現代の男らしさを考える「ロエベ」 情報過多の時代が生んだスタイルの“コラージュ”

「ロエベ(LOEWE)」は1月20日、パリ・メンズ・ファッション・ウイークで2024-25年秋冬メンズ・コレクションを発表した。現代アートを愛するジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)は今季、アメリカ人アーティストのリチャード・ホーキンス (Richard Hawkins)とコラボレーション。“コラージュ”のアイデアを取り入れながら、情報にあふれる現代の男性らしさを探求した。

男性たちのコラージュ作品が飾られた会場

会場は、前回と同じパリ4区にあるフランス共和国親衛隊の馬術トレーニングアリーナ。半年前には彫刻家リンダ・ベングリス(Lynda Benglis)による巨大な噴水のような作品を会場中央に設置したが、今季は30年以上にわたって男性の体をテーマにしてきたホーキンスが制作した色彩豊かなコラージュ作品で真っ白な空間を彩った。そして、教会のステンドグラス窓を想起させる均等に並んだ大きなスクリーンには、「ロエベ」の象徴的なウインドーディスプレーを手掛けてきたホセ・ペレス・デ・ロサス(Jose Perez de Rozas)による1960年代のウインドーデザインをベースに、男性有名人やモデルの自撮り映像や画像とホーキンス自身の猥雑なソースを組み合わせて制作された12のビデオコラージュを映した。その中には、ブランドアンバサダーを務める俳優のジェイミー・ドーナン(Jamie Dornan)やジョシュ・オコナー(Josh O'Connor)、NCTのテヨン(Taeyong)をはじめ、ネットフリックスシリーズの「エリート(ELITE)」で一躍有名になったマヌ・リオス(Manu Rios)や人気ティックトッカーのヴィニ― ハッカー(Vinnie Hacker)までが含まれる。

ホーキンスの作品を10年以上前からフォローしていたというアンダーソンは、「リチャードの作品を好きなのは、そこにユーモアがあるから。面白いと同時に時代を物語っている」とし、「彼とインスタグラムに投稿している動画について話したんだ。そこで、男性像やマスキュリニティーはどこにあるか?ということを考えた。今はセレブリティーカルチャーからモデルやインフルエンサー、オンリーファンズまで、さまざまなことが起こっている。メディアが全方位的になった今、ファッションの未来はどうなるのか、どのように服を組み合わせるかというアイデアに向き合った」と説明。それは、一見別々になったアイテムが実はくっついているというデザインとなって、ショーに登場した。

情報にあふれる時代を生きる多様な男性像

象徴的なのは、オックスフォードシャツとカーディガン、レザーパンツ、トレンチコートが一つになったルック。ほかにも、ジャケットとパンツ、パンツとソックス、ソックスとスニーカーといったように一体化したアイテムが着こなしを“強要”する。脱ぎ散らかした色とりどりの服を中に縫い付けたコートや、フーディが腹巻きのようにウエストに溜まったレザーパンツは、寝坊して急いで出かける男子のイメージ。締め忘れたかのようにベルトのパーツが垂れるレザーパンツやジーンズもある。

また、丸みのあるシルエットを描く極太のカーゴパンツ、ブルジョア風の太いボウタイを結んだパイソンやシアリングのショートコートやデニムシャツ、裾に向かって柄が小さくなるチェックシャツやケーブルニット、ライン入りの白ソックスを引き伸ばしたタイツ、カシミアとシルクをシアリングのように仕上げたジャケットといったひねりの効いたアイテムを、レトロスポーティーなトラックパンツやスケーターシューズ、素朴な雰囲気のスキーニット、ぜいたくな素材のコート、かっちりしたスーツとミックス。そこには、情報にあふれる時代を生きる多様な男性像が反映されている。

また、前述のホーキンスの作品は会場演出やインビテーションに用いられただけでなく、ウエアやアクセサリーにも反映された。フーディやジョガーパンツ、アイコンバッグの“スクイーズ”には繊細なビーズ刺しゅうで、“パズルトート”には刺しゅうやレザーのマルケトリー(象がん)で作品を再現。フロアレングスのガウンやドレスのようなニットは、1500時間をかけて手編みで作られたものだという。そのほか、プリントや色使い、リングやチャームなどのアクセサリーにも、その世界観が垣間見える。

ザッピングするように次々と変わる音楽

異なる要素を組み合わせるコラージュというアイデアやさまざまな男性像の反映は、ショー音楽でも顕著だ。用いられたのは、全部で14曲。テレビをザッピングするかのように、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)の「ゴースト(Ghost)」やボン ジョヴィ(Bon Jovi)の「ウォンテッド・デッド・オア・アライブ(Wanted Dear Or Alive)」、ニルヴァーナ(Nirvana)がカバーしたデヴィッド・ボウイ(David Bowie)の「世界を売った男(The Man Who Sold The World)」から、ザ・クラッシュ(The Clash)の「The Magnificent 7」のパンククラブミックス、クラブ 69の「テイク・ア・ライド(Take A Ride)」のディスコミックス、さらに映画「荒野の用心棒」や「荒野の7人」のテーマ曲まで、時代もジャンルも違う曲が次々に流れた。

アンダーソンが考える現代の男らしさ

ショー後の囲み取材で、アンダーソンはマスキュリニティーに対する考え方について「もはや1つのチャネルでは語れなくなった。以前のファッションの世界では、『ああ、このムーブメントが今は起こっているんだ』という感じだったが、もうムーブメントは存在しない。かつてストリートにあったサブカルチャーは今やオンラインにあり、異なるタイプのセクシャルなサブカルチャーやセレブカルチャー、あるいは自分自身をアピールする新たな方法が生まれている。だから、『今シーズンは黄色が流行る』みたいなことは、もう通用しないだろう。服は自己ブランディングの全体像を輝かせたり、外の世界からどのように認識されたいかを示したりするもの。そこには、これまでとは異なる心理がある」とコメント。「それが将来的に何を意味するかは分からない。ただ、私たちが今いる場所、そしてこれから向かって行く場所という意味で、ブランド、セレブ、消費者、モデル、テレビ、ドラマシリーズ、映画などあらゆるものがハイブリッドされてメディアのコラージュのようになり、単一のプラットフォームに集約されていることはエキサイティングだと思う。それは瞬時に自由をもたらしてくれるし、突き詰めると、ファッションのゴールは未来を予測するものだから」と話した。

アンダーソンも語ったように、情報過多の社会で価値観が多様化する今、男らしさの定義をひとまとめに表現することは難しい。今季は、さまざまなブランドがあらためて「現代のマスキュリニティーやダンディーとは何か?」に向き合ったシーズンでもあったが、「ロエベ」はショーを通して説得力のあるメッセージを提示した。

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1位は、藤田ニコルが新作“ハートブラ”を披露 「ピーチ・ジョン」30周年を盛り上げる|週間アクセスランキング TOP10(1月18〜24日)

1位は、藤田ニコルが新作“ハートブラ”を披露 「ピーチ・ジョン」30周年を盛り上げる|週間アクセスランキング TOP10(1月18〜24日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、1月18日(木)〜1月24日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
藤田ニコルが新作“ハートブラ”を披露 「ピーチ・ジョン」30周年を盛り上げる

01月22日公開 / 文・WWD STAFF

今年、設立30年を迎えた「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」から、アニバーサリーイヤーを祝う第一弾として、新作“ハートブラ”が登場した。藤田ニコルが披露する“ハートブラ”は、小胸や垂れ、デコルテのそげといったあらゆるバストの悩みに対応する機能付きだ。どんなバストでも、ハート型に盛り上がった特殊なカップがバストを下と脇から押し上げて、ふっくらデコルテと谷間をメイク。ハート型のカップは洋服にラインが響にくく、谷間をキュートに見せる。

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- 2位 -
17年前も大行列を生んでいた「アニヤ・ハインドマーチ」 「明治屋」コラボもヒットの予感

01月24日公開 / 文・五十君 花実

英バッグブランド「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」は2月1日、スーパーマーケットの「明治屋ストアー」と協業し、ショッピングバッグ(2750円)を発売します。英国や香港でスーパーマーケットとタッグを組んでいる100%再生プラスチック原料を使った「ユニバーサルバッグ」プロジェクトの一環で、日本のスーパーと組むのは今回が3回目。初回は2023年4月に発売した「ナショナル麻布」、2回目は11月に発売した「成城石井」とのコラボでした。前回の「成城石井」コラボがかなり話題になったことで、「ユニバーサルバッグ」プロジェクトを知ったという人も少なくないんじゃないでしょうか。

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- 3位 -
ユナイテッドアローズが25歳の社員がディレクションする新ブランド立ち上げ

01月18日公開 / 文・木村 和花

ユナイテッドアローズは、10代後半から30代をターゲットにした新たなウィメンズブランド「アティセッション(ATTISESSION)」を今春立ち上げる。ファーストコレクションはオリジナルのアパレル商品20型で、ユナイテッドアローズや「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)」の一部店舗とECで販売する。

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- 4位 -
「よーじや」が推し活にもピッタリなポーチを発売 全9色で大容量&クリアポケット付き

01月23日公開 / 文・WWD STAFF

京都発の「よーじや」は1月31日、コスメ類がたっぷり入る“クリアポケットポーチ”(全9色、1980円)を発売する。推し活も視野に入れたアイテムで、カラーは全9色。外側に付けたクリアポケットは使いたいものをすぐに取り出せる機能性のほか、“推し”の写真やグッズなどを入れなどの“見せる収納”も意識した。

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- 5位 -
「ユニクロ:シー」新作35型を2月23日発売 24年春夏物は2回に分けて店頭投入予定

01月24日公開 / 文・WWD STAFF

「ユニクロ(UNIQLO)」は2月23日、英国人デザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)と組んで立ち上げたウィメンズライン「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」の2024年スプリングコレクションを発売する。昨年9月に発売したデビューコレクションに続く2シーズン目で、ウィメンズのみの全35型。フルラインアップは国内75店と公式ECで扱い、一部商品は国内全店舗で販売する。

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- 6位 -
【2024年春コスメ】「キャンメイク」の涙袋用アイシャドウから限定イチゴカラー&新色ミルクティーが登場

01月22日公開 / 文・WWD STAFF

「キャンメイク(CANMAKE)」は2月下旬、人気の涙袋用アイシャドウ“プランぷくコーデアイズ”(全4色うち新1色と限定1色、各792円)から新色のミルクティー系“03 ミルクティプランぷく”と、イチゴのような赤みカラーの限定品“04 イチゴプランぷく”を発売する。

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- 7位 -
藤田ニコルがブラ&ショーツで登場 「ガールズ バイ ピーチ・ジョン」の新色

01月24日公開 / 文・WWD STAFF

「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」の妹ブランド「ガールズ バイ ピーチ・ジョン(GIRLS BY PEACH JOHN)」は1月24日、“なちゅこれシンプルレースブラセット”と“もりこれ脇高レーシィブラ”の新色を発売した。価格は共に2178円。

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- 8位 -
平野紫耀、岩田剛典が「ルイ・ヴィトン」のショーに登場 2024-25年秋冬メンズ・コレクション

01月18日公開 / 文・WWD STAFF

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、現地時間1月16日、フランス・パリで2024-25年秋冬メンズ・コレクションを発表した。会場には、アンバサダーを務める岩田剛典やパートナーシップを締結した平野紫耀が、24年春夏メンズ・コレクションのアイテムを着用して出席した。岩田と平野はファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が手掛けたメゾンの24年春夏メンズ・コレクションのアイテムをまとって登場した。

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- 9位 -
「マーク ジェイコブス」がLINEスタンプを無料配布 40周年を記念して

01月23日公開 / 文・WWD STAFF

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は1月23日、40周年を記念してLINEスタンプ16種類の配布を開始した。期間は2月19日まで。

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- 10位 -
トゥモローランドがビンテージ「エルメス」のポップアップ 1月26日から神戸店で

01月24日公開 / 文・WWD STAFF

セレクトショップのトゥモローランドは1月26日から2月4日までの期間、神戸店に「エルメス(HERMES)」のビンテージアクセサリーとスカーフを集積したポップアップストアをオープンする。

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アートと切っても切れないファッション 「アキラナカ」がつくる“コンテクストをまとう”洋服

ナカ アキラ/「アキラナカ」デザイナー

PROFILE:1973年三重県生まれ。2005年ベルギー・アントワープ王立芸術アカデミー在学中に若手デザイナーの登竜門、イェール国際モードフェスティバルに選出される。その後アントワープでニットデザイナーに師事し、06年に日本へ帰国。07年ウィメンズブランド「ポエジー」をスタート。08年、ブランド名を「アキラナカ」に変更 PHOTO:TSUKASA NAKAGAWA

ウィメンズブランド「アキラナカ(AKIRANAKA)」は、アートからインスピレーションを得た服づくりを行なっている。2024年プレ・フォール・コレクションでは印象派画家を、2024年春夏コレクションではフランス出身のクリスチャン・ボルタンスキー(Christian Boltanski)をアイデアの源泉とした。ブランドの公式サイトには、シーズンごとのコレクションノートを掲載した「ボイス(VOICE)」を設けており、デザインチームがどのようにテーマを解釈し、クリエイションに落とし込んだのかを垣間見ることができる。デザイナーのナカ アキラはなぜアートを起点にしたコレクションを発表するのか。ナカに話を聞いた。

「ファッションからファッションをつくらない」という教え

WWD: アートをデザインソースにする理由は?

ナカ アキラ(以下、ナカ):そのように教育されたから、というのが一番大きい。僕はアントワープ王立芸術アカデミーで服づくりを学んだが、当時の学長だったリンダ・ロッパが、「ファッションからファッションを作らないように心掛けて」といつも言っていた。アントワープ王立芸術アカデミーの英語名は“ロイヤル・アカデミー・オブ・ファインアーツ”、つまり芸術大学だ。ファッションの枠組みの中だけでクリエイションしても、新しいものは生まれないという考えのもと、アートを始め建築など、ファッション以外のものをリサーチして組み合わせる教育を受けた。今でも、リサーチを踏まえた上で洋服のデザインを発展させている。

WWD:アートを用いる意図は?

ナカ:「アキラナカ」はウィメンズブランドで、“アティテュードをまとう”がコンセプト。女性の内面に働きかける服を作りたいと思い、たどり着いたのがアートを用いて服の中に価値を据えることだった。建築やアートには作り手の視点や思考が含まれている。それらをファッションに盛り込むことで、女性の内面にある知性や美意識などを引き出し、鼓舞したい。見た目の美しさの追求によって、自尊心や美意識が成長することもあるが、外見のスタイルで終わってしまうことが少なくないから。

WWD: 24年プレ・フォール・コレクションを発表した。ここではアートをどう落とし込んだか?

ナカ:今回のテーマは「習作の美」。アーティストたちが下絵や練習のために描いた作品を、一般的に「エチュード(習作)」と呼ぶ。19世紀半ばに活躍したクロード・モネ(Claude Monet)やポール・セザンヌ(Paul Cezanne)のような印象派たちは、あえて筆跡を残したり、絵の具で塗りつぶさず余白を残したりした。当時は「絵画は写実的であるのが当たり前」という価値観があったにもかかわらず、彼らはこのような習作に見られる技法を取り入れた表現を試みた。そのような印象派たちから着想を得て、ファッションの美しさも写実的に完成されたものだけでなく、プロセス自体にも宿るということを伝えたいと思った。今回のコレクションでは、ラペルが途中までしかないジャケットなどで表現した。また、自然なままの状態に美しさを見出す女性の姿勢を表現するため、天然石をボタンにあしらったシャツをつくったが、ボタンひとつひとつの形を整えることはせず、不揃いのままで使っている。

美しさの裏側のコンテクストが重要

WWD:アートから着想を得たファッションがたくさん存在するが、「アキラナカ」ではそれらとどのように差別化を図っているか?

ナカ:クリエイションの裏にたくさんのコンテクスト(文脈)がある点だ。ファッションとアートのコラボレーションの多くは、絵画の色彩を使ったり、デザインをプリントしたりして、その面白さや美しさをそのままファッションに持ち込んでいる。「アキラナカ」では、特定のアーティストを取り上げた理由や、そのアーティストが生きた時代背景など、アートやアーティストにまつわる事象をコンテクストとしてクリエイションに落とし込んでいる。僕の洋服によって、「どう生きるか」「物事をどう見つめるか」といった思索を人に喚起できればと思う。ファッションは美しさで人を魅了することも重要だが、表面的な美しさ以上に視点や思考を含ませたい。

WWD:「アートは難しい」と距離を感じる人も多いが?

ナカ:アート自体はどのように理解されてもいいものだし、それぞれの人の経験と紐づけられることによって、作品に対する理解や好き嫌いが生まれるものだと思う。答えがあるものではなく、むしろ解釈が広がるのがアートだ。答えを集約してしまうような見方をしてはもったいないと思う。

アートを観る喜びは、自分にない視点を得られることにあるが、僕は洋服がその役割を果たしてもいいと考える。自分にとっては服が最後のゴールではなく、コレクションや制作プロセス、その発信も全て作品の一部だから。「ファッションデザイナーであれば服で表現した方がいい」という人もいるが、僕はそう思わない。ファッションの先があっていいはずだ。

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アートと切っても切れないファッション 「アキラナカ」がつくる“コンテクストをまとう”洋服

ナカ アキラ/「アキラナカ」デザイナー

PROFILE:1973年三重県生まれ。2005年ベルギー・アントワープ王立芸術アカデミー在学中に若手デザイナーの登竜門、イェール国際モードフェスティバルに選出される。その後アントワープでニットデザイナーに師事し、06年に日本へ帰国。07年ウィメンズブランド「ポエジー」をスタート。08年、ブランド名を「アキラナカ」に変更 PHOTO:TSUKASA NAKAGAWA

ウィメンズブランド「アキラナカ(AKIRANAKA)」は、アートからインスピレーションを得た服づくりを行なっている。2024年プレ・フォール・コレクションでは印象派画家を、2024年春夏コレクションではフランス出身のクリスチャン・ボルタンスキー(Christian Boltanski)をアイデアの源泉とした。ブランドの公式サイトには、シーズンごとのコレクションノートを掲載した「ボイス(VOICE)」を設けており、デザインチームがどのようにテーマを解釈し、クリエイションに落とし込んだのかを垣間見ることができる。デザイナーのナカ アキラはなぜアートを起点にしたコレクションを発表するのか。ナカに話を聞いた。

「ファッションからファッションをつくらない」という教え

WWD: アートをデザインソースにする理由は?

ナカ アキラ(以下、ナカ):そのように教育されたから、というのが一番大きい。僕はアントワープ王立芸術アカデミーで服づくりを学んだが、当時の学長だったリンダ・ロッパが、「ファッションからファッションを作らないように心掛けて」といつも言っていた。アントワープ王立芸術アカデミーの英語名は“ロイヤル・アカデミー・オブ・ファインアーツ”、つまり芸術大学だ。ファッションの枠組みの中だけでクリエイションしても、新しいものは生まれないという考えのもと、アートを始め建築など、ファッション以外のものをリサーチして組み合わせる教育を受けた。今でも、リサーチを踏まえた上で洋服のデザインを発展させている。

WWD:アートを用いる意図は?

ナカ:「アキラナカ」はウィメンズブランドで、“アティテュードをまとう”がコンセプト。女性の内面に働きかける服を作りたいと思い、たどり着いたのがアートを用いて服の中に価値を据えることだった。建築やアートには作り手の視点や思考が含まれている。それらをファッションに盛り込むことで、女性の内面にある知性や美意識などを引き出し、鼓舞したい。見た目の美しさの追求によって、自尊心や美意識が成長することもあるが、外見のスタイルで終わってしまうことが少なくないから。

WWD: 24年プレ・フォール・コレクションを発表した。ここではアートをどう落とし込んだか?

ナカ:今回のテーマは「習作の美」。アーティストたちが下絵や練習のために描いた作品を、一般的に「エチュード(習作)」と呼ぶ。19世紀半ばに活躍したクロード・モネ(Claude Monet)やポール・セザンヌ(Paul Cezanne)のような印象派たちは、あえて筆跡を残したり、絵の具で塗りつぶさず余白を残したりした。当時は「絵画は写実的であるのが当たり前」という価値観があったにもかかわらず、彼らはこのような習作に見られる技法を取り入れた表現を試みた。そのような印象派たちから着想を得て、ファッションの美しさも写実的に完成されたものだけでなく、プロセス自体にも宿るということを伝えたいと思った。今回のコレクションでは、ラペルが途中までしかないジャケットなどで表現した。また、自然なままの状態に美しさを見出す女性の姿勢を表現するため、天然石をボタンにあしらったシャツをつくったが、ボタンひとつひとつの形を整えることはせず、不揃いのままで使っている。

美しさの裏側のコンテクストが重要

WWD:アートから着想を得たファッションがたくさん存在するが、「アキラナカ」ではそれらとどのように差別化を図っているか?

ナカ:クリエイションの裏にたくさんのコンテクスト(文脈)がある点だ。ファッションとアートのコラボレーションの多くは、絵画の色彩を使ったり、デザインをプリントしたりして、その面白さや美しさをそのままファッションに持ち込んでいる。「アキラナカ」では、特定のアーティストを取り上げた理由や、そのアーティストが生きた時代背景など、アートやアーティストにまつわる事象をコンテクストとしてクリエイションに落とし込んでいる。僕の洋服によって、「どう生きるか」「物事をどう見つめるか」といった思索を人に喚起できればと思う。ファッションは美しさで人を魅了することも重要だが、表面的な美しさ以上に視点や思考を含ませたい。

WWD:「アートは難しい」と距離を感じる人も多いが?

ナカ:アート自体はどのように理解されてもいいものだし、それぞれの人の経験と紐づけられることによって、作品に対する理解や好き嫌いが生まれるものだと思う。答えがあるものではなく、むしろ解釈が広がるのがアートだ。答えを集約してしまうような見方をしてはもったいないと思う。

アートを観る喜びは、自分にない視点を得られることにあるが、僕は洋服がその役割を果たしてもいいと考える。自分にとっては服が最後のゴールではなく、コレクションや制作プロセス、その発信も全て作品の一部だから。「ファッションデザイナーであれば服で表現した方がいい」という人もいるが、僕はそう思わない。ファッションの先があっていいはずだ。

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“ルナソル愛”を深める完全予約制イベントに潜入! アイシャドウパレット全37種が大集合

「ルナソル(LUNASOL)」は、ブランド誕生25周年を記念した完全予約制のスペシャルイベント“ルナソル 25th アニバーサリー エクスクルーシブ サロン(LUNASOL 25th Anniversary EXCLUSIVE SALON)”を東京・青山にあるライトボックスアトリエ / センプレで開催中です。同イベントの、会場の様子や体験できるコンテンツなどを紹介します。

「ルナソル」を代表するアイパレット全37種が集合

入り口を入って少し進むと、定番アイテムや2024年春の限定コレクションがずらっと展示されています。ここでは全商品を一挙に見ることができ、テスターを試すことも可能。商品名と共に公式サイトにつながるQRコードカードを置いているので、気に入ったアイテムはその場でオンライン購入もできます。

ブランドを代表するアイシャドウパレットは、限定品を含め全37種が整列。圧巻のラインアップに思わず、「すごい……」と声を漏らしてしまいました。

同じフロアには、「ルナソル」が大切にしているベージュ、輝き、“水ツヤ”の3つの世界観を示した展示スペースも。ベージュは温もりを感じるリビング、輝きは美しいグラスやカトラリーが並ぶダイニング、“水ツヤ”はスキンケアアイテムが並ぶバスタブと、それぞれの世界観を日常のワンシーンで表現しています。

“フォギーグロウ肌”をかなえる新リキッドファンデを一足先に体験!

メイクアップサービスではベースメイクと、ポイントメイクの2つのコースからどちらか一つを選べます。私は3月8日に発売する新リキッドファンデーション“クラリティフロウリクイド”[SPF30・PA++](全6色、各6930円)を試せるベースメイクコースを選択。発売に先駆け、タッチアップしてもらいました。

今回の新作は、「ルナソル」がこだわり抜いた“フォギーグロウ”な肌がかないます。実際に顔に塗布してもらうと、光沢感のある艶ではなく、内側からにじむような艶が宿りました。薄付きでぴたっと肌に密着し、毛穴の凹凸もナチュラルにぼかしてくれます。肌なじみをアップさせる“クリアカバーゲル”と、顔の動きにフィットする薄い膜“シンクロキープフィルム”の2つの処方により、美しい仕上がりを長時間キープできるそうです。

カバー力はナチュラルな印象。私の頑固な目元の青くまやニキビ跡には、コンシーラーが必要だと感じました。肌トラブルが少ない人やファンデーションに素肌感を求めている人におすすめの商品です。

“ルナソル愛”を深めるひとときに

「このイベントを通して、日頃から『ルナソル』を愛用してくださっているファンの皆さんに向けて感謝の気持ちを伝えたかったんです。気になる商品を見つけていただくも良し、友人と『こんな商品もあったよね』と語り合うも良し。“ルナソル愛”を深めるひとときを過ごしてほしい」と開催の目的を教えてくれたPR担当者。ブランド誕生25周年という大きな節目に、改めてファンをおもてなしする場所を作りたいというファンへの愛を感じました。

26日夕方の時点でカウンセリング付きメニューの予約はすでに満員でしたが、フリー来場の枠はまだ空きがありました。「予約を忘れていた」という人も、この週末青山にお出かけの予定がある人も、“ルナソル愛”を深めに行ってみてはいかがでしょうか。

■「LUNASOL 25th Anniversary EXCLUSIVE SALON」
日程:1月26~28日
時間:26日16:00~19:00、27日11:00~19:00、28日11:00~18:00
場所:ライトボックスアトリエ / センプレ
住所:東京都港区南青山6-13−1

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【2024年バレンタイン】「ビームス クチュール」が洋菓子の「ルル メリー」とコラボ 保冷バッグ、スカジャンにスイーツも

「ビームス クチュール(BEAMS COUTURE)」は1月31日〜2月14日、チョコレートが主役のスイーツブランド「ルル メリー(RURU MARY’S)」とコラボレーションしたアパレル、スイーツ計10型を発売する。価格は410〜2万900円。ビームス公式オンラインショップおよびビームス12店舗で取り扱う。

ラインアップはバッグ(6050〜7150円)、保冷ボックス(6600円)、スマホショルダー(6050円)、携帯ストラップ(6600円)、バンダナ(2200円)、ジャージ(上、2万900円/下、1万8700円)、スカジャン(1万9800円)、ニーハイ(4950円)、スイーツ3種(410〜1188円)だ。

3度目のコラボレーションとなる今回は、2023年6月にオープンしたルル メリー 青山通り店をイメージした新色のグリーンがバッグ2種、ジャージ、スマホショルダーに登場。そのほか、携帯ストラップはブランドアイコンのバラをプリントした生地でビーズを包み連ねており、スカジャンは片面にバラモチーフ、もう片面にスイーツ“お花のティグレ”のパッケージを刺しゅうするなど細部までこだわりが詰まっている。

スイーツの新作“お花のティグレ” (2枚入、864円)のみビームス池袋・町田・新宿・名古屋限定で取り扱う。

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「コンバース」の冬の本命は映画「E.T.」コラボ あの名シーンを再現

ショップの責任者である店長に、“注目のコラボ”“今シーズンのイチ押し”“ロングセラー”を推薦してもらう連載「店長がプレゼン!」。5回目に登場するのは、「コンバース(CONVERSE)」の直営店、ホワイトアトリエ バイ コンバース原宿店だ。梶原慎司店長に、「WWDJAPAN」経由で最新情報を発信してもらう。

ホワイトアトリエ バイ コンバース原宿店とは?

2015年にオープンした「コンバース」の直営店。店舗面積は約165㎡。1階と地下1階に定番からシーズナル商品、ベビー・キッズ用まで幅広くラインアップし、地下1階にはカスタマイズスペースも併設する。2階はハイエンドライン“コンバース アディクト”や“チャックテイラー クロージング”の販売に合わせてオープンしたり、ポップアップイベントを行ったりする。

ハイカットスニーカーの上に映画「E.T.」の世界観を表現

「注目コラボは、映画『E.T.』とタッグを組んだモデルにしました。発売は1月30日です。ブラックは主人公エリオットとE.T.が自転車で空を飛ぶ有名なシーンを、夜空に見立てた外腰にプリント。アンクルパッチの下には、ラストのE.T.のせりふ『I'll Be Right Here(いつもここにいるよ)』を刺しゅうしました。ホワイトは星を散らしたアッパーに、カラフルなE.T.のワッペンを配したポップなデザインです」。

1977年のランニングシューズを今日的にモディファイ

「今シーズンのイチ押しは、“スターファイヤーエスシー J”です。アーカイブのクラシックなデザインと履き心地の良さを融合するライン“スター クルーザー”の商品で、1977年のランニングシューズ“スターファイヤー”をアップデートしました。アッパーは国産スエードとメッシュのコンビで、アウトソールにはガムカラーを採用してビンテージライクに仕上げました。オリジナルに近づけるため、ポリエステル製シューレースを粗めに織るなど細部にもこだわっています」。

今年107歳! 誰もが知るスニーカーの代名詞

「『コンバース』のアイコン“オールスター”は、1917年にバスケットボール専用シューズとして誕生しました。100年以上ほぼ変わらない設計や製法で、コートからストリートにシーンを広げた現在も世界中で老若男女に愛されています!」。

連載「店長がプレゼン!」とは?

売り場は、ファッション&ビューティビジネスの最前線。店頭を見れば、そのブランド・企業の状態が分かるといってもいいくらい。とはいえ内外装、商品ラインアップ、販売員の立ち居振る舞いなど見どころは多い……。そこでショップを預かる店長に、“注目のコラボ”“今シーズンのイチ押し”“ロングセラー”をプレゼンしてもらう。最前線のリアルを感じられるはずだ。

■ホワイトアトリエ バイ コンバース原宿店
時間:12:00~20:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前6-16-5

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「コンバース」の冬の本命は映画「E.T.」コラボ あの名シーンを再現

ショップの責任者である店長に、“注目のコラボ”“今シーズンのイチ押し”“ロングセラー”を推薦してもらう連載「店長がプレゼン!」。5回目に登場するのは、「コンバース(CONVERSE)」の直営店、ホワイトアトリエ バイ コンバース原宿店だ。梶原慎司店長に、「WWDJAPAN」経由で最新情報を発信してもらう。

ホワイトアトリエ バイ コンバース原宿店とは?

2015年にオープンした「コンバース」の直営店。店舗面積は約165㎡。1階と地下1階に定番からシーズナル商品、ベビー・キッズ用まで幅広くラインアップし、地下1階にはカスタマイズスペースも併設する。2階はハイエンドライン“コンバース アディクト”や“チャックテイラー クロージング”の販売に合わせてオープンしたり、ポップアップイベントを行ったりする。

ハイカットスニーカーの上に映画「E.T.」の世界観を表現

「注目コラボは、映画『E.T.』とタッグを組んだモデルにしました。発売は1月30日です。ブラックは主人公エリオットとE.T.が自転車で空を飛ぶ有名なシーンを、夜空に見立てた外腰にプリント。アンクルパッチの下には、ラストのE.T.のせりふ『I'll Be Right Here(いつもここにいるよ)』を刺しゅうしました。ホワイトは星を散らしたアッパーに、カラフルなE.T.のワッペンを配したポップなデザインです」。

1977年のランニングシューズを今日的にモディファイ

「今シーズンのイチ押しは、“スターファイヤーエスシー J”です。アーカイブのクラシックなデザインと履き心地の良さを融合するライン“スター クルーザー”の商品で、1977年のランニングシューズ“スターファイヤー”をアップデートしました。アッパーは国産スエードとメッシュのコンビで、アウトソールにはガムカラーを採用してビンテージライクに仕上げました。オリジナルに近づけるため、ポリエステル製シューレースを粗めに織るなど細部にもこだわっています」。

今年107歳! 誰もが知るスニーカーの代名詞

「『コンバース』のアイコン“オールスター”は、1917年にバスケットボール専用シューズとして誕生しました。100年以上ほぼ変わらない設計や製法で、コートからストリートにシーンを広げた現在も世界中で老若男女に愛されています!」。

連載「店長がプレゼン!」とは?

売り場は、ファッション&ビューティビジネスの最前線。店頭を見れば、そのブランド・企業の状態が分かるといってもいいくらい。とはいえ内外装、商品ラインアップ、販売員の立ち居振る舞いなど見どころは多い……。そこでショップを預かる店長に、“注目のコラボ”“今シーズンのイチ押し”“ロングセラー”をプレゼンしてもらう。最前線のリアルを感じられるはずだ。

■ホワイトアトリエ バイ コンバース原宿店
時間:12:00~20:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前6-16-5

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「レイ ビームス」が40周年記念イベントを開催  体験型コンテンツや限定アイテムの販売も

「レイ ビームス(RAY BEAMS)」は、今年2月で設立40周年を迎える。これを記念したイベント“Ray BEAMS 40th Anniv. Party vol.1”をビームス ウィメン 原宿で2月10日に開催する。入場無料で、“キラキラ”がドレスコードとなる。

本イベントは、「レイ ビームス」の40年の歴史を感じられる展示や韓国プリ機“フォトオートマ”によるフォトブース、モデル、俳優のmiuとDJの矢部ユウナ、BEAMSスタッフのhirocoによるDJ、大人気の「アイムドーナツ?(I’m donut?)」を楽しめるほか、「レイ ビームス」のバイヤーがパリの蚤の市で買い付けた1点もののアイテムや、40周年を記念した別注商材の先行販売を行うなど数多くのコンテンツを用意する。指定の3ブースを回遊すると抽選でブランドオリジナルグッズをプレゼントする。

別注アイテムの第1弾は、「プーマ(PUMA)」とのコラボレーションアイテム。2023年春夏シーズンに人気を博した“T7”トラックジャージシリーズ3型と「プーマ」の厚底モデル“Mayze”スニーカーの計4型を用意する。価格はスカートが7700円、トラックパンツが9900円、トラックジャケットとスニーカーが1万1000円。

アクセサリーブランド「ロータスピンク(LOTUS PINK)」によるボールペンのカスタムオーダー会や、事前抽選で当選した20人限定でアーティストのとんだ林蘭が似顔絵を描くイベントも実施する。事前抽選受付は1月30日23:59まで。

◾︎“Ray BEAMS 40th Anniv. Party vol.1”
日程:2月10日
時間:18:00〜21:00
場所:ビームス ウィメン 原宿
住所:東京都神宮前3丁目25-15 神宮前テラス地下1階
※イベント準備の為、17:00〜18:00は店舗をクローズ

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「トム フォード ビューティ」から“アイ カラー クォード ”の新色とスキンケアプライマーが登場

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は2月16日、“アイ カラー クォード ”(1万2980円)の新色、“45 アイコニック スモーク”と“46 エンバー ブロンズ”を発売する。また3月8日には、顔の立体感を際立たせるスキンケアプライマー“シェイド アンド イルミネイト ソフト ラディアンス プライマー SPF 25”(1万2100円)を発売する。

“アイ カラー クォード ”は、「トム フォード」のランウェイならではのグラマラスな魅⼒にインスパイアされたアイカラー。新色の“45 アイコニック スモーク”は、かすみがかったパープル2⾊にベージュとトパーズシマーを、“46 エンバー ブロンズ”はこっくりとしたチョコレートカラー2⾊ときらめくコッパー、ふんわりとしたトープをセットし、どちらもクラシックでモダンなスモーキーアイをかなえる。アットコスメ ショッピング(@COSME SHOPPING)では9日から先行販売を開始する。

“シェイド アンド イルミネイト ソフト ラディアンス プライマー SPF 25”は、一人ひとり異なる目鼻立ちに立体感をプラスする、スキンケア成分配合のプライマー。軽い使い心地でスキンケアとベースメイクの役割を同時に果たし、時間が経つほど肌を美しく魅せる。

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LVMHのアルノー会長、次男と三男を取締役会に加える意向を明らかに 「カルティエ」買収のうわさについても言及

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は1月25日、2023年12月期決算を発表した。ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)はその際、アナリストおよびジャーナリスト向けの決算説明会で、自身の次男であるアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)=ティファニー プロダクトおよびコミュニケーション部門 エグゼクティブ・バイス・プレジデントと、三男であるフレデリック・アルノー(Frederic Arnault)LVMHウオッチ部門CEOを、4月18日に開催予定の年次株主総会でLVMHの取締役会のメンバーに推薦することを明らかにした。

長女のデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼CEOと、長男のアントワン・アルノー(Antoine Arnault)LVMHヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージは、すでに取締役会に所属している。今回、名前が挙がらなかった四男で末っ子のジャン・アルノー(Jean Arnault)=ルイ・ヴィトン ウォッチ部門 マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクターについて、アルノーLVMH会長兼CEOは、「彼はまだ若く、時間がある」とコメントした。

LVMHは近年、一族支配を強化している。22年5月には、当時73歳だったアルノーLVMH会長兼CEOが80歳まで続投できるよう、CEO職は75歳までと定められていた内規を変更。22年12月には、アントワンが一族の持株会社クリスチャン ディオールSE(CHRISTIAN DIOR SE)のCEO兼副会長に就任している。クリスチャン ディオールSEは、一族の主要な持株会社フィナンシエール・アガシュ(FINANCIERE AGACHE)の傘下。フィナンシエール・アガシュは22年12月末の時点でクリスチャン ディオールSEの株式資本の97.5%を保有しており、そのクリスチャン ディオールSEは、LVMHの株式資本41%と議決権の56%を保有している。

アルノー会長が考える“最高峰”のラグジュアリーブランドは?

また、アルノーLVMH会長兼CEOは、米「ブルームバーグ(BLOOMBERG)」が「LVMHはファッションに加えて、ワインやセレクティブ・リテールなど性質の全く異なる部門を抱えているがゆえに、株価が割安に推移している。事業を分割したほうがいいのではないか」という論旨の記事を掲載したことに対し、「(事業分割は)いかなる状況下でも考えられない。全く不適切な意見だと思う」と一刀両断。この話題に関連して、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「シャネル(CHANEL)」「エルメス(HERMES)」をソフトラグジュアリー(ファッションやレザーグッズなど)の、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」「ブルガリ(BVLGARI)」「カルティエ(CARTIER)」「ヴァン クリーフ& アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」をハードラグジュアリー(ウオッチやジュエリー)の最高峰と考えていると述べ、「当社はこの8ブランドのうち半数を保有している。今後、買収などによって傘下ブランドを増やすのか、傘下ブランドがこの8ブランドと肩を並べられるようさらに発展させていくのかについて、様子を見て考えたい」と話した。

ライバル・リシュモンや「カルティエ」買収のうわさについて

LVMHが、ライバルであるコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)や、その傘下ブランドである「カルティエ」の買収に関心を示しているという兼ねてから流れている憶測に関しては、「(リシュモンの)ヨハン・ルパート(Johann Rupert)会長は比類のないリーダーであり、その戦略に干渉しようとは思わない。彼は、今後も独立性を維持したいと考えているものと理解している」と語った。なお、ルパート会長はこの件について、リシュモンが23年5月に開催した決算説明会で「いずれも売るつもりはない」と一蹴し、アルノーLVMH会長兼CEOからアプローチを受けたことはないと明言している。

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「マメ クロゴウチ」2024年春夏コレクションを2月2日からドーバーギンザで発売 “ハナカゴ”バッグの限定カラーも

「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」は2月2日、2024年春夏コレクション“フラグメンツ(Fragments)”をドーバー ストリート マーケット ギンザ 2階で発売する。同店初の展開を記念してバッグ2型の限定カラーも販売する。

バッグは「マメ クロゴウチ」のアイコン、刺しゅうのテクニックで製作された“ハナカゴ(Hanakago)”のハンドバッグ2型をホワイトカラーで用意した。価格はミニ ハンドバッグが5万1700円、ハンドバッグが9万9000円。

同店で並ぶのはフラグメンツ”を代表するキーピースだ。初期伊万里の特徴的な技術の1つ“陽刻”にインスパイアされたエンボスシリーズのドレス、シャツ、デニムジャケットに加えて、朦朧と浮かぶ景色を思わせるむら染めが印象的なショートブルゾンやロングジレ、ニットなどをラインアップする。

“フラグメンツ”はデザイナー黒河内真衣子が、17世紀前半に製作された初期伊万里の陶片を介して、過去と現代の陶工たちのものづくりを巡る対話に耳を澄ませ、自らの記憶のかけらから生み出したコレクション。

■マメ クロゴウチ 24年初夏 コレクション Curated Rails For ドーバー ストリート マーケット ギンザ
日程:2月2日〜(終了時期未定)
時間:11:00〜20:00
場所:ドーバー ストリート マーケット ギンザ 2階
住所:東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ⻄館

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東急不動産が進める「生物多様性」が軸の街づくり 都心で人と生き物、植物をつなぐ

渋谷を中心に都市開発を進める大手デベロッパーの東急不動産は“環境先進企業”を掲げ、「脱炭素社会」「循環型社会」「生物多様性」を重点課題としている。中でも、業界で先進的に取り組むのが生物多様性の保全だ。都心地域の植生を保持し、人と生き物、そして植物が共生する街づくりを進めている。持ち株会社である東急不動産ホールディングスでは2023年、国内不動産業として初めて自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、以下TNFD)レポートを公開し、事業におけるネイチャーポジティブへの貢献を示した。なぜ街づくりにおいて「生物多様性」が必要なのか。TNFDレポートで評価された内容や事例をもとに、サステナビリティ推進部の松本恵・担当部長に取り組みの背景について聞く。

「東急プラザ表参道原宿」開業以降、
渋谷圏内の生物多様性の回復に貢献

TNFDレポートの分析では、同社が保有する39施設の緑地面積の増加により、2012年以降の東急グループが定める渋谷駅から半径約2.5kmのエリア「広域渋谷圏」における物件建設前後の生物多様性再生効果が上昇していることが分かった。これは同エリアの渋谷区商業地域の平均を上回る数値になる。その一例が同年に開業した東急プラザ表参道原宿だ。商業と自然の共存がコンセプトの大規模な屋上庭園「おもはらの森」は開業時に大きな話題となった。鳥や虫が好む樹木を配し、ケヤキやイロハモミジといった日本在来の植物を選び、野鳥が水を飲んで水浴びできるバードバスも設置。近所の小学校とは鳥の巣箱を作る出張授業を行うなど、次世代に向けて生物多様性の重要性を発信する。毎年鳥類と昆虫類のモニタリング調査を行い、生き物の生息・飛来状況の変化を把握し、緑化を進めるなど、生態系にポジティブインパクトを与えている。

サステナブルな設計で森林につながりを持つ
「フォレストゲート代官山」

23年に開業したフォレストゲート代官山は、「緑・環境サステナブル」などのライフスタイルを提案する商業・住宅・シェアオフィスなどの複合施設だ。同社の日本の森林を守る「緑をつなぐプロジェクト」が保全する対象である岡山県西粟倉村の木材を建材に利用した緑豊かな空間は生物多様性に配慮している。建築家の隈研吾が設計したMAIN棟は、小箱を積み上げたようなナチュラルな木目の外観デザインが特徴的だ。サステナブルな生活体験を提供するTENOHA棟の六角形の木造建物は、解体して組み直すことが可能な設計になっている。屋上には菜園があり、収穫物は入居店舗で利用するなど、館内で循環の実現を図っている。さらに食物廃棄物を利用したメタン発酵から生まれた電力の利用にも着手している。来館者がサステナブルなコンセプトを体感しながら、考えるきっかけを提供したいと考えている。

「自然資本そのものが、事業の根幹」

同社が環境ビジョンの基本理念を策定したのは1998年にさかのぼる。2021年には、持ち株会社である東急不動産ホールディングスが2030年に向けた長期ビジョン「GROUP VISION 2030」を発表し、現在、グループ全体で全社方針として「環境経営」を掲げて取り組みを推進している。「企業の持続的な成長のためには、個人を支える社会、その社会を支える地球環境、それぞれに対して価値を創造し続けることが重要。中でも、生活や経済活動を支える基盤の環境を守ることは最も大事で、ここに注力しなければ、個人や社会も存続できない」と松本部長は語る。

松本部長に「生物多様性」に取り組む重要性を聞くと、「当社は、北海道ニセコのスキー場や沖縄のリゾートホテルまで全国でリゾート事業を展開している。海や山といった豊かな自然資本そのものが、事業の根幹という意識。また、都市のまちづくりで緑化を取り入れることは、建物を利用する上で魅力や癒しにつながる。例えば、オフィスの緑化はワーカーのストレス軽減や生産性の向上にもよい影響となると考えている。サステナブルな視点での先進的な提案は、都市開発の魅力につながる」と話す。

TNFDレポートから見えた新たな課題は?
理想の街づくりとは?

同社グループのTNFDレポートは、自然資本への「依存」と「インパクト」を大きなテーマとしてまとめられている。企業の活動が、その土地や地域にどれほどの影響を与えるのか。また、建築資材などでの調達が自然にどれほど依存しているのか。自然資本への影響を把握することは、持続的な事業活動のために不可欠であるとの考えがある。

「脱炭素や気候変動が先行して環境の意識が高まった感があるが、これからは生物多様性の重要性が高まるだろう。難しさはあるが、まちづくりを通じて、自然をどう回復させるかを実現できるかが一層求められる。環境への取り組みは私たちの強みなので、いろんなステークホルダーと新しい取り組みを進めるきっかけにもなりえるのでは」と松本部長。今春には原宿の神宮前交差点に商業施設「東急プラザ原宿 ハラカド」、夏には「渋谷サクラステージ(SHIBUYA SAKURA STAGE)」の開業を控えている。「買い物もスマホで簡単にできる時代。魅力ある街には、その場所にどうしても行きたくなる動機が必要。これからも『住む』『過ごす』『働く』という街の機能の魅力を更に高めていく。その上で、持続可能な街作りには環境への取り組みが重要な基盤だと考えている」。

TEXT : RIE KAMOI
問い合わせ先
東急不動産問い合わせフォーム
https://www.tokyu-land.co.jp/contact/

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東急不動産が進める「生物多様性」が軸の街づくり 都心で人と生き物、植物をつなぐ

渋谷を中心に都市開発を進める大手デベロッパーの東急不動産は“環境先進企業”を掲げ、「脱炭素社会」「循環型社会」「生物多様性」を重点課題としている。中でも、業界で先進的に取り組むのが生物多様性の保全だ。都心地域の植生を保持し、人と生き物、そして植物が共生する街づくりを進めている。持ち株会社である東急不動産ホールディングスでは2023年、国内不動産業として初めて自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、以下TNFD)レポートを公開し、事業におけるネイチャーポジティブへの貢献を示した。なぜ街づくりにおいて「生物多様性」が必要なのか。TNFDレポートで評価された内容や事例をもとに、サステナビリティ推進部の松本恵・担当部長に取り組みの背景について聞く。

「東急プラザ表参道原宿」開業以降、
渋谷圏内の生物多様性の回復に貢献

TNFDレポートの分析では、同社が保有する39施設の緑地面積の増加により、2012年以降の東急グループが定める渋谷駅から半径約2.5kmのエリア「広域渋谷圏」における物件建設前後の生物多様性再生効果が上昇していることが分かった。これは同エリアの渋谷区商業地域の平均を上回る数値になる。その一例が同年に開業した東急プラザ表参道原宿だ。商業と自然の共存がコンセプトの大規模な屋上庭園「おもはらの森」は開業時に大きな話題となった。鳥や虫が好む樹木を配し、ケヤキやイロハモミジといった日本在来の植物を選び、野鳥が水を飲んで水浴びできるバードバスも設置。近所の小学校とは鳥の巣箱を作る出張授業を行うなど、次世代に向けて生物多様性の重要性を発信する。毎年鳥類と昆虫類のモニタリング調査を行い、生き物の生息・飛来状況の変化を把握し、緑化を進めるなど、生態系にポジティブインパクトを与えている。

サステナブルな設計で森林につながりを持つ
「フォレストゲート代官山」

23年に開業したフォレストゲート代官山は、「緑・環境サステナブル」などのライフスタイルを提案する商業・住宅・シェアオフィスなどの複合施設だ。同社の日本の森林を守る「緑をつなぐプロジェクト」が保全する対象である岡山県西粟倉村の木材を建材に利用した緑豊かな空間は生物多様性に配慮している。建築家の隈研吾が設計したMAIN棟は、小箱を積み上げたようなナチュラルな木目の外観デザインが特徴的だ。サステナブルな生活体験を提供するTENOHA棟の六角形の木造建物は、解体して組み直すことが可能な設計になっている。屋上には菜園があり、収穫物は入居店舗で利用するなど、館内で循環の実現を図っている。さらに食物廃棄物を利用したメタン発酵から生まれた電力の利用にも着手している。来館者がサステナブルなコンセプトを体感しながら、考えるきっかけを提供したいと考えている。

「自然資本そのものが、事業の根幹」

同社が環境ビジョンの基本理念を策定したのは1998年にさかのぼる。2021年には、持ち株会社である東急不動産ホールディングスが2030年に向けた長期ビジョン「GROUP VISION 2030」を発表し、現在、グループ全体で全社方針として「環境経営」を掲げて取り組みを推進している。「企業の持続的な成長のためには、個人を支える社会、その社会を支える地球環境、それぞれに対して価値を創造し続けることが重要。中でも、生活や経済活動を支える基盤の環境を守ることは最も大事で、ここに注力しなければ、個人や社会も存続できない」と松本部長は語る。

松本部長に「生物多様性」に取り組む重要性を聞くと、「当社は、北海道ニセコのスキー場や沖縄のリゾートホテルまで全国でリゾート事業を展開している。海や山といった豊かな自然資本そのものが、事業の根幹という意識。また、都市のまちづくりで緑化を取り入れることは、建物を利用する上で魅力や癒しにつながる。例えば、オフィスの緑化はワーカーのストレス軽減や生産性の向上にもよい影響となると考えている。サステナブルな視点での先進的な提案は、都市開発の魅力につながる」と話す。

TNFDレポートから見えた新たな課題は?
理想の街づくりとは?

同社グループのTNFDレポートは、自然資本への「依存」と「インパクト」を大きなテーマとしてまとめられている。企業の活動が、その土地や地域にどれほどの影響を与えるのか。また、建築資材などでの調達が自然にどれほど依存しているのか。自然資本への影響を把握することは、持続的な事業活動のために不可欠であるとの考えがある。

「脱炭素や気候変動が先行して環境の意識が高まった感があるが、これからは生物多様性の重要性が高まるだろう。難しさはあるが、まちづくりを通じて、自然をどう回復させるかを実現できるかが一層求められる。環境への取り組みは私たちの強みなので、いろんなステークホルダーと新しい取り組みを進めるきっかけにもなりえるのでは」と松本部長。今春には原宿の神宮前交差点に商業施設「東急プラザ原宿 ハラカド」、夏には「渋谷サクラステージ(SHIBUYA SAKURA STAGE)」の開業を控えている。「買い物もスマホで簡単にできる時代。魅力ある街には、その場所にどうしても行きたくなる動機が必要。これからも『住む』『過ごす』『働く』という街の機能の魅力を更に高めていく。その上で、持続可能な街作りには環境への取り組みが重要な基盤だと考えている」。

TEXT : RIE KAMOI
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イタリア発「プッチ」がヨガ カプセルコレクションを2月上旬に発売

「プッチ」が2月上旬に発売するヨガ カプセルコレクション

イタリア発のブランド「プッチ(PUCCI)」は2月上旬、ヨガ カプセルコレクションを発売する。

アイコニックな“マルモ プリント”をブルートーンで表現したもので、軽量でストレッチ性のある“エコ ライクラ”を用いたトップスやレギンス、ビキニセットをはじめ、ヨガマットやブランケット、水筒までラインアップする。

カミーユ・ミチェリ(Camille Miceli)アーティスティック・ディレクターは、「私の人生はヨガによって大きく変わった。ヨガはバランスをもたらし、私はヨガを日々の拠り所としている。ヨガは心と体をつなぐ最良の方法の一つだ」と話す。

PHOTOS : MAXIME BONY

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イタリア発「プッチ」がヨガ カプセルコレクションを2月上旬に発売

「プッチ」が2月上旬に発売するヨガ カプセルコレクション

イタリア発のブランド「プッチ(PUCCI)」は2月上旬、ヨガ カプセルコレクションを発売する。

アイコニックな“マルモ プリント”をブルートーンで表現したもので、軽量でストレッチ性のある“エコ ライクラ”を用いたトップスやレギンス、ビキニセットをはじめ、ヨガマットやブランケット、水筒までラインアップする。

カミーユ・ミチェリ(Camille Miceli)アーティスティック・ディレクターは、「私の人生はヨガによって大きく変わった。ヨガはバランスをもたらし、私はヨガを日々の拠り所としている。ヨガは心と体をつなぐ最良の方法の一つだ」と話す。

PHOTOS : MAXIME BONY

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「ゲラン」が92%天然由来成分を配合した“艶密”ハニーリップオイルを発売

「ゲラン(GUERLAIN)」は2月1日、リップシリーズ“キスキス ビー グロウ”から、92%天然由来成分を配合したリップオイル“キスキス ビー グロウ オイル”(全6色、各4950円)を発売する。

リップオイル“キスキス ビー グロウ オイル”は、「ゲラン」のエイジングケアライン“アベイユ ロイヤル”にも含まれている修復力の高い希少なコルシカハニー、コラーゲンの生成を促すプロポリス、潤いを与えるロイヤルゼリーの3つのハチ由来成分を配合し、ケアしながら艶めく“濃密”な唇に仕上げる。カラーは繊細でシアーな発色のピンクやレッド、オレンジ、プラムなどの全6色。唇のpHに反応して色付くエオシンにより、自然な血色感が長時間持続する。

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ショコラとコニャックのマリアージュ ミシュラン三つ星「ロオジエ」と創業300周年「レミーマルタン」がコラボ

コニャックの代表格「レミーマルタン(REMY MARTIN)」は今年、創業300周年を迎えた。アニバーサリーイヤーを祝う第一弾として、東京・銀座のミシュラン三つ星レストラン「ロオジエ(L’OSIER)」とコラボレーションした特別メニューが登場する。2月1日から3月14日まで「ロオジエ」が提供するコースで、同レストランが誇る“ショコラデゼール”と“レミーマルタン XO以下、XO”のペアリングが楽しめるというものだ。コースの最後を彩るデザートに“ショコラデゼール”を選ぶと、適度な温度に冷やされた「レミーマルタン」コレクションの頂点に立つ“XO”がグラスで提供される。“ショコラデゼール”にも “XO”を使用したジュレやエスプーマ(泡)が添えられており、こだわり抜いたカカオと最高峰のコニャックのマリアージュを楽しむことができる。

「レミーマルタン」は、大手コニャックメゾンの中で唯一、葡萄栽培農家兼ワイン醸造家をルーツとしており、3世紀にわたりコニャック地方の伝統と優れた製造技術がセラーマスターたちにより受け継がれている。ブランドのアイコンは、人間と自然の調和を象徴するケンタウロス。“地を足に、頭上の星をめざす”ケンタウロスは、ブランドの情熱や独創性、勇敢さを表すエンブレムとして、全てのボトルに施されている。また、「レミーマルタン」では、ボトル素材に再生ガラスを使用するなど地球環境への環境を最小限に抑える取り組みを行っている。

1973年に創業したフレンチレストラン「ロオジエ」は、料理、サービス、空間全てにおいて最高峰を目指し、日本とフランスの食材を独自の感性で組み合わせた繊細な味とテクスチャーが特徴の料理を提供している。エグゼクティブシェフは、2005年に「ピエール・ガニェール・ア・東京(PIERRE GAGNAIRE A TOKYO)」の総料理長として来日したオリヴィエ・シェニョンが13年に就任。「ミシュランガイド東京2019」から6年連続で三つ星を獲得している。

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「ハンティング・ワールド」の新プロジェクトがスプリングコレクションを発売 ポップアップも

デサントジャパンが監修するハンティング・ワールドの新プロジェクト「ハンティング・ワールド クラフティッド・バイ・デサントラボ(HUNTING WORLD CRAFTED BY DESCENTE.LAB )」は、2月2日にスプリングコレクションを発売する。エストネーション大阪店でポップアップを開催するほか、「ハンティング・ワールド」公式オンラインストアと帝国ホテル店、デサント ブラン(DESCENTE BLANC)代官山2階、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)六本木ヒルズ店、ロフトマンコープイーマ(LOFTMAN COOP E-MA)、ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)などで取り扱う。

コレクションテーマは “AUTHENTICITY MEETS TECHNICAL INNOVATION.”(オーセンティックとテクニカルによる革新の出会い)。リアルレザーのような表情を持つシェルジャケット、本コレクションのために開発した高機能積層不織布を使用したエコフレンドリーなオールウェザーシェルコート、ウエア全体を二枚生地で重ねた高級感のある無双仕立てのポロシャツなどをラインアップ。素材開発からこだわり、ミニマムなデザインと調和させた。

3月にはプロジェクト初のオリジナルバッグを発売予定。「ハンティング・ワールド」のアイコンバッグ“キャリーオール”を「デサント」のフィルターを通し再解釈し新たに開発した。

■「ハンティング・ワールド クラフティッド・バイ・デサントラボ」ポップアップ
日程:2月2〜14日
時間:11:00〜21:00
場所:エストネーション大阪店
住所:大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 ショップ&レストラン南館 1階

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日本が誇る“JAXURY”を世界へ発信 パレスホテル東京で踏み出した第一歩

パレスホテル東京は2月29日まで、日本ならではの上質な商品やサービスを体験できる期間限定の宿泊プラン“ジャクシュアリー ステイ”を提供している。“ジャクシュアリー(JAXURY)”とは、ジャパンとラグジュアリーを組み合わせた造語だ。ルームウエアや化粧品、インテリア、家電など、日本発の19ブランドの商品をオプションとして備え付け、特別な滞在体験と共に日本発のラグジュアリーの魅力を発信する。

このほど、パレスホテル東京で一部のメディア向け内覧会が開かれた。部屋のタイプは、都心のパノラマが楽しめるバルコニー付きのデラックスツインまたはツインタイプから選べ、2名1泊で14万5000円から(朝食付き)。1日1室限定。室内では「ソニー」の有機ガラス管の“グラスサウンドスピーカー”が美しい音を奏で、杉材のフレームを菊の花の形にかたどった「タイムアンドスタイル」のランプが柔らかく照らす。ソファには京都の西陣織の老舗・細尾の生地を使用したクッションを、ベッドには天保元年創業の寝具メーカー・イワタの最高級枕を備え付けた。アメニティーグッズはコーセーの「コスメデコルテ」の最高級ライン“AQ”のヘアケアや「SHISEIDO」のスキンケアグッズなどがそろう。特典として、ホテル各所のラウンジバーでサントリーの希少なウイスキー“山崎 12年 シングル”を楽しめる。

提供するのは、いずれも23年の「ジャクシュアリー アワード」で入賞したブランドの商品だ。同アワードは、重松理ユナイテッドアローズ名誉会長をはじめファッション業界人や学者、文化人らで組織するJAXURY委員会と、講談社の女性向けライフスタイル誌「フラウ(FRAU)」内のJAXURY編集部の共催により、21年からスタート。ファッションや美容、インテリア雑貨や宿泊や飲食などモノ・コトを問わず、“クラフトマンシップ”“感性”“本来感”“唯一無二”など10項目の独自基準に照らして審査し、世界に発信する価値のあるジャパンブランドを発掘・支援している。なおパレスホテル東京は第1回から3年連続で受賞した。今回の宿泊プランは、JAXURY委員会と編集部、パレスホテル東京の3者が手を携えて企画した。

日本の美意識が生み出す
時代の求める“ラグジュアリー”

アワードと連動する形で「フラウ」は毎春、受賞ブランドにフォーカスした特集号を発行している。講談社の吉岡久美子JAXURY編集長は「多くの人が想像するラグジュアリーといえば、目のくらむような、圧倒されるようなきらびやかさ。だが今の時代に求められる豊かさとは、必ずしもそれだけではないはず。例えば、本物だけが漂わせるようなオーセンティシティー(普遍性、本来性)や、それに触れることで本当の自分でいられるような心地よさ。自然と調和しながら長い歴史と共に積み上げた日本の美意識こそがまさに、今求められている“ラグジュアリー”ではないか。その価値を発信していくべきだ」と話す。

訪日客が増加する今を、ジャパン・ラグジュアリーの本質と魅力を世界に広める好機と捉える。ホテルステイの優雅な時間の中で、日本の優れたモノ・コトを「体験価値」として提供する今回の宿泊プランは、その第一歩となる試みだ。JAXURY委員会理事で美容ジャーナリスト・エッセイストの齋藤薫氏は、日本古来の文化である「茶の湯」を引き合いに出し、「モノだけでなく、空間と時間を含めた3次元で人を包み込み、癒し、多幸感を与える。そんな日本の文化と『美の力』を広める草の根運動に、今後も継続して取り組んでいきたい」と語る。

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「ナイキ」が大阪・心斎橋に新店舗オープン シューレースとデュブレの店舗限定発売も

「ナイキ(NIKE)」は、大阪府・心斎橋エリアにナイキ心斎橋(NIKE SHINSAIBASHI)をオープンした。

同店は、スポーツに取り組む幅広い世代の顧客に向けた商品、サービスの提供を目指し、ウィメンズおよびメンズ、キッズラインのアパレルからシューズまで取り扱う。オープンを記念し、ナイキ心斎橋限定の“オオサカ”モチーフのシューレース、靴紐の装飾タグであるデュブレの販売を予定する。

◾︎ナイキ心斎橋
営業時間:11:00〜21:00
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-4-19

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「ルイ・ヴィトン」の親会社、23年度は9%増収 ラグジュアリーグッズ需要の“正常化”を受けて減速するも堅調

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2023年12月期決算は、売上高が前期比8.8%増の861億5300万ユーロ(約13兆8706億円)、営業利益は同7.4%増の225億6000万ユーロ(約3兆6321億円)、純利益は同7.7%増の151億7400万ユーロ(約2兆4430億円)だった。

部門別の売上高では、主要事業のファッション・レザーグッズ部門が同9.1%増の421億6900万ユーロ(約6兆7892億円)だった。スターブランドの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と「ディオール(DIOR)」をはじめ、「セリーヌ(CELINE)」「フェンディ(FENDI)」「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」「ロエベ(LOEWE)」「リモワ(RIMOWA)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「ベルルッティ(BERLUTI)」など、いずれのブランドも引き続き好調で売り上げに寄与した。一方で、同25.0%増と記録的な好業績だった22年度と比較すると成長率は落ち着きを見せており、ラグジュアリーグッズの需要が世界的に“正常化”していることを裏付ける結果となった。

免税店のDFSや化粧品のセレクトショップ、セフォラ(SEPHORA)などを運営するセレクティブ・リテール部門は、同20.4%増の178億8500万ユーロ(約2兆8794億円)と非常に好調だった。販売網を強化したセフォラは主に北米、欧州、中東で大きく成長。DFSは、香港やマカオを中心とした海外旅行客の増加が売り上げを後押しした。

「ティファニー(TIFFANY & CO.)」「ブルガリ(BVLGARI)」「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」が引き続き堅調だったウオッチ&ジュエリー部門は同3.0%増の109億200万ユーロ(約1兆7552億円)、香水&コスメティクス部門は同7.1%増の82億7100万ユーロ(約1兆3316億円)だった。

ワイン&スピリッツ部門は、シャンパン事業が欧州や日本で好調だったものの、北米市場におけるマクロ経済の悪化を相殺するには至らず、同7.0%減の66億200万ユーロ(約1兆629億円)だった。

地域別の売上高を見ると、フランスが同12.5%増、フランスを除く欧州が同11.2%増、日本は同16.1%増、日本を除くアジア太平洋地域は同11.7%増といずれも2ケタ成長だった。一方、米国は同1.0%増と微増にとどまった。

ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者は、「23年も世界は経済的・地政学的な課題に直面していたが、当社の傘下メゾンの比類のない魅力や購買意欲を喚起する能力のおかげで、素晴らしい業績を上げることができた。各事業の相互補完性や地理的な多様性に基づいた当社の成長戦略は、イノベーションを促し、質の高いデザインや一流のリテーリングを可能にしている。(世界情勢が)不透明な中、24年も引き続き慎重に、しかし自信を持って事業を進めていく」と語った。

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“ポロベア ウォッチ”の新作は赤いベルベットジャケットを着用 旧正月を祝して

旧正月を祝した新作の“ポロベア ウォッチ”

「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」は2月10日、旧正月を祝して、新たな“ポロベア ウォッチ”を発売する。価格は26万5100円で、50個限定。

機械式自動巻きで、ケースはステンレス製。38mmのラウンド型だ。太めのアラビア数字のインデックスは光沢のあるブラックで、グログランシルクストラップも黒。

文字盤に3Dで表現したポロベアは、幸運の色とされる赤いベルベット製のスモーキングジャケットに身を包む。また、右手には新年の繁栄と健康を象徴する金の龍をあしらった3つの封筒を持つ。

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“ポロベア ウォッチ”の新作は赤いベルベットジャケットを着用 旧正月を祝して

旧正月を祝した新作の“ポロベア ウォッチ”

「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」は2月10日、旧正月を祝して、新たな“ポロベア ウォッチ”を発売する。価格は26万5100円で、50個限定。

機械式自動巻きで、ケースはステンレス製。38mmのラウンド型だ。太めのアラビア数字のインデックスは光沢のあるブラックで、グログランシルクストラップも黒。

文字盤に3Dで表現したポロベアは、幸運の色とされる赤いベルベット製のスモーキングジャケットに身を包む。また、右手には新年の繁栄と健康を象徴する金の龍をあしらった3つの封筒を持つ。

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「ルイ・ヴィトン」、ジャック・キャヴァリエが香水の原料植物についてまとめた書籍を発売

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メゾンのインハウス・マスター・パフューマーのジャック・キャヴァリエ・ベルトリュード(Jacques Cavallier Belletrud)が手掛けた書籍「パフューム アトラス(A Perfume Atlas)」を発表した。フランス国内の一部店舗で2月2日(現地時間)に発売する予定。発行元はテームズ・アンド・ハドソン(THAMES & HUDSON)で、価格は160ユーロ(約2万5000円)。また同日、原料から抽出した香料入りの小瓶45本と書籍を収めた“パフューム アトラス・エクスクルーシブセット”を5000ユーロ(約79万円)で発売する。国外は4月2日から販売する予定。

リミテッドエディションとなる同書籍は、キャヴァリエ=インハウス・マスター・パフューマーが約3年をかけて香水の香料となる植物についてまとめたもの。著者としてジャーナリストのライオネル・パイユ(Lionel Pailles)、イラストレーターのオーロール・ドゥ・ラ・モリネリ(Aurore de la Morinerie)、写真家のセバスチャン・ザネラ(Sebastien Zanella)と共に制作した。380ページにおよぶ本には、キーライム、ベチバー、ウードなどの香料植物について書かれている。キャヴァリエ=マスター・パフューマーは、これらの植物が詩的なビジョンをもたらし、メゾンのクリエーションに助けになっていると考えている。今回のプロジェクト開始時のインスピレーション源について、「原料への愛、自然を讃えること。そして素晴らしい素材を与えてくれる自然に感謝することだ」と述べた。

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「ルイ・ヴィトン」、ジャック・キャヴァリエが香水の原料植物についてまとめた書籍を発売

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メゾンのインハウス・マスター・パフューマーのジャック・キャヴァリエ・ベルトリュード(Jacques Cavallier Belletrud)が手掛けた書籍「パフューム アトラス(A Perfume Atlas)」を発表した。フランス国内の一部店舗で2月2日(現地時間)に発売する予定。発行元はテームズ・アンド・ハドソン(THAMES & HUDSON)で、価格は160ユーロ(約2万5000円)。また同日、原料から抽出した香料入りの小瓶45本と書籍を収めた“パフューム アトラス・エクスクルーシブセット”を5000ユーロ(約79万円)で発売する。国外は4月2日から販売する予定。

リミテッドエディションとなる同書籍は、キャヴァリエ=インハウス・マスター・パフューマーが約3年をかけて香水の香料となる植物についてまとめたもの。著者としてジャーナリストのライオネル・パイユ(Lionel Pailles)、イラストレーターのオーロール・ドゥ・ラ・モリネリ(Aurore de la Morinerie)、写真家のセバスチャン・ザネラ(Sebastien Zanella)と共に制作した。380ページにおよぶ本には、キーライム、ベチバー、ウードなどの香料植物について書かれている。キャヴァリエ=マスター・パフューマーは、これらの植物が詩的なビジョンをもたらし、メゾンのクリエーションに助けになっていると考えている。今回のプロジェクト開始時のインスピレーション源について、「原料への愛、自然を讃えること。そして素晴らしい素材を与えてくれる自然に感謝することだ」と述べた。

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「ディオール」が人気アイパレットの新色発売 コーラルカラーとくすみカラーの2色

「ディオール(DIOR)」は2月9日、9色のアイシャドウパレット“バックステージ アイ パレット”(6710円)の新色2色を発売する。2月6日にブランド公式オンラインブティックで先行発売する。

“バックステージ アイ パレット”は重ねやすいカラーとさまざまな質感を組み合わせ、思いのままに目元を演出するカスタマイズ アイパレット。新たに加わるカラーは、ナチュラルな目元からトレンドのコーラル ルックまでを楽しめる“001 ヌード”と、上品なくすみカラーで繊細なスモーキー アイを演出できる“002 スモーキー”を用意した。

“ディオール バックステージ”は、ファッションショーや撮影現場のバックステージから生まれたライン。プロが仕上げたような美しさを簡単にかなえるアイテムをそろえる。

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【2024年バレンタイン】 「サボン」が“ジェントルマン”コレクションのキットを発売 パートナーとのシェアにも

「サボン(SABON)」は、シトラスウッディが香る“ジェントルマン”コレクションのキットを数量限定で発売した。“バスタイムキット ジェントルマン”(9460円)と“トラベルギフト ジェントルマン”(4950円)の2種類を用意する。

“バスタイムキット ジェントルマン”は、“シャワーオイル ジェントルマン”(400mL)と“ボディスクラブ ジェントルマン”(600g)の現品がギフトボックスに入ったもの。“トラベルギフト ジェントルマン”は、シャワーオイル300mLとボディスクラブ320gのほか、“フェイスポリッシャー ジェントルマン”(60mL)と“ポーチ ジェントルマン”を組み合わせる。

“ジェントルマン コレクション”は、洗練された紳士にふさわしい、清潔感あふれるシトラスウッディの香り。パートナーへのプレゼントにはもちろん、シェアにも最適だ。豊かな香りに包まれながら、“落としながら与える”「サボン」ならではのケアを楽しむことができる。

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【2024年バレンタイン】 「サボン」が“ジェントルマン”コレクションのキットを発売 パートナーとのシェアにも

「サボン(SABON)」は、シトラスウッディが香る“ジェントルマン”コレクションのキットを数量限定で発売した。“バスタイムキット ジェントルマン”(9460円)と“トラベルギフト ジェントルマン”(4950円)の2種類を用意する。

“バスタイムキット ジェントルマン”は、“シャワーオイル ジェントルマン”(400mL)と“ボディスクラブ ジェントルマン”(600g)の現品がギフトボックスに入ったもの。“トラベルギフト ジェントルマン”は、シャワーオイル300mLとボディスクラブ320gのほか、“フェイスポリッシャー ジェントルマン”(60mL)と“ポーチ ジェントルマン”を組み合わせる。

“ジェントルマン コレクション”は、洗練された紳士にふさわしい、清潔感あふれるシトラスウッディの香り。パートナーへのプレゼントにはもちろん、シェアにも最適だ。豊かな香りに包まれながら、“落としながら与える”「サボン」ならではのケアを楽しむことができる。

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60周年のジュン アシダ 芦田多恵デザイナーが父から受け継いだもの

「ジュン アシダ(JUN ADHISA)」と「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」を手掛けるジュン アシダは昨年、会社設立60周年を迎えた。これを記念して11月には、両ブランド初の合同ショーを東京・新宿の三角広場で開催した。「ブランドの過去と現在を示すショーにしたかった」と芦田多恵デザイナーは振り返る。

「ジュン アシダ」は、アーカイブを盛り込んだコレクションを見せた。「これまでの資料を見返すと、今でも古く感じない服がたくさんあった。父(故・芦田淳デザイナー)のタイムレスなデザインの魅力を伝えたくて、51点中21点をアーカイブで構成した」と芦田デザイナー。

象徴的なアイテムは、ジッパーの開閉で身頃などを取り外し、丈の長さやシルエットを変化できる“ジッパーシリーズ”だ。当時としては珍しいギミックだが、「気分やシーンに合わせて変えられる、父お気に入りのシリーズだった」という。そんなアイテムを、スタイリングの工夫と素材の変更で、トレンド感を盛り込んだ。ジッパーは、途中まで開けて肌見せに応用し、素材は動きやすさを考慮してソフトなものに変更。そのほかのアーカイブも、肩周りと袖周りをコンパクトに調整するなど、日常での着やすさを意識した。ショー冒頭では、冨永愛をはじめとしたモデル6人が白い舞台に立つ演出を実施。これも、過去のファッション写真のオマージュだという。

一方の「タエ アシダ」は、グローバルトレンドでもあるデニムアイテムを押し出した。一口にデニムと言ってもその表現は多様で、襟をフリルに見立てたブラウスや、同系色のレースをドッキングしたスカート、騙し絵風のプリントコートなど、実験的なアイテムもあり、芦田デザイナーの飽くなき探究心がうかがえた。

ショーでは、芦田淳デザイナーの半生を描いたCGアニメーションも披露し、ブランドの背景をまっすぐに伝えた。また、音楽プロデューサー小室哲哉やモデルの大平修蔵によるパフォーマンスも行った。

今後のビジョンについて聞くと、芦田デザイナーは「全くわからない」と笑った。「常に“今”を大事にしてきた。振り返れば父もそうだった。今やりたいことと、やるべきことを必死にやるだけ。時代がどうなるかは、誰にも分からないから」。

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60周年のジュン アシダ 芦田多恵デザイナーが父から受け継いだもの

「ジュン アシダ(JUN ADHISA)」と「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」を手掛けるジュン アシダは昨年、会社設立60周年を迎えた。これを記念して11月には、両ブランド初の合同ショーを東京・新宿の三角広場で開催した。「ブランドの過去と現在を示すショーにしたかった」と芦田多恵デザイナーは振り返る。

「ジュン アシダ」は、アーカイブを盛り込んだコレクションを見せた。「これまでの資料を見返すと、今でも古く感じない服がたくさんあった。父(故・芦田淳デザイナー)のタイムレスなデザインの魅力を伝えたくて、51点中21点をアーカイブで構成した」と芦田デザイナー。

象徴的なアイテムは、ジッパーの開閉で身頃などを取り外し、丈の長さやシルエットを変化できる“ジッパーシリーズ”だ。当時としては珍しいギミックだが、「気分やシーンに合わせて変えられる、父お気に入りのシリーズだった」という。そんなアイテムを、スタイリングの工夫と素材の変更で、トレンド感を盛り込んだ。ジッパーは、途中まで開けて肌見せに応用し、素材は動きやすさを考慮してソフトなものに変更。そのほかのアーカイブも、肩周りと袖周りをコンパクトに調整するなど、日常での着やすさを意識した。ショー冒頭では、冨永愛をはじめとしたモデル6人が白い舞台に立つ演出を実施。これも、過去のファッション写真のオマージュだという。

一方の「タエ アシダ」は、グローバルトレンドでもあるデニムアイテムを押し出した。一口にデニムと言ってもその表現は多様で、襟をフリルに見立てたブラウスや、同系色のレースをドッキングしたスカート、騙し絵風のプリントコートなど、実験的なアイテムもあり、芦田デザイナーの飽くなき探究心がうかがえた。

ショーでは、芦田淳デザイナーの半生を描いたCGアニメーションも披露し、ブランドの背景をまっすぐに伝えた。また、音楽プロデューサー小室哲哉やモデルの大平修蔵によるパフォーマンスも行った。

今後のビジョンについて聞くと、芦田デザイナーは「全くわからない」と笑った。「常に“今”を大事にしてきた。振り返れば父もそうだった。今やりたいことと、やるべきことを必死にやるだけ。時代がどうなるかは、誰にも分からないから」。

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「ゲラン」からプレミアムスキンケアの新ラインが登場 “輝きを放つ”美容液、クリームをラインアップ

「ゲラン(GUERLAIN)」は2月1日、プレミアムスキンケアの新ライン“オーキデ アンぺリアル ゴールドノビレ”を発売する。美容液“オーキデ アンぺリアル ゴールドノビレ ザ セロム”(30mL、9万7900円/リフィル8万3600円)と、クリーム“オーキデ アンペリアル ゴールドノビレ ザ クリーム”(50mL、9万7900円/リフィル8万3600円)の2品をラインアップする。

新ライン“オーキデ アンぺリアル ゴールドノビレ”は、肌において保湿効果や引き締め効果、抗炎症作用、抗菌作用が高く評価される黄金の蘭・ゴールドノビレオーキッドに着目。独自のプロセスで抽出した27種の分子に、ペプチド2種とビタミンC誘導体の有用成分を組み合わせた。さらに、共通成分として2種の酸化チタンマザーオブパールと粒子状の24Kゴールドを配合し“輝きを放つ”肌に仕上げる。

“オーキデ アンぺリアル ゴールドノビレ ザ セロム”は、天然由来成分95%配合の美容液で、滑らかで柔らかい使い心地が特徴。肌のキメを整えながらシミを目立ちにくくし、明るく透明感のある肌に導く。

“オーキデ アンペリアル ゴールドノビレ ザ クリーム”は、天然由来成94%配合のクリーム。脂質ベースの高濃度のスクワランやエモリエント成分、水性ベースの保湿成分4種配合で、肌に素早くなじみ保湿を促す。顔の曲線に沿って動かすことができる白翡翠のカッサ付き。

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好調浦和パルコに「医療モール」、コンセプトは”女性の未病”

浦和パルコは2月1日、パルコとして2番目となるコンセプト型医療モール「ウエルパ(WELPA)」を同館7階に開業する。2月14日までに、内科や歯科クリニック、薬局の3店舗を順次オープンする。「ウェルパ」の売り場面積は約800㎡。

浦和駅前の浦和パルコは、同じ建物の8階より上階に市立図書館やコミュニティセンターが入居するなど利便性の高さから、2007年の開業以来、安定的に成長を続けている。パルコ全館でも取扱高は、絶好調な渋谷パルコ、4万㎡の売り場面積を持つ名古屋パルコに次ぐ3番目で、都心部にある仙台パルコや福岡パルコを上回る。売り場面積は約3.3万㎡で、23年3〜11月期の取扱高は前年同期比10.2%増の209億円。「これまでの過去最高だったコロナ前の20年3月期を超えることが視野に入っている」(金子圭司・浦和パルコ館長)という。

「ウェルパ」は、パルコがプロデュースする女性のウェルネスにフォーカスしたコンセプト型医療モールで1号店を21年11月に心斎橋パルコにオープンしていた。浦和パルコの「ウェルパ」には、イーストメディカルクリニック(内科・消化器内科・乳腺外科・人間ドック・がん検診・健康診断)、千賀デンタルクリニック、調剤薬局のセルフケア薬局の3店舗に加え、定期的にセミナーを実施するイベントスペース、動画広告と連携した生理用ナプキンの無料提供サービス「オイテル(OiTr)」を提供する女性用個室トイレもある。

テナント開発やリーシングを担当する森田幸介執行役員は「医療クリニックは通常の物販テナントと異なり、中長期的な運営が前提となる」と語る。ただ、定期検診などの安定した集客にもつながり、特に浦和パルコは同じ建物に図書館やコミュニティセンターなど公共施設もあることから、「図書館に行って検診する、あるいは買い物のついでに検診に立ち寄るなど、顧客の利便性向上にもしっかりつながる」という。

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好調浦和パルコに「医療モール」、コンセプトは”女性の未病”

浦和パルコは2月1日、パルコとして2番目となるコンセプト型医療モール「ウエルパ(WELPA)」を同館7階に開業する。2月14日までに、内科や歯科クリニック、薬局の3店舗を順次オープンする。「ウェルパ」の売り場面積は約800㎡。

浦和駅前の浦和パルコは、同じ建物の8階より上階に市立図書館やコミュニティセンターが入居するなど利便性の高さから、2007年の開業以来、安定的に成長を続けている。パルコ全館でも取扱高は、絶好調な渋谷パルコ、4万㎡の売り場面積を持つ名古屋パルコに次ぐ3番目で、都心部にある仙台パルコや福岡パルコを上回る。売り場面積は約3.3万㎡で、23年3〜11月期の取扱高は前年同期比10.2%増の209億円。「これまでの過去最高だったコロナ前の20年3月期を超えることが視野に入っている」(金子圭司・浦和パルコ館長)という。

「ウェルパ」は、パルコがプロデュースする女性のウェルネスにフォーカスしたコンセプト型医療モールで1号店を21年11月に心斎橋パルコにオープンしていた。浦和パルコの「ウェルパ」には、イーストメディカルクリニック(内科・消化器内科・乳腺外科・人間ドック・がん検診・健康診断)、千賀デンタルクリニック、調剤薬局のセルフケア薬局の3店舗に加え、定期的にセミナーを実施するイベントスペース、動画広告と連携した生理用ナプキンの無料提供サービス「オイテル(OiTr)」を提供する女性用個室トイレもある。

テナント開発やリーシングを担当する森田幸介執行役員は「医療クリニックは通常の物販テナントと異なり、中長期的な運営が前提となる」と語る。ただ、定期検診などの安定した集客にもつながり、特に浦和パルコは同じ建物に図書館やコミュニティセンターなど公共施設もあることから、「図書館に行って検診する、あるいは買い物のついでに検診に立ち寄るなど、顧客の利便性向上にもしっかりつながる」という。

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【バックステージ】「エゴンラボ」2024-25年秋冬メンズ・コレクション

「エゴンラボ(EGONLAB.)」が2024-25年秋冬メンズ・コレクションを発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「レペット」と「ジャックムス」がコラボ ドーバー ギンザの期間限定ストアで発売

「レペット(REPETTO)」は、「ジャックムス(JACQUEMUS)」とコラボレーションしたシューズ“ジジ ジャックムス(Zizi Jacquemus)”を2月2〜12日「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(Dover Street Market Ginza)」にオープンする期間限定ストアで発売する。メンズとウィメンズを用意し、価格は8万8000円。数量限定でなくなり次第終了となる。

“ジジ ジャックムス”は、“Les Sculptures (彫刻)”と題した「ジャックムス」の新コレクションで、「レペット」のアイコンシューズである“ジジ(Zizi)”を新解釈して作られた。「ジャックムス」らしい幾何学的ディテールであるスクエアトゥのアッパーとサーキュラーヒールを加え、ユニークで遊び心溢れるデザインに仕上げた。カラーは白と黒の2種類を用意する。

■「レペット」期間限定ストア
期間:2月2〜12日
場所:ドーバー ストリート マーケット ギンザ4F
住所:東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館
時間:11:00〜20:00

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「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」が2024年シーズンの新アイテムを発売 食事がもたらすエネルギーがテーマ

「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」は、2月1日に2024年春夏シーズンの新アイテムを発売する(一部アイテムは2月15日発売)。今シーズンは、食事がもたらすエネルギーの相乗効果をテーマに、味覚から想像する色や形をデザインに落とし込んだ。ブランドらしいモチーフを、色鮮やかなプリントとカラーで取りそろえる。

2月は「甘み」がテーマ。“ターニップ&スピニッチ”は、野菜を動かしながら撮影した写真をプリントしたシリーズで、野菜の甘みを表現したカラーが特徴だ。ピンクはアカカンバを、グリーンはほうれん草をモチーフにしている。トップ(3万6300円)とチュニック(4万4000円)、カーディガン(6万3800円)、パンツ(5万5000円)、ワンピース(5万8300円)をラインアップする。

毎月発表する“マンスリー カラーズ”からは、甘みを想起させる色をテーマに、アイボリーやブラック、ブライトピンク、グリーン、チョコレートなどのカラーを用意した。トップ(2万5300円)とチュニック(3万3000円)、カーディガン(4万8400円)、コート(4万9500円)、パンツ(3万9600円)、ワンピース(4万4000円)が登場する。四角い袖にゆったりとした身幅のデザインで、肩の落ち感がリラックスしたムードを演出するアイテムをそろえた。

“クレープ ニット”は、プリーツを横編みの組織で表現したニットのシリーズで、ハイネックの長袖トップ(4万6200円)とハイネックの半袖トップ(5万600円)を用意した。カラーは、ブラックとライトブルー、チョコレートでそろえる。軽量であり、洗濯機で洗うことができる。

ひもで結ぶラップ型のアイテムをコーディネートしやすいベーシックなカラーでそろえる“ジャム”からは、ハイネック長袖トップ(2万6400円)とスカート(4万6200円)、コート(6万6000円)、ワンピース(4万4000円)、ジャンプスーツ(7万1500円)が登場する。カラーバリエーションは、アイボリーとブラック、ブルーだ。

2月15日発売の“キャンディー”シリーズは、キャンディーの包み紙のような腕や裾のフォームが特徴的だ。トップ(5万7200円)とパンツ(7万1500円)、ワンピース(7万1500円)を甘さを感じさせるブラックとキャメル、チョコレートで展開する。

問い合わせ先
イッセイミヤケ
03-5454-1705

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「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」が2024年シーズンの新アイテムを発売 食事がもたらすエネルギーがテーマ

「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」は、2月1日に2024年春夏シーズンの新アイテムを発売する(一部アイテムは2月15日発売)。今シーズンは、食事がもたらすエネルギーの相乗効果をテーマに、味覚から想像する色や形をデザインに落とし込んだ。ブランドらしいモチーフを、色鮮やかなプリントとカラーで取りそろえる。

2月は「甘み」がテーマ。“ターニップ&スピニッチ”は、野菜を動かしながら撮影した写真をプリントしたシリーズで、野菜の甘みを表現したカラーが特徴だ。ピンクはアカカンバを、グリーンはほうれん草をモチーフにしている。トップ(3万6300円)とチュニック(4万4000円)、カーディガン(6万3800円)、パンツ(5万5000円)、ワンピース(5万8300円)をラインアップする。

毎月発表する“マンスリー カラーズ”からは、甘みを想起させる色をテーマに、アイボリーやブラック、ブライトピンク、グリーン、チョコレートなどのカラーを用意した。トップ(2万5300円)とチュニック(3万3000円)、カーディガン(4万8400円)、コート(4万9500円)、パンツ(3万9600円)、ワンピース(4万4000円)が登場する。四角い袖にゆったりとした身幅のデザインで、肩の落ち感がリラックスしたムードを演出するアイテムをそろえた。

“クレープ ニット”は、プリーツを横編みの組織で表現したニットのシリーズで、ハイネックの長袖トップ(4万6200円)とハイネックの半袖トップ(5万600円)を用意した。カラーは、ブラックとライトブルー、チョコレートでそろえる。軽量であり、洗濯機で洗うことができる。

ひもで結ぶラップ型のアイテムをコーディネートしやすいベーシックなカラーでそろえる“ジャム”からは、ハイネック長袖トップ(2万6400円)とスカート(4万6200円)、コート(6万6000円)、ワンピース(4万4000円)、ジャンプスーツ(7万1500円)が登場する。カラーバリエーションは、アイボリーとブラック、ブルーだ。

2月15日発売の“キャンディー”シリーズは、キャンディーの包み紙のような腕や裾のフォームが特徴的だ。トップ(5万7200円)とパンツ(7万1500円)、ワンピース(7万1500円)を甘さを感じさせるブラックとキャメル、チョコレートで展開する。

問い合わせ先
イッセイミヤケ
03-5454-1705

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「オサジ」とミトサヤが協業 ハーブ香るヘア&ボディーケアアイテム4種

「オサジ(OSAJI)」は2月14日、自社で栽培する果樹や薬草、ハーブなどを用いたミトサヤ 薬草園蒸留所の蒸留酒“パスティーシュ”の香りを再現したヘア&ボディーケアアイテム4種を数量限定で発売する。

“パスティーシュ”は、ニガヨモギなど多数のハーブをベースに蒸留酒に香りづけしたフランス生まれのリキュール、アブサンの代替品として生み出されたパスティスを模倣した香りが特徴だ。

今回の商品は、フェンネルやクラリセージ、マジョラムのすっきりと爽やかなハーブ系に、濃厚な甘さのクローブやフルーティなみずみずしさを感じるベルガモットやオレンジ、華やかなワイルドローズを組み合わせた。ラベルデザインは、ミュージシャン・アーティストのサム・ゲンデル(Sam Gendel)による描き下ろしイラストを使用し、“パスティス”の色に似せた薄いブラウンボトルを採用している。

ラインアップは、アミノ酸由来の洗浄成分が頭皮の余分な皮脂や汚れを優しく洗い流す弱酸性のシャンプー(280mL、3300円)、尿素誘導体を配合したコンディショナー(280g、3300円)を用意。ボディーからは、3種の保湿成分がしっとりとした洗い上がりをかなえるボディソープ(280mL、3300円)、伸びの良いテクスチャーでうるおいベールがカサつきがちな肌をすばやく包み込むボディーミルク(280g、3300円)の2種をそろえている。

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オープン早々、3回転の大ヒット!鶏焼肉の進化系「にんにく鶏焼肉サン」に注目!

【記事のポイント】 ●今、大阪で最も注目の業態が、1月6日にオープンした「にんにく鶏焼肉サン」。オペレーションのプロであり、京橋の繫盛店「うなぎ串料理 う頂天」のThanks-Up吉野周作氏の新業態だ。「炭焼笑店 陽」、「鶏尽」、「沖縄SOULFOOD じゃむ」などヒット多数、業態開発のプロ、炭焼笑店 陽の行友裕二氏が業態開発に加わっている。
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ドーバー ギンザが「G-SHOCK」のインスタレーション 2月2日から

ドーバー ストリート マーケット ギンザが2月2日から3階ショーケースで行う「G-SHOCK」のインスタレーション

ドーバー ストリート マーケット ギンザは2月2日から、3階ショーケースで「G-SHOCK」のインスタレーションを行う。

「G-SHOCK」のベーシックモデルを再解釈する内容で、月毎にテーマを変える。第一弾はゴールド、シルバー、ブラックの3色にフォーカスする。

「G-SHOCK」は2023年に40周年を迎えた。

日程:2月2日〜
時間:11:00〜20:00
住所:東京都中央区銀座6-9-5

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ドーバー ギンザが「G-SHOCK」のインスタレーション 2月2日から

ドーバー ストリート マーケット ギンザが2月2日から3階ショーケースで行う「G-SHOCK」のインスタレーション

ドーバー ストリート マーケット ギンザは2月2日から、3階ショーケースで「G-SHOCK」のインスタレーションを行う。

「G-SHOCK」のベーシックモデルを再解釈する内容で、月毎にテーマを変える。第一弾はゴールド、シルバー、ブラックの3色にフォーカスする。

「G-SHOCK」は2023年に40周年を迎えた。

日程:2月2日〜
時間:11:00〜20:00
住所:東京都中央区銀座6-9-5

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クロムフリーの“すっぴん”レザー、「ビューティフルピープル」が発売

 「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は2024年春コレクションからクロム剤を使用しないクロムフリーのレザージャケットを発売している。

クロム剤は、一般的にクロムなめしとして、汚れや毛を落として皮を柔らかくし、皮の劣化を防ぐなめしの工程に使われる。短時間で原皮をなめすことができるため、効率的な手法として広く採用されているが、染色時に色がくすむという欠点がある。

今回発表したクロムフリーのレザーの最大の特徴は、なめされた下地のレザーは抜けるような白色に仕上がること。ゼオライトと呼ばれる物質を用いた新しい手法でなめすことにより、手間と時間をかけて下地の発色の良さを引き出した。

また、原料となるシープレザーが持つきめの細かさと強度、弾力を生かすべく、仕上げ剤も使用していない。素材本来の表情が引き立つ一方で、生体傷や部位による見え方の違い、染色による色むらなどもカバーされない特性を持つ。過度な摩擦や負荷がかかった場合は色落ちや移染の可能性、雨など水で濡れた際にはシミが発生するリスクも伴う。「ビューティフルピープル」は「人間に例えるならすっぴんの状態」と評し、「私たちにとっての高品質とは、素材ならではの魅力が最大限に活かされること。色落ちもキズも汚れもレザーにしかない経年変化として、『あなただけのエイジング』を楽しんでほしい」としている。

価格はライダースジャケットが11万円〜、カバンが5万5000円〜。

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米ヴォーグ出版社の社員、大規模リストラを受けスト決行 アカデミー賞ノミネート発表日に

ファッション誌「ヴォーグ(VOGUE)」や「ヴァニティ・フェア(VANITY FAIR)」「GQ」などを発行する米大手出版社コンデナスト(CONDENAST)の社員は1月23日(現地時間)、24時間にわたるストライキを決行した。オンラインストライキも実施し、読者に同社のデジタルコンテンツやSNSを閲覧しないよう呼びかけた。

背景には、2022年9月から労組と経営陣の間で契約交渉が難航していた中、23年11月に同社の最高経営責任者であるロジャー・リンチ(Roger Lynch)が、米国の社員の5%にあたるおよそ100人をリストラすると宣告したことがある。

ストの参加者らは、コンデナストの本社があるビルの外に、「アカデミー賞」の授賞式を模したレッドカーペットを用意し、その上を歩いて抗議した。この日は「アカデミー賞」ノミネートの発表日で、本来であれば多くの編集スタッフが関連記事などを執筆するはずだった。なお、英「ガーディアン(THE GUARDIAN)」の報道によれば、社員ら400人以上がストに参加したほか、抗議活動に賛同した女優アン・ハサウェイ(Ann Hathaway)が、同日に行われていた「ヴァニティ・フェア」の撮影現場を途中で退席したという。

また、コンデナストが擁する音楽メディア「ピッチフォーク・メディア(PITCHFORK MEDIA以下、ピッチフォーク)」では、社員の約半数が解雇され、組織自体が「GQ」に統合された。同社のチーフ・コンテンツ・オフィサー兼「ヴォーグ」編集長のアナ・ウィンター(Anna Wintour)が、この決定を伝えたという。「ピッチフォーク」の社員はX(旧Twitter)に、「アナ・ウィンターは解雇を告げるときでさえ、トレードマークのサングラスを外さなかった。上層部の無神経さには呆れるばかりだ」と投稿している。

同社の労組は、「ヴォーグ」「ティーン ヴォーグ(TEEN VOGUE)」「ヴァニティフェア」「GQ」「アリューア(ALLURE)」「グラマー(GLAMOUR)」「セルフ(SELF)」「コンデナスト トラベラー(CONDENAST TRAVELER)」「アーキテクチュラル ダイジェスト(ARCHITECTURAL DIGEST)」「エピキュリオス(EPICURIOUS)」「ボナペティ(BON APPETIT)」「コンデナスト エンターテインメント(CONDENAST ENTERTAINMENT)」の社員で組織されている。

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資生堂「バウム」がスキンケア刷新 肌効果があるヒノキに着目

資生堂のスキン&マインドブランド「バウム(BAUM)」は4月18日、スキンケアライン5品(化粧水、エッセンスオイル、乳液2種、クリーム)をリニューアルする。価格は据え置き。新たに、肌効果のあるヒノキに着目した成分を配合するほか、アルコール(エタノール)フリー処方を採用。スキンケアシリーズ共通の香り“ウッドランドウインズ”の香りをベースに、天然ヒノキの香りを調香した。

「バウム」は、ブランドの中心客層である2O代〜30代前半は「特定の肌悩みが顕在化していない世代」と捉えており、その中でもナチュラルスキンケアを好む人は、肌負担をかけずに肌をベストな状態に保ち、未来に向けて健やかな肌を育むことを求めているという。そこで、ブランドが考える「理想の肌」を実現するために、強度や調湿力、抗菌力や抗酸化力を兼ね備えるヒノキに着目。3年の期間を経て“ひのき水”に肌効果があることを見出した。“ひのき水”は、「バウム」が提携する住友林業の社有林で育ったヒノキから抽出。肌の貯水力を高めて潤いバランスを整えながら、乾燥や環境ダメージに負けない肌に導く。

サステナブルな循環を促進する取り組みでは、店頭で従前のオーク(ナラ)の苗木とともにヒノキの苗木を育てている。それを愛媛県新居浜市と住友林業、資生堂で協定を結び市有林の一部を借り受けた「BAUMオークの森」(四国地方)に植樹する計画で、最初の植樹は5月を予定する。

毎年2ケタ成長を維持

「バウム」は2020年6月に誕生。「樹木との共生」をテーマに、パラベンやシリコーン、合成着色料を使用せず、90%以上を自然由来の素材で構成したスキンケア、フレグランス、ハンド&ボディーケアなどをラインアップする。現在、主要都市を中心に百貨店やセミセルフで26店舗(内、免税店2店)を展開。男女比は2:8であるが男女カップルでシェアする人も多い。ギフト需要を取り込むほかリピート客も増加し、毎年2ケタ成長を続けている。

デビュー時はコロナ禍に見舞われたが、インフルエンサーを通じたSNS施策を中心に情緒的価値を訴求してきた。店頭では、香りをフックにコミュニケーションを広げ、ブランドが提唱する“森林浴美容”の体験を提供してきた。購入客の9割が香りを気に入っており「肌と心をととのえる、深呼吸しながらスキンケアをするという新しい習慣が根付いている」(カレメルアズサ「バウム」マネージャー)。木製家具メーカー「カリモク家具」と協業した木製パッケージも好評で「大切に使っていただくお客さまが多くレフィルの購入も目立つ」とスキンケアのリピーター客が多いという。

全体の売り上げシェアは、スキンケアカテゴリーと香りカテゴリーで半々であり「資生堂の中では珍しい」と述べる。「デビュー当初は価格帯から年齢層が高いお客さまを想定してたが、蓋を開けてみると若年層のお客さまから支持を集めていた。一方で昨年2月から販売する“アロマティック スリーピングマスク”をきっかけにブランドの知名度も広がり、40代のお客さまも取り込めている。今後、アンチエイジング商品のラインアップを拡充し、客層の幅を広げていきたい」と意気込む。

1月31日には、伊勢丹新宿本店本館地下2階のビューティアポセカリーに出店するほか、年内に複数店舗をオープンする計画だ。

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若手下着ブランドを支援する中国・上海「ヤングレーベルアワード2023」 日本から「ケープラスワンパーセント」が入賞

中国・上海で開催された下着、水着、アクティブウエアを展開するブランドが対象のコンテスト「ヤングレーベルアワード2023(以下、YLA)」で、サニタリーショーツを柱に展開するブランド「ケープラスワンパーセント(K+1%)」が3位に入賞した。同アワードを主催するのは、下着等の総合見本市「パリ国際ランジェリー展」や素材や資材展の「アンテルフィリエール」などを開催するユーロヴェットのアジア部門。18年から開催されている「YLA」は、デビューから10年以内のブランドが対象で、新しいブランドとビジネスパートナーとの出合いを提供している。審査員を務めるのは、下着・水着専門のコンサルティング会社コンセプトパリのジョス・ベリーCEO兼創設者や「ザ シェイプ オブ ザ シーズン(THE SHAPE OF THE SEASON)」のマチュー・ピネ創設者など6人。日本からは筆者が参加した。

「YLA」には、計8ブランドがエントリーした。審査の結果、1位は中国発「ル モンド プライベート( LE MONDE PRIVATE以下、ル モンド)」、2位に中国発「フォーベットフェロー(FOR BED FELLOW)」、3位に「K+1%」が選ばれた。1位の「ル モンド」は上質なシルク素材に繊細なリバーレースを合わせたヨーロピアンテイストのエレガントなランジェリー。セクシーさと着心地の良さを追求し、特別な時間を演出する下着を提案する。2位の「フォーベットフェロー」は、トレンドのカラーとユニークなカッティングを融合させ、着心地のいい下着や水着を展開するブランド。3位にランクインした日本発「K+1%」は、ファッション性を備えたサニタリーショーツを中心に、レギュラーショーツやソング、それらとコーディネートできるノンワイヤーブラを展開する。主販路は自社ECだが、百貨店でのポップアップイベントも積極的に行っており、海外見本市への出展もしている。

中国らしさを若い感覚で表現

入賞を逃したブランドにも光るものが見られた。印象的なのは、中国らしさを若い感覚で表現するブランドのクリエイションだ。「シルキンク(SILKINC)」はチャイニーズホロスコープに基づき、ウサギ柄やドラゴン柄のシルクラウンジウエアを展開。モダンなデザインに中国らしいストーリーを盛り込んでいる。「ルーナマイン(LUUNA MINE)」は、中国でラッキーモチーフの月をモチーフのプリントを中心にしている。「リファリファー(REFER REFER)」は中国の伝統衣装をまとった女性を刺しゅうしたノンワイヤーブラを提案している。コロナ前の19年にはなかった動きだ。これらを見ると、中国ブランドであることに誇りを持ち、そのアイデンティティーを携えて世界に挑戦しようとする中国若手デザイナーの意気込みを感じる。

第5回「YLA」は24年9月に開催を予定している。

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若手下着ブランドを支援する中国・上海「ヤングレーベルアワード2023」 日本から「ケープラスワンパーセント」が入賞

中国・上海で開催された下着、水着、アクティブウエアを展開するブランドが対象のコンテスト「ヤングレーベルアワード2023(以下、YLA)」で、サニタリーショーツを柱に展開するブランド「ケープラスワンパーセント(K+1%)」が3位に入賞した。同アワードを主催するのは、下着等の総合見本市「パリ国際ランジェリー展」や素材や資材展の「アンテルフィリエール」などを開催するユーロヴェットのアジア部門。18年から開催されている「YLA」は、デビューから10年以内のブランドが対象で、新しいブランドとビジネスパートナーとの出合いを提供している。審査員を務めるのは、下着・水着専門のコンサルティング会社コンセプトパリのジョス・ベリーCEO兼創設者や「ザ シェイプ オブ ザ シーズン(THE SHAPE OF THE SEASON)」のマチュー・ピネ創設者など6人。日本からは筆者が参加した。

「YLA」には、計8ブランドがエントリーした。審査の結果、1位は中国発「ル モンド プライベート( LE MONDE PRIVATE以下、ル モンド)」、2位に中国発「フォーベットフェロー(FOR BED FELLOW)」、3位に「K+1%」が選ばれた。1位の「ル モンド」は上質なシルク素材に繊細なリバーレースを合わせたヨーロピアンテイストのエレガントなランジェリー。セクシーさと着心地の良さを追求し、特別な時間を演出する下着を提案する。2位の「フォーベットフェロー」は、トレンドのカラーとユニークなカッティングを融合させ、着心地のいい下着や水着を展開するブランド。3位にランクインした日本発「K+1%」は、ファッション性を備えたサニタリーショーツを中心に、レギュラーショーツやソング、それらとコーディネートできるノンワイヤーブラを展開する。主販路は自社ECだが、百貨店でのポップアップイベントも積極的に行っており、海外見本市への出展もしている。

中国らしさを若い感覚で表現

入賞を逃したブランドにも光るものが見られた。印象的なのは、中国らしさを若い感覚で表現するブランドのクリエイションだ。「シルキンク(SILKINC)」はチャイニーズホロスコープに基づき、ウサギ柄やドラゴン柄のシルクラウンジウエアを展開。モダンなデザインに中国らしいストーリーを盛り込んでいる。「ルーナマイン(LUUNA MINE)」は、中国でラッキーモチーフの月をモチーフのプリントを中心にしている。「リファリファー(REFER REFER)」は中国の伝統衣装をまとった女性を刺しゅうしたノンワイヤーブラを提案している。コロナ前の19年にはなかった動きだ。これらを見ると、中国ブランドであることに誇りを持ち、そのアイデンティティーを携えて世界に挑戦しようとする中国若手デザイナーの意気込みを感じる。

第5回「YLA」は24年9月に開催を予定している。

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ファッションがアートを必要とするワケ(2024年1月22日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月22日号からの抜粋です)

村上:昨年11月のメディア特集を取材している中で、「GQ JAPAN」はリニューアル最初の特集でアートを取り上げ、「ハーパーズ バザー(HARPER'S BAZZAR)」もアート特別号に挑戦することを知りました。同じ頃にオープンした「カサロエベ表参道」では、パブロ・ピカソの作品がフツーに飾られているなど、アートがファッションと自然に融合。盛り上がりを感じました。

益成:もはや関心がなくても日常的にアートを目にするようになりました。現代アートは次世代富裕層のステータスシンボルになっていて、百貨店では外商の切り札商材になっています。ファッションは昔からアートにインスピレーションを受けてきましたが、最近の動きを取材してみて、改めてファッションはアートを必要としていると感じました。

相乗効果を求めながら発展できる

村上:そうですね。ブランドやメディアが社会課題に対するメッセージを発するとき、こうした問題へのメッセージを発信しているアートの力を借りたいというモチベーションが働くと教えてくれた、ハースト婦人画報社のニコラ・フロケ社長に納得しました。一方的なメッセージは堅苦しいけれど、現代アートと一緒だと共に考えるきっかけになるのでしょう。例えば私は色覚障がいを持つダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)が好きですが、彼の作品やコラボに触れることは、多様性について考えることと同じですよね。

益成:アートの視点が入ることで、ファッションは強いメッセージ性を持つことができます。ブランドとアーティストの取り組みが、より深まっていますね。

村上:自分と違う視点を与えてくれるブランドには、共感やリスペクトが集まります。そんな気づきをアートを経由して発信しているんです。特に社会的なメッセージは、若い層に刺さるよう。選択肢が多すぎてイエベ・ブルベや骨格診断を参考に服やコスメを選ぶ人が増えていますが、それはある意味“理詰め”の世界。「好きなものを、好きと言える」“自由”をアートの世界を通じて伝えている面もありそうです。

益成:ファッションは“売れる”という答えがないといけない。結果と答えが必要です。一方アートは答えがないものを探求し、物質以上の豊かさや気づきを与えます。アートは発信に限界がある一方で、ファッションはマスにリーチできます。相乗効果を求めながら、互いに発展していけると思います。

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「プーマ」とアーティスト空山基が再びコラボ “ロボットドラゴン”モチーフのスカジャンや“パレルモ”など全10型

「プーマ(PUMA)」は2月1日、アーティストの空山基とコラボレーションした“プーマ × ソラヤマ(PUMA×SORAYAMA)”コレクションを発売する。アパレル8型とシューズ2型を用意し、価格は1万5400〜6万500円。プーマストア 原宿キャットストリート・大阪、公式オンラインストア、公式アプリ、一部取扱い店舗で販売する。

コンセプトに“超現実的なフューチャリズム”を掲げ、2024年の辰年に敬意を表したさまざまなデザインが登場する。シューズは、“スパイレックス(Spirex)”(2万2000円)と“パレルモ(Palermo)”(1万9800円)をベースにシルバーのシンセティック素材を使用して、空山基の作品“ロボットドラゴン”のメタリックな質感を表現。アパレルは、スカジャン(6万500円)、トラックジャケット(2万7500円)、グラフィックフーディ(2万900円)、ウーブンパンツ(1万8700円)などをそろえ、トレンド感のあるゆったりとしたシルエットと“ロボットドラゴン”を組み合わせた。

アーティストの空山基は、1969年に中央美術学園を卒業、広告代理店勤務を経て72 年からフリーとなって以後、驚異的な写実力を武器に人体と機械の美を追求した作品で国内外に知られるようになる。その名を世に知らしめた「セクシーロボット」シリーズ(1978年〜)では、女性の人体美をロボットに取り込んだ表現で、その後のロボットのイメージ形成に大きな影響を与えた。99年、ソニーが開発したエンターテイメントロボット「AIBO」のコンセプトデザイン、2001年、世界的ロックバンド、 エアロスミスの「Just Push Play」(2001)のアルバムカバーを手掛け、23 年、The Weeknd 「After Hours Til Dawn Second Leg」グローバル・スタジアムツアーのステージに巨大な「セクシーロボット」が現れ大きな話題に。18 年、キム・ジョーンズ(Kim Jones)と手掛けた「ディオール(DIOR)」のメンズで大成功を収め、空山の精力的な活動はジャンルを超え多岐に渡る。

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