「カラー(KOLOR)」が2022年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
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「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」を発表! 「WWDJAPAN」は、 百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで2021年上半期(1~4月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。
バラエティー・ドラッグストア「メンズコスメ」部門の新製品1位は「ヴィートメン(VEET MEN)」“ヴィートメン 除毛クリーム敏感肌用”が獲得した。バイヤーは「若年層の身だしなみブームとコロナ禍で伸長した。新製品も好調だ」とコメント。2位は「ウーノ(UNO)」“スキンバリアローション”と、「エピラットオム(EPILAT HOMME)」“薬用除毛クリーム”が同率でランクインした。
総合1位は「デオナチュレ(DEONATULLE)」“男ソフトソーンW”に決定。バイヤーも「ニオイケアの意識は高まっており、外出自粛期間も好調を維持している」と語る。2位は「バルクオム(BULK HOMME)」“ザ フェイスウォッシュ”、3位は「ウーノ(UNO)」“バイタルクリームパーフェクション”となった。(価格は全て税込)
新製品
1位 “ヴィートメン 除毛クリーム敏感肌用”
「ヴィートメン」
敏感肌でも使用できる除毛クリーム。クリームで溶かすため、除毛後の毛の断面は丸くなるのが特徴だ。また、刃のない付属の専用ヘラで取り除くので、切り傷をつくらない。天然由来保湿成分を配合。自宅でムダ毛ケアができると、10代、20代、30代の男性を中心に支持を得た。【医薬部外品】(210g、1356円※編集部調べ)
2位 “スキンバリアローション”
「ウーノ」
緑茶エキスなどから成る、テトラバリア成分配合の化粧水。水分の蒸発を防ぎ、乾燥ダメージを受けやすい男性の肌をケアし、潤いのある肌に導く。有効成分m-トラネキサム酸がメラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐ。テクスチャーはマイルドで、テカリ、カサつきが気になる人はもちろん、新しくスキンケアを始める男性からも人気だった。【医薬部外品】(100mL、1540円※編集部調べ)
2位“薬用除毛クリーム”
「エピラットオム」
1983年に誕生した、女性の肌のための除毛ブランド「エピラット」から登場したメンズアイテム。使い方はクリームを塗って3~6分待ち、洗い流す。カモミールエキス、海藻エキス、ヒアルロン酸など保護成分を配合していて、肌をいたわりながらムダ毛が取れる。除毛後は、15歳から24歳の若年層が好む「つるつる」の肌になり、生え始めの毛がチクチクしないと人気。フレッシュシトラスの香り。【医薬部外品】(150g、オープン価格)
総合
1位 “男ソフトストーンW”
「デオナチュレ」
スティックタイプのワキ用制汗デオドラント。有効成分の焼ミョウバンを独自技術で微細化することで、肌にムラなく密着、防臭効果も。皮脂を吸収する酸化亜鉛、抗酸化成分・ワレモコウエエキスを配合する。アルコール、香料、着色料は無配合。「朝塗って、夜まで汗も匂いもしっかり防ぐ」と好評だ。【医薬部外品】(20g、990円※編集部調べ)
2位 “ザ フェイスウォッシュ”
「バルクオム」
キメ細かく、クリームのような濃密泡が立つ洗顔料。「生石けん」に、余分な皮脂や汚れを吸着する「クレイミネラルズ」と「ベントナイト」を配合。濃密な泡を肌にたっぷりと乗せ、泡を転がすように顔全体を洗顔する。洗顔時の摩擦を軽減し、すっきりとした洗い上がりで支持を得た。他にリンゴ果実培養細胞エキス、温泉水、肌のバリア機能をサポートする「加水分解シルク」などを配合。(100g、2200円)
3位 “バイタルクリームパーフェクション”
「ウーノ」
洗顔後のケアに使うオールインワンジェル。肌荒れ対策、カサつき対策、テカリ、乾燥による小ジワ、などの肌悩みにアプローチ。有効成分m-トラネキサム酸を配合していて、メラニンの生成を抑えシミ、そばかす対策にも。ベタつかず、肌にすっとなじむので男性でも使いやすい。シトラスグリーンの香り。【医薬部外品】(90g、1628円※編集部調べ)
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「ディオール(DIOR)」は6月25日、パリ・メンズ・ファッション・ウイークで2022年春夏メンズ・コレクションをリアルショーで発表した。ロックダウン解除後間もないため通常時よりも規模は縮小されたものの、今シーズンはアメリカ人ラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)とコラボレーションすることもあり、会場には多くのセレブリティーが訪れた。モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)やスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)の元妻であるカイ・ミラード・モリス(Kai Millard Morris)、コートニー・カーダシアン(Kourtney Kardashian)と交際中のアルジェリア人モデルのユーネス・ベンジマ(Younes Bendjima)ら、アメリカから渡仏したゲストも見られた。地元フランスからはパリ・オベラ座のバレエダンサーのジェルマン・ルーヴェ(Germain Louvet)とギヨーム・ディップ(Guillaume Diop)、アーティストのマチアス・キス(Mathias Kiss)、オリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)「バルマン(BALMAIN)」クリエイティブ・ディレクターらが駆けつけた。
ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける
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2022年春夏メンズコレクションは、ロンドンとミラノが終了し、舞台はパリへ。海外からの現地リポートも随時更新中ですが、ここでは日本でリモート取材中の先輩&後輩コンビがダイジェスト対談をお届けします。今回は前半(6月23〜25日)に登場した9ブランドをプレイバック!日本勢の活躍も要チェックです。
【対談メンバー】
先輩・大塚:海外コレクション取材歴5年目。「WWDJAPAN」副編集長。昨年からランニングにハマって2ケタ減量に成功。サイズダウンによりファッション欲がさらに上昇。
後輩・美濃島:昨年から海外コレクション取材をスタート。「WWDJAPAN」記者としてデザイナーズやスポーツを取材するも、最近みるみる巨大化。サイズアウトする服が続出。
大塚:まずはパリメンズ公式参加2回目となる「キディル(KIDILL)」。いやー、過去最高にこじらせとったねえ(笑)。ショー前に末安弘明デザイナーから「地獄を見せます」と宣言されて、「いやいやそんな大げさな」と軽く受け止めていたら、思ったより地獄だった。会場が東京・赤坂の草月会館にあるホール“天国”だっただけに、さらに異質さが際立っていたわ。
美濃島:僕はバックステージから取材したのですが、リハからぶっ飛ばしてました(笑)。イギリス人のグラフィックアーティスト、トレヴァー・ブラウン(Trevor Brown)とのコラボレーション。口紅をいびつに塗りたくった少女や首が落ちたラブドールなど、おどろおどろしいモチーフをキャッチーに描いたグラフィックを、オーバーサイズのシャツやブルゾンなどに落とし込んでました。
大塚:プリントや加工を個々に見るとかわいくて楽しいんだけど、純真無垢に足し算されていくと、徐々に狂気じみて「おいおいおい」となっていくというね。何ごとにもピュアすぎてちょっと怖い人ってたまにいるじゃない?そんな感じ。世界でいろいろなコレクションをいろいろ見てきたけれど、地獄レベルはトップクラスでした。
美濃島:Tシャツや素肌をロープで縛ったスタイルは、ロープアーティストのハジメ・キノコによるもの。グラフィック表現の自由さと、緊縛による身体の不自由さが混在し、コレクションの狂気をさらに加速させます。
大塚:これまでも末安デザイナーは内面にある狂気や偏愛に向き合っていたのだけど、今思えば、それらをスタイルに落とし込んでいたのかなと。今シーズンはまず感情から湧き出るクリエイションを先行させて、最終的にスタイルに仕上げていた印象。だから過剰なディテールがいつも以上に際立って見えた。
美濃島:きわめつけは、ノイズバンド非常階段のボーカルJUNKOさんのパフォーマンス。ショーの途中から聞こえる「キィイアアア」という叫びからは、“本能のままに表現しよう”というメッセージを感じました。
大塚:「ターク(TAAKK)」は映像公開前にリアルショーを見てきました。“地球”から着想を得たコレクションで、ブランドの転機になった20年春夏の“WEAR THE EARTH”を拡張させた印象です。
美濃島:おっしゃる通り、生地のグラデーションに合わせて儚い桜を刺しゅうしたり、色をベージュからカーキへ大胆に変化させたりと、過去に開発した「これだ!」という生地をスタイルに落とし込むひと工夫が光っていました。
大塚:そうそう。「キディル」とは逆で、スタイリングもイメージしながらデザインを組み立てていったのかなと思うほど洗練されていた。プリントを生かす生地の加工、または生地の加工をいっそう際立たせるプリントなど、スタイルとしての完成度が目を引いたよね。これまでは新開発した生地をぐいぐい前に出していくクリエイションで、それはそれで強さはあったのだけど、今回は組み立て方が秀逸だった。生地が上から下に徐々にグラデーションし、ジャケットがシャツやMA-1に変化する加工はさらに進化。ショートトレンチが外側に向けてMA-1の袖に変化していく発想は見ていて笑っちゃうほどすごかったわ。
美濃島:映像はランウエイをメインとするのかと思いきや、生地や商品にフォーカスし、森川拓野デザイナー自らクリエイションの着想源とデザイン哲学を語る内容。意外なアプローチでしたが、ブランドの武器を余すことなく発信していたし、解説も心地良くて気づいたら映像を見終えていました。
大塚:実は今シーズンは、森川デザイナーの怒りの感情が込められてたらしい。というのも、「ターク」の服は実物を見てすごさが分かる部分が大きいから、新作を海外の人に直接見てもらえないフラストレーションが溜まっていたんだって。だから映像では森川デザイナーが終始語り、物作りやショーの裏側を見せる演出だったんだと思う。今回の完成度が高かっただけに、次は同じ手を使えないかなという懸念もあるけど、今回はその感情がプラスに作用してました。
大塚:「ファセッタズム(FACETASM)」は"a sight with a kiss”と題した映像で、長谷井宏紀監督が手掛けたもの。再開発が進む渋谷の街を舞台に、自由と監視社会について考えさせられる内容で引き込まれちゃった。
美濃島:カメラから逃げ回った男女が公園で落ち合うものの、その様子さえ撮られているディストピア感のあるオチが好みでした。監視社会のほかにも、大気汚染や大量廃棄、森林破壊、干ばつなど、行き過ぎた文明を警鐘するメッセージがにじんでいて、「問題はコロナだけじゃないよね」と落合宏理デザイナーに投げかけられた気がします。
大塚:ストリートウエアやテーラード、スポーツ、ドレスなどを縦横無尽に行き来するクリエイションは変わらず。ホワイトやパステルカラーのレイヤードが、爽快感と重厚感が共存していて面白かった。
美濃島:洋服の軸はストリートですが、オーガンジーやレース、腰から垂らしたリボンなど、軽やかさを添えるディテールも際立っていました。
大塚:「バーバリー(BURBERRY)」がなんとパリメンズで発表。自分で「『バーバリー』2022年春夏パリ・メンズ・コレクション」って原稿を書いてて不思議な感じがしたよ。舞台はマッドマックスのような砂漠。モデルが屋内へと歩みを進めると屋内はレイブ空間が広がり、そのコントラストが何だか強烈に刺さった。音楽によってマインドが異空間にエスケープする感覚をクリエイションで表現したみたいなんだけど、まさにそんな感じ。
美濃島:海や山などの野外映像は鉄板ですが、砂漠はありそうでなかった。砂の上をザッザと歩くモデルがレイブ空間に入ると同時に、テクノがガンガン流れ初める演出にテンションMAX。クラブに入る瞬間を追体験してるみたいでした。
大塚:ウエアは、トレンチコートやテーラリングというヘリテージを軸に、スリーブレスや変形カラーなどディテールでアレンジ。モチーフや色使いは最小限でミニマルなのだけど、モデルが袖を通すことによって2倍も3倍も強くなる。鍛えねば!という気持ちになりました。
美濃島:途中の肩車ルック三連発は正直戸惑いましたが、「筋肉ってすげえ」と安直&ポジティブに捉えることにします。ウシやシカっぽい模様、あばら骨を連想させるジャケットのテープ使いなども目立ちました。昨シーズン、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)は、屋外への欲求を込めたアニマルモチーフを多用していたので、そのムードが継続していたのでしょう。
大塚:「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」はリアルクローズ路線に勝機を見出したみたいだね。もともと奇抜なクリエイションではなかったけれど、ここ数シーズンはいろいろな部分が以前にも増してそぎ落とされてる。
美濃島:さらっとした服に見えますが、コーチジャケットは脇下のジップでシルエットを変えられたり、パーカーは袖に手を通さずに着られたりと、着方を変えられるギミックがあるんです。この意外性が「フミト ガンリュウ」の持ち味ですね。
大塚:カラーリングや快活さでクリーンに見えるのだけど、実は細部にまでデザイナーの哲学が浸透しているのもこのブランドの面白いところだね。服での主張は控えめな分、映像の強烈さが際立ってた。
美濃島:3Dスキャンしたようなメイクや荒いグラフィックなど、あえてチープに仕上げたバーチャル演出が独創的でした。ダッフルコートやトレンチコートなど、毎シーズンの目玉アイテムがありますが、今回は羽織風のフードコートに人気が集中する予感です。
大塚:「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」は、“HUMAN ENSEMBLE”がテーマでした。
美濃島:いつもはハッピーな映像で気分を盛り上げてくれるのだけど、今シーズンはモデルのキャラクターが際立つ静かな演出でしたね。
大塚:多様性が浸透してきているからこそ、個人に焦点を当てようという意図なんだって。カメラマンの田島一成さんが監督を務めていて、モデルも半分は素人。教師やモデルのマネジャーら、登場する人物がみんな個性的なんだよ。服は、「オム プリッセ」らしさをよりストイックに伝えたいという思いから、人間の体やロボットの型を研究し、さまざまな人種の肌色を思わせるカラーや、体の動きをイメージしたディテールや柄を盛り込んでました。
美濃島:右から左へ光を移動させることで、プリーツの凹凸やざらついた素材感などを際立たせていました。人種はもちろん、体型もほんとに幅広くて、着る人を選ばない服だなと改めて実感。ハワイアンなBGMにも癒されました。
大塚:フロントはセットイン、バックはラグランスリーブになったジャケットや、縞を織りで表現するなど、映像だけではなかなか伝わりづらいディテールも見どころ。服にこれまでと大きな変化はないのだけど、背景を知れば知るほど、ファッションで世の中とつながる姿勢が分かって面白かった。
美濃島:シューズをはじめアクセサリーのラインアップも増えていて、このブランドだけでワードローブを完成できちゃいそう。前シーズンから取り組んでいる、再生ポリエステル100%のプロダクトも増えているんでしょうか?
大塚:徐々に型数を増やしていて、近いうちに全商品に使用することを目指してるらしい。再生ポリを使った服を実際に着てみたけれど、今までとほとんど同じ素材感でびっくりしたわ。
美濃島:技術もどんどん進歩しているんですね。僕らも置いてかれないように取材を続けなくては。
大塚:「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は映像の見せ方が一気に進化したね!これまで生っぽい演出にこだわっていて、それはそれで世界観と合ってはいたのだけど、やっぱりこうやってちゃんと作り込んでくれた方が服は映えるなと。砂浜というロケーションもあって、いつもよりもぐっとリアルで快活な印象を受けた。
美濃島:あそこはブランドのアトリエから車ですぐの場所にあるヴェネチアのビーチだそうですよ。ランウエイを真横や俯瞰など複数の画角から捉える構成は昨シーズンと変わりませんでしたが、ロケーションのおかげで全然違うムードでした。
大塚:途中でリック先生がスマホ片手に踊っている姿が映ったり、砂浜で超厚底ヒールのブーツだったり、肩をボンと張り出したモンスターショルダーのアイテムだったりという通常運転も挟みつつ、とっても丁寧にテーラリングと向き合ったコレクションだったね。
美濃島:ジャケットやコートは、袖や見頃を切り落としたり、オーガンジーやシフォンなどのシースルー素材を使ったりして、複雑な内部構造を主張していました。技術力があるからこそできるアプローチですね。PVCのようなスケスケ素材のトップスやファスナーを開けてブーツカットシルエットにしたパンツなど、1点1点がインパクト大なアイテムばかりなのに、スタイルとしてまとまって見えるのも本当にすごい。途中で見切れたリックは誰よりもノリノリでかわいかったです(笑)。
大塚:日常業務をこなしながら、プラスオンでデジタルコレクション取材をしてはや1年。どうしても何か作業をしながら“ながら見”してしまうこともあるのだけど、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」だけはマジでそれができない。だって映像の完成度がすごすぎて、PCは絶対に全画面モードにしたいし、1秒も見逃したくないから。
美濃島:(す、すみません。僕アーカイブでチェックしました)タイトルは、ザ・ウィンストンズ(The Winstons)の「Amen Brother」という楽曲のドラムソロから取ったもの。たった6秒のソロなのですが、数多の曲にサンプリングされ、ヒップホップやジャングルミュージックの礎となっているそうです。
大塚:へえ、詳しいね。今回は世代を超えて人から人へと継承されていく波動が互いに作用し合うというメッセージを込めているみたい。つまり、映像に登場するのは父と息子で、例え引き裂かれても、親子の絆はしっかり引き継がれてますよということなのか?いやーそんな展開だとしたら胸アツやで。序盤に再登場したシンガーソングライターのソール・ウィリアムズ(Saul Williams)が刀を手に登場し、和のムードを醸し出してきたときは正直ちょっと構えたんだけど、その後が音楽や演出、モデルなど何から何までずーっとかっこよかった。真っ白の空間で白い木が生い茂るシーンでは、レッドやブルーのパキッとしたカラーリングが映え……って、ちょっと待って。何だか「ナイキ(NIKE)」のシューズらしいものが見切れてますけど!!
美濃島:「ナイキ」とコラボした“エア フォース ワン(AIR FORCE 1)“ですね!モノグラムやダミエ柄が配された超スペシャルな1足で、SNSでもかなり話題になってます。争奪戦必至でしょう。ていうか、大塚さんが饒舌すぎて僕の出る幕がない!(笑)
大塚:ごめん!だっていろいろ情報が渋滞しているんだもん。フォーマルの再解釈は継続していて、イージーフィットのスーツにスニーカーを合わせるスタイルがめちゃくちゃかっこいい。スーツと共地のベルトは道着の帯を連想させるものだったり、剣道の防具をイメージしたピースやニットキャップだったり、鯉のぼりバッグ(!!)だったり、和の要素もふんだんに盛り込まれていたね。
美濃島:胴っぽいベストや小手っぽいグローブなど、防具の要素が満載。ジャケット自体にブルーやグリーンなどの鮮やかなカラーやタイダイなどのパターンを使うだけでなく、中にトラックジャケットやフーディーを着込んだり、上からベストを着ちゃったり、スカートやショーツを合わせちゃったり。テーラード離れが進む中、このジャンルでこんなにワクワクさせるクリエイションを見せてくれるなんて、やっぱりヴァージルはすごいです。
大塚:チェスのシーンでバチバチにキメていたお兄さんは誰だったんだろう?
美濃島:ラップしていたイケオジはヒップホップアーティストのジザ(GZA)、その隣の白いスーツのイケメンはナイジェリアの写真家ケイレブ・フェミ(Caleb Femi) でした。ほかにも著名人がたくさん出演しているみたいなので、それを探すのも面白いですね。
大塚:「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」はやっぱりブレないねー。暗がりのフロアショーが淡々と15分以上続く、硬派な映像。スタイルに大きな変化はないのだけど、今シーズンはクラフトっぽい遊び心が随所に感じられた。花の絵画をコラージュしたり、目が描かれたパーツをウエアにペタペタくっつけたり、絵画から飛び出してきたようなモデルのラフなメイクだったり。
美濃島:新聞をそのまま使った柄や、クラシカルなグレンチェックを随所に散りばめるなど、キャッチーさもありましたね。生成色を多用し、パンツはアンクル丈かショーツで肌見せしてるから、軽やかでしたね。
大塚:最後に山本耀司デザイナーが出てくるのだけど、服という黒いキャンバスに無邪気に感性をぶつけてる姿が潔かった。
美濃島:デジタルコレクションがメインとなり早3シーズン。無数の可能性がある映像表現からはさまざまな発見があって面白いですが、そろそろリアルのファッションサーキットも見たくなってきました。
大塚:映像の引き出しやクオリティーが上がっている一方で、リアルショーを再開するブランドもあり、両者を比較するとどうしてもショーの強さが際立ってしまうんだよね。「ルイ・ヴィトン」のように莫大な予算をかけられるならいいけれど、若手にはちょっと限界がある。だって、苦労して作っているはずのに、そんなに見られてないから。映像での発表は今シーズンで最後と決めている日本人デザイナーも少なくないみたいだし、ある意味で貴重なシーズンかもよ。後半も映像中心だけど、しっかり見届けましょう!
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「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」を発表! 「WWDJAPAN」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで2021年上半期(1~4月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。
バラエティー・ドラッグストア「ボディーケア」部門の新製品1位は表が割れた。「ニュクス(NUXE)」“プロディジュー フローラル オイル”、「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」“スーパーポジティブ ディープモイスト ボディソープ”、「クナイプ(KNEIPP)」“バスソルト ラベンダーミント”、「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」“ボディソープ 好きになっちゃう香り”、「アルジェラン(ARGELAN)」“モイストグロー ボディソープ”と5製品が同率となった。全体的にインバス、アウトバス時間に“癒やされる”と評価されるアイテムがランクイン。さらにギフト需要にも効果的なアイテムが選ばれた。
総合1位は「バース(BARTH)」“薬用 中性重炭酸入浴剤”に決定。「WWDビューティ ベストコスメ2020」では総合2位だった同製品は、半期間で1位に上りつめた。バイヤーは「浸かる美容液とも言われる入浴剤。体の芯から温まりツルツルに。リピーターも多い」と太鼓判。2位は「タカミ(TAKAMI)」“スキンピールボディ”、3位は「キュレル(CUREL)」“ローション[ポンプ]”となった。(価格は全て税込)
新製品
1位 “プロディジュー フローラル オイル”
「ニュクス」
ツバキオイルやアルガンオイルなど、7種の植物オイルを配合した美容ドライオイル。1本で、顔、ヘア、ボディーに使えるマルチオイルで注目を集めた。トップに、グレープフルーツやレモン、オレンジなどの柑橘系が香り、ミドルでマグノリア、従来の“プロディジューオイル”を象徴するオレンジブロッサムとプチグレン、ラストはホワイトムスクが香る。スキンケアのファーストステップとして使えば、肌を柔らかくし次のスキンケアステップのなじみを良くする。96.9%自然由来成分を配合したナチュラルな処方。限定発売品が定番化し人気に。(50mL、3300円/100mL、5610 円)
1位“ スーパーポジティブ ディープモイスト ボディソープ”
「ザ パブリック オーガニック」
幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌を刺激する精油をブレンドしたボディーソープ。リラックス作用のあるα-ピネンと、副交感神経を優位にする作用のあるテルピネン-4-オールを含有するフランキンセンス精油と、少量を香ると鎮静作用、多量に香ると心に高揚感をもたらすと言われるイランイラン精油をブレンド。95%天然由来原料を使用。幸福感に満たされる、前向きな気持ちになれると話題に。(480mL、1408円/240mL、770円(数量限定)/詰替え400mL、1078円)
1位 “バスソルト ラベンダーミント”
「クナイプ」
甘くみずみずしいラベンダーの香りとクールな感触のミントを配合したバスソルト。リラックス効果が高いハーブとして知られるラベンダーの香りに、メントールの効果によるひんやりバスタイムが楽しめる。「クナイプ」のバスソルトは、ドイツ中部のゲッチンゲンで採取される、天然のミネラルを豊富に含む岩塩を使用している点もユニーク。外出機会が減り「毎日のルーティンで気分転換したい」「香りで癒やされたい」というニーズを取り込んだ。数量限定。(50g、165円)
1位 “ボディソープ 好きになっちゃう香り”
「オーシャントリコ」
人気サロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」プロデュースの「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」のボディーソープ。植物由来の洗浄成分をベースに、11種類のアミノ酸、EGFやFGFなど9種類の保湿成分を配合。濃密モコモコの泡で、肌をやさしく洗い上げる。フレッシュなグレープフルーツなど柑橘系トップノートに、フローラルブーケのミドルノート、ベチバー、セダーを感じる「スパイシーベリーフローラル」の香り。シェアードコスメとしても支持されている。(500mL、1375円)
1位 “モイストグロー ボディソープ”
「アルジェラン」
ソープナッツエキス配合の泡でもっちり艶肌に洗い上げる、天然由来原料98%以上配合のボディーソープ。潤いをキープする高知県産榧(かや)オイル、ビタミンC豊富なローズヒップオイル、保湿成分のアボカドオイル、潤いを保つラフランスエキスが、潤いを与えながら肌をべールで包み込む。ラベンダー精油、シダーウッド精油ブレンドの心落ち着く香り。希少な国産原料を使うなど、サステナブルな取り組みに積極的な点も共感を得ている。(480mL、1078円/詰替え400mL、858円/1dayトライアル10mL、110円)
総合
1位 “薬用 中性重炭酸入浴剤”
「バース」
重曹を使用した、中性重炭酸入浴剤。重曹と「自然由来のクエン酸」の反応による独自技術で、お湯を中性にするのが特徴。中性の湯は、重炭酸イオンをより多く溶け込ませることができ血行促進効果も期待ができる。また、温浴効果により疲労回復を促す。「サウナのように、たくさん汗をかける」「ぐっすり眠れる」といった口コミに後押しされ、売り上げが増加した。(9錠、990円/30錠、2750円/90錠、6600円)
2位 “スキンピールボディ”
「タカミ」
タカミクリニックと共同開発の、オールインワンゲル。顔とは異なる体の代謝サイクルに着目した処方で、ガサつき、ゴワつき、ブツブツ、くすみにアプローチ。ワキの下や、Vライン、ヒップ、後ろももの付け根、うなじ、ひじ、ひざ、かかとまで、これまでお手入れが行き届かなかったパーツにも塗ることができる。「ザラつきにはスクラブ、カサつきには保湿クリーム」と、パーツによって使い分けなくてもいい点も支持されている。(200g、6160円)
3位 “ローション[ポンプ]”
「キュレル」
赤ちゃんから大人まで使える全身用乳液。セラミド機能成分、ユーカリエキスなど潤い成分配合。外部刺激から肌を守る働きを助け、潤いで満たす。のびが良く、ベタつかない。無香料、無着色、アルコールフリー。手洗い機会が増加したことや、家族でシェアできる点も人気を押し上げた。(医薬部外品)(410mL、2530円※編集部調べ)
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「ヨーク(YOKE)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。
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スターバックスコーヒー ジャパンは、新商品「キャロットケーキ」の販売をオンラインストアで6月23日から始めた。材料にコーヒーの豆かすを再利用したたい肥で栽培したニンジンを用いる。12.5cmのパウンド型で、価格は3240円。
パウンドケーキとフロスティングの二層構造。生地にはスパイス、ナッツ、ニンジン、フルーツを混ぜ込み、野菜とフルーツの自然な甘みが感じられるため、コーヒーとよく合う。オンラインストアのみの販売で、販売はなくなり次第終了する。冷凍で届けられる。
スターバックスの1店舗で1日あたり約16kgのコーヒーの豆かすが排出される。同社は2014年から豆かすのリサイクルに取り組んできた。現在、関東や関西の計320店舗から出る豆かすを再利用し、野菜を育てるたい肥や牛のエサにしてきた。豆かすのたい肥で作った野菜はサンドイッチの具材に用いて、エサで育った乳牛のミルクはドリンクの材料になっている。同社では、豆かすのリサイクル率を現在の21%から3年後には50%に引き上げる目標を掲げている。
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「ディオール(DIOR)」は、2022年春夏メンズ・コレクションをパリで6月25日に発表した。今シーズンのパリ・メンズ・ファッション・ウイークはデジタルでの発表を選択するブランドが多い中、リアルなショーを開催する同ブランドは目玉といっていいほどの注目の高さである。さらにショー前日には、アメリカ人ラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)とのコラボレーションが発表され、世界中で話題となった。
ショーは、パリ左岸にあるオテル・デ・ザンヴァリッド(L'hotel des Invalides)に作った特設ス会場で行われた。オスマン建築のパリらしい街並みが広がる光景から一転、会場内は本物の土とバラやサボテンの巨大なインスタレーションが飾られた異空間。これは、創設者クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が幼少期に過ごした自宅のバラ園と、スコットが生まれ育ったアメリカ・テキサスのサボテンの庭園をイメージしたもの。創設者のディオールが自身のデビューコレクションを携えて1947年にアメリカへ渡った際、最初に立ち寄ったテキサスに感銘を受けたという。グランドキャニオンと広大な砂漠、アメリカのスピリットについて「人生と自信に対する熱意」という言葉を残している。キム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック ディレクターは「ディオール」とテキサスのつながりにインスピレーションを得て、友人であるスコットと共に異なる2つの文化の対話を試みたのだ。
今季のコレクションは。スコットのレーベルであるカクタス ジャック(Cactus Jack)にちなんで“カクタス ジャック ディオール”と名付けられた。漆黒のファーストルックが登場した瞬間、この“対話”が成功であることを確信した。テーラードコートの肩のラインはなだらかで、ウエストは緩やかに曲線を描き、コレクションの大半を占めたフレアパンツのシルエットが際立つ。そして胸元に輝くカクタス(サボテン)のきらびやかなブローチや、フランスのボブハットにアメリカのビーニーを融合させた新型のハット、ボリュームのあるスニーカーといった得意のアクセサリーも存在感を放つ。ほかにも身頃の高い位置で留めるジャケット“テイラー オブリーク”をアクティブなショーツと合わせたり、トラックパンツのサイドにはカウボーイ風のゴージャスなゴールドボタンをちりばめたりと、フォーマルとストリートウエアの境界線を軽やかに越えていく。
Tシャツやスエットを飾るプリントや刺しゅうは、スコットによる手描きのグラフィックをアレンジしたもの。ショー中盤に登場したハンドペイントシャツは、コンテンポラリーアーティストのジョージ・コンド(George Condo)が制作。この作品はショー後にオークションにかけられ、その収益は次世代のクリエイティブな才能をサポートするための奨学金に充てられる。アクセサリーは、ダブル仕様のサドルバッグのほか、1960年代のアーカイブのダイヤモンドモノグラムを配したミニトランクやバックパック、キャッチーなスニーカーやモンクストラップのサンダルなど、豊富なラインアップだ。
コレクションを彩るモーブやカフェ、ピスタチオ、ペールールブルーといったカラーパレットは、創設者ディオールがテキサスの広大な砂漠から着想を得てオートクチュールに反映させた色彩だ。この淡く美しいトーンが漂わせるエレガンスと、ファッション界と音楽界の新たな道を開拓してきた両者の強さがスタイルを通じて滲み出し、美しきアウトサイダーたちの歩みを想起させるショーだった。
フィナーレでは、最前列でショーを観覧していたスコットがランウエイに登場してキムと抱き合った。割れんばかりの拍手喝采で会場の熱狂がピークに達し、ショーは閉幕。キムは現職に就任以降、アーティストのカウズ(KAWS)やケニー・シャーフ(Kenny Scharf)らとシーズンごとにコラボレーションを繰り返してきたが、今シーズンもメゾンのコードをさらに拡張させることに成功したといえるだろう。クチュールメゾンの技術を継承するだけでなく、創設者のストーリーをキム自身のライフスタイルと結びつけ、過去の現在の“対話”を通じて現代に蘇らせたのだ。このコレクションは、既存顧客からヒップホップコミュニティーまで、あらゆる客層に響くだろう。創設者ディオールがテキサスを訪れたのは今から74年前――長い時を経て、テキサス出身の前衛的なミュージシャンのアイデンティティーと、パリを代表するクチュールメゾンのヘリテージが融合し、大輪の花を咲かせた。
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昨今話題の過剰包装は、ファッションとも関係しているのでしょうか?
今回は、私のブランド「パスカル マリエ デマレ(PASCAL MARIE DESMRAIS)」が”サステナブル”と言われるようになったきっかけを紹介します。それは、私をプラスチックと向き合わせてくれた最初の出来事でした。
「パスカル マリエ デマレ」が始まったのは、今から4年前の2017年。5分も経たずに完売してしまった1型の限定Tシャツをどう配送するか?当時は、配送の仕方も知らないインディーズブランドでした。一着一着の袋詰めは、私の仕事。自宅で行い、その様子はライブ配信しました。佐川急便で送るのか?それとも郵便局に頼むのか?受け取り手にとって、一番コスパの良い方法は?そう考え思い浮かんだのは、包装でした。
生鮮食品とも違う、ファッションのお届けです。私も、憧れのブランドを購入した時は、包装の高級感にまでワクワクを覚えた一人です。ブランドのショッピングバッグは、収集するほどでした。でも、いざ自身がお客様に洋服をお届けするようになったとき、私には洋服を素敵に、豪華に包む予算がありませんでした。
そこで、紙袋を作ることにしたのです。再生紙を利用した大型の紙袋。そこにはVOCガス(編集部注:揮発し大気中でガス状になる有機化合物を含んだガスのこと)を出さない方法でロゴをプリントしました。VOCガスは、印刷工場の作業員さんに健康被害を及ぼすと聞いたからです。誰かが喜んで購入してくれたアイテムをお届けする際に誰かが傷つくなんて「何かが違う」と思った私は、少し高くてもその方法に意味があると思い、予算は少ないながら制作をお願いしました。
すると、お願いした枚数よりはるかに多くの紙袋が届きびっくり!「予算オーバーだ!! 」とゾッとしたくらいです。印刷工場が「私たちの健康を考えてオーダーしてくれたことが嬉しかった」と、感謝の気持ちを込めて特別に多く納品してくれました。その日のことは今でも、紙袋をお客様に手渡しする際に言葉で伝えています。
コストを削減しなければならない「パスカル マリエ デマレ」にとって、受け取り側にご満足いただきつつも、リーズナブルな包装にするのは“戦い”のようです。大きな壁は、プラスチックのビニール包装。一枚一枚包むのが常識なのだと知りました。Tシャツを包装するために購入した100枚のプラスチックビニール袋は、持ってみると結構ずっしり……。1枚のプラスチック袋は、5~8gでした。せっかく思いを詰め込んだ紙袋を制作したのに、”あたりまえ”にとらわれ、ビニール袋を購入してしまったことを後悔したんです。
そこから、私たちの新しいジャーニーが始まりました。環境に配慮した洋服づくりをどれだけ努力しても、届けるときも負荷をかけてはならない。もちろん受け手のお客様の理解も大事ですが、私たちの配慮も必要です。そこで私たちは、
・買ってすぐ捨ててしまう資材は、極限までサステナブルに!
・まずは下げ札!
・“えのき”(下げ札を下げるために用いるプラスチック)は使わず、廃棄される予定だった紐を使用
・過剰包装を避け、包みは紙、再生紙、バイオビニールに変更
・納品時の段ボールは二次使用。オリジナルのビニールステッカーも廃止
を決めました。ファッション業界は、捨てるためだけに使用され続けるプラスチック問題に向き合うべきなんです。
今、「パスカル マリエ デマレ」のお客様は、そのほとんどが包装を拒否してくださいます。いつも「なにか袋に入れますか?」と伺いますが、ほぼみんな「いらないです。それがポリシーでしょう?だから好きです」って答えてくれます。一応、紙袋は用意していますが、誰も欲しがりません(笑)。そんな方々にはいつも、「ありがとう」という感謝の気持ちを込めて商品をお渡ししています。
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登山用ギアなどを軸にするアウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」のトップファッションライン「ヴェイランス(VEILANCE)」は、2021-22年秋冬にウィメンズを立ち上げる。グースダウンのロングコート(18万7000円)やジャケット(17万6000円)、防水透湿素材「ゴアテックス」を使ったダブルブレステッドコート(14万3000円)、防水通気素材「ポーラテック」に撥水加工を施したシャツジャケット(6万500円)やトラウザー(4万9500円)などを用意する。ビームスの六本木店、原宿店で卸販売するほか、神戸の「アークテリクス」直営店でも販売する。
2009年にメンズを始動させた「ヴェイランス」のコンセプトは“究極のアーバンウエア”。ロゴや装飾を削ぎ落としたミニマルなデザインと、防風性と着心地を高めるシームテープや可動性を高める袖下のガゼット、ダウン以外は自宅で洗えるイージーケアなど、快適な都市生活のための機能性が特徴だ。ウィメンズでは、「ゴアテックス」に比べて伸縮性が高く柔らかさも備える機能素材「ポーラテック」を新たに採用。女性客が求めるドレープと軽やかさを盛り込む。
「ファッションと(アウトドア向け)機能服の中間というマーケットは今、追い風が吹いている」と語るのは、「アークテリクス」「ヴェイランス」を国内で展開するアメアスポーツジャパンの高木賢アークテリクスブランドヘッド。「アウトドアの中でもキャンプ関連のブランドや商品は今非常に好調だが、(「アークテリクス」が得意とする)登山関連もコロナ禍の中でそれほど売り上げを落としてはいない」という。コロナ前から注目されるマーケットで競合も多いが、「ファッションブランドが作る機能服は、われわれからすると圧倒的に違うもの」とプロダクト力の高さに自信を見せる。今は「ユニクロ(UNIQLO)」や「ワークマン(WORKMAN)」など低価格な機能服も話題になっている。「価格の違いは素材の違いに直結するし、(低価格機能服は)モノの作りや仕様が甘いと感じる部分は多い」と語る。
「ヴェイランス」のメンズは現在、インターナショナルギャラリービームスやエディション、エストネーション、エリミネーターなど約40のセレクトショップで卸販売しているほか、伊勢丹新宿本店メンズ館や原宿、神戸、名古屋の「アークテリクス」直営店でも販売している。ウィメンズ市場を開拓し、さらなる存在感アップを目指す。
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「ディオール(DIOR)」が2022年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
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「ディオール(DIOR)」が2022年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
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「マック(M・A・C)」は7月1日、大自然が育む美しさにインスパイアされた、鮮やかな色合いとトピアリートーンが特徴の夏限定カラーコレクション“M・A・C ボタニック パニック(M・A・C BOTANIC PANIC)”を数量限定で発売する。アイパレット、リップ、ハイライターの全7種をラインアップし、M・A・C公式オンラインショップでは6月29日に先行発売する。
野生の花が緑豊かに育まれた牧草地、鮮やかに咲き乱れる色とりどりの花、幻想的なエネルギー────自然の中に存在するさまざまな美しい色を詰め込んだ“M・A・C ボタニック パニック”は、ポピーの赤、ビロードのようなペチュニアのピンク、ヒマワリのカナリアイエロー、ライラックのパウダーパープル、バラの珊瑚色など世界で最も美しい花束を再現したようなカラー展開で、パッケージにも美しく華やかな花々のイラストが描かれている。
メインアイテムは、ベーシックカラーから鮮やかなカラーまで目元を華やかに彩る遊び心溢れる12色展開のアイパレット“スモール アイシャドウ ×12 ボタニック パニック”(全1種、税込9900円)。マット、フロスト、パールなどテクスチャーもさまざまで、色のみならず質感で見せるアイメイクがかなう。
“リップスティック”(全4色、うち限定3色、税込各3630円)は、クリーミーマットな仕上がりで高発色かつジューシーな唇を実現する限定3色と、ほんのりパール感がありつつツヤ感もある人気カラー、コーラルピンクの1色を用意。
“エクストラ ディメンション スキンフィニッシュ”(限定2色、税込各4290円)は、肌にのせると美しい艶と輝きを実現するハイライター。ホワイトゴールドの“フルール シュア”は肌を明るく上品に輝かせ、ゴールデンプラムの“ロイヤル フラッシュ”は柔らかなプラムカラーでチークとしても使用可能だ。
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