本田仁美の「あったらいいな」を凝縮 プロデュースコスメとこだわりの美容法について一問一答

 グローバルで注目を集めたガールズグループIZ *ONEでの活動を経て、多くの人の憧れの的となった本田仁美。10月には日韓共同制作プロジェクト「ベイズ(BAYS)」とともに自身が初めてプロデュースしたコスメブランド「ノートーン」を発売し、予約殺到で話題を集めた。アイシャドウパレット“ピーチブラッシュトースト(Peach Blush Toast)” (税込2090円)は日韓で活動した彼女だからこそ作れたアイテムだという。開発秘話から、メイクアップのこだわりまでを聞いた。

WWD:なぜコスメプロデュースの依頼を受けた?

本田仁美(以下、本田):IZ*ONEとして活動していた時は、常にメイクさんがついていました。プロのメイクは雰囲気をガラリと変えてくれるので、自分のメイクとは違う自分の姿になれたんです。メイクアップ次第で雰囲気を変えられるのって面白いなと、そこからメイクに興味を持つようになりました。

 そのうちに、「こういう製品があったらいいな」と考えることが増え、コスメを作ってみたいと思うようになりました。今回その夢がかないました。

WWD:今回の製品のコンセプトは?

本田:私はアイシャドウが好きなのですが、多色が詰まったアイパレットは使わない“捨て色”が出てきてしまうことが多く、コンパクトに必要なものがそろって、持ち運びしやすいといいなと考えました。そこでアイシャドウだけでなく、チークやアイブロウ、涙袋にも使える、万能なコンパクトパレットというコンセプトにしました。

 日韓で活動したからこそ両方のいいところを知っているので、流行りの韓国トレンドを日本の方々にも楽しんでもらえるような製品にしました。

WWD:製品名は桃とパン。どんな意味が込められている?

本田:“ピーチブラッシュトースト(Peach Blush Toast)”という製品名は、まさに私そのものなんです。韓国ではファンの方々に「桃みたいな見た目をしている」と言っていただき、桃といえば私、のイメージがつきました。また私のチャームポイントはふわふわのほっぺなのですが、そこからふわふわのパンみたいだと、パンと仁美をかけて「パントミ」と呼ばれるように。なので、正式発表前のティーザーで桃やパンを出して匂わせをしたら、ファンの方はすぐ気がついてしまったようです(笑)。

WWD:本田さんがこだわったポイントは?

本田:使用色は一から提案しました。私がよく使うアイパレットの中のカラーを混ぜたらどうなるか?ラメは落ちにくいことが大事、などリクエストをしました。多色のパレットと違って既にブレンドされたカラーなので、簡単にグラデーションを作ることができると思います。

 パッケージは韓国トレンドを意識していて、韓国コスメではやっているブックタイプにしました。それぞれカラーから連想したカフェメニューの名前がついています。カフェのメニューは写真があるとイメージがつきやすいので、パッケージにもイラストを入れたいなと思って、家族に描いてもらいました!

WWD:アイパレットはどう使ってもらいたい?

本田:私のメイクで陰影を作る濃いカラー、ラメはマスト。濃いカラーは目尻に「くの字」に入れてアイラインの影を作ります。そうすると目が横に大きく見えるんです。そして私はマットカラーを使うことが多いので、ラメをプラスして濡れたような質感を出します。なのでラメは濡れた質感が出るよう大きすぎず、パールもこだわりました。ラメは気分次第で涙袋に置いたり、上まぶたに伸ばしたり、使い方を変えます。これまで使ったコスメの中で、1番落ちにくいラメです!

 そしてアイカラーはチークとしても使えるので、ワントーンメイクをしてみて欲しいです。私もチークとアイホールに使用しています。韓国のヘアメイクさんがリップをチークにも使っていたことがあって、そこから1アイテムでワントーンメイクをするという発想が生まれました。

WWD:本田さん自身が普段のコスメ選びでこだわるポイントは?

本田:私はとにかくマット質感が好き。ファンデーションも程よいツヤ感のあるセミマット、リップも韓国に行ってからはグロスからマットティントを使うようになりました。全体的にマットなので、目元のラメが大事なんです。私は人より肌がツヤツヤに見えちゃうタイプのようで、パウダーをたくさんつけているのに、カメラ越しだとツヤツヤに見えるようです。

WWD:本田さんが考える、アイドルメイクのマストアイテムは?

本田:こだわるのはベースメイクです!ベースメイクがキチンとできてこそ、アイシャドウなども映えると思うので。私はあまり顔に汗をかかないのですが、それでもたくさん踊るので、フィニッシュパウダーはマストです。ファンデーションは油分の少ないものを選びます。韓国に行く前は手の甲に出してから伸ばしていたのですが、韓国のヘアメイクさんはファンデーションを筆で伸ばした後に水で濡らしたスポンジで叩き込んでいて、そのやり方を真似しています。あとはステージで強いライトを浴びるので、下地はSPF50のものを選んでいます。ステージライトにも効果があるかはわかりませんが、気休めに……(笑)。

WWD:コスメや美容情報はどう仕入れている?

本田:欲しいコスメがある時は、韓国のヘアメイクさんに「どちらの方が私に似合う?」と訪ねていました。技術的な部分は、ユーチューブ(YouTube)で韓国のメイクユーチューバーさんの動画を見ることが多いですね。ファンの方は、韓国でヘアメイクさんにメイクしてもらった私の姿を見慣れているはずなので、帰国しても自分でそのレベルを再現しなければいけないと、帰国前から必死に勉強しました。韓国のヘアメイクさんは竹串を火で炙って、まつ毛をあげるんですが、真似できないので今はビューラーを使っています。

WWD:韓国で学んだ美容習慣やメイクアップ方法で、取り入れてよかったものは?

本田:スキンケア方法はIZ*ONEメンバーと情報交換していました。髪の巻き方もずっと縦巻きだったんですが、韓国に行ってから今のような波ウェーブスタイルにしていただくことが多く、これも帰国前に動画でやり方を勉強しました。あとは、韓国で流行っているピラティスですね。体幹を鍛えられるので、週1度、一年半通っていました。日本にもピラティス文化を広めたいです!

WWD:10月に20歳を迎えましたが、今後の目標は?

本田:10代では挑戦することを学びました。勇気を出して出演したオーディション番組「プロデュース48(PRODUCE48)」から今につながったのが大きな経験で、今後も挑戦し続け対と思っています。具体的にはモデルや、演技もしてみたいです!そして韓国語を勉強し、語学の楽しさにも目覚めたので、語学を生かしてグローバルで活躍できたら嬉しいなと思っています。

 今回、誕生日に合わせて「NOTONE」のチームの皆さんが誕生日広告を原宿駅に出してくださって、ファンの方からもたくさんの反響をいただきました。韓国では誕生日広告は一般的ですが、日本に帰ってきてもこんなにお祝いしてもらえるなんて…私にとってファンの方々は原動力なので、もっと好きになってもらえるように頑張りたいと思っています。

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「シャネル No5」100周年を記念したハイジュエリー第3弾 サファイアやスピネルなどの色石が奏でるハーモニー

 「シャネル(CHANEL)」から、香水「シャネルNo5(以下、No5)」誕生100周年を記念したハイジュエリーコレクション“コレクションNo5”の第3弾が登場した。ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)と調香師のエルネスト・ボー(Elnest Beaux)により1921年に誕生した“No5”は、”女性そのものを感じさせる、女性のための香り“として1世紀もの間、愛され続けている名香だ。誕生当時から変わらないモダンでアイコニックなボトル、パリ・ヴァンドーム広場がモチーフのボトルのストッパー、シャネルのラッキーナンバーである“5”など香水にまつわるさまざまな要素をハイジュエリーで表現。パトリス・ルゲロー(Patrice Leguereau)ファインジュエリー クリエイション スタジオ ディレクターは、全123点から構成される同コレクションについて、「今まで手掛けてきたコレクションの中で、最も親密なもの」とコメントしている。ここでは、第3弾のコレクションを一気に紹介する。

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バターロール専門店が茅場町にオープン 崖っぷちのアラサー男子3人が“究極の口どけ”を目指す

 カフェの企画運営などを手掛けるボネリートは11月4日、バターロール専門店「パーカーハウスバターロール(PARKER HOUSE BUTTER ROLL)」を東京・茅場町にオープンする。

 同店のバターロールの最大の特徴は、きめ細やかな口当たりととろけるような口どけの良さ。純天然のアルカリイオン水を使うことで、小麦のうま味を引き出しつつ、独特の食感を生み出している。小麦の中心部のみを使ったカナダ産の最高級小麦粉や国産のバターなど厳選した素材に、熟成させた発酵種や湯種を活用し、食感と素材の風味が際立つバターロールを完成させた。

 バターロールは“プレーン”“レーズン”“メロンパン”の3種類(各税込180円を予定)。さらに食べ応えある総菜系やスイーツ系など10種類ほどのパンが並ぶ。ドリンクのコーヒーは、1855年にイタリア・ローマで生まれ、地元で150年以上愛され続けている“ボンドルフィボンカフェ”のこだわりのコーヒー豆を使用した。

 同店を生み出したのは、飲食店で働き続ける中、これといった達成感もなく不甲斐なさを感じていたアラサー男子3人。不器用ならば1つの武器を磨き上げようと一念発起し、修業時代によく食べた思い出の詰まったバターロールで究極の一品を目指した。パン業界未経験ながら、それぞれの経験と知識を生かして素材を厳選して集め、持ち前の研究熱心さから独特の食感と豊かな風味が楽しめるバターロールを生み出した。

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バターロール専門店が茅場町にオープン 崖っぷちのアラサー男子3人が“究極の口どけ”を目指す

 カフェの企画運営などを手掛けるボネリートは11月4日、バターロール専門店「パーカーハウスバターロール(PARKER HOUSE BUTTER ROLL)」を東京・茅場町にオープンする。

 同店のバターロールの最大の特徴は、きめ細やかな口当たりととろけるような口どけの良さ。純天然のアルカリイオン水を使うことで、小麦のうま味を引き出しつつ、独特の食感を生み出している。小麦の中心部のみを使ったカナダ産の最高級小麦粉や国産のバターなど厳選した素材に、熟成させた発酵種や湯種を活用し、食感と素材の風味が際立つバターロールを完成させた。

 バターロールは“プレーン”“レーズン”“メロンパン”の3種類(各税込180円を予定)。さらに食べ応えある総菜系やスイーツ系など10種類ほどのパンが並ぶ。ドリンクのコーヒーは、1855年にイタリア・ローマで生まれ、地元で150年以上愛され続けている“ボンドルフィボンカフェ”のこだわりのコーヒー豆を使用した。

 同店を生み出したのは、飲食店で働き続ける中、これといった達成感もなく不甲斐なさを感じていたアラサー男子3人。不器用ならば1つの武器を磨き上げようと一念発起し、修業時代によく食べた思い出の詰まったバターロールで究極の一品を目指した。パン業界未経験ながら、それぞれの経験と知識を生かして素材を厳選して集め、持ち前の研究熱心さから独特の食感と豊かな風味が楽しめるバターロールを生み出した。

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食事会、結婚式が復活 三陽商会「エポカ」婦人服ニーズの変化に応える

 三陽商会の「エポカ(EPOCA)」は2022年春夏、商品戦略を再構築する。足元では緊急事態宣言が解除された10月以降、結婚式や食事会などの用途での需要が復調傾向で、特にドレッシーなニットワンピースの売れ行きがよくなっている。そこで人気のきれいめニットシリーズ“ラ・マリア(LA MAGLIA)”を軸に、オケージョン需要の取り込みに注力する。

 21-22年秋冬シーズン(8月〜)は正価販売の売上高が前年実績を上回って推移している。「(9月末の)緊急事態宣言の解除から、「上等なレストランに着ていく服が欲しい」「仕事でしっかりと見える服が欲しい」といった明確なニーズを持って来店する人が増えた」と森雅史・事業本部 エポカ・キャスト ビジネス部 エポカ企画。

 21年春夏以降は、全体に占めるオケージョン対応商品の型数・在庫量を、コロナ前の水準から5ポイントほど抑えていた。22年春夏からは、これを元の水準に戻す。人気のニットシリーズ“ラマリア”シリーズはプルオーバー4型(3万9600〜5万3900円)とボトムス2型(5万600〜5万3900円)、ワンピース(8万6900円)、ジャケット(6万9300円)を用意。シリーズで全身をそろえたり、ジーンズなどと合わせたりと、「コーディネート次第でオケージョンにも日常使いにも対応できるよう提案していく」。

 同様に強化するのがビジネス対応アイテムだ。「コロナ禍でも女性のビジネスウエア需要は変わらず根強い」。手洗い、某シワ加工を施した“クリーンストレッチ”シリーズ(ジャケット6万4900〜6万9300円、スカート3万6300円、パンツ3万9600円、ドレス7万5900円、ブラウス3万9600円)を目玉として打ち出す。

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ヘアサロン全国25万店舗のうち1%のみに展開する「バイカルテ」が誕生 ホーユーが“シスチン”に着目して開発

 ホーユー プロフェッショナルカンパニーは、新ヘアケアブランド「バイカルテ(BYKARTE)」の販売を開始した。全国のヘアサロン約25万店舗のうち約1%の、事前に講習を受けたサロンのみでの展開を予定している。

 「バイカルテ」は、髪の本来の健康的な強さや、しなやかさに影響する毛髪の主要構成成分である“シスチン”(毛髪補修成分)に着目。蓄積された日々のダメージにより弾力を失った髪にアプローチし、使うたびに髪内部の空洞化を補修し続け、潤いと艷のある髪に導く。

 長年髪に向き合ってきたホーユーの研究チームが、約6年の年月をかけて独自の毛髪補修テクノロジー“シーアイピー ショット”を開発。髪の外部補修だけではなく内部までアプローチすることで、強さとしなやかさを持った素髪のような扱いやすさをかなえる。

 サロントリートメントとホームケアアイテムを併せ持つことも特徴の1つ。5ステップのサロントリートメントは、“シーアイピー ショット”により毛髪内部の空洞化を補修。ホームケアアイテムは、髪のタイプや求める質感に応じて選ぶことができ、サロントリートメントの質感を維持する。

 ホームケアは、髪質に合わせて選ぶ2種のシャンプーと、求める仕上がりに合わせて選ぶトリートメントとアウトバスエッセンスが各2種の、計6アイテムをラインアップ。

 “リペアシャンプー”(各280mL、各税込4180円)は、PPT由来の洗浄成分をバランス良くリッチに配合し、ダメージヘアを洗いながら補修する。“軟毛用”と“普通毛~硬毛用”の2タイプを用意している。“セラムトリートメント”(各250g、各税込4180円)は、髪の内も外も補修して理想的な髪質を持続させる。“指どおり さらさらタイプ”と“うるおい まとまりタイプ”の2タイプを用意。“エッセンスオイル”(95mL、税込3300円)は、日常生活においてのさまざまなダメージ要因から髪を守るアウトバスエッセンス。ミルクタイプの“エッセンスミルク”(95mL、税込3300円、価格は全て編集部調べ)も用意している。

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2021-22年秋冬トレンド「プラダ」など続々登場“セカンドスキン”でレイヤード制覇

 「ポスト・コロナ」を感じさせる装いとして急浮上してきたのが、ボディーにフィットするセカンドスキンのアイテムです。その先駆け的存在ともいえるのが、東京2020オリンピックのジップアップジャケットも手掛けた、廣川玉枝氏による「ソマルタ(SOMARTA)」の「スキンシリーズ」。“第2の皮膚”をコンセプトにした、無縫製のホールガーメントのニットが特徴のブランドです。この秋冬は進化を遂げて、欧米の有力ブランドからも新感覚のセカンドスキンが続々と登場しています。

 たとえば「プラダ(PRADA)」は、タトゥーのようなストレッチハイネックを、レイヤードルックの要として提案。ブーツとタイツも一体化させました。素肌を覆っているのに、かえって体が際立つのは、“肌ピタ”のセカンドスキンだからこそ。引き締まって見えるうえに、楽な着心地で、色気まで漂っています。今回は、そんなモード界最先端のセカンドスキン・コーディネートをご紹介します。

ロングジレを相棒にシャープさアップ

 素肌にピッタリ沿うウエアはスレンダーに見えるので、細長いシルエットのアイテムと好相性。そこで、レイヤードに重宝するのがロングジレです。

 「ニナ リッチ(NINA RICCI)」は、セカンドスキン・トップスの上からふくらはぎに届くほど着丈の長いロングジレを重ね、縦長のイメージを最大限に引き出しました。袖口に指を通すタイプなら、さらに肌に近い印象を演出できます。ラベンダーカラーが差し色としてアクセントになっています。

ワンピースやベストと合わせてリンクコーデにも◎

 セカンドスキンは袖部分の起伏がゼロなので、勢いが続く“袖コンシャス”の真逆ともいえるでしょう。デコラティブな袖に飽きた方は、“袖ミニマル”をお試しあれ。

 パリ・モードを引っ張る「マリーン セル(MARINE SERRE)」は、ブランドのアイコンである三日月をちりばめたトップスでヌーディーな雰囲気を表現。女性はワンピース×パンツの人気コーディネートと合わせ、男性はニットベストの中に着用、ベイビーはキュートな全身タイツと、三者三様にまといました。セカンドスキンでまとめた親子リンクコーディネートの出来上がりです。

ボディースーツでレトロ×近未来感を演出

 全身をセカンドスキン素材で包むボディースーツは、近未来的なイメージをほうふつとさせます。スピードスケート選手にも似たスポーティーな印象を感じるのも、このタイプのよさです。タイツでほぼ全身を覆う「ユニタード」タイプなら、さらにアスレチックに見えます。

 「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」は、ボディースーツをお得意のプッチ柄で彩りました。フード付きのうえ、手は指先までカバー。さらに、タイツとブーツもつながった全身タイプです。キルティングのスカートを重ねて、フェミニンな立体感を添えました。レトロとフューチャリスティックが融け合ったムードは、セカンドスキンならではです。

ワントーンコーデで着膨れ無縁のスタイルアップ

 体のラインをきれいに描き出すので、セカンドスキンの装いには躍動感が備わります。見た目がもっさりしがちな冬ルックにこそ生かしたくなる理由です。

 セカンドスキンのトップスとタイツをおそろいで提案したのは、「ケンゾー(KENZO)」。フード付きのニットウエアを重ねて、腕と膝下をいっそうほっそり見せています。全身を同系色でまとめるワントーンコーデを取り入れることで、腕と脚をスマートに演出できる仕掛け。足元は黒のボリュームブーツで引き締めて、着膨れとは無縁のすっきりコーデを印象付けています。

肌を露出せずともセンシュアルな仕上がりに

 ボディーに密着するセカンドスキンは、センシュアルなムードを引き出すのにも一役買ってくれます。ほんのり素肌が透けるタイプなら、あでやかさもアップ。

 「トム フォード(TOM FORD)」は、妖艶なピンクレースのチュニックを、セカンドスキン的な表現に生かしました。ボトムスに迎えたのは、グリーンのカラータイツ。上下でツートーンのカラーブロックを描き出しました。このように、肌を露出せずとも、センシュアルに仕上がるのがセカンドスキンの魅力。レース×タイツのカラーリッチなコンビネーションは、華やぎをまといたくなるホリデーシーズンの参考になりそうです。

 セカンドスキンはストレッチが利いているので、ストレスフリーに過ごしやすいウエアでもあります。ボディーラインの引き締め効果は、着膨れが心配な冬ルックに生かしたいところ。首元や手首だけ覗かせるなど、レイヤードルックにも重宝できるから、冬のワンランクアップコーデに取り入れてみませんか。

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「ミズノ」 × 「ビューティフルピープル」第2弾はオリンピックで使う機能素材をダウンジャケットに

 「ミズノ(MIZUNO)」は、「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」とのコラボアイテム第2弾となるダウンジャケットとシューズを発売する。ダウンジャケットは「ビューティフルピープル」青山店、伊勢丹新宿店、渋谷パルコ店、公式オンラインストア、「ミズノ」旗艦店のミズノトウキョウ(MIZUNO TOKYO)などで11月5日に販売開始し、シューズの発売日は後日発表する。

 ダウンジャケット(税込9万9000円)は、「ビューティフルピープル」2021-22年秋冬コレクションのシーズンテーマ“ダブルエンド”から派生し、上下をひっくり返して着られる2ウエイ仕様だ。シェルは、「ミズノ」がスキー・クロアチア代表に提供する耐水性、透湿性、はっ水性に優れた素材を採用し、背中の芯地には体の熱を反射して保温性を高める“リフレクションギア”を使った。縫製は、「ミズノ」の冬季競技用ウエアを手掛ける国内工場が担当する。

 シューズは前回に続き、クッション性と安定性に優れる“インフィニティウエーブ(INFINITY WAVE)”のソールと、陸上スパイク“クロノインクス9(CHRONO INX 9)”のアッパーを組み合わせたスニーカー(税込3万4000円)を用意した。アッパーのカットアウトや、「ビューティフルピープル」らしいエクリュカラーが特徴だ。

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高橋愛の初プロデュースコスメから第1弾アイテムが登場 従兄弟と共演したイメージビジュアルにも注目

 化粧品の製造などを手掛けるG.Oホールディングスは、女優やモデルとして幅広く活躍する高橋愛の初プロデュースコスメ「アイムミクス(AIMMX)」から、第1弾アイテムとなる“アイシャドウパレット -Magazine-”(全2種、各税込2380円)をリリースした。

 オイルベースのハイライターとパウダーベースのアイシャドウで構成する5色のパレットで、彼女の好きな“ファッション”をキーワードに、スタイルや性別を問わず使いやすいアイテムに仕上がっている。

 オイルベースのハイライターは球状粉体を採用し、するっと伸びてサラサラとした使い心地。精製度の高いマイクロクリスタリンワックス配合で高密着をかなえて、メイクアップ成分(フェニルトリメチコンなど)がしっとりとした大人の艶感を演出する。パウダーベースのアイシャドウは、窒化ホウ素配合で肌への負担を軽減し、スムーズな伸びを実現する。

 オリーブ果実油などのオーガニック保湿成分や、オリーブスクワランなどの植物由来保湿成分を配合。香料、アルコール、紫外線吸収剤などをフリーにしたこだわりの処方にも注目だ。パレットを紙製にすることで、環境にも配慮した姿勢を示している。

 カラーは、ティーラテのハイライターやジンジャーのラメをセットした“01カフェベージュ”と、ダリアのハイライターやアンティークローズのマットカラーなどをセットした“02 フラワーピンク”の2色展開だ。

 ジェンダーニュートラルの製品特性を体現するべく、イメージビジュアルには高橋さん本人のオファーで、実の従兄弟である前田陸さんを起用。初共演となり話題を集めている。

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アパレル流の町おこし TSIが北海道・上川町と包括連携協定 

 TSIホールディングスは29日、北海道・上川町と「持続可能性な地域づくりに向けた包括連携協定」を締結した。東京・青山本社で下地毅社長と佐藤芳治上川町長が協定書を交わした。TSIのブランド開発やアパレル製造のノウハウを活かした特産品、体験型ツアーなどの開発により、地域の魅力創出や課題解決を目指す。

 上川町は北海道の中央部に位置し、層雲峡温泉街や大雪山国立公園など豊かな自然環境を有する人口約3500人の小さな町。協定締結に至った背景について、「これまで日本の人口は東京一極集中だったが、コロナ禍で状況は変わりつつある。これを契機に魅力を発信し、わが町に光が当たる状況を作りたいと考えた」と佐藤町長。一方、下地社長は「アパレルはこれまでのように都市部で服を売るだけでなく、地域社会にも入り込んで新しい接点を作り、事業機会を広げていく必要がある」と述べた。

 連携プロジェクトの柱は上川町の豊かな森林資源の活用。具体的には、木材を使った商品の企画・販売や体験コンテンツの開発、林業従事者のチェーンソーによるケガを低減する機能服、学校制服の共同開発などを計画している。キャンプ場や子供の遊び場、獣害防止のための林道整備などでも協力する。

 下地社長と佐藤町長の出会いは約3年前。上野商会の社長(2018年11月〜2020年2月)時代には傘下ブランドの「マナスタッシュ(MANASTASH)」で上川町とのコラボアパレルを企画するなど、アパレルと地方行政の協業について可能性を探ってきた。「目指すのは短期的なメリットではなく、アパレル企業と自治体が協力し、新しいライフスタイルを共創するという一つの成功モデルを作ること。じっくりと取り組みを進めてきたい」(下地社長)。

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「バウム」初のオードトワレが数量限定で誕生 “豊かな森が目覚める瞬間”をイメージ

 「樹木との共生」をテーマに掲げるブランド「バウム(BAUM)」から11月4日、ブランド初のオードトワレ“バウム オードトワレ フォレスト ドーン”(税込1万4300円 ※編集部調べ)数量限定で登場する。オードトワレは「バウム」ストア9店舗とオンラインサイトで購入可能。

 2020年6月にデビューした「バウム」は、「樹木がくれる、美しい世界のはじまり」をメッセージに掲げ、製品の90%以上を自然由来の素材から製造するスキン&マインドケアブランド。製品や店頭はサステナブルな循環を意識し、製品の本体部分はリサイクルガラス、外箱はFSC認証紙を使用。木製のパーツは木製家具メーカーのカリモク家具とのコラボレーションにより、家具の製造工程で発生した小さい木材を再生利用している。

 初のオードトワレ“バウム オードトワレ フォレスト ドーン”は、苔むした古木が力強く根を張る、“豊かな森が目覚める瞬間”をイメージ。トップノートはジンジャー、オリバナム、ピメント、ミドルノートはナツメグ、ローズ、スズラン、ベースノートはシダーウッド、アンバー、ムスクといった、深い森を想起させる柔らかくふくよかな香りだ。木製パーツにはブランド初のウォールナット材を使用する。

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 「樹木との共生」をテーマに掲げるブランド「バウム(BAUM)」から11月4日、ブランド初のオードトワレ“バウム オードトワレ フォレスト ドーン”(税込1万4300円 ※編集部調べ)数量限定で登場する。オードトワレは「バウム」ストア9店舗とオンラインサイトで購入可能。

 2020年6月にデビューした「バウム」は、「樹木がくれる、美しい世界のはじまり」をメッセージに掲げ、製品の90%以上を自然由来の素材から製造するスキン&マインドケアブランド。製品や店頭はサステナブルな循環を意識し、製品の本体部分はリサイクルガラス、外箱はFSC認証紙を使用。木製のパーツは木製家具メーカーのカリモク家具とのコラボレーションにより、家具の製造工程で発生した小さい木材を再生利用している。

 初のオードトワレ“バウム オードトワレ フォレスト ドーン”は、苔むした古木が力強く根を張る、“豊かな森が目覚める瞬間”をイメージ。トップノートはジンジャー、オリバナム、ピメント、ミドルノートはナツメグ、ローズ、スズラン、ベースノートはシダーウッド、アンバー、ムスクといった、深い森を想起させる柔らかくふくよかな香りだ。木製パーツにはブランド初のウォールナット材を使用する。

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「バイレード」から新作香水“ムンバイ ノイズ” 創業者が過ごした経験を香りに

 「バイレード(BYREDO)」は10月21日、新フレグランス“ムンバイ ノイズ”(税込3万1460円)を発売した。伊勢丹新宿本店や阪急うめだ本店などで取り扱う。

 “ムンバイ ノイズ”は、お香や焚き木の煙が立ち込め、路上のコーヒーカートや不協和音のサウンドスケープが散りばめられたインド・ムンバイのチェンブールの街を表現したオードパルファン。トップノートにダバナ、ハートにトンカビーンズとコーヒーを、ベースにラブダナム、サンダルウッド、アガーウッドをブレンドし、コントラストに満ちた多重性ある香りに仕上げた。

 新作は、ベン・ゴーラム(Ben Gorham)創業者兼クリエイティブ・ディレクターがムンバイで過ごした経験や記憶が着想源だという。「私は生まれてすぐにインドに渡り、ムンバイのチェンバーに住む祖母のもとでよく過ごしました。祖母が亡くなった後、20代になってから再訪したのですが、そのときの記憶はとても鮮明です。今日では見違えるような光景が広がっていましたが、それでもとても親しみを感じ、“ムンバイ ノイズ”では、この体感を表現したいと思いました。つまり、過去の記憶に裏打ちされた現在の都市の探求です」。

 キャンペーンでは、インド人クリエーターのアシシュ・シャー(Ashish Shah)とコラボレーションし、ダンサーやドラァグパフォーマー、活動家、アーティストなどを通じて、ムンバイのダイナミズムを感じる撮影を行った。

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「バイレード」から新作香水“ムンバイ ノイズ” 創業者が過ごした経験を香りに

 「バイレード(BYREDO)」は10月21日、新フレグランス“ムンバイ ノイズ”(税込3万1460円)を発売した。伊勢丹新宿本店や阪急うめだ本店などで取り扱う。

 “ムンバイ ノイズ”は、お香や焚き木の煙が立ち込め、路上のコーヒーカートや不協和音のサウンドスケープが散りばめられたインド・ムンバイのチェンブールの街を表現したオードパルファン。トップノートにダバナ、ハートにトンカビーンズとコーヒーを、ベースにラブダナム、サンダルウッド、アガーウッドをブレンドし、コントラストに満ちた多重性ある香りに仕上げた。

 新作は、ベン・ゴーラム(Ben Gorham)創業者兼クリエイティブ・ディレクターがムンバイで過ごした経験や記憶が着想源だという。「私は生まれてすぐにインドに渡り、ムンバイのチェンバーに住む祖母のもとでよく過ごしました。祖母が亡くなった後、20代になってから再訪したのですが、そのときの記憶はとても鮮明です。今日では見違えるような光景が広がっていましたが、それでもとても親しみを感じ、“ムンバイ ノイズ”では、この体感を表現したいと思いました。つまり、過去の記憶に裏打ちされた現在の都市の探求です」。

 キャンペーンでは、インド人クリエーターのアシシュ・シャー(Ashish Shah)とコラボレーションし、ダンサーやドラァグパフォーマー、活動家、アーティストなどを通じて、ムンバイのダイナミズムを感じる撮影を行った。

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ビーガン?エコ?リアルファーは問題なの!!? マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」Vol.34

 先週に続いてアウターが欲しくなる季節。新しいものの選び方にまつわる関心が高まってくれたらとの願いを込めて、今週はファーアイテムに注目したい。

 海外ではかねてから、活動家やデモ団体がセレブリティらのファーにカラーボールを投げつけ抗議する様子などがニュースとなり、ファッション界でも目にしたり耳にしたりするようになった。先週のコラムの通り、食用に育てられる動物の外見は捨てられ、バッグや靴などに使用されるために飼育された家畜は中身が捨てられているという現状には問題も多い。

 そこでカウンターカルチャーのように人気が上昇しているのが、「エコファー」アイテム。「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」のファッションへの挑戦が、やっと選択肢として主流になってきた。その技術は年々磨かれ、今ではリアルファーよりも毛が抜け落ちにくて柔らかく、まるで本物の素材感。色や形状全てがデザイン可能なため、リアルファーやレザーよりもアイデアの具現化に自由がある!

 そんなエコファーは、ほぼポリエステル。つまりプラスチック。正直、「あんなに細い繊維にしてるから、マイクロファイバーも出てるなぁ」と残念に思うこともある。しかしエコレザーがリンゴの皮の副産物やキノコ由来の素材から誕生するように、エコファーは現在、なかでもリサイクルエコファーが人気で、ペットボトルから生まれる商品も多い。循環素材はさまざまだ。

 私は動物との共存を願っているから、リアルなファーのためにいずれはなくなるべき行為が存在すると考えている。今、私のブランド「パスカル マリエ デマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS=以下、PMD)」が挑戦している取り組みは、食用動物の皮を余すところなくアイテムにすること。捨てられていくジビエの革からアイテムを作っている。中国のファーメーカーで大量に出るファーの切れ端もいただき、バッグに蘇らせている。そして、どうしてその素材を使っているのかも一緒にメッセージとして届ける。「我々の都合で殺さなければいけない」のなら、使えないから捨てるのではなく、使える道を探したい。

 と同時に私は、私たちがファーのビジュアルインパクトから脱却しなくてはと考えている。

 「もう新しいリアルレザーやファーは買わないわ!今日着ているのは、前から持っていたもの。もう何年も大切に着ているわ!」「母から譲り受けた一生モノの高級バックやファーコートが、一生タンスの中では先代に申し訳ない」「このエコファー欲しい!なんてリアルなエコファーなの?!まるで本物にしか見えない!」ーー。これらは、いずれもサステナブルなファッションチョイスかもしれない。けれどすれ違う人たちにとっては、結果のビジュアルは3つともほぼ同じ。どれも”ファー”だ。どれにも「これはエコファーです!」なんてメッセージは描かれていないし(昔、そんなコレクションブランドがあったな)、「ママのお下がり!」なんてサインも書いてない。結局与えてしまうビジュアルインパクトは、「ああ、やっぱりファーってかっこいい」だ。「かっこいい」と思ってしまった人たちに知識がなければ、それに似た、簡単に手に入るアイテムが選ばれてしまう。供給量が減少するだろうリアルファーの値段は、高騰するかもしれない。ファーへの欲望のシフトが求められている。

 となると、果たしてエコファーはビーガンなのだろうか?そのビジュアルインパクトは、動物の革への我々の欲求の象徴ではないだろうか?

 我々にはまだまだ考え乗り越えなくてはならない問題が沢山ある。この問題についても、みんなと知識を共有し合いディスカッションを続けたい。

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「ジョルジオ アルマーニ」主催の大型イベントにコールドプレイやマデリン・クラインらが参加

 「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」はこのほど、ドバイのアルマーニ ホテルの10周年を祝うイベント「ONE NIGHT ONLY DUBAI」を現地で開催し、各国から約400人のゲストが集まった。同ブランドがリアルの大型イベントを行うのはコロナ禍以降初めて。

 「ONE NIGHT ONLY DUBAI」は、過去にもロンドン(06年)や東京(07年)、北京(12年)、ローマ(13年)、パリ(14年)など世界の主要都市で開催してきた巡回型のイベントだ。今回は同ブランドの2022年春夏シーズンのコレクションとメンズ、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」21-22年秋冬オートクチュール・コレクションから代表的なルックを集めたファッションショーや、ボーイズグループBTSとのコラボ楽曲「My Universe」を含むアルバム「Music Of The Spheres」をリリースした、コールドプレイ(Coldplay)のクリス・マーティン(Chris Martin)によるライブパフォーマンスを開催した。

 会場を訪れた女優のシャロン・ストーン(Sharon Stone)は、デザイナーのジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)のポートレートが描かれたドレスを着用。ネットフリックスのドラマシリーズ「アウターバンクス(Outer Banks)」に出演し、モデルとしても活動する人気若手女優マデリン・クライン(Madelyn Cline)は難易度の高いオールインワンを着こなした。

 そのほか、東京オリンピック金メダリストの陸上選手マルセル・ジェイコブス(Marcell Jacobs)や、女優のジャーニー・スモレット=ベル(Jurnee Smollet)やリリー・ジェームス(Lily James)、テイラー・ヒル(Taylor Hill)ら多くのセレブリティが駆けつけた。

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内田理央、本気でTシャツビジネスに挑むVol.1 白T専門店でTシャツが持つ無限大の可能性を痛感

 モデルや女優として活躍する内田理央の普段着は、Tシャツやパーカなどカジュアルな装い。そこで本人の感性と個性を存分に生かしながら、ファッション性やプロセス、ビジネスにまでこだわった「本気のTシャツビジネス」をスタート!「WWDJAPAN」が紹介する各界の先駆者からTシャツ、イラスト、ビジネスについて学びながら、「名前貸し」とは全然違う、本気のタレントによるアパレルブランドを目指します。第1回は白Tシャツ専門店「#FFFFFFT(シロティ)」の夏目拓也オーナーに直撃します。

内田理央(以下、内田):「#FFFFFFT」の名前の由来は?

夏目拓也オーナー(以下、夏目):「#FFFFFF」はウェブのカラーコードでホワイトと読みます。白T専門店なので、コードをそのまま採用しました。

内田:なぜ白T専門店を始めようと思ったんですか?

夏目:私はもともとファッションが大好きで、人並み以上に洋服を買ってきました。20代中盤〜後半に白の無地Tを着始めたときに、すごく自分の中でしっくりきた感覚がありました。それをキッカケに、100円ショップからラグジュアリーブランドまで、いろいろな白Tを集めるようになりました。いつの間にかライフワークになり、集約した店は世界のどこにもなかったので、思い切ってスタートしました。自分にとっては夢のようなショップなんです。

内田:どんな客層の人が多いんでしょう?

夏目:老若男女問わず、自分の中のファッションの価値観が定まっていて、白T1枚にもこだわりたい人が多いですね。オープン当初から海外まで情報が飛び交い、コロナ前は外国人もたくさんきてくれました。

内田:世界中の人たちが白T専門店を探されていたんでしょうね。たくさんの種類があるので、選ぶのを迷われる方も多いんじゃないですか?

夏目:“どんな人にも自分の欲しい一枚が見つかる”というコンセプトのもと、お客さまの好みやこだわりのほか、体型の悩みを手掛かりにする場合もあります。

内田:オンラインストアを設けない理由は?

夏目:デザイン性のない無地の白Tはオンラインに不向き。直接見て触る体験を重要視しています。新型コロナの店舗休業中は、インスタグラムやフェイスブックのDMで、出来るだけ店頭と同じような接客を心掛けて販売していました。

内田:一番の売れ筋商品はなんですか?

夏目:ブランドのネームバリューで決めるのではなく、それぞれのお客さまが本当に似合う一枚を提供しているので、圧倒的に売れている商品はないんです。常時60種類をそろえ、毎週ラインアップを変えています。

内田:Tシャツを作る上でのアドバイスをお願いします。

夏目:まずは自分が夢中になれることや心から好きなものを見つけて、それを起点に誰もやってないことをやってほしいです。この対談企画を頂いたときに、「単なる名前貸しやファングッズではないTシャツを作りたい」という挑戦心がいいなと思いました。内田さんがやるべき理由をしっかり持ち、誰かの後追いではなくて初めてのアクションを起こすことが重要です。内田さんはラーメン好きですよね?

内田:すごく大好きです!

夏目:ラーメンのプリントをTシャツに載せている人はたくさんいますが、ラーメンを勢いよく食べられるように油や水分を弾く加工のTシャツを作るという発想をする人はいないと思います。そのようにTシャツは作り手も着る人も自由だから可能性は無限大です。

内田:心に響く言葉を頂いたことで、Tシャツビジネスの道が開けた気がします。好きなものを作ろうと思いがちですが、自分が今一番欲しいものや求めていることを形にするのが重要なんですね。

夏目:好きな気持ちは重要だけど、そこにもう一捻り加えるといいんじゃないかな。

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コーセーの4〜9月期決算は高価格帯ブランドが貢献し増収増益 通期は国内回復厳しく下方修正

 コーセーの4〜9月決算は、日本や各国で新型コロナ感染拡大の影響が続いたものの、中国市場が好調だったことから売上高が前年同期比0.4%増の1229億円、営業利益が同121%増の87億円、還付消費税などが発生し経常利益が同142.3%増の97億円、純利益が同78.1%増の54億円となった。当期から決算月を3月から12月に変更し、9カ月(4〜12月)の変則決算となるため、前年同期比は前年の比較対象期間に組み替えて算出した。

 事業部別では、化粧品事業が主力の「コスメデコルテ(DECORTE)」が中国と国内で売り上げが拡大。メイクブランド「アディクション(ADDICTION)」「ジルスチュアート(JILLSTUART)」や、「アルビオン(ALBION)」「雪肌精(SEKKISEI)」などの国内売り上げが伸びたことから、売上高は同4.1%増の998億円だった。コスメタリー事業はヘアケアブランドの「スティーブンノル ニューヨーク(STEPHEN KNOLL NEW YORK)」や「サンカット(SUNCUT)」「ソフティモ(SOFTYMO)」などが好調に推移したものの、ドラッグストア向けのヘアケアブランドが苦戦したことから売上高は同12.3%減の222億円。その他はホテルやゴルフ場向けのアメニティー製品やOEM生産などの受注減少が響き売上高が同30.8%減の8億6500万円だった。

 地域別では日本が、専門店や百貨店とeコマースが昨年の反動で好調だったが、ドラッグストアなどそれ以外のチャネルが苦戦したため、売上高は同1.5%減の708億円だった。アジアは同1.4%増の364億円。中国の百貨店やeコマースが伸長したが、海南島を中心とした免税事業は振るわなかった。韓国も製品供給不足が影響し低調だった。北米は入店制限やテスター使用制限が解除され「タルト(TARTE)」の店頭販売が伸び、同7.9%増の140億円と伸長した。その他が同3.2%減の16億円だった。

 小林一俊コーセー社長はアフターコロナを見据えた成長戦略として「1、中国やトラベルリテール市場の攻略 2、ブランド価値向上(パーソナルな顧客体験など) 3、事業ポートフォリオの強化 4、サステナビリティ戦略の推進、を重点的に取り組む。緊急事態宣言が明けた足元は爆発的なリベンジ消費にはなっていないものの、利益を確保できる水準まできている。グローバルな展開を含め着手できることは多い」と述べた。

 21年12月期の連結業績予想は、日本の緊急事態宣言やまん延防止などの長期に渡ったことから消費の回復が遅れると予測し下方修正した。売上高は2240億円(修正前は2380億円)、営業利益が160億円(同200億円)、経常利益が171億円(同205億円)、純利益が121億円(同142億円)を見込む。

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英ウィリアム王子創設の「アースショットプライズ」授賞式、エマ・ワトソンがアップサイクルしたウエディングドレスで登場

 英国のウィリアム王子(Prince William, Duke of Cambridge)と動植物学者で作家のデイビッド・アッテンボロー(David Attenborough)が設立した、環境問題の解決に取り組む個人や団体を表彰する「アースショットプライズ(THE EARTH SHOT PRIZE)」の授賞式が、10月17日にロンドンのアレクサンドラ・パレス(Alexandra Palace)で行われた。

 2019年12月に創設が発表されたこの賞は、「自然を保護し回復する(Protect and Restore Nature)」「大切な大気を浄化する(Clean Our Air)」「海をよみがえらせる(Revive Our Oceans)」「ゴミの出ない世界を作る(Build a Waste-Free World)」「気候変動を修復する(Fix Our Climate)」という5つのカテゴリーから構成されており、それぞれの受賞者に100万ポンド(約1億5600万円)の賞金が贈られた。

 第1回目である今回の授賞式には、ウィリアム王子とケンブリッジ公爵夫人ケイト・ミドルトン(Duchess of Cambridge, Kate Middleton)に加えて、エマ・ワトソン(Emma Watson)などのセレブリティーも参加した。俳優として活躍するかたわら、女性の地位向上や気候変動などの社会問題に取り組む活動家としても知られるエマは、新進ブランド「ハリス リード(HARRIS REED)」による中古のウエディングドレスをアップサイクルしたドレスと黒のフレアパンツを着用。プレゼンターとして登壇し、「過去には不可能だと思われていたことも、よりよい世界にしたいと考えた人々の努力によって実現されてきました。同様に、気候変動も私たちの努力によって改善できると確信しています」とスピーチした。
 
 また、エド・シーラン(Ed Sheeran)、ショーン・メンデス(Shawn Mendes)、コールドプレイ(Coldplay)などのアーティストもパフォーマンスを披露した。コールドプレイの演奏には、60人のサイクリストによって作られたエネルギーが使用されたという。

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「チェンソーマン」の腕時計が発売決定 全国アニメイトで受注開始

 アニメ・コミック・ゲーム専門店のアニメイトは、受注生産商品プロジェクト“アニメイト リミテッド セレクション”で、人気漫画「チェンソーマン」の腕時計の発売を発表。10月29日~11月24日の期間で、全国のアニメイトおよびアニメイト通販で受注を開始した。発売は2022年5月中旬頃を予定している。詳細は同店の商品サイト参照だ。

 “アニメイト リミテッド セレクション”は、さまざまなグッズメーカーと共同で商品を企画し、アニメイトでしか手に入らない高品質な受注生産商品を届けるプロジェクト。“「チェンソーマン」腕時計”(税込1万3200円)は、長針がチェンソー、回転ディスク型の秒針がポチタと、作品をイメージに落とし込んだデザイン。ベルト裏面は、全面にレーザープリントされたコミックスイラストが存在感を放つ。普段使いとしても、特別な時にも、シーンを選ばずに使えるデザインに仕上がっている。

 「チェンソーマン」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載し、累計発行部数1100万部を突破している、藤本タツキ先生原作の話題作。超絶的な存在である悪魔がはびこる世界を舞台に、チェンソーの悪魔であるポチタとともに、デビルハンターを営む主人公デンジの活躍を描いたストーリー。アニメ化も発表され、放映前から期待が寄せられている。

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まだ、あなたが知らないニューヨーク最新トレンド 広がるノンアル・トレンド

STYLISH ALTERNATIVES TO ALCOHOL

 ニューヨークのファッション業界で活躍するクリエイティブ・ディレクター、メイ(May)と、仕事仲間でファッションエディターのスティービー(Stevie)による連載の21回目。“You’d Better Be Handsome”では、セレブ情報に敏感なレイチェル(Rachel)も加わって、ニューヨークのトレンドや新常識について毎回トーク。今回は、秒刻みで種類やカテゴリーが増えていくノンアルコールドリンクについてトーク。「ニューヨーク・タイムズ」紙によると、5年以内にこの市場はなんと1兆6千億ドル(約180兆円)に達すると言われている。ファッション性も高いラベルデザイン、さらにCBDの参入が加わり、ますます目が離せない。

 今回は、メイのオフィスからほど近い、トライベッカに新しくオープンした「ツイッギー・トゥ・ゴー(TWIGGY TO GO)」でランチ。シェフ兼ケータリング業者のミッチェル・ロンドン(Mitchel London)と彼のビジネスパートナーであるトーマス・ミコラスコ(Thomas Mikolasko)によるテイクアウトの店。現在は外にもテーブル席が設けられている。ロンドンは、1980年代にエドワード・アービング・コッチ(Edward Irving Koch)がニューヨーク市長を務めていた間、市長官邸の元シェフを務めた腕を持つ。イベント用のケータリングはもちろん、“ディナー アット ホーム”と称して家庭用のデリバリーも行っている。ショーケースには店内で作られたさまざまなお惣菜に、フレッシュなケーキや焼き菓子、ピザが並ぶ。4つのお惣菜を選べるセットは野菜中心で、なかなかのボリュームでおすすめ。
279 Church St, New York, NY 10013(212)473 2763

ベラ・ハディッドも参入、体と心に効くドリンク

スティービー:そういえば最近モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)との撮影があったけど、彼女絡みの撮影現場には、ベラが共同経営者を務めるドリンクブランド「キン ユーフォリックス(KIN EUPHORICS)」のカラフルな缶が並んでいたよ。実際においしかったし。

レイチェル:キンって、ベラのブランドなのね。“ライトウェーブ”と“スピリッツ”の2種類しかドリンクがないブランドなのに、ウェブサイトにベラが出ているから友達なのかなーとは思っていたのだけど。この秋に出たばかりの。

スティービー: “ライトウェーブ”に使われているラベンダーは、ハディッド家の農園で採れたものを今後使うらしいよ。

メイ:なるほど。ペンシルバニア州のどこかにあるっていう、よく彼女たちのインスタに登場する農園ね。

レイチェル:元気の出る“スピリッツ”は、ストレスホルモンを和らげてくれる作用もあるらしいよ。ちょっとおしゃれなニューエイジ系と言えるかも?

メイ:これまでのノンアルドリンクっていうと、カロリーだけいっぱいあって栄養にはならないというイメージだから。体にも心にも“効く”ドリンクってことね。最近は甘味料無添加のソーダが人気になったりと、こうなる予兆は振り返ったらたくさんあった。食事に気を使っていても、カロリーの高いお酒やジュースを飲んでいたら意味がないからね。

スティービー:コロナでこもっていた時期に、ズーム(ZOOM)でハッピーアワーだの、家でカクテル作りだの、とりあえず酒でも飲むかっていう機会が実は多かったし、この間に特に女性のアルコール摂取量が増えたというデータもある。一方で、実際の食事会などが減ったことで、お酒の量を自分でコントロールできるようになったのも事実。場に馴染むために飲まないといけないといったプレッシャーがほぼなくなったから。

メイ:ヘルスコンシャスな人たちがよくホリデー明けの1月に小麦粉や赤身の肉を絶つなどのデトックスをしているけど、そういうときってもちろんお酒も断つわけで。

スティービー:最近よく耳にする“ドライ・ジャニュアリー(Dry January)”だね。

レイチェル:この言葉、元々は「シアトルタイムズ(Seattle Times)」紙のジャーナリストが、お酒を絶った友人に動機づけられて始めた禁酒について書いたコラムで使った“Dry January”から広がったらしい。その後、2014年には、慈善団体によって商標として登録もされている。

メイ:アメリカでは、11月末の感謝祭、12月のホリデーパーティーと、お酒を飲む機会が増えるときだから、1月に禁酒したり、デトックスしたりしたくなるのは自然な流れかも?実際に、アルコールじゃなくてもおいしいドリンクが最近はたくさん出ているし。私も家で作るくらいコンブチャ(KOMBUCHA)が好きだけれど、ここ1〜2年でフレーバーの種類も数倍にも膨れ上がったり、コンブチャをベースにした違う種類のドリンクとかも登場している。(注意:コンブチャとは昆布茶ではなく日本では紅茶キノコと言われ、体に良い微生物を摂取できる甘酸っぱい発酵飲料のこと)

スティービー:コンブチャには発酵プロセスで発生するアルコール分が少し含まれているからか、口当たりはかなりお酒っぽい飲み物と言える。プロバイオティックもたっぷり入っているから、体にもいいし。「ウォーカーブラザーズ(WALKER BROTHERS)」の“季節のコンブチャ”は、たとえばストロベリールバーブとか、提携している農園で採れたフルーツで作られていたりして冷やして飲むと満足感が高い。

レイチェル:ちょっと前は体にいいのかどうか微妙な派手な色のビタミンウォーターやカフェインドリンクが主だったけど、今は確実に体に良さそうなドリンクがどこに行っても並んでいる。週末に立ち寄った新しいコーヒー屋でも、カラフルなラベルのノンアルドリンクがたくさんあって悩めた。

メイ:フィオールマーケット(FIOR MARKET)の調べによると、全世界におけるノンアル市場は2028年までに1兆5千億ドル(約170兆円)を超えるらしい。この数字には、コーヒーやお茶も含まれているらしいんだけれど、それにしても2020年には9億2300万ドル(約1兆円)だったらしいから、驚くべき数字!

お酒よりもおいしい?ノンアル

メイ:ベラのキンはお酒を加えてもおいしそうだけど、基本はそのままおいしく飲める缶のドリンク。そのまま飲める缶入りのノンアルドリンクも増えている一方、アルコールが入っていないカクテル、ようするにモクテル (MOCKTAIL)を作るためのリカー風のドリンクもますます充実しているよね?

スティービー:アルコールの代替品と言えるドリンクは、そもそも2015年に立ち上がった世界初ノンアルスピリットの「シードリップ(SEEDLIP)」。このカテゴリーに目をつけたスコッチウィスキーの「ジョニーウォーカー(JOHN WALKER)」で知られるディアジオ(DIAGEO)が、「シードリップ」を2019年に買収。まだ歴史が浅いけど、成長率がすごいから。

メイ:ほかにも2019年にブルックリンで誕生した「リチュアル ゼロ プルーフ(RITUAL ZERO PROOF)」は、ジン、ウォッカ、ウイスキー、テキーラといったリカーのノンアルを提案。酔っ払うことなく、カクテルタイムを楽しむことができるというわけ。もうひと仕事、という時にもいいかも?

レイチェル:酔っ払うことが目的の人たちは興味ないかもしれないけれど、アメリカに限った話だと人口の半分はアルコールの摂取を控えるように努めていて、実は3分の1はアルコールを全く飲まないらしい。「リチュアル ゼロ プルーフ」のオーナーによると、お酒を飲まない人のために作っているプロダクトではなく、お酒も飲むけどバランスと健康を大事にしている人たちがターゲットだとか。納得。

メイ:肉を食べ過ぎたなと思ったら、野菜中心の食事を心掛けたりするみたいな感じね。ビーガンで知られるデザイナーのステラ・マッカートニー(Stella McCartney)が推奨している、月曜日は肉をスキップしようという運動、ミートフリーマンデー(Meat Free Monday)にコンセプトが似ている。

レイチェル:2050年までには普通のアルコールを抜くとも推測されているらしいから凄い勢い。アルコールの味を疑似して作られたドリンクのことを、アルコシンス(Alcosynth)と呼ぶらしい。アルコールとシンセティック(人工的)が合わさって生まれた造語だと思うけど。でも、友人たちとの会話ではまだ聞いたことがないかも?

スティービー:僕の住むブルックリンにも、最近何軒かノンアルトレンドを感じさせる店が出てきるよ。たとえば、ボアソン(BOISSON)。マンハッタンにも2軒あるらしいけど、アルコールが入っていないお酒的なドリンクを売る店。いろいろなブランドや種類が置いてあっておもしろい。ノンアルのジンだけでも何種類もあるし、ノンアルのワインはもちろんノンアルの食前酒まであるのにはびっくり。

レイチェル:今ってそういえば、“ソーバー(シラフな)オクトーバー(Sober October)”だしね。こちらは、“ドライ・ジャニュアリー”ほどではないけど、これから定着していきそうな予感。

メイ:ブルックリンのプロスペクトハイツに出来た「マイナス・ムーンシャイン(MINUS MOONSHINE)」というノンアルドリンク専門店も充実している。アルコールは飲まないけどカクテルタイムを楽しみたい人や、私みたいに2020年に飲み過ぎたので最近は特別なときだけ飲むように努めている人たちも多いのでは?

スティービー:ノンアル市場がこんなに伸びている背景にはシャンパンを始め、ヨーロッパから入ってくるお酒がすごく高くなったことも関係しているかもね。地球温暖化で、ますます今後ワインやシャンパンの値段が上がっていくことは間違いないし。

レイチェル:タバコと似ていて、健康にこだわるZ世代にとってはアルコールを飲むことがかっこいいことでは決してなくなっているし。彼らの親世代の方が、せっせとお酒を飲んでいるイメージ。

今どきのリラックス法、CBDドリンク

レイチェル:ドリンクと言えば、最近はただのデリでさえ、CBDドリンクが置かれているくらい普及しているよね。例えば「リセス(RECESS)」。ヘンプ入りのドリンクで、よく見かける。CBDはハイにも中毒にはならないから安心だしね。

スティービー:すでに80歳を迎えた、ライフスタイルグルーのマーサ・スチュアート(Martha Stewart)でさえ、ペット向けの製品とはいえ、CBD進出を果たしているから、もうCBDだらけ。もちろんクオリティや特徴は異なるけどね。

メイ:始まったばかりなトレンドなのに、種類があり過ぎて、どこから手を出したらいいか分からないくらい。

スティービー:ヘンプと一言で言っても、大麻には100を超える成分があるらしいから。その時々のムードで成分を確認して選ぶのがいいかと。たとえばちょっとリラックスしたい程度だったらCBD、優しく緩やかなハイを求めているならデルタ8、いわゆる大麻的な経験が欲しいならTHCという感じに。

レイチェル:例えば「グリーンモンケ(GREEN MONKE)」は、実際にマリファナを注入したドリンクで、THC3mgとCBD6mgが配合されていてちょうどよいリラックスを体感できる。自家用大麻の栽培や、公共での場の大麻吸引が21年3月からニューヨーク州では可能になった。ただし、年齢制限があって、アルコールと同じ21歳から。本当にマリファナが入っているものは、デリとかには並んでないから、専門店に行く必要があるけど。

スティービー:僕の最近のお気に入りは、ヘンプが配合されたCBD紅茶やコーヒー。コロラド州にある「ウィリーズ・レメディ(WILLIE’S REMEDY)」。ベテラン、カントリーシンガーのウィリー・ネルソン(Willie Nelson)のブランドらしい。

レイチェル:私のお気に入りは、「メリー・ジョー(MARY JOE)」のCBD入りアイスコーヒーかな。これがなかなかの人気で、最近はいつも売り切れで悲しい。

メイ:CBDって加えることで味が変わるわけでもないから、最近何にでも入っていて、ビタミンドリンク的な存在かも?ただCBDが入っているとなんでも3〜4割は高いというイメージ。

スティービー:確かに。CBDドリンクは、劇的でなくてもある程度の効用が求められている。吸収力をアピールしている「マッド テイスティ(MAD TASTY)」の創業者は、CBDを摂取することで自分の気分を明るくし、ストレスレベルを下げられていると言っている。味もかなりおいしいし、それこそ店でカクテルを飲むと、税金とチップを加えると20 ドル(約2300円)になってしまうなら、こういうドリンクを家でネットフリックス(NETFLIX)でも見ながら飲んだ方がいいというZ世代の気持ちもわかる。

レイチェル:CBDの効果は一回飲んだら得られるというわけではないから。2〜3週間続けて摂取していると、その効用を感じられるようになる。それを待てない場合は「ワンダー(WUNDER)」の“ハイヤーバイブ”というカテゴリーがお薦め。実際にマリファナを注入したソフトドリンクには、10mgのデルタ-9THC、10 mgのデルタ-8が含まれている。おいしいし、カロリーも低いのがうれしいけど、かなり強いので初心者にはお薦めできないな。

メイ:この手のドリンクが充実しているのは、やっぱりカリフォルニア州よね。合法になったのも、18年と、ニューヨーク州よりも3年早いし。私が愛する高級オーガニックスーパー、エレウホン(EREWHON)にも、カラフルなCBDドリンクがたくさん並んでいた。あんな店がニューヨークにもあったらいいのに。

ラベルデザイン競争

スティービー:新しいブランドが次々に生まれてくるからだろうけど、ラベル買いしたくなるようなドリンクも実際に多いよね?

メイ:それはノンアルだけじゃなくて、最近のクラフトビールとかも。ビールの好みよりも、ラベルがかわいくて選ぶことが多い。

レイチェル:米国におけるクラフトビールだけど、製造者がこの5年で2倍近くに膨れ上がっている。2020年には、約9000になったらしいから。

スティービー:僕が住むブルックリンにも、いわゆる住宅地にまで醸造所があったり。クイーンズにも多いらしい。もちろんニューヨーク州北部や、その上のメイン州や下のペンシルバニア州にもたくさんあるけど。

メイ:そういう醸造所は缶が多いよね?クラフトビールのラベルもかなり洗練されてきていて、正直CBDドリンクや、ノンアルのおしゃれドリンクと冷蔵庫の中で並ぶと区別がつかないものもたくさん。かわいいものも多いし、中にはかなりパンチが効いたデザインも。 

スティービー:カントリーサイドや街の片隅で作られているクラフトビールだけれど、どんな無名ブランドも、しっかりしたビジュアルアイデンティティがあって、ビールコーナーで思わず見入ってしまうほど。

メイ:実際のところ、ビールに関する情報を提供している「ホップカルチャー(HOPCULTURE)」のウェブ上では、“ベストビールラベルトップ20”をやっていたりする。私のテイストとはちょっと違って、漫画っぽいのが上位を占めているんだけどね。

スティービー:これまでのビールって、「バドワイザー(BUDWEISER)」にしても「ハイネケン(HEINEKEN)」にしても、パッケージをほとんど変えないことがブランドアイデンティティだったけれど、最近のビールはあえてどんどん変化させていくんだけど、基本的なテイストを変えないという手法。「ハイネケンゼロ(HEINEKEN ZERO )」は、アルコールだけではなくカロリーもゼロで欧米では人気。ただコロナでビジネスランチなどがなくなって、ノンアルコールビールの需要が減ったというデータも。

レイチェル:例えば、「ハドソンバレーブルーワリー(HUDSON VALLEY BREWERY)」のドリーミーなラベルは、いろいろあるビールラベルの中でも際立っている。個人的には、ブルックリンとクイーンズで作っているという「イーブルツインブルーワリー(EVIL TWIN BREWERY」のひねりのあるデザインも好き。次はどうくるか?といつも楽しみだし、ネーミングもツイストがあっておもしろい。

メイ:ネーミング!まるでフレグランスやリップスティックかのように、ネーミングされている。ペールエールなのに、“Do You Remember?”や”Broadway Is Back-Real Life Drama Is Over”とか。どちらも「イーブルツインブルーワリー」の商品名だけどね。2つ目は、ようするに新型コロナで、ブロードウェイミュージカルがずっと閉まっていたのが、2021年9月にようやくオープンした、というところからネーミングされていて世の動きが反映されていたり。

スティービー:ときどき行くブルックリンのグワナスにある「スリーズブルーワリー(THREES BREWERY)」のポップなビールラベルもかなり特徴がある。雰囲気のいいレストランも併設されていて、毎晩かなり盛り上がっている。ある意味、ビアガーデンみたいな感じ?最近のブルワーリーで食事を出しているところは、結構こだわっていておいしいところが多い。

メイ:もちろんノンアル系のドリンクのラベルも、レベルが高いよね?

レイチェル:ナチュラルでノンアルのスパークリング「トスト(TOST)」や、本物のワインメーカーによって作られているノンアルワインの「シュアリー(SURELY)」はシンプルなラベルで、ディナーテーブルでも様になるルックスがいい。アルコールなのか、ノンアルなのかもわかりづらい。そういうニュートラルな位置付けとラベルのデザイン。

スティービー:あまりないノンアルビールの中でも、「アスレティックブルーイング(ATHLETIC BREWING)」のラベルは、爽やかだし、統一されていていいと思う。数々の賞も受賞している実力ビールで実際においしいし。

メイ:モクテルを作るのに使うドリンクなんかは、クラシックなラベルのものが多い気がする。ロンドンでハンドメイドしているという「ジュークス(JUKES)」なんて、もはやフレグランスの「バイレード(BYREDO)」レベル。セットになると、厚みのあるボックスが付いて、ミニマルだけど高級感たっぷり。

レイチェル:ラベルがユニークだと、そこから会話も生まれるし。おいしいビールやおしゃれなラベルがいっぱいで、自分のお気に入りを見つけるまでに時間がかかりそうだけどね。とりあえず、来年の1月は、お正月が明けたら、アルコールを抜いてみようかしら?

メイ/クリエイティブディレクター : ファッションやビューティの広告キャンペーンやブランドコンサルティングを手掛ける。トップクリエイティブエージェンシーで経験を積んだ後、独立。自分のエージェンシーを経営する。仕事で海外、特にアジアに頻繁に足を運ぶ。オフィスから徒歩3分、トライベッカのロフトに暮らす

スティービー/ファッションエディター : アメリカを代表する某ファッション誌の有名編集長のもとでキャリアをスタート。ファッションおよびビューティエディトリアルのディレクションを行うほか、広告キャンペーンにも積極的に参加。10年前にチェルシーを引き上げ、現在はブルックリンのフォートグリーン在住

レイチェル/プロデューサー : PR会社およびキャスティングエージェンシーでの経験が買われ、プロデューサーとしてメイの運営するクリエイティブ・エージェンシーで働くようになって早3年。アーティストがこぞってスタジオを構えるヒップなブルックリンのブシュウィックに暮らし、最新のイベントに繰り出し、ファッション、ビューティ、モデル、セレブゴシップなどさまざまなトレンドを収集するのが日課

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ZOZOがリアル店舗支援を本格始動、その深謀遠慮

 ZOZOは28日、リアル店舗を支援するプラットフォーム「ゾゾモ(ZOZOMO)」を発表した。澤田宏太郎社長CEOは5月、今年度からリアル店舗支援をスタートすることをすでに明らかにしており、具体的なサービスを明らかにした形だ。

 すでにライバルである楽天も今秋、物流も含めた在庫一元化支援サービス「楽天ファッション オムニチャネルプラットフォーム(RFOP)」を本格始動するほか、オムニチャネルを掲げてきたロコンドもかねてから自社のプラットフォームで蓄積してきた機能やサービスをパッケージにして無料、あるいはかなり低価格で提供するサービス「オールインワン」を発表。EC大手が相次いでリアル店舗支援を打ち出す中で、いよいよZOZOもリアル店舗支援に本格的に乗り出す。なぜ今リアル店舗支援なのか。

 「ゾゾモ」のサービスは、「ゾゾタウン」での在庫確認、販売員向けのアプリ「ファーンズ(FAANS)」、自社EC支援&在庫シェアリング「フルフィルメント バイ ZOZO」の3つ。在庫確認により、月間20億PV超という圧倒的なトラフィックを持つ「ゾゾタウン」から、リアル店舗へ誘導を図れるわけで、ブランド側の期待は高い。マークスタイラーの秋山正則社長は、「もともと『ゾゾタウン』は新規客を取り込む窓口という位置づけで、そこから自社ECモールの『ランウェイチャンネル(RUNWAY CHANNEL)』や実店舗も利用してもらえるようになると、客単価が大きく伸びるというデータが出ている。『ゾゾタウン』から実店舗への送客キャンペーンによってブランド全体としての売り上げを伸ばしていきたい」と期待を寄せる。参加ブランド数は非公表だが、11月1日のサービス開始時点で700店舗が参加する。

 ゾゾタウンはアフィリエイトのような形で送客して売れた分の一部を受け取る予定だが、「まずは無料を考えている」(澤田社長)。つまり現時点では、このサービスが使われれば使われるほど、そのままゾゾタウンの売り上げ機会の損失になる。そもそも澤田社長自身がこの「ゾゾモ」について、28日の決算会見で「ZOZOで買うより、実際に商品をリアルで見たり、触ったりしたいと言う人のためのサービス」と述べ、収益を重視していない姿勢を明確にしている。説明を聞いた複数のアナリストからは「収益性の寄与が不透明」「マネタイズの道筋がわからない」と質問も飛んだ。

 では狙いは何か。澤田社長は「『ゾゾタウン』で買う以外のトラフィックを増やしたい」と語る。今回の事業を担当した風間昭男ブランドソリューション本部/想像戦略室本部長は「以前は『買い物をするならゾゾ』だったが、今は『買い物のことならゾゾ』とゾゾタウンの事業コンセプトを変えている。『ゾゾモ』の狙いを端的に言うなら、ある人が原宿を歩いていてふと近くの店舗で買い物をしたいなあ、と思ったときに『ゾゾタウン』を見るようになること。これまでは、あるブランドの商品や店舗を知りたかったら、公式サイトを見たり、あるいは店舗に行っていた。そうした行動の起点にゾゾタウンはなっていきたい」と語る。

 「ゾゾモ」は決して高いテクノロジーを駆使してはいないが、非常によくできた仕組みだ。ゾゾに出店する一部の大手企業は、効率的な在庫補充のために自社の基幹システムとゾゾをつなぎ込んでおり、リアル店舗の在庫情報をゾゾタウンに表示すること自体は可能だった。ただ実際、取り置きなど店舗の販売員を巻き込む現場のオペレーション変更は、実はブランド側にとってハードルが高い。その点は、販売員向けのアプリ「ファーンズ(FAANS)」を開発し、取り置き情報を販売員に直接通知の行く仕組みを作っている。風間本部長は「こちらが思っていた以上に、ブランド側の導入スピードはスムーズだった。当社には販売員や店長出身の社員も多く、彼ら/彼女らの意見を取り入れて、『ファーンズ』はできるだけ使いやすく設計した。加えて、コロナでオンライン会議が普及したことで、われわれの説明やレクチャーを全国の店長の方々に向けてズームで実施できたことも後押しした」という。ZOZOは、送客手数料となるアフィリエイトフィーの無料期間を明らかにしていないものの、「有料といってもできるだけ多くのブランド様に参加していただけるよう、かなり低く抑えている」(風間本部長)。

 風間本部長の率いるブランドソリューション本部/想像戦略室本部は、「ゾゾモ」のようなテナント支援の部署で、すでに数十人の大所帯だ。「ブランド様からはいろいろなご要望をすでにいただいている。『ゾゾモ』以外にも、水面下ではリアル店舗の支援に向けて多くのプロジェクトを進めている」という。

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H&Mが動物愛護団体PETA認証のサステナブルコレクション発売、オンラインではキッズ展開も

 H&Mは、サステナブルに配慮したコレクション“イノベーション・ストーリーズ(Innovation Stories)”の第3弾として11月4日、“コーイグジスト・ストーリー・コレクション(Co-Exist Story Collection)”を発売する。アメリカの動物愛護団体PETAが全面的に承認した全44のアイテムをそろえ、ウィメンズとメンズのほか、“イノベーション・ストーリーズ”初のキッズウエアコレクションも販売する。

 同コレクションは、深夜のパーティーと早朝のハイキングをシームレスに行き来するような都会人を想定して制作した。動物由来の素材は一切使用していない。大人向けアイテムは、リサイクルポリエステルを使用したオーバーサイズのフェイクファーコートや、繰り返しリサイクル可能な再生ナイロン“エコニール(ECONYL)”を混紡したワンショルダーのニットドレス、野生の花から作られたセルロース素材“フラワーダウン(FLWRDWN)”のパンツやメンズ用パファーシューズ、ワイン製造時に廃棄されるブドウの皮、茎、種などを原料とした“べジア(VEGEA)”を使用したヴィーガンレザーのロングベストなどがラインナップ。キッズ(135-170cm)は、“フラワーダウン”のパファージャケットやリサイクルナイロン製のアノラックなどを展開する。価格帯は税込2499円〜2万9999円。

 メンズおよびウィメンズは新宿店と公式オンラインストアで発売。キッズは公式オンラインストアのみで販売する。

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ロンハーマンが東北初出店 4年ぶりの新店舗を仙台にオープン

 ロンハーマン(RON HERMAN)は11月19日に、東北初の新店舗「ロンハーマン 仙台店」を仙台駅直結のエスパル仙台II内にオープンする。同社にとって「ロンハーマン」店舗としては約4年ぶりの新店舗オープンとなる。

 店舗面積は約399平方メートル。メンズ、ウィメンズ、キッズのウエアや雑貨、ジュエリーなどを取り扱う。オープンを記念して、「ザ エルダー ステイツマン(THE ELDER STATESMAN)」や「エスゼットブロックプリント(SZ BLOCKPRINTS)」、「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」などさまざまなブランドとの限定アイテムを発売予定だ。

 LA発のロンハーマンは2009年に東京・千駄ヶ谷店に日本1号店をオープンした。13年には日本独自の業態「RHC ロンハーマン」を開発。19年には米ロンハーマンがサザビーリーグに商標・事業を譲渡した。現在日本では、ロンハーマンは千駄ヶ谷店をはじめ、二子玉川店、神戸店など全16店舗、RHC ロンハーマンはマークイズ みなとみらい店など全8店舗を構える。

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「プーマ」がキャットストリートに旗艦店 3フロアに渡る大型モニターやアートギャラリー併設

 「プーマ(PUMA)」は、東京・原宿のキャットストリートに旗艦店、プーマストア原宿キャットストリート(PUMA STORE HARAJUKU CAT STREET)を11月19日にオープンする。3フロア構成で、売り場面積は524平方メートル。ランニングからトレーニング、モータースポーツ、ラフスタイルまで幅広いカテゴリーを扱う。

 同店の特徴は、吹き抜けの階段部分に設置する大型モニターだ。幅12メートルの大型モニターでキャンペーンビジュアルなどを映し、ブランドの世界観を伝える。サステナブルなメッセージを伝えるため、モニターを支える素材や店内に置くスツールにはリサイクルラバーを使用し、他のエリアでも木や紙などの天然素材を積極的に使う。

 店内にはアートギャラリーを併設する。国内アーティストの作品やコラボアイテムを展示するほか、オリジナル刺しゅうやプリントのカスタマイズにも対応する。

■プーマストア 原宿キャットストリート
住所:東京都渋谷区神宮前5-17-25 原宿250 A
オープン日:11月19日
営業時間:11:00〜20:00

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オフプライス市場に活気 コーセーやコスメキッチン、「スリー」「シロ」も続々と参入するわけ

 コーセーやマッシュビューティーラボ、「シロ(SHIRO)」「THREE(スリー)」などがオフプライス品の販売に乗り出している。化粧品業界はセールをしないのが通例で、オフプライスでの販売は行ってこなかった。しかし近年、サステナビリティの観点から化粧品業界でも化粧品の廃棄問題が課題となっており、オフプライス品の販売は廃棄軽減に貢献する取り組みとして各社が取り組み始めている。

 昨今の環境問題への意識の高まりから衣料品や食品などの廃棄量は具体的な数値で示されている。一方で化粧品の年間廃棄量はつまびらかになっていない。化粧品は基本的に製造から3年間の使用期間があり、定番品が多いことから廃棄が少ないとされてきた。しかし、メイクアイテムなどはシーズンコレクションや限定品も多くあり、販売期間を終えた製品量は少なくない。こうした現状を踏まえ、オフプライス販売を選択しているようだ。

コーセーは直営店でシーズンを終えた製品を20〜40%オフで販売

 コーセーは、4月から直営店のメゾンコーセー銀座店と表参道店、メゾンコーセー公式サイトでシーズン中に売り切れなかった製品の販売「コーセー グリーンバザール(KOSE GREEN BAZAAR)」をトライアルスタートした。「お客さまからは、買い物を楽しみながらも、それがエコな活動に自然とつながっているという点に共感してもらい、店頭やSNSなどで賛同の声を多く頂いた。グリーンバザールを知らずに店舗に立ち寄った人もクイズPOPなどをきっかけに、立ち止まり関心を持ち年代問わず幅広い世代のお客さまが、購入してくれている」(同社広報担当者)と好評のため10月から定常的に実施している。

 取り扱いブランドは「雪肌精(SEKKISEI)」や「エスプリーク(ESPRIQUE)」「ヴィセ(VISEE)」「ジュレーム(JEL’AIME)」など約30ブランド。ドラッグストアなどで展開するブランドが中心だが一部百貨店ブランドを扱う。販売価格は正規価格から20〜40%オフが中心だ。使用期間については「当社のルールに沿って品質に問題ないものを販売している」という。また「一人一人の購買や消費の行動が、人と地球の明日を思う新しい形になることを願っている」と語る。

コスメキッチンは5〜70%オフでオーガニックアイテムを手頃な価格で提供

 マッシュビューティーラボは、御殿場プレミアム・アウトレットに新業態セレクトショップ「コスメキッチン ヴィレッジ(COSME KITCHEN VILLAGE)」を2020年11月にオープンした。初進出となるアウトレット店は「よくあるアウトレットストアではなく、オーガニックアイテムを手頃な値段で提供するトライアルストアにしたかった」(同社PR担当者)という思いからだ。オープンから1年が経過するが、静岡や山梨から来る人やもともとコスメキッチンやビープル バイ コスメキッチンを愛用している人など、遠方からの来店者が多いという。

 好調なブランドは「エコストア(ECOSTORE)」で食器用洗剤や衣料用洗剤など、日常に寄り添ったアイテムを購入する人が目立つ。量り売りも行い、レフィルを持って来店する人も増えている。同社のオリジナルブランド「エッフェ オーガニック(F ORGANICS)」も人気で「『エッフェ オーガニック』スキンケアをオーガニックのものに切り替える人が増えているという声も聞く」。また店内にはイートインスペースを設けていることもあり、家族や友人、パートナーなどがコーヒーを飲みながらくつろいでいることも多いためコーヒーの売り上げ個数も毎月上位を占めている。「コーヒーが目的の来店者もおり、オーガニックコーヒーは当店の看板メニューでもある」。

 店内の製品カテゴリー構成比はスキンケア が21%、フード・飲料が21%、メイクが14.7%、ヘアケアが12.9%、ボディーケアが10.3%。製品は正規価格の5〜70%オフで販売。「製品を最後まで無駄にせず、お客さまに届けたい」との思いから、製品の使用期限・賞味期限はアイテムにより異なるが、コスメ系は期限まで1年未満、食品は期限まで8カ月未満のものを対象とする。同店が通常の店舗に影響を及ぼすことはなく、「トライアル価格で購入できるお得なストアとして、ブランドを知っている人、知らない人にも好評を得ている」。

「スリー」は店舗販売を終了した製品を一律30%オフで販売

 ACROは昨年11月に「スリー(THREE)」の期間限定アウトレット店を御殿場プレミアム・アウトレットに出店した。「スリー」がアウトレットに出店するのは初めてだが、「これまでの化粧品は大量生産・大量消費が前提だったが、世の中のモノに対する考え方も変わり、サステナブルな考えも浸透してきた。オフプライスに対する考え方も変化してきている」(PR担当者)とのことから出店した。また、「スリー」のモノ作りの根幹にあるサステナブルな考えにも合致しているという。

 販売するのは、店舗で取り扱いが終了した製品や品質に問題はなくてもプロパーでははじかれてしまう製品。一律30%オフの価格で提供する。「オフプライスであっても、購入してもらうだけはなく最初のブランドとの接点として実際に試してもらい、世界観を伝えられるタッチポイントと捉えている」こともあり顧客を含め多く人が訪れ、売り上げは予算並に推移している。店舗は21年1月11日で終了するが、現在のところ常設の予定はないという。

「SHIRO」は23年春メドにオフプライスも扱うショップ開設

 「SHIRO」は23年春をメドに創業地である北海道・砂川市に新工場や「シロ」のショップを建設する。「製造工程上、製品への傷や外箱のつぶれなどはゼロにすることを目指しているものの一定数発生する。製品として品質に問題なく使用できるものの価格を見直して提供する予定」(PR担当者)。製品不良をゼロにする取り組みを進めながらも発生した製品を廃棄するのではなく循環させ地球環境に貢献していくという。

 その前段階として20年12月に公式ECサイトで“アーカイブ販売”をスタートした。限定フレグランスアイテムや、処方変更を行う前のスキンケアアイテムなど、店頭やオンラインサイトで販売が終了した製品を中心に販売。これらはほかの全ての製品と同様に品質管理を徹底し、安全に使用できる製品だ。「店頭で人気の限定フレグランスシリーズ (さくら219やピオニーなど)は、すぐに完売になるケースもある」という。アーカイブ販売の製品価格は定価となるが、ECサイト全体で箱なし(エシカル割)対象の製品を優先表示し、エシカルな取り組みを推進している。

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米ファッションサブスク企業のレント・ザ・ランウェイが新規上場

 ファッションレンタル事業の先駆けであるレント・ザ・ランウェイ(RENT THE RUNWAY)は10月27日、米ナスダック(NASDAQ)に新規上場(IPO)した。

 公開価格は1株21ドル(約2373円)に設定され、調達額は3億2730万ドル(約369億円)。初値は公開価格を上回る23ドル(約2599円)を付けたものの、終値は19.29ドル(約2179円)と公開価格の8.1%安だった。時価総額はおよそ13億ドル(約1469億円)。

 レント・ザ・ランウェイは、2009年にニューヨークで創業。オケージョン用のドレスやアクセサリー類のレンタルからスタートした同社は、ラグジュアリーブランドを中心としたハイエンド商品の品ぞろえが豊富なことが特徴だ。しかし、コロナ禍によって華やかなイベントが激減したことや、衛生面での懸念から苦戦を強いられ、20年8月にはニューヨーク旗艦店を含めた全店を閉店した。

 同社は会員のサブスクリプション料が売り上げの80%を占めている。21年1月通期決算では、売上高が前期比 38.6%減の1億5750万ドル(約177億円)、純損失は前年の1億5390万ドル(約173億円)から1億7110万ドル(約193億円)へと赤字が拡大している。21年7月31日時点での累積赤字は6億7410万ドル(約761億円)。今回調達した資金は、負債の返済と将来的な事業の成長のために使用するという。

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米ファッションサブスク企業のレント・ザ・ランウェイが新規上場

 ファッションレンタル事業の先駆けであるレント・ザ・ランウェイ(RENT THE RUNWAY)は10月27日、米ナスダック(NASDAQ)に新規上場(IPO)した。

 公開価格は1株21ドル(約2373円)に設定され、調達額は3億2730万ドル(約369億円)。初値は公開価格を上回る23ドル(約2599円)を付けたものの、終値は19.29ドル(約2179円)と公開価格の8.1%安だった。時価総額はおよそ13億ドル(約1469億円)。

 レント・ザ・ランウェイは、2009年にニューヨークで創業。オケージョン用のドレスやアクセサリー類のレンタルからスタートした同社は、ラグジュアリーブランドを中心としたハイエンド商品の品ぞろえが豊富なことが特徴だ。しかし、コロナ禍によって華やかなイベントが激減したことや、衛生面での懸念から苦戦を強いられ、20年8月にはニューヨーク旗艦店を含めた全店を閉店した。

 同社は会員のサブスクリプション料が売り上げの80%を占めている。21年1月通期決算では、売上高が前期比 38.6%減の1億5750万ドル(約177億円)、純損失は前年の1億5390万ドル(約173億円)から1億7110万ドル(約193億円)へと赤字が拡大している。21年7月31日時点での累積赤字は6億7410万ドル(約761億円)。今回調達した資金は、負債の返済と将来的な事業の成長のために使用するという。

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米ファッションサブスク企業のレント・ザ・ランウェイが新規上場

 ファッションレンタル事業の先駆けであるレント・ザ・ランウェイ(RENT THE RUNWAY)は10月27日、米ナスダック(NASDAQ)に新規上場(IPO)した。

 公開価格は1株21ドル(約2373円)に設定され、調達額は3億2730万ドル(約369億円)。初値は公開価格を上回る23ドル(約2599円)を付けたものの、終値は19.29ドル(約2179円)と公開価格の8.1%安だった。時価総額はおよそ13億ドル(約1469億円)。

 レント・ザ・ランウェイは、2009年にニューヨークで創業。オケージョン用のドレスやアクセサリー類のレンタルからスタートした同社は、ラグジュアリーブランドを中心としたハイエンド商品の品ぞろえが豊富なことが特徴だ。しかし、コロナ禍によって華やかなイベントが激減したことや、衛生面での懸念から苦戦を強いられ、20年8月にはニューヨーク旗艦店を含めた全店を閉店した。

 同社は会員のサブスクリプション料が売り上げの80%を占めている。21年1月通期決算では、売上高が前期比 38.6%減の1億5750万ドル(約177億円)、純損失は前年の1億5390万ドル(約173億円)から1億7110万ドル(約193億円)へと赤字が拡大している。21年7月31日時点での累積赤字は6億7410万ドル(約761億円)。今回調達した資金は、負債の返済と将来的な事業の成長のために使用するという。

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人気美容師・宮村浩気「アフロート」CEOも共感 髪にもスキンケア発想 きれいのカギは“髪のキメ”

 花王は約80年に渡り、健康的で美しい髪を手に入れるための本質研究に取り組んでいる。人が髪をきれいと感じるには潤い感や艶感が欠かせないが、同社の長年の毛髪研究によって“潤いや艶を感じる美しい髪”とは、“髪のキメがそろっている”状態だと分かった。しっかりケアをしても、髪のキメがそろっていなければパサつきを感じ、きれいな髪を実現できないのだ。人気美容師・宮村浩気「アフロート(AFLOAT)」CEOも共感する“髪のキメ”とは?

髪のキメそろう=
髪の毛1本1本がきれいに並ぶこと

 “潤いや艶を感じる美しい髪”とは、髪1本1本が乱れなくきれいに並んで整った状態、つまりは“髪のキメがそろっている”状態のこと。くわえて花王は研究によって、普段髪に触れたときに感じる潤い感は毛髪内の水分量に左右されないということも明らかにした※1。髪が均一に乱れなく整列しキメがそろうと、指通りが滑らかでまとまり、しっとりとした触り心地になるという。また髪のキメは見た目の美しさも左右する。キメがそろっていると光が一方向に反射して美しく艶やかに見えるのだ。髪のキメをそろえる意識をすることでヘアスタイルやヘアカラー、さらには傷んだ髪でも艶があり、しっとりと滑らかな手触りがかなう。

※1 H. Tanamachi,Int J Cosmet Sci.,2011,Feb,33(1),p25-36.,‘Temperature as a moisture cue in haptics on hair’

宮村浩気に聞く髪のキメを
そろえることの重要性

 宮村浩気「アフロート」CEOは、「美容師は“髪のキメ”と言われたときに、潤い感やしっとり感、艶感のある『きれいだな』と思う髪を指すとわかると思います。これまで“髪のキメ”という表現はしてきませんでしたが、多くの美容師が認識しているはずです。一般の女性たちは毎日忙しくお手入れが行き届かないことも多い中で、キメがそろった髪のイメージを持つことで、きれいな髪を目指しやすくなるのではないでしょうか」と話す。

トレンドのスタイルも
キメをそろえると
艶のあるきれいな仕上がりに

 髪のキメがそろうとトレンドのヘアスタイルも綺麗に見えると宮村「アフロート」CEOは語る。「当サロンでは“くびれヘア”にレイヤーを混ぜるのがトレンドです。艶髪ブームが長く続いていますが、“韓国ヘア”も人気。そのほかにも襟足のリバース巻きや外はねも支持を集めています。“くびれヘア”や“韓国風ヘア”では、スタイリングをする際にアイロンで巻いた部分をブラシでとかすと艶が出ます。ゆるやかなウェーブもトレンドなので、巻いた部分を勇気を持って崩してみてください(笑)。キメをそろえるとヘアカラーをしている髪でも艶のある美しい印象になります。艶髪ブームから髪質改善も流行っていますが、実はカールがつきにくくなってしまうこともあるので、よりヘアスタイルを楽しむためにキメのそろった素髪の美しさを高めてはいかがでしょうか」と話す。

日常で取り入れられる
キメがそろった
美しさを作るヘアケア方法

 髪のキメをそろえるためのセルフケアとして、取り入れやすいのは乾かし方。「アウトバストリートメントをつけた後、髪の間を少しテンションをかけるように指でとかしながら上から風を当てて乾かすとキメがそろいやすくなります。最後にブラシでとかせば艶感や潤い感が手に入ります」と話し、宮村「アフロート」CEOもハンドブローを意識することをおすすめしている。

問い合わせ先
花王
0120-165-692

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ZOZO、GMV23.6%増、営業利益19.5%増も株価は低調 21年4〜9月期

 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOの2021年4〜9月決算は、商品取扱高(GMV)が前期比23.6%増の2295億円、売上高が同14.6%増の664億円、営業利益が19.5%増の237億円、経常利益が同19.1%増の237億円、純利益が同18.6%増の165億円だった。業績は好調だったものの、株式市場からは「7〜9月のGMVの伸びが物足りない」(SMBC日興証券の金森都シニアアナリスト)と判断されたもようで10月29日株価は前日から595円下げた3680円(11時30分時点)と大幅に下落した。

 主力の「ゾゾタウン」のGMVは同6.8%増と伸びがやや鈍化したものの、親会社のZホールディングスと組んだ「ペイペイモール」での販売が約2倍の191億円と急成長しており、全体を押し上げた。下期はテレビCMの投下やPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」などで広告費がかさむものの、澤田宏太郎社長CEOは「緊急事態宣言の解除でリアル店舗の営業時間短縮が終了しているものの、コロナで伸びたトラフィックにあまり影響はない。下期も成長は続く」という。同日には、リアル店舗支援のためのプラットフォーム「ゾゾモ(ZOZOMO)」、足の3D計測「ZOZOマット」の技術を活用した指輪の計測ツール「ZOZOマット フォー ハンヅ」をラグジュアリーブランドのブルガリと組んでスタートすることなどを発表、本格的なリアル&デジタル支援をスタートする。

 GMV比の粗利率は34.4%で前年同期比で0.3ポイントの改善。広告事業の伸びと物流拠点の作業効率の改善に伴う物流関連費用の抑制などがテレビCMやポイントプロモーション費の増加をカバーした。

 平均商品単価は同3.5%減の3264円と減少を続けているものの、平均出荷単価は0.3%減の7346円とほぼ横ばいに抑えた。新規ユーザーの増加に伴う低価格商品の購入増は続いているものの、セット買いの増加と「ペイペイモールとゾゾタウンの併用者が予想以上に多く、しかも全体の購入額も増加している」ため。そのため今後も「ペイペイモール」とのコラボレーションを仕掛け、新規ユーザーを取り込む考え。

 「ゾゾタウン」の伸びがやや弱含みだった理由については、「東京オリンピック・パラリンピックが予想以上に影響し、『ゾゾタウン』のトラフィックが落ちた。終了後もトラフィックが伸びなかった」という。

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「ヴァレンティノ」がビンテージ品を買い取り販売する新プロジェクト

「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、過去のコレクションを収集し再販する“ヴァレンティノ ヴィンテージプロジェクト”を開始した。2段階のフェーズを設け、ビンテージ品の買い取りと販売を行う。

 同ブランドはまずフェーズ1として、プロジェクトの特設サイトを開設した。同サイトに記載した連絡先にアクセスすることで、所有する「ヴァレンティノ」製品の査定をリクエストすることができる。買い取りが決定した場合、買い取り額相当の“ヴァレンティノストアクレジット”が付与され、ヴァレンティノ表参道で商品を購入する際に使うことができる仕組みだ。買い取り品の対象は、ラベルのついた保存状態のいい洋服に限り、「レッド ヴァレンティノ(RED VALENTINO)」「レッド(V)」「ヴァレンティノ ガラヴァーニ(VALENTINO GARAVANI)」はのぞく。同プロジェクトにはミラノやニューヨーク、ロサンゼルス、東京のビンテージストアが参加し、東京では渋谷のコンセプトショップ、ライラ トウキョウ(LAILA TOKIO)が買い取りをサポートする。

 フェーズ2は、ビンテージ品を22年1月から販売する予定で、詳細は追って発表するという。

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ベイクルーズ、複合大型店1号店を11月26日に仙台にオープン 来春までに3店舗出店

 ベイクルーズは、自社ECサイトのオフラインストアと位置づける複数ブランドを集めた複合大型店「ベイクルーズ ストア(BAYCREW’S STORE)」の第1号店を11月26日に仙台市のエスパル仙台IIにオープンする。

 同店は4区画(約1586平方メートル)の広さで、「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」や「イエナ(IENA)」「スピック&スパン(SPICK & SPAN)」「フレームワーク(FRAMEWORK)」「レショップ(L’ECHOPPE)」など、東北エリア初出店のブランドや飲食店を含む全12ブランドを取り扱う。それぞれのブランドが厳選したアイテムをそろえ、オープン日には各ブランドの限定商品や限定メニューも提供する。ポップアップスペースを併設し、外部ブランドの導入やイベントなども企画する。

 続いて2022年3月に名古屋市の名古屋パルコ南館、4月に福岡市の三井ショッピングパークららぽーと福岡に同形態の店舗をオープン予定で、出店ブランドは各都市ごとに異なる。

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「パルコ」が500人に当たるプレゼント企画 コロナ禍での来店客に感謝

 パルコ(PARCO)は11月1〜30日に、コロナ禍でも実店舗に“わざわざ”来店してくれる顧客への感謝を込めた「PPPP(パルコから ピースフルで プレミアムな プレゼント)」キャンペーン第2弾を実施する。

同キャンペーンでは、パルコを構成する5つのテーマ「ファッション」「アート」「エンターテインメント」「フード」「ショッピング」を軸に、スペシャルアイテムや体験コース、買い物券などが抽選で500人に当たる。期間中、全国のパルコ18店舗に設置される「P」のオブジェに記載された専用サイトから、1回のみ応募できる。

目玉となる「ファッション」コースのプレゼントは、人気スタイリスト菅沼愛や、メディアに姿を現さないことで知られる「クードス(KUDOS)」「スドーク(SODUK)」デザイナー工藤司に、予算15万円でパーソナルスタイリングをしてもらえる権利(各1人)だ。

「アート」コースでは、大人気キャラクター「PUI PUI モルカー」のフェルト人形や人気イラストレーター、ナガノのサイン入りキャンバスアート(各1人)など。「エンターテインメント」コースでは、パルコ劇場での「志の輔らくご」の公演チケット(1人)やアナログレコード&プレーヤー(1人)などをラインアップする。

「フード」コースでは、編集者、野村由芽のミニエッセーとパルコのカフェやレストランで使える5万円分の食事券(30人)、「ショッピング」コースでは1万~5万円分の買い物券(計165人)など、バリエーション豊かで個性派ぞろいの商品をセレクトする。さらに抽選に外れた人の中からダブルチャンスとして、パルコの買い物券3000円分(250人)をプレゼントする。

キャンペーンビジュアルは、アートディレクター箭内道彦が担当。青・赤・緑のボーダーに「お客さまと、ショップと、パルコ。混ざり合って、一つになって、色を作ります」という思いを込めた。

問い合わせ先
パルコキャンペーン事務局
campaign@parco.jp

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「今は”鰻丼屋さん”、少し前は”不動産屋さん” “金融屋さん”って呼ばれていました(笑)」G-FACTORY 片平社長

 国内唯一の鰻料理のファストフード「名代 宇奈とと」を国内外で65店舗(2021年6月末現在)を展開するG-FACTORY株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:片平雅之)が、年内に一挙30店舗(18都県)出店すると発表した。『夢をカタチに!和食を世界に!』を企業スローガンに掲げるG-FACTORYは、一体どんな会社なの。教えて片平社長。
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ニコバー、時短命令は違憲と沖縄県を提訴。飲食への私権制限は間違いだったと訴状公開。

沖縄で動画ダイニング「ニコバー」を運営する株式会社MTコーポレーション(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:山田 誠)が、6月11日に下った沖縄県による特措法に基づく時短命令及び酒類・カラオケ設備の提供停止命令は違憲であるとして、沖縄県に約12万円の損害賠償を求める訴訟を那覇地裁に起こした。
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ニコバー、時短命令は違憲と沖縄県を提訴。飲食への私権制限は間違いだったと訴状公開。

沖縄で動画ダイニング「ニコバー」を運営する株式会社MTコーポレーション(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:山田 誠)が、6月11日に下った沖縄県による特措法に基づく時短命令及び酒類・カラオケ設備の提供停止命令は違憲であるとして、沖縄県に約12万円の損害賠償を求める訴訟を那覇地裁に起こした。
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酒解禁でも晴れない「資金繰り」の不安。協力金もらっていた方が楽だった?

 緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されたことにより、一斉に通常営業を開始している。ただ、喜べることばかりではない。何もしなくても入ってきたお金がなくなるのだ。ガチ勝負のフェイズに入り、店の実力が問われる。閉店も増えそうだ。
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酒解禁でも晴れない「資金繰り」の不安。協力金もらっていた方が楽だった?

 緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されたことにより、一斉に通常営業を開始している。ただ、喜べることばかりではない。何もしなくても入ってきたお金がなくなるのだ。ガチ勝負のフェイズに入り、店の実力が問われる。閉店も増えそうだ。
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ニューバランス×ストーンアイランド第1弾のコラボシューズ発売

 ニューバランス(NEW BALANCE)は、ストーンアイランド(STONE ISLAND)と結んだ長期的パートナーシップ契約の第1弾として、ニューバランスのライフスタイルブランド「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE)」とのコラボレーションシューズ“RC ELITE_SI | NB_1”(税込3万5200円)を11月5日に発売する。

 シューズは、「ニューバランス」のパフォーマンスシューズ“アールシー・エリート(RC ELITE)”をベースに、“574”などのクラシックなデザインを取り入れて、相反する要素を組み合わせた。ミッドソールには軽量の“フューエルセル(FuelCell)”テクノロジーとカーボンファイバープレートを、甲部分にはレーシング仕様の通気性に優れた素材を、アッパーには軽量な3Dニットを使った。はがれたようなデザインのアッパーには、「ニューバランス」の“フライングNBロゴ”を右足に、「ストーンアイランド」の“コンパス・ロゴ”を左足にあしらった。

 サイズは25.5〜29.0、30.0cmを用意し、ワイズはDのみ。販売店はビームス 原宿とキス トウキョウ、グレイト、アンドダイスアンドダイス サポーテッドバイ 東京デザインスタジオ ニューバランス、ティーハウス ニューバランス、ニューバランス公式オンラインストアで取り扱う。

 両者は、今後数年間にわたりフットウエアのコラボレーションを通じて、クラフトマンシップとプロダクトクオリティの向上などを目指すという。

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メルカリが物流子会社設立 無人集荷拠点8000カ所に拡大へ

 メルカリは集荷物流事業に本格参入する。28日付で全額出資の子会社メルロジ(東京、野辺一也CEO)を設立した。昨年から導入した無人投函ボックス「メルカリポスト」の大幅な増設などによって、自社集荷のタッチポイントと物流網を広げる。ヤマト運輸や日本郵便などのパートナーとの連携によって、トラックや倉庫などを持たない手法をとる。月2000万人が利用するフリマアプリ「メルカリ」の圧倒的なデータの蓄積を活用し、集荷効率の最大化を図る。

 「メルカリ」による中古品の個人売買は急増しており、同社によると、日本の年間宅配便取扱個数50億個のうち5〜10%を占めるまでになっているという。コンビニ発送では約80%が「メルカリ」の出品物になった。コンビニや郵便局における発送・集荷時のオペレーションへの負荷が増しており、打開策が求められていた。

 メルカリでは昨年からコンビニなどの小売店の店頭にメルカリポストの設置を開始。現在、全国に1000カ所に広がった。また全国11カ所に専任スタッフを配したリアル店舗「メルカリステーション」を置き、集荷・仕分けを行ってきた。

 今回の物流子会社の設置でこれらの拠点づくりを加速する。メルカリポストは24年までに8000カ所へと拡大する。メリカリステーションも小売店などに併設する形で増やす。利用者の発送エリア、荷物の中身、サイズなど膨大なデータを分析し、適切な場所と受け入れ態勢をアップデートしていく。

 集荷物流網を通じて、売れた商品を持ち込むだけで発送が完了する梱包レス発送、発送前の商品のクリーニングやリペアといった付加価値のサービスにも取り組んでいく。

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渋谷スクランブルスクエア、開業2周年でサステナブルフェア開催 長谷川ミラがアピール

 渋谷スクランブルスクエアは開業2周年を記念し、「シブヤ スクランブル スクエア セカンド アニバーサリー」フェアを10月28日〜11月10日に開催する。28日にはメディア向けのオープニングイベントを開催し、二宮道彦総支配人と同フェアのアンバサダーを務める長谷川ミラが登壇した。

 フェアのテーマは“ラブ イズ サステナブル”。二宮総支配人は、「『世界最旬宣言』をビジョンに掲げ、最旬のモノ・コト・トキを発信する施設として今回のテーマを選んだ。好きなものを大切に長く使い続けることや環境負荷を考慮してお気に入りの商品を見つけるなど、普段の買い物での少しの意識の変化がサステナブルにつながることを知っていただきたい」と思いを語った。

 期間中、環境問題やSDGsのテーマに沿った期間限定店舗の出店やイベント、アート展示などのコンテンツを用意した。二次流通大手のコメ兵も同フェアの主旨に共感し、4階イベントスペースでポップアップストア「エルメス アーカイブ 1997-2003 ツナグ バイ コメヒョウ」を出店。「エルメス(HERMES)」コレクションの中からマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)がデザイナーを務めた1997〜2003年の希少価値が高いアーカイブ約350点を販売する。そのほか、ビーガンカフェや廃棄素材を用いた雑貨ブランドなども数多く出店した。

 展望施設でのブランドユニットmaison2,3によるインスタレーションも見所だ。ここでは、アーティストのASAKO IWAMIZUとともに廃棄予定のTシャツ100枚を用いて制作した、直径2.5メートルの地球のオブジェを展示した。

 アンバサダーの長谷川は、「多くの人が利用するこのような施設がサステナビリティに取り組む姿勢に感銘を受けた。普段はサステナビリティは難しい話題だと抵抗感がある人にとっても考え方が変わるきっかけになると思う。渋谷スクランブルスクエアから横のつながりを作って、みんなで楽しく取り組むことができるというメッセージを発信していきたい」とコメントした。長谷川はこのほど、自身のブランドをリブランディングし、新たに「ジャム アパレル(JAM APPAREL)」を始動。同フェアでは初のポップアップストアを2階に出店している。

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「機動戦士ガンダム」が米軍ジャケットと“合体” 「アルファ インダストリーズ」とのコラボ

 バンダイは、アニメ「機動戦士ガンダム」とミリタリーブランド「アルファ インダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)」のコラボジャケットを11月3日から順次販売する。同アニメのメンズアパレルショップ「STRICT-G(ストリクト ジー)」東京お台場店と東京ソラマチ店、NEOPASA静岡店で取り扱うほか、バンダイの公式ECサイトでも10月27日から先行予約を受け付けている。

 ジャケットは、MA-1(税込3万8500円)と、13日から販売するN-3B(同4万1800円)の2種類。MA-1は、作品内に登場する軍艦にあやかった“ホワイトベース (WHITE BASE)のクルージャケット”と“ファルメル(FARMEL)のシャア専用ジャケット”の2型を用意する。N-3Bは、作品に登場する軍にインスパイアされた“地球連邦軍用”と“ジオン公国軍用ジャケット”の2型を用意する。

 「アルファ インダストリーズ」は1959年にアメリカ・テネシー州で設立し、アメリカ軍にMA-1などを納品するミリタリーブランド。同コラボアイテムもアメリカ軍に納品したアイテムを再現しており、防寒性に優れている。

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インスタグラムがVERDYによる「選挙スタンプ」配布 ファッション&ビューティ業界で広がる“選挙割”

 インスタグラムは10月31日に投開票される衆議院議員選挙に向けて、動画投稿のストーリーズ上で使用できる「選挙スタンプ」を配布している。スタンプのデザインを手掛けたのは、人気グラフィックアーティストのVERDY。シェアされた「選挙スタンプ」をタップすると、選挙ドットコムの衆院選情報サイトに飛ぶことができ、自身の選挙区の検索や候補者一覧などを見ることができる。

 「選挙スタンプ」は選挙への関心を高め、投票に参加することを促す目的で2018年11月の米国の中間選挙に合わせてスタート。日本では19年7月の参院選に続き2回目の導入といい、今回のスタンプは31日まで使用が可能だ。VERDYは20年の東京都知事選で、投票終了者にオリジナル缶バッジをプレゼントする投票促進キャンペーンを独自に行っていた。「今まで選挙に行っていなかった10、20代の投票率が上がればいいなと思い、今回の取り組みに参加した。インスタグラムと組むことで(この思いが)多くの人に届き、政治に興味を持つきっかけになればと思っている」とコメントしている。

 今回の衆院選では、アクティビスト石井リナが手がける吸水ショーツの「ナギ(NAGI)」や、スキンケアの「ロジック(LOGIC)」、アウトドアシューズの「キーン(KEEN)」などが、投票終了者に商品購入時の割引を実施。菅田将暉やローラなど、人気俳優やモデルが参加する投票呼びかけの動画も話題になっている。コロナ禍で社会全体として政治意識が高まっていることや、気候変動やSDGsに意識的な若年層が出てきていることなどを背景に、「ファッションやビューティと政治は無関係」「公の場で政治的なことを話すのはタブー」といった従来のムードが徐々に変化しつつある。

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2.5時間で10万円! 「コスメデコルテ」最高峰ラインのフェイシャル&ボディートリートメントをアマン東京でスタート

 コーセーは12月4日、ハイプレステージブランド「コスメデコルテ(DECORTE)」の最高峰ライン“AQミリオリティ”の製品を使用したオリジナルフェイシャル&ボディートリートメントをアマン東京のウェルネス施設「アマン・スパ」でスタートする。国内は東京・銀座の旗艦店に次ぐ導入で、海外では10月に中国・上海のアマンヤンユン、11月にロンドンのザ・コンノート、12月にフランスのル・メレザンにあるアマン・スパで展開する。

 「コスメデコルテ」を使用したトリートメントはこれまで旗艦店のメゾンデコルテでのみ展開していた。今回、2種類のフェイシャルコースと、フェイス&ボディコースをアマン向けのオリジナルメニューとして開発。オールハンドの施術でラグジュアリーかつ非日常的な体験を提供する。

 “アマン東京AQミリオリティフェイシャル&ボディ”(180分、10万円※価格は税・サービス料別)は、ブランドの象徴である“AQミリオリティインテンシブクリームn”(45g、税込13万2000円)を顔と体全体にぜいたくに使用し、頭の先からつま先まで若々しい輝きのある肌へ仕立てる。“アマン東京AQミリオリティアドバンスドフェイシャル”(90分、5万円)は、フェイシャルと背中のマッサージで明るい肌に導く。“アマン東京AQミリオリティフェイシャル”(60分、3万6000円)は、保湿効果により肌の輝き・ハリ・しなやかさを高める。

 小林正典コーセー常務マーケティング本部長は今回の取り組みについて「唯一無二のラグジュアリーで特別な体験ができるプロジェクトがアマンと出来ることをうれしく思う。スパを通して、身も心も癒す上質な体験と至福の時間を届け、世界中のお客さまの生活に彩りや潤いを提供したい」とコメントした。

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「ハリウッド ランチ マーケット」が「攻殻機動隊」とコラボ デニム製のタチコマも

 聖林公司の「ハリウッド ランチ マーケット(HOLLYWOOD RANCH MARKET以下、HRM)」は、ネットフリックス(NETFLIX)のオリジナルアニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」とコラボレーションしたアイテムを、12月1日9:59まで公式ECサイトで受注販売している。東京・渋谷の「HRM」店舗では、同コラボアイテムのサンプル展示イベントを11月8日まで開催している。

 「攻殻機動隊 SAC_2045」は、士郎正宗原作のコミック「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」シリーズの最新作で、同コラボは映画「攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争」の公開を記念したもの。

 アイテムは、イラストレーターのサイトウユウスケが描いた"SAC_2045の世界にある架空のハリウッド ランチ マーケット"がテーマのイラストをプリントしたスエットシャツ(税込1万8480円)やパーカ(同2万1780円)、バンダナ(同2750円)、ジークレー(同5万5000円)のほか、胸元に"SAC_2045"のサイン刺しゅうを、背面に"SAC_2045"のロゴをアレンジした"HRM_2045"のロゴをプリントしたTシャツ(同7920円)、デニム生地やリベット、ボタンを用いて製作した"タチコマ"のぬいぐるみ(同1万9800円)をラインアップする。

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「ジョルジオ アルマーニ」2022年春夏コレクション

 「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が2022年春夏コレクションを発表した。

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「ボルトルーム」 × 「CR」は“魔王”RasとSellyのキャラクター付きフーディーなど

 東京発の招待制ゲームルーム「ボルトルーム(VAULTROOM)」は、プロゲーミングチーム「クレイジー ラクーン(CRAZY RACCOON以下、CR)」とのコラボアイテムを10月29日にセレクトショップのGR8(グレイト)とレフ(REF.)で発売する。「ボルトルーム」公式ECサイトでは30日に販売を開始する。

 コラボアイテムは、「CR」の「エーペックスレジェンズ(APEX LEGENDS)」部門に所属する“魔王”ことRas選手と、Selly選手のキャラクターを刺しゅうしたフーディー(税込2万2000円)や、同様のデザインをバックプリントしたTシャツ(同8800円)、「CR」と「ボルトルーム」のオリジナルキャラクターが付いたフーディー(同2万2000円)とTシャツ(同8800円)をそろえる。なお発売日当日には、「ボルトルーム」が制作したオリジナルムービーをGR8のモニターで放映する。

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「ヴァレクストラ」×「トム・ディクソン」 イタリア・ミラノをたたえる光の彫刻

 今年9月に開催された「ミラノサローネ(MILANO SALONE)2021」で、「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」はミラノ市内のブティックでインスタレーションを行った。コロナ禍で参加を控えるブランドもあったが、隈研吾やジョン・ポーソン(John Pawson)などの建築家とコラボレーションしてきた同ブランドは今年、トム・ディクソン(Tom Dixon)と協業。ディクソンが得意な照明の新作を使用した光の彫刻がブティックに登場した。ディクソンとグザヴィエ・ルジュー(Xavier Rougeaux)=ヴァレクストラ最高経営責任者(CEO)に今回のコラボについて聞いた。

WWD:.「ヴァレクストラ」とコラボするきっかけは?

トム・ディクソン(以下、ディクソン):「ヴァレクストラ」のブティックの隣に2年半前にレストラン・ブティック兼ショールームの「ザ・マンツォーニ(THE MANZONI)」をオープンした。われわれは、お隣さん同士。一つは丸く、もう一つは四角のレゴのように組み合わせることのできる新作照明をデザインした。ミニマルでアートギャラリーのような「ヴァレクストラ」のブティックでインスタレーションしたら面白いと思った。デザインの根本にあるミニマリズムを讃える意味でもね。

WWD:今まで、さまざまな建築家やクリエイターとコラボしてきたが、今回ディクソンを選んだ理由は?

グザヴィエ・ルジュー=ヴァレクストラCEO(以下、ルジュー):ミラノは建築やデザインで知られているが、ミラノ発の「ヴァレクストラ」も建築と同じ美的感覚を持ったブランド。ディクソンもミラノと深いつながりがあり、彼の新作はミラノの偉大なクリエイターであるアッキーレ・カスティリオーニ(Acchille Castiglioni)などへのオマージュだ。そこでコラボすることで、空間における対話を試みるのが面白いと思った。

WWD:インスタレーションのコンセプトは?どのような効果を出したかったか?

ディクソン:イサム・ノグチの照明のような光の彫刻を現代のテクノロジーでモダンに表現したかった。テクノロジーの発展により、同じ照明でも異なる効果が出せる。

 テクノロジーの力で、パーツを自由自在に組み合わせて、今まで見たことのないようなフォトジェニックな照明を作り出したいと思った。

WWD:ブラックライトの着想源は?ブラックライトという名前はどこから?その特徴は?

ディクソン:真っ暗な場所も光により真っ白に変化するそのスピリットを表現したかった。夜は真っ暗だけど、夜が開けて光が入ると明るくなる。そういった自然現象を、照明でデコラティブに表現したかったんだ。あと、「ヴァレクストラ」の新作“キアロスクーロ”は、イタリア語で“明暗”という意味。アイコニックなバッグの白と黒のコントラストがぴったりだと思った。

ルジュー:“キアロスクーロ”の洗練された黒いトリミングはブランドのコードを強調したもの。それだけでなく、バッグの裏側には機能的な黒いポケットを施している。洗練されたディテールと機能性は1960年以降、デザインや建築の世界では重要視されてきた。それと同じような表現だ。また、今回のコラボレーションは、コロナから開放されて、再度光を灯すといったような意味もある。

WWD:コロナがクリエイションに与えた影響は?

ディクソン:田舎の蘭を育てる温室がある場所にスタジオを移して制作し始めた。静かな場所でアシスタントもなく、完全に一人で制作に打ち込んだ。決まったスケジュールもなく、手を使ってクリエイションできたから、とてもリフレッシュできた。

ルジュー:コロナにより、自身に忠実であることの大切さを気付かされた。「ヴァレクストラ」のアイコン自体がブランドの価値だ。それらに、顧客にとって便利な機能性などを加えることで、よりクリエイティブに進化できる。

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やんちゃで色気漂うブランド「朔(ついたち)」が2022年春夏デビュー

 “ドキドキする奴”というのがいる――例えば、名城彰耶(なしろ・しょうや)だ。僕は“ショーヤ”と呼んでいる。彼と出会ったのは10年前の沖縄・那覇だった。彼はまだ23か24歳で、カミソリみたいな奴だなと感じた。若さ特有の危なっかしさと屈託のない笑顔を持ち、やんちゃで前のめりにギラギラしていて、そして色気が漂う。名前の響きが似ていることもあってか、“ショーケン”を彷彿とさせた。

 そんなショーヤが2022年春夏シーズンにブランドを立ち上げる。ブランド名は「朔(ついたち、TUITACI)」。陰暦で“月の第1日”を指し、「月が満ちてまた欠け、元の状態に戻る。“おわりとはじまり”を表したかった」という。コンセプトは“一歩繰り出す服”で、なるほど、この服を着て夜の街に繰り出すショーヤが目に浮かぶ。ショーヤも「デビューシーズンということもあって、意識的に“自分”を出した」と話す。価格はシャツが税込2万9700円〜、ジャケットが5万5000円〜、パンツが3万3000円〜、カットソーが1万3200円〜、ワンピースが4万1800円、シューズが5万5000円など。「生意気と言われるだろうが、僕がかっこいいと思う全国の個店(セレクトショップ)に声を掛けさせてもらい、限られた販路で売っていきたい」という。ウィメンズ服をここまでしっかり提案してきたのは意外だったと伝えると、「服はやっぱり相手がいて、その人のために気張ってなんぼでしょ?」とショーヤ。また、なるほどね、だ。

 “ドキドキする奴が作ったドキドキする服”、ショーヤの新たな“はじまり”を引き続き近くで見守りたい。

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「フェムテック・フェス 2021」が開催 ソリューションを求める人でにぎわう

 女性のウエルネス課題の解決・支援事業を行うフェルマータ(fermata)は10月22〜24日の3日間、フェムテック製品の展示・体験イベント「フェムテック・フェス(Femtech Fes!)2021」を開催した。テーマは「あなたのタブーをワクワクに変える“フェムテック交差点”」。日本初展示品を含め、世界各国から150社を超えるフェムテック企業のプロダクトやサービスが集結した。

 出産や加齢で緩みがちな骨盤底筋のトレーニングデバイスや、更年期の症状を緩和するためのウェアラブルデバイス、基礎体温を測定しトラッキングするデバイス、セルフ検査キットなど、あらゆる女性の悩みに寄り添うプロダクトを取りそろえた。

 会場は月経、妊活・不妊、妊娠・産後、更年期、女性特有疾患、メンタルヘルス、セクシャルウエルネスといったカテゴリーに分けられ、自由にプロダクトを手に取って触れて、パンフレットを見ることができた。まるでウインドーショッピングをするかのように自分のペースでプロダクトを見れる空間は、多くの来場者にとって、人に話にくい身体の悩みだからこそ自分と向き合いながらぴったりのプロダクトと出合える場になった。

 「フェムテック・フェス 2021」総合プロデューサーを務めたフェルマータの中村寛子COOは、「当社の強みでもある海外の製品をたくさん紹介することができた。日本が遅れているということではなく、みんなが同じレベルで、同じ悩みを抱えているということを伝えることがすごく大事なことだと考えている。言語化できないもやもやした気持ちを抱えている人も、ここに来たら新たなソリューションに出合えるかもしれないという期待感を持ってもらえたのではないだろうか」とコメントした。

 本イベントは、「日本にフェムテック(生物学的女性の心身の課題をテクノロジーを活用して解決するプロダクトやサービス)を紹介したい」という思いから、2019年にスタート。これまでオンラインを中心に開催してきたが、フェルマータの創業2周年を記念して、2度目のリアル開催となった。

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「ユニクロ」×「マメ クロゴウチ」第2弾は11月26日発売 全9型を公開

 「ユニクロ(UNIQLO)」は11月26日、黒河内真衣子による「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI以下、マメ)」との協業コレクションの第2弾を発売する。協業第1弾として6月に発売した商品と同様に、「下着と洋服の境界線を超えるインナーウエアコレクション」として、インナー6型、カーディガン1型、セーター1型、パンツ1型の計9型を企画する。一部商品は国内全店舗で、フルラインアップは一部店舗と公式ECで扱う。

 引き続き「マメ」らしい曲線のカットや、女性の体をきれいに見せるラインが特徴。重ね着をしても蒸れにくい“エアリズムコットン”やメッシュ素材を使用し、カーディガンやリブパンツには“3Dニット”を採用している。第1弾ではベージュやブラウンのグラデーションが目を引いたが、第2弾はグレーを中心にしたカラーパレットが特徴だ。

 第2弾発売に際して黒河内からは、「美しく、より快適なコレクションで女性の背中を押すために、細かなアップデートや微調整を繰り返すことで、強度のあるコレクションを作ることがとても大切」とコメント。6月に発売した第1弾は販売好調で、「もともと『マメ』のファンだった層はもちろん、ブランドを知らなかった層にも支持され、国内だけでなくシンガポールなどでも発売直後に品切れが起きるほどだった」と、同コラボを担当した炬口佳乃子ユニクログローバル商品本部ウィメンズMD部長は以前「WWDJAPAN」の取材で答えていた。

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「ルイ・ヴィトン」が100%リサイクルナイロンの新作バッグ

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、100%リサイクルナイロン“エコニール(ECONYL)”を素材に使った新作バッグ“LVピロー・カプセルコレクション”を10月29日に発売する。

 同コレクションは、2021年春夏コレクションで発表した“ピロー・ライン アンクルブーツ”から着想を得たバッグ4型で、“パック パック”(1色、税込35万2000円)、ストラップ付きの“スピーディ・バンドリエール 25”(2色、同25万6300円)、トートバッグ“オンザゴー GM”(2色、同39万1600円)、クロスボディの“マキシ ミュルティ・ポシェット・アクセソワール”(2色、同30万1400円)を用意する。ベースには大ぶりの“モノグラム・パターン”を刺しゅうであしらい、ハンドルやストラップにはミニサイズの同パターンを散りばめた。

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肌も菌活!究極のアンプル!?乳酸菌美容液とは 【爆裂!健康美容マニア道】

 1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は韓国発の美肌を作る乳酸菌ケアを紹介する。

 菌活の代表といえば、腸活。腸の環境が肌に与える影響は大きい。ということで、名越も長らく腸活に励んできた(そして今もなお)。が!菌活ブームはついに肌にまで到来。肌を健康に保ってくれる美肌菌のサポートをしてくれるのが、乳酸菌だという。美容大国・韓国では、もうすでにさまざまな乳酸菌スキンケアが登場して進化を続けている。今回は、“究極の美肌アンプル”との呼び声高い本気の乳酸菌美容液を紹介したい。

1本で万能な乳酸菌美容液

 韓国で人気の乳酸菌スキンケアといえば「フォミュラーケイ(FORMULA K)」。中でもおすすめなのは、この“スキンラクトバチルスマイクロバイオームB02”(製品名、ながっ!)。健康な20代の女性の肌に生息する肌乳酸菌の一つ、「ラクトバチルス・プランタルム」という菌株を独自の技術で分離した乳酸菌の美容液だ。「ラクトバチルス・プランタルム」菌株とは、韓国食薬庁に認証された乳酸菌19種類のうちの一つ。人体の中で最も有益な菌とされているそう。肌に有益な菌が増えることで、肌本来の保護機能が向上。外部環境から肌を守る力がUPすることで、健康な肌が保たれるという。どんなにいい成分を肌にのせたとて、肝心の土台が整っていないとなかなか効果を感じられない。乳酸菌美容液は、肌の土台を整えてくれる縁の下の力持ち的な役割を果たしてくれそうだ(これ、大事)。うれしいのは、発酵原液100%なところ。余計な成分が入っていないので安心して使える上に、手持ちの化粧水やクリームに混ぜてカスタムまでできてしまう。これ1本で、なんて万能なのだ。

 テクスチャーはさらっとしていて瞬時に肌になじむ感じ。無色透明で「本当に効いているのか?!」と不安になるほど刺激も全くないのだが、その浸透力といったら。すぐさま肌を内側から潤してくれるようなしっとり加減に驚く。これが原液の力……!

もっちり、うるん。プロラインの本気度がすごい

 実は、「フォミュラーケイ」には“プロフェッショナルライン”というものが存在する。さらに肌磨きを頑張りたいという美容ヲタの皆さまにはプロフェッショナルラインの乳酸菌エクソソーム美容液をおすすめしたい。エクソソームは細胞間の伝達物質といわれていて、この美容液には乳酸菌培養液の中のコアな有効成分が濃縮されているのだとか。一般ラインのマイクロバイオームに比べると、コラーゲンの生産効能が5倍も良いという研究結果も出たそう。なんて素晴らしい……!研究者たちの類いまれなる努力によって出来上がった、最先端原料ともいえる優れ物。さらにそこに、抗炎症、抗アレルギー作用のあるグリチルリチン酸2kや、コラーゲンの合成を促進するアデノシン、ダメージを受けた皮膚の修復と保護が期待出来るセラミドNPなど「これでもか!」というほどぜいたくな成分が配合されているのである。……これ、バケツいっぱい浴びてもいいですか。

 こちらもマイクロバイオーム同様、さらっとしたテクスチャー。が!明らかに違うのはそのしっとり感の深さ。一度塗りでも潤いを感じるが、ぜいたくに三度塗りするとモチッとした肌触りに変化。スッとなじんで、モチっ、うるっ。もちろん、こちらも刺激なし。え、なにこの肌の喜ぶ感じ。「待ってました〜!」と言わんばかりにどんどん吸収していくのだが……!


 乾燥が進むこの季節。笑った瞬間のシワが刻印のように残ってしまうほど砂漠状態の肌に、オアシスのような潤いを与えてくれる乳酸菌コスメ。乾燥しきったスタジオに長時間いてもしっとり感がキープされているのは、乳酸菌のおかげかも。内側ケアはもちろん大事だけど、これからは肌も菌活!表情ジワを恐れない、土台の整った肌作りに。究極の肌アンプルで年末年始も乗り切りたい。

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ラグジュアリーの世界で失いかけた熱量を再び 「マックイーン」の元ジャパン社社長が服作りスタート

 「グッチ(GUCCI)」や「フェンディ(FENDI)」「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」のジャパン社で要職を務め、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」ではジャパン社の社長を務めた蜂谷雅彦はこのほど、書籍の出版などを手掛ける夜間飛行とアパレルブランド「ハチヤ(HACHIYA)」を立ち上げた。第一弾は、こだわりのプルオーバーフーディー(税込5万9400円)と、ドローストリングのナップサック(同7万5900円)の2アイテム。春に向けてはシャツなど、3カ月に1、2アイテムのペースで商品を拡充するが、いずれも定番として常時販売する。「アレキサンダー・マックイーン」のジャパン社トップを離れて5年。「完全にファッションから離れ、アーリー・リタイアメントしていた」という蜂谷デザイナーは、なぜ洋服を作るのか?話を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):なぜ、「ハチヤ」を立ち上げ、ファッション業界に戻ってきたのか?

蜂谷雅彦デザイナー(以下、蜂谷):「マックイーン」を辞めてから5年間は完全にファッションから離れ、アーリー・リタイアメント状態。時々、単発の仕事を引き受けた程度だった。多くの企業やブランドから経営やコンサルティングのオファーを頂いたが、業界にいた頃から感じていた「消費者が求めていないことを勝手に設定し、その上でビジネスをしている」感覚にわだかまりがあった。そんな中で出版社から、アパレルのセオリーを知らないからこそ縛られないビジネスができそうなオファーをいただいた。夜間飛行が既に手がけている「マダムH クローゼット(MADAMEH CLOSET)」(1947年生まれの人気ブロガーでもある佐藤治子デザイナーが「価値あるベーシックアイテム」を提案するブランド)は、ニッチなマーケットの中で成功している。時間をかけて納得できるものが作れたら、携わる人がみんなハッピーになれるのでは?と考えた。

WWD:“わだかまり”は、ラグジュアリー・ブランドに携わっていた頃から感じていた?

蜂谷:投資会社の資本がラグジュアリーの世界に注入されるようになって以降は、そんな思いが募っていた。フルラインを作ることのムダ、シーズンごとの提案の意味など、すべては仕組まれていて、それを望んでいないお客様がいることもわかっていた。感情は、薄れていたと思う。管理職のプロとして、市場にマッチする洋服を渡し続けるだけの仕事になっていた。「ハチヤ」では、僕が望むことを望んでくれるお客様に洋服を届けたい。

WWD:どんな洋服を作りたかった?

蜂谷:色々経験したが、それでも「昔から着ているもの」がある。それは、すべて良いものだった。クオリティはもちろん、作り手には信条があって、明確なコンセプトがあって、僕はそれを感じ取って購入し、愛用し続けているもの。そういうものなら、自分やデザインが声高に叫ばなくても、ときめくブランドになると思う。世界を回り、本当に優れた技術は日本とイタリアにしか存在しないことは分かっていた。イタリアの技術は中国に流出してしまったが、日本にはまだ技術と職人が存在する。でも経済が鈍化する中で、ビジネスが回らないと続かない。微力ながら貢献したい。

WWD:「昔から着ているもの」には、どんな洋服がある?

蜂谷:学生時代は、ブリトラ(ブリティッシュ・トラッド)少年だった。ジェントルマン志向で、ウイングチップに関する雑誌や書籍を読み込み、スーツで登校していた(笑)。最初に務めたのは、トゥモローランド。自分が好きな洋服を着たかったから、務める会社やブランドの洋服しか着られないと思っていたアパレルで働くつもりはなかったけれど、当時のトゥモローランドはウィメンズだけの会社。だから自分の洋服は自由で、営業の仕事から始まった。25歳くらいの時に買ったのは、「インバーティア(INVERTERE)」の真っ白なダッフルコート。清水の舞台から飛び降りる気持ちで買った洋服は、今でも着ている。生地が“くたらない”し、ボックスシルエットで今っぽい。トラッドテイストのミニマルな商品が好きだった。作りたいのは、そういう洋服。自分が好きなものしか表現できない。そして表現できる最高のものを提案することは、責任だと思っている。

WWD:最初のアイテムをプルオーバーとバックパックにした理由は?

蜂谷:プルオーバーは、オーバーサイズでいまの気分。バックパックと共に、誰が着ても似合うと思う。ニットで作ったパーカはボリューム感の表現が難しい。カシミヤコットンの糸にストレッチ糸を絡めることで生地自体で膨らみを表現した。前から見るとラグランスリーブ、横から見るとセットインの袖も、ボリュームの表現に繋がっている。形がしっかりしているから、その中の体がどんなでも、男性でも女性でも美しく見える。フードは中心からキレイに立ち上がるようにリブテープを貼った。これまで、いろんなものを着倒し、見てきたからこそ考えられる。いろんな人に会ってきたからこそ、すべての工程に携わる人の気持ちが考えられる。皆がハッピーになれるモノづくりにこだわりたかった。90年代の後半から2000年代の初頭にかけては、イタリアでブランドを立ち上げ、コレクションを発表していた。でもあの時はアシスタントに任せて最終チェックだけするような場面も多く、今のモノづくりとは全然違う。ただ、その時に川上から川下を、帰国してラグジュアリー・ブランドで働くようになってからはお客様のことを見てきた。見てきた人たち、みんなに寄り添える洋服を作りたい。

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セクションエイト、水タバコ「THE SHISHA HOUSE」6号店を東京・渋谷に。相席屋の転換にピッタリ。

婚活応援酒場「相席屋」や「パブリックスタンド」などを展開する株式会社セクションエイト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:安田 隆之)が、水タバコ専門店「THE SHISHA HOUSE(ザ・シーシャハウス)」の6号店を東京・渋谷で10月30日(土)、オープンさせる。
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「やきとりの扇屋」&「名代 宇奈とと」ダブルネーム店、年内に30店舗。ヴィアHD、既存居酒屋の業態転換で再生。

「名代 宇奈とと」を展開するG-FACTORY株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:片平 雅之)が、「やきとりの扇屋」を展開する株式会社ヴィア・ホールディングス(本社:東京都文京区、代表取締役社長:楠元 健一郎)とコラボして、「オオギヤと宇奈とと」を11月以降、年内に一挙30店舗オープンさせると発表した。
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「令和のすし酒場は”シモトオノスシ”」美味しいよりも楽しい、カタカナスシの魅力とは

 「スシエビス」、「スシシンジュク」、「スシとツマミ シチフク」など、店名がカタカナのすし酒場が賑わっている。これまでの寿司居酒屋と違い、女性ココロをくすぐる演出が随所に盛り込まれている。カタカナスシ仕掛人はスシローの注目業態「杉玉」をプロデュースした下遠野亘氏(株式会社スパイスワークスホールディングス 代表取締役社長)である。すし酒場の新たな勝ちパターンは"シモトオノスシ"かもしれない(笑)。
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「ラリン」は本物のダイヤモンドを配合したボディーケアを発売【2021年クリスマスコフレ】

 イスラエル発の自然派コスメブランド「ラリン(LALINE)」は11月12日、2021年ホリデーコレクションとして“ダイヤモンド ラディアンス(Diamond Radiance)”を限定発売する。厄をよけ、幸運をもたらすと言われる最強のパワーストーン、ダイヤモンドパウダーを配合したバスソープ、ボディースクラブ、ボディーミスト、ボディーオイル、ボディーローション、ハンドクリームの6アイテム(税込1200円〜3400円)のほか、各アイテムを詰め合わせたコフレセット5種類(税込2500円〜1万4000円)をラインアップする。ディフューザー(税込4900円)やキャンドル(税込3900円)なども発売する。

 “ダイヤモンド ラディアンス”コレクションのアイテムには共通成分として、光を拡散させ、肌を綺麗に見せるダイヤモンドパウダーや肌の潤いを守り、ハリやツヤを与えるバオバブオイル、肌の浄化や保湿効果の高い死海のミネラルを配合。また、マンダリンやジャスミンのすっきりとした香りに、バニラのあたたかな香りが重なる、ジェンダーレスで魅力的な香りが特徴だ。

 “プレミアムコフレ”(税込1万4000円)は、洗う、磨く、潤すが全てがそろったトータルボディーケアセット。“ミネラルボディスクラブ(250g)”“ミネラルバスソープ(500mL)”“ミネラルボディローション(200g)”“ミネラルハンドクリーム(100g)”“ミネラルボディミスト(100mL)”“ミネラルボディオイル(100mL)”の全6製品が含まれる。

 “ダイヤモンドスペシャルセット”(税込1万円)は、“ミネラルボディスクラブ”(250g)”“ミネラルボディミスト(100mL)”“ミネラルボディローション(200g)”“ミネラルハンドクリーム(30g)”が含まれ、要らないものをやさしくオフし、肌に潤いとダイヤモンドのような輝きを与えるセットだ。

 そのほか、持ち運びに便利なミニサイズの“ミネラルハンドクリーム(30g)”と“ミネラルボディローション(50g)”のセットになった“ダイヤモンドミニセット”(税込3400円)、潤いたっぷりの“ミネラルボディスクラブ(250g)”と“ミネラルボディローション(200g)”で、なめらかで輝く肌へと導く“クイックケアセット”(税込6000円)、ダイヤモンド ラディアンスに加え、チェリーブロッサム、バイオレットアンバー、ピオニーガーデニアの人気の香りが楽しめるハンドクリームのミニサイズ4本がセットになった“ハンドクリームコレクション”(各10g、税込2500円)をラインアップ。なお、コフレセットに含まれるアイテムはいずれも単品購入が可能だ。

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次世代“ニットアップ”は色気をまとう フェミニンな新コーデが台頭

 上下をおそろいのニットで合わせる“ニットアップ”がめざましい進化を遂げています。楽な着心地なのに、“きちんと感”をキープできるのが支持を広げている理由です。愛用者の増加を追い風に、よりシックで、フェミニン要素の強いデザインが登場。従来のカジュアルなイメージを書き換える着こなしに注目が集まっています。

 「FENDI(フェンディ)」の2021-22年秋冬コレクションでは、ドレスのようなニットルックが披露されました。しなやかさとリラックスしたムードが同居したスタイルで、布帛のドレス顔負けのセンシュアルなムードをまとっています。今回は、この秋冬に迎えたいフェミニンな“ニットアップ”コーディネートを人気ブランドからピックアップしました。

ワンピース超えのしなやかなシルエットが実現

 布帛のフェミニンなワンピースに比べると、ニットアップはこれまでカジュアル路線でした。しかし近頃は、上下の切れ目を意識させない、ワンピースのようなニットアップが登場しています。

 「CFCL」のニットアップは、縫い目のないホールガーメントで仕上げました。異なる編み地をボーダー柄のように配した、アートライクなデザインです。体に沿いながらもラインを拾いにくい好都合なシルエットで、ストライプ状の編み地が縦長に見せる効果も発揮しています。小物や靴を黒でそろえて、“白×黒”のすっきりしたトーンにまとめました。

 2枚目の「タン(TAN)」は、カーディガンとタイトスカートを合わせたスリムなニットアップ。トレンドになりつつあるクロップド丈のカーディガンを生かして、コンパクトなルックに導いています。Vネックのおかげで胸元がシャープな印象に。細身のパンツとのレイヤードがスレンダー感を強めています。着心地が窮屈になりがちなタイトスカートも、ニット仕立てなら伸びやかにまとえます。

スリットとフリンジで上品な肌見せ

 次なるキーディテールに浮上してきたのは、スカートの裾を躍らせるフリンジ。ポジティブなおしゃれを楽しむムードも相まり、フリンジは注目のディテールに位置づけられそうです。

 「マラミュート(MALAMUTE)」が提案するのは、カーディガンとスカートのニットアップ。ニットスカートには、スリットとフリンジを配しています。やわらかく揺れるニット素材のフリンジは、優美で穏やかな雰囲気をまとえます。膝下からチラリとのぞく素足も程よいフェミニンさを漂わせています。

 2枚目の写真「ババコ(BABACO)」もスカートの裾のフリンジがアイキャッチー。70年代のテイストがリバイバルする中、フリンジを取り入れるだけで今年らしい着こなしに仕上がります。襟のフリンジがウィットたっぷりなプルオーバーニットは、大襟トレンドとも好相性。顔周りに華やかさをプラスしてくれます。さらに、巻きスカートのような重ねスリットが上品な動きを引き出しています。

厚手ニットならではの味わい深い表現が魅力

 ソフトなムードを醸し出すほっこりした風合いが、厚手ニットの魅力といえるでしょう。表情豊かな編み地と量感で、ニットアップの印象もさらに深まるわけです。

 「フォトコピュー(PHOTOCOPIEU)」は、手の込んだ透かし編みでクラフトマンシップを印象づけました。厚手のニットならではの立体感がポイントです。首元と手首のリブが引き締め効果を発揮。厚手のニットにはカジュアルなイメージがありましたが、ニットアップでまとえばきれいめのテイストに。厚手のおかげでボディーラインを拾いにくいのもポイントです。

 ショートパンツのニットアップを提案したのは、2枚目の「アンスクリア(INSCRIRE)」。ツイード織りのような上品な編み地がスーツに似た雰囲気を演出しています。クロップド丈のジャケットとショートパンツといったコンパクトなアイテム同士の調和が、節度を保ったヘルシーなムードを呼び込んだ新顔ニットアップです。

 ニットアップの定番化を受けて、人気ブランドはさらなる進化を急ぐ構え。“きちんと感”と“心地よさ”の好バランスはメリットが大きいだけに、次世代ニットアップには期待大。センシュアルなムードやダイナミックなシルエットなど、これまでになかった魅力を備えた“新ニットアップ”を、ワードローブに迎えてみては。

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中国コスメ「花西子」の民族コラボ第2弾 クジャクや熱帯雨林がモチーフの“タイ族風采コレクション”

 中国製コスメブランド「花西子(FLORASIS)」から民族コラボレーションアイテム“タイ族風采コレクション”が登場した。10月22日から日本向け公式サイトにて予約受付を開始し、11月1日から順次発送する。

 「花西子」は“花をもって美を養う”をテーマに、中国文化を体現する化粧品を開発。伝統を受け継ぐ民族文化からインスピレーションを受けたコラボレーションも展開しており、昨年は中国貴州省・雲南省の少数民族である苗族(ミャオ族)が身にまとう銀の装飾品をモチーフにした“苗族印象コレクション”を発売。今回は中国・雲南省で暮らす少数民族“タイ族”とのコラボレーションを実施した。

 製品のパッケージは、タイ族を象徴するクジャクや熱帯雨林、伝統の飾りをモチーフに取り入れ、“心が躍動する自然の彩り”を表現。さらに製品に含まれる成分には中国唯一の熱帯雨林に生息するミツモウカ、コウキセッコク、パリポリフィラといったタイ族伝統の花を取り入れている。

 “タイ族風采コレクション”は6アイテムをラインアップ。マットカラーのリップ“百花同心錠(ひゃっかどうしんじょう)彫刻リップ”(全2色、税込5600円)は肌に優しい植物エキスとビタミンEを配合してシックな発色と滑らかな付け心地を両立。“灵美東方(れいびとうほう)マルチパレット”(税込6700円)はアイシャドウ、アイライナー、ハイライト、チークとしても使えるマルチアイテムで、温かみのあるブラウンをメインカラーにグリーンやエメラルドを組み合わせた、個性あふれるアイメイクを作ることができる。

 そのほか、余分な皮脂を吸収し、テカリをおさえて肌の水分を保つ“玉女桃花(ぎょくじょとうか)ルースパウダー”(全3種、税込4100円)、透明感のあるセミマット肌に仕上がる“玉女桃花(ぎょくじょとうか)プレストパウダー”(税込5600円)、滑らかな書き心地で発色の良い“螺黛生花(らだいせいか)アイブロウパウダーペンシル”(全3種、税込2200円)、毛穴をカバーしながら自然な仕上がりがかなう“玉容睡蓮(ぎょくようすいれん)クッションCCファンデーション” (全2種、税込4500円)がそろう。

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「ステラ」がマンUのポグバとコラボ 100%ヴィーガンのヒョウ柄スパイク

 「アディダス(ADIDAS)」は、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY以下、ステラ)」と、イングランドのプレミアリーグ「マンチェスター・ユナイテッドFC(MANCHESTER UNITED FC)」に所属するポール・ポグバ(Paul Pogba)選手とトリプルコラボしたスパイクを11月1日に150足限定で発売する。スパイクは“プレデター フリーク+FG(PREDATOR FREAK+FG)”(税込2万7500円)と、“プレデター フリーク.1FG(PREDATOR FREAK.1FG)”(同3万8500円)の2型で、「アディダス」公式ECサイトや公式アプリ、一部の「アディダス」取り扱い店舗で販売する。

 コラボスパイクは、両者のオンライン対談で生まれたアイデアから、100%ヴィーガンで遊び心のあるポップなデザインに仕上げた。フィット感に優れたフレッシュホワイトのプライムニットアッパーに、「ステラ」のアイコニックなヒョウ柄と、“アディダス バイ ステラ マッカートニー(ADIDAS BY STELLA McCARTNEY)”最新コレクションのグラフィックを配した。さらに高精度のボールコントロールや回転を生み出す、”プレデター“シリーズの特徴的な無数の突起“デーモンスキン”がアッパーに付く。

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エドウインが60周年を記念して書籍「DENIM IS EDWIN」を発売

 「エドウイン(EDWIN)」は10月28日、ブランド創設60周年を記念した書籍「DENIM IS EDWIN」を主婦の友社から発売する。全214ページに60年の歩みを網羅し、当時の雑誌やテレビを賑わせた広告なども掲載する。また阿久悠が作詞、森田公一が作曲を担当したエドウインの社歌を収録した懐かしいソノシートも付録する。定価は税込4180円で、販路は全国の書店やエドウインの直営店、公式オンラインショップ。

 「エドウイン」は1961年に誕生。世界初のワンウオッシュジーンズ“359BF”や、中古タイプジーンズ“オールドウオッシュ”などを発売した。広告にはブラッド・ピット(Brad Pitt)なども登場した。

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投票証明書で「ロジック」全製品が割引に 投票応援キャンペーンを実施

 パークが展開するスキンケアブランド「ロジック(LOGIC)」は、第49回衆議院議員総選挙で投票した人を対象に、10月31日までに投票済証明書を送ると公式サイト内の全製品が10%割引になる「VOTE FOR UPDATE(by LOGIC)」キャンペーンを実施している。

 「ロジック」は、忙しく働く人に向けたスキンケアブランドとして2020年に誕生。毎日を忙しく過ごしている人が感じる、スキンケアの“面倒くさい”を解消したいとスキンケアを“ワークツール”と位置付け、泡洗顔“フォーミングウォッシュ”(税込3300円)と“ミスト化粧水マイクロミストローション” (税込3300円)の2本で完了する「ミニマル・スキンケア」を提供している。ゆくゆくはウェルネス領域において、ビジネスパーソンのパフォーマンス向上のためのさまざまな「体験」や「習慣」を提供していくブランドを目指す。

 今回のキャンペーンは、望む未来にアップデートする有効な手段が一人一人の“選択”であり、その“選択”する権利を改めて見つめ直し、自覚するきっかけになればと実施。投票証明書をメール、または「#voteforupdate」のハッシュをつけてツイッターでシェアすれば10%オフのクーポンコードが届く仕組みだ。その後、公式サイトで好きなアイテムを選び、購入画面でクーポンコードを入力する。クーポンは1度のみの使用。

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「ディッキーズ」×フリークスストアのスケーターパンツ発売 スケボーを愛する若手販売スタッフが企画

 フリークス ストア(FREAK’S STORE)はこのほど、「ディッキーズ(DICKIES)」とともにデザインした“別注ダブルニーパンツ”(税込1万1900円)をフリークス ストア11店舗とオンラインストアで発売した。社内コンペで優勝した若手販売スタッフによるスケーターパンツ企画から生まれたもので、サイズは30、32、34を、カラーはブラック、ブラウン、ネイビーをそろえた。

 別注パンツは、スケート中の摩擦によって生地がはがれ、色味が変化する「ディッキーズ」の“ルーズフィット パンツ(Loose Fit Pants、通称ダブルニー)”をベースに製作した。ひざ部分は、ペイズリー柄の裏地を挟み込んだ二重構造で、自分好みの加工を楽しむことができる。ベルトループにシューレースホールを付属することで、シューレースベルトを通してもずれない仕様に仕上げた。

 アイテムのビジュアルには、スケートボードユーチューバー「ぐんぐんチャンネル」のぐんそーと森中一誠、ペレイラ・ヘナンの3人を起用した。

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NYで脳の機能を活性化させるサプリ「ヌートロピック」に注目【海外ビューティ通信】

 メンタルウエルネス市場は現在世界で急伸しており、グローバル ウエルネス インスティチュート(GLOBAL WELLNESS INSTITUTE)によると、2020年は1210億ドル(約円)超えの規模になったという。そんな中、「脳を活性化させる」「集中力を高める」という、ブレインパワーを求める分野が人気だ。

 脳に働きかけるサプリメントも増えており、近年よく聞くキーワードとして「ヌートロピック(nootropics、向知性薬)」がある。これは脳の機能や能力を高め、認知能力や記憶力を高めるとされる薬品や物質の総称だ。中でも「ヌーペプト(noopept)」という種類のサプリが有名で、主成分は向知性薬として開発された「フェニルアセチルLプロリルグリシンエチルエステル」だ。

 今回、アメリカで注目されているヌートロピック系のサプリをいくつか紹介する。

栄養補助ドリンクで手軽に「集中力」を入手

 まずカリフォルニア発の機能性ドリンクブランド「トゥルー ブレイン(TRU BRAIN)」はヌートロピックに焦点を当てたサプリで、UCLA卒の脳神経医師たちが開発に係わっている。5種類の目的別に作用するサプリを提供しており、気軽に摂取しすい栄養補助ドリンクになっている。

 たとえば脳の活性化を促す“ストロング”と“エキストラ・ストロング”、休憩にコーヒー代わりに頭をスッキリさせる“ミディアム”はLテアニン(お茶に多量に含まれるアミノ酸の一種)やカルチニン(生体の脂質代謝に関与するビタミン様物質で、アミノ酸から生合成される誘導体)などを用いている。一方、ストレスをなくしてリラックスさせる“メロー”や良質の睡眠に導く“スリープ”にはヘンプオイルを配合。

 中でも人気№1は“ストロング”は「気が散らずに、自分のピークでパフォーマンスできる」「集中力を高める」「覚醒と冴えを促す」といった効果があるとうたっている。

 また脳のアンチエイジングをサポートする“クロックワイズ”(59ドル)というサプリは、NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)を配合。NAD+はミトコンドリアでのエネルギー産生反応の補因子のひとつで、加齢とともに低下するが、それを活性化させるサプリメントだという。

 「トゥルー ブレイン」のお試しパックは10本入りで、価格は29ドル(約円)。ひとつ3ドル以下で、コーヒーやお茶をカフェで頼むよりは安いかもしれない。メンタルに効くサプリを、コーヒー代わりに気軽に飲めるというコンセプトが面白い。

オックスフォード大学と提携したサプリで脳のエイジングケアを

 一方、「エリジウム(ELYSIUM)」は オックスフォード大学と共同開発されたサプリブランドだ。細胞のエイジングを専門とするマサチューセッツ工科大学(MIT)のレオナード・ギャランティ(Leonard Guarente )博士と認知力エイジングの専門家であるオックスフォード大学のデビッド・スミス(David Smith)博士が開発に係わっている。

 主力製品である“ベイシス(BASIS)」は、細胞のエイジングケアをうたうサプリで、NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)を配合している。NAD+とは、全ての真核生物と多くの古細菌、真正細菌で用いられる電子伝達体であり、それを増強することでエイジングケア作用があるとされる。

 そして脳の健康にフォーカスしたサプリメントが、“マター(MATTER)”だ。認知症や記憶の衰えに抗うために、ビタミンB複合体や従来よりも4倍吸収率のよいオメガ3、アントシアニンなどを配合。1ボトル40ドル(約円)だ。

 また「ニューロ ハッカー コレクティブ(NEURO HACKER COLLECTIVE)」は、メンタルパフォーマンス向上のためにさまざまな目的のサプリを出している。

 中でも“クオリア マインド(QUALIA MIND)”は集中力を高めて、思考をクリアにする働きがあるといい、DHAやシチコリン、アルファGPCなどを配合している。1ボトル69.50ドル(約円)で販売している。

その人にあったヌートロピックを配合してくれる「フォーミュラ」

 面白いところで言うと「フォーミュラ(FORMULA)」は、その人に合ったブレンドのヌートロピックを処方してくれる。まずオンラインで年齢や運動頻度、睡眠時間、飲酒習慣などの生活に関する質問や、「ヤル気を高めたい」あるいは「集中力を高めたい」「エネルギーを高めたい」といった目的についての質問に答えると、自分に合った処方を提案してくれる。1週目、2周目、3周目といったように週毎にフォーミュラが変わっていくのも特徴だ。

 主な成分としては、ヌートロピックとして知られるラセタム、アセチルコリン(神経伝達物質)ビタミン、アダプトジェンなどを配合している。

 こうしたサプリが求められる背後には、多くの人がSNSやマルチタスクのせいで集中力を保てない、あるいはモチベーションをキープできない、ストレスのために頭が冴えないといった悩みがあるからだろう。また老後の認知症をなるべく発症させないでことへの希求があるからだろう。より集中して、よりパフォーマンスを高めていきたい。その願いを、脳科学にもとづいたサプリが助けてくれる時代が来ているのかもしれない。

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「ステラ マッカートニー」最新“シェアード”コレクションで窪塚愛流など起用、ポップアップも

 「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」が、環境を意識したジェンダーレスなアイテムを揃えるカプセルコレクション“ステラ マッカートニー シェアード”の第3弾として、3人のクリエイターとのコラボレーションを発表した。

 前回の第2弾では奈良美智とコラボレーションしたステラ。今回は、「マッカートニー A to Z マニフェスト(McCartney A to Z Manifesto)」の中から“ Y is for Youth(ユース)”をテーマに、ロンドンのエド ・カーティス(Ed Curtis)、ニューヨークのミファンウィー/メイジー・ブルーム(Myfawnwy/ Maisie Broome)、アントワープのトム・トッセイン(Tom Tosseyn)とのコラボが実現した。

 このローンチとともに日本では3組のクリエイターを起用したキャンペーンを展開。俳優・モデルの窪塚愛流、DYGLのNobuki AkiyamaとTAWINGSのコニー プランクトン(Cony Plankton)によるバンド、デッドビートペインターズ(Deadbeat Painters)、俳優の河合優実がコラボアイテムを着用したキャンペーンビジュアルとフィルムを公開した。フィルム内のオリジナルトラックはNobuki Akiyamaが同キャンペーンのために制作した。

 コレクションのラインナップは、花や太陽に顔を描いたミファンウィーによるニットや、エドによるスプレーペイント風のステラロゴのニットやロールネック、トムがデザインしたSから連想するサステナビリティな言葉を並べたトップスなど。エドはブランドのアイコンバッグ“ファラベラ”やヴィーガンスニーカーの“ステラ#スタンスミス”などアクセサリーのコラボデザインも手がけた。

 同コレクションは11月7日まで伊勢丹新宿店1階で開催中のポップアップストアで販売。また、11月3日〜16日まで、大丸京都店1階でも販売を行う。

■ステラ シェアード 3 ポップアップ エクスペリエンス
日程:〜11月7日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿本店 1階プロモーションスペース
住所:東京都新宿区新宿3丁目14-1

日程:11月3日〜16日
時間:10:00〜20:00
場所: 1階案内所前特設売場
住所:京都市下京区四条通高倉西入立売西町79番地

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「クレージュ」初のメンズは“究極のシンプル”を探求 デザイナーの美意識に迫る

 「クレージュ(COURREGES)」は、2020年9月にアーティスティック・ディレクターに就任したニコラ・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)の指揮のもと、2022年春夏シーズンのパリ・メンズ・コレクションで初のメンズウエアを披露した。同ブランドはほかにもアーカイブを現代に向けて再解釈した新プロジェクト「リエディション・コレクション(Reedition Collection)」の始動や、パリ・フランソワ=プルミエ通りにある歴史ある旗艦店を今年6月に改装したり、マレ地区にも新しい旗艦店を構えたりと、動きが活発化。同ブランドの全株式を保有する投資会社アルテミス(Altemis)のサポートで、成長戦略を加速させている。

 デ・フェリーチェはこれまで、ニコラ・ジェスキエール (Nicolas Ghesquiere)時代の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」と「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」、ラフ・シモンズ(Raf Simons)の「ディオール(DIOR)」などでウィメンズのデザインを手掛けてきた。彼にとっても、「クレージュ」にとっても、メンズコレクションは新たなチャレンジである。ブランドの未来を託されたデ・フェリーチェに、メンズでの挑戦やデザインについて聞いた。

「シンプルなものほど実は複雑である」

——「クレージュ」初のメンズコレクションの制作において、ウィメンズとの違いは?

ニコラ・デ・フェリーチェ「クレージュ」=アーティスティック・ディレクター(以下、デ・フェリーチェ):特に大きな違いはなく、ウィメンズ・コレクションでのアプローチと同じ方法で取り組んだ。私たちが今着たい服を、「クレージュ」のコードや表現と両立させるアイデアをベースにし、シンプルで端的でありながら、シャープで先進的な男性像を描いた。身にまといたいという自発的な欲求と、精度の高い洋服の構造を組み合わせたアプローチだ。

——あなたはウィメンズのデザイナーとしてキャリアを積んだきたが、初のメンズコレクションにどのような手ごたえを感じている?

デ・フェリーチェ:自分にとって初めてだったが、「クレージュ」のメンズとしても前例がなかったため、プレッシャーを感じることなく、とても自然にのびのびと制作に打ち込むことができた。このいい流れをそのまま継続していきたい。

——「クレージュ」らしいデザインはどういった部分で表現した?

デ・フェリーチェ:レザーもしくはテクニカル素材で作ったトラッカージャケットが私のお気に入りで、「クレージュ」のコードを詰め込んだキーアイテムでもある。誰もが一着は持っているであろう定番アイテムを「クレージュ」なりの表現で仕上げた。具体的には、丸みを帯びたポケットや三角形のショルダーラインなど、ブランドを象徴する形状をディテールに取り入れてブランドらしいスタイルを打ち出した。また、ファーストルックを飾ったビッグコートは、創業者アンドレ・クレージュ(Andre Courreges)自身が着用していたコートからインスパイアされた作品だ。豊かなアーカイブを間近でよく観察し、自分の目と手を使って現代風にアップデートを試みている。

—— 自身の約12年のデザイナーとしての経験を現職でどう活かしている?

デ・フェリーチェ:ここ数年は、特に正確なカットと仕立ての方法を学んできた。同時に、自分の好みやセンスについてもより深く自覚できた。私のデザインは、まず“構造”と“ライン”に特徴がある。シンプルで分かりやすく、幾何学的なシェイプを探求し続けているからだ。ルックを見て服がどのような形をしているのか一目で分かったとしたら、その構造は非常に複雑で、洗練されていると思ってほしい。つまり、シンプルなものほど実は複雑であるということだ。多くの作業や知識、綿密な計算が要求されるシンプルなデザインを、これからも追究していく。

——大盛況だったマレ地区の旗艦店のオープニングなど、新しい「クレージュ」は特に若い世代から注目を集めている。デジタルネイティブ世代にとって実店舗はどのような役割を果たす?

デ・フェリーチェ:実物に触れたり、洋服を試着したり、ブランドの世界観を体感できる物理的な場は、私たちにとって非常に重要だ。リアルかデジタルの二者択一ではなく、両方の体験を顧客に提供する必要がある。双方からのアプローチが、最適な顧客体験を見つけることにつながるはずだ。

——今後の構想は?

デ・フェリーチェ:自分の好きなもの、信じるものの焦点をブラさず、自分自身をゆっくりとブランドに溶け込ませていくつもりだ。

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百貨店「富裕層シフト」の必然 30年変わらぬ年収で縮む中間層

 10月31日の衆院選挙を前に、経済政策についての議論が活発だ。日本の平均賃金が約30年も変わらず、先進国の中で相対的に貧しい国になった。あるいは、コロナを機に所得格差が一段と広がった。そんな状況が報じられ、選挙の争点になっている。

 個人消費にかかわる小売業は、国の経済政策の影響を強く受ける。中でも長い歴史を持つ百貨店は時代を映す鏡だ。高度経済成長を経て一億総中流と呼ばれた時代に絶頂を迎えた百貨店は、バブル崩壊後のデフレ、そして新型コロナウイルスによる危機を経て、富裕層シフトを鮮明にする。

商品構成でラグジュアリーブランドを拡充

 「『戻るもの』と『戻らないもの』、そして『さらに成長するもの』ははっきりしてきている」――。

 今月半ば、J.フロント リテイリンング(JFR)は決算説明会で2024年2月期を最終年度にした「中期経営計画の進捗」を発表し、コロナ後の百貨店事業の見通しをそんな表現で説明した。中核企業である大丸松坂屋百貨店の基幹9店舗で、顧客別売上高の外商シェアを2020年2月期の23.7%から24年2月期には30.0%に高める。並行して商品別売上高の割合もラグジュアリーブランドを23.5%(20年2月期は17.3%)に、美術・宝飾・呉服を13.0%(同9.2%)に底上げする。一方、ボリュームゾーンの婦人服・婦人雑貨は14.9%(同18.6%)、紳士服・子供服は8.2%(同9.2%)に集約する。

 売上構成からは「富裕層シフト」が見てとれる。JFRの好本達也社長は「成長戦略として間違いない」と言い切った。

 百貨店の富裕層シフトは今に始まったことではない。コロナ前から外商を中心にした富裕層の消費は拡大を続けて、それ以外の一般客の消費は低迷していた。コロナによってコントラストがより鮮明になった。

 富裕層は客数としては少ないが、一般客に比べて客単価がはるかに大きい。百貨店各社のカード会員の分析では、年間購入額10万円以下の会員の消費は減り続けているのに対し、100万円以上の会員の消費は伸び続けている。都心旗艦店の売上高に占める外商シェアは20〜40%。外商は昔から百貨店の強みであったが、中間層の百貨店離れによって重要性が増しているのだ。ある百貨店の幹部は、消費の2極化について「本来なら10年かけて起こる変化が、コロナで早送りになった。われわれも迅速に動かなければ生き残れない」と話す。

従来のマスマーケティングの限界

 今年4月に就任した三越伊勢丹ホールディングス(HD)の細谷敏幸社長も、事業戦略の目玉として外商の強化を打ち出す。細谷社長は「マスから個へ」と表現する。「百貨店はずっとマス狙いだった。広く網をかけるのが常識だった。今後は個のお客さまに照準を合わせる。個々のお客さまとの付き合いを深める商売に変わる」

 百貨店は駅前の一等地に巨大な店舗を構えて、とにかく幅広く集客することが常識だった。大勢の人を集めて店舗内を回遊させれば、売り場にお金が落ちるからだ。だが、中間層の百貨店離れが進んだことで、不特定多数のマス(大衆)に網を広げるビジネスモデルは限界を迎え、ロイヤリティの高い顧客と密接につながることが高収益に結びつくようになった。

 細谷社長には21年3月まで社長を務めた岩田屋三越での実績がある。福岡で細谷社長は外商スタッフと商品バイヤーが専用アプリで連携を強めたり、年間300万円以上を購入する顧客のための貴賓室を設けたりするなど、富裕層の満足度を高める施策を矢継ぎ早に打った。岩田屋三越は、コロナ前の19年3月期に過去最高の営業利益(10年に旧岩田屋と旧福岡三越が統合して以降)を達成。今ではそのノウハウを三越伊勢丹HD全体に広げようとしている。

失われたアッパーミドル市場

 百貨店の全国売上高は1991年の9.7兆円をピークにずっと右肩下りで、コロナ前の2019年には5.7兆円まで縮小していた。「ユニクロ」「ニトリ」に代表されるカテゴリーキラー、全国に急増した大型ショッピングセンター、そしてEC(ネット通販)に顧客を奪われたことが敗因だ。

 この間、百貨店を下支えしたのは、富裕層とインバウンド(訪日客)だった。これは政府の経済政策の結果といえる。特に2012年12月に発足した安倍内閣によるアベノミクスに起因するところが大きかった。

 アベノミクスの柱は、大規模な金融緩和と財政出動による円安の誘導である。

 日経平均は継続的に2万円台を回復し、富裕層の資産を底上げした。コロナ禍でも株価の上昇は続き、今年9月には3万円を突破するに至った。野村総合研究所によると、純金融資産を1億円以上保有する富裕層は05年に約87万世帯だったの対し、現在は約133万世帯に増えた。

 円安はインバウンド(訪日客)増加に拍車をかける役割を果たした。訪日客の増加は、観光地として日本が魅力的だったからとか、日本流のおもてなしへの共感などと言われたりもしたが、大前提として日本の物価が安くなったからだ。デフレスパイラルで物価と賃金が低く抑えられたため、外国人にとって日本は買い物もサービスもお得な国になっていった。

 対照的に、日本の中間層の購買力は落ちた。最近報道が増えているように、日本人の平均年収は30年横ばい。朝日新聞によると、20年度の日本の平均年収は424万円で、30年前に比べて18万円しか伸びていない。欧米や韓国が高い成長率を達成する中、先進国で最も賃金が安い国になった。しかも社会保険料の負担が増えているので、可処分所得は減っている。かつてのように百貨店で少し背伸びをした消費を楽しめる人は少なくなった。

富裕層の金城湯池を守り抜く

 コロナによって訪日客はめっきり減った。百貨店の都心の旗艦店では免税売上高が30%に達していたところもあったので大打撃である。高島屋新宿店は、空港型市中免税店「高島屋免税店SHILLA&ANA」を昨年秋に閉めた。

 逆に国内の富裕層は、海外旅行を自粛したお金を百貨店での消費に回した。ラグジュアリーブランドのバッグや服、時計、ジュエリーなどが緊急事態宣言下でも活発に売れた。中間層を対象にしたボリュームゾーンの婦人服や紳士服が、在宅勤務の増加もあって苦戦するのと対照的だった。

 決算の数字にもはっきり出ている。大丸松坂屋の21年3〜8月期の店舗別売上高を一昨年と比べると、鉄道旅客輸送への依存が高い大丸東京店が49.6%減、大丸梅田店が44.1%減なのに対し、外商など固定客に強みを持つ大丸神戸店が17.3%減、松坂屋名古屋店が16.1%減まで持ち直した。

 コロナ前から所得の2極化による中間層の先細りは進行していて、コロナはその状況を加速させたに過ぎない。かつてのように分厚い中間層によって百貨店が再び成長することは難しい。百貨店は最も得意とするところ、外商などの富裕層消費に経営資源を配分しようと足並みをそろえている。

 百貨店は富裕層市場で優位性がある。日本の百貨店独自の外商ビジネスは、多くの富裕層と長年の関係を築き、場合によっては何代にわたって信頼関係を保ってきた。ラグジュアリーブランドや呉服・宝飾・美術などの高級商材だけでなく、日常の衣食住に至るまで富裕層の生活をサポートする。欧米のラグジュアリーブランドの間でも、日本の百貨店の「GAISHO」の名前がとどろいているくらいだ。

 今後はニューリッチと呼ばれる30〜50代の新しい富裕層に向けて、デジタルなどを駆使した新しい外商ビジネスを築こうと、各社は知恵を絞っている。百貨店のネットワークと総合力を用いて、衣食住から遊び、教養までワンストップでさまざまなコンテンツを提供する。現時点でこの分野は百貨店の独壇場である。

 10月に発足した岸田内閣は「成長と分配」を政策テーマに掲げて、中間層の所得の上昇を訴えている。それが実現できるかは未知数だが、いずれにしても数年で成し得る課題ではない。生き残りをかけた百貨店は、まず富裕層市場という金城湯池に経営資源を集める。

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「フェンディ」とキム・カーダシアンの「スキムス」がコラボ カプセルコレクションを発売

 「フェンディ(FENDI)」は、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)が手掛ける補正下着ブランド「スキムス ソリューションウエア(SKIMS SOLUTIONWEAR以下、スキムス)」と協業し、カプセルコレクションを発売する。

 このコラボコレクションは、ボディーコンシャスなトップスやタンクドレス、シースルー素材で作られたブラ、ストッキング、ワンピース型のスイムスーツ、パファージャケットなどのほか、「フェンディ」のアイコニックなバッグ“バゲット(BAGUETTE)”や“ピーカブー(PEEKABOO)”の新作などで構成されており、「フェンディ」と「スキムス」のロゴがあしらわれている。色はブラック、ミリタリーグリーン、フューシャピンク、ベージュなど。11月9日(太平洋標準時)発売で、専用のECサイトのほか、「フェンディ」の一部店舗や小売店などでも販売する。価格は現時点では明らかにされていない。

 2019年6月に立ち上げられた「スキムス」は、豊富な色味やサイズ展開を特徴としており、広告にはさまざまな人種や体型の女性が起用されている。キムを中心とした今回のキャンペーンイメージは、写真家のスティーヴン・マイゼル(Steven Meisel)が撮影した。

 「フェンディ」のキム・ジョーンズ(Kim Jones)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターは、これまでにも多くのコラボレーションを行っている。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・アーティスティック・ディレクターだった時代には「シュプリーム(SUPREME)」などのブランドと、現在もメンズ アーティスティック・ディレクターを務める「ディオール(DIOR)」ではカウズ(Kaws)やトラヴィス・スコット(Travis Scott)などのアーティストとも協業している。今年9月には、「フェンディ」と「ヴェルサーチェ(VERSACE)」が手を組んだ「フェンダーチェ(FENDACE)」を発表した。

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「背中を押してほしい」に寄り添う 「今週の特集お届け隊」2021年10月25日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年10月25日号からの抜粋です)

五十君:財布の開運プロモーションが話題になったり、ビューティ企業が癒しやヒーリングを打ち出したりと、コロナ禍以降スピリチュアルな流れが強まっているなと思っていました。

米山:でも取材してみたら、5年以上前からやっていたところばかりでした。むしろ消費者の感度が変わってきているようです。

五十君:そうなのよ。博報堂の生活総合研究所の調査で「占いやおみくじを信じますか?」の項目が、2020年は18年に比べて20代女性の「はい」が17ポイント上がっていて。

米山:激増ですね(笑)。

五十君:博報堂の方いわく、20代の女性は人生の決断をせまられることが多いうえに、コロナでステイホームになり、自分の内面に目が向いているのではないかと。いろいろ自分自身や将来について考えたときに占いに背中を押してほしいというニーズがあるわけで、そこにビジネスチャンスもあるんだなと思いました。

米山:確かに20代はメインターゲットに含まれていますね。私は占いは信じていないのですが、決断の時に“何か”ひと押しあると決断しやすいというのは納得します。化粧品や服を選ぶときに、「運気が上がりそう」とか「パワーをもらえそう」が重視され始めているんじゃないでしょうか。

五十君:私が思ったのは、多くの人にとって実は買い物がストレスなんだろうなと。その人のラッキーカラーを占いつつ、長年販売員だった経験を生かしてスタイリングも提案する占い師兼パーソナルスタイリストの取材をしたのですが、「決める」というストレスに対しての一つの解としては、骨格診断などと占いによる色やスタイリングの提案は一緒だと思いました。

米山:なるほどです。私は「ビープル バイ コスメキッチン(BIOPLE BY COSME KITCHEN)」の谷口智美ディレクターが「人の美しさは、目の大きさや鼻の高さとかではなく、その人が持つ“波動”だ」と言っていたのが印象的でした。空間を浄化してくれて心を穏やかにしてくれる香りのパロサントや塗香が売れているそうです。

五十君:人の心に寄り添うってファッションやビューティの大事な役割だと思うんだけど、今改めてそれが求められる機運なんでしょうね。

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「背中を押してほしい」に寄り添う 「今週の特集お届け隊」2021年10月25日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年10月25日号からの抜粋です)

五十君:財布の開運プロモーションが話題になったり、ビューティ企業が癒しやヒーリングを打ち出したりと、コロナ禍以降スピリチュアルな流れが強まっているなと思っていました。

米山:でも取材してみたら、5年以上前からやっていたところばかりでした。むしろ消費者の感度が変わってきているようです。

五十君:そうなのよ。博報堂の生活総合研究所の調査で「占いやおみくじを信じますか?」の項目が、2020年は18年に比べて20代女性の「はい」が17ポイント上がっていて。

米山:激増ですね(笑)。

五十君:博報堂の方いわく、20代の女性は人生の決断をせまられることが多いうえに、コロナでステイホームになり、自分の内面に目が向いているのではないかと。いろいろ自分自身や将来について考えたときに占いに背中を押してほしいというニーズがあるわけで、そこにビジネスチャンスもあるんだなと思いました。

米山:確かに20代はメインターゲットに含まれていますね。私は占いは信じていないのですが、決断の時に“何か”ひと押しあると決断しやすいというのは納得します。化粧品や服を選ぶときに、「運気が上がりそう」とか「パワーをもらえそう」が重視され始めているんじゃないでしょうか。

五十君:私が思ったのは、多くの人にとって実は買い物がストレスなんだろうなと。その人のラッキーカラーを占いつつ、長年販売員だった経験を生かしてスタイリングも提案する占い師兼パーソナルスタイリストの取材をしたのですが、「決める」というストレスに対しての一つの解としては、骨格診断などと占いによる色やスタイリングの提案は一緒だと思いました。

米山:なるほどです。私は「ビープル バイ コスメキッチン(BIOPLE BY COSME KITCHEN)」の谷口智美ディレクターが「人の美しさは、目の大きさや鼻の高さとかではなく、その人が持つ“波動”だ」と言っていたのが印象的でした。空間を浄化してくれて心を穏やかにしてくれる香りのパロサントや塗香が売れているそうです。

五十君:人の心に寄り添うってファッションやビューティの大事な役割だと思うんだけど、今改めてそれが求められる機運なんでしょうね。

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【外食市場21年9月】コロナ前比、洋風FFは100%に戻す。パブ・居酒屋は9%。こんなに差があった!

社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)による 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2021年9月度は、緊急事態宣言とまん延防止措置が9月末まで適用され、時短営業と酒類提供制限の要請に応じた結果、全体売上は対前年比91.8%、コロナ禍前の一昨年比では78.3%に留まった。
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女子にウケる大衆酒場はネオじゃなく「ネオン」だよ。韓国酒場の次は「ネオン大衆酒場」だ

 大衆酒場が今、20代女性を中心にブーム化してきた。コロナ禍以前から、男性会社員の外食における飲酒機会は減少傾向にあったが、ここに来て20代女性が酒場の主客層へと取って代わってきた。若者人気が高いと噂の「ゆしまホール」(東京・湯島)をリサーチ。人気の理由を探ってみた。
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木村拓哉を起用した「バルクオム」新CMがオンエア スタイリッシュなアクションに注目

 メンズスキンケアブランド「バルクオム(BULK HOMME)」は、俳優の木村拓哉を起用した新テレビCM“さぁ、顔をあげてゆけ”編のオンエアを開始。同時に、撮影の様子を収めたメイキング映像が見られるブランドサイトもリニューアル公開した。

 これは“変化の多い時代に、全ての男性が自分らしい自信を持つことで、顔を上げて(FACE UPして)過ごしてほしい”という思いを込めた新広告キャンペーン“FACE UP”のCM。変化の中でも、前向きに自分らしさを表現している人たちに共通しているのは“顔が上を向いている”こと。そこで“自信を持つと顔が上を向く”ことを体現する男性にフォーカスを当て、「自信があるから目線が上がる、いまこそ自分らしい進化を」というメッセージを、映像やグラフィックで表現した。

 同キャンペーンに登場するのが、“FACE UP”した存在である木村氏と、世代や職業など多様な背景を持つ7人のキャストたち。彼らが“目立ちたがって”“競い合って”“じゃれ合って”などの各シーンで、個性あふれるアクションを次々と披露する。音楽に乗せ、モノトーンの世界観の中で発せられる木村氏の熱いメッセージと、スタイリッシュなアクションに注目だ。

 木村氏は撮影現場で、撮影を終えたばかりのシーンの映像をモニターでチェック。思っていたより少しだけうつむき加減に映ってしまったカットを見て、「顔を上げなくちゃいけないのに、下を向いてちゃダメだね」と、もう1テイクの撮影を志願。撮影中もとことん“自信”の表現にこだわった力作となっている。

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「トミー ヒルフィガー」が「ティンバーランド」とコラボ 90年代風のカラフルな17型

 「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」はこのほど、「ティンバーランド(TIMBERLAND)」とコラボしたコレクションを発売した。両ブランドとユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS )の公式ECサイトに加え、「トミー ヒルフィガー」表参道店、ゾゾタウンのページや「ティンバーランド」伊勢丹新宿本店などでも取り扱う。

 両ブランドの1990年代のデザインからインスパイアされたコレクションで、カラフルな色使いやヒップホップ風のシルエットが特徴。膝下が取り外し可能なカーペンターパンツ(税込2万9700円)、リバーシブルバーシティジャケット(同9万4600円)など多機能なアイテムや「ティンバーランド」の代表作の“6インチブーツ“(同3万5200円)、90年代らしいダッフルバッグ(同3万5200円)を用意した。

 トミー・ヒルフィガーは「90年代の楽観的で“不可能なことはない”と感じるようなエネルギーを『ティンバーランド』と共に追体験することは、素晴らしくノスタルジックな体験だった」とコメントした。

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「トミー ヒルフィガー」が「ティンバーランド」とコラボ 90年代風のカラフルな17型

 「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」はこのほど、「ティンバーランド(TIMBERLAND)」とコラボしたコレクションを発売した。両ブランドとユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS )の公式ECサイトに加え、「トミー ヒルフィガー」表参道店、ゾゾタウンのページや「ティンバーランド」伊勢丹新宿本店などでも取り扱う。

 両ブランドの1990年代のデザインからインスパイアされたコレクションで、カラフルな色使いやヒップホップ風のシルエットが特徴。膝下が取り外し可能なカーペンターパンツ(税込2万9700円)、リバーシブルバーシティジャケット(同9万4600円)など多機能なアイテムや「ティンバーランド」の代表作の“6インチブーツ“(同3万5200円)、90年代らしいダッフルバッグ(同3万5200円)を用意した。

 トミー・ヒルフィガーは「90年代の楽観的で“不可能なことはない”と感じるようなエネルギーを『ティンバーランド』と共に追体験することは、素晴らしくノスタルジックな体験だった」とコメントした。

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「シャネル」のホリデーは“No5”の100周年を祝う特別コレクション アドベントカレンダーや2021mLの“No5” ボトルも登場【2021年クリスマスコフレ】

「シャネル(CHANEL)」は10月29日、誕生100周年を迎えたブランドを代表するフレグランス“No5”から着想を得て制作した2021年ホリデーコレクションを限定発売する。

今年のホリデーコレクションは、“No5”のジュースのカラーであるゴールドやアンバーをメイクアップアイテムに落とし込んだ。メインアイテムのアイシャドウパレット“レ キャトル オンブル No5”(限定1種、税込7920円)は美しいきらめきのアンバーや“シャネル No5 ロー”を想起させるアイボリーを配し、アイシャドウの表面に“No5”のモチーフをデザインした特別仕様となっている。さらに、美しい仕上がりを長時間キープするリキッドアイシャドウ“オンブル プルミエール ラック”(限定2色、各税込4290円)からは、印象的なメイクアップをかなえるメタリックカラーが登場する。

そのほか、キャップに“5”を型押しした特別デザインのリップスティック“コレクション N°5 ルージュ アリュール”(限定5色、各税込5280円)や、輝く艶肌を演出するゴールドのフェイスカラー“フリュイド アンルミネール オー イヴォワール”(限定1色、税込6600円)と“ボーム エサンシエル オー”(限定1色、6050円)、ネイルカラー“ヴェルニ ロング トゥニュ 913 ルージュ アントンポレル”(限定1色、税込3520円)”をラインアップする。いずれも限定品で、なくなり次第販売を終了する。

 また、一部店舗、数量限定でフレグランスやメイクアップなど計27個のアイテム入りのアドベントレンダー“シャネル No5 ザ カレンダー”(税込9万6800円)と、「シャネル」史上最大サイズの2021mLの “No5” ボトルが登場する。価格は374万円で、手作業でシリアルナンバーが刻まれた世界で55個限定の特別なアイテムとなっている。

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「ECで高い服は売れない」 独自性を武器に“定説”に挑む「アンスリード」

 「ECで高い服は売れない」。現在コロナ禍で状況は変わっているとはいえ、これはファッション業界で長らく言われてきたことだ。2016年にスタートしたマークスタイラーのEC主軸のウィメンズブランド「アンスリード(UN3D.)」は、この定説を覆そうとチャレンジし続けてきた。

 ワンピースなどは3〜4万円、コートなどアウター類は5〜8万円程度の価格帯だが、売上高に占めるEC販売の割合は8割に達する。ファッションビルやSCを主戦場とする同社の主力ブランド「エモダ(EMODA)」「ムルーア(MURUA)」などとは異なる戦略で、限定的な規模ではあるものの、市場でもあまり類を見ないポジションを築きつつある。

 40代を中心に着実にファンを増やし、今年9月には設立5周年を迎えた。「(ブランドの)立ち上げ当初は周囲から無茶だと言われたが、今は多くのファンに囲まれ、彼女たちが欲しいと思う服を作れているから(事業が)続けられている」と荻原桃子デザイナーは自信を深める。

 唯一のリアル店舗である東京・青山の路面店は発信拠点としての役割を担う。さまざまな現代アーティストの作品が彩る空間に、鮮やかなカラーパレットや素材の切りかえ、シグネチャーであるプリーツデザインなど個性的な服が並ぶ。9月にこの青山路面店で実施した周年イベントは、コロナ対策で参加は事前予約制としたが、100人近くの参加枠がすぐに埋まった。定期的に開催してきた顧客向けイベントは、ブランド発足当初は荻原氏の「ムルーア」ディレクター時代のファンが多かったが、「最近は新しいお客さまも非常に増えている」という。

数十万円分まとめ買いする顧客も
デザインは「やりすぎ」がちょうどいい

 イベントでは、新作を数十万円分まとめ買いする顧客も見られた。エンゲージメントの強いファンがつく最大の要因はデザインの独自性。「アンスリード」は“アンスタンダード(標準的でない)”“アンシンプル(シンプルでない)”“アンシミラー(似たものがない)”の3つの「アン」を掲げており、これがブランド名の由来でもある。「ブランドを始めたときから、どこでも手に入らないような服を作ることをぶれずにやってきた」。

店舗販売を前提としていないため、マネキンに着せたときのコーディネートにとらわれることもない。一点一点の個性を、その分際立たせる。「作り手がいうのも変だけれど、全身をうちの服で固めたら『やりすぎ』なくらいがちょうどいいと思っている」。ユニークなデザインは画面越しにも映える。コロナ禍(2020年4月)以降、毎月のSNSへのインプレッション数やフォロワーの増加数などは前年比2〜4倍のペースで推移し、EC売上高も大きく伸長している。テレビドラマでの有名女優の着用をきっかけにヒットにつながる事例も増えた。

コロナ禍を経ても、服作りへの姿勢はこれまで通りを貫く。「自宅で過ごしやすかったり、リモート会議できちんと見れたりする服は、確かに私も『あればいいな』と思うようになった。でもそれが『アンスリード』で求められているかと言えば、違うと思う。クローゼットに欲しい、とっておきの一着にしたいと思ってらえるような服を作り続けたい」。

 今後は海外展開にも本腰を入れる。現在は中国への越境EC販売に加え、「ステュディオス(STUDIOS)」などセレクトショップへの卸売やインフルエンサーの代理販売で「現地にも着実にファンが増えてきている」と一定の手応えをつかむ。「ゆくゆくは国内と海外の販売比率を半々にしたい」。

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「ECで高い服は売れない」 独自性を武器に“定説”に挑む「アンスリード」

 「ECで高い服は売れない」。現在コロナ禍で状況は変わっているとはいえ、これはファッション業界で長らく言われてきたことだ。2016年にスタートしたマークスタイラーのEC主軸のウィメンズブランド「アンスリード(UN3D.)」は、この定説を覆そうとチャレンジし続けてきた。

 ワンピースなどは3〜4万円、コートなどアウター類は5〜8万円程度の価格帯だが、売上高に占めるEC販売の割合は8割に達する。ファッションビルやSCを主戦場とする同社の主力ブランド「エモダ(EMODA)」「ムルーア(MURUA)」などとは異なる戦略で、限定的な規模ではあるものの、市場でもあまり類を見ないポジションを築きつつある。

 40代を中心に着実にファンを増やし、今年9月には設立5周年を迎えた。「(ブランドの)立ち上げ当初は周囲から無茶だと言われたが、今は多くのファンに囲まれ、彼女たちが欲しいと思う服を作れているから(事業が)続けられている」と荻原桃子デザイナーは自信を深める。

 唯一のリアル店舗である東京・青山の路面店は発信拠点としての役割を担う。さまざまな現代アーティストの作品が彩る空間に、鮮やかなカラーパレットや素材の切りかえ、シグネチャーであるプリーツデザインなど個性的な服が並ぶ。9月にこの青山路面店で実施した周年イベントは、コロナ対策で参加は事前予約制としたが、100人近くの参加枠がすぐに埋まった。定期的に開催してきた顧客向けイベントは、ブランド発足当初は荻原氏の「ムルーア」ディレクター時代のファンが多かったが、「最近は新しいお客さまも非常に増えている」という。

数十万円分まとめ買いする顧客も
デザインは「やりすぎ」がちょうどいい

 イベントでは、新作を数十万円分まとめ買いする顧客も見られた。エンゲージメントの強いファンがつく最大の要因はデザインの独自性。「アンスリード」は“アンスタンダード(標準的でない)”“アンシンプル(シンプルでない)”“アンシミラー(似たものがない)”の3つの「アン」を掲げており、これがブランド名の由来でもある。「ブランドを始めたときから、どこでも手に入らないような服を作ることをぶれずにやってきた」。

店舗販売を前提としていないため、マネキンに着せたときのコーディネートにとらわれることもない。一点一点の個性を、その分際立たせる。「作り手がいうのも変だけれど、全身をうちの服で固めたら『やりすぎ』なくらいがちょうどいいと思っている」。ユニークなデザインは画面越しにも映える。コロナ禍(2020年4月)以降、毎月のSNSへのインプレッション数やフォロワーの増加数などは前年比2〜4倍のペースで推移し、EC売上高も大きく伸長している。テレビドラマでの有名女優の着用をきっかけにヒットにつながる事例も増えた。

コロナ禍を経ても、服作りへの姿勢はこれまで通りを貫く。「自宅で過ごしやすかったり、リモート会議できちんと見れたりする服は、確かに私も『あればいいな』と思うようになった。でもそれが『アンスリード』で求められているかと言えば、違うと思う。クローゼットに欲しい、とっておきの一着にしたいと思ってらえるような服を作り続けたい」。

 今後は海外展開にも本腰を入れる。現在は中国への越境EC販売に加え、「ステュディオス(STUDIOS)」などセレクトショップへの卸売やインフルエンサーの代理販売で「現地にも着実にファンが増えてきている」と一定の手応えをつかむ。「ゆくゆくは国内と海外の販売比率を半々にしたい」。

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アパレル用デジタルプリントの最大手コーニットが語る「これからのアパレル生産」

 イスラエルを拠点とするデジタルプリント企業のコーニット・デジタルは、独自の顔料インクと高速プリント技術を搭載したテキスタイルと製品用のインクジェットプリント機「プレスト(PRESTO)」を組み合わせた、オンデマンドのサステナブルなプリントサービスを発表した。同社は、2026年までに11億着の余剰製品を削減、水の使用量を4兆3千億リットル削減、172億kgの温室効果ガス削減を目指す。

 日本法人のコーニット・デジタル・ジャパン(東京都港区、ゼネラルマネージャー多田比佐史)は「ファッション ウィズアウト リミッツ」と題したイベントを開催し、同技術を用いたアイテムをファッションショー形式で発表した。同日はロネン・サミュエル(Ronen Samuel)コーニット・デジタルCEO、イラン・エラッド(Ilan Elad)アジア・パシフィック社長のほか、「プレスト」を導入したテキスタイルコンバーターのデビスからハニ・デビス(Hani Debs)社長らが登壇し、デジタルプリントの可能性や今後の戦略について語った。なお同イベントの様子は11月4日に特設サイト上でオンライン配信予定だ。

 エラッド社長は、環境負荷の高いテキスタイル市場の主な課題点として、プリント工程の膨大な水使用量、生地の過剰生産、運送にかかるコストを指摘。同社の最新3Dプリント技術“アトラス マックス(ATLAS MAX)”に対応する高速プリンター「プレスト」は前処理後処理工程を不要とし一切の水を使用しない点が特徴だ。最大6つのレイヤーを重ねて刺繍や3D装飾効果を直接生地にプリントすることができ、カッティング機能も搭載する。前述のプレゼンテーション内では、24時間でランウエイ用ドレスを製作する様子やニューヨークのファッションブランド「スリーアズフォー(THREE ASFOUR)」が22年春夏ニューヨーク・ファッション・ウイークで同技術を活用した事例などを紹介した。さらに同社はカスタムゲートウェイを買収し、オンデマンド生産のプラットフォーム「コーニットX」を発表。エラッド社長は「理想は世界の各地でわれわれの技術を用いたマイクロファクトリーが誕生すること。消費者のニーズに沿った商品を素早く、近くで生産できる新たなサプライチェーンを生み出したい」とビジョンを語った。

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「スイサイ」の酵素洗顔パウダーから抹茶ティーラテの香りが登場 “黒”パウダーも定番化

 カネボウ化粧品の洗顔ブランド「スイサイ(SUISAI)」は12月1日、酵素洗顔パウダー“ビューティクリア パウダーウォッシュN”から抹茶ティーラテの香りを数量限定で発売する。和スイーツのような香りで、32個入りで税込1980円(編集部調べ)。

 なお、6月に数量限定で登場した皮脂にアプローチする黒の酵素洗顔パウダー“ビューティクリア ブラック パウダーウォッシュ”は、累計販売個数が13万9000個を突破。8月に数量限定で再販しつつも、ファンからの要望を受け、11月1日から15個入りと32個入りを定番化する。

 「スイサイ」は2005年に誕生し、酵素洗顔料“ビューティクリア パウダーウォッシュN”は、ブランドを代表するアイテムに成長。同製品は「2種の酵素配合で毛穴の黒ずみや角栓を分解」「潤いを守りながら洗い上げる」「角質をケアして化粧水の浸透もアップ」「いつでも新鮮で衛生的な個包装タイプ」が人気で、洗顔料(カウンセリング品)市場で7年連続売り上げNo.1(インテージSRI 2014年5月~21年4月調べ)に輝いている。

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EXOのレイが「バング & オルフセン」アンバサダーに就任 音楽への熱い思いを語る

 デンマークのオーディオブランド「バング & オルフセン(BANG & OLUFSEN)」は、韓国の男性アイドルグループEXOのレイ(Lay)をアンバサダーに起用し、ワイヤレスイヤホンの新製品“Beoplay EQ”のキャンペーンビジュアルと映像を公開した。レイは「『バング & オルフセン』の高い品質とデザイン性は、オーディオ分野では最高峰。グローバルアンバサダーへの就任は非常に光栄だし、今後は共に音楽を探求していきたい」とコメントした。自身とブランドとの共通点については「音楽に焦点を合わせ、さまざまな音楽のジャンルでベストを追求する姿勢。これからもさらにいい音楽を作り、ブランドと一緒に届けることができたらうれしい」とした。

 新製品の“Beoplay EQ”は、同ブランドのワイヤレスイヤホンでは初のアクティブノイズキャンセリング機能が付き、音質を保ちながら外部のノイズを抑制する。さらにマイクを6基内蔵することで通話品質を向上させ、スマートなデザインや高い装着感にもこだわって細部を仕上げている。カラーはブラックとサンドの2色で、価格は税込3万9900円で販売中だ。

 レイが出演する映像では“Beoplay EQ”の機能を表現しており、生活のさまざまなシーンで、イヤホンを着けると音楽の世界へ即座に没入していくユニークな演出が見どころだ。「イヤホンは音響の再現度がすばらしく、本格的な音を奏でてくれる。都会の喧騒の中でも、優れたリスニング体験ができるんだ」とレイ。オーディオブランドのアンバサダーに指名されるほど音楽への思いは強く、「音楽に国境はない。言語の壁はあるかもしれないけれど、音や楽器、または美についての私たちの感覚は世界共通だ。もし将来、音楽業界にチャレンジしたい人に私が言えることがあるとすれば、まずは音楽リテラシーの向上に努め、自分自身の音楽スタイルを近道せずに探求し続けること。それが優れたクリエイションへの唯一の道だから」と熱く語った。

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ケリングが環境問題を考える展覧会を表参道で開催 「グッチ」「バレンシアガ」などの取り組み解説も

 ケリング(KERING)は11月26日から28日の3日間、サステナビリティに関する展覧会「ファッション&ダイバーシティ(Fashion & Biodiversity):ケリングと共に考えるファッションと生物多様性」展を表参道のケリングビルで開催する。衣服の原料の採取から店頭に並ぶ最終製品まで、サプライチェーン全体における環境課題とその解決策のきっかけを来場者自身が得られる構成となる。

 会場は 6つのセクションに分かれ、入場者は樹木の根や枝を模した道しるべをたどりながら進む。各セクションで伝えるのは、ファッションとそのルーツである自然や、その自然が直面している環境問題、そしてケリングの生物多様性戦略や同戦略に密接に関係する気候変動対策、循環型アプローチなど。グループ自体に加え、傘下ブランドの「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などの施策を写真や実際の素材、製品などを使って解説する。

 また、ファッションビジネスが体感できるボードゲーム型のワークショップも開催する。参加者はファッションブランドの経営者として、例えば環境に配慮した素材や新素材、原材料やCO2 排出量に目を向けながら、自然の修復・再生活動を行い、同時にトレンドを考慮した製品を製造することを目指す。講師には日比保史コンサベーション・インターナショナル・ジャパン代表理事を迎える。

 生物多様性は10月31日から英国グラスゴーで開催されるCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)でも重点トピックスと言われている環境問題のキーワードだ。同展の狙いについて同社は「ラグジュアリーファッションにおける選択肢を提示すること」と説明する。「各ブランドの製品が生まれる工程は、農場や草原、森林、その他世界中の生態系からスタートしている。止まらない環境問題をどう解決するか。ケリングはこの問題を私たちが直面する最大かつ喫緊の課題と考え、自社のサプライチェーン内にとどまらず変革を促す活動を進めている」と同社。

■「Fashion & Biodiversity:ケリングと共に考えるファッションと生物多様性」
会期: 2021年11月26日(金)~28日(日)
時間:10:30~18:00(17時最終入場)
場所:ケリングビル6F
住所:東京都渋谷区神宮前5-1-5
入場料:無料(事前予約制)

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「デザイナート・トーキョー 2021」見所を一挙に紹介 東京からデザイン&アートの文化を再起動

 この秋最大のデザインとアートの祭典「デザイナート・トーキョー 2021(DESIGNART TOKYO 2021 以下、デザイナート)」が10月22日に開幕した。5回目となる今年のテーマは“かつてないチャンス”で、“優れたデザインやアートは人間の可能性を解き放ち、コロナ禍という前例のない時代を生き抜くための気づきやヒントを与えてくれる”というメッセージが込められている。「デザイナート」の会期は10月31日まで。

 表参道・外苑前・渋谷・六本木・銀座など都内各所を舞台に、アート・ファッション・プロダクト・インテリア・写真というジャンルを横断したさまざまな展示が行われている。約90の会場のなかから、今年の見所を一挙に紹介する。

KURADASHI 発想の原型
ワールド北青山ビル

 「デザイナート」のメーンエキシビション。国内外のデザイナーやクリエイターが試行錯誤の末に生み出した作品のプロトタイプが見られるまたとない機会だ。さらに、これらをクラウドファンディングサービスの「うぶごえ」で販売。キュレーターを建築家の倉本仁が務め、デザインスタジオのウィープラス(we+)、建築家ユニットのクラーソン・コイヴィスト・ルーネ(CLAESSON KOVISTO RUNE)、プロダクトデザイナーの柴田文江、スキーマ建築計画を率いる長坂常、「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」ら30組が参加している。

ペリエ ジュエ / ミシャー’トラクスラー
ジャイルフード

 ジャイルの4階では、“自然”をテーマに創作するオーストリアのデザインデュオであるミシャー’トラクスラー(MICHER’ TRAXLER)と、200年を超える歴史をもつシャンパーニュメゾン「ペリエ ジュエ(PERRIE JOUET)」とのコラボレーションンによるインスタレーション「I am Nature」が行われている。作品の前に立つと、その人の姿は消え、代わりに植物や生物の世界があらわれるといった幻想的な作品だ。

有明コレクション
アンノン原宿

 佐賀県諸富町の家具メーカーであるレグナテックと平田椅子製作所の2社が立ち上げた家具ブランド「有明コレクション(ARIAKE COLLECTION)」の新作を、デンマークの照明ブランド「レ・クリント(LE KLINT)」とのコラボレーションで発表している。

アウトラインバッグ
東急プラザ渋谷

 東京を拠点とするデザインスタジオ「KITSUCA(キツカ)」の第一弾オリジナルアイテムを発表。本体と持ち手が一体となったミニマルな輪郭(アウトライン)のバッグは、伝統的製法である植物タンニンなめしの牛革を使い、熟練された日本の職人により一つ一つていねいに制作されている。

カツキコネクション
東急プラザ渋谷

 身近な存在である“紙”をテーマに、新作である3つのコレクションを発表。和紙に墨筆を施したイメージを展開したり、折り紙をモチーフにしたラグを組み合わせたり、他にはない世界に一つだけのクリエイティブな空間を創出している。

「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展
銀座メゾンエルメス フォーラム

 1928年にアルゼンチンで生まれ、58年にフランスに移住して以降、同地を拠点に制作を続けるアーティストのジュリオ・ル・パルク(Julio le Parc)の日本初個展。70年を超える活動の中で、常に鮮明な印象をもたらす“色”をテーマにしている。

トリー バーチ×木村佳代子
トリー バーチ銀座店

 画家の木村佳代子と、米ニューヨーク発「トリー バーチ(TORY BURCH)」とのコラボレーション。「トリー バーチ」のブランドコンセプトからイメージした新作も展示されている。

「Metamorphosis Garden(変容の庭))
GINZA SIX

 彫刻家の名和晃平による、生命と物質、あるいはその境界にある曖昧なものが共存する世界をテーマにしたインスタレーション『Metamorphosis Garden(変容の庭)』が展示されている。振付家のダミアン・ジャレ(Damian Jalet)との共作によるAR(拡張現実)のパフォーマンスも展開し、絶えず変容する世界がリアルな物体とARのイメージとして重なり合う展示は必見だ。

日比谷OKUROJI

 明治期の煉瓦造のアーチを活かした300mの高架下の空間をリノベーションし、2020年に誕生した商業施設『日比谷OKUROJI』内では、各所でクリエイターたちによる作品を展示している。

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「デザイナート・トーキョー 2021」見所を一挙に紹介 東京からデザイン&アートの文化を再起動

 この秋最大のデザインとアートの祭典「デザイナート・トーキョー 2021(DESIGNART TOKYO 2021 以下、デザイナート)」が10月22日に開幕した。5回目となる今年のテーマは“かつてないチャンス”で、“優れたデザインやアートは人間の可能性を解き放ち、コロナ禍という前例のない時代を生き抜くための気づきやヒントを与えてくれる”というメッセージが込められている。「デザイナート」の会期は10月31日まで。

 表参道・外苑前・渋谷・六本木・銀座など都内各所を舞台に、アート・ファッション・プロダクト・インテリア・写真というジャンルを横断したさまざまな展示が行われている。約90の会場のなかから、今年の見所を一挙に紹介する。

KURADASHI 発想の原型
ワールド北青山ビル

 「デザイナート」のメーンエキシビション。国内外のデザイナーやクリエイターが試行錯誤の末に生み出した作品のプロトタイプが見られるまたとない機会だ。さらに、これらをクラウドファンディングサービスの「うぶごえ」で販売。キュレーターを建築家の倉本仁が務め、デザインスタジオのウィープラス(we+)、建築家ユニットのクラーソン・コイヴィスト・ルーネ(CLAESSON KOVISTO RUNE)、プロダクトデザイナーの柴田文江、スキーマ建築計画を率いる長坂常、「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」ら30組が参加している。

ペリエ ジュエ / ミシャー’トラクスラー
ジャイルフード

 ジャイルの4階では、“自然”をテーマに創作するオーストリアのデザインデュオであるミシャー’トラクスラー(MICHER’ TRAXLER)と、200年を超える歴史をもつシャンパーニュメゾン「ペリエ ジュエ(PERRIE JOUET)」とのコラボレーションンによるインスタレーション「I am Nature」が行われている。作品の前に立つと、その人の姿は消え、代わりに植物や生物の世界があらわれるといった幻想的な作品だ。

有明コレクション
アンノン原宿

 佐賀県諸富町の家具メーカーであるレグナテックと平田椅子製作所の2社が立ち上げた家具ブランド「有明コレクション(ARIAKE COLLECTION)」の新作を、デンマークの照明ブランド「レ・クリント(LE KLINT)」とのコラボレーションで発表している。

アウトラインバッグ
東急プラザ渋谷

 東京を拠点とするデザインスタジオ「KITSUCA(キツカ)」の第一弾オリジナルアイテムを発表。本体と持ち手が一体となったミニマルな輪郭(アウトライン)のバッグは、伝統的製法である植物タンニンなめしの牛革を使い、熟練された日本の職人により一つ一つていねいに制作されている。

カツキコネクション
東急プラザ渋谷

 身近な存在である“紙”をテーマに、新作である3つのコレクションを発表。和紙に墨筆を施したイメージを展開したり、折り紙をモチーフにしたラグを組み合わせたり、他にはない世界に一つだけのクリエイティブな空間を創出している。

「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展
銀座メゾンエルメス フォーラム

 1928年にアルゼンチンで生まれ、58年にフランスに移住して以降、同地を拠点に制作を続けるアーティストのジュリオ・ル・パルク(Julio le Parc)の日本初個展。70年を超える活動の中で、常に鮮明な印象をもたらす“色”をテーマにしている。

トリー バーチ×木村佳代子
トリー バーチ銀座店

 画家の木村佳代子と、米ニューヨーク発「トリー バーチ(TORY BURCH)」とのコラボレーション。「トリー バーチ」のブランドコンセプトからイメージした新作も展示されている。

「Metamorphosis Garden(変容の庭))
GINZA SIX

 彫刻家の名和晃平による、生命と物質、あるいはその境界にある曖昧なものが共存する世界をテーマにしたインスタレーション『Metamorphosis Garden(変容の庭)』が展示されている。振付家のダミアン・ジャレ(Damian Jalet)との共作によるAR(拡張現実)のパフォーマンスも展開し、絶えず変容する世界がリアルな物体とARのイメージとして重なり合う展示は必見だ。

日比谷OKUROJI

 明治期の煉瓦造のアーチを活かした300mの高架下の空間をリノベーションし、2020年に誕生した商業施設『日比谷OKUROJI』内では、各所でクリエイターたちによる作品を展示している。

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「ディオール」のグローバル・アンバサダーにアニャ・テイラー・ジョイが就任

 アニャ・テイラー・ジョイ(Anya Taylor-Joy)が「ディオール(DIOR)」のグローバル・アンバサダーに就任した。「ディオール」の歴史や功績を引き継ぎ、キャンペーンを通してマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターやピーター・フィリップス(Peter Philips)=メイクアップクリエイティブ&イメージ・ディレクターのクリエイションやデザインを伝えていく。

 アニャは2015年、ホラー映画「ウィッチ(The Witch)」でスクリーンデビュー。20年にはネットフリックス(NETFLIX)の人気ドラマ「クイーンズ・ギャンビット(The Queen’s Gambit)」に出演した。50〜60年代を舞台に男性優位のチェス界で世界一のプレーヤーを目指す孤児の少女、ベス・ハーモン(Beth Harmon)を演じ、ゴールデングローブ賞テレビ部門主演女優賞や放送映画批評家協会賞、全米映画俳優組合賞を受賞した。

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メディコム・トイの「アカシック レコーズ」に27万通の応募 赤司社長の狙いは?

 メディコム・トイ(MEDICOM TOY)は10月31日まで、同社の赤司竜彦社長がキュレーションするポップアップイベント「アカシック レコーズ 2021(AKASHIC RECORDS 2021)〜まぼろしのパレード〜」を開催中だ。昨年に続く2回目の今回は、場所を東京・渋谷のレイヤード ミヤシタパーク(RAYARD MIYASHITA PARK)3階の「En STUDIO」に移し、昨年以上に規模を拡大。ほかではなかなか見られない“まぼろし”のアートやトイが並ぶ光景は、眺めるだけでも圧巻だ。昨今のアート・トイ市場の盛り上がりには目を見張るものがあり、今回の入場抽選への応募は27万通に及んだという。人でごった返した会場には、名だたる企業の社長や著名人の姿も見え、注目度の高さが伺えた。赤司社長に「アカシック レコーズ」の狙いを聞いた。

――前回の反響は?

赤司竜彦メディコム・トイ社長(以下、赤司):お客さまに好評だったのはもちろん、作家やデザイナーから参加したいという声をたくさんいただけて嬉しかった。それもあって前回よりも規模を大きくしたけれど、今回の応募は27万通もあって全然足りなかった。できる限りたくさんのお客さまに見てもらいたいが、会場に入れたのは3000人前後。3回目はもっと広い場所で開催したい。

――27万通もの応募の感想は?

赤司:ものすごくビックリした。前回は重複応募が多かったので2通目以降を無効にしたが、その作業が社内的にも大変だった。今回は同じ端末から重複応募できないプロテクトをかけた。純粋に27万端末から応募があったという意味で、それはすごくありがたいこと。ご入場いただけなかったお客さまには申し訳ないと思いつつも、販売システムや開催ルール、運営プログラムなどを作り込むいい機会になった。

――改めて、「アカシック レコーズ 2021」の開催経緯を教えて欲しい。

赤司:昨年の開催直前から既に今年の準備に入っていた。毎年、会社のエキシビションがあって、何年かに一度は周年イベントもある。そこで超一流の方々とモノ作りをさせてもらっているが、「アカシック レコーズ」はほんの少し外れたというか、ビーンボールまがいのイベントとして開催していきたい。

――“まぼろしのパレード”というテーマの意味は?

赤司:敬愛するザ・コレクターズ(THE COLLECTORS)の名曲から借りた。徐々に集まっていく作品を見たとき、この楽曲のタイトルが一番しっくりくると思った。前回はエレクトリック・グラス・バルーン(ELECTRIC GLASS BALLOON)の「カルトスター・ガイドブック(CULTSTAR GUIDEBOOK)」から着想を得て、まさにカルトスターを紹介するイベントにしようと思った。今回は「幻の作品を集めたパレードをやろう」みたいなイメージ。タイトルと集まったモノのシンクロ感がいいのだけれど、3回目も同じコンセプトでタイトルが思い浮かぶのか、プレッシャーになっている(笑)。

――キービジュアルに“You Are Free”と書かれている。このメッセージの意味は?

赤司:キービジュアルを手掛けてくれたリーバイ・パタ(Levi Pata)が付けてくれた。僕に対してなのか、催事に対してなのか分からないが、彼には「お前は自由だ」という印象に映ったのだと思う。彼は素晴らしい詩人でもあるので、特にこちらから注文したわけではなく、感じたことをメッセージにして欲しいとお願いした。

――30以上のアーティストやコンテンツとコラボレーションしているが、どのような基準でキュレーションしたのか?

赤司:マーケット全体がコンテンポラリーアートに寄っている印象があったので、それを基準に声をかけさせていただいた。実際に取り組みに至ったのは、ご縁とタイミングがほとんど。見せたかったけど制作がギリギリ間に合わなかったり、次回まで隠しとこうと思ってまだ見せていない作品があったりするので、次回も楽しみにして欲しい。

――特に思い入れの強い作品は?

赤司:協業的なモノ作りを行なっているので優劣はないけど、ナグナグナグ(NAGNAGNAG)との取り組みはいつも刺激的だ。マスプロダクツとは違った共同作業になるので、その分、神経を使うこともあるが学びも多い。ナグナグナグとアン・ヴァレリー・デュポン(Anne Valerie Dupond)の作品は、前回も特に反響が大きかった。

――前回の会場スタッフの衣装は、(海外ドラマの)「ツイン・ピークス(TWIN PEAKS)」の執事からイメージしたと言っていたが、今回は?

赤司:会場がダンススタジオとしても使われている白のシンプルな場所だったので、作品の印象を左右しないシンプルなスタイルでお願いした。

――「アカシック レコーズ」の今後の予定は?

赤司:次回は3回目ではなく、2.5回目として来年の3月にアートフェアトーキョーで開催する。このイベントに来場するお客さまと作家たちに、良いシナジーが生まれる気がするから。あとは、ありがたいことに海外からもオファーがあるので、無理のない程度に広げていきたい。ただし、インディオペンデントなイベントの方向性は変えない。作家にとってもきちんとマネタイズできる場所になればいいなと思っている。

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メディコム・トイの「アカシック レコーズ」に27万通の応募 赤司社長の狙いは?

 メディコム・トイ(MEDICOM TOY)は10月31日まで、同社の赤司竜彦社長がキュレーションするポップアップイベント「アカシック レコーズ 2021(AKASHIC RECORDS 2021)〜まぼろしのパレード〜」を開催中だ。昨年に続く2回目の今回は、場所を東京・渋谷のレイヤード ミヤシタパーク(RAYARD MIYASHITA PARK)3階の「En STUDIO」に移し、昨年以上に規模を拡大。ほかではなかなか見られない“まぼろし”のアートやトイが並ぶ光景は、眺めるだけでも圧巻だ。昨今のアート・トイ市場の盛り上がりには目を見張るものがあり、今回の入場抽選への応募は27万通に及んだという。人でごった返した会場には、名だたる企業の社長や著名人の姿も見え、注目度の高さが伺えた。赤司社長に「アカシック レコーズ」の狙いを聞いた。

――前回の反響は?

赤司竜彦メディコム・トイ社長(以下、赤司):お客さまに好評だったのはもちろん、作家やデザイナーから参加したいという声をたくさんいただけて嬉しかった。それもあって前回よりも規模を大きくしたけれど、今回の応募は27万通もあって全然足りなかった。できる限りたくさんのお客さまに見てもらいたいが、会場に入れたのは3000人前後。3回目はもっと広い場所で開催したい。

――27万通もの応募の感想は?

赤司:ものすごくビックリした。前回は重複応募が多かったので2通目以降を無効にしたが、その作業が社内的にも大変だった。今回は同じ端末から重複応募できないプロテクトをかけた。純粋に27万端末から応募があったという意味で、それはすごくありがたいこと。ご入場いただけなかったお客さまには申し訳ないと思いつつも、販売システムや開催ルール、運営プログラムなどを作り込むいい機会になった。

――改めて、「アカシック レコーズ 2021」の開催経緯を教えて欲しい。

赤司:昨年の開催直前から既に今年の準備に入っていた。毎年、会社のエキシビションがあって、何年かに一度は周年イベントもある。そこで超一流の方々とモノ作りをさせてもらっているが、「アカシック レコーズ」はほんの少し外れたというか、ビーンボールまがいのイベントとして開催していきたい。

――“まぼろしのパレード”というテーマの意味は?

赤司:敬愛するザ・コレクターズ(THE COLLECTORS)の名曲から借りた。徐々に集まっていく作品を見たとき、この楽曲のタイトルが一番しっくりくると思った。前回はエレクトリック・グラス・バルーン(ELECTRIC GLASS BALLOON)の「カルトスター・ガイドブック(CULTSTAR GUIDEBOOK)」から着想を得て、まさにカルトスターを紹介するイベントにしようと思った。今回は「幻の作品を集めたパレードをやろう」みたいなイメージ。タイトルと集まったモノのシンクロ感がいいのだけれど、3回目も同じコンセプトでタイトルが思い浮かぶのか、プレッシャーになっている(笑)。

――キービジュアルに“You Are Free”と書かれている。このメッセージの意味は?

赤司:キービジュアルを手掛けてくれたリーバイ・パタ(Levi Pata)が付けてくれた。僕に対してなのか、催事に対してなのか分からないが、彼には「お前は自由だ」という印象に映ったのだと思う。彼は素晴らしい詩人でもあるので、特にこちらから注文したわけではなく、感じたことをメッセージにして欲しいとお願いした。

――30以上のアーティストやコンテンツとコラボレーションしているが、どのような基準でキュレーションしたのか?

赤司:マーケット全体がコンテンポラリーアートに寄っている印象があったので、それを基準に声をかけさせていただいた。実際に取り組みに至ったのは、ご縁とタイミングがほとんど。見せたかったけど制作がギリギリ間に合わなかったり、次回まで隠しとこうと思ってまだ見せていない作品があったりするので、次回も楽しみにして欲しい。

――特に思い入れの強い作品は?

赤司:協業的なモノ作りを行なっているので優劣はないけど、ナグナグナグ(NAGNAGNAG)との取り組みはいつも刺激的だ。マスプロダクツとは違った共同作業になるので、その分、神経を使うこともあるが学びも多い。ナグナグナグとアン・ヴァレリー・デュポン(Anne Valerie Dupond)の作品は、前回も特に反響が大きかった。

――前回の会場スタッフの衣装は、(海外ドラマの)「ツイン・ピークス(TWIN PEAKS)」の執事からイメージしたと言っていたが、今回は?

赤司:会場がダンススタジオとしても使われている白のシンプルな場所だったので、作品の印象を左右しないシンプルなスタイルでお願いした。

――「アカシック レコーズ」の今後の予定は?

赤司:次回は3回目ではなく、2.5回目として来年の3月にアートフェアトーキョーで開催する。このイベントに来場するお客さまと作家たちに、良いシナジーが生まれる気がするから。あとは、ありがたいことに海外からもオファーがあるので、無理のない程度に広げていきたい。ただし、インディオペンデントなイベントの方向性は変えない。作家にとってもきちんとマネタイズできる場所になればいいなと思っている。

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EUが大規模なエコラベルの制作に着手 H&Mや「ザラ」親会社も詳細や内容決定に参加予定

 アパレル業界のサステナビリティの向上に取り組むチェンジング マーケット ファウンデーション(Changing Markets foundation)やオーストリア ウール イノベーション(Australia Wool Innovation)など複数の団体は欧州連合(EU)に対し、衣類に対するエコラベルの義務付け・刷新を要請した。2023年までに、EU諸国のアパレル・シューズ製品はエコラベルを付けることが義務化されることになる。キャンペーンは「メイク ザ ラベル カウント(Make the Label Count)」と題し、ラベルの詳細や規定内容はこれから決定するという。

 「メイク ザ ラベル カウント」の製作に乗り出したのは、欧州を拠点とする複数の環境団体。循環型経済の促進と環境負荷の削減に取り組む「欧州グリーンディール(European Green Deal)」アジェンダに沿って、よりサステナブルな社会を目指す一歩として製品ラベルに着目。13年から使われている指標であるEUの製品向け環境フットプリント(PEF)は「不完全」だとし、今回消費者により伝わりやすく情報を提示するために刷新を呼びかけた。

 PEFでは衣服がリサイクルできるものであるかどうか、製品の生分解性・社会的影響及び化石燃料を使っているかどうかなどが考慮しきれていないものだという。現段階の測定方法では、自然由来の素材を使用した製品より、化学製品の方が環境に良いと判断されてしまい、消費者に誤った情報が届くと主張する。

 新しいラベルの指標を決める投票権を持つのは、H&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)やシーアンドエー(C&A)、「ザラ(ZARA)」の親会社であるインディテックス(INDITEX)、デカトロン(DECATHLON)、VFコーポレーション(VF CORPORATION)、ナイキ(NIKE)、ラコステ(LACOSTE)といったファッション企業や環境問題に取り組む団体など。既存のPEFの測定方法やエコデザイン、EUのエコラベルなどのツールをもとに生かせる部分かあるかどうかなど、欧州委員会とも議論を重ねていく。

 スイス・ジュネーブの研究機関は「ザ・グレート・グリーンウオッシング・マシーン(The Great Greenwashing Machine)」と題したレポートを公開して、業界が一丸となってサステナビリティに取り組めていないと指摘する。アナリストのベロニカ・ベイツ・カサトリー(Veronica Bates Kassatly)やドロテ・バウマン・ポーリー(Dorothee Baumann-Pauly)研究ディレクターもまた、「ファッション企業やブランドはサステナビリティについて誤った定義、非科学的な方法や選択肢を使用しているため、努力は見えるが失敗してしるのではないか」と主張する。「メイク ザ ラベル カウント」製作陣は欧州委員会に、ラベルにマイクロプラスチックの有無といった指標を加えることを要請しており、2022年初頭には委員会から進捗が報告されるという。

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EUが大規模なエコラベルの制作に着手 H&Mや「ザラ」親会社も詳細や内容決定に参加予定

 アパレル業界のサステナビリティの向上に取り組むチェンジング マーケット ファウンデーション(Changing Markets foundation)やオーストリア ウール イノベーション(Australia Wool Innovation)など複数の団体は欧州連合(EU)に対し、衣類に対するエコラベルの義務付け・刷新を要請した。2023年までに、EU諸国のアパレル・シューズ製品はエコラベルを付けることが義務化されることになる。キャンペーンは「メイク ザ ラベル カウント(Make the Label Count)」と題し、ラベルの詳細や規定内容はこれから決定するという。

 「メイク ザ ラベル カウント」の製作に乗り出したのは、欧州を拠点とする複数の環境団体。循環型経済の促進と環境負荷の削減に取り組む「欧州グリーンディール(European Green Deal)」アジェンダに沿って、よりサステナブルな社会を目指す一歩として製品ラベルに着目。13年から使われている指標であるEUの製品向け環境フットプリント(PEF)は「不完全」だとし、今回消費者により伝わりやすく情報を提示するために刷新を呼びかけた。

 PEFでは衣服がリサイクルできるものであるかどうか、製品の生分解性・社会的影響及び化石燃料を使っているかどうかなどが考慮しきれていないものだという。現段階の測定方法では、自然由来の素材を使用した製品より、化学製品の方が環境に良いと判断されてしまい、消費者に誤った情報が届くと主張する。

 新しいラベルの指標を決める投票権を持つのは、H&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)やシーアンドエー(C&A)、「ザラ(ZARA)」の親会社であるインディテックス(INDITEX)、デカトロン(DECATHLON)、VFコーポレーション(VF CORPORATION)、ナイキ(NIKE)、ラコステ(LACOSTE)といったファッション企業や環境問題に取り組む団体など。既存のPEFの測定方法やエコデザイン、EUのエコラベルなどのツールをもとに生かせる部分かあるかどうかなど、欧州委員会とも議論を重ねていく。

 スイス・ジュネーブの研究機関は「ザ・グレート・グリーンウオッシング・マシーン(The Great Greenwashing Machine)」と題したレポートを公開して、業界が一丸となってサステナビリティに取り組めていないと指摘する。アナリストのベロニカ・ベイツ・カサトリー(Veronica Bates Kassatly)やドロテ・バウマン・ポーリー(Dorothee Baumann-Pauly)研究ディレクターもまた、「ファッション企業やブランドはサステナビリティについて誤った定義、非科学的な方法や選択肢を使用しているため、努力は見えるが失敗してしるのではないか」と主張する。「メイク ザ ラベル カウント」製作陣は欧州委員会に、ラベルにマイクロプラスチックの有無といった指標を加えることを要請しており、2022年初頭には委員会から進捗が報告されるという。

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