「イプサ」が肌状態に合った化粧液などを選べる冬限定キット発売 化粧水のハーフサイズも登場

「イプサ(IPSA)」は12月5日、自分の肌状態に合わせてアイテムを選ぶ冬限定のスキンケアキット“ME&洗顔キット”を数量限定で発売する。価格は9350〜1万4300円で、11月21日に予約受け付けを開始する。

同キットは、洗顔料の現品全4種と化粧液の現品全16種から自身の肌状態に合った商品をそれぞれ1品ずつ選択すると、ミニサイズの薬用化粧水“ザ・タイムR アクア【医薬部外品】”(30mL)やニキビ予防などのマルチケアがかなう美容液“セラム 0 e【医薬部外品】”(9mL)、スキンケアの仕上げに使う美容液“バリアセラム”(4.5g)のほか、50枚入りの“シルクコットン”が付くというもの。

セレクト対象となる商品は、キメを整え次に使用する化粧液の肌なじみをよくする洗顔料の“クレンジング マリンケイクe”(100mL)、“クレンジング フレッシュフォームe”(125g)、“クレンジング モイスチュアフォーム”(125mL)、“クレンジングフォーム センシティブ”(125g)。潤いと透明感のある肌に導く化粧液は“イプサ ME【医薬部外品】”(各175mL)は全8種で、リフィル8種も対象になる。“イプサME センシティブ” (各175mL)全4種、“イプサ ME アルティメイトe【医薬部外品】”(各50mL)全4種も用意している。

そのほか、10月17日にはトライアルや旅行用としても使えるミニサイズのアイテムを定番商品として発売する。ロングセラーの化粧水“ザ・タイムR アクア”は100mLのハーフサイズ(2640円)を、乾燥や肌荒れなどの肌悩みに対応する美容液“セラム 0 e”は1カ月分の27mL(7700円)を加える。

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ロクシタングループが「Bコープ」認証を取得 従業員と環境の項目に高評価

ロクシタングループはこのほど、境や社会に対する透明性や説明責任などにおいて高い基準を満たした企業に与えられる国際認証「Bコーポレーション(Bコープ)」認証を取得した。獲得点数は85.4点。評価カテゴリーのガバナンス、従業員、コミュニティー、環境、顧客の中で、従業員と環境の2項目で特に高い評価を得た。

同社は、2021年にBコープ認証取得に向けてプロジェクトが発足。認証取得のため、オフィスや工場、店舗、サプライチェーンにおける、従業員、地域社会、サプライヤー、顧客、株主、環境など、全てのステークホルダーに対して厳格な評価を実施した。それによるポジティブインパクトが高く評価され、認証取得へとつながった。

Bコープ認証を運営するBラボ スイスのジョナタン・ノルマン事務局長は、「6900を超える革新的な企業が集う私たちのコミュニティーに、ロクシタングループを迎えられたことをうれしく思う。ロクシタングループの生物多様性と、サステナブルなバリューチェーンに対する取り組みは称賛すべきものであると同時に、『Bムーブメント』の相互依存の原則にも合致するものだ」とコメントした。

ロクシタングループのエイドリアン・ガイガー=チーフ・サステナビリティ・オフィサーは「私たちは、1976年からサステナビリティを提唱し続けてきた。ビジネスの力を活用することで、より強固なコミュニティーを築き、経済的不平等を是正し、全ての人々にとってより持続可能な環境を創造するという、私たちの理念を分かち合うことができる企業グループの一員に加わることができ、大変うれしい」と述べた。

同社は「B コープ」認証を一つのステップとして、今後もグループ一丸となって進めるトリプルボトムライン(社会・環境・経済)に向けた取り組みやビジネスのさらなる進化を目指す。

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スイス発「アクリス」が100周年を祝う展覧会 藤本壮介ら建築やアートとのコラボを一堂に

「アクリス(AKRIS)」は5月12日から9月24日まで、ブランド誕生100周年を記念し、スイスのチューリッヒデザイン美術館でエキシビションを開催し、23日には各国からジャーナリストらを招きクローズイベントを開催した。

会場では「アクリス」の歴史とコレクションのインスピレーションとなっているアートと建築へのオマージュ、デザイン性やクラフツマンシップを伝えた。アルベルト・クリームラー(Albert Kriemler)=クリエイティブ・ディレクターは、アートや建築に造詣が深く、これまで数々の著名な アーティストや建築家とコラボレーションしている。会場には、ラインハルト・フォークト(ドイツ)、イアン・ハミルトン・フィンレイ(スコットランド)、ジェタ・ブラテスク(ルーマニア)、アレキサンダー・ジラード(アメリカ)、ロドニー・グラハム(カナダ)、藤本壮介(日本)などの作品とともに、2009年から22年までの12のテーマに合わせた100点以上のルックが展示された。

イベント冒頭で挨拶に立ったクリムラーは、「祖母であるアリス・クリムラーは1922年、女性に参政権すらなかった時代に起業をし、エプロンの縫製と刺しゅうの事業をスタートした。まさに当時のアントレプレナーだった」と創業の精神に触れ、父や弟であるピーター・クリムラー最高経営責任者(CE0)と2人で成長させたビジネスの背景を改めて振り返った。そして、インスピレーションを受けた芸術家たち、クリムラーが「長年の名人」と称える自社のテーラーやパタンナー、職人たちへ感謝のメッセージを丁寧に伝え、アットホームの空気の中で展覧会は閉幕した。

本社を構えるザンクト・ガレンは、豊かな自然に囲まれた歴史ある街

「アクリス」の本社は、チューリッヒから特急電車で田園風景の中を走ること約1時間、歴史的な建造物が数多く残る小さな街、ザンクト・ガレンにある。ザンクト・ガレンはテキスタイルと刺繍の産地として知られ、今も産地企業のいくつかはオートクチュールブランドの刺繍などを手がけている。

「アクリス」はここに、本社に加えてホテルやレストラン、ワインショップなどを展開しており、さながら“アクリス”タウン。デザイン機能を集約した建物は、クリムラーの祖母が1922年に購入した建物をリノベーションしたもので、窓からは美しい街並みと自然が一望できる。小さな街を歩けばすぐに世界最古といわれる図書館やステンドグラスが美しい荘厳な教会、おとぎ話から抜き出してきたような伝統的な建物が目に入り穏やかな気分に。「アクリス」の服は、着る人の魅力を引き出す上質なテーラードやニットが特徴だが、スタッフが豊かなスイスの自然と文化に囲まれた穏やかな場所で働いていることは、その特徴と大いに関係しているようだ。

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「YSL」表参道の旗艦店がリニューアル プリントサービスを導入しオリジナルアイテムを提供

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は9月27日、表参道ヒルズに位置する「イヴ・サンローラン・ボーテ 表参道 フラッグシップ ブティック」をリニューアルオープンする。

対象商品に1000種類以上のデザインや名前をプリントし世界に一つだけのアイテムができるサービス「アトリエ プリンティング」を導入。刻印サービスに加え、メッセージカードやラッピングを用意し、ギフトに特化した“ギフトアトリエ”として発信する。

同店では、ブランド最高峰のフレグランスコレクション“ル ヴェスティエール デ パルファム”の取り扱いを開始する。国内唯一となる12種をそろえる。価格帯は2万6400〜4万5100円。

リニューアルオープンを記念し、人気のマットリップ“ルージュ ピュールクチュール ザ スリム”(全2色、 各5720円)と“同ザ スリム ベルベット ラディカル”(全2色、各5720円)の限定デザインを発売する。ゼブラデザインを採用した。なお、同デザインのバニティポーチを、1万9000円以上の購入者にプレゼントする。

■イヴ・サンローラン・ボーテ 表参道フラッグシップ ブティック
時間:11:00〜20:00 ※表参道ヒルズの営業時間に準じる
場所:表参道ヒルズ西館 1F
住所:渋谷区神宮前4-12-10

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Jフロントが雑貨「プラザ」売却

J.フロント リテイリングは9月27日、株式の49%を保有する持分法適用関連子会社で、雑貨ショップ「プラザ(PLAZA)」を運営するスタリングライフ・ホールディングス(以下、SLH)の株式を譲渡すると発表した。Jフロントは所有する持ち分のうち約半分をスタイリングライフに、残りをSLHが今年7月に設立したファンドに売却する。売却額は非公表。なおSLHはTBSホールディングスが51%を保有している。

Jフロントは、2011年にSLHを持分法適用会社としてグループに加えて以降、傘下の大丸松坂屋百貨店やファッションビルのパルコなどへの出店、台湾への共同展開などを行ってきたが、思うような成果を出せなかった。SLHの23年3月期の業績は、売上高が475億円、営業利益が26億円、純利益が17億円。純資産233億円に対し、総資産は343億円だった。

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「ウズ バイ フローフシ」の“まつげ美容液”が2年ぶりにパワーアップ

「ウズ バイ フローフシ(UZU BY FLOWFUSHI)」は11月24日、2年ぶりにアップデートした“まつげ美容液”(1694 円)を発売する。厳選した美容成分を高配合するほか、容器を見直した。公式ECでは11月10日から先行発売する。

2021年の登場以来、「まつ毛の土壌」であるまぶたからケアするまつげ・目元用美容液として、その効果と指で塗るだけの使いやすさが好評を得ていた。今回、独自のミネラル成分と相性の良い美容液成分を高配合し、保湿やエイジングケアもかなえる。

油分を抑えた滑らかでみずみずしいジェルのようなテクスチャーが特徴。目元全体の美容液としても使用できる。優しくマッサージするようにまぶたとまつげ全体になじませることで、まぶたの血流環境を整える。しなやかなハリ感をキープし、艶やかでしっとりした目元へ導く。眉毛や地肌部分のケアも可能だ。

パッケージは、再生素材の使用率を高めた。「容器が硬くて最後まで使えない」といったユーザーからの声に応えてチューブの素材を見直し、最後まで使いやすい容器に変更。細いチューブでありながら自立するキャップを採用し、立てて置くことができる仕様にアップデートした。

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「ビューティ&ユース」がディズニー100周年を記念したコラボアイテムを発売 アパレルとバッグ

ユナイテッドアローズの「ビューティ&ユース(BEAUTY&YOUTH)」は10月4日、日本発のバッグブランド「チー(CH!III)」とコラボし、ディズニー創立100周年を記念するセレブレーションアイテムを発売する。同日11時にユナイテッドアローズ公式オンラインストアとゾゾタウン(ZOZOTOWN)でも取り扱う。

本作は、ディズニーの過去・現在・未来をテーマに掲げる。立体的なシルエットにミッキープリントを施した“フーディー”(2万7500円)は、リラックスなサイジングに「チー」でも使用している高品質なコットン裏毛素材を採用した。背面のミッキーをサガラ刺しゅうで仕上げた “スタジアムジャンパー“(9万9000円)は、国産本シュリンクレザーと上品なメルトン生地を使用し、カジュアルながらも仕立ての良さが際立つようデザイン。光沢のある国産レザーでしっかりとハリを持たせた“バッグ”(2万3200円)は、難易度の高いレザーへのプリントを実現しミッキープリントがキャッチーでポップな印象を与える。コンパクトながらマチを備え出し入れがしやすいアイテムだ。

■発売店舗
・フーディー ビューティー&ユース全店、ユナイテッドアローズ一部店舗(ビューティー&ユース取り扱い店) ユナイテッドアローズ公式オンラインストア、ゾゾタウン

・スタジアムジャンパー ビューティー&ユース 新宿ウィメンズストア、大阪店、福岡店 ユナイテッドアローズ横浜店、名古屋店 ユナイテッドアローズ公式オンラインストア、ゾゾタウン

・バッグ ビューティー&ユース 新宿ウィメンズストア、柏店、大阪店、仙台店、静岡店、福岡店 ユナイテッドアローズ池袋ウィメンズストア、横浜店、札幌店、名古屋店 ユナイテッドアローズ公式オンラインストア、ゾゾタウン

※一人につき、各色 1 点まで購入可能

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“ザ・プレミアム・モルツ”×「ジャパン ブルー ジーンズ」 青空の下でビールを飲みたくなるジーンズをプレゼント

サントリーとジャパンブルーは、日本人の嗜好に合う“ジャパニーズエール”を目指した“ザ・プレミアム・モルツ(ジャパニーズエール)香るエール”と、日本のジーンズブランド「ジャパン ブルー ジーンズ(JAPAN BLUE JEANS)」との初コラボレーション企画として、“青空の下でビールを飲みたくなるジーンズ”をテーマにした“ジャパニーズエールジーンズ”を製作した。10月31日23時59分まで、同ジーンズを抽選で100人にプレゼントするキャンペーンを実施する。

応募方法は、スマートフォン、PC から“ザ・プレミアム・モルツ”公式エックス(旧ツイッター)アカウントをフォローし、ハッシュタグ“#香るエール”“#青空の下でビールを飲みたくなるジーンズ”“#コラボキャンペーン”がついたポスト(旧ツイート)を確認。投稿内の選択肢から希望のサイズ(XS/S/M/L)を選んでポストする。

本アイテムは、「ジャパン ブルー ジーンズ」の人気モデル“J504 ルーズモデル”をもとにユニセックスでゆったり穿けるように製作した。パッチに“ザ・プレミアム・モルツ”、“ジャパニーズエール”のロゴを配し、ポケットには“ザ・プレミアム・モルツ(ジャパニーズエール)香るエール”がすっぽりと入る。

さらに、ベーシストのハマ・オカモトを起用した本コラボレーションの世界観を訴求するコンセプトムービーを10月17日に公開する。本コンセプトムービーでは、ハマ・オカモトが“ジャパニーズエールジーンズ”を穿き、青空の下で“ザ・プレミアム・モルツ(ジャパニーズエール)香るエール”を楽しむ。また、“ザ・プレミアム・モルツ(ジャパニーズエール)香るエール 限定デザイン缶”と“ザ・プレミアム・モルツ(ジャパニーズエール) ゴールデンエール”を10月17日から数量限定で発売する。

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「ピーター ドゥ」×「バナナ・リパブリック」 コラボコレクションを10月12日に発売

「ピーター ドゥ(Peter Do)」は2024年春夏コレクションで「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」とのコラボレーションの主要アイテムを発表した。

本コラボレーションコレクションは全28型で、日本では21型を取り扱う。「バナナ・リパブリック」銀座ストアと公式オンラインストア限定で10月12日に発売する予定だ。販売価格は発売後に公表される。

両ブランドのデザイン表現の核となる、美しく計算された仕立てとクラフツマンシップを称える汎用性の高い高品質なアイテムを中心にそろえた。

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「ニューエラ」のキャップ“59FIFTY”がカプセルトイに ミニチュアスイングで登場

「ニューエラ(NEW ERA)」はバンダイのカプセルトイ「ガシャポン」と初のコラボアイテムを発売する。価格は400円。10月第1週から、「ニューエラ」一部店舗、ガシャポンバンダイオフィシャルショップなど一部取り扱い店舗のカプセルトイ自販機で販売する。

「ニューエラ」のベースボールキャップ“59FIFTY”をミニチュアスイング化。ブラック、スカーレット、ネイビー、ブライトロイヤル、ウィート、ホワイトに加え、レアアソートのボックスロゴをあしらったブラックの全7種類をラインアップする。

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「ルイ・ヴィトン」から“LV イニシャル”モチーフの新作アクセサリー ピアスなど

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ゴールドカラーのメタル製“LV イニシャル”にレジンパールを装飾したアクセサリーを発売した。

価格はピアスが7万2600円、ブレスレットが6万7100円、ネックレスが7万5900円。ブレスレットとネックレスには、“モノグラム・フラワー モチーフ”や“LV サークル”のチャームもあしらう。

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「ルイ・ヴィトン」から“LV イニシャル”モチーフの新作アクセサリー ピアスなど

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ゴールドカラーのメタル製“LV イニシャル”にレジンパールを装飾したアクセサリーを発売した。

価格はピアスが7万2600円、ブレスレットが6万7100円、ネックレスが7万5900円。ブレスレットとネックレスには、“モノグラム・フラワー モチーフ”や“LV サークル”のチャームもあしらう。

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誰でもプロのような映像が撮影できる“宇宙からやってきた”スタジオがオープン

三井不動産は、クリエイティブ事業などを手掛ける世界(以下、CEKAI)と大日本印刷(DNP)と共同開発・運営するエンターテインメント施設、ギンガガ スペース ムービースタジオ(GINGAGA SPACE MOVIE STUDIO)を三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島に9月30日から1月14日までオープンする。入場料は平日1500円、休日1800円(ともに大人料金)。

同施設は、クリエイティブ集団CEKAIのクリエイターやアーティストたちが、“宇宙からやってきた映像スタジオ”をテーマに体験や空間を監修した。スマートフォン1台で誰でもプロのような動画撮影体験が楽しめる、“撮影エンターテインメント施設”だ。

スタジオ内には、ミュージックビデオのワンシーンのようなカメラワークが楽しめる撮影装置や人物が巨大したような映像が撮影できる、特殊映画セットのような美術空間を用意した。

“ギンガ・アイディー”は、犬型カメラを覗き込むことで、体験者の顔がスキャンされ、モニターに顔が分割して投影される装置だ。“ギンガ・ローリング”は、大型の車輪のような撮影装置の中に体験者が入って歩くことで、内側に取り付けたスマートフォンのカメラから自分の姿を360度の縦回転視点から捉えることができる。そのほか、さまざまな映像が撮影できるセットをそろえている。

オープンに際して、“宇宙×クラフツマンシップ”をコンセプトにした公式グッズも用意した。施設のロゴデザインやコンテンツに連動した約20種類のオリジナルグッズのほか、アーティストユニットのmagmaやトイブランド「ネオントイズ(NEONTOYS)」とのコラボアイテム、キャンディーショップの「パパブブレ(PAPABUBBL)」とのコラボレーションによる光るロリップをそろえる。そのほか、ミワ イトウ(MIWA ITO)やYAMASTOREなどの作家やショップが参加する予定だ。

また、オープン初日の9月30日にのみ使用可能な無料入場チケットを数量限定で販売している。公式サイトで購入できる。

■ギンガガ スペース ムービースタジオ
場所:三井アウトレットパークジャズドリーム長島 ノースエリア1Fプランテーションプラザ前
住所:三重県桑名市長島町浦安 368 ほか

詳細

ギンガガ スペース ムービースタジオ 公式サイト

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誰でもプロのような映像が撮影できる“宇宙からやってきた”スタジオがオープン

三井不動産は、クリエイティブ事業などを手掛ける世界(以下、CEKAI)と大日本印刷(DNP)と共同開発・運営するエンターテインメント施設、ギンガガ スペース ムービースタジオ(GINGAGA SPACE MOVIE STUDIO)を三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島に9月30日から1月14日までオープンする。入場料は平日1500円、休日1800円(ともに大人料金)。

同施設は、クリエイティブ集団CEKAIのクリエイターやアーティストたちが、“宇宙からやってきた映像スタジオ”をテーマに体験や空間を監修した。スマートフォン1台で誰でもプロのような動画撮影体験が楽しめる、“撮影エンターテインメント施設”だ。

スタジオ内には、ミュージックビデオのワンシーンのようなカメラワークが楽しめる撮影装置や人物が巨大したような映像が撮影できる、特殊映画セットのような美術空間を用意した。

“ギンガ・アイディー”は、犬型カメラを覗き込むことで、体験者の顔がスキャンされ、モニターに顔が分割して投影される装置だ。“ギンガ・ローリング”は、大型の車輪のような撮影装置の中に体験者が入って歩くことで、内側に取り付けたスマートフォンのカメラから自分の姿を360度の縦回転視点から捉えることができる。そのほか、さまざまな映像が撮影できるセットをそろえている。

オープンに際して、“宇宙×クラフツマンシップ”をコンセプトにした公式グッズも用意した。施設のロゴデザインやコンテンツに連動した約20種類のオリジナルグッズのほか、アーティストユニットのmagmaやトイブランド「ネオントイズ(NEONTOYS)」とのコラボアイテム、キャンディーショップの「パパブブレ(PAPABUBBL)」とのコラボレーションによる光るロリップをそろえる。そのほか、ミワ イトウ(MIWA ITO)やYAMASTOREなどの作家やショップが参加する予定だ。

また、オープン初日の9月30日にのみ使用可能な無料入場チケットを数量限定で販売している。公式サイトで購入できる。

■ギンガガ スペース ムービースタジオ
場所:三井アウトレットパークジャズドリーム長島 ノースエリア1Fプランテーションプラザ前
住所:三重県桑名市長島町浦安 368 ほか

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ギンガガ スペース ムービースタジオ 公式サイト

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「ルイ・ヴィトン」×草間彌生 これまでのコラボレーションの数々をまとめた書籍を発売

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は9月29日(予定)、世界的に著名な前衛芸術家 草間彌生との類を見ないコラボレーションの数々をまとめた集大成となる書籍“Creating Infinity: Yayoi Kusama × Louis Vuitton”(4万4000円)を発売する。「ルイ・ヴィトン」ストアおよび「ルイ・ヴィトン」公式サイトで取り扱う。

本書のページをめくるにつれ、このコラボレーションにインスピレーションを与えた芸術的な題材を通して読者は、先駆的なアーティストの草間彌生のアートワークや、彼女が「ルイ・ヴィトン」と共にデザインした画期的なファッションのコレクションを巡る旅に没入していく。

フェルディナンド・ヴェルデリ(Ferdinand Verdelli)とイザベル・ヴェネロ(Isabel Venero)の監修による本書には、草間彌生自身による前例のない序文や、ファッションやアートの分野で活躍する著名な専門家たちによる寄稿が含まれている。特に、作家のジョー・アン・ファーニス(Jo Ann Furniss)はこのコラボレーションを深く掘り下げ、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)は草間とのパートナーシップの発端について振り返る。また、草間彌生の作品をフィーチャーした重要な展覧会を企画してきたキュレーターの吉竹美香とフィリップ・ララット・スミス(Philip Larratt Smith)が貴重な専門知識を披露し、同じく著名なキュレーターでロンドンのサーペンタイン・ギャラリーのアーティスティック・ディレクターを務めるハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)が、長年にわたり草間彌生に関わってきたエキスパートである建畠晢と魅惑的な対話を繰り広げる。

この象徴的なコラボレーションのエスプリに基づき、また人々を虜にする草間彌生の魅力に敬意を表し、本書にはアルカ(Arca)やキャサリン・ブラッドフォード(Katherine Bradford)など、現代において最も著名なコンテンポラリーアーティストやミュージシャンたちによる考察も収録している。

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アダストリアが進める「ドットエスティ」のプラットフォーム化 「ピーチジョン」が出店

アダストリアが自社ECモール「ドットエスティ(.st)」のプラットフォーム化を進めている。2022年から、「ドットエスティ」を他社にも開放しているが、9月27日から、新たにワコールグループの下着ブランド「ピーチジョン(PEACH JOHN)」の取り扱いも始めた。「ドットエスティ」会員約1万6000人を対象にしたアンケートで、「今後扱ってほしいカテゴリー」として下着が1位となったことで、下着ブランド導入に動いてきたという。

アダストリアグループの30超のブランドを扱う「ドットエスティ」は、コロナ期間中に順調に成長し、会員数は23年2月時点で1550万人となった。22年から他社も引き込み、現在は食品の「サンマルクカフェ」(サンマルクホールディングス)や美容機器のヤーマン、シューズの「オリエンタルトラフィック」(ダブルエー)、レッグウエアの「靴下屋」(タビオ)、コスメのセレクトショップ「フルーツギャザリング」(エフ・ジー・ジェイ)などを扱っている。

アダストリアは26年2月期を最終年度とする中期経営計画で、「アパレルカンパニーから、グッドコミュニティ共創カンパニーへ」の転換を掲げており、その一環で「ドットエスティ」のプラットフォーマー化を目指している。会員を多数抱える有力ECサイトがプラットフォームを目指すというのは、「シーイン」などでも共通する流れ。

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ふわもこが愛らしい「マーク ジェイコブス」の“ザ テディ”から新作 バッグやサンダル

「マーク ジェイコブス」“ザ テディ”の新作

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、テディベアにインスパイアされた“ザ テディ(THE TEDDY)”グループから新作を発売した。バッグのほか、バケットハットやサンダルもラインアップする。

“ザ テディ”は2020年秋にデビュー。ふわふわ、もこもこの愛らしいルックスとソフトな手触り、軽さが人気だ。

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「エルメス」が初のアイシャドウパレットとマスカラ発売 メイクアップラインの最終章

「エルメス(HERMES)は10月25日、4色アイシャドウパレットとマスカラを発売する。2020年からチークやリップ、ベースメイクアイテムなどのビューティ商品を販売し、“美の探究”をし続けてきたが、今回はメイクアップラインの最終章として初のアイメイクコレクション“ルガール エルメス”が登場する。

“オンブル ドゥ エルメス パレット クワテュール”(各1万4300円、リフィル各7480円※発売時期未定)は濃淡の異なる3色のカラーと、アクセントカラー1色をセットしたアイシャドウパレット。カラーはピンクやプラムトーンの“01 オンブル・ペタル”、グリーン系の“02 オンブル・ヴェジェタル”、アンバーオレンジ系の“03 オンブル・フォーヴ”、深みのあるブルー系の“04 オンブル・マリン”、グレートーンの“05 オンブル・フュメ”、ゴールドやブロンズなどを組み合わせた“06 オンブル・モルドレ”の6種。それぞれにアイシャドウブラシも付属する。

“トレ ドゥ エルメス マスカラ ボリューム”(各8800円)は細めのブラシが特徴のマスカラで、細いまつ毛も逃さず液を塗布でき、ボリューム感を与える。マスカラの成分は、敏感肌の人でも使用できる処方になっており、ぬるま湯でもオフすることが可能だ。メゾンを象徴するカラーから着想を得て誕生した6色のブラック、ブラウン、バーガンディー、ブルー、グリーン、バイオレットをラインアップする。

ほか、アイメイクツールも販売する。まつ毛やアイブロウに最適なスクリューブラシ“レ パンソー エルメス ラブロス”(1万2320円)、ひと塗りでまぶた全体を彩る平筆型のアイシャドウブラシ“レ パンソー エルメス ロンブルール”(1万3750円)、アイカラーをブレンドしたりぼかしたりすることができる丸筆型のアイシャドウブラシ“レ パンソー エルメス レストンパー”(1万3750円)、細い線を描けるアイライナーブラシ“レ パンソー エルメス ルトラッサ―”(1万2320円)の4種を用意している。

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日本発の地方創生ブランドを発信するショップ 羽田空港出国エリアに今冬オープン 

日本空港ビルデングと東京国際空港ターミナルは、羽田空港第3ターミナル出国エリア内に日本発の地方創生型ラグジュアリーブランド「ジャパン マスタリー コレクション(JAPAN MASTERY COLLECTION、JMC)」ブランドショップを2023年冬にオープンする。運営は羽田未来総合研究所が担う。店舗面積は188平方メートル(予定)。

店内では、日本の現代文化と伝統文化を掛け合わせた商品や、日本のクリエイターや伝統工芸、ファッション、雑貨の切り口で、オリジナルを含む商品を展開していく予定だ。“守るべき日本の美と技”を未来に残すためのプラットフォームを構築し、製品の評価や生産者への資金の還元、後継者育成に繋げることを目指す。

顧客ターゲットは、心の豊かさを求めて社会課題に向き合う成熟した消費をする、世界中の知的好奇心の強い旅行者。特に、伝統や文化に裏付けされた人やもの、事象に関心を持つ人や現代アートやカルチャー、テクノロジーなどの最先端のものを受け入れる好奇心の強い人をイメージしている。

「ジャパン マスタリー コレクション」は、地方にある日本固有の素材や技術、感性を100年後に存続させるというミッションを掲げる。イノベーションを起こすことで新しい価値を創造し、日本文化の美しさや技術を未来に繋ぎたいというメッセージを込めたネーミングだという。

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「ジョルジオ アルマーニ」は七色に輝く波動を表現してミラノ・コレクション閉幕

ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)は今、波動に関心を寄せているようだ。2024年春夏ミラノ・コレクションの「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は、床に触れるイーグルロゴのボールから広がる波紋をライトで表現してから幕開け。一方の「ジョルジオ アルマーニ」では、まさにその波が生み出す微細な光の変化や、時にまばゆい輝きを最高級の素材で表現した。

微細な光の変化を表現する素材は、タック入りのリラックスパンツに多用したシルクタフタだ。明らかに上質かつ肉厚の生地を寄せて作ったテーパードパンツにはセンタープリーツ。素材自体も光を鈍く反射するほか、プリーツやタックの凹凸がさらに光を拡散し、オーロラのような輝きを放つ。対するトップスは、得意とするコンパクト丈でアンコンのジャケットや、胸元を大きく抉ったりパスタストラップを採用したりホルターネックに仕上げたりのドレス。この素材を波打つように細長くカットして横につなげた手仕事満載のコートづくりにも挑んだ。

パンツには、まばゆいゴールドのシルクで作ったベルトをカマーバンドのようにあしらい、腕には大ぶりのクリスタルバングル、手には薄いオーガンジーをかぶせたクラッチバッグ、足元にもシルクタフタを採用したボクシングシューズ風のフラットな靴を合わせ、トータルスタイルはプリズムのようにさまざまな光を放ち、反射する。ブロンズやシルバー、そして高貴なグリーンやパープルをキーカラーにしつつ、まばゆいスタイルはまさにプリズムのように七色に光り輝いた。

優しい色の移り変わりと、穏やかなBGM、そして笑顔をたたえながら優美に歩くモデルの姿は、闇夜が明けて朝を迎える海辺のようだ。静寂のホワイトで締めくくったコレクションは、ミラノ・コレクションのフィナーレに相応しいピースフルな雰囲気に包まれた。

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退職の際は58億円を手に! 買収された「ヴェルサーチェ」や「マイケル・コース」親会社のCEO

「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の親会社カプリ・ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)は8月、「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」などを擁するタペストリー(TAPESTRY)による買収に合意しているが、これに伴ってカプリのジョン・アイドル(John Idol)会長兼最高経営責任者(CEO)が退任して同社を離れた場合、現金と株式報酬の合計でおよそ3940万ドル(約58億円)が支払われることが明らかとなった。

この金額はカプリが米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した文書に基づいており、内訳は現金が1510万ドル(約22億円)、株式報酬が2430万ドル(約35億円)相当となっている。これはアイドル会長兼CEOが現在の報酬条件で退職した場合の試算だという。なお、同氏の2022年の報酬は、基本報酬が135万ドル(約1億9980万円)、業績に連動した成果報酬が430万ドル(約6億3640万円)、株式報酬が850万ドル(約12億円)相当の合計1420万ドル(約21億円)だった。

タペストリーは、カプリを約85億ドル(約1兆2580億円)で買収。取引が完了した暁には、年商120億ドル(約1兆7760億円)の巨大企業が誕生する。両社は統合がスムーズに進むよう共同で統合マネジメントオフィスを設立し、従業員と顧客体験を守る、ブランド運営に支障をきたさないようにする、優先順位を明確にして重要度が高いものから着手する、優れたアイデアは発案者によらず採用する、バリュー創出を第一に考えるという5つの基本方針を掲げ、統合に伴う社員の不安の払拭に努めているという。

一方、タペストリーに対する市場の不安は払拭されていないようだ。8月9日に40.80ドル(約6038円)だった同社の株価は、買収を発表した10日には34.30ドル(約5076円)と15.9%下落。9月25日の終値では、28.50ドル(約4218円)とさらに下落している。なお、買収されたカプリの株価は、8月9日には34.61ドル(約5122円)だったが、10日には53.90ドル(約7977円)と急騰。9月25日の時点でも52.36ドル(約7749円)と高値を保っている。

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「無印良品」、銀座と新宿の店舗をリニューアル 開業や前回の刷新から数年で再び変更

良品計画の「無印良品」は今秋、銀座と新宿の店舗をリニューアルする。世界旗艦店として2019年に開業した「無印良品 銀座」は9月29日にリニューアルオープン。また、08年に開業して21年に刷新していた「MUJI新宿」は、「無印良品 新宿靖国通り」に名称変更して10月13日にリニューアルオープンする。

銀座は開業から4年半、新宿は前回の大規模リニューアルから2年と、どちらも短期間での再リニューアルとなる。「無印良品」は現在“第2創業”という位置づけで、衣料品などを大改革中。旗艦店のあり方も模索中のようだ。

「無印良品 銀座」のリニューアルでは、衣食住の中でも特に“食”にフォーカスする。食品とキッチン用品主軸のMDに変更すると共に、地下1階で運営するMUJI Dinerを一新し、1階ベーカリーもメニューを刷新。ソムリエ在籍のワイン売り場や、生ハムやチーズなど、チルド食品売り場も新設する。

「無印良品 新宿靖国通り」は、初の衣服特価型店舗にリニューアルする。徒歩3分の距離にあり、9月15日にリニューアルオープンしていた「無印良品 新宿通り」は生活雑貨と食品に特化しており、地域内でのMDのすみ分けをより明確にする。「無印良品 新宿靖国通り」では、フィッティングルーム貸し切りサービスや、スタイリング相談、パーソナルカラー診断など、専門スタッフによる接客も充実する。また、リニューアル前から扱っていたリメイク商品「ReMUJI」も、改めて最大規模で品ぞろえする。

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「無印良品」、銀座と新宿の店舗をリニューアル 開業や前回の刷新から数年で再び変更

良品計画の「無印良品」は今秋、銀座と新宿の店舗をリニューアルする。世界旗艦店として2019年に開業した「無印良品 銀座」は9月29日にリニューアルオープン。また、08年に開業して21年に刷新していた「MUJI新宿」は、「無印良品 新宿靖国通り」に名称変更して10月13日にリニューアルオープンする。

銀座は開業から4年半、新宿は前回の大規模リニューアルから2年と、どちらも短期間での再リニューアルとなる。「無印良品」は現在“第2創業”という位置づけで、衣料品などを大改革中。旗艦店のあり方も模索中のようだ。

「無印良品 銀座」のリニューアルでは、衣食住の中でも特に“食”にフォーカスする。食品とキッチン用品主軸のMDに変更すると共に、地下1階で運営するMUJI Dinerを一新し、1階ベーカリーもメニューを刷新。ソムリエ在籍のワイン売り場や、生ハムやチーズなど、チルド食品売り場も新設する。

「無印良品 新宿靖国通り」は、初の衣服特価型店舗にリニューアルする。徒歩3分の距離にあり、9月15日にリニューアルオープンしていた「無印良品 新宿通り」は生活雑貨と食品に特化しており、地域内でのMDのすみ分けをより明確にする。「無印良品 新宿靖国通り」では、フィッティングルーム貸し切りサービスや、スタイリング相談、パーソナルカラー診断など、専門スタッフによる接客も充実する。また、リニューアル前から扱っていたリメイク商品「ReMUJI」も、改めて最大規模で品ぞろえする。

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92歳のイラストレーターを癒やす緑のシュワシュワ 【連載1000円で何する?】

「WWDJAPAN」の連載「1000円で何する?」

連載「1000円で何する?」4回目に登場いただくのは、日本におけるメンズファッションイラストレーターの草分け的存在である穂積和夫さん。御年92(間もなく93)! 公私共に利用するというアンティークショップ兼カフェで味わう、癒やしの一杯とは?

カフェ「マジョレル」の“クリームソーダ”(650円)

カフェ「マジョレル」の“クリームソーダ”(650円)

「自宅近くのカフェ『マジョレル』の“クリームソーダ”(650円)です。いつもはオリジナルブレンドの“ハンドドリップコーヒー”(600円)をオーダーするんですが、いつまでも残暑が厳しく……今日はコチラに心変わりを(笑)。

マジョレルはアンティークショップも兼ねていて、19世紀後半から20世紀前半までのフランスを中心としたヨーロッパ各国の家具や食器、雑貨を販売しています。時代感のある、芸術的なプロダクトに囲まれて、とても居心地が良いんです。仕事の打ち合わせで利用したり、妻とお茶しに来たりもします。2階にはギャラリーがあって、展覧会や工芸教室が開かれることも。

妻が外出したときは、1人でここでランチもします。“たっぷりポタージュセット”(1300円)や“ココナッツカレー”(1300円)がオススメです」。

■マジョレル
時間:11:30〜18:00(L.O.17:00)
定休日:火・水曜日
住所:東京都世田谷区下馬2-6-14

ファッションイラストレーターの穂積和夫

穂積和夫/ファッションイラストレーター プロフィール

(ほずみ・かずお)1930年10月9日生まれ、東京都出身。東北大学工学部建築学科およびセツ・モードセミナーを卒業後、建築・設計事務所勤務を経て現職。日本におけるメンズファッションイラストレーションの草分け的存在で、愛らしいキャラクター“アイビーボーイ”の生みの親でもある。映画「私をスキーに連れてって」のポスターも手掛け、著書に「着るか着られるか」(三一書房)などがある

連載「1000円で何する?」とは?

原宿での隠れ家ランチや、朝の気分をあげるスターバックスのオプション、週末の美術館の入館料など、ファッション&ビューティ業界人に1000円(税込1100円)で日常をキラキラさせるコト・モノを紹介してもらいます。ファミリーマートの靴下や古着のバンダナなど、アパレル商品もあったり?

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92歳のイラストレーターを癒やす緑のシュワシュワ 【連載1000円で何する?】

「WWDJAPAN」の連載「1000円で何する?」

連載「1000円で何する?」4回目に登場いただくのは、日本におけるメンズファッションイラストレーターの草分け的存在である穂積和夫さん。御年92(間もなく93)! 公私共に利用するというアンティークショップ兼カフェで味わう、癒やしの一杯とは?

カフェ「マジョレル」の“クリームソーダ”(650円)

カフェ「マジョレル」の“クリームソーダ”(650円)

「自宅近くのカフェ『マジョレル』の“クリームソーダ”(650円)です。いつもはオリジナルブレンドの“ハンドドリップコーヒー”(600円)をオーダーするんですが、いつまでも残暑が厳しく……今日はコチラに心変わりを(笑)。

マジョレルはアンティークショップも兼ねていて、19世紀後半から20世紀前半までのフランスを中心としたヨーロッパ各国の家具や食器、雑貨を販売しています。時代感のある、芸術的なプロダクトに囲まれて、とても居心地が良いんです。仕事の打ち合わせで利用したり、妻とお茶しに来たりもします。2階にはギャラリーがあって、展覧会や工芸教室が開かれることも。

妻が外出したときは、1人でここでランチもします。“たっぷりポタージュセット”(1300円)や“ココナッツカレー”(1300円)がオススメです」。

■マジョレル
時間:11:30〜18:00(L.O.17:00)
定休日:火・水曜日
住所:東京都世田谷区下馬2-6-14

ファッションイラストレーターの穂積和夫

穂積和夫/ファッションイラストレーター プロフィール

(ほずみ・かずお)1930年10月9日生まれ、東京都出身。東北大学工学部建築学科およびセツ・モードセミナーを卒業後、建築・設計事務所勤務を経て現職。日本におけるメンズファッションイラストレーションの草分け的存在で、愛らしいキャラクター“アイビーボーイ”の生みの親でもある。映画「私をスキーに連れてって」のポスターも手掛け、著書に「着るか着られるか」(三一書房)などがある

連載「1000円で何する?」とは?

原宿での隠れ家ランチや、朝の気分をあげるスターバックスのオプション、週末の美術館の入館料など、ファッション&ビューティ業界人に1000円(税込1100円)で日常をキラキラさせるコト・モノを紹介してもらいます。ファミリーマートの靴下や古着のバンダナなど、アパレル商品もあったり?

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「ディオール」2024年春夏コレクション

「ディオール(DIOR)」が2024年春夏コレクションを発表した。

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「ディオール」2024年春夏コレクション

「ディオール(DIOR)」が2024年春夏コレクションを発表した。

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「安価で精巧な模倣品探しの流行」に警鐘 真贋鑑定ビジネスのエントルピーが模倣品リポートを発表

AIを用いた真贋鑑定サービスを提供するエントルピー(ENTRUPY)は、模倣品の現状に関するリポートを発表した。同リポートでは、模倣品問題の現状や増加傾向、世界経済への影響について詳述している。

消費財やソフトウェア、エンターテインメントのデジタル海賊版を含む全カテゴリーにおいて、約2兆8000億ドル(約●円)の模倣品が毎年没収されているという。また、エントルピーが2022年に実施した真贋鑑定において、正規品と判断できなかったアイテムが多かったブランドはトップが「ゴヤール(GOYARD)」で、次いで「サンローラン(SAINT LAURENT)」「プラダ(PRADA)」「ディオール(DIOR)」「セリーヌ(CELINE)」だった。また、22年に正規品と判断できないアイテムが発見された割合が高かったのは質屋(13%)とオフラインのリセール業者(10.1%)で、オンラインのリセール業者(7.7%)、C2C(個人間で取引する)マーケットプレイス(4.5%)、卸売業者(1.6%)と続く。

エントルピーによると、「高級品のリセールの継続的な拡大に伴い、世界中で取引プラットフォームや取引モデルが生まれている。その結果、メキシコのような以前は模倣品が出回ることの少なかった市場でも模倣品が確認されている」という。

エントルピーのリポートによると、高級品の価格の高騰と、ECやSNSの台頭などによってそうしたアイテムを目にする機会が増えていることから、模倣品に惹かれる消費者グループが模倣品のトレンドを作っているという。Z世代の消費者は、高いインフレと周囲に誇示するための消費に対する需要が減少した結果、特にスーパーコピーと呼ばれる精巧な模倣品に注目しており、「いかに質の高いコピー商品を安価で見つけられるかを誇示することが流行になっている」と警鐘を鳴らす。

米アパレル&フットウエア協会(American Apparel & Footwear Association)が実施したテストによると、テストしたアパレルの模倣品のうち36.2%が「危険なレベルの有害物質」を含んでおり、ある商品からは暴露限界値の600倍を超えるカドミウムが検出されたという。また、靴の模倣品は低品質の素材を使用して作られているため、ケガの危険性を高めている。

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「安価で精巧な模倣品探しの流行」に警鐘 真贋鑑定ビジネスのエントルピーが模倣品リポートを発表

AIを用いた真贋鑑定サービスを提供するエントルピー(ENTRUPY)は、模倣品の現状に関するリポートを発表した。同リポートでは、模倣品問題の現状や増加傾向、世界経済への影響について詳述している。

消費財やソフトウェア、エンターテインメントのデジタル海賊版を含む全カテゴリーにおいて、約2兆8000億ドル(約●円)の模倣品が毎年没収されているという。また、エントルピーが2022年に実施した真贋鑑定において、正規品と判断できなかったアイテムが多かったブランドはトップが「ゴヤール(GOYARD)」で、次いで「サンローラン(SAINT LAURENT)」「プラダ(PRADA)」「ディオール(DIOR)」「セリーヌ(CELINE)」だった。また、22年に正規品と判断できないアイテムが発見された割合が高かったのは質屋(13%)とオフラインのリセール業者(10.1%)で、オンラインのリセール業者(7.7%)、C2C(個人間で取引する)マーケットプレイス(4.5%)、卸売業者(1.6%)と続く。

エントルピーによると、「高級品のリセールの継続的な拡大に伴い、世界中で取引プラットフォームや取引モデルが生まれている。その結果、メキシコのような以前は模倣品が出回ることの少なかった市場でも模倣品が確認されている」という。

エントルピーのリポートによると、高級品の価格の高騰と、ECやSNSの台頭などによってそうしたアイテムを目にする機会が増えていることから、模倣品に惹かれる消費者グループが模倣品のトレンドを作っているという。Z世代の消費者は、高いインフレと周囲に誇示するための消費に対する需要が減少した結果、特にスーパーコピーと呼ばれる精巧な模倣品に注目しており、「いかに質の高いコピー商品を安価で見つけられるかを誇示することが流行になっている」と警鐘を鳴らす。

米アパレル&フットウエア協会(American Apparel & Footwear Association)が実施したテストによると、テストしたアパレルの模倣品のうち36.2%が「危険なレベルの有害物質」を含んでおり、ある商品からは暴露限界値の600倍を超えるカドミウムが検出されたという。また、靴の模倣品は低品質の素材を使用して作られているため、ケガの危険性を高めている。

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「安価で精巧な模倣品探しの流行」に警鐘 真贋鑑定ビジネスのエントルピーが模倣品リポートを発表

AIを用いた真贋鑑定サービスを提供するエントルピー(ENTRUPY)は、模倣品の現状に関するリポートを発表した。同リポートでは、模倣品問題の現状や増加傾向、世界経済への影響について詳述している。

消費財やソフトウェア、エンターテインメントのデジタル海賊版を含む全カテゴリーにおいて、約2兆8000億ドル(約●円)の模倣品が毎年没収されているという。また、エントルピーが2022年に実施した真贋鑑定において、正規品と判断できなかったアイテムが多かったブランドはトップが「ゴヤール(GOYARD)」で、次いで「サンローラン(SAINT LAURENT)」「プラダ(PRADA)」「ディオール(DIOR)」「セリーヌ(CELINE)」だった。また、22年に正規品と判断できないアイテムが発見された割合が高かったのは質屋(13%)とオフラインのリセール業者(10.1%)で、オンラインのリセール業者(7.7%)、C2C(個人間で取引する)マーケットプレイス(4.5%)、卸売業者(1.6%)と続く。

エントルピーによると、「高級品のリセールの継続的な拡大に伴い、世界中で取引プラットフォームや取引モデルが生まれている。その結果、メキシコのような以前は模倣品が出回ることの少なかった市場でも模倣品が確認されている」という。

エントルピーのリポートによると、高級品の価格の高騰と、ECやSNSの台頭などによってそうしたアイテムを目にする機会が増えていることから、模倣品に惹かれる消費者グループが模倣品のトレンドを作っているという。Z世代の消費者は、高いインフレと周囲に誇示するための消費に対する需要が減少した結果、特にスーパーコピーと呼ばれる精巧な模倣品に注目しており、「いかに質の高いコピー商品を安価で見つけられるかを誇示することが流行になっている」と警鐘を鳴らす。

米アパレル&フットウエア協会(American Apparel & Footwear Association)が実施したテストによると、テストしたアパレルの模倣品のうち36.2%が「危険なレベルの有害物質」を含んでおり、ある商品からは暴露限界値の600倍を超えるカドミウムが検出されたという。また、靴の模倣品は低品質の素材を使用して作られているため、ケガの危険性を高めている。

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「トモ コイズミ」、東京での初の個展に先駆けてアートと交差するファッションをパリコレで披露

「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」は2024年春夏パリ・ファッション・ウイーク初日の9月25日、「Dress as a painting, Painting as a dress(絵画としてのドレス、ドレスとしての絵画)」をテーマにした新作コレクションを披露した。同コレクションは、ブランドの代名詞とも言えるラッフルのドレスに色とりどりの絵の具でペイントを施した一点もので構成。その制作方法はユニークで、いくつかのピースをつないで作った大きなキャンバスのような四角形の白いラッフル生地の上に「花のブーケ」や「自画像」など一つひとつ異なる題材で絵を描き、それをバラバラに解体してドレスに仕立てている。

これまでも夢にあふれる唯一無二の作品を手掛けてきた小泉智貴デザイナーはアーティストに近いクリエイターという印象で、実際に「トモ コイズミ」のドレスはニューヨーク・メトロポリタン美術館など国内外の美術館に収蔵されている。しかし、同コレクションの背景には、あらためて「ただの服というだけではなく、アートとして扱えるものを作りたいという思いがあった」とし、次のように説明する。「アートは基本的に一生残すものとして見られるが、ファッションは消費される実用品として見られることが多いのが実情。ファッションだからといって、軽く見られたくない。そして、こういったものづくりがドレスやファッションの“地位向上”につながれば。ウエアラブルでクールな服を作ることもいいとは思うけれど、自分のようにメジャーではなくオルタナティブなスタイルを持ったデザイナーがいることを示していきたい。もちろん、これは自分の可能性を広げるためでもあるが、これからファッション界を志す自分より若い世代の表現の自由度を高めることにつながればいいなと考えている。ファッションとアートをクロスオーバーさせれば、より自由で面白いものが生まれると思う」。

そんな思いから生まれた今回のコレクションの発表は、12月9日から東京・天王洲テラダアートコンプレックス内YUKIKO MIZUTANIギャラリーで開催する初の個展に先駆けたものだ。「NHKの番組『あさイチ』に出演したことをきっかけに、同ギャラリーの水谷有木子オーナーから連絡をもらい、作品制作のための場所を提供してもらえることになった」と話す小泉デザイナーは、奇しくもその直前に油絵の道具を購入していたという。「大学が教育学部の美術科だったので油絵や彫刻を学んだことはあったが、深めたことはなかった。でも油絵にはずっと憧れがあって、いつかはやってみたかった。手探りで服を作り始めてからは約20年、ニューヨークでファッションショーをやってからも4〜5年が経ち、自分の次のステップを考えた時、それはリテール(小売り)ではなくアートにあると感じた」。そうして、1年前にコンテンポラリーアートの制作をスタートさせた。その過程については「実際、今も試行錯誤を重ねているところ」と明かす。「でも、迷ったりトライしたりするのは成長するため。そういった成長過程を見せられるのはアーティストとしての強みだと思うし、そこにも美しいがある」。そのため、今回パリで披露したものが必ずしも完成形ではなく、見せ方も変わるかもしれないという。また、東京での個展ではキャンバスに描いた油絵も制作し、展示する予定だ。

同ブランドはこの2シーズン、22年9月に受賞した「ファッション プライズ オブ トーキョー(FASHION PRIZE OF TOKYO)」の支援のもと、パリでコレクションを披露。昨シーズンは「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のサポートを受けて、ミラノ・ファッション・ウイークでもショーを開き、海外での発表に挑んできた。しかし、今後について尋ねると「来年はファッションをお休みして、アートに注力しようと考えている」と小泉デザイナー。そこには、「ファッションとアート、それぞれで得たものをもう一つの分野に生かしたい。長く続けていくためには、自分の居場所を2つ持つことが重要」という考えがあり、「再来年にまた新しいコレクションを披露できれば」と語った。

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積極出店中の「アークテリクス」 心斎橋店は世界初のカフェを導入、新規客取り込み

アメアスポーツジャパンが運営するカナダ発のアウトドアブランド、「アークテリクス(ARC'TERYX)」の西日本の旗艦店「アークテリクス 大阪 心斎橋ブランドストア」が、心斎橋の長堀通り沿いにオープンした。地上3フロアで、売場面積は537平方メートルは国内最大規模。9月にオープンした東京・銀座のギンザシックス店に続く国内15店舗目の直営店となる。心斎橋店の1番の特徴は、ブランドとして世界初となるカフェスペースを3階に常設したこと。カフェでイベントも開催し、コミュニティーのハブとなることを目指す。

1階がウィメンズとバックパックの売り場、2階はメンズと、都会向けコレクション「ヴェイランス(VEILANCE)」のショップインショップ、3階は「BETA CAFE(ベータ カフェ)」と、サステナビリティプログラムを推進する「ReBIRD(リバード)サービスカウンター」で構成する。「リバードサービスカウンター」を併設する直営店は、2022年10月にオープンした東京・丸の内の旗艦店に続く国内2店舗目で、世界では6店舗目。

「ベータ カフェ」は、地元大阪を中心に展開するカフェ「エルマーズグリーン」と組み、オリジナルブレンドのコーヒーと、カナダの伝統的なスイーツ「ナナイモバー」などここでしか味わえないメニューをそろえた。オリジナルブレンドには、創業地バンクーバーに近いクライミングの聖地やバックカントリースキーの名所などの名前をつけており、その地を思わせる味わいを開発。カフェ壁面にはビジュアルイメージのパネルを展示するほか、クライミングに関する書籍や音楽などでブランドの世界感を表現した。

「ベータ カフェ」のベータとは、クライミング用語で「情報交換・情報シェア」の意味。「ここでお客さまが新しい情報を交換したり、シェアしたりしてコミュニティーの軸となることを目指している。コーヒーとアウトドアは親和性が高いので、五感を活かして幅広いお客さまをブランドの世界に引き込みたい」と、小林将宏リテールヘッドは狙いを話す。今後、アウトドア初心者に向けたギアを使いながらのセミナーなどを、カフェスペースで開催予定だ。

丸の内のリペアカウンターは
毎月120人が利用

「リバードサービスカウンター」は事前予約制で、製品のケアや手入れ方法の案内と相談、修理の受け付けを専門スタッフが対面で行う。穴空きにパッチを貼りつけるホットプレスや、水漏れを確認するリークテスト機など、丸の内店にはないリペア機器も設置。預かり修理だけでなく、応急処置としての簡易な店頭修理に対応する。

「リバード」とは、“デザインの力で循環を促す仕組み”のことで、リケア(ReCare)、リギア(ReGear)、リカット(ReCut)の3つのコンセプトで成り立っているという。「この中で最も重要なのがリケア。アウトドアアイテムにとっては日頃のメンテナンスが重要で、『ゴアテックス』のハードシェルジャケットも自宅で洗濯をすれば、長持ちする。洗うことで高いパフォーマンスを長く発揮でき、製品を使い続けることで環境負荷を減らすことができる。ここでは啓蒙活動として、日頃の洗濯の大切さをきちんと伝えていきたい」と小林リテールヘッド。現在、日本では3つのコンセプトの中でリケアに注力しているが、下取りした製品を補修、再販するリギア、製造過程で出た残反などをアップサイクルするリカットも、体制が整えば順次導入していく考えだ。

丸の内店の「リバードサービスカウンター」は、オープン以来毎月約120人のユーザーが利用しているという。リペア方法に関する問い合わせが多く、ファスナーの取っ手の修理がその場でできることも好評。今年5月には、アウトドアウエア専門のクリーニング業者と組み、「ゴアテックス」のシェルを洗うキャンペーンを全店で実施したところ、1カ月で計500件の申し込みがあった。手応えを得て、10月にも同様のキャンペーンを予定する。

ギンザシックス店は「予想以上に好調」

オープンから約3週間が経ったギンザシックスの店舗は、予想以上に好調な滑り出しという。「日本を代表するショッピングエリアへの出店はチャレンジだったが、オープン初日から既存のファンはもちろん、ギンザシックスの顧客やアジアを中心としたツーリストが来店している。新規客がブランドと出合う場になっているのを実感している」。中国本土をはじめ、台湾、韓国でもアウトドア市場が活況となっており、訪日客のさらなる増加にも期待を寄せる。

銀座、心斎橋に続き、10月には福岡・天神に九州初の路面店をオープン予定。福岡を拠点とするアートユニットとのコラボイベントなど、地元に根差した店舗を目指す。

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積極出店中の「アークテリクス」 心斎橋店は世界初のカフェを導入、新規客取り込み

アメアスポーツジャパンが運営するカナダ発のアウトドアブランド、「アークテリクス(ARC'TERYX)」の西日本の旗艦店「アークテリクス 大阪 心斎橋ブランドストア」が、心斎橋の長堀通り沿いにオープンした。地上3フロアで、売場面積は537平方メートルは国内最大規模。9月にオープンした東京・銀座のギンザシックス店に続く国内15店舗目の直営店となる。心斎橋店の1番の特徴は、ブランドとして世界初となるカフェスペースを3階に常設したこと。カフェでイベントも開催し、コミュニティーのハブとなることを目指す。

1階がウィメンズとバックパックの売り場、2階はメンズと、都会向けコレクション「ヴェイランス(VEILANCE)」のショップインショップ、3階は「BETA CAFE(ベータ カフェ)」と、サステナビリティプログラムを推進する「ReBIRD(リバード)サービスカウンター」で構成する。「リバードサービスカウンター」を併設する直営店は、2022年10月にオープンした東京・丸の内の旗艦店に続く国内2店舗目で、世界では6店舗目。

「ベータ カフェ」は、地元大阪を中心に展開するカフェ「エルマーズグリーン」と組み、オリジナルブレンドのコーヒーと、カナダの伝統的なスイーツ「ナナイモバー」などここでしか味わえないメニューをそろえた。オリジナルブレンドには、創業地バンクーバーに近いクライミングの聖地やバックカントリースキーの名所などの名前をつけており、その地を思わせる味わいを開発。カフェ壁面にはビジュアルイメージのパネルを展示するほか、クライミングに関する書籍や音楽などでブランドの世界感を表現した。

「ベータ カフェ」のベータとは、クライミング用語で「情報交換・情報シェア」の意味。「ここでお客さまが新しい情報を交換したり、シェアしたりしてコミュニティーの軸となることを目指している。コーヒーとアウトドアは親和性が高いので、五感を活かして幅広いお客さまをブランドの世界に引き込みたい」と、小林将宏リテールヘッドは狙いを話す。今後、アウトドア初心者に向けたギアを使いながらのセミナーなどを、カフェスペースで開催予定だ。

丸の内のリペアカウンターは
毎月120人が利用

「リバードサービスカウンター」は事前予約制で、製品のケアや手入れ方法の案内と相談、修理の受け付けを専門スタッフが対面で行う。穴空きにパッチを貼りつけるホットプレスや、水漏れを確認するリークテスト機など、丸の内店にはないリペア機器も設置。預かり修理だけでなく、応急処置としての簡易な店頭修理に対応する。

「リバード」とは、“デザインの力で循環を促す仕組み”のことで、リケア(ReCare)、リギア(ReGear)、リカット(ReCut)の3つのコンセプトで成り立っているという。「この中で最も重要なのがリケア。アウトドアアイテムにとっては日頃のメンテナンスが重要で、『ゴアテックス』のハードシェルジャケットも自宅で洗濯をすれば、長持ちする。洗うことで高いパフォーマンスを長く発揮でき、製品を使い続けることで環境負荷を減らすことができる。ここでは啓蒙活動として、日頃の洗濯の大切さをきちんと伝えていきたい」と小林リテールヘッド。現在、日本では3つのコンセプトの中でリケアに注力しているが、下取りした製品を補修、再販するリギア、製造過程で出た残反などをアップサイクルするリカットも、体制が整えば順次導入していく考えだ。

丸の内店の「リバードサービスカウンター」は、オープン以来毎月約120人のユーザーが利用しているという。リペア方法に関する問い合わせが多く、ファスナーの取っ手の修理がその場でできることも好評。今年5月には、アウトドアウエア専門のクリーニング業者と組み、「ゴアテックス」のシェルを洗うキャンペーンを全店で実施したところ、1カ月で計500件の申し込みがあった。手応えを得て、10月にも同様のキャンペーンを予定する。

ギンザシックス店は「予想以上に好調」

オープンから約3週間が経ったギンザシックスの店舗は、予想以上に好調な滑り出しという。「日本を代表するショッピングエリアへの出店はチャレンジだったが、オープン初日から既存のファンはもちろん、ギンザシックスの顧客やアジアを中心としたツーリストが来店している。新規客がブランドと出合う場になっているのを実感している」。中国本土をはじめ、台湾、韓国でもアウトドア市場が活況となっており、訪日客のさらなる増加にも期待を寄せる。

銀座、心斎橋に続き、10月には福岡・天神に九州初の路面店をオープン予定。福岡を拠点とするアートユニットとのコラボイベントなど、地元に根差した店舗を目指す。

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花王の化粧品事業がグローバル化を加速 M&Aでポートフォリオ強化

花王が化粧品事業のグローバル化を加速する。まずは「センサイ(SENSAI)」「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」「キュレル(CUREL)」の3ブランドを“ファーストランナーブランド”と位置づけ、グローバル化の基盤づくりを推し進める。続いて育成する“セカンドランナーブランド”には「カネボウ(KANEBO)」「ケイト(KATE)」を挙げ、2ブランドへの戦略的投資を拡大する。化粧品事業の売上高は2027年12月期に3000億円規模を計画し、「将来的にグローバル市場のセールスでベスト10入りを目指す」(前澤洋介 花王 上席執行役員 コンシューマープロダクツ事業統括部門 化粧品事業部門長 兼 カネボウ化粧品社長)。

同社の調査によると、グローバル化粧品市場は今後、アジア市場が拡大し、フレグランスやダーマコスメ(皮膚科学に基づいたコスメ)市場が成長すると予測。これらの市場を「大きなチャンス」と捉え、世界の各市場でカテゴリーNo.1となる商品やブランドを作り、グローバルでの存在感を高めていく。さらに、「生産性の向上やM&Aを進めながらポートフォリオの強化を図る」と意気込む。

3ブランドでグローバル本格展開

“ファーストランナーブランド”の「センサイ」は2030年までに売上高を3倍に、「モルトンブラウン」「キュレル」はそれぞれ同1.5倍を目指す。

1983年に誕生したプレステージブランドの「センサイ」は、中華圏富裕層を中心ターゲットに、上海の旗艦店出店ほか、ゴルフクラブやヨットクラブ、高級ホテル・スパなどで体験機会を増やし、旗艦店の“サテライト的な役割”として市内の高級モールや百貨店への出店を検討する。ドミナント戦略を進め、中国以外のアジアでも展開する。「アジア市場で『センサイ』のラグジュアリーブランドとしてのユニークで尖ったポジションを確立させたい」。

2005年に花王グループ傘下に入り、欧州を中心に展開する英国発フレグランスブランドの「モルトンブラウン」は、アジア展開を積極的に進める。ブランドの世界観を体現する旗艦店、商品を体験できる高級ホテルアメニティ、ギフト需要に対応するECの3つをベースに展開。ソウル、台北に続き、11月にマレーシアのクアラ・ルンプル、24年にタイ・バンコク、シンガポール、インドネシアへの出店を予定する。

1998年に花王グループに参画した、乾燥性敏感肌に着目したスキンケアブランド「キュレル」は、すでに展開する12の国(日本、中国、タイ、シンガポールなど)の売り上げを拡大し、欧州での進出国を増やす方針。各エリアに応じた肌悩みに対する商品を用意しながら、ダーマコスメ市場でNo.1を目指す。

「カネボウ」「ケイト」はアジア圏強化

“セカンドランナーブランド”の「カネボウ」は、美ではなく“希望”を発信するパーパスドリブンのブランディングを既存のアジアの国と地域に広げ、「単なる商品の輸出ブランドではなく、グローバルにブランドづくりを進める」。まずは日本市場で発信拠点となる店舗の育成とOMOを推進し、体験コンテンツに投資する。中国本土への進出も予定する。

「ケイト」は、 東京発のブランドとしてアジアの若年層のファンを拡大する。拠点となる東京は日本人に加えアジア旅行客もブランドの世界観や商品を体験できる“特別な拠点”を今後用意する。またメタバースにも注力し、ブランドの世界観を発信しながら、既存のアジア市場の展開を強めていく。

G11とR8はブランド入れ替え

花王は2018年から、グループ全体で抱えていた49のブランドを整理し、グローバル戦略ブランドを11(以下、G11)と国内戦略ブランドを8(以下、R8)に絞り込み、投資を集中してきた。

今年は、18年に選定したグローバルポートフォリオの見直しを図り、「アリィー(ALLIE)」はR8からG11へ、「ソフィーナiP(SOFINA IP)」はG11からR8へと入れ替えた。新グローバルポートフォリオでは、G11に「センサイ」「RMK」「スック(SUQQU)」「アスレティア(ATHLETIA)」「エスト(EST)」「カネボウ(KANEBO)」「モルトンブラウン」「アリィー」「ケイト(KATE)」「フリープラス(FREEPLUS)」「キュレル」を選定した。

R8は、「アルブラン(ALBLANC)」「トワニー(TWANY)」「リサージ(LISSAGE)」「ミラノコレクション(MILANO COLLECTION)」「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」「ソフィーナiP(SOFINA IP)」「デュウ(DEW)」「メディア(MEDIA)」で固め、18年に選定した「ルナソル(LUNASOL)」「コフレドール(COFFRET DOR)」「エビータ(EVITA)」は選外となった。

今後、現在展開する約30ブランドのうち、G11とR8に選定されていない約10ブランドについては、統廃合を含めブランドの在り方を検討する。これら構造改革費用として、2023年12月期には約50億円の特別損失を計上する。

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新連載、昭和の飲食は色っぽかった!官能ロマン小説 『おやすみミュスカデ』 ②HOTEL Iris603

今の飲食店は食事が主役だが、80年代は酒、インテリア、スタッフが醸し出す色気がありました。そんな時代の飲食店を舞台にした昭和の匂いを醸す官能ロマン小説を連載します。飲食業界出身の新人小説家、上林 流譚氏がフードリンクニュースのために書き下ろしてくれました。ニュースとは異なりますが、ほっと一息入れてお楽しみください。
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「オフプライス業態」は百貨店にとっても不可欠な存在【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年以上の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。メーカーの余剰在庫を値引き販売するアウトレットモールやオフプラスストアの存在感が、パンデミックを経てますます高まっている。有力百貨店であるノードストロムやメイシーズも重要戦略に位置付けるほどだ。

ショッピングモール運営最大手であるサイモン・プロパティ・グループ(SIMON PROPERTY GROUP)の第2四半期決算発表で、CEOのデイビッド・サイモンが興味深いコメントを残している。

「アウトレットビジネスの需要は他よりも回復が早い」――

サイモンが運営するアウトレットモールは、日本でも知られている「プレミアムアウトレット」だ(日本の運営は三菱地所サイモン)。通常のショッピングモールとアウトレットモールを比較すると、アウトレットの需要の方が強いということを言っているのだが、これにはいくつか理由が考えられる。

1つ目はパンデミック初期のロックダウン時に屋内モールは営業休止に追い込まれたが、アウトレットは屋外なので影響を受けなかった。そのためアウトレットで買い物をする消費者が増えて、それが今も続いている可能性がある。

2つ目は過剰在庫でオフプライス対象商品のサプライが今も潤沢にある点だ。パンデミック中に起こったサプライチェーンの遅延問題と、消費行動のめまぐるしい変化で需要が読めなくなり、昨年初頭辺りから在庫過多に陥った小売企業が多かった。大手企業はすでに過剰在庫は解消したとしているのだが、小売業界の在庫のマクロデータ上は2019年レベルよりも依然高い水準で推移しており、消費者にとって魅力ある過剰在庫が今も豊富に存在する可能性が高い。

3つ目は経済が不安定なときは低価格帯フォーマットが強いという点である。すでに3年間にわたって不安定なのだが、ここにきて大手小売企業の業績が悪化し始めており、消費が冷え込みはじめたような印象を持っている。こういうときにアウトレットのようなビジネスは強いのである。

これを裏付けているのがオフプライス業界最大手のTJマックス(T.J.MAXX)だ。業績を悪化させる企業が出始めている中、第2四半期は前年同期比で売上高8%増と好調をキープしたのだが、CEOが「これから少なくとも6~12カ月はサプライが続くだろうと多くの指標が示している」とコメントしている。オフプライス向けの商品サプライがいましばらく続くだろうと言う見立てだ。今後しばらくは業績が良いだろうとほのめかしているようなものでもある。

ちなみにベッドバス&ビヨンドの破綻にも言及し、「いっそうの仕入れ機会を与えてくれた」とコメントした。破綻したホームファニシング大手企業から良い商品を格安で手に入れて、傘下のホームグッズ(HOME GOODS)で売るのである。

ノードストロムとメイシーズによる出店拡大

このオフプライスビジネスを別業態として最初に開発したのが百貨店のノードストロム(NORDSTROM)で、後を追ったのが同じく百貨店のメイシーズ(MACY'S)だ。

ご存知の通りノードストロムは「ノードストロム ラック((NORDSTROM RACK))」という店舗名で運営しており、昨年度末の時点で243店舗となっていて、本体の115店舗を上回っている。売上高は、本体の102億7900万ドルに対してラックは48億1300万ドルで、比率にすると後者は32%となる。10年前の2012年度の時点で後者は21%だったので、10年間で10ポイントも増えたことになる。

今年はすでに7店舗がオープンし、年内にあと10店舗オープンする予定となっている一方で、本体の新規出店はほぼ止まっており、ラックが総売上高に占める比率はますます高まることになる。第2四半期決算時にはCEOがラック店舗をさらに増やすコメントをしており、戦略的に強化されているのである。

一方のメイシーズは2016年に「バックステージ(BACKSTAGE)」という名称で実験を開始、5月の時点でフリースタンディング(1店舗のみ独立した店舗で路面に出店すること)が9店舗、メイシーズ本体の中に導入されている売り場が310カ所となっている。本体は489店舗なのですでに半分以上の店舗がオフプライス売り場を持っていることになる。

本稿ですでに書いたがメイシーズはトイザらスと提携してインストアショップを展開するなど自らの売場を縮小する戦略を取っており(百貨店最大手メイシーズ、生き残りをかけた大転換【鈴木敏仁USリポート】)、バックステージもその戦略の一環となっている。

同社幹部はメディアの取材に対して、フルラインとバックステージのクロスショッピング比率は18%、このクロスショッパーの年間来店数は6.6回で、全体の3.2%より非常に多い、などと非常にポジティブなコメントをしている。ノードストロムと同様にメイシーズもオフプライスには非常に前向きなのである。

巨大化するクローズアウト市場

過剰在庫やクリアランスをファッション業界はオフプライスと呼称するが、総合的な業界用語はクローズアウトである。需要と供給を完全にマッチさせることは不可能なので、いつの時代にもどんなカテゴリーにもクローズアウトは存在し、アメリカにはこれを取り扱う企業が数多く存在する。

ブランドメーカーには、イメージの毀損を恐れてクローズアウトチャネルを利用しての流動化を避ける企業が少なくなかったのだが、消費者のエコ意識の強まりの中で、もはや回避し続けるのは無理があるだろう。

メイシーズのように本体の中にオフプライスを同居させることに対しては、カニバリズムによるデメリットを懸念する向きもあるだろうが、メイシーズ自身は宝探し的な楽しさを求めてお客が来店するとメリットを強調している。私はどちらも正しいと思うが、百貨店がオフプライスを持つのはもはや時代の趨勢なのだろうと思っている。

サプライヤーにとってもリテーラーにとっても不可欠な存在であり、オフプライス市場は拡大することはあっても縮小することはないだろう。

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「オフプライス業態」は百貨店にとっても不可欠な存在【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年以上の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。メーカーの余剰在庫を値引き販売するアウトレットモールやオフプラスストアの存在感が、パンデミックを経てますます高まっている。有力百貨店であるノードストロムやメイシーズも重要戦略に位置付けるほどだ。

ショッピングモール運営最大手であるサイモン・プロパティ・グループ(SIMON PROPERTY GROUP)の第2四半期決算発表で、CEOのデイビッド・サイモンが興味深いコメントを残している。

「アウトレットビジネスの需要は他よりも回復が早い」――

サイモンが運営するアウトレットモールは、日本でも知られている「プレミアムアウトレット」だ(日本の運営は三菱地所サイモン)。通常のショッピングモールとアウトレットモールを比較すると、アウトレットの需要の方が強いということを言っているのだが、これにはいくつか理由が考えられる。

1つ目はパンデミック初期のロックダウン時に屋内モールは営業休止に追い込まれたが、アウトレットは屋外なので影響を受けなかった。そのためアウトレットで買い物をする消費者が増えて、それが今も続いている可能性がある。

2つ目は過剰在庫でオフプライス対象商品のサプライが今も潤沢にある点だ。パンデミック中に起こったサプライチェーンの遅延問題と、消費行動のめまぐるしい変化で需要が読めなくなり、昨年初頭辺りから在庫過多に陥った小売企業が多かった。大手企業はすでに過剰在庫は解消したとしているのだが、小売業界の在庫のマクロデータ上は2019年レベルよりも依然高い水準で推移しており、消費者にとって魅力ある過剰在庫が今も豊富に存在する可能性が高い。

3つ目は経済が不安定なときは低価格帯フォーマットが強いという点である。すでに3年間にわたって不安定なのだが、ここにきて大手小売企業の業績が悪化し始めており、消費が冷え込みはじめたような印象を持っている。こういうときにアウトレットのようなビジネスは強いのである。

これを裏付けているのがオフプライス業界最大手のTJマックス(T.J.MAXX)だ。業績を悪化させる企業が出始めている中、第2四半期は前年同期比で売上高8%増と好調をキープしたのだが、CEOが「これから少なくとも6~12カ月はサプライが続くだろうと多くの指標が示している」とコメントしている。オフプライス向けの商品サプライがいましばらく続くだろうと言う見立てだ。今後しばらくは業績が良いだろうとほのめかしているようなものでもある。

ちなみにベッドバス&ビヨンドの破綻にも言及し、「いっそうの仕入れ機会を与えてくれた」とコメントした。破綻したホームファニシング大手企業から良い商品を格安で手に入れて、傘下のホームグッズ(HOME GOODS)で売るのである。

ノードストロムとメイシーズによる出店拡大

このオフプライスビジネスを別業態として最初に開発したのが百貨店のノードストロム(NORDSTROM)で、後を追ったのが同じく百貨店のメイシーズ(MACY'S)だ。

ご存知の通りノードストロムは「ノードストロム ラック((NORDSTROM RACK))」という店舗名で運営しており、昨年度末の時点で243店舗となっていて、本体の115店舗を上回っている。売上高は、本体の102億7900万ドルに対してラックは48億1300万ドルで、比率にすると後者は32%となる。10年前の2012年度の時点で後者は21%だったので、10年間で10ポイントも増えたことになる。

今年はすでに7店舗がオープンし、年内にあと10店舗オープンする予定となっている一方で、本体の新規出店はほぼ止まっており、ラックが総売上高に占める比率はますます高まることになる。第2四半期決算時にはCEOがラック店舗をさらに増やすコメントをしており、戦略的に強化されているのである。

一方のメイシーズは2016年に「バックステージ(BACKSTAGE)」という名称で実験を開始、5月の時点でフリースタンディング(1店舗のみ独立した店舗で路面に出店すること)が9店舗、メイシーズ本体の中に導入されている売り場が310カ所となっている。本体は489店舗なのですでに半分以上の店舗がオフプライス売り場を持っていることになる。

本稿ですでに書いたがメイシーズはトイザらスと提携してインストアショップを展開するなど自らの売場を縮小する戦略を取っており(百貨店最大手メイシーズ、生き残りをかけた大転換【鈴木敏仁USリポート】)、バックステージもその戦略の一環となっている。

同社幹部はメディアの取材に対して、フルラインとバックステージのクロスショッピング比率は18%、このクロスショッパーの年間来店数は6.6回で、全体の3.2%より非常に多い、などと非常にポジティブなコメントをしている。ノードストロムと同様にメイシーズもオフプライスには非常に前向きなのである。

巨大化するクローズアウト市場

過剰在庫やクリアランスをファッション業界はオフプライスと呼称するが、総合的な業界用語はクローズアウトである。需要と供給を完全にマッチさせることは不可能なので、いつの時代にもどんなカテゴリーにもクローズアウトは存在し、アメリカにはこれを取り扱う企業が数多く存在する。

ブランドメーカーには、イメージの毀損を恐れてクローズアウトチャネルを利用しての流動化を避ける企業が少なくなかったのだが、消費者のエコ意識の強まりの中で、もはや回避し続けるのは無理があるだろう。

メイシーズのように本体の中にオフプライスを同居させることに対しては、カニバリズムによるデメリットを懸念する向きもあるだろうが、メイシーズ自身は宝探し的な楽しさを求めてお客が来店するとメリットを強調している。私はどちらも正しいと思うが、百貨店がオフプライスを持つのはもはや時代の趨勢なのだろうと思っている。

サプライヤーにとってもリテーラーにとっても不可欠な存在であり、オフプライス市場は拡大することはあっても縮小することはないだろう。

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「オフプライス業態」は百貨店にとっても不可欠な存在【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年以上の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。メーカーの余剰在庫を値引き販売するアウトレットモールやオフプラスストアの存在感が、パンデミックを経てますます高まっている。有力百貨店であるノードストロムやメイシーズも重要戦略に位置付けるほどだ。

ショッピングモール運営最大手であるサイモン・プロパティ・グループ(SIMON PROPERTY GROUP)の第2四半期決算発表で、CEOのデイビッド・サイモンが興味深いコメントを残している。

「アウトレットビジネスの需要は他よりも回復が早い」――

サイモンが運営するアウトレットモールは、日本でも知られている「プレミアムアウトレット」だ(日本の運営は三菱地所サイモン)。通常のショッピングモールとアウトレットモールを比較すると、アウトレットの需要の方が強いということを言っているのだが、これにはいくつか理由が考えられる。

1つ目はパンデミック初期のロックダウン時に屋内モールは営業休止に追い込まれたが、アウトレットは屋外なので影響を受けなかった。そのためアウトレットで買い物をする消費者が増えて、それが今も続いている可能性がある。

2つ目は過剰在庫でオフプライス対象商品のサプライが今も潤沢にある点だ。パンデミック中に起こったサプライチェーンの遅延問題と、消費行動のめまぐるしい変化で需要が読めなくなり、昨年初頭辺りから在庫過多に陥った小売企業が多かった。大手企業はすでに過剰在庫は解消したとしているのだが、小売業界の在庫のマクロデータ上は2019年レベルよりも依然高い水準で推移しており、消費者にとって魅力ある過剰在庫が今も豊富に存在する可能性が高い。

3つ目は経済が不安定なときは低価格帯フォーマットが強いという点である。すでに3年間にわたって不安定なのだが、ここにきて大手小売企業の業績が悪化し始めており、消費が冷え込みはじめたような印象を持っている。こういうときにアウトレットのようなビジネスは強いのである。

これを裏付けているのがオフプライス業界最大手のTJマックス(T.J.MAXX)だ。業績を悪化させる企業が出始めている中、第2四半期は前年同期比で売上高8%増と好調をキープしたのだが、CEOが「これから少なくとも6~12カ月はサプライが続くだろうと多くの指標が示している」とコメントしている。オフプライス向けの商品サプライがいましばらく続くだろうと言う見立てだ。今後しばらくは業績が良いだろうとほのめかしているようなものでもある。

ちなみにベッドバス&ビヨンドの破綻にも言及し、「いっそうの仕入れ機会を与えてくれた」とコメントした。破綻したホームファニシング大手企業から良い商品を格安で手に入れて、傘下のホームグッズ(HOME GOODS)で売るのである。

ノードストロムとメイシーズによる出店拡大

このオフプライスビジネスを別業態として最初に開発したのが百貨店のノードストロム(NORDSTROM)で、後を追ったのが同じく百貨店のメイシーズ(MACY'S)だ。

ご存知の通りノードストロムは「ノードストロム ラック((NORDSTROM RACK))」という店舗名で運営しており、昨年度末の時点で243店舗となっていて、本体の115店舗を上回っている。売上高は、本体の102億7900万ドルに対してラックは48億1300万ドルで、比率にすると後者は32%となる。10年前の2012年度の時点で後者は21%だったので、10年間で10ポイントも増えたことになる。

今年はすでに7店舗がオープンし、年内にあと10店舗オープンする予定となっている一方で、本体の新規出店はほぼ止まっており、ラックが総売上高に占める比率はますます高まることになる。第2四半期決算時にはCEOがラック店舗をさらに増やすコメントをしており、戦略的に強化されているのである。

一方のメイシーズは2016年に「バックステージ(BACKSTAGE)」という名称で実験を開始、5月の時点でフリースタンディング(1店舗のみ独立した店舗で路面に出店すること)が9店舗、メイシーズ本体の中に導入されている売り場が310カ所となっている。本体は489店舗なのですでに半分以上の店舗がオフプライス売り場を持っていることになる。

本稿ですでに書いたがメイシーズはトイザらスと提携してインストアショップを展開するなど自らの売場を縮小する戦略を取っており(百貨店最大手メイシーズ、生き残りをかけた大転換【鈴木敏仁USリポート】)、バックステージもその戦略の一環となっている。

同社幹部はメディアの取材に対して、フルラインとバックステージのクロスショッピング比率は18%、このクロスショッパーの年間来店数は6.6回で、全体の3.2%より非常に多い、などと非常にポジティブなコメントをしている。ノードストロムと同様にメイシーズもオフプライスには非常に前向きなのである。

巨大化するクローズアウト市場

過剰在庫やクリアランスをファッション業界はオフプライスと呼称するが、総合的な業界用語はクローズアウトである。需要と供給を完全にマッチさせることは不可能なので、いつの時代にもどんなカテゴリーにもクローズアウトは存在し、アメリカにはこれを取り扱う企業が数多く存在する。

ブランドメーカーには、イメージの毀損を恐れてクローズアウトチャネルを利用しての流動化を避ける企業が少なくなかったのだが、消費者のエコ意識の強まりの中で、もはや回避し続けるのは無理があるだろう。

メイシーズのように本体の中にオフプライスを同居させることに対しては、カニバリズムによるデメリットを懸念する向きもあるだろうが、メイシーズ自身は宝探し的な楽しさを求めてお客が来店するとメリットを強調している。私はどちらも正しいと思うが、百貨店がオフプライスを持つのはもはや時代の趨勢なのだろうと思っている。

サプライヤーにとってもリテーラーにとっても不可欠な存在であり、オフプライス市場は拡大することはあっても縮小することはないだろう。

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「これ流行るんじゃない」 焼肉食べ放題『ワンカルビ』のワン・ダイニングの新業態は、ありそうでなかったモダン・コリアン。

【記事のポイント】 ●日本で韓国料理といえば、多くは家庭料理かチーズまみれのSNS映え系くらいだった。一部で注目されているモダン韓国料理に、焼肉食べ放題の「ワンカルビ」89店舗など129店舗を展開する株式会社ワン・ダイニング(大阪市西区)が参入。「コリアン ダイニング & カフェkin no buta」を9月12日にオープン。想像以上の完成度で、これ流行るんじゃない?
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