美容師フェス「ボブ ロックフェスティバル2023」が大阪で開催決定 くるり、iri、tofubeatsらが出演

美容ディーラー大手のガモウ関西は、音楽好きの美容師のための野外フェス「ボブ ロックフェスティバル2023」を、10月23日に開催することを発表した。出演アーティストはくるり、iri、tofubeats、yonawo、奇妙礼太郎(band set)。

音楽シーンでは異例となる平日開催の野外フェスで、月曜日が定休日の関西の美容師を中心に、アパレル、飲食など、土日に街で忙しく働く人々から注目を集めて盛り上がり見せ、今年で3回目を迎える。会場は大阪の都心から電車で15分、自然が豊かで開放感あふれる大阪・服部緑地野外音楽堂。週のはじまりに、緑とお酒と音楽につつまれる贅沢感を味わえるイベントになっている。チケットの入手方法などは公式サイトを参照。

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「モンベル」恵比寿店が閉店へ 駅前好立地で30年営業

アウトドア用品大手のモンベルは、恵比寿店(東京都渋谷区)を8月14日に閉店する。同店の店頭掲示やウェブサイトで発表した。JR恵比寿駅西口前の一等地にある路面店で、現在入居するビルの建て替え前を含めて同じ場所で約30年にわたって営業してきた。

1・2階の計280坪の広い店内に、アウトドアウエアやバックパック、シューズ、登山用品、キャンプ用品、カヤック、食品など幅広く展開してきた。現在の恵比寿店は2008年にビルの建て替えに伴い、オープンした。旧恵比寿店に比べて面積を2倍にしたフラッグシップストアとして運営していた。閉店の理由について「契約の満了に伴うもの」(同社広報)とコメントしている。顧客には近隣の渋谷店やEC、モンベル・カスタマーサービスなどの利用を促す。

現在の恵比寿店が開店した08年に50店舗台だったモンベルの国内店舗数は、現在は約125店舗にまで拡大した。22年8月期の連結売上高は940億円で、国内アウトドア用品の製造・販売企業としては最大級の規模を誇る。

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ポーラ・オルビスHD23年1〜6月連結決算 インバウンド需要復調し売り上げ拡大で営業利益82.3%増

ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の2023年1〜6月期連結決算は、インバウンド需要の回復やポーラが全チャネルで増収、オルビス、ジュリークも前年を上回り売上高が前年同期比9%増の858億円、営業利益は売り上げ拡大による粗利の増加により同82.3%増の89億円、経常利益が同28.3%増の113億円、純利益は前年に計上した法人税等調整額の減少などの影響を受け同32.1%減の74億円だった。

事業別ではビューティケア事業の売上高が同9.3%増の835億円。ポーラはエステや最高峰ブランド「B.A」が伸長し、売上高は同10.4%増の497億円だった。「オルビス(ORBIS)」は国内売り上げが好調で増収幅が拡大し、同9.7%増の209億円となった。そのほか、育成ブランドに属する「スリー(THREE)」はスキンケアシリーズ“バランシング”を拡充し、国内売り上げが回復。売上高は同2.6%減の27億円。「ディセンシア(DECENCIA)」も新規顧客獲得が復調傾向になり、売上高が同4.5%減の23億円となった。「ジュリーク(JURLIQUE)」は中国でフェイスオイルが好調のほか、オーストラリアや香港が2ケタ伸長で、売上高は5%増の38億円だった。

不動産事業の売上高は同0.3%減の10億円、その他の売上高は同1.4%減の12億円だった。

23年12月期連結決算は、「ポーラ」「オルビス」が好調に推移していることから業績予想を上方修正する。売上高は前期比8.2%増の1800億円、営業利益が同27.2%増の160億円(修正前は151億円)、経常利益が同17.2%増の175億円(同151億円)、純利益が同1.3%増の116億円(同100億円)を目指す。

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ZOZOの23年4〜6月は営業利益10.8%増 出荷単価も引き続き上昇

ファッションECモール「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOの23年4〜6月決算は、商品取扱高(GMV)が前年同期比3.1%増の1319億円、営業利益が同10.8%増の158億円、純利益が同12.5%増の112億円だった。主力の「ゾゾタウン」のGMVが同7.2%増の1082億円と堅調だったほか、リテールメディアの広告事業が4.2億円増と大きく伸び、営業利益を押し上げた。商品単価は4.9%増の3726円、出荷単価は6.2%増の8177円で、商品単価は6四半期連続、出荷単価は5四半期連続で上昇した。

出荷単価の上昇は、販管費率全体の改善にも大きく寄与した。荷造運賃比率は0.5ポイント改善の6.4%になり、販管費率は0.4ポイント改善し、22.0%になった。栁澤孝旨・副社長CFOは「荷造運賃比率の改善は7〜9月も継続する」という。

売上総利益率(対GMV比、以下同)は0.1ポイント改善の34.9%。営業利益率は1.6ポイント改善し、12.9%に上昇した。

業績は順調に進捗しているものの、大株主の一人で創業者の前澤友作氏が1月11日以降、小刻みかつ断続的に市場外での持ち株の処分を行っており、株価は1月10日の3185円から、直近では2772円まで落ち込んでいる。

なお、前期に「決算資料連載ドラマ」で一部で話題になったZOZOのユニーク決算資料は今回、栁澤CFOとIR部長が似顔絵とともに登場し解説する「分かりやすい解説付き決算資料」になった。ピンポイントで決算に関係した解説コメントを行っているほか、「勝負スーツはイザイア、靴はクロケット&ジョーンズを愛用しています」(栁澤CFO)などのプライベート情報もさり気なく明かしている。

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「ア ベイシング エイプ®︎」がランウエイショー 本場NYで見せたストリートブランドの新たな可能性

「ア ベイシング エイプ®︎(A BATHING APE®︎以下、ベイプ®︎)」はこのほど、ニューヨーク(NY)で、ブランド設立30周年を記念した「ベイプヘッズショー(BAPE HEADS SHOW以下、ヘッズショー)」を開催した。同イベントは1997年から続く、ファッション、音楽、カルチャーを融合させたイベントだ。毎回、今の音楽シーンを代表するアーティストが「ベイプ」の最新ルックをまとい、ライブパフォーマンスを演じることでも話題となる。

今回は音楽ライブだけでなく、「30周年の節目として、これまでとこれからの『ベイプ』を、より深く理解してもらうための新しい試み」と、ブランド初のランウエイショーを実施した。東京に拠点を構える「ベイプ®︎」が、「ヘッズショー」をNYで開催するのは5年ぶりの2回目。担当者は、「アメリカの多くの音楽アーティストが『ベイプ』を支持してくれている。NYはブランドにとって、最も重要な場所。音楽面との親和性を考慮しても『ヘッズショー』にふさわしいロケーションだ」と言う。会場となったマンハッタンのライブハウス「ターミナル5」を、黒と緑の見慣れた猿の迷彩柄で、全面ラッピングした。

ステージを囲むように設けられた客席には、NBA選手のジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)やNFL選手のジェイレン・ミルズ(Jalen Mills)、俳優のミア・ハリファ(Mia Khalifa)、ラッパーのトリニダード・ジェームズ(Trinidad James)、リル・テッカ(Lil Tecca)をはじめとする、米エンタメ界のインフルエンサーらが揃う豪華な顔ぶれ。加えて、会場の2階席まで、ヒップホップを愛する国らしく“ブリンブリン”に「ベイプ®︎」を着込んだファンの若者たちが押し寄せた。

スケートボードを滑走しながら始まったランウエイショーは、「ベイプ®︎」をメインに、ヤングラインの「エーエイプ(AAPE)」、ハイグレードラインの「ベイプブラック(BAPE BLACK®)」、ウィメンズの「ベイピー(BAPY®)」と「エイピー(APEE)」を加えた5ブランドが、合計100体以上の2023年秋冬シーズンのルックを披露した。モデルは人種や年齢も幅広いキャスティングで、NYの多様性を感じさせる。米ヒップホップ界の最注目株であるリル・ベイビー(Lil Baby)やNBA選手のジェイレン・グリーン(Jalen Green)らもその一人だ。モデルがウオーキングする背景には、30年の歴史を振り返る 映像(VJ)が投影され、その VJにアーカイブのグラフィックやテキスタイルなどを織り交ぜながら、ブランドの過去、現在、未来を、音楽ライブさながらに演出した。ショー終盤には、ブランドのアイコンである“シャーク星人”風の着ぐるみルックも登場し、クールだけじゃない、ユニークな「ベイプ」らしい一面も表現した。

モデル全員でステージを埋め尽くした圧巻のフィナーレで幕を閉じると、会場が暗転し、恒例のヒップホップライブがスタート。地元ブルックリン出身のラッパー、ローラ・ブルック(Lola Brooke)がオープニングアクトを務め、実力派ラッパーのコイ・リレイ(Coi Leray)がそれに続いた。最後は、ランウエイも歩いたリル・ベイビーがステージに再登場し、自身が手掛けたW杯のキャンペーンソングなどの人気曲を披露。観客のボルテージも最高潮に達し、イベントは終始熱気に包まれた。

イベントの模様は、総フォロワー数850万ほどいるSNS(公式バッジ付きアカウントのみで合算)で、全世界に向けて配信した。いわゆるコレクションブランドではない「ベイプ」が、バリエーション豊かなスタイリングと演出で、見事にモードに昇華させた。ドロップやコラボレーションだけに注目が集まりがちなストリートファッションの中で、ブランドの歴史やモノ作りの良さをこれまでとは違う方法で、エンドユーザーに向けて発信したのだ。

なお「ベイプ」は、8月28日〜9月2日に開催される2024年春夏シーズン「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」の特別企画「バイアール(by R)」に参加し、8月31日に国立代々木競技場 第二体育館で、ランウエイショーを行う。イベント限定アイテムなども仕込み、30周年を祝う。

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「ア ベイシング エイプ®︎」がランウエイショー 本場NYで見せたストリートブランドの新たな可能性

「ア ベイシング エイプ®︎(A BATHING APE®︎以下、ベイプ®︎)」はこのほど、ニューヨーク(NY)で、ブランド設立30周年を記念した「ベイプヘッズショー(BAPE HEADS SHOW以下、ヘッズショー)」を開催した。同イベントは1997年から続く、ファッション、音楽、カルチャーを融合させたイベントだ。毎回、今の音楽シーンを代表するアーティストが「ベイプ」の最新ルックをまとい、ライブパフォーマンスを演じることでも話題となる。

今回は音楽ライブだけでなく、「30周年の節目として、これまでとこれからの『ベイプ』を、より深く理解してもらうための新しい試み」と、ブランド初のランウエイショーを実施した。東京に拠点を構える「ベイプ®︎」が、「ヘッズショー」をNYで開催するのは5年ぶりの2回目。担当者は、「アメリカの多くの音楽アーティストが『ベイプ』を支持してくれている。NYはブランドにとって、最も重要な場所。音楽面との親和性を考慮しても『ヘッズショー』にふさわしいロケーションだ」と言う。会場となったマンハッタンのライブハウス「ターミナル5」を、黒と緑の見慣れた猿の迷彩柄で、全面ラッピングした。

ステージを囲むように設けられた客席には、NBA選手のジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)やNFL選手のジェイレン・ミルズ(Jalen Mills)、俳優のミア・ハリファ(Mia Khalifa)、ラッパーのトリニダード・ジェームズ(Trinidad James)、リル・テッカ(Lil Tecca)をはじめとする、米エンタメ界のインフルエンサーらが揃う豪華な顔ぶれ。加えて、会場の2階席まで、ヒップホップを愛する国らしく“ブリンブリン”に「ベイプ®︎」を着込んだファンの若者たちが押し寄せた。

スケートボードを滑走しながら始まったランウエイショーは、「ベイプ®︎」をメインに、ヤングラインの「エーエイプ(AAPE)」、ハイグレードラインの「ベイプブラック(BAPE BLACK®)」、ウィメンズの「ベイピー(BAPY®)」と「エイピー(APEE)」を加えた5ブランドが、合計100体以上の2023年秋冬シーズンのルックを披露した。モデルは人種や年齢も幅広いキャスティングで、NYの多様性を感じさせる。米ヒップホップ界の最注目株であるリル・ベイビー(Lil Baby)やNBA選手のジェイレン・グリーン(Jalen Green)らもその一人だ。モデルがウオーキングする背景には、30年の歴史を振り返る 映像(VJ)が投影され、その VJにアーカイブのグラフィックやテキスタイルなどを織り交ぜながら、ブランドの過去、現在、未来を、音楽ライブさながらに演出した。ショー終盤には、ブランドのアイコンである“シャーク星人”風の着ぐるみルックも登場し、クールだけじゃない、ユニークな「ベイプ」らしい一面も表現した。

モデル全員でステージを埋め尽くした圧巻のフィナーレで幕を閉じると、会場が暗転し、恒例のヒップホップライブがスタート。地元ブルックリン出身のラッパー、ローラ・ブルック(Lola Brooke)がオープニングアクトを務め、実力派ラッパーのコイ・リレイ(Coi Leray)がそれに続いた。最後は、ランウエイも歩いたリル・ベイビーがステージに再登場し、自身が手掛けたW杯のキャンペーンソングなどの人気曲を披露。観客のボルテージも最高潮に達し、イベントは終始熱気に包まれた。

イベントの模様は、総フォロワー数850万ほどいるSNS(公式バッジ付きアカウントのみで合算)で、全世界に向けて配信した。いわゆるコレクションブランドではない「ベイプ」が、バリエーション豊かなスタイリングと演出で、見事にモードに昇華させた。ドロップやコラボレーションだけに注目が集まりがちなストリートファッションの中で、ブランドの歴史やモノ作りの良さをこれまでとは違う方法で、エンドユーザーに向けて発信したのだ。

なお「ベイプ」は、8月28日〜9月2日に開催される2024年春夏シーズン「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」の特別企画「バイアール(by R)」に参加し、8月31日に国立代々木競技場 第二体育館で、ランウエイショーを行う。イベント限定アイテムなども仕込み、30周年を祝う。

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「ブラームス ルーツストック」と「アダム エ ロペ オム」がコラボ ニルヴァーナが主役

「ブラーム ルーツストック(BLURHMS ROOTSTOCK)」と「アダム エ ロペ オム(ADAM ET ROPE‘ HOMME)」は8月4日に、伝説のロックバンド“ニルヴァーナ(Nirvana)”とコラボしたTシャツを数量限定で発売する。「アダム エ ロペ オム」の取り扱い店舗と公式オンラインストアで取り扱う。価格は1万7600円。

フロントはオフィシャルのフォトプリントとスマイルマーク刺しゅうを施した2デザインで展開し、バックにはオニキスフォントで代表的なワードロゴを配する。また、ボディーには「ブラーム ルーツストック」の定番として展開し、プリントTシャツのためだけにオリジナルで生産している素材を採用。染色加工をし、プリント後に複数洗いをかけることで仕上がるソフトな風合いと着心地の良さが特徴だ。

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「ニューエラ」と映画「となりのトトロ」のコラボ商品が再販売 キャップやバッグを用意

「ニューエラ(NEW ERA)」と映画「となりのトトロ」のコラボ商品が再販売し、9月1日の17時までオンライン“エンスカイショップ”で受注販売中だ。ラインアップは、バッグとキャップの全5型で、価格は4180〜1万1000円。

キャップは、マックロクロスケのチラシ柄を施した“59FIFTY”やトトロとマックロクロスケのワッペン仕様の“9FIFTY“をはじめとする、4種を各2色展開で用意する。また、27Lの容量とサイドポケット、パソコンを保護するクッションインナーなどを備えた“9FIFTY”と同柄のタウンユース向けバックパックを取りそろえる。なお、販売アイテムは2月下旬から順次出荷予定だ。

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「ジバンシィ」が2024年にロサンゼルスに初出店 オープン記念パーティーは期間限定の店舗で開催

「ジバンシィ(GIVENCHY)」は、米カリフォルニア州ロサンゼルスの新店舗を2024年にオープンする。2日間にわたって開かれた記念パーティーにはスタイリストやモデル、俳優らが来場した。

新店舗がオープンするのは、高級住宅地ビバリーヒルズに位置するショッピングストリートのロデオドライブ。以前はオランダのデニムブランド「ジースター ロゥ(G-STAR RAW)」が出店していた。「ジバンシィ」といえば、映画「ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany’s)」でオードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)が同ブランドのブラックドレスを着用するなどハリウッドとは縁が深いが、ロサンゼルスに店を構えるのは今回が初めてとなる。新店舗はクリエイティブディレクターのマシュー・ウィリアムズ(Matthew Williams)によるブランドビジョンを反映し、フレンチシックと、南カリフォルニアのスケーター&ストリートムードをミックスしている。インダストリアルなデザインを採用し、高い天井やメタルフレーム、自然光が降り注ぐ構造が特徴だ。

ロサンゼルス進出までに時間を要した理由として、米国では百貨店のサックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)やニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)、ノードストローム(NORDSTORM)と長年協力関係にあり、直営店がほとんどなかったことが挙げられる。しかし、米国内のビジネスが前年比で倍増していることを受け、「米国市場に投資したいと考えた」とルノー・ド・レスケン(Renaud de Lesquen)社長兼最高経営責任者(CEO)は話す。

同氏は、新店舗がブランドにとってトップ店の1つになると考えている。「これは『ジバンシィ』にとって大きな一歩だ。ハリウッドは多くの文化やファッションに刺激を与えてきた場所。アメリカだけでなく世界に向けたコミュニティーを作ることが重要だ」。

新店オープンを記念するパーティーは、同店が来年竣工するまでその近くに期間限定で開く店舗が会場となり、レスケン社長兼CEOのほか、スタイリストのケイト・フォーレイ(Kate Foley)やモデルのセーラム・ミッチェル(Salem Mitchell)、俳優のマデライン・ペッチ(Madelaine Petsch)、ハンター・ドゥーハン(Hunter Doohan)らが参加した。

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「ルシード」が新アンバサダーに俳優のオダギリジョーを起用

マンダムは、化粧品ブランド「ルシード(LUCIDO)」の新アンバサダーに俳優のオダギリジョーを起用する。

8月1日から「ルシード」新ブランドビジュアルと、“ルシード 薬用パーフェクトスキンクリームEX“(90g、1980円)の新広告ビジュアルを随時店頭展開する。オダギリジョーが出演する新テレビCMも今秋公開予定だ。

オダギリジョーは、「『ルシード』は格好良い大人が使う、品のある化粧品ブランドだというイメージがあった。まさか自分がアンバサダーを担うとは思わず本当に光栄に思う。40代になると特に肌は年齢が出やすいため、スキンケアの重要性を同年代となるミドル男性へ広めていきたいと思っている」とコメントした。

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フレンチコスメが大集結 オーガニックまつ毛美容液やロバのソープ、ドクターズコスメ

日仏企業の支援と投資促進を目的とする政府機関であるフランス貿易投資庁-ビジネスフランス日本事務所はこのほど、フレンチコスメの展示会「フレンチ ビューティ エクスペリエンス(FRENCH BEAUTY EXPERIENCE)」を在日フランス大使館で開催した。同機関によると、フランス製化粧品は2022年の日本の化粧品輸入総額の23%を占め、スキンケアとメイク、香水カテゴリーでは国別のシェア1位を誇る。フランスでは環境問題やSDGsに対する意識が高く、オーガニック・ナチュラル志向のブランドが多く生まれているのも特徴だ。今回出展した全13ブランドを紹介する。

オーガニックのまつ毛美容液やUVケア

パリ発のオーガニックブランド「ホイヘンス(HUYGENS)」はオーガニックのスキンケアアイテムやフレグランスを展開する。今回は目玉商品としてまつ毛と眉毛に使用できる美容液“アイラッシュ&ブロウ コンディショナー”(3.5mL、3960円)を紹介した。通常、ブラシ状のアプリケーターを用いるまつげ美容液には防腐剤が必要となる。同商品は防腐効果をオーガニック成分で実現した。池袋と渋谷、横浜に3店舗を展開するオーガニックコスメのセレクトショップ「オーガニックマーケット」で8月から先行販売する予定だ。

一人一人に合わせてカスタマイズできるエシカルコスメブランドの「マディ・エ・モワ(MADY & MOI)」は、肌の状態や目的によって選べる12種類のフェイスクリームやボディーミルク、リップクリーム、フェイスセラムをそろえる。南仏・プロヴァンスで製造し、全てコスモスオーガニック認証を取得したビーガン商品だ。

起業家でサーファーのフランク・ヒワルスキー(Franck Bywalski)が創設したUVケアブランド「イーキュー(EQ)」は、海洋環境保護をブランド理念に掲げる。SPF50+の日焼け止め効果やエコサート認証の取得にもこだわりながら、ピンクやターコイズなどのカラーで楽しめるサンスティックを用意し、遊び心も忘れない。

そのほか、植物由来のオーガニック化粧品ブランド「ラボラトリー セガラ(LABORATOIRE DU HAUT SEGALA)」や、クレンジング・洗顔としても使用できる保湿クリームを販売する「ジュ フェ トウ~マカセーヌ~(JE FAIS TOUT)」、かわいらしいパッケージのメンズスキンケアの「ムッシュ・バルビエ(MONSIEUR BARBIER)」が並び、会場はコスメバイヤーやメディアで賑わった。

フランス生まれのせっけんブランド

「ラ・サヴォヌリー・ドゥ・ニヨンス(LA SAVONNERIE DE NYONS)」は世界最古のせっけん工房が発見された、南東部の町ニョンスで生まれたせっけんメーカーだ。地元のサプライヤーから原料調達し、伝統的な手法でオーガニックのせっけんを製造する。オーガニックのシアバターやアルガンオイル、オリーブオイルも販売する。ニョンス出身のアーティストが手掛けたメタル缶や包装紙のレトロな絵柄が目を引く。

「サヴォヌリ・デュ・ピロン・デュ・ロワ(LA SAVONNERIE DU PLION DU ROY)」はプロヴァンスの小さな村で創業した自然派せっけんとボディーケアのブランドだ。日本ではまだ認知度の低いロバのミルクを配合した“ハーブソープ”(100g、1650円)や“シャワーシャンプー”(250mL、2860円)をキーアイテムとして紹介した。

ドクターズコスメもオーガニックに

「Tルクレール(T.LECLAIRC)」は1881年にパリ・マドレーヌ広場の薬局で誕生した。140年の歴史があり、ブランドを代表する米粉を使用したルースパウダーのほかベースメイクやメイクアップを展開する。

アイケアブランド「クリスチャン・ブルトン(CHRISTIAN BRETON)」も日本再上陸を目指して参加した。「塗るボトックス」として知られるロールオンタイプの目元美容液“リフトックス”は2008年の発売以降累計1200万個を超える販売数を誇る。

そのほか、1840年創業のナチュラル・ドクターズコスメブランド「コタン(COTTAN)」や、敏感肌向け、エイジングケア向けなどのラインを持つ100%ナチュラル由来のドクターズコスメ「ノヴェクスペール(NOVEXPERT)」が出展した。


パチュリで伝統を築くフレグランス

地中海に面したジュアンレパンで創業した香水メゾン「ルミネサンス(REMINISCENCE)」は、日本未上陸のブランドだ。1970年創業の歴史があり、よりモダンな商品とパッケージへリブランディングを進めている。ブランドを代表するパチュリの香水はシダーウッドやサンダルウッド、ペチバーの精油を絶妙なバランスで配合し、パチュリの香水だけでも5種類ラインアップする。8月にはミモザの香りをフランスで発売する予定だ。

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シャープが美容領域を強化 美容家電ブランド「プラズマクラスター ビューティ」立ち上げドライヤー発売

シャープは、ヘアドライヤーをはじめとする美容領域を強化する。美容家電ブランド「ボーテアー(BEAUTE A)」を刷新し、同社を代表するプラズマクラスター技術を搭載した「プラズマクラスター ビューティ(PLASMACLUSTER BEAUTY)」として生まれ変わる。第1弾商品は乾燥性能が従来機比35%向上したドライヤー3機種(想定価格2万〜4万4000円)を8月24日に家電量販店やECサイトなどで販売する。今後はドライヤー以外の美容家電の展開も視野に入れ、23年度の出荷金額は前年比2倍、25年度は同3倍を目指す。

シャープは、2000年にプラズマクラスター技術を開発。美容領域では11年にドライヤーに初搭載した。しかし、「ドライヤー市場にポテンシャルを感じているものの、当社の業界認知が低く、事業規模も小さい。22年度のヘアドライヤーの出荷台数490万台の中で当社のシェアは数%程度。当社の空気清浄機に比べてもドライヤーの事業規模は10%程度で、歯がゆさを感じていた」(永峯英行シャープPCI・ヘルスケア事業部事業部長)ことから、美容領域を強化する。

プラズマクラスターは、主に3つの特長がある。1、OHラジカルの酸化力で除菌・消臭効果がある 2、プラスとマイナスのイオンで静電気を除去 3、水分子で囲まれたイオンで潤いを与える。特に2、3は「静電気を除去することはブラシと髪の静電気を除去でき“サラサラ”に仕上げ、肌や髪に水分子コートを形成し“艶々”にする」ため、ヘアドライヤーに適していることから、第1弾商品としてドライヤーを展開する。

プラズマクラスターのほか速乾にも注力し、髪表面を押し分け根元や広範囲に風を届ける技術“ドレープフロー X4”を開発。“プラズマクラスター ドレープフロードドライヤー〈IB−WX901〉”(4万4000円※編集部調べ)は、4つの吹き出し口により、乾燥性能を35%アップした。本体重量が約19%減、ノズルサイズが約50%となり、小型化・軽量化を実現。手首負担は約61%減少した。距離センサーとAIによる予測型の温度コントールも採用。ドライヤーと髪の距離に応じて熱ダメージを抑えることが可能となった。さらに、速乾のホットモードや熱ダメージ抑制のセンシング、約50℃の地肌ケアのスカルプなど好みに合わせて使用できる7つのモードを用意した。

そのほか、速乾性と小型化を両立した新デザインの<IB-P801>(3万2000円※編集部調べ)、従来タイプの<IB-P601>(2万円※編集部調べ)もそろえる。

「プラズマクラスター ビューティ」の発売を機に、ブランドアンバサダーに俳優の宮世琉弥を起用する。店頭のほかSNSなどでのプロモーション活動を強化。ブランド認知度向上と販路拡大を図る。

同社は、プラズマクラスター技術を空気清浄機や冷蔵庫など家電製品13品目に水平展開する。21年10月にはプラズマクラスター商品の出荷台数は世界で1億台を突破。30年度に2億台を目指す。

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「H&M」が「シーイン」を著作権侵害などで提訴

「H&M」が「シーイン(SHEIN)」を著作権侵害および商標権侵害で香港の裁判所に提訴した。「H&M」は米WWDに対して、「香港で『シーイン』との著作権侵害訴訟が進行中であることは事実だ。『シーイン』が複数のデザインについて当社の権利を侵害しているため、提訴した。進行中の訴訟のため、これ以上のコメントは差し控える」と声明を発表した。「シーイン」の担当者は、社の方針で係争中の案件についてはコメントしないとコメントした。

「H&M」は訴状のなかで、「シーイン」が販売する製品は「顕著な類似性があり、コピーされたものであることを示している」と述べている。また、「シーイン」は1日に6000にも上る新しいスタイルを発表していることからも、「無許可で著作物の複製が大規模に行われている」と主張する。

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【2023クリスマスコフレ】ノエビアの最高峰スキンケアシリーズからローズ香るケア&メイクセット登場

ノエビアは、最高峰スキンケアシリーズ“ノエビア スペチアーレ”から“ノエビア スペチアーレ ローズコフレ”(1万9800円)を限定発売する。9月5日から全国の販売店、通信販売で取り扱う。

コフレに含まれるのは、透明感と艶のあるパールを配合し血色感と品のある肌へ導く“メイクアップベース” [SPF20・PA+](20g)、美容成分を配合ししっとりと肌を包み込む“薬用パウダーセラム”(6g)、乾燥などのダメージから肌を守りふっくらとした唇へ導く“リップセラム”、なめらかな質感で肌なじみの良いピンクとハイライトカラーを備えた“チーク ペタルピンク”の4型で、これらをオリジナルのバニティポーチに収める。

同アイテムは、“ノエビア スペチアーレ”シリーズと共通の8種類のスキンケア成分に加えて、希少なブルガリアンローズの精油を配合した。“リップセラム“には、ブルガリアンローズウォーターやダマスクバラ花エキスを使用。ブルガリアンローズやターキッシュローズの精油を用いた奥深い香りは、優雅なメイクタイムを演出する。

“ノエビア スペチアーレ”は、スキンケアがこころにも良い影響を与えることを願い開発した。美容効果はもちろん、使い心地や香りにまでこだわり最高レベルを追求したシリーズ。

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ヤーマンの次世代AI美顔器“ハケイ”を松本愛が体験「進化の最先端を実感!」

設立45周年を迎える「ヤーマン(YA-MAN)」は、美容機器ブランド「ヤーマン トウキョウ ジャパン(YA-MAN TOKYO JAPAN)」から、日本初※1進化するAI美顔器“ハケイ(HAKEI)”を6月5日に発売した。“ハケイ”の特長は、その名が表すように波形。クラウド上に2万点以上のスキンケア化粧品データを格納しており、それぞれの化粧品に含まれる成分に応じて浸透※2に適した波形を作る。それにより、普段使用している化粧品のチカラをより引き出す。さらには、専用アプリと接続することで新機能を追加したりアップデートしたりすることも可能。美容機器市場をリードしてきた「ヤーマン」の45年にわたる波形設計技術の集大成とも言える、次世代型美顔器だ。

発売と同時にこの新商品を体験したのは、10代の頃から美顔器を愛用しているというモデルの松本愛。「ヤーマン」の“メディリフト”シリーズや “ミーゼ スカルプリフトアクティブプラス”をはじめ、数々の美容機器を所有し、日々のスキンケア・ヘアケアに活用している美容デバイス好きの彼女は“ハケイ”をどう感じたのか、感想を聞いた。

日々変化する肌や好みの
スキンケアに合わせてカスタマイズが可能

“ハケイ”には、浸透※2とリフトケア※3をかなえる「ENRICH LIFT」と、専用アプリと接続して好みのケアをアレンジできる「myMODE」の2つの機能が搭載されている。「myMODE」では、スマートフォンなどに専用アプリ「YA-MAN HAKEI」をダウンロードして本体と接続することで、日々変化する肌や好みのスキンケアに合わせてカスタマイズが可能。AIという最新テクノロジーを活用することで、一人一人の毎日に寄り添う美顔器が完成した。

さっそくアプリをダウンロードした松本は「最初、AI美顔器と聞いて、難しそう、使いこなせるかな…と少し心配したけれど、実際使ってみたら簡単でビックリ!過去にカメラとアプリの連動に手こずった経験から不安もあったが、“ハケイ”とアプリの連動は説明書を見なくてもスムーズに導かれる感じで、アプリも見やすく使いやすい。設定のハードルは想像以上に低いので、デバイスが苦手と思っている方にもおすすめ」と第一印象を述べた。

2万点以上のスキンケア化粧品データと
コネクトしカスタマイズ

日頃使用している化粧品の効果をより引き出すのが、「myMODE」の「PERSONALIZE」モードだ。クラウド上にある2万点以上のスキンケア化粧品データから、日頃使用している化粧品を検索して登録すると、製品ごとに異なるスキンケア成分を解析。それに応じて適した波形を生成するため、塗布しながら“ハケイ”を使用することで、その成分がより効率的に肌の深部※2へと届く。登録する化粧品は簡単に変更ができるため、肌のコンディショニングによって化粧品を変えたい人にも便利なうえ、データは新商品が発売されるごとに更新されていく。

使用後は「成分が肌の深部※2にぐんぐん入っている手ごたえがあり、テンションが上がった!」と松本。「今まで使っていた化粧品をすごく無駄にしていたのかも……もったいなかった、と正直思った。手頃な価格の化粧品も“ハケイ”を使うことでそのポテンシャルが引き出され、隅々まで行き渡る感じがすごい」とその効果実感を絶賛した。

購入後も新しい機能を
プラスしてアップデートし進化

「myMODE」にはIからIIIの3つのスペースがあり、スキンケアのニーズに応じて必要なお手入れのモードを専用アプリ「YA-MAN HAKEI」から購入して追加することが可能だ。購入したモードは、なりたい肌や必要なお手入れに合わせて “ハケイ”に接続して使用できる。モードは順次追加され新機能をプラスできるため、新しい美顔器が出るたびに本体を買い換える、という行動を減らすことができるサステナブルな美顔器だ。

松本も「myMODEのIはPERSONALIZEで普段使用している化粧水を登録、IIは購入時に初期設定されているCLEANZモードにしている。今は、クレンジング・洗顔後にCLEANZモードでお手入れするのにハマっている。コットンについた汚れを見たら、普段のケアではどれだけ落とせていないかわかり驚愕した。空いているIIIには何を入れるか今から楽しみだし、進化する可能性を秘めている感じが、美容デバイス好きのオタク心をくすぐる」と、今後のさらなる進化に期待を寄せた。

「パーソナライズされた美顔器は、
今の時代にぴったりマッチ」

対応する化粧品も機能もアップデートされ、購入後も進化を続ける美顔器“ハケイ”。毎日のように使用している松本も撮影時、「シートパックしながら3MHzのRF(ラジオ波)が出力される「ENRICH LIFT」モードを使用すると、美容成分をより浸透※2させつつ、リフトケア※3できるという使い方を今日教わった(PERSONALIZEモードでも使用可能)。さっそく今夜試してみたい!」と新たな使い方を伝授され、さらに興味が湧いた様子。

「最近はブルベやイエベ、骨格診断などが広まり、より自分に合ったものを選びたい、というムードが定着している。 “ハケイ”のようにパーソナライズされた美顔器は、今の時代にぴったりマッチしているし、若い人にも刺さると思う」と松本。さらには「1回買って終わりではない感じや、今後ユーザーの意見がフィードバックされてアップデートされそうな期待感は、美容好きだけでなくデジタルデバイス好きの心もつかみそう」と語った。「旅行にも持っていきたいから専用のケースを作って欲しい」とのリクエストも忘れず、その愛着ぶりを伺わせた。

※1 日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2023年4月期 日本初であることの証明・検証調査」
※2 角質層まで
※3 引き上げるように動かすこと
PHOTOS:KOUSUKE MATSUMOTO
MODEL:AI MATSUMOTO
STYLING:MASUMI YAKUZAWA(TRON)
HAIR & MAKEUP:AYA MURAKAMI
TEXT:YOSHIE KAWAHARA
問い合わせ先
ヤーマン
0120-776-282

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シャープが「プラズマクラスター ビューティ」のアンバサダーに宮世琉弥を起用 発表会では妹溺愛エピソードも

シャープは新ブランド「プラズマクラスター ビューティ」を立ち上げ、アンバサダーに俳優の宮世琉弥を起用した。7月31日に行われた“プラズマクラスタードライヤー”シリーズの商品発表会に宮世も登場。ドライヤーにまつわるエピソードとして「妹の髪を乾かしてあげる時がある。女性だから髪が長くて時間がかかるけど、このドライヤーはいいですね」と笑顔を見せた。

発表会では宮世は商品のさまざまな機能を体験し「えっ!すご!」「すごいしか言えない」など驚きの表情。最近ヘアケアにも興味を持ち始めたと語り、「男の方でも美の意識が高くなっている時代だと思う。肌もケアもそうですが、髪のケアをもっとしたい人におすすめ」とアピールした。

また、アンバサダー就任について「僕の名前は“宮城から世界へ”という意味でやらせていただいている。これからは“シャープを世界へ”ということで、“シャプ世琉弥”として美髪を広げていきたい」とジョーク混じりに意気込んだ。

8月24日に発売する “プラズマクラスタードレープドライヤー<IB-WX901>”(4万4000円前後 ※編集部調べ)は、独自の速乾方法を進化させ本体の軽量・スリム化を実現した新デザイン。新開発の「ドレープフローX4」を搭載し、風の吹き出し口を2つから4つに増やしたことで、従来機と比較し速乾性能が約35%向上している。ほか、速乾性と小型化を両立した新デザインの“<IB-P801>”(3万2000円前後 同)、従来タイプの“<IB-P601>”(2万円前後 同)も同時発売する。

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デンマークの靴ブランド「アノニマス コペンハーゲン」がBコープ取得 

デンマークのシューズブランド「アノニマス コペンハーゲン(ANONYMOUS COPENHAGEN)」がこのほどBコーポレーション認証を取得した。スカンジナビアのファッションシューズブランドとしては初となる。同ブランドは、ブーツなどレザーシューズをメーンに生産・販売している。同社は「300を超える質問と数年にわたる準備期間を必要とする徹底的な評価プロセスは、私たちがより説明責任を果たし、社会と環境への影響を継続的に改善する原動力となった。よりインクルーシブで持続可能な未来を創造したい」とコメントしている。

スコアは95.2を獲得。Bコープはオフィシャルサイトで同ブランドについて「ポルトガルのLWG認証レザーを使用し、REACH規制を遵守し、環境フットプリントを最小限に抑えるために現地で素材を調達してシューズを製造することに誇りを持っている」と評している。LWG(LEATHER WORKING GROUP)は英国に本部があるレザー関する環境保護団体で、レザーの品質や生産工程を含む安全性や環境問題に関する啓蒙活動を行っている。REACH規制は、2007年に発効したEU(欧州連合)における化学品規則だ。

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デンマークの靴ブランド「アノニマス コペンハーゲン」がBコープ取得 

デンマークのシューズブランド「アノニマス コペンハーゲン(ANONYMOUS COPENHAGEN)」がこのほどBコーポレーション認証を取得した。スカンジナビアのファッションシューズブランドとしては初となる。同ブランドは、ブーツなどレザーシューズをメーンに生産・販売している。同社は「300を超える質問と数年にわたる準備期間を必要とする徹底的な評価プロセスは、私たちがより説明責任を果たし、社会と環境への影響を継続的に改善する原動力となった。よりインクルーシブで持続可能な未来を創造したい」とコメントしている。

スコアは95.2を獲得。Bコープはオフィシャルサイトで同ブランドについて「ポルトガルのLWG認証レザーを使用し、REACH規制を遵守し、環境フットプリントを最小限に抑えるために現地で素材を調達してシューズを製造することに誇りを持っている」と評している。LWG(LEATHER WORKING GROUP)は英国に本部があるレザー関する環境保護団体で、レザーの品質や生産工程を含む安全性や環境問題に関する啓蒙活動を行っている。REACH規制は、2007年に発効したEU(欧州連合)における化学品規則だ。

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「ロペ」など手掛ける「ジュン」が販売スタッフを募集 20人以上を積極採用

「ロペ(ROPE)」などを手掛けるジュンは、さらなる事業拡大を目指し、販売スタッフ20人以上を募集する。雇用形態は正社員で、未経験者歓迎。希望を尊重して配属ブランドを決定する。

販売スタッフは、ジュングループの店舗で接客やディスプレーの作成を担う。マネキンに着せるアイテムなど、店頭のディスプレーに意見を出すことや、新商品開発のためのアイデアを店長経由で本部に提案することも可能だ。

その後のキャリアにおいても、幅広い選択肢を用意している。接客を極めて店長になるほか、SNS運用を行うプロモーション担当やプレスなど本部職へのキャリアチェンジも実現可能だ。異動の希望は、年に1回以上の社内公募を通して受け付け、入社1年後から誰でも応募ができる。

また、ライフスタイルに合った働き方を実現するため、さまざまな制度を整えている。今後も企業内保育園を増設したり、社員の生活に合わせて柔軟に調整できる勤務シフトを整えたりする予定だ。

ジュンは、FashionとFood、Fitnessという3つの“F”からなる「Vision FFF」を軸に、この3要素を核とした事業を手掛ける。企業理念に「YOU ARE CULTURE」を掲げ、44ブランド・369店舗を展開しており、今後も新規店舗の出店や新ブランドの立ち上げを予定している。また、2030年までに商品の100%にリサイクル素材、もしくは天然素材を用いた製造方法の実現を目指している。

募集職種
販売スタッフ

雇用形態
正社員
※3カ月の試用期間あり。その間の待遇に変更はない

応募条件
未経験者歓迎

勤務地
全国25都道府県の各店舗
※希望を考慮して勤務地を決定
※転居を伴う異動はない。U・Iターンも歓迎

【募集エリア】
北海道/岩手県/宮城県/東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県
栃木県/石川県/富山県/長野県/静岡県/愛知県/大阪府
兵庫県/京都府/三重県/岡山県/広島県/福岡県/長崎県
佐賀県/熊本県/鹿児島県/沖縄県
※交通は店舗により異なる

【積極採用エリア】
首都圏/名古屋/大阪/福岡/沖縄

給与・待遇
・東京/神奈川/千葉/埼玉/愛知/大阪/京都/兵庫
月給21万円以上

・上記以外の地域
月給20万円以上

※残業代は100%支給、別途年2回の賞与あり
※給与は経験等を考慮して決定

【月収例】
月収21万6000円(1年目)
月収26万2500円(店長)

【年収例】
初年度想定年収:300万~500万円

勤務時間
シフト制(実働7.5時間)
※シフトの時間帯や営業時間は、店舗により異なる。
※残業は月に10~15時間ほど。残業代は1分単位で100%支給

【シフト例】
9:30~18:30/11:00~20:00/12:30~21:30 など

休日休暇
年間休日120日以上
・シフト制(月9日休み)
・有給休暇
・慶弔休暇
・特別休暇
・産前産後・育児休暇(取得&復帰率90%以上)

年2回の大型連休あり
・夏季休暇(最大6日間)
・冬季休暇(最大6日間)
※公休と組み合わせて長期連休が取得可能
※3連休を2回など、分割して取得することも可能

福利厚生
・昇給年1回
・賞与年2回(5月・11月)
・交通費支給(月3万円まで)
・社会保険完備
・時間外手当(100%支給)
・出張手当
・役職手当
・店舗インセンティブ
・海外研修あり(販売コンテストの上位入賞者)
・社員割引(ジュングループブランド全てに適用可能)
・保養所(社有施設を格安で利用可)
・カフェテリアプラン(選択型福利厚生)
・マイカー通勤OK(店舗による)

・年に4回の表彰制度
チャップリン賞(「心に残る感動的な接客」を表彰)
※海外旅行や高級旅館の宿泊、最新PCなど、選べる副賞を用意

・仕事と家庭の両立を支援
時短勤務(1日5~7時間勤務が可能)
制服貸与(入社2年目まで/3週間サイクルで3着)

応募期限
2023年8月30日
※本情報は7月20日時点のものとなります。採用状況に応じて予告なしに応募や掲載が終了する場合がありますのであらかじめご了承ください。

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「ヘザー」と「おぱんちゅうさぎ」がコラボ “実写版おぱんちゅうさぎ”を商品化

アダストリアの「ヘザー(HEATHER)」とおぱんちゅうさぎのコラボアイテムが現在発売中だ。ドットエスティ(.ST)のほか、全国に8店舗あるドットエスティのOMO型店舗「ドットエスティストア」で取り扱っている。一部商品は8月2日のおぱんちゅうさぎの誕生日に合わせて発売する。

ラインアップは、Tシャツ(4400円)、トレカケース(1100円)、アクリルスタンド(1320円)など計22種類のアイテムだ。

「オシャレしたいおぱんちゅうさぎ」をコンセプトに、作者である可哀想に!監修のもと今までになかった“実写版おぱんちゅうさぎ”を商品化。世界観はそのままに、“なかなか思うようにいかないけど、健気にオシャレを楽しもうとする姿”を切り取った。

おぱんちゅうさぎは、“地球に住むイキモノ。なかなか恵まれない。今にも泣きそうだが、ひたむきに健気に生きていく”キャラクターで、不憫な目に遭う瞬間を切り取ったイラストやショート漫画が若い世代を中心に支持されている。作者の可哀想に!は、独創的な世界観と作風でクスっと笑える作品を生み出すクリエイター。これまでにおぱんちゅうさぎや、んぽちゃむなどのキャラクターを手掛けており、SNSやLINEスタンプなどで人気を集めている。SNSの総フォロワー数は約300万人を超える。

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「マジョリカ マジョルカ」がシカ成分配合の化粧下地発売 ニキビ跡や赤みをカバー

「マジョリカ マジョルカ(MAJOLICA MAJORCA)」は9月21日、ブランド誕生20周年記念アイテムの第2弾として、シカ成分を配合した化粧下地“マジカルカラーベース”[SPF50+・PA++++](25g、1980円※編集部調べ)を発売する。9月上旬には、ブランド公式ファンクラブ「マジョリピア(MAJOLIPIA)」と資生堂が運営する公式オンラインサイト「ワタシプラス」、「アインズ&トルペ」の38店舗で先行販売を開始する。

同商品は肌荒れを防ぐシカ成分に加え、ヨモギエキスやローズマリーなどの美容成分も含んでいるため、メイクしながら肌ケアがかなう。カラーはグリーンだが、肌になじませるとベージュに変化する“マジカルカラー処方”が特徴。ニキビ跡や赤みなどの肌悩みをカバーする。

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「マジョリカ マジョルカ」がシカ成分配合の化粧下地発売 ニキビ跡や赤みをカバー

「マジョリカ マジョルカ(MAJOLICA MAJORCA)」は9月21日、ブランド誕生20周年記念アイテムの第2弾として、シカ成分を配合した化粧下地“マジカルカラーベース”[SPF50+・PA++++](25g、1980円※編集部調べ)を発売する。9月上旬には、ブランド公式ファンクラブ「マジョリピア(MAJOLIPIA)」と資生堂が運営する公式オンラインサイト「ワタシプラス」、「アインズ&トルペ」の38店舗で先行販売を開始する。

同商品は肌荒れを防ぐシカ成分に加え、ヨモギエキスやローズマリーなどの美容成分も含んでいるため、メイクしながら肌ケアがかなう。カラーはグリーンだが、肌になじませるとベージュに変化する“マジカルカラー処方”が特徴。ニキビ跡や赤みなどの肌悩みをカバーする。

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指原莉乃の「リリミュウ」がマルチライナー発売 アイシャドウ新色&雑誌付録の限定色リップも登場

タレントの指原莉乃がプロデュースするコスメブランド「リリミュウ(RIRIMEW)」は9月1日、新商品のマルチライナーや定番のアイシャドウパレットとティントリップの新色を発売する。

新商品の“マルチフィットライナー”(全3色、各1540円)は、滑らかな描き心地のマルチライナーで、唇の形を縁取るリップライナーとしてだけでなく口紅としても使用できる。カラーはピンクベージュ、くすんだローズ、ピンクレッドの3色。

4色アイシャドウパレット“インザミラーアイパレット”(各2640円)は、新色として可愛らしい目元に仕上がるピンクブラウン系と、エレガントで上品な雰囲気をまとえるレッドブラウン系の2種を追加する。

透けるような発色が特徴のティントリップ“ミューテッドシアーティント”(各1870円)には、ファッション誌「アール(AR)」(主婦と生活社)2023年4月号付録の限定色として登場した“03 リッチグァバティー”が定番色として加わるほか、限定の鮮やかなオレンジカラーも販売する。

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「プラダ」がビューティ市場本格参入 スキンケアとメイクアップを8月1日発売

「プラダ(PRADA)」がビューティ市場に本格参入する。スキンケアとメイクアップ製品をprada-beauty.comとprada.comで8月1日(現地時間)に発売する。8月18日には英ロンドンの有名百貨店ハロッズとセルフリッジでも販売をスタート。10月には、独ミュンヘンやフランクフルト、デュッセルドルフの香水専門店ダグラス、伊ローマの老舗百貨店リナシェンテでも取り扱いを開始する。米国では2023年1月から実店舗で販売する予定。高級百貨店やショッピングモール、専門店、免税店など厳選した店舗で販売する。価格帯はリップスティックが45ユーロ(約7000円)〜、アイシャドウが80ユーロ(約1万2000円)〜、クリームが360ユーロ(約5万6000円)〜。 プラダ グループ(PRADA GROUP)とビューティ事業のライセンス契約を結ぶロレアル(L’OREAL)は売り上げについて言及していないが、年間の売上高は約2億5000万ユーロ(約392億円)と推定される。 業界筋によると、3年後には「プラダ」のスキンケアとメイクアップがブランド全体のビューティ事業の25〜30%を占めるとみられている。

グローバル・クリエイティブ・メイクアップアーティストにリンジー・アレクサンダー(Lynsey Alxander)を、eメイクアップアーティストにイネス・アルファ(Ines Alpha)を起用。ブランドの共同クリエイティブ・ディレクターであるミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)と協同で製品開発にあたる。アレクサンダー=グローバル・クリエイティブ・メイクアップアーティストは同時に、ファッションの公式メイクアップアーティストにも就任。9月21日にミラノで行うウィメンズのショーも担当する。

「プラダ」の共同クリエイティブ・ディレクターであるミウッチャ・プラダとラフ・シモンズは、ブランドのビューティライセンシーについて「今日の美とは何か?この問いが、ロレアルとの仕事の核心だった」と述べ、「今日の美とは、過去の固定観念を捨て去り、その人の個性、自由、そして自信を表現するものだと私たちは信じている」とビューティ製品への思いを語った。
ロレアル リュクス事業本部のシリル・シャピュイ(Cyril Chapuy)社長は、「22年に発売した『プラダ』の香水“パラドックス”の成功により、ウィメンズフレグランスにおけるブランドのリーダーシップが復活した。スキンケアとメイクアップ製品は、ブランドを新たな高みに押し上げる新たな章への幕開けだ」と述べ、ビューティコレクションについて「現代のラグジュアリービューティの最高峰であり、優れた品質、画期的な技術革新、妥協のないサステナビリティへの姿勢を表現している」と説明した。ロレアルは21年1月1日に「プラダ」のビューティ事業のライセンスを取得した後、既存のフレグランス製品のポートフォリオを再び活性化させ、“ルナ・ロッサ オーシャン”や“パラドクス”といった新作を迅速に追加していた。

「プラダ」のビューティー事業のインターナショナル・ジェネラル・マネージャーであるヤン・アンドレア(Yann Andrea)は、「だからこそ今、『プラダ ビューティ』のグローバルな視点と視野を広げる絶好の機会だ」と指摘。ロレアル リュクス事業本部のシリル・シャピュイ=ロレアル リュクス事業本部 社長は「世界で最も魅惑的なクチュールブランドの一つである「プラダ」は若い世代と共鳴する特別な力がある。全てのラグジュアリービューティカテゴリーで卓越し、すぐにロレアル リュクス事業内の限られたビリオネア・ブランドの仲間入りを果たす可能性がある」と説明した。

ロレアル リュクス事業本部のポートフォリオにはファッションブランド発のビューティ製品として「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」や「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」の3つの柱がある。「ヴァレンティノ ビューティ」のメイクアップ発売から2年後に「プラダ」のメイクアップ発売となり、デザイナーズのメイクアップのラインアップを強化し続けている。

ロレアルにとってスキンケア(サンケアを含む)とメイクアップは最大の製品カテゴリーであり、22年のグループ全体の売上高382億000万ユーロ(約6兆68億円)のうち、それぞれ40.1%と20.2%を占めている。またロレアル リュクス事業本部は22年、グループ最大の売上高を記録し、全体の38.3%を占めた。

「プラダ」は2000年9月に一度、プーチ(PUIG)とのライセンス契約の下、スキンケア製品を発売した。その後、ティントタイプのリップクリームも発売したが、同シリーズを終了していた。

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花弘がリサイクルボード「パネコ」を使用したフラワーベースを販売

 花の専門店「花弘」は、廃棄処分予定の花材を使用した繊維リサイクルボード「PANECO(パネコ)」のフラワーベースを企画販売する。全国の自社系列店で回収した花やグリーンを回収し、細かく分別、乾燥させた上で「パネコ」に練り込み、アップサイクルする。

フラワーベースは規格サイズのボードに対してロスがないよう工夫した形状と、強度を考慮して設計した。5つのパーツからなる組み立て式にすることで輸送時の積載効率にも配慮している。ペットボトルから再生した繊維を用いたリボンを結ぶことでさらに強度を向上させた。フラワーベースとしての使用後は再び新たな「パネコ」としてリサイクルも可能だ。

大中小の3サイズ展開で、価格は1万6500円から。9月1日から、自社のオンラインショップや、都内の複数店で販売する。

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「エモダ」初の女性事業部長 一匹狼たちを束ねる“対話力”

マークスタイラーの「エモダ(EMODA)」が復調している。コロナ禍ではリアル店舗の売上高が急減したものの、新しいテイストの商品を織り交ぜた提案で顧客の支持を回復している。立役者は今春、ブランドの事業部長に就任した市原藍氏。2009年のブランド発足以来、初めての女性事業部長となった。コロナ禍で自らが部内コミュニケーションの潤滑油となり、地道な種まきを続けてきた。

市原氏は外資系アパレルを経て13年、「エモダ」の営業部長としてマークスタイラー入社。「ムルーア」を経て、コロナ禍の20年5月に副事業部長として戻ることが決まった。「エモダ」はファッションビルなど商業施設の店舗が大半で、当時は緊急事態宣言などによる休業・時短営業で売上高が激減していた。リアル店舗の販売比率は約65%。低いEC化率は「販売員とファンのつながりの証」と楽観的に捉えていたが、その分ダメージは大きかった。「在庫が消化できないから、新しい商品が仕入れられない。にっちもさっちも行かない状況だった」と市原氏は振り返る。

企画主導のパワーバランスが裏目に

「エモダ」は「リエンダ」のカリスマ販売員だった松本恵奈(現クラネデザイン社長)がプロデューサーとなり立ち上げた。松本を中心とする企画チームが、女性が今着たいと思うトレンドを、ブランドらしいフィルターを通じてエッジーに表現してきた。その成り立ちから、事業部は企画チームが主導する傾向が強い。「いつも企画室で女子会のようににぎやかに、熱量高く商品についてあれこれ話し合っている」。松本が退任して10年以上が経つ今も、当時からの生え抜きスタッフは多く、クロップドトップスによる肌見せ、スキニーデニム、厚底ブーツといったスタイルを守り続けてきた。

ただ、企画主導のパワーバランスがコロナ禍では裏目に出た。「皆が一匹狼。目の前のことに一生懸命だけれど、チームとしては機能不全に陥っていた。企画チームが一生懸命作った服が売れない。なら、営業チームの売り方が悪いんじゃないか。MDはどういうロジックで販売計画を立てているのか。PRチームは機能しているのか。そんなふうにチーム間の食い違いが小競り合いになり、事業部全体の空気が悪くなっていた」。

必要なのは、誰かが部署間のコミュニケーションの橋渡し役になることだった。企画・MD、営業、PRが一枚岩の組織を作らなければ、コロナ禍は乗り越えられない。市原氏は副事業部長という立場ながら、自ら「伝書鳩」の役割を買ってでた。「というより、それしかできなかった(笑)。こうやったら売り上げがバーンと上がる、みたいな魔法はない。今は我慢をして地道に変えていくことが、ゆくゆくはブランドのためになると考えた」という。

組織運営におけるコミュニケーションの大切さは、過去の経験から心得たものだ。マークスタイラーに転職し、デベロッパー商談などは未経験ながらいきなり「エモダ」の営業部長を任された。店舗の運営や売上管理に加えて、150人以上を抱える販売員と向き合い、モチベーション維持に努めた※。当時の営業部長の役割を「何でも屋」と自嘲気味に話すが、一人一人と向き合うことが強いブランドを作ると知った。

※現在は販売部は本部直轄の組織となり、ブランドを横断して販売員を育成・管理するシステムになっている

風通しのいい組織が商品も変えた

「エモダ」の副事業部長に就任して以降は、一日あたり3〜4人を目標に、それぞれ1時間ずつ話す場を設けた。「他のチームの成果について、誰も気に留めないような状況を変えなければならなかった。例えば、PRチームがコラボ商品をインスタにアップしたなら『流入率はいいか』『予約数はどうか』と聞く。今日の店舗の売り上げがよかったら、『なんで?』って口に出す。『自分ができていればいいわけじゃない』と伝えた。チーム間のいざこざが起きたら、間に入って翻訳することもあった」。

組織の風通しがよくなるにつれ、商品企画もいい方向に変わっていった。「お客さまから『デザインが大人っぽくなった』と言われることが増えていた。これを話し合いでブレイクダウンすると、重ね着を前提にした、着方が難しい商品ばかりになっているということだった。『エモダ』は、それさえ着ておけば『エモダ』らしくなれて、スタイルアップできる分かりやすさが武器だった。徐々に原点回帰している」。23年春夏からは、ワイドジーンズを軸にしたブランドらしいスタイリングを本格的に再構築している。これまで企画してこなかったロゴアイテムなども取り入れることで、スタイリングに幅が出て、新客・顧客から共に支持を得ている。

「やっとスタートラインに立てた」と市原氏。「今は企画が営業に対して『店頭で何が売れているの』『今日の売り上げランキングを教えて』と尋ねるのも普通になってきた。本当に小さなことだが、着実にチームとしての成長を感じる」と話す。市原氏の対話による改革はこれからも続く。「これからは地方に気兼ねなく出張できるから店舗のスタッフにも会える。少しずつ変えながら、答え合わせをしながら前進していきたい」。

取材後記

「エモダ」「ムルーア」を筆頭に若い女性に厚く支持されるブランドを多く抱えるマークスタイラー。そんな同社に限らず、アパレルメーカーでは事業部長など売り上げの「数字」に関わる責任者は男性、企画など「感性」を発揮するポジションは女性といった前時代的な分業の考えが残る。そのような中、周囲を納得させる結果を出して事業部トップになった市原氏。女性だからこそ、企画チームの「私たちが着たい服を作りたい」という熱量が理解できるし、部内の橋渡し役もこなせるのだろう。これまでの男性事業部長とは一味違う、新しいリーダーとして引っ張ってほしい。

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アメリカの繁華街で深刻化する「閉店ラッシュ」と「治安悪化」【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。コロナ明けのアメリカでは、ダウンタウン(中心市街地)の衣料品や飲食の店舗の閉店ラッシュが収まらず、治安も急速に悪化している。インフレなど景気だけの話ではない。背景には働き方の変化や自治体の政治姿勢も絡んでいると鈴木氏は指摘する。

日本でも報道されているのでご存知の方も多いと思うが、パンデミック以降にアメリカ大都市ダウンタウン周辺の治安が悪化し、商業への影響が深刻化している。

5月にサンフランシスコ・ダウンタウンの店舗閉鎖を発表したのがノードストロムだ。本体の百貨店と傘下のノードストロムラックの2店舗で、双方ともに観光地としてもショッピングエリアとしても有名なユニオンスクェアに程近い立地である。特にショッピングモールのウェストフィールドに出店している百貨店(4〜7階フロア)はフラッグシップとも呼称される店なので、この報に接したときは少々の驚きを感じた。

およそ1カ月半後に今度はウェストフィールドが債務の支払いを停止し、所有権を債権者に譲渡すると発表した。ウェストフィールドを所有しているウニベイル・ロダムコ・ウェストフィールド(フランスの不動産会社)は、アメリカ市場の縮小を昨年発表しておりその一環なのだが、ノードストロム撤退が引き金になったであろうことは想像に難くない。このモールの昨年の売上高は2019年から35%も落ち込んでいるとメディアでコメントしている。

実はユニオンスクェア周辺では、「アバクロンビー&フィッチ」「H&M」「ギャップ」「クレート&バレル」など名だたるチェーンストアがすでにこぞって撤退しているのだが、ノードストロムが大きく報道されたのはフラッグシップ扱いの有名店だからだろう。

フラッグシップ扱いだったので報道されたもう一つの有名企業が高級スーパーのホールフーズだ。昨年3月にオープンしたばかりの大型店舗の撤退を発表したのが4月である。こちらは地元紙が「ドラッグ使用や犯罪で路上の環境が崩壊していることが店舗を閉鎖に追い込んだ」と報じている。

働き方の変化でオフィス街が地盤沈下

冒頭で「アメリカ大都市」と書いたが、とりわけ深刻なのがサンフランシスコで、次いでニューヨークのマンハッタンである。

調査会社によってバラツキがあるのだが、サンフランシスコの人流は2019年と比較すると25~27%落ちたままで推移しているようだ。またNYマンハッタンの小売雇用数はパンデミック前よりもおよそ20%落ちたままという分析データもある。

双方ともに観光地で、現在はリベンジ消費で観光客が多く、一見すると人流は多い。観光客が多いので高価格帯のラグジュアリーリテーラーは順調だが、オフィスワーカーが減ってしまったため、中間価格帯以下のエッセンシャルなビジネスが打撃受けているという。

オフィスワーカーが減少したのは、パンデミックに端を発したリモートワークの普及のためだ。ピーク時には全オフィスワーカーの60%まで増えたが、昨年10月の時点で29%まで落ち、それ以降減り方が緩やかになったので、定着し始めたのではないかという見方が出ている。

ちなみに週に数日出社するためリモートではなくて「ハイブリッドワーク」と呼ばれ始めている。

この傾向はとりわけダウンタウンに顕著で、一方郊外に立地する多くの企業はリモートワークやハイブリッドワークを昨年中にやめている。理由の一つは通勤時間で、郊外企業は職住接近が普通なので通勤負担が低く、リモートにする根拠が薄い。ダウンタウンに顕著なのは治安も影響していることだろう。

そのためダウンタウンのオフィスの空室率が増加し、早急に別の用途へと転換しなければならないとするレポートが出ている。また大都市周辺部のインフラへの投資が減っているという情報もある。リターンが減ると予測できるので投資企業による投資が減っているのである。

万引きが増加する背景

治安の悪化はパンデミックによって人流が途絶えたことがきっかけだが、政治的な要素も色濃く反映している。民主党が主導権を持つ自治体は厳しい感染対策を強いてロックダウンを長引かせたが、共和党が強い自治体は早い地域では21年初頭には規制を緩めた。そのため前者は経済の回復に時間がかかってしまっている。回復しないのでオフィスワーカーが戻らず、戻らないので治安もなかなか回復しないという、負のスパイラルだ。

もう一つの理由として指摘されているのは、民主党はジョージ・フロイド事件(20年5月に黒人のジョージ・フロイド氏が白人警官による暴行で死去した事件)をきっかけにして、犯罪者の人権擁護と警察批判に傾き、警察予算を削ったり、活動を監視したり制限するといった政策を取る自治体が増え、そのため市中における警察のプレゼンスが減ってしまったことである。

サンフランシスコもニューヨークも市中の警官を増やすなどして対応を急いでいるのだが、元に戻すにはしばらく時間がかかりそうだ。

治安の悪化に伴って深刻化しているのが万引きだ。日本でも報じられているのでご存知の方も少なくないだろう。

カリフォルニア州は950ドル以下、ニューヨーク州は1000ドル以下の万引きを軽犯罪としており、現行犯でないと逮捕しない、捜査もしない、起訴もしないとされ、そのため常習犯が盗みを繰り返すと言われている。同じ州内でも自治体によって方針が異なるのだが、サンフランシスコ市やニューヨーク市はこれで万引きが増えたとされている。

またネット通販の普及で売りやすくなったため組織犯罪が増えているという指摘がある。南米からそのために集められた人たちが入れ替わりアメリカに入国し、州をまたいで移動しながら集団で万引きを繰り返すといった手法が報じられている。

さらにチェーンストアが店員ガイドラインで店頭犯罪を放置するよう義務づけていることも背景にある。万引き者が武器を持っているリスクがあり店員を守ることを目的とし、防犯カメラですべて記録しているから処置はすべて会社が引き受けるとする。そのため万引き者は店頭でやり放題となっていて、犯罪抑止力が薄れてしまっているのが現状である。

商業地図の塗り替えが進む

ニューヨークのマンハッタンは打撃を受けているが、川を隔てたブルックリンは完全に復活しているなど、人の動きの変化によって商業地が移動していることが指摘されている。オフィスに行かないので、住居の近くで消費するのだ。

アメリカのダウンタウンは、1950年代以降のモータリゼーションの開始で人が郊外に動いたため地盤沈下し、ドーナツ化現象と呼ばれたこともあった。80~90年代頃からダウンタウンの再開発が活発化し、人が戻りはじめ復活して活況を呈したのだが、コロナを機に再びドーナツ化が始まった。

これは一定地域内での動きだが、州単位でも同じトレンドが起こっている。カリフォルニアやニューヨークからの人口流出が続いており、いっぽうテキサスやフロリダの人口が増えている。

小売りや外食は人口が増えている地域を狙うのが王道なので、人口が減っているダウンタウン、または州や市といった地域のプライオリティが低くなるのは仕方のないことだろう。

パンデミックをきっかけにして消費者の活動場所が大きく変わり、それが小売や外食に少なからぬ影響を及ぼしているのである。この傾向はしばらく続くだろうと考えている。

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アメリカの繁華街で深刻化する「閉店ラッシュ」と「治安悪化」【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。コロナ明けのアメリカでは、ダウンタウン(中心市街地)の衣料品や飲食の店舗の閉店ラッシュが収まらず、治安も急速に悪化している。インフレなど景気だけの話ではない。背景には働き方の変化や自治体の政治姿勢も絡んでいると鈴木氏は指摘する。

日本でも報道されているのでご存知の方も多いと思うが、パンデミック以降にアメリカ大都市ダウンタウン周辺の治安が悪化し、商業への影響が深刻化している。

5月にサンフランシスコ・ダウンタウンの店舗閉鎖を発表したのがノードストロムだ。本体の百貨店と傘下のノードストロムラックの2店舗で、双方ともに観光地としてもショッピングエリアとしても有名なユニオンスクェアに程近い立地である。特にショッピングモールのウェストフィールドに出店している百貨店(4〜7階フロア)はフラッグシップとも呼称される店なので、この報に接したときは少々の驚きを感じた。

およそ1カ月半後に今度はウェストフィールドが債務の支払いを停止し、所有権を債権者に譲渡すると発表した。ウェストフィールドを所有しているウニベイル・ロダムコ・ウェストフィールド(フランスの不動産会社)は、アメリカ市場の縮小を昨年発表しておりその一環なのだが、ノードストロム撤退が引き金になったであろうことは想像に難くない。このモールの昨年の売上高は2019年から35%も落ち込んでいるとメディアでコメントしている。

実はユニオンスクェア周辺では、「アバクロンビー&フィッチ」「H&M」「ギャップ」「クレート&バレル」など名だたるチェーンストアがすでにこぞって撤退しているのだが、ノードストロムが大きく報道されたのはフラッグシップ扱いの有名店だからだろう。

フラッグシップ扱いだったので報道されたもう一つの有名企業が高級スーパーのホールフーズだ。昨年3月にオープンしたばかりの大型店舗の撤退を発表したのが4月である。こちらは地元紙が「ドラッグ使用や犯罪で路上の環境が崩壊していることが店舗を閉鎖に追い込んだ」と報じている。

働き方の変化でオフィス街が地盤沈下

冒頭で「アメリカ大都市」と書いたが、とりわけ深刻なのがサンフランシスコで、次いでニューヨークのマンハッタンである。

調査会社によってバラツキがあるのだが、サンフランシスコの人流は2019年と比較すると25~27%落ちたままで推移しているようだ。またNYマンハッタンの小売雇用数はパンデミック前よりもおよそ20%落ちたままという分析データもある。

双方ともに観光地で、現在はリベンジ消費で観光客が多く、一見すると人流は多い。観光客が多いので高価格帯のラグジュアリーリテーラーは順調だが、オフィスワーカーが減ってしまったため、中間価格帯以下のエッセンシャルなビジネスが打撃受けているという。

オフィスワーカーが減少したのは、パンデミックに端を発したリモートワークの普及のためだ。ピーク時には全オフィスワーカーの60%まで増えたが、昨年10月の時点で29%まで落ち、それ以降減り方が緩やかになったので、定着し始めたのではないかという見方が出ている。

ちなみに週に数日出社するためリモートではなくて「ハイブリッドワーク」と呼ばれ始めている。

この傾向はとりわけダウンタウンに顕著で、一方郊外に立地する多くの企業はリモートワークやハイブリッドワークを昨年中にやめている。理由の一つは通勤時間で、郊外企業は職住接近が普通なので通勤負担が低く、リモートにする根拠が薄い。ダウンタウンに顕著なのは治安も影響していることだろう。

そのためダウンタウンのオフィスの空室率が増加し、早急に別の用途へと転換しなければならないとするレポートが出ている。また大都市周辺部のインフラへの投資が減っているという情報もある。リターンが減ると予測できるので投資企業による投資が減っているのである。

万引きが増加する背景

治安の悪化はパンデミックによって人流が途絶えたことがきっかけだが、政治的な要素も色濃く反映している。民主党が主導権を持つ自治体は厳しい感染対策を強いてロックダウンを長引かせたが、共和党が強い自治体は早い地域では21年初頭には規制を緩めた。そのため前者は経済の回復に時間がかかってしまっている。回復しないのでオフィスワーカーが戻らず、戻らないので治安もなかなか回復しないという、負のスパイラルだ。

もう一つの理由として指摘されているのは、民主党はジョージ・フロイド事件(20年5月に黒人のジョージ・フロイド氏が白人警官による暴行で死去した事件)をきっかけにして、犯罪者の人権擁護と警察批判に傾き、警察予算を削ったり、活動を監視したり制限するといった政策を取る自治体が増え、そのため市中における警察のプレゼンスが減ってしまったことである。

サンフランシスコもニューヨークも市中の警官を増やすなどして対応を急いでいるのだが、元に戻すにはしばらく時間がかかりそうだ。

治安の悪化に伴って深刻化しているのが万引きだ。日本でも報じられているのでご存知の方も少なくないだろう。

カリフォルニア州は950ドル以下、ニューヨーク州は1000ドル以下の万引きを軽犯罪としており、現行犯でないと逮捕しない、捜査もしない、起訴もしないとされ、そのため常習犯が盗みを繰り返すと言われている。同じ州内でも自治体によって方針が異なるのだが、サンフランシスコ市やニューヨーク市はこれで万引きが増えたとされている。

またネット通販の普及で売りやすくなったため組織犯罪が増えているという指摘がある。南米からそのために集められた人たちが入れ替わりアメリカに入国し、州をまたいで移動しながら集団で万引きを繰り返すといった手法が報じられている。

さらにチェーンストアが店員ガイドラインで店頭犯罪を放置するよう義務づけていることも背景にある。万引き者が武器を持っているリスクがあり店員を守ることを目的とし、防犯カメラですべて記録しているから処置はすべて会社が引き受けるとする。そのため万引き者は店頭でやり放題となっていて、犯罪抑止力が薄れてしまっているのが現状である。

商業地図の塗り替えが進む

ニューヨークのマンハッタンは打撃を受けているが、川を隔てたブルックリンは完全に復活しているなど、人の動きの変化によって商業地が移動していることが指摘されている。オフィスに行かないので、住居の近くで消費するのだ。

アメリカのダウンタウンは、1950年代以降のモータリゼーションの開始で人が郊外に動いたため地盤沈下し、ドーナツ化現象と呼ばれたこともあった。80~90年代頃からダウンタウンの再開発が活発化し、人が戻りはじめ復活して活況を呈したのだが、コロナを機に再びドーナツ化が始まった。

これは一定地域内での動きだが、州単位でも同じトレンドが起こっている。カリフォルニアやニューヨークからの人口流出が続いており、いっぽうテキサスやフロリダの人口が増えている。

小売りや外食は人口が増えている地域を狙うのが王道なので、人口が減っているダウンタウン、または州や市といった地域のプライオリティが低くなるのは仕方のないことだろう。

パンデミックをきっかけにして消費者の活動場所が大きく変わり、それが小売や外食に少なからぬ影響を及ぼしているのである。この傾向はしばらく続くだろうと考えている。

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ダイソンが日本上陸25周年を記念し5つの新商品を発売 創業者いわく「今後も日本のビューティ市場に注力していく」

ダイソンでは日本法人設立25周年を記念し、創業者兼チーフエンジニアのジェームズ・ダイソンと、チーフエンジニアのジェイク・ダイソンが来日。5つの最新テクノロジーのラインアップの発表会を実施した。

5つのラインアップとは、360°ビジョン搭載で、インテリジェントで最もパワフルなロボット掃除機“ダイソン 360 ビズナビ”(18万9200円※価格は全て編集部調べ)。ダイソン初のオーディオでウェアラブルデバイスの“ダイソン ゾーン 空気清浄ヘッドホン”(12万1000円※ウルトラブルー/プルシアンブルーモデル)“セラミックポップ”モデルのヘアケア3商品(数量限定)、という計5品だ。

“ダイソン 360 ビズナビ”は、毎分最大11万回転するモーターを搭載し、最もパワフル*¹な吸引力を実現。10個のサイクロンが100,000Gもの遠心力を生み出し、微細なホコリを捕らえる吸引力を実現した。“ダイソン ゾーン 空気清浄ヘッドホン”は、高度なノイズキャンセリング機能を搭載し、没入感のあるサウンドを提供。空気清浄機能を搭載し、花粉やウイルスなど、0.1ミクロンの粒子を99%捕集する。スタイリッシュなルックスにも注目だ。

ヘアケア3商品とはまず、素早く乾かすことで髪に熱を当てる時間を短くし、ダメージを軽減した“ダイソン スーパーソニック ヘアドライヤー”(4万8800円)。新たに開発したアタッチメント“ツヤ出しツール”は浮き毛やうねりを抑えて、まとまりのあるサロンで仕上げたような艶めく髪に導く。そのほか、濡れた髪からスタイリングできる“ダイソン エアラップ マルチスタイラー”(シンプルモデルは4万4000円)、髪の形状に合わせてしっかりと包み込むフレックスプレートを採用した“ダイソン コラール ヘアアイロン”(5万3900円)をそろえる。

同発表会で「私自身にとって日本はとても大切な場所」と語ったジェームズ・ダイソン氏は、日本市場について「最初のサイクロン掃除機“ジーフォース”の生産・製品化が実現し、初めて発売できたのも日本。さらに日本のエンジニアからは、 機器を小型化することがいかに大切か、細部にこだわることがいかに素晴らしいかを学んだ。例えば“ダイソン スーパーソニック ヘアドライヤー”は、モーターを小型化することでハンドル部分に格納することが可能になり、扱いやすさとバランスの良さをかなえることができた。ちなみに今回発売した“セラミックポップ”モデルのカラーリングは、“ジーフォース”のピンク色へのオマージュになっている」と話す。

“ダイソン スーパーソニック ヘアドライヤー”の2016年の発売以来、ビューティカテゴリーに注力しているが、特に日本市場においては、今後もさらに注力していくという。「日本人にはディテールにこだわる人が多く、例えば商品に付随するケースの機能性やデザインなど、細部のこだわりの価値を認めてくれる。そういったことなどにすごく共感できるため、日本のビューティ市場は、今度も一層重要視していきたい。また、日本女性の黒く光る髪はセンシティブで、ヘア関連の機器には熱から守る機能が大切になってくる。その点でも、当社のビューティアイテムとマッチしていると思う」。

ダイソンは、シンガポール、イギリス、マレーシア、メキシコ、中国、ポーランド、フィリピンにエンジニアリング・研究開発・製造・テスト事業を展開するグローバルなリサーチ&テクノロジー企業。英国のコーチハウスからスタートした同社は、1993年の創業以来、一貫して成長を継続。現在では、シンガポールのセント ジェームズ パワー ステーションにグローバル本社機能を構え、英国では800エーカーを超えるマルムズベリーとハラビントンに2つのテクノロジー キャンパスを有している。

*¹ IEC(国際電気標準会議)規格62885-4 5.8に準拠した、SLG(ドイツ)および自社による吸引力の比較試験(2021-2023年に実施)。国内ロボット掃除機売上上位7社の高性能ロボット掃除機(2022年7月から12月の独立調査会社のデータに基づく)を対象に実施。試験は強モードで実施

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