禍を経た22年8月期には140億円に縮小していた。売上高の回復が遅れたため24年8月期まで5期連続の最終赤字に陥っていた。社長の松尾氏は22年から23年にかけて日本アパレル・ファッション産業協会の理事長を務めていた。

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BTSのジョングクが「シャネル」フレグランス&ビューティのグローバルアンバサダーに就任

「シャネル(CHANEL)」は12月11日、BTSのジョングク(JUNG KOOK)をフレグランス&ビューティーのグローバルアンバサダーに任命したと発表した。ジョングクは「グローバル アンバサダーとして『シャネル』フレグランス&ビューティに携わることができ、心より嬉しく思います。私にとって『シャネル』は、タイムレスなヘリテージを大切にしながら現代に合わせて自らを変革していく、まさに先駆者といえるメゾンです。私も1人のアーティストとして、自分らしいスタイルを貫きながら新たな挑戦を恐れずにいたいと思っています。そのため、『シャネル』フレグランス&ビューティとのパートナーシップは私にとって非常に意味のあるものです」とコメントを寄せている。

「メゾンの真髄をそのまま体現する存在」と評価

トマ・デュ・プレ・ドゥ・サン・モー(Thomas du Pre de Saint Maur)=フレグランス&ビューティ グローバル クリエイティブ リソース ディレクターはジョングクの起用について「『シャネル』フレグランス&ビューティのグローバル アンバサダーとしてジョングクを迎えることができ、非常に光栄に思います。私はかねてより、彼の卓越した才能、音楽的なキャリア、彼らしさが際立つ自己表現、そして大胆なクリエイティビティに感銘を受けておりました。メゾンの真髄をそのまま体現する存在です。彼は新世代のインスピレ-ションとなり、どんな場所でも情熱と創造性をもたらします。今後のコラボレーションがとても楽しみです」と述べている。

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「デサント」から雪や雨に対応する高機能なスニーカーローファーが登場

「デサント(DESCENTE)」は12月17日、高機能スニーカーシリーズ「ヴェルサー(VERTHER)」から冬仕様のローファータイプシューズ“ヴェルサースノーレザー(VERTHER SNOW LEATHER)”(3万6300円)と“ヴェルサースノースエード(VERTHER SNOW SUEDE)”(3万5200円)を発売する。同アイテムは、「デサント」ブランド直営店、オンライン、伊勢丹新宿店 メンズ館B1階紳士靴売場で先行販売を行う。

今回の限定モデルは、伊勢丹新宿店から雪や雨に対応するハイスペックな機能性をもったシューズのリクエストがあり、実現。機能性を持ちながらもビジネスからカジュアルまで幅広く着用できる気品あるルックスを両立させたスニーカーローファーが誕生した。

アッパーの天然皮革素材の裏側には透湿防水素材を採用。雨天時や雪の日でも、靴内への水の侵入を防ぎながら湿気を逃がし、快適な履き心地を保つ。アウトソールには、ヴィブラム社と共同開発した、濡れた路面でも乾燥路面でも確かなグリップ性を実現する「Vibram Arctic Grip AT」を採用。雪寒地はもちろん、都市部での突然の降雪や凍結路面でもしっかりと地面を捉え、歩行をサポートする。

ヴェルサースノーレザー

ヴェルサースノースエード

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「デサント」から雪や雨に対応する高機能なスニーカーローファーが登場

「デサント(DESCENTE)」は12月17日、高機能スニーカーシリーズ「ヴェルサー(VERTHER)」から冬仕様のローファータイプシューズ“ヴェルサースノーレザー(VERTHER SNOW LEATHER)”(3万6300円)と“ヴェルサースノースエード(VERTHER SNOW SUEDE)”(3万5200円)を発売する。同アイテムは、「デサント」ブランド直営店、オンライン、伊勢丹新宿店 メンズ館B1階紳士靴売場で先行販売を行う。

今回の限定モデルは、伊勢丹新宿店から雪や雨に対応するハイスペックな機能性をもったシューズのリクエストがあり、実現。機能性を持ちながらもビジネスからカジュアルまで幅広く着用できる気品あるルックスを両立させたスニーカーローファーが誕生した。

アッパーの天然皮革素材の裏側には透湿防水素材を採用。雨天時や雪の日でも、靴内への水の侵入を防ぎながら湿気を逃がし、快適な履き心地を保つ。アウトソールには、ヴィブラム社と共同開発した、濡れた路面でも乾燥路面でも確かなグリップ性を実現する「Vibram Arctic Grip AT」を採用。雪寒地はもちろん、都市部での突然の降雪や凍結路面でもしっかりと地面を捉え、歩行をサポートする。

ヴェルサースノーレザー

ヴェルサースノースエード

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「デサント」から雪や雨に対応する高機能なスニーカーローファーが登場

「デサント(DESCENTE)」は12月17日、高機能スニーカーシリーズ「ヴェルサー(VERTHER)」から冬仕様のローファータイプシューズ“ヴェルサースノーレザー(VERTHER SNOW LEATHER)”(3万6300円)と“ヴェルサースノースエード(VERTHER SNOW SUEDE)”(3万5200円)を発売する。同アイテムは、「デサント」ブランド直営店、オンライン、伊勢丹新宿店 メンズ館B1階紳士靴売場で先行販売を行う。

今回の限定モデルは、伊勢丹新宿店から雪や雨に対応するハイスペックな機能性をもったシューズのリクエストがあり、実現。機能性を持ちながらもビジネスからカジュアルまで幅広く着用できる気品あるルックスを両立させたスニーカーローファーが誕生した。

アッパーの天然皮革素材の裏側には透湿防水素材を採用。雨天時や雪の日でも、靴内への水の侵入を防ぎながら湿気を逃がし、快適な履き心地を保つ。アウトソールには、ヴィブラム社と共同開発した、濡れた路面でも乾燥路面でも確かなグリップ性を実現する「Vibram Arctic Grip AT」を採用。雪寒地はもちろん、都市部での突然の降雪や凍結路面でもしっかりと地面を捉え、歩行をサポートする。

ヴェルサースノーレザー

ヴェルサースノースエード

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ファッションPRにピッタリ刺さるインフルエンサー mizota yayoi【#InfluencerAnalytics VOL.1】

「Astream」は、日本で200万人を超えるとも言われるインフルエンサー探しを、定量&定性データをベースに支援するサービス。本連載では、そんな「Astream」の中の人が同サービスのデータを縦横無尽に駆使しながら、おすすめのインフルエンサーを紹介していきます。今回取り上げるのは、インスタグラムで21.9万人のフォロワーを抱える人気インフルエンサーのmizota yayoi(@yayoi131)さん。フォロワー数だけでは見えてこない、彼女の魅力をひもときます。

今回紹介するインフルエンサー
mizota yayoi(@yayoi131)

まずは、あるひとりのインフルエンサーの投稿を紹介したい。「暑すぎて現地調達UNIQLO T-shirt。」ブランド名は添える程度。でも、その一言で投稿全体が“人の物語”として記憶される。その人の生活に、ブランドが自然に寄り添っているのだ。この投稿の主は、ファッション領域でいま最注目されているインフルエンサー、@yayoi131 さんだ。

彼女のリールは、商品を「売るため」ではなく、自分の生活の一部として映し出す。1つのブランドや1本のデニムを軸に、日常のコーデをさらりと提案するスタイルは、ブランドを“自分ごと”として受け止めてもらうきっかけになっている。

編集は凝っているものの、必要以上に派手ではない。コメント欄には「欲しい」「まねしたい」といった声が集まる。フォロワーは商品そのものではなく、“この人の暮らしごと”に引きつけられている。ブランド側にとっては、大きく叫ばずに世界観ごと商品を受け入れてもらえる安心感がある。まさに「任せて違和感のない語り手」だ。

Astreamのデータからわかること

Astreamのデータを細かく見ると、彼女がファッションブランドのPRに適している理由がよく分かる。フォロワーの居住地は日本が76.48%と高く、総フォロワー数が21万人を超えていながら国内ユーザー比率が圧倒的に多い。海外フォロワー比率が高いインフルエンサーが増える中で、国内購買層にしっかり届く発信ができる点は大きな強みだ。

フォロワーの性別比は女性が81.98%。特に25〜34歳の層が中心で、多くのファッションブランドが主要ターゲットとする年代に重なる。直近1カ月でインスタグラムを利用しているアクティブフォロワー率は80.36%。Astreamの基準で“平常値”とされる70%を大きく上回り、フォロワーの反応が常に動いているアカウントであることが分かる。

フォロワーの最大の関心テーマは「ファッション」

さらに、フォロワーの興味関心も「服/シューズ/ハンドバッグ/アクセサリー」が51.1%と最も高く、ファッションカテゴリーへの関心が明確に表れている。

これらのデータが示すのは、単にフォロワーが多いだけではなく、新宿ルミネ2や渋谷パルコ、梅田ルクアの2階フロアのような、ベーシックを軸に等身大の“いま”を楽しむ女性をターゲットとしたブランドにとって、もっとも確度高くリーチできる語り手であるということだ。

ここまでデータとして“刺さる相手”が明確なインフルエンサーは、実は多くない。では、ファッションPRが求めるインフルエンサーとはどんな人なのだろうか。最近、ファッションブランドのPR担当者から「どんなインフルエンサーを起用すればいいか分からない」という声をよく聞く。SNS上ではフォロワー数が数十万を超える人もいれば、1万人規模ながら濃いファンを抱える人もいる。けれど、どんなタイプがブランドの“認知”や“興味喚起”に本当に効くのか、判断が難しいのが現状だ。

まとめ:重要なのは表側だけでは見えない「インフルエンス力」

まず感じるのは、フォロワー数や再生回数だけでは測れない影響力が確実に増えていること。数字上では爆発的にバズらなくても、一人ひとりの共感をしっかり積み重ねるタイプの発信者が、結果的に長く成果を出している。ファッション領域の好調インフルエンサーを追うと、いくつかの共通項が見えてくる。

❶ 自分の世界観とブランド文脈の“接続”が自然
タイアップ投稿でも“広告感”が薄く、ブランドを自分のライフスタイルの延長として語っている。
❷ コメント欄での対話が活発
単に「かわいい」だけではなく、「これどこのブランド?」など、会話が生まれる投稿が伸びている。
❸ リールの“語り”がうまい
派手な編集よりも、自然体の喋り・動き・音楽で雰囲気を伝えるタイプが安定して反応を得ている。

データで見ると、エンゲージメントが高い投稿の多くが“語りを感じる構成”をしており、単なる静止画中心の投稿よりもブランド浸透率が高い。つまり重要なのは「ブランドのメッセージを、自分の生活やスタイルの延長で語れる人。そしてその発信が、ブランドの想定ターゲットにきちんと届き、フォロワーの関心や日常の行動に作用している人」ということになる。この“共感の構造”を備えたインフルエンサーこそ、いまのファッションPRが起用すべき存在だ。

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ファッションPRにピッタリ刺さるインフルエンサー mizota yayoi【#InfluencerAnalytics VOL.1】

「Astream」は、日本で200万人を超えるとも言われるインフルエンサー探しを、定量&定性データをベースに支援するサービス。本連載では、そんな「Astream」の中の人が同サービスのデータを縦横無尽に駆使しながら、おすすめのインフルエンサーを紹介していきます。今回取り上げるのは、インスタグラムで21.9万人のフォロワーを抱える人気インフルエンサーのmizota yayoi(@yayoi131)さん。フォロワー数だけでは見えてこない、彼女の魅力をひもときます。

今回紹介するインフルエンサー
mizota yayoi(@yayoi131)

まずは、あるひとりのインフルエンサーの投稿を紹介したい。「暑すぎて現地調達UNIQLO T-shirt。」ブランド名は添える程度。でも、その一言で投稿全体が“人の物語”として記憶される。その人の生活に、ブランドが自然に寄り添っているのだ。この投稿の主は、ファッション領域でいま最注目されているインフルエンサー、@yayoi131 さんだ。

彼女のリールは、商品を「売るため」ではなく、自分の生活の一部として映し出す。1つのブランドや1本のデニムを軸に、日常のコーデをさらりと提案するスタイルは、ブランドを“自分ごと”として受け止めてもらうきっかけになっている。

編集は凝っているものの、必要以上に派手ではない。コメント欄には「欲しい」「まねしたい」といった声が集まる。フォロワーは商品そのものではなく、“この人の暮らしごと”に引きつけられている。ブランド側にとっては、大きく叫ばずに世界観ごと商品を受け入れてもらえる安心感がある。まさに「任せて違和感のない語り手」だ。

Astreamのデータからわかること

Astreamのデータを細かく見ると、彼女がファッションブランドのPRに適している理由がよく分かる。フォロワーの居住地は日本が76.48%と高く、総フォロワー数が21万人を超えていながら国内ユーザー比率が圧倒的に多い。海外フォロワー比率が高いインフルエンサーが増える中で、国内購買層にしっかり届く発信ができる点は大きな強みだ。

フォロワーの性別比は女性が81.98%。特に25〜34歳の層が中心で、多くのファッションブランドが主要ターゲットとする年代に重なる。直近1カ月でインスタグラムを利用しているアクティブフォロワー率は80.36%。Astreamの基準で“平常値”とされる70%を大きく上回り、フォロワーの反応が常に動いているアカウントであることが分かる。

フォロワーの最大の関心テーマは「ファッション」

さらに、フォロワーの興味関心も「服/シューズ/ハンドバッグ/アクセサリー」が51.1%と最も高く、ファッションカテゴリーへの関心が明確に表れている。

これらのデータが示すのは、単にフォロワーが多いだけではなく、新宿ルミネ2や渋谷パルコ、梅田ルクアの2階フロアのような、ベーシックを軸に等身大の“いま”を楽しむ女性をターゲットとしたブランドにとって、もっとも確度高くリーチできる語り手であるということだ。

ここまでデータとして“刺さる相手”が明確なインフルエンサーは、実は多くない。では、ファッションPRが求めるインフルエンサーとはどんな人なのだろうか。最近、ファッションブランドのPR担当者から「どんなインフルエンサーを起用すればいいか分からない」という声をよく聞く。SNS上ではフォロワー数が数十万を超える人もいれば、1万人規模ながら濃いファンを抱える人もいる。けれど、どんなタイプがブランドの“認知”や“興味喚起”に本当に効くのか、判断が難しいのが現状だ。

まとめ:重要なのは表側だけでは見えない「インフルエンス力」

まず感じるのは、フォロワー数や再生回数だけでは測れない影響力が確実に増えていること。数字上では爆発的にバズらなくても、一人ひとりの共感をしっかり積み重ねるタイプの発信者が、結果的に長く成果を出している。ファッション領域の好調インフルエンサーを追うと、いくつかの共通項が見えてくる。

❶ 自分の世界観とブランド文脈の“接続”が自然
タイアップ投稿でも“広告感”が薄く、ブランドを自分のライフスタイルの延長として語っている。
❷ コメント欄での対話が活発
単に「かわいい」だけではなく、「これどこのブランド?」など、会話が生まれる投稿が伸びている。
❸ リールの“語り”がうまい
派手な編集よりも、自然体の喋り・動き・音楽で雰囲気を伝えるタイプが安定して反応を得ている。

データで見ると、エンゲージメントが高い投稿の多くが“語りを感じる構成”をしており、単なる静止画中心の投稿よりもブランド浸透率が高い。つまり重要なのは「ブランドのメッセージを、自分の生活やスタイルの延長で語れる人。そしてその発信が、ブランドの想定ターゲットにきちんと届き、フォロワーの関心や日常の行動に作用している人」ということになる。この“共感の構造”を備えたインフルエンサーこそ、いまのファッションPRが起用すべき存在だ。

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「シックパッド」のフェムテックブランドから骨盤底筋トレニーング機器を発売 EMSでアプローチ

MTGのEMSトレーニングブランド「シックスパッド(SIXPAD)」から派生した女性特有の体と心の悩みをケアするブランド「シックパッド フォー ウィメン(SIXPAD FOR WOMEN)」は2026年1月15日、“骨盤まわりの悩み”に着目した骨盤底筋専用のEMS機器“シックスパッド ペリネフィット”(8万8000円)を発売する。身体の深層にあるインナーマッスルである骨盤底筋を、座るだけでEMS(筋電気刺激)により効率的に鍛える。25年12月13日から全国のエステサロンで先行販売を行う。

年齢やライフステージの変化に伴い、多くの女性が感じる“骨盤まわりの悩み”

同ブランドの調査によると、30代以上の多くの女性に“骨盤まわりの悩み”があり、中でも尿トラブルは6割以上の女性が経験しているという。骨盤底筋は正しくトレーニングすれば3〜6カ月ほどで効果を実感できるといわれているが、身体の表面からは見えない深層にあるインナーマッスルのため自分で意識しづらく、正しく鍛えることが難しいのが現状だ。そこで、電気刺激によって筋肉を他動的に鍛えるEMSの特性を活かし、骨盤底筋を集中的に鍛える“ペリネフィット”の発売に至った。座るだけでEMSが骨盤底筋に集中的にアプローチし、家事や仕事の合間に“ながら”で手軽に鍛えられるよう、続けやすさへのこだわりを詰め込んだ。

2つの独自プログラムを搭載し、約15分の「トレーニング・プログラム」は骨盤底筋を効率的に鍛えるための、20Hzの周波数を採用した。時間の経過とともに段階的に運動強度が高まり、ウオームアップからトレーニング、クールダウンまで自動で切り替わり、終了すると自動で電源がオフになる。約12分の「コンディショニング・プログラム」は、2〜50Hzの周波数を組み合わせたリズミカルな刺激が時間の経過とともに自動で切り替わり、心地よい体感でコンディションを整える。

身体の奥にある骨盤底筋にしっかりと電気刺激を届けるため、電極の高さにこだわった立体的な電極形状の3Dフォームを取り入れたほか、正しい姿勢で鍛えることが重要になるため、人間工学に基づいた立体的な形状と適切な骨盤傾斜角度になるよう計算された座面を採用。電源はUSB Type-Cによる充電式を取り入れ、どこででも使用することができるようにした。なお、本体には専用スパッツが付属し、別売りの“ペリネフィット用スパッツ”(1980円)も同日に発売する。

「シックパッド フォー ウィメン」は今年10月に誕生。第1弾製品として骨盤底筋のゆるみにアプローチする“骨盤底筋ケアガードル”(全3色、各1万1000円)を発売していた。

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「ファミュ」から初のリップスティックコレクション スキンケアとメイクアップを両立した5色が登場

「ファミュ(FEMMUE)」は2026年2月25日、ブランド初のカラーメイクとなるスキンケアとメイクアップを両立した“ファミュ ル・ルージュ”(全5色、各3.3g、各3410円)を発売する。2月18日からは、「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」と「ビープル(BIOPLE)」で先行販売を開始する。

さまざまな肌トーンに調和する5つのカラー

同アイテムは、グロウな質感とクラシックなカラーが唇を自然に美しく飾り、洗練された印象に導く。潤い感と透明感のあるセミグロウ発色を採用し、自然な血色感を演出する。独自の複合成分であるマックスリップが唇をすこやかに整え、バオバブ種子油やシア脂などの植物由来成分と5種のセラミド複合体が潤いを守り、花由来のステムセルコンプレックスが乾燥による唇のくすみをケアし、なめらかさと艶をキープする。

カラーラインアップは、さまざまな肌トーンに調和する5つのカラーをそろえる。トレンドに左右されずに使用できる“901 アイコニック ピンク”、新しいバランスをまとう大胆なレッドの“902 フィアレス レッド”、自然な色づきで洗練された印象に導く“903 アーバン モーヴ”、シックな色づきが心地よいヌードカラーの“904 ヌード ブラッシュ”、生き生きとしたオレンジカラーの“905 サンセット フィズ”を用意する。

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ジャーナル スタンダードが竹内まりやとコラボ 「Plastic Love」ジャケ写&リリックをデザイン

「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」は、シンガーソングライターの竹内まりやとコラボレーションしたTシャツ“Mariya Takeuchi PLASTIC LOVE”(全2色、各9900円)を発表した。シティ・ポップの代表曲といわれ国内外で再評価されている、1984年発表の楽曲「Plastic Love」にフォーカスした。オンラインストアでは12日午前11時から先行予約を開始し、二子玉ライズ、ルクア大阪、大宮ルミネなど13店舗では12月24日より順次発売する。カラーは白と黒の2色で、サイズはS、M、L、XLをそろえる。

1980年のポートレートと代表曲のリリックをデザイン

Tシャツの全面には、1980年にロサンゼルスで写真家のアラン・レベンソン(Alan Levenson)によって撮影され、「Plastic Love」のジャケットにもなっている竹内のポートレートを忠実にプリントした。背面には「Plastic Love」のリリック「I'm just playing games I know that's plastic love」をあしらった。竹内はコラボレーションについて、「45年前にLAで撮影した私のジャケ写を、ジャーナルスタンダードさんの嬉しい発案によって、こんな素敵なTシャツにしてもらえる日が来ようとは!! 国も世代も超えて、たくさんの方々に着ていただけたら幸せです」とコメントを寄せている。

商品情報

“Mariya Takeuchi PLASTIC LOVE”(全2色、各9900円)

オンラインストア先行予約
予約開始日時: 12月12日11:00〜
公式サイト>>

店頭発売
発売日:12月24日から順次発売開始
展開店舗:二子玉ライズ、ルクア大阪、大宮ルミネ、札幌パルコ、福岡、名古屋タカシマヤ、新宿flags、アクセ広島、表参道 Men'S、VISIT 京都三条、辻堂、仙台、ルミネ横浜

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「ニューバランス」がパリ発「セザンヌ」との限定コラボスニーカーを発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、パリ発「セザンヌ(SEZANE)」と初のコラボレーションとなる限定スニーカー「セザンヌ × ニューバランス 471」を発売した。公式オンラインストアおよび、日本を含む世界の限定店舗で取り扱う。価格は2万2000円でサイズは22.0~25.5 cmを用意する。

同スニーカーは“ニューバランス 471”のシルエットを、パリ流の解釈で再構築し、秋らしいトーンを用い、シーズンを問わず履ける一足に仕上げた。両ブランドが大切にする“タイムレスなデザイン” “快適さ”“動きやすさ”を体現しているという。スエードのオーバーレイでデニム素材のNロゴ、「セザンヌ」のロゴ入りソックライナーが特徴だ。

“ニューバランス 471”は、1970年代のランニングヘリテージと日常的な着用性を融合させた、多用途で新しいシルエットだ。ロードランニングのパフォーマンスを革新したブランドのアイコニックなアーカイブモデルにインスピレーションを受けている。上質な素材やビンテージに着想を得たディティールを取り入れることで、クラシックなルックスを現代的にアップデートした。

モルガーヌ・セザロリー(Morgane Sezalory)「セザンヌ」創業者は、「『ニューバランス』とのコラボでは、パリのワードローブに宿る “さりげないエレガンス” を映し出したスニーカーをつくりたいと考えた。洗練され、汎用性があり、朝から夜まで寄り添う存在」とコメントしている。

「セザンヌ」はどんなブランド?

「セザンヌ」は2013年、上質なワードローブを届けることをモットーに、モルガン・セザロリー創業者が立ち上げた。現在はウィメンズウエアやバッグ、シューズ、アクセサリーに加え、メンズの「オクトーブル・エディションズ(OCTOBRE EDITIONS)」、インテリアの「レ・コンポザン(LES COMPOSANTS)」、キッズの「プチ・セザンヌ(PETIT SEZANE)」も展開。パリを中心に欧米に17の常設店舗を構えるほか、さまざまな都市にポップアップストアも開いている。24年7月には、日本語の公式ECもオープンした。

アイテム一覧

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アットコスメ香港、“日本式編集売り場”で新しい小売りを提示 写真120枚でその全貌を追う

「アットコスメ」4店舗目となる旗艦店が、ついに香港にオープンした。海外初となる旗艦店「アットコスメ ホンコン(@COSME HONG KONG)」は、香港の観光・商業エリアの尖沙咀(チムサーチョイ)に構え、売り場面積は1298㎡と日本の化粧品小売りが展開する香港の店舗の中でも群を抜く規模だ。同店は3フロア構成で、東京・大阪・名古屋の旗艦店で蓄積してきた運営ノウハウに、香港市場向けの新たな仕掛けを加えている。

すでに日本のアットコスメ店舗では”当たり前の光景”となった、ラグジュアリーからプチプラまで幅広いブランドを同一空間に配置する売り場づくりは、香港ではあまり例がない。運営するアイスタイルリテールは、日本同様に新しい小売りのあり方を香港市場で提示しようとしている。

「まずは香港の成功が前提」

「準備期間が限られた中で、よくここまで仕上げた」。現場を見渡した遠藤宗アイスタイル社長COOは、まずその点を強調した。「東京や大阪の旗艦店と比べても遜色がない。この規模でここまで整えられたのは大きな成果だ」と手応えを語る。

なぜ香港なのか、その理由は明快だ。「店舗運営を続けて市場の勘所がわかっている。香港は貿易規制や薬機法のハードルが低く、商品を集めやすい。生活者の審美眼も高く、文化的な受容度もある。まずはここで成功しなければ次を描けない」。初年度の売上目標は40億円。MDの成熟度は日本の旗艦店と比べるとまだ弱いが、現実的な起点として設定したと語る。

一方で、香港店を支える裏側には現地スタッフの育成という課題がある。「香港のスタッフはまだ経験が浅い。店づくりとは何かという基礎からのトレーニングが欠かせない。教育は日本と共通ではなく、(香港に進出した)2018年の立ち上げ時から独自に積み上げてきた。継続して機能している部分もあれば、再構築が求められる部分もある。今後はその体系を改めて整えていく必要がある」。

海外展開の拡大については、「まずはこの店をしっかり走らせることが最優先。香港で成果を出さなければ、次のステップには進めない」と慎重な姿勢を崩さなかった。

香港消費者の特性“リアル店舗志向”

アイスタイル香港・台湾ユニット長であり、アイスタイルリテール香港の社長を兼務する山本佑樹氏は、「日本の3つの旗艦店の良い要素を取り込み、海外で簡単ではなかったが、新しいチャレンジをここに詰め込むことができた」と自信をのぞかせる。

山本氏は7年前の2018年に現地法人の立ち上げに合わせて香港へ赴任し、香港の消費行動を継続的に観察してきた。香港の購買行動の特徴は「通販よりリアル店舗を好む文化が強い」と指摘する。買い物そのものがエンターテインメントであり、特別な体験があればそこに人が集まるという。コロナ後は日本で買い物を楽しむ香港人も増え、購買行動の幅が広がった。トレンド自体は日本との差が小さく、若年層では韓国文化への関心が高い一方、日本ブランドには「品質」や「安心感」への信頼が根強い。欧米ブランドはパッケージが醸す“見栄え”をフックに一定の支持を得ている。

香港の市中小売りは、「ワトソンズ(Watsons/屈臣氏)」や「ササ(SASA/莎莎)」といったドラッグストアが街中に密集し、生活導線の強さを武器に“コンビニ的チャネル”として機能する。最も動きの良い価格帯は1000〜2000円前後だ。一方で、百貨店のカウンターは“目的を持って訪れる場”ではあるものの、生活導線上の優位性は乏しい。日本ブランドは長年、百貨店中心のマーケティングに依存してきたため、顧客接点が限定され、若年層の獲得や顧客との関係深化という意味では課題が残っていた。

さらに、香港では若手人材の育成が難しく、SNS中心の情報発信だけでは顧客との関係が浅くなりやすい。この点で、リアル店舗の役割は再び高まりつつある。百貨店の集客力が低下し、“箱の価値”が揺らぎ始めている中で「アットコスメ ホンコン」のような店舗は、ブランドにとって新たな“育成の箱”として機能し得る。

「今回の店舗を通じて(香港における)百貨店の外に顧客接点を広げられれば、メーカーも日本と同じようなパフォーマンスに近づける。われわれの“箱”を活用していただきたい」と語り、メーカーの成長の受け皿としての役割を強調した。

「アットコスメ ホンコン」一挙公開

販売員は約50人で、日本での勤務経験を持つ香港籍スタッフも在籍する。「アットコスメ」の香港版アプリは英語と中国語に対応し、店頭のQRコードを読み取るとユーザーのレビューを即座に確認できる。AIによる商品特徴のサマリーにもアクセスでき、英語または中国語の音声案内が流れる仕組みも導入した。取り扱いブランドは約500に上り、構成比は日本ブランドが7割、韓国ブランドが3割で、ラグジュアリーブランドが残りを占める。

GF(1階)
“体験の場”に集中

GF(日本での1階に相当)には、正面に年間ベストコスメ受賞商品を集めた「THE BEST COSMETICS BUILDING」が配置され、5つの円柱ブロックで構成される比較購買の場を形成する。このほか、手洗い場を備えたテスターバーや、アットコスメストアの中でも最大規模となるミニコスメコーナーを設け、オープン時点で100を超えるブランドが並んだ。

入口右横の通りに面したスペースにはポップアップエリアを設置し、オープン時は「カネボウ」、翌週は「メディキューブ」と日本の旗艦店と同様に1〜2週間単位でブランドを入れ替えて運用する。

GF(1階)にはレジを設置していない。建物構造と導線を踏まえた判断だ。香港の建物は上階ほど床面積が広く、限られた1階を“体験の場”に振り切った。アイスタイルリテールの石井亮・執行役員 店舗カンパニー副カンパニー長は、「行列ができると世界観が見えにくくなる。まず1階でアットコスメの楽しさを感じてもらい、上階へ進んでいただきたい」と説明する。

GF(1階)取り扱いブランド:「アディクション(ADDICTION)」「アルビオン(ALBION)」「アヴェダ(AVEDA)」「ベネフィット(BENEFIT)」「コスメデコルテ(DECORTE)」「エレガンス(ELEGANCE)」「エスティローダー(ESTEE LAUDER)」「イプサ(IPSA)」「カネボウ(KANEBO)」「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」「マック(MAC)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ナーズ(NARS)」「ポーラ(POLA)」「RMK」「シセイドウ(SHISEIDO)」「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」「スック(SUQQU)」「タカミ(TAKAMI)」「ジ オーディナリー(THE ORDINARY)」「スリー(THREE)」「トム フォード(TOM FORD)」「イヴ・サンローラン(YSL)」

1F(2階)
常に新しい情報が生まれる編集売り場

1F(2階)では、エレベーターを上がった正面にもポップアップスペースを設け、売り場のどこを切り取っても「常に新しい何かがある」状態をつくり込んだ。また、同店の売れ筋がひと目で把握できるランキングコーナーも配置。オープン時は原宿旗艦店のランキング製品を陳列し、3カ月後をめどに同店のセールスデータに基づくランキングへと切り替える計画だ。

1F(2階)取り扱いブランド:「アンドビー(&BE)」 「アディクション(ADDICTION)」 「アベンヌ(AVENE)」 「アクシージア(AXXZIA)」 「ビューティー オブ ジョセオン(BEAUTY OF JOSEON)」 「シピシピ(CIPI CIPI)」 「クリニーク(CLINIQUE)」 「ディープログラム(D PROGRAM)」 「ダルバ(D'ALBA)」 「ディセンシア(DECENCIA)」 「コスメデコルテ(DECORTÉ)」 「エレガンス(ELEGANCE)」 「エリクシール(ELIXIR)」 「エテュセ(ETTUSAIS)」 「ファクティブ(FACTIV)」 「ファシオ(FASIO)」 「フィー(FWEE)」 「グロウン アルケミスト(GROWN ALCHEMIST)」 「インフィニティ(INFINITY)」 「イニスフリー(INNISFREE)」 「ケイト(KATE)」 「ラカ(LAKA)」 「ラネージュ(LANEIGE)」 「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」 「メイクキープ(MAKE KEEP)」 「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」 「ネイルホリック(NAIL HOLIC)」 「ナーズ(NARS)」 「ワンバイコーセー(ONE BY KOSE)」 「オルビス(ORBIS)」 「オリジンズ(ORIGINS)」 「ポーラ(POLA)」 「プレディア ブルー(PREDIA BLUE)」 「ロムアンド(ROM&ND)」 「雪肌精(SEKKISEI)」 「スキン1004(SKIN 1004)」 「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」 「ジ オーディナリー(THE ORDINARY)」 「スリー(THREE)」 「ティルティル(TIRTIR)」 「トーン(TO/ONE)」 「ヴィセ(VISEE)」 「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」 「ユース トゥ ザ ピープル(YOUTH TO THE PEOPLE)」

2F(3階)
アジアのトレンド編集

2F(3階)には、アジア、ソウル、東京のトレンドを集めたゾーンをそれぞれ設けた。フレグランスゾーンには、原宿旗艦店でも導入しているセントマティック開発のAI香り診断システム「カオリウム」を配置している。その奥にはメイクアップアーティストが施術できるスペースを設け、ライブ配信の拠点としても利用できるようにした。

隣接エリアには、メーカーに依存しない肌測定器を設置し、13項目を測定した結果をアプリに蓄積できる仕組みを構築した。「シートマスクウォール」も用意し、箱売りが一般的な香港市場において、1枚単位で購入できる新しい体験を提供する。体験価値を高める施策として、500香港ドル、800香港ドル以上の購入者を対象に回せるガチャやUFOキャッチャーも設置した。

2F(3階)取り扱いブランド:「アンドハニー(& HONEY)」 「アヌア(ANUA)」 「ビーグレン(B.GLEN)」 「キャンメイク(CANMAKE)」 「セリマックス(CELIMAX)」 「セザンヌ(CEZANNE)」 「チャコット(CHACOTT)」 「クリオ(CLIO)」 「キュレル(CUREL)」 「ダッシングディバ(DASHING DIVA)」 「ドクターフォーヘア(DR FOR HAIR)」 「エフェクティム(EFFECTIM)」 「エナモル(ENAMOR)」 「エクセル(EXCEL)」 「ハッチ(HACCI)」 「ハーリップトゥ ビューティー(HERLIPTO BEAUTY)」 「ヒンス(HINCE)」 「ヒロソフィー(HIROSOPHY)」 「ジュースィー(JOOCEYEE)」 「ケイト(KATE)」 「コバコ(KOBAKO)」 「ルルルン(LULULUN)」 「ルナソル(LUNASOL)」 「メイベリン(MAYBELLINE)」 「メディア(MEDIA)」 「メディヒール(MEDIHEAL)」 「ミルフィー(MILLEFEE)」 「ミムコ(MIMC)」 「エヌオーガニック(N ORGANIC)」 「ナンバーズイン(NUMBUZIN)」 「オホラ(OHORA)」 「ペリペラ(PERIPERA)」 「レインメーカー ヘア(RAINMAKER HAIR)」 「リアルバリア(REALBARRIER)」 「ラウンドラボ(ROUND LAB)」 「ソフィーナ(SOFINA)」 「スイサイ(SUISAI)」 「サンブーン エディター(SUNGBOON EDITOR)」 「トリデン(TORRIDEN)」 「ウルミー(ULUMEE)」 「アンラベルラボ(UNLABEL LAB)」 「ユノーブ(UNOVE)」 「ブイティー(VT)」 「イヴ・ロシェ(YVES ROCHER)」
韓国ブランド:「ビューティー オブ ジョセオン(BEAUTY OF JOSEON)」 「ラカ(LAKA)」 「ドクターフォーヘア(DR. FOR HAIR)」 「ダルバ(D'ALBA)」 「ジェナベル(GENABELLE)」 「ウィップト(WHIPPED)」 「プリト ソウル(PURITO SEOUL)」 「オオティーディー ビューティー(OOTD BEAUTY)」 「107(107)」 「ミルクタッチ(MILKTOUCH)」 「ウルトゥル(ULTRU)」 「ランドリーユー(LAUNDRYYOU)」 「ポドル(PODL)」 「メイクプレム(MAKE PREM)」 「ザ ラボ バイ ブランドゥ(THE LAB BY BLANCDOUX)」 「ヘブブルー(HEVEBLUE)」 「ディント(DINTO)」 「ニュゼ(NUSE)」 「ナルカ(NARKA)」 「トゥー スラッシュ フォー(TWO SLASH FOUR)」 「ミュード(MUDE)」 「ハートパーセント(HEART PERCENT)」 「エントロピー メイクアップ(ENTROPY MAKEUP)」 「ソンアンドパク(SON&PARK)」 「ジャビン ドゥ ソウル(JAVIN DE SEOUL)」 「リスキー(RISKY)」 「タイニー ワンダー(TINY WONDER)」 「ベラモア(VERAMORE)」

静かな開業、それでも人が集まる

今回、香港・大埔区で大規模な高層住宅火災が発生したことを受け、アイスタイルは地域社会の復旧・復興支援の一助として、同店の売り上げの一部を現地の支援団体を通じて寄付すると発表した。オープン準備には日本から約20人が渡航し主要メンバーが現地に集結していたが、祝賀ムードは控えた。贈られた祝い花は正面に出さず、初日10時の開店は静かにシャッターを上げる形でスタートを切った。地元客や観光客と見られる客が吸い込まれるように来店し、店内では写真撮影をする人の姿も目立った。静かな開業でありながら人の流れを生み出しており、同店が香港でどのような役割を担うのか、今後の展開が注目される。

■@cosme HONG KONG
オープン日 :2025年12月5日
所在地:Yue Hwa International Building, No.1 Kowloon Park Drive and No.7 Ashley Road, Kowloon, Hong Kong
営業時間:10:00〜22:00

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「マディソンブルー」2026年春夏コレクション

「マディソンブルー(MADISONBLUE)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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