「オニツカタイガー」が太極拳シューズをソックススニーカーに

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」はこのほど、太極拳シューズをベースにしたソックススニーカー“タイチ レブ ソック MT(TAI-CHI-REB SOCK MT)”(1万5000円)を公式オンラインストアや直営店で発売した。3月にはローカットモデル“タイチ レブ ソック(TAI-CHI-REB SOCK)”(1万3000円)も登場予定だ。

 同モデルは、太極拳シューズのスリムなシルエットを生かし、しなやかなアッパー素材を使ってフィット感を高めている。薄手のアウトソールに対してインソールはヒールアップのタイプを採用し、着用時のきれいなシルエットとはき心地にこだわった。ブラックで統一したシックなカラーリングで、アイコンであるオニツカタイガーストライプを際立たせている。

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資生堂がパーソナルケア事業を投資ファンドに売却 新会社の株主として参画

 資生堂は3日、「ツバキ(TSUBAKI)」「専科(SENKA)」「ウーノ(UNO)」などマス市場を中心に展開する低価格帯化粧品を扱うパーソナルケア事業を、投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズ(以下、CVC)に売却すると発表した。売却額は1600億円。資生堂はCVCが手掛ける同事業に35%を出資する形で経営に関わる。

 具体的には、国内の資生堂グループの同事業にかかる資産・負債を同社が新たに設立する新会社に7月1日付で承継し、同日付で新会社の全株式をCVCが投資助言を行うファンドが出資するオリエンタル ビューティ ホールディング(Oriental Beauty Holding以下、OBH)に譲渡。海外は子会社からOBHの子会社への資産譲渡によりそれぞれ承継する。その後、同日付でOBHの完全親会社であるアジアン パーソナル ケア ホールディング(Asian Personal Care Holding)の株式の35%を取得し合弁事業化。CVCと共に同事業のさらなる成長と発展を目指す。株式譲渡に伴い、同事業は同社の連結対象から外れる。

 今回の事業譲渡の背景には、同社が2015年から中高価格帯ブランドを重視する「プレステージファースト戦略」を掲げ、事業再編により業績を向上させてきたことがある。化粧品事業の売り上げが全体の70%以上を占める中、パーソナルケア事業は広告宣伝費を含むマーケティング投資が必要なビジネスモデルでありながら優先順位を上げられないジレンマがあった。同事業を資生堂の枠組みから分離・独立させ、新しい組織を合弁事業化することでさらなる自由な発展が可能になるとの長期的な視点から今回の判断に至った。

 目的はマーケティング投資の強化と社員の成長機会の創造にあり、投資先企業の事業成長と企業価値向上の実績を持つCVCをパートナーに選定した。CVCの人的、金銭的経営資源を得て、商品イノベーションを加速させ、デジタルを含むマーケティングや販売、人材組織への投資を最大化する。製品開発や工場機能を持たないファンドであることから、R&D部門などを新会社に移行し製造は資生堂が行う。同事業に関わる社員の人事処遇を維持し、卸や小売りなど既存の流通体系も継続する。

 魚谷雅彦資生堂社長兼CEOは、「今回の事業譲渡はコロナ禍の短期的な局面が直接的要因ではない。パーソナルケア事業はコロナ禍で売り上げが伸びており、事業価値を感じている。長期的な視点に立ち同事業のポテンシャルを最大化し、さらに成長させるためにマーケティング投資が不可欠であり、新しい事業モデルが必要と判断した」と話した。

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【動画】MADE IN TOKYOはコロナ禍を生き抜くヒントとなるか?

 新型コロナウイルスとの戦いも1年が経過し、海外渡航できない生活が当たり前化している。そこで見つめ直されているのがローカライズだ。しかし、ことアパレルに関して言えば、日本で流通する“国産服”の割合はわずか2%(日本繊維輸入組合「日本のアパレル市場と輸入品概況 2020年版」)。その大半が地方で作られるが、“MADE IN TOKYO”にこだわるブランドもある。

 その一つが、東京・大森に自社工房を構える馬革専門のレザージャケットブランド「ファインクリークレザーズ(FINE CREEK LEATHERS)」だ。今回の出張インタビューは、1枚の革からレザージャケットができるまでを追い、東京で作ることの意味や海外・地方生産では実現できない“MADE IN TOKYO”の利点について、山﨑佳克代表兼デザイナーに聞いた。

 山﨑代表兼デザイナーが最後に話す、「出身地である北海道産の馬革を使って革ジャンを作りたい」という夢もローカライズの発展形の一つと言える。

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「ブルガリ」からカスタマイズ香水が登場 香水と“濃縮エッセンス”を組み合わせて使う

 「ブルガリ(BVLGARI)」から、カスタマイズできる新作フレグランスライン“アレグラ(Allegra)”が登場した。ベースとなる香り5種と、それと組み合わせて使える“マグニファイイングエッセンス”をそろえ、自由自在にカスタマイズできるようになっている。香りはマスターパフューマーのジャック・キャヴァリエ(Jacques Cavallier)が手掛けた。

 ベースとなる5種類のオードパルファムはオレンジブロッサムやネロリ、マンダリン、シトラスを組み合わせた“リヴァ ソラーレ”、ローズとラズベリーのノートがハーモニーを奏でる“フィオーリ ディアモーレ”、グルマン調の“ドルチェ エスタジ”、オスマンサスとアプリコットをブレンドした“ロックンローマ”、パチュリやバニラ、レッドピーチアコードを合わせた“ファンタジア ヴェネタ”をラインアップ。そこに組み合わせられる5種の“マグニファイイングエッセンス”はムスクやベルガモット、ローズ、バニラ、パチュリなどの天然由来原料を濃縮してブレンドしたもので、単独で使うことも可能だ。ベースの香り(オードパルファム)は50mLで140ユーロ(約1万7600円)、100mLで200ユーロ(約2万5200円)、“マグニファイイングエッセンス”は40mLで160ユーロ(約2万円)。

 サステナビリティにもこだわっている。ボトルの96%はガラス製で、残りの4%はプラスチックのポンプとアルミニウム製のプレートから成り、簡単にリサイクルできるようになっている。外箱も環境に配慮した素材を用いている。

 新作は、既存のラグジュアリーライン“スプレンディダ(Splendida)”と最高峰ライン“レ ジェンメ(Le Gemme)”の間のポジショニングだ。カスタマイズトレンドが盛り上がるジェネレーションZやミレニアル世代をターゲットにしている。パルファン事業部のゴンザレズ・セバスチャーニ(Gonzalez Sebastiani)マネジング・ディレクターは「今、100mLサイズで200ユーロ前後の価格帯のフレグランスのマーケットが急成長している。このセグメントを狙いたかったのと、近年伸びている中国市場もターゲットにしている」と説明する。

 すでにアメリカではブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE'S)やニューヨーク5番街の直営店、アジアではTモール(TMALL)や上海のグランドゲートウェイやシンガポールの高島屋、北京の漢光百貨で発売した。そのほか年内に中東やヨーロッパでも発売し、世界100店舗ほどで取り扱う予定だ。日本での展開は未定。業界筋は、初年度の売り上げは1000万ユーロ(約12億円)にのぼると予測する。

 「ブルガリ」は新型コロナウイルスの影響も受けフレグランスの流通網を30%カットしており、現在世界で1万8000店舗で取り扱われている。2022年までにはさらに1万店に減らす狙いだ。なお、日本ではこれまでブルーベル・ジャパンが展開していたが、今年から川辺が輸入販売を行う。百貨店のフレグランスカウンターやブティックなど、約90店舗でフレグランスを展開予定だ。

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「アメリ ヴィンテージ」と「ジョンマスターオーガニック」のコラボフレグランスが発売 「WWDジャパン」のラブレター企画がきっかけ

「WWDジャパン」2020年9月28号では「あの企業、あの人へラブレター」と題し、ファッションとビューティ業界の架け橋となる企画を実施。業界の垣根を超え、どんな人や企業と組みたいかを募り、その思いをつづった手紙を掲載した。その中で、黒石奈央子「アメリ ヴィンテージ(AMERI VINTAGE)」CEO兼クリエイティブディレクターがラブコールを送ったのが、野田義宗ジョンマスターオーガニックグループCBO兼代表取締役CEOだった。今回その思いが実り、コラボフレグランスの発売が実現。両者に商品のこだわりや完成までの経緯を聞いた。

WWD:改めて、弊紙ラブレター特集で黒石氏が野田氏へラブコールを送りたいと思った理由は?

黒石奈央子「アメリ ヴィンテージ」CEO兼クリエイティブディレクター(以下、黒石):実は、特集に声がかかる少し前に野田社長と知り合ったんです。サステナブルな商品を手掛けている共通点や企業理念、商品へのこだわりを伺う中で、一緒に何かモノづくりをしてみたいと思っていたところだったので、ラブコールを送りました。

WWD:ラブレターを受け取った感想は?

野田義宗ジョンマスターオーガニックグループCBO兼代表取締役CEO(以下、野田):ラブレターを受け取ったのが小学校4年生以来で、しかも紙面での公開ラブレターだったのでドキッとしました(笑)。もともと黒石さんのモノづくりや経営者としての姿勢に共感していたので、オファーをいただき即決しました。

WWD:コラボ商品を「ロールオンフレグランス」にした理由は?

野田:形状のスタイリッシュさが黒石さんと「アメリ ヴィンテージ」のブランドイメージに合っていたので、こちらから提案しました。

黒石:「ロールオンフレグランス」は普通のフレグランスと違ってあまり香りが強くないと聞いたんです。このギフトを贈られた人が、自分自身でほんのり香って心地よくなってもらいたいという気持ちもあり、自分へのご褒美にもなるアイテムだと思いました。

WWD:バレンタインシーズンの商品にした理由は?

黒石:私が希望する香りを伝えたところ、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」側から「ちょうど開発している香りがある」と聞き、それが甘すぎず爽やかな香りだったので、バレンタインにぴったりだなと。「アメリ ヴィンテージ」ではバレンタイン企画をあまりしたことがなく、新しいことに挑戦したい気持ちも後押ししました。

野田:コロナ禍でなかなか人に会えない分ギフトを送る人が増えて、当社のギフト売り上げも前年比4倍です。ギフトを強化していたので、「ベストなタイミングでご一緒したい」と、すぐに話を進めました。「アメリ ヴィンテージ」はわれわれが開拓しきれていない顧客層を持っている。香りをライフスタイルの中にどう取り入れるか――それを「アメリ ヴィンテージ」と取り組む中で見つけることに価値があると感じました。

WWD:具体的にどのような香り?

野田:バニラとオレンジの柑橘系をメインにした、ビターで甘さのある香りです。黒石さんはスタイリッシュなルックスの中に柔らかさも持ち合わせた方。「アメリ ヴィンテージ」でもビンテージへのこだわりや、新旧を組み合わせたオリジナリティを開発している。だからオレンジのスイーツを思わせるほんのりビターでフルーティな甘さが最適だと思いました。

黒石:私は匂いフェチなので好き嫌いがハッキリ分かれるのですが(笑)、この香りはまとっていて心地がいいですね。リラックス効果があり、ナチュラルにつけられる“邪魔しない”香りです。

WWD:コラボ商品をつくる過程で苦労した点は?

黒石:パッケージの柄の選定に苦労しました。色々な柄で何度もシミュレーションした結果、21年春夏の推し柄“ルイーズ”を採用しました。弊社のデザイナーがニューヨークの美術館で着想を得て手描きでペイントした、オリジナルの柄です。男女どちらが贈られてもうれしいユニセックスなデザインで、バレンタインに合わせてチョコレートのパッケージも意識しています。

野田:バニラの果実から取れる非常に希少な成分、バニラ果実エキスにこだわったので、成分の確保は難しかったですね。

WWD:両社のサステナブルな理念が縁となりコラボレーションが実現したが、2人が考えるサステナビリティとは?

野田:サステナブルは挑戦でなく、試行錯誤であり、何より愛です。サステナビリティを実行するには工夫が要ります。それでも取り組むのは、自分、地球環境、子供たちの未来のため。「人を美しくするだけでなく、地球環境を壊さない」ことがわれわれのブランドテーマですが、今年は「地球に敬意を払う」「One Earth」というメッセージをより強く打ち出していきます。弊社の製品を使うことで消費者が自分を愛しむようになり、さらにオーガニックやサステナビリティに関心を持つきっかけになるようなブランドでありたい。それがオーガニックコスメとして提供できる付加価値ですから。

黒石:サステナビリティと聞くと社会貢献のイメージがありますが、そもそも人間が壊したものを人間がなおすのは当たり前のこと。最近では、サステナビリティがトレンドとして扱われていますが、それでもいいと私は思っています。偽善でもいい。きっかけやどういう思いでやっているかが重要ではなく、結果として地球環境や社会全体が良くなればそれでいい。ただ、もう少し簡単にできる世の中になるといいですね。サステナビリティに取り組もうと思っても、どうすればいいのか分からない人も多い。簡単なシステムさえ構築されれば、もっと良くなるのではないでしょうか。

WWD:コラボレーションのメリットをどう考える?

黒石:お互いの顧客層が違うので、新規顧客の獲得につながることですね。コスメブランドとの初めてのコラボレーションが実現して嬉しいです。

野田:「アメリ ヴィンテージ」の思いと「ジョンマスターオーガニック」のこだわりがシンクロし、新しい価値の提供がこのような取り組みによって実現できることが重要だと思います。ラブレター企画がきっかけですが、さらにブラッシュアップしながら継続してやっていきたいです。

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日鉄物産と三井物産が繊維事業の統合に合意、来年1月をめどに新会社設立

 日鉄物産と三井物産は3日、両者の繊維事業の統合に向けた基本合意書を締結した。日鉄物産の繊維部門と三井物産の繊維事業の中核子会社である三井物産アイ・ファッションを来年1月をめどに統合する。新会社は日鉄物産と三井物産が50/50を出資、取締役も同数で構成する。日鉄物産の繊維事業の20年3月期の売上高は1300億円、三井物産アイ・ファッションは約1100億円で、いずれも繊維商社として大手グループの一角を占めてる。日本のアパレル市場の縮小と新型コロナ禍が、新たな業界再編を推し進めた形だ。

 日鉄物産の繊維部門は、名門繊維商社イトマンがルーツで、現在はアパレルOEM(相手先ブランド生産)・ODM(相手先ブランドの企画生産)が売上高の大半を占めており、特に百貨店やセレクトショップなどウイメンズの中高級ゾーンに強く、同分野の供給で高いシェアを占める。ただ、同社の得意とする中高級ゾーンはアパレル製品の二極化が進み、市場の縮小が続いていた。同社で繊維事業を管掌する吉本一心(かずみ)常務執行役員は「さらなる成長を考えたときに、当社の強みを生かせて、弱みを補足できるアライアンスを1年半前から検討していた。三井物産は川上から川中、川下まで幅広い分野で事業を展開しており、当社からすると統合のシナジーが大きく、両社の持っているリソースを最大限に活用できる」という。

 三井物産は18年1月に大手アパレルのビギを買収、20年11月にはファッション・繊維事業部がコスメのスタートアップ企業であるバルクオムへ出資するなど、ファッション・コスメ市場への積極的な投資を再開している。三井物産アイ・ファッションも最新の3DCADなどデジタル技術を活用した新しいビジネスモデルへの投資を行っている。

 今後は6月までに統合の最終契約を締結、来年1月に本統合を実施する。

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ワールド、追加で450店を退店 7ブランド廃止

 ワールドは3日、追加の構造改革を発表した。2022年3月期中に7ブランド(屋号)の撤退を含めて約450店舗を閉めるほか、子会社2社で100人規模の希望退職を募る。同社は昨年8月にも5ブランドの廃止と358店舗の閉鎖、200人の希望退職者の募集(294人が応募)といった構造改革を発表したばかり。だが、その後もコロナによる消費低迷に歯止めがかからないため、もう一段踏み込んだ構造改革が必要と判断した。

 22年3月期中に撤退する7ブランドは「ジェット(JET)」「スーナウーナ(SUNA UNA)」「エアパペル(AIRPAPEL)」「スマートピンク(SMART PINK)」「モデファイ(MODIFY)」とあと一つ。7ブランドの撤退に伴う退店は104店舗だが、他ブランドの低収益・赤字店舗も閉めるため、全体では450店舗になる。

 100人規模の希望退職は、子会社で婦人服を製造・販売するフィールズインターナショナルと販売会社のワールドストアパートナーズの2社の40歳以上の社員を対象にする。店舗従事者は含まない。

 22年3月期に退店に伴う固定資産除却損などで約39億円、のれんの減損損失で約15億円、商品等廃棄損で約16億円などをその他の費用として計上する。また希望退職者募集による特別加算金として約6億円を計上する予定だが、現時点で応募者数が未確定のため、それらを合わせると一連の構造改革費用は合計で約76億円を計上する見通し。

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アマゾン創業者のベゾスCEOが退任へ 取締役会長に就任

 アマゾン(AMAZON)は2月2日、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)創業者兼最高経営責任者(CEO)が2021年7~9月期(第3四半期)に退任し、取締役会長に就任することを発表した。後任にはクラウド部門であるアマゾン ウェブ サービス(AWS)のアンディ・ジャシー(Andy Jassy)CEOが就任する。

 ベゾスCEOは1995年にアマゾンを創業。オンライン書店としてスタートした同社は時代の波に乗り、さまざまな物を取り扱うECプラットフォームとして大きく成長した。コロナ禍の影響で外出できないことからECで買い物をする消費者が増加し、2020年12月通期決算では売上高が前期比37.6%増の3860億ドル(約40兆1440億円)、純利益は同84.0%増の213億3100万ドル(約2兆2184億円)と大幅な増収増益となっている。

 同氏は退任に関して、「アマゾンは“発明”の産物だ。当社の高い業績は、そうした発明をベースに結果を長期的に積み上げてきたからこそ実現した。現在、当社はこれまでで最も独創性に満ちており、(経営陣の)移行に最適な時期だと判断した」とコメントした。同氏は今後、自身が設立した宇宙開発企業ブルー・オリジン(BLUE ORIGIN)や、13年に買収した米ワシントン・ポスト(WASHINGTON POST)紙などの事業、そして気候変動問題に取り組むベゾス・アース・ファンド(Bezos Earth Fund)などの慈善活動により多くの時間を費やしたいとしている。

 後任となるAWSのジャシーCEOは、1997年にアマゾンに入社。2006年にクラウドサービス・プラットフォームのAWSを立ち上げて以来、同部門のトップとしてアマゾンの成長に寄与している。

 ブライアン・オルサフスキー(Brian Olsavsky)=アマゾン最高財務責任者は、「ジェフは引退するわけではないことを強調しておきたい。彼は取締役会長として、今後も買収や事業戦略の策定などの大局的に事柄に関わっていく」と説明した。

 ベゾスCEOはここ数年、ブルームバーグ(BLOOMBERG)が毎日更新している世界長者番付で1位の座に着いていたが、21年2月3日の時点では資産額1970億ドル(約20兆4880億円)で2位となっている。1位はテスラ(TESLA)のイーロン・マスク(Elon Musk)共同創業者兼CEOで、資産額は2080億ドル(約21兆6320億円)。

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「ディースクエアード」が東京五輪を記念したカプセルコレクション発売 Jリーガーやプロサーファーをモデルに

 「ディースクエアード(DSQUARED2)」は2月3日に、東京オリンピックを記念したカプセルコレクションを伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪のポップアップストアで先行発売した。全国展開は2月中旬を予定している。

 同コレクションは実用性と着心地の良さを追求したメンズ8型、ウィメンズ4型を製作した。ブランドロゴのカナダのメイプルリーフと日本の日の丸を掛け合わせた限定ロゴのコート(16万6000円)やTシャツ(3万2000円)のほか、日本とカナダの国旗を振るアイコニックな犬のキャラクターの“チロ”と“ヒルデガルド”をプリントしたスエット(5万3000円)やiphoneケース(1万2000円)など。限定ロゴを加えたローカットスニーカー(メンズ8万9000円、ウィメンズ9万5000円)やキャップ(3万7000円)などもそろえた。

 イメージビジュアルのモデルには、サッカー・Jリーグの横浜F・マリノス、オナイウ阿道選手とプロサーファーの加藤嵐選手を起用した。両者とも、デニムにスエットを合わせたカジュアルなスタイルで撮影にのぞんだ。

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コーセーが美容部員の熟練スキルを再現した「感性評価AI」開発 画像診断で“活き活き感”高める美容提案が可能に

 コーセーは、電気通信大学情報理工学研究科の庄野逸教授との共同研究により、熟練のビューティコンサルタント(BC)のカウンセリングスキルを再現しAI化した「感性評価AI」を開発した。今後、オンラインカウンセリングのサポートやセルフ診断などに応用する計画で、同技術を活用した美容カウンセリング手法の特許出願も行った。

 同社では昨年5月、BC1000人を対象に「なりたい/大切にしたい顔の印象」に関するアンケートを実施。その結果、1位と2位がほぼ同数で「若々しさ」と「活き活き感」となり、3位が「健康感」だった。

 今回の共同研究では、10代から70代の日本人女性377人の顔画像(正面・真顔)を、カウンセリングや肌診断に長けたBCが“活き活き感”を7段階で評価。“活き活き感”評価の基準となる特徴部位を画像データから自動的に抽出する深層学習(ディープラーニング)と転移学習の技術を応用することで、“活き活き感”評価値を高い精度で予測できる「感性評価AI」を構築した。

 印象への寄与度の高い顔特徴情報を活用することで、一人一人異なる“活き活き感”を高めるための適切な美容アドバイスや商品提案を行うことが可能になる。店舗での対面カウンセリングが難しい場合でも、長年経験を積んだBCの的確な美容提案を受けることができる。

 今後は、“活き活き感”評価スキル以外のさまざまな感性知識・経験を備えるAIを開発し、スマホアプリやオンラインカウンセリングなどへの実装を予定する。

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H&M、20年度は最終黒字 21年は傘下ブランドが中国に初の旗艦店

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)の2020年11月通期決算は、売上高が前期比19.6%減の1870億3100万スウェーデンクローナ(約2兆2443億円)、営業利益は同82.1%減の30億9900万スウェーデンクローナ(約371億円)、純利益は同90.7%減の12億4300万スウェーデンクローナ(約149億円)だった。

 20年9~11月期(第4四半期)では、売上高が前年同期比14.8%減の525億4900万スウェーデンクローナ(約6305億円)、営業利益が同27.5%減の38億9700万スウェーデンクローナ(約467億円)、純利益が同41.0%減の24億8500万スウェーデンクローナ(約298億円)だった。6~8月期(第3四半期)の売上高が同18.7%減の508億7000万スウェーデンクローナ(約6104億円)、営業利益は同46.3%減の27億スウェーデンクローナ(約324億円)、純利益は同52.8%減の18億2100万スウェーデンクローナ(約218億円)だったことを踏まえると、業績は堅調に推移しているといえるだろう。

 同社は世界中でおよそ5000店を展開しているが、新型コロナウイルスの感染再拡大を防ぐための規制などによって、20年12月1日~21年1月27日はその36%に当たる1800店程度が一時的に休業しており、売り上げは同23%減(現地通貨ベース)となっている。

 ヘレナ・ヘルマーソン(Helena Helmersson)最高経営責任者は、「ECが力強い成長を見せたことや厳しいコスト管理が奏功し、20年度を黒字で終えることができた。一方で、外出規制などによって多くの店舗が再び休業しているため、20年12月〜21年2月期(第1四半期)はその影響を大きく受けるだろう」と語った。

 ロックダウン中に多くの消費者がECを利用しているとはいえ、事態の収束後には実店舗で買い物をしたいという欲求が高まると見込まれることから、H&MはECと実店舗など販売チャネルの統合を今後の成長戦略の中心としている。また消費動向の変化に迅速に対応するため、AI(人工知能)を使用して顧客の好みや需要を予測することも検討しているという。

 同社は数年前からECの強化および販売網の最適化に取り組んでおり、21年には100店程度を新たにオープンし、多数出店している市場を中心に350店を閉じる計画を明らかにしている。これにより、全体でおよそ250店減となる予定だ。

 中国市場における事業強化のため、21年には傘下のブランド「アンド アザー ストーリーズ(& OTHER STORIES)」が上海に、同じくベーシックウエアを中心に生活雑貨などをそろえる「アーケット(ARKET)」が北京に、それぞれ初めて旗艦店をオープンする。なお「アンド アザー ストーリーズ」は19年に、「アーケット」は20年に、中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)が運営するECサイト「Tモール(TMALL)」に出店している。

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「トム ブラウン」が初のキッズウエアに込めた思い 「子どもたちは私たちの未来」

 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、2020-21年秋冬パリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中に初のキッズウエア・コレクションを発表した。2歳から10歳を対象に、アイコニックなスーツやカーディガン、オックスフォードシャツなどのユニフォームスタイルを筆頭に、チェスターフィールドコート、ダウンジャケット、スエットシャツ、Tシャツ、スニーカーなどをそろえる。価格は、ジャケット11万5000円、カーディガン9万3000円、シャツ3万円、スエットシャツ5万5000円など。すでに公式ウェブサイトでは販売中で、国内店舗では2月19日に伊勢丹新宿本店本館6階の「リ・スタイル キッズ」で発売後、3月から青山店など一部直営店でも取り扱う。

 ローンチに際しメールインタビューに応じたトム・ブラウンは「子どもたちは私たちの未来だ」とし、子どもたちの個性を輝かせ、笑顔にする服を作ることにこだわったという。「キッズウエアを作る上で重要だったのは、クラシックであること。最もシンプルな方法で、メンズとウィメンズのコレクションの延長線上にあるものを完成させた。ユニフォームスタイルを着こなすことで、それぞれの個性に自信が持てるようになる。それは子どもたちの映像やイメージを見れば分かるだろう。彼らはみんな同じ服を着ているけれど、それぞれが唯一無二の存在だ」。

 オンラインでのコレクション発表に用いたキャンペーン写真と映像は、ニューヨークを拠点にする写真家のキャス・バード(Cass Bird)が撮り下ろしたもの。同ブランドならではの無機質なオフィス空間にスーツを着た子どもたちが出社するところから始まる遊び心がありながらもミステリアスな映像について、トムは「表現したかったのは、子どもの心の想像力とクリエイティビティー。だから、ファッションというよりも、服を着ている子どもの姿を描いた」と説明する。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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アダストリアが自社健保設立へ意思固める 現加入健保は脱退申し入れを過去3度否決

 アダストリアは、加入する東京ニットファッション健康保険組合(宮入正英理事長、KF健保)を脱退して自社健保の設立に動こうとしたものの、2017年からこれまでに3度否決され、折り合いがつかないことから対抗手段も視野に入れる。KF健保は東京の卸問屋や卸製造業などの中小企業が中心となって設立されたが、2000年以降は全国に店舗網を広げる大手アパレル小売業なども加わったため、福利厚生サービスが組合企業のニーズと合わない場面も出ていた。アダストリアの福田三千男会長兼社長は、アパレル業界が人材確保の問題に直面する中、「保険料を収める(当社の)一人一人に寄り添うものになっているのか」と現状に疑問を示し、自社健保設立の意思を固める。自社健保設立の動機は、KF健保とアダストリアが求める健康保険の充実との相違にある。アダストリアはアパレル小売業の特性として従業員の平均年齢が若く、女性比率も高く、単身者が多いため扶養率は低い。そのため年間医療費が他の企業に比べて抑えられている。自社健保の方が保険料率を抑制でき、従業員の負担は軽くなると同社は試算する。出産時などの保険給付金も自社健保の方が手厚くできると主張する。加えて福田会長が特に問題視するのは、契約健診機関の少なさだ。「当社は健康診断の受診率が50%を切ってしまった。KF健保の契約健診機関(638カ所)は、地方の店舗で働く従業員が利用しやすい場所にあるとは限らない。自社健保の設立で契約健診機関を3000カ所に拡大して、従業員の受診率を高めたい」。同社で働く200人以上の障害者が利用できる福利厚生サービスも厚くしたいという。

 アダストリアの件についてKF健保は「取材には応じられない」としている。だが、この問題を最初に報道した「ダイヤモンドオンライン」(1月21日)について、KF健保加入企業に向けたコメントを同28日に出した。「記事内容は衣料品卸問屋と大手アパレル会社の対立構造といった一方的な内容となっておりますが、当健保組合においてそのような事実(対立)はありません。また、当健康保険組合の加入事業所である株式会社アダストリアから単一健保組合設立に向けた脱退申し出があったことは事実ですが、この申し出については既に2020年2月20日に開催された組合会において議決が行われ、脱退は認められないという結論となっています」と報告している。

 アダストリアは17年以降の3度にわたってKF健保に脱退の申し入れを行ったが、否決された。

 KF健保は中小企業から大手上場企業まで500社以上が加盟する。加入者約8万6000人のうち、アダストリアの従業員が約1割を占め、年間27億円の保険料を納めている。

 アダストリアが訴えるミスマッチは、全国に店舗網を持つファッション小売業にほぼ共通する。パルグループホールディングス(HD)は長年加入していた大阪ニット健康保険組合を脱退し、18年10月に自社健保を設立した。加入者約5000人のパルグループHDは、大阪ニット健保の最大の企業だった。

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世界中のプロから支持されるスキンケアブランド「ダーマロジカ」のトリートメントを記者が体験

 新型コロナウイルスの影響で“セルフケア”ニーズが高まる中、自身の肌や健康と向き合う人も増えているのではないでしょうか。私もまさにそうで、特に“マスク荒れ”が気になってからこれまで以上に肌のケアに力を入れるようになりました。そこで今回、米国発スキンケアブランド「ダーマロジカ(DERMALOGICA)」のトリートメントを体験してきました。

 「ダーマロジカ」は世界100カ国以上、10 万人以上のプロのスキンセラピストが支持するスキンケアブランド。英国出身の創業者、ジェーン・ワーワンド(Jane Wurwand)が渡米した時にスキンセラピーの教育が欧州よりも遅れていることに気づき、より高度なスキンセラピーの教育を行うために1983年に「国際ダーマル研究所(International Dermal Institute)」を立ち上げました。 そこから派生したスキンケアラインが「ダーマロジカ」です。海外ではかなり有名なブランドで、2015年にユニリーバ(UNILEVER)が買収しています。日本には以前からサロンやエステ専売品としてタカラベルモントが取り扱ってきましたが、19年夏にニューポートがBtoC向けの展開を開始。現在コレド日本橋店に直営店を構えています。

 トリートメントは、このコレド日本橋店舗で行いました。スキンセラピスト(美容部員)と話しながら、まずはタブレットで肌診断(フェイスマッピング)を行います。この診断のすごいところは、公式サイトからアクセスできるので誰でも自宅で携帯やパソコンを使って簡単にできちゃうんです(20秒くらいで終わります)。かといって寛容的な診断ではなく、赤みや皮脂量、水分量、シワ、肌荒れなど丁寧に察知し、その箇所をマッピングしてくれます。余談ですが「ダーマロジカ」はこのように結構デジタルの技術にも投資していて、製品の外箱のQRコードを読み取ると、肌診断した結果に合わせて顔のどこにどの量を塗布したほうがいいのかなどアドバイスも受けられたりします。

 私は肌が乾燥しており、肌荒れもあったので赤みの量も多い結果になりました。この結果に合わせてスキンセラピストからトリートメントの流れについて説明を受けます。一通り説明を受けた後、施術室に移動していよいよトリートメント開始です。40分ほどかけ、クレンジング、化粧水、美容液、マスク、クリームなどを丁寧に重ねていきます。施術後の肌は潤いで満ち、さらにプロの手によるマッサージで顔の緊張や凝りまでもほぐれました。施術が終了したら再びカウンターに戻り、使用した製品についてだけでなく、それぞれの使い方のコツなどについてもアドバイスをいただきました。

 トリートメントは新規客で1万円以上、既存客は1万7000円以上の購入で受けられます。スキンケア製品を買い足すタイミングで受ける方が多く、気になっていたほかの製品や新製品を試すきっかけにもなっているそうです。「ダーマロジカ」はSKU数も多く、一度肌診断を受けてから製品を選ぶのがいいかもしれません。なお新型コロナウイルスの影響で現在は店頭だけでなくオンラインカウンセリングも受け付けています。店頭と同じフェイスマッピングを受けながら、スキンセラピストによるアドバイスももらえます。フェイスマッピングは自宅から無料で何度でも受けられるので、肌の変化を記録するためにも役立ちそうです。

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デザイナーのオオスミタケシ氏が47歳で死去 「ミスター・ジェントルマン」「フェノメノン」など手掛ける

 「ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN)」デザイナーのオオスミタケシが1月24日、敗血症のため入院先の病院で死去した。47歳だった。葬儀は親族の意向で近親者のみで執り行われた。ブランドの今後については未定で、3月の「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」でオオスミ氏が病室で製作していた2021-22年秋冬コレクションを発表する。その後、関係者やファンとのお別れ会を開催予定だという。

 オオスミ氏は1974年静岡県生まれ。ヒップホップユニットのシャカゾンビ(SHAKKAZOMBIE)として音楽活動を行う傍ら、ストリートウエアブランド「スワッガー(SWAGGER)」を井口秀浩と立ち上げた。2004年には同ブランドからソロプロジェクトとして「フェノメノン(PHENOMENON)」を始動させ、10年には東京ファッション・ウイークデビューを飾った。12年にはセレクトショップ、ザ・コンテンポラリー・フィックス(THE CONTEMPORARY FIX)のオーナーである吉井雄一と共にショップのオリジナルブランドとして「ミスター・ジェントルマン」をスタート。13-14年秋冬シーズンに東コレデビューを果たすと、16年春夏シーズンで「フェノメノン」のデザイナーを退任してからは「ミスター・ジェントルマン」のクリエイションの強さが徐々に加速し、ファッションブランドとしての立ち位置を築いていった。同ブランドが17年にマッシュホールディングス傘下に入ると、オオスミ氏は同社のメンズ事業部チーフデザイナーやレコードショップ「ウェイブ(WEVE)」のプロジェクトなど多岐にわたってに活動。18年には10年ぶりに音楽業界に復帰し、昨年には“MCM バイ フェノメノン(MCM by PHENOMENON )”で「フェノメノン」の名を冠した商品を5年ぶりに手掛けていた。

 「ミスター・ジェントルマン」を共同で手掛けてきた吉井雄一は「正直今はまだ突然すぎてこの悲しみを受け入れることができない状態です。 彼と出会ってからのこの10年間はかけがえのないもので、プライベートにおいても生活を共にし、一緒に見た景色、鑑賞した音楽や映画、食べた物など、人生を通じて2人で心で感じたものをデザインに投影してきました。生前の彼の創造を受け止め、深い心で理解して手を貸してくださった全ての関係者のみなさま、そして何よりファンのみなさまに心から御礼申し上げます」とコメント。

 近藤広幸マッシュホールディングス社長は「オオスミタケシという“才能”を預かり、世の中にその熱を伝えて行かなければならない使命感を持ち、共に挑戦をして参りました。突然彼を失い、強い悲しみと、たまらない空虚さの中にいますが、目をつぶれば人一倍大きな体にいつもの愛くるしい満面の笑顔が鮮明に浮かんできます。ファッション界、音楽界にとって多くの人を魅了してきたオオスミタケシのいちファンとして、ご冥福をお祈りすると共に、これまで彼の活動を支えていただいたみなさまに感謝申し上げます」と述べた。

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「ニールズヤード」初の敏感肌向けスキンケアシリーズ登場

 「ニールズヤード レメディーズ(NEAL'S YARD REMEDIES)」は2月24日、ブランド初となるエッセンシャルオイルを配合しない敏感肌向けのスキンケア“センシティブ”シリーズを発売する。アイテムは、メイク落とし・洗顔・化粧水とマルチに使えるミセラーウォーター、美容液、乳液の全3品をそろえる。

 同シリーズは、敏感肌ケアのニーズの高まりを受け、環境変化による“一時的敏感肌”に着目。メイン成分には乳酸菌自然発酵のオーツエキスを配合し、皮膚の常在菌の働きをサポートしながら肌バランスを整える。また「肌の休息」をコンセプトに、エッセンシャルオイルやアルコールは配合せず、肌本来の健康な肌をかなえる。
 
 マルチに使える“センシティブ ハイドレート ミセラー ウォーター”(200mL、4200円)は、穏やかな洗浄剤を処方し、コットンで拭き取るだけでメイクや古い角質などの不純物をオフできる。さらに、ヒアルロン酸を配合し、水分を与えながら滑らかな肌へと整える。美容液の“センシティブ スムース セラム”(30mL、8300円)は、同シリーズの中でヒアルロン酸とヒアルロン酸ナトリウムの配合量が最も多く、高い保水力で滑らかな肌へと導く。乳液の“センシティブ バランス モイスチャライザー”(50mL、6800円)は、肌の油分と水分のバランスをとりながら、バリア機能の回復を期待できる。

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「トモ コイズミ」デザイナーが見てきた世界のリーダー “共通点は自分の立場や力を社会に還元すること”【ネクストリーダー 2021】

 小泉智貴「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」デザイナーは、2017年にスタートした「WWDジャパン ネクストリーダー」の第1回の受賞者だ。あれから3年。この間の目覚ましい活躍は多くの人が知るところである。2019-20年秋冬シーズンにケイティ・グラント(Katie Grand)などから支援を受けてニューヨーク・コレクションでデビューを果たし、2020年LVMHプライズではファイナリストに選出された。昨年は「エミリオ プッチ」でカプセルコレクションを発表するなど活躍は見事にグローバルだ。その小泉が今年「WWDジャパン ネクストリーダー2021」で審査アドバイザーを務める。世界を見てきたデザイナーが考えるリーダー像とは?

WWDジャパン(以下、WWD):この3年であなたを取り巻く環境は大きく変わりました。

小泉智貴「トモ コイズミ」デザイナー(以下、小泉):作っているものは変わらないけれど、ブランドの扱いや位置づけは確かに変わったと思います。型にはまらない、いろいろな境界線を超えられるモノを常に目指したことが目を引くきっかけになったのかな、と思う。自分は大きいドレスや派手なものがやはり好き。それを作って売ろうと思ったとき、特に日本には需要や市場がない。だからと言って自分がやりたいことを変えるのではなく違う市場に持っていくなど工夫することで自分の“やりたい”を生かしてきました。もうひとつ、常に気をつけたことはコスチュームであってもファッションとして扱えるもの、雑誌で言えばエディトリアルページで使えるものであること意識した点でしょうか。

WWD:なければ自分で市場を創る意識もある?

小泉:それはありますね。衣装でも仕事が入ってくるのを待つのではなく、先にサンプルを作って「こういったものを作れますよ」と見せて需要を呼び起こす。目に見えるモノがないと話は始まらない世の中だから、コストと時間をかけるリスクを取ってでも先に見せるのが自分の戦略だった。

WWD:プライズの受賞がクリエイションにもたらした影響はありますか?

小泉:それによってクリエイションが変わることはありません。プライズはどちらかと言えば、自信をつけて、信念を強めてくれるものだと思う。自分のデザインはファッションの王道ではなく、オルタナティブな要素が強い。服飾学校を卒業していないし、横のつながりも少ない。孤独は常にあり、新しいことをしようとすると孤独になることは早いうちから自覚していました。自信がないからこそ頑張るんだけど、そんな自分を認めてくれる方がいる。ましては権威のある方が認めてくれると「これを続けていいんだ」と安心します。だからといって、何かを変えることはありません。

WWD:ケイティ・グランドやマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)などリードシップがある人たちと多く接してきたと思いますが、リーダーシップある人の共通点とは?

小泉:自分の立場や持つ力をいいことに使う、社会に還元する人たちだと思う。ケイティも当初から純粋に“業界に話題を作って盛り上げるためにやろう”という感じで、後日一緒にビジネスをするという話にもならなかった。その姿勢には影響を受けたから、自分も還元したい。今特に新型コロナの影響もあって自分より下の世代が夢を持ちづらいですよね。「いいものはいいと言う」人の存在は重要。自分が若い時に“こういう人がいたらいいな”と思う人でありたい。昨年10月に合同展示会イベント「ルームス(rooms)」で若手デザイナーの発掘・育成プロジェクト“SPOT LIGHTS by TOMO KOIZUMI”をスタートしたのもそういった思いがあります。まだ経験は浅く手探りだけど、やれること始めればいい。

WWD:若手のデザインのどこを見ますか?

小泉:世界基準でオリジナリティがあること。どうせ作るならどこにもないものを作って欲しい。自分もそういうつもりで頑張ってきた。日本だったら通用する、のは自分がやりたくないかな。

WWD:「WWDジャパン ネクストリーダー2021」では今回から自選他薦を受けつけます。他薦を受けて“自分はまだその器じゃない”と思いあぐねている人に一言。

小泉:多分、声がかかる時点でその資格があるのだと思う。ショーをやろうと声をかけてもらった時もびっくりしたけれど、最終的には作ったものが語ってくれるのが一番だと決めた。自分はどちらかというと職人スタイル。物が先に語り、後からついてくる。特に今は、言葉はなくともその魅力がグローバルに伝わる強さが必要だから、デザイナーで迷っている人がいたらまずはモノに語らせたらいいと思う。

WWD:最近「トモコイズミ」を着用したアーティストは?

小泉:ファン・ビンビン、オークワフィナ(Awkwafina)、シーア(Sia)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、渡辺直美ら、日本と海外で半々ずつ。

WWD:「トモコイズミ」着た人たちが世界中に散らばる中、思うことは?

小泉:直接会って交流できない国でアイコン的な人が着てくれて、写真が存在する。それを見た人が何かしらのメッセージを受け取ってくれたらいいな、と思う。ひとつひとつは小さくても集まると大きなエネルギーになるから。

WWD:2021年は何を頑張りますか?

小泉:東京都現代美術館で開催されている衣装デザイナー、石岡瑛子さんの展覧会を見てとても感動しました。改めて衣装デザインに立ち返って力を入れたいと思っています。また昨年、歌舞伎を見て大好きになりました。これまでもコレクション制作時には日本の伝統やそこにつながる自然から影響を受けてきましたが、改めて歌舞伎や能など日本の伝統芸能の衣装を手掛けて世界に見せたいと思うようになりました。自分の中には常に世の中を“エンターテインしたい”志向があります。日本の伝統芸能を海外の人からみても面白いものにできたらいいかな。

WWD:主力素材のポリエステルオーガンジーを再生素材に切り替えているそうですね。デッドストック生地を使った受注生産だから在庫も持たず、元々無駄な生産はしていなのになぜ?

小泉:美術館に飾られるものを多いから捨てられることもほとんどないですしね。生地をオーダーしているサンコロナさんがトレーサブルな再生ポリエステルのオーガンジーに力を入れているので、切り替えています。少しコストが上がるけど見た目はほぼ同じで、同じなら環境に優しい方がいい。まだ始まったばかりです。

WWD:大仏がひとつのインスピレーションと聞きました。神社仏閣への関心があるのですか?

小泉:自分の母親の親戚が葬儀会社を営んでおり、子どもの頃から葬儀の花輪が常に身近にあったことは大きいですね。それと大きな仏像の有無を言わせない存在感、言葉がいらない圧倒的な存在感に引かれます。調和が取れていて美しいものは存在する意味がある。そう思います。

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「トモ コイズミ」デザイナーが見てきた世界のリーダー “共通点は自分の立場や力を社会に還元すること”【ネクストリーダー 2021】

 小泉智貴「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」デザイナーは、2017年にスタートした「WWDジャパン ネクストリーダー」の第1回の受賞者だ。あれから3年。この間の目覚ましい活躍は多くの人が知るところである。2019-20年秋冬シーズンにケイティ・グラント(Katie Grand)などから支援を受けてニューヨーク・コレクションでデビューを果たし、2020年LVMHプライズではファイナリストに選出された。昨年は「エミリオ プッチ」でカプセルコレクションを発表するなど活躍は見事にグローバルだ。その小泉が今年「WWDジャパン ネクストリーダー2021」で審査アドバイザーを務める。世界を見てきたデザイナーが考えるリーダー像とは?

WWDジャパン(以下、WWD):この3年であなたを取り巻く環境は大きく変わりました。

小泉智貴「トモ コイズミ」デザイナー(以下、小泉):作っているものは変わらないけれど、ブランドの扱いや位置づけは確かに変わったと思います。型にはまらない、いろいろな境界線を超えられるモノを常に目指したことが目を引くきっかけになったのかな、と思う。自分は大きいドレスや派手なものがやはり好き。それを作って売ろうと思ったとき、特に日本には需要や市場がない。だからと言って自分がやりたいことを変えるのではなく違う市場に持っていくなど工夫することで自分の“やりたい”を生かしてきました。もうひとつ、常に気をつけたことはコスチュームであってもファッションとして扱えるもの、雑誌で言えばエディトリアルページで使えるものであること意識した点でしょうか。

WWD:なければ自分で市場を創る意識もある?

小泉:それはありますね。衣装でも仕事が入ってくるのを待つのではなく、先にサンプルを作って「こういったものを作れますよ」と見せて需要を呼び起こす。目に見えるモノがないと話は始まらない世の中だから、コストと時間をかけるリスクを取ってでも先に見せるのが自分の戦略だった。

WWD:プライズの受賞がクリエイションにもたらした影響はありますか?

小泉:それによってクリエイションが変わることはありません。プライズはどちらかと言えば、自信をつけて、信念を強めてくれるものだと思う。自分のデザインはファッションの王道ではなく、オルタナティブな要素が強い。服飾学校を卒業していないし、横のつながりも少ない。孤独は常にあり、新しいことをしようとすると孤独になることは早いうちから自覚していました。自信がないからこそ頑張るんだけど、そんな自分を認めてくれる方がいる。ましては権威のある方が認めてくれると「これを続けていいんだ」と安心します。だからといって、何かを変えることはありません。

WWD:ケイティ・グランドやマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)などリードシップがある人たちと多く接してきたと思いますが、リーダーシップある人の共通点とは?

小泉:自分の立場や持つ力をいいことに使う、社会に還元する人たちだと思う。ケイティも当初から純粋に“業界に話題を作って盛り上げるためにやろう”という感じで、後日一緒にビジネスをするという話にもならなかった。その姿勢には影響を受けたから、自分も還元したい。今特に新型コロナの影響もあって自分より下の世代が夢を持ちづらいですよね。「いいものはいいと言う」人の存在は重要。自分が若い時に“こういう人がいたらいいな”と思う人でありたい。昨年10月に合同展示会イベント「ルームス(rooms)」で若手デザイナーの発掘・育成プロジェクト“SPOT LIGHTS by TOMO KOIZUMI”をスタートしたのもそういった思いがあります。まだ経験は浅く手探りだけど、やれること始めればいい。

WWD:若手のデザインのどこを見ますか?

小泉:世界基準でオリジナリティがあること。どうせ作るならどこにもないものを作って欲しい。自分もそういうつもりで頑張ってきた。日本だったら通用する、のは自分がやりたくないかな。

WWD:「WWDジャパン ネクストリーダー2021」では今回から自選他薦を受けつけます。他薦を受けて“自分はまだその器じゃない”と思いあぐねている人に一言。

小泉:多分、声がかかる時点でその資格があるのだと思う。ショーをやろうと声をかけてもらった時もびっくりしたけれど、最終的には作ったものが語ってくれるのが一番だと決めた。自分はどちらかというと職人スタイル。物が先に語り、後からついてくる。特に今は、言葉はなくともその魅力がグローバルに伝わる強さが必要だから、デザイナーで迷っている人がいたらまずはモノに語らせたらいいと思う。

WWD:最近「トモコイズミ」を着用したアーティストは?

小泉:ファン・ビンビン、オークワフィナ(Awkwafina)、シーア(Sia)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、渡辺直美ら、日本と海外で半々ずつ。

WWD:「トモコイズミ」着た人たちが世界中に散らばる中、思うことは?

小泉:直接会って交流できない国でアイコン的な人が着てくれて、写真が存在する。それを見た人が何かしらのメッセージを受け取ってくれたらいいな、と思う。ひとつひとつは小さくても集まると大きなエネルギーになるから。

WWD:2021年は何を頑張りますか?

小泉:東京都現代美術館で開催されている衣装デザイナー、石岡瑛子さんの展覧会を見てとても感動しました。改めて衣装デザインに立ち返って力を入れたいと思っています。また昨年、歌舞伎を見て大好きになりました。これまでもコレクション制作時には日本の伝統やそこにつながる自然から影響を受けてきましたが、改めて歌舞伎や能など日本の伝統芸能の衣装を手掛けて世界に見せたいと思うようになりました。自分の中には常に世の中を“エンターテインしたい”志向があります。日本の伝統芸能を海外の人からみても面白いものにできたらいいかな。

WWD:主力素材のポリエステルオーガンジーを再生素材に切り替えているそうですね。デッドストック生地を使った受注生産だから在庫も持たず、元々無駄な生産はしていなのになぜ?

小泉:美術館に飾られるものを多いから捨てられることもほとんどないですしね。生地をオーダーしているサンコロナさんがトレーサブルな再生ポリエステルのオーガンジーに力を入れているので、切り替えています。少しコストが上がるけど見た目はほぼ同じで、同じなら環境に優しい方がいい。まだ始まったばかりです。

WWD:大仏がひとつのインスピレーションと聞きました。神社仏閣への関心があるのですか?

小泉:自分の母親の親戚が葬儀会社を営んでおり、子どもの頃から葬儀の花輪が常に身近にあったことは大きいですね。それと大きな仏像の有無を言わせない存在感、言葉がいらない圧倒的な存在感に引かれます。調和が取れていて美しいものは存在する意味がある。そう思います。

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「オジさん」は嫌いな言葉 エディターズレター(2020年10月28日配信分)

※この記事は2020年10月28日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「オジさん」は嫌いな言葉

 「なんで俺が?」「それは私の仕事ですか?」。

 「オジさん」と言われれば甘んじて受け入れますが、この言葉を安易に発する人は、どうも好きになれません。というか「あ、言ったね」と心に留め、結構ずっと忘れないタイプ(笑)。「アナタ、その時点で成長はないよ」と感じ、心の中で書き溜めている「未来を共に歩む人」リストから削除してしまいます。良くないクセなんですが(本当に、そう思っています)、リストに再度名前を連ねるのは至難の業です。

 例えば弊社では、「リリース起こし」という業務が存在します。毎日、毎時間届くプレスリリースの中から、対応すべきを取捨選択して記事化する仕事です。取捨選択は記者本人はもちろん、デスクが担い担当者に指示することも多いのですが、時々、実に大変そうで頭が下がります。「なんで私が?」を繰り出され、指示しきれなくなってしまうのです。

 仕事を振られた担当者(まぁこの場合、まだ「担当者」にもなっていないのですがw)にも、事情があるのは理解しています。忙しいことも分かっています。でも「リリース起こしは、私の仕事じゃない」と思っているのだとしたら、言語道断です。あ~、嫌だ嫌だ。だってその裏側には、「与えられた情報を、そのまま書き起こすなんて」という感覚が潜んでいますよね?情報発信を生業とする人間にとって、取得方法は自発的なものが全てではないでしょうし、そもそも「そのまま書き起こす」ことが「リリース起こし」という仕事だと思っているのだとしたら、そこから間違っているのです。「記者なら追加で取材したり、日々の仕事で得た知見を盛り込んでください。だから、アナタに頼んでいるのです」と思うのですが、「リリース起こし」という言葉に由来するイメージがあるせいか、この仕事は「自分で取材して、記事を書く」という業務の数ランク下に位置する「作業」と思い込んでいる人が少なくありません。なんという悲しさでしょう。断るなら記者として、「このリリースの記事化は、ユーザーのメリットにならず、媒体として価値がありません」と主張して、説き伏せてほしい。それができないなら、指示を受け入れなさい、ってハナシです(オジさん、全開ですかw?)。

 言わせてもらいますが、私だって「リリース起こし」しているワケですよ。下のリンク1本目が、ソレ。あいにく「日々の仕事で得た知見」よりは「マニアゆえの愛」を盛り込んでしまった感がありますが、「作業」としての「リリース起こし」をしただけの記事とは違う次元のコンテンツだと自負しております。記者には、こんな「リリース起こし」を期待しているワケです。2本目の記事も、いくばくかの創意工夫を試みています。

 長々社内の話をしてしまいましたが、こういうコト、いろんな会社に存在するのではないでしょうか?「職業に貴賎なし」同様、「業務にも貴賎なし」ですよね?

 時に部下の“たらい回し”に遭遇して可哀想なデスクには、「リリース起こし」という名前を改め、この業務の価値を社内に啓蒙し、システムを改善することを模索する提案をしてみようか?と思います。この言葉から連想する「作業感」、説明が不十分な指示と、そうせざるを得ないシステムが、問題の本質に大きく影響している気がするのです。何がいいんだろう?そんなコトを考えています。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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「安心してください。モンテローザのTTPは健在です」勝手にサワー ホルモンおいで屋

 TTP(徹底的にパクる)。今や外食業界は"パクり"が当たり前のようになっており、「パクったもん勝ち」とも言われている。TTPを得意分野としているのが、株式会社モンテローザ(本社:東京都武蔵野市)である。過去にも数々のTTP業態を生みだし、業界に笑いを届けてくれている。この度、モンテローザが久しぶりにTTP業態を新規オープンさせた。
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【解説】コロナ特措法改正へ。営業していたら、すぐに罰金30万円の「反則キップ」を切られるの?

 2月7日までの緊急事態宣言が3月7日まで延長されることが決まったうえ、特措法(新型インフルエンザ対策特別措置法)の改正案が1日に衆議院で可決。3日に参議院を通過し、成立する見通しだ。罰則を含んだ改正法で店はどう変わるのか?
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【解説】コロナ特措法改正へ。営業していたらすぐに罰金30万円の「反則キップ」を切られるの?

 2月7日までの緊急事態宣言が3月7日まで延長されることが決まったうえ、特措法(新型インフルエンザ対策特別措置法)の改正案が1日に衆議院で可決。3日に参議院を通過し、成立する見通しだ。罰則を含んだ改正法で店はどう変わるのか?
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