「セリーヌ」2021年春夏メンズ・コレクション PHOTO:CELINE HOMME THE DANCING KID
フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode)は、1月19〜24日に開催する2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクションのスケジュールを発表した。前回に続きデジタルのプラットフォームでの実施となり、ランウエイショーを行う場合も無観客となる。
同ジャケットは2020年10月に同ブランドが発表した「ボーン トゥ プロテクト サステナビリティ プラン」の柱である気候変動やサーキュラリティーへの取り組みなどを体現したアイテムで、ダウン以外の生地やジップ、ボタン部分には再生ナイロン素材の「エコニール」を使用した。これにより通常の生産工程と比較して、二酸化炭素排出量の約40%を削減した。ダウンはトレーサビリティーや徹底した品質管理が行われている製品に付与されるDIST認証(Down Integrity System and Traceability)を取得。袖には“MONCLER BORN TO PROTECT”の文字を施し、内側には1960年代から「モンクレール」のジャケットの裏地に登場してきたキャラクターのモンダックを描いた。パッケージにもこだわり、ショッピングバックやギフトボックスには再生紙を使用した。
MY FIRST STORYは2011年夏に東京・渋谷で結成。12年4月に1stアルバム「MY FIRST STORY」でデビュー以降、全国の大型フェス出演や海外アーティストとの共演を務めた。16年リリースの4thアルバム「ANTITHESE」では自身最高位であるオリコンウィークリー初登場4位を記録。同年6月からは日本全国47都道府県を回るワンマンツアー「WE’RE JUST WAITING 4 YOU TOUR 2016」を開催し、ツアーファイナルは日本武道館で行った。その後、幕張メッセ、横浜アリーナ、埼玉スーパーアリーナと続き、着実にキャリアを伸ばしている。
1月19〜24日に予定されている2021-22年秋冬パリ・メンズ・ファッションウイーク(以下、パリメンズ)と同25〜28日に行われる2021年春夏オートクチュール・ファッション・ウイーク(以下、クチュール)は、デジタルと無観客での開催になる。パリ警察当局からの指示を受け、フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)がショーやイベントに観客を招待することは許されない旨を参加ブランドに伝えた。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
LVMH ジャパンは、女性の再就職とキャリアアップをサポートする「IME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム」を始動する。結婚や出産、育児、介護などの理由で離職した女性(性自認が女性の人を含む)を対象に、ファッション、コスメ、ウオッチ、ジュエリーの販売における専門知識と実務経験を得るためのトレーニングを実施し、再就職を支援する。ファッション業界経験者以外も受講できる。
「IME(Institut des Metlers d’Excellence)」はLVMHが2014年に創設した独自の職業訓練プログラムで、若い世代のクラフツマンシップや販売技能の習得などを図り、雇用開発することを目的としている。これまでにヨーロッパ各国で28のプログラムを実施し、800人以上が受講してきた。
ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)は、「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナーをゲストデザイナーに迎えたオートクチュール・コレクションのお披露目を7月に再延期する。同コレクションは、2020年1月にゴルチエ自身がランウエイを引退した後に立ち上げた新プロジェクトの第1弾で、毎シーズン、ゲストクリエイターを迎えてオートクチュールを制作するというもの。当初は20年7月で披露される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてオートクチュール・ファッション・ウイーク(以下、クチュール)自体がデジタル開催となったため、1月27日に延期されていた。しかし、1月25〜28日に開催される21年春夏クチュールもパリ警察からショーに観客を招待することを禁じられており、再び延期を決めたようだ。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
SOCIAL & INFLUENTIAL:社会情勢によって変化するファッション&ビューティ業界を見つめます。インクルージョン(包摂性)&ダイバーシティー(多様性)な時代のファッション&ビューティから、社会に届けたい業界人のオピニオンまで。ジャーナリズムを重んじる「WWD JAPAN.com」ならではのメルマガです。
ニューヨークのファッション業界で活躍するクリエイティブ・ディレクター、メイ(May)と、仕事仲間でファッションエディターのスティービー(Stevie)による連載も第16回。“You’d Better Be Handsome”では、トレンドに敏感なレイチェル(Rachel)も加わって、ニューヨークのトレンドや新常識について毎回トーク。今回は、新型コロナの影響により、国を越えての移動が厳しい中での海外出張を終えてきたメイが体験談をシェア。12月に東京、パリを回ってニューヨークへ移動する中で見たこと感じたこと、各都市の実情と、海外出張のニューノーマルとは?
レイチェル:それにしてもメイが出発した直後に、それまでは「Go To トラベルキャンペーン」を実施していた東京での感染者も徐々に増えていき、パリに到着したときはまだロックダウン中だったし、ニューヨークに戻ってくる直前にはイギリスで感染力が強いという変異種コロナが発表されて、ヨーロッパからアメリカに入ってくるのがさらに厳しくなったり。いろんな意味で、ギリギリセーフで戻ってきた感じよね。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、2021年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」の候補者募集を開始した。8回目の開催となる「LVMHプライズ」の申請は公式ウェブサイトから可能で、2月28日まで受け付ける。
“ルージュ シュール メジュール(Rouge Sur Mesure)”(c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC“ルージュ シュール メジュール(Rouge Sur Mesure)” (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
ロレアル(L'OREAL)が手掛けるパーソナライズビューティテック「パーソ(PERSO)」が今春、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のリップスティックで本格ローンチする。もともと昨年のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー (Consumer Electronics Show 以下、CES)で披露されたもので、今年のCESで「YSL」でのローンチを発表した。“ルージュ シュール メジュール(Rouge Sur Mesure)”と名付けたデバイスで、「YSL」のリップスティックを好みの色にカスタマイズできる仕様だ(仕上がりはベルベットクリームマット)。アメリカでは数量限定で予約を開始しており、3〜4月ごろに消費者に届く予定だ。日本での展開は未定だが、グローバルでは9月に店頭およびオンラインでの発売を計画している。
まず目に飛び込んできたのは「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のナイロン製アノラック。なんと3800円。安い!ビビッドイエローがまた“いいじゃない”です。続いて気になったのが、「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のコーデュロイパンツ。こちらは、さらにお買い得な2800円。エンブロイダリーのヒイラギも、季節を11カ月先取りと考えれば乙なはず。ちなみにアノラックがMで、パンツが32インチと僕にとっての“シンデレラサイズ”でした。
ステイホーム中につき、オーナーの日景上(ひかげ・すすむ)さんにお願いして、特別に着用写真を送ってもらいました。うん、上下で合わせると90年代っぽくていい感じ。ちなみに日景オーナーが履いた「リーボック(REEBOK)」のスニーカーは1800円。つまり全身で8400円!!これぞ古着の醍醐味です。“小物が欲しい”という方には、「トリコ コム デ ギャルソン(TRICOT COMME DES GARCONS)」の市松柄トートバッグはいかがでしょうか?3800円です。
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「クオカ」ではファームトゥテーブル(Farm to table、2010年代に米国西海岸から広まった食に対する考え方)を取り入れ、低刺激な有効成分が新鮮な状態で最も優れた効果を発揮する点に着目し、製品を製造後30日以内に消費者の手に届ける販売システムが話題だ。それを実現するためにOEM委託ではなく自社生産にこだわり、需要に応じた生産量を予測し製造を行っている。肌を刺激する3大物質(合成防腐剤、着色料、合成香料)とシリコンオイルの100%排除、肌に無害な天然原料の中で優れた効能を持つ最上級原料を選別、原料の有効成分を肌に最大限に伝えるための独自配合技術として高保湿抗酸化複合体を開発した。主なユーザーは20~45歳の女性だが、全体の2割を男性が占め外見や身だしなみに気を配るグルーミング族の愛用者も多い。今年中の日本進出を目指している。