ホンダから子どもの交通安全を守るトートバッグ登場 東京・青山で無料配布

 本田技研工業は、子どもの交通安全を守ることを目的としたトートバッグ“まもってトート”を制作した。秋の全国交通安全運動の初日となる9月21日にホンダウェルカムプラザ青山にて100点限定で無料配布するほか、特設サイトで配布申込受け付けを開始する。

 “まもってトート”はドライバーが暗闇で光る警察官の制服を見ると減速する心理に着目し、警察官の制服をモチーフに車のライトが当たると光る反射材を使用した。

 同社は“Safety for Everyone”をスローガンに掲げ、車の開発だけでなくさまざまな視点で交通安全を推進する。今回は歩行中の交通事故死傷者数のうち7歳が突出して多いことと、一年の中でも夕暮れが早くなる10月に増加する傾向をもとに同アイテムを考案した。

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「ゲス」が88ライジングとのコラボコレクションを発売 キャンペーンビジュアルは卒アル風

 「ゲス(GUESS)」は、リッチ・ブライアン(Rich Brian)、ニキ(Niki)、ジョージ(Joji)、キース・エイプ(Keith Ape)らを擁する米ニューヨークの音楽レーベル、88ライジング(88RISING)とコラボしたカプセルコレクション“GUE88”を発売する。9月21〜22日、東京・原宿のザ・コーナー(THE CORNER)と阪急メンズ東京6階で開催するポップアップストアで先行販売し、23日から各取り扱い店舗で販売する。

 アイテムは、ロングスリーブTシャツ、ハーフスリーブTシャツ、フーディー、スエットパンツといったアパレルと、バケットハット、ビーニー、ボディーバッグなどの雑貨をそろえる。今回のために製作したオリジナルロゴと激しいウオッシュ加工、パープルのキーカラーが特徴だ。価格帯は5900〜1万5900円。

 発売に合わせて、88ライジングに所属するアーティストを起用したキャンペーンビジュアルを制作。それぞれのアーティストの個性を打ち出しつつ、卒業アルバム風に仕上げた。

 両者のコラボは今回が2回目。昨年11月に発売した第1弾は即日完売した。

■GUESS × 88rising “GUE88” POP-UP STORE -Supported by NUBIAN-
日程:9月21〜22日
時間:11:00〜20:00
場所:THE CORNER
住所:東京都渋谷区神宮前5-29-1

■GUESS × 88rising “GUE88” POP-UP STORE @ Hankyu Men’s Tokyo
日程:9月21〜22日
時間:11:00〜20:00
場所:阪急メンズ東京6階ガラージュ
住所:東京都千代田区有楽町2-5-1

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「モスキーノ」2020年春夏ミラノ・コレクション バックステージ

 「モスキーノ(MOSCHINO)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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メディカルコスメ「エンビロン」初のポップアップでビタミン導入を体験!

 メディカル発想のスキンケアブランド「エンビロン(ENVIRON)」が22日まで東京・ゼロベース表参道で開催している、ブランド初となるポップアップイベントを体験してきました。同ブランドは1987年にサンケア先進国である南アフリカ共和国の形成外科医により開発され、ビタミンAを用いたスキンケアの先駆けとして現在世界70カ国で展開。日本には92年に上陸し、2000カ所以上のエステサロンとクリニック、自社ECサイトとアットコスメショッピングで販売されています。

 肌のコンディションに合わせて、肌の自己再生を促すビタミンAの配合濃度を段階的に高めていくというスキンケアシステムの特性上、カウンセリングを伴う対面販売を推奨としています。そのためこれまで一般向けのプロモーションは積極的に行っておらず、サロンやクリニックを利用する人以外が手に取る機会が少なかったといいます。

 ただ今後はさらにブランドの認知拡大、新客獲得のために日本での総販売代理店のプロティア・ジャパンは、BtoCマーケティングに着手し、同時に、契約するサロンやクリニックとユーザーをつなぐ会員制ECサイト「リブアクティブストア(Live Active store)」を今年4月に開設しました。そして今回、「エンビロン」を知らない人はもちろん、知っていたけれど使ったことはないという人に向けて、初のポップアップが開催されました。

 連日、オープンと同時に整理券がなくなるほどの行列ができているという会場に向かうと、白衣を着たセラピストが迎えてくれました。着席して説明を受けながら所要時間約15分程度で、サロン機材を使った本格的なビタミン導入のトリートメントを手で体験できます。トリートメントは全4ステップで、まずはオイルとクレイマスクを使ったマッサージで肌のざらつきや毛穴の汚れ、黒ずみを取って滑らかにします。その後、AHA(乳酸)配合のトーニングローションで肌表面の余分な脂を取り除き、次にビタミンAやビタミンC配合のトリートメントセラムを塗布し、超音波導入機でビタミンを浸透させます。最後に、保湿効果のある冷却マスクで有用成分を浸透させて、ホームケア用の製品で仕上げて終了です。反対の手もベーシックエイジングケアシリーズを使ってケアしてもらえました。

 サロンやクリニックではイオン導入のメニューもあるそうですが、超音波導入でも、表面に塗布するだけの場合の約40倍浸透するそうで、トリートメント後は肌のキメが整い、ハリや弾力が出て肌に活力が戻った実感がありました。先述のECサイト「リブアクティブストア」にその場で無料会員登録すると、ミニサイズのサンプルセットがプレゼントされるということでした。「エンビロン」は一般流通に進出していないにもかかわらずドクターズコスメとして知る人ぞ知るブランドで、今回のポップアップでも「ずっと気になっていてSNSを見て来た」という声も多いとか。スキンケアのパーソナライズはトレンドですし、メンテナンスとしてエステサロンやクリニックを利用する人も少しずつ増えています。今回のビタミン導入体験は、メディカルコスメは気になっていたけど敷居が高くて……そう感じている人にぴったりのイベントではないでしょうか。日曜日までなので興味のある人はぜひ足を運んでみてください。

■エンビロンPOP-UPストア
日程:9月22日まで
時間:11:00~19:30(最終日は17:00まで)
場所:ゼロベース表参道
住所:東京都港区南青山5-1-25

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高橋盾が手掛ける「ギャクソウ」からトレイルランを楽しむコレクション 葉山で試走会も実施

 「ナイキラボ(NIKELAB)」と「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の高橋盾デザイナーによる「ギャクソウ(GYAKUSOU)」は、シューズを含む最新コラボコレクションを9月26日に発売する。発売に先駆け、19日にはメディア関係者やインフルエンサーらを招いたランニングセッションが神奈川・葉山で開催された。

 「ギャクソウ」はランニング好きの高橋デザイナーが、ランニング時における瞑想的集中体験を発揮するためのアイテムを生み出すべく2010年に設立。ブランド名の“逆走”は、その文字の通り多くのランナーが反時計回りに走る中、高橋デザイナーが率いる「ギャクソウ インターナショナル ランニング アソシエーション(GIRA)」が時計回りで走っていたことから生まれた。

 これまでの「ギャクソウ」は、高橋デザイナーが都心を中心にランニングすることから主にロードランを想定したアイテムを発表してきたが、今回はトレイルランニングにフォーカス。シューズもロードランからトレイルランまで対応できる“エアズーム ペガサス 36 トレイル(AIR ZOOM PEGASUS 36 TRAIL)”をベースとし、アパレルは小物収納に優れたトップスやパンツなど6点をラインアップした。

 ベースとなった“エアズーム ペガサス 36 トレイル”は、今年6月に発売されたばかりのモデルだ。アッパーには汗や雨などに強く通気性に優れながら撥水加工が施されたメッシュ素材を使用し、前足部と後足部にそれぞれ“ズーム エア ユニット”を用いることで反発性と安定性を確保。アウトソールはコンディションが悪い路面でもトラクションを維持できるように、大きめで上端がフラットな突起が無数に並んでいる。さらに、トレイルランは小枝や石などとシューズが擦れることが多いため、前足部やヒールなど磨耗しやすい部分に耐久性を高める素材を重ねているのがポイントだ。

 オリジナルモデルはイエローグリーンを基調としているが、今回のコラボモデルはアーストーンのレッドとイエローの2色をベースカラーに採用した。サイドのスウッシュにバラのグラフィックをプリントすることで、「アンダーカバー」のブランドテーマである“CHAOS / BALANCE”を表現。シューレースは着脱が容易なトグルレースシステムとなっているほか、ヒール部分には8つのスウッシュを風車のようにデザインしたサンバースト(SUNBURST)、通称“風車ロゴ”があしらわれている。

 葉山の山中で行われたランニングセッションでは、実際に今回のコレクションを着用して約7kmのコースを試走。アスファルトの地面もあれば、先日の台風の影響でぬかるんだり倒木があったりとコンディションの悪いコースだったが、参加者たちはコレクションの機能性の高さを感じながらトレイルランを楽しんでいた。

 価格は“エアズーム ペガサス 36 トレイル”が1万6000円、フードが取り外せるアノラックが1万3500円、後ろ身頃にジップポケットが付いたトップスが1万円、同じく多数のポケットが付いたショーツが8000円、ビーニーが4000円など。「ナイキ」公式サイトや公式アプリのほか、NIKE HARAJUKU、ナイキラボ MA5(NIKELAB MA5)、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などで取り扱う。

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若手デザイナーの夢の舞台、「LVMHプライズ」の最終審査に密着

 世界の若手ファッションデザイナーにとって最も価値のあるコンテストとも言える「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」の第6回の最終審査が9月4日にパリで行われました。その魅力は、30万ユーロ(約3600万円)というグランプリの賞金だけでなく、1年間にわたりブランド運営に必要なコーチングをLVMHグループのブランドに携わるプロから得られるということ。過去の受賞者やファイナリストの活躍も手伝い、年々注目度は高まっています。そして今回、最終審査を密着取材する機会をいただいたので、ベルリンからひとっ飛び、会場となったフォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)に向かいました。ここでは審査の模様をはじめ、現地取材を通して感じたことをお届けします。まずは、当日の大まかな流れから。

10:00 審査スタート

 審査員が続々とフォンダシオン ルイ・ヴィトンに到着。ちなみに一番乗りはジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)「ロエベ(LOEWE)」クリエイティブ・ディレクターでした。自由にブランドのブースを回って、それぞれ展示された服をチェックしたり、デザイナーたちと話したり。この時点で会場に入れるメディアは、限られたジャーナリスト数人のみで、ゆったりしたムードが漂います。

11:00 最終プレゼンテーション

 審査員が一堂に会する別室に1組ずつ呼ばれ、10分間の最終プレゼンテーション。ここは非公開のため取材には入れずでしたが、1ブランドにつき3人のモデルが実際のコレクションを着用して登場。終了後には、デザイナーがモデルと共にメイン会場に戻ってきて記念撮影。やはり人が着ることで、服の個性や魅力がグッと引き立ちます。

12:30 帝王現る!

 ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOが到着!ファイナリストは緊張した面持ちで、自身のコレクションを説明。先ほどとは打って変わって、会場に少しピリッとした緊張感が漂いました。

13:15 ランチタイム

 お弁当のようなスタイルで、野菜中心のメニューが供されました。が、お腹が空きすぎて写真を撮るのを失念。バックステージの狭い階段にデザイナーやモデル、ブランド関係者が仲良く座って食べているのは、なんだか微笑ましい光景でした。

14:00 メディア&ゲスト到着

 テレビや雑誌など世界各国のメディア関係者、業界関係者が入場。一気に会場が人でごった返しました。中には、初回に特別賞を受賞したサイモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)「ジャックムス(JACQUEMUS)」デザイナーや、昨年グランプリに輝いた井野将之「ダブレット(DOUBLET)」デザイナーといったこれまでの受賞者の姿も。また、来年からおそらく審査員に加わるであろうフェリペ・オリヴェイラ・バティスタ(Felipe Oliveira Baptista)「ケンゾー(KENZO)」新クリエイティブ・ディレクターも会場を訪れていました。

15:15 結果発表

 審査員全員がステージに登壇。今年は、多様性をイメージしたレインボーカラーの背景が印象的です。デルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=ルイ・ヴィトン エグゼクティブ・バイス・プレジデントのスピーチの後、ファッションスクールで学ぶ最終学年の学生を対象にした「グラデュエート・プライズ」と、特別賞「カール・ラガーフェルド賞」が授与され、いよいよグランプリの発表です。今年は女優のアリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander)がプレゼンターとして登壇し、栄冠を勝ち取ったテベ・マググ(Thebe Magugu)「テベ マググ」デザイナーにトロフィーを手渡しました。終了後は、皆ステージから降りてきて来場者と談笑したり、ファイナリストたちの労をねぎらったり。受賞者の2人にはインタビューが殺到し、2時間ほど続きました。

時代を象徴するファイナリスト

 「LVMHプライズ」のファイナリストは毎年実力派ぞろいなのですが、そのラインアップは常に時代のムードを反映しているように感じます。特に今回はそれが際立っていて、環境やサステイナビリティーを意識したモノづくり、ジェンダーを問わないデザイン、インクルージョン&ダイバーシティーや社会問題へのアプローチを軸にしたデザイナーたちが選ばれました。ただし、あくまでも選考のポイントは“デザインのオリジナリティー”。そして、“ストーリー性”も多くの審査員が重要な点として挙げていました。つまり、どんなにサステイナブルでも、社会的に素晴らしい取り組みでも、結局は人の心を惹きつけるコレクションでなければいけないのです。

 また今回は、南アフリカのヨハネスブルクとイスラエルのテルアビブという、伝統的にファッションで知られる都市ではない場所を拠点とするデザイナー2人が受賞したことも印象的でした。ちなみに、「ディオール(DIOR)」がモロッコで2020年プレ・スプリング・コレクションを発表したり、米コンデナスト(CONDENAST)が南アフリカで「インターナショナル・ラグジュアリー・カンファレンス(International Luxury Conference)」を開いたりと、ラグジュアリーファッションビジネスにおいて大きな成長の可能性を秘めるアフリカ市場は今、注目を集めています。グランプリ受賞と直接関係があるとは言えませんが、LVMHがそれを意識しているのは間違いないでしょう。

気になる賞金の使い道は?

 「LVMHプライズ」ではグランプリに30万ユーロ、特別賞にも15万ユーロ(約1800万円)の賞金が授与されます。若手デザイナーにとってはかなり大金なので、その使い道が気になるところ。今年の受賞者2人にも聞いてみました。マググ=デザイナーは、「今は予算管理からパターンのドラフトや素材の調達まで自分でやっている部分が多いので、その部分を担ってくれる人を雇い、チームを作りたい。そして、今は自宅で作業しているので、より快適に働けるスタジオを構えようと思う」とコメント。「ショーなどの大きなことに使うのではなく、今本当に必要なことに投資して土台を築き、着実に成長していきたい」とし、9月末にパリで展示会を開いたりはするそうですが、今後も南アフリカのヨハネスブルクを拠点に活動を続けて、アフリカ発のインターナショナルブランド確立を目指すそうです。

 一方、特別賞の「カール・ラガーフェルド賞」を獲得したヘド・メイナー(Hed Mayner)「ヘド メイナー」デザイナーは、すでにパリ・メンズ・ファッション・ウイークで継続的にショーを行なっていることもあり、現在の活動拠点であるテルアビブに加えパリにもスタジオを構えることを検討中。「今ブランドに携わっているのは、自分を含めて4人。人員を増やして、よりクリエイティブに専念できるようにしたい。財務などビジネス面については、LVMHのメンターに相談するつもり」と話していました。

サラ・ムーアが日本の若手デザイナーに提言

 最終プレゼンテーションが終わるのを待っている間、ファイナリストの選出に携わる選考委員の一人でもあり、若手デザイナーの支援に情熱を注ぐファッションジャーナリストのサラ・ムーア(Sarah Mower)と話しました。彼女がまず口にしたのは、「日本には面白いデザイナーがたくさんいるのだから、もっと積極的に応募すべき。言語のハードルが高いのかもしれないけれど、その面をサポートしてくれるメンバーを見つければ大丈夫でしょう?」ということ。もちろん日本のデザイナーが挑戦していないわけではなく、ここ数年は毎回ファイナリストに残っていますし、昨年は「ダブレット」の井野デザイナーがグランプリに選ばれました。しかし他国と比べると、ある程度キャリアを積んだ後、もしくは国内で“中堅”と呼ばれるようになってからしか応募していないというところに大きな違いがあるのではないかと思います。

 その点を会場に来ていた井野さんに尋ねてみたところ、「日本でブランドを手掛けている身からすると、セールスや資金繰り、生産の土台ができないことには海外に出るのが難しいというのもある」と話していました。確かにコンテストで注目を浴びることはきっかけに過ぎないですし、海外発表を継続するためにはブランドの体力が欠かせません。その一方で、「自分がグランプリをもらえたのは、去年のタイミングだったからかもしれない」とも。先ほども触れたように時代の流れが反映されるので、挑戦するタイミングも非常に重要です。ブランドにとってステップアップを必要とする時期はそれぞれですが、「LVMHプライズ」がきっかけとなり新たな出会いや機会に恵まれることが多いのも事実。来年は日本から世界を目指す若手デザイナーが増えることを期待しています。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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大丸心斎橋店本館、建て替えでビューティスペースは約1.5倍に

 大丸松坂屋百貨店は9月20日、約4年にわたる工事期間を経て、大丸心斎橋店本館を建て替えオープンした。地上10階・地下2階に368ブランドが入る。うち化粧品は約68ブランドを占める。これは建て替え前の約1.5倍(1階のみ)のスペースにあたり、売り場は主に1階のほか、7階にナチュラル系ブランド、美容機器ブランドなどを集積する。

 各フロアにテーマを設けており、1階の化粧品フロアのテーマは“圧倒的な美の空間”。建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories)の代名詞ともいえる天井のクラシカルな装飾と、10階まで続くエスカレーターサイドに設置された巨大デジタルサイネージが共存するなど、新旧が融合した非日常の空間として演出されている。

 同店の南部光代マネジャーは、「内装でいうと特に天井が特徴的。ヴォーリズ建築のスペースと鏡面天井のスペースがあり、前者のスペースには主に建て替え前から導入している国産ブランド、後者のスペースには新規の導入が多いメイクブランドを配し、躍動感のある売り場を作り上げた。鏡面天井スペースのカウンターは、特に什器の天面にこだわっていて、天井の鏡に映ったときの見た目が華やかになるよう計算している」と語った。また、以前からあるクラシカルな多面体の柱を生かし、各ブランドのカウンターで柱を囲むようにデジタルディスプレイを設置するなど、印象的なVMDを形作った。

 7階は、これまでの店舗よりもグリーンを多く配した「ハーバー」、アロマの香りに包まれて施術を受けられる「テラス アヴェダ(TERRACE AVEDA)」などを集積し、ナチュラルな雰囲気の中でゆっくりと買い物やサービスを楽しめる空間になっている。

 新規導入ブランドは、メイクカテゴリーが最も多く「メイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」「アンプリチュード(AMPLITUDE)」「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」など。スキンケアでは「カバーマーク(COVERMARK)」「イトリン(ITRIM)」、フレグランスでは「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」「フレデリック マル(FREDERIC MALLE)」など「ジャンルによる偏りがないよう取りそろえた」という。

 また、初展開としては「フレデリック マル」が単独ブランドの店舗としては日本初、「シャネル ビューティ ストゥディオ(CHANEL BEAUTY STUDIO)」がセルフ方式を取り入れたカウンターとして日本初、「クヴォン・デ・ミニム(LE COUVENT DES MINIMES)」が日本初の百貨店直営店、「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」が初のコンセプトショップ、「メゾン クリスチャン ディオール(MAISON CHRISTIAN DIOR)」が西日本初の導入となるなど話題性も高い。

 一方で「エスケーツー(SK-II)」では、AI技術を取り入れた肌診断や、化粧品の感触までセルフで体感できるデジタルツールなどを用意。「ファイブイズム バイ スリー」では、「タッチアップしているところをあまり見られたくない」という男性からの要望を受け、“目隠し”の機能を果たすタッチアップカウンターを設置し、タッチアップしやすい環境を創出。「フリーマンズ スポーティング クラブ(FREEMANS SPORTING CLUB)」では、ワードローブと共に同じ世界観のバーバーサービスを提供する。

 大丸松坂屋百貨店の親会社、J .フロント リテイリングの山本良一社長が「リアル店舗のあるべき姿を追求する」と語ったように、リアル店舗の最大の売りである“体験”を重視したサービスを提供していく。

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自社のテクノロジーをサービス化して新ビジネスの潮流に注目 ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

今日のニュース:P.5「ショッピファイが『EC業界の黒船』となった理由」

読み解きポイント:自社で活用するテクノロジーをサービス化して、新たなビジネス拡大を図る

ニュースのポイント

カナダ発EC構築プラットフォーム企業のショッピファイ(SHOPIFY)が急成長。2018年の商品取扱高は411億ドル(約4兆3500億円)、時価総額も403億ドル(約4兆2700億円)を超えた。商品の3D表示、多言語対応などのグローバルでの機能に加え、多様な決済手段への対応といった日本向け独自サービスも提供。手軽にネットショップをオープンでき、多様な要望にも応えるためのカスタマイズ機能をウリに、アマゾンなどのマーケットプレイス型とは違う、業務支援プラットフォームとしての市場拡大を狙う。

CKRはこう読む!

「477億円」。ショッピファイが今月傘下に収めた倉庫自動化テック企業シックスリバーシステムズ(6 RIVER SYSTEMS)の買収金額です。

 シックスリバーシステムズの創業者は、アマゾンが12年に買収したキバ・システムズ(KIBA SYSTEMS。現アマゾン・ロボティクス)出身。アマゾンスピードに慣れてしまった今、テクノロジーを活用し、フルフィルメントをどう効率的に設計・運営するかが、ECビジネスにとって非常に重要なポイントとなっています。

 そこで今回は、「一企業によって最適化されたテクノロジーが、業界全体へ拡大する」動きについて考察したいと思います。

 アマゾンは、自社のフルフィルメントセンターにアマゾン・ロボティクスを導入。従業員が移動することなく、効率的に商品を出荷できる体制を整えています。カメラとマイク、センサーとAIを活用し、レジなしコンビニ「アマゾン ゴー(AMAZON GO)」も実現しました。

 今アマゾンの利益の稼ぎ頭であるAWS(Amazon Web Services)も、初めは自社インフラとして構築したサーバーの空いているリソースを他企業へ貸し出し、使用量に応じて課金した結果、クラウドサービスと呼ばれるようになったものです。「最新テクノロジーを自社で活用し、最適化する。そして他企業へ提供するためにサービス化して新たな市場を生み出す。利用企業からのフィードバックで、さらにサービスを強化する」という流れにあることが分かります。

 フルフィルメントを最適化するアマゾン・ロボティクスも、アマゾン ゴーの裏で動いている技術も今後、AWSのようにサービス化され、小売り企業に提供・拡大される可能性が高いでしょう。シックスリバーシステムズは、「人と協調するロボット」がコンセプト。倉庫の作業員の業務をサポートする機能を中心に据えており、導入企業が運用プロセスを変えずに効率化できることをウリにすることが予想されます。

 このような動きは、身体採寸の世界でも起こっています。アパレル大手ワールドが子会社化した米国オリジナル社のAI身体採寸技術「Bodygram(ボディグラム)」については、ファストファッション通販サイト「Shoplist」や「ユニクロ(UNIQLO)」が自社アプリに採用します。ボディグラムは新会社としてスピンオフしており、今後はさまざまな企業にサービスを提供し、機能強化を図り、プラットフォーム化していくでしょう。

 小売り企業が最適化したテクノロジーをサービス化して他企業へ提供するビジネスには、今後も注目です。

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中

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メッシのアパレルブランド発売 バルセロナのセレクトショップに本人登場

 FCバルセロナ(FC BARCELONA)に所属するサッカー・アルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)のアパレルブランド「メッシ(MESSI)」が、バルセロナの高級セレクトショップ「サンタ・エウラリア(SANTA EULALIA)」で発売された。

 「メッシ」は主にメンズのTシャツ、フーディー、ジャケット、機能性に優れたポロシャツやパンツなどを提供するが、ウィメンズも数型あり、全部で15アイテム程度を取り扱う。シルケット加工を施したコットン製のTシャツが80ドル(約8600円)、フーディーが200ドル(約2万1000円)、ニット製のパンツが140ドル(約1万5000円)と手頃な価格帯となっている。アイテムの中にランダムでメッシの直筆サインを入れることで購買を促すという。

 また、今回はロンドンのサヴィル・ロウに店を構えるテーラー「リチャード ジェームス(RICHARD JAMES)」と協業したカプセルコレクションも発売された。こちらはブレザーが780ドル(約8万4000円)、シャツが210ドル(約2万2600円)とやや高価格での展開だ。

 発売当日の9月19日にはメッシ本人も登場。世界的なスーパースターを一目見ようと、店の周囲には大勢のファンが集まった。カプセルコレクションのブレザーと幾何学模様の入った白いシャツにジーンズを合わせ、「アディダス(ADIDAS)」の“スタンスミス(STAN SMITH)”を履いたメッシは、「関心がある事柄であれば、スポーツ以外のフィールドも探求したいと考えていた。何か新しくてエキサイティングなことをする機会は最大限に生かしたいので、自分のライフスタイルブランドを立ち上げることができてとても興奮している。みんなも気に入ってもらえたらうれしい」と語った。

 「メッシ」はトミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)の妹、ジニー・ヒルフィガー(Ginny Hilfiger)がクリエイティブ・オフィサーを務めるブランドポートフォリオ企業MGOとの提携によって設立された。デザインはメッシの実妹であるマリア・ソル・メッシ(Maria Sol Messi)が担当している。今後は主に公式ECサイト「ザ メッシ ストア(THE MESSI STORE)」で販売されるが、独EC企業ザランド(ZALANDO)や米アマゾン(AMAZON)のサイトで販売することも検討しているという。また、10月には中国最大のEC企業アリババ(ALIBABA)が運営するECサイト「Tモール(Tmall)」に出店する予定だ。

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大丸心斎橋店の本館オープンに5000人が行列 ポケモンが人気

 86年ぶりに建て替えられた大阪の大丸心斎橋店の本館が20日、グランドオープンした。心斎橋筋商店街に面した入り口前には開店を待ちわびた大勢の客が並んだため、13時の開店予定を5分前倒しでオープンした。同店によると開店時の行列は約5000人だった。混乱を避けるため開店直後に入場規制が行われたが、15時頃には解消した。

 早朝から駆け付けた客の大半はポケモンファン。9階に出店した「ポケモンセンターオーサカDX &ポケモンカフェ」で販売される直営店限定グッズやカフェが目当てだった。埼玉県在住で20年来のポケモンファンという30代男性は「わざわざ会社を休んで今朝4時から並んでいる。ぬいぐるみは何箱もコレクションしているが、今日も数万円単位で買う予定。カフェもなんとか予約できたので楽しみ」と笑顔で話した。

 平日の昼過ぎということもあり、他のフロアでは大丸心斎橋店に慣れ親しんだ中高年の姿が目立った。あべのハルカス近鉄本店の近くに住む70代の女性は「3000枚限定販売のスペシャルエコバッグを買いに来た。近鉄よりも大丸心斎橋店は高級感があるので昔からよく来ていたが、美術にも関心があるので、今回のオープンは2カ月前から楽しみにしていた。今日は私の誕生日なので、何か記念になるものを買っておいしいものを食べて帰りたい」と、うれしそうに話した。

 開業前にはテープカットセレモニーが開催され、J.フロント リテイリングの山本良一社長、大丸松坂屋百貨店の好本達也社長、同店の西阪義晴店長、モデル・女優の田丸麻紀さん、大阪を代表する伝統芸能「文楽人形」の吉田玉誉さんと吉田和登さんらが登壇。田丸さんは「私の大丸心斎橋店デビューは0歳の頃。その後の人生を振り返ると、いろんな記憶の中に大丸心斎橋店の思い出がある。そんな特別な存在なので、これからもキラキラとした夢をきっと与えてくれると期待している」とあいさつした。

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「ストーンアイランド」初のアーカイブ展 1stコレクション含む厳選48アイテムを展示

 イタリアのメンズブランド「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」は9月21日から、ブランド初となるアーカイブ展「STONE ISLAND SELECTED WORKS - AN ARCHIVAL EXHIBITION」を東京・原宿にあるバツアートギャラリー(BA-TSU ART GALLERY)で開催する。会期は10月6日までで、入場は無料だ。

 本展では、1982年のブランド設立から37年にわたって蓄積してきた2万点を超えるアーカイブから、“現代のブランドの目”をもってセレクトした48点のアイテムを展示する。1階には軍用アイテムから着想を得た1stコレクションのケープジャケットをはじめ、ブランド初期の貴重なアイテムを中心に82年から2011年までの32アイテムが並び、会場奥に進むにつれて製造年が新しくなる展示方法を採用。2階は11年から18年までの16アイテムが並び、製品化には至らなかった複雑な加工技術や研究結果にフォーカスし限定生産されるプロジェクト“プロトタイプ リサーチ シリーズ(PROTOTYPE RESERCH SERIES)”など、1階と同じく日本ではめったに見ることができないファン垂涎のアイテムを、ブランドの技術力や生産背景を捉えたストーリームービーとともに楽しむことができる。

 今回展示される48点は全てジャケットやニットなどのトップスで、これについてカルロ・リヴェッティ(Carlo Rivetti)=ストーンアイランド会長兼クリエイティブ・ディレクターは「トップスにこそブランドが持つ哲学や技術が注ぎ込まれているから」とコメント。東京での開催理由は「単に大好きだからさ」と冗談を交えながらも、「昨年旗艦店をオープンしてから、若者を中心に日本の消費者がブランドに対して愛情や情熱を強く持っていると感じた。そういった人々に、日本では誰も見たことがないブランドの真髄であるアイテムを見せたかった」とブランドにとって重要な市場であることをあげた。続けて、ほか地域への出店計画は「固めていないが、波を待つサーファーのようにタイミングを見計らっている」と述べた。

 「われわれは『ストーンアイランド』を“ファッションブランド”ではなく“工業ブランド”だと思っている。流行に左右されず、これまでもこれからも自分たちを信じて発信し続けるメッセージ、生産するプロダクトは変えていかないつもりだ」。

■STONE ISLAND SELECTED WORKS - AN ARCHIVAL EXHIBITION
日程:9月21日〜10月6日
時間:11:00〜19:00
場所:BA-TSU ART GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前5-11-5

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週末お出掛けスポット 織物の解体と再構築という手法を用いるアーティストの個展などアート5選

 週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は織物の解体と再構築という手法を用いる現代作家の個展や横尾忠則自身がキュレーターを務める展覧会「横尾忠則 自我自損展」など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末(9月21〜23日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【アート5選】

【開催中イベント】

シャネル銀座で新進写真家ヴァサンタ・ヨガナンタンが日本初個展 インド大叙事詩を現代に再解釈

「エルメス」の“ラジオ局”が原宿に出現 聴いて、見て、触れるメンズの世界観を体験してみた

「ブルガリ」と「ドン ペリニヨン」のマリアージュ ブルガリ銀座タワーの最上階に

「リモワ」がストリート誌と企画展 過去のアーカイブからアーティストの作品まで

「MCM」がサステナをテーマに展示会開催 未使用バッグをドレスにアップサイクル

松屋銀座が「美しくなるビアガーデン」開催 今年もクロスフィットトレーナーAYAとコラボ

【開催中ポップアップ】

「ピエール・カルダン」日本上陸60周年 高島屋が1年間を通してフェア開催

「シャネル」が新リップ発売記念のポップアップ開催 図書館をイメージ

ワールドがスタートアップブランドを集めたポップアップ型百貨店をオープン 全13ブランドを集結

仏老舗ニット「メゾン モンタギュ」が表参道ヒルズで初のポップアップショップをオープン

ビートたけしプロデュースの「キタノブルー」が初ポップアップストアをオープン

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POP UP STORE: SKYSTONE TRADING at GINZA & ROPPONGI!

みなさまこんにちは、セールスプロモーションチーム中野です。

だんだん秋の香りが強くなってきたこの季節、私の心が猛烈に騒ぐスペシャルなイベントのご紹介です。

 

銀座本店にて9月27日(金)から10月4日(金)の8日間、六本木店では10月6日(日)から10月10日(木)の5日間、ターコイズ&インディアンジュエリー業界の至宝、小寺康友さんによる「スカイストーン・トレーディング」の期間限定ストアを開催します。

IMG 6703 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING at GINZA & ROPPONGI!

本題前にひとつお知らせを。

米国のINSPチャンネルで8月に放映された番組『TURQUOISE FEVER』に小寺さんが出演されました!

さまざまなターコイズの鉱脈の採掘権を持つオッティソン一家を主役に、小寺さんは日本からの有名なディーラーとして物語の主軸として絡みます。

アメリカらしいドキュメンタリー番組ですが、青い宝石であるターコイズの採掘の様子や一家の生活ぶりを見ることができ、なにより小寺さんの全米メディア本格デビューを見ることができて最高でした。この番組を見て、ターコイズに興味がなかったアメリカの若者が本物に触れてもらえたらうれしいなと思います。

CM動画ではありますが、番組の一部をぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=rIILT873UDc

 

もちろん小寺さんのジュエリーに使用される大部分の秘蔵ターコイズはこんなにドラマティックには手に入りません。一昨年サンタフェインディアンマーケットに行って目の当たりにしましたが、一般の方が入れない奥の小部屋で何時間もかけて粘り強く交渉し、秘蔵の金庫をこじ開けて、非売品のターコイズを「ヤス(小寺さんの愛称)がそこまで言うならいいよ。5粒だけなら」みたく交渉相手をリスペクトしてコレクションを理解し、根負けさせて獲得するスタイルです。

十数年狙ってやっと手に入れたバングルを軽井沢の「スカイストーン・トレーディング」で嬉しそうに見せてくれる小寺さんは、まるで少年のような笑顔。

ちなみに一家の重要人物はトニー・オッティソンさん。今年2月に銀座本店に来店していただいたアーティーストのジェッセ・ロビンズさんと写っている左の人物が彼です。

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小顔でマッチョなかっこいい方で、サンタフェインディアンマーケットでもとてもフレンドリーに接してくれました。また会いたいです。

 

さて、今回のイベントでは、サンタフェインディアンマーケットで日本人唯一のトランクショーを終えた小寺さんの新作コレクションを、いち早く今回の銀座本店・六本木店で見ることができます。私も今からワクワクが止まりません。

しかも毎年恒例、サンタフェのギャラリーでの老舗中の老舗「シップロック・ギャラリー」でのショーの後なので、もちろんその後の買付けトリップで入手したターコイズを使ったジュエリーもご用意します。普段軽井沢に行かないと見ることができないターコイズや日本産珊瑚のジュエリー。しかも今回は新作を多くご用意いただいています。「スカイストーン・トレーディング」設立20周年で気合いの入った小寺さんの作品と合わせてぜひご覧いただきたいです。

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そして今回もスペシャルな企画をご用意しました。

その1

<ミューズ>×<スカイ ブルー ホーク>限定ライダース先行受注会

以前このブログでも紹介した、2019年秋冬シーズンの<ミューズ>のファッションショーに小寺さんがモデルとして出演された際に着用したブルーのライダース。反響が大きく、お客様との話題にもよく上がりました。満を持して今回のイベント期間中に、それぞれのストアでライダースのオーダーを承ります。(¥190,000+税)

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カラーは、ブルーとブラックの2色。サイズは1~4の4サイズでサンプルをご用意。

4サイズはわがままボディな私が着用できるサイズなので、タイトなデザイナーズが好きな方はもちろん、オーバーサイズで楽しみたい方やリアルラガーマンまで、幅広い方に楽しんでいただけます。

また、期間中にオーダーいただいた方には、<ミューズ>×<スカイ ブルー ホーク>のスペシャルTシャツをプレゼント。この機会にぜひご試着ください。

※オーダー品のお渡しは2020年1月上旬以降を予定しております。

※オーダー品の代金はオーダーの際にいただいております。予めご了承ください。

※2019年10月1日以降のお渡しとなるオーダー品に関しては、消費税率が10%となります。予めご了承ください。

詳しくはスタッフにおたずねください。

 

その2

「スカイストーン バー」

銀座本店では、名バーテンダー別府氏によるスペシャルドリンクをお楽しみいただけます。彼はフルーツのスペシャリストでもあるので、味も見た目も気分が上がるカクテルを提供してくれることです。今回も「スカイストーン バー」の名にふさわしい見た目も味も最高な一杯をご提供します。

ジュエリーを悩みながらぜひゆったりとした時間をお過ごしください。

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その3

スライダーネイルサービス

一昨年ロシアで誕生し、昨年日本に上陸したスライダーネイル。

マスクブランドを立ち上げた<マスクデゴー>のメンバーKEIKOさんによるスライダーネイルサービスを、今回六本木店にて1日限定で実施します。前回「六本木アートナイト 2019」の際に実施したところ、常にお待ちのお客様がいるほどの大盛況で、改めてその仕上がりの美しさに感動しました。

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当日は、小寺さんの作品をイメージした①ターコイズ柄 ②赤珊瑚イメージ ③ホワイトバッファローイメージのいずれか青・赤・白の3色で、ご希望の指にワンポイントサービスします。

こちらはジェルネイルと同じように約1ヶ月持つネイルなので、ネイルに慣れている方もポイントでお試しいただきその早さと美しさを感じてください。

男性も興味がある方はぜひトライしていただきたいです。

*落とす際はネイルサロンかアセトン入りの除光液を使用してください。

詳しくは店頭にてご案内します。

 

大振りなターコイズを使用したリングはもちろん、ジャケットやコートの袖からちらりと見えるターコイズやシルバーバングルは、コーディネートのスパイスどころか主役になります。シンプルなスタイリングに取り入れるターコイズの爆発力をぜひ店頭でお確かめください!

 

POP UP STORE:

SKYSTONE TRADING

9/27 FRI. – 10/4 FRI. 銀座本店B1・1F

10/6 SUN. – 10/10 THUR. 六本木店B1・1F

 

SKYSTONE BAR

9/28 SAT.・9/29 SUN. 12:00 – 19:00銀座本店B1

*10/4 FRI.は18:00-20:30 別府バーとして開催

 

スライダーネイルサービス

10/6 SUN. 14:00 – 18:00六本木店6F

SPECIAL THANKS MASK de GO miss keiko

<マスクデゴー>について詳しくはこちらをご覧ください>>>

*イベント開催時間は変更となる場合がございます。予めご了承ください。

 

ミラノはますますドタバタ日記Vol.2 「マックスマーラ」は「どや!」感アップ 新生「ボッテガ・ヴェネタ」は本能むき出し

 さぁ、ミラノ・コレクションは2日目。昨日から一転、今日はなんだか肌寒く、秋の気配が漂っています。でも、コレクションは今日もアツい!!「どや!」ブランドから、インフルエンサー大集結の人気メゾン、そして、大胆な方向転換が心地よい若手まで、できるだけインプットするために、今日もミラノ市内を駆けずり回ってみましょ〜。

10:00 マックスマーラ

 さて、本日最初の取材は、「マックスマーラ(MAX MARA)」。このブランドと言えば前回……、

 記者がこんなレビューを書いちゃうほど「どや!」という勢いにあふれているワケですが、「どや!」感、まだまだ健在でございます。てかむしろ、強まってるのです(笑)。

 前回同様、同じスタイルの色違いのモデルが隊列を組んでやって来るし、そもそも、スタイルがミリタリー。メイクはダークな黒リップ。すごく乱暴にいえば、多くのデザイナーが普通の女性の、何気ない日常を描くことで彼女たちに共感してもらおうと思っているなかで、「マックスマーラ」は女スパイを描きます。唯我独尊。自分たちに確固たる自信がなければ、こんなコトはできません(笑)。

 でも、参考にした着想源の1つが、アメリカの連続ドラマ「キリング・イヴ」(冷酷な暗殺者と、優秀な捜査官の攻防戦を描いているそう)。かつては映画でしたが、イマドキのデザイナーはTVドラマ、特にNetflixで視聴できる連ドラなんかにインスピレーション源を得るのですが、その潮流にうまく乗っており「唯我独尊」なだけでもないのです。

 フィナーレは、3人一組だった隊列が増殖。まるで戦隊、僕の世代で言うならゴレンジャーです。

10:50 ジル サンダー

11:45 エンポリオ アルマーニ

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」の展示会の後は、「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」へ。チュールには優しいパステルカラー、合わせるのはシルバーのスパンコールやステッチがピカピカ光る流線型のコンパクトジャケット。スカイブルーにシルバーの組み合わせは、まさにテーマの「空」を連想する優しさと軽やかさ、そして壮大さです。

 イヴニングのパートは、「空」が「夜空」に変身。ウエアはモノトーンに、その代わり装飾が一気に増えて、星が瞬く夜空そのものです。

 それでは、ビーズがいっぱいのフリンジが揺れ、流れ星のように瞬くドレスの動画をスローでお楽しみください(笑)。

12:25 ヘルノ

 歩いて「ヘルノ(HERNO)」の展示会へ。ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)で拝見したメンズ同様、モノグラムがレトロムードを醸し出すコートなどを拝見です。

 メンズではアーバンモードな雰囲気に溢れている、高機能素材“ラミナーシリーズ”。ウィメンズは、淡いピンク色に彩られるなど、デザイン性が増して全然違う商品に仕上がっています。面白い!

13:05 フェンディ

 さぁ、お隣の建物の「フェンディ(FENDI)」へ(笑)。カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)がいなくなって、最初の、ゼロから作り上げたコレクションです。シルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)、頑張って!

 と応援するつもりで拝見しましたが、シルヴィア、期待に見事応えたと思います。先に発表したメンズ同様ほっこりするガーデニングムードで、同じリーフモチーフもたくさん。キルティングで作るボリュームドレスは、なんだか“オフトゥンドレス”みたいで愛らしく(そのまま横たわったら、安眠できそうw)、シフォンにギンガムチェックをのせたミニワンピは「フェンディ」らしい、カールらしい意表を突いた素材選びと、遊び心たっぷりのモチーフ選び。がま口のショルダーバッグや、メッシュとレザーを組み合わせた“ペカン(メゾンが呼ぶストライプ柄のこと)”トート、日よけの大きな防止など、キッチュなアクセサリーも豊富です。なんの心配もいりません。

 にしても、インフルエンサー、多数集結!会場は終始大混雑でした。

14:10 アンテプリマ

 お次は「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」。ニットでリゾートです。マルチカラーのボーダーニットを何枚も用意してパネル上につなげたドレス、プリーツの中にコミカルな人物を描いたスカート、そして、涼しげなニットの開襟シャツ。ワイヤーバッグも大量放出‼︎でした。

15:00 プラダ

 昨日の「プラダ(PRADA)」の展示会へ。

 昨日、「『プラダ』のショーは、禅問答」と話しましたが、ショーを見ながらそれぞれがミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)の心の内を考えるランウエイショーの、答え合わせの時間がやってまいりました。

 答えは、「複雑さに対する解毒剤」。アイテムを絞り、シンプリシティーに徹することで、ファッションではなく、スタイルとしての強さを表現したそうです。僕が考えた「プラダ」流の、こんまりの“ときめき”断捨離、まぁまぁいい線行ってたんじゃないでしょうか(笑)。

16:05 M ミッソーニ

 「M ミッソーニ(M MISSONI)」からは、結構キツめなテンションで、「15:55からの“ライド”になるから、遅れないで」というメールをもらいました。“ライド(RIDE)”って、なんだろう?搭乗?乗車?まさか乗船??頭の中ではクエスチョンマークがクルクル回りつつ、イタリアだから時間通りには始まらないとわかりつつ、それでも、なんとなく小走りになりつつ(マジメだw)15:55にたどり着きますと、20人弱のゲストはすでにスタンバイ。しばらくすると、ピンクのおキャワなトラムがやってきました。ミラノでは今も大事な市民の足が、「M ミッソーニ」仕様になって、この日はミラノ市内を走っているんです。

 クリエイティブ・ディレクターが一族の3代目マルゲリータ・ミッソーニ(Margherita Missoni)に変わった「M ミッソーニ」の2020年春夏プレゼンテーションは、このトラムに乗って25分間、市内を旅するプログラムです。席に座って発車を待っていると、カラフルニットの男女がやってきました。彼女たちが、今回のモデルです。

 ローゲージのロゴニットから、ハイゲージのフレアパンツ、スプレープリントのGジャンまで、「ミッソーニ」もカラフルですが、「M ミッソーニ」はもっと大胆。さまざまなモデルが集まっている様子もカラフル。ブランドらしいプレゼンテーションでした。

17:05 ファビアナフィリッピ

 糸を紡ぐところからクリエイションをスタートする「ファビアナ フィリッピ(FABIANA FILIPPI)」は、砂、水、そして緑などの自然をイメージしたコレクション。トレンチコートもギャバジンのようにハリのある素材感ではなく滑らか。ニットで提供する極上の着心地を妨げません。

17:50 シモーナ マルツィアーリ

 イタリアの若手コンテスト「Who’s on Next?」で今年グランプリに輝いた「シモーナ マルツィアーリ(SIMONA MARZIALI)」のコレクションは、うれしい発見でした。レトロなテニススタイルを描いたニットの主軸のコレクションは、若手らしいスポーティーとストリートでイタリアのクラフツマンシップを若々しく表現します。

 ミラノって、本当に新人ブランドには冷たい街なんです。パリは、若手のコレクションに比較的多くの業界人が集まって「まずはチェック」という姿勢を感じることができるのですが、ミラノは全然違う。「まずはチェック」なんて心意気があまりないので、新人のランウエイショーは時に可哀想なくらいガラガラな時もあるんです。でも「シモーナ マルツィアーリ」のショーは、初登場ながら結構大勢で賑わいました。現地の期待も、大きいです。

18:55 ボッテガ・ヴェネタ

 さぁ、本日の最後は、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」。32歳の若手ダニエル・リー(Daniel Lee)を大抜擢したブランドが、彼にとって2回目のコレクションを発表です。

 このレビューの通り、前回のコレクションは写真や動画で見る限り、ダニエルの“思い切り”、つまりブランドにとっては突然の大変身に“ついていける人・ついていけない人”がパッキリわかれそうなコレクションでした。正直、僕は後者だったのですが、その後店頭に並び始めた若々しいバッグ、何より今シーズンの広告ビジュアルを見て、「なんか、新しくていいかも」と思い始めた中でのランウエイショー。その期待は、間違っていなかったみたいです。

 コレクションは、前回同様、ちょっとした、いや時に結構な違和感を覚えるボリューム感です。しかも極端なオーバーサイズは、ストリートムードの沈静化により正直ダウントレンド。でも、ダニエルによる80年代風とも言えるセットアップ、ビッグシルエットのアノラック、それに対してボディコンシャスなミニドレスは、ディスクリート・ラグジュアリー(控えめなラグジュアリー)というアイデンティティを持つブランドらしい落ち着いたカラーパレットのせいか、それとも、装飾を極力排除してシンプリシティに徹したおかげで直接的・本能的になったせいか、新たなフォームに対する抵抗感がありません。むしろ、「新しいシルエットに挑戦するなら、『ボッテガ・ヴェネタ』かも」とさえ、思ってしまうくらい。独特のボリューム、徹底した非装飾主義、そしてボリュームアウターから連想する着心地と、ボディコンワンピの緊張感。どれも割り切ったくらい大胆で潔いので、「わかりやすい」んだと思うんです。

 ということで僕も「わかりやすく」お話すれば、「新しいスタイルを見つけたいけれど、『グッチ(GUCCI)』や『バレンシアガ(BALENCIAGA)』は、“てんこ盛り”すぎて、難しいかもなぁ」と思う人は(実際、これらのメゾンにもシンプルなアイテムはあるのですが)、「ボッテガ・ヴェネタ」を新たな候補に選ぶかも。もしかしたら、“ポスト・フィービー”枠ではなく、“「グッチ」&「バレンシアガ」対抗枠”なのかも?と思ったのでした。

20:30 A|X アルマーニ エクスチェンジ

 さぁ、本日最後は、なぜかバスケットボールコートへ(笑)!!「A|X アルマーニ エクスチェンジ(A|X ARMANI EXCHANGE)」がユニホームを提供するミラノのバスケットボールチーム、オリンピア・ミラノの試合観戦にやってまいりました。

 イタリアと言えばサッカーですが、バスケもサッカーみたいに応援するんですね(笑)。

 そして会場には、アルマーニさん!!アナタ、今朝は2回もランウエイショーを開いたのに、こんなに夜遅いバスケ観戦って、どれだけパワフルな80代ですか(驚)!?

 アルマーニさんが会場を去るときは、バスケファンも彼に手を振っていました。この人はやっぱり、ファッション業界のみならず、イタリア中で愛されているんですね。

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原価開示を行うD2Cブランド「10YC」が2周年記念イベント 初のアウターも発表

 D2Cブランドの「10YC」は、9月22日に迎えるブランド設立2周年を記念したイベントを21~23日、東京・墨田区にある同ブランドのオフィス兼ショールームで開催する。同ブランド初となるアウター“10YC ユーティリティー ジャケット”(1万7907円)やプルオーバーパーカーの試着・先行予約会を行うほか、22日には“ARIGATO PARTY”と称して同ブランドがセレクトした地域のフードを振る舞う。

 「10YC」は“10年着続けられる服”をコンセプトに下田将太代表が設立。ベーシックなTシャツ(6000円前後)やシャツ(8000円前後)、スエット(1万2000円前後)などを販売。ブランドの公式サイトで生産工場の紹介や、各アイテムの原価開示などを行っていることで知られる。2018年8月には予想以上の販売数に対して商品を補充することができず、ブランドを一時休止したが、同年10月に生産供給システムを整えて再開した。

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2020年春夏ミラノコレ2日目のハイライト カール亡き後初の「フェンディ」ウィメンズと、新生「ボッテガ」の2季目のショーなど

 2020年春夏シーズンのミラノ・ファッション・ウイーク2日目は、「フェンディ」から「ボッテガ・ヴェネタ」などの注目のブランドを入れた10を取材。その中から3ブランドをピックアップして紹介する。

フェンディ(FENDI)

DESIGNER/シルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)

 カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)亡き後、シルヴィア・フェンディが最初から最後まで手掛けたコレクション。カールがまず「フェンディ」で試した、革新的な素材使いは健在だ。チュールにギンガムチェックをプリントしてタンクトップからキュロット、パフスリーブドレスまで、さまざまアイテムを送り出す。ともに帯状に切り出したファーと組み合わせ、真逆に位置するような異素材によるガウンコートも生み出した。

 ムードは6月に発表した2020年春夏メンズ同様、ボタニカル柄を多用したガーデニング。そこにグラムミュージックのムードを重ね合わせ、太陽光の下で楽しむナチュラルと、スポットライトの下のアンダーグラウンドが交差した。アクセサリーは、洋服とモチーフをシェアする“バゲット”など。

ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)

DESIGNER/ダニエル・リー(Daniel Lee)

 4シーズン目、2回目のランウエイショーを披露した32歳の英国人デザイナー、ダニエル・リーはすでに一目置かれた存在だ。ショー会場には、彼が手掛けたクラッチバッグ”ザ・ポーチ”などのバッグやシューズを着用する人が目立った。デビューから1年以内に新アイコンをヒットさせた実績は、レザーグッズを主力にする「ボッテガ・ヴェネタ」が無名デザイナーを起用した決断が正しかった証だ。今季、リーはメゾンのレザーのクラフツマンシップを生かしながら、オーバーサイズとタイトシルエットのバランスで遊んだ。ファーストルックはワンショルダーのタイトドレスに、巨大化したハンドバッグの"ザ・アルコ”をクロスボディー(ななめがけ)として身に着ける。ドロップショルダー、スクエアネック、タイトなウエストも特徴的で、構築的シルエットをソフトに見せる。メンズも良好だ。軽やかなレザーのショートパンツやトレンチ風のオールインワンなどウエアラブルな提案が広がった。「セリーヌ(CELINE)」でフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)もとで経験を積んだリー、バッグはすでにフィービーファンに受け入れられているが、ウエアはまだ伸び代がありそうだ。

エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)

DESIGNER/ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)

 キーワードは、「空」。スカイブルーやべピーピンク、ごくごく淡いカーキなどにライトグレーやシルバーを組み合わせ、広がる雲、無限の青空を表現した。パステルカラーはシフォンやチュールなどの優しい素材、シルバーはスパンコールや銀糸のステッチで描く。パンツはタック入りのキャロットやガウチョで、あくまでもリラックス。トレンチコートも、歩くたびに大きくなびく。

 イヴニングは、青空から夜空に。シルバーの輝きが増し、ビーズやスパンコール、メタル装飾のボリュームも増す。深いVゾーン、ベアトップなど、最近の「エンポリオ アルマーニ」はイヴニングでもとことん若い。

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次回は「やりたいのは、アパレル?ファッション?」でいかが? ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャー企業に勤める等身大OL、Azuがリアルな目線を生かし、「このニュースからはコレが見える」という切り口でさまざまな記事につぶやきます。

今日のニュース:P.8-9「WHAT IS “MODE” モードって何ですか?」

読み解きポイント 立場が違えば「モード」も違う。時代を見るか、心を見るか

ニュースのポイント

 4月の特集「業界基礎知識A to Z」の企画を練るにあたり若者から質問を募ったところ届いた、「モードってどんな意味?」という疑問。簡単には説明できない単語ゆえ、改めてデザイナーやバイヤー、経営者、学者などのファッション関係者35人に「モードって何?」を問いかけた。出てきた答えは35人35色。その答えを統括すると、モードとはファッションの”最先端”であり、時代や社会の価値や空気を写し取ったものと言えそうだ。

AZUはこう読む!

 ファッション業界の今を担う35人分の「モード」を一気に読み込むと、かなり頭が混乱します(笑)。共通言語であるはずの「モード」が、それぞれの立場によってこれだけ違ったニュアンスを持っている。定義がふんわりとしていて「周りと違うことを指しているんだな」というのがなんとなく伝わるからこそ、つい簡単に使ってしまう言葉で、わかってはいたけれど、その言葉の奥深さに鳥肌が立ちました。

 その中でも一番印象に残ったのが、フォトグラファー鈴木親さんの「定義しづらい曖昧なことだからこそ、新たに創造していける無限なもの」という言葉です。これ以上説明がいらないくらい、「それだ!」と思いました。私もこれからこのフレーズをお借りしようと思います(笑)。他にも心に留めておきたい言葉がたくさんありましたが、これが一番希望にあふれていたので。

 先輩方の素晴らしい言葉の後で恐縮ですが、私にとっての「モード」とは、より良い時代とは何かという正解のない未来を提示する先導者であり、次の時代への後押しをするために今を切る剣でもあると思っています。だから「モード」を体現しているのはランウエイで「ファッション」を提案するブランドだけではなく、人々の生活を支える「アパレル」も入ります。そういう意味では「グッチ(GUCCI)」も「ユニクロ(UNIQLO)」も「モード」で良いんじゃないかな。逆にいうと、今しか見ていないブランドはそうではないということ。

 私自身の言葉で「モードって何?」を考えたときに、真っ先に頭に浮かんできたのが「アパレルをやりたいのか、ファッションをやりたいのか?」という問いかけでした。私が就活をする少し前、尊敬する先輩に投げかけられた言葉です。その時はいまいちピンときませんでしたが、アパレル販売を少し、そしてITという立場からファッション業界に関わるようになってからは、なんとなく思いが固まってきた気がします。一言で言うと、「ファッションが服だけではなくなった時代だからこそ、アパレルという手段でファッションをやりたい」んです。

 「WWDジャパン」編集部の皆さん、次の議論のテーマは「アパレルをやりたいのか、ファッションをやりたいのか?」はどうでしょう?

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne

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ネットショップ作成サービスのBASE 10月25日に東証マザーズ上場へ

 ネットショップ作成サービスを提供するBASEは20日、東京証券取引所のマザーズへの上場が承認された。主幹事会社は大和証券とSBI証券で、上場日は10月25日を予定している。売出株数は760万株。

 BASEは2012年12月に鶴岡裕太代表取締役CEO(29)がシリアルアントレプレナーの家入一真氏(現社外取締役)と共に、個人のファッションデザイナーやクリエイター向けのEC作成サービスとして創業。現在、開設ショップ数が80万超、流通総額は約406億円(18年12月期)にまで成長している。EC作成サービスのほか、17年6月にはオンライン決済サービス「PAY.JP」、18年12月には資金調達サービス「YELL BANK」をスタートしている。

 有価証券届出書によると、過去3年の業績は16年12月期の売上高が4億4000万円、経常損失5億6000万円、17年12月期の売上高が11億4000万円、経常損失12億6000万円、18年12月期の売上高が19億8000万円、経常損失6億1000万円と、大幅な増収の一方で赤字も続いている。大株主には鶴岡CEO(21.13%)を筆頭に、グローバル・ブレイン、イーストベンチャーズといったベンチャーキャピタルのほか、サイバーエージェント(8.74%)、丸井グループ(6.11%)、メルカリ(6.02%)などが名を連ねる。
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ストリートカルチャー誌「オーリー」編集長交代 後任は「ワープ」や「オーリー」の元編集長

 ミディアムが発行するストリートカルチャー誌「オーリー(Ollie)」の鈴木悠介編集長が、10月12日発売の11月号をもって退任する。後任には遠山展行氏が新編集長に就任する。

 遠山新編集長は1973年生まれ。フリーランスのファッションライターを経て、「オーリー」や「ワープ・マガジン・ジャパン(WARP MAGAZINE JAPAN)」の編集長などを歴任。2015年にはミドルエイジの男性向けスタイル&カルチャー誌「ボイド(VOiD)」を創刊。現在はファッション誌や広告、カタログなどを制作するプロダクション、プラスチップの代表を務める。

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「J.クルー」の姉妹ブランド「メイドウェル」が上場か 事業売却の憶測も

 経営難のJ.クルー グループ(J. CREW GROUP)が擁する「J.クルー」の姉妹ブランド「メイドウェル(MADEWELL)」は9月13日、米証券取引委員会に有価証券発行届出書を提出した。同ブランドは上場を含む新戦略を検討中と4月に報道されており、それが現実味を帯びてきた格好だ。しかし、その評価額があまりに割高なため、同社が「メイドウェル」の上場ではなく売却を狙っているのではないかとの憶測を呼んでいる。なお、公募・売り出し株数や価格は未定。

 同社は「メイドウェル」の新規上場によって9億7000万ドル(約1047億円)の調達を目指しており、これは同ブランドの株主資本の40%程度に当たるという。つまり、その企業価値を24億5000万ドル(約2646億円)、もしくは同ブランドの2018年度のEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)1億1100万ドル(約119億円)に対して20倍以上と見積もっていることになる。

 同届出書によれば、J.クルー グループは「メイドウェル」の上場に関する目論見書を債権者などに提示したが、特に進展はなかったという。ある債権者は、同ブランドの企業価値は17億~19億ドル(約1836億~2052億円)程度であり、評価額が高すぎるとコメントした。事情を知る市場関係者も、「現在の小売り環境を考えると明らかに過大評価であり、EBITDAの10~15倍が適正だろう」とこれに同意した。

 「J.クルー」はトレンドとの乖離や比較的高価格帯であることから、ここ数年は業績悪化に苦しんでおり、19年2月期決算の売上高は前期比3.7%減の17億7954万ドル(約1921億円)だった。一方、デニムを中心とした手頃な価格帯の「メイドウェル」は消費者の受けもよく、既存店ベースで約10年間にわたって売り上げを伸ばしており、19年2月期決算の売上高は同26.0%増の5億2914万ドル(約571億円)だった。このため、グループ全体の売上高は同4.6%増の24億8399万ドル(約2682億円)とやや増収になっている。なお、J.クルー グループはおよそ17億ドル(約1836億円)の債務を抱えており、上場で調達した資金をこの返済に充てたい考えだ。

 「メイドウェル」は“小売りの神様”と呼ばれたミラード・“ミッキー”・ドレクスラー(Millard “Mickey” Drexler)J.クルー グループ元会長兼最高経営責任者(CEO)が設立。現在は同氏の薫陶を受けたリビー・ウェイドル(Libby Wadle)社長兼CEOが成功裏に率いており、分離上場した際にも続投すると見られている。その場合、「メイドウェル」は「J.クルー」に足を引っ張られることなく業績を伸ばしていけるという見方もあるが、グループ内の資産や規模のメリットを享受できなくなるというマイナス点もある。また、「J.クルー」と完全に競合するようになることも視野に入れておくべきだろう。

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「エンポリオ アルマーニ」2020年春夏ミラノ・コレクション

 「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。

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読者が注目した今週の新作 「ユニクロ ユー」2019-20年秋冬コレクションなど(9月20〜26日)

 「WWD JAPAN.com」が今週発売の新商品を「ファッション部門」「ビューティ部門」別にまとめてお届け。「ファッション部門」と「ビューティ部門」は読者の注目度(PV)から1〜3位までをランキング形式で紹介。今週の「ファッション部門」では「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」の2019-20年秋冬コレクションが最も注目され、「ビューティ部門」では「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」の精油カラーリップスティックが1位に輝いた。

【ファッション部門】


【ビューティ部門】

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即完売した「ベルシュカ」 × ビリー・アイリッシュの商品が再販 “暗闇と混乱”を表現したエッジィなコレクション

 「ベルシュカ(BERSHKA)」は、8月末に発売し即日完売した米国の若手女性アーティスト、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)とのコラボコレクション(アパレル17種、雑貨2種)をきょう20日から再販する。白と黒のコントラストを効かせて“暗闇と混乱”を表現した、彼女の独特の感性や世界観を落とし込んだコレクションだ。大胆なオーバーサイズでユニセックスなスタイル、グリーン、オレンジといったアクセントの色使いも特徴。全国の直営店、公式ECで取り扱う。

 コレクションの4つのキールックは彼女自身がモデルとなり、2019年のワールドツアーの合間を縫って撮影。ジグザグに歪んだグラフィカルなフォントで“Billie Eilish”の文字をフロント部分に描いた白のフーディ(5990円)にはジョガーパンツ(4590円)を合わせてスポーティーに仕上げた。ビビッドなオレンジで空想の景色をデザインしたフーディ(5990円)、ショートパンツ(3990円)のセットアップは“世界の終末”を表現。ビリー自身のグリーンのフェイスプリントを施したフーディ(4990円)には同色のスエットショーツ(2990円)、ネイルでコーディネートを完成させた。いずれもXXLサイズを着用し、ボリューム感のあるスタイリングに、「ベルシュカ」の通常ラインのチャンキーソールスニーカーを合わせた。

 ビリー・アイリッシュは米カリフォルニア生まれの17歳。EDMやヒップホップなどのジャンルの垣根を越えた音楽性が特徴で、19年1月に発売したファーストアルバム「ウェン・ウィー・オール・フォール・アスリープ・ウェアー・ドゥー・ウィー・ゴー(WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO)」は米国、英国、オーストラリア、カナダなど各国の音楽チャートで1位を獲得した。

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「フィアット」創業120周年記念イベントにイタリアと日本の職人が競演

 FCAジャパンは、イタリアのカーブランド「フィアット(FIAT)」の創業120周年を記念した展示・試乗イベント「120イヤーズ フィアット ゴールデン ハート(120 YEARS FIAT GOLDEN HEART)」を青山・スパイラルガーデンで開催中だ。

 「フィアット」120年の歴史や技術を、日本の伝統的モノ作りと掛け合わせて表現するというコンセプト。イタリア生まれのビジュアルアーティストのマルコ・フェルリ(MARCO FERRI)が日本の伝統的な工芸技法“金継ぎ”からインスピレーションを得た作品を展示しているほか、VRアーティストのせきぐちあいみによる“和”と“金継ぎ”をテーマにしたパフォーマンスが行われる。また「フィアット」と、日本のモノ作り文化の継承を目的とするNPO法人「メイド・イン・ジャパン・プロジェクト」とのコラボレーションから生まれた福島県の会津塗、栃木県の日光彫、佐賀県の伊万里焼なども展示されている。

 FCAジャパンのティツィアナ・アランプレセ(Tiziana Alamprese)=マーケティング本部長は「割れやヒビなどの陶磁器の破損部分を接着し金で装飾して仕上げる“金継ぎ”の古いものを修理して大事に使うという日本の素晴らしい伝統的精神を、『フィアット』と共有できた有意義なプロジェクトになった」と話した。

 会場には120周年を祝う特別限定車「フィアット・チンクエチェント/チンクエチェント・シー・ワンハンドレッド・トゥエンティース・タキシード(FIAT500/500C 120TH TUXEDO」と、名画「ローマの休日」にも登場した通称“トポリーノ”の初代「500」が特別展示されている。

■120イヤーズ フィアット ゴールデン ハート
日程:9月20~23日
時間:11:00 ~20:00
場所:スパイラルガーデン(スパイラル1階)入場無料
住所:東京都港区南青山5-6-23

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「マックスマーラ」2020年春夏ミラノ・コレクション

 「マックスマーラ(MAX MARA)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。

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「マックスマーラ」2020年春夏ミラノ・コレクション バックステージ

 「マックスマーラ(MAX MARA)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「シュプリーム」からザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのコレクションが登場

 「シュプリーム(SUPREME)」は9月21日、アメリカ・ニューヨークのロックバンド、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)にオマージュを捧げたコレクションを発売する。東京・渋谷をはじめとした「シュプリーム」直営店と公式サイト、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などで取り扱う。

 ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは1964年にルー・リード(Lou Reed)を中心にニューヨークで結成され、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の目に留まったことをきっかけに、ウォーホルのプロデュースのもと67年にバナナのアートワークで知られるデビューアルバム「The Velvet Underground and Nico」をリリース。73年の解散までに5枚のアルバムを発表するも、商業的には成功しなかった。しかし、当時見られなかった挑発的で実験性のあるサウンドと、性や麻薬、同性愛などアンダーグラウンドなカルチャーをテーマとした文学性の高い歌詞がのちに評価され、後世のアーティストに多大なる影響を与えてきた。

 今回のコラボコレクションでは、レーヨンシャツ、リンガーTシャツ、フーディー2型、Tシャツ3型の計7型をラインアップ。デビューアルバムの裏ジャケットに使用されたメンバーフォトや、70年に発表された4枚目のアルバム「Loaded」と2017年に発売された2枚組アナログ「Collected」のアートワークなどが落とし込まれ、バンドを象徴するバナナのアートワークは用いられていない。

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【PR】”飲むサラダ”として話題。試してわかった野菜スープの大きな可能性(後編)

 健康志向の高まりやインバウンドの影響で、野菜がいっそう注目される昨今。外食ではサラダ専門店なども増えているが、野菜がしっかり入ったスープの需要もあるのではないだろうか。そんなことから今回、前編ではランチにサラダを提供している3つの店舗に、サラダorスープの形で提供してもらってオーダー率などをうかがった。
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「フェンディ」2020年春夏ミラノ・コレクション バックステージ

 「フェンディ(FENDI)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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ロンドンコレ初のショーチケット一般販売は売り上げ上々 主催者が語る狙いと今後

 2020年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウイーク(LONDON FASHION WEEK 以下、LFW)は、一般入場可能なパブリックショー(Public Show)を初めて開催した。イベント内容は9月14日に「アレクサチャン(ALEXACHUNG)」の単独ショー、15日に「ハウス オブ ホランド(HOUSE OF HOLLAND)」と「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」の合同ショーの2種だ。LFWの公式ホームページ上で販売したチケットの価格は1日分のスタンダードが135ポンド(約1万7700円)、フロントローが245ポンド(約3万2000円)で、業界人を招いたトークショーや9月に開催予定のイベントに参加する権利も含まれている。

8割は埋まるも高額のフロントローはまばら

 会期中は両日3回のショーが行われた。9月14日の「アレクサチャン」の初回は約300人のキャパシティーの会場に250人ほどが来場し、高額なフロントローに空席はあったものの上々の集客だった。会場はLFWのメーン会場である「180 ザ ストランド」内で、場内に目立った装飾はなく、ただ白い真っ直ぐのキャットウオークとスクリーンが設置されていた。ショー前にLFWを紹介する約5分間のムービーが放映され、ショー前にもデザイナーのアレクサ・チャン自らがブランドについて語る約3分間のムービーが流れた後に本番がスタートした。ランウエイで見せたのは19-20年秋冬コレクションで、同ブランドが2月のLFWで行ったショーとは内容が異なり、ジーンズやジャンプスーツなどを組み合わせたリアルなスタイリングの27ルックだった。会場内にはポップアップショップが開かれ、ショーで見た商品がすぐに購入できる仕組みになっていた。ショーの費用は主催するLFWが負担し、ポップアップの商品もそれぞれの店頭用在庫なのでブランドのリスクは少ない。デザイナーのビジョンや世界観を発信する場である業界人向けのファッションショーとは違い、消費者の販売促進が目的といえるだろう。

来場客に聞く
「イベントどうでした?」

 客席は頭から足先まで着飾った一般客が大半で、業界人の姿はほとんど見られなかった。女性客が多く、中にはカップルらしき男女もいた。ショーが始まるまで待ちきれずにキョロキョロと会場を見渡したり、友人同士でセルフィーを撮ったり、来場者が一大イベントとして楽しそうな様子が印象的だった。ショーの後、女性客数人に感想を聞いた。15歳のスザンナは高校卒業後に専門学校へ通う予定のデザイナー志望。「ファッションショーに参加するのがずっと昔から夢だったけど、どうやったら参加できるのか分からなかったの。だからパブリックショーが開催されると知った時は大喜びしたわ!しかも私にとってアレクサ・チャンは憧れの存在だから絶対に参加したくて、すぐに両親に頼んでチケットを買ってもらい1人で来たの。ショーで見た洋服はとても可愛かったけれど、あっという間に終わってしまったのが少し悲しいな。この後のトークショーにも参加する予定よ」と興奮冷めやらぬ様子だった。

 ピンク色のヘアとホログラムの洋服でひときわ華やかな姿だったクリスティーナは、現在ロンドン郊外のファッション専門学校でマーチャンダイジングを学ぶ学生だ。「パブリックショーは消費者が業界の一員になれるような素晴らしい取り組みだと思う。次回もあれば来たいし、今後はアフターパーティーなども開催してほしいわ。半年後までにお金を貯めて、次はフロントローのチケットを購入するの」とポジティブな意見を述べた。

主催者に聞く
「チケット売れました?」

 LFWを主催する英国ファッション評議会(ブリティッシュ・ファッション・カウンシル/BFC)のキャロライン・ラッシュ(Caroline Rush)最高経営責任者(CEO)は、パブリックショー開催の理由について「SNSの台頭によってブランドと顧客の繋がりはますます強くなっており、ブランドはBtoC事業に注力するようになった。一方で、一般消費者はインスタグラムなどを通じてファション・ウイークの華やかな様子が拡散されることで、より一層注目度や憧れが増している。ファッションに関心がある消費者にファッションショーを見てもらい、英国発のデザイナーや業界内で何が起きているのかを知る貴重な機会を提供することが目的の一つ。会場内の展覧会では、ファッションが世の中や環境にいい影響を与える“ポジティブ・ファッション”という考えを共有し、消費者にこれまでとは違った視点を持ってもらいたい」と語った。選定した3ブランドについては「SNSで認知度が高く、価格帯が高すぎない。すでに取引先をいくつも持っていて消費者が店頭でも気軽に商品を見られること」を理由に決めたという。チケットは2日間のうち「ハウス オブ ホランド」と「セルフ-ポートレート」の合同ショーが行われた日は完売し、好調な売れ行きだったという。今季の「LFW」はファッション業界人が約5000人、一般客が約3000人参加した。「毎シーズン来場者数に大きな変化はないが、LFWへの関心は世界中の小売業者やインフルエンサーを中心に高まっており、市場も広がっている」とラッシュ最高経営責任者。今後の展望について「2030年までにビジネスも生産も循環型システムを構築し、業界内から“ポジティブ・ファッション”を推進すること。100%サステイナブルまでいかなくとも、温室効果ガスの純排出量ゼロを目指し、クリエイティビティー面でも強化していきたい」と述べた。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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苦境のネクタイ業界 老舗フェアファクスが民事再生法適用を申請

 ネクタイ製造のフェアファクスコレクティブ(東京、慶伊道彦社長)は19日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。帝国データバンクによると、負債は2019年1月期時点で約13億2700万円。ビジネスマンの軽装化に加えて、有力ブランドとのライセンス契約の終了などが響いた。

 同社は1976年設立。自社ブランド「フェアファクス(FAIRFAX)」を中心にした商品を百貨店のネクタイ平場に卸売りしていたほか、百貨店やセレクトショップ向けにOEM(相手先ブランドの生産)でネクタイやドレスシャツを作っていた。特にイタリア生地などを使って日本で製造したトラッドなネクタイが人気で、08年7 月期には売上高は約20億円を計上。しかしクールビズなどによるネクタイ離れがじわじわと影響し、決算期変更後の19年1月期の売上高は約15億円に落ち込んでいた。ネクタイ以外の商材の拡充も進めたが、業績回復には至らなかった。

 05年に環境省の音頭で始まったクールビズや、IT系をはじめスーツを着なくてもよい企業が増加したことは、ビジネスウエア業界にとって大打撃になった。日本のネクタイの流通量(国産品と輸入品の合計)は05年に4160万本だったが、15年には2205万本とほぼ半減した(日本ネクタイ組合連合会調べ)。この間、ネクタイやドレスシャツの中小メーカーの経営破たんも相次いだ。直近の紳士服専門店の業績をみても、19年4〜6月期の青山商事、AOKIホールディングス、はるやまホールディングスの純損益が赤字になり、18年10月〜19年6月期のコナカも純利益を半減させている。

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イタリア発「フォルテ フォルテ」が伊勢丹新宿本店に続きギンザ シックスに出店

 イタリア発のウィメンズブランド「フォルテ フォルテ(FORTE_FORTE)」は今秋、東京・銀座のギンザ シックス3階に直営店をオープンした。ミラノ旗艦店の内装コンセプトを導入しており、大理石や真鍮を組み合わせたモダンなインテリアが特徴だ。ギンザ シックス出店に先駆け、7月には伊勢丹新宿本店4階にインショップをオープンしており、20年には阪急うめだ本店にもコーナー出店予定だ。

 ブランドは02年に、ジアーダ・フォルテ(Giada Forte)とパオロ・フォルテ(Paolo Forte)の兄弟が、イタリアのファッション生産の拠点の一つ、ヴェネト州でスタートした。卸中心にビジネスを拡大してきたが、17年にイタリアの投資会社の傘下に入って以来、ミラノやパリなどで直営店出店を進めてきた。日本では14年に伊藤忠商事が独占輸入販売権を獲得し、コロネットが販売している。

 広報発表資料によれば、「18年の全世界での売り上げは2200万ユーロ(約26億1800万円)で、前年比32%増の成長を遂げた。世界45カ国550店以上で販売しており、日本は60店以上に卸販売している。全世界に占める日本の売り上げ構成比は6%で、19年の日本マーケットの成長率は20%で推移している」という。

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“ファッション求人の出会い系”スタートアップにディノス・セシールが出資

 ファッション業界に特化した求人サービスのスタートアップ企業レディー トゥー ファッション(READY TO FASHION以下、RTF)は、ディノス・セシールを引受先とした第三者割当増資を実施した。RTFの累計資金調達額は8000万円になる。

 RTFは、高野聡司社長(25)が早稲田大学在学中に起業したスタートアップ企業で、同名の求人サービス「レディー トゥー ファッション」とファッションビジネスの出会い系サービス「ファッチ(FATCH)」の2つのサービスを展開している。現在RTFのユーザー数1万2000人、法人数350社。今回調達した資金はマーケティング活用や人材に活用する。ディノス・セシールは出資の理由として「積極的に人との接点を生み出していく同社のスキームが、将来ファッション分野にとどまらない拡張性がある」とコメントしている。

 RTFには人材派遣大手のパーソルホールディングス、日本最大級のD2Cアパレル企業のネバーセイネバーが出資している。

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「ベイクルーズフェス」、台風で順延した京都開催は10月5日に決定

 ベイクルーズグループは、京都・仁和寺で開催予定で8月の台風で中止になった、創業40周年を記念した野外イベント「ベイクルーズフェス(BAYCREW’S FES)」を、10月5日に開催する。場所は、京都・嵐山の法輪寺。

 「ベイクルーズフェス」は開催地ごとにテーマを設け、各都市在住のベイクルーズスタッフが中心となり、その地域の特徴を生かした企画を立案する。8月10日に開催した名古屋では“ミュージック”をテーマに、音楽ライブや、ベイクルーズブランドによるマーケットプレイス、飲食ブースなどを展開。炎天下にもかかわらず、約1万2000人が来場する人気イベントとなった。翌週17日に予定されていた京都開催は台風10号の影響でやむなく中止になったが新たな開催地を設け、ファッションをテーマに、法輪寺の境内で有名モデルなどを起用したファッションショーなどを行う。そのほか、家族で楽しめるワークショップや限定アイテムの販売、スタッフ放出のフリーマーケットなどのコンテンツを予定する。

 なお、「ベイクルーズフェス」は11月2日に宮城・仙台の楽天生命パーク宮城スマイルグリコパークで、11月9日に福岡(場所未定)でも開催する。

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クリスプ・サラダワークス、新宿・日本橋の新施設2ヶ所で同時オープン。完全キャッシュレスは4店舗に。

株式会社クリスプ(本社:東京都港区、代表取締役:宮野 浩史)が、カスタムチョップドサラダ専門店「クリスプ・サラダワークス」を9月27日(金)に新宿南口店とコレド室町テラス店を2店同日オープンさせる。合わせて11店舗となった。
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「ヌメロ ヴェントゥーノ」2020年春夏ミラノ・コレクション

 「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

開幕‼️明日は16時15分からフランスvsアルゼンチン戦🏉調布駅前のファンゾーン🇫🇷ブースでは 🍖が登場✨それ何⁉️って思った方FICT(仏シャルキュトリ・ケータリング・食肉加工工業連盟)サイトへ👉

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「トーガ」がファッションの“無駄”を楽しみに変えた 自由を手に入れ活気づくベーシック

 時には、寄り道先で思わぬ素敵な拾い物をすることがある。乗り間違えた電車で、美しい景色に出くわすこともある。無駄に見える人生の余白を持つことこそ、本質的に心を満たす一つの方法になる——「トーガ(TOGA)」2020年春夏コレクションのショーを見た筆者はそう思った。

 同ブランドは今シーズンもロンドン・ファッション・ウイークに参加し、ショー会場には王立英国建築家協会を選んだ。コレクションノートには、“包む(wrapping)”“再開発(redevelopment)”“能率(efficiency)”の3語がテーマとして並んでいた。「生産性最優先の現代において、生産性を優先しないという空気感をどのように作れるのかを考えた」というデザイナーの古田泰子の言葉で、コレクションの背景についての説明が始まる。今季はメキシコシティーを拠点に活動するベルギー出身のアーティスト、フランシス・アリス(Francis Alys)の作品から着想を得たという。数ある彼の作品の中で例に挙げたのは、1997年に発表された「実践のパラドックス1(ときには何にもならないこともする)」だ。これは彼が朝から晩までメキシコシティー内で巨大な氷の塊を完全に溶け切るまで押し続けた様子を撮影した映像作品だ。

 「生産過程において“不必要”なことにもっと多くの時間を費やし、そこから何が生まれるのかを見たかった」と古田デザイナーは説明する。ドレスには伸縮性のあるスポーツティーな素材を付け加え、フロントが大きく切り開かれたテーラードジャケットやパンツにはスカーフを当て、ビーチサンダルにはPVC素材のエレメントが加えられた。体を覆ったり、バッグに使用されたパラコードメッシュは魚を釣る網のようだったり、ビニール素材の花のコサージュやねじ曲げられた金属のピンなどルックを彩った装飾品は、海洋ゴミからヒントを得たのではないかと想像させた。スーツや白シャツ、トレンチコートなどのクラシックな服は、古田デザイナーの“不必要”から発展させたアイデアによって自由を手に入れ、活気づいていた。まるで“無駄”の中に価値を見出す楽しみを訴えかけてくるようだった。

 必ずしも理にかなっているわけではないし、着用することで生産性が上がるような機能的な衣服ではないかもしれないが、“不必要”を楽しむのがファッションの醍醐味でもある。「結局のところ、ファッションを作ること自体が不必要なこと。でも、それこそが大切な道楽」と古田デザイナーは締めくくった。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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「カルツェドニア」が販売スタッフを募集 親近感のある接客でニーズを引き出し、最適なアイテムを提案

 イタリア発のレッグウエア・ビーチウエアブランド「カルツェドニア(CALZEDONIA)」は、店舗拡大に合わせて販売スタッフを募集する。元気な挨拶で来店客を迎え入れ、親近感のある接客でニーズを引き出す。具体的な着用シーンのヒアリングなどをもとにして最適なアイテム提案を行う。海外での知名度が高く、外国人の来店客も多いため、英語や中国語といった語学力を生かすこともできる。

 入社後、先輩スタッフのアドバイスを受けながら接客・販売を担当する。他のスタッフと連携して店舗目標の達成を目指す。達成するとチームインセンティブとして報酬に反映されるため、日々のモチベーションが保ちやすい。販売スタッフから副店長、店長へとステップアップすることも可能で、入社から1年ほどで店長として活躍するスタッフもいる。

 ファッション感度の高いデザインで支持を得る「カルツェドニア」は、世界50カ国、4600店舗以上を構える。2014年に日本上陸。

募集職種
販売スタッフ

応募条件
職種・未経験OK。学歴不問。第二新卒歓迎

※こんな方にぴったりのブランドです
ファッションが好きでレッグウエアに興味のある方
海外の文化が好きで、インターナショナルな環境で働きたい方
チームワークを大切にしながら働きたい方

勤務地
東京・愛知・京都・大阪・兵庫の店舗
※オープニングスタッフも同時募集
※転居を伴う店舗異動なし
※勤務地は希望を考慮して決定

東京
六本木店
青山通り店
竹下通り店
新宿店
新宿店2
新宿ミロード店
渋谷明治通り店
渋谷神南店
渋谷店

愛知
名古屋栄地下店
名古屋ユニモール店

京都
寺町通り店
四条河原町店(10月上旬オープン予定)

大阪
エキモ梅田店
心斎橋店
心斎橋店2
なんばウオーク店
戎橋店
エキモ天王寺店

兵庫
神戸三宮店

雇用形態
正社員
※試用期間6カ月あり(試用期間中は契約社員となる)

勤務時間
9:30~23:00の間でシフト制(実働8時間)
※店舗により勤務時間が異なります
※残業は月平均3時間以下。プライベートを大切にする風土が根付いています

【シフト例】
9:30~18:30
13:30~22:30

休日休暇
週休2日(曜日はシフト制 / 月8〜9日)
有給休暇(取得率100%)
産前産後休暇・育児休暇(取得実績、復帰実績あり)
結婚休暇(本人は5日 / 子・兄弟姉妹の結婚は3日)
介護休暇
慶弔休暇

給与
月給19万〜23万円
※経験や能力に応じて加給・優遇
※上記に加え、毎月の店舗予算の達成度に応じたチームインセンティブ支給

福利厚生・待遇
昇給年2〜4回(1月、4月、7月、10月)
業績賞与
チームインセンティブ(店舗予算の達成度に応じて毎月支給)
通勤費手当(上限3万円/月)
各種社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
時間外手当(100%支給)
役職手当
出張手当
退職金
社員割引
海外研修あり
語学学習サポート(試用期間は除く)
Breakfast MTGサポート(朝食を兼ねたMTGを行う場合に1人500円を補助)
制服支給(Tシャツとレギンスパンツなどのレッグウエアを年2回支給)
結婚祝い金(5万円)
出産祝い金(1人目3万円、2人目以降2万円)
時短勤務可能(子育て中の社員も活躍。応相談)

応募期限
2019年10月13日まで

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「ネクサスセブン」の今野智弘が台風被害の千葉県に向けた義援金プロジェクト始動

 メンズファッションブランド「ネクサスセブン(NEXUSⅦ)」の今野智弘デザイナーが、千葉県の台風15号による被災地・被災者への義援金プロジェクトを立ち上げた。被災地の屋根修理などに利用され、廃棄されたブルーシートを回収し(カラーはブルーでなくても可能)、バッグなどに再利用して販売。その売り上げを義援金として、千葉県の被災地に寄付するという。現在、ブルーシートの洗浄などの処理や工程について、縫製工場と精査しており、来月中には販売をスタートする考えだ。

 今野デザイナーは、千葉県八千代市出身。地元の被害は少ないが、成田市の高校に通っていたこともあり、高校時代の友人の住む地域の中には大きな被害を被った場所もあるという。「メディアでもほとんど報道されず、僕自身、はじめはそこまで大きく捉えていなかったが、実際に目で見て被害の悲惨さに驚いた」。報道されていることと現実の大きな開きを感じ、すぐに「自分のできることをできる限りの力でやりたい」と声を挙げた。「なぜか報道も一段落してしまったが、まだまだ復興していない現状がある。風化させてはいけない」と話す。今回の千葉県房総半島南部から北東部まで広範囲に及ぶ台風の被害は、今なお色濃く残っており、停電中の家屋や店を荒らす窃盗事件や、レイプ事件など、報道されない二次被害も発生しているという。

 「なるべく多くの義援金を集めたい。地元の同級生である綾小路翔(氣志團)が音楽フェスの『氣志團万博』で1100万円以上の募金を集め、とても励みになった。自分が今回プロジェクトを進めることで、アパレル業界でもこんな動きができるというモデルケースにもなりたい。その為にはそこそこの規模感であることも必要になってくる。協力者を募っていき、それぞれができる範囲でできる支援を長く続けたい」。

 回収したブルーシートで作るバッグの価格はまだ未定だというが「なるべく手に取りやすい価格でなるべく多くの数を動かせたら」。

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「ボッテガ・ヴェネタ」2020年春夏ミラノ・コレクション

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。

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「アパレルのオンデマンドを実現する」 英発有力ファッションテックCEOの野望

 タッチパネル上でユーザーが自由にカスタマイズしたデザインを、プリントや刺しゅうで即時的に製品化する「ユア ライブ(YR LIVE)」は、2013年にイギリス・ロンドンでスタートしたサービスだ。当初はユーザーによるカスタマイズができるブランドとして設立されたが、ファッションブランドやメーカー、化粧品などさまざまな企業との協業が殺到し、ビジネスモデルを転換。レセプションやポップアップストアなどのイベントでサービスを活用する“ライブ”と、常設店に導入する“ストア”、そしてEC上でサービスを展開する“オンライン”の3つを軸にサービスを提供しており、導入実績は4000件を超える。現在はサービス導入のエリアを拡大しており、アメリカ・ニューヨークやロサンゼルス、日本、香港に支社を構える。カスタマイズに着目した「ユア ライブ」はどのように成長を遂げ、何を目指すのか。来日したティム・ウィリアムズ(Tim Williams)CEOに創業の経緯から今後の構想までを聞いた。

 もともとはソフトウエア企業に勤務していたというティムCEOが手掛ける「ユア ライブ」は、専用のアプリケーションと最先端のプリント・刺しゅう技術を用いたストレスフリーなデザイン体験が特徴だ。「自分の強みであるソフトウエアを用いたデザインやパターンのカスタマイズで、ユーザーがファッションを楽しめる環境を整えられるのではないかと考えた」と創業当時の考えを説明する。そうして生まれた「ユア ライブ」は、カスタマイズ特化型のブランドとして13年にロンドンのカーナビ―ストアに期間限定店を出店した。「15年までは全ての商品がカスタマイズできるファッションブランドとして運営していた。こういった考えが当時は新しかったせいか、周囲の人々に理解してもらうのは大変だった」と当時を振り返る。

 そんな同社に転機が訪れたのは14年のこと。英高級百貨店の「セルフリッジ(SELFRIDGES)」が「ユア ジャパン」のシステムを導入した。「これをきっかけにメディアにも取り上げられ、われわれの注目度が一気に高まった。企業やブランドの方から協業のオファーが来るようになり、われわれはファッションテックカンパニーとしての立ち位置になった」とティムCEO。16~17年には2倍の成長を見せ、その後も毎年20~30%は成長できているという。「現在、世界の主要地点に支社を構えることができており、ベースはおさえたと考えている。各拠点をしっかりと伸ばしながら、ゆくゆくはイベント需要の高い中国などにも進出したい」。

 「ユア ライブ」の創業地であるイギリスは、ファッションテック企業が数多く生まれている地域でもある。中には同社と同じく13年創業の、カスタマイズ可能な服を作る技術を提供するプラットフォーム「アンメイド(UNMADE)」といった競合も存在する。そういった状況の中で「ユア ライブ」が持つ強みは「オフラインだ」とティムCEO。「“オンデマンド”でのモノづくりがトレンドとなってきているイギリスでは現在、さまざまなカスタマイズサービスが生まれている。しかし、彼らはほぼオンラインに特化しており、オフラインへの参入は簡単ではない。一方でわれわれは“オンデマンド”をベースに、リアル店舗からスタートした企業。店舗とEC、両方においてブランドと共にユーザーにデザイン体験を届けることができる」。

 オンラインとオフラインの双方でサービスを提供してきた「ユア ライブ」は、今後どのように拡大していくつもりなのか?「アメリカを筆頭に、イベント需要はまだ伸びると思っている。さらにオンラインでは、ブランドのモノづくりにおけるオンデマンド化が進んでおり、非常に大きなポテンシャルを感じている。世界のファッションにおける市場規模は約3兆ドル(300兆円)と言われているが、そのうちの10%ほどはカスタマイズが占めることができると考えている。決して簡単ではないが、カスタマイズの先行者としてファッション業界のオンデマンド化をサポートしていきたい」。

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「アパレルのオンデマンドを実現する」 英発有力ファッションテックCEOの野望

 タッチパネル上でユーザーが自由にカスタマイズしたデザインを、プリントや刺しゅうで即時的に製品化する「ユア ライブ(YR LIVE)」は、2013年にイギリス・ロンドンでスタートしたサービスだ。当初はユーザーによるカスタマイズができるブランドとして設立されたが、ファッションブランドやメーカー、化粧品などさまざまな企業との協業が殺到し、ビジネスモデルを転換。レセプションやポップアップストアなどのイベントでサービスを活用する“ライブ”と、常設店に導入する“ストア”、そしてEC上でサービスを展開する“オンライン”の3つを軸にサービスを提供しており、導入実績は4000件を超える。現在はサービス導入のエリアを拡大しており、アメリカ・ニューヨークやロサンゼルス、日本、香港に支社を構える。カスタマイズに着目した「ユア ライブ」はどのように成長を遂げ、何を目指すのか。来日したティム・ウィリアムズ(Tim Williams)CEOに創業の経緯から今後の構想までを聞いた。

 もともとはソフトウエア企業に勤務していたというティムCEOが手掛ける「ユア ライブ」は、専用のアプリケーションと最先端のプリント・刺しゅう技術を用いたストレスフリーなデザイン体験が特徴だ。「自分の強みであるソフトウエアを用いたデザインやパターンのカスタマイズで、ユーザーがファッションを楽しめる環境を整えられるのではないかと考えた」と創業当時の考えを説明する。そうして生まれた「ユア ライブ」は、カスタマイズ特化型のブランドとして13年にロンドンのカーナビ―ストアに期間限定店を出店した。「15年までは全ての商品がカスタマイズできるファッションブランドとして運営していた。こういった考えが当時は新しかったせいか、周囲の人々に理解してもらうのは大変だった」と当時を振り返る。

 そんな同社に転機が訪れたのは14年のこと。英高級百貨店の「セルフリッジ(SELFRIDGES)」が「ユア ジャパン」のシステムを導入した。「これをきっかけにメディアにも取り上げられ、われわれの注目度が一気に高まった。企業やブランドの方から協業のオファーが来るようになり、われわれはファッションテックカンパニーとしての立ち位置になった」とティムCEO。16~17年には2倍の成長を見せ、その後も毎年20~30%は成長できているという。「現在、世界の主要地点に支社を構えることができており、ベースはおさえたと考えている。各拠点をしっかりと伸ばしながら、ゆくゆくはイベント需要の高い中国などにも進出したい」。

 「ユア ライブ」の創業地であるイギリスは、ファッションテック企業が数多く生まれている地域でもある。中には同社と同じく13年創業の、カスタマイズ可能な服を作る技術を提供するプラットフォーム「アンメイド(UNMADE)」といった競合も存在する。そういった状況の中で「ユア ライブ」が持つ強みは「オフラインだ」とティムCEO。「“オンデマンド”でのモノづくりがトレンドとなってきているイギリスでは現在、さまざまなカスタマイズサービスが生まれている。しかし、彼らはほぼオンラインに特化しており、オフラインへの参入は簡単ではない。一方でわれわれは“オンデマンド”をベースに、リアル店舗からスタートした企業。店舗とEC、両方においてブランドと共にユーザーにデザイン体験を届けることができる」。

 オンラインとオフラインの双方でサービスを提供してきた「ユア ライブ」は、今後どのように拡大していくつもりなのか?「アメリカを筆頭に、イベント需要はまだ伸びると思っている。さらにオンラインでは、ブランドのモノづくりにおけるオンデマンド化が進んでおり、非常に大きなポテンシャルを感じている。世界のファッションにおける市場規模は約3兆ドル(300兆円)と言われているが、そのうちの10%ほどはカスタマイズが占めることができると考えている。決して簡単ではないが、カスタマイズの先行者としてファッション業界のオンデマンド化をサポートしていきたい」。

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タイトー、”大人の美味しい遊び場”を銀座ニッタビルにオープン。KENTO’Sと合わせエンタメ2層に。

アミューズメントの株式会社タイトー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山田 哲)が、新規事業として「食」と「遊」が融合した新店舗「EXBAR TOKYO(エクスバー トーキョー)」を11月中旬、銀座コリドー街にオープンさせる。
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編集後記座談会:「エネルギーのダダ漏れは尊い!」 連載「モードって何?」Vol.13

【#モードって何?】きっかけは読者から編集部に届いた質問「つまるところ、モードって何ですか?」だった。この素朴な疑問に答えを出すべく、「WWDジャパン」9月16日号では特集「モードって何?」を企画し、デザイナーやバイヤー、経営者、学者など約30人にこの質問を投げかけた。ウェブでもこれまで12回にわたって、ファッション研究者や有力バイヤーらが考える「モードって何?」を掲載してきたが、今回はその締めくくりとして、特集を担当した記者による座談会を実施。「WWDジャパン」が考える「モードって何?」の答えやいかに……!?

座談会参加者

向千鶴:「WWDジャパン」編集長。海外コレクション取材歴20年以上。モードを愛し、モードの持つパワーを信じるパッションあふれる編集長

五十君花実:「WWDジャパン」ニュースデスク。ファッションのエモーショナルな面と共に、ファッションの産業としてのロジカルな側面の取材も普段から担当

秋吉成紀:「WWDジャパン」アルバイト。豊富な読書量に裏打ちされた、学問としてのファッションの知識を見込まれて、今回の特集では研究者の取材を担当

五十君花実(以下、五十君):特集お疲れさまでした。特集を担当したもう1人、大杉真心記者はロンドン&ミラノのコレクション取材に旅立ってしまったので座談会への参加は3人です。さて、「モードって何?」特集ですが、改めてどんな意図から企画したものだったんでしょうか?

向千鶴(以下、向):特集のリードやウェブ連載の冒頭に繰り返し書いてきたことではあるんだけど、「モードって何ですか?」という読者の方からの質問が編集部にたくさん寄せられた(注:「WWDジャパン」4月8日号に掲載した新入社員向け特集のために、SNSでファッション業界に関する質問を募ったところ、そうした質問が多数届いた)ことがきっかけです。その質問に答えようとしたんだけど、改めて考えると案外難しい。それで、いい機会だから突き詰めてみようと思ったのが企画の始まりです。

秋吉成紀(以下、秋吉):海外コレクションを含め、ファッションを幅広く取材している「WWDジャパン」なら、つかみどころのない「モードって何?」に答えてくれそうだと思われているんですかね。

向:実は私自身、ここ数年思うところがあって。こんなにファッションが好きな私でさえも、「現状のファッションビジネスの未来はどこにあるのか?」って、海外でショーを見ながらふと冷静になって考えてしまう瞬間があるんだよね。「ファッションシステムはこのままでいいのか?」って。モードという言葉をきっかけにして、これまでのファッションシステムを見直してみたいというのも、自分の中ではテーマとしてありました。

五十君:向さんの言う「現状のファッションシステム」というのは、具体的に何を指していますか?

向:パリコレをピラミッドの頂点にして、トレンドが上から下に伝わり、同時に生産から販売のフローとしては、左から右に不可逆的に流れていく、という動きのことです。トレンドを作って欲望を喚起し、売り減らしていく、という流れね。

五十君:確かに、アパレルの大量廃棄などは今や社会問題化しています。「業界内のシステムが長年こうだったから、しょうがない」ではもう済まないですもんね。

向:もちろん、大量廃棄などの側面から今までのシステムに疑問を抱いたという部分は大きいんだけど、それと同時に、ショーを見ていても純粋に面白いとは思えない瞬間が増えていたんだよね。私はジョン・ガリアーノ(John Galliano)やアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の時代から海外コレクションの取材をスタートしているんだけど、あの頃のショーは本当にエモーショナルだった。でも今は、クリエイティブ・ディレクターがち密に計算した上で欲望を作り出す時代。「あのころはよかった」だなんて当時のことを語ってもそんなのはただの郷愁だし、そんな気持ちの人にショーをレポートされても読者は迷惑だと思う。そういったことをいろいろ考えていて、自分の中でモードの価値観をアップデートしたかったんだよね。

秋吉:取材していても思いましたが、世代によって感じていることが違って面白いです。僕は今25歳なんですけど、「パリコレってスゴイ!」みたいな感覚は持っていない。生まれた時から「ユニクロ(UNIQLO)」も「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」も同列に存在していたし、日本経済が“失われた30年”といわれる中で生きてきた。僕の中でモードっていうのは、 自分以外のどこかを中心として勝手に欲望が作られて、それに巻き込まれる、引きずり回されるイメージ。まるでリードにつながれて引っ張られる犬みたい。興味がないわけじゃないけれど、たまにでいいかな、という感じ。

五十君:私は今30代半ば。パリなどのコレクションを取材すると、確かに「面白い」「伝えたい」と感じる何かに毎回必ず出合うんだけれど、ショーを見てそのスペクタクルに刺激されて、猛烈に圧倒されたという向さんのコレクションの原体験とはやはり違う気がします。だからといって、秋吉くんほどニヒルな感覚でもない。やはりちょうど中間の世代なのかも。

向:「WWDジャパン」は、バイヤーやビジネスパーソンは普段からよく取材しているんだけど、今回の特集では秋吉くんを水先案内人として、意識的にファッション研究者を多数取材しました。一口に研究者といってもバックグラウンドはバラバラ。まるで映画を観るような感覚で取材が進んだのが非常に印象的でした。

秋吉:学問としてのファッションは、日本では鷲田清一さん(注:大阪大学総長も務めた哲学者)から始まるといっていいと思います。それを成実弘至・京都女子大学教授らが整え、蘆田裕史・京都精華大学准教授、水野大二郎・京都工芸繊維大学特任教授の世代が押し広げて、さらにその次に、研究もしつつビジネスの実践の場にも身を置く藤嶋陽子ZOZO研究所リサーチサイエンティスト、川崎和也スぺキュラティブ・ファッションデザイナーらの世代が続きますね。

向:どの方もお会いしてみたかったんですが、なかでもやはり鷲田さんには一度お話を聞いてみたいと思っていました。「モードの迷宮」(注:1989年に筑摩書房より出版された鷲田の著作)を改めて読んで、この人が今の時代をどう見ているのか聞いてみたかったんだよね。仙台の講演会にお邪魔して、手紙を渡して取材を申し込んだんだけれど、結果として取材は叶いませんでした。ただ、そのお断りの文面が非常に納得がいくものだった。これ、記事に出してもいいと思うんだけど、要約すると「私は『ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)』『コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)』が日本でショーを行わなくなって以降はファッションを語っていない。ファッションは上から語るものではなく、現場に身を置いて、現場から語るべきもの。現場に身を置いていない私は語るべきではない」といった内容でした。

五十君:鷲田さんがおっしゃる、「現場に身を置いて、現場から語る」というのを、まさに今の時代に実践しているのがZOZO研究所の藤嶋さんたちの世代かもしれませんね。

向:われわれ記者も、現場で見て、それを伝えるということが大切だと改めて思ったし、背筋が伸びる感覚でした。研究者はどなたも思考のスパンが長いです。ビジネスでは短期での結果がどうしたって求められるけど、研究者は半年、一年、それ以上のスパンでファッションの先を見通そうとしている。それが、今回の特集で意図的に研究者の方にたくさんお会いした理由です。さっき、私が「研究者の取材は映画を観るような感覚だった」と表現したのもそのためです。映画は長期的に作るものだから。

五十君:研究者の話が続きましたが、特集全体として、印象的だったコメントは他にどんなものがありますか。私は南青山のセレクトショップ、アデライデのバイヤー、長谷川真美子さんの言葉をぜひご紹介したいです。「モードって見つけづらいものなんだけれど、展示会やショーで他とは違う光を放っていてるから魅了される。それを見つけてくるのは、まるで、岩場に同化している保護色のアワビを長年の経験や勘、感性で獲ってくる海女さんのようだ」といったことをおっしゃっていたんですが、長谷川さん独特のユーモアやウィットが非常にチャーミングです。

秋吉:僕は編集者の中島敏子さんの言葉にすごく納得しました。モードとは「時に涙が出るほど華麗で軽薄で、熱狂と倦怠を交互に繰り返す運動体」ということでしたが、モードとはシステムなんだということをズバッと言い切っています。

向:私はどの方の言葉も印象的だったけど、そのうちの一つはストリートスナップ誌「フルーツ(FRUiTS)」の創設者である青木正一さんのコメント。ストリートに身を置き続けている青木さんならではの目線で、「モードのシステムが存在しない環境でのストリートファッションは、実はつまらない」とおっしゃっていました。ファストファッションが世の中を圧倒していた2010年前後を振り返っての言葉です。

五十君:さて、そろそろこの座談会も総括に入りますが、向さんはこの特集を通して、自分の中の「モードって何?」にどう答えを出しましたか?

向:私がこの特集をしようと思ったきっかけは、この対談の前半でも語ったようにすごく感傷的だったんだけど、「モードの体系」(注:仏の哲学者、ロラン・バルト=Roland Barthesによる1967年の著作。モード論の原点として今回の特集内でも何人かから名前があがった)って、英語版だと「The Fashion System」っていうタイトルなんだよね。“モード=ファッション”とすごく単純に訳されている。それを私は特別な気持ちで解釈しすぎていたとは思う。でもそれって、私だけじゃなくてみんなそうだと思う。日本は敗戦国として洋装を徐々に受け入れて、欧米へのコンプレックスを下地に、モードというものをその時々で捉えていった。だからこそ、モードに意味を持たせ過ぎる感覚が生まれたんじゃないかな。

秋吉:「モードとは単なる言葉だ、欲望を喚起する記号だ」というバルトの原点に戻ればいいということですか?

向:原点通り、欲望を喚起する記号ではあるんだけど、でも欲望の湧き出し方が今は昔とは違う。昔みたいに、世の中全体で共有できる大きな物語や大きな欲望があるわけじゃない。小さな欲望の集合体からふつふつと湧き出るものを、つぶさに見ていくことが大切なんだなと思う。無理やりモードって言葉に意味を持たせようとして、みんなゴメンね!という気分です(笑)。

五十君:その小さな欲望をなんとか喚起できないかと、企業やデザイナーは腐心しているというのが、ファッション業界の現状ということですね。

向:大きな欲望ではなく、小さな欲望だといっても、それを喚起するにはすごいエネルギーが必要だし、そうしたエネルギーを持っているモノや人が、私は魅力的だと感じる。「モードって何?」特集の前週の「WWDジャパン」9月9日号は、村上隆特集を掲載したよね。実は私の中で、この2つの特集は2つで1つといった感覚です。村上隆特集は1万5000字の超ロングインタビューで村上さんを掘り下げているんだけど、その中で「個人的な体験を世の中にダダ洩れさせていくのがアーティストやクリエイターだ」といったことを村上さんは言っているんです。「リミットを外して、どれだけ自身を外に対してさらけ出していくことができるか」って。それが世の中に与えるエネルギーなんだと思うし、やっぱり私はそういう人が好き。「WWDジャパン」は、そういう人を応援できる媒体でありたいと思っています。

五十君:リミットを外して世の中にさらけ出す、という点では、今回の特集の表紙がまさにそれですよね。

向:表紙は、カメラマンの沢渡朔さん、スタイリストのふくしまアヤさんらとチームを組んで、渋谷で撮り下ろしました。沢渡さんたちにお願いしたのは、「忖度なく、自分が今、かっこいいと思う感覚を表現してください」ということだけ。そういう風に言える雑誌や媒体って、実は今すごく少ないんですよね。でも、忖度なしで、自分がいいと思うものをクリエイター同士がさらけ出してぶつかり合う中で、いいものは生まれると思うから、そうお願いしました。

「#モードって何?」をもっと見る

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チャールズ皇太子が英サステナブランドに協力 私邸のイラクサを提供

 「ヴィン + オミ(VIN + OMI)」は2020年春夏ロンドンコレクションでチャールズ皇太子の所有地で収穫されたイラクサを用いた生地で制作したドレスを発表した。

 「ヴィン + オミ」のデザイナー、ヴィン(Vin)とオミ(Omi)は2018年5月に開かれた「ポジティブ・ファッション・イニシアチブ(Positive Fashion Initiative)」という、サステイナビリティー、平等性、地産性を促進し、社会にとっても環境にとってもベストな行動を実践していくプロジェクトの茶会でチャールズ皇太子と出会ったという。そこでイラクサ、シャク、栗、キノコなど英国の植物を用いて生地を作製するという同ブランドの試みについての話し合いがなされ、チャールズ皇太子は余っているイラクサを使うように、とグロスターシャーの所有地に彼らを招待した。

 ヴィンは、「私たちはオックスフォードブルックス大学の学生たちと、普段なら刈り取って捨てられてしまうイラクサを収穫するため、チャールズ皇太子の私邸“ハイグローブ”へ赴いた」と語り、“ハイグローブ”の庭師リーダーのデブス・グッドイナフ(Debs Goodenough)による指示のもとで作業を行い、10台ものセミトレーラーがいっぱいになるほどの量を収穫したと話した。

 「ヴィン + オミ」はイラクサの葉を落とし、腐敗を促すために草の上にさらすという伝統的な手法を用いた。その後、短くクリーム状の繊維からさまざまな織り目のフェルト生地を作ったり、天然のホソバタイセイやアカネで青や赤に染めてコレクションに用いた。

 ヴィンとオミは自身らのブランドを「イデオロギーであり、ファッションブランドではない」としており、2004年からサステイナブルなアプローチで活動している。

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本日開幕のラグビーワールドカップ は明日の対戦です😉 楽しみですね‼️フランス代表の応援、よろしくお願いします📣 W杯、仏とアルゼンチンが調整 C組、21日に対戦:スポーツ:中日新聞(CHUNICHI Web) from

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小島健輔レポート 「ザラ」はなぜECを拡大しても店舗売り上げが伸びるのか

 ファッションビジネスのコンサルタントとして業界をリードする小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する不定期連載をスタート。第1回はECと店舗売り上げの関係と、勝ち組「ザラ」の戦略を深掘りする。

 「ECにお客が流れて店の売り上げが落ちている」と嘆く店長の声を聞くことがあるが、それって本当なのだろうか。同じブランドでECが伸びたら店舗の売り上げは減るのだろうか。EC比率がどこまで上がったら店舗の売り上げが落ち始めるのだろうか。

■ECが伸びても店舗売り上げは落ちない

 そのブランドの商圏顧客数も1人当たり購入額も一定であるなら、ECが伸びた分、店舗売上は減りそうなものだが、必ずしもそうはならず、逆に店舗売り上げが伸びるケースもある。そのわけは、ECは新規顧客を開拓する広告効果が大きいからだ。

 ECサイトには、広告媒体的な新規顧客獲得効果や店舗に顧客を誘導するウェブルーミング効果があり、ECで得られた新規顧客の売り上げは店舗売り上げの減少をもたらさないし、ECで得た情報を実体験しようと店舗を訪れる顧客が店舗の顧客になれば、店舗の売り上げも増える。オープン流通の家電などでは各ECや各店舗で売価が競われるから、店舗からECへ顧客が流れるショールーミング効果が大きいが、直営店やFC(フランチャイズ)店に販路が限定されるファッションブランドでは売価が競われず(ブランド統一の値引きやセールは多いが)、ウェブルーミング効果の方がはるかに大きい。

 SPAC※1のメンバー企業の平均では、店舗だけで購入する顧客/ECだけで購入する顧客/両方で購入する顧客の比率はほぼ7対2対1。年間の購入額は、店舗だけの顧客を100とすればECだけの顧客は67、両方で購入する顧客はなんと220もなる。ECだけの顧客が店舗でも購入するようになると67が220に増える可能性があり、2割を占めるEC顧客の全員が店舗でも買うようになってくれれば両方で購入する顧客が1割から3割に増え、皮算用では店舗売り上げが28.3%も増える。

 EC注文品の店受け取りやECから店に取り寄せての試着といったC&C(クリック&コレクト)がいかに店舗売り上げに貢献するか、これでご理解いただけよう。

※1.SPAC… 筆者のクライアントを中心とするアパレル企業の研究会

■ECを伸ばすと店舗売り上げが落ちるケース

 現実にはECを伸ばして店舗売り上げが落ちるケースもある。その要因は商品供給が絞られることにある。

 かつてのECは店舗在庫と切り離してEC向けの在庫を確保し注文に引き当てていたから、EC比率が高まるほど店舗在庫が薄くなり、機会ロスで店舗売り上げが減少する弊害があった。店舗で欠品した商品を求めて顧客がECに流れれば在庫も一段とEC倉庫に移り、店舗売り上げの減少が加速するリスクが指摘されていた。

 在庫データの一元化が進んだ今日でも、多くのECモール事業者は欠品による機会ロスを恐れて出品者の在庫を自分の倉庫に抱えようとするから、データは一元化されていても物理的には分断されたままだ。ゆえにECモール在庫と自社EC在庫、店舗在庫の互換には二重物流の手間とコストを要し、顧客への出荷も遅れるから現実的ではない。

 ECモールに在庫を預けないドロップシッピング※2方式なら自社ECとの壁はないが、EC比率が高まるほど倉庫在庫が積み上がり、その分、店舗在庫は薄くなる。ECがマイナーにとどまっていた時代には問題とはならなかったが、EC比率が10%を超えるあたりから店舗への商品供給が細り始め、店舗在庫の奥行きが浅くなって機会ロスで売り上げが落ちていく。

 EC以前の時代には店舗在庫とDC※3在庫の比率は80対20、DCに補給在庫を積む定番比率の高いチェーンでも60対40ぐらいだったが、EC比率が高まった今日ではEC比率分の在庫がDCにシフトし、EC比率が15%なら65対35、同20%なら60対40になり、もとよりDC在庫比率の高かったユニクロなどは40対60に逆転している。

※2.ドロップシッピング…受注情報を宅配伝票データにしてオンラインで出品者に送り出品者が顧客に出荷する方式で、出品者は在庫を分散させず複数のECサイトに対応できる

※3.DC(Distribution Center)…商品を一旦保管し、物流センター内で荷さばき・流通加工を行った上で出荷指示に基づき各届先までの配送すること

■店在庫引当型C&Cという「ザラ」の決断

 EC向けDC在庫が増えていけば店舗在庫は相応に薄くなって機会ロスが増え、DC在庫の消化回転も足を引っ張って全社の在庫効率が劣化していく。もとよりダム型物流で倉庫在庫を積み上げるユニクロ(UNIQLO)はともかく、スルー物流に徹して本国にも各国にもDC在庫を持たなかったインディテックス(INDITEX)は、ECの拡大とともに積み上がるEC向けDC在庫が全社の在庫効率を悪化させ、その分、供給が薄くなって店舗売り上げが翳り始めるに及び、EC比率が10%を超えた18年6月に大きな戦略転換を決意した。

 「ザラ(ZARA)」を展開するインディテックスのECは11年に欧州6カ国で開始と出遅れたが、17年(18年1月期)には41%も伸びてEC比率が10%(EC展開国では12%)に達し、18年(19年1月期)には12.2%に伸びて円換算で4173億円とH&Mの3874億円、ギャップ(GAP)の3665億円(推計)、国内ユニクロの730億円(グレーターチャイナ圏を合わせても1290億円)を引き離してSPA(製造小売り)最大となり、EC向けDCの在庫負担と店舗在庫の圧迫は放置できなくなっていた。

 「今後は、EC向けDCは増設せず、顧客に最も近い店舗の在庫を引き当て、店受け取りや店出荷に切り替える」というのがその決断で、C&Cの戦略的意図がダム型物流の他社とは大きく異なる。もとより店発注によるスルー物流で店舗にしか在庫を持たなかったインディテックスにとって、EC向け在庫をDCに積み上げるデメリットは大きく、店在庫引当型C&Cという決断となった。それが実行されだした18年下期以降、17年に減速していた既存店売り上げが明らかに好転したから効果絶大な決断だった。

■戦略的意図で店舗からECに売り上げを移す

 ECを拡大してもC&Cで店舗売り上げも伸ばすというのが最新の戦略的帰結だが、店舗チャネルが非効率化して維持しても収益が望めない場合、意図してECに売り上げを移すという選択もある。

 売り上げ対比の運営コストが50%前後にも及んで収益が見込めない百貨店が主販路という大手アパレルなどは、売り上げ減少が続いて不採算の地方百貨店や郊外百貨店の売り場を無理して維持せず、地方や郊外の顧客を自社ECに誘導して引き継ぐという選択が見られる。自社ECの伸びが年率30〜40%というハイペースの一方で地方や郊外の店舗は2ケタ割れが目立つから、意図した戦略的販路シフトだとわかる。

 ECと店舗を合わせた売り上げは多少減っても、高コスト販路から低コスト販路に顧客と売り上げが移れば収益は加速度的に改善されていく。収益が改善された分を店舗に投資せず、デジタル投資や有望分野のM&A(企業の買収・合併)に投じるというのが大手アパレルの戦略トレンドのようだ。

 小売業者はC&Cを軸にECも店舗販売も伸ばして店舗運営を効率化すべくデジタル化を進め、大手アパレルは不採算販路から脱してデジタル化に投資を振り向け、商品開発を効率化してD2C※4、さらにはC2M※5などのビジネスモデルに転換する、という戦略シナリオの違いがある。C&Cもデジタル革新もアパレルチェーンとアパレルメーカーで二方向に分かれるのかもしれない。

※4.D2C(Direct to Consumer)…小売業者や直営店舗を通さずECなど顧客に直販するビジネスモデル

※5.C2M(Consumer to Manufacture)…一歩進んでIoTな無在庫サプライに踏み込むビジネスモデルで、短納期パーソナルオーダーや店頭3Dプリンター出力販売などが挙げられる。

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。近著は店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)

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