売れたアイテムを発表! クレンジング・洗顔1位は「クレ・ド・ポー ボーテ」と「シュウ ウエムラ」 「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」百貨店・セミセルフショップ

 「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」を発表! 「WWDJAPAN」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで2021年上半期(1〜4月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

 百貨店・セミセルフショップの「クレンジング・洗顔」部門の新製品1位は、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の“シナクティフ サボンn”が輝いた。「メイク落とし+洗顔ができる手軽さが好評」「シナクティフラインへのエントリーとして人気」とバイヤーコメント。2位は「スック(SUQQU)」の“ポア クレンジング セラム”、3位は「アテニア(ATTENIR)」“スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ”(限定デザインボトル)と、「アルビオン(ALBION)」“エクシア クレンジングオイルジェル”、「サボン(SABON)」“フェイスポリッシャー ピュリファイング”が同率でランクインした。

 総合では、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」の“アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル”が1位を獲得した。安定のロングセラー製品で「美容液効果・エイジングケア効果が期待できると人気」とバイヤーも太鼓判を押す。2位は「ファンケル(FANCL)」の“マイルドクレンジングオイル”、3位は「シャネル(CHANEL)」“ムース ネトワイヤント”だった。(価格は全て税込)

新製品

1位 “シナクティフ サボンn”

「クレ・ド・ポー ボーテ」

 資生堂のハイプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」の最高級ライン“シナクティフ”が、先進のリンパ管研究を進化させ、新成分ピュリファイングB(保湿・整肌)を配合してリニューアル。“サボンn”はカシミアのような上質泡で毛穴の奥の汚れや古い角質までをオフし、透明感溢れる明るい肌へと導く。熟練の職人により、一つ一つ丁寧に作られ、美しいビジュアルも好評だ。(100g、1万2100円 レフィル100g、1万1000円)

2位 “ポア クレンジング セラム”

「スック」

 “大人の毛穴”にフォーカスした新スキンケア。余分な角質や皮脂、メイク汚れなどが混ざった角質により、目立ち始める大人の毛穴悩みに独自開発の新処方とテクスチャーで解消する。改良を重ねたメルティング クリア処方と指どまりの良いテクスチャーが、小鼻周りや頬などの細かな部分にも密着。角栓や余分な皮脂をとろりと落とし、テカリを抑え、そして汚れを落として肌くすみまでクリアに。つるっとした滑らかな肌に導いてくれると人気を集めている。(50mL、4400円)

3位 “スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ”(限定デザインボトル)

「アテニア」

 “スキンクリア クレンズ オイル” は、メイクだけではなく、酸化と糖化による“肌ステイン”もオフし、気になる毛穴の汚れやくすみを残さず、明るい素肌をかなえるクレンジングの実力派。世界中から愛されるキャラクター「ベティー ブープ(Betty Boop)」とのコラボレーションデザインがランクインした。人気イラストレーター大橋美由紀さんによるハイセンスでスタイリッシュなデザインは、毎日のクレンジングタイムにときめきをもたらした。限定のため完売。(175mL、1870円)

3位 “エクシア クレンジングオイルジェル”

「アルビオン」

3位 “フェイスポリッシャー ピュリファイング”

「サボン」


総合

1位 “アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジングオイル”

「シュウ ウエムラ」

 ブランドの原点であるクレンジングオイルは、ニーズや使用感などで選ぶことのできる5種をラインアップ。中でも “アルティム8∞”は植村秀の美学と情熱を注ぎ込んだベストセラーアイテムで人気が高い。肌本来の水分バランスに考慮して配合した75%のスキンケア成分は、潤いを与えながら気になる毛穴汚れや皮脂を一掃する。人の皮膚と同じ成分で知られる椿オイルは日本産を採用するなど、厳選の植物由来オイルは8種類配合。肌の上に置いたオイルを乳化させて洗い流した肌はしなやかで滑らか。(150mL、5060円 450mL、1万2650円)

2位 “マイルドクレンジングオイル”

「ファンケル」

 1997年のデビュー以来、支持を集め続けるアイテム。2017年のリニューアルでは市場調査結果を反映して毛穴に詰まった角栓のケアにも考慮してパワーアップし人気作まで成長した。累計売り上げ本数1億本を達成。落ちにくいメイクも、ザラつきも、毛穴につまったあらゆる角栓にも対応。“するんとオフオイルα”と“毛穴つるすべオイル”の働きで素早く浮かせてまとめてオフする。潤いを守って洗い上げるので、乾燥による小ジワを目立たなくするのも特徴だ。(120mL、1870円)

3位 “ムース ネトワイヤント”

「シャネル」

 豊かな泡に変化する洗顔フォームで、ラグジュアリーな使用感に人気が集まった。外的ストレスやバリア機能に働く2種類の海洋由来成分を配合し、肌を清潔に保ち、肌表面の汚れやメークアップの残り、大気汚染物質、ほこりや汗までもおだやかに落とす。心地よく、さわやかな洗い上がりで潤いと透明感をかなえる。(150mL、5720円)

PHOTO : HIROKI WATANABE
TEXT : AKIRA WATANABE,AKIKO FUKUZAKI

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ユナイテッドアローズ、ビューティ&ユース21-22年秋冬 ゆるすぎない“ニューコンフォート”を提案

 ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS、以下UA)ウィメンズの2021-22年秋冬は、“ニューコンフォート”“ニュークラシック”“ボールド&ブライト”を三大キーワードに、気分が上がる新しいスタイルを打ち出す。

 高窪まさみファッションディレクターは、「大きなテーマは“エボリューション”。変化する生活の中でいかに楽しく新しいスタイルを作り上げていけるかが重要だと考えた。会社全体でポジティブに進化していきたい」と話す。

 “ニュークラシック”では、定番アイテムに軽さやゆるさを加えて提案する。オリジナルのダッフルコートは、リバー仕立てのダブルフェースを使うことで、クラシック過ぎず、リラックス感のある雰囲気に。“ニューコンフォート”は、着心地の良さを追求しながら、ルーズに見えない点がポイントで、シャツとニットベストのレイヤードなどを打ち出す。「ゴージャスに着飾るのではなく、リラックスしながらも気分が上がるスタイルが今っぽい」と高窪ディレクター。“ボールド&ブライト”は艶っぽさや大胆さを演出するベロアやフェイクレザー、透け感のあるアイテムをそろえ、ベロアのサロペットは華やかなプリントブラウスと合わせた。

 カラーは温もりを感じるブルーやピンク、グリーンをキーに、気分が上がるショッキングピンクやイエローなども取り入れる。強化アイテムはニット。ルームウエアとしてではなく、外出時にも1枚で決まるアイテムをバリエーション豊かに提案する。

ビューティ&ユースはレイヤードを楽しむ

 ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)は、“エモーショナル”がテーマ。「コロナで沈みがちな今、カラーや素材でファッションの高揚感を味わってほしい」という思いを込めて、レイヤードを楽しめるアイテムをそろえた。

 今季は、袖や襟をフリルなどで華やかに飾ったブラウスにクラシカルなベストを組み合わせて提案。シャツドレスとニットベストのレイヤードも推す。アウターは、リバー仕立てのダブルフェースのチェスターコートやカジュアルに着られるブルゾン、シューズはボリュームのある厚底ブーツとサイドゴアブーツを強化する。

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「10 マメ クロゴウチ」展が開幕 デザイナーの故郷、長野の雪景色をイメージした展示空間をリポート

 黒河内真衣子によるファッションブランド「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI、以下マメ)」の設立10周年を記念した初の単独展覧会「10 マメ クロゴウチ(10 Mame Kurogouchi)」が6月19日~8月15日、長野県立美術館(旧長野県信濃美術館)で開かれる。長野県は黒河内デザイナーの故郷。この4月には長野県立美術館のリニューアルオープンに合わせて、同館のスタッフユニホームのデザインを手掛けた。「ユニクロ(UNIQLO)」とのコラボレーションコレクション「ユニクロ アンド マメ クロゴウチ(UNIQLO AND MAME KUROGOUCHI)」の発売日でもあったオープン前日の18日には、報道関係者向けの内覧会を実施した。

「曲線」「刺しゅう」「夢」など
10つのキーワードで構成

 「10 マメ クロゴウチ」展は、これまで発表されたコレクションに共通する「ノート」「曲線」「刺しゅう」「長野」「色」「クラフト」「私小説」「夢」「テクスチャー」「旅」の10つのキーワードで構成。それぞれのキーワードに合わせて厳選した32ルックやデザインソース、刺しゅうの図案、同展のために制作した作品などを披露している。空間は建築家の中原崇志が担当。黒河内デザイナーが「私の長野の記憶は冬の景色が多かった。その白さや透明な空気、静寂さを空間に投影したかった。また余白の美しさはクリエーションでも常に大事にしていること。会場の中でもキープしてお見せしたいと思った」と話すように、真っ白な空間で余白や間を生かした配置になった。

 展示のポスターも真っ白なデザイン。「ポスターは真っ白でも美術館が許可してくださったことに感謝。よく見ると透け感があり美しい紙で、私たちのモノ作りにおいても大事にしているテクスチャーを感じられ、見た人が『何だろう?』と想像力を掻き立てられるものにしたかった」と黒河内デザイナーは語る。7月には展示内容をまとめた作品集「10 マメ クロゴウチ」(⻘幻舎)を発売する。展示ではキャプションなどの説明などは省いており、同書が展示内容を補う役割を担う。

 黒河内デザイナーはこれまでの仕事を振り返って「この10年間さまざまなことを続けてこれたことに、自分自身とても勇気付けられた。私にとってデザインや洋服を作ることは大したことではない。少女のときに“お姫さまのドレスを作りたい“と思っていた頃から、そのまま30年の時が経ってしまった感覚がある。でも、その思いを保っていくことは大人には難しいことだと感じる。そのモノ作りに対する思いの純度を今後も人生の中でキープして、守っていかなければいけないと思う。この展覧会に向けた仕事は日常のありがたさを感じたプロセスだった」と明かした。

【以下、展示内容のネタバレあり】
10年間の日記の一部を公開

 「ノート」は、これまで黒河内デザイナーがブランドデビューの2011年から21年まで書き溜めてきた360ページを公開する。モレスキンのA5ノートには、日記をはじめ、旅先のデッサンや素材のスワッチ、マインドマップなどがあり、「The Diary」をテーマに1日に1写真を撮影し、1デザインを描くことに取り組んだ19年春夏コレクションの3ルックも一緒に展示している。

 「曲線」ではアイコニックなアールカッティングが象徴的な黒いドレスを異なるシーズンから選んだ。写真家の野田祐一郎が同展のために撮影した作品も一緒に見せている。「刺しゅう」は、ボタニカルモチーフなどの有機的なモチーフのドレスとともに、元になったドローイングや工場の指示書、図案、刺しゅうサンプルをともに紹介。「長野」ではブランド初期からのアイコンであるPVC素材のバッグとヘッドピースを集めた。雪景色や氷柱などの長野が原風景となった黒河内の幼少期の記憶を元にデザインされたものだ。

工芸品や小説まで
着想源の品の数々

 「色」ではさまざまな青のトーンを使った19年秋冬のルックとともに着想源を集積している。「クラフト」は伝統技術に学び、現代の技術で新たなデザインを生み出した4ルックとヒントを得た品々を紹介。日本各地の職人たちによる道具や黒河内の実家の家紋が入った九谷焼大皿、18年秋冬のインスピレーションとなった日本の民具や工藝に美を見出したことでも有名な建築家・デザイナーのシャルロット・ペリアン(Charlotte Perriand)による展覧会書籍も展示する。

 「私小説」では作家の朝吹真理子が雑誌「新潮」で連載していた「TIMELESS」の切り抜きと、その小説世界から共鳴して生み出された17年春夏コレクションを並べている。「夢」は「Your Memory」と題した13年秋冬に、デザインの元となったビンテージ写真やデザイン画、ポストイットを壁に貼り付けている。「テクスチャー」では同展のために真っ白に再制作したアーカイブの生地、野田祐一郎による素材の写真などを紹介する。最後の「旅」では、黒河内デザイナーが撮りためてきた写真と、パウロ・コエーリョ(Paulo Coelho)による「アルケミスト - 夢を旅した少年」の物語に重ねた16年春夏コレクションもそろえている。

 黒河内デザイナーは1985年長野県生まれ。2006年に文化服装学院卒業。10年に黒河内デザイン事務所を設立し、11年春夏にブランドをスタート。14年に毎日ファッション大賞で新人賞・資生堂奨励賞を受賞。15年春夏からパリで展示会を開催。17年に「ファッション プライズ オブ トウキョウ(FASHION PRIZE OF TOKYO)」で受賞して18-19年秋冬シーズンからパリでコレクションを発表。19年にイタリアの老舗ブランド「トッズ(TOD’S)」とコラボレーション。20年3月に初の直営店を東京・世田谷の新代田にオープンした。

■10 Mame Kurogouchi
会期:6月19日~8月15日
休館日:水曜日
会場:長野県立美術館 展示室 3
住所:長野県長野市箱清水1-4-4
観覧料:一般500円、高校生以下無料、東⼭魁夷館との共通観覧料は⼀般800円

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「アディクション」2021年秋コレクション カラーマスカラや人気のマットリップ新色も

 「アディクション」は2021年秋コレクション“センス オブ クラリティ(SENSE OF CLARITY)”を8月6日に発売する。クリエイティブ・ディレクターKANAKOが、海が見せる一瞬一瞬の表情から着想を得た深海のようなディープカラーから水面のきらめきのような淡いカラーがそろう。

 注目は新開発の極細ブラシで毛1本1本をコートする “ザ マスカラ カラーニュアンスWP”(全10色、税込各4180円)。艶やかで深みのあるカラーやあえてまつ毛の存在感を消すカラーなど10色がそろう。KANAKOは「色で遊びながらも、肌なじみの良さを意識して、深みやくすみのあるカラーを作った。アイシャドウの色みに近いカラーマスカラを組み合わせれば、3Dでグラデーションを作ることができ、まつ毛が自然となじむふんわりとした印象に。アイシャドウと反対色を選べば、さりげなく存在感を出すことができる」とコメント。軽やかで濃密なまつ毛に仕上げ、美しいカールが持続するのも特徴だ。

 昨年夏に発売した “ザ マット リップ リキッド”(新5色、税込各3520円)には、海からインスピレーションを得た新色を追加する。まるで付けていないかのような軽やかなつけ心地で“無重力リップ”と話題になり、マスクに色移りしにくいことからリピート購入も多いヒットプロダクトになったという。

 そのほか、パール・マット・スパークル3つの質感が楽しめるアイシャドウパレット“コンパクトアディクション センス オブ クラリティ”(限定3種、税込各6600円)と、サンゴを連想させるピンクや深海のような深いブルーなどの新色が“ザ ネイルポリッシュ L”(全6色、税込各1980円)にも登場する。

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ユニリーバ、D2Cスキンケアブランド「ポーラチョイス」を買収

 ユニリーバ(UNILEVER)は6月14日、米国のD2Cスキンケアブランド「ポーラチョイス(PAULA'S CHOICE)」を買収した。買収額は明らかになっていないが、業界筋によればその額は20億ドル(約2180億円)程度だと見られている。

 「ポーラチョイス」は、化粧品の販売員だったポーラ・ビガウン(Paula Begoun)が1995年に設立。同氏が85年に出版した、化粧品の成分に関する問題点を指摘した著書「ブルーアイシャドー・シュッド・ビー・イリーガル(原題:Blue Eyeshadow Should be Illegal、“青いアイシャドーは法で禁じるべき”)」が大きな話題となり、読者から化粧品の安全性についての質問が多数寄せられたことから、安全だと科学的に証明された低刺激性の成分のみを使用したスキンケア製品を作るべく「ポーラチョイス」を立ち上げたという。同ブランドは製品開発の際に参照した学術論文の一覧を掲載しているほか、製品に含まれている全成分を公開している。

 販売は主に自社ECで行っているが、米百貨店ノードストローム(NORDSTROM)とビューティ専門店チェーンのセフォラ(SEPHORA)でも取り扱われている。海外でスキンケア需要が高まる中、若い世代の“美容ヲタク”からの評価が高いブランドで、SNSでもよく拡散されている。日本でも楽天やアマゾンなどで販売されている。

 買収後、同ブランドはユニリーバ プレステージ部門に属することとなる。サニー・ジェイン(Sunny Jain)=ユニリーバ ビューティ&パーソナルケア プレジデントは、「急成長している高級スキンケア分野のブランドを増やすことは優先事項の一つだったので、『ポーラチョイス』を迎えることができて大変うれしく思っている」と語った。

 ユニリーバは近年プレステージのスキンケアに力を入れており、ここ数年で「タッチャ(TATCHA)」「ミュラド(MURAD)」「ダーマロジカ(DERMALOGICA)」「ケイト サマビル(KATE SOMERVILLE)」「レン(REN)」を買収している。

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「アルベルタ フェレッティ」2022年プレ・スプリング・コレクション

 「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」が2022年プレ・スプリング・コレクションをで発表した。

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「アルベルタ フェレッティ」2022年プレ・スプリング・コレクション

 「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」が2022年プレ・スプリング・コレクションをで発表した。

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「パリミキ」の三城が、タレント波瑠と共に日本製眼鏡のすばらしさをあらためて訴求

 眼鏡専門店「パリミキ」や「メガネの三城」を運営する三城ホールディングス(以下、三城)は、タレントの波瑠を起用した新ビジュアルおよび新テレビCMを6月18日に公開する。同社と波瑠のパートナーシップは2018年から続き、3年目となる。

 今回打ち出すのは、同社が「商品戦略の柱」(澤田将広社長)と位置付ける「パリミキ メイド・イン・ジャパン・プロジェクト」のアイテムだ。眼鏡メーカー、ボストンクラブ(福井県、小松原一身社長)との協業で17年にリブランディングした「スタイル ジェイ」と、日本製眼鏡をレンズ込みで1万9800円から提供する「パリミキ オーセンティック アイウエア」の2ブランドによる展開で、澤田社長は「当社は創業時から日本製にこだわってきた。現在も全体の約60%がジャパンメードだ。しかしオリジナルブランドの良さが十分にアピールできていなかった。波瑠さんの力を借りて、日本製眼鏡のすばらしさをあらためて訴求したい」と起用理由について話す。

 三城はこのほか、「歴史的名品やビンテージモデルを最新技術でよみがえらせる」同社におけるハイエンドブランド「ディグナ クラシック」のコンセプトショップ「ディグナハウス」を東京・裏原宿に構え、その2号店である「ディグナハウス オーディオスタジオ」を4月9日に青山・骨董通りにオープンするなど、商品のみならず店舗改革にも取り組んでいる。

問い合わせ先
三城 お客様センター
0120-199-101

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「ラルフ ローレン」の“ポロ ポニー”がレインボーに LGBTQ+支援のカプセルコレクション発売

 「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は、毎年6月の“プライド月間”を祝う“プライド カプセル コレクション”を公式オンラインストアで発売した。売り上げの一部は、LGBTQ+などの地位向上を目指すストーンウォール コミュニティ財団に寄付する。

 同コレクションでは、ジェンダーフリーの大人と子ども向けのアイテムをラインナップ。レインボーカラーの“ポロ ポニー”を取り入れたポロシャツやグラフィックTシャツのほか、タンクトップ、スエットシャツ、セーターといったアパレル、アクセサリーではベースボールキャップやベルトバッグ、ウオーターボトル、ソックスやドッグポロシャツをそろえる。

 このうちポロシャツとドッグポロは購入価格の全額を、グラフィックTシャツ、スエットシャツ、セーター、ベルトバッグ、ベースボールキャップ、ソックスは購入価格の25%をストーンウォール コミュニティ財団に寄付する。

 「ラルフ ローレン」は、LGBTQ+のためのボランティア活動や資金援助などを通じて、30年にわたって支援を続けきた。ストーンウォール コミュニティ財団のほかに、ヘトリック・マーティン インスティテュート(HMI)やamfAR、エイズウォーク ニューヨーク、ゴッズ・ラブ・ウィー・デリバー、エルトン・ジョン・エイズ基金などと提携を結んでいる。

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ビーガンフレンドリーで100%植物素材のプロテイン 美と健康のための“ソイプロビューティ”が話題

 “ソイプロビューティ”(200g、税込3780円)は、グルテンフリー、甘味料・香料不使用で、ビーガンフレンドリーな100%植物素材のプロテイン。ハリウッド化粧品が積み上げてきたインナービューティへの知見と、サステナブルなマインドから生まれた商品だ。2021年の“ビープルフェス”では、同ジャンルで予約数No.1を獲得。全国のビープル バイ コスメキッチンやその直営ECサイト、自社ECサイトで販売している。

 「2015年の国連発表では、近い将来(人口増加や畜産のCO₂問題などにより)食糧危機が訪れ、特にタンパク質の供給が追い付かないとの予測がなされた。また、コロナ禍において大豆由来のソイプロテインが認知を拡大してきているという状況もあり、“タンパク質は女性の美と健康のためにも重要”ということを知ってもらいたいと思い、同商品を開発した」と、同社多摩研究所工場の熊谷秋子工場長は話す。

 「“プロテイン”は“筋肉をつけたい人が飲むもの”という認知が高いが、化粧品メーカーが作るプロテインなので、美容や健康の訴求には徹底的にこだわった」。代謝アップをもたらす大豆とそら豆による良質なWプロテインをベースに、“冷え”へのアプローチができる和漢植物成分を配合。

 ビーガンの人も毎日安心して飲み続けられるように100%植物素材にし、おいしさも追求した。「添加物ゼロで甘味を出すのが難しく、何度もテイスティングした結果、大豆の甘味を生かしたキナコ味にたどり着いた」。

 さらに忙しい女性のため、パウダーを極めて細かくして溶かす時間を短縮したり、付属のオリジナルシェーカーを女性が片手で持てる大きさにしたりと、女性目線からの“続けやすさ”を追求した。今後は“美白をもたらすプロテイン”など、機能面のバリエーションで展開していきたいという。

問い合わせ先
ハリウッド化粧品
03-5474-6356

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【家飲み】「キリン・アサヒに真っ向勝負」家庭用ビールサーバー市場を脅かすドリームビアとは?

 自宅でも泡までうまいビールを楽しむために、卓上型、ハンディ型、マドラー型、コースター型など様々なサーバーが発売されている。その多くが缶ビールにサーバーを装着して超音波が起動、泡が出る仕組みである。ビールの泡を楽しむにはこのタイプが主流であったが、本格的なビールサーバーを貸し出し、ビールを定期配送する"生ビールのサブスク"の利用者が増えてきている。
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【禁酒令】酒解禁を巡る「ドタバタ劇」。小池知事は、なぜ決められないの?

 10都道府県に出ていた緊急事態宣言が解除となり、6月21日(月)からはまん延防止等重点措置に移行することが決まった。政府は「一定の要件」を元に酒類提供も可能と決めたが、最終判断は自治体トップの知事に丸投げ。知事も条件を決めきれないでいる。
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松屋の名物バイヤー宮崎氏が「外商」に異動 サプライズ人事の背景

 松屋の紳士服の名物バイヤー、宮崎俊一氏(55)が3月1日付で外商部に異動した。1989年の入社以来、ほぼ紳士服一筋。コロナ前は年間100日以上の海外出張に飛び回り、人気のスーツ催事「『銀座の男』市」の仕掛け人として知られ、メディアにも頻繁に登場してメンズファッションを語ってきた。そんな「松屋の顔」ともいうべき存在を外商に動かす異例の人事は、百貨店やアパレル関係者の間で話題になっている。

 「自分に何ができるのか。いま走りながら考えている」

 異動から3カ月、宮崎氏は外商のいろはを学びつつ、新しくスタートした外商顧客向けのウェブサイトの更新作業も自ら行う。会社から課せられたミッションは紳士服で培ってきた目利き力を生かし、富裕層を感動させる商品とサービスを提供すること。そのための準備を着々と進める。

 宮崎氏は著書やメディアでの露出を通じて多くのファンがついていた。大企業の経営者らエグゼクティブの顧客も宮崎氏を指名。プレゼンに登壇する経営者の服のスタイリングを頼まれることも多かった。「夫婦でウィンブルドンにテニス観戦に行くので、着ていく服を選んでほしい」といった要望にも応えてきた。すでに一定数のエグゼクティブや富裕層の信頼を得ていることも外商へのコンバートの理由となった。

 百貨店では外商の重要性が高まっている。収益を支えてきた訪日客の消費はコロナで激減した。働き方や生活の変化によって、百貨店が得意とした通勤着や外出着の消費もしぼむ。

 特に松屋は痛手が大きい。2021年2月期業績の売上高は前期比41.3%減の527億円だった。他の百貨店が2〜3割の減収幅なのに対し、銀座本店1店舗に集中する収益構造のため、免税売上高の消失と都心への外出自粛が直撃する。

 コロナが収束しても元通りにはならないと言われる中、例外的に売り上げが伸び続けているのが外商なのだ。

食品、美術品のエースバイヤーも外商に異動

 外商は呉服店の御用聞きをルーツにした日本の百貨店独自の商売形態である。富裕層や法人などの上顧客のもとに出向き、食品から衣料品、宝飾品、美術品まであらゆる商品を売り込む。1人の外商顧客が年間数百万円以上、場合によっては億単位を購入する。百貨店の店舗によっては売上高の30〜40%を外商で稼ぐところもある。優良顧客と長期的に良好な関係を築くリレーションシップ・マーケティングやLTV(ライフタイムバリュー、生涯顧客価値)が注目を集めているが、百貨店の外商はそれを古くから実践してきたといえる。

 小売業ではデジタル化の進展に伴い、顔と履歴の分かる一人一人の顧客に向けた提案力が求められるようになった。館の集客力によってマス層に大きな網をかけるだけでなく、個人に狙いを定めたコミュニケーションが必要になる。その意味で外商のワン・トゥ・ワンのノウハウは富裕層に限らない可能性を秘めている。そう捉えて百貨店各社は経営資源を注ぐようになった。

 松屋はけして外商に強い百貨店ではない。足元の中央区、千代田区、港区の富裕層の支持を集めるものの、売り場面積も競合他社に比べて十分ではなく、ブランドや商品の欠落もある。売上高にしめる外商の割合は5%前後に過ぎない。売り場にある商品を御用聞きで販売する従来型のやり方では限界があった。

 そこで商品とそれを取り巻くライフスタイルにまで造詣が深いベテランバイヤーに白羽の矢が立った。紳士服の宮崎氏のほか、食品バイヤーの始閣(しかく)理子氏、美術品バイヤーの藤原浩二氏も外商に異動した。いずれもこの道30年、その業界では知られたスペシャリストである。

売り場にないものを売る

 宮崎氏らに託されたのは、売り場ではまかない切れないコンテンツ作りである。ファッションに限らず、世界の一流を知るバイヤーとしての経験を生かす。外商の枠にとどまらない業務も必要になるため、宮崎氏は外商部所属でありながら「シニアバイヤー」の役職も兼任する。「売り場の物理的な制約を受けずに何を売ってもいい。僕の外商の仕事は『店にはありません』からスタートする」。

 売り場に置いていない商品を売るために、宮崎氏が培ってきたネットワークと経験が生きる。百貨店の紳士服フロアではオーダーメイドスーツ(フルオーダー)の売り場が少なくなっているが、宮崎氏は技術力のある職人を何人も知っている。既製品のバッグに満足しない顧客には、素材からデザインまで世界で一つのバッグをあつらえることもできる。宮崎氏は長年、商品の買い付けだけでなく、イタリアや英国の生地メーカーやスーツ職人と協業してオリジナル商品を作り続けるなど、モノ作りに精通していることも強みだ。

 いま宮崎氏が力を入れようとしているのが、自身の趣味でもあるアンティークウォッチだ。希少性と資産価値から富裕層のコレクターが増えている。価格は数百万円以上。中古市場から掘り出し物を探すには独自のノウハウがいる。松屋は人気催事「世界のアンティークウォッチ市」の実績はあるが、十分な常設売り場があるわけでない。百貨店の信用力とネットワークを武器に、魅力的なアンティークウオッチを発掘する。競合の百貨店が手薄な分野で独自性を出す。

 「例えばお客さまの生まれ年に作られた時計を紹介すれば、興味を持ってくださるかもしれない。お客さまの顔を思い浮かべながらのバイイングがこれからの百貨店に不可欠になる」

 ベテランの百貨店マンとして新しい挑戦に燃えている。

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「韓国ドラマの影響で”にわかファン”も急増中」女子のハートをがっしりとらえたチャミスルが凄い

 若者のアルコール離れが進んでいるなか、酒類メーカーの課題は自社アイテムを若者への飲用にどう繋げるかであり、各社マーケティングの強化を図っている。「若者に支持を得るのは容易なことではない!」と、頭を悩ませているが、第4次韓流ブームの波に乗り、チャミスルが若い世代の女子を中心に飲まれている。過去にも韓流ブームは何度かあったが、何故、ここにきてチャミスルが支持を得ているのか。
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「シーピー カンパニー」が50周年の記念本 三池崇史監督ら50人が登場

 「シーピー カンパニー(C.P. COMPANY)」は、ブランド創業50周年を記念したブック“C.P. Company 971 - 021. An informal history of Italian sportswear”を6月25日に発売する。価格は税込1万4300円。18日から代官山 蔦屋書店で予約を受け付けており、同店ではビンテージアイテムが並ぶポップアップを発売日から7月2日まで開催する。

 記念ブックには、同ブランドを立ち上げたマッシモ・オスティ(Massimo Osti)の家族や友人に加え、歴代デザイナーや世界中のコレクターなど50人が登場。日本からは、映画監督の三池崇史や古着店レザー アンド レース(Leather and Lace)の野口匠らが「シーピー カンパニー」を自身のスタイリングで取り入れて撮影に臨んでいる。また服の後染め“ガーメント・ダイ”を考案した同ブランドの高い製造技術や、多くのファッションデザイナーに影響を与えたデザインについても掲載している。

■C.P. COMPANY 50周年アニバーサリーブック出版記念ポップアップ
日程:6月25〜7月2日
場所:代官山 蔦屋書店2号館1階アートフロア
住所:東京都渋谷区猿楽町17-5

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「シーピー カンパニー」が50周年の記念本 三池崇史監督ら50人が登場

 「シーピー カンパニー(C.P. COMPANY)」は、ブランド創業50周年を記念したブック“C.P. Company 971 - 021. An informal history of Italian sportswear”を6月25日に発売する。価格は税込1万4300円。18日から代官山 蔦屋書店で予約を受け付けており、同店ではビンテージアイテムが並ぶポップアップを発売日から7月2日まで開催する。

 記念ブックには、同ブランドを立ち上げたマッシモ・オスティ(Massimo Osti)の家族や友人に加え、歴代デザイナーや世界中のコレクターなど50人が登場。日本からは、映画監督の三池崇史や古着店レザー アンド レース(Leather and Lace)の野口匠らが「シーピー カンパニー」を自身のスタイリングで取り入れて撮影に臨んでいる。また服の後染め“ガーメント・ダイ”を考案した同ブランドの高い製造技術や、多くのファッションデザイナーに影響を与えたデザインについても掲載している。

■C.P. COMPANY 50周年アニバーサリーブック出版記念ポップアップ
日程:6月25〜7月2日
場所:代官山 蔦屋書店2号館1階アートフロア
住所:東京都渋谷区猿楽町17-5

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「ルイ・ヴィトン」2022年プレ・スプリング・コレクション

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が2022年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「ヴェルサーチェ」2022年プレ・スプリング・コレクション

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」が2022年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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人気アニメ「東京リベンジャーズ」の“ドラケン”着用シャツや“東京卍會”グッズなど 「アールフォージー」とコラボ 

 バロックジャパンリミテッドの「アールフォージー(R4G)」は、人気アニメ「東京リベンジャーズ」とのコラボアイテムを6月18日12時〜7月19日にECサイトで予約販売する。

 アイテムは、不良集団の東京卍會副総長の“ドラケン”こと龍宮寺堅が着用している服をモチーフにした開襟シャツ(税込、以下同9900円)をはじめ、 アニメのワンシーンを使ったグラフィックTシャツ(4400円)やロングTシャツ(5500円)、“東京卍會”“天上天下唯我独尊”のロゴ付きキーチェーン(660円)、コインケース(1650円)などを用意する。

 原作の「東京卍リベンジャーズ」は、「新宿スワン」の著者である和久井健が手掛ける人気不良マンガ。「週刊少年マガジン」で2017年から連載をスタートし、累計発行部数は2000万部を突破。7月9日には実写映画も公開する。

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マスクの着用義務が解除された米国、リップの検索数が前年比1000%増

 米国ではカリフォルニアなど、一部州でワクチン接種完了者のマスクの着用義務が解除された。これを受け、リップスティックやリップアイテムへの注目が高まっている。

 トレンドを分析するトレンドアリティックス(TRENDALYTICS)によると、リップアイテムの検索数が昨年に比べ3ケタ増している。「ロングウエアリップスティック」の検索数は前年比1135%増、「シマーリップグロス」は同889%増、「プラムリップスティック」は同300%、「プランピングリップグロス」は同259%増だったという。

 同社のサラ・バーンズ(Sarah Barnes)=コンテントマーケティングマネジャーは「米国疾病予防管理センター(CDC)によるマスク着用義務の解除は、リップスティックカテゴリーへの関心の高まりを促している。コロナが収束したら、メイクアップの中でもまずはコンシーラーとリップスティック市場が復調すると予測していたが、CDCの発表がなければ、ここまで急激に(関心が)戻ることはなかったかもしれない。メーカー各社がこの需要にどのように対応するか注目だ」と話す。

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「ルイ・ヴィトン」× NBAコラボからおうち時間を充実させるブランケットやクッション

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はこのほど、ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)とのコラボレーション「LV×NBA」の第2弾から、自宅での時間を充実させるライフスタイルアイテムを発売した。

 ブランドを代表するモノグラム・モチーフを用いたブランケット“クヴェルテュール・モノグラム レターズ”やクッション“クッサン・モノグラム レターズ”は、キャッチーなデザインとアイコニックな見た目に加え、ウールとカシミヤを使った肌触りの良さが特徴。バスケットボールのシェイプに両者のロゴを配したペイパーウエイトや、バスケットボールのデザインを取り入れたコースターは、インテリアのアクセントにもなる。また、ステーショナリー“カイエ・クレマンス”や、ポーチを付属したマスク“セット マスク カレ モノグラム レターズ”も用意した。

 「LV×NBA」コレクションの第2弾は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターのほか、カニエ・ウェスト(Kanye West)の元マネジャーとして知られるドン・C(Don C)ことドン・クロウリー(Don Crawlay)もデザインを手掛けた。

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ミルボンがバーチャルイベントスペースを開設 コロナ禍でも美容師が学べる場づくり

 美容室向けヘアケア化粧品メーカーのミルボンは、スマートフォン用アプリのバーチャルイベントスペース「ミルボン デジタルアリーナ」を開設した。入場者それぞれがアバターをコントロールして見たいものや視点を選ぶことができ、自由度の高いデジタルを活用したイベント体験を提供する。アメリカや韓国、マレーシア、タイ、ベトナムなど世界12の国と地域で使用できる。場所や人数に制限されずに世界各地からアクセスが可能で、世界中の美容師がつながることができる空間だ。

 「ミルボン デジタルアリーナ」は、エントランス、フォトギャラリー、イベントホール、セミナーブースの4つのエリアで構成する。エントランスとフォトギャラリーは常時入場が可能で、イベントホールやセミナーブースではチケットを販売しヘアショーや技術セミナーなどを実施する。7月7日には「ミルボン デジタルアリーナ」を活用して美容師の技術コンテスト「DA アワード」を行う予定だ。

 ミルボンは美容師向け大型イベントを世界5地域(日本、韓国、中国、台湾、マレーシア)で毎年実施し、各エリアの代表を集めた「DA アワード」を開催してきた。美容師や専門学生など約1万5000人上る総来場者を集めてきたが、昨年は新型コロナウイルスの影響によって開催できなかった。「美容師は時流の変化に合わせて常に新しい知識や技術を身につけていく“学び”が求められる仕事。独自性や創造性が常に求められるヘアデザイン技術においては、リアルな場でのセミナーやイベントが発想のヒントを得る場だった。しかし地域差や労務問題からイベントをリアル開催することに課題もあった。また美容室と顧客双方にとって生産性や利便性の向上がリアルだけでは難しくなっていた。さらにコロナ禍によって、リアルでのセミナーやイベント実施が困難になってしまった」と佐藤龍二社長はコメント。美容師が創造性を磨き、発想のヒントを得る機会を守る、美容師の学びを止めない、という思いから開設に踏み切ったという。

 同社は3年半前からデジタル化の波を捉え、DX戦略を推進する。昨年ローンチしたBtoBtoC型のECプラットフォーム「milbon:iD」を中心に、小商圏化に対応するための「エリアマーケティングサポート」、オンライン学習「エデュケーションiD」、バーチャルイベント空間「ミルボン デジタルアリーナ」を柱に4億円を投じ、美容師や美容室がデジタルを活用して生産性を上げるためのサポートを積極的に取り組んでいる。

 佐藤社長は「デジタル化をすることが目的ではなく、あくまで一つの手段である。美容師を通じて、顧客、つまりは生活者に寄り添う。リアルとデジタルの最適なバランスを探し、美容室の価値をもっともっと高めていく。『ミルボン デジタルアリーナ』は将来的には一般のお客さまが美容室を通じてIDを受け取ってイベントに参加できるような空間にしていきたい」と展望を語る。

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【速報②】まん防決定だが、禁酒令判断は知事に。小池は外食を壊滅させてオリンピック・ファーストを選ぶのか?

政府は17日午後5時すぎから、総理大臣官邸で新型コロナウイルス対策本部を開き、10都道府県に出されている「緊急事態宣言」について、沖縄を除き6月20日で解除し、うち東京や大阪など7都道府県は、7月11日まで「まん延防止等重点措置」に移行することを決めた。
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「オサジ」が「ビューティ&ユース」とネイルコラボ 別注カラー3色を展開

 日東電化工業の敏感肌向けコスメブランド「オサジ(OSAJI)」は6月19日、ウィメンズショップ、ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS以下、ビューティ&ユース)とコラボしたネイルカラーを数量限定で発売する。全3色展開で、価格は税込各1870円。ビューティ&ユース全店と一部のユナイテッドアローズ、ユナイテッドアローズオンラインストアで取り扱う。

 コラボネイルは、ビューティ&ユースの21年春夏のテーマ“トラディショナル(Traditional)”を体現した、5年後も着続けたいと思えるタイムレスなスタンダードアイテムのアクセントカラーとして3色をラインアップ。今シーズンのテーマをベースに「オサジ」にイメージを伝え、カラーサンプルの中からビューティ&ユースの小沼悠子ファッションディレクターとMD担当者が選出した。透け感のあるくすみレッド、山吹色のようなクリーミーなイエロー、陶磁器の釉薬のような透け感をもつエメラルドグリーンをそろえる。

 ビューティ&ユースは2021年春夏シーズン(3月頃)から「オサジ」の製品(フェイスカラー、ネイルカラー、ハンドクリーム、ネイルセラム)の取り扱いを開始。これまでスキンケアやオードトワレなどコスメを展開してきたが、新規のコスメブランドの取り扱いをウィメンズのビューティー&ユース全店舗で開始するのは久しぶりだという。ビューティ&ユースの広報担当者は「『オサジ』の取り扱いを始め、想定通り需要の高まりを感じた。いま、服飾や小物だけではなく、メイクなども含めたトータルでファッションを楽しむ人や、このような状況下で自分に対して『労り』や『癒し』を求める人が増加しており、ビューティー&ユースとしての新たな商品提案の1つとして今回のコラボに至った。今後、コスメを含めた提案を考えており、コスメカテゴリーの拡充も検討している」とコメントした。

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資生堂の日用品事業を引き継ぐ新会社「ファイントゥデイ資生堂」創業

 資生堂は1月にヘアケアブランド「ツバキ(TSUBAKI)」やスキンケアブランド「専科(SENKA)」などを扱うパーソナルケア事業(日用品事業)の売却を発表したが、その事業を引き継ぐ新会社の名称がファイントゥデイ資生堂に決定した。7月1日から稼働し、国内のドラッグストアや量販店のほか、中国やアジア市場での展開を加速する。

 ファイントゥデイ資生堂は、資生堂や投資ファンドのCVCキャピタルパートナーズが出資。資生堂の出資比率は35%を占める。今後、スキンケアやヘアケアなどのパーソナルケア製品のマーケティング・販売などを行う。ブランドの育成強化やグローバル展開、DX推進などのイノベーションも加速する。資生堂は同社に従事する社員がこれまで通り業務に専念できる環境作りをサポートするほか、成長支援を行っていく。

 社長兼CEOにはアスキーやカネボウなどで手腕を発揮してきた小森哲郎氏が就く。小森社長は「資生堂の丁寧な製品開発のDNAを引き継ぎ、これまで以上にお客さま目線でモノ作りに取り組む」とコメントした。

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オペラの即完売「リップティント」が限定復刻 マスクにつきにくい塗り方提案も

 「オペラ(OPERA)」は、2019年初夏に発売した“リップティント N”の限定色を、公式サイト限定で復刻販売している。発売直後に完売し、再販希望の声が多かったことから今回の限定復刻を決定。マスクに色がつきにくい使い方を公式サイトや公式インスタグラムで公開し、ウィズコロナ時代のリップメイクを提案する。

 恋愛や婚活がうまくいく「花嫁リップ」の火付け役となった“リップティント N”は、同ブランドの代表的アイテム。オイルインの滑らかなつけ心地と唇の水分に反応して血色感を引き出すティント処方が特徴で、色が落ちにくく、自然な血色感が作れると高い評価を得た。

 今回限定復刻した「シマリングベージュ」(税込1650円)は、7色のプリズムを忍ばせた柔らかなヌードカラーで、肌に馴染みながらも光の角度で表情を変える発色が特徴となっている。

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「メゾン マルジェラ」 × 「リーボック」の新作 大胆にカットアウトされたグラディエーターサンダル風

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は6月18日、「リーボック(REEBOK)」とのコラボレーションスニーカー“クラシックレザー・タビ・ハイ(Classic Leather Tabi High)“を発売する。

 デザインは「リーボック」の定番ランニングシューズ“クラシック レザー(CLASSIC LEATHER)“のハイトップスニーカーをベースに、つま先が2つに分かれた「メゾン マルジェラ」のアイコンシューズの“タビ(TABI)“を融合。そこに「メゾン マルジェラ」の服やアクセサリーの本質的な輪郭だけを残して削ぎ落とす“デコルティケ(decortique)“のテクニックで、アッパーをパネル状にカットアウトすることでグラディエーターサンダル風に仕上げた。

 色はブラック、ホワイト、レッドのレザーに加え、ブラックレザーにホワイトペイントを施したビアンケットの4種をラインアップ。ビアンケット加工は「メゾン マルジェラ」で多用される技法で、履くたびに剥がれて経年変化を楽しめる。価格は単色のレザータイプが税込8万300円、ビアンケットタイプが同8万6900円。「メゾン マルジェラ」と「リーボック」の公式オンラインストアのほか、「メゾン マルジェラ」の直営店、一部セレクトショップで取り扱う。

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BTSとマクドナルドのコラボ第2弾 新曲「バター」にちなんだアパレルなど

 

 韓国のボーイズグループBTS(防弾少年団)と米マクドナルド(MCDONALD'S)は16日(現地時間)、第2弾となるコラボコレクションを発表した。“ソーシー(Saucy)”と“メルティング(Melting)”の2ラインをそろえ、価格は12〜110ドル(約1300〜1万1000円)。韓国の買い物アプリ「ウィバース(Weverse)」で取り扱う。

 “ソーシー”コレクションには、Tシャツやキーチェーン、パンツなど手描き風デザインが施されたアイテムが登場。マクドナルドとBTSのコラボメニューにちなみ、ハンバーガーやフライドポテト、アイスクリームなどが描かれている。“メルティング”コレクションはBTSの最新曲「バター(Butter)」を着想源に、マクドナルドのメニューやロゴのイラストが描かれたパジャマやトートバッグ、Tシャツなどを販売。

 BTSとマクドナルドは5月に共同メニューの開発や、アパレル・アクセサリーを発売した。ファッション業界でも存在感を増し続けるBTSは、4月に「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアンバサダーに就任した。

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「アディダス」の“スーパースター”がレゴに 対象年齢18歳以上の大人向けセット

 「レゴ(LEGO)」は、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とコラボレーションしたレゴセット“レゴ アディダス オリジナルス スーパースター”(オープン価格)を全国のレゴ ブランド ストアやアディダス オンラインショップなどで7月1日に発売する。

 商品は「アディダス オリジナルス」を代表するスニーカー“スーパースター”をベースにした、対象年齢18歳以上の大人向けのレゴセット。本物の“スーパースター”と同じようにシェルトゥやトレフォイルロゴ、スリーストライプスを再現したほか、シューレースも付属する。商品パッケージも本物のシューズボックスを思わせるデザインに仕上げた。731個のピースからなり、右足と左足、どちらか一方を作ることができ、もう1セット購入することで、両足のスニーカーが完成する。

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「ジャックムス」が“すぐ買える”コレクションに 6月30日のショー直後から新作を販売

 「ジャックムス(JACQUEMUS)」は、6月30日に約1年ぶりとなる男女合同ショーを開催し、新コレクション“ラ モンターニュ(La Montagne)”を発表する。シーズンレスな同コレクションは、ショー終了直後から披露したアイテムを販売する、いわゆる“SEE NOW, BUY NOW(見てすぐ買える)”形式。その後、さらに何度かに分けてアイテムをリリースするという。

 シモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)=デザイナーは、「この1年は自分たちらしくいることの大切さを実感したし、みんなとファッションを楽しむ瞬間を共有したかった。今回のコレクションは、より多様な環境に適応するモダンで柔軟なアプローチへの移行を示すもの。僕たちが目指しているのは、発表から製品化までの間、コレクションの熱量を保ち続けることだ」とコメント。「僕たちにとって、これはより身近で現実的に感じられるアプローチ。今は、シーズンにとらわれないことにフォーカスしている。自分たちの独立精神に誠実でありつつ、挑戦と改革に取り組んでいきたい」と続ける。

 「ジャックムス」はここ数年、パリ・ファッション・ウイークの公式カレンダーから離れ、雄大なラベンダー畑や麦畑でショーを開催。雄大な自然を背景にしたドラマチックなショーは、340万フォロワーを抱えるインスタグラムを中心に大きな話題を集めた。またファッションにとどまらず、百貨店ギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)のシャンゼリゼ通り店内にあるカフェ「シトロン(CITRON)」を手掛けるなど、活躍の場を広げている。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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「ジャックムス」が“すぐ買える”コレクションに 6月30日のショー直後から新作を販売

 「ジャックムス(JACQUEMUS)」は、6月30日に約1年ぶりとなる男女合同ショーを開催し、新コレクション“ラ モンターニュ(La Montagne)”を発表する。シーズンレスな同コレクションは、ショー終了直後から披露したアイテムを販売する、いわゆる“SEE NOW, BUY NOW(見てすぐ買える)”形式。その後、さらに何度かに分けてアイテムをリリースするという。

 シモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)=デザイナーは、「この1年は自分たちらしくいることの大切さを実感したし、みんなとファッションを楽しむ瞬間を共有したかった。今回のコレクションは、より多様な環境に適応するモダンで柔軟なアプローチへの移行を示すもの。僕たちが目指しているのは、発表から製品化までの間、コレクションの熱量を保ち続けることだ」とコメント。「僕たちにとって、これはより身近で現実的に感じられるアプローチ。今は、シーズンにとらわれないことにフォーカスしている。自分たちの独立精神に誠実でありつつ、挑戦と改革に取り組んでいきたい」と続ける。

 「ジャックムス」はここ数年、パリ・ファッション・ウイークの公式カレンダーから離れ、雄大なラベンダー畑や麦畑でショーを開催。雄大な自然を背景にしたドラマチックなショーは、340万フォロワーを抱えるインスタグラムを中心に大きな話題を集めた。またファッションにとどまらず、百貨店ギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)のシャンゼリゼ通り店内にあるカフェ「シトロン(CITRON)」を手掛けるなど、活躍の場を広げている。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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Kokiが女優デビュー! “恐怖の村”シリーズ最新作「牛首村」に主演

 モデルとして国内外で活躍中のKokiが、ホラー映画の巨匠、清水崇監督作品「牛首村」(東映)で女優デビューする。公開日は未定だ。

 「牛首村」は、2020年2月に公開しヒットした「犬鳴村」、21年2月に公開した「樹海村」に続く、“恐怖の村”シリーズ第3弾。北陸に実在する最凶の心霊スポットが舞台で、恐怖の表情など、どんな演技を見せてくれるのか注目が集まる。

 情報公開に合わせ、3種のイメージビジュアルも公開。うち1種は「牛首村」のタイトルが「生首村」にも見えるなど凝ったつくりになっている。

 Kokiは「このように素晴らしい機会を与えてもらったことに本当に感謝している。いただいた役と向き合いながら、清水監督からの言葉をしっかり聞き、一生懸命頑張りたい」とコメント。

 清水崇監督は「今回も実在する地を拠点にしつつ、あえて実態不明の怪談“牛の首”に焦点を当て、えぐろうと思う。主演のKokiさんには、ミステリアスな存在感と物怖じしない物腰、時折垣間見える負けん気に大きな魅力を感じている。初めての映画にホラーを選んでもらえたことにも、日本の通常の芸能活動の枠を超えた度量と野心を感じ、一緒にチャレンジすることが今からとても楽しみ」とコメントを寄せた。

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Kokiが女優デビュー! “恐怖の村”シリーズ最新作「牛首村」に主演

 モデルとして国内外で活躍中のKokiが、ホラー映画の巨匠、清水崇監督作品「牛首村」(東映)で女優デビューする。公開日は未定だ。

 「牛首村」は、2020年2月に公開しヒットした「犬鳴村」、21年2月に公開した「樹海村」に続く、“恐怖の村”シリーズ第3弾。北陸に実在する最凶の心霊スポットが舞台で、恐怖の表情など、どんな演技を見せてくれるのか注目が集まる。

 情報公開に合わせ、3種のイメージビジュアルも公開。うち1種は「牛首村」のタイトルが「生首村」にも見えるなど凝ったつくりになっている。

 Kokiは「このように素晴らしい機会を与えてもらったことに本当に感謝している。いただいた役と向き合いながら、清水監督からの言葉をしっかり聞き、一生懸命頑張りたい」とコメント。

 清水崇監督は「今回も実在する地を拠点にしつつ、あえて実態不明の怪談“牛の首”に焦点を当て、えぐろうと思う。主演のKokiさんには、ミステリアスな存在感と物怖じしない物腰、時折垣間見える負けん気に大きな魅力を感じている。初めての映画にホラーを選んでもらえたことにも、日本の通常の芸能活動の枠を超えた度量と野心を感じ、一緒にチャレンジすることが今からとても楽しみ」とコメントを寄せた。

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自動車メーカー「ヒョンデ」がBTSを起用したサステナビリティのグローバルキャンペーン 持続可能な未来のためにヒョンデ プロギングを呼び掛け

 グローバルでクリーンモビリティに注力してきた自動車メーカー「ヒョンデ(HYUNDAI)」は、環境の日に持続可能な未来に向けてのアクションを促すサステナビリティのグローバルキャンペーンを実施。“For tomorrow, We won’t wait(明日のために、もう待たない)”という新しい可能性を見出す、希望に満ちたメッセージを届けるために、グローバルブランドアンバサダーにBTSを起用した。

 日本ではより良い未来のためのアクションとして「ヒョンデ プロギング(HYUNDAI PLOGGING)」キャンペーンを7月9日まで実施中だ。プロギングとは、ジョギングをしながらゴミ拾いをする北欧発の新しいSDGsスポーツ。同キャンペーンでは「一人ひとりの小さな行動が積み重なることで大きな変化をもたらすことができる」という思いを込めて、プロギングへの参加を呼び掛ける。

 期間中に特設ウェブサイトから応募した人の中から抽選で100人に、「ヒョンデ」×「レコード(RE;CODE)」のコラボクロスバック、再生コットンの軍手、生分解性のゴミ袋がセットになったプロギングパッケージをプレゼントする。

 また、インスタグラムで「#hyundaiプロギング」のハッシュタグをつけて投稿した人の中から抽選でオリジナルトリップカートを10人、「ヒョンデ」×「プリーツママ(PLEATSMAMA)」コラボノートパソコンポーチを30人、オリジナルパッドミントンセットを100人にプレゼントする。

 「環境の日」の6月5日には、グローバルブランドアンバサダーのBTSを起用したキャンペーン動画を公開した。BTSのほか、世界各国でサステナブルなアクションを実践するさまざまな人たちが登場し、誰でも地球を変えるヒーローになれるというメッセージを発信する。

問い合わせ先
ヒョンデ・ジャパン
contact_japan@hyundai.com

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イタリア家具「カッシーナ」トップに聞くコロナ禍における制作活動や顧客とのコミュニケーション

 新型コロナウイルス感染拡大で、昨年から欧米ではロックダウンが続き、多くの企業活動に影響を与えた。欧米では現在、ワクチン接種が進み徐々に平常を取り戻しつつあるが、まだ本格的に経済活動が戻るには時間がかかりそうだ。イタリアの国を代表する産業の一つであるインテリア。ロックダウン中には、店舗はもちろんのこと、工場も閉鎖せざるを得ない状況だった。今年4月にオンラインで今年の新作を発表したイタリア高級家具「カッシーナ(CASSINA)」。ルカ・フーゾ(Luca Fuzo)=カッシーナ最高経営責任者(CEO)に、ロックダウン中にどのように企業運営を行ったか、また、コロナがクリエイションに与えた影響やビジネス動向について話を聞いた。

WWD:2021年新作のコンセプトは?ラインアップの構成やコンセプトにコロナの影響はあるか?

ルカ・フーゾ=カッシーナCEO(以下、フーゾ):コロナは商品を開発する上で、各担当と会うことができないので影響があった。コロナ禍で多くの人々が家で過ごす時間が増え、家というものを見直すようになった。その影響で、単なる美しさだけでなく、機能性と快適さ全てを持つ家具への関心が高まったと思う。今までは、家具単品にフォーカスすることが多かったが、コロナになってからは、家や部屋全体のコンセプトを作るようになった。快適かつ健康に過ごせる家、サステナビリティといったものが大きなポイントだ。サステナブルな素材を利用したり、空気清浄機能を加えてより快適な空間にするような家具が増えている。

WWD:新作コレクションの見どころとその理由は?

フーゾ:1969年にトビア・スカルパ(Tobia Scarpa)がデザインした“ソリアナ”ソファをモダンにアップデートした。デザインはコンテンポラリーで今でも十分に通用するが、サステナブルな素材を用いてより良い座り心地になっている。「カッシーナ」というと、イタリア人やフランス人のデザイナーとの協業が多い印象があるかもしれないが、初めてデンマーク人のデザイナーであるボーディル・ケア(Bodil Kjaer)を起用したアームチェアなど3点が登場した。アメリカ人のジェフリー・バーネット(Jeffrey Bernett)による新作もある。「カッシーナ」は今までも折衷的なインテリアを提案してきたが、北欧のデザイナーの起用は新たな方向性だと言える。コントラクト向けの商材に関しては、もともとは住居用だった家具を公共施設などでも使えるように認証を取り、より幅広いシーンで使えるようにしている。

WWD:コロナ禍におけるデザインや制作工程は?どの程度リモートで行えるか?

フーゾ:ほとんどリモートで行うことが可能だ。製品の最終確認をする場合などは、実際に会うこともあるが、それが無理な場合は最終のプロトタイプを送付して確認作業を行う。デザイン画やサンプルなどは送付したり、ビデオミーティングをしたり、テクノロジーがそれを可能にしている。ただ、今まで以上に、全てのスタッフがお互いを信頼し、自信を持って仕事に取り組む必要がある。

WWD:コロナで強化した戦略や新しいサービスは?

フーゾ:顧客とビデオでコミュニケーションを取るようにしたが、とてもうまく行っている。昨年は2カ月、工場を閉鎖しなければならなかったが、再開後は全ての市場で受注が伸びている。先述したが、コロナが家を見直すきっかけになり、インテリアにお金をかけたり、家を改装する人が増えた。また、リモートワークが定着したこともあり、アメリカやフランスでは郊外に広い別荘を購入する人が増えている。都市の家よりも、別荘で過ごす時間の方が長いため、当然、インテリアへの投資額も高くなる。19年よりコロナ禍の業績が伸びている。

WWD:コロナ禍で好調な市場とその理由は?

フーゾ:ドイツやスイス、ベネルクス3国、イタリアやアジアも好調だ。アメリカではハンプトンなどの高級リゾート地の伸長率がとても高い。理由は、“ステイ・ホーム”でインテリアにお金を使う人が増えたからだ。

コロナでより格好よく、快適な家への需要

WWD:コロナ禍の売れ筋商品は?

フーゾ:アイコニックな商材の動きが良い。例えば、ル・コルビュジェ( Le Corbusier)、シャルロット・ペリアン(Charlotte Perriand)、ピエール・ジャンヌレ(Pierre Jeanneret)による“LC”シリーズやヘリット・リートフェルト(Gerrit Rietveld)のチェアなど。ジャンヌレによるインド・チャンディーガルの都市プロジェクト用に作られたコレクションは大ヒットし、これからアイテムが増える。また、われわれは積極的に文化的活動に参加しており、それは我が社のDNAの一つだ。9月5日までイギリスのロンドン・デザイン・ミュージアムで開催中の「シャルロット・ペリアン:ザ・モダンライフ」展への作品の貸し出しや、ベネチアビエンナーレの一環としてウィルモット財団で11月21日まで、ペリアンとジャンヌレによる“レフュジー トノー”を再現して展示している。

WWD:コロナが消費者心理にどのように影響していると分析するか?

フーゾ:人々は生活に対して今まで以上に気を配るようになり、質の高いのリクリエイションを求めている。また、家の存在が今までと違うものになった。コロナで外食できず、友人を招くことが多くなったため、より良いインテリアにしたいと考える人が多い。今までは、ファッションや時計、バッグといった外で格好良く見える商品が売れていたが、今は、格好良い家にお金をかける傾向にある。

WWD:パトリシア・ウルキオラ(Patricia Urquiora)との契約を5年延長した理由は?

フーゾ:長い間、パトリシアと協業しているが、とてもうまくいっている。彼女は、新しい才能を見つけるのが得意だし、「カッシーナ」の将来における切り札をたくさん持っている。今後の新しい指針を作るべきだと思っている。

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【月次速報2】鳥貴族・一家、19年比なんと5%。もう「通常営業」すべきじゃないの?

 5月の月次速報第2弾。休業要請が出ていた前年より伸ばしている企業・ブランドが多いが、酒類提供の自粛を迫られた居酒屋系は、前年より大きく落とした。政府・自治体の要請とはいえ、赤字になっても「いい子」でいる必要はあるのか?
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「俺の」が韓国グルメパンで「久しぶりに」行列。ただ、裏が見えて長続きするかどうか疑問

 国内外の一流シェフが在籍し、ハイコストパフォーマンスの料理を提供することで話題を集めてきた「俺の」シリーズ。今、再注目されているのが、高級食パン専門店「俺のbakery」ブランドで販売している「俺の罪悪パン」だ。5月15日より販売を開始し、わずか2週間で累計1万個を販売。1日100食を売る店舗もあるほどの人気ぶりだ。
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「プライド月間」を祝うファッション&ビューティブランド9選 どんなキャンペーンで、どこに寄付する?

 毎年6月は「プライド月間(Pride Month)」として、LGBTQ+(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーなどの性的少数者)コミュニティーを祝うパレードや、権利啓発のイベントが開催される。ファッション&ビューティ業界では、多くのブランドがLGBTQ+コミュニティーを象徴するレインボーモチーフのアイテムを発売し、その利益をコミュニティーの支援に充てるなどして、よりインクルーシブ(包括的)な社会・環境を目指している。今年はレインボーカラーに染まったコレクションを出すだけでなく、継続的な支援を心掛けるファッション&ビューティブランドが増えており、中でも注目の取り組みを紹介する。

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「プライド月間」を祝うファッション&ビューティブランド9選 どんなキャンペーンで、どこに寄付する?

 毎年6月は「プライド月間(Pride Month)」として、LGBTQ+(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーなどの性的少数者)コミュニティーを祝うパレードや、権利啓発のイベントが開催される。ファッション&ビューティ業界では、多くのブランドがLGBTQ+コミュニティーを象徴するレインボーモチーフのアイテムを発売し、その利益をコミュニティーの支援に充てるなどして、よりインクルーシブ(包括的)な社会・環境を目指している。今年はレインボーカラーに染まったコレクションを出すだけでなく、継続的な支援を心掛けるファッション&ビューティブランドが増えており、中でも注目の取り組みを紹介する。

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宮永えいとの「レタッチ」新作はヘアバーム “大人男子”の髪にツヤとうるおいを

 ユーチューブでメンズの身だしなみ情報を発信する宮永えいとは、自身がプロデュースするブランド「レタッチ(RETOUCH)」の新作ヘアバーム(税込2530円)を発売した。柔らかなセット力を備えたブランド初のヘアスタイリングアイテムで、センターパートやマッシュ、パーマなど幅広いメンズスタイルに対応する。公式オンラインストアをはじめ、伊勢丹新宿本店メンズ館やそごう横浜店、アットコスメ トーキョー(@COSME TOKYO)などで扱う。

 同ヘアバームは、ミツロウやホホバ種子オイル、ユズのエキスなど、全体の約80%を美容成分で構成。伸びがよくなじみやすい質感で、髪に自然なツヤと毛流れを与えるほか、ハンドクリームやリップクリームとしても使用できる。爽やかなハッカ精油の香りと、マットなブラックで統一したミニマルなパッケージも魅力だ。

 「レタッチ」は今年1月に始動し、第1弾としてBBクリームとリップクリームをリリース。新宿伊勢丹本店メンズ館では入荷から数日で完売するほど話題となった。

 宮永は1990年生まれ、東京都出身。都内のヘアサロンで店長を務めた後、2018年に独立。フリーランス美容師としてサロンワークを続け、18年末にユーチューブチャンネルを開設する。“大人男子ラボ”としてスキンケアやメイク、ヘアなどの情報を発信し、チャンネル登録者数は13万を超える。

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三越伊勢丹がワクチンの職域接種 まず店頭の5000人

 三越伊勢丹は新型コロナウイルスの職域接種を7月上旬から順次実施する。対象は伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店、伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店に勤務する自社雇用の店頭スタッフ約5000人。ワクチンや人手の確保の状況によって人数や対象を広げる。首都圏の三越伊勢丹全体では約9000人の社員が働いている。

 商業施設関連ではイオンモールや森ビルも職域接種を6月21日から始めると発表している。

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“にこるんのブランド”じゃ終わらせない  藤田ニコルが「カルナムール」で届けるホンキ服

 藤田ニコルがディレクションするウィメンズアパレルブランド「カルナムール(CALNAMUR)」が2021年秋冬シーズンからスタートした。ブランドはニコロン(平藤真治社長)が保持し、マークスタイラー(秋山正則社長)が独占販売する。

 藤田がディレクターを務めるブランドとしては、「ニコロン(NICORON)」(18年〜21年)に続いて2つ目。ストリートカジュアルな「ニコロン」と比べて、ほどよくトレンド感を取り入れたフェミニンなテイストを打ち出す。ブランド名は自身の誕生日花である「カルミア」になぞらえた。

 カルミアには2つの花言葉がある。一つは“優美な女性”。23歳の藤田は「年齢を重ねるにつれて、「ニコロン」の展開するアイテムとギャップを感じるようになっていた。1枚でもさまになったり、着回しのしやすさだったり、大人の女性が本当に欲しいと思える服を作りたい」と話す。

 そして藤田が「私にぴったり」と言うもう一つの花言葉が、“野心家”だ。「“にこるん”を応援してくれるファンだけで満足せず、もっとたくさんの女性に愛されるブランドにしたい」と語る彼女。「カルナムール」のファーストコレクションを披露した展示会で、今後の展望を聞いた。

WWD:自身にとって2つ目のブランド。「ニコロン」との違いは?

藤田ニコル(以下、藤田):「ニコロン」はとにかく10代の自分が好きなものを作っていましたし、もちろん今もその思いに変わりはないです。ただ価格もデザインも、今の20代の人にとっての「リアル」に寄り添う服作りを心がけました。まずこだわったのは、一着でたくさん着回しができること。カタログの撮影でも、いろんな着回しができすぎて困っちゃったくらい(笑)。「カルナムール」の服を全部買ってもらえれば、しばらくは飽きずにずっと過ごしてもらえる!っていう自信があります。でも今はトレンドに合わせて新しい服をたくさん買うという時代でもないので、自分のクローゼットと照らし合わせていいものをチョイスしてほしいです。

 その他にも、羽織るだけでかわいかったりとか、チクチクしないストレスフリーな着心地だったりとか。肌見せする服だったら、下着がギリギリ見えないよう設計しているし、そういう細かい気配りも感じてほしいですね。

WWD:ヤングカジュアルの「ニコロン」と比べて、コンセプトやターゲットは変わった?

藤田:「カルナムール」では、これといったコンセプトは設けていないんです。ターゲットを年齢で決めるのも、なんだか今っぽくないと思うし。難しく考えずに、デザインにキュンとしたら買ってほしいな。私より年上の人が着てもいいと思うし、スウェット類などはユニセックスで作っているので、メンズも手に取ってほしいですね。

個性を決めなくたっていい
着たい服を着るのが“今っぽい”

WWD:着たい服を着ることが、“今っぽい”と。

藤田:ちょっと前までは、皆それぞれ他の人にはない個性を求めて、それを服だったり、メイクだったりで表現する、そんな雰囲気が世の中にあったように思います。それが「ニコロン」の服作りにも反映されていましたね。それで自分自身にプレッシャーをかけていた部分もあったし、今は少し年齢も重ねて、「無理して個性を求めなくてもいいんじゃないか」って思うようになりました。

 今日はセクシーな感じがいいけれど、明日はかっこいい感じで過ごしたいかもしれないですしね。「カルナムール」も秋はこんな感じですけれど、冬はガラッと変わるかもしれません。

WWD:「ニコロン」時代は渋谷109や新宿ルミネなどに店舗を構えていました。

藤田:「カルナムール」では店を持つことは考えていません。今はコロナでオンラインの方が安心して買えたりもするし、SNSやユーチューブを駆使して、実物を見なくても安心して買えるような魅力の伝え方を考えていきたいです。例えばインスタグラムは質問しやすい場所なので、みんなの気になる新商品をさっとアップする。ティックトックは手作り感があってもいいから、楽しげな感じで着回し紹介をする。ツイッターは確かな情報を発信する場所かな。最近はYoutubeでルックブックをスライドショーに見せるのが流行ってますし、自分のブランドでも着回し紹介はやってみようと。私は自分で撮影も、編集もするので、納得いく形で発信したいんです。

ファンはブランドの伝道師
“チームワーク”が大事

WWD:この展示会で流しているブランドムービーも、藤田さんが作ったそうですね。

藤田:そうなんです!今後は洋服そのものだけでなく、打ち合わせ風景とか、服作りのプロセスも動画で見せていきたいですね。これまでの芸能活動でも、ファンの子のつながりがあってこそここまでやって来れたので、余計にそう思うのが、「熱量が伝わるから共感してもらえる」ということ。「カルナムール」の服を手に取った子が、周りにも「これ可愛いよ」って伝えてくれたらうれしいです。

WWD:ファンがブランドの伝道師になってくれるんですね。

藤田:ブランド運営も、ファンの皆とのチームワークだと思っています。最終的には「芸能人の藤田ニコルがやっているブランド」じゃなくて、私の名前と関係なく売れるブランドにしたい。本当にファッションが好きな人が「カルナムール」を買った後に「これ、にこるんが作った服だったんだ。なんか悔しい」って思ってもらえたら、してやったり!って感じです(笑)。

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ポーラが「男性育休100%宣言」に賛同

 ポーラは16日、働き方改革コンサルティングのワーク・ライフバランスが推進する「男性育休100%宣言」に賛同したと発表した。性別にとらわれず、全ての社員が育児に参画できるように育児休業の取得を積極的に支援する。

 「男性育休100%宣言」は、男性の育児休業取得率100%の実現を目指して取り組んでいる組織の代表が宣言を行い発信や行動を起こしていくもの。2021年3月末時点でオンワードホールディングスやシップス、メルカリ、ユニ・チャームなど100社が賛同を表明している。

 ポーラは昨年6月、29年に迎える創業100周年に向けて“誰もが美しく生きることができる社会”を目指す「サステナビリティ方針」を策定した。そのなかでジェンダー平等の実現を重点項目の一つにしており、これまで性別にとらわれない管理職・役員登用をはじめとする取り組みに加え、マネジメント層向けのD&I研修、時間や場所の枠を超えた多様な働き方を選択できる環境整備などを行う。20年からは、社内の有志メンバーによる「産育休プロジェクト」を推進。産育休中であっても社員の能力をさらに伸ばしやすい環境を作り、組織の多様性への理解を深めるために産休・育休中の悩みや復帰後のキャリアなどさまざまな疑問や価値観を共有し合える場を設けている。現在ポーラの従業員は、男性367人、女性1087人(21年5月末日時点)。女性管理職比率は31%(男性91人、女性41人)、女性役員比率は36%(男性7人、女性4人)を占める。

 及川美紀ポーラ社長は、「『私と社会の可能性を信じられるつながりであふれる社会』というビジョンを掲げ、一人一人がもっと自分らしく社会とつながり、もっと生きることを楽しみ、豊かに、彩り溢れる瞬間を感じる、そんな未来の実現を目指している。そのためには、社員(ポーラではValue Creatorと定義)一人一人ひとりが、「こうありたい」を想像し、新しい価値を次々と創出する、能力や価値観の多様性が尊重される、その環境作りが何よりも重要だ」とコメントした。

 なお参院本会議で男性社員が育児休業を取得しやすくするために、企業に対し社員への育休の意思確認を義務づける改正育児・介護休業法が6月3日に成立。男性が子どもの生後8週間以内に最大4週間の育児休業を取得できる制度を新設する。従業員従業員1000人超の企業には育休取得状況の公表を課す。2022年度中に施行する。

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ポーラが「男性育休100%宣言」に賛同

 ポーラは16日、働き方改革コンサルティングのワーク・ライフバランスが推進する「男性育休100%宣言」に賛同したと発表した。性別にとらわれず、全ての社員が育児に参画できるように育児休業の取得を積極的に支援する。

 「男性育休100%宣言」は、男性の育児休業取得率100%の実現を目指して取り組んでいる組織の代表が宣言を行い発信や行動を起こしていくもの。2021年3月末時点でオンワードホールディングスやシップス、メルカリ、ユニ・チャームなど100社が賛同を表明している。

 ポーラは昨年6月、29年に迎える創業100周年に向けて“誰もが美しく生きることができる社会”を目指す「サステナビリティ方針」を策定した。そのなかでジェンダー平等の実現を重点項目の一つにしており、これまで性別にとらわれない管理職・役員登用をはじめとする取り組みに加え、マネジメント層向けのD&I研修、時間や場所の枠を超えた多様な働き方を選択できる環境整備などを行う。20年からは、社内の有志メンバーによる「産育休プロジェクト」を推進。産育休中であっても社員の能力をさらに伸ばしやすい環境を作り、組織の多様性への理解を深めるために産休・育休中の悩みや復帰後のキャリアなどさまざまな疑問や価値観を共有し合える場を設けている。現在ポーラの従業員は、男性367人、女性1087人(21年5月末日時点)。女性管理職比率は31%(男性91人、女性41人)、女性役員比率は36%(男性7人、女性4人)を占める。

 及川美紀ポーラ社長は、「『私と社会の可能性を信じられるつながりであふれる社会』というビジョンを掲げ、一人一人がもっと自分らしく社会とつながり、もっと生きることを楽しみ、豊かに、彩り溢れる瞬間を感じる、そんな未来の実現を目指している。そのためには、社員(ポーラではValue Creatorと定義)一人一人ひとりが、「こうありたい」を想像し、新しい価値を次々と創出する、能力や価値観の多様性が尊重される、その環境作りが何よりも重要だ」とコメントした。

 なお参院本会議で男性社員が育児休業を取得しやすくするために、企業に対し社員への育休の意思確認を義務づける改正育児・介護休業法が6月3日に成立。男性が子どもの生後8週間以内に最大4週間の育児休業を取得できる制度を新設する。従業員従業員1000人超の企業には育休取得状況の公表を課す。2022年度中に施行する。

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「アシックス」の東京五輪応援Tシャツはビッグシルエット ファッション系セレクトでも販売

 アシックスは、東京オリンピック日本代表選手団の公式応援グッズ“チームレッドコレクション(TEAM RED COLLECTION)”の新作Tシャツを6月23日に発売する。アシックス直営店とオンラインストアに加え、ビームス、ユナイテッドアローズ、フリークスストアなどのファッション系セレクトショップで扱う。

 ファッションとしても取り入れやすいように、ビッグシルエットにこだわったTシャツ3型を用意。メンズのTシャツ(半袖3850円、長袖4400円 いずれも税込)は、両サイドのポケットと裾のドローコードなど、実用性あるディテールが特徴。ウィメンズ向けの半袖Tシャツ(税込3300円)は、リラックスしたドロップショルダーを採用しつつ、前身頃の着丈を短くしてスッキリした印象に仕上げた。素材は吸水速乾性に優れたリサイクルポリエステルで、サイズはいずれもS〜XLをそろえる。

 “チームレッドコレクション”は、東京2020のスポーツウエアのキーカラー“サンライズレッド”と、“JAPAN”の文字を取り入れたデザインが特徴。これまでにジャケットやTシャツ、タオルなどを販売してきた。ファッション流通で扱うのは今回が初めてで「日常着としても取り入れてほしい」とアシックス担当者は語る。

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星のカットで知られる「フェスタリア」が世界的ダイヤモンド企業と協業 500万円超えジュエリーも

 日本発ジュエリーブランド「フェスタリア ビジュ ソフィア(FESTARIA BIJOUX SOPHIA以下、フェスタリア)」などを展開するサダマツがイスラエルのダイヤモンド企業リリーダイヤモンドと協業したジュエリーが登場する。その発表会が6月7日、東京・銀座で開催された。

 「フェスタリア」は、オリジナルの星が2つ浮かび上がる“ウイッシュ アポン ア スター(以下、スター)”カットのダイヤモンドで知られている。このカットは誕生した今年10周年、“夢を叶えるダイヤモンド”としてスポーツ選手から女性の自家需要、ブライダル需要まで幅広く支持されている。リリーダイヤモンドは世界の10大ダイヤモンド企業の一つ。同社はオリジナルのファンシーカット“リリー”カットや“オーキディア”カットをはじめ、数々の革新的なカットを生み出してきた。グローバル・ラグジュアリー・ブランドなどからもオリジナルカットを依頼される高度な技術を持った企業だ。

 日本およびインドの熟練した職人の手作業によりカットされる「フェスタリア」の“スター”カットのダイヤモンドとイスラエルでカットされたリリーダイヤモンドの“リリー”や“オーキディア”カットのダイヤモンドと組み合わされたジュエリーは、フェミニンでエレガントなデザイン。ネックレス、リング、ピアス、ブレスレットがあり、価格は税込27万5000~550万円と幅広い。ほかにはないデザインやお守り的でありながらも華やかなジュエリーを探している女性にアピールしそうだ。7月から百貨店の期間限定イベントで販売予定。

コロナ禍で変化しつつあるジュエリーに求める価値

 発表会では、ジュエリー&ウオッチジャーナリストの本間恵子さんと貞松隆弥サダマツ代表取締役による“ダイヤモンドジュエリーのトレンド”のトークショーが行われた。百貨店などによると、コロナ禍でありながらも、富裕層によるハイジュエリーなどの高額品が好調だ。本間さんは、「株高ということもあり、海外ジュエラーの1000万以上のジュエリーが堅調。より価値の高いものや、次世代に受け継げるようなものが売れている。ルース(枠付けされていない宝石)も売れている。知り合いの実業家は、まとまったお金を不動産などに投資せずに、10カラット以上のダイヤモンドを購入している」と話す。富裕層の年間の予算は決まっており、コロナで海外旅行と現地でのショッピングもできない。国内でも店舗クローズやイベント減少で、ショッピングの機会が減っている。それらの予算が、高額ハイジュエリーやルースに使われているのだろう。

 貞松代表は、「昨年の緊急事態宣言明けにエンゲージメントリングの需要と単価が伸長した。挙式の費用をエンゲージメントリングに使う傾向になっている。しかし、エンゲージメントリングは、本来、代々受け継がれていくものだ。イギリスのケンブリッジ公ウィリアム王子(Duke of Cambridge, Prince William)は、キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)に母親ダイアナ妃(Diana, Princess of Wales)から受け継いだサファイアのリングをエンゲージメントリングとして贈った。そのように宝石が持つ精神的価値を見直す時期だと思う」と語った。2社コラボレーションジュエリーを着用した本間さんは、「願いを込める流れ星や春の訪れや生命力を感じさせる花といったモチーフは、シンボリックな意味を持つ。ジュエリーでもシンボルとその背後にある意味が大切になってくると思う」と言う。

真のダイヤモンドの輝きは原石にある

 「フェスタリア」の“スター”カットには、10万通りものファセット(面)の組み合わせがある。ダイヤモンドの輝きはブリリアンシー(輝き)、ディスパージョン(虹色の発光)、シンチレーション(輝きのちらつき)という3つの要素がある。“スター”カットのダイヤモンドは、ブリリアンシーとシンチーションは、通常のラウンドブリリアントカット以上だという。「機械でカットされるダイヤモンドが多くある中で、機械では出せないダイヤモンドの輝きは原石にある。最高の輝きを導き出すには良い原石と熟練の職人が必要だ」と貞松代表。リリーダイヤモンドの“リリー”カットや“オーキディア”カットに関しては、原石選びに妥協を一切せず、世界中で5人の職人だけがカットを許されているという。

天然vs合成ダイヤモンドのエシカル合戦

 ここ数年、工場で生産される合成ダイヤモンド(ラボグロウンダイヤモンド)が市場に出回るようになってきた。合成ダイヤモンドとは、組成は全く天然のダイヤモンドと同じ。ただ、価格は、天然のものに比べるとかなり廉価だ。環境問題やサステナビリティに対する関心の高いミレニアル世代などの注目を集めている。本間さんは、「SDGsの観点から合成ダイヤモンドが話題になっている。天然ダイヤモンドの採掘は環境破壊というイメージが強いが、現地の人々の生活を支える産業であり、生活改善にも役立っている。天然と合成ダイヤモンドのエシカル合戦のような状況だが、もっと議論が必要だと思う。はっきり言えることは、合成ダイヤモンドのリセールバリューは、天然のものに比べると相当低くなる点だ」と分析する。日本でも合成ダイヤモンドを取り扱う企業が少しずつ増えている。貞松代表は、「以前のような“ブラッドダイヤモンド”は、ほぼ存在しない。ボツワナはダイヤモンド産業があるから、学校も病院も無料。犯罪もわずかだ。合成ダイヤモンドはファッション性では天然に勝つだろう。アクセサリー感覚で気軽に買えて着用できるから。ただ、何十億年もかけて大地の中で育まれた天然ダイヤモンドが持つ、その神秘的なパワーと精神的な価値は、合成ダイヤモンドにはない」ときっぱり。同じ品質のものを安く買えるのであれば、合成ダイヤモンドでいいという判断になる。一方で、合成というからには工業製品なので、天然ダイヤモンドのような希少性はない。これからも天然vs合成ダイヤモンドの議論はしばらく続きそうだ。

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「コスメデコルテ」No. 1美容液「モイスチュア リポソーム」が誕生から29年目で初の刷新

 コーセーは、ハイプレステージブランド「コスメデコルテ(DECORTE)」を代表する保湿美容液「モイスチュア リポソーム」の初の刷新を行い、「リポソーム アドバンスト リペアセラム」(1品4種、税込8250〜1万6500円)として9月16日に発売する。グローバルでは、13の国と地域(中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、タイ、マレーシア、イギリス、イタリア、フランス、スペイン、アメリカ、カナダ)で2022年1月1日に展開する。

 同社は医療技術から着想を得て1984年にリポソーム研究を開始し、1992年に業界初の多重層リポソーム構造を採用した化粧品として「モイスチュア リポソーム」を発売した。スキンケア効果を高める導入美容液の先駆けとして独自の地位を確立し、現在はブランド内において販売数量とリピート率No. 1の美容液に成長。日本のプレステージ美容液シェア2位にも輝いている。しかし近年は美容医療の浸透とともに、化粧品にも即効性と確実な効果が求められるようになっている。また、美の多様な価値観も広まり、人種や性別などを問わず肌機能そのものが向上するアイテムにニーズが高まっていることから、どんな環境下でも長時間潤いを保持し、あらゆる肌不調に多角的にアプローチする処方へと刷新する。

 「リポソーム アドバンスト リペアセラム」が目指したのは“第二の肌”を作ること。付けた瞬間から肌の一部の機能になる肌組成効果と、肌が自ら美しく健やかに生まれ変わる力を高める肌新生効果を持たせるため、ブランド独自処方の新・多重層バイオリポソームを開発。多重層バイオリポソームは既存のブースティング効果、ターゲッティング効果、ロングラスティング効果に加え、新たにリペア&バリア効果、モイスチュアホールド効果の機能があるため、多重層の中に美容成分を含んで角層の奥深くまで浸透し、乾燥による肌荒れやかさつき、くすみなど気になる部分に潤いを与えることが可能だ。

 小林一俊社長は、「『コスメデコルテ』はアジアを中心に好調で、20年度は過去最高の売り上げを達成した。今後もシームレスでスピーディなモノ作りでグローバル展開を加速させていく一環として、誕生から30年を迎える22年に『リポソーム アドバンスト リペアセラム』を世界同時発売予定だったが、自信作ができたため日本のお客さまに少しでも早く届け秋のビューティ市場を盛り上げたいという理由から発売を早めた。29年間一度も処方を変えなかった美容液をあえて進化させることに不安もあったが、同製品の効能効果の高さややみつきになる感触は、もう元には戻れないだろう」と期待を込めた。

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ピンクの眼鏡でHAPPYな未来を見る ヴィジョナイズ今秋の新作展

 イタリアの大手眼鏡企業マルコリン(MARCOLIN)や、マルコリンとLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の合弁会社であるティリオス(THELIOS)の日本総代理店を務めるヴィジョナイズは、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで今秋発売予定の新作展示会を行っている。注目は“ピンク”で、荻野綾マーケティングコミュニケーション シニアマネジャーは「眼鏡で、ここまで分かりやすいトレンドキーワードは珍しい」と話す。

 「トム フォード アイウエア(TOM FORD EYEWEAR)」や「ディオール(DIOR)」、「セリーヌ(CELINE)」「ロエベ(LOEWE)」「ケンゾー(KENZO)」などからはフレームもレンズもピンクで統一したアイテムが発表され、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」はそれを生分解性のあるバイオプラスチックで提案する。荻野シニアマネジャーはピンクの理由について、「コロナによる世界的な閉塞感を受け、その雰囲気をブレークスルーしたいマインドが表れている。マスクが常態化して顔の半分が覆われる中、コスメ同様、少しでも華やかさを出したいという消費者の気持ちも代弁できるはず」と説明する。

 同展示会ではほかに、ビッグサイズの1970年代風グラマラスモデルや、スポーツテイストのアイテムも印象的だった。ヴィジョナイズをめぐっては、眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核ビジネスとするビジョナリーホールディングスが2018年に全株式を取得、子会社化している。

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H&Mプレスと考えるLGBTQ+フレンドリーな職場とは

 求人情報サイトを運営するインディードジャパン(INDEED JAPAN)は、プライド月間に合わせ、職場の多様性を推進するイベント「インディード レインボー ボイス」を実施した。特設サイト上でLGBTQ+当事者の仕事に関する悩みや想いを募集し、3日と4日にはさまざまな業界の当事者を招いたオンライントークイベントを開催した。
 
 アパレル企業からはエイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(以下H&M)がパートナー企業として参加。4日のオンライントークイベントでは、同社でプレスを務める下久保文太(28)がトークパートナーとして登壇し、参加者から寄せられたジェンダーに関する悩みに回答した。イベント後、同氏に取材した。

WWD:H&Mは職場の多様性を推進するためにどんな取り組みを?

下久保文太H&Mプレス(以下、下久保):今年は、今まで以上にI&D(インクルージョン&ダイバーシティ)の取り組みを推進しています。部署間を超えたI&Dグループを設立し、店舗スタッフも含めて、月に1回ミーティングを行い、LGBTQ+以外にもさまざまな差別をなくすためのケーススタディをしています。もともと「全ての人を歓迎し、同じように敬意をもって扱われなければならない」という考え方が浸透しているので、性的マイノリティだけでなく、身体障がい者や精神的な疾患があるメンバーも、互いにサポートしながら働いています。

WWD:下久保さんが入社した当初からLGBTQ+フレンドリーな環境が整っていた?

下久保:そうですね。アルバイトで入社した時から自分がゲイであることは受け入れられていました。職場にも当事者は多いです。企業文化として「人を信じて任せること」が根付いているからでしょうか。スタッフ同士ポジションに関係なく名前で呼び合うことも含め、フランクな関係性が築けてプライベートな話題も話しやすい。僕も強制される感覚なく、カミングアウトしていました。

WWD:日本の社会全体ではLGBTQ+の存在がまだまだ可視化されていない。職場で働きづらさを感じた瞬間はなかった?

下久保:例えば、社内外で「ゲイの人ってやっぱりオシャレだよね」とか「男性・女性の両方の気持ちがわかるから相談しやすい」と、ふと言われることがあります。本来であれば個性の話なのに、ジェンダーやセクシャリティにフォーカスが移ってしまうことに違和感を覚えることはあります。一方で、僕のありのままを出すことで相手に不快感を与えてしまう可能性があることも意識しています。フロアマネージャーを務めていた時、シースルーのトップスにチョーカーという格好で接客をして、お客さまから「あなたマネージャーなの?」と言われました。時には相手の価値観に合わせることも必要で、お互いにリスペクトを持つことが根本だと思います。

WWD:今回のトークイベントで印象的だったやり取りは?

下久保:20代の男性から、男性のファッションは女性ほど解放されていないことに関して意見を求められました。同世代とセクシャリティの話題を真剣に語る機会がそもそも少ないので、新鮮な経験でした。先日、初めて政治的なアクションに同僚と参加したんです。これまでは差別的な発言を聞いても「仕方ない」が強かった。でも最近、特に僕よりも若い世代にはSNSを使ってきちんと怒りを表現する人やアクションに参加する人が増えてきて影響を受けています。その場に行くことで、同じ問題意識を持った人がこんなにいるんだ、と気付かされました。

「声を上げられない当事者がたくさんいることを意識してほしい」

WWD:今後検討してほしい社内制度は?

下久保:履歴書の性別や年齢欄をなくしたい。自分がどちらの性別かわからない人や、心と体の性が違う人はそこでつまずいてしまう。僕も区役所などで書類を提出する時に「男だけど、なんでこれ必要なの?」と思うことはよくあります。いつかそれがなくなれば、より多くの人を歓迎できる会社になると思います。

WWD:社内でジェンダーやセクシャリティについて話す時に気をつけるべきことは?

下久保:当事者がその場にいないと思わないでほしい。表面的に見える人とそうでない人がいます。いないと思って発言すると、誰かを傷つけてしまうかもしれない。セクシャリティ以外の話題も同じです。もちろん自分の発言に100%責任を持つことは難しいですが、気付いた時点で次の行動を変えることはできると思います。僕は会話の中でホモやオカマといった言葉を使う人がいたら、ちゃんと指摘しますね。そうでないと、きっとその人はまたどこかで誰かを傷つける。その連鎖を止めるためにも、伝えてあげることが大事です。

WWD:業界全体では、LGBTQ+の話題に何ができる?

下久保:この業界では、特に発信力のある人たちにスポットが当たります。LGBTQ+の話題も、見えないところで声を上げられない当事者がたくさんいることを意識してほしい。プライド月間に合わせてレインボーフラッグが付いた服を販売するというのも、啓蒙的な意味では大切ですが、その服を着られない当事者がいます。マイノリティに対する差別を根本的になくすためには、マジョリティが声を上げなければ変わりません。そのためにも企業がマイノリティへの差別的発言にNOという姿勢を見せることが、多くの当事者を救うことにつながると思います。

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17年目はルーツである養蜂園のミツバチを発信 「ハッチ」水谷仁美CEOインタビュー

 「世界中の女性に笑顔を」をフィロソフィーに、2004年に立ち上げたビューティブランド「ハッチ(HACCI)」のルーツは、今から100年以上前、大正元年(1912年)に三重・松阪で創業した水谷養蜂園にある。伝統の技法を守り、高品質で安全な国産純粋ハチミツを 提供し続けている養蜂園だからこそ熟知している、ハチミツの良さをもっと世の中に伝えたいという思いから誕生した。「ハッチ」創業者で HACCIʼs JAPANの水谷仁美最高経営責任者(CEO)はハチミツを食品だけでなく、ラグジュアリーかつ遊び心のある化粧品やサプリメントに落とし込み、着実にファンを獲得。右肩上がりの成長を続けていたが、コロナ禍で初めて立ち止まり、改めてブランドの方向性を模索したという。コロナ禍の状況、そして17年目を迎える「ハッチ」の目指す道について水谷CEOに取材した。

WWDJAPAN(以下、WWD):コロナ禍での「ハッチ」の商況は?

水谷仁美HACCIʼs JAPAN CEO(以下、水谷):「ハッチ」は日本で12店舗、国内空港免税5店舗および香港の免税店と店舗数を絞って展開しているが、緊急事態宣言により百貨店がクローズして大打撃を受けた。インバウンド比率もコロナ前はアジアをメインに半分近く、それがゼロになった。苦しい状況ではあったが、コロナ禍で世の中の健康意識が高まったこと、さらにテレビなどで「ハチミツは菌に強く、免疫力を高める栄養素が多く含まれている」とクローズアップされることが増え、その影響で食品としてのハチミツに注目が集まり、売り上げは前年を上回っている月もある。特に殺菌力の強いマヌカハニーは、ほかのハチミツに比べて高価なこともあり普段は年配のお客さまが多かったが、コロナ禍で若年層の購入も増加。コロナ前はコスメの売り上げが圧倒的に多かったが、コスメやサプリメントにハチミツをプラスするなど新しい買い方も生まれ、今は食品の売り上げが高い店舗も多い。祖父の代から「不景気な時ほどハチミツは売れる」といわれていたが、どうしてなのかいつも疑問だった。不安な状況ほど自然のもの、殺菌力や免疫力を必然的に求め、それがハチミツだったということを今すごく実感している。昨年12月に発売した除菌ができるハンドジェルクリーム“ハンドチャーム”も1年半分の在庫が1.5カ月で完売するほど人気だった(現在は再入荷)。

WWD:コロナ禍では結婚式の延期やキャンセルも多かったが、ブライダル事業も好調だそう。

水谷:もともと、「ハッチ」=ブライダルという定番があり、特別な1日を最高な状態で迎えるため、花嫁に向けたビューティドリンク“ハニーコラーゲン”が人気だった。コロナで披露宴などはできないが前撮りはするという花嫁も多く、撮影のためにドリンクを飲む人は引き続き多かった。また、親族だけの挙式を行ったり、結婚祝いのお返しにハチミツのセットを贈ったりするというパターンも。コロナ禍ではVR婚、オンライン婚などさまざまなブライダルシーンができたが、私たちは“ギフト婚”と名付け、対面は無理でもお世話になった人たちにギフトを贈ることで結婚の報告をするという提案を行った。昨年12月にはギフトパッケージサービス「ハッチ フォー ブライダル(HACCI for Bridal)」をローンチ。“ハニーコラーゲン”をはじめ、人気のハチミツ3種の桐箱入りセット、ミニギフトとしてぴったりな“はちみつ洗顔石けん”“はちみつキャンディ”など、ブランドの人気製品から用途に応じてギフトを選んでくださったお客さまに、お渡し人数分のブランドオリジナルのメッセージカードや、大切な日を一番美しく魅せるためのプレ花嫁ケアとして人気のアイテムを特別ギフトとしてプレゼントしており好評だ。

WWD:ECの売り上げは?

水谷:これまで、対面で肌に触れて販売することを徹底していたのでECは遅れていた。しかしSNSでのPRなどが奏功し、今は全体の売り上げの20%を占めているほどECは好調だ。「ハッチ」は、ただモノを売るだけでなく、心地よさや視覚からも幸せ、夢を売りたいと考えている。そのためSNSも使い方などを説明するのではなく、消費者の生活が幸せになるような見せ方を心がけている。また、店舗で購入したときの高揚感をECで買ったときも感じられるように、お客さまに届ける製品には店頭と同様、もしくはそれ以上にデザイン加工やペーパーの色、香りにこだわり、届いた瞬間から店舗を想起させるように工夫している。些細なことではあるが、「ECで購入して、こんなにわくわくして嬉しいのは初めて」という声も多く、私たちのこだわりがちゃんとお客さまに伝わっているのはうれしい。今後もECに投資を集中し、オンライン接客など店舗でできる体験をデジタル上でもかなうようにシステム構築を進めている。

WWD:コロナは水谷CEOにどのような影響を与えたか?

水谷:ありがたいことに、ブランドデビューからずっと売り上げは良く、日々の数字を追うことに忙しかった。「ハッチ」が好きすぎて育てていくことに夢中になっていたと同時に、コロナ前の約2年間は漠然と物足りない気持ちも感じはじめていた。コロナ禍で初めて立ち止まってブランドを振り返ることができ、社員と会社の課題ややるべきことを考え、やっと自分が本当にやりたかったことが見えた。それは、原点であるミツバチをきちんと伝えていくこと。「ハッチ」には養蜂園があることを消費者はほとんど知らない。世の中にハチミツコスメはあふれているにもかかわらず、養蜂園を持っているコスメメーカーはほとんどなく、ミツバチについてきちんと伝えることをしていない。これまでブランドのテーマは「世界中の女性を幸せにする」ことだったが、これからはミツバチを原点とし、「みつばちと一緒に、世界中で笑顔を咲かせたい」というブランドミッションで発信していく。今秋には水谷養蜂園のルーツでもある伊勢神宮に隣接する地で、花をたくさん植えた“ミツバチの楽園”を作り、最終的にはそこで採取したハチミツを製品にも生かす予定。また、店舗デザインはこれまで宝石箱をイメージしていたが、森田恭通インテリアデザイナーにお願いしてミツバチを全面に押し出したデザインに刷新する。まずは食品を扱う店舗からリニューアルし、コスメの店舗、複合店舗の順に新デザインを来年春に向けて順次導入する。

WWD:大阪のWホテルには初のスパメニューも登場した。

水谷:ホテルのスパメニューはずっとやりたいと思っていた。Wホテルは内装も素晴らしく、その世界観も魅力的だったが、担当者の熱心さが決め手だった。一緒にメニューを考え、この先も共にやっていこうという意思が感じられ、ここでなら「ハッチ」をお嫁に出してもいいなと思えた。ただハチミツでエステを施術するだけでなく、ハニーエステの新しい広がりが感じられるメニューとなっている。Wホテルではブライダルサロンでの取り組みのほか、ご希望のお客さまには客室のアメニティも「ハッチ」を提供している。アメニティは、Wホテルを利用する大人を意識して洗練された特別パッケージにした。

WWD:17年目も新生「ハッチ」として攻めの姿勢を続けていく。

水谷:この16年はすごい勢いで進んできた。会社としてはぜい沢な話だが、「ハッチ」の生みの親としては数字じゃない、「ハッチ」というものの中身の成長、その本質をずっと探していたんだと思う。そしてそれは、すごく身近にあったミツバチだった。この1年は経営として大変な状況ではあったが、社員と顔を合わせて方向性を一つにまとめられたのは、次のステップとして最高のスタートが切れた。17年目はブランドがさらに新しく強くなる。お客さまに新生「ハッチ」を早く届けたくて待ち遠しい気分だ。

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「アディダス」が生理中の漏れを防ぐ新作タイツ発売

 「アディダス(ADIDAS)」は、生理中の運動を想定した“テックフィット ピリオド プルーフ(TECHFIT PERIOD PROOF)”コレクションの第1弾となるタイツ(税込7689円)を6月17日に発売する。

 同アイテムは快適で吸湿性に優れた3層のレイヤー構造で、漏れ防ぐ設計にこだわった。レイヤーはブリーフ部分に固定し、運動中にずれない工夫を施している。生理中はタンポンやパッドとの併用が必要となる。

 アディダスは、全ての女性がスポーツに参加しやすい環境作りを促進するため、女性向けの商品開発に注力している。同社が女性のスポーツ時の課題を調査したところ、世界中の若い女性(思春期・青年期)の4人に1人が、生理中の漏れが心配なことを理由に、その期間のスポーツをあきらめていること分かった。

 加えて同社が1万4000人以上のアスリートたちから収集したデータによると、教育者やコーチなど、その分野の指導者が生理について知らない、話題に触れない事例があることが判明した。生理の話題がダブー視されている現状を打破すべく、同社はスポーツ科学の分野をけん引する研究者ジョージィ・ブルインベルス(Georgie Bruinvels)博士と提携して、学校や教育施設で活用できる資料や授業計画を作成し、無料配信する。日本では、生理中の若者を支援することを目的とした非営利団体レッドボックス ジャパンと連携してイベントを開催し、今度もその活動を支援していくという。

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コーヒー片手に、見た目への偏見を考えた 「今週の特集お届け隊」2021年6月14日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年6月14日号からの抜粋です)

村上:今回の特集は我ながら難しかったー。辻愛沙子さんが今後語り合っていきたいというテーマの中に「ルッキズム」という言葉があって、見た目を彩るファッション&ビューティ業界も向き合うべき課題だとテーマに選んだけど、自分を含めていかに画一的なモノの見方に縛られているかということを突きつけられた感じ。正直、何が正解?ってなっちゃった(苦笑)。

ソーン:言われて気づくことってたくさんありますよね。私は女性で、ミックスレースということもあって、「ルッキズム」については深く考えたり、勉強したりしてきたので、特集のテーマを聞いて「来た‼」と思いました。ビューティ業界を幅広い視点から見ている、美容ライターの長田杏奈さんの視点はぜひ入れたかったんです。

村上:何が印象的だった?

ソーン:アイドルの和田彩花さんもロリータファッションモデルの青木美沙子さんも見た目で偏見を持たれてしまうことに対して、「中身&やっていることで勝負!」と語っていたのが心に残っています。本来、誰も見た目で偏見を持たれなくていいハズなのに、それをカバーしなくてはいけないような世の中が申し訳ないというか……。でも、そうやって戦ってきた方たちがいることで、自己表現の幅や考え方が広がって、後に続く人もいるのだろうなと思いました。

村上:なるほどね。僕は「能動的に受け身になる」ことがこれからの1つの正解なんだろうなって思った。求めやすいムードがあって、求められれば応えられる選択肢があることが大事なのかもしれない。目からウロコだったよ。

ソーン:何が正解ということはないと思んです。今まで割と無邪気に発信していたこと、例えば“トレンドカラー”とか“美白”とかに関して改めて考える、対話のきっかけになることはできたんじゃないでしょうか?「一緒に考えていこう」という姿勢も表明できたと思いますし、皆にちょっと前に出る勇気を持ってもらえたらうれしいです。

村上:そうだね。「コーヒー片手に」的なフランクさは大事。でも、こうした社会問題に対しては、ふわっとした状態でも向き合い続ける覚悟が必要だなって思った。これからもフランクに向き合い続けていこう!

【「辻愛沙子と語り合う新しい教養」その他記事】
■業界は、「画一的な美しさ」から解放されたのか!? WWDJAPAN記者がルッキズムの現在地を語る座談会
■“多様な美しさ”の尊重で業界のアプローチはどう変わってきた? 美容ライター、長田杏奈が語る

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パリコレはサステナブルになれるか? 主催団体がエコデザイン支援ツールをブランドに提供

 本格的なファッションショーの再開にあたり、リアルイベントにおける環境問題への配慮が話題に上っている。そんな中、数年前からこの問題に取り組んできたフランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)は、パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)参加ブランドが環境への影響を測定するための2つの新たなデジタルツールを発表した。フランス服飾開発推進委員会(DEFI)の出資を受け、サンディカと共に開発を担当したのは世界的な会計コンサルティング企業のプライスウォーターハウスクーパース(PRICEWATERHOUSECOOPERS)。今年秋の本格ローンチを計画している。

 一つ目のツールは、ショーやプレゼンテーションなどのイベントに特化し、パリコレの環境的、社会的、経済的な影響を測るもの。ブランドが、制作会社との契約からキャスティングやフィッティング、デジタルコミュニケーションまでイベントの全段階を網羅する約120のKPI(重要業績評価指標)を設定するために役立てられる。このツールにより、参加ブランドはイベントの開催前に計算を行い、環境負荷の軽減や社会的影響の最適化のためにふさわしい選択ができるようになるという。またブランドは、その算出結果を非公開にしておくこともできるが、詳細を明かすことなく、パリコレ全体の負荷を計測するためにパフォーマンスのスコアを提供することも可能だ。同開発プロジェクトの運営員会は、「ディオール(DIOR)」や「クロエ(CHLOE)」のショーを手掛けるビュロー・べタック(BUREAU BETAK)、PR会社のDXL、パリコレの主要会場の一つである文化施設のパレ・ド・トーキョーで構成。ブランドやイベント制作会社からPR会社、モデルエージェンシー、関連機関まで、パリコレに携わる幅広いステークホルダーが開発に携わった。パスカル・モラン(Pascal Morand)=サンディカ会長は、同ツールについて「シンプルでちょっとした遊び心があるだけでなく、すぐに結果を算出できて、より良い取り組み方を提案できるようなものを目指した」とコメント。将来的には、パリだけでなく世界のファッションイベントの主催者にも提供される予定だ。

 もう一つは、企業が業界のバリューチェーン全体の環境的及び社会的影響を測定できるようにすることで、コレクションのエコデザインを支援する管理ツール。あらゆる規模のブランドがエコデザインのアプローチを全面的に取り入れられるようになるという。同ツールはフランス・モード研究所(Institut Francais de la Mode、IFM)と共同開発によるもので、ローンチ前にいくつかのメゾンが試験的に導入。技術委員会には、DEFIやフランス・ウィメンズプレタポルテ連合会(Federation Francaise du Pret a Porter Feminin)などの業界団体、素材見本市のプルミエール・ヴィジョン(Premiere Vision)などが名を連ねる。まずはサンディカ加盟ブランド向けに提供されるが、将来的にはアパレル業界で幅広く利用される可能性もあるという。

 サンディカが環境問題に対する取り組みに着手したのは、19年のこと。現在はさまざまなブランドで利用できる公式会場の設置や、市内の会場を巡るシャトルや自動車の電動化、廃棄物のリサイクル、セットの再利用などに取り組んでいる。今回のツールも、19年9月に開発を確約していたものだ。モラン会長は、「私たちには世界的なリーダーシップを発揮する義務がある」と社会的・環境的側面におけるパリコレの役割について話す。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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アパレルの商品力はこの「三次方程式」で築け 小島健輔リポート

 ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。アパレルビジネスの成否を決める「商品力」とは、実際にはどんな要素から成り立っているのか。漠然と語られることが多い「商品力」を考察してみよう。

 アパレルビジネスの好不調や盛衰を語るとき、経営戦略や運営スキルとともに「商品力」が問われるのは当然だ。EC(ネット通販)やOMO※1.で顧客の利便に応え、効率的な店舗運営やフレキシブルなPDCA※2.で事業を回したとしても、商品に魅力がなくマーチャンダイジングとサプライが稚拙であれば収益も成長も望めない。「もの作り」にこだわってもマーチャンダイジングとサプライが伴わなければ結果は同様で、「マーチャンダイジング」「サプライ」「もの作り」という三要素にどうこだわり、どう仕組むかが問われよう。

※1.OMO(Online Merges with Offline)…オンライン(EC)とオフライン(店舗販売)を融合するマーケティング戦略
※2.PDCA…Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のサイクルを繰り返して業務を改善する運営管理手法

マーチャンダイジングはサイエンスだ

 誰に何をどう売るかで根本からシナリオは異なるが、予算編成・商品構成企画からサプライ(生産・調達)、DB(配分・補給・在庫運用)、VMD展開(陳列訴求・フェイシング管理・マテハン※3.)まで連携するマーチャンダイジングは実務フィールドの「サイエンス」だ。「サイエンス」だから最初にシナリオの「方程式」があり、計画段階から実行段階のPDCAまで「方程式」と数値で制御される。ここでいう「方程式」とは、商品のフローと業務の連携プロセスを構図化したものと捉えてほしい。

 「方程式」はシーズンサイクルや商品フローをベースに、ファストかスローか、売り切り回転型か継続販売型か、表層を流れる回転と低層を流れる回転のバランス、それを実現するサプライとDBとVMDの仕組みと速度(在庫回転と資金回転)を設計する。それを直面する消費環境や競合環境、調達環境も考慮して年間の予算展開(売り上げ・仕入れ・在庫・粗利益)に落とし、個別の商品開発に移る。

年間の予算展開は月度に組んでキャッシュフローを裏付け、実際の販売進行と在庫消化進行は週度予算との乖離で管理していく52週MDが基本のセオリーだ。このとき、留意しなければならないのが月度売り上げの平準化であり、ピーク月の売り上げを追うと翌月の在庫を抑えられず値引きロスを予約する予算になりがちだ。定番的商品を継続販売するユニクロが毎年5月末と11月下旬、「誕生感謝祭」(17年以降、名称を統一)と名付けた一種のプレセールを仕掛ける目的も、ピーク月売り上げの前倒しによる値引きロスの抑制にある。

 逆に端境月は売り上げを底上げするトランジットMDを組まないと、最低保証売り上げを割り込んで賃料負担が跳ね上がる。トランジットMDはシーズン商品だったりイベント商品だったりさまざまで、アパレル店が8月に下着や旅行用品、2月にチョコやキャンディを売ってもおかしくない。むしろ積極的に仕掛けるべきだろう。

※3.マテハン(Material Handling)…荷役・物流作業

「マーチャンダイジング」と「サプライ」の連携

 「マーチャンダイジング」と「サプライ」は表裏一体をなすもので、「マーチャンダイジング」のフローと「サプライ」が一致しないと機会ロスや過剰在庫が生じ、値引きロスに加えて店舗運営のマテハン作業や物流費もかさんでしまう。

 マーチャンダイジングの基本は2つ。ファストなMDは売れ筋要素をリレーする売り切り回転型の「トコロテンMD」、サステナブルなMDは定番の色・サイズ構成を補給で維持する「台帳MD」を仕組む。前者は売れ筋アイテムをディティールや素材・色柄を切り替えてリレーする「線のMD」で、布帛ではプリント素材に強いサプライヤー、カットソーでは後染めや製品プリントに強いサプライヤーと組み、蒔き切りDBで短サイクルに回していく。後者は色・サイズの棚割を組んで計画生産し、販売進行を見て色・サイズのバランスを補正生産してフェイスを維持する「面のMD」で、素材備蓄を背景に資金と物流に強いサプライヤーと長期のVMI※4.を組む。さすればシーズン末に在庫が残っても値引き処分を抑制し、来シーズンに持ち越して新たなMDに組み込むこともできる。

 どちらも単品MDで、元番地フェイスから持ち出して「定型ルック」の出前を組み、多重露出で消化を図っていく。「トコロテンMD」では元番地フェイスをトップとボトムの二段に組んで「定型ルック」をリレー回転させる手法も見られる。カラーやフィット、面感がバラバラな単品を組み合わせても「売れるルック」にはならないから、シーズンディレクションでウエアリングとフィット、カラーパレットと素材構成を枠組んでから、単品MDに落としていくべきだ。

 マーチャンダイジングに「売り切り回転型」と「継続補給型」がある以上、サプライも「変化する関係」と「継続する関係」が対応し、前者では個々の取引で損益が確定するが、後者では個々の取引に加えて年度あるいは数年の契約期間で損益が最終的に確定する。前者がファストな関係だとすれば、後者はサステナブルな関係というべきだろう。

 マーチャンダイジングの方程式は売り切り回転型の「線のMD」と継続補給型の「面のMD」の比率で決まり、サプライヤーとの関係もVMD体系もマテハン体系も物流体系も自ずから定まってくる。うまく回らないとしたら、そのいずれかが食い違っているからで、連携するよう再構築すればうまく回り出す。

 商品企画には当たり外れがあり、トレンドや天候は移ろうから販売予測の精度にも限界があるが、調達した在庫の移動や値引き処理という後追いの機械的在庫運用ばかりが問われ、POSをベースにAI(人工知能)依存が高まっていくアパレルチェーンの現状は経費倒れの消耗戦でしかない。AI依存の消耗戦に陥らぬよう、マーチャンダイジングとサプライをオン・デマンドに連携し、DBとVMDの連携で最大のプロパー消化を図る「方程式」の確立こそ急務ではないか。

※4.VMI(Vendor Managed Inventory)…あらかじめ定めた陳列棚割と販売計画に基づいてベンダーに在庫管理と補給・補充生産を委任する取引形態

「もの作り」は出生が見えるマニファクチャリングだ

 いかに優れた「方程式」を仕組んでも、肝心の商品に魅力がなければ絵に描いた餅に終わりかねない。店頭で手に取れば、玄人ならずとも商品の「出生」が見える。

 分かりやすいのが「大手商社仕様」で、素材も縫製仕上げもきちんとして安心感があるが、どこか金型で成型したような味気なさが付きまとう。手頃なクラスでは「ユニクロ(UNIQLO)」が典型的だが、セレクトショップのオリジナルや百貨店の平場ブランドにも似たような匂いがするものがある。

 「大手商社仕様」に比べれば素材も縫製仕上げも安っぽいのが、チェーン店に並ぶ低価格のOEM(相手先ブランドの生産)商品だ。縫製の破綻が目に見えるようなB品は工場や出荷基地の検品ではねられるから、店頭で見ることは滅多にないが、破綻はなくても「いかにも安手」という低コスト商品は市場にあふれている。こういう商品はOEM業者がコストと納期でさまざまな工場に振っているから仕様が安定せず、発注したアパレルチェーンも「出生」(どこの素材を使って何処の工場で作ったか)を知らないことが多い。今時のトレーサビリティーを追及されてはお手上げだろう。

 「大手商社仕様」の上はこだわればきりがなくコストがかさむが、これも「出生」が仕上がりを決める。アパレル商品の生産仕様はブランド側のデザイナーやマーチャンダイザーがどんなに細かく指定しても、工場の生産機器や手工業プロセスに固有の「インダストリアル・スペック」があって、それが独特の仕上がりを生む。布帛製品ではプレス仕上げによる差が大きく、工場に任せず指定のプレス業者や自社工場のプレス仕上げに拘るメーカーもあるが、ニット製品では編み機の特性と縮絨加減が仕上がりを左右する。

 「大手商社仕様」以上の仕上がりや風合いを求めるなら、工場やプレス業者の「インダストリアル・スペック」までこだわるべきで、「出生」は必然的に明らかになる。スペックにこだわるなら商社やOEM業者を通す「製品仕入れ」ではなく、自ら工場を選び生産工程を直接管理する「工賃払い」に徹するべきだ。もっとこだわるなら「ザラ(ZARA)」のコレクションアイテムのように、自社工場のCAD/CAM※5.で裁断した素材や裏地、副資材をミルクランで提供して近隣(スペインとポルトガル)の提携工場で縫製し、ミルクランで製品を回収して自社工場でプレス仕上げするまで徹底したい。

 コストと資金に糸目をつけないなら、生産設備に投資して主要素材・部材まで自社で生産し、自社で育成した職人が自社工場で最終製品化する「完全自社生産」という選択もある。第1級のラグジュアリーブランドではお約束の生産方式で、「シャネル(CHANEL)」や「ディオール(DIOR)」のプレタポルテは自社アトリエで生産しているし、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のウォッチはムーブメントから完成品まで自社工場生産に徹している。

 逆にいえば、そこまで徹底しきれない中途半端なラグジュアリーブランドも少なくない。同じブランドでも、アイテムによって外部工場への生産委託だったり、製品仕入れのOEM調達だったりする。玄人なら、そんな違いも見抜けるはずだ。

 ブランド商品には「格」と「価格」に応じた「もの作り」があり、それを崩すと如実にブランド価値が下がる。スペックにこだわって「出生」の確かな「もの作り」に徹するからこそ特有の完成度や風合いが得られ、ブランド神話が熟成されていく。サステナビリティが正面から問われる今日、業者任せの「製品仕入れ」で大量に作って叩き売る商売では永久に見えない、「大切に作って丁寧に売る原点から「もの作り」を考え直しても良いのではないか。

 マーチャンダイジングの「サイエンス」ともの作りの「マニファクチャリング」を両立する「方程式」こそ、A.C.(アフター・コロナ=アフター・チャイナ)に生き残るアパレルビジネスのレーゾンデートル※6.だと思う。

※5.CAD/CAM…コンピュータ・グラフィック支援の設計と製造。
※6.レーゾンデートル(仏)…存在意義

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。著書に店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)、12月11日に出版した「アパレルの終焉と再生」(朝日新書)

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近鉄百貨店がコクミンとフランチャイズ契約 「コクミンドラッグ」を近鉄上本町店にオープン

 近鉄百貨店は11日、コクミンとフランチャイズ契約を締結し、ドラッグストア事業に参入すると発表した。6月23日に近鉄百貨店上本町店の中2階にフランチャイズ1号店となる「コクミンドラッグ」をオープンする。店舗面積は約280平方メートル、マツモトキヨシ近鉄上本町店(5月5日閉店)の跡地。医薬品、化粧品、日用品などを販売する。コクミンがフランチャイズ契約するのは初めて。

 近鉄百貨店は、24年度を最終年度する中期経営計画の基本方針の一つに「百貨店の強みの収益事業化」を掲げ、フランチャイズ事業に積極的に取り組んでいる。これまで、成城石井やファミリーマート、東急ハンズ、タリーズコーヒー、オンデーズなどとフランチャイズ契約を結び、ドラッグストア事業は13業種目となる。今後フランチャイズ事業では、24年度までに20業種70店舗を展開し、売上高150億円を目指す。

 コクミンは1935年に大阪で創業。同社が展開するドラッグストア「コクミンドラッグ」は現在、全国18都道府県、177店舗を運営している。

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広末涼子が「フジミ」アンバサダーに就任 新CM記念に新宿でポップアップオープン

 ポーラ・オルビスホールディングスの子会社のトリコは、パーソナライズサプリメントブランド「フジミ(FUJIMI)」のアンバサダーに女優の広末涼子を起用した。新TVCM「私の肌から目を離さないで」篇を14日から放映している。

 広末はデビュー当時から透き通るような美しさはそのままに、可憐な少女から艶やかな大人の女性、そして母へと、そのときどきで変化していく美しさを併せ持つ。広末の”自分らしい自然体な美しさ”は、「フジミ」のミッションである“私らしい美しさで、私をもっと好きになる”を体現していることからアンバサダーに起用。CMでは広末の美しいデコルテに、ブランドのサプリメントがまるでジュエリーのように輝いている。

 アンバサダー就任&新CM発表会で広末は、「CMでは内側からあふれる美を表現できたらと思い、笑顔やポージングを作りこむのではなく、ゆっくりと映るまばたき一つ、表情一つを地道に作り上げた。『フジミ』のサプリメントはパッケージもサプリメント自体もかわいくてテンションが上がる。女優という仕事、主婦、母親どれも妥協できない毎日で、自分のためのぜいたくや体にいいことをしているなという感覚で、美の自信につながる。そんなサプリメントだと思う」とコメントした。

 新CM記念として、6月21日〜7月11日まで東京・新宿ルミネ2でポップアップストアをオープン。ポップアップではCM放映のほか、サプリメントを中心にフェイスマスク、プロテインなどの製品展示や、美容分析に基づいたサンプリングセットの提供も予定している。

「フジミ」のパーソナライズサプリメントは、美容分析の結果を基にオリジナルの11粒から「今の調子」に合わせてセレクト。1箱(5粒/包×30包)税込8640円、定期特別価格は税込6912円。

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「UT」がYOASOBIと初コラボ 「夜に駆ける」「群青」のMVをデザイン

 「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は、人気アーティストのYOASOBIとのコラボTシャツ“YOASOBI UT”を全国の店舗やECサイトで7月2日に発売する。

 Tシャツはウィメンズ7型(税込、各1500円)とキッズ5型(各990円)をそろえる。YOASOBIのデビュー曲「夜に駆ける」や「ハルジオン」をはじめ、「三原色」や「群青」「たぶん」「ハルカ」「アンコール」のMV内のワンシーンをグラフィックに落とし込んだ。また発売を記念して、YOASOBIのスペシャルライブ「SING YOUR WORLD」を7月4日18時にYOASOBIのユーチューブチャンネルで無料生配信する。

 YOASOBIは、ボーカロイドプロデューサーのAyaseとシンガーソングライターのikura(幾田りら)による2人組の音楽ユニット。デビュー曲「夜に駆ける」は、「ビルボードジャパン」の年間総合ソング・チャートとストリーミング・ソング・チャートで1位を獲得。第71回NHK紅白歌合戦にも出場した。今年2月には、初のワンマンライブ「KEEP OUT THEATER」を新宿・ミラノ座跡地の工事現場にて開催し、同時視聴者数4万人を記録。最新シングル「もう少しだけ」はiTunes Store、LINE MUSICなどの配信サイトで計53冠を達成した。

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「サロニア」から高価格帯モデルが登場 新発想のミストケア機能搭載ドライヤー

 アイエヌイー(I-NE)は美容家電ブランド「サロニア(SALONIA)」から、美容液ミストで髪をケアしながら乾かす新発想のドライヤー“トリートメントミストドライヤー”(税込2万5300円)と、専用の“トリートメントミストドライヤーセラム”(税込2200円)を6月15日にオンラインストアで発売する。

 ヘアカテゴリのトレンドにおいて“ミスト剤型“のヘアケアアイテムが今後伸長するという同社独自のAIトレンド分析ツール「KIYOKO」の結果に基づき、開発をスタート。コロナ禍でヘアケア機能を備えたドライヤーの人気が高まっていることからも、ブランドの中でも高価格帯の製品に挑戦する。“乾かす”と“潤す”を同時にかなえる“美髪器”として打ち出す。

 “トリートメントミストドライヤー”は、独自のミストケアモードを搭載。専用の“トリートメントミストドライヤーセラム”をセットしてボタンを押すと、美容液をマイクロミスト化して風と同時に噴霧する。ドライヤーの風と熱によって、髪全体にセラムの美容液成分が均一に吸着し浸透。ミストが濡れた髪をコーティングすることで、水分でまとまる濡れ髪をほぐしやすくしてドライヤーの風当たりをひろげ、摩擦から髪を守りながらドライ効率をアップする。加えて、毎分2.3立方メートルの大風量で、「サロニア」の既存モデルと比較して約40%ドライ時間を短縮。メインスイッチをオンにするとマイナスイオンが自動で発生し、使うたびに美しい髪へと導く。ミストケアモードをオフにすれば通常のドライヤーとしても使用ができる。

 “トリートメントミストドライヤーセラム”は、ベタつかないのにしっかりと潤うウォーターベース処方が特徴。熱に反応する2種のヒートケア成分や、速乾サポート成分などを配合し、ダメージケア効果を追求した。

 「サロニア」は、“BEAUTY is simple 続けられるキレイを。”をブランドミッションに掲げて2012年に誕生した。ボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト(BOTANIST)」に次ぐアイエヌイーの主力ブランド。シンプルなデザインとコストパフォーマンスの高さで支持を集め、ECモール楽天において17年から4年連続で年間家電ランキング1位と2位を獲得している。ヘアアイロンやドライヤーといったヘアケアアイテムに加えて、昨年は美顔器も発売しカテゴリーを拡げている。

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「サロニア」から高価格帯モデルが登場 新発想のミストケア機能搭載ドライヤー

 アイエヌイー(I-NE)は美容家電ブランド「サロニア(SALONIA)」から、美容液ミストで髪をケアしながら乾かす新発想のドライヤー“トリートメントミストドライヤー”(税込2万5300円)と、専用の“トリートメントミストドライヤーセラム”(税込2200円)を6月15日にオンラインストアで発売する。

 ヘアカテゴリのトレンドにおいて“ミスト剤型“のヘアケアアイテムが今後伸長するという同社独自のAIトレンド分析ツール「KIYOKO」の結果に基づき、開発をスタート。コロナ禍でヘアケア機能を備えたドライヤーの人気が高まっていることからも、ブランドの中でも高価格帯の製品に挑戦する。“乾かす”と“潤す”を同時にかなえる“美髪器”として打ち出す。

 “トリートメントミストドライヤー”は、独自のミストケアモードを搭載。専用の“トリートメントミストドライヤーセラム”をセットしてボタンを押すと、美容液をマイクロミスト化して風と同時に噴霧する。ドライヤーの風と熱によって、髪全体にセラムの美容液成分が均一に吸着し浸透。ミストが濡れた髪をコーティングすることで、水分でまとまる濡れ髪をほぐしやすくしてドライヤーの風当たりをひろげ、摩擦から髪を守りながらドライ効率をアップする。加えて、毎分2.3立方メートルの大風量で、「サロニア」の既存モデルと比較して約40%ドライ時間を短縮。メインスイッチをオンにするとマイナスイオンが自動で発生し、使うたびに美しい髪へと導く。ミストケアモードをオフにすれば通常のドライヤーとしても使用ができる。

 “トリートメントミストドライヤーセラム”は、ベタつかないのにしっかりと潤うウォーターベース処方が特徴。熱に反応する2種のヒートケア成分や、速乾サポート成分などを配合し、ダメージケア効果を追求した。

 「サロニア」は、“BEAUTY is simple 続けられるキレイを。”をブランドミッションに掲げて2012年に誕生した。ボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト(BOTANIST)」に次ぐアイエヌイーの主力ブランド。シンプルなデザインとコストパフォーマンスの高さで支持を集め、ECモール楽天において17年から4年連続で年間家電ランキング1位と2位を獲得している。ヘアアイロンやドライヤーといったヘアケアアイテムに加えて、昨年は美顔器も発売しカテゴリーを拡げている。

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ユナイテッドアローズがEC主軸の新ブランド「シテン」を開始

 ユナイテッドアローズは、新ブランド「シテン(CITEN)」を2021-22年秋冬シーズンに立ち上げ、9月から販売を始める。ウィメンズとメンズ、雑貨をそろえ、自社ECサイトを主軸に販売する。

 ブランド名は「始点・視点・支点」といった言葉から、「誰かの感情を揺さぶるようなブランドでありたい」という思いを込めた。コンセプトは“FUTURE ESSENTIALS”。“ニューノーマル”時代における生活者の価値観の変化を見据え、快適で長く着用でき、さまざまなライフスタイルに適応するアイテムを提案する。中心価格帯はアウター1万3990~1万5990円、トップス3990~5990円、ボトム5990~7990円。

 21-22年秋冬は通常アイテムに加えて、メンズとウィメンズのデニムアドバイザーを務める藤原裕ベルベルジンディレクターと共同開発したデニムシリーズのほか、「ロサンゼルスアパレル(LOS ANGELES APPAREL)」とコラボしたホームウエアも販売する。

 デビューシーズンは自社ECのほか、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」「楽天ファッション(Rakuten Fashion)」でも販売する。また、「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(UNITED ARROWS GREEN LABEL RELAXING)」の数店舗や外部のカフェなどでポップアップストアも開催予定という。

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トイレットペーパーに“長尺”の新潮流か 自由の女神3体分の長さでエコに貢献

 丸富製紙は、超長尺トイレットペーパー「ペンギン 芯なし超ロング」シリーズから、国内最長級の長さ(同社調べ)の“ペンギン 超ロング なが〜くなが〜く使える6倍巻き MAX パルプ 300m 2ロール シングル”(16ロール、税込3500円、編集部調べ)を発売した。

 同製品は、50mが一般的なシングルトイレットペーパーの6倍の長さ、300mに巻いた超長巻きのトイレットペーパー。特許出願中の独自製法により、この長さを実現した。長さは自由の女神の約3体分に相当し、ロールの取り替え頻度が格段に減ることで、家事の負担を軽減できる。

 一般的なトイレットペーパー2パック分(24ロール)が、たったの4ロールですむため、かさばりがちなトイレの棚をすっきりと見せることが可能。災害時の備蓄用としても適している。

 ロール数が減るため使用する包材が減り、巻き芯も使用していないため、ゴミの量を減らせる。大型トラックでの1回分の輸送で運べる長さが一般品の約3倍に匹敵するため、輸送効率も格段にアップ。CO2の排出量の削減にもつながることで、環境への負荷を減らし、SDGsの目指す持続可能な社会の実現に貢献する。

 同製品は、ニュース番組の「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日)に取り上げられるなどして話題に。「無印良品」が発売した250mのトイレットペーパーも人気となっており、“長尺トイレットペーパー”は新たな潮流になるかもしれない。

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下北沢に個店街のような商業施設「リロード」が開業 小田急が地元住民の声を取り入れて開発

 小田急電鉄は6月16日、東京・下北沢に新商業施設「リロード」を開業する。同社は世田谷代田駅と下北沢駅、東北沢駅を地下化したことで、空いた約1.7kmの路線跡地の開発を進めている。サブカルチャーの街として知られる下北沢周辺地域では、地元の人からの意見を採用した「支援型開発」をテーマに据えており、「リロード」も同様の手法で開発を進めた。

 「リロード」は2層24区画で、路面店が並ぶような分棟型の建物が特徴。16日にはそのうちの11区画がオープンする。“店主の顔が見える個店街”を掲げており、チェーン店の出店はない。下北沢やその周辺地域などで支持されている個性的な飲食店やギャラリー、古着店、フィットネススタジオなどが出店する。

 開発を担当した小田急電鉄の橋本崇まちづくり事業本部エリア事業創造部課長は、「この街では、約200人が参加し街の未来を議論する北沢デザイン会議が行われている。4年前にわれわれが初めて参加した時には、従来型の開発に対しての批判も多く受けた。そこから地元の人たちと対話を続け、われわれ主導で開発するのではなく、地元の人の意見を支援する方がより良い街になると気づいた」と話す。

 また、「通常、商業施設は開業時がピークで、そこからは盛り下がっていくものだが、『リロード』では開業時は7〜8割の完成度にしてそこから地元の人たちが施設を作っていけるように余白を残している」という点も特徴。残りの区画も「年内に全体の7割は埋まる。チェーン店を入れれば一気に埋まるだろうが、断っている。長い目で見て街の活性化につながるテナントで構成していきたい」という。

カルチャー色強めのギャラリーや飲食店が入店

 注目テナントの一つは、スタイリストの熊谷隆志がディレクションする写真集を中心とした書店「グレートブックス(GREAT BOOKS)」。オープン時には写真家の坂口恭平にフォーカスし、坂口の作品をプリントしたTシャツなども販売している。運営は「リロード」の運営も手掛けているGREENING。

 「サンゾウ トウキョウ(SANZOU TOKYO)」は、ギャラリースペース併設型の立食のカレー店。同店のロゴはエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)や ニッキー・ミナージュ(NICKY MINAJ)のカバーロゴを手掛けるLAのアーティストが制作したものだといい、ロゴを配したオリジナルアイテムなどもECで販売する。「カレーの街、ファッションの街である下北沢で、スタッフそれぞれの感性を生かし今までにないモノを生み出していきたい」と同店スタッフ。

 ファッション関連では古着店の「シアン(CYAN)」が2階に出店。もともと渋谷のファイヤー通りにあった店舗を「リロード」開業に合わせて移転した。「下北沢にはカジュアルで低価格の古着店も多いが、それらとは一味違う雰囲気を楽しんでほしい」と同店スタッフ。1階の「タケシズバーバー(TAKESHI’S BARBER)」は、六本木などにも店を構える「ウルフマンバーバー(WOLFMAN BARBER)」の姉妹店として、神宮前の店舗を移転した。ストリートムードを意識したというネオンが輝く内装に注目。

 その他では、かき氷が人気の地元の老舗茶店「しもきた茶苑大山」が9月にオープン予定だ。

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増永眼鏡が6月16日オープンの新店に、アバターを使った非接触型測定・試着サービスを導入

 老舗アイウエアメーカーの増永眼鏡(福井県、増永宗大郎社長)は、小田急電鉄が6月16日に東京・下北沢に開業する新商業施設「リロード」内に、「マスナガ1905(MASUNAGA1905)下北沢店」をオープンする。店舗面積は約45平方メートル。

 最大の特徴は、コロナ禍でニーズが高まる非接触型サービスで、実現のためドイツのカールツァイスビジョン(Carl Zeiss Vision)の最新デジタル3D機器“ツァイス ビズフィット1000(ZEISS VISUFIT 1000)”を導入した。同システムは、9台のカメラでワンショットで180度を撮影。顔の凹凸や瞳孔間の距離を正確に計測・解析し、一人一人に合わせたフレームやレンズを提案するもので、これまで同機器は国内で12台が運用されているが、マスナガ1905下北沢店では初めて、客の撮影データからアバターを作成。格納済みの眼鏡データとの組み合わせで、バーチャルにフィッティング体験ができる。

 野原弘道マーケティング室室長は、「実際のフィッティング時間を省き、店舗滞在時間を最小限にできるニューノーマルに適したサービスだ」と説明する。そのため陳列棚は、客が手を触れないよう設計されている。

iPadを使ってバーチャルにフィッティング体験ができる

■MASUNAGA1905下北沢店
オープン日:6月16日
時間:11:00〜20:00
定休日:木曜日
住所:東京都世田谷区北沢3-19-20 リロード1-3

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増永眼鏡が6月16日オープンの新店に、アバターを使った非接触型測定・試着サービスを導入

 老舗アイウエアメーカーの増永眼鏡(福井県、増永宗大郎社長)は、小田急電鉄が6月16日に東京・下北沢に開業する新商業施設「リロード」内に、「マスナガ1905(MASUNAGA1905)下北沢店」をオープンする。店舗面積は約45平方メートル。

 最大の特徴は、コロナ禍でニーズが高まる非接触型サービスで、実現のためドイツのカールツァイスビジョン(Carl Zeiss Vision)の最新デジタル3D機器“ツァイス ビズフィット1000(ZEISS VISUFIT 1000)”を導入した。同システムは、9台のカメラでワンショットで180度を撮影。顔の凹凸や瞳孔間の距離を正確に計測・解析し、一人一人に合わせたフレームやレンズを提案するもので、これまで同機器は国内で12台が運用されているが、マスナガ1905下北沢店では初めて、客の撮影データからアバターを作成。格納済みの眼鏡データとの組み合わせで、バーチャルにフィッティング体験ができる。

 野原弘道マーケティング室室長は、「実際のフィッティング時間を省き、店舗滞在時間を最小限にできるニューノーマルに適したサービスだ」と説明する。そのため陳列棚は、客が手を触れないよう設計されている。

iPadを使ってバーチャルにフィッティング体験ができる

■MASUNAGA1905下北沢店
オープン日:6月16日
時間:11:00〜20:00
定休日:木曜日
住所:東京都世田谷区北沢3-19-20 リロード1-3

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“スキズ”ことStray Kidsが「ウィゴー」と初コラボ ツイッターでは“WEGO”がトレンド入り

 「ウィゴー(WEGO)」は、韓国のボーイズグループStray KidsとのコラボアイテムをWEGO直営店やECサイトで6月18日に発売する。「ウィゴー」が8日にツイッターの公式アカウントで「Stray Kids×WEGO Coming Soon.」とツイートするとファンの間で話題となり、“WEGO”がツイッター上でトレンド入りしていた。

 コラボアイテムは、Stray KidsのロゴをあしらったTシャツ1型やキャップ2型、バッグ2型、ネックレス1型をそろえる。カラーはブラックとホワイトで、価格は税込1650~3850円。発売を記念して、アイテム購入者に同アーティストの撮り下ろし特集を掲載した「WEGO Magazine」や限定ショッパーを無料配布するほか、サイン入りチェキのプレゼントキャンペーンも実施する。

 “スキズ”の愛称で知られるStray Kidsは、韓国エンターテインメントチャンネルのMnetのサバイバル番組「Stray Kids」を通じて選抜された8人組男性アイドルグループだ。人気曲「God’s Menu」のMVはユーチューブで2億回再生を記録し、公式インスタグラムは1300万フォロワーを、ティックトックは560万フォロワーを抱える。

 「ウィゴー」はこれまで、K-POPアイドルのSEVENTEENやRed Velvetをはじめ、OH MY GIRL、GFRIENDらともコラボレーションしている。

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ヴァレンティノ、20年は167億円の赤字 休業や観光客不在が打撃に

 ヴァレンティノ(VALENTINO)の2020年12月通期決算は、売上高が前期比27.7%減の8億8200万ユーロ(約1164億円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は同51.0%減の1億4600万ユーロ(約192億円)、純損益は前年の3300万ユーロ(約43億円)の黒字から1億2700万ユーロ(約167億円)の赤字となった。

 中国本土の売り上げが同44%増、ECは同62%増と好調な地域や部門があったものの、コロナ禍による店舗の休業措置や観光客の不在などが響き、上期のEBITDAは前年同期比75%減と大きな打撃を受けた。下期にやや持ち直したが、全体の売り上げ減をカバーするには至らなかった。なお、ECの売り上げは全体の14%を占めている。

 同社は、「こうした危機的な状況の中では、クリエイティビティ、人的資本、そして個別の顧客体験がいっそう重要となる。これを踏まえて新たな戦略の第一ステップを実施した結果、20年10〜12月期(第4四半期)から21年1〜3月期(第1四半期)にかけてポジティブな兆候が見え始めている」とコメントした。

 「ヴァレンティノ」は今年5月に、22年以降はリアルファーの使用を廃止することを発表した。ファーを含むコレクションは21-22年秋冬シーズンが最後となる。これに伴い、同社が18年から所有するファー専門の工場ヴァレンティノ ポーラー(VALENTINO POLAR)は、21年末に生産を終了する。またメインブランドの「ヴァレンティノ」に注力するため、より若者向けのブランドである「レッド ヴァレンティノ(RED VALENTINO)」は23-24年秋冬コレクションを最後に終了する。

 現在、「ヴァレンティノ」は中国本土に28店、韓国に15店を構えており、21年にはそれぞれ2店と6店を新規オープンする予定。なお、日本には直営店を31店構えている。

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一度聞いたら忘れられない「アクセル アリガト」 日本未上陸の北欧発シューズが絶好調

 スウェーデンのヨーテボリに拠点を置く「アクセル アリガト(AXEL ARIGATO)」が絶好調だ。2020年の年間売上高は前年比60%増の6000万ドル(約65億円)で、21年度は現時点で92%増にまで伸長。年末までに3桁増に達する見込みだ。直営店は欧州に旗艦店4店舗とショップインショップ6店舗で、6月にはパリのマレ地区にフランス初の旗艦店を開いた。今年後半にかけてドイツのミュンヘンやベルリン、イタリアのミラノにも旗艦店をオープンさせ、来年にはアメリカへの出店も予定している。取り扱い店舗は、欧米を中心に約250アカウントを有する。

 ベストセラーはテニスシューズの“クリーン90(Clean 90)”とランニングシューズの“マラソン ランナー(Marathon Runner)”で、価格はそれぞれ185ユーロ(約2万5000円)と240ユーロ(約3万1000円)。ウエアはオーガニックコットンのTシャツ(70ユーロ、約9300円)やフーディー(150ユーロ、約2万円)といったカジュアル衣類に加え、秋冬シーズンにはレザージャケットやコートなどのフォーマルアイテムも増やし、将来的にはウィメンズアイテムも拡充させたいという。

「アリガト」はやっぱり「ありがとう」が由来

 同ブランドはスウェーデン出身のマックス・スヴァルド(Max Svardh)とアルビン・ヨハンソン(Albin Johansson)が14年に共同で設立した。現在はスヴァルドがクリエイティブ・ディレクターを、ヨハンソンが最高経営責任者(CEO)を務める。「音楽や芸術、ユースカルチャーから影響を受けた次世代のためのスニーカーブランド」としてスタートし、17年にはアパレルの生産も開始。現在はサングラスやバッグなどのアクセサリー、子供服と雑貨もそろえる。新作の発表はシーズンごとではなく、新モデルが毎週登場する“ドロップ・オブ・ザ・ウイーク(Drop of the week)”という独自の手法を用いている。

 日本の「ありがとう」に由来するブランド名について、ヨハンソンCEOは「僕らは日本のミニマルな美学を愛し、インスピレーションを受けてきた。だから“有り難し”を意味する『ありがとう』の言葉に引かれたんだ。多くのブランドが創設者自身の名前を使っていて、少し陳腐だと感じていたしね」と説明する。一度聞いたら忘れられない響きだが、「海外では奇妙な発音だけど、会話のきっかけになるんだよね。それに日本のミニマルな美学は何世紀も前から培ってきたもので、文化や建築、デザインといったあらゆる側面で今も継承されている。僕らのブランドコンセプト“ミニマル主義”を表すにはぴったりなのさ」。

日本進出には「言葉の壁が」

 “ドロップ・オブ・ザ・ウイーク”の販売方法については、「僕らは顧客のためのブランドだから、彼らの好みや要望に常に応えたいという思いがある。新製品を毎週登場させることで、購入体験やインスピレーションを与え続けることが僕らの仕事なんだ。ときには失敗することもあるけれど、それでも実験的な制作を止めずに学び続け、顧客とともに成長しているのさ」とヨハンソンCEO。またソーシャルメディアやデジタルでの積極的な発信に加え、店頭での購買体験やコミュニケーションを通じて「コミュニティの構築も必要不可欠だ」という。そのための出店攻勢ではあるものの、パリに理想の店舗を見つけるまでに約5年間を要した。妥協することなく物件を探し続け、ようやくオープンにこぎつけた。「マレ地区はパリの中心地であり、ショッピング目的で訪れる観光客も多い。話題のレストランやバー、マルシェに花屋もありながら、地元民の生活に密着したエリアだ。ガラス張りの窓から店内の様子を一望できる開放感のある空間で、内装はギャラリーのようなデザインにこだわったんだ」。内装はコンクリートの壁面に天然石のオブジェを飾り、都会と自然の風景を融合させたようだった。

 念願のパリ出店を果たしたばかりだが、8月にはギャラリー・ライファイエット百貨店(GALERIES LAFAYETTE)オスマン本店にショップインショップを開く予定と、まだまだアクセル全開。しかし、「アリガト」の原点である日本にはまだ進出の予定はないらしい。「日本は言語の壁が厚いんだよね。僕らは顧客との対話を一番大事にしているから、焦らずに準備していくよ」。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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コスメアワード14個達成の“#お米のヘアケア” 美容賢者も認める国産ライスオイルの保湿力が人気の秘訣

 P&Gが昨年8月に発売したヘアケアライン“ヘアレシピ 和の実”は、登場から1年も経たずに14個のアワードを獲得した。「マキア」(集英社)や「ヴォーチェ」(講談社)などの美容誌から、「モア」(集英社)や「ウィズ」(講談社)などのファッション誌まで、幅広い支持を受ける理由は、配合されたピュアな国産ライスオイルにあった。

 “髪のスーパーフード”ともいえるライスオイルは、豊富な栄養素をバランスよく含み、日本人の髪ととても相性のよいオイルであることが分かっている。米1000粒から1滴しか採れない貴重な国産オイルで、食べられるほど純度が高いことも特徴だ。日本の過酷な四季を生き抜く米は、環境の変化による影響から髪を守る力を備えていて、髪にしっかりと潤いを与えて本来の美しさを引き出し、自然な輝きを放つ“すっぴんツヤ髪”へと導く。

 ラインアップは、手やボディーにも使えるマルチユースの洗い流さないトリートメント“ヘアレシピ 和の実 さらとろライスオイル”と、髪タイプと香りで選べる3種の“シャンプー&トリートメント”。SNSでも“#お米のヘアオイル”“#お米のシャンプー”などといったキーワードで話題になっている。

 美容家やモデルなどの“美容賢者”“髪のプロフェッショナル”もその実力を認めていて、チャンネル登録者数 23.6万人を誇るメイクアップアーティスト・ユーチューバーのかじえりも「国産ライスオイルが、しっとり潤う!」とコメントしている。

美容系人気ユーチューバーの
かじえりも
“ヘアレシピ 和の実”を評価

 “ヘアレシピ 和の実”はSNSでずっと気になっていました。“国産ライスオイルを使った日本人の髪に合うヘアケア”というコンセプトが分かりやすく、明確なので伝わりやすい。“お米1000粒から1滴しか採れない”ということで、「貴重なオイルで髪に良さそう」という印象がありました。

 私は猫っ毛なので、普段は軽めのテクスチャーで、ハリ・コシやふんわり感がでることを重視してヘアケア製品を選んでいます。そのうえでベタつきがなく、香りが良ければなおいい、といった感じですね。それで“ふわふわ シャンプー&トリートメント”を選んだのですが、シャンプーはノンシリコーンとは思えないほどすぐに泡立って、きしまないところに驚きました。癖のない良い香りも持続するし、翌朝起きても“さらふわ感”があるのでうれしい。もちろん、髪にハリ・コシもでます。

 “お米のヘアオイル”はベタつかず、髪に浸透しやすくて、少量でもしっとりと潤いを与えてくれるところが好き。紫外線ブロック効果もあるので、これからの季節は特に、朝つけるのもいいですね。お米の形のパッケージデザインはかわいくて持ちやすい。思わず使ってみたくなるデザインだと思いました。

100%ピュアな国産
ライスオイルで作られた
“ヘアレシピ 和の実
さらとろライスオイル”の特徴

仕上がりの好みで
3タイプから選べる
“ヘアレシピ 和の実 シャンプー&
トリートメント”の特徴

14アワード受賞を記念して
ギフトパックを発売

 発売早々、14アワードを受賞したことを記念し、“ヘアレシピ 和の実 シャンプー&トリートメント”とオリジナルエコバッグをセットにしたギフトパックを発売した。“しっとり”“つるん”“ふわふわ”の3種のシャンプー&トリートメントから選べて、お得に“ヘアレシピ 和の実”の魅力を体感できる。

問い合わせ先
P&G お客様相談室
0120-021327(月~金 9:15~17:00)

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資生堂とコーセーがワクチンの職域接種

 資生堂とコーセーは6月下旬から職域での新型コロナワクチン接種を開始する。資生堂は21日以降準備が整い次第、東京・汐留本社と大阪、名古屋など全国9カ所で行う。接種を希望する日本国内のグループ会社に勤務する従業員を対象とする。

 コーセーは28日、東京・王子研修センターやアルビオン大阪支社など全国6カ所で実施する。対象はコーセーグループに勤務する全従業員(派遣社員・業務委託社員含む)で最大1万2000人規模を想定する。

 両社とも接種にかかる時間は勤務時間扱いとなる。資生堂は副反応が出た際、特別有給休暇を付与するという。

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「エルメス」と協業する注目の“マッシュルームレザー”新興企業 CEOがその優位性を語る

 サステナブルファッションかいわいで今、キノコの菌製の人工“マッシュルームレザー”が空前の盛り上がりを見せている。その新境地を開いたのが「エルメス(HERMES)」と協業する米スタートアップ企業のマイコワークス(MYCOWORKS)だ。「エルメス」は、マイコワークスと開発したマッシュルームレザー「シルヴァニア(Sylvania)」を用いたバッグ“ヴィクトリア”を3月に発表、年末までに店頭に並べる予定だ。

 マイコワークスは2013年創業。サンフランシスコ近郊のエメリービルに本社と工場があり、生産量拡大のために新たな工場の建設も計画する。同社はきのこの菌糸体からレザーのような素材を作る技術“ファイン マイセリウム(Fine Mycelium)”を開発して特許を取得。ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)らが出資する注目企業でこれまでに累計6200万ドル(約67億円)を調達。“ファイン マイセリウム”素材は独自の細胞構造によって強度や耐久性が高く手触りもよく、本質的に再生利用が可能で生分解性があるという。

 「シルヴァニア」はその“ファイン マイセリウム”素材の強度と耐久性をさらに高めるため、フランスにある「エルメス」の工房でなめしなどの仕上げが施されている。また成形などの加工も「エルメス」の職人が行っているという。エルメスの職人技とマイコワークスの最新技術を融合することで、“マッシュルームレザー”初の商品化にこぎ着けた。

 4月には、アディダス(ADIDAS)が、米ボルトスレッズ(BOLT THREADS)が運用するマッシュルームレザー「マイロ(MYLO)」を用いた“スタンスミス”を12カ月以内に発売すると発表している。

 「本質的に再生利用が可能で生分解性があり」、環境負荷が著しく低い夢のような素材ではあるが、これまでになかった新素材“マッシュルームレザー”には謎も多い。マイコワークスのマシュー・L・スカルリン(Matthew L. Scullin)CEOにメールインタビューで疑問を投げ掛けた。

WWD:“マッシュルームレザー”に注目した理由を教えてほしい。

マシュー・L・スカルリン(Matthew L. Scullin)CEO(以下、スカルリン):ブランドや消費者は、サステナビリティのために機能性を犠牲にしたりしない。“ファイン マイセリウム”素材は品質の面で妥協していないので、成長が見込める独自のポジションにあり、結果として大きな変化を推進するものだ。

ブランドはいかにサステナブルに新素材を融合していくかを考えていると同時に、プロダクトデザインの新たな可能性も追求している。“ファイン マイセリウム”技術は、基本的にオーダーメードで素材を作る。何をどうやって作っているのかについては、完全な透明性があり、これによってより高いレベルでの品質管理や効率性を実現することができる。“ファイン マイセリウム”がなぜ“素材の未来”なのかについては、当社がブランドとどのように協業しているかが最良の事例だと思う。

WWD:“ファイン マイセリウム”とはどのような技術か。

スカルリン:“ファイン マイセリウム”技術は、材料科学とバイオテクノロジーにおける飛躍的な進化であり、当社の独占的なマテリアルクラスと独自の工程に基づいている。

“ファイン マイセリウム”は、ファッションやフットウエアで使用される高機能素材の先進的なプラットフォームだ。当社が特許を有するテクノロジーは、成長過程で細胞構造が連結するように菌糸体を拡張するため、素材に高い強度と耐久性をもたらす。素材は機能性や審美性など、提携先の要望に従ってオーダーメードで生産するため、ブランドはクリエイティブ面で完全にコントロールすることができる。

当社の代表的な商品である「レイシ(Reishi)」は、高級皮革を代替する高品質かつナチュラルな素材であり、当社独自の“ファイン マイセリウム”技術で作られている。生産規模が拡大するにつれて、「レイシ」をいろいろな価格帯で生産し、さまざまな分野や用途に向けて供給できるようになる。

WWD: “マッシュルームレザー”はどのように収穫され加工されるのか。現在の菌糸の育成となめし加工に関しての協力会社は?

スカルリン:マイコワークスは、垂直統合された唯一のバイオマテリアル企業だ。“ファイン マイセリウム”シートは、カリフォルニアにある当社の施設で生産されており、適切な状態を維持する独自のトレーで育てられている。成長の各工程でデータを取得して、各シートの構造や見た目を提携先の要望に合わせて改良するため、また一貫して安定した妥協のない品質を確保するためにそれを活用している。

「レイシ」は、提携している老舗タンナーのカルティドス・バディア(CURTIDOS BADIA)で、当社独自のなめしおよび染色技術を用いて仕上げられている。3月に発表した、「エルメス」との協業による素材「シルヴァニア」はこの工程が異なる。これも“ファイン マイセリウム”技術を用いて作られているが、素材の強度と耐久性をさらに高めるため、フランスにある「エルメス」の工房でなめしなどの仕上げが施されている。また成形などの加工も、「エルメス」の職人が行っている。

“ファイン マイセリウム”で作られた素材は、高級皮革と同様に扱われるべきだ。

WWD:スケールアップするに当たり、サプライチェーンをどう構築していくのか。

スカルリン:マイコワークス独自のトレーシステムは、無限にスケールできる。カリフォルニア州エメリービルにある当社の新施設では、トレーの運用管理が自動化されており、従来と比べて10倍の生産能力がある。今後数カ月で研究開発にさらに投資し、生産施設をもう一つ立ち上げる準備や、既存の生産施設の拡大に取り組んでいく。また社員数は現在100人を超えているが、引き続きチームを拡大していきたい。

WWD:ほかのマッシュルームレザーと比べて、“ファイン マイセリウム”素材の優位性は?

スカルリン:“ファイン マイセリウム”は全く新しいタイプの、高品質でナチュラルな素材だ。いわゆる“マッシュルームレザー”と異なり、当社が特許を有している技術で作られた“ファイン マイセリウム”素材は、独自の細胞構造によって強度や耐久性が高く、手触りもいい。当社の素材は基本的にオーダーメードで作られており、何をどうやって作っているのかについて完全な透明性がある。こうした画期的なトレーサビリティーによって、全体により高いレベルでの品質管理、一貫性、効率性が実現される。

WWD:現在の価格と今後の価格はどの程度を予定しているか。

スカルリン:当社のコスト構造は好ましいものであり、(価格帯は)ハイエンドの天然皮革と同程度となっている。

「エルメス」との協業で成し得たこと

WWD:「エルメス」と協業するに至った経緯は?

スカルリン:「シルヴァニア」は、「エルメス」との3年間にわたる協業の成果だ。両社は、強度があって長持ちする、審美性の高い素材を作るための天然の原材料を見つけたいという共通の関心があった。この協業によって、最高品質の素材をなめす専門技術と、バイオテクノロジーというツールが組み合わされた。

WWD:“マッシュルームレザー”は数週間という短いスパンで生産でき、畜産に比べても水の使用量や温室効果ガス排出が著しく抑えられる夢の素材だ。「シルヴァニア」製造における環境への負荷は?

スカルリン:“ファイン マイセリウム”素材は天然のものであり、成長過程も倹約型(時間や資源をあまり必要としない)のため、環境フットプリントが非常に低い。マイセリウムは、環境再生と炭素隔離において地球で最もパワフルな媒体の一つだ。なめし(タンニング)工程によって、その質、強度、耐久性を高めている。

WWD:「シルヴァニア」と「レイシ」の違いについて教えてほしい。量産化された場合、捨て方、リサイクル方法などどのように考えているか教えてほしい。

スカルリン:「シルヴァニア」と「レイシ」は、いずれも“ファイン マイセリウム”技術で作られている。当社の“ファイン マイセリウム”技術で作った素材を、エルメスが自社のタンナーでなめして仕上げたものが「シルヴァニア」だ。同じく当社の“ファイン マイセリウム”技術で作った素材を、当社と提携しているタンナーで仕上げたものが「レイシ」となっている。

また、“ファイン マイセリウム”素材は、本質的に再生利用が可能で生分解性がある。

WWD:現在の資金調達額は?

スカルリン:当社はシリーズBとなる資金調達で4500万ドル(約49億円)を調達した。このラウンドでは、ナタリー・ポートマンやジョン・レジェンド(John Legend)のほか、投資会社のWTTインベストメント(WTT INVESTMENT)、DCVCバイオ(DCVC BIO)、バロー・エクイティ・パートナーズ(VALOR EQUITY PARTNERS)、フンボルト・ファンド(HUMBOLDT FUND)、そして既存の投資家が出資している。なおシリーズAでは1700万ドル(約18億円)を調達しており、累計では6200万ドル(約67億円)となっている。

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「エルメス」と協業する注目の“マッシュルームレザー”新興企業 CEOがその優位性を語る

 サステナブルファッションかいわいで今、キノコの菌製の人工“マッシュルームレザー”が空前の盛り上がりを見せている。その新境地を開いたのが「エルメス(HERMES)」と協業する米スタートアップ企業のマイコワークス(MYCOWORKS)だ。「エルメス」は、マイコワークスと開発したマッシュルームレザー「シルヴァニア(Sylvania)」を用いたバッグ“ヴィクトリア”を3月に発表、年末までに店頭に並べる予定だ。

 マイコワークスは2013年創業。サンフランシスコ近郊のエメリービルに本社と工場があり、生産量拡大のために新たな工場の建設も計画する。同社はきのこの菌糸体からレザーのような素材を作る技術“ファイン マイセリウム(Fine Mycelium)”を開発して特許を取得。ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)らが出資する注目企業でこれまでに累計6200万ドル(約67億円)を調達。“ファイン マイセリウム”素材は独自の細胞構造によって強度や耐久性が高く手触りもよく、本質的に再生利用が可能で生分解性があるという。

 「シルヴァニア」はその“ファイン マイセリウム”素材の強度と耐久性をさらに高めるため、フランスにある「エルメス」の工房でなめしなどの仕上げが施されている。また成形などの加工も「エルメス」の職人が行っているという。エルメスの職人技とマイコワークスの最新技術を融合することで、“マッシュルームレザー”初の商品化にこぎ着けた。

 4月には、アディダス(ADIDAS)が、米ボルトスレッズ(BOLT THREADS)が運用するマッシュルームレザー「マイロ(MYLO)」を用いた“スタンスミス”を12カ月以内に発売すると発表している。

 「本質的に再生利用が可能で生分解性があり」、環境負荷が著しく低い夢のような素材ではあるが、これまでになかった新素材“マッシュルームレザー”には謎も多い。マイコワークスのマシュー・L・スカルリン(Matthew L. Scullin)CEOにメールインタビューで疑問を投げ掛けた。

WWD:“マッシュルームレザー”に注目した理由を教えてほしい。

マシュー・L・スカルリン(Matthew L. Scullin)CEO(以下、スカルリン):ブランドや消費者は、サステナビリティのために機能性を犠牲にしたりしない。“ファイン マイセリウム”素材は品質の面で妥協していないので、成長が見込める独自のポジションにあり、結果として大きな変化を推進するものだ。

ブランドはいかにサステナブルに新素材を融合していくかを考えていると同時に、プロダクトデザインの新たな可能性も追求している。“ファイン マイセリウム”技術は、基本的にオーダーメードで素材を作る。何をどうやって作っているのかについては、完全な透明性があり、これによってより高いレベルでの品質管理や効率性を実現することができる。“ファイン マイセリウム”がなぜ“素材の未来”なのかについては、当社がブランドとどのように協業しているかが最良の事例だと思う。

WWD:“ファイン マイセリウム”とはどのような技術か。

スカルリン:“ファイン マイセリウム”技術は、材料科学とバイオテクノロジーにおける飛躍的な進化であり、当社の独占的なマテリアルクラスと独自の工程に基づいている。

“ファイン マイセリウム”は、ファッションやフットウエアで使用される高機能素材の先進的なプラットフォームだ。当社が特許を有するテクノロジーは、成長過程で細胞構造が連結するように菌糸体を拡張するため、素材に高い強度と耐久性をもたらす。素材は機能性や審美性など、提携先の要望に従ってオーダーメードで生産するため、ブランドはクリエイティブ面で完全にコントロールすることができる。

当社の代表的な商品である「レイシ(Reishi)」は、高級皮革を代替する高品質かつナチュラルな素材であり、当社独自の“ファイン マイセリウム”技術で作られている。生産規模が拡大するにつれて、「レイシ」をいろいろな価格帯で生産し、さまざまな分野や用途に向けて供給できるようになる。

WWD: “マッシュルームレザー”はどのように収穫され加工されるのか。現在の菌糸の育成となめし加工に関しての協力会社は?

スカルリン:マイコワークスは、垂直統合された唯一のバイオマテリアル企業だ。“ファイン マイセリウム”シートは、カリフォルニアにある当社の施設で生産されており、適切な状態を維持する独自のトレーで育てられている。成長の各工程でデータを取得して、各シートの構造や見た目を提携先の要望に合わせて改良するため、また一貫して安定した妥協のない品質を確保するためにそれを活用している。

「レイシ」は、提携している老舗タンナーのカルティドス・バディア(CURTIDOS BADIA)で、当社独自のなめしおよび染色技術を用いて仕上げられている。3月に発表した、「エルメス」との協業による素材「シルヴァニア」はこの工程が異なる。これも“ファイン マイセリウム”技術を用いて作られているが、素材の強度と耐久性をさらに高めるため、フランスにある「エルメス」の工房でなめしなどの仕上げが施されている。また成形などの加工も、「エルメス」の職人が行っている。

“ファイン マイセリウム”で作られた素材は、高級皮革と同様に扱われるべきだ。

WWD:スケールアップするに当たり、サプライチェーンをどう構築していくのか。

スカルリン:マイコワークス独自のトレーシステムは、無限にスケールできる。カリフォルニア州エメリービルにある当社の新施設では、トレーの運用管理が自動化されており、従来と比べて10倍の生産能力がある。今後数カ月で研究開発にさらに投資し、生産施設をもう一つ立ち上げる準備や、既存の生産施設の拡大に取り組んでいく。また社員数は現在100人を超えているが、引き続きチームを拡大していきたい。

WWD:ほかのマッシュルームレザーと比べて、“ファイン マイセリウム”素材の優位性は?

スカルリン:“ファイン マイセリウム”は全く新しいタイプの、高品質でナチュラルな素材だ。いわゆる“マッシュルームレザー”と異なり、当社が特許を有している技術で作られた“ファイン マイセリウム”素材は、独自の細胞構造によって強度や耐久性が高く、手触りもいい。当社の素材は基本的にオーダーメードで作られており、何をどうやって作っているのかについて完全な透明性がある。こうした画期的なトレーサビリティーによって、全体により高いレベルでの品質管理、一貫性、効率性が実現される。

WWD:現在の価格と今後の価格はどの程度を予定しているか。

スカルリン:当社のコスト構造は好ましいものであり、(価格帯は)ハイエンドの天然皮革と同程度となっている。

「エルメス」との協業で成し得たこと

WWD:「エルメス」と協業するに至った経緯は?

スカルリン:「シルヴァニア」は、「エルメス」との3年間にわたる協業の成果だ。両社は、強度があって長持ちする、審美性の高い素材を作るための天然の原材料を見つけたいという共通の関心があった。この協業によって、最高品質の素材をなめす専門技術と、バイオテクノロジーというツールが組み合わされた。

WWD:“マッシュルームレザー”は数週間という短いスパンで生産でき、畜産に比べても水の使用量や温室効果ガス排出が著しく抑えられる夢の素材だ。「シルヴァニア」製造における環境への負荷は?

スカルリン:“ファイン マイセリウム”素材は天然のものであり、成長過程も倹約型(時間や資源をあまり必要としない)のため、環境フットプリントが非常に低い。マイセリウムは、環境再生と炭素隔離において地球で最もパワフルな媒体の一つだ。なめし(タンニング)工程によって、その質、強度、耐久性を高めている。

WWD:「シルヴァニア」と「レイシ」の違いについて教えてほしい。量産化された場合、捨て方、リサイクル方法などどのように考えているか教えてほしい。

スカルリン:「シルヴァニア」と「レイシ」は、いずれも“ファイン マイセリウム”技術で作られている。当社の“ファイン マイセリウム”技術で作った素材を、エルメスが自社のタンナーでなめして仕上げたものが「シルヴァニア」だ。同じく当社の“ファイン マイセリウム”技術で作った素材を、当社と提携しているタンナーで仕上げたものが「レイシ」となっている。

また、“ファイン マイセリウム”素材は、本質的に再生利用が可能で生分解性がある。

WWD:現在の資金調達額は?

スカルリン:当社はシリーズBとなる資金調達で4500万ドル(約49億円)を調達した。このラウンドでは、ナタリー・ポートマンやジョン・レジェンド(John Legend)のほか、投資会社のWTTインベストメント(WTT INVESTMENT)、DCVCバイオ(DCVC BIO)、バロー・エクイティ・パートナーズ(VALOR EQUITY PARTNERS)、フンボルト・ファンド(HUMBOLDT FUND)、そして既存の投資家が出資している。なおシリーズAでは1700万ドル(約18億円)を調達しており、累計では6200万ドル(約67億円)となっている。

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メンズコスメ「ボッチャン」から新作が登場 眉を軽やかに見せる“マユチューナー”に注目

 アンド・コスメは6月21日、メンズコスメブランド「ボッチャン(BOTCHAN)」から、“ナチュラルなのにワンランク上の美意識をかなえる”追加アイテムを発売する。

 「ボッチャン」は、天然植物由来成分にこだわり、パラベンフリー、ノンアルコール、無着色など、意識の高い人たちにも満足してもらえる成分配合が特徴。「メンズコスメに遊び心を。スキンケアをもっと軽やかに楽しめるように」という思いから、カラフルな色彩と躍動感のあるドローイングを用いたパッケージデザインで、ライフスタイルにおける新しい“粋”を表現している。

 新製品は4アイテム。“デリシャスマスク”(5枚入り、税込3850円)は、保水力に優れた白美茸から採れるシロキクラゲ多糖体(整肌成分のアラゲキクラゲ子実体エキス)と、滑らかさを引き出す天然由来成分を配合したフェイスマスク。香りは、保湿ケアの心地よさを高める爽やかなシトラスフォレストだ。

 また、マスクにシトラスフォレストの香りのお香を付けたスペシャルケアセット(税込4400円)も用意。マスクをして、燃焼時間10分程のお香を楽しんでいる間に集中保湿が完了する。

 “マユチューナー -”(4.5g、税込2860円)は、キャラメルのような淡いブラウンカラーの眉マスカラ。毛流れを整えながら、眉にふんわりと明るいニュアンスをプラスする。濃いめの力強い眉を軽やかに見せたいときにもおすすめで、眉をトーンアップすると表情にふわっとソフトな柔らかさが生まれる。

 “マユチューナー +”(4.5g、税込2860円)は、髪が黒くても茶色くても自然になじむ、グレーがかったユニバーサルトープカラーの眉マスカラ。色づきと毛流れセットで薄めの眉をキリッと見せ、スマートに表情の凛々しさを演出する。

 “ハンサムネイル”(10mL、税込2310円)は、湯につけるだけでオフできる1dayタイプのネイル。保湿や抗菌作用のあるホタテ貝殻の成分とヒアルロン酸を配合。香りは爽やかなシトラスフォレストで、日々のネイルケアをしながら、ふとした仕草に香りの余韻が残る。ホリデーシーンで、簡単に遊び感のある指先にチェンジできるネイルシールが付いている。

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「まいどおおきに」のフジオフード、定食と串揚げの会社かと思っていたら、「スイーツと喫茶」に突っ込んでいて驚いた

 セルフ式定食店「まいどおおきに食堂」や串揚げ店「串家物語」などを展開するフジオフードグループ本社。FC店を含め850店を擁する準大手だが、コロナ禍、事業構造の転換を図ろうとしている。新たな投資先はスイーツや喫茶業態だ。
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アパレルブランドは信用できない? サステナに関する米消費者アンケート

 近年の消費者は環境問題に対する意識が高くなっており、サステナビリティに取り組む企業も増えている。バイオテクノロジー企業の米ジェノマティカ(GENOMATICA)が、米国の消費者2000人を対象に行ったサステナビリティに関する調査によれば、86%の人が「誰もがサステナビリティに取り組むべきだ」と回答。一方で、48%が「サステナブルな服をどこで買えばいいのか分からない」と答え、42%が「どういう服がサステナブルなのかが分からない」としている。環境保護に貢献したい意欲はあるものの、情報や認知度の不足によって行動に結び付けられていない状況が鮮明となった。

 例えば、55%の人はアパレル企業に対して「自社製品が他社と比べてよりサステナブルな理由を分かりやすく説明してほしい」と考えており、38%は「より分かりやすい情報があればサステナブルな服を買う」としている。そして31%の人は「サステナブルでない服には“ファストファッション税”をかけてもいいと思う」と答えており、低価格が強みの大量生産品に一定のブレーキをかけることで、サステナブルな製品の普及をサポートしたいという意識も垣間見える。

 ほかにも、52%の人が「よりサステナブルな商品を意識して選んでいる」と答えているが、「サステナブルな服を選びたいと思いつつも便利さを優先してしまう」という回答も47%に上り、ほぼ同程度となっている。手軽に購入できることはやはり非常に重要で、34%の人は「サステナブルな服のみを扱っている店がもしあれば、買い物は全てそこでする」とし、31%は「チェーン店で売っていればサステナブルな服を買う」としている。

 一方で、アパレルブランドをあまり信用していない消費者も多いようだ。88%の人は「環境保護に取り組んでいるというブランドの主張をそのまま信じることはできない」と考えており、51%は「ファッション業界では“グリーン・ウォッシング(見せかけの環境配慮)”が横行していると思う」と答えている。アパレルブランドのエシカル度(倫理的かどうか)の比較サイトを運営する英コンペア・エシックス(COMPARE ETHICS)が2020年11月に発表した調査結果でも、「サステナブルな商品を扱っているというブランドの説明を信頼する」と答えたのは回答者の20%にすぎなかったことからも、消費者が企業やブランドに対して漠然とした不信感を抱いていることがうかがえる。

 ジェノマティカのクリストフ・シリング(Christophe Schilling)最高経営責任者は、「消費者はよりサステナブルな服を買いたいと思っているし、多少高くても環境に優しい商品を選びたいと考えているが、企業やブランドのことをあまり信用していない。ブランド側は消費者の信頼を勝ち取る必要があり、サステナビリティに本腰を入れているブランドは、いっそう明確で分かりやすい情報発信を行うようになっている。カーボンフットプリント(温室効果ガスを二酸化炭素に換算した排出量)を服のラベルなどに記載することは、他社製品との差別化や競争力の向上につながるだろう。それに加えて、今後はサステナブルな選択肢を増やして広く提供していかなければならない」と語った。

 同社の調査では、ほかに注目すべき事項として、コロナ禍により消費動向が大きく変化したことを挙げている。49%の人は「コロナ禍によって“毎日違う服を着なければならない”というプレッシャーが軽減した」と答え、44%は「コロナ禍以前よりも買う服の枚数が減った」としている。なお、パンデミック中のほうが服を多く買っているという人の30%は、「不安感や気分の落ち込み、孤独感などを紛らわせるために買い物をした」と回答している。

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小僧寿し、「とり鉄」を吸収。持ち帰りが居酒屋を助けた。

JFLA ホールディングス(旧アスラポート)傘下の株式会社小僧寿し(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 剛)が、同じ傘下で「とり鉄」など居酒屋を展開する株式会社 Tlanseair トランセア(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 剛)の100%株式を取得し特定子会社とする。
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