花王が医療機関に「めぐりズム」などを無償提供 医療従事者へのメッセージも募集中

 花王は医療従事者に向けて、同社の製品セットを無償で提供する。新型コロナウイルス感染症受け入れ医療機関の約1500を対象に申し込みの案内を開始しており、同時に製品に同封する医療従事者へのメッセージも募集している。

 製品セット提供の活動は、「ひとびとの暮らしのきれいを守る」ことを目的とする花王が推進する横断プロジェクト「プロテクトJAPAN」の一環。昨年4月にも実施し、これまで466医療機関、約4万人の従事者に製品を提供した。2回目の今回は1機関につき最大100セットを提供する。全国の対象機関に花王から直接案内状を送付しており、1月28日までに申し込みのあった機関に2月初旬から順次、製品提供を行う。

 提供する製品は「めぐりズム」「バブ」「キュレル」「アトリックス」など花王グループの製品3~4品。現在、医療従事者へのメッセージは、コミュニティウェブサイト「Kao PLAZA」で受け付けている。

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「サカイ」出身の「ナカガミ」が中目黒に初の直営店をオープン ブランドを支える“広島コミュニティー”とは?

 広島を拠点とするウィメンズブランドの「ナカガミ(NAKAGAMI)」は1月23日、東京・中目黒に初の直営路面店をオープンする。同ブランドを手掛ける中神一栄は元「サカイ(SACAI)」のパタンナーであり、それ以前はリクルートで営業職をしていた時期もあるという異色の経歴の持ち主だ。中目黒の店舗は中神と同郷の建築設計事務所、サポーズデザインオフィス(SUPPOSE DESIGN OFFICE、谷尻誠、吉田愛主宰、以下サポーズ)が手掛け、ガラスの箱を露出させたモダンなデザインは一見の価値あり。普通ならば財布のヒモを引き締めるコロナ禍真っ最中に出店を決めた経緯や、広島に拠点を置く理由、サポーズを始めとした“広島コミュニティー”とのつながりについて聞いた。

WWD:出店を決めたのは8月だったと聞いた。コロナの収束が見えない中での出店は、なかなかのチャレンジだ。
中神一栄「ナカガミ」デザイナー(以下、中神):元々、広島を拠点にしていても企画や生産面では困ることはありませんでした。ただ、“伝える”“見せる”という点は広島だとやっぱり難しい。広島と東京の2拠点でやれたらいいなとは以前から思っていたんです。そんな中でコロナが広がって、1拠点のままだとブランドの成長にブレーキがかかってしまうと思った。それで、かなり悩んだ末に東京にお店を出そうと決めたんです。とは言え、シリアスに思いつめたわけではありません。ダメだったらやめればいいじゃん!と思って(笑)。失敗しても困るのは自分。もちろん、巻き込んでいる人はいるのでそこは甘え過ぎないようにと思っていますが、「上手くいかなかったらどうしよう」といった不安はありません。

 緊急事態宣言の真っ最中に出店するというのも、ある意味私っぽい。展示会もいつも雨に降られるし、逆境じゃないと頑張れないタイプなのでちょうどいいのかも。何年後かに、「あのときは大変だった」と振り返ることができたらいいなと思っています。ここは店舗であると同時にプレスルームでもあります。スタイリストさんからの貸し出し依頼に、今までは広島から商品を送っていました。ただ、実物を見るとルック写真とはギャップもあるようで、プレスルームで実際に商品を見ながらアイテムを選んでいただくようにできればそれも解消できるかな、と考えたんです。それに、半分プレスルームなんだと思えば、(売り上げが立たなくても)腹は立たないなと思って。

WWD:今は店を持たずにECだけでどんどん売っていくブランドも多い。
中神:最初から知名度があるブランドはそれでいいですが、うちのようにまだ認知されていないブランドだと、なぜこの商品が数万円するのか、どういった背景で作られているのかといったことをしっかり伝えないと売れないと思います。何万円もするものをECだけで売るというのは、私個人はどうもピンとこない。それに、商品そのものの良さと同じくらい、(販売員など、ブランドに関わる)人も良くないとダメです。変な人からモノは買いたくないですから。

 そういう意味で、販売してくれるスタッフの採用はすごく大事。でも、実はギリギリまで採用活動はしていなかったんです。誰かが絶対紹介してくれるはずと思って待っていたら、「そういえば探していたよね」って広島の先輩が東京の知人を紹介してくれた。そんなふうにして合計5人集まりました。広島のつながりには本当に助けられています。やっぱり(プロ野球球団の)広島カープがそうさせるんですかね(笑)。弱くてお金のないチームを応援するマインドが、広島県民にはカープで根付いているんだと思います。

WWD:スタッフを紹介してくれた先輩だけでなく、店舗デザインを手掛けたサポーズも広島つながりだし、広島を代表する有力専門店「レフ(REF)」の中本健吾代表にも、出店にあたっていろいろと相談したと聞いている。“広島コミュニティー”の結束は固い。
中神:「レフ」の中本さんは通常なら買い付けで国内外を飛び回っていますが、ちょうどコロナで広島にいたというのがとてもありがたかった。什器のことやお店まわりのことは全部中本さんに教えてもらいました。中本さんは文句は言いつつ、すごく丁寧に教えてくださるんですよ。サポーズさんも大人気の事務所なのに、忙しい中で仕事を受けてくださいました。私が抜かりなくバリバリ仕事をこなすタイプじゃないから、皆さん助けてくださるんだと思います。

 ただ、そういうふうにお世話になっている分、愛のある厳しい意見もすごく沢山いただきます。例えばインスタグラムにアップする写真のモデル選びについて、「それでいいの?」とか。皆さん私が目指しているものが分かっているから、「もっと上手く伝える方法があるのにできていない」って歯がゆく感じているんだと思う。厳し過ぎる意見には、正直「そこまで言わなくたっていいじゃん」と反発したりもします。でも、こんなすごい人たちにアドバイスをもらうなんて、通常ならコンサルタント料を払わないとできないこと。ありがたく受け止めて、ブランドの中身を濃くする努力をもっとしていかないといけない。それに、何かしら試行錯誤をすると、例えばECでポンと商品が売れるなど反応があるんですよ。リクルートでの営業時代も、同じようにクライアントのことを考えながら試行錯誤をしていたなと思い出します。

通行人も思わず立ち止まる ガラス箱型の店舗

WWD:中目黒の店舗は、道路に面した区画の中にガラスボックスが斜めに置かれたような形。足を止めて見ていく人も多い。
中神:このエリアを選んだのは、もともと私がバンタンデザイン研究所(現在は恵比寿だが、以前は中目黒に校舎があった)出身で、このあたりに住んでいたこともあるから。この界隈には親しみがあります。青山や表参道も考えましたが、なんだか疲れてしまいそうで。春になったらガラス戸を開け放ってベンチを置いて、お客さんにお茶を出したりもしたい。居心地のよい空間にして、「このお客さん、まだいるの?」っていうくらい長居してもらえるように。この物件は(サポーズの)谷尻さんが見つけてきてくれました。天井も低いし、声も響くから最初はあまり乗り気じゃなかったんです。それを谷尻さんに伝えたら「何も置いてないんだから、どんな物件だって声は響くよ」と諭されました。最終的には、谷尻さんがここがいいと言うんだから、間違いないだろうと思って決めました。

WWD:ガラスのボックス自体は3メートル×7メートルと、とてもコンパクト。区画いっぱいを店にしていない分、一般的な店の作り方から考えると、面積がもったいないような気もする。
中神:そこはもう谷尻さんとのせめぎ合いです。私ももう少しボックス自体を大きくしたいと思い、10センチ単位で交渉しました。でも「デザインってそういうことじゃないから」と。ガラス戸を開け放つことができる作りはウィズコロナ時代にぴったりですが、扉を全てなくして完全にオープンエアな店にしてしまおうという案もあったんです。それはさすがに服にほこりがかかるのでやめてもらいました。店を出すと決めたのが8月で、物件が決まったのが9月末。それで年末にはもうほぼ店は完成していたので、サポーズさんには時間もお金もない中で仕事をしていただいた。ガラス戸と共にポイントになっている波板や金属のフレームは、実は本来は見える部分には使わないような資材なんです。そういうふうにして、作りたいものは作りながら予算は抑えています。

中目黒がうまくいったら、2号店は広島に

WWD:「ナカガミ」は立ち上げ3年目。卸先は個店セレクトショップを中心に約20社に広がり、PRや営業など、外部のサポートスタッフも集まっている今は成長のタイミングにある。今後、ブランドとして目指すものは。
中神:一番の目標は、服の仕事を続けていくこと。会社でスタッフにガミガミ言ってしまうときもありますが、スタッフにはうちで働いていて楽しいなと思ってほしい。売り上げはそれについてくるものだし、それでちょっとずつスタッフのお給料や休みを増やしていきたい。そういうポジティブな空気がお客さまにも伝わって、「すてきな人たちがいるブランドだな」って思ってもらえたらうれしいです。不思議なことですが、自分の調子がいいときって、周りにもすてきな人が集まってくるものなんですよね。私は引き出しがたまたまファッションだったとうだけで、自分にとって一番大切なのは周りの人と楽しく生きていくということなんだと思います。そういう関係性の中で、好きな服が続けられたらうれしい。

WWD:もう一度、拠点を完全に東京に移そうとは思わない?
中神:それは全く思いません。中目黒のお店がうまくいったら、2号店は絶対広島に出そうって思っています。東京から広島にUターンしたときは、「ファッションの仕事は辞めて、自分に何ができるかあらためて考えよう」という気持ちだったんです。憧れの「サカイ」に勤めることができて、アメリカのミシェル・オバマ(Michelle Obama)大統領夫人(当時)が私も関わった服を着ているのを見て、専門学校生のころに描いていた夢はもう叶ったなと思った。そう思って帰郷したのに、もう一度ファッションをやろうとブランドを立ち上げたぐらいだから、私はやっぱりファッションが好きなんだなって思います。

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「アンガス ジャン」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

 「アンガス ジャン(ANGUS CHIANG)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションをパリで発表した。

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ラオックスが中国越境ライブコマース サロン専売品をどう売る?

 免税店大手のラオックス(LAOX)は昨年、新型コロナウイルス流行の影響を大きく受けた。渡航制限が続く中、2020年7月にはインバウンド事業を行う店舗の半数にあたる12店舗を閉店し、九州と沖縄エリアからは撤退を発表。一方で、インバウンド事業の主要顧客であった中国客に向けて越境ECを強化し、20年12月期第3四半期時点でのグローバル事業(対中貿易・EC事業)の売り上げは全体の23.4%まで拡大している。

 越境EC強化の取り組みの一つが、20年2月にスタートしたライブコマースだ。ラオックスは11年に中国のEC市場でシェア4位の中国・蘇寧易購(Suning)の連結子会社になり、中国本土に強力なネットワークを持つ。蘇寧易購は家電大手だが、近年成長する日用品分野は第2の柱だ。そこでラオックスは中国客に人気の高い、日本の美容製品や健康食品、衛生関連品などを販売。現在は中国と日本からライブコマースを実施しており、これまで中国で取り扱いのなかったブランドも手掛けている。

 テクノエイトが販売するサロン専売ヘアケアブランド「オッジィオット(OGGI OTTO)」もその一つだ。サロン専売という特性上、これまで中国で知名度はなかったというが、ラオックスと中国向けマーケティングを行うアライドアーキテクツが展開する中国向け販売パッケージを利用して、20年12月に中国向けに販売した。

 販売パッケージは、集客力があり蘇寧易購にEC旗艦店を持つラオックスと、中国SNSで口コミや話題作りを行うアライドアーキテクツが組み、一からの中国進出を支援するもの。テクノエイトは現時点で本格進出は計画していないというが、将来的な可能性も視野に、販売パッケージの利用を決めたという。販売に先駆けてSNSでの口コミを増やすため、アライドアーキテクツが抱える在日中国人コミュニティ「播日本(BoJapan)」を通じてサンプリングも行った。

企業トップ自らが登場するライブ配信

 ラオックスのライブコマースは日本から同社社員が配信しており、昨年6月には紹介企業の社長や責任者を迎えて配信する「ボスライブ」もスタートした。企業トップが配信に登場するのは中国ライブコマースのトレンドの一つで、ラオックス経営戦略本部の庄宇杰・副本部長は「実際に企業のトップや社員が登場することで、商品に関する深い情報やブランドストーリーを伝えられるだけでなく、日本の企業であるという信憑性も発信できる」と利点を語る。

 テクノエイトも12月12日のセールイベント「W12」でライブコマースに登場し、普段は国内のサロン向けに営業を担当する三浦晃平氏が出演した。テクノエイトの森武史社長は三浦氏の出演について「三浦は元々美容師で、サロンに向けた技術講習も行っている。美容師時代の経験を活かした内容がわかりやすいと評判が良かったため、今回のライブコマースでも、言葉の壁を超えて商品の良さを存分にアピールしてくれると考えた」と語る。

 ライブ配信は、三浦氏登場の1時間前にスタート。日本に関心のある層の集客を狙い、東京タワーなどの観光名所を紹介して回った。3万人ほどの視聴が集まると、スタジオからMCとアシスタント、三浦氏の3人で配信を開始。スタジオでも、まず掴みとして三浦氏の経歴やキャラクターを紹介したり、「オッジィオット」のミニサイズセットが当たる抽選会を実施したり、バラエティー番組のような要素を詰め込む。こういったエンタメ要素が目を引き、1時間の配信で10万8000視聴を集めた。

 また配信では日本とは異なる伝え方を工夫したという。三浦氏は「日本ではヘアケア製品に関して“インバス(浴室で使用)”と“アウトバス(浴室外で使用)”という表現を使うが、中国ではそういった概念がないと事前の打ち合わせで聞いた。そこで朝や夜、仕事終わりなどのシーン別の使用法で訴求した」と語る。また中国では使用後の結果を重視する傾向が強いため、インスタグラムの関連投稿を用いて製品使用後の髪の艶をアピールしたり、使用方法を実演で披露した。

ライブコマースの上手な活用法

 ライブコマースは売るだけでなく、宣伝の役割が大きい。庄副本部長によると、「ECとライブコマースは同時に回さなければ、ユーザーを他社に取られてしまう」という。ライブコマースの視聴者が増えた今、こういった考えから長時間のライブ配信や連日の配信を行うブランドや小売店が増えているのだ。

 一方で中国のライブコマースは値下げが付き物となっており、この日も「オッジィオット」の製品がセール価格で販売された。しかし値下げし続けることは、ブランド毀損にもなりかねない。庄副本部長は「『オッジィオット』は1線都市(北京、上海など)の高収入の女性や、30〜40代の富裕層がターゲットだ。客層が高収入のため、わざわざ値下げし続ける必要はないと考えている」と話す。セールはあくまで“お試し価格”であり、今後打ち出すリピート施策が重要なのだという。

 ラオックスとしてはコロナの流行によるインバウンド客の減少を機に始めたライブコマースだが、今後は渡航制限が解除されても継続するという。「越境ECはインバウンド客のリピート買いの場になる。今後も強化し続ける必要がある」と庄副本部長。ライブコマースとうまく付き合うことは、中国客と向き合う上で欠かせない要素となっている。

臼井杏奈:産経新聞社を経て、2017年から「WWDJAPAN.com」「WWDビューティ」編集記者として海外市場やビューティテックの取材を担当。現在はフリーライターとして活動。 日本美粧協会「チャイナコスメティックラボ」研究員

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「リック・オウエンス」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「リック・オウエンス」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「ヴァレクストラ」が販売アソシエイトを募集 イタリア発のラグジュアリーブランドで理想の働き方をかなえる

 イタリア発のレザーブランド「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」は、販売アソシエイトを募集する。百貨店や路面店での接客・販売を通して、ブランドの魅力と世界観を伝える。

 1店舗あたりの平均来店客は10〜30人。短くても30分以上をかけて、来店客とじっくり向き合って商品を提案する。そのほか、入荷商品や在庫の管理、店頭のディスプレー、顧客情報の管理なども行う。店長や先輩からの丁寧に指導に加え、研修も充実しており着実なスキルアップが図れる。

 ストアマネージャーやエリアマネージャーなど、キャリアパスも豊富にそろう。意欲や実績を評価し、最短4カ月でストアマネージャーに抜擢したケースもある。

 「ヴァレクストラ」は1937年にミラノで創業した。2013年に六本木にフラッグシップストアを、20年には大阪で新店舗を開くなど、国内で着実にファンを増やしている。

募集職種
販売アソシエイト

応募条件
ファッション・アパレル業界での接客経験をお持ちの方
※経験年数や雇用形態は不問
学歴不問。第二新卒歓迎

以下のような方、ぜひご応募ください
ラグジュアリーブランドやファッションに興味がある
今よりも接客販売スキルを高めたい
自分を磨き、キャリアアップしたい
マネジメントポジションに就き、店舗運営にチャレンジしたい

勤務地
東京、名古屋、大阪、札幌、福岡のいずれかの店舗(2021年1月時点)
※希望や通勤時間を考慮し決定

東京
東京ミッドタウン(東京都港区赤坂)
日本橋三越本店(東京都中央区日本橋室町)
日本橋高島屋(東京都中央区日本橋)
三越銀座店(東京都中央区銀座)
新宿伊勢丹本店本館・メンズ館(東京都新宿区新宿)
阪急メンズ東京店(東京都千代田区有楽町)

大阪
阪急うめだ本店(大阪府大阪市北区角田町)
阪急メンズ大阪店(大阪府大阪市北区角田町)
心斎橋パルコ店(大阪府大阪市中央区心斎橋筋)

名古屋
JR名古屋高島屋店(愛知県名古屋市中村区名駅)

札幌
丸井今井札幌本店(北海道札幌市中央区南1条西)

福岡
岩田屋本店(福岡県福岡市中央区天神)

雇用形態
正社員
※6カ月の試用期間あり。期間中の給与・待遇に変動なし
※時短勤務の相談も可能

勤務時間
9:00~22:00の間でシフト制(実働7.5時間、休憩1.5時間)
店舗や時期にもよるが、残業は月0時間~10時間程度と少なめ

シフト例
早番/9:30~18:30
遅番/11:00~20:00

休日休暇
<年間休日120日>
シフト制(月9~11日)
年次有給休暇
特別休暇
産前産後・育児休暇
慶弔休暇

給与
月給25万~40万円
※月30時間分の固定残業代(4万4976円~7万1936円)を含む。超過分は別途支給
※年齢・経験などを踏まえて決定
※勤務時間により時給制も可
※特定の商品の売上実績に基づき、月給に加えてインセンティブを支給

年収例
年収380万円/30歳(入社1年目)
年収450万円/35歳(入社2年目)

福利厚生・待遇
昇給年1回
賞与随時 ※昨年実績2カ月分
各種社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
通勤費全額支給
制服貸与
時間外手当
時短勤務制度
引越し補助あり(遠方からご入社される方には、引越し費用の一部補助など応相談)

応募期限
2021年2月21日まで

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独高級ファッションEC「マイテレサ」が新規上場 365億円を調達

 ドイツの高級ファッションEC「マイテレサ(MYTHERESA)」を擁するMYTネザーランド(MYT NETHERLANDS以下、マイテレサ)は1月21日、ニューヨーク証券取引所に株式を新規上場(IPO)した。

 公開価格は1株16〜18ドル(約1648〜1854円)の見込みだったが、公開前日に26ドル(約2678円)に決定された。取引直後から旺盛な買いが入り、初値は35.85ドル(約3692円)と公開価格を大幅に上回ったほか、終値が31ドル(約3193円)となるなど好調な滑り出しだった。今回の上場で同社は3億5480万ドル(約365億円)を調達したと見られており、時価総額はおよそ27億ドル(約2781億円)となった。

 「マイテレサ」はミュンヘンにある小さな高級セレクトショップからスタートし、2006年にECを立ち上げた。14年に米百貨店ニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)やバーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)を運営するニーマン マーカス グループ(NEIMAN MARCUS GROUP以下、NMG)に買収されたが、同社は20年5月に経営破綻し、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法第11条の適用を申請した。

 しかしこの時、マイテレサは破産手続きから除外されている。NMGは13年に投資会社アレス・マネジメント(ARES MANAGEMENT)と、カナダの公的年金運用機関カナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード(CANADA PENSION PLAN INVESTMENT BOARD)によって60億ドル(約6180億円)で買収されており、18年にマイテレサの権利をアレス・マネジメントなどの関連会社に移しているためだ。これは当時すでに経営状態が悪化していたNMGが債権者から資産を隠すために行ったのではないかという疑いから訴訟問題になっていたが、後に債権団と和解。今回、晴れて上場するに至った。

 マイテレサは、調達した資金のうち2億ドル(約206億円)以上をアレス・マネジメントへのローン返済に充てるという。なお今回の上場に当たり、アレス・マネジメントは5200万ドル(約53億円)相当の持ち分を手放している。

 残りの資金は市場シェアの拡大や顧客の買い物体験の向上に使用する。「マイテレサ」は、「カルティエ(CARTIER)」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)が運営するラグジュアリーEC最大手のユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP)や、やはり大手のファーフェッチ(FARFETCH)、そして中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)などに比べると小規模だが、得意とする富裕層のさらなる開拓と囲い込みで成長を目指す。

 マイケル・クリガー(Michael Kliger)=マイテレサ最高経営責任者(CEO)は、「EC市場は将来的に3倍程度になると予想されている。当社は拠点である欧州に加えて、米国やアジア市場を含む世界中で好調な業績を上げているが、ローカライズや買い物体験を向上させるために必要な現地でのリソースが不足している。今回の調達資金をそうした部分に充てて、グローバルな顧客ベースを築きたい」と語った。

 ECはここ数年の消費動向の変化やコロナ禍の影響によって売り上げを伸ばしているが、IT技術やカスタマーサービスなどにかなりの費用がかかるため、赤字が続くことも珍しくない。大手のファーフェッチも、20年1〜3月期の売上高は前年同期比90.4%増の3億3143万ドル(約341億円)だったが、調整後EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は2231万ドル(約22億円)の赤字、純損失は7917万ドル(約81億円)の赤字となっている。

 一方、マイテレサの20年6月通期の売上高は前期比18.6%増の4億4900万ユーロ(約561億円)、調整後利益は同22.2%増の1930万ユーロ(約24億円)と、小規模ながらも黒字となっている。

 クリガーCEOは、「重要なのは規模ではなくポジショニングだ。ファーフェッチは素晴らしい企業だが、当社とは顧客層が異なる。『マイテレサ』の顧客は富裕層が多く、値下げやセールには興味がない。また膨大な量の商品の中から欲しい物を探すのではなく、自分のセンスにあった商品をある程度セレクトしておいてほしいと考えている。当社はそうした顧客を満足させることで事業を成長させてきた」と述べた。

 「マイテレサ」では、顧客の3%が売り上げの30%を占めている。そうした得意客はワードローブ全体をハイブランドでそろえており、ワンシーズンで数回は「マイテレサ」で買い物をする。「余暇にスキーに行くという顧客が多かったので、さまざまなラグジュアリーブランドのスキーウエアを取り扱ったところ好評だった」と、クリガーCEO。また顧客の好みに沿った仕入れをするため、ブランド側と信頼関係を築くことも重視しているという。

 同氏は、「コロナ以前から、ラグジュアリーブランドの顧客層はECでより多く買い物をするようになっていた。事態が収束した直後には、街で買い物をしたいという欲求のため実店舗の客足も伸びると思うが、長期的にはECが今後も成長していくことに変わりはないだろう」と分析した。

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ハリス米副大統領が就任式で着用したコート、8億円相当のメディアインパクトバリューを記録

 ファッション、ラグジュアリー、ビューティ分野のデータテクノロジー企業であるローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)によると、カマラ・ハリス(Kamala Harris)米副大統領が第46代米大統領就任式で着用した紫色のコートの1日のメディアインパクトバリュー(ブランドに関する統計や記事数を集計してマーケティング価値を割り当てたもの)が、820万ドル(約8億4000万円)に達した。

 ハリス米副大統領は、ニューヨークを拠点とする黒人の若手デザイナー、クリストファー・ジョン・ロジャーズ(Christopher John Rogers)による紫色のコートとそろいのワンピースに、黒の手袋とマスクを合わせた。ロジャーズは、アメリカファッション協議会(Council of Fashion Designers of America 以下、CFDA)が主催する2020年「CFDAアワード(CFDA Awards)」で新進デザイナー賞を受賞している。

 就任式後に行われるコンサートでは、ハリス米副大統領は黒のタキシード風オーバーコートとドレスを着用。これらも1日のメディアインパクトバリューが720万ドル(約7億4000万円)を記録した。ロサンゼルスを拠点とするデザイナーのセルジオ・ハドソン(Sergio Hudson)は、今回のために丈の長いシルクのオーバーコートにスパンコールを使用したカクテルドレスを手掛けた。ハドソンは、就任式ではミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人のルックも手掛けた。

 一方、ファーストレディーとなったジル・バイデン(Jill Biden)夫人が着用した鮮やかなブルーのコートとそろいのワンピースの1日のメディアインパクトバリューは、580万ドル(約5億9000万円)を記録した。アイテムはニューヨークを拠点とする新進の女性デザイナー、アレクサンドラ・オニール(Alexandra O’Neill)が2017年に立ち上げたブランド「マルカリアン(MARKARIAN)」によるもの。コートとワンピースはバイデン夫人のためにあつらえられており、襟元は「スワロフスキー(SWAROVSKI)」製のパールやクリスタルで飾った。

 ほかにも、ジョー・バイデン(Joe Biden)新大統領が着用した「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のネイビーのスーツは500万ドル(約5億1000万円)、ハリス米副大統領が就任式前夜に行われた新型コロナウイルスによる死者への追悼式典で着用した「パイヤー モス(PYER MOSS)」のキャメル色のコートは390万ドル(約4億円)、同式典でジル・バイデン夫人が着用した「ジョナサン コーエン(JONATHAN COHEN)」によるコートとドレスは240万ドル(約2億4000万円)のメディアインパクトバリューだった。

 ローンチメトリックスのアリソン・ブリング(Alison Bringe)=チーフ・マーケティング・オフィサーは、重要な局面でのファッションの選択は、新人デザイナーの支援になっていくと分析する。「ロジャーズは、就任式で最もメディアインパクトを生んだデザイナーとなった。米国初の女性副大統領であり、ジャマイカ系とインド系のルーツを持つハリス米副大統領の就任という歴史的瞬間への注目だけでなく、新人で黒人の、ゲイのデザイナーによる作品を大切な場面で選んだという点が大きく話題を集めた。ハリス米副大統領とジル・バイデン夫人の両者のブランドやデザイナーの選択は、民衆のためにアメリカを作っていくという新しいビジョンを明確に表現した」とコメントした。

 「就任式では普段スポットライトが当たりにくい層に焦点を当て、一夜にして名を世界に知らせることとなった。ロジャーズがニューヨーク・ファッション・ウイークで2020年春夏コレクションを発表したときは100万ドル(約1億300万円)強のメディアインパクトバリューを生んだが、就任式では24時間でその8倍を記録。今後は、同氏の手掛けるコレクションにも更なる注目が集まるだろう」と述べた。

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「ヨウジヤマモト」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

 「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「ディーエムジー」がデザイナーを募集 “つい手に取りたくなる洋服”を女性に届ける

 ドミンゴが運営するファッションブランド「ディーエムジー(D.M.G)」は、デザイナーを募集する。春夏・秋冬の2シーズンのアイテムを、それぞれ約3カ月のスパンで作り上げる。手掛ける品数は1シーズンあたり120程度だ。最初は仕様書作成などのアシスタント業務がメインで、そこから徐々に企画に携わる。

 MDとともにアイテムのコンセプトやデザインの方向、予算をすり合わせた後、先輩デザイナーと企画を進める。見た目だけでなく、着心地をよくするために生地・縫製・洗い加工などについても試行錯誤を重ねる。デザイン原案が出来たら仕様書を作成し、香川県にある自社縫製工場とやりとりしてアイテムを生産する。

 「ディーエムジー」はジーンズなどのボトムを主力としたウィメンズブランド。“毎日の生活でつい手にとってしまう服”を目指し、カジュアルながら縫製や生地こだわりが詰まった服を提案する。

募集職種
デザイナー

雇用形態
正社員
入社後3カ月の試用期間あり
※試用期間中の雇用形態や待遇に変動なし

応募条件
ファッションデザインの実務経験をお持ちの方(学歴不問)
衣服のデザインをされていた方を想定。ジャンル・アイテム・経験年数は問いません
Photoshop・Illustratorを用いたデザイン経験をお持ちの方は優遇

勤務地
東京営業所(東京都港区赤坂9-5-24 赤坂日本ビル2F)
※転勤なし

給与
月給22万9400~26万4200円+賞与年2回
※月給には月22時間分のみなし残業代(3万1400円~3万6200円)を含む。超過分は別途支給
※経験・能力を考慮し決定

年収例
360万円(入社3年)

勤務時間
変形労働時間制(1日平均8時間)
※9:30~18:30勤務の日がほとんど

休日休暇
週休2日制(月6日~9日)※日曜日は必ず休み
祝日
年末年始休暇(8日)
夏季休暇(5日)
GW(4日)
連続休暇(5日)
有給休暇
慶弔休暇
産休・育休(育児休暇取得実績あり)

※年間休日105日
※5日以上の連続休暇取得OK

福利厚生
昇給年1回(4月)
賞与年2回(7月・12月)※昇給、賞与は会社の業績によります
交通費(月4万円まで)
社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
退職金制度(勤続3年以上)
住宅手当(賃貸住宅にお住まいの場合:月3万円)
家族・扶養手当(配偶者:月1万円、子1人:月1500円)
出張手当
役職手当
社内禁煙
服装自由
社内販売優待あり

応募期限
2021年2月17日まで

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「ドリス ヴァン ノッテン」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションをパリで発表した。

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資生堂がヘアケアやスキンケアなど低価格帯の日用品事業の売却を検討

 資生堂は、ドラッグストアや量販店などマス市場を中心に展開する、低価格帯のヘアケアやスキンケア、ボディーケアなどパーソナルケア事業(日用品事業)を、本年上半期をめどに、CVCアジア・パシフィックに譲渡しその後、同事業を運営する新会社の株主として参画していくことなどを検討していると発表した。「売却する方向で最終調整に入った」との一部報道を受けたもの。2月の決算説明会で詳細について言及する予定。

 一部報道が22日、資生堂が日用品事業を欧州系大手投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズに、1500億〜2000億円で売却する方向で調整していると報じた。日用品の中には、マス市場で認知の高いヘアケア商材「ツバキ(TSUBAKI)」も含まれるという。

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「ルイ・ヴィトン」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

 「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションをパリで発表した。

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植物由来色素100%の白髪用カラートリートメントが登場 低刺激で髪と頭皮に優しく白髪を染める

 化粧品ベンチャー企業のエヌアイエルは、ヘアケアブランド「スーナ」からオーガニック染毛成分の白髪用“スーナ カラートリートメント”(200mL、3800円)の予約販売を開始した。

 HC染料、塩基性染料不使用で、センシティブな頭皮や肌のために白髪染めを諦めていた人でも積極的に使える優しさがポイント。古来より日本で親しまれてきた、紫根からとれた希少な天然成分“シコニン”“クルクミン”“クェルセチン”の3つの植物由来色素に、有機化学の技術を掛け合わせて生まれた独自のアプローチを採用。

 低刺激にこだわり、頭皮に対して刺激のあるカチオン界面活性剤は使用していない。植物由来色素100%で、髪と頭皮に優しく白髪を染める。

 水溶性シコニンとケラチンをイオン結合させる独自の技術を用いることで、色素成分が素早くキューティクルの隙間に浸透し、短時間でしっかり染色でき、繰り返し使うことでさらに理想の髪色へと近づける。

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京都発老舗ラグジュアリーブランド「千總」のビジュアルを篠山紀信が撮影 

 京友禅の老舗「千總(CHISO)」は1月、ブランドのイメージビジュアルを発表した。イメージビジュアルは2019年に宝塚歌劇団を退団した明日海りお。明日海は、鶴が大海原を優雅に羽ばたくデザインを金箔や金糸で描いた鮮やかなオレンジ色の振り袖をまとい、撮影は巨匠の篠山紀信が手掛けた。りんとしたまなざしで新たな道を歩む明日海と写真界の第一線で活躍し続ける篠山の起用によって、伝統に基づきながら常に新しい美を生み出す同ブランドの精神性や姿勢を象徴している。

 篠山は「『千總』さんやりますねえ。ぼくが才能を高く評価していた明日海りおさんを宝塚退団後いち早く自社のビジュアルに起用するとは!そしてその撮影にぼくを選んでくれるとは!」とコメント。明日海は「460年という長きにわたり『美・ひとすじ』を追求してこられた『千總』さんに起用していただき、大変光栄です。今回着用させていただいた振り袖はとても艶やかな色使いで、私に着こなせるだろうかと緊張して臨みましたが、袖を通した瞬間から心が華やいでいく感覚に、女性に生まれてきてよかったなと思わずにはいられませんでした。本当にぜいたくな体験をさせていただきました」と述べている。
 このビジュアルは「千總」のウェブサイトなどで見ることができる。

 「千總」は1555年に京都で創業。時代ごとに優れた染織品を手掛け、世界中で高い評価を得てきた。19年には日本発ラグジュアリーブランドとして東京・九段ハウスで展示会を開催。新作キモノをはじめ、新たに加わったバッグやジュエリー、スカーフなどを発表。キモノのように折り畳めるバッグなどは全て日本の職人が手仕事で仕上げており、細部まで「千總」の美意識が宿っており、京都本店などで販売している。

 

問い合わせ先
株式会社 千總

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オノマトペの魅力 エディターズレター(2020年10月21日配信分)

※この記事は2020年10月21日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

オノマトペの魅力

 言葉を生業とする人間ですから、「言葉にできない」なんてモノやコトは、あんまりないと思っています。でも「言葉より的確」な表現は、たくさんあります。

 「オノマトペ」です。

 どうやら私は、「オノマトペ」を多用する人間のようです。このお手紙でも頻繁に「ドキドキ」とか「ワクワク」「モヤモヤ」なんて擬声語を多用しているでしょう?言葉でメシを食う人間としては、未熟なのかもしれません。でもオノマトペを使うと、表現は人間味を帯びてきます。自分の気持ちを感情豊かに表現するために、そして皆さんにもっと近づくために、私はオノマトペに依存しがちなのでしょう。

 先日、2021年春夏コレクションを発表したばかりのコシノヒロコ先生を訪ねました。相変わらずメチャクチャお元気で、今シーズンは、コレクションの着想源となった抽象画をバリバリ制作。ハキハキと、そしてウキウキしながら、来年開催予定の展覧会の話を始め、こちらは写真をパチパチ撮りました(笑)。

 展覧会には、2000着に及ぶアーカイブから300着を厳選。それらをオノマトペに準じて並び替えるそうです。「フワフワ」のコーナーにはチュールやオーガンジーを使ったフワフワのワンピース、「キラキラ」のコーナーにはスパンコールがいっぱいのドレスが並ぶのでしょうか?下のリンクで紹介する21年春夏「ヒロココシノ」コレクションは、「ワクワク」とか「ユラユラ」なんてコーナーに並ぶのかな(笑)?そう考えるとヒロコ先生の洋服は、オノマトペで表現するのがピッタリ。情熱に素直だから、五感で感じたいコレクションなんです。ブルース・リーの言葉を借りれば、「Don’t think!! Feel!!(考えるな、感じろ!!)」ですね。

 そんなことを考えていたら、今こそ、オノマトペをいっぱい使うってアリなんじゃないか?と思うようになってきました。「フワフワ」「キラキラ」「ツルツル」「すべすべ」「サラサラ」などなど、いまのムードにふさわしいオノマトペは、いっぱいあります。頭で考えるよりも心で感じたいし、海外もご無沙汰だから「南仏のリゾート地を思い浮かべて~」なんて言われてもピンときません(笑)。それだった「キラキラの太陽と、サラサラの砂浜。そこでキャッキャと遊んだり、スヤスヤとまどろんだりするときの洋服です!ウキウキするでしょう!」って言ってくれた方が共感できます。海外進出もしやすいんじゃないかな?

 みなさん、普段の会話に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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バーガーキング、1~3月で7店舗オープン。既に全国110店舗。

ハンバーガーチェーン「バーガーキング」を展開する株式会社ビーケージャパンホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ダニエル・リー)は、2021年1月25日(月)に祖師ヶ谷大蔵店(東京都世田谷区)をオープンさせるのを皮切りに、1月から3月にかけて、東京・千葉・大阪・広島エリアに7店舗をオープンさせる。
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【アワード候補21】「鳥玉」関東1号店は月商700〜800万円レベル。トラック運転手出身の30歳社長は「3〜5年には100店にします」

 串カツ田中ホールディングス(HD)が「串カツ田中」に次ぐブランドとして焦点を当てた「鳥と卵の専門店 鳥玉」。その経営を担うのが子会社であるセカンドアロー(本社:東京都品川区)。串カツ田中HDから転じた大須賀伸博社長は「3年から5年以内には100店にしたい」と言う。
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高級焼鳥「鳥幸」、体験型「焼き台」販売が1万台突破。家でのコト消費ウケる。

高級焼鳥「鳥幸」などを展開する東京レストランツファクトリー株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役:渡邉 仁)が、家で本格焼鳥が体験できる「鳥幸オリジナル焼き台」を体験型お取り寄せグルメとして2020年5月からECで販売しているが、21年1月に1万台を突破した。
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時短でもサクのみ可能な「立ち飲み」は追い風のはず。聖地・新橋に行ってみた

 緊急事態宣言後、都内の飲食店の9割は、「19時までのアルコール提供・20時閉店」を守っている。とはいえ、飲みたい層は、ある程度いる。とすると、早い時間からサクッと立ち飲みで済ますというお客は多いはず。そんな仮説を元に新橋に突入した。
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“「女性初」が、ニュースなんかじゃなくなる日まで” 女性初米国副大統領の誕生に合わせてエイブルが広告掲載

 不動産仲介大手のエイブルホールディンクスは、一人暮らしの女性を応援するブランド「メゾン エイブル(MAISON ABLE)」のリニューアルに合わせて、“「女性初」が、ニュースなんかじゃなくなる日まで”というメッセージを載せた広告を朝日新聞朝刊に掲載した。

 同メッセージは、アメリカで女性初の副大統領に就任したカマラ・ハリス(Kamala Harris)新副大統領の就任式に合わて、朝日新聞とマーケティングのザ・ブレイクスルーカンパニー ゴー(The Breakthrough Company GO)の共同プロジェクト「ブランドニュース」が企画。掲載料の一部は朝日新聞社から10代の中高生の女性を中心に支援する一般財団法人コラボ(Colabo)に寄付される。

 「メゾン エイブル」が2020年9月に行ったアンケート調査によると、半数以上の女性が「生活にゆとりがない」「ひとり暮らしを始める最大の不安 は“経済面”である」と回答。また日本の女性就業率は18年に初めて7割を超えてアメリカを上回ったが、日本女性の平均年収は男性の70〜80%程と、男女の賃金格差は主要先進国で最下位という現状だ。この結果を受けて「メゾン エイブル」は、一人暮らし女性の日常生活に役立つ特典を拡充させ、ブランドキービジュアルとロゴを刷新した。

 これまでも、無料の会員クラブ「メゾン エイブル クラブ」ではファッションレンタルサービス「エアークローゼット(AIR CLOSET)」やバッグレンタルの「ラクサス(LAXUS)」など、ファッションや美容、旅行などのサービスを提供してきたが、今回スキンケアコスメの「オルビス(ORBIS)」や家電家具レンタルの「クラス(CLAS)」、「フレッシュネスバーガー(FRESHNESS BURGER )」など全30社による特典を追加した。

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「ブルガリ」が女性科学者の声や貢献に着目 ウェビナーを開催

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のブルガリ(BVLGARI)は19日、新型コロナの研究をはじめとする科学の場における女性に焦点を当てるウェビナーを開催した。

 イベントでは英国のオクスフォード大学や米国のロックフェラー大学から科学者や教授ら5人を招待して、科学界での女性の声や貢献、ブルガリのこれまでの病理学に関する支援といったトピックに加えて、企業の社会責任や本業を超えた取り組みの必要性について語った。ブルガリからは、ジャン・クリストフ・ババン(Jean Christophe Babin)=ブルガリグループ最高経営責任者(CEO)が登壇し、フェアチャイルド ファッション メディア(Fairchild Fashion Media)のアマンダ・スミス(Amanda Smith)=プレジデントが司会を務めた。

 参加者の一人であるオクスフォード大学ジェンナー研究所のケイティ・エワー(Katie Ewer)准教授兼シニア免疫学者は、英製薬会社アストラゼネカ(ASTRAZENECA)と共同開発したワクチンの研究チームの一員だ。ブルガリは同研究に必要とされる機器を購入するための資金援助を行った。今回のワクチン開発への貢献だけでなく、エワー准教授はマラリアやエボラ出血熱の研究など広範に業績を残している。しかしたびたび研究とは関係のない質問を受けることがあるという。自身の体験を振り返り「女性が科学の場にいることについてよく不思議がられる。多くの女性が活躍しているが、要職に就くことが難しいので、実際よりも少ないと思われてしまっている」と語った。

 エワー准教授は、「オクスフォードでは年功序列ではなく、そのときの最適な人材を採用することが人事の基盤としてある。女性の声を取り入れる仕組みがあり、科学の世界におけるジェンダーの見え方だけでなく、全体のジェンダーバランスを保つよう取り組んでいる。女性が科学の世界でより困難を強いられるのは、学界全体に蔓延する家父長的な慣習のためだ。少しずつ改善されているが、それでもとても遅い。2021年にもなって“女性科学者”であることがどのようなものか尋ねられた時はがっかりした」と述べた。

 新型コロナウイルスのパンデミック下で女性の活躍する場が減少したと言及したのは、専門家チームの中で免疫や新型コロナについて研究を重ねるレスリー・ヴォスホール(Leslie Vosshall)教授だ。「コロナ以前に女性の地位は大きく向上していたが、パンデミックでなくなってしまった。ウイルス学者には多くの女性の専門家がいる。女性同士で群れる傾向にあり、互いに機会を与え合う。人間性を具体化するためには、もっと意識的な努力が必要だと思う」と語った。

 また新型コロナで変化する労働環境についてヴォスホール教授は、「科学の現場での仕事は、ノートパソコン一つでできるようなものではない。また世話が必要な幼児がいる場合でも、その子らを研究室に連れて行くのもとても危険だ。少なくとも一年は、女性の活躍を後退させることとなる」とコメント。在宅勤務がすすむ中で、女性の科学者が直面する厳しい労働条件について述べた。

 ブルガリはビューティ製造事業をハンドサニタイザーの制作に切り替えるなど、ラグジュアリーブランドとして早い段階からコロナ対策への支援を行なっていた。ほかにも、イギリスのオックスフォード大学ジェンナー研究所で女性のための教育プログラムの設立や、イタリアのラザロ・スパランツァーニ国立感染症研究所に3D顕微鏡を提供している。20年6月には、ウイルス研究の資金援助を目的としたブルガリ ウイルスフリーファンド(Bvlgari Virus Free Fund)を設立した。

 新型コロナウイルスの危機的状況下で何か行動を起こすことは、ブルガリの持つサステナビリティへの広い見解とも結びついているという。ブルガリグループおよびLVMHのイタリアブランドのエレオノーラ・リズート(Eleonora Rizzuto)倫理問題およびコンプライアンス部門兼社会的責任責任者は、「個人間でサステナビリティが定着するためには、公的な仕組みとのつながりがもっと必要だ。私たちは今世界全体でコロナに立ち向かっている。それに対して、現状を打破する科学に必要な最高の人材、つまり女性を支援する準備を2週間で整えた」と述べた。

 ババンCEOは「女性がこれまで距離を感じていた社会に対してもっと大胆になることを願っており、男性が中心となっている世界にどんどん踏み込んで欲しい。女性の役割は増えており、その支援をできることを誇りに思う」と語った。

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「ブルガリ」が女性科学者の声や貢献に着目 ウェビナーを開催

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のブルガリ(BVLGARI)は19日、新型コロナの研究をはじめとする科学の場における女性に焦点を当てるウェビナーを開催した。

 イベントでは英国のオクスフォード大学や米国のロックフェラー大学から科学者や教授ら5人を招待して、科学界での女性の声や貢献、ブルガリのこれまでの病理学に関する支援といったトピックに加えて、企業の社会責任や本業を超えた取り組みの必要性について語った。ブルガリからは、ジャン・クリストフ・ババン(Jean Christophe Babin)=ブルガリグループ最高経営責任者(CEO)が登壇し、フェアチャイルド ファッション メディア(Fairchild Fashion Media)のアマンダ・スミス(Amanda Smith)=プレジデントが司会を務めた。

 参加者の一人であるオクスフォード大学ジェンナー研究所のケイティ・エワー(Katie Ewer)准教授兼シニア免疫学者は、英製薬会社アストラゼネカ(ASTRAZENECA)と共同開発したワクチンの研究チームの一員だ。ブルガリは同研究に必要とされる機器を購入するための資金援助を行った。今回のワクチン開発への貢献だけでなく、エワー准教授はマラリアやエボラ出血熱の研究など広範に業績を残している。しかしたびたび研究とは関係のない質問を受けることがあるという。自身の体験を振り返り「女性が科学の場にいることについてよく不思議がられる。多くの女性が活躍しているが、要職に就くことが難しいので、実際よりも少ないと思われてしまっている」と語った。

 エワー准教授は、「オクスフォードでは年功序列ではなく、そのときの最適な人材を採用することが人事の基盤としてある。女性の声を取り入れる仕組みがあり、科学の世界におけるジェンダーの見え方だけでなく、全体のジェンダーバランスを保つよう取り組んでいる。女性が科学の世界でより困難を強いられるのは、学界全体に蔓延する家父長的な慣習のためだ。少しずつ改善されているが、それでもとても遅い。2021年にもなって“女性科学者”であることがどのようなものか尋ねられた時はがっかりした」と述べた。

 新型コロナウイルスのパンデミック下で女性の活躍する場が減少したと言及したのは、専門家チームの中で免疫や新型コロナについて研究を重ねるレスリー・ヴォスホール(Leslie Vosshall)教授だ。「コロナ以前に女性の地位は大きく向上していたが、パンデミックでなくなってしまった。ウイルス学者には多くの女性の専門家がいる。女性同士で群れる傾向にあり、互いに機会を与え合う。人間性を具体化するためには、もっと意識的な努力が必要だと思う」と語った。

 また新型コロナで変化する労働環境についてヴォスホール教授は、「科学の現場での仕事は、ノートパソコン一つでできるようなものではない。また世話が必要な幼児がいる場合でも、その子らを研究室に連れて行くのもとても危険だ。少なくとも一年は、女性の活躍を後退させることとなる」とコメント。在宅勤務がすすむ中で、女性の科学者が直面する厳しい労働条件について述べた。

 ブルガリはビューティ製造事業をハンドサニタイザーの制作に切り替えるなど、ラグジュアリーブランドとして早い段階からコロナ対策への支援を行なっていた。ほかにも、イギリスのオックスフォード大学ジェンナー研究所で女性のための教育プログラムの設立や、イタリアのラザロ・スパランツァーニ国立感染症研究所に3D顕微鏡を提供している。20年6月には、ウイルス研究の資金援助を目的としたブルガリ ウイルスフリーファンド(Bvlgari Virus Free Fund)を設立した。

 新型コロナウイルスの危機的状況下で何か行動を起こすことは、ブルガリの持つサステナビリティへの広い見解とも結びついているという。ブルガリグループおよびLVMHのイタリアブランドのエレオノーラ・リズート(Eleonora Rizzuto)倫理問題およびコンプライアンス部門兼社会的責任責任者は、「個人間でサステナビリティが定着するためには、公的な仕組みとのつながりがもっと必要だ。私たちは今世界全体でコロナに立ち向かっている。それに対して、現状を打破する科学に必要な最高の人材、つまり女性を支援する準備を2週間で整えた」と述べた。

 ババンCEOは「女性がこれまで距離を感じていた社会に対してもっと大胆になることを願っており、男性が中心となっている世界にどんどん踏み込んで欲しい。女性の役割は増えており、その支援をできることを誇りに思う」と語った。

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三陽商会が150人の希望退職者募集 緊急事態宣言の再発令受け

 三陽商会は21日、希望退職者150人の募集を発表した。対象者は正社員で、現場の販売員も含まれる。募集期間は2月15日〜3月5日まで。退職日は3月末となる。

 同社は慢性的な赤字体質からの脱却のため、2020年4月に公表した「再生プラン」の下、大規模な店舗閉鎖(21年2月期に160店舗)などの事業構造改革を進めてきた。だが2度目の緊急事態宣言の発出によりさらなる経営環境の悪化が見込まれる中、人員削減を決めた。なお、20年12月21日に発表した社内制度による40歳以上対象の再就職支援「セカンドキャリア支援制度」から切り替えて実施する。

 今回の希望退職者募集にあたり、通常の退職金に積み増して支給する特別退職金と再就職支援に関わる費用を、2021年2月期決算に特別損失として計上する。

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“一億人総デザイナー”を目指す サステナブルなモノ作りを支援するD2Cプラットフォーム、ワンオーが開発 

 PR事業などを手掛けるワンオーの“等しい価値で繋がる人たちが集まることを目的とする”プロジェクト「イコーランド(EQUALAND)」は、企業やデザイナー、個人に向けたサステナブルなモノ作りを支援するD2Cプラットフォームを立ち上げた。環境に配慮した素材の調達から、生産、販売、PR、ウェブサイトの構築までを担う。素材と生産は、長年多数のアパレルブランドの生産管理を経験し、素材の産地や工場に精通した坂田英一郎が担当し、同社のネットワークでの販売やPRもトータルでサポートする。まずは企業やデザイナーズブランドとの企画を進めていくが、2023〜25年までには個人が自由に洋服を作って販売することができるプラットフォームに発展させ、“一億人総デザイナー”となるサービスの提供を目指す。

 そのプラットフォームを活用した最初のブランド「イコーランド トラスト アンド インティメイト(EQUALAND -TRUST AND INTIMATE-、以下トラスト アンド インティメイト)」を21年春夏シーズンに始動する。クリエイティブ・ディレクターには、サザビーリーグのD2Cジュエリーブランド「アルティ―ダ ウード(ARTIDA OUD)」のディレクターとして知られる安部真理子を起用。オーガニックコットンをはじめ、無農薬のクワで育てた繭からできたシルク、オーガニックの飼料が与えられたヤギの毛を使ったカシミアなどの天然繊維を用いて、着心地にこだわった大人の日常着をユニセックスで提案する。

 「トラスト アンド インティメイト」のアイテムは乾燥機で使えるカシミアジャージーのワンピースやカーディガン、洗濯機で洗えるシルクジャージーのワンピースやTシャツ、オーガニックコットンのサーマルトップスやスカート、日本で織り上げた麻のトップスとボトムス、岡山で藍染めしたワンピースなど。藍染のほか染色は全て、特許を取得した草木染めの手法で天然染料90%以上を用いており、一部はコールドプレスジュース専門店「サンシャインジュース(SUNSHINE JUICE)」が出した果物や野菜の搾りかすを使って染色している。タグには、透明性を象徴する綿花生産者から技術者、デザイナーまでの自筆署名を印刷した“信用タグ”を付ける。価格は1万4000〜2万8000円。3月にオンラインで発売し、東京・渋谷の複合施設ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)に構える「イコーランド シブヤ(EQUALAND SHIBUYA)」でのポップアップストアや受注販売なども計画している。

 ワンオーの松井智則社長は「このプラットフォームで使用できる素材を、安部さんのデザインした服で十分楽しんでもらいたい。それを見て魅力的に感じた企業やデザイナーに『このプラットフォームを使いたい』とお声掛けいただけたら嬉しい。大量消費を目指すことなく、時代にあった程よい売り上げを探していきたい」と話した。

 「イコーランド」は19年8月、“ファッションの信用”をテーマにしたD2Cモデルのブランドとしてスタート。ラグジュアリーブランドの残糸・残反を使った上質なウエアを生産し、生産工程の透明性を発信してきた。翌年ミヤシタパークに小売りとプレスルーム、コミュニティースペースなどを融合した店舗を出店。立ち上げ当初からD2Cプラットフォームの開発を始め、20年には屋上緑化事業などを手掛ける東邦レオの作業着や雨具の生産を担当。現在、大手アパレル企業と22年春夏商品の取り組みも進めている。

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アッシュ・ペー・フランスの合同展示会「ルームス」が3月のリアル開催を中止 オンライン展で対応

 アッシュ・ペー・フランスが主催する合同展示会イベント「ルームス(rooms)」は、コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言を受けて、3月11〜13日に開催を予定していた「ルームス42」のリアル開催を見送ることを発表した。

 「ルームス」は昨年10月にパーク&ポートが運営するオンライン展示会プラットフォーム「エグジブ(EXIV)」を活用してオンライン展示会を導入。今回も同システムを使い、3月1日〜5月31日でオンライン展を開催する。

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「エルメス」が中国大手ECサイト「Tモール」に出店 香水やソープなどを販売

 中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)が運営するECサイト「Tモール(TMALL)」に、「エルメス(HERMES)」が出店することが明らかになった。

 1月22日にオープンする同店では、香水、ボディーローション、シャンプー、ソープ、ギフトセットを販売する。価格はソープが250元(約4000円)、オードトワレが3490元(約5万5800円)など。開店記念として、オープンから一週間以内に香水を購入した顧客に香水のサンプルをプレゼントする。

 中国市場において、「エルメス」は2018年に自社ECサイトを立ち上げているほか、ウィーチャット(微信、WeChat)上のミニプログラムストアに出店しており、ウエア、シルクスカーフ、革小物、ファッションジュエリー、ウオッチ、シューズ、家具、ハンドバッグの一部など、ほぼフルラインを展開している。「Tモール」店が将来的に香水類以外も取り扱うかどうかは、現段階では不明だ。

 「エルメス」は中国市場で非常に人気が高く、20年4月に移転した広州市の旗艦店ではオープン初日に少なくとも1900万元(約3億400万円)を売り上げた。また中国の人気テレビドラマ「三十而已(Nothing But Thirty)」に登場するセレブ妻たちが“バーキン(BIRKIN)”や“ケリー(KELLY)”を持っていることから、放送時には中国版ツイッター(Twitter)のウェイボー(微博、WEIBO)やウィーチャットで「エルメス」のバッグが大きな話題となっていた。

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循環型スニーカー作りへの挑戦 「アディダス」や「サロモン」の取り組みと課題

 ドイツのアディダス(ADIDAS)、スイスのオン(ON)、フランスのサロモン(SALOMON)をはじめとした欧州のスポーツウエアのリーディングカンパニーは、単一素材や植物由来の原材料を用いることで完全にリサイクルが可能な環境に優しい循環型のスニーカーを開発し、2021年中に一般向けに発売する。

  フィットネスの専門家によると、ランニングシューズは500〜800kmを走る毎に交換するのが望ましく、ランナー1人あたり年間2〜4足のランニングシューズを購入及び廃棄しており、毎年2億足以上のランニングシューズが世界で消費されている計算になるという。

 一方で廃棄されたスニーカーはリサイクルが困難なため、その80%が埋め立て処分されており、環境に及ぼす影響も懸念されている。マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)の13年の研究によると、一般的なランニングシューズは65のパーツを有しており、完成までの行程は360段階以上だ。スニーカーの製造工程ではさまざまなプラスチックや有害な成分を含む接着剤、染料といった化学物質も使用されている。シューズブランドはリサイクルや素材選び、製造工程について長い間検討を重ねてきたが、有害物質を含む製品を安易にリサイクルするだけでは問題を先送りしているに過ぎないというのが現状だ。

 こうした背景から、真の意味での“循環型”ランニングシューズーーつまり、使用済み製品を原料に戻して新しく同じ靴を作ることのできる循環型シューズの開発が進められた。現在、メーカーは “クローズドループ”と呼ばれる方法で全ての原材料の管理を行っている。

 現時点で実行段階にある唯一の循環型モデルが、アディダスの“フューチャークラフト.ループ(FUTURECRAFT.LOOP)”だ。同社は10年以上に及ぶ研究を経て、接着剤を使わず、熱可塑性ポリウレタン(TPU)だけを使用したシューズを開発した。

 アディダスは19年4月、用意した200足のサンプルシューズをユーザーに使用してもらい、翌年に回収した使用済みのシューズを洗浄後、リサイクルし、TPUを粒状のペレットに戻して、その原料を一部用いて新たなシューズを製造した。同プロジェクトは商品化され、21年夏に発売される予定だ。

 また、サロモンの“インデックス 01(INDEX.01)”もTPUのみを原材料としており、返却された使用済みのシューズはリサイクルが可能だ。同社もTPUをペレット状にしてアルペンスキーブーツの製造に必要な部品に再利用している。“インデックス 01”は、21年春に発売される見通しだ。

 一方でオンの取り組みは少し異なる。同社は、利用者がトウゴマの種子を原材料としたバイオベース素材のシューズ、“サイクロン(CYCLON)”を受け取ることのできるサブスクリプション型のサービス、サイクロンを提供する。

 サブスクの料金は毎月29.99ドル(約3089円、日本国内のサービス価格は3380円)で、ユーザーは使用済みのサイクロンを返却すれば新たなシューズを受け取ることができる。返却されたシューズは、ほかの製品に使用された古い素材と共にリサイクルされる。同サービスは21年後半に開始される予定だ。

 オランダをベースに活動するフットウエア・コンサルタントで、オンラインアカデミーのフットウエアロロジー(Footwearology)ディレクターでもあるニコライン・ヴァン・エンター(Nicoline van Enter)は各社の取り組みを高く評価しているが、「アディダスは、古い靴がリサイクル後の新しい靴にどの程度使用されているかを明らかにしていない。リサイクル原料の使用がわずか10%であれば、新しい靴を製造するための原材料が別に必要となる。つまり古い靴を全て回収できたとしても、靴の製造を続けるためにはさらに多くの素材が必要になる」との問題点も指摘した。

 この点に関してアディダスは「素材を無駄にしたり廃棄することはない。返却された全てのシューズは完全に再利用された」とのみ回答した。

 一方で、サロモンはリサイクルされたパーツをほかの製品に使用しているため、こうした疑問にも対応できるアプローチだとも考えられる。しかし、スキーブーツを作るには新たな素材が必要なため、同社のランニングシューズもまた本当の意味での循環型だとは言えない。

 ヴァン・エンターは“循環型”よりもむしろ“ネットワーク経済”という言葉を好んで使用しており、「古い製品から全く同じものを作るのはとても難しい。例えば古いランニングシューズがプラスチック製の椅子になり、その椅子が最終的にソファの詰め物になったりすることはより理に叶っている。サーキュラーシューズは返却してもらわなければならないという問題もある。例えばスニーカーのコレクターが貴重なファーストエディションを手元に残しておきたいと考えたらどうするのか」と主張した。

 アディダスのスポークスパーソンは、「プロジェクトで用意したサンプル数は限られていたが、それでも回収は難しかった。靴を返却する必要があることを十分に理解していない人も多い。過去にそうした呼びかけをしたことがないのだから当然だ。実際あるプロジェクトでは、第1世代の靴を十分に回収することができず、第2世代の靴を予測通りに製造できなかったのが最大の問題点だった。こうした状況を改善し、適応していく必要がある」とコメントした。

 こうした状況への打開策を部分的に提示しているのがオンのサブスクリプション・サービスだ。しかし全てのランニングシューズが一度に返却されるわけではなく、シューズを個別にリサイクルするのはコスト的に見ても現実味がない。シューズのサブスクが効率的に機能するためには、多くの靴が同時に返却される必要がある。

 ヴァン・エンターは、「1足でもリサイクル可能となるような技術的進歩があれば、コスト面においても実現可能となるのではないか。潜在的な問題を踏まえると単なる見せかけのマーケティングに過ぎないようにも映るが、そうではない。本来の意味での循環型ランニングシューズを作ることは可能だ。メーカーが互いの知識をしっかり共有することで業界全体が前進し、プラスチック製品やリサイクル業界がこれまで通りに発展していけば尚のことだ。こうした取り組みは単なる見せかけにしては複雑すぎるしコストもかかる。メーカーは本気だ。現時点では完全に理想的だとは言えないプロジェクトもあるが、非常にいいスタートだと思う」とコメントした。

「WWDジャパン」1月4&11日合併号は「循環型ファッション」を特集している。

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前年超えも多数 「エトヴォス」「シロ」など人気ブランドの好調アイテムとは

 月刊誌「WWDビューティ」で「ヒットランキング」の企画を担当している。リアル店舗からデジタルまで、チャネル別のヒットランキングを紹介するページで、毎月「ボディーケア」「アイメイク」など、カテゴリーを絞り百貨店やドラッグストアなど3社に取材する。今回はスピンオフ編をお届けする。4社に協力を得て、2020年10~12月の売り上げトップ3と、21年に期待する製品について聞いた。

「シロ」の透明感ある石けんの香りは、性別や年齢を問わず人気

 まずは、「シロ(SHIRO)」フレグランスの売り上げトップ3を梅津和佳奈シロPR担当に聞いた。結果は以下となった。

1位“サボン オードパルファン”(40mL、3800円)
2位“ホワイトリリー オードパルファン”(40mL、3800円)
3位“サボン ハンド美容液”(30g、2800円)

 「1位は、ライチやプラムもほんのり感じられる、透明感のある石けんの香り。年齢・性別問わず支持された。前年同期比約30%増と推移。各誌のベストコスメ企画にも毎年入賞している。2位は、ほのかな甘さがありながらも上品なフローラルがふんわりと広がると好評で同約3倍と伸長した。3位は、アロエ、酒かす、シアバター配合のハンド美容液。手洗いやアルコール消毒によるケアが欠かせない昨今、手軽に保湿ケアができる美容液として支持され同約50%増となった。心地よい香りでリフレッシュでき、ギフト用としても人気が高い」。

 また、スキンケア部門では、“タマヌクレンジングバーム”が1位で同約5%増と好調に推移。「タマヌオイルやカンゾウエキスなどの美容成分を配合し、使うほどにキメの整ったクリアな肌へ導く。 19年2月の発売以来、3カ月分の在庫が約2週間で完売するなどスキンケア製品の中でも突出した存在だ。21年3月には、美容液プライマー、美容成分配合のリキッドコンシーラー、タマヌオイル配合で滑らかな艶肌に導くフェイスパウダーといった新製品の発売を予定している。メイクアップはスキンケアの延長線上にあると考え、あらゆる肌悩みを『隠すのではなく、美しく見せる』という発想で提案する」と話す。

「美肌菌を育む内外ケア」で注目を集める「キンズ」 5月にはヘアケアも発売予定

 総合的な菌ケアのサブスクリプションサービスを展開し、急成長を遂げる「キンズ(KINS)」の売り上げトップ2は、次の通り。

1位“キンズ ボックス”(5980円、月額制)
2位“キンズ ブースター” (50mL、7800円)

 キンズの袴田美菜PRマネージャーは「サプリをカスタマイズできることや、免疫力アップへの期待感などが口コミで広がった。1位は、皮膚の常在菌分布をチェックする検査キットと20種類の乳酸菌や酵母菌、乳酸菌生産物質、食物繊維をブレンドしたサプリメント、LINEアカウントによるカウンセリングがセットになった主力製品“キンズ ボックス”(月額制)で、同756%増だった。また、善玉菌のエサとなる乳酸菌生産物質(乳酸桿菌/豆乳発酵液)を配合した美容液“キンズ ブースター”も、見込みの4倍を達成。当初3カ月で販売を予定していた本数を、約1カ月で売り切った。『美肌菌を育む内外スキンケア』をコンセプトにしていて、他社に類似品がないことも強みだ。4月下旬から5月には、シャンプー、コンディショナー、頭皮エッセンスの発売を予定している。薄毛や白髪など頭皮の悩みを抱えている人に、頭皮の菌ケアを提案する」と明かす。

「エトヴォス」はスキンケア効果が高いベースメイクシリーズが好調

 国産ミネラルコスメ「エトヴォス(ETVOS)」のベースメイク売り上げトップ3は以下だ。

1位“ミネラルインナートリートメントベース”(25mL、4500円)
2位“ミネラルコンシーラーパレット”(3.1g、4500円)
3位“ミネラルラディアントスキンバーム”(4.8g、4000円)

 ティシュキン千晶PR担当は「1位は化粧下地で予測に対し同40%増以上を記録した。美容成分をぜいたくに配合し、潤いを与え乾燥による小ジワを目立たなくする効果や、すっと肌に溶け込む美容液のような使い心地が支持された。2位は、コンシーラーパレットで同2倍と推移。肌悩みを自然にカバーする3色設計で、ヒアルロン酸などの保湿成分を配合し肌にフィットするテクスチャー、石けんオフができる点が人気だ。3位は、高いスキンケア効果で乾燥小ジワを目立たなくするハイライトバーム。気になる目元や頬にひと塗りするだけで、ハリのある立体感を生み出し、ハイライト初心者にも使いやすい。今年は、20年秋にデビューしたラシャススキン シリーズから“ミネラルグロウスキンクッション”が発売予定。インナートリートメント効果でしっとり潤い、ハリ感のある肌へ導き、使うほどにスキンケア効果により乾燥小ジワを目立たなくする(効能評価試験済)クッションファンデーションだ。エトヴォスの処方制限の中で、スポンジに含浸させられる安定した処方を作ること、乾燥による小ジワを目立たなくさせる効能評価試験をクリアする点が難しかった。仕上がりとテクスチャーにこだわり、『みずみずしく、くすみにくいハリツヤ肌』を目指して試作を重ねているので、期待してほしい」と話す。

月桃を配合したスキンケアが安定の人気を誇る「琉白」

 「琉白(RUHAKU)」のスキンケア売り上げトップ3は、次の通り。

1位“月桃バランスローション”(120mL、3600円)
2位“月桃デイモイストクリーム”(30g、3600円)
3位“月桃ナイトリペアオイル”(17mL、3600円)

 今泉小百合ブランドマネージャーは「1位の化粧水は、2012年の発売当初から常に全体の2~3割の売り上げを占める人気アイテムだ。 エコサートオーガニック認証を取得し、月桃葉の蒸留水や沖縄の海洋深層水に加え、海ぶどうエキスでかすかにとろみがあり、しっとり感が続くと好評だ。売上高は10月が前年同月比9.7%減、11月が同8.9%増、12月が同11.5%減と推移。前年同月比では出荷本数が減っているが、一方でさっぱりした使い心地のふき取り化粧水“シークワーサーブライトニングローション”(120mL、3600円)は同22%増と伸びていて、消費者が肌質に合わせた使い分けを行っているようだ。2位は、10月が同12.2%減、11月が同24.3%増、12月が同4.3%増だった。ブランド発売当初から常に全体の1.5~2割の売り上げを占める。月桃の根、茎、種子、葉をまるごと配合し、肌のキメを整えるオイルを配合しながらも、やわらかで軽い使い心地を実現。より軽いテクスチャーの“シークワーサーブライトニングミルク”(30g、3600円)も前年同期比で88%増と伸長していて、海外への輸出も伸びている。3位は、月桃をはじめとする天然精油が香る美容オイル。10月が前年同月比9%減、11月が同13%増、12月が同26.9%減。こちらも、全体の1~1.5割の売り上げを占めている。21年に期待するのは、20年11月18日に公式ウェブサイトとビープル バイ コスメキッチンで先行発売された“月桃エンリッチクリーミーシートマスク”(1枚、23mL、856円)。11〜 12月の売り上げ目標に対し5%増と好調だ。肌や心が潤うことで、自分自身や他者にもやさしくできるように、というメッセージを込めている。2月18日に一般発売されるので、コロナ禍で不安や閉塞感を感じながらも頑張る方々のご褒美時間に使っていただけたら」と話す。

小竹美沙:1984年生まれ。女性誌やウェブマガジンで、ナチュラル&オーガニック&サステナブルなコト、モノ、人びとについて取材&発信中。2009年から恵比寿のファッションスクールのオフィシャルライターとして広報資料のライティングにも携わる

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豊島の女性社員がプロデュースした吸水型サニタリーショーツ発表 フェムテックにチャレンジ

 繊維商社の豊島は、同社の女性社員がプロデュースしたブランド「ホガラ(HOGARA)」を立ち上げ、第1弾の商品として吸水型サニタリーショーツを発表した。「ホガラ」は部署が異なる7人の女性社員が中心となり、“女性が今ほしいもの”を追求し、“女性の心地よい毎日のためのブランド”を目指す。ブランド名は、光り輝く女性像を想定した“朗らか”に由来する。女性社員メインによるブランディングは、同社としては異例のプロジェクトだ。

 吸水型サニタリーショーツは、社内の女性社員に実施したアンケート結果から得た悩みを解消する機能性が特徴だ。表地に豊島が得意とする肌触りがなめらかなオーガニックコットンを使用し、抗菌防臭、制菌、消臭に高い機能を持つ“リピュール(REPUR)”加工を施した。マチの部分は吸水速乾、吸水、防水の3層レイヤーで、4型、3サイズ(S、M、L)、4色の商品構成だ。今春、まずeコマースで販売する予定で、価格は3900~4900円。

 このプロジェクトに携わった女性社員は、「繊維のプロである豊島だからこそ提供できる機能性を商品に落とし込んだことが差別化のポイントだ。今後も、女性があったらいいなと思うオリジナルアイテムを開発したい」と話した。

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レディー・ガガが国家独唱し、22歳の若手詩人が登壇 バイデン大統領就任式のファッションをチェック

 1月20日(現地時間)、第46代米大統領就任式がワシントンで行われ、ジョー・バイデン(Joe Biden)新大統領が正式に就任した。

 バイデン大統領は「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」によるネイビーのスーツを着用。ファーストレディーとなったジル・バイデン(Jill Biden)夫人は、鮮やかなブルーのコートとそろいのワンピース、そして同色の手袋とマスクを着用した。いずれもニューヨークを拠点とする新進の女性デザイナー、アレクサンドラ・オニール(Alexandra O’Neill)が2017年に立ち上げたブランド「マルカリアン(MARKARIAN)」によるものだ。コートとワンピースはバイデン夫人のためにあつらえられており、襟元は「スワロフスキー(SWAROVSKI)」製のパールやクリスタルで飾られている。ブルーは民主党のシンボルカラーであると同時に、“信頼、自信、安定”を表現しているという。

 オニールは、「就任式の前夜は興奮のあまり眠れなかった。『マルカリアン』は私を含めてまだ6人しかいない小さなブランドなので、12月後半からはこの衣装にかかりきりで懸命に作業を進めたが、そのかいがあった。バイデン夫人は、ファーストレディーが持つファッションへの影響力をよく理解した上で、私たちのような(小さな)ブランドを選んでくれたのだと思う」とコメントした。

 カマラ・ハリス(Kamala Harris)米副大統領は、紫色のコートとそろいのワンピースに、黒の手袋とマスクを着用。米国初の女性副大統領であり、ジャマイカ系とインド系のルーツを持つ同氏は、ニューヨークを拠点とする黒人の若手デザイナー、クリストファー・ジョン・ロジャーズ(Christopher John Rogers)による作品を就任式の衣装として選んだ。なおロジャーズは、アメリカファッション協議会(Council of Fashion Designers of America 以下、CFDA)が主催する2020年「CFDAアワード(CFDA Awards)」で新進デザイナー賞を受賞している。

 就任式のためにワシントン入りした際、バイデン夫人も紫色のコートとワンピースを着用していた。これについて、パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE)のローリー・プレスマン(Laurie Pressman)=バイス・プレジデントは、「紫は民主党を象徴する“青”と共和党の“赤”が混じり合った、団結を示す色だ。就任式という重要な場面でこれを身に着けることには大きな意義がある」と述べた。

 また米CNNのアビー・フィリップ(Abby Phillip)記者は、「ハリス副大統領が紫色を着用したのは、団結を示すほかにも意味がある。黒人女性として米国で初めて連邦議会下院議員となったシャーリー・チザム(Shirley Chisholm)が大統領選に出馬した際、紫色をよく着ていたことへのオマージュではないか」と分析した。

 就任式には、バラク・オバマ(Barack Obama)元大統領夫妻も出席。ミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人はロサンゼルスを拠点とするデザイナー、セルジオ・ハドソン(Sergio Hudson)が手掛けた紫色のルックで登場。セットアップのタートルネックにパンツ、コートを同色でそろえ、ゴールドのベルトでアクセントを加えた。足元には「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」のシューズを合わせ、黒いフェイスマスクで仕上げた。紫は今回の就任式に共通して見られた配色で、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官も紫色のコートやブラウスを着用して参加している。

 米歌手のレディー・ガガ(Lady Gaga)は、就任式で国歌「星条旗(The Star-Spangled Banner)」を独唱した。ガガはアメリカ人デザイナーのダニエル・ローズベリー(Daniel Roseberry)が手掛けた「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」のアイテムを着用。華やかでありながら愛国心を表したルックで、ネイビーのカシミアのジャケットに赤いボリュームのあるスカートを合わせた。胸元には平和を象徴する鳩をモチーフとした金色の大きなブローチを付けた。

 「スキャパレリ」のダニエル・ローズベリー=アーティスティック・ディレクターは、「パリに住むアメリカ人としてこの衣装は、恋しく思う祖国と芸術性に憧れるパフォーマー、ガガへのラブレターだ。私たちは、この歴史的な就任式の日にアイコニックなレディー・ガガの衣装を手掛ける機会をいただけたことを光栄に思う。アメリカとレディー・ガガに、幸運を祈る」と述べた。

 また歌手のジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)もウディ・ガスリー(Woody Guthrie)作のフォークソング「わが祖国(This Land Is Your Land)」を独唱した。ロペスは「シャネル(CHANEL)」の2019-20年秋冬コレクションから、白いシルクのブラウスと白いスパンコールのパンツに、エクリュと白のツイードコートを合わせた。

 ロペスによるオールホワイトの選択は、重要な政治的場面において女性の政治家たちが白を着用してきた伝統になぞらえたものだという。

 ハリス副大統領は11月に行われた勝利演説で「キャロリーナ へレラ(CAROLINA HERRERA)」の白いパンツスーツを、クリントン元国務長官は2016年の就任式に参加した際に「ラルフ ローレン」の白いパンツスーツを着用していた。

 また、就任式には詩人のアマンダ・ゴーマン(Amanda Gorman)が登場した。1998年にロサンゼルスで生まれたゴーマンは、現在22歳の若手詩人だ。ハーバード大学在学中の17歳のときに初の詩集を出版し、17年に最初の全米青年桂冠詩人を授賞した。就任式では明るいイエローのコートとともに「私たちが登る丘(The Hill We Climb)」を朗読して、希望や光を描いた。衣装は全て「プラダ(PRADA)」で、ダブルボタンのコートに白いシャツ、黒いレザーのペンシルスカート、“サフィアーノ”シリーズのブーツ、そして赤いサテンのヘッドバンドが目を引いた。

 ハリス副大統領の姪のミーナ・ハリス(Meena Harris)はオールグリーンのルックで参加した。自身のブランド「フェノミナル・ウーマン(PHENOMENAL WOMAN)」を持つミーナ・ハリスは、ムートン素材の「コーチ(COACH)」コートと、「ウラ ジョンソン(ULLA JOHNSON)」2020-21年秋冬コレクションからブラウスとスカートを選択。シルバーにきらめくニーハイブーツを合わせてまとめた。

 一方密かにネット上で注目を集めたのはバーニー・サンダース(Bernie Sanders)バーモント州上院議員だ。サンダース上院議員は「バートン(BURTON)」のゴアテックス・ジャケットに、ジェン・エリス(Jen Ellis)が手掛けるサステナブルな方法で作られたミトンを合わせた。バーモント州エセックス・ジャンクションで教師を務めるエリスから贈られた温かみのあるミトンで、サンダース上院議員は地元を支援する姿勢を表した。

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レディー・ガガが国家独唱し、22歳の若手詩人が登壇 バイデン大統領就任式のファッションをチェック

 1月20日(現地時間)、第46代米大統領就任式がワシントンで行われ、ジョー・バイデン(Joe Biden)新大統領が正式に就任した。

 バイデン大統領は「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」によるネイビーのスーツを着用。ファーストレディーとなったジル・バイデン(Jill Biden)夫人は、鮮やかなブルーのコートとそろいのワンピース、そして同色の手袋とマスクを着用した。いずれもニューヨークを拠点とする新進の女性デザイナー、アレクサンドラ・オニール(Alexandra O’Neill)が2017年に立ち上げたブランド「マルカリアン(MARKARIAN)」によるものだ。コートとワンピースはバイデン夫人のためにあつらえられており、襟元は「スワロフスキー(SWAROVSKI)」製のパールやクリスタルで飾られている。ブルーは民主党のシンボルカラーであると同時に、“信頼、自信、安定”を表現しているという。

 オニールは、「就任式の前夜は興奮のあまり眠れなかった。『マルカリアン』は私を含めてまだ6人しかいない小さなブランドなので、12月後半からはこの衣装にかかりきりで懸命に作業を進めたが、そのかいがあった。バイデン夫人は、ファーストレディーが持つファッションへの影響力をよく理解した上で、私たちのような(小さな)ブランドを選んでくれたのだと思う」とコメントした。

 カマラ・ハリス(Kamala Harris)米副大統領は、紫色のコートとそろいのワンピースに、黒の手袋とマスクを着用。米国初の女性副大統領であり、ジャマイカ系とインド系のルーツを持つ同氏は、ニューヨークを拠点とする黒人の若手デザイナー、クリストファー・ジョン・ロジャーズ(Christopher John Rogers)による作品を就任式の衣装として選んだ。なおロジャーズは、アメリカファッション協議会(Council of Fashion Designers of America 以下、CFDA)が主催する2020年「CFDAアワード(CFDA Awards)」で新進デザイナー賞を受賞している。

 就任式のためにワシントン入りした際、バイデン夫人も紫色のコートとワンピースを着用していた。これについて、パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE)のローリー・プレスマン(Laurie Pressman)=バイス・プレジデントは、「紫は民主党を象徴する“青”と共和党の“赤”が混じり合った、団結を示す色だ。就任式という重要な場面でこれを身に着けることには大きな意義がある」と述べた。

 また米CNNのアビー・フィリップ(Abby Phillip)記者は、「ハリス副大統領が紫色を着用したのは、団結を示すほかにも意味がある。黒人女性として米国で初めて連邦議会下院議員となったシャーリー・チザム(Shirley Chisholm)が大統領選に出馬した際、紫色をよく着ていたことへのオマージュではないか」と分析した。

 就任式には、バラク・オバマ(Barack Obama)元大統領夫妻も出席。ミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人はロサンゼルスを拠点とするデザイナー、セルジオ・ハドソン(Sergio Hudson)が手掛けた紫色のルックで登場。セットアップのタートルネックにパンツ、コートを同色でそろえ、ゴールドのベルトでアクセントを加えた。足元には「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」のシューズを合わせ、黒いフェイスマスクで仕上げた。紫は今回の就任式に共通して見られた配色で、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官も紫色のコートやブラウスを着用して参加している。

 米歌手のレディー・ガガ(Lady Gaga)は、就任式で国歌「星条旗(The Star-Spangled Banner)」を独唱した。ガガはアメリカ人デザイナーのダニエル・ローズベリー(Daniel Roseberry)が手掛けた「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」のアイテムを着用。華やかでありながら愛国心を表したルックで、ネイビーのカシミアのジャケットに赤いボリュームのあるスカートを合わせた。胸元には平和を象徴する鳩をモチーフとした金色の大きなブローチを付けた。

 「スキャパレリ」のダニエル・ローズベリー=アーティスティック・ディレクターは、「パリに住むアメリカ人としてこの衣装は、恋しく思う祖国と芸術性に憧れるパフォーマー、ガガへのラブレターだ。私たちは、この歴史的な就任式の日にアイコニックなレディー・ガガの衣装を手掛ける機会をいただけたことを光栄に思う。アメリカとレディー・ガガに、幸運を祈る」と述べた。

 また歌手のジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)もウディ・ガスリー(Woody Guthrie)作のフォークソング「わが祖国(This Land Is Your Land)」を独唱した。ロペスは「シャネル(CHANEL)」の2019-20年秋冬コレクションから、白いシルクのブラウスと白いスパンコールのパンツに、エクリュと白のツイードコートを合わせた。

 ロペスによるオールホワイトの選択は、重要な政治的場面において女性の政治家たちが白を着用してきた伝統になぞらえたものだという。

 ハリス副大統領は11月に行われた勝利演説で「キャロリーナ へレラ(CAROLINA HERRERA)」の白いパンツスーツを、クリントン元国務長官は2016年の就任式に参加した際に「ラルフ ローレン」の白いパンツスーツを着用していた。

 また、就任式には詩人のアマンダ・ゴーマン(Amanda Gorman)が登場した。1998年にロサンゼルスで生まれたゴーマンは、現在22歳の若手詩人だ。ハーバード大学在学中の17歳のときに初の詩集を出版し、17年に最初の全米青年桂冠詩人を授賞した。就任式では明るいイエローのコートとともに「私たちが登る丘(The Hill We Climb)」を朗読して、希望や光を描いた。衣装は全て「プラダ(PRADA)」で、ダブルボタンのコートに白いシャツ、黒いレザーのペンシルスカート、“サフィアーノ”シリーズのブーツ、そして赤いサテンのヘッドバンドが目を引いた。

 ハリス副大統領の姪のミーナ・ハリス(Meena Harris)はオールグリーンのルックで参加した。自身のブランド「フェノミナル・ウーマン(PHENOMENAL WOMAN)」を持つミーナ・ハリスは、ムートン素材の「コーチ(COACH)」コートと、「ウラ ジョンソン(ULLA JOHNSON)」2020-21年秋冬コレクションからブラウスとスカートを選択。シルバーにきらめくニーハイブーツを合わせてまとめた。

 一方密かにネット上で注目を集めたのはバーニー・サンダース(Bernie Sanders)バーモント州上院議員だ。サンダース上院議員は「バートン(BURTON)」のゴアテックス・ジャケットに、ジェン・エリス(Jen Ellis)が手掛けるサステナブルな方法で作られたミトンを合わせた。バーモント州エセックス・ジャンクションで教師を務めるエリスから贈られた温かみのあるミトンで、サンダース上院議員は地元を支援する姿勢を表した。

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「アンダーカバー」2021-22年秋冬メンズ・コレクション

 「アンダーカバー(UNDERCOVER)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションを発表した。

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D2Cブランド「アニュアンス」が初日売り上げ9200万円、「エイミー」のドットワンが運営

 中村麻美がクリエイティブディレクターを務めるD2Cブランド「アニュアンス(ANUANS)」の初日売り上げが9200万円になった。1ブランドの立ち上がりとしては記録的な数字だが、運営会社は先駆的なD2Cブランド「エイミーイストワール(EIMY ISTOIRE)」、「クレドナ(CREDONA)」を展開するドットワンで、いずれのブランドも「エイミー」が6000万円、「クレドナ」が4000万円と、立ち上げ時に記録的な売り上げを立てている。

 「アニュアンス」のクリエイティブディレクターを務める中村麻美は、インスタグラムを中心に活動していたインフルエンサーで、ジャパンイマジネーションが19年9月にスタートした初のEC専業ブランド「カシェック(CACHEC)」のクリエイティブディレクターだった。ジャパンイマジネーションは昨年末でブランドを休止、中村も昨年8月でディレクターを退任していた。現在のインスタは約20万フォロワーを抱えている。

 「アニュアンス」は20日正午の販売直後からアクセスが集中し、わずか1時間で6000万円を売り上げたという。売り上げのほとんどはあらかじめ積み込んでいた在庫で、2月中旬以降から発送していく。初月で2億円、年間で15億円の売り上げを計画している。

 同ブランドは夏までに、東京と大阪で4店舗のリアル店舗のオープンを計画しており、いずれも有力なファッションビルになると見られる。同社は「現在も全国の商業施設からオファーをもらっており、秋冬でも主要都市への出店を検討している」という。

 ドットワンは、3ミニッツ社で「エイミーイストワール」を立ち上げた藤井亮輔氏が昨年8月に同ブランドをスピンアウトする形で設立。現在は「エイミーイストワール」「クレドナ」「アニュアンス」の3つのD2Cブランドを運営。21年7月期で44億円、22年7月期には売上高70億円を計画している。

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ワコールの「ウンナナクール」と名古屋モード学園のアップサイクルプロジェクト

 ワコールの「ウンナナクール(UNE NANA COOL)」は2020年12月に、名古屋モード学園とコラボレーションでアップサイクルプロジェクト「ウンナナリサイクール」をスタートした。「ウンナナリサイクール」は19年春に始動したもので、ファッション業界のデザイナーらとともに販売終了になった商品に新たな価値を加えるというものだ。今回のコラボは「ウンナナクール」の“ファッションを学ぶ学生を応援したい”という想いから始まった。

 今回のプロジェクトでは、名古屋モード学園のファッションデザイン学科とファッション技術学科4年生の58人が参加し、「ウンナナクール」の販売終了商品をリメイクする。2月には、それら作品を卒業記念として仲間同士で贈りあったり、名古屋市立桜台高校ファッション文化科2年生にプレゼントする。20年12月からスタートしたワークショップや制作の模様は公式ウェブサイトで公開中。随時更新する。

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「ブルガリ」が手掛けるチョコのバレンタインアンバサダーに磯村勇斗が就任 「愛の伝道師としてバレンタインを発信したい」

 「ブルガリ(BVLGARI)」が手掛けるチョコレート「ブルガリ イル・チョコラート(BVLGARI IL CIOCCOLATO)」は1月21日、毎年バレンタインシーズン限定で登場するチョコレート "サン・ヴァレンティーノ"(4個入り4364円 10個入り、1万円)の発売を記念して、バレンタインアンバサダーにモデルで俳優の磯村勇斗が就任することを発表した。

 今年の"サン・ヴァレンティーノ"のテーマは"フレーバーで巡る、イタリアの甘美な旅"。イタリアのヴェネト、ラツィオ、サルデーニャ、カラブリアの各州を代表する食材、メモリー・オブ・グラッパ(ブランデー)、エリカ ハニー、ペコリーノチーズ、ペペロンチーノ(唐辛子)からインスピレーションを得た4つのフレーバーをそろえる。海外への渡航が難しい状況の中でもイタリア旅行をしたような気分を味わってほしいと願いを込めた。

 磯村は「バレンタインアンバサダー、そして愛の伝道師としてたくさんの人に『ブルガリ イル・チョコラート』を発信したい。このような状況で、愛を直接伝える機会があまりないので、日ごろから大切な人には気持ちを伝えたいと思います。バレンタインはこれまに最高で6個です。うち一つは母からですが(笑)」とコメントした。

 磯村は、ドラマ「今日から俺は」や「ひよっこ」などに出演する磯村は最近では、監督としてショートフィルムを制作するなど活動の幅を広げている。

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“なりたいバストNo.1”の田中みな実が「ピーチ・ジョン」の新ブランドミューズに

 ピーチ・ジョン(PEACH JOHN以下、PJ)」のブランドの新ミューズにタレント兼女優の田中みな実が就任した。1月20日に東京アメリカンクラブで行われたイベントで、田中は「ミューズに選ばれてうれしい」とコメント。キャンペーンビジュアルの撮影エピソードやメリハリボディーを保つ秘訣などを語った。
 
 “なりたいバストNo.1”に選ばれた田中だが、新人のころは自分のバストにコンプレックスを持っていたという。「とにかくバストを小さく見せたくて『PJ』 の”さらしブラ“を愛用していた」と話した。キャンペーンビジュアルの撮影に臨むにあたり田中は、「水分が多い食事を取って丸みのあるバストとヒップ作りに励んだ」という。「私は35歳で、今までのミューズよりも年齢が上なので、みずみずしく見えるように肌の質感もこだわった」と田中。昨年末行われた撮影に関しては、「花に囲まれて、まるで白雪姫の気分だった。撮影終了後は、ほっとして涙が出そうになった」と語った。撮影時のオフショットは「PJ」の公式インスタグラムアカウントで公開される。
 
 田中のバストケアやメリハリボディーの秘訣は、「バストも顔の延長。だから、顔と同じようにすみずみまで保湿していたわっている。ボディーに関しては、週2回ジャイロトニックという体幹を鍛えるトレーニングをしている。ヒップアップのために、キックボクシングをすることもある」と述べた。また、PCなどにより前屈姿勢になりやすい現代人にとって、「代謝アップのために肩甲骨を動かすのがいい」と続けた。「P J」のブランドコンセプトである“元気”“ハッピー”“セクシー”については、「心も体も健康が第一。その結果がブランドコンセプトに結びつくはずだ」とコメント。

 イベントの終盤では、元アナウンサーということもあり、新商品“ミラクルブラ”の紹介を名前の“みな実”にちなみ37秒間以内に373文字で紹介するという早口チャレンジに挑んだ。見事31秒間で紹介した田中は、「お風呂で原稿がシワシワになるまで練習した」と語った。
 
 20日発売の“ミラクルブラ”は16年に誕生し、累計139万枚を販売した“ミラクル ヌーディーブラ”が進化したもので、しなやかなグミワイヤーを使用し、ふんわり丸みのあるバストラインを実現するというもの。また、ネットに入れず洗濯機で洗えるという実用性もある。カラーはローズピンク、ネイビー、ブラック、オフホワイト、ライトピンクの5色。価格はブラジャーが3280円、おそろいのショーツとソングが各1480円。

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“なりたいバストNo.1”の田中みな実が「ピーチ・ジョン」の新ブランドミューズに

 ピーチ・ジョン(PEACH JOHN以下、PJ)」のブランドの新ミューズにタレント兼女優の田中みな実が就任した。1月20日に東京アメリカンクラブで行われたイベントで、田中は「ミューズに選ばれてうれしい」とコメント。キャンペーンビジュアルの撮影エピソードやメリハリボディーを保つ秘訣などを語った。
 
 “なりたいバストNo.1”に選ばれた田中だが、新人のころは自分のバストにコンプレックスを持っていたという。「とにかくバストを小さく見せたくて『PJ』 の”さらしブラ“を愛用していた」と話した。キャンペーンビジュアルの撮影に臨むにあたり田中は、「水分が多い食事を取って丸みのあるバストとヒップ作りに励んだ」という。「私は35歳で、今までのミューズよりも年齢が上なので、みずみずしく見えるように肌の質感もこだわった」と田中。昨年末行われた撮影に関しては、「花に囲まれて、まるで白雪姫の気分だった。撮影終了後は、ほっとして涙が出そうになった」と語った。撮影時のオフショットは「PJ」の公式インスタグラムアカウントで公開される。
 
 田中のバストケアやメリハリボディーの秘訣は、「バストも顔の延長。だから、顔と同じようにすみずみまで保湿していたわっている。ボディーに関しては、週2回ジャイロトニックという体幹を鍛えるトレーニングをしている。ヒップアップのために、キックボクシングをすることもある」と述べた。また、PCなどにより前屈姿勢になりやすい現代人にとって、「代謝アップのために肩甲骨を動かすのがいい」と続けた。「P J」のブランドコンセプトである“元気”“ハッピー”“セクシー”については、「心も体も健康が第一。その結果がブランドコンセプトに結びつくはずだ」とコメント。

 イベントの終盤では、元アナウンサーということもあり、新商品“ミラクルブラ”の紹介を名前の“みな実”にちなみ37秒間以内に373文字で紹介するという早口チャレンジに挑んだ。見事31秒間で紹介した田中は、「お風呂で原稿がシワシワになるまで練習した」と語った。
 
 20日発売の“ミラクルブラ”は16年に誕生し、累計139万枚を販売した“ミラクル ヌーディーブラ”が進化したもので、しなやかなグミワイヤーを使用し、ふんわり丸みのあるバストラインを実現するというもの。また、ネットに入れず洗濯機で洗えるという実用性もある。カラーはローズピンク、ネイビー、ブラック、オフホワイト、ライトピンクの5色。価格はブラジャーが3280円、おそろいのショーツとソングが各1480円。

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企画を「考えられる人」と「られない人」 エディターズレター(2020年10月19日配信分)

※この記事は2020年10月19日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

企画を「考えられる人」と「られない人」

 最近思うことしきりなのが、「企画を考えられる人」と「考えられない人」の違いです。目まぐるしく変わる時代、“おうち時間”が長いせいか意識しなければ不足するインプット、そして、既成概念に縛られないマインドセットなどが、「考えられる人」と「考えられない人」の間に高くそびえ立つ壁、でしょうか?社内でも社外でも、「例えばですが~」とポンポン出てくる人と、散々待ったのに「コレですか?」という人がいる(生意気でごめんなさい)のは、歴然たる事実であり、その差は顕著になっています。

 私は、今は多分、前者の人だと思っています(生意気w!!)。立場上(でもないと思いますが)、企画を考える機会は頻繁に訪れますが、生み出すこと自体は、そんなに苦しくありません。むしろとっても楽しいし、企画の大元を考える時間はせいぜい数十分です。企画を考えることに対して積極的で、精度もまぁまぁ高い(むろん、否定的な意見を頂戴することもありますよw)理由はなんだろう?と考えていますが、結局、ファッション&ビューティ業界への「愛」という月並みな結論にたどり着きました(笑)。

 そう、やっぱり「愛」の力は、偉大なんだと思います。「愛」があるからカテゴリーやブランドを問わずいろんなモノが面白いと思うし、「愛」から生まれる理想があるからスルーしがちな問題点にも敏感。そして「愛」があるから、労力を苦労とは思っていない。企画の構想段階から既に楽しいから、早く行動に移したくて仕方ない!!そんなカンジでしょうか?最近は、この「愛」を大勢に広げたい、届けたいという視点で考えると、良き企画が、さらに浮かぶようになった印象さえあります。我ながら、波に乗っています(笑)。

 自戒すべきは、個々が少なからず抱いている「愛」を尊重し、自発性を育むことです。先日、とある芸能事務所のプロモーションチームと、とある芸能人の連載企画を考えるミーティングを開いた時、先方の若さに驚きました。「この案件は、私たちが担当です」という力強さは、なんとも頼もしい限り。一方のわれわれサイドは2人とも40代で(苦笑)、ミーティングの後「若手が活躍できる会社なんですね~」と、企画とは違うところで感動する始末でした。イカンイカン。社内で進めている「U-30会議」の声を、もっと拾って、実現しなくちゃ!

 社内のスタッフと話をすると、ファッション、そしてビューティ業界を「愛」している人は、本当に多いんです。でも、そこから面白い企画が生まれないのだとしたら、原因は私たちにある。上述の通り、「愛」のエネルギーを実感しています。だから反省すべきは、彼らの「愛」を軽視し、自発性を阻害しているのかも?というコトです。そして彼らに「愛」がないなら、それも私たちの責任です。「愛」を軽視して自発性を阻害してしまったからこそ、「愛」が薄れてしまったのではないか?「愛」が芽生えないくらい、面白く働いているように見えていないのかな?と申し訳なく思うことがあります。

 と同時に、「とは言えアナタも、もっと面白いコト、考えようよ!」とも思いますけれどね。人間ですから(笑)。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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企画を「考えられる人」と「られない人」 エディターズレター(2020年10月19日配信分)

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企画を「考えられる人」と「られない人」

 最近思うことしきりなのが、「企画を考えられる人」と「考えられない人」の違いです。目まぐるしく変わる時代、“おうち時間”が長いせいか意識しなければ不足するインプット、そして、既成概念に縛られないマインドセットなどが、「考えられる人」と「考えられない人」の間に高くそびえ立つ壁、でしょうか?社内でも社外でも、「例えばですが~」とポンポン出てくる人と、散々待ったのに「コレですか?」という人がいる(生意気でごめんなさい)のは、歴然たる事実であり、その差は顕著になっています。

 私は、今は多分、前者の人だと思っています(生意気w!!)。立場上(でもないと思いますが)、企画を考える機会は頻繁に訪れますが、生み出すこと自体は、そんなに苦しくありません。むしろとっても楽しいし、企画の大元を考える時間はせいぜい数十分です。企画を考えることに対して積極的で、精度もまぁまぁ高い(むろん、否定的な意見を頂戴することもありますよw)理由はなんだろう?と考えていますが、結局、ファッション&ビューティ業界への「愛」という月並みな結論にたどり着きました(笑)。

 そう、やっぱり「愛」の力は、偉大なんだと思います。「愛」があるからカテゴリーやブランドを問わずいろんなモノが面白いと思うし、「愛」から生まれる理想があるからスルーしがちな問題点にも敏感。そして「愛」があるから、労力を苦労とは思っていない。企画の構想段階から既に楽しいから、早く行動に移したくて仕方ない!!そんなカンジでしょうか?最近は、この「愛」を大勢に広げたい、届けたいという視点で考えると、良き企画が、さらに浮かぶようになった印象さえあります。我ながら、波に乗っています(笑)。

 自戒すべきは、個々が少なからず抱いている「愛」を尊重し、自発性を育むことです。先日、とある芸能事務所のプロモーションチームと、とある芸能人の連載企画を考えるミーティングを開いた時、先方の若さに驚きました。「この案件は、私たちが担当です」という力強さは、なんとも頼もしい限り。一方のわれわれサイドは2人とも40代で(苦笑)、ミーティングの後「若手が活躍できる会社なんですね~」と、企画とは違うところで感動する始末でした。イカンイカン。社内で進めている「U-30会議」の声を、もっと拾って、実現しなくちゃ!

 社内のスタッフと話をすると、ファッション、そしてビューティ業界を「愛」している人は、本当に多いんです。でも、そこから面白い企画が生まれないのだとしたら、原因は私たちにある。上述の通り、「愛」のエネルギーを実感しています。だから反省すべきは、彼らの「愛」を軽視し、自発性を阻害しているのかも?というコトです。そして彼らに「愛」がないなら、それも私たちの責任です。「愛」を軽視して自発性を阻害してしまったからこそ、「愛」が薄れてしまったのではないか?「愛」が芽生えないくらい、面白く働いているように見えていないのかな?と申し訳なく思うことがあります。

 と同時に、「とは言えアナタも、もっと面白いコト、考えようよ!」とも思いますけれどね。人間ですから(笑)。

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「ジェイ ダブリュー アンダーソン」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

 「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションをパリで発表した。

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【前代未聞】フレンチのひらまつ、引退した創業者と「ドロ沼」劇。”仕送り”求め続けた親に、入り婿が拒否した構図

 高級レストランを展開する上場企業、ひらまつが揺れている。創業者である平松宏之(本名:博利)氏が引退したが、平松氏が会社から多くの利益供与を受けていたのではないかと問題視。それに対して平松氏は、契約不履行でひらまつを提訴した。前代未聞の内幕は?
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「高家賃」でも「高質接客」で客単価5000円超の居酒屋。コロナ禍オープンで坪月商29万円を叩き出す

 今の厳しい状況を事業飛躍の足掛かりとした居酒屋経営者がいる。楽コーポレーション(以下、楽)出身の小木泰輔氏だ。20年9月28日に神奈川県・横浜市に「ヨコハマ笑店 ゑぶり亭゛」(よこはましょうてん えぶりでい)をオープンした。立地の割に家賃も高い。このコロナ禍で、なぜここに店を出し、そしてなぜ成り立っているのか。
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「キディル」や「ターク」などパリ公式初参加の日本勢が奮闘 先輩&後輩記者2人のミラノ・パリメンズ8選

大澤錬「WWD JAPAN.com」記者(以下、大澤):本日も2021-22年秋冬メンズ・コレクションレポート第2弾やっていきましょう。前回の「ドタバタ対談」では全ブランドをリアルタイムでリポートし、かなり苦戦を強いられましたが、今回はミラノ最終日、パリ初日で印象的だった8ブランドに厳選して振り返ります。大塚さん、よろしくお願いします。

大塚千践「WWDジャパン」デスク(以下、大塚):よろしく!リアルタイム縛りはなくしたものの、公開時間になるとなんだかんだとソワソワしない(笑)?真面目か!

急激なUターンにびっくり!

大塚:さて、まずは「ア コールド ウォール(A-COLD-WALL)」辺りからいきましょうか。ロンドンからミラノに発表の場を移した当時は意外だったけど、服もイタリアンモードみたいな装いにシフトしてきたね。クラシックかつスポーティーで、ミニマルな雰囲気。となると、「ここの個性や強みって何だっけ?」と動画見ながら考えちゃった。

大澤:当初のストリートスタイルから大きくシフトチェンジしてきましたね。最初は別のブランドを見ているかと思うぐらい、落ち着いていてびっくりしました。元々のファンにはパンチが少ないかもしれないですね。僕は「某ラグジュアリーブランドに似ている気がする」と思いながら見てしまいました(笑)。バケットハットやニットのチャームの付け方、洋服のシルエットなど……。

大塚:分かる!イタリアのあそことあそこが混ざった感じ。僕の経験上、急にクリーン路線やテーラリングを始めたデザイナーはラグジュアリーブランドへのアピールをしている説があるんだよね。サミュエル・ロス(Samuel Ross)も、もしかするとそういう座を狙っているのかも。個人的にはロンドンで発表していたころのインダストリアルなストリートウエアが好きだったので、もう少しその路線で振り切ってほしかった。

地上波完全アウトのハラハラドキドキムービー

大澤:「マリアーノ(MAGLIANO)」は、ルカ・マリアーノ(Luca Magliano)・デザイナーの25歳という若さ溢れるさまざまな要素が詰まったムービーでしたね。肝心の洋服が入ってこず、ドアップで股間を握るシーンや、白いブリーフをはいた謎の天使もツボでした。宮殿ではあまり見かけないようなメンツが勢揃いで、昭和の角刈りヤンキー風モデルがセンターを陣取り、タバコをふかしていましたね。

大塚:あの股間をまさぐる描写は地上波のテレビなら完全アウトだよ(笑)。最後は、ブリ天(ブリーフ天使)から「だめだこりゃ」って聞こえてきそうだった。1回目はコントを見ているようで服が全く入って来なかったけど、2回目を見ると服のクオリティーは着実に上がっているなと思った。一歩間違えるとコミカルに転びかねないテーラリングを、素材感やギリギリのシルエットでクラシックさを残しつつ、エロく仕立てている。コアな若いファン層がいるのも少し分かった気がする。

ミラノを走る!馬に乗った日本兵「ジエダ」見参

大澤:「ジエダ(JIEDA)」は、アメリカ人アーティストのリチャード・プリンス(Richard Prince)の写真集“カウボーイ(COWBOY)”がインスピレーション源でした。1970年代のアメリカで流行したブーツカットパンツやウエスタン調のテーラード、襟を大きめにしたシャツなどをタイトなシルエットにアップデート。若い世代に人気の同ブランドですが、今回の古着っぽいスタイルに新しさを加えて表現するセンスに、人気の要因がありそうです。

大塚:前シーズンのチンピラVシネマ風な映像からラグジュアリーブランドみたいな映像作品にガラリと変わっていて、一瞬ページを間違えたのかと思った(笑)。カウボーイのウエスタンの土っぽさを色や素材感でにじませつつ、きれいなジャケットやセットアップの提案も多くて、新しい方向にも目を向けていこうという感じ?こういう強いコンセプトの世界観が作れるのは意外だったから、日本代表としてもっともっと磨きをかけていってほしいよね。

ベテラン感漂う“さすが”の一言

大澤:続いての「ベルルッティ(BERLUTI)」は1分間のムービーで発表。前回の陶芸家のブライアン・ロシュフォール(Brian Rochefort)との対談形式も面白かったですが、今回は尺が短くシンプルで見やすかったです。モデルは3人でしたが、同ブランドらしい無骨さと、クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)の鮮やかな色使いのミックスで、良いところが凝縮していました。でもあまりにあっさりしすぎで、もしかしてこれはティーザー映像ですか?(笑)

大塚:正解。今回は3月の本発表に向けたティーザー映像なんだって。ビビッドカラーを差し込んだテーラリングと、染色技法“パティーヌ”を用いたアクセサリーという得意技のオンパレードだったね。前シーズンはアーティストとのコラボレーションでシーズン性を打ち出してきたけど、今季もアートのようなグラフィックが映ったよね?きれいな服とアートという好相性な組み合わせだから、どんな発表をしてくれるのか早くも楽しみになりました。

素材の魔術師「ターク」に驚愕

大塚:「ターク(TAAKK)」は今回からパリ・メンズの公式スケジュールに入ったんです。やはりデザイナーにとって公式に入るか否かはモチベーションが全然違うみたいで、本人もかなり気合いが入っていたよ。その証拠に、今回のキーファブリックの生地サンプルが入ったボックスが直前に届きました。今回もデザイナーからのメッセージ付きで、無機質なデジタルでいかにエモーショナルを届けるかで工夫しているのが分かるよね。

大澤:前回の東京で発表したコレクションも素晴らしかったですが、日本代表としてパリの舞台で戦うブランドが増えるのはうれしいですね。また手書きのメッセージや、生地サンプルを送る辺りも気合いの入り方が伝わってきますね!

大塚:その素材がヘンタイすぎて驚いた!ヘリンボーンがコットンのシャツ生地に変化したり、リップストップがナイロンツイルに変化したり、とにかく意味が分かんない。でも「ターク」は「素材で世界と戦うんだ」という明確な意志を最近は特に強く感じるし、正解だと思う。だからなおさらどんな映像か楽しみにしていて、日本時間0時スタートだったけど、リアルタイムで見ちゃったよ。

大澤:映像はバスに揺られて物件探しから始まり、学校や公園など、これまで当たり前に過ごしていた事柄が描かれたドラマ仕立てのストーリーでした。自分が名古屋から東京に出てきたときをなんとなく思い出した〜(涙)。個人的には背中にテーラードの型押しがされているグリーンのジャケットと、シースルーのアウターが気になりましたね。

大塚:その辺はキャッチーだったね。映像はムード重視で、スタッフも2021年春夏のムービー“UNPOSTED”とほぼ同じ。前シーズンはすれ違う男女の話だったから、もしかして続編?月9みたいにハッピーエンドくる?なんて期待してしまった。結局ストーリーはつながっていないように感じたけど、実は“UNPOSTED”の前の話だったということがデザイナー本人からの連絡により判明して、映像を見直したよね。服はこれまでの自慢の加工素材のオンパレードで、強いピースばかり。ただそれをきれいなスタイルで見せようとしているのが以前との違いで、世界を意識しているんだと思う。

メガシャキムービーに心はズタボロ

大塚:当初は参加予定だった「ファセッタズム(FACETASM)」が緊急事態宣言発令の影響で参加辞退になったので、別のブランドいきましょう。服はさておき、「ブルー マーブル(BLUE MARBLE)」のリアル&CG背景ミックスの映像はかなりキテたね。深夜に目が覚める感じで。背景の情報量多すぎて、服に全然目がいかなかった(笑)。ゴタ混ぜのストリートウエアということは理解したけど、一本調子でちょっとしんどかったなあ。

大澤:同ブランドは、デザイナーのアンソニー・アルバレスが2017年に設立。18年に「ブルーマーブル」に改名し活動を続ける仏の気鋭ブランドだそうです。洋服をきちんと見せようしている点は自分の立場を理解してコレクション発表をしていて良かったと思います。単なるロゴ使いや奇抜な柄、オーバーサイズのシルエットというクリエイションだけではライバルが多すぎる。自分たちの強みを見つけ、そこを伸ばさないことにはパリの場では余計に悪目立ちしてしまいそうですよね。これからの活躍に期待したいです!

進化が止まらない「キディル」登場

大塚:次の「キディル(KIDILL)」の公開時間は、日本時間深夜3時30分。いったん休憩して、5分前にアラームかけたわ。起きるのがマジで辛かった。でも起きた価値はあって、めちゃかっこよかった。ムービーカメラを8台使って撮影しているからアングルがバンバン変わり、5分間があっという間。実は1月15日にリアルのショーを開催してそれを撮影・編集したものなのだけど、シンプルなショーをドラマティックに見せるテクニックには素直に感心した。

大澤:今、日本の中でもかなり勢いのあるブランドだと個人的に注目しているのですが、今回も攻め攻めのグラフィックやディテールが詰まっていてかっこよかったです!ドメスティックブランドは守りに入るブランドが多い中、「キディル」は良い意味で日本のブランドらしくないところが若い世代の人気を集めている要因かと思います。いわゆる見ていて楽しい洋服。「なんじゃこれ」「どこに着ていくんだ」と思わせてくれる。そこがオシャレさんたちに刺さり「なら着こなしてやろうじゃないか」と奮起させているのではないでしょうか。世の中の皆さん、ファッションはまだまだ生きていますよ〜。夜露死苦(笑)。

大塚:出たよ、元ヤンキー魂。でも「キディル」はパンク魂で、“Desire(欲望)”をテーマに強いクリエイションにこだわったらしく、柄もディテールもいつも以上に盛り盛り。時折テーラリングも挟むんだけど、それもストロングな総柄。勢いに乗っている気持ちがそのまま服に反映されたハイテンションなコレクションだった。世界で戦うにはまだまだ引き出しは必要だと思うけど、個人やブランドとのコラボレーションを上手く活用しながら成長しているよね。今後がますます楽しみになりました。

エンスト続きで発進はまだ?

大塚:さあ、本日最後は「ルード(RHUDE)」でございます。まず15分がマジで長い。♪ニュ〜ヒ〜マハハナ〜フヒ〜ていう呪文のようなBGMが延々と流れて辛かったわ。しかも出てくるのは終始普通の服ばかりで。あ、でも大澤さんは車好きだから、セットにあったレースカーは気になったんじゃない?

大澤:セットにあったのは「マクラーレン・メルセデス」のF1ですね!サーキットにF1のセットで「おっ!何か面白いことが起きるのかな?」と期待したのですが、フォーミュラーカーは最後まで動かず……。洋服は変わらず普通の服で、音楽も不気味なものではなくF1にまつわる音楽などにして欲しかったですね。「マクラーレン(MCLAREN)」とのコラボアイテムも発表していましたが、単にロゴをプリントしたアイテムのみ。洋服、車共に好きな僕ですら興奮できませんでした。どうせなら、レーシングスーツ・シューズなどをベースにアレンジした、バチバチにストリート色の強いアイテムを発表してほしかったです。

大塚:さすが車好き。期待を裏切られたときの厳しさ半端ない。品質は良さそうだったけど、会話するポイントがあまりないというのも致命的だね。そしてデジタルでのコレクション発表も2シーズン目となると全体的にクオリティーは上がってくるものの、単調すぎても、奇をてらいすぎてもダメで、バランスが難しい。ルックを見れば服は分かるんだけど、導入として動画は十分機能しているのだなと改めて実感した。パリはまだまだ始まったばかりだけど、あと5日間、楽しんで取材しましょう。

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「メゾン マルジェラ」が「リーボック」コラボ第2弾 “タビ”と“クラシック レザー”を融合

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は1月30日、「リーボック(REEBOK)」とのコラボレーション第2弾のスニーカーを発売する。

 つま先が2つに分かれた「メゾン マルジェラ」のアイコンシューズの“タビ(TABI)”と、「リーボック」の定番ランニングシューズ“クラシック レザー(CLASSIC LEATHER)”を融合。ナッパレザーとEVAソールには「メゾン マルジェラ」で多用されるビアンケット加工を施し、黒いレザーの上に塗られた白いハンドペイントが履くたびに剥がれていく仕様になっている。これは「経年変化によってピースが進化する」というメゾンの概念を反映しているもの。

 カラーは白と黒のほか、異なるカラーパレットでの販売も予定している。価格は3万7000円。30日から「メゾン マルジェラ」と「リーボック」のオンラインサイトで取り扱う。

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バルコスが新会社を設立、社長に「センケントレンドニュース」の村重達也編集長

 バッグメーカーのバルコスは1月18日付で、新会社ファッションニュース通信社(東京・目黒区)を設立した。社長には、繊研新聞が発行していたトレンド情報「センケントレンドニュース(SENKEN TREND NEWS)」の編集長だった村重達也氏が就任した。資本金は1000万円で、バルコスの100%子会社になる。

 「センケントレンドニュース」は、ファッション専門紙の繊研新聞社が一般ユーザー向けにファッション情報を取り扱うメディアで、同名のウェブサイトと約76万人の配信先を抱えるLINEアカウントで週4回、旬なファッション情報の配信していた。現在はすでに「ファッショントレンドニュース」に名前を変え、引き続きファッション情報を発信している。「センケントレンドニュース」のLINE配信は1月15日で休止しているが、今後はファッションニュース通信社の運営で再開する計画。

 ファッションニュース通信社は、今後「ファッショントレンドニュース」に加え、新たなファッション情報媒体の立ち上げやファッションEC支援事業なども行っていく。村重社長は繊研新聞のメンズ担当の記者や繊研新聞の発行する「センケンアッシュ(SENKEN H)」編集長などを経て、「センケントレンドニュース」の編集長を務めていたが、繊研新聞社を1月15日付で退社していた。村重達也社長は「今後も引き続き、ファッションの楽しさやすばらしさを伝えたい」という。

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“リーバイス レッド”が7年ぶりに本格始動 キャンペーンではパフュームが着用

 「リーバイス(LEVI'S)」は、プレミアムラインと位置付ける“リーバイス レッド(LEVI'S RED)”を7年ぶりに本格復活させ、中国や韓国など東アジア圏で発売する。ラインアップはウィメンズ27 型、メンズ39 型、小物3型で、日本では公式オンラインストアで1月25日から予約を受け付け、29日から全国のリーバイス ストアなどで店頭販売する。プレス担当者は「全デニムアイテムには、コットナイズドヘンプやテンセルなどサステナブルな生地を採用する」と説明する。

 キャンペーンにはパフューム(Perfume)を起用し、20日に動画を公開した。ロックバンドのボアダムス(BOREDOMS)やオー・オー・アイ・オー・オー(OOIOO)のメンバーでもあるヨシミ(YoshimiO)の楽曲に合わせて、新作の“リーバイス レッド”を着用したパフュームが踊る様子が収められている。

 “リーバイス レッド”は1999年に登場。「リーバイス」のアイコンである5ポケットジーンズを“再解釈して未来のデニムを創造する”というコンセプトの下、当時プレミアムカテゴリーのヘッドデザイナーだったリッキー・コフ(Rikke Korff)がチームを率いて製作にあたった。立体裁断を採用したジーンズは一大ブームとなった。

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フェイスマスが人気の「サボリーノ」がリニューアル 敏感肌に向けた夜用マスクも登場

 スタイリングライフ・ホールディングスBCLカンパニーが展開するブランド「サボリーノ」はブランドメッセージおよび定番商品のパッケージを刷新する。2月8日には夜用フェイスマスクの新製品“すぐに眠れマスク とろける果実のマイルドタイプ”を全国のバラエティーショップ、ドラッグストア約1万店で発売する。一部バラエティーショップとECは1月20日先行発売。

 「サボリーノ」の人気フェイスマスク“目ざまシート”は2015年4月の発売以降、「わずか60秒でケア完了」「メイクノリが良くなり乾燥しない機能性の高さ」「肌質や香りで選べる種類の多さ」などが支持され、数々のベストコスメ賞を獲得。昨年12月に100冠を突破し、メーカー累計出荷枚数も5億枚を突破した。20日に行われた新製品発表会で大村和重カンパニーエグゼクティブは、「『サボリーノ』は時短・朝用・働く女性をキーワードにスタートし、世界27カ国で展開するグローバルブランドに成長した。そしてこの1年はインバウンド需要がほぼ消滅し、“すごもり美容”という新しいライフスタイルが確立された。そこで『サボリーノ』も第2章として新ブランドメッセージを打ち出す」とコメント。

 新ブランドメッセージは「ラクしよ、これからのワタシ。 サボる、広がる、ワタシ時間。」。一人一人の時間の使い方も変わっていく時代に、美容時間も楽しながらスキンケアし、余った時間で自分の趣味などにあててほしいという思いを込めた。新商品の“すぐに眠れマスク とろける果実のマイルドタイプ”は、拡大を続ける敏感肌市場に向けた揺らぎ肌向け夜用フェイスマスク。アロエや桃の葉エキスを配合して肌をしっとり滑らかに整える上、シートマスク自体に刺激を感じやすい人に向けて刺激緩和成分を初配合している。

 発表会には “ティーンのカリスマ”であるモデルの山之内すずもブランドアンバサダーとして登場。「朝用マスクは高校生のときから愛用していました。夜用は今回初めて使ったが、ながらで使えるので家での時間も余裕ができました。新メッセージは時間がないからサボるのではなく“自分の時間のためにサボる”というのが今っぽい。“今どき女子”の味方だと思いましたね。洗面台に置くならパッケージのかわいいものがいい。そこも含めて『サボリーノ』はおすすめです」とアピールした。

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ドリス・ヴァン・ノッテンが語るクリエイション 「私たちは立ち止まってはいられない」

 30年以上コレクションをデザインしているドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)は、自身のコンフォートゾーンの外にあるアイデアや美学に挑戦し続けている。そこには最初のうちは反発しうるものも含まれ、初めてオリーブを食べるようなものだと表現する。「初めて食べてみたときには『あまりおいしくない』と言うかもしれない。しかし、だんだんとオリーブの味が分かるようになり、料理に混ぜて使えるといったような可能性が見えてくる」。そして、それはファッションも同じだとし、次のように語る。

 「私の周りにいる人々は、自分たちが面白いと思っている私の知らないことを教えてくれたり、見せてくれたりする。それを必ずしも好きになる必要はなく、『このアーティストは好きじゃない』や『このミュージシャンは自分には合わない』などと言うかもしれない。でも耳を傾け始めると、良さが分かるようになってくる。それが私にとって最も興味深いことであり、すなわち常に進化していく必要があるということだ。私たちは立ち止まってはいられない。常に驚きや新しさを加えなければならないし、それこそがファッションのエキサイティングなところだと思う」。

 さらに「私は自分のチームやクライアント、バイヤーを驚かさないといけないし、自分自身さえも驚かさないといけない。私が一番望まないのは、私のクリエイティブなプロセスがある種のごまかしやシステムになってしまうことだ。私たちが常に口にしていることではあるが、『ドリス ヴァン ノッテン』には"ごまかしを知ったら、魔法を失ってしまう"という黄金律がある」と続ける。
 

新型コロナのパンデミックがもたらしたもの

 20年5月にドリスが中心メンバーの一人となり立ち上げた、実際の季節に合ったスケジュールで商品を販売することなどを提言するウェブサイト「ファッション業界への公開書簡(Open Letter to the Fashion Industry)」は、ファッションサイクルのスローダウンに取り組む高級小売店の経営者やデザイナー数百人の署名を集めた。もともとドリスは長年、デザイナーを疲弊させるようなプレ・コレクションに反対し、(メンズ・ウィメンズそれぞれ)年2回のみコレクションを発表してきた。それでもなお、新型コロナウイルスのパンデミックによる強制的なスローダウンによって、シーズン提案を30〜35%縮小できたという。

 さらにパンデミックの影響により、広告キャンペーンを制作しない同ブランドにとって主なコミュニケーションツールであるランウエイショーも中止した。彼は当初、ショーなしで21年春夏コレクションを発表することにかなり困惑し、慣れていない新たな形式でどうやって感情を伝えるか心配したと打ち明けた。しかし、最終的にはそんな挑戦を受け入れ、ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)と共に生み出したイメージと短編映像に対して好意的なフィードバックを得たという。

 21-22年秋冬に関してもおそらくショーを行わないことを明かし、「私たちは別の発表方法を見つけなければならない。制限があるとき、人はそれを問題視することもできるし、とてもポジティブに捉えて受け入れることもできる。それこそ、今の私たちが取り組んでいることだ」と話す。実際、ドリスは昨秋のファッション・ウイークで他のデザイナーたちが披露したクリエイティブな解決策の数々を称賛。「誰もが今、学んでいるところだ。そして自分のブランドに合うものを見極めて、それぞれの真実を見つけなければならない。来シーズンは、本当の意味でコレクション発表のための新たな機会を発見できるだろう。それは素晴らしい状況だと思う」と述べる。

 また、ドリスはパンデミックによってもたらされた変化を受け入れる必要があり、それは最終的にはファッションにとって良いものになるべきだと主張。ファッションにおける大きな変化に期待を寄せる。その解決策の一つは、ファッションの“本質”に立ち返って廃棄を減らすこと、そして「最終的な顧客にいかにファッションは美しいものであるかや、そこに注ぎ込まれた技術、そしてハイストリートブランド(大量生産型のブランド)との違いを説明することだ」という。

 ロイヤリティーの高い顧客基盤について聞かれたドリスは、そのことに感謝する一方で、常に新しい顧客を引きつける必要があることを強調する。そして、「コレクションと共に年齢を重ねるということを考えたことは一度もない」とし、「クリエイティブなプロセスの初期段階で、特に自分のためにデザインしていたこともあったメンズ・コレクションからは距離を置くようにしてきた」と説明する。一方、彼のクラフトへの情熱は少しも衰えておらず、独特な装飾は彼の美学のベースになっている。「画家が自分の絵の具を持っているように、私には自分の色や生地、プリントがある。ファッションはとても重要なコミュニケーションの手段であり、私たちの文化の一部だ。だから、私にとってはあらゆる文化的なものが大切だ」。

 尊敬しているデザイナーについては具体的な名前を挙げなかったが、「私はファッションの世界で起こっていることを追いかけている」とコメント。「私にとって、皆がいかに異なる方法で服にアプローチしているかを見るのは、とても刺激的で興味深いことだ」と語る。
 

プーチグループ傘下に入った理由とその後

 長年、ファッション業界を代表する独立ブランドの一つとして知られてきた「ドリス ヴァン ノッテン」は18年、スペインのフレグランス&ファッション企業プーチ(PUIG)に過半数の株式を売却し、業界を驚かせた。ドリスはこの決断の背景を「いろいろなことの組み合わせ」と表現したが、主な理由として60代に突入した彼の会社の将来を確かなものにしたいという思いがあったという。

 そして契約を結んだとき、「(ドリスも)他のデザイナーと同じようになってしまい、ロゴのようなものを多用し始めるかもしれない」とたくさんの人が考えたということを明かした。しかし、何も変わったことはなく、今でもリスク覚悟でコレクションに取り組んでいると強調した。その例の一つが、クリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)とコラボレーションした20年春夏コレクションだ。そして、昨年10月にオープンしたロサンゼルスのブティックでは過去のコレクションのアイテムも取り扱い、企画展示用スペースやミュージックルーム、トロピカルガーデンを備えている。「私は今でもとても自立していると感じているし、彼ら(プーチ)は私たちに自由を与えてくれている」とし、「プーチは大規模なインターナショナルビジネスでありながら、とても人間的なアプローチがあるファミリービジネスだ」と称賛した。

 最後に、ラクロワと取り組んだような大きなコラボレーションを考える可能性はあるかと尋ねられると、「絶対ないとは言えない。(先のことは)分からないから」と回答。「それこそがファッションの楽しさだろう。そこには常に次のステップがあり、それが感覚を研ぎ澄まし続けてくれる」と締めくくった。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

  

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「ラルフローレン 」と「クロット」がリミテッドカプセルコレクション発表

 「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」は1月27日に、香港のストリートウエアブランド「クロット(CLOT)」とコラボしたリミテッドカプセルコレクションを伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/ザ・ステージ#2と三越伊勢丹オンラインで発売する。

 同コレクションでは、東洋と西洋の架け橋になるという「クロット」のミッションを念頭に置き、「ポロ ラルフ ローレン」のシグネチャーであるアメリカンスタイルに、「クロット」が大切にする中国の伝統的なテイストを掛け合わせたアパレル、シューズ、バッグなどが登場する。キャンペーンには、「クロット」共同創業者のエディソン・チェン(Edison Chen)が登場し、1980~90年代の「ポロ ラルフ ローレン」のヘリテージの広告にオマージュを捧げた。撮影はケネス・カペッロ(Kenneth Cappello)が手掛け、同コラボの世界観を表現した。

 店頭販売にあたり、1月20日からデジタルチケットサービス「Pass Market」で抽選申し込みを受け付けている。

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「プラダ」のミウッチャとラフが学生たちと語り合ったことは? 21-22年秋冬メンズ発表後の対話を紹介

 「プラダ(PRADA)」は、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)が共に手掛ける初のメンズとなる2021-22年秋冬メンズ・コレクションをデジタルで披露した後、ファッションや建築、哲学などを学ぶ世界の学生たちからの質問に答えた。これは、事前にインターネットで募集した質問に答えた21年春夏ウィメンズ・コレクション後の対話を発展させたもの。そこには、2人の教育の力と次世代のクリエーター育成の重要性に対する強い関心が垣間見える。

 まず、セント・マーチン美術大学でファッション・ジャーナリズムを学ぶ学生から「コラボレーションの中で意見の不一致が生じた場合、どのように解決するのか?」と聞かれ、ミウッチャは「私たちの意見が食い違うことは、あまりない」と回答。「どちらかが本当に嫌いなことはやらない。だから、それはとても明確なこと」だと続ける。ラフも「私たちはアイデアについての対話を絶えず続けている。だから、もし意見が合わないことがあればスキップして他のことに取り組むというのは、自然なことだ。意見が一致することの方がもっとたくさんあるからね」と話す。

 ただし、どちらかが説得された場合は例外だ。ミウッチャは、これまでずっとピンストライプが嫌いだったというが、今回のコレクションでは随所に取り入れた。そして、「マインドを変える可能性があるのは、いいことだと思う。私はいつでも話し合い、自分の意見を変えることにオープン。自分が持っていないアイデアを提示されることで、別の角度から考えることができる」とコメント。「私たちは自分たち自身でコラボレーションすることを決めたし、誰かに強いられたわけではない」とし、ラフとのアイデアの交換を楽しんでいるという。

 今回2人が対話を行ったのは、さまざまな色や質感の素材で飾られた複数の部屋からなるショーのセットだった。その中で、空間デザインの重要性について聞かれたラフは、新型コロナウイルスのパンデミックによる制限と移動の自由が失われたことを「私たちは想像もしなかったような状況に直面している」と表現。「対話の中で、私たちは絶えず自分たちのファッションを社会と結びつけて考えているから、大きな影響があった。そんな中で、このコレクションに対してストーリー性のある建築的文脈を生み出すことは重要ではなく、感情的文脈の方が大事だという結論に行き着いた」と説明する。
 一方、ミウッチャは「私たちはデザイナーとして、人々の生活に興味を持っている。服はそのほんの一部で、環境がもっと重要であることは間違いない。だから、人々の生活を定義するものが、ファッションにとって興味深いのは当然のこと。そして、建築は私たちが持っている感情やアイデアを表現し、伝えるのに役立つ」と語る。触感や官能性につながる素材を用いた屋外か室内か分からないような抽象的な今回のショー空間も「自分たちのメッセージを定義するために欠かせなかった」という。

 そして、文化服装学院でファッションデザインを学ぶ学生からは「前回の質疑応答で私たちの生活の中でのテクノロジーのインパクトの大きさについて話していたが、今回のコレクションではどのような技術革新が最も影響を与えたか?」と聞かれ、「正直なところ、このコレクションは主にテクノロジーとは別の側面と向き合った。人間の感情や私たちが今生きている世界と強く結び付いたコレクションだからね」とラフ。今シーズンは、テクノロジカルなものの反対にある感覚や触感、コントラストに目を向けたという。ミウッチャは人々とつながるための方法としてテクノロジーを捉え、その点で依存していることを認めつつ、「テクノロジーを私たちの感情やアイデアを可能な限りベストな方法で伝えるためにツールとして使わなければいけない」と述べる。

 続いて、話題に上がったのはロングジョン(ボディースーツ)だが、2人はそこに21年春夏ウィメンズのキー要素であった“ユニフォーム”としての意図はないことを強調した。そして、ラフはショー映像の中でロングジョン姿のモデルたちが踊っていたのは、もともと計画されていたものではなく自然発生的に起こったと明かし、「その空間にいる彼らがよころび、ワクワクしていることを感じられた」と話す。

 そんなラフにとって最も答えるのは難しかったのは、ハーバード大学デザイン大学院で建築を学ぶ学生からの「誰のためにデザインしているのか?」という質問だった。これに対し、彼は「自分のブランドでの最初の15年は大抵、誰かのことを念頭に置いてデザインしていた」と認めた。ただ、その後状況は変わって、「あまりに幅広くなった観客を定義することはますます難しくなってしまった」ことに気付き、「今は興味を抱いたり、つながりを感じたりする人のためにデザインしている。私は人々がどのように服を着こなすかに惹かれ、そこからインスピレーションを得ている」と説明する。

 一方、ミウッチャにとっては常にその反対だったとし、次のように語る。「私は常に服を物体として見ている。自分の好きなものや自分にふさわしいものをデザインしてきたけれど、誰が自分の顧客であるかなんて考えたことはない。要は、自分の理に叶うかだった。そして、その服を買った人々は、自分たちの着たいように着る。もし私の作った服が似合っていない人に対して腹を立てるかと彼らに聞かれても、決して服の着こなしで人を判断することはない。信じられないかもしれないけど、本当のこと。私が気付くのは、特にインスピレーションを与えてくれるようなものあったときだけ。それに、私はアイコンというアイデアが嫌いで、アイコンを持ったことがない。私がより世界に対してオープンな姿勢で、知的で、現実に接していれば、それは人々にとって理に叶うことだと思うから、(その服を)買ってくれると思う」。

 また、弘益大学高等研究国際デザイン学校の学生からの「どのように自分の好みと商業的な価値、現在のトレンドのバランスをとっているか?」という質問に対しては、次のように答えた。「たとえクリエイターであっても、私たちの仕事は服を売る商売。だから、私たちの仕事は、最大限クリエイティブであることと同じくらい、人々のニーズに応えることでもある。つまり、自分のアイデアに忠実でありながらも、人々が欲しくなるものを生み出すこと。それこそが最も重要なポイントで、ファッションデザイナーである限り、あらゆる面で表現の自由やクリエイティビティーとリアリティーの組み合わせに向き合うことになる」。

 そして、自分の好みとトレンドのどちらに従うすべきかと聞かれると、「常に自分自身に従うべき。私にとっては、それが極めて重要であり基本なことでもある」とキッパリ。「服はあなたのアイデアやパーソナリティーを表現するもの。かつて、どうすればエレガントになれるかと聞かれたことがあるけれど、重要なのは自分自身を知り、自分らしくあること。そうすれば、自分が本当に何を求めているか、何を必要としているかは分かる。自分自身を知ることはそんなに簡単ではないから、難しいと思う。でも、それはどんな人の生活においても基本となるもの。自分の仕事や考え、自分がどんな人間であるかを選ばなければいけないようにね。それができたら、ファッションを選ぶのは簡単。大切なのは “人”だけで、服はその人の生活に役立てるもの」だと続ける。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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「M・A・C」の表参道ヒルズ店が閉店 プロアイテムはルミネエスト新宿で期間限定販売

 「M・A・C」の表参道ヒルズ店が1月25日、クローズする。同店は国内唯一のフラッグシップストアおよびアジア初のプロストアとして表参道ヒルズ開業の2006年にオープンした。ピグメントやグリッター、ペイントなどのプロ用製品「M・A・C プロ」を前面に打ち出し、プロフェッショナルから美容初心者までが楽しめるコンセプトを発信していた。

 今後ルミネエスト新宿店に顧客情報に移管するほか、プロ製品も期間限定で販売する。プロ製品は20年7月に大阪・心斎橋にオープンしたプロストアでも購入が可能だ。

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大坂なおみが時計パートナーをシチズンから「タグ・ホイヤー」へ

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のスイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は、プロテニスプレーヤーの大坂なおみをアンバサダーに指名した。LVMH傘下では「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が大坂をアンバサダーに指名したばかり。

 起用の理由についてプレス担当者は、「大坂選手は、自身が『テニスの次に熱中している』と話すファッションを通じても自己表現しており、彼女のスタイルやセンスはテニスの試合同様に大胆で目を引き付ける。彼女が身に着ける新たな『タグ・ホイヤー』の時計はファッションをいっそう際立たせ、ブランドのレディス商品への注目度を高めるだろう」と話す。

 またフレデリック・アルノー(Frederic Arnault)タグ・ホイヤー最高経営責任者は、「アスリートとして上を目指す姿勢はもちろん、なおみが素晴らしいのは情熱的に社会活動に取り組み、多くの人に刺激を与えている点だ。オリンピックに向けて準備するなおみをサポートできることを楽しみにしてる」と述べ、大坂も「『タグ・ホイヤー』の“Don’t Crack Under Pressure(プレッシャーに負けるな)”のスローガンは私の生き方と重なる」と答えた。

 大坂は2018年から20年までシチズン時計のアンバサダーを務めており、グランドスラム(国際テニス連盟が定めた4大大会)初制覇となった18年の全米オープンテニス優勝時には、“エコ・ドライブ Bluetooth W410 BZ4006-01E”を着用していた。

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東コレ21-22秋冬に「サルバム」「フミト ガンリュウ」など 「ハイク」や「リトゥン」も復帰

 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、3月15〜20日に開催する2021-22年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」の参加ブランドを発表した。全45ブランドが参加し、うち14ブランドが初参加となる。

 パリ・メンズで発表していた「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」が初参加し、同じくパリ・メンズで発表を続ける「サルバム(SULVAM)」が数シーズンぶりに東コレに戻ってくる。ミラノ・メンズに参加した「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」のほか、「東京ファッションアワード 2020(TOKYO FASHION AWARD 2020)」受賞ブランドの「シュープ(SHOOP)」「ミーンズワイル(MEANSWHILE)」「リコール(REQUAL≡)」も登場する。「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」「サポートサーフェス(SUPPORT SURFACE)」「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」「ザ・リラクス(THE RERACS)」などの常連も名を連ね、「ハイク(HYKE)」「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARS)」など東コレを数シーズン離れていた実力派ブランドも復帰する。

 コレクション形式の発表や実施スケジュールは2月中旬に発表予定。

【2021-22年秋冬RFWT 参加ブランド】

※アルファベット順。★は初参加ブランド

「ナインエム(9M)」★
「アデリー(ADELLY)」★
「バルムング(BALMUNG)」
「ベースマーク(BASE MARK)」
「チルドレン オブ ザ ディスコ―ダンス プラス フェイス エージェー(CHILDREN OF THE DISCORDANCE + FACE A-J)」
「チョノ(CHONO )」★
「ディ_カフェイン オム(DE_CAFFEINE HOMME)」
「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」
「コンダクター(EL CONDUCTORH)」★
「フォーサムワン(FORSOMEONE)」
「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」★
「ジョイア パン(GIOIA PAN)」★
「ハレ(HARE)」
「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」
「エイチシー タカシイトウ(HXCX TAKASHI ITO)」★
「ハイク(HYKE)」
「イン(IHNN)」
「ジョウタロウ サイトウ(JOTARO SAITO)」
「カワキィ(KA WA KEY)」★
「カイキ(KAIKI)」
「ケイスケヨシダ(KEISUKE YOSHIDA)」
「コーティー(KOH T)」
「メアグラーティア(MEGARATIA)」
「ミーンズワイル(MEANSWHILE)
「ミカゲシン(MIKAGE SHIN)」★
「ミントデザインズ(MINTDESIGNS)」
「ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN)」
「ナオキトミヅカ(NAOKITOMIZUKA)」★
「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」
「ニサイ(NISAI)」★
「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」★
「レインメーカー(RAINMAKER)」
「リコール(REQUAL≡)」
「リト(RITO)」
「リンシュウ(RYNSHU)」
「セヴシグ(SEVESKIG)」★
「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」
「シュープ(SHOOP)」
「ソワハ(SOWAHA)」★
「サルバム(SULVAM)」
「サポートサーフェス(SUPPORT SURFACE)」
「タクタク(TAC:TAC)」
「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」
「ザ・リラクス(THE RERACS)」
「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARS)」

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メンズコスメブランド「リップス ボーイ」がメンズ専門のアイブロウサロンをオープン

 ヘアサロン「リップス(LIPPS)」が監修するメンズコスメブランド「リップス ボーイ(LIPPS BOY)」は、メンズ専門のアイブロウサロンを、ヘアサロン「リップス レイ ギンザ」店内にオープンした。

 「リップス」に来店する男性の約20%がヘアカットと合わせて眉カットをオーダー。「髪と合わせて眉を整え顔の印象をよくしたい・高めたい」という男性が増えていることから、メンズ専門の眉スタイリングサロンのオープンに至ったという。

 サロンでは、センターパートのヘアスタイルには左右のラバンスを整えたナチュラル眉を、無造作のセンターパートには凛々しい印象の太眉を、アップバングにはシャープな細長眉を提案するなど、ヘアスタイルに合わせた眉スタイルをおすすめする。

 「リップス」は全国に20店舗を展開する人気ヘアサロン。年間の来店客数は約24万人にのぼり、そのうち9割が10〜20代の男性だ。近年は“顔をスタイリングする”をテーマにメンズコスメブランド「リップス ボーイ」を監修し、全国のロフトや「リップス」各店で販売している。

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「ルード」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

 

「ルード(RHUDE)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションをパリで発表した。

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ハリス副大統領の就任を祝い米「ヴォーグ」が特別版発行 物議を醸した表紙を変更

 米「ヴォーグ(VOGUE)」は、2月号のカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領の表紙写真への反応を受けて、特別版を発行するとインスタグラムで明かした。新たな表紙には、もともとデジタル版の表紙として採用されていた「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」のパウダーブルーのスーツを着用した写真を使用する。特別版は20日の就任式に合わせて、数量限定で発売。「ヴォーグ」のウェブサイトから、7.99ドル(約800円)でアメリカ国内で取り扱う。

 2月号の表紙にはじめに使われた写真でハリス副大統領は、「コンバース(CONVERSE)」のスニーカーと「ドナルド・ディール(DONALD DEAL)」のジャケットを着用。ハワード大学在学中に所属していた黒人女性の社交クラブ「アルファ・カッパ・アルファ(ALPHA KAPPA ALPHA)」のテーマカラーを背景にポーズを決める姿を、フォトグラファーのタイラー・ミッチェル(Tyler Mitchell)が撮り下ろした。

 しかしソーシャルメディアでは、その写真の選択やクオリティーについて批判の声があがった。アナ・ウィンター(Anna Wintour)米「ヴォーグ」編集長兼コンデナスト(CONDENAST) アーティスティック・ディレクターは物議を醸した表紙について初めて公にコメントし、「ニューヨーク・タイムズ(NEWYORK TIMES)」に「プリント版の表紙に対する反応は認識している。ハリス副大統領の偉業を軽視する意図は全くなかったことは繰り返し伝えたい」と語った。

 批判の中にはジャマイカ系とインド系のルーツを持ち、アメリカ初となる有色人種の女性の副大統領誕生を取り上げるにはスニーカーは相応しくないのではないかとの疑問視する声や、パウダーブルーのスーツを着用した写真を表紙にした方が良かったという意見が多く見られた。「ヴォーグ」の広報担当は、「デジタル版の表紙への評判の良さを受け止め、歴史的な瞬間を祝って特別版を限定販売する」と述べた。

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ハリス副大統領の就任を祝い米「ヴォーグ」が特別版発行 物議を醸した表紙を変更

 米「ヴォーグ(VOGUE)」は、2月号のカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領の表紙写真への反応を受けて、特別版を発行するとインスタグラムで明かした。新たな表紙には、もともとデジタル版の表紙として採用されていた「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」のパウダーブルーのスーツを着用した写真を使用する。特別版は20日の就任式に合わせて、数量限定で発売。「ヴォーグ」のウェブサイトから、7.99ドル(約800円)でアメリカ国内で取り扱う。

 2月号の表紙にはじめに使われた写真でハリス副大統領は、「コンバース(CONVERSE)」のスニーカーと「ドナルド・ディール(DONALD DEAL)」のジャケットを着用。ハワード大学在学中に所属していた黒人女性の社交クラブ「アルファ・カッパ・アルファ(ALPHA KAPPA ALPHA)」のテーマカラーを背景にポーズを決める姿を、フォトグラファーのタイラー・ミッチェル(Tyler Mitchell)が撮り下ろした。

 しかしソーシャルメディアでは、その写真の選択やクオリティーについて批判の声があがった。アナ・ウィンター(Anna Wintour)米「ヴォーグ」編集長兼コンデナスト(CONDENAST) アーティスティック・ディレクターは物議を醸した表紙について初めて公にコメントし、「ニューヨーク・タイムズ(NEWYORK TIMES)」に「プリント版の表紙に対する反応は認識している。ハリス副大統領の偉業を軽視する意図は全くなかったことは繰り返し伝えたい」と語った。

 批判の中にはジャマイカ系とインド系のルーツを持ち、アメリカ初となる有色人種の女性の副大統領誕生を取り上げるにはスニーカーは相応しくないのではないかとの疑問視する声や、パウダーブルーのスーツを着用した写真を表紙にした方が良かったという意見が多く見られた。「ヴォーグ」の広報担当は、「デジタル版の表紙への評判の良さを受け止め、歴史的な瞬間を祝って特別版を限定販売する」と述べた。

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スイスの時計「ティソ」が1月30日、銀座に旗艦店をオープン

 世界最大の時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)傘下のスイスブランド「ティソ(TISSOT)」は1月30日、東京・銀座の中央通りに面したニコラス・G・ハイエックセンターの地下1階に、日本における旗艦店となる「ティソ ブティック銀座」をオープンする。売り場面積は約100平方メートル。

 同店ができるのは2020年11月までスウォッチ ブティック銀座だった場所で、ニコラス・G・ハイエックセンターには8~13階にスウォッチ グループ ジャパンが入るほか、2階に「オメガ(OMEGA)」、3階に「ブレゲ(BREGUET)」など同グループ傘下のブランドのブティックが多数出店している。

 「ティソ」にとってはティソ 代官山コンセプトストア、ティソ ブティック戎橋に次ぐ国内路面3店舗目となり、電池交換や磁気帯びチェック、ストラップのパーソナライゼーションを受け付ける“ティソ ラトリエ(TISSOT L'ATELIER)”を「時計について気軽に相談できるタッチポイント」(プレス担当者)として世界で初めて設ける。またインテリアには木材を多用して「スイスの自然をイメージした温かみのある空間を目指し」、オープン型のショーケースを採用することでガラス越しではなく、直接時計の質感や色を感じられるようにする。

 オープンを記念して特別な3モデル(各30本限定)も発売する。いずれもネイビーを基調としたもので、ケースバックにイラストレーター遠山晃司による“GINZA×TISSOT”の手描き文字をあしらう。ティソ ブティック銀座のみの扱いだが、「コロナに伴う状況を鑑み、またお客さまに安心して買い物していただけるよう、来店いただかなくとも電話やメールで問い合わせ等を受け付ける」。

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バイデン次期大統領夫妻がワシントン入り 夫人は米若手デザイナーによる紫のアンサンブル姿

 1月20日(現地時間)に第46代米大統領に就任する民主党のジョー・バイデン(Joe Biden)次期大統領夫妻が地元デラウェア州を出発し、首都ワシントンに到着した。

 バイデン次期大統領は濃紺のネクタイを締め、ロングコートを着用。ファーストレディーとなるジル・バイデン(Jill Biden)夫人は、紫色の膝丈ワンピースとベルベットのリボンで結ばれたそろいのラップコート、淡い紫色の手袋、そして紫の花柄模様の黒いマスクを着用した。夫人のルックは、マスクも含めて、ニューヨークを拠点とする若手デザイナーのジョナサン・コーエン(Jonathan Cohen)が手掛けた。

 コーエンはカリフォルニア州の出身で、自身のブランド「ジョナサン コーエン」を2011年に設立。循環型ファッションに早くから取り組んでおり、19年には生地などをアップサイクルしたカプセルコレクションを発表している。なお、バイデン夫人が着用したコートやワンピースは21-22年秋冬コレクションの一部で、マスクや裏地は以前のコレクションで余った布を再利用したものだという。

 バイデン夫人はクラシックなテイストを好み、これまでも「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」や「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」などの米ブランドを多く着用している。今回も米ブランドではあるものの、まだそれほど有名でない新進デザイナーの作品を選んだのは、コロナ禍で苦戦している若手のクリエイターを応援する意味があるのかもしれない。

 大統領就任式のためにワシントン入りするという重要な日に、バイデン夫人が紫色を身に着けたのは、民主党を象徴する“青”と共和党の“赤”が混じり合った色だからではないかと現地メディアで報じられている。就任式のテーマは、「米国の結束(America United)」だ。

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「ア コールド ウォール」2021-22年秋冬ミラノ・メンズ・コレクション

 「ア コールド ウォール(A-COLD-WALL)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションをミラノで発表した。

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“隣のパンク兄ちゃん”「キディル」が東雲から初のパリコレ公式参加 不透明な時代に輝く反骨魂

 末安弘明デザイナーの「キディル(KIDILL)」を語るうえで絶対に出てくるキーワードが“パンク”である。1月15日に東京・東雲で行った2021-22年秋冬コレクションのランウエイショーも、稚拙な表現を覚悟でいうならば“超パンク”だった。それもそのはず、このショーは末安デザイナーにとっては初めてパリ・メンズ・ファッション・ウイークの公式スケジュールで発表するという特別なものだから、“超”が付くほど気合が入るのも当たり前。これまでパリで3度行ってきたショーは全て独自開催だったため、44歳の末安デザイナーにとっては遅咲きのメジャーデビューの舞台がここ東雲だったのである。さらに「世界中がコロナウイルスで元気を失っている状況だからこそ、ファッションデザイナーとして強いクリエイションを」という覚悟を服に込めており、ショー序盤からいつも以上に振り切っていた。ミュージシャンの灰野敬二によるノイジーな演奏の中で行われた15分間のショーをカメラ8台を駆使して撮影し、5分の動画に編集してパリメンズの公式サイトで全世界に向けて19日に配信した。

服作りへの確かな手応えと自信

 ロックやパンクの系譜を継ぐ服であることに違いないが、ここ最近の「キディル」はストリートでもなければミュージシャンのスタイルの焼き直しでもなく、完全に唯我独尊。21-22年秋冬は“Desire(欲望)”をテーマに、LAを拠点にするビジュアルアーティストのジェシー・ドラクスラー(Jesse Draxler)によるグラフィックをスーツやニットに盛り盛りに配置し、ファスナーやスタッズも盛り盛りに付け、パンクを軸にアートやカルチャーをゴリゴリとクロスオーバーさせていく。スマートではないかもしれない。だが、独学で服作りを学んできたがゆえの型にはまらない思い切りのよさという強みが生かされていた。「エドウィン(EDWIN)」や「ディッキーズ(DICKIES)」、「ルルムウ(RURUMU:)」などとのコラボレーションも継続。「やっぱりメンズブランドっすから」という理由で強化しているテーラリングも、ストリート風に崩さず真っ向勝負する。末安デザイナーのひょうひょうとしたキャラクターの内側に、現在の服作りに対する手応えと確かな自信が感じられた。

 このつかみどころがないひょうひょうとした性格は、ショー終了後に記者たちがデザイナーを囲んでインタビューする“囲み取材”でも炸裂する。デザイナーが記者に対して「質問の意味がよく分かんないっす」「もっと分かりやすく言ってもらっていいっすか」とストレートに突き返すものの、現場はピリつくどころか和やかムード。「初のパリ公式?つっても東雲にいるので実感なくて」という正直な答えには笑いが起こった。この服と人柄のギャップは狙っているものではなく、おそらく天然。しかし、ファッションに対する愛情と反骨心は人一倍強い。パリメンズ公式参加の可否を決める勝負の面接で、受け答えが「ボロボロに終わった」直後、諦めずに補足の書類を即座に作成して提出。決して簡単ではない審査を何とか通過し、大舞台への切符をもぎ取った。また「服作りができないと俺は死ぬ」と2万以上のフォロワーに向けてSNSで堂々と宣言するなど、愛するファッションやパンクに対しては、とにかく少年のようにピュアで一直線なのだ。

不透明な時代で輝くパンク魂

 唯我独尊の“パンク”なブランド――この響きだけだと、とっつきにくい印象を持つ人も多いだろう。「バンドの音源聴いたことないのにツアーT着てんじゃねえ」的な面倒くさいブランド、デザイナーなのではないかと。しかし「キディル」には“隣の兄ちゃん”のような親しみやすさがある。音楽は詳しくないけどパンクファッションを楽しみたい人と、クセの強い音楽偏愛者の両方の“パンク”を受け入れる温かさがある。そう感じる要因は、ちょっとした隙のある服なのか、スイーツが大好物な末安デザイナーの真っ直ぐな性格なのかは分からない。確かなのは、この裏表のない末安デザイナーの周りに音楽からカルチャー関係まで多くのディープな才人や企業が集まり、「キディル」はそれを力へと変えていったこと。この天然の親しみやすさが、東京のアンダーグラウンドからパリコレにまで押し上げた武器の一つであることは間違いない。

 「いつ潰れるか分かんないっすよマジで」と開店当初に言っていた東京・渋谷の路面店は5年目を迎え、「いつ廃業するか分かんないっすよマジで」と新型コロナウイルスの影響で弱気になっていた1年前から取り扱いアカウントは増えた。現在はドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)など有力店を含め、国内と海外ともに20で合計40アカウントとなり、パリに出て発表し始めた2年前から10アカウント増えて売り上げもじわじわと伸びている。パリメンズへの公式参加を機に、海外での知名度をさらに広げていきたいのだろう。デジタルでの発表がどう転ぶのかはまだ分からない。しかし先行き不透明な時代には、パンクの反骨精神はより一層輝きを放ってきた。隣のパンク兄ちゃんの挑戦は、まだ始まったばかりだ。

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「Nオーガニック」の基幹2製品が刷新 365日揺らがない肌を実現

 自然派ライフスタイルブランド「Nオーガニック(N ORGANIC)」は3月12日、基幹商品の化粧水と美容液の機能を向上させリニューアルする。2017年に誕生して以来、リニューアルは初めて。

 同ブランドはベーシックシリーズ、エイジングケアシリーズ、メイクアップシリーズで構成する。今回刷新するのはリピート率No.1のベーシックシリーズの「モイスチュア&バランシング ローション」「同セラム」。「主力販路のECサイトでは会員が100万人以上いる。彼らの声を汲み取り、365日安定してトラブルのない肌、健康的な肌をかなえるための処方にこだわった」と井上みなみシロク執行役員ブランドマネージャーは語る。

 健康で揺らぎにくい肌に整えるため、“肌幹スキンケア”として訴求。ローションには新たに肌荒れや赤みを抑えるアボカド&オリーブ油や、抗炎症効果が期待できるグリチルリチン酸2K、潤いを与えるグリセリルグルコシドを配合。1本でセラム、乳液、クリームの役割を果たすセラムには、バリア機能を整えるネムノ樹皮エキスや、大気汚染や花粉などから肌を守るポリグルタミン酸、オウゴン根エキスなどを加えた。

 同ブランドは、精油や植物由来の成分を中心に配合しながらも、肌に効果があるケミカル成分を加えたハイブリッドな製品を扱う。オーガニックコスメの入門編という位置づけで誕生して以来、売上高は右肩上がりで成長する。来年には生活雑貨などを扱う「Nオーガニック ホーム」の展開を予定している。

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プラダが中国人女優と9日でアンバサダー契約解除 代理母に堕胎を求めようとした問題で

 「プラダ(PRADA)」は旧正月のキャンペーンに起用した中国人女優ジェン・シュアン(Zheng Shuang)とアンバサダー契約を解除したと発表した。シュアンが恋人との破局を理由に代理母に堕胎を求めることを2019年に検討していたことが明らかとなり、アンバサダーとして起用した「プラダ」にも批判が殺到したためだ。

 これを明らかにしたのは、シュアンの元恋人でプロデューサーのチャン・ヘン(Zhang Heng)だ。自身と家族が「幼い2つの命を守り大切にしなければいけない」という理由で、子どもたちが生まれた米国から1年以上も身動きがとれないとウェイボー(Weibo)に投稿した。

 現地メディアが入手した2つの出生証明書にはシュアンの名前が記載されているという。また、ヘンの友人と名乗る人物が現地メディアに提供した音声データによると、里子に出すことを提案するヘンに対してシュアンは生まれてこなければよいと返答したため、ネット上で大きな批判が巻き起こった。

 1月17日にラフ・シモンズ(Raf Simons)加入後初のメンズコレクションを披露したばかりの「プラダ」のコレクションに関する投稿には、シュアンとの契約を解除すべきといったコメントが5000件以上も寄せられた。

 この問題を受けて「プラダ」は19日、「報道を受けて、『プラダ』は1月11日に発表した女優ジェン・シュアンとのコラボレーションをキャンセルすることを決めた」とアンバサダー契約を解除したことを発表。期間はたった9日間でブランド史上最短の契約期間だった。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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シップス初のメンズスキンケアが誕生 男性の美容意識の高まりを受け

 シップスは2月10日、同社初のメンズスキンケアブランド「シップス グルーミング スタンダード(SHIPS GROOMING STANDARD)」をスタートする。“スタンダードの本質を肌に”をテーマに掲げ、泡洗顔料、ミスト化粧水、乳液、石けんの4アイテムをラインアップ。価格帯は1700〜1800円。約1週間分のトライアルセット(2700円)も用意する。同社が運営する公式ECサイトでは、1月15日から先行予約を受け付けている。

 同ブランドは20〜40代の男性の美容意識の高まりに着目し、2年半の開発期間を経て化粧品OEMのサティス製薬と共同開発した。天然成分をベースに共通成分として海洋深層水を配合。ベルガモットとラベンダーを基調に、グリーンアップルやスペラミントを加えたハーバル・シトラスの香りが特徴だ。パッケージは、シップスのブランドカラーであり、海を連想させるミッドナイトブルーを採用した。

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オルビスが初のパーソナライズスキンケアサービス 手ひらサイズの肌測定IoTデバイス

 ポーラ・オルビス ホールディングスの「オルビス(ORBIS)」は今春、ブランド初となるパーソナライズスキンケアサービスを開始する。手のひらサイズの肌測定ができるIoTデバイス“スキンミラー”を用いて顧客自身が定期的に肌診断し、その結果に合わせて毎月商品を届ける定期販売モデルのサービスだ。価格や発売日などの詳細は今後、発表する。

 同サービスは、2019年に発足した「2029PJ(2029年プロジェクト)」チームが担当。「ポーラ」が29年に創業100年を迎えることから、“10年後の未来を見据えて新たなサービスを生み出す”ことをミッションに立ち上がった。同チームは2021年1月から「新規事業開発グループ」として組織化し、経営戦略やマーケティング、商品企画、アプリ開発など、さまざまなバックグラウンドを持った4人で担当している。社長や役員の管轄下にあるチームで、「オルビス」ブランドの未来の新たな成長ドライバーをつくる存在として会社全体から期待がかかっている部署だという。

 近年、アンケートに答えて“自分だけの”スキンケアが届くパーソナライズサービスや、デバイスを用いたスキンケアシステム、美容のサブスクサービスも多く誕生している。オルビスは今このタイミングでパーソナライズスキンケアを発売する理由について、プロジェクトメンバーの諸町実希氏は「トレンドだからではない。創業当時から掲げている理念を追求した結果、自然な決断だった」と振り返る。

 オルビスは1987年、バブル全盛期に創業。華やかな見た目や派手な包装が主流だった時代に、外見ではなく中身に勝負をかけたシンプルな商品で勝負した。業界のチャレンジャーとして“消費者を主役にした”商品を目指し、シンプルな包装にもこだわり、環境にも配慮した寛容的な袋型パッケージはあんぱんの包装から着想したもので、現在も商品に用いている。90年代後半の成長期99年に、業界でもいち早くEC事業を開始。現在はリアル店舗で105店を運営し、通販ブランドから日本を代表するブランドにまで成長した。2018年には通販ブランドではなくスキンケアを中心としたビューティブランドとしての位置付けを強化すべくリブランディング。ロゴやパッケージも一新し、“オルビスユー”“オルビス ディフェンセラ”“ オルビス オフクリーム”などを世に送り出した。
 

“自分に合うスキンケアを自分で選びたい”というニーズに着目

 30年以上スキンケア商品を届けているが、創業当初からうたっているのは、“一人一人の肌本来の力を引き出し、自然体であることが美しい”というメッセージ。「年齢に抗うのではなく、自分らしさを受け入れる“スマートエイジング”という考え方だ。『2029PJ』が発足したとき、まずは10年後も“その人らしさ”や"一人一人の肌本来の力”を引き出すためにわれわれができることは?を考えるところから始めた」と諸町氏。

 そこで消費者調査を行ったところ、「自分で正しくスキンケアを頑張りたい」という声が多く挙がったという。「自分の肌をきちんと知って、自分で努力したい。言われたから、はやっているからではなく、自分に合ったものを自分で選びたい。その気持ちに応えるためにたどり着いた答えが、“肌を知ることからはじまるパーソナライズ”」。その思いから誕生した“スキンミラー”はカメラと水分チェッカーを搭載し、肌の水分バランスやキメ、皮脂量、毛穴の状態を計測する。洗面台の鏡に装着できる接着パッド付きで、手のひらに収まるコンパクトなサイズにもこだわった。「あくまでも主役はお客さま。これまでの習慣を邪魔せずに、いかに空間やライフスタイルになじむかは、開発において大きなポイントだった」。肌の診断結果は専用アプリにデータとしてログされ、変化の推移が簡単に見られる。これにより消費者が肌の状態をモニタリングできるだけでなく、オルビスにも貴重なデータとして残る。

 サービスの開始は春を予定しており現在、最終調整を行っているという。「未来から逆算して取り組んでいるプロジェクトだが、目指すゴールは創業当時から変わらない。一人一人の肌本来の力を引き出し、その人らしい美しさをかなえること」だと語る。

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オルビスが初のパーソナライズスキンケアサービス 手ひらサイズの肌測定IoTデバイス

 ポーラ・オルビス ホールディングスの「オルビス(ORBIS)」は今春、ブランド初となるパーソナライズスキンケアサービスを開始する。手のひらサイズの肌測定ができるIoTデバイス“スキンミラー”を用いて顧客自身が定期的に肌診断し、その結果に合わせて毎月商品を届ける定期販売モデルのサービスだ。価格や発売日などの詳細は今後、発表する。

 同サービスは、2019年に発足した「2029PJ(2029年プロジェクト)」チームが担当。「ポーラ」が29年に創業100年を迎えることから、“10年後の未来を見据えて新たなサービスを生み出す”ことをミッションに立ち上がった。同チームは2021年1月から「新規事業開発グループ」として組織化し、経営戦略やマーケティング、商品企画、アプリ開発など、さまざまなバックグラウンドを持った4人で担当している。社長や役員の管轄下にあるチームで、「オルビス」ブランドの未来の新たな成長ドライバーをつくる存在として会社全体から期待がかかっている部署だという。

 近年、アンケートに答えて“自分だけの”スキンケアが届くパーソナライズサービスや、デバイスを用いたスキンケアシステム、美容のサブスクサービスも多く誕生している。オルビスは今このタイミングでパーソナライズスキンケアを発売する理由について、プロジェクトメンバーの諸町実希氏は「トレンドだからではない。創業当時から掲げている理念を追求した結果、自然な決断だった」と振り返る。

 オルビスは1987年、バブル全盛期に創業。華やかな見た目や派手な包装が主流だった時代に、外見ではなく中身に勝負をかけたシンプルな商品で勝負した。業界のチャレンジャーとして“消費者を主役にした”商品を目指し、シンプルな包装にもこだわり、環境にも配慮した寛容的な袋型パッケージはあんぱんの包装から着想したもので、現在も商品に用いている。90年代後半の成長期99年に、業界でもいち早くEC事業を開始。現在はリアル店舗で105店を運営し、通販ブランドから日本を代表するブランドにまで成長した。2018年には通販ブランドではなくスキンケアを中心としたビューティブランドとしての位置付けを強化すべくリブランディング。ロゴやパッケージも一新し、“オルビスユー”“オルビス ディフェンセラ”“ オルビス オフクリーム”などを世に送り出した。
 

“自分に合うスキンケアを自分で選びたい”というニーズに着目

 30年以上スキンケア商品を届けているが、創業当初からうたっているのは、“一人一人の肌本来の力を引き出し、自然体であることが美しい”というメッセージ。「年齢に抗うのではなく、自分らしさを受け入れる“スマートエイジング”という考え方だ。『2029PJ』が発足したとき、まずは10年後も“その人らしさ”や"一人一人の肌本来の力”を引き出すためにわれわれができることは?を考えるところから始めた」と諸町氏。

 そこで消費者調査を行ったところ、「自分で正しくスキンケアを頑張りたい」という声が多く挙がったという。「自分の肌をきちんと知って、自分で努力したい。言われたから、はやっているからではなく、自分に合ったものを自分で選びたい。その気持ちに応えるためにたどり着いた答えが、“肌を知ることからはじまるパーソナライズ”」。その思いから誕生した“スキンミラー”はカメラと水分チェッカーを搭載し、肌の水分バランスやキメ、皮脂量、毛穴の状態を計測する。洗面台の鏡に装着できる接着パッド付きで、手のひらに収まるコンパクトなサイズにもこだわった。「あくまでも主役はお客さま。これまでの習慣を邪魔せずに、いかに空間やライフスタイルになじむかは、開発において大きなポイントだった」。肌の診断結果は専用アプリにデータとしてログされ、変化の推移が簡単に見られる。これにより消費者が肌の状態をモニタリングできるだけでなく、オルビスにも貴重なデータとして残る。

 サービスの開始は春を予定しており現在、最終調整を行っているという。「未来から逆算して取り組んでいるプロジェクトだが、目指すゴールは創業当時から変わらない。一人一人の肌本来の力を引き出し、その人らしい美しさをかなえること」だと語る。

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フランスの新・美容トレンドは菓子感覚で食べられるグミサプリと石セラピー 海外ビューティ通信パリ編

 世界に目を向けると日本とは異なる美容トレンドが生まれている。そこで、連載「海外ビューティ通信」では、パリやニューヨーク、ソウル、ベルリンの4都市に住む美容通に最新ビューティ事情をリポートしてもらう。(本文中の円換算レート:1ユーロ=125円)

 フランスは昨年11月末に2回目のロックダウンが解除されたものの、飲食店をはじめ劇場や映画館などは引き続き閉鎖され、18時以降の夜間外出禁止令が継続中だ。そんな中、美容業界ではより“グリーン”かつ“クリーン”志向の美容人気が定着してきている。さらに自宅でのセルフケアが重視され、新たなブームが生まれている。

さまざまなブランドから目的別の美容グミが登場

 オシャレなサプリメントとして大ブームを巻き起こしている「エイム スキンケア(AIME SKINCARE)」に続き、新しいインナーケアブランドが続々と登場している。「エピキュール(EPICURE)」は、インターネットでカウンセリングを行いオーダーメイドの個人に合ったサプリメントを自宅に届けてくれるサービスだ。1カ月分29ユーロ(約3600円)で、ほかに3ヶ月と6ヶ月コースがある。ロックダウン中に一気に人気の火が付き話題を集めた。オーダーメイドサプリのほか、ストレスフリーや安眠、ダイエットなど目的別の美容グミ(24.9ユーロ=約3100円)や、アセロラ、亜鉛、セレン入りの免疫アップが期待できるタブレット(19ユーロ=約2300円)など豊富な商品をそろえ、1月からは老舗百貨店のル・ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)での独占販売がスタートした。

 おいしく菓子感覚で楽しめる美容グミを扱うブランドで代表的なものは、グルテンフリー、着色料フリーにこだわり、髪や肌のケアとスリミング、デトックス、サンケアなどに特化した全9種(各25ユーロ=約3100円)を販売する「ラシレ(LASHILE)」、肌爪髪のケア用から、エネルギー補給、閉経後のケア、子ども用まで全8種(各20ユーロ=約2500円)をそろえる「レミラキュルーズ(LES MIRACULEUX)」などがある。さまざまなブランドが提案することで、新たな美容トレンドとなっている。

石の力で体の内外からアプローチするリトテラピー

 そしてこのところ、ホリスティックな美容の流れから、石を使ったリトテラピー(『リト』はギリシャ語で石、『テラピー』は治癒を意味する)がフランス人にとってより身近な存在になっている。石には肌を強化するさまざまな特性があり、血行促進やニキビ予防のほか、美容成分の浸透力を高め、肌のトーンを明るくするなどといわれているが、同時に精神を落ち着かせて自信を持たせるなど、さまざまな効果があると信じられているからだ。

 中でも「ロール オン ジャード(ROLL ON JADE)」は、ローズクオーツや翡翠を使ったさまざまな形状のカッサ(最近の人気はキノコ型!)や、ローズクオーツ入りのウオーターボトル(70ユーロ=約8700円)などを販売し、リトテラピーブームに火を付けた。ホリスティックブランド「センタラ(SENTARA)」は、同様のカッサやローラーのほか精神の浄化を目的にヘマタイト(赤鉄鉱)とクリスタルの粒を入れたエッセンシャルオイルのスプレー(ユーカリ、レモングラス、パロサントのブレンドオイルを使用)を発売し話題だ。

 年末年始のル・ボン・マルシェでは、ロンドンのセルフリッジを拠点とした占いの活動で知られる超能力姉妹、サイキックシスターズ(Psychic Sisters)が手掛けるプロダクトをコーナー展開で販売していた。ロールオンタイプのオイルやヒーリングミストなどだ。ロールオンは富や成功を呼ぶといわれる鉱石のカーネリアン(紅玉髄)や、ネガティブなエネルギーを除去するといわれるオブシディアン(黒曜石)を漬け込んでいるそうだ。フランス人は占いやスピリチュアルな世界をそれほど信用していない人が多いが、現在の不安な状況下では精神的な世界に頼りたい人が増えているのかもしれない。

須山佳子(すやま・けいこ)/コンサルタント:2001年に渡仏しMBAを取得。ファッション業界で働き、09年に日本の美容ブランドを欧州市場へ売り込むコンサルティング会社を設立。取引先は欧州の高級百貨店、美容ストア等。パリ市内でポップアップストア「Bijo;」主宰。インスタグラムアカウントは@bijo.paris

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券売機グローリー、飲食店DXに進出。モバイルオーダー会社に10億投資。

券売機やつり銭機などを製造するグローリー株式会社(本社:兵庫県姫路市、代表取締役社長:三和 元純)が、モバイルオーダーサービス「O:der(オーダー)」を展開する株式会社 ショーケース・ギグ(本社:東京都港区、代表取締役:新田 剛史)と資本業務提携を行い飲食店のデジタルトランスフォーメーションDX化を支援する。
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大阪王将、コロナ無害化するコーティング剤開発。順次導入で他チェーンと差別化。

株式会社イートアンドホールディングス傘下の株式会社大阪王将(東京本社:東京都品川区、代表取締役社長:植月 剛)が、新型コロナウイルスを99.99%無害化することが立証された大阪王将オリジナル開発の光触媒コーティング「キングバスター」を店舗に順次導入していく。
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英激安店「プライマーク」、20年9~12月は30%減収 それでも「ECはしない」

 英激安店「プライマーク(PRIMARK)」を擁するアソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ(ASSOCIATED BRITISH FOODS 以下、ABF)は、2020年9~12月の売上高が前年同期比で12.7%減の48億200万ポンド(約6770億円)だったと発表した。

 同社は小売事業の「プライマーク」が売り上げの半分程度を占めており、残りが食料雑貨、砂糖、農作物などの食品事業となっている。英国では新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、ちょうどホリデー商戦に差し掛かる11月5日から12月2日まで2度目のロックダウンが実施され、生活必需品を取り扱う店以外は再び休業せざるを得ない状況となった。欧州でもさまざまな制限措置が取られていたため、「プライマーク」の売上高は同30.0%減の20億3100万ポンド(約2863億円)だった。同店はECを展開していないことが響き、休業などによる売り上げの機会損失は4カ月間で5億4000万ポンド(約761億円)に上るという。

 英国は21年1月5日から3度目のロックダウンに入っており、1月14日の時点で英国と欧州にある389店のうち305店が休業しているが、これは売り場面積の約76%に相当する。このまま2月末までロックダウンが継続した場合、機会損失はおよそ10億5000万ポンド(約1480億円)まで膨らむ可能性があるとしている。一方、食品事業はコロナ禍においても好調で、売上高は同6.5%増の27億7100万ポンド(約3907億円)だった。

 厳しい経済環境の中でECに活路を見出す小売店も多いが、「プライマーク」は今後も実店舗を中心とし、ECを展開する予定はないという。店舗の合理化を進めると同時に出店を続けるとしており、21年は英国、米国、イタリア、フランス、ポーランド、チェコなどに15の新規店をオープンする予定だ。

 ABFは、「英国や欧州では、店舗の一時的な休業によって間接費を節約できた面もある。また米国では既存店ベースでほぼ前年並みの売り上げとなるなど好調だった。これらの要因により、『プライマーク』上半期の調整後営業利益は前年の4億4100万ポンド(約621億円)と同程度になる見込みだ」とコメントした。

 カナダロイヤル銀行(ROYAL BANK OF CANADA)のリポートによれば、「プライマーク」はワンピースを6~15ポンド(約840~2100円)、アウターを10~35ポンド(約1400~4900円)で提供しており、競合の「ザラ(ZARA)」や「H&M」と比べてもかなり低い価格帯であるため、英国や欧州でのロックダウンが解除されれば急速に業績が回復することが予想されるという。同行は、「『プライマーク』はECを展開していないものの、その圧倒的な価格競争力を武器に、ECに強い小売店とも十分に闘える。米国市場でもさらに成長できると思うが、これらはあくまでも中長期的な話であり、ロックダウンが続いている間は苦戦を強いられるだろう」と分析している。

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英激安店「プライマーク」、20年9~12月は30%減収 それでも「ECはしない」

 英激安店「プライマーク(PRIMARK)」を擁するアソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ(ASSOCIATED BRITISH FOODS 以下、ABF)は、2020年9~12月の売上高が前年同期比で12.7%減の48億200万ポンド(約6770億円)だったと発表した。

 同社は小売事業の「プライマーク」が売り上げの半分程度を占めており、残りが食料雑貨、砂糖、農作物などの食品事業となっている。英国では新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、ちょうどホリデー商戦に差し掛かる11月5日から12月2日まで2度目のロックダウンが実施され、生活必需品を取り扱う店以外は再び休業せざるを得ない状況となった。欧州でもさまざまな制限措置が取られていたため、「プライマーク」の売上高は同30.0%減の20億3100万ポンド(約2863億円)だった。同店はECを展開していないことが響き、休業などによる売り上げの機会損失は4カ月間で5億4000万ポンド(約761億円)に上るという。

 英国は21年1月5日から3度目のロックダウンに入っており、1月14日の時点で英国と欧州にある389店のうち305店が休業しているが、これは売り場面積の約76%に相当する。このまま2月末までロックダウンが継続した場合、機会損失はおよそ10億5000万ポンド(約1480億円)まで膨らむ可能性があるとしている。一方、食品事業はコロナ禍においても好調で、売上高は同6.5%増の27億7100万ポンド(約3907億円)だった。

 厳しい経済環境の中でECに活路を見出す小売店も多いが、「プライマーク」は今後も実店舗を中心とし、ECを展開する予定はないという。店舗の合理化を進めると同時に出店を続けるとしており、21年は英国、米国、イタリア、フランス、ポーランド、チェコなどに15の新規店をオープンする予定だ。

 ABFは、「英国や欧州では、店舗の一時的な休業によって間接費を節約できた面もある。また米国では既存店ベースでほぼ前年並みの売り上げとなるなど好調だった。これらの要因により、『プライマーク』上半期の調整後営業利益は前年の4億4100万ポンド(約621億円)と同程度になる見込みだ」とコメントした。

 カナダロイヤル銀行(ROYAL BANK OF CANADA)のリポートによれば、「プライマーク」はワンピースを6~15ポンド(約840~2100円)、アウターを10~35ポンド(約1400~4900円)で提供しており、競合の「ザラ(ZARA)」や「H&M」と比べてもかなり低い価格帯であるため、英国や欧州でのロックダウンが解除されれば急速に業績が回復することが予想されるという。同行は、「『プライマーク』はECを展開していないものの、その圧倒的な価格競争力を武器に、ECに強い小売店とも十分に闘える。米国市場でもさらに成長できると思うが、これらはあくまでも中長期的な話であり、ロックダウンが続いている間は苦戦を強いられるだろう」と分析している。

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新しモノ好きの居酒屋企業「きちり」、新業態・新事業繰り出すも実にならず。80億円企業にしては手を広げすぎでは

 居酒屋事業を核にした外食企業、きちりホールディングス。店舗数は100店弱の中堅だ。この会社、「KICHIRI」の次に様々な業態・事業に手を出しているのだが、ほとんどが鳴かず飛ばず。外食への支援事業を広げ、「FOOD TECH」企業を目指すというが、外食事業以外が利益を産むまでは時間がかかりそうだ。
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次はコロッケだ。専門家が指摘する「ごちそうコロッケ」の勢い

 2020年に話題となった、から揚げに次ぐアイテムとして、コロッケに注目する向きが出ている。揚げ物分野では、ダントツの人気。これまではスーパーなどで売る総菜や冷凍食品が中心だったが、「ごちそうコロッケ」と呼べるものが、飲食店のメニューでも目立ってきた。
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「キス」が故マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師に敬意を表した限定コレクション発売

 「キス(KITH)」は1月18日に、アフリカ系アメリカ人公民権運動を主導した故マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の功績に敬意を表した限定コレクションを発売した。公式オンラインストアや「キス トウキョウ(KITH TOKYO)」で販売中だ。今回の収益の50%はマーティン・ルーサー・キング3世のドラムメジャー研究所に、残りの50%は若者主体の支援団体などに寄付される。

 アイテムは、60年前のワシントン大行進の際の象徴的な新聞の見出しをグラフィックに採用したTシャツ(8000円)、フーディー(1万7600円)、雑誌「ザ・ニューヨーカー」のアーカイブの表紙カバーをフロントに配したTシャツ(7000円)、スエット(1万6000円)、フーディー(1万7600円)をそろえる。

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