契約業務クラウド「Contract One」、契約状況を把握しやすくする新機能を発表 | IT Leaders

Sansanは2023年10月18日、クラウド契約業務サービス「Contract One」において、基本契約と覚書などの親子関係をツリー形式で管理する「契約ツリー」などの新機能を発表した。2024年以降にリリースする予定。契約情報を俯瞰的に管理できるようにして、法務部門の業務効率化と全社的な契約情報の活用を支援する。

アディーレ法律事務所、Windowsサーバーの月次保守作業を自動化して年間450時間を削減 | IT Leaders

アディーレ法律事務所(本社:東京都豊島区)は、Windowsサーバーのアップデートなどの保守運用作業を自動化し、年間で450時間の運用工数を削減した。自動化に「POLESTAR Automation」(開発元:韓国Nkia)を利用している。導入を支援したワイドテックが2023年10月18日に発表した。

アディーレ法律事務所、Windowsサーバーの月次保守作業を自動化して年間450時間を削減 | IT Leaders

アディーレ法律事務所(本社:東京都豊島区)は、Windowsサーバーのアップデートなどの保守運用作業を自動化し、年間で450時間の運用工数を削減した。自動化に「POLESTAR Automation」(開発元:韓国Nkia)を利用している。導入を支援したワイドテックが2023年10月18日に発表した。

EY Japan、自社のESG関連データを収集・分析・開示するシステムを提供 | IT Leaders

EY Japanは2023年10月18日、ESG(環境、社会、ガバナンス)関連データを収集・分析・開示するためのシステムを提供すると発表した。ESG関連の非財務情報の収集、ESGデータのトレンド調査、非財務KPIの策定・モニタリングなど、企業におけるESGの取り組みを包括的に支援する。

EY Japan、自社のESG関連データを収集・分析・開示するシステムを提供 | IT Leaders

EY Japanは2023年10月18日、ESG(環境、社会、ガバナンス)関連データを収集・分析・開示するためのシステムを提供すると発表した。ESG関連の非財務情報の収集、ESGデータのトレンド調査、非財務KPIの策定・モニタリングなど、企業におけるESGの取り組みを包括的に支援する。

記事移転のお知らせ

いつもモノカクを記事を見て頂きありがとうございます。モノカク編集長の渡部です。

この度、モノカクの記事は運営会社であるテクノポート株式会社の各サービスサイトに移転することになりました。記事は移転しますが、モノカクのサイトは引き続き残り、移転記事に関しては自動的に移転先の記事に飛ぶ予定です。一部移転しない記事がありますので、モノカクのサイト自体はしばらく残りますが、2023年12月末でモノカクも閉鎖する予定です。

移転先

各カテゴリの移転先は下記の通りです。

国内外のWebマーケティング関連の記事

テクノポート株式会社Webマーケティングサービスサイト

技術ライティングに関する記事

テクノポート株式会社技術ライティングサービスサイト

今後の移転スケジュール

10月27日(金):モノカクでの記事、最終投稿

10月31日(火):各サービスサイトに記事移管

11月中旬以降:各サービスサイトにおいて新規の記事投稿開始

12月31日(日):モノカクサイトの閉鎖

今後について

11月以降、各サービスサイトにおいて、製造業の技術マーケティングをアップデートする記事を投稿していく予定ですので、引き続きよろしくお願いします。

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南紀白浜空港、自動運転と画像認識AIで滑走路点検を自動化する実証実験 | IT Leaders

南紀白浜エアポート、マクニカ、NECの3社は2023年10月17日、南紀白浜空港(和歌山県西牟婁郡)の滑走路において、自動運転技術およびAIを活用した滑走路点検自動化に向けた実証実験を開始すると発表した。効率的な空港運用による省人化、点検担当者の技術力に依存しない定量的な滑走路点検、事後保全ではなく予防保全による維持管理費の低下などを目的とする。

NTT-AT、社内CSIRTの導入・運営を支援する「CS@T PLUS」を提供 | IT Leaders

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2023年10月17日、CSIRT支援サービス「CS@T PLUS」を提供開始した。NTT-ATのセキュリティ専門家がバーチャルチームとしてユーザーのCSIRTに加わり、助言や関連文書案の提案などを行う。顧客企業のCSIRT担当者と共に活動することで、インシデント発生時にも被害を最小化しつつCSIRTの成熟を支援する。価格は個別見積もり。

ファーウェイ、オーディオグラス「Eyewear 2」など5製品–約46万円のスマートウォッチも

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は10月17日、「2023年下半期フラッグシップ新製品発表会」を開催。スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 4」、オーディオグラス「HUAWEI Eyewear 2」、ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」などを発表した。
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気鋭の起業家たちが語る「スタートアップという選択肢」–朝日地球会議2023でトークセッション

10月9日から12日にかけて、東京・有楽町朝日ホールで朝日新聞社主催の国際シンポジウム「朝日地球会議2023」が開催。11日にはスタートアップをテーマに掲げたトークセッション「スタートアップという選択肢」が行われ、落合陽一氏やREADYFOR代表の米良はるか氏ら、活躍中の起業家が登壇。「何故スタートアップという選択肢を選んだか」「起業の大変さについて」「日本は起業しやすいか」という3つのテーマに沿って、それぞれの思いの丈を語った。
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日本HP、約80万円の3in1デバイス「HP Spectre Foldable PC」など発表–SXSWで

日本HPは10月18日、オーストラリアで開催している複合イベント「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)シドニー」で、ノートPC、タブレット、デスクトップの機能をシームレスに統合した3in1デバイス「HP Spectre Foldable 17(スペクトル フォールダブル)」と、ハンドルとバッテリを装備したポータブル・オールインワンPC「HP ENVY Move All-in-One 24」を発表した。
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三菱重工、外国特許出願時の翻訳に専用AI翻訳を活用する実証、手動による修正作業の削減を見込む | IT Leaders

三菱重工業(本社:東京都千代田区)は2023年10月17日、外国特許の出願に特許専用のAI翻訳を活用する実証実験を実施し、人間の作業を大幅に削減できる可能性を確認したと発表した。背景として、特許関連文書の翻訳には正確さや厳密さが要求されるため、汎用的なAI翻訳では要求を満たせず、人間が翻訳結果を修正する必要がある。実証実験はNTTとともに実施した。
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BIPROGY、金融機関窓口の顧客対応を生成AIで支援する技術を検証、期待どおりと評価 | IT Leaders

BIPROGYは2023年10月17日、金融機関の営業窓口における職員の対顧客コミュニケーションを生成AIで支援する技術の検証結果と発表した。顧客ごとの取引状況や必要なヒアリング事項、商品提案例を提示するアプリケーションをテストデータを基に検証した。その結果、おおむね期待どおりの結果が得られると評価した。今後は、金融機関の協力を得ながら実証実験を進めていく。
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データドリブン経営を主導する「先駆的CDO」が持つ4つの視点 | IT Leaders

デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の旗手として、「CDO:Chief Digital Officer」というポジションがよく知られるようになった。一方で、データの高度活用を牽引する「CDO:Chief Data Officer」もまた、攻めのITと守りのITの両面で重責を担う。本稿では、米IBMによるChief Data Officerのグローバル調査の結果から、企業のデータ活用やデータドリブン経営への転換といったテーマへの取り組みの実態を確認していく。

NTTドコモ、人事・労務管理クラウド「SmartHR」を導入、入社手続きをペーパーレスに | IT Leaders

NTTドコモ(本社:東京都千代田区)は2023年8月、入社手続きなどの人事業務の電子化・省力化を目的に、SmartHRの人事・労務管理クラウドサービス「SmartHR」を導入した。手作業で行っていた労務手続きをシステム化し、約1000人分の入社手続きをペーパーレスにする。新入社員が自身のPCやスマートフォンから必要な情報を入力する仕組みも取り入れる。SmartHRが2023年10月12日に発表した。

伊藤忠丸紅鉄鋼の米子会社が基幹システムをRISE with SAPで刷新、AWS上の周辺システムと連携 | IT Leaders

伊藤忠商事と丸紅の鉄鋼部門が分割・統合して誕生した伊藤忠丸紅鉄鋼の米国子会社であるMarubeni-Itochu Steel America(MISA)は、基幹システムを刷新した。クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするシステム構築パッケージ「RISE with SAP」を導入し、2023年5月に稼動させた。導入を支援した丸紅ITソリューションズとSAPジャパンが2023年10月17日に発表した。

札幌でのゲーム開発の今をベテランクリエーターが語る–Sapporo Game Camp 2023基調講演

10月6日、札幌市産業振興センターにて開催された「Sapporo Game Camp 2023」のトークセッションにて「札幌のレジェンドクリエーター達が語る、札幌のゲーム開発のあの時、そして今」と題した基調講演が実施。札幌を拠点としたゲーム会社の代表3人による、主にゲームクリエーターを目指す学生に向けたトークが行われた。
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国内企業がITインフラ投資で期待する成果はコスト削減/事業運営効率化/売上拡大─IDC | IT Leaders

IDC Japanは2023年10月16日、国内におけるITインフラに関する支出動向の調査・分析結果を発表した。ITインフラへの投資で期待するビジネス成果として、コスト削減、事業運営の効率化、売上の拡大が回答のトップ3になった。一方で、顧客満足度の向上やイノベーションの加速といったデジタルビジネスに直結する成果への期待も挙がった。

NEC、自社運用のクラウド基盤/仮想サーバーリソースを「IBM Turbonomic」で可視化 | IT Leaders

NECは2023年10月16日、自社で運用するクラウド基盤/仮想サーバーのリソースの可視化にあたって、米IBMのITリソース管理/可視化ツール「IBM Turbonomic」を同年10月から順次導入すると発表した。同ツールは、クラウド/コンテナ/仮想サーバーのリソース使用状況から無駄なリソースの削減や不足するリソースの増強などの推奨アクションを提示する。検証では最大で33%超のクラウドリソースを削減できることを確認したという。

国内企業500社中110社で認証情報が漏洩、漏洩割合は売上規模と従業員数に比例─SOMPOリスク | IT Leaders

SOMPOリスクマネジメントは2023年10月16日、国内企業の認証情報(社員のメールアドレスとパスワードの組み合わせ)が漏洩しているかどうかを調べた結果を発表した。無作為に抽出した国内企業500社のうち、110社において認証情報の漏洩を確認したという。調査には、サイバー攻撃者が運用するボットネット上を流通する認証情報を確認する手法を用いた(調査期間は2022年4月1日~2023年3月31日)。

人事/労務管理クラウド「SmartHR」で行政手続書類の一括作成、電子申請の一括送信が可能に | IT Leaders

SmartHRは2023年10月16日、人事/労務管理クラウドサービス「SmartHR」の新機能「届出書類」をリリースした。行政手続書類の一括作成、電子申請の一括送信が行える機能である。SmartHRユーザーが利用可能なアプリストア「SmartHR Plus β版」から無料オプションとしてダウンロードできる。

LPI-Japan、Linux技術者認定の最上位「LinuCシステムアーキテクト認定試験」を11月に開始 | IT Leaders

特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(以下、LPI-Japan)は2023年10月12日、Linux技術者認定試験「LinuC(リナック)」の最上位認定試験「LinuCシステムアーキテクト認定試験」を発表した。「適切なシステムアーキテクチャを設計・構築してプロジェクトを成功に導く上級エンジニア」を認定する。同年10月12日から予約を受け付け、同年11月6日から受験可能である。受験費用(税込み)は、国内の場合、2万7500円。同社は、年間1000人の認定者を輩出することを目標に掲げている。

テクノロジードリブンの人材サービス企業へ–パーソルHDがグループ横断で取り組むテクノロジー人材拡充

2023年8月23日に開催された「CNET Japan オンラインカンファレンス2023 企業のこれからに必要不可欠 「デジタル人材」獲得の秘策と実行」に、パーソルホールディングス グループテクノロジー推進本部 本部長 内田明徳氏が登場。「グループ横断のテクノロジー戦略の牽引 -DX人材の採用・組織開発・リスキリング-」と題して、同社が実践する独自のテクノロジー戦略と、テクノロジー人材育成に向けたリスキリング/アップスキリングの取り組みについて語った。
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Celonisと日本IBM、プロセスマイニングの教育プログラムを全国展開、地域のDXを推進 | IT Leaders

独Celonis日本法人と日本IBMは2023年10月12日、「地域Celonis人財育成プログラム」を2023年11月に開始すると発表した。プロセスマイニングの基礎や分析などのスキルを習得し、業務プロセス変革に携わる技術者としてのキャリア向上を支援する。プロセスマイニングの活用を通じてデジタルトランスフォーメーション(DX)による地域ビジネスの活性化を推進するとしている。

静岡市、児童相談所の対応品質と業務負荷をAIで改善、ベテラン職員の知見を継承 | IT Leaders

静岡市は、児童相談所の業務負荷をAIで軽減する施策に取り組んでいる。NECの協力を得て構築したAIシステムを2024年4月から運用する。通告内容に関する過去の類似事例などをAIが提示する。検証(2022年12月~2023年3月)では対応品質が約54%向上し、業務時間が約33%減ったという。NECが2023年10月13日に発表した。

七十七銀行、全店に「店頭タブレット」を導入、口座開設など手続10種を記入レス/印鑑レスに | IT Leaders

七十七銀行(本店:宮城県仙台市)は「店頭タブレット」を全店に導入した。窓口での各種手続(口座開設など10取引)が「記入レス」「印鑑レス」で完了する。タブレット画面に従って、顧客と行員がチャット形式で入力・確認して手続きを進められる。2023年1月に仙台市内の営業店から導入し、2023年9月に全営業店の窓口で利用できるようになった。

もっと上手に写真を撮れるようになる「iOS」の便利なカメラ機能を紹介

「iPhone」で写真を撮影するときに、カメラが傾いていることや興味深い要素がフレームの外側にあることに気付かなかったせいで、良い写真にならないことがある。そこで、本記事では、優れた構図の写真を撮影するのに役立つ「iOS」の3つのカメラツールを紹介する。
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アドビが見せたAIの未来–「MAX Sneaks 2023」の実装される「かもしれない」技術を写真と動画で見る

クリエイター向けの年次イベント「Adobe MAX 2023」では、俳優でコメディアンのアダム・ディバイン氏をゲストに招き、恒例の「Sneaks」セッションも実施。AIを用いた、まるで魔法のようなプロジェクトが続々登場し、会場を盛り上げた。
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ネットワールド、添付ファイル分離を手動から自動へと切り替えて年間約12万9600時間を削減 | IT Leaders

ネットワールドは、取引先へのファイル送信に要する負荷を軽減するため、2021年12月からメールセキュリティサービス「Cloud Mail SECURITYSUITE」を運用している。Microsoft 365のメールにファイルを添付して送信すると、これを自動でダウンロードURLに置き換える。これにより、これまで手作業で行っていた、クラウドストレージへのファイルアップロードとダウンロードURLの通知作業を不要にした。月間で1人あたり20時間(社員540人で年間12万9600時間)を削減したとしている。Cloud Mail SECURITYSUITEを提供したサイバーソリューションズが2023年10月10日に発表した。

「cluster」で採用活動などに利用できるメタバース空間のレンタルサービス

メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスターは10月13日、カケハシ スカイソリューションズと、業界初のメタバース空間のシェアリングサービスを開始したと発表した。カケハシ スカイソリューションズが提供する学生向け謎解きゲームやグループワークのノウハウを、同社のバーチャル空間の技術開発力とイベント運営の知見を融合させた、新しい空間レンタルサービスとなっている。
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アシスト、ELT/データ統合機能を備えたクラウドBI「Qlik Cloud」を販売 | IT Leaders

アシストは2023年10月13日、クラウド型BIプラットフォーム「Qlik Cloud」(開発元:米Qlik Technologies)を提供開始した。データを分析するBI(ビジネスインテリジェンス)機能と、データを収集・変換してデータマートを構築するデータ統合ツールの機能を兼ね備えている。

東京ゲームショウ2023のVR会場来場者数は31万9967人に–公式番組の総視聴数は2240万回

コンピュータエンターテインメント協会は10月13日、大型ゲームイベント「東京ゲームショウ2023」における、主なオンライン企画の視聴者数、来場者数を公表。公式番組のライブ配信とアーカイブ配信を合わせた総視聴数は2240万回(期間は9月21日~10月2日)、VR会場「東京ゲームショウVR 2023」のトータル来場者数は31万9967人(会期は9月21日~10月8日)と発表した。
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ナウキャスト、LLMを使い決算短信からセグメント別売上を抽出、「LLMに向くタスクの条件は4つ」 | IT Leaders

ビッグデータを活用したデータ分析サービスを提供しているナウキャスト(本社:東京都千代田区)は2023年10月13日、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)が同日開催した生成AIクラウドサービスの説明会に登壇し、大規模言語モデル(LLM)の活用事例と、LLMに向いた開発テーマの条件を説いた。同社は、決算短信からセグメント別の売上情報を抽出するタスクをLLMで半自動化して成果を挙げている。
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【製造業】見込み顧客のためのわかりやすいWebサイト導線設計

テクノポートの廣常です。BtoB製造業Webサイトにおいて考慮すべき要素の一つが、「ユーザーが必要としている情報へのたどりつきやすさ」です。

自社のサイトを訪れる見込み顧客は、各々の検討段階において必要な情報を探し求めます。限られた業務時間の中で情報収集が行われるため、いかにサイトの利便性を上げ、顧客が必要としている情報にたどりつかせるかが重要となります。

当記事ではBtoB製造業Webサイトにおいて見込み顧客が取る行動と、それに合わせた導線設計についてご紹介します。

誘導を考える前にするべきこと

「顧客を誘導させる」といっても、どのような顧客が何の情報を必要としているかが曖昧であれば、うまく導線を引くことはできません。

自社が扱う商材が複数あるのであれば、もちろんその分だけ顧客や必要な情報の種類が存在しますが、たとえ一商材であったとしても顧客の属性や検討段階によって求められる情報の内容は異なります。

そのため、誘導を考える前に、改めて自社のサイトに訪れる見込み顧客の特徴と、その見込み顧客が必要な情報を整理し、サイト上にこれらを考慮した情報をしっかりと掲載できているのか確認する必要があります。

自社サイトに訪れる見込み顧客の特徴を整理

まずは、自社のサイトに訪れる見込み顧客を特徴別に分けていきます。

実際のデータがなかったり、具体的な想像がつきにくい場合は、これまでによく取り引きのある顧客がどのような特徴を有しているかを思い返してみるのも一つです。整理するための切り口として、例えば以下が挙げられます。

分類 項目例
属性(業界)
  • メーカー
  • サプライヤー
  • 商社
属性(業種)
  • 自動車部品製造
  • 機械製造
  • 化学素材製造
  • 金属加工
  • 樹脂加工
  • 紙工品販売
属性(職種)
  • 経営層
  • 設計開発
  • 購買調達
  • 営業
検討段階
  • 情報収集
  • 比較検討
  • 導入決定
  • 試作・少量生産
  • 量産
緊急度合い
  • 急ぎ対応
  • 期間余裕あり
要求条件
  • 特定の資格や認証、許可が必要
  • 規定の基準を満たした環境が必要(クリーンルームなど)

見込み顧客が取る行動と必要な情報を検討

見込み顧客を特徴別に分けることができたら、各顧客がWebサイト上で取る行動と、必要な情報を検討していきます。

自社として伝えたい内容がたくさんあっても、誰が読むかに合わせて取捨選択をしなければ主張がぼやけ、訴求力も弱まります。顧客側も「自社にあったソリューションではないのかも」と感じ、離脱される恐れも考えられます。そのため、あくまでもサイトに訪れる顧客を軸に掲載する情報を精査していきます。

BtoB製造業Webサイトにおいて考えられる、顧客の主な行動と必要な情報の例は以下の通りです。

1. 技術・製品の理解

Webサイト内の行動:技術(製品)や事例ページを閲覧、関連資料をダウンロード

必要な情報:技術・製品の特長、競合優位性、自社の業界や課題と同様の対応事例、対応ロット数、納期対応力、品質管理体制

2. 企業概要の把握

Webサイト内の行動:TOPや会社概要ページを閲覧

必要な情報:会社概要、事業内容、取引実績、対応エリア、保有資格

3. 問い合わせの実施

Webサイト内の行動:お問い合わせフォームへ遷移、もしくは電話

必要な情報:問い合わせ先情報、問い合わせ後の流れ

効果的な誘導方法

これらの情報を整理し自社のサイトに揃えた上で、訪問した顧客をどのように誘導するかを考えていきます。誘導に効果的な装飾や機能については下記の通りです。

メニューの設置

  • ヘッダー、フッターメニュー
  • サイドメニュー

メニューはサイトのナビゲーションを支える主要な要素です。ユーザーがサイト内で目的のページや情報を簡単に探し出せるように、明瞭で分かりやすいメニューを配置することが必要です。階層構造もシンプルに保つと良いでしょう。

誘導ボタン、バナーの設置

  • 誘導ボタン
  • バナー(固定型、追従型、ポップアップ型)

誘導ボタンやバナーは、目的のページやアクションへの明確な道標となります。デザインや色味、配置場所などを工夫することでユーザーの注意を引きつけ、次の行動を取らせる可能性を高めることができます。

サイト内検索機能の設置

  • テキスト型
  • 絞り込み型

特にコンテンツが多いサイトやECサイトでは、サイト内検索機能を設けることで顧客の利便性を向上させます。顧客が自由に打ち込めるテキスト型のほか、あらかじめ設けた項目別のチェックボックスで絞り込みをさせるのも効果的です。

関連コンテンツの表示

見込み顧客があるページを閲覧している際、そのページに関連する他のコンテンツ(類似製品や同様の事例、技術など)を提示することで、ユーザーの興味を引き続き持続させることができます。関連コンテンツは、ユーザーがサイト内を深く探索するきっかけを作るとともに、滞在時間の増加や回遊率の向上にも寄与します。

フォームの埋め込み

お問い合わせフォームは別ページで設けているケースが多いかと思いますが、訴求するページの下部に直接埋め込んでしまうのも一つの手です。訴求ページを読んで興味を持ってくれた見込み顧客に、興味が冷めないうちに遷移の手間なく入力させることが可能です。

誘導時に意識するポイント

TOPページの活用

顧客が下層のページから流入した場合であっても、一度サイトや企業の全体像をつかむためにTOPページへ遷移することが多くあります。また、社名検索をかけたユーザーはTOPページを最初に見る可能性が高いため、TOPページを見ただけで自社が何をしている会社なのかがわかるように明示し、そこから目的のページへ簡単に移動できるよう誘導路を設ける必要があります。

ファーストビューの考慮

上記のTOPページにも共通しますが、ファーストビュー(Webページを開けた際に、スクロールせずに最初に目に入る部分)への考慮も重要です。サイトに訪れたユーザーは、ファーストビューを見て3秒でその先を読み進めるかどうかを決めると言われています。見込み顧客の離脱を防ぐためにも、ファーストビューで商材の特徴を簡潔に伝え、次のステップとなるページ(詳細説明ページやお問い合わせなど)へ誘導をかけていきましょう。

ユーザーの居場所に依存しない導線

ユーザーが実際にどのページのどの場所で次の行動を起こすかを予測することは難しいため、主要な情報については、サイト内のどこにいても遷移できるよう、固定のボタンやメニュー、バナーの配置などを推奨します。

分析・改善のためのツール

すでにWebサイトを保有されている場合は、実際のサイト訪問者の行動をみて再設計することもおすすめです。分析、改善のために効果的なツールを2つご紹介します。

ヒートマップ

ヒートマップとは、ユーザーがサイト内でどの部分を最も多くクリックしているかや、どこを長く見ているかを色の濃淡で視覚的に示すツールです。これにより、ページ内の注目箇所や改善点を一目で把握できます。

ユーザー行動録画ツール

実際のユーザーの行動を動画として録画することができ、サイトをどのように操作しているかを確認できます。各ページにどれぐらい滞在したかやマウスの移動経路、遷移先ページなどをリアルに確認することが可能です。

まとめ

BtoB製造業Webサイトの訪問者(見込み顧客)が取る行動と、それに合わせたサイト設計についてご紹介しました。サイトの全体設計や、各ページの構成を検討される際の参考となれば幸いです。

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YKK AP、メインフレームの基幹システムをLinuxにリホスト、保守運用コストを削減 | IT Leaders

建材メーカーのYKK AP(本社:東京都千代田区)は、メインフレーム(IBM z/OS)で長期稼働していた基幹業務システムを、Red Hat Enterprise Linuxベースのオープン環境に移行した。アプリケーションに変更を加えることなく稼働基盤を移行するリホスト方式を採用した。リホスト先にオープンテキストの「Micro Focus Enterprise Server」を利用する。移行を支援したキヤノンITソリューションズが2023年10月12日に発表した。

自動車部品メーカーのIJTT、鋳造システムの稼働環境をメインフレームからLinuxにリホスト | IT Leaders

自動車部品メーカーのIJTT(本社:神奈川県横浜市)は2023年5月、メインフレームで稼働していた基幹業務システム(鋳造システム)をLinuxのオープン環境にリホスト型で移行した。リホスト作業は日本ティーマックスソフトの「OpenFrame7」を用いて実施した。システムとアプリケーションの改修・保守性が向上し、メインフレームの保守運用コストを削減した。日本ティーマックスソフトが2023年10月12日に発表した。