月別: 2021年9月
「ピーター ドゥ」2022年春夏コレクション
「ピーター ドゥ(PETER DO)」が2022年春夏コレクションを発表した。
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マリー・アントワネット所有のブレスレットが競売に ダイヤモンドを112個使用
競売会社クリスティーズ(CHRISTIE'S)が11月9日にスイス・ジュネーブで開催するオークションに、ルイ16世(Louis XVI)の王妃だったマリー・アントワネット(Marie Antoinette)が所有していたダイヤモンドのブレスレット2点が出品される。
ブレスレットはいずれも3連で、およそ1〜4.5カラットのダイヤモンドが計112個あしらわれている。カットはオールドカットで、地金はゴールドとシルバー。ボックスはオリジナルのものが残っており、内側にマリー・アントワネットの子孫による手書きのラベルが付いている。
1776年にパリの高級ジュエラー、ベーマー・エ・バッセンジュ(BOEHMER ET BASSENGE)で購入されたこのブレスレットは、マリー・アントワネットが93年に処刑された後、その長女であるマリー・テレーズ・シャルロット・ド・フランス(Marie-Therese Charlotte de France)が受け継いだ。1816年のマリー・テレーズのポートレートには、両腕にこれを着けた姿が描かれている。母親よりも大柄だったことから、マリー・テレーズはブレスレットにそれぞれ6個のダイヤモンドを追加してサイズを調整しているほか、留め具にもダイヤモンドを1個ずつ追加しているという。
クリスティーズのマリー・セシル・シサモロ(Marie-Cecile Cisamolo)=ジュエリー・スペシャリストは、「このブレスレットは、フランス革命中にマリー・アントワネットがフランスから脱出しようとした際、(甥であるオーストリア皇帝に預けた)木製のチェストに入れられていた宝飾品の目録にまで来歴をさかのぼることができるという点で、大変希少な品物だ」と語った。
落札予想価格は200万〜400万ドル(約2億6000万〜5億2000万円)となっているが、マリー・アントワネットに関するアイテムは熱心なコレクターがいるため、これを上回る可能性がある。2020年11月に仏競売会社オズナ(OSENAT)が開催したオークションに出品されたマリー・アントワネットの右靴は、落札予想価格8000~1万ユーロ(約104万~130万円)のところ、4万3750ユーロ(約568万円)で落札された。
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「リチャードソン」が新刊「A10」を発表 性の価値観や歴史を考察
ニューヨーク発のインディペンデント・マガジン「リチャードソン(Richardson)」は11日、10号目となる「A10:ザ・モラリティー・イシュー(A10 The Morality Issue)」を発行する。“モラリティー(道徳)”を軸にアートやカルチャー、学術的視点を交えて、「性」に関する倫理的な価値観や複雑さの歴史を振り返る。前作から3年ぶりとなる新刊を記念して、ブランド「フッド・バイ・エアー(HOOD BY AIR)」でも物議を醸したデザイナー、シェーン・オリバー(Shayne Oliver)による「アノニマスクラブ(ANONYMOUS CLUB)」とのコラボレーションによる限定カプセルコレクションも発売する。
表紙を飾ったのは、トランスジェンダー女性でモデルを務めるドミニク・シルバー(Dominique Silver)。ポルノスターのキャリアも持つ彼女をグレン・ルッチフォード(Glen Luchford)が取り下ろした。誌面ではシェーン・オリバーによるロングインタビューの中で、トランスジェンダーかつセックスワーカーとして日々感じることを話す。トランス・アイデンティティの進化やセックスワークに対するスティグマ(恥や不名誉などのネガティブなイメージ)などについて触れている。
ほかにも現代アーティストのポール・マッカーシー(Paul McCarthy)、フランシス・スターク(Frances Stark)、ボリス・ルーリー(Boris Lurie)らの初公開作品や、エッセイを収めた。セックス・ポジティブ・フェミニズム(セックスをポジティブに捉える運動)を掲げるアーティスト、ペニー・スリンガー(Penny Slinger)の初期作品や、精神分析学を専門とするジェイミソン・ウェブスター(Jamieson Webster)によるエッセイも掲載した。同エッセイでは、1990年代のアメリカの大学の社交クラブの入会儀式(ヘイジング: Hazing)に着目し、男性のセクシュアリティと強い結びつきのある「トキシック・マスキュリニティ(有害な男らしさ)」を批評する。
2020年に再始動した「フッド・バイ・エアー」のプロジェクト、「アノニマスクラブ」とのコラボカプセルコレクションでは、Tシャツ、クロップドトップス、長袖Tシャツ、フーディーをそろえる。グラフィックは表紙の写真に加えて、マガジンのコンテンツから抜粋した文言、両ブランドのロゴをあしらった。価格は、7150〜2万9700円。「リチャードソン」の公式オンラインストアや、東京・原宿の「リチャードソン・東京」店、セレクトショップの「ボンジュール・レコード(Bonjour Records)」で販売する。
「リチャードソン」マガジンは、アンドリュー・リチャードソン(Andrew Richardson)が1998年に創刊。2018年に発行した20周年記念号では、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)を表紙に起用。「セックス」というレンズを通して、写真やアート、社会現象、カウンターカルチャーを表現し続けている。
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ユニクロ、車いすテニス金メダリスト国枝慎吾選手に報奨金1億円
「ユニクロ(UNIQLO)」を運営するファーストリテイリングは、東京2020パラリンピックの車いすテニス男子シングルスで金メダルを獲得した国枝慎吾選手に、同社と柳井正会長兼社長個人から特別報奨金1億円を贈ると発表した。国枝選手は「ユニクロ」のグローバルブランドアンバサダーを09年から務めている。
パラスポーツは一般的に、「大会の賞金額をはじめとした経済的価値や評価、選手へのサポートの面で長く苦しい状況が続いている」(発表資料から)。しかし、今回の国枝選手の活躍は「パラスポーツに関わるあらゆる人を勇気づけ、将来パラアスリートになることを目指す人たちを数多く生み出す大きなきっかけになった」「パラスポーツの地位向上、パラスポーツが純然たるスポーツビジネスとして十分成立し得る可能性を示した」。同社は今後、パラスポーツイベントやスポーツクリニックなどを開催し、パラアスリートを目指す子どもたちへ「夢や希望を与える活動を広げていく」。
国枝選手は、「09年にプロ宣言した際、真っ先に声をかけてくれたのがユニクロだった。良いときも悪いときも常に寄り添い、選手活動を支援していただいている。(報奨金と共に)ユニクロから提案された、パラアスリートを目指す子どもたちへの支援活動は常々したいと思っていたこと。非常に嬉しく、楽しみ」とコメント。柳井会長は、「感染症流行で開催が危ぶまれた今大会は、さまざまなプレッシャーがあったと思う。その中で最高の結果を残した国枝選手の戦いぶりに非常に心を打たれた。国枝選手のこれまでの不断の努力と、圧倒的世界ナンバーワンの戦績、そして会う人誰をも魅了する明るさと前向きさに、心から敬意を表したい」とコメントしている。
「ユニクロ」のグローバルブランドアンバサダーの第1号は国枝選手。現在は、テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)選手や錦織圭選手、車いすテニスのゴードン・リード(Gordon Reid)選手、ゴルフのアダム・スコット(Adam Scott)選手、スノーボード・スケートボードの平野歩夢選手もアンバサダーを務めている。
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「ミッフィー」の無添加コスメが登場
化粧品・化粧雑貨などを企画販売する粧美堂は9月20日、人気キャラクター「ミッフィー」をモチーフにした無添加コスメを発売する。全国のキデイランドおよびミッフィースタイルショップで9月5日に先行発売後、全国のGMSやバラエティーショップで取り扱う。
今回登場するのは、リップバームやフェイスパウダー、リップ&チーク、アイシャドウ。全て5つの無添加処方(鉱物油フリー、有機色素フリー、紫外線吸収剤フリー、パラベンフリー、香料フリー)にこだわっている。さらに綿棒やパフ、ミラー、ポーチなどの雑貨もそろえる。価格帯は税込528〜1920円だ。
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イケてるヤツはだいたい吸ってる 「リッチル」でチルしよ!
昭和生まれの僕が思うに、この30年でたばこほど、世間の風当たりが強くなった嗜好品はなかなか見当たらない。若者が煙をくゆらせる姿なんてのは、今ではほとんど皆無だ。たばこ離れが顕著な中で、次世代タイプとして誕生したベイプ(電子タバコ)が健闘するも、愛煙家以外は興味ない。そんな中で今ちまたで話題なのが、CBDを使ったCBDベイプだ。CBDとは大麻草に含まれる成分カンナビジオールの略称で、精神作用がなく、ストレス社会で働く現代人をサポートする健康成分。つまり、誰でも吸える“チル”な成分ってこと。そんなCBDベイプブランド「リッチル(RICHILL)」をご紹介。
たばこでも“怪しい煙”でもない
「リッチル」とは?
メルカリの社員だったチル兄が脱サラし、新しい時代のかっこいいリラックスタイムを提供するために立ち上げたCBDベイプブランド「リッチル」。ブランド名は、“チルで日常の時間をリッチに”から。まさにチル好きのチル兄によるチルのための新しい時代の嗜好品 だ。ノンニコチン、ノンタールが特徴で、決してたばこではない。CBDをリキッド化(10 %配合)し、数種類のフレーバーと組み合わせて吸う。そもそも煙に見えるのは蒸気で、愛用者の6割以上が非喫煙者だという。取材以降、愛用している僕も、35年間一度もたばこを吸ったことがなかった。ちなみにチル兄は、シーシャ(水タバコ)屋やサウナまで経営する、本物のチルの伝道師なのだ。
教えて!チル兄!
Q.CBDって何?
A.麻に含まれる“チル成分”のことです(カンナビジオールの略)。精神活性作用のあるTHC(テトラヒドロカンナビノール)とは違って、CBDの安全性と有効性についてはWHOも認めています(WHO事務局が2010年に定めた精神作用物質の審作方法の手順に基づいて作成された国際的に権威のある文書による)。とはいえ、初めてのCBDで不安……という方もいらっしゃると思います。「リッチル」で取り扱っているCBDリキッドの原料は、厚生労働省のルールに則って輸入しています。CBDリキッドの原料が大麻取締法・薬機法に違反しないと判断されたのち、食品輸入届出を行ったうえで、正式に通関を行っています。第三者機関の研究チームによる厳格な品質検査で、THCが検出されないことが報告されていますので、安心してご使用いただけます。
Q.どんなときに吸う?
A.おすすめは、重要なプレゼンのお供に、睡眠のお供に、ととのい(サウナ用語)のお 供に、飲み会のお供に、働き盛りのお供に、 お口が寂しくなったときに、爽やかな朝に。
Q.チルって何?
A.「のんびり」とか「まったり」とかリラックス状態を表す言葉です。例えば、夕日や太陽の光を浴びて「チルだな〜」と感じる人も多いのでは?太陽を浴びると自律神経などを整えるセロトニンが分泌されます。これは別名“幸せホルモン”とも呼ばれています。自律神経を整え、心をポジティブにしてくれたり、ストレス解消につながったりするから。夕日を眺め、自然の美しさに黄昏れるひとときは、まさにチルタイムそのもの。さらにチルタイムの質を上げたい人は「リッチル」でチルして、心も体も極上のチル状態にしてみては?
おかわリッチルしたくなるフレーバーがたくさん
「リッチル」では“和”をテーマにした6種類のフレーバーを用意する。さっぱりな柑橘2種類にメンソールを加えた“かぼすだち”。日本人なら誰でも知ってる“ミルク金時”。ジューシーな甘味が特徴の人気No.1“巨峰”。後味スッキリなコクのある甘さで秋にピッタリ“柚子マロン”。黒糖の濃厚さと抹茶のまろやかさがクセになる“黒糖抹茶”。価格は3330円と3630円。鼻から吐く際に香るフレーバーがチルタイムを極上に導いてくれる。
こんな世の中だから“おうチル”しよ!
外出しづらいこんなときだからこそ、「リッチル」と極上の“おうチル”時間を過ごそう。CBDベイプから出る蒸気は、グリセリンからできているため匂いがつかず、部屋の中で吸っても安心。たばこのような副流煙も発生しないので、車の中でもレストランでも、なんならマンションのベランダで吸ったってご近所から苦情が来ることはないだろう(蒸気が出るのでモラルとお店のルールに従って、チルに吸おう)。周りに迷惑がかからないチルって最高じゃない?
たばこ大嫌いなあのブランドとコラボ
“Smokingkills”でおなじみのファッションブランド「#FR 2(エフアールツー)」とコラボしたこちらは、魅惑的なチルタイムを演出してくれるエナジードリンク味。海外でたばこを吸える場所が極端に少ないことに業を煮やした「#FR2」の石川涼社長が、世界を目指すためにたばこをやめたのは有名な話。そんな石川社長も認めたCBDベイプ「リッチル」でぜいたくなチルタイムはいかが?デバイス7040円、CBDポッド3630円、ストラップケース2750円、数量限定のセット販売1万1200円。
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「無印良品」、新宿でも地域の“困りごと”を解決 区役所や近隣デパートとも連携し街を活性化
良品計画は東京・新宿の2店舗、「MUJI 新宿」「無印良品 新宿」を、9月10日にリニューアルオープンする。両店舗は徒歩1〜2分の距離にありながら従来は取り扱い商品に重複もあったが、リニューアルによってそれぞれの役割を改めて明確にし、差別化。「MUJI 新宿」は地区の課題や社会問題などにコミットする店舗、「無印良品 新宿」は新宿の客の日常に寄り添う店舗として打ち出す。新宿区役所や同地区の他の小売業などとも連携し、コロナ禍以降客足が減っている新宿の街の活性化を目指す。
同社は“個店経営”を掲げ、新潟・直江津などの店舗で地域社会と連携しながら、地域課題を解決していくような店のあり方を目指している。「今後は“個店経営”の店舗を全国100店体制にし、地域に溶け込む『無印良品』へと大きく舵を切っていく」と、永原拓生執行役員営業本部長は話す。今回リニューアルする新宿もその一つだ。
具体的には、今年2月ごろから新宿区役所とやり取りを開始。「区役所の方からは、ゴミの問題やリユースなどが課題としてあがった」と永戸順也MUJI 新宿店長。また、伊勢丹新宿本店や近隣の飲食店などとも街の活性化のために意見交換を進めているという。「海外観光客が減り、空き店舗も増えている。地域の商店や小売業と連携しながら、まずは(地域の清掃など)日々の小さなボランティア活動からスタートし、コロナが収束したら、例えば歩行者天国のような大きな街イベントも行っていきたい」(永戸店長)といったイメージを描く。オープン後の初の週末である9月11、12日には、店舗そばの屋外スペースで早速イベントを実施する予定だ(今回は他社は参加せず、自社のみでのイベント)。
「MUJI 新宿」店頭でも、もちろんゴミ削減などの課題に対する発信を行っていく。店の顔である1階は、「無印良品」が回収した自社の中古衣料品を再販する「ReMUJI」プロジェクトの売り場。これまでも、回収した衣料を藍などの染料で染めた“染めなおした服”を一部店舗では販売してきたが、このタイミングで一律2900円から1990円に値下げした。また今回から、染料が入りづらい化学繊維などの服を洗って再販する “洗いなおした服”(一律990円)と、痛みがひどい服を何着か組み合わせてリメークした“つながる服”(一律3990円)も導入。“染め直した服”、“洗い直した服”、“つながる服”は、オープン時にそれぞれ3000着、2000着、200着をストックしている。
「つながる市」売り場を地下1階、中地下フロアに常設導入しているのも新生「MUJI 新宿」の注目ポイントの一つ。同売り場は店頭展示品や物流過程で傷がついた商品などを値引きして販売するもので、これまでは期間限定の催事として一部店舗で行ってきた。大型家具や食器、衣料品などを、傷の度合いなどによって割り引いている。
2階は良品計画が運営するデザイン家具「イデー(IDEE)」の「無印良品」内として最大の売り場がメイン。古書のコーナーもあり、直江津店などでも協業している長野・上田のネット古書店、バリューブックスと組み、古紙回収へと回されてしまう古書を一律300円で販売する。「MUJI 新宿」ではアートやデザイン関連の古書をセレクトしており、立派な図録などを豊富にそろえている。他フロアにも古書コーナーは設けている。
一方の「無印良品 新宿」は、“地域のインフラ”として、弁当などの食品や化粧水、靴下、生活雑貨に照準を絞って品ぞろえを強化した。目玉は店外に5台設置した自動販売機の「MUJIPOCKET」。飲料だけでなくマスクや化粧水、折り畳み傘、歯ブラシなども24時間買えるようにする。「開店は11時だが、このあたりは近隣の店舗への通勤で朝の通行量が非常に多い。自販機によりそういった方もストレスなく商品を買えるようにする」(白濱賢 無印良品 新宿店長)。
これまで、両店を買い回る客は全体の1%以下だったというが、差別化を進めたことで今後は相互送客も意識していく。その一環として、フロアマップには両店を記載している。
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「シロ」の限定フレグランスシリーズに昨年人気の金木犀が再登場 シリーズ初となるボディミストや柔軟剤も
コスメブランド「シロ(SHIRO)」は10月7日、季節の香りを毎月発表する限定フレグランスシリーズから昨年好評だった“キンモクセイ”を発売する。今年は香水に加え、柔軟剤やシリーズ初となるボディーミストの3アイテム(税込1760〜4180円)をそろえ、全国の直営店舗とオンラインストアにて取り扱う。9月24日から公式オンラインストアで予約受け付けを開始する。
昨年も人気だった“キンモクセイ オードパルファン”(40mL、税込4180円)は、トップノートに金木犀とベルガモットを配合しフルーティですっきりとした甘さに。続けてミドルノートにもどこか懐かしさを感じさせる金木犀がやさしく穏やかに広がり、ラストノートにはウッディとムスクを採用しフローラルでやさしい甘さに仕上げた。
シリーズ初の“キンモクセイ ボディミスト”(80mL、税込1760円)は、普段香水を使用しない人や強い香りを気にする人でも気軽に香りを楽しむことが出来るさりげない香り立ちに。また保湿成分のアロエエキスを配合しているため、スプレーするたびに肌を整える。
“キンモクセイ ファブリックソフナー”(500mL、税込2750円)は、植物由来の柔軟成分が素肌に触れる衣服やリネンなどを柔らかく仕上げるほか、生地表面を滑らかに整えることで静電気が起きづらく、ほこりや花粉などが衣服に付着しにくい設計に。なお、同製品はホームケア製品取り扱い店舗のみで販売する。
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「シロ」の限定フレグランスシリーズに昨年人気の金木犀が再登場 シリーズ初となるボディミストや柔軟剤も
コスメブランド「シロ(SHIRO)」は10月7日、季節の香りを毎月発表する限定フレグランスシリーズから昨年好評だった“キンモクセイ”を発売する。今年は香水に加え、柔軟剤やシリーズ初となるボディーミストの3アイテム(税込1760〜4180円)をそろえ、全国の直営店舗とオンラインストアにて取り扱う。9月24日から公式オンラインストアで予約受け付けを開始する。
昨年も人気だった“キンモクセイ オードパルファン”(40mL、税込4180円)は、トップノートに金木犀とベルガモットを配合しフルーティですっきりとした甘さに。続けてミドルノートにもどこか懐かしさを感じさせる金木犀がやさしく穏やかに広がり、ラストノートにはウッディとムスクを採用しフローラルでやさしい甘さに仕上げた。
シリーズ初の“キンモクセイ ボディミスト”(80mL、税込1760円)は、普段香水を使用しない人や強い香りを気にする人でも気軽に香りを楽しむことが出来るさりげない香り立ちに。また保湿成分のアロエエキスを配合しているため、スプレーするたびに肌を整える。
“キンモクセイ ファブリックソフナー”(500mL、税込2750円)は、植物由来の柔軟成分が素肌に触れる衣服やリネンなどを柔らかく仕上げるほか、生地表面を滑らかに整えることで静電気が起きづらく、ほこりや花粉などが衣服に付着しにくい設計に。なお、同製品はホームケア製品取り扱い店舗のみで販売する。
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キーマンに直撃 松屋がラボグロウンダイヤモンドに注力するワケ
松屋銀座本店(以下、松屋)は8月末に、ラボグロウンダイヤモンド(以下、ラボグロウン)に特化して独自のジュエリーブランド「エネイ(ENEY)」とブライダル需要に対応するラボグロウンに特化した「ネクストダイヤモンド ニューヨーク(NEXT DIAMOND NEW YORK、以下ネクストダイヤモンド)」2つのショップを1階にオープンした。同時に、各ECサイトもスタート。この2つのブランドで、売り場・EC合わせて通常のこの売り場面積の約1.7倍の年商が目標だ。プロジェクトのキーマンである古屋穀彦・松屋代表取締役専務執行役員 経営企画室長、経理部管掌、環境マネジメント部担当に聞いた。
WWD:ラボグロウンの存在を知ったのはいつか?それに対してどう思ったか?
古屋穀彦・松屋代表取締役専務執行役員 経営企画室長、経理部管掌、環境マネジメント部担当(以下、古屋):2019年に米ニューヨークの知人がジュエリーブランド「ニューヨークの贈り物」を運営しているGFM二宮美生 & カンパニー代表に出会ったのがきっかけだ。2020年2月に1週間「GFM」のポップアップショップを開催したところ好評だった。二宮さんから、ラボグロウンの話を聞いて興味が沸いた。それがどういうものか、研究を重ねて、新しい市場ができると感じた。
WWD:独自で「エネイ」というジュエリーブランドを立ち上げたきっかけは?
古屋:昨年の自粛期間中に、自粛明けに差がつく何かを考えたいと思っていた。店舗休業で、われわれも取引先も厳しい。今後の百貨店ビジネスはどうなるのかと考え、新しいチャレンジをするべきだと考えた。そこで、島田成一郎・松屋 事業推進部スタートアップ事業課長と話して、「自社ブランドを作ることにチャレンジする」という意見に合意した、ラボグロウンと出合い、それは、SDGsという時流の流れにも合っている、今後市場が広がる可能性も大きくチャレンジしがいがある。島田を中心とした現場が本気で、「いいブランドを作りたい」と動き始めたので、背中を押したような感じだ。チャレンジするなら、リスクがあっても勝算率が高く、市場が広まる可能性を持っているものがベストだと考えた。
WWD:「エネイ」を立ち上げた手応えは?
古屋:ビューティブランドの「セルヴォーク(CELVOKE)」などを手掛ける田上陽子さんにディレクションをお願いし、外部を巻き込めたのが良かった。今まで、“松屋オリジナル”的なものが多かったが、若年層にアピールするには、外部の力が必要だと考えた。ブランドのメディア発表後に行った一部顧客などを招いた販売会では予想の2.5倍を売り上げたので、期待以上の手応えを感じている。
WWD:「エネイ」のラボグロウンダイヤモンドの調達は?ラボグロウンを使用するメリットは?
古屋:「ネクストダイヤモンド」を運営する二宮社長と契約して入手する。“ハーフムーン”というシリーズは、石を真っ二つに割ったデザイン。天然だと躊躇するが、ラボグロウンだとこのような大胆なデザインにもチャレンジできる。
WWD:同時に「エネイ」と「ネクストダイヤモンド」2つのブランドを導入する理由と目的は?
古屋:ラボグロウンの市場を作って行きたいという志から。「エネイ」は、” エニー(ANY)”と“エナジー(ENERGY)”を組み合わせた造語だ。ファッション感度の高い女性にデザインでアピールし、使っているのがラボグロウンで、なおさらいい、かっこいいと思ってもらいたい。それで自然にラボグロウンのジュエリーブランドとして育っていけばいいと思う。「ネクストダイヤモンド」は、石が主役でデザインはベーシック。ブライダルなど、人生の節目に対応するブランドだ。「エネイ」と「ネクストダイヤモンド」2ブランドを展開することで、幅広い層にアピールできる。松屋の顧客は新しいものに対する関心が高いので、どちらも響くと思っている。
ラボグロウンによるジュエリー市場全体の活性化に期待
WWD:これら2つのブランドでラボグロウンに注力する理由は?同じ売り場にコーナーがある日本のジュエリー企業の反応は?
古屋:既存のジュエリーブランドは、いまだに、天然とラボグロウンが混ざることを懸念しているところが多い。松屋としては、天然の市場とラボグロウンの市場は別々で、それを消費者に理解してもらいつつ、ラボグロウンの市場を作っていくつもりだ。国内ジュエラーからは、「これら2つのブランドの導入によりジュエリー市場が活性化すれば」とポジティブに捉えられ、応援してくれている。
WWD:ラボグロウンを扱うメリットとデメリットは?
古屋:メリットは、他の百貨店と差別化できる点。また、消費者にとって選択肢が増えるという点。デメリットは、ほぼないと考えるが、天然の価値がラボグロウンの影響で落ちると思われるのは良くないので、天然とラボグロウンの価値、その違いを、きちんと説明していく。
WWD:ラボグロウンが天然と競合する可能性は?
古屋:「エネイ」も「ネクストダイヤモンド」も、新しい価値を提供するブランドだ。天然のオプションという選択肢だとは考えていない。それぞれのブランドの価値を理解して購入する顧客を増やすことにより、ブランドとして成長し、ジュエリービジネスが全体的に広がればいいと思っている。
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キーマンに直撃 松屋がラボグロウンダイヤモンドに注力するワケ
松屋銀座本店(以下、松屋)は8月末に、ラボグロウンダイヤモンド(以下、ラボグロウン)に特化して独自のジュエリーブランド「エネイ(ENEY)」とブライダル需要に対応するラボグロウンに特化した「ネクストダイヤモンド ニューヨーク(NEXT DIAMOND NEW YORK、以下ネクストダイヤモンド)」2つのショップを1階にオープンした。同時に、各ECサイトもスタート。この2つのブランドで、売り場・EC合わせて通常のこの売り場面積の約1.7倍の年商が目標だ。プロジェクトのキーマンである古屋穀彦・松屋代表取締役専務執行役員 経営企画室長、経理部管掌、環境マネジメント部担当に聞いた。
WWD:ラボグロウンの存在を知ったのはいつか?それに対してどう思ったか?
古屋穀彦・松屋代表取締役専務執行役員 経営企画室長、経理部管掌、環境マネジメント部担当(以下、古屋):2019年に米ニューヨークの知人がジュエリーブランド「ニューヨークの贈り物」を運営しているGFM二宮美生 & カンパニー代表に出会ったのがきっかけだ。2020年2月に1週間「GFM」のポップアップショップを開催したところ好評だった。二宮さんから、ラボグロウンの話を聞いて興味が沸いた。それがどういうものか、研究を重ねて、新しい市場ができると感じた。
WWD:独自で「エネイ」というジュエリーブランドを立ち上げたきっかけは?
古屋:昨年の自粛期間中に、自粛明けに差がつく何かを考えたいと思っていた。店舗休業で、われわれも取引先も厳しい。今後の百貨店ビジネスはどうなるのかと考え、新しいチャレンジをするべきだと考えた。そこで、島田成一郎・松屋 事業推進部スタートアップ事業課長と話して、「自社ブランドを作ることにチャレンジする」という意見に合意した、ラボグロウンと出合い、それは、SDGsという時流の流れにも合っている、今後市場が広がる可能性も大きくチャレンジしがいがある。島田を中心とした現場が本気で、「いいブランドを作りたい」と動き始めたので、背中を押したような感じだ。チャレンジするなら、リスクがあっても勝算率が高く、市場が広まる可能性を持っているものがベストだと考えた。
WWD:「エネイ」を立ち上げた手応えは?
古屋:ビューティブランドの「セルヴォーク(CELVOKE)」などを手掛ける田上陽子さんにディレクションをお願いし、外部を巻き込めたのが良かった。今まで、“松屋オリジナル”的なものが多かったが、若年層にアピールするには、外部の力が必要だと考えた。ブランドのメディア発表後に行った一部顧客などを招いた販売会では予想の2.5倍を売り上げたので、期待以上の手応えを感じている。
WWD:「エネイ」のラボグロウンダイヤモンドの調達は?ラボグロウンを使用するメリットは?
古屋:「ネクストダイヤモンド」を運営する二宮社長と契約して入手する。“ハーフムーン”というシリーズは、石を真っ二つに割ったデザイン。天然だと躊躇するが、ラボグロウンだとこのような大胆なデザインにもチャレンジできる。
WWD:同時に「エネイ」と「ネクストダイヤモンド」2つのブランドを導入する理由と目的は?
古屋:ラボグロウンの市場を作って行きたいという志から。「エネイ」は、” エニー(ANY)”と“エナジー(ENERGY)”を組み合わせた造語だ。ファッション感度の高い女性にデザインでアピールし、使っているのがラボグロウンで、なおさらいい、かっこいいと思ってもらいたい。それで自然にラボグロウンのジュエリーブランドとして育っていけばいいと思う。「ネクストダイヤモンド」は、石が主役でデザインはベーシック。ブライダルなど、人生の節目に対応するブランドだ。「エネイ」と「ネクストダイヤモンド」2ブランドを展開することで、幅広い層にアピールできる。松屋の顧客は新しいものに対する関心が高いので、どちらも響くと思っている。
ラボグロウンによるジュエリー市場全体の活性化に期待
WWD:これら2つのブランドでラボグロウンに注力する理由は?同じ売り場にコーナーがある日本のジュエリー企業の反応は?
古屋:既存のジュエリーブランドは、いまだに、天然とラボグロウンが混ざることを懸念しているところが多い。松屋としては、天然の市場とラボグロウンの市場は別々で、それを消費者に理解してもらいつつ、ラボグロウンの市場を作っていくつもりだ。国内ジュエラーからは、「これら2つのブランドの導入によりジュエリー市場が活性化すれば」とポジティブに捉えられ、応援してくれている。
WWD:ラボグロウンを扱うメリットとデメリットは?
古屋:メリットは、他の百貨店と差別化できる点。また、消費者にとって選択肢が増えるという点。デメリットは、ほぼないと考えるが、天然の価値がラボグロウンの影響で落ちると思われるのは良くないので、天然とラボグロウンの価値、その違いを、きちんと説明していく。
WWD:ラボグロウンが天然と競合する可能性は?
古屋:「エネイ」も「ネクストダイヤモンド」も、新しい価値を提供するブランドだ。天然のオプションという選択肢だとは考えていない。それぞれのブランドの価値を理解して購入する顧客を増やすことにより、ブランドとして成長し、ジュエリービジネスが全体的に広がればいいと思っている。
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「ハンター」がサステナビリティの新たな目標を発表 FSC認定の新作ブーツも発売
「ハンター(HUNTER)」は、サステナビリティに対する目標を掲げたマニフェスト「ハンター プロテクト」の発表に合わせて、森林管理協議会(Forest Stewardship Council 以下、FSC)認定のコレクションを9月9日に発売した。ラインアップは、同ブランドを象徴する“オリジナル トール レインブーツ”(税込1万9250円)と“オリジナル ショート レインブーツ”(同1万8150円)の2型。FSCの高い基準を満たし、適切に管理された森林から調達した天然ゴムを使用して、1足ずつ手作業で製造している。日本では、公式オンラインショップと銀座フラグシップストアで販売中だ。
「ハンター」は、持続可能な製品の供給に対して責任ある取り組みを2011年から行っており、21年3月のパオロ・ポルタ(Paolo Porta)=ハンター最高経営責任者(CEO)就任に伴い新たなマニフェスト「ハンター プロテクト」を策定した。同マニフェストは、森林・資源・コミュニティー保護の3つを軸に構成。FSC認証の取得や、絶滅の危機に瀕している森林などの保全活動を行うワールド・ランド・トラスト(World Land Trust)とのパートナーシップの拡大、ブーツのリサイクルサービス「ハンターリブート」の提供(日本は22年までに実施)、環境負荷の低いリサイクル素材の採用、人権や人種団体とのパートナーシップ締結などを行う。
ポルタCEOは、「私たちの歴史には保護が根幹にある。『ハンター』は160年以上にわたり、雨風から人々を守る製品を作り続けてきた。今後は、サプライチェーンに携わる人々の人権保護と、慈善団体と協力し地球の保護を目指すという2つの側面からブランドのレガシーを発展させる」とコメントしている。
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「シセ」2022年春夏東京コレクション
「シセ(SISE)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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若手の登竜門「LVMHプライズ」 優勝は全会一致でロンドン発「ネンシ ドジョカ」に決定
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は9月7日、2021年「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」の優勝者を発表した。優勝したのはアルバニア出身のネンシ・ドジョカ(Nensi Dojaka)。ドジョカが手掛けるのは、自身の名前を冠したロンドン発のウィメンズブランドだ。
「ネンシ ドジョカ」はランジェリーからインスパイアされたスリップドレスが有名で、グラフィカルなカッティングやストラップのディテールが特徴。モデルのベラ・ハディド(Bella Hadid)などをファンに持つ。ドジョカには、30万ユーロ(約3900万円)の賞金とLVMHグループのエキスパートによる1年にわたるコーチングを受けられる機会を獲得する。
14年から「LVMHプライズ」の審査員を務めているデザイナーのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)は全会一致でドジョカが選ばれたと明かした。「覚えている限りでこんなことは初めてだ」とコメントしている。「LVMHプライズ」の立役者であるデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=ルイ・ヴィトン エグゼクティブ・バイス・プレジデントも「プレゼンテーションが素晴らしかった。彼女のデザインはユニークな視点を備え、オリジナリティーにあふれている。品質も非常に高く、同時にとても謙虚だ」と称賛した。
他方、今年の“カール・ラガーフェルド審査員特別賞”は票が割れた結果、コルム・ディレイン(Colm Dillane)「キッドスーパー(KIDSUPER)」デザイナー、ルイ・チョウ(Rui Zhou)「ルイ(RUI)」デザイナー、そしてルクハンヨ・ンディンギ(Lukhanyo Mdingi)=デザイナーが受賞した。特別賞を受賞した3人は、それぞれ15万ユーロ(約1950万円)とLVMHグループからのメンターシップ・プログラムの参加資格を獲得する。
今年の「LVMHプライズ」には110カ国から1900通の応募があった。参加資格は40歳以下で、最低でも2回のコレクションを披露・販売していることが条件だ。
YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中The post 若手の登竜門「LVMHプライズ」 優勝は全会一致でロンドン発「ネンシ ドジョカ」に決定 appeared first on WWDJAPAN.
卓球人気の影の立役者 「ヴィクタス」がデザインの力で切り拓いたもの
東京オリンピック・パラリンピック2020東京大会で目を見張ったのは卓球代表チームの活躍だ。水谷隼・伊藤美誠選手の男女混合ダブルス金メダルを皮切りに、女子シングルスで伊藤選手が銅、男子団体が銅、女子団体で銀。日本中がメダルラッシュに湧いた。
熱戦のかたわら、卓球経験者の記者はユニホームにも注目した。特に男女混合ダブルス決勝の両選手、男子団体チームが着用していたものは、洗練されたグラフィックデザインが印象的で、胸元に「VICTUS(ヴィクタス)」という見慣れないロゴが刻まれていた。記者の学生時代にはなかったブランドだ。
「ヴィクタス」とは、いったいどんな卓球ブランドなのかーー。運営するヴィクタス(東京、松下浩二社長)のマーケティング部門のトップを務める板橋靖和執行役員に詳しく聞くことにした。
おしゃれなカフェと卓球台
「卓球のイメージを変える」
取材当日に板橋氏と待ち合わせしたのは、渋谷のニトリ公園通り店の隣にあるおしゃれなカフェだった。間接照明が照らす空間の中央には卓球台が設置されており、客は自由にプレイできる。地下にはVIPルームもあり、コロナ禍以前はお酒を片手にプレーを楽しむこともできた。ここはヘアケアやスポーツ事業などを展開する、ヴィクタスの親会社スヴェンソンホールディングス(東京、児玉義則社長)が運営する卓球カフェ&バー「T4 TOKYO」だ。
「世間の卓球へのイメージを変えたい」。そう語る板橋氏は、「ヴィクタス」の立ち上げ(2011年)当初からブランドディレクション業務全般を担ってきた。株式会社ヴィクタスの前身は1959年創業の老舗卓球メーカー・ヤマト卓球。業績が振るわなかった同社を、化粧品メーカーのスヴェンソンHDが買収。元プロ卓球選手の松下氏を社長に招へいし、社名とともに既存ブランドを「ヴィクタス」に変更して大規模なリブランディングに着手した。「松下氏は五輪球技種目で4大会連続(1992年バルセロナ大会〜2004年アテネ大会)出場した唯一の男子選手。同時に卓球初のプロ選手として生きる道を選択し、その大変さも知っている。『ヴィクタス』を卓球のプロスポーツとしての可能性を広げるブランドにしようと考えていた」。
他業界からヴィクタスに加わった板橋氏は当初、「社内にはたくさんの卓球経験者がいたが、そのことを隠す人が多いことを不思議に思った」という。「なんで?と聞くと、『恥ずかしいから』という答えが返ってきた。僕は卓球をしたことなかったからその感覚が分からなかった」。卓球=暗いスポーツというイメージが根強いことを思い知り、松下氏との「卓球の既成概念を壊す」チャレンジが始まった。
卓球市場に明るくなかった板橋氏は、地道なマーケットリサーチを繰り返した。「他社はラケットやラバー(ラケット表面に貼るゴムの部分)の性能に力を注ぐ一方、ユニフォームのデザイン性はお世辞にもかっこいいとは言えないものが多かった。ここにチャンスがあると考えた」。ユニホームのデザインディレクターには元大手アウトドアブランドのデザイナー経験者を起用して、ファッション業界のトレンドの要素なども取り入れた。「ユニホームでは、普段のファッションでは取り入れられないようなデザインにもチャレンジしたいという声も実は多い」。青と黒のような力強いコントラストのデザインを主役にして、ビビッドカラーも取り入れた。卓球ユニフォームのボトムスは無地のパンツがそれまでの主流だったが、2017年にグラフィックプリントのセットアップスタイルを発表。すると他のメーカーも追従し、新たなスタンダードを作った。
卓球は“観るスポーツ”へ
競技を超えて可能性を追求
卓球の国内競技人口はコロナ禍以前の19年まで右肩上がりで伸び続け(日本卓球協会調べ)、ヴィクタスの業績も右肩上がりで推移した。特にユニホームは中高生に絶大な人気で、21年男子インターハイ富山大会での「ヴィクタス」の着用率は7割以上(同社調べ)にのぼった。今後はパステルカラーなども取り入れ、女性客の取り込みも狙う。
「卓球は野球やサッカーのような“観る”スポーツへと認識が変わってきている。『ヴィクタス』のデザイン性もますます生きてくる」。18年にはプロ卓球リーグ「Tリーグ」が発足。開幕試合は両国国技館を2日間貸し切りで行った。試合は複数同時進行ではなく、広々とした会場に卓球台が1台だけ置かれ、スポットライトが当たる中でトップ選手がプレー。今では、石川佳純選手ら有名プレイヤーが出場する試合には、会場からの出待ち客も出るほどだ。
「東京五輪で卓球に興味を持つ人はさらに増えた。競技そのものの面白さだけでなく、ユニホームや道具のデザインでも間口を広げていきたい」。今年10月から国際卓球連盟の定めるルールが変更され、これまで赤と黒のみしか許されなかったラバー(ラケットに貼るゴム)の色の制約事項が撤廃される。「ヴィクタス」はこれを受け、他ブランドに先駆けて水色のラバーをラインアップすることを決めた。
板橋氏は「ヴィクタス」の今後について「卓球場を超えて競技の可能性を開拓したい」と語る。「たとえば、イケてるビーチに卓球台が置いてあってもいい。おしゃれなファッションショップのど真ん中に、ユニホームが並んでいても面白いんじゃないか」。実際に、大手セレクトショップに営業をかけている最中だという。
既成概念にとらわれない挑戦を続けるのは、「卓球の競技としての魅力高めることが、結果的にブランドの可能性を広げる」と考えるから。「いつか『卓球をやってます』が恥ずかしい告白ではなく、キラーワードになるような世の中を、僕らが作っていきたい」。
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ヘアサロン「マカロニコースト」が10周年を記念し中村和孝とコラボ フォトプリントTシャツを発売
ヘアサロン「マカロニコースト(macaroni coast)」は、オープン10周年を記念し、フォトグラファーの中村和孝氏とコラボレーションしたフォトプリントTシャツを制作した。本来は昨年が10周年だったが、新型コロナウイルスの影響で1年遅れでの実施となった。
プリント柄は、“2001年ニューヨーク「ガチャガチャ」”と、“2005年ロンドン「パンクドッグ」”の2種類(ともに数量限定)。背中には10周年のメッセージをタイポグラフィーで表現している。サイズはLとXLの各2サイズ展開で、価格は各税込8580円。同サロンおよび同サロンが9月6日に開設したオンラインストアから購入できる。
この取り組みに関して、中澤保人「マカロニコースト」代表は「昨年も今年もコロナでネガティブな世の中なので、何か楽しいことをしたいと思った。そこで、去年お祝いできなかった10周年にちなみ、アーティストとしても尊敬している、友人の中村和孝さんと何かコラボしたいと考えてフォトTを作った。サロンのお客さま、スタッフ、和孝さんのファンの方々が喜んでくれるとうれしい」とコメント。
オンラインストアについては「今後も『マカロニコースト』らしい、おしゃれで楽しくなれる物を販売していこうと思っている。ヘアコスメも販売していく予定だ」と話す。
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北村匠海が「トミー ヒルフィガー」初の日本人ブランドアンバサダーに就任
「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」は、2021年秋メンズウエアコレクションのブランドアンバサダーに、俳優やミュージシャンとして活動する北村匠海を起用した。同ブランドが日本人を起用するのは今回が初めて。全国の店舗と公式ウェブサイトでキャンペーンビジュアルとムービーを公開している。
北村のコミュニティーに対する
思いに共感
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北村は1997年生まれ。バンドDISH//のリーダーで、ギターとボーカルを担当する。2017年には映画「君の膵臓をたべたい」で主演を務め、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、俳優としても活躍の幅を広げている。最近では、コロナ禍で音楽を楽しむ場が制限されている学生たちに向けてDISH//の楽曲を音楽サイトで無料提供した。
「トミー ヒルフィガー」は、北村のこれらの活動が、ブランドがより良い未来のために掲げる「共に前進する(Moving Forward Together)」のスピリットに通ずるとして、起用を決めた。デザイナーのトミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)は「21年秋シーズンに匠海を迎えることができて、とてもうれしい。私たちは日本と日本のファンを愛しており、今回のコラボレーションによって、日本のユニークな文化に敬意を表すとともに、匠海のコミュニティーに対する思いをモダンにアレンジすることができると強く信じている」と話した。
北村は「今回のキャンペーンビジュアルの撮影を通して、こんなツイストもあるのか、と驚いたファッションのアプローチが、いくつもあった。ブランドらしさや良さをたくさん伝えていきたい」とコメントを寄せた。
2021年秋メンズウエアコレクションは
大自然とアメリカンヘリテージを
融合
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北村が着用する同コレクションでは、大自然とアメリカンヘリテージを融合させ、自由と一体感を表現した。ヘリンボーンやシャドーチェックなどの柄を採用し、カラーはアンバーイエローやオレンジなどアウトドアシーンで映える大胆なカラーと、オリーブやキャメル、ヘザーグレーを組み合わせた。
特設ウェブサイトで
スペシャルコンテンツを配信
特設ウェブサイトでは、北村のインタビュー動画を公開中。北村が自身のファッション観や今情熱を持って取り組んでいることなどについて語っている。加えて、撮影のビハインドザシーンを収めた動画やコレクションの詳細をアップしている。期間中は定期的に新たなビジュアルが登場し、コレクションを盛り上げていく。
トミー ヒルフィガー カスタマーサービス
0120-266-484
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肌がよみがえる?!睡眠中のぷるるん美肌マスク 【爆裂!健康美容マニア道】
1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は前回に続き韓国コスメをご紹介。再生医療の専門家が開発した一晩中つけられるシートマスクについて。
どんなに夜のお手入れを頑張ったとしても、朝起きたての状態は誰かに見せられるようなものではない(涙)。少女漫画でよく見かける天使の寝顔からの起きた瞬間「おはよう♡」だなんて、アラフォーには夢のまた夢。あぁ……寝ている間にもしっかり仕上げてくれるものはないのか……と探していたところ、あった。なんと、寝るときに貼るだけでOK。翌朝ぷるんっとした肌で朝を迎えられるのだ。え?こんな簡単でいいの?!と、喜びの雄たけびをあげたアイテム。前回のコラーゲンパックに続き、最近韓国スキンケアにどハマリ中の名越がこれまた感動したマスクを紹介したいと思う。
再生医療の専門家が開発!ECMシート
睡眠中ずっと貼ったままでOK、超絶楽ちんなスキンケアがかなえられる「ダーマルマトリックス(DERM-ALL MATRIX)」の“フェイシャルダーマルケアマスク”。なんと寝ている間に皮膚の奥の水分バランスを整えてくれるという。ジェル状の睡眠マスクは見かけることがあっても、シート状のものは初めて。「え?睡眠中ずっと?朝起きた時パリパリの砂漠状態にならない(汗)?」と、心配になるがご安心を。マスクは水分のコントロール技術が駆使されているので、一晩中保湿力が保たれるというのだ。一体全体、どうして?
再生医療の専門家の新しい挑戦だというこのマスク。重症の火傷患者と接する中で研究を進め、人体由来の皮膚の代わりに人工皮膚素材であるECMを独自に開発することに成功。そのECMは真皮層と同じ構成成分を持ち、実際の皮膚と99%類似する天然素材だという(!)。肌が本来持っているバランス機能を回復し肌の細胞の成長環境を作ってくれるそうで、長く使用すればするほど効果を感じられるのだとか。マスクの主成分であるECM原料をはじめ、米ぬかやヨモギ、ドクダミなどの天然由来の植物成分のエッセンスがじっくりと真皮層まで浸透してくれるというのだから睡眠中はまさにぴったり!さてさて、どんなものかと袋を開けると出てくるのが、真っ白なプルンプルンのマスク。水分をたっぷり含んでいてもっちりうるうる。そう、これはまるで……鍋に入れるコラーゲンゼリーのようなおいしそうなプルプル感……(表現へたか)。
夜のスキンケアが終わったら、ゆっくり貼っていく。マスクは顔の上半分用と下半分用に分かれていて、隙間なく密着させることができる。(これはうれしい♡)プルンプルンでピターッと肌に密着するこの感触は初めてで、とっても気持ちがいい。シートはハサミで簡単に切れるので、自分の顔に合わせて無駄なく貼っていこう。ぴったり貼れたらあとは眠るだけ。それでは、おやすみなさい。
朝起きて驚愕!保湿と角質ケアのダブル効果
目覚めてまず驚くのが「シートが透明になってる!」ということ。皮膚が透けて見えるなんて想像できないほど真っ白だったのに、その面影がすっかりなくなっている。さらに感動するのはこの密着力。寝相はそれほどいいわけではない名越の睡眠中、どの部分も剥がれることなくしっかりと肌に残っていた。そして写真をよくご覧いただきたい。透明、というよりほんのり黄ばんでいるのが分かるだろうか。そう、このマスク、保湿と同時に角質ケアまでしてくれるのだ。つまり黄ばんでいるのは、古い角質(汗)。「ギャー!」と叫びたくなるほどマスクにしっかりとキャッチされているではないか。肌をしっかりと保湿しながら、剥がすときには古い角質と不要な皮脂をさよならしてくれるだなんて。本当に優秀すぎるのだけど、黄ばんだマスクで100年の恋も冷めてしまう恐れがあるので、くれぐれもマスクを外す時は恋人がいないところでね♡。
さて、使用後にまず感じるのは肌のしっとり感。角質ケアのおかげか、肌触りが柔らかくてとっても気持ちがいい。化粧のノリはもちろん良くて、頬もふっくら、自然な艶がうれしい。朝一番に肌が元気だと、その日1日なんだかご機嫌♪大切な日の前日はもちろん、お手入れが面倒な日も、これさえあれば超・簡単に美肌ケア。寝る前だけじゃない、寝ている間もしっかりケアして韓国美肌を目指したい。
名越涼/フリーアナウンサー。香港出身。福井と愛知のテレビ局アナウンサーを経て独立。司会やライター、セミナー講師、企画・プロデュースなど幅広く活躍するパラレルワーカー。趣味・特技は手作り発酵食、食文化研究、ヨガ(歴15年)、eスポーツと農業にも精通
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「中華チェーン競争から戦線離脱」謎のチェーン『中華食堂一番館』がFC本部を事業譲渡
高島屋、英国発レストラン&デリカテッセン「リナストアズ」1号店好調。鼎泰豐(ディンタイフォン)のように育てる。
【21年8月街角景気】感染者数過去最高への恐怖が、ワクチン接種に勝った。県内ナンバー車以外は店内飲食させない店まで。
【8月月次速報】コロナ、オリ・パラでも伸ばした企業。不調だったあそこは10カ月ぶり「前年越え」
「ボッテガ・ヴェネタ」サロン 02コレクション
「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」がサロン 02コレクションを発表した。
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「ティファニー」がダニエル・アーシャムと協業 ブルーボックスと“ティファニー ノット”のブレスレットが登場
「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、コンテンポラリーアーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)とコラボレーションした。アーシャムが「ティファニー」のブルーボックスを解釈してアートワークとして表現した「Bronze Eroded Tiffany Blue Box(腐食したティファニーブルーボックス)」は、アーシャムが想像上の未来のレンズを通して現代的なモノを再構成した「Future Archeological(未来の考古学)」のアートワークの最新作となる。アーシャムはこのボックスの彫刻の特徴とゆがみで過去、現在、未来をつなぐ時間の緊張感を表現。彼は「アンティーク風の仕上げを通して、ブルーボックスが誕生した当初の意図とは異なるアプローチをした。ブルーボックスが今後何世紀にもわたり意義のある存在であることを表現している」とコメントしている。
ボックスの中には、“ティファニー ノット×ダニエル・アーシャム スタジオ バングル”が入っている。バングルには1974年にティファニーが発見した宝石のツァボライトがあしらわれており、ツァボライトの色合いはティファニーブルーとアーシャムのスタジオのシンボルカラーをほうふつとさせる。この限定品は2022年1月に日本で発売予定だ。
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ユナイテッドアローズ傘下の「カリフォルニアジェネラルストア」 9月24日、鵠沼海岸に移転オープン
ユナイテッドアローズは9月24日に、サーフショップ「カリフォルニアジェネラルストア(CALIFORNIA GENERAL STORE)」の新店舗を神奈川県藤沢市鵠沼海岸に移転オープンする。同社は6月に、日本のサーフカルチャーを牽引してきた同店の商標権を取得している。カジュアルウエアやスポーツギアなどの販売や、飲食、ワークショップ、マルシェ、アート展示などを通して、同社のウエルネスやサステナビリティに関する活動の新たな発信拠点とする。
オリジナルアイテムは、オーガニックコットンや再生ポリエステルなどの環境配慮型素材を使用したTシャツやスウェット、ブルゾン、デニムなどをそろえ、在庫ロスを最小限にする商品構成を意識しているという。そのほか生活雑貨やウェットスーツ、サーフボード、ヨガマットなども販売する。「モーリシャス・ブルー・アクション(MAURITIUS BLUE ACTION)」とコラボしたTシャツは、商品売り上げの一部をモーリシャスの社会的弱者の自立支援活動を行っている団体や、油流出の影響を受ける同地のサンゴやマングローブのモニタリング、保全活動を行うNGO団体へ寄付する。そのほか、日本環境設計と連携した衣料品回収やビーチクリーンなどの地域貢献活動にも参加する。
併設するカフェでは、地元のカフェやベーカリーによる軽食に加えて、同社オリジナルのブレンドコーヒーや「ユナイテッドアローズ ボトルショップ(UNITED ARROWS BOTTLESHOP)」でセレクトするクラフトビールなどを提供する。
店舗スタッフは、全国の店舗からサーフィンやヨガの愛好者を集めた。同店スタッフがインストラクターを務めるサーフィンスクールや、プロインストラクターによるヨガスクールも定期的に開催する予定だ。
■CALIFORNIA GENERAL STORE
オープン日:9月24日
時間:11:00〜18:00
※7、8月は11:00~19:00
※カフェ・軽飲食は10:00~18:00
住所:神奈川県藤沢市鵠沼海岸1-2-17
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「キート」2022年春夏コレクション
「キート(KIIT)」が2022年春夏コレクションを発表した。
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「WWDJAPAN」が美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」を開催 ヘアサロンのサステナについても考察
「WWDJAPAN」は9月7日、オンラインで美容師向け“ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW”を開催し、ユーチューブでライブ配信した。その様子は上記アーカイブで視聴可能だ。
第1部の美容師向け“ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW”では、21-22年秋冬シーズンのコレクション映像を見ながら、池田ハリス留美子「M・A・C」シニアアーティストと、村上要「WWDJAPAN」編集長が、最旬のヘア&メイクトレンドを解説。池田ハリス留美子シニアアーティストは「今季は前向きで生き生きとしたバイタリティーあるメイクアップルックが多く見られた。同時に、内に秘める強さを表現するパワフルなルックも目立った」などとメイクトレンドを解説した。
第2部では、“WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ”の結果と、そこから浮かび上がるプロダクトトレンドを編集部が解説。「美容室業界で起きたハイトーンカラーやブリーチブームが、ベスコスの結果にダイレクトに影響した」といった今回の傾向を紹介した。
第3部は“今サロンでできるサステナとは”をテーマとし、美容室業界のサステナブルへの参画事例を発表。森亜伊希「セラ バイ ユーレルム(SerA by U-REALM)」代表と、井原和之・資生堂プロフェッショナル 執行役員常務 マーケティング部長が登壇し、それぞれの取り組みについてトークした。その中で森代表は「トレンドサロンでありながら、しっかりと地域に根付いたサロン運営をすることもサステナの1つ。環境や自然に対するサステナに関しては、そうしたことにこだわっている製品を扱うことで、環境保護に参加したことになると思う」と話した。そしてサステナブランドの一例として、資生堂プロフェッショナルの「ヘアキッチン(HAIR KITCHEN)」を挙げた。
第4部では、編集部が注目するサロン専売ブランドをピックアップ。各ブランドの“イチオシ製品(サービス)”をフィーチャーしたオリジナル動画を公開し、約1時間のセミナーを終えた。
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弁護士チームがビューティ・ヘルスケア分野のリーガルサービス開始 化粧品関連の法律相談急増で
ファッション業界の法律問題に特化した専門チーム“ファッションロー・ユニット”を有する三村小松山縣法律事務所はこのほど、化粧品や美容サービス、ヘルスケア製品に関連した法律相談が急増していることからビューティ・ヘルスケア分野を対象としたリーガルサービスの提供を開始した。
三村小松山縣法律事務所によると、近年化粧品や美容サービス、健康食品などのビジネス領域が拡大傾向にあり、組織体制や事業展開のための契約交渉、知財戦略、 販売・プロモーション戦略、顧客対応などのさまざまな場面で、ファッション的なアプローチや契約、紛争解決を求められるケースが増えているという。
さらにファッション・アパレル企業がライフスタイル分野の一環として、コスメやボディーケア製品、サプリメント、香水といったプロダクトを手掛ける傾向が強まり、法律などの改正や規制の強化への迅速な理解と対応が求められていることから、“ファッションロー・ユニット”(海老澤美幸弁護士、小松隼也弁護士、中内康裕弁護士らで構成)でビューティ・ヘルスケア分野のサービスを始めた。
「薬機法に詳しい弁護士はいるが、ビューティ・ヘルスケア分野を横断的に対応できる弁護士や弁護士事務所がなかった」と海老澤美幸弁護士は語る。また、知的財産権にも強みを持つことから海外進出の際のサポートも万全だ。「多くの人はトラブルが生じると弁護士事務所に相談するが、事前に弁護士と連携すればリスクを顕在化でき、トラブルを未然に防ぐことができる。費用面に関してもトラブルが生じた後では倍かかってしまう」と小松隼也弁護士。
サービスの一例としては、1、広告に関する助言・サポート、広告文言などのリライトを実施。ファッション誌編集者の経歴をもつ海老澤弁護士がより実務的な表現や文言を提案する。2、プロモーションに関する相談。著作権や肖像権、ステルスマーケティングへの対応などを行う。3、知財戦略サポート。4、サステナビリティへの対応。専門家と連携してサステナビリティに向けた社内体制の構築や契約書を含む書面整備などを助言する。
そのほか、美容部員やインフルエンサーを活用したプロモーションでのトラブル防止策を講じる社内セミナーや経営者層を対象にしたセミナーなども実施している。
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パルコの広告に松本花奈が登場 スペシャルムービーが公開
パルコは、コーポレートメッセージ「SPECIAL IN YOU.」の広告に大学生で映画監督の松本花奈を起用した。松本は初長編監督作品の映画「真夏の夢」を史上最年少の16歳でゆうばり国際ファンタスティック映画祭に正式出品するなど、映画、テレビ、MV、広告、写真とマルチに活躍。2021年12月に公開を控える映画「明け方の若者たち」(パルコ出資・配給・上映)の監督を務めている。
今回の広告は、同映画の上映が予定されているホワイトシネクイント(渋谷パルコ8階)で撮影された。キャンペーンビジュアルは、映像が映し出されたスクリーンの前にたたずむ松本の真っすぐな視線が印象的。「君も、特別。」というメッセージが静かに強く伝わってくる。動画では松本のインタビューを公開。一線で活躍しながらも、「いろんなことに慣れていきたくない」と語る松本のみずみずしい内面に迫っている。
「SPECIAL IN YOU.」は、才能の発掘・応援を推進するパルコのコーポレートメッセージにフォーカスしたキャンペーンで、14年にスタート。シンガーソングライターの大森靖子やバレエダンサーのセルゲイ・ポルーニン(Sergei Polunin)、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」デザイナーの森永邦彦など、多彩な面々を起用し、今回が第17弾となる。
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スパイバー、上場へ本格始動 カーライルなどから340億円を調達
人工タンパク質素材のスタートアップのスパイバーは8日、投資ファンドのカーライルや官民ファンドであるクールジャパン機構などからの増資と事業価値の証券化で新たに340億円の資金調達を行ったと発表した。カーライルは第三者割当増資で100億円を出資し、クールジャパン機構とともに取締役も派遣する。スパイバーの資金調達はこれまでベンチャーキャピタルや取引先が主力だったが、有力なプライベートエクイティ(PE)ファンドであるカーライルの参加で、本格的にIPOに向けて動き出す。カーライルの渡辺雄介マネージングディレクターは「アパレル産業への強力なインパクトと共に、中長期的にも大きな市場をターゲットにしており、大きな可能性を感じた。経営基盤の強化に加え、海外進出への支援を行う」という。
資金調達の内訳は投資ファンドのカーライルのほか、フィディリティインターナショナル(Fidelity International)やベイリーギフォード(BAILLIE GIFFORD)などの海外の機関投資家による出資のほか、官民ファンドのクールジャパン機構の追加増資で240億円。将来の事業価値を担保にした事業価値証券化で100億円になる。新たな増資は1株4500円で行い、最新の株式評価額は1330億円になる。
今回の資本提携に対し、スパイバーの関山和秀取締役兼代表執行役とカーライルの渡辺雄介マネージングディレクターにオンライン取材を行った。一問一答は以下の通り。
WWDJAPAN(以下、WWD):資金調達の狙いは?
関山和秀スパイバー取締役兼代表執行役(以下、関山):タイの原料プラントが年内にも立ち上がり、米国の原料プラントの準備も順調に進んでおり、グローバルな垂直立ち上げのための資金だ。カーライルから出資だけでなく取締役の派遣も受けるのは、2〜3年内にIPOを検討しており、経営基盤の強化のためだ。
WWD:有価証券報告書によるとスパイバーは、この5年間、売上高はわずか2億円で、対して損益はずっと赤字。この5年累積赤字は160億円超に達する。PEファンドであるカーライルが出資を決めた理由は?
渡辺雄介カーライル マネージングディレクター(以下、渡辺):「ブリュードプロテイン(BREWED PROTEIN)」の商業化の進捗から、所有する技術、それらに付随する特許、さらには将来の市場規模まで、スパイバーの企業価値については徹底的に分析した。現在の生産技術やタイの原料プラントの進捗、米国プラントの規模、水面下で進んでいる世界規模でのブランドやアパレル企業との共同開発の状況などから見て、数年内の収益化はかなり有望だと分析している。かつ、人工タンパク質素材という革新的な素材の持つTAM(Total Addressable Market=将来獲得可能な市場規模)に関しても、繊維にかかわらず、プラスチックなどへの応用範囲も広く、しかもそこでのシェアを取れる可能性も高く、かなり大きい。日本でははじめての非バイアウト型のマイノリティグロース投資ということもあって、投資委員会でどう説明しようか迷ったものの、第一声は“素晴らしい!”と、かなりの高評価だった。
WWD:どう支援していく?
渡辺:まずはグローバルな事業展開に向けた支援だ。グローバルな投資ファンドであるカーライルはご存知の通り、シュプリーム(2020年にイグジット)やモンクレール(14年にイグジット)など、有力なグローバルブランド支援の実績があり、現在もゴールデングース(GOLDEN GOOSE)などの支援も行っている。出資先にとどまらず、幅広くさまざまなブランドとのコラボレーションなど、やれることは多いと感じている。IPOだけでなく、これまで培ってきた当社のグローバル展開とサステナビリティの知見を最大限に提供したい。
WWD:人工タンパク質素材に関しては、同業の米国のボルトスレッズ(BOLT THREADS)を筆頭に開発競争が激しくなっている。今後の展望は?
関山:スパイバーは人工合成タンパク質素材の分野では、タイと米国での原料プラントの着工や準備から、紡糸、ユーザーとの商品化に向けた共同開発といった商業生産から、研究開発から生産にまたがる圧倒的で多彩な特許網、さらには世界での標準化規格まで、あらゆる分野で世界でも他を圧倒している。タンパク質合成の分野では、先日SPAC(特別買収目的会社)上場を発表した、米ボストン発のギンコ・バイオワークス(GINKO BIOWORKS)のような強力なスタートアップが台頭しており、ユニコーン企業以上のレベルで競争は激化している。ただ、スパイバーの最大の強みは、タンパク質合成から、発酵による原料の生産、紡糸まで、合成生物学や遺伝子工学、高分子学など幅広い分野にまたがるコア技術を内製化し、超高速回転させて発展させられること。ラボレベルから量産に踏み出すときには大手素材メーカーとの協業や共同開発なども必要になってくるが、有力な技術や特許をどちらが持つかで事業の進捗が停滞したり、止まってしまうことも多い。その意味でも内製化している当社はかなりのアドバンテージがある。事業の垂直立ち上げのため、今後まだまだ大きな資金が必要になるが、カーライルとの提携で、2〜3年内の上場に向けての動きも整った。今後はさらに経営のスピードを上げていく。
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大平修蔵が“メイベリン ファミリー”に ベースメイクのビジュアルに登場
「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」はこのほど、俳優・モデルとして活躍する大平修蔵を“メイベリン ファミリー”の一員として迎えた。取り組みの第1弾として、ベースメイク“フィットミー”シリーズの新製品“フィットミー プライマー”(30mL、税込1560円)のデジタルキャンペーンのビジュアルモデルに起用した。
“フィットミー プライマー”はアマゾンで現在予約受付中。9月11日にマツモトキヨシで先行発売し、10月9日に全国発売する。同製品は、クレイ成分を配合したジェルテクスチャーが肌に密着し、毛穴やくすみを自然にカバーするメイクアップベース。サラサラの仕上がりを約16時間キープし、SPF20で紫外線からも肌をガードする。
「メイベリン ニューヨーク」は今後、ティックトックをはじめとしたSNSやウェブサイトなどのデジタルキャンペーンに大平を起用する。大平は「まず、僕のクリエイティブや発信してきたものを評価していただき、メイベリン ファミリーとして迎え入れていただけたこと、感謝とともにとても光栄に思います。いつか美しさを追求している方々とご一緒にお仕事ができればと思っていました。これから発表されるメイベリンさんと僕との作品を早く世界中の方に届けたいと心から想っています。世界中のひとりでも多くの方に美しさとクリエイティブを伝えられたら。是非楽しみに待っていてください!!」と意気込みを語った。
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「ザ・ノース・フェイス」はなぜ「ロイカEF」を選んだのか 担当者が語る妥協なきこだわり

環境負荷軽減を目指すファッション業界でサステナブルな素材に注目が集まる中、旭化成のリサイクルストレッチファイバー「ロイカEF」に多くの企業が熱視線を送っている。アウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」を日本で運営するゴールドウインもそのうちの一社だ。同社はサステナビリティに関する長期ビジョン“プレイ アース 2030(PLAY EARTH 2030)”を5月に発表し、2030年までに環境に配慮した素材の使用率を現在の28%から90%へ引き上げを目標とし推進している。「ザ・ノース・フェイス」でも人気商品“バーブライトパンツ”を20年春夏シーズンから「ロイカEF」を使った環境配慮型の生地に切り替え、ほかの定番品も環境に配慮した素材に徐々にシフトしている。数あるサステナブルな素材の中で、なぜ「ロイカEF」を選んだのか。同ブランドの千葉弥生アウトドアアパレル企画担当に、その理由や背景を聞いた。
伸縮性や汎用性など
機能面のバランスが秀逸
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「ザ・ノース・フェイス」の万能パンツとして、登山やさまざまなスポーツに対応する定番品が“バーブパンツ”だ。2016年には、薄さと軽さにこだわった“ライト版”としてメンズ向けの“バーブライトパンツ”とウィメンズ向けの“バーブライトスリムパンツ”が登場。日常使いできるシンプルなデザインと、夏場のトレッキングや激しい運動にも対応する機能性で、多くの顧客から支持を集めている。そんな人気商品が、「ロイカEF」を用いた環境配慮型のストレッチ生地に昨年リニューアル。「定番品を徐々に環境に配慮した素材に切り替えており、“バーブライト”も変えたいと、『ザ・ノース・フェイス』から生地を取り扱う旭化成アドバンスに相談した」と、千葉は経緯を語る。
リサイクル素材への切り替えは、従来の生地より光沢が強かったり、伸縮性が下がったりと品質の壁もある。しかし、千葉は「ロイカEF」を使った素材に「安心してシフトできた」と話す。「環境配慮型のストレッチ生地に変更しても、従来の“バーブライトパンツ”が持つ伸縮性や汎用性といった機能性は保ちたかった。しっかり伸びて表面が滑らかなもの、不要な光沢感もないもの、テクニカルなパンツ然としないもの——。妥協したくない部分がいろいろあった。『ロイカEF』は全体のバランスが優れていて、その全てをかなえてくれた」。
機能性に加え、「ロイカEF」はデザイン面でもブランドのこだわりに貢献している。「“バーブライト”の一番の強みは、いい意味で見た目が“普通”なこと。通常トレッキングや激しい動きを想定したパンツは、膝部分にダーツや切り替えが入っているものが多い。でも“バーブライト”は、膝の切り替えがなく、ポケットの仕様も含めてシンプルでベーシックなデザインをとことん追求している。『ロイカEF』を使った素材は、そんなデザインの邪魔をすることもないし、機能性の高さも維持してくれた」。千葉自身も同パンツの愛用者で、“バーブライトスリムパンツ”を着用して3泊4日の登山を敢行したところ、「細いシルエットに見えるかもしれないが、はくと全くストレスを感じない。伸縮性が高いので動いても突っ張らず、登山靴やブーツにかぶせても、裾が上がってこなかった」という。
サステナブルな
ストレッチファイバー
「ロイカEF」とは?
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旭化成が開発した「ロイカEF」は、工場内で発生する残糸や未出荷品といった、従来は廃棄していた糸を原料として再利用し、新しい糸に生まれ変わらせたサステナブルなストレッチファイバーだ。環境への配慮はもちろん、優れたストレッチ性とキックバック性も兼ね備え、通常のスパンデックスと同様に扱うことができるため、汎用性も高い。国内外のアウトドアメーカーをはじめ、スポーツブランドや環境意識の高いファッションブランドが取り入れ、アウターからインナーまでさまざまなアイテムに採用されている。
女性の体の構造に合わせて、
不便に感じる部分は改善
「ザ・ノース・フェイス」がシンプルなデザインと機能性を実現させる「ロイカEF」を選んだのには、市場の変化も関係している。現在、“バーブライトパンツ”と“バーブライトスリムパンツ”の購入目的は、アクティビティーとタウンユースでほぼ半々に分かれるという。「コロナ禍でワンマイルウエアと呼ばれるイージーパンツが売れているが、キャンプ人気の後押しでアクティブウエアの売り上げもここ1年半でぐっと伸びている。最近では、キャンプから始まり、ちょっと歩いてみよう、走ってみようと運動を始める人も増えている。そのため当社もアクティビティーと日常生活の境界線を越えて行き来できることを念頭に置き、日帰り登山での本格的な登山ウエアには足踏みしてしまうような方でも手に取りやすいデザインを増やしているところだ」。
また女性層の増加も顕著で、「コロナ禍で女性客の売り上げも増加している。“バーブライトスリムパンツ”のような、汎用性が高い商品からまずは購入した方が多い印象だ。コロナ禍で初めて『ザ・ノース・フェイス』の製品を買ったという方も増えている。こうした中、企画メンバーの半数は女性なので、女性の体の構造に合わせて自分たちが不便に感じる部分はどんどん改善している。例えば、“バーブライトスリムパンツ”の前ポケットは、ファスナーを下から上に開ける仕様にしている。これは女性の腰骨が出ているため、バックのヒップハーネスを締めたときにファスナーが重なりやすく、長期縦走などをした際にあざになりやすいため、できるだけ重なりが少なくなるように改善した」。
「ロイカEF」を用いた新商品の可能性については、「『ロイカEF』 を使用した生地の薄さと高い伸縮性は、登山やその他のアウトドアアクティビティー用のウエアにマッチする。全面に使うだけでなく、テクニカルなウエアの袖口や、ディテールなど、アイテムの機能性を向上させるためにポイント使いする可能性も考えられそうだ」と期待した。
パフォーマンスプロダクツ事業本部 ロイカ事業部 ロイカ営業部 テキスタイル担当
06-7636-3558
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飲食店の生ごみの再生堆肥で緑化 御殿場プレミアム・アウトレット
三菱地所・サイモンが運営する御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県)は、出店する飲食店から出る生ゴミから作った堆肥を施設内の緑化に利用する取り組みを9月から始めた。同社が全国のアウトレットモールで進める衣料品回収や太陽光発電などの環境活動の一環。施設内で出る廃棄物を減らした上で、施設内で有効活用する。
廃棄物リサイクルの加瀬興業(横浜市、若松敏彦社長)と協業し、NTTビジネスソリューションズの「地域食品資源循環ソリューション」のシステムを利用して実施する。アウトレットモールの施設内に3基のコンポストを設置。対象飲食店8店舗から出る生ごみを回収して微生物で生分解(一次発酵)し、そのあと外部のリサイクルセンターで堆肥化(二次・三次発酵)する。作られた堆肥は施設内の花壇などで使う。
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「エコー」がレザーグッズ刷新 次世代消費者“ニューユートピアン”に向けたアプローチとは?
1963年に設立されたデンマーク発の「エコー(ECCO)」は今秋レザーグッズを刷新し、日本では9月8日に、公式オンラインストアや主要店舗で一斉発売する。コンフォートシューズで広く知られる「エコー」だが、自社レザー工場であるエコー・レザー(ECCO LEATHER)は、ラグジュアリー・ブランドや大手IT企業などに上質な素材を供給している。そのイノベーションをもって製造される新たなレザーグッズには、長年培われてきたクラフトマンシップと機能性、デザイン性が融合されている。サステナビリティ先進国の北欧企業が打ち出す、新コンセプト“ニューユートピアン”とは?バリエーション豊かなアイテムと共に、革新的なコレクションの背景を紹介する。
“レザーの未来”を見据えた
北欧企業の新たな視点
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「エコー レザーグッズ」は2019年に、最高のレザーイノベーションを紹介するためのアクセサリーブランドとしてスタートした。初の刷新で新コンセプトに掲げるのが、次世代消費者を指す造語“ニューユートピアン”だ。定義は「ハイブリッドで現代的なライフスタイルに合うバッグを求める、先進的な人々」。性別にとらわれずに身に着けてほしいという願いから、コレクションにはメンズ&ウィメンズの区別はない。
デザインのエッセンスとなったのは、“レトロファッション”とも称される1960年代、創業当時の反骨精神とソウルフルな美学。中でも、アーカイブのレタリングを用いたアルファベットチャームが、コレクションにフレッシュな遊び心を添える。
さらにキャンペーンイメージには、DJやミュージシャンなど、さまざまな職種のモデルを起用。ビジュアルでもジェンダーフリーなリニューアルを印象付けた。
現代生活に合う
ハンズフリーのデザイン
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新たなコレクションは、スマートフォンと最低限の持ち物だけで過ごす現代のライフスタイルをイメージして、ほぼ全てがハンズフリーのデザインだ。古代からある陶器のジョーロにインスパイアされたアイコンの“ポットバッグ”をはじめ、チャームのような感覚で持てるミニポーチやグローブなどのスモールレザーグッズなど、日本では全115点をラインアップする。
特に、バッグは豊富な質感とカラーバリエーションが魅力で、Dリングを使い互いに組み合わせることが可能。シーンに合わせて、自分だけのカスタマイズを楽しめる。
サステナブル×クラフトマンシップが
可能な理由
「エコー」の革新性は、サステナビリティを念頭においたモノづくりの背景にある。自社工場でレザー開発から製品化までを一貫するシステムは、トレーサビリティの確立にもつながっている。
「エコー レザーグッズ」には、自社開発の“ドライタン(DriTan)”レザーを使用。一般的に革のなめしには大量の水を使用するが、同素材は水を必要とせず、廃水や固形の廃棄物を出さない。さらにハードウエアのコンパクト化やリサイクル素材の使用、裏地を採用しないアプローチなど、さまざまな角度からサステナブルなアイデアを盛り込んでいる。
また同社では、持続可能な環境目標として、2026年までに全廃棄物の90%を回収し、28年までにエネルギーニュートラル化を宣言。30年までに水の排出量を実質ゼロにして、化学物質はバイオベース、リサイクル、再生可能なものだけを使用するという大きな指針を掲げている。
持続可能なレザーグッズを”
グローバルプロジェクトである「エコー レザーグッズ」刷新について、ステファノ・ピレピッチ(Stefano Pillepich)責任者に展望を聞いた。
――新コレクションはどのようなアプローチでデザインした?
ステファノ・ピレピッチ「エコー レザーグッズ」責任者(以下、ステファノ):私たちはプロジェクトのローンチにあたり、まず消費者からデザイン、製品、マーチャンダイジングに至るまでくまなく研究を行いました。そこから消費者ファースト・目的主導・革新・持続可能性・信頼性の原則に基づいた、新たなコレクションを製作しました。
――「エコー レザーグッズ」の持続可能性とは?
ステファノ:ローンチ前の綿密な調査から、私たちはエシカルに関心のある若い消費者が何を望み、何が欠けているのかの洞察を得たと感じています。
新たなコレクションには、「エコー」の中で最も革新的な“ドライタン”レザーを使用し、裏地やメッシュなどの部分には、リサイクルコットンやリサイクルポリエステルなどの認定を受けたテキスタイルを使用することで、環境に配慮しています。
――今後のビジネス的な戦略は?
ステファノ:今回の刷新は、私たちが“ニューユートピアン”と呼ぶ、若くて現代的な消費者とつながる機会と捉えています。彼らにレザーのアクセサリーの未来を自信と誇りを持って紹介することを目指しています。次世代の消費者は皆がつながっており、正しいPhygital(物質とデジタル)戦略は成功のために必要不可欠です。
広範囲におけるグローバルストアの存在感に加えて、eコマースの特設サイトやSNSでは、強力なブランド哲学とパートナーシップに焦点を当てたカルチャー主導の専用コンテンツを作成し、全てが連携するエコシステムを実現します。
エコー カスタマーサービス
0120-974-010
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ユニクロ、国内店舗で初めてカフェを導入 9月17日にリニューアルする銀座店で
「ユニクロ(UNIQLO)」は、9月17日にリニューアルオープンするグローバル旗艦店「ユニクロ 銀座店」(12フロア、約4950平方メートル)に、国内では初となるカフェを併設すると発表した。また、ウィメンズインナーとオーダースーツはそれぞれサロンと呼ぶコーナーを設け、専門スタッフを配して接客に力を入れる。
カフェは米国の店舗では現地のコーヒーショップが入っている例があるが、オリジナルの「ユニクロ コーヒー」として展開するのは初めて。最上階の12階の一部をカフェとし、オリジナルブレンドコーヒー(ホット/アイス、各200円)、数量限定のゲイシャ種ハンドドリップコーヒー(ホット、450円)と共に、銀座の老舗洋菓子店「銀座ウエスト」のバタークッキー(200円)を提供する。
サロンは、6階のウィメンズインナーフロアに「インティメートウエアサロン」を、10階のメンズクリーンカジュアルフロアに「カスタムオーダーサロン」を設ける。ユニクロは基本的に“接客しない”接客スタイルだが、6階にはワイヤレスブラのアドバイザー、10階にはカスタムオーダーに対応するスタッフを配置し、接客を強化。今回の改装では、各フロアにユニクロが掲げるコンセプト“LifeWear”を伝えるインスタレーションコーナーを設ける点も注目だが、「LifeWearの価値を、インスタレーションだけでなく接客からも伝えていく」(広報担当者)点がポイントだ。
そのほかの注目トピックスは、東京・江東区の東雲に4月にオープンした自社ニット工場で生産した3Dニットのセーター(4990円)とワンピース(6990円)を数量限定で販売することや、銀座店で1万円以上購入したアプリ会員客のうち、中央区、千代田区、港区、江東区、墨田区の一部の在住者に向けて、商品を即日自宅配送するサービスを無料で提供する(開業から11月30日までの期間限定)こと、アプリ上で力を入れているライブコマースを、今後銀座店の店頭から定期的に行なっていくことなど。
リニューアル記念として、初日の17日には来店した先着3200人に銀座木村屋のあんぱんを配布。17〜20日の期間中、1万円以上購入した客には、毎日先着で計2000個のオリジナルマグカップをプレゼントする。
■「ユニクロ 銀座店」
リニューアルオープン日:9月17日(10時開業予定)
住所:東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ東館1〜12階
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「令和のカリスマ店員」に福岡ソラリアの「リエンダ」村岡さん、オンライン接客コンテストで全国7万人の頂点に
全国7万人の店舗スタッフの頂点に立つ「令和のカリスマ店員」を決めるコンテスト「スタッフ・オブ・ザ・イヤー(STAFF OF THE YEAR)」が8月19日に開催された。主催はコーディネート投稿機能やオンライン接客などの販促支援アプリサービス「スタッフスタート(STAFF START)」を運営するバニッシュ・スタンダードだ。1995年から実施している日本ショッピングセンター協会や2005年からスタートしたルミネを筆頭に、多くのアパレル小売り各社がコロナ禍前までこぞって接客ロールプレイングコンテストを実施してきた。だが、今回取材した初開催の「スタッフ・オブ・ザ・イヤー」は今までとはかなり異なるユニークかつ販売スタッフの個性を引き出すチャレンジングな仕様だった。この時代の変化を取り入れた令和のロープレ大会をレポートする。
1次審査は「スタッフスタート」経由の売上高やインスタグラムのフォロワー数で7万人の中から上位400人に絞り込み、2次審査では売上げ、フォロワー数、さらには特設サイトからの一般投票を加味して15人を選考。延長投票で復活した3人を加えた、18人がファイナリストとして登場した。企業別ではマッシュホールディングスとアダストリアが各4人と多く、ベイクルーズ、パル、バロックジャパンリミテッドが各2人、WEGO、恵山、ストライプインターナショナル、TSIホールディングスが各1人という顔ぶれだ。
通常のロープレ大会では、買い物客に扮したエキストラが登場し、ルミネが6分、ユナイテッドアローズが7分や11分といった持ち時間で接客を行うことが多い。それが今回は画面越しにオンライン接客の技術を競うもので、1つ目の課題がLINEコールを使用した「テレビ電話接客」、2つ目が「LINE LIVEでのライブ配信」、3つ目が「自己PR」でそれぞれ1分半とコンパクトだ。ちなみに、今年にバニッシュ・スタンダードはLINEと業務提携しており、9月をめどに新サービス「ライン・スタッフスタート(LINE STAFF START)」の提供を始めることが決まっており、LINEを大いに活用した企画としている。
「テレビ電話接客」では、画面越しにお客さまのニーズを汲み取る力や、的確な提案、自分らしい言葉や表現で商品の魅力を伝えるコミュニケーション力などを評価した。公平性を期すために、取り扱い商材はバラエティ雑貨やアウトドアグッズ、癒やし商材、暑さ対策グッズ、家電、ぬいぐるみなどを用意。お客さま役の購買目的を「アマゾンに旅行に行くときに持っていくとよいもの」「ホームパーティで意中の人と仲良くなれるグッズ」「10人目の子どもを出産した友人へのギフト」などクスリと笑ってしまうような設定で、その応対には各人のキャラクターや機転の良さ、人間力などがよく表れるものとなった。
「ライブ接客」では、一般視聴者とつなぎ、協力を仰いだ専門学校生の個性的な作品の魅力を制限時間内に伝え、購入意思を喚起できたかを審査。「自己PR」では販売員としての想いや、自身の魅力を伝える力などを評価した。
審査員は7人で、アンミカや森泉、自身がデザインするブランド「ラウタシー(LAUTASHI)」も手がける鈴木えみ、秋山恵倭子BRUSH代表取締役会長、元ルイ・ヴィトン顧客保有数ナンバーワンスタッフの土井美和さん、LINEの池端由基執行役員・広報・法人事業担当、小野里寧晃社長が務めた。司会には城田優を起用した。
審査員の評価と、「LINE LIVE」の視聴者による8万8000票以上のオンライン投票の結果をもとに、令和のカリスマ店員として初代スタッフ・オブ・ザ・イヤー5人を決定。初代グランプリは、バロックの「リエンダ(RIENDA)」福岡ソラリアプラザ店の村岡美里さんが獲得。2次審査を1位で通過していたが、「テレビ電話接客」では、「声が聞き取りにくかったらおっしゃってくださいね」や「ご利用していただいたきっかけは?」といった挨拶や導入部分も好印象で、最近ダイエットのためランニングを始めたというお客さまの要望に対して、「美意識が高いんですね」といった声をかけたり、熱さや汗に対して、「今日をきっかけに快適にしていただきたいので、オススメの商品をお持ちしますね」などと応答し、寄り添い力や提案力も高く、しょっぱなから圧倒的高得点をたたき出していた。
受賞に際して村岡さんは、入社したばかりのころ、どうしても売れなかった時期に上司に言われた「一番大事なのは人間力だ」という言葉をバネに努力してきたことが今日につながっていると振り返りつつ、「頑張っているねなどとよく言っていただけるが、楽しいと思ったことや、人と話すのが単純に好きなので、それをひたすらやってきただけ。きつくなかった。今日はこれからもそういう思いでやっていっていいと証明してもらえた。ありがとうございました」と感謝を述べるとともに、「販売の形は時代によって変わるが、柔軟に今できることに取り組み、販売の先頭を切っていくつもりでこれからも仕事をしていきたい」と抱負を述べた。
2位は「マウジー(MOUSSY)」ルミネ立川店のなとりかさんで、平成のカリスマ店員を数多く輩出したバロックがワン・ツーフィニッシュを決めた。3位はパル「ミスティック(MYSTIC)」新宿ミロード店の森川小百合さん、4位は「ウィゴー(WEGO)」あべのキューズモール店のゆめきゃぴさん、5位はアダストリア「ニコアンド(NIKO AND...)」イオンモール宮崎店のMisayoさんだった。5人には、総額500万円相当の賞金、または体験に加え、9月4日開催の東京ガールズコレクションでの「スタッフスタート・ステージ」のプロデュース権とステージに出演できる権利を授与した。
開催後にアンミカと森泉が取材に対応。「自身が接客を受ける時に大事にしていることは?」の質問に対して、アンミカは「第一印象だ。入ってきたときに、その人自身がワクワクしているような感じだと、吸い込まれて楽しくなり、つい話し込んで自分の身の上話などもすると、スイッチが入る」、森泉は「自分で気付かなかった似合うものや着方などを教えてもらうなど、新しい発見ができること」と回答。「これから販売員の方がより輝くためのアドバイスは?」に対して、アンミカは「ワクワク感に加えて、人間に対して興味を持つこと。今の時代、プライバシーの問題があり、質問するのが難しくなっているが、空気を読み、接客されるのが好きな方、ちょっと距離が欲しい方などタイプを見極めることが大切だ。また、たくさんの知識を持つように、たくさんの映画を見たり、世の中の状況を集めて、ちょっとした話の中で好みのものを感じていろいろなものを提案できる提案力も必要だと思う」とコメント。森泉は「今日参加されていた方々はみなさん、ファッションが大好きで、自分がやっていることが大好きだという気持ちが伝わってきた。その気持ちを忘れずに毎日頑張っていけば、自然と輝きはついてくるものだと思う」とニッコリ。これを受けてアンミカも、「自身に似合う服を知っているなと思った。『この人素敵』『この人に接客されたい』と思われるセンスを、時代の流れの中で持ち続けていて、惹かれた部分があった」と振り返る。
挨拶に立った重松理ユナイテッドアローズ名誉会長のメッセージもインパクトがあった。「よく7万人の中からこれだけ高い山に上り詰めた」と労うとともに、「自分は販売員の先輩で、販売職をスタートしてから今年で45年たった。販売の仕事はすばらしい仕事だ。仕入れやマネジメントなどいろいろな仕事がファッションビジネスにはあるが、やっぱり一番の感動を自ら得られるのが販売の仕事だ。なぜならば、経験をバックボーンにお客さまに合った形でサービスの提供につなげていくのだが、最終的にお客さまが満足してお買い上げいただき、代金をお支払いいただき、最後に本当に満足していただくと、『ありがとう』と言っていただける。販売職以外の仕事もいろいろしたが、こんな感動できる仕事はあるのか。ないと思う」と力説。「小野里社長から開催の主旨をうかがい、販売員の社会的地位を高めるのだという強い思いを聞き、なんとか応援したいと思った」と明かした。
小野里寧晃社長は、「ファイナルに進むまでにも熾烈な戦いがあった。ここに立っている18人は、一般のお客さまやスタッフ、仲間たちに後押しされてこの場に立っているプロフェッショナルたちだ。スタッフという仕事、販売職は人に感動を与えられる仕事だ。私たちはスタッフの力を信じ、オンラインを使って、多くの人々に感動を伝えられるサービスを作ってきた。参加ブランドは1600ブランドで、7万人の頂点と言っているが、もう少しで参加スタッフは10万人になる。これからもそんな素晴らしい仕事を『スタッフスタート』を通じてサポートしていきたい」と語った。
【ファイナリスト18名】
村岡美里(rienda、福岡ソラリアプラザ店)
ゆめきゃぴ(WEGO、あべのキューズモール店)
MAYUKA(MIIA、ルミネエスト新宿店)
佐藤(Whim Gazette、青山店)
rinako(FRAY I.D、名古屋ラシック店)
misato(JOURNAL STANDARD relume LADYS、ルミネ新宿店)
愛-ai-(JEANASIS、ルミネエスト店)
endo( IENA、IENA Le Dome丸の内店)
フィー(JEANASIS、ルミネエスト店)
さとみかも(earth music&ecology、イオンモールむさし村山店)
バヤコ(GLOBAL WORK、イオンモール新潟南店)
kaho(FRAY I.D、 岡山一番街店)
Mayo(SNIDEL、なんばCITY店)
森川小百合(mystic、新宿ミロード店)
なとりか(MOUSSY、ルミネ立川店)
Misayo(niko and...、イオンモール宮崎店)
nyam(gelato pique、浦和伊勢丹店)
miki(NATURAL BEAUTY BASIC、柏ステーションモール店)
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「タトラス」が東京、大阪、名古屋の旗艦店で参加型イベント 縁日をモチーフに
「タトラス(TATRAS)」は、2021-22年秋冬シーズンのキャンペーン“ユア チョイス(YOUR CHOICE)”の一環として、東京と大阪、名古屋の旗艦店で参加型イベント「タトラス パーク(TATRAS PARK)」を9月10日から順次開催する。
会場は、LAのコンテンポラリーアーティスト、フィル・アメリカ(PHIL AMERICA)が日本の縁日をモチーフにディレクションした。ブルーとグリーンを基調としたアースカラーの空間で、随所にフィル・アメリカのポエムを施している。中央には同イベントの象徴として、“TIME IS NOT ENOUGH”のメッセージを掲げるモニュメントを配置した。
各ブースでは、6種類の参加型ゲームを用意した。それぞれのミッションをクリアし、コインを集めると、非売品のブランドグッズを獲得できるクレーンゲームに挑戦可能だ。あわせて同イベントを体験できるオンラインゲームも配信する。期間中、ゲーム参加者の中から上位100人にブランドグッズをプレゼントする。
“ユア チョイス”キャンペーンでは、ブランドテーマの「唯一無二」に沿って、人生の大事な局面での一人一人の選択を応援したいというメッセージを発信する。
■TATRAS PARK
日程:2021年9月10〜12日
場所:東京ミッドタウン日比谷1階アトリウム
日程:2021年9月18、19日
場所:名古屋・久屋大通公園 シバフヒロバ
日程:2021年9月25、26日
場所:グランフロント大阪うめきた広場1階
TATRAS INTERNATIONAL
06-6451-0924
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「ジースター ロゥ」の新たな顔にスヌープ・ドッグ お尻が主役のキャンペーンを開始
オランダのジーンズブランド「ジースター ロゥ(G-STAR RAW)」は9月8日から、ラッパーのスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)を起用したグローバルキャンペーンをスタートする。スヌープは楽曲「Say It Witcha Booty」の歌詞をアレンジし、さらにオリジナルムービーにも登場もする。「ジースター ロゥ」は本キャンペーンで、“ジーンズをはいてBooty(お尻=後ろ姿)で語る”ことをあらためて訴求するという。
グウェンダ・ヴァン・ヴリエット(Gwenda van Vliet)チーフ・マーケティング・オフィサーは、「スヌープは言うまでもなく、生ける伝説、世界的に認められたイノベーターであり、ジーンズのようにアイコニックな存在だ。『ジースター ロゥ』はこれまでも、スヌープのような“本物”と協業してきた。本キャンペーン用に、楽曲をアレンジしてくれたスヌープに感謝とリスペクトを送る」と話す。
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サブスクで成功するためには? 「今週の特集お届け隊」2021年9月6日号
毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年9月6日号からの抜粋です)
林:今回の特集は、サブスクのニュースが増えているというのが出発点。服のレンタルや化粧品の詰め合わせボックスはほとんどが2015年以降のスタートだが、資生堂、AOKI、ZOZO、ダイソン(DYSON)など撤退したところも少なくない。成功しているところはどんな企業努力をしているのかを解き明かしたいと思った。
本橋:僕はサマリーポケットを利用したり、親が不要だと言っていたブランドバッグをラクサスで貸し出して運用していますが、コロナ下で自宅で過ごす時間が増えて、部屋を整理したいと思ったのがきっかけでした。でも、僕が普段取材しているアパレル企業はほとんどサブスクを展開していません。その理由に興味を持ちました。
林:会員数がある程度増えてブレイクスルーするまでに時間がかかる。そこにたどり着ければもうかるビジネスだが、そこまで赤字続きに耐えられないというところが多いのだろうね。
本橋:そうですね。「このサービスで社会を変える」という強い意志がないとできないことだと感じました。
林:肌診断して毎月アップデートしたスキンケアを届けてくれるというような、リアルな店では味わえない体験を提供できているところが成功している。常に満足度を高めていかないといけないから、難易度が高いね。「サブスク」って定義が曖昧だけれど、同じものを定期的に届けるのではなく、常にアップデートするものだと思った。
本橋:利用者を集めてデータを蓄積し、サービスを改善するという循環がカギになりますね。
林:面白かったのは、ラクサス(LAXUS)の「定額料金になると価格の概念から解放される人が増えていく」という話。最初は価格の高いものを選びがちだけど、徐々に「本当にかわいい」と思うものを借りるようになるというのは、興味深かった。
本橋:確かに。僕も高単価のコートはどうしても汎用性の高い無難なものを買ってしまいますが、本当はもっと色や柄を楽しみたい。コートに特化したサブスクがあったら利用したいです!
林:モノのサブスクはまだまだ利用者が少ない。これからの市場だね。
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WDI、カプリチョーザから人気メニューをスピンオフ。「1978年渋谷で生まれたスパゲティ」という店名。
ワタミの韓国風フライドチキン、2025年に250店ってマジ? チキンバーガーの陰で、すごい勢いで店が増えている
カレー唐揚げ丸ごとバーガー。ドムドムは大胆フィッシュで勝負。
「債務超過」の6社、上場廃止の可能性を占う
「フィーノ」から7年ぶりの新作、ヘアオイルが登場
ファイントゥデイ資生堂は、ヘアケアブランド「フィーノ(FINO)」から7年ぶりとなる新製品“プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアオイル”(70mL、税込1298円※編集部調べ)を9月8日から順次発売する。濃密オイルでありながら軽い質感が特徴で、ダメージを集中補修しながら“つるサラ髪”に導く。
インバストリートメントで売り上げナンバー1(インテージSRI+ インバストリートメント市場2018年5月~21年4月⾦額シェア ブランドラインランキング調べ)の「フィーノ」は、コロナ禍でのお家美容ニーズの高まりと、アウトバストリ―トメント使用者のパサつきなどの髪悩みに対応すべく同製品を開発した。05年に誕生したブランドを代表する“プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク”との相性も良く、同一のグレースフローラルの香りを採用した。
なお、9月15~21日にアットコスメ トーキョー(@COSME TOKYO)でポップアップイベントの開催を予定している。
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ユニクロ「UT」21年秋冬はアートにフォーカス 仏ルーブル美術館そばに新店もオープン
「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は2021-22年秋冬、アートを取り入れたデザインを豊富にそろえる。「ポケモン」と現代アーティスト山口歴、ジェームス・ジャーヴィス(James Jarvis)のコラボデザイン商品を8月27日から販売しているのに加え、9月下旬からは、仏パリのルーブル美術館収蔵の名作をモチーフにした商品群を販売する。9月16日には、ルーブル美術館そばのリヴォリ通り沿いに大型店もオープン。フランスでは初となる、「UT」コーナーを備えた店舗だ。
ユニクロとルーブル美術館は2020年1月に、4年間にわたるパートナーシップ契約を締結し、2月にコラボ商品第1弾を発売した。5月からは、家族連れ向けの館内ミニツアーをユニクロの提供で開始。今秋から、毎月第1土曜日に無料入館できるプログラム“フリー・サタデー・ナイト”もユニクロの提供でスタートする。地元民や観光客がアートをより身近に感じられる環境作りを目指すものだが、ユニクロは米ニューヨークの近代美術館(MoMA)でも、同様の無料入館プログラムを提供している。
16日にオープンするパリ・リヴォリ通りの大型店は4フロアで、売り場面積は約2000平方メートル。ルーブル美術館とのコラボ商品群も16日にまずリヴォリ店で先行発売し、その後各国店舗で発売していく。同店では今後、アート作品展示やワークショップなどを随時行っていくという。
秋冬のルーブルコラボ商品は、春夏の第1弾商品に引き続き、メンズ商品のグラフィックを英国の大御所グラフィックデザイナー、ピーター・サヴィル(Peter Saville)が手掛けている。ルーブルに収蔵されている「モナ・リザ」「サモトラケのニケ」などの名作と、その目録番号を組み合わせているのがポイント。ウィメンズは、名画に草花のモチーフを組み合わせたガーリーなデザインが豊富。価格は一律でTシャツ1500円(税込)、スエットトップス1990円、フーディー2990円。
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ユニクロ「UT」21年秋冬はアートにフォーカス 仏ルーブル美術館そばに新店もオープン
「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は2021-22年秋冬、アートを取り入れたデザインを豊富にそろえる。「ポケモン」と現代アーティスト山口歴、ジェームス・ジャーヴィス(James Jarvis)のコラボデザイン商品を8月27日から販売しているのに加え、9月下旬からは、仏パリのルーブル美術館収蔵の名作をモチーフにした商品群を販売する。9月16日には、ルーブル美術館そばのリヴォリ通り沿いに大型店もオープン。フランスでは初となる、「UT」コーナーを備えた店舗だ。
ユニクロとルーブル美術館は2020年1月に、4年間にわたるパートナーシップ契約を締結し、2月にコラボ商品第1弾を発売した。5月からは、家族連れ向けの館内ミニツアーをユニクロの提供で開始。今秋から、毎月第1土曜日に無料入館できるプログラム“フリー・サタデー・ナイト”もユニクロの提供でスタートする。地元民や観光客がアートをより身近に感じられる環境作りを目指すものだが、ユニクロは米ニューヨークの近代美術館(MoMA)でも、同様の無料入館プログラムを提供している。
16日にオープンするパリ・リヴォリ通りの大型店は4フロアで、売り場面積は約2000平方メートル。ルーブル美術館とのコラボ商品群も16日にまずリヴォリ店で先行発売し、その後各国店舗で発売していく。同店では今後、アート作品展示やワークショップなどを随時行っていくという。
秋冬のルーブルコラボ商品は、春夏の第1弾商品に引き続き、メンズ商品のグラフィックを英国の大御所グラフィックデザイナー、ピーター・サヴィル(Peter Saville)が手掛けている。ルーブルに収蔵されている「モナ・リザ」「サモトラケのニケ」などの名作と、その目録番号を組み合わせているのがポイント。ウィメンズは、名画に草花のモチーフを組み合わせたガーリーなデザインが豊富。価格は一律でTシャツ1500円(税込)、スエットトップス1990円、フーディー2990円。
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「KANEBO」から“笑顔”を作るシートマスク登場 笑顔をプロが撮影する新プロジェクトも始動
カネボウ化粧品のブランド「カネボウ(KANEBO)」から9月10日、シートマスク“スマイル パフォーマー”(33mL×4枚入、税込6050円 ※編集部調べ)が登場する。同製品の発売に合わせ、笑顔の輪を広げるための新プロジェクト“KANEBO Smile is HOPE.Project”を始動。アマナによる法人向け写真撮影サービスにシートマスクを提供し、一人一人の笑顔を引き出す特別プランを用意する。
コロナ禍でマスク着用生活が続き、人との会話が制限されて以前より笑顔になる機会が減少している。そこで同社は、笑顔を形作るシート設計のシートマスク“スマイル パフォーマー”を開発した。伸縮性に優れたシートマスクは頬&口角バンドとフェースバンドをこめかみに向かって引き上げながら密着させ、肌につけている間は“笑顔”を形作る。シートの浮きを抑制し、隙間を作らない“密着モバイル濃密セラム”処方がハリと艶のある肌に導く。
笑顔を作るシートマスクに合わせた新プロジェクトは、希望を打ち出す「カネボウ」だからこその、笑顔の力を信じ、笑顔の輪を広げる希望のプロジェクトだ。アマナによる法人向け全国プロカメラマン出張サービス「インフォトby amana」を申し込むと、撮影対象者の人数分の“スマイル パフォーマー”(1人2枚)を事前に提供。撮影の前日や当日に製品でお手入れしてできた笑顔をプロのカメラマンが撮影するというもの。同サービスは“Smile is HOPE. PHOTO PROGRAM”という特別撮影プランで、12月31日まで行う予定。利用料金は2時間4万4000円(別途交通費など。以降1時間ごとに追加料金が発生)。
プロジェクトの始動にあたり、まずは「カネボウ」の社員および全国の美容部員50人が写真撮影を行った。撮影した笑顔の写真は同プロジェクトのスペシャルサイトなどで発信するほか、オンライン会議のアイコンを笑顔写真に変更する取り組みなども実施する。
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「ジーユー」が小島秀夫のコジマプロダクションと初コラボ “近未来”がテーマのメンズ9型
「ジーユー(GU)」は、ゲームクリエイターの小島秀夫が率いるコジマプロダクション(KOJIMA PRODUCTIONS)との初のコラボレーションコレクションを全国直営店とオンラインストアで9月27日に発売する。
同コレクションは“近未来”をテーマにし、コジマプロダクションの新川洋司アートディレクターのデッサンをベースに、ミリタリーブルゾンやパデットジャケット、パーカ、プルオーバーのほか、ミニバッグ、トートバッグ、ルームウエアなどメンズアイテム9型をそろえる。価格帯は2290〜3990円。アイテムには同社のシンボルキャラクター“ルーデンス”や、スローガン「FROM SAPIENS TO LUDENS(『人類』から『遊ぶ人』へ)」のデザインを取り入れた。
コジマプロダクションは2015年12月、東京で発足。19年11月には世界的名優らを起用した初の作品「デス・ストランディング(DEATH STRANDING)」をプレイステーション4向けにリリースし、20年7月にPC版を発売した。同作品は年間最優秀ゲーム賞をはじめ、多くのゲーム賞を受賞した。
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「フレッドペリー」がカルト的人気の英国ブランドとコラボ 大胆チェックのボンバージャケットなど
「フレッドペリー(FRED PERRY)」はこのほど、英国ブランド「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY以下、ラバーボーイ)」とのコラボレーションアイテムを発売した。「フレッドペリー」東京店や大阪店などの一部直営店、公式ECサイトで扱う。
コラボアイテムは、デザイナーのチャールズ・ジェフリーが学生時代に影響を受けた音楽のニューレイヴやインディーズがテーマだ。ミュージシャンのパトリック・ウルフ(Patrick Wolf)やクリスタル・キャッスルズ(Crystal Castles)、俳優のノエル・フィールディング(Noel Fielding)からも着想を得て、「フレッドペリー」の定番アイテムをアレンジ。ジェフリーの祖国であるスコットランドのタータンチェックを左右色違いで切り替えたボンバージャケット(税込7万1500円)やカーディガン(同4万4000円)、ワンピースとしても着用できるロング丈のポロシャツ(同3万800円)のほか、ケーブルニット(同4万1800円)、「ラバーボーイ」定番のロングソックス(同4400円)などをラインアップする。
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「フレッドペリー」がカルト的人気の英国ブランドとコラボ 大胆チェックのボンバージャケットなど
「フレッドペリー(FRED PERRY)」はこのほど、英国ブランド「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY以下、ラバーボーイ)」とのコラボレーションアイテムを発売した。「フレッドペリー」東京店や大阪店などの一部直営店、公式ECサイトで扱う。
コラボアイテムは、デザイナーのチャールズ・ジェフリーが学生時代に影響を受けた音楽のニューレイヴやインディーズがテーマだ。ミュージシャンのパトリック・ウルフ(Patrick Wolf)やクリスタル・キャッスルズ(Crystal Castles)、俳優のノエル・フィールディング(Noel Fielding)からも着想を得て、「フレッドペリー」の定番アイテムをアレンジ。ジェフリーの祖国であるスコットランドのタータンチェックを左右色違いで切り替えたボンバージャケット(税込7万1500円)やカーディガン(同4万4000円)、ワンピースとしても着用できるロング丈のポロシャツ(同3万800円)のほか、ケーブルニット(同4万1800円)、「ラバーボーイ」定番のロングソックス(同4400円)などをラインアップする。
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「THREE」から香りで気持ちのオン・オフを切り替えるミスト化粧水とリップバームが登場
ACROの「スリー(THREE)」は10月11日、基幹のスキンケアライン“バランシング”の新シリーズ“SQシリーズ”を発売する。同シリーズは、1日の過ごし方に着目。香りで気持ちのオン・オフを切り替えるミスト化粧水2種と唇の状態に合わせて選べる2タイプのリップバームをラインアップする。
“SQシリーズ”は、2009年のブランド誕生と同時に発売された、睡眠にフォーカスしたオイルベースの美容液“バランシング SQ オイル”のサイエンスを応用。サーカディアンリズム(体内時計)に着目して開発した独自成分のチャ花エキスなど厳選した植物由来の成分を配合する。オンタイムのための「活性〈アクティブ〉」とオフタイムのための「静穏〈カーム〉」の2タイプを用意し、心地よい1日のリズムをサポートする。
ミスト化粧水“バランシング SQミスト”(全2種、各30mL、各税込2860円)は、起床から就寝までの日中の過ごし方の中で使い分ける2タイプ(AとC)をそろえる。共通成分として、肌を穏やかに整えるビターオレンジ花水を配合する。オンタイムを活性するA(=Active)タイプは、フランキンセンス油やユーカリラディアータ油など集中力を高める精油をブレンド。清涼感のあるハッカ水や肌を滑らかに整えるタツナミソウエキスなどを配合し、みずみずしい透明感とハリのある肌をキープする。オフタイムを静穏するC(=Calm)タイプは、フランキンセンス油やベルガモット果実油など気持ちを落ち着かせリラクゼーション効果をもたらす精油をブレンド。肌に潤いを与えるナツボダイジュ花水などを配合し、肌のキメを整え弾むようなハリのある肌をキープする。
リップバーム“バランシング SQリップ”は唇の状態に合わせて選べる2タイプをそろえる。“バランシング SQリップ デイバーム”(4g、税込3300円)は、長時間のマスク着用など日中ダメージを和らげ、乾燥や荒れを防ぐスティックタイプ。アクティブな気持ちを高めるクリアな香りを採用。“バランシング SQリップバーム”(7g、税込3520円)は、睡眠中の乾きや日中の集中ケアとして豊かな潤いを与えるリップバーム。リラックス感のある柑橘系の香り。
そのほか、全身の肌を守る美容バーム“THREE バランシング エモリエントバーム”(7g、税込4400円)を11月17日に発売する。植物油や植物性のバターを配合したバーム状のテクチャーで、肌にのせると溶け込むように角層まで浸透し、肌を健やかに保つ。温かみがありながらもややスパイシーな香りのマジョラム油などをブレンドし、日中のあらゆるシーンに寄り添う香りを採用した。
“バランシング”ラインは、植物の力を通して肌に本来のリズムとバランスを整えるホリスティックケアアイテムとして発信。5月に登場した“バランシング クレンジング オイルジェル”は、発売1カ月で同ブランドのクレンジングの中で過去最高の売り上げを記録し、各媒体のベストコスメにも選出された。7月のクレンジングカテゴリーの売上高は前年同月比59%増と好調に推移。また、ヘアケアやインナーケアサプリメントも好調に動いているという。
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500人以上が来場する出展無料のアート&音楽イベント「TOKYO LOVEHOTELS」 「日本の真面目すぎるアートイベントを変えたい」
アーティストとして東京で活動するカリン ロー(Kalinlaw 以下、カリン)とロビン・ラステンベリエル(Robin Rastenberger 以下、ロビン)が立ち上げたアートイベント「TOKYO LOVEHOTELS(トーキョーラブホテルズ)」は、“アーティストのための自由な場所”を目指して2019年にスタートした。東京・原宿の「サンキーズペントハウス(SANKEYS PENTHOUSE)」をメイン会場に毎月開催し、出展者は作品の展示・販売などを無料で実施できる。他にないシステムが話題となり、新型コロナウイルスのパンデミック以前は20人前後の出展 ・出演者が集まり、入場料1500円ながら500人以上が来場していた。
同イベントで扱うのは写真や絵画に加え、アパレルやジュエリーといった物販、ヘアメイクやネイル、クラフト教室などの体験型コンテンツまでさまざま。国内外からアップカミングなアーティストが集まり、これまでには「WWDJAPAN」のU30の若者たちにフォーカスした連載「ユース イン フォーカス(Youth in focus)」で追ったサウジアラビア出身の若者3人が立ち上げたストリートブランド「ウナストーキョー(UNAS TOKYO)」も参加している。
オーガナイザーのカリンとロビンは、どんな思いでこのイベントを立ち上げたのか。コロナを経て、どんな未来を描くのか。2人に話を聞いた。
WWD:自己紹介をお願いします。
カリン:イギリスと日本のハーフで、東京には10年以上住んでいます。イベントオーガナイザー以外ではアーティストとDJをしています。アーティスト活動はTシャツにエアブラシでペイントをするアパレル作品がメインでしたが、今はキャンバスにもペイントしています。
ロビン:僕はスウェーデン出身で、「どこか遠くの世界に行きたい」と高校卒業後に日本へやって来ました。もう12年間住んでいます。普段はシンガーソングライターとモデルをしています。カリンとは元々「アメリカン アパレル(AMERICAN APPAREL)」で一緒にアルバイトをしていて、その後しばらく会っていなかったのですが、4年前にお茶をしたら、バイトの時以上に意気投合しました。
WWD:「TOKYO LOVEHOTELS」を始めた経緯は?
カリン:最初は自分が作ったアパレルを展示・販売する場所として始めました。ポップアップをずっとやりたかったのですが、主催者に出展料を払うのが難しくて、なかなか実現できなかったんです。その悩みをロビンに話すと、「売れるかわからない駆け出しのアーティストにとって、ポップアップの出展料を先払いするのは厳しいよね」と同じ悩みを持っていました。
ロビン:例えばライブハウスでは、出演にかかるお金は自分で負担し、お客さんがある程度集まったらようやく数10パーセントのキックバック(売上割戻)がもらえるようなシステムも少なくありません。日本にはまだまだアーティストが自由に表現する場所が足りてないんです。
カリン:そんな中、道玄坂に小さなイベントスペースを持っている知り合いから「そこでイベントをしないか」とチャンスをもらったんです。自分が作品のポップアップをして、ロビンが音楽のパフォーマンスをしたらどうかと考えて、話を持ちかけました。それから私たち以外にも興味を持ってくれた友人らが出演、出展するようになり徐々に大きくなっていきました。
ロビン:出展料なしのこだわりは、今でも続けているイベントの原点。“主催者”と“出展者”という上下関係はなく、僕たちはアーティストに場所を提供するだけです。自分たちの売り上げはチケット代からパフォーマーへの出演料を引いた分だけ。アーティストの売り上げには一切さわりません。アートに使うお金も残しておいてほしいっていう気持ちがあるから、チケット代も全然上げていない。本当にアートのためにやっています。
WWD:ユニークなイベント名の由来は?
カリン:初回の会場が道玄坂の“ラブホ街”だったのが由来の一つです。あとは、海外では日本のラブホテル文化がユニークなものとして知られていて、キャッチーだと思い採用しました。
ロビン:音楽やアートを通して、人々が“一夜の愛をシェア”するというイベントのテーマにもぴったりだよね。たまに本当のラブホテルと勘違いする人もいて、インスタグラムのDMで「一泊いくらですか?」って値段を聞かれたこともあります(笑)。
WWD:イベントのマスコットキャラがいると聞いたが?
カリン:よく知っていますね!プロスティ(Prostie)というマスコットがいます。ホテル暮らしをする、独立した現代の女性像を表現したキャラクターです。
ロビン:テーマも毎回異なるし、出展者のジャンルも多様なイベントだからこそ、特定の世界観を出したくて制作したキャラクターです。僕はゲーム作りが趣味なので、彼女をテーマにしたゲームも制作してウエブサイトで公開しています。最近、NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)としてプロスティのデジタルアートの販売も始めました。
多種多様なアートを求め、数百人が集まる空間に
WWD:今では数百人が集まるイベントになったが、どのように認知度を上げた?
カリン:最初は40人くらいの小さなイベントでしたが、徐々に口コミで広がり、色々な人から出演・出展したいと連絡が来るようになりました。反響を受けて、3回目から原宿の「サンキーズペントハウス」に会場を移して規模を大きくしました。ちゃんと人が集まるか不安だったけれど、100人以上集まり、オーナーからも「やるじゃん!」と言われロビンとすごく感動したのをよく覚えています。
ロビン:パンデミック直前には毎月の開催で500人以上が集まるほど大きくなっていました。出演者・出展者も常時20人ほどのラインアップで、クラブや飲食店、ギャラリーが融合したような面白い空間になって行きました。
WWD:どのような出展者が多い?
カリン:ジャンルは多種多様で、アパレル・ジュエリーなどの物販からヘアカット、メイクやネイルなどの体験型コンテンツ、フードやクラフト教室、写真や絵画などの展示・販売など本当に自由です。例えばジュエリーの販売ブースではその場で金属を削って制作するアーティストがいたり、タロット占いやヘナタトゥーを提供する人もいたりします。パフォーマンスもさまざまで、ライブ音楽だけでなくヴォーギング(アメリカの有色人種のLGBTQ+コミュニティにルーツを持つダンススタイル)のダンスパフォーマンス、華道や絵のライブパフォーマンスなどもあります。
ロビン:ただ、ジャンルレス過ぎてもイベントの色が伝わらないので、テーマを設けて、それに沿って出展者を決めることもあります。例えば“地球温暖化”をテーマにした回は、サステナビリティに取り組むアーティストやブランドを集めて、売り上げの一部をオーストラリアで起きた森林火災のチャリティに寄付しました。
WWD:来場者はどんな人が多い?
ロビン:年齢制限は設けていませんが、若い世代が中心ですね。クラブ目的でなくても楽しめるので、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで遊びに来てくれています。
カリン:自分たちの周りから口コミで広がったこともあって、外国人や帰国子女などが多いです。パンデミック前は海外からの観光客にも人気で、「TOKYO LOVEHOTELS」の開催に合わせて旅の日程を調整してくれる人もいました。これからはもっと日本の人にも来てほしいですね。
パンデミックを乗り越え、世界的なアートイベントを目指す
WWD:新型コロナウイルスで風向きが変わった。
ロビン:本当に大きく変わりました。2020年はほとんどが休止期間になってしまいましたが、夏からは少しづつ再開しました。オンラインでやればという声もたくさんいただいたのですが、体験をメインにしているから、オンラインで伝わらないことも多い。そのため、政府と自治体の感染予防ガイドラインに従い、リアルでの開催にこだわりました。もちろん批判もありましたが、発表の場を失っていた多くのアーティストから感謝の声をもらいました。やって良かったと思っています。
カリン:ほかにも、ポッドキャストでの情報発信を始めました。ゲストにアーティストを招いて、活動について語ってもらい、人々に知ってもらえるプラットフォームになればと思っています。
ロビン:全編英語だし、かなりマニアックな話だけど、とっても面白いから興味のある人は是非聞いてみて欲しいな。
WWD:今後の展望は?
カリン:アート・バーゼル(Art Basel)みたいなイベントを目指しています。スイスのバーゼルとアメリカのマイアミ、香港で開催されるアートフェアで、ファッション・ウイークのアート版のような存在。特にマイアミでは、アートをアカデミックに発表する場でもありながら、イケイケなパーティも開催されるので、全世界から若者が集まります。海外と比べて日本のアートイベントは真面目なイメージが強く、若者が心から行きたい、かっこいいと思えるクールな場所にはなっていません。「TOKYO LOVEHOTELS」がアートを身近に楽しめる場になれたらうれしいです。
ロビン:ここに来れば東京のカルチャーとアートシーンが一度に味わえると国内外の人に認知されたい。そして、出展したアーティストや起業家、出演したパフォーマーがさらに活躍する機会を与えられるようなイベントになればと思います。
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b-exが台湾発カーボンニュートラルグリーンコスメメーカーと資本業務提携
ヘアサロン専売品などを取り扱うヘアケアメーカーのb-exは、台湾発のカーボンニュートラルグリーンコスメメーカーのオーライトと持続可能な社会を目指し、資本業務提携を締結したことを発表した。b-exがオーライトの株式を取得し、主要な株主となる予定だ。
業務提携によりヘアケア・スキンケアを含むオーライトの製品をb-exから日本国内で順次販売。来春には美容室への本格的な展開を予定する。また販売促進や、技術フォローのみでなく、b-exの強みである美容室とのリレーションを活用した美容師向けの“グリーンマインド”エデュケーションを推進する。美容室とお客を“グリーンブリッジ”でつなぎ、1人でも多くのお客に“グリーン革命(よりよい未来のために世界を変えること)”を理解してもらうことを目標に、日本におけるサロン発信のグリーン革命をリードする先駆者として業界をけん引していく。そのほか、両社の技術、独自素材を生かした製品およびブランドの開発や、日本・台湾間の販路の相互利用などに向けて、更なる協議を重ねていく。なおオーライトの業務用商材が日本市場に輸入されるのは今回が初めて。
b-exの福井敏浩社長は、「『人・環境・社会』に本当に必要とされる製品の開発・販売を通して成長を目指す当社と、人の健康と地球を守る理念を実践してきたオーライトの目指す方向性が一致していた。葛望平 オーライト代表の“グリーン革命”を進める強い意志とその思いが表現された製品に心を惹かれ 、オーライトの製品と“グリーン革命”を日本で広めていきたいと強く思った。当社は持続可能な社会の実現を経営の柱として、本格的に推進していく予定だ。強みである美容師との強固なリレーションを活用し、オーライトをベストパートナーとして、日本におけるサロン発の“グリーン革命”をリードする」とコメント。
オーライトは2001年設立の美容メーカーで、“グリーン革命”を企業ミッションとし、環境に優しい製品開発を推進。野菜や果物から抽出したでんぷんを原料にした生分解性がある“ツリー イン ザ ボトル”を打ち出すなど、“グリーン革命”につながる“グリーンイノベーション”を継続的かつ、徹底的に行っている。その取り組みは世界でも大きく評価され、台湾企業を代表してAPEC中小企業大臣会合に参加するなど、世界に向けて発信している。11年には国家標準化機構イギリスBSI認証のもと、世界初のゼロカーボンシャンプーを発売した。現在までに世界中で100以上もの賞を受賞。“グリーン革命”を推進しながら、美容業界内でも環境保全についてリードし独自素材を生かした製品開発力を強みとする。
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上海とパリが拠点の中国婦人服「アイシクル」ってどんなブランド?
中国のICCFファッショングループの高級婦人服「アイシクル(ICICLE)」が、日本1号店を阪急うめだ本店の6階に1日オープンした。日本の百貨店に中国のアパレルブランドが出店する事例がいくつか出始めており、今年2月には銀座松屋本店の紳士服売り場に広州発の「ダンノン」が開店して話題になった。中国で高感度な女性に支持されてきた「アイシクル」とは一体どんなブランドなのか。
中国国内で276店舗 (2021年4月末時点)を展開する「アイシクル」は、上海の東華大学でファッション学科の教鞭をとっていた葉寿增(イエ・ショウザン)氏と夫人の陶暁馬(タオ・シャオマー)氏が1997年に設立した。
2013年には、パリにデザインセンター「アイシクル パリ モード」を開設し、パリと上海の2拠点でデザイン活動をスタートした。日本法人アイシクルジャパンの小倉一憲氏は「中国の伝統的技術やブランド哲学にパリのデザイン的感性を融合させることが、グローバル展開するうえで不可欠だった」と話す。
19年9月には、パリ8区のジョルジュサンク通りに海外1号店となる旗艦店をオープン。今年は海外2店目の阪急うめだ本店に続き、パリのフォーブルサントノーレ通りとギャラリー・ラファイエットにも出店する。
日本進出計画に着手したのは約1年半前。準備をスタートしたものの、コロナ禍により日本での店舗開設準備が困難になり、ワールドのプラットフォーム事業推進室に支援を求めた。今年6月、アイシクル パリ モードが全額出資するアイシクルジャパンを設立。「物流からバックオフィス業務、販売員の手配まで、ワールドのサポートで日本1号店のオープンにこぎつけた」(小倉氏)。
97年の創設当初からサスティナブルなブランドを目指してきた。ブランド哲学として“メイド・イン・アース”を掲げ、自然との共存を追求する。カシミヤ、シルクを中心にウール、コットン、リネンなど上質な天然素材を使用。植物由来の染料で染めるか無染色のままで自然な色合いと手ざわりを表現する。生産は主に中国国内にある自社工場で行い、地球環境に配慮したモノ作りにこだわっている。
「中国ではものごとをサークルで考えることが多く、すべてのものがつながっているという考え方がある。『アイシクル』も長く着てもらいたいという思いから、エコロジーやサステナブルな考え方が根底にある」(小倉氏)という。
商品はウィメンズ、メンズ、服飾雑貨のほか、陶磁器などライフスタイル雑貨で構成する。無駄のないタイムレスなデザインをキーワードに、快適性とエシカルを重視したラグジャリーで温かみのある“ナチュラル・ラグジュアリー”を提案する。
パリ発信でメッセージ性のある「パリスライン」をはじめ、ビジネス、キャリアに対応した「フォーマルライン」、クラシックなアイテムの「ベーシックライン」、デニムなどカジュアルアイテムを展開する「ヤングライン」、機能素材を使用した「トラベルライン」、ブランドコンセプトを体現し、100%天然素材を使った「アースライン」の6つのラインを展開。アースラインからシーズンテーマに合うアイテムをピックアップした「ナチュラルウエイコレクション」も毎シーズン打ち出す。日本市場では当面、アッパー層をターゲットにウィメンズのベーシックとトラベル、アースラインと服飾雑貨で売り場を作る。日本での価格帯はコート16万〜64万円、ジャケット10万〜18万円、スカート6万〜16万円、ニット3万〜14万円。
今秋冬は“アース シェルター“をテーマにベージュ、アイボリー、ブラウンなどのアースカラーのコートやニット、ドレス、アクセサリーが揃う。無染色のカシミヤ100%のセーターやマキシコートのほか、ニュージーランド産ブラックシープのメリノウールを使ったベルテッドダウンコート、無染色カシミヤとウール混のフーデッドニットなどに前面に出す。
中国では今年4月に寧波市に開業した寧波阪急にも出店した。ライブコマースや売り場でのイベントにも力を入れ、国内ブランドの中ではトップクラスの売り上げを誇る。一方、日本では今後、都心百貨店やファッションビルに3年間で5店舗程度出店する計画だ。「ブランドの理念をどんな形で日本人に訴求していけばいいのか見極めつつ、市場に根付かせていきたい」としている。
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パーソナライズヘアカラー「カラリス」がカラーバリエーションを拡充 ARカウンセリングの導入も
ストークメディエーションは、パーソナライズヘアカラー「カラリス(COLORIS)」に新色を追加し、ARカウンセリングを導入した。発売から2年間で蓄積した累計60万回のカウンセリングデータを元に、これまで以上に自分にぴったりな髪色をお家ヘアカラーで手に入れることができる環境を整える。
今回、ユーザーの要望を元にハイトーンカラーとファーストグレイカラーを中心に色みを拡充。ヘアカラー処方の組み合わせは約1万通りから約1万4000通りとなる。特にハイトーンカラーは新型コロナウイルスの蔓延に伴うリモートワーク化により、これまで以上に自由なヘアスタイル・服装で働くことができる人が増加していることがユーザーの声に現れているという。既存のベースカラー9種類のうち、ナチュラル、アッシュ、スモーク、マット、オリーブ、ピンク、ローズの8種類においてハイトーンを中心にラインアップを充実した。
新処方のグレイカラーは赤みを抑えたナチュラルな仕上がりを追求。白髪染めに含まれるブラウン染料の配合の割合をコントロールすることで、赤みを減らしつつ艶やかで透明感のある仕上がりを実現した。白髪が数本程度のファーストグレイの人も使用することができる。
ユーザーが自身のスマートフォンでヘアカラーイメージを再現できるバーチャルシミュレーター、ARカウンセリングも新たに導入した。これまでのイラストによる提案に比べ、ユーザー自身の写真でビジュアル化されることで、より実際の仕上がりに近いイメージで確認することが可能になる。シミュレーター画面ではカラーの比較だけでなく明るさの調整も可能で、トーンの違いによるニュアンスの変化も確認できる。なお、ウェブアプリケーションはAR・AI技術を駆使した「ユーカムメイク(YOUCAM MAKEUP)」アプリなどを手がけるパーフェクトのシステムを導入した。
「カラリス」は2019年9月に誕生した日本初のパーソナライズヘアカラーの定期通販サービス。ウェブ上のカウンセリングをもとに一人一人に最適なヘアカラー剤とトリートメントを調合し、自宅に届ける。口コミを中心に会員数を伸ばし、現在は5万人を超えるユーザーに支持されている。
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「ディオール」がパリ・サン=ジェルマンの公式服をデザイン スポーツクラブとのパートナーシップは初
「ディオール(DIOR)」はこのほど、フランス・パリに本拠地を置くサッカークラブ、パリ・サン=ジェルマン(PARIS SAINT-GERMAIN以下、PSG)とパートナーシップを締結した。同ブランドのキム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック・ディレクターが手掛けたオフィシャルワードローブをPSGの選手らに2シーズンにわたって提供する。「ディオール」がスポーツクラブとパートナーシップ契約を結ぶのは初となる。
ワードローブは、ブラックとネイビーブルーを組み合わせたカラーで、カジュアルとフォーマルの2ルックを用意。カジュアルルックでは、PSGのロゴとアイコンの“CD”を刺しゅうしたジャケットとニットセーター、ポロシャツのほか、“ディオール オブリーク”モチーフを取り入れたダービーシューズをそろえた。フォーマルルックはカシミアコートとジャケット、シャツ、パンツ、“ディオール タイムレス”ダービーシューズで構成する。アクセサリーには、“サドルバッグ”やPSGロゴをあしらったジャカードネクタイ、カシミアスカーフ、ブラックとネイビーブルーのリバーシブルベルトでルックを仕上げている。
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「カラー」2022年春夏東京コレクション
「カラー(KOLOR)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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「カラー」2022年春夏東京コレクション
「カラー(KOLOR)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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しまむら、子ども服業態「バースデイ」でも自社ECを開始
しまむらは9月8日正午、ベビーや子ども用品を扱う業態「バースデイ」の自社ECを開設する。同社は主力業態「ファッションセンターしまむら」で2020年10月に自社ECを本格スタートしており、手応えを得ている。22年2月期はオンライン経由の売上高(ECで購入して店舗で受け取る等を含む)として50億円を想定しており、うち40億円が「ファッションセンターしまむら」。残り10億円を「バースデイ」などの業態が担う。
「バースデイ」の店舗数は5月末時点で300店(国内のみ)。ECには店舗にはないEC限定商品もそろえ、先行販売なども行う。商品の受け取り方法は、配送料のかからない店舗受け取りと自宅配送(配送料は通常サイズで550円)から選ぶことができ、店舗受け取りを選んだ場合は「バースデイ」だけでなく、「ファッションセンターしまむら」「アベイル」「シャンブル」を合わせた全国約1840店で受け取りが可能。
今年4月に行われた21年2月期の決算会見で、同社の鈴木誠社長は先行してスタートしている「ファッションセンターしまむら」のEC販売のうち、約9割が店舗受け取りだったことを明かしている。「バースデイ」も同様にして物流コストを抑え、強みである低価格商品をECでも効率よく販売する。
しまむらは郊外の独立型立地が味方する形でコロナ禍以降好調だ。21年2月期は売上高が前期比4.0%増の5426億円、営業利益が同65.4%増の380億円、続く3〜5月期も売上高、営業利益ともに第1四半期として過去最高を記録した。6月以降は昨年の絶好調の反動やコロナ再拡大によりやや勢いが落ちてはいるものの、3〜8月の既存店売上高は前年同期比11.9%で着地しており、引き続き同業の中では悪くない数字だ。
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Tシャツのグラニフが雑貨&出店を拡大、売上高3倍の300億円に 上場も視野
グラフィックTシャツのグラニフ(GRANIPH)は、成長戦略をスタートする。商品をアパレルに加え、服飾雑貨や生活雑貨などにも広げ、店舗面積も従来の3倍に拡大し、スクラップ&ビルドで年20〜30店舗を出店する。EC化率も50%に引き上げ、5年後の2026年には売上高を現在の3倍の300億円に引き上げる。村田昭彦社長は「グラニフの最大の強みは、多彩なアーティストやクリエイター、キャラクターなどとのコラボレーションで生まれるグラフィック。一方で商品はノンエージ、ノンセックスの広がりがあり、顧客からの支持も高い。アパレル以外にも、販売する商品カテゴリーを広げることで企業価値を最大化する」と語った。2〜3年内の上場に向け、その準備にも入った。
9月8日には、東京・原宿の旗艦店店をリニューアルオープンする。60坪強の店舗には、従来の主力アイテムであるTシャツやパーカーなどのアパレルに加え、スニーカーやマグカップ、スマホケース、クッションなど雑貨を加え、450アイテムを販売する。雑貨も商品単価は2000〜3000円が中心になり、アパレルとほぼ同じ。現在商品構成でほぼ100%を占めるアパレル製品の割合を5年後には50%に下げ、服飾雑貨や生活雑貨といった非アパレルの50%上乗せすを目指す同社の象徴的な店舗になる。村田社長は「この1〜2年をかけてサプライチェーンも含めたビジネスモデル全体を変えていく。これまではプリントまでして在庫にして売り減らすやり方だったが、今後は原型となるTシャツのボディをストックし、売れた分だけをプリントして追加していくやり方に変える。短ければ1〜2週間、長くても4〜5週間で追加生産する。Tシャツのボディも一度に大量に発注すればコストダウンにもつながるし、セールもやらなくても良くなる。販売するアイテム全体の7〜8割を追加生産型に切り替え、早ければ来春からはセールも止めたい」という。原宿店で試験的に先行販売したプリントスニーカーは1500足がすぐに完売したが、「プリントできる工場が少なかったが、試行錯誤して量産体制を整え、リニューアルオープン後は、定番アイテムとして販売体制が整った。今後拡充する雑貨でもこうした追加発注型のビジネスモデルで展開する」という。
同社の直近の店舗数は124店舗(8月1日時点)。店舗は郊外の大型ショッピングモールや都心のファッションビル、路面店などさまざまだが、従来は15〜20坪(50〜70平方メートル)と小型店が中心だった。雑貨アイテムの拡充に伴い、今後は小型店をクローズし、年間20〜30店舗のペースで45〜60坪(150〜200平方メートル)の店舗を積極的に出店する。45〜60坪という店舗サイズは、ファッションブランドの標準サイズと重なる。「デベロッパーからは多くのお声がけをいただいており、今年度でも20店舗の出店はほぼ固まっている。サイズも大きいところだと90坪弱の案件もある」という。
5年後の売上高300億円に対して、利益はEBITDA(償却前利益)で20%台を目指す。「自社ECサイトは10月にリニューアルオープンする。まずはUI/UX部分を使いやすく変えるが、2〜3年をかけてEC部門を内製化していく。ECのシステムも、店舗在庫をフル活用して店舗から消費者に発注できるような独自のシステムをフルスクラッチで開発し、リアルとECが融合したOMOを追求する」という。
グラニフは2020年1月に三菱商事などが出資する投資ファンド丸の内キャピタルが買収し、オーナーになっている。村田社長は「社長就任から1年強が経ったが、いまだに顧客ロイヤルティの高さに驚くことが多い。グラニフの場合、例えば顧客同士で着ている商品がかぶっても、ネガティブにならず、『あ、それ好きなんですね』みたいに、逆にコミュニケーションが始まる。そんなブランドは稀有だと思う。この時代に5年で3倍というと野心的にも見えるかもしれないが、潜在的なパワーはそれ以上だ」と語った。
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石田ニコルと考える 電気自動車「日産アリア」とファッションのサステナブルな共通点
電気自動車(EV)「日産アリア(ARIYA)」は、レジャーやスポーツに適したSUVタイプの新型車。快適なドライブだけでなく、サステナブルなライフスタイルを叶えるクルマだ。現在予約注文を受け付けている日本専用の限定モデル「日産アリア リミテッド(ARIYA limited)」は、大容量のバッテリーはもちろん、高速道路での同一車線内ハンズオフ走行や、駐車スペースからの出し入れの車外操作を可能とする先進的システムを搭載。同時に「ボーズ(BOSE)」の上級サウンドシステムや、枯山水をモチーフにした専用色のフロアカーペットなどを装備している。「バーガンディー/ミッドナイトブラック」など、「日産アリア リミテッド」限定の2色の2トーンボディーカラーも魅力的だ。
サステナブルなライフスタイルを叶える「日産アリア リミテッド」とファッションには意外な関係性が存在するのではないか?そう考え、ファッションモデルで女優・タレントの石田ニコルと、横浜にある日産 グローバル本社ギャラリーを訪問。世界中の日産車のデザインを統括する田井悟(たい・さとる)エグゼクティブ・デザイン・ダイレクターと、「日産アリア」とファッションの共通点を考えた。
「粋」な外観と「間」な
車内で二面性を表現
1 / 5
日産 グローバル本社ギャラリーで展示中の「日産アリア リミテッド」は、「シェルブロンド/ミッドナイトブラック」というリミテッド専用のツートンカラーが印象的だ。環境負荷が少ないためか勝手に思い描いていた、電気自動車の“優等生”的な印象は、軽やかに裏切られる。田井ダイレクターは、エンジンがないからこそ最初からフルパワーで走る電気自動車の「静かだけれど、ダイナミックに動く姿を形で表現したかった」と話す。サステナブルな車だからこそ、“車好き”以外のドライバーにも届けたいと願い、「車好きが好むパワフル」だけじゃない表現を意識した。
「抑揚をつけるのではなく、なるべくシンプルに」。そう考え、日本の伝統にインスピレーションを得た。ホイールは折り紙、フロントのシールドには組子、ランプには行灯、そして、室内のカーペットには枯山水。日本の車メーカーとしての歴史とプライドを、最先端の電気自動車に注ぎ込んだ。石田ニコルは粋な電気自動車を「日本の伝統美が加わりスタイリッシュ。和洋が折衷しているからこそ、オシャレに感じます」と話す。
室内は、電気自動車だからこそ、これまでエンジンが侵食していた足元の空間が格段に広くなった。外観が「粋」なら車内は「間」が特徴で、後部座席に座った石田も「前方の広さと“抜けている”カンジがスゴい!」と驚いた。
日本の伝統美は
「みんな好き」
WWDJAPAN(以下、WWD):そもそも、車やドライブは好き?
石田ニコル(以下、石田):車の中の空間、が好きなんです。友人とのドライブはもちろん、一人でSUVを走らせるのも好きですよ(笑)。プレイリストを作って、BGMを楽しみながらドライブしています。今は自分で運転する機会があまりないので、レンタカーやカーシェアリングのお世話になっています。
田井悟エグゼクティブ・デザイン・ダイレクター(以下、田井):今後車を買うなら、多分電気自動車になりますね(笑)。ご覧になった「アリア」はいかがでしたか?
石田:運転したことがなかったせいか、電気自動車をまだ身近に思えていなかったんです。大好きなゲームにはスタイリッシュで未来的な車が登場するのですが、「将来、こんな車が増えるのかな?」と思っていたくらいで。でも「アリア」は、日本の伝統美も表現しているせいか、親近感がわきますね。想像していたスタイリッシュさと、予期しなかった繊細な日本らしさ、いろんなものがミックスされてオシャレになってきたのは、ファッションと同じですね。
田井:仕事柄、コロナ前は世界中のモーターショーを訪ねていました。ファッションメディアやバイヤーの皆さんと一緒です。そこである時から、どの国でも、日本の要素が入り始めたのに気づいたんです。食べ物もそうでしょう?日本食の“格”は増すばかり。刺身がニューヨークのアメリカンレストランで出てきても驚かなくなりました。「繊細」や「健康的」などのイメージが浸透したのでしょう。今は「伸るか反るか」のギャンブルではなく、「みんな好きですよね?」という感覚で、日本的な要素が取り入れられています。
石田:ゲームの世界も同じです。海外の方にとって、アニメとゲームに溢れている日本はたまらない場所なんです。
田井:ゲームの世界は、めちゃくちゃ刺激になっているんですよ。世界中から何万人が集まって、着替えて、好きな武器を持って、同時に戦う。プラットフォームとしてモノ凄くて、「未来は、ここにあるに違いない」って思っています。
車でも「時代はサステナブル。
若い世代は地球のために選択」
1 / 5
石田:ゲームは没入できる世界観が大事ですが、「アリア」も周りの空気やライフスタイルを大事にしている印象です。
田井:車業界には「俺を見ろ!」という意気込みで、オブジェとしての車を作ってしまう感覚がありました。でも、僕は「アリア」は「景色」にしたかった。存在感はあるんだけれど、「俺が、俺が」じゃないカンジ。日本の伝統美は、そんなアプローチにもピッタリだったんです。
WWD:丁寧に作ったシンプルな洋服こそ、着る人の個性を引き出し、結果、長く愛されると考えるファッション業界に通じます。
田井:今までは異なる業界と分け隔てていましたが、これからは一緒。ファッションやゲームの世界で起こることは、車業界でも起こっているんです。
WWD:「アリア」はファッション業界同様、サステナブルにも真摯に向き合い生み出されている。
石田:私はサンゴ礁を守るための日焼け止めのほか、エコバッグなどサステナブルなアイテムをプロデュースしていますが、環境問題などをもっと深く学びたいと思い今年、ドイツのミュンヘンで開かれた次世代リーダーのためのグローバル・フォーラム「ワン ヤング ワールド サミット 2021(One Young World Summit 2021)」に参加したんです。改めてヨーロッパではサステナブルな生活が浸透していて、マイボトルから再生糸を使ったファッションまで、環境負荷が少ない選択肢の幅広さを感じました。私自身、買う物は、迷ったらサステナブルな方を選びたい。今は多くのファッションブランドが関心を抱き始め、オシャレに表現してくれるので嬉しいです。
田井:私たち日産も、社会に貢献するサステナブルというムーブメントを応援すべく、電気自動車という選択肢を用意したいと思っています。同時に「地球に良い」だけでなく、クルマとして、デザインとして楽しめるモノに仕上がるようこだわりました。これもファッションも同じだと思いますが、車業界にもいろんな考えがあります。その全てを叶える車の開発は、本当に難しいです。でも、時代がサステナブルなのは間違いありません。電気自動車についても、若い世代は「電気はガソリンより安い」や「燃費が良い」ではなく、地球のために選んでいる気がします。
「車は、いろんな世界の美しさの
間に存在する架け橋」
WWD:ファッション業界では、多くを捨てないように、タイムレスな洋服を生み出そうという流れがある。車業界は?
田井:バブルを経た世代には、モノは買って、捨てるのが当たり前という感覚がありました。そんな消費者に向き合ってきた業界として、「飽きられることを前提にモノを作ってきた」感覚は存在したのかもしれません。でも今は洋服同様、車を取り巻く環境も変わっています。電気自動車は間違いなく増えますが、同様にカーシェアも普及するでしょう。最近は、「シェアする時代にふさわしい性能って、なんだろう?」って考えますよ。衛生や更なる安全など、求められる性能も変わるでしょう。
WWD:レンタルやサブスクリプション、カスタマイズが広がり始めたのは、ファッション業界も同じです。
田井:直近では、カスタマイズの流れは間違いなく来るでしょうね。
石田:ゲームの世界も、カスタマイズです。スキン(ゲーム業界では「見た目の変更」の意味。「着せ替え」と同義)にお金をかけています。スゴい銃とかが出てくると、みんなが「うわぁ~」ってなるんです(笑)。お金をかけたスキンでゲームを楽しんでいますが、私には自然の中で楽しむダイビングも大事です。ゲームとは違う、「今」を見ているカンジ。このメリハリが良いんです。だからこそ、サンゴ礁を守る活動を続けながら、サステナブルな生活も心掛けたいです。私にとっての車やドライブは、2つの世界の美しさの間に存在する架け橋みたいな存在です。これからも楽しみたいと思います。
田井:ぜひ、「アリア」で出掛けてください。自画自賛ですが、静かなのにパワフルな、本当に新しいSUVなんです。知らないうちにいろいろサポートしてくれるから、運転が上手くなった気分になって、ますますドライブが楽しくなりますよ(笑)。
PHOTO:TSUKASA NAKAGAWA
STYLING:NATSUKO DEGUCHI
石田ニコルの衣装は、
ブラウス&パンツ:共に「デザイナーズ リミックス」税込2万9700円(コロネット03-5216-6518)
イヤリング:「リプサリス」同9680円(ロードス03-6416-1995)
ブーツ:「ダイアナ」同2万6950円(ダイアナ 銀座本店03-3573-4005)
日産自動車 お客さま相談室
(9:00-17:00)
0120-315-232
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石田ニコルと考える 電気自動車「日産アリア」とファッションのサステナブルな共通点
電気自動車(EV)「日産アリア(ARIYA)」は、レジャーやスポーツに適したSUVタイプの新型車。快適なドライブだけでなく、サステナブルなライフスタイルを叶えるクルマだ。現在予約注文を受け付けている日本専用の限定モデル「日産アリア リミテッド(ARIYA limited)」は、大容量のバッテリーはもちろん、高速道路での同一車線内ハンズオフ走行や、駐車スペースからの出し入れの車外操作を可能とする先進的システムを搭載。同時に「ボーズ(BOSE)」の上級サウンドシステムや、枯山水をモチーフにした専用色のフロアカーペットなどを装備している。「バーガンディー/ミッドナイトブラック」など、「日産アリア リミテッド」限定の2色の2トーンボディーカラーも魅力的だ。
サステナブルなライフスタイルを叶える「日産アリア リミテッド」とファッションには意外な関係性が存在するのではないか?そう考え、ファッションモデルで女優・タレントの石田ニコルと、横浜にある日産 グローバル本社ギャラリーを訪問。世界中の日産車のデザインを統括する田井悟(たい・さとる)エグゼクティブ・デザイン・ダイレクターと、「日産アリア」とファッションの共通点を考えた。
「粋」な外観と「間」な
車内で二面性を表現
1 / 5
日産 グローバル本社ギャラリーで展示中の「日産アリア リミテッド」は、「シェルブロンド/ミッドナイトブラック」というリミテッド専用のツートンカラーが印象的だ。環境負荷が少ないためか勝手に思い描いていた、電気自動車の“優等生”的な印象は、軽やかに裏切られる。田井ダイレクターは、エンジンがないからこそ最初からフルパワーで走る電気自動車の「静かだけれど、ダイナミックに動く姿を形で表現したかった」と話す。サステナブルな車だからこそ、“車好き”以外のドライバーにも届けたいと願い、「車好きが好むパワフル」だけじゃない表現を意識した。
「抑揚をつけるのではなく、なるべくシンプルに」。そう考え、日本の伝統にインスピレーションを得た。ホイールは折り紙、フロントのシールドには組子、ランプには行灯、そして、室内のカーペットには枯山水。日本の車メーカーとしての歴史とプライドを、最先端の電気自動車に注ぎ込んだ。石田ニコルは粋な電気自動車を「日本の伝統美が加わりスタイリッシュ。和洋が折衷しているからこそ、オシャレに感じます」と話す。
室内は、電気自動車だからこそ、これまでエンジンが侵食していた足元の空間が格段に広くなった。外観が「粋」なら車内は「間」が特徴で、後部座席に座った石田も「前方の広さと“抜けている”カンジがスゴい!」と驚いた。
日本の伝統美は
「みんな好き」
WWDJAPAN(以下、WWD):そもそも、車やドライブは好き?
石田ニコル(以下、石田):車の中の空間、が好きなんです。友人とのドライブはもちろん、一人でSUVを走らせるのも好きですよ(笑)。プレイリストを作って、BGMを楽しみながらドライブしています。今は自分で運転する機会があまりないので、レンタカーやカーシェアリングのお世話になっています。
田井悟エグゼクティブ・デザイン・ダイレクター(以下、田井):今後車を買うなら、多分電気自動車になりますね(笑)。ご覧になった「アリア」はいかがでしたか?
石田:運転したことがなかったせいか、電気自動車をまだ身近に思えていなかったんです。大好きなゲームにはスタイリッシュで未来的な車が登場するのですが、「将来、こんな車が増えるのかな?」と思っていたくらいで。でも「アリア」は、日本の伝統美も表現しているせいか、親近感がわきますね。想像していたスタイリッシュさと、予期しなかった繊細な日本らしさ、いろんなものがミックスされてオシャレになってきたのは、ファッションと同じですね。
田井:仕事柄、コロナ前は世界中のモーターショーを訪ねていました。ファッションメディアやバイヤーの皆さんと一緒です。そこである時から、どの国でも、日本の要素が入り始めたのに気づいたんです。食べ物もそうでしょう?日本食の“格”は増すばかり。刺身がニューヨークのアメリカンレストランで出てきても驚かなくなりました。「繊細」や「健康的」などのイメージが浸透したのでしょう。今は「伸るか反るか」のギャンブルではなく、「みんな好きですよね?」という感覚で、日本的な要素が取り入れられています。
石田:ゲームの世界も同じです。海外の方にとって、アニメとゲームに溢れている日本はたまらない場所なんです。
田井:ゲームの世界は、めちゃくちゃ刺激になっているんですよ。世界中から何万人が集まって、着替えて、好きな武器を持って、同時に戦う。プラットフォームとしてモノ凄くて、「未来は、ここにあるに違いない」って思っています。
車でも「時代はサステナブル。
若い世代は地球のために選択」
1 / 5
石田:ゲームは没入できる世界観が大事ですが、「アリア」も周りの空気やライフスタイルを大事にしている印象です。
田井:車業界には「俺を見ろ!」という意気込みで、オブジェとしての車を作ってしまう感覚がありました。でも、僕は「アリア」は「景色」にしたかった。存在感はあるんだけれど、「俺が、俺が」じゃないカンジ。日本の伝統美は、そんなアプローチにもピッタリだったんです。
WWD:丁寧に作ったシンプルな洋服こそ、着る人の個性を引き出し、結果、長く愛されると考えるファッション業界に通じます。
田井:今までは異なる業界と分け隔てていましたが、これからは一緒。ファッションやゲームの世界で起こることは、車業界でも起こっているんです。
WWD:「アリア」はファッション業界同様、サステナブルにも真摯に向き合い生み出されている。
石田:私はサンゴ礁を守るための日焼け止めのほか、エコバッグなどサステナブルなアイテムをプロデュースしていますが、環境問題などをもっと深く学びたいと思い今年、ドイツのミュンヘンで開かれた次世代リーダーのためのグローバル・フォーラム「ワン ヤング ワールド サミット 2021(One Young World Summit 2021)」に参加したんです。改めてヨーロッパではサステナブルな生活が浸透していて、マイボトルから再生糸を使ったファッションまで、環境負荷が少ない選択肢の幅広さを感じました。私自身、買う物は、迷ったらサステナブルな方を選びたい。今は多くのファッションブランドが関心を抱き始め、オシャレに表現してくれるので嬉しいです。
田井:私たち日産も、社会に貢献するサステナブルというムーブメントを応援すべく、電気自動車という選択肢を用意したいと思っています。同時に「地球に良い」だけでなく、クルマとして、デザインとして楽しめるモノに仕上がるようこだわりました。これもファッションも同じだと思いますが、車業界にもいろんな考えがあります。その全てを叶える車の開発は、本当に難しいです。でも、時代がサステナブルなのは間違いありません。電気自動車についても、若い世代は「電気はガソリンより安い」や「燃費が良い」ではなく、地球のために選んでいる気がします。
「車は、いろんな世界の美しさの
間に存在する架け橋」
WWD:ファッション業界では、多くを捨てないように、タイムレスな洋服を生み出そうという流れがある。車業界は?
田井:バブルを経た世代には、モノは買って、捨てるのが当たり前という感覚がありました。そんな消費者に向き合ってきた業界として、「飽きられることを前提にモノを作ってきた」感覚は存在したのかもしれません。でも今は洋服同様、車を取り巻く環境も変わっています。電気自動車は間違いなく増えますが、同様にカーシェアも普及するでしょう。最近は、「シェアする時代にふさわしい性能って、なんだろう?」って考えますよ。衛生や更なる安全など、求められる性能も変わるでしょう。
WWD:レンタルやサブスクリプション、カスタマイズが広がり始めたのは、ファッション業界も同じです。
田井:直近では、カスタマイズの流れは間違いなく来るでしょうね。
石田:ゲームの世界も、カスタマイズです。スキン(ゲーム業界では「見た目の変更」の意味。「着せ替え」と同義)にお金をかけています。スゴい銃とかが出てくると、みんなが「うわぁ~」ってなるんです(笑)。お金をかけたスキンでゲームを楽しんでいますが、私には自然の中で楽しむダイビングも大事です。ゲームとは違う、「今」を見ているカンジ。このメリハリが良いんです。だからこそ、サンゴ礁を守る活動を続けながら、サステナブルな生活も心掛けたいです。私にとっての車やドライブは、2つの世界の美しさの間に存在する架け橋みたいな存在です。これからも楽しみたいと思います。
田井:ぜひ、「アリア」で出掛けてください。自画自賛ですが、静かなのにパワフルな、本当に新しいSUVなんです。知らないうちにいろいろサポートしてくれるから、運転が上手くなった気分になって、ますますドライブが楽しくなりますよ(笑)。
PHOTO:TSUKASA NAKAGAWA
STYLING:NATSUKO DEGUCHI
石田ニコルの衣装は、
ブラウス&パンツ:共に「デザイナーズ リミックス」税込2万9700円(コロネット03-5216-6518)
イヤリング:「リプサリス」同9680円(ロードス03-6416-1995)
ブーツ:「ダイアナ」同2万6950円(ダイアナ 銀座本店03-3573-4005)
日産自動車 お客さま相談室
(9:00-17:00)
0120-315-232
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百貨店×町工場の“501”ジーンズ再生プロジェクト 来春販売へ準備着々
廃棄された「リーバイス(LEVI’S)」の“501”ジーンズをリメイク販売する「デニムプロジェクト」が、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO」会場の渋谷ヒカリエに取り組みを紹介するブースを出店した(8月30日〜9月4日)。これは三越伊勢丹と阪急阪神百貨店、足立区の町工場ヤマサワプレス(山澤亮治社長)の協業によるもの。すでに足元では国内外の著名デザイナーとの取り組みが進んでおり、22年3月から三越伊勢丹、阪急阪神百貨店の売り場、国内のセレクトショップなどで販売するという。
同プロジェクトは山澤社長が2019年に渡米した際、古物市場で約3万本、20トンの“501”を買い付けたことに端を発する。今年4月から三越伊勢丹、阪急阪神百貨店との協業で本格的にスタートした。買い付けたジーンズはヤマサワプレスの工場で洗浄・修理し、デザイナーの手を借りてリメイク商品として徐々に売り減らしていく。
ブースではプロジェクトの様子を紹介する動画をプレゼンテーション。汚れた大量のジーンズが工場に搬入され、職人による選別と洗浄を経てリメイク用の素材として生まれ変わる様子を撮影した。この過程を終え、デザイナーの元に送られるのを待つばかりのジーンズ1000本とレッグパーツ(ジーンズの膝部分)2000個も会場にうずたかく積み上げられた。三越伊勢丹の神谷将太・伊勢丹新宿本店「リ・スタイル」バイヤーは「プロジェクトはまだよちよち歩きだが、多くの人の目に触れ、認知していただくためにも地道な取り組みを続けていきたい」と話した。
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オーガニックコスメ「シゲタ」が丸紅と資本提携 アジア市場進出を推進
パリ発のオーガニックコスメ「シゲタ パリ(SHIGETA PARIS)」を手掛けるSHIGETAはこのほど、丸紅と資本提携を結んだ。日本とアジア市場でブランド認知と企業価値向上を図り、事業拡大を推進する。出資額は非公開。
「シゲタ パリ」は日本人セラピストのチコ・シゲタ(CHICO SHIGETA)が2006年にパリで創設したクリーンビューティブランド。創業時から原材料はもちろんパッケージまで環境に配慮したモノ作りに徹するほか、体と肌、髪のために自然の法則に沿ったシンプルな独自のセルフ ケアメソッド「バイタリティー・コーチング®」を打ち出す。ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)やイザベル・アジャーニ(Isabelle Adjani)など世界各国の著名人の顧客も多い。「ビューティ業界では一定の知名度を持つが、一般の人たちへのブランド認知度は高くない。ブランドの伸びしろがあると感じているものの、自分たちの資金でできることは限られていた」(オリビエ・エマニュエル〈Emmanuel Olivier〉SHIGETA社長)ことから今回の提携に至った。まずは「丸紅が持つノウハウやネットワークを活かし、『シゲタ パリ』の特徴でもあるメソッドも含めてデジタルを中心に訴求を強める。野心的に事業拡大を目指す」という。
一方、丸紅は新しいビジネスモデルの創出を図る次世代事業開発本部を2019年に立ち上げ、eスポーツやヘルスケア、フィンテック、教育などへの投資を進める。今回の資本提携はその一環で同開発本部がビューティブランドを扱うのは初めてとなる。「今後、クリーンビューティやウエルネスがスタンダードになってくるだろう。この分野の事業開発を進める中で、品質やフィロソフィーのある『シゲタ パリ』に出合った」と市村陽平丸紅次世代事業開発本部 新事業開発部 コンシューマー・ブランド事業 マネージャー。数年のうちに国内で一定の基盤を作り、シンガポールや韓国、香港など東南アジアへ進出する計画だ。
スキンケアやボディー・ヘアケア、メイク、エッセンシャルオイルなどの製品作りは引き続き、SHIGETAが有するパリのラボで実施する。チコ・シゲタ「シゲタ パリ」主宰 ホリスティックビューティーコンサルタントは、「『シゲタ パリ』は環境にしわ寄せのこないモノ作りを貫き、多くの人に寄り添い、役立つ存在でありたいと誕生した。日々の不調や悩みに応える製品が、排水溝に流れた後のことも考え抜かれた原料を使用していたり、再生プラスチックをボトルにしていたりなど、地球環境を考慮した製品だった、と押し付けではなく伝えられたらいい。こうした思いが浸透すれば、消費者はもちろん生産者もよりクリーンビューティやサスティナブルに対する精度が高まるだろう」と述べた。
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滝沢カレンが“ロンシャンウーマン”に 秋冬の新作と共に登場
1948年フランス・パリで創業した「ロンシャン(LONGCHAMP)」は、2021-22年秋冬コレクションの販売を全国の店舗やオンラインショップでスタートした。今シーズンは“トレ パリ(=VERY PARIS)”を掲げて原点回帰し、自立していて芯が強く、ウイットに富んだ、新しいチャレンジもいとわないパリジェンヌを“ロンシャンウーマン”として描いた。そして、このたび日本で展開するストーリーでは、モデルやタレント、女優として多彩に活躍する滝沢カレンが登場。最新アイテムをまとい、さまざまな表情で「ロンシャン」が描く現代女性を表現した。
アイコンバッグ“ロゾ”の新作は
ビンテージムード漂うチェーンがポイント
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バッグコレクションでは、“トレ パリ”で描いた、多彩なスタイルを楽しむアクティブな女性たちにぴったりの新作が豊富にそろった。滝沢が手にしているのは、バンブーをかたどったトグルが特徴的なアイコンバッグ“ロゾ”シリーズのトップハンドルバッグの新作だ。カウハイドレザーにビンテージ感のあるチャンキーなチェーンを合わせた。カラーはナチュラル、エクリュ、サイズの異なるレッドキスの3色だ。
また、コレクション全体の温かく包みこむようなムードは、バッグコレクションでも顕在。ブランドを代表する“ル プリアージュ”シリーズからは、アイボリーの優しい色合いと、ふわふわな手ざわりの新作のトップハンドルバッグが登場した。
ピエール・ポーランが着想源となった
新作バッグにも注目
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カーキのトレンチにブラックレザーをドッキングしたコートスタイルには、ブランドの定番コニャックカラーの“ロゾ”を合わせた。マチが広く収納力抜群で、ベーシックなデザインが人気のシリーズの中でも、落ち着いたコニャックはスタイリングを選ばない万能カラーだ。そのほか、艶やかなクロコの型押しレザーと柔らかいスエードをミックスした新作を、コニャックとアイボリーの2色でそろえた。
また、お菓子のペストリーから着想を得た“ブリオッシュ”シリーズからも、新作が多数ラインアップ。中でも注目は、フランスのインテリアデザイナー、ピエール・ポーラン(Pierre Paulin)の作品が着想源のクロスボディーバッグだ。ポーランが描いた波模様をパッド入りのキルティングで表現したものをはじめ、ポーランのエレガントな曲線とセンシュアルな手触りをふわっとしたシアリングで表現したデザインも用意する。
さらにインディゴのボディーにデニム調のステッチを施した型に加え、コロンとした愛らしい形状の新モデルや、淡い色彩のパウダーとタートルダブの2色が仲間入りした。
パソコンや書類も収納可能
ブラウンのコーデュロイのセットアップに合わせたのは、“エッセンシャル ストライプ”のショルダーバッグ。ベージュと黒のストライプに、真っ赤なブランドロゴが映えるデザインだ。素材にはキャンバス地を使用。リモートワークが定着した今、パソコンやA4サイズの書類が持ち運べるバッグは、デイリーユースには欠かせない。
強く、しなやかな女性像
21-22年秋冬コレクションでは、ブランドの象徴である競走馬と、インテリアデザイナーのピエール・ポーランが手掛けた作品が着想源のウエアを発表した。駆け抜ける競走馬を描いたブランドロゴ“ロンシャン・ホース”は、メゾンの力強さと暮らしの美学を表現している。ソフィ・ドゥラフォンテーヌ(Sophie Delafontaine)=クリエイティブ・ディレクターは「ポーランの輪郭や機能性、色彩、素材に対する革新的なアプローチが、『ロンシャン』のスピリットと共鳴する」と語るように、バッグ同様、彼がデザインしたソファの曲線や官能的な雰囲気をウエアのシルエットにも落とし込んだ。
今回、新作をまとって撮影した滝沢は、「『ロンシャン』はバッグのイメージが強かったけれど、服もすてきでした。中でも、真っ赤なスーツをスニーカーと合わせるスタイリングがお気に入り。いつもはパンツルックばかりなので、コーデュロイのセットアップは、普段着ている姿をすぐ想像できました。驚いたのは素材の上質感。とても柔らかくて、あぐらもかけちゃいそうでした(笑)。バッグも、普段使いしやすい大きめサイズから小さいものまでバリエーション豊富なので、さまざまなシーンで活躍できそうです」と振り返った。
なお、スペシャルサイトでは、新作に合わせてエレガント、モード、ハンサムと、3つの異なる表情で「ロンシャン」を着こなす滝沢カレンを公開。秋冬のアイテムと合わせて、スペシャルサイト限定のインタビューも見逃せない。
ロンシャン・ジャパン
0120-150-116
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あなたの知らない「丸亀製麺」トリドールの「裏の顔」。創業時はうどん店ではなかったんです
かつや、スンドゥブ定食の2号店。北海道産大豆を使った豆腐を毎日店内で作る。
宣言・まん防地域外で倒産増える。客数減ってるのに、適用外で支援なし。
「事業継承で終わらせるな。」継承ブランドの新規出店を加速『ぎょうざ ひょうたん』
「ハイク」2022年春夏東京コレクション
「ハイク(HYKE)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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「ハイク」2022年春夏東京コレクション
「ハイク(HYKE)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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「イケア」がオンラインで24時間フェスティバルを開催 ヴァージル・アブローも出演
「イケア(IKEA)」は初の24時間オンラインイベント“IKEA Festival(イケア フェスティバル)”を日本時間の9月16日15時から開催する。公式サイトから無料で視聴可能だ。
イベントは音楽や食、インテリアなどいくつかのジャンルに分かれている。音楽プログラムでは、ニキ(NIKI)やマセーゴ(Masego)ら歌手が自分の住むコミュニティの紹介を含めたパフォーマンスをするほか、ケイトラナダ(KAYTRANADA)やロレイン・ジェイムス(Loraine James)らDJが自宅からセットを配信する。インテリアデザイナー、イルゼ・クロフォード(Ilse Crawford)ら著名人の自宅を公開する“家の訪問”、ポール・スヴェンソン(Paul Svensson)ら有名シェフによるクッキングショーなど「イケア」らしい暮らしをテーマにしたプログラムも用意。同社とコラボレーションの経験があるヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)は、同社の従業員やコラボレーターと“イケアニュース”に出演し、世界中の店舗や「イケア」の裏側を紹介する。
配信は主に英語で、一部のプログラムには日本語字幕を用意する予定だ。
◼︎イケア フェスティバル
日程:2021年9月16日15時~17日15時
場所:オンライン(公式サイトから)
参加費:無料
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オリラジ中田敦彦に聞く 原価率65%のサステナブル・アパレルブランド「カール・フォン・リンネ」の本気度
オリエンタルラジオの中田敦彦は8月8日、アパレルブランド「カール・フォン・リンネ (CARL VON LINNE)」を自身のユーチューブ「中田敦彦のYouTube大学」で発表した。動画内ではアパレルの廃棄問題や低賃金問題を解説。植物学者の名を冠した同ブランドについては村松啓市をデザイナーに迎え「未来のために、知性の上に着る」をコンセプトに設計し、作り手の顔が見える国内生産とサステナブルな素材使いが特徴であると語った。シャツ、Tシャツ、パーカー、ニットセーター、コートの5型の原価率は驚きの65%。予約販売は一晩で完売したときく。なぜ中田氏がサステナブル・アパレルなのか?その真意を聞いた。

PROFILE 1982年日本生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。2005年オリエンタルラジオとしてデビューし多数のテレビ、ラジオに出演する。18 年ウェブコミュニティPROGRESSを発足。現在、会員は5800人を超える。19年「中田敦彦のYouTube大学」スタート。登録者数は400万人。21年からはシンガポールに移住し、視野をアジア・世界に広げている

PROFILE 1981年生まれ。静岡県出身。文化服装学院ニットデザイン科卒業後、イタリアの高級糸メーカー、リネアピウグループに特待生として留学し、「ラルフローレン」にニットデザインを提供するなど実績を残す。 2008年「ウールマーク・プライズ」のファイナリストに選出。編物に関する特許技術を有し、高い技術や知識から生まれるテザインが特長で自身のブランド「ムーク(MUUC)」を展開するほか、ニットカルチャーを広げるプロジェクト「アンド ウール」に取り組んでいる。「より良い服を、作り手にとっても 適正な価格で届けられるよう、アパレル産業を変えていきたい」 という志を持つ。
WWDJAPAN(以下、WWD ):「カール・フォン・リンネ」を立ち上げた経緯を教えて下さい。
中田敦彦「カール・フォン・リンネ」オーナー(以下、中田):実は当初はサステナブルなアパレルは想定していませんでした。以前「幸福洗脳」というブランドを販売しており、その経験を踏まえて今度は“ちゃんとした服を作りたい”と考えたのが先です。
WWD:「幸福洗脳」は “「シュプリーム」はなぜ売れるの?”と疑問を抱いた中田さんがその解を探して2018年に立ち上げたブランドですね。「幸福洗脳」のボックスロゴTシャツなど、攻めたデザインでした。それに対する“ちゃんとした服”とは?
中田:多くの人が着やすいデザイン、買いやすい価格の服、といった意味です。当初は価格とデザインのことしか考えていませんでした。その「カール・フォン・リンネ」にサステナブルの魂を入れたのはデザイナーの村松さんです。「幸福洗脳」で村松さんに作っていただいたニットのクオリティーの高さを覚えていたので、今回も依頼したところ「中田さんにはアパレル業界のサステナビリティの問題に挑戦してほしい」と逆提案を受けた。今年の5月の話です。
WWD:村松さんはなぜそのような提案を?
村松啓市「カール・フォン・リンネ」デザイナー(以下、村松):何かを作って世の中や購入者に届けるとき、今はやはりサステナビリティが非常に大切です。僕も長らくサステナブル・アパレルの活動を続けてきたけれど、多くのジレンマがあり、なかなかうまくいかない。中田さんとなら新しいことに挑戦できると思いました。
WWD:挑戦とは?
村松:アパレルの構造、システム自体への挑戦です。購入者が商品だけではなく、手に届くまでの構造自体を一緒に作り上げることを楽しむブランドです。オファーをもらってから1カ月考えて中田さんにぶつけました。
WWD:中田さんはどう受け止めた?
中田:主催する「ユーチューブ大学」を通じてこれまで気候変動問題や電気自動車、工業的な畜産業との関係などサステナビリティについてはいろいろ勉強してきました。欧米ではサステナビリティに取り組まない企業は淘汰されている。自動車産業で言えばガソリン車の法規制など外圧も多い。これからは従来の資本主義の原理だけではなく、サステナビリティ抜きには企業は投資を得られない。要するにサステナブルではない企業はどれだけいいものを作ってもゲームから退場せざるを得ない未来が見えている。だからサステナブル×アパレルビジネスの挑戦はおもしろそうだな、と単純に思いました。
WWD:おもしろい、の意味をかみ砕くと?
中田:この流れは数年遅れで必ず日本にもくる。だから挑戦してみたいと思ったんです。僕の肌感では今の日本にはサステナブル×アパレルの気配がまだありません。もちろん頑張っている方はいると思いますが僕に届いていないのだから、一般にはほとんど知られていないはず。アパレルに限らず日本の9割の人はSDGsや気候変動にピンときておらず、「一部のインテリが言っているだけ」と受け止めていると思う。僕はファッション感度は高くないけど発信力はあるから。村松さんのアイデアを翻訳し伝えられると思ったんです。
WWD:中田さんは「実験」という言葉をよく使いますが、サステナビリティの取り組みも「地球のため」というより、一つの「実験」でしょうか。
中田:志が高いのは村松さんであり、僕は発信力を生かしてサステナブルというカルチャーそのものを輸入するゲームや実験ができると考えました。ゲーム感覚というと、「サイコパス野郎が、遊び感覚でやっている」印象を与えるかもしれませんが、僕は気候変動に関しても、わが事としてとらえているんですよ。数年前では考えられなかった規模の水害などから気候変動の影響を肌感で受け止め「このままでは地球はマズイ、自分も何かやりたい」とは思う。かといって元グーグルCEOのラリー・ペイジ(Larry Page)やフェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)みたいに世界を動かせるかといえば、そこまでは勘違いしない。
中田が世界を変える、のではなく、中田は世界を変えるパーツのひとつ、です。音楽で言えば「ヒップホップってこういうものだよ」と日本に持ち込んだ人と、その後に出てきたラッパーは役割が違いますよね。わかりやすく“DA.YO.NE”から始まり、「今夜はブギー・バック」に進み、「メロディーと組み合わせると気持ちいいんだぜ」とわかってドラゴンアッシュ(Dragon Ash)の「グレイトフル・デイズ(Grateful Days)」となる。そこでジブラ(Zeebra)の「俺は東京生まれのヒップホップ育ち」を聴いて初めて、「ヒップホップはストリートのカルチャーなんだ」とわかりました。
コーヒーもしかりで文化は3段階ぐらいかけてじっくり伝わる。だとするとサステナブル1.0の今は「サステナブルって何だよ」「意味分かんねえ」って言われながらも誰かがまず発信することで「面白いじゃん」と少しでも伝わればいいかなと。僕は、ヒップホップで言うところの “DA.YO.NE”の立場。大騒ぎして知ってもらう役割はできる。門外漢の僕がアパレル業界に何か貢献を1ミリでもできたら、それは面白いゲームです。
服は新商品を出すこととサステナブルが相反関係にありますよね。そこもパーフェクトではなくベターを目指すべきでは?だって、原始時代に戻るわけにはいかない。人間は新しい服を着たいし、服で自分を表現したい。そういう生き物だし、そういう文化があるから、それを前に進めながらもサステナブルを目指すのが、現実的なサステナビリティだと思う。
WWD:このブランドを通じて成し遂げたいことは「サステナビリティを伝える、知らせる」ですね。
中田:あくまで僕は、ですよ。わあわあ言ったら、こうやって取材に来てくれるわけですからドミノの2つ目は倒れています。村松さんにはまた別の考えがあるでしょう。
アパレル業界から予想以上の好反応
WWD:村松さんへの反響はどうでしたか?
村松:僕は自分のブランドでサステナブルな活動を続けてきましたが、これまではすでにサステナブルにアンテナが立っている人にしか受け止めてもらえてこなかった。今回は中田さんを通じて、知ってもらえるきっかけができた。本当に反響が大きくて驚いています。価格を工夫したこともあり「メード・イン・ジャパンの服を初めて買った」というメッセージももらい嬉しかった。
意外だったのが、アパレル関係者からの好反応です。応援のメールが多く届きました。地球や社会環境に良くないことをしている自覚を持ちつつ動けていない人も多いようで、ユーチューブを見てハッとしたと。特に町工場の方たちとのプロジェクトへの応援メッセージは多かったです。工場からは「これまではいい物を作ってもそれを伝えることができなかった」と喜ばれています。
WWD:中田さんは反響を受けて思ったことは?
中田:僕、音楽業界でも門外漢で大騒ぎしたことが一度ありますが、ファッションと似ています。音楽をすごく好きな人は世の中の1割で、9割の人はスポティファイから流れてくる曲を何となく聴いている。今回はその9割の人に向けて話したつもりです。
だけど僕の想定よりも、服の買い方に対して選択肢のなさを感じていた人が多いとは思いました。極論すると全身「グッチ(GUCCI)」か「ユニクロ(UNIQLO)」かの2極化がすごい。だから6000円のカットソーを「鬼高い」、2万円のコートを「鬼安い」と、反響が乖離しています。「ユニクロ」のTシャツが安過ぎること、「グッチ」のTシャツが高過ぎることにもう一度目を向けて、「あれ、真ん中の選択肢はいつからなくなったんだっけ?」と議論が始まる手応えはありました。
WWD:「原価率65%」とのことですが、アパレルが本業なら65%で事業を成長させるのは難易度が高い。中田さんにとっては問題提起こそが第1目標だから儲け度外視でよい、のでしょうか。
中田:村松さんに丸投げしたら「中田さんが言う通りの、怖くない良質な服、サステナブルな服ができました」と鬼高い原価率の服があがってきた。それを僕のオンラインサロンのメンバーに見せたら全員が「高い」と白目をむいた。その反応を見て「いいものが高いことが今の日本では全く受け入れられないんだな」と実感しました。「ユニクロ」のクオリティーが1500円、2000円で買えることに慣れてしまっているから。
僕は「いい物は高いんだよ、当たり前だろ、誰が泣けばいいんだよ、工場か?生産者か?目を覚ませ」と言いたい。村松さんが笑い、工場の人が笑い、売ろうとしているお客さんを笑顔にするには経営者が笑わないしかないと知ったときに「ブランドをスケールしない」という答えが見えました。企業はより多くの顧客により多くの商品を売って、より多くの売り上げを得ようとする。株式会社であれば株主の利益を追求する。これが資本主義のルールですが、僕は上場していないし、お金はユーチューブで稼いでいる。ならば資本主義のルールを放棄する実験をすることに価値があると思いました。アンチ資本主義ですね。それをこの資本主義の権化みたいな男が手がける遊びです。
WWD:では「カール・フォン・リンネ」の未来は?
中田:売り上げではなく、その活動の知名度を高めたい。それは僕の信頼につながります。そして「この規模なら自分にもできる」と思った人が事業をスタートして第2、第3の「カール・フォン・リンネ」が生まれ、小規模かつコアファンを抱える企業が増えたらおもしろい。1社で「ユニクロ」に勝つ未来はないけど、1万人のファンを抱える1万社が1億の人口をカバーする未来だったらあり得る。
サステナビリティの取り組みとは
WWD:中田さんはデザインにはかかわらず、村松さんがすべて担当している?
村松:はい。「幅広い年齢層、性別や時代を問わず着てもらいやすいデザイン」という中田さんからの発注のもと私がデザインしています。どこでどのように作られている素材か、トレーサビリティに重きを置いて生地を選び、全アイテムのトワルを何度も丁寧に作り、品質とデザイン性の両方とも妥協せずに作っています。低コストで粗悪なもの、高品質だけど高価格のもの、高品質で適正価格だけどオシャレではないもの、低価格だけど作り手が低賃金のものなど「誰かの犠牲の上で誰かが泣く」のでなく、誰もが幸せに服を楽しめる未来へ世界を前進させたい。
WWD:トレーサビリティについて。たとえば工場の電力や水の使い方も把握をしているのでしょうか?
村松:自社の判断基準数値を持つわけではなく、あくまで工場からの申告制です。1着の服が完成するまでには多くの工程があり、多くの企業・物流を通ります。それらをすべてトレースすることは一部の大手商社の素材をのぞいてはほぼ不可能です。僕らメーカーも、工場もその仕組みをもっていない。であれば工場さんには正直に話してもらい、僕らはそれを動画などでそのまま消費者に伝えます。
WWD:取り組んだ工場を教えてください。
村松:敬称略でお伝えするとシャツは遠州織物の古山、染色はイワン、ニットは福島の木幡メリヤスと大阪の深喜毛織、コートは尾州の東伸、オーガニックコットンを使ったTシャツとパーカーはパノコトレーディングがそれぞれ生産しています。
WWD:生産工場名を明かすこと自体、アパレル業界ではまれです。
村松:どこで染めているか、どこで織っているかといった情報は生地の販売会社の手の内を明かすことなのでどこも言いたがりません。今回も「言いたくない」という会社が多かったけど長年信頼関係を築いている会社さんたちに無理言って門を開いてもらいました。
WWD:ここで言うリサイクルウールとは?
村松:廃棄されたウール製品やウールの繊維を作るときに出るくずを集めて再生したものです。デッドストックを使った製品は別にあります。
WWD:オンライン販売ですが、配送時に梱包など商品以外に取り組んでいるサステナビリティはありますか?
村松:梱包材についてはまだ対応していません。ひとつ、これは中田さんにもこの場で初めて話すのですが、僕がこれまで一緒に仕事をしてきた障がい者の方の就労支援活動との取り組みも検討しています。商品と環境に加えて、生産者も持続可能でありたく、正当な対価を支払う仕組みを作りたい。
ユーチューブの可能性はライブコマースにある
WWD:ユーチューブの可能性と課題について教えてください。
中田:可能性はライブコマースです。中国がまさに今、ライブコマースでとんでもないことになっています。大手企業がマスメディアに大金を払ってCM打ち盛り上げる空中戦ではなく、インフルエンサーそれぞれがライブコマースでそれぞれゲリラ戦みたいな形で莫大な売り上げを上げています。日本は浸透しておらず、まさにライブコマース1.0な状況。ユーチューブがもっとシームレスに商品販売まで直結できる進化をしてくれると可能性が広がると思います。
WWD:現在、ユーチューバーが得られる収益とは?
中田:広告収入とメンバーシップによるサブスクリプションに加えて投げ銭機能も強くなってきています。でも、動画上の商品をタップしたら購入ページにリンクするところまではいっておらず、「概要欄へどうぞ」となる。ここがシームレスになると大きい。時間の問題だとは思います。
WWD:ユーチューブ以外のメディア、プラットフォームで物販する可能性は?
中田:僕は、あらゆるプラットフォームで影響力を持つ人間は少ないと考えています。僕らもコンテンツです。コンテンツに最適なプラットフォームがあるとすると、僕は長くしゃべるユーチューブが一番向いていて、渡辺直美ちゃんはインスタグラム、有吉さんはテレビが向いているんだと思う。僕は完全にユーチューブ軍の人間として、“頑張れ、ユーチューブ”です。
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「ジミー チュウ」がヘイリー・ビーバーを2021-22年秋冬キャンペーンに起用
「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」は、モデルのヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)を起用した2021-22年秋冬キャンペーン「TIME TO DARE」を公開した。撮影はフォトグラファーのピエール=アンジュ・カルロッティ(Pierre-Ange Carlotti)で、大胆なパノラマショットやクロースアップショットなどで構成している。
同ブランドのハンナ・コールマン(Hannah Colman)最高経営責任者(CEO)は、「今シーズンは、『ジミー チュウ』にとって新たな章の幕開けです。ヘイリーは、私たちのブランドを定義するモダングラマーに命を吹き込んでくれました。」と語った。サンドラ・チョイ(Sandra Choi)=クリエイティブ・ディレクターは「ヘイリーは今日の『ジミー チュウ』の精神を体現しています。グラマラスでセクシー、魅力的で大胆、そして自信に満ちている彼女は、ブランドの核となるDNAを完璧に表現しています。キャンペーンビジュアルの一つ一つから感じられる彼女のエネルギー、スタイル、そして天性の自信が大好きです。」とコメントした。
キャンペーンは全世界で開始しており、同ブランドの公式インスタグラムにはヘイリー・ビーバーへのインタビュー動画も公開している。
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「ナオキトミヅカ」2022年春夏東京コレクション
「ナオキトミヅカ(NAOKITOMIZUKA)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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「メゾン マルジェラ」が7種のキャンドルを発売 ラベルのカスタムサービスも
「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は10月1日、“レプリカ”フレグランスの香りをキャンドルした“レプリカ キャンドル”を発売する。表参道ヒルズでのメゾン マルジェラ「レプリカ」フレグランス ポップアップストアおよびアットコスメショッピング(@COSME SHOPPING)では9月22日に先行発売する。
キャンドルは、昨年12月にアットコスメによる「アットコスメ ビューティー デー 2020」で数量限定販売していた。今回、昨年登場した“レイジーサンデー モーニング”、“ジャズ クラブ”、“バブル バス”の3種に加え、“ビーチ バイブス”、“バイ ザ ファイヤープレイス”、“スプリングタイム イン ア パーク”、“ウィスパー イン ザ ライブラリー”の計7種を用意する。約40時間燃焼し、価格は税込各8800円。“レプリカ”フレグランスを手掛けた調香師が監修し、フレグランス同様、厳選された原料や製造・梱包プロセスを採用した。12月31日まで開催中のメゾン マルジェラ「レプリカ」フレグランス ポップアップストアでは、ラベルのテキストをカスタマイズすることも可能だ。
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「アキコアオキ」2022年春夏コレクション
「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」が2022年春夏コレクションを発表した。
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女性のお守りになる上質なパンツを 新ブランド「アムルトワ」デビュー
オンワード樫山や「コスチューム ナショナル(COSTUME NATIONAL)」で企画・デザインを経験した三宅佑果は、9月に新ブランド「アムルトワ(AMULETOI)」を立ち上げた。三宅がデザインを含むクリエイション全般を担当し、共同で立ち上げたルガル(LUGALE)の竹下千尋がパターンを、高荷孝子が生産を担う3人体制で運営する。デビューコレクションはパンツ5型、ブラウス2型、ジャケット1型というパンツ中心のラインアップ。パンツの価格帯は3万2000〜4万9000円となる。オリジナルの生地も使用しており、表面の上品な質感と柔らかい肌ざわりが特徴だ。シルエットはワイドとストレート、スリムなどで、2サイズと3サイズの2パターン。10月に開設する公式サイトで販売し、将来的には卸も視野に入れているという。
ブランド名の「アムルトワ」は、フランス語でお守りを意味する“アムレット”と日本語の“永遠(とわ)”を掛け合わせた造語。三宅デザイナーは「自分のブランドをいつか立ち上げたい思いはあったけれど、このアパレル不況の時代にブランドを立ち上げるなら、大事に長く着てもらえる物しか作りたくなかった。女性が身に着けると、安心感や自信が持てるお守りのような服という思いをブランド名に込めた」と話す。パンツはトレンドに左右されずに長く着られ、竹下もパターンを得意としていたことからパンツ中心のラインアップになったという。今後は半年ペースでの展示会を予定しているものの、「春夏や秋冬といったシーズンの区切りではなく、定番品を積み上げたり、入れ替えたりしていく。色や柄も取り入れていきたい」と三宅デザイナー。
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丸山敬太デザイナーが語る「ファッションとEC」、BBFと強力タッグでサイトを刷新

PROFILE:(まるやま・けいた)1965 年東京・原宿生まれ。87 年に文化服装学院卒業。94-95年秋冬東京コレクションで「KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS」としてデビュー。96年、第14回毎日ファッション大賞新人賞、資生堂奨励賞を受賞、東京・青山に旗艦店をオープン。97 年には、98年春夏のパリコレデビューを果たす。2012年に上質なクリエイションにこだわったワンランク上のブランド「ケイタ マルヤマ」を発表。14年ブランドデビュー20周年を迎える。16年に青山本店をコンセプトストア「丸山邸」としてリニューアル。20年に新会社、K.M Design Studio を設立し、代表取締役に就任。自身のブランド活動だけに留まらず、JALの制服やファストファッションのブランドプロデュースに加え、ファッションの枠を超えて、“食”や“住”へと活動の場を積極的に広げている。2.5次元と呼ばれるゲームやアニメーションへのデザイン提供や、舞台美術、盆踊りのプロデュースなど、ファッションの可能性を常に多角的な視線で捉えている
安住祐一/BBF執行役員 EC事業部 部長
PROFILE:(あずみ・ゆういち)2016年にBBFに入社、2019年から現職。数多くの国内外のアパレルを中心とした自社ECサイトの支援を行う。前職ピーチ・ジョンではウェブサイトやアプリの構築、デジタルマーケティング、基幹システム刷新、DMP導入、MA導入などにかかわり、通販部部長を務めた
ファッションブランド「ケイタ マルヤマ」は9月、自社サイトを刷新する。これまでブランドの情報サイトと通販サイト(2020年リニューアル)に分かれていた2つのサイトを統合、新たに雑誌のようなメディアコンテンツも併設する。「これまでECにはほとんど関心を払ってこなかった」という丸山敬太デザイナーはコロナ禍を経て、ファッションブランドの新たな在り方に本格的に乗り出す。ベテランの大御所デザイナーだからこそ見えた「デジタル時代のファッションブランドのビジネスモデル」とは?アパレルEC業界屈指のベテランプロデューサーであるビービーエフ(以下、BBF)の安住祐一執行役員と語った。
BBFと組んだワケ
WWDJAPAN(以下、WWD):今回サイトをリニューアルすることになった経緯は?
丸山敬太(以下、丸山):私は元々Eコマース(EC)にあまり興味がありませんでした。私自身もリアルで買い物する方が好きだし、ECサイトで買うのも日用品などが中心。だから私たちのようなファッションブランドはECには向かないと考えていたんです。やっぱりファッションってウィンドーショッピングやメディアでの偶然の出合いや感動、体験が欠かせない。だから、「ケイタ マルヤマ」のECサイトも、担当者任せで自分ではあまり見てませんでした。もちろんネット自体はどんどん便利になっていたし、自分自身でもインスタライブなどを実際にするようになってみて、デジタルならではの新しい体感や共感が生まれることが分かっていたんです。だから、以前から知り合いだった安住さんに「なんでネット通販では、もっといろいろできないの?」って聞いたんです。
安住祐一(以下、安住):最初に敬太さんとサイトのリニューアルについて具体的に話したのは2020年の2~3月頃。BBFが以前よりご支援していたものの、BBFのECサイトをどうする、という話ではなく、リアルでのブランドの魅力やショッピングの体験は、どうすればデジタルやネットに置き換えられるのか、という話をしました。
丸山:その際、実現できないと思っていたようなアイデアについて、安住さんから「敬太さん、それできますよ」と(笑)。
安住:そもそも「ケイタ マルヤマ」には、洋服などの商品はもちろんのことパリコレの際のコレクション写真など、膨大な質の高いコンテンツがありました。なので、もしサイトをリニューアルするとしたら、単にECサイトだけでなく、ブランドの情報サイトと通販サイトを統合した方がいい。その上で敬太さんからは、「メディアのようなこともやりたい」とか「ファンの方々が参加してコミュニケーションができる場にしたい」など、とにかくアイデアがどんどん出てきました。話を聞いていて、単にこれまでのECサイトを拡張するのではなく、デジタル時代にファッションブランドのビジネスモデルを再定義するシステムにすべき、と強く感じました。そこで「ぜひBBFでリニューアルさせてください」と私からお願いしたんです。それから1年半、多くのディスカッションを経て、9月にようやく第一弾となる統合リニューアルサイトを公開します。
デジタルになった途端、
皆が同じになる
WWD:アイデアとはどのようなものだった?
丸山:いろいろ話したけれど、買ってもらうことを目的にするのではなく、来てもらうことを目的にして、ついでに買ってもらえるような形にできないかと考えました。ファッションブランドも通販サイトも無数にある中で、例えば、寝る前にネットサーフィンしている人に「『ケイタ マルヤマ』のサイトはいつも楽しいものがアップされているから行ってみようかな」と思っていただきたいな、と。売り物の背景となるストーリーはもちろん、面白いと思ったものを紹介する「月刊ケイタ マルヤマ」的な雑誌のような読み物コンテンツがあってもいい。興味を引く読み物や動画などがどんどん更新されていれば、ショッピングもしてみよう、と思ってくれるかもしれません。
安住:ちょうど敬太さん自身がリアルなポップアップストアで自ら接客したり、週末にはインスタライブで視聴者からの質問に全部答える、といったこともやられていました。そうした要素もサイトでできたらいいよね、みたいな話もして。システムにもかなりの柔軟性が必要です。BBFシステムだからできる部分でもありました。
丸山氏が感じた、
「通販サイトのSold Out表示」
へのギモン
丸山:一方で従来の自社のECサイトを含め、既存のECサイトについてもいろいろ課題があると考えていました。リアルの店舗であれば他とは全然違う形に見えることを目指すのに、デジタルになった途端「白バックで、写真はこういう風に撮って」とか、サイトのデザインも画一的なのがずっと気になっていた。当たり前になっている機能についても問題を感じていたんです。商品の「Sold Out」という表示。そもそもEC在庫がなくなっているだけで、リアル店舗には在庫があるケースも多いのに、なぜ「売り切れ」なのか。システム的に難しいのなら、せめて「店舗に確認」と表示してリアル店舗の電話番号などの連絡先を出すようにすればいいのに。
安住:商品の並び順についても「リアル店舗ならどこに何の商品を置くか、毎日新鮮に見えるように商品をどう並びかえるかなどを最大限注意するのに、ECサイトでは一覧や商品の並び順などに制限があるのはナゼ?」と。どの話も、デジタル上の施策に置き換えてみても、本質的な考え方でした。そういったことはデジタル支援側のわれわれも忘れがちで、おざなりになってしまっている部分だな、と感じたんです。かといって敬太さんが無茶を言っているわけではなく、こちら側の説明を聞いて納得すれば対案が出てくる。これは多くのブランドのECサイト運営に携わってきたわれわれにとっても、改めて多くの学びがあったし、とても有意義な経験でした。
WWD:9月の統合サイトのリニューアルオープン時には、最初に相談した際のアイデアがどのくらい実現されている?
丸山:まずは第一弾という感じで、独自性の強いデザインにしたり、サイトの更新感や商品の並び順にこだわるといった基本的な部分を実現しています。コンテンツ強化についてはオープン後に徐々に取り組んでいけたらと思っています。
安住:サイトの中で、シーズンや希望によって更新・変更できる部分が通常よりはるかに多いなど、既に独自性の高いものになっています。過去のコンテンツの再展開、新コンテンツの製作・展開などを随時行っていく。今は、1年半かけてやっとスタート地点に立ったような状況。まだ敬太さんがやりたいことの何割かしか実現できていないので、まだまだ挑戦していくつもりです。
店舗のウィンドーと同じように
サイトを変化させていく
WWD:今後サイト上で展開予定のコンテンツは?
安住:「月刊ケイタ マルヤマ」と仮称している雑誌風のコンテンツや、動画コンテンツを作ります。インスタライブについては、よりロイヤルなカスタマー限定にしたライブなどを検討しています。
丸山:月刊、というのは雑誌のようにいろいろなテーマを設け、特集や連載のページを作って、ウェブマガジンに近いものをサイト内のコンテンツとして読めるようにする、ということ。そこから買い物ページに簡単に遷移できるような流れも作りたいですね。
安住:敬太さん自身がセレクトした家具やお菓子などを、サイトで販売することも企画しています。物流などの問題もあり、ファッション以外のアイテムを扱うのは非常に大変ですが、それもBBFだからこそサポートしていきたいんです。
丸山:店舗ではできなかったようなこともサイトなら実現できるかもしれない。過去のコレクションを見ながら私自身が解説するような動画をコアなお客さま向けに作ったり。
安住:基本は無料ですが、一部のデジタルコンテンツを有料で販売するのも面白いかもしれません。
丸山:いろいろなアイディアを取り入れられるよう、サイトはフレキシブルな形にしておきたい。まずは読み物や動画を頻繁に更新できるようにすることが大事です。無数のファッションブランドが世界中にある中で、われわれのページにたどり着いてもらえることは奇跡に近いし、2回来てもらえるならそれはもっと奇跡。でも、2回目に来た時にサイトが初回と全く同じ内容だったら3回目はありません。リアルの店舗では、毎日ウィンドーのディスプレーを変えるといった工夫でお客様をお呼びしてきました。同じことをデジタル上で実現できるようにしたいんです。100あるアイデアの中から1つ実現できたらいいというスタンスで、いろいろなことに取り組んでいきます。
PHOTO:YOHEI KICHIRAKU
ビービーエフ
03-5202-4702
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「エミリオ・プッチ」新ディレクターに元「LV」のアクセサリー部門トップが就任
「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」はアーティスティック・ディレクターにカミーユ・ミチェリ(Camille Miceli)元「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」アクセサリー部門クリエイティブ・ディレクターを指名した。
ミラノ・ファッション・ウイーク期間中の9月26日に「エミリオ・プッチ」が発表するのは、ミチェリではなく社内のデザインチームが手掛けたコレクションとなるため、ミチェリのコレクションはそれ以降に発表される見込みだ。
フランス出身のミチェリ=アーティスティック・ディレクターは、15歳から「シャネル(CHANEL)」と「アライア(ALAIA)」にインターンとして入社。1990年から7年間、「シャネル」の広報を務めた。その後、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が「ルイ・ヴィトン」のアーティスティック・ディレクターとして初めてレディ・トゥ・ウエアをスタートした97年に同ブランドの広報担当に着任した。マークに才能を評価されたミチェリは、同ブランドのコスチュームジュエリーのデザインを手掛けた。2009年には「ディオール(DIOR)」に移り、ファッションジュエリー部門の強化に貢献。また、レザーグッズのクリエイティブ・コンサルタントも務めた。14年には古巣「ルイ・ヴィトン」に戻り、アクセサリー部門全般を統括した。
シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼最高経営責任者(CEO)は、自身のディオールCEO時代を振り返り、「彼女は商品開発にとても優れていて、ビジョンを持っている」とミチェリを評価する。「彼女は『プッチ』というブランド、ブランドのストーリー、そしてその世界を愛している。彼女はブランドのコードや歴史を尊重しつつ、新しさも見せてくれるだろう。ファッションには新しさが必要であり、これこそが使命だ」とコメントした。
「エミリオ・プッチ」は00年にLVMHの傘下に入る。これまでクリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)やピーター・デュンダス(Peter Dundas)、「MSGM」のマッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgetti)らさまざまなデザイナーをクリエイティブ・ディレクターに起用していたが、ジョルジェッティが退任した17年からは、ブランドを前進させる最善策として社内のデザインチームがコレクションを手掛けてきた。20-21年秋冬シーズンからは、「コシェ(KOCHE)」のクリステル・コシェール(Christelle Kocher)=デザイナーや「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」の小泉智貴デザイナーをゲストデザイナーとして招聘し、ブランドの歴史やDNAを再解釈するコレクションを披露。21年3月には、ブランドのルーツに立ち返り、リゾートに特化したブランドとしてリブランディングを実施すると発表していた。
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「ジーユー」、21年秋冬CMに木梨憲武、Charaが仲間入り チャンキーニットと“華麗パン”で目指せマスヒット
ジーユーは9月6日、より幅広い客層へのブランドの浸透を狙って、2021-22年秋冬のCMキャンペーンをスタートした。従来からCMに起用しているモデル・女優の中条あやみと俳優の福士蒼汰に加えて、今シーズンからとんねるずの木梨憲武、アーティストのChara、古着屋店員出身のモデル・俳優のゆうたろうを起用。ジェネレーションZから大人世代まで、「あらゆる人」にウェブやテレビCMを通じてアプローチする。
「ジーユー(GU)」は、トレンドに敏感な20代や、30〜40代の子育て中のママ層などからの支持が厚い。一方で、「50〜60代以上などの大人世代への浸透度はまだまだ伸びしろが大きい」(広報担当者)ことから、大人世代代表として木梨、Charaを起用した。また、普段からスカートも愛用し、自分らしく自由にファッションを楽しむゆうたろうを起用することで、ジェンダーフリーや多様性の意識が高まる若い世代の価値観も取り込む。
キャンペーン第1弾として、6日にウェブCMを公開した。10月からはテレビCMも放映開始する。初回のウェブCMで打ち出しているのは、21-22年秋冬の主力商品である、やや厚手のニットアイテム、「チャンキーニット」と、“華麗パン”という愛称で推す「華麗なる冬パンツ」だ。チャンキーニットはカーディガンやプルオーバー、ベストなどさまざまなバリエーションをウィメンズ、メンズともそろえる。“華麗パン”も素材やシルエットにバリエーションを持たせて、ウィメンズ、メンズ共に打ち出す。
ジーユーの20年9月〜21年5月期業績は、昨年4〜5月に大幅な店舗休業や営業時短があったことの反動で大幅な増収増益となってはいたが、計画に対しては未達。「さまざまなトレンドを取り入れ過ぎて品番数が増えると共に、売れ残って値引きが必要となってしまった」(岡崎健ファーストリテイリング取締役)ことが背景にある。「コロナ禍で、ルームウエアやマスクなどの実用性の部分と、値下げによる低価格の打ち出しはお客さまから支持していただけた。しかし、その結果ベーシック品が増えてファッション商品が不足し、ヒットにつながりづらかった」と、柚木治ジーユー社長は振り返る。
その反省から、21-22年秋冬は「マストレンドが狙える」商品として、チャンキーニットと“華麗パン”に照準を合わせ、CMで訴求していく。「好みが多様化して(マストレンドを狙うのは難しくなって)いる。しかし、表面的なトレンドをなぞるだけではなく、実用性と低価格を兼ね備えたアイテムを、エイジレス、ジェンダーレスに着こなせるようさまざまなスタイリングで提案すれば、マストレンドにつながる」と柚木社長。
6日に行われた新キャンペーンの記者会見には、CMキャストの5人が登場。テレビゲームのキャラクターを演じているという新CMのゆるくシュールな動きや、“華麗パン”とかけたカレーパンを持ち出して、新商品をアピールした。
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「アトモス」が多店舗EC管理ツール「CROSS MALL」を選んだワケ
自社ECサイトに加えて、モール出店が増え、複数のネットショップを運営するときに煩雑になりがちな、商品情報の登録や在庫管理などの業務を、一元管理できるのがアイルが提供するクラウドサービス「クロスモール(CROSS MALL)」だ。日本屈指のスニーカーショップである「アトモス(ATMOS)」も、そのユーザーの一つ。巧みなデジタル戦略でEC化率の高さでも知られる「アトモス」は、なぜ「クロスモール」を使うのか。「アトモス」の運営元であるテクストトレーディングカンパニーのWeb/ECビジネス事業部 岡山暢祐部長と、アイルのCROSS事業部 本守崇宏マネージャーにその成功の秘訣を聞いた。
急成長のECの課題を
「クロスモール」導入で解決
WWDジャパン(以下、WWD):現在のECの取り組みの概要は?
岡山暢祐(以下、岡山):ECでの取り扱い商品数は約1万点で、EC化率は5割程度。最近はスニーカー以外にアパレルの取り扱いも始めている。通販サイトはメンズの「アトモス」とウィメンズの「アトモス ピンク」があるので、楽天市場に2店舗、楽天ファッション、ヤフーショッピング、ペイペイモール、マガシーク、ロコンド、ゾゾタウン、それに公式サイトが2つ、それにクロスモールで連携していないアイルミネがある。
WWD:近ごろの売り上げの傾向は?
岡山:主力ブランドの一つがネット通販モールでの扱いができなくなり、通販モールの売り上げは落ち込んだものの、自社ECが伸びているのでトータルではプラス。EC全体の売上の6,7割は自社ECでの販売で、そのうちの3〜4割がアプリ経由になる。
WWD:「クロスモール」の導入はいつから?
岡山:2010年から。当時は自社ECに加え、楽天やヤフーに出店したら、急に在庫管理が大変で慌てて管理ツールを探した。当時は取扱高も商品数も20分の1くらいの規模だったが、手作業では到底無理。売り残しや売り越しによる機会損失は、当時でも見過ごせない規模になる。その後、リアル店舗の出店数も加速しており、もしクロスモールを導入していなかったら、在庫管理がぐちゃぐちゃでできていなかったはず。
プロも唸る、夜間にリアル店舗の
在庫をECにも活用する方法
本守崇宏(以下、本守):テクストトレーディングさんは「クロスモール」を導入していただき11年になりますが、実はその間、一度フルフィルメント(運営代行)への変更を検討されたこともありましたよね?
岡山:はい。ただ、その際に大きな問題になったのが、在庫が最後の一点になったときに1店舗にしか在庫表示ができなくなること。それだけで機会損失が数千万円単位になることがわかり、取りやめになった。
WWD:今は、実店舗の在庫も管理できるアイルの販売管理システム「アラジンオフィス」も利用しているとか?
岡山:スニーカーの場合、在庫の管理がやや複雑で、製品の体積が大きいこともあって在庫すべてを必ずしも自社倉庫に置いておらず、一部引き取り前のメーカー倉庫にあるものも「確保」という形で在庫として扱う。そこに、さらにリアル店舗用、自社EC用、通販モール用の倉庫も加わって、在庫の場所が多岐にわたり、かなり複雑になる。そのためリアル店舗やメーカー在庫も含めた在庫の一元管理のため、2016年から「アラジンオフィス」を導入した。「アラジンオフィス」を使って、今はリアル店舗の閉店後の夜の時間に、店舗の在庫を全部ネット通販に見かけ上移動して、翌日の朝に店舗が開く前に、また店舗在庫へ戻すということをしている。社内では「夜間反映」と呼んでいるが、これで月に数千万円単位で売り上げが変わる。
「アトモス」がECで高成長を
達成できた理由とは?
1 / 2
WWD:ネット通販の担当者として、テクストトレーディングのECがうまくいっている理由をどう考えるか。
岡山:一番大きな理由は、圧倒的に商品力。ただ、数を多く売るにも仕組みが必要で、システムや倉庫など商品量に応じて作っていかないといけない。また、ちょっとした工夫でも売り上げは変わってくるので、そういった部分をきちんとできていることも大きい。あとはスピード感。スピード感はECにかかわらず当社が一番大切にしていることだが、ECでもどこよりも早く商品をサイトに出すことを心掛けている。他店でも同じ商品を取り扱っていることも多いわけで、早く出すほうがやっぱり売れる。商品情報の準備から画像撮影や加工、原稿など、1分1秒でも早く販売できるよう、作業に取り掛かっている。
WWD:アイルから見て、テクストトレーディングのEC運営で上手だと感じるところは?
本守:スピード感です。岡山さんがおっしゃるポイントもそうだし、新しいことを取り入れたり、逆にうまくいかないことを辞めたりする決断も速い。テクストトレーディングさんの要望に対応したことが、結果的に他の「クロスモール」ユーザーのニーズを先取りするということが本当に多い。
WWD:逆にテクストトレーディングから見たアイルの強みは?
岡山:先ほど本守さんがご指摘された通り、当社は上手くいかないときには、サービスやツールの使用をすぐに止めてしまうし、コストパフォーマンスへの要求もかなり厳しい。なので、おそらくEC関連では「クロスモール」のように10年以上も使い続けているサービスは他にない。それだけコストパフォーマンスの面でも使い勝手の面でもプロダクトの完成度が高いということかと。
本守:「クロスモール」は個別対応での開発をやっておらず、利用いただいているユーザーは全機能が使えるし、開発費は自社で吸収している。なのでテクストトレーディングさんのようにある種、ニーズや時代を先取りしている企業の要望に応えることが、結果的にプロダクトの完成度を高めることにも、コストパフォーマンスを上げることにも繋がっているのかもしれません。
複数のECモールの在庫を
一元管理できる
「クロスモール」の仕組み
「クロスモール」は、東証一部上場企業のアイルが2009年にスタートした、複数のネットショップの在庫・受発注の管理ソフト。自社ECサイトから有力ECモールに出店する店舗まで、複数のECショップの在庫・受発注を一元管理できる。「楽天市場」「ゾゾタウン」「ロコンド」「マガシーク」など、ファッション企業でもネット通販モールへの多店舗出店が当たり前になっており、手動での在庫管理はほぼ不可能といっていい。商品データの一括入力や在庫の一元管理など、EC運営に不可欠な機能をすべて備え、商品管理の手間を大幅に軽減する。サービスから開始12年で1600社以上が導入しており、コストパフォーマンスもよく、一元管理ツールのデファクトスタンダードなサービスになっている。
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フォーナインズと金子眼鏡が経営統合 日本の眼鏡作りを支える2社
フォーナインズ(東京、飯村祐一社長)と金子眼鏡(福井、金子真也社長)は経営統合し、9月1日に持ち株会社ジャパン・アイウェア・ホールディングスを設立した。社長を飯村フォーナインズ社長と金子・金子眼鏡社長が務め、本社もフォーナインズの成城オフィスと金子眼鏡の本社に置く。フォーナインズと金子眼鏡、それぞれの経営体制等に変更はない。
両社は、眼鏡の産地として世界的にも知られる鯖江(福井県)でのメード・イン・ジャパンを大切にするなど理念を共にしており、広報担当者は「“日本発のラグジュアリー・アイウエアブランド・グループ”として、グローバル市場を視野に戦略的に連携し、相乗効果を生み出したい」と話す。差し当たって、ジャパン・アイウェア・ホールディングスによる新店舗のオープンや商品製作の予定などはないという。
フォーナインズは1996年に創業。「フォーナインズ(999.9)」や、サングラスを集積する“フォーナインズ・フィールサン(999.9 FEELSUN)”、eスポーツやスマホ、パソコン用の“プレイド(PLAIDE)”などを販売する。公式ホームページによると従業員数は142。
金子眼鏡は1958年に創業。「金子眼鏡」や「スピビー(SPIVVY)」などのブランドを持ち、「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」と協業して「イッセイ ミヤケ アイズ(ISSEY MIYAKE EYES)」も製作する。従業員数は同330。
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「セイヴソン」2022年春夏東京コレクション
「セイヴソン(SEIVSON)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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「マツキヨ」音商標問題、知財高裁が特許庁の審決取り消し 氏名を含むブランド名の商標登録に新たな動き
マツモトキヨシホールディングス(以下、マツモトキヨシHD)が2017年1月に出願した「マツモトキヨシ」という歌詞を含む音商標の登録が認められなかった件について、知財高裁は8月30日、これを認めなかった特許庁の審決を取り消した。
マツモトキヨシHDは、テレビCMや店内BGMなどで使用しているメロディーと「マツモトキヨシ」という言葉を含む音商標を17年1月に出願したが、18年3月に特許庁が拒絶。同社はこれを不服として審判を申し立てたが20年9月に請求が退けられた。これを受けて同社はこの審決の取り消しを求める訴訟を知財高裁に提起していた。
特許庁が一貫して「マツモトキヨシ」音商標の登録を認めなかった背景には、自分の氏名であっても他人の氏名を含む商標は、その他人の承諾を得ないと商標登録できないという商標法の規定が大きく関係している。この規定は昔から存在していたものの、18年ごろまでは氏名を含んでいても登録が認められるケースも多かった。しかし19年ごろを境にこの規定が厳格に適用されるようになり、登録を認めないケースが増加。「マツモトキヨシ」音商標もこの厳格化の流れを受けて登録が認められず、結果、知財高裁に持ち込まれた。
マツモトキヨシHDは、本件音商標がテレビCMや店内BGMとして使われていたことで広く知られており、「マツモトキヨシ」という音からは、一般的に「ドラッグストアやその運営会社の『マツモトキヨシ』を思い浮かべる」と主張。これに対して特許庁は、音商標であっても「マツモトキヨシ」という氏名を使用する場合は、前述の規定を厳格に当てはめるべきだと主張した。
これを踏まえて知財高裁は、音商標を聞いた人が、そこから人の氏名を連想しない場合は「『他人の氏名』を含む商標にあたるものと認めることはできない」としたうえで、本件音商標は「『マツモトキヨシ』の広告宣伝(CMソングのフレーズ)として広く知られていた」と認定。「通常、容易に連想、想起するのはドラッグストアの店名としての『マツモトキヨシ』(中略)であって、普通は、『マツモトキヨシ』と読まれる(中略)人の氏名を連想、想起するものと認められない」として、本件音商標は「他人の氏名」を含む商標に該当しないと判断した。
今回の判決で注目すべき点は、規定を適用すべきか否かの判断基準に「著名性」が挙げられた点だ。厳格に規定が適用されていた期間は、著名性を一切考慮せずに氏名が含まれているかどうか、またその使用について他人の承諾を得ているかどうかという点で審査され、拒絶されてきた。しかし知財高裁は今回、形式的には氏名が含まれていても、本件音商標を耳にした人が人名ではなくドラッグストア「マツモトキヨシ」を連想するのであれば、この規定は当てはまらないと認め、出願人側の著名性を考慮して判断するという新たな考え方を示した。
「本判決は、『音商標に接した者が、普通は、音商標を構成する音から人の氏名を連想、想起するものと認められないとき』には、当該音と同じ読み方の氏名を有する他人が存在していても、『他人の氏名』を含む商標にはあたらないなどとして著名な音商標の登録を認めた。この判決に従えば、 今回のような“音商標+著名”という事案では、今後登録が認められることになるが、過去に音商標の事案ではなかったものの、理屈のうえでは本判決と異なる立場をとったといえる判決もあり、予断を許さない」と山本真祐子弁護士は解説する。「他方、音商標ではなく、氏名をブランド名として(文字やロゴで)商標登録する場合は今回のケースに当てはまらないので、登録可能性に関する裁判所の判断や、立法的解決も含め、引き続き今後の動向に注目していく必要があるだろう」。
今回、知財高裁が審決を取り消したことで、本件は特許庁に差し戻され、再度登録の可否が審査される。特許庁は同じ理由で拒絶することはできないため、今後の同庁の判断に注目が集まる。
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注目の日韓スタートアップ「チャネルトーク」が変えるオンライン接客

PROFILE:1985年12月28日生まれ、韓国・ソウル出身。理系大学を卒業後、韓国大手アパレル・イーランド、韓国住友商事、ECモール大手イーベイコリアを経て現職
坂本彩チャネルコーポレーション本国チーフカスタマーオフィサー(CCO)
PROFILE: 1993年7月22日生まれ、東京都出身。大学在学時にインターンとしてチャネルトークに加わり、アクセンチュアを経て、同社に参画。2019年から現職
PHOTO:ANNA KANZAKI
韓国発のEC用のコミュニケーションツール「チャネルトーク」が急成長している。同ツールを手掛けるのは、韓国・ソウルで2014年に創業したチャネルコーポレーション。これまで日韓のベンチャーキャピタル(VC)から11億8000万円の資金調達を行い、8月末には新たにグローバルVCから27億円の資金調達を予定するテクノロジースタートアップだ。導入実績はグローバルで5万6000社以上、日本では昨年売上高が7倍という高成長を遂げた。日本国内でも導入数を伸ばす「チャネルトーク」は、どのように企業を支えるのか。
日韓VCから注目を集めるワケ
韓国ではスタートアップブームが続くが、「チャネルトーク」のようなBtoB のSaaS企業は異色だ。同社の玉川葉=本国取締役兼日本CEOは「実は短期的な成長だけを考えれば、大手企業向けのエンタープライズ型の開発案件を手掛けた方が売上効率は良い。逆にさまざまな業種の、しかも中小企業をターゲットにすれば市場は大きくなるが、その分、システムの完成度や使いやすさのハードルは上がるため難易度はかなり高くなる。われわれが“テクノロジースタートアップ”を掲げ、注目を集めているのはそうした難易度の高さに果敢に挑みながらも、日韓で同時展開し、成功を収めているからだ」という。創業者で本国CEOのチェ・シウォンは、小学生のころからプログラムを書き始めた生粋のエンジニアであり、同時に大規模サーバー構築に精通した韓国屈指のサーバーエンジニアなのだ。「チャネルトーク」がスタートアップ企業として注目を集める理由は世界屈指のサーバー構築で、最大の強みもそこにある。「われわれが他社と比べても格段にリーズナブルな価格でサービスを提供できているのは、世界屈指のサーバーシステムを構築できているため。チェCEOが開発した、速度やメモリなどの処理効率を最大化したサーバーシステムは、韓国のAWSの成功事例に掲載されるほど。間違いなく世界最高レベルのコストパフォーマンスを叩き出している」と語る。
LINEなどの顧客との
ウェブチャット・トークを
一元管理
チャネルトークはECサイトに導入するチャットツールであり、同時に顧客管理機能も備える。「安くて、早くて、効率化されていることがサービスの価値だ。従来のチャットサービスは複雑で、提供する会社のサポートが必要だったが、そういったものはいわば高級ディナーのようなもの。例えるなら、われわれは便利でおいしいファストフードだ」と玉川CEO。「チャネルトーク」の管理画面は誰にでも使いやすいユーザーインターフェース(UI)で、ウェブチャットやライン公式アカウントなどの問い合わせを一元管理することができる。顧客データの保存と管理まで一括で行えるので、次のアクションの計画を立てやすく、管理の労力も削減できる。カスタマーサポートの対応時間を75%削減した企業もある。
玉川CEOは企業の課題解決において、顧客との会話を重視すべきだと指摘する。「EC市場の拡大に伴い、現在は集客コストがどんどん高くなっている。流入を増やすのではなく、コンバージョン率を高めるべき。だからコミュニケーションが重要になる」。店舗ではスタッフとの会話の中で商品やブランドに対する理解が深まり、ファンが生まれる。接客機能のないECは、いわば便利な自動販売機のようなもの。玉川CEOは「日本のEC化率が低いのは、店舗の方がいい体験ができ安心して買い物ができるからだ」と話す。「チャネルトーク」を導入するのはアパレルや化粧品など、店頭で試して購入する商材が多く、接客によって売上アップに繋がるカテゴリーのブランドやサービスが多い。
ECを「脱・自動販売機」、
アップセル&クロスセルで
コンバージョン7割アップも
中でも高い成果をあげている企業は、店頭スタッフや社長自らチャット接客を行うという。そうした人員はカスタマーサービスのスタッフに比べ、商品知識が豊富だ。ブランディング面で利点があるだけでなく、ECでは提案しにくかったアップセル、クロスセルも会話から生むことができる。チャット導入により、コンバージョン率、リピート率70%を達成した成功事例もある。
顧客データを増やすため、顧客とのコミュニケーションを増やすべきだ、というのも同社の考え方だ。坂本彩チーフカスタマーオフィサー(CCO)は「たくさん会話をしてほしいという思いで料金設定をしている」と話す。「チャネルトーク」の最低料金は無料、ECサイト自体のトラフィック規模に応じて課金する従量課金制。つまりは企業規模に応じて料金を設定しているのだ。「“答えは顧客にある”というのが『チャネルトーク』の理念。顧客の声を聞くことで改善し、信頼を得て、リピート購入につなげる。コミュニケーションをとることは企業のコアであり、当たり前になるべきことだ」。
「チャネルトーク」でリピート率8割、
顧客対応効率は7割アップ
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「チャネルトーク」は単なるチャット機能ではない。顧客との積極的なコミュニケーションによりリード獲得や既存客のエンゲージメント、LTV向上に貢献するほか、顧客データの管理、マーケティング機能まで一元化したサービスだ。顧客対応は有人のチャット接客に加え、自動処理のチャットボットも導入できる。よくある質問の返答などにボットを導入することで、顧客を待たせることなく、同時に複数人の対応も可能。ボットは開発いらずで、ユースケースに合わせたテンプレートもあるため、短時間でサイトに設置できる。また無料の社内チャットもあり、顧客の声を手軽に社内共有できる。
取得した顧客データはセグメントをカスタマイズして管理し、顧客をフィルタリングしてメッセージを送信するなど、追加訴求まで円滑に行える。メッセージはSMSやメールで送信するほか、サイト訪問中の顧客にはポップアップを表示。さらにメッセージの効果検証やABテストまで可能だ。
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「フェイス.A-J」2022年春夏東京コレクション
「フェイス.A-J(FACE.A-J)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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山下智久の初めての写真集が登場 完全予約生産の豪華限定版も用意
講談社は11月25日、俳優やアーティストとして活躍する山下智久の初となる写真集“Circle”を発売する。通常版(税込2970円)のほか、10月10日までの完全予約生産の豪華限定版(税込1万1000円)を用意。豪華限定版には、約1週間にわたるロケのメイキング映像と購入者へのメッセージ動画を収めたDVD、大型ポスター、写真集未掲載カットのポストカード3種などの豪華特典が付く。
荒々しい大自然と交差しながら、“100年後に残るタイムレスな表現”を追求した一冊。ポーランド出身の気鋭のフォトグラファー、マチェイ・クーチャにより、誰も見たことのない山下智久の姿を封入した。
刊行に際し、山下智久は「写真集を作る機会をいただき、これも1つのチャレンジだと受け取り、真っすぐに挑んだ。地球の温かさと冷たさの対比を感じられるような仕上がりになったと思う。ゴールドに輝く太陽、青い夜の洞窟、壮大なロケーションにさまざまな表情を引き出してもらった。雨が降り、大地の植物が育ち、そして僕たちが生きられるように、全ては循環している。だから自分の仕事も、誰かの背中を押せるよう、そんなCircleの一部になれるようにと願いを込めて、このタイトルをつけた。現場で感じた優しい光が届くように、スタッフとともに気持ちを込めて作った。皆さんの思い出に少しでも残れるように願いを込めて。是非手に取ってもらえたら幸せに思う」とコメントした。
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「パクリの帝王」モンテローザ、「食べ放題焼肉」に進出し、もう6店。行ってみたら驚いた!
きちり、酒類販売に進出。テイクアウト向けワイン販売か。
松屋、弁当・惣菜専門「松弁KITCHEN」オープン。500円弁当で、ほっともっとに挑む。
教えて!パタゴニアさん 連載第10回 ビジネスモデルを抜本的に変えて危機に強い企業へ 日本支社長が語る 【後編】
アパレル製品の持続可能性についての議論が活発化している。サステナブルな製品、サステナブルな〇〇といったあいまいなキャッチコピーがあふれる中で、アパレル企業には何をもってサステナブルなのかを説明する責任が問われ始めている。製品はもちろん、そもそもアパレル企業が存続していくにはどうしたらいいのだろうかーー「アパレル企業はサステナブルではない」と言い切りながら、ジャパン社を運営し、同社のミッションステートメント“私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む”に取り組むマーティ・ポンフレー(Marty Pomphrey)日本支社長に、パタゴニアがこれから進む道を聞いた。
WWD:多くの外資系企業は、本国の方針をなぞる形で日本でのビジネスを展開している。パタゴニアが推進する“製品の循環性”の実現は、国によって制度が異なるため、独自の施策も必要な気がする。日本独自の施策を行う予定はあるのか。
マーティ・ポンフレー日本支社長(以下、ポンフレー):当社もある程度世界全体で一括集中されてはいるが、日本独自のビジネスモデルを作り上げたいと考えている。もちろん考え方などベストプラクティスは本社の方法を踏襲するが、われわれは日本で33年間ビジネスをしてきた実績があり、フォローしてくれているカスタマーもいる。日本のカスタマーは品質に対して要求が高い。米国とは異なる日本独自の方法を作り、楽しく行っていきたい。熱心なスタッフも多いので、日本市場に合った、日本モデルを作っていきたい。
WWD:そのために行っていることがあれば教えてほしい。
ポンフレー:実は日本は大きな移行期間の真っ最中にある。プロセスや構造を変えるために、そして効率化を図るためにシステムに投資しようと考えている。理由は、この12~18カ月の間、私たちは危機に強い会社になろうと取り組んできたことがある。危機というのは新型コロナウイルスもその一つだし、環境危機もそうだ。このような危機的状況は今後発生していくし、ビジネスを抜本的に変え、危機に対応できる企業になっていきたいと考えている。
WWD:もう少し具体的に教えてほしい。
ポンフレー:例えば社員は、個々のスキルをさらに広げていろいろな仕事ができるようにしたいと考えている。社員一人が複数のスキルを持つことで、いろんな状況に対応できるようになる。店舗は関東に集中しているが、関東に大地震が来ると店舗も社員も大打撃を受けてしまう。もっと地域的にバランスが取れたものにすることもその一つだ。今こうしたディスカッションを重ねている。
システムや人材に投資をすることで効率を高めることで時間的余裕が生まれる。そうすると仕事のほかにアクティビズムに時間を費やすことができる。
WWD:複数のスキルを身に付ける環境作りには、コストもかかる。そこまで社員に投資できるのは離職率が低いパタゴニアならではのような気もする。
ポンフレー:離職率は非常に低い。会社と社員、お互い何を期待しているかを明確にしているからだし、われわれはお互いに投資をしている。社員に対する投資は私たちの優先順位ナンバーワンになっている。社員のスキルが上がればミッションのためにより多くのことができるようになるからだ。社員への投資は必須だ。
われわれのマネジメント理念では、マネジャーは管理することを減らし、コミュニケーションをより深めることが求められている。これが私たちの戦略だ。マネジャーの仕事は社員が障害に直面したときにそれを取り除くこと。そうすることで第一線で意思決定ができる。
WWD:創業当時からストーリーを伝えることでファン作りをしてきているので、意思を持った人々が集まってきていると感じる。
ポンフレー:ファンが多いのは、創業者が先見の明がある人物だったから、企業としていいスタートが切れている。私たちは時間を費やして考えることが可能だ。一般的な企業は利益を求めて四半期ごとに売り上げ目標を掲げてそのための戦略を立てている。われわれは、長期的な戦略を持ちながら、短期的な課題にチャレンジしている。
WWD:“新しく作らないファッション”が求められていると感じる。パタゴニアは“ウォーン ウエア”で一つの答えを出しているが、売り上げや規模を大きくするのには限界があるとも感じる。
ポンフレー:“ウォーン ウエア”はアパレルビジネスのほんの一部だ。われわれは新品を作るときに、素材や生産工程をよりよいものにしていくこと、より長持ちするもの、環境負荷が低いもの、これまでよりも、よりよいものを作ろうと試みているが、将来的には新品の販売よりも古着の販売の成長率を伸ばしたいと考えている。パタゴニアのユニークなビジネスとしてプロヴィジョンズのフードビジネスがある。これを伸ばしていきたいし、ローカルビジネスとしても伸ばしていきたい。
日本ではソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)のプロジェクトも行っていて、エネルギーのソリューションを活用したフードビジネスも行っていく。日本産の食品を広げていきたいし、日本での取り組みを全社的にも広げていきたい。
WWD:古着販売の成長率を伸ばすことについてもう少し教えてほしい。
ポンフレー:どちらかというと新製品のビジネスをスローにしようという考え方だ。そのためにビジネスの構造を変えて、意図的に新品の販売がスローになるようにしたいと考えている。パタゴニアのビジネスにとっても地球にとっても現実的な対策ではないかと考えている。成長という考え方も、自然な成長とはどういうことか――前とは異なるアプローチを考えている。
WWD:新しいアパレル製品を売らない、作れば作るほど環境に貢献するという点でプロヴィジョンズの拡大はポジティブだ。
ポンフレー:フードビジネスは、地球にいいことをしているので大きく伸ばしたい。地球にとっても日本にとってもポジティブなインパクトをもたらすものだ。意図的に成長を遅らせるアパレルとは異なるビジネスモデルだ。
簡単なことのように聞こえるかもしれないが、パタゴニアのビジネスモデルは非常に難しい。私がパタゴニアに雇われたときにイヴォン(・シュイナード創業者)と面談があったが、そのときに「2つの帽子をかぶらなければならない、2つのことをも全うしなければならない」と言われた。1つ目はビジネスを行うこと、2つ目は地球を救うというミッションを成し遂げること。この2つをやっていかなければいけないと言われた。会社として私に期待されていることは利益を出すことだが、それだけでは十分ではなく、もう一つのミッションを遂行していくことも期待されている。
(8月9日に)IPCCの報告書が出たが、何も変えずに今のまま進むと、目標にしている気温1.5度の上昇幅を大きく上回ってしまう。これまでの成長モデルではなく、より厳しいビジネスモデルを採用しなければならないと考えている。今までの考え方を変えないと、人類はこの危機から逃れられないし、ただ単に砂に頭をうずめて何もできないと嘆いていてはいけない。
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池袋のグリップセカンド、北青山に看板レストラン出店。食物販併設でグローサラント化。
【井戸 実のちょっとだけよ】意外と皆が緊急事態宣言の延長を望んでいるという「不都合な真実」。「怖い怖い」
3カ月8900円でリタッチカラーし放題のサブスクが登場 美容室の新ビジネスモデルとして定着するか
同美容室のコンセプトは“毎日のヘアスタイルをもっと手軽に、丁寧に、自由に楽しむ”こと。その思いに基づき、月額1000円(税込)で好きな時に前髪を気軽に整えられるサブスク“前髪定期券”などを提供して支持されてきた。
今回の“リタッチ定期券”は、3カ月8900円(税込)で何度でもリタッチカラー(根元染め)を受けられるサブスクサービス。セルフケアと比較してもお手頃な費用感で、プロのスタイリストがブローまで仕上げる。白髪のケアにも活用可能だ。
「髪を染めてから3~4週間経つと、髪の根元と中間・毛先との色違いが気になり始める。しかし『頻繁に美容室に行くとお金がかかるから、少しだけ我慢してから行こうかな……』と考えるお客さまも多い。そんな我慢の気持ちで過ごす時間をできるだけ短くしてほしい、という思いから“リタッチ定期券”の販売に至った」と当美容室担当者は話す。
白髪染めを含めたリタッチカラーは、一般的な美容室で需要の高いメニューの1つ。3カ月8900円という料金で集客し、かつ利益を上げることができるか。同美容室はルミネ有楽町に入る好立地店であり話題性も高く、新たな取り組みに注目が集まる。
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任天堂の「スーパーマリオ」が「ジェラート ピケ」のもこもこルームウエアに
マッシュスタイルラボの「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」は、任天堂の人気キャラクター「スーパーマリオ」とコラボしたルームウエアコレクションを発売する。9月13日から「ジェラートピケ」の公式EC、マッシュグループのEC「ウサギオンライン(USAGI ONLINE)」および任天堂公式ECで先行発売し、17日から全国の「ジェラート ピケ」直営店と「ニンテンドートウキョウ」でも取り扱う。
コレクションは全32型。メインビジュアルでモデルの藤田ニコルが着用するのは、マリオとヨッシーになりきれるパーカとショートパンツのセットアップ(税込1万2320円)。ヨッシーが総柄になったセットアップ(レディースは上下各5940円、メンズは各6930円)など、いずれもブランドらしい柔らかな着心地を楽しめる。
テレサ(幽霊のキャラクター)やキノコなど、「スーパーマリオ」シリーズではおなじみのキャラやアイテムをモチーフにあしらったジャカード編みのニットセットアップはウィメンズ(1万2760円)、メンズ(1万4960円)に加えてキッズ(9900円)もラインアップし、家族おそろいで楽しめる。そのほかにもクッション(4180円)や大判ブランケット(5720円)などをラインアップする。
コラボ商品の購入者には、キャラクターをあしらった限定デザインのショッパーを数量限定でプレゼントする。
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「ザ・プロダクト」からミッキー&ミニーデザインの限定パッケージが登場
ヘアケアブランド「ザ・プロダクト(PRODUCT)」は9月10日、ディズニーキャラクターのミッキーマウスとミニーマウスをデザインした限定パッケージを全国のロフト(一部店舗を除く)で発売する。10月16日から公式サイトと「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」でも販売する。
限定パッケージは、全成分自然由来原料で肌や唇にも使用できる“ヘアワックス”(42g、税込2178円)と“ダマスクローズ〈ヘアワックス〉”(42g、税込2546円)、傷んだ髪を補修、保護し、柔らかくまとまりのある艶髪へ導く美容液“ヘアシャインセラム”(50ml、税込2200円)、頭皮と髪を健やかに整える“ドライシャンプー”(115ml、税込1650円)、“シャンプーモイスト”(240ml、税込2035円)、“コンディショナーモイスト”(240ml、税込2035円)をラインアップする。
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ヘアメンテナンスサロン「チョキペタ」が10周年 “休眠美容師”52%で美容室業界のサステナに貢献
「チョキペタ」は、伸びた分だけカットやカラーをしてきれいな状態をキープするという“ヘアメンテナンス”のサービスに特化することで、予約不要・手頃な料金・短時間での施術を可能にした美容室。頻繁に通いやすいことから、主に40代以上の女性に支持されている。2011年に第1号店として堀切菖蒲園店をオープンし、首都圏と一部関西に出店を進め、現在店舗数は66店舗(21年5月末時点)になった。
同美容室がオープン当初から続けてきたのが“休眠美容師”の復帰支援。結婚や育児などのタイミングで現場から離れてしまった美容師が再び働くことができるよう、教育制度や雇用制度の環境を整備し、業界の課題である人材不足を解消しながら店舗数を拡大してきた。10年間で採用した休眠美容師の数は300人以上に上り、現在はスタッフの約半数を占める。
19年度末時点での従業美容師数が約54万人(令和元年 衛生行政報告例 概況)であるのに対し、美容師免許の登録者数は累計で130万人は超えると予想される(理容師美容師試験研修センター 新規免許登録件数より)ことから、休眠美容師の数は75万人程度。働く可能性が低い人を加味しても50万人程度と推定される。美容師の平均年齢は31歳(厚生労働省 19年の賃金構造基本統計調査)であることから、美容師になっても10年足らずで現役を離れてしまう人が多くいる。
休眠美容師の復帰のハードルを高くしているのは、ブランクにより生じる技術への不安。同美容室では、施術メニューをカットとカラーに絞り、流行の移り変わりに左右されないベーシックな技術で対応可能な髪の“メンテナンス”に特化することで、技術的なハードルを下げた。ブランクがあっても一定のトレーニングを行い復帰しやすい環境を整えている。さらに“週1日3時間~”など、ライフスタイルに合わせた働き方を実現。美容室が混雑しやすい土日に働くことができない人のため、平日のみの勤務も可能にしている。
また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、動画教育が加速したことが、結果として復帰へのハードルを一層下げることにつながった。動画での情報共有が日常化し、20年から21年にかけて、動画本数は(アルテ サロン ホールディングスで)約470本から850本と約2倍に増加。技術や店舗オペレーションなどを動画で学べる環境にし、復帰時の不安を解消、早期の戦力化に成功した。
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ヘアメンテナンスサロン「チョキペタ」が10周年 “休眠美容師”52%で美容室業界のサステナに貢献
「チョキペタ」は、伸びた分だけカットやカラーをしてきれいな状態をキープするという“ヘアメンテナンス”のサービスに特化することで、予約不要・手頃な料金・短時間での施術を可能にした美容室。頻繁に通いやすいことから、主に40代以上の女性に支持されている。2011年に第1号店として堀切菖蒲園店をオープンし、首都圏と一部関西に出店を進め、現在店舗数は66店舗(21年5月末時点)になった。
同美容室がオープン当初から続けてきたのが“休眠美容師”の復帰支援。結婚や育児などのタイミングで現場から離れてしまった美容師が再び働くことができるよう、教育制度や雇用制度の環境を整備し、業界の課題である人材不足を解消しながら店舗数を拡大してきた。10年間で採用した休眠美容師の数は300人以上に上り、現在はスタッフの約半数を占める。
19年度末時点での従業美容師数が約54万人(令和元年 衛生行政報告例 概況)であるのに対し、美容師免許の登録者数は累計で130万人は超えると予想される(理容師美容師試験研修センター 新規免許登録件数より)ことから、休眠美容師の数は75万人程度。働く可能性が低い人を加味しても50万人程度と推定される。美容師の平均年齢は31歳(厚生労働省 19年の賃金構造基本統計調査)であることから、美容師になっても10年足らずで現役を離れてしまう人が多くいる。
休眠美容師の復帰のハードルを高くしているのは、ブランクにより生じる技術への不安。同美容室では、施術メニューをカットとカラーに絞り、流行の移り変わりに左右されないベーシックな技術で対応可能な髪の“メンテナンス”に特化することで、技術的なハードルを下げた。ブランクがあっても一定のトレーニングを行い復帰しやすい環境を整えている。さらに“週1日3時間~”など、ライフスタイルに合わせた働き方を実現。美容室が混雑しやすい土日に働くことができない人のため、平日のみの勤務も可能にしている。
また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、動画教育が加速したことが、結果として復帰へのハードルを一層下げることにつながった。動画での情報共有が日常化し、20年から21年にかけて、動画本数は(アルテ サロン ホールディングスで)約470本から850本と約2倍に増加。技術や店舗オペレーションなどを動画で学べる環境にし、復帰時の不安を解消、早期の戦力化に成功した。
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