モデルの重川茉弥の初プロデュースブランド「ミリロア」 ローンチコレクションが2時間で完売

 インスタグラムで90万人近いフォロワー数を持ち、モデルとして活躍する重川茉弥が初めてプロデュースしたアパレルブランド「ミリロア(MILILOA)」。ローンチコレクションを3月6日に限定発売し、2時間弱で完売し話題となっている。

 ローンチコレクションは、胸に大きなロゴをあしらった、ホワイトとブラックの2色展開のパーカ(各6900円、現在は完売)。細部まで本人がプロデュースし、日常で使いやすいシンプルなデザインに仕上げた。太めに作った袖周りや大きめのフード部分など、全体的にゆったりと着ることができるシルエットが特徴。男女問わないユニセックスのデザインのため、カップルや夫婦でもおそろいで着用できる。

 販売前のインスタグラムの初回投稿では14.6万いいねの反響があり期待感を示した。発売直後はアクセス過多によりサイトが一時つながらない状況になったという。

 重川茉弥は2019年にABEMAで配信された恋愛リアリティショー「今日、好きになりました。ハワイ編」に出演して人気に。同じく番組に出演した前田俊(現在はモデルやユーチューバーとして活躍)と16歳のときに結婚・出産して話題を呼んだ。現在はカップルで“しゅんまや”としても活躍中。

 ブランド名の「ミリロア」とは、2人が出会ったハワイの言葉で、“ミリミリ(MiliMili)=お気に入り・最愛”と“マウロア(Mau Loa)=永遠に・ずっと”を掛け合わせた造語。「永遠にずっと愛してもらえるように」という思いを込めたという。

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ベルリンの香水市場を盛り上げる新進気鋭ブランド4選 ドイツ人美容エディターが選ぶ

 ドイツの首都、ベルリンは歴史的な建物から現代的なコンクリートビル、花々が芳香に咲き乱れる庭園からグラフィティーに染まった裏道などが混在し、伝統と革新が共存する街だ。さまざまな顔を持つ多面性に引かれ、世界中からアーティストやクリエイティブが集まる。例えば音楽ではフリージャズからクラシック、テクノなど多様なカテゴリーが盛り上がり、世界各国から注目を集めている。ビューティも若手ブランドが続々と台頭してきており、中でも昨今話題なのがフレグランスだ。ベルリンは香水の聖地であるパリに比べてブルーオーシャンであり、従来の香水業界の考えにとらわれないクリエイティブなパフューマーが活躍している。ベルリンの多様なバックグラウンドからヒントを得て、異なる要素を組み合わせたユニークな香りが多く誕生しているのだ。また、ナチュラルやオーガニックビューティの先進国だけあって、自然原料を用いた香りやウエルネス・マインドフルネスをうたうフレグランスが多い。本記事では、ビューティエディターやコンサルタントとして活躍するローラ・ダンケルマン(Laura Dunkelmann)に、中でも今後の成長が期待される注目株4ブランドを紹介してもらった。

ベテラン調香師渾身の「アーバン センツ(URBAN SCENTS)」

 マリー・アーバン・ルフェーヴル(Marie Urban Le Fevre)はベルリンの香水界では誰もが知るベテラン調香師だ。大手メゾンの香りを20年以上に渡り制作した後、2014年にベルリンで自身のブランド「アーバン センツ」を立ち上げる。フランスの伝統的な製造方法や手法に、ベルリンらしいツイストをかけた香りを特徴とする。「私がルーツを置くフランスの伝統的なパフューマリーのノウハウに、ベルリンの刺激的で多様なカラーを注いでいる」とマリー。香りは全て厳選された最高峰の原料のみを用い、西ベルリンに構えるアトリエで調香してから仏グラースでブレンド。一般販売用の香り以外にも、世界中の美術館やラグジュアリーホテルでも導入されている。さらに最近は香りを通じた支援プロジェクトに取り組んでいるという。「新型コロナの症状の一つに、嗅覚・味覚障害がある。グスタフ カルス大学のトーマス・フンメル(Thomas Hummel)教授とともに、嗅覚障害に関するプロジェクトを近々発表する。また数年に渡り、シャリテ・ベルリン医科大学(CHARITE)と協業し、香りが人に与える影響の研究を行ってきた」。

タロットカードと提案するスピリチャルな新顔「アポテーケ(APOTHEKE)」

 元ビューティ・ファッションエディターのジェシカ・ジャスミン・ハナン(Jessica Jasmin Hannan)が4年前にエッセンシャルオイルの世界にはまり、そこから2020年に高品質のナチュラルグレードオイルを使用したパフュームラインをローンチ。アロマが精神に及ぼす働きに着目し、心とマインドにアプローチしたスピリチャルな香りをそろえる。「アロマセラピーのように、(私が手掛ける)全ての香りに特定のパーパス(効果)がある。タロットカードやクリスタルとともに提案しているのは、香りは心や精神などに働きかけるパワーを持っているから」。公式サイトでは占いクイズに答えると、自分にあった香りを導き出すことができる。「“トラベラー”は瞑想するような安らぐ香りで、“シンカー”は刺激的なアロマ、“ドリーマー”は恋に落ちているようなロマンチックな印象だ。最後に“ラバー”はアフロディジアック(媚薬)のようなブレンドで、香るだけで照れちゃう人もいるくらいよ!」とジェシカ。現在ベルリンにあるセレクトショップやオンラインで取り扱いがあり、今後は直営店舗の出店も視野に入れる。

元モデルが癒しを求めて立ち上げたサステナフレグランス「バジウム(BASIUM)」

まるで森の中で深呼吸するかのような癒しの香りを手掛けるナチュラルフレグランスブランド「バジウム」。元モデルのコンスタンツェ・セマン(Constanze Saemann)が「ニューヨークでモデルとして働いていた頃、あまりに多忙な生活で疲弊し、アロマセラピーやナチュラルパフュームの勉強を始めた」ことがきっかけで立ち上げたブランドだ。全てオーガニック・ビーガン原料のみを使用し、小ロットで生産。ストレスを緩和したり、ホルモンのバランスを整えるとされるエッセンシャルオイルをブレンドし、マインドにもアプローチする。パフュームオイルのほか、フェイスマスクやボディーオイルなどもラインアップする。人工的な原料を使用しないことをポリシーとし、サステナビリティーにもこだわる。「収益の一部を事前団体に寄付するほか、全製品が完全にリサイクル可能でプラスチックフリーを目指している」。すでに業界内で話題を集めており、今後さらに成長する注目株としても期待ができるブランドだ。

日本に着想を得た空間フレグランス「アオイロ(AOIRO )」

 オーストリア人のマニュエル・クスニク(Manuel Kuschnig)と日本人の妻の吉国志津子によるブランド。「2009年に東京で“香りで空間をデザインする”というコンセプトでアオイロエアーデザインを立ち上げた。われわれがキャンバスとして捉える空や空気をイメージし、青という色からブランド名を着想した」。ベルリンと東京を拠点にし、オリジナルフレグランスのほか、自宅やホテル、店舗、展示会などの空間を香りで彩る演出も手掛ける。日本の香道からインスピレーションを得た製法やアプローチでキャンドルやフレグランス、ミストなどを展開。植物由来の自然原料を配合した香りは、精神に働きかけるアロマセラピーのアプローチをとっている。「ベルリンは東京と全く異なる光景が広がるが、様々な表情を持つという意味では似ている。その自由さがあって、われわれもクリエイティブな香りを作れている」。世界中のショップや公式ECで展開中。

Laura Dunkelmann(ローラ・ダンケルマン) : ドイツ・ハンブルク生まれ。ファッションジャーナリズムを学び、雑誌編集者に。現在「タッシュ(TUSH)」マガジンのビューティディレクターを務めながら、フリーランスエディターやビューティブランドのクリエイティブコンサルタントとしても活躍中

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「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド」2021-22年秋冬パリ・コレクション

 「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD)」が2021-22年秋冬コレクションをパリで発表した。

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累計販売本数600万本の人気クレンジングオイルが“ベティーちゃん”とコラボ

 「アテニア」は3月17日、累計販売本数600万本を超えるクレンジングオイル“スキンクリア クレンズ オイル”で人気キャラクター“ベティーちゃん(ベティーブープ=Betty Boop)”をあしらった限定デザインを通信販売や直営店で発売する。同ブランドがキャラクターと協業するのは初めて。

 「これまでブランドコンセプトである“一流ブランドの品質を1/3の価格で提供する”を体現するため、パッケージにも高級感を出すことが先決で遊び心を表現することが少なかった。コロナ禍で新しいことにチャレンジすることが大切」(間崎美佐アテニア広報・社長担当)として協業した。ボトルにあしらった“ベティーちゃん”はブランドのために書き下ろしてもらったもの。

 “スキンクリア クレンズ オイル”は2004年に発売し、これまで3回リニューアルを実施。メイクだけでなくくすみの原因となる肌ステイン(肌の角質のタンパク質が活性酸素、または糖と結合した物質)もオフすることができると幅広い層から支持を受ける。美容誌のベストコスメも数多く受賞した実力派の製品だ。

 “ベティーちゃん”との協業製品は、マスカラやアイシャドウなどメイクアップアイテムでも実施。2月中旬に発売し、好調な滑り出しとなっている。

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「ナーズ」から新作クッションファンデが登場 ブルーライトやPM2.5をカット

 「ナーズ(NARS)」は4月16日、新作クッションファンデーション“ピュアラディアント プロテクション アクアティックグロー クッションファンデーション SPF50+/+++”(全6色、各6600円)を発売する。ブランド史上最高レベルのプロテクション機能を搭載し、紫外線のほか、ブルーライトやPM2.5、大気中のちりやほこりの付着を抑える。フレッシュなつけ心地で肌のトーンを整え、健康的な輝きを与える。ヒアルロン酸も配合し、水分を保持して肌の内側から発光するような艶をもたらす。なお、既存製品で大人気の“ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション”よりもプロテクション効果が高く、さらに“アクアティックグロー クッションコンパクト”に比べるとやや艶を抑えた仕上がりになっている。

 同日には、既存品の“ピュアラディアント ティンティッドモイスチャライザー SPF30/PA+++”(全10色、各5200円)に新色が5色を追加する。高いスキンケア効果で肌に潤いを与え、光輝くナチュラルな仕上がりを特徴とする。また、みずみずしいテクスチャーで乳液のような軽い付け心地も特徴だ。新たに仲間入りするのは、ピーチベースとイエローベースからそれぞれ明るいとミディアムシェード、ニュートラルトーンのミディアムシェード。

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BLACKPINKのJISOOが「ディオール」のアンバサダーに就任 8日発表の新コレクションは彼女が着想源

 「ディオール(DIOR)」は3月6日、BLACKPINKのJISOO(ジス)をグローバルのファッションとビューティのアンバサダーに就任したことを発表した。マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)はJISOOを2021-22秋冬コレクションのキーインスピレーションにしたという。同コレクションは8日22時30分(日本時間)に発表予定だ。

 JISOOは21-22秋冬コレクションについて「服をまとったときに根底から湧き上がるような自信を感じた。私は外見は落ち着いているように見えるかもしれないが、アーティストとして、ステージではパワフルでいるように努めている」とコメント。

 「ディオール」はJISOOについて「彼女の大胆さはブランドのモダンさと、グラツィア・キウリの情熱的なクリエイティビティーを表現している」とし、さらにピーター・フィリップス(Peter Philips)=メイクアップ クリエイティブ&イメージ・ディレクターによる「自信を与えるメイクアップを具現化する存在」と称した。

 「ディオール」は以前からJISOOをイベントやオンライン開催のショーに招待するなどで関係を築いていた。データテクノロジー企業、ローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)によれば21春夏のパリ・ファッション・ウイーク中に「ディオール」が投稿したJISOOの画像は61万4000ドル(約6385万円)ものMIV(Media Impact Value)を記録した。これは20年秋冬ショーでブランドの最も反響の大きかった投稿と比べて2倍以上となる数値だ。

 YGエンターテインメントに所属するBLACKPINKは、JISOOの就任によって4人のメンバー全員が何らかのブランドのアンバサダーを務めることになった。LISAは「セリーヌ(CELINE)」、JENNIEは「シャネル(CHANEL)」、ROSEは「サンローラン(SAINT LAURENT)」のアンバサダーを務めている。

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TikTokで旋風巻き起こす“ポップ・プリンス”コナン・グレイ 世界が注目するZ世代の新星

 今、Z世代から絶大な支持を得ているアーティストが、“ポップ・プリンス”ことコナン・グレイ(Conan Gray)だ。現在22歳の彼は2020年に発表したデビューアルバム「Kid Krow」で、全米アルバムチャート初登場5位、ポップ・アルバム部門で初登場1位に輝いた。また次世代のファッションアイコンとしても注目を集め、「ヴォーグ(VOGUE)」や「ナイロン(NYLON)」、「i-D」などの表紙を務めている。Z世代の代表格であるビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)をはじめ、グローバルで人気を集めるBTS(防弾少年団)の“V”ことキム・テヒョン(Kim Taehyung)、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)も絶賛する。日本人の母とアイルランド人の父を持ち、幼少期は広島で過ごしたという経歴を持つ本人にZoom取材を実施。冒頭は「こんにちは」という流暢な日本語からスタートした。

「同世代に人気を集める理由なんてわからない」

WWD:デビューアルバムの「Kid Krow」はどんな作品?

コナン・グレイ(以下、グレイ):僕の青春の全てを描いたアルバムだよ。「Kid Krow」は僕の物語の始まりであり、グローバルに発信するためのプロフィールのようなもの。でも、ここまで反響があるとは全く予想していなかった。みんなが狙い通りに解釈してくれたことは本当にうれしいし、僕のさまざまな感情や人生への不安を感じ取ってくれたんだと思う。

WWD:ティックトック(TikTok)でヒットした「Heather」は、みんなが「“Heather”って誰?」と必死に探すほど話題になった。

グレイ:「Heather」が世界に浸透するまでは、自分の私生活をこんなに詮索されることなんてなかったから変な感じだったよ。でもあの曲に出てくるのは一般人だから、みんながっかりするんじゃないかな(笑)。僕は田舎で育ったから有名人と付き合う機会なんて無かったし、「何で僕の人生をそんなに気にするの?」とびっくりしたよ。いろいろな人が「Heather」は自分のことだって偽装していたけど、「あなたとは会ったこともないじゃん!」って感じだった(笑)。がっかりさせて申し訳ないけど、僕の生活は本当に普通だから。

WWD:ティックトックやインスタグラムを巧みに使いこなしているけれど、SNSの良い面と悪い面は?

グレイ:今のSNSは規制がない無法地帯で、とても怖い場所だね。僕が子どもの頃はもっと快適で、9歳からユーチューブ(YOUTUBE)に動画を投稿していたから。お母さんがインターネットを自由に使えるようにしたのは重大なミスだね(笑)。やり始めたきっかけは、ただ田舎の生活に退屈していたから。学校にはほとんど友達がいなくて、インターネット上の見知らぬ人に慰めを求めていたんだ。でも今思えばそれは本当に危険なことだし、絶対におすすめしないよ。最近はファンとのコミュニケーションを取る場所として使っている。もしみんなが使わなくなったら、とっくにやめているね。

WWD:Z世代にどんな点が支持されていると思う?

グレイ:それはよく聞かれるけど、なんて答えればいいのか分からないんだよね。僕自身がZ世代で、これまでの人生について書いているだけだから(笑)。それに共感してくれる人を見ると、「僕は実際狂っているから、それに共感しているあなたも狂っているね」といつも笑うんだ。

WWD:Z世代に向けた「Generations Why」は、どんな思いを込めた?

グレイ:僕は小さな町で育ち、年寄りのムカつく話を聞いて過ごしてきたんだ(笑)。「お前ら若者はクズだな。働く意味も知らないしな!」といつも言われてきた。でも今の僕たちの仕事の定義は、ムカつく大人たちが育った1950年代とは全く違う。だからこの曲は、そういった固定観念をからかったジョークなのさ。

WWD:新曲「Overdrive」では何を表現した?

グレイ:「Overdrive」は、少しの現実逃避を表現したんだ。自由に夢を見て、人生でやりたいことをするというテーマで書いた曲だよ。僕が音楽に求めているのは、自分の悩みを少しでも忘れさせてくれるような場所。僕も外出自粛期間前は当たり前のように生きていたけど、今となってはそれが出来ないからね。

服はブランドよりも気分が高揚するか

WWD:好きなブランドは?

グレイ:ブランドよりも気分を高揚させてくれるかどうかが重要さ。「グッチ(GUCCI)」を着たい時もあれば、シンプルなTシャツを着たい時もある。普段はコンサバティブなデザインのオーバーサイズなスエットをよく着ていて、変装するぐらいにアクセサリーを付けるのも好みかな。

WWD:「ベルシュカ」や「エクストララージ」とコラボした感想は?

グレイ:「ベルシュカ(BERSHKA)」は以前から好きだった。店頭で自分の名前や顔が描かれたTシャツを見たときは、本当に信じられなかったよ。「エクストララージ(XLARGE)」は独自のスタイルを確立していて、その世界観に「Kid Krow」のコンセプトを融合して製作したのさ。彼らとコラボできたことはすごくうれしかったね!

WWD:音楽とファッションの関係性は、この先どうなっていく?

グレイ:今でも密接な関係を築いているよね。僕も好きなアーティストを見た時、「あの人が着ているシャツかっこいい。あんなシャツを着てみたい」とみんなと同じように感じるし。だから音楽を通してファッションを探求するのは楽しいし、ミュージシャンが着るものは社会に大きく影響しているんじゃないかな。僕が着ている服をファンに探られるのは変な感じだけどね。

WWD:今後の夢は?

グレイ:全員が元の生活に戻ること。本当にお願い。みんな外に出るのはやめて!。自粛期間中の音楽制作は大変だけど、その分、今はいろいろなことに挑戦できている。これからもファンのために沢山の曲を作っていきたい。

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12歳の天才イラストレーター“ミラクルくん” 憧れの東京・渋谷パルコで初のポップアップ

 沖縄出身のイラストレーター“ミラクルくん”こと城間ゴンタ(12歳)は、東京で初のポップアップストアを渋谷パルコ5階で3月5日から21日までオープンする。“ミラクルくん”は、8歳の頃に描いたイラストを父がSNSにアップして話題になったことをきっかけに活動をスタート。少しクセのあるタッチと不思議なバランス感が特徴で、これまでビギン(BEGIN)の全国ツアーグッズや「#FR2」とのコラボTシャツにイラストを提供してきた。さらに沖縄の酒造メーカーの忠孝酒造とは、泡盛“干支ボトル”(3000円)に使用するアートデザインの干支に合わせて毎年描き続けるという12年の大型契約を結んだ。

 渋谷のポップアップストアでは、「リーボック(REEBOK)」や「コンバース(CONVERSE)」の定番モデルを描いた新作“スニーカーシリーズ”や“沖縄シリーズ”、“寿司シリーズ”の作品や原画の一部を展示。オープンに合わせて、“ミラクルくん”の直筆サイン入りのシルクスクリーンプリントキャンバス(4種、各3万5000円)や、“動物シリーズ”のライオンやタイガーをプリントしたコート(3色、各2万8000円)、フーディー(2色、各1万5000円)、Tシャツ(8800円)などのグッズを用意した。全て一点ものですでに売り切れた商品もあるという。そのほか力士や豚のデザイン画をプリントしたクッション(7800円)、キャップ(5800円)、バンダナ(1800円)などのアクセサリー類もそろえた。

発言がいちいち“ミラクル”

WWD:初めて描いた絵は?

“ミラクルくん”:「ドラゴンボール(DRAGON BALL)」の“ベジータ”だよ。父ちゃんに「詐欺師みたいで弱々しいな」って笑われた。

WWD:どんな道具で描いているの?

“ミラクルくん”:細いマッキーペン。去年までは太い方を使っていたけど、細かい部分にもこだわりたくなったから変えたんだ。僕は下書きをしないから、ひとつの作品を大体3〜5分で仕上げているんだ。

WWD:絵を描くときに心がけていることは?

“ミラクルくん”:僕は実物や写真を見ながら描くんだけど、父ちゃんとの約束事で“心を込めて描く”、“よく見て描く”、“集中して描く”ことは描く前に必ず声に出すんだ。

WWD:新作のテーマはどうやって決めているの?

“ミラクルくん”:父ちゃんとの日常会話。今回は僕が大好きな寿司、故郷の沖縄、スニーカーを描いたよ。

WWD:スニーカーが多いけど、好きなの?

“ミラクルくん”:全然。

WWD:じゃあ何が好き?

“ミラクルくん”:僕はゲームの方が好きなんだよね。本当は「フォートナイト(FORTNITE)」のキャラクターを描きたいけど、公の場ではダメって父ちゃんに言われたんだ。

WWD:今日学校は休み?

“ミラクルくん”:休んできた。大好きな東京の渋谷に、僕の絵が出せるなんて夢みたいだもん。さっき6階の「ポケモンセンター」と「ニンテンドートウキョウ」に行ってきたけど、超楽しかった。

WWD:昨年12月に沖縄県立美術館・博物館で開催した作品展「EVERYBODY GONNA BE HAPPY!!」では、6日間で1500人以上が来場したそうだね。ポップアップはどんな人に見てもらいたい?

“ミラクルくん”:よくわかんない。

WWD:えっと(笑)、どんな人に来てもらいたい?

“ミラクルくん”:イカ博士が来たらチョーうれしい。

WWD:……(苦笑)。

“ミラクルくん”の父:すみません。ゲームのキャラクターですね。まだまだリアルな小学生なので、そのまま載せちゃってください。これがミラクルくんの素顔なので(笑)。

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「アンディフィーテッド」総代理店がウィメンズの新業態 “美しい”スニーカースタイルを提案

 TSIホールディングス傘下で「アンディフィーテッド(UNDEFEATED)」の総代理店のスタージョイナスは、東京・代官山にウィメンズスニーカーとデザイナーズブランドを中心に構成したセレクトショップ「フォーゲットミーノッツ(FORGET-ME-NOTS)」を3月6日にオープンした。場所は「ステューシー代官山チャプト(STUSSY DAIKANYAMA CHAPT)」の跡地で、売り場面積は88平方メートル。5日に公式オンラインストアを開設し、10日にはゾゾタウン(ZOZO TOWN)で販売をスタートする。初年度の売り上げ目標は2億円。

 同ショップは“STREET IS BEAUTIFUL,SNEAKER IS ELEGANT”をコンセプトに掲げ、エレガンスなスニーカースタイルを20〜30代の働く女性に向けて提案する。ショップ名は、野生の花である“忘れな草”の英表記に由来し、“自立した女性はどんな場面でも美しく輝く”というメッセージを込めている。

 店舗の内装は建築家のルイス・バラガン(Louis Barragan)が手掛け、シャルロット・ペリアン(Charlotte Perriand)のビンテージ調のインテリアや、フラワーショップ「エデンワークス(EDENWORKS)」のフラワーアレンジメントが店内を彩る。ショップの一角に位置するポップアップスペースは、メキシコの街をイメージしてピンクの壁面でポップな空間に仕上げた。同スペースではインフルエンサーが手掛けるブランドを中心に不定期で限定店を開く。初回はKIKUNOのアパレルブランド「パープルシングス(PERPLE THINGS)」が、第2回はモデルUlalaのジュエリーブランド「ミスターサタデイ(MR.SATURDAY)」の予定だ。

 スニーカーは「ナイキ(NIKE)」の人気モデル“エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1)”や“ダンク・ロー(DUNK LOW)”、“ブレーザー MID(BLAZER MID)”、「コンバース(CONVERSE)」の“オールスター(ALL STAR)”などの定番を用意する。ウエアは「トーガ プルラ(TOGA PULLA)」「アンブッシュ(AMBUSH)」「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」「ロク(ROKH)」「アリーズ(ARIES)」など。またオープンを記念して、オーガニックコットンを使用した「キジマ タカユキ(KIJIMA TAKAYUKI)」とのコラボキャップ(2色、各1万2000円)を販売する。

■「フォーゲットミーノッツ」
オープン日:3月6日
営業時間:11:00〜20:00
住所:東京都渋谷区猿楽町20-13 佐久間ビル1階

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元「クリスチャンダダ」の森川マサノリが新ブランド「ベイシックス」を始動 

 「クリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)」元デザイナーの森川マサノリは、ユニセックスブランド「ベイシックス(BASICKS)」を3月に立ち上げた。ブランド名は、スラングで「格好悪い」を意味する“BASIC”と、「格好いい」の“SICK”を掛け合わせた造語。“循環”をテーマに、ファーストコレクションはデニムジャケット(2万7000円〜)やシャツ(2万3000円〜)、Tシャツ(8800円〜)、パンツ(2万円〜)など30型をそろえる。ベーシックなデザインに白のステッチワークが特徴だ。販売は自社ECと卸を予定している。サステナブルな取り組みの一環として、環境に優しい素材をほとんどのアイテムに使用する。また自社ECの余剰在庫は廃棄せず染めや加工を施して再販し、“循環”させるという。

 森川は2010年に「クリスチャンダダ」を設立。日本やヨーロッパを中心に人気を集め、熱狂的なファン通称“ダダラー”が出没するなど、カルト的な人気を誇った。13年に「DHL デザイナー アワード」を受賞すると、14年にはシンガポールの企業ディーリーグ(D’League)グループの傘下に入る。15年に毎日ファッション大賞新人賞を受賞し、16年にはパリの公式スケジュールでコレクションを発表。20年に同ブランドを休止し、新ブランド「ベイシックス」を自己資金で立ち上げた。

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元「クリスチャンダダ」の森川マサノリが新ブランド「ベイシックス」を始動 

 「クリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)」元デザイナーの森川マサノリは、ユニセックスブランド「ベイシックス(BASICKS)」を3月に立ち上げた。ブランド名は、スラングで「格好悪い」を意味する“BASIC”と、「格好いい」の“SICK”を掛け合わせた造語。“循環”をテーマに、ファーストコレクションはデニムジャケット(2万7000円〜)やシャツ(2万3000円〜)、Tシャツ(8800円〜)、パンツ(2万円〜)など30型をそろえる。ベーシックなデザインに白のステッチワークが特徴だ。販売は自社ECと卸を予定している。サステナブルな取り組みの一環として、環境に優しい素材をほとんどのアイテムに使用する。また自社ECの余剰在庫は廃棄せず染めや加工を施して再販し、“循環”させるという。

 森川は2010年に「クリスチャンダダ」を設立。日本やヨーロッパを中心に人気を集め、熱狂的なファン通称“ダダラー”が出没するなど、カルト的な人気を誇った。13年に「DHL デザイナー アワード」を受賞すると、14年にはシンガポールの企業ディーリーグ(D’League)グループの傘下に入る。15年に毎日ファッション大賞新人賞を受賞し、16年にはパリの公式スケジュールでコレクションを発表。20年に同ブランドを休止し、新ブランド「ベイシックス」を自己資金で立ち上げた。

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繊維商社のヤギが新メンズブランド “上質素材の日常着”を安藤大春がデザイン

 繊維商社のヤギは、新たなメンズブランド「オーハル(OHAL)」2021-22年秋冬シーズンに開始する。ファッションブランドの「ミドラ(MIDDLA)」を手掛ける安藤大春を起用し、上質素材を使った日常着を提案する。

 商品は、ヤギが販売する高級素材であるスビン綿を100%使用したジャージー素材のTシャツをはじめ、静岡の機屋とオリジナルで作ったブロード地を使ったシャツ、イタリアの「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」の高級ウール糸を使ったニットなどがそろう。シャツ類は二枚袖の仕立てで、PC作業やピアノ演奏、自動車運転などの前屈姿勢が取りやすいパターンを取り入れた。また安藤デザイナーが音楽家と親交が深いことから、ギターのピックをモチーフにしたボタンや、楽譜をイメージした5本線の刺しゅうをリブに施しているのもポイントだ。価格はTシャツが1万2000~1万4000円、シャツが2万5000円~、ニットが3万5000~3万8000円、アウターが7万~9万7000円。

 販売は自社オンラインストアとセレクトショップなどへの卸売りを計画している。オンラインストアは3月末にオープン予定で、4月からタトラス コンセプトストア(TATRAS CONCEPT STORE)での取り扱いが決まっている。また実際に素材に触れられる機会を作るため、ポップアップストアの出店も強化。5月26日~6月1日には西武百貨店池袋本店3階で初のポップアップストアを開く。また音楽家とのコラボレーションも視野に入れ、コンサートイベントなども予定する。

 安藤デザイナーは「“最高の普段着”を目指してデザインした。部屋の中でも着心地がよく、ワンマイルウエアとしても上質な服として提案したい。ヤギと一緒に取り組んだことで、上質な素材を手頃に提供できるので、一度着てもらえればリピートしてもらえる自信がある」と語る。

 ヤギは子会社にダウンブランド「タトラス(TATRAS)」を販売するタトラスジャパン(TATRAS JAPAN)、ダウンブランド「イエティ(YETI)」を運営するボールドマン、「アタッチメント(ATTACHMENT)」を手掛けるアタッチメントなどでアパレル事業を持つ。「オーハル」は、同社のカットソー生地の販売部門が立ち上げた新ブランドで、同部署がD2Cブランドを立ち上げるのは初めて。ブランドを通して、同社の素材を訴求していく。

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日本の生理下着のパイオニアが“分離型”の吸水サニタリーショーツを発売

 老舗下着メーカーのタカギは、新たな女性向け下着ブランド「アヤメ(AYAME)」を国際女性デーの3月8日に立ち上げる。同社は1930年に創業して以来、生理帯(昭和初期当時の生理用下着)を生産し、60年代には紙ナプキンの着用感を向上させるサニタリーショーツを開発。その後も布ナプキン“エコナップ”を販売するなど、日本で生理下着の製造を担ってきたパイオニアだ。ブランド名は創業者の髙木嘉蔵の妻である髙木アヤメの名前に由来する。

 「アヤメ」は、女性の社会での活躍を応援し、SDGsの環境問題やジェンダー問題に取り組むことを掲げた新ブランドで、商品第1弾として分離型の吸水サニタリーショーツをオンラインで販売する。昨今販売されている吸水サニタリーショーツは吸収パッドが内蔵されたものが主流だが、「アヤメ」では布ナプキン“エコナップ”が取り外し可能なデザインになっている。ショーツ全体はコットンとレーヨンの混紡素材で、クロッチ部分には臭いを軽減する消臭繊維、ポケット部分には抗菌消臭加工をしたドライタッチ素材を採用した。

 スタイルはショート(4500円)、スタンダード(4500円)、ハイウエスト(4800円)の3種類で、MとLの2サイズ、カラーはピンクの“アヤメ”、グリーンの“アロエ”、ブラックの“スス”の3色をそろえる。8日に設立する公式オンラインサイトで扱う“ファーストセット”には、ショートと“エコナップ”パッド2枚、使用済みのパッドを収納できる防臭袋も付属する。

 「アヤメ」のブランドプロデューサーである髙木麻衣タカギ代表取締役は「女性の生理を軸に、ジェンダーレスな社会づくりの実現を目指し、(社内で)SDGsプロジェクトを発足、“アヤメ”を立ち上げました。一人でも多くの悩める女性の手助けができるブランドになりますように」とコメントしている。

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アパレル販売員歴12年以上の佐藤篤が答えるファッションとSNS インフルエンサー名鑑Vol.9

 インスタグラムを筆頭とするSNSの普及で、「憧れの人」「なりたい人」が細分化している。今は、誰もが、それぞれの「なりたい人」を持っている時代。ならば、そんな身の回りの人を改めて知るべきではないか?そこで「WWDJAPAN.com」は、インフルエンサーをはじめとするソーシャルリレーション マーケティング事業を手がけるリデルの協力を得て、身近な新世代インフルエンサー名鑑を作成する。

 今回はアパレル販売員として12年以上働いたキャリアを生かして、「モノ」を中心に発信する佐藤篤。内容や色味など緻密に計算した投稿が特徴で、アニメや玩具などファッション以外の分野にも精通する彼にはフォロワーから、買い物するときのポイントや趣味、情報収集の方法のほか、今後の展望や目標などに関する質問が寄せられた。全ての質問と回答を公開する(2021年3月8日号の「WWDジャパン」には、彼にSNS運用などについて聞いたインタビュー記事を掲載します)。

「モノ」の情報収集について

Q.1:インスタグラムを始めたきっかけは?

A.1:前職で、とあるブランドのスーパーバイザーを務めていた時、若者へのブランド認知を拡大するためにWEARなどのSNSを活用していました。インスタグラムも、その一環です。

Q.2:トレンドなどの情報はどこから得ている?

A.2:媚びを売るつもりはありませんが、「WWDJAPAN.com」の記事やコレクションルックなどを参考にしています。あとはインスタグラムで感度の高い友達の投稿を見たり、インターネットで調べたりしてトレンドを知ることもありますね。

Q.3:インターネットで検索するときはどんなことを意識している?

A.3:まず興味のあることや知らないことを調べて、検索結果で気になることがあれば、また調べてと納得がいくまでひたすら繰り返します。意識的に行っているというより、子どもが親に「なんで?どうして?」と尋ねるような純粋な好奇心です。

ファッションやパーソリティについて

Q.4:月にいくら買い物に使う?

A.4:1カ月に10万〜20万円くらいだと思います。革靴やスニーカー、革小物のほか、玩具やカードなども収集しているので、結構な額です。今年は節約が目標です(笑)。

Q.5:買い物をするときのポイントは?

A.5:モノとして、一本筋が通った作り方かどうかです。例えば「質のいいレザーで経年変化が楽しめる」と謳う革靴でも、ソールの張替えや修理ができなければ経年変化を楽しめるほど長く使えません。聞こえのいい売り文句を謳いながら、裏では利益だけを優先している品質の低いモノは買わないようにしています。逆にトレンドアイテムはすぐに使わなくなるので、長く使える素材や作りは求めずに、安さで選びます。

Q.6:普段どこで買い物をする?

A.6;販売員をしているのにも関わらず、接客を受けるのが苦手なので「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」やアマゾン(AMAZON)、楽天などのECサイトで買うことが多いです。

Q.7:自身のブランドを出す予定は?

A.7:先日、革靴を中心としたブランド「イル(IRU)」をローンチしました。さらに革小物とアクセサリーブランドを立ち上げる予定です。インフルエンサーが手掛けるブランドをよく思わない人がいることは十分理解しているので、本気で取り組んでいきます。

Q.8:現在はどんな仕事をしている?

A.8:高校を卒業してから現在まで約12年間、アパレルの販売員をしています。会社やブランドこそ転々としてきましたが、この職業が大好きで、培ったノウハウがインスタグラムの投稿にも生きています。

Q.9:趣味は?

A.9:漫画やアニメはもちろんのこといまだにポケモンGOにハマってます(笑)トランスフォーマーや戦隊ヒーローなどのロボット、玩具、マジック:ザ・ギャザリングと遊戯王のカードも集めています。僕はインスタグラマーである以前にポケモントレーナーでありデュエリストなんです!

Q.10:今後の目標は?

A.10:自分の好きなことだけで生きていきたいです。YouTuber的な心構えでこれからも頑張ります。

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年末年始、ゲームをしながら考えました エディターズレター(2021年1月8日配信分)

※この記事は2021年1月8日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

年末年始、ゲームをしながら考えました

 新年明けましておめでとうございます。新型コロナ感染者数の増加に恐れおののきながらの新年の幕開けでしたが、皆さま、いかがお過ごしだったでしょうか?

 我が家は遅ればせながら11月に任天堂スイッチを購入し、家族で「集まれどうぶつの森」を楽しむという、ある意味とてもコロナ禍らしい年末年始を過ごしました。

 これまでゲームをほとんどしてこない人生でしたが、「マーク ジェイコブス」や「ヴァレンティノ」がマイデザインでウエアを配布しているというので、興味を持ったのがきっかけです。「ジバンシイ」のビューティや「トミー ヒルフィガー」など、さまざまなブランドが続々参加。ここまでブランドが集まったゲームって今までないのではないでしょうか。

 そんな折に小学1年生の娘から「あつ森」というワードが出てきたもので、「これは互いに社会勉強になるのでは?」と購入決定。タスクは与えられるものの、別にそれを無視して花を育てたり、魚を釣ったりしていても特に問題なしという平和な感じが、癒しですね。人気に納得。

 ゲームのキャラクターの見た目や服装がカスタマイズできるのが大きな魅力で、ウエアもアクセサリーもすごくたくさんのチョイスがあって、自分でデザインすることも可能。オンラインで繋げば他人が作ったマイデザインを着用することもできますし、コーディネートもいろいろ楽しめます。

 まさにこれがファッション&ビューティブランドが参加する大きな要因ですが、さて、私はというと一貫して着物(笑)。コロナ禍で実際に着る機会がなくなったこともあり、多少なりともストレスが溜まっているのでしょう。なんか自分のアバターに着物を着せると結構満足度が高いんです。これは発見。「着て満足」「着せて満足」はファッションが持つ偉大なパワーで、それって付加価値があるということだと思うのですが、つまりバーチャルな世界でもやはりそのパワーって健在なのね、と。

 自分のお気に入りを自分のアバターに着せるとやはり気分は上がるのだ、と確認した2021年の年明けでした。皆様はいかがでしょうか?自分のアバターに何でも着せられるとしたら、何を着せますか?娘はせっせと着せ替えを楽しんでいます。着せ替え遊びも今やバーチャル。一人一体アバター時代も、リアルで服を買うと、その3Dアイテムも付いてくるという日もそのうち来ますから、インスタ映えの次は、きっとアバター映えですね!

VIEWS ON WWD U.S.:米「WWD」の翻訳記事から、注目すべきニュースの紹介や記事の面白さを解説するメールマガジン。「WWDジャパン」のライセンス元である米「WWD」は1910年から続くファッション業界専門紙。世界中のデザイナーや企業のトップと強く繋がっており、彼らの動向や考え、市場の動きをいち早く、詳しく業界で働く人々に届けています。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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「アメリ」が写真家の永瀬沙世とコラボ 花をモチーフにしたワンピースやスカーフなど

 黒石奈央子が手掛けるウィメンズブランド「アメリ(AMERI)」は4月5日、写真家の永瀬沙世とコラボレーションしたアイテムを発売する。TシャツやロングスリーブTシャツ、ワンピース、スカート、バッグ、スカーフの全6型をそろえる。「アメリ ヴィンテージ(AMERI VINTAGE)」の公式オンラインショップで取り扱う。

 今回のコラボレーションでは、花をモチーフにした永瀬の作品をチュール素材のアイテムにプリントした。シルクのような光沢や風合いを生むシルケット加工のタンクトップをレイヤードしたTシャツ (1万3000円)や、プリーツを施した淡い色使いのフレアスカート(2万円)、両面に異なる作品をプリントした透け感のあるスカーフ(7000円)などをラインアップする。

 東京に拠点を置く永瀬沙世は、自主レーベルのヨモギブックスを主催。これまでに女優のレア・セドゥ(Lea Seydoux)や映画監督のソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)らを撮影し、「ヌメロ トウキョウ(Numero TOKYO)」や「ナイロン ジャパン(NYLON JAPAN)」の表紙を手掛けるなどファッションの分野でも活動している。

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「アメリ」が写真家の永瀬沙世とコラボ 花をモチーフにしたワンピースやスカーフなど

 黒石奈央子が手掛けるウィメンズブランド「アメリ(AMERI)」は4月5日、写真家の永瀬沙世とコラボレーションしたアイテムを発売する。TシャツやロングスリーブTシャツ、ワンピース、スカート、バッグ、スカーフの全6型をそろえる。「アメリ ヴィンテージ(AMERI VINTAGE)」の公式オンラインショップで取り扱う。

 今回のコラボレーションでは、花をモチーフにした永瀬の作品をチュール素材のアイテムにプリントした。シルクのような光沢や風合いを生むシルケット加工のタンクトップをレイヤードしたTシャツ (1万3000円)や、プリーツを施した淡い色使いのフレアスカート(2万円)、両面に異なる作品をプリントした透け感のあるスカーフ(7000円)などをラインアップする。

 東京に拠点を置く永瀬沙世は、自主レーベルのヨモギブックスを主催。これまでに女優のレア・セドゥ(Lea Seydoux)や映画監督のソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)らを撮影し、「ヌメロ トウキョウ(Numero TOKYO)」や「ナイロン ジャパン(NYLON JAPAN)」の表紙を手掛けるなどファッションの分野でも活動している。

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マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」 Vol.5 私が“サステナブルになった”理由【後編】

2週にわたりお届けしてきた、「パスカル マリエ デマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS=以下、PMD)」がなぜ“サステナブルなブランド”に行き着いたのか。3回目は、3つ目の理由「もともと過剰包装が大嫌い」について。

私は、幼いころから過剰包装が嫌いだった。コンビニやスーパーで売っている板ガムもおせんべいも、食べ終えて残るのはゴミばかり。学校では「ゴミはなるべく出さないように」と教えられたのに、どうしてこんなに無駄なラッピングがたくさんあるんだろう?疑問に思い、よく母にぼやいていたのを覚えている。

自分のブランドを持って商品を届けるとき、余計な包装を省くとコストダウンできることに気づけたのは、資金がなかったからだ。「購入後すぐ捨てられてしまうものに経費を割いている場合ではない!」というのが、そもそものきっかけ。サステナブルなブランドになりたかったからじゃない。

2018年に日本最大級の合同展示会イベント「ルームス(rooms)」に「PMD」で出展したとき、主催者の「アッシュ・ぺー・フランス(H.P. FRANCE)」に「あなたのやっていることは、サステナブルっていうのよ」と言われて初めて、「ほぅ。このジャンルには、そういう呼び名があるのね!」と知ったくらいだ。

アイテムを届ける際の梱包も、頭を悩ませている課題の一つだ。環境に配慮し、素材も生産工程も愛でいっぱいだが、「PMD」の主な販路はEC。だから発送するときはプラスチックで梱包しなければならない現実……。

使用済みの服や売れ残った服を廃棄することには注目が集まっても、発送時の梱包が注目されることは少ない。自分のアイテムが、どう梱包されて運ばれているのか、知っているデザイナーはどれほどいるだろうか?

だが、過剰包装問題はコロナ禍で注目が高まった。これを機に、ラッピングや届け方を見直すブランドが増えるかもしれない。無駄を省くことに挑戦しがいのある時代になったと感じている。

サステナブルであることがランニングコストの削減につながり、“地球にも優しい”なんて面白いなと思い日々デザインしているが、持続可能な社会を築くには、問題を一つクリアしたら、またその先にある“アンサステナブル”な壁にぶつかる。レジ袋の有料化に伴い、一気に溢れたエコバッグの今後も考えなければいけない課題だ。

「どうしてサステナブルな思考になったのか」という質問の答えをまとめると、「Because it felt right to me.(それが私にとってナチュラルだったから)」。

今、私が「PMD」というブランドで表現しようとしているファッションは、ジャンルでいうと“サステナブル”という名前をもらった。今後も、モノ作りを含むさまざまな面で、自分にできることに一つずつ挑戦したい。そして、過剰包装の現実についても、気づきの一つとして今後本連載で紹介していく予定だ。

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「モンクレール」がジョナサン・アンダーソンの世界観を体験できるポッドキャストと映画配信 「ジーニアス」発売に合わせ

 「モンクレール(MONCLER)」はこのほど、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)による「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」第2弾となる2021年春夏コレクションを一部の店舗と公式ECサイトで発売した。発売に合わせて、コレクションの世界観を体験できるポッドキャストシリーズと、ストリーミングサービスの「ムビ(MUBI)」がキュレーションした映画の配信を開始した。

 スポティファイで配信中のポッドキャストシリーズは、ジョナサンがホストのハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)と共に、今回のコレクションコンセプト“遊牧的ジャーニー”にちなんで、旅の経験や想像上の旅などについて語っている。「ムビ」の映画は、アートハウスの短編映画や「パリ、テキサス」「モーターサイクル・ダイアリーズ」など旅に関連する作品を集めた。

 21年春夏コレクションは、ジョナサンのルーツである英国や「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」のブランドルーツをアーカイブピースに反映させ、北アイルランドの夕日のような淡い色味のロングTシャツドレスやビンテージキルトに着想を得たアイテムなどが登場した。そのほか、再生ナイロンの「エコニール」を使用したジャケットやバミューダショーツ、ジェンダーレスに着られるアイテムもそろえた。

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「カサブランカ」×「ニューバランス」に新作 80年代のアーカイブモデルを融合

 「カサブランカ(CASABLANCA)」と「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、コラボスニーカー第3弾の“カサブランカ × ニューバランカ 237”と“327”を3月5日にオンライン限定で発売する。“237“(1万5000円)はこの春デビューする最新モデで、“327”(1万8000円)は同コラボで継続的にリリースしてきたモデルだ。サイズはいずれも23.0〜29.0cm(25.5cmを除く)で、「ニューバランス」公式オンラインストアをはじめ、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)、ユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)、三越伊勢丹などのオンラインストアで扱う。

 コラボスニーカーは、「カサブランカ」のデザイナー、シャラフ・タジェル(Charaf Tajer)がロックダウンを過ごしたハワイ・マウイ島での生活に着想してデザインされた。アッパーは過去のモデルと同様に、パンチングレザーを採用。ブランドアイコンである“カサブランカ・モノグラム”を爪先やシュータン、かかとにあしらい、ソールはグリーンを用いた。

 最新モデル“237“は、1880年代のアーカイブモデル“420““1300”“ゲイター(GATOR)”の3モデルのディテールを融合したシューズで、細身のシルエットとアシンメトリーな甲のデザイン、かかとの泥除けパーツが特徴。“327“は70年代に発表した“320”“355”“スーパーコンプ(SUPERCOMP)”の3型のディテールを掛け合わせ、巻き上がったかかととゴツめのソール、大きなNロゴがアイコンだ。

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INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021 #ChooseToChallenge”

こんにちは。3月に入り、気候も春らしくなってきましたね!

このところフラワーショップなど見かける黄色いミモザの花。

近年よく目にするようになったミモザは、3月8日のINTERNATIONAL WOMEN’S DAY(国際女性デー)を祝し、イタリアで男性から女性へ贈られる花として知られています。

そんな来週月曜、3月8日はINTERNATIONAL WOMEN’S DAY(国際女性デー/以下、IWD)。

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女性の地位向上や男女平等を目指すだけでなく、男性も含めたすべての人のワークライフバランスを向上させ、暮らしやすい社会の実現を願うというのが、IWDの意義。

バーニーズ ニューヨークではファッションの力でその実現を目指せると信じ、2017年からIWDに賛同し、さまざまな取組みを展開しています。

 

5年目となる2021年は、“CHOOSE TO CHALLENGE(はじめてみる、ということ)”というテーマを掲げ、キャンペーンをスタート。

各店店頭ではバーニーズ ニューヨークのヴィジュアルディスプレイチームがデザインしたIWDのロゴをメインにしたウィンドウディスプレイがお目見えしています。

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ジェンダー差別のない平等な社会を目指し、各ウィンドウの中には女性と男性のマネキンが#CHOOSETOCHALLENGEのハンドサインのポーズで。

 

また各店のウィメンズフロアでは“CHOOSE TO CHALLENGE(はじめてみる、ということ)”をテーマに選曲したBGMでお客様をお迎えしています。このBGMは、SPOTIFYのプレイリストでもお楽しみいただけます!

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まだまだ外出も難しい状況でもありますので、おうちでもバーニーズ ニューヨークの雰囲気を感じていただければと思います。

 

公式インスタグラムのストーリーズでは、“CHOOSE TO CHALLENGE(はじめてみる、ということ)”にちなんでバーニーズ ニューヨークスタッフの「はじめてみたこと」を投稿しています。

今日はインスタグラムに載せきれなかったエピソードもこちらでご紹介!

 

まずはクリエイティブサービス部 ディレクター 市村勝。

「『ありがとう』をきちんと口にすることを意識しています。家族・社内外問わず、お礼の言葉や挨拶をしっかりと口にするようにしています。きちんと伝えることができると、相手との距離も縮まるように感じ、お互い嬉しい気持ちになれるのでは、と思っています」

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また、プライベートで始めたこともあるそう。

「アコースティックギターを再開しました。入社してから始めたギターですが、ずっと眠らせていました。昨年息子が軽音部に入部したことをきっかけに、自分の昔のギターを修理に出し再開。ときには一緒に演奏を楽しんでいます」

 

ウィメンズチーム シニアバイヤーの鈴木春は自身の状況の変化に応じて柔軟なチャレンジを。

「コロナ禍のなかで、国内外の出張もなくなり考える時間も多くなりました。バイヤーとして買い付けた商品を、お客様へお伝えする最前線のお店のみなさんが楽しんでバトンを受け取るには?とたくさん考えました。そこではじめたのは、“会う”こと。出張がかなわない店舗もありますが、週に1・2回各店舗を訪れ、会って話をする機会をできる限り作っています」

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「コミュニケーションを取るさまざまな方法がありますが、自分に合ったやり方を模索してこの形に。ベースにあるのは“相手を信じること”。毎日店頭の商品と向き合っているお店の方からはより具体的なコメントをいただくこともあります。そうした声に気づかされることもしばしば。どんな仕事も単独プレイではできないと感じています」

 

”時短テクでの家事”を始めたというのはメンズPRの藤枝理沙。

「昨年、第二子の育休から仕事へ復帰。それをきっかけにお掃除ロボットや食材・調理キットのデリバリーサービスなどを取り入れました。子どもが2人になると今までできていたことも難しくなるのを実感。はじめは全部ちゃんとやらねば、とか完璧に、と思ってしまいがちですが、イライラして家族にあたってしまうよりは手を抜きながら、省いた時間で子どもと過ごしたり、仕事に集中したりなどその分楽しく過ごそうと。私と同じような世のお母さんたちもそんな風にできていったらいいなと思います」

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「子どもが産まれて仕事を辞める女性は、今は少ないのではないでしょうか。その分、社会やサービスなども変化し充実してきていると思います。活用できるものは活用し、ちゃんとやるところはしっかりと、周囲の人の力も借りながらメリハリをつけていければ。時間をコントロールできると自分のメンタルも落ち着き、子どもにも優しく接することができます」

 

バイヤーの山村真由子もデリバリーをはじめた一人です。

「農家さんから直送のオーガニック野菜のデリバリーをスタートしました。コロナの影響もあり、日々の生活の見直しをしています。在宅勤務などもあり家で食事をしたり、料理をする機会も増えました。そのなかで野菜はフレッシュなものが食べたいと辿り着いたデリバリー。さまざまな野菜がアソートで届くので、それらをみて“今日は何を作ろうかな”と考えるのも楽しみです」

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旅行が趣味の山村。

「旅行に出られないフラストレーションはインスタグラムなどで解消。海外の友人に現地の様子を送ってもらうことも。仕事でも海外のデザイナーとオンラインで繋がる機会が増えました。ダイレクトに会うことができなくなり、またみんな共通してこの厳しい状況にいるので、より同じ想いを持って繋がっているように感じます」

 

バイヤーの福原菜津子も自分自身に目を向ける時間が増えたそう。

「今までは海外出張も多く、忙しさにかまけて紛らわせていたのだけれど、この機会に身体のメンテナンスを行うように。劇的に何かを変えるということではなく今の状態をキープするためのメンテナンスですが、そうすると心もケアされるようで、安心して、気持ちも明るく、前向きになるんです」

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「肌のコンディションや疲れには家でのセルフケアだけでなく、プロの手に委ねたり、周りと情報交換をしたり。日本にいてゆっくり自分と向き合った一年を経て、今までは身に着けるジュエリーやお洋服にお金や時間をかけていたけれど、今は自分自身の身体と心のケアにも時間とお金、手間をかけてあげたいと思っています」

 

企画室 アシスタントディレクター 小古瀬安史は家での料理を実践。

「もともと料理は好きだったので、結婚してからもずっと料理を続けています。メインは自分が休みの日になってしまうのですが、今は主な休日が土日なので、2日ともに3食を家族分作ります。昔は凝った料理なども作っていましたが、今はスーパーへ買物にいき、そこで出会った食材と栄養バランスを考えながらメニューを考えています。妻や子どもに喜んでもらえていることが何より嬉しいですね」

IMG 2785 INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021 #ChooseToChallenge”

「そのほか、自身のスキルアップとして英語の勉強をはじめました。海外とコミュニケーションする機会もあり、もっとできるようになれば、と思い立ったのがきっかけ。日常会話を人を介さずにできるようになるのが目標です」

 

物流チームのマネージャー 佐野陽子も学びの機会をもちました。

「昨年一年かけてカウンセリングの勉強をし、資格を取得しました。カウンセリングの勉強は自分のコミュニケーションや発想のクセに直面すること。その学びを経て、会社でも家庭でも、自分が向き合っているその人自身と伴走できるよう、自分の中のアンコンシャス・バイアスを取り除くようにしています」

IMG 0633 INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021 #ChooseToChallenge”

「もともとは自分のことをもっと知ろう、と思ったことが勉強を始めたきっかけ。そうしたら自分の中の先走った思い込みや決めつけてしまうところがわかり、それがコミュニケーションの障害になっていると気づけました。より近い存在の家族にはまだ難しい時もあるけれど、“よかれと思って”という思い込みをやめ、その人の価値観を知り、話をじっくり聞くようにしています」

 

同じく学びの機会を得たのはPRチーム リーダーの新井慶太です。

「自分たちで野菜と米作りをはじめました。子どもが自然に興味を持ちはじめ、一緒にSDGsについても学んでいます。例えば、自然破壊やパンデミックについて考えたり、砂漠のなかでわずかな水分を自分で集める虫がいることを知ったり。自分たちでもできるのでは?と思ったのがきっかけです」

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「自宅の敷地内にあった畑と田んぼを使っています。昔、祖父が作っていたのですが、自分が実際やるのははじめて。雨水をためて使ったり、肥料も有機のものを利用したり、地球環境について考え、工夫しながら子どもと一緒に作業しています。子どもも自分で作った野菜は食べるんですよ」

 

「自然を感じながら歩くことをはじめました」というのは、店舗運営チームのリーダー 岩本麻衣子。

「スポーツジムや観劇など、自分の趣味ができなくなってしまった昨年。コロナが拡大しはじめたときから、スポーツジムはお休みしています。その代わりに始めたのが、一駅散歩。出社時には電車を一駅手前で降りて歩いています」

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「最近では、オフィスの最寄駅からターミナル駅まで数駅歩くことも。ドリンクを片手に空を見ながら歩くとスッキリしますし、道すがらの季節の移り変わりに敏感になったように思います。気づかなかったことに気づくようになり、草花の香りや鳥の鳴き声からも自然を感じられるんです」

 

アシスタントバイヤーの柳原三希は“心身を整えるための腸活”をはじめてみたそう。

「慢性的な身体の不調や女性特有の不調などがずっとありましたが、飲みにいったりすることも多く過ごしてきました。昨年の自粛期間中に外食もなくなり、1日7キロ歩いたり、筋トレをするなど運動を習慣に。今年は根本的に体質を改善させようと腸活を始めました」

2c83e7174fb7bf7da70e32bd98465496 INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021 #ChooseToChallenge”

「さまざまな情報から学び、日常生活で取り入れられる方法を採用しています。朝ごはんを見直したり、間食をするにしてもオーガニックなドライフルーツを摂るなどして、自分的には満足のいく結果につながっていると思います。腸の働きがスムーズになると体調が整ってきて、メンタルも整うんです」

 

「近所の公園でランニングを始めました」と語るのはウィメンズPRの木村唯。

「仕事柄、ファッションのみならず美容などにも気を配るようにしています。マスク荒れも気になりますし、マスクをしているからこそできるケアなどにもトライ。そんな中で、店頭からデスクワークに移動したこともあり、改めて足腰を鍛えたいと思い、最近始めたのがランニングです」

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「昨年実家を離れ、すべての家事を自分でやることもはじめてでしたが、それにもようやく慣れてきました。そこで、近所に大きめの公園があるので走ってみようと一念発起。気分を上げるのも大切なので、ウェアからシューズまで揃え、ちょっとずつ始めています」

 

最後にご紹介するのは、クリエイティブサービス部アシスタントディレクターの中野光章のエピソード。

「他の皆さんと同じように家にいる時間が増え、ワードローブの整理に着手。なかなか捨てられない、もう着れなくなってしまったアイテムもたくさんありました。今まではリペア店に出していましたが、自分でリペアしてみようと思い立ちミシンも購入しました。生地が厚いデニムパンツにもトライ。手を加えてファッションを自分なりに楽しみ、さらに大事に着るようになりました」

IMG 2752 INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021 #ChooseToChallenge”

「プライベートでは、母に花を買って帰るように。花を飾るのが好きな母ですが、自分で買いに行くことが難しくなってきたので、代わりに月に数回買って帰ります。いつもは早起きの母となかなか時間が合わないのですが、そんな日の母はとても嬉しそうにコーヒーを淹れてくれ、二人でゆっくり会話も楽しんでいます」

 

それぞれの“はじめてみたこと”エピソードお楽しみいただけましたでしょうか?

どんなことでも、始めた先に何かしらの変化があります。

選ぶのであれば、はじめてみることを。

このIWDの機会に一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021

未来のために、今はじめられることを

https://www.barneys.co.jp/culture/international-womens-day-2021.html

INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021 #ChooseToChallenge”

こんにちは。3月に入り、気候も春らしくなってきましたね!

このところフラワーショップなど見かける黄色いミモザの花。

近年よく目にするようになったミモザは、3月8日のINTERNATIONAL WOMEN’S DAY(国際女性デー)を祝し、イタリアで男性から女性へ贈られる花として知られています。

そんな来週月曜、3月8日はINTERNATIONAL WOMEN’S DAY(国際女性デー/以下、IWD)。

2aeebff60bee8cf14ce5e28ab6fb4597 INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021 #ChooseToChallenge”

女性の地位向上や男女平等を目指すだけでなく、男性も含めたすべての人のワークライフバランスを向上させ、暮らしやすい社会の実現を願うというのが、IWDの意義。

バーニーズ ニューヨークではファッションの力でその実現を目指せると信じ、2017年からIWDに賛同し、さまざまな取組みを展開しています。

 

5年目となる2021年は、“CHOOSE TO CHALLENGE(はじめてみる、ということ)”というテーマを掲げ、キャンペーンをスタート。

各店店頭ではバーニーズ ニューヨークのヴィジュアルディスプレイチームがデザインしたIWDのロゴをメインにしたウィンドウディスプレイがお目見えしています。

IMG 6977 INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021 #ChooseToChallenge”

ジェンダー差別のない平等な社会を目指し、各ウィンドウの中には女性と男性のマネキンが#CHOOSETOCHALLENGEのハンドサインのポーズで。

 

また各店のウィメンズフロアでは“CHOOSE TO CHALLENGE(はじめてみる、ということ)”をテーマに選曲したBGMでお客様をお迎えしています。このBGMは、SPOTIFYのプレイリストでもお楽しみいただけます!

IMG 9145 INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021 #ChooseToChallenge”

まだまだ外出も難しい状況でもありますので、おうちでもバーニーズ ニューヨークの雰囲気を感じていただければと思います。

 

公式インスタグラムのストーリーズでは、“CHOOSE TO CHALLENGE(はじめてみる、ということ)”にちなんでバーニーズ ニューヨークスタッフの「はじめてみたこと」を投稿しています。

今日はインスタグラムに載せきれなかったエピソードもこちらでご紹介!

 

まずはクリエイティブサービス部 ディレクター 市村勝。

「『ありがとう』をきちんと口にすることを意識しています。家族・社内外問わず、お礼の言葉や挨拶をしっかりと口にするようにしています。きちんと伝えることができると、相手との距離も縮まるように感じ、お互い嬉しい気持ちになれるのでは、と思っています」

IMG 2789 INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021 #ChooseToChallenge”

また、プライベートで始めたこともあるそう。

「アコースティックギターを再開しました。入社してから始めたギターですが、ずっと眠らせていました。昨年息子が軽音部に入部したことをきっかけに、自分の昔のギターを修理に出し再開。ときには一緒に演奏を楽しんでいます」

 

ウィメンズチーム シニアバイヤーの鈴木春は自身の状況の変化に応じて柔軟なチャレンジを。

「コロナ禍のなかで、国内外の出張もなくなり考える時間も多くなりました。バイヤーとして買い付けた商品を、お客様へお伝えする最前線のお店のみなさんが楽しんでバトンを受け取るには?とたくさん考えました。そこではじめたのは、“会う”こと。出張がかなわない店舗もありますが、週に1・2回各店舗を訪れ、会って話をする機会をできる限り作っています」

IMG 4376 INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021 #ChooseToChallenge”

「コミュニケーションを取るさまざまな方法がありますが、自分に合ったやり方を模索してこの形に。ベースにあるのは“相手を信じること”。毎日店頭の商品と向き合っているお店の方からはより具体的なコメントをいただくこともあります。そうした声に気づかされることもしばしば。どんな仕事も単独プレイではできないと感じています」

 

”時短テクでの家事”を始めたというのはメンズPRの藤枝理沙。

「昨年、第二子の育休から仕事へ復帰。それをきっかけにお掃除ロボットや食材・調理キットのデリバリーサービスなどを取り入れました。子どもが2人になると今までできていたことも難しくなるのを実感。はじめは全部ちゃんとやらねば、とか完璧に、と思ってしまいがちですが、イライラして家族にあたってしまうよりは手を抜きながら、省いた時間で子どもと過ごしたり、仕事に集中したりなどその分楽しく過ごそうと。私と同じような世のお母さんたちもそんな風にできていったらいいなと思います」

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「子どもが産まれて仕事を辞める女性は、今は少ないのではないでしょうか。その分、社会やサービスなども変化し充実してきていると思います。活用できるものは活用し、ちゃんとやるところはしっかりと、周囲の人の力も借りながらメリハリをつけていければ。時間をコントロールできると自分のメンタルも落ち着き、子どもにも優しく接することができます」

 

バイヤーの山村真由子もデリバリーをはじめた一人です。

「農家さんから直送のオーガニック野菜のデリバリーをスタートしました。コロナの影響もあり、日々の生活の見直しをしています。在宅勤務などもあり家で食事をしたり、料理をする機会も増えました。そのなかで野菜はフレッシュなものが食べたいと辿り着いたデリバリー。さまざまな野菜がアソートで届くので、それらをみて“今日は何を作ろうかな”と考えるのも楽しみです」

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旅行が趣味の山村。

「旅行に出られないフラストレーションはインスタグラムなどで解消。海外の友人に現地の様子を送ってもらうことも。仕事でも海外のデザイナーとオンラインで繋がる機会が増えました。ダイレクトに会うことができなくなり、またみんな共通してこの厳しい状況にいるので、より同じ想いを持って繋がっているように感じます」

 

バイヤーの福原菜津子も自分自身に目を向ける時間が増えたそう。

「今までは海外出張も多く、忙しさにかまけて紛らわせていたのだけれど、この機会に身体のメンテナンスを行うように。劇的に何かを変えるということではなく今の状態をキープするためのメンテナンスですが、そうすると心もケアされるようで、安心して、気持ちも明るく、前向きになるんです」

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「肌のコンディションや疲れには家でのセルフケアだけでなく、プロの手に委ねたり、周りと情報交換をしたり。日本にいてゆっくり自分と向き合った一年を経て、今までは身に着けるジュエリーやお洋服にお金や時間をかけていたけれど、今は自分自身の身体と心のケアにも時間とお金、手間をかけてあげたいと思っています」

 

企画室 アシスタントディレクター 小古瀬安史は家での料理を実践。

「もともと料理は好きだったので、結婚してからもずっと料理を続けています。メインは自分が休みの日になってしまうのですが、今は主な休日が土日なので、2日ともに3食を家族分作ります。昔は凝った料理なども作っていましたが、今はスーパーへ買物にいき、そこで出会った食材と栄養バランスを考えながらメニューを考えています。妻や子どもに喜んでもらえていることが何より嬉しいですね」

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「そのほか、自身のスキルアップとして英語の勉強をはじめました。海外とコミュニケーションする機会もあり、もっとできるようになれば、と思い立ったのがきっかけ。日常会話を人を介さずにできるようになるのが目標です」

 

物流チームのマネージャー 佐野陽子も学びの機会をもちました。

「昨年一年かけてカウンセリングの勉強をし、資格を取得しました。カウンセリングの勉強は自分のコミュニケーションや発想のクセに直面すること。その学びを経て、会社でも家庭でも、自分が向き合っているその人自身と伴走できるよう、自分の中のアンコンシャス・バイアスを取り除くようにしています」

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「もともとは自分のことをもっと知ろう、と思ったことが勉強を始めたきっかけ。そうしたら自分の中の先走った思い込みや決めつけてしまうところがわかり、それがコミュニケーションの障害になっていると気づけました。より近い存在の家族にはまだ難しい時もあるけれど、“よかれと思って”という思い込みをやめ、その人の価値観を知り、話をじっくり聞くようにしています」

 

同じく学びの機会を得たのはPRチーム リーダーの新井慶太です。

「自分たちで野菜と米作りをはじめました。子どもが自然に興味を持ちはじめ、一緒にSDGsについても学んでいます。例えば、自然破壊やパンデミックについて考えたり、砂漠のなかでわずかな水分を自分で集める虫がいることを知ったり。自分たちでもできるのでは?と思ったのがきっかけです」

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「自宅の敷地内にあった畑と田んぼを使っています。昔、祖父が作っていたのですが、自分が実際やるのははじめて。雨水をためて使ったり、肥料も有機のものを利用したり、地球環境について考え、工夫しながら子どもと一緒に作業しています。子どもも自分で作った野菜は食べるんですよ」

 

「自然を感じながら歩くことをはじめました」というのは、店舗運営チームのリーダー 岩本麻衣子。

「スポーツジムや観劇など、自分の趣味ができなくなってしまった昨年。コロナが拡大しはじめたときから、スポーツジムはお休みしています。その代わりに始めたのが、一駅散歩。出社時には電車を一駅手前で降りて歩いています」

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「最近では、オフィスの最寄駅からターミナル駅まで数駅歩くことも。ドリンクを片手に空を見ながら歩くとスッキリしますし、道すがらの季節の移り変わりに敏感になったように思います。気づかなかったことに気づくようになり、草花の香りや鳥の鳴き声からも自然を感じられるんです」

 

アシスタントバイヤーの柳原三希は“心身を整えるための腸活”をはじめてみたそう。

「慢性的な身体の不調や女性特有の不調などがずっとありましたが、飲みにいったりすることも多く過ごしてきました。昨年の自粛期間中に外食もなくなり、1日7キロ歩いたり、筋トレをするなど運動を習慣に。今年は根本的に体質を改善させようと腸活を始めました」

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「さまざまな情報から学び、日常生活で取り入れられる方法を採用しています。朝ごはんを見直したり、間食をするにしてもオーガニックなドライフルーツを摂るなどして、自分的には満足のいく結果につながっていると思います。腸の働きがスムーズになると体調が整ってきて、メンタルも整うんです」

 

「近所の公園でランニングを始めました」と語るのはウィメンズPRの木村唯。

「仕事柄、ファッションのみならず美容などにも気を配るようにしています。マスク荒れも気になりますし、マスクをしているからこそできるケアなどにもトライ。そんな中で、店頭からデスクワークに移動したこともあり、改めて足腰を鍛えたいと思い、最近始めたのがランニングです」

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「昨年実家を離れ、すべての家事を自分でやることもはじめてでしたが、それにもようやく慣れてきました。そこで、近所に大きめの公園があるので走ってみようと一念発起。気分を上げるのも大切なので、ウェアからシューズまで揃え、ちょっとずつ始めています」

 

最後にご紹介するのは、クリエイティブサービス部アシスタントディレクターの中野光章のエピソード。

「他の皆さんと同じように家にいる時間が増え、ワードローブの整理に着手。なかなか捨てられない、もう着れなくなってしまったアイテムもたくさんありました。今まではリペア店に出していましたが、自分でリペアしてみようと思い立ちミシンも購入しました。生地が厚いデニムパンツにもトライ。手を加えてファッションを自分なりに楽しみ、さらに大事に着るようになりました」

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「プライベートでは、母に花を買って帰るように。花を飾るのが好きな母ですが、自分で買いに行くことが難しくなってきたので、代わりに月に数回買って帰ります。いつもは早起きの母となかなか時間が合わないのですが、そんな日の母はとても嬉しそうにコーヒーを淹れてくれ、二人でゆっくり会話も楽しんでいます」

 

それぞれの“はじめてみたこと”エピソードお楽しみいただけましたでしょうか?

どんなことでも、始めた先に何かしらの変化があります。

選ぶのであれば、はじめてみることを。

このIWDの機会に一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2021

未来のために、今はじめられることを

https://www.barneys.co.jp/culture/international-womens-day-2021.html

白石麻衣が資生堂「センカ」の新ミューズ 洗顔で磨かれる素肌の美しさを発信

 資生堂のスキンケアブランド「センカ(SENKA)」は、モデル・女優の白石麻衣を新ミューズに起用する。3月中旬以降、白石を起用したTVCMや店頭ツール、キャンペーンなどさまざまなコミュニケーションを通じて、製品の品質と心地よい使用感、洗顔により磨かれる素肌の美しさを発信していく。

 ミューズに起用された白石は、素肌が美しく同世代女性から支持を得ている存在。自身のプライベートを紹介するスタイルブックでも毎日のスキンケアに欠かせない愛用品として「センカ パーフェクトホイップ」を紹介するなど、普段からブランドファンだったという。また、美しい素肌のために洗顔を大切にするというブランドの考え方に共感して今回の起用に至った。白石は「私のスキンケアのこだわりはしっかりメイクを落とすことです。乃木坂46に入る前からブランドのユーザーだったので、CMのお話を聞いたときは本当にうれしくて、やったー!と心の声が出てしまいました。『センカ』のいいところは“洗い上がり”。洗い上がって鏡を見たとき、いつもうれしくなってしまいます。スキンケアはキレイの基本なので、皆さんも私と一緒に『センカ』で洗顔しましょう」とコメントした。

 「センカ」は国内のほか、中国、香港、韓国、台湾など9つの国と地域で展開するスキンケアブランド。肌悩みに応えるラインアップの「洗顔専科 パーフェクトホイップ」シリーズは、2003年のブランド誕生以来、初めてクリーム洗顔市場で売り上げNo.1を達成した(インテージSRI+データ セルフクリーム洗顔市場〈ダブルウォッシュ・クレンジング除く〉2020年1月~2020年12月 金額シェアブランドランキング)。

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「ケイト・スペード」のデザイナーが退任

 「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」のニコラ・グラス(Nicola Glass)=クリエイティブ・ディレクターが4月1日付で退任する。後任は決まっておらず、ハンドバッグやアクセサリー、レディトゥウエア、ジュエリー、フットウエア、ライセンス商品を含むデザイン全般を監修するデザイナーを今後アポイントする。

 グラス=クリエイティブ・ディレクターは「グッチ(GUCCI)」や「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」のアクセサリーデザインを担った後、2018年1月に現職に就いた。ブランドのシグネチャーであるスペードモチーフをアップデートして洋服やアクセサリーデザインに取り入れたほか、渡辺直美とのコラボ製品も手掛けた。

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「ドルチェ&ガッバーナ」デザイナーデュオが語る メンズ・オートクチュールへの情熱

 「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の男性用オートクチュール、“アルタ サルトリア(Alta Sartoria)”の最初のコレクションがミラノで発表されたのは6年前のことだ。

 創業者兼デザイナーデュオのステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)とドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)によると、「ドルチェ&ガッバーナ」のオートクチュール顧客の半数は男性で、アジア、北アメリカ、ヨーロッパ、インド、ロシア、そしてメキシコやブラジルといった南アメリカ地域に200人以上の顧客を抱えており、これまでにイタリアの各都市に加えて米国、日本、メキシコでもクチュールイベントを開催してきた。

 中国とは2018年11月にステファノのインスタグラム(INSTAGRAM)アカウントに端を発したスキャンダルによって関係に亀裂が入ったが、関係改善に努める中でブランドの収益は回復しつつあり、イベントの開催も行っている。そこで今回は、デザイナーのステファノとドメニコにメンズのハイファッションについて米「WWD」がインタビューした。

WWD:あなたたちにとって、“アルタ サルトリア”とはどういうものか?

ドメニコ・ドルチェ(以下、ドメニコ):“アルタ サルトリア”は単にかっこいい服のファッションショーというわけではない。その瞬間、歴史、関係性、食べ物、イタリアについてなど、全てのものが詰まっている。プレタポルテはファッションだが、クチュールはライフスタイルだ。顧客と会話をすることで、彼らが特別な日や自身のライフスタイルにおいて何を必要としているのかを理解したい。“アルタ サルトリア”のコレクションは、そうした会話を始めるための提案のようなものだ。

例えばある顧客は、60年代風のスキー用ジャンプスーツを作って欲しいと打診してきた。私はガッバーナと共にこの仕事を引き受けて、当時を彷彿とさせるストレッチの効いたウール素材を調達した。私の父はテーラーだったが、この仕事は単なる服屋ではなく、顧客の夢に携わる仕事だと常々思っている。

WWD:15年に“アルタ サルトリア”をローンチしたきっかけは?

ステファノ・ガッバーナ(以下、ステファノ)&ドメニコ:女性用オートクチュールの“アルタ モーダ(Alta Moda)”は、「ドルチェ&ガッバーナ」のセカンドラインである「D&G」を休止する決断に至るまでの間、何年もかけて検討を重ねてきた重要なプロジェクトだった。そうした流れで、12年7月に伊シチリア島のタオルミーナで“アルタ モーダ”を、15年1月にはミラノで“アルタ サルトリア”のコレクションをそれぞれ初めて発表した。

歴史を振り返ると、上流貴族や王子、マハラジャなど、男性たちは常に特別な瞬間に特別な衣服を選びながら時を刻んできた。そこで“アルタ サルトリア”では、「ドルチェ&ガッバーナ」のDNAと価値観に基づいた提案を行うことで、男性のヘドニズム(快楽主義)や独自性に対する欲求を満たしたいと考えている。

WWD:“アルタ サルトリア”はすぐに軌道に乗ったか?

ステファノ&ドメニコ:すぐに軌道に乗り、素晴らしいフィードバックを得ることができた。プレタポルテの上顧客から声がかかったり、“アルタ モーダ”の女性顧客の夫から注文が入ったり、口コミで広まっていった。

WWD:クチュールショーをどの程度重視しているか?

ステファノ&ドメニコ:私たちにとって、“アルタ モーダ”と“アルタ サルトリア”はイタリアそのものだ。単なるショーではなく、交流や共有の場でもある。そこで顧客として知り合った人びとが、数年後には会うのがとても楽しみだと思える友人となった。彼らとは深いコミュニケーションを取っている。

“アルタ モーダ”のショーでは、イタリア都市の芸術、文化、職人技から食に至るまでの卓越性に触れている。それぞれのショーには物語があり、人生に与える影響の付加価値となっている。

WWD:カップルが2人でオートクチュールの買い物をすることも多いのか?

ステファノ&ドメニコ:カップルの顧客も多いが、“アルタ モーダ”の世界観に惹かれる若者が多いのも興味深い。顧客の息子や娘からイベントに参加したいと言われることも多く、喜ばしい限りだ。

WWD:男性向けのオートクチュールの人気が高まっていることについてどう考えているか?また、昔のオーダーメードスーツとは何が違うのか?

ステファノ&ドメニコ:オーダーメードに関しては批判的な立場だ。オーダーメード製品は仕立てがいいが、産業化されている部分も多い。“アルタ サルトリア”のプロジェクトはその点で大きく異なっている。私たちは、アトリエやテーラーを含むわれわれのチームと顧客との親密な関係性を重視している。会話の中から顧客の世界観を知り、彼ら自身も自分についての新しい何かに気付ける、というのは非常に面白いことだと思う。

WWD:男性用のクチュールで最も人気の高いカテゴリーは何か?

ステファノ&ドメニコ:通常、男性顧客はトラディショナルなスーツを求めて“アルタ サルトリア”を訪れる。ディテールのこだわりこそあるかもしれないが、皆クラシックなものを欲しがっている。しかし、ひとたびリラックスしてくつろいだ気分になると、彼らの個性やヘドニズムが顔を覗かせて、スポーツの世界のような情熱と共に洋服やアクセサリーの要望を伝えてくれる。“アルタ サルトリア”はある意味ファッションではなく、私たちを常に技術的かつ創造的な探求の世界へと導いてくれる挑戦であると考えている。

WWD:メンズのオートクチュールならではの特別なテクニックやスキルはあるか?

ステファノ&ドメニコ:“アルタ モーダ”と“アルタ サルトリア”は実験のようなものだ。これまでにアトリエを拡張し、専門性の高い従業員を集めてきた。“アルタ モーダ”ではイタリアの優秀な職人にもスポットを当てており、ショーの開催都市では特殊な技術やそれを用いた製品があるかをリサーチしている。

例えばシチリア島のモンレアーレでショーを行った際には、レザー、ブロケード、スパンコールなどの異なる生地や素材を織り合わせるモザイクの技法に取り組んだ。また、ミラノのアンブロジアーナ図書館でコレクションを発表した際には、絵画に写し出された感情表現を衣服に再現するための技法にも取り組んだ。

WWD:男性は特別な日のためにオートクチュールをオーダーすることが多いのか?

ステファノ&ドメニコ:“アルタ サルトリア”の背景には“特別感”というコンセプトがある。私たちは、ユニークかつ他では再現することのできない唯一無二の衣服のみを作っている。特別な日に着る衣服を求めて“アルタ モーダ”を訪れる女性顧客とは違い、男性顧客は自分のライフスタイルや夢が詰まった衣服を求める傾向にある。

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「マルジェラ」親会社が「ジル サンダー」を買収

 「ディーゼル(DIESEL)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」を擁するOTBが「ジル サンダー(JIL SANDER)」をオンワードホールディングス( ONWARD HOLDINGS)から完全買収した。買収金額等は明らかになっていない。かねて売却交渉が噂されていたが、実現する形となった。

 「ジル サンダー」はデザイナーのジル・サンダーによって1968年にドイツに創業。2008年からオンワード ホールディングス傘下にあり、17年からルーシー・メイヤー(Lucie Meier)とルーク・メイヤー (Luke Meier )夫妻がクリエイティブ・ディレクターを務めている。

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新生「クロエ」と「クレージュ」のデビューや映像美極めた「マメ」 パリコレ対談Vol.1

 2021-22年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)が3月1〜10日にオンライン上で開催中。ここでは1〜3日に発表された中から厳選した7ブランドをご紹介。過去8年間パリコレやミラノコレを取材してきたベルリン在住の藪野淳ヨーロッパ通信員と、普段「WWDジャパン」のSNSの運用も行っている丸山瑠璃ソーシャルエディターが対談形式でリポートします。

藪野:いよいよパリコレが始まりましたね!と言っても、今回は現地でのリアルショーは一切なし。ということで、僕もベルリンから取材することに。これまでのクチュールや他都市のコレクション発表を見てデジタルでは視聴環境によって体験に大きな差が出ると感じていたので、まず55インチのテレビを買いました(笑)。ただ、これまで8年間ずっとミラノやパリのファッション・ウイークを現地で取材していたので、まだ変な感じです。丸山さんはデジタルでのコレクション取材にもう慣れましたか?

丸山:55インチ!それは服のディテールまでしっかり分かりそうでいいですね。自分は見ながらスクショを撮りたいのでスマホで見ています。重要な場面を撮り逃さないように常に構えているのはリアルと同じですが、確かに緊張感と迫力には欠けますね(笑)。自分はデジタルでの取材にはもう慣れたと思いますが、ショーが一般の人にどれだけ届いているのか疑問に思うことがあります。なのでここではしっかりリポートして各ブランドの見どころや面白さを伝えていきたいと思います。

安定感が出てきた「セシル バンセン」

丸山:「セシル バンセン(CECILIE BAHNSEN)」は今季、全てがオンライン上で起こっている現在のコントラストとして、手で触れることができる素材を追究したそう。いつもは作っているムードボードは作らず、代わりにシルクのキルト、オーガンジー、マトラッセなど「セシル バンセン」の代名詞でもある素材に囲まれて過ごしたのだとか。その成果もあり、得意のワンピースにシルエットとレイヤードの幅が広がりましたね。日本の帯にインスパイアされたというベルトで引き締めたスタイルもありました。

藪野:確立したシグネチャースタイルを軸にアレンジや新たな提案を加えていくというアプローチは変わらずで、安定感が出てきましたね。そこにはシーズントレンドに左右されず、長く着られるものを作りたいという思いがあるようです。今季はドレスに加え、アウターにも注力。「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」とのコラボしも継続しています。そして、映像は白やグレー、柔らかなイエローなど同系色のルックを着たモデルが4人ずつ登場するシーンを組み合わせたものでしたが、これは売り方にもリンクしているそう。これからは色別にデリバリー時期をずらして販売していくとのことです。

ドーバー支援の若き「ヴェインサント」に期待

丸山:ドーバー ストリート マーケット パリ(DOVER STREET MARKET PARIS、以下DSMP)が支援している「ヴェインサント(WEINSANTO)」が初めてパリコレに参加。動画の最後に登場したピンクヘアの男性がデザイナーのヴィクトル・ヴェインサント(Victor Weinsanto)ですね。“LES COURTISANES(高級娼婦)“と題したコレクションはアバンギャルドでセクシーだけどどこかダークな雰囲気。ベストがくっついた巨大なチュールの首飾りや首元部分が立体的になったミニドレスなど、世界観全開なコレクションピースもあれば、トレンドのピタピタのトップスなどアイテムごとで見ると意外とウエアラブルなアイテムもあったりして、この辺のバランス感はエイドリアン・ジョフィ(Adrian Joffe)=ドーバー ストリート マーケット最高経営責任者(CEO)兼コム デ ギャルソン インターナショナルCEOのアドバイスもあるのかなと思いました。

藪野:先シーズン、DSMPのショールームで見せてもらって気になっていたブランドです。ヴィクトルはもともとバレエやダンスの経験があるそうで、コレクションにストレッチの効いた素材を多用したり、演出にダンスの動きやキャバレーのような世界観を取り入れたりしているのが特徴的。ちょっと舞台衣装感が強いルックも多いですが、ユーモアやエンターテイメント性あふれるショーで知られるジャン ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)の下で2年間経験を積んだと知って納得です。それにブランド立ち上げから1年足らずでエイドリアンさんの目に留まったというのはスゴい。まだ20代半ばですし、これからの成長に期待したいデザイナーですね。

 それからDSMPといえば、2月末にフォーブール・サントノレ通りのトレーディング ミュージアム コム デ ギャルソン(TRADING MUSEUM COMME DES GARCONS)跡にドーバー ストリート リトル マーケット(DOVER STREET LITTLE MARKET)を開きました。同社が育成する7ブランドを取り扱っていて、この「ヴェインサント」も並んでいます。またパリに行けるようになったら、のぞいてみたいお店が一つ増えました。

いつになく“ほっこり”な「マリーン セル」

丸山:「マリーン セル(MARINE SERRE)」はパリコレのサイトではトレーラーを公開し、ブランドの公式サイトでブランドの“真髄(CORE)“について語った音声や新作コレクションをまとった人々の日常を映したムービー、アップサイクルする“Re-Generated(再生)“の過程を映した動画、ルックなど盛り沢山なコンテンツを公開しました。しかも日本語字幕もあり、ファンにはたまらない内容です。

藪野:デジタルになって映像作品でコレクション発表というのも増えたけれど、ナレーションなどがあるものは英語が分からないと楽しめないだろうなと感じていました。なので、こういったローカライズして、より多くのファンに届けるという取り組みは好印象!でも日常を映したムービーは英語字幕だけでしたね。そこまで手が回らなかったのかも(笑)。

丸山:それにしても一体これまでのアポカリプス感はどこへやら、今季はガラッと雰囲気が変わりましたね!マリーン・セルは米「WWD」とのZoomインタビューで「6カ月の自粛期間で、ほとんど誰にも会えず、皆(人との)繋がりを求めていた」と語っていましたが、今季は人と人との繋がりにフォーカスしました。ムービーはガーデニングする夫婦やショッピング帰りのカップル、公園で子どもと遊ぶ家族などの何気ないけど幸福感あふれる日常を撮ったもので、ほっこりしました。

藪野:“人との繋がり“や”何気ない日常の中にある幸せや美しさ“というのは、今シーズンを象徴するキーワードになりそうですね。映像は、ホームビデオ的で本当にほのぼのとしていました。これまで「マリーン セル」ってある意味、敷居が高いというか“武装する“という感じがあったんですが、一気に親近感がわきましたよ。“コア“ということでコレクション自体にそんなに新しさを感じるわけではなかったけど、見せ方でこれだけ印象を変えられるということには感心。そして、使われている素材やそこから実際のアイテムが作られる過程が見られるというのもいいですね。

服も映像も完成度が高い「マメ クロゴウチ」

丸山:「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」の映像は21年春夏に引き続き奥山由之が監督。鏡の中を覗いて服を見ていると思ったら、次の瞬間鏡ではなく空洞の枠に変わったり、逆もまた然りで空洞の枠にモデルが映っているように見えたり、現実には起こり得ない現象が連続で起きて頭が追いつきませんでした。一体どうやって撮ったのでしょう……!服を見せることが目的のコレクション映像という枠に留まらず、映像作品として完成されていました。

藪野:まさに!引き込まれる映像でしたね。コレクションの出発点は、2021年春夏に引き続き“窓が招き入れる光“。ただ、春夏が昼間に差し込む光だったのに対し、今季は夜の月明かりとそれが生み出す影だそう。春夏の映像は服自体よりも雰囲気重視という印象でしたが、今回は映像としてのクオリティーも高いし、服もきちんと見えるというのは取材する身としては良かったです。コレクションの詳細については、五十君記者が黒河内さんを取材しているので、ぜひこちらの記事をご覧ください!

サステナブル改革を進める新生「クロエ」

丸山:「クロエ(CHLOE)」はガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)のデビューシーズンでした。バトンタッチにふさわしく、「クロエ」の創業者ギャビー・アギョン(Gaby Aghion)の生誕100年となる日に発表でしたね。リリースには“GabyからGabi(ガブリエラ・ハーストの愛称)へ“と記されていました。コレクションはこれまでの「クロエ」のエッセンスにガブリエラらしさも加えつつ、素材を変えることによって20-21年秋冬シーズンに比べて環境負荷を1/4にしたというほど、アップサイクルやオーガニック素材にこだわっています。発表前には編集部にコレクションで使われたファブリックのスワッチが届きました。しかし、コレクションの仕上がりは予想以上に民族感が強かったです。ギャビーがエジプト出身であるからこそのボーホーさと、南アメリカ出身のガブリエラのルーツ、アップサイクルのクラフト感が組み合わさってそうなったのですが、プロポーション含め着こなすのが難しそうです。

藪野:今シーズンの目玉ですね!こちらでコレクションについては詳しく書いていますが、今季は制作期間2カ月ということもあってか、提案の幅は狭め。自身のブランドでもよく提案しているロング〜マキシ丈がほとんどだったのでアジア人にはなかなか着こなしが難しそうですが、この辺りはコレクションのエッセンスを取り入れたコマーシャルピースに期待したいところです。それよりも、就任3カ月足らずでここまで環境に配慮した素材に切り替えたり、社会貢献の取り組みを始めたりということに驚きました。特に内部昇進ではない新しいクリエイティブ・ディレクターは、まずブランド内の理解を深めたり、人間関係を構築したりするところから始めないといけないので、きっと大変だと思うんですよね。でもガブリエラは、リカルド・ベッリーニ(Riccardo Bellini)CEOと共にスピード感を持って改革に取り組んでいる。ただ、そういった取り組みや信念はルック写真やショーの映像を見るだけではわかりづらい部分も多いので、これからそれを社内だけでなく、卸先や消費者にどのように伝えていくかというところが重要だと思います。

ダンサーの情熱が溢れ出す「ドリス ヴァン ノッテン」

丸山:「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」はダンサーとモデルを混ぜた47人のパフォーマーによるダンスを通じてコレクションを発表。ベルギーのコンテンポラリーダンス・カンパニー、ローザス(ROSAS)とウルティマ・ヴェス(ULTIMA VEZ)、パリ国立オペラのプロのダンサーによる表現力もあり、情熱的で色気がありながらピュアで奔放、狂気的にも見えるダンスで、まるでこれまでのロックダウン中に生まれた世界の様々な感情を凝縮したようでしたね。ドイツの天才振付師のピナ・バウシュ(Pina Bausch)のストイックで優美な破壊力と、映画「ボルベール<帰郷>」などで知られるペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)監督が描く情熱的で誇張された女性美がインスピレーションでした。

藪野:ドリスも「とても親密でパーソナル、そしてエモーションが詰まったコレクションを作りたかった」と話していましたが、まさにそれが映像を通しても表現されていましたね。ロックダウン中の2月にアントワープで撮影されたそうで、パンデミックによってパフォーマンスの場を失ったダンサーたちのパッションが溢れ出しているかのよう。コレクションは、体を包み込みメンズウエア由来の構築的なジャケットやコートと、センシュアルなサテンのキャミソールやドレスのコントラストが印象的でした。

丸山:パンデミック前に発表した20-21年秋冬は装飾に装飾を重ねてダークな耽美さに仕上がっていたのに対し、今季はトロンプルイユで布のドレープやバラの花、グローブを服にプリントして、装飾は最小限に削ぎ落としていましたね。

藪野:立体的な装飾が控えめな分、色が際立っていたなと。個人的には、イブ・クライン(Yves Klein)の絵画を彷彿とさせる鮮やかなブルーや真っ赤なリップともリンクする赤に惹かれました。ちなみに冒頭に登場した白いロングシャツドレスは、まだドリスが学生だった1981年に発表したファースト・コレクションを再解釈したものだそうですよ。

現代の若々しさで生まれ変わった「クレージュ」

藪野:「クレージュ(COURREGES)」も、ニコラス・ディ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)新クリエイティブ・ディレクターの本格デビューでした。彼は「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ルイ・ヴィトン(LUOIS VUITTON)」に在籍し、ニコラ・ジェスキエールの下で長年働いてきた、いわばニコラの愛弟子。「クレージュ」との相性も良さそうな人材です。1月にZoomでインタビューしたのですが、その時からリアルなショーを開くことを楽しみにしていたので、ショー映像の配信になってしまったのは少し可哀想でした。でも映像の出来も良かった!新たなスタートにふさわしい真っ白な空間にミニマルなシルエットが映えていたし、シンプルなのにとてもドラマチックに感じました。

丸山:フィナーレの演出も素敵でしたね。ムービーの最後はカメラがどんどん空中に引いていき、これまで見ていた真っ白い空間は立方体だったことが分かります。会場はパリ郊外のオーベルヴィリエ(Aubervilliers)にあるパーティー&ダンススポット、ラ・スタスィオン-ガール・デ・ミーヌ(La Station - Gare des Mines)。工業地帯のど真ん中に現れた異質な未来的なキューブの壁の上や周りにはショーを見に集まった若者の姿が。壁をよじ登ってショーを見ようとしたり、だべったりする様子はクラブの周りに集まる若者を描写したよう。音楽好きでミュージックビデオからファッションの世界に入ったというニコラスの、現代の若者を勇気づけるメッセージだそうです。

藪野:インタビューした時、故郷の田舎町には周りに何もないところにポツンとクラブがあるという話をしていたので、そういうイメージだったのかもしれないですね。“若者”と言えば、今回のインスピレーション源となったのも若き日の創業者アンドレ・クレージュ(Andre Courreges)と彼のスタイルが確立され始めた頃。「クレージュ」のようなアイコニックなデザインやイメージがあるブランドは、そのDNAを大事にしようとするとクリエイションに制約ができがちですが、ニコラスは「クレージュ」らしさ守りつつ、うまく今の時代の若々しさにアップデートしていました。そして、奇しくも「クレージュ」が生んだミニスカートは、今季のビッグトレンドですね。

丸山:はい、「クレージュ」はミニスカートに裾広がりのシルエットが美しいパンツを合わせるスタイリングもありましたが、これは大人でも取り入れやすそうですね。個人的には、コレクション後半に登場したプリーツジャージーに未来的なミニワンピースを合わせたスタイルや、ウエストを絞ったコートなどスマートでフォーマルなアイテム群が好みでした。

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「ミキモト」×「ギャルソン」コラボネックレス第2弾は安全ピンやスタッズ付き

 「ミキモト(MIKIMOTO)」と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の第2弾コラボレーションのパールネックレスが登場した。パールに安全ピンやスタッズ、ファング(牙)などを組み合わせて反骨精神を表現している。7種類のデザインがあり、価格は32万5000円〜66万円で、ミキモトの一部直営店および、ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)で本日発売。第1弾のコラボネックレスも期間限定で継続販売する。

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創業70周年を迎えた「マックスマーラ」 女性の役割の変化と共に歩んできた軌跡を表現

 「マックスマーラ(MAX MARA)」は今年、創業70周年を迎えた。2月25日にミラノ・ファッション・ウイークで発表された2021-22年秋冬コレクション「1951」もそんなブランドの節目を祝うものだ。設立当初から同ブランドが追求しているのは、女性たちに寄り添い、自信や心地よさをもたらすウエアラブルな服づくり。今季はブランドらしいイタリアのアクセントを効かせたブリティッシュスタイルに、英国のカントリームードを取り入れた。今年で勤続34年になるというイアン・グリフィス(Ian Griffiths)=クリエイティブ・ディレクターに、初めてデジタルのみでの発表となった今シーズンのクリエイションから、長いキャリアの中でのブランドや環境の変化までを尋ねた。

――今シーズンのコレクション制作において、70周年という点は意識しましたか?そして、コレクションを通して表現したかったメッセージとは?

イアン・グリフィス「マックスマーラ」クリエイティブ・ディレクター(以下、グリフィス):もちろん!アーカイブを見ることに多くの時間を費やしました。今シーズンのコレクションの出発点は、「マックスマーラ」が1951年から70年間、いかに女性の役割の変化と共に歩んできたかを反映することです。50年代当時、多くの女性は結婚して妻になり、必ずしも自分自身のキャリアがあるわけではなかった。しかし、創業者のアキーレ・マラモッティ(Achille Maramotti)は、志の高い女性たちの役割が変わっていくことを感じ取り、彼女たちに向けた服を作るために「マックスマーラ」を立ち上げました。その方向性は正しく、やがて“妻”でしかなかった女性たちは自分の会社を経営したり、弁護士や医師として活躍したりと素晴らしいキャリアを築くようになりました。そんな女性たちの変化を祝い、女性たちのエネルギーや高揚感を表現したかったのです。

――では、アーカイブが今シーズンのインスピレーションとなったのでしょうか?

グリフィス:アーカイブを見ると、「マックスマーラ」は昔からずっとブリティッシュスタイルを愛していることが分かります。それはオーセンティックかつクラシックでありながら、着こなし方によって個性が生まれるもの。今回は英国人である私自身が田舎に行った時に着るようなアイテムに着目し、カントリースタイルを都会的に仕上げました。つまり、英国からのインスピレーションをイタリアが誇る最高級の素材や職人の力で形にしたのです。そして、私は「マックスマーラ」を着る女性たちを自身の力で称号を手にしたクイーンのように考えているので、“クイーン”の代表格である英エリザベス2世からもインスピレーションを得ました。彼女のスタイルは、まさに英国クラシック。ワックスジャケットとキルトを着用している写真などから、デザインのアイデアをふくらませました。

――ショー冒頭に登場したキャメルは、色としても素材としても「マックスマーラ」にとって重要な要素ですが、キャメルに対する思いを教えてください。

グリフィス:いつだってキャメルについて考えていて、私の世界はキャメルに染まっています。夢に出てくることさえあるくらいですよ(笑)。キャメルはもともと1950年代にメンズウエアのワードローブから借りてきたのが始まりでしたが、やがて「マックスマーラ」を特徴付けるカラーとなり、今回も含め多くのショーでオープニングを飾っています。今では、「マックスマーラ」に自分のコートを探しに来られる男性もいるんですよ。

――今回は初めてデジタルのみでコレクション発表となりましたが、実際に取り組んでみてどうでしたか?

グリフィス:リアルなショーを開くのとは、全く異なるプロセスでした。コレクションのビデオは普通のファッションショーのように見えますが、さまざまなアングルで撮影する必要があるので、実は6回ショーをやりました。ヘアメイクなどの準備も含めると、1日がかりの撮影でしたね。そして、ディテールやシーン別の撮影もあるので、編集を経て完成するまで実際のショーのようなエネルギーやワクワクを感じられないというのは、なんとも不思議な感覚でした。一方、デジタルになったことで世界中のたくさんの人に同じものを届けることができるようになりました。なので、リアルなショーは再開させたいですが、閉ざされたショーに戻ることはないでしょう。これからはデジタルの要素を取り入れたリアルなショーに取り組んでいきたいと考えています。

――ロケーションも印象的でしたが、会場についても教えてください。

グリフィス:会場に選んだのは、ミラノにあるトリエンナーレ・デザイン美術館の一部。そのカーブしたデザインをロンドンのリージェントストリートと重ね合わせました。リージェントストリートには、特別なお祝いの時にいくつもの英国旗が吊るされます。そのアイデアを取り入れ、「マックスマーラ」の1950年代のブランドの広告に使われていたグラフィックを用いた旗を吊るしました。窓から大きな公園を見渡せるという点も、ケンジントン宮殿など英国王室の宮殿を少し感じさせます。

――長年「マックスマーラ」で働いてきからこそ分かるずっと変わらないこと、そして変わったことは?

グリフィス:まず変わっていないとはっきり言えることは、アキーレ・マラモッティが掲げた「リアルな女性のためのリアルな服」という考え方です。それはクラシックな服ですが、重要なのは必ずしもクラシックは保守的ではないということ。モダンにも、時には少し反骨的にだってなります。そして変わったのは、女性の仕事着に対する考え方。私が「マックスマーラ」に入ったころ、職場で女性が真剣だと認めてもらうためには“パワー・ドレッシング”、つまりとても厳格なドレスコードやユニフォームがありました。しかし今では、女性は自分に似合うものや自分が心地よく感じるものを着られるようになった。スーツだけでなく、選べる服のバリエーションが格段に広がったのです。

――34年のキャリアの中で最も印象的だった出来事や思い出を教えてください。

グリフィス:どこから始めればいいでしょう(笑)。たくさんありますが、最も誇らしかった瞬間の一つは、2018年に当時のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)米下院議長がドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領との会談に「マックスマーラ」の赤いコートを選んだ時のこと。彼女がホワイトハウスから出てくるところを捉えた写真はインターネットを通して世界に広がり大きな話題になりました。そのコートは、彼女が8年前から愛用していて、13年のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領の就任式でも着用していたものです。“勝負”の時に選ばれたことで、「マックスマーラ」が服を通して表現し続けている女性のエンパワーメントの象徴となりました。

――この時代にファッションが持つ役割とは?

グリフィス:私は、着る人を特別な気分をもたらしてくれるファッションの力を信じています。ファッションには自意識過剰に陥らせるようなネガティブな部分もありますが、私はポジティブな面を探求し続けていきたい。コロナ後の世界では、新しいファッションに挑戦したり、ドレスアップを楽しんだりすることから生まれる喜びを再発見できるのではないでしょうか。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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「ここのがっこう」デザイナーがダウン症や義足など、ざまざまな身体の洋服デザイン 葛藤を記録したドキュメンタリー完成

 バリアフリー・多言語対応に特化したオンライン型劇場の「シアターフォーオール(THEATRE FOR ALL)」は3月5日、「ここのがっこう」が選抜した6人の卒・在校ファッションデザイナーが異なる身体のモデル6人と向き合い作品制作に挑んだ様子を収めたドキュメンタリー「True Colors FASHION ドキュメンタリー映像『対話する衣服』 -6組の“当事者”の葛藤」の配信を開始した。公式HPでは、オリジナル版とバリアフリー日本語字幕版、音声ガイド版を配信中。「True Colors Festival」の公式YouTubeチャンネルではオリジナル版のほか、今月中には英語字幕版も配信する。

 「ここのがっこう」が選んだのは、斎藤幸樹とシー・トウアン(Si Thu Aung)、市川秀樹、タキカワサリ、田畑大地、そして八木華の6人。6人は順番に、ダウン症の水泳選手でトランスジェンダーであることを公表したカイト、アオイヤマダ、義足のダンサーの大前光市、軟骨無形成症の小人バーレスクダンサーのちびもえこ、車椅子に乗りながらモデルやタレント活動に取り組む葦原海、そして、自らも義足ユーザーで義足ファッションショーの衣装デザインなども手がける須川まきこに向き合い、数カ月を費やして作品を完成した。その模様は河合宏樹が監督し、ドキュメンタリー映像にまとめた。クライマックスでは、蓮沼執太が音楽、リリー・シュウ(Lily Shu)が写真と構成を担当した、インクルーシブな表現も盛り込んでいる。

 このうち斎藤幸樹は、2018年に3種目のアジアレコードを更新し、現在は背泳ぎで22年に開かれるダウン症世界水泳での勝利を狙うカイトの衣装製作を担当した。「カラフルな洋服が好き。曇りの日でも、カラフルな洋服なら元気いっぱいに過ごせる」と話すカイトのリクエストは、「ゼルダ姫になりたい」。これまで「人のためではなく、自分のため、自分が今後食べて行くための洋服を作ってきた」斎藤にとって、カイトに贈るドレスは「製作過程も、注ぎ込む気持ちも、今までとは全く異なるものだった」という。対話を通して完成したのは、雲のようなコットンを叩きつけて、パステルカラーで彩ったマキシドレス。大きなボレロと、カラフルなティアラも身につけて臨んだ撮影を振り返り、カイトは「全部楽しかった。斎藤さんは、優しい人。大好き。ハグしたい。ありのままをみんなに見てもらい、カラフルやハッピー、笑顔を届けられたら」という。斎藤は、「人とのコミュニケーションは苦手だが、一緒に楽しめた。ドレスには、カイトさんの内面も、僕の内面も表れている。それを見て、楽しんでもらえたら」と回顧した。

 「ここのがっこう」の山縣良和主宰は、「今回のプロジェクトは、今後ファッションデザインが真剣に向き合わなければならないサブジェクト。個性的でコミュニケーションもさまざまな6人を選び、さまざまな形で取り組んでくれたらと願った。当事者のモデルに向き合ったことで、今まで以上に社会問題や課題が実感できるようになったのではないか?」と話す。

 また3月15日から31日には渋谷ファッションウイークの一環として、 渋谷スクランブルスクエアの12階にあるスペース「シーン12」で、ドキュメンタリー映像を配信しながら、作品やリリーが撮影した写真を展示する。

問い合わせ先
シアターフォーオール
03-6825-1223

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KAI×「グッチ」コラボの発売日が決定 アイテムの詳細も発表

 「グッチ(GUCCI)」は、EXOのKAI(カイ)とコラボレーションしたカプセルコレクションを3月26日に「グッチ」公式ECサイトと名古屋メイエキ店で先行発売し、4月15日から渋谷パルコ店でも販売する。

 コラボの主役はKAIが愛してやまないというテディベアで、ブルーのボウタイを着けたテディベアがメインモチーフとなる。またコレクションの全てのアイテムのタグはテディベアをあしらった特別仕様になる。

 メンズは、軽量ナイロンキャンバス製ブルゾンやエコストーンウォッシュドデニム製ジャケット、ベージュのキャンバス製チノパンツ、ジーンズ、テクニカルジャージー製トラックスーツとバスケットボールパンツ、ジョギングパンツなどを用意。ウィメンズは、ナイロン製のフード付きクルーネックのアウター、カーディガンジャケット、ポロシャツ、クルーネックセーター、Aラインスカート、ミニドレスなどをそろえる。さらにメンズとウィメンズ共に、コットンのスエットとTシャツも販売する。

 バッグとラゲージでは、GGスプリームキャンバスにオレンジのレザートリムを組み合わせ、全体にテディベアモチーフをちりばめたデザインと、一体のテディベアをあしらったデザインが登場。トートバッグやバックパック、ベルトバッグ、カメラケース、ダッフルバッグ、スーツケース、ハットケース、バケットバッグ、ショルダーバッグなどをそろえる。全てのバッグとラゲージのアイテムの内側にはコラボであることを示すレザータグが付く。

 スモールレザーグッズでは、カードケース、ウォレット、ミニバッグ、ポーチ、コスメティックケースをそろえる。シューズではスニーカーの“エース”や“ライトン”、“グッチテニス1977”でテディベアのパッチやプリントをあしらったものと、テディベアプリント入りGGスプリームキャンバスを用いたタイプを用意した。そのほかGGパターン全体にテディベアプリントをちりばめたシルクツイル製のリボンとスカーフや、ベースボールキャップ、バケットハットなどをそろえる。

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アシックスが16万円のランプログラム提供 初心者でもやる気アップなサービスを体験してみた

 コロナ禍になってもうすぐ1年。健康意識が高まり、スポーツやアウトドアを日常に取り入れる人が急増しています。昨年夏にスポーツ担当になった僕は、各社の最新モデルやマーケティングプランなどを取材して座学的な知識が増える一方、なかなか腰が上がらず運動不足が加速中。「これではマズイ」と思っていたところ、アシックスから市民ランナーのサポートサービス“アシックスプレミアムランニングプログラム”の体験会のお誘いが届きました。「行くしかないでしょ!」と意気込み、早速アシックスストア東京銀座に向かいました。

ランニングを包括的に支援
対象は“サブ3.5”狙うランナー

 この春スタートする“アシックスプレミアムランニングプログラム”は、一人一人に合ったランニング体験を提供し、ランナーの成長と継続を促すプログラムです。専門施設でのランニング能力の計測をはじめ、コーチやトレーナーによる悩み相談サービス、オンライン交流会、シューズ&デジタルデバイスの進呈、東京マラソン2021出走資格の提供、トレーニング施設利用権利などのサービスを提供します。実施期間は4月11日〜6月30日で費用は16万5000円、定員は30名。フルマラソン経験者で記録向上に興味がある人、自己ベストが3時間30分以内あるいはそれを目標としている人を対象に、3月5〜21日まで応募を受け付けています。

 今回は、月に1回程度しかランニングしない超初心者ながら、この高額プログラムの目玉「ランニング能力測定」の簡易版にトライしちゃいました。

波乱の幕開け
“脚筋力測定”

 測定スタッフへのあいさつを済ませ、早速スタート。まずは専用機器に腰かけ、足を伸ばす力と曲げる力の最大筋力を測ります。空手・剣道・バスケの経験がある僕は、筋力には割と自信アリ。運動不足とはいえ、意外といい結果を出しちゃうのでは?と鼻息荒げて足を動かしました。

 期待しながら結果を見ると、10段階評価で左が「6」で右が「4」、曲げる力は両足ともにまさかの「2」。「え、めっちゃ低いじゃん」と内心焦っていると、測定スタッフから「動きが意外と難しいので、通常は2回測定してベストの値を採用しています。もう一度やれば伸びますよ」とフォローされました。太ももがピクつくほど全力を出し切っていましたが、「そ、そうですよね」と返答してしまいました。すみません。

「クセのない走り」にかすかな希望
“持久力&フォーム測定”

 筋力測定のショッキングな結果にくじけそうになるも、「肝心なのは次だ!」と言い聞かせて持久力&フォーム測定に移ります。二酸化炭素排出量を調べるマスクや心拍数を測る装置をつけ、ランニングマシーンを15分前後走行すると、持久力が科学的に算出されるシステムです。マシーンは1分ごとにスピードが上がっていき、終盤に近づくほどキツくなる設定。レベル別に4コースが用意されており、僕は迷うことなく「レベル1(最もやさしい)」をチョイスしました。

 いざ測定スタート!んん、慣れないマスクのせいか、怠惰な私生活のせいか、開始早々息切れしました。ランニングマシーンも初体験で、足運びがうまくいきません。「測定が終わるまで持つのか⁉︎」と不安がよぎりましたが、スタッフの「頑張りましょう!」の声で正気を保って走り続けること14分。なんとか測定が終了し、胸をなでおろします。

 結果は、有酸素運動と無酸素運動の境界線「ATペース」が時速9.5km(1キロ当たり6分18秒)、ATペースを越えて「キツい!」と感じ始める「RCTペース」が時速11.5km(1キロ当たり時間5分13秒)。「ランニング初心者としては人並み」の結果でした。4台のカメラで分析したフォームは、「ストライドが広めでピッチが少ない、一般的な高身長タイプ」で、「股関節の動きが小さく太ももの引き上げが不十分」でした。

 またしても不甲斐ない結果で残念がる僕に、「クセのないフォームで、腕をしっかり振っていたのが良かったです。しっかりとトレーニングすればどんどん伸びますよ!」と測定スタッフがまたしてもやさしい言葉をかけてくれました。お世辞かもしれませんが、まんざらでもありません。気持ち良く体験会場を後にできました。

夜に届いた詳細リポート
モチベーションが爆上がり

 これだけでは終わらないのがこのサービスのすごいところ。測定現場では簡単な結果のフィードバックのみでしたが、当日の夜には具体的なトレーニング例を添えた詳細リポートがメールで届きました。「ランニング頻度、トータルの量ともに不足しています」と厳しい声に一瞬ひるんだものの、「まずはランニングが生活の一部になるように、週3回のトレーニング実施を目指しましょう。ATペースより遅いジョギングから始め、徐々にペースを上げてATペース付近で1時間程度気持ちよく走れるように」という優しい助言に救われます。筋力についても片脚スクワット、ヒップリフト、サイドレイズなどのトレーニングをあげ、「1~2セット、回数はきついと感じてからしばらく辛抱できる程度を行いましょう」とコメント。心身ともに疲れ切っていましたが、「明日も走ろう」とやる気が湧き上がりました(翌日15分だけ走りました)。

目指すは「ランニングエコノミクスの構築」
アシックスの今後に注目

 3カ月で16万円超えという高額なプログラムですが、豊富なサービスと質の高さを踏まえると、決して高くはないと感じました。アシックスは、コロナ禍でランニングのニーズが拡大したことから、「ランニングエコノミクスの構築」に注力しています。中上級者を対象とした同プログラムは、その第1弾。幅広いランナーに向けて、これからどんな仕掛けを行うのか?今後の動きに注目です。

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LGBTQ+フレンドリーも自分ごと エディターズレター(2020年12月18日配信分)

※この記事は2020年12月18日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

LGBTQ+フレンドリーも自分ごと

 以前お話しした「パンテーン」の「#PrideHair」キャンペーンは、LGBTQ+フレンドリーなサロンを増やすためのガイドライン作成というプロジェクトに発展しています。主たる販路はドラッグストアの「パンテーン」が、直接的な取引先ではないヘアサロンに対してこんなに頑張るって、なんてスゴいんでしょう!そして全国のヘアサロンがLGBTQ+フレンドリーになったら、素敵!そう思い、ガイドライン作成に活かすべく当事者や既にフレンドリーなサロンの意見に耳を傾けるワークショップ取材に赴きました。

 ワークショップで皆さんの話を聞くと、「話しかけないでオーラを出していた」や、「存在を覚えられないよう、シャンプー担当とカット担当が異なるくらいの大手を転々としていた」などの話が出てきます。理由は、例えば「週末は何するんですか?誰と行くんですか?」や「結婚は?お子さんは?」などの「悪意のない質問」に苦痛を覚える時があったから。相手に悪意がないこと、むしろ好意や善意しかないことはわかっているので露骨に不快感を表すことは難しく、オープンな人でもとっさには答えづらく、結局「コミュニケーションしない」という選択肢をチョイスしてしまう。その結果が、「話しかけないでオーラ」や「大手サロンを転々」だったと言います。

 なるほど。同じ立場の人間としてLGBTQ+の皆さんの気持ちはよく分かり、一方で取材を通しサロンのホスピタリティーも熟知しています。カットだけでも小一時間、カラーもお願いしたら2、3時間は当たり前というヘアサロンは、スタイリストとのコミュニケーションが楽しめるハズの空間で(無論、雑誌やタブレットに没入するもアリです)、参加者の経験談は、大きな糧にしたいもの。一体、どうしたらいいんでしょうね?

 そんなコトを考えていたら、LGBTQ+フレンドリーなサロンのスタイリストが、「私たちは、お客さまに心から喜んで欲しい。一番嬉しいのは、2回目の来店をしてくれること」と話し、そのためだったら「パンテーン」が作成し広げようとしているガイドラインから一生懸命学ぶだろうと予想します。

 なるほど。「2回目の来店のために」は、サロンスタイリストがLGBTQ+フレンドリーになることに対する「自分ごと化」の目的になり得そう。自分にとってのメリットにもなるなら、LGBTQ+フレンドリーになることに対しても前向きになれそうですね。

 このお手紙では再三再四お話していますが、サステナブルも、インクルージョン&ダイバーシティーも、「自分ごと化」できると「前のめり」感がだいぶ変わります。サステナブルは、地球のためじゃなくて、自分の心地よい暮らしのため。ダイバーシティ&インクルージョンは、マイノリティーのためじゃなくて、自分を含む皆の能力を最大限に生かして生きるための考え方。私は、そんな風に捉え続けたいと思います。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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LGBTQ+フレンドリーも自分ごと エディターズレター(2020年12月18日配信分)

※この記事は2020年12月18日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

LGBTQ+フレンドリーも自分ごと

 以前お話しした「パンテーン」の「#PrideHair」キャンペーンは、LGBTQ+フレンドリーなサロンを増やすためのガイドライン作成というプロジェクトに発展しています。主たる販路はドラッグストアの「パンテーン」が、直接的な取引先ではないヘアサロンに対してこんなに頑張るって、なんてスゴいんでしょう!そして全国のヘアサロンがLGBTQ+フレンドリーになったら、素敵!そう思い、ガイドライン作成に活かすべく当事者や既にフレンドリーなサロンの意見に耳を傾けるワークショップ取材に赴きました。

 ワークショップで皆さんの話を聞くと、「話しかけないでオーラを出していた」や、「存在を覚えられないよう、シャンプー担当とカット担当が異なるくらいの大手を転々としていた」などの話が出てきます。理由は、例えば「週末は何するんですか?誰と行くんですか?」や「結婚は?お子さんは?」などの「悪意のない質問」に苦痛を覚える時があったから。相手に悪意がないこと、むしろ好意や善意しかないことはわかっているので露骨に不快感を表すことは難しく、オープンな人でもとっさには答えづらく、結局「コミュニケーションしない」という選択肢をチョイスしてしまう。その結果が、「話しかけないでオーラ」や「大手サロンを転々」だったと言います。

 なるほど。同じ立場の人間としてLGBTQ+の皆さんの気持ちはよく分かり、一方で取材を通しサロンのホスピタリティーも熟知しています。カットだけでも小一時間、カラーもお願いしたら2、3時間は当たり前というヘアサロンは、スタイリストとのコミュニケーションが楽しめるハズの空間で(無論、雑誌やタブレットに没入するもアリです)、参加者の経験談は、大きな糧にしたいもの。一体、どうしたらいいんでしょうね?

 そんなコトを考えていたら、LGBTQ+フレンドリーなサロンのスタイリストが、「私たちは、お客さまに心から喜んで欲しい。一番嬉しいのは、2回目の来店をしてくれること」と話し、そのためだったら「パンテーン」が作成し広げようとしているガイドラインから一生懸命学ぶだろうと予想します。

 なるほど。「2回目の来店のために」は、サロンスタイリストがLGBTQ+フレンドリーになることに対する「自分ごと化」の目的になり得そう。自分にとってのメリットにもなるなら、LGBTQ+フレンドリーになることに対しても前向きになれそうですね。

 このお手紙では再三再四お話していますが、サステナブルも、インクルージョン&ダイバーシティーも、「自分ごと化」できると「前のめり」感がだいぶ変わります。サステナブルは、地球のためじゃなくて、自分の心地よい暮らしのため。ダイバーシティ&インクルージョンは、マイノリティーのためじゃなくて、自分を含む皆の能力を最大限に生かして生きるための考え方。私は、そんな風に捉え続けたいと思います。

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新生「クロエ」はサステナブル&ソーシャル・グッドに 素材へのこだわりとクラフト感あふれる2021-22年秋冬

 ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)新クリエイティブ・ディレクターのデビューを飾る「クロエ(CHLOE)」の2021-22年秋冬コレクションが3月3日、創業者ギャビー・アギョン(Gaby Aghion)生誕100年に合わせて発表された。夜のサンジェルマン・デプレの街を舞台にしたショー映像でモデルが現れるのは、アギョンが1960年代にショー会場として使っていたブラッセリー・リップ(Brasserie Lipp)などのカフェから。デザイン面でも当時のドレスにあしらわれ、ブランドのシンボルになっているスカラップディテールを随所に取り入れることで、彼女への敬意を表した。

 ファーストルックは、 “パフチョ(PUFFCHO)”と呼ぶ丈の長いカシミアのポンチョとパファージャケットのネックラインを組み合わせたアイテム。ボヘミアンムード漂うポンチョは歴代の「クロエ」のショーにも度々出てきているが、そこにガブリエラはユーティリティーのエッセンスを加えた。コレクションの中心となるのは、彼女が得意とするニットのロングドレス。故郷ウルグアイをイメージさせるマルチカラーボーダーや素朴なオープンステッチニット、肩から腰にかけてラッフルをあしらったデザインなどをラインアップする。そのほか、「クロエ」らしさを感じさせる軽やかなエンパイアラインのシルクドレスをはじめ、ウールガーゼのプリーツトップスやスカート、ナパレザーのドレスやスカート、シアリングのコートなどを織り交ぜ、新たな「クロエ」ウーマンを表現した。

 その女性像の解釈について尋ねると、「例えるならば、『クロエ』はアフロディーテ。そして、自分のブランド『ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)』はアテナのイメージ」とガブリエラ。「アテナは戦士で、アフロディーテも同じように強いけれど、その強さは愛や美、魅惑から来ている。だから、温かみや母性的な愛を放つような魅力的で丸みを感じる女性らしさがある。どちらも力強い女性ではあるけれど、アプローチが違う」と続ける。

 そしてバッグは、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)時代の“エディス(EDITH)”を復刻した。「初めて買ったラグジュアリーブランドのハンドバッグが“エディス”だった。今でも好きで、オマージュを捧げたかった」とし、オリジナルに忠実なデザインを発売するほか、リサイクルカシミアやリサイクルジャカードを用いたものやミニサイズ、トート、ドクターズバッグなどもそろえる。さらに、「新しいことが必ずしも優れているわけではない」という考えから、eBayで買い集めたビンテージの“エディス”をコレクションで余った素材でカスタマイズしたバッグ50点も製作。そのほかにも、スカラップ状のキルティングやパッチワークを施したチェーン付きの“ジュアナ(JUANA)”や、手作業で編み込んだレザーに“C”型のウッドパーツをあしらったスタイル、ニットのショルダーバッグなどクラフト感のあるアイテムを提案する。

ガブリエラ就任で大きく動き出した改革

 「クロエ」は現在、環境や社会に配慮した持続可能なビジネスモデルへの変革の最中にあり、サステナブルな素材やものづくりの知識とノウハウを持つガブリエラがそのキーパーソンになることは間違いない。彼女が就任したのは昨年12月で、“サステナビリティと大義へのコミットメント”をテーマにした今季のコレクションの制作期間はたった2カ月だったというが、すでに大きな前進が見られた。

 特筆すべきは、素材へのこだわりだ。それは、ショー前にコレクションで使用している生地の見本が届き、ショー後に配信されたリリースに各アイテムが何の素材でできているかが書かれていることからも分かる。実際、“パフチョ”やドレスに用いたカシミアは80%以上がリサイクルで、シルクも50%以上がオーガニック。「リサイクル以外のポリエステルやビスコースの使用を止めたり、リサイクルやリユース、オーガニック素材を調達したりとより環境負荷の低い素材を切り替えることで、昨秋冬コレクションと比べて環境負荷は1/4相当になっている」という。また、素材だけでなくパッケージにいたるまでサステナブルなサプライヤーを導入したほか、ミャンマーのマングローブへの植樹を通してカーボンオフセットにも取り組む。

 さらに社会貢献活動として、ホームレスの支援を行うオランダの非営利団体シェルタースーツ・ファンデーション(SHELTERSUIT FOUNDATION)に過去のコレクションの残反を渡し、雨風から身を守るための“シェルタースーツ”を製作。そのいくつかをショー終盤に披露したほか、同団体の活動支援を目的にしたバックパックも販売する(1点販売されるごとにシェルタースーツ2着分の制作費用を出資する)。これについて、ガブリエラは「他者の苦難を認識し救いの手を差し伸べるという目的をパンデミック後の世界での企業努力に織り込んでいくことは、『クロエ』の使命の一部。ラグジュアリーブランドには、その義務がある」と話す。

 一方で、こういった背景にある理念や取り組みはショーやアイテムを見るだけでは分かりづらい部分でもある。「新しいコンセプトを快く受け入れてチームのおかげで、このコレクションを作り上げることができた。ただ、私のメッセージを実現するには、デザインだけでなくさまざまな部門の理解が必要。昔ながらのデザイナーならしないかもしれないけど、マーチャンダイジングやプロダクションの会議にも出席して、その浸透を図っている。(気候変動の悪化を防ぐために)人間に残された時間は限られているから、規模の大きなラグジュアリーブランドのビジネスを変えるには急速な改革が欠かせない」とし、今は社内全体での理解を深めているところだという。その輪を広げていくため、今後はいかに卸先や消費者に伝えていくかが重要になるだろう。

 コレクションとして見ると、今シーズンはパターンの数も限られ、「ガブリエラ ハースト」を想起させるスタイルの印象も強かった。就任から3カ月足らずで抜本的な社内改革と並行してコレクションを準備するのは、時間が十分でなかったのかもしれない。しかし、ガブリエラと「クロエ」が今進めていることは一朝一夕で成し遂げられることではないし、ショー翌日のZoomインタビューからは彼女のメゾンを担っていく覚悟と自信を感じた。「私はブランドが提案するものに対して長期的なアプローチで取り組んでいる。まずこの1年の最大のミッションは、環境への配慮という点での『クロエ』のスタンダードをより一層高めること」と語るように、彼女の壮大な挑戦はまだ始まったばかりだ。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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「ドゥーズィエム クラス」が新宿、福岡、表参道の3店を一挙リニューアル ライブコマースも始動

 ラクラス(ベイクルーズグループ)のウィメンズブランド「ドゥーズィエム クラス(DEUXIEME CLASSE)」は3月5日、新宿ルミネ1の店舗をリニューアルした。19日にはアミュプラザ博多(福岡)内の店舗もリニューアルし、28日には東京・表参道の路面店を移転オープンする。コロナ禍で外出を控える消費者が増えている中で、「わざわざ来ていただくからには、お客さまに楽しんでもらいたい」(工藤恵梨子ディレクター)として、各店の顧客層に合わせてVMDや接客空間を変更。これを機にライブコマースもブランドとして初めて導入し、実店舗とECとの融合(以下、OMO)も強化する。

 コロナ禍で今春は引き続き投資を絞っている企業やブランドが多い中で、同時に3店舗をリニューアルするという姿勢はなかなかアグレッシブ。昨年春に増床していた新宿と、同じくターミナル立地の福岡は、「何かの用事のついでに来店するお客さまが多い。そういう方がほしいものをすぐに見つけられる店を目指す」。具体的には、店内に「パリのキオスクをイメージした」という“ビジュアルブース”を新設し、そのとき打ち出したいイメージや商品をアピール。同時に店内の導線も客が回遊しやすく、販売員が働きやすいように整えた。店舗面積は新宿が約180平方メートル、福岡が約186平方メートル。

 唯一の路面店である表参道の店舗は、姉妹ブランドである「アパルトモンL’APPARTEMENT」青山店と同じビルの1階に移転する。骨董通り沿いで、以前はベイクルーズグループが運営するカフェだった場所だ。「もともと、『ドゥーズィエム クラス』と『アパルトモン』を買い回りするお客さまが多かったので、『アパルトモン』の店の近くで探していた。青山店は“スペシャリティーストア”をコンセプトに、路面店としてサービスを強化する」。接客力の高い販売員を集めるとともに、ゆっくりと買い物ができるようにソファなども設置。店舗面積は約142平方メートル。

ECの先行予約を青山店でも実施

 OMO推進や、店舗運営作業の効率化も今春のリニューアルのポイントだ。ライブコマースに積極的なベイクルーズグループの中でも、「ドゥーズィエム クラス」はこれまでライブコマースを行ってこなかった。「新しいお客さまも取り込みつつ、同時に既存のお客さまにも満足いただける内容は何かをずっと考えていた」と工藤ディレクター。第1回目は、路面店であるため来店の心理的ハードルが高い青山店の紹介と、新作の紹介を行う予定だが、「お客さまの反応を見ながら内容は柔軟に考えていく」。自社EC上のライブコマースツールを使用して配信する。

 また、インスタグラムの販売員個人アカウントもスタートし、まずは2人の販売員が発信。「アイテムそのものよりも、袖のまくり方やボタンの留め方など、スタイリングを売っているのが『ドゥーズィエム クラス』だからこそ、接客は各店で引き続き大切にしていく」。販売員によるインスタグラム発信もそうした考えの延長だ。

 ECで行っている先行予約を青山店でも行うことも新しい取り組み。青山店にサンプルを置き、実際に手に取りながら予約ができるようにする。ただし、ECでは毎月20~30型の予約を行っているが、青山店に並べるサンプルは数を絞る。「そのとき店頭にある商品と親和性があり、『これが入荷するなら今はこれを買っておこう』といったきっかけになるようなアイテムを置く」。そうすることでブランドとして発信するイメージは保ったまま、客の買い物のしやすさにもつなげる狙い。青山店の移転オープン時は、6型前後のサンプルを置いて予約を取るという。

RFID導入でレジ待ち時間削減へ

 今春リニューアルした3店から、RFID(電子タグ)の読み取り機を導入し、レジ接客の待ち時間や棚卸しなどの作業の効率化も図っていく。「これまで、特に新宿店はハウスカードのキャンペーン期間などにレジが1時間待ちということもあった。感染予防の観点でも、待ち時間を減らす」。既にタグ自体は導入済みだという。

 コロナ禍以降、商業施設全体の客数が減っていることはもちろん「ドゥーズィエム クラス」にも影響を及ぼしている。ただし「(発注コントロールや)セールの割引幅を従来より小さくするなどによって、利益は変わらず取れている」という。ただし、客の買い方には変化がある。「本当に必要なものかどうかを吟味して買うお客さまが増えている。だからこそ、買ってよかったと絶対に感じていただけるようなアイテムを改めてしっかり考え、MDを組んでいる」。
 

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編集長は先月何した?冨永愛と熱いトーク、ワークマンのDXを学び、「セリーヌ オム」でkemioの動きを観察

 こんにちは。卒業式の季節ですね。コロナ下で1年を過ごして卒業を迎える学生たちにエールを送りたい。この経験は絶対にプラスになる。いやプラスにしようじゃないか!第3波下でのビジネスは非常に厳しく、大人たちも変わろうと戦っています。強風と雨を挟みつつ1日ずつ春に近づいてますよね。頑張ろう!

2月1日(月)

「アデライデ」長谷川さんと「トモ コイズミ」小泉さんにインタビュー

 笑顔っていいな。オンラインは“今日はカオナシで”と画面オフできるのも便利だけど、肝心な話は顔アリの方が情報量が多いし、記憶と心に残ります。この日は業界の次世代リーダーを紹介する企画“WWDジャパン ネクストリーダーズ”の過去の受賞者であり、今年のアドバイザーである2人にインタビュー。名言をたくさんもらったので下記の関連記事からぜひ。今年の受賞者は3月末に発表します。乞うご期待!

2月4日(木)

冨永愛さんとホワイトリボンのイベントでしゃべりまくる

 ジョイセフをご存じですか?世界の妊産婦と女性の命と健康を守る“ホワイトリボン”活動をしている日本生まれの国際協力NGOです。そのジョイセフが国際女性デーの前日である3月7日にオンラインイベントを開催。その一環で冨永愛さんとの収録トークイベントに参加しました。母として、働く女性として、そして現代のファッションとビューティを体現するモデルとして力強く語る愛ちゃんの懐の深さに甘えてしゃべりすぎたかも。いい時間でした。生まれてくる子どもの命はお母さんがお母さんに、お父さんがお父さんになるずっと前から始まっているから、若い男女は自分の身体と心を大切にしてほしいと心から思います。ユーチューブ配信は今週末3月7日(日)です。ぜひ“ホワイトラン”で検索してください。

2月5日(金)

大阪→名古屋に卒コレ審査会の旅

 服飾専門学校の卒業コレクションのシーズンがやってきて、この週末は審査員として大阪→名古屋を旅しました。私はこの仕事が好き。なぜなら若者たちが今何を大切に考えているのかが作品を通じてド直球で伝わってくるから。学校現場と学生はリモートでは実技の授業が難しかったり、緊急事態宣言下でアルバイトができなかったり、就職難だったりと苦労が多い。だけど学生たちのテーマは例年以上に逞しく、心強かった。ホロリときちゃうよ。

2月8日(月)

「ザ・ノース・フェイス」のショールームでDX取材

 今一番興味があるのが「DXで加速するサプライチェーン革命」です。相川記者が3月1日号用にこのタイトルを冠した特集を制作中のため取材同行しており毎日刺激的。アパレルのサプライチェーンは細かく長く、課題解決に時間がかかります。この特集ではデジタル、特に3DCGサンプルの進化によりサンプルの同一情報を工場から売り場まで、何なら消費者までが同時に共有することができるかもしれない!いや、すでにできつつある!そうすれば精度が高まり服の廃棄量も減るではないか!でも課題も多いよね!といった内容を実例たっぷりに紹介します。この日は「ザ・ノース・フェイス」と三井物産アイ・ファッションの取り組みを取材。人気ブランドのモノづくりの背景を知りました。

2月9日(火)

シンボル社で3Dボディースキャナーを見て興奮

 引き続き「DXで加速するサプライチェーン革命」取材で、今日はシンボル×日鉄物産へ。シンボルの今井さんの弾丸トークは毎分目からウロコでノートにメモをびっしり書き込みました。シンボルは今話題のワコールの3Dボディースキャナーによる身体計測の仕組みを開発した会社でもあります。コロナ下の今、身だしなみを整えて家を出て、売り場まで足を運び、服を脱いで自分のサイズを測るだなんてカロリー消費の高い行為ですが、今これが大人気。分かる、分かります。自分の体をちゃんと把握したい欲求は理解できます。既製品のサイズに体を合わせるのではなく自分の体に合わせてマスカスタマイズした服を買える日は案外近そう。夢があるな。

2月11日(木)

「セリーヌ オム」のポップアップが楽しく長居する

 祝日なので昼まではゆっくりし、午後からは渋谷の「ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)」の「セリーヌ オム(CELINE HOMME)」のポップアップ取材に向けてソワソワ。こういったイベントの取材は久しぶりですし、数日前に見た「セリーヌ オム」2021-22年秋冬コレクションがめっちゃカッコ良く、その余韻が残っているためテンションがあがります。

 会場にはユーチューブ登録者数190万人のkemioさんや、ティックトック(TikTok)フォロワー数330万人の大平修蔵さん、「ザ・イエロー・モンキー」の吉井和哉さんを父に持つモデルの吉井添さんも来場しており、彼ら人気インフルエンサーたちの動きを思わず観察。で、気がつきました。彼らはカメラにポーズを取るだけではありません。どの場所でどのように写真に収まったら見ている人が面白いと思うか、ブランドとメディアと自分にとってベストの表現か、そして新しいかをよく考えています。つまりその場で瞬発する企画力を持っているのです。ユーチューブやティックトックはインスタグラム以上に“企画力”が問われますが、なぜ彼らがそこで大きな影響力を持てるのか少しわかった気がしました。

2月12日(金)

ワークマンの快進撃の裏にあるデジタルな物作り

 引き続き3月1日号「デジタル化で加速するサプライチェーン革命」の特集取材で、この日は三菱商事ファッションとワークマンの取り組みを取材しました。飛ぶ鳥を落とす勢いのワークマンのモノづくりの背景にこんなことが!あんなこともあったのね!と今日もメモを書く手が止まりません。両社とも新しい仕組み作りに燃えていました。ぜひ特集をお読みください!

2月12日(金)

「ウォルフォード」がサステナブルになっていた

オーストリアの高級レッグウエア「ウォルフォード(WOLFORD)」の取り扱いをサザビーリーグが始めたとのことでイソイソと千駄ヶ谷のショールームへ。レッグウェアだけでなくランジェリーやボディーウェアも展開しています。「ウォルフォード」はこの数年でサステナブルなブランドへと進化していました。そう言えば以前、本社の方に「高級タイツは穴を空けるのが怖い」と投げかけたら「靴下だと思ってガンガン洗うのではなく、セーターだと思って優しく洗ってね」と返ってきて合点がいったのを思い出しました。そうなんですよね、タイツもニットだからセーターと同じ扱いをすべし。当時はサステナビリティという言葉は使っていなかったけれど、丁寧に着るスピリットはその頃からこのブランドにはありました。その姿勢こそがサステナビリティの入り口です。

2月17日(水)

繊維専門商社の豊島でトライアルカンパニーを取材

 特集取材が続きます。この日は創業天保12年(1841年)の大手繊維専門商社の豊島と全国でディスカウントチェーン260店舗を展開するトライアルカンパニーの取材です。「服の買い方を変えたい」と燃える元百貨店マンの加藤さんの話に登場した “スマートショッピングカート”の存在など今日も学び多し。そしてショールームには同社が力を入れているサステナビリティの取り組みが展示されていてそちらも興味深い。なお、「デジタル化で加速するサプライチェーン革命」特集を含む「WWDジャパン」3月1日号ははただいま発売中です。ぜひごポチってください!

2月18日(木)

最新号紹介

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「女将」×「おばんざい」は、最強の組み合わせ。万歳パンダのダブル女将は三鷹のお母さん

 東京・武蔵野市、JR三鷹駅北口から徒歩3分ほど歩くと、昭和にタイムスリップしたような路地がある。何軒かお店が連なっている中にあるのが、二人の女将が切り盛りする「万歳パンダ」である。日本ワインとおばんざいを楽しみながら、女将の会話で癒される憩いの場所となっている。
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【家飲み】高円寺の女将が仰天した。「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」

 今春、家飲み市場を独占すると思われる活気的なビールが登場する。「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」、缶ビールでありながら、お店で飲む樽生ビールのようなキメ細かい泡が楽しめる缶ビールである。4月20日(火)に全国発売(コンビニエンスストアでは4月6日(火)から先行発売)。1987年、世間が注目したスーパードライ誕生の再来となるか。
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【月次速報】グローバルD、驚きの122%。「てんや」も96.6%まで戻す

 上場企業の2月月次速報。時短要請に従わず、営業を強行したグローバルダイニングが122.8%を叩き出した。ここ数年来ない数字だ。テイクアウトに強いファストフード系が90%を超える数字を作ってきた一方、食事系業態は大まかには8割を切る水準。さらに同じ業態でも格差が広がっているようにも見える。
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ゼンショー、5ブランド・3700店舗で「エヴァンゲリオン」とコラボ。くら寿司&鬼滅に倣え。

株式会社ゼンショーホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役会長兼 社長:小川 賢太郎)が、「すき家」「なか卯」「はま寿司」「ココス」「ビッグボーイ」の5ブランドで、3月8日(月)~4月20日(火)の間、大人気アニメ「エヴァンゲリオン」とのコラボキャンペーンを実施する。
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「ドリス ヴァン ノッテン」2021-22年秋冬パリ・コレクション

 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」が2021-22年秋冬コレクションをパリで発表した。

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「ディオール」の男性向け香水から100%リサイクル可能なリフィルが登場

 「ディオール(DIOR)」は3月5日、男性向けフレグランス“ソヴァージュ”(60mL 、1万円 / 100mL 、1万4000円) からリフィル“ソヴァージュ リフィル”(300mL、2万7000円) を発売する。パッケージには100%リサイクル可能なアルミニウム を使用し軽量化することで、輸送にかかるエネルギーを60%軽減するとともに、35%の節水、56%の温室ガスの排出を抑えて環境にも配慮した。

 リフィル方法は、本体を逆さにして充填するボトルのネック部分に直接装着し、簡単にフレグランスを注ぎ入れることができる。充填が完了すると内蔵されたオートストップ機能により、自動的に停止。無駄のない設計で素早く充填が完了する。

 “ソヴァージュ”は“未開拓の荒野”をテーマに、「ディオール」の専属調香師のフランソワ・ドゥマシー(Francois Demachy)が調香した。爽やかなシトラスと甘く深みのあるオリエンタルなアンバーに、エレミとウッドが香る。

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「ヨウジヤマモト」× 「ポーター」 2WAYのバッグ3型とポーチを発売

 「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」は吉田カバンの「ポーター(PORTER)」とコラボレーションしたバッグとポーチを3月5日に発売する。

 「ヨウジヤマモト」青山店、名古屋パルコ店、大丸神戸店と公式ウエブサイトで取り扱う。

 コラボバッグは“2WAY ヘルメットバッグ(L)”(9万8000円)、“2WAY ヘルメットバッグ(S)”(7万2000円)、“2WAY ショート ヘルメットバッグ”(8万3000円)の3型と“2WAY バニティーポーチ”(6万9000円)をそろえる。全てハンドルとショルダーストラップが付いた2WAY仕様だ。

 「ヨウジヤマモト」と「ポーター」を象徴する黒を基調としたカラーリングで、3層構造のマットなオリジナル生地を使用した。ハンドルなどは牛革製で、自由に付け替え可能な長さの異なるチェーンが特徴的だ。バッグ3型の内側には取り外しできるポケットが付属し、ポーチ単体としても使用できる。

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LA発ジュエリー「ホーセンブース」が国内初の旗艦店 ギンザ シックスに

 アメリカ・ロサンゼルス発のジュエリーブランド「ホーセンブース(HOORSENBUHS)」は、国内初の旗艦店を3月5日、ギンザ シックス(GINZA SIX)にオープンする。

 ジュエリー、アイウエア、アパレルなどの幅広い品揃えに加え、持参のストーンを使用できるカスタムなど旗艦店限定のオーダーサービスを提供する。オープンを記念し、同店限定で“ブラックダイアモンド”を使用したリングのコレクションも発売する。

 「ホーセンブース」は、ロバート・G・キース(Robert G. Keith)が2005年に立ち上げたジュエリーブランド。ブランドの名前は16世紀にキースの祖先が、オランダ船“ホーセン”でアフリカから宝石などを世界中に持ち運んだことに由来する。サンタモニカにアトリエ、オフィス、イベントスペースを併設した旗艦店を構え、韓国と香港にも進出している。2018年に国内初の店舗を大阪・阪急うめだ本店にオープンし、ギンザ シックス店は伊勢丹新宿本店メンズ館に続く国内3店舗目だ。

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ブランド品リユースのコメ兵が青山店を“在庫レス”に刷新 足元商圏への小型店出店も強化

 ブランド品リユース大手のコメ兵は、東京・青山の店舗を移転し、骨董通り沿いに新たに「KOMEHYO AOYAMA」をオープンした。新店はディスプレー商品以外には在庫を置かないことで、旧店舗に比べて面積を大幅に縮小。さらに、そのうちの約半分はアートギャラリーになっている。また、内装の98%にリユース建材や環境に配慮した素材を使用するなど、同社としてさまざまなチャレンジを詰め込んだ店舗だ。

 新店舗は旧店舗から歩いてすぐの場所で、面積は2フロア合わせて約65平方メートル。1階には買い取りと取り寄せ販売のためのブースがあり、2階がアーティスト長坂真護による「サステナブルアート」のギャラリー「MAGO GALLERY AOYAMA」だ。店内のカウンターや什器にはリユース建材を使用しており、「店舗自体がサステナブル」と藤原義昭コメ兵執行役員兼マーケティング統括部長は話す。

 在庫を置かない店作りの背景には、「当社のEC上で商品を見定めてから実店舗に来店するお客さまが増えている」ことが背景にある。コメ兵のEC売り上げと、ECから店舗取り寄せに至った商品の売り上げが全売り上げに占める比率(=EC関与率)は、コロナ禍が後押しする形でこの間上昇している。「2020年10~12月のEC関与率は39.4%となり、前年同期から11.5ポイント上昇した」(広報担当者)という。「リユース品ゆえの差異などはEC上で確認していただき、気に入ったものがあれば店頭に取り寄せる。そうすれば接客時間も減らすことができ、コロナの感染リスクも下がる」と藤原執行役員。

 青山の旧店舗には800~1200点の商品を陳列していたが、在庫を置かなくなったことで、ギャラリーを含めた新店舗の面積は、旧店舗に比べて約130平方メートル縮小できた。青山店に先立って2月中旬に移転オープンした神戸・三宮の店舗も、同様の考え方を導入している。三宮店は、青山店のように在庫を全く置かないわけではないが、その数は減らし、契約面積としては旧店舗から約70平方メートル縮小した。

「アートは顧客である富裕層とも親和性がある」

 青山店の2階を売り場ではなくアートギャラリーにしたのは、「当社の中心顧客である富裕層に対し、バッグやジュエリーなどのモノを売るだけでなく、何か他のことができないか、精神的な価値も提供できないかといったことを社内でずっと議論してきた。アートの投資価値には富裕層も注目しており、旧青山店の顧客とも親和性があると判断した」(藤原執行役員)といった理由から。アーティストの長坂は、ガーナのスラム街に廃棄されていた電子機器などのゴミを素材として作品を制作している。主に若手起業家が出場するピッチ大会に、アーティストという異色の立場で参加していた長坂を藤原執行役員が偶然知り、長坂の考え方や作品に共感したのだという。

 このように、都心店ではアートギャラリー併設型でリユース業態ならではのサステナブルな価値観の打ち出しというチャレンジを行う一方で、顧客の利便性という面では、“足元商圏”への小型の買い取り専門店の出店を強化している。20年10~12月には、モザイクモール港北(横浜)、テラスウォーク一宮(愛知)などの商業施設内に、7店の買い取り専門小型店を出店した。「買い取りの催事を何度か行ってきたなかで、お客さまに近い場所に出ていくことが利用のハードルを下げるということが分かった」(広報担当者)ことから、こうした立地への出店は今後も強化していくという。このような商業施設内の買い取り専門店は、デベロッパーとの契約上、取り寄せ販売が不可能なケースもある。しかし、一部の買い取り専門店では取り寄せ販売にも対応し、OMO推進のための拠点としていく。

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ヘアカラーに合わせた眉メイクを提案 「インプレア」からアイブロウアイテムが誕生

 コーセー ミルボン コスメティクスは、美容室専売化粧品ブランド「インプレア」から“アイブロウ マスカラ”(全7色、各2200円)と“アイブロウ ペンシル”(全3色、各2500円)を3月1日に発売した。

 “アイブロウ マスカラ”はコーム状のブラシタイプでふんわりとした立体的な眉にスタイリングできる。ナチュラルなカラーからエッジの効いたカラーまでヘアカラーに合わせて提案が可能な7色をラインアップする。“アイブロウ ペンシル”は描いた後、約15秒経過すると汗や水、皮脂に強く、こすっても落ちないラスティング力を発揮する。ペンシルタイプでありながらパウダーで描いたかのような仕上がりが特徴だ。

 「インプレア」は美容師による印象革命をコンセプトに、髪と顔をトータルでとらえ“一人一人のなりたい印象”へと導くオリジナルメソッド“印象プロデュース”を提案する。「ヘアカラーに合わせて眉の色も変えたい」「自分に似合う眉の形や色を知りたい」といった要望をかなえるためアイブロウアイテムの発売に至った。

 発売に合わせて、パソコンやスマートフォンの画面上でメイクアップや髪色をシュミレーションできるバーチャルメイクアップシュミレーターをリリースした。AR・AI技術を駆使したメイクアップ「ユーカムメイク(YOUCAM MAKEUP)」などを手掛けるパーフェクトのシステムを導入し、アイブロウアイテムを含む「インプレア」のメイク製品とミルボンのサロン用ヘアカラーブランド「オルディーブ」のカラーイメージを組み合わせ、施術前に理想の印象を可視化・提案することが可能になる。また、ブランド誕生時から実施してきたオリジナルのカウンセリングメソッド「印象プロデュース」のウエブアプリケーションも4月1日にリリース予定だ。従来の紙カルテを使用したアナログでの提案に比べ、カウンセリングの流れがビジュアル化させれることで理解度の向上やおすすめの商品を選びやすくなるという。

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ヘアカラーに合わせた眉メイクを提案 「インプレア」からアイブロウアイテムが誕生

 コーセー ミルボン コスメティクスは、美容室専売化粧品ブランド「インプレア」から“アイブロウ マスカラ”(全7色、各2200円)と“アイブロウ ペンシル”(全3色、各2500円)を3月1日に発売した。

 “アイブロウ マスカラ”はコーム状のブラシタイプでふんわりとした立体的な眉にスタイリングできる。ナチュラルなカラーからエッジの効いたカラーまでヘアカラーに合わせて提案が可能な7色をラインアップする。“アイブロウ ペンシル”は描いた後、約15秒経過すると汗や水、皮脂に強く、こすっても落ちないラスティング力を発揮する。ペンシルタイプでありながらパウダーで描いたかのような仕上がりが特徴だ。

 「インプレア」は美容師による印象革命をコンセプトに、髪と顔をトータルでとらえ“一人一人のなりたい印象”へと導くオリジナルメソッド“印象プロデュース”を提案する。「ヘアカラーに合わせて眉の色も変えたい」「自分に似合う眉の形や色を知りたい」といった要望をかなえるためアイブロウアイテムの発売に至った。

 発売に合わせて、パソコンやスマートフォンの画面上でメイクアップや髪色をシュミレーションできるバーチャルメイクアップシュミレーターをリリースした。AR・AI技術を駆使したメイクアップ「ユーカムメイク(YOUCAM MAKEUP)」などを手掛けるパーフェクトのシステムを導入し、アイブロウアイテムを含む「インプレア」のメイク製品とミルボンのサロン用ヘアカラーブランド「オルディーブ」のカラーイメージを組み合わせ、施術前に理想の印象を可視化・提案することが可能になる。また、ブランド誕生時から実施してきたオリジナルのカウンセリングメソッド「印象プロデュース」のウエブアプリケーションも4月1日にリリース予定だ。従来の紙カルテを使用したアナログでの提案に比べ、カウンセリングの流れがビジュアル化させれることで理解度の向上やおすすめの商品を選びやすくなるという。

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パンクを官能的に表現した「ヴァレンティノ」、SF映画のような「フェラガモ」 ミラノコレリポート第3弾

 2021-22年秋冬シーズンのミラノ・ファッション・ウイークが3月1日、閉幕しました。ここでは5日目から最終日までに発表された中から厳選した4ブランドをご紹介。長年ウィメンズコレクションを取材する向千鶴「WWDジャパン」編集長と、大杉真心「WWDジャパン」記者が対談形式でリポートします。

90年代のSF映画から着想を得た「サルヴァトーレ フェラガモ」

大杉真心「WWDジャパン」記者(以下、大杉):「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」の映像はSF映画のような作り込みに驚きました!「スター・ウォーズ」のオープニングクロールのように映像が始まり、未来都市をイメージした空間をモデルが歩きます。前シーズンは映画監督のルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)との協業でしたが、引き続きブランドと映画の結びつきを表現しているようです。

向千鶴「WWDジャパン」編集長(以下、向):今季は未来を描いた90年代の映画「ガタカ」「夢の果てまでも」「マトリックス」から着想を得たそう。そもそもなぜ未来かというと、「歴史や伝統ではなく未来のかけらから現代を見据えたかったから」。歴史あるブランドのかじ取りを任されているクリエイティブ・ディレクターのポール・アンドリュー(Paul Andrew)の強い意志がにじむ言葉です。

大杉:近未来的なデザインや色使いから、ポジティブなエネルギーを感じました。コバルトブルーやグリーン、メタリック、ホワイトなどが差し色になっていましたね。「サルヴァトーレ フェラガモ」はシューズを主力とするブランドですが、いわるゆパンプスはほぼ登場せず、今季はフラットシューズが豊富でした。特にスポーティーなバイカーブーツ、ネオプレンを使った“スキューバソックススニーカー”が目新しい。バッグはワントーンで、アイコンの“ガンチーニ”のマークを入れているのがポイント。ミニバッグやフォーンケース、バックパックもモダンで機能的なデザインです。

向:ミリタリーやバイクといったユニフォーム的なアイテムが多数登場しますが、これもインスピレーションとつながっていて、ポールいわく「一般的な現代のユニフォームは化石化した遺跡みたい。もっと開放されて多様性とポジティブマインドを融合したものであっていいはず」だから。素材にはサステナビリティに配慮したものをかなり多く使用しているようですね。

「ヴァレンティノ」の官能的なパンク

向:「ヴァレンティノ(VALENTINO)」はこれまでもずっと素晴らしかったけれど今回もまた本当に素晴らしかった。白と黒を基調としたミニ丈の服は、パンキッシュで洗練されていて、手仕事を生かしたクチュール的で若々しく。困難極まる今のミラノで何としても諦めないのだ、というピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)からのメッセージがビシバシと伝わってきました。コジマ(COSIMA)のライブの歌声がエモーショナルなこともあり、ちょっと泣きそうでしたよ。

大杉:私も感動しました。会場はミラノの歴史的な劇場であるピッコロ・テアトロ・ディ・ミラーノ。コロナ禍で閉鎖されている劇場であえて、ショーを開くことが「ヴァレンティノ」の“パンク精神”の表現なのだそう。アート文化の豊かなイタリアで、アーティストやパフォーマーたちの芸術活動が制限されている影響は大きいですよね。

向:アイテムはカジュアルに見えても細部は実に手が込んでいます。シンプルなメッシュのタートルネックのように見えるものが、実はチュールの上に生地を撚り合わせて菱形にしたものであるとかね。そういう細部が力強さにつながっています。

大杉:ファーストルックからミニ丈のスモーキングのような印象でとても官能的でした。ウィメンズはマイクロミニ、メンズは足首が出る丈にパンツがカットされていました。メッシュトップスやスリット入りのニットをレイヤードするスタイリングも「ヴァレンティノ」流のエレガントなパンクの表現でした。

向:インスタのティザーが面白かったね。ミラノの街角のケーキ屋さんがブランドのロゴを配した大きなケーキをウィンドウに飾っていたり、真っ赤な花だけを売るスタンドの花屋さんが登場したり。ローマのオートクチュールの美意識がイタリアの日常生活に馴染んでいる様が見て取れました。

「MSGM」は劇場で撮影した逆再生動画

大杉:「MSGM」は逆再生動画でした!モデルたちが劇場の中を後ろ向きに歩いていきます。ボックスシートで着替え、ダンスをする姿も違和感があって面白かったです。この逆再生は、話題の映画「テネット(TENET)」の影響なのか、今季のコレクション動画でよく見る仕掛けです。コロナ禍を“巻き戻し”して、未来を再構築しようというような意味が込められていると受け取っています。「MSGM」の映像は若手映画監督のフランチェスコ・コッポラ(Francesco Coppola)が手掛け、ミラノ在住のダンサー、パフォーマー、俳優、モデルたち15人を起用していました。曲もミラノのクリエイターとともにオリジナルで制作したそうです。

向:マッシモは以前からミラノの街と人を大切にしていて、今回も“ミラノの街へのマニフェスト”という意味合いがあったそう。皆でミラノに光を取り戻すんだ、という公約ですね。制作の打ち合わせはマッシモを中心にイタリアの再始動を思う人たちがアツく盛り上がったんだろうな。

大杉:コレクションはシャープなシルエットと“ノクターナル(夜行性)”がキーワードでした。パテントやベロアのミニドレス、ファーコートはパーティー感がありますね。デザイナーのマッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgetti)は制限がかかっているミラノのクラブカルチャーに焦点を当てて、あえて夜遊び用の服を提案したかったのでしょう。「MSGM」も環境に配慮した素材を取り入れていました。

イタリア版“ロボットレストラン”のような 「ドルチェ&ガッバーナ」

向:ロ、ロボットがいたね。

大杉:はい(笑)。センターで手を振ってモデルたちを見送っていましたね。今季はロボット工学を研究するイタリア技術研究所(IIT)の協力を得て、ロボットたちがランウエイデビューを果たしました。最初に登場したのが“iCub”というロボットで、ラストに“DOLCE&GABBANA”の文字を流しながら出てきたのが“R1”というロボットだそう。

向:服作りにAIやロボットを活用したわけではないけど、一ゲストやモデルとしてロボットを迎えるある種のミーハー感、軽やかさが私はいいと思う。せっかくならロボットが見たショーの景色を配信するとか、見た内容を解析して言語にするとか事後でも連携したらおもしろそうだけどね。ロボットはさておき、90年代をテーマにしたルックはかわいかったね。

大杉:ポップでとても若々しかったですね。今季テーマは「ネクストチャプター(NEXT CHAPTER)」で、次世代に向けたファッションを未来のテクノロジーとクラフツマンシップで表現したそうです。「サルヴァトーレ フェラガモ」とはまた違った近未来感。フィナーレは東京・新宿のロボットレストランのような賑やかさがありました(笑)。ピンクやイエローのレオパードのダウンジャケット、ホットパンツなどド派手さが最高潮で見ていて気持ちよかったです。ビジューやパールを施したド派手な素材もゴージャスでしたね。

向:レインボーカラーのヘアスタイルが似合うメタリックカラーやシースルー、ジャラジャラのアクセサリー使い、肩バッド入りのボディコンシャスなどまさに90年代のエネルギーが満載で、同時に現代のK-POPスターもほうふつとさせる。堂々とした肌の露出が今っぽかったです。今日も渋谷で大胆に素足を見せた女の子集団とすれ違い、K-POPスターやニジュー(NiziU)みたいだなと思ったところ。

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YKKが“新常態”に向け大改革、定年廃止に組織再編、ファスナー機の新機種投入など

 YKKは、ファスニング事業で大掛かりな改革に取り組む。長らく事業本部と機械の開発・製造を行う工機技術本部に分かれていた組織を統合し、製版一体型の組織に改編するほか、グループ全体では人事制度を見直し、定年を撤廃する。3日にオンラインで会見を行った大谷裕明YKK社長は「先行きを見通すことは難しいが、新型コロナをきっかけに、ライフスタイルが変わり、これまでのように誰もが多くの服を買わなくなる可能性がある。そうなればこれまで成長を続けてきた世界のアパレル産業も需要の減少に直面する」と危機感をあらわにする。世界中のアパレルにファスナーを供給する巨人YKKは、コロナ後の“新常態”に大きく舵を切る。

 2021年3月期のファスニング事業の業績は、売上高が前期比19.9%減の3074億円、営業利益が同69.3%減の111億円、ファスナーの販売数量は同19.9%減の76億4000万本にとどまる見通し。20年3月期も暖冬の影響で大幅減益を強いられており、2年連続の減益になる。大谷社長は「年間で売り上げの山が一番大きな4〜6月に売上高が前年比42%減と、新型コロナ禍の影響を大きく受けた。その後は尻上がりに業績を戻したものの、全体を挽回するまでには至らなかった。市場環境は、新型コロナに加え、2年連続の暖冬による冬物不振、米中貿易摩擦など、マイナスの影響も大きかった。ただ、当社も市況の低迷時にも量的成長を実現できるコスト競争力が不足していた」と振り返る。

 こうした状況に対応するため21年度からは、これまでファスニング事業本部と工機技術本部に分かれていた組織を統合。ファスニング機械の研究開発部門の「テクノロジーイノベーションセンター(TIC)」を新設する一方、営業本部の下に商品開発機能を統合する。YKKはファスナーの生産機械や設備も自社で設計・開発・生産を行っており、事業本部とは独立した工機技術本部がそれらを担っており、それが競合他社を寄せ付けない圧倒的な商品力の高さを支えてきた。だが「例えばこれまでは新たなファスニングマシンを開発しても同一の最新機種を全世界に配置してきたが、本来は用途や地域によって求められる機械やリードタイムは異なっていた。組織を統合することで、これからは各地域の特性に応じた機種を開発するなど、コスト競争力と納品スピードを徹底的に追求する」という。ファスナー機械単体の性能はすでに世界最高水準に達していると見られるが、市場構造の変化にキャッチアップすべく、さらなる高みを目指す。

 また、これまで日本、北中米、南米、EMEA(欧州・中東・アフリカ地域)、中国、アジアという6極に分かれていたグローバル経営体制も、東アジア(日本など)、AMERICAS(アメリカ大陸全域/北中米・南米)、EMEA、ASAO(ASEAN・南アジア・太平洋地域)、中国の5極体制に再編する。

 同社が掲げるのは、「最もボリュームのある商品カテゴリーで、より良いものをより安く、より早くそしてサステナブルに提供すること」。コスト競争力と開発と納品スピードを高める一方で、サステナブル経営にも注力する。2050年までに「気候中立(カーボンニュートラル、排出の実質ゼロ)を目指し、「気候」「資源」「水」「化学物質」「人権」の5テーマを設け、2030年までに繊維材料を100%持続可能素材への変更、2030年までに温室効果ガスを2018年比で50%削減し、50年までにゼロなどの施策を掲げる。

 YKKグループ全体で21年4月から導入する新人事制度では、これまで行ってきた定年延長をさらに推し進め、定年そのものを廃止する。猿丸雅之代表取締役会長は「目的は社員が年齢、性別、学歴、国籍にとらわれない、役割を軸にした人事制度を実現すること。退職時期に関しても社員が自分で決める」と話す。定年という概念がなくなるため、役割が変わらなければ給与も変わらなくなる。

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「ドルチェ&ガッバーナ」2021-22年秋冬ミラノ・コレクション

 「ドルチェ&ガッバーナ」が2021-22年秋冬コレクションをミラノで発表した。

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「アディダス」が世界の女性アスリートの声を反映したアクティブウエアコレクション発売 女性のためのキャンペーン始動

 「アディダス」は3月4日、女性にフォーカスしたキャンペーン“WATCH US MOVE 自由なジブンが動き出す”を開始した。第1弾として女性のさまざまなトレーニングをサポートするアクティブウエアコレクション「フォーモーション(FORMOTION)」を全国の「アディダス」直営店と公式オンラインショップなどで発売した。

 同キャンペーンは年齢や体型、スポーツの能力、文化的背景に関係なく全ての女性がスポーツに参加しやすい環境づくりを目指し、女性の体を研究して開発した商品を1年間を通して発売する。

 「フォーモーション」の開発およびデザインチームは女性メンバーで構成し、世界中の女性アスリートの意見や体の動きに関するデータを商品に反映した。今回登場するタイツ(9990円、7990円)とブラ(7990円、5490円)は、補正下着に着想を得てウエストやヒップなどのサポートが必要な部分は着圧を強くし、それ以外の部分は伸縮性に優れたストレッチ性の高い編み方に仕上げた。そのほか、トラックジャケット(1万5000円)とスニーカー(2万円)もそろえる。今後は生理中を想定したアクティブウエアやパフォーマンスフットウエア、マタニティーウエアなどの発売を予定している。

 トリシア・シュマボン(Tricia Shumavon)製品・グローバル研修担当ヴァイスプレジデントは、「私たちはスポーツはみんなのものであると信じているが、これまで女性のスポーツ参加がなかなか進まなかった障壁の一つはロールモデルが少なかったことだ。今回のキャンペーンでさまざまな女性を巻き込み、その壁を一緒に乗り越えたい。当社のウィメンズ分野における最大の強みは、多様性に富んだ女性たちとのネットワークだ。彼女たちの知見を活用し、全ての女性のスポーツ活動をサポートする革新的な製品開発に取り組みたい」とコメントした。

 コレクションの発売に伴い、次世代ガールズグループのフェイキー(FAKY)を起用したキャンペーンを開始する。3月8日の国際女性デーに合わせて、メンバーによるトークなどのコンテンツをそろえたオンラインイベントを実施するほか、消費者がフェイキーとのコラボムービーに参加できるSNS施策なども実施する。

 また“WATCH US MOVE”キャンペーンの一環で、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」からダンスシーンにも活躍するアイテムをそろえたアパレルコレクションを同時に発売する。ビジュアルにはBLACKPINKを起用した。会員制度の「ADICLUB」に登録して対象店舗に来店した人にステッカーをプレゼントする。

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H&Mがサステナビリティの新素材 サボテンレザーやヒマシ油のナイロン

 「H&M」は、サステナビリティの新コンセプト“イノベーション・ストーリーズ(Innovation Stories)”を発表し、2021年を通して複数のカプセルコレクションを展開する。いずれも“先進的な製造工程”にフォーカスを当てる。第一弾は3月18日、“サイエンス・ストーリー・コレクション(Science Story Collection)”と題して公式オンラインストアで限定発売する。全25型で1799~1万8999円。

 “サイエンス・ストーリー・コレクション”は「H&M」として初めて用いる素材も登場する。例えば、ヒマシ油を用いた糸や、サボテン植物から造られる植物由来のレザーの代替え品などだ。こうした新素材はこれまで「H&M」が用いたあとに、他のブランドも用いるようになることが多く、これら新素材の今後に注目だ。

 同コレクションで用いた象徴的な素材は下記の通り。

デザート(Desserto)
メキシコのサカテカス州の有機牧場にて育つ丈夫なノパルサボテン(ノパレア属のサボテンの総称)の一部を用いて作られたレザーの代替えとなる植物由来の素材。特許取得済。ノパルサボテンは自然に土壌を再生し、成長過程で必要な水の量も他の作物と比べて少ないなど、環境への負荷が少ないサボテンといわれている。「デザート」の原料は成熟した葉で、サボテンから葉のみを収穫するため、同じ個体から6~8カ月置きに繰り返し収穫することが可能。

エヴォ バイ フルガー(EVO by Fulgar)
「エヴォ(EVO)」はヒマシ油から作られた100%生物由来のナイロン糸。ヒマシ油からポリアミドを作る技術は以前からあり、さまざまな企業がすでに製品化している。ヒマシ油はトウゴマ(別名:ヒマ)の種子から得ることができ、トウゴマは他の植物には適さないような乾燥土壌地で自然と育つ植物で、水を大量に必要とせず、また食用の農耕地も必要としない再生可能な資源。原料生産が低負荷であり、従来のナイロンと比べて環境負荷を軽減できるという点で、改めて注目を集めている。

エコニール(ECONYL)
漁網や使い古しのカーペットなど100%廃棄物から再生されたナイロン繊維でイタリアのアクアフィルが開発。環境への影響を減らし、海をキレイに保つサポートとなる。また、廃棄ナイロンを原料とすることから、天然資源の保護にもつながる。通常のナイロンに比べてエネルギー消費量は60%削減でき、製造するアクアフィルは自然エネルギーを用いているためCO2排出量も90%削減できる。

アグラループの「ヘンプ バイオ ファイバー」(Agraloop〈HEMP BIOFIBRE〉)
アグラループは、米国のスタートアップであるサーキュラーシステムズの展開する、作物の廃棄物を織物用の繊維「バイオファイバー」に変える技術のブランド。油糧種子、CBDヘンプ、バナナ、パイナップルなど、さまざまな食物や薬用作物の廃棄物を活用できるという。サーキュラーシステムズは繊維・アパレル業界25年のベテランであるアイザック・ニコルソン(Issac Nichelson)が2017年にLAで創業。18年にH&Mファウンデーション(H&M Foundation)が主催するイノベーションコンペ「グローバル・チェンジ・アワード」を受賞している。

 エラ・ソッコルシ(Ella Soccorsi)H&Mコンセプト・デザイナーは「“イノベーション ストーリー”は、私たちの実験を次の段階へと押し上げるためのプラットフォーム。科学者や開発者の方々と共に行っている研究に希望を与え、私たちの進歩的な発想に光を当ててくれるものだ。“サイエンス・ストーリー”は、長年の研究と実験に敬意を表した」と説明し、アン・ソフィー・ヨハンソン(Ann-Sofie Johansson)H&M クリエイティブ・アドバイザーは「この新コンセプトは、H&Mのサステナブルで循環型のファッション・システムを目指す旅をつないでいくもの。“イノベーション ストーリー”は、私たちをさらに成長、発展させてくれるとともに、お客さまが愛し、誇りに思ってもらえるような魅力的かつ長く着用できる商品を作ることができる」とコメントを発表した。

 なお、「H&M」は2030年までに全ての素材をサステナブルな素材に切り替えると発表しており2020年は65%を達成している。21年は70%以上を目指すという。加えて、このほど、25年までに30%をリサイクル素材に切り替えると意欲的な目標も発表した。

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R&D部門もしくは、R&Dマインドを作ろう エディターズレター(2020年12月16日配信分)

※この記事は2020年12月16日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

R&D部門もしくは、R&Dマインドを作ろう

 引き続き2021年1月25日発売の「CEO特集」に向けて、ビューティ各社のトップを取材中です。以前お話しましたが、今回のテーマは「2040年のビジョン」。取材を重ねると、「美と健康が融合」した未来を思い描いていらっしゃる企業にたくさん出合います。リンク1本目の記事の通り、現在は血流・血行に関する研究にまい進する資生堂も、その1つ。確かに古くから細胞、その後は免疫、現在は血行・血流に関する研究を進める同社にとって、「肌を育む」から「健康を育む」へのステップアップは自然の流れです。ビューティ業界には、こんな企業が数多く存在するのです。

 そこで重要になるのは、R&Dを担当する部門の存在です。「美と健康の融合」には、医学界との更なる融合が欠かせません。無論、社内で医学的見地に基づく研究を始めることも可能でしょうが、医学界はあまりに広く、日進月歩。R&D部隊は、共同研究や産学提携、VC投資など、さまざまな可能性を想像・検討・打診・実行する組織になるのでしょうね。この世界も内製から協業、ひいてはオープン・イノベーションに進化しているものと考えられます。

 資生堂、コーセー、タカラベルモント、ミルボン、ヤーマン……。現段階では、こうした大手がいずれも「カギを握るのはR&D」と考え、すでになかなかの組織を有していますが、それをさらに強化・拡充しようとしています。現在の従業員数は50人くらいというカラーズ(リンク2本目をどうぞ)のオフィスを訪ねると、ラボのようなスペースが広がっています。構想したら、すぐに精油を調合できる空間です。コレがまた、カッコいいんだ。ビューティ企業にとって、R&Dは生命線なのだと再認識しました。

 さて、ファッションはどうでしょう?スポーツメーカーや下着メーカーのR&Dは有名ですが、大手アパレルにはあるのかな?アパレルの場合は、「新規事業開発室」なんて名称も多いかと思いますが、ビューティと比べると、まだまだ強化できそうな気がします。会社の現在の主戦場からチョット離れ、数年後、十数年後、数十年後を模索する人や組織は、必要です。特に他ジャンルとの融合が加速する未来、「変わっていい」の発想が広がった現代においては、って思います。

 我が社の場合は、自分を筆頭に多くの人が「勝手に新規事業開発室長」で(笑)、さすがに試験官を振ってはいませんが「事業と繋がるか分からないけれど、会ってみよう」とか「試しに、やってみよう」「書いてアップしたら、一体どうなるの?」というタイプが結構います。それも、また良し。今、このタイミングで、イロイロ繋がっておくことは、ソンにはならないでしょう。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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2021年春夏シーズン、新たにバーニーズ ニューヨークがおすすめするブランドやアイテムを不定期でスタッフ自らリコメンド!

2回目となる本日は、メンズチーム アシスタントバイヤーの新島 匠が新たにお取扱いをスタートするバッグをご紹介します。

 

こんにちは、メンズチームの新島です。

明日3月5日(金)よりバーニーズ ニューヨーク銀座本店には、米国発の機能派バッグブランド<ディスパッチ>が初登場します。

新年度を控えたこの時期に、アクティブに活躍するビジネスマンの方や、新生活を迎える学生・新社会人のみなさま必見のラインナップ。

アイテムの発売に先駆けて、<ディスパッチ>のヘビーユーザーでもある私から、ブランドと一押しアイテムについてご紹介します。

 

カメラストラップメーカーとして、サンフランシスコにてスタートした<ディスパッチ>

ミリタリーハードウエアからインスピレーションを受けたアイテムは人気を博し、現在は都市ワーカーやトラベラー向けにバッグやアクセサリーまで展開。日常のヘビーユースに耐え得る耐久性・機能性を備えつつ、スタイルを選ばないシンプルなデザインは、老若男女問わず幅広い層から支持を受けています。

また、主にカリフォルニアで生産される“MADE IN USA”なのも、男心がくすぐられますね。

 

おすすめアイテム1つ目は、私もオンオフ問わずメインで愛用するブランドの代表モデル“デイパック”。

やや丸みを帯びたスクエアシルエットのボディには、強靭な1680デニールのバリスティックナイロン素材を採用。

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パッド入りメッシュの背面とフィット感抜群のショルダーパッドにより、快適な背負い心地を実現。メインコンパートメント、PCスリーブ、細かなポケットづかいと収納力も優れています。

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シンプルでむやみに主張しないデザインながらもタフなギヤっぽさもあり、ビジネススタイルからストリート寄りのカジュアルスタイルまで幅広く合わせられるデザインも魅力です。

 

2つ目は、“デイパック”より一回り小ぶりでややクラシックな顔つきの“ブックパック”。

アウトポケットには、片手で着脱できるフィドロック社製マグネットバックルを採用。

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オンオフともに荷物が多くない方にはもちろん、ユニセックスでも背負いやすい絶妙なサイズ感。バーニーズ ニューヨークでの通常展開カラーはブラックですが、期間限定で上画像のネイビーもご用意しています。

 

こちらは13インチまでのノートPCやタブレットを収納できるガジェットケース“ポートフォリオ”。

単体でミニブリーフのようにも、ストラップで斜めがけもできる、ペーパーレス時代にふさわしいミニマルなアイテム。

こちらもフラップ部分にはフィドロック社製マグネットバックルを採用。

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これ一つで身軽にお仕事される姿を想像すると、非常にスマートで素敵ですね。

浸透しつつあるリモートワークにもぴったりのアイテムです。

 

3月5日(金)から3月21日(日)までの期間限定ストアでは、バッグだけでも10型以上のモデル・素材・カラーのバリエーションを豊富に取り揃えてご紹介します。

ブランドの世界観をより色濃く体感していただける機会となっております。

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期間中、銀座本店にて<ディスパッチ>のバッグをお買い上げいただいた方には、カラーバリーション豊富なジッパープル(引き手)を2点プレゼント!ブラックカラーで揃えてビジネスに、休日はイエローカラーでスポーティにするなど、シーンやコーディネートに合わせて気軽に付け替えてお楽しみいただけます。

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この機会にぜひ店頭でご覧ください。

 

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POP UP STORE:

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3/5 FRI. – 3/21 SUN. 銀座本店1F

 

ヨガインストラクター渋木さやか出演のオンラインイベントを開催 「エミ」の豊山ディレクターとのトークセッションも

 ヨガインストラクター渋木さやかさんとマッシュスタイルラボが手掛ける「エミ(EMMI)」の豊山YAMU陽子ディレクターが出演するライブ配信イベントが3月7日15時、中目黒のヨガスタジオ「YES TOKYO STUDIO」で開催される。当日はヨガへの向き合い方や普段の生活で意識していることなど、ヨガライフを満喫する2人のトークセッションと渋木さんによるスペシャルヨガレッスンを生配信する。参加費は無料で、現在YES TOKYOのサイトで予約を受け付け中だ。

 なお、渋木氏が当日着用するのは「エミ」の新作ウエア。このウエアに使用されているのは100%リサイクルのストレッチ素材「サスティナレッチ」で、UVカット、吸水速乾、接触冷感といった機能を備える。「サスティナレッチ」は、従来は廃棄していた糸を再利用した旭化成のリサイクルストレッチファイバー「ロイカEF」にリサイクルナイロンを組み合わせたサステナブル素材で、生地を提供する旭化成アドバンスと「エミ」の共同開発によって誕生した。週末は、自宅にいながら心地よいひとときを楽しみたい。

問い合わせ先
旭化成 パフォーマンスプロダクツ事業本部 ロイカ事業部 ロイカ営業部 テキスタイル担当
06-7636-3547

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ユニクロ、ジーユーが3月12日から9%の実質値下げ 4月からの総額表示の義務化に先駆け

 ファーストリテイリング傘下のユニクロとジーユーは3月12日から、商品価格の表示を総額表示(消費税込みの価格表示)に切り替え、実質的に値下げする。現状の価格に対し、約9%の値下げとなるという。

 4月1日からは総額表示が義務付けられることに先駆けた処置。例えば、これまで本体価格1990円と記されていた商品は、税込価格2189円から税込1990円となる。

 値下げの発表に合わせて、同社は3月4日付の新聞広告で、「3月12日からユニクロは、全品おトクな価格へ。」「お客さまを支えていくと、強く誓った一年でした。」といったメッセージを掲出している。

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気鋭ブランド「CFCL」が見た「国際標準のサステナビリティのリアル」

 「サステナビリティ、何から始めていいか分からない」――サステナビリティ担当になり、こうした相談を受けることがとても増えた。多くのサステナビリティ関連の取材をして記事を書いている私も実は分からない。サステナビリティに正解はなく、企業によって取り組むべきことは異なるため、時に有識者や専門家の力を借りて答えを出すほかない。だからこそ、これまで先進企業、推進企業の具体的な事例を紹介することでヒントを探してきた。

 取材を進める中で、どの企業にとっても実践に役立つ“ガイドライン”を見つけたのでシェアしたい。「Bコーポレーション(以下、Bコープ)」だ。先に言っておくと「Bコープ」認証取得へのハードルは極めて高い。評価項目は248。企業の経済的、環境的、社会的影響を測定するために設計された認証で、利益と社会的意義を両立させ、社会・環境に配慮した事業公的な透明性、法的説明責任において基準を満たしているかを評価される。そもそも、「サステナビリティって何?」という問いの答えにもなっていて、これからの企業のあるべき姿を描いていると思う。近年では、サステナビリティといえば切迫した課題である“環境への配慮”が取り上げられがちだが、人権、社会、プロダクトやサービス、コミュニティー、働き方、顧客などさまざまな側面を含んでおり、企業はビジネスを通じてそれらをよりよい状態にする“装置”と考えるのがいいだろう。そうしたことも理解しやすいのが「Bコープ」だ。

 「Bコープ」はファッション業界に限らず、人権や環境の問題に関してリードしている業界やマーケットから支持されていて、現在、全世界で約3500社以上が認証を得ている。ファッション&テキスタイル分野では、パタゴニア(PATAGONIA)やオールバーズ(ALLBIRDS)、イタリアのテキスタイルメーカーのレダ(REDA)といったサステナビリティ先進企業が取得している。

 これまで日本企業で「Bコープ」を取得した企業はわずか5社。理由は、取得するための内容はもちろん、言語や商習慣の違いといった壁も立ちはだかるからだ。米国発信の認証で、文書に日本語訳はない。アセスメントの内容などを和訳するのは、内容も難しいうえ量が膨大、日本の商習慣や企業文化に合わせ意訳しないと理解できるものではない。

「CFCL」が日本のアパレル初の「Bコープ」取得へ挑む

 しかし、今、その難関に挑む日本のアパレルブランドがある。「CFCL」だ。代表兼クリエイティブ・ディレクターの高橋悠介は、「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」を6年にわたって率いた後、2020年2月に独立。2021年春夏シーズンに「CFCL」を立ち上げた。

undefined 伊勢丹新宿本店で開催された「CFCL」のポップアップストアの様子。1月27日に先行発売され、2月9日まで行ったポップアップストアでは、伊勢丹新宿本店で春夏シーズンに売る分の7割が売れた

 高橋はブランドを立ち上げるにあたり、環境や社会に配慮したブランドでありたいという気持ちはあったが、サステナビリティの知識は乏しかった。「例えば、少し前に話題になった毛皮問題。毛皮をやめて、アクリルが入った人工ファーを使うブランドが見受けられたが――マイクロプラスチックは問題ではないのか?サステナブルという言葉だけが一人歩きしていて、分からなくなった。企業として何を正義とするか、目指すものを明確にしなければいけないと思った」と高橋。ブランドを立ち上げてすぐに、チーフ・サステナビリティ&ストラテジー・オフィサー(以下CSO)を設け、長年企業のCSRに取り組んでいた岡田康介氏と組むことにした。

 岡田CSOと話す中で、「Bコープ」の存在を知った。岡田CSOは「Bコープ」をこう評価する。「世界共通かつ緊急のテーマであるSDGsは正しく健全な視点と積極的なアクションのセットが必要不可欠。実践するための具体的なアクションにブレイクダウンできる仕組みが『Bコープ』。KPIの設定や各企業のベンチマークができる」。

 高橋は「これだ!」と思ったというが、前述したように、ハードルは高い。

「Bコープ」の具体的な評価項目と岡田CSOの分析

 岡田CSOは「Bコープ」取得を進めるなかで「エネルギーや水をどの程度使用し、温室効果ガスをどれだけ排出しているか、離職率は何%か、ガバナンス面で審査しているサプライヤーは全体の何%か、といった定量的な質問も多くあるが、それ以上に『どうやってSDGsに対応しているか?』という自社のアクションやポリシーを、記述で描写することを求める設問が印象に残っている」という。

 具体的にいくつかの項目を例にしたい。地球環境分野の「社員が在宅リモートワークなどバーチャルオフィス勤務のとき、どのような管理体制で、地球環境保全を社員に奨励しているか?」という項目に対して、岡田CSOは「一般的な在宅やバーチャルオフィス勤務を想定した質問で、『新型コロナウイルス感染拡大以降の在宅勤務の広がり』を意識した質問ではないことを理解して回答する必要がある」という。

 また、「自社の製品あるいはサービスは、地球環境保全のためにどのような成果物をもたらすか?」という項目では「単純な質問に見えるが、自分(自社)の言葉で説明をする、ということは容易ではない。“環境にやさしい”“エコ”という言葉を用いずに、定量的、定性的に説明する必要がある」と分析する。

 従業員分野の「アルバイトが正社員のような福利厚生サービスを受けられるようになるのはいつか?」という項目に対しては「日本でも中小企業含めて、同一労働同一賃金制度が実施されるが、実運用に落とし込めている企業はまだ多くないという環境で、このような質問を社外から受け、回答していくことはチャレンジングなこと」だと指摘する。

 顧客分野に関しては「自社のプロダクトが、顧客や受益者に与える潜在的な影響を、顧客の状態・変化(ウェルビーイングであるかどうか)を通してモニターしているか?」という項目がある。「企業のKPIは、売り上げなど財務的な数値に傾倒しがちだが、非財務指標も含めて検討する必要がある」。

 ガバナンス分野の「会社の所有者(所有権保持者)が誰で、経年による経営陣の変遷に左右されず、地球環境負荷、地域社会、従業員などのステークホルダーに配慮したパフォーマンスをいかに改善していくかを、会社のさまざまなオペレーション上の意思決定要素であることを法的に確約させるために、どのような対応を行っているか?」に対しては「例として、米国では会社定款によってそれらをうたい、会社の活動を株主への利益還元のみに縛られないようにするために有志者が制度変更した歴史があり、日本の背景とは異なることを理解しておく必要がある」という。

 コミュニティー分野では「多様性、平等性、包含性を有する労働環境・職場環境を、どのように運用しているか?」に対しては、「ダイバーシティーとは男性・女性の働き方といった性別の違いだけではなく、ここでは、人種、宗教、慣習、バックグラウンド、過小評価グループ、などのあらゆる“違い”を指し、社内に在籍しているというだけではなく、事業運営や業務プロセスなどの意思決定に関わっているかどうかが問われる」と指摘する。

 6つの項目を見ても“気付き”が多く、自社で具体的に何ができるのかを考えるきっかけになる。自社のオリジナリティを生かした強みも見えてくるのではないか。認知度が上がれば「『Bコープ』に取り組む企業で働きたい」と考える人も増えてくるだろう。

認証取得後にもハードル

 認証はあくまでガイドラインであり、大変なのはその先だ。「全てのサプライヤーを巻き込み、例えば、温室効果ガスの算定や削減をしていくことになる。そもそも認証を取得すればいいということではなく、続けていくことが重要だ」(岡田CSO)。

 製品サプライヤーやエネルギーや物流会社などとの取り組みは簡単ではない。サステナビリティはまだまだ新しいコンセプトだし、“変化”を嫌う人も多い。そうした企業を説得してベクトルを合わせていくことが必要になる。「すぐにシャットダウンするのではなく、説得し続けることに力を注ぐべきだと考えている」(高橋)。仕事は増える。しかし、ファッション業界に限らず、地球に暮らすみんなでスクラムを組んで取り組まないと、この先も“変わらず”皆が幸せに地球に暮らし続けることはできない。変化しないための変化が必要で、それが今なんだと思う。

 多くの人を巻き込むために大切になるのが「ビジョン」だ。高橋は、「ビジョンを共有すること」を重視する。もちろん本業は「時代に合った、時代に訴える服を作ること」だが、増えたデザイン領域に対しての丁寧なコミュニケーションを大切にしている。サステナビリティの推進力として岡田CSOに参画してもらい、ストラテジーも一緒につくる。

 高橋はコレクションブランドを経験して、SNSの台頭でファッションショーの意味が急速に変わったと感じていた。「モデルがランウエイを歩いているのを見て『これ新しい!』という価値観ではなくなった。その裏側にあるストーリーやフィロソフィーをいかに発信できるか。今はビジョンがあって、社会をよりよくするため服を作りたいと思っている人には、ポジティブな時代なのではないか」(高橋)。

 実は、岡田CSOはこれまで他業種のメーカーで経営管理を手掛けてきているが、ファッションは今回が初めて。ビジネスの在り方、投資の仕方で異なる部分はあるが、モノ作りという意味では同じで、サプライチェーンの課題はどの業界でもあるし、ブランド作りという点では共通項は多いという。岡田CSOはファッション業界にポジティブな力があると可能性を見いだしている。「ファッションは消費者が代弁するツールでもある。信念を持って取り組んでいるブランドを知ることは今の時代いくらでもできるし、そうしたブランドを買いたいと思う消費者は今後増えていくだろう。それは私たちがどのように活動して、働きかけていくかにもかかってくるし、ポジティブにコミュニケーションをしていけば新しい価値観が構築できて、新しいビジネスをつくっていけるはず」。

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キッチンカー、ワンストップで簡単に導入できます。ハウス食品が新規事業。

ハウス食品グループ本社株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:浦上 博史)が、飲食事業者と遊休地を持つスペースオーナーをつなぐキッチンカープラットフォーム「街角ステージ weldi(読み:マチカドステージウェルディ)」の提供を3月3日より開始する。
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「外食ブランド輸入商社」WDI。海外売上3割を誇るもコロナで苦境に

 WDIという会社がある。ジャスダックで株を公開している上場企業だが、数多くのブランドを展開しているため、カジュアルイタリアンの「カプリチョーザ」以外のイメージが湧きにくい会社だ。だが、この会社、海外の繁盛店ブランドをいち早く日本に導入し、さらにはそれを海外へ再輸出をする、外食分野では唯一と思える「ブランド商社」なのだ。ユニークなビジネスモデルだが、コロナで苦しんでいる。
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「カルネボレンテ」が12星座を占うTシャツコレクション “セックスポジティブ”なメッセージをプリント

 “セックスポジティブ”をテーマに掲げるパリ発の「カルネボレンテ(CARNE BOLLENTE)」は、12星座をモチーフにしたTシャツ“エロスコープコレクション(EROSCOPE COLLECTION)”を3月5日に発売する。

 Tシャツにはオーガニックコットンを100%使用し、同ブランドが“セックス・ポジティブ”をテーマに占ったメッセージをそれぞれプリントした。価格は各1万円。公式ウェブサイトのほか、「ボンジュール レコード(BONJOUR RECORDS)」とK3の全店舗、ECサイトのエッセンス(SSENSE)で販売する。

 「カルネボレンテ」はパリに拠点を置くアーティスト集団が2014年に設立した。「より多くの人々がファッションを通して、個々のセクシャリティーや性に対しての考えを自由に楽しく表現できるように」との思いで活動する。毎年商品の一部をパリのエイズ協会のチャリティーイベントに寄付し、その売り上げ全てがエイズ撲滅のための活動に充てられている。これまでに「アンダーカバー(UNDERCOVER)」や「アニエスベー(AGNES B.)」などともコラボした。

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チムニーが買収した焼肉「牛星」は当たりだった。飾り気のない「町焼肉」が万人ウケしている

 チムニーが焼肉事業に参戦したのが2019年12月。東京の東エリアや埼玉を中心に焼肉店「牛星」、「山河」などを展開するシーズライフ(本社:東京都渋谷区)を買収した。昨年6月から牛星の出店が加速しており、1月末現在で12店舗の新規出店を果たしている。コロナ禍で焼肉業態が活発化しているなか、海鮮系居酒屋を得意としているチムニーが焼肉市場で通用するのだろうか。
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「ボタニスト」がサステナブルなブランドへと進化 スタンダードラインを初フルリニューアル

 アイエヌイー(I-NE)が展開するボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト(BOTANIST)」は、スタンダードライン「ボタニカルシャンプー・トリートメント」(全10品、各1400円)をフルリニューアルし、3月12日に全国のバラエティーショップとドラッグストアで発売する。スタンダードラインの刷新は2015年のブランド誕生以来初めて。

 スタンダードラインは髪の悩みに合わせて選べるモイスト、スムース、ダメージケア、スカルプクレンズ、バウンシーボリュームの5種をラインアップ。ボタニカルマイクロプロテインやホワイトバーチウォーターなど、約30万種の植物の中から厳選した植物由来成分を配合し、ブランド史上最高の指通りを実現した。

 パッケージは石油由来のプラスチックから、環境負担の少ないサトウキビ由来のバイオマスプラスチック容器に変更する。ブランド担当者は「ビーガンラインやプレミアムラインでは、先んじてバイオマスプラスチック容器を採用していた。今回1番人気のスタンダードラインの容器を変更することで、さらにクリーンでサステナブルなブランドへと舵を切る」とコメント。新たに発売する製品やほかのラインに関しても、今後は環境に配慮した容器の採用や変更を検討しているという。またボトルデザインも一新。ブランドのイメージとして定着している白と黒のロゴはそのままに、ボトルに丸みを出すことで詰め替え時の洗いやすさや乾きやすさも追求した。

 「ボタニスト」はSDGsが掲げる「12 つくる責任使う責任」「13 気候変動に具体的な対策を」「15 陸の豊かさを守ろう」への取り組みを推進する。今回のフルリニューアルによって、「12 つくる責任使う責任」では、繰り替えし同じボトルを使用できるデザインを追求しより長く愛されるボトルを提案。「13 気候変動に具体的な対策を」では、バイオマスプラステイック素材の採用によってCO2の総排出量をおさえる。また「15 陸の豊かさを守ろう」に関しては、北海道美幌町で「ボタニストの森」作りを開始する。森林保全団体more treesを通じて、伐採跡地に複数の樹種を植林し、多様性のある森に戻すための活動を進める。「ボタニスト」を購入すると植林支援に参加できる取り組みで、スタンダードラインで採用しているホワイトバーチウォーターを採取できる白樺も植林する予定だ。

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サステナブル商品を作って売る実践教育 エスモードとラフォーレ原宿が次代に必要な人材育成

 ファッション専門学校のエスモードジャポンはラフォーレ原宿との産学連携により、学生が服作りから店舗運営まで全てをディレクションしたポップアップストアを2階のスペース「CONTAINER」に2月27日から3月2日までオープンした。

 同プロジェクトはサステナビリティ教育の一環で、今回が5回目。学生が8チームに分かれ、残反など無駄を出さない“ゼロ・ウェイスト(ZERO WASTE)”をテーマに制作したサステナブルな服やアクセサリーを販売した。価格は全商品が3000~1万5000円。

 学生を指導したロマン・ウルネル(Romain Urnel)スティリズム講師は、「リメイクやアップサイクルした商品だが、エスモード生らしい斬新なデザイン性を大切に制作した」と説明。参加した総合科メンズコース2年の長谷川優希さんは「これまでは作りたい服を作り、無駄になる生地のことを意識することはなかったが、今回のプロジェクトが環境に優しい服作りの重要性だけでなく、普段の暮らし方も考え直すきっかけとなった。今後は、当たり前なこととしてサステナブルな服作りができればいい」と感想を話した。売り上げは非公表だが、同校によると期間中を通して好評だったという。

 サステナビリティは服作りにおける世界のスタンダートとなり、今後必要な人材育成としてファッション教育の現場も力を入れている。パリ本校を始め世界に20校を展開するエスモードインターナショナルの仁野覚代表は「学校だけで、ファッション界に貢献ができることは限られている。企業や研究機関などさまざまな組織とのパートナーシップを広げて、協力しながらみんなで新しい価値観を作り上げていく必要があるが、フランスと比較して日本の業界の意識はまだ十分ではない。サステナビリティ教育について、当校は以前から積極的に取り組んできたが、新しい時代の学校に求められる人材育成においてさらに重要なテーマとなる。今年、創立180周年を記念してエスモード憲章を策定し、次代を見据えてパリ本校を中心に1年以上前から構築を進めてきた新しい教育カリキュラムを発表する予定だ」と話した。

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「マメ クロゴウチ」21-22年秋冬は“月夜の影”が着想源 コロナ渦中の「今だから気付ける美しさ」を探して

 黒河内真衣子がデザインする「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI以下、マメ)」が、2021-22年秋冬コレクションを映像と写真で発表した。前シーズンに続き、パリ・ファッション・ウイークの公式スケジュール上でのデジタル発表だ。「映像での発表になったことで、海外のジャーナリストなどにもモノ作りの背景をじっくり伝える時間を取ることができている。映像発表だからこそ、ファッションだけでなく、アートなどの関係者にも見てもらえているという手応えもある」と黒河内は話す。コロナ禍でデジタルでの発表を余儀なくされたからこそ、その中でできることをしっかりつかんでいる。

 21-22年秋冬のテーマは“窓”。「マメ」では1年を通して同じテーマを追っていくため21年春夏と同じテーマだが、前シーズンが窓から差し込む昼間の光というイメージだったのに対し、今シーズンは静ひつな夜の月明かりと、それが作り出す影が着想源だ。「コロナ禍になってから、歩いてアトリエに来られるように家を引っ越した。それまで使っていたカーテンが合わなくなったのでブラインドに変えたところ、ある夜目覚めたら月の光がブラインドを通して差し込み、部屋中をストライプに染めていた」という黒河内の体験から始まったストーリーだ。

板締め絞りやマーブルプリントで“影の揺らぎ”を表現

 直線的なストライプと、「影がソファやベッドに伸びて曲がっていく様子」を表現したという曲線を、織りや染め、プリーツ加工、プリントなど、手の込んださまざまな技法で形にしていく。日本各地の産地を巡り、職人と一緒になって表現を探していくのが「マメ」のモノ作りだが、「今季はコロナ禍で京都の工場にしか実際に行くことはできなかった」と残念がる。そんな制限された中で生まれたものの1つが、京都の板締め絞りによるストライプ模様だ。プリーツ状に畳んだ布を木の枠に挟み、枠からはみ出た部分のみを染めると、プリーツの折り山部分のみが染まる。それを、プリーツがドレープ状にたわむドレスやブラウスに仕立てた。板締め絞りによって「(濃淡の)揺らぎがある、潤んだようなストライプになる。自分の見た月明かりと影のイメージを求めて、職人さんと何度も試行錯誤した」。

 これまでの「マメ」にはあまりなかった、ダイナミックな総柄のプリントも企画している。フランスのラグジュアリーメゾンの生産も手掛けているという京都の染め工場と組んで、マーブル模様のプリント地を作った。一見デジタルプリントかのような柄だが、よく見るとゆがみやブレがあるのが特徴。黒河内の手描きの原画をもとに、染料の混じった粘土を幾重にも重ねて、マーブル模様の版を作っていくという特殊な技法でプリントしているのだという。

 ほかにも、通常はネクタイに使う目の詰まったシルクのジャカード織りや、形にするのが非常に難しいという曲線のプリーツ加工、ニットの編み地などで、さまざまな直線や曲線を表現。「職人さんとはオンラインでの打ち合わせももちろん行っているが、今シーズンは改めて顔を合わせて一緒に仕事ができるということの喜びを感じた。日本はモノ作りがとても豊か。数時間移動すれば、さまざまな産地に行けるというのはとても幸せなことだと思う」と話す。

着やすい服とドレスの両軸の提案がバイヤーからも好評

 家の中で過ごす時間が増えたこともあり、リラックス感のあるアイテムも出している。例えば先ほどのマーブルプリントでは、布帛のドレスとともに、ジャージーのロングワンピースも作った。「ジャージーなどの着やすい素材のアイテムを先シーズン出したところ、卸先の反応がよかった。一方でドレスも安定的に売れている。選択肢をそろえて、(バイヤーや客が)選べるようにすることが大事だと考えるようになった」という。アイウエアやブーツ、ソックスアクセサリーなど、小物雑貨を充実した点もポイントだ。

 映像を手掛けたのは、前シーズンに続き奥山由之。鏡や窓を思わせる枠がいくつも置かれた空間をモデルが行き交い、夢と現実が混ざりあって迷い込んでいくような感覚で、ちょっとフューチャリスティックなムードも漂う。「どのように鏡を配置して、どれくらいの広さの空間ならこの表現ができるのかを、小さな鏡やミニチュアの模型などを並べながら映像チームが検証していた」と制作の裏側を話す。

 もともと、日常の中にあるさまざまな美しさを着想源にして、デザインを進めていくのが黒河内の持ち味だ。コロナ禍であらゆる人の生活が変わったことで、「この1年で誰しもが、これまで日常の中で見落としていた美しさに気付くことがあったんじゃないかと思う。作られた美術品を見ることももちろんいいけれど、身の周りの中で自分だけが気付いた美しさに出合えるというのも豊かなこと。忙しいとなかなかそういうことに気付けない」と改めて話す。コロナ禍で業界を取り巻く目まぐるしいスピードは一度止まったが、「ノーマルな状況に戻ったらまた忙しくなると思う。だからこそ、今しか見られない美しいものを見たいし、ノーマルに戻ったとしてもファッション業界のスピードには飲み込まれたくない。自分のペースを見付けていきたい」と続ける。

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「マーティン ローズ」が恋した20歳の日本人バンドマン 無名の学生がドレイクと共演するまで

 英ブランド「マーティン ローズ(MARTIN ROSE)」は、2021年春夏コレクションのムービーを1月に限定期間公開した。映像では世界中の老若男女の日常シーンが切り取られ、日本からはサラサラ髪のナイーブなムード漂う若者と、スリムな金髪の2人が登場。彼らの後にはフォロワー数7600万以上を誇る世界的ミュージシャンのドレイク(Drake)がカメオ出演したため、その異質な存在感はますます際立った。この謎の2人は、インスタグラムのフォロワー数が600にも満たない無名バンド、サイコヘッズ(Psychoheads)のヴォーカルを務めるヒトシ・ヴァイオレット(Hitoshi Vioret)とギターのワイロウ(Yllow)。共に20歳の大学生だ。「マーティン ローズ」は、遠く離れたイギリスからどのようにして素人同然の若者2人を発掘し、モデルに起用したのだろうか。狂気じみたバンド名と2人のルックス、そしてバンドマンという3大警戒要素がそろっていたため、緊張感を持って取材現場であるワイロウの自宅に向かった。しかし玄関で出迎えてくれたのは、絵に描いたような好青年だった。

「最初はスパムメールかと思った」

WWD:「マーティン ローズ」の映像に起用された経緯を教えてください。

ヒトシ・ヴァイオレット(以下、ヴァイオレット):ブランドのキャスティングディレクターからインスタグラムのDMで「出演できるチャンスがあるから、オーディションを受けないか」と昨年の夏にいきなりオファーが届いたんですよ。

ワイロウ:イギリスに知り合いがいたわけでもないし、最初はスパムメールかと思ったよね。僕らが高校のときから流行していたブランドだったので、本当にビックリ。本当は半年以上前に撮影する予定でしたけど、延期が続いたので無くなるのかドキドキでした。

WWD:どういった部分が評価された?

ヴァイオレット:何なのでしょうね。世界中の国でキャスティングしていたので、日本人を探していたらたまたまキャスティング・ディレクターの目に止まったんでしょうか。デザイナーのマーティン・ローズは音楽が好きなので、僕らがバンドをやっていたのも大きいのかもしれません。

ワイロウ:でも俺らの後にドレイクが出るのは本番の映像で初めて知ったから、びっくりしましたよ。撮影中はどんな仕上がりになるかを知らされなかったので、本番を見たらかっこよくてうれしかったです。

WWD:撮影の様子は?

ヴァイオレット:まずはムード写真やイメージが送られてきて、それらを参考に撮影しました。当日はブランドのスタッフ4、5人からZoomで指示を受けながら、スマートフォンで撮影したんです。指示は「自由に盛り上がって!」だけ。だから本当にアドリブなんです。

ワイロウ:遠隔で指示をくれるスタッフも子どもの面倒を見ながらだったので、自由な感じで面白かったですよ。撮影場所は、サポートしてくれた工藤司「クードス(KUDOS)」デザイナーのアトリエでした。最初は全く気づかなかったのですが、部屋中にブランドのポスターが貼ってあって「おお、ここってあの『クードス』のアトリエじゃん!」って。

WWD:公開後の反響はどうだった?

ワイロウ:インスタグラムで外国人のフォロワーが増えましたね。まあ、70ぐらいですけど。でもあの映像だけで僕らのことをフォローするぐらいなので、相当な変わり者かもしれないね(笑)。

ヴァイオレット:確かに。あとはやっぱり知り合いから「サイコヘッズがドレイクの前かよ」とは突っ込まれますよね。

WWD:音楽に興味を持ったきっかけは?

ワイロウ:僕は父親がミュージシャンだった影響が大きいです。中学生の頃にハードロックカフェに連れて行ってもらい、ディスプレーされているギターと写真を撮ることがうれしかったんですよ。この金髪のルックスも、スタジアムロックに憧れた名残かも。AC/DCは今でも大好きですし。

ヴァイオレット:僕はこんな感じですけど、中学生まで野球部でした。でも高校生の頃にロックに目覚めてザ・フー(The Who)を聴き始め、ザ・ストロークス(The Strokes)やザ・リバティーンズを好きになっていきました。

WWD:バンド結成はいつ?

ヴァイオレット:僕が大学の新入生歓迎会で3人に声を掛けました。楽曲は全て僕が手掛けていて、インディー・ロックやガレージロック、70’sパンクを中心に、結成当初はジーザス&メリーチェイン(The Jesus and Mary Chain)から影響を受けて制作していました。現在は約20曲発表していて、下北沢を中心にライブ活動をしています。

「たんぽぽハウス」に通うバンドマン

WWD:ファッションで影響を受けた人は?

ヴァイオレット:ロックスターたちですね。今日は「ビートルズ」がライブで来ていた衣装を参考にし、パジャマにファーコートを合わせています。

WWD:なるほど。ヴァイオレットさんが今日の取材に30分遅刻したのは寝坊ではなかったのですね。

ヴァイオレット:違います。忘れ物をしてしまって。たまたまパジャマなだけで、寝坊ではないです。

ワイロウ:彼はいつもこういう自由な感じなので。すみません。

WWD:では、服はロックのスピリットを感じさせる「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「セリーヌ オム(CELINE HOMME)」「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」、もしくは国内だと「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)」や「ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」などを買う?

ヴァイオレット:いえ、「たんぽぽハウス」ですね。もしくは「ハードオフ」。お金がないので、リサイクルショップでとにかく安くてかっこいい服を貪欲に掘り起こしています。ときにはクーポン券も使いながら。サイコヘッズのメンバー4人は、全て僕がスタイリングをしているんですよ。ロックバンドの過去の映像を参考に、自分のフィルターを通してメンバーの私物から選んでいます。

ワイロウ:彼は記憶力がハンパないので、本当に全員分の私物を完璧に把握していて怖いんです(笑)。新しいものを買ったらすぐに反応してくるし。

WWD:憧れのブランドは?

ヴァイオレット:「セリーヌ オム」や「ゴーシャ ラブチンスキー(GOSHA RUBCHINSKIY)」が好きです。ワイロウも好きだよね?

ワイロウ:エディ・スリマン(Hedi Slimane)のスタイルはバンドマンとして憧れます。「セリーヌ オム」2021年春夏の“THE DANCING KID”は最初ピンとこなかったのですけど、何回もショー映像を見ているうちにじわじわと良さが分かってきました。僕らは「ディオール オム(DIOR HOMME)」の世代ではないけれど、彼が「サンローラン」を手掛けている頃から夢中でした。ただ学校にもこういうファッションで通うから、知らない女子学生のインスタストーリーズに勝手に載せられるんですよ。まあ目立つのは当たり前なんですけど。

ヴァイオレット:その割に全くモテないけどね。

WWD:将来の夢は?

ヴァイオレット:ミュージックステーションに出演することです。

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中国コスメ「花西子」が日本上陸 アマゾンで販売を開始

 中国製コスメブランド「花西子(FLORASIS)」が日本に初上陸した。アマゾン(AMAZON)で販売を開始し、順次製品展開を拡大する。

 同ブランドは、中国・杭州で2015年に創業の杭州宜格化粧品が17年にスタートしたコスメブランドだ。20年に行われた中国の巨大セール「618」では、コスメ部門で売り上げ1位のブランドになるなど中国本土でも人気が高い。日本でも中華風の繊細なデザインを施したアイシャドウやリップスティックなどがSNSを中心に話題となり、満を持しての上陸となる。

 アマゾンでは中国本土で人気の高い6製品を販売する。“玉女桃花エアフェイスパウダー”(3791円)は中国で月間売り上げ40万個以上を誇る人気製品だ。そのほか、“玉女桃花絹糸プレストフェイスパウダー”(4554円)、“螺黛生花何首鳥極細アイブローペンシル”(2010円) 、“百花彫刻リップ”(3282円)、“百花同心錠リップ”(5572円)、“双花彫刻ハイライト”(4300円)をそろえる。

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