バーニーズ新宿店が営業終了、最終日も整然 名店の誇り貫く

 「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」新宿店が、2月28日の夜に営業を終了した。ニューヨークから上陸したファッションの大型専門店の日本1号店が、30年の歴史に幕を降ろした。19時に閉店し、約30分後に約40人ほどの顧客を前に、スタッフ全員が正面入口の前に立ち、シャッターが降りる中でお辞儀をすると、顧客たちからは「今までありがとう!」という声が一斉に上がった。

 バーニーズ ジャパンは伊勢丹(現三越伊勢丹ホールディングス)が1989年に設立。翌年11月に日本1号店として「バーニーズ ニューヨーク」新宿店をオープンした。当時、高級ブランドを中心に地下1階から地上8階の9フロアで構成するファッション専門の大型店は異例のスケールで、大きな話題を呼んだ。その後、伊勢丹が全株式を住友商事と投資ファンドに売却し、運営から撤退。15年にはセブン&アイ・ホールディングス傘下に入るなど運営は変わった。新宿店の成功を受けて、店舗は銀座や横浜、神戸、福岡、六本木と主要都市に広がった。

 本国の「バーニーズ ニューヨーク」は19年8月に破綻。ニューヨークの旗艦店の閉店セール時には床に服が散乱するなどの混乱が見られたが、新宿店は最終日も店内はいつもどおりの整然とした佇まいで別れを惜しむ顧客たちを迎え、閉店間際までその姿は変わらなかった。

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三越恵比寿店が閉店、26年間の歴史に幕 集まった周辺住民に「えびす顔でありがとう」

 三越恵比寿店が2月28日をもって閉店した。最終日は19時の閉店後に田代直子店長が登場し、周辺住民を中心としたファンが見守る中でセレモニーを実施。閉店に合わせて制作したというオリジナルソング「えびす顔でありがとう」をバックに、田代店長が26年間の感謝を伝え、「お楽しみいただけましたか」と問いかけると、集まったファンからは拍手が巻き起こった。

 「恵比寿地域の皆さまに育てられた店舗だった。2020年5月のコロナ禍による自主休業明けの日には、本当に多くのお客さまに集まっていただき、感動した」と田代店長。「ブランドやショップが撤退し、半年ほど前は空いている区画もいくつかあったが、最後は明るく楽しんでいただくために全フロア全区画を再び埋めた」という。セレモニーに集まった客数についてはまだ公表していないが、同日朝11時のオープン前には、「約500人の行列ができた」と広報担当者。

 同店閉店後の「恵比寿ガーデンプレイス」商業棟には、スーパーマーケットの「ライフ」、高級輸入食品の「明治屋ストアー」、ドラッグストア「トモズ」などが2022年の春から秋にかけて出店。2階部分はワークプレイスになると発表されている。セレモニーを最前列で見ていた近隣在住の40代女性は、「開業当時、妹が食品売り場でバイトをしていて、連日大入りだったのが懐かしい。(閉店後にはスーパーなどが入ると聞き)不足はないが、やはり『恵比寿ガーデンプレイス』の顔がなくなってしまうのは悲しい」とコメント。息子と二人でセレモニーを見守っていた60代男性は、「開店当初から来ているが、かつてに比べると近年は大分客が減っていると感じていた。周辺に商業施設が増え、ECにも客を取られていたのでは」と分析する。「地下1階の子ども用品売り場で頻繁に集まっていた」というバギーを押した30代ママのグループは、「跡地にはオフィス(ワークプレイス)も入ると聞き、友達と集まれる場所が減ってしまうのは寂しい」と話す。

 三越恵比寿店は1994年、「恵比寿ガーデンプレイス」の開業と同時にオープン。店舗面積は4層(地下2階~地上2階)約1万8000平方メートルと百貨店としては小規模ながら、ファッションや食料品、化粧品などに特化したMD構成で、周辺住民の日常に対応する百貨店を目指してきた。近年は苦戦が続いていたと見られ、2017年、19年にはリニューアルも実施していたが、収益体制の抜本的な改善にはつながらなかった。
同じく2月28日には、バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)新宿店やそごう川口店(埼玉・川口市)も閉店した。

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そごう横浜店が紳士フロアをリニューアル コスメ関連スペースを約6倍に増床

 そごう横浜店は、コロナ禍による生活様式の変化に対応するため、5階の紳士フロアのリニューアルを実施。新たに“メンズライフスタイルゾーン”をオープンした。

 中でも注目はコスメで、改装前は約25㎡だったコスメ関連スペースを、6倍となる約150㎡に増床。デイリーな男の身だしなみを提案する“メンズビューティーゾーン”として、30ブランド以上の豊富なラインアップをそろえた。

 新規導入ブランドは「アッカカッパ(ACCA KAPPA)」「ウォーペイント(WAR PAINT.)」「コスメキッチン」「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「パルル モア ドゥ パルファム(PARLE MOI DE PARFUM)」「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM×THREE)」「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」のほか、男性向け美容通販サイト“ドレスキン”など。「ラインアップが豊富なため何を選べばよいか分からない」というお客のため、専門
販売員が商品選びをサポートする。

 3月5日には同フロアにバーバーもオープン。基本の理容メニューに加え、ヘッドスパやフェイシャルマッサージ、さらにはネイルケアやレディースシェービングまで提供する予定だ。

 リニューアルの動機について、そごう・西武の坂井岳リーシング本部 リーシング一部 ファッション担当は「オンライン会議の増加で自分の顔を見る機会が増えたことで、男性用コスメのニーズが拡大している。この動きを受けて、モニターに映る胸から上を中心とした顔周りの身だしなみを提案する売り場の必要性を感じた」と話す。

 “メンズビューティーゾーン”では、コスメ売り場に隣接して金子眼鏡店やワイシャツ売り場を配置。“モニターに映る胸から上を中心とした顔周りの身だしなみを提案する”というコンセプトを明確に打ち出している。

 なお“メンズビューティーゾーン”以外では、「コロナ禍でも好調」(坂井氏)というゴルフウエアや、タウンユースできるアウトドアファッションを集積した売り場を設置。密集や密接を避けられるシーンでの楽しみ方を提案することで、コロナ禍で変化した男性の生活様式をサポートする。

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ミウッチャ&ラフの対話深まる「プラダ」第3章 アクセやディテールを一挙公開

 「プラダ(PRADA)」は、2021-22年秋冬コレクションをデジタル形式のショーで2月25日に発表しました。ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)による3回目のコレクションです。メンズに続き、今回もミラノで行われた展示会に足を運びました。

 コレクションのテーマは“POSSIBLE FEELINGS II: TRANSMUTE(生まれうる感情 II: 変革)”で、21-22年秋冬メンズの続編となります。ミウッチャとラフは服の役割について対話を重ね、型にとらわれたファッションの慣習を打破する表現を試みました。女性と男性、単純さと複雑さ、制限と解放など、相反するものの中間の空間を、概念や素材の矛盾を通して探求しています。

 コレクションにはMA-1ブルゾンやダブルコートなど、メンズと同型のアウターが登場。ウィメンズで新たに加わったのはフェイクファーのコートやバルーンスリーブのチェスターコート、そしてキーピースである“プラダ リナイロン(Prada Re-Nylon)”を使用したアウターは、肩を落としたような襟元のデザインが特徴で、ショート丈とロング丈をそろえます。ロング丈は、ナイロンとフェイクファーのリバーシブルで着用できます。オペラ風のショールは、フェイクファーとスパンコール、もしくはフェイクファーとニットをあしらい二面性を表現しています。

種類が増えたバッグや
プラットホームの靴

 メンズにも多く登場した、肌着のようなニットは幾何学柄の種類が増え、バッグやブーツ、グローブなどのアクセサリーにも採用されています。足元は全てプラットホームで、メンズと同型のレースアップに加え、サイハイブーツとミドル丈ブーツがナパレザー、ニット、スパンコールなどが並びます。バッグは、ふた部分がトライアングル型のニット素材やスパンコールで装飾されたショルダーバッグ、大きめサイズのナパレザー素材のメッセンジャーバッグ、フェイクファーのトートバッグとバリエーションが増えました。1990年代に誕生したクレオ(Cleo)を再解釈し、バッグは肩にかけるのではなく、クラッチバッグ風に小脇に抱えるスタイルがプラダらしさ“プラダネス(prada-ness)”を体現するアティチュードとしてショーでも多く登場しています。ミウッチャとラフによる初のコレクションで注目を集めた、アイコニックなトライアングルモチーフのピアスは色とサイズ違いで少し種類が増え、新たにイヤーカフも加わりました。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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「エムエム6 メゾン マルジェラ」 が「イーストパック」とコラボを発表 リバーシブル仕様のリュックなど

 「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA以下、エムエム6)」は28日に発表した2021-22年秋冬コレクションで、アメリカ発のバッグブランド「イーストパック(EASTPAK)」とのコラボレーションを披露した。

 「エムエム6」の21-22年秋冬は、インサイドアウト(裏返し)、アップサイドダウン(逆さま)、バックトゥフロント(前後逆)などの“リバース(反転)”のアイデアを取り入れている。デニムジャケットやジーンズを裏返したデザインをはじめ、トレンチコートの前後ろを逆にしたドレス、肩パッドを表に出したブラウスなど、慣れ親しんだアイテムをあべこべにして提案した。「イーストパック」とのコラボ商品は、キャンバス地のバックパックやバムバッグ(ウエストバッグ)に“リバース”のテクニックを凝らしたリバーシブル仕様の5型、各3色。販売は21年9月を予定する。

 「エムエム6」は20-21年秋冬に「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」とのカプセルコレクションを発表して話題を呼んだ。「イーストパック」はこれまでに「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」や「ヴェトモン(VETEMENTS)」のほか、「ケンゾー(KENZO)」「ジャックムス(JACQUEMUS)」「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」など数多くのブランドとの協業実績がある。日本における「イーストパック」は、伊藤忠商事が独占輸入販売権を所有しており、インスとコロネットが販売をしている。

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これはカワイイ! 「#ワークマン女子」のポテンシャルを感じたTGC

 「第32回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 SPRING/SUMMER(以下、TGC)」が28日、東京の国立代々木競技場第一体育館で開催された。2020年春夏から3回連続での無観客・オンライン配信となり、イベントの模様はLINE LIVEなどで生中継した。

 キーワードは“オプティミズム”。直訳では「楽天主義」だが、コロナ禍で外出の機会が限られる中でファッションの持つ楽しさや前向きなパワーにフォーカス。黒、グレーなどキリッとした色使いで女性の芯の強さを感じさせた前回(2020-21年秋冬)のスタイルを踏襲しつつ、春夏らしいはっと目を引くカラーパレットや、スポーツ・アウトドアアイテムをうまく取り入れたカジュアルスタイルが印象的だった。

 記者が最も見どころと感じたのは、ショー中盤の「#ワークマン女子」にフォーカスしたスペシャルステージだ。「#ワークマン女子」は読んで字のごとく「ワークマン」のアイテムを取り入れた女性のこと。カジュアル業態の「ワークマンプラス」は従来の作業着のイメージとは異なるアウトドアアイテムがそろい、タウンファッションに取り入れる女性も増えているという。ワークマンは昨年10月には、横浜の桜木町駅前の商業施設「コレットマーレ」に女性向け業態「#ワークマン女子」をオープンし、開店初日には3時間待ちの行列ができるほどの話題となった。

 今回のショーでは土屋アンナ、Niki、福原遥ら人気モデルやタレントが、「ワークマン」や「ワークマンプラス」のマウンテンパーカ、フィッシングジャケットなどをまとい「#ワークマン女子」に変身。デニムなどと合わせたコーディネートは相性抜群なのはもちろん、揺れ動くサテン素材やニュアンスカラーなど、フェミニンなアイテムと組み合わせたときのギャップも面白みがあった。「ワークマン」のポテンシャルの高さを感じるとともに、ハマる女性が急増していることにも納得がいくショーだった。

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「グッチ」とEXOのKAIがコラボコレクション テディベアをあしらったアイテムが登場

 「グッチ(GUCCI)」は、K-POPグループEXOのKAI(カイ)とコラボレーションしたコレクションを公開した。アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)は、大のテディベア好きのKAIにインスピレーションを得て、ブルーのボウタイを着けたテディベアを描いたメンズとウィメンズのウエアとアクセサリーをデザインした。

 同コレクションのキャンペーンはミケーレの企画&クリエイティブ・ディレクションのもと、フォトグラファーに韓国のミン・ヒョヌ(Min Hyunwoo)とフィルム・ディレクターのキム・ウギ(Kim Woogie)を起用。KAIを韓国・ソウルのストリートで撮影し、人間とテディベアとの友情を表現している。映像は、KAIが巨大なテディベアと風船を買ったり、ドライブやダンスをしたり、友達と会ったりし、帰宅後は部屋で待っていたテディベアの仲間たちとゲームをするというストーリーだ。

 またコラボレーションに合わせて、クマ形の風船“ベア バルーン(Bear Balloon)”を用いたインスタレーションで知られるソウルのポップアーティスト、イム・ジビン(Im Jibin)と協業し、2体の巨大な“ベア バルーン”を制作。コレクションで描かれたテディベアと同じブルーのボウタイを着け、添えられた“HELLO”の文字は「シンプルで親しみやすい挨拶の言葉を通じて、人と人がつながる歓びを表現した」とジビンは述べる。コラボバルーンは、ソウルの清潭(チョンダム)「グッチ」ショップ、漢南(ハンナム)のヒュンダイカード ミュージックライブラリー前、カルチャースペースのコサイエティ(cociety)内にオープンするグッチ ピン(Gucci Pin)期間限定ショップに設置予定だ。

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エルメス表参道店がついにオープン 風船のペガサスがお出迎え

 エルメス(HERMES)は28日、新たな路面店となるエルメス表参道店をオープンした。日本での路面店新規オープンは銀座店以来の20年ぶり。新型コロナウイルス感染症対策の混雑緩和のため、開店時間の午前11時前に整理券を配布。オープン前には当日分の入場券を配りきった。

 オープン直前には15分間のセレモニーを開催した。シルクバンダナを首に巻いた楽器隊によるファンファーレとともに、ブランドおなじみのブラウンのラッピングリボンをモチーフにした巨大テープが登場。開店を待つ客や通行人が見守る中、有賀昌男エルメスジャポン社長、フィリップ・セトン(Philippe Setton)駐日フランス大使、表参道店店長の3人がテープカットを行った。

 またオープン日限定で店舗の外壁に大きなペガサスのバールーンアートを2体設置しており、来店客を出迎える。

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伊発自然派スキンケア「コンフォートゾーン」の都市生活向けエイジングケアラインを刷新

 コンフォートジャパンは4月14日、イタリア発スキンケアブランド「コンフォートゾーン(COMFORT ZONE)」のエイジングケアライン「スキンレギメン(skin regimen)」を全面刷新する。アイテムラインアップはスキンケアのほかハンドクリーム、ループスプレーなど全11種で、価格帯は3200~1万2800円。コンフォートゾーン公式オンラインショップのほか「ダヴィネス(DAVINES)」直営店でも取り扱う。

 今回のリニューアルではコンセプトや処方、ロゴデザインやパッケージなどを刷新。都市生活のストレスや生活習慣、紫外線や大気汚染が引き起こす肌のエイジングに着目し、“ファストリビング スローエイジング”のテーマを掲げる。モダンプラントケミストリー処方のコンセプトの下、抗酸化・抗炎症が期待できるオーガニック植物エキスと最先端分子のテクノロジーを融合した独自の複合成分「ロンジェヴィティ・コンプレックス」を配合した。100%自然の香り、マッサージしやすく冷却効果のあるテクスチャー、合成香料・シリコン・パラベン・動物由来成分・人工着色料不使用など、サステナブルで機能的な処方を採用した。 

 スキンケアは全9種の中から肌状態に合わせたカスタマイズが可能で、洗浄、補給、補整、保護の4ステップによるシンプルケアを提唱する。パッケージは可視光線を遮断する黒ガラスを含めて全ての包装資材がリサイクル可能。製造には100%自然エネルギーを使用している。

 「コンフォートゾーン」は1983年にイタリアで創業のダヴィネスが展開するスキンケアブランド。現在世界90カ国以上に販売網を有し、高級スパやエステサロンでも導入されているプロフェッショナルユースのアイテムをそろえる。都会に住み健康志向でスキンケアに関心の高い人、エシカルなブランドに価値を感じる人をターゲットとしている。企業活動の透明性や地球環境への取り組みが評価され、2016年にBコーポレーション認定を受けた。日本における輸入販売元のコンフォートジャパンは、かながわSDGsパートナーに認定されており、横浜市にある風力発電所ハマウィングへの協賛、湘南国際村「めぐりの森」における植樹祭への参加、「横浜ブルーカーボン」クレジット購入によるカーボンオフセットの取り組みなどを行っている。

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伊発自然派スキンケア「コンフォートゾーン」の都市生活向けエイジングケアラインを刷新

 コンフォートジャパンは4月14日、イタリア発スキンケアブランド「コンフォートゾーン(COMFORT ZONE)」のエイジングケアライン「スキンレギメン(skin regimen)」を全面刷新する。アイテムラインアップはスキンケアのほかハンドクリーム、ループスプレーなど全11種で、価格帯は3200~1万2800円。コンフォートゾーン公式オンラインショップのほか「ダヴィネス(DAVINES)」直営店でも取り扱う。

 今回のリニューアルではコンセプトや処方、ロゴデザインやパッケージなどを刷新。都市生活のストレスや生活習慣、紫外線や大気汚染が引き起こす肌のエイジングに着目し、“ファストリビング スローエイジング”のテーマを掲げる。モダンプラントケミストリー処方のコンセプトの下、抗酸化・抗炎症が期待できるオーガニック植物エキスと最先端分子のテクノロジーを融合した独自の複合成分「ロンジェヴィティ・コンプレックス」を配合した。100%自然の香り、マッサージしやすく冷却効果のあるテクスチャー、合成香料・シリコン・パラベン・動物由来成分・人工着色料不使用など、サステナブルで機能的な処方を採用した。 

 スキンケアは全9種の中から肌状態に合わせたカスタマイズが可能で、洗浄、補給、補整、保護の4ステップによるシンプルケアを提唱する。パッケージは可視光線を遮断する黒ガラスを含めて全ての包装資材がリサイクル可能。製造には100%自然エネルギーを使用している。

 「コンフォートゾーン」は1983年にイタリアで創業のダヴィネスが展開するスキンケアブランド。現在世界90カ国以上に販売網を有し、高級スパやエステサロンでも導入されているプロフェッショナルユースのアイテムをそろえる。都会に住み健康志向でスキンケアに関心の高い人、エシカルなブランドに価値を感じる人をターゲットとしている。企業活動の透明性や地球環境への取り組みが評価され、2016年にBコーポレーション認定を受けた。日本における輸入販売元のコンフォートジャパンは、かながわSDGsパートナーに認定されており、横浜市にある風力発電所ハマウィングへの協賛、湘南国際村「めぐりの森」における植樹祭への参加、「横浜ブルーカーボン」クレジット購入によるカーボンオフセットの取り組みなどを行っている。

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アシックスが女性向け新ライフスタイルブランド サステナブル素材のアパレルやシューズ

 アシックス(ASICS)は3月5日に、女性向けライフスタイルブランド「ウノハ(UNOHA)」を立ち上げる。“Here for every moment”をメッセージに掲げ、幅広いシーンに適したアクティブウエアからラウンジウエアまでをそろえる。同日開始するECサイトを主力販路とし、期間限定のポップアップストアも開く。

 「ウノハ」は女性活躍推進の取り組みの一環として、女性社員を中心としたチームが立ち上げた。ブランド名は神秘的な植物といわれる卯の花が由来。枝を空洞にしてエネルギーを上手くコントロールする卯の花のように、「着る人の心と体のバランスを大切にしたい」という思いを込めた。同社が掲げるサステナビリティ・ビジョンに基づき、サステナブル素材を積極的に採用し、パッケージにもリサイクルペーパーを使用する。ワークショップや公式SNSを通じて、地球環境について考えるきっかけになるための情報発信にも力を入れる。

 第1弾の2021年春夏コレクションは、袖に深いスリットが入った2WAY仕様のドレスやリサイクル素材を用いたスニーカー、日本で初めてレザーワーキンググループ(Leather Working Group)認証を取得したタンナーが作るレザーを使用したトートバッグなどをそろえる。今回は商品の約6割にリサイクルレザーやオーガニックコットン糸などのサステナブルな素材を使用している。カラーはライトグレーやライトブラウンなど、温もりを感じる柔らかな色合い。価格帯はアパレルは5300円~1万8000円、シューズは8500円~1万2000円、バッグは3000円~1万5000円。

 3月5日から東京・渋谷の441と、16日から渋谷スクランブルスクエア2階にポップアップストアをひらく。期間中1万1000円以上購入すると、先着50人に端材を使用したエコトートバッグをプレゼントする。また14日には441で、事前に応募した人の中から抽選で16人を招待し、ドライフラワースワッグ作りが体験できるワークショップも開催する。今後はユニセックスラインの立ち上げや海外進出も目指す。

■ポップアップストア
日程:3月5〜8日、10〜13日
場所:441
住所:東京都渋谷区神宮前5-12-1

日程:3月16日〜4月5日
場所:渋谷スクランブルスクエア2階 スペース2
住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12

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三越伊勢丹HD次期社長の細谷氏 “マス”から“個”の百貨店へ脱皮目指す

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)の杉江俊彦社長(60)が4月1日付で退任し、子会社である岩田屋三越社長の細谷敏幸氏(56)が新社長に就任する。コロナ禍のダメージで、2021年3月期には450億円の最終赤字を見込むなど、厳しい経営環境の中でバトンを受ける。26日に開かれた記者会見で細谷氏は「百貨店のビジネスモデルは新型コロナに関わらず、年々市場に受け入れられなくなりつつあった。社内に顧客思考を定着させ、“マス”から“個”へ向けた百貨店ビジネスに変えていかなければならない」と方針を語った。

 杉江社長の後継者議論はコロナ禍の昨年6月から、指名報酬委員会を交えて進められてきた。コロナ禍で都心をはじめとした立地優位性が失われるなど、百貨店を取り巻く状況が大きく変わり、これまでとは違う視点での抜本改革の必要性が高まった。細谷氏は婦人服や服飾雑貨、特選・宝飾など百貨店の王道を歩んできた「営業のエース」(杉江社長)。だが、杉江体制以降は三越伊勢丹HDの経営企画部長としてグループ経営の視野を培い、近年業績が低迷していた岩田屋三越の社長として19年3月期には同社で過去最高益へと再生させるなど、地方店運営にも手腕を発揮。後継候補のトップに躍り出た。

 岩田屋三越での顧客重視の方針を、三越伊勢丹HDのトップとして全社に波及させる。岩田屋三越時代は、岩田屋本店の優れた品ぞろえを久留米店(福岡県久留米市)の顧客にも提案するため、外商販売やオンライン接客などパーソナルなサービスを充実させたことが奏功した。「これまでの百貨店はたくさんお客さまを呼び込み、店内をたくさん買い回ってもらうことを前提にしていた。だが今は目的意識の高い方の来店が増え、必要なものだけを買って帰られる。呼び込むコストとリターンが見合わない、時代遅れのビジネスモデルになっている。マスではなく顧客に向けて、上質で感度の高いものを提案していかなければならない」。

 退任する杉江氏は就任時から、不採算店舗の整理や人件費削減といったコスト構造改革を強力に推し進めてきたが、「(改革は)一定のめどが立った」と振り返る。並行して、近年はECやオンライン接客などデジタルでの販売・顧客接点強化にも取り組んできた。21年3月期は巣ごもり消費も追い風に、EC売上高が300億円、オンライン会員は160万人への到達を見込むなど、「(デジタルによる)今後の成長の“種”は撒けた」と一定の手応えを得る。細谷氏はこの“種”を収益の柱に成長させることに加えて、リアル店舗における店舗面積の適正化など、途上の改革についても引き続き進めていくことになる。

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春夏の最旬デニムは“アイスウォッシュ” 脱ストリートな着こなし術

 2021年春夏のデニムパンツは、アイスウォッシュデニムが主役になりそうです。アイスウォッシュデニムとは、洗い加工でデニムの表面が氷で覆われたような薄い青色に仕上げたタイプ。さわやかで優しい色合いが、春夏のワードローブにぴったりです。

 色落ちしたブルーデニムの爽快なイメージは、今の時代が求めるムードにもマッチしています。ただし、これまで通りのストリート寄りの着こなしではなく、程よくフェミニンを盛り込みながら、しなやかでクールに着こなすのが今季流。有力ブランドの春夏コレクションルックは、上品でウィットフルな着こなしに誘っています。

“メンズ風デニム×肌見せ” 目指すはフェミニンスポーティー

 爽やかな印象に仕上げるなら、重たく見えがちな濃いインディゴブルーより、青さをトーンダウンさせた色落ちタイプがおすすめです。レザージャケットの下は、短め丈のトップスで素肌をのぞかせることで抜け感が生まれます。
 
 「セリーヌ(CELINE)」のデニムルックは、ウォッシュ加工を施したくるぶし丈のストレートデニムが涼やかな印象。ライダースジャケットの内側にビスチェを着込み、ちょっとだけ腹見せしているのがポイントです。バレエシューズと細めのベルトで女性らしさをアピールする一方、キャップでスポーティーなアクティブ感も添えているところが21年春夏流です。

“ロング×ロング” 縦長シルエットでフェミニンカジュアル

 脚線を伸びやかに見せるなら、やはりハイウエストのデニムパンツが使えます。おすすめは、ロング丈のライトアウターとのコンビネーション。“ロング×ロング”の相乗効果が期待できます。

 その代表的なコーデが、「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」。ハイウエストのデニムパンツに、アンクル丈に近いロングローブをさらりと羽織って落ち感を演出しています。ストレートで細身のシルエットがシャープなレッグラインを引き立て、さらにベルトによるウエストマークが視線を上に誘導して、縦長効果を強調しています。きらめきを帯びたレオパード柄でゴージャスさを上乗せし、ブラトップのチラ腹見せでヌーディー感も漂わせています。

“リュクス×カジュアル” “ずらし”のコントラストが効果的

 ロマンチックなトップスや懐かしげなアウターなど、スイートなディテールのアイテムと合わせると、本来のデニムパンツらしさが引き立ちます。

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」がデニムパンツのパートナーに選んだのは、フリルをたっぷりあしらったボリューミーなブラウス。柔らかいシフォン素材がフェミニンを薫らせ、色落ちデニムのカジュアルさと絶妙なコントラストを際立たせています。ゴールドがアクセントのベルトと靴など、デニムとは対照的なアイテムを合わせて“リュクス×カジュアル”のミックスコーデを完成させています。

“きれいめ×リラックス” ウエストマークで視線を誘導

 ウォッシュ加工を施したデニムパンツはそれなりに主張が強いので、印象を弱める一工夫が肝心。別のスポットに視線を誘導するスタイリングを使えば、全体のバランスを整えやすくなります。

 「クロエ(CHLOE)」が打ち出したのは、ワイドなデニムパンツ。正面にステッチが入ったアイキャッチなタイプです。ストリート感が強くなりすぎないよう、エレガントなブラウスと極太ベルトを重ねてデニムの印象をトーンダウンさせています。フラワー柄のブラウスも、デニムのアイシーな雰囲気に朗らかさを加えています。

“薄めデニム×マリン”  70年代ミックスでタイムレスなムードに

 色味が薄めのウォッシュデニムパンツは、トップス次第で自在に雰囲気をアレンジできます。マリンテイストのトップスとも相性抜群です。

 「バルマン(BALMAIN)」が提案したデニムパンツは、モダンヒッピーを思わせる裾広がりの細身シルエット。真っ白なポインテッドトーのシューズを裾から見せれば、すっきりした印象がさらにアップします。ややビッグサイズのニットベストは、ネイビーと白のマリンボーダー柄。シャツは肩が張った70年代風のシルエットで、プレッピー感も投入。ミックステイストがデニムルックの鮮度を高めています。

 アイスウォッシュデニムはデイリーなイメージが強い分、ラフになりすぎない味付けが着こなしのポイントになります。フェミニンなブラウスやスタイリッシュなシャツなど、持ち味のはっきりしたアイテムを選ぶと、一味違うデニムの魅力が引き出せます。さりげない腹見せやウエストマークなどの小技も駆使して、マルチなミックスコーデを楽しんでみてください。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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キム・ジョーンズが原点に戻した「フェンディ」、モードを強めた「プラダ」 ミラノコレ前半リポート7選

 2021-22年秋冬シーズンのミラノ・ファッション・ウイークが開催中です。ここでは1日目から3日目までに発表された中から厳選した7ブランドをご紹介。長年メンズとウィメンズのコレクションを取材する村上要「WWDJAPAN.com」編集長と、ウィメンズコレクション担当の大杉真心「WWDジャパン」記者が対談形式でリポートします。

「ミッソーニ」のニットは在宅勤務の最高級アイテム

大杉真心「WWDジャパン」記者(以下、大杉):「ミッソーニ(MISSONI)」は引き込まれてしまう動画でした。映像はボウリング場からスタートし、"どこでもドア"のような窓をくぐって、路上や部屋の中など別の空間へとワープしていきます。ニットワンピースなどを着用した若々しいモデルたちが楽しそうに会話をしている姿や、カメラの前を横切る姿は魅力的に見えました。

村上要「WWDJAPAN.com」編集長(以下、村上):ファーストカットのボウリング場から、なぜか全員リゾートウエアの学校でのシーン(笑)、そして屋外のペデストリアンまで、全部が1カットに見える不思議で素敵な映像でしたね。今の時代はオンもオフも境界は曖昧で、僕らの日常も全然違う場面の組み合わせというよりは、いろんなシーンに行ったり来たりするカンジ。そんな日常生活を映像で表現しているように思えました。

大杉:洋服はブランドらしいマルチストライプで従来と大きく変化はありませんが、ニットワンピースやトップスとパンツのセットアップなどシンプルな構造のアイテムが多かったように感じます。秋冬ですが、重たい印象がなくて着心地がよさそう。またパーカやショートパンツをスニーカーに合わせるなど、スポーツ要素が増えていたのも新鮮でした。私も着たい!と思ったので、アラサー層にも受け入れられそうな印象です。

村上:アラサーどころか、軍資金さえあれば、もっと若い女性も「挑戦してみたい!!」って思ってくれるだろうスタイルでした。従来よりスポーツやストリートのムードにシフトしながら、健康的な素肌ならチョットくらい大胆に見せても大丈夫、という雰囲気を漂わせている。でも、「ミッソーニ」らしいカラフルなジグザグや、柔らかなニットの軸はブレないから、セクシーというよりヘルシー。ニットのセットアップは、在宅勤務の最高級アイテムとしても使えそう。

スタート地点に立ったキム・ジョーンズの「フェンディ」

大杉:いよいよ、キム・ジョーンズ(Kim Jones)による「フェンディ(FENDI)」のプレタポルテがお披露目になりましたね!先月発表したオートクチュールとはまた異なる雰囲気で、とてもソリッドでシンプル。ファーストルックは、毛皮ビジネスから始まったメゾンを象徴するキャメル色のファーコートでした。その後も全身ワントーンでそろえたコーディネートが続き、ホワイト、ペールピンク、モーブ、グレーへと変化していくカラーパレットが美しかったです。これらは、ブランドを現在に導いたフェンディ家の5人姉妹のワードローブから着想を得ているそうです。

村上:「フェンディ」の「FF」は、「ファン ファー(FUN FUR)」の頭文字。だからこそユーモアは忘れちゃいけないブランドだけど、ここ数年は“インスタ映え”とかストリートを意識しすぎていた感もありました。もう一回原点に立ち返り、「『フェンディ』のお客さま、洋服も、長く愛してくれる人たちって誰だろう?」と考え直したようなコレクションです。本人も「今回は、ボールが転がりだすスタート地点なんだ」って言っているね。シルクやオーガンジーを多用して、ジャケットのような肩周りのワンピース、ドレスのように流れるシャツなど、メンズ由来とウィメンズ由来のアイテムを融合。メンズ出身、ウィメンズは初挑戦のキムらしいなぁ、と思いました。

大杉:前任の故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)による「フェンディ」はキャッチーな柄やアイテムの提案を得意としていましたが、キムは正統派のイタリアのエレガンスに着目したようですね。昨年からの流れですが、イタリアンブランドが得意とするタイムレスなアイテムが見直されていると思います。私が唯一、物足りなさを感じたのはアクセサリーです。今回はクラッチやハンドバッグ、トートバッグなど実用性を考慮した"きちんとバッグ"がそろっているんですよね。シューズも無駄な装飾がなく、とても削ぎ落とされた印象です。これまでの「フェンディ」は、アイコンバッグの"バゲット"をマイクロサイズで提案するなど、「何が入るの!?」とツッコミたくなる雑貨が心をくすぐりました。

村上:確かに、バッグやチャーム、ストラップも、まずは一旦“オールリセット”だった。物足りなく思う人もいるかもしれないね。こういうご時世だから賛否両論あるんだろうけれど、バッグでもファー使いが印象的だったね。昔、ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)にインタビューした時、「ラグジュアリーやデザイナーズの洋服が決定的に違うのは、コミュニケーションを誘う点だ。見るからに肌触りの良い素材の洋服を着ている人には、『触ってみて良い?』と話しかけてしまう。そうやってコミュニケーションを喚起するのが、ラグジュアリーの魅力だ」と聞いて、とっても納得したんだけれど、ファーバッグを見て、そんなことを思い出しました。アクセサリーの注目は、ジュエリーかな?キムとともにクリエイションを手がけるシルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)の娘で4代目に当たるデルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)のゴールドアクセサリーが首元や耳を彩っていたね。キムはクチュールの時から、「僕は、シルヴィアからデルフィナへのスムーズな継承を支えるリリーフだから」と言い切っています。今後は、アクセサリーを起点に、どれだけデルフィナの現代的な感覚がコレクション全体に浸透するか、注目ですね。

常に女性を応援してきた「マックスマーラ」の70周年

大杉:「マックスマーラ(MAX MARA)」は今年でなんと創業70周年。今季は70年間で変化した女性たちの環境や地位がキーワードになっているそうです。というのも創業時の顧客は、医師の妻など"富裕層の奥さま"だったけれど、今はエグゼクティブや経営者などの"ビジネスウーマン"が増えている。常に女性を応援してきた歴史は、ブランドの価値につながっています。ブリティッシュとイタリアンの正統派と遊び心あるスタイルを掛け合わせて、社会的にも精神的にも自立した女性のワードローブにまとめました。私も「マックスマーラ」の上質なアイコンコートは永遠の憧れで、いつか着こなしたい!と思っています。

村上:僕も、一昨年も去年も「“テディベアコート”、やっぱり買うべきかしら?」と思っています。今回もファーストルックは“テディベア”チェスターと、ボンバージャケットのレイヤードでしたね。キャメル、カーキ、ネイビー、ガンクラブチェック、レオパード……。70年間、リアルな女性のワードローブの一翼を担ってきたプライドを感じました。でもケーブル編みのニットをオーバーサイズにして、合わせるガンクラブチェックのパネルスカートをウールからチュールに変えるだけで、1951年から続くスタイルも2021年っぽく見えますね。70周年のシンボルマーク(なのかな?)に使っていた「!」のマークには、「素材で遊んだら、昔ながらのスタイルも今風に!」という驚きが表現されているのかな?と勝手に想像しました。キルティングのプルオーバーや“テディベア”コートを含めて、名門のイタリアンブランドには、もっと素材で遊んで欲しいな。余談ですが「マックスマーラ」や「スポーツマックス」にはぜひ、カワイイアイメイクにも挑戦して欲しいです。毎回アイラインもリップも強めで、正直、チョット間口を狭めて、ソンしちゃってる気がするので。

大杉:このようなコレクションはシンプルな無観客ショーで見せて正解ですね。編集部では長年クリエイティブ・ディレクターを務めるイアン・グリフィス(Ian Griffiths)の取材も行いました。後日インタビュー記事を公開予定ですので、そちらも合わせて読んでいただければと思います。

ラフ加入で「ミュウミュウ」との差別化が明確になった「プラダ」

大杉:ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)によるウィメンズは2シーズン目ですね。「プラダ(PRADA)」はいつも同じ空間演出でメンズとウィメンズ・コレクションを発表していますが、今回もラフが加わって初のメンズだった1月のメンズと共通テーマでした。色鮮やかなフェイクファーと大理石を床や壁に施した部屋をモデルたちが駆け抜けて行くので、どこでスクショしても可愛く撮れます(笑)。村上さんはこのコレクションをどのように見られましたか?

村上:なるほど。正直「プラダ」は、デジタル戦略がそんなに上手じゃなかったのに進化してるね(笑)。ラフが加入してから3つ目のコレクションですね。正直、ウィメンズの方が「2人の協業が、良い結果につながっているな」って思います。メンズは、けっこうシルエットとキーアイテム、そしてスタイリングのいずれもラフ・シモンズ、いやブランドとしての「ラフ・シモンズ」だったと思っていて、チョット心配だったんです。でもウィメンズは、ピタピタのニットやブーツ、反対にブカブカのMA-1などラフっぽいアイテムさえ、チュールのスカートや不思議な絵柄のカーディガン、スパンコールのセットアップなどミウッチャらしいアイテムと組み合わさるから、「2人の協業」を感じやすい。

大杉:どのルックにも登場するキーアイテムは、幾何学柄や花柄のセカンドスキン。ジャカードニットのボディースーツで、シャツやジャケットの下に忍ばせるとレイヤードが楽しめるアイテムです。カラータイツのようでかわいいですね!ミウッチャとラフは「変化と変容、開かれた可能性」というテーマで対話を重ね、このコレクションで人間の本質に迫ったそうです。人間、誰もが持つ"男性らしさと女性らしさの両極間に存在する「シンプルさと複雑さ」「上品さと実用性」「制限と解放」の間を表現しているとのこと。分かりやすいのが、プレーンなスーツと複雑な柄のニットの組み合わせ。テーラードスーツは厳格さがあり、ボディースーツは性別を問わない体の自由を象徴しています。

村上:「制限と解放」、2人はどんな話をするんだろう(笑)?ラフとの協業については、「プラダ」の視点のみならず、会社としてのプラダグループの視点で考えるのも大事だと思っています。僕は半年前の2021年春夏シーズン、「プラダ」はもちろんだけど、「ミュウミュウ(MIU MIU)」も大好きでした。レトロスポーツなスタイルを見て、「そう!『ミュウミュウ』って、こういうチョット不思議な女の子の世界だよ!」って嬉しくなって。ここ数年の「ミュウミュウ」は、「プラダ」との差別化が難しくなっていた印象で、グループ内で食い合っていた印象がありました。それがラフの加入で、モードの性格を強めた「プラダ」と、ミウッチャらしい「ミュウミュウ」の違いが再び明確になったと思っています。だから「プラダ」は、ちょっとラフっぽいくらいでちょうど良いのかもしれない、とも思い始めています。

大杉:最後にはおなじみとなったミウッチャとラフの対話が収録されていて、今回はゲストにブランドと所縁のある建築家のレム・コールハース(Rem Koolhaas)をはじめ、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、映画監督のリー・ダニエルズ(Lee Daniels)、音楽家のリッチー・ホゥティン(Richie Hawtin)、トランスジェンダーのモデルで俳優のハンター・シェーファー(Hunter Schafer)が登場します。マークが笑いをとって場を和ませていたのが印象的で、「プラダらしさ(Pradaness)とは?」という質問にマークが「ミセスプラダ(ミウッチャ)そのもの。彼女の着眼点、知性、スタイル、テイスト、文化、ファッションへの愛が詰まったもの」と話していたのがその通りだと思いました。

着る人をやさしく包み込む「ブルネロ クチネリ」

大杉:「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」は今季、ニットの質感で“フィール・グッド・スタイル”を目指したそうです。不安やストレスを抱えやすい状況下で、着る人を包み込んでくれるエレガントな服がそろっていますね。やさしい色使いに、上質な素材の美しさが伝わって、本当に直接触れたいと思うコレクションです。

村上:これまで以上に淡い色彩でしたね。ベージュやグレー、デニムでさえ、今季は総じてペールトーン。映像の舞台、「ブルネロ クチネリ」の古里であるソロメオ村の朝霧に包まれているような気持ちになりました。映像ではコーデュロイがクローズアップで何度か映ったけれど、このブランドのコーデュロイはコットンだけじゃないからね(笑)。カシミヤとか入ってて、直接触れると、驚愕します(笑)。

大杉:特にプライベートとバブリックの境を曖昧にしてジャケットにニットパンツを合わせるなど、1月のメンズ・コレクションで編集部が提案したホームとフォーマルを掛け合わせた“ホーマル”トレンドを体現するコレクションでした!クチネリさんはいつも世の中が必要とする服を的確に提案されていますね。

“オールドハリウッド”を表現した「モスキーノ」の豪華ショー

村上:「モスキーノ(MOSCHINO)」は、“おうち時間”が長くなっている今、まさかのスーツから始まったよ(笑)。さすがジェレミー・スコット(Jeremy Scott)、パンクなのか、何も考えていないのか?どっちだろう?と思ったら、今度は田舎の牧場に来ちゃったよ!!でもスタイルは、壁紙やタペストリー柄のウールをハイブリッドしたペプラムスーツ。お次の美術館では、スーパークラシックなセットアップに、ドレスです!今はまだ、どこにも着ていけないよ(笑)!!

大杉:ジェレミーはLAを拠点にしている利点を生かしているなと思いました。まずはモデルの豪華さです!ディタ・フォン・ティース(Dita Von Teese)をはじめ、アンバー・ヴァレッタ(Amber Valletta)、ミランダ・カー(Miranda Kerr)、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)、テイラー・ヒル(Taylor Hill)ステラ・マックスウェル(Stella Maxwell)ら世代の異なるモデルや女優、パフォーマーまで出てきました。確かに、今はどこへも着ていけない服ばかりでしたが、ハリウッドのようなショービジネスのお膝元ではこのようなドレスの需要があるのだと納得しました。コレクションテーマもずばり“オールドハリウッド”でした。

村上:大都会、牧場、美術館、サファリ、そしてシアター。映像作品として、大いに楽しみました。「モスキーノ」の映像に登場するモデルって、みんな芸達者だよね(笑)。コレクションのデジタル配信が始まったばかりの頃は「やっぱりモデルと役者って、違うんだなぁ」なんて思っていたけれど、「モスキーノ」はモデルが完璧な役者で、役者が完璧なモデル。ウィニー・ハーロウ(Winnie Hallow)も、めちゃくちゃ演技上手でした。

大杉:動物や絵画になりきるポージングも面白かったですね。キャッチーで着るだけで気持ちが高揚しそうなウエアばかりなので、出演者も皆楽しそうでした。そして最後にはディタ・フォン・ティースの美尻のドアップで幕が閉まるシーンが衝撃的でした(笑)。

ポジティブな気持ちになれる「エンポリオ アルマーニ」

村上:ネオンカラーの照明が瞬く「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」のメンズ&ウィメンズ・コレクションは、鮮やかなパープルやフューシャピンク、エメラルドグリーンなど元気いっぱい。グレーベースのセットアップにピンクのシャツくらい、さりげなく取り入れているメンズが良かったな。リアルショーでは顔色変えずに歩く姿しか見られないけれど、映像ではウォーキングを始める前のポージングやちょっとしたダンス、笑顔が見られて、「あぁ、こういうビビッドな色を着ると、こんな風に楽しい気持ちになれるだろうな」って素直に思えます。

大杉:得意とするリラックスエレガントな世界観に、1980年代のポップカルチャーのムードをプラスしたコレクションでしたね。見ているだけで、ポジティブな気持ちになれる演出でした。ウィメンズはハイウエストで細身。ベルベットなどの上質な素材感に相反するスポーツのエッセンスも加わっていました。

村上:メンズは、いつもよりゆとりのあるシルエット。元気になれる色と、リラックスできるシルエットの対比がユニークでした。素材では、いつも以上にベルベットが多かったかな?アルマーニと言えば、のベルベットは触り心地が抜群だから、イヴニングだけじゃなくデイリーウエアに取り入れても良いかもね。

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1つだけ確かそうな2040年の出来事 エディターズレター(2020年12月7日配信分)

※この記事は2020年12月7日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

1つだけ確かそうな2040年の出来事

 前回のお手紙で告知させていただいた通り、今回の「CEO特集」はファッション&ビューティの各社社長に「2040年のビジョンは?」と伺っています。取材はまだ前半戦ですが、さすがに各社20年後の未来は全然違いますね~(笑)。毎日、刺激的な取材が続いています。

 無論、ウチ半数くらいの社長からは「20年後の未来なんて、わかんない!」や「20年後の未来を、今決めたくない」というお言葉をいただき、「それもまた真実」と思っています。あらためて社長の皆々様、本当に答えづらい質問を取材の根幹に据えまして、申し訳ございません(笑)。

 業務用ヘア化粧品の専売品メーカーとして誕生したミルボンの佐藤龍二社長からも、他社のトップ同様「20年先なんてわからないよ(笑)」とのお言葉を頂戴しました。佐藤社長は、「私たちが携帯電話を使うようになって20年ちょっと。その間に携帯電話は、それ以上の存在になった。次の20年の技術の進歩は計り知れない。だから、社会がどうなっているかなんて、わからない」と続けます。業務用ヘア化粧品の専売品メーカーも、近年はコーセーとタッグを組んでスキンケアビジネスに挑んだり、B to B to Cという形ではありますがエンドユーザーともつながるECを立ち上げたり、「20年前だったら、考えられない」ビジネスに挑んでいます。そんな佐藤社長は、「でも1つだけ、かなり確かなのは……」と続け、「今の20歳は40歳になっていて、今年生まれた人は成人する。20年後の人口動態は、『見える』こと」と教えてくれました。

 なるほど。そう言えば同じ話は、下のリンク1本目の通り、IT賢者も口にしていました。「20年後の社会」と言われると皆目見当が付きませんが、「国内の女性の半数が50歳以上の社会」と言われると、いろんなコトが想像しやすくなります。こんな風に想像の翼を広げた佐藤社長は、20年後のビジネスに関するキーワードの1つに「地域密着」をあげました。高齢者にとって、移動は大変。生活圏が小さい人が増えれば、「地域密着」には商機があるという考えです。

 この、極めて確度が高い人口動態から将来を想像というのは、なかなか賢いアプローチですね。試しに「2040年 人口 日本」でググってみると、「現役1.5人が高齢者1人を支える」「人口は1億1000万人」「世帯数は2015年比で5%減」などの記事がヒットします。「2040年 人口 世界」とかでググれば、また違う確度の高い情報が得られ、想像の翼が広がるコトでしょう。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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“人にも地球にもやさしいコスメ”アワードのゴールド賞は瀬戸内の化粧水

 環境省森里川海アンバサダーメンバーを中心に立ち上げたソーシャルアクティビストチームのマザーアースは2月27日、“人にも地球にもやさしいコスメ”を表彰する「サスティナブルコスメアワード(SUSTAINABLE COSMETIC AWARD)2020」のオンライン表彰式を銀座ロフトで行った。多くの応募製品の中からゴールド賞にはリム・ジャパンの「せとうち T&K ハーブ せと(SWTOUCHI T&K HEAB SETO)」“しっとり瀬戸内ハーブ・ウォーター”が選ばれた。

 同アワードは、マザーアースと日本環境協会エコマーク事務局のコラボレーションイベントとして2019年にスタートした。2回目となる今回は応募数が前年比20%増となった。審査員も前回の4人から、学生から環境に関する専門家まで幅広いジャンルから15人が務めた。

 審査基準は、フェアトレードによって生産された原材料を使用しているか、未利用資源や持続可能に管理された原料を使用しているかなど、SDGs の目標およびターゲットの基準に沿った製品であること。その中で、“しっとり瀬戸内ハーブ・ウォーター”は「耕作放棄地をハーブ栽培地として利用し、放置された竹林による竹害対策の一環として竹の有効成分を活用することにした」(審査委員長の岸紅子日本ホリスティックビューティ協会代表理事)ことが評価されゴールド賞を受賞した。

 シルバー賞は陽と木の「明日 わたしは柿の木にのぼる」“フェミニンオイル”が、ブロンズ賞にエキップの「アスレティア(ATHLETIA)」“コアバランストーニングローション”が選ばれた。そのほか審査員賞には16製品が選出された。

 審査員の一人でオンライン表彰式に登壇した吉川千明オーガニックスペシャリストは「環境に配慮した取り組みはもちろん、化粧品としても素晴らしい製品が多かった。若い人が製品開発に取り組む姿勢もあり、サステナブルコスメ市場は伸び代がある」とコメントした。

 オンライン表彰式の会場となった銀座ロフトでは3月5日まで受賞製品を集積した売り場を展開。その後は常設販売するという。「良い製品を手掛けていても小規模な企業が多いため、小売りに力を注げていない。その一助になれば」と石丸桂子・銀座ロフト健康雑貨マネージャー代行は語る。

 同アワードはSDGsが掲げたゴールである2030年で終了する予定だ。「そのころには地球にも人にもやさしいコスメが当たり前の時代になっていると信じている。同じ思いを持った仲間たちが少しずつ増え、持続可能な社会を目指して歩み始めている今、それを応援していくアワードでありたい」と岸審査員長は期待を寄せた。

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「オニツカタイガー」がミラノコレに初参加 デジタルでコレクションを発表

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、ミラノ・ファッション・ウイークに参加し、2021-22年秋冬コレクションを日本時間2月27日19時にデジタルで発表する。

 同ブランドは13年にイタリア・フィレンツェの見本市“ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)”に出展後、東京ファッション・ウイークなどでショー形式の発表を続けてきた。クリエイティブディレクターのアンドレア・ポンピリオ(Andrea Pompilio)の活動拠点であるミラノのファッション・ウイークへの参加は初めて。昨年12月にはミラノにイタリア初の旗艦店を開いていた。

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「オニツカタイガー」がミラノコレに初参加 デジタルでコレクションを発表

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、ミラノ・ファッション・ウイークに参加し、2021-22年秋冬コレクションを日本時間2月27日19時にデジタルで発表する。

 同ブランドは13年にイタリア・フィレンツェの見本市“ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)”に出展後、東京ファッション・ウイークなどでショー形式の発表を続けてきた。クリエイティブディレクターのアンドレア・ポンピリオ(Andrea Pompilio)の活動拠点であるミラノのファッション・ウイークへの参加は初めて。昨年12月にはミラノにイタリア初の旗艦店を開いていた。

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「アシックス」と隈研吾のコラボスニーカー第2弾はアフリカのサハラ砂漠と日本の伝統技法を融合

 「アシックス(ASICS)」は、建築家の隈研吾とのコラボスニーカー第2弾“メタライド アム(METARIDE AMU)”(3万6000円)の新色サンドベージュカラーを公式オンラインストアで3月12日に発売する。サイズは23.0〜31.0cmをそろえる。

 昨年12月に発売した第一弾と同様、ランニングシューズ“メタライド(METARIDE)”をベースにし、日本の伝統的な竹細工技法の“やたら編み”に着想した複雑に交差するテープが特徴だ。新色のサンドベージュは、隈が人生で最も影響を受けたアフリカのサハラ砂漠をイメージ。アッパーのニット素材とテープとで色の変化を付け、木や砂が飛び交う砂漠の風景を表現した。木材を原料としたミッドソールや、和紙糸で製作したプルストラップ、リサイクルポリエステルを用いたアッパーなど、“環境に配慮した建築”を目指す隈らしいスニーカーに仕上げた。

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「エルメス」が15年ぶりのメンズフレグランス“H24”を発売 クラリセージのハーブノート

 エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL)
は3月1日、15年ぶりとなる男性用オードトワレ“H24”を発売する。価格は50mLが1万700円、100mLが1万5000円、レフィル125mLが1万4500円。エルメスブティックで取り扱う。

 メゾンの香水クリエーション・ディレクター、クリスティーヌ・ナジェル(Christine Nagel)は、革新的で創造的であり、男性を一つのアイデンティティーにとどめようとしない新しい香りを生み出すため、男性的なウッディノートから離れて創作。都会の中の自然をイメージして香りの中心にハーブノートのクラリセージを用い、苦みのあるスイセンやローズウッドのエッセンスを加えて、センシュアルな透明感という逆説的な印象を作り上げた。

 ボトルデザインは、メゾンのテーブルウエアや時計も手掛けるデザイナーのフィリップ・ムケ(Phillip Mouquet)が担当。リチャージャブルタイプのボトルは基本的なフォルムでありながら挑戦的なデザインで、現代の男性の躍動感とエネルギーを表現している。

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BTSがMTVライブに出演 パフォーマンス衣装をチェック

 韓国のボーイズグループBTS(防弾少年団)は24日、「MTV アンプラグド(MTV Unplugged)」に出演した。「MTV アンプラグド」は米ミュージック・テレビジョン(MUSIC TELEVISION以下、MTV)によるアコースティックサウンドをベースにしたライブ・ショー形式の音楽番組だ。

 今回BTSは2020年に大ヒットした「Dynamite」や「Telepathy」「Blue & Grey」「Life Goes On」「Be」の4曲に加え、イギリスのロックバンド、コールドプレイ(Coldplay)による「Fix You」のカバーを披露した。パフォーマンス映像はそれぞれ、米MTVのユーチューブチャンネルから視聴可能で、カバー曲はバンドにちなんで英MTVのチャンネルで公開している。ここでは、「MTV アンプラグド」に出演したBTSのファッションを紹介する。

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NEW ARRIVALS! SPRING & SUMMER 2021

こんにちは。寒い日が続きますが、時折日差しの暖かさに春の兆しを感じますね。

バーニーズ ニューヨークの各フロアには、2021年春夏シーズンアイテムが到着しています。

今日は銀座本店の店頭ディスプレイとともに、今の時期から春先にかけてお使いいただけるアイテムをご紹介します!

 

ウィメンズフロアには、<マルニ><ステラマッカートニー><サカイ>など

人気ブランドの新作アイテムが続々と並んでおります。

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今シーズンはペールカラーがトレンドということで

店頭にはきれいな淡い色合いのアイテムも多数ラインナップしております。

見ているだけでも気分が高揚してきます!

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春めいたカラーのニットは<バーニーズ ニューヨーク>の新作。

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シンプルなアイテムなので、様々なスタイリングにマッチする使い勝手のよい一枚です。

 

少しだけ春気分をプラスしたいときにぴったりな小物もご用意。

ワンアイテム取り入れるだけで、全体のコーディネートがトーンアップしますよ。

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メンズフロアには、肌寒いときにさっと羽織れる軽めのアウターをご用意。

<サカイ>らしいハイブリッド仕様のデニムジャケットや…

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個性的なデザインで注目を集める<ニードルズ>のジップアップジャケット…

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鮮やかなカラーが目を惹く<ヘルノ>のショートコートなどなど!

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アイテムバリエーション豊富に取り揃えております。

 

なお、メンズの新着コレクションは公式アカウントのIGTVにて動画でもご紹介しております。

 

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アシスタントディレクターと各バイヤーが、イチオシの新着アイテムやスタイリング方法などを

わかりやすく解説しておりますので、ぜひあわせてご覧ください!

 

お子様の入学式や卒業式など、きちんと見せたい機会が多いこれからの季節。

上品で軽やかに装えるアイテムも揃っていますよ。

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本格的な春を迎えるまでもうすぐ。

明るい色合いや軽やかな素材を使ったアイテムをバーニーズ ニューヨークで見つけて、

季節を先取りしたファッションをお楽しみください!

※店舗によりお取扱いアイテム・ブランドが異なります。詳しくはおたずねください。

 

マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」 Vol.4 私が“サステナブルになった”理由【中編】

先週に引き続き、私が手掛けるブランド「パスカル マリエ デマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS=以下、PMD)」が、“サステナブルなブランド”に行き着いた経緯のお話。

私がサステナブルな思考になった3つの理由
1 お金がなかった
2 もともと過剰包装が大嫌い
3 これしかなかった

と、中でも3つ目の理由「これしかなかった」については前回お話ししたので、今回は「お金がなかった」のお話。これは、私のモノづくりへの姿勢に影響している。

1型の白いTシャツから始まった小さなブランド「PMD」は、当初資金が本当になかった。でも、SDGsの“限りある資源を有効に使う”というテーマと、私自身の“限りある財力を有効に使う”という状況は、今思えばマッチしていた。そしてTシャツ1型からスタートしたからこそ、さまざまなことに気がついた。

公式サイトなどで初めて販売したTシャツは、100枚ほど売れた。その後、数社から卸のオファーをいただいたことがきっかけで2017年8月20日から約1カ月間、“日本のものづくりとファッション”をテーマに全国を巡る「オールレディ フェイマス ツアー 17(ALREADY FAMOUS TOUR 17)」を敢行した。「PMD」のチームと共に全国15都市のセレクトショップや生産工場をファッションバスで移動しながら行う、トークショーや販売会だ。

ツアーでは、北は青森から南は鹿児島まで約20カ所を回り、たくさんのお客さまが足を運んでくれた。当時はスーパーでも卵や野菜に生産者の写真を添えるなど、“作り手が見える”PRが広がり始めていた。消費者の作り手を知りたい気持ちはよく分かる。それなら、作り手もどんな消費者に求められているのか知らなくてはいけない。お客さまとの交流も目的だった。

また、電話1本、メール1通で物事が解決してしまう世の中だからこそ、生産現場の方々に直接お会いして、洋服がどんな現場で作られているのかを見て、チーム全員で感情を共有することで、より良い関係性を築きたかった。

そして、この考え方こそが、“持続可能性のある(サステナブルな)モノづくり”――言い換えれば、“愛あるモノづくり”こそがサステナブルの第一歩なのだと理解した。

愛なしでは持続不可能なことってあるでしょ?そんな感じ(笑)。

次週、
もともと過剰包装が大嫌い
へつづく……

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蝶理が住友商事傘下の繊維商社を買収、繊維商社の再編続く

 東レ子会社で繊維商社の蝶理は26日、住友商事傘下の繊維商社スミテックスインターナショナルを買収すると発表した。住友商事の保有するスミテックス株を全て買い取り、100%子会社化する。繊維商社では今月3日に日鉄物産と三井物産傘下の繊維商社三井物産アイファッションが統合を発表したばかり。新型コロナ禍の中で、川中の統合と再編が活発化してきた。

 蝶理の先濵一夫社長は「1年前に住友商事から話があった。M&A委員会に諮り、統合効果を多面的に検討した」。蝶理は歴史的に中国と日本の北陸の産地企業との結びつきが強く、合繊素材に強い。一方、スミテックスは1987年に住友商事から繊維のOEM事業を切り出す形で誕生。ベトナムと上海に縫製の自社工場を持ち、従業員数は約430人。カジュアルやセレクトショップへのOEMに強い。「客先の被りが少なく、補完できる部分も多かった」という。

 蝶理の繊維部門は20年3月期で売上高が1145億円、経常利益が40億円。対してスミテックスは売上高465億円、経常利益が7億4900万円。統合後は約1600億円となり、繊維商社では豊島(2007億円、20年6月期)、三菱商事ファッション(1999億円、20年3月期)に次ぐ規模になる。吉田裕志・取締役繊維本部長は「日本のアパレル市場の縮小が続く中での買収は、成長のためのステップ。2025年には売上高2000億円に引き上げたい」と語る。

 株式の譲渡実行日は6月1日で、その後スミテックスは社名を変える予定。譲受後の社長には高丸雅弘・理事繊維本部繊維第二事業部長が就任予定。

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【動画】モデルはショー当日何してる? 「キディル」2021-22年秋冬コレクションに潜入

 「キディル(KIDILL)」2021-22年秋冬コレクションのバックステージに潜入し、ランウエイモデルの1日に密着した。今回取材したのは広告やランウェイショーなどで活躍する長田侑子。妹の「背が高いんだからモデルに挑戦してみれば?」という一言をきっかけにモデルを始めたという。これまでに「チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」や「ティート トウキョウ(TIIT TOKYO)」などのランウェイを歩いてきた。そして個性的なキャスティングで知られる「キディル」のショーモデルの座も勝ち取った。今回、モデルの仕事を時間軸で追うとともに、“ランウエイを歩いている時の気持ち”や“モデルの仕事で楽しいと感じる時”など素朴な疑問をぶつけた。

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性的暴行疑惑のアレキサンダー・ワン、さらなる告発者が現れる 被害者らは訴訟準備か

 アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)からセクシャルハラスメントを受けたとして、ニューヨークに住む21歳の男子美術学生が英BBCニュースで告発した。ワンに対する同様の告発は2020年12月から相次いでおり、ワンは一連の内容について否定しているが、今回の件についてはいまだ沈黙している。

 事の発端は、12月28日にモデル兼グラフィックデザイナーのオーウェン・ムーニー(Owen Mooney)が、17年にニューヨークのクラブで有名な男性デザイナーに局部などを触られたと告発する動画を投稿したことだ。その際、加害者の名前は伏せられていたが、「ワンに対する同様の告発を見たことがある。ワンではないか?」とのコメントが寄せられ、ムーニーは次の投稿で相手がワンだったことを公表した。

 この告発をファッション業界の動向を監視する有名アカウント、ダイエット プラダ(Diet Prada)とシット・モデル・マネジメント(Shit Model Management)が拡散し、「アレキサンダー・ワンから性的暴行を受けたり、薬物やアルコールを強要されたという匿名の訴えが複数ある」とインスタグラム(Instagram)に投稿したことから、SNSを中心にワンに対する批判の声が高まった。同月29日には、モデルの人権を守る団体ザ・モデル・アライアンス(THE MODEL ALLIANCE)が被害者の訴えを支持すると表明し、訴訟を起こすための支援が必要であれば提供すると発表した。

 こうした告発に対して、ワンの広報担当者は当初コメントを控えるとしていたが、同月31日にワン自身による声明が現地メディアを通じて発表された。「ここ数日、私は事実無根で誤った内容の告発を受けている。これらの主張は、非公開もしくは匿名のアカウントを情報源とした中傷的で証拠のない内容を、事実を確認せずに投稿することで悪名高いアカウントによって増幅されてしまった。こうした嘘が本当だとして広められたことを本当に腹立たしく思っている。書かれているような恐ろしい行為はしたことがないし、今後もすることはない。私は真相を突き止め、このような訴えを悪意を持ってオンライン上で拡散した人間に責任を取らせるつもりだ」と、疑いを完全に否定する内容だった。

 しかし、その後もトランスジェンダーモデルで俳優のジア・ガリソン(Gia Garison)のように実名で名乗り出る被害者が複数人現れている。このためか、ワンは1月4日に自身のインスタグラムにあらためて一連の告発が事実無根であることを投稿した。なお、今回19年に被害を受けたとして告発した男子美術学生も、キートン・ブレン(Keaton Bullen)と実名を明らかにしている。

 1月4日には、リサ・ブルーム(Lisa Bloom)弁護士が被害者らの代理人を務めることを発表した。同氏は2月24日、「現段階で11人の被害者の代理人となっている。複数の目撃者や情報提供者からの連絡もある。訴訟を起こすかどうかについてはまだ明らかにできないが、数週間後に何らかの発表をする予定だ」と述べた。

 本件についてワンの代理人となっているPR会社ヒルチック・ストラテジーズ(HILTZIK STRATEGIES)やワンの弁護士らは、コメントを差し控えるとしている。

 ワンは台湾系アメリカ人で、1983年にサンフランシスコで生まれた。2005年に自身のブランド「アレキサンダー ワン」を設立し、07年にニューヨーク・ファッション・ウイークで初コレクションを発表。12~15年には「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のクリエイティブ・ディレクターを務めた。その後も「ナイキ(NIKE)」「ユニクロ(UNIQLO)」「ブルガリ(BVLGARI)」など、さまざまなブランドとのコラボレーションを行っている。

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コクヨ黒田英邦社長が理想とする「Be Unique.」な会社 音声座談会「蓉子の部屋」Vol.9

 「蓉子の部屋」は、川島蓉子・伊藤忠ファッションシステム取締役/ifs 未来研究所所長が、毎回ゲストを招き“未来”について考える音声番組です。未曾有の状況の中、業界は“未来”について考えなければならない現実に直面しています。そんな中、少しでも業界人に役立つヒントやカケラを音声配信でお届けします。近所のスーパーに行く時や、通勤・通学時に気軽に聞いてください(笑)。

 第9回は、事務用品大手のコクヨの黒田英邦社長に迫りました。黒田社長はこれまで、別会社だった文房具のコクヨS&Tとオフィス家具を手掛けるコクヨファニチャーの統合、創業以来の企業理念の刷新など、116年続く巨大企業に新たな風を吹き込んできました。音声座談会では、新型コロナウイルスの影響で変化した自身の考え方、社員の評価基準のほか、コラボアイテムや新ブランド、「価値を高めるモノづくりを大事にしたい」理由などを聞きました。

川島蓉子:1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステム株式会社取締役。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載を持つ。著書に『TSUTAYAの謎』『社長、そのデザインでは売れません!』(日経BP社)、『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞社)、『すいません、ほぼ日の経営。』などがある。1年365日、毎朝、午前3時起床で原稿を書く暮らしを20年来続けている

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オールバーズが“100%植物由来レザー”に投資、スタートアップ企業と共同で技術開発

 サンフランシスコ発のスタートアップでサステナブルファッションの提案で注目を集めるオールバーズ(ALLBIRDS)は、⽶国イリノイ州のナチュラル・ファイバー・ウェールディング(NATURAL FIBER WELDING、以下NFW)と提携し、同社が持つ技術「Mirumテクノロジー」に200万ドル(約2億1000万円)を投資すると発表した。NFWは100%植物由来の“プラントレザー”の開発に成功した注目のスタートアップ企業。今後、「Mirumテクノロジー」を用いた製品を開発し、またその技術をオープンソース化していく。

 “プラントレザー”は、植物油や天然ゴムなどのバイオ素材を原料としていて生分解し、従来の天然⽪⾰に⽐べ1/40、⽯油由来の合成⽪⾰と⽐べても1/17もカーボンインパクト(⼆酸化炭素による環境への影響)を軽減することに成功している。

 オールバーズは、“カーボンニュートラル”を目指すと宣言し、2020年4月から全商品にカーボンフットプリント(温室効果ガス排出量)を表示。測定・削減・相殺することに取り組む。同社が問題視していたという、靴底フォームに用いるEVA(通常は石油由来)を100%植物由来で作ることに成功し、その技術をオープンソース化している。

 オールバーズのジョーイ・ズウィリンジャー(Joey Zwillinger)共同創業者は「多くのファッション企業は、環境より⽣産スピードとコストを優先させるために、環境に悪影響な⽯油由来の合成素材やサステナビリティに⽋けるレザーを⻑く使⽤し続けてきた。NFW社はスケーラブルかつサステナブルなプラントレザーを開発しており、これらの素材は⼆酸化炭素排出量を98%も抑えられるポテンシャルを秘めている。今回のパートナーシップ及びそのテクノロジーによって開発される“プラントレザー”は、ファッション業界から⽯油系素材を失くすための⼤きな⼀歩となる」とコメントを発表。

 NFWのルーク・ハヴェラール(Luke Haverhals)創業者も「今、社会に蔓延している⽋乏感――これはプラスティックや⽯油系製品に頼り続けてきた結果だ。しかしサステナブルで再⽣可能な⼿法に基づいた技術は、この問題を解決し、まったく新しい時代を切り開くだろう。新しい時代に向けた取り組みを牽引するオールバーズ社とパートナーシップを結ぶことは、私たちにとっても⼤きな意味があり、⼤変喜ばしいことである」とコメントした。

 NFWは2015年、ルーク・ハヴェラールが創業。中核技術は天然ポリマーのリフォーマットで、「Mirum」は天然由来の⽣分解性ポリマーで作られており、ポリウレタンでコーティングせず、合成接着剤も不使用で、⼿触り感の調整や複雑な構成など、さまざまなアレンジが可能な素材だという。

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「アンドレア ポンピリオ」2021-22年秋冬ミラノ・コレクション

 「アンドレア ポンピリオ(ANDREA POMPILIO)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。

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伊勢丹新宿のメイクの祭典、今年はバーチャルストアを開催 吉川康雄の新ブランドも初登場

 伊勢丹新宿本店は3月10〜15日、本館6階催事場でメイクの祭典「イセタン メイクアップ パーティ」を開催する。5回目の開催となる今年は「cross the border」をテーマに全35ブランドが参加する。初めてバーチャルストアをオープンするほか、限定品や先行販売品、吉川康雄・前「キッカ(CHICCA)」ブランドクリエイターの新ブランド「アンミックス(UNMIX)」が初登場する。

 今年は新型コロナウイルスの影響で入場制限を行うほか、化粧品売り場同様に美容部員によるタッチアップやメイクアップショーを中止。その代わり、自社コスメEC「ミーコ(meeco)」と連動してデジタルコンテンツを強化する。これまでもデジタルとの連携は行ってきたが、今年は初めてバーチャルストアを導入し、実際の会場を再現して全国どこからでも参加可能にする。バーチャルストアは昨年4月から開発してきたもので、開発は外部の製作会社と協業しながらリアルな体験にこだわったという。ユーザーはアバターを通して会場をバーチャルで回れるようになっており、限定品や一押し製品をチェックしたり、「ミーコ」に飛んで製品を購入したりすることも可能だ。また、実際の催事場には参加していない一部のブランドもバーチャルストアに登場する。丸山透・三越伊勢丹ホールディングスチーフオフィサー室開発事業推進部スタッフは「リサーチのために数々のバーチャルストアを体験し、試行錯誤を繰り返して開発した。アバターを用いることにより、実際に会場を回っているかのようなリアルな体験にこだわった」と話す。バーチャルストアに登場する美容部員は実際に店頭で働く美容部員を3Dスキャンしてアバターを製作するなど、売り場の再現度にもこだわったという。

 そのほか会場には配信スタジオを設置。「M・A・C」の池田ハリス留美子シニア アーティストや「アンミックス」を立ち上げた吉川康雄などがメイクアップショーを行ったり、資生堂傘下のブランドは販売員によるオンラインカウンセリングを提供したりする。特設サイトでは20ブランドがメイクハウツー動画を公開し、「マスク着用でも崩れにくいベース作り」や「リモート会議映えメイク」など、昨今のニーズを踏まえた内容のコンテンツを用意する。入月雅子・三越伊勢丹 化粧品グループ マーチャンダイジング部 計画担当 スタッフマネージャーは「デジタルはもちろん、これまでのように自由にタッチアップができない中で製品の色味やテクスチャーを分かりやすく伝えるために、スウォッチ動画もかなりこだわって作った」とコメント。

 今年はバーチャルとリアルの融合を掲げ、公認サポーターにバーチャルモデルのimmaを起用。美容インフルエンサー約20人が参加し、会期中にライブ配信などでイベントを盛り上げる。入月マネージャーは「今年はコロナの影響でメイクアップの売り上げは正直厳しい。その一方で、限定品やイベントへの問い合わせは例年以上に多く寄せられており、メイクアップを楽しみたいというニーズは感じる。デジタルとの連携を強化しているため、これまで新宿本店に直接来場できなかった新客を取り込みたい」と期待を寄せる。

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ゼットン鹿中氏、取締役辞任。DDはゼットン売却か。

株式会社ゼットン(本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木 伸典)が、2月28日付けで取締役の鹿中 一志氏が辞任すると発表した。鹿中氏は株式会社DDホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長:松村 厚久)の筆頭子会社、株式会社ダイヤモンドダイニングの代表取締役社長。
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エルメス、20年も圧倒的な強さ 10~12月期はアジア地域で47%増収

 エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)の2020年12月通期決算は、売上高が前期比7.1%減の63億8900万ユーロ(約8114億円)、営業利益が同11.3%減の20億7300万ユーロ(約2632億円)、純利益が同9.3%減の13億8500万ユーロ(約1758億円)だった。

 カテゴリー別での売上高は、レザーグッズが同6.0%減の32億920万ユーロ(約4075億円)、衣料・アクセサリーが同10.5%減の14億890万ユーロ(約1789億円)、シルク・テキスタイルは同23.7%減の4億5200万ユーロ(約574億円)、香水は同19.2%減の2億6320万ユーロ(約334億円)、ウオッチは同1.2%増の1億9590万ユーロ(約248億円)だった。

 地域別での売上高は、フランスが同28.5%減の6億1960万ユーロ(約786億円)、フランス以外のヨーロッパが同20.6%減の9億5340万ユーロ(約1210億円)、日本が同3.4%減の8億3390万ユーロ(約1059億円)、日本以外のアジア太平洋地域は同12.5%増の29億1540万ユーロ(約3702億円)、南北アメリカは同22.7%減の9億5900万ユーロ(約1217億円)だった。

 20年10~12月期(第4四半期)で見ると、売上高は現地通貨ベース(以下同じ)で前年同期比15.6%増の21億110万ユーロ(約2668億円)と増収だった。ライバルのLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が同3.0%減、ケリング(KERING)が同5.0%減だったことを踏まえると、コロナ禍の中でもエルメスの強さは際立っているといえるだろう。

 これにはアジア太平洋地域の好調ぶりが大きく寄与しており、日本は同15.6%増、日本以外のアジア太平洋地域は同47.4%増と大幅に業績を伸ばし、同18.2%減と不調だったフランスや、同3.6%減だったフランス以外のヨーロッパでの売り上げ減をカバーした。

 アクセル・デュマ(Axel Dumas)最高経営責任者はアナリストやメディア向けの会見で、「当社はパンデミックが発生する以前から、現地の顧客にフォーカスし、アジアでの存在感を高め、ECの強化に投資していた。こうした戦略が奏功し、コロナ禍においても業績を伸ばすことができた」と語った。20年におけるECの売り上げは3ケタ増となり、その75%が新規客だったという。

 エルメスは現在およそ1万6600人の従業員を抱えているが、業績が好調であることを受け、21年には全従業員に1250ユーロ(約15万円)の特別ボーナスを支給する。

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「エルメス」表参道店が28日にオープン 街の歴史を刻んだ石垣を生かしたファサード

 エルメス(HERMES)は2月28日、東京・表参道に新たな路面店をオープンする。東京での路面店新規オープンは銀座店以来の20年ぶりとなる。2層からなる同店は売り場面積488㎡で、設計はパリの建築設計事務所RDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・アンテリユール社)が手がけた。エルメスは店舗デザインにその土地・街の個性を反映するのが常で、同店は今年100年目を迎える明治神宮の表参道の景観と呼応するデザインとなっている。特にファサードが特徴的で、昔に土留めとして築かれた石垣をそのまま生かし、竹林に見立てたコッパーカラーカラーのステンレス製の柵で囲っている。

 ウィメンズとメンズのスカーフや香水、アクセサリー、ホームコレクション、バッグなどの革小物やシューズ、ジュエリー、ウォッチ、ホームコレクション、プレタポルテ、そして馬具など取り扱いアイテムの幅は広いがそれらのコーナーを厳密に区分することなく有機的につなげることで売り場然とはさせず、友人家を訪れたようなリラックスした空間を生み出している。

 開放感ある店内にリズムを生んでいるのは、床や壁に用いたこだわりの建材やインテリアで、木の羽目板や竹の寄木細工で覆われてゆるやかなカーブの壁、日本の畳をイメージして2種類のグリーンの石を施した床、森の苔を思わせる色合いのラグなどが目に優しい。また、随所にアートが飾られおり、階段の吹き抜けには竹工芸作家の本田聖流の作品を、1階にはフランス人アーティスト、フランソワ・ウータンによるドローイングを飾っている。

 オープンを記念したアイテムも数多く販売し、京森康平によるスカーフ“デュオ・コスミック”や、エルメスのスペシャルオーダー部門が発表した木製の自転車、ヤン・バイトリクがデザインしたサーフボードやスケートボード、野村大輔が手掛けた“メガ・シャリオ”のカシミヤシルクの限定シリアルナンバー入りスカーフやネクタイなど実用とアートを融合したアイテムを数多く取り扱う。

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伊勢丹メンズのデザイナーズブランドは売り上げ20%増 コロナ禍でも売れたのは?

 「WWDジャパン」2月22日号の付録として、定期購読者向けに発行した「2020年秋冬ビジネスリポート」(単体での販売も実施中)では、全国41店舗の百貨店に20年8~12月の好調ブランドについて聞いたアンケートをまとめている。

 その中で紳士服売り場の商況は職場のカジュアル化に加え、コロナ禍でテレワークが推進されたことからビジネスアイテムの売り上げの落ち込みが続いている。一方、ニットを始めとするリラックスできるカジュアルウエアは健闘した。

 また富裕層の旺盛な高額品消費も手伝って、コロナ禍でもラグジュアリーブランドの人気は揺るぎない。各店の紳士服売り場が苦戦する中、伊勢丹新宿本店メンズ館のメンズデザイナーズ売り場の20年8~12月の売り上げは前年を維持。今年になってさらに盛り返し、2月は前年同期比20%増で推移している。人気の筆頭は20年8~12月の売り上げが同30%アップした「ディオール(DIOR)」だ。吉岡裕メンズデザイナーズバイヤーによると、「クリエイションだけでなく、アイテムのバランスが非常に良い。幅広いアイテムに人気があるが、カットソーやカジュアル系アウター、スニーカーやレザーグッズの動きが顕著だ」という。また、吉岡バイヤーの一押しが同20%アップした「ジル サンダー(JIL SANDER)」だ。「20-21年秋冬物は、ルーシー&ルーク・メイヤー(Lucie&Luke Meier)のクリエイティブ・ディレクター着任後のベストコレクションだった」と絶賛する。「ランウェイの内容がすごく良かった。ルーシー&ルークが着任して数シーズンが経過した中で、クリエイションのバランスがとても取れていた美しいコレクションで、『ジル サンダー』のこれまでの系譜を受け継ぎながらも自分たちらしいモノ作りが表現され、ブランドの未来を感じた。(コロナ前の)展示会で現物を見て、人気を集めそうだと確信したアイテムがその通りに売れた。ブルゾン、セーター、パンツの売り上げが前年を大きく上回った。私自身は、コートを大いに気に入っている」と熱がこもる。

 どんな時期でも心をつかむブランド力はさることながら、売り上げを後押していることとして吉岡バイヤーが大切にしているのは顧客とのコミュニケーション。コロナ禍の外出自粛の中での集客が厳しい今はなおさら重要だ。その1つのツールとして効果を上げているのが、年4回のペースで発行している上顧客向けマガジン「エポック(EPOCH)」。ファッションだけでなく、ミュージシャンや書家、日本酒やワイン、車や飛行機など、ジャンルを問わず一流と思われる人たちと一緒に誌面を企画しており、コロナ前は顧客を招いたパーティーも開いた。次号3月号(3月17日発行予定)では「若い世代にも、もっとラグジュアリーファッションに親しんでほしい」との思いから、モデルの吉井添をフィーチャーするという。先ごろ、店内で「エポック」のアーカイブ写真を展示し、PR動画も撮影した。「これまで個人をフィーチャーする企画はなかったが、21年は人をクローズアップする紙面としたい」と話した。コロナ禍で顧客とのコミュニケーション方法は限りがあるが、「お客さまの喜ぶ顔が見たいという単純な気持ちがつながりを生むのだと思う」とさまざまなプロジェクトを思案中だ。

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オンワードHDが繊維商社サンマリノと資本業務提携

 オンワードホールディングス(HD)は26日、中堅繊維商社のサンマリノ(東京、貞永明彦社長)と資本業務提携を結んだと発表した。1月20日付でサンマリノの株式の4%を取得。サンマリノが持つ原料調達機能やアジアや欧州の生産機能を組み込むことで、サプライチェーンの強化につなげる。

 1975年設立のサンマリノは婦人服のOEM(相手先ブランドの生産)を通じて、オンワード樫山をはじめとしたアパレル企業のモノ作りを支えてきた。フランス、イタリア、中国、香港に拠点があり、グループで163人が働く。

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「エンポリオ アルマーニ」2021-22年秋冬ミラノ・コレクション

 「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。

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誰でも作れる「ブシュロン」の遊び心溢れる動画コンテンツ 動物がパリ本店からリングをお届け

 フランス・パリ発ジュエラー「ブシュロン(BOUCHERON)」は、スペシャルサイトで動画制作コンテンツ「ブシュロン ふたりのリング ビコーズ オブ ラブ」を公開した。同コンテンツでは、ブライダルコンセプトをアニメーションで表現した動画を制作できるというものでネコやハリネズミといった動物がヴァンドーム広場の本店からリングを運んできてくれる。

 誰もが動画を制作でき、“キャトル”“ファセット”“ビヴォワンヌ” “ビーラブド” “ポン ドゥ パリ”の10本の中から選んだリングを大切な人に贈ったり、SNSで制作した動画をシェアしたりできる。

 また、「ブシュロン」のブティックやリモート ショッピング サポートでブライダルリングに関する情報登録をすると、カップルの出会いやエピソードを写真とメッセージ入りのオリジナル動画を制作できるスペシャルサイトを案内する。

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三越伊勢丹HDの杉江社長が退任 後任に岩田屋三越の細谷社長

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は26日、杉江俊彦社長(60)が4月1日付で退任し、後任に子会社である岩田屋三越社長の細谷俊幸氏(56)が就任するトップ人事を発表した。杉江氏は三越伊勢丹HD取締役、三越伊勢丹会長に異動する。新3カ年計画が始まる2022年3月期を迎えるにあたり、新体制に切り替える。

 細谷氏は1964年7月1日生まれ。87年に早稲田大学法学部を卒業後、伊勢丹(現三越伊勢丹)に入社。主に婦人服部門でキャリアを重ね、2015年 に執行役員に就いてからは婦人雑貨統括部長、特選・宝飾時計統括部長、三越伊勢丹HDの経営企画部長などを歴任し、18年4月から岩田屋三越の社長を務めていた。

 社長を退くことになった杉江氏は、2017年に大西洋社長(当時)の電撃退任を受けて、社長に昇格した。不採算店の閉鎖やデジタルトランスフォーメーションの推進など百貨店事業の荒療治を行ってきたが、新型コロナウイルスの感染拡大の打撃を受けて苦戦を強いられていた。

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通勤シューズはフラットパンプスが定着 在宅勤務で“脱ヒール”が進む 

 婦人靴の売れ筋が、ヒール付きのパンプスからヒールの低いカジュアルシューズへと変わっている。コロナ禍による在宅勤務の推進や、オケージョン需要の減少でその傾向が強まった。全国20店の百貨店を対象にした2020年8〜12月の売れ筋調査では「主力だったパンプスの売り上げは前年同期比40%減と大幅に減少」(高島屋日本橋店)、「オケージョンのニーズが減り、カジュアル傾向が益々進んでいる。フラットヒールやカジュアル系のソールでファッション性の高いアイテムが支持されている」(小田急百貨店新宿店)という声が上がった。

 通勤靴として支持を得ているのは、低めのヒールやフラットのローファーやカッターシューズ(ローヒールパンプス)だ。全国百貨店の婦人靴売り場で伸長率ランキング1位だった「卑弥呼」では、かかとを折っても履けるローファータイプのバブーシュ(2万円)や、はっ水素材を使用したポインテッドトゥのフラットパンプス(1万9000円)が売れ筋になった。京王百貨店新宿店では、「ちょっとしたお出かけにおしゃれで履きやすいシューズやソリューションシューズが売れている。今後はワンマイルシューズとしてデザイン性があり、履きやすさを重視したソフトパンプス、ウォーキングシューズの打ち出しを強化していく」という。

 また数年続くスニーカーブームの影響から、スニーカーがトレンドから定番化。コロナ禍で運動不足を解消する人たちがウオーキングシューズを買い求める傾向もあった。「運動不足を解消する人に向けてスニーカーが好調。幅広い年代、顧客グレード層に受け入れられ、数字につながっている」(大丸札幌店)。

ヒール靴はショートブーツで 都心ではロングブーツが復活

 パンプス需要が減少する中、ヒール靴を求める人にはショートブーツが人気だった。「パンプスが苦戦したが、ショートブーツの動きは好調だった」(そごう横浜店)、「20年秋冬はブーツが早くから動き出した。お客さま自身でイメージしている商品がある方が多く、人気商品は偏りが出てしまい、早期完売してしまうこともあった」(松屋銀座本店)という。

 ショートブーツではブランドの定番品に注目が集まり、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の“タビ”ブーツや「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」の定番のレースアップブーツ“1460 8ホールブーツ”が売れている。「メゾン マルジェラ」の“タビ”は1989年に発売したブランドを代表するシューズで、日本の足袋から着想を得て2つに分かれたつま先が特徴。「SNSでの影響から指名買いが増加している。“タビ”ブーツの8cmヒールが人気」(岩田屋)。また「ドクターマーチン」の“1460 8ホールブーツ”は2020年に60周年を迎えた定番モデル。「韓国アイドルが履いていた影響で購入が見られた」(伊勢丹京都店)などの声もあった。

 都心では久しぶりにロングブーツも売れ筋に上がった。「トレンド復調のロングブーツや筒の細いショートブーツ、ブライトカラーのショートブーツなど、新しいトレンドも出現した」(西武池袋本店)。中でも「サルトル(SARTORE)」や「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」などの老舗シューズブランドのロングブーツが支持された。「『サルトル』は定番のロングブーツ、ショートブーツとも堅調に推移。お手入れ方法もご紹介するイベントを開催。いいものを大切に長く履きたいというお客さまニーズが増加している」(阪急うめだ本店)という。

 「WWDジャパン」では、2月22日号で「2020年秋冬に売れたものは何だった?」と題した特集を掲載。連動して、全国41の百貨店に化粧品、特選、ジュエリー、時計、婦人服、紳士服、バッグ、シューズ、ファッションジュエリーの9カテゴリーの商況をアンケート調査した別冊の「20年秋冬ビジネスリポート」も発行した。「ビジネスリポート」は定期購読者向けの特典という位置づけだが、個別で販売もしている。

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「ステラ マッカートニー」が奈良美智とコラボ ジェンダーレスな“シェアード”コレクション第2弾

 ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」はこのほど、ジェンダーレスなカプセルコレクション“ステラ マッカートニー シェアード”の第2弾として日本人アーティストの奈良美智とのコラボアイテムを発表した。伊勢丹新宿店でポップアップストアを開く予定だ。

 アイテムはTシャツやニット、シャツ、パンツなどで前面に奈良のアートワークを施した。デザイナーのステラ・マッカートニーはこれまでにもシンディ・シャーマン(Cindy Sherman)やジェフ・クーンズ(Jeff Koons)、オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)など多数のアーティストとコラボしてきた。ステラは奈良の“We are punks”のフレーズに表されるような反骨精神やアクティビスト精神に共感し、今回のコラボに至った。

 “シェアード”コレクションは昨年夏に始動。「流動的なジェンダーアイデンティティーを持つ若い世代」に向けたアイテムを提案する。

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オオスミタケシ氏のお別れ会が開催 抽選でファンも来場可能

 1月に逝去したデザイナーのオオスミタケシ氏のお別れ会が3月20日に開催される。同氏が手掛けた「ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN)」2021-22年秋冬コレクションの展示会場に追悼スペースを設け、関係者とファンを招待する。一般来場者は抽選で選ばれ、希望者は同ブランドの公式ページで2月26日から3月1日の12時まで応募を受け付けている。

 「ミスター・ジェントルマン」21-22年秋冬コレクションは、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で3月17日19時にショー形式でライブ配信される予定だ。

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「フルラ」がストアスタッフを募集 理想のキャリア実現をサポート

 「フルラ(FURLA))」は、店舗拡大に合わせてストアスタッフを募集する。接客・販売をメインに担当し、親しみやすい笑顔と会話、また訪れたくなるサービスでより多くの人に愛される店づくりをリードする。

 カジュアルからビジネスまで対応する幅広いアイテムを扱う。メインの客層は20〜30代の女性で、来店客が気になるアイテムだけでなく「洋服のテイストに合うデザインはこちらです」「どんなシーンで使われますか?」などニーズを引き出して最適なアイテムを提案する。

 入社後はアシスタントストアマネージャー、ストアマネージャーとキャリアアップできる。エリアマネージャーやリテールオペレーション、PRなど本社職への異動実績もある。ビジョンを聞く面談を定期的に催し、理想のキャリア実現をサポートする。

 「フルラ」は1927年にイタリアで誕生したレザーアイテムブランド。世界100カ国以上で販売し、日本国内の売り上げは全体の4分の1を占める。国内市場をさらに拡大するため、店舗拡大を予定している。

募集職種
ストアスタッフ

雇用形態
正社員
※試用期間6カ月あり。その間、給与・待遇に変動なし

応募条件
販売経験者、高卒以上、社会人経験1年以上
「フルラ」が好きな方、バッグや財布などが好きな方、歓迎
日本は「フルラ」にとって今後も注力したい市場。今回は、首都圏・名古屋・関西・アウトレットなど全国のストアスタッフを募集します。より一層多くのお客様に愛されるブランドとして成長するために、ストアづくりをリードしてくださる販売経験者を、新たにお迎えします。

勤務地
全国の「フルラ」直営店(104店舗/路面店、百貨店、アウトレット等)
※勤務地は希望を考慮
※UIターン歓迎
※転勤は本人が希望する場合のみ。ストア間の異動はあるが、基本的に転居が伴う転勤なし

<北海道>
北海道:札幌、北広島

<関東>★積極採用中!
東京:銀座、青山、丸の内、日本橋、渋谷、新宿、池袋、錦糸町、北千住、二子玉川、吉祥寺、立川、府中、町田、お台場
神奈川:横浜、みなとみらい、辻堂、上大岡、たまプラーザ
千葉:柏、船橋、木更津
埼玉:浦和、大宮、入間

<中部>
愛知:名古屋、栄
岐阜:岐阜、土岐
静岡:静岡、浜松
三重:長島、四日市

<近畿>
大阪:吹田、梅田、心斎橋、難波、阿倍野
京都:京都
兵庫:神戸、姫路
奈良:奈良

<中国>
岡山:岡山、倉敷

<四国>
愛媛:松山
香川:高松

<九州>
佐賀:鳥栖

給与・待遇
月給20万円以上+時間外手当+交通費+インセンティブ+業績賞与
※上記はあくまでも最低給与です。経験・スキルなどを考慮し、当社規定により優遇します
年収例
年収450万円/ストアマネージャー(42歳│入社8年)
年収315万円/アシスタントストアマネージャー(32歳│入社6年)
年収285万円/ストアスタッフ(28歳│入社4年)

勤務時間
シフト制/9:30~20:30の間で実働7.5時間
※勤務時間帯はストアによって若干前後します
※21:00営業のストアでは21:30まで勤務
※残業は平均月5時間程度
<シフト例>
9:30~18:30、11:00~20:00、11:30~20:30など

休日休暇
<年間休日114日>
■月9~10日(シフト制)
■夏季休暇(2日)
■冬季休暇(2日)
■リフレッシュ休暇(7日間の連休取得が可能)
■有給休暇
■慶弔休暇

福利厚生
給与改定年1回(3月)
業績賞与年1回(4月)
インセンティブ(毎月/ストアの予算達成時に支給)
各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
交通費(上限5万円)
時間外手当(全額支給)
住宅手当(月4万円※転居を伴う転勤の場合)
賃貸契約代支給・引越し代支給 ※初期費用100%負担/ジャズドリーム長島(三重)の勤務で転居を伴う場合
役職手当
制服支給(年間2着)
マイカー通勤(駐車場あり※店舗による)
社員割引

<仕事と家庭の両立を応援>
産前産後休暇、育児休暇(現在約30名のスタッフが取得中。復帰率は95%以上で女性管理職も活躍)
子育てワークタイムシフト制度(産休取得者のみ、子どもが小3まで時短勤務OK)
団体長期障害所得補償保険(怪我で働けなくなった時も保険適用で安心)

応募期限
3月31日まで

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一読者としての思いをぶつけて大刷新 エディターズレター(2020年12月4日配信分)

※この記事は2020年12月4日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

一読者としての思いをぶつけて大刷新

 前回のお手紙では、年度末を予定している「NEXT リーダー」特集をCMしましたが、今回は新年恒例の「CEO特集」について、やっぱりCMさせてください(笑)。今回はウィークリーの「WWDジャパン」2021年1月25日発売号の予定です。今年9月にファッション&ビューティのウィークリー・メディアとしてパワーアップした「WWDジャパン」のネオ「CEO特集」には、多分、40を超える企業のトップが登場することになるでしょう。ファッション担当記者も、ビューティ担当記者も入り混じる「総力戦」でお届けしたいと思います。

 同じタイミングからビューティの陣頭指揮を執ることになったワタクシは、この特集に、数年ぶりに参画することになりました。そこで、一読者として思っていたコトと、激動の一年だったからこそ懸念されるコトをぶっちゃけ、「だったら、思いっきり変えちゃおうよ!」ってなカンジで、この特集をなかなかに思い通りな形で進化させることに成功いたしました(笑)。ムフフのフ。おかげで取材はとっても楽しく、それが一冊にまとまった新年号にも期待です!

 例年だとこの特集は、「今年は、どんな1年でしたか?来年は、どうしますか?」なんて質問を繰り出し、記事を作るワケですが、すると今年は“全編コロナ”になる可能性があります。例年通りの質問を投げかければ、多くの社長は「非常に厳しい1年だった。来年こそ、挽回したい」的な言葉を発することでしょう。もちろん、トップがそう語ることには意味があります。でも、それが40数ページ、ず~っと続いたとしたら、読者はどう思うでしょう?媒体を、そして業界全体をどう捉えるでしょう?正直、ちょっと重苦しいですよね?想像される読後感は、「あぁ、どこも大変なんだなぁ」とか「やっぱりウチも厳しかったか」「ファッション&ビューティ業界、どうなるのかな?」になってしまいそうです。

 そこで今回は、「答えづらいかもしれません!ゴメンなさい!!」と思いながら、社長の皆様には「2040年のビジョンを教えてください!」と聞いています。で、そこから遡り「じゃあ来年は、どんな『はじめの一歩』を踏み出しますか?」と聞いています。こんな時代、20年後なんてどうなるか分かりません(笑)。だから荒唐無稽な夢物語から超現実的な戦略まで、いろんなワクワクが聞けるのでは?と思ったのです。遡って「はじめの一歩」まで聞いて盛り込むことができたら、記事は、幾ばくかのリアリティーも兼ね備えるでしょう。

 ホントは「2030年でもいいのかなぁ?」と思いましたが、最後は「いや、やっぱり40年だ!」と20年後にこだわりました、40年は、今の20代が40代になって、業界や組織の中核を成している頃。この特集で業界トップの夢を聞いて、「20年後、こんなコトが実現していたら、ファッション&ビューティ業界は楽しそうだなぁ」とか「ウチの社長は、こんなに面白いことを考えているのか!だったら20年間、この会社で頑張ろう!!」と思ってくれたら、とっても嬉しいな、と思ったのです。

 表紙や、インタビュー以外の特集も総取っ替えです。無論、変えるコトは決して簡単ではなく、1月いっぱい編集部からは「ワー」とか「キャー」とかの声が上がるでしょう(リモートで聞こえないかもしれないけれどw)。でも、どうですか皆さん?業界のトップによる夢がいっぱい詰まった特集、読んでみたくなりませんか?

 こんなアイデアの原点は、ここ数年は一読者として、この特集を読んでいたからに他なりません。ここ数年抱き続けたカスタマーとしての思いを、特集の刷新につなげています。皆さんも、生み出す側ではありますが、一方ではカスタマー。カスタマー中心主義への転換は、決して難しくない気がします。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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一読者としての思いをぶつけて大刷新 エディターズレター(2020年12月4日配信分)

※この記事は2020年12月4日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

一読者としての思いをぶつけて大刷新

 前回のお手紙では、年度末を予定している「NEXT リーダー」特集をCMしましたが、今回は新年恒例の「CEO特集」について、やっぱりCMさせてください(笑)。今回はウィークリーの「WWDジャパン」2021年1月25日発売号の予定です。今年9月にファッション&ビューティのウィークリー・メディアとしてパワーアップした「WWDジャパン」のネオ「CEO特集」には、多分、40を超える企業のトップが登場することになるでしょう。ファッション担当記者も、ビューティ担当記者も入り混じる「総力戦」でお届けしたいと思います。

 同じタイミングからビューティの陣頭指揮を執ることになったワタクシは、この特集に、数年ぶりに参画することになりました。そこで、一読者として思っていたコトと、激動の一年だったからこそ懸念されるコトをぶっちゃけ、「だったら、思いっきり変えちゃおうよ!」ってなカンジで、この特集をなかなかに思い通りな形で進化させることに成功いたしました(笑)。ムフフのフ。おかげで取材はとっても楽しく、それが一冊にまとまった新年号にも期待です!

 例年だとこの特集は、「今年は、どんな1年でしたか?来年は、どうしますか?」なんて質問を繰り出し、記事を作るワケですが、すると今年は“全編コロナ”になる可能性があります。例年通りの質問を投げかければ、多くの社長は「非常に厳しい1年だった。来年こそ、挽回したい」的な言葉を発することでしょう。もちろん、トップがそう語ることには意味があります。でも、それが40数ページ、ず~っと続いたとしたら、読者はどう思うでしょう?媒体を、そして業界全体をどう捉えるでしょう?正直、ちょっと重苦しいですよね?想像される読後感は、「あぁ、どこも大変なんだなぁ」とか「やっぱりウチも厳しかったか」「ファッション&ビューティ業界、どうなるのかな?」になってしまいそうです。

 そこで今回は、「答えづらいかもしれません!ゴメンなさい!!」と思いながら、社長の皆様には「2040年のビジョンを教えてください!」と聞いています。で、そこから遡り「じゃあ来年は、どんな『はじめの一歩』を踏み出しますか?」と聞いています。こんな時代、20年後なんてどうなるか分かりません(笑)。だから荒唐無稽な夢物語から超現実的な戦略まで、いろんなワクワクが聞けるのでは?と思ったのです。遡って「はじめの一歩」まで聞いて盛り込むことができたら、記事は、幾ばくかのリアリティーも兼ね備えるでしょう。

 ホントは「2030年でもいいのかなぁ?」と思いましたが、最後は「いや、やっぱり40年だ!」と20年後にこだわりました、40年は、今の20代が40代になって、業界や組織の中核を成している頃。この特集で業界トップの夢を聞いて、「20年後、こんなコトが実現していたら、ファッション&ビューティ業界は楽しそうだなぁ」とか「ウチの社長は、こんなに面白いことを考えているのか!だったら20年間、この会社で頑張ろう!!」と思ってくれたら、とっても嬉しいな、と思ったのです。

 表紙や、インタビュー以外の特集も総取っ替えです。無論、変えるコトは決して簡単ではなく、1月いっぱい編集部からは「ワー」とか「キャー」とかの声が上がるでしょう(リモートで聞こえないかもしれないけれどw)。でも、どうですか皆さん?業界のトップによる夢がいっぱい詰まった特集、読んでみたくなりませんか?

 こんなアイデアの原点は、ここ数年は一読者として、この特集を読んでいたからに他なりません。ここ数年抱き続けたカスタマーとしての思いを、特集の刷新につなげています。皆さんも、生み出す側ではありますが、一方ではカスタマー。カスタマー中心主義への転換は、決して難しくない気がします。

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エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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高島屋新宿店「ウェルビーフィールド」の3つの提案 ウィズコロナ時代に対応のグッズとは?

 高島屋新宿店8階の「ウェルビーフィールド」は2017年3月のオープン以来、“美と健康”をテーマにアスレジャーやヨガなど、百貨店があまり扱わなかったジャンルを集積、提案してきた。そんな「ウェルビーフィールド」が21年、①自宅で手軽にできるフィットネスグッズ、②スポーツの前後に使えるボディーケア・リラックスグッズ、③ランやウオーキングに最適な機能・デザインを兼ね備えたウエア&シューズを打ち出す。コロナの影響でスポーツや健康への意識が高まる中、スポーツビギナーにも対応するアイテムをそろえる。

女性専用ジム推奨の3点セットと
癒やし系セルフケアアイテム

 ①自宅で手軽にできるフィットネスグッズをそろえるのが「ウーマンズ シェイプ ジム」だ。男女問わず使えるトレーニング器具からサプリメントまでラインアップするフィットネス専門ショップで、キックボクシングやヒップトレーニングをインストラクターが直接指導する女性専用のジムも併設する。「テレワーク疲れを軽減するアイテムが人気」(プレス担当者)だという。

 ②スポーツの前後に使えるボディーケア・リラックスグッズを提案するのは、ビューティ編集ショップの「ベルアクティーヴ」。“健康的で美しい人”をテーマに、日常的な自分磨きを啓蒙する。「自宅で過ごす時間が増えたことで、セルフケアアイテムやリラックス効果のあるアロマグッズが支持されている」。

モチベーションアップや
“映え”を意識したウエア&シューズ

 ③ランやウオーキングに最適な機能・デザインを兼ね備えたウエア&シューズについては、「アディダス(ADIDAS)」や「ダンスキン(DANSKIN)」を中心に多くのブランドの新作を集めた。コロナをきっかけにスポーツを始める人も増えており、「その際に“いつもの”Tシャツやスエットではなく、機能・デザインを兼ね備えたウエア&シューズでモチベーションを上げたいという声が高まっている」という。オンラインレッスン時に画面上で“映える”カラフルなアイテムが人気だ。

問い合わせ先
高島屋新宿店8階ウェルビーフィールド
03-5361-1111

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日常にエナジーをもたらす#充電ラン 「アディダス」“ウルトラブースト 21”

  「アディダス(ADIDAS)」は、ランニングの人気シリーズ“ウルトラブースト(ULTRABOOST)”の最新モデル“ウルトラブースト 21”(2万2000円)を発売した。クッション性と反発性をバランスよく融合し、幅広いレベルのランナーが着用できるシューズだ。発売に合わせて、ランニングで日々のエネルギーを得る「#充電ラン」という価値観を提案するキャンペーンも始動。ここでは「アディダス」のグローバルアンバサダーを務め、「#充電ラン」を日常に取り入れる福田萌子にその魅力を聞く。

「『#充電ラン』は、
人生をよりよい方向に導くツール」

 リアリティー番組への出演をきっかけに、テレビや雑誌で見かけない日はないほど活躍する福田萌子。無駄のないプロポーションと、常に笑顔でポジティブな考えを発信するキャラクターが魅力だ。彼女のエネルギー源は、「毎日の『#充電ラン』」だという。「携帯電話を充電するように、体も充電しないとダメ。私はランニングをすると、心と体が満たされるんです。毎朝10km前後のランニングは欠かさず、時には仕事現場に走って向かうこともありますよ(笑)」。
 「#充電ラン」を長く続けるポイントは「to doにしないこと。日常のためのエナジーを得ることが目的なのに、“やらなきゃいけない”と意識するとランニング自体が嫌になってしまう。走りたいときに、走りたいだけランニングするのがコツです。自分のペースなら無理なく続けられるし、距離やスピードの成果は後から付いてきます」。ランニング中は無駄な情報がシャットアウトされ「自分自身を見つめ直す時間」にもなる。「例えば仕事がうまくいかなかったときは『ああ、あそこの準備が足りなかったんだな』と気づけるし、友達に強く当たってしまったときは『疲れが溜まってイライラしてたな。今度謝ろう』と素直に受け止められる。『#充電ラン』は、人生をよりよい方向に導くツールでもあるんです」。
 大会中止などでモチベーション維持が難しくなったランナーも少なくない。お気に入りのシューズは、走るきっかけをあたえてくれる。「人間って単純で、見た目が良ければ自然とやる気が出てくるし、逆に悪ければモチベーションがとガクンと下がる。特に初心者の人には、お気に入りの一足を早めにゲットして欲しいです」。“ウルトラブースト 21”は「白と黒、蛍光イエローの組み合わせが大好き。いろんなウエアとなじむから、コーディネートを考える時間も楽しくて毎日のように履いています。過去のモデルも着用していましたが、フィット感とクッション性が格段に上がりました」。前足部の幅も広めで、日本人になじみやすい。「初心者から上級者まで、ランナーを選ばないシューズ。“ウルトラブースト 21”と一緒に『#充電ラン』を始めて、素敵な毎日を送りましょう!」。

かつてない反発力と快適性を
全てのランナーに

 “ウルトラブースト 21”は、ミッドソール“ブーストフォーム”を前モデルよりも6%増量し、これまで以上の快適性とクッショニングを実現したモデルだ。アウトソールには新技術“アディダス LEP(リニアエナジープッシュ)”を付けて前足部の屈曲剛性を15%向上させ、高い反発力を加えた。イエローと黒、白のコントラストも効いたニットアッパーは、海洋プラスチック廃棄物を再利用した“プライムブルー”を使用した新たなニット素材”プライムニット+”を使用している。
 “ウルトラブースト 21”は、アディダス直営店およびアディダス オンラインショップ、またABC-MART GRAND STAGE各店、アルペングループオンラインストア、スポーツデポ一部取扱店舗など、全国のアディダス ランニング取扱店舗で販売中。

問い合わせ先
アディダス お客様窓口
0570-033-033

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「ニュートラルワークス.」で見つける! ありのままの自分

ゴールドウインの「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」はアクティブなシーンと日常をつなぐウエアやグッズを提案する新しいコンセプトのスポーツライフスタイルブランドだ。伝えたいのは、「心と体を最適な状態を保つこと」の重要性。コロナ禍で社会や環境が激しく揺らぐ中、「ニュートラルワークス.」が提案するモノ・コトのトータルサービスは強い味方になるはずだ。
より高く、より速く、より遠く。これまでアスリートたちはより優れた記録を求めて、自らを鍛え続けてきた。近代スポーツは、そんなチャレンジの積み重ねの歴史でもある。「だが、現代社会を生きる人たちにとって、スポーツが果たす役割はそれだけであるべきなのか。私たちはそんな問題意識を投げ掛けたい」と安倍季隆「ニュートラルワークス.」事業グループマネージャーは話す。スポーツはトップアスリートたちのためだけのものではない。これからの社会におけるスポーツの役割とは?そんなところからゴールドウインの「ニュートラルワークス.」はスポーツの聖地、東京・神宮外苑で始動した。
これまでゴールドウインは、デザインや機能性の高いウエアやグッズの開発に力を注いできた。目指すのは、その技術を惜しみなく注ぎながら、ストレスフルな現代社会を生きる人に寄り添うブランドだ。日々変化する体調や環境の影響を受ける中、24時間カラダが持つ本来の力を最大限に発揮できるように「心身を最適化すること=ニュートラルを保つ」ということをモノ・コト・食までサポートするのが「ニュートラルワークス.」の役割だと考える。
同ブランドが提案するアイテムは、優れた機能美とデザイン性を両立するディテールを備えつつも、ミニマルに表現されているのが特徴だ。目指したのは、日常とアクティブなシーンを軽やかに飛び越えることができる万能ウエア。「ニュートラルワークス.」はスポーツを「心身を本来の姿に整えていくための1つの要素」と捉えている。「まずは、自分の体へ興味を持ち、その状態や変化に気づいてもらうことが重要。動きやすいウエアを着れば、体を動かしたくなるし、動けば健康への意識が芽生えて体にいいものを摂取したくなる。私たちが提案するさまざまな商品やサービスを通じ、心と体を整える好循環を作るきっかけをつかんでほしい」。
そのきっかけの集合体であり、発信拠点が都内に3カ所ある店舗だ。東京・外苑前の旗艦店「ニュートラルワークス.トーキョー」では、ウエアやグッズ物販のほか、リカバリー、メンテナンス、トレーニングにまつわるサービスコンテンツをセレクトした“ニュートラルワークス.ルームス”を併設。さらにオリジナルスムージーなどを提供する“ニュートラルワークス.スタンド”もあり、心身を整えるためのモノ・コトをトータルでそろえている。

アクティブシーンと日常の
垣根を超える機能とデザイン

 コロナ禍で体を動かすことがより身近になり、オンとオフのシーンがシームレスになってきている。「よく働き、よく遊ぶ」そんなバランスの取れたライフスタイルをイメージし、「そういう垣根をシームレスに行き来できるウエアがあったら」との思いをプロダクトへ落とし込んだのが、2021年春夏新作のテーラードセットアップスーツだ。スポーツウエアのような感覚で着用できるスーツで、「ニュートラルワークス.」が培ってきたアスレチックスポーツウエアの機能性と、これまで提案してきた日常に馴染むミニマルなデザイン性が加えられている。撥水性、速乾性、ストレッチ性に優れたポリエステル100%の高機能素材を採用。縫い目のないフラットな仕上がりを可能とする圧着技術などにより、ジャケットとしての美しさも担保し、ビジネスの場にも対応するデザインに仕上げた。家庭用洗濯機で洗うことが出来るため、自宅での手入れができる。“スポーツライフスタイル”を求める人に向け、時代にマッチしたボーダレスなアイテムを提案し続けている。
一方、カラダをニュートラルな状態(=心身の健康な状態)に整えるためには適度な運動が必要だと考える「ニュートラルワークス.」では、「ザ・ノース・フェイス」「ダンスキン」「スピード」などゴールドウインで取り扱うさまざまなブランドの中から、ランニング・ヨガ・ジムなど運動をする時に求める機能性とデザイン性が両立された感度の高いアイテムがセレクトされている。
また、「ニュートラルワークス.」のオリジナルアイテムはスポーツメーカーとして培ったテクノロジーを生かし、ハードなスポーツシーンでも安心して着られる一方、通気性、ストレッチ性などの「機能」をあくまで日常の延長線上で活躍するものと考え、無駄を削ぎ落としたデザイン、計算されたパターンに仕上げている。デイリーユースもできるファッション性も兼ね備えた、完成度の高いアイテムを生み出している。「単にスポーツウエアをファッションに落とし込むというアプローチではなく、現代人のライフスタイルにフィットしたデザインであることが先立ってある。日常に役立つ工夫を散りばめているからこそ、袖を通せば毎日をもっと自由にしてくれるウエアだということを感じていただけるはず」。
軽量でストレッチ性の高い布帛素材で作られたマルチアクセス ジャケット(1万6000円)とパンツ(1万2000円)は、アクティブなシーンでも使いやすいように、サイド部分をストレッチ性の高いトリコットニットで切り替え、サイドラインでアクティブな印象を醸し出す。一方で、全体的に表面をマットな質感に仕上げることで、普段遣いしやすいこなれた雰囲気にも仕上げている。右前身頃に入る、ブランドネームを表す「N/」のリフレクターロゴもデザインのアクセントになっている。

忙しく過ごす現代人の
心と体を整える

 ニュートラルワークス.トーキョー3階には、カラダの「メンテナンス・トレーニング・リカバリー」を目的としたサービスコンテンツをセレクトしたフロア「ニュートラルワークス.ルームス」がある。
プロスキーヤー佐々木明氏監修のパーソナルストレッチルームでは、専用マシンを使い、疲れをとるだけではなく本来のカラダの動きを取り戻せるプログラムがそろう。また、標高2000〜3000mの低酸素環境を再現した室内ではランニングマシンやバイク、ウェイトを使った低酸素トレーニングができ、平地より強い心肺負荷をかけられる。筋肉や関節などに無理な負荷を強いることなく安全にトレーニングが可能だ。完全予約制でトレーナー指導のもとプログラムに取り組める。ほかにも身体のエネルギー・バランスチェックをはじめ、動体視力や状況判断力を磨く目のトレーニングプログラム、アフターケアとして休息の質を高める水素吸引サービスなどを用意している。
また、自宅でもケアが行えるよう、セルフメンテナンスグッズも豊富にそろう。店舗では筋膜リリース用のグッズや機械など、本格的な最新ケアグッズが売れ筋アイテム。忙しく過ごす現代人の心と体を上手に「オン・オフ」できるヒントが見つかるはずだ。
1階には、カラダの内側からも整えるためのドリンクやフードをセレクトした「ニュートラルワークス.スタンド」を併設している。6つの効能をメニューにしたオリジナルスムージーなどがそろっていて、カラダのコンディションに合わせて選べるスムージーは、その場で作り提供している。自分に足りない栄養素をここでチャージすることが可能だ。また、栄養価が高い旬の果物や野菜をふんだんに使用した、期間限定のシーズナルスムージーも提供している。そのほか、間食や運動前後など用途に合わせて手軽に補給できる、カラダが喜ぶおやつなども取りそろえている。

問い合わせ先
ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
0120-307-560

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心地よく、自分らしく ヨガインストラクター渋木さやかのヘルシーなライフスタイル

 「夕陽がきれいな日は自然と近所の人たちが砂浜に集まるんです」。穏やかな笑顔で語るのは、鎌倉で家族と暮らすヨガインストラクターの渋木さやかさんだ。自宅から浜辺までは歩いてすぐ。5年前に東京から移住した鎌倉での生活を通じて、日常の中にある身近なサステナビリティを意識するようになったという。そんな渋木さんのライフスタイルやモノ選びの視点を教えてもらった。

ヨガを通して伝える
身近なものへの感謝の気持ち

 “現代女性の心と体に寄り添うヨガ”をコンセプトに、ヨガインストラクター・ヨガライフアドバイザーとして活躍する渋木さんは、ポーズや技術といった体を動かすことだけではないヨガの考え方や哲学を伝えている。「ヨガのクラスで出会う女性たちの心の悩みにも耳を傾けてきました。恋人、友人、家族、仕事、全ては人間関係の悩み。思い悩んでしまう人は多いと思います。問題が一気に解決するわけではないかもしれないけれど、身近な人やモノに改めて目を向けて感謝をすることで、隠れていた幸せが見つかることもある。そうした考えをヨガの教えや知恵を借りて伝えています」。それはサステナビリティに向き合う姿勢にも通じている。「『今日から地球に感謝しましょう』と言われても難しい。大きなことを掲げる前に、まずはできることを続けていけたらいいですよね。例えば、自分たちが出す排水やゴミが子どもたちの遊ぶこの海にダイレクトに影響するんだと思うと、選ぶ洗剤にも配慮するようになりました」。
 古着を着たり、近所でのフリーマーケットを楽しんでいるという渋木さん。顔の見える農家の人から無農薬の野菜を買うことも多いという。「スーパーはもちろん便利ですが、地域の人と関わりを持つことや身近な環境に心配りをすることって、とても“豊かな“生き方だと感じています」。

心地よく高機能な
「サスティナレッチ」
素材のヨガウエア

 渋木さんのお気に入りのヨガウエアのひとつは、「サスティナレッチ」素材のもの。「サスティナレッチ」は、廃棄されるはずであった糸を原料として再利用した旭化成のリサイクルストレッチファイバー「ロイカEF」にリサイクルナイロンを組み合わせたサステナブルなストレッチ素材だ。生地を提供する旭化成アドバンスと、マッシュスタイルラボが展開する「エミ(EMMI)」との共同開発によって誕生した。「サスティナレッチ」素材を使用したブラトップやレギンスなどのアイテムは、UVカット、吸水速乾、接触冷感の機能を備えている。「さらさらと滑らかな肌触りとフィット感がいいですね。しっかりとした伸縮性は、どんなヨガの動きもサポートしてくれて動きやすい。優しいニュアンスカラーや女性らしいデザインにもときめきます」。
 機能性やデザインに加えて「サスティナレッチ」素材の背景にも共感しているという。「かわいいというだけではなく、その奥にある生産過程や携わる人の思いを知ると、より心地よく感じられます。こうしたアイテムを知って選び取ることも、私のできるサステナブルなことのひとつですね」。

オンラインイベントが開催決定

 ヨガインストラクター、そしてヨガライフアドバイザーとして、女性の自立をサポートする活動にも力を入れたいという渋木さん。「女性って、結婚や妊娠、出産、更年期などライフステージによって体だけではなく心も揺れ動きやすいと思うんです。状況や悩みは人それぞれですが、その人が『踏み出したい!』と思った時に背中を押せるような取り組みを仲間や友人たちと形にしていきたいですね」。今後の夢をそう教えてくれた。
 3月7日には、中目黒のイエススタジオ(YES TOKYO STUDIO)で渋木さんと「エミ」の豊山YAMU陽子ディレクターによるライブ配信イベントが行われる。当日は2人の対談に加えて、渋木さんによるヨガレッスンを配信する。イベント詳細と事前申し込みはYES TOKYOの公式サイトから。配信は15時からを予定しており、参加費は無料だ。

PHOTOS:KENTA YOSHIZAWA
MOVIE DIRECTION:NORICHIKA INOUE
MOVIE CAMERA:SHINJI YAGI
MOVIE PRODUCE:RYO MURAMATSU
HAIR & MAKEUP:YURIE TAKEDA
SPECIAL THANKS:VERY GOOD

問い合わせ先
旭化成 パフォーマンスプロダクツ事業本部
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「ルイ・ヴィトン」 × 川久保玲が7年ぶりに復活 レザーの表面を大胆にカットアウト

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の川久保玲デザイナーとのコラボトート“バッグ ウィズ ホールズ(BAG WITH HOOLES)”を3月20日に発売する。同コラボは、日本初の直営店である銀座並木通り店のリニューアルオープンを記念したもの。販売は「ルイ・ヴィトン」のライン(LINE)公式アカウントを友だち追加し、3月1〜7日に実施するアンケートの回答者を対象に抽選を行う。応募方法は同アカウントで1日に発表予定だ。

 “バッグ ウィズ ホールズ”は2014年に、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)や映画監督のシンディ・シャーマン(Cindy Sherman)ら6人を招いたコラボレーション「アイコンとアイコノクラスト:CELEBRATING MONOGRAM」で、川久保が手掛けたモデルだ。今回はブラックのグレインカウハイドレザーに、「ルイ・ヴィトン」の代表的なモノグラム・パターンを施し、内側には取り外し可能な収納ポーチを付属した。同モデル最大の特徴はレザーを大胆にカットアウトしたデザインだ。大容量のMMサイズ(51万円)、クロスボディーバッグとしても使用可能なPMサイズ(46万8000円)をそろえる。

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D2Cブランドを集めた“新時代のデパート” NYのショーフィールズが21年内に日本進出へ

 “世界一面白い店”“新時代のデパート”として注目を集める米ニューヨークのショーフィールズ(SHOWFIELDS)が、2021年内に日本に進出する考えだと明かした。ルミネが米「WWD」と組んで2月24日に行ったオンラインセミナー内で、ショーフィールズのタル・ズヴィ・ナサネル(Tal Zvi Nathanel)CEO兼共同創業者が公表した。

 日本の店舗が常設となるのかポップアップなのか、出店先の立地はどこかといったことは全て未公表。同セミナーの中でナサネルCEOは、ニューヨークに続いて20年に米マイアミに出店したことや、今後は商業施設やホテルなどと組み、その一角でショーフィールズのコーナーを展開していく計画があることも話した。

 ショーフィールズはニューヨーク・ノーホー地区に18年末にオープン。実店舗を持たないD2Cブランドやアート作品などを集め、それぞれの世界観が体験できるとともに、置いてある商品はECで購入できる体験型ショールーミングストア(RaaS=Retail as a Servise=サービスとしての小売り)の先駆け的存在の一つとして注目を集めている。同様にRaaSとして注目されている米シリコンバレー発のベータ(B8TA)は、丸井グループや三菱地所などの出資も受けて20年8月に新宿マルイ本館と有楽町に出店。同じくRaaSである米発のネイバーフッドグッズ(NEIGHBORHOOD GOODS)に出資するシンガポール拠点のファンドには、TSIホールディングスが20年2月に出資するなどしている。

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ペッパーフーズ、エスフーズが主要株主外れる。アドバンテッジが大量新株行使。

株式会社ペッパーフードサービス(本社/東京都墨田区、代表取締役社長CEO: 一瀬 邦夫)が、第三者割当による新株予約権の権利行使が進み、議決権の総数が増加したことに伴い、エスフーズ株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長:村上 真之助)が10.72%から8.20%に下がり、主要株主ではなくなった。
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【家飲み】「全国の”せんべろ”ファンの期待に応えた」”のんべえ”最強の家飲みアイテムは、初回生産分が即完

 コロナ禍で巣籠り消費、家飲み需要が高まっているなか、ビールメーカーや食品メーカーが家飲み市場への強化を図っている。一方で、家電、玩具メーカーも家飲みを楽しむアイテムを発売しているなか、"のんべえ"最強の家飲みアイテム「せんべろメーカー」が昨年12月に発売された。
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【DX】駅そば、ロボットアーム2本が調理。1日12時間分を省人化。

JR東日本スタートアップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:柴田 裕)と、調理ロボットを開発しているコネクテッドロボティクス株式会社(本社:東京都小金井市、代表取締役CEO:沢登 哲也)が、人との協働調理を行うロボットアームを「そばいちペリエ海浜幕張店」に3月10日(水)から導入する。
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まだ、あなたが知らないニューヨーク最新トレンド 大混雑のセレブビューティ市場

The crowded market of celebrity beauty brands

 ニューヨークのファッション業界で活躍するクリエイティブ・ディレクター、メイ(May)と、仕事仲間でファッションエディターのスティービー(Stevie)による連載も第17回。“You’d Better Be Handsome”では、セレブ情報に敏感なレイチェル(Rachel)も加わって、ニューヨークのトレンドや新常識について毎回トーク。JLOとセレーナ・ゴメスの参入で、益々混み合うセレブリティによるビューティ市場について。水面下で準備中のブランドも多々あり。

スティービー:毎日寒くて気が滅入りそうになるけど、二人とも元気?

メイ:1月も年始からいろいろあったね。2021年になってすでに数カ月経ったかのような疲れを感じている。

レイチェル:そろそろステイホームも1年だし。あれこれ工夫するのにも飽きてきた。着飾って出掛けたいけど、行く場所もないし。

スティービー:そう言えば大統領就任式で、詩を読み上げて一躍スターになったアマンダ・ゴーマン(Amanda Gorman)と、カマラ・ハリス副大統領の継娘でパーソンズ・スクール・オブ・デザイン(Parsons School of Design)の4年生エラ・エムホフ(Ella Emhoff)を、モデル事務所のIMGモデルズが就任式直後に契約したね。

メイ:ルックスで言うと二人とも個性派。でも着こなしにスタイルがあって印象的だった。エラは「ミュウミュウ(MIU MIU)」のコートに、「バットシェバ(BATSHEVA)」のドレス、アマンダが着ていたイエローのジャケットは「プラダ(PRADA)」だったらしい。

レイチェル:アマンダはハーバード出身の将来政治家志望。エラは根っからのアーティストで、これまでのファーストファミリー、いやセカンドファミリーにはいなかったキャラ。早速この間、「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」のデジタルショーでランウエイデビューを果たした。バイデン大統領の孫、ナタリーもまるで若き日のジェニファー・コネリー(Jennifer Connelly)。「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」あたりから声がかかるか日も近い?

スティービー:エマのお兄さん、コール・エムホフ(Cole Emhoff)にはモデルエージェンシーから声が掛からなかったのかな?好青年なルックスだったけど。

メイ:このご時勢、見た目で判断するのはどうかと思うけど、父親同様弁護士とかなのかなーと勝手に思っていたら、映画プロデューサーの母親の影響か、大学卒業後は大手タレントエージェンシーWMEに勤め、現在は「プランB(PLAN B)」で働いているとか。

レイチェル:ブラッド・ピット(Brad Pitt)の製作会社よね?どんなことしているんだろう。どちらにしても、父親の再婚で人生ここまで変わる人たちも珍しいかも?

大統領就任式でもアピール?
2大セレブビューティブランド対決

スティービー:大統領就任式では、「シャネル(CHANEL)」の白いジャケットスーツに身を包んで歌ったJLOことジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)が新年早々、ビューティブランド「ジェイロービューティー(JLO BEAUTY)」を発売したよね?

メイ:“Beauty has no expiration date(美には消費期限がない)”っていうあれね。いくつになっても現役でいなくちゃね、っていうこと?

レイチェル:現在51歳のJLOだけど、1年前のスーパーボールのダンスとハイレグルックで、現役感を見せつけてくれたからね。今思えば、あれはロックダウンになる前の最後の晩餐だったのかも。

スティービー:そういえばセレブビューティブランド発案者のもう一人、レディー・ガガ(Lady Gaga)も大統領就任式で歌っていた。なにか関係あるのかな。

レイチェル:ガガのドレスは、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」だったらしい。よく似合っていた。

メイ:ガガのブランドといえば、アマゾン(AMAZON)と組んでやっている「ハウス ラボラトリーズ(HAUS LABORATORIES)」。買いやすさではピカイチだし、ガガがやりたいことにいちいち口出ししないということでAMAZONと組むことになったらしい。

レイチェル:ただその割にはパッケージもウェブサイトも安っぽい印象なのが残念だけど。

スティービー:そうそう、なんだかパッとしない印象だし周りでも話題になっていないから、売れていないのかと思っていたら、リアーナ(Rihanna)の「フェンティ ビューティ バイ リアーナ(FENTY BEAUTY BY RIHANNA)」、カイリー・ジェナー(Kylie Jenner)の「カイリー・コスメティクス(KYLIE COSMETICS)」に続いて、去年の売り上げは3位だったらしい。

メイ:セレブビューティブランドの中で、ということよね?それでも「フェンティ」が「ハウス」の約4倍ある。それでも、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の「KKW ビューティ(KKW BEAUTY)」を押さえて3位ってすごい。

レイチェル:個人的には、ネーミングがしつこい気がするんだけど。“ル・モンスター・マット・リップクレヨン(Le Monster Matte Lip Crayon)”とか。”リキッド・アイ・ライ(嘘)・ナー(Liquid Eye-Lie-Ner)“、“アイ・デンティファイ・ジェルペンシル(Eye-Dentify Gel Pencil)”などなど。

スティービー:まあ彼女のファンはうれしいのかもね。そのダジャレも。

歌姫たちのブランドも続々登場

レイチェル:去年の夏にローンチして、今かなり力を入れてプロモーションしているのが「レア ビューティ(RARE BEAUTY)」。歌手のセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)のブランド。リキッドファンデーションが48色といろんな人種に向けてアピールしていて、「フェンティ」の50色に迫る勢い。

スティービー:自分だけのユニークさを見出し、レアな存在感であることを受け止めることが大切というメッセージを発信。

メイ:同時に立ち上げたレアインパクト基金(RARE IMPACT FUND)に1億ドル(約100億円)の募金を今後10年間で集めることを目標としているらしい。同基金の狙いは、メンタルヘルスのサポートを高いお金を払わなくても受けられるようにすること。売り上げの1%がこの基金に行くらしい。どこのセレブブランドも、大抵何かのチャリティと組んでいるよね。ただのお金儲けに見えないようにということと、意識の高さをアピールすることがマーケティングにも繋がっている。

レイチェル:価格帯は、ガガの「ハウス」とほぼ一緒。ただパッケージはベビーピンクが基調になっていて、かわいいのが特徴かな。セレーナは最近料理番組「セレーナ+シェフ(SELENA+CHEF)」にまで登場するなど多方面で活躍中だけど、彼女のファン以外の人がこのブランドを買うかが気になるところ。

スティービー:歌姫のカテゴリーに新入りがいろいろ参入しても、今も売れているのは「フェンティ」ってこと?どれくらいの数字なの?

メイ:一時ほどではないのでは?と思っていたんだけど、2019年は6億ドル(約600億円)の売り上げ、2020年は少し減って5.5億ドル(約550億円)くらいだったみたいだから、まだまだすごい。

スティービー:歌姫のカテゴリーでぜひ入れたいのは、アリシア・キーズ(Alicia Keys)の「キーズ ソウルケア(KEYS SOULCARE)」。去年末に出たばかり。化粧品ではなくライフスタイルビューティブランドというくくり。モイスチャライザー(30ドル、約3000円)、キャンドル(38ドル、約3800ドル)、フェイシャルローラー(28ドル、約2800円)の3点のみの展開で、今後商品を増やしていくんだとか。

レイチェル:ミュージシャンというなら、ファレル・ウィリアムス(Pharell Williams)も「ヒューマンレース(HUMANRACE)」というスキンケアラインを去年発表した。緑色のポップなパッケージデザインはリサイクルプラスティックが50%使われていて、一度買うと次からはリフィルを買えばいい仕組み。

メイ:それは賢い!いつも大袈裟なパッケージを捨てるときに心が痛むからね。でも完売してしまっているみたいで、なんと入手不可能。

スティービー:皮膚科医が携わっていてコンセプトがおもしろいだけじゃないから、ちゃんとした効果が期待できそう。ファレル自身、スキンケアにはこだわってそうだから説得力がある。

レイチェル:もう一人、ティーンに絶大な人気のホールジー(Halsey)も今年に入って自分のビューティブランド「アバウト フェイス(ABOUT FACE)」を発表。みんな去年の春からこもっている間に、すごい勢いで作ってしまったのかなと思ってしまう。

ビューティに夢を見るハリウッド

メイ:女優枠だとどんなのがあるかな?パッと思いつくのは、グウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)が「ジュース ビューティ(JUICE BEAUTY)」と組んで展開している「グープ ビューティ(GOOP BEAUTY)」。グウィネスが主催するライフスタイルウェブ兼ショップ、グープ(GOOP)のオリジナルブランド。

スティービー:グープにはコンテンツが豊富だから、そこで提案されるデトックスの記事を読みながらフェイスオイルを買ったりする人も多いはず。

レイチェル:セレクトショップ風になっていて、オリジナルのエプロンから話題のキャンドルまでいろいろそろっているし。

スティービー:この道ではグウィネスが一人勝ちだけど、実はいろいろ計画を練っている女優とか、きっといるよね?

メイ:私が分かる範囲では、一度失敗してはいるけどブレイク・ライブリー(Blake Lively)もライフスタイル帝国というか、ビューティブランドを計画中みたい。そんな高級なラインではなさそうだけれど。

レイチェル:ブレイクの場合、夫のライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)が素敵に笑ってくれるだけでプロモーションになりそうだもんね。

スティービー:いや消費者は実際のところ、もっとシビアだと思うよ。実際に一度失敗しているし。夫よりもビジネスパートナーが大事かも。

メイ:過去には、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」の化粧品の広告に出ていたり、「リュックス(LUXE)」のヘアケアの広告にも出ていたスカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)も自分のビューティブランドを夢見る女優の一人。私のエージェンシーでよくビューティの広告に彼女を起用したいという話が上がるんだけど、その度にスカーレットのエージェントから彼女が近々自分のラインを出すかもしれない可能性について説明されるの。ここ数年ずっとそう。

スティービー:実際に、ビューティブランドを立ち上げるってすごい大変なこと。こんなに商品が溢れている世の中で、ユニークなコンセプトを考え、特徴のあるプロダクトを開発し、パッケージやロゴのデザイン、マーケティングや広告を準備して店頭に並べても、 売れ続けるのは難しい。もちろん自分だけではできないからいいチームを築かないと。そういう意味では、ハリウッドの中でも稼ぎがトップクラスの女優だけに許される夢かも?

レイチェル:トップ女優のチームからは外れるけど、意外と成功しているのがダイアナ・ロス(Diana Ross)を母に持つ女優のトレイシー・エリス・ロス(Tracy Ellis Ross)が展開するカーリーヘア用ブランド「パターン ビューティ(PATTERN BEAUTY)」。基本的には、黒人特有のカーリーヘアに対応するために開発されたとは思うんだけど、私のカーリーな髪の悩みが見事になくなった。

メイ:普通のヘアケア商品だと分かれていたとしても、ストレートヘアかカーリーヘアくらいしかないからね。カーリーの中にもうねりヘア、コイルヘアなどいろいろある。インクルーシブな世の中にうまく対応したことが成功の秘訣かも。もちろん前からニーズがあったはず。

レイチェル:私のようなくせ毛の場合、乾燥しやすく、すぐにチリチリになってしまうのだけど、「パターン ビューティ」の商品を使うと、髪に水分をたっぷり与えてくれるからか、クセをきれいにキープしながら、艶を保てるようになった。カーリーヘアを無理にストレートにするという考えは根っからないところがいい。

スティービー:「パターン ビューティ」は、公式ウェブとウルタ(ULTA)で売られているけど、やっぱりどこかが独占的に売っている感じだね。JLOはセフォラ(SEPHORA)、ガガはアマゾン、フェンティもセフォラ、みたいな。あとはダイレクト トゥ コンスーマー(D2C)というか、自分のウェブショップで売る。百貨店をベースにしているビジネスモデルが見当たらない。

レイチェル:ティーンの中で人気なのは、女優ミリー・ボビー・ブラウン(Millie Bobby Brown)の「フローレンス バイ ミルズ(FLORENCE BY MILLS)」とかかな。ネットフリックスシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界(Stranger Things)」で一躍有名になった子役で、現在17歳。最近まで知らなかったけどイギリス人らしい。

スティービー:「ストレンジャー・シングス」は好きだけど、そんな若いときからコスメブランドをする必要があるのかと思ってしまう。ビジネスに積極的な大人たちが周りにいるのかもね。

マスマーケットで成功のセレブブランド

メイ:でも大成功と言えば、ジェシカ・アルバ(Jessica Alba)の「オネスト カンパニー(HONEST COMPANY)」が一番では?どこでも見かけるし。特に大手のスーパーとかでは。

レイチェル:「オネスト カンパニー」は、ビューティというよりはベビープロダクツとホームプロダクツのイメージ。ローンチ後、急成長したけど、そのあと一時見えなくなった気がするけど?

スティービー:数年前に、訴訟問題がいくつかあってビジネスの立て直しを図った。2020年は売り上げが3億5,000万ドル(約350億円)にまで戻ったらしい。ジェシカ・アルバはまだ女優としての道も明るかったはずなのに、このブランドに専念してすごい。

レイチェル:「オネスト カンパニー」を立ち上げたのが、11年。その後15年に、新しいカテゴリーとして「オネスト ビューティー(HONEST BEAUTY)」が加わって、総合ライフスタイル的な位置付けに。子ども向けのドリンクとかスナックとかも人気だし。

メイ:もう一つ地味に売り上げをキープしているのが、ドリュー・バリモア(Drew Barrymore)の「フラワー ビューティ(FLOWER BEAUTY)」。最初はウォルマート(WALMART)、その後ウルタ、現在は米国中にあるドラッグストアCVSと組んで展開していて、年商は約5,000万ドル(約50億円)と言われている。しかもドリューはビューティ以外にもホームのカテゴリーもやっていて、そちらは年商7,500万ドル(約75億円)らしい。もちろん彼女の手元に残るのは、もっと少ないとは思うけど。

レイチェル:女優がビューティブランドを始めるのは、女優業以外で収入を得たいというのがあるのかもね。資金もあるわけだし。ある一定の年齢を超えると役柄が減るとは聞いたことがあるし、みんながみんないつまでもニコール・キッドマン(Nicole Kidman)のようにありとあらゆる役柄に挑戦したいかどうかはわからない。

スティービー:ニコール・キッドマンは、ビューティブランドとかには手を出さずにずっと女優でいてほしいけど。

メイ:番外だけど、ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)はセクシャルウェルネスブランド「モード(MAUDE)」に投資している。ミニマルなパッケージのおしゃれコンドーム、セックスジェル、キャンドル、ボディーオイル、バスソルトなどを展開。

知名度では測れないモデルによるブランド

メイ:シンガー、女優ときたら、次はやっぱりモデルかな。

レイチェル:ここにもまた山のようにブランドが。

スティービー:分かりやすいところでは、ミランダ・カー(Miranda Kerr)の「コーラ オーガニックス(KORA ORGANICS)」とか?2〜3年くらい前かな、パッケージを一新し海外にも積極的に売りに走ったという記憶が。

レイチェル:ちょうどスナップチャット(SNAPCHAT)の創業者と再婚した頃よね?

メイ:彼にビジネスアドバイスをもらったと言っていたような。いろんな国でパートナーを探していた。

レイチェル:ややスピリチュアルな感じもあってユニークだけど、実際に使ってみると早くこのボトルなくならないかなと思ってしまう。

スティービー:ジゼルもスキンケアブランドを10年くらい前に立ち上げた記憶が。いつの間にかなくなってしまった。シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)の「ミーニングフル ビューティ(MEANINGFUL BEAUTY)」はまだ続いているみたいだけどね。

メイ:元祖はなんと言ってもイマン(Iman)じゃない?1994年からあるらしいし、みんなが“インクルーシブ”だの言う前から彼女は市場に自分の肌の色に合うファンデーションがない女性のためにこのブランドを立ち上げた。

レイチェル:今の話題はなんと言ってもヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)が2度目のブランド名申請をしたってことかな。

スティービー:ヘイリーがジャスティンと結婚してすぐに、「ビーバー ビューティ(BIEBER BEAUTY)」で商標を申請したところ却下された。その理由が、すでに10年くらい前にジャスティンのビジネスチームが、将来のためにといろいろなビューティカテゴリーの商標をすでに押さえていたから、ということらしい。

レイチェル:もしかしたら「ビーバー ビューティ」を作りたくてジャスティンと結婚したかもしれないのにかわいそうなヘイリー。

メイ:そうだったら結婚する前に調べるでしょ。でも私の経験上、もちろん商標は確保しているでしょ、と信じてパッケージデザインを進めていたら、途中で商標が取れなかったということもあったから。

スティービー:2月2日のニュースによると、ヘイリーは自身のミドルネームでもある「ロード(RHODE)」という商標を申請したらしい。どの程度まで計画が進んでいるのかは不明だけど。実際にヘイリーは、まだ「ベアミネラル(BARE MINERALS)」の広告塔だしね。

レイチェル:セレブリティビューティブランドの特典って一体何かなって考えてみたんだけど、キャンペーンモデルにお金がかからないことかな?

メイ:毎回自分で出るのも大変だと思うけど、ミューズがはっきりしているのがいいこともあるし、マイナスな時もあるかも?私もエンターテイナーとしてのJLOは好きだけど、彼女みたいになりたいかって言われたら違う気もするし、彼女が本当に自分のプロダクトだけに頼っているとは思えないし、その辺りが難しいところかもね。

スティービー:プロじゃなくても、今後この分野での競争が過熱化するのは見えている。カーダシアン家だけでも混み合っている感じだし、実はユーチューバーやインフルエンサーによるブランドも結構ある。

メイ:今後販売体系も変化していきそうだし。例えばウルタは、21 年のうちにターゲット(TARGET)100店舗内に売り場を作ると発表。一方セフォラも23年までに850店舗のコールズ(KOHLS)内に売り場を設置するらしい。

レイチェル:都会にしかなかったセフォラが、これで一気に郊外進出ってことね。そういえば最近ファッションデザイナーのジェイソン・ウー(Jason Wu)も、ビューティブランドを量販店のターゲット(TARGET)で発売している。

スティービー:アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)もスキンケアのラインを考えているという噂はあったけど、それを言ったら大抵のデザイナーのトゥドゥリストに入っているんじゃない?

メイ:10年、いや20年くらい前かもしれないけれど、セレブがこぞってフレグランスを出したときがあったよね?ビヨンセ(Beyonce)からブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)まで。そのあとアパレルの時代があって、JLOのファッションショーに行った記憶もあるし。ケイティ・ホームズ(Katie Holmes)のファッションブランドっていうのもあった。

レイチェル:その流れで残っているのって、オルセン姉妹の「ザ ロウ(THE ROW)」とか、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)のラインくらい?

スティービー:ヴィクトリア・ベッカムは、エスティ ローダーとコラボレーションした後に、自分の会社に2人ヘッドハントして自分のビューティブランドを19年に立ち上げたらしい。さすがビジネスウーマン!

レイチェル:実は夫のデイヴィッド・ベッカム(David Beckham)もロレアルと組んで2018年に「ハウス99 (HOUSE 99)」というグルーミングブランドを立ち上げたようなんだけど、知ってる?

スティービー:その頃は今と違ってヨーロッパにも頻繁に行ってたんだけど、見たことがあるようなないような。

レイチェル:静かに終わったみたい。デイヴィッド・ベッカムの名前と顔を使っても売れないものは売れないということね。

スティービー:でもデイヴィッド・ベッカムは、大麻(カンナビス)を使用した商品を展開するセルラーグッズ(CELLULAR GOODS)というベンチャーに投資し、社外取締役に就任したらしい。自分の名前を使わずに、大麻ビジネスという今後大きくなりそうなビッグドリームに投資とは。

メイ:シビアなビジネスだけど、それだけ魅力的ってこと。ヘイリー・ビーバーのビジネス手腕も楽しみ。

メイ/クリエイティブディレクター : ファッションやビューティの広告キャンペーンやブランドコンサルティングを手掛ける。トップクリエイティブエージェンシーで経験を積んだ後、独立。自分のエージェンシーを経営する。仕事で海外、特にアジアに頻繁に足を運ぶ。オフィスから徒歩3分、トライベッカのロフトに暮らす

スティービー/ファッションエディター : アメリカを代表する某ファッション誌の有名編集長のもとでキャリアをスタート。ファッションおよびビューティエディトリアルのディレクションを行うほか、広告キャンペーンにも積極的に参加。10年前にチェルシーを引き上げ、現在はブルックリンのフォートグリーン在住

レイチェル/プロデューサー : PR会社およびキャスティングエージェンシーでの経験が買われ、プロデューサーとしてメイの運営するクリエイティブ・エージェンシーで働くようになって早3年。アーティストがこぞってスタジオを構えるヒップなブルックリンのブシュウィックに暮らし、最新のイベントに繰り出し、ファッション、ビューティ、モデル、セレブゴシップなどさまざまなトレンドを収集するのが日課

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うな串メインの「うなぎ酒場」は郊外立地でも成り立つか? 常連や女子一人飲みもいて、ダラダラお客が入るが…

 うなぎの様々な部位を串ものにする「うな串」。古くからある食べさせ方だが、酒場人気とともに、うな串をメインにした「うなぎ酒場」も増えてきた。尖った商品だけに現状は、繁華街出店が主だ。住宅街がある郊外でも成り立つのか? 東京・立川の「うなくし」に行ってみた。
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「レディメイド」が「ア ベイシング エイプ®」と再びコラボ 前回は800人が行列

 細川雄太が手掛ける「レディメイド(READYMADE)」は2月27日、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®以下、ベイプ)」とコラボしたアイテムを発売する。両者のコラボは2017年以来となる2回目で、前回は「グレイト(GR8)」に800人が並び、50万円のダウンジャケットが即完売するほど人気を集めた。今回は3パックTシャツ(3万9000円)、Tシャツ(1万2000円)、ロンT(1万8000円)、ジップフーディ(5万円)、スエットショーツ(3万5000円)の5型を用意する。

 3パックTシャツは「レディメイド」のオリジナルボディを採用し、バックプリントにカモ柄の“READYMADE”ロゴを配置する。Tシャツには細川デザイナーが描き下ろした“シャークモチーフ”を、ロンTにはグラフィティアート風の“大猿”のイラストをプリントする。ジップフーディとスエットショーツは定番のシャークモチーフとタイガーモチーフを組み合わせ、「レディメイド」の21年春夏コレクションでも用いるポップなタイポグラフィーを配した。

 3パックTシャツは「レディメイド」の取扱店と各ベイプストアで、そのほかのアイテムは「ベイプ」取扱店と「ベイプ」の公式オンラインサイトで販売する。

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フォトグラファー米原康正が13の写真&映像で振り返る中国の13年

 「WWDJAPAN.com」は中国戦略の先駆者として、中国版ツイッター、ウェイボー(Weibo)のフォロワーを約280万持つ“ヨネちゃん”こと編集者・フォトグラファーの米原康正にロングインタビュー(下記リンク参照)を行った。ここでは「活動を本格化した」という2009年からの13年を、13の写真&映像で振り返ってもらう。

 「最初に中国に招かれたのは09年。『アウトモビリ・ランボルギーニ(AUTOMOBILI LAMBORGHINI)』上海店のパーティーに、元セクシー女優の蒼井そらちゃんを呼びたいと相談されて。行ってみたら中国メディアが50社くらい押し寄せてた(笑)。そのひと月後には、初の展覧会も上海で行った」。


 「11年当時、中国で約2500店舗を運営していたアパレルブランド『メタスバンウェイ(METERS/BONWE)』で、僕のTシャツライン“エムティー(MTEE)”がスタート。記者発表会やパーティーも開催した」。


 「中国に招かれると、イベントの主催者やスポンサーが所有するクラブで、同じく彼らの持ち物である高級車と女の子を絡めて撮影することが多かった。僕の純粋なファンもいたけど、当時の中国で公の場所で露出度が高い女性が大挙するのは珍しかったから、それ見たさで男の子が集まっていた印象(笑)」。


 「05年にAKB48のビジュアルディレクターに就任したんだけど、それが縁で15年には上海を中心に活動するSNH48の写真集をサイパンで撮影することに」。


 「11年に北京でスタートしたストリートファッションの合同展『シック-ヤングブラッド(CHIC-YOUNGBLOOD)』の会場前で。横浜発のアパレルブランド『アイリーライフ(IRIE LIFE)』が僕をフィーチャーして、会場にはグラビアアイドルの杉原杏璃ちゃんと一緒に撮ったビジュアルを巨大パネルにして飾ったりした」。


 「これも11年の北京。こうやって振り返ってみると、11~12年頃が最も訪中していたんだね。月2~3回のペースで、ターミナルシティーということもあり上海や北京を訪れることが多かった。こちらはアートショーに参加した際の、アフターパーティーでの一葉。俳優のサム・リー(SAM LEE)とDJしているね。イベントは、ライブシューティング(撮影)とDJの組み合わせがテッパンだった」。


 「カメラに向かって両手を広げるギャルポーズって、僕が雑誌『エッグ(egg)』時代に流行らせたと思っているんだけど、確たる証拠がないのが残念なところ……(笑)。で、こちらは間違いないんだけど、僕が中国で意識的に流行らせたのがこの腕組みポーズ。ウェイボーのアイコンもこの写真にして、その内に“ヨネポーズ”って呼ばれるように。今でも中国人フォロワーには、『このポーズで一緒に写真を撮ってほしい』ってリクエストされる」。


 フォロワーから届いた“ヨネポーズ”の数々。「修学旅行の集合写真で、クラス全員が“ヨネポーズ”なんてのもあったな。あと11年当時、僕の主な活動は“エロい”女の子の撮影だったから、おっぱいの自撮り写真もフォロワーから毎日何百枚って寄せられた。それを僕がウェイボーで“転発(リツイート)”することで、3000フォロワーが一夜で10万フォロワーくらいに成長して、その女の子がスターになるなんてこともあったね」。


 12年には中国の大手乳業メーカー、新希望乳業のブランド“V美”のキャンペーンを担当。「成都市を中心に女子大生を対象としたコンテストを行い、入賞者は僕のモデルになってもらって撮影。さらに、韓国に行って演技のレッスンを受けることができるって内容だった」。

 「この映像は13年の上海。僕が撮った女の子の写真をコラージュして映像化、それをプロジェクションマッピングしている。この頃、中国の夜遊びシーンも急激にデジタル化していった」。


 16年、中国最大手のEC企業アリババ(ALIBABA)が行ったライブ配信プログラムにゲスト出演。「各界のプロフェッショナルの仕事ぶりを伝える内容で、ほかにシェフやミュージシャンなんかもいたね」。


 「17年の、中国のスマホメーカー『メイズ(魅族、MEIZU)』の新機種発表会。僕がバリ島で撮り下ろした写真を見られるサービスもあった」。


 「21年2月4日には、日本人としてウェイボーの発展に寄与したとして『WEIBO ACCOUNT FESTIVAL IN TOKYO 2020』で表彰された。そういえば、もう1年以上も中国に行っていないんだなぁ……」。

 「“新しい中国”の誕生を主語に近い場所で見られたのは、とてもよい経験だった。僕は世代的に日本のバブルも知っているけれど、その何倍ものパワーを感じたし、人もシステムも一切合切が変わるのに立ち会えたのは本当に貴重。訪中するたびに街並が変わっていった。そのスピードは週単位だったはず。それと多少おこがましいけれど、僕が行ったイベントやその様子を伝えたウェイボーによって『中国でも女の子の水着イベントをやっていいんだ』になったんだと思う。実際、“弟子”と称する輩も出てきて、イベントも模倣された(笑)」。

 「ただ、12年には国のトップが習(近平)さんに代わって、“自由な中国”が一気に転換。分かりやすいところで言うと、SNSで水着がNGになった。胸の谷間なんかも画像を削除されたり、アカウントそのものが停止されたり。習さん以降は、特に性風俗と政治について厳しくなった印象。それに12年にはいわゆる“尖閣問題”も起きて、こちらでも風向きが変わった」。

 「10年の上海万博の頃から中国では金持ちが増えて、彼らが外で遊び出した。それに伴って、さまざまな舶来カルチャーも拡散した。富裕層ジュニアが親の金でクラブを作り、僕を呼んでくれたのもそういった20代を中心とした若年層だった。ウェイボーで僕を知った層。彼らのような若い男の子が興味があるのは女の子。そして、僕はそれと直結していた。エロがもたらすパワーは万国共通だよね(笑)」。

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コーセー、未来のシワを高精度に予測する世界初の数理モデル開発

 コーセーは、年齢と肌の状態から将来のシワを予測する世界初の数理モデルを開発したと発表した。同研究は、情報システム研究機構 統計数理研究所 医療健康データ科学研究センターの野間久史准教授との共同研究によるもので、コーセー研究所の肌情報データベースをもとに最新のデータサイエンス技術を活用し予測モデルを構築した。同社は今後、シワの進行リスクを可視化する技術を、美容カウンセリングやセルフ診断に応用。シワ予防のサービスや商品開発につなげる計画だ。

 近年、国内のシワ改善市場は大手化粧品各社が続々と参入し競争が激化している。同社によると、従来の研究によりシワには紫外線の曝露量や生活習慣、ホルモン分泌量、肌状態など複数の要因が関与することが明らかになってきたが、シワ予測や予防に関する技術はほとんど開発されていないという。同研究では、22~60歳の女性48人を対象に、7年間にわたりシワ・肌状態を観察し、取得したデータ(目尻のシワの目視評価値、肌の水分量、経皮水分蒸散量、皮脂量、肌色の明るさ、肌色の赤み、肌色の黄み)を用いて予測モデルを開発。年齢、肌色の明るさ、肌の赤み、皮脂量の4要素により、将来のシワレベルを高い精度で予測できることを特定した。

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「メゾン マルジェラ」×「リーボック」 “タビ”スニーカーに白と黒の新色を追加

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、「リーボック(REEBOK)」とコラボレーションした“クラシックレザー・タビ”スニーカーの新色、ホワイトとブラックを2月26日に発売する。

 価格は3万5200円(税込)。「メゾン マルジェラ」公式オンラインストアのほか、「リーボック」公式オンラインストアや「リーボック クラシック ストア 原宿」、阪急百貨店の公式オンラインストアと一部セレクトショップで取り扱う。

 「メゾン マルジェラ」を代表する、つま先が2つに分かれたシューズ“タビ(TABI)”と、「リーボック」の定番ランニングシューズ“クラシック レザー(CLASSIC LEATHER)”を融合したシリーズで、オリジナルの“タビ”ソックスが付属する。

 「メゾン マルジェラ」と「リーボック」は2020年に“タビ”と“インスタポンプ フューリー(INSTAPUMP FURY)”を融合したスニーカーを発表。今回のコラボは第2弾で、1月には黒いレザーの上に白くハンドペイントした“ビアンケット加工”タイプを先行発売していた。今後もグレー、レッド、ナチュラルなどの新色を追加する予定だ。

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モンクレールがストーンアイランドの全株式を取得

 モンクレール(MONCLER)は、「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」の親会社であるスポーツウェアカンパニー(SPORTSWEAR COMPANY以下、SPW)の株式30%をシンガポールの政府系投資会社であるテマセク ホールディングス(TEMASEK HOLDINGS PRIVATE LTD.以下、テマセク)の子会社ヴェネツィオ・インベストメンツ(VENEZIO INVESTMENTS)から3億4500万ユーロ(約438億円)で取得する。

 モンクレールは2020年12月にカルロ・リベッティ(Carlo Rivetti)=ストーンアイランド社長兼最高経営責任者(CEO)がオーナーを務めるリベテックス(Rivetex)が保有するSPW株50.1%分と、リベッティ社長兼CEO一族が保有する19.9%分を合わせた合計70%分のSPW株を買い取り、ブランドを傘下に収めることを発表していた。今回、残りの30%を取得することでSPWを完全子会社化する。一連の取引は、3月31日までに完了する見通しだ。

 リベッティ一族とテマセクは、完了日に売却額の50%相当分となる4億250万ユーロ(約511億円)と1億7250万ユーロ(約219億円)の増資をそれぞれ引き受ける。モンクレールの新規発行株は、過去3カ月間の平均価格である1株あたり37.51ユーロ(約4763円)の設定価格でリベッティ一族に1070万株、テマセクに約460万株がそれぞれ発行され、両者は合計で1530万株以上を受け取ることになる。

 新規発行された全ての株式には、申し込み後12カ月以内での売却を制限するロックアップ期間が設けられており、そのうち50%にはさらに6カ月間の制限が課せられている。

 今回の買収にあたり、リベッティ一族をはじめとするSPWの株主たちは、彼らが引き受けるモンクレールの全ての新規株を、モンクレールの株式を22.5%所有するルッフィーニ パルテチパツィオーネ ホールディング(RUFFINI PARTECIPAZIONI HOLDING)に譲渡する事で合意しており、これによって両社の統合を進めることが狙いだ。同社はレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)=モンクレール会長兼CEOのプライベートカンパニーだ。

 モンクレールは一連の計画にあたって、3月25日に臨時株主総会を招集する。また、ルッフィーニ会長兼CEOは引き続きルッフィーニ パルテチパツィオーネ ホールディングを経営し、社名をダブルR(DLOUBLE R)に変更する。ストーンアイランドの買収については、「伝統的な固定観念とは一線を画すラグジュアリーを再定義したい」とコメントした。

 一方でリベッティ社長兼CEOは、「今回の買収はイタリアにとって非常に強力なメッセージであり、私もルッフィーニの考えに同意している。両社が力を合わせることで強くなることが重要だ。特に今回の計画では明確な付加価値が生まれる」。両社は統合に取り組んでおり、D2Cの可能性にも注目している。また、米国およびアジアでの市場を拡大し、ネットワークを強化していく。なお、リベッティ社長兼CEOは、取引完了後にモンクレールの取締役会に加わることになっている。

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レンチングがデニム染色のサステナブルな技術を開発 水・化学薬品・電力を大幅カット

 オーストリアのセルロース繊維最大手レンチング・グループ(LENZING GROUP)は、「テンセル」ブランドのモダール繊維とインディゴ技術の融合「テンセルモダール インディゴカラーテクノロジー」を開発した。ワンステップの原液着色プロセスにより、インディゴ色素を繊維に直接染着することで、大幅に少ない資源量で、通常のインディゴ着色より優れた染色安定性を達成する。

 この技術の導入により、水とエネルギーを大量に使用する従来のインディゴ染色と比較すると、インディゴ染色で使用する水、化学薬品、電力を大幅に節約できる。また、排水の量も少なくなり、熱エネルギーも使用しない。

 また、通常のインディゴ染色と比較して、クロッキングや摩擦に対しての乾湿堅牢度が優れているため、家庭用洗濯での色落ちを防ぎながら、工業用洗濯の技術下ではデニム製品特有のウォッシュダウン効果を実現できる。またこの技術は、幅広い用途に対応し、多様な種類の繊維との複合繊維としても使用できる。

 この製品は、EUエコラベル1認定(ライフサイクル全体にわたり高い環境基準に適合する製品に付与される)を取得。オーストリアで生産され、サステナブルに管理された木材資源のブナ材を主原料としており、米国農務省(USDA)からBioPreferred®の認定も受けている。

 レンチングは、「インディゴカラーテクノロジー」繊維の発売に向けて、デニム工場のカンディアーニ(CANDIANI)やコーン デニム(CONE DENIM)といった大手サプライチェーンパートナーと提携した。

 フロリアン・ヒュブランドナー(Florian Heubrandner)グローバルテキスタイル事業担当バイスプレジデントは「イノベーションは私たちの事業活動の中心的存在だ。サステナブルな繊維の使用から業界をリードする機能や生産プロセスまで、環境保護という目標を常に掲げている。従来の製造プロセスから脱却し、先進的な技術と再生可能な環境配慮型の原料を採用した『テンセルモダール インディゴカラーテクノロジー』は、デニム業界におけるインディゴの用途とサステイナビリティの新たなベンチマークとなる」とコメントを発表した。

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コロナから1年 中国ファッション業界に起きた「7つの変化」 上海在住コンサルが報告

 パンデミックから1年。新型コロナウイルスの感染が最初に広がった中国では、消費が急回復を見せている。この間、中国の小売市場はどんな変化を遂げたのか。上海在住のVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)コンサルタントの内田文雄氏が報告する。

 2020年は中国ファッション市場において忘れ去りたいことも多い1年でしたが、同時に未来に向けた新たな事業戦略を考え実行した重要な1年でもあったと思います。変化のポイントを以下の7つに整理してみました。

1.ライブコマースの加速

 何といってもライブコマース抜きでは2020年の中国のファッション企業の存続は厳しかったと実感しています。20年1月、武漢を中心に中国全土に広がった新型コロナウィルスは、全国のほとんどの実店舗、商業施設を一時閉店に追い込みました。大量の冬物や春物在庫を消化させる必要があるアパレルブランドや小売業は、本部および営業を継続するわずかな実店舗の両面で打開策を考えました。その柱がライブコマースでした。

 本部ではウェブやSNSを通じてKOL(キー・オピニンリーダー、いわゆるインフルエンサー)が商品特徴を説明し、その場で視聴者の反応を見ながら価格を決めて、販売していくという手法が採用されました。アパレルブランドの社長も出演し、KOLとおもしろおかしく掛け合い、商品の魅力を伝えていきます。

 一方、実店舗でも店舗スタッフ総動員で店舗在庫の割引販売に励んでいました。店舗スタッフは実店舗から遠ざかっていた顧客に対し、ティックトックなどを駆使してコミュニケーションをとるのです。アウター+インナー、アウター+ボトムスなど極力セット販売を強化して販売していました。

 本部、実店舗ともにお買い上げいただいたお客さんには全国無料配送を行い、来店できない方々へのサービスを強化していました。

 ライブコマースは、コロナが激しかった昨年2月から4月頃は、多くのアパレルブランドが本部、実店舗ともに午前1回・午後1回の1日2回を週に3日ほど実施していました。1年後の今でもライブコマースは継続されています。ブランドにもよりますが、本部、実店舗で週1回程度実施して新商品をアピールし、同時にシーズン過渡期のセール商品を販売しています。

 コロナ前は各店舗の売上予算にはライブコマース予算という項目は存在しなかったのですが、昨年秋頃からしっかりと組み込まれています。この1年の経験を踏まえ、不測の事態が起こってもライブコマースに置き換えられるようにあらかじめ備えるようになったのです。

2.オンライン販売の強化、実店舗の新規出店の減速

 これは日本も含め世界中で取り組まれている施策ですが、中国においてもオンライン販売(EC)の強化が顕著でした。

 コロナ前のオンライン販売は実際のところ、旧在庫商品を処理したり、価格が比較的安いオンライン専用商品の販売をしたりすることが主目的でした。しかしコロナを機に、旧在庫商品も販売しつつ、実店舗と同じタイミングで新商品(当期商品)を販売するブランドが増えています。

 私見ですが、「ユニクロ」の手法をまねるブランドが増えていると感じています。つまりオムニチャネル化を推し進め、顧客接点を強化する動きです。オンラインで買って実店舗で受け取るクイック&コレクト(C&C)は「ユニクロ」の得意技ですが、ここまで細かなことはまだできていません。まずはオンラインと実店舗で同じ商品を同価格で販売する、といった当たり前のことからスタートさせています。

 私のクライアントの婦人服ブランドは、中国全土に約600店舗(直営200、加盟店400)を展開していますが、20-21年秋冬商戦を終えてオンラインの売上比率(ライブコマース含む)が全体の40%まで達しています。

 一方で実店舗の新規出店は厳選されるようになりました。コロナのような事態が再び起これば、実店舗は容赦なく営業停止になることが分かったからです。加盟店(代理商)と組んでいるアパレルブランドは、在庫リスクを考えて新規出店は控え気味にするようになりました。直営店政策のアパレルブランドは収益性を重視したスクラップ&ビルドに切り替えています。

3.リモート展示会の定着とTOCの拡大

 アパレルブランドの展示会も様変わりしました。昨年は3月展(秋物商品)、5月展(冬物商品)の展示会が中止になったり、開催されても規模縮小を余儀なくされたりしました。省を越えた移動の禁止や、感染者が多い都市間での移動の禁止という厳しい措置が政府によって取られたからです。

 中国の多くのアパレルブランドは全国津々浦々に存在する加盟店で成り立っています。年間4〜6回の展示会を開き、そこで加盟店から注文をとる。展示会がなくなるのは死活問題でした。 

 では、どう対応したか。まず3月、5月の展示会は多くのアパレルブランドが開催を見送りました。その代わりにアパレルブランドの本部と各省の加盟店をリモートでつなぎ、商品を発注する方式を取りました。本部でモデルさんが強化商品を着て、そのコーディネートのバリエーションを披露するのです。有力な加盟店には強化商品のサンプルを事前に届けて、現物を見てもらう方法も採用しました。

 加盟店の発注によって強化商品以外での人気商品が見えてきたら、次は直営店の発注を行います。こうした方法で売りづらい商品を生産しないというリスク回避を行っているのです。ただリモートでは発注者が商品を直接触れないので、モノの良さが伝わりづらいという課題も多く残りました。

 まだコロナが収束していない時期だったため、加盟店が20年春物の在庫を秋に再販売するなどの理由で発注しないケースもありました。20-21年秋冬の発注金額や枚数は、前シーズンと比較して5〜6割にも満たなかったアパレルが多かったようです。

 今後、展示会そのものの開催も小規模になったり、リモートの発注に切り替わったりすることが予想されます。

 9月展(21年春)頃からTOC(Theory of constraints)と呼ばれる期中企画商品政策が台頭してきました。半年前の展示会による一斉発注では精度が低く、売れない確率も高いため、期中に小まめに発注をしてQR(クイックレスポンス)で商品投入をするやり方です。

 TOCは優先的に直営店や一部の有力加盟店に対して行います。発注方式はリモート。店舗は本部から届いたサンプル、あるいは動画や写真を吟味します。加盟店(商品買い取り方式)からすると、これまでのように半年前の展示会で大規模な発注をする必要がありません。TOCなら少量の発注が可能で、かつ売れる確率が高い。値引き率を抑え、高い消化率も期待できることから歓迎する声が多いようです。

4.IPコラボの台頭

 IP(知的財産)コラボ商品もこの1年で目立つようになりました。もちろん背景にはハイブランドを中心にした世界的なIPコラボブームもあるでしょう。中国のアパレルブランドは差別化の切り札としてアニメキャラクターや異業種とのコラボを積極的に仕掛けるようになりました。

 コラボといっても奇をてらったことではなく、自社のブランドの代表的なアイテムにキャラクターをプリント、刺繍するといったオーソドックスなやり方です。ディズニーのほか、日本の漫画やアニメキャラクターが人気を集めています。例えばハローキティは同じ時期に複数のウィメンズブランドがコラボ商品を展開しています。通常商品と比べ若干価格は高いのですが、販売数量限定でお客さんの気持ちをくすぐり、よく売れています。

5.ファストファッション人気の陰りと撤退

 中国でもファストファッションが失速しています。中国には2000年代から「ザラ」「H&M」「C&A」「フォーエバー21」「ニュールック」といった欧米のファストファッションブランドが進出を果たしました。コロナ前から陰りが出ていましたが、コロナが駄目押しになったといえるでしょう。

 今年1月、「ザラ」を運営するインディテックス(INDITEX)が、中国市場で傘下の「PULL & BEAR」「ベルシュカ」「ストラディバリウス」の実店舗を全て閉めると発表しました(オンライン販売は継続)。中国アパレル業界には衝撃が走りました。もはや低価格のトレンドデザインだけでは中国市場で勝てません。品質が伴わないブランドは淘汰されるという事象だと思います。

 「中国のザラ」を目指すと宣言していた中国のアパレルメーカー、La Chapelle(拉夏贝尔)が、昨年8月に破産宣告を受けて全国5000店舗以上もの閉店を余儀なくされました。ウィメンズを中心にメンズ、キッズなど合わせて十数のブランドを擁していた大手企業です。社内競合もあって差別化ができていなかったことと、実店舗を重視し過ぎオンライン販売の施策に乗り遅れたことも倒産の要因といわれています。La Chapelle同様に実店舗の出店拡大に依存していた中小アパレルメーカーも、倒産や縮小の憂き目に遭っています。オンライン販売の戦略の有無で明暗が分かれたかたちになりました。

6.アクティブウエアブランドが勢いを増す

 コロナ前からアスレジャーが盛り上がりを見せてきた中国では、健康やスポーツへの意識がますます高まっています。「ルルレモン」「ナイキ」「アディダス」など欧米のブランドのアクティブウエアを求める女性が急増しました。コロナ禍で在宅勤務が増え、1日のほとんどを家で過ごすことが多くなったため、自宅で運動する習慣が定着しました。

 日常生活が戻り出した昨年秋、「ルルレモン」は上海の新天地に旗艦店を出店しました。ここがチャンスとばかりにブランディング確立のため、屋外でのヨガレッスンを開催したりしていました。上海でもニューヨークばりに街着として「ルルレモン」で闊歩する女性を見かけるようになりました。

 「ルルレモン」は高価格(中国ドメスティックアクティブウェアの4〜5倍)にもかかわらず、割引を一切せずプロパー販売を強気で通してきました。競合の「ナイキ」「アディダス」でさえ大幅割引で在庫消化を図っていたのに、「ルルレモン」はブランディングを徹底しています。トレーニングウエアとしては高価ですが、街着としても活用できるのなら経済力のある女性にとって高くないのでしょう。

 アクティブウエア人気に中国のアパレルも黙っていません。いくつかのカジュアルブランドが新カテゴリーとしてヨガウエアを展開したり、中国の大手スポーツブランドがアクティブウエアの強化に乗り出したり、さらに新興の専門アパレルが次々に登場したりしています。コロナがもたらしたファッション市場の最大の変化を挙げるなら、この領域商品への関心の高さと、将来の可能性だと思います。

7.オフプライスストアが受け皿として拡大

 中国のオフプライスストアは大都市に近いエリアに5000〜1万平方メートル規模の店舗を構えて、キャリー在庫商品と一部シーズンを過ぎた商品を決められた期間、激安価格で委託販売します。

 先行きの見えないコロナ禍では、生活必需品が第一に求められました。ファッションの需要は非常に低くかった。誤解を恐れずにいえば「服は着られれば、靴は履ければいい。安ければさらに良い」という状況でした。つまりファッション性や付加価値を売りにした服や靴が売なかなか売れにくい。そんな中、在庫商品を信用がおける先で換金したいアパレル側と、買い取りでなくリスクのない委託方式で販売するオフプライスストア側との思惑が一致し、中国でオフプライスストアが台頭したのです。

 アパレルブランド側からすると在庫は1日でも早く、1つでも多く消化したい。でも、変なバッタ屋に任せると異常に安く、かつとんでもない売り場に回されてしまい、ブランドを毀損する恐れがある。信頼のおけるオフプラスストア なら売り場はブランドごとに明確に分けられ、ブランドロゴもキチンと出し、専任販売スタッフも付けて販売してくれる。コロナによる在庫過多を受けて、あっという間にオフプラスストアが業態として確立された感があります。

内田文雄(うちだ・ふみお):福岡県福岡市生まれ。ワールドで22年間のVMD経験、1993年に上海交通大学留学、上海駐在を経て、その後はアジア事業で海外を飛び回る。2005年ユニクロへ転じ、海外の大型店などのVMDを手がける。2011年、独立して上海に拠点を移す。中国のアパレル、小売企業に対しての実務指導、セミナー講演を行う

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マシューの新生「ジバンシィ」を片寄凉太が祝福 ドーバー銀座に限定ストア

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」は2月26日〜3月31日、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)1〜2階にポップアップストアをオープンする。クリエイティブ・ディレクターのマシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)による初のコレクションを、メンズ・ウィメンズ共に扱う。

 オープンに先駆け、2月に「ジバンシィ」のアンバサダーに就任した、歌手で俳優の片寄涼太が来場した。一足早くコレクションをチェックし、「テーラリングをはじめとする『ジバンシィ』の物作りに、マシューの若々しくエッジの効いたエッセンスが加わっていると思います」と語った。着用していたジャケットについては「袖にプレスが施されているなど、パッと見ただけでは気づかないギミックもあるんです」と魅力を話し、「昔から『ジバンシィ』のファンでした。ブランドが生まれ変わるこのタイミングでアンバサダーに就任できてとてもうれしいです」と笑顔を見せた。

 ウエアは、片寄が着用した直線的なシルエットのテーラードジャケット(27万4000円)とジップアップシャツ(6万8000円)をはじめ、白いペンキを全面に施したデニムパンツ(9万5000円)、スナップボタンでヨークが取り外せるブルゾン(37万円)などをそろえる。グッズは、アイコンバッグ“アンティゴナ”をゴツめのチェーンでアレンジした縦長のミニバッグ(16万9000円)やボディーバッグ(14万5000円)、新作バッグ“カット・アウト”シリーズ、アッパーの流線と透けるソールが近未来的なムードのスニーカー(11万5000)などを用意する。

 空間演出では、マシューと親交の深いイギリス出身のアーティスト、ユアン・マクファーレン(Ewan Macfarlane)と協業。1階のインスタレーションスペースは、ブランドエンブレム“4G”で床と壁をおおい、コレクションを象徴するハードウエアに着想したクロムメッキ仕上げの什器を設置した。高さのある什器にはマクファーレンがポップアップのために制作した彫刻作品を置き、2階物販スペースにも同氏による手の彫刻が並ぶ。

■GIVENCHY POP-UP STORE
日程:2月26日〜3月31日
場所:ドーバー ストリート マーケット ギンザ 1〜2階
住所:東京都中央区銀座6-9-5

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ギリシャ発アクセサリー「フォリフォリ」日本法人が破産 一部店舗は別会社が運営

 ギリシャ発アクセサリーブランドの「フォリフォリ(FOLLI FOLLIE)」の日本法人フォリフォリジャパンが2月19日、東京地裁から破産開始決定を受けた。東京商工リサーチによると、負債総額は13億4000万円。路面店や百貨店で時計やバッグ、ファッションジュエリーなどを販売しており、ピーク時の2006年2月期には売上高55億円だった。その後は苦戦し、19年12月期の売上高は30億円にまで減った。また、本国親会社の粉飾決算やマネーローンダリングの不祥事が発覚し、親会社からの支援が滞っていた。さらに新型コロナウイルス感染拡大の打撃で、21年2月までに一部事業を別会社に事業譲渡した。「フォリフォリ」の一部店舗は別会社で継続している。

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「ボッテガ・ヴェネタ」が中国向けSNSウェイボーのアカウントも削除 インスタに続いて

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が2月24日にウェイボー(Weibo)の公式アカウントを削除したことが判明した。同アカウントのフォロワー数は27万だった。

 同ブランドは1月にも250万フォロワーを有し、190万にも及ぶ投稿を行ってきたインスタグラムのアカウントが突如削除されたことで話題になっていた。

 ブランドとしてはSNSを削除したことに関して一貫して沈黙を守っているが、親会社ケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、2月17日の決算会見の中で「SNSの世界から消えるわけではなく、SNSを異なる方法で使用しているにすぎない。アンバサダーやファンがさまざまなSNSでブランドについて発信するために『ボッテガ・ヴェネタ』は必要な素材を提供し、自分たちが発信するのではなく彼らに代弁してもらうことに注力することを決めた」とコメントし、この戦略は効果が表れていると説明した。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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アイヌの伝統工芸支援を目的としたモノづくりプロジェクト 藍染ストールやオブジェなど販売

 一般社団法人阿寒アイヌコンサルンは、アイヌ文化の伝承と工芸作家の支援を目的としたモノづくりプロジェクト「アカン アイヌ アート&クラフト→ネクスト(AKAN AINU ARTS & CRAFTS → NEXT)」から、さまざまなコラボレーターを招いた新作商品を開発した。2021年初夏の発売をめざす。

 札幌の印刷会社zabo.incと作家の郷右近富貴子による藍染ストールや、彫金作家のAgueとブランドディレクター鶴本晶子によるガラスのショープレート、札幌のセレクトショップ、ファビュラス(FAbULOUS)と木彫り作家の瀧口健吾によるキツネのオブジェなどがそろう。

 同プロジェクトは昨年、北海道阿寒湖温泉を拠点とするアイヌ工芸作家の活動支援とブランド化を目的に始まった。さまざまなコラボレーションを通じて、伝統を重んじながら現代的な感覚を商品に取り入れている。

 加えて、伝統工芸品の技術を生かしたサステナブルな取り組みとしてアップサイクルプロジェクト「チカㇻイタ」をスタートした。第1弾として、阿寒湖アイヌコタンの木彫り作家たちが、廃棄予定だった北海道産白樺の間伐材を原料とする木の皿に文様を一つ一つ彫り上げ新たな作品を生み出した。

 阿寒アイヌコンサルンはアイヌ民族の自主的な経済活動を促進し、人種や民族に基づくあらゆる障壁を克服した共生社会の実現と多様な文化の発展を目指す。

問い合わせ先
AKAN AINU ARTS & CRAFTS → NEXT(一般社団法人阿寒アイヌコンサルン)
0154-65-8973

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「アルベルタ フェレッティ」2021-22年秋冬ミラノ・コレクション

 「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」が2021-22年秋冬コレクションをミラノで発表した。

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ファッション業界でキャリアを積んだ夫妻がサステナブルなセレクトEC立ち上げ エシカル消費には“ワクワク感”が大事

 2020年2月にオープンしたオンラインセレクトショップ「ボーダーレスクリエーションズ(BORDERLESS CREATIONS)」は、世界中のサステナブルな雑貨やファッションアイテムをそろえている。創業者はファッション業界に長らく身を置いてきたチャン・ユーチンと若井康弘夫妻だ。トレンドを追い、大量生産大量廃棄を繰り返す業界に違和感を抱いていた2人は、子どもの誕生を機に「次世代のためにできること」を探し始め、人々にサステナブルなライフスタイルを提案するECショップを立ち上げた。現在「サステナブルな選択を、知って感じて、想像して、できることから」をコンセプトに、バッグやアクセサリー、インテリア雑貨、日用品など28ブランドを取り扱う。

 3月3〜9日には初のポップアップストアを三越銀座店3階にオープン予定。セレクトショップに留まらず、ワークショップやコンサルティングなどサステナビリティにまつわる発信に取り組む2人に話を聞いた。

WWD:2人の経歴は?

チャン・ユーチン(以下、チャン):私は東京生まれの台湾人です。日本でインターナショナルスクールに通った後、アメリカの大学でコンピューターサイエンスを学びました。卒業後はモルガン・スタンレー(MORGAN STANLEY)のIT部に勤務。ちょうどECの走りの時期でした。2002年には日本上陸3年目のアマゾン(AMAZON)に転職し、リテール部のプロジェクトマネージャーを経験しました。一方で、小さい頃からファッション業界に憧れがあり、思い切って仕事を辞めて、イタリアのフィレンツェにあるファッション専門学校のポリモーダ(POLIMODA)へ留学。そこで運良く「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」でインターンをすることができ、帰国後は「ジル サンダー(JIL SANDER)」でアシスタントMD、その後「ユークス ジャパン(YOOX JAPAN)」の立ち上げに携わってカントリーマネジャーを務め、「ラコステ(LACOSTE)」や「ボンポワン(BONPOINT)」などで経験を積みました。「ボーダーレスクリエーションズ」はこれまでのキャリアの集大成です。

若井康弘(以下、若井):僕には彼女のように華やかな転身ストーリーはありませんが、昔から古着がとても好きで、卒業後は渋谷の洋服屋で働きはじめました。もう少しモノづくりの深い部分を見てみたいと思い、「アー・ペー・セー(A.P.C.)」に転職。代官山店の店長や本社の営業、店舗を統括するマネージャーなどを経験しました。13年ほど働いた後、リムジン・インターナショナルのアパレル部門に転職。別の部署にアメリカの古材を扱う「ギャラップ(GALLUP)」があり、古い納屋などの解体で生まれる古材を再利用して国内のセレクトショップやカフェに販売しているのに興味を持つようになりました。古着もしかり、資源をリユースするサステナブルな感覚は、キャリアを積むうちに自然と身につきましたね。

次世代のために出来ることは何か

WWD:「ボーダーレスクリエーションズ」の構想はどのように始まった?

チャン:彼とは「アー・ペー・セー」で働いていた友人の紹介で知り合いました。付き合っていた頃から、「将来、2人で何かやりたいね」と話していたんです。モノを作ることも選択肢にありましたが、子どもができたときに「この子が大きくなった時に地球ってどうなっているんだろう?私たちは、次世代に何が残せるのだろうか?」と考えるようになり、世界のエシカル商品を取り扱うECサイトの立ち上げを決めました。私には学生の頃から自分でセレクトショップを開くという夢があって、お店の名前は「ボーダーレス」と考えていたんです。

WWD:「ボーダーレスクリエーションズ」のコンセプトは?

チャン:あらゆる垣根を越えて、世界中のクリエイションを発信したいという思いで名付けました。消費者一人一人がクリエイションに触れて、サステナブルな選択を気軽にできる世の中になってほしい。生活に取り入れやすく、使っていてワクワクするようなモノを提案しています。

WWD:商品はどのように買い付けた?

チャン:まずは日本エシカル協会が主催する日本エシカルコンシェルジュ講座を受けました。サステナブルリサーチツアーと題して、5歳の息子を連れてフランス、スウェーデン、イギリス、イタリアの計7都市を3週間かけて回りました。

若井:目星をつけていたショップを回ったり、現地でのサステナブルな取り組みを見聞きしたりして、とても刺激的でした。スウェーデンは認証マークやフェアトレード商品などがかなり浸透していましたし、フィレンツェではアテンドしてくれた人の娘さんが「今、おばあちゃんたちが着ていたようなビンテージアイテムがトレンド」と教えてくれました。ロンドンでは親がペットボトルを持っていると子どもたちに怒られるなんて話も聞きました(笑)。子どもからボトムアップで親世代を教育する仕組みができているんだと感心しましたね。同行した息子もとても感化された様子で、帰国後にコンビニに行くと、店員さんに「フェアトレード商品ありますか?」と聞くようになりました。

チャン:実際にこの旅で取り引きが始まったブランドもあります。店を回りながら「ボーダーレスクリエーションズ」の構想を話すと、皆さんとても協力的で「(取り引きする商品の数は)ミニマムの半分でいいよ」と言ってくださるところもありました。サステナビリティを広めるには連携が不可欠であるという姿勢を学びました。

共感できるストーリーと生活に取り入れたくなるデザインを重視

WWD:現在の売れ筋の商品は?

チャン:掃除や食材を洗う時に使えるホタテパウダーが人気です。テレビで紹介されると、15分ほどで完売。乾燥させた貝を高温で粉末状にした強いアルカリ性の万能パウダーで、洗濯洗剤や歯磨き粉、入浴剤としも使えます。洗濯の乾燥時に使えるドライヤー・ボールもオススメです。洗濯物と一緒に乾燥機に入れると、柔軟剤が必要なく乾燥時間も短縮できます。うちではホタテパウダーと合わせて使っていて、液体洗剤も柔軟剤も使わなくなりました。

若井:カナダのブランド「ウラット(ULAT)」のドライヤー・ボールは、世界で唯一特許を取得しています。原料となる羊毛を刈り取る時には羊が傷付かないように配慮しているので動物愛護の観点からも安心です。

チャン:竹の歯ブラシは今さまざまなブランドから出ていますが、私たちが取り扱う「ハンブルブラッシュ(HUMBLE BRUSH)」はスウェーデンの歯科医が立ち上げました。彼は子どもたちに歯磨きの仕方を教えにアフリカに行ったときに、そもそも子どもたちが歯ブラシを持っていないことに衝撃を受けたそうです。歯ブラシが1本売れるごとに製造コストと同額、もしくは歯ブラシ1本をNGO団体に寄付する仕組みです。

若井:創業者の彼がただ寄付するだけでなく、現地で磨き方を教えているストーリーまで素晴らしいと思いました。取り扱う商品は、手にとって気分が高揚するデザインであることと、その背景やストーリーを重視しています。いろいろな角度から下調べをして、本当にこれを世の中に伝えたいか吟味しています。

チャン:商品の梱包も簡易包装にこだわっています。メーラーバッグ(発送袋)は完全に堆肥化できるもので、商品タグは切り込みを入れてiPhoneスタンドとして再利用できるようにデザインしました。すぐに捨てない意識を持つきっかけになればと思います。

WWD:商品のストーリーを伝える工夫は?

チャン:サイトには商品一つ一つのストーリーや私たちの思いを載せていて、SNSにはブランドのインタビューや商品のハウツー動画もアップしています。地球は深刻な環境問題を抱えていますが、シリアスに語るのではなく「楽しくみんなで生活を変えていきましょう」というメッセージを込めています。

若井:きっと一歩踏み出すと、「次はここを変えてみよう」など新たな悩みが出てくると思います。僕たちは初めの一歩を踏み出すきっかけを提供したい。インスタグラムには息子も登場し、積極的に商品を紹介しています(笑)。

ファッション業界に“まずは一歩踏み出してほしい”

WWD:今のファッション業界について思うことは?

若井:特に日本の大手アパレル企業は、大きいことに取り組もうとするあまりに初動が遅れている印象です。身近なことからでもいいと思うので、まずは一歩踏み出してほしい。小規模のブランドには、環境意識を高く持ってモノづくりしているところも多く見かけるようになりました。ぜひ、連携していきたいと思います。

チャン:ファッション業界にいる友人たちからも「情報を発信してくれてありがとう」という声をもらっています。「うちの会社が展示会を開くんだけど、プラスチックと缶だったらどっちがいい?」とか「ショッパーはどうだろう?」なんて相談も受けるようになり、周りの意識を少しずつ変えられていると実感しています。

WWD:今後の目標や計画は?

チャン:売り上げは毎月伸長しています。テレビでもSDGsが取り上げられるようになり、消費者の意識の変化が反映されているようです。オンラインでのセレクトショップはスタート地点。私たちの想いを発信するため、ポップアップやワークショップなどさまざまなイベントを企画しています。今年は3月に三越銀座店、6月に高島屋玉川店でポップアップを開く予定です。企業と一緒に企画を考えるなどコンサルティングも行いたいと考えています。

若井:現在、サステナブルな商品の購入者は女性が多く、男性への浸透はこれからです。一緒にサステナビリティーを広めていけるメンバーを募り、もっと男性たちにも呼びかけたいです。古着ファッションを楽しんでいる若者には、そこを入り口に環境問題に関心を寄せてほしい。最近は週末、家族でゴミ拾いイベントに参加し、生ごみを堆肥(土の栄養)に変えるコンポスト活動に取り組んでいます。このようなことが普通になって、皆が楽しみながら環境活動に取り組むめればと思います。

■「ボーダーレスクリエーションズ」ポップアップ
日程:3月3〜9日
場所:銀座三越本館3階ルプレイス内
住所:東京都中央区銀座4-6-16

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「ヌメロ ヴェントゥーノ」2021-22年秋冬ミラノ・コレクション

 「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」が2021-22年秋冬コレクションをミラノで発表した。

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環境問題に立ち向かう「ジェン」の“世界初”ソール

 アパレルブランドをプロデュースするファイブ トウキョウは、ソールブランド「ジェン」を設立した。名前の由来は“GENERATION TO THE NEXT”。次世代のために環境に配慮したソールづくりを目指す。今、世界で廃棄される靴の大半は埋め立て処分されている。石油系素材を使用しているため生分解性が低く、地中に残ることで放出される揮発性有機化合物や温室効果ガスは、健康被害や地球温暖化の温床ともいわれている。「ジェン」の土に還る世界初の“天然ゴム特殊発泡ソール“は、その解決策となる。

革新的な天然ゴム発泡技術で
従来のソールが抱える課題を解決

 「ジェン」最大の特徴は、天然ゴムの特殊発泡素材を生成する技術でつくられたソールだ。これまでゴム素材を発泡させるには石油系、または人工的な薬品が必要といわれていたが、ファイブ トウキョウは一部の自然鉱物で発泡させることに成功。この自然科学による特殊発泡技術は、現在PCT国際特許出願中だ。

 原料となる天然ゴムはインドネシアとタイから調達しており、生ゴムを中国の工場でビーズ状の細かいペレットに加工して発泡ソールを製造している。ペレット作成時に、物質が安定して混ざるための比率と混入方法も研究を重ねた。

 環境に優しいだけでなく、機能面でも優れた特徴を有する。一般的なシューズに用いられるラバーソールに比べて2倍以上の軽量化に成功し、同時に高いクッション性も実現させた。また、足のいかなる動きにも適応する屈曲性と適度な反発性を兼ね備えて足運びを軽快にし、高い耐摩耗性によって一般的なシューズよりも長く履き続けられることが同社の調査で証明されている。

 販売メニューは「オーダーメイドソール」とセミオーダーの「オープンモールドソール」の2種。「オーダーメイドソール」ではより自由度の高いデザインはもちろん、ペレットの調合や発泡率によるソールの密度、硬度やグリップ力、クッション性などの機能性、重量を細かく調整できる。「オープンモールドソール」でも機能面の調整は可能で、ソールのデザインは、アッパーの形状によって汎用性の高い2種類から選択する。

 同社は「ジェン」でのビジネスを通して社会貢献にも意欲的だ。世界には靴のない子どもが3億人いるといわれており、足からの寄生虫感染症やけがによる破傷風の問題が深刻化している。子どもたちの安全を守るために、同社は2030年までに「ジェン」の売り上げの一部で貧困地域に現地法人をつくり、工場や設備の導入、技術指導を行い、地域雇用を生み出しながら、靴のない子どもたちに安価で靴を届けることを目標に掲げる。また次世代にも事業が継承するよう、学校などの教育機関の設立も計画し、地域と協力して持続可能な事業の構築を目指していく。

1. 生分解性 100%天然素材使用。埋め立て後に生分解され土に還るので環境にも人体にも優しい
2. 防滑性 ドライ、湿潤、氷上を問わず滑りにくい〈EVAソール比較〉ドライ3倍 / 湿潤2倍 / 氷上5倍
3. 軽量性 天然ゴムを発泡させることで軽量化〈ラバーソール比較〉2.7倍軽量
4. 耐摩耗性 高い耐摩耗性を有し、機能が長期間持続する〈ラバーソール比較〉6倍〈EVAソール比較〉2.6倍
5. クッション性 クッション性が高く、卵を3mの高さから落としても割れない
6. 屈曲性 柔らかな屈曲性により、さまざまな体勢にも適応。耐屈曲性も併せ持つ

“靴底のパートナーになることで、
社会問題の解決に
取り組んでいきたい”

 「ブランドを立ち上げたのは、靴の埋め立て問題を知ったことがきっかけでした」。そう語るのは、ファイブ トウキョウの齊藤裕介社長だ。「ソールはシューズの快適性と機能性を支えますが、その代償として環境への影響が最も大きいパーツ。解決するには新しい技術と適切な方法を結び付けなければいけません」と続ける。

 リサイクルという手段もあるが、埋め立て処分される靴を生分解させ、有害なガスを発生させず土に還すことで環境負荷を減らす方が近道だと考え、天然ゴムを使用し、生分解性を実現した土に還るソールブランド「ジェン」を設立した。

 一番の特徴である天然ゴムの特殊発泡素材を使ったソールは、親交のあった技術者たちが15年の開発期間を経て生み出したもの。「天然ゴムを主体とした100%天然由来の成分で発泡させることで、従来の天然ゴムソールが抱えていた、重い、耐摩耗性が低くグリップ力が低下する、熱に弱い、汚れやゴミが付きやすいといった技術的な課題を解決し、高機能性なソールが完成しました。『ジェン』がさまざまなシューズブランドの靴底のパートナーになることで、環境負荷を可能な限り抑え、社会問題の解決に取り組んでいきたい。いずれは、世界で年間250億足生産されているといわれる靴のソールを、この技術を使って全て土に還したいです」。

PROFILE:齊藤裕介(さいとう・ゆうすけ)/ファイブトウキョウ社長:アパレルメーカー勤務を経て、2006年にメディアやブランドのクリエイティブを総合的に制作、ディレクションするライドメディア&デザイン取締役として創業に参画。16年にアパレルブランドを主にプロデュースするファイブ トウキョウを設立。現在はサステナビリティやウェルネスも含むブランドクリエイターとして活動する

問い合わせ先
ファイブ トウキョウ
03-6451-0288

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「フェンディ」2021-22年秋冬ミラノ・コレクション

 「フェンディ(FENDI)」が2021-22年秋冬コレクションをミラノで発表した。

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「フェンディ」2021-22年秋冬ミラノ・コレクション

 「フェンディ(FENDI)」が2021-22年秋冬コレクションをミラノで発表した。

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「リアルに欲しい!」がそろう“シブスク”で佐田真由美と新居由梨がプレゼント選び

 渋谷スクランブルスクエア(通称:シブスク)は、渋谷の新たなランドマークとして注目を集めるショッピングスポットだ。渋谷駅直結という抜群のアクセスに加えて、ラグジュアリーからコスメ、セレクトまで多彩なブランドがそろうため、目当てのものを一気にチェックできるのも大きな魅力。そんなシブスクに、モデルの佐田真由美さんとスタイリストの新居由梨さんが訪れた。今回は二手に別れて、互いへ贈りたいトレンドアイテムをショッピング。春の買い物計画の参考にしてみては?

プレゼント選びに奮闘する
2人のスペシャルムービーを公開

本スペシャルムービーをご覧の方に抽選でプレゼントをご用意。詳しくは動画をチェック(応募期間は3月12日まで)

おしゃれ心を刺激する
こだわりのアイテム探しから

 3階には、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」などラグジュアリーブランドのストアが並ぶ。佐田さんがまず訪れたのは、「ティファニー」。壁面のホワイトとティファニーブルーが印象的なコンセプトストアだ。自動販売機でフレグランスを購入できるという特別な体験もできる。ジュエリーにもこだわる新居さんへのプレゼントに選んだのは、“ティファニー T ワン ワイド リング”だ。女性の肌をより美しく引き立てるローズゴールドに繊細なダイヤモンドが並ぶ。そして、こっそり自分用にバングルもゲット。「いつも頑張っている自分にもご褒美!というのは言い訳ですね(笑)」と佐田さん。
 「ジミー チュウ」では、新作バッグとシューズをチェック。アイコンバッグ“ヴァレンヌ”のトップハンドルと、べっ甲素材仕上げで90’sの雰囲気漂うサンダルが気になる模様。実際に身に着けながら吟味をした結果、「サイズ感もイエローカラーもかわいい。ショルダーにもなるから、アクティブな由梨さんにぴったり」と、プレゼントはバッグに決定。
 新居さんの買い物は「ステラ マッカートニー」からスタート。「サステナビリティを重視したブランドの先駆け的存在ですよね。デザインのみならず、素材やモノづくりへの姿勢にも注目しています」とじっくり店内を見ていく。中でも目に留まったのは、オーガニックコットン素材のフーディだ。「今季のトレンドアイテムであるフーディは、こんな愛嬌のあるカウ(牛)プリントで着こなしにアクセントをプラスするのも良さそう。ドレスからカジュアルまでなんでも着こなす真由美ちゃん。きっと似合うはず!」

デイリーを彩る最旬アイテムをゲット

 7階に移動した新居さんが訪れたのは「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」。「仕事のリースではもちろん、プライベートでもよく利用するブランドです。ショップスタッフの方の知識も豊富なので、とても信頼しています」と新居さん。広い店内をくまなく見て選んだのは、顔まわりが華やぐミントグリーンのニットとプルオーバーブラウスだ。「ブラウスのフロントリボンはそのまま垂らしても、アレンジをしても。寒い季節は中にタートルニットを入れたりとオールシーズン活躍するはず。デニムに合わせても素敵そう」。
 一方の佐田さんは6階のコスメフロアへ。「コンパクトなのにブランドが充実!それでいて閉塞感がないのがいいですね」と、今回はお目当ての「セルヴォーク(CELVOKE)」へ向かう。さっそく手に取ったのは、まぶたに溶け込むようになじむ植物オイル配合のアイシャドウ“ヴォランタリー アイズ”の新色。「由梨さんは普段、ピンクのメイクアイテムは選ばないはず。けれど、くすみを帯びたこんなカラーならモードに決まりそう!」と2色をゲット。さらに、「まだまだ乾燥しがちな今の季節にも肌状態を底上げしてくれます」というスタッフのアドバイスで、人気の導入美容オイル“コンセントレートオイル”を追加し、買い物終了。

買い物を終えて再会。
大満足なショッピングに

 お待ちかねのプレゼント交換タイムは大盛り上がりだ。「うれしい!」「普段は選ばないかもしれないけれど、絶対に似合うはず!」というやりとりは、互いの好みを熟知している2人だからこそ。
 「ネットショッピングはもちろん便利だけれど、実際に手で触れて身に着けて買い物ができるってやっぱり楽しい」と佐田さん。新居さんは「旬のブランドがギュッと詰まっている“シブスク”は、シーズン始めのトレンドチェックにもぴったり!」と振り返った。

佐田さん衣装:ジャケット9万5000円、ニット10万5000円、パンツ6万9000円、バッグ8万7000円/以上ステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー カスタマーサービス03-4579-6139)新居さん衣装:すべて私物
※RG=ローズゴールドを表します
※撮影のためマスクを外しています
MODEL:MAYUMI SADA
STYLING & MODEL:YURI ARAI 
PHOTOS:YOKO NAKATA(MAETICCO)[MODEL], OSAMI WATANABE[STILL]
MOVIE DIRECTION:RYOJI KAMIYAMA
MOVIE PRODUCE:RYO MURAMATSU
HAIR & MAKEUP:MIKAKO KIKUCHI(TRON)

問い合わせ先
渋谷スクランブルスクエア
03-4221-4280

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「リアルに欲しい!」がそろう“シブスク”で佐田真由美と新居由梨がプレゼント選び

 渋谷スクランブルスクエア(通称:シブスク)は、渋谷の新たなランドマークとして注目を集めるショッピングスポットだ。渋谷駅直結という抜群のアクセスに加えて、ラグジュアリーからコスメ、セレクトまで多彩なブランドがそろうため、目当てのものを一気にチェックできるのも大きな魅力。そんなシブスクに、モデルの佐田真由美さんとスタイリストの新居由梨さんが訪れた。今回は二手に別れて、互いへ贈りたいトレンドアイテムをショッピング。春の買い物計画の参考にしてみては?

プレゼント選びに奮闘する
2人のスペシャルムービーを公開

本スペシャルムービーをご覧の方に抽選でプレゼントをご用意。詳しくは動画をチェック(応募期間は3月12日まで)

おしゃれ心を刺激する
こだわりのアイテム探しから

 3階には、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」などラグジュアリーブランドのストアが並ぶ。佐田さんがまず訪れたのは、「ティファニー」。壁面のホワイトとティファニーブルーが印象的なコンセプトストアだ。自動販売機でフレグランスを購入できるという特別な体験もできる。ジュエリーにもこだわる新居さんへのプレゼントに選んだのは、“ティファニー T ワン ワイド リング”だ。女性の肌をより美しく引き立てるローズゴールドに繊細なダイヤモンドが並ぶ。そして、こっそり自分用にバングルもゲット。「いつも頑張っている自分にもご褒美!というのは言い訳ですね(笑)」と佐田さん。
 「ジミー チュウ」では、新作バッグとシューズをチェック。アイコンバッグ“ヴァレンヌ”のトップハンドルと、べっ甲素材仕上げで90’sの雰囲気漂うサンダルが気になる模様。実際に身に着けながら吟味をした結果、「サイズ感もイエローカラーもかわいい。ショルダーにもなるから、アクティブな由梨さんにぴったり」と、プレゼントはバッグに決定。
 新居さんの買い物は「ステラ マッカートニー」からスタート。「サステナビリティを重視したブランドの先駆け的存在ですよね。デザインのみならず、素材やモノづくりへの姿勢にも注目しています」とじっくり店内を見ていく。中でも目に留まったのは、オーガニックコットン素材のフーディだ。「今季のトレンドアイテムであるフーディは、こんな愛嬌のあるカウ(牛)プリントで着こなしにアクセントをプラスするのも良さそう。ドレスからカジュアルまでなんでも着こなす真由美ちゃん。きっと似合うはず!」

デイリーを彩る最旬アイテムをゲット

 7階に移動した新居さんが訪れたのは「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」。「仕事のリースではもちろん、プライベートでもよく利用するブランドです。ショップスタッフの方の知識も豊富なので、とても信頼しています」と新居さん。広い店内をくまなく見て選んだのは、顔まわりが華やぐミントグリーンのニットとプルオーバーブラウスだ。「ブラウスのフロントリボンはそのまま垂らしても、アレンジをしても。寒い季節は中にタートルニットを入れたりとオールシーズン活躍するはず。デニムに合わせても素敵そう」。
 一方の佐田さんは6階のコスメフロアへ。「コンパクトなのにブランドが充実!それでいて閉塞感がないのがいいですね」と、今回はお目当ての「セルヴォーク(CELVOKE)」へ向かう。さっそく手に取ったのは、まぶたに溶け込むようになじむ植物オイル配合のアイシャドウ“ヴォランタリー アイズ”の新色。「由梨さんは普段、ピンクのメイクアイテムは選ばないはず。けれど、くすみを帯びたこんなカラーならモードに決まりそう!」と2色をゲット。さらに、「まだまだ乾燥しがちな今の季節にも肌状態を底上げしてくれます」というスタッフのアドバイスで、人気の導入美容オイル“コンセントレートオイル”を追加し、買い物終了。

買い物を終えて再会。
大満足なショッピングに

 お待ちかねのプレゼント交換タイムは大盛り上がりだ。「うれしい!」「普段は選ばないかもしれないけれど、絶対に似合うはず!」というやりとりは、互いの好みを熟知している2人だからこそ。
 「ネットショッピングはもちろん便利だけれど、実際に手で触れて身に着けて買い物ができるってやっぱり楽しい」と佐田さん。新居さんは「旬のブランドがギュッと詰まっている“シブスク”は、シーズン始めのトレンドチェックにもぴったり!」と振り返った。

佐田さん衣装:ジャケット9万5000円、ニット10万5000円、パンツ6万9000円、バッグ8万7000円/以上ステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー カスタマーサービス03-4579-6139)新居さん衣装:すべて私物
※RG=ローズゴールドを表します
※撮影のためマスクを外しています
MODEL:MAYUMI SADA
STYLING & MODEL:YURI ARAI 
PHOTOS:YOKO NAKATA(MAETICCO)[MODEL], OSAMI WATANABE[STILL]
MOVIE DIRECTION:RYOJI KAMIYAMA
MOVIE PRODUCE:RYO MURAMATSU
HAIR & MAKEUP:MIKAKO KIKUCHI(TRON)

問い合わせ先
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03-4221-4280

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サステナブルな体験型カフェ「インパーフェクト表参道」とアパレルブランドがコラボ

 サステナブルな食のあり方を提案するカフェ「インパーフェクト(IMPERFECT)表参道」はこのほど、三菱商事ファッションの完全受注型アパレルブランド「ザ ミ―(THE ME)」とコラボした。

 3月4日までの期間中、店内の一部で「ザ ミ―」のブランド紹介および2021年春夏の新作を展示するほか、先着100人にコラボデザインのタンブラーをプレゼントする。また期間中の「ザ ミ―」の売り上げの2%を、「インパーフェクト表参道」が実施する世界の食と農に関する社会課題の解決を目的としたプロジェクトに寄付する。今回のコラボは在庫廃棄をせずに持続可能な方法を追求する「ザ ミ―」が、「インパーフェクト表参道」のコンセプトに共感して実現。萩原修平三菱商事ファッションデジタル事業推進本部新規事業部「ザ ミ―」PR担当は「不完全な状態でも社会・世代へより良いことをしていくという両ブランドの取り組みを多くの人に知ってもらい、より多く利用してもらえることを期待している」とコメントした。

 「インパーフェクト表参道」は“Do well by doing good.(いいことをして、世界と社会をよくしていこう)”をコンセプトに、2019年7月に表参道ヒルズの同潤館1階にオープンした。提供するオリジナルスイーツやドリンクは、環境および社会面に配慮しながら生産された原料のみを使用している。店内には、来店者に社会課題を自分ごと化してもらう仕掛けとして、“環境”“教育”“平等”をテーマにした3つのプロジェクトを掲示。来店者が応援したいプロジェクトに投票し、最も多く票を集めたものを現地で実行する仕組みだ。投票期間は1年で、19年度は「2万本の苗で森と生き物の命を守ろう」プロジェクトが最も多い9675票を集めた。同プロジェクトではカカオの原産国の一つであるコートジボワールで農地開拓による森林破壊が進行していることから、2万本の苗木を提供しカカオの生育環境を整え、農家の収入向上にもつなげる取り組みを行う。

 佐伯美紗子インパーフェクトマーケティング部長は「社会的にサステナビリティに対する意識が向上している今、生活に密着しているアパレル分野と連携することに意義を感じた。顧客層は20〜40代の情報感度の高い女性がメインだが最近では学生からSNSを通して連絡をもらい、学校で当社の取り組みを授業形式で紹介することもある。今後は雑貨などの商品ラインアップを拡充し、サステナブルなライフスタイル全般を提案していきたい」と話した。

■「インパーフェクト表参道」×「ザ ミ―」
日程:2月19日~3月4日
場所:インパーフェクト表参道
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館1階

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サステナブルな体験型カフェ「インパーフェクト表参道」とアパレルブランドがコラボ

 サステナブルな食のあり方を提案するカフェ「インパーフェクト(IMPERFECT)表参道」はこのほど、三菱商事ファッションの完全受注型アパレルブランド「ザ ミ―(THE ME)」とコラボした。

 3月4日までの期間中、店内の一部で「ザ ミ―」のブランド紹介および2021年春夏の新作を展示するほか、先着100人にコラボデザインのタンブラーをプレゼントする。また期間中の「ザ ミ―」の売り上げの2%を、「インパーフェクト表参道」が実施する世界の食と農に関する社会課題の解決を目的としたプロジェクトに寄付する。今回のコラボは在庫廃棄をせずに持続可能な方法を追求する「ザ ミ―」が、「インパーフェクト表参道」のコンセプトに共感して実現。萩原修平三菱商事ファッションデジタル事業推進本部新規事業部「ザ ミ―」PR担当は「不完全な状態でも社会・世代へより良いことをしていくという両ブランドの取り組みを多くの人に知ってもらい、より多く利用してもらえることを期待している」とコメントした。

 「インパーフェクト表参道」は“Do well by doing good.(いいことをして、世界と社会をよくしていこう)”をコンセプトに、2019年7月に表参道ヒルズの同潤館1階にオープンした。提供するオリジナルスイーツやドリンクは、環境および社会面に配慮しながら生産された原料のみを使用している。店内には、来店者に社会課題を自分ごと化してもらう仕掛けとして、“環境”“教育”“平等”をテーマにした3つのプロジェクトを掲示。来店者が応援したいプロジェクトに投票し、最も多く票を集めたものを現地で実行する仕組みだ。投票期間は1年で、19年度は「2万本の苗で森と生き物の命を守ろう」プロジェクトが最も多い9675票を集めた。同プロジェクトではカカオの原産国の一つであるコートジボワールで農地開拓による森林破壊が進行していることから、2万本の苗木を提供しカカオの生育環境を整え、農家の収入向上にもつなげる取り組みを行う。

 佐伯美紗子インパーフェクトマーケティング部長は「社会的にサステナビリティに対する意識が向上している今、生活に密着しているアパレル分野と連携することに意義を感じた。顧客層は20〜40代の情報感度の高い女性がメインだが最近では学生からSNSを通して連絡をもらい、学校で当社の取り組みを授業形式で紹介することもある。今後は雑貨などの商品ラインアップを拡充し、サステナブルなライフスタイル全般を提案していきたい」と話した。

■「インパーフェクト表参道」×「ザ ミ―」
日程:2月19日~3月4日
場所:インパーフェクト表参道
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館1階

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三田製麺所、渋谷餃子と花椒麻婆豆腐で新業態。中華酒場じわじわ。

「つけ麺専門店 三田製麺所」や「薄皮餃子専門 渋谷餃子」を展開する株式会社エムピーキッチン(本社:東京都渋谷区、代表取締役:村上 竹彦)が、2月26日(金)に新業態「ぎょうざとマーボー 渋谷餃子 野田食堂」を阪神・野田駅直結の駅ビル「野田アプラ」1階にオープンさせる。
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若返りの点滴!? 世界が注目する「NMN」を試してみた【爆裂!健康美容マニア道】

1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は若返り成分といわれるNMNについて。

 いつまでも若々しく、健康でいたい。見た目はもちろんだけど、10代のころの「限界って何?」って言えちゃうほどの底知れぬ体力を維持したい。そんなことは妄想なのさ、と諦めかけていたところに一筋の光が差した。何やら若返りの成分が発見され、世界で注目されているという。その成分の名は「NMN」。それは一体何なのか。早速、調査開始!

ハーバードが認めた若返り成分NMN

 NMNとは「ニコチンアミドモノヌクレオチド」のこと。「呪文か!」とツッコミたくなる長い名前の成分こそが、加齢を遅らせ、若返ることができるといわれているのだ。注目されるきっかけとなったのは、ハーバード大学医学部の研究。生後2年(人間でいうおよそ60歳)のマウスにNMNを1週間投与したところ、運動能力、活動レベル、細胞活性化レベルなどが生後6カ月(人間でいうおよそ20歳)まで若返ったという。60歳から20歳まで、たった1週間でタイムスリップできるなんて。NMN、すごすぎでしょ……!

 そもそも、私たちはなぜ老化するのか。それをひもとくのに重要な存在は、長寿遺伝子と呼ばれる「サーチュイン遺伝子」だ。人間の老化や寿命に深く関わる遺伝子は、活性化させると、肌の細胞や身体機能が改善され、結果、若返りがかなうという。その活性化に大活躍してくれるのが、NMNというわけだ。

ブロッコリー40kg分のNMN点滴

 NMN自体はビタミンに似た物質で体の中で自然に作られるのだが、年齢を重ねるほどに体内での生産量が減少してしまうそう。仮に、NMNを1日に100mg摂取しようと思うと、ブロッコリーの場合はおよそ40kg、2000房の量が必要だという。体が緑色に染まりそうなほどフードファイトする自信はないので、今回は点滴をチョイス。しかし、このNMN点滴。いいお値段なのだ。名越調べによると、都内のクリニックは100mgで3万円から8万円。「さすがに8万円はきついぜよ……(汗)」ということで、グーグル先生に聞き続けてたどり着いたのが、大田市場の事務棟にある「東海渡井クリニック」。改めてNMN点滴による治療効果を聞いてみると、エイジングケアだけでなく、神経疾患や糖尿病、眼機能やアルツハイマー病、肥満など、幅広く期待ができることが分かった。

おすすめはサプリ+点滴

 人によって感じ方はさまざまなようだが、名越の場合は1回の点滴でかなりの疲労回復を実感。体にまとわりついていた鉛のようなものがスキッと取れ、羽が生えたような軽やかさ。これはぜひとも毎週受けたい……が、清水の舞台から飛び降りる覚悟をもってしてもお値段的に厳しいのが本音。ということでクリニックの先生に勧めていただいたのが、「TRU NIAGEN」というサプリ。NMNは、体内に吸収されるとNAD+という物質に変換されるのだが、このサプリにはNADの成分が含まれているため、体内のNAD+濃度を上げることができるそう。点滴と点滴の間はこのサプリで維持しながら少しずつ若返りのベースをつくっていくのがベストということで、名越も継続中。エイジングケアもいよいよ、もう一段上へ。もはや、「老化」という言葉や概念がなくなる未来を妄想しながら、若返りに励んでみよう。

名越涼/フリーアナウンサー。香港出身。福井と愛知のテレビ局アナウンサーを経て独立。司会やライター、セミナー講師、企画・プロデュースなど幅広く活躍するパラレルワーカー。趣味・特技は手作り発酵食、食文化研究、ヨガ(歴15年)eスポーツと農業にも精通

 

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「ブリーフィング」がセールススタッフを募集 名古屋と神戸はオープニング募集

 バッグブランド「ブリーフィング(BRIEFING)」はセールススタッフを募集する。接客・販売を中心に、SNSでの販促や商品の陳列などの店舗作りを通してブランドの魅力を発信する。

 全国19のブランド直営店のほか、2021年4月に愛知県名古屋市と兵庫県神戸市にオープンする新店舗ではオープニングスタッフを募集する。顧客は30〜50代が中心で、一人一人に丁寧なヒアリングと提案を行うために、販売ノルマは設けていない。社内制度は、社員の声を随時反映し、これまでには年に2回、各5日間の特別休暇などを新設した。社内のオンライン講座や部活動など、交流の機会も多数用意する。

 「ブリーフィング」は、バッグやマスク、ポーチなどの小物からアパレルまでを取り扱う。ミリタリーに着想を得た耐久性と機能性が特徴で、シーンを問わないミニマルなデザインが支持を得ている。商品企画から販売までを自社で一貫して手掛け、SNSマーケティングにも注力する。昨年は6店舗を新規オープンし、ECショップの売り上げは過去最高を記録した。

募集職種
セールススタッフ

雇用形態
正社員
※試用期間3カ月あり。期間中に給与・待遇に変更なし

応募条件
学歴不問
職種・業種未経験、第二新卒歓迎
コミュニケーション力を生かして活躍したい方

勤務地
全国の「ブリーフィング」直営店
東京(ギンザ シックス店/日本橋高島屋S・C店/ニュウマン新宿店/小田急ハルク店/表参道ヒルズ店/レイヤード ミヤシタパーク店/玉川高島屋S・C店/玉川高島屋S・Cゴルフ店/ららぽーと豊洲店/六本木ヒルズ店/丸ビル店)
神奈川(マークイズみなとみらい店/ニュウマン横浜店/テラスモール湘南店)
名古屋(栄駅より徒歩3分)
※2021年4月にオープン。有名商業施設内
大阪(ルクア イーレ店/なんばパークス店/ららぽーとエクスポシティ店)
神戸(三ノ宮駅直結)
※2021年4月にオープン。有名商業施設内
福岡(ヴィオロ店)
宮崎(アミュプラザみやざき店)
※勤務地は希望を考慮して決定

給与・待遇
月給21万5000~27万円+賞与年2回
※月30時間分のみなし残業代(4万953~5万1429円)を含む。超過分は全額支給

勤務時間
シフト制(実働8時間/休憩1時間半)
※残業は月5時間以下

休日休暇
<年間休日120日以上>
週休2日制(土日休み相談可、月9日以上)
年2回5日ずつの特別休暇あり
有給休暇(初年度10日)
慶弔休暇

福利厚生
昇給年2回(4月・10月)
賞与年2回(昨年度実績:6月・12月)
社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
交通費全額支給
社販制度あり
転勤による住宅補助(規定あり)
出産・結婚祝い金

応募期限
4月7日まで

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「ブリーフィング」がセールススタッフを募集 名古屋と神戸はオープニング募集

 バッグブランド「ブリーフィング(BRIEFING)」はセールススタッフを募集する。接客・販売を中心に、SNSでの販促や商品の陳列などの店舗作りを通してブランドの魅力を発信する。

 全国19のブランド直営店のほか、2021年4月に愛知県名古屋市と兵庫県神戸市にオープンする新店舗ではオープニングスタッフを募集する。顧客は30〜50代が中心で、一人一人に丁寧なヒアリングと提案を行うために、販売ノルマは設けていない。社内制度は、社員の声を随時反映し、これまでには年に2回、各5日間の特別休暇などを新設した。社内のオンライン講座や部活動など、交流の機会も多数用意する。

 「ブリーフィング」は、バッグやマスク、ポーチなどの小物からアパレルまでを取り扱う。ミリタリーに着想を得た耐久性と機能性が特徴で、シーンを問わないミニマルなデザインが支持を得ている。商品企画から販売までを自社で一貫して手掛け、SNSマーケティングにも注力する。昨年は6店舗を新規オープンし、ECショップの売り上げは過去最高を記録した。

募集職種
セールススタッフ

雇用形態
正社員
※試用期間3カ月あり。期間中に給与・待遇に変更なし

応募条件
学歴不問
職種・業種未経験、第二新卒歓迎
コミュニケーション力を生かして活躍したい方

勤務地
全国の「ブリーフィング」直営店
東京(ギンザ シックス店/日本橋高島屋S・C店/ニュウマン新宿店/小田急ハルク店/表参道ヒルズ店/レイヤード ミヤシタパーク店/玉川高島屋S・C店/玉川高島屋S・Cゴルフ店/ららぽーと豊洲店/六本木ヒルズ店/丸ビル店)
神奈川(マークイズみなとみらい店/ニュウマン横浜店/テラスモール湘南店)
名古屋(栄駅より徒歩3分)
※2021年4月にオープン。有名商業施設内
大阪(ルクア イーレ店/なんばパークス店/ららぽーとエクスポシティ店)
神戸(三ノ宮駅直結)
※2021年4月にオープン。有名商業施設内
福岡(ヴィオロ店)
宮崎(アミュプラザみやざき店)
※勤務地は希望を考慮して決定

給与・待遇
月給21万5000~27万円+賞与年2回
※月30時間分のみなし残業代(4万953~5万1429円)を含む。超過分は全額支給

勤務時間
シフト制(実働8時間/休憩1時間半)
※残業は月5時間以下

休日休暇
<年間休日120日以上>
週休2日制(土日休み相談可、月9日以上)
年2回5日ずつの特別休暇あり
有給休暇(初年度10日)
慶弔休暇

福利厚生
昇給年2回(4月・10月)
賞与年2回(昨年度実績:6月・12月)
社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
交通費全額支給
社販制度あり
転勤による住宅補助(規定あり)
出産・結婚祝い金

応募期限
4月7日まで

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パルコ、津田沼店と新所沢店の営業終了を発表 郊外ターミナル消費の象徴

 パルコは24日、津田沼店(千葉県)と新所沢店(埼玉県)の営業を終了すると発表した。津田沼店は2023年2月末で、新所沢店は24年2月末で、終了する。

 津田沼店の開業は1977年7月。前年の76年開業の千葉パルコに続く、郊外エリアへの出店の先駆けとなった店舗だ。津田沼駅周辺はその後、イトーヨーカ堂、丸井、ダイエーなどの流通大手がにらみ合う「津田沼戦争」が勃発するなど、当時の郊外ターミナルを象徴するエリアだった。ただ、近年は売り上げの減少が続いており、ファッションビルとしてはいち早く「ジーユー」を導入するなどテコ入れを進めていたが、津田沼パルコの直近の取扱高は4万8000平方メートルに対し、119億円(20年2月期)まで落ち込んでいた。建物の賃貸借契約の満了時期を踏まえ、2月末で営業を終了する。パルコは2016年に千葉店も閉店しており、津田沼店の撤退で、千葉県からは姿を消す。

 新所沢店は1983年開業で、現在の店舗面積は3万9000平方メートル、直近の取扱高は100億円(20年2月期)だった。周辺のエリアでは新規SCの開業・増床が続いており、建物も開業で約40年を経過しており、設備投資負担も思いことから営業終了を決めた。

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パルコ、津田沼店と新所沢店の営業終了を発表 郊外ターミナル消費の象徴

 パルコは24日、津田沼店(千葉県)と新所沢店(埼玉県)の営業を終了すると発表した。津田沼店は2023年2月末で、新所沢店は24年2月末で、終了する。

 津田沼店の開業は1977年7月。前年の76年開業の千葉パルコに続く、郊外エリアへの出店の先駆けとなった店舗だ。津田沼駅周辺はその後、イトーヨーカ堂、丸井、ダイエーなどの流通大手がにらみ合う「津田沼戦争」が勃発するなど、当時の郊外ターミナルを象徴するエリアだった。ただ、近年は売り上げの減少が続いており、ファッションビルとしてはいち早く「ジーユー」を導入するなどテコ入れを進めていたが、津田沼パルコの直近の取扱高は4万8000平方メートルに対し、119億円(20年2月期)まで落ち込んでいた。建物の賃貸借契約の満了時期を踏まえ、2月末で営業を終了する。パルコは2016年に千葉店も閉店しており、津田沼店の撤退で、千葉県からは姿を消す。

 新所沢店は1983年開業で、現在の店舗面積は3万9000平方メートル、直近の取扱高は100億円(20年2月期)だった。周辺のエリアでは新規SCの開業・増床が続いており、建物も開業で約40年を経過しており、設備投資負担も思いことから営業終了を決めた。

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オーガニックコスメ「ビー」刷新 再生容器や認証取得

 健康食品や美容製品などの企画販売を行うBeは4月22日、オーガニックコスメ「ビー(BE)」をリニューアルする。18年のブランド誕生以来初の刷新となる。

 同ブランドは自然由来成分を配合したスキンケアとインナーケア、ボディー・ヘアケアをそろえ18年7月に誕生した。アクティブワーカーを対象にミニマル(合計13品)なアイテムを展開する。20年7月には東急プラザ銀座に直営店をオープンしたほか、オーガニックコスメのセレクトショップや百貨店の催事などで知名度を高めてきた。

 新生「ビー」は、エコサートコスモス認証をスキンケアとボディー・ヘアケア製品で取得。インナーケアも新たな成分を加えパワーアップした。「国産オーガニック、アクティブワーカー支援、サステナブルを軸に刷新した。パッケージから成分まで自信作が完成した」と稲垣大輔Be社長は語る。製品はベーシック&シンプル、3プッシュ・3粒、ジェンダーレスにこだわる。

 スキンケアには、国内で栽培された有機JAS認定のハーブを多用。さらにオリジナル原料の発酵粕エキスを共有成分とした配合した。洗顔料、化粧水、美容液、クリームをそろえる。

 ボディー・ヘアケアは、シリコーンや鉱物油、石油系海面活性剤、合成香料、紫外線吸収剤、パラベン、フェノキシエタノールを使用せず、ヤシ由来の成分をベースに使用感の良さを高めた。シャンプー、トリートメント、ボディーソープを扱う。

 インナーケアは、ナチュラル素材で体にやさしいエナジードリンク、青汁、錠剤サプリメント(4種)を扱い、高麗人参やGABAなどアイテム別に成分を新たに加えた。

 パッケージは環境配慮にこだわり、スキンケアのボトルにメカニカルリサイクルペットボトルを使用。外装はFSC認証紙やベジタルインクを採用した。

 今後もブランドを通じて「有機農地の拡大に貢献する。積極的に行動することで社会をかえていく」と稲垣社長は力強く語った。

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オーガニックコスメ「ビー」刷新 再生容器や認証取得

 健康食品や美容製品などの企画販売を行うBeは4月22日、オーガニックコスメ「ビー(BE)」をリニューアルする。18年のブランド誕生以来初の刷新となる。

 同ブランドは自然由来成分を配合したスキンケアとインナーケア、ボディー・ヘアケアをそろえ18年7月に誕生した。アクティブワーカーを対象にミニマル(合計13品)なアイテムを展開する。20年7月には東急プラザ銀座に直営店をオープンしたほか、オーガニックコスメのセレクトショップや百貨店の催事などで知名度を高めてきた。

 新生「ビー」は、エコサートコスモス認証をスキンケアとボディー・ヘアケア製品で取得。インナーケアも新たな成分を加えパワーアップした。「国産オーガニック、アクティブワーカー支援、サステナブルを軸に刷新した。パッケージから成分まで自信作が完成した」と稲垣大輔Be社長は語る。製品はベーシック&シンプル、3プッシュ・3粒、ジェンダーレスにこだわる。

 スキンケアには、国内で栽培された有機JAS認定のハーブを多用。さらにオリジナル原料の発酵粕エキスを共有成分とした配合した。洗顔料、化粧水、美容液、クリームをそろえる。

 ボディー・ヘアケアは、シリコーンや鉱物油、石油系海面活性剤、合成香料、紫外線吸収剤、パラベン、フェノキシエタノールを使用せず、ヤシ由来の成分をベースに使用感の良さを高めた。シャンプー、トリートメント、ボディーソープを扱う。

 インナーケアは、ナチュラル素材で体にやさしいエナジードリンク、青汁、錠剤サプリメント(4種)を扱い、高麗人参やGABAなどアイテム別に成分を新たに加えた。

 パッケージは環境配慮にこだわり、スキンケアのボトルにメカニカルリサイクルペットボトルを使用。外装はFSC認証紙やベジタルインクを採用した。

 今後もブランドを通じて「有機農地の拡大に貢献する。積極的に行動することで社会をかえていく」と稲垣社長は力強く語った。

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ゲームチェンジャーの種類 エディターズレター(2020年12月2日配信分)

※この記事は2020年12月2日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

ゲームチェンジャーの種類

 「WWDジャパン」は毎年、ファッション業界の次なるリーダーを讃える「NEXT リーダー」特集に取り組んでいます。年末恒例の企画でしたが、今回はビューティも加わりパワーアップ!そのため、もうちょっとお時間をいただく予定です。下のリンクをご覧いただき、もうちょっとお待ちください(笑)。

 「業界の次なるリーダー」と聞かれたら、皆さんはどんな人を挙げるでしょうか?インフルエンサーやユーチューバーが挙がるのは、実に今っぽいですね。

 でも、そんな人ばかりを称えて良いのでしょうか?試しに編集部に募ってみたところポンポンあがるニューカマーの一覧を見て、そんなコトを考えたんです。確かに、新たな世界を創造する人は、「NEXT リーダー」です。でも、古き世界を現代・未来に通用するように修正する人も、「NEXT リーダー」なのではないか?そこで「コレは、『NEXT リーダー』をちゃんと定義したほうがいいのかもしれない」と考えたワタクシは、「ゲーム・チェンジャーの競争戦略」(日本経済新聞社刊・内田和成編著)に出会い、ゲームチェンジャーには4種のタイプがあることを知りました。秩序破壊型と市場創造型、ビジネス創造型、プロセス改革型の4つです。

 詳しい説明は差し控えますが、「新たな世界を想像する人」は「ビジネス想像型」、そして「古き世界を現代・未来に通用するように修正する人」は、「プロセス改革型」と言えそうです。ほら!となると、「新たな世界を想像する人」と、「古き世界を現代・未来に通用するように修正する人」は、おんなじくらい大事!いずれも、「WWDジャパン」が「NEXT リーダー」と称えるべき人なのです。

 現在私たちは、ここに産業構造を組み合わせて、例えば「川上のビジネス想像型は、誰だろう?」とか「ビューティ業界の販売におけるプロセス改革型は、一体??」みたいなカンジで「NEXT リーダー」を探そうとしています。こうすると、ファッション&ビューティ業界のさまざまな領域から、あらゆるタイプの「NEXT リーダー」が選出できるのでは?と思うから。さぁ、こんな風に特集を「設計」したらどんな人が現れ、この特集自体も大きなものに成長するのか?今から、とっても楽しみです!

 このマトリックスに産業構造や組織体系を組み合わせるという考え方、現状の問題点を見つける上でも役立ちそうですね。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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