LVMHが包装紙のサステナブル活動に本腰 森林保全団体「キャノピー」と提携

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が、カナダの環境保全NGO「キャノピー(CANOPY)」による森林保全の取り組みへの参加を表明した。同団体が運営する「パックフォーグッド(Pack4Good)」と「キャノピースタイル(CanopyStyle)」の両イニシアチブに参加し、75の傘下ブランド全てに適用する。

 「パックフォーグッド」はブランドや企業のパッケージにおいて、消失の危機に瀕している森林から作る紙素材を廃止し、環境負担が低いとされるリサイクル可能な素材や繊維の使用を促す。参加企業やブランドは、パッケージの最低50%をリサイクル素材・リサイクル可能を用いることを確約する必要がある。「キャノピースタイル」は環境負荷が高いとされるビスコースやレーヨンを削減し、酪農業から生まれる余財を活用するなどして、サプライチェーン全体から森林保全にアプローチする。

 LVMHのエレーヌ・ヴァラド(Helene Valade)環境開発ディレクターは、「『キャノピー』とのパートナーシップは、われわれの森林保全への取り組みを強化し、新しい方法の開拓につながるだろう。サステナビリティへのパフォーマンス向上を目指す行動計画“ライフ360(LIFE 360)”プログラムを通じて、森林破壊や砂漠化のリスクが高い地域からの原料調達を廃止している。公約に賛同することで改めて紙や段ボール、セルロースを使ったパッケージの材料を見直すことは大切だ」と語った。

 LVMHの所有ブランドの半数以は、すでに包装やビスコースベースの製品などにおいてFSC認証を取得している。さらに全てのブランドで“エコデザイン”指標の適用を推し進める。ほかにも、包装に使用する石油由来のプラスチックの使用を2021年までに廃止し、リサイクル可能なものを代わりに使用することや、26年までにバイオダイバーシティ(生物多様性)の観点に準ずる新たな認証システムをサプライチェーンで導入することを掲げている。

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ゲオのオフプライスストアが7月22日に東急プラザ表参道原宿に出店 東京23区で初

 ゲオホールディングス傘下のゲオクリア(愛知、川辺雅之社長)は、7月22日にオフプライスストア、ラックラック(LUCK RACK)を東急プラザ表参道原宿の4階にオープンする。売り場面積は約190平方メートルで、衣料や服飾品を4000 点以上ラインアップする。期間限定の出店だが、「終了時期は未定」(広報担当者)だという。同業態は東京・町田や横浜など全国に12店舗を持つが、23 区内への出店は初めて。これまで「ラック・ラック クリアランス マーケット」と名乗っていたが、7月1日に改称した。「表参道という立地を意識して」、これまでラックラックでは取り扱いのなかった「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」などもそろえ、メーカー希望小売価格の最大91%オフで販売する。

 東急プラザ表参道原宿店は、ラックラックとして初めての「SDGs特化型店舗」でもあり、店内に衣料品回収ボックスを設置したり、什器に再生可能な素材を使ったりする。また、ラックラックのこれまでの販売点数を基に、削減されたCO2をモニターで視覚的に伝え、客に渡すレシートにも同じ削減量を記載するという。

 オフプライスストアは、メーカーや小売店などから販売時期を逃した商品や余剰品を仕入れて、低価格で売る業態。中古品は扱わないのも特徴だ。

 ゲオクリアは、ラックラックの運営のため2018 年8月に設立。19年4月に1 号店である「コーナン港北インター店」を横浜にオープンした。広報担当者は「24 年までに50店舗を出店し、全国でのチェーンストア展開を目指す」と話す。

■ラックラック 東急プラザ表参道原宿店
オープン日:7月22日
時間:11:00~21:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3 東急プラザ表参道原宿4階

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「ルルレモン」、キノコの菌から作った人工レザー製のヨガマットとバッグを発売

 「ルルレモン(LULULEMON)」は、キノコの菌から作った人工レザー「マイロ(MYLO)」を使用したヨガマットとバッグ2型を発売する。

 「マイロ」は、米バイオテックベンチャーのボルトスレッズ(BOLT THREADS)が開発。無限に再生可能なキノコ類の地下根系である菌糸体(マイセリウム)から作られている。従来の皮革と比べ、動物を犠牲にする必要がなく、環境負荷も極めて低いことから注目を集めている新素材だ。同社は2020年10月、ルルレモン、アディダス(ADIDAS)、ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)、そして「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」などを擁するケリング(KERING)と戦略的パートナーシップ契約を締結している。

 今回発表されたヨガマットは「マイロ」素材のみで作られており、ヨガ用バッグとダッフルバッグには部分的に「マイロ」素材が使われている。発売は22年春の予定で、価格は明らかになっていない。

 サン・チョウ(Sun Choe)=ルルレモン最高プロダクト責任者は、「サステナビリティ分野におけるイノベーションは、今後も小売りやプロダクト開発の大きなカギとなる。『マイロ』のように環境負荷の低い素材を用いることは、より健康な環境作りに対する当社のコミットメントを示すと同時に、当社のアイコニックな商品を“サステナビリティ”という目線で見直す機会にもなっている」と語った。

 ルルレモンは環境保護に関する行動指針、“インパクトアジェンダ(Impact Agenda)”を20年10月に発表しており、30年までに全商品をサステナブルな素材に切り替えることなどを掲げている。また21年4月には、新品に近い、もしくは使用感があまりない自社の中古品を引き取り、状態を整えた後で再び販売するリセールプログラム“ライクニュー(Like New)”を立ち上げた。中古品を持ち込んだ消費者には、「ルルレモン」のギフトカードを提供する。現在、同プログラムは米テキサス州とカリフォルニア州の一部の店舗でのみ実施している。

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新静岡セノバが始めた“営業時間フレックスタイム制” 説明会にデベロッパーら40社100人が参加

 静鉄プロパティマネジメントが運営する静岡市の商業施設、新静岡セノバとアダストリアは共同で、販売員の働き方改革である「ささえあう 働く時間プロジェクト」の経過報告会を静岡市で開いた。同プロジェクトは、営業開始・終了時間を各テナントが決める“営業時間フレックスタイム制度”や、年間3日の全館休業日に加えて、テナントごとに2日の休暇を設定できる“パワーチャージ休暇制度”などを骨子としており、5月にスタート。今回の説明会にはデベロッパーや専門店を中心に約40の企業・団体から100人が参加し(オンライン視聴含む)、販売員の働き方改革や、その背景にある販売員の採用難に対する業界内の注目度の高さを示す結果となった。

 “営業時間フレックスタイム制度”は現在、アダストリアの「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」など4店と、「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」などを含む計14店(ファッション小売り以外も含む)が導入している。説明会では、制度導入にあたって新静岡セノバが実施したテナントアンケートの結果や、制度導入後の時間帯別売り上げの変化などのデータが公表され、参加者から運営面などについて質問が飛んだ。

 説明会後は19時過ぎから新静岡セノバ店頭のツアーも行われ、閉館前にテナントごとの判断で営業終了している店舗の様子などを参加者は見て回った。

 新静岡セノバが公開した制度導入後の売り上げ推移や、制度導入にあたってのノウハウ、説明会に参加したデバロッパーやテナントの声は、今後の「WWDJAPAN.COM」記事や、7月19日付「WWDJAPAN」本紙で詳報する。

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新静岡セノバが始めた“営業時間フレックスタイム制” 説明会にデベロッパーら40社100人が参加

 静鉄プロパティマネジメントが運営する静岡市の商業施設、新静岡セノバとアダストリアは共同で、販売員の働き方改革である「ささえあう 働く時間プロジェクト」の経過報告会を静岡市で開いた。同プロジェクトは、営業開始・終了時間を各テナントが決める“営業時間フレックスタイム制度”や、年間3日の全館休業日に加えて、テナントごとに2日の休暇を設定できる“パワーチャージ休暇制度”などを骨子としており、5月にスタート。今回の説明会にはデベロッパーや専門店を中心に約40の企業・団体から100人が参加し(オンライン視聴含む)、販売員の働き方改革や、その背景にある販売員の採用難に対する業界内の注目度の高さを示す結果となった。

 “営業時間フレックスタイム制度”は現在、アダストリアの「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」など4店と、「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」などを含む計14店(ファッション小売り以外も含む)が導入している。説明会では、制度導入にあたって新静岡セノバが実施したテナントアンケートの結果や、制度導入後の時間帯別売り上げの変化などのデータが公表され、参加者から運営面などについて質問が飛んだ。

 説明会後は19時過ぎから新静岡セノバ店頭のツアーも行われ、閉館前にテナントごとの判断で営業終了している店舗の様子などを参加者は見て回った。

 新静岡セノバが公開した制度導入後の売り上げ推移や、制度導入にあたってのノウハウ、説明会に参加したデバロッパーやテナントの声は、今後の「WWDJAPAN.COM」記事や、7月19日付「WWDJAPAN」本紙で詳報する。

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「オーラリー」×「ニューバランス」の新作は1980年代のバッシュを上品に

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「オーラリー(AURALEE)」とコラボレーションしたシューズ“オーラリー×ニューバランス 550(AURALEE×New Balance 550)”を7月16日に発売する。両ブランドのオンラインストアとティーハウス ニューバランス、ニューバランス 六本木 19:06で取り扱う。価格は税込1万9800円で、サイズは23.0〜29.0、30.0cmをそろえる。

 シューズは「ニューバランス」が1989年に発表したローカットのバスケットボール競技用シューズ“プライド 550(PRIDE)”をベースにし、「オーラリー」が素材やカラー、ディテールにアレンジを加えた。クッション入りのシュータンをプレーンな一枚革に変更したほか、高品質レザーを使い、奥行きあるワントーンカラーで両ブランドらしさを表現している。シューズは、2021年3月開催のパリ・ファッション・ウイークの「オーラリー」2021-22年秋冬コレクションのランウエイにも登場した。

 両者は2019年以来コラボレーションを継続しており、今年3月にはニューバランスのライフスタイルブランド「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE)」とのスニーカーを発売している。

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メガネスーパーが熱海土砂災害被災者に、老眼鏡や使い捨てコンタクトレンズなどを無償提供

 ビジョナリーホールディングス(東京、星﨑尚彦社長)傘下の眼鏡店チェーン、メガネスーパーは7月11日から、静岡県と神奈川県の全店舗で、熱海市の土砂災害被災者への緊急支援活動を実施している。使い捨てコンタクトレンズやケア用品、出来合いの老眼鏡や補聴器用空気電池の提供、補聴器の1カ月間レンタル、他社製品も含めた眼鏡の修理などを全て無償で行う。

 また、被災者とその家族には眼鏡や補聴器を店頭価格から半額にする。その際、「即時の会計も不要」(広報担当者)で、代金の支払いには1年間の猶予を持たせる。身分証を提示すれば、「内金も必要ない」という。

 メガネスーパーは西日本を中心とした平成30年7月豪雨や、同年に発生した北海道胆振東部地震の被災者にも同様の支援を行っている。

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「サカイ」 × 「カウズ」コラボコレクションは“XX”が付いたカラフルニットやカモ柄ブルゾンなど

 「サカイ(SACAI)」は、アーティストのカウズ(KAWS)とのコラボコレクションを「サカイ」公式ECサイトと青山店で7月17日に先行発売する。そのほかの店舗では21日から販売する。同コレクションは、メンズの2021-22年秋冬とウィメンズの21年プレ・フォールで発表したもの。

 コラボコレクションは、カウズの代表的なカラフルなマルチカラーと限定のカモフラージュ柄のグラフィックをアイテムに落とし込んだ。ファッションとアートを融合した“ウェアラブルアート”をテーマに、ウィメンズは「サカイ」が得意のハイブリッドのテクニックを用いたブルゾン(税込18万1500円)や、カウズのキャラクター“コンパニオン(COMPANION)”の特徴的な目“XX”をあしらったニット(同9万9000円)、ファーコート(同16万9400円)のほか、メンズはカーディガン(同12万6500円)や開襟シャツ(同7万4800円)、ナイロンパーカ(同11万円)などをラインアップ。また「サカイ」公式ECサイトと青山店限定で、キッズサイズのMA-1(同3万9600円)やワンピース(同3万1900円)、Tシャツ(同9350円)も扱う。

 協業を記念して、「サカイ」青山店で7月17~20日に、阪急うめだ本店で7月21~27日にポップアップショップをオープンする。

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「メゾン マルジェラ “アーティザナル” デザインド バイ ジョン ガリアーノ」2021-22年秋冬オートクチュール・コレクション

 「メゾン マルジェラ “アーティザナル” デザインド バイ ジョン ガリアーノ(MAISON MARGIELA 'ARTISANAL' DESIGNED BY JOHN GALLIANO)」が2021-22年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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美舟ヘアメイクアップアーティストが手掛けるスキンケアブランド誕生

 国内外のファッション誌やテレビCMなどで活躍するヘアメイクアップアーティストの美舟(MIFUNE)はこのほど、スキンケアブランド「エムエフエヌ(M_F_N」を立ち上げた。スタート時は公式サイトで販売し、セレクトショップや百貨店などでのポップアップショップを視野に入れる。

 同ブランドは、抗体美容のリーディングカンパニー、ジールコスメティックスが手掛けるダチョウ抗体を採用したスキンケアブランド。ダチョウは病気で命を落とすことがほぼなく、 驚異的な免疫力と回復力を持っていることから、ダチョウの卵から有効成分を抽出し採用した。第1弾となるオールインワンセラム“オールインワンモイストバランシングセラム”(50mL、税込9300円)にはダチョウ抗体に加え、自己補修機能を高める3つの植物幹細胞を配合。アルコールや合成香料、パラベンなど8つのフリー処方も採用し、乾燥や敏感肌も安心して使用できる。

 美舟氏は「どんなに素晴らしいメイクアップを施しても肌土台が不安定だと、その人の魅力を最大限に引き出すのが難しいと感じていた。これまでにクリエイティブの現場を共にしてきた仲間たちが、化粧品や衣装繊維によって敏感肌やアトピーに悩まされている問題、そして時間の制約がある中でそれらを改善する方法を模索している中で出合ったのが抗体美容研究だった。人間が産まれながら持つ肌の潜在能力を生かしたオールインワンスキンケアが完成した」とコメントした。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」の花と融合するテーラード 東京で見せた22年春夏コレクション

 「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」が、2022年春夏コレクションを東京・南青山の本社で発表した。今シーズンもパリ・メンズ・ファッション・ウイークには参加せず、業界関係者ら約50人を招待してのミニショーとなった。

ランウエイに咲く花々

 シーズンテーマは“花の存在”。スポットライトで照らされた虹色のランウエイに、花をモチーフとしたウエアが登場するファンタジーな世界だ。一口に花といっても、ポップなテイストで描かれた小花柄や写実的なパターン、編みで表現した絵画のようなデザイン、ドクロと組み合わせたおどろおどろしいグラフィックまで、表現方法は多彩。これらを襟や身頃をくり抜いたアウターからのぞかせたり、生地の切り替えやプリントでダイレクトに落とし込んだりと、クラシカルなテーラードスタイルと融合させていく。ロングシャツやスカートはクリノリンを使って花弁のようなボリュームあるシルエットを構築し、ワイドパンツの裾も重なる花びらのようにランダムにたくし上げる。有機的なムードが加速し、花の存在感は一層強くなる。

人体と草花が絡みあう
コラボグラフィック

 真っ白のロングシャツやジャケットの背面にプリントしたグラフィックは、アメリカ人コラージュアーティストのベデルギウス(BEDELGEUSE)によるもの。メタリックな人体が草花や枝、鳥などと絡み合う作風が、儚くも毒々しい雰囲気を醸し出す。つぼみやめしべのような独創的な形状のヘッドピースは、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」2021-22年秋冬コレクションにも起用したイブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)の作品だ。定番になりつつある「ナイキ(NIKE)」とのコラボでは、ファスナーの開閉が特徴の“エア サンダー マックス(AIR SUNDER MAX)”を披露した。

 「花の存在はハッピーな時間のためだけにあるのではない。苦しい、哀しい、辛い時こそ存在する。たとえ道に咲く小さな花一輪でも、人の心を癒す」――プレスノートにあったこの言葉は、ファッションと人の関係を表すようにも思う。苦しい時こそ、ファッションは着る人・見る人の心を動かすはずだ。「コム デ ギャルソン・オム プリュス」は、ファッションの可能性を諦めない。

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ジンズがVERDYと初コラボ EC限定でポーチやフィギュア付のコレクションセットも

 ジンズ傘下のサングラスブランドで、NIGO®が監修を務める「ジンズ アンド サン(JINS&SUN)」は、グラフィックアーティストのVERDY(ヴェルディ)と初コラボしたアイテム“ジンズ アンド サン×ヴェルディ”を7⽉22⽇にジンズ渋⾕店、仙台⼀番町店、三宮店、広島本通店と公式オンラインショップで発売する。価格は1万3200円。

 “ジンズ アンド サン×ヴェルディ”は紫外線を99%カットするクリアレンズサングラスに、マグネットで簡単に着脱できるカラーレンズプレートと、レンズ部分が格⼦状になった遊び⼼のあるトイプレートをセットにしたもので3通りに着用できる。共にウエリントン型をベースにした2型6色には全て、VERDYのオリジナルキャラクター“VICK(ヴィック)”を描いた“タイベック”素材のサコッシュ型サングラスケースとセリート(眼鏡拭き)が付属する。

 また、公式オンラインショップでは2つの限定コレクションセットも⽤意する。ポーチセット(1万6500円)には“VICK”を模したカラビナ付ポーチが、アイウエアスタンドセット(2万7500円)にはサングラスをディスプレーできる“VICK”の顔型アイウエアスタンドが含まれる。広報担当者は、「これまでにも“VICK”の全身フィギュアはあったが、顔型は初めて。VERDYさん、NIGO®さんがそれぞれSNSで発信してくれて、すでに多くの問い合わせを受けている」と話す。

 VERDYは「ガールズ ドント クライ(GIRLS DON'T CRY)」や「ウェイステッド ユース(WASTED YOUTH)」などのプロジェクトを同時に進行し、「ナイキ(NIKE)」のスケートボードライン“ナイキSB”や「リーバイス(LEVI'S)」など世界的ブランドとも協業する、ストリートカルチャーをけん引するグラフィックアーティスト。

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セミナー事業「WWDJAPAN EDUCATIONS」を本格始動 第一弾「サステナビリティ・ディレクター養成」を9月に開講

 「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティ業界の新しいビジネスの潮流や課題解決のヒントとなるセミナーを設計し、開催していく「WWDJAPAN EDUCATIONS」を本格始動させる。「WWDJAPAN EDUCATIONS」では、ファッション&ビューティ業界の皆さまの新しいビジネスへのチャレンジや課題解決へのアクションをポジティブにアップデートするためのステージとしてメニューを開発し、今の進化と未来への創造を共に考え、共有し、歩むことを目指します。

 その第一弾として、ファッション業界において今後の企業活動における最重要・優先課題でもあるサステナビリティのワークショップを全9回にわたり開講する。全9回の講座により受講者が目指すゴールは各企業の“サステナビリティ・ディレクター”。受講後にはサステナビリティ推進の旗振り役として経営陣と現場をつなぎ業務改革を推進する存在として活躍できる思考力・牽引力の習得を目指す。

 また、今後も「DXディレクター養成」や「ブランディング・ディレクター養成」などのワークショップと様々なメニューのセミナーを予定している。


■「WWDJAPAN EDUCATIONS」サステナビリティ・ディレクター養成講座

【日時】
<全9回ワークショップ受講>
9月3日、10日、24日、10月8日、22日、11月5日、19日、12月3日、17日

<全7回オンライン視聴>
9月3日、10日、24日、10月8日、22日、11月5日、19日

※講義終了後、一定期間のアーカイブ視聴をご案内いたします。

【受講料】
<全9回ワークショップ受講>
一般価格:33万円/1名(税込)
定期購読会員割引:29万7000円/1名(税込)

<全7回オンライン視聴>
一般価格:16万5000円/1名(税込)
ワークショップ受講者からの紹介割引:5万5000円/1名(税込)


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フィービー・ファイロがついにカムバック! 自身のブランド立ち上げへ

 2017年に「セリーヌ(CELINE)」を去ったフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が自身の名前を冠したブランドを立ち上げる。

 「卓越した品質とデザインをベースにした」ウエアとアクセアリーのブランドで、22年1月に詳細を明らかにすると本人が米WWDに明かした。情報筋によると、20年後半にはすでにロンドンにチームを集めて準備を進めていたという。LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON、以下LVMH)が少数株主となる。

 フィービーは、「制作に戻ることはエキサイティングであり、とても充実している。世界中の人々と再会することが楽しみだ。独立して、自分の責任のもとブランドを運営していくことは私にとって非常に重要なこと」だとコメントしている。また、少数株主であるLVMHについては「長い間LVMHとは非常に建設的でクリエイティブな関係を築いてきた。したがって、この新しいプロジェクトでLVMHと再度手を組むことは自然なことだ。ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者およびデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=ルイ・ヴィトン エグゼクティブ・バイス・プレジデントと意見交換できたことに感謝しているし、新たな挑戦を始めるにあたって彼らのサポートを得られたことはとてもありがたいことだ」とコメントしている。

 フィービーはセントマーチン美術大学(Central Saint Martins)を卒業。1997年から「クロエ(CHLOE)」でステラ・マッカートニー(Stella McCartnery)のデザインアシスタントとして従事。2001~06年に同ブランドのクリエイティブ・ディレクターを務め、高い評価を得た。その後、10年間クリエイティブ・ディレクターを務めた「セリーヌ」ではフィービーのセンスを詰め込んだ、“上質で奇をてらわないがモダンな服”が女性たちの心をつかみ、人気ブランドへと押し上げた。18年のプレ・フォール・コレクションを最後に「セリーヌ」を去った際には“フィービー・ロス”といわれるほどの影響を与えた。「セリーヌ」退任後はファッション業界で活動することはほぼなかったが、21年にはフランス国立モード芸術開発協会が主催する「ANDAMファッション アワード(ANDAM Fashion Award)」の審査員に名を連ねている。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス​」2022年春夏コレクション

 「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)​」が2022年春夏コレクションを発表した。

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人気D2Cジュエリー「アルティーダ ウード」が合成ダイヤモンドを採用 ブライダルに可能性

 サザビーリーグが運営するジュエリーのD2Cブランド「アルティーダ ウード(ARTIDA OUD)」が合成ダイヤモンド(ラボグロウンダイヤモンド)を使用したジュエリーをローンチすると発表した。同ブランドのコンセプトは、“ありのままの姿が放つきらめき”。一つ一つ違う天然石の美しさを生かしたジュエリーを販売している。オンライン販売が中心なので、中間コストを可能な限り取り除き手に取りやすい価格で提供しており、着実にファンを増やしている。同ブランドが取り扱うのは色石がほとんどだが、ブライダルではダイヤモンドを使用したリングなどをカスタムメードで提供している。最近、合成ダイヤモンドを使用し始めるジュエリーブランドが増加しつつあるが、天然石にこだわる「アルティーダ ウード」がなぜ合成ダイヤモンドを採用するのか、同ブランドを率いる安部真理子サザビーリーグ営業統括ECブランド事業部ディレクター&デザイナーに話を聞いた。

WWD:合成ダイヤモンドを使用してみようと思ったきっかけは?

安部真理子サザビーリーグ営業統括ECブランド事業部ディレクター&デザイナー(以下、安部):1年半くらい前から考え始めた。というのも、合成ダイヤモンドの組成は天然ダイヤモンドと全く同じ。美しさも同じで価格は、天然の約3分1というので使ってみたいと思った。環境問題などに対する意識の高い若い顧客たちからの声もあり、天然と合成の選択肢を与えるのもありだと考えた。

WWD:「アルティーダ ウード」というと石の個性を生かしたジュエリーで合成のイメージはないが?

安部:確かにそうだが、天然ダイヤモンド=紛争といったイメージを持つ人も多く、ブライダルリングに関しても、そこにこだわるという意見もあるため、チャンスだと思った。特に若い消費者は天然であることに価値を感じず、環境に優しいものに対して価値を感じる人が多い。ブライダルでは求めやすい価格帯の5つのグレードのダイヤモンドを用意しており、価格は税込で11万〜24万円程度。合成ダイヤモンドを使用すれば、天然だと24万円のグレードのものが鑑定書付きで11万円程度で提供できる。だから、各消費者の予算やこだわりにより天然か合成か選べるようにできればと思う。

WWD:合成ダイヤモンドの調達は?

安部:日本の業者から調達する。日本でも合成ダイヤモンドを製造する会社が増えているようなので、もしかしたら、ゆくゆくは合成ダイヤモンドが一般的になってくるかもしれないと思う。色が付けられる点も利点で、希少性が高く一般の消費者には手の届かないカラーダイヤモンドも作ることができる。

WWD:合成ダイヤモンドを使用したラインはブライダルだけか?

安部:まずはブライダルからスタートし、合成ダイヤモンドとリサイクルメタルを使用したラインなどに拡大できればと思っている。

WWD:コロナ禍の業績は?

安部:1~5月の売上高は前年比50%増でオンラインが好調だ。ブランド立ち上げ3周年を迎えた4月に限定ジュエリー数百点を発売したところ1日で完売した。昨年に東京・渋谷松濤にオープンした多目的スペースの「ジ アナザー ミュージアム(THE ANOTHER MUSEUM)」は、コロナの関係でイベント開催はできないが、毎月10日アポイントメント性で運営をしており、予算を達成している。

WWD:売れ筋商材は?

安部:コロナ前と変わらず、リングとピアスが好調。また、パールの売り上げも伸びている。エンゲージメントリングに関しては、3~4本購入し、重ね付けを楽しむ顧客もいる。また、インドに学校を建てるチャリティープログラムの「アイ アム ドネーション」プロジェクトのチョーカーの人気が高まっている。

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生地の専門家に聞くサステナビリティ(上) 環境に優しい素材ってそもそも何?

 アパレルメーカーがサステナビリティなモノづくりへシフトするとき、最初にぶつかる課題がテキスタイルの選び方だ。そもそも何がサステナブルなのか、何を選んだらよいのか悩ましい。そこでテキスタイルのプロである梶原加奈子カジハラデザインスタジオ代表に、テキスタイルとサステナビリティの関係について、基本の考え方と最新事情を2回に分けて聞いた。前半は市場動向について。世界と日本のマーケットは環境配慮型素材へどれほどシフトしているのだろうか?

WWDJAPAN(以下、WWD):テキスタイル市場全体傾向としてサステナビリティ・シフトは進んでいますか?

梶原加奈子カジハラデザインスタジオ代表(以下、梶原):新型コロナのパンデミック以降、日本市場が急速にサステナビリティにシフトしてきたと、日頃の仕事を通して感じています。私は欧米のラグジュアリーブランドに日本のテキスタイルを紹介する仕事をしていますが、彼らはコロナ以前からサステナビリティへシフトし始め、GOTS認証など認証された日本の素材が求められる状況でした。特にケリング傘下のブランドは熱心でした。パリの大型素材見本市「プルミエール・ヴィジョン(PREMIERE VISION)」も19年春夏からサステナビリティ素材の発信に力を入れており、フランス市場の意識の高さが展示会にも影響していましたね。その流れで海外向けに販売している日本の繊維メーカーは2018年頃からサステナビリティを積極的に学び、生地開発に生かしてきました。

 アメリカは産業側より一般社会の方が動きが早く、環境問題をディスカッションする世論が企業を動かしたように思います。商談中も企業人としてより個人的な思いからサステナビリティを熱く語る人が多かった印象です。紙ストローへの切り替えも米国が早かったですよね。

WWD:コロナ以前の日本の業界のムードは?

梶原:日本の小売りやアパレルからは、ネガティブな見方が多かったですね。サステナブル素材の価格が高いことへの懸念や直接的に売り上げにつながるかの不安感、消費者がまだ理解していない、求められていないといった声が多く聞かれました。主に日本向けに開発している会社は、サステナビリティについて前向きではなく、少し遠い出来事のような雰囲気でした。

WWD:それがコロナで変わったと。

梶原:はい。新型コロナウイルス感染症の拡大によって各国が外出自粛制限をおこない、経済活動が停滞したコロナ禍では、環境改善に関するさまざまな報告が世界中から発信されました。その影響が大きかったと思います。NASAは、人工衛星による大気汚染の観測結果を発表し、中国湖北省武漢市が封鎖された後は、中国での大気汚染物質の二酸化窒素の濃度が低下したことや、大気汚染が深刻なインド北部ではエアロゾルが減少したことが伝えられました。

 大気汚染問題が深刻なロサンゼルスでも、今まで見えなかった景色が見えると話題になりましたよね。ロックダウンで可視化された環境改善を通して、人間の活動が自然環境に大きな影響を与えており、サステナビリティを考えていく必要が現実にあることを実感した人が多いと思います。社会が積極的に考え始めたことに伴い、企業が行動し、小売りやアパレルも動き始めました。

コロナを機に日本市場が動き出した

WWD:日本の繊維メーカーにはどのような動きが見られますか?

梶原:ほとんどの繊維メーカーがサステナビリティの考え方を開発に反映し始めています。特にサステイナブルなコンセプトがある糸、後加工の工程や溶剤での工夫が進んでいます。また、移動に伴う二酸化炭素排出・大気汚染の改善策として地産地消への意識が前向きです。日本で作る、産地の近場で作るなど、物を大きく動かさない方法を考えることもよく話題になります。

 同時に廃棄物を減らす意識が高まっています。無駄を作らない、残っているものを活用でする方法を積極的に考える企業が増えています。私は「ジャパン・テキスタイル・コンテスト(JAPAN TEXTILE CONTEST)」というテキスタイルコンペの審査員長を務めていますが、2020年のコンテストでは、サステナビリティを意識した素材の応募が増えました。開発の方向性として、サステナビリティを学び、方法を選んで企画する人が産地でも増えていると思います。

WWD:そもそも“サステナビリティな素材”とは何でしょう?

梶原:多面的な視点で考えると判断は難しい。環境のためにと考えても、別の方向から見れば資源を無駄にしている矛盾が常にあります。そのため、現時点で私は“サステナビリティを考える”という姿勢でいます。言い切れるものはないけれど、地球の未来のために考え、学び、挑戦をしていくべきだと思うからです。人間活動と自然の共存バランスを考えて、 100%の答えがなくても行動してみる事が大事です。

WWD:梶原さんは生地開発の仕事もしていますが、ご自身が開発する際に心がけていることは?

梶原:トレーサビリティの意識です。トレーサビリティとは、原材料の調達から生産、そして消費または廃棄まで追跡可能な状態にすること。私たちがどのルート、方法で素材を作っていくのか。事実を知って方法を選んでいくことを強化しています。納期や価格やロットなどの条件と照らし合わせると、一番良い方法を採用できないときもあります。でも、できる事を考え、少しの側面でもサステナビリティの要素を取り入れるバランスを大切にしています。

テキスタイルを選ぶ際の10のポイント

WWD:テキスタイルを選ぶ際はどんな点をチェックしますか?

梶原:私が注目している順番は次の通りです。

①製品からのリサイクル循環システム
②長く使える素材の開発
③リネン、ヘンプ、ペーパーヤーン
④生分解性素材の開発
⑤人工レザーの開発
⑥リサイクルコットン&ナイロン
⑦ノンミュールジングウール
⑧オーガニックコットン・ウールのトレーサビリティー
⑨水を使わないプリント
⑩環境に優しい草木染め

WWD:ありがとうございます。次回はこの点を詳しくお伺いします。


梶原加奈子さんもご登壇!
【サステナビリティ・ディレクター養成講座】ご案内

新時代のミッションに備えよ!サステナビリティ・ディレクター養成講座
受講日時:2021年9月3日(金)〜12月17日(金)(全9回) ※全7回のオンライン受講コースあり
申込締切:8月27日(金)

→詳細はこちらをクリック

 サステナビリティは今後の企業活動における最重要・優先課題です。この全9回の講座により受講者が目指すゴールは各企業の“サステナビリティ・ディレクター”。サステナビリティ業界のトップランナーが、国内外の最新情報のほか、サステナビリティの現場で起こっている生の声をお伝えします。受講者限定のグループコミュニティや、講師陣に直接質問できる機会もご用意しています(会場受講コースのみ)。何から始めたらよいか悩んでいるサステナビリティ担当者、サステナビリティを取り入れたCRS活動や企業理念を考えている方はぜひご参加ください。


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「ミキモト」が冨永愛を起用したスペシャルムービーで新作ハイジュエリーを発表

 「ミキモト(MIKIMOTO)」は7月8日、新作ハイジュエリーを冨永愛を起用したスペシャルムービーで発表した。パリ・オートクチュール協会の公式ホームページ上で公開された新作のテーマは“The Japanse Sense or Beauty 日本の美しい色とかたち”。

 日本の春夏秋冬で変化する詩情豊かな景色をはじめ、日本画やさまざまな文様などからインスピレーションを得たハイジュエリーがそろう。春の雪解けを描いたブローチや扇と月、萩をモチーフに秋の澄んだ空気を表現したブローチ、ペルシャから飛鳥時代に日本に伝わった文様である“青海波”をオパールとパールで大胆に表現したネックレスなど、日本の宝飾文化を築いてきた「ミキモト」ならではの繊細な感性が光る作品ばかりだ。

 スペシャルムービーでは、漆黒の世界に光が差す幻想的な空間で冨永がシグニチャーピースをまとい、ジュエリーが持つ、たおやかでりんとした美しさを表現している。

 新作ハイジュエリーは日本で10月9日発売予定だ。

“The Japanese Sense of Beauty 日本の美しい色とかたち”のスペシャルムービー

問い合わせ先
ミキモト カスタマーズ・サービスセンター
0120-868-254

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「ザ・​ノース・フェイス パープルレーベル」2021-22年秋冬コレクション

 「ザ・​ノース・フェイス パープルレーベル(THE NORTH FACE PURPLE LABEL)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。

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「面白い奴、面白いアイデアなら新事業OK」。「スシロー」トップは、頭がキレる「親分」だった

 回転寿司最大手「スシロー」を経営するFOOD & LIFE COMPANY(旧スシローグローバルホールディングス)のトップ、水留浩一社長は、コンサル出身の異色経営者。だが、2015年の就任から6年で、「スシロー」をトップブランドに伸ばした。会って見ると「親分」。彼の経営手法は、話を聞いていて、ホントに面白かった。
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ワイズテーブル、「サルバトーレ」初テイクアウト専門店をオープン。伸び市場への投資で、債務超過解消となるか。

株式会社ワイズテーブルコーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:船曵 睦雄)が、7月13日(火)に初出店となるデリバリー&テイクアウト専門店「PIZZA SALVATORE CUOMO 三鷹」を東京都武蔵野市にオープンさせる。
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官僚政治家の暴走? 迷走?「もう頭オカシイとしか思えない」

 コロナ対策に関して、政治家の言動がオカシクなっている。7月8日(木)には、西村康稔コロナ担当大臣が、酒販卸に対し、酒類提供店には酒を販売しないように要請し、金融機関にも店舗情報を提供して「働きかけ」を行うように依頼した。普通の感覚じゃない。
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「ジバンシィ」がアーティストChitoとのコラボを先行発売 「リモワ」と協業したスーツケースも

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」は、2022年スプリング・コレクションからグラフィック・アーティストのチト(Chito)とコラボレーションした一部アイテムを公式サイトで7月16日に先行発売する。なお、コレクションの一般発売は11月5日。

 クリエイティブ・ディレクターを務めるマシュー・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)が、チトの長年の友人でありファンであることから、今回のコラボレーションが実現した。エアブラシによるグラフィック制作をチトに依頼し、ひねりを利かせたブランドロゴや犬のキャラクターなどを施した。アイテムはTシャツやフーディー、ウィンドブレーカーといったウエアや、クロスボディーバッグ、バケットバッグ、サンダル、ベースボールキャップなどを用意する。ほかにも「リモワ(RIMOWA)」とコラボレーションしたアイコニックなシルバーのスーツケースをそろえる。

 フランス・パリの鉄道操車場を舞台に発表された2022年スプリング・コレクションは、マシューの故郷であるアメリカから、自身が「ホーム」と呼ぶフランスへの旅路をモチーフにした。ジャスミン・ロイグノン(Jasmine Loignon)が撮影したコレクション動画では、自由の女神の誘いに応じた男女がアーバン・アドベンチャーを求めて動き出し、街の中を自由に歩き回る。最後には自由の女神とエッフェル塔を映し出し、ニューヨークとパリが一つになる様子を表現している。

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「3COINS」がコスメ・美容家電シリーズを立ち上げ おうち美容ニーズに応える

 330円の価格帯を中心にインテリア雑貨やモバイルアイテムなどを取りそろえる雑貨ブランド「3COINS」は、コスメおよび美容家電シリーズ「アンド・アス(AND US)」を7月12日に発売する。

 リップカラー(全3色、各330円)やリップグロス(全4色、各330円)、アイシャドウ(全4色、各330円)などのコスメに加え、リセットブラシ(税込1650円)やホットアイラッシュカーラー(税込1100円)など美容家電アイテムを多数ラインアップ。おうち美容ニーズに応える。そのほか、ジェルネイルシールやピールオフマニキュアといったメイク雑貨もとりそろえる。

 イメージモデルには、ブランドイメージ「毎日を軽やかに楽しむオトナな女性」と一致することから、雑誌「モア」で活躍する鈴木友菜を起用した。

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「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」2021-22年秋冬オートクチュール・コレクション

 「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」が2021-22年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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「きょうの猫村さん」がエプロンやブックカバーに アメリカ刺しゅうブランドとコラボ

 アメリカ発の刺しゅうブランド「コーラル アンド タスク(CORAL AND TUSK)」とほしよりこ作の漫画「きょうの猫村さん」のコラボレーションが登場した。2020年春夏からスタートしたコラボシリーズの3回目は、初のエプロン、ブックカバー、バッジに加え、新型トートバッグ、ポーチ、クッションカバーの6点で構成。そのうち4点に猫村さんファミリーの“ステテコ”が登場する。価格は、バッジが税込4180円、エプロンが3万5200円、ブックカバー(文庫本)が1万3200円、ポーチが1万3750円、クッションカバーが1万7600円、トートバッグが1万7600円。

 7月8日から「コーラル アンド タスク」及び、「アッシュ・ペー・フランス(H.P.FRANCE)」の公式サイトと「アッシュ・ペー・フランス」の一部の店舗で予約受付を開始し、10月初旬〜中旬に発売予定だ。

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パーソナライズヘアケア「メデュラ」が刷新 処方や香りの組み合わせが約5万通りに

 スパーティー(SPARTY)は、新コンセプト「私がときめく、私でいよう。」を掲げ、パーソナライズヘアケア「メデュラ(MEDULLA)」を8月11日にリニューアルする。約30万人の髪質診断データを活かし、パーソナライズ精度の向上や、ブランドの特徴である「メデュラ処方」のアップデートを行う。さらになりたいテーマに合わせて選べる香りを2種追加し全7種とするなど、パーソナライズ体験を強化する。また、「シャンプー&リペア」(250g、225g、1カ月定期コース税込8330円)「カスタムヘアオイル」(27g、1カ月、定期コース税込3920円)「スカルプケアエッセンス」(117g、3カ月、定期コース7722円)に加え、新たに「カスタムヘアミルク」(60g、1カ月、定期コース3920円)をラインアップする。

 パワーアップした「メデュラ処方」は与える・整える・守るの3ステップからなり、アミノ酸由来の4種のホワイトプロテインで髪に栄養を与えたのち、2種のフィトキューティクルで髪の表面を整え、熱に反応する2種のヒートアクティブ成分がドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守る。またケラチンタンパク由来の成分や、アミノ酸ミックス(パーソナライズ診断の結果によって入らない可能性もあり)を追加し、ダメージ毛や年齢に応じたケアにも対応。「メデュラ」のヘアケアアイテムの組み合わせは約5万通りにのぼる。

 なりたいテーマに合わせて選べる香りは、「気高く、優雅に。」を表現したアンバーローズの香りのオリエンタルと、「ミステリアスで、魅惑的」を表現したチュベローズの香りのムーンを追加し、全部で7種類に。既存のサン、オーシャン、ハーブ、フラワー、ライトも高級感溢れる香水のような香りにアップデートする。

 新アイテム「ヘアミルク」は毛髪を健やかな状態に導く3種のホワイトフラワーオイルや2種の油溶性PPTコンプレックスを配合する。2019年11月から発売している「ヘアオイル」はオイルケラチンを主軸とし、補修力をさらに高める。

 またクリーンビューティの取り組みとして、シリコーン、パラベン、エタノール、鉱物油、石油系界面活性剤、ラウリル硫酸Na、旧表示指定成分を不使用(リペアのみエタノールを配合)とするほか、栗の渋皮など本来廃材とされる植物成分を積極的に活用し、高品質な製品とサステナブルの両立を目指す。ボトルにはリサイクル原料を利用し、2回目以降はエコパウチで届ける。

 「メデュラ」はオンライン上のカウンセリングにより、それぞれの髪の状態や好みにあったパーソナライズ提案を行うヘアケアブランド。髪と頭皮に関する質問への回答によって、一人一人の複雑な悩みに適した成分を配合したシャンプーとリペアのセットやアウトバスケアアイテムを自宅に届ける。使用後の感想をオンライン上で専任スタイリストに送ることで、より自分にあった処方に進化したセットが翌月に届く定期購入システムや、テーマに合わせて選べる香りが好評を集めている。17年5月にサービスを開始し、21年5月時点で累計会員数は35万人にのぼる。

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オンワードから単品訴求の日常着 ECのレビュー分析で改良重ねる

 オンワード樫山は、婦人服ブランド「アンフィーロ(UNFILO)」を今年秋から本格的に販売する。百貨店向け婦人服「自由区」の派生レーベルとして2019年からEC(ネット通販)で扱ってきたが、好評を受けてリアル店舗の出店に乗り出す。自社ECモール「オンワードクローゼット(ONWARD CROSSET)」がショッピングセンター(SC)で展開するリアル店舗のほか、10月にはラゾーナ川崎プラザにポップアップストアを開く。それらの検証を踏まえて22年春から常設店の出店を目指す。

 「アンフィーロ」は40〜50代の女性に向けた日常着。「自由区」のデザイン性を引き継ぎながらも、日常生活に求められる機能性と手頃な価格をセールスポイントにする。撥水、冷感、ストレッチ、ウォッシャブル、UVケアなどの機能性を前面にした競争力のある単品でMDを組む。オンワードの認定工場で生産された高品質な商品を「自由区」の半分ほどの価格で売る。中心価格(税込)はカットソー3900円、パンツ6900円、スカート7900円、ワンピース8900円、アウター1万4000円。

 商品開発においては購入者による座談会や自社ECモールに寄せられたレビューを分析し、定番商品の改良を重ねる。例えば、一枚で着られる美しいシルエットが特徴の“マイビューティTシャツ”。今春から追加生産を重ねて3カ月で1万枚を販売したが、丈感や素材などについて寄せられたたくさんのレビューを分析して、8月から販売する新作に反映している。担当の山本洋輔課長は「お客さまのリアルで説得力のある声に耳を傾け、一緒に理想の服を作り上げる。マーケティング基点の商品開発と呼んでいる」と話す。

 「オンワードクローゼット」を利用するオンワードの会員顧客360万人を基盤にしながら、リアル店舗を出店したり、女性ファッション誌「ストーリィ(STORY)」(光文社)との協業によるオウンドメディアを始動したりすることで、新しい顧客との接点を広げる。

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「ルイ・ヴィトン」がBTS出演のスピンオフショーを公開 9階建てタワーのセットで

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、7月16日に予定している2021-22年秋冬メンズ・コレクションの発売に合わせ、アンバサダーのBTS(防弾少年団)を起用したスピンオフショーを7日に公開した。BTSがそれぞれ着用した7つのルックは1月に発表された同コレクションのものだが、ショーに登場した41ルックのうち34ルックは、今回新たに披露された。

 韓国・ソウルで撮影された同映像は、ジョン・ゴウン(Jeon Gowoon)が監督。BTSのジミン(Jimin)、RM、SUGA、J-HOPE、V、ジョングク(Jungkook)、ジン(Jin)が順に登場して9階建てのタワーとそのほかのルックが立ち並ぶ中を探索するストーリーだ。BGMに使われたオリジナルのサウンドトラックは韓国出身のアーティスト、CIFIKA、NET GALA、キム・ケイト(Kim Kate)がそれぞれ制作した。映像は公開から2日で、ユーチューブ(YouTube)では約430万回、IGTVでは約120万回、ティックトック(TikTok)のダイジェスト版は約160万回再生されている。

 映像に登場したタワーについてヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターは、「構造エンジニアの学位を取り、建築家になった自分がファッション・デザイナーになるとは思わなかった。ファッション・デザイナーとしても、エンジニアと建築の学位を使うとは思っていなかった。タワーのアイデアは自分の実験的アートの中から偶然に、セットには母校のロビーにもあったミースのチェアを置いた。不思議な偶然があるものだ」とインスタグラムで語った。

 このスピンオフショーは、「ルイ・ヴィトン」のメンズが昨年から行なっているシーズンにとらわれないコレクションへの移行やリアルのショーを世界各地で開催する“ヴォヤージュ(VOYAGE)”という試みの一環。世界各地の顧客とのコミュニケーションという目的のほか、ヴァージルが大切にする多様性と団結という価値観の象徴として、これまで上海と東京でも21年春夏メンズのランウエイショーを行っていた。

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「OAO」運営会社による気鋭クリエイターが集うイベントプロジェクト 初回は“黒”のコスメからフィギュアまで

 フットウエアブランド「オーエーオー(OAO)」を手掛けるEPOQと、美容師でユーチューバーの宮永えいと率いるCiiKは、“個の連帯”をテーマとしたイベントプロジェクト“ユナイテッド スペース(UNITED SPACE( ))”を立ち上げた。毎回異なるコンセプトのもとに複数のブランドやクリエイターを起用し、プロダクトや作品のキュレーションと空間演出を行う。

 初回は、東京・池尻大橋のギャラリー「ガレージ(GARAGE)」を舞台に、“BLACK”をテーマにした空間を用意。黒をベースとした「オーエーオー」のスニーカーのほか、宮永がディレクションするメンズ身だしなみブランド「レタッチ(RETOUCH)」のアイテムを展示・販売する。さらに、1997年生まれのフォトグラファー巻嶋翔の写真作品のほか、世界的キャラクターを黒く塗ったフィギュア、中古のマックブック(MAC BOOK)まで、ジャンルと市場価値を超えたプロダクトをそろえる。

 EPOQの板垣孝明CEOは「テーマをもとにアート作品をキュレートすることはあるが、ブランドやプロダクトを選び、販売する機会はあまりない。今後、より多くの人やモノを巻き込んでいき、クリエイターやブランドの可能性を広げていきたい」と語る。

 板垣CEOは1993年生まれ。慶應義塾大学在学時にCOOとしてスタートアップを創業。卒業後はサイバーエージェントへ入社し、子会社の取締役などを経験。退社後、EPOQを立ち上げる。デジタルとアート、ファッションなど異なる要素を融合したプロダクトを提案している。宮永は1990年生まれ、東京都出身。都内のヘアサロンで店長を務めた後、2018年に独立。フリーランス美容師としてサロンワークを続け、18年末にユーチューブチャンネルを開設する。“大人男子ラボ”としてスキンケアやメイク、ヘアなどの情報を発信し、チャンネル登録者数は13万を超える。

■UNITED SPACE(BLACK)
日程:7月10〜11日
時間:11:00〜19:00 エントランス無料
場所:GARAGE
住所:東京都目黒区大橋1-6-4

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「ミラー」とビンテージショップ「POWDER」がコラボ カップ付きタンクトップとフレアパンツを発売

 東京・中目黒のビンテージショップ「パウダー(POWDER)」は7月10日、アンダーウエアーブランド「ロバートピーミラー(ROBERT P .MILLER以下、ミラー)」とコラボしたカップ付きタンクトップとフレアパンツを発売する。

 「パウダー」は、「オールモストブラック(ALMOSTBLACK)」や「フィーニー(PHEENY)」など幅広いブランドでアートディレクターとして活動する日高貴公子と、東京・​原宿のビンテージショップ「ベルベルジン(BerBerJin)」でバイイングを経験した坂本一が、今年2月にオープンしたウイメンズのビンテージショップ。今回、「ただ素直に正しい文脈で、ビンテージと親和性があり、現代に合った新しいものを」という思いから、ビンテージショップで“お馴染み”の「ミラー」とコラボした。

 2アイテムとも、肌触りがよく伸縮性のある「ミラー」独自の針抜き生地“パネルリブ”を採用。カップ付きタンクトップ(サイズフリー、税込6600円)は、着用時にカップの主張を感じさせないように、極力薄いカップにこだわった。また、丈はウエストイン・アウトしても生地がもたつかないように現代風に解釈し、短くしている。カップは取り外し可能。

 フレアパンツは2サイズ(税込各9900円)をそろえる。日高ディレクターが愛用しているビンテージのフレアパンツをベースにしたシルエットで、フレアのカーブが特徴。ビンテージアイテムと相性の良いパンツに仕上げた。

■「POWDER」
時間:13:00〜18:00
月〜金曜はアポイント制
住所:東京都目黒区青葉台3-19-8 4階

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「ストリート」って何? “めんどくさい“新米2人によるポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.1

 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの新連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第1弾は、【ストリート】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。

ポッドキャスト配信者

ソーンマヤ:She/Her。入社2年目の翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む

佐立武士(さだち・たけし):He/Him。入社2年目、ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン

若手2人が考える【ストリート】

 地域密着型で生活者から生まれる草の根ファッションのこと。人の活気から生まれ、コレクションやデザイナーから生まれるメインストリームのファッションに対するカウンターカルチャーとしてその時々で変わっていく。地域ごとに発展してきたので、ファッションを通したアイデンティティーとしての強い側面を持つ。「ストリート」スタイルという固定の系統があるのではなく、音楽や映画などによって影響を受けながら進化するカルチャー全般を指すが、日常的に着られる実用的なファッションというのは共通項。日本ではストリートの数あるスタイルやカルチャーの中から、スケーターファッションなどを指す外来語としている印象を受ける。

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「ディオール」が地中海の楽園をイメージした新フレグランス“エデン ロック”を発売 山下智久も一押し

  「ディオール(DIOR)」は7月9日、フレグランスコレクション“メゾン クリスチャン ディオール”から新作“エデン ロック”(40mL〜、税込1万3200円〜)をメゾン クリスチャン ディオール取り扱い店舗と公式オンラインブティックで発売した。地中海沿岸、フレンチ・リヴィエラに佇むラグジュアリーホテル“オテル・デュ・キャップ エデン=ロック(Hotel Du Cap-Eden-Roc)”の創業150周年を祝して、壮麗な地中海の楽園から着想を得たソルティー&ウッディな香りが特徴。フレグランスのほか、ハンド&ボディーソープ、ボディー クリーム、キャンドル、スカーフのライフスタイルラインを含む全5型をラインアップする。

 新しい香り“エデン ロック”はメゾン クリスチャン ディオールが体現するパリのエレガンスと、眩しい太陽に照らされた名門ホテルのラグジュアリーという2つの生活美学“アール ドゥ ヴィーヴル”を掛け合わせて具現化したもの。爽快な海の香りを表現したセンシュアルでソルティーなトップノートからはじまり、ほのかなココナッツのニュアンスを抱くジャスミンノート、そして海から壮麗なホテルへと続く並木道のアレッポマツや低木のアロマティックな香りが、アンバーやマスティックの青々としたハーブ、夏の花々の香りとひとつになり、リビエラらしいエレガンスをかもし出す。

 専属調光師であるディオール・パフューマー・クリエイターのフランソワ・ドゥマシー(François Demachy)は“エデン ロック”の制作にあたり、「塩、太陽、白い岩、青々とした緑の庭園をインスピレーション源に、海からホテルに続く光景をイメージしながら“エデン ロック”を作りました。これは南仏、アンティーブ岬の類いまれなロケーションを描写した香りで、そのアコード(香りの調和)には、潮風、花々、シトラスフルーツ、アロマティックな香り、そして海辺の松の木といった地中海のストーリーが綴られています」とコメント。

 またソルティーなマリンノートとフレッシュなウッドの香りを余すことなく楽しめるライフスタイルラインは、“リキッド ソープ(ハンド&ボディソープ)”(350mL、7700円)、“ボディ クリーム”(150mL、13200円)、“キャンドル”(250g、11000円)、そしてフレグランスとクチュールエレガンスを結ぶ“エデン ロック”限定デザインをあしらった“ミッツア スカーフ”(2万9150円)をそろえる。

 ディオール ビューティー アンバサダーを務める俳優・山下智久は“エデンロック”の香りについて、「まさにバケーションやヨーロッパの宮殿のようなホテルを彷彿とさせ、この香りからふと思い出したのは、旅先での海と花の香りです。香りは不思議と記憶と深く結びついていて、ふとした瞬間に撮影場所や共演者、作品を思い出させてくれます。フランソワ・ドゥマシーさんが各地を旅して香水を作り出すように、僕も曲を作るときには香りや景色をイメージしながら作るので、香りというものはインスピレーションに不可欠な存在だと思います」と語っている。

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京都が眼鏡で激アツ!? コロナ禍に開店したグローブスペックスは歴代の月間単店売り上げ最高を記録!

 “京都が眼鏡で活性化している!”として、5月26日に新業態「ジ・アイヴァン」を祇園にオープンしたアイヴァン(東京)の山本典之社長や、その京都で約30年眼鏡ビジネスを続ける「オブジェ」の柳島邦門イアラ マーケティング スペシャリティズ社長、「G.B.ガファス」「デコラ」の2業態を擁する竹中太一グラッシーズ社長のインタビューを掲載してきた。最後は2020年6月、エースホテルの上陸で話題となった商業施設、新風館に出店したグローブスペックス(東京)の岡田哲哉社長に話を聞く。

WWD:「グローブスペックス 京都店」にとっては、コロナショックが直撃した1年だった。

岡田哲哉グローブスペックス社長(以下、岡田):確かにその通りなのだが、京都店はグローブスペックス23年の歴史のなかで、月間の単店売り上げで過去最高を記録した。

WWD:勝因は?

岡田:20年1月にNHKで放送された「世界はほしいモノにあふれてる」に、僕が取り上げられたことが大きい。フランスへの買い付けの様子が再放送を含めてこれまで4回放送され、そのたびに大きな反響を得ている。再放送は京都店オープンの直前にもあり、行列ができ、入店まで2時間待ちとなることもあった。密にならぬよう入店制限も行った。行列は20年秋まで続き、結果としてインバウンドは失ったが、国内需要が伸びた。

WWD:コロナ前のグローブスペックスのインバウンド比率は?

岡田:約2割。イタリア・ミラノで開催される世界最大の国際眼鏡展「ミド(MIDO)」が、優秀なアイウエアショップに与える「ベストア・アワード」を17年、18年と2年連続で受賞させてもらい、それに伴い多くの海外メディアにも取り上げられ、東京・渋谷、代官山の店舗には外国人客も多く訪れていた。

WWD:京都店の初年度売上目標は達成できた?

岡田:特にオープン当初の3カ月が予算を大きく上回り、通年でも20%増で着地した。

WWD:来店客の構成は?

岡田:世代は20~50代と幅広く、男女比は半々ほど。

WWD:世界中から1年がかりで集めたというアンティークで構成された店内は“岡田ワールド”そのもので、新風館の話題性とも相まって観光地のように客が訪れている。

岡田:1926年に京都中央電話局として竣工された新風館の特徴を生かすため、建物と同じ100年ほど前の家具や装飾品をアメリカやヨーロッパから買い付けた。そこに、ほんの少し和の要素を加えているのがポイントだ。

WWD:京都店の成功はある程度予想していた?

岡田:いや、当初関西圏でのグローブスペックスの認知度は分からず、またかなりマニアックなラインアップのため、苦戦するかもしれないと思っていた。しかしそれは杞憂で、東は名古屋から西は広島まで多くの方が来店してくれている。驚いたのは、「関西に出店してくれてありがとう」と感謝されることだ。初来店時の期待度が東京より高いのが京都店のお客さまの特徴で、その期待に応えられると、次は友人や家族を連れてリピーターになってくれる。

WWD:コロナが収束してエースホテルが本格稼働すれば、インバウンド客を中心とした第2ブーストにも期待できるはずだ。

岡田:そのために外国語を話すスタッフを育成中だ。また、海外で眼鏡修行をさせていた息子を予定を早めて呼び戻し、京都店の店長代理とした。

WWD:京都店の売れ筋は?

岡田:京都の人には、“お洒落だが派手なものを好まず、シンプルで上質なものを長く使う”イメージがあった。そのため、アンティークフレームのような美しさを持つドイツブランドの「ルノア(LUNOR)」や「ゲルノット・リンドナー(GERNOT LINDNER)」を並べたが、蓋を開けてみると東京でもあまり動かないようなカラフルで突飛なデザインの眼鏡が売れた。

WWD:困難な状況下でECを始めた企業も多い。グローブスペックスは?

岡田:その意味では、むしろ逆を行っているかもしれない。僕は月に1度、京都店に立っているが、土日は朝から晩まで予約で埋まってしまうほど盛況だ。眼鏡は顔の中心に載せるアイテムで、良し悪しを自分では判断しづらい面がある。お客さまは自分の好みを理解して、見立てを行うコンシェルジュを必要としている。また、EC先進国であるアメリカでも、眼鏡は伸び悩んでいるというデータがある。そこには医療器具ならではの壁があると思う。

WWD:他エリアからの進出組が、京都でビジネスを継続的に成功させるのは難しいとも言われる。また、京都には30年近くビジネスを続ける専門店もある。

岡田:他店を意識することはない。出店地選びで大切なのは、グローブスペックスと相性がいいかどうかだ。京都は世界トップクラスの観光地であり、長い歴史がありながらも新しいものを巧みに取り入れている。京都の方のこだわりの強さも、当社にとっては追い風になった。

WWD:今後も京都のように、発信力の高い都市への出店を検討している?

岡田:可能性はもちろんある。詳細は差し控えるが、海外でもグローブスペックスに合いそうな街はいくつもある。ただし、店舗数を増やすことには意味を感じておらず、僕が求めるサービスのあり方を実現したい。

WWD:眼鏡ビジネスにおいて最も大事なことは?

岡田:楽しい“ファッションアイテムとしての眼鏡”と、視力補正など“機能としての眼鏡”、両輪のクオリティーを落とさないことだ。“デザインが良ければ、多少見えなくてもいい”とは誰も思わず、“よく見えれば、見た目は一切問わない”という人もいない。

藤井たかの(ふじい・たかの)/眼鏡ライター:1976年、大阪府生まれ。大学卒業後、編集プロダクション勤務などを経てフリーランスに。年間1000本以上の眼鏡に触れ、国内外の見本市や工場、商品紹介などのアイウエア記事を担当する。自身のユーチューブチャンネル「メガネ流行通信」でも、世界の眼鏡トレンドやデザイナーインタビューなどを配信中。著書に「ヴィンテージ・アイウェア・スタイル 1920's-1990's」(グラフィック社)がある

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「ゴルチエ パリ バイ サカイ」2021-22年秋冬オートクチュール・コレクション

 「ゴルチエ パリ バイ サカイ(GAULTIER PARIS BY SACAI)」が2021-22年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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スニーカーの廃材をアートへ 「ティーハウス ニューバランス」と考えるアップサイクル

 ニューバランスのライフスタイルブランド「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE以下、TDS)」は、アップサイクルがテーマのインスタレーションを7月9日〜8月10日に開催する。会場は東京・日本橋浜町のコンセプトショップ「ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)」の1階だ。アーティストユニット・ネルホル(nerhol)の1人である田中義久と協業し、シューズの生産過程で発生した端材・廃材を和紙へとアップサイクルしたアート作品を展示する。「ニューバランス」のシューズを対象にしたスニーカーウオッシュサービスも提供し、スニーカー返却時に同和紙を使ったシューズボックスを配布。手元でアートを楽しみながらアップサイクルを体感できる。

 同インスタレーションは昨年11月に続き2回目。前回は手すきで制作した和紙と観賞用シューズボックスの展示を行ったが、今回はスエードの端材を粉砕し、機械刷りした和紙を制作。ダンボールに貼り付けて日常使いに十分な強度を持たせたシューズボックスや、アッパーからシューレースまでを和紙で仕上げたシューズのアートピースなどを展示する。生産過程を切り取った映像など、「プロジェクトの過程を公開し、アップサイクルの価値を実感する場」(田中義久)になることを目指す。

 展示に加え、ニューバランスのシューズを対象としたスニーカーウオッシュサービスも提供する。スニーカーウオッシュ専門店「リクエ(LICUE)」と協業し、持ち込んだシューズの状態や素材、形状を客と確認した後、専門スタッフが水洗いなどを行う。約1週間後、シューズボックスに入れて返却する。水洗い・手洗いの2500円コースと、防水・防臭加工も施す3500円コースを用意する。

 モリタニシュウゴ「TDS」クリエイティブデザインマネージャーは、「ローカルな規模感で、身近に感じられるコミュニケーションを目指した。手探りの研究過程も公開しており、アップサイクルとは何かを一緒に考え、気づきを与える機会になればうれしい」と語った。田中は「前回からアップデートした内容で、プロダクトに興味を持ってもらってもいいし、空間を楽しむだけでもいい。『アップサイクルでこんなことができるんだ』と体感してもらえたら」と期待を込めた。

■Yoshihisa Tanaka × TOKYO DESIGN STUDIO COOPERATIVE RESEARCH VOL.2
日程:7月9日〜8月10日
場所:T-HOUSE NEW BALANCE
住所:東京都中央区日本橋浜町3-9-2
定休日:水・木

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「グランドセイコー」が新ウェブコンテンツを公開 第1弾のゲストは矢野顕子

 「グランドセイコー」はこのほど、女性クリエーターに焦点を当て、“創作の時”を紹介するウェブコンテンツ「彼女たちの時間」を公開した。第1弾として、デビュー45周年を迎えるシンガー・ソングライターの矢野顕子にフォーカスする。矢野の楽曲「Nothing In Tow」は「彼女たちの時間」のイメージソングに起用され、ミュージックビデオを同コンテンツで初披露した。

 コンテンツ内で「グランドセイコー」の“エレガンスコレクション STGF279”を着用した矢野は、コロナがもたらした日常の変化、それにまつわる創作時間への影響などについて回答。セイコーウオッチの広報担当者は、「今後も連載形式のインタビューを通じて、女性クリエーターの哲学などを深掘りし、作品完成までに費やされるかけがえのない“時間”を伝えていきたい」と話す。

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中国進出で陥りやすい問題とは? 最新トピックスを実例から学ぶ全3回オンラインセミナー

 「WWDジャパン」はファッション&ビューティ業界向けの中国進出オンラインセミナーを、8月6日から全3回に渡って実施いたします。

 一言に中国進出と言っても、その手段は一般貿易、越境EC、免税出店などさまざまで、商品やブランドの広告宣伝手法も多岐に渡ります。また法改正や新制度、化粧品販売認可(NMPA、National Medical Products Administration)など課題も少なくありません。複雑な選択肢がある中で、今どのように中国に進出していくべきか、既に進出している企業はどのように対応していくべきなのでしょうか。成功事例だけでなく、陥りやすい失敗や、その解決・回避策まで理解を深めることが重要です。

 全3回のセミナーでは、中国本土での認知拡大において重要な役割を果たすソーシャルバイヤーや在日KOL(Key Opinion Leader)ら在日中国人を起用したプロモーション(第1回)、盛り上がりを見せる中国・海南島の離島免税とアフターコロナのインバウンド消費(第2回)、中国市場やそれぞれの販路に適した商品の開発から販売設計まで(第3回)、中国進出サポートを行う3社からそれぞれの視点で解説いただきます。


■「市場、消費者、規制の理解が肝 ー失敗しない中国進出」オンラインビジネスセミナー
【日時・受講内容】
<第1回>
8月6日(金)13:30~15:00
在日中国人を起点とする認知拡大、販売促進プロモーション
―日本から越境でブランド・商品の魅力を伝える

登壇者:番匠達也(ばんしょう・たつや)/アライドアーキテクツ株式会社 クロスボーダーカンパニー プレジデントVstar Japan株式会社 代表取締役

中国で売るためには、中国本土でのブランドや商品の認知拡大が必須。日本製品の拡散においては中国本土のKOLを起用するだけでなく、在日中国人を起用することも影響力の大きい手段となっています。在日中国人コミュニティー「ボージャパン(BoJapan)」を運営するほかさまざまな越境プロモーション支援を行うアライドアーキテクツがソーシャルバイヤーや在日KOLといった人たちを起用することで得られる効果や最新の事例、よくある課題や失敗事例について解説します。

<第2回>
8月20日(金)13:30~15:00
海南島を中心とする中国免税の今と未来
―トラベルリテールからアフターコロナのインバウンド需要予測まで

登壇者:山本挙(やまもと・けん)/エーランド株式会社 代表、臼井杏奈(うすい・あんな)/ライター・編集者

中国人旅行客が免税で買い物ができる中国・海南島の免税店。離島後のオンライン購入や年間購入金額の上限などの独自ルールや、急拡大による免税店の出店状況など、進出には多くの要所があります。海南島免税への進出サポートを手がけるエーランドが、ラグジュアリーからニッチなブランドまでの進出方法や最新状況、リピート購入の施策などを解説します。またこの回では講義に加え、対談形式でよりリアルな海南島免税および中国人の消費について、またアフターコロナのインバウンド、国外トラベルリテールの需要予測までをお話しします。

<第3回>  
8月27日(金)13:30~15:00
中国市場に適した商品の販売設計
―ビューティの成功事例から学ぶ商品開発とリスク回避

登壇者:秋山美雪(あきやま・みゆき)/CULTA株式会社 代表取締役 China Cosmetic Lab 主席研究員、粟田翔太(あわた・しょうた)/CULTA株式会社 CXO

中国進出においてはどういった商品をどこで売るか、複合的な判断が求められます。販路を先に決めてしまった、マーケットにフィットしない商品を販売するなど、進出方法の選択ミスによりブランドや商品の価値を毀損する可能性も。美容企業を中心に中国進出のサポートや商品開発のコンサルティングを手がけるカルタが、中国市場での販売を見込んだ商品の開発や最新の消費トレンド、既にある商品の販売設計において陥りやすい問題と、その課題を解決する視点を解説します。

※講義時間60分、質疑応答30分となります

【実施方法】
オンライン
※前日を目処に視聴用URLをお送りいたします。その際メールアドレスの受信設定にかかわらずご連絡しますことをご了承ください。
※講義終了後、一定期間のアーカイブ視聴をご案内いたします。

【受講料】
<一般価格>
全受講:33,000円/1名(税込)
選択受講:13,200円/1名(税込)

<スタンダードプラン(WWDJAPAN Weekly定期購読)利用者>※割引クーポンをご利用時
全受講:23,100円/1名(税込)
選択受講:9,240円/1名(税込)
※割引クーポンは、7月8日14時15分配信のメールマガジンにてご案内しています。

<ライトプラン利用者>※割引クーポンをご利用時
全受講:29,700円/1名(税込)
選択受講:11,880円/1名(税込)
※割引クーポンは、7月8日14時15分配信のメールマガジンにてご案内しています。


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「ディオール」2021-22年秋冬オートクチュール・コレクション

 「ディオール(DIOR)」が2021-22年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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「ディオール」2021-22年秋冬オートクチュール・コレクション

 「ディオール(DIOR)」が2021-22年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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「アシックス」が原宿に期間限定スポーツ体験施設 石川佳純との“バーチャルラリー対決”や3次元足型測定機など

 「アシックス(ASICS)」は、アスリートのパフォーマンスとブランドテクノロジーを体験できる期間限定施設「アシックス エクスペリエンス トーキョー(ASICS EXPERIENCE TOKYO)」を7月9日〜9月8日に東京・原宿にオープンする。JR原宿駅前の多目的施設「ジング(JING)」の1〜2階で、1階はアスリート、2階はテクノロジーにフォーカスした企画をそろえる。

 1階「チーム レッド エクスペリエンス」は、オリンピックムードを盛り上げる企画が目白押しだ。卓球の石川佳純選手の動きをバーチャルで表現し、制限時間内のラリー数を競う「バーチャル佳純 スーパーラリー対決」は、初心者でも楽しめるゲーム感覚のコンテンツ。徐々にテンポが早くなり、最後には実際の速度を再現したスマッシュが出るなど、石川選手のプレーを肌で感じられる。他にも男子バレーボール西田有志選手のジャンプ最高到達点を再現したブースや、陸上短距離・桐生祥秀選手のストライド(歩幅)を体感するブース、東京オリンピック公式応援グッズ「チーム レッド コレクション」の特設コーナーなどがそろう。

 2階は「フューチャー エクスペリエンス ラボ」と題して、未来を見据えた同社の技術力を発信。昨年発売したスマートシューズ“エボライド オルフェ(EVORIDE ORPHE)”を着用してトレッドミルを走り、アプリを通じたリアルタイムのコーチングが受けられるブースや、足の長さや横幅、甲の高さ、かかとの傾斜などを計測する3次元足型計測機の体験ブース、歩行年齢の計測や改善メニューの提案を行うコンテンツなどを用意する。サステナブルな取り組みを伝えるコーナーでは、廃材を使ったスニーカーパーツ開発の研究成果やリサイクル事業の概要を紹介。リサイクル素材を使ったTシャツを配布するカードラリーもある。

 内覧会に登壇した松下直樹アシックス常務執行役員は、「われわれはランニングクラブのリーダー的存在である30代後半〜50代男性のコアユーザーに支えられている。一方で、幅広いユーザーに商品を使ってもらうべく、デジタルをはじめさまざまな取り組みを積極的に行っている。このイベントで、Z世代や女性ユーザーにもわれわれの魅力を伝えられたらうれしい」と語った。7月23日に開幕する東京オリンピックについては、「創業以来、スポーツプロダクトカンパニーとして選手やコーチと二人三脚で成長してきた。いろんな意見を持つ方がいるのはよく分かっている。ただ、どんな状況になろうが、彼らをサポートする姿勢は崩さない。選手やコーチ、委員会、ボランティア、他の協賛企業を含めて、安心安全に開催することを信じ、徹底してサポートに回る」と話した。

 同イベントは徹底した感染対策のもと、2カ月で1万人の来場者を見込んでいるが、12日から発令される緊急事態宣言を受けて目標や運営態勢を変える可能性もある。営業時間変更などは公式サイトで要確認。

■「ASICS EXPERIENCE TOKYO」
日程:7月9日〜9月8日
時間:11:00〜19:00(変更の可能性あり)
場所;原宿JING
住所:東京都渋谷区神宮前6-35
※入場にはアシックス無料会員サービス「OneASICS」への登録が必要

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「パレス」が写真家ユルゲン・テラーと初コラボ “吸い殻”フーディーやスケートデッキなど

 イギリス・ロンドン発のスケートボードブランド「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS以下、パレス)」は、写真家のユルゲン・テラー(Juergen Teller)とコラボレーションした初のカプセルコレクションを、東京・表参道の「パレス」旗艦店とオンラインストアで7月10日11時に発売する。アイテム価格は発売日まで非公開。

 「パレス」とテラーは、2018年のロンドンでの撮影以来、パームスプリングスやナポリ、東京、ケンタッキーでのキャンペーンやルックブックの撮影で協業してきた。カプセルコレクションはTシャツやフーディー、シャツ、トートバッグ、スケートボードデッキをそろえ、三角形ロゴ“トライファーグ(Tri-Ferg)”には“JUERGEN TELLER”の文字を加えた。コラボレーションのために撮影した新作のほか、1980年代後半から現在に至るまでのアーカイブの中から、テラー自身が好きな喫煙とサッカーを題材にしたセルフポートレートや、洗面台で洗われている犬の写真、ノルウェーの文豪であるカール・オーヴェ・クナウスガルド(Karl Ove Knausgård)の吸い殻の写真などをデザインに取り入れた。

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8月開催の東コレに「エフシーイー」や「シセ」が復帰 キービジュアルに橋本愛

 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、2022春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」を8月30日〜9月4日に開催する。春夏シーズンは例年10月中旬に開催していたが、1カ月以上前倒す。世界主要都市との開催時期のギャップを改善する。

 参加する47ブランドのうち、12ブランドは初参加。「エフシーイー(F/CE.)」や「シセ(SISE)」、「ダイエットブッチャー(DIET BUTCHER)」などが復帰するほか、「イレニサ(IRENISA)」「アヤーム(AYAME)」といった気鋭ブランドも参戦。常連組の「ハイク(HYKE)」「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」などのほか、昨シーズン初参加した「ミカゲシン(MIKAGE SHIN)」「コンダクター(EL CONDUCTORH)」なども名を連ねる。スケジュールなどの詳細は7月下旬に発表予定だ。

 キービジュアルにはモデルの橋本愛を起用。“我がまま歩く”のコピーとともに、橋本の力強い眼差しを切り取った。

【2022年春夏RFWT 参加ブランド】
※アルファベット順。★は初参加ブランド

「ナインエム(9M)」
「エイ・クライプシス((A)CRYPSIS)」★
「アヤーム(AYAME)」★
「ベースマーク(BASE MARK)
「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」
「チョノ(CHONO)」
「チノ(CINOH)」
「ディ_カフェイン オム(DE_CAFFEINE HOMME)」
「ダイエットブッチャー(DIET BUTCHER)」
「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)
「ディーベック(D-VEC)」
「コンダクター(EL CONDUCTORH)」
「エフシーイー(F/CE.)」
「フェイス エージェー(FACE A-J)」
「ジョイア バン(GIOIA PAN)」
「ハレ(HARE)」
「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」
「ホウガ(HOUGA)」★
「ハレ(HARE)」
「エイチシー タカシイトウ(HXCX TAKASHI ITO)」
「ハイク(HYKE)」
「イレニサ(IRENISA)」★
「ジュン アシダ(JUN ASHIDA)」
「メアグラーティア(MEGARATIA)」
「メグミウラ ワードローブ(MEGMIURA WARDROBE)」★
「ミカゲシン(MIKAGE SHIN)」
「ミントデザインズ(MINTDESIGNS)」
「ミツル オカザキ(MITSURU OKAZAKI)」
「ナオキトミヅカ(NAOKITOMIZUKA)」
「ネイプ(NAPE_)」★
「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」
「ノブユキマツイ(NOBUYUKI MATSUI)」
「ノアールエトフ(NOIR ETOFFE)」★
「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」
「ポステレガント(POSTELEGANT)」
「レインメーカー(RAINMAKER)」
「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」★
「サートグラフ(SARTOGRAPH)」★
「セイヴソン(SEIVSON)」★
「セヴシグ(SEVESKIG)」
「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」
「サイレントパンダ(SILENT PANDA)」★
「シセ(SISE)」
「スリュー(SREU)」
「サポートサーフェス(SUPPORT SURFACE)」
「タクタク(TAC:TAC)」
「ユーシーエフ(UCF)」★
「ヨシオクボ(YOSHIOKUBO)」

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「ミズノ」と「マツダ」が運転用シューズを共同開発 異業種をつなぐ“人間中心のモノづくり”

 「ミズノ(MIZUNO)」は、自動車メーカーのマツダと共同開発した運転用シューズ“マツダ/ミズノ ドライビングシューズ”を発表した。ペダルの踏み込みなどの動作をサポートし、軽快で安定した運転体験を提供する。クラウドファンディングサービス「マクアケ(MAKUAKE)」で1000足限定で予約販売したが、即完売。本日19:00から250足の追加受注を受け付ける。価格は税込4万1800円。初回分は22年3月末までに、追加分は同8月末までに配送予定だ。

 同シューズ最大の特徴は、ペダルのコントロール性を高める“背屈サポートアッパー”だ。「ミズノ」の競泳水着向けの姿勢制御技術を活用し、足首周りに伸縮性の高い素材を採用。ストレッチ素材の“戻る力”がつま先を引き上げる動作(背屈運動)をサポートし、スムーズなペダリングをかなえる。甲を伸ばす動作(底屈運動)もスムーズに行えるように、足首裏にはジャバラ構造のメッシュアッパーを使っている。

 アウトソールは、独立した細かな突起を持つソール「ミズノ コブ(MIZUNO COB)」を使用。突起一つ一つが足裏の感触を伝えるため、繊細なペダリングができるほか、日常履きできる高いクッション性も備える。運転動作の支点となるかかと部分は、丸みを持たせて接地面積を拡大。ペダルの踏み替え動作などの安定性を高めた。

 “CAR AS ART(車をアートに)”をコンセプトに、美しいフォルムと機能性の融合を追求するマツダのデザイン哲学も盛り込んだ。マツダのトレンドカラー「マシングレーメタリック」を表現した牛革のヌバックレザーと、キリっとした印象のブラックレザーを組み合わせ、「運転しないときも自信を持って履ける」(梅津大輔マツダ車両開発部)デザインに仕上げた。国内で1足ずつ手作業で生産する。

 「人間中心のモノづくり」という共通の開発思想を持つ両社は、2015 年にエンジニアの技術交流をスタート。「“クルマと通じ合うよろこび”という新たな価値をつくり出すため」(梅津・車両開発部))に、人と自動車をつなぐシューズ開発に着手した。同シューズの反響次第で、さらなる開発も進める予定だ。

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フェムテックブランド「ホガラ」から新作 肩こりに着目したナイトブラと食品廃棄物で染色した吸水ショーツ

 繊維商社の豊島が立ち上げたフェムテックブランド「ホガラ(HOGARA)」は、肩まわりの血行・血流改善を促すナイトブラ“ホドク セルフレイム ナイトブラ”と、廃棄食材を再活用して染色した吸水ショーツの新商品をリリースする。7月9日に公式オンラインストアで販売を開始した。

「ホガラ」は同社の異なる部署の女性社員4人が集まって、「女性が“朗らか"に心地よい毎日を過ごせるための商品」を開発するために立ち上げたD2Cブランド。1月に商品第1弾として吸水ショーツを発表し、クラウドファンディングプラットフォームの「マクアケ(MAKUAKE)」で資金調達と販売を開始した。商品はカラフルな色使いと、繊維商社ならではの機能素材や特殊加工を取り入れているのが特徴で、表面にはトレーサブルなオーガニックコットン糸“トゥルーコットン(TRUECOTTON)”を採用。吸水面は吸水速乾、防水などの機を持たせた4層構造で、豊島独自の抗菌防臭、制菌、消臭に高い機能を持つ加工“リピュール(REPUR)”を施している。また商品1枚につき10円を、国際NGOプラン・インターナショナルによるチャリティープロジェクト「Because I am a Girl」に寄付している。

 吸水ショーツの新色は、豊島の廃棄食材を再活用するプロジェクト「フードテキスタイル(FOOD TEXTILE)」を通して、廃棄される予定だった赤かぶ、さくら、抹茶から抽出した染料でオーガニックコットンを染色。レギュラー(税込5115円)とフル(税込5555円)の2タイプ、S、M、Lの3サイズをそろえる。パッケージは洗濯ネットになっており、ブランド名をリサイクルポリエステル糸で刺しゅうしている。

 商品第2弾は、「肩こりに悩み、体を労れるブラがほしかった」という発案者の思いから商品化したナイトブラ。極小セラミックの粉末を配合し、遠赤外線を放出することで着用者の体温を保つことができる豊島独自の蓄熱機能素材「セルフレイム(SELFLAME)」を使用。同素材を肩から背中部分にかけて配置することで、血行・血流の改善を促す。価格は税込5280円で、専用の洗濯ネットをパッケージにして販売する。

 「ホガラ」のプロジェクトリーダーのある豊島の大川侑穂(東京二部二課)は「『ホガラ』のアイテムを手に取ってもらうことで、自分の体を知ってケアする機会になってほしい。今後も“私たちが今欲しいものを作る“ということをコンセプトに、フェムテックの商品を開発していきたい。究極を言えば、食品や化粧品も作るかもしれない」と語る。

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スノーピークが新潟本社の敷地を15万坪に拡張 スパやレストランが入る複合施設を来春開業

 スノーピークは、新潟・三条の本社敷地を約5万坪から約15万坪に拡張し、温浴施設やレストランが入る複合型リゾート施設「フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ(FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS)」を2022年春に開業する。総工費は約25億円。8日には、本社でメディア向けの発表会を行い、山井太会長と山井梨沙社長、同施設の建築を手掛けた隈研吾が登壇した。

 同施設の建築面積は2007平方メートルで、地上1階と地下1階の2層構造。スノーピークが運営しているキャンプフィールドのすぐ隣の土地に建設中だ。施設は中核となるスパに加えてレストランや宿泊施設を備える。粟ケ岳を見渡せる開放的な露天風呂やサウナが入るスパは約400平方メートルで、最大収容人数は240人。全面ガラス張りのレストランは約140平方メートルで、65席となる。レストランは、ミシュラン三ツ星獲得店「神楽坂 石かわ」の石川秀樹が監修する。宿泊施設は100平方メートルのヴィラが1棟、50平方メートルが2棟、隈とスノーピークが協業したモバイルハウス“住箱”を4つ配置する。ほかにもラウンジやショップも入る予定だ。

 建築を担当した隈研吾は「スノーピーク初めてのスパということで、世界から注目される施設になる」と期待する。建築のコンセプトは“The Heart of Camping”で「キャンプの心が感じられるインテリアを意識した」と隈。「約2万本の薪を使ったほかにはない建築で、中の家具も薪をイメージした。また燕三条の伝統が感じられるメタルウオールや、現地の土を使った左官壁などローカルマテリアルを採用している」と説明した。

 山井太会長は「スパは、2011年に本社をこの場所に移した当初から計画していた。しかし当時の年間売上高が約30億に対し、本社の総工費で17億円をかかったため断念した。結果的に開業まで10年かかったが、隈さんやいろいろな方との縁ができた」と話した。

 山井梨沙社長は「文明の進化で便利になる一方、人が自然から遠のいて人間性が低下している。私たちの使命は、もう一度人と自然をつなぎ、人間性の回復を目指すこと。11年に開業したキャンプフィールド、22年にオープンするフィールド スイート スパ ヘッドクォーターズを経て、25年までにスノーピークが目指すライフバリュー“衣食住働遊”を可視化する場所を目指したい」と述べた。

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スノーピークが新潟本社の敷地を15万坪に拡張 スパやレストランが入る複合施設を来春開業

 スノーピークは、新潟・三条の本社敷地を約5万坪から約15万坪に拡張し、温浴施設やレストランが入る複合型リゾート施設「フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ(FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS)」を2022年春に開業する。総工費は約25億円。8日には、本社でメディア向けの発表会を行い、山井太会長と山井梨沙社長、同施設の建築を手掛けた隈研吾が登壇した。

 同施設の建築面積は2007平方メートルで、地上1階と地下1階の2層構造。スノーピークが運営しているキャンプフィールドのすぐ隣の土地に建設中だ。施設は中核となるスパに加えてレストランや宿泊施設を備える。粟ケ岳を見渡せる開放的な露天風呂やサウナが入るスパは約400平方メートルで、最大収容人数は240人。全面ガラス張りのレストランは約140平方メートルで、65席となる。レストランは、ミシュラン三ツ星獲得店「神楽坂 石かわ」の石川秀樹が監修する。宿泊施設は100平方メートルのヴィラが1棟、50平方メートルが2棟、隈とスノーピークが協業したモバイルハウス“住箱”を4つ配置する。ほかにもラウンジやショップも入る予定だ。

 建築を担当した隈研吾は「スノーピーク初めてのスパということで、世界から注目される施設になる」と期待する。建築のコンセプトは“The Heart of Camping”で「キャンプの心が感じられるインテリアを意識した」と隈。「約2万本の薪を使ったほかにはない建築で、中の家具も薪をイメージした。また燕三条の伝統が感じられるメタルウオールや、現地の土を使った左官壁などローカルマテリアルを採用している」と説明した。

 山井太会長は「スパは、2011年に本社をこの場所に移した当初から計画していた。しかし当時の年間売上高が約30億に対し、本社の総工費で17億円をかかったため断念した。結果的に開業まで10年かかったが、隈さんやいろいろな方との縁ができた」と話した。

 山井梨沙社長は「文明の進化で便利になる一方、人が自然から遠のいて人間性が低下している。私たちの使命は、もう一度人と自然をつなぎ、人間性の回復を目指すこと。11年に開業したキャンプフィールド、22年にオープンするフィールド スイート スパ ヘッドクォーターズを経て、25年までにスノーピークが目指すライフバリュー“衣食住働遊”を可視化する場所を目指したい」と述べた。

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「ポケモンシャツ」に新柄が登場 キービジュアルは資生堂トップヘアメイクアップアーティスト原田忠が手がける

 原田忠・資生堂トップヘアメイクアップアーティストは、このほど「ポケモンシャツ」のプロモーションキービジュアルを手がけた。キービジュアルを制作するのは、4月に続き2度目。

 今回は「海の化身と伝わるポケモン」であるカイオーガから着想を得て制作。カイオーガが持つ滑らかな曲線を艶やかに美しく表現したヘアメイクアップは、優雅さをも感じさせ、原田トップヘアメイクアップアーティストならではの独創的な仕上がりとなった。特設サイトでは、カイオーガのイメージをさらに膨らませたクリエイティブバージョンも公開する。

 原田トップヘアメイクアップアーティストはコレクションや宣伝広告などのヘアメイクにとどまらず、これまでにも人気漫画やキャラクターのビジュアル化といったさまざまなビューティの表現に挑戦し続けて来た。「ポケモンシャツ」とのコラボでは、ポケットモンスターのキャラクターをヘアメイクアップとファッションでビジュアル化し、ビューティ表現の可能性に挑戦している。

 「ポケモンシャツ」は、ポケットモンスターをプロデュースするポケモンと、オンラインカスタムシャツを販売するOriginal Inc.が連携し、2019年2月から展開する自分だけのポケモンシャツが注文できるサービス。この度「ポケットモンスター ルビー・サファイア」第3弾として、海で活躍するポケモンたちを中心に追加。「海の化身と伝わるポケモン」カイオーガや、「海のギャング」サメハダー、「最も大きいポケモン」ホエルオーの柄など新たに32種のデザインを追加し、全351種の柄からカスタマイズできるようになった。これらの柄はマスクやバンダナ用としても選ぶことができる。

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「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ」が販売終了 22年6月までに順次閉店

 アルビオンは、スイス・ラデュレ社とライセンス契約を結ぶコスメブランド「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ(LES MERVEILLEUSES LADUREE)」を12月末で終了する。百貨店や化粧品専門店や公式ECサイトは、販売猶予期間である2022年6月末までに順次閉店する。

 「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ」は、1862年に創業したパリの老舗パティスリーである「ラデュレ」から誕生したコスメブランド。アルビオンはラデュレ社とコスメの製造・販売のライセンス契約を結び、2012年1月から展開する。バラの花びらを模したチークなどが多くの女性を魅了したほか、訪日観光客からも支持を受けていた。しかしここ数年は業績が振るわず、直近の2021年3月期の売上高は前期比44.6%減だった。

 現在、百貨店9店舗と専門店39店舗、直営店1店舗、ECで展開するが、順次クローズする。

 同社は「アルビオン(ALBION)」や「イグニス(IGNIS)」などのほか、海外ブランドとして「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ」や「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」などを保有する。14年には「ソニア リキエル ボーテ(SONIA RYKIEL BEAUTE)」の販売を終了した。今後、海外ブランドは「アナスイ」「ポール & ジョー ボーテ(PAUL&JOE BEAUTE)」のみとなるが、海外市場への進出やeコマースを強化し、攻勢をかける。

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【家飲み】「ナニクル? ツマミクル」毎月届く全国のおつまみ、何が届くかはお楽しみ

 「ツマミクル」というストレートなネーミングで、昨年12月からサービスを開始したのが、「食のショールーム パルズ」(本社:港区六本木)である。1カ月に1回、全国のご当地おつまみが、自宅に届くサブスクリプションサービス。毎月、何が届くかは分からないワクワク感が面白い。
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「ナニクル? ツマミクル」毎月届く全国のおつまみ、何が届くかはお楽しみ

 「ツマミクル」というストレートなネーミングで、昨年12月からサービスを開始したのが、「食のショールーム パルズ」(本社:港区六本木)である。1カ月に1回、全国のご当地おつまみが、自宅に届くサブスクリプションサービス。毎月、何が届くかは分からないワクワク感が面白い。
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『4度目の緊急事態宣言発出』オリンピック商戦どころか、外食消沈。「もう従う必要ないんじゃないかな」

 東京に4度目の緊急事態宣言が発出された。期間は7月12日から8月22日までの6週間。12日以降、酒類の提供が全面禁止となった。まん延防止重点措置の解除を11日に控えていたが、感染者数が減っていないことで、誰もがまん防の延長論を予測していたが、まさかの緊急事態宣言。さらに、休業要請に応じない飲食店の情報を金融機関に提供、酒販店に対して、酒類の取引停止の要請を示した。ここまで外食を痛めつける意味はある?「もう従う必要ないんじゃないかな」。
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唐揚げバル「がブリチキン。」、テイクアウト専門店をFC出店。低投資で夜営業なし。

株式会社ブルームダイニングサービス(所在地:名古屋市中村区、代表取締役:杉村 明紀)が運営する唐揚げバル「がブリチキン。」が、新業態となるテイクアウト専門「からあげ専門 がブリチキン」をフランチャイズ方式にて7月15日に岡山でオープンさせる。
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「バレンシアガ」のクチュールがついに復活 デムナ・ヴァザリアが考える現代のエレガンス

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は7月7日、創業者クリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balenciaga)が引退してから眠っていたオートクチュールを53年ぶりに復活させた。今回発表された2021-22年秋冬コレクションは、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)=アーティスティック・ディレクターが初めて手掛けるクチュールであると共に、メゾンとして50回目のクチュール・コレクション。ジョルジュ・サンク通りの本社に再建したクチュールサロンを会場に、緊張感漂う無音の中でショーを行った。間違いなく今季一番のプレミアチケットになったショーに招かれたのは、わずか100人ほど。その中には、カニエ・ウエスト(Kanye West)やベラ・ハディッド(Bella Hadid)、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)らの姿もあった。

 招待状と共に届いたのは、「BALENCIAGA COUTURE」と金の文字で記された黒いボックス入りの“指抜き”モチーフのペンダント。クリストバルが実際に使用していた指抜きを、24Kゴールドメッキが施されたシルバーで忠実に再現したものだという。そこには、クチュリエの仕事とメゾンのヘリテージへの敬意が込められている。

 初のクチュールを手掛けるにあたり、デムナがフォーカスしたのは、クリストバルが生み出したシルエットだ。「『バレンシアガ』は建築。シルエット以外に選択肢はない。そして、装飾よりもプロポーションやアティチュードで体を取り巻くものを作り上げるというのが私の服への取り組み方。今回はもちろん、現代的かつクチュール的な方法でね」と話す。就任当初から日常やストリートに美を見出す彼ならではの解釈で、そんなメゾンの遺産をプレタポルテに落とし込んできたが、今回のクチュール・コレクションではよりエレガントかつ洗練された形で表現した。

 今回メンズ向けのクチュールも提案することを明かしていたデムナは、現代の男女に向けたテーラードスタイルからショーをスタート。幅広の角ばったショルダーラインと少しくびれたウエストが特徴のジャケットやコートに、ワイドパンツやロングスカートを合わせる。テーラリングは、クリストバルが着用していたものからインスピレーションを得ると共に、彼がオーダーしていたサビル・ロウのテーラー、ハンツマン(HUNTSMAN)との協業で制作。足元に目を向けると、男女問わずピンヒールのシューズを履いている。

 その後もアワーグラスシルエットのジャケットやドレスをはじめ、逆三角形や四角形を描くような肩の広がったジャケットやニット、デムナがブームを巻き起こした襟を背中に落として胸元を開いたデザインなど、派手な装飾はあまり用いず、単色をベースに構築的なシルエットを追求。ルックにアクセントを加える三度笠のようなハットは、アーカイブから着想したもので、帽子デザイナーのフィリップ・トレーシー(Philip Treacy)が手掛けた。

 終盤にかけて、シルエットはさらに誇張されていく。サテンやシルクで仕立てたマキシ丈のたっぷりとしたオペラコートは、スポーティーなデザインディテールを取り入れながら、エレガンス漂うイブニングルックに。メンズでは、無数の細かい切れ目を入れてパイルに似せたレザーで作ったバスローブ風のコートなどユーモアあるアイテムを提案する。

 さらに、ストリートをラグジュアリーファッションの世界に持ち込んだデザイナーの一人であるデムナは、クチュールでもデニムジャケットやジーンズ、パーカー、トラックスーツ、パファージャケットなどカジュアル由来のアイテムをミックス。カシミヤやシルクなどの上質素材とアトリエのクラフツマンシップを生かして最高級のアイテムに仕上げることで、ストリート感を希釈し、現代のクチュールの在り方を模索しているようだ。

 また、クチュール再開には、“トリプルS(Triple S)”などのスニーカーでブランドを知った世代に、100年以上の歴史を持つメゾンのヘリテージを伝えたいという思いもあったという。これまでファッション業界の常識や既成概念を次々と打ち破ってきたデザイナーによって、クチュールメゾンとしての「バレンシアガ」の新たな時代が幕を開けた。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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オンワードHD最終黒字に 3〜5月期、イタリア事業の構造改革が寄与

 オンワードホールディングスの2021年3〜5月期業績は、純損益が20億円の黒字だった。前年同期の24億円の赤字から回復した。一昨年から実施する構造改革によって不採算事業を整理したことが実を結んだ。

 売上高は前年同期比5.3%増の460億円。国内は3度目の緊急事態宣言に伴う営業の制約によって、1カ月半以上の休業を余儀なくされた前年同期に比べても増収は小幅にとどまった。構造改革の一環で不採算店舗を畳んだことも影響した。ただ、リストラの成果は顕著で、粗利益率は3.5ポイント改善し、販管費率は3.3ポイント低下したため、営業利益は前年同期の18億円の赤字から当期は11億円の黒字に転換した。

 海外事業で不採算が続いていたイタリア事業の構造改革にもメドをつけた。既報の通り伊事業会社のオンワードラグジュアリーグループ、ジルサンダー、フリーランドを売却し、それらの束ねる持株会社オンワードイタリアの解散を決めた。フリーランドの売却益29億円の特別利益を計上するとともに、ジルサンダーの関係会社株式売却損20億円とオンワードイタリアの関係会社整理損19億円をそれぞれ特別損失として計上した。

また国内でも名古屋と渋谷で所有していた不動産の売却益48億円を特別利益として計上している。

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「バレンシアガ」2021-22年秋冬オートクチュール・コレクション

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が2021-22年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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「バレンシアガ」2021-22年秋冬オートクチュール・コレクション

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が2021-22年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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「バレンシアガ」2021-22年秋冬オートクチュール・コレクション

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が2021-22年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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メガネの田中が海外初店舗のシンガポール店をオープン 眼鏡選びを手助けするオンラインサービスも

 メガネの田中チェーン(広島、デイミアン・ホール社長)の子会社フロー オプティクス(FLO OPTICS、シンガポール、渡辺紗理菜社長)は7月1日、メガネの田中チェーンとして海外初出店となる「メガネの田中 ウィーロックプレイス店」をオープンした。場所は、シンガポールで最大級のショッピングエリア、オーチャードロードの一角を占める駅直結のモール「ウィーロックプレイス」の地下1階で、店舗面積は約140平方メートル。

 広報担当者は「オープン初日から、質の高い日本製眼鏡や日本式サービスが高く評価されている。シンガポールは世界有数の多民族国家ながら、“似合う”という観点から眼鏡選びをする習慣がない。ウィーロックプレイス店を通じて、メガネの田中チェーンならではの楽しい買い物体験とパーソナライズした接客を届けたい」と話す。

 店舗デザインについても、「内外装ともに、日本のものをそのままシンガポールに移設した」と述べ、大型の鏡を13個の照明が囲む試着台“ハリウッドミラー”や、客一人ひとりの悩みやニーズに寄り添う“店長デスク”、客とゆっくり話しながら眼鏡選びを行うソファスペースなどを設ける。

 また同店ではニューノーマルに即した試みとして、アイウエアコーディネートの専門家がリモートで眼鏡選びを手助けする“オンラインおまかせアイウェアスタイリングサービス”も行う。自宅でサービスを受けてから来店して滞在時間を短縮することや、店内の試着台そばに設置されたモニターを使って店頭で同サービスを受けることもできる。

 メガネの田中チェーンは7月末までの予定で、ウィーロックプレイス店と広島本店をオンラインでつなぎ、互いの店内の様子を連日午後にライブ配信している。「海外に気軽に足を運べない今、シンガポールのお客さまには日本を身近に感じていただき、広島のお客さまには地元から海外に進出した1号店の披露を行っている」という。

 メガネの田中チェーンは1913 年に広島で創業。全国に約100店舗を展開する。フロー オプティクスは、83年にシンガポールで創業した眼鏡小売チェーンで、シンガポール国内で10店舗を運営。2019年、メガネの田中チェーンに買収された。

 シンガポールにはフォーナインズ(東京、飯村祐一社長)やオンデーズ(東京、田中修治社長)など、他の眼鏡企業も進出している。

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ユナイテッドアローズ出身の大御所2人が新会社設立 「僕らに不満をぶつけに来てほしい」

 ユナイテッドアローズ(以下、UA)の“名物”社員の1人であった中尾浩規氏が同社を退社し、6月15日付けで新会社ユノマス(HUMANOS)を立ち上げた。栗野宏文ユナイテッドアローズ上級顧問をアドバイザーに迎えこれまでUAで扱ってきたインポート4ブランドのエージェント業務を中心に人材発掘やコンサルティングなど経験とネットワークを生かした事業を行う。業界で広く名前を知られる大御所2人は何を目指すのか。代々木にオープンしたまっさらな事務所で話を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):取り扱いブランドは?

中尾浩規ユノマス社長(以下、中尾):ヨーロッパのブランドが中心で、イタリアからは「ラファエッレ カ ルーゾ(RAFFALE CARUSO)」、コモのネックウェア「フラテッリ ルイージ(FRATELLI LUIGI)」、ニットブランド「サラ(SALA)」。フランスからは白シャツだけの「ブリエンヌ パリ ディス(BOURRIENNE PARIS Ⅹ)」。いずれもエージェント業務で、ディストリビューターではありません。

WWD: UAで扱ってきたブランドですね。

中尾:そうです。いずれのブランドもUAで扱いながらビームスなど他社にもつなげてきたので仕事内容に変わりはありません。UAとは今後も業務委託を続けます。外からかかわることでより濃く、太い仕事ができると思います。

栗野宏文ユマノス アドバイザー(以下、栗野):ユマノスはイスパニア語で“人”を表します。ユマノスが何の会社かと聞かれれば「問題解決会社」。中尾さんは工場や生地屋、僕はデザイナーやメディアなどとのつながりが深い。それらを生かしたモノづくり、ネットワーキング、エデュケーションなどを通じて日本と世界の人々の生活を豊かにすることがミッションです。たとえるなら僕らはバンドのベースとドラム。そこにいろいろなギターやボーカル、パーカッションに入ってもらってセッションを行う感覚です。

中尾:展示会には服を見るだけではなく不満をぶつけに来てほしい。不満はすなわち改善ポイントですから。

WWD:日本の、特にメンズのセレクトショップの市場はこれまで、イタリアを始めとする生産地のファクトリーブランドを買い付けるだけでなく、そこに日本市場のニーズを反映したアレンジを加えることでブランド、市場ともに成長させてきました。

中尾:そうですね。私で言えば、イショナルが英国の「グレンフェル(GRENFELL)」を買収したときに担当し、日本市場を意識した企画をピッティ・イマージネ・ウオモに出したら他の国からも好評で、そのころから海外メーカーに対する日本独自企画をセレクトショップに提案する取り引きを始めました。八木通商では「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」の再生事業に携わり、そのころからイタリアのファクトリーブランドとのモノづくりには深く関わっています。

栗野:日本の雑誌と小売りはレベルが高い。セレクトショップには毎日お客さんが来店し改善点を要求してくる。袖がもうちょっと長い方がいい、とかね。それを日々聞いて作り手にフィードバックしてゆく。そういった意味でセレクトショップという業態は服を売ることに関してベストとは言わないけれど、相当ベターな業態だと思います。

ただ、人とファッションの関わり方は激変期にあり、進化した日本のお客さんはアレンジだけでは満足しません。アウトドアやスポーツ回りの商材が売れているのは、命にかかわる商品であり機能が進化し続けないといけないから。お客さんはその進化に慣れてしまっている。お客さんはアレンジではなくいいメロディーを聞きたい、もしくはまったく新しい歌を聞きたいと思っている。セレクトショップが期待されていることはそこだと思う。その中にあって中尾さんはアレンジではない本質的な提案ができる人。歌で言えば作曲ができる人です。

「気づき」の力を磨くは服をたくさん着るしかない

WWD:中尾さんから見て日本のファッションカルチャーのおもしろさとは?

中尾:「気づき」があるところです。海外での会話はノーかイエスかだけど、ノーとイエスの間の「気づき」を楽しむのは日本独特だと思います。その「気づき」を普通に取り入れればまだまだ面白いモノづくりができる。暑い日に求める前に水を出してもらえると嬉しいのと同じですね。

WWD:「気づき」の力を磨くには?

中尾:現地・現物が基本。「着る」しかありません。モノが生まれる場所や店、現地に行って触って着る。不都合に気が付けば改善しようとする。トラックに乗れなければトラック運転手が務まらないと同じです。目的はシンプルに「お客さんのためになるモノづくり」です。例えば先日UAから発売した「デサント(DESCENTE)」と「ラム(HLAM)」の協業ラインがそう。あれはアレンジではない。根強いファンが多かった「ラム」のデザイナーのクリエイションとデザインの機能性をドッキングしたものを作ろうと提案し実現しました。お客さんは特殊なモノは求めていないんです。

WWD:これからやってみたいことは?

中尾: 日本でのモノづくりをやってみたい。日本の縫製工場、生地屋さんはヨーロッパのそれとだいぶ体制が違う。イタリアはナポリら出たとがない人たちの商品が世界に出て行ったように、もっと世界に出ていい。このままだと技術があるのになくなってしまう。実際、脱却しようとしている人たちが出てきている。

WWD:栗野さんの周囲には若手クリエイターが大勢いますね。栗野さんがつなぎたい、と思う若手はどんなクリエイターですか?

栗野:昨年から今年にかけてZOOMでつながれることから今だかつてないほど多くの審査員を引き受けましたからネタは相当たまっています(笑)。クリエイターに求めるのはユマノスの基本精神でもある利他心です。他責や「前例がない」という姿勢では前に進めない。最近のLVMHプライズの受賞者を見ても全員利他的です。誰かの幸せを望み、誰かの幸せの為に行動することが、結局は自らの幸福や利益につながる、という考え方です。利他心は健全なビジネスの根幹にあると思うから。

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“感情と自然の融合”がテーマの「ルイ・ヴィトン」新作香水5種 ボトルは建築家フランク・ゲーリーによる特別仕様

 「ルイ ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は7月5日、パリでフレグランスの新作発表会を行った。今回は“感情と自然の融合”をテーマに、5種類のウィメンズフレグランス“レ・エクストレ コレクション”を制作。「ルイ ヴィトン」インハウス・マスター・パフューマーのジャック・キャヴァリエ・ベルトリュード(Jacques Cavallier Belletrud)は発表会で、「コロナ禍は過去を振り返る貴重な機会となった。幼少期や旅先の記憶を辿り、淡い思い出とそこに付随する感情を香りで呼び起こすことに関心を寄せた」と語った。さらに、今回のボトルは建築界の巨匠フランク・ゲーリー(Frank Gehry)が手掛けた、彫刻作品のような特別仕様となっている。キャヴァリエはゲーリーとの対話と彼がデザインしたルイ・ヴィトン財団の建物からインスピレーションを得たと回想した。「流動的なルイ・ヴィトン財団のガラスは、太陽光が反射して刹那的な輝きを放つことをゲーリーが教えてくれた。私がこのガラスを眺めている時、周辺の花や木々が風に揺られて優しく香り、この瞬間をボトルに詰め込みたいと思った。”風"こそが最高のフレグランスであり、自然の香りが風と共に華やぐ一瞬と、個々の感情を呼び起こすフレグランスが完成した」と説明するキャヴァリエ。

 今回発表された、10月に発売予定のウィメンズフレグランスは5種(各税込7万7000円予定)。“ダンシング・ブロッサム(Dancing Blossom)”はローズを中心に中国産のジャスミンやスイセンなどの香りを織り交ぜ、満開の花々が風に揺られてダンスしているイメージからその名が付けられた。“コスミック・クラウド(Cosmic Cloud)”は、爽やかな南アフリカ産のムスクに、カシスやウッドで自然な甘みをほのかに加え、美しい庭園に漂う柔らかい香りを凝縮させた。キャヴァリエが「最もエレガントな香り」と表現する“ラプソディ(Rhapsody)”は、ジャスミン、ベルガモット、ローズ、マテといったフルーティな香りが美しいハーモニーを奏でるイメージで調合したという。“シンフォニー(Symphony)”はフルーツを切った瞬間のフレッシュな香りをボトルに詰め込むため、ジンジャー、グレープフルーツ、ベルガモットで構成されている。発表会の参加者に最も好評だったのが“ステラー・タイムズ(Stellar Times)”。オレンジやベルガモットの官能的な香りに、マテを加えることで奥深さを一層させた。

 新作フレグランスとともに、ゲーリーが同ブランドのクラシックなトランクを再解釈したボックスも発売となる。「誰もが過去に香った経験のある香りは、各々の記憶と感情を結びつけ、この瞬間に蘇らせる。ラグジュアリーが意味するのは“強い感情”であり、ブランドのDNAの一部となる新たな香水が生まれた」とキャヴァリエは締めくくった。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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「ジュンヤ マン」が若き写真家の作品から再び自由に旅を楽しむ希望を表現

 渡辺淳弥が手掛ける「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME DES GARCONS JUNYA WATANABE MAN)」は2022年春夏コレクションのファッションショーを7月8日に行った。会場の東京・南青山の本社の一室には、イギリス人写真家のジェイミー・ホークスワース(Jamie Hawkesworth)によるブータンで撮影した写真がウッドの壁一面に飾られていた。

田名網敬一のアートワークや
「ベルベルジン」の古着から柄を転写

 ファーストルックから10ルックまでは、グラフィックTシャツにサルエルのパンツの軽快なスタイル。頭はストローハット、足元はグルカサンダル、テキスタイルのショルダーバッグを合わせて、夏の旅を連想させるカジュアルな装いだ。今季はカメラを持つ若き写真家のジェイミーがブータンを旅する姿をイメージ。「ジェイミーから送られてきたブータン、カザフスタン、インドで撮影した写真の中で、ブータンが心に刺さった」と渡辺のプレスノートには記されていた。

 色鮮やかなグラフィックは、グローバルで活躍するアーティストとの協業によるもの。日本の現代美術家の田名網敬一をはじめ、タイ人イラストレーターのファナパスト・タイチャメールコール(Phannapast Taychamaythakool)、ロンドン在住の中国人アーティストのジャッキー・ツァイ(Jacky Tsai)、中国・深センのルロン・ワン(Rlon Wang)、ネパールのアン・ツエリン・シェルパ(Ang Tsherin Sherpa)、カリフォルニアを拠点にする中国人写真家のシュエビン・ドゥ(Xuebing Du)、ベトナムの絵本作家デュオのクアン&リアン(Quang & Lien)、ポーランドのマルタ・オルガ・クララ(Marta Olga Klara)らのアートワークで、異国情緒な雰囲気を漂わせる。また東京・原宿のビンテージショップ「ベルベルジン(BerBerJin)」のビンテージウエアから転写した柄も採用。ペイズリーやマドラスチェック、民族柄をジャケットの袖、背面などにコラージュが際立つ。

「ザ・ノース・フェイス」や「ブルックス ブラザーズ」
「イルビゾンテ」などの老舗ブランドとタッグ

 他にもコラボレーションは豊作。ショー中盤に登場したアウターは「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」やイギリス発のアウトドアブランド「カリマー(KARRIMOR)」と、ミリタリージャケットは「アークエアー(ARK AIR)」、ブレザーは「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」との協業によるもの。サルエルデニムは「リーバイス(LEVI’S)」、ワークパンツは「ディッキーズ(DICKIES)」とのダブルネーム。スニーカーは「ニューバランス(NEW BALANCE)」のアイコニックモデル“574”をベースにした新作コラボ、バッグはイタリア・フィレンツェ発の「イルビゾンテ(IL BISONTE)」と、アイウエアはアメリカの「ランドルフ(RANDOLPH)」とそれぞれのカテゴリーで老舗ブランドとタッグを組んだ。
 
 軽やかに国やカルチャー、テイストを超越した今季のウエアからは、再び自由に旅を楽しむ希望が感じられた。先の読めない事態は続いているが、この商品が店頭に並ぶ頃には、回復した新しい未来を期待したい。

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「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン」2022年春夏コレクション

「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME DES GARCONS JUNYA WATANABE MAN)」が2022年春夏コレクションを発表した。

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モデルるうこがコスメブランドをプロデュース “赤陶”“鮭魚粉”“象牙”など色名にも注目

 化粧品メーカーのビナ薬粧は、モデルやインスタグラマーとして活躍中のるうことの協働で、コスメブランド「ハオ(HAO)」をリリース。同ブランド公式サイトで販売を開始した。

 るうこは、インスタグラムで15万人超のフォロワー数を持ち、さまざまな雑誌や広告、PVなどで活躍中。プロデュースに当たっては何度も試作を重ね、色みや質感だけでなく、容器や外箱にも彼女のこだわりが詰まっている。

 第1弾製品は、チーク、アイシャドウ、リップとしてマルチに使えるクリームタイプのマルチカラー“ハオ クリームカラー”(全2色、各税込1760円)と、ハイライトやアイシャドウに使えるクリームタイプのフェイスカラー“ハオ クリームカラー F”(全1色、税込1760円)だ。

 “ハオ クリームカラー”は肌にすっとなじみ、透明感のある発色でふんわりと色づくことが特徴。仕上がりはさらっとしてベタつかず、落ちにくいため長時間つけたての発色をキープする。チークやアイシャドウとして使えばほどよい艶感を演出し、リップとして使えばセミマットな仕上がりになる。

 肌なじみのよいテラコッタ“赤陶(チータオ)”と、柔らかな印象のサーモンピンク“鮭魚粉(グエイユーフン)”の2色で、個性的な色名にも注目だ。

 “ハオ クリームカラー F”は、輝きのあるテクスチャーで上品な艶をプラス。単色で使用しても他の色に重ねても、透明感と立体感を演出してくれる。カラーは、輝度が高く上質な輝きをもたらす“象牙(シャンヤ)”だ。

 デリケートな目もとや頬、唇に使う製品であるため、スキンケアオイルにもよく使われる天然オイル(保湿成分のオリーブ果実油、ホホバ種子油)を配合している。

 ブランド名の「ハオ」は中国語の“好”で、“good”や“very”などたくさんの意味を持つ言葉。挨拶や会話の途中など、日常会話で当たり前のように使用する言葉なので、「このコスメもそんな存在になってほしい」という思いを込めて名付けたという。

 発売に際し、るうこは「“あなたのそばにある当たり前”をコンセプトに開発した。特別なモノではなく、毎日使うモノの1つとして、いつもそばに置いておいてほしい。毎日当たり前に使うモノ、定番の色だからこそ、迷うこともある。そんな女の子たちが毎日のルーティンのように『今日も使っちゃった!』と思うコスメになってくれるとうれしい」とコメントした。

2つの世界の美しく力強い融合 「サカイ」阿部千登勢が手掛けた「ジャンポール・ゴルチエ」のオートクチュール

 「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢をゲストデザイナーに迎えた「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER 以下、ゴルチエ)」の2021-22年オートクチュール・コレクションが、1年の延期を経て、7月7日に発表された。会場は、同メゾンの本社。数々のアイコニックなデザインを生み出してきた「ゴルチエ」と、ハイブリッドスタイルで日本から世界へと羽ばたいた「サカイ」という2つの世界が共鳴するように溶け合い、美しく力強いコレクションが誕生した。

 「今回手掛けるにあたって、ゴルチエさんのDNAや良さを残したいと思った。20代の頃から彼のコレクションが大好きで、意識したのは、そのハッピーな感じと既成概念を壊すという”自由さ”。ただ、昔の『ゴルチエ』と同じということではなく、あくまで『サカイ』らしく、そして2021年の今に合った洋服にしたかった」。そう阿部デザイナーが話すように、披露した31体はマリンボーダーやコルセット、コーンブラといったゴルチエのエッセンスとアトリエの力を生かしながら、異なる要素のハイブリッドや軽やかで透け感のある素材使い、手の込んだケーブルニット、立体的なシルエットなどで「サカイ」らしさを表現している。

 例えば、ファーストルックのピンストライプのコルセットドレスには、同柄のオーガンジーで仕立てたオーバーサイズシャツを組み合わせ、そこにビスチェをプラス。トレンチコートはバッスルやテントのようなシルエットで再解釈し、テーラードのコートドレスにはフェティッシュなレースアップでボンバージャケットのパーツをドッキングする。また、フェイクファーと「JPG」のマークをあしらったアウターは、阿部デザイナーの記憶に強く残っていた1994-95年秋冬のショーショーでビョーク(BJORK)が着用したジャケットを参考にしたもの。デニムアイテムは「リーバイス(LEVIS)」の古着をアップサイクルし、マリンボーダーやタータンのドレスはテープ状にカットした切りっぱなしの生地を重ね合わせている。

 ラスト2ルックは、ブルーのワークウエアをサテンと組み合わせて、ドレスライクにアレンジした。その足元を飾るのは、「ナイキ(NIKE)」とのトリプルコラボによる”LD ヴェイパー ワッフル(LD Vapor Waffle)”。ショー直後から「ゴルチエ」の公式サイトで開始した先行オーダーは即完売状態になり、9月末の発売時にも話題を集めることは間違いないだろう。

 多くのルックに取り入れたセカンドスキントップスやレギンスのタトゥープリントは、「サカイ」でもコラボレーションしているタトゥーアーティストのドクター・ウー(Dr. Woo)が描いたもの。ヘアはグイド・パラウ(Guido Palau)、メイクはダイアン・ケンダル(Diane Kendall)、音楽はミシェル・ゴベール(Michel Gaubert)、シューズはピエール・アルディ(Piere Hardy)と、これまでの「サカイ」のコレクションでも一緒に取り組んできた顔ぶれが脇を固めている。

 今回のコレクションはコロナ禍に4回渡仏して作り上げたもので、「渡航のたびに隔離しなければならず大変だったけれど、ZOOMでのやりとりでは決して作れなかった」と阿部デザイナー。初めてのクチュール制作については「私たちは常にたくさんじゃなくていいからスペシャルな服を届けたいと思っていて、『サカイ』の服も大量に生産して売るようなものではない。けれど、今回のオートクチュールは、その究極の形。本当に好きなように作らせてもらって、とても楽しかった」と、清々しい表情で話す。

 一方、ゲストの一人としてショーを見守ったゴルチエは「質問があれば答えるよという感じで、あとは完全な自由を与えた。自分が関わり始めると、ついついコントロールしたくなってしまうからね(笑)」と説明。また、今回の人選については、「最初のゲストデザイナーとして『サカイ』の千登勢を選ぶのは、とても簡単だった。自分の後にコレクションを手掛ける一人目は女性にしたいと思っていたし、彼女のクリエイションには自分がこれまでやってきたことと共通する部分が多い。同じスピリットを持ちながらも、彼女らしい新たな方法でエネルギーをもたらしてくれた。とても喜ばしいことだ」と笑顔で語った。

 なお、ゴルチエは20年1月にランウエイを引退。今回から、毎シーズン異なるゲストデザイナーを迎えてオートクチュール・コレクションを発表する。来シーズンの人選は、まだ明かされていない。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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「フェンディ」とティリオス、LVMH傘下の2社が眼鏡で協業

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON、以下LVMH)傘下のイタリアのラグジュアリーブランド「フェンディ(FENDI)」は、LVMHとイタリアの大手眼鏡企業マルコリン(MARCOLIN)の合弁会社であるティリオス(THELIOS)と、アイウエアカテゴリーでデザイン・開発・製造・流通における独占的パートナーシップを結んだと発表した。

 セルジュ・ブランシュウィッグ(Serge Brunschwig)=フェンディ会長兼最高経営責任者は、「LVMHグループに属する2社が力を合わせ、アイウエア分野においても『フェンディ』がトップブランドであることをアピールしたい」と話す。

 両社の協業による商品は2021-22年秋冬コレクションで発表され、「フェンディ」の直営店や公式オンラインストア、またティリオスの持つ流通ネットワークで販売予定だという。

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炭酸濃度5倍!高濃度炭酸パックがすごい【爆裂!健康美容マニア道】

 1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は入手困難で話題を集めた韓国発の炭酸パックについて。

 おうち美容でますます注目されている炭酸パック。数ある商品の中で今回ご紹介するのは、韓国の製薬メーカーが開発した「カーボキシー(CARBOXY)」“カーボキシー炭酸パック”。海外ではすでに人気のこの炭酸パックが去年、ついに日本でも販売開始!一時期は売り切れで入手困難になるほど話題を集めたこの製品、その効果に感動した人の口コミがSNSでも溢れている。名越ももちろん、去年から愛用していて“ここぞ”という時の心強い助っ人として常備している。あれこれ試すけど、結果、ここに戻ってくる……そんなすごい高濃度炭酸パックについてお伝えしよう。

肌の再生治療に使われていた炭酸パック

 そもそも炭酸パックとは、医療現場で皮膚疾患の治療のために開発され、床ずれなどの肌の再生治療のために行われていた炭酸療法のことで、その治療を応用して、美容分野でも炭酸パックが広く使われるようになったそう。炭酸ガスを皮下組織に注入すると細胞が酸欠状態となり、大量の酸素を必要とする状態に。その結果、血中の酸素が細胞に運ばれるので、細胞組織の新陳代謝が活発になるのだという。また、炭酸には血管拡張作用があるという特徴が。抹消の血管が拡張して血液量が増えることで細胞に栄養がしっかりと行き届くというわけ。炭酸パックをすると肌艶が良くなったり毛穴がきゅっと引き締まったり、肌質そのものが改善されるように感じるのにはこうした作用があるからなのね(納得)。しかもうれしいことに、従来の炭酸パックの炭酸濃度(CO2)は多くておよそ1万ppmだそうだが、カーボキシーは5万ppmの炭酸濃度だという。つまり、5倍(!)。顔だけでなく、ボディーにも使え、セルライトやストレッチマークのケアまでできるという優れもの。炭酸濃度に加えキク花エキスやハナマス、アカマツなど13種類の美容成分も含まれているので、肌の基礎力UPに期待大。

くせになる高濃度・強炭酸

 普通、炭酸パックは2剤を混ぜて肌にのせるというのが一般的だが、「カーボキシー」は違う。面白いのは白いシートマスクに炭酸が練り込まれているというところ。首用マスクもついているので、気になる首のシワもしっかりケアしよう。


 ジェルを出して、顔に塗布。ハッカのような爽快な香りが気持ちいい


 まんべんなく塗り終えたところで、炭酸シートマスクをオン!おでこから順番に肌にしっかり密着するように貼り付けていくのがポイント。シートマスクが肌に触れた瞬間に「しゅわわわ〜」と結構激しく音を立てて炭酸が発生。ピリピリ、ぱちぱちと、最初はその刺激の強さに驚き「うおお!」と声が出そうになるけど、5分もたてば落ち着くので慌てずに。手で顔を優しく包みながらパチパチワールドを楽しもう。この強炭酸がくせになるのよね。


 ここからは名越オリジナルの使い方。塗布するジェルを少し残しておいて、ほうれい線や目の下など気になるところにシートマスクの上からジェルをオン!上から優しく手で包み込み、2度目のパチパチでさらに肌を活性化。


 20分後、ゆっくりシートマスクを外して、ジェルを水で流してお手入れ完了。
もちっと柔らか、くすみのとれた肌にるんるん。特に翌日の朝、むくみのないキリッと引き締まった自分を見てきっと感動するはず。これまでの炭酸パックに満足できなかった人、5倍濃度の「カーボキシー」、ぜひお試しあれ。


名越涼/フリーアナウンサー。香港出身。福井と愛知のテレビ局アナウンサーを経て独立。司会やライター、セミナー講師、企画・プロデュースなど幅広く活躍するパラレルワーカー。趣味・特技は手作り発酵食、食文化研究、ヨガ(歴15年)eスポーツと農業にも精通

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世界のビューティ企業トップ100:11〜25位 花王やコーセー、アモパシなどアジア企業はインバウンドで打撃を受けるもダーマコスメで勝負

 「WWDJAPAN」7月12日号は、2020年12月期の売り上げに基づく「世界のビューティ企業TOP100」特集。ここでは、日系企業の花王やコーセーに加え、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JOHNSON & JOHNSON)やヘンケル(HENKEL)など日本でも馴染みのある企業がランクインした11〜25位企業の商況を紹介。今期は韓国で首位を走り続けてきたアモーレパシフィック グループ(AMOREPACIFIC GROUP)が初めて競合のLG ハウスホールド&ヘルスケア(LG HOUSEHOLD & HEALTHCARE)に抜かれ、Kビューティ市場の勢力図も変化した。

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【25位】GROUPE CLARINS
クラランス グループ

 20年3月、ロレアル(L’OREAL)に「ミュグレー(MUGLER)」「アザロ(AZZARO)」を売却した。大幅な売り上げ減はフレグランス事業から撤退したことによるが、同事業以外の売り上げは前年比10%減だった。

 20年は中国事業に加えてコロナ禍におけるデジタル面の強化が功を奏した。美容部員が消費者に診断や製品アドバイスを無料で提供する個別相談サービス「クラランス アンド ミー(Clarins and me)」を各国のウェブサイトで導入。フランスではサブスクリプションサービス「クラランス アンリミテッド(Clarins Unlimited)」の提供を開始。消費者は2カ月ごとに好きな製品またはサプライズパッケージの受け取りを選択することが可能で、3つの価格帯が設定されている。11月にはバーチャルストアもオープンした。

 21年1月には、創業者のジャック・クルタン・クラランス(Jacques Courtin-Clarins)の孫娘にあたるヴィルジニー・クルタン・クラランス(Virginie Courtin-Clarins)がデピュティCEO兼CSR担当のトップに就任した。

【24位】L’OCCITANE INTERNATIONAL
ロクシタン インターナショナル

 オンラインの成長および中国を中心としたアジア市場の回復により、20年の業績は比較的堅調に推移した。世界各地でソーシャルコマースに注力した結果、4〜12月はオンライン売り上げが前年同期比71.8%増加し、全体の38.1%を占めた。

 「ロクシタン(L’OCCITANE)」は、ボディーケアやハンドケアなどの分野にフォーカスしたことで売り上げを伸ばした。19年に買収した「エレミス(ELEMIS)」はアジアを中心に市場を拡大し、デジタル戦略に基づいて事業を展開。7月には中国のセフォラ(SEPHORA)で独占販売を開始し、フランス、ドイツ、イタリア、香港、台湾、シンガポールではECサイトも開設した。一方米国法人のロクシタンU.S.(L’OCCITANE U.S.)は、21年1月に日本の民事再生法に当たる米連邦破産法第11条の適用を申請した。

 サステナビリティでは、遅くとも23年までに「Bコープ(B CORP)」認証の取得を目指す。21年1月には、アジア市場で豊富な経験を持つシャネル(CHANEL)元幹部のイブ・ブルアン(Yves Blouin)が、エグゼクティブ・ディレクター兼グループ・マネジング・ディレクターに就任した。

【23位】WALGREENS BOOTS ALLIANCE
ウォルグリーンズ・ブーツ アライアンス

 米国のウォルグリーンズ、英国のブーツは共に薬局として生活必需品を販売しているとされていたものの、コロナ禍で来店客数が減少し、ビューティ分野の収益が年間を通じて減少した。一方でオンラインの売上高は大きな伸びを示した。

 ブーツでは、7月に従業員の7%に相当する4000人以上の削減計画を発表。21年初頭に発表された医薬品の卸売事業独立の動きに伴い、中核となるリテールの薬局事業にフォーカスできると見られている。

 英国を代表するスキンケアブランドの「No7」は、ブランド初のレチノール入り美容液を発売し、一時10万人が入荷待ちをしていたほど高い人気を博した。ロックダウン期間中にはバーチャルカウンセリングも開始し、デジタルにも力を入れた。

 人事では、スターバックス(STARBUCKS)やウォルマート(WALMART)で役員を歴任したロザリンド・ブリュワー(Rosalind Brewer)を3月に新CEOに任命。ブリュワーは同社最大の個人株主で、エグゼクティブチェアマンに就任したステファノ・ペッシーナ(Stefano Pessina)の後任だ。

【22位】REVLON INC.
レブロン

 昨年に続いてポートフォリオ全体で売上高が大幅に減少。スキンケアがけん引し好調だった「エリザベス アーデン(ELIZABETH ARDEN)」でも今期は2ケタ台の減少を記録。20年3月には2億3000万ドル(約243億円)超のコスト削減を見越してリストラ計画を発表した。またジェフリーズ ファイナンス(JEFFERIES FINANCE)が最大8億5000万ドル(約901億円)の資金を提供することでシニア債の借り換えを行うことも発表した。

 新型コロナの影響で20年4月には従業員に一時帰休や時短勤務を要請。7月にはこれまでフレグランスを手掛けてきた高級ランジェリーブランド「ラペルラ(LA PERLA)」とのライセンス契約が終了。「ラペルラ」は自社内で化粧品会社を立ち上げ、メイクアップやボディーケアの展開を開始した。

【21位】THE WELLA CO.
ウエラカンパニー

 20年末に投資会社のKKRとコティが合弁会社を設立し、コティのプロフェッショナル事業部を独立。KKRが株式の60%、コティが40%をそれぞれ保有している。これまでプロフェッショナルブランドはコティの下で安定した業績を上げていたが、ヘアサロン・ネイルサロン専売品が中心のため新型コロナの影響によるサロン休業が響き今年は売り上げが減少。プロフェッショナル用ヘアケアの売上高は19%、リテール用ヘア製品は6%減少した。

 人事では、10月にはCEOにアニー・ヤング・スクリブナー(Annie Young-Scrivner)前ゴディバ(GODIVA)CEOが就任した。デレン・タスキラン(Deren Taskiran)はチーフ・トランスフォーメーション・オフィサーに、ビル・ベイリー(Bill Bailey)はコーポレートおよびビジネス開発のシニア・バイス・プレジデントに就任した。

【20位】GROUPE ROCHER
グループ ロシェ

 ビジネスの大半が直販にもかかわらず、実店舗の休業が大きく響き売り上げを落とした。看板ブランドの「イヴ・ロシェ(YVES ROCHER)」の売上高は前年比15%減となった。一方で「アルボンヌ(ARBONNE)」は約23%増加し、グループ全体の売り上げの26%以上を占めるまでになった。

 サステナビリティに引き続き注力し、「イブ・ロシェ」は濃縮シャワージェルとシャンプーに加え、バイオ由来マニキュアを発売した。10月からは自社工場で製造する全てのペットボトルをリサイクルPETで製造し、2700トンのプラスチックを節約した。「アルボンヌ」はレチノールに代わる植物由来の成分、バクチオールを配合した“エイジウェル”シリーズを発売。またリサイクル事業を手掛けるテラサイクル(TERRA CYCLE)と提携して、製品回収にも力を入れる。

 生産拠点のローカル化も進め、製品の主要成分であるフローラルウオーターを自社生産に切り替えた。

【19位】KOSE CORP.
コーセー

 日本市場は外出自粛や訪日外国人旅行客の減少により打撃を受けたが、「コスメデコルテ(DECORTE)」や「アルビオン(ALBION)」は化粧品専門店での売り上げが急速に回復し、そのほかの主要チャネルでも復調の兆しが見られた。自社のECチャネル「メゾン コーセー(MAISON KOSE)」の売り上げも一貫して好調だった。しかし、新型コロナの影響で日本国内の売上高は第3四半期まで減少傾向にあった。

 中国ではeコマースの売り上げが引き続き増加しており、免税品が堅調に推移する中でデパートも回復。中でも好調だったのは「コスメデコルテ」。韓国、台湾、その他アジア諸国では、新型コロナの影響を受けつつも売上高は20%強の伸びを示した。欧米では「タルト(TARTE)」のeコマースが好調だったが、北米全体での売上高は12月までの9カ月間で19.4%減少した。

 コーセーは26年の創業80周年に向けて「ビジョン2026」の戦略を掲げ、グローバルかつボーダーレスな次なる成長ステージに向けて活動している。

【18位】COLGATE-PALMOLIVE CO.
コルゲート・パルモリーブ

 コロナの影響でハンドソープやスキンケアの売り上げが大幅に伸びた。近年プレミアムやクリニカルスキンケアブランドにも注力しており、ダーマコスメブランドの需要が伸びる中で「フィロルガ(FILORGA)」「エルタMD(ELTAMD)」「PCA スキン(PCA SKIN)」などがオンラインを中心に成長した。多くのパーソナルケアブランドが供給に支障を来たす一方で、サプライチェーンの混乱を最小限に止めた結果、「プロテックス(PROTEX)」「アイリッシュ スプリング(IRISH SPRING)」「ソフトソープ(SOFTSOAP)」などの売れ行きが好調となった。

 スキンケアのノウハウをオーラルケア事業に生かし、美容とオーラルケアの両方を兼ね備えた製品も発売した。20年初めに買収したオーラルケアの「ハロー(HELLO)」でもリップバームとデオドラントを発売するなど、ビューティ分野に更なる機会を見出している。25年までに全てのパッケージを100%再利用、堆肥化可能なものにする計画も発表した。

【17位】MARY KAY
メアリー ケイ

 2019年は新製品が少なく売り上げを落としたが、20年はコロナニーズに対応した製品を発売し前年の数字をクリア。ARを用いたバーチャルショールーム「スイート13(Suite13)」や、人工知能でユーザーの肌を分析し、50万枚以上の写真データを元に商品を提案する「スキンアナライザー(Skin Analyzer)」など、オンラインでの美容体験を可能にする新しいツールを開発しDXを推進した。

 今後は中国市場に注力すべく、ウェンディ・ワン(Wendy Wang)をアジア太平洋地域のチーフ コマーシャル オフィサーに任命した。一方で近年の業績の悪化を受け、1971年に参入した豪州およびニュージーランド市場から撤退した。

【16位】AMOREPACIFIC GROUP
アモーレパシフィック グループ

 実店舗の休業とトラベルリテールの制限が大打撃となる中で、国内外でライブコマースをはじめとするデジタルプラットホームの活用を強化した。その結果、韓国国内のオンライン売り上げを50%伸ばすことに成功した。

 「ソルファス(SULWHASOO)」の“ジャウムセン”シリーズや「レネージュ(LANEIGE)」の“ネオ クッション ファンデーション”、「アイオペ(IOPE)」の“レチノール エキスパート”、「リョ(RYO、呂)」のヘアケアライン“ジャヤンユンモ”といった看板商品が好調だった。さらに韓国で高級スキンケアブランド「シエヌ(SIENU)」やスカルプケアの「ラボ-H(LABO-H)」など、プレミアム市場向けの新ブランドをデビューさせた。

 海外では中国で「ソルファス」が好調で、米国ではセフォラ(SEPHORA)にも初出展した。欧州では「レネージュ」が好調だった。「エチュード ハウス(ETUDE HOUSE)」はアジアの主要マーケットで、「イニスフリー(INNISFREE)」は北米で直営店舗網を縮小し、グループ全体でマルチブランドストアへの出店を強化した。

 20年5月には豪州の高級スキンケア企業、ラショナル グループ(RATIONALE GROUP)に投資し、12月には美容専門のMCN(Multi-Channel Network)企業、DMILに30億ウォン(約2億7000万円)を投資することも発表した。

【15位】HENKEL
ヘンケル

 2020年1月に就任したカルステン・ノーベル(Carsten Knobel)CEOのもと、新たなビジネス戦略を掲げ、今後サステナビリティやDXを加速させる。戦略の一環として10億ユーロ(約1210億円)以上を売り上げるブランドの約半分を年内に終了・売却する予定だ。その代わり、最新のトレンドやニーズに応えるブランドの買収を視野に入れており、20年はドイツの自然派パーソナルケアのD2Cブランド「ハロー ボティー(HELLO BODY)」「バナナ ビューティ(BANANA BEAUTY)」などを擁するインビンシブル ブランズ ホールディング(INVINCIBLE BRANDS HOLDING)の株式75%を取得した。

 米国では理美容師と協業し性別やスタイルにとらわれないグルーミングブランド「ステートメント(STMNT)」を開発し、9月にウルタ(ULTA)に参入した。アマゾン(AMAZON)と開発したAI技術のデジタルヘアカラー試着ツール「チョイシファイ(Choicify)」も導入。「シュワルツコフ(SCHWARZKOPF)」では美容師が「サロンラボ(SalonLab)」のツールで髪をスキャンすることで、データに基づく提案が可能となった。「N.A.E.」「ネイチャー ボックス(NATURE BOX)」ではプラスチック不使用のパッケージを、主要ブランドのヘアカラーパッケージにはリサイクルのアルミチューブをそれぞれ採用した。また、社内のアイディア工場兼インキュベーターのフリッツ ビューティ ラボ(Fritz Beauty Lab)も立ち上げた。

 リテール部門は北米のボディーケア、ヘアカラー需要が2ケタ増と大きく成長したが、地域全体ではヘアサロンの休業によってプロフェッショナル部門が低迷し、売上高は横バイとなった。中国、東欧の売上高は好調だったが、西欧とアジアは減収となった。ヘアケア、スタイリング製品、スキンケアは全て売り上げを落とした。

【14位】COTY INC.
コティ

 16年以降CEOの交代が続いており、2020年頭にジミー チュウ(JIMMY CHOO)からピエール・デニス(Pierre Denis)を起用し、その後すぐにピーター・ハルフ(Peter Harf)が、その1カ月後にスー・Y・ナビ(Sue Y. Nabi)をCEOに迎え入れた。ナビCEOのもと「ウエラ(WELLA)」「クレオール(CLAIROL)」「OPI」「GHD」などを含むプロフェッショナル事業部を米投資会社のKKRに売却。また20年はカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の「カイリー・コスメティクス(KYLIE COSMETICS)」の過半数株式を取得し、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の「KKW ビューティ(KKW BEAUTY)」の株式も20%取得するなど、ビッグニュースが続いた。

 新型コロナの影響やプロフェッショナル事業の売却により売り上げは大きく落としたが、年間を通じてeコマースに注力したことで第4四半期にはEC売り上げが40%増加した。コンシューマー部門は引き続き苦戦しており、第4四半期の売り上げは23%減となった。プレステージ事業部では「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」の契約が終了した一方で、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」の新作フレグランス“パーフェクト”はトップセラーになった。

 今後はカイリー・ジェンナーが手掛けるスキンケアライン「カイリー・スキン(KYLIE SKIN)」のアジア進出や「KKWビューティ」のスキンケアラインの開発を計画するほか、ナビCEO自身のスキンケアブランド「オルヴェーダ(ORVEDA)」の買収も検討している。

【13位】JOHNSON & JOHNSON
ジョンソン・エンド・ジョンソン

 健康や身の安全に気を遣う人が増える中、サイエンスをベースにしたプロフェッショナルビューティブランドを中心に扱うジョンソン・エンド・ジョンソン(JOHNSON&JOHNSON)は、ビューティ事業の売り上げを前年比3.1%減にとどめた。

 中でも米国の皮膚科医から支持されるスキン・ボディーケアブランド「アビーノ(AVEENO)」がこの恩恵を受け、売り上げをけん引した。また「ニュートロジーナ(NEUTROGENA)」の“ラピッド リンクル リペア”が米国でエイジングケア製品の売り上げ第2位に輝き(IRI調べ)、“ハイドロ ブースト”シリーズの保湿クリームやクレンジングもそれぞれのカテゴリーで第2位、UVケアやニキビケア製品も好調だった。ヘアケアブランドの「OGX」は米国での人気が高く、シャンプー・コンディショナー共に年間トップセラーにランクインした。日本では「ドクターシーラボ(DR.CI:LABO)」をリブランディングし、好調だった。

 また、プラスチックの代替品や成分表示の透明性、UVケアの安全性に関する教育といった取り組み「ヘルシー ライブス ミッション」を20年9月に発表し、8億ドル(約848億円)を投じる。25年までには「ル プティ マルセイユ(LE PETIT MARSEILLAIS)」「ニュートロジーナ」「OGX」「アビーノ」などのパッケージを全て再利用、堆肥化、リサイクル可能なものに変更する計画も盛り込んでいる。

【12位】LG HOUSEHOLD & HEALTH CARE LG
ハウスホールド&ヘルス ケア

 プレステージブランドの強化やデジタル化を進めたことでホームケア&デイリービューティ事業部が成長。その結果、競合のアモーレオアシフィック グループ(AMOREPACIFIC GROUP)を抜き、初めて韓国国内最大の化粧品企業の座を獲得した。トラベルリテールの閉鎖でビューティ部門の全体の売上高は13.7%減少したが、ラグジュアリーブランドはわずかに成長した。

 前年比21%増を記録した中国市場がけん引し、ビューティ部門の海外売上高は12%増加した。オンラインの拡充やデジタルマーケティング、ライブコマースを強化したことで、パーソナルケアブランドによる収益も増加した。

 新製品にはマイクロバイオームの技術を取り入れており、ヘアケアブランド「ドクター グルート(DR.GROOT)」は頭皮の常在菌のバランスに着目してパラ プロバイオティクス、プレバイオティクスをベースにした製品を発売した。ボディーケアブランド「ヴェールメント(VEILMENT)」も同様の技術を製品に活用した。5月には英グラクソ・スミスクライン(GLAXOSMITHKLEIN)からダーマコスメブランド「フィジオジェル(PHYSIOGEL)」のアジア・北米における事業権利を1億2500万ポンド(約171億円)で買収し、中国、日本、米国でのローンチを進めている。

【11位】KAO CORP.
花王

 SRI+(全国小売店パネル調査)によると、訪日外国人旅行者の激減や外出自粛、マスク着用などで日本の化粧品市場の売り上げは前年に比べ22%落ちたという。中でもメイクアップ市場は同25%減、リップメイクは同51%減、ベースメイクは同28%減だった。花王はメイクアップ製品の比重が市場平均よりも10%ほど高いため、特に影響を受けたという。同社の化粧品事業を見ると11のグローバルブランド(G11)の社内における売り上げシェアは10%、国内戦略ブランド(R8)は28%減少した。

 一方でスキンケアの売上高は10%増加したほか、日本ではハンドソープの売り上げが3倍に膨らんだ。また、日本でのeコマースの売上高は同20%増、全体の売り上げに占める割合は19年の7%から10%に増加した。

 中国の売上高は同20%増と全体をけん引し、中でも「フリープラス(FREEPLUS)」や「キュレル(CUREL)」を中心に敏感肌にアプローチしたダーマブランドが人気だった。オンライン販売を強化した結果、EC事業は1.5倍に成長し、売上高に占める割合は70%となった。 

 その他アジア地域での売上高は前年比20%減となった。米国では「モルトン ブラウン(MOLTON BROWN)」のeコマース販売シェアが前年度の21%から46%に上昇したが、ブランド全体の売上高は7%下落した。

DESIGN:JIRO FUKUDA

酒はタバコと同じく”悪者”になりつつある。アフターコロナは「分酒」という選択

 再び「禁酒令」が始まる。2020年末から、緊急事態宣言やまん防、その延長や「禁酒令」など、コロナ対策は常に飲食店にしわ寄せがきていた。エビデンスがないのに、ここまでの政策はバカバカしいのが当然だが、そうもばかり言ってはいられない。そこに新しい考え方が出てきた。「分煙」ならぬ、「分酒」だ。
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グローバルに流通する「日本らしさ」のヒント【今週のビューティ展望】

 ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、ビューティメディアの編集長が「日本らしさ」を考える。

【賢者が選んだ注目ニュース】
一度聞いたら忘れられない 日本未上陸の「アクセルアリガト」
「ダムダム」が日本のクリーンビューティブランドとして初めて米セフォラに出店

 ビューティやファッションにおいて、グローバルから見た日本ブランドの価値は相対的に高い。しかし、まだまだ日本市場だけに向き合っているブランドが多いのも確かだ。予想される日本の人口減と年齢分布を考えたとき、これからはグローバル市場の開拓も視野に入れるべきなのは明らかだが、ストーリーや哲学を強く打ち出す新興ブランドが世界で台頭している中、日本ブランドは長所や「らしさ」をどう打ち出していくべきなのだろう?

 大きなヒントとなる記事を6月、「WWDJAPAN.com」の記事で見つけた。まずは、「一度聞いたら忘れられない『アクセルアリガト』 日本未上陸の北欧発シューズが絶好調」(6/15)だ。 

 ブランド名の「アリガト」は日本語の「ありがとう」が由来だが、スウェーデン発の「アクセルアリガトAXEL ARIGATO)」は日本で製造もしていなければ創業者に日本人がいるわけでもない。ついでにいえば記事タイトルにもある通り、日本未上陸だ。ただ、このブランドは創業者らが愛するミニマリズムを体現しており、そのインスピレーションを日本の文化や建築、デザインに宿るミニマルな美学から受けているという。そして「ありがたし」の意味を深く理解し、彼らのブランド名にその音を採用し、韻を踏み海外では少し奇妙に聞こえるかもしれない「アクセルアリガト」というブランド名にした。実際、ブランド名の由来について会話がはずむこともあるそうだ。

 ここから学べるのは、これからは「日本製」「日本ブランド」という、これまで積み上げてきた質のよさ、モノづくりへの自信といったレガシーだけに頼るのではなく、「日本らしさ」を因数分解し、どう解釈し、ブランドの背景やストーリーにどう息づかせるかを明確にしていくことではないだろうか。

 また「『ダムダム(DAMDAM)』が日本のクリーンビューティブランドとして初めて米セフォラに出店」(6/25)の記事で興味深いのは、このブランドがシンガポール版「ハーパース バザー」のジゼル・ゴー(Giselle Go)元編集長とパートナーのフィリップ・テリアン(Philippe Terrien)氏という、ともにグローバルな視点でファッション業界に関わってきた2人の目線で立ち上げられている点だ。

 「ダムダム」の名の由来はタガログ語であり、成分にはこんにゃくや米など日本で昔からスキンケア成分とされてきたものを使い、その一方でスリランカの団体が支援する現地の女性たちが制作した布バッグをローンチにあたって採用する。さまざまな要素を含みながら、日本から発信するクリーンビューティとしてのポジションを築いている。

 「ダムダム」と同じクリーンビューティブランドとして、「日本らしさ」を最大限生かした米国のプレステージスキンケアが2009年にローンチした「タッチャ(TATCHA)」だ。日本の芸者の美容法に着想を得てシルクや米、緑茶、海藻など日本古来の自然成分と、いわゆる日本式と呼ばれるステップの多いケアを推奨し、セフォラでも販売している人気ブランドだ。ロゴマークは家紋を思わるデザイン、パッケージの細部にはお盆や手鏡といったモチーフが使われている。どこか西洋のフィルターを通したオリエンタリズムでもあり、日本企業による日本ブランドが決してとらないアプローチでもあったように思う。18年には5億ドル(約555億円)でユニリーバに買収された。

 「タッチャ」のアプローチもまた、さまざまなことをわれわれに教えてくれた。日本のユニークネスをどうローカライズし、どうリデザインすれば伝わるのかという一つの事例でもある。「タッチャ」の場合は、「日本らしさ」を丸ごと、いわば意訳のようなかたちで発信したが、ローンチから十数年がたち、時代は今、「らしさ」を丸ごと翻訳や意訳することよりも、そのブランドがどんな哲学を持ち、そのプロダクトでどんな世界を目指しているかを問う。日本ブランドであることだけでは、その問いには答えにくい。

 インターネットがもたらしたさまざまな可視化で、あらゆる領域の境界線が溶けている。その中では「日本らしさ」にもさまざまな解釈があっていい。日本のアパレルもビューティ業界も、もっと自由に想像力を働かせ、さまざまな国のさまざまな世代、さまざまなジェンダーやアイデンティティーをもつ人たちの声を聞き、ターゲットも自由に定義してみることから始めてはどうか。新解釈の、あるいは揺るぎない理念の中に見える「日本らしさ」は世界のどこかで熱狂的なファンをつくり出すはずだ。

「居酒屋諸君、”推しグラス”って知ってます?」イマスグ100均に走れ

 突然ですが、"推しグラス"って、ご存知ですか。流行先取りメディア「Petrel(ペトレル)」が発表した「2021年上半期インスタ流行語大賞」で、堂々の5位にランクインしたのが「推しグラス」である。推しグラスとは、ジョッキやグラスに自分の"推し"の名前を書いたグラスのこと。家飲みが増えている昨今、20代女子を中心に推しのタレントやアニメの主人公などの名前を書いたグラスにお酒を注ぎ、SNSでアップするのが話題になっている。
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「YSL」とJO1が公式SNSをジャックしたゲリラライブを開催 アイコンフレグランス“リブレ”を表現した新曲を初披露

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 以下、YSL)」は7月7 日、アイコンフレグランス“リブレ(LIBRE)”のオーデトワレの発売を記念し、「YSL」のオフィシャルビューティパートナーを務めるグローバルボーイズグループのJO1とコラボレーションしたウェブCMを公開した。同日、「イヴ・サンローラン・ボーテ presents リブレ×JO1 WEB CM公開記念 オンラインライブ」を開催し、「YSL」とJO1の全ての公式SNSをジャックして全世界に同時配信した。

 ライブでは、ウェブCMに使用した新曲「Freedom」を初披露した。パフォーマンス後のトークセッションでは、川尻蓮が「七夕という素敵な日に『Freedom』を初披露できてうれしいです」とコメント。今回のゲリラライブについて河野純喜は「貴重な経験で本当に光栄です。全世界配信ということで、もしかしたら地球の裏側にいる人が朝に観ているかもしれないので、おはようございます!」と挨拶をして会場の笑いを誘った。“リブレ”の世界観を表現した新曲「Freedom」について與那城奨は「無限の可能性を信じて、その熱い情熱を持ちながらうちに秘めた思いを表した楽曲です」と曲に込めた思いを語った。フランス語で自由を表す“リブレ”とリンクした歌詞などに注目だ。

 ウェブCMの撮影時のエピソードについて問われた佐藤景瑚は「全員で歩くシーンがあったのですが、ラインウェイを歩いているようで気持ちよかったです」と振り返った。「メンバーの中で一番“リブレ”が似合うのは?」という質問に金城碧海が「鶴房汐恩ですね。鶴房は自由人なので絶対に似合いますね」と回答し、鶴房は「まぁ、僕でしょうね」と自信満々に頷いた。最後に與那城が「今後とも僕たちJO1、そして『YSL』をよろしくお願いします」と締めくくった。

「YSL」とJO1は昨年12月にパートナーシップ契約を結び、オフィシャル ビューティ パートナーとして2021年から一年間、同グループのステージやプライベートで使用するビューティ製品をサポートする。また、新製品のプロモーションモデルとしての起用やイベントの登壇などさまざまな取り組みを予定している。

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イタリアファッションの合同展「モーダ・イタリア」が開幕 イタリア人出展者不在でオンライン商談を強化

 イタリアファッションの合同展示会「第58回モーダ・イタリア展」と「第68回シューズ・フロム・イタリー展」が8日までベルサール渋谷ガーデンで開催中だ。両展を合わせて156社のアパレル、レザーグッズ、シューズを扱うイタリア企業が出展。日本のビジネス関係者に向けて2022年春夏コレクションを披露している。

 前回の2月開催に引き続き、イタリアから出展者の来日はかなわなかったが、サンプルを並べた各ブースでは日本の代理店やプロモーターが商品説明を対応。オンライン商談用のノートパソコンを設置し、16時から19時(イタリア現地時間9時から12時)をコアタイムに通訳者が同席しての商談が可能だ。また会場に来場できないバイヤーに向けて、オンライン上でも出展者や商品を見ることができるサイトを開設している。

 初日の6日には、メディア関係者を招いた発表会を実施。エリカ・ディ・ジョバンカルロ(Erica Di Giovancarlo)駐日イタリア大使館貿易促進部部長は「前回の2月から従来の開催形式を取ることができず、新しい合同展示会の形を模索してきた。オンラインを活用して商談ができるよう体制を整えている」と説明。ジョルジョ・スタラーチェ(Giorgio Starace)駐日イタリア大使は「このような状況下でも156社の企業が出展しているのは、イタリアが日本のビジネスを重要視している証。イタリアのベストを見ていただきたい」とあいさつした。

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