YAMAGUCHI:私たちが美しいと感じるのは、大量生産が当たり前になる以前に作られた服です。今着ている服がビンテージとして扱われるほど時代が流れようと、私たちのビンテージ観は変わらないつもりです。「ファッションは色あせるが、スタイルは永遠」という、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の言葉があります。当店の根底にある言葉でもあります。お客さまが美しいドレスに身を包み、日常に彩りを加える。そんな商品を提供できるビンテージショップでありたいですね。
このシーズンでエミリーは今までのアメリカ的なファッションからよりフランス的なファッションに身を包むようになったが、鮮やかでプリント柄の多い今までのワードローブと決別したわけではないそうだ。今の彼女のクローゼットには、「フィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニ(PHILOSOPHY DI LORENZO SERAFINI)」や「ジャックムス(JACQUEMUS)」「マルニ(MARNI)」「ミュウミュウ(MIU MIU)」「ラ・ダブルジェイ(LA DOUBLE J.)」「ボス(BOSS)」など、さまざまなテイストのアイテムが混在しているとフィトゥシは明かす。
新シーズンでサミュエル・アーノルド(Samuel Arnold)演じる同僚ジュリアン(Julian)のために仕立てられた衣装は全て、ベルギー出身のファッションデザイナー、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)によるもの。撮影のために、個人的なアーカイブから多くの作品を貸し出してくれた。
「エディマック プロジェクト」発起人(以下、発起人):構想3年、実際に動き始めたのは2023年の年初ぐらいから。もともとは既存のものとは異なる方法で、社会課題に対するアプローチができないかと模索していて、「人が欲望をかなえていくその過程に、社会課題にアクセスできる扉を設置する」という方法を思いついた。その方法を実現するのに、まず浮かんだのが「ファッション」だった。そこから「純粋にファッションを楽しもうとする人間が、気付かぬうちに善きことをしている、という状態はどうすれば実現できるか」を考えて実現したのが、第1弾の「ハイパーストリートスナップ(HYPER STREET SNAP)」コレクションだ。
PROFILE: PROFILE:フランス・ペルピニャン出身。エスモード パリでファッションを学び、在学時にはヴィヴィアン・ウエストウッドら著名デザイナーとの仕事を経験。卒業後は「ディオール オム」のアシスタント・デザイナーに抜擢され“Cent ans de cinéma”コレクションの制作に携わる。その後拠点をハリウッドに移し、衣装デザイナーとしてのキャリアをスタート。映画「ドント・ブリーズ」「蜘蛛巣城」「エイリアン:ロムルス」など、幅広いプロジェクトに携わる PHOTO:KATIE YU/FX
カルロス:2021年の初めに、リード・プロデューサーの一人であるエドワード・L・マクドネル(Edward L. McDonnell)から連絡を受けた。彼とは昔、ジョージ・クルーニー(George Clooney)主演の「スリー・キングス」という映画で一緒に仕事をしたことがある。その時から私達はいつも「また一緒に仕事をしよう」と連絡を取り合っていたが、なかなかその機会は巡って来なかった。そしてついに「SHOGUN 将軍」で、その想いが実ったのだ。
「UNIQLO Next Generation Development Program with Ayumu Hirano 2024」ビジュアルから
ユニクロは9月14日、グローバルブランドアンバサダーを務めるプロスノーボーダー、スケートボーダーの平野歩夢選手と、次世代を担う子どもたちを応援するイベント「UNIQLO Next Generation Development Program with Ayumu Hirano 2024」を開催する。会場は、新潟の村上スノーリサーチ&トレーニングセンター。同施設はユニクロが特別協賛しており、雪上が基本であったハーフパイプのエアーを、雪上以外で高精度に再現することにより、シーズンや天候に大きな影響を受けずにトレーニングができるという。イベント開催同日に試験運用を開始する。
同イベントは、ユニクロが22年11月に発表した、世界の一流アスリートやさまざまな団体と連携し、世界中の子どもたちを応援する次世代育成活動「UNIQLO Next Generation Development Program」の一環でとして行われ、平野選手の参加は23年3月、山形県横根スキー場での開催に続き、2回目となる。
■UNIQLO Next Generation Development Program with Ayumu Hirano 2024
日程:9月14日
時間:10:00〜12:00
場所:村上スノーリサーチ&トレーニングセンター、および村上市スケートパーク
住所:新潟県村上市瀬波温泉3-2-22
情報筋によれば、米百貨店サックス・フィフス・アベニュー(SAKS FITH AVENUE)などを擁するカナダの小売り大手ハドソンズ・ベイ・カンパニー(HUDSON'S BAY COMPANY以下、HBC)による、ニーマン マーカス グループ(NEIMAN MARCUS GROUP以下、NMG)の買収が、米連邦取引委員会(Federal Trade Commission以下、FTC)および米司法省(Department of Justice)により承認されたようだ。
日程などは未定だが、取引の成立後、HBCは百貨店の運営と店舗の土地開発などの不動産業を行う新会社サックス・グローバル(SAKS GLOBAL)を設立し、サックス・フィフス・アベニュー、そのオフプライスストアであるサックス・オフ・フィフス(SAKS OFF 5TH)、ニーマン・マーカス、バーグドルフ・グッドマンを運営する。