「ヴァセリン」に初のナイトクリーム レチノールや4種のヒアルロン酸を配合

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングは8月9日、ロングセラーブランド「ヴァセリン(VASELINE)」から、初の夜用ボディークリーム“セリン リペアクリーム ナイトケア”(280g、1628円※編集部調べ)を発売する。ボディーローションでは物足りないと感じる超乾燥肌ユーザーをターゲットに、保湿力に定評がある「ヴァセリン」ならではの夜間美容を提案する。

話題のレチノールに着目

商品の特徴は高い保湿力に加え、近年高い支持を集めるレチノールとヒアルロン酸を配合した点。寝具や衣服との摩擦や乾燥から肌を守り、しっかりと保湿しながら肌に潤いとハリ感を与える。パッケージは、ジャータイプで、落ち着きのあるネイビーとホワイトのコントラストでデザインしている。

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【2024クリスマスコフレ】「江原道」が“自分らしさ”を引き出すスペシャルボックスを発売

「江原道(KOH GEN DO)」は11月1日、“自分らしさ”とそこから放たれる“輝き”をテーマにした“ホリデーコレクション2024 スペシャルボックス”(8900円)を麻布本店サロンと公式オンラインストアで発売する。10月8日から予約受付を開始する。

2024年のトレンドカラーから導き出した“ビター&メロウ”なカラーアイテムと、この秋新発売の新メイクラインのアイテムをボックスに詰めた。大人のカラーメイクを楽しめる“ミネラル 3D アイシャドウ LYスパークル”や、肌を美しく引き立てる“スティックルージュ グロッシー カラーバーム タンジェリンオレンジ”など全4アイテムを楽しめる。

“ホリデーコレクション2024 スペシャルボックス”

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【2024クリスマスコフレ】「江原道」が“自分らしさ”を引き出すスペシャルボックスを発売

「江原道(KOH GEN DO)」は11月1日、“自分らしさ”とそこから放たれる“輝き”をテーマにした“ホリデーコレクション2024 スペシャルボックス”(8900円)を麻布本店サロンと公式オンラインストアで発売する。10月8日から予約受付を開始する。

2024年のトレンドカラーから導き出した“ビター&メロウ”なカラーアイテムと、この秋新発売の新メイクラインのアイテムをボックスに詰めた。大人のカラーメイクを楽しめる“ミネラル 3D アイシャドウ LYスパークル”や、肌を美しく引き立てる“スティックルージュ グロッシー カラーバーム タンジェリンオレンジ”など全4アイテムを楽しめる。

“ホリデーコレクション2024 スペシャルボックス”

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「エジュー」が阪急うめだ本店でポップアップを開催 スヌーピーの限定スマホアクセサリー4型

バッグ・スマホケースブランドの「エジュー(AJEW)」は8月7日から阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪で開催する「うめだスヌーピーフェスティバル2024 」でポップアップを実施する。

ポップアップではスヌーピーや仲間たちが描かれた特別モデルのスマホケースやショルダーストラップ、エアポッズ ケースを発売する。期間中、阪急うめだ本店で取り扱う。なお、阪急百貨店オンラインストアでは販売中だ。

スヌーピーや仲間たちが描かれた特別モデル

“スマホケース”(iPhone14Pro / 15 / 15Pro/9900円)は定番モデルの「カデナジップフォンケース」をベースにバイカラーをアクセントにしたスヌーピーフェスティバル2024限定の特別デザイン。また、マルチサイズ対応の“スマホケース”(1万1000円)も用意展開する。ポケットが多く搭載しておりいて、財布代わりとしても使えるモデルだ。

そのほかにもハート型の“エアポッズケース”(6050円)やバッグやスマホケースなど好きなところに付け加えられる“ショルダーストラップ” (6050円)などスヌーピーの世界観を感じさせるデザイン性と機能性を兼ね備えたラインアップだ。

ポップアップ概要

◾️「エジュー」「うめだスヌーピーフェスティバル2024 」

開催期間:8月7〜20日
場所:阪急百貨店うめだ本店 1階 コトコトステージ11
住所:大阪府大阪市北区角田町8番7号阪急百貨店うめだ本店

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「シピシピ」ベストセラーのラメライナーが刷新 昨年冬の限定色“スノーピンク”が定番色に

「シピシピ(CIPICIPI)」は8⽉9⽇、ロングセラーのラメライナー“グリッターイルミネーションライナー”をリニューアル発売する。カラーは定番6色と限定1色の全7色で、価格は1320円だ。3日には、東京のL.Biz日本橋ビルで開催するレインメーカーズの合同ポップアップイベント「レインメーカーズ 夏祭り 2024」で先行販売を行う。

保湿力アップ&新色が追加

進化した“グリッターイルミネーションライナー S”は、保湿⼒がアップしたことでよれにくく、付けたての美しい仕上がりを長時間キープする。パッケージデザインは、キャップの⻑さや持ちやすさはそのまま、にぎりやすく安定してラメを塗布できるように、少し太めのボトルを採用した。

カラーは、シルバーグリッターがきらめく新色“バニラムーン“が加わるほか、2023年12⽉に販売した“スノーピンク”も仲間入りする。また、透明感のあるホロと⼩さめのシルバーラメを配合した限定⾊“ユニコーンラベンダー”も用意した。

限定のクッションファンデが定番化

8月23日には、限定で販売していたクッションファンデーション“フィットスキンクッション”[SPF50+・PA+++]のミニサイズ(全3色、各1540円)が定番商品となって登場する。素肌そのものが美しくなったような“フィルター肌”に仕上げ、高密着処方で崩れにくい。ミニサイズは、ポーチに入れても持ち運びやすいコンパクトな大きさだ。

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ZOZOは4〜6月の経常利益が0.3%減、「早い夏」の影響じわり

「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の24年4〜6月決算は、商品取扱高(その他のGMVを除く)が前年同期比7.5%増の1326億円、売上高が同9.8%増の503億円、営業利益は0.2%増の158億円、経常利益は0.3%減の158億円、純利益は0.8%減の111億円だった。利益率の高い広告事業(リテールメディア)事業の増加で営業利益は辛うじて増益を確保したものの、経常利益と純利益は配送費用の値上げや固定費の増加、広告費の増加が響き、わずかながら減益を強いられた。ただ、栁澤孝旨ZOZO副社長CFOは「4〜6月の減益はもともとの計画通りで、配送料の値上げによる販売数量減など、販売に関しての影響はほとんどなく、営業増益はむしろ想定より良かった。広告費も4〜6月に計画していたものは7月以降に持ち越しており、今年度に使い切る」と語った。

主力事業の内訳は、「ゾゾタウン」事業のGMVが同6.2%増の1150億円、LINEヤフーコマースが同24.3%増の144億円、広告事業が同22.0%増の26.5億円だった。販管費率は1.4ポイント上昇の23.4%。4月出荷分から配送業コストの上昇に伴い荷造運賃が10億円増加した他、物流拠点「つくば3」の稼働による減価償却費の増加が影響した。

粗利率は0.5ポイント改善の35.4%。気温上昇に伴うTシャツなどの低単価アイテムが増加が、物価上昇分を上回り、商品単価は前年同期比0.7%ダウンの3698円と2四半期ぶりに減少に転じた。一方、出荷単価は1〜3月期に続き、1万2000円以上の購入者に対する送料無料施策を実施。2.0%増の8343円と増加している。

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「ブルマリン」、新クリエイティブ・ディレクターに「デヴィッド コーマ」の創業デザイナーを任命

イタリアブランドの「ブルマリン(BLUMARINE)」は7月31日、新たなクリエイティブ・ディレクターとして、デヴィッド・コーマ(David Koma)「デヴィッド コーマ(DAVID KOMA)」創業デザイナーを任命した。2025年プレ・フォール・シーズンにデビューコレクションを披露する予定。なお、「ブルマリン」は、9月17〜23日に開催される2025年春夏ミラノ・ファッション・ウイークの暫定スケジュールには含まれていない。

コーマ新クリエイティブ・ディレクターは、3月14日に退任したヴァルター・キアッポーニ(Walter Chiapponi)前クリエイティブ・ディレクターの後任となる。なお、同氏は23年11月に就任し、24年2月の24-25年秋冬ミラノ・ファッション・ウイーク期間中にデビューコレクションを披露したばかりだった。退任の理由は明らかにされていないが、同氏は昨年に突然亡くなった甥について深く悲しんでいることをオープンにしていた。

デヴィッド・コーマ新クリエイティブ・ディレクターの経歴

コーマ新クリエイティブ・ディレクターは、ジョージア出身。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校(Central Saint Martins, University of the Arts London)を卒業後、09年に自身の名を冠したブランドをロンドンで設立。以来、ロンドン・ファッション・ウイークに参加している。「デヴィッド コーマ」の構築的なシルエットやセンシュアルなドレスはセレブリティーにも人気があり、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、ガル・ガドット(Gal Gadot)、オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)らがレッドカーペットやイベントなどで着用。最近では、ビヨンセ(Beyonce)の「ルネッサンス・ワールド・ツアー」に数着の衣装を提供したほか、25年リゾート・コレクションのキャンペーンにマドンナ(Madonna)の長女ローデス・レオン(Lourdes Leon)を起用し話題を集めた。

今回の任命に際し、同氏は、「『ブルマリン』は官能性、タイムレスなグラマラスさ、エレガンスがブレンドされたユニークな魅力を持っており、以前から憧れを抱いていた。その輝かしい歴史の次章を描けることを、とても光栄に思う」と語った。

「ブルマリン」を擁するエクスエリート グループ(EXELITE GROUP、旧EIH エクセレンツェ イタリアーネ)のマルコ・マルキ(Marco Marchi)創業者兼ディレクターは、「デヴィッドの美的感覚に、最初から魅惑されていた。そのビジョンとスタイルに関する感受性、フェミニンさへの深い理解によって、『ブルマリン』のブランドコードを完璧に解釈してくれるものと確信している」と述べた。

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イーロン・マスクが投稿したAIファッションショーの映像が話題に 囚人服のような格好のトランプらが登場

先日、イーロン・マスク(Elon Musk)が「AIファッションショーのための最高の時期(High time for an AI fashion show)」というテキストと共にX(旧Twitter)に投稿した映像が話題を集めている。

その映像は、YouTubeチャンネル「インターディメンショナルTV(Interdimensional TV)」が画像生成AIのミッドジャーニー(Midjourney)やAIスタートアップ企業ルマ ラボ(Luma Labs)のプラットフォームを用いて制作したもので、世界的な政治家や指導者、実業家たちがモデルとしてファッションショーのランウェイを闊歩している。

約80秒の映像でオープニングを飾るのは、2021年にディープフェイクなどのAI処理技術を風刺するコレクションを披露した「バレンシアガ(BALENCIAGA)」風のパファーコートを着用するキリスト教カトリック教会のローマ教皇フランシスコだ。続いて、反LGBTQ派として知られるロシアのウラジミール・プーチン(Vladimir Putin)大統領が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」風のモノグラムがプリントされたレインボーカラーのドレスをまとい登場。その後も、健康問題を抱えるジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は車椅子で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領は囚人服のような格好で、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官は「シュプリーム(SUPREME)」風のセットアップで、ティム・クック(Tim Cook)アップル(Apple)CEOはiPadをボディーバッグのように首から下げて、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)メタ(Meta)共同創業者兼会長兼CEOはトカゲスーツ姿で(注:人間を装った巨大なトカゲという都市伝説から)、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)アマゾン(Amazon)創業者兼取締役会長はドル紙幣を模したセットアップで現れ、イーロン本人もテスラ(TESLA)仕様のブラックの宇宙服姿で映し出されている。

本件について、アメリカのリン大学マーケティング学科の教授アンドリュー・バーンスタイン(Andrew Burnstine)は「政治、技術、有名人文化の超現実的な交差点であり、風刺や技術、文化批評を混合したスペクタクルなショー。彼らのペルソナと世間の認識についての大胆な視覚的声明であり、AIと先進技術のレンズを通してファッションに対する新たな知見を得た」と評した。

また、AIを用いたクリエイティブサービスを提供するザ コピー ラボ(The Copy Lab)のカール・アクセル・ワルストローム(Carl-Axel Wahlstrom)クリエイティブ・ディレクターも「AIを遊び心と創造性に活用できた素晴らしい例。権力を持つ人々が、自分が何者か、あるいは何者になりたいかを明確に表現する服装を着用している」とコメント。続けて、「有名人やインフルエンサーと同様に、政治家もファッションを利用して、さまざまな層へ言葉を使わずメッセージを伝えるようになるだろう」と述べた。

なお米「WWD」は、イーロンの実母であり50年以上のモデル歴を持つメイ・マスク(Maye Musk)をはじめ、「ルイ・ヴィトン」や「シュプリーム」などのブランドにコメントを求めたが、返答は得られなかったという。

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イーロン・マスクが投稿したAIファッションショーの映像が話題に 囚人服のような格好のトランプらが登場

先日、イーロン・マスク(Elon Musk)が「AIファッションショーのための最高の時期(High time for an AI fashion show)」というテキストと共にX(旧Twitter)に投稿した映像が話題を集めている。

その映像は、YouTubeチャンネル「インターディメンショナルTV(Interdimensional TV)」が画像生成AIのミッドジャーニー(Midjourney)やAIスタートアップ企業ルマ ラボ(Luma Labs)のプラットフォームを用いて制作したもので、世界的な政治家や指導者、実業家たちがモデルとしてファッションショーのランウェイを闊歩している。

約80秒の映像でオープニングを飾るのは、2021年にディープフェイクなどのAI処理技術を風刺するコレクションを披露した「バレンシアガ(BALENCIAGA)」風のパファーコートを着用するキリスト教カトリック教会のローマ教皇フランシスコだ。続いて、反LGBTQ派として知られるロシアのウラジミール・プーチン(Vladimir Putin)大統領が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」風のモノグラムがプリントされたレインボーカラーのドレスをまとい登場。その後も、健康問題を抱えるジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は車椅子で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領は囚人服のような格好で、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官は「シュプリーム(SUPREME)」風のセットアップで、ティム・クック(Tim Cook)アップル(Apple)CEOはiPadをボディーバッグのように首から下げて、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)メタ(Meta)共同創業者兼会長兼CEOはトカゲスーツ姿で(注:人間を装った巨大なトカゲという都市伝説から)、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)アマゾン(Amazon)創業者兼取締役会長はドル紙幣を模したセットアップで現れ、イーロン本人もテスラ(TESLA)仕様のブラックの宇宙服姿で映し出されている。

本件について、アメリカのリン大学マーケティング学科の教授アンドリュー・バーンスタイン(Andrew Burnstine)は「政治、技術、有名人文化の超現実的な交差点であり、風刺や技術、文化批評を混合したスペクタクルなショー。彼らのペルソナと世間の認識についての大胆な視覚的声明であり、AIと先進技術のレンズを通してファッションに対する新たな知見を得た」と評した。

また、AIを用いたクリエイティブサービスを提供するザ コピー ラボ(The Copy Lab)のカール・アクセル・ワルストローム(Carl-Axel Wahlstrom)クリエイティブ・ディレクターも「AIを遊び心と創造性に活用できた素晴らしい例。権力を持つ人々が、自分が何者か、あるいは何者になりたいかを明確に表現する服装を着用している」とコメント。続けて、「有名人やインフルエンサーと同様に、政治家もファッションを利用して、さまざまな層へ言葉を使わずメッセージを伝えるようになるだろう」と述べた。

なお米「WWD」は、イーロンの実母であり50年以上のモデル歴を持つメイ・マスク(Maye Musk)をはじめ、「ルイ・ヴィトン」や「シュプリーム」などのブランドにコメントを求めたが、返答は得られなかったという。

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“風の力”で乾かしながらストレートヘアをつくる「ダイソン」のドライヤーが日本上陸

「ダイソン(DYSON)」は8月1日、風の力でストレートヘアをつくる“ダイソン エアストレート ストレイトナー”(全2色、各5万3800円※編集部調べ)を発売する。2023年から米国・ニューヨークでの販売を開始し、今回日本に上陸。取り扱いは、ダイソン直営店、ブランド公式EC、百貨店、提携ヘアサロン、各家電量販店など。

同商品は、風の力で髪をストレートにするストレートドライヤー。髪内部の水素結合に着目し、乾かす過程でのスタイリングを実現。高温の熱を与えずに縮れ毛やうねりを抑える。ウェット・ドライの2つのモードを用意し、ウェットモードは濡れた状態の髪を乾かしながらストレートに、ドライモードは乾いた髪からも使用することができる。過度な熱によるダメージから髪を守り、自然な動きやボリュームを保ちながら艶のあるストレートヘアに導く。カラーは、日本限定の“セラミックピンク”と、直販限定の“ダークブルー/コッパー”の2色をラインアップする。

ブランド内のヘアケア商品同様、パワフルで小型・軽量のモーター「ハイパーディミアムモーター」とセンサーで風の温度を制御する「インテリジェント・ヒートコントロール」を搭載し、最適な風量と風の流れをコントロールする。

同ブランドは、ヘアスタイリングにおける消費者の悩みが「スタイリング時の過度な熱によるダメージ」「思い通りの仕上がりにならない」「スタイリングにかかる時間を短縮したい」の3点にあるという調査結果を受け、今回の商品を開発。高温プレートで髪をストレートにするヘアアイロンに比べ熱によるダメージを抑えることができるほか、ドライとスタイリングを同時に行うことで、時間の短縮もかなえた。

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「マメ クロゴウチ」が限定カラーのスカーフをドーバー ギンザで先行発売 伊万里の絵付けに着想

「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」は8月2日、2024-25年秋冬コレクションの発売を記念して限定カラーのスカーフをドーバー ストリート マーケット ギンザ(以下、DSMG)で先行発売する。その後はマメ クロゴウチ青山と公式オンラインサイトで販売予定だ。

“ハンド プリンテッド シルク スカーフ”(2万7500円)は初期伊万里の絵付けにインスピレーションを得たオリジナルの植物柄を繊細なタッチで表現。限定カラーのブラックは水彩画のような濃淡を再現するために、5色の色を使い分けて手捺染の技法でプリントを数回繰り返すことで、スカーフに直接描いたかのような美しい風合いを実現した。

DSMG4階では昨シーズンに続き、「マメ クロゴウチ」24-25年秋冬コレクション“フラグメンツ”をラインアップ。佐賀県で16世紀後半に開花したとされる“古唐津“と残された数多の陶片を介した数百年に及ぶ美の追求の旅路を巡るコレクションが楽しめる。

アイテム詳細

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「マメ クロゴウチ」が限定カラーのスカーフをドーバー ギンザで先行発売 伊万里の絵付けに着想

「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」は8月2日、2024-25年秋冬コレクションの発売を記念して限定カラーのスカーフをドーバー ストリート マーケット ギンザ(以下、DSMG)で先行発売する。その後はマメ クロゴウチ青山と公式オンラインサイトで販売予定だ。

“ハンド プリンテッド シルク スカーフ”(2万7500円)は初期伊万里の絵付けにインスピレーションを得たオリジナルの植物柄を繊細なタッチで表現。限定カラーのブラックは水彩画のような濃淡を再現するために、5色の色を使い分けて手捺染の技法でプリントを数回繰り返すことで、スカーフに直接描いたかのような美しい風合いを実現した。

DSMG4階では昨シーズンに続き、「マメ クロゴウチ」24-25年秋冬コレクション“フラグメンツ”をラインアップ。佐賀県で16世紀後半に開花したとされる“古唐津“と残された数多の陶片を介した数百年に及ぶ美の追求の旅路を巡るコレクションが楽しめる。

アイテム詳細

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「サロモン」、8月末にルクア大阪に出店 3月にオープンした新宿ルミネ店は絶好調

アメアスポーツジャパンが運営するフランス発のスポーツブランド「サロモン(SALOMON)」は8月30日、ルクア大阪の7階に直営店をオープンする。売り場面積は約37平方メートル。積極出店中の同ブランドは、大阪エリアでは5月に心斎橋に2層の路面直営店も出店している。駅ビルへの出店は、新宿ルミネ2の長期ポップアップに続くもので、ファッション好きの女性客などへの認知拡大を狙う。

ルクア大阪の新店では、ファッションシーン向けの“スポーツスタイル”カテゴリーが品ぞろえの中心。シューズを軸に、ソックスやバックパックなどのアクセサリー類もそろえる。3月にオープンした、新宿ルミネ2の2階の10カ月の長期ポップアップ店舗は、現在「売り上げが予算比1.5倍の進捗」(ルミネ広報担当者)と絶好調だ。

新店では、オープニングキャンペーンとして、商品を購入しブランドのメンバーシッププログラム「S/PLUS」に登録した客に、デンマーク発のCBDブランド「エンドカ(ENDOCA)」の「サロモン」オリジナルパッケージのリップクリームをプレゼントする。

「サロモン」は、フレンチアルプスの麓の町、アヌシーで1974年に創業。スキーギアの製造を祖業とし、90年代以降、トレッキングやハイキングシューズなどの領域にも進出した。

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人気美容師が提案するトレンドヘア vol.2「ハンク」米澤香央里 タイトなコンパクトヘアとウエービーヘアで楽しむ

ヘア業界で活躍する人気美容師に今提案したいヘアを紹介してもらう本連載。第2回はヘアサロン「ハンク(Hank.)」の米澤香央里アートディレクターが登場。おすすめの5スタイルを紹介してもらった。

「今年の春夏は、ミニマムでモードな雰囲気が漂うコンパクトなヘアとボリュームパーマやシルエットで遊べるパーマスタイル、その2軸が人気です」(米澤)。

PROFILE: 米澤香央里/「ハンク(Hank.)」アートディレクター

米澤香央里/「ハンク(Hank.)」アートディレクター
PROFILE: (よねざわ・かおり)千葉県出身。日本美容専門学校卒。資生堂SABFA卒業。都内3店舗、 ヘアメイクアシスタントを経て「ハンク」立ち上げに参加。女性像をトータルバランスで考えるデザインに定評があり、業界内外で注目される女性美容師。業界誌、アパレルLOOK、セミナー、写真展、アクセサリーブランドを立ち上げるなど幅広いフィールドで活躍している。

マチルダボブ

定番の“マチルダボブ”。グラデーションボブに根本から全体的にパーマをかけて動きを出して、アクティブな印象に。ブリーチなしのピンクのハイトーンカラーがポイント。

マニッシュショート

サイドの前上がりがポイントのタイトなマニッシュショート。スタイリングもオイルだけでモードな雰囲気に。

マッシュウルフ

おしゃれ上級者に人気のマッシュウルフ。前髪〜サイドのマッシュラインをあえてつなげずにカット。エッジィさを少しプラスしておしゃれ感アップ。

クールボブ

黒髪の直線的なクールなボブスタイル。スタイリングでウエット感を出しつつ、顔周りの動きでニュアンスを少し作ることで、柔らかさもプラス。

レイヤーウエーブ

ミディアムレイヤーのベースに、パーマで柔らかさをプラス。ウエーブはゆるめでも、ウエットな質感にすることで、よりファッショナブルな印象に。

■ヘアサロン「ハンク(Hank.)」
住所:東京都渋谷区神宮前3-6-4 pure omotesando 1階
時間:(月、水〜金)11時~20時、(土)10時〜20時、(日、祝)10時~18時
定休日:火
https://www.hank.tokyo

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「アンドビーヘア」が5ウエイのジャンボコーム発売 カッサ付きでフェイスラインもケア

河北裕介ヘアメイクアップアーティストがプロデュースする「アンドビーヘア(&BE HAIR)」は9月1日、多機能コーム“ジャンボコーム”(1320円)を発売する。8月1日から公式オンラインストアとロフト(LOFT)店鋪、ロフトオンラインストアで順次先行販売を開始する。

同商品は「アンドビー(&BE)」と「アンドビーヘア」のツールライン「アンドビー プロ(&BE PRO)」の第1弾。同ラインは「いつものケアにプラスするだけで健康的な美しさをもたらす」ツールアイテムをそろえる。

洗髪前からタオルドライまで5ウエイで活用

今回発売の“ジャンボコーム”は毎日のヘアケア習慣にプラスするだけで、サロン帰りのような仕上がりがかなうヘアコームで、摩擦や熱のダメージを軽減し、トリートメントの浸透を高めることができる点が特徴。

洗髪前の乾いた髪に使うことで余分な汚れを落とすほか、シャンプー後のブラッシングで余分な水分を落とすことで後に塗布するトリートメントを浸透しやすくすることができる。ほか、トリートメント塗布後のコーミング、タオルドライ後のコーミング、コームの反対側に付いたカッサ部分で頭皮やフェイスラインをマッサージすることもできるなど、5ウエイ仕様に仕上げている。

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バスキアがモチーフのウエアやアクセサリーなど 「H&M」が気鋭デザイナーとコラボ

「H&M」は8月1日、アーティストのジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)をモチーフとした、デザイナーのエブ・ブラバド(Ev Bravado)、テラ・ダモーレ(Tela D'Amore)両氏とのコラボアイテムを発売する。「H&M」公式オンラインで販売するほか、メンズアイテムのみ「H&M」渋谷店と新宿店、心斎橋店でも取り扱う。

バスキアの世界観を落とし込んだ30型

コラボアイテムは、エブ・ブラバドとテラ・ダモーレのステンドグラスモチーフなどに、バスキアの世界観を落とし込み、30点を制作。作品「Ass Killer」をあしらったボンバージャケットや、「Discography 1」が描かれたブレザー、「Untitled (Ideal)」と「Untitled (World Famous) 」のアートワークを彷ふつとさせるレザースラックスのほか、ジャケットやパーカ、シャツ、Tシャツ、コルセットトップ、ジーンズ、スカート、ドレス、アクセサリーなどを販売する。価格は1999~3万4999円。

エブ・ブラバドとテラ・ダモーレ両デザイナーは本コラボについて、「私たちにとって、バスキアは常に影響力のある、偉大な存在だ。バスキア財団は、私たちのユニークなビジョンにとても協力的であり、彼のアーカイブを徹底的に見返して、今まであまり世に出ていなかった作品を選ぶことができとても光栄だ。『H&M』と世界規模でこのコレクションを提供し、より多くの人々の手に渡ることによって、さらに特別なものとなる」と語っている。

エブ・ブラバドとテラ・ダモーレは、2024年LVMHプライズのセミファイナリスト、2023年CFDA/ヴォーグ ファッション基金アワード(CFDA/Vogue Fashion Fund Award)のファイナリストに選出され、丁寧に仕立てられた作品、ダメージ加工、アップサイクルデニムなどで知られる。

ルック一覧

アイテム一覧

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藤森慎吾が「リゲイン」の“スリムマネージャー”に就任 チャラ男は卒業か⁉︎

藤森慎吾はこのほど、第一三共ヘルスケアダイレクトのロングセラーブランド「リゲイン(REGAIN)」から7月17日に登場した機能性表示食品“スリムマネージ”(90粒30日分、5400円)のアンバサダー“スリムマネージャー”に就任した。

「リゲイン」は、身近な食品や飲料に含まれ、肥満の原因となる果糖に着目。果糖はブドウ糖と同じ単糖類の一種だが、ブドウ糖よりも内臓脂肪になりやすいという。“スリムマネージ”には、果糖の吸収抑制効果があり、お腹の内臓脂肪を減少させて体重の減少をサポートすることでBMIの改善に役立つエノテインBを配合した。

藤森は、“スリムマネージャー”に就任して初めて果糖の存在を認識したと言い、「筋トレに励み、趣味でサウナやゴルフをするなど、健康的な生活を試みているが、日々の食生活には思いがけないところに果糖が潜んでいることに気付いた。過度な食事制限はしんどいが、“スリムマネージ”を活用することで、食事を楽しみながら『果糖に、勝とう』!」と商品の魅力をアピール。40代の抱負を聞かれると、「健康第一 果糖とチャラさ控えめに」と発表し、「チャラ男はもういいかな〜」と話した。

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人気ヘアスタイリング剤「オージス」がリニューアル スタイリングパウダーなど5アイテムを発売

ヘンケル コンシューマーブランドは、ヘアスタイリング剤ブランド「オージス(OSIS)」を13年ぶりにリニューアルし、5アイテムを8月26日に発売する。

「オージス」は世界では20年以上の歴史をもち、日本では2011年から展開している。今回、伝統と現代性を併せ持つブランドへリニューアルし、1人ひとりの自由な発想をベースに、トレンド感やオリジナリティーを取り入れたスタイルでアプローチする。

アイテムはメタルジェル“ゲラスティック”(146g 1650円)、クリームワックス“フレックスワックス”(80g 1760円)、スタイリングパウダー“ダストイット”(10g 1760円)、ハードジェル“ジーフォース”(147g 1980円)、岩のようにガチガチに固まるグルーワックス “ロックハード”(147g 1980円)をラインアップする。

また、あわせてヘアサロン「アイトーキョー(AI TOKYO)」によるスタイリング例も公開された。

“ゲラスティック”

普通、硬め、太めの髪質に適していて、終日キープできる強力なセット力なので、艶感を活かしたショートスタイルや、しっかりホールドしたいアップバングにおすすめ。

“フレックスワックス”

ショート〜ミディアムで、細め、普通、硬め、太めの髪質に適している。ニュアンスのある質感やアイロンなどで形作ったカールやウエーブスタイルにおすすめ。固まらないセミマットな仕上がりを実現する。

ダストイット

細め、普通、硬めの髪質で、ふんわりとした柔らかな動きを出すスタイルにおすすめ。根元を立ち上げたいときや、レイヤースタイルに
動きをつけたい時にも使えるアイテム。ソフトなマット感で、ワックスをつけていないような軽い仕上がり。

ジーフォース

ショート~ロングで普通、硬め、太めの髪質に適している。動かしたい毛先やうるおい感を与えたいスタイルにおすすめ。ウエーブやカールスタイルにも使いやすい。みずみずしい艶と、カジュアルでほどよいしなやかな束感を演出できる。

ロックハード

ショート〜ミディアムで普通、硬め、太めの髪質に適している。大胆な束感や躍動感のあるスタイル、ボリュームを出したいスタイルにおすすめ。ワックスなのに時間が経ってもスタイルをしっかりキープできる。

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「YSL」がリキッドチークを新発売 上気したような頬を演出する全6色

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は10月18日、新商品のリキッドブラッシュ“メイクミー ブラッシュ リキッド”(全6色、各8360円)を発売する。9日には東京・表参道のフラッグシップブティックと公式オンラインストアで先行販売を行い、11日には全国で予約受け付けを開始する。

同商品は、高発色ながらも極薄膜で肌にぴたっと密着し、ロンググラスティングがかなう液状のリキッドチークだ。カラーはクチュールからインスパイアを得た6色で、コーラル系やラベンダー系、ベリー系など。まるで上気したような頬に染め上げ、1タップでブラーにも、重ねても自由自在に色味を調整できる。

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「YSL」がリキッドチークを新発売 上気したような頬を演出する全6色

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は10月18日、新商品のリキッドブラッシュ“メイクミー ブラッシュ リキッド”(全6色、各8360円)を発売する。9日には東京・表参道のフラッグシップブティックと公式オンラインストアで先行販売を行い、11日には全国で予約受け付けを開始する。

同商品は、高発色ながらも極薄膜で肌にぴたっと密着し、ロンググラスティングがかなう液状のリキッドチークだ。カラーはクチュールからインスパイアを得た6色で、コーラル系やラベンダー系、ベリー系など。まるで上気したような頬に染め上げ、1タップでブラーにも、重ねても自由自在に色味を調整できる。

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「ジュエリーは私にとって母国語」 シャルロット・シェネに聞く和光とのコラボとクリエイション

PROFILE: シャルロット・シェネ / 「シャルロット シェネ」デザイナー

シャルロット・シェネ / 「シャルロット シェネ」デザイナー
PROFILE: フランス・パリのスタジオ・ベルソーを卒業後、ニコラ・ジェスキエールが率いる「バレンシアガ」でアシスタントデザイナーを9年間務め、ジュエリーコレクションの立ち上げにも参画。15年に自身のブランド「シャルロット シェネ」を設立。同年にフランス国立モード芸術開発協会主催の「ANDAMファッション・アワード」のアクセサリー部門でグランプリを受賞。「サカイ」「ラバンヌ」「ロロ・ピアーナ」などとのコラボを経て和光のコラボが実現。現在パリに直営店が3店舗、世界で80~100店舗で販売 PHOTO:SHUHEI SHINE

フランス発ジュエリー「シャルロット シェネ(CHARLOTTE CHESNAIS)」のデザイナーであるシャルロット・シェネが来日した。先月には、パリ・ギャラリーラファイエット店内に直営店3店舗目をオープンしたばかりだ。シェネは、東京・銀座のランドマークである和光の本館地階の改装オープンに合わせ、コラボレーションジュエリーとインスタレーションを用意。来日した彼女に和光とのコラボの経緯や感想、クリエイションについて聞いた。

和光は他にはない詩的で特別な場所

WWD:和光とのコラボレーションはいつ、どのように始まった?

シャルロット・シェネ「シャルロット・シェネ」デザイナー(以下、シェネ):プロジェクトが始まったのは2年前くらい前。改装前に和光を訪れて、プロジェクトチームとインスタレーションと改装記念の特別なコラボ作品について話し合った。

WWD:コラボのコンセプトは?

シェネ:特別コラボ作品は、滋賀県の神保パールを使用した。パールの品質が素晴らしく、何て美しい素材だろうと感動した。和光の顧客は感度の高い人が多いので、特別なものにしたかった。これらは、とても日本的であると同時にフランス的。この素材を選んだのはフランス人の私だけど、素材は日本産だから。パールのコレクションは約1年半前にパリで15本のネックレスを製作。そのストーリーを神保パールや和光と共に継続する良いきっかけになった。

WWD:和光についての印象や魅力は?

シェネ:和光が持つ歴史に感動した。大理石の素晴らしい階段があって、どこにでもあるようなビルではない。70年以上の歴史のある素晴らしい館とコラボできてとても光栄だ。改装された地下を見れば、その特別感や素晴らしさを体感できるはず。私は、世界中の素晴らしい百貨店や店舗を訪れるけど、このような詩的で特別な場所は他にはない。

WWD :ジュエリー以外にも、ウインドーの彫刻作品も手掛けたのは?

シェネ:2019年前に「イエール国際フェスティバル」に招聘されたときに、ジュエリーではなく彫刻を発表した。ジュエリーはコマーシャルな要素があるもの。もっと芸術的な意味の強い彫刻を手掛けようと思った。何年も彫刻を手掛けてきている。和光のウインドーの彫刻を手掛けられることができてうれしい。

ジュエリーは私の母国語のようなもの

WWD:;ジュエリーデザイナーになったきっかけは?

シェネ:「バレンシアガ(BALENCIAGA)」でファッションのデザイナーとして仕事をしていた。クリエイティブ・ディレクターだったニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)にジュエリーを手掛けてほしいと言われた。当時、誰もジュエリーにフォーカスしてなかったから、偶然の出来事だった。だけど、それが、私にとって、突然のひらめきだった。クリエイションにおいて、ジュエリーを発見した。ジュエリーを手掛けるのは、母国語を話すのと同じような感覚だ。元々、椅子やスプーン、ティーポットなど、オブジェクトデザインが好きだった。それで、正にファッションとデザインの間のジュエリーが、ぴったりはまったというわけ。

WWD:ブランドのコンセプトや一番の強みは?

シェネ:私がジュエリーデザイナーになった当時は、そうなることがトレンドだった。たくさんジュエリーデザイナーがいたから、他のブランドとは違うものにしたかった。私は、スケッチはあまり得意ではなく、成形という方法で全て原型を作る。私にとっては、成形の方が自然で簡単。ある日、ブレスレットを作ろうと思って、iPhoneのチャージャーを自分の腕に巻き付けて、いろいろ試して形作ってからアトリエへ送ったことがある。ブランドは、私の個人的なプロジェクトのようなもの。全てのアイテムをデザインするし、私自身の反映だと思う。クラシックだけど、新しい。どこか不安的な要素がある。見続けていると、それがクラシックに見える、そんなデザイン。カーブが特徴で存在感があるけど軽さがある。ある意味、相反する要素があると思う。

カメラのレンズのように物事を捉えて作品に

WWD:デザインのインスピレーション源は?

シェネ:あらゆる物事。たくさんの敬愛するアーティストがいるし、日本も私にとっては、大きなインスピレーション源。私の目はカメラのレンズのように全ての物事を記録して、それを、個人的なフィルターを通して作品へ投影する。だから、コレクションにテーマはなく、私が感じたことを表現している。

WWD:ベストセラーとその理由は?

シェネ:誰もが着けられる“アイビー”ブレスレットや“トリプレット”イヤリング・“ミラージュ”はどこか、マジックのよう。製作している時は、何がベストセラーになるか分からない。「シャルロット シェネ」らしく、クリーンで想像を超えるようなデザインが人気だと思う。

WWD:今後、どのようにブランドを成長させたいか?

シェネ:ビジネスを拡大させたいけど、それぞれの取引先との関係性を大切にしていきたい。家族経営で、夫と3人の子どもがいるから、オーガニックに成長させていきたい。今後は、もっと、ファインジュエリーを作っていきたいし、彫刻のプロジェクトも増やしていきたい。

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【スナップ】aespaジゼル、SEVENTEENエスクプスらが来場 韓国カサロエベのオープンパーティー

「ロエベ(LOEWE)」は韓国初のカサロエベを清潭洞(チョンダムドン)にオープン。クリエイティブディレクターのジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がオープンを記念したパーティーを主催した。

パーティー後は韓国で人気を誇るバンド、シリカ・ゲル(Silica Gel)やRain(ピ)が特別パフォーマンスを披露。イベントにはグローバル ブランド アンバサダーを務めるグレタ・リー(Greta Lee)やテイラー・ラッセル(Taylor Russell)、ブランドアンバサダーのaespaジゼルやイム・ジヨンほか、イ・ジョンソク、SEVENTEENのエスクプス、 チャン・ギヨン、ユ・テオ、ニッキ・リー、コ・ヒョンジョン、イ・ジュビンらが参加した。

カサロエベ ソウルは穏やかな江南区に位置し、3フロア、433平方メートルの光がたっぷりと入る広々とした店内。鮮やかなグリーンのセラミックのサファードと大規模な彫刻作品を備え、ファッション、アート、クラフト、デザイン家具を全て融合したアートコレクターの邸宅をイメージして仕上げた。店内は同じタイルをブルー、ブラウン、グリーンの色調で繰り返し配し、涼やかなコンクリートと温かみのあるオーク材、真鍮、大理石との組み合わせが美しく引き立てる。厳選した家具や世界中のアートやクラフトの作品の数々を店内デザインの一部として織り込んだ。ウィメンズとメンズウエアのフルコレクション、アクセサリー、バッグ、アイウエア、シューズ、革小物、スカーフやショール、ホームセンツや店舗限定製品など豊富にラインアップする。

カサロエベ ソウル

来場者スナップ

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ファクトリーブランド「フジタカ」が浅草橋に初のコンセプトショップ オーダーサロンも併設

「タケオキクチ (TAKEO KIKUCHI) 」の生産などを手掛けるバッグメーカーのイケテイはこのほど、自社ブランド「フジタカ(FUJITAKA)」の初のコンセプトショップを東京・浅草橋にオープンした。耐久性と機能性に定評のあるビジネスバッグやトラベルバッグから革小物まで全ラインアップを、左官職人が仕上げた洗練された空間で見せ、ブランドのイメージアップにつなげる。

イケテイは1941年の創業時から「フジタカ」を育ててきた。大阪本社に併設する自社工場で企画から生産、アフターケアまでを一貫して行い、徹底した品質コントロールが強み。自社ECはじめ、髙島屋大阪店や阪急うめだ本店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店などで取り扱う。飽きのこないシンプルなデザインと、職人技を感じさせる端正なたたずまいから男女のビジネスパーソンから支持を集めている。メンズ最大の見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」などにも出展し、海外でも知名度がある。

サステナビリティにもいち早く取り組んできた。革の接着剤は5年ほど前から有機溶剤から水溶性接着剤への切り替えを推進してきた。またオリジナル素材"エキストラソフト”は、「乳幼児が触れても安心安全なレザー」としてタンナーと共同開発。「安心を持ち運ぶ」というブランドコンセプトを体現する素材として、さまざまな商品に採用している。加えて、海外からはレザーワーキンググループ(LWG)認証を得た革を仕入れる。

職人と会話しながらオーダー可能

初のコンセプトショップとなる同店は、2フロアで構成。1階には、LWG ゴールドランク認定のイタリア高級スムースレザーを使用した“ロカス”シリーズや、家具やプライベートジェットの内装に使用される物性の高い本革を使用した“アルタ”シリーズなど、「フジタカ」の顔となる商品を並べる。

2階はカフェを併設したオーダーサロン。フロア内に設置したスクリーンを通して、大阪の工場とオンラインでつなぎ、リアルタイムで職人と会話しながら発注できる。同フロアでは刻印サービスやメンテナンスサービスなども受け付ける。同店限定で、“アルタ”シリーズの2型をベースに素材やカラーを選べるオーダー品も用意した。

同社の担当者は、「『安心を持ち運ぶ』というブランドコンセプトを伝えるとともに、家族やカップルで来店し多くの人に垣根なく当社の商品を楽しんでもらいたい」と話す。

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ファクトリーブランド「フジタカ」が浅草橋に初のコンセプトショップ オーダーサロンも併設

「タケオキクチ (TAKEO KIKUCHI) 」の生産などを手掛けるバッグメーカーのイケテイはこのほど、自社ブランド「フジタカ(FUJITAKA)」の初のコンセプトショップを東京・浅草橋にオープンした。耐久性と機能性に定評のあるビジネスバッグやトラベルバッグから革小物まで全ラインアップを、左官職人が仕上げた洗練された空間で見せ、ブランドのイメージアップにつなげる。

イケテイは1941年の創業時から「フジタカ」を育ててきた。大阪本社に併設する自社工場で企画から生産、アフターケアまでを一貫して行い、徹底した品質コントロールが強み。自社ECはじめ、髙島屋大阪店や阪急うめだ本店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店などで取り扱う。飽きのこないシンプルなデザインと、職人技を感じさせる端正なたたずまいから男女のビジネスパーソンから支持を集めている。メンズ最大の見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」などにも出展し、海外でも知名度がある。

サステナビリティにもいち早く取り組んできた。革の接着剤は5年ほど前から有機溶剤から水溶性接着剤への切り替えを推進してきた。またオリジナル素材"エキストラソフト”は、「乳幼児が触れても安心安全なレザー」としてタンナーと共同開発。「安心を持ち運ぶ」というブランドコンセプトを体現する素材として、さまざまな商品に採用している。加えて、海外からはレザーワーキンググループ(LWG)認証を得た革を仕入れる。

職人と会話しながらオーダー可能

初のコンセプトショップとなる同店は、2フロアで構成。1階には、LWG ゴールドランク認定のイタリア高級スムースレザーを使用した“ロカス”シリーズや、家具やプライベートジェットの内装に使用される物性の高い本革を使用した“アルタ”シリーズなど、「フジタカ」の顔となる商品を並べる。

2階はカフェを併設したオーダーサロン。フロア内に設置したスクリーンを通して、大阪の工場とオンラインでつなぎ、リアルタイムで職人と会話しながら発注できる。同フロアでは刻印サービスやメンテナンスサービスなども受け付ける。同店限定で、“アルタ”シリーズの2型をベースに素材やカラーを選べるオーダー品も用意した。

同社の担当者は、「『安心を持ち運ぶ』というブランドコンセプトを伝えるとともに、家族やカップルで来店し多くの人に垣根なく当社の商品を楽しんでもらいたい」と話す。

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パリ五輪に合わせて各ブランドは何を作った? 「オメガ」や「レペット」など20ブランドの限定品やカプセルコレクションを一挙紹介!

2024年パリオリンピック・パラリンピックが開幕し、様々な競技でドラマが生まれるなか、WWDではオリンピックが世界中のファッションブランドにどのようなインスピレーションを与えているのかを調査。ここでは、大会公式タイムキーパーを務める「オメガ(OMEGA)」をはじめ、パリ五輪に関連して特別なアイテムやカプセルコレクションをリリースしている20ブランドを一挙に紹介する。

「オメガ」

1932年以来、オリンピックの公式タイムキーパーを務める「オメガ」は、今回もオリンピック記念モデルを2型発表。ステンレススチールと18K のムーンシャインゴールドを組み合わせた“シーマスター ダイバー 300M”のスペシャルエディションは、秒針にパリオリンピックのシンボルマークをあしらっている。こちらはパリの直営店でのみ入手可能だ。

一方で、7月26日の開会式のちょうど100日前に発表された“スピードマスター クロノスコープ”は4モデル展開。いずれもシルバーがかった乳白色のオパーリン・ダイヤルに、3つのダークグレーの計時目盛りと、2つのサブダイヤルを備える。ケースバックには鏡面仕上げの「Paris 2024」のロゴと五輪のデザインがあしらわれている。

「パンドラ」

デンマーク発のジュエリーブランド「パンドラ(PANDORA)」は、パリ五輪に着想したジュエリーのカプセルを計9種類製作。パンドラの店舗、オンラインショップ、そしてパリのオリンピック公式ショップで販売する。

キャンペーンビジュアルには、16年のリオデジャネイロ大会で金メダルを獲得したフランス人アスリートのエステル・モッセリー(Estelle Mossely)と、フランス女子サッカー代表チームのキャプテンを務めるサキナ・カルチャウイ(Sakina Karchaoui)が登場した。

「モンブラン」

1924年は、フランスがシャモニーで第1回冬季オリンピックを開催し、さらにその後パリで夏季オリンピックを開催した年であり、「モンブラン(MONTBLANC)」がシグネチャーである“マイスターシュテック”を発表した年でもある。

この3つの出来事の100周年を記念して、「モンブラン」は“マイスターシュテュック×オリンピック・ヘリテージ・コレクション”を発表。1924年大会のシグネチャーカラーだった赤い漆色に、五輪マークや月桂冠、大会の公式ポスターに描かれた槍投げの選手などのシンボルをあしらったエディションに加え、ブルーグレーの樹脂とシャモニー渓谷の風景が刻み込まれたプラチナ素材を組み合わせた3つのバージョンを用意。合わせて2色のインクと特別仕様のノートも発売した。

「ラコステ」

「ラコステ(LACOSTE)」は6回目のオリンピック・ヘリテージ・コレクションとして、ポロシャツやショーツ、キャップ、撥水ジャケットまで、8点の「パリ1924」ラインを発表。1924年のパリ大会で使用されたグラフィックを再構築し、胸元や裾にあしらっている。

「ラコステ」のオンラインショップやオリンピックストアからオンラインで購入できるほか、日本ではラコステ原宿店でも取り扱う。8月1日からはパリのシャルル・ド・ゴール空港のポップアップでも販売。

「スウォッチ」

「スウォッチ(SWATCH)」は、サーフィン、バレーボール、スケートボードにインスピレーションを得た、グリーン、ブルー、パープルのソフトな色合いの時計を、オリンピックに先駆けて発表。また、子供向けの姉妹ブランド「フリック・フラック(FLIK FLAK)」の新作時計には今大会のマスコット「フリージュ」をあしらった。

「パックサン」

アメリカ・カリフォルニア発の「パックサン(PACSUN)」は、今回のオリンピックに合わせ、“USAヘリテージライン”、“チームUSAライン”、そして“国際オリンピック委員会ヘリテージライン”の3つのカプセルコレクションを発表。過去の大会にインスパイアされたビンテージ感のあるアイテムを多数発売している。

「マリーン セル」

「マリーン セル(MARINE SERRE)」は、オリンピックに合わせてカナダのオンラインショップ「エッセンス(SSENCE)」限定のカプセルコレクションを発売。ブランドを象徴する三日月モチーフを、オリンピックの五輪をオマージュする形にアレンジした。「シックス・ムーン」と題したこのコレクションには、タンクトップ、バイカーショーツ、スポーツブラ、ヘッドバンド、キャップが含まれる。

「サンドロ」

「サンドロ(SANDRO)」は、フランスのトリコロールカラーを取り入れた、ソックスやショーツ、スニーカーのスペシャル・エディションを発売した。

「マージェ」

「マージェ(MAJE)」のカプセルコレクションの顔になったのは、近代5種競技のフランス代表選手、エロディ・クルベル(Elodie Couvel)。サテンのショートパンツや、取り外し可能な襟とラインストーンの装飾が目を引くポロドレス、タキシードストライプのランニングウエアが揃う。

「カミーユ・フォルネ」

フランスの革製品ブランド「カミーユ・フォルネ(CAMILLE FOURNET)」は、パリ五輪に合わせ、バレーボールやテニスラケットのカバー、ボクシンググローブ、さまざまなスポーツに着想したカードホルダー、スポーツバッグの5種類のプロダクトをリニューアルして発売した。

「メネ」

パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の孫で、美術史の専門家ディアナ・W・ピカソ(Diana W. Picasso)とデザイナーのソンジュ・ムーン(Sunjoo Moon)が手がける「メネ(MENE)」は「投資用ジュエリー」を前面に打ち出すフランスのジュエリーブランド。同ブランドは、古代ギリシャのオリンピックにちなんで製作した“オリンピア・コレクション”を再構築。メダルの代わりに使われたオリーブの葉の王冠や、ギリシャの女神ニケ、さらには小さな神殿などのモチーフを使ったアイテムをラインナップしている。すべての24金のゴールドかプラチナ製だ。

「ミオ ハルタカ」

東京を拠点に活動するジュエリーブランド、「ミオ ハルタカ(MIO HARUTAKA)」は、自然をモチーフにした美しくも一風変わったジュエリーで知られる。同ブランドは、各国の国旗に着想してフラッグリングを製作。ホワイトゴールドにサファイア、ダイヤモンド、ルビーがあしらわれたパリ・バージョンは、オリンピックのお土産にぴったりの逸品だ。

「ドゥカチ」

トップアスリートに必要な資質である「強さ」と「回復力」。それは現代のように困難な時代にも欠かせない力だ。ウクライナのジュエリー・ブランド「ドゥカチ(DUKACHI)」のカプセルコレクションにはそんなメッセージが込められている。キャンペーンビジュアルには、新体操のウクライナ代表選手たちが登場した。

「マレンエレスコア」

ブレイクダンスや遠泳競技よりも、チャンネルサーフィンや、ダラダラするのが好きな人は、2人のデザイナーが手がける刺繍のブローチブランド「マレンエレスコア(MACON & LESQUOY)」が製作した絶妙なユルさと職人の手仕事が融合したブローチがおすすめだ。

「ケースティファイ」

香港発のスマホケースブランド「ケースティファイ(CASETIFY)」は、フランス陸上競技連盟カラーのカスタマイズ可能なスマホケースを発売した。iPhoneと「サムスン(SAMSUNG)」の“ギャラクシー”に対応する。

「レペット」

フランスのシューズブランド「レペット(REPETTO)」は、フランス国旗カラーをあしらった特別モデルのフラットシューズを発表。創業国でのオリンピック開催を祝った。

「J.クルー」

「J.クルー(J. CREW)」は米国水泳連盟とのコラボレーションで、アパレルとアクセサリーのカプセルコレクションを発売。クラシックなクルーネックTシャツやスエットシャツ、バケットハット、ベースボールキャップ、トートバッグ、そして限定カシミアの刺繍入りニットポロなども発表した。

「キス」

「キス(KITH)」は、米国バスケットボール協会とのコラボレーションで、オリンピック開催を祝うカプセルコレクションを発表。キャンペーンには、NBAのスター選手であり、オリンピックで3回金メダルを獲得している、フェニックス・サンズ所属のケビン・デュラント(Kevin Durant)が起用されている。

コレクションを紹介するため、「キス」はパリの「フォーシーズンズホテル ジョルジュサンク パリ」と提携。ホテルの中庭を、赤、白、青の配色のバスケットボール・コートに改装した。コートの横に設置されたコンセプトスペースでは、コレクションを見ることができる。

「アスレティック プロパルジョン ラボ」

2009年に始動したLA発のパフォーマンスフットウェアブランド、「アスレチック・プロパルジョン・ラボ(ATHLETIC PROPULSION LABS)」は、ロシア系アメリカ人の女子体操選手で北京オリンピック金メダリストのナスティア・リューキンとパートナーシップを結び、2つのカプセルコレクションを発表。さらに、“パリ プリズム コレクション”と題したカプセルもリリースし、ブランドを象徴する2モデルを五輪カラーにアップデートした。

「トラックスミス」

ボストン発のランニングウエアブランド「トラックスミス(TRACKSMITH)」は、開会式やメダルスタンドで選手たちが着用するウエアをオマージュし、“フェデレーション・コレクション”と題した限定コレクションを発表した。特に注目すべきアイテムは、編集者兼ブランド・コンサルタントのエミリー・ホウティン(Emilie Hawtin)とともに制作したブレザーと、ビンテージウオッチを専門にアーカイブし、販売やコンサルティング業務を行う「ウインド・ヴィンテージ(WIND VINTAGE)」のエリック・ウインド(Eric Wind)との協業で製作した腕時計の2点だ。

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パリ五輪の南スーダン代表ユニホームが「かっこいい」と話題に ルワンダのデザイナーが手がける

パリオリンピックの南スーダン代表の公式ユニホームが話題だ。南スーダンのバスケットボールチームがユニホームを着用した画像をSNSにアップすると、「かっこいい」「おしゃれ」「デザイナーは誰?」と大きな反響があった。

この話題のユニホームはルワンダのファッションブランド「MOSHIONS」のクリエイティブディレクター、Moses Turahirwaが手がけた

ユニホームは金ボタンが目をひく黒のダブルスーツで、右胸部分には南スーダンのバスケットボール代表のマークが、左胸部分にはパリ五輪のマークがデザインされている。また袖口やポケット口、インナーのシャツの首元などには南スーダンの国旗カラーがあしらわれており、細部までこだわったデザイン。さらにパンツはストレートとフレアの2タイプがある。

「MOSHIONS」のインスタグラムでは、今回のユニホームのデザインプロセスが動画で紹介されているので、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。


なお、南スーダンのバスケットボールチームは、7月28日に行われた第1戦のプエルトリコ戦は90対79で勝利。第2戦のアメリカ戦は日本時間の8月1日朝4時に行われる。

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韓国コスメ「アミューズ」×ハローキティのコラボ限定エディションが登場 携帯型リップ&チークなど

韓国のコスメブランド「アミューズ(AMUSE)」は8月1〜7日、ハローキティの誕生50周年を記念し、コラボレーションした限定エディションを期間限定で発売する。販路は、「キューテン(Qoo10)」の「アミューズ」公式ショップのみ。

商品は全6種で、縦じわの目立たない滑らかでぽってりとした唇に仕上げるリップ“べべティント”(全2色、各1850円)や、粘膜のような色味のジェリーティント“ジェルフィットティント”(全4色、各1850円)、ガラス玉のような艶唇を演出する“リップフラー”(1850円)、透け感カラーとリップケアを1本でかなえる“デューバーム”(全2色、各1850円)、9色のアイシャドウをセットにした“アイカラーパレット”(2850円)、3色のバームを組み合わせた限定の“リップ&チークセルフォン”(全2種、各1850円)。パッケージは全商品にハローキティが描かれており、キュートな世界観を演出した。

キービジュアルには、ブランドモデル“アミューズ ガール”を務めるIVEのウォニョンが登場し、同コラボレーションを華やかに盛り上げている。

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「シャネル」がイヤホン付きネックレスウオッチを発売 “プルミエール”を現代に昇華

「シャネル(CHANEL)」は9月2日、イヤホンを備えたロングネックレス ウオッチ“プルミエール サウンド”(253万円)を一部店舗で数量限定で発売する。

本アイテムは、「シャネル」のアイコニックな時計“プルミエール エディション オリジナル”を再解釈しデザインした。洗練された“ジュエリーウオッチ”のエッセンスを保ちつつ、技術性能を融合させることで、時代を捉えたクリエイティブな革新に挑んだ。

オーディオデバイスは簡単に取り外しでき、スマートフォンへの接続も可能だ。パッシブノイズキャンセリング機能付きのイヤホンにはマイクが内蔵するほか、音量調整や音楽や動画の再生、通話応答ができるリモコンも付く。

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「バウム」×カリモク×スノーピーク 化粧水・オイルが“木の日”にちなんだ限定パッケージに

「バウム(BAUM)」は、10月8日の“木の日”に合わせた取り組み“バウム ツリー デイ(BAUM TREE DAY)”を今年も実施する。スノーピーク、カリモク家具とコラボレーションし、限定パッケージの化粧水とエッセンスオイルを10月1日に数量限定で発売。カリモクコモンズ東京では、9月28日から先行販売する。

限定パッケージ“ひのき”は、木製パーツに使用されるカリモク家具のひのき材に、スノーピークが手掛ける家具シリーズ「ツグカ(TUGUCA)」の制作過程で出た余剰材を組み合わせた。パッケージデザインでは、緑が美しい生き生きとしたひのきの森を表現する。

みずみずしい肌に導く化粧水“ハイドロ エッセンスローション n”(150mL、7150円)と、柔らかな素肌に導くエッセンスオイル“モイスチャライジング オイル n”(60mL、8800円)は、2024年4月にリニューアル。「バウム」が特別提携する四国の森林で育ったヒノキから抽出した“ひのき水”を共通配合する。

「バウム」は、20年6月に誕生した資生堂のスキン&マインドブランド。「樹木との共生」をテーマに掲げ、全化粧品の90%以上を自然由来の成分で構成するほか、商品パッケージや店頭においても資源の循環を意識する。岩手県の「オーク(ナラ)の森」と愛媛県の「ひのきの森」では、年約600本の植樹活動を実施。より長い未来にわたって豊かな森をつないでいく活動に取り組む。

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「バウム」×カリモク×スノーピーク 化粧水・オイルが“木の日”にちなんだ限定パッケージに

「バウム(BAUM)」は、10月8日の“木の日”に合わせた取り組み“バウム ツリー デイ(BAUM TREE DAY)”を今年も実施する。スノーピーク、カリモク家具とコラボレーションし、限定パッケージの化粧水とエッセンスオイルを10月1日に数量限定で発売。カリモクコモンズ東京では、9月28日から先行販売する。

限定パッケージ“ひのき”は、木製パーツに使用されるカリモク家具のひのき材に、スノーピークが手掛ける家具シリーズ「ツグカ(TUGUCA)」の制作過程で出た余剰材を組み合わせた。パッケージデザインでは、緑が美しい生き生きとしたひのきの森を表現する。

みずみずしい肌に導く化粧水“ハイドロ エッセンスローション n”(150mL、7150円)と、柔らかな素肌に導くエッセンスオイル“モイスチャライジング オイル n”(60mL、8800円)は、2024年4月にリニューアル。「バウム」が特別提携する四国の森林で育ったヒノキから抽出した“ひのき水”を共通配合する。

「バウム」は、20年6月に誕生した資生堂のスキン&マインドブランド。「樹木との共生」をテーマに掲げ、全化粧品の90%以上を自然由来の成分で構成するほか、商品パッケージや店頭においても資源の循環を意識する。岩手県の「オーク(ナラ)の森」と愛媛県の「ひのきの森」では、年約600本の植樹活動を実施。より長い未来にわたって豊かな森をつないでいく活動に取り組む。

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水原希子のコスメブランド「キークス」から“竹水フェイスミスト”が登場

水原希子が手掛けるコスメブランド「キークス(KIIKS)」は、新商品“竹水フェイスミスト”(100mL、4620円)を発売する。公式オンラインストアで先行予約を受付中だ。

本商品の核である“竹水”とは、⽵が成⻑する際に地中から地下茎を通して吸い上げた⽔のこと。ポリフェノールやビタミンB群、アミノ酸やケイ素を豊富に含み、内側から潤った肌をかなえる。

「キークス」は、“古来より引き継がれてきた⾃然の恵みを活かし、まだ知られていないハーブや植物の効能を⽇本から世界へ“をコンセプトに、⾃分にも地球にも気持ちの良い商品作りを⽬指している。

>公式オンラインサイト

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水原希子のコスメブランド「キークス」から“竹水フェイスミスト”が登場

水原希子が手掛けるコスメブランド「キークス(KIIKS)」は、新商品“竹水フェイスミスト”(100mL、4620円)を発売する。公式オンラインストアで先行予約を受付中だ。

本商品の核である“竹水”とは、⽵が成⻑する際に地中から地下茎を通して吸い上げた⽔のこと。ポリフェノールやビタミンB群、アミノ酸やケイ素を豊富に含み、内側から潤った肌をかなえる。

「キークス」は、“古来より引き継がれてきた⾃然の恵みを活かし、まだ知られていないハーブや植物の効能を⽇本から世界へ“をコンセプトに、⾃分にも地球にも気持ちの良い商品作りを⽬指している。

>公式オンラインサイト

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RHC ロンハーマン×「チャンピオン」の別注モデル キャッチーなフレーズを胸元に

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は8月10日に「チャンピオン(CHAMPION)」との別注モデル“フーディー”と“スエットパンツ”を発売する。価格は全て2万900円、セットアップが可能な5つのカラーを用意する。RHC ロンハーマン各店・ロンハーマン千駄ヶ谷店「R」、京都店「R」及びオンラインストアで取り扱う。

キャッチーな“フーディー”とシンプルな“スエットパンツ”

柔らかい手触りで着やすいコットン100%の裏毛素材を使用した“フーディー”は大きめのポケットであしらったリラックスフィットモデルの別注だ。また、胸元には「LOVE LOVE LOVE」や「NO SWEET NO SWEAT」などのキャッチーなフレーズが刺しゅうで施された。

“スエットパンツ”はブランドロゴのみのシンプルなデザインで「チャンピオン」の古着をベースに裾はリブをなくし、ウエストはゴム仕様に仕上げた。スポーティーになりすぎない古き良きポイントと穿きやすさを融合させたデザインだ。

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映画「デッドプール&ウルヴァリン」公開記念 ジャーナル スタンダードとのコラボTシャツ

ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)は、映画「デッドプール&ウルヴァリン」とのコラボTシャツを受注販売する。ベイクルーズ公式オンラインで、8月25日19時まで予約を受け付ける。

「デッドプール&ウルヴァリン」公開記念
ビンテージライクな映画Tシャツ

コラボTシャツは、「デッドプール&ウルヴァリン」の公開を記念し、全8柄を制作。独特な色あせた風合いを表現する、ピグメント加工を施したTシャツ(7920円)7型と、シルクスクリーンを用い、13枚の版を重ねたTシャツ(1万3200円)1型をラインアップする。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は、ショーン・レヴィ(Shawn Levy)監督による、アクション・エンターテイメント作品。デッドプール役をライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)、ウルヴァリン役をヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman)が務める。

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映画「デッドプール&ウルヴァリン」公開記念 ジャーナル スタンダードとのコラボTシャツ

ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)は、映画「デッドプール&ウルヴァリン」とのコラボTシャツを受注販売する。ベイクルーズ公式オンラインで、8月25日19時まで予約を受け付ける。

「デッドプール&ウルヴァリン」公開記念
ビンテージライクな映画Tシャツ

コラボTシャツは、「デッドプール&ウルヴァリン」の公開を記念し、全8柄を制作。独特な色あせた風合いを表現する、ピグメント加工を施したTシャツ(7920円)7型と、シルクスクリーンを用い、13枚の版を重ねたTシャツ(1万3200円)1型をラインアップする。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は、ショーン・レヴィ(Shawn Levy)監督による、アクション・エンターテイメント作品。デッドプール役をライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)、ウルヴァリン役をヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman)が務める。

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「セイコー」で作るオリジナルウオッチ ベイクルーズのコラボ担当者が語る魅力とは?

セイコーウオッチが手がける法人向けのオリジナルウオッチ製造サービス「セイコーオリジナルウオッチ」は、国産の時計専業ブランドとして培った技術とノウハウを生かし、さまざまな業態と協業している。なかでもアパレルブランドとのコラボレーションは近年順調で、セレクトショップと製作した時計が発売後すぐに完売することも多いという。なぜ「セイコー」の時計がファッションの顧客層に好意的に受け入れられるのか。その理由を「セイコーオリジナルウオッチ」とコラボレーションをしてきたベイクルーズ各ブランドの担当者たちの言葉から考える。

「セイコーオリジナルウオッチ」とは

セイコー,セイコーオリジナルウォッチ,SEIKO,SEIKO ORIGINAL WATCH

「セイコーオリジナルウオッチ」は、周年や卒業の記念、キャラクターやドラマの関連グッズ、アパレルブランドとのダブルネームやイベント向けの限定グッズなど、さまざまな企業や法人とのコラボレーションで時計を製作する、法人向けのオリジナルウオッチ製造サービスだ。「セイコー」の技術と歴史に裏打ちされた品質と安心感、幅広くアレンジ可能な自由度の高さが魅力で、製作にあたっては専任のウオッチデザイナーが丁寧にヒアリングし、クライアントの希望に沿ったオリジナルの時計を実現する。

魅力は「セイコー」の歴史と
豊富なアレンジバリエーション

「セイコーオリジナルウオッチ」とのコラボレーションで顧客の心をつかんだのが、国内で広くアパレル事業を手がけるベイクルーズの各ブランドだ。現在までに、「エーピー ストゥディオ(AP STUDIO)」「エディフィス(EDIFICE)」「ヒロブ(HIROB)」「イエナ(IENA)」「スピック&スパン(SPICK & SPAN)」の5ブランドが「セイコー」と協働して時計を発売してきた。近年アパレルのトレンドとして挙げられる「トラッド」や「クラシック」の要素や、海外ビンテージウオッチの流行が重なり、「セイコー」の歴史や普遍性がアパレル顧客のニーズとうまく合致した。

アンティークウオッチを中心にセレクトする「ヒロブ」は「セイコー」と早期に協働したブランドの1つ。同ブランドの深井源ビジュアルコーディネーターは「メイン商材との親和性があるビンテージライクなものを作るため、歴史と知名度のある時計ブランド『セイコー』に声をかけさせていただいた」と経緯を語る。海外のビンテージウオッチに着想したデザインにこだわりつつ、小ぶりなサイズ感や手に取りやすい価格帯を実現するため「セイコー」の担当デザイナーとやりとりを重ねた。

「セイコー」の歴史に魅力を感じたのは他のブランドも同じだ。フレンチシックを軸にドレスアイテムを展開するメンズブランド「エディフィス」は、アクセサリー感覚でつけられるクラシカルな時計を共作。同ブランドの桂大地プレスは「自分たちのブランドの色に合う時計を作る上で『セイコー』の歴史や伝統を信頼してコラボレーションを依頼した」と語る。

上品で洗練されたスタイルを提案するウィメンズブランド「イエナ」は、ブランド30周年記念モデルを「セイコー」と製作した。幅広い顧客層を考慮して2つの異なる女性像を想定。丸型と角型の2型を用意し、革バンドのデザインも変えた。「それぞれの時計に合わせ、別々のコーディネートを組んで顧客に提案した。ファッションとして楽しめる時計を形にしてもらった」と同ブランドの西田美紗子バイヤーは語る。ケースから針の形まで幅広くアレンジできる「セイコーオリジナルウオッチ」なら、シリーズとして統一感を持たせつつ、細かな表情の変化をつけられる。30周年モデルは大好評で、「セイコー」との共作はバリエーションを広げて今も継続中だ。

上品なカジュアルスタイルを提供する「スピック&スパン」も「セイコーオリジナルウオッチ」の選択肢の広さを活用し、形もテイストも異なる2つの時計を発売した。「バンドの付け替えが可能な角型時計は、カジュアルにもフォーマルにも対応でき、就職祝いに購入したという声も寄せられた。小さな星印にブランドの遊び心が表現されている丸型もおすすめ」と自信を滲ませるのは同ブランドの柏木まりこバイヤー。「今年の12月には社内の他ブランドとは一線を画す、オールゴールドの新作時計を発売予定なので期待してほしい」。

「セイコーオリジナルウオッチ」は、「セイコー」のインラインモデルとは異なる販売経路をたどり、時計になじみのない顧客層が時計に触れる機会を作り出す。「イエナ」の西田バイヤーは「『イエナ』と『セイコー』の時計をきっかけに久しぶりに時計を手にとったお客さまも多かった。シンプルで上質な時計がアクセサリーやジュエリーの延長として、コーディネートに取り入れやすかったのでは」と分析する。国産時計メーカーの確かなものづくりと、リアルなトレンドセッターの慧眼が融合する「セイコー」と各ブランドの協働は、時計を通して生み出した新たな価値を、さまざまな顧客層に広く届けていく。

ベイクルーズ各ブランドの
推し「セイコー」を一挙紹介

ここでは、5ブランドが「セイコー」とのコラボレーションで製作してきた時計のなかから、各ブランドの「推し」を紹介する。

気分と時代で変化するバランスを自分らしく着こなす女性をイメージするブランド「エーピー ストゥディオ」は、黒のダイヤルと付け替え可能なバンドが特徴の角型時計と、女性の腕に美しく映えるメンズライクな丸型時計を製作。特にクールで男性的な印象のケースやバンドにディテールで女性らしさを加えた後者は、性別を問わず人気が高い逸品だ。

高級感が魅力のビンテージライクな「エディフィス」の角型時計は、絶妙なサイズ感のケースが男性のドレススタイルにも映える仕上がりだ。

「ヒロブ」からはダイヤルがクラシカルな角型時計を3型紹介。当初は2案から1型採用する予定だったが、どちらも出来が良く、両方リリースすることに。その後、王道の黒バンドのモデルも追加し、合計3型を発売した。

「イエナ」のコラボレーションモデルは、ケースサイズ35ミリと、ウィメンズにしては少し大ぶりな作り。デイト付きのブラックのダイヤルはビンテージ感が強く、シンプルでクラシカルなデザイン。「セイコー」の“らくらくアジャスト”によってバンドの長さを簡単に調整でき、男女兼用で使用できる。

「スピック&スパン」からはレザーとステンレスの2種類のバンドが付属し、シーンによって付け替え可能な角形時計を紹介。ヘアライン加工で仕上げたシルバーのダイヤルと、ローマ数字の組み合わせがクラシカルかつ上品な印象だ。

「セイコーオリジナルウオッチ」
具体的な製作プロセス

セイコー,セイコーオリジナルウォッチ,SEIKO,SEIKO ORIGINAL WATCH

「セイコーオリジナルウオッチ」の製作プロセスは、コラボレーションの内容によって変わるものの、ヒアリングからレンダリング、デザイン決定まで2〜3カ月かけて進み、サンプル製作などを経て、10〜11カ月ほどで完成、納品となる。「ヒロブ」の深井源ビジュアルコーディネーターが「希望を伝えると、その都度思い描いた通りのものを形にしてくれた」と語るように、専任デザイナーによるきめ細やかな対応で、満足度の高い時計製作が可能だ。

PHOTO: MASASHI URA
問い合わせ先
セイコーオリジナルウオッチお問い合わせ
0120-917-251

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「セイコー」で作るオリジナルウオッチ ベイクルーズのコラボ担当者が語る魅力とは?

セイコーウオッチが手がける法人向けのオリジナルウオッチ製造サービス「セイコーオリジナルウオッチ」は、国産の時計専業ブランドとして培った技術とノウハウを生かし、さまざまな業態と協業している。なかでもアパレルブランドとのコラボレーションは近年順調で、セレクトショップと製作した時計が発売後すぐに完売することも多いという。なぜ「セイコー」の時計がファッションの顧客層に好意的に受け入れられるのか。その理由を「セイコーオリジナルウオッチ」とコラボレーションをしてきたベイクルーズ各ブランドの担当者たちの言葉から考える。

「セイコーオリジナルウオッチ」とは

セイコー,セイコーオリジナルウォッチ,SEIKO,SEIKO ORIGINAL WATCH

「セイコーオリジナルウオッチ」は、周年や卒業の記念、キャラクターやドラマの関連グッズ、アパレルブランドとのダブルネームやイベント向けの限定グッズなど、さまざまな企業や法人とのコラボレーションで時計を製作する、法人向けのオリジナルウオッチ製造サービスだ。「セイコー」の技術と歴史に裏打ちされた品質と安心感、幅広くアレンジ可能な自由度の高さが魅力で、製作にあたっては専任のウオッチデザイナーが丁寧にヒアリングし、クライアントの希望に沿ったオリジナルの時計を実現する。

魅力は「セイコー」の歴史と
豊富なアレンジバリエーション

「セイコーオリジナルウオッチ」とのコラボレーションで顧客の心をつかんだのが、国内で広くアパレル事業を手がけるベイクルーズの各ブランドだ。現在までに、「エーピー ストゥディオ(AP STUDIO)」「エディフィス(EDIFICE)」「ヒロブ(HIROB)」「イエナ(IENA)」「スピック&スパン(SPICK & SPAN)」の5ブランドが「セイコー」と協働して時計を発売してきた。近年アパレルのトレンドとして挙げられる「トラッド」や「クラシック」の要素や、海外ビンテージウオッチの流行が重なり、「セイコー」の歴史や普遍性がアパレル顧客のニーズとうまく合致した。

アンティークウオッチを中心にセレクトする「ヒロブ」は「セイコー」と早期に協働したブランドの1つ。同ブランドの深井源ビジュアルコーディネーターは「メイン商材との親和性があるビンテージライクなものを作るため、歴史と知名度のある時計ブランド『セイコー』に声をかけさせていただいた」と経緯を語る。海外のビンテージウオッチに着想したデザインにこだわりつつ、小ぶりなサイズ感や手に取りやすい価格帯を実現するため「セイコー」の担当デザイナーとやりとりを重ねた。

「セイコー」の歴史に魅力を感じたのは他のブランドも同じだ。フレンチシックを軸にドレスアイテムを展開するメンズブランド「エディフィス」は、アクセサリー感覚でつけられるクラシカルな時計を共作。同ブランドの桂大地プレスは「自分たちのブランドの色に合う時計を作る上で『セイコー』の歴史や伝統を信頼してコラボレーションを依頼した」と語る。

上品で洗練されたスタイルを提案するウィメンズブランド「イエナ」は、ブランド30周年記念モデルを「セイコー」と製作した。幅広い顧客層を考慮して2つの異なる女性像を想定。丸型と角型の2型を用意し、革バンドのデザインも変えた。「それぞれの時計に合わせ、別々のコーディネートを組んで顧客に提案した。ファッションとして楽しめる時計を形にしてもらった」と同ブランドの西田美紗子バイヤーは語る。ケースから針の形まで幅広くアレンジできる「セイコーオリジナルウオッチ」なら、シリーズとして統一感を持たせつつ、細かな表情の変化をつけられる。30周年モデルは大好評で、「セイコー」との共作はバリエーションを広げて今も継続中だ。

上品なカジュアルスタイルを提供する「スピック&スパン」も「セイコーオリジナルウオッチ」の選択肢の広さを活用し、形もテイストも異なる2つの時計を発売した。「バンドの付け替えが可能な角型時計は、カジュアルにもフォーマルにも対応でき、就職祝いに購入したという声も寄せられた。小さな星印にブランドの遊び心が表現されている丸型もおすすめ」と自信を滲ませるのは同ブランドの柏木まりこバイヤー。「今年の12月には社内の他ブランドとは一線を画す、オールゴールドの新作時計を発売予定なので期待してほしい」。

「セイコーオリジナルウオッチ」は、「セイコー」のインラインモデルとは異なる販売経路をたどり、時計になじみのない顧客層が時計に触れる機会を作り出す。「イエナ」の西田バイヤーは「『イエナ』と『セイコー』の時計をきっかけに久しぶりに時計を手にとったお客さまも多かった。シンプルで上質な時計がアクセサリーやジュエリーの延長として、コーディネートに取り入れやすかったのでは」と分析する。国産時計メーカーの確かなものづくりと、リアルなトレンドセッターの慧眼が融合する「セイコー」と各ブランドの協働は、時計を通して生み出した新たな価値を、さまざまな顧客層に広く届けていく。

ベイクルーズ各ブランドの
推し「セイコー」を一挙紹介

ここでは、5ブランドが「セイコー」とのコラボレーションで製作してきた時計のなかから、各ブランドの「推し」を紹介する。

気分と時代で変化するバランスを自分らしく着こなす女性をイメージするブランド「エーピー ストゥディオ」は、黒のダイヤルと付け替え可能なバンドが特徴の角型時計と、女性の腕に美しく映えるメンズライクな丸型時計を製作。特にクールで男性的な印象のケースやバンドにディテールで女性らしさを加えた後者は、性別を問わず人気が高い逸品だ。

高級感が魅力のビンテージライクな「エディフィス」の角型時計は、絶妙なサイズ感のケースが男性のドレススタイルにも映える仕上がりだ。

「ヒロブ」からはダイヤルがクラシカルな角型時計を3型紹介。当初は2案から1型採用する予定だったが、どちらも出来が良く、両方リリースすることに。その後、王道の黒バンドのモデルも追加し、合計3型を発売した。

「イエナ」のコラボレーションモデルは、ケースサイズ35ミリと、ウィメンズにしては少し大ぶりな作り。デイト付きのブラックのダイヤルはビンテージ感が強く、シンプルでクラシカルなデザイン。「セイコー」の“らくらくアジャスト”によってバンドの長さを簡単に調整でき、男女兼用で使用できる。

「スピック&スパン」からはレザーとステンレスの2種類のバンドが付属し、シーンによって付け替え可能な角形時計を紹介。ヘアライン加工で仕上げたシルバーのダイヤルと、ローマ数字の組み合わせがクラシカルかつ上品な印象だ。

「セイコーオリジナルウオッチ」
具体的な製作プロセス

セイコー,セイコーオリジナルウォッチ,SEIKO,SEIKO ORIGINAL WATCH

「セイコーオリジナルウオッチ」の製作プロセスは、コラボレーションの内容によって変わるものの、ヒアリングからレンダリング、デザイン決定まで2〜3カ月かけて進み、サンプル製作などを経て、10〜11カ月ほどで完成、納品となる。「ヒロブ」の深井源ビジュアルコーディネーターが「希望を伝えると、その都度思い描いた通りのものを形にしてくれた」と語るように、専任デザイナーによるきめ細やかな対応で、満足度の高い時計製作が可能だ。

PHOTO: MASASHI URA
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“101歳の現役美容部員”ポーラ堀野さんが初の書籍 50の生きるヒントを公開

「最高齢の女性ビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定された、ポーラのビューティーディレクター堀野智子さんの書籍「トモコさんの一生楽しく働く教え」(1540円)が、ダイヤモンド社より刊行された。堀野さんは1923年4月9日生まれの101歳。23年にギネス記録に認定され、今年5月27日には自身の持つ記録を更新している。

「いくつになっても仕事は私を成長させてくれます」

堀野さんは福島県福島市にあるポーラ桜水ショップで活動するビューティーディレクター。福島市に暮らし、7キロ離れたショップまでバスで通勤しているほか、新商品や季節ごとに行われる美容研修には休まず参加し、月の平均売り上げをさらに伸ばすなど精力的に活動を続けている。

同著はそんな堀野さんの人生や、楽しく働き続ける教えを50の項目で紹介。「いくつになっても仕事は私を成長させてくれます」という堀野さんによる“生きるヒント”が詰まった内容になっている。

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米津玄師×ユニクロ「UT」コラボ第2弾 ヒット曲に着想したTシャツ全6柄

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は9月中旬、アーティスト米津玄師とのコラボ第2弾となる“米津玄師 UT”(全6型、各1990円)を全世界の「ユニクロ」店舗と公式オンラインストアで発売する。

本コレクションは、最新アルバム「ロスト・コーナー(LOST CORNER)」に収録される楽曲をもとにデザインした。映画「シン・ウルトラマン」の主題歌やアニメ「チェンソーマン」のオープニング曲など、世界的なヒット曲をモチーフとしたメンズTシャツ全6型を展開する。

米津玄師×ユニクロ「UT」コラボTシャツ6型

©2020 KENSHI YONEZU / REISSUE RECORDS
©2024 Sony Interactive Entertainment Inc.
©2022 KENSHI YONEZU / REISSUE RECORDS
© 2022 SHIN ULTRAMAN FILM PARTNERS
©TSUBURAYA PRODUCTIONS
©Tatsuki Fujimoto/SHUEISHA, MAPPA
© SQUARE ENIX
©2023 KENSHI YONEZU / REISSUE RECORDS
©2023 Studio Ghibli

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【パリ五輪】体操女子団体決勝のヘアメイクを紹介 バレエコアで人気のリボンは今回も

7月30日(現地時間)、パリ2024オリンピックの体操競技女子団体決勝が開催された。金メダルのアメリカ、銀メダルのイタリア、銅メダルのブラジルをはじめ、ルーマニア、イギリス、中国、日本、カナダの8チームが出場した。各チームのユニークな眩いユニホームはもちろんのこと、華やかなメイクやアクセサリーも注目を集めた。

米体操選手シモーネ・バイルズ(Simone Biles)は、“お決まり”の高い位置でのお団子で登場。チームメイトのスニサ・リー(Sunisa Lee)もピシッとまとめたお団子に、艶のあるピンクリップを合わせて魅力を演出した。ジョーダン・チャイルズ(Jordan Chiles)は、愛国的な赤白青のリボンと深紅のリップ、白のアイライナーで印象を残した。近年バレエコアのトレンドがヘアアクセサリーとしてのリボンを普及させたが、体操選手も昔からよく付けている。

多くの選手たちは髪と同系色のピンで髪型を固定したが、今年の中国チームはネオンカラーの星形バレッタ、日本とルーマニアチームはカラフルなヘアクリップを披露した。これらのチームは、レオタードに合わせたカラフルなシュシュもよく使った。

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「アンテプリマ」の人気ワイヤーバッグからジッパー付きの新モデル7色が登場

「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」はアイコニックな“スタンダード”シリーズから、ジッパー付きのニューモデル“スタンダード Z”(4万9500円)を販売している。

間口にジッパーを付けることで安全性を高めた本アイテムは、同シリーズのミニバッグ“スタンダード ミニアトゥーラ”より一回り大きいサイズで用意した。取り外し可能なチェーン付きで、ハンドやクロスボディー、ショルダーバッグと3ウエイにアレンジできる。カラー展開は、通常色のシルバー、シルバーゴールド、エナメルブラック、パウダリーピンクシルバー、カーキシルバーと限定色のネイビーシルバー、パウダリーピンクゴールドの全7色だ。

ジッパーにより、バッグの中の物がこぼれる心配がなく、人混みや海外旅行などセキュリティーを重視したいシーンでもより安心して使用できる。「間口にジップがあれば」「もう少し大きいサイズがあれば」といった声から生まれた。

カラーラインアップ

ネイビーシルバーはそごう横浜店で先行販売中。パウダリーピンクゴールドは9月11日から、小田急百貨店新宿店と藤崎仙台で先行販売を開始する。

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哲学者・千葉雅也が「センスの哲学」で伝えたいこと——芸術と生活をつなぐ

PROFILE: 千葉雅也/哲学者

千葉雅也/哲学者
PROFILE: (ちば・まさや)1978年栃木県生まれ。東京大学教養学部卒業。パリ第10大学および高等師範学校を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。「動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学」(第4回紀伊國屋じんぶん大賞、第5回表象文化論学会賞)、「勉強の哲学――来たるべきバカのために」、「デッドライン」(第41回野間文芸新人賞)、「マジックミラー」(第45回川端康成文学賞、「オーバーヒート」所収)、「現代思想入門」(新書大賞2023)など著作多数。PHOTO:MAYUMI HOSOKURA

「センスが良い」「悪い」とはどういったことなのか。そもそも「センス」とは何か。そして「センス」は高められるのか——そうした問いに応えてくれるのが哲学者の千葉雅也による書籍「センスの哲学」(文藝春秋)だ。

本書は、音楽、絵画、小説、映画など、芸術的ジャンルを横断しながら、さまざまな側面から「センス」について考える芸術の入門書だ。なぜ哲学者である千葉が「センス」に関する本を出版したのか。その経緯から本書に込めた思いを聞いた。

「センスの哲学」執筆の経緯

WWD:哲学者である千葉さんがなぜ「センス」についての本を出そうと思ったんですか?

千葉雅也(以下、千葉):結果的に哲学を専門とすることになりましたが、もともとは美術に興味があったんです。両親が2人とも美術系の学校を出ていたこともあり、小さい頃から、絵を描いたり、工作をしたりと、美術的な遊びをすることが多かった。ピアノも弾いていて、音楽的な遊びもしていたんですが、自分にとっては美術がメインでした。一時期は美大に行きたいという気持ちもありました。ですが、高校生のときに、批評を書き始めて、言語の方に関心が移っていきました。大学でも入学してしばらくは美術制作もしていて、美術の批評も書いたりもしていたんですけど、3年生頃からもっと理論を勉強しなければいけないと思い、制作も批評もやめて、哲学の勉強に専念するようになりました。

その後、転機になったのは、2008年に造形作家・批評家の岡﨑乾二郎さんが主催するシンポジウム「批評の現在」に参加したことです。そこから再び批評的な文章も書くようになりました。

そこから10年以上がたち、関西に移って何冊も本を書いてきて、美術や音楽、文学といった狭義の芸術だけでなく、生活全般あるいはコミュニケーションのあり方など、そういうことまで含めての広い芸術論を自分なりにまとめてもいいんじゃないかと思った次第です。

WWD:本書の最初では「センス」を「直観的に分かること=直観的で総合的な判断力」と定義されていました。

千葉:そうですね。何かものの良し悪しを、「ぱっ」と判断できるっていうのが、広く「センス」と言われているんだと思うんですよね。「あの人は絵が分かる」「音楽が分かる」「料理が分かる」など、いろいろなことについて言われるわけです。その「直観的に分かる」ということは、知性のあり方として古代からの伝統的なテーマではあるんです。そういう伝統を踏まえた上で、より現代的な芸術の問題に近いところでの「センス」について考えました。

WWD:そして「センス」は生まれもったものではなく、磨くことができると?

千葉:「センスが良い、悪い」は生まれつきの能力のように言われることが多いと思うんですが、この本では、必ずしもそうではないと説明しています。

多くの人は、何かを鑑賞するときに、「この作品にはこういう意味があって、何のために作られたのか、何を伝えたいのか」と説明できることが必要だと考えるようです。ですが、それよりも、もっと即物的にどういう配置で絵が描かれているのか、 色のバランス、音の対比、面積のコントラストなどはどうなっているのか、そういう組み立ての面白さを判断するということが、「センス」につながる。それは、ある程度勉強し、練習すれば、理解できるようになると思います。

美術やファッションの教育現場ではそういうことを教えていると思いますが、一般には、そういう即物的にものを見るということ、それはフォーマリズム(形式主義)※といいますが、 そういうことに慣れてない人が多いようです。皆さんやっぱり意味が分かんないとダメなんじゃないのかと思ってしまうんですよね。

※「フォーマリズム」は、芸術を語る上で重要なものは「形」であると考える芸術理論。フォーマリズムは作品にある抽象的で構成的な特質に注目する。「抽象的で構成的な特質」とは具体的に、線、形、色などの要素。

ですから、僕はそんなに目新しいこと言っているつもりはなくて、本書を通して、鑑賞者と作り手とがつながるようなものの見方を広く伝えたいと思っています。

WWD:この本は一般の人に向けて書かれたんですね。

千葉:そうですね。大きく芸術と生活をつなげることを目的にしています。ただ、研究として独特のことも書いていて、論文何本分もの内容が詰まってはいるので、専門的に研究している人でも楽しめると思います。

「センス」をリズムから捉える

WWD:その中で、本書では「センス」をリズムから捉えるっていうのが新鮮でした。

千葉:ものの構造をリズムで捉えるような批評はこれまでもありました。ただ、音楽、絵画、小説、映画、生活に至るまで、ここまで横断的にあらゆるジャンルのものをつないで、具体的に論ずるものは他にあまりないと思いますね。特に本書の表紙の話で、餃子とロバート・ラウシェンバーグの抽象絵画をつないで論じるというのが象徴的だと思います。

WWD:意味や目的から離れて、即物的にものを観ることの面白さを語っていますが、例えば、「あの人が描いているから、これは評価されている」みたいに、コンテクストを踏まえた上でセンスがいいと判断されることもあるのかなと思いますが。

千葉:本書の第4章では、「センス:ものごとをリズムとして『脱意味的』に楽しむことができる」と説明しています。どういう人が褒めているか、誰が否定しているかという評価のコンテクストも、一種のリズムの問題として捉えられると思います。

ファッションの場合だと、例えば、ラグジュアリーストリートでは、ストリートの文脈に対してハイファッション的なアイテムをコーディネートしたときに、ぶつかって面白くなるわけで、それも凸凹のリズムのバランスだと言える。ストリート的なものと、そこから離れたものを組み合わせたらかっこいいというのが定番化すると、今度はそれに対する逆張りで、よりフォーマルな方に落ち着くといった流れも考えられますが、それもリズムの話になってくるわけです。

WWD:一般的にセンスを磨くというとインプットの量と質が大事だと言われますが、千葉さんはどう思いますか?

千葉:まずインプットの量が必要なのはそうでしょう。経験的な勘ですが、インプットの量の閾値があると思っていて、それを超えると理解力が高まって、作れるようになったりする。でも、ずっと大量にインプットし続けなければいけないとは思わないです。インプットがかえって邪魔になることもある。ただ、若いうちに勉強(インプット)しておいた方がいいとは思います。

ファッションへの期待

WWD:3年ほど前のインタビューで、あまりファッションに興味がなくなっていると話されていましたが、今はどうですか?

千葉:当時は、コロナ禍もあって、ファッションにも閉塞感があり、飽和していると思っていました。でも、今はアジアのファッションも面白くなってきていて、また動向を追ってみようかなと思い始めています。

WWD:先日公開された千葉さんの「note」でのファッション論では、面白いファッション、スタイルを考えていきたい、と書かれていました。

千葉:そこでの「面白い」というのは、コンテクストにしても、形態にしても、複合的な意味での凸凹をいかに組み立てるかですね。僕のベースは90年代以降のファッションで、ハイなものとローなものといった、対立するものの混在に関心がある。それは変わっていないですね。言い換えると、二項対立の脱構築が問われるようなファッション。

ただ、ハイとローのコンテクストの衝突にしても、現在ではより難しくなっている感じがします。文脈を衝突させるというのは、ある種のアイロニーであり、ユーモアであり、そこに一種の政治性があると思うのですが。

WWD:ファッションに期待することはありますか?

千葉:デザイナーやメーカー、メディアに期待していることってあまりないんですが、人々に期待していることはあります。それはとにかく、変な服の着方をしてほしいということ。それに尽きるかな。

WWD:服に限らず、千葉さんの中に根本的にはそれぞれ自由に楽しんでほしいという思いがあるんですね。

千葉:楽しむことでもあるし、楽しむっていうだけだとハッピーな世界観に思われるかもしれませんが、それ以上に、面白く服を着ることが、世の中に対するある挑発であるし、ある種の「いじわる」をすることだと思うんです。みんなが当たり前だと思っているものに対して、違う角度を提示するという。そういう「いじわる」を皆さんにはやってほしいと思っています。

■「センスの哲学」
目次
第1章 センスとは何か
第2章 リズムとして捉える
第3章 いないいないばあの原理
第4章 意味のリズム
第5章 並べること
第6章 センスと偶然性
第7章 時間と人間
第8章 反復とアンチセンス
付録 芸術と生活をつなぐワーク
読書ガイド

著者:千葉雅也
定価:1760円
サイズ:46判/ページ数 256p/高さ 19cm
出版社:文藝春秋
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918273

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「フォーサムワン」から初のサングラスが登場 岩田剛典をビジュアルに起用

LDHアパレルの小川哲史が手掛けるブランド「フォーサムワン(FORSOMEONE)」は8月3日、同ブランド初となるオリジナルサングラス“デイトリッパー(DAYTRIPPER)”を発売する。ビジュアルには三代目J Soul Brothersで俳優の岩田剛典を起用した。

同アイテムはバンド、ザ・ビートルズ(The Beatles)の曲である「デイトリッパー(Day Tripper)」のように気ままな1日を過ごすという遊び心をテーマに、フレームはウェリントンタイプをベースに採用。立体的で存在感のあるフロントリムは、ブリッジに向かってスムーズに上がるエッジの効いたデザインに仕上げた。サイドには「フォーサムワン」の台形アイコン、内側には「フォーサムワン」と「デイトリッパー」の刻印を施した。レンズカラーは、ブラック、ブルー、ミラーの3色展開。

岩田剛典の着用ビジュアル

アイテム詳細

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レッドベルベットが「パンドラ」のアンバサダーに就任

デンマーク発のジュエリーブランド「パンドラ(PANDORA)」は韓国アイドルグループのレッドベルベット(Red Velvet)をブランドアンバサダーとして迎えた新たなパートナーシップを発表した。

キャンペーン画像

「パンドラ」が韓国のアイコンをアンバサダーに起用するのはブランド初であり、今回のパートナーシップではレッドベルベットとのキャンペーンやコラボイベントへの出演など、年間を通してさまざまな企画を予定する。なお、7月30日からレッドベルベットと5人のメンバーのインスタグラムアカウントからキャンペーン特別映像が投稿されている。

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ロレアルグループの美容施術スキンケアブランド「スキンシューティカルズ」が日本上陸 クリニック専売で今秋から

ロレアルグループの美容施術スキンケアブランド「スキンシューティカルズ(SKINCEUTICALS)」が今秋、日本に上陸する。医療機関専売品となり、日本ロレアル ダーマトロジカルビューティ事業本部のブランドに加わる。販売はレーザーやエネルギーなどの技術を応用した美容システムの研究、開発、製造、販売を行う医療機器メーカー、米国キュテラの日本法人に委託する。

ピュアビタミンC配合のセラムが人気

抗酸化分野の第一人者であるドクター、シェルドン・ピネル(Sheldon Pinnell)が1997年に立ち上げた「スキンシューティカルズ」は、欧米を中心に高い認知度を誇るブランドだ。特にセラムが人気で、主力商品にピュアビタミンCを独自配合した“CE フェルリック セラム”などがある。

美容医療需要の高まりに伴い、医療機関専売のスキンケア市場も成長が見込めることから日本上陸に至った。岩切直子・日本ロレアル ダーマトロジカルビューティ事業本部 事業本部長は「美容施術従事者の多大な支持のもと、世界でもファンが多い『スキンシューティカルズ』の製品を日本でも提供できることになり、大変喜ばしく思っている。美容皮膚科医とお客様の選択肢となり、また、最高峰の美容体験を求めるお客様一人ひとりの思いをホームサポートする美容施術スキンケアとなっていく事を心より願っている」とコメントしている。

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65周年“ベビーズター”が異業種コラボ! 車両“ベビ電”や「ニューエラ」帽子など

食品会社のおやつカンパニーは、同社のスナック菓子“ベビースター”65周年を祝し、おやつの常識にとらわれない「#こんなとこにも」企画として、江ノ島電鉄と台湾・高雄メトロ、横浜DeNAベイスターズ、「ニューエラ(NEW ERA)」、キャラクターアクセサリー専門店のユートレジャーなど、さまざまな企業とのコラボレーションを行う。

駅看板も麺文字に!? ベビースター×江ノ電×高雄メトロ

第1弾は、日本で人気の観光エリア・江ノ島や鎌倉を走る江ノ島電鉄と台湾・第二の都市で人気観光エリアの高雄を走る高雄メトロとコラボレーションし、オリジナルラッピング車両の運行を行う。

「ベビースターの日」である8月2日から12月末には、“ベビースター”と江ノ島電鉄のオリジナル車体ラッピングと車内装飾を施した特別車両「ベビースター号(通称、ベビ電)」が運行する。車両は昨年同様、白背景に赤い帯を配置した、“ベビースター”パッケージ風のデザインだ。内装は昭和駄菓子屋テイストで、世代によって異なる”お馴染みのベビースターキャラ”のらくがきや、ダジャレ満載なレトロ広告を配置し、レトロで懐かしい気分を味わえる。

9月7日から12月末には、“ベビースター”と高雄メトロのオリジナルラッピング車両「高雄メトロ号」が江ノ電で運行する。車両は高雄メトロのライトレールを模したデザインで、台湾風車両が日本の観光地を走行する珍しい光景を楽しめる。

車両だけではなく、7つの駅名看板も“麺文字”でジャックする。8月2日〜12月末に設置予定で、第1弾は江ノ島駅、七里ヶ浜駅、稲村ヶ崎駅、長谷駅、第2弾は藤沢駅、鎌倉高校前駅、鎌倉駅の予定だ。さらに、藤沢駅、江ノ島駅、長谷駅、鎌倉駅に設置する周遊スタンプラリーやフォトスポットの設置、オリジナルグッズの販売のほか、Xではフォトコンテストや台湾高雄への往復航空券が当たるキャンペーンも実施する。

一夜限りのナイター「ベビースターナイト」

コラボ第2弾として同社は、8月2日に横浜DeNAベイスターズと共同で、一夜限りのナイター「ベビースターナイト」対阪神タイガースを初開催する。場所は横浜スタジアムで、試合開始は18時からとなる。始球式には“ベビースター“のキャラクター、ホシオくんも登場し試合を盛り上げる。

当日はオリジナルのコラボメニューと限定コラボグッズを用意。コラボメニューはクラフトビアダイニング アンド・ナイン(CRAFT BEER DINING &9)で、グッズは横浜DeNAベイスターズの公式ウェブショップ、ジョイナス店、ベイストアホーム、ベイストアパークで販売する。

純金&プラチナのベビースター!? “観賞用ベビースター”が登場

第3弾は、ユートレジャーから、昨年大好評だった“純金ベビースター”(7万2600円)と新作“プラチナベビースター”を全世界各100本限定で発売する。8月2日から予約販売し、12月頃から販売する。ユートレジャーコンセプトストア池袋とオンラインストアで取り扱う。

「ニューエラ」とのコラボは麺柄のキャップなど

第4弾は、「ニューエラ」と初コラボレーションし、“ベビースターラーメン”をモチーフにしたキャップとTシャツを発売する。キッズサイズもそろえ、親子で“ベビースターコラボファッション”を楽しめる。9月中頃から店舗とオンラインストアで販売予定だ。

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読みやすいから共感できる文章はどう書く? 「WWDJAPAN」がライティングスクールを開催

「WWDJAPAN」は6月4日と18日、「ライティングスクール」を東京・原宿のウィズ原宿で開催した。編集長の村上要が、スマホユーザーの情報への触れ方やメディアに属する人間の情報の取捨選択に関する実情を明かしながら、目を引き、読みやすいから、共感できる文章のテクニックを伝授した。

購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2025年7月22日(火)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

1限目
ユーザーのリアルを踏まえたライティングスキルとは?

1限目は、デジタルメディアの基本的な価値指標の1つとされているPV(ページビュー)の深掘りからスタート。「どれくらい見られているか」を示す指標だが、PVを伸ばそうとするとマス向けのどこにでもありそうなネタに辿り着きがちだ。一方UU(ユニークユーザー)やSS(セッション)、PV/SS(ページビュー パー セッション)などに目を向けることで課題が明確になり、独自性のあるサイトや記事の強化につながる。また、記事を最後まで読んでくれる読者は少ないが、ターゲットや目的を具体化し、「読みづらい」と思われてしまうポイントを1つずつ潰していくと読了率を上げられる。

文章作りの基本は、「逆三角形」の法則。第1段落で最も重要なことを全て述べ、第2段落にはその次に重要なこと、第3段落以降はそれぞれの補足説明を記す。記事の前半を読めば、大半を理解できる構成だ。タイトルとリードは短く、ファーストビューに入るようにする。常に「削れるところはないか?」を考えて文章の構造をシンプルにし、本文も短くまとめることが重要だ。セミナーでは、避けるべき表現や言い換え方など、すぐに実践できるポイントもレクチャーした。

2限目
取材のノウハウとアウトプット

2限目は、取材のノウハウとアウトプットにおける鉄則を紹介した後、スタイリスト兼エディストリアルストア店主の小沢宏を招いて公開取材を実施。受講者には、公開取材をベースにインタビュー記事を書く課題を出した。

文章を書く際はまず、ゴールの解像度を高めることが重要だ。「誰に」向けて、「何を」伝え、「どう感じ」「どうしてほしい」のかを明確にし、記事を世に放つまで心に留めておく必要がある。そのゴールのために工夫を凝らし、記事を書き進めていくのだ。事前準備は、「発信したいもの」を見つける作業。想定する読者と彼らに望むアクションを踏まえ、読者が知りたそうなことや、読者に提供したい読後感などを想像しながら質問事項を考える。そして取材は、ギブ&テイクだ。相手の回答に対する感想や、取材中に思い出したほかの事例との比較、相手にとって役立つかもしれない関連トピックスなどを提供しながら取材を進めると、記事の差別化が図れる。記事を書く時は、読者は取材対象者や取材内容について何も知らないという前提で書き始めよう。取材内容を「全部盛り込む」と、結局「何も伝わらない」ため、一番伝えたいことと、それを補うことだけでまとめると良い記事になる。

3限目
共感を誘うメールと取材したくなるプレスリリースの書き方

「ライティングスクール」2日目は、プレスリリースについてのレクチャーからスタート。デジタルメディアの世界では1記事の滞在時間は平均約20秒だが、編集者が1つのプレスリリースに目を通す時間は20秒よりも短い。そのため、マイナーな企業やブランド名をメールタイトルに記すのはもったいない。また、「豪華セレブが来場!」より「●●や◇◇が来場!」のように具体性を持たせることで、編集者が手を止めるメールになる。プレスリリース本文は、端的かつ簡便に書くことを心掛けよう。冒頭に概要を数点列記し、「逆三角形」の構造でまとめると良い。

また3限目は、「WWDJAPAN」や「FASHION NEWS」「流行通信」などでファッションを担当し、現在はフリーランスのエディター兼ライターである粟田真紀子がゲストとして登壇。記事とプレスリリース、両方の執筆の経験から、取材したくなるプレスリリースの書き方を具体例を交えながら伝授した。

4限目
課題のフィードバックと質疑応答

4限目は、課題のフィードバックとブラッシュアップに関するアドバイスを行った。まずは、2限目の公開取材後に村上編集長が実際に書いた記事を紹介し、どのような意図を持ってどのように書いたかを解説。受講者からの質問も受け付けた。「どうしたら、人の気持ちを駆り立てる文章を書ける?」と尋ねられると、「嫌われることを恐れない。無関心よりは、たとえネガティブなものであったとしても感情を喚起させる方がいいかもしれない、くらいの度胸を持つことが大事。凡庸な記事は結果的に何も残さないので、大きな共感を得られるかもしれない小さなポイントを探し続けることを意識している」と答えた。セミナー後のミートアップでは、課題について村上編集長に個別でアドバイスをもらったり、参加者同士で交流して横のつながりを強化したりする受講者が見られた。

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読みやすいから共感できる文章はどう書く? 「WWDJAPAN」がライティングスクールを開催

「WWDJAPAN」は6月4日と18日、「ライティングスクール」を東京・原宿のウィズ原宿で開催した。編集長の村上要が、スマホユーザーの情報への触れ方やメディアに属する人間の情報の取捨選択に関する実情を明かしながら、目を引き、読みやすいから、共感できる文章のテクニックを伝授した。

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1限目
ユーザーのリアルを踏まえたライティングスキルとは?

1限目は、デジタルメディアの基本的な価値指標の1つとされているPV(ページビュー)の深掘りからスタート。「どれくらい見られているか」を示す指標だが、PVを伸ばそうとするとマス向けのどこにでもありそうなネタに辿り着きがちだ。一方UU(ユニークユーザー)やSS(セッション)、PV/SS(ページビュー パー セッション)などに目を向けることで課題が明確になり、独自性のあるサイトや記事の強化につながる。また、記事を最後まで読んでくれる読者は少ないが、ターゲットや目的を具体化し、「読みづらい」と思われてしまうポイントを1つずつ潰していくと読了率を上げられる。

文章作りの基本は、「逆三角形」の法則。第1段落で最も重要なことを全て述べ、第2段落にはその次に重要なこと、第3段落以降はそれぞれの補足説明を記す。記事の前半を読めば、大半を理解できる構成だ。タイトルとリードは短く、ファーストビューに入るようにする。常に「削れるところはないか?」を考えて文章の構造をシンプルにし、本文も短くまとめることが重要だ。セミナーでは、避けるべき表現や言い換え方など、すぐに実践できるポイントもレクチャーした。

2限目
取材のノウハウとアウトプット

2限目は、取材のノウハウとアウトプットにおける鉄則を紹介した後、スタイリスト兼エディストリアルストア店主の小沢宏を招いて公開取材を実施。受講者には、公開取材をベースにインタビュー記事を書く課題を出した。

文章を書く際はまず、ゴールの解像度を高めることが重要だ。「誰に」向けて、「何を」伝え、「どう感じ」「どうしてほしい」のかを明確にし、記事を世に放つまで心に留めておく必要がある。そのゴールのために工夫を凝らし、記事を書き進めていくのだ。事前準備は、「発信したいもの」を見つける作業。想定する読者と彼らに望むアクションを踏まえ、読者が知りたそうなことや、読者に提供したい読後感などを想像しながら質問事項を考える。そして取材は、ギブ&テイクだ。相手の回答に対する感想や、取材中に思い出したほかの事例との比較、相手にとって役立つかもしれない関連トピックスなどを提供しながら取材を進めると、記事の差別化が図れる。記事を書く時は、読者は取材対象者や取材内容について何も知らないという前提で書き始めよう。取材内容を「全部盛り込む」と、結局「何も伝わらない」ため、一番伝えたいことと、それを補うことだけでまとめると良い記事になる。

3限目
共感を誘うメールと取材したくなるプレスリリースの書き方

「ライティングスクール」2日目は、プレスリリースについてのレクチャーからスタート。デジタルメディアの世界では1記事の滞在時間は平均約20秒だが、編集者が1つのプレスリリースに目を通す時間は20秒よりも短い。そのため、マイナーな企業やブランド名をメールタイトルに記すのはもったいない。また、「豪華セレブが来場!」より「●●や◇◇が来場!」のように具体性を持たせることで、編集者が手を止めるメールになる。プレスリリース本文は、端的かつ簡便に書くことを心掛けよう。冒頭に概要を数点列記し、「逆三角形」の構造でまとめると良い。

また3限目は、「WWDJAPAN」や「FASHION NEWS」「流行通信」などでファッションを担当し、現在はフリーランスのエディター兼ライターである粟田真紀子がゲストとして登壇。記事とプレスリリース、両方の執筆の経験から、取材したくなるプレスリリースの書き方を具体例を交えながら伝授した。

4限目
課題のフィードバックと質疑応答

4限目は、課題のフィードバックとブラッシュアップに関するアドバイスを行った。まずは、2限目の公開取材後に村上編集長が実際に書いた記事を紹介し、どのような意図を持ってどのように書いたかを解説。受講者からの質問も受け付けた。「どうしたら、人の気持ちを駆り立てる文章を書ける?」と尋ねられると、「嫌われることを恐れない。無関心よりは、たとえネガティブなものであったとしても感情を喚起させる方がいいかもしれない、くらいの度胸を持つことが大事。凡庸な記事は結果的に何も残さないので、大きな共感を得られるかもしれない小さなポイントを探し続けることを意識している」と答えた。セミナー後のミートアップでは、課題について村上編集長に個別でアドバイスをもらったり、参加者同士で交流して横のつながりを強化したりする受講者が見られた。

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「ジョンマスターオーガニック」から限定の“ローズ香るシャンプー&コンディショナー”

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は8月15日、ダマスクローズに爽やかなハーブをブレンドした香りの“R&Gシャンプー”(236mL、2970円)と“R&Gコンディショナー”(236mL、3520円)を数量限定で発売する。直営店舗では8月1日から先行発売を行う。

ローズ&ハーブでバスタイムを至福のひとときに

“R&Gシャンプー ローズ”は、髪に優しいヤシ油由来のアミノ酸系洗浄成分に、泡立ちをサポートする自然由来の洗浄成分を配合。弾むようなクッション泡となって頭皮を包み込み、摩擦ダメージを抑えて髪をなめらかに洗い上げる。

“R&Gコンディショナー ローズ”は、高保湿成分が髪に潤いを与え、植物オイルで蓋をして潤いを蓄える。軽やかなオイルで保湿することで、やわらかくエアリーな髪に導く。また、カラーやパーマで乾燥が進んだダメージヘアのために、ハマナ葉エキスやユズ果実エキスなどを配合。髪表面を潤してキューティクルの立ち上がりを抑えるとともに、カラーやパーマをキープする。

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「ジョンマスターオーガニック」から限定の“ローズ香るシャンプー&コンディショナー”

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は8月15日、ダマスクローズに爽やかなハーブをブレンドした香りの“R&Gシャンプー”(236mL、2970円)と“R&Gコンディショナー”(236mL、3520円)を数量限定で発売する。直営店舗では8月1日から先行発売を行う。

ローズ&ハーブでバスタイムを至福のひとときに

“R&Gシャンプー ローズ”は、髪に優しいヤシ油由来のアミノ酸系洗浄成分に、泡立ちをサポートする自然由来の洗浄成分を配合。弾むようなクッション泡となって頭皮を包み込み、摩擦ダメージを抑えて髪をなめらかに洗い上げる。

“R&Gコンディショナー ローズ”は、高保湿成分が髪に潤いを与え、植物オイルで蓋をして潤いを蓄える。軽やかなオイルで保湿することで、やわらかくエアリーな髪に導く。また、カラーやパーマで乾燥が進んだダメージヘアのために、ハマナ葉エキスやユズ果実エキスなどを配合。髪表面を潤してキューティクルの立ち上がりを抑えるとともに、カラーやパーマをキープする。

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自社古着ビジネスの胎動を感じ、経産省ガイドラインを学び、米冨繊維をリスペクト【向千鶴サステナDが行く】


向千鶴サステナビリティ・ディレクターによる連載第3回は、「人」が主役。サステナビリティを取り巻く新しい話題を追いかけたら結果的に、新しい才能、行政のリーダー、新ビジネスを興そうと燃えている人たちにカメラを向けていました。企業の大小、有名無名なんて関係ありません。新しい価値って結局、志ある人が作るのです。それを追いかけるメディアの仕事は本当に面白い!

産業を良くするぞ、とやる気に満ちた人たち

「みらいのファッション人材育成プログラム」キックオフ(6/18)

経済産業省が主催する補助事業「みらいのファッション人材育成プログラム」にメンターとし参加しており、この日は公募で選ばれた5組のクリエイターとのキックオフミーティングに参加しました。会場は事務局を務める京都のインフォバーン。5組とはJR西日本SC開発、シンフラックス(Synflux)、マイスズキ(MAI SUZKI)、メタクロシス(METACHROSYS)、ワコール(WACOAL)です。「みらいの人材」と銘打ったプロジェクトに新進企業だけでなく大企業も選ばれていることに違和感を覚える方がいるかもしれません。そうなのです、そこは本プロジェクトのポイントのひとつです。

このプログラムの目的は、「サプライチェーンのデザインから製造、販売、使用、リセール・再生までをリアルとデジタルの両輪でアップデートするために、実践的な教育機会を提供する」ことです。壮大ですよね。つまり繊維・ファッション産業のサプライチェーン全体を大胆にアップデートするため、そこに寄与するアイデアを持つクリエイターを支援しよう、という話です。

そのアイデアを持つ人は、新進企業とも限りません。大事なのは所属している企業の大きさではなく、エントリーしようと決めた「個」の存在。個人に斬新なアイデアと行動力があることが重要です。大きな組織に属する「個」ならば、その組織の力も活用しつつ、自社メリットにとどまらず産業全体に貢献するアイデアを出せるかが問われます。この写真に写っている一人ひとりの肩の上に期待がかかっています。

ブランドリコーマスの胎動を感じる

トークイベント「ブランドと商業施設が考える、サステナ事業の始め方」(6/19)

話題の商業施設ハラカドで開催されたイベントのお題が「ブランドと商業施設が考える、サステナビリティ事業の始め方」だったので、行ってきました。トークのメーンはブランドが自社ブランドの古着を再販することの可能性、です。リードしたのは事業のドメインに「ブランドリコマース」を掲げるフリースタンダードの張本CEOです。

これだけ古着が人気な時代でも、自社の古着を再販しているアパレル企業はごく一部ですが、いよいよその大きな波が日本市場に到達しそうです。サステナビリティ観点からも「長く着る」のが一番。ただし、新品だけを売るビジネスからブランドリコマースの併用に転換しつつ経済的成長と両立させるには、新しい発想が必要です。ここではその可能性が語られていました。例えば、オンワード樫山は2009年から長く衣料品回収を行っていますが、最近は社内公募でのアップサイクルプロジェクトに力を入れている(収益の90%は製作者が受け取るそうで、実質、会社お墨付きの副業)そう。また、ラコステ ジャパンは本社との合意形成など外資ブランドならではの課題を抱えつつ2026年に向けて数値目標をもって取り組んでいます。商業施設の東急不動産的にはテナントから家賃をもらっている立場上ハードルが高いリセールを取り扱うために商業施設外にタッチポイントを作る可能性があること、などが語られました。

プロパーへのマイナス懸念がつきまとう自社ブランドの古着販売ですが、そもそも若者にとってプロパーは「高くて買えない」存在ともなっています。ラコステ ジャパンでは面接に同社の古着を着てくる人が多いと聞くと、若いファン層獲得のためにも自社古着のマーケティングに力を入れる戦略は理にかなっていると思います。“マイファースト〇〇”がスニーカーや小物でなく古着であるケースは今後ますます増えるでしょう。ちなみに、Free Standardによるとブランド内再販は外部プラットフォームでの販売と比べて単価が1.4~2.2倍高いそうです。

経産省のこの資料、アパレル関係者は必読です

「繊維・アパレル産業における環境配慮情報開示ガイドライン」取材(6/20)

経産省のネタが続きますが、「みらいのファッション人材育成プログラム」がクールジャパン政策課管轄であるのに対して、この日の取材は生活製品課。繊維以外に住宅や伝統工芸、日用品などの産業の競争力強化の環境作りをミッションに掲げる部署です。アパレル企業などが所属する日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)などと情報交換をしながら活動をしています。霞が関、という言い方をすると遠い存在に思えるかもしれませんが、経産省は産業にとても近い存在です。表には見えずらいですが、取材を通じて「この方たち本当に産業のことを考えてよく働いているな」と思う局面がよくあります。なんか偉そうな物言いで恐縮ですが出されている資料を見るとその緻密さにグッときます。

そのひとつが6月に公開した「繊維・アパレル産業における環境配慮情報開示ガイドライン」です。詳しくはこの記事のリンクからぜひご確認ください。「2026年をめどに国内の大手アパレルの情報開示を徹底、30年度には主要なアパレル企業において情報開示率100%を目指す」と、断言するのは田上博道製造産業局生活製品課長です。循環型経済へ向けて欧州のように法規制ありきで動くのか、このようなガイドラインを参考に産業自ら変革してゆくのか、日本のファッション産業の決断が迫られています。

ちなみに、経産省に期待するのは、ガイドラインなどの資料作りにアートディレクター、グラフィックデザイナーを起用してほしいということ。同ガイドラインは全26ページで文字がぎっしり。大事なことが書いてあるのですから読めばよい、のですが、視覚的にデザインすることで文字だけよりも拡散も理解もしやすいと思う。ただし、デザイナーにとって資料のポイントを理解、咀嚼するのは大変。会議に常に参加して議事録ならぬデザイン録を採り続けるデザイナー、という存在を霞が関にあってもよいのでは?と思います。

参考にしたのは家電、というユニークな着眼点

三陽商会リユース事業「RE: SANYO」発表会(6/21)

実にタイムリー!一つ上のトークイベントの2日後に、三陽商会のリユース事業「リ・サンヨー(RE: SANYO)」のお披露目がありました。写真は会見をリードした同社の松尾峰秀・専務執行役員です。

同社が回収自体をはじめたのは2019年ですがこれまでは自動車内装材などへ再資源化していたそう。それを再販へと舵を切るにあたり、力を入れたのが回収後の服を独自基準で仕分けし、クリーニング・仕上げで整え、検品し再販するまでの仕組みづくりです。内製化することで持続可能な低コスト運営としているそう。仕組みの参考にしたのが家電のリサイクル、という話が印象的でした。確かに、日本では衣料品より家電のほうがリサイクルが先行しています。業界は違えど先駆者から学ぶことは多いですよね。

もうひとつ印象的なのが、その場所です。同事業の一号店として選んだ「サンヨーG&Bアウトレット落合店」は、国内にアウトレットモールが広がりを見せる前の今から40年前、在庫品の廃棄削減を目的に三陽商会のアウトレット1号店として1984年にオープンした店舗とのことです。百貨店などの取引先とも競合しない絶妙な立地に新ビジネスの種を植えたわけですが、それが今また新しい種まきの場所となっている点がおもしろいです。

詳しくはこの記事の下にあるリンクから元記事へぜひ。

ヨネトミのTシャツはなぜかセーターっぽい、その理由

米冨繊維ポップアップストア(6/21)

その経営姿勢と製品をリスペクトする米冨繊維のポップアップに行ったら、長年の知り合いである小野瀬慶子さんとバッタリ。勢いで大江健社長とともに写真を撮りました。名物バイヤーとして鳴らした小野瀬さんは今、慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程でファッションの社会/人類学を研究中。ファッションと社会は表裏一体ですものね。

長い時間を経て私はサステナなモノづくりの角度から、小野瀬さんは研究角度から、山形県山辺町発のニットメーカーである米冨繊維にたどり着き、自社ブランド「コーヘン(COHEN)」を前に、同じように感動している点が非常に感慨深い。

ちなみに米冨繊維のTシャツは首回りがセーターと同じ作りなのでしっかりしており、大人が1枚で着ても不思議とカジュアルになりすぎません。私は米冨繊維と徳島の藍染め「Watanabe's」のコラボTシャツを購入しました。「Watanabe’s」の渡邊健太代表は山形出身なのですって!

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自社古着ビジネスの胎動を感じ、経産省ガイドラインを学び、米冨繊維をリスペクト【向千鶴サステナDが行く】


向千鶴サステナビリティ・ディレクターによる連載第3回は、「人」が主役。サステナビリティを取り巻く新しい話題を追いかけたら結果的に、新しい才能、行政のリーダー、新ビジネスを興そうと燃えている人たちにカメラを向けていました。企業の大小、有名無名なんて関係ありません。新しい価値って結局、志ある人が作るのです。それを追いかけるメディアの仕事は本当に面白い!

産業を良くするぞ、とやる気に満ちた人たち

「みらいのファッション人材育成プログラム」キックオフ(6/18)

経済産業省が主催する補助事業「みらいのファッション人材育成プログラム」にメンターとし参加しており、この日は公募で選ばれた5組のクリエイターとのキックオフミーティングに参加しました。会場は事務局を務める京都のインフォバーン。5組とはJR西日本SC開発、シンフラックス(Synflux)、マイスズキ(MAI SUZKI)、メタクロシス(METACHROSYS)、ワコール(WACOAL)です。「みらいの人材」と銘打ったプロジェクトに新進企業だけでなく大企業も選ばれていることに違和感を覚える方がいるかもしれません。そうなのです、そこは本プロジェクトのポイントのひとつです。

このプログラムの目的は、「サプライチェーンのデザインから製造、販売、使用、リセール・再生までをリアルとデジタルの両輪でアップデートするために、実践的な教育機会を提供する」ことです。壮大ですよね。つまり繊維・ファッション産業のサプライチェーン全体を大胆にアップデートするため、そこに寄与するアイデアを持つクリエイターを支援しよう、という話です。

そのアイデアを持つ人は、新進企業とも限りません。大事なのは所属している企業の大きさではなく、エントリーしようと決めた「個」の存在。個人に斬新なアイデアと行動力があることが重要です。大きな組織に属する「個」ならば、その組織の力も活用しつつ、自社メリットにとどまらず産業全体に貢献するアイデアを出せるかが問われます。この写真に写っている一人ひとりの肩の上に期待がかかっています。

ブランドリコーマスの胎動を感じる

トークイベント「ブランドと商業施設が考える、サステナ事業の始め方」(6/19)

話題の商業施設ハラカドで開催されたイベントのお題が「ブランドと商業施設が考える、サステナビリティ事業の始め方」だったので、行ってきました。トークのメーンはブランドが自社ブランドの古着を再販することの可能性、です。リードしたのは事業のドメインに「ブランドリコマース」を掲げるフリースタンダードの張本CEOです。

これだけ古着が人気な時代でも、自社の古着を再販しているアパレル企業はごく一部ですが、いよいよその大きな波が日本市場に到達しそうです。サステナビリティ観点からも「長く着る」のが一番。ただし、新品だけを売るビジネスからブランドリコマースの併用に転換しつつ経済的成長と両立させるには、新しい発想が必要です。ここではその可能性が語られていました。例えば、オンワード樫山は2009年から長く衣料品回収を行っていますが、最近は社内公募でのアップサイクルプロジェクトに力を入れている(収益の90%は製作者が受け取るそうで、実質、会社お墨付きの副業)そう。また、ラコステ ジャパンは本社との合意形成など外資ブランドならではの課題を抱えつつ2026年に向けて数値目標をもって取り組んでいます。商業施設の東急不動産的にはテナントから家賃をもらっている立場上ハードルが高いリセールを取り扱うために商業施設外にタッチポイントを作る可能性があること、などが語られました。

プロパーへのマイナス懸念がつきまとう自社ブランドの古着販売ですが、そもそも若者にとってプロパーは「高くて買えない」存在ともなっています。ラコステ ジャパンでは面接に同社の古着を着てくる人が多いと聞くと、若いファン層獲得のためにも自社古着のマーケティングに力を入れる戦略は理にかなっていると思います。“マイファースト〇〇”がスニーカーや小物でなく古着であるケースは今後ますます増えるでしょう。ちなみに、Free Standardによるとブランド内再販は外部プラットフォームでの販売と比べて単価が1.4~2.2倍高いそうです。

経産省のこの資料、アパレル関係者は必読です

「繊維・アパレル産業における環境配慮情報開示ガイドライン」取材(6/20)

経産省のネタが続きますが、「みらいのファッション人材育成プログラム」がクールジャパン政策課管轄であるのに対して、この日の取材は生活製品課。繊維以外に住宅や伝統工芸、日用品などの産業の競争力強化の環境作りをミッションに掲げる部署です。アパレル企業などが所属する日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)などと情報交換をしながら活動をしています。霞が関、という言い方をすると遠い存在に思えるかもしれませんが、経産省は産業にとても近い存在です。表には見えずらいですが、取材を通じて「この方たち本当に産業のことを考えてよく働いているな」と思う局面がよくあります。なんか偉そうな物言いで恐縮ですが出されている資料を見るとその緻密さにグッときます。

そのひとつが6月に公開した「繊維・アパレル産業における環境配慮情報開示ガイドライン」です。詳しくはこの記事のリンクからぜひご確認ください。「2026年をめどに国内の大手アパレルの情報開示を徹底、30年度には主要なアパレル企業において情報開示率100%を目指す」と、断言するのは田上博道製造産業局生活製品課長です。循環型経済へ向けて欧州のように法規制ありきで動くのか、このようなガイドラインを参考に産業自ら変革してゆくのか、日本のファッション産業の決断が迫られています。

ちなみに、経産省に期待するのは、ガイドラインなどの資料作りにアートディレクター、グラフィックデザイナーを起用してほしいということ。同ガイドラインは全26ページで文字がぎっしり。大事なことが書いてあるのですから読めばよい、のですが、視覚的にデザインすることで文字だけよりも拡散も理解もしやすいと思う。ただし、デザイナーにとって資料のポイントを理解、咀嚼するのは大変。会議に常に参加して議事録ならぬデザイン録を採り続けるデザイナー、という存在を霞が関にあってもよいのでは?と思います。

参考にしたのは家電、というユニークな着眼点

三陽商会リユース事業「RE: SANYO」発表会(6/21)

実にタイムリー!一つ上のトークイベントの2日後に、三陽商会のリユース事業「リ・サンヨー(RE: SANYO)」のお披露目がありました。写真は会見をリードした同社の松尾峰秀・専務執行役員です。

同社が回収自体をはじめたのは2019年ですがこれまでは自動車内装材などへ再資源化していたそう。それを再販へと舵を切るにあたり、力を入れたのが回収後の服を独自基準で仕分けし、クリーニング・仕上げで整え、検品し再販するまでの仕組みづくりです。内製化することで持続可能な低コスト運営としているそう。仕組みの参考にしたのが家電のリサイクル、という話が印象的でした。確かに、日本では衣料品より家電のほうがリサイクルが先行しています。業界は違えど先駆者から学ぶことは多いですよね。

もうひとつ印象的なのが、その場所です。同事業の一号店として選んだ「サンヨーG&Bアウトレット落合店」は、国内にアウトレットモールが広がりを見せる前の今から40年前、在庫品の廃棄削減を目的に三陽商会のアウトレット1号店として1984年にオープンした店舗とのことです。百貨店などの取引先とも競合しない絶妙な立地に新ビジネスの種を植えたわけですが、それが今また新しい種まきの場所となっている点がおもしろいです。

詳しくはこの記事の下にあるリンクから元記事へぜひ。

ヨネトミのTシャツはなぜかセーターっぽい、その理由

米冨繊維ポップアップストア(6/21)

その経営姿勢と製品をリスペクトする米冨繊維のポップアップに行ったら、長年の知り合いである小野瀬慶子さんとバッタリ。勢いで大江健社長とともに写真を撮りました。名物バイヤーとして鳴らした小野瀬さんは今、慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程でファッションの社会/人類学を研究中。ファッションと社会は表裏一体ですものね。

長い時間を経て私はサステナなモノづくりの角度から、小野瀬さんは研究角度から、山形県山辺町発のニットメーカーである米冨繊維にたどり着き、自社ブランド「コーヘン(COHEN)」を前に、同じように感動している点が非常に感慨深い。

ちなみに米冨繊維のTシャツは首回りがセーターと同じ作りなのでしっかりしており、大人が1枚で着ても不思議とカジュアルになりすぎません。私は米冨繊維と徳島の藍染め「Watanabe's」のコラボTシャツを購入しました。「Watanabe’s」の渡邊健太代表は山形出身なのですって!

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