ヴァージルが若いデザイナー向けの支援サイトを開設 ノウハウを学べる動画を掲載

 「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」の創設者で「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ アーティスティック・ディレクターを務めるヴァージル・アブローは、ファッション業界を目指す若者向けのノウハウを集めた無償の支援サイト、“フリーゲーム(Free Game)”を開設した。

 黒人など有色人種の若者は一般に教育や就業の機会を奪われることが多く、特にアートやデザインの分野でその傾向が顕著だといわれている。こうした格差を是正するため、ヴァージルは誰もがアクセスできる“リソースセンター”を立ち上げることにしたという。同氏は、「私は以前からデザイン、アート、カルチャー界が、そうした分野への道を閉ざされている若者や、若い黒人デザイナーにもっと門戸を開くよう働きかけてきた。“フリーゲーム”はそうした行動の一環として開設した」と語った。

 同サイトにはブランドを設立したり、アイデアを形にしたりするための方法を教える動画が掲載されている。ヴァージルはサイトの趣旨を説明する動画に出演しているほか、専門家らが解説する動画を自身の経験に基づいてセレクト。内容は「ブランド名の付け方」「商標を取得するには」「アドビ クリエイティブスイート(Adobe Creative Suite)の使い方」など多岐にわたっていて、ファッション業界で活躍したい若者がつまずくことの多いポイントについて学べるようになっている。各動画にはヴァージルによるコメントが付けられており、今後もさまざまなコンテンツが追加される予定だ。

 ヴァージルは、ファッションを学ぶ優秀な黒人学生に奨学金を提供するヴァージル・アブロー“ポスト・モダン”奨学金ファンド(Virgil Abloh “Post Modern” Scholarship Fund)を2020年7月に設立しているが、今回の“フリーゲーム”はその関連プロジェクトとして開設されている。

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豪ブランド「コアラ」がソファーベッド ビーガン素材で日本の住宅サイズにも適応

 オーストラリア発D2C寝具の「コアラマットレス(KOALA MATTRESS)」が家具ブランド「コアラ(KOALA)」にリブランディングした。同ブランドは10月19日、東京都内のホテルでリブランディングおよび家具新作第一弾の“コアラ ソファーベッド”の発表会を開催した。このソファーベッドは、ネジ、工具が不要な簡単設計で約10分でソファーベッドが完成。約4秒でシートクッションを引っ張るだけでソファーからベッドに転換が可能で日本の住宅事情に適したサイズを実現。振動吸収性機能を備えており、ベッドとしても最高の品質を提供する。別売りのオットマンと合わせればカウチソファーとしても使用可能だ。

 素材は全て動物性素材を一切使用していないビーガン家具で、素材調達から生産、流通まで全ての厳しい条件を満たしたFSC認証(森林管理における環境、社会、経済的影響を考慮した国際基準)の木材を使用。マットレスのウレタン素材は環境面だけでなく健康や安全面でも安心できる認定を受けている。「コアラ」の製品は全て120日間の返金保証をしており、満足いかない場合は返品、返金に応じる。

 発表会では、歌手の倖田來未が登場。新作ソファーベッドの座り使い心地などについて語った。ソファーベッドは10月19日に公式ホームページで発売。価格はソファーベッドが11万円、オットマンが2万5000円(いずれも税込)。

 「コアラ」は2015年にシドニーで創業。顧客体験、サステナビリティ、D2Cをブランドの柱としており、日本には17年に上陸した。顧客の声を反映した高品質で値頃感のある商品を提供しており、新型コロナウイルス感染下の6月の売り上げは前年同期比3倍と好調だ。11月にはダイニングテーブルの発売も予定している。

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「トミーヒルフィガー」がAR体験イベントを開催! 子どもがランウェイモデルに

 米ファッションブランドの「トミーヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」は、10月15日から11月15日まで“トミーヒルフィガー キッズ”2020年秋コレクションの発売に合わせて、デジタル上でファッションショーのランウエイを歩くモデルを擬似体験できるAR(拡張現実)アプリ、「TOMMY KIDS RUNWAY」を使用した店頭イベントを開催している。全国の“トミーヒルフィガーキッズ”取り扱い店舗で実施する。

 同イベントは、普段試着をしたがらない子どもにもランウェイを歩いている動画を通して、試着に対するイメージを、単なるサイズや着心地を「試すもの」から、「楽しむもの」へと変えることで、子どもとその家族がファッションをより楽しめるきっかけを作ることを目的とする。参加方法は、子どもにトップスまたはトップスとボトムの両方を試着してもらい、店内をウォーキングしたり、ポージングしている姿を店舗専用iPadを使って撮影するだけ。さらにアプリに設定されている好みの音楽やステージエフェクトを自由にカスタマイズでき、ランウェイを歩く子どものムービーを作成することが出来る。

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「バレンシアガ」がビブラム社とのコラボシューズ発売 5本指のソールが特徴

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」はこのほど、2020-21年秋冬コレクションで発表したイタリアのビブラム(Vibram)社とのコラボシューズ“トゥ”を一部の店舗と公式ECサイトで発売した。

 “トゥ”は、頑丈なサスペンションヒールが特徴の“トゥ ソック”と“トゥ レースアップ”、モールドされたブロックヒールが特徴の“ヒールド トゥ”の3型で構成する。全てのアイテムにラバーソールのリーディングカンパニーとして知られるビブラム社製の5本指ソールを取り付け、アッパー部分にはリサイクルニットを用いた。“トゥ ソック”はブラックとカーマインレッド、“トゥ レースアップ”はブラック、“ヒールド トゥ”はブラックとネオンピンクをそろえる。全てのアイテムの足のエッジ部分と5本指の上部には、ビブラムと「バレンシアガ」のロゴをプリントした。価格は14万8000円。

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「コム デ ギャルソン」と「ナイキ」のコラボ“エアフォース1”が発売

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」と「ナイキ(NIKE)」は10月23日に、新作コラボスニーカー“エアフォース1 ミッド(AIR FORCE1 MID)”を発売する。

 2020-21年秋冬コレクションで発表された同アイテムは、“エアフォース1”のミッドカットをベースに、切りっぱなし加工の生地を用いて再構築した。牛革レザーを採用し、ストラップ部分には「コム デ ギャルソン」のロゴを施した。カラーはブラックとホワイトをそろえる。サイズ23〜31cmで、価格は250ポンド(約3万4000円)。

 ドーバー ストリート マーケット(Dover Street Marke、以下DSM)とDSM公式オンラインサイトなどで取り扱う。

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ファッショニスタに学ぶジャケット着こなし術 ポイントは“ずらし”ミックス

 紳士服に由来する本格仕立てのテーラードジャケットは、意外にも着こなしの幅が広いアイテムです。最近のおすすめはデイリーウエアとのミックス。コロナ禍で普段着とお仕事ルックの境目がなくなったこともあり、“カッチリ×リラックス”のムード違いのミックスコーデが試しやすくなりました。

 正統派ジャケットで合わせれば、パーカにもデニムにもきれいめなイメージや“きちんと感”が備わります。手持ちのウエアから別の表情を引き出せるので、“ジャケットオン”はメリット大。今回はカジュアルミックスの上手なジャケット術をファッショニスタの着こなしから探ってみました。

ミニワンピースと合わせても甘くなりすぎない

 

 ガーリーに見えがちなミニ丈ワンピースも品格ジャケットを重ねれば、大人顔に様変わり。かえって適度な“ずれ感”が生まれてウィットフルに着こなせます。

 ビビッドカラーのバルーンシルエットが目を引くミニワンピースにマニッシュなジャケットを羽織りました。若々しいミニワンピにジャケットを合わせることで品格が備わり、またオータムカラーが全体を落ち着いた雰囲気に。ノーブルなバッグと色鮮やかなパンプスも、甘さを抑える効果を発揮しています。

ロングワンピースをトラッド寄りの“フェミニン×マスキュリン”に

 小花モチーフをあしらった総柄のロングワンピースはロマンティックなムードが漂うアイテム。そこにメンズ風ジャケットを羽織れば、程よいスパイスが加わって“フェミニン×マスキュリン”のジェンダーミックスに仕上がります。

 着こなしのポイントは、ワンピース以外のアイテムで少しトラッド寄りのシックなモチーフを選ぶところ。チェック系の柄を選べば、お仕事ルックにも対応できそうな“柄×柄”コーデにまとまります。ジャケットの前を開けてワンピースをしっかり露出するのがこなれ感を印象づける上手な着方です。

パーカに合わせて、“きちんと感”をアップ

 カジュアル寄りの装いにもジャケットならではの正統派なイメージを合わせれば、“きちんと感”が備わります。絶好の相棒アイテムは、のどかな雰囲気が持ち味のスウェットパーカです。

 ストリート気分を宿したスウェットパーカの上にジャケットをオン。クラシックなたたずまいのジャケットとカジュアルの代表選手であるパーカがクロスオーバーして、モード感が高まります。フードをジャケットの上から出すと、バックショットもミックステイストに。またオーバーサイズのジャケットは、ボディラインを華奢見えさせる効果も発揮してくれます。

見慣れた“ジーンズ×スニーカー”を一気に格上げ

 ジャケットの投入で一気に雰囲気を変えやすいアイテムの筆頭はデニムパンツです。普段着のシンボル的な存在だからこそ、ジャケットが発揮する“ずらし”の効果が期待できます。

 スタイリングのコツは、ジャケットの本格感とパンツのユーズド感をぶつけるところにあります。見慣れたデニムパンツ×スニーカーのコンビネーションも、ジャケットをまとうだけで一気に格上げ。英国やイタリアの伝統的なテーラリングを生かしたタイプなら、トレンドのクラシックムードを呼び込めます。

スポーティーと好相性、“こなれジェンダーミックス”に変身

 本格ジャケットは、カジュアルのほかに“スポーティー”とも意外な好相性を発揮してくれます。ポロシャツのような軽快なアイテムに重ねてラフに着こなすのがおすすめ。ジャケットの出番を増やしやすいミックスコーデです。

 ポロシャツの上から、ウエストに絞りを利かせたスレンダーなジャケットをオン。ボウリングバッグを添えて、スポーツテイストをもう一段上乗せ。メンズライクなトラウザーをチョイスし、“こなれジェンダーミックス”の装いに仕上げました。

 ジャケットが品格をもたらしてくれる点を生かして、ワンマイルウエアやスポーティー、アウトドアなど、ムードが相反するアイテムと合わせるのがファッショニスタ流。カジュアル系を着ていても全体がゆるく映るのを防いでくれるので、この秋はジャケットの“1点投入”で着回し力をアップしてみては!

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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肌の自己再生力を高めるメディカルコスメの「エンビロン」 伊勢丹新宿でポップアップ開催

 南アフリカで生まれたメディカル発想のスキンケアブランド「エンビロン(ENVIRON)」は、伊勢丹新宿本店本館2階で10月21日から11月3日まで期間限定のポップアップショップ「エンビロン ビューティフルサイエンスラボ」を開く。

 同ブランドは近年注目のビタミンA(レチノール誘導体)にいち早く着目し、30年以上にわたる研究により肌の自己再生力を高めるスキンケアシステムを確立。肌のコンディションに合わせ、肌の自己再生を促すビタミンAの配合濃度を段階的に高めるスキンケアシステムの特性から、医療機関やエステサロンでのカウンセリングを伴う対面販売を推奨している。今回のポップアップショップではブランド専門のスタッフがカウンセリングを行い、肌悩みに合わせたアイテムを提案する。

 ポップアップ限定企画として、公式ECサイト限定品の「C-クエンスミニセット」(8000円)を販売し、購入者先着300人に「ルーセントブライトセラムⅠ&Ⅱミニ」(5mL×2本)をプレゼントするほか、「エンビロン」製品購入者全員に「C-クエンストーナーミニ」(30mL)を3本、先着300人にオリジナルポーチを配布する。また、12月1日発売予定のコフレ2種を先行販売する。

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韓国の大手ドラッグストア「オリーブヤング」が日本上陸 東京と大阪でポップアップ

 日本で「スキンフード(SKINFOOD)」を展開するフードコスメは、韓国で圧倒的な店舗数と人気を誇るヘルス&ビューティストア「オリーブヤング(OLIVE YOUNG)」の日本国内展開パートナーとして、プライベートブランド「フィリミリ(FILLI MILLI)」「ブリングリーン(BRING GREEN)」「ラウンドアラウンド(ROUND A ROUND)」の販売代理契約を締結した。10月7日からこれらのブランドのスキンケアやメイクアップ製品をゾゾタウン(ZOZOTOWN)で販売しているほか、日本では初となるポップアップショップを11〜12月、東京の新宿ルミネエストと大阪のルクア大阪で開催予定だ。

 「フィリミリ」は「毎日出会う、私のビューティメイト」をコンセプトに、メイクアップブラシやスポンジなどのツールを販売し、多くの美容系インフルエンサーからの支持を得ている。「ブリングリーン」は自然由来の成分を配合したスキンケアラインで、「ラウンドアラウンド」は自然由来の成分をベースにしたスキンケアやルームアイテムなど幅広く取り扱う。

 「オリーブヤング」は1999年に韓国・ソウルの新沙駅に、化粧品をはじめ健康食品やスナック、飲料などを販売する韓国初のヘルス&ビューティストアとしてオープン。以降、積極的に出店し、2020年6月末時点で韓国内で1254店舗を構える、国内ナンバーワンのヘルス&ビューティストアになっている。韓国のCJグループが運営している。

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河瀨直美監督、永作博美、井浦新が登壇 ケリングが「ウーマン・イン・モーション」を開催

 映画やアート業界に貢献する女性に光を当て、業界内の男女平等を推進する、ケリング主催のカンヌ国際映画祭公式プログラム「ウーマン・イン・モーション(Women In Motion)」が、東京・表参道に移転したケリング ジャパンの新本社で開催された。6回目となる今年は、10月23日に国内公開予定の映画「朝が来る」の河瀨直美監督と主演の永作博美、井浦新がゲストとして登壇した。トークの模様は、ケリング・グループの公式ウェブサイトで配信中だ。

 直木賞・本屋大賞受賞作家の辻村深月の作品を映画化した本作「朝が来る」は、実子を持てなかった夫婦と、実子を育てることができなかった14歳の少女を繋ぐ特別養子縁組によって、新たに芽生える家族の絆と葛藤を描いたヒューマンドラマ。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催中止となった第73回カンヌ国際映画祭で上映予定だった56本の公式セレクション「カンヌ2020(Cannes 2020)」に選出されている。

 映画評論家の立田敦子がファシリテーターを務めた同イベント内で河瀨監督は、「映画や映像業界で活躍する女性や、この世界を志す人が増えている感覚はあるが、実際コンペに入っている女性監督の人数は少ない。過去の受賞の際、現地のパブリシティ担当だった女性から、『女性がこの舞台に立つことが私たちの誇り』と言われたことが印象に残っている。それが欧米人の意識なのだと実感した」と述べ、海外と日本の意識の差について指摘。ほかにも、映画「朝が来る」で描かれる社会から求められる女性の役割についてや女性監督と男性監督の違い、河瀨監督ならではの現場の光景についてトークを繰り広げた。

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自作の20枚の絵画から着想した「ヒロココシノ」は、「今は『尖る』より『カワイイ』の気分」

 「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」は10月15日、2021年春夏コレクションのムービーを公式サイトと公式インスタグラムアカウントで公開した。「Surreal inhabitants(シュールな住人たち)」と銘打った最新コレクションは、「世の中の気持ちを明るくしたい!!だったら、思いっきりファンタジーをやってみよう!!キレイな色を使ってみよう!!」というヒロコ先生の強い思いが具現化したもの。ムービーの冒頭に現れる、パステルカラーに溢れた3枚の自作アートの模様などを大胆にプリントした。

 少しだけグレーが混じるピンクやブルー、イエロー、グリーンに溢れたイラストを大胆にのせたドレスは、いずれも布地をたっぷり使う贅沢なシルエット。フィナーレの、胸元に大きなリボンをあしらったフィット&フレアのドレスのように、着る人はもちろん、見る人の気持ちまで高めてくれる。オーバーサイズの洋服は、ストレスフリーでもある。

 ムービーは、昔長らく住んでいた“元・自宅”などを舞台に撮影した。打ちっ放しのコンクリートの壁面や床には、眩しいくらいの太陽光がふんだんに降り注ぎ、ドレス同様、その場の明るさを増している。ピアノの調べとともに、3人のモデルが体を自由に動かす姿を収めることで、少しだけ現実離れした、でも心地よく、心身が解き放たれた様子を描いた。

 ヒロコ先生は、「緊急事態宣言のタイミングは、何にもできなかった。絵を描くか、ピアノか三味線を弾くくらい(笑)。絵画は、アブストラクト(抽象的)な作品を20枚くらいバンバン描いたけれど、いずれも色のキレイなものばかり。今は『硬い』『構築的』『ミニマル』より、『柔らかい』『リラックス』『鮮やか』な気分。『尖った』気持ちを求めるときもあるけれど、今は洋服に『カワイイ』が欲しい」と話す。

問い合わせ先
ヒロココシノインターナショナル
03-3475-5346

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心斎橋パルコが広告ビジュアルを公開 池松壮亮とコムアイを起用

 パルコはこのほど、11月20日オープンの心斎橋パルコに向けた広告ビジュアルとムービーを公開した。モデルには2014年の舞台「母に欲す」でパルコ劇場に出演した池松壮亮と、15年「シブカル祭。」(渋谷PARCOで開催)への出演とテーマソングを担当したコムアイを起用するなど、パルコの活動に参加してきた人物のみで制作した。

 同広告は、“新たに、生まれる・生まれ変わる=RE:BIRTH!= EGG(卵)”をテーマに、クリエイティブディレクターにはパルコの企業メッセージ「SPECIAL IN YOU.」を手掛けた箭内道彦氏を、アートディレクターには「パルコアラ・グランバザール」のデザインを担当した小杉幸一氏を起用した。またスタイリストは1973年石岡瑛子氏との広告ビジュアルでキャリアをスタートしたファッションクリエイター伊藤佐智子氏を、フォトグラファーにはパルコグランバザールの広告でスチール撮影の担当を続ける岡祐介氏を迎えた。

 心斎橋パルコはオープンに向けて、「大阪・心斎橋へPARCOの再出店」、「心斎橋エリアの新しいランドマークとしての役割」、「コロナ禍後の新しい生活様式の中でのNEW OPEN」を掲げており、同館に対する期待感が表れている。

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大丸梅田で月経カップのポップアップ開催 ジュニア向け月経吸収ショーツも

 ソルドジャパンはこのほど、月経カップ“メルーナ”とジュニアにも対応可能な月経吸収ショーツのポップアップショップを大丸梅田店5階の特設会場にオープンした。会期は10月27日まで。

 “メルーナ“はドイツ製の月経カップで、ラテックスやシリコンをふくまない低アレルギー医療用TPUを使用する。体温で膣の形にフィットするため体に負担が少なく、サイズはS~XLまでをそろえる。持ち手部分は取り出しやすいリングタイプのほか、ボールやステムタイプを用意した。カラーは全14色で価格は3600円。会場にはメルーナジャパンの専門スタッフが駐在し、月経カップに関する疑問に直接対応する。

 肌に優しい布を使用した月経吸収ショーツは、初潮を迎えたジュニアにも対応する。購入者を対象に月経カップ用のノベルティもプレゼントする。そのほか、さまざまなフェムテック商品のサンプルも展示する。

■ソルドジャパン ポップアップショップ
日程:10月14~27日
場所:大丸梅田店5階 特設会場
住所:大阪市北区梅田3-1-1

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イタリア発高級ダウン「ヘルノ」がサステナビリティに特化したポップアップ開催 伊勢丹新宿本店で

 ダウンアウターを中心としたイタリアのブランド「ヘルノ(HERNO)」は10月21〜27日に伊勢丹新宿本店でサステナビリティに特化したポップアップを開催する。環境に配慮した新しいライン“グローブ(Globe)”の2020-21年秋冬コレクションを販売するほか、使用しているサステナブル素材を展示する。

 2020-21年秋冬コレクションは、約5年で生分解されるナイロン“ファスト5 ディグレーダブル(Fast5Degradable )”、古くなった魚網や布地工場で出る廃棄物などから作られる100%再生ナイロン“エコニール(Econyl)”、工場から出た廃棄物の混合物を再利用したリサイクルウール、ポリウレタンとトウモロコシの生物由来原料と産業廃棄物を植物由来の素材で染色した“オニベジ(Onibegie)”の4つの素材にフォーカスした。

 ウィメンズは“ファスト5 ディグレーダブル”を使用したコート(11万5000円)、ブルゾン(11万9000円)、“エコニール”を使用したブルゾン(11万8000円)、コート(12万9000円)、リサイクルウールを使用したコート2型(15万9000円、11万9000円)を取り扱う。メンズは“ファスト5 ディグレーダブル”を使用したコート(11万5000円)、ブルゾン(9万8000円)、“エコニール”を使用したコート(12万円)、“オニベジ”を使用したコート(13万8000円)、リサイクルウールを使用したコート(10万5000円)を用意する。なお、“ファスト5 ディグレーダブル”を使用したウィメンズのブルゾンは三越伊勢丹のみで取り扱うカラーだ。

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「カルティエ」の時計“パシャ”が日本独自のアンバサダーに池⽥エライザら5人を指名

 「カルティエ(CARTIER)」は10月16日、時計コレクション“パシャ ドゥ カルティエ(PASHA DE CARTIER)”のアンバサダーを日本でも指名した。選ばれたのは⼥優・モデル・映画監督の池⽥エライザ、KingGnu(キングヌー)のボーカル常⽥⼤希、ロックバンドRADWIMPS(ラッドウィンプス)のボーカル野⽥洋次郎、歌舞伎俳優の⽚岡千之助、フェンシング兼近代五種選手の才藤歩夢の5人。「カルティエ」の公式LINEアカウントを“友だち追加”することでインタビュー動画が見られる。また10⽉下旬には野⽥制作のライブコンテンツ、11⽉下旬には常⽥制作の音楽コンテンツを公開するという。

 グローバルではすでに、アメリカ人俳優のラミ・マレック(Rami Malek)、ウィル・スミス(Will Smith)の娘で歌手・女優のウィロー・スミス(Willow Smith)、南アフリカ生まれでオーストラリア育ちのシンガーソングライターのトロイ・シヴァン(Troye Sivan)、英国人女優のメイジー・ウィリアムズ(Maisie Williams)、香港出身で韓国のボーイズグループGOT7のメンバーでもあるジャクソン・ワン(Jackson Wang)の5人が選定されており、日本・グローバル共に選定理由は「新世代の“アチーバーズ(達成者)”であること」(プレス担当者)。

 ラウンドケースが特徴の“パシャ ドゥ カルティエ”は1985年に誕⽣。今回「カルティエ」がセルフリバイバルする形で、全13アイテムを9月4日から販売している。価格は60万5000~1896万円。

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「ルイ・ヴィトン」の親会社、20年7~9月期は売上高1兆円超え 順調に業績回復

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2020年7~9月期(第3四半期)決算は、売上高が前年同期比10.2%減の119億5500万ユーロ(約1兆4704億円)だった。4~6月期(第2四半期)の売上高が同37.8%減の77億9700万ユーロ(約9590億円)だったことを考えると、順調に回復しているといえるだろう。

 これは主に「ルイ・ヴィトン」や「ディオール(DIOR)」などのスターブランドを抱える主要事業のファッション・レザーグッズ部門の売上高が、同9.1%増(現地通貨ベースでは同12%増)の59億4500万ユーロ(約7312億円)と好調だったことによる。また「モエ ヘネシー」がけん引するワイン&スピリッツ部門も、同4.8%減(現地通貨ベースでは同3%減)の13億6400万ユーロ(約1677億円)と堅調だった。地域別では、米国とアジア地域の売り上げが好調だった。

 ジャン・ジャック・ギヨニー(Jean-Jacques Guiony)最高財務責任者(CFO)は、「『ルイ・ヴィトン』や『ディオール』に加えて、『セリーヌ(CELINE)』『ロエベ(LOEWE)』『フェンディ(FENDI)』の売り上げが大幅に改善した。まだ業績の芳しくない部門もあるが、全体としては徐々に持ち直している」と語った。

 人々が思うように外出できない状況が続く中、多くのブランドや小売店でECの売り上げが増加している。LVMHは主要ブランドでオンラインショップを展開しているほか、傘下の百貨店ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)が小規模なECサイト「24セーブル(24 SEVRES)」を手掛けているものの、基本的にはECにあまり積極的でないことで知られている。ギヨニーCFOは、「ここ数カ月間は『24セーブル』の業績が伸びていて喜ばしく思っている。とはいえ、ECはさまざまな事情によりオンラインで買い物をしたい顧客のための補完的なものであり、販路のメインは店舗であることに変わりはない」と述べ、ECにおいてアマゾン(AMAZON)やフェイスブック(FACEBOOK)と提携するつもりはないと付け加えた。

 アマゾンはラグジュアリーブランド専用のアプリ「ラグジュアリーストア(Luxury Stores)」を9月15日に公開しているが、LVMH傘下のブランドに出店を打診したもののすげなく断られたという憶測が以前から広まっていた。これに対して、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者は20年1月の決算説明会で、「そうした大手プラットフォームから何度か打診を受けたが、そのたびに断っている」と話している。

 一方で、同社の傘下ブランドの中にはアリババ(ALIBABA)が運営する中国大手EC「Tモール(T MALL)」内に出店しているところもある。ギヨニーCFOは、「中国ではそうしたプラットフォームに出店していないとたくさんの見込み客を逃してしまう恐れがある。しかしこれは主に化粧品についての例外的な話であり、当面はラグジュアリーにおいてECがメインになることはないだろう」と説明した。

 LVMHといえば、ティファニー(TIFFANY & CO.)を162億ドル(約1兆7010億円)で買収することを19年11月に発表して大きな話題となったが、相思相愛に見えた取引がコロナ禍などさまざまな事情によって暗礁に乗り上げ、最近では激しい訴訟合戦の様相を呈している。

 ギヨニーCFOはこれについて、「『ティファニー』が素晴らしいブランドだという当社の考えは変わっていないし、市場の目を気にすることなく長期的な戦略を実行するためにもティファニーは非上場企業となったほうがいいのではないかと思うが、本件についてこれ以上コメントすることは控えたい。買収を発表した時から、われわれの考えは変わっていない」と話し、態度をやや軟化させていることをうかがわせた。また10月末には、欧州委員会から取引に関する承認が得られる見込みだという。

 なおティファニーは、10月15日に20年8〜9月の暫定的な決算を発表。売上高は微減だったものの、中国本土と米国での業績が好調だったこと、またECが前年同期比で2倍近く伸びたことから、営業利益は同25%増となっている。これを市場が好感し、同社の株価は終値で前日比2.2%高の121.69ドル(約1万2777円)をつけた。

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「一切廃棄はしない」 H&Mの在庫問題と循環型シフトへの取り組みをサステナビリティ責任者が語る(後編)

 H&Mへネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ、以下H&M)は、販売、使用、またはリサイクルできる製品については一切廃棄をしないという厳格なポリシーを設けているが、世界で約5000店舗を運営する中でどのようにして実現しているのか。また、循環型デザインへのシフトを推進する同社が注目しているテクノロジーは何か。アナ・ゲッダ(Anna Gedda)=サステナビリティ責任者に聞く。

WWD:H&Mグループでは販売、使用、またはリサイクルできる製品については一切廃棄をしないという厳格なポリシーを設けていますが、実際在庫ゼロにするのは難しいのでは?

アナ・ゲッダ=サステナビリティ責任者(以下ゲッダ):当然のことですが、私たちはいかなる余剰在庫も避けたいと思っており、製造したものはすべて売り尽くすことを目指しています。廃棄物および余剰在庫の削減に向けて最も重要なのは、AIの技術を使って、お客さまが求めているものを理解してそれだけを生産することです。私たちはこの分野ですでに多くの取り組みを進めており、お客さまが求めているものを予測する精度を上げていますし、さらにそれをどの程度の量を生産すべきかという点でも予測精度を上げています。そしてそれら製品をどの国や地域、店舗にどう配分するべきか、どのタイミングが適切か、という点を把握するためのシステムも構築しています。お客さまの需要に応えるという点では継続して正確性を高めており、廃棄物や余剰在庫の削減につながっています。まだ完全に達成できているわけではなく、完璧にできているとは言えませんが、お客さまが本当に求めているのはどういうものなのかを把握し、それだけを生産するということを目指すにあたって、このテクノロジーが素晴らしい可能性をもたらすことを確信しています。

WWD:AI予測の精度はどの程度向上しているのですか。

ゲッダ:具体的な数字や計測値をお伝えするのは難しいですが、時を経るごとに精度が上がっているということは言えます。情報が多ければ多いほど機械学習によるアルゴリズムを継続して発展させていくことができ、さらに精度の高い予測が可能となります。すでに良い結果が出ており、もちろん売り上げにつながるという利点もありますが、在庫を減らすことにもつながっています。つまり、私たちはお客さまが求めているものをより多く売ることができているのです。もちろんまだこの取り組みに関する道のりは続きますし、特に今年のように新型コロナウイルスの感染拡大があった場合、AIを活用していたとしても在庫管理は難しいです。

WWD:それでも売れ残った製品はどうしていますか。

ゲッダ:展開した商品のほとんどを店舗またはオンラインで売り切っています。時にはセールやその他の販促キャンペーンを通して、お客さまにとって非常にお得な価格で提供することもありますが。他の販売活動の例としては、マーケットによっては期間限定のポップアップ・アウトレット店舗で、値引きした衣服を提供することもあります。また、H&Mグループではより需要の高い店舗に積極的に在庫を移送したり、在庫が薄くなった他国に輸送したりすることもあります。シーズンが終わっても売れずに残ってしまった衣類は、来シーズンまで保管することを検討します。

WWD:生産工程における廃棄量ゼロも目指しています。

ゲッダ:はい、将来的にはゼロを目指しています。生産工程で発生する残布などの廃棄物や、安全衛生上廃棄せざるを得ない製品などの廃棄物をゼロにするためにさまざまなアプローチがあります。重要なのは循環型のデザインを採用すること。循環型のデザインとは、デザインの段階で、洋服のパターンニングを調整するなどして、そもそも廃棄物がでないようなデザインを取り入れることを指します。

WWD:循環性を確立するときに鍵になるテクノロジーは?

ゲッダ:循環性は私たちのビジネスの中で最も重要な要素であり、1つのテクノロジーに絞り込むことは難しいので3つ紹介したいと思います。1つ目はサステナブルに調達された新素材です。私たちはその研究開発に継続的に投資していますが、廃棄された生地から作られる素材“サーキュロス(Circulose)”がその一例です。“サーキュロス”は、起業当初からH&Mグループが自信を持って支援してきた企業リニューセル(re:newcell)が開発しました。森林原料の代替となり、品質を妥協することなく商業レベルで必要な量が確保可能という点で、他に類を見ない革新的な素材だと考えます。

2つ目はレンタルや二次流通など、新たな循環型ビジネスモデルについての研究です。グループ傘下の「コス(COS)」では、COSの古着の売買を行うデジタルプラットフォーム「リセル(Resell)」を立ち上げました。また、スウェーデンにあるH&Mセルゲルトルグ店では、“コンシャス・エクスクルーシヴ・コレクション”でスカートやドレスのレンタルサービスを始めました。

そして3つ目はエネルギーです。H&Mの循環型への取り組みは、商品やサービスの展開に留まりません。テクノロジーが非常に重要な役割を担う気候変動の分野において、H&Mグループは2040年までにクライメット・ポジティブとなることを表明しています。100%再生可能な電力の実現に向けた協調的で国際的な取り組みや、再生可能エネルギーの大きな需要の増加と供給に主眼を置いた活動を行っているRE100に加入し、影響力を持つ他のビジネス組織と協働しています。

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高校のバイトからジーンズ専門店一筋、きっかけは上野店で父に買ってもらった「リーバイス」 ライトオン秋葉美咲

「ライトオン」は1987年にロードサイド型専門店としてスタートし、北関東を中心に店舗を拡大。現在ではシッピングセンターや駅ビルなどにも出店し、2020年9月末時点で全国に431店舗を展開している。ジーンズを買う店の一つとして、多くの人に認知されていると言っても過言ではない。その「ライトオン」がコロナ禍でデジタル施策を強化している。全国のショップスタッフがスタッフコーデを発信し、公式ユーチューブチャンネルも開設して、情報発信を行っている。その第一線で活躍しているのがライトオン アリオ葛西店の秋葉美咲店長である。

―ライトオンの公式サイトをチェックしたら、全国のショップスタッフさんたちのスナップが見られるようになって、ユーチューブチャンネルも開設していて驚きました。

秋葉美咲さん(以下、秋葉):そうなんです!今、全社を上げた取り組みでSNSなどを使って、情報発信を強化しているんです。オンラインストアでショップスタッフのコーディネートがチェックできるようになったのですが、その中から積極的にスナップをアップしてきたスタッフを中心に全国から60人のスタッフが選ばれて、個人のインスタグラムアカウントを通して発信をしています。私もその一人に選ばれまして、ライトオンの新作や自分のライフスタイルを発信しています。個人的には他社に比べて出遅れているように感じていますが、どう思います?

―私的には各社も小手先ではSNSをやってはいましたが、本腰を入れ始めたのはコロナ禍の後から。そんなに出遅れたようには思いませんよ。

秋葉:会社としては新しい取り組みですが、個人的には「遅い!」と思っていたので心配だったんです。でも、その一方で個人で情報発信するようになって、改めて情報発信することの難しさを痛感しているところです。

―そう思うとインスタグラマーはすごいですよね。写真の撮り方、ハッシュタグの付け方、どれ一つとっても『どうしたらバズるか』を常に研究していて、簡単に真似できないです。

秋葉:本当にそうなんです!今は店頭に立っていても一日中スマホをにぎりっぱなしで、少し時間があったらユーザーの反応をチェックしています。それまでは、こんなにSNSに張り付いてはいなかったので、まだまだ分からないことだらけ(苦笑)。最近は若いスタッフに「どうやったらウケるかな?」と聞いたり、インスタの本を読んで勉強したり、人気アカウントを見て研究しています。

―ところで販売の仕事を始めた経緯は?

秋葉:高校3年生のときにライトオン上野店でアルバイトをはじめました。卒業後もそのままアルバイトを継続し、社員に昇格し、今に至ります。社員になりたての頃は店長になることをとても迷いましたが、当時の上野店の店長の仕事ぶりにあこがれて、5年前に店長になると決心をして、4年前に店長に昇格しました。

―上野店の店長とはどんな方?

秋葉:リーダーシップがあり、販売力もあって、しかもスタッフからの信頼も厚くて、とても尊敬されていました。例えば、全店での強化商品があるすると、上野店を売上1位にするためにまずは店長自身が率先して販売するんです。さらに自分だけが売るだけでなく、この商品を強化している理由やこの商品のすごいところ、良いところを丁寧に教えてくれるので、私含めスタッフたちも「この商品はこんなにすごいんだ!これはお客さまに伝えないと!」という気持ちが湧くんですよね。そういう姿を見て、私もそうなりたいと思いました。不安もありましたが、社員として働いていく以上、少しでも憧れの存在に近づきたいなと。

―素晴らしい店長ですね。とはいえ、高校生でアパレルのアルバイトは少ないのでは?とりあえず飲食店から初めてみるイメージがあるのですが。

秋葉:確かにアパレルで働けるところは少ないですが、強い憧れがありまして。中学生の頃から友達に「働けるようになったらアパレルで働きたい!」とずっと話していたくらい、この仕事をしてみたかったんです。

―ファッションに興味を持ったきっかけは?

秋葉:父がジーンズ好きで、子供の頃からよく一緒にライトオン上野店に行っていたんです。その頃に買ってもらった「リーバイス」のブーツカットデニムがずっと印象的な思い出として残っていて。中学生の頃はマルキュー全盛期で、カリスマ店員にも憧れていました。でも、マルキューブランドだと高校生のアルバイトはなくて…。それに販売員として働くのなら、専門的な知識を必要とするような商品を扱うショップもいいなと考えていたので、高校生でもバイトができるライトオンで働き始めました。

―確かにジーンズが好きな方はこだわりが強そうで、専門的知識も問われそうですね。

秋葉:特にアメ横のすぐ側にある上野店は土地柄、こだわりの強い競合他社が多いですし、訪れるお客さまもジーンズに詳しい年配の方が多くて、私よりも皆さん詳しかったです。私が生まれる前からジーンズをはいてきた方々に知識では負けたくないとまではいきませんが、商品を提供する立場として伝えられることもあるのではないかと考えながら店頭に立っていました。

―それにしても子供の頃から慣れ親しんだライトオンに深い縁を感じますね(笑)。そこで、秋葉さんにとってジーンズの魅力とは?

秋葉:基本はジーンズカジュアルが好きなんですけど、今日はキレイ目にしたいと思ったときや大人っぽいスタイルをしなくてはならない時にでも、実はジーンズって合うんですよ。それこそTシャツと合わせてシンプルに着こなすとカッコいいし、意外と万能で色んなコーディネートに合うアイテムなんです。だから、つい新しいシルエットが出てくると欲しくなります。
それ5ポケットでも、ストレートやスキニー、ブーツカット、テーパードなどの様々なシルエットがありますし、オーバーオールやショートパンツ、スカートなど、デザインも豊富にあって、毎日でも違うものが着られるくらい、無限にアイテムが広がっていくのも楽しいです。

―ジーンズ愛ですね。でも、意外とジーンズを一度も履いたことがないという方も結構いると思うのですが。

秋葉:実際に初めてのジーンズを買いに来られるお客さまも意外と多いですよ。

―どういった理由が多いのですか?

秋葉:ある方はお母さまの影響で買いに来たと話していました。ちょっと前に両親が若い頃に着ていた服をおしゃれに着るのがブームになった時です。お母さまの当時のジーンズをはいたら興味が湧いて、自分用を買いに来たとおっしゃっていました。ジーンズって、素材が固いとか、はきにくい、ブランドによっては高価というイメージがあるようですが、新しい素材もどんどん出てきてはきやすくなっているので、ぜひ一度は手に取ってもらいたいんです。はいたら良さがきっとわかるはず!

―私もジーンズ好きなので、“はかず嫌い”はしないでほしいと思います。ですが、今シーズンからトレンド寄りの商品がぐっと増えましたよね。

秋葉:そうなんです!トップスというと、今まではTシャツやスウェットなど、ベーシックなカットソーばかりでしたが、今シーズンからトレンド性の強いアイテムも増えているんですよ。今までのライトオンでは考えられない商品が入ってきて、私もびっくりしています。これから入荷される商品もすごく楽しみです。今まで通り、手の出しやすい価格帯のジーンズもありますが、キレイな目アイテムも増えているので、これを機会にライトオンの商品をたくさんの方に知ってもらいたいです。

―ジーンズ専門店として知名度はあるものの、逆に「ジーンズしか売ってないんでしょ?」的な見方をされることも多いですよね。

秋葉:初めて会う方に「どこで働いてるの?」と聞かれて、「ライトオン」と答えるとご存知な方が多いんですけど、知名度の割には商品のことが知られていないように感じました。どんな商品を売っているか分かれば、必ずお客さまも増えると確信しているので、今はSNSを使って自分が情報を発信していこうと動いています。実は先日はユーチューブチャンネルの撮影をしてきたんです。

―今度はユーチューブデビューですか!頑張ってますね。

秋葉:今回はコーディネート企画の撮影でしたが、今後もエンタメ性のある企画も上がっているようです。スナップやインスタだけでなく、色んなツールを使ってライトオンの魅力を発信しているところです。商品だけでなく、情報発信したり、ユーチューブにも力を入れはじめ、ライトオンを知っている方からしたら「変わった」と思われると思います。「これがライトオン!?」と良い意味で裏切っていきたいですし、ライトオンを知らない若い世代のお客さまにも知っていただきたいです。今は色んなことに挑戦する新しいライトオンを見てもらいたいなって思います。

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高校のバイトからジーンズ専門店一筋、きっかけは上野店で父に買ってもらった「リーバイス」 ライトオン秋葉美咲

「ライトオン」は1987年にロードサイド型専門店としてスタートし、北関東を中心に店舗を拡大。現在ではシッピングセンターや駅ビルなどにも出店し、2020年9月末時点で全国に431店舗を展開している。ジーンズを買う店の一つとして、多くの人に認知されていると言っても過言ではない。その「ライトオン」がコロナ禍でデジタル施策を強化している。全国のショップスタッフがスタッフコーデを発信し、公式ユーチューブチャンネルも開設して、情報発信を行っている。その第一線で活躍しているのがライトオン アリオ葛西店の秋葉美咲店長である。

―ライトオンの公式サイトをチェックしたら、全国のショップスタッフさんたちのスナップが見られるようになって、ユーチューブチャンネルも開設していて驚きました。

秋葉美咲さん(以下、秋葉):そうなんです!今、全社を上げた取り組みでSNSなどを使って、情報発信を強化しているんです。オンラインストアでショップスタッフのコーディネートがチェックできるようになったのですが、その中から積極的にスナップをアップしてきたスタッフを中心に全国から60人のスタッフが選ばれて、個人のインスタグラムアカウントを通して発信をしています。私もその一人に選ばれまして、ライトオンの新作や自分のライフスタイルを発信しています。個人的には他社に比べて出遅れているように感じていますが、どう思います?

―私的には各社も小手先ではSNSをやってはいましたが、本腰を入れ始めたのはコロナ禍の後から。そんなに出遅れたようには思いませんよ。

秋葉:会社としては新しい取り組みですが、個人的には「遅い!」と思っていたので心配だったんです。でも、その一方で個人で情報発信するようになって、改めて情報発信することの難しさを痛感しているところです。

―そう思うとインスタグラマーはすごいですよね。写真の撮り方、ハッシュタグの付け方、どれ一つとっても『どうしたらバズるか』を常に研究していて、簡単に真似できないです。

秋葉:本当にそうなんです!今は店頭に立っていても一日中スマホをにぎりっぱなしで、少し時間があったらユーザーの反応をチェックしています。それまでは、こんなにSNSに張り付いてはいなかったので、まだまだ分からないことだらけ(苦笑)。最近は若いスタッフに「どうやったらウケるかな?」と聞いたり、インスタの本を読んで勉強したり、人気アカウントを見て研究しています。

―ところで販売の仕事を始めた経緯は?

秋葉:高校3年生のときにライトオン上野店でアルバイトをはじめました。卒業後もそのままアルバイトを継続し、社員に昇格し、今に至ります。社員になりたての頃は店長になることをとても迷いましたが、当時の上野店の店長の仕事ぶりにあこがれて、5年前に店長になると決心をして、4年前に店長に昇格しました。

―上野店の店長とはどんな方?

秋葉:リーダーシップがあり、販売力もあって、しかもスタッフからの信頼も厚くて、とても尊敬されていました。例えば、全店での強化商品があるすると、上野店を売上1位にするためにまずは店長自身が率先して販売するんです。さらに自分だけが売るだけでなく、この商品を強化している理由やこの商品のすごいところ、良いところを丁寧に教えてくれるので、私含めスタッフたちも「この商品はこんなにすごいんだ!これはお客さまに伝えないと!」という気持ちが湧くんですよね。そういう姿を見て、私もそうなりたいと思いました。不安もありましたが、社員として働いていく以上、少しでも憧れの存在に近づきたいなと。

―素晴らしい店長ですね。とはいえ、高校生でアパレルのアルバイトは少ないのでは?とりあえず飲食店から初めてみるイメージがあるのですが。

秋葉:確かにアパレルで働けるところは少ないですが、強い憧れがありまして。中学生の頃から友達に「働けるようになったらアパレルで働きたい!」とずっと話していたくらい、この仕事をしてみたかったんです。

―ファッションに興味を持ったきっかけは?

秋葉:父がジーンズ好きで、子供の頃からよく一緒にライトオン上野店に行っていたんです。その頃に買ってもらった「リーバイス」のブーツカットデニムがずっと印象的な思い出として残っていて。中学生の頃はマルキュー全盛期で、カリスマ店員にも憧れていました。でも、マルキューブランドだと高校生のアルバイトはなくて…。それに販売員として働くのなら、専門的な知識を必要とするような商品を扱うショップもいいなと考えていたので、高校生でもバイトができるライトオンで働き始めました。

―確かにジーンズが好きな方はこだわりが強そうで、専門的知識も問われそうですね。

秋葉:特にアメ横のすぐ側にある上野店は土地柄、こだわりの強い競合他社が多いですし、訪れるお客さまもジーンズに詳しい年配の方が多くて、私よりも皆さん詳しかったです。私が生まれる前からジーンズをはいてきた方々に知識では負けたくないとまではいきませんが、商品を提供する立場として伝えられることもあるのではないかと考えながら店頭に立っていました。

―それにしても子供の頃から慣れ親しんだライトオンに深い縁を感じますね(笑)。そこで、秋葉さんにとってジーンズの魅力とは?

秋葉:基本はジーンズカジュアルが好きなんですけど、今日はキレイ目にしたいと思ったときや大人っぽいスタイルをしなくてはならない時にでも、実はジーンズって合うんですよ。それこそTシャツと合わせてシンプルに着こなすとカッコいいし、意外と万能で色んなコーディネートに合うアイテムなんです。だから、つい新しいシルエットが出てくると欲しくなります。
それ5ポケットでも、ストレートやスキニー、ブーツカット、テーパードなどの様々なシルエットがありますし、オーバーオールやショートパンツ、スカートなど、デザインも豊富にあって、毎日でも違うものが着られるくらい、無限にアイテムが広がっていくのも楽しいです。

―ジーンズ愛ですね。でも、意外とジーンズを一度も履いたことがないという方も結構いると思うのですが。

秋葉:実際に初めてのジーンズを買いに来られるお客さまも意外と多いですよ。

―どういった理由が多いのですか?

秋葉:ある方はお母さまの影響で買いに来たと話していました。ちょっと前に両親が若い頃に着ていた服をおしゃれに着るのがブームになった時です。お母さまの当時のジーンズをはいたら興味が湧いて、自分用を買いに来たとおっしゃっていました。ジーンズって、素材が固いとか、はきにくい、ブランドによっては高価というイメージがあるようですが、新しい素材もどんどん出てきてはきやすくなっているので、ぜひ一度は手に取ってもらいたいんです。はいたら良さがきっとわかるはず!

―私もジーンズ好きなので、“はかず嫌い”はしないでほしいと思います。ですが、今シーズンからトレンド寄りの商品がぐっと増えましたよね。

秋葉:そうなんです!トップスというと、今まではTシャツやスウェットなど、ベーシックなカットソーばかりでしたが、今シーズンからトレンド性の強いアイテムも増えているんですよ。今までのライトオンでは考えられない商品が入ってきて、私もびっくりしています。これから入荷される商品もすごく楽しみです。今まで通り、手の出しやすい価格帯のジーンズもありますが、キレイな目アイテムも増えているので、これを機会にライトオンの商品をたくさんの方に知ってもらいたいです。

―ジーンズ専門店として知名度はあるものの、逆に「ジーンズしか売ってないんでしょ?」的な見方をされることも多いですよね。

秋葉:初めて会う方に「どこで働いてるの?」と聞かれて、「ライトオン」と答えるとご存知な方が多いんですけど、知名度の割には商品のことが知られていないように感じました。どんな商品を売っているか分かれば、必ずお客さまも増えると確信しているので、今はSNSを使って自分が情報を発信していこうと動いています。実は先日はユーチューブチャンネルの撮影をしてきたんです。

―今度はユーチューブデビューですか!頑張ってますね。

秋葉:今回はコーディネート企画の撮影でしたが、今後もエンタメ性のある企画も上がっているようです。スナップやインスタだけでなく、色んなツールを使ってライトオンの魅力を発信しているところです。商品だけでなく、情報発信したり、ユーチューブにも力を入れはじめ、ライトオンを知っている方からしたら「変わった」と思われると思います。「これがライトオン!?」と良い意味で裏切っていきたいですし、ライトオンを知らない若い世代のお客さまにも知っていただきたいです。今は色んなことに挑戦する新しいライトオンを見てもらいたいなって思います。

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一家ダイニング、コワーキングカフェ2号店を出店。空中階でOK。

「屋台屋博多劇場」「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」などを展開する株式会社一家 ダイニングプロジェクト(本社:千葉県 市川市、代表取締役社長:武長 太郎)が、コワーキングカフェ「Remo Cafe(リモカフェ)」2号店を10月22日、おおたかの森(千葉県流山市)に出店する。
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一家ダイニングプロジェクトが”脱居酒屋”で先手必勝。「日本一のおもてなし集団」が手がけるハイブリットスペースはテナント大家の救世主でもあった

 「屋台屋 博多劇場」、「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」など飲食事業とブライダル事業「The Place of Tokyo」を展開する株式会社一家ダイニングプロジェクト(本社:千葉県市川市、代表取締役社長:武長太郎 以下、一家ダイニング)が、"脱居酒屋"となる新業態「Remo Cafe(リモカフェ)」を10月15日(木)、創業地である本八幡にオープンした。「日本一のおもてなし集団」が手がけるハイブリットスペースはニューノーマルな「おもてなし」でもあった。
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資生堂が血管研究を発展 未来の肌予測へ活用

 資生堂は2000年からスタートした血管研究において、17年に発表した肌を切らずに顔の毛細血管を可視化する独自技術を発展させ、顔全体の毛細血管を3次元で可視化することに初めて成功した。これまでの顔の部分的な解析から全顔が可能となり、技術に基づいた顔全体のケアと未来の肌予測への活用をかなえることができる。

 「肌表面を対象とする化粧品でなぜ血管なのか……。皮膚にはびっしりと血管網が張り巡らされている。血管は健康な皮膚の維持に必須。皮膚の話をするのに血管を考えないわけにはいけない。肌のことを本気で考えた。だから血管なのだ」と佐藤潔・資生堂アドバンストリサーチセンターセンター長は語る。同社は長年にわたって血管研究を進めていて、00年にハーバード医科大学付属皮膚科学研究所と米国マサチューセッツ州ボストンにあるマサチューセッツ総合病院が設立した皮膚科学研究所「CBRC(Cutaneous Biology Research Center)」と共同研究を開始。これまで紫外線によるシワ血管知見や毛細血管と皮膚老化の関係性の解明などを行ってきた。

 17年には、肌を傷つけることなく皮膚血管の構造を深さ別に高解像度で画像化できる手法を応用し、特に観察が難しいとされていた顔の毛細血管を観察する独自技術を開発。18年は自社特許技術である皮膚組織の透明化技術を用いてシミの肌内部における血管構造異常の3D可視化に成功した。

 今回の血管研究は肌を切らずに行う独自技術を進化させたもので、全顔を3次元で可視化できるため顔の部位によって血管の状態が大きく異なることの把握が可能となった。進化ポイントの一つは、これまで1.2㎝角をスキャンするのに5分程度かけて行っていたが、30秒と大幅に短縮した。「肌状態や個人によって血管の分布や太さは大きく異なる。例えば、シミ部位に異常な毛細血管の密集が認められている。内外から健やかで美しい肌を実現するためには、目に見えない変調や血管全体の状態を把握する必要がある」と資生堂アドバンストリサーチセンター原祐輔氏は述べる。

 来年以降にこの技術を応用した製品を同社のプレステージブランドで展開する予定だ。今後も血管研究を深め内外から健やかで美しい肌の実現を目指していく。

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