「ケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
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「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メンズの機能服に特化したライン“ルイ・ヴィトン 2054(以下、2054)”の新作を一部直営店と公式オンラインショップで12月上旬に発売する。
“2054”はヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターが2019年に立ち上げたラインで、スポーツやアウトドアアイテムの機能性を都市向けのユーティリティーウエアとしてアレンジしたクリエイションが特徴だ。第2弾となる今回はプロスキーヤーが着用するウエアの製法を用いるなど、さまざまな天候やコンディションに対応するウエアやアクセサリー、時計、イヤホンをそろえる。暗視スコープやサーモグラフィーから着想したカラーリングをはじめ、アイテムを圧縮可能にする技法“コンプレッソモーフォシス”によってTシャツがバッグに変形したり、人気スニーカー“LVトレーナー”にハイテク素材を使ったりと、近未来ムードを感じさせるラインアップとなっている。
価格帯はブルゾン(43万3000〜58万円)、ニット(10万3000円)、Tシャツ(8万2000〜22万4000円)、パンツ(37万3000円)、バッグ(39万9000〜51万5000円)、ハット(9万円)、時計(39万1000円)、イヤホン(13万2000円)など。
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「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メンズの機能服に特化したライン“ルイ・ヴィトン 2054(以下、2054)”の新作を一部直営店と公式オンラインショップで12月上旬に発売する。
“2054”はヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターが2019年に立ち上げたラインで、スポーツやアウトドアアイテムの機能性を都市向けのユーティリティーウエアとしてアレンジしたクリエイションが特徴だ。第2弾となる今回はプロスキーヤーが着用するウエアの製法を用いるなど、さまざまな天候やコンディションに対応するウエアやアクセサリー、時計、イヤホンをそろえる。暗視スコープやサーモグラフィーから着想したカラーリングをはじめ、アイテムを圧縮可能にする技法“コンプレッソモーフォシス”によってTシャツがバッグに変形したり、人気スニーカー“LVトレーナー”にハイテク素材を使ったりと、近未来ムードを感じさせるラインアップとなっている。
価格帯はブルゾン(43万3000〜58万円)、ニット(10万3000円)、Tシャツ(8万2000〜22万4000円)、パンツ(37万3000円)、バッグ(39万9000〜51万5000円)、ハット(9万円)、時計(39万1000円)、イヤホン(13万2000円)など。
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「ディオール(DIOR)」は初のメンズ スキー・カプセル・コレクションを11月に発表した。キム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック ディレクターと、スキー・アウトドアのスペシャリストのデサント、「AK SKI」「POC」がコラボレーション。日本では12月4日から、銀座、表参道、心斎橋のブティックなどで取り扱う。
ダウンジャケット(60万円)、ブルゾンジャケット(31万円~)、パンツ(33万円)は「デサント(DESCENTE)」とのコラボ。岩手県にある「デサント」の水沢工場で製作し、高度な保温性と快適性を実現。ジョーンズが日本のビンテージのウインタースポーツウエアにインスパイアされデザインした。
スキーボード(100万円)とスノーボード(86万円)はスイスの「AK SKI」とのコラボで製作し、軽量でスピードにも優れている。ヘルメット(12万円)はスウェーデン発で、スポーツ用防護具で知られる「POC」と開発し、安全性にもこだわった。
イエローやパープルの大胆な色とミニマルなシルエットが特徴で、専門のブランドや企業とのコラボで機能性も実現しているという。
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「ディオール(DIOR)」は初のメンズ スキー・カプセル・コレクションを11月に発表した。キム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック ディレクターと、スキー・アウトドアのスペシャリストのデサント、「AK SKI」「POC」がコラボレーション。日本では12月4日から、銀座、表参道、心斎橋のブティックなどで取り扱う。
ダウンジャケット(60万円)、ブルゾンジャケット(31万円~)、パンツ(33万円)は「デサント(DESCENTE)」とのコラボ。岩手県にある「デサント」の水沢工場で製作し、高度な保温性と快適性を実現。ジョーンズが日本のビンテージのウインタースポーツウエアにインスパイアされデザインした。
スキーボード(100万円)とスノーボード(86万円)はスイスの「AK SKI」とのコラボで製作し、軽量でスピードにも優れている。ヘルメット(12万円)はスウェーデン発で、スポーツ用防護具で知られる「POC」と開発し、安全性にもこだわった。
イエローやパープルの大胆な色とミニマルなシルエットが特徴で、専門のブランドや企業とのコラボで機能性も実現しているという。
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「ディオール(DIOR)」は初のメンズ スキー・カプセル・コレクションを11月に発表した。キム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック ディレクターと、スキー・アウトドアのスペシャリストのデサント、「AK SKI」「POC」がコラボレーション。日本では12月4日から、銀座、表参道、心斎橋のブティックなどで取り扱う。
ダウンジャケット(60万円)、ブルゾンジャケット(31万円~)、パンツ(33万円)は「デサント(DESCENTE)」とのコラボ。岩手県にある「デサント」の水沢工場で製作し、高度な保温性と快適性を実現。ジョーンズが日本のビンテージのウインタースポーツウエアにインスパイアされデザインした。
スキーボード(100万円)とスノーボード(86万円)はスイスの「AK SKI」とのコラボで製作し、軽量でスピードにも優れている。ヘルメット(12万円)はスウェーデン発で、スポーツ用防護具で知られる「POC」と開発し、安全性にもこだわった。
イエローやパープルの大胆な色とミニマルなシルエットが特徴で、専門のブランドや企業とのコラボで機能性も実現しているという。
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「H&M」は12月1日に、循環型ファッションを体現するコレクション“コンシャス・エクスクルーシブ(CONSCIOUS EXCLUSIVE)”の新作を公式オンラインストアで発売する。11月20日にはメディア向け内覧会が都内で開催され、窪塚洋介、滝沢眞規子、クリスウェブ佳子、蜷川実花らも来場した。
同コレクションでは、“これまで当たり前に廃棄されていたものから美しさを生み出すこと”を目的に、全てのアイテムに不要になった衣服や食用作物ゴミなどの廃棄物を再利用した素材を使用する。
今回はリサイクルポリエステル素材「レニュー」を100%使用したグリーンのチュールワンピース(2万9999円、税込)、循環型セルロース繊維“ナイア・リニュー”を使用したフローラルプリントのジャガードパターンのシャツ(9999円)、メンズはリサイクルポリエステル、テンセル、ウールをブレンドしたブラックのダブルブレストタキシード(ジャケット1万8999円、パンツ1万3999円)など、パーティーシーンで活躍するアイテムがそろう。
ブーツ(1万5999円)に使用した“べジーア”は今回の注目素材の一つで、ブドウの皮や茎、種などを原料に製造されたビーガンレザーだ。そのほか、メンズのツイルシャツジャケット(9499円)に用いた“アグラループ ヘンプバイオファイバー”は、農業廃棄物を繊維に生まれ変わらせる革新的技術でヘンプシードオイルの搾りかすから作られたもの。また、サングラス(5999円)に用いたプラスチック“メイド・オブ・エア”は、製造する過程で空気中の二酸化炭素を吸収するため、製造工程で排出される以上の二酸化炭素を吸収し、環境にポジティブなインパクトを与える。
エイチ・アンド・エムヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパンの山浦誉史CSR・サステイナビリティ・コーディネーターは、「『H&M』が初めてオーガニックコットンを使用した1997年の“ネイチャーコーリングコレクション”では、デザイン性が伴わずアイテムが売れない苦い経験をした。それを踏まえて“コンシャス・エクスクルーシブ”コレクションでは挑戦を重ね、サステナブルな素材でハイエンドなものが作れるというメッセージを業界に発信できるものになった」と話す。2012年に開始した“コンシャス・エクスクルーシブ”コレクションは今シーズンで終了し、今後は通常ラインにもサステナブルな素材を積極的に取り入れていくという。
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「バーチャル渋谷」はKDDI、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会を中心とする参画企業で組成する「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」が運営する渋谷区公認の配信プラットフォームだ。渋谷のスクランブル交差点一帯をバーチャル空間で再現。“第2の渋谷”として24時間世界中どこからでも無料でアクセス可能で、5月19日のオープニングイベントには延べ5万人が参加したという。そんな「バーチャル渋谷」が10月26日から6日間ハロウィーンフェスを開催した。
初日20時に予定されていたきゃりーぱみゅぱみゅのバーチャルミニライブはアクセス殺到で延期に。28日に開催された。イベントに参加するには30分前から開設される専用ページに入るが、そこで選べるアバターはカボチャかオバケ。交差点ステージ前に集まり、ペンライトを振ったり拍手をしたり飛び跳ねたりができる。アバターを後ろから眺める視点だとオバケ越しにライブを見ることになり、ある意味リアル。2曲を披露した。他にもネットフリックスオリジナルアニメシリーズ「攻殻機動隊 SAC_2045」が特設スクリーンで上映されたり、アイドルグループBiSHのライブやVチューバーミライアカリのトークショー、和牛が視界を務めるお笑いライブなど、毎日さまざまなイベントが用意された。
最終日、ハロウィーン当日の夜はバーチャルライブ配信アプリ「リアリティ(REALTY)」でアバターを作成し、「クラスター(Cluster)」と連携させて参加。さぞかし盛り上がっているだろうと思ったが、意外とオバケで徘徊する人が多かった。
しかし、21時からのサージョン(SURGEON、バーミンガム)、エレン・エイリアン(Ellen Allien、ベルリン)、ケン・イシイ(Ken Ishii)、ダーシャ・ラッシュ(Dasha Rush、ベルリン)ら4組の世界的DJによるパフォーマンスは満員で会場に入れず。どうしても観たかったのでドミューンとユーチューブで視聴。バーミンガムにいるサージョンがプレイする動画をバックに、サージョンのアバターが渋谷のスクランブル交差点でオバケたちの前でプレイし、さらにスーパードミューンらしいAR技術も駆使されて、なんとも不思議な空間が広がっていた。
エンターテインメントはもちろんだが、ファッションの分野でも大きな可能性を秘めていそうな「バーチャル渋谷」の課題と今後について渋谷未来デザインの長田新子理事に聞いた。
WWD:「バーチャル渋谷」でハロウィーンフェスを開催した経緯は?
長田新子渋谷未来デザイン理事(以下、長田):渋谷のハロウィーンは例年多くの人で賑わうが、路上にゴミがたくさん落ちていたり、お酒を飲んで大騒ぎしたりと、街としては警備などの課題があった。特に今年はコロナ禍ということもあり、長谷部健渋谷区長も自粛を呼びかけていたこともあり、「ニューノーマルのハロウィーンができないか」というところから企画が立ち上がった。
WWD:6日間で40万人が参加したというが目標値には達したか?
長田:アクセスは目標値をはるかに上回った。初日のアクセス集中によるダウンは予想以上の集客になったことによるもので、きゃりーぱみゅぱみゅさんは海外からのファンのアクセスも非常に多かった。そこからチームで日々改善を重ね、どうやってバーチャル空間で多くの人を受け入れればいいのか、滞在時間をどう伸ばせるかを研究しました。あの1週間でいろんなことが見えてきて、まさしくいろんな文化の実験の場として、課題と可能性が実感できた。
一方でこのコロナ下で渋谷に人がたくさん集まらないように“ステイバーチャル”を掲げて取り組んだが、今年の渋谷のハロウィーンは仮装している人が例年に比べて少なかった。自粛を皆が受け入れてくれたことが最大の成果。ニューノーマルでのイベントのは、リアルとバーチャルの両面を持つことになると思うが、それを実現できたのではないか。31日にリアルな渋谷で大パニックが起こらなくて本当にうれしかった。
WWD:参加者からの反響は?
長田:アバターってある意味“自分”。例えばライブを普通に画面で見るよりも、その場に行ってインタラクティブに楽しめたという声が多かった。渋谷に行かなくても楽しい取り組みに参加できるというポジティブな意見をもらった。車が走らない渋谷のスクランブル交差点でライブが楽しめるというのもバーチャルならではの体験だったと思う。
WWD:ライブ会場の参加人数がだいぶ少ないように見えたが?
長田:見えている数が少ないだけ。見える人数を増やすとデータが重くなってしまうという技術的なところで制限をかけた。実際のアクセスは1000人を超えたりしていた。見た目に盛り上がりに欠けるかもしれないが、例えば会場に1万人見えたとしたら、重なりすぎて見えづらくなってしまう。アバターの種類を限定したのも同じ理由で、データを重くしないため。しかし、もう少し人数が見えた方が盛り上がりやすいかもしれないと話し合っている。
WWD:来場者の属性は?
長田:既にバーチャル空間に親しんでいる人がほとんどだったが、今回のハロウィーンフェスは、バーチャル空間が初めてという一般の人がかなり参加していた。Eテレのコンテンツも用意したりしたので親子で楽しんだりもしていたようだ。イベントによって年齢層や男女比、国籍もバラバラだったと思う。ただ、意外と若い人よりも上の年齢の人が多かった印象だ。
WWD:仮装コンテストは盛り上がったか?
長田:ハッシュタグを付けて応募してくれたのは100人以上。優勝者にはミライアカリちゃんが賞を授与したが、そこに皆集まって「おめでとう!」とコメントしたりして盛り上がっているのが見ていて面白かった。ハロウィーンの仮装って変身願望が満たされるという部分もあると思うので、そういう意味でもバーチャルとの親和性があると思う
WWD:「シブヤ・ファミリーセール」への誘導も行なっていたが?
長田:「シブヤ・ファミリーセール」については宣伝効果はあった。実は今回が初めての物販のトライアルで、ラインアップもまだまだ。「バーチャル渋谷」内で全て完結するのにはまだまだ時間がかかる。しかし、ゆくゆくは経済活動ができるようにしていきたいと考えている。来たからには何か買って帰りたいとう人たちにも対応したい。
WWD:ファッションビジネスの可能性は?
長田:渋谷にもともとある店やブランド、渋谷発のファッションと一緒にファッションショーをしたり、ここでしかできないことを世界的に見せていきたい。もう1つはブランド品をアバターが身につけられるようにして、ファッションやコミュニケーションを楽しんだりでできるようにしたい。街の良さって歩いたり、人と出会うの他に、着飾って楽しむということもあると思う。「バーチャル渋谷」はエンタメ、ファッション、デジタル技術、商業施設などいろんな人が一緒に取り組める。さまざまな技術があるし、行動心理学やブランディングやマーケテイングといった多角的な視点が必要だ。アバターの行動を分析して、そこから何が生み出せるかは個人的にも非常に楽しみ。
WWD:中でも力を入れていこうと思う分野は?
長田:バーチャルだけで完結しない仕組みを作りたい。もともと街を回遊させながら渋谷の街を楽しんでもらいたいというのがもともとのコンセプトとしてあるので、リアルとバーチャルの掛け合わせで新しい価値を作ることだった。リアルとの連動性を模索したい。
もう1つは経済活動なり、街に還元できる仕組みを作りたい。ゴミ拾いなどの支援できる仕組みでもいい。渋谷ってもともと賑やかしの象徴になり、自粛の象徴になってしまったが、こうした街としての発信をし続けることも大事。実は海外メディアの取り上げがすごく多い。新しいバーチャルの都市として取り上げてもらえ、それがブランド価値になる。内閣府が世界に向けて発信してくれたので、そういうアイコニックな街としてどんどん進化させて発信していきたい。
WWD:課題は?
長田:デジタルの技術の発展と共にできることであって、皆さんが妄想するようなことは全部できないので、それをいかに早く実現していくか。5Gもまだごく一部でしか使えないし、多言語化もできていない。海外から来れないタイミングだからこそ、バーチャルの渋谷に行ってみようと思う人を受け入れる街としての土台を作らないと。「リアルでも行きたい」と思ってもらえるきっかけにしたい。皆さんにとって何が一番いいのかを優先順位をつけながらやっていく。
WWD:次の取り組みは?
長田:年末年始に向けてこの試みを受けてどうやるかを検討しているところ。季節に応じたことをどうやっていくかを考えているところだ。
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米化粧品大手のコティは、コスメブランド「リンメル(RIMMEL)」や「グッチ(GUCCI)」、「クロエ(CHLOE)」などのフレグランスライセンス事業の日本における運営会社として、11月30日付でコティジャパン合同会社(Coty Japan Good Kaisha)を設立した。また同日付で、市原佳代子氏が代表に就任した。
これまでコティは、日本で展開する全事業の運営をコティグループの日本法人であるHFCプレステージジャパン合同会社が行っており、ヘアケアブランド「ウエラ(WELLA)」やネイルブランド「OPI(オーピーアイ)」を含む、プロフェッショナルビューティおよびヘアケア事業の過半数株式を米プライベートエクイティファンドのKKRに売却した。これに伴い、日本においてもこれら事業を分割し、11月30日付で設立されたウエラカンパニーに引き継ぐ。
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寒さから首を守ってくれるタートルネックのニットは冬を象徴するアイテムです。なかでもおすすめは白。顔周りを明るくしてくれるのに加えて、コーディネートをうまい具合に取りまとめてくれる名脇役といえます。見慣れた感の強い白タートルですが、ファッショニスタはさすがのアレンジを加えて、オリジナルな着こなしに生かしています。
たとえばレザーコートを肩掛けで羽織ったこちらの彼女は、ライトブラウンとホワイトのツートーンで整え小粋なたたずまいに。さらに帽子やパールイヤリングも白で統一することで品格を印象づけています。白タートルを生かした達人コーデのコツを披露します。
タートルネックは顔に近いので視線が行きやすく、実は目立ちやすいウエアです。そこで、見え具合をあえて控えめに操ることで、レイヤードのバランスを整える裏技をご紹介します。写真1枚目は、スウエットパーカの内側からタートルネックの首元だけをちらりとのぞかせるレイヤード。カジュアルなコーディネートにゴールドネックレスを合わせて、リュクスな雰囲気を盛り込みました。キュロットとロングブーツのレザーコンビネーションでトレンドコーデに。上下でムードを変えて味わい深く整えました。
タートルニットの通な着こなしバリエーション2つ目は、シャツの下にタートルニットを着込むアレンジです。白タートルに薄いイエローシャツを重ねて、美しいカラーグラデーションを生み出しました。さらにピンクのアウターとレザーのショートパンツで、フェミニン×カジュアルのバランスが絶妙な着映えに。癖のない白タートルが色の響き合いを下支えする、巧みなレイヤードです。
宮田さま:薄黄色のシャツでくっきりではないと思うので、グラデーションに修正しました。
タートルニットとコートを近い色でそろえれば、アンサンブル風にまとまって上品なムードに。特に白主体で整えると、ノーブルな装いを組み立てられます。1枚目は、デコルテにカットオフを施した白タートルの上に流麗なシルエットの白コートをオン。ニュアンスカラーのベージュをコットンパンツで迎えて、白のピュア感を引き立てました。バッグとブーツは穏やかなモカ系を添えて、洗練されたカジュアルコーデにまとめ上げています。
白は色味のバリエーションが多いので、あえて少しずつずらした“ニアカラー”で束ねるホワイトルックはおすすめです。加えて、質感やボリュームにも“ずらし”を仕掛けると、雰囲気に奥行きが出ます。2枚目のオールホワイトコーデは、素材感や色味が少しずつ違うので、全体にこなれ感が備わりました。クリームがかったムートンジャケットのほっこりした質感と量感に、ピュアホワイトのタートルネック、パンツ、バッグ、ロングブーツと全て白系で合わせて、軽やかなホワイトルックの出来上がりです。
宮田さま:2枚目タートルに関する記載がなかったので追記しました。
白タートルニットは、コーデ次第でカジュアルにも華やかにも着こなせます。効果的なアレンジはレザーパンツとのミックスです。オフネックのタートルニットはカジュアルに見えやすいアイテムですが、レザーパンツならではのクールな表情のおかげで、ぐっとスタイリッシュにシフト。風合いが極端に異なるニットとレザーの異素材コントラストが際立ち、ありきたりに見えない仕掛けです。
ややデイリー(普段着)感を帯びるタートルニットの持ち味を生かせば、“強め”なアイテムの印象をやわらげてくれます。程よく着地させるためのトーンダウン役として活用するスタイリングです。2枚目のキーピースは、舞台衣装のようにシルバーにきらめく総スパンコール仕立てのパンツ。これだけだと目立ちすぎてしまいそうですが、オフホワイト系タートルニットのおかげで、いくらかトーンを抑えられました。ライトグリーンのロングコートを重ねてパンツの露出をセーブすることで、全体のバランスを保っています。
白タートルネックは印象がやさしげなので、コーデの“仲立ち役”としていい仕事をしてくれます。重ね着のまとめ役やホワイトルックの立役者、異素材コーデの引き立て役など、さまざまなミッションをそつなくこなしてくれる、冬コーデの頼れる名脇役です。
ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い
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良品計画は30日、「良品計画」の関東最大の大型店となる東京有明店(江東区)を12月3日のオープンに先駆けて関係者に公開した。住居関連の商品やサービスを目玉にした新しいタイプの大型店。広い面積を生かしてリフォームのショールーム機能やDIYの実演など、マンション開発が進む湾岸エリアの住民をターゲットした取り組みを強化した。会見した金井政明会長は「人口の多い政令指定都市では今後このタイプの店を出していく」と話した。
住友不動産が開発した複合施設「有明ガーデン」に3層4628平方メートルで出店した。メインフロアの2階を住空間フロアにし、家具・インテリアや生活雑貨を豊富にそろえるだけでなく、リビング、キッチン、洗面所、書斎、バス、トイレなどの部分リフォームのショールーム、リフォームの建材や部材の展示、DIYの実演を行うスペースなどを設けている。リフォームの実例や関連部材、関連書籍、ワークショップ、相談カウンターを通じて、比較検討しながら学べて相談できる環境を整えた。
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良品計画は30日、「良品計画」の関東最大の大型店となる東京有明店(江東区)を12月3日のオープンに先駆けて関係者に公開した。住居関連の商品やサービスを目玉にした新しいタイプの大型店。広い面積を生かしてリフォームのショールーム機能やDIYの実演など、マンション開発が進む湾岸エリアの住民をターゲットした取り組みを強化した。会見した金井政明会長は「人口の多い政令指定都市では今後このタイプの店を出していく」と話した。
住友不動産が開発した複合施設「有明ガーデン」に3層4628平方メートルで出店した。メインフロアの2階を住空間フロアにし、家具・インテリアや生活雑貨を豊富にそろえるだけでなく、リビング、キッチン、洗面所、書斎、バス、トイレなどの部分リフォームのショールーム、リフォームの建材や部材の展示、DIYの実演を行うスペースなどを設けている。リフォームの実例や関連部材、関連書籍、ワークショップ、相談カウンターを通じて、比較検討しながら学べて相談できる環境を整えた。
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アメリカで大規模セールが展開された27日の「ブラックフライデー(Black Friday)」は、アドビ・アナリティクス(ADOBE ANALYTICS)のデータによるとオンラインの売り上げが90億ドル(約9360億円)に達した。2019年の74億ドル(約7680億円)から21.6%増となった。同調査によるとこれは、19年の「サイバーマンデー(Cyber Monday)」に次ぐ米国史上2番目に規模の大きいオンライン売り上げとなる。
ブラックフライデーは例年、「サンクスギビング(感謝祭。11月の第4木曜日。今年は11月26日)」翌日に行われ、開店前からお店に行列ができるなど大きな盛り上がりを見せる一大セールデー。今年はパンデミック下での開催となり、密集を避ける狙いから11月を通してセールを行ったブランドや企業が多かったため、売上高は比較的緩やかに伸びたという。
一注文あたりの平均購買額は27.50ドル(約2800円)で、スマートフォンからの発注が25.3%増加して36億ドル(約3740億円)でオンライン全体の40%を占めた。店頭渡しの利用は、前年に対して52%増加した。売れ筋商品は、ミニカーやホバーボード、レゴなどのおもちゃから、アップル(APPLE)社のワイヤレスイヤホン“エアーポッズ(AirPods)”と“アップルウォッチ(APPLE WATCH)”、アマゾン(AMAZON)のスマートスピーカー“エコー(ECHO)”、「サムスン(SAMSUNG)」のテレビなど。
企業側は安全対策を全てリストアップすることで感染拡大懸念の緩和を試みているが、多くの消費者は新型コロナ禍で屋内での買い物を控えているという。「ブラックフライデー」で最も盛り上がるマンハッタンに位置する米百貨店のメイシーズ(MACY'S)では27日、ビューティアイテムやシューズ売り場は賑わいを見せたものの、過去数年の忙しさは見られなかった。同エリアのブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE'S)ではハンドバッグ売り場が混雑していたというが、比較的落ち着いた様子だった。
「ブラックフライデー」の翌週の月曜日は「サイバーマンデー」と呼ばれ、引き続き大規模なセールを開催する。アドビ・アナリティクスは、30日に行われている今年の「サイバーマンデー」で史上最大のオンラインでの売り上げを達成すると予想する。売上高は108億〜127億ドル(約1兆1200億〜1兆3200億円)と推定しており、前年に対して15〜35%の増加を見込む。
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伊・ファッションブランド「アスペジ(ASPESI)」はこのほど、クリエイティブ・ディレクターにローレンス・スティール(Lawrence Steele)を起用したことを発表した。就任後は2022年春夏を皮切りにメンズ・ウィメンズコレクションを手掛けていく。
ローレンスはこれまで、「モスキーノ(MOSCHINO)」、「プラダ(PRADA)」でアシスタントを、2004年からは「マルニ(MARNI)」でアソシエイトクリエイティブ・ディレクターを務めた。また自身のブランド「ローレンス・スティール(LAWRENCE STEELE)」は現在、活動を休止している。今回の就任について、「私が探求していくのは人間性。人を中心に置き、衣装よりも個々を表現する美しさと機能性を兼ね備えた道具としての服を作ることだ」と語る。
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伊・ファッションブランド「アスペジ(ASPESI)」はこのほど、クリエイティブ・ディレクターにローレンス・スティール(Lawrence Steele)を起用したことを発表した。就任後は2022年春夏を皮切りにメンズ・ウィメンズコレクションを手掛けていく。
ローレンスはこれまで、「モスキーノ(MOSCHINO)」、「プラダ(PRADA)」でアシスタントを、2004年からは「マルニ(MARNI)」でアソシエイトクリエイティブ・ディレクターを務めた。また自身のブランド「ローレンス・スティール(LAWRENCE STEELE)」は現在、活動を休止している。今回の就任について、「私が探求していくのは人間性。人を中心に置き、衣装よりも個々を表現する美しさと機能性を兼ね備えた道具としての服を作ることだ」と語る。
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コロナ第3波の拡大で再び我慢の時を強いられていますが、こうした状況になる前の11月8日に、群馬・桐生市を訪れました。目当ては同地で約40年にわたって営業しているセレクトショップ「エスティーカンパニー(ST COMPANY)」。ファッション業界関係者の間では、「群馬に名店あり」として昔から非常によく知られる存在です。同店がファッション文化を育んできた桐生は今、IターンやUターンしてファッションやライフスタイル関連のお店を開く若者が多く、訪れる度に面白い街になっていきます。コロナ禍もあって東京一極集中の価値観が揺らぐ中、桐生のような個性ある地方都市は今後ますます注目を集めそうです。
私が「エスティ―カンパニー」に出合ったのは今から7年ほど前。「『ハイク(HYKE)』の前身である『グリーン(GREEN)』が休止する前、都内の有力百貨店よりも『グリーン』を売っていた店が群馬にある」「今や海外でもよく知られるようになった『ファセッタズム(FACETASM)』を、まだ誰も知らない初期の初期から買い付けていた店がある」。そんな数々の伝説を確かめに、初めて桐生を訪れたのでした。
出迎えてくださったのは環敏夫社長。前述の「グリーン」「ファセッタズム」をはじめ、才能あるデザイナーを見抜く目利き力が抜群で、面倒見がよくてとっても温かい。そんな環社長を“ファッション業界のお父さん”的に慕うデザイナーや業界関係者は非常に多く、私もその一人です。環社長だけでなく、スタッフもみんな家族のような雰囲気。顧客一人一人のワードローブを熟知していて、そのきめ細かな接客力やホスピタリティーは本当に「スゴイ」の一言です。
「エスティーカンパニー」は2018年に、桐生駅そばの旧店舗から古い商店街沿いの現在の場所に移転リニューアルしました。以前から有力店でしたが、移転リニューアルでさらに飛躍した印象です。和菓子の工場だったという建物をリノベーションしたカフェ併設の新店舗を目指して、県外から訪れる客も多数。一般的に、地方のセレクトショップは「長年の顧客との関係性は非常に深いが、新客の呼び込みが課題」といったケースが多いですが、同店は移転以降、ファッション好きの若い世代やカフェ目当ての近隣の客など、新客を多く取り込んでいます。東京や埼玉、新潟などから訪れる人も少なくなく、わざわざ出掛けていきたい“デスティネーションストア(そのためだけに行きたい店)”になっています。
コロナ禍を受けて、都心のセレクトショップからは苦しい声が聞こえてきます。しかし、「(秋冬物の立ち上がり月として重要な)7月も非常に好調だったし、2021年春夏物も保守的にならずにしっかり買い付けた」と環社長。顧客をしっかりつかんでいて他に代替がきかない個性ある店は、コロナ禍という危機の中でもやはり強いですね。そんな「エスティーカンパニー」をリスペクトして、近年では協業やポップアップストアの依頼も増えているようです。例えば昨秋、新生・渋谷パルコがオープンした際にも、パルコに請われてポップアップストアを行っていました。
「エスティーカンパニー」では以前から、デザイナーが接客する受注会や地元の飲食店などと組んだマルシェなどを定期的に行っています。こうした企画力もファンを集める秘けつ。私もイベントに合わせて年1~2回ほど訪れているのですが、今回は同店からすぐ近くのアウトドアコンセプトショップ「パーヴェイヤーズ(PURVEYORS)」、アトリエ兼ボードゲームカフェ「ふふふ」の3店合同で、植栽を売るイベントを行うとのことだった(今回の企画の発案者は「パーヴェイヤーズ」だったそう)のでお邪魔してきました。「パーヴェイヤーズ」と「ふふふ」については次回以降の記事でご紹介します。
私がお邪魔したのと同じ週末に、「エスティーカンパニー」と縁の深い「ファセッタズム」の落合宏理デザイナーも桐生を訪れており、落合さんご一家とは「ふふふ」で一緒にボードゲームもしちゃいました。そんなふうに有力デザイナーも交え、お客さん、お店のスタッフなどと親しくなれる街、コミュニティーを感じられる街。それが桐生の魅力だと思います。東京みたいなメガシティだと、なかなか難しいことですよね。
■ST COMPANY KIRYU
住所:群馬県桐生市川岸町177-4
営業時間:11~20時
定休日:水曜
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東レは、和紙のように柔らかく、さらっとした心地よさと合成繊維ならではの機能性を併せ持つポリエステル長繊維テキスタイル“カミフ(CAMIFU)”を開発した。
手すきの和紙が持つ質感から着想し、ランダムな凹凸感を発現することで、従来のテキスタイルでは表現しづらかった心地よい触感を実現した。これは、東レの複合紡糸技術“ナノデザイン(NANODESIGN)”を駆使して開発された複雑な空隙を含む糸束構造から生み出されたもの。構成するポリマーの一部に再利用したフィルム屑を使用するなど環境にも配慮した。
石井慎二=東レ婦人・紳士衣料事業部部長は、「約1年前に発表した“キナリ(KINARI)”は天然絹のようなエレガントな感性を重視した素材だが、“カミフ”は当社ならではの技術力を生かしてこれまでにない機能性も兼ね備えている。革新的な技術による先端素材はファッションの可能性を広げ、ライフスタイルを変えることができる。新型コロナの影響で、下期の売り上げは前年と比較して70%ほどに落ち込んだが、“カミフ”でブレイクスルーしたい」と話した。また、“カミフ”を使用したウエアを着用して記者発表に登場した東レキャンペーンガールのアイリス・ウー(Iris Woo)は、「とても着心地がよく、心が癒された」とコメントした。
国内外のメンズとウィメンズのハイエンドゾーンに向けたカジュアルなアウターを中心とするテキスタイルとして、2022年春夏シーズン向けから販売する。海外でも展開する予定で、売り上げ目標は22年度に3億円を計画している。東レはナノデザインに関連した商材の全体の売上高100億円を目指しており、そのうちファッション関連は約20億円が目標だ。
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フランスのライフスタイルブランド「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」は、繊維商社の豊島が手掛けるトレーサブルオーガニックコットン糸〝トゥルーコットン(TRUECOTTON)“から始動した環境保全のチャリティプロジェクト「セーブ・ネイチャー&アニマル・プロジェクト(Save nature and the animals project)」に賛同し、〝トゥルーコットン”を使用したエコバッグとTシャツを限定販売する。
〝トゥルーコットン“は生産農場と紡績工場を特定できるオーガニックコットン糸で、その代表格であるトルコオーガニックの紡績グループのウチャクテクスティル(UCAK TEKSTIL)社と豊島が日系企業向けの独占販売契約を締結した。
「セーブ・ネイチャー&アニマル・プロジェクト」の売り上げの一部は、豊島と昨年パートナーシップを結んだ環境保全団体のWWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)に寄付され、希少な野生生物と森や海を守る活動や、自然資源の持続可能な利用と地球温暖化の防止を目指した活動の支援に使用される。
エコバッグとTシャツのデザインは、「WWF」と書かれたキャップを被るキツネのモチーフが特徴。コンパクトなエコバッグは持ち運びが便利で、付属のボタンは環境に配慮した廃棄魚網のリサイクル素材を使用している。また、Tシャツは心地よい肌触りのトゥルーコットン糸で編んだ生地を「メゾン キツネ」定番の型に仕上げた。エコバッグは12月24日に「メゾン キツネ」の東京・青山店、代官山店、大阪店、京都・新風館店、「カフェ キツネ」青山店とWWFの通販サイト「PANDA SHOP」で発売予定で、価格は3000円。Tシャツは来年1月発売予定で、価格および販売店舗は未定。
同プロジェクトが実現した経緯について、「メゾン キツネ」の黒木理也ファウンダー、豊島の田中哲平氏、WWFジャパンの金子幸史・淡水グループジャパン テキスタイル リードに話を聞いた。
WWD:「セーブ・ネイチャー&アニマル・プロジェクト」に賛同した理由は?
黒木理也「メゾン キツネ」ファウンダー(以下、黒木):以前からサステナビリティについて大切に考えていたが、余力がなくてなかなか形にできなかった。今回、豊島とWWFジャパンとの協業できちんと取り組めたことをうれしく思う。何か始めないとリアクションがないし、進化しない。
WWD:エコバッグとTシャツに込めた思いは?
黒木:環境保全に対して率直な気持ちを伝えるメッセージだ。新しいスタートをイメージして、色を付けずにシンプルで気軽に使用できるデザインにした。ジェンダーレスでエイジレスなベーシックさは、誰でも愛用することができる。難解な問題なので、特に若者は理解しずらい点があるかもしれないが、このTシャツを着て遊びに出掛けたり、エコバッグを持ってコンビニに買い物に行くことがサステナブルな行動につながる。普段の生活の中で、自分なりにできることは何か。多くの人が環境問題について考えるきっかけになればいい。
田中哲平・豊島二部一課(以下、田中):豊島はオーガニックコットン普及プロジェクト「オーガビッツ(ORGABITS)」や、廃棄食料を再活用する「フードテキスタイル(FOOD TEXTILE)」など30年以上、サステナブルな活動に積極的に取り組んでいる。“トゥルーコットン”の使命は、多くの人にサステナビリティに興味を持ってもらい、環境保全や自然保護につながるちょっとしたいいことを広めていくこと。当社だけの発信では限りがあるが、「メゾン キツネ」とWWFジャパンとの協業は大きな効果を生むと思う。
WWD:WWFの資料によると、繊維産業は石油産業に次いで水の汚染が2番目に大きく、水の使用量が2番目に多い。
金子幸史WWFジャパン淡水グループジャパン テキスタイル リード(以下、金子):服飾・繊維関連分野をサステナブルに変えていくプロジェクトは、WWFの優先活動の1つ。WWFジャパンがパートナーとする初めての日系ファッション企業である豊島と、世界的に影響力のある「メゾン キツネ」との取り組みにより、多くの消費者のリアクションを期待している。
WWD:サステナビリティを重要視するきっかけとなったのは?
黒木:約5年前、ヨーロッパから東京に生活の拠点を移したとき。みんながエコバッグを持つなど環境保護の意識が高いヨーロッパと比較して、日本やアジアの街中であまりのゴミの多さを見て悲しい気持ちになって火が付いた。
WWD:今後、サステナビリティに対してどんな取り組みを進める?
黒木: バリ島に100%サステナブルなヴィラを来年開業する予定だ。他に自然や環境に配慮したリゾート開発も進んでる。(「メゾン キツネ」共同創業者の)ジルダ(・ロアエック/Gildas Loaec)ほどではないが、バリ島は好きだ。日本にサステナブルな旅館があっても面白いと思う。アイデアはたくさんあるので、慎重に考えていろいろと続けてみたい。行動力があり、創造力豊かな日本人は、さまざまなことができると思う。例えば、若者の理解をもっと深めるために、学校の授業にサステナビリティの課題に取り組むコンテンツを取り入れても良いのではないか。
金子:産学連携のサステナビリティの教育は面白いかもしれない。若者の将来が過酷なものにならないように、さまざまな立場の皆さんとの対話を通じて連携を深めながら、環境に高い負荷をかけている繊維産業の課題を克服していきたい。“トゥルーコットン”は、繊維企業の事業をサステナブルに変えていく大きなきっかけになると思う。
田中:これまで、勢いのある取り組みがまだ足りないと感じていた。今回のプロジェクトは、多くの人に強いメッセージとなるに違いない。今後も他社の力を借りながら、日本市場にサステナビリティを落とし込んでいきたい。
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「シュタイン ブラック(STEIN BLACK)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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「ポルシェ(PORSCHE)」と「ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)」は先ごろ、東京・有明のポップアップストア「ポルシェ ナウ トウキョウ(PORSCHE NOW TOKYO)」で、両社の顧客を招いたイベント「ヒューゴ ボス×ポルシェ」を共同開催した。テーマは、両社が大切にしている共通のビジョンである“サステナビリティ”だ。
モビリティもファッションも
環境への配慮が使命
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会場ではCO2排出量ゼロの「ポルシェ」初のフル電動スポーツカー「タイカン(TAYCAN)」のプレゼンテーションや、以前からESG(環境、社会、ガバナンスの重視)経営に力を入れている「ボス」が「ポルシェ」とコラボレートしたメンズの新作カプセルコレクションが紹介され、両社が使命としているサステナビリティへの取り組みをアピールした。
「ポルシェ」の未来を象徴する
フル電動スポーツカー
「タイカン」
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“タイカン”は、“CO2を排出しないプラントでCO2を排出しない車を生産する”という「ポルシェ」が目指す持続可能なスポーツカーとして登場した。“タイカン ターボS”の0-100km/h加速は2.8秒という驚異的な加速やポルシェならではの走行性能を持ちながら、走行時にCO2を発生させないだけではなく、軽量でリサイクルが可能なアルミニウムをボディの37%に採用したほか、シート地などにはリサイクル素材を使用し、本拠地であるドイツ・シュツットガルトに設立したカーボンニュートラルの工場で製造されている。また、物流にも鉄道や電気自動車を採用、塗装工場でも排熱利用を行うなど、CO2削減だけでなく資源の節約にも配慮した徹底ぶりだ。日本でも今年9月、ポルシェジャパンが民間企業として初めて渋谷区とコラボレートして、“持続可能(サステナブル)な未来の共創”をテーマとしたポップアップイベントをミヤシタパーク4階の公園スペースで行った。“タイカン”の展示を通して、70年以上の伝統を持つ「ポルシェ」のイノベーションの歴史と、未来を見据えたサステナビリティへの取り組み、持続可能なスポーツカーを次代を担う若い世代にも共有することが狙いだ。このようなサステナブルプロジェクトは今後も継続する。
「Porsche NOW Tokyo」から
サステナブルなメッセージ発信
「ポルシェ」スピリットの新しい情報発信地が、日本初のポップアップストア「ポルシェ ナウ トウキョウ(Porsche NOW Tokyo)」だ。シュツットガルト、アラブ首長国連邦・ドバイ、ギリシャ・アテネ、台湾・台北に次ぐオープンで、世界市場における日本の重要度を象徴している。店内は車両の展示に加え、各「ポルシェ」モデルを実在するサーキットで走行できるVR(仮想現実)体験スペースが設置されたほか、日本初導入となるコンシェルジュスタッフ“ポルシェプロ”が常駐し、「ポルシェ」に関するあらゆる質問に対応する。また、150kW級を出力する都市型充電ステーション“ポルシェターボチャージングステーション”も設置された。さらに、21年夏にはポルシェが販売する車の魅力をスポーツドライビングなどを通じて体験できる「ポルシェ・エクスペリエンスセンター」を千葉県木更津市にオープンする予定だ。
“電気自動車のF1”
フォーミュラーEで連携
「ポルシェ」と「ヒューゴ ボス」は昨年、“電気自動車のF1”といわれるフォーミュラーEレーシングにおいてグローバルパートナーシップ契約を締結した。「ヒューゴ ボス」は「ポルシェ」のモータースポーツチームのオフィシャルアウトフィッターとなり、「ポルシェ」とコラボレートしたカプセルコレクションを手掛ける。カプセルコレクションは、両社のコーポレートカラーであるシルバーとブラック、赤を基調としたデザインが特徴で、環境に配慮した素材、製法で生産されている。4シーズン目となる2020-21年秋冬コレクションは、テーラードジャケット(9万4600円)、レザーのブルゾン(5万8300円)、フード付きパーカ(4万8400円)、デニムパンツ(4万4000円)などがあり、「ポルシェ」のアイコニックなシルエットやディテールをデザインに落とし込んだ。イベント中のトークショーに登壇した前田陽一郎クリエイティブ・ディレクターは、30代から「ポルシェ」のオーナーだという。「約5年前、ベルリンの本社を取材で訪れた際、環境に配慮したマシンメードの服の最高峰を目指すと宣言していたほど、『ヒューゴ ボス』はサステナビリティに対して先進的に取り組んでいる会社だ。『ボス』を着用したときに感じるなじみのよさは、“タイカン”でも味わえるはずだ」と話した。
「ポルシェ」は2025年までにラインアップの半分を電動化する計画で、サステナブルな進化を遂げている。
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2019年秋冬に誕生した「サク・レ(SACRE)」は、全ての女性に心地よさとうるおい感を提供する極上のウエアだ。その極上な着心地の秘密は素材にある。自然由来のうるおい成分であるサクランを使用したレーヨン素材がソフトでしなやか着心地を約束。素材の良さを引き立てるシンプルなデザインが特徴で、なめらかな肌触りと生地の高い保湿効果で心と体をストレスから解放してくれる。素材はもちろんのこと、インナーウエアの機能性など、創業100年以上の歴史を持つ老舗アパレルメーカーのロイネならではのノウハウが随所に生かされている。価格もインナーが2400〜4800円、Tシャツやパンツ、ワンピース、ローブなどが4500〜8800円と手に取りやすいのも魅力の一つだ。一度手にしたら離せない「サク・レ」。その極上な着心地で多くの女性を魅了している。
ベッドルームから
ワンマイルまで、
あらゆるシーンに対応
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「サク・レ」は、女性のライフスタイルのあらゆるシーンに寄り添うブランドだ。絶妙なフィット感で優しく体を包むインナーウエアの“イン・ユア・シャツ”をはじめ、“ベッドルーム”、“リビングルーム”、“アクティブ”、“ワンマイル”とシーンごとに女性の24時間をサポート。Tシャツやレギンス、パンツなど、カテゴリー別に用途に応じて素材や機能にアレンジを加えている。「サク・レ」のクリエイティブディレクションは新進気鋭のアーティストであるNatsumi Itoを起用。彼女が捉えたスタイリッシュなビジュアルも注目だ。
自身と向き合う“おうち時間”に
ぴったりの商品
「サク・レ」は8月、伊勢丹新宿本店のマ・ランジェリーでポップアップショップを開催した。三越伊勢丹の吉村恵美クロージング&アクセサリー I グループ マーチャンダイジング部肌着アシスタントマーチャンダイザー(AMD)によると、コロナ禍にもかかわらず店頭、EC共に前年比2ケタ増を売り上げたという。年齢層も20〜60代と幅広い世代から人気でギフト需要も多かった。吉村AMDは、「『サク・レ』の魅力は、インナーには珍しいニュアンスカラーと天然由来成分のサクランを使用した肌触りの良さ。トレンドに左右されないデザインや手に届きやすい価格帯、老舗メーカーだから実現できる品質が支持された」と話す。ポップアップ終了後も多くの問い合わせがあり、目が離せないブランドのようだ。
保水力はヒアルロン酸の
約5倍、驚きのサクラン
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「サク・レ」に使用されているサクランは、熊本県の大地が育む希少な淡水のり“スイゼンジノリ”から抽出された植物由来の天然うるおい成分だ。サクランにはヒアルロン酸の約5倍の保水力があり、化粧品などの材料としても使用されている。サクランをレーヨンの原糸に練り込んだ「サク・レ」を着用することで、肌からの水分蒸発対策になり、今までにないなめらかな触感と極上の着心地を実現することができる。
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アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。オンライン注文の物流に特化した「ダークストア」が増えている。棚に商品が陳列されているが、客は入ることはできず、EC(ネット通販)で受注された商品を出荷するための施設だ。スーパーマーケットが閉鎖された跡地に食品のダークストアが作られることが多かったが、一部ファッション分野にも広がりを見せている。
百貨店のメイシーズ(MACY'S)がダークストアの実験を始めている。デラウェア州とコロラド州の2店舗で10月から開始した。名称はオムニサービスセンター。EC(ネット通販)の商品ピックアップと返品のみ可能で、その他の一般的なサービスを提供するカウンターはあるが、店内で買い物はできない。
目的は急増しているECに対応するためで、ECで注文した商品をこの店からお客に配送するか(またはピックアップに来てもらうか)、他の近隣店舗に送る。同社広報がメディアの取材にそのように答えているが、今のところ情報はここまでだ。不採算店舗を転換したのか、家賃はどうなのかなど疑問は尽きないが、そういったテクニカルな疑問の答えを得るにはいましばらく時間が必要だろう。
同社はもう一つ10月初頭にドアダッシュ(DOOR DASH)との提携を発表している。ドアダッシュはオンデマンド型の短時間宅配大手。もともと外食業界からスタートした企業だ。小売業界にも徐々に版図を広げはじめているのだが、百貨店との取引開始は私にとっては少々サプライズだった。外食宅配企業が百貨店と組むことと、百貨店がついに短時間宅配を始めることの2つの驚きである。
料理、チルド、冷食など食品には短時間にお客に届けなければならない商品特性がある。だからそこからビジネスが生まれて市場が大きくなったわけで、これがとうとうファッション業界にも波及し始めたのである。ECで買った服を手数料を払ってまで2時間以内に手にしたい人がいるのかどうかを考えて悩むのではなくて、お客の選択肢を増やすことが正しいということなのだろう。
ご存知の通りアメリカの小売業界はコロナによる営業規制でリアル店舗に影響が大きく出る一方、ECの売り上げが急騰する地殻変動のような変化が生じている。ECはピークの5月には前年同月比で80%弱という伸び率を記録した。今も50%前後の増収で推移しているようで、まさにECシフトである。
この大変化に対する小売業界の対応は、フルフィルメントセンターを急ごしらえで建設することなど不可能なので、店舗を有効活用するしか手がない。そして店舗を最大限に有効活できた企業とできなかった企業とで明暗が分かれた。その差は今まで準備していたかどうか。つまりデジタルにしっかり投資し変革に取り組んできたか否かで勝負が決まった。
例えばルルレモン(LULU LEMON)がECによるインストアピックアップの実験をしたときに注文の半分以上が店頭欠品していることに気づき、在庫管理の精度を上げるために全商品にRFIDタグ(無線電子タグ)を付ける取り組みを始めたのは2015年のことである。そのためコロナによる営業規制がかかった直後からダークストア化が可能になって被害を最小限に食い止めている。一方のメイシーズはそういった準備ができていなかったので大きな減収に見舞われている。
EC急増に対する店舗の対応は、おおよそ5つに集約されてきたと考えている。
(1)店内フルフィルメントスペースの設置:
ネット注文に対する作業スペースは必須で、今は急ごしらえが多いがこれからは店舗計画の線引きの段階でスペースを確保することになるだろう
(2)BOPIS(バイオンライン・ピックアップインストア):
アメリカには店内ピックアップと、駐車場に止めた車で受け取るカーブサイドピックアップと2つある
(3)オンデマンド型短時間宅配:
インスタカートやドアダッシュといった専門企業を利用しての短時間宅配
(4)マイクロ・フルフィルメントセンター:
売り場を大幅に縮小し、オートメーション化された小型のFCを店内に作る手法。ウォルマート(WALMART)、スーパーマーケットのアルバートソンズ(ALBERTSONS)やHEBが実験を始めている
(5)ダークストア:
ダークストアは既存店を転換する試みでメイシーズに加えて、ウォルマート傘下のサムズクラブ(SAM’S CLUB)、スーパーマーケットのクローガー(KROGER)やレイリーズ(RALEY’S)など複数の企業が実験している。ゼロから作ったのがアマゾン傘下のホールフーズ(WHOLE FOODS )でNY近郊に1店舗、短時間宅配もドアダッシュがコンビニダークストアの実験を始めている。
クローガーは3月から実験しているのだが、CFO(最高財務責任者)がメディアの取材に対して、「ダークストアはラーニングラボだ、そこから得た知見を適用することでネット注文を店頭で処理するコストが削減できた」と答えており、ECシフトへの対応だけではなくプロセス効率化の実験場としても機能しているようだ。
モールから抜けた核店舗のあとをダークストア化、つまりフルフィルメントセンター化するというアイディアはかなり前から存在する。専門店が抜けた後を小さなフルフィルメントスペースとして他の複数の専門店に貸すという計画を聞いたこともある。ただ、お客が普通に行き来するモールの中にダークストアがあるという環境がお客のイメージにどう作用するのか、高い家賃を払ってROI(費用対効果)はどうなのか等々の課題もあって、業界では賛否が分かれている。
メイシーズの実験はこういった諸々の疑問に答えてくれるかもしれない。やらないでゼロのままでいるよりも、とりあえずやってたとえ失敗したとしても少なくともノウハウを得ることができると考える方が重要なのだと私は考えている。
鈴木敏仁(すずき・としひと):東京都北区生まれ、早大法学部卒、西武百貨店を経て渡米、在米年数は30年以上。業界メディアへの執筆、流通企業やメーカーによる米国視察の企画、セミナー講演が主要業務。年間のべ店舗訪問数は600店舗超、製配販にわたる幅広い業界知識と現場の事実に基づいた分析による情報提供がモットー
The post 店舗から「ダークストア」への転換 ファッション分野にも波及 鈴木敏仁USリポート appeared first on WWDJAPAN.com.
トキワはカラーコスメのOEM市場で、国内シェア25%以上を占めているリーディングカンパニーだ。“アクセラレータープログラム”は、7月15日~9月14日の期間で、事業開始準備期から事業開始直後のビューティーケア関連事業のアイデアを募集。D2Cを含むビューティケアメーカーはもちろん、サービス事業者や流通業まで幅広い企業を対象としている。
3回の審査を経て支援先として決定したプロジェクトには、トキワがパートナーとして協業し、⻑年培ってきたノウハウを元に研究開発から製造、販路開拓までを⼀気通貫でサポートする。具体的には、処⽅・容器開発・製造のノウハウのみならず、安全性や品質確認や薬事関連法への対処についてもサポート。最⼤3組までは、原材料・容器・実⽣産コストの全てを無償でサポート(1万個を上限などの諸条件あり)することで1000万円以上のキャッシュフローを創出し、事業開始時のリスク軽減、資⾦調達時の信⽤改善に貢献する。
応募テーマは“∞ infinity”。具体的には、“より人々を笑顔にできる幸せを提供できる製品・サービス”のほか、“よりヒトを輝かせることができる機能と、人体・環境への配慮を両立することができる製品開発のコンビネーション”“ダイバーシティ&インクルージョンを推進することができる製品・サービス”“次世代に誇れる社会貢献と持続的な商業活動を両立できる製品・サービス”など、サステナビリティに関することが大きなテーマとなっている。
“アクセラレータープログラム”の意義について、金井博之トキワ副社長は以下のように話す。「昨年、戦略的業務資本提携を経て第2創業を迎えたトキワは、グローバルマーケットで持続的に成長する道を選択した。世界の競合に伍して行くためには、トキワのみでは成し得ない革新と驚きをお客さまに提供し、サステナブルな企業へと変わる必要がある。オープンイノベーションを通じて、新たなパートナーとの共創ができることを期待して実施した。また、このプロジェクトの対象となるスタートアップ企業にとって、カラーコスメの商品販売はとても難しい分野。特にスキンケアとは異なり、世界各国の多様なお客さまのニーズに合わせた商品を提供するためには多色化対応力を確保する必要があり、開発から製造、物流にかかる費用負担も多くなる。そうしたカラーコスメでも、同分野に強みを持つトキワがパートナーとして協業することで、事業開始時のリスク軽減などに貢献できると考えている」。
審査員は西村豊・元リシュモンジャパン社長、渡辺雄介カーライル・ジャパン・エルエルシーマネージング ディレクター、矢野貴久子アイスタイル「BeautyTech.jp」編集長、渡部賢ノインCEO、今田素子インフォバーングループ本社CEO、酒井里奈ファーメンステーション代表、金井博之トキワ副社長など著名なビジネスパーソンが担当。11月27日に行われた最終審査の結果、3つのプロジェクトが選ばれた。
1つ目は、シンクランドの宮地邦男氏たちのプロジェクト。世界初のホローマイクロニードル(中空部分から薬剤の注入が可能なマイクロニードル)技術を用いたヘアケア・スキンケア製品の開発で、プラスチック由来ではない針を使用したマイクロニードルを使用することで、 クリーンビューティの要件を満たしている。
2つ目は、インフォバーンの中村圭氏たちのプロジェクト。グリーンパッケージを使用し、中身を詰め替え式にすることでコスメロスを減らす化粧品ビジネスのアイデアだ。
3つ目は特別サポートプログラムでの採択で、ユーブロームの柴田未央氏たちのプロジェクト。皮膚常在菌に着目したスキンケア商品の提供サービスで、皮膚常在菌の検査によって自分に合う化粧品を見つけることで、合わない化粧品の使用をやめ、コスメロスを減らすというビジネス案が選ばれた。
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旭化成のベンベルグ事業部は11月30日から、キュプラ繊維「ベンベルグ(Bemberg)」の2021-22年秋冬向け展示会「ベンベルグ アウターコレクション」を公式ウェブサイト上で開催する。会期は2021年1月29日まで。
21-22年秋冬のコンセプトは“New Normal, New Paradigm”。着るという行為に心地良さを求める人々のライフスタイルや価値観の変化を見据え、それに呼応した「ベンベルグ」の魅力をデジタル上で広く発信していく。
打ち出すテーマは“Green Inspired”と、“Extra Ordinary”。“Green Inspired”は、植物を想起させるような光沢やドレープのあるものやシャープなグラフィカルデザインを施したものが並び、2マイルウエア向けをイメージしたという“Extra Ordinary”からは着心地の良さを追求したものや高い吸湿性を持つもの、コンパクトなベロアやしなやかなベルベットなどが並ぶ。
また「ベンベルグ」の環境への取り組みを紹介するコーナーも設ける。旭化成は2030年までに石炭火力の使用をゼロにすることを目標に掲げており、その一環としてベンベルグ工場もCO2排出量削減に取り組み30年までに対13年度比30%以上の削減を計画していることや、環境配慮型染色加工の技術開発といったサプライチェーンにおけるCO2削減などの取り組みを紹介する。
■2021-22FW Bemberg Outer Collection
日程:11月30日〜2021年1月29日
場所:公式ウェブサイト
主催:旭化成 ベンベルグ事業部 ベンベルグ第一営業部 第一担当
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旭化成のベンベルグ事業部は11月30日から、キュプラ繊維「ベンベルグ(Bemberg)」の2021-22年秋冬向け展示会「ベンベルグ アウターコレクション」を公式ウェブサイト上で開催する。会期は2021年1月29日まで。
21-22年秋冬のコンセプトは“New Normal, New Paradigm”。着るという行為に心地良さを求める人々のライフスタイルや価値観の変化を見据え、それに呼応した「ベンベルグ」の魅力をデジタル上で広く発信していく。
打ち出すテーマは“Green Inspired”と、“Extra Ordinary”。“Green Inspired”は、植物を想起させるような光沢やドレープのあるものやシャープなグラフィカルデザインを施したものが並び、2マイルウエア向けをイメージしたという“Extra Ordinary”からは着心地の良さを追求したものや高い吸湿性を持つもの、コンパクトなベロアやしなやかなベルベットなどが並ぶ。
また「ベンベルグ」の環境への取り組みを紹介するコーナーも設ける。旭化成は2030年までに石炭火力の使用をゼロにすることを目標に掲げており、その一環としてベンベルグ工場もCO2排出量削減に取り組み30年までに対13年度比30%以上の削減を計画していることや、環境配慮型染色加工の技術開発といったサプライチェーンにおけるCO2削減などの取り組みを紹介する。
■2021-22FW Bemberg Outer Collection
日程:11月30日〜2021年1月29日
場所:公式ウェブサイト
主催:旭化成 ベンベルグ事業部 ベンベルグ第一営業部 第一担当
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環境保護に対する関心の高まりとともに、サステナビリティに取り組む企業が増えている。しかしアパレルブランドのエシカル度(倫理的かどうか)の比較サイトを運営するコンペア・エシックス(COMPARE ETHICS)の調査によれば、“サステナブルな商品を扱っている”というブランドの説明を信頼すると答えたのは、回答者の20%にすぎなかったという。
同社のアビー・モリス(Abbie Morris)共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は、「最近はサステナビリティなど、自分の価値観と合致する企業やブランドの商品を買いたいと考える消費者が増えているが、見せかけだけの対応をしてもいずれ見破られる。データや情報を正直に公開して誠実に取り組んでいることを示さない限り、消費者の信頼を失ってしまう。“グリーン・ウオッシュ(見せかけの環境配慮)”は、最終的に大きな損失を生むことになる」と語った。
コンペア・エシックスは、アパレルブランドの環境や人権問題に関する情報をまとめて検索および比較できるサービスがないことから、2018年にロンドンで創業。独自の評価テクノロジーを使い、社会や環境、動物に配慮しているかなどの条件に基づいてさまざまなブランドを格付けしており、現在50ブランドとその商品およそ3500点の評価が完了している。なお今回の調査は、18~65歳の男女1250人を対象に行われた。
地球温暖化などの問題に取り組む非営利団体CDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト、Carbon Disclosure Project)と、気候変動に関する調査などを行う非営利団体クライメイト・アカウンタビリティー・インスティテュート(Climate Accountability Institute)が17年に発表したリポートによれば、1988年以降、世界の温室効果ガスの70%以上がたった100社によって排出されているという。
こうした情報が容易に入手できる現代において、大企業や大手ブランドに向ける消費者の視線が厳しくなるのは当然のことだろう。コンペア・エシックスの調査では、回答者の83%が“第三者機関の認定を受けているブランドのほうが信頼できる”とし、53%が“縫製業の環境改善に最も影響力があるのはアパレルブランドだ”と答えている。また“労働者に最低限の生活賃金しか支払っていないブランドはサステナブルだと思うか”という質問に対して、そう思うとしたのは回答者の22%のみだったことを考えると、環境問題だけでなく人権問題への取り組みも重要だ。
人身売買の被害者支援や女性の貧困問題に取り組んでいるオーストラリア発のデニムブランド、「アウトランドデニム(OUTLAND DENIM)」のジェームズ・バートル(James Bartle)創設者は、「消費者はよりエシカルな商品を買いたいと思うようになっており、ブランド側にその証拠の提示を求めている。そうしたデータを正直かつ積極的に開示するブランドは、今後大きく成長できると思う。消費者と真の意味での信頼関係を結ぶことが大切だ」と述べた。
ファッション業界のサステナブルでエシカルな起業家に投資するロンドン・ファッション・ファンド(LONDON FASHION FUND)のウェンディー・ハメット(Wendy Hammett)=アドバイザーは、「コロナ禍の影響で個人消費は減少している。消費者とのつながりや市場シェアを維持するため、ブランドはサステナビリティに関する実績や信頼性をしっかりと築く必要がある」とコメントした。
環境や人権問題に真剣に取り組んでいることを証明するのは、企業やブランド側の責任だ。米アマゾン(AMAZON)は顧客が環境に配慮した商品を簡単に見つけられるようにするため、「クライメイト・プレッジ・フレンドリー(Climate Pledge Friendly)」プログラムを9月23日に立ち上げた。これは自社で扱う商品を対象に、サステナビリティに関するさまざまな外部の認証機関と連携して条件を満たすものに独自のラベルを貼るというものだが、今後は小売店などでもこうした試みが広がっていくかもしれない。
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環境保護に対する関心の高まりとともに、サステナビリティに取り組む企業が増えている。しかしアパレルブランドのエシカル度(倫理的かどうか)の比較サイトを運営するコンペア・エシックス(COMPARE ETHICS)の調査によれば、“サステナブルな商品を扱っている”というブランドの説明を信頼すると答えたのは、回答者の20%にすぎなかったという。
同社のアビー・モリス(Abbie Morris)共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は、「最近はサステナビリティなど、自分の価値観と合致する企業やブランドの商品を買いたいと考える消費者が増えているが、見せかけだけの対応をしてもいずれ見破られる。データや情報を正直に公開して誠実に取り組んでいることを示さない限り、消費者の信頼を失ってしまう。“グリーン・ウオッシュ(見せかけの環境配慮)”は、最終的に大きな損失を生むことになる」と語った。
コンペア・エシックスは、アパレルブランドの環境や人権問題に関する情報をまとめて検索および比較できるサービスがないことから、2018年にロンドンで創業。独自の評価テクノロジーを使い、社会や環境、動物に配慮しているかなどの条件に基づいてさまざまなブランドを格付けしており、現在50ブランドとその商品およそ3500点の評価が完了している。なお今回の調査は、18~65歳の男女1250人を対象に行われた。
地球温暖化などの問題に取り組む非営利団体CDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト、Carbon Disclosure Project)と、気候変動に関する調査などを行う非営利団体クライメイト・アカウンタビリティー・インスティテュート(Climate Accountability Institute)が17年に発表したリポートによれば、1988年以降、世界の温室効果ガスの70%以上がたった100社によって排出されているという。
こうした情報が容易に入手できる現代において、大企業や大手ブランドに向ける消費者の視線が厳しくなるのは当然のことだろう。コンペア・エシックスの調査では、回答者の83%が“第三者機関の認定を受けているブランドのほうが信頼できる”とし、53%が“縫製業の環境改善に最も影響力があるのはアパレルブランドだ”と答えている。また“労働者に最低限の生活賃金しか支払っていないブランドはサステナブルだと思うか”という質問に対して、そう思うとしたのは回答者の22%のみだったことを考えると、環境問題だけでなく人権問題への取り組みも重要だ。
人身売買の被害者支援や女性の貧困問題に取り組んでいるオーストラリア発のデニムブランド、「アウトランドデニム(OUTLAND DENIM)」のジェームズ・バートル(James Bartle)創設者は、「消費者はよりエシカルな商品を買いたいと思うようになっており、ブランド側にその証拠の提示を求めている。そうしたデータを正直かつ積極的に開示するブランドは、今後大きく成長できると思う。消費者と真の意味での信頼関係を結ぶことが大切だ」と述べた。
ファッション業界のサステナブルでエシカルな起業家に投資するロンドン・ファッション・ファンド(LONDON FASHION FUND)のウェンディー・ハメット(Wendy Hammett)=アドバイザーは、「コロナ禍の影響で個人消費は減少している。消費者とのつながりや市場シェアを維持するため、ブランドはサステナビリティに関する実績や信頼性をしっかりと築く必要がある」とコメントした。
環境や人権問題に真剣に取り組んでいることを証明するのは、企業やブランド側の責任だ。米アマゾン(AMAZON)は顧客が環境に配慮した商品を簡単に見つけられるようにするため、「クライメイト・プレッジ・フレンドリー(Climate Pledge Friendly)」プログラムを9月23日に立ち上げた。これは自社で扱う商品を対象に、サステナビリティに関するさまざまな外部の認証機関と連携して条件を満たすものに独自のラベルを貼るというものだが、今後は小売店などでもこうした試みが広がっていくかもしれない。
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「音楽に合わせて水中で演技を行い、技の完成度や同調性、演技構成、芸術性や表現力を競い合う」と聞けば、シンクロナイズドスイミングを思い浮かべるだろう。実は2018年にアーティスティックスイミング(以下AS)と名前を新たに、より感情豊かな演技が求められている。その中には、美しい動きはもちろん、その表情を彩るメイクにも目を引きつけられるが、そのAS用メイクを選手に指導している荒井美帆メイクアップアーティストもまた、元アーティスティックスイミング選手だった。その経歴についてやメイクアップアーティストへの転身についてはもちろん、日常生活にも生かせる汗や水に強いメイク方法、アスリートに向けたメイク活動について話を聞いた。
WWD:AS選手からメイクアップアーティストになった経緯は?
荒井美帆メイクアップアーティスト(以下、荒井):AS選手時代、09年に日本代表チームに入ることができましたが、日本代表になるとアーティスティック日本代表オフィシャルスポンサーであるコーセーのメイクアップアーティストから試合用のメイクアップを教えてもらえる機会があるんです。メイク講習会が1年に2回ほどありましたが、その講習がとても楽しかったですね。それに、ASには必ずメイクアップが必要にもかかわらず、日本代表に選ばれない限りメイクを学ぶ機会がないんです。試合のたびに自身でメイクをしなければいけないため、私も小学生のときから先生にやってもらったり周りの先輩の真似をしたりしていました。ただ、その先輩も自己流なのでそれを真似ていてもひどい出来だったりもしましたね(笑)。そんな経験もあって、「代表以外の人にメイクを教える機会を設けたい」と思いメイクアップアーティストを目指しました。引退後に専門学校に通い、メイクアップアーティストになることができました。
WWD:メイク講習会ではどのようなことを教わりましたか?
荒井:まず色使いが違いました。教わる前までは、赤い水着のときは目元に赤いアイシャドウを入れたり、青い水着だったら青一色のメイクを施したりなどワンパターンなものでしたから。演技のテーマに合わせてアイシャドウの入れ方を変えたりチークの色を変えたり、メイクの使い分けを初めて知ることが多かったです。明るい曲のときは、表情が柔らかく見えるようにライトなカラーやアイラインの入れ方で変化を出しました。一方で、カッコよく見せたいときや怖さを表現したいときはアイラインを強めに入れてキリッとさせたりリップの色も濃い目の赤にしたりしましたね。
WWD:直近の活動は?
荒井:新型コロナウイルスが流行する前までは、アメリカを拠点にメイクアップアーティストとして活動していました。そして直近1年半は、ASのパフォーマーとしてカリブ海を回る世界最大級の豪華客船内で毎日開催される50分間ショーに出演していました。これまでに2回乗船しており、それぞれ9カ月と4カ月半乗船していました。もともと5月までパフォーマーをする予定だったのですが、コロナの影響で今年の3月に帰国し、再びメイクアップアーティストとして活動しています。
WWD:日本ではどのような活動をしているのか?
荒井:例えば、京都のAS選手に向けてなじみのある「よーじや」のメイクアイテムを使用したオンラインのメイク講習を行いました。オンラインでメイクを伝えるのは難しく、最初はライティングや画面に対して鏡をどこに向けて設置したら見えやすいかなど試行錯誤でした。画面越しで色の見え方も違いますし、アイラインがきれいにひけているかどうかの判断もしづらかった。しかし、北海道から沖縄まで離れた場所の人にも講習できるというのはオンラインならでは。これまでは関東のASチームを中心にメイク講習をしていたので新鮮でした。
WWD:AS用メイクで重視するポイントは?
荒井:水に強いのはもちろん、アイシャドウならグラデーションを作るのを大切にしています。AS選手がメイクを濃くするのは、遠くのお客さまにも表情をよく見せるためでもあります。年々ASメイクも多様化し、まつ毛を描いてみたり、アイシャドウもアートのように奇抜に入れてみたりするようになっていきました。しかしそのうち、「競技に相応しくない」「スポーツ選手らしくない」となり、数年前から“派手すぎるメイク”が禁止となりました。テーマに合わせたメイクを考えるのが楽しかったのでやはり寂しさもありましたが、“ショー”ではなく“競技”なので、「選手らしく」というのは仕方のないことだとも感じましたね。そのため、以前は2色を目元に強くいれるメイクを多用していましたが、それでは「濃いメイクでNG」と判断される恐れも。なので、同じ2色でもグラデーションを使って自然にきれいめに見えるようにしています。
WWD:元選手だからこそ分かる、現役選手に伝えられることとは。
荒井:私のメイクはコーセーのメイクアップアーティストに教わったことがベースにはなっていますが、それにプラスして元選手としての目線でも伝えています。例えば、早朝に試合があるときは練習をしてすぐ本番というタイトなスケジュールなので、選手は朝起きてホテルでメイクとヘアをセットします。その場合、「目の下のアイラインはにじみ防止のため練習後(本番前)に引いたほうがいいよ」「リップは試合の直前に塗ったほうがいいよ」などプラスのアドバイスができます。試合前はバタバタして一からメイクを直す時間がないので、ほんの少しのメイク直しで済むように教えていますね。そのほか、選手はまだメイクをしたことがない中学生や高校生が多いので、ファンデーションは簡単に塗れて化粧直しもしやすいパウダータイプをすすめています。スポンジを水に濡らして使えば、汗や水にも強くなる。これは日常生活も使える小技ですね。
WWD:AS用メイクにはもちろん、日常生活でも使える汗や水に強いメイクアイテムを教えてください。
荒井:AS用では、「メイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」の“アクアシール”がおすすめ。どんなパウダーやペンシルもウオータープルーフにできるリキッドで、例えばアイシャドウに混ぜて使用したり、アイシャドウを塗ってからリキッドを上に塗ったりすると一瞬でウオータープルーフになります。私はリキッドをアイシャドウ下地として塗り、その上にアイシャドウを重ねるという使い方が多いですね。「ファシオ(FASIO)」のアイブロウペンシルとマスカラは選手時代から使用していますが、使いやすく落ちにくいので今も使い続けている一品です。「キャンメイク(CANMAKE)」のジェルタイプアイシャドウ“ジェルスターアイズ”はパールとラメがたっぷりで選手にも使いやすい。手に取りやすい価格も魅力ですね。「エクセル(EXCEL)」の“ロングラスティングアイライナーEX”も汗や皮脂、水に強くおすすめです。また、「よーじや」「チャコット(CHACOTT)」のアイシャドウは発色が良く使っています。
WWD:今後の活動予定は?
荒井:メイクのオンライン講習は今後も続けていきます。普段は、アスリートがメディアに出るときに自分でできるセルフメイクの方法も伝えていますが、いま広げていきたいのは、新体操やフィギュアスケートの選手などメイクが必要な競技の選手に向けた競技用メイクです。そのほか、ウオータプルーフ重視のメイクとして、ランナーやインストラクターなど汗をかきやすい人に向けたメイク、ボディービルダーなどコンテストに出場するステージメイクといった、スポーツ全般に関わる人にメイクを広げていきたいですね。
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※この記事は2020年8月28日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
お読みいただいている方も多いと思いますが、「元ファストリ上級執行役員の心に火をつけた“トーチング”回顧録」を連載しています。連載は、お会いして1時間後に早くも決意。「10回やります!」と宣言し、初顔合わせを強引に締め括りました。編集長とは言え、独断にも程があるかもしれません。連載の主役、神保“隊長”に「肩入れ」しすぎているのは、分かっています。バランスを欠いており、記者らしくないかもしれません。
とは言え、「肩入れ」の理由を1つ、ちゃんとお話してみようと思います。「この人、本物なんだな」と感じたのは、連載を告知するリンク1本目の記事をアップして間もなく、連載の舞台となる「ユニクロ」の某店舗で神保“隊長”と共に働いていたスタッフの方から、SNSでDMをいただいたからです。実名で「私たちの『奇跡』を、『軌跡』として残してくださることに感謝したい」という、ご丁寧なDMでした。
時には匿名で辛辣なご意見を頂戴しますが(正直、いろいろ思いますよw)、このメルマガについては多くの皆さんから実名でお返事を頂戴しています。でも、そんなラヴい皆さんの連絡より、このDMはもっと素敵に思えました。ご本人が「奇跡」を「奇跡」と正々堂々発言しているからです。コレは、本当の「奇跡」を起こした人じゃなきゃ言えませんね。神保さんとDMを送ってくれた方、そして彼らの同僚は、本当に「ユニクロ」のありふれたロードサイド店に奇跡を起こした方なんだと実感し、批判されても(あんまりされないと思いますが)「肩入れ」する覚悟を決めました。
最近で言うなら「ソーシャル・グッドに共感したドネーション的購買」みたいなモノです。皆さん、ソーシャル・グッドに惚れ込んだブランドの商品は、「ちょっと高いな」なんて思っても「ま、ソレがソーシャル・グッドだよね」と思って買っちゃいませんか?僕の場合は、「デザイン、もうちょっとあっても良いよねぇ」なんて思うのですが、「ミニマルな方が、CO2排出は少ない?」なんて思い込んで買っています。“トーチング”連載は、そんなカンジ。「ちょっとやりすぎ?」と思いつつ、「でも広がったら、業界が、社会がちょっと良くなるなぁ」と自分自身を正当化しているのです。
というワケで、この風呂敷、まだまだ広げちゃいますよ。連載も背中を押し、トーチングは現在予約がパンパンだそうです。「そこをなんとか!!」と思う皆様は、このメールに簡単な自己紹介と悩みをご連絡ください。取材を条件に(企業名や個人名は匿名でもOKです)、神保“隊長”と相談し、「優先枠」を差し上げたいと思います(笑)。詳しくは、リンク2本目の記事の最後をご覧ください。
FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。
エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。
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資生堂は2021年1月1日、グローバルブランド「シセイドウ(SHISEIDO)」からニューイヤーコレクションとして限定パッケージのスキンケア・メイクアップ製品を世界各国で順次数量限定発売する(全4品、1200〜1万6000円)。日本では百貨店を中心とした50店舗と「シセイドウ」公式サイト、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」で取り扱う。同ブランドがニューイヤーコレクションを発売するのは初めて。
“Beauty Starts Afresh(みなぎる美しさで、新しい年へ。)”をテーマに、新しい年の始まりを予感させるエネルギッシュな印象の花のビジュアルをパッケージデザインに採用した。発売する製品は、世界で7.1秒に1本売れているベストセラー美容液“アルティミューン パワライジング コンセントレート N”と、エイジングケアと美白ケアをかなえるシリーズ“バイタルパーフェクション”のモイスチャライザー、軽い感触とほんのり艶のあるクリアな発色が特徴の口紅“ヴィジョナリー ジェルリップスティック”、クッションファンデーション用のコンパクトケースの4品となる。
同社はこれまでクリスマス商戦に向けて限定商品を扱ってきたが、グローバル化が進み消費者のニーズも多様化していることからニューイヤーコレクションを発売することになった。
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30 MON
ユーロファッションジャパン
「Under The Tree by Famiglia Martinese」ファッションショー
10:20〜13:00 新宿御苑プラタナス並木
(東京都新宿区内藤町11)
良品計画
「無印良品 東京有明」内覧会
13:00〜17:30 有明ガーデン モール&スパ1-3階
(東京都江東区有明2-1-7)
3 THU
松屋銀座
もの繋ぎプロジェクト展 プロジェクト今後の活動発表会
9:30〜 松屋銀座8階イベントスクエア
(東京都中央区銀座3-6-1)
1 TUE
再春館製薬所
「ドモホルンリンクル」リニューアル発表会
10:00~/13:00~/14:30~/16:30~/18:00~
オンライン
2 WED
アンファー
新製品発表会
11:00〜12:00
オンライン
ピエール ファーブル ジャポン
「アベンヌ 」新製品発表会 (3日も開催)
11:00~/14:00~
ピエール ファーブル ジャポン
東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー2階
4 FRI
MIMC
新製品発表会
13:00~/15:00~/17:00~
オンライン
ハグ&スマイル
「ニーゼロネオ」新製品発表会
13:30~(フィジカル)11:00~/15:30~(オンライン)
東京都渋谷区神宮前4丁目21−10 URA表参道2F
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コーセーは、まつげ化粧料「カールキープマジック」の新ミューズにグローバル・ガールズグループ 「NiziU(ニジュー)」を起用する。“まつ毛もテンションも上げてこう!”をビジュアルコンセプトに、メイクをすることに喜びや楽しさを感じられるようなビジュアルを作成。新広告は、来年1月16日から全国のドラックストアで順次展開予定。
NiziUの起用理由は、「夢に向かって進む彼女たちの姿に共感してもらいたい。そしてアクティブに生きる現代の女性たちの美しさを、長時間キープできるコスメで応援したい」という思いから。新ミューズ就任についてNiziU のメンバーは、「女の子の憧れであるメイクアイテムの顔になることができて本当にうれしいです。初めて聞いた時はメンバー皆で驚きました!」とコメント。
「カールキープマジック」はカールアップ&キープに優れ、1品でマスカラ下地、トップコート、マスカラの3役で使用可能なまつげ化粧料。まつげを自然にカールして約 10時間持続させるほか、まつげ保護成分を配合し、汗や水、涙に強いウオータープルーフを採用する。全国のドラッグストアや量販店、海外では中華圏およびASEANを中心に順次導入している。
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