「アディダス」×「アトモス」の“ガゼル”“スーパースター”先行販売 原宿で2日間限定の大型イベント

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、ブランドの歴史と世界観を伝えるイベント“アディダス コン バイ アトモス(ADIDAS CON BY ATMOS)”を10月14、15日に開催する。会場は、東京・原宿のイベントスペース「ジング 原宿(JING HARAJUKU)」の1〜2階。限定モデルの販売やスニーカーのカスタムサービスをはじめ、ゲームなどの体験コンテンツ提供やキャンペーンビジュアルの展示、アーティストのライブを行う。入場は無料で、「アディダス」のショッピングアプリ「コンファームド(CONFIRMED)」をダウンロードし、受付でアプリ画面を提示すると入場可能だ。

1階は、ブランドアンバサダーのKing Gnu常田大希やBLACKPINKのジェニー(JENNIEE)らのキャンペーンビジュアルを展示する。また、東京のスポーツやファッション、カルチャーシーンで活躍する人物に同ブランドのウエアを着せたポートレイトも並べる。フォトスポットも用意し、参加者はキャペーンの一部のように自分のスタイルをSNSで発信できる。

物販エリアでは、「アトモス」とのコラボスニーカー3型を一般に先駆けて販売する。“ガゼル 85(GAZELLE 85)”をベースに、シュータンやヒールなどを「アトモス」を象徴するブルーでアレンジしたモデル(1万7600円)や、アッパーからソール、スリーストライプス、ステッチまでオールブラックで別注した“スーパースター エクストララージ(SUPERSTAR XLG)”(1万6500円)などがそろう。また、下北沢のビンテージスニーカー専門店「ソーマ シモキタザワ(SOMA SHIMOKITAZAWA)」によるビンテージモデルの販売コーナーや、刺しゅうスタジオ「スタジオサーティスリー(STUDIO33)」によるスニーカーのカスタムコーナーも設ける。

2階は体験型エリアと位置付けて、“サンバ(SAMBA)”をイメージしたピクセルゲームや、オリジナルフレームを備えたプリクラコーナーを用意する。アーティストによるライブパフォーマンスも行い、レゲエやジャズ、R&Bなどを取り入れた次世代バンド ASOUNDや、若手ダンサーTHE D SORAKIらが出演する。

■ADIDAS CON BY ATMOS
日程:10月14〜15日
時間:14日 11:00〜19:00、15日 11:00〜18:00
場所:ジング 原宿
住所:東京都渋谷区神宮前6-35-6
入場:無料(CONFIRMEDアプリのダウンロードが必要)

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高島屋23年3〜8月期 営業利益が1.6倍、過去最高

高島屋の2023年3〜8月期連結業績は、売上高に相当する総額営業収益が前年同期比8.3%増の4476億円、営業利益が同62.4%増の208億円、純利益が同10.6%増の149億円だった。営業利益は、07年3〜8月期の165億円を超え、最高益となった。

国内百貨店事業の総額営業収益は前年同期比6.6%増の3770億円。主要店舗の売上高は、大阪店が前年同期比18.3%増の720億円、日本橋店が同4.9%増の703億円、横浜店が同3.0%増の642億円。インバウンドの回復が追い風となる中、国内客の売上高も順調に伸ばした。国内客の売上高は前年同期比4%増。20年2月期と比較しても3%増だった。

足下の好調を踏まえ、6月に修正・発表した24年2月期の連結業績予想をさらに上方修正する。総額営業収益が前期比7.1%増の9440億円(6月発表予想は9400億円)、営業利益が同35.3%増の440億円(同375億円)、純利益は同6.0%増の295億円(同245億円)を見込む。

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ロフトが今秋第2弾のコスメフェスを10月14日から開催 111ブランドが参加

ロフトは10月14日〜11月17日、今秋第2弾のコスメの祭典「ロフト コスメフェスティバル 2023AW-2nd-」を開催する。全111ブランド、479種をそろえ、ロフト先行販売や販路限定の商品をラインアップする。

同祭典は、今年10周年を迎え、23回目の開催となる。“Make a wish(願い事をする)”をテーマに掲げ、第2弾は“For you”をサブテーマに、成分に焦点を当てたスキンケアの新商品などが多数登場する。4つのキーワード“Find new”、“Clear skin”、“Keep beauty”、“Stay well”をもとに、先行販売で338種を用意する。

“Find new”は、限定コスメや新色、新ブランドなどをそろえ、新しい自分と出会うきっかけを与える。韓国発「ロンリー(LONELY)」のチークやチーク下地として使える“3Sカラーセラム”(1980円)、ジェンダーレスコスメブランド「トーイ(TOWI)」の“シアーリップティント”(1870円)、韓国発「クアティ(QUA-T)」のティントリップ“ザ グラスタトゥーティント”(2590円)などを一部店舗で取り扱う。

このほか、まつげパーマで人気の“パリジェンヌラッシュリフト”のように仕上がる「パリジェンヌラッシュリフト」の“マスカラ”(1980円)や、「ジェルミー ペタリー」のジェルネイルシール“ハンドコレクション”(全4種、各1980円)などを用意する。

“Clear skin”は、“透明感”をキーワードに、こだわりの成分を配合した美容液や著名人がプロデュースしたスキンケアアイテムなどをそろえる。「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」からは、“エファクラ”シリーズの美容液とミニサイズの保湿クリームにミスト状化粧水(50g)を合わせた“エファクラ ピールケア セラムキット”(4950円)がロフト限定で登場。「クオリティファースト(QUALITY 1ST)」の“ダーマレーザー スーパーレチノール 100マスク”(7枚、770円)や、「シシ(SISI)」の保湿型ビタミンC誘導体やナイアシンアミドなどを配合した化粧水“ハイジャンプVCローション”(3410円)、化粧品研究系YouTuberすみしょうがプロデュースする「スプレーゼ(SOUPLESSE)」のダブル洗顔不要のメイク落とし“バリアグロウ クレンジングオイル”(2970円)などをラインアップする。

“Keep beauty”は、日々の美容法のアップデートを提案する、毎日の習慣に溶け込むような新しいボディーケアやヘアケア商品を展開する。「グローアス(GROWUS)」の洗い流さないトリートメント“ダメージセラピーノーウォッシュトリートメント”(2600円)や、「プラウドメン(PROUDMEN.)」「スカルプ D(SCALP D)」」「ハルテン(HALTEN)」の3ブランドの商品をセットした特別なコラボレーションセット(2200円)などをそろえる。

“Stay well”は、“体も心も幸せ”であることを意識し、気分をリフレッシュしてくれる香りや気軽に取り入れられるヘルスケアアイテムを用意する。「マリネス(MARINESS)」のお腹の脂肪燃焼を助けるサプリメント“葛の花”(2980円)や、「ベルミス(BELMISE)」の1200デニールで黒ストッキングのような透け感を演出する着圧補正裏起毛タイツ“スリムウォーマーHeat+”(6039円)などをラインアップする。

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【店舗取材】フォレストゲート代官山は食文化の発信拠点 食品のセレクトショップやカフェ、レストランなど

東急不動産は、東京・代官山に複合施設、フォレストゲート代官山を10月19日にオープンする。同施設は、八幡通りと代官山通りに面する立地で、隈研吾がデザイン設計を手掛けたメイン棟とサステナブルな生活体験を提供するテノハ(TENOHA)棟の2棟で構成する。

“職・住・遊 近接の新しいライフスタイル提案”をコンセプトに掲げ、その理念にマッチするテナントと共に緑やサステナブル、食を主軸にしたライフスタイルの提案を目指す。さらに、飲食店運営やコンサルティングを手掛けるイートクリエイターと食のイノベーションを展開するプラットフォーム拠点となるさまざまな場を設ける。

スーパーマケットやアパレル
ボタニカルショップなどが出店

テナントはそれぞれ開業日が異なるため、順次オープンに向けて準備を進めているという。地下1階には、スーパーマーケット「ザ・ガーデン自由が丘」(12月オープン予定)が約200坪の面積で店を構え、消費者の食生活を支える。そのほか、「ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)」(12月オープン予定)やカフェ&レストラン「ミッドツリー(MIDTREE)」(2024年8月オープン予定)が軒を連ねる。

そのほか、施設を緑で彩った、グリーンデザインを主軸にする「ソルソ ホーム(SOLSO HOME)」(10月19日オープン予定)や「ジョーマローンロンドン(JO MALONE LONDON)」(12月オープン予定)、「アメリ ヴィンテージ(AMERI VINTAGE)」(10月19日オープン予定)、「金子眼鏡」(12月オープン予定)など、ライフスタイルにアプローチするブランドがテナントに入る。3階には、会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート代官山(BUSSINESS-AIRPORT DAIKANYAMA)」が開業する。

食のセレクトショップやレストラン
新しい食文化を発信

ワインやチーズなど
シェフ厳選の商品がそろう「食品庫」

メイン棟には、東急不動産とシェフやパティシエの支援をするイートクリエイターが手を組み、新しい食文化を発信するさまざまなプラットフォームを用意した。

1階には、シェフ・パティシエのセレクトによる飲料や食料をそろえる「食品庫」を用意した。店頭ではシャルキュトリー、チーズや調味料を中心に用意し、ワインセラーにはナチュラルワインも含む400本以上ものワインを販売する。

担当者は「パティシエ自身が醤油をセレクトしたケースもあり、プロの本当のおすすめに出合うことができるのが魅力」と話す。そのほか、本格流通前の新商品を小ロットでテスト販売や店内のショーケースでポップアップを実施する。オープン時には三軒茶屋のチーズ専門店「ランマス」がチーズを販売する。

Nekiの西シェフが監修
カフェ&レストラン「喫茶室」

同じく1階には、日本橋に店を構えるビストロ、Nekiの西恭平シェフが監修したカフェ&レストラン「喫茶室」を設けた。「モーニングやランチタイムには、季節の食材を生かしたデリカテッセンとして、ディナータイムにはナチュールを軸にタパスやワインを楽しめるビストロとして営業する」。ランチの価格はドリンク込みで2000〜3000円ほど。

晴れて1号店を出店する「ペイサージュ」
ブティックとカフェを併設

江藤英樹シェフによるスイーツブランド「ペイサージュ(PAYSAGE)」の旗艦店も出店する。江藤シェフは、「これまでに、EC販売や三越伊勢丹の『サロン・デュ・ショコラ』への出店、百貨店を通した展開などで徐々に力をつけてきた。今回、イートクリエイターの支援によって初の常設店を出店し、大変嬉しく思う」と心境を語った。1階には生菓子や焼き菓子を販売するブティックとアフタヌーンティーを楽しめるカフェを併設。2階ではデザートコース、パフェなどを提供する。

試食会や料理教室の会場になる
レンタルキッチンスペース「調理室」

2階には企業や団体、個人など、幅広い人が利用できるキッチン併設イベントスペース、「調理室」を用意。フードを軸に、試食・試飲会、料理教室やワークショップ、商品発表や展示会を開催でき、パーティースペースとしても利用できる。担当者は「自然光が差し込むという強みを生かして、ファッションやフードの撮影スタジオとしての利用にも対応するつもり」と話した。レンタル価格は10月13日現在未定だが、周囲の相場とバランスをとっていく予定だという。

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NY発「サトミ カワキタ」の“モノが人を選ばない”手の温もりが伝わるジュエリー 

米ニューヨーク発ジュエリー「サトミ カワキタ(SATOMI KAWAKITA)」の路面店が6月東京・南青山に登場した。同ブランドは、デザイナーのサトミ・カワキタが2008年にニューヨークで設立。自然の中にある形や素材感をインスピレーション源に、微妙な歪みや不規則性とクラフト感があるジュエリーを提案している。トライベッカの工房で職人が手仕事で仕上げるジュエリーから、手の温もりが伝わってくる。ニューヨークの「スティーブン アラン(STEVEN ALAN)」などのセレクトショップや、英ロンドンの「リバティ(LIBERTY)」などの百貨店を中心に販売。日本では、「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」などが取り扱っている。

グレーの濃淡を基調にしたクリーンなデザインの店舗には、木工作家の吉川和人による什器や家具が置かれ、リビングのように居心地の良い空間だ。ブランドを立ち上げて15年、拠点はニューヨークだが、日本にも拠点を持ちたいというカワキタの思いが反映された店舗になっている。子どもの頃からモノ作りが好きで以前はガラス作家に従事していたというカワキタ。彼女に、クリエイションに込める思いについて聞いた。

ニューヨークで出合った彫金

ガラス工房で吹きガラスを制作していたカワキタが、彫金に出合ったのはニューヨークだった。カワキタは、「語学留学で立ち止まってモノ作りについて考えた。ガラス制作はチームワークでスピード感が必要。それよりは、自分がちまちました作業が好きなことに気づいた」と話す。そこで、彼女はニューヨークで彫金学校に入学し、ダイヤモンドの石留め職人の道を歩み始め、7年間働いた。「ガラスは割れたら終わりだが、ジュエリーは長く使える。石留め職人の技術を生かしてジュエリーブランドを立ち上げた」と語る。

ブランドを立ち上げ当時は、素材調達の予算もあまりなく、華奢なリングしか作れなかったが、それが、ブランドのシグニチャーになった。「重ね付けすることにより、個性あふれる幾通りもの表情がある。記念日や思い出と共に増やしたリングを足し引きして楽しめるのも魅力だ」。ダイヤモンドのセッティングができるので、ブライダルラインも始めた。「ブライダルという皆が幸せになるモノ作りをしたいと思った」。ダイヤモンドをセッティングした“ヘキサゴン”はベストセラーの一つ。主張しすぎないデザインが、人と違うエンゲージリングを探している人に支持されている。

“モノが人を選ばない”デザイン

ケースの中には、ずらりとリングが並べられ、そのバリエーションの多さに驚かされる。「アメリカは、さまざまな肌の色の人がいる多様な国。指が細い人もいれば、太い人もいる。私がクリエイションでこだわっているのは、“モノが人を選ばない”ということ。誰もが、何か似合うものを見つけてほしい」とカワキタ。一見、シンプルなリングばかりだが、一つ一つにさりげない表情がある。整いすぎていない“揺らぎ”が味になっている。「リングという小さなスケールでどれだけ個性が表現できるか考えるのが楽しい。つけ心地にもこだわる。指と向き合うと、揺らぎがあるデザインが自然だと感じる。人の証が残るものを作りたい」。

使用している地金にもこだわりがある。18金ゴールドはすべてニューヨークでリサイクルされたものを使用。ホワイトゴールドは、天然ゴールド本来の色を生かし、ホワイトというよりは、シャンパンやグレーがかった優しい色合いだ。使用する宝石もカワキタがアリゾナのツーソンで買い付けたものなどユニークな石が多い。

訪日外国人のカップルが来店した。カワキタが声をかけると「ニューヨークでブランドを知った。来日したので東京でジュエリーを購入するのが目的だ」と言う。このようにニューヨークで「サトミ カワキタ」のジュエリーに出合い、東京の店舗を訪れる外国人も多いようだ。モノ作りに対するカワキタの静かな情熱が表現されているジュエリーのファンには待望の路面店だ。

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NY発「サトミ カワキタ」の“モノが人を選ばない”手の温もりが伝わるジュエリー 

米ニューヨーク発ジュエリー「サトミ カワキタ(SATOMI KAWAKITA)」の路面店が6月東京・南青山に登場した。同ブランドは、デザイナーのサトミ・カワキタが2008年にニューヨークで設立。自然の中にある形や素材感をインスピレーション源に、微妙な歪みや不規則性とクラフト感があるジュエリーを提案している。トライベッカの工房で職人が手仕事で仕上げるジュエリーから、手の温もりが伝わってくる。ニューヨークの「スティーブン アラン(STEVEN ALAN)」などのセレクトショップや、英ロンドンの「リバティ(LIBERTY)」などの百貨店を中心に販売。日本では、「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」などが取り扱っている。

グレーの濃淡を基調にしたクリーンなデザインの店舗には、木工作家の吉川和人による什器や家具が置かれ、リビングのように居心地の良い空間だ。ブランドを立ち上げて15年、拠点はニューヨークだが、日本にも拠点を持ちたいというカワキタの思いが反映された店舗になっている。子どもの頃からモノ作りが好きで以前はガラス作家に従事していたというカワキタ。彼女に、クリエイションに込める思いについて聞いた。

ニューヨークで出合った彫金

ガラス工房で吹きガラスを制作していたカワキタが、彫金に出合ったのはニューヨークだった。カワキタは、「語学留学で立ち止まってモノ作りについて考えた。ガラス制作はチームワークでスピード感が必要。それよりは、自分がちまちました作業が好きなことに気づいた」と話す。そこで、彼女はニューヨークで彫金学校に入学し、ダイヤモンドの石留め職人の道を歩み始め、7年間働いた。「ガラスは割れたら終わりだが、ジュエリーは長く使える。石留め職人の技術を生かしてジュエリーブランドを立ち上げた」と語る。

ブランドを立ち上げ当時は、素材調達の予算もあまりなく、華奢なリングしか作れなかったが、それが、ブランドのシグニチャーになった。「重ね付けすることにより、個性あふれる幾通りもの表情がある。記念日や思い出と共に増やしたリングを足し引きして楽しめるのも魅力だ」。ダイヤモンドのセッティングができるので、ブライダルラインも始めた。「ブライダルという皆が幸せになるモノ作りをしたいと思った」。ダイヤモンドをセッティングした“ヘキサゴン”はベストセラーの一つ。主張しすぎないデザインが、人と違うエンゲージリングを探している人に支持されている。

“モノが人を選ばない”デザイン

ケースの中には、ずらりとリングが並べられ、そのバリエーションの多さに驚かされる。「アメリカは、さまざまな肌の色の人がいる多様な国。指が細い人もいれば、太い人もいる。私がクリエイションでこだわっているのは、“モノが人を選ばない”ということ。誰もが、何か似合うものを見つけてほしい」とカワキタ。一見、シンプルなリングばかりだが、一つ一つにさりげない表情がある。整いすぎていない“揺らぎ”が味になっている。「リングという小さなスケールでどれだけ個性が表現できるか考えるのが楽しい。つけ心地にもこだわる。指と向き合うと、揺らぎがあるデザインが自然だと感じる。人の証が残るものを作りたい」。

使用している地金にもこだわりがある。18金ゴールドはすべてニューヨークでリサイクルされたものを使用。ホワイトゴールドは、天然ゴールド本来の色を生かし、ホワイトというよりは、シャンパンやグレーがかった優しい色合いだ。使用する宝石もカワキタがアリゾナのツーソンで買い付けたものなどユニークな石が多い。

訪日外国人のカップルが来店した。カワキタが声をかけると「ニューヨークでブランドを知った。来日したので東京でジュエリーを購入するのが目的だ」と言う。このようにニューヨークで「サトミ カワキタ」のジュエリーに出合い、東京の店舗を訪れる外国人も多いようだ。モノ作りに対するカワキタの静かな情熱が表現されているジュエリーのファンには待望の路面店だ。

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良品計画23年8月期、積極出店で国内は増収も減益 重点課題は「商品力」

「無印良品」を手掛ける良品計画の2023年8月期連結業績は、売上高に相当する営業収益が前期比17.2%増の5814億円、営業利益が同1.1%増の331億円、純利益が同10.2%減の220億円だった。中国本土はコロナからの回復で1月以降復調したが、国内が出店効果で増収するも減益となり、さえない。

国内は、都心店を中心に直近は訪日外国人客が増加しているが、5月までの苦戦が響いて既存店売り上げは同3.5%減だった。円安や調達コストの高騰も響いている。地方の食品スーパー隣接地などの生活圏を中心に1980平方メートル規模での出店は順調に進んでおり、通期での純増店舗数は69(グローバル計では116)となった。

24年8月期の課題はずばり、そのように積極出店している国内の生活圏店舗だ。「収益性は問題ないが、売り場面積が生かせていない」「商品力そのものを高める必要がある」と堂前宣夫社長。「日常生活の基本」となる商品群で、「地球環境を維持する商品」「社会課題を解決する商品」「生活者個人の個性が輝く商品」「文化や伝統から学ぶ商品」といった、4つの切り口で差別化した商品をそろえる。

衣料品では22年秋冬から本格的に商品改革を進めているが、9月には繊維商社の三菱商事ファッションのOEM部門の吸収分割も発表している。「製造小売業の強みは、同じプレーヤーが製造も小売りも担ってこそ発揮される。商品を企画する人が(間に商社を挟まずに)工場と直接やり取りすることで、タイムロスなく無駄のないモノ作りができる」。

24年8月期は営業収益で同10.1%増の6400億円、営業利益は同44.9%増の480億円、純利益は同49.6%増の330億円を見込む。21年7月の公表時に「手堅く想定した」と堂前社長が話していた24年8月期を最終年度とする中期経営計画の数値(営業収益7000億円、営業利益750億円)には未達(為替影響を差し引いても未達)となった。24年8月期の出店は、国内純増64、海外同79を計画する。海外は中国本土を軸に、ほかタイ、ベトナムなど。

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「メレル」×「ホワイトマウンテニアリング」のコラボ第2弾 ゴアテックスによる機能性とデザインが融合

米国のアウトドアブランド「メレル(MERRELL)」は、2023年春夏に登場し話題を生んだ「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」とのコラボレーションプロジェクト第2弾を発売する。10月14日にホワイトマウンテニアリング代官山店、伊勢丹新宿本店、オンラインストア、メレル 1TRL TOKYO(渋谷パルコ)、公式オンラインショップ、その他全国の取り扱い店舗で発売する。

今回のコラボレーションモデルは、「メレル」の累計販売実績を誇るパフォーマンスアイコンである“モアブ(MOAB)”シリーズを取り上げた。マルチアウトドアシューズとしてあらゆるアクティビティーに対応すべく、汎用性に優れた機能を搭載し、2022年にはモデルのサステナブル化を実現した“モアブ 3”へ改良された。

価格は3万9600円、サイズはメンズの25.0〜28.0、29.0、30.0cm。足を入れた瞬間から感じる快適なフィットを実現する木型はそのままに、雨天時も足室内をドライで快適な状態に保つ透湿防水性に優れたゴアテックスメンブレンを搭載。さらに、「メレル」独自の配合によってバランスの良いグリップ力と耐久性を発揮するソールを採用するなど、ハイスペックな機能性が特徴だ。

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岐阜高島屋が7月末で閉店 岐阜は4番目の「百貨店なし県」に


高島屋は、岐阜高島屋を7月31日に閉店する。 同名の運営子会社は 8月31日付で解散する。

岐阜高島屋は1977年に開店し、同県唯一の百貨店として地元に根差した運営を続けてきた。売上高は92年に約250億円に達したものの、これをピークに、近年は競合激化の中で減収傾向が続いていた。2004年にはコスト削減を主眼に運営子会社を分社化し、05年には大幅な増床・改装を実施した。07年2月期に売上高約200億円まで息を吹き返したが、客離れに歯止めはかからず、直近の23年2月期の売上高は131億円まで落ち込んでいた。足下の24年2月期も営業赤字の見通しだった。

13日に行われた高島屋の取締役会で閉店を決議した。同日に都内で行われた同社の3〜8月期決算説明会で、村田善郎社長は「地方のマーケットが大変厳しい状況が続く中で、トップライン(売上高)の回復に向けた営業強化や販管費削減など、万策を尽くしてきた。それでも収支改善の見通しは立たなかった」とし、「開店から46年が経過した建物の老朽化も著しく、建物の貸し主(岐阜土地興業)との折り合いもつかなかった」と撤退理由を述べた。

従業員の雇用は維持 名古屋へ

岐阜高島屋で働く従業員(パートタイマー含む)171人の雇用は継続する方針。主に同じ東海エリアにあるジェイアール名古屋タカシマヤへの配置転換を視野に、運営会社のJR東海高島屋との話し合いを進める。高島屋は23年3〜8月期連結決算において、岐阜高島屋の閉店に伴う減損損失として8億5500万円を計上した。

岐阜高島屋の撤退により、岐阜県内唯一の百貨店が消滅。これにより、全国で百貨店のない都道府県は山形県、秋田県、島根県に続いて岐阜県が4県目となった。

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日曜劇場「下剋上球児」とゾゾタウンがコラボ 劇中野球部モチーフのTシャツを受注発売

ゾゾタウン(ZOZOTOWN)は、10月15日放送開始のTBS系日曜劇場「下剋上球児」とコラボレーションしたTシャツ全7型を12月25日11:59まで受注販売する。価格は3800〜4000円。商品は2023年12月中旬〜2024年2月下旬に届く。

劇中で舞台となった三重県立越山高校野球部のロゴやイメージカラー、関連するモチーフなどをデザインに落とし込んだ。ルックには同作に出演する犬塚翔役の中沢元紀、根室知廣役の兵頭功海、日沖誠役の菅生新樹、野原舜役の奥野壮ら球児キャスト全12人を起用している。

日曜劇場「下剋上球児」は、高校野球を通して現代社会の教育や家族が抱える問題、さまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。主演に鈴木亮平を迎え、そのほか黒木華、井川遥、小日向文世ら実力派キャストがドラマを彩る。

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「コム デ ギャルソン」パリ店が拡大移転オープン 家具を世界で唯一取り扱う

「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」はこのほど、パリの旗艦店をリニューアルオープンした。2001年以来、高級ブランドが立ち並ぶフォブール・サントノレ通り54番地に店を構えていたが、同通りの56番地に移転した。店は4フロア構成で、売り場面積は従来の店舗の1.5倍にあたる約700㎡に拡大。「コム デ ギャルソン」の全てのブランドを取り扱い、青山店のみで販売していた製品も多数そろえる。

そのほか、30年以上販売していなかった家具ラインを世界で唯一取り扱う。1987年に発表した3型の“メタルチェア”はデザインを再解釈。色はシルバーやブラックに加えて、店舗のキーカラーであるレッドが初めて登場する。価格は3000〜3800ユーロ(約47万〜59万円)。

空間の構想やデザインは、創業デザイナーである川久保玲が手掛けた。店は白を基調に、4つのフロアが巨大な柱で交わり“アメーバ”のような形状を作り出す。真っ直ぐな壁は少なく、道の到達点はあえて見せない設計となっている。

同氏は、 “お客さまが部屋の一つ一つを試し、探索し、発見できる店を作りたかった。人々がオンラインショッピングで満足しているとは考えられず、買い物の喜びとは自分自身で何かを見つけることだと思う”と、店舗の空間を商品と同様に重視している旨を話した。

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「サカイ」が香港・ランドマークで「麺散」とコラボ 限定メニューやアイテムを販売

「サカイ(SACAI)」は10月20〜28日に、香港の商業施設ランドマーク(LANDMARK)内のレストラン「BASEHALL」とともに、東京・原宿のうどん専門店「麺散」と協業し“SACAI THE NOODLE BY MENCHIRASHI”を開く。期間中は限定メニューおよび商品の販売を行う。

同イベントは、「サカイ」を新たな観点から体験してもらうことを目指し、NIGO®がプロデュースするカレーショップ「カリーアップ(CURRY UP)」や香港のミシュラン1つ星の和食居酒屋「ヤードバード(YARDBIRD)」とのコラボメニューも販売する。

またイベント期間中に、ランドマーク内の「ビロウグランド(BELOWGROUND)」で、コラボTシャツやキャップ、プレートなどの商品を販売するポップアップのオープンも行う予定だ。

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「サカイ」が香港・ランドマークで「麺散」とコラボ 限定メニューやアイテムを販売

「サカイ(SACAI)」は10月20〜28日に、香港の商業施設ランドマーク(LANDMARK)内のレストラン「BASEHALL」とともに、東京・原宿のうどん専門店「麺散」と協業し“SACAI THE NOODLE BY MENCHIRASHI”を開く。期間中は限定メニューおよび商品の販売を行う。

同イベントは、「サカイ」を新たな観点から体験してもらうことを目指し、NIGO®がプロデュースするカレーショップ「カリーアップ(CURRY UP)」や香港のミシュラン1つ星の和食居酒屋「ヤードバード(YARDBIRD)」とのコラボメニューも販売する。

またイベント期間中に、ランドマーク内の「ビロウグランド(BELOWGROUND)」で、コラボTシャツやキャップ、プレートなどの商品を販売するポップアップのオープンも行う予定だ。

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「サカイ」が香港・ランドマークで「麺散」とコラボ 限定メニューやアイテムを販売

「サカイ(SACAI)」は10月20〜28日に、香港の商業施設ランドマーク(LANDMARK)内のレストラン「BASEHALL」とともに、東京・原宿のうどん専門店「麺散」と協業し“SACAI THE NOODLE BY MENCHIRASHI”を開く。期間中は限定メニューおよび商品の販売を行う。

同イベントは、「サカイ」を新たな観点から体験してもらうことを目指し、NIGO®がプロデュースするカレーショップ「カリーアップ(CURRY UP)」や香港のミシュラン1つ星の和食居酒屋「ヤードバード(YARDBIRD)」とのコラボメニューも販売する。

またイベント期間中に、ランドマーク内の「ビロウグランド(BELOWGROUND)」で、コラボTシャツやキャップ、プレートなどの商品を販売するポップアップのオープンも行う予定だ。

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「タリーズコーヒー」×「ハリー・ポッター」 作中のお菓子を再現したドリンクやホグワーツの紋章入りブランケットなど31アイテム

タリーズコーヒージャパンは、ワーナー・ブラザース コンシューマープロダクツとのパートナーシップのもとで映画「ハリー・ポッター」とのコラボレーション“マジカル コーヒー タイム(Magical Coffee Time)”を10月25日に販売する。店内で楽しめるドリンク2種、フード6種のほか、ブランケット、ぬいぐるみ、マグカップなどのアイテムもラインアップ。価格は380円~3980円だ。

ドリンクの“ウィーズリー ナッツブリトルラテ”(710円)は、ハリーがクリスマスにもらったお菓子“ナッツブリトル”をイメージしたカフェラテで、ナッツの風味が豊かな一品。“爆発ボンボンミルクティー”(710円)は作中に登場するお菓子“爆発ボンボン”をモチーフにした、パチパチ弾けるキャンディーがアクセントのロイヤルミルクティー。専用のデザインカップで提供し、700円追加でヘドウィグのカップアクセサリーを付けられる。

フードの“ハリー・ポッター ナイトバスクッキー”(9枚入、880円)は、ホワイトチョコのクッキーに登場キャラクターやモチーフをプリントしており、箱はナイトバスに見立てた。 “ホグワーツ プロフィットロール”(655円)はハリー達が食べていた“プロフィットロール”を冷たいシューで再現。“ハグリッド ロックケーキ”(380円)はハグリッドがハリーにふるまったイギリスの伝統的な焼き菓子で、ドライフルーツやアーモンドなどを練り込んだ。そのほか、かぼちゃの甘みとカラメルクリームが絶妙な“ホグワーツ ハロウィン パンプキンタルト”(555円)や、イギリスのデザート“トライフル”をモチーフにした“ホグワーツ クリスマス ベリートライフルケーキ”(595円)、パンプキンクリームをふんわりとした生地で包んだ“パンプキンクリームパフ”(400円)を用意した。

店舗販売アイテムは13アイテムをラインアップ。ホグワーツの紋章を刺しゅうで入れたローブ風ブランケット(レギュラー/3850円、プチ/2850円)や、ヘドウィグのマントをまとったベアフル(2970円)、「忍びの地図」をデザインしたペーパー缶とコーヒー豆(2200円)、ホグワーツの紋章を施した巾着ポーチと簡便性タイプのコーヒー豆(1300円)、「紅茶占い」をイメージした缶入りのティーバッグ(1650円)、ホグワーツの紋章が入ったエスプレッソグラス(1200円)、ヘドウィグが持ち手に付いたブルーのマグカップ(2200円)、 魔法の呪文がデザインされたラバーコースター(990円)、 “パトローナス”が立体的に浮かびあがっているクリスタルボール(3400円)、「ハリー・ポッター」シリーズの名シーンを用いたトランプカード(2200円)、呪文“ルーモス”を表現したゴールドのステンレス製しおり(1100円)、“タイムターナー”のデザインを施したブックカバー(1980円)、ギフトバッグ(ネイビー、350円)だ。

公式楽天市場店限定で“ローブ風ブランケット「忍びの地図」”(レギュラー/3960円、プチ/2990円 )、ギフトバッグ(レッド)付きの“ベアフル セーター”(ハリー/3980円、ロン/3980円)、“エッチングしおり(ハーマイオニー)”(1300円)、“エンボスマグ(クルックシャンクス)”(2800円)、ギフトバッグ(レッド、480円)を販売する。また、公式オンラインストア赤坂店限定で“ライト付き アクリルスタンド(エクスペクト・パトローナム)”(2680円)、“エッチングしおり(エクスペクト・パトローナム)“(1300円)を販売し、楽天市場店と公式オンラインストア赤坂店で”蓄光コースター(ルーモス・マキシマ)“(1300円)を取り扱う。

10月25日からの期間中、コラボレーション商品1点購入ごとにステッカー1枚を配布する。11月21日までに購入時のレシートに付いているQRコードを読み込むと、「ハリー・ポッター」の世界観で写真を撮ることができる。

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ザ シードが輸入販売する「ヴェジャ」 成長の背景にあるのは、環境と人への配慮

VEJA

ザ シード(THE SEED)が日本総代理店を務めるフランス発のスニーカーブランド「ヴェジャ(VEJA)」は、サステナビリティや透明性にこだわったモノづくりとビジネスモデルで成長を続けている。生産拠点を構えるブラジルで話されるポルトガル語で「見る」を意味する同ブランドが目指すのは、洗練されたデザインと社会的責任の両立だ。環境と人に配慮して作られたスニーカーのラインアップは年々充実し、現在はクリーンな定番スタイルからレトロスポーティーなデザイン、ランニングシューズ、ビーガンモデルまで、幅広いニーズに応えるアイテムをそろえる。それだけでなく、「マルニ(MARNI)」や「リック・オウエンス(RICK OWENS)」といったブランドとコラボレーションするなど、ファッションアイテムとしても注目度を高めている。ただ、その根幹にあるのは、従来のスニーカー界の常識にとらわれず、限界に挑戦し続けること。そんな「ヴェジャ」の今に迫る。

スニーカーを
長く愛してもらうための
リペア・プロジェクト

「ヴェジャ」がスニーカーを製造・販売するだけのビジネスモデルから進化を遂げたのは、フランス・ボルドーにあるエコロジーに特化した施設「ダーウィン(DARWIN)」に、修理とリサイクルに向けた初の実験的店舗を出店した2020年6月のことだ。「ダーウィン」は、もともとフランス軍の施設だった廃墟をリノベーションして、12年に誕生した。同じ理念や価値観を持つ人々が集まるコミュニティーのような施設には、ショップやコワーキングスペースから、イベント会場、スケートパーク、オーガニック食材や地産地消にこだわったレストラン、ベーカリー、畑、高校、モービルホーム、マイクロワイナリーまでが同居。自転車やバイクの修理屋、家具の修復やDIYを行う工房、古着や不要になった雑貨などを扱うスリフトショップなどもある。

そんなユニークな施設の中にある「ヴェジャ」の店舗には、修理職人が常駐するリペアカウンターや履き古されたスニーカーの回収ボックスを設けており、取り扱う商品もパリなどにある他の店舗とは異なる。中心となるのは、職人が小さな欠陥のある商品にリペアや補強目的のアレンジを施して唯一無二に仕上げたシューズ。また、生産終了したモデル、実際には商品化されなかったプロトタイプもある。通常の新品よりも低価格に設定することで、廃棄物を生まない努力を続けている。

そして、「ダーウィン」の店舗から始まったリペア・プロジェクトは広がりを見せ、現在はパリの百貨店ギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)の靴売り場にリペアコーナーを構えるほか、一部直営店にもリペアカウンターを併設。「ヴェジャ」のスニーカーだけでなく、他ブランドのスニーカーも持ち込み、修理やクリーニングをしてもらうことができる。価格もほとんどのサービスが数十ユーロと手頃。そこからは、ただ使い捨てるのではなく、所有するスニーカーをできるだけ長く愛してほしいという思いが感じられる。

環境と人に配慮した
スニーカービジネスへのこだわり

2005年にフランソワ・ギラン・モリィヨン(Francois Ghislain Morillion)とセバスチャン・コップ(Sebastien Kopp)が創業した「ヴェジャ」は、デザインと社会的責任の両立を目指し、スニーカー界の常識にとらわれずに歩み続けてきた。従来の方法に疑問を抱き、ゼロからやり直すというアプローチは、原材料の調達や素材開発から生産、物流にまで見られる。例えば、キャンバスや靴ひもに使われるオーガニックコットンは、ブラジルとペルーの生産者から直接調達。あらかじめ生産者と話し合い、市場価格よりも高い固定価格で買い取ることを保証する年間契約を結ぶことで、生産者が安定した収入を得られるシステムを構築している。また、ソールに20〜40%用いられる天然ゴムは、ブラジル・アマゾンのゴム樹液採取に従事する家族による協同組合から市場価格の5倍で調達。生産者を支援することにより、素材の品質を保証するとともに良好な労働・生活環境を提供している。さらに、リサイクルペットボトルを100%用いた「B-メッシュ」や、オーガニックコットンと組み合わせた「ヘキサメッシュ」、レザーの代替素材となるトウモロコシ由来のコーティングで覆われたコットンファブリック「C.W.L」など、新素材の開発にも積極的だ。

「ヴェジャ」は、生産面や流通面においても常に上を目指している。ブラジルに構える生産工場では、国際労働機関(ILO)の規則に従うだけでなく追加基準を設け、公平な労働環境や適切な生活水準を保証。サプライヤーにも透明性の向上を求め、社会的責任を問う監査や化学物質使用に関する検査を定期的に実施している。また、物流は創業以来、非営利団体の国境なきアトリエ(ATELIERS SANS FRONTIERES、ASF)や、運送大手XPOロジスティクス(XPO LOGISTICS)と非営利団体アレス(ARES)の合弁会社ロギンズ(LOG’INS)に委託。社会的弱者や軽度の障がいのある人々が社会復帰したり、自立したりすることを支援する。さらに18年12月には、社会や環境への配慮、透明性、説明責任、持続可能性において企業のパフォーマンスを評価する「Bコーポレーション(Bコープ)認証」を取得。そこから弱点を見いだし、さらなる改善に取り組み続けている。

共同創設者が語る
「ヴェジャ」の現在地

「ヴェジャ」は創業から一歩ずつ着実に前進し、世界60カ国以上で販売される人気スニーカーブランドになった。特にヨーロッパでは、街で目にしない日がないほど愛用者が多い。主にブランディングやデザインを監修するセバスチャン・コップ共同創設者に、「ヴェジャ」の哲学や現在の取り組みを尋ねた。

WWD:「ヴェジャ」は自社ECや卸売からスタートし、直営店を出店したのは19年と設立から約15年がたってからだった。現在は、パリやニューヨーク、ベルリン、マドリードなどに計6店舗を構えているが、実店舗はどのような役割を担っているか?

セバスチャン・コップ「ヴェジャ」共同創設者(以下、コップ):新作のローンチや本のサイン会といったイベントを開くなど、物理的に人が集えるアクティベーション(活性化)の場だ。

WWD:現在、ベルリンやマドリードなど一部の店舗には修理職人が常駐している。リペア・プロジェクトを始めたきっかけは?

コップ:きっかけは、リサイクル・プログラムに着手したことだ。しかし、そのためには10トン分の「ヴェジャ」のスニーカーを回収する必要があり、それと同時にリサイクルの前のステップとして、捨ててしまう前に修理できるものは修理して履き続けられるようにすることが重要だと気付いた。

WWD:店舗のリペアカウンターでは、「ヴェジャ」だけでなく他ブランドのスニーカーの修理も受け付けていて、寛大だと感じる。

コップ:寛大なわけでない。私にとって、人々が履き古したスニーカーを捨ててしまう必要がないと気付くことは未来のあるべき姿。修理することはスニーカーのライフサイクルを延ばし、その大切さを再確認することにつながる。そして、地球上の資源がどんどん限られていくなか、将来的には修理して使い続けることを強いられるかもしれない。

WWD:18年には「Bコープ認証」を取得したが、取得して良かった点は?

コップ:(申請のために回答が必要な)質問事項を読んだときに、透明性に関して「ヴェジャ」はまったく問題がないと感じたが、コーポレート・ガバナンスについてはこれまで疑問にも思ったことがなかったような内容があり、自分たちに改善できる点があると感じた。例えば、申請当時、フランスの法律では男性の育児休暇取得可能日数は11日だけだったが、男女の格差を是正するため、「ヴェジャ」では3カ月取得できるようにした。女性も4カ月半だったところを5カ月半の休暇を取れるようにした。つまり、難しい質問に答えていくことが、新たなアイデアをもたらしてくれたと言える。ただ、「Bコープ認証」は製品そのものよりも企業としてのパフォーマンスを評価するもの。認証を取得したとしても、素晴らしい製品を生み出しているとは限らない。

WWD:その点、「ヴェジャ」は創業当初からモノづくりにおける透明性にこだわり、その情報や課題を公式サイトで開示している。その理由は?

コップ:それは、自分たち自身のために「ヴェジャ」に取り組んでいるからだ。自分がもし顧客であれば、製品の背景を知りたい。私たちが示したいのは、環境と人に配慮しながらスニーカーを作れるということ。創業当初はその生産背景を気にする人なんていなかったし、今でもそこまで多くない。しかし、「ヴェジャ」ではそれを重視している。

WWD:3年前のインタビューでは「透明性の限界を押し上げ、革新的な素材を見つけること」を課題として挙げていた。それは達成できたと感じるか?

コップ:常に挑戦すべきことや改良の余地があり、達成感に浸ることはない。ただ、今はブランドの規模が大きくなり、研究開発やソーシングなどの新しいプロジェクトにより投資しやすくなった。そのため、たくさんのプロジェクトが同時進行している。

WWD:では、現在の一番大きな挑戦は?

コップ:レザーだ。そのもととなる牛が、遺伝子組み換えではないオーガニック飼料を食べているかまでトレーサビリティーを追求したいが、現状は難しい。「見る」を意味する「ヴェジャ」では、製品の製造工程だけでなく、原材料がどのように作られているかに至るまでを知ることが大切だと考えている。

広がる日本での展開
「グリーンエイジ」やドーバー ストリート マーケット
との取り組み

「ヴェジャ」を日本で展開しているのは、独自技術を生かした靴の製造や海外のさまざまなシューズブランドの輸入販売を手掛けるザ シードだ。同社が目指しているのは、100年後も社会から広く必要とされる企業になること。地球環境への配慮を考えると同時に、高品質かつ長く履き続けられる満足度の高い靴を提供することで、人々の足元を支えていくことを掲げる。

そのためのキーブランドの一つとして現在注力する「ヴェジャ」では10月11日、大阪・阪急うめだ本店8階の「グリーンエイジ(GREEN AGE)」にある日本初のコーナーをリニューアルオープンした。「グリーンエイジ」は、自然との新たな関わり方を提案し、生活者やブランド、地域と持続可能で豊かな未来を共創していくことを目指したゾーン。そのコンセプトに共感したブランドが、ラグジュアリーやファッション&スポーツからヘルス&ビューティ、ライフスタイルまで垣根なく並ぶ。「ヴェジャ」のコーナーは、アースカラーを基調にした空間に、多彩なスタイルのスニーカーをラインアップ。壁面には映像を映し出し、ブランドの哲学や世界観を表現する。

さらに、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GNZA)で10月28日に開催されるイベント“オープンハウス”への参加も決定。レザースニーカーの最新モデル“V-90”をベースに、「ヴェジャ」のレザー廃材を使ってタイルキルティング風の装飾をあしらったスペシャルモデルを20足限定で販売する。

PHOTO (DARWIN, SHOP, OFFICE):KOJI HIRANO
EDIT & TEXT:JUN YABUNO
問い合わせ先
ザ シード
054-281-7111

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「キュレル」柔軟剤発売記念トークショーに若槻千夏とMattが登壇 1日限りの古着イベントも

乾燥性敏感肌を考えたスキンケアブランド「キュレル(CUREL)」は10月11日、7日に発売したブランド初の衣料用柔軟剤(500mL、660円/詰め替え880mL、880円)の発売記念トークショーを開催。特別ゲストとしてタレントの若槻千夏とMatt Roseが登場した。

衣料用柔軟剤を試した若槻は「子供が乾燥肌で服の着心地を気にするタイプなのですが、柔軟剤を使った服を着せるとテンションが上がっていた。大人も子供も安心して使える」、Mattは「ハイブランドのアイテムって、デザインが素敵でも我慢して着なきゃいけないということが多くあった。今回この柔軟剤に出合い、クローゼットの中に眠っていたアイテムが着心地良く着れるようになって嬉しい」と商品の良さを実感した。

「キュレル」の中で一番気に入っているアイテムはあるかと聞かれると、17年愛用しているというMattは「さまざまな商品を試したが、スプレータイプの化粧水がお気に入り。実家暮らしで父とバスルームが別なんですけど、それぞれの洗面所に1つずつ置いている」と語り、若槻は「9月に発売したばかりの“乳液ケアメイク落とし”【医薬部外品】(200mL、1650円※編集部調べ)。普段アイメイクは濃い方で、舞台用のメイクが落とせるくらい強力な海外ブランドのクレンジングを使っていたが、ずっと乾燥する点が気になっていた。このメイク落としを使用してからは、しっかりアイメイクは落ちるのにツッパリ感がなく、使い心地がよかった」と話した。

10月14日は、1日限りのイベント“キュレル ヴィンテージ マーケット”を渋谷のヘルツ シブヤで開催する。メディアなどで活躍している12人のスタイリストが、衣料用柔軟剤で仕上げた私物の洋服や撮影などで使用した衣装などの約100点を販売する。ほか、「キュレル」のスキンケアアイテムを自由に試せるブースと、ボディーケアアイテムの現品などが当たるガチャガチャを用意している。

衣料用柔軟剤は、ブランド初のファブリックケアカテゴリー商品として登場。花王独自の技術“繊維なめらかラッピング技術”により、衣料を滑らかで柔らかな仕上がりに整える。肌への刺激にもなりうる衣料の摩擦を低減することで、繊維特有のチクチクやゴワつきによる肌の不快感を緩和する。

■“キュレル ヴィンテージ マーケット”
日程:10月14日
時間:11:00〜18:30
場所:ヘルツ シブヤ
住所:東京都渋谷区宇多川町4-3 1階
入場料:無料

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「キュレル」柔軟剤発売記念トークショーに若槻千夏とMattが登壇 1日限りの古着イベントも

乾燥性敏感肌を考えたスキンケアブランド「キュレル(CUREL)」は10月11日、7日に発売したブランド初の衣料用柔軟剤(500mL、660円/詰め替え880mL、880円)の発売記念トークショーを開催。特別ゲストとしてタレントの若槻千夏とMatt Roseが登場した。

衣料用柔軟剤を試した若槻は「子供が乾燥肌で服の着心地を気にするタイプなのですが、柔軟剤を使った服を着せるとテンションが上がっていた。大人も子供も安心して使える」、Mattは「ハイブランドのアイテムって、デザインが素敵でも我慢して着なきゃいけないということが多くあった。今回この柔軟剤に出合い、クローゼットの中に眠っていたアイテムが着心地良く着れるようになって嬉しい」と商品の良さを実感した。

「キュレル」の中で一番気に入っているアイテムはあるかと聞かれると、17年愛用しているというMattは「さまざまな商品を試したが、スプレータイプの化粧水がお気に入り。実家暮らしで父とバスルームが別なんですけど、それぞれの洗面所に1つずつ置いている」と語り、若槻は「9月に発売したばかりの“乳液ケアメイク落とし”【医薬部外品】(200mL、1650円※編集部調べ)。普段アイメイクは濃い方で、舞台用のメイクが落とせるくらい強力な海外ブランドのクレンジングを使っていたが、ずっと乾燥する点が気になっていた。このメイク落としを使用してからは、しっかりアイメイクは落ちるのにツッパリ感がなく、使い心地がよかった」と話した。

10月14日は、1日限りのイベント“キュレル ヴィンテージ マーケット”を渋谷のヘルツ シブヤで開催する。メディアなどで活躍している12人のスタイリストが、衣料用柔軟剤で仕上げた私物の洋服や撮影などで使用した衣装などの約100点を販売する。ほか、「キュレル」のスキンケアアイテムを自由に試せるブースと、ボディーケアアイテムの現品などが当たるガチャガチャを用意している。

衣料用柔軟剤は、ブランド初のファブリックケアカテゴリー商品として登場。花王独自の技術“繊維なめらかラッピング技術”により、衣料を滑らかで柔らかな仕上がりに整える。肌への刺激にもなりうる衣料の摩擦を低減することで、繊維特有のチクチクやゴワつきによる肌の不快感を緩和する。

■“キュレル ヴィンテージ マーケット”
日程:10月14日
時間:11:00〜18:30
場所:ヘルツ シブヤ
住所:東京都渋谷区宇多川町4-3 1階
入場料:無料

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「クリニーク」が日本のアンバサダーに俳優のんを起用 トークショーイベントのプレゼント企画を用意

「クリニーク(CLINIQUE)」は、日本のアンバサダーに俳優ののんを起用した。10月13日から実施するベストセラーの保湿クリーム“モイスチャー サージ”のキャンペーンを皮切りに、スキンケアやメイクアップ、ホリデーコレクションなどのキャンペーンを展開する予定。

“モイスチャー サージ”のキャンペーンでは、のんの透明感と潤いのあるみずみずしい“保水美肌”を動画で披露する。店頭とECでは、対象商品を購入すると、のんのスペシャルトークショーの招待や、のんのサイン入りクリスマスカードを抽選でプレゼントする企画を用意する。

のんは、「今年で30歳を迎えるタイミングで、真摯に肌と向き合い続けている『クリニーク』とお仕事できることを光栄に思う。皆さんの美しい肌づくりはもちろん、毎日を明るく前向きに過ごしていただけるよう『クリニーク』と共に応援できたら嬉しい」とコメントを寄せた。

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「モンブラン」がNYで新キャンペーン発表 新作レザーグッズも披露

ドイツ発のラグジュアリー筆記具ブランド「モンブラン(MONTBLANC)」はニューヨーク・ファッション・ウイーク中に新グローバルキャンペーン「The Library Spirit:世界各国からのエピソード」と新作レザーグッズの発表を記念し、ニューヨークでイベントを開催した。イベントにはエイドリアン・ブロディ(Adrien Brody)やクロエ・セヴィニー(Chloë Sevigny)、ペン・バッジリー(Penn Badgley)らセレブリティーも駆けつけた。

会場の壁にはぎっしりと本を並べて、図書スペースを再現し写真家のマリアーノ・ヴィヴァンコ(Mariano Vivanco)がニューヨーク公共図書館で撮影したキャンペーン写真を飾った。会場内にはニューヨークのグラフィックアーティスト、イアン・サリヴァン(Ian Sullivan)がグラフィティアートを施し、伝統とモダンが交差する空間を作り出した。イベント中はゲストの名前をノートに書いてプレゼントするコーナーを設けた。

今回のキャンペーンでは新作レザーグッズも発表した。筆記具のイメージからの脱却を図る同ブランドは、幾何学模様のエンボスが印象的な“エクストリーム 3.0”シリーズのソリッドなバックパックやショルダーバッグ、エンベロープバッグの他に“MTB03”インイヤーヘッドフォンなどを紹介した。ユニセックスのレザーグッズはシンプルながら留め具の部分にさりげなく「モンブラン」のロゴをあしらい、幅広いオケージョンで活躍しそうだ。

 10月28日までの期間中、ニューヨークのマディソンアベニューにあるブティックでは本キャンペーンと連動して読書コーナーを開放し、持参した本と新しい本を取り替えることができる。本キャンペーンは今後、上海、ロンドン、パリ、ミラノなど、世界の主要都市でも行われる予定だ。

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「メード イン ピエール・エルメ」が2024年の干支“辰”をモチーフにしたホリデーギフトを発売 「リボネシア」と初コラボ

「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」による日本発のブランド「メード イン ピエール・エルメ(MADE IN PIERRE HERME)」は11月15日、年末年始のホリデーシーズンに向けたギフト商品を発売する。パッケージは、日本を拠点に活動するアート・ユニット「リボネシア(RIBBONESIA)」が2024年の干支である辰(龍)をモチーフにデザイン。マカロンの詰め合わせやパウンドケーキなど7アイテムを用意する。価格帯は972〜4428円。

マカロンの限定ボックスは、定番の“チョコレート”などと新作の“レモン&ラズベリー”や“きな粉”を詰め合わせた個数違いの3種(3個、1998円/6個、3240円/10個、4428円)をそろえる。そのほかに、バニラをふんだんに使った“バニラ&イチゴのパウンドケーキ”(2592円)、“ソフトチョコレートクッキー”(5枚、1350円)、スパイスを効かせたクッキー“スペキュロス”(972円)、星形の野菜を詰め込んだ“ピクルス パーティーミックス”(1691円)をラインアップする。

「リボネシア」は2010年に結成した、前田麦と吉川徹によるアート・ユニット。リボンを素材としたアートワークの制作を行う。贈り物といえばリボンという発想から、このほど「メード イン ピエール・エルメ」と初のコラボが実現した。色とりどりのリボンで辰(龍)を表現したアートワークを、マカロン詰め合わせなどのパッケージに採用した。

また、11月8日から、同ブランドを代表するマカロンと国産素材を使用した新作ドリンク“マカフラ(Macafrapp)”の販売を開始する。第1弾は、厳選した国産茶葉を焙煎したほうじ茶とホワイトチョコレートを合わせた“マカフラ ほうじ茶”(テイクアウト、972円/イートイン、990円)を発売する。仕上げに乗せたマカロンコックが食感のアクセントとなる。

なお、5周年を記念して、日本の家紋をイメージしたロゴマークが登場。マカロンをモチーフに、日の丸とトリコロールのダブルミーニングを込めて創作した。限定商品として、ほうじ茶に佐賀県の嬉野茶を使用した“マカロン3個詰め合わせ”(1998円)や“ほうじ茶のパウンドケーキ”(2160円)、栃木県の老舗の和菓子屋と共同開発した“きんつば”(1944円)を販売中。無くなり次第終了となる。

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「ファセッタズム」がアイスランド発「シックスティシックス ノース」とコラボ ダウンやバラクラバなど

「ファセッタズム(FACETASM)」は、アイスランドのアウターウエアブランド「シックスティシックス ノース(66°NORTH)」とのコラボアイテムを発売する。「ファセッタズム」青山店および心斎橋店、公式オンライン、その他一部取り扱い店舗で販売する。

コラボアイテムは、ダウンジャケット(15万4000円)、ダウンベスト(7万7000円)、ダウンスカーフ(3万3000円)、バラクラバ(1万8700円)が10月14日に発売。またジップスエット(3万8500円)、Tシャツ(2万3100円)はすでに販売している。それぞれアイスランドの火山や富士山など、山々に着想を得た色合い、グラフィックで仕上げている。

「シックスティシックス ノース」は、1962年にアイスランドで創業。漁師や捜索救助隊を想定したウエアは、その品質や耐久性で知られる。

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「ファセッタズム(FACETASM)」は、アイスランドのアウターウエアブランド「シックスティシックス ノース(66°NORTH)」とのコラボアイテムを発売する。「ファセッタズム」青山店および心斎橋店、公式オンライン、その他一部取り扱い店舗で販売する。

コラボアイテムは、ダウンジャケット(15万4000円)、ダウンベスト(7万7000円)、ダウンスカーフ(3万3000円)、バラクラバ(1万8700円)が10月14日に発売。またジップスエット(3万8500円)、Tシャツ(2万3100円)はすでに販売している。それぞれアイスランドの火山や富士山など、山々に着想を得た色合い、グラフィックで仕上げている。

「シックスティシックス ノース」は、1962年にアイスランドで創業。漁師や捜索救助隊を想定したウエアは、その品質や耐久性で知られる。

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米アパレル企業BCIブランズ、会長に「カルバン・クライン」などの親会社PVHの前会長兼CEOを任命

米アパレル企業のBCIブランズ(BCI BRANDS)は、新たな会長として、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」などを擁するPVHコープ(PVH CORP)のエマニュエル・キリコ(Emanuel Chirico)前会長兼最高経営責任者(CEO)を任命した。

キリコ新会長は、ビジネス特化型SNS「リンクトイン(LinkedIn)」のプロフィールによれば、1993年にバイス・プレジデント兼コントローラーとしてPVHに入社した。同社が2003年に「カルバン・クライン」を買収した際には、最高財務責任者として尽力。05年に社長兼最高執行責任者に、06年にはCEOに就任した。07年には会長兼CEOに就任し、14年にわたって同社を率いた。21年2月、ステファン・ラーソン(Stefan Larsson)社長(当時)にCEO職を譲り、会長職の傍ら業務の引き継ぎを行った後、同年末にPVHを離れた。なお、BCIブランズに加わるにあたり、同社の少数株式を取得している。

BCIブランズ(当時はバーナード・ショー・インク)は、1975年の創業。2012年、米シューズウエア大手のカムート・グループ(CAMUTO GROUP以下、カムート)が同社の株式の49%を取得。15年には、創業一族のショー家が保有していた51%分もカムートが取得して完全子会社化したが、18年に創業者の息子で現在のCEOであるアリエル・ショー(Ariel Chaus)が株式を買い戻してオーナーとなっている。現在、BCIブランズは「ヴィンス・カムート(VINCE CAMUTO)」「ショー(CHAUS)」「シンシアステフィー(CYNTHIA STEFFE)」などの卸や、米百貨店のノードストローム(NORDSTROM)やメイシーズ(MACY'S)などのプライベートブランドを手掛けており、卸事業の売り上げは年間4億ドル(約596億円)以上だという。

キリコ新会長は、「BCIブランズは競争力の高いブランドを複数持っているほか、定価での販売チャネルや適切なキャッシュフローなど、さらに大きく成長できる可能性を秘めている。私のスキルや経験を役立て、新たな取引先などを開拓しつつ、アリエルとともに当社をさらに発展させていきたい」と語った。

ショーCEOは、「エマニュエルは、深く幅広い知識や経験に加えて、比類のないプロフェッショナリズムを持つアパレル業界のレジェンド的な存在だ。その人脈と戦略的なアドバイスは、当社をさらに成長させてくれるだろう」と述べた。

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米アパレル企業BCIブランズ、会長に「カルバン・クライン」などの親会社PVHの前会長兼CEOを任命

米アパレル企業のBCIブランズ(BCI BRANDS)は、新たな会長として、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」などを擁するPVHコープ(PVH CORP)のエマニュエル・キリコ(Emanuel Chirico)前会長兼最高経営責任者(CEO)を任命した。

キリコ新会長は、ビジネス特化型SNS「リンクトイン(LinkedIn)」のプロフィールによれば、1993年にバイス・プレジデント兼コントローラーとしてPVHに入社した。同社が2003年に「カルバン・クライン」を買収した際には、最高財務責任者として尽力。05年に社長兼最高執行責任者に、06年にはCEOに就任した。07年には会長兼CEOに就任し、14年にわたって同社を率いた。21年2月、ステファン・ラーソン(Stefan Larsson)社長(当時)にCEO職を譲り、会長職の傍ら業務の引き継ぎを行った後、同年末にPVHを離れた。なお、BCIブランズに加わるにあたり、同社の少数株式を取得している。

BCIブランズ(当時はバーナード・ショー・インク)は、1975年の創業。2012年、米シューズウエア大手のカムート・グループ(CAMUTO GROUP以下、カムート)が同社の株式の49%を取得。15年には、創業一族のショー家が保有していた51%分もカムートが取得して完全子会社化したが、18年に創業者の息子で現在のCEOであるアリエル・ショー(Ariel Chaus)が株式を買い戻してオーナーとなっている。現在、BCIブランズは「ヴィンス・カムート(VINCE CAMUTO)」「ショー(CHAUS)」「シンシアステフィー(CYNTHIA STEFFE)」などの卸や、米百貨店のノードストローム(NORDSTROM)やメイシーズ(MACY'S)などのプライベートブランドを手掛けており、卸事業の売り上げは年間4億ドル(約596億円)以上だという。

キリコ新会長は、「BCIブランズは競争力の高いブランドを複数持っているほか、定価での販売チャネルや適切なキャッシュフローなど、さらに大きく成長できる可能性を秘めている。私のスキルや経験を役立て、新たな取引先などを開拓しつつ、アリエルとともに当社をさらに発展させていきたい」と語った。

ショーCEOは、「エマニュエルは、深く幅広い知識や経験に加えて、比類のないプロフェッショナリズムを持つアパレル業界のレジェンド的な存在だ。その人脈と戦略的なアドバイスは、当社をさらに成長させてくれるだろう」と述べた。

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「ニューバランス」“1080”新作 フルマラソンから犬の散歩まで

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、ランシューズシリーズ“フレッシュフォーム エックス テンエイティ(FRESH FOAM X 1080)”の新作“ブイサーティー(V13)”を10月13日に発売した。エリートランナーのリカバリーやロングジョグ、初心者のフルマラソン完走やその練習、犬の散歩などの日常使いまでを想定したシューズで、価格は1万8700円。

「ニューバランス」のランシューズは、大きく2種類に分かれる。幅広いユーザーに向けてクッション性を重視した“フレッシュフォーム”カテゴリーと、スピードを求めたレース向けの“フューエルセル”カテゴリーだ。今回発売するのは“フレッシュフォーム”の新作で、“もっと楽に、もっと快適に。”を掲げて製作した。前作からミッドソールの配合物を改良して30グラム軽量化し、反発性と衝撃吸収性を向上。また接地から足抜けまでの重心移動をスムーズに促すためにラスト(木型)を見直し、つま先をより長く、低めに設計したほか、甲周りにゆとりをもたせてゆったりとした履き心地を追求した。アッパーは伸縮性のあるエンジニアメッシュを継続して使っている。

カラーはメンズが7色、ウィメンズが6色。鮮やかなブルーやイエローを使ったスポーティーなカラーと、ブラックやベージュを基調とした、日常着に合わせやすいカラーを用意する。

発売に先駆けて10月6日に、メディア向けの発表会を東京・池尻大橋の大橋会館で開催した。同作のプレゼンテーションのほか、過去の“テンエイティ”シリーズの展示や、ランニング体験などを行った。

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「ニューバランス」が「カーハートWIP」とコラボスニーカー“990v6”を発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は11月18日、「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」とコラボしたスニーカー“カーハートWIP × ニューバランス メイド イン USA 990v6(CARHARTT WIP x NEW BALANCE MADE IN USA 990v6)”を発売する。価格は3万9600円で、サイズは25.0〜29.0、30.0cm。カーハートWIPストアトウキョウ、「カーハートWIP」公式オンライン、ティーハウスニューバランス、ニューバランス六本木19:06、その他一部取り扱い店舗で販売する。

同スニーカーは、ピッグスキンスエードのオーバーレイとメッシュ素材のアンダーレイを組み合わせ、ハミルトンブラウンカラーで仕上げた。シュータンには「カーハートWIP」のロゴがあしらわれている。

「ニューバランス」を代表するスニーカー“990”シリーズは、1982年にオンロード用ランニングシューズとして開発された。最新モデル“990v6”には、“フューエルセル”と呼ばれるミッドソールのクッショニングが採用され、登場から14代にわたり、進化を続けている。

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「ニューバランス」が「カーハートWIP」とコラボスニーカー“990v6”を発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は11月18日、「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」とコラボしたスニーカー“カーハートWIP × ニューバランス メイド イン USA 990v6(CARHARTT WIP x NEW BALANCE MADE IN USA 990v6)”を発売する。価格は3万9600円で、サイズは25.0〜29.0、30.0cm。カーハートWIPストアトウキョウ、「カーハートWIP」公式オンライン、ティーハウスニューバランス、ニューバランス六本木19:06、その他一部取り扱い店舗で販売する。

同スニーカーは、ピッグスキンスエードのオーバーレイとメッシュ素材のアンダーレイを組み合わせ、ハミルトンブラウンカラーで仕上げた。シュータンには「カーハートWIP」のロゴがあしらわれている。

「ニューバランス」を代表するスニーカー“990”シリーズは、1982年にオンロード用ランニングシューズとして開発された。最新モデル“990v6”には、“フューエルセル”と呼ばれるミッドソールのクッショニングが採用され、登場から14代にわたり、進化を続けている。

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「クレージュ」の人気ヘアケアがリニューアル スパのような洗い心地と新デザイン

ナチュラルクレイ(海泥)を配合したビューティアイテムを扱う「クレージュ(CLAYGE)」は11月2日、ブランドで一番人気のヘアケアライン“Sシリーズ”を新たに“シャンプー&トリートメントSR”としてリニューアルする。価格は各1540円で、10月15日から全国のバラエティーショップと一部のドラッグストアで先行発売する。リニューアル後の商品では、マイクロ化したモロッコの上質な天然泥を配合し、古い角質や毛穴の奥の汚れをしっかりと取り除く。また、ケラチン由来のPPT系活性剤“ココイル加水分解ケラチンK”や“浸透型ケラチン美容液”を新たに配合し、ダメージヘアを徹底補修。スムーズな指通りをかなえ、内側から輝く艶髪へと導く。さらにスキンケア効果が高いシカやドクダミ、じんわりと温かみを感じるカンフル、ショウガ、爽やかさを感じるミントなど、植物由来のスパ成分を配合。地肌を和らげる心地よい温冷感で、洗い上がりの気持ち良さを追求した。

ブランドを扱う多田(TADA)の企画推進部担当者は、「発売から7年間、高評価をいただいてきたフローラル調の香りはそのままに、使用感や仕上がりをさらに追求した。さらにロゴやパッケージを初めて刷新し、ライフスタイルになじむシンプルさは残したまま、思わず手に取りたくなるような丸みのあるデザインに仕上げた。商品の魅力を新しい層に届けるのが狙いだ」とコメント。従来から支持される「クレージュ」の機能性や洗い心地を強化しながら、さらなる売り上げ拡大を図る。

問い合わせ先
多田
press@tada-beauty.co.jp

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「クレージュ」の人気ヘアケアがリニューアル スパのような洗い心地と新デザイン

ナチュラルクレイ(海泥)を配合したビューティアイテムを扱う「クレージュ(CLAYGE)」は11月2日、ブランドで一番人気のヘアケアライン“Sシリーズ”を新たに“シャンプー&トリートメントSR”としてリニューアルする。価格は各1540円で、10月15日から全国のバラエティーショップと一部のドラッグストアで先行発売する。リニューアル後の商品では、マイクロ化したモロッコの上質な天然泥を配合し、古い角質や毛穴の奥の汚れをしっかりと取り除く。また、ケラチン由来のPPT系活性剤“ココイル加水分解ケラチンK”や“浸透型ケラチン美容液”を新たに配合し、ダメージヘアを徹底補修。スムーズな指通りをかなえ、内側から輝く艶髪へと導く。さらにスキンケア効果が高いシカやドクダミ、じんわりと温かみを感じるカンフル、ショウガ、爽やかさを感じるミントなど、植物由来のスパ成分を配合。地肌を和らげる心地よい温冷感で、洗い上がりの気持ち良さを追求した。

ブランドを扱う多田(TADA)の企画推進部担当者は、「発売から7年間、高評価をいただいてきたフローラル調の香りはそのままに、使用感や仕上がりをさらに追求した。さらにロゴやパッケージを初めて刷新し、ライフスタイルになじむシンプルさは残したまま、思わず手に取りたくなるような丸みのあるデザインに仕上げた。商品の魅力を新しい層に届けるのが狙いだ」とコメント。従来から支持される「クレージュ」の機能性や洗い心地を強化しながら、さらなる売り上げ拡大を図る。

問い合わせ先
多田
press@tada-beauty.co.jp

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韓国コスメ「2aN」ローンチイベント ミューズのRed Velvetアイリーンがドレス姿で駆けつける

 韓国発のカラーメイクコスメブランド「2aN(トゥーエーエヌ)」が13日、都内でローンチイベントを開催した。会場にはブランドミューズに就任した5人組女性グループ・Red Velvet(レッドベルベット)のリーダーであるアイリーンも駆けつけた。

 同ブランドは、英語の「mass」と「Prestige」を組み合わせた言葉。「日常の中で、自分自身を余すことなく輝かせること」を本来の美しさと定義しており、ハイブランド並みのブランド価値や体験を手頃な価格で提供している。

アイリーンは今年9月にミューズに就任。ブランドディレクター兼代表取締役のキム・シンヨン氏は「韓国のアイドルの中でも並外れたビジュアル。愛らしさと清純なイメージから、気高く上品なイメージまで、私が表そうとしていたブランドの方向性と完璧なハーモニーを成すミューズだ」と起用理由を明かした。

 この日、ミニ丈のオフショルダードレスで登場し、会場を魅了したアイリーンは「みなさんにお会いできてうれしいです。ミューズになれて感謝申し上げます」と笑顔であいさつ。メイクについて聞かれると、「肌をどう見せるかが重要かと思っている」とし、ブランドが展開する“グリーミングテンションパクト”(全3色、各2970円)と、“デューグローイーティント”(全10色、各1760円)をピックアップ。「グリーミングテンションパクトは薄く塗っても肌のキメがきれいに見えて、ほのかな高級感あふれるツヤが長く続きます。ティントはグッロッシーだけどベタつかず、ボリュームさせてくれる」と紹介した。ティントの中では8番の「ミューズ」が最もお気に入りという。

 また、アイリーンは「自分を輝かせるためにしていること」として、「忙しいスケジュールの中でも運動は地道に続けたいと努力している。決まったルーティンを作るように努力をしています」と美の秘訣を明かす場面も。最後には「多くの方に愛されるブランドになってほしい。ミューズとして、今後日本のさまざまなメディアの方とあいさつする機会を設けたい。もっと頻繁に会える機会があればと思っています」と再会を誓った。

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クイーポが10万円前後で買える仏レザーバッグブランド「RSVP」の輸入販売を開始

バッグメーカーのクイーポ(KUIPO)は、パリ発のレザーバッグブランド「RSVP」と日本における独占輸入販売契約を結んだ。2024年春夏シーズンから本格的に取り扱いを始める。初年度の売上目標は5000万円。3年以内に年間売上高3億〜5億円を目指し、銀座にショップを設ける計画だ。

「RSVP」は2015年、「ルシアン ペラフィネ(LICIEN PELLAT-FINET)」や「ボンポワン(BONPOINT)」で経験を積んだデザイナーのオロール・ドゥ・シャノード(Aurore de Chanaud)や、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン (LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)で生産管理に携わっていたジョナサン・アンドレス(Jonathan Andres)らが4人で設立。ブランド名は、欧米でパーティーやイベントの招待時に広く使われているフランス語の略語「R.S.V.P.」(“返信お願いします”の意)に由来。ECからスタートしたが、設立初期からパリの老舗百貨店ル・ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)で取り扱われており、現在はマレ地区と韓国の江南(カンナム)にショップも構えている。

レザーは、フランスのエルメス(HERMES)傘下のタンナリーから調達し、金具はロゴが刻印されたオリジナルを使用。バッグはスペイン、カードケースなどの小物はフランスで生産している。そんなアイテムの特徴は、1SKUにつき500個限定で、全てにナンバリングが施されていることだ。次々に新しいモデルを作るわけではなく、シーズンごとに打ち出す新作は多くても2型。定番モデルには毎シーズン、4〜5色の新色を提案する。24年春夏は、黒や茶、キャメルなどのクラシックな色合いに、新たに鮮やかなグリーンと深みのあるパープル、淡いグリーンとイエローが加わる。カラーバリエーションの豊富さは、店頭で並んだ時にも目を引く。

価格は、丸いメタルパーツが象徴的なショルダーバッグの“ゴールデンアイ”が9万5000円、そこから派生したワンハンドルのミニバッグ“マンチカン”が8万9000円、収納部がダブルになった“デュオ V2(DUO V2)”が12万8000円など。ラグジュアリーブランドを筆頭にレザーグッズの値上げが続く中、価格と質のバランスに優れた10万円前後のレザーバッグを求める店は多い。23年秋冬にはトゥモローランド(TOMORROWLAND)が取り扱いを始め、24年春夏からはドロワー(DRAWER)でも販売される。また、伊勢丹新宿本店や阪急うめだ本店でのポップアップイベントも予定している。

クイーポは、1999年にスタートした自社ブランド「ゲンテン(GENTEN)」を手掛けるほか、「アナ スイ(ANNA SUI)」や「ダックス(DAKS)」「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」とのライセンス契約によるバッグや財布の企画生産と販売を行なっている。海外ブランドの輸入販売はそれに次ぐ柱をして注力している事業だ。同事業を担う岡田孔明常務取締役営業本部本部長は、「クイーポはもともと『プラダ(PRADA)』の日本における輸入販売の第一人者だった。近年インポートはほぼやっていなかったが、20年に私が入社してから加速させている。日本向けにアレンジしすぎず、本国と連携しながら同じ世界観を表現していく。『RSVP』が大切にしているのは “枯渇感”。シーズンごとにどんどん新しいものを提案していく時代でもないので、流行り廃りがなく長く愛用していただけるアイテムを届けたい」と話す。

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「トム ブラウン」が伊勢丹新宿店でポップアップ ブランド20周年を記念したカプセルコレクションを発売

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は10月18日〜24日、ブランド設立20周年を記念したポップアップイベントを伊勢丹新宿本店本館1階で開催する。

ブランド創業年の“2003”をあしらった同カプセルコレクションは、ブランドが得意とするテーラリング技術が生かされたジャケットやパンツに加えて、Tシャツやスエットなどのデイリーにも着用できるアイテムをラインアップする。価格は4万7300〜99万2200円。

ショートスリーブ(4万7300〜5万1700円)とロングスリーブ(5万1700〜6万2700円)で展開するトップスは、ブランドロゴとグログランリボン、2003が施されたバックスタイルが印象的だ。カラーはグレー、ネイビー、ホワイト、レッドの4色展開。

また、ブランド20年の歴史をまとめた初のブランドブックを発売し、10月18日11時からデザイナーのトム・ブラウン(Thom Browne)のサイン会も開催。ブックを購入した50人限定で本人直筆サインがもらえる。

■「トム ブラウン」伊勢丹新宿本店 ポップアップ
期間:10月18日〜24日
場所:伊勢丹新宿本店 本館1階 ザ・ステージ
時間:10:00〜20:00
住所:東京都新宿区新宿3丁目14−1

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「ジーユー」がルミネ立川店をオープン アドバイザーによる接客サービスを導入する6店舗目

「ジーユー(GU)」は、都内のルミネ初出店となる「ジーユー ルミネ立川店」を10月27日にオープンする。同店では、パーソナルカラー診断や骨格診断の資格を取得した、専門知識を持つファッションアドバイザー“おしゃリスタ”による接客を事前に予約できるサービスを取り入れる全国6店目の店舗だ。また、接客予約サービスを利用した人には、先着でフェイスパックをプレゼントする。

オープンを記念し、ルミネ立川店限定の特典も用意する。10月27〜29日の3日間、来店した人に先着で「ジーユー」オリジナルボックスティッシュをプレゼントする。さらに、5000円以上を購入した人は、レシートと「ジーユー」アプリの会員証提示で、ハズレなしのくじ引きに参加できる。参加は1回限定で、景品がなくなり次第終了する。

■ジーユー ルミネ立川店
住所:東京都立川市曙町2-1-1ルミネ立川 6階
オープン日:10月27日

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「ブライトリング」NY新店舗オープンにシャーリーズ・セロン 新作“ナビタイマー”発売 

スイスのウオッチブランド「ブライトリング(BREITLING)」はこのほど、“ナビタイマー”コレクションの新作36mmと32mmをローンチした。“ナビタイマー”と言えば1952年にパイロットのための計器として生まれたモデル。以降70年にわたり、機械式のクロノグラフとして人気だ。新作の36、32mmのローンチとともにアメリカ・ニューヨークのミートパッキングエリアには新店舗をオープン。2024年春夏シーズンのニューヨーク・コレクション期間中にはイベントを開催し、新作のキャンペーンムービー「ナビタイマー -FOR THE JOURNEY」で主演を務める女優のシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)も会場に駆けつけた。

新作は、女性にも試しやすい小ぶりでもジュエリーのような存在感

新作の36、32mmは既存の大ぶりなフェイスと厚みで存在感のあるモデルに比べると小ぶりで繊細なイメージ。角度によって控えめに光を放つマザー・オブ・パールの文字盤や、責任を持って調達したラボグロウンダイヤモンド、トレーサブルな18金のレッドゴールドを使用している。

機械式の36mmは回転式のベゼル、パイロットがアナログ計算機として使用したアイコニックな回転計算尺を搭載し、“ナビタイマー”と一目で分かるデザインがファンの心をくすぐる。大きめのフェイスで存在感がありながらも、女性の腕にもすっきりと馴染むサイズだ。アリゲーターレザーとステンレスのストラップで印象が異なるものの、凛とした佇まいからは自立した女性像がイメージできる。

一方小ぶりな32mmモデルは、華奢な印象で女性でも楽しみやすい「ブライトリング」という印象だ。クォーツ式の32mmは軽くて付けやすいのも特徴で、コンパクトな文字盤もすっきりとしている。多くの女性の腕元を華やかに飾るデザインは、ブランド初のパウダリーピンクやライトブルーの優しい色合い。マザー・オブ・パールやラボグロウンダイヤモンド、ビーズ装飾のベゼルの輝きは、ジュエリー感覚だ。

新作“ナビタイマー”は、ブライトリング社が掲げるミッション「to do better(より良くすることを目指す)」の最先端モデルとしても注目されている。アワーマーカー部分に配したラボグロウンダイヤモンドはSCS-007サステナビリティ・レイティング・ダイヤモンド規格を満たし、認定生産者まで特定できるトレーサビリティが保証されているもの。同社は24年までに使用するダイヤモンドを全て、環境負荷を減らしたラボグロウンダイヤモンドに替える予定だ。また、ゴールドは小規模鉱山まで追跡可能な「ベター・ゴールド」を使用している。ジョージ・カーン(George Kahn)=ブライトリング最高経営責任者は、「透明性のある企業として、サステナブルな取り組みを続けたい。“ナビタイマー”は、とても特徴のある時計。新作は大きさによってイメージが異なるので、自分に合った大きさを試して欲しい」と話す。

旅する時計“ナビタイマー”に重ねたシャーリーズ・セロンの旅路

新作の顔を務める女優のシャーリーズ・セロンは、「私の旅は、挑戦の連続でした」と語り、女優としての道のりと“ナビタイマー”の出自を重ね合わせた。「私は母であり、女優なのでいつも時間に追われています。そんな生活の中で、時計は日常生活において欠かせないもの。小さい時計を付けるのが好きな女性は多いと思うけれど、私の“ナビタイマー36”は少し大きめで、そこが個性。朝食の後に子どもを送り出すシーン、ディナーの前にカクテルに行くシーン、全てにマッチするモデルだと思う」。

インタビュー当日は「ジバンシィ(GIVENCHY)」のジュエリーのようなトップスをまとい、指にはいくつものリングをコーディネートしていた。コーディネートのルールについては、「時には時計とたくさんのジュエリーをつけ、時には時計以外ジュエリーはまったく付けない日もあるわ。時計はジュエリーとしても存在感があり、他のジュエリーとの相性もいい。ルールはなく、いつでも私たちに自由とインスピレーションを与えてくれる存在」という。

ミートパッキング地区にオープンした新たなランドマーク

新作“ナビタイマー”のローンチに合わせてオープンしたミートパッキング地区の「ブライトリング ブティック」は、ニューヨークで3店舗目。ブラウンストーンが覗くニューヨークらしい建物を使用したブティックは「ブライトリング」の原点を感じさせる航空機や車、陸・海・空に関連した装飾を施した。また、「ナビタイマー -FOR THE JOURNEY」のブランドアンバサダーにもなっているNBAのスーパースター、ヤニス・アデントクンボ(Giannis Antetokounmpo)、プリンシパルダンサーのミスティ・コープランド(Misty
Copeland)、冒険家のベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)からなるナビタイマー・スクワッドたちのポートレートも飾られ、彼らが成功を手にするまでの道のりという旅を“ナビタイマー”を通じて表現している。1階にはコーヒーバーラウンジ、地下にはラウンジバーとヴィンテージスタイルのゲームルームを設置するなど、リラックスした雰囲気で時計を選ぶことができる。

9月のイベントには女優のシャーリーズ・セロン、バレエダンサーのミスティ・コープランド、NBAのヤニス・アデントクンボ、スノーボードのクロエ・キム(Chloe Kim)という豪華なラインナップが顔を揃えた。シャーリーズ・セロン主演による“ナビタイマー”のキャンペーンムービーが上映されるとともに、セロンやコープランドが新作の魅力を語った。

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「JW アンダーソン」が渋谷パルコに直営店をオープン ミラノとロンドン旗艦店にインスパイア

「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は、13日に渋谷パルコに新たな直営店舗をオープンした。

ロンドンを拠点に活動する6aアーキテクツ(6a Architects)が設計したショップスペースは、厳選された素材やクラフトマンシップなど、ミラノ旗艦店を模倣した要素を取り入れたと同時に、ロンドン初旗艦店のスピリットやナイトライフカルチャーからもインスピレーションを得た。

ショップ中央には、12メートルにもおよぶ曲げ木加工が施されたウォールナット材のストラクチャーを設置し、ベルベットのカーテンで装飾したピンク色のフィッティングルームを設置。エントランスは、ブランドのシグネチャーのネオンロゴが光を放ち、アルミニウム製の棚にはカラフルなハンドバッグコレクションが並ぶ。向かいのガラスとゴールドの真ちゅうのキャビネットには、アクセサリーやジュエリー、ティーセットなどがディスプレーされ、ショーウィンドーを彩る。また、「ウェリペッツ(WELLIPETS)」とコラボした“カエルローファーシューズ”とカエル型のクラッチバッグも取りそろえる。

■「ジェイ ダブリュー アンダーソン」渋谷店
営業時間:11:00〜21:00
場所:渋谷パルコ 3階
住所:東京都渋谷区宇田川町 15-1
定休日:なし

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NYと東京が共同開発“レスポートサック アトリエ”第3弾が発売 注目はべっ甲×ナイロンの異素材ミックス

「レスポートサック(LESPORTSAC)」は10月25日、ニューヨークのクリエイティブチームとレスポートサック ジャパンが共同で企画開発するカプセルコレクション“レスポートサック アトリエ(LESPORTSAC ATELIER)”の第3弾を発売する。

今回は“過去から学び、今日を生き、明日を希望する”をシーズンテーマに掲げ、新しい「レスポートサック」を表現したバッグを提案。“2ジップ ポケット トート”は、べっ甲柄のハンドルと軽量生地のリップストップナイロンの異素材を組み合わせたバッグで、A4サイズの書類やノートPCが収納できるラージと、手になじむスモールの2サイズを展開する。アクセサリー感覚で楽しめるミニバッグ“チェーン バニティ バッグ”とハンドルとボディーカラーの配色がモダンな“スクエア ハンドバッグ”は、コーディネートのアクセントになるアニマル柄の3種を用意した。

昨年のデビュー時、即完売した “バンブートート”は、機能性がアップして登場。マグネット開閉になり、バッグの内側にはファスナーポケットを付けてさらに使いやすくなった。きれいめな印象を与える“バンブーボストン”は、コの字型のファスナーを採用し、荷物の出し入れをしやすいデザインになっている。

同コレクションの発売を記念し、さまざまなイベントも用意する。10月25日~11月7日は「レスポートサック」表参道旗艦店でコレクションの世界観を表現した特別なショップインショップを、10月25~31日には髙島屋横浜店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、大丸梅田店の3店舗でポップアップストアを開催する。

問い合わせ先
レスポートサック ジャパン
0120-141-333

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【店舗取材】ユニクロの古着ポップアップで宝探し! カシミヤニットや“オールドユニクロ”がプチプラで見つかる

ユニクロは、10月22日までの期間、自社の古着を集めたポップアップストアを原宿店で開催しています。店頭には約20年間、来店客から回収してきたユニクロのウエアに製品染めやビンテージ加工を施した古着がずらり。さらに、これらの古着をワッペンでカスタマイズできるワービスも用意しています。

ビンテージとして価値が高くなっていく「リーバイス(LEVI’S)」や「ラルフローレン(RALPH LAUREN)」のように、近年、ユニクロの過去のアイテムを“オールド ユニクロ”と呼び、 古着として楽しむ人が増えています。特に現行のアイテムには使われていないブロック体のブランドロゴを採用した旧タグのものが人気で、今よりもアメカジ色が強いデザインなどが魅力のようです。フリマサイトでは、当時の販売価格のおよそ2〜3倍と思われる価格で取り引きされているものを見かけました。

そんなムードの中で、ユニクロが公式で自社古着を販売するなんて、かなりホットなポップアップなんじゃないか…? そう思い、私はユニクロ 原宿店を訪れました。

古着の価格帯はシャツが1990円、Tシャツが1990円、スエットが2990円、カジュアルシャツが1000円などで、カシミヤのニットも3000円で手に入ります。ワッペンのカスタマイズサービスは18種で、1個500円。

店頭では常時300〜400品が並びます。担当者によると、旧タグの“オールド ユニクロ”も全体の1割ほど紛れ込んでいるそう。ただし、「もともとは難民支援、被災地支援のために集めた衣服。“オールド ユニクロ”を探してピックアップしていないので、正確な数は分からない」とのこと。公式がそのスタンスならば、“オールド ユニクロ”や自分好みの古着を探すのも、宝探しのようで俄然燃えますね。

ちなみに、担当者が確認できた中で最も古かったのは2001年頃のフリースだそう。「現在のフリースのほうがシンプルでスタイリッシュになっているが、当時のフリースはよりアウトドアのムードが濃く、そういうデザインが好きな人にはおすすめ」と担当者。取材時には、人気ライン「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」が2016〜2018年ごろまで使っていたという旧タグも見つけました。

製品染めを施したラインは、Tシャツやスエット、パンツなどを赤、緑、青などで染めています。多様な古着をベースにしているため、同じ色で染めていても、色の出方が全く異なるのが魅力。ポリエステルのステッチは元の色が残るので、カラーのステッチがはいったような仕上がりになっているものも。ネイビーのボディーにピンクのステッチ、カーキのボディーにイエローのステッチなどは、新品のユニクロではなかなか見られない配色なのでは。

あえて古着で選ぶ人も多いネルシャツ(1000円〜)には、ビンテージ加工を施しています。新品で買うことが多いユニクロのウエアが、ビンテージ風な表情になっているのが、なんだか新鮮です。柄もブロックチェックやマドラスチェックなどさまざまで、価格が1000円と来たら、複数枚買ってしまいそう。

現行の商品なら9990円から展開しているカシミヤニットは、000円。毛玉取りや洗いなどのケアを施しているだけあって、古着と思えないほど綺麗。担当者が「カシミヤニットは一押し。ほとんど新品に近い状態で出しているものもあり、現行の商品が売れなくなってしまうのではないかと思うほど、クオリティーにはこだわった」と話すだけあります。この価格なら、ユニクロのカシミヤを体験してみたいという人の入門にもうってつけです。

トレンチコートやデニムジャケットなどの大物アウターも、手に取りやすい価格。タイムレスなワードローブなので、持っていたら何かと活躍しそう。

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松屋銀座の売上高が過去最高に 3〜8月期、インバウンド急回復

松屋の2023年3〜8月期連結業績は、総額売上高が前年同期比39.6%増の539億円、営業損益が8億8700万円の黒字(前年同期は8億4500万円の赤字)、純利益が同71.8%減の10億円だった。インバウンド(訪日客)が急速に回復し、免税売上高はコロナ前の19年を39%も上回った。前年に固定資産売却益を計上したため、純利益は反動減になった。

売上高の9割近くを占める銀座本店の総額売上高が、前年同期比45.3%増の477億円になった。上期としては過去最高を更新した。外商など国内の富裕層に加えて、訪日客が急回復し、ラグジュアリーブランドや時計、宝飾品など高額品を買い求めた。

銀座本店では売上高に占める免税売上高の割合が約3割。コロナ前の19年に対し、国内客の売上高は21%増、海外客は39%増だった。19年は免税売上高に占める中国の割合が81%を占めたが、今上期は47%に低下。台湾、香港、米国、韓国などのシェアが拡大した。米国の割合は6%で、韓国を上回った。「これまでアメリカ人のお客さまは観光が中心で、百貨店であまり買い物をしなかったが、急激な円安で財布のひもが緩んだ」(大高壽美代・執行役員MD戦略室長)。

銀座本店の特徴は、百貨店業界の商品分類でいう「身の回り品(バッグ、シューズ、革小物など)」の売り上げ構成が高いこと。ラグジュアリーブランドの商品の多くがここに含まれる。百貨店業界の平均が15%であるのに対し、銀座本店は40.6%(前年同期は30.7%)ある。立地柄、高額品を求める客が多く訪れるため、ブランド側もよく売れる同店によい商品を回す。また銀座に路面店を構える20ブランドと連携し、外商顧客を送客するサービスも奏功している。

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ファッションPRによるフレグランス「イエ バンドゥ」 創業者に聞く3カ月で黒字化した“自分軸”のビジネス

細川麻里子 / EMME最高経営責任者、ye22ブランドディレクター プロフィール

香川県出身。東京で育ち、大学卒業。米シアトルに留学し、アート・インスティテュート・オブ・シアトル卒業。ニューヨークに移り、日経商社で営業として勤務後、2008年帰国。アパレルの輸入代理店でファッションPRとして働いた後16年、フリーランスPRとして独立。18年にEMMEを設立し、22年「イエ バンドゥ」をスタート PHOTO:TISCI

「ヴェジャ(VEJA)」や「グローブ トロッター(GLOBE TROTTER)」などのPRを行うEMMEが手掛けるライフスタイルブランド「イエ バンドゥ(YE 22)」がデビュー1周年を迎えた。同ブランドは、細川麻里子EMME最高経営責任者(CEO)が2022年8月に香りに特化したD2Cブランドとして創業。ブランドディレクターとしてコンセプト作りから商品開発、販売まで携わっている。

同ブランドが販売するのは、フレグランスとハーブティー。美容成分入りのフレグランス“パルファムシャワー”が好評で、創業後3カ月で黒字化した。12月にはナチュラル&オーガニックのセレクトショップ「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」でエクスクルーシブの香り2種を発売予定だ。細川CEOに、「イエ バンドゥ」に込めた思いについて聞いた。

自分軸のビジネス&女性をサポートするブランド

「イエ バンドゥ」という名前は、聖書の中で“あなた”を意味する“イエ(ye)”とブランドが誕生した年22を掛け合わせたもので、“自分だけのストーリーを生きる”という意味が込められている。ブランドを立ち上げた理由について細川CEOは、「PRは他人任せのビジネス。コロナ禍でクライアントやイベントが減り打撃を受け、人から与えてもらったものはなくなると実感した。会社を継続させるためにも自分軸のビジネスをしたいと思い、ブランドを立ち上げた」と話す。

香りに特化したブランドにした理由は、同CEOが好きな洋服と同じく身にまとうものだから。「直感に訴える香りでポジティブになれるようなブランドにしたい。海外に比べると日本では、経済的・精神的に自立している女性が少ない。私自身にも通じるが、自分軸で物事を捉えて自由に生きる女性を応援するブランドになればと思う」と話す。「イエ バンドゥ」では、香りを通して女性をサポートする商品を開発していく予定だ。現在販売しているハーブティーも女性特有のむくみや更年期障害などの悩みに特化したもので、効能はもちろんだが、飲みやすいように味を研究した。「インナービューティを気にする女性が増えている。朝はハーブティー、日中は“パルファムシャワー”、夜は香水というように香りを通した毎日のリチュアル(儀式)を提案できればと思う」。

実体験から生まれた“パルファムシャワー”

ラグジュアリー・ブランドからニッチブランドまでさまざまあるフレグランス市場で、ゼロからスタートするにあたり、細川CEOが思いついたのが市場にない新しい製品“パルファムシャワー”だ。「香水に美容成分を加えたら面白いと思った。“パルファムシャワー”は美容成分が95%で、スキンケアやヘアケアなどいろいろ使えるし、香りもまとえる。飛行機が苦手で、機内に持ち込めて、スキンケアもでき香りでリフレッシュできるものがあればと思った」。この“パルファムシャワー”がヒット。ブランドをスタートして3カ月後には数千個を販売した。体全体にふんわり香りがまとえるように霧の細かさにこだわり、香水が着けられない医療従事者や飲食店従業員からスタイリストなどから支持されている。使いやすさや価格帯などからギフト需要もあるという。

香りは、“アッパーウエストサイド”“アルキビーチ”“ヴィルフランシュ=シュル=メール”“ル マレ”の4種類。細川CEOが住んだり訪れたりした場所の情景が着想源だ。メード・イン・ジャパンにこだわり、ナチュラルな香料を使って日本人の調香師が仕上げた。「場所の写真などを盛り込みながら、ブログやSNSで発信して香りのイメージを伝えている」。ベストセラーは、“ヴィルフランシュ=シュル=メール”だ。爽やかで男女問わず使える点と、スキンケアとして一番マッチする香りだからだという。

地道に認知度アップを図り海外展開も視野に

D2Cブランドでありながら3カ月で黒字化できたのは、PRで培ったネットワークが大きい。「友人やインフルエンサーにブランドを紹介してSNSで紹介してもらったり、雑誌に掲載してもらったりした。SNS発信やポップアップショップを行い、地道にブランド認知度アップを図った」と細川CEO。ポップアップでの実売はあまりないが、ムエットを渡すことがオンラインの販売につながるという。「インスタライブが売り上げに直結する。霧の細かさを見て興味を持つ人もいて、SNSと相性が良いと思う」。オンライン注文は当日発送というスピーディな対応も顧客満足度に繋がっているようだ。

現在、売り上げの8割がオンラインだが、リステアなどのセレクトショップへ卸販売もしている。「ブランド立ち上げ時から取り扱いのあるリステアでは安定して売れている。ポップアップの話も増えており、卸を増やしたい」。27年までに年商1億円を達成するのが目標だ。同CEOは、「香りを軸に、ブランドとして価値を高めて大切に育てて行きたい。ゆくゆくは、海外での展開も視野に入れている」。

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衣料品を回収・堆肥化する循環インフラが始動 川島幸美の「リン」などが参加

電子部品メーカーの村田製作所と繊維商社の帝人フロンティアによる合弁会社、ピエクレックス(滋賀・野洲、玉倉大次社長)は、ファッション産業を循環型にすることを目指し、衣料品や衣類雑貨の回収・堆肥化の実証実験を開始した。ピエクレックスが開発したポリ乳酸由来の抗菌機能性繊維「ピエクレックス(PIECLEX)」を使った衣料品や雑貨類を回収して堆肥化し、農業や林業に生かして社会に循環させる。実証実験のために、ファッション企業や自治体、学校法人、農林業関係者と共創パートナーとして連携している。

「ピエクレックス」の原料であるポリ乳酸は、トウモロコシやサトウキビに由来。ポリ乳酸繊維は人が動いて圧力がかかると電圧が生じる「圧電性」があり、それによって菌の増殖をおさえるという。「ピエクレックス」と綿やウールなどの天然繊維、一部の生分解性化学繊維を混紡、混織した素材を広げ、それを回収・堆肥化することで「現在、国内で年間50万トンといわれているアパレル廃棄量のうち、まずは1〜2万トンの削減を目指す」(玉倉社長)。

ピエクレックスは自社でも「ピエクレックス」を使用したTシャツやタオル、ソックスなどを企画・販売しているが、「自分たちだけでやっていては(デザインの面で)ダメだと痛感した。ファッションである以上、(マーケットの大きな)女性を魅了することが重要」とし、持続可能性の探究を掲げる川島幸美によるウィメンズブランド「リン(WRINN)」と連携。「リン」は2024年春夏に、「ピエクレックス」を使用したカットソー地のトップス、ドレスの3型を企画している。「『ピエクレックス』は人の動きで繊維に圧力がかかることで抗菌につながるため、タンクトップをレイヤード仕立てにしたり、トップスのフロントにねじりのディテールを入れたりした。タイダイは京都の手染め工場で天然染料で染めている。私の作る服が全ての人に響くわけではないからこそ、色んなジャンルやテーストのブランドが『ピエクレックス』を使用して、循環の文化が世の中に広がっていけばいいなと思っている」と川島。

ほか、エスエスケイが代理店を務めるデンマークのスポーツブランド「ヒュンメル(HUMMEL)」とも連携。「コロナ禍中に抗菌素材を探していたときに『ピエクレックス』を知った。『ヒュンメル』がサポートしているバスケットボールBリーグの滋賀レイクスのユニホームに既に導入している。今後、他のサポートチームのウエアにも順次導入したい」と、エスエスケイの南剛ヒュンメル事業部長。ヒットユニオンによる自転車とファッションを結びつけたブランド「ナリフリ(NARIFURI)」も、「ピエクレックス」を使用した商品を販売している。Tシャツ(9900円)、ショーツ(1万5400円)などに加えて、今秋ポロシャツとカーディガンをラインアップした。

キーワードは「地着・地消・地循」

今回実証実験を始めた「ピエクレックス」の回収・堆肥化のための循環インフラ「P-FACTS(PIECLEX FAbrics Composting Technology Solution)」では、「地着・地消・地循」を掲げ、村田製作所の本社がある京都・長岡京市、滋賀・守山市、奈良・田原本町といった自治体や、守山にある立命館守山中高と連携。それぞれ、イベントのスタッフユニホームや記念タオルなどに「ピエクレックス」を採用したり、イベント時に「ピエクレックス」製品を回収したりといった活動から始める。立命館守山中高では、校内イベント用に作成する「ピエクレックス」Tシャツを回収して堆肥を作り、それを校内農園での野菜栽培に生かすという。

堆肥化では、自家製堆肥を使った農業を実践する東京・三鷹の鴨志田農園、奈良を拠点に循環型林業の実現を進めている大和森林管理協会と連携する。「ポリ乳酸繊維は単に土に埋めても2〜3年ではほぼ分解しないため、適切な堆肥化が必要」と玉倉社長。

「P-FACTS」の実証実験キックオフの会見には、「ピエクレックス」のブランドアンバサダーである武井壮も登場。「1年後には、『P-FACTS』に参画する企業や自治体をさらに増やし、25年4月からの大阪万博で世界に発信したい。2〜3年で理想的な生分解性繊維も循環型の仕組みもできるとは思っていない。5〜10年かけてしっかり構築していきたい」(玉倉社長)という。

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人気ブランド「epine」が突然のブランド休止宣言、渦中の創業者2人に直撃インタビュー

インスタグラム発の人気ブランド「エピヌ(epine)」が10月12日夜、2人の創業者である山本彩也架(@ayayaka1019)と鈴木舞(@ym14me)のインスタグラムアカウントで突如、1年後の2024年11月21日にブランドを休止すると発表した。同ブランドを運営するepine officialの直近の22年11月期の年商は約10億円。18年12月に法人化以来、売上高はずっと右肩上がりで成長し、23年11月期も過去最高の売り上げが達成確実という人気絶頂のタイミングでの、突然の休止宣言。「epine」に何があったのか。創業者2人に直撃した。

創業以来、二人三脚で決断&作業

「エピヌ」のブランド創業は、2015年11月21日。代表取締役CEOの山本デザイナーと取締役COOの鈴木ディレクターの2人で立ち上げた。「立ち上げたといっても個人事業で私が100万円、鈴木が20万円を出し合ってインスタを利用したECショップをスタートしました」と山本CEO。山本CEOはヴィンテージショップでのバイヤー経験こそあったものの、取り立てて業界にコネがあったわけでもなく、鈴木COOはまだ大学生だった。家賃を節約するために山本CEOは大学生の鈴木の家に転がり込み、当初は売り上げの大半のお金を買い付けにつぎ込んで販売するという、まさに自転車創業だった。「最初の1カ月の売り上げは30万円で、初年度は800万円でした。立ち上げから最初の1年半の給料は5万円、2〜3年目まで10万円でした。私は幸いにも仕送りで家賃を賄っていてお金がかからかったので(笑)、最低限の生活費以外は売り上げの大半を買い付けにほとんど回していました」と鈴木COO。

当初はヴィンテージを買い付けたり、韓国からテイストに合う服を仕入れたりしていたが、あるとき韓国で100枚ほどの発注をした際に「それなら縫製工場で作ったほうがいい」と言われ、オリジナルアイテムの販売をスタート。最大のヒット商品であるトートバッグはシリーズ累計で20万個に達している。ただ、製造委託先は現在も2〜3社で、メーンは最初に生産を委託したOEM企業だ。売上の増加に伴い、19年2月に表参道ヒルズの裏手の一角に路面店をオープンするため、18年12月25日に法人化。21年2月には念願だったルミネ新宿にショップをオープンした。

同社は年商が10億円に達した今でも借り入れすらなく、無借金経営だ。全て2人で決め、業務の多くも実際に2人が手を動かす。山本CEOは「立ち上げて以来、写真1枚だって人任せにせず2人でやってきました。小さなことから大きなことまで、2人で全て決めてきた」と語る。業務は山本CEOがデザインのディレクション、インスタグラムの運用、オンラインショップの運営、スタイリング、鈴木COOがヘアメイク、アートディレクション、デザインディレクション、経理や物流などの間接部門の運営・管理、PRを担当。今でもルックブックなどの「エピヌ」のビジュアル全般を撮影から編集、インスタグラムのアップまで山本CEOが作業している。

実は2人は今でも一緒に住む。「いわゆるパートナーという関係ではありません。立ち上げからそうだったというのもありますが、2人一緒にいることが一番効率がいいというか、『エピヌ』は全部2人で決めるので一緒にいるのが一番いいんです。ちなみに私は家事全般が苦手なので、マイに全部やってもらってます」。新宿にオフィスはあるものの基本的には物流倉庫のようなもので、2人の住む家がアトリエ兼住居兼オフィスのようなもの。2人のインスタグラムにはリサーチや撮影を兼ねた旅行先の投稿も多いが、「撮影こそ一眼レフカメラを使いますが、それ以外の業務の大半はスマホで完結しています」(山本CEO)。まさに2人がいる場所こそがオフィスなのだ。

ブランド休止は3年前のルミネ出店がきっかけ

ブランドの休止について考え始めたのは、21年2月のルミネ出店がきっかけだった。「ルミネに出店したあたりから、ブランド休止について考え始めました。ルミネへの出店は、立ち上げ当初に考えていた夢のひとつでした。それ以外でも夢がどんどん叶って行って、燃え尽き症候群のようになった。とはいえ、支持してくださるお客さま、支えてくれるショップスタッフなどの社員たちや仕入先がいる限り、そんなことは言ってられない。ありがたいことに売り上げはずっと右肩上がりで、常に『今が一番忙しい』という感じ。いまこの時点でもそうです」と山本CEO。

今年3月には渋谷109に出店したが、鈴木COOは「ブランド休止を考えていたし、新宿と渋谷という距離の近さ、もう手が回らないといった理由で当初はずっと断っていたんです。ただ、何度も足を運んでいただき、いろいろな話をする中で、すっと2人の中で腹落ちするような瞬間があって」。45坪と路面店も含めても最大のスペースだが、「渋谷109ならではのコラボレーションなどのおかげで新規顧客も広がった。いわゆる新宿店とのカニバリもなく、そのおかげもあって23年11月期は過去最高の売上になりそうです」(鈴木COO)。

では、なぜ休止なのか。「『エピヌ』のことは本当に全てを2人で決断してきました。小さなことから大きなことまで、決断、決断の毎日でした。1つのデザインだって『あやまい』が判断しなければ絶対に『エピヌ』ではない。それがこの8年間いつの時期の規模感であっても、心底『エピヌ』にとっては当たり前のことだと思ってやってきました』と山本CEOはインスタグラムの投稿で明かしている。そうして悩みに悩んだ末に出した結論が、一旦の「ブランド休止」だった。「もちろん他のやり方があることは分かっていますし、実際、実はこれまでたくさんの買収の話もいただきました。信じられないような金額も話もありました。でも、それも2人の中でどうしてもしっくりこなかった。『エピヌ』というブランドが残ったとしても、街中で自分たちだったらやらないような色やデザインの『エピヌ』を見ることは受け入れられなかった。それにやるんだったら、最後の1日まで燃え尽きたい。それに生まれ変わってもマイと一緒に『エピヌ』をやりたいし、ファンの皆さんに愛されてきたエピヌをできるだけ、そのままの形で残しておく。だから1年前に公表した上での休止。これが私たちの結論でした。これしかないと思ったんです」。

今後は?

来月11月17日の名古屋パルコ店のオープンを皮切りに、来年1月に広島パルコ(1月2〜8日)、2月に伊勢丹新宿本店、3月に静岡パルコ(3月20〜26日)、4月い札幌パルコ(4月12〜18日)&福岡パルコ(4月26日〜5月6日)、5月に阪急うめだ本店と、全国での怒涛のポップアップショップをオープンし、全国を巡回する。年内には宝島社からムック本も出版予定だ。「他にもたくさんのコラボレーションも予定しています。鈴木COOは「この1年はまさにフィナーレ。いわば第一幕の最終章です。最後の1日のために全力でファンの皆様に感謝の気持を伝えたい」。

休止後の予定は「正直言って、まだ何も決めていません。というか考えられないです。ただ、ブランド開始から8年、24時間365日のすべての時間をエピヌに注ぎ込んできました。ずっと2人の世界でやってきたので、写真のこと、デザインのこと、経営のこと、すべてをもっとパワーアップさせたい。そのためにもアパレル業界の人脈ももっと広げたいですし、勉強もしたいと思っています」と山本CEO。鈴木COOは「アヤ(山本CEO)は本当に1日も仕事を休んだことがないんですよ。私もアートをきちんと勉強したり、クリエイティブ全般をもっと突き詰めたい。料理が好きなので料理の勉強もしてみたいし、大好きな韓国のために韓国語を勉強したりもしたいです。あ、それに恋もしたいですね(笑)」。「変わらないのは、マイと一緒だということ。2人が結婚して子どもができてそれぞれの家庭ができても一緒に住みたいね、って話してます」(山本CEO)。「家事は私がやっているんで、服が散らかってるとかくだらないことで喧嘩もしますよ。でもずっと一緒にやってきた。だからこれからライフステージが変わっても、生まれ変わってもずっと一緒です」(鈴木COO)。

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英国発ラグジュアリーオーガニック「バンフォード」の販売代理店が交代 スキンケアコレクションも刷新

ニールズヤード レメディーズはこのほど、関連会社のピューリティが展開する英国発プレミアムオーガニックライフスタイルブランド「バンフォード(BAMFORD)」の販売代理店業務を、名古屋に本社を構える液体移送技術のリーディングカンパニー、IEC の子会社であるB Youに移管した。新体制の下、11月3日にスキンケア商品(全8品、1万4300〜2万900円)をリニューアル発売する。

IECは車や飛行機、新幹線などの噴霧塗装を主業務とする企業。同社の青木秀人社長が60歳を迎えたのを機に、これまでのtoB向け事業に加え「人を幸せにするtoC事業を手掛けたい」とハワイでスパやオーガニックカフェを展開。「バンフォード」も青木社長の思いを体現できるとして取り扱いを決めた。

新体制となり、スキンケアコレクションを刷新。これまでの3つのスキンケアステップを4つに増やし、かなえたい肌に合わせた商品をそろえる。また、外箱をなくしたり、リサイクルしやすいようにガラス製の容器に水性インクで印刷したり、環境に配慮した取り組みも加速する。

「自然の科学で肌を整える」をコンセプトにしたスキンケアステップ1つ目の“落とす”では、クレンジング“ナリシングクレンジングバーム”(100mL、1万6500円)を展開。ココナツオイルやシアバター、ストロベリーシードオイルなどを配合し、毛穴の奥の余分な汚れを落とし、肌も保湿する。2つ目の“磨く”では美容液“ブライトニングセラム”(15mL、1万7600円)を扱う。アップルやレモン、グレープのナチュラルなAHAの働きで肌を滑らかに整える。3つ目の“与える”では、美容液とクリーム5品を扱う。その中でアンチポリューションに対応するウォーターベースの美容液“ステムセル セラム”(30mL、1万9800円)は、スイスで開発したもので肌が敏感に傾いた時にも使用できる処方を採用した。4つ目の“整える”では、“プランピングクリーム”(50mL、1万9800円)を扱う。アルガンオイルやストロベリーシードオイルを配合し環境ストレスによる乾燥や赤みに働きかけ、弾むような肌へ導く。

青木社長は「今後『バンフォード』をさらに日本で発展させたい」と意欲的で、来年2月には化粧水など5商品を導入する予定だ。

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ミラノコレは「プラダ」が完全復活(2023年10月9日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年10月9日号からの抜粋です)

村上:ミラノは路面電車のラッピングから壁面広告まで、ショーの前から「グッチ(GUCCI)」が街中で一大プロモーションをかけていて、サバト・デ・サルノ( Sabato De Sarno)による刷新に相当気合が入っていると感じました。ロンドンでも、中心街の巨大サイネージに“グッチ、アンコーラ”と映し出していて、後日知りましたが渋谷の駅前でもサイネージジャックをしていました。米「ヴォーグ(VOGUE)」と「WWD」、「朝日新聞」でのインタビュー同時公開にも、「ショーを見てほしい」という熱意が表れていましたね。デビューショー、私はポジティブに捉えましたが、今回のミラノでの最大の拍手喝采は「プラダ」だったかな?

木村:コレクション自体の良さもさることながら、フィナーレに40年来ミウッチャ・プラダの右腕を務めたファビオ・ザンベルナルディ=デザイン・ディレクターが出てきて、歓声がわきました。

村上:私がショーに行き始めた10年程前って、「プラダ(PRADA)」のショーにはみんな前シーズンの「プラダ」を着て来場していたんです。それは当時、業界人がそろって「プラダ」をリスペクトしていたということ。それが、アレッサンドロ・ミケーレの登場で「グッチ」に取って代わられていたんです。ところが今は、「プラダ」も、パリで発表している「ミュウミュウ」も両方がトップブランドとして復活。ミウッチャの影響力を実感するシーズンでした。「ミュウミュウ(MIU MIU)」を参考にスタイリングを組んだミラノブランド、多かったですよね。ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)が「プラダ」に入ったことで、ミウッチャが「ミュウミュウ」に集中できているんじゃないかな(笑)。

木村:「プラダ」は今シーズンもメッセージ性が強かったですが、ザンベルナルディの力も大きかったのでは。ミウッチャのビジョンを具現化していたようでした。彼の引退の影響が気になります。でも、「プラダ ビューティ」も発売しましたし、さらに拡大しそうですね。

村上:そうですね。どのブランドも原料や人件費が上がって、財布などの革小物さえエントリーアイテムと呼べないほどの価格になってきています。そこでエントリーとして期待されるのがコスメ。これまでになく新規顧客の獲得や若い層にリーチするための“入口”として機能しそう。一方で、ウエアやバッグの“適正価格”をどう設定するかは、今後の大きな課題になりそうです。

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ミラノコレは「プラダ」が完全復活(2023年10月9日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年10月9日号からの抜粋です)

村上:ミラノは路面電車のラッピングから壁面広告まで、ショーの前から「グッチ(GUCCI)」が街中で一大プロモーションをかけていて、サバト・デ・サルノ( Sabato De Sarno)による刷新に相当気合が入っていると感じました。ロンドンでも、中心街の巨大サイネージに“グッチ、アンコーラ”と映し出していて、後日知りましたが渋谷の駅前でもサイネージジャックをしていました。米「ヴォーグ(VOGUE)」と「WWD」、「朝日新聞」でのインタビュー同時公開にも、「ショーを見てほしい」という熱意が表れていましたね。デビューショー、私はポジティブに捉えましたが、今回のミラノでの最大の拍手喝采は「プラダ」だったかな?

木村:コレクション自体の良さもさることながら、フィナーレに40年来ミウッチャ・プラダの右腕を務めたファビオ・ザンベルナルディ=デザイン・ディレクターが出てきて、歓声がわきました。

村上:私がショーに行き始めた10年程前って、「プラダ(PRADA)」のショーにはみんな前シーズンの「プラダ」を着て来場していたんです。それは当時、業界人がそろって「プラダ」をリスペクトしていたということ。それが、アレッサンドロ・ミケーレの登場で「グッチ」に取って代わられていたんです。ところが今は、「プラダ」も、パリで発表している「ミュウミュウ」も両方がトップブランドとして復活。ミウッチャの影響力を実感するシーズンでした。「ミュウミュウ(MIU MIU)」を参考にスタイリングを組んだミラノブランド、多かったですよね。ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)が「プラダ」に入ったことで、ミウッチャが「ミュウミュウ」に集中できているんじゃないかな(笑)。

木村:「プラダ」は今シーズンもメッセージ性が強かったですが、ザンベルナルディの力も大きかったのでは。ミウッチャのビジョンを具現化していたようでした。彼の引退の影響が気になります。でも、「プラダ ビューティ」も発売しましたし、さらに拡大しそうですね。

村上:そうですね。どのブランドも原料や人件費が上がって、財布などの革小物さえエントリーアイテムと呼べないほどの価格になってきています。そこでエントリーとして期待されるのがコスメ。これまでになく新規顧客の獲得や若い層にリーチするための“入口”として機能しそう。一方で、ウエアやバッグの“適正価格”をどう設定するかは、今後の大きな課題になりそうです。

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