はっきり言ってここにいるだけでアウトドア欲求はすべてかなえられてしまうのでは?というほど充実した施設だったのが「スノーピーク ランドステーション白馬(SNOW PEAK LAND STATION HAKUBA)」。白馬駅から歩いて約10分のここは今年7月にグランドオープンしたばかりの、まさに山の駅。アウトドアをより身近に感じるための体験型複合施設だ。隈研吾設計の建物にはアウトドアブランド「スノーピーク」のショップ、地元の食材を堪能できる「レストラン 雪峰」、野遊び×コーヒーを楽しめる「スターバックス コーヒー(STARBUCKS COFFE)」や白馬観光局インフォメーションなどが入っている。広々としたイベントエリアにはテントやアウトドアチェアが並び、毎週末には地元の人と交流できるマルシェも開催。隈研吾氏と「スノーピーク」が共同開発したモバイルハウス「住箱―JYUBAKO」や、キャンプサイトでテントに宿泊できる野遊びエリアも奥にある。しかも敷地内には温泉「みみずくの湯」も!
施設内のショップにはウエアやギア(食材からテントまで!)が全てそろう。「スノーピーク GO」という体験サービスではスノーピーク製品のレンタルに加えて、「レストラン 雪峰」の特製ランチや電動アシスト自転車、温泉入浴、リフト券等をパッケージにしたプランも。白馬の絶景を巡るポタリングなどもあり、自然と一体になる心地よさを全力でサポートしてくれる。ちなみに山岳リゾートとして世界的に人気を博してきた地だけに、駅前には「パタゴニア(PATAGONIA)」「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「好日山荘」などのショップもあり、なんでも現地調達できるので心強い。まさに身一つで行ける山なのだ。
また非日常を体験するグランピングを体験するなら、2019年にできた白馬北尾根高原の「スノーピークフィールドスイート 白馬北尾根高原(SNOW PEAK FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN)」へ。ここはなんと1泊一人7万円~の滞在費を想定して造られたというオーベルジュスタイルの全8室だけのリゾート。標高3000m級の北アルプスの前にテーブルを出し、星空を見上げながらのアウトドアレストランなど、この地ならではのグランピングは格別だ。
伊藤忠商事は中国発の「ネイチャーハイク(NATUREHIKE)」と米国発の「ユナイテッドバイブルー(UNITED BY BLUE)」という2つのアウトドアの新ブランドを相次いでスタートする。いずれもカジュアルウェアのOEMやブランド導入、エドウインを所管するジーンズ・カジュアル課が手がけ、商標権を取得し、アパレルは自社での企画・生産を行う。
山形県寒河江(さがえ)市を拠点にする紡績・ニットメーカーで、地元でセレクトショップの「ギア(GEA)」を運営する佐藤繊維が新ブランド「コーン(KONE)」をスタートさせた。コラボプロジェクト第1弾として、佐藤正樹社長と同じ中学校出身のメイクアップアーティスト、早坂香須子氏とコラボレーションした。紡績とニット工場であることを生かし、中間業者を通さないことでコストを抑えながらクオリティーの高い国産ニットを目指した。9月23~30日に同社の自社EC「ギア」と「クロスイットオフ」のみで予約を受け付ける完全オーダー制で、業界の課題である余剰在庫をつくらない“factory to closet”を実現する。
ショーの映像は、フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode)が運営するパリコレの専用プラットフォームのほか、「アンリアレイジ」公式サイトのトップページや同ブランドの公式インスタグラムで配信される。また同日20時45分からはバックステージムービーも公開する。
谷内侑希子(たにうち・ゆきこ)/レイ代表:早稲田大学商学部卒。2007年ゴールドマン・サックス証券に入社し、市場金融部で金利商品の法人営業を担当。11年メリルリンチ日本証券に入社し、金融法人営業に従事。12年から2年間の海外在住を経て、帰国後YCPホールディングスに参画。スキンケアブランドのマーケティング・商品開発を担当し売り上げ・販路拡大に貢献した後、傘下のN&Oライフ取締役就任。17年、主にファッションブランドのPR・マーケティングを受託する。ステディ スタディにて経営企画室室長に就任。プライベートでは二児の母。20年に起業し、レイを立ち上げる。PHOTO:Kazushi Toyota