「ヴァレンティノ」がメイクアップをローンチ

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が今夏、メイクアップをローンチする。複数のメディアによると、リップやファンデーション、アイメイクアイテムをそろえ、5月末にロンドンのセルフリッジ(SELFRIDGES)で先行発売後、8月に全世界で発売する。ビューティの公式インスタグラムアカウントにはティザーの写真や動画が上がっているが、アイテムの詳細は明かされていない。

 同ブランドは2018年にロレアルとコスメのライセンス契約を締結し、カラーコスメのローンチがうわさされていた。昨年9月には新フレグランス“ヴォーチェ ヴィヴァ(Voce Viva)”を発売し、キャンペーンにレディー・ガガ(Lady Gaga)を起用した。

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ドーバーが中国人現代アーティストとの“笑顔溢れる”インスタレーション 「コム デ ギャルソン・シャツ」とコラボ

 ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)は中国の現代アーティスト、ユエ・ミンジュン(岳敏君、Yue Minjun)をフィーチャーしたインスタレーションを1階のエレファントスペースで6月10日まで実施する。

 展示スペースには同氏と「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」がコラボレーションした2021年春夏コレクションを着用したマネキンが並ぶ。アイテムには自身の顔をモチーフにしたインパクトのある作品をプリントしている。

 店内4階の「コム デ ギャルソン・シャツ」のスペースではインスタレーションで使用したTシャツ(税込1万2650円)、スエット(同2万5300円)、半袖シャツ(同7万5900円)、シャツ(同6万4900円~)、ジャケット(同12万1000円)、コーチジャケット(同5万6100円)、パンツ(同7万9200円)、ショーツ(同5万7200円)、トートバッグ(同4万9500円)を販売している。

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【動画】“お酒が進む”オヤジの瓶詰めシリーズ3種 「京大卒モデル一ノ瀬のモード飯~Cuisine à la mode~」Vol.5

 「京大卒モデル一ノ瀬のモード飯~Cuisine à la mode~」は、モデル兼俳優の一ノ瀬遼による料理番組です。「オシャレな料理を作りたい!!」「たまにはお家でご飯を食べたい!!」という多忙な業界人でも簡単に作れる料理を学びます。また京都大学薬学部出身の知識を生かした、料理にまつわるさまざまなウンチクや雑学もプラス。今回は、“お酒が進む”男の瓶詰めシリーズ3種(ポークリエット、鯖缶のリエット、牡蠣のオイル漬け)を学びます。リエットは、1時間半〜2時間煮込んだ豚肉をミキサーや木ベラでつぶしてペースト状にしたフランスの肉料理。父の日にワインと一緒にプレゼントするのはいかがでしょう?

【レシピ】
ポークリエット
(約250ml分)
・豚バラ肉 450〜500g
・ベーコン 50g
・玉ねぎ 200g
・ニンニク 3片
・オリーブオイル 少々
・白ワイン 約200g
・水 200ml
・コンソメキューブ 1/4個  
・塩 適量
・黒胡椒 適量
・ローリエやローズマリーなどのハーブ 適量

鯖缶のリエット
(約250ml分)
・鯖の水煮缶 1個
・玉ねぎ 約50g
・ニンニク 1片
・白ワイン 約50ml
・フェンネルシード 0.6g
・アンチョビ 約5g
・黒胡椒 多め
・塩 適量
・オリーブオイルやサラダ油 約50ml

牡蠣のオイル漬け
(約250ml分)
・牡蠣 約300g
・ニンニク 2片
・オイスターソース 大さじ1弱
・タイムやローズマリーなどのハーブ 少量
・オイル 適量

【衣装協力】
Tシャツ(1400円)
エプロン(4000円)
「ユナイテッドアスレ」
(c.a.b clothing)
ロングTシャツ(1万8000円)
「ニューレーベル」
(STUDIO FABWORK)
メガネ(3万4000円)
「ミスタージェントルマン」
(Joy every time inc.)

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直川紀夫資生堂ジャパン社長がCEOも兼務

 資生堂と資生堂グループは7月1日付の人事を発表した。魚谷雅彦資生堂社長兼CEO(最高経営責任者)は資生堂ジャパン代表取締役会長兼CEOを解き、資生堂ジャパン会長に就く。直川紀夫常務兼資生堂ジャパン社長兼COO(最高執行責任者)は常務兼資生堂ジャパン社長兼CEOに就任する。

 また、ロン・ジー米州地域インテリムCEO兼CFO(最高財務責任者)兼資生堂アメリカズ社長は、米州地域CEO兼資生堂アメリカズ社長に就く。

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ホルストンの華麗なるデザイナー人生を写真で振り返る ネトフリドラマで最注目

 70〜80年代にかけて一世を風靡したホルストン・フローイック(Halston Frowick)氏のデザイナー人生を描いたオリジナルドラマ「ホルストン(HALSTON)」が、ネットフリックス(NETFLIX)で配信されている。スコットランド出身のユアン・マクレガー(Ewan McGregor)が主演を務める同作では、当時一大ファッション帝国を築いた同氏の成功や転落に焦点を当てる。

 ホルストン氏は1932年生まれ。自身の名を冠したブランド「ホルストン」を立ち上げ、エレガントかつセクシーなウィメンズアイテムを手掛けた。パーティー好きが高じてホルター・ドレスなど、当時大流行したアイコニックなドレスを開発。ブランドが発展するにつれて専属モデルたちも“ホルストネッテ(Halstonettes)”の愛称で注目を浴びた。

 華やかなプライベートでも知られており、モデル仲間とともにニューヨークの多くのパーティーシーンに登場。マンハッタンの自宅ではライザ・ミネリ(Liza Minelli)やアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、トルーマン・カポーティ(Truman Capote)、エルサ・ペレッティ(Elsa Peretti)といった面々と定期的にパーティーを開催した。

 同氏は自身のデザインを「物事のムードをつなぎ合わせている」と表現。ここではオリジナルドラマの配信に際して、1990年に亡くなったホルストン氏のデザインやキャリアを55枚の写真で振り返る。

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「マメ クロゴウチ」がシーズンを超えた定番ラインを6月から販売 初回は黒一色の8アイテム

 黒河内真衣子による「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」は、シーズンを超えて提案していく定番ラインとして、“マメ クロゴウチ ベーシックス(MAME KUROGOUCHI BASICS)”を立ち上げた。ファーストシーズンであるコレクション01では、黒一色に絞った8アイテムをラインアップ。6月から伊勢丹新宿本店や三越伊勢丹オンラインストア、東京・羽根木のブランド直営店や自社ECで順次販売する。

 デビュー当時から打ち出してきた曲線のカットを取り入れたドレス(9万200円〜)やブラウス(7万400円)、軽い羽織物として重宝しそうなカーディガン(6万6000円)、エレガントに着られるTシャツ(4万7300円)など、黒河内自身の日常着をイメージさせるアイテムがそろう。「ブランドの根底をなすテーマである『タイムレス』をさらに深く追求」し、「洗練された素材と極限まで削ぎ落としたシンプルなデザイン」が特徴だ。今後、シーズンを超えて「最良のアイテムが最適なタイミングで加わりながら、時間をかけて拡大」していく。

 コレクション01は布帛もニットも全てシルク製。メインコレクションで築いてきた国内産地工場とのつながりを生かし、シルクであっても特殊な加工や編みの技術によって自宅での洗濯を可能にしている点もポイントだ。

 販売の際には、自宅でのケア方法などを記したレターを同封。和紙を用いたガーメントケースやペーパー素材のハンガーもつける。伊勢丹新宿本店と三越伊勢丹オンラインストアでは6月から、羽根木の直営店(週末のみオープン)では同12日から、自社ECでは同16日から販売する。

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西武池袋本店・渋谷店が高級ブランドを20日から再び休業 都の「高級衣料品」指摘を受けて  

 そごう・西武は都内2店舗(西武池袋本店、西武渋谷店)の営業範囲を見直し、ラグジュアリーブランドに相当する「プレステージブランド」の売り場を5月20日から休業する。営業範囲の見直しは、東京都の要請に応じたもの。両店は4月25日から5月13日にかけ、食料品売り場を除いてほぼ全館を休業していたが、同14日からはファッションなど大部分の売り場を営業再開していた。

 西武池袋本店は1階と6階の一部売り場、西武渋谷店はA館の1〜2階、B館の2〜4階の一部売り場が対象になる。「きょう(17日)東京都との一連のやりとりがあり、要請に応じて(『プレステージブランド』売り場の)再度休業を決定した」(そごう・西武広報)。

 緊急事態宣言が延長された12日から高島屋、14日からそごう・西武。15日から三越伊勢丹、松屋などが営業フロアの拡大に動き、実質的に全館営業に近いかたちになっていた。これを受け、東京都は日本百貨店協会に対して12日と14日に休業要請を徹底させる通知を出した。14日午後には小池百合子知事が「高級衣料品は生活必需品に当たらない」とコメントし、営業エリアを拡大する百貨店に釘を刺した。三越伊勢丹は営業再開したラグジュアリーブランドや時計などについて、都の再度の要請を受けてどう対応すべきか検討していることを認めた。12日から大部分の営業を再開した高島屋は、現時点では変更の予定はないとしている。

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「プチバトー」がパリのイラストレーターとコラボ バスクの海がテーマ

 「プチバトー(PETIT BATEAU)」は6月11日、パリのイラストレーター兼作家のソレダッド・ブラヴィ(Soledad Bravi)とコラボレーションしたカプセルコレクションを全国直営店とオンラインブティックで発売する。

 オーガニックコットンを使用した同コレクションは、バスクの海岸をイメージしてデザインしたベビー、キッズ、大人向けの商品をラインナップ。ベビーは半袖ボディ3枚組(税込4950円)やノースリーブワンピース(同4950円)、キッズはタンクトップ(同3850〜4400円)やTシャツ(同4400〜4950円)、大人はキャミソールワンピース(同5500円)やTシャツ(同6050円)などをそろえる。

 ソレダッド・ブラヴィは、子ども向け絵本や大人向けコミックブックの制作、フランス版「エル(ELLE)」の連載、インスタグラムでイラスト講座などを行い、ユーモアを交えた人物描写が特徴だ。自身も愛用しているという「プチバトー」とのコラボについて、「とってもうれしかったです!家族の一員のように感じているブランドとのコラボレーションを、どうやって断ることができるでしょう」とコメントした。

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「ファシオ」のイメージキャラクターに今田美桜が就任 「自分らしいメイクをしてほしい」

 5月中旬にリブランディングしたコーセーのメイクアップブランド「ファシオ(FASIO)」のイメージキャラクターに女優の今田美桜が就任した。今後テレビCMの出演やインスタグラムライブなどのプロモーションに起用する。

 5月17日に行われた就任発表イベントに今田美桜と芸人の餅田コシヒカリが登壇し、一新した「ファシオ」の製品や自身のメイクについて語った。今田はリブランディングについて「イメージががらっと変わってびっくりしました。くすみカラーの新しいパッケージもかわいくて、ポーチに入れたくなります」とコメント。特にカールキープ力の高いマスカラがお気に入りのアイテムだという。ゲストの餅田コシヒカリはメイクのポイントについて「仕事で滝行をしたり、激辛料理を食べて大汗をかくことが多いので、落ちないメイクを大切にしています」と笑いをさそった。最後に今田は「忙しい日々の中で無理なくリラックスして自分らしくいることは素敵なことだと思います。お気に入りのアイテムを見つけて自分らしいメイクをしてほしいです」と締めくくった。

 「ファシオ」は5月16日にリブランディングを行い、ロゴやパッケージ、処方など一新。従来の“落ちない”機能性はそのままに、“なじむ、らしさ、つづく。”をコンセプトに掲げ、マスカラやマルチフェイススティクを主軸にベースメイクからポイントメイクまで全23製品を展開する。過去には、イメージキャラクターに深田恭子や上戸彩、桐谷美玲、松本潤、新川優愛らを起用した。

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“日本製”化粧品のODMプラットフォーム構築 三井物産ケミカルが提携工場の供給網で

 三井物産ケミカルは、化粧品のODM(相手先ブランドの企画・生産)のプラットフォーム構築に乗り出す。スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、ボディーケアなどそれぞれの分野の国内有力ODMメーカーと組み、国内外の企業に化粧品の生産機能を提供する。中国をはじめ世界で注目を集める日本製の化粧品の事業拡大につなげる。

 新規事業「Jビューティ・テクノロジープラットフォーム」を設立し、4月末から日本語、中国語、英語のウェブサイトでの営業活動を開始した。開発・生産機能を持たない化粧品メーカーや小売業、ファッションブランド、スタートアップ企業などを対象にする。企画提案、処方開発、原材料調達、生産、物流、販売まで、三井物産グループの世界的なネットワークを生かす。

 提携するOEMメーカーは、昨年同社と資本提携したスキンケアに強いアンズコーポレーション(大阪、山田昌良社長)、メイクアップを中核にするアサヌマコーポレーション(東京、麻沼雅海社長)、ヘアケアを得意とする彩資生(埼玉、佐々木良逸社社長)、スキンケア、ヘアケア、ボディーケアなど幅広い領域を手掛ける東洋ビューティ(大阪、岩瀬史明社長)の4社。いずれも国内に自社工場と研究所を持ち、この4社で化粧品OEM(相手先ブランドの生産)・ODMの国内売上高の約2割を占める。三井物産ケミカルの石川和弘・新規領域開発本部長は「卓越した開発力のあるODMメーカーと組み、世界で戦える基盤を作りたい」と説明する。

 商品開発にあたっては三井物産グループの三井情報(東京、浅野謙吾社長)および同社が出資する英情報分析企業ブラックスワン(BLACK SWAN)とも連携する。ブラックスワンはSNSの膨大な情報から人工知能(AI)を用いて商品やサービスの需要予測を行う。ディズニー、ペプシコ、ファイザー、ユニリーバ、サムスン電子などが顧客に名を連ねる。

 販売でも三井物産グループと取引のある海外の有力ドラッグストアなどの小売店、米国三井物産が2月から始めた日本製化粧品のEC(ネット通販)サイト「シコウビューティ(SHIKO BEAUTY)」の販路を活用する。

 日本の企業だけでなく、海外企業からの注文も見込む。特に本命にするのが中国だ。「中国では日本製の化粧品、特にスキンケアの人気が強い。日本で開発・生産を行いたい中国企業の潜在需要はとても大きい」(石川本部長)。

 三井物産グループは昨今、化粧品への投資を強めている。昨年11月には、三井物産の流通事業本部がメンズスキンケアのバルククオム(東京、野口卓也社長)、三井物産ケミカルがアンズコーポレーションへの出資を相次いで発表した。今年2月には米国三井物産が「シコウビューティ」を立ち上げ、米国でのECに参入した。三井物産ケミカルは主力である石油化学に依存しない収益構造の確立のための新規事業として化粧品事業を位置付けている。

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縫製大手のマツオカコーポ、マスク特需で営業利益75.3%増の45億円 21年3月期

 縫製大手のマツオカコーポレーションの21年3月期決算は売上高が前期比5.6%減の539億円、営業利益が同75.3%増の45億円、経常利益が同61.4%増の40億円、純利益が同135.1%増の27億円だった。上期にマスクだけで63億円を計上、「増益分の大半はマスクによるもの」(佐藤仁取締役)という。

 マスクを除く、アパレル製品の生産枚数は5000万枚で、前期の5800万枚からは減少した。地域別の売上高はマスク生産を行った中国が同0.5%減の306億円にとどまったものの、バングラデシュが同21.0%減の108億円になった。コロナ禍の影響が比較的小さかったベトナムは同0.8%増の772億円、新工場を開設したインドネシアは同63.9%増の158億円だった。

 22年3月期はマスク特需がなくなり、「アパレル市場の回復は来期以降」(佐藤取締役)となるものの、シェア拡大を優先し、東南アジアでは今期以降も積極的な生産能力の拡大に動く。今期の22年3月期の業績は売上高が前期比0.1%増の540億円、営業利益が同67.1%減の15億円、経常利益が同65.6%減の14億円、純利益が同63.8%減の10億円を見込む。

 ベトナムとバングラデシュでは新工場の建設と既存工場の増設を行うほか、ベトナムには新たに百貨店や専門店をターゲットにした小ロットQR対応の新タイプの工場建設も行う。2工場を持つミャンマーが政情不安に伴うカントリーリスクが増大する中、ベトナムとバングラデシュの能力拡大でカバーする考え。

 広島県福山市に本社を持つ同社は、日本の縫製企業の最大手。日本を中心としたアパレル需要について「足元の市況は前年に比べて徐々に回復しているものの、景気の悪化も顕在化しつつあり、それ以上に価格の値下げ圧力が強くなりそうで、縫製企業にとっては今年度が正念場。苦しいが、グローバルで存在感を高めるためにも投資は継続する」(佐藤取締役)。縫製能力を世界規模で高める一方、素材メーカーとの連携も強化する。より上流の企画段階から加わることでODM事業を進化させる。

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「アスレティア」から初のシャンプー&トリートメント登場 短時間でさらさら滑らかな髪へ

 「アスレティア(ATHLETIA)」から6月11日、初のシャンプー&トリートメントが登場する。シャンプーは髪にも体にも使用でき、トリートメントはわずか10秒で完了と忙しく過ごす人にもぴったり。使用後はさらさらで滑らかな仕上がりがかなう。

 シャンプー「リフレッシュ ヘア&ボディシャンプー」(3080円)は、ブランド独自開発のビオ エナジェティック コンプレックスに加え、サボンソウ葉エキス、ウンシュウミカン果皮エキスなど自然由来の保湿成分を配合し(自然由来指数86%、水を含む)、頭皮の皮脂や汚れを洗い流す。髪は滑らかに仕上がり、肌には潤いをもたらす。柑橘やローズマリー、ユーカリプタスなどシトラスグリーンの爽やかな香りが気持ちをスッキリさせる。また、ボトルはスリムサイズのためジムや旅行など持ち歩きに便利だ。

 トリートメント「クイック ヘアトリートメント」(3300円)は、オリーブ油やヒマワリ種子油など自然由来の潤い成分を配合した(自然由来指数96%、水を含む)ジェル状のテクスチャーを髪に塗布した瞬間、リキッドに変化。わずか10 秒間揉み込むだけでトリートメントが髪表面になじみ、洗い流した直後は滑らかな指通りに。ドライヤーで乾かした後はさらさらの髪に仕上がる。

問い合わせ先
アスレティア
0120-220-415

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山下智久が「ディオール ビューティー」のアンバサダーに

 「ディオール(DIOR)」は、「ディオール ビューティー(DIOR BEAUTY)」のアンバサダーにミュージシャン・俳優の山下智久を起用した。

 山下は「『ディオール』は幼いころから輝いて見えていたブランドなので、アンバサダーとしてその魅力を一緒に伝えるという仕事はうれしく、学ぶことも多いと思います。ビューティといっても外見はもちろん、内面から出る強さや美しさもあると思うので、内外の魅力を意識しながら『ディオール』とともにその答えを探っていけたらと思います。一緒にインスピレーションを得ながら思いを一つにし、僕にしか伝えられないメッセージを発信していきたいです」とコメント。彼は今後、「ディオール」の社会貢献やサスティナビリティ―への活動にも参加する予定だ。

 山下は1996年に芸能事活動を始めて以来、音楽活動、連続ドラマや映画への出演など常に注目を集めている。2019年には国際連続ドラマ「THE HEAD」にメインキャストとして出演し、20年 にはハリウッド映画「The Man From Toronto」(22年米国公開予定)の撮影に参加し、活躍の場を世界に広げている。

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「カラタス」シャンプーがフルリニューアル! 新ブランド「サロンバイカラタス」が誕生

 「カラタス(CALATAS)」シャンプーを製造しているストリアルは、プロユース製品としてサロンに提供しているカラーシャンプー&トリートメントをフルリニューアルし、新ブランド「サロンバイカラタス(SALON BY CALATAS)」として新発売した。

 低刺激でカラーリングが落ちにくいアミノ酸系と、低刺激かつ洗浄成分自体に補修能力を加えたPPT系を配合。こだわりの保湿成分が髪と頭皮にたっぷりと潤いを与え、ハリとコシのある艶やかな美髪へと導く。

 アドバイザーに人気ヘアサロン「シャチュー(SHACHU)」のみやちのりよし代表を迎え、現場で必要とされるクオリティーを実現。使い勝手や機能性にこだわり、アンダーカラー(下地施術)、オンカラー(仕上げ施術)、アフターケア&メンテナンス、それぞれのシーンで効果を実感できるように処方を設定した。

 ヘアアイロンの熱を利用して髪の内側にケア成分を浸透させ、ブリーチで傷んだ髪を補修・保護する“ヒートケア効果”を採用。クローブ、ジャスミン、バニラなどをブレンドした“ハーヴァニラ”の香りで、リラックスした時間を過ごすことができる。

 カラーラインアップはそれぞれ、シルバーやグレー系カラーのベース作りにおすすめの“パープル”、ピンク系カラーのベース作りに最適な“ピンク”、アッシュ系カラーのキープや色落ち防止ができる“シルバー”、ネイビー系カラーに対応した“ネイビー”、オレンジ系やアプリコット系に向けた“オレンジ”の5種。全て350mLで税込3278円だ。

 “シルバー”はカラー時の仕上げ施術で、もう少し“くすみ感”がほしいときにもおすすめ。“ネイビー”は寒色系やマット系カラーの仕上げ施術時に、黄ばみをしっかり抑えたブルーニュアンスを表現したいときにも利用できる。“オレンジ”は仕上げ施術でのニュアンスキープにもおすすめだ。

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設立50周年の「マーガレット・ハウエル」が展覧会開催 懐かしのロゴの復刻アイテムも

 「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」は5月30日まで、東京・代官山の代官山T-SITE GARDEN GALLERYで、ブランド設立50周年を記念した展覧会「50 YEARS OF DESIGN」を行っている。ブランドが変わらず大切にしてきた8つのキーワードと共に、マーガレットが10代のころに初めて作ったというワンピースや、日本各地を周る中で集めた民芸品などを展示している。入場無料、事前予約をすると優先的に入場できる。

 マーガレットの母国、英ロンドンでは昨春に同展を実施したが、日本はコロナ禍により、丸一年後ろ倒しでの開催となった。東京での開催後は、6月4〜13日に京都のロームシアターでも実施予定。

 展覧会の軸となっている8つのキーワードとは、白いシャツ、ダッフルコート、レインコート、ポルカドット、ハリスツイード、リネンといった、時代を超えてマーガレットが大切にし、打ち出してきたもの。ロンドンのアーカイブルームに保存していた1970〜80年代のアイテムや、直筆のデザイン画、メディアに掲載された際のビジュアルなどを展示している。パッと目をひくわかりやすいデザインのアイテムやビジュアルは少ないが、何十年経っていても古さを感じさせないのがこのブランドらしい点。マーガレットの祖父やブランド立ち上げ当初のアトリエの様子などを写した写真も混じっていて、よりブランドを身近に感じることができる。マーガレットが実家を出た際に、母親に持たされたというお気に入りのイスも見ることができる。

 日本での展覧会に合わせたスペシャル企画として、ブランドがアングローバル(現TSI)と組んで仕事をするようになって以降、マーガレットが日本各地を巡って現地の人の暮らしを撮りためた写真も展示。各地で購入した民芸品もムービーにまとめた。

 展覧会に合わせた限定アイテムとして、設立当初から2002年まで使用されていたブランドロゴを復刻プリントしたトートバッグ(1万1000円)と、ストライプのカラーレスシャツ(4万2900円)を企画。全国の店舗や自社ECで販売するほか、トートバッグは展覧会会場でも扱っている。

 マーガレットは1946年英国サリー州生まれ。65年にロンドン大学に入学し、ゴールドスミス・カレッジでファインアートを専攻。70年にメンズシャツからファッションデザインの仕事を開始した。日本に初の路面店がオープンしたのは83年。

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「地球のために」3年がかりの開発情報を競合他社に無償公開 リシュモン傘下の時計「パネライ」CEOに聞く

 コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHMONT)傘下のイタリアの時計ブランド「オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI以下、パネライ)」は、総重量に対して98.6%ものリサイクル素材を使うコンセプトウオッチ“サブマーシブル eLAB-ID”を発表した。布をメインとするアパレル製品に比べて、精密機器である時計はサステナビリティの分野で立ち遅れ、ベルトなどごく一部にエコフレンドリーな素材を使う例はあったものの、心臓部にタッチするのはもっと先のことだと考えられていた。「パネライ」がこれを一気に突破できた要因、さらにはその狙いについてジャンマルク・ポントルエ(Jean Marc Pontroue)最高経営責任者(CEO)に聞いた。

WWD:他ブランドに圧倒的に先んじて、過去に例のないリサイクル素材使用率の時計を発表した。

ジャンマルク・ポントルエ=パネライCEO(以下、ポントルエ):「パネライ」の研究・開発部門“ラボラトリオ ディ イデー(アイデアの工房)”は、時計業界以外の産業のリサーチを常に行っており、特に航空宇宙の最新テクノロジーを取り入れている。リサイクルベースの素材“エコチタン”をケースに用いたモデルを発表したのは2019年で、その時点ですでに他社よりサステナビリティで先んじていた。“時計産業にエコシステムを作る”という目標を掲げ、ムーブメントの開発に3年を要したものの、いち早く着手したことで大きな成果を上げることができた。

WWD:今回開発した技術や開拓したサプライヤーについて、競合他社のブランドに情報を無償公開すると聞いた。

ポントルエ:環境保護の問題には可及的速やか、かつ「パネライ」だけでなく時計業界全体で取り組むことが必要だ。時計は自動車などに比べれば、1つの商品に使う素材の量はごくわずか。しかし業界全体の総量で考えれば、新たな資源の採掘を減らすことに大きなインパクトを与えられる。

WWD:日本の時計ファンには、堅実な定番モデルに傾倒するコンサバ層も多い。そういった人たちに、新たな「パネライ」をどうアピールする?

ポントルエ:定番モデルには長く愛される理由があり、それを正しく理解する日本の時計ファンの審美眼は確かだと思う。「パネライ」も“ラジオミール”や“ルミノール”といった定番モデルを、デザインをほぼ変えずに機能・素材を進化させて継続している。そのため、日本の時計ファンに理解いただきやすいブランドと言える。20年には、“PAMCAST(パムキャスト)”という「パネライ」の歴史や世界観、最新トピックを伝えるデジタルコンテンツをスタートさせており、ここでも「パネライ」の魅力を発見してもらえるはずだ。

WWD:“変わるパネライ”を象徴する出来事としては、薄型モデルを集約した“ルミノール ドゥエ”の38mmをレディスコレクション化して“パネライ ピッコロ ドゥエ”とした。新たな女性ファン獲得のための指針についても聞きたい。

ポントルエ:機能を追求することによって完成された普遍的な美しさを持つ「パネライ」のデザインは、これまでも世界中の女性の心をつかんできた。しかし、“メンズの時計を着ける”という心理的ハードルがあったと思う。今回、女性のライフスタイルやフィッティングをいっそう意識してコレクション化したことで、女性が「パネライ」をワードローブに取り入れやすくなったことをアピールしていきたい。

WWD:次はどんなことでわれわれを驚かせてくれる?

ポントルエ:19年にはイタリア海軍での訓練体験をオプションしたモデルを、20年には70年保証を付けたモデルを、そして21年にはリサイクル素材使用率98.6%のコンセプトウオッチを発表した。チャレンジ&フロンティア精神を持って新たな挑戦を続けているので期待してほしい。

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海帆、「新時代」のジーに。「昭和食堂」を転換させ、赤字10億から脱却か。

中京圏で「なつかし処 昭和食堂」など居酒屋チェーンを展開する株式会社海帆( 本社: 愛知県名古屋市、代表取締役社長:國松 晃)が、株式会社ファッズ(本社:愛知県安城市、代表取締役社長:佐野 直史)が展開する居酒屋「新時代」のフランチャイズ契約を締結した。
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ロート製薬がトルコの歴史的なコスメブランドを日本初展開

 ロート製薬はトルコのコスメブランド「アトリエ・レブル(ATELIER REBUL)」を日本で初めて展開する。まずは6月10日に、アルコール入りのハンドフレグランスローション“トラディショナル ターキッシュコロンヤ”(全6種、各50mL、各税抜き2200円)をAmazonやロハコなどで販売する。なお、5月19〜25日には阪急うめだ本店、 6月16〜22 日には伊勢丹新宿本店でポップアップショップを開設する。

 「アトリエ・レブル」はオスマントルコ帝国時代末期に、イスタンブールの小さな調剤薬局からスタート。現在はフレグランスやボディーケアアイテム、スキンケアなどをそろえる。日本に上陸する第1弾製品のフレグランスローションは植物由来アルコールを80%配合し、手肌を清浄しながら潤いを与える。同時に香りも楽しめるアイテムにもなっており、トルコ産の稀少なダマスクローズを用いた“ターキッシュローズ”や洋梨とピオニーの甘くジューシーな香りが広がる“ペア&ピオニー”、シトラスと紅茶を合わせた“シトラスティー”をはじめ、6種のフレグランスをラインアップ。

 ロート製薬はこれまで、心と体のウエルビーイングに貢献することを目指し医薬品や化粧品、食品などあらゆる商品を手掛けてきた。最近は香りを通じたライフスタイルの豊かさを提案しており、2019年には香りと感性を研究するプロジェクト「ベレアラボ(BELAIR LAB)」を発足。同じく「アトリエ・レベル」は厳選された素材でスキンケアやフレグランス製品などを125年以上製造し、香りを通して人々の豊かな暮らしに貢献していることから取り扱いを決めた。

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ロート製薬がトルコの歴史的なコスメブランドを日本初展開

 ロート製薬はトルコのコスメブランド「アトリエ・レブル(ATELIER REBUL)」を日本で初めて展開する。まずは6月10日に、アルコール入りのハンドフレグランスローション“トラディショナル ターキッシュコロンヤ”(全6種、各50mL、各税抜き2200円)をAmazonやロハコなどで販売する。なお、5月19〜25日には阪急うめだ本店、 6月16〜22 日には伊勢丹新宿本店でポップアップショップを開設する。

 「アトリエ・レブル」はオスマントルコ帝国時代末期に、イスタンブールの小さな調剤薬局からスタート。現在はフレグランスやボディーケアアイテム、スキンケアなどをそろえる。日本に上陸する第1弾製品のフレグランスローションは植物由来アルコールを80%配合し、手肌を清浄しながら潤いを与える。同時に香りも楽しめるアイテムにもなっており、トルコ産の稀少なダマスクローズを用いた“ターキッシュローズ”や洋梨とピオニーの甘くジューシーな香りが広がる“ペア&ピオニー”、シトラスと紅茶を合わせた“シトラスティー”をはじめ、6種のフレグランスをラインアップ。

 ロート製薬はこれまで、心と体のウエルビーイングに貢献することを目指し医薬品や化粧品、食品などあらゆる商品を手掛けてきた。最近は香りを通じたライフスタイルの豊かさを提案しており、2019年には香りと感性を研究するプロジェクト「ベレアラボ(BELAIR LAB)」を発足。同じく「アトリエ・レベル」は厳選された素材でスキンケアやフレグランス製品などを125年以上製造し、香りを通して人々の豊かな暮らしに貢献していることから取り扱いを決めた。

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【月次速報2】鳥貴族19年比37%、ダンダダン49%。居酒屋は売上高3割経営を覚悟しなくてはならない

 4月の月次速報第2弾。初めての緊急事態宣言による休業で、2020年は、大幅に売上を落とした。2度目の緊急事態宣言の解除があった2021年4月は、反動で大幅に数字を伸ばしたところが多いが、2019年水準と比べると、多くの企業は持ち直せていない。居酒屋企業の終焉が現実味を帯びている。
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グランプリ受賞唐揚げをメニューに加えませんか?唐揚協会、シェアードFCスタート。

一般社団法人日本唐揚協会(事務局:東京都渋谷区、理事長:やすひさてっぺい)が、「からあげグランプリ」の金賞及び最高金賞受賞店の唐揚げ1品を飲食店のメニューに加えることができるシェアードフランチャイズ制度を5月19日からスタートさせる。
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海外メゾンも御用達の第一織物が製品サンプルを有償で販売する深イイ理由

 テキスタイルメーカーの第一織物(福井県坂井市、吉岡隆治社長)はこのほど、自社で制作した製品サンプルをアパレルメーカーに有償で提供する新サービス「コルディス プロト(CORDIS PROTO)」をスタートした。従来、企画会社や繊維商社がODM(相手先ブランドの企画生産)では製品サンプルを提供することはよくあることだが、第一織物は1着2万〜3万円の有償で提供する。「作り手本人に着用し、テキスタイルの特性を最大限に理解した上で、モノ作りに入ってほしい」と同社。ただ、ビジネスのことを考えれば、あえて無償提供という形もある。なぜ有償なのか。背景には、同社ならではの、もの作りにかける熱い思いがあった。

 第一織物は福井県坂井市に本社と本社工場を構え、高密度の合繊織物を「モンクレール(MONCLER)」「プラダ(PRADA)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「バーバリー(BURBERRY)」に販売する、日本の有力なテキスタイルメーカーの一つ。2014年からは「ミリ」デザイナーの丸川雅行氏をクリエイティブディレクターとして迎え、社内でパターンからCAD/CAMデータの作成、中国の委託工場での縫製まで、サンプルを一貫生産できる態勢を整え、一部ではODM(相手先ブランドの企画生産)も行ってきた。

 丸川氏は「プロト」を始める狙いを、「サービスの開始にあたっては色々なケースを考えた。サンプルだから無償提供するという考え方もあったし、製品のCADデータもあるので単にアイテムだけでなくデータもセットで提供することも考えた。だがあえてそうせず、サンプルを有償で、かつ製品だけの提供にとどめたのは、『プロト』を文字通り、デザイナーとわれわれの間の試作品として、より発展させたかったから。購入してもらった上で作り手のデザイナーに着てもらうことで、テキスタイルの特徴にフィットしたパターンやデザインを理解してもらう、“レシピサンプル”という考え方を採用した。『プロト』をODM事業の一環、つまりビジネスありきの新サービスとして考えたらその方がずっといい。しかし、そうではなく、これはあくまで、『プロト』を媒体として本気でお互いに進化したいブランドとわれわれのためのサービスにしたかった」と熱い思いを語る。

 1着2万〜3万円という価格はサンプル制作費のほぼ実費に近い。つまりサンプル製品を有償で提供するが、『プロト』はある種のサブスクリプションサービスに近い。「その代わり、ある種当然のことだが、『プロト』のユーザーからの問い合わせには、どんなことにも全力で対応する。当社のテキスタイルの最大の特徴は高密度で、厚地から薄地まで幅広いラインナップしているが、実際に縫製するとなると難易度は高い。また、われわれは当然、自社製品のことは熟知しているし、縫製する際のミシンのピッチ(幅)にしても、地の目(*注:生地の向きのこと)にしても最適解を自社で施策を重ねて見つけ出している。そうしたノウハウを『プロト』には詰め込んでいる。そうした全てのノウハウを『プロト』のユーザーには提供する。ブランド側が自分たち固有のデザインやディテールを加える場合でも、こちらの持つデータやノウハウ、技術を総動員してフィードバックする」という。

  2022年春夏シーズンの「プロト」は3型。現在はコロナ禍で展示会への参加を取りやめているが、同社の原宿ショールームに常設展示しているほか、オンラインでの問い合わせにも対応している。「当社はテキスタイルの開発に1品番あたり1年〜1年半をかけて開発し、テキスタイルの独自性も高い。だが、それゆえ逆に縫製や服にマッチした仕様を見つけるのが難しかった。『プロト』は、テキスタイルのポテンシャルを最大限に引き上げて、アパレル市場に落とし込むにはどうしたらいいのかを考え抜いた結果、出てきたのがプロジェクト。私は、この『プロト』を通じて、第一織物のテキスタイルのすべてをユーザーに伝えたい」という。

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【社説】もう我慢できない! 意味のない「禁酒令」に従う必要はない

 緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域が全国に広がることで、時短営業のみならず、「酒類提供の自粛要請」も広がっている。現代の「禁酒令」とも言われる。だが、「フードリンクニュース」は、コロナ感染者拡大を抑える手法として有効性を確認できない"悪手"に異議を唱える。「酒営業」を始める店も増えている。(フードリンクニュース編集長・遠山敏之)
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“もったいない”をなくす「パスザバトン マーケット」大盛況 デッドストック約1万5000点を販売

 スープストック トーキョー(SOUPSTOCK TOKYO以下、スープストック)などを運営するスマイルズによる「パスザバトン マーケット(PASS THE BATON以下、PTBM)」が4月23、24日に東京・品川で開催された。当初は25日までの3日間の予定だったが、緊急事態宣言の発令により、25日は中止になり、2日間の開催になった。「PTBM」の開催は4回目。2019年に企業やブランド、産地が抱えるデッドストックなどを販売する蚤の市としてスタートした。ここでは、同マーケットの潜入リポートを紹介する。

 23日初日の正午過ぎに、品川駅から会場のコクヨ品川 ザ キャンパスに向かう途中に「無印良品」のショッパーを携えて駅に向かう人々の姿が見られた。おそらく「PTBM」の帰りだろうと思いつつエントランスへ向かうと、入場を待つ行列が見られた。入場料は300円。コロナ禍ということもあり、「パスザバトン」の公式ウェブサイトで事前予約が必要だ。エントランスには、予約のためのQRコードの表示があり、それをスキャンして立ち去る人々も見られた。

フードトラックや子どもの遊び場もあるお祭りのような会場

 会場は3つの構成で、“コモンズ”に入ると、左手には1万5000円以上の購入者にノベルティーが当たるくじ引きコーナー「ガラガラ ポン」があり、お祭りのような雰囲気を醸し出していた。各社コーナーごとに商品が置かれ、スタッフもリラックスした表情だ。いわゆるバザーのようで、売り手と買い手が気楽にコミュニケーションを取っている。「無印良品」(MUJI)のコーナーには、同ブランドの食器やバスケットなどのほかに傘下ブランド「イデー(IDEE)」のアイテムなどが置かれ、多くの人で賑わっていた。子どもが遊べるスペースもあり、家族連れにも気配りした会場構成になっている。
中庭は“イーティングスペース”で、階段上のスペースではフードトラックで購入したスペシャルメニューを味わう人の姿が見られた。ここには、「ふくや(FUKUYA)」の物品「青山フラワーマーケット(AOYAMA FLOWER MARKET)」も出店しており、ショッピングの合間にくつろげる、ちょっとした憩いの場だ。
“パークサイド”は、「ビームス(BEAMS)」や「ユナイテッド アローズ(UNITED ARROWS)」「アーバンルリサーチ(URBAN RESEARCH)」などのアパレル企業のコーナーが中心で、新型コロナ感染対策のため、入場制限をする売り場があり、行列ができていた。掘り出し物を探す来場者に混ざり、私は「スープストック」の宅配定番スープセットと「パスザバトン」と「イケウチオーガニック(IKEUCHI ORGANIC)」のコラボレーションタオルを購入した。

単なる“売り買い”の場ではないマーケット

 スマイルズによると、2日間の来場者数は3588人で、販売数は1万4897点。売れ筋は、アクセサリーやアパレル、食器など。出典した「イケウチ オーガニック」などは、ほぼ完売に近い状態だったという。「無印良品」のスチールユニットシェルフやデニムブランド「イトナミ(ITONAMI)」による不要デニムの回収などが行われた。コロナ禍における消費者は、より自分によって価値を見出せるものや共感を持てるものへの関心が高まっている。そんな中で、「PTBM」は、企業が抱える問題を解決しながら単なる“売り買い”ではない場所を提供。第5回目の開催は今秋を予定している。

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海島綿協会が一般社団法人に シーアイランドコットンの普及に尽力

 高級素材として知られる海島綿(シーアイランドコットン)を展開する西印度諸島海島綿協会(八木原保理事長)は、協同組合から一般社団法人に組織変更し、7月から新体制での活動を始める。製品を作りたい企業に門戸を広げることで海島綿の普及につなげる。

 海島綿はカリブ海の西インド諸島で栽培される綿の品種。超長綿の中でも最も繊維が長く、しなやかなで光沢ある風合いの高級素材として英国をはじめとした欧州で珍重されてきた。長く英国の紡績会社が独占してきたが、1976年に日本への輸出が始まり、79年に協同組合になった海島綿協会が独占買い付けを行い、組合員のアパレルなどが製品化してきた。90年代までは日本の海島綿協会が海島綿のほぼ全量を買い付けていたが、2000年以降は欧州の買い付けが拡大。現時点では日本が6割、欧州が4割のシェアになっている。

 日本においては海島綿協会の組合員の企業に取り扱いを限定することで、品質とブランドを管理してきた。だが高額な年会費や入会規約も壁になって新規の企業が集まらなくなっていた。結果としてマーケティングの幅は狭まり、販路も広がらず、認知が広がらない問題が浮上していた。

 13日に会見した八木原理事長(ジム社長)は「ハードルを下げることで理解ある仲間を募り、海島綿の素晴らしさを広めていきたい」と話した。一般社団法人として認知のための広報活動とトレーサビリティー(追跡可能性)の管理に力を入れていく。

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「オニツカタイガー」が手織りのスニーカーを発売 タイの社会事業とコラボ

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、サステナビリティに取り組むタイの社会事業「ドイトン(Doi Tung)」とコラボレーションしたスニーカーを5月24日に発売する。同ブランドの表参道店、大阪心斎橋店、神戸店と公式オンラインストアで取り扱う。

 タイの伝統的な手作業で生産されたテキスタイルを使用した“メキシコ 66(MEXICO 66)”(税込1万3200円)や“メキシコ 66 パラティ(MEXICO 66 PARATY)”(同1万1000円)、“セラーノ(SERRANO)”(同1万1000円)の3モデルを用意する。

 手織りのため、糸を紡ぎ始めて柄が出るまで1週間を要するが、機械織りよりも質感が柔らかく、柄も繊細に仕上がるという。“メキシコ 66”のタイ限定カラーには再生ペットボトル100%の糸を使用した。

 「ドイトン」は、1972年に故シーナカリン王太后によって設立されたNPOメーファールアン財団(Mae Fah Luang Foundation)の主要プロジェクト。自然や文化の保存を目指し、少数民族が手作りした製品などを世界中に届けている。

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「スイサイ」から黒の酵素洗顔料が登場 皮脂の多い男性にも

 カネボウ化粧品の洗顔ブランド「スイサイ(SUISAI)」から6月1日、肌のテカリやベタつきに着目した黒の酵素洗顔パウダー“ビューティクリア ブラック パウダーウォッシュ”が登場する。マスク着用時に気になるベタつきもさっぱりと洗い上げてニキビを防ぐほか、朝に使用すれば化粧ノリの良い滑らかな肌に整える。

 「スイサイ」は2005年に誕生し、酵素洗顔料“ビューティクリア パウダーウォッシュN”がブランドを代表するアイテムに成長。同製品は「2種の酵素配合で毛穴の黒ずみや角栓を分解」「潤いを守りながら洗い上げる」「角質をケアして化粧水の浸透もアップ」「いつでも新鮮で衛生的な個包装タイプ」が人気で、洗顔料(カウンセリング品)市場で7年連続売り上げNo.1に輝いている。

 新商品“ビューティクリア ブラック パウダーウォッシュ”は、毛穴悩みがある人はもちろん、オイリー肌やマスク着用時にベタつきを感じる人がメインターゲット。また、「既存の酵素洗顔料は男性ユーザーも増加傾向にある。最近の男性は肌をきれいに見せたりケアしたりするためにBBクリームやUVケアなど“油性コスメ”を使用する人が増えており、男性利用はさらに高まると予想される。そのため、皮脂量が女性より2倍多いといわれる男性にも向けた処方となっている」とブランド担当者。頑固な毛穴汚れの原因にアプローチする2つの酵素&アミノ酸系洗浄成分に加え、皮脂除去複合成分を新たに配合。毛穴の黒ずみ汚れ、角栓だけでなく過剰な皮脂やくすみの要因も吸着してからめとる。パッケージデザインは、強さと高い効果感を感じさせるブラックを基調。男性にも手に取りやすいデザインに仕上げている。

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ロックダウン緩和で活気付くニューヨークやロサンゼルスのストリートスナップをお届け

 アメリカでは外出禁止制限などが大幅に緩和され、街にひと気が戻ってきている。アメリカのファッショニスタたちは、春の陽気にマッチするカラフルで明るい装いを披露。ワイドパンツやオーバーサイズトップス、スニーカーなど、カジュアルなスタイリングが目立つ。これら自然体な雰囲気に、スカーフや大振りのネックレスを使ってあふれる高揚感を両立させた。柄は、タイダイや大きなプリントに注目。ストリートスタイルからスマートな着こなし、古着系のファッションにも幅広く溶け込んでいる。

 今回は、ニューヨークとロサンゼルス、オースティンから街ゆく人々の春のファッションスナップを紹介する。

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ワコールHD営業赤字11億円 21年3月期、ピーチジョン事業は好調

 ワコールホールディングス(HD)の2021年3月期連結決算(米国会計基準)は、売上高が前期比18.5%減の1522億円、営業損益が11億円の赤字(前期は66億円の黒字)だった。新型コロナウイルス感染拡大による店舗休業や営業時間短縮による来店客数減少の影響により、大幅な減収になった。各社で経費節減をし、各国政府の支援策を活用したが、感染症の影響によりワコールヨーロッパののれんやグループ会社における固定資産の減損損失により、営業損失という結果になった。

 国内ワコール事業は、売上高が同18.8%減の861億円、営業利益が同89.7%減の6億700万円だった。感染症の影響で年間を通して店舗売上高が低迷した。“巣ごもり需要”により戦略的に強化している自社ECはオンラインとオフラインの連携施策やマーケティング施策が奏功し、新規顧客獲得や既存顧客の購入率アップにつながり、同55.2%増と大幅な増収だったが、リアル店舗の不調を補えなかった。諸経費の削減をしたものの、減収の影響を吸収できなかった。

 海外ワコール事業は売上高が同17.0%減の413億円、営業損益が26億円の赤字(前期は14億円の黒字)だった。感染症拡大による店舗の休業および円高の影響による結果だ。各国政府の支援策を活用しつつ経費を節減したが、前期に買収したインティメイツ オンライン社への投資やワコールヨーロッパののれんの減損損失計上が影響した。

 ピーチジョン事業は、消費者のニーズを捉えた商品企画やマーケティング戦略が奏功し、売上高が同8.7%増の122億円、営業損益が15億円の黒字(前期は3億5100万円の赤字)に好転した。

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都内の百貨店、「営業再開」相次ぐ 三越伊勢丹、大丸松坂屋、松屋、小田急も

 週末にかけて都内の百貨店やショッピンセンター(SC)の営業再開が相次いでいる。既報の通り14日にそごう・西武、15日に三越伊勢丹の各店が衣料品を含めた大部分の売り場の営業を再開。同じように15日から松屋銀座店、東急百貨店吉祥寺店と渋谷ヒカリエ・シンクス、ギンザシックス、16日から大丸東京店、松坂屋上野店、17日から小田急百貨店新宿店が大部分の営業再開に踏み切る。ただ、東京都の小池百合子知事は14日午後の会見で「高級衣料品は生活必需品に当たらない」と営業拡大の動きを牽制しており、対立する構図になっている。

 売上高日本一を誇る伊勢丹新宿本店はきょう15日、営業フロアを大幅に拡大してオープンした。売り場の大部分を占める衣料品も含めた実質的な営業再開だが、ショーウインドーのシャッターは下ろしたままで、正面玄関も閉じている。掲示板やデジタルサイネージも「臨時休業」を前面に出したままだ。あくまで都の休業要請から除外される「生活必需品」の範疇を広げたという体裁をとる。

 20日ぶりの衣料品フロアの営業再開となった同店だが、積極的な告知を行なっていないせいか、正午付近では客の数はそれほど多くなかった。杉並区から来た30代の女性は衣料品売り場の再開を知らずに、たまたま立ち寄ったという。「身長が高いので、合うサイズの服がたくさんそろう百貨店はよく利用する。私には必要なお店」と話す。メンズ館の販売員は「売り場を再開するかもしれないと連絡を受けたのが水曜日(12日)。もっと先になると思っていたのでホッとした」と語った。

 緊急事態宣言の延長に伴い、東京都は12日以降も百貨店やSCに対する休業要請の継続を発表した。高島屋だけが12日から衣料品を含めた大部分の売り場を再開する独自路線をとってきたが、他の百貨店は食品、化粧品、服飾雑貨など一部に留まっていた。三越伊勢丹ホールディングスは12日の決算説明会で、4月25日から始まった休業が5月末まで続いた場合に消失する売上高が290億円の達するという試算を発表した。休業の長期化は1年以上続くコロナ禍で足腰が弱る百貨店や取引先の死活問題になる。

 ただ、ある百貨店の関係者は今後の感染状況や都の動きを警戒する。「東京都が強硬に出てくれば再び事態は変わるかもしれない。取引先とともに、あらゆる可能性をシミュレーションして対応していくしかない」と苦しい胸のうちを明かす。

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都内の百貨店、「営業再開」相次ぐ 三越伊勢丹、大丸松坂屋、松屋、小田急も

 週末にかけて都内の百貨店やショッピンセンター(SC)の営業再開が相次いでいる。既報の通り14日にそごう・西武、15日に三越伊勢丹の各店が衣料品を含めた大部分の売り場の営業を再開。同じように15日から松屋銀座店、東急百貨店吉祥寺店と渋谷ヒカリエ・シンクス、ギンザシックス、16日から大丸東京店、松坂屋上野店、17日から小田急百貨店新宿店が大部分の営業再開に踏み切る。ただ、東京都の小池百合子知事は14日午後の会見で「高級衣料品は生活必需品に当たらない」と営業拡大の動きを牽制しており、対立する構図になっている。

 売上高日本一を誇る伊勢丹新宿本店はきょう15日、営業フロアを大幅に拡大してオープンした。売り場の大部分を占める衣料品も含めた実質的な営業再開だが、ショーウインドーのシャッターは下ろしたままで、正面玄関も閉じている。掲示板やデジタルサイネージも「臨時休業」を前面に出したままだ。あくまで都の休業要請から除外される「生活必需品」の範疇を広げたという体裁をとる。

 20日ぶりの衣料品フロアの営業再開となった同店だが、積極的な告知を行なっていないせいか、正午付近では客の数はそれほど多くなかった。杉並区から来た30代の女性は衣料品売り場の再開を知らずに、たまたま立ち寄ったという。「身長が高いので、合うサイズの服がたくさんそろう百貨店はよく利用する。私には必要なお店」と話す。メンズ館の販売員は「売り場を再開するかもしれないと連絡を受けたのが水曜日(12日)。もっと先になると思っていたのでホッとした」と語った。

 緊急事態宣言の延長に伴い、東京都は12日以降も百貨店やSCに対する休業要請の継続を発表した。高島屋だけが12日から衣料品を含めた大部分の売り場を再開する独自路線をとってきたが、他の百貨店は食品、化粧品、服飾雑貨など一部に留まっていた。三越伊勢丹ホールディングスは12日の決算説明会で、4月25日から始まった休業が5月末まで続いた場合に消失する売上高が290億円の達するという試算を発表した。休業の長期化は1年以上続くコロナ禍で足腰が弱る百貨店や取引先の死活問題になる。

 ただ、ある百貨店の関係者は今後の感染状況や都の動きを警戒する。「東京都が強硬に出てくれば再び事態は変わるかもしれない。取引先とともに、あらゆる可能性をシミュレーションして対応していくしかない」と苦しい胸のうちを明かす。

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「ジョー マローン ロンドン」から限定コレクションが登場 英国の田園風景やマーマレードをイメージ

 「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は6月18日、毎年限定で展開しているフレグランス“ブリットコレクション“の新作 “マーマレード コレクション”を発売する。

 “ブリットコレクション“は英国の伝統や風習をテーマにしたコレクションで、今年は英国の懐かしい田園風景やマーマレードから着想を得て制作した。“タンギー ルバーブ” ローズ ブラッシュ““オレンジ ピール”“エルダーフラワー コーディアル”“ ブラックベリー&ベイ”の5種のコロンをラインアップする。(各30mL、各税込9250円)天然のフルーツエッセンスを特別に制作し、通常は食品向けに用いる地元産のフルーツやベリー類から水蒸気蒸留で抽出したエッセンスをフレグランスに加えたことで、酸味のあるルバーブやブラックベリーの生き生きとした新鮮さのある香りを実現。ボトルは伝統的なマーマレードの容器をイメージした限定デザインだ。

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三越伊勢丹、“個客主義”で復活なるか 中長期で営業利益500億円を目指す

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、2031年3月期を最終年度とする中長期戦略を発表した。同期末までに過去最高益(14年3月期の346億円)を超える営業利益500億円を目指す。12日の決算会見で細谷敏幸社長は、「(21年3月期の)決算は非常に厳しい内容。単純に新型コロナの影響だけとは言い切れず、百貨店のビジネスモデル自体が傷んでいる」と述べた。掲げるのは就任時(21年2月)から強調していた「マスから個」へのビジネスモデルの転換だ。顧客とのつながりを従来以上に強化し、よりパーソナルで上質な百貨店サービスを追求する。同時にグループの総合力を生かした周辺サービスも充実させ、百貨店事業に頼った収益構造から脱却する。

 コロナ禍で店舗の集客力を前提とするビジネスモデルが崩壊する中で、「これまでの百貨店はたくさんお客さまを店に呼び込み、買い回ってもらうことを前提にしていたが、今は必要なものを買って帰られる方が増えた」と細谷社長。同社のコロナ禍(20年4月〜21年3月)における優良顧客(年間購入額100万円以上)への売り上げは、それ以外の客向けの売り上げと比較しても堅調に推移する。「マスではなく顧客に向けて、より上質で感度の高いものを提案していかなければならない」。今後はカード会員、外商客を含め全ての顧客をデジタルIDで一括管理できる体制を構築。顧客を“個客”と捉え、一人一人について購買や嗜好、悩みごとなどの情報を蓄積し、「全ての個客とつながっている状態を作る。その上で、お客さまの困りごとや関心事を起点に商品やサービスを提供する、小売業と製造業を融合した『2.8次産業』を目指す」。

 また消費者の都心離れにより、子会社三越伊勢丹の首都圏に偏重する店舗構成が、業績へのダメージを大きくした。地方の中型店・小型店の強化は急務だ。基幹店である伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店は都心百貨店としての魅力に特化させつつ、「三越伊勢丹アプリ」のリモートショッピングなどで地方店とシームレスにつなげ、魅力を引き上げる。足りないMDは自社EC「三越伊勢丹オンラインストア」で補う。伊勢丹新宿本店にある商品のECへの掲出型数は3月末で12万5000型に達した。今後は購買の決め手になる商品情報の充実など「量より質」の方向に舵を切る。

 百貨店事業に偏重した収益構造からも脱却する。百貨店とグループ会社の連携を強めて、顧客情報をベースに、金融や旅行などさまざまなサービスを提案する。「今まで外部に出していた売り上げを内部で還流させる。個店・個社主義から脱却して“連邦”を作り、グループとして収益を出していく」。また、各地の百貨店を中心とした保有不動産を活用した複合開発によるまちづくりや、子会社三越伊勢丹システム・ソリューションズの情報基盤を活用したB2Bビジネスを視野に入れ、収入源を多角化させる。

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バーバリー、21年1〜3月期でV字回復 通期で3倍増益

 バーバリー(BURBERRY)の2021年3月通期決算は、売上高が前期比10.9%減の23億4390万ポンド(約3562億円)、営業利益は同176.1%増の5億2110万ポンド(約792億円)、純利益は同209.1%増の3億7590万ポンド(約571億円)だった。なお、営業利益には新型コロナウイルスに関連した修正項目分として1億2500万ポンド(約190億円)が含まれており、これを除くと3億9600万ポンド(約601億円)となる。

 地域別の売上高では、アジア太平洋地域が同15.6%増の12億320万ポンド(約1828億円)、欧州・中東・インド・アフリカは同34.6%減の6億2800万ポンド(約954億円)、南北アメリカは同18.8%減の4億7470万ポンド(約721億円)だった。

 コロナ禍の影響によって世界中の店舗を一時的に休業せざるを得なかったことから、既存店ベースでの売り上げは同9%減だったものの、21年1〜3月期(第4四半期)で見ると前年同期比32%増となっている。これは中国と韓国が2ケタ成長となったアジア太平洋地域の売上高が同75%増だったことが大きく寄与しており、20年10〜12月期(第3四半期)が同9%減だったことを踏まえると、成長軌道に戻ったと言えるだろう。ECも好調で、南北アメリカと中国市場では前年と比べて2ケタ成長となった。

 マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者は、「完全なラグジュアリーブランドとなるべく、ここ3年は新たな『バーバリー』を構築することに尽力してきた。ブランドイメージに新たな命を吹き込み、商品のリニューアルや顧客の買い物体験の改善を行うと同時に、環境や社会的な問題に関する取り組みも積極的に進めている。コロナ禍の影響があるにもかかわらず、今期の目標を達成し、素晴らしい業績を上げられたことをうれしく思っている」と語った。

 同社はラグジュアリーブランドとしての価値を高める戦略の一環として値下げを減らしており、21年1~3月期には定価での売上高が前年同期比63%増、19年同期と比べても12%増となっている。

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デサントが国内自主流通を半分まで引き上げ 「売り上げよりも利益」

 デサントが2021〜23年度の中期経営計画を発表した。国内は21年3月期で470億円だった売上高はそのままに、直営とECで構成する自主流通“DTC事業”の割合を半分まで引き上げて利益拡大を図る。好調な中国は主力の「デサント」を中心に売上高500億円まで成長させる目標だ。

 国内はこれまで、在庫量や販管費を増やして売上拡大を狙ってきたが、過去5年で横ばいが続いていた。「売り上げよりも利益を優先するべき」(小関秀一社長)と判断し、スポーツ専門店などへの卸売りに偏った販路構成を見直す。まずは主力「デサント」の直営店を積極出店する。

 新カテゴリーとして、競技シーンに限定しない“動くためのウエア”として「ムーブウエア(MOVE WARE)」というコンセプトを広める。野球やサッカー、スキーなど幅広い競技で培った技術力と、自社工場など強みである研究開発力を生かして、ニーズに刺さる物作りを強化する。徹底した生産量コントロールによる返品・値引きの抑制、在庫・販管費のさらなる削減にも着手する。
 
 コロナ禍でも21年3月期に前期比約16%増の売上高333億円を記録した中国は、「スポーティかつ普段着としても使えるカテゴリーが空白で、そこにハマった」と小関社長は分析。すでに170の直営店を持つ「デサント」をメインにさらなる成長を図り、ベーシックなライフウエアを扱う「デサント ブラン」も本格的に提案していく。

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私を変えた3人のデザイナー【フィリップ・リム編】 マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」Vol.14

私を大きく変えてくれた3人のデザイナー、アナ・スイ(Anna Sui)、トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)に続く3人目は「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」を手掛けるフィリップ・リムだ。

ニューヨークで新しい生活を始めた2011年8月、郵便受けには前の住人宛てとみられる数枚のハガキが届き、その中に“Mr. フィリップ・リム”の名前があった。

私は、日本にいた時から彼の大ファン。その名前を見逃すはずがなかった。「この世界には何人フィリップ・リムがいるんだろう?もしかして、本当に彼?彼はこのアパートで暮らしながらデザイナーの才能を開花させ、私は今同じ部屋でデザイナーを目指しているの?」と、ドキドキしながら考えを巡らせた。

そして、そのまさかだった。

ニューヨーク・ファッション・ウイークでの「3.1 フィリップ リム」のショーは、少なくとも10回は見たはずだ。念願の初対面は2016年。ブランド創立10周年を記念して、アーティストで環境問題研究家のマヤ・リン(Maya Lin)とコラボレーションした節目のショーだった。「Stop and Smell The Flowers」をコンセプトに、会場には毒素を含まないオーガニックな土約2tを使って、大地の壮大さや地層の重なりを表現。使用した土はショーの終了後、ニューヨークの市民農園に提供されて再利用されるなど、環境にも配慮されていた。

ショーの後、彼にインタビューする機会をもらえた。初対面の感動で涙が溢れる私に、フィリップとスタッフは感謝のハグをしてくれた。アパートについて聞いたところ、彼はその部屋を覚えていて、ニューヨークで新生活をスタートした時の思い出の部屋だと教えてくれた。

そして、関係者を招いた10周年記念パーティーにも招待してくれた。会場はブルックリンの野外で、普段はサステナブルな農園を営んでいる場所だった。お祭りライトと長テーブルが並び、ゲストが100人くらい集まっていた。モデルも編集者もその他のゲストも有名人ばかりで、「場違いかな……」と思い始めた私の心をほぐしてくれたのは、モデルのイリーナ・シェイク(Irina Shayk)だった。何を思ったのか、私の隣りにしゃがみこみ、この会場と今の世界情勢について色々と話した。そこに会場を設営した主催者も加わり、この農園に込めた思いと今後のビジョンを語ってくれた。みんなでより良い世界のあり方について語った、忘れられない思い出だ。

フィリップとはその後、2019年に「ヴォーグ(VOGUE)」主催のイベントFASHION'S NIGHT OUT(FNO)東京で再会。渡辺三津子編集長とフィリップ、私でファッション界のサステナブルについて語り合った。

私がオーガニックや新しいライフスタイル、サステナブルなモノづくりや届け方に気付けたのは、数々の芯のあるデザイナーに出会えたからだ。彼らは、私に次世代デザインへの気づきや、さらなる出会いを与えてくれた。

ファッションが教えてくれたこと。

それは間違いなくリベラルな未来であり、愛に溢れる未来への希望だ。今この場を借りて「ありがとう」と伝えたい。そして伝え続けたい。

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ビームスがファッションの中心で「あまたつー!」を叫ぶ!?

 ビームスは5月14日、“あまたつ”の愛称で知られる気象予報士の天達武史をゲストに迎えた新企画「おしえてっ!あまたつー!!ビームスの、何℃で何着る?」を公式サイトで公開した。天気予報をチェックして服装を選ぶという日々のルーティーンに着目し、天候と服装の最適解をスタッフのスタイルサンプルなどを交えて紹介するマンスリーコンテンツだ。服好き・古着好きでもある天達気象予報士がチャット風に疑問に答えるコーナーもあり、天気予報では風速に着目すべき点やそれに伴う体感温度の変化、紫外線対策にもなる羽織りものの重要性などについて説く。

 天達気象予報士は1975年4月18日生まれ、神奈川県出身。2002年に気象予報士試験に合格し、05年から21年3月の番組終了まで、フジテレビ系「とくダネ!」の天気予報を担当した。司会の小倉智昭の「あまたつー!」という呼びかけは、朝の風物詩ともなっていた。現在は、後継番組である「めざまし8」に出演中だ。

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次世代を担うクリエイターたちがファッションショーに挑んだ4カ月 「M A S U」の2021-22年秋冬コレクションに密着

 後藤愼平デザイナーが手掛けるメンズブランド「M A S U」は、2021-22年秋冬コレクションを初のランウエイショー形式で2月に発表した。“CODES(記号)”をコンセプトに、クリエティブ集団ペリメトロンの佐々木集を演出家として迎えた。ショーは冒頭、幼少期を回想する映像から始まり、性別や年齢などを“記号”として解釈したコレクションが登場する。後藤デザイナーを中心に、20代のユースがショーに込めた思いとは。「WWDJAPAN」の20代の取材チームが密着した。

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次世代を担うクリエイターたちがファッションショーに挑んだ4カ月 「M A S U」の2021-22年秋冬コレクションに密着

 後藤愼平デザイナーが手掛けるメンズブランド「M A S U」は、2021-22年秋冬コレクションを初のランウエイショー形式で2月に発表した。“CODES(記号)”をコンセプトに、クリエティブ集団ペリメトロンの佐々木集を演出家として迎えた。ショーは冒頭、幼少期を回想する映像から始まり、性別や年齢などを“記号”として解釈したコレクションが登場する。後藤デザイナーを中心に、20代のユースがショーに込めた思いとは。「WWDJAPAN」の20代の取材チームが密着した。

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伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店も衣料品フロアの営業再開 15日から

 
 三越伊勢丹は、15日から休業要請対象となっている都内4店舗(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店、伊勢丹立川店)の営業範囲を拡大する。面積の大部分を占める衣料品フロアの営業を再開する。
 
 4月25日以降、両本店(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店)は食品や化粧品などを除き大半を休業している。同社は5月末まで休業すれば、290億円の売上高が消失すると試算していた。休業の長期化による経営へのダメージに加えて「季節の移り変わりによって生活必需品の内容が変化してきた」(三越伊勢丹広報)との判断で衣料品フロアのほか、「贈り物需要の高まりや修理の依頼などが多い」時計の売り場も再開する。今回の見直しにより、各店の営業範囲は「売り場面積の半分を大きく超えることになる」。特選、美術・宝飾の売り場は休業を継続する。
 
 毎日新聞の報道によると、東京都の小池百合子都知事は14日の定例記者会見で、百貨店などの商業施設が生活必需品の範囲を見直し、営業を再開する売り場を広げる動きが出ていることについて「高級衣料品などは生活必需品には当たらないと国が明確に通知している」と述べ、休業措置強化の可能性を示唆した。
 
 三越伊勢丹はこれを受け、「(週明けの)17日以降に再度営業範囲の見直しを検討する」(同社広報)としている。「どこまでが『高級衣料』かは線引きが難しい。(知事の発言を)真摯に受け止め、お客さまの要望とのバランスを取りつつ、取引先と議論しながら営業するかしないか判断をしていく」。

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伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店も衣料品フロアの営業再開 15日から

 
 三越伊勢丹は、15日から休業要請対象となっている都内4店舗(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店、伊勢丹立川店)の営業範囲を拡大する。面積の大部分を占める衣料品フロアの営業を再開する。
 
 4月25日以降、両本店(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店)は食品や化粧品などを除き大半を休業している。同社は5月末まで休業すれば、290億円の売上高が消失すると試算していた。休業の長期化による経営へのダメージに加えて「季節の移り変わりによって生活必需品の内容が変化してきた」(三越伊勢丹広報)との判断で衣料品フロアのほか、「贈り物需要の高まりや修理の依頼などが多い」時計の売り場も再開する。今回の見直しにより、各店の営業範囲は「売り場面積の半分を大きく超えることになる」。特選、美術・宝飾の売り場は休業を継続する。
 
 毎日新聞の報道によると、東京都の小池百合子都知事は14日の定例記者会見で、百貨店などの商業施設が生活必需品の範囲を見直し、営業を再開する売り場を広げる動きが出ていることについて「高級衣料品などは生活必需品には当たらないと国が明確に通知している」と述べ、休業措置強化の可能性を示唆した。
 
 三越伊勢丹はこれを受け、「(週明けの)17日以降に再度営業範囲の見直しを検討する」(同社広報)としている。「どこまでが『高級衣料』かは線引きが難しい。(知事の発言を)真摯に受け止め、お客さまの要望とのバランスを取りつつ、取引先と議論しながら営業するかしないか判断をしていく」。

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LINEが「スタッフスタート」とタッグ、店頭接客のオンライン化を強力支援

 LINEは、バニッシュスタンダードのオンライン接客支援サービス「スタッフスタート」との連携した「LINEスタッフスタート」を今秋からスタートする。「スタッフスタート」はスマホなどで撮影した販売員コーディネートを気軽かつ簡単にネット通販につなぎ込めるサービスで、現在1200ブランドが導入、2020年の年間の流通総額は約1100億円に達している。導入ブランドは、アパレルの販売員が中心に、コスメや食品、インテリアなどにも広がっている。LINEとの連携により、これまで販売員が自発的にLINEやインスタグラムなどのSNSのプライベートアカウントで行っていた顧客とのやり取りも、公式アカウントを通じた接客が可能になり、企業側が管理しやすくなり、販売員側にも売り上げへの貢献が可視化されるようになる。本日開催のLINE BIZ DAYで発表したLINEの池端由基執行役員は「オンラインとオフラインの垣根がなくなる中、このLINEスタッフスタートで接客もその垣根をなくしたい」と語る。

 「LINEスタッフスタート」では、すでに「スタッフスタート」を利用している約7万人超の販売スタッフはLINEの公式アカウントを所有できるようになり、チャット機能だけでなく、ビデオ通話やライブコマース機能も使用できるようになるという。

 バニッシュ・スタンダードの小野里寧晃社長は「中には『スタッフスタート』を活用して月間9000万円もの売り上げを作る販売員もいる。『スタッフスタート』は、販売スタッフの活躍できる場はリアル店舗だけでなく、ECにもあるという信念を持って立ち上げたが、
8800万人が利用する強力なコミュニケーションインフラであるLINEと連携することで、販売員の売る力はさらに拡張でき、新たな時代に突入する」という。

 両者は提携を通じ、家電なども含めた小売業に加え、今後はサービス業分野への拡大も目指す。

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デサント営業赤字18億円 21年3月期、日本と韓国で苦戦

 デサントの2021年3月期連結業績は、売上高が前期比22.2%減の968億円、営業損益が18億円の赤字(前期は3億7900万円の黒字)になった。コロナによる店舗の臨時休業やスポーツ大会の中止などが響いた。不採算だった欧米子会社の清算、広告宣伝費の削減などの販管費の見直しに努めたが、大幅な減収をカバーできず営業赤字に転じた。日本事業で希望退職者募集に伴う特別損失を計上したものの、中国法人の出資比率の引き上げによる持分変動利益64億円の特別利益を計上したため、純損益は50億円の黒字(同24億円の赤字)に転換した。

 主要3カ国の現地ベースの売上高は、日本が441億円(前期比100億円減)、韓国が445億円(同134億円減)、中国が333億円(同46億円増)だった。韓国はコロナに加えて19年から続く日本製品への不買運動も響いたため、不採算店舗の整理を実施した。中国は「デサント」ブランドの売上高が65%増と牽引した。

 22年3月期業績は、売上高が前期比6.3%増の1030億円、営業利益が31億円、純利益が同40.5%減の30億円を見込む

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POP UP STORE: BRIONI at GINZA & KOBE

バーニーズ ニューヨークにて初めてのご紹介となる<ブリオーニ>。

このたび期間限定ストアを銀座本店・神戸店にて開催いたします。

 POP UP STORE: BRIONI at GINZA & KOBE

1945年イタリア ローマで創業したメンズラグジュアリーブランド<ブリオーニ>。

そのエフォートレスかつエレガントなスタイルは世の男性の憧れとなっています。卓越した職人によるテーラリングや、最高級の素材に徹底的にこだわったラグジュアリーなコレクションは必見です。

 POP UP STORE: BRIONI at GINZA & KOBE

 

期間中は2021年春夏シーズンコレクションおよび定番のエッセンシャルシリーズより、サルトリア仕立てのスーツやジャケット・ドレスシャツ・タイといったドレスアイテムから、カットソーなどカジュアルアイテムまで豊富なラインナップをご用意します。

 POP UP STORE: BRIONI at GINZA & KOBE

 

 

 POP UP STORE: BRIONI at GINZA & KOBE

ローマンテーラリングの代表格<ブリオーニ>の世界に触れる、貴重な機会をお楽しみください。

 

POP UP STORE: BRIONI

5/14 FRI. – 5/23 SUN. 銀座本店B1

6/11 FRI. – 6/20 SUN. 神戸店B1

ラルフ ローレンが「クラブ モナコ」を売却 事業戦略の見直しの一環

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)は、傘下ブランド「クラブ モナコ(CLUB MONACO)」を米投資会社リージェント(REGENT)に売却する。6月末までに手続きを完了する。

 パトリス・ルーヴェ(Patrice Louvet)=ラルフ ローレン 社長兼最高経営責任者(CEO)は、「この22年間、『クラブ モナコ』はラルフ ローレンファミリーの大切な一員だった。ブランドとそのチームの貢献に感謝する。今後われわれの主要ブランドの強化を図る上で、『クラブ モナコ』の長期的成長を視野に入れた最適な措置だと考えている。ブランド戦略や運営の面で豊かな専門知識を持つリージェントのもとで、絶え間ない発展を続けるだろう。最大のポテンシャルを引き出せると確信している」と語った。

 マイケル・ラインスタイン(Michael Reinstein)=リージェント会長は、「『クラブ モナコ』はモダンなスタイルでたくさんのロイヤルカスタマーに愛され続けているブランドだ。成長に向けてたくさんの可能性を秘めている。われわれの小売りやECの経験を生かして、ラルフ ローレンが20年以上にわたって築き上げたブランドのこれからを築けることが光栄だ」と述べた。

 ラルフ ローレンは2020年8月、事業戦略の見直しを実施。その中には社内組織の再編や、傘下ブランドのポートフォリオの見直しが含まれていた。その一環として同年の「チャップス(CHAPS)」のライセンス譲渡に加えて、今回「クラブ モナコ」も売却する。これによって、主要ブランドをよりサステナブルな成長へ導く。

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ラルフ ローレンが「クラブ モナコ」を売却 事業戦略の見直しの一環

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)は、傘下ブランド「クラブ モナコ(CLUB MONACO)」を米投資会社リージェント(REGENT)に売却する。6月末までに手続きを完了する。

 パトリス・ルーヴェ(Patrice Louvet)=ラルフ ローレン 社長兼最高経営責任者(CEO)は、「この22年間、『クラブ モナコ』はラルフ ローレンファミリーの大切な一員だった。ブランドとそのチームの貢献に感謝する。今後われわれの主要ブランドの強化を図る上で、『クラブ モナコ』の長期的成長を視野に入れた最適な措置だと考えている。ブランド戦略や運営の面で豊かな専門知識を持つリージェントのもとで、絶え間ない発展を続けるだろう。最大のポテンシャルを引き出せると確信している」と語った。

 マイケル・ラインスタイン(Michael Reinstein)=リージェント会長は、「『クラブ モナコ』はモダンなスタイルでたくさんのロイヤルカスタマーに愛され続けているブランドだ。成長に向けてたくさんの可能性を秘めている。われわれの小売りやECの経験を生かして、ラルフ ローレンが20年以上にわたって築き上げたブランドのこれからを築けることが光栄だ」と述べた。

 ラルフ ローレンは2020年8月、事業戦略の見直しを実施。その中には社内組織の再編や、傘下ブランドのポートフォリオの見直しが含まれていた。その一環として同年の「チャップス(CHAPS)」のライセンス譲渡に加えて、今回「クラブ モナコ」も売却する。これによって、主要ブランドをよりサステナブルな成長へ導く。

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「ランドリン」夏季限定の香りでリゾート気分 人気の“フレッシュモヒート”と新作“サンセット ピニャコラーダ”

 ネイチャーラボのホームケアブランド「ランドリン(LAUNDRIN)」が、夏季限定の香りアイテムを発売した。定番の“フレッシュモヒート”に加え、新作“サンセット ピニャコラーダ”を提案する。

 新作の“サンセット ピニャコラーダ”は、パイナップルにココナッツを合わせて、甘さと爽やかさを両立した香り。香水瓶のようなグラデーションの美しいボトルで1.5カ月〜3カ月香りが続くルームディフューザー(913円、税込 以下同)と、部屋や車内、トイレなど好きな場所につるせるペーパーフレグランス(328円)の2種をそろえる。いずれも夕焼けをイメージしたパッケージデザインも魅力だ。

 定番“フレッシュモヒート”の香りは、カリブ海をイメージした清涼感とレモンやライムのスッキリした甘さが特徴。ルームディフューザーとペーパーフレグランスのほか、玄関やインテリアになじむようにデザインした部屋用フレグランス(506円)、部屋干しにも対応する柔軟剤(ボトル732円、詰替用521円)、空間や衣類に使えるファブリックミスト(521円)、消臭効果のある車用フレグランス(506円)の6種をラインアップする。

 発売に合わせて、抽選で100名に同シリーズをプレゼントするSNSキャンペーンを5月31日まで実施中。詳しくは下記の公式サイトをチェックしよう。

問い合わせ先
ネイチャーラボ
0120-880-337

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ゴールドウインがサステナビリティに本腰 2030年までに衣類・材料廃棄ゼロへ

 ゴールドウインは、2030年までに達成するサステナビリティの長期ビジョン“PLAY EARTH 2030”を発表した。実需型ビジネスによる生産量の抑制やカスタムオーダーの拡大、リペア・リサイクル事業の強化などで、製品と材料の廃棄ゼロを目指す。またリサイクル素材への転換や、スパイバーと協業した人工タンパク質素材“ブリュード・プロテイン”の開発拡大などにより、30年までに製品の90%以上を環境負荷低減素材にする。14日に会見した渡辺貴生社長は「われわれアウトドア企業にとって、フィールドはなくてはならないもの。環境と事業の2軸でサステナビリティと向き合い、健康で豊かなくらしを実現する」とコメントする。

 脱炭素社会の実現にも注力する。再生可能エネルギーへの転換や自社でのエコ発電などにより、本社と直営店、全事業所でカーボンユートラルを目指す。またステークホルダーとともに自然と共生するビジネスモデルを推進するなど、持続可能な事業開発にも積極的に取り組む。

 創業地であり、現在も開発拠点を置く富山県の森に「PLAY EARTH PARK」と名付けた自然を体感できるエリアを設ける。具体的な場所や時期は未定だが、遊びを通じて主に子供たちが自然に触れる機会を作る。

 サステナビリティの計画に合わせて、5年後の事業数値目標も設定した。26年3月期に売上高1250億円(21年3月期実績は904億円)、営業利益210億円(同148億円)を目指す。

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花王が中国工場にサニタリー製品生産の新棟 年内に稼働し現地生産を強化

 花王は5月13日、中国の安徽省合肥市にある同社工場内にサニタリー製品を生産する新棟を竣工した。サニタリー製品の現地生産体制を増強することで中国消費者のニーズに寄り添い、かつ高品質の商品をいち早く届けることを目指す。新棟は年内に稼働予定で、初期投資額は約60億円。

 今後は中国市場において現地の消費者ニーズと花王グループの先進技術をとりいれるほか、現地での生産・供給を強化していく。また花王グループはESG活動と投資を積極的に行なうことで「豊かな持続的社会」への貢献と事業成長を両立させる。

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“イレギュラー”なレショップ金子恵治が東京モード学園で語ったこと

 やっぱり金子さんの魅力は“人柄”だ――そうあらためて感じる出来事があった。金子さんとはベイクルーズ傘下のセレクトショップ、レショップの金子恵治コンセプターのことであり、5月12日の夜にインスタグラム(Instagram)を通じて「明日(13日)、東京モード学園で特別講義を行う」ことを知った。気軽に「聞きたい!」とテキストを送ると、「ぜひ」と即レスがあった。“え、でも学校へのアポは?……”とまごまごする僕をよそに、「許可、取れました」の追伸が。SNS時代的電光石火で、十数時間後の取材が決まった。

 金子コンセプターとは20年ほどの付き合いだが、いつも大人数でワイワイで、ゆっくり(シラフで笑)話を聞いた記憶がない。聞けば、金子さんも講演は初めてで、なかなかに緊張していた……。

 聴講するのは、ファッションビジネス学科を中心とする最終学年の約100人。金子さんの自己紹介から始まり、事前に生徒から受け付けた質問に答える形で1時間半の講義は進行していった。僕は記者魂からあれこれ聞きたくなるのをぐっとこらえて、質問を箇条書きしていった。講義内容に、その後のQ&Aをプラスしてまとめたのが以下だ。

WWD:バイヤー(コンセプター)に必要なものとは?

金子恵治レショップ コンセプター(以下、金子):説得力だ。何事も中途半端ではいけない。突き抜けること、その覚悟が求められる。とはいえ20代のころの僕は、それが原因でよく怒られていた(笑)。“それでも変えない”、それが大事で、信念があれば上司や先輩のアドバイスを無視することだってアリだと思う。

WWD:若き金子コンセプターが実践したことは?

金子:地図を片手にパリなどで買い付けを行う際、同じ道を通らないよう意識した。些細なことだが、これによって新たな発見があり、それが蓄積されて経験値の違いとなる。即効性はないかもしれないが、到達点は変わってくるはずだ。そして、この“回り道スタイル”は現在の僕のバイイングスタイルとも重なる。ネットでなんでも検索して買える時代に、“レショップに出掛けて買う意味”を作らなくてはいけない。そのためにはニューヨークから車で片道5時間かけて、日本人のいない片田舎を訪れることも必要だ。

WWD:組織の中でイレギュラーを認めさせることは至難だ。テクニックがあれば教えてほしい。

金子:例えば、決裁権者にはその人が以前口にしていたものや好きなもの、その人が満足するだろうものを8~9割プレゼンする。そして残りの1~2割に自分が貫きたいものを混ぜれば、「ほんとにお前ってさぁ……」と言われつつも切り抜けられるはず。

WWD:そのためには、まず組織の中で存在感を示すことも重要なはずだ。

金子:僕の場合、他店の服や古着ばかり着ていて、自分の店の服はほとんど着なかった。それによって変わり者なキャラクターを確立できたと思う。

WWD:金子さんはラッキーだったが、今の時代にそれはなかなか受け入れられないのでは?……

金子:確かに(笑)。ベイクルーズの懐の深さに感謝しかない。僕も含めてベイクルーズには出戻り組が多く、そういう社風にも助けられている。よく「独立しないのか?」と聞かれるが、今は“会社員だからできること”に挑戦したい。それに自分でやるとしたら、もっと小規模になってしまう。大きく発信できるのが組織の強みだ。

WWD:仕事は楽しい?

金子:おかげさまで、めちゃくちゃ楽しい!「レショップ」をオープンしたとき、僕は42歳だったが、回り道してきたからこそ作れた店だと自負している。それに遠回りはしたが、無駄なものは一切なかった。

WWD:これだけたくさんの生徒が真剣に話を聞いてくれているが、残念ながらこの中からファッションの世界に進み、かつ3年後に従事している人は数割だろう。ショップやメディアはどうアクションすべきか?

金子:“楽しい”を伝える、これに尽きる。ツールはインスタかもしれないし、ブログかもしれないし、講演かもしれない。コロナで制限がかかる中だし安全第一だが、僕は今もなるべくスケジュールを埋めて、オンラインを含めてたくさんの人に会って話をするようにしている。それによって常に刺激を受けている。衣食住の中で、衣(ファッション)はもっとも敷居が低い業界なのではないかと考える。服を作ったり、それを買い付けて売るのに特別な資格や免許は要らない。そして、“必ず道はある”と信じている。自分の持ち味を見つけてそれをアピールすれば、光が見えてくるはずだ。ファッションはチーム戦だから点取り屋も必要だし、ゴールキーパーも必要だ。この世界で、一緒に楽しい仕事をしよう!

 講義および取材を終えて感じたのは、やっぱり金子さんの魅力は“人柄”だ、だった。急遽、司会を買って出たベイクルーズ卒業生のPRオフィス「ムロフィス」の中室太輔ディレクターも、取材をした僕も、みな金子さんの人柄に引かれてこの場に来た。“突出した何か”があればそれはもちろん結構だが、組織や社会にいる以上、人柄ほど大事なものはない。自分の半分ほどの年齢の生徒以上に、なんだか胸を打たれてしまった。

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“イレギュラー”なレショップ金子恵治が東京モード学園で語ったこと

 やっぱり金子さんの魅力は“人柄”だ――そうあらためて感じる出来事があった。金子さんとはベイクルーズ傘下のセレクトショップ、レショップの金子恵治コンセプターのことであり、5月12日の夜にインスタグラム(Instagram)を通じて「明日(13日)、東京モード学園で特別講義を行う」ことを知った。気軽に「聞きたい!」とテキストを送ると、「ぜひ」と即レスがあった。“え、でも学校へのアポは?……”とまごまごする僕をよそに、「許可、取れました」の追伸が。SNS時代的電光石火で、十数時間後の取材が決まった。

 金子コンセプターとは20年ほどの付き合いだが、いつも大人数でワイワイで、ゆっくり(シラフで笑)話を聞いた記憶がない。聞けば、金子さんも講演は初めてで、なかなかに緊張していた……。

 聴講するのは、ファッションビジネス学科を中心とする最終学年の約100人。金子さんの自己紹介から始まり、事前に生徒から受け付けた質問に答える形で1時間半の講義は進行していった。僕は記者魂からあれこれ聞きたくなるのをぐっとこらえて、質問を箇条書きしていった。講義内容に、その後のQ&Aをプラスしてまとめたのが以下だ。

WWD:バイヤー(コンセプター)に必要なものとは?

金子恵治レショップ コンセプター(以下、金子):説得力だ。何事も中途半端ではいけない。突き抜けること、その覚悟が求められる。とはいえ20代のころの僕は、それが原因でよく怒られていた(笑)。“それでも変えない”、それが大事で、信念があれば上司や先輩のアドバイスを無視することだってアリだと思う。

WWD:若き金子コンセプターが実践したことは?

金子:地図を片手にパリなどで買い付けを行う際、同じ道を通らないよう意識した。些細なことだが、これによって新たな発見があり、それが蓄積されて経験値の違いとなる。即効性はないかもしれないが、到達点は変わってくるはずだ。そして、この“回り道スタイル”は現在の僕のバイイングスタイルとも重なる。ネットでなんでも検索して買える時代に、“レショップに出掛けて買う意味”を作らなくてはいけない。そのためにはニューヨークから車で片道5時間かけて、日本人のいない片田舎を訪れることも必要だ。

WWD:組織の中でイレギュラーを認めさせることは至難だ。テクニックがあれば教えてほしい。

金子:例えば、決裁権者にはその人が以前口にしていたものや好きなもの、その人が満足するだろうものを8~9割プレゼンする。そして残りの1~2割に自分が貫きたいものを混ぜれば、「ほんとにお前ってさぁ……」と言われつつも切り抜けられるはず。

WWD:そのためには、まず組織の中で存在感を示すことも重要なはずだ。

金子:僕の場合、他店の服や古着ばかり着ていて、自分の店の服はほとんど着なかった。それによって変わり者なキャラクターを確立できたと思う。

WWD:金子さんはラッキーだったが、今の時代にそれはなかなか受け入れられないのでは?……

金子:確かに(笑)。ベイクルーズの懐の深さに感謝しかない。僕も含めてベイクルーズには出戻り組が多く、そういう社風にも助けられている。よく「独立しないのか?」と聞かれるが、今は“会社員だからできること”に挑戦したい。それに自分でやるとしたら、もっと小規模になってしまう。大きく発信できるのが組織の強みだ。

WWD:仕事は楽しい?

金子:おかげさまで、めちゃくちゃ楽しい!「レショップ」をオープンしたとき、僕は42歳だったが、回り道してきたからこそ作れた店だと自負している。それに遠回りはしたが、無駄なものは一切なかった。

WWD:これだけたくさんの生徒が真剣に話を聞いてくれているが、残念ながらこの中からファッションの世界に進み、かつ3年後に従事している人は数割だろう。ショップやメディアはどうアクションすべきか?

金子:“楽しい”を伝える、これに尽きる。ツールはインスタかもしれないし、ブログかもしれないし、講演かもしれない。コロナで制限がかかる中だし安全第一だが、僕は今もなるべくスケジュールを埋めて、オンラインを含めてたくさんの人に会って話をするようにしている。それによって常に刺激を受けている。衣食住の中で、衣(ファッション)はもっとも敷居が低い業界なのではないかと考える。服を作ったり、それを買い付けて売るのに特別な資格や免許は要らない。そして、“必ず道はある”と信じている。自分の持ち味を見つけてそれをアピールすれば、光が見えてくるはずだ。ファッションはチーム戦だから点取り屋も必要だし、ゴールキーパーも必要だ。この世界で、一緒に楽しい仕事をしよう!

 講義および取材を終えて感じたのは、やっぱり金子さんの魅力は“人柄”だ、だった。急遽、司会を買って出たベイクルーズ卒業生のPRオフィス「ムロフィス」の中室太輔ディレクターも、取材をした僕も、みな金子さんの人柄に引かれてこの場に来た。“突出した何か”があればそれはもちろん結構だが、組織や社会にいる以上、人柄ほど大事なものはない。自分の半分ほどの年齢の生徒以上に、なんだか胸を打たれてしまった。

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日本発ジュエリー「アーカー」がグローバルブランドに クリエイティブディレクターにケイティ・ヒリヤー

 日本発ジュエリー「アーカー(AHKAH)」に、元「マーク バイ マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)」などでデザインを手掛けたケイティ・ヒリヤー( Katie Hillier)がクリエイティブディレクターとして就任した。 同ブランドはTASAKI の傘下で、日本だけでなく中国や台湾などのアジアでもビジネスを展開。

 イギリス人のヒリヤーは、英国クラシックを着想源に、洗練と自然を融合させたモダンでウイットに富んだデザインが得意。今まで、「サカイ(SACAI)」のバッグや「J&M デヴィッドソン(J&M DAVIDSON)」のコレクションを手掛けてきた。ヒリヤーは、「アーカー」のブランドイメージをアップデートすると同時に、新ライン“アーカー シグニチャー”のデザインも手がける。ヒリヤーによる発コレクションは6月に発売予定だ。

 篠原光義アーカー社長は、「ケイティは、『アーカー』というブランドが持つ本質的な魅力を理解し、モダンにアップデートする力を持っている。“繊細さ”“純粋さ”というブランドのエレメントを大切にしながら、より多くの人に愛されるグローバルブランドに成長させたい」とコメントしている。

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イケア新宿に日本初計り売りデリ「スウェーデン バイツ」登場 アウトレット価格家具も販売

 スウェーデン発インテリア企業イケアは5月1日、東京都心で3店舗目となるイケア新宿(IKEA SHINJUKU)を出店した。地下1階、地上3階、3270平方メートルの同店舗は、リビングルーム、ベッドルームなど部屋のカテゴリー別に売り場を構成。約1600点を展示し、そのうち1200点は持ち帰り可能だ。また、シングルマザー、独身、同性愛カップルなど多様なライフスタイルを表現した6つのルームセットを設置すると同時に、都会型住宅の狭さや収納問題を解決するアイデアを提案。17日には、日本初の計り売りデリ「スウェーデン バイツ(SWEDISH BITES)」がオープン予定だ。ここでは、13日に開催されたプレス内覧会についてリポートする。

 イケア新宿は、「フォーエバー21(FOREVER 21)」新宿店の跡地。新宿駅および新宿3丁目駅から徒歩5分と便利な立地だ。記者会見で、ヘレン・フォン・ライス(Helene Von Rice)イケア・ジャパン社長兼チーフ・サステナビリティ・オフィサーは、「新宿駅は、日々約350万人が利用し様性を表す場所。新宿に出店できてうれしい」とコメント。イケアはダイバーシティーやインクルージョンを企業理念に掲げており、新宿店では7カ国から130人のスタッフが勤務し、管理職の割合は男性と女性で半々だ。ペールエリック・ヘーグベリ(Pereric Hoberg)スウェーデン大使は、「まるで我が家に帰ってきたようだ。『イケア』はスウェーデンという国が持つ価値観を体現する企業だ。コロナ禍における暮らし方、そして消費の仕方に対する解決策を提案している」と述べた。

狭い都会暮らしのヒントがたくさん

 1階エントランスには17日にオープンする「スウェーデン バイツ」があり、「イケア」オリジナルのウエアやバッグ、スウェーデンの食品を販売。ランチや会社帰りに気軽に立ち寄れるようになっている。また、循環型ビジネスを目指し、展示品や新中古品を販売するアウトレットも設けている。地下1階はキッチンアクセサリーやテーブル小物、2階はリビング、ダイニング、オフィス関連の家具や雑貨、3階はベッドルームやワードローブ収納、バス用品などの売り場になっている。原宿および渋谷店と比べると各フロアの面積が広く、ゆったりとショッピングできるようになっている。2階と3階に設置されたルームセットの中には、社会人一年生や一人暮らしの消費者にうれしい予算3万円以内の部屋というパッケージもある。また、狭いベランダや部屋の一部にグリーンを取り入れる提案も至る所に見られる。また、在宅勤務に役立つ商品や空間のヒントもたくさんある。

プラントベースでも食べ応え十分

 日本初の計り売りデリ「スウェーデン バイツ」では、おなじみのミートボールやサーモンマリネなど、計り売りメニュー8品に加え、パック商品12点、ドリンク13種類、パンなどのベーカリー7点、デザート2点を販売する。プラントベース ラザニアなど、メニューの約50%が植物由来の原料を使用しており、食料廃棄のモニタリングツールも導入する。新宿店限定で青色のプラントベースアップルソフト(クリーム)を販売。おみやげのプラントボールを試したが、ミートボールと変わらない味と食感で、植物由来と言われないと分からないほどだ。「スウェーデン バイツ」は1階エントランスにあるので、ランチや会社帰りに気軽に立ち寄れるようになっているのも魅力だ。季節ごとにメニューが変わるスウェーデン料理だけでなく、日本人に合うメニューの開発も予定している。「イケア」には、コロナ禍の“おうち時間”や“在宅勤務”をリーズナブルな価格で快適にするヒントがたくさん。イケア新宿では、感染症対策のため、公式ウェブサイトで来店の予約を受け付けている。

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ゴールドウイン最高益水準を維持 21年3月期「ザ・ノース・フェイス」粘り腰

 ゴールドウインの2021年3月期連結業績は、純利益が107億円となった。コロナによって昨年春には直営店の大半が臨時休業したが、秋以降の盛り返しで過去最高益だった20年3月期とほぼ同額の利益を確保した。「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」を中心にしたアウトドア事業が引き続き牽引する。14日に会見した渡辺貴生社長は「(新常態によって)アウトドアウエアを仕事や遊びの場面で隔てなく着る人が増えている」と手応えを強調する。

 売上高は前期比7.6%減の904億円、営業利益は同15.1%減の148億円だった。売上高の8割以上を占めるアウトドア事業は直営店が臨時休業になった4〜6月期こそ大幅減収だったものの、防寒衣料の実売期で売り上げが最大になる10〜12月期に14%の増収を達成。通期でアウトドア事業は0.7%の微増収まで持ち直した。直営店、スポーツ専門店、ECなどのバランスのとれた販売構成によって、期末在庫も前期並の水準を維持した。

 22年3月期の予想は、売上高が前期比10.5%増の1000億円、営業利益が同5.7%減の140億円、純利益が同4.0%減の103億円。アウトドア事業の成長を見込んで、売上高を初の1000億円台に乗せる。基幹システムやマーケティングなどへの先行投資を行うため、利益は減益を見込む。

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「ルルレモン」が21日連続のオンライン・スウェット・フェス開催 ヨガ&ランから瞑想、社会問題まで

 「ルルレモン(LULULEMON)」は6月1日、21日間連続のオンライン・スウェット・フェス「Be You Be Well: Wellness Month」を開催する。期間中は毎日トレーニングクラスやトークショー、ワークショップなどのオンラインセッションを開催。国内外の「ルルレモン」アンバサダーと豪華ゲストが、「ハッピーでヘルシーなウェルネス」と「ハイブリッドスウェット」を届ける。

 イベントのスペシャルサイトでは、ヨガやラン、ピラティス、カーディオボクシングから、メディテーションやサウンドバス(リラックス状態を味わう音のお風呂)、さらにはフードやスタイリングまで35にわたる有料・無料セッションを開催。「ルルレモン」のメソッドによるワークショップや、社会問題を考えるスピーカーシリーズまで、ライブやアーカイブで体験できる。

 登場するのは、「ルルレモン」の国内外のアンバサダーのほか、飯島望未(バレエダンサー)、加治ひとみ(モデル、アーティスト)、小橋賢児(クリエイティブディレクター)、四角大輔(執筆家)、岸紅子(NPO法人日本ホリスティックビューティー協会代表)、木村祐介(パーソナルフェイストレーナー)、森拓郎(ボディワーカー)、Yumico(YumiCoreBody代表)ら、様々なエキスパート。オイシックスのヴィーガンミールキットブランド「パープルキャロット(PURPLE CARROT)」のほか、フィットネスメディアの「ターザン(Tarzan)」や「ウィメンズヘルス(Women’s Health)」もスペシャルセッション開催する。「WWDJAPAN」は編集長の村上要が、アジア太平洋地域の「ルルレモン」のトップを務めるケン・リー(Ken Lee)シニア・ヴァイス・プレジデントとトークセッションを開催する。

 参加の申し込みは、スペシャルサイトから。体験キットとともに35のセッションが受け放題の5000円のコース、35のセッションが受け放題の3000円のコース、そして29の無料セッションが受けられる無料のコースの中から、いずれかのパスポートを選んで申し込む。全てのパスポートは、「ルルレモン」の商品をお得に購入できるディスカウントコード付きだ。申し込みは、5月31日まで。

 「ルルレモン」は、カナダ・バンクーバーで創業。日本では六本木や銀座、新宿、原宿、大阪・梅田、心斎橋、御殿場に根を下ろし、各コミュニティとの絆を深めている。ゲストが汗(スウェット)をかきながらハッピーでヘルシーな人生が過ごせるよう応援し続けるウェルネスブランドだ。

イベントの問い合わせ先
lululemon Wellness Month運営事務局
lululemon@ext-event.com

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「ルイ・ヴィトン」親会社が透明性の向上やエコデザインの目標を設定 中古品の取り扱いはせず

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などのブランドを運営するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が、環境問題プログラム「ライフ360」の一環として目標を発表した。

 2026年までに包装で使用するプラスチックを全てリサイクルされたものにし、消費者に情報を開示するシステムの構築を掲げた。また、製造工程をたどるトレーサビリティー(追跡可能性)の追求を含め、透明性の向上を図る。エレーヌ・ヴァラド(Helene Valade)環境開発ディレクターはトレーサビリティーを「“畑から店舗まで”のバリューチェーン全体を見直す重要な指標」と定義。同じく26年までに再生可能エネルギーの使用を増やし、480万トンと換算されている二酸化炭素排出量を19年と比較して50%削減する。製造や輸送、通勤などで排出される二酸化炭素量を指すスコープ3を半分に削減する。

 30年までの目標としては、取引情報を安全に記録する手段として用いられるブロックチェーンなどを活用して、主要な素材の種類別に追跡可能なシステムを設けることをあげた。同グループのビューティブランドである「ゲラン(GUERLAIN)」が開発したデジタル追跡システム「ビー・リスペクト(BEE RESPECT)」や、「パトゥ(PATOU)」が導入したQRコードを使ったシステムを例にあげた。

 ほかにも、環境負担の少ない製品の提供やエコデザイン、循環型経済の導入などに重点を置く。ヴァラド環境開発ディレクターは「エコデザインの分野にはまだ多くの改善点がある」とし、2030年までに全ての新製品にエコデザインを適用すると発表。循環型経済の導入ではまず商品開発のプロセスを再考し、リサイクル素材の使用や再生農業から得られる材料の使用など、素材の選択から見直していくと強調した。製品の修理やブラッシュアップサービス、レザーやファーなどの材料のリメイク(アップサイクル)やリサイクルを開始する予定だ。

 同氏は「わたしを知っている人なら、わたしが循環型経済について専門家並みに知識を持っていることを知っているだろう。この新しい経済モデルによって何かが変わると強く信じている。LVMHではこれを具体的に適用していく。消費者とわれわれの双方によって、製品に“第2の人生”を与えられる仕組みを作る」と述べた。LVMHがセカンドハンドの分野に本格的に着手するかどうか尋ねられた際には、「われわれが目指すのはセカンドハンドの取り扱いではない。まずは製品を長持ちさせることに重きを置いている」と返答した。

 古着や廃棄物をデザインの力でよみがえらせ、新たな価値を生み出すことで知られる“アップサイクル”の動きは、LVMH傘下ブランドの数々で既に見られている。「ルイ・ヴィトン」の2021年春夏コレクションでヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターは“アップサイクル スニーカー”をデザイン。「ロエベ(LOEWE)」は、廃棄予定だったレザーを集めてハンドバッグを作成した。「これらは、時間や自然との新しい関係から生まれたもの。われわれが目指すよりクリーンなラグジュアリーの形だ」とヴァラド環境開発ディレクター。

 加えて新型コロナのパンデミックでファッションショーの開催方法に変化があったことを受けて、「デジタル開催でも環境に影響を与えるということが明確になった。環境負担が少ないと想定されていたデジタル開催でも十分な影響を持つことがわかったので、これらの結果をリアルでの開催の時と厳密に比較しなければいけない。われわれはファッションウイークに対して、開催する地域の経済、文化、環境への影響を考慮しながらアプローチしている」とコメント。地域の経済状況への貢献やファッションエコシステムを視野に入れる必要性と、若手デザイナーが輝く場所としてのファッションウイークの意義を強調した。

 LVMHによる「ライフ」プログラムシリーズは、2012年にスタート。傘下ブランドも含めて、サステナビリティへのパフォーマンスの向上にアプローチした。2016年には「ライフ2020」プロジェクトを発足。「製品」「サプライチェーン」「CO2」「製造拠点」の4つの分野でそれぞれ目標を設定し、環境問題へのコミットメントを強化した。プログラムを通じてグループ内の再生可能エネルギーの使用量は40%増えた。シャンパンブランド「ルイナール(RUINART)」が実施した包装の見直しなどが功をなし、店舗でのエネルギー消費は31%削減した。グループが使用するダイヤモンドやゴールドの調達も、RJC(RESPONSIBLE JEWELLERY COUNSIL、責任あるジュエリー協議会)に認定されている。

 今回設定した目標は、3、6、10年という長期的かつ複数の展望を持つ。その理由にヴァラド環境開発ディレクターは、「特定の期間で幅広い課題を網羅するには、多様なチェックポイントを持つことが重要だ」と説いた。

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「プラダ」が新広告キャンペーンでグザヴィエ・ドラン監督を起用

 「プラダ(PRADA)」はこのほど、グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)監督によるムービーキャンペーンを公開した。

 キャンペーンは、代表的なバッグ“プラダ ガレリア”の魅力を表現したもの。作品では“ファッションが生み出す夢や魔法の純粋さを思い出す”という意図のもと、アメリカのトランスジェンダー俳優、ハンター・シェイファー(Hunter Schafer)が、ロマンチストな少女を演じた。ファッションの世界を外から見た視点で、少女の断片的な夢をつなぎ合わせたような構成になっている。“ガレリア”は空想の旅を共にする彼女のお守り的アイテムとして登場する。

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交流しながら学ぶジェンダーや環境、経済 辻愛沙子が大人の学びのコミュニティーを設立

 クリエイティブの力で社会問題の解決を目指すアルカ(ARCA)は6月、大人のための学びのコミュニティー「ソーシャルコーヒーハウス(SOCIAL COFEE HOUSE)」を立ち上げる。スタートに先立って14日にサービスサイトをプレオープンし、新規会員を募集する。同日20時からは辻愛沙子アルカ代表や運営メンバーらがオンラインイベント「ソーシャルコーヒーハウスとは何か?」を開催する。

 「ソーシャルコーヒーハウス」は17〜18世紀にイギリスで流行した紳士の社交場としての“コーヒーハウス”が着想源。年齢や職業はさまざまな人々が集まってコーヒーを片手に社会や未来について語り明かしていたと言われている。これを令和の日本で再現。オンラインツールを使ってジェンダーや環境、アート、経済など、知るべきことから知りたいことまでを語り合う場所を提供する。学ぶ機会が減少した“大人”に、それぞれが自身で考えを養い深めていく土台や、性別や年齢に限らず、特性や知見を生かした交流を生み出す。明確に答えがない事柄や社会のいろいろな課題を学び、より良い未来に向けて対話を増やすことを掲げる。

 コンテンツはオンラインコミュニティー機能の“クラブ(交流)”と、ゲストとともに学びを深める“クラス(学び)”の2軸で展開する。“クラブ”ではコミュニケーションツールを使ってチャットルームに参加。最新ニュースやカルチャーについて意見を投じたり、疑問を投げかけたりすることができる。自己紹介や日常的な会話のチャットに加えて、“クラス”の内容と連動したテーマ別チャンネルも設ける。“クラス”では月に2回、ゲストとともにさまざまなテーマについて語り合って知識を深める。オンラインとオフラインのハイブリットで開催し、前半部分は配信後2週間のアーカイブ視聴期間を設ける。

 5月末まではプレオープン期間とし、スペシャルトークを3セッション無料開放する。第2回は21日、「ビジネスパーソンは社会とどう向き合うか」をテーマに、ベンチャーキャピタリストの佐俣アンリ、ジャーナリストの浜田敬子を招待。28日に開催する第3回のテーマは、「Z世代が考える社会課題への意識」。自分らしさや多様性について意見を発信する、りゅうちぇるとゆうこすがゲストだ。

 新規会員は、アクティブ(7000円/月)とマイペース(4000円/月)の2つのコースから選択可能。マイペースコースは、“クラス”と“クラブ”への参加が可能なベーシックなプラン。一方アクティブは、辻愛沙子代表のラジオ配信や記事コンテンツなど、「ソーシャルコーヒーハウス」が届ける全てのサービスやイベントに参加できる。

 「アルカ」は2019年創業。社会派クリエイティブを掲げる辻愛沙子代表兼クリエイティブ・ディレクターのもと、広告コミュニケーションやSNSマーケティングに加えて女性をエンパワーメントする事業や社会性を追求した事業などの開発に取り組む。19年4月には「レディーノーズ(LadyKnows)」プロジェクトを設立。ウェブサイトを通して女性を取り巻く環境や実態の可視化に挑戦した。記事コンテンツでは、女性のリアルな生活の中から生まれる疑問や意見も配信する。

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ワールドとユナイテッドアローズの決算に見る経営スキル 小島健輔リポート

ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。今回はワールドとユナイテッドアローズの2021年3月期の決算を分析して、両社の今後を占う。

 ワールドとユナイテッドアローズが5月10日、2021年3月期の本決算を公表したが、どちらもコロナ禍のダメージが大きかったとはいえ、両社の営業対応と財務対応、構造改革の徹底度合いは対照的だった。ワールドにはしたたかに構造改革を進めても再び壁に当たり構造改革を繰り返す悪循環が指摘され、ユナイテッドアローズには従来の事業構造が壁に当たっているのに財務的な制約もあって抜本改革に踏み切れないもどかしさが指摘される。

したたかに構造改革を進めたワールド

 ワールドは売上収益が1803億2200万円と23.7%減少し、営業損失216億3700万円、親会社株主帰属当期損失171億4900万円という史上最大の損失を計上する厳しい結果となったが、145億5600万円のIFRS対応永久劣後ローンという資本性金融商品(負債でなく資本に計上できる)によって資本の減少を32億9900万円に抑え、自己資本比率(親会社所有者帰属持分比率)を前期の31.1%から32.0%にわずかながらも改善するという財務的ウルトラCを演じてみせた。

 売掛債権回転日数こそ43.95日と前期から15.55日延びたが、値引きによる在庫消化で粗利益率を53.88%と4.6ポイント落としても棚資産回転日数を95.8日とわずか1.1日の延びに抑え、買掛債務回転日数を144.49日と11.3日延ばして運転資金回転日数を5.06日のマイナス(前期は10.41日のマイナス)に抑え込み、25億円(前期は67億円)の回転差資金を確保した商品財務スキルもしたたかと評価されるべきだろう。運転資金負担がないのだから一時的な損失を資本導入で補填すればよく、145億5600万円のIFRS対応永久劣後ローンで構造改革費用の138億1200万円を埋めきっている。

 営業損失216億3700万円のうち、459店の退店や計18ブランドの終止に伴う店舗資産や暖簾の減損96億6500万円、2回計434人の希望退職に伴う一時金26億円など大規模な構造改革費用計上による一時的損失が大きく、事業運営による損失は64億9900万円(売上対比3.6%)と限られる。その分、コロナ収束後の回復に期待したくなるが、営業損失も構造改革損失も大半は従来のブランド事業で生じており(250億300万円の損失)、期待のデジタル事業も営業損失20億3300万円(20年3月期も21億1700万円の営業損失)と黒字転換が見えていないのは課題が残る。

 ワールドのECはプラットフォーム事業もあって売り上げの捉え方が難しいが、21年3月期は15.4%増の393億円、全社売り上げに占めるEC比率は7.7ポイントアップの21.8%と発表されている。テナント店やインショップ中心で路面店が限られるワールドはC&C(クリック&コレクト)※1.など顧客利便のOMO※2.に出遅れており、路面店展開チェーンとの業務提携など流通面でもウルトラCを見せてほしい。他社アパレルにも提供するデジタルソリューション事業やデジタルマーケティング、デジタルサプライチェーン構想も注目されるが、テクニカルに流れて拡張性あるローコスト・プラットフォームを確立できないとコスト倒れに終わるリスクも指摘される。

 今期は売上収益で8.9%増の1964億円、営業利益で63億5000万円、親会社株主帰属当期利益で35億円を計画しており、売上収益は20年3月期の16.9%減、営業利益は同48.6%減、親会社株主帰属当期利益は同56.7%減と、コロナ禍の収束が遅れると見て慎重な予算を組んでいる。

 過去の事業構造のゆがみを巨額の費用を伴う構造改革で一掃したことは評価されるが、ワールドは16年3月期にも500店を閉めて453人が希望退職し、20年3月期にも294人が希望退職している。今期と合わせれば1181人の社員が希望退職し、19年3月期以降の720店と合わせて1220店も退店している。構造改革で一息ついてはまた店舗と事業を広げ、壁に当たってはまた構造改革を繰り返す悪循環も否めず、サステナブルな事業モデルへ抜本転換が急がれる。

※1.C&C(Click&Collect)…ECから店舗に取り寄せて試したり受け取る顧客利便。一括配送の店舗物流を使うから送料無料で、店在庫を引き当てれば倉庫から出荷するより受け取りも早くなる。売り手にとっては顧客利便と在庫効率を高め物流費を抑制するOMO(ネットと店舗の融合)戦略
※2.OMO(Online Merges with Offline)…オンライン(EC)とオフライン(店舗販売)を融合するマーケティング戦略

守りに徹したユナイテッドアローズ

 ユナイテッドアローズは売り上げが1217億1200万円と22.7%減少し、営業損失66億1300万円、親会社株主帰属当期純損失71億9700万円という上場来の赤字決算となった。助成金収入10億4100万円などで補って経常損失を48億7800万円に抑えたが、減損損失19億300万円、関係会社株式売却損4億5700万円、賃貸借契約解約損3億3100万円などの特別損失で親会社株主帰属当期純損失が71億9700万円に膨らんだ。

 そこから配当17億3000万円、自己株式処分3億2400万円、子会社(クロムハーツ・ジャパンとフィーゴ)の連結除外34億2500万円などで純資産が298億4400万円と122億2800万円も減少し、借入金が110億円も増えて156億円に肥大した。損失や純資産減少が即、借入金の肥大に繋がるのは本サイト4月5日掲載の「新経営陣はユナイテッドアローズを再建できるか」で解説した延べ296億4300万円の資本流出による財務逼迫が要因だ。

 営業損失66億1300万円にはワールドのような構造改革費用は含まれておらず(特別損失に減損損失と賃貸借契約解約損、計19億3400万円を計上)、店舗もフィーゴとクロムハーツの26店が連結から外れて減少する一方で新たに21店を出店し、不採算店の退店は子会社コーエンの4店を含めて24店に留まる。大規模な不採算店撤退や希望退職募集もなく、構造改革は先延ばしにされている。今期の出店計画も新規8店、退店11店と大規模な店舗の入れ替えは予定されていないが、不採算事業・店舗の精査で11億円の特別損失計上を予定している。

 純粋な営業損失も売上対比5.43%とワールドの同3.60%に比べて大きく、コロナ禍以前から店舗販売の効率が低下して賃借料負担と人件費負担で収益が圧迫されていたから構造改革は待った無しのはずだ。賃借料負担は14年3月期の12.5%が20年3月期は14.3%、21年3月期は16.3%に、人件費負担は14年3月期の15.4%が20年3月期は15.9%、21年3月期は18.3%に肥大している。ならば店舗資産の積極的入れ替えや複合化で店舗規模を拡大し、人時効率を高め人件費負担と賃借料負担を軽減して採算性を抜本的に改善するべきだろう。

 20年3月期に2カ月半停止した反動で自社ECサイトの売り上げは伸びてもECモールサイトが伸びず、EC全体は326億3000万円と11.7%の伸びに留まったが、EC比率は9.4ポイント上昇して32.0%となった。コロナ禍ではアダストリア(23.4%増の538億円)のように2割以上伸ばしたアパレルも多く、ユナイテッドアローズのECはいまひとつ勢いを欠いている。今期は自社ECサイトをリプレースしてOMO体制を確立し、利益率改善を伴う売り上げの拡大を目指しているが、店舗在庫引き当てによるC&Cとローカル・テザリング※3.で在庫効率と物流効率を根本から改善しないと絵に描いた餅になりかねない。

 売掛債権回転日数は37.03日と前期から10.64日延びて資金繰りを圧迫したが、値引きを繰り返して粗利益率を45.21%と5.6ポイントも落として棚資産回転日数を108.98日と前期から23.12日も短縮したのは、コロナ前の20年3月期から持ち越した在庫が多かったことを推察させる。買掛債務回転日数を43.13日と7.97日短縮したのは不可解で11.3日延ばしたワールドとは対照的だが、結果として運転資金回転日数は102.9日と4.5日短縮され、22.7%の売上減少で運転資金負担は343億円と25.7%圧縮された。それでも純資産対比運転資金率は前期の109.8%から115.0%に悪化し資金繰りを圧迫しているから、売上金を直接収納できる路面や商業施設準核の大型複合店の開発を急ぐべきだ。

 上質で定番的な商品も少なくないユナイテッドアローズがあれほど値引きを繰り返して在庫処分を急ぐ必要があったのかと訝られるが、財務的逼迫に加えて前期からの持ち越し在庫が資金繰りを圧迫していたのだろう。ユナイテッドアローズのマーチャンダイジングや在庫運用の行き詰まり、人件費率や賃借料率の肥大はコロナ前から露呈していたことで、コロナ禍で構造改革がさらに遅れたことが悔やまれる。

※3.テザリング…店舗間で在庫を融通して在庫効率を高めるローカル・ディストリビューション手法で、修理加工の集約やC&Cの店出荷と連携される

新経営陣の経営方針では何も変わらない

 今期は売り上げで2.5%増の1248億円、営業利益で30億円、当期純利益で17億5000万円を計画しており、売り上げは20年3月期の20.7%減、営業利益は同65.7%減、当期純利益は同50.3%減とワールドよりさらに慎重な予算を組んでいる。

 新経営陣は「マーチャンダイジングの改革で在庫効率を改善しつつ、OMOを推進して収益性の回復を進める」として、具体的にはマーチャンダイザーとディストリビューターの役割と責任範囲の明確化、発注数量の抑制と重点商品の奥行確保、販売消化が計画を下回る品番の早期見切り、などを挙げているがふた昔前の教科書の域を出ず、直面する現実を変えていくリアリティを欠いている。

 まず変えなければならないのはアフター・コロナのサステナブルなライフスタイルに対応するマーチャンダイジングとサプライチェーンのサステナブルな連携であり、マーチャンダイザーとディストリビューターは分権するのではなく、業務と責任を一蓮托生するペアと位置付けなければならない。賞味期間も販売期間も長い工場直のファクトリーブランドやダイレクトPB(プライベートブランド)など定番性商品を拡充して何年も継続展開し、顧客との関係もサプライヤーとの関係もサステナブルなものにすべきで、販売消化が計画を下回れば早期に見切るような安直で機械的な対応は価格信頼感も商品価値も損なうだけだ。

 サステナブルな定番性商品なら、販売消化が計画を下回ればVMI※4.連携したサプライヤーが補充生産にブレーキを掛ける一方、OMOな販売連携や売場での編集訴求でプロパー消化を進め、それでも残れば来シーズンに持ち越せばよい。シーズン内消化にこだわって叩き売れば価格も価値も崩れ、顧客との継続性もサプライヤーとの継続性も損なわれてしまう。サステナブルなマーチャンダイジングに乗らないファストな企画やギャンブルな企画はリスクを飲み込める範囲に抑制するべきだ。

 ほどほどオシャレで上質な定番で顧客とのサステナブルな関係を築きながら、スタイリッシュなギャンブルマーチャンダイジングに走って「カルトブランド」とまで賞賛された挙句、定番の品質を落として顧客が離れ不振在庫が積み上がり、叩き売りの果てに破綻した米「Jクルー」の二の舞を演じてはならない。

 サステナブルなライフスタイルに応えるサステナブルな顧客商売はサステナブルなサプライチェーンでもあり、「進化する老舗」を謳った創業経営陣の理念とも通じる。綻びた創業理念をアフター・コロナの新たな時代環境下で再興するには事業モデルの抜本的再構築が不可欠だ。売上対比45%も50%も販管費を要する高コストな事業モデルは顧客にもサプライヤーにも負担を強い、誠実で効率的なサプライシステムとは言い難い。販管費率を40%未満まで落とすには何をすべきか、私は「新経営陣はユナイテッドアローズを再建できるか」の「新経営陣への七つの提言」で言い切った。

 新経営陣は壁に当たった事業モデルを教科書的手法でテクニカルに改善したり足し算するのではなく抜本から改革することが急がれるが、大きな投資や出血を伴う改革にもサステナブルなマーチャンダイジングにも財務的裏付けが欠かせない。コロナ禍決算でしたたかな財務スキルを見せたワールドに知恵を借りてはどうか。

※4.VMI(Vendor Managed Inventory)…あらかじめ定めた陳列棚割と販売計画に基づいてベンダーに在庫管理と補給・補充生産を委任する取引形態

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。著書に店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)、12月11日に出版した「アパレルの終焉と再生」(朝日新書)

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番長、静かに「怒る」。「もう我慢の限界。酒を出す営業を始めました」

 東京を中心に「鳥番長」など20店あまりの居酒屋を展開する株式会社バイタリティ(本社:東京都中央区、代表取締役:岩田浩氏)が緊急事態宣言の延長に反旗を翻し、5月12日から酒類の提供を含め、通常営業を始めた。その意図と、好調な韓国夜市酒場「豚大門市場」の今後を含め、岩田社長にホンネを聞いた。
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【家飲み】「これには気づかなかった。かなりショックです(笑)」『レモンサワー ノンアルコール』

 サントリースピリッツ株式会社が3月2日(火)から、全国発売した「のんある晩酌 レモンサワー ノンアルコール」の完成度の高さに驚いた。"のんある晩酌"というコピーもステキであるが、それ以上にレモンの風味、味わいがレモンサワーである。サワー好きな女子が唸った。
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スシロー・杉玉・むすび寿司・京樽・三崎港で合同『あっぱれ、日本!超すし祭』。寿司チェーン日本一をアピール。

株式会社スシローグローバルホールディングスからの社名変更した、株式会社FOOD & LIFE COMPANIES(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長CEO:水留 浩一)が、5ブランド合同キャンペーン『あっぱれ、日本!超すし祭』第一弾を5月14日(金)から開催する。
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アースデーから“サステナブルファッション”を考える 企業が向き合うべき課題とは

 4月22日の“アースデー”は、地球環境について考える日として1970年にアメリカで誕生したグローバルキャンペーンだ。日本ではアースデー東京事務局が主体となり、環境活動団体によるイベントが90年以降各地で開催されてきた。

 今年はメインテーマの一つがファッションだった。アースデー東京事務局は、ファッション産業の透明性を推進するファッションレボリューション(FASHION REVOLUTION、以下FR)の日本支部であるFRジャパンと初めて連携し「サスティナブルファッションウィーク2020+1」を4月24、25日に東京・渋谷の宮下パークで開催した。有識者やクリエイターらを招いたトークセッションを実施したほか、会場の宮下パークの屋上には、アシックスジャパンや三井物産アイ・ファッションのニットブランド「アニュアル(ANNUAL)」、一般社団法人日本オーガニックコスメ協会など計11企業が出店した。

 FRジャパンを運営する一般社団法人ユニステップスの鎌田安里紗と竹村伊央に、同イベントを通して見えてきた企業の課題や“アースデー”との向き合い方について聞いた。

サステナビリティを自分の言葉で語れるか

WWD:アースデー東京と連携した意図は?

鎌田:アースデー東京の運営事務局から今年はファッションの話題をきちんと取り扱いたいと相談がありました。特に環境問題に意識が高い層は、ファッション産業の問題に対する関心が高いそうです。

竹村:SNSを軸に活動するFRは、若い層へのアピールが得意です。一方でアースデー東京は環境活動団体とのつながりが強い。それぞれ異なる層にリーチできるメリットもありました。

WWD:3日間に渡って実施したトークセッションでは、アシックスジャパン、豊島、レンチングファイバーズジャパン、日本環境設計といった企業から、高橋悠介「CFCL」クリエイティブディレクターや中里唯馬「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」デザイナーらも登壇し、多岐にわたるトピックが語られた。全体を通してキーワードとなったことは?

鎌田:「サステナビリティを自分の言葉で語れるか」です。各セッションの登壇者は、定量化、透明性、オートクチュールの一般化など、それぞれの軸について語ってくれました。“サステナブル”や“SDGs”を免罪符のように使わず、「サステナブルファッションとは何か?」という問いに対しての多様な“解”を見せることを意識しました。

WWD:特に反響が高かったコンテンツは?

鎌田:日本環境設計の岩本会長とデプトカンパニーのエリさんによるファッションロスゼロをテーマにしたセッションには、「リサイクルの捉え方が変わってワクワクした」という感想が寄せられました。サステナビリティを可能性や面白いものとして捉えてくれた視聴者が多くうれしかったです。例年のFRのイベント参加者は300人前後ですが、今年は1000人以上が来場し、オンラインコンテンツは1万回以上再生されました。

WWD:FRではこれまで環境先進企業に焦点を絞っていた印象だが、今回はさまざまなレベルの取り組みが紹介されていた。

鎌田:批判的な視点だけでなく、具体的な変化を起こすために企業の規模や立場によってできること、取り組みのスピードに違いがあることをきちんと理解したいと思ったからです。“サステナビリティ”が業界全体のトピックになった今、FRでは産業の問題点を指摘する啓蒙的なフェーズから、企業同士の“連携”を意識したフェーズに移行しています。ただ、トークセッションではFRが毎年テーマにしている人権の話題が少なかったことは反省点です。日本で“サステナブルファッション”というと、環境の話題が中心ですが、人権も非常に重要なトピックです。サプライチェーンの環境負荷について把握し、工場の労働環境などについても知る努力をしてほしいということはきちんと伝えていきたい。

WWD:企業の“小さな一歩”を応援することも大切だが、取り組みのスピードをどう加速させる?

竹村:消費者と企業のコミュニケーションの場をいかに創出できるかが鍵になると思います。今回ブースに出店した企業からは、環境問題に関心が高い来場者から質問を受ける経験がとても楽しかったという反響がありました。

鎌田:特に大手企業には、サステナブルな商品を求めている生活者がいることがまだ伝わっていない気がします。安くてトレンドのモノを求める消費者像とは異なり、環境や労働環境に対する意識が高く、情報を切実に求めている生活者の存在がいることを認識しほしい。生活者側からも意志を伝える必要がありますね。

“アースデー”を情報開示のきっかけに

WWD:企業に“アースデー”とどう向き合ってほしい?

鎌田:オールバーズ(ALLBIRDS)は“アースデー”に合わせてカーボンフットプリント(CO2e・温室効果ガス)を算出できるライフサイクルアセスメント(LCA)ツールをオープンソース化しました。このようなモノを売らない施策も、他と差別化できるという意味でも価値があると思います。

竹村:毎年開催されることを生かして、取り組みのアップデートを発表する場にしてほしいです。FRのイベントに毎年参加してくれているレンチングは「来年は何を言えるようにしよう?」と考え、努力を継続してくれています。

鎌田:取り組みの発表と同時に、これからの課題も公表することが大切です。自分たちの思想や現状を生活者とシェアしてみんなで考える場を作る。そうすることで信頼が生まれ、将来の顧客獲得にもつながると思います。私たちはFRのイベントをきっかけに企業と生活者、企業同士がつながり、それが継続して大きな変化になることを望んでいます。

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「トリキバーガー」を「妄想」する。看板商品は「モモたれ焼き」、立地はモスのポジションか?

 鳥貴族HDが発表している「トリキバーガー」。鳥貴族としては初の食事系業態で8月に1号店を出店予定だ。すでにある程度、商品や立地などは煮詰まっているはずだが、何も情報がない中で、「トリキバーガー」はどう来るか、妄想してみた。
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「無印良品」が横浜市と連携し「地域の困りごとを解決」 関東初のスーパー併設店がオープン

 良品計画は5月14日、2020年8月に閉店した高島屋港南台店の跡地(横浜市)に、関東初となるスーパーマーケット併設型店舗「無印良品 港南台バーズ」をグランドオープンする。オープンに先立ち、12日に良品計画と横浜市とで包括連携協定を締結。行政と連携しながら、食品ロスの削減や地産地消推進、地域の課題解決などを小売業の立場から探っていく。スーパー併設型店舗は国内で3店舗目だが、港南台バーズはライブ配信設備も備えた大きなキッチンカウンターを設けている点が他にはない特徴だ。

 同店がある港南台地区は、「昭和に住宅地として発展し、すぐそばには団地もある。高齢化、建物の老朽化などの課題を抱えており、将来の日本の縮図ともいえる場所」と、三品正洋「無印良品 港南台バーズ」店長。オープン前には近隣住民などに聞き取り調査をし、どんなニーズがあるかを分析した。坂が多い街のため、買い物を困難に感じているシニア層が多いことを受けて、「無印良品」として初めて当日配送を実施(横浜市の高齢者優待カードを提示すれば5000円以上の購入で配送無料)。「ゆくゆくは移動販売も可能性がある」と語る。

生鮮食品の3割が地元産品 地産地消を推進

 14日にオープンするのは、目玉の食品売り場である地下1階だ。衣料品や生活雑貨を扱う1階は既に4月22日にオープンしている。地下1階は約2970平方メートルで、「無印良品」と食品スーパーの「クイーンズ伊勢丹」、鮮魚店の中島水産の3社が協業し、1万7000強の品目をそろえる(うち「無印良品」の商品は約7000品目)。レトルトカレー、バウムクーヘンなど「無印良品」の人気食品はもちろん、神奈川県産の野菜や鮮魚、精肉の品ぞろえに力を入れており、生鮮食品の3割が地元産品だという。スーパー併設型店舗1号店の大阪のイオンモール堺北花田店、2号店の京都山科店と比べるとややVMDに華やかさが欠ける印象だが、「シニア客が多くなりそうなことを受けて、より日常感を意識した」と広報担当者。

 高島屋の跡地ということもあり、全体的にやや高級感のある品ぞろえにし、近隣のスーパーと差別化する。ワインや日本酒なども一般的なスーパーではなかなか見かけない銘柄が豊富にそろう。高島屋時代からの中元・歳暮需要に対応すべく、発送カウンターを備えたギフトコーナーも設けた。

 「無印良品」として初導入の大型キッチンカウンターは、面積にして約165平方メートル。地元の野菜生産者などを定期的に招き、調理イベントなどを随時開催。その模様は店内のモニターや「無印良品」のアプリ、同店のインスタグラムアカウントから発信する。「普段は顔を合わせることのない生産者と消費者をつなぎ、プラットフォームのようにしていきたい。コロナ禍が落ち着けば、試食なども行う考え」と三品店長。

政令指定都市との包括連携協定締結は横浜市が初

 横浜市との包括連携協定による取り組みでは、食品ロス削減や脱プラスチックを目指す“資源循環”、地産地消の“食と農”、健康維持などの“くらしのサポート”、団地再生などの“街作り”を掲げ、取り組んでいく。同店だけでなく、市内にある他の「無印良品」17店でも取り組みを開始し、まずは不要な食品を店頭で回収して“こども食堂”などに提供するフードドライブ運動を始める。ゆくゆくは、団地住居のリノベーションなどにも取り組んでいく考え。これまで良品計画は、新潟県十日町市、千葉県いすみ市、福島県浪江町などと地域活性化を第一義とする包括連携協定を結んできた。政令指定都市との締結は今回が初。

 「無印良品」はここ数年、スーパー併設型店舗や、スーパーと隣接する区画への出店を強化している。「(衣料品や生活雑貨などの)物販の来店リピート率は平均月2回ほどだが、生鮮食品は毎日必要。実際にイオンモール堺北花田の店舗には毎日訪れる客がおり、買い回り率も高まっている」と三品店長は出店政策の狙いを語る。

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「無印良品」が横浜市と連携し「地域の困りごとを解決」 関東初のスーパー併設店がオープン

 良品計画は5月14日、2020年8月に閉店した高島屋港南台店の跡地(横浜市)に、関東初となるスーパーマーケット併設型店舗「無印良品 港南台バーズ」をグランドオープンする。オープンに先立ち、12日に良品計画と横浜市とで包括連携協定を締結。行政と連携しながら、食品ロスの削減や地産地消推進、地域の課題解決などを小売業の立場から探っていく。スーパー併設型店舗は国内で3店舗目だが、港南台バーズはライブ配信設備も備えた大きなキッチンカウンターを設けている点が他にはない特徴だ。

 同店がある港南台地区は、「昭和に住宅地として発展し、すぐそばには団地もある。高齢化、建物の老朽化などの課題を抱えており、将来の日本の縮図ともいえる場所」と、三品正洋「無印良品 港南台バーズ」店長。オープン前には近隣住民などに聞き取り調査をし、どんなニーズがあるかを分析した。坂が多い街のため、買い物を困難に感じているシニア層が多いことを受けて、「無印良品」として初めて当日配送を実施(横浜市の高齢者優待カードを提示すれば5000円以上の購入で配送無料)。「ゆくゆくは移動販売も可能性がある」と語る。

生鮮食品の3割が地元産品 地産地消を推進

 14日にオープンするのは、目玉の食品売り場である地下1階だ。衣料品や生活雑貨を扱う1階は既に4月22日にオープンしている。地下1階は約2970平方メートルで、「無印良品」と食品スーパーの「クイーンズ伊勢丹」、鮮魚店の中島水産の3社が協業し、1万7000強の品目をそろえる(うち「無印良品」の商品は約7000品目)。レトルトカレー、バウムクーヘンなど「無印良品」の人気食品はもちろん、神奈川県産の野菜や鮮魚、精肉の品ぞろえに力を入れており、生鮮食品の3割が地元産品だという。スーパー併設型店舗1号店の大阪のイオンモール堺北花田店、2号店の京都山科店と比べるとややVMDに華やかさが欠ける印象だが、「シニア客が多くなりそうなことを受けて、より日常感を意識した」と広報担当者。

 高島屋の跡地ということもあり、全体的にやや高級感のある品ぞろえにし、近隣のスーパーと差別化する。ワインや日本酒なども一般的なスーパーではなかなか見かけない銘柄が豊富にそろう。高島屋時代からの中元・歳暮需要に対応すべく、発送カウンターを備えたギフトコーナーも設けた。

 「無印良品」として初導入の大型キッチンカウンターは、面積にして約165平方メートル。地元の野菜生産者などを定期的に招き、調理イベントなどを随時開催。その模様は店内のモニターや「無印良品」のアプリ、同店のインスタグラムアカウントから発信する。「普段は顔を合わせることのない生産者と消費者をつなぎ、プラットフォームのようにしていきたい。コロナ禍が落ち着けば、試食なども行う考え」と三品店長。

政令指定都市との包括連携協定締結は横浜市が初

 横浜市との包括連携協定による取り組みでは、食品ロス削減や脱プラスチックを目指す“資源循環”、地産地消の“食と農”、健康維持などの“くらしのサポート”、団地再生などの“街作り”を掲げ、取り組んでいく。同店だけでなく、市内にある他の「無印良品」17店でも取り組みを開始し、まずは不要な食品を店頭で回収して“こども食堂”などに提供するフードドライブ運動を始める。ゆくゆくは、団地住居のリノベーションなどにも取り組んでいく考え。これまで良品計画は、新潟県十日町市、千葉県いすみ市、福島県浪江町などと地域活性化を第一義とする包括連携協定を結んできた。政令指定都市との締結は今回が初。

 「無印良品」はここ数年、スーパー併設型店舗や、スーパーと隣接する区画への出店を強化している。「(衣料品や生活雑貨などの)物販の来店リピート率は平均月2回ほどだが、生鮮食品は毎日必要。実際にイオンモール堺北花田の店舗には毎日訪れる客がおり、買い回り率も高まっている」と三品店長は出店政策の狙いを語る。

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「無印良品」が横浜市と連携し「地域の困りごとを解決」 関東初のスーパー併設店がオープン

 良品計画は5月14日、2020年8月に閉店した高島屋港南台店の跡地(横浜市)に、関東初となるスーパーマーケット併設型店舗「無印良品 港南台バーズ」をグランドオープンする。オープンに先立ち、12日に良品計画と横浜市とで包括連携協定を締結。行政と連携しながら、食品ロスの削減や地産地消推進、地域の課題解決などを小売業の立場から探っていく。スーパー併設型店舗は国内で3店舗目だが、港南台バーズはライブ配信設備も備えた大きなキッチンカウンターを設けている点が他にはない特徴だ。

 同店がある港南台地区は、「昭和に住宅地として発展し、すぐそばには団地もある。高齢化、建物の老朽化などの課題を抱えており、将来の日本の縮図ともいえる場所」と、三品正洋「無印良品 港南台バーズ」店長。オープン前には近隣住民などに聞き取り調査をし、どんなニーズがあるかを分析した。坂が多い街のため、買い物を困難に感じているシニア層が多いことを受けて、「無印良品」として初めて当日配送を実施(横浜市の高齢者優待カードを提示すれば5000円以上の購入で配送無料)。「ゆくゆくは移動販売も可能性がある」と語る。

生鮮食品の3割が地元産品 地産地消を推進

 14日にオープンするのは、目玉の食品売り場である地下1階だ。衣料品や生活雑貨を扱う1階は既に4月22日にオープンしている。地下1階は約2970平方メートルで、「無印良品」と食品スーパーの「クイーンズ伊勢丹」、鮮魚店の中島水産の3社が協業し、1万7000強の品目をそろえる(うち「無印良品」の商品は約7000品目)。レトルトカレー、バウムクーヘンなど「無印良品」の人気食品はもちろん、神奈川県産の野菜や鮮魚、精肉の品ぞろえに力を入れており、生鮮食品の3割が地元産品だという。スーパー併設型店舗1号店の大阪のイオンモール堺北花田店、2号店の京都山科店と比べるとややVMDに華やかさが欠ける印象だが、「シニア客が多くなりそうなことを受けて、より日常感を意識した」と広報担当者。

 高島屋の跡地ということもあり、全体的にやや高級感のある品ぞろえにし、近隣のスーパーと差別化する。ワインや日本酒なども一般的なスーパーではなかなか見かけない銘柄が豊富にそろう。高島屋時代からの中元・歳暮需要に対応すべく、発送カウンターを備えたギフトコーナーも設けた。

 「無印良品」として初導入の大型キッチンカウンターは、面積にして約165平方メートル。地元の野菜生産者などを定期的に招き、調理イベントなどを随時開催。その模様は店内のモニターや「無印良品」のアプリ、同店のインスタグラムアカウントから発信する。「普段は顔を合わせることのない生産者と消費者をつなぎ、プラットフォームのようにしていきたい。コロナ禍が落ち着けば、試食なども行う考え」と三品店長。

政令指定都市との包括連携協定締結は横浜市が初

 横浜市との包括連携協定による取り組みでは、食品ロス削減や脱プラスチックを目指す“資源循環”、地産地消の“食と農”、健康維持などの“くらしのサポート”、団地再生などの“街作り”を掲げ、取り組んでいく。同店だけでなく、市内にある他の「無印良品」17店でも取り組みを開始し、まずは不要な食品を店頭で回収して“こども食堂”などに提供するフードドライブ運動を始める。ゆくゆくは、団地住居のリノベーションなどにも取り組んでいく考え。これまで良品計画は、新潟県十日町市、千葉県いすみ市、福島県浪江町などと地域活性化を第一義とする包括連携協定を結んできた。政令指定都市との締結は今回が初。

 「無印良品」はここ数年、スーパー併設型店舗や、スーパーと隣接する区画への出店を強化している。「(衣料品や生活雑貨などの)物販の来店リピート率は平均月2回ほどだが、生鮮食品は毎日必要。実際にイオンモール堺北花田の店舗には毎日訪れる客がおり、買い回り率も高まっている」と三品店長は出店政策の狙いを語る。

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「ラルフ ローレン」がメジャーリーグとタッグ 人気球団のポロシャツやフーディーなど

 「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」は、米メジャーリーグベースボール(MLB)とのカプセルコレクションを5月19日に発売する。第1弾はニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)やロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)の4球団のチームカラーやロゴが付くアイテムがラインアップ。ポロシャツ(税込2万2000円)やフーディー(同2万4200円)、デザイナーのラルフ・ローレンがかつて始球式で着用したウエアから着想を得たスタジアムジャケット(同7万1500円)、「ニューエラ(NEW ERA)」とのコラボレーションキャップ(同9900円)や、“ポロベア”のウエアなどを大人用からキッズ用までそろえる。コレクションは年内に第3弾まで予定しており、チームが追加されていく予定だ。ラルフ ローレンと「ニューエラ」の一部直営店と公式オンラインストアのほか、エイチ ビューティ&ユース(H BEAUTY&YOUTH)で販売する。

 協業に合わせて、ビンテージの野球カードからインスピレーションを得たキャンペーンビジュアルを公開。野球好きとして知られるラルフ・ローレンは、2018年にもニューヨーク・ヤンキースの50周年を記念したコレクションを制作しており、即完売するほど話題を集めていた。

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アシックス売上高25%増の急回復 21年1〜3月期ランニングがけん引

 アシックスの2021年1〜3月期は、売上高が前年同期比24.8%増の1065億円、営業利益が146億円(前年同期は8億8200万円の赤字)、経常利益が147億円(同31億円の赤字)、純利益が104億円(同2億4300万円の赤字)と大幅な回復となった。第1四半期で売上高1000億円を超えるのは3年ぶりだ。コロナ禍で、全世界におけるEC売上高が大きく伸長した。北米と欧州で前年同期比2倍超を記録し、全体でも85.9%増となった。

 主力のパフォーマンスランニング(PF)の売上高は、同43.5%増の544億円を記録。全地域で増収を記録し、特に欧州は同55.6%増、中華圏は98.7%増と好調だった。個人スポーツへの関心の高まりが追い風となったほか、 “メタスピード スカイ(METASPEED SKY)”をはじめとする新作のほか、定番の“ゲル カヤノ(GEL-KAYANO)”やゲル ニンバス(GEL-NIMBUS)“もよく動いた。「中長期計画でナンバーワンの奪還を掲げるPFで早くも成果が出た。低調だった北米が回復しているのも安心材料だ」と廣田康人社長。

 その他のカテゴリー別の売上高は、コアパフォーマンススポーツが同18.3%増の134億円、スポーツスタイルが同20.2%増の88億円、オニツカタイガーが同30.0%増の98億円だった。オニツカタイガーは国内インバウンドが低調となったが、中華圏が伸長し、全体としてプラスとなった。

 今回の業績を踏まえ、2月に発表した21年12月期の連結業績予想を上方修正する。売上高は3850億〜3950億円(前回予想は3700億〜3850億円)、営業利益は115億〜135億円(同70億〜100億円)、経常利益は100億円〜120億円(同40億〜70億円)を見込む。コロナの影響が不透明で、特別損失を計上する可能性もあるため、純利益は20億〜35億円に据え置く。廣田社長は、「東京オリンピック・パラリンピックは、海外客が来ないと決定している。(開催されてもされなくても)ある程度は対応できる」とコメントした。

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アシックス売上高25%増の急回復 21年1〜3月期ランニングがけん引

 アシックスの2021年1〜3月期は、売上高が前年同期比24.8%増の1065億円、営業利益が146億円(前年同期は8億8200万円の赤字)、経常利益が147億円(同31億円の赤字)、純利益が104億円(同2億4300万円の赤字)と大幅な回復となった。第1四半期で売上高1000億円を超えるのは3年ぶりだ。コロナ禍で、全世界におけるEC売上高が大きく伸長した。北米と欧州で前年同期比2倍超を記録し、全体でも85.9%増となった。

 主力のパフォーマンスランニング(PF)の売上高は、同43.5%増の544億円を記録。全地域で増収を記録し、特に欧州は同55.6%増、中華圏は98.7%増と好調だった。個人スポーツへの関心の高まりが追い風となったほか、 “メタスピード スカイ(METASPEED SKY)”をはじめとする新作のほか、定番の“ゲル カヤノ(GEL-KAYANO)”やゲル ニンバス(GEL-NIMBUS)“もよく動いた。「中長期計画でナンバーワンの奪還を掲げるPFで早くも成果が出た。低調だった北米が回復しているのも安心材料だ」と廣田康人社長。

 その他のカテゴリー別の売上高は、コアパフォーマンススポーツが同18.3%増の134億円、スポーツスタイルが同20.2%増の88億円、オニツカタイガーが同30.0%増の98億円だった。オニツカタイガーは国内インバウンドが低調となったが、中華圏が伸長し、全体としてプラスとなった。

 今回の業績を踏まえ、2月に発表した21年12月期の連結業績予想を上方修正する。売上高は3850億〜3950億円(前回予想は3700億〜3850億円)、営業利益は115億〜135億円(同70億〜100億円)、経常利益は100億円〜120億円(同40億〜70億円)を見込む。コロナの影響が不透明で、特別損失を計上する可能性もあるため、純利益は20億〜35億円に据え置く。廣田社長は、「東京オリンピック・パラリンピックは、海外客が来ないと決定している。(開催されてもされなくても)ある程度は対応できる」とコメントした。

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東レ・繊維は2期連続の減収減益、東南アジア子会社は赤字転落 21年3月期

 東レの2021年3月期の繊維事業(国際会計基準)は、売上高が前期比13.4%減の7192億円、事業利益が同38.6%減の366億円となった。コロナ禍の長期化で世界的に消費が減速した。阿部晃一副社長は「衣料用途では過剰な流通在庫があり、需要が世界的に低迷した」という。

 地域別では特に東南アジア子会社が低迷した。同地域のグループ連結の繊維事業は、売上高が同26.3%減の1000億円、事業損益は23億円の赤字(前期は48億円の黒字)に転落した。コロナ禍による需要減退に加え、この数年不振の続くポリエステル/コットンの混紡(T/C)素材事業の構造改革の遅れが影響した。中国の繊維事業は売上高が同3.2%減の1984億円、事業利益は同13.8%減の168億円だった。

 一方、好調だったのは韓国エリア。売上高は同5.5%減の796億円と減収だったものの、事業利益は倍増の68億円となった。韓国子会社で主力とするポリエステル短繊維が、マスク用の不織布需要の増加で好調だった。

 22年3月期の繊維事業の見通しは、売上高が同13.4%増の8150億円、事業利益が同50.3%増の550億円。20年9月以降から緩やかな回復基調となっており、「22年3月期を通して衣料、非衣料ともに同様のペースで回復を続ける」(阿部副社長)と見る。

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渋谷の東急本店が23年春以降に解体へ 跡地でLVMH系列の投資会社と施設開発

 東急百貨店は、2023年春以降に東京・渋谷の東急本店の解体作業に着手する。これに伴う休業については未定。跡地(東京都渋谷区道玄坂2-24)では東急、東急百貨店、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループの投資会社Lキャタルトンの3社による開発を進める。隣接する文化施設のBunkamuraも大規模な改修工事を実施する。東急百貨店はすでに渋谷駅前の東横店を閉店(20年3月末)している。東急本店の閉店で、「東急」の屋号を冠する百貨店が渋谷から姿を消す。

  本店は1967年に開業し、89年にはBunkamuraが併設された。ラグジュアリーブランドを集積した構成と、高級住宅地である渋谷・松濤を背にするロケーションから近隣の優良顧客に支持を得て、外商セールスも強みとしてきた。一方で中心顧客層は50代以上と、顧客層の高齢化が課題だった。東急グループは渋谷ヒカリエの「シンクス」や渋谷スクランブルスクエアなど、新たな複合施設の開発を進め、編集フロアと専門店をミックスする「融合型リテーラー戦略」を推進し、若い顧客層の開拓を進めていた。

 新施設は「隣接するBunkamuraとの一体化による『感動』『高揚』など真の豊かさを感じるワールドクラスクオリティの施設」を目指すとしている。具体的な開発計画は「白紙」(東急百貨店広報)だが、今回手を組む Lキャタルトンには複合商業施設開発の実績がある。同社は過去にギンザ シックス(東京・銀座)、マイアミ・デザイン・ディストリクト(米フロリダ)、ブレントウッド(カナダ・ブリティッシュコロンビア)などを手掛けている。Lキャタルトンは「渋谷は世界でも有数のアイコニックな街。日本のファッションの中心地でラグジュアリーな魅力を高める計画を推進できることは大変光栄だ。東急グループと価値観を共有し協力しながら、ユニークな体験を提供する次世代の施設を作り上げていく」とコメントを出した。

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西武池袋本店・渋谷店もほぼ営業再開へ 14日から衣料品や特選

 そごう・西武は、14日から西武池袋本店、西武渋谷店の営業面積を拡大する。東京都の休業要請に基づいて閉めていた衣料品、宝飾を除くラグジュアリーブランド、服飾雑貨、インテリアなど売り場の大半が営業を再開することになる。呉服、宝飾・時計、美術などは休業を継続する。緊急事態宣言が延長された12日に都内店舗の営業面積を大幅に拡大した高島屋に続く動きになる。

 19時30分までの時短営業の体制をとりながら、都が休業要請から除外する「生活必需品」の範疇を自社の判断で広げた。「お客さまや取り引き先の要望を踏まえて、生活インフラとしての期待に応える」(同社広報)という。

 都内の百貨店は、実質的な営業再開に踏み切る高島屋とそごう・西武と、営業再開を食品や化粧品、服飾雑貨、インテリアなど一部にとどめる三越伊勢丹、大丸松坂屋、松屋、東武百貨店、東急百貨店などとに対応が分かれている。

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死者1000人以上の事故「ラナ・プラザの悲劇」から8年 労働環境の改善はまだ遠く

 2013年4月24日、バングラデシュの首都ダッカ近郊で複数の縫製工場が入った複合ビルが崩落し、死者1000人以上、負傷者2500人以上を出す大惨事が起きた。ビルの名称から「ラナ・プラザ(RANA PLAZA)の悲劇」と呼ばれるこの事故は国際的にも注目を集め、15年にはアパレル業界のサプライチェーンにおける労働環境および人権問題を追ったドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~(原題:The True Cost)」が公開された。

 その後、縫製業に従事する人々の労働環境は改善されたのだろうか。「ラナ・プラザの悲劇」から8年経った21年4月24日、短編ドキュメンタリーシリーズ「ファッションスケープス:ア・リビング・ウェージ(原題:Fashionscapes: A Living Wage)」がユーチューブ(YouTube)などで公開された。「ザ・トゥルー・コスト」を手掛けたアンドリュー・モーガン(Andrew Morgan)監督と、環境や人権問題に関するコンサルティング会社エコ・エイジ(ECO-AGE)のリヴィア・ファース(Livia Firth)共同創立者兼クリエイティブ・ディレクターが再びタッグを組んだ今作は、最低賃金以下で働かざるを得ない発展途上国の女性たちと、コロナ禍でさらに悪化した労働環境や搾取システムを改善しようと尽力する人権活動家らにフォーカスしている。

 モーガン監督は、前作を公開した当時から労働者の環境はあまり改善されておらず、もはや「事態を広く認知させる」段階ではなく「行動に移す」べき段階に来ているという。「しかし、実際に何をどうするべきなのか。これには複雑な問題がいろいろと絡みあっており、誰が対話を主導するのかを慎重に考えなければならない。これまでも、現状を維持したいアパレルブランドなどがその莫大な資金力によって対話を“ハイジャック”するのを何度も目にして来た」と語った。

 事業における人権侵害の根絶に取り組む非営利団体ビジネスと人権リソースセンター(Business & Human Rights Resource Centre)のタルシ・ナラヤナサミー(Thulsi Narayanasamy)=シニア・レイバー・リサーチャーは、「労働者が貧困状態にあるのは偶然ではなく、そうなるように制度が作られているからだ。生活できないほどの低賃金で働かざるを得ない女性は6000万から8000万人いる。こうした労働者らはコロナ禍以前から極貧状態にあり、その17%は飢餓に直面している。新型コロナウイルスよりも飢餓を恐れる労働者のほうが多いぐらいだ」と作中で話している。

 ファッション業界は世界全体で2兆5000億ドル(約270兆円)程度の市場規模を持つ巨大な産業だが、近年は人権を含めた環境問題で批判されることも増えている。国連の専門機関で、労働者の労働条件と生活水準の改善を目的とする国際労働機関(International Labour Organization)などが定める指針やイニシアチブに署名しているアパレル企業も多いとはいえ、縫製産業従事者の労働環境の改善を訴える非政府組織「クリーン・クローズ・キャンペーン(Clean Clothes Campaign以下、CCC)」が19年に発表したリポートによれば、発展途上国の労働者に生活賃金以上の賃金を支払っていると証明できるブランドはないという。

 ファース共同創立者兼クリエイティブ・ディレクターは、「ファストファッションブランドは生活賃金もしくはそれ以下しか支払っていないという人権活動家らの批判をはぐらかしてきたが、パワフルな女性たちが連帯してそれに立ち向かったことによって変化が起きている。ファッション業界は(労働環境を改善するという)約束を幾度となく破ってきたが、法整備が進めば、今後は人権を守る法的義務を怠ったということで異議申し立てなどを行うことができる」と述べた。

 女性の地位や権利の平等を目指す非政府組織ザ・サークル(The Circle)のジェシカ・シーモア(Jessica Simor)弁護士は、生活賃金や人権に関する課題は欧州連合(European Union以下、EU)など政策の実施機関が主体になるべきだという。これまではアパレル企業が主体となっていたが、彼らは既存のシステムを維持したいため、生活賃金について言葉を濁して対話を引き伸ばしてきたからだとその理由を説明する。なお、ザ・サークルはEUに対して、ファッションブランドや小売店が縫製業の労働者に生活賃金の支払いを保証する法案を提出することを4月に提案している。

 問題は、こうした法整備には時間がかかることだ。また労働者の安全に関する協定などが締結されても、期限が切れてしまうことがある。

 「ラナ・プラザの悲劇」から1カ月後の13年5月に、安全監視機関として「バングラデシュにおける火災予防および建設物の安全に関わる協定(The Accord on Fire and Building Safety in Bangladesh以下、アコード)」が設置され、「H&M」や、「ザラ(ZARA)」の親会社であるインディテックス(INDITEX)など欧州を中心とする200社以上のアパレル企業が署名した。「ユニクロ(UNIQLO)」などを擁するファーストリテイリングも13年8月に署名している。

 アコードには法的拘束力があり、参加企業はバングラデシュにある縫製工場などの安全検査を実施し、問題があると判明した場合にはその改修費用を負担する仕組みとなっている。しかし5年間の期限付きだったため、活動停止を命じる判決をバングラデシュの下級裁判所が出していたが、その後も縫製工場などで火災が頻発している状況に危機感を覚えたアコード側が19年5月に上訴し、281日間の活動継続および後継組織への活動引き継ぎが承認された。その継続されたアコードの期限が21年5月31日までであるため、人権活動家や非政府組織は、これをアパレル企業への強制力を持った形で再継続させるべく奔走している。

 では、私たち消費者にできることは何だろうか。モーガン監督は、「ファッションは個人のアイデンティティーを示すものであり、自分の価値観に従って何かを選ぶ機会だと思う。ファッションを楽しむことに罪や恥の意識を感じてほしいわけではない。服の生産工程について疑問を持ったり、メーカーの取り組みについて調べて質問したりすることも、既存の非人道的なシステムに対抗する手段の一つだと知ってほしい」と話した。

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ももクロ百田夏菜子が「レッド ヴァレンティノ」の新ビジュアルに

 「レッド ヴァレンティノ(RED VALENTINO)」は、ももいろクローバーZのメンバーであり、女優としても活動する百田夏菜子を起用した新ビジュアルを公開した。ビジュアルは、世界各国で活躍する人物とのコラボレーションを通じてブランドの価値を表現するプロジェクト“インスパイアード バイ”の一環。同プロジェクトは2020-21年秋冬シーズンに始動し、これまでアメリカ人歌手のアリシア(Alissia)や、イタリア人陸上選手のラリッサ・イアピキーノ(Larissa Iapichino)が登場している。

 同ブランドは、第3弾のビジュアルについて「百田夏菜子さんのエネルギーにあふれる強さに敬意を表す。彼女は有名なポップアイドルであり、ほかにも女優やミュージシャン、新体操など多彩な顔を持つ。多面的な才能とカリスマ性を持ち合わせた人物」とコメントした。

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爆汗!バスタイムで″おうち美容″ 【爆裂!健康美容マニア道】

 1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回はバスタイムにおすすめの美容法について。

 名越には美容健康鉄則がある。それは「無意識のうちにキレイになる」こと。無理せず、気付かないうちに、自分が磨かれていく仕組みを生活の中に盛り込んでしまう作戦だ。よく「ストイックだね」と言ってもらえるのだが、違う。むしろ真逆である。究極の怠け者だという自負があるからこそ、頑張らずにできることを日常の中に散りばめているだけなのだ。「美は1日にしてならず。ならば、毎日の当たり前の平均値を上げてしまえばいい」と、15年ほど前から少しずつ日常生活を見直し、改善してきた。その一つが「お風呂」である。よっぽどのことがない限り日々シャワーは浴びるし、湯に漬かる。ならば、お風呂を究極のデトックス空間にしてしまおうじゃないか。ステイホームの今、せっかくだからおうち美容でじっくり自分磨きに励みたい。

バスソルトの“パーソナライズ化”で効率時短美容

 お風呂時間の改善で最もてっとり早いのが、入浴剤をグレードアップさせることだろう。お風呂に入れるだけ、はい終了。ここは惜しみなくこだわりたいところである。おすすめはエプソムソルト。海水に含まれるミネラルの一種で、温浴効果が高く、肩こりや腰痛、むくみや便秘解消が期待できると人気。ここ数年でさまざまな商品が登場しているが、中でも最近愛用しているのが「デイトゥー(DAY TWO)」の“エプソムソルト”。国産のエプソムソルトに天然の重曹をブレンドしたものだが、“パーソナライズ化”されて届くのだ。ネット上で簡単なアンケートに答えると、今の自分にぴったりのエッセンシャルオイルをブレンドしてくれる。慢性疲労が蓄積された名越には、血行促進とリラックス効果が期待できる「オレンジスイート&ベルガモット」がリコメンドされた。これだけでも満足感があるのだが、健康オタクに一番ささったのは、使用しているエプソムソルトそのもの。なんと、そのグレードの中で最も上位の規格となる“食品添加物グレード”であるため、万が一口に入っても安心という。もちろん着色料や合成香料、防腐剤は無添加で、赤ちゃんも一緒に入れるという優しさ。素晴らしい。ここ1年、すっかりパーソナライズ化にハマっているのだが、ついにバスソルトまで自分仕様になった。

美肌と美髪に軟水のススメ

 入浴剤以外にこだわりたいのが「水」である。もう8年ほど愛用している「美肌っ子」はお風呂の水を軟水に変えてくれるもの。硬度成分が含まれる水道水を軟水に変えただけで汚れの落ち方が変わったし、何より肌全体のしっとり感が増した。せっけん成分の残留からくる「髪の毛のゴワゴワ」「肌がカサカサ」から解放されただけでなく、肌の土台も少しずつ整ってきたように感じる。これも、皮膚のバリア機能の回復が早いといわれる軟水のおかげかも。“軟水さまさま”である。


 そして、半身浴の前には顔に「アキュア(ACURE)」の“ローズアルガンオイル”をぬりぬり。抗酸化力が高く、皮膚の血液循環を促してくれるアルガンオイルでもっちり肌づくり。このひと塗りがあるかないかで、肌の仕上がりが驚くほど変わるのだ。

爆汗!スパ並のぜいたくデトックス

 さて、オレンジスイートとベルガモットの甘酸っぱい香りに癒やされながら半身浴すること20分。ご覧あれ。額から流れてくる大量の汗、汗、汗!拭いても拭いても吹き出てくる。血行が良くなって、頬はうっすらピンク色。肌も柔らかもちもちに。体の内側からしっかり温まるのでお風呂後もぽかぽかが持続。汗もしっかりかいて、スッキリ気分爽快。これが毎日味わえるのだから、お風呂時間が待ち遠しくなるのだ。


 少し手を加えるだけで、自宅のなんてことないお風呂場がスパのような癒やしとデトックスの空間に。1週間後、1カ月後、半年後……。コツコツ積み重ねたこの時間は、あなたの心身と肌にうれしい変化をもたらしてくれるだろう。毎日の当たり前にこそ、惜しみない投資を。コロナ禍、自分とじっくり向き合える今こそ、最高にいたわってあげたい。

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「アディダス」と「オールバーズ」が“低炭素”フットウエアを共同開発 100足限定販売

 「アディダス(ADIDAS)」と「オールバーズ(ALLBIRDS)」は5月21日、コラボレーションアイテムの第一弾“フューチャークラフト.フットプリント(FUTURECRAFT.FOOTPRINT)”を発売する。世界で100足限定、アディクラブ(adiCLUB)会員限定で抽選販売する。2021年秋冬は1万足を販売し、22年春夏以降はさらに拡大していく。

 “フューチャークラフト.フットプリント”はカーボンフットプリント2.94kgCO2eを実現。これは「アディダス」のランニングフットウエア“アディゼロ RC3(アディゼロ RC3)の7.86kgCO2eに比べて63%削減した数字で、「カーボンフットプリントゼロのパフォーマンスランニングフットウエアを作る」という両者の共通の目標を一歩前進させた。両社は20年5月にパートナーシップを結び、フットウエア業界が1年間に排出する700億tのCO2排出削減に向けたコラボレーションプロジェクトを発表していた。

 「アディダス」と「オールバーズ」、ドイツとサンフランシスコに拠点を置く開発チームは、開発から納品までを全てデジタルで行い、カーボンフットプリントを抑える開発プロセスを採用。プロダクトデザイン、素材イノベーション、サステナビリティ、サプライチェーンの全てにおいて分析的な手法を用いて、あらゆる構成要素とプロセスの見直しを行い、パフォーマンスを損なうことなく、素材、製造技術、パッケージまでを再考した。

 イノベーションの相乗効果を発揮したのは、各ブランドの独自技術である2つのテクノロジーだったという。アディダスで人気のミッドソール“ライトストライク(Lightstrike)を、オールバーズのサトウキビをベースにした“スウィートフォーム(SweetFoam)”で再構築し、低炭素の天然素材の実装を実現した。アッパーも新たに開発し、リサイクルポリエステル70%と木材パルプから作られたテンセルを30%使用した。

 アディダスのブライアン・グレヴィ(Brian Grevy)グローバルブランド エグゼクティブボードメンバーは「オールバーズとのパートナーシップは、同じ業界の競合するブランドが一緒になってデザインすることで、どのような可能性が生まれるかを示す道しるべとなる。オールバーズのカーボンフットプリント算出に関する知識や天然素材を扱う経験、アディダスの製造能力やパフォーマンス・フットウエアの実績など、お互いの知識やリソースをオープンにし、真の意味での共同作業を行うことは、他のブランドへの呼びかけになり、スポーツ業界がカーボンニュートラルを達成するためのひとつのマイルストーンとなる」とコメントを発表。

 またオールバーズのティム・ブラウン(Tim Brown)共同CEOは「気候変動の解決という課題は私たちの世代の問題であり、その解決は一人や一社ではできない。私たちは、新しいビジネスモデル、新しいイノベーション、そして他者と共に働く新しい方法を見つける必要がある。アディダスとのパートナーシップはその一例だ。この1年間2つのチームが一丸となって、カーボンフットプリントゼロに限りなく近いフットウエアの開発に取り組んできた。その結果エキサイティングな一歩を踏み出すことができ、他のチームの模範となるような成果をあげることができた」とコメントした。
 
 アディダスのフローレンス・ロバート(Florence Rohart)シニア・フットウエアデザイナーは「このプロジェクトでは全てにおいて、『Less is more(少ないことは良いことである)』だった。素材だけでなく構造もミニマムにするために、パフォーマンスを維持するために本当に必要なものだけを残した」と話し、オールバーズのジェイミー・マクラーレン(Jamie McLellan)ヘッド・オブ・デザインは「アッパーと外側の構造は、タングラム原理から着想を得た。廃棄物を削減するために全ての個別パーツで素材全体を使い切っており、製造時にできるだけゴミが出ないようになっている」と話した。

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RECOMMEND: MINIMAL WORKS

2021年春夏シーズンにバーニーズ ニューヨークが新たにおすすめするブランドやアイテムを不定期でスタッフ自らリコメンド!

本日はメンズチーム アシスタントバイヤーの藤田開知が、自身も愛用するアウトドアアイテムをご紹介します。

 

こんにちは。

メンズチーム アシスタントバイヤーの藤田と申します。

 

今回私がご紹介させていただくのは、MINIMAL WORKS<ミニマルワークス>という韓国発のアウトドアブランドです。2013年にスタートし、日本には2020年に上陸したばかりで、今注目が集まるブランドの一つです。

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自身もキャンパーであるブランドのディレクター チョン・ビョンギル氏が、キャンプ荷物の重装備や複雑な設置法に時間と労力を取られていることに着目し、これらを解決するキャンプ用品を自分で作りたいと思い立ったのがブランドの始まりです。

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ブランド名はMINIMAL+WORKSを組み合わせ、「シンプルで最適化されたギアでアウトドア活動をする」という意味が込められています。

 

今回バーニーズ ニューヨークでこちらのブランドを展開することになったきっかけをお話させていただきます。

 

この1年間で、在宅ワークや、人混みを避けた生活、今までとは違う新しい休日の過ごし方が注目されるようになり、私たちの生活様式も大きく変わっていきました。

 

自粛生活を余儀なくされる期間が続いておりますが、このような状況下でもバーニーズ ニューヨークのお客様に少しでもお楽しみいただける商品やイベントをご用意させていただきたい!そんな思いで今回買付・企画をさせていただきました。

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↑オンラインストアでも特集させていただいております。

今回、特にご紹介させていただきたいアイテムは<ミニマルワークス>の優秀なファニチャーです。

 RECOMMEND: MINIMAL WORKS

こちらはブランドを代表するアイテムの一つでもある、キャンプチェアの“LIFE CHAIR B(ライフチェアB)”。

ブランドオリジナルのフレームを使用しており、計算された高さ、背面角度の設計で、成人男性でもゆったり座れる座面の広さと安定感があります。

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しっかりとした安定感がありながら、5つのパーツから簡単に組み立てることができ、幅65cmのバッグにコンパクトに収納できます。重さも2.9kgと軽量なため持ち運びも便利。

 RECOMMEND: MINIMAL WORKS

肘掛け部分は耐久性に優れ、木目が美しく高級感のあるウォルナット素材を使用。クラシックなデザインをモダンに仕上げたハイセンスなチェアです。

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こちらはもちろんキャンプでの使用もおすすめではありますが、その他のシーンでもおすすめです。

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コロナ禍で旅行や都心部への外出が遠のく方も多いと思いますが、例えば、在宅ワークの気分転換にベランダでこのチェアに座って作業してみたり、休日には近くの公園に持って行き、家族や友人とのんびりとした時間を過ごしてみたり、遠出をしてキャンプに行けなくても、ほっと一息をついて、きっとリラックスした時間をお過ごしいただけると思います。

 

その他にも、<ミニマルワークス>の人気アイテムであるツールラック“INDIAN HANGER(インディアンハンガー)”やコンパクトに収納可能なテーブル“MOCHA ROLL TABLE(モカロールテーブル)”などをご用意しております。

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ミニマルワークス>の商品は今回、銀座本店とオンラインストアにてご覧いただけます。

また銀座本店では5月23日(日)までの期間中、同ブランドを中心としたキャンプ・アウトドアアイテムの期間限定ストアを開催しております。

 

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さらに今回は株式会社オッシュマンズ・ジャパン様に銀座本店内のディスプレイにご協力いただいております。

「オッシュマンズ」のディスプレイ商品は店頭のQRコードを読み取っていただくと、「オッシュマンズ」のオンラインストアにて商品をお求めいただけるスタイル。

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その他にも夏の気分を盛り上げてくれるアイテムを多数ご用意しておりますので、ぜひバーニーズ ニューヨークならではのアウトドアのご提案をお楽しみください。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 RECOMMEND: MINIMAL WORKS

「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」が“米のもみ殻”を使用した協業プロジェクト

 イッセイ ミヤケの3月にスタートした新ブランド「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE以下、エイポック エイブル)」 は、異業種との協業プロジェクト“TYPE-I”のアイテムを5月14日に発売する。東京・南青山の同ブランド店舗で取り扱う。

 同プロジェクトでは、ソニーグループが開発した、米のもみ殻を原料とするサステナブルな新素材“トリポーラス”を使用したジャケット(税込9万9000円)やパンツ(同5万7200円)、ポロシャツ(同4万8400円)の3アイテムを用意する。多孔質な“トリポーラス”を糸に練り込んだ生地を黒く染色することで、色褪せにくく、長く着用できるという。

 「エイポック」は創業デザイナーの三宅一生が1998年に開始した独自の服づくりで、コンピューターの最新技術を駆使して、生地作りの段階で1本1本の糸に裁断や縫製のための情報を内包した“一枚の布”を生み出すプロジェクト。新ブランド「エイポック エイブル」では、宮前義之率いるデザインチームが「エイポック」の服作りを発展させ、“TYPE-I”のように異分野や異業種との協業にも取り組んでいく。

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ストライプ、岡山市中心部の土地を売却 ホテルなどを含めた再開発計画から撤退

ストライプインターナショナル(本社=岡山市、立花隆央社長)はコロナ禍による業績悪化を受けて、岡山市中心部に保有していた土地(約2500平方メートル)を、地元の交通会社大手の両備ホールディングス(HD)などに売却した。同土地は2014年に閉鎖した岡山ビブレの跡地。18年にストライプ、両備HDなど計3社が岡山ビブレをイオンリテールから約55億円(解体費用などを含む)で取得し、再開発を計画していた。売却金額は非公表。

取得当時、ストライプは同土地にビルを建てて近隣にある岡山本社を移転させると共に、ホテルや飲食、物販などを組み合わせた複合施設としてオープンすることを構想。石川康晴前社長の肝煎りプロジェクトとして、岡山市街の活性化をめざしていた。

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オンラインデリ大手、グロブリッジが「赤から」とも提携。ピザ、クレープ、鍋と立て続け。

オンラインデリバリー限定「東京からあげ専門店 あげたて」などを展開する株式会社グロブリッジ(本社:東京都港区赤坂、代表取締役:大塚 誠)が、居酒屋「赤から」を展開する株式会社甲羅(本社:愛知県豊橋市、代表取締役:鈴木 雅貴)とデリバリー事業で業務提携を結んだ。
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「もうTTPなんて言わせない。」モンテローザが実力で勝ち取った”ダブル”受賞

 株式会社モンテローザ(本社:東京都武蔵野市、代表取締役:大神輝博)が運営する唐揚げ専門店「からあげの鉄人」が、一般社団法人日本唐揚協会が主催する「第12回からあげグランプリ」に初エントリーし、『塩ダレ部門金賞』と『New Wave賞』でダブル受賞の快挙を果たした。モンテローザと言えばTTP(徹底的にパクル)のイメージが強いが、外食企業として、正々堂々と勝負した。
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西山氏開発「ブルースターバーガー」、FC募集スタート。ベンチャー系マッチングサイト活用。

ダイニングイノベーショングループの株式会社ブルースターバーガージャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:西山泰生)が運営する「ブルースターバーガー」が、5月10日(月)からFCマッチングプラットフォーム「フランチャイズハジメルくん」でフランチャイズ加盟店の募集を開始した。
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「シャネル」2022年プレ・スプリング・コレクション

 「シャネル(CHANEL)」が2022年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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三越伊勢丹HDがエステサロン「ソシエ」をTBCに売却

 三越伊勢丹ホールディングスは5月12日、100%子会社でエステティックサロン「ソシエ(SOCIE)」を傘下に持つSWPホールディングス(以下、SWP)の全株式をTBCグループ(以下、TBC)に売却すると発表した。

 SWPは子会社のソシエ・ワールドを通じ、百貨店を中心とする店舗でエステティック事業やヘア事業、アイビューティー事業を展開する。これら事業を取り巻く環境変化や今後の事業の方向性を勘案した結果、TBC に譲渡することが適切だと判断した。譲渡株数は6万1400株で、売却金額は未公表。7月1日に手続きが完了する予定だ。

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ミズノ21年3月期は営業利益39%減 “ミズノマスク“は売り上げ70億円

 ミズノの2021年3月期連結業績は、売上高が前期比11.4%減の1504億円、営業利益が同39.2%減の38億円、純利益が同19.0%減の37億円だった。新型コロナウイルス感染拡大により、個人消費の落ち込みやスポーツイベント・競技大会の中止といった厳しい状況が続き、全ての地域で減収となった。経常利益は、為替差益などの営業外収入で0.7%減の60億円にとどまった。

 国内の売上高は同9.9%減の1063億円。ただ、野球やサッカー、ゴルフなどのアウトドアスポーツ事業は6月以降に回復基調となり、下期で前年同期を上回った。機能素材を用いたマウスカバーはSNSで話題を呼び、70億円の売り上げを記録した。その他、19年に設置した企業制服などのワークビジネス事業が同24%増と好調だった。

 米州(北米・南米)の売上高は同6.9%減の180億円だった。バレーや野球などのチームスポーツが苦戦したが、ゴルフやランニングなどの個人スポーツは回復しつつある。欧州の売上高も同14.5%減の130億円だったが、ゴルフが前年超えとなった。アジア・オセアニアの売上高は同24.1%減の130億円。期初に中国での小売り事業の大半を直営からライセンスに切り替えたことで、中国事業は減収ながら黒字化を達成した。

 22年3月期は、売上高で前期比16.3%増の1750億円、営業利益は同31.4%増の50億円、純利益は同6.6%減の35億円を見込む。「バラつきはあるが、各国でワクチン接種が進み、経済活動がある程度正常化する」(水野明人社長)。事業別には好調だったアウトドアスポーツを強化し、全カテゴリーでECシステムの改善を図る。

 東京オリンピック・パラリンピックについては、「あくまでブランドバリューを作り上げるために重要なイベントで、売り上げが急激に上がることはない。開催されても、されなくても、大きな影響があるとは思っていない」(水野社長)とコメントした。

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三越伊勢丹HD最終赤字410億円 21年3月期

 三越伊勢丹ホールディングスの2021年3月期連結業績は、純損益が410億円の赤字(前期は111億円の赤字)だった。コロナによる昨年春の臨時休業とその後の消費低迷で百貨店事業が打撃を受けた。コロナ前から決定していた三越恵比寿店、イセタンハウス(名古屋)、バンコク伊勢丹などの店舗閉鎖、子会社の三越伊勢丹研究所の事業終了などの構造改革を実施したが、赤字幅は大幅に広がった。

 売上高は前期比27.1%減の8160億円、営業損益は209億円の赤字(前期は156億円の黒字)だった。営業損益は販管費の削減が想定よりも進んだため、1月発表の計画に対して120億円改善した。

 都内の主力店舗の売上高の落ち込みが激しい。前期実績と比べた場合の減収額は、伊勢丹新宿本店で670億円、三越日本橋本店で317億円、三越銀座店で384億円に上る。首都圏の三越伊勢丹で前期に522億円だった免税売上高は46億円に激減した。

 22年3月期から会計基準を改める。従来の売上高に相当する総額売上高は前期比18.3%増の9650億円、営業利益は30億円、純利益10億円と予想。3期ぶりの最終黒字を目指す。

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