「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」が2022年春コレクションを発表した。
The post 「ビューティフルピープル」2022年春コレクション appeared first on WWDJAPAN.
バイヤー向けにトピックスを拾います。
「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」が2022年春コレクションを発表した。
The post 「ビューティフルピープル」2022年春コレクション appeared first on WWDJAPAN.
eスポーツ団体のフェイズ・クラン(FAZE CLAN)は、アーティストの村上隆とのコラボコレクションをライブコマースプラットフォーム「ネットワーク(NTWRK)」で6月29日2時(日本時間)に発売する。コレクションは村上を代表する作品「お花」をモチーフにしたジャージやマウスパッドなどをそろえ、価格は約50〜100ドル(約5500〜1万1000円)。
フェイズ・クランのリー・トリンク(Lee Trink)最高経営責任者(CEO)は「自分もフェイズ・クランの多くのメンバーも村上隆の作品と彼がカルチャーに与えたインパクトを尊敬している。彼が私たちを信じてアートをゲームコミュニティーに持ち込んでくれたことに感謝する。これはフェイズ・クランとゲームコミュニティーにとって歴史的な瞬間だ」とコメント。
村上はこのコラボレーションに対して最初は「内気」だったが、「次世代がこのプロジェクトに新たな価値を見出すと信じて」プロジェクトを進めたという。
村上はその理由について、「僕が大学生のころ、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)がバスキア(Basquiat)とコラボレーションした絵画を発表して、ものすごく話題になった。ウォーホルは当時50代でバスキアは若きスーパースターだったが、僕には年長者が若者に取り入るように見えてしまい、バスキアに少し申し訳なく思った。その後2人が亡くなって十数年が経ち、当時世代間で売り上げにギャップが出て、釣り合わないと思っていたコラボレーションの絵画が新鮮に見えてきた。彼らの時代を象徴するようだと思った。今の僕は当時のウォーホルより年上だし、フェイズ・クランのメンバーは当時のバスキアより若いだろう。僕たちのコラボを釣り合わないと思う人もいるかもしれないが、30年という時間が経ったらアートの歴史の中で見直され、再評価されるかもしれない」と語った。
フェイズ・クランはこれまで「アンチソーシャルソーシャルクラブ(ANTI SOCIAL SOCIAL CLUB)」「チャンピオン(CHAMPION)」「ウォーレン ロータス(WARREN LOTAS)」「リリカル レモネード(LYRICAL LEMONADE)」「シベリア ヒルズ(SIBERIA HILLS)」「ベアブリック(BE@RBRICK)」といったブランドやメディアとコラボレーションしている。
The post 村上隆とeスポーツ団体フェイズ・クランがコラボ 「ゲームコミュニティーにとって歴史的な瞬間」 appeared first on WWDJAPAN.
「エルメス(HERMES)」は、大阪の阪急うめだ本店4階にブランド初となるウィメンズシューズ専門のブティックを25日にオープンした。店舗面積は35平方メートル。同店はパリの建築設計事務所RDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・ダンテリユール)が手掛けており、職人たちが働くアトリエに着想。やわらかなピンクを基調とした、明るく開放的な雰囲気が特徴だ。天井に付く照明はメゾンのイニシャルをアレンジしたもので、パリのフォーブル・サントノーレに構える本店のモザイクタイルを想起させる。また設置する家具には、アトリエを思わせるクリアウッドやレザーを用いている。
オープン時の店内には、クラフトマンシップとコンテンポラリー要素を融合した2021-22年秋冬のシューズが並ぶ。サンダルやローファーから、ブーツ、スニーカーまで、豊富なバリエーションをそろえる。
■阪急うめだ本店 エルメス シューズブティック
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店4階
営業時間: 10:00~20:00 ※百貨店に準ずる
The post 「エルメス」が阪急うめだ本店に世界初のウィメンズシューズ専門ブティック appeared first on WWDJAPAN.
「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」を発表! 「WWDJAPAN」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで2021年上半期(1~4月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。
バラエティー・ドラッグストア「リップ」部門の新製品1位は「セザンヌ(CEZANNE)」“ウォータリーティントリップ”が輝いた。バイヤーは「マスクにつかないティントルージュ。濡れたような軽やかな艶を実現し、きれいな発色が持続する」とコメント。2位は、「フジコ(FUJIKO)」“ニュアンスラップティント02”、3位は「オペラ(OPERA)」“ニュアンスラップティント02”となった。
総合1位は「リカフロッシュ(RICAFROSH)」“ジューシーリブティント”だった。「WWDビューティ ベストコスメ2020」の3位から躍進。バイヤーは「ティントだからマスクに付きにくいと好評。多様なニュアンスを作れるところも人気の理由」と話す。2位は「レブロン(REVLON)」“キス シュガー スクラブ”、3位は「セザンヌ(CEZANNE)」“ウォータリーティントリップ”となった。カテゴリーでは、「マスクに付きにくい」「1度塗りと重ね塗りとで、違ったニュアンスが楽しめる」アイテムが上位を占めた。(価格は全て税込)
新製品
1位 “ウォータリーティントリップ”
「セザンヌ」
水に濡れたような艶感が続くティントルージュ。みずみずしい艶感がありながらも、グロスのような膜感がなく発色が良いと好評。一度塗りした後に軽くティッシュオフすると、マスクやコップに色映りしにくい。ハチミツ、ヒアルロン酸Na、ローヤルゼリーエキス、水溶性コラーゲンなど保湿成分配合で潤いもキープ。(全3色うち1色取扱店限定、660円)
2位 “ニュアンスラップティント02”
「フジコ」
独自のウォーターティント処方のルージュ。マスクに付きにくく、ぷっくりとした艶感が演出でき、高発色と話題に。潤いの膜で唇をラッピングし、気になる縦ジワをカバー。まるで素の唇が色づいたような、ニュアンスのあるカラーが持続すると、マスク着用時もリップにこだわりたい人から支持を得た。とろみのあるテクスチャーで液だれしにくいのも特徴だ。(全3色、1408円)
3位 “リップティント N 203 ブラウンフィグ”
「オペラ」
高発色で色持ちが良く、透け感も楽しめるリップティント。ひと塗りで美しく発色するが、濃さを感じさせない透明感のあるカラー。唇の水分に反応して、血色感を引き出すティント処方で、唇そのものが色づいたようなナチュラルな仕上がりに。リップクリームのように伸びが良く、乾燥した唇にも塗りやすい。“リップティント N 203 ブラウンフィグ”は、バレンタインシーズンに発売された限定色で、やや赤みのあるボルドーブラウンは、大人っぽさと可愛らしさが共存する絶妙な色合い。(限定色ですでに完売)(1650円)
総合
1位 “ジューシーリブティント”
「リカフロッシュ」
ユーチューバー・モデル古川優香がプロデュースする、みずみずしい艶とテクスチャーのリキッドルージュ。一度塗りは、ほんのりとした色づき、二度塗りはハッキリした色合いになり、ニュアンスの異なる仕上がりが楽しめると好評。特に“01オンラジェット”、“06ルーブラウン”の人気が高い。「マスクに付きにくい」「発色が良く持ちもいい」と10代、20代を中心に支持を得た。(全6色、各4.5g、各1848円)
2位 “キス シュガー スクラブ”
「レブロン」
角質ケアと保湿ケアができる、洗い流さないタイプのリップバーム。スクラブで唇の古い角質をやさしく除去。保湿成分に、ザクロ種子油、ヨーロッパキイチゴ種子油、ブドウ種子油のフルーツオイルを配合し滑らかで潤いある唇に導く。日中のケアだけでなく、ナイトケアにも使えると人気を集めた。爽やかなシュガーミントの香り。(全2色うち限定1色、2.6g、814円)
3位 “ウォータリーティントリップ”
「セザンヌ」
水に濡れたような艶感が持続するティントルージュ。オイルを水分で包んだ「オイルinウォーター処方」で、唇の表面はベタつかず、しっとり潤う仕上がりに。特に、“01ナチュラルピンク”と“02コーラルレッド”の人気が高い。一度塗りしてから、唇の中央に重ね塗りすると自然なグラデーションリップが作れる。(全3色うち1色取扱店限定、660円)
The post 売れたアイテムを発表! リップ1位は「セザンヌ」と「リカフロッシュ」 「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」バラエティー・ドラッグストア appeared first on WWDJAPAN.
ハイウエストのボトムスがロングヒットになっています。支持されている理由は、ウエスト位置が高く見えて、脚長に映ることに加え、“すっきり・ほっそり・こなれ”の3大メリットが期待できるから。特にデニムパンツはファンが多いアイテム。トップスや羽織り物などの“相棒アイテム”次第でムードを変えられるので、多彩な着こなしを楽しめます。
ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)は、バンドゥトップスの上からストライプ柄のデニムシャツをジャケット風に羽織って“デニムonデニム”の出で立ち。バンドゥにかぶせたシャツが肌の露出をセーブしながら、デニムパンツとの“つなぎ役”も務め、全体をなじませました。
ほどよい肌見せは、トレンドの“ヘルシーなセクシー”にもぴったり。ハイウエストを引き立てるうえでも、健康的なヌーディー感が一役買っています。今回はハイウエストのデニムパンツにマッチする、今年らしいトップスの着こなし術を集めてみました。
ハイウエストのパンツは縦方向に長さがある分、存在感があります。そこで、トップスにもボリュームを持たせると、全体のバランスが整いやすくなります。
張り出しポケットがたくさん付いたデニムパンツは、凝ったディテールとハイウエストでいっそうアイキャッチーに。“袖コンシャス”な装飾ブラウスは、そんな印象の強いボトムスにも負けない存在感があります。ブラウスの裾をきっちりウエストインして、くびれを強調することで、コルセットを着けているかのようなタイト感が備わりました。大きく開いたスクエアネックがデコラティブな両袖を引き立てています。
2枚目のハイウエストの白デニムパンツは、裾がフレア気味なのでレッグラインが伸びやかな印象。“ハイウエスト×フレア丈”は脚がより長く見える掛け算です。腰から下が強調される分、トップスにも見どころを増やすのが賢いスタイリング。特大の襟と斜めに重ねたカシュクール、肩口がふくらんだ“袖コンシャス”の3点セットで視線を引き込む仕掛けです。クロップド丈のシャツで、ちょっとだけウエストをチラ見せすることで細さを引き出しました。
ハイウエストを上手に着こなすコツの一つに、トップスをコンパクトにまとめるコーディネートがあります。先に挙げた、トップスに装飾性を持たせるスタイリングの逆バージョンで、上下でボリュームを変えてめりはりを出すテクニックです。
体にピッタリなじむタイトなTシャツをきっちりウエストインすることで、コントラストが際立ちました。細ベルトを巻いて、極細チェーンのバッグを肩から掛けて、きれいめで華奢な印象もプラス。靴をほぼ隠すほどのロング丈のパンツは、スレンダーさが強調されます。ややヒッピー感の漂う組み合わせで、都会的な1970年代ルックにまとめました。
上半身の細さを印象づけるなら、黒がベストチョイス。ボディコンシャスな“肌ピタ”トップスはいっそう引き締まって見えます。2枚目の写真は、細身の黒トップスでスレンダーな上半身を演出。重く見えないのは、ほんのり透けるシアー素材だから。肌になじむストレッチ仕立てを生かして、ヘルシーなシルエットを際立たせています。トップスの裾はきっちりインして、脚が長く見えるハイウエストの強みを最大限に引き出しています。セミフレアのシルエットとたっぷりのレングスも伸びやかな脚線をアピールする効果大です。
着丈のバランスをわざとずらすと意外さが生まれ、こなれた印象に仕上がります。縦に長いハイウエストパンツと好相性を発揮するのは、着丈の短いジャケットです。
1枚目の写真は、デニムパンツ2本を重ねばきしているかのような、ギミックを効かせたウエストのデザインがユニーク。その分、縦長のイメージも強まっています。黒のスキッパートップスの裾をウエストインして、腰から下とのコントラストもくっきり。さらにクロップド丈のレザージャケットを重ねて、上半身の引き締まった印象を増幅させました。ハイウエストが目立つよう、ジャケットは前開けが基本。レザーとデニムという質感のずれも動きを生んでいます。
ハイウエストのパンツはベルトを巻くことで、さらに印象を強めることができます。ベルトの表情が着こなしのムードメーカーになる仕掛け。2枚目の主役はフレアシルエットのデニムパンツ。復活トレンド、ヒッピーテイストを醸し出しています。髪型や靴に加えて、ベルトでもヒッピーやフォークロアの気分を濃く打ち出しました。ベルトマークと斜め掛けバッグで、ウエストに視線を呼び込んでいます。クロップド丈の羽織物が“短×長”に揺さぶりをかけて、伸びやかなレッグラインを引き立てました。ハイウエストのパンツをスタイルアップにつなげる、お手本的なコーディネートです。
ハイウエストのデニムパンツに、ロマンチックなブラウスやコンパクトなトップス、クロップドジャケットといった“相棒アイテム”を迎えれば、“すっきり&ほっそり見せ”がかないます。70年代ブームにもぴったりな裾広がりのデニムパンツを合わせれば、さらにスタイルアップのメリットを引き出せそう。トップスや羽織物で印象をガラリと変えて、多彩な着回しを楽しんでみてください。
ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い
The post 人気のハイウエストデニムはこう着る!“すっきり見え”がかなうトップス3選 appeared first on WWDJAPAN.
超極薄のテキスタイル「天女の羽衣」で知られるテキスタイルメーカーの天池合繊(石川県七尾市、天池源受社長)が、自己破産申請の準備を行っていると、北國新聞などの地元紙が報じた。負債額は3億5000万円。同社は「天女の羽衣」で、「ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞(2013年)、グッドデザイン特別賞(2014年)を受賞するなど、高い技術力で知られていた。主力事業は産業資材用の合繊織物の受託生産がメーンで、このコロナ禍で厳しい状況が続いていたと見られる。「天女の羽衣」は小松マテーレの子会社が引き継ぐことになると見られるが、「現時点でコメントできることはない」(小松マテーレ広報)という。
天池合繊は1956年創業の製織業者。「天女の羽衣」は、同社が受託生産からの脱却を目指し、極細のモノフィラメントを緻密に織り上げるメッシュ織物に参入。新規用途の開拓に取り組む中で生まれた。わずか7デニール(デニールは糸の太さの単位、7デニールは9000メートルでわずか7グラムの重量しかない)のモノフィラメントを、1インチあたり130本もの数を均等に並べた超高精細のメッシュ生地で、非常に軽く薄くセロハンのように透けながら、光を乱反射させる一方で、細かなメッシュがユニークな風合いを持っていた。
同製品を見た伊藤忠ファッションシステムのクリエイティブディレクター(当時)で、パリの素材見本市「プルミエール・ヴィジョン(PREMIERE VISION)」のトレンド委員のメンバーでもあった池西美知子氏が“天女の羽衣(欧州名はSUPER ORGANZA)”と名付け、積極的に国内外で発信したことでファッション業界で広がるきっかけになった。なお、同製品を初めて衣服に仕立てたのは、ウェディングドレス界の大物デザイナーの桂由美だ。2005年に当時はアパレル業界では全くの無名に等しい同社が石川県主催のテキスタイル展示会で初めて披露したときに、展示会を訪れていた桂氏が同製品を発見し、すぐに自らがデザインするウェディングドレスに使用したという。
「天女の羽衣」は海外でも評判になり、パリのオペラ座に採用されたほか、スイスの名門テキスタイルメーカーのヤコブ・シュラエファー(Jakob Schlaepfer)が「天女の羽衣」を基布に使い、片面にだけ特殊な加工を施したプリントしたインテリア向けのテキスタイルは、透明なセロハンのように薄いのに裏面から見るとプリント柄が見えないという幻想的な表現が高い評価を受け、2009年のレッドドットデザインアワード(Red Dot Design Award)の最高賞である「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞した。
ある繊維関係者は「1インチに130本もの極細のモノフィラメントを並べて織る技術は難易度が非常に高く、高い技術力と周辺機器も含めた内製化が必要になる。負債の大半はそうした設備関連を購入するための借り入れだったのではないか」と見る。
「天女の羽衣」は業界関係者にファンは多かったものの、法人向けのテキスタイルの価格としては異例の1メートル5000円以上という高値から大口の受注を獲得が難しく、天池社長自らが売り場に立ち、有力百貨店の催事でストール販売も行っていた。ただ、製織業者が小売りまで手掛けるのは難易度が高く、本業の受託生産の落ち込みをカバーするまでには至らなかった。
「天女の羽衣」の登場以前、モノフィラメントを使った高細度なメッシュ織物は液晶テレビの電磁波シールド材などに使われる産業資材で、東証2部上場のNBCなどメッシュ専業メーカーの独壇場だった。同社の登場後は有力なオーガンジーメーカーも参入し、オーガンジーの歴史に新たな一歩を加えることにも繋がった。子会社を通じて「天女の羽衣」を引き継ぐ小松マテーレは、「モンクレール」を筆頭に欧州の有力ブランドへの販路を持つ。今後、様々な加工を加えることで、「天女の羽衣」の再生に期待がかかる。
The post 世界最軽量「天女の羽衣」の天池合繊が破産申請、世界で高い評価 appeared first on WWDJAPAN.
スポーツブランド「フィラ(FILA)」は、グローバルブランドアンバサダーの韓国のボーイズグループBTS(防弾少年団)とのコラボコレクション“Now ON”を6月25日に先行予約を開始した。なお店頭販売は7月12日。
アイテムは、BTSが昨年発表した人気曲「ON」のMVからインスピレーションを得たグラフィックやカラーのほか、「フィラ」のFロゴとBTSの公式ロゴを組み合わせた限定ロゴを用いている。Tシャツやスエット、パンツ、バケットバッグ、クロスバッグ、バケットハットをそろえる。また商品購入者には、メンバーの顔写真付きのポストカードをプレゼントする。
The post BTS × 「フィラ」コラボアイテムは人気曲「ON」がテーマ ポストカードのプレゼントも appeared first on WWDJAPAN.
日本発のクリーンビューティブランド「ダムダム(DAMDAM)」が6月29日、米セフォラ(SEPHORA)に出店する。日本のクリーンビューティブランドがセフォラに出店するのは初めてのこと。まずはセフォラのECからスタートし、ゆくゆくは実店舗での展開を視野に入れる。
「ダムダム」はシンガポール版「ハーパーズ バザー(HARPER'S BAZAAR)」元編集長のジゼル・ゴー(Giselle Go)が2017年にデビューさせたブランド。米やこんにゃくなど、日本由来のナチュラルな原料を用い、シンプルでミニマリスティックなスキンケアを提供する。日本では現在コスメキッチンとメイクアップキッチン限定で取り扱い、カオリンクレイを用いた“パワーマスク”や、こんにゃく入りの“ピュリファイングクレンザー”が人気だ。シンプルな原料とパッケージで、性別や年齢問わず幅広くから支持されている。
セフォラは近年クリーンビューティに力を入れており、独自の「セフォラクリーン」認証を設けている。「ダムダム」を展開するセブンデイズ(SEVEN DAYS)のフィリップ・テリアン(Philippe Terrien)代表は「セフォラは他のリテーラーに比べても早い段階でクリーンビューティに目をつけており、クリーンに対する基準もかなり厳しい。そんな中で、われわれのブランドの信念やコンセプトに強く共感をしてくれた。今回日本を代表するクリーンビューティブランドとして『ダムダム』が出店できたのは光栄だ」と話す。
セフォラでは現在Jビューティブランドの取り扱いがかなり少なく、店内のスペースも限られている。クリエイティブ・ディレクターのジゼルは「日本を代表する『シセイドウ(SHISEIDO)』に次いで日本発のブランドとして取り上げられるのは大変うれしいこと。私がJビューティにハマったのは、繊細で軽やかなテクスチャーと、イノベーティブな処方、そしてクラフツマンシップだ。日本には素晴らしい自然原料がいくつも存在し、今後その魅力を世界に発信していきたい」と意気込む。一方で、日本には素晴らしい原料や技術が多くあるものの、サステナブルなパッケージ開発などは他国に比べて遅れている面もあるという。「今の課題は、パッケージをもっとサステナブルにすること。日本はサステナブルなパッケージの開発がまだ追いついておらず、正直難しいと感じることが多い。ただ、中身も外身も日本のメーカーにこだわり続けるのは、ローカルの企業をサポートしたいから」とフィリップ。
同ブランドはコロナ禍にもかかわらずビジネスは好調だという。「一時EC注文の対応が追いつかないほど、コロナ禍でも売り上げを伸ばすことができた。これまで多忙な生活で疲弊していた人が、コロナで少しスローダウンできた。そんな中でスキンケアやセルフケアを見直す人が増えて、『ダムダム』のような、シンプルでありながら自然の恵を生かした製品が支持されたのだと思う」とジゼル。
「ダムダム」にとって、今回のセフォラ出店は初の海外進出になる。今後はヨーロッパなど他地域への進出も計画しており、グローバルブランドへの一歩を踏み出す。
The post 「ダムダム」が日本のクリーンビューティブランドとして初めて米セフォラに出店 appeared first on WWDJAPAN.
イタリアの高級車メーカー「マセラティ(MASERATI)」は24日、藤原ヒロシの「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」とコラボレーションした「マセラティ」初のハイブリッドモデル“ギブリ ハイブリッド(GHIBLI HYBRID)”の特別仕様車を、世界に先駆けて東京で発表した。同日、東京・原宿のアートギャラリー「The Mass」に展示し、1日だけの一般公開も行った。世界限定175台のうち、日本では40台限定。1425万円で全国の「マセラティ」正規ディーラーで販売する。関係者によると、公開前からすでに数台予約が入っているという。
このコラボレーションは、自分好みに「マセラティ」をオーダーできるカスタマイズドプログラム“マセラティ フオリセリエ”によるもの。国境や業種などの境界線を越えた発想で、音楽を車のデザインで表現。オペラネラとオペラビアンカという2つの対照的なカラーをまとう。
フロントグリルはクラシックな「マセラティ」から着想を得たバイアス仕様で、“Maserati”のフォントで“Fragment”と書いたロゴが付く。3連のサイドエアダクトの下には「M157110519FRG」のコードを記載。これは両者のパートナーシップを表したもので、“M157”は“ギブリ”の開発コードを、“110519”は藤原がマセラティ・デザイン・センターを最初に訪れた日である2019年11月5日を、“FRG”が「フラグメント」の頭文字を意味する。20インチのウラノマットブラックホイールを装着し、Cピラー(後部座席の後ろの柱)には「フラグメント」のサンダーマークのバッジを取り付けた。ドアハンドルなどの細部に至るまで色を統一している。
一方、インテリアはプレミアムレザーとアルカンターラ(アルカンターラ社の人工皮革スエード)のコンビネーションで、コントラストを利かせたシルバーのステッチを施す。シートベルトは「フラグメント」を象徴するダークブルーを採用した。
ルカ・デルフィーノ(Luca Delfino)マセラティ アジアパシフィック地域統括責任者は、「“ギブリ ハイブリッド”は私たち『マセラティ』にとってターニングポイントとなる記念すべきモデルだ。そのモデルで、ヒロシさんにとって初めての自動車メーカーとのコラボレーションが実現したことは大変光栄。コラボレーションモデルには、私たち自動車メーカーには想像できないポイントがたくさんある。ヒロシさんは自動車メーカーとしての“フツウ”の概念を超えるものを作ってくれた」と絶賛した。
コラボレーションを記念したポップアップストアでは7月11日まで、カプセルコレクションを数量限定発売する。住所は渋谷区神宮前5-9-7。Tシャツ(1万1550円と9570円の2種類、各270枚)、フーディー(1万7820円、70枚)、ジップアップフーディー(1万8480円、100枚)、キャップ(8800円、200個)をそろえる。
The post 藤原ヒロシによる「マセラティ」が世界初公開 日本限定40台の特別仕様車“ギブリ” appeared first on WWDJAPAN.
イタリアの高級車メーカー「マセラティ(MASERATI)」は24日、藤原ヒロシの「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」とコラボレーションした「マセラティ」初のハイブリッドモデル“ギブリ ハイブリッド(GHIBLI HYBRID)”の特別仕様車を、世界に先駆けて東京で発表した。同日、東京・原宿のアートギャラリー「The Mass」に展示し、1日だけの一般公開も行った。世界限定175台のうち、日本では40台限定。1425万円で全国の「マセラティ」正規ディーラーで販売する。関係者によると、公開前からすでに数台予約が入っているという。
このコラボレーションは、自分好みに「マセラティ」をオーダーできるカスタマイズドプログラム“マセラティ フオリセリエ”によるもの。国境や業種などの境界線を越えた発想で、音楽を車のデザインで表現。オペラネラとオペラビアンカという2つの対照的なカラーをまとう。
フロントグリルはクラシックな「マセラティ」から着想を得たバイアス仕様で、“Maserati”のフォントで“Fragment”と書いたロゴが付く。3連のサイドエアダクトの下には「M157110519FRG」のコードを記載。これは両者のパートナーシップを表したもので、“M157”は“ギブリ”の開発コードを、“110519”は藤原がマセラティ・デザイン・センターを最初に訪れた日である2019年11月5日を、“FRG”が「フラグメント」の頭文字を意味する。20インチのウラノマットブラックホイールを装着し、Cピラー(後部座席の後ろの柱)には「フラグメント」のサンダーマークのバッジを取り付けた。ドアハンドルなどの細部に至るまで色を統一している。
一方、インテリアはプレミアムレザーとアルカンターラ(アルカンターラ社の人工皮革スエード)のコンビネーションで、コントラストを利かせたシルバーのステッチを施す。シートベルトは「フラグメント」を象徴するダークブルーを採用した。
ルカ・デルフィーノ(Luca Delfino)マセラティ アジアパシフィック地域統括責任者は、「“ギブリ ハイブリッド”は私たち『マセラティ』にとってターニングポイントとなる記念すべきモデルだ。そのモデルで、ヒロシさんにとって初めての自動車メーカーとのコラボレーションが実現したことは大変光栄。コラボレーションモデルには、私たち自動車メーカーには想像できないポイントがたくさんある。ヒロシさんは自動車メーカーとしての“フツウ”の概念を超えるものを作ってくれた」と絶賛した。
コラボレーションを記念したポップアップストアでは7月11日まで、カプセルコレクションを数量限定発売する。住所は渋谷区神宮前5-9-7。Tシャツ(1万1550円と9570円の2種類、各270枚)、フーディー(1万7820円、70枚)、ジップアップフーディー(1万8480円、100枚)、キャップ(8800円、200個)をそろえる。
The post 藤原ヒロシによる「マセラティ」が世界初公開 日本限定40台の特別仕様車“ギブリ” appeared first on WWDJAPAN.
「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」を発表! 「WWDJAPAN」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで2021年上半期(1~4月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。
バラエティー・ドラッグストアの「アイメイク」部門は、「セクセル」が新製品、総合ともに1位に輝いた。新製品1位は、「エクセル(EXCEL)」“スキニーリッチシャドウ SR11 ブリックブラウン”で、バイヤーは「微細なパール配合で、きれいなグラデーションが作れる」と評価する。2位は「エトヴォス(ETVOS)」“ミネラルクラッシィシャドー サンライズデュー”と、「シピシピ(CIPICIPI)」“グリッターイルミネーションライナー 01”、「ウズ(UZU)」“まつげ美容液”が同率となった。
総合1位の「エクセル(EXCEL)」は、“パウダー&ペンシルアイブロウEX”が上がった。「長年のユーザーが多く、アイブロウでは他の追随を許さない圧倒的な人気1位」とバイヤーは語る。2位は「水橋保寿堂製薬」“エマーキット”、同率2位に「オペラ(OPERA)」“マイラッシュ アドバンスト”がランクインした。(価格は全て税込)
新製品
1位 “スキニーリッチシャドウ SR11 ブリックブラウン”
「エクセル」
肌なじみの良いブラウンからベージュ系のカラーで構成される、捨て色なしの4色パレット。ベースカラー、ニュアンスカラー、シャドウ、ラインの4色を見たまま塗るだけで、ニュアンスのあるグラデーションを表現できる。上品な微細パールが配合されていて、大人の艶感、輝きを演出。新色ブリックブラウンは、柔らかな血色感のあるブラウンカラーで幅広い層から人気に。(全8色、各1650円)
2位 “ミネラルクラッシィシャドー サンライズデュー”
「エトヴォス」
ライムイエローから、青みのあるペタルピンクまで4色がそろうアイカラーパレット。保湿成分リピジュアやシロキクラゲ多糖体、ヒアルロン酸Naを配合していて、乾燥しやすい目元に潤いを与える。発色も良く、艶やかなアイメイクをかなえる。石けんでオフできるのも魅力だ。(全7色うち数量限定3色、各4400円)
2位 “グリッターイルミネーションライナー 01”
「シピシピ」
0.07mmの極細毛を採用した、リキッドタイプのグリッターライナー。多種類のグリッター&パールが入っていて、きらめく目元を演出する。涙袋や、まぶたの真ん中に入れてアイホールに立体感を出したいときに活躍。9種類の保湿成分配合で、乾いた後も肌がつっぱらない設計。カラーは4色展開で、いちばん人気は肌なじみのいい01ピンクベージュ。(全4色、各1540円)
2位 “まつげ美容液”
「ウズ」
総合
1位 “パウダー&ペンシルアイブロウEX”
「エクセル」
ペンシル、パウダー、スクリューブラシの3機能が一体になったアイブロウ。眉毛1本1本を描きやすいペンシル、濃淡がつけやすいふんわりパウダー、ラインをぼかすスクリューブラシがセットになっている。ポーチに入れてもかさばらないサイズ感と、ヘアカラーに合わせて選べられる豊富なカラーバリエーションがそろい、根強い人気を誇る。(全8色、各1595円)
2位 “エマーキット”
「水橋保寿堂製薬」
アメリカ発、ペンタイプのまつげ美容液。保湿成分のヒアルロン酸、毛髪を健やかに保つビオチンやイチョウ葉エキスなどを配合し、まつげに艶やハリをもたらす。極細筆なので、まつげの生え際にも塗りやすい。1日1回の塗布で約2カ月使える。スペルはEMAKEDで後ろから読むと「でかめ」になると話題を集めた。(2mL、6050円)
2位 “マイラッシュ アドバンスト”
「オペラ」
特殊な粒子を配合していて、塗ると毛先が伸びたような印象を演出するマスカラ。スリムなブラシが、まつげの根元やキワまで入り込み、短いうぶ毛もしっかりキャッチ。1本1本根元からセパレートし、ダマや束感のない仕上がりに。カラーは、漆黒ブラックのみの展開。お湯でオフできるのも魅力。(1046円)
The post 売れたアイテムを発表! アイメイク1位は新製品、総合ともに「エクセル」が受賞 「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」バラエティー・ドラッグストア appeared first on WWDJAPAN.
花王は21年10月以降全てのヘアカラー・マニキュア製品において、店頭での髪色選びのための販促ツール「毛束見本」の国内での提供を終了する。これにより「毛束見本」製造のために、多い年では年間約56トン使用していたプラスチックを削減する。
この取り組みは昨年10月に発売した「ブローネ ルミネエスト」シリーズで先行して実施。毛束見本を店頭に設置せずに、パーフェクトと協働しARメイクアプリ「ユーカムメイク(YOUCAM MAKEUP)」のブラウザ向けモジュールを活用した髪色シミュレーションを導入した。髪色シミュレーションは店頭のポップや商品パッケージ裏面のQRコードを読み取ることでいつでもどこでも自分のヘアカラー後のイメージを確認できるというもの。導入直後から消費者から好評だという。
そこで環境配慮の観点から全製品に置いて毛束見本の提供終了を決定。「ブローネ ルミネエスト」発売時に予定していた、「22年までに全ブランドにおいて毛束色味本設置を見直す」という計画を前倒して実行する。今後は髪色選びにおいて髪色シミュレーションの活用を提案する。
The post 花王がヘアカラー売り場に設置の「毛束色見本」提供を終了 プラスチック使用量削減の一環 appeared first on WWDJAPAN.
バーバリー(BURBERRY)はこのほど、2040年までにCO2の排出量よりも削減量の方が多い「クライメート・ポジティブ」の達成を宣言した。これまで掲げていた目標「40年までにカーボンニュートラル実現」よりもさらにハードルを上げた設定であり、ラグジュアリー・ブランドとして初の宣言となる。CO2削減目標は自社を含むサプライチェーン全体の削減を意味するステップ3において「30年までに30%削減」の当初目標を改め、46%削減を目指すという。
目標実現に向けたアクションのひとつとして2020年に設立した「バーバリー再生基金(BURBERRY REGENERATION FUND」では、カーボンオフセットやカーボンインセット(企業のコアビジネスやバリューチェーン内でのCO2削減)するプロジェクトを支援している。その最初の取り組みのひとつがオーストラリアでの再生農業プログラムで、ウール生産者と提携し農場の土壌中のCO2改善、水循環の改善、生物多様性の回復を推進している。
またSDGs 達成を目指すグローバルなファッション団体「ファッション・アベンジャーズ(Fashion Avengers)」をサポートする一環として「フォレスト・オブ・チェンジ(Forest of Change)」プロジェクトを支援。同プロジェクトは21 年ロンドン・デザイン・ビエンナーレに合わせて英国のデザイナー、エズ・デブリン(Ez Devlin)が手掛けたもので、21年6月1日から27日までの間、ロンドンのサマセット・ハウスの中庭に森を出現させるインスタレーションを開催中だ。来場者はSDGsの17の目標を体験することができる。
これらの目標に関して同社のマルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO )とパム・バティ(Pam Batty)=コーポレート・リスポンシビリティ・バイスプレジデントに話を聞いた。
マルコ・ゴベッティ=バーバリー最高経営責任者(CEO):クライメート・ポジティブの実現は複雑かつ長い道のりだ。そしてこれを発表したこと自体が我々にとって最初の一歩となった。社内およびサプライヤーと共に、バーバリーが本当にこれを実現できる立ち位置にいるのか、検証をしてきた。検証を行い、どこにインパクトがあるのかを調べること自体はそれほど難しいことではない。ただそれを単に野望として掲げるのではなく、バリューチェーン全域にわたりアクションを起こしていくには、人々にやる気を起こさせ、新しい解決法を共有し図る必要がある。
WWD:それに対してどう対処するのか?
われわれの事業においてカーボンニュートラルを実現し、電力源を来年までに全て再生可能なものとする計画は順調に進んでいる。ただそれだけでは足りず、さらに先を目指す必要がある。次のステップとして、CO2排出の問題において自社のオペレーションを超え、ファッションで最もインパクトを与えているサプライチェーン全体での排出を低減させることが必要だ。我々はスコープ3の目標を発表したが、さらに野望を膨らませ、パリ協定が掲げる気温上昇を1.5℃に抑える計画の経緯と我々の目標を一致させる。ラグジュアリー産業が本当の意味でサステイナブルになるにはそこまで目指す必要がある。
WWD:実現には外部とのつながりも重要だ。
われわれは、ラグジュアリー業界で変化を提唱することにおいて、中心的な役割を担っていると自負している。世界に拠点を持つラグジュアリー・ブランドして、意味のある変化を起こすため、NGO団体や他社ブランド、そして政策立案者をつなぐユニークなポジションにある。数ある取り組みのうちファッション業界が特に注力している2つの団体である、国連のファッション業界気候行動憲章(Fashion Industry Charter for Climate Action)とファッション協定(THE FASHION PACT)においてメンバーとして活動している。これらの団体は、企業の幹部クラスと、サステナビリティやサプライチェーンの専門家を直接つなぎ、コラボレーションするための場を提供している。まさにこのような取り組みを行う必要があるのです。
WWD:取引先や工場といったサプライチェーンのパートナーには何を求めてゆくか。
パム・バティ=バーバリー コーポレート・リスポンシビリティ・バイスプレジデント(以下、バティ):目標を実現するためには、サプライチェーンにおける排出の低減が必須課題だ。そしてそのゴールに向け、幅広いアクションを起こしている。具体的にはサプライチェーンのパートナーと共に再生可能エネルギーへの転換、エネルギー消費削減などに取り組みながら、自社のオペレーションにおいては100%再生可能な電力使用実現へのコミットメントを維持している。ロジスティックスに関しては、よりサステイナブルな輸送手段に変えている。同時に社員に対してもCO2の排出量が少ない移動手段への切り替えを呼びかける。また、原材料へのインパクトを軽減させるためのプロジェクトや、自然のエコシステムを復元、保護するプロジェクトにも投資を続けてゆく。
WWD:クライメート・ポジティブ実現には「作って売る」以外のビジネスの実現が必要だと考える。例えば、リセール、リメイクといった点についてはどう考えるか。
バティ:トーマス・バーバリーはわずか21歳という若さでバーバリーを設立した。衣服は耐久性があり長持ちし、イギリスの気候から人々の身体を守るためにデザインされるべきという信念のもと創業された。トーマスが開発した耐久性があり耐候性の高い素材ギャバジンは、レインウェアに革命を起こした。それはバーバリーのトレンチコートが世代を超えて受け継がれていくほどに長持ちするデザインであることを意味します。これはバーバリーがデザインするものは全て時を超えて持ち続けられるものであるという創業以来継続する精神だ。さらにわれわれは、商品がさらに長く使われるよう、ラグジュアリーなアフターケアサービスを提供している。既存のリペアサービスに加え、新しくトレンチ・リフレッシュ・プログラムを試験的にロンドンで立ち上げた。顧客を招き、社内のエキスパートと共に、トレンチコートを診断するセッションを行うこのプログラムを通じて、ギャバジンのトレンチコートに対して、さらに環境に優しく、われわれのリペアやリプレイスメントの技術をさらに広げる方法を見出した。またグローバルで、レザーの復元サービスを試験的に行っている。バーバリーのレザー商品をより長く使ってもらえるよう、レザーのコンディショニングを無料で提供している。
The post バーバリーが宣言 CO2削減が排出を上回る「クライメート・ポジティブ」へ appeared first on WWDJAPAN.
「ファンケル(FANCL)」は使用済み化粧品容器の回収を銀座スクエア店や横浜関内店など6つの直営店で実施する。期間は7月20日〜2022年3月31日まで。回収した容器は植木鉢にリサイクルし、毎年横浜市が行う花・緑・農・水のある自然環境を作る取り組み「ガーデンネックレス横浜」に寄贈する。
回収する化粧品容器は、“マイルドクレンジングオイル”“ピュアモイスト泡洗顔料”“無添加スキンケア”各ラインの計15品。販売数が多くリサイクルに適した素材を使用した製品を中心に選定したという。店舗に専用の回収ボックスを設置し、期間中の対象製品の販売数に対し約 20%の使用済み容器回収を目標に掲げる。回収した容器の洗浄は、子会社のファンケルスマイルが担当する。
容器回収に協力した顧客には、“マイルドクレンジングオイル”をデザインしたシードペーパー(紙ごみとなった古紙を再生し、さまざまな花の種をすきこませてまくことで土に戻る環境にやさしいリサイクルペーパー)をプレゼントする。
同社は1月から全従業員がオフィスや家庭のエコに取り組む「グリーンチャレンジ」を実施する。今回の取り組みもその一環として捉え、従業員の環境に対する意識の向上も図る。今後も回収店舗を拡大し、回収量を増やしさらなる環境への貢献を目指す。
The post 「ファンケル」が直営店6店舗で使用済容器回収 植木鉢にリサイクルし横浜市に寄贈 appeared first on WWDJAPAN.
こんにちは。
サマーセールが本日6月25日(金)より、バーニーズ ニューヨーク各店・オンラインストアにてスタート!
人気のデザイナーブランドや<バーニーズ ニューヨーク>オリジナルコレクションなど、今すぐ使える春夏シーズンのアイテムがオフプライスに!
本日はセールアイテムの一部をご紹介します。
ウィメンズフロアでは、夏に映えるドレスやカットソーをご用意。
欲しかったあのアイテムがオフプライスになっているかも…!?
おうち時間を快適に過ごせるリラックスウェアも。
スタイリングのアクセントになるバッグや小物もプライスダウン。
サンダルのバリエーションも豊富にラインナップしております!
メンズフロアでも夏のアイテムがオフプライスに。
トップスからボトムまで、コーディネートを考えるのが楽しくなるカラフルなアイテムが揃っています。
スーツやドレスシャツ、タイなどのビジネスアイテムもお求めやすいプライスでご紹介しております。
レザーグッズも各種ご用意。
足元を彩るサンダル・スニーカー・ドレスシューズなどもプライスダウン。
ベビーウェアやテーブルウェアもセールプライスでご紹介しております。
もちろん、サマーセールはオンラインストアでもスタートしております>>>
ぜひバーニーズ ニューヨークでのショッピングをお楽しみくださいね!
銀座本店 / 六本木店 / 横浜店 / 神戸店 / 福岡店 / オンラインストア
※一部対象外商品もございます。予めご了承ください。
※セール内容は予告なく変更となる場合がございます。
※セール品の返品・返金・交換はご容赦ください。
※お直しの際は別途加工料を頂戴いたします。
「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」が2022年春夏メンズ・コレクションを発表した。
The post 「ヨシオ クボ」2022年春夏メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.
「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」が2022年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
The post 「ヨウジヤマモト」2022年春夏パリ・メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.
「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」が2022年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
The post 「ドリス ヴァン ノッテン」2022年春夏パリ・メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.
「リック・オウエンス(RICK OWENS)」が2022年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
The post 「リック・オウエンス」2022年春夏パリ・メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.
「リック・オウエンス(RICK OWENS)」が2022年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
The post 「リック・オウエンス」2022年春夏パリ・メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.
ハウス オブ ローゼは9月1日、ボディースムーザーの「オーベイビー(OH!BABY)」をシリーズ化し、ボディーケアとスキンケアを発売する。価格帯は税込1100~2200円。同ブランドの新宿ミロード店と横浜ジョイナス店、同社の公式オンラインストアなどで取り扱う。
1988年に誕生したボディー用マッサージペースト“ボディー スムーザー”は「オーベイビー」の愛称で親しまれ、誕生から累計販売個数1100万個を突破する同社を代表するロングセラーアイテム。温泉にも含まれる成分の3種のスクラブをバランスよく配合したペーストで、古い角質をやさしくオフする。これまで限定の香りの展開や、リニューアルを重ね、口コミサイト「アットコスメ(@COSME)」のベストコスメで殿堂入りするなど多くの支持を得ている。
「オーベイビー」の新シリーズでは、「つるつる、ぷるんの“ウブっぽ肌”」を目指し、ボディー用洗浄料、ボディークリーム、ハンドクリーム、リップバーム、スティック状美容液をラインアップ。シリーズ共通として、角質柔軟ケアの機能を加え、完熟前の桃から抽出したベビーピーチエキス(モモ果汁)に3種のセラミド、温泉水を配合する。摘みたてのベビーピーチの香りが特徴だ。
ボディー用洗浄料“オーベイビー ボディクリアソープ”(400mL、税込1650円)は、AHA(フルーツ酸)を配合した“ふわふわクッション泡”で古い角質をオフしながら潤いのある肌に導く。“同 モイストボディクリーム”(130g、税込1650円)は、肌にのばした瞬間からとろけるように馴染む軽いテクスチャーが特徴。“同 ウォーターハンドクリーム”(45g、税込1100円)は温泉水を77%配合し、べたつかず潤いのある手指に整える。“同 スクラブリップバーム”と“同 スクラブリップバーム ティント”(税込各1100円)は和三盆のシュガースクラブで唇を滑らかに整える。ティントタイプはベビーピンクの発色。スティック状美容液の“同 ウォーターモイストスティック”(税込1650円)は温泉水を40%配合し、肌のキメを整いながら潤いのある肌へと導く。
The post ボディースクラブの“Oh!Baby”がシリーズ化 角質ケア着目のボディーソープや美容液が登場 appeared first on WWDJAPAN.
2017年にスタートした「ビー(BE)」は、ミニマルな内外美容でアクティブワーカーを支援する、という理念のもと自然由来成分を用いたスキンケアとヘア&ボディーケア、インナーケアを展開してきた。この春、スキンケアとヘア&ボディーケアの全ての製品でエコサートコスモス認証を取得し、ボトルやパッケージも刷新。「オーガニックコスメブランドの中で、『ビー』がハブ(中核)のような存在になる。そのために、さまざまな企業や人の力を借りたいし、貸したい」—— 。そう意気込みを語る稲垣社長に話を聞いた。
1 / 5
WWD:改めて「ビー」というブランドとリニューアルのポイントは?
稲垣大輔社長(以下、稲垣):ライフスタイルの基盤(=base)になるようにという意味を込め、baseの頭と末尾をとってブランド名を「ビー」としている。さらに英語の“be”には、「存在」の意味と「〜になる」という“become”の意味がある。製品を使っていただける人に寄り添い、その人の「〜になる」という理想を応援したいという思いでブランドを立ち上げた。これまでもベストな製品を作ってきたという自負があるが、3年を迎えるにあたり「まだできることがあるはず」「特にサステナビリティへの取り組みに関しては大きく踏み込みたい」と考え、刷新に踏み切った。
WWD:「ビー」が考える“アクティブワーカー”とは?
稲垣:仕事もプライベートも全力で楽しんでいて、健康もないがしろにしない人をイメージしている。それは決して仕事をバリバリこなす人だけではなく、子育てや家事に一生懸命な人も、だ。以前手掛けていたイベント会社では経営者向けの講演会などを多く主催していたが、参加するのは仕事に高い目標を持って取り組み、かつプライベートも充実させている人。そんな多忙な方々に何ができるだろうか、という思いからブランドをスタートした。
WWD:そのアプローチが美容だった。
稲垣:母親が食事、サプリ、化粧品含め日用品にこだわる人だった。そんな母を間近で見たり、肌トラブルが起こりがちな思春期に母に薦められたアイテムを使ったりして、「生活や選ぶアイテムで肌は変わる」という感覚が自然と身についたように思う。その原体験とエンジン研究の経験というものづくりへの思いがクロスした。どうせ作るなら、忙しい人たちを“最短距離”で癒せるものをと考え、ミニマルステップのオーガニックのコスメブランドを立ち上げた。これまでのオーガニックコスメは、容器の使いにくさや効果を実感しにくい、といったマイナスイメージがあったかもしれない。だからこそ、機能性も自信を持って打ち出せるアイテムという意味で、「ビー」は、“アクティブな”オーガニックブランドと発信している。
WWD:大きなリニューアルポイントとして、エコサートコスモス認証マークの取得がある。
稲垣:3年前にできなかったことの一つに、より環境に配慮した成分の採用があった。スキンケアのフルラインと“シャンプー”、“トリートメント”、“ボディソープ”でのエコサートコスモス認証の取得がこれからの自社の基準となると確信した。特に“シャンプー”と“トリートメント”は、泡立ち、指通りなど、使い続けたくなるような使用感に引き上げるため、粘り強く改善を重ねた。
WWD:国産オーガニック原料の採用にもさらに力を入れている印象だ。
稲垣:スキンケアとヘア&ボディーケア製品には新たに岩手県産の有機米と島根県産の有機桑の実から製造したオリジナルの発酵原料を加えた。肌と髪への潤い感やハリをより感じていただける製品に仕上がったと自負している。さらに、容器には使用済みのペットボトルから再生されたメカニカルリサイクルPETを新たに取り入れた。外箱にはFSC認証を取得した再生紙を、インクにはベジタブルインキを使用するなど「つくる責任 つかう責任」といったSDGs目標に本腰を入れて取り組んだ。
“選べるオーガニック”がテーマの
旗艦店をオープン
WWD:昨年は東急プラザ銀座に「ビー オーガニック」をオープンした。
稲垣:“選べるオーガニック”をテーマに、日本オーガニックコスメ協会(JOCA)とコラボレーションした旗艦店だ。お客さまに選択肢を用意したい、という思いで「ビー」の全ラインアップに加えて、国内外のオーガニックなスキンケアやメイクアップ、日用品などをそろえている。店舗中央には、“スフィア”というインタラクティブなデジタル地球儀を置いた。過去、現在、未来の海水温や汚染状況、人口増加等の変化までシュミレーションできる。ソイキャンドルやサシェ作りなど、お客さまに好評だったワークショップも、コロナウイルスの感染拡大の様子を見て再開したい。この旗艦店は買い物だけでなく、触れて学んで楽しんでもらえる場所でありたいと考えている。
周囲を巻き込みながら
大きな渦に
WWD:春に行われたアースデー東京への参加は今年で2回目となった。
稲垣:昨年はオンラインでの開催だったため、リアルでは今年が初となった。会場には10〜20代も多く、活気に溢れていた。実際にブースには若い世代も多く立ち寄ってくれ、「ビー」の製品と取り組みに熱心に耳を傾けてくれたことが印象的だった。さらに、食品やアパレルなど異業種の方々と新たな繋がりができたことも大きい。当日は、JOCAやバイオテクノロジー企業であるユーグレナとの対談を配信したが、このように「ビー」単体ではなくて、さまざまな企業や人との出会いから新たな発信をしたいという思いがある。
WWD:新たにブランド名の下に「FOR THE EARTH」というタグラインがデザインされたが、それは勇気のいることだったのでは?
稲垣:(地球環境を配慮した取り組みを)「本当にやっているのか?」「口だけなのか?」という目で見られていると自覚している。だからこそ、このタグラインは私たちの覚悟でもある。リニューアルをしたばかりだが、今後ますますサステナブルな取り組みに真摯に向き合っていく。しかし、それは規模の大きなこと。「ビー」だけで立ち向かうのではなく、ステークホルダーや周囲を巻き込みながら大きな渦を作りたいと考えている。
例えば、東京の木を使うことを理念に活動する「東京チェンソーズ」とのコラボレーションアイテムもその一つ。国内の木材販売の現状として、真っすぐで節の少ない幹部分のみが市場に並び、流通に出回るときには1本の木のうちの25%しか流通していないといわれている。「東京チェンソーズ」は、ロスを減らし少しでも有効活用すべく、根っこから葉先まで、木1本まるごと販売を行っている。今回はヒノキの香りと触り心地でリラックスできるマッサージボールを作らせていただいた。こうした活動の輪を広げていくことで自分たちの商品から発信し、そして発信したものから新たな商品化といった流れを作っていきたい。
個人の“得意”を生かす
柔軟な働き方
1 / 2
WWD:本社のスタッフの柔軟な働き方を採用する意図は?
稲垣:「ビー」で働く人がそれぞれの得意の分野で力を発揮できる“土壌”を作りたいと考えている。現在本社スタッフの15名は働く時間や場所を自由に選べ、いくつかの仕事を掛け持ちしている人もいる。小売店を展開したり、フリーランスで接客の講師を務めるスタッフもいる。仕事を掛け持ちしている本人にとっては「ビー」の仕事ももう一つの仕事も本業で、双方に学びや成長があるはず。
また、本社内での役割分担はあるが、上か下かという序列は特に設けていない。会社規模が大きくなると難しい点も出てくるかもしれないが、現時点ではスタートアップならでは自由度があるからこそ、スピード感を持って動けていると感じている。
WWD:「ビー」の今後の展望は?
稲垣:率直に、「ビー」を一人でも多くの人に知っていただき製品に触れていただきたい。昨年同月比は約110%(4月時点)で堅調だ。今後も人や地域、企業といったステークホルダーの力や知恵を借りながら、私たちができることがあれば惜しみなく取り組んでいく。いずれは、「国産オーガニックといえば『ビー』だ」と感じていただけるようなブランドに成長したい。そして、サステナブルな取り組みに関して「ビー」がハブ(中核)的な存在になることが目標だ。
The post “つながり”を通じて大きな渦に サステナビリティへの取り組みを加速した「ビー」 appeared first on WWDJAPAN.
「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」が2022年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
The post 「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」2022年春夏パリ・メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が2022年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
The post 「ルイ・ヴィトン」2022年春夏パリ・メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が2022年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
The post 「ルイ・ヴィトン」2022年春夏パリ・メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.
主要百貨店は25日から夏のクリアランスセールを開始した。コロナ禍で昨年夏のセールは一斉には行われず五月雨式だったが、今年は感染対策を講じた上で一斉に開始して短期間で終わらす店舗が多い。オンラインストアでのセールを同時に行い、店内の混雑を避ける動きも定着している。
伊勢丹新宿本店のセール初日の人出は、コロナ前の数千人の入場待ちに比べると、かなり少なめだった。新宿通り沿いの正面入り口には100人程度が並び、予定通りの10時に開店した。店内の一部の人気ブランドにはたくさんの服を抱える客の姿が見られたが、総じて落ち着いたにぎわいだった。
同店のオンラインストアでは5月下旬からセールを一部で先行開始し、6月18日からは本格的なセールを開始した。オンラインストアでのセールは9月1日まで長期間実施する一方で、リアル店舗のセールは7月5日までの11日間で終了する。
The post 伊勢丹新宿本店の夏のセール、静かなスタート appeared first on WWDJAPAN.
「マルベリー(MULBERRY)」は創業50周年を記念して、将来有望な英国の若手デザイナーとのコラボレーションに取り組んでいる。その第1弾となるのが、ナイジェリアとインドにルーツを持ち、ロンドンで生まれ育った女性デザイナーのプリヤ・アルワリア(Priya Ahluwalia)だ。
自身のブランド「アルワリア(AHLUWALIA)」をメンズウエアからスタートした彼女は、パッチワークをはじめとするテキスタイルの技術を駆使して、ビンテージや余剰素材の可能性を探求。6月14日に2022年春夏コレクションと共に披露したコラボアイテムでも、シグネチャーである波状のパターンなどを「マルベリー」初の100 %サステナブルレザーを使用したバッグ “ポートベロー”にあしらった。さまざまな色のカーフレザーやスエードを組み合わせた3サイズをそろえ、リンクするデザインのオーガニックシルク製スカーフも提案する。
2月の「英国デザイン クイーン エリザベスII アワード(Queen Elizabeth II Award)」受賞に加え、今回のコレクション発表当日には「BFC/GQ デザイナー メンズウエア ファンド(BFC/GQ Designer Menswear Fund)」も勝ち取り、さらなる飛躍が期待されるアルワリアにコラボの背景から、デザイナーを志した理由やこれからの展望までを聞いた。
WWD:「マルベリー」には、もともとどのようなイメージを持っていましたか?コラボレーションに取り組むにあたり、重視したことは?
プリヤ・アルワリア「アルワリア」デザイナー(以下、アルワリア):「マルベリー」は英国人ならば、まずその名を知っているお馴染みのブランドです。「アルワリア」とは背景にある文化的歴史やブランドストーリーを含め、大きく異なるブランドですが、どちらも社会的また環境的にポジティブな方法で生産することにフォーカスしています。それぞれの違いや似ている部分があるからこそ、パートナーシップはとても面白いものになり、お互いから学び、それぞれが新たな方法を考えるきっかけになるだと思います。
WWD:コラボバッグは、ウエアとリンクする波状のパターンやパッチワーク、そしてワッペンのデザインが印象的です。そのインスピレーションや、なぜこのコレクションに選んだかのこだわりを教えてください。
アルワリア:ナイジェリアとインドにルーツを持つ女性の一人として、アフロカリビアンヘアの芸術性や儀式、そして、インド北西部のパンジャーブ州における髪に対する考え方(編集部注:同州に教徒の多いシク教では、歴史的に髪を切らない戒律がある)に目を向けようと考えました。これは、私自身とても大切だと感じていることですし、髪は“差別の道具”として使われることが多いため、非常に重要なことでもっと広めたかったんです。バッグのシームや刺しゅうのスタイルは、コーンローや編み込みのリサーチから生まれたもので、色使いは昔の美容院のポスターから。バッジは1970年代の黒人と南アジアの人々が平等を求めて起こした運動のグラフィックから着想を得たものです。
WWD:今回のコラボレーションに、数あるスタイルの中から“ポートベロー”を選んだ理由は?
アルワリア:“ポートベロー”トートが大好きなんです。コンテンポラリーでいろんな使い方ができますし、サステナブルな原則に基づいて開発されたアイテムですから。そんな“ポートベロー”は、私にとって素晴らしい真っ白なキャンバスのようでした。今回のコラボアイテムもサステナブル認証項目をクリアしていて、英サマーセット州にある(カーボンニュートラルを実現した)自社工場で、(国際環境基準団体のレザーワーキンググループから)ゴールド認証を受けたレザーと再生ポリエステルの糸を使って作られています。
WWD:サステナビリティは、あなた自身やブランドにとってどのような意味や価値を持っていますか?
アルワリア:私は、いつもこのアプローチでコレクションを制作しています。地球上には、私たちが付加価値を与えることで、廃棄から救い出せる素材がたくさんあるのではないでしょうか。実際、「マルベリー」のストックにあった素材は限られていたので、バッグも必然的に限定数になりました。それによって、より特別なコレクションになったと思います。
WWD:あなたのバックグラウンドについても聞かせてください。いつ頃、何がきっかけでファッションデザイナーを志したのですか?
アルワリア:幼い頃から、ずっとファッションデザイナーを夢見ていました。たくさんスケッチをしていましたし、いつも母のファッション誌を読んでいました。とにかくできるだけ早くインターンを経験し、必要な技術をすべて身につけられるように学びました。
WWD:ナイジェリアとインドのルーツは、デザイナーとしての姿勢やブランドを通して伝えるメッセージにどのような影響を与えましたか?
アルワリア:さまざまな形で作品に影響しています。育った環境の中で、物心ついた時から黒人や南アジアの音楽や映画、カルチャーに影響を受けてきたので、自然とその要素が作品に反映されているのだと思います。また、(ナイジェリアの)ラゴスの活気とインドのクラフツマンシップからもインスピレーションを得ています。
WWD:ブランド立ち上げから3年間はメンズのみでしたが、今回ウィメンズウエアのコレクションをスタートしたました。このタイミングで始めたきっかけは?
アルワリア:ずっとウィメンズウエアに取り組みたい気持ちはありました。ただ小規模なブランドとしては、まずは一つのことにフォーカスし、ブランドのアイデンティティーをしっかりと固めることが必要だと思いました。ブランドが成長するにつれて、より多くの資金や知識を得ることができるようになり、ウィメンズウエア発表にふさわしい時期が来たと感じたんです。
WWD:2月には「英国デザイン クイーン エリザベスII アワード」を、今回のコレクション発表当日には「BFC/GQ デザイナー メンズウエア ファンド」を受賞されましたね。おめでとうございます。この支援プログラムから得たメンターシップと賞金をどのように活用しようと考えていますか?また、今後どのようにブランドを発展させていきたいですか?
アルワリア:ありがとうございます。なんだか本当に夢のように感じましたが、素晴らしいことですよね。このような機会を与えていただけたことにとても感謝しています。また、メンターシップと賞金は、来年、そしてその先に私たちのビジネスを発展させていくために欠かせないもの。メンタリングには私のチーム全員が参加できますし、賞金は鍵となる物流面やチームの育成に活用できると考えています。
なお、アルワリアの手掛けたコラボレーションバッグは現在、「マルベリー」のギンザ・シックス店と公式オンラインストアで販売中。「マルベリー」は9月にはリチャード・マローン(Richard Malone)、11月にはニコラス・デイリー(Nicholas Daley)との協業によるカプセルコレクションを発表予定だ。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
The post ナイジェリアとインドにルーツを持つ若手女性デザイナーが「マルベリー」とのコラボに込めた思い appeared first on WWDJAPAN.
イギリスを拠点とするメンズブランド「ニコラス デイリー(NICHOLAS DALEY)」が、日本のファンと交流するデジタルイベントをインターナショナルギャラリービームスで開催した。このファンミーティングは、英国ファッション協議会(The British Fashion Council、以下BFC)とビームスがタッグを組んで企画したもので、後日BFCの公式サイトでも一部の様子が配信される。ニコラス・デイリー=デザイナーはこれまで、年に2回ほど来日し、バイヤーなどの業界関係者らと交流していた。ビームスからの依頼に「コロナでファンに直接会えないけど、日本はとても大事な存在だから」と快諾した。
ミーティングでは、同ブランドがロンドンで開催したポップアップに合わせて制作した映像の上映会とアーカイブコレクションの展示、そしてデザイナーへのトークセッションを実施。ここでは、WWDスタッフとファンからニコラス=デザイナーに向けた一問一答を届ける。
WWD:デジタルプラットフォームに変わって数シーズン経つが、そろそろリアルショーが恋しい?
ニコラス・デイリー(以下、ニコラス):最後にリアルショーを行った2020-21年秋冬シーズンは、音楽ライブのようなショーケースだった。とても楽しかったのを鮮明に覚えているよ。リアルイベントが実施できる環境になったら、もちろんやりたいね。
WWD:コロナでブランド運営に変化はあった?
ニコラス:大きく変わった。昨年末にはウェブサイトをリニューアルして、音楽が聴けたり、ニュースレターにチャレンジしたりと、新しいコミュニケーションにトライしている。まだまだ小さなブランドだし、コロナの打撃は大きかったけど、「LVMHプライズ」(LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が主催するファッションアワード)のファイナリストに残ったり、今回のイベントをはじめ英国ファッション協議会(The British Fashion Council)からPR面でのサポートを受けたりと、ポジティブなこともあるよ。こうやってファンとつながるのもモチベーションにつながるし、前を見て服作りに取り組んでいる。
―デザインを考えるプロセスは?
ニコラス:おもしろい質問だね。まずは生地からスタートするかな。生地によって相性の良い形が変わるから、アイテムごとにどこを変更すべきか考えて、コレクション全体まで広げていく。
―音楽の造形が深いが、興味を持ったきっかけは?
ニコラス:僕にとってファッションや音楽、カルチャーは当たり前の存在。両親がずっと音楽活動をしていて、1970年代にカリブからの移民向けにレゲエナイトをやっていたからね。そんな環境で育ったから、レコードや楽器にどっぷり浸って、それぞれのカルチャーが自分に蓄積されている。自分では意識していないけど、それがクリエイションにも反映されてるんだと思う。
―ロンドンでのポップアップはマーシャルアーツがテーマの一つだったそうだが、ニコラスは格闘技をやっている?
ニコラス:松濤館流のカラテをやっている。彼女の影響で初めたんだ。頭がスッキリして考えがまとまるから、ロックダウン中は「やっていて良かった」と心から思ったね。ちなみに僕は赤帯の8級で、彼女は黒帯2段。僕よりうんと強いんだ(笑)。
―好きな言葉は?
ニコラス:難しい質問だな……。“Laber of Love“かな。サヴィルロウでテーラーをやっていたときにボスから教えてもらった言葉で、何に対しても好意を持って取り組むという意味。今でもこの言葉を忘れず、毎日の仕事に向き合っているよ。
―両親は移民だが、ニコラス自身はイギリス生まれとイギリス育ち。英国的な要素は洋服のどこに反映されてると思う?
ニコラス:クラフツマンシップだね。音楽などクリエイションの背景がフォーカスされがちだけど、例えば生地はスコットランドで作っていたり、テーラーメイドにこだわるアイテムもあったりと、イギリスの伝統的な手法も取り入れている。
―日本に来たら何がしたい?
ニコラス:空手のオリジンである沖縄に行って、現地の作法を学んでみたい。独自の言葉や食べ物もあるから、東京とはまた違った楽しみがあると思う。他にも東京や広島、名古屋とか、いろんな場所を巡りたいよ。
The post ビームスと英国ファッション協会がファンミーティングを企画 イギリス人デザイナーがファンに見せた意外な素顔 appeared first on WWDJAPAN.
「ファセッタズム(FACETASM)」が2022年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
The post 「ファセッタズム」2022年春夏パリ・メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.
ドイツのラグジュアリーアクセサリーブランド「モンブラン(MONTBLANC)」は、フランスのライフスタイルブランド「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」と初コラボし、7月1日にカプセルコレクションを発売する。バッグ、革小物からヘッドフォンまで幅広く展開し、価格は2万6400~15万2900円。
素材には「モンブラン」の定番レザーコレクションである“モンブラン サルトリアル”で使われるしなやかな革を用い、イタリア・フィレンツェにある「モンブラン」の工房で製作する。カラーはシックなブルーを基調としつつも、イタリアンレザーらしい発色の良さが際立ち、そこに「メゾン キツネ」のアイコンであるフォックスが散りばめられる。濃淡で描かれたフォックスの群れの中に、“Montblanc”の文字をあしらった赤いフォックスを一匹だけ紛れ込ませた遊び心が楽しい。
The post 「モンブラン」と「メゾン キツネ」が初コラボ “赤いキツネ”を探して! appeared first on WWDJAPAN.