「クエルボ」から“死者の日”特別デザインのテキーラ発売 イマーシブ・フォート東京でイベント開催も

テキーラブランド「クエルボ(CUERVO)」は9月18日、ラテンアメリカ諸国に古くから伝わる“死者の日”の11月2日に向け、特別デザインの“クエルボ・エスペシャル”(750mL、2260円)、“クエルボ・エスペシャル・シルバー”(750ml、2486円)を発売する。

“死者の日”は毎年10月31日〜11月2日の期間、キリスト教で全ての使者の魂のために祈りを捧げる日とされている。メキシコをはじめとするラテンアメリカ諸国に伝わる文化で、2003年にユネスコ無形文化遺産に登録された。今回発売するデザインは、“死者の日”を象徴するカラベラ(骸骨)と蝋燭の飾りをパッケージに反映している。

商品発売に先立ち、9月7日にはイマーシブ・フォート東京でイベント“死者の日 SPECIAL NIGHT”を開催。来場者は仮装を楽しみながら、「クエルボ」のテキーラや一夜限りの演出を体験できる。

◼︎「クエルボ」死者の日 SPECIAL NIGHT
日程:9月7日
時間:19:00〜22:00
会場:イマーシブ・フォート東京
住所:東京都江東区青海1-3-15
※本イベントは完全招待制。詳しくは「アサヒビール」公式サイトに掲載

The post 「クエルボ」から“死者の日”特別デザインのテキーラ発売 イマーシブ・フォート東京でイベント開催も appeared first on WWDJAPAN.

東京ストリート名物こってり「カミヤ」味 俺流貫き売り上げ200%増量

ソスウが運営するメンズブランド「カミヤ(KAMIYA)」の2025年春夏コレクションは“マニッシュ・ボーイ”をキーワードに、神谷康司デザイナー流の“男らしさ”をストリートウエアに凝縮させた。スタイルはアメカジやワークを中心に、スケーターやラッパーのルーズなシルエットを取り入れ、グランジ調の加工をたっぷり盛り込んだ濃厚な“男”のバランス。とはいえ重々しさはなく、むしろ軽やかに見えるのは、根底にある陽気なムードだろう。そのポジティブな“チャラさ”が「カミヤ」のスタイルを支えている。

強打者ぞろいのアイテム群

神谷デザイナーは、会場に秋葉原のキャンプ練習場「キャンパス(campass)」を選んだ。山手線の高架下という異様な空間で、電車が通過すると轟音が一帯に響き渡る。ファッションショーという非現実的なイベントと日常の環境音を融合させ、BGMのジャズが雨上がりの生暖かい湿気を熱気に変えていった。

ベースとなるのは、加工デニムのアイテムの数々だ。ヒッピー風のジーンズを高解像度でスキャニングしたトロンプルイユや、グリーンなどの色味を意識したオーバーダイで、デニムのバリエーションを拡充。ワイヤーを使って、シルエットにゆがみやうねりを加えた。さらにバックサテンの加工にも挑戦し、トップスの表面には繊細なシワでニュアンスをプラス。全体的にダークトーンで無骨さはあるものの、荒々しいカットアウトやダメージ、強弱のリズムをつけたシルエットで“隙”をデザインし、未熟で前のめりな少年性を表現した。

ジーンズに合わせたテーラードジャケットには、神谷家の家紋をモチーフにしたアゲハ蝶を刺しゅうする。 代々の先祖から受け継いできた“男たるものの責任”を背中で感じながら、男たちを鼓舞し、讃え、強く、強く前進していく意思を示す。ブランドの売り上げを支えるニットも表情豊かで、単品でも存在感を放つ強打者をそろえた。

つかんだ“らしさ”を武器に

アゲハ蝶と松、フジの花で彩った和柄のアロハや、カモフラージュ、太ピッチのボーダー、ライダースのだまし絵などインパクトのある柄が、“チャラい”抜けの要素として機能し、チーム「カミヤ」にストーリー性を与えた。世間の価値観をひっくり返すような、あっと驚くスタイルがあるわけではない。あくまでリアルクローズをベースに、単品の強さを磨き抜いて、男らしさ、職人の加工技術を増し増しで強さを練り上げ、そこに神谷康司らしい真っ直ぐな明るさ、つまり“チャラさ”を注入して、親しみやすさと憧れを作り出す。ブランド始動から4シーズン目を迎え、「カミヤ」らしさを完全につかみつつある印象だ。

フィナーレには、デコトラが登場するサプライズも披露した。“チャラい”を体現するトラックのフロントには、“裏街道”“反抗期”の文字が刻まれている。「協力してくれたデコトラのもともとの装飾だけど、『もらった』と思った」と、神谷デザイナーは笑う。「初めてのショーでは車が壁を突き破り、次は渋谷の通りをジャックした。わざわざ秋葉原まで来てもらうのだから、普通のショーだけやったらつまらない」。ショー前のリハーサルでは、トラックが駐車する位置を何度も何度も調整していた。

未熟者だからこその強み

自分が信じた“かっこいい”を貫くスタンスはビジネスにも好影響で、売上高は前年比200%近くに伸長。特にニットとスニーカーは完売が続くほど人気で、韓国での知名度も広がっているという。ショー後の取材で質問がビジネスに及ぶと、“チャラい”視線をわざわざこちらに送りながら「それが、実はすごい増えて」と笑みがこぼれ、祝福と嫉妬の気持ちが同時に込み上げてくる。ただ、好調とはいえ「カミヤ」はまだ未熟者であることと、未熟者であるがゆえの強みを理解している。これからも熱い気持ちと謙虚な姿勢で、さらに“かっこいい”ブランドへと成長していくだろう。たっぷりのサービス精神と、愛すべき“チャラさ”と共に。

The post 東京ストリート名物こってり「カミヤ」味 俺流貫き売り上げ200%増量 appeared first on WWDJAPAN.

ミラノ拠点「セッチュウ」のサステナ定義は「もったいない」 欧州規制への冷静な対応も

「セッチュウ(SETCHU)」は「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」のグランプリなど数々のアワードで受賞歴を持つ注目のブランドだ。桑田悟史デザイナーは現在、ミラノを拠点に活動をしている。イタリア各地の工場ともつながりを持ち、ラグジュアリーマーケットを開拓している「セッチュウ」は、厳しさを増す欧州のサステナビリティ関連法規制にどう対応しているのだろうか?来日した桑田デザイナーに「セッチュウ」が考えるサステナビリティの定義や実際の取り組み内容について聞いた。

WWD:サステナビリティと言う言葉をどう解釈し、「セッチュウ」での服作りにどう位置づけて取り入れているか?

桑田悟史デザイナー(以下、桑田):サステナビリティをテーマに取材を受けるのはこれが初めて。というのもそれは当然のことであり、アピールするのは違うと思うから。大事なキーワードであり、服作りの最初にくるものだと考えている。環境面、人権面それぞれいろいろな解釈があるから解釈にとらわれず、できることは実行するスタンスだ。

自分がサステナビリティを語るときは「もったいない」と言う言葉を使うことが多い。「もったいない」という発想を持つことで、生地を節約したり、資源を大事にしたりすることができるから。「もったいない」は身の回りのことにできる限りの愛を与えることでもあると思う。江戸時代、日本はサステナビリティの最先端を行っていたが資本主義が進み、環境や人権を置き去りにしたことで崩れ、日本流のサステナビリティは衰退してしまった。「セッチュウ」という、日本の文化をブランド名にした以上、そのイメージを払拭してゆくことも使命だと思う。

WWD:“「もったいない」が衰退している”はどのようなときに感じる?

桑田:身の回りのプラスチックの量ひとつとっても、今の日本の暮らしでは「もったいない」という感覚が明らかに無視されている。プラスチックは必要だけど、そのありがたみ、感謝の念をなくしている。それは日本人のひとりとして恥ずかしいこと。本来日本人は感謝をすることが得意なのに。僕は釣りが趣味で釣りの最中に水面に浮いているプラスチックを見れば悲しくなる。

ヨーロッパの市場では買ったものを紙の袋か、持参した袋に入れてもらうことのが習慣だ。日本では少額のお金を払えばプラスチックの袋がいくらでももらえるなど、その便利さが優先されている。便利を突き詰めるあまり、サステナビリティを突き詰めることをやめてしまったのが今の日本ではないか。資本主義とサステナビリティは真逆にあるので、考える脳の使い分けも難しい。だからこそ僕たちクリエイティブな人間が違う発想でサステナビリティを視野に入れてゆく必要があるとも思う。

WWD:服作りにおいて「もったいない」は具体的にどのように取り入れている?

桑田:もの作りで参考しているのが1940年代の洋服の作りだ。当時は世界大戦があったから、身を守る服を作る技術が短時間で集中的に生み出された。大戦中だから物資不足でメタルなどの資材が使えない。その代わり、縫い方によって強度を求めた。その頃に生まれたミリタリーの服は、その後のワークウェアやユニホームなど大量生産の衣服のベースになっている。そこに見る「どう長持ちさせるか」の工夫はまさにサステナビリティの発想だ。

また人権面では、多くの工場がファッションデザイナーからの “ラストミニッツ”での対応、しかも毎シーズン繰り返される対応に疲れている。「セッチュウ」は決まった型を継続し、生地をアップデートすることで先が見える商品展開を心がけている。工場にすれば労働時間や利益の計算がしやすいし、僕らからすれば品質が向上してゆくから双方にメリットがある。こういった商品展開もサステナビリティにつながると思う。参考になるのは「iPhone」のデザインの考え方だ。

WWD:生地はオリジナルが多く、気に入った生地は継続して使用している。これも同じ考え方?

桑田:そのほうが生地屋さんからすれば生地や糸を無駄にする必要がない。オリジナルで作った分は責任を持って使い切る。だからオーダーは慎重になる。大量オーダーしつつ、実際にはその一部しか使わない大手ブランドがあるのが業界の現実。工場から「〇〇から大量オーダー入ったけど、シーズン余剰が出そうだ」と教えてもらって高級素材を抑えた価格で使用することもある。僕はミラノ拠点が長く、イタリア各地の工場と密なコミュニケーションをしており、彼らは僕が無駄を出さないことに興味があることを知っているから、余剰が出そうなときは声をかけてくれる。

WWD:桑田さんは慎重だけど、決断も早い。

桑田:それは自分の中で決めているルールのひとつ。いろいろなメゾンで経験を積む中で、デザイナーの決断が遅ければ遅いほど周りの人に負担がかかることを知ったから、決断は早くするようにしている。

WWD:環境配慮型素材には、リサイクルポリエステルやオーガニックコットン、技術革新による全く新しい素材などさまざまあるが、特にどこを意識して選んでいる?

桑田:第1に考えるのは品質。価格が同じで品質がそこまで変わらなければよりサステナブルな生地を選ぶようにしている。

欧州の法規制への対応

WWD:欧州、特にフランスを中心にサステナビリティ、循環に関する法規制が厳しくなっている。どのように対応しているか?

桑田:法規制の内容理解はデザインをしていく上で欠かせないので、動きがあるたびにチェックしている。工場との情報交換から得ることが多い。はっきりとした決まりがないケースもあるから「できる限りのことをする」スタンスだ。例えば、納品時に服を入れるパッケージングに関しては、リサイクルプラスチックを採用するのは当然で、加えてジップロックタイプにすることで店で再利用しやすいよう工夫しています。従来品より価格は上がるが、仕方ない。世の中が良くなっていくためには必要なことだと思う。

ただ、規制に全部従う必要があるかと言えば、それは疑問。正直、企業間や国家間のルールメイキングの覇権争い、利害関係に巻き込まれている感は否めない。例えばフランスでは製品に環境的な特性(*編集部注)を表示することが義務付けられているが、100%守られているかと言えばそうではなく、僕らブランド側としてははっきりしてほしい。クリアにしてゆくのは政府の役割でもある。明確でないと湾曲されたルールが生まれるといった困った状況もあるが、僕たちは環境を考えた上で規制以上にできることを行っている。ブランドの在り方、生き方として伝わるから。

*編集部注)環境的特性とは、リサイクル素材の配合とその割合、再生可能資源の使用、耐久性、堆肥化の可能性、修理可能性などを指す

WWD:法規制の中でも特に意識しているものは?

桑田:全般的に常にチェックしている。ひとつあげるとしたら、製品や原料がどこで作られているかを示すトレーサビリティーの義務化だ。意識しているというより、作り手の義務になりつつある。

WWD:コットンであれば農地まで、革製品であればどこの牧場からかを明らかにするのがトレーサビリティーだ。追いかけるのは大変では?

桑田:大変だが、(サプライヤーに対して、原産地に関する)質問をして明確な答えが返ってこなかったら使わない。EUのサプライヤーでもまだ自分たちの原料のトレーサビリティーを把握していないところはあるが、ほぼほぼ皆さん、把握している。レザーに関しては牧場で働く人たちの環境や動物の飼育環境が悪いと分かっている地域のものは使わない。中国産のコットンは(新疆綿のリスクがあるから)避ける。アメリカに輸出できないから。

実は、将来の夢は自分で農業を営むこと。そこで収穫したもので洋服を作ることが究極の夢。畑があり、動物を飼育し、ホテルを付随し、お客様自身もそこで経験をしてもらいながら循環させる。サステナビリティは経験してはじめて見えてくると思うから。資本主義の中で生活しているとサステナビリティは「聞く」だけだから経験ができる場を作りたい。

WWD:イタリアブラン「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」のような発想だ。

桑田:場所はオーストラリアなのかアフリカなのか、僕の場合は釣りができないとダメなので川や海の近くになると思う(笑)。

作る側の責任であり、お客様に求めるのはまだ早い

WWD:サステナビリティの価値をお客さんに伝えるのは、簡単ではない。着る人にもその価値をわかってほしい?

桑田:伝えるのは簡単ではない。今のところそれは、作る側の責任であり、お客さまに求めるのはまだ早いと思う。服はやはり着る人をきれいに見せるためのもの。そこにサステナビリティの付加価値がついたらいい、というスタンスだ。紙デニムのように、結果的に軽さを経験してもらえるような製品が優れていると思う。

僕は「サステナブル」と聞くとすぐ興味を持つ。こだわればこだわるほどアイデアがわき、興味を持つ。だからお客様というより、より多くのデザイナーが関心を持つといいなと思う。求める人が多くなれば変わることも多いと思うから。

WWD:環境配慮型の素材を使うと価格が上がるのでは?一時期は、従来素材の1.3倍から1.5倍と言われていた。

桑田:5年前はそうだったが、生地屋さんも進化し、イタリアでは最近は「多少高い」くらい。「多少」であれば高くても使うようにしている。

WWD:日本では、環境配慮型にこだわると選択肢の幅が狭い、とデザイナーたちがなげいている。

桑田:ミラノウニカなどの生地見本市ではリサイクル繊維などが数多く見られる。ただ、再生することにより水を大量使用しているケースもあるから、認証素材だからといって鵜呑みにはできない。常に疑いの目を持っていないとダメだろう。

PROFILE: 桑田悟史/「セッチュウ」デザイナー

桑田悟史/「セッチュウ」デザイナー
PROFILE: (くわた・さとし)1983年生まれ、京都府出身。高校卒業後にビームスの販売として勤務し、21歳渡英する。セントラル・セント・マーチンズ卒業後はガレス・ピューのアシスタントを経て、カニエ・ウェスト(Ye)のアトリエやリカルド・ティッシ時代の「ジバンシィ」、「イードゥン」でデザイナーとしての経験を積んだ。2020年に「セッチュウ」設立。22年に「フー・イズ・オン・ネクスト?」最優秀賞、23年に「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」のグランプリを受賞 PHOTO:KAZUSHI TOYOTA
WWD:具体的に環境配慮型素材を使った例を教えてほしい。

桑田:冒頭の写真の“紙”デニムは、コットン78%、紙22%。沖縄のキュアラボさんと作ったオリジナル生地。

編集部注)キュアラボ=沖縄拠点の未利用資源を活用した素材開発、製造・販売を行う2021年創業のベンチャー企業。紙デニムの原料は、さとうきびの製糖時に発生する副産物であるバガス。これをキュアラボ独自の技術でパウダー状に加工し原材料とし、国内工場で用途に合わせた紙に加工。紙糸を緯糸に使用し、国内工場にて用途に合わせた様々な生地に加工している。

人類は紀元前からサトウキビを生産・消費してきたけど、その残渣はこれまで飼料用途以外の9割が廃棄されてきた。キュアラボはその課題解決に取り組み、北海道の会社と連携してサトウキビ残渣を原料にした和紙を製造している。そのスタンスに共感した。

WWD:デニムに和紙を入れることで製品としての魅力は?

桑田:このデニムは縦位置にコットンを、横糸に2ミリ程度の薄紙を撚糸した和紙糸を使っている。紙は繊維ではないので、バクテリアがつきにくく、クリーン。そして紙だから着ると驚くほど軽い。そして夏は涼しく、冬は暖かく、機能的だ。今はまだ開発中であり、当初は13~15オンスだったところを試行錯誤で糸を細くしてもらい、現状は16オンスの見た目で11オンス程度まで軽くなった。

WWD:「セッチュウ」と言えば、ユニークなパターンも特徴だ。

桑田:「セッチュウ」のDNAとは、クラシックなものから着想を得て、シンプルで機能的な衣服の創作をすること。サヴィル・ロウでは、生地の最効率化と耐久性の高い衣服の構造を学んだ。このデニムにもエドワーディアン調の要素が入っている。そして僕らは手作業にこだわるのでセルビッチ風のステッチも手仕事だ。

The post ミラノ拠点「セッチュウ」のサステナ定義は「もったいない」 欧州規制への冷静な対応も appeared first on WWDJAPAN.

ミラノ拠点「セッチュウ」のサステナ定義は「もったいない」 欧州規制への冷静な対応も

「セッチュウ(SETCHU)」は「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」のグランプリなど数々のアワードで受賞歴を持つ注目のブランドだ。桑田悟史デザイナーは現在、ミラノを拠点に活動をしている。イタリア各地の工場ともつながりを持ち、ラグジュアリーマーケットを開拓している「セッチュウ」は、厳しさを増す欧州のサステナビリティ関連法規制にどう対応しているのだろうか?来日した桑田デザイナーに「セッチュウ」が考えるサステナビリティの定義や実際の取り組み内容について聞いた。

WWD:サステナビリティと言う言葉をどう解釈し、「セッチュウ」での服作りにどう位置づけて取り入れているか?

桑田悟史デザイナー(以下、桑田):サステナビリティをテーマに取材を受けるのはこれが初めて。というのもそれは当然のことであり、アピールするのは違うと思うから。大事なキーワードであり、服作りの最初にくるものだと考えている。環境面、人権面それぞれいろいろな解釈があるから解釈にとらわれず、できることは実行するスタンスだ。

自分がサステナビリティを語るときは「もったいない」と言う言葉を使うことが多い。「もったいない」という発想を持つことで、生地を節約したり、資源を大事にしたりすることができるから。「もったいない」は身の回りのことにできる限りの愛を与えることでもあると思う。江戸時代、日本はサステナビリティの最先端を行っていたが資本主義が進み、環境や人権を置き去りにしたことで崩れ、日本流のサステナビリティは衰退してしまった。「セッチュウ」という、日本の文化をブランド名にした以上、そのイメージを払拭してゆくことも使命だと思う。

WWD:“「もったいない」が衰退している”はどのようなときに感じる?

桑田:身の回りのプラスチックの量ひとつとっても、今の日本の暮らしでは「もったいない」という感覚が明らかに無視されている。プラスチックは必要だけど、そのありがたみ、感謝の念をなくしている。それは日本人のひとりとして恥ずかしいこと。本来日本人は感謝をすることが得意なのに。僕は釣りが趣味で釣りの最中に水面に浮いているプラスチックを見れば悲しくなる。

ヨーロッパの市場では買ったものを紙の袋か、持参した袋に入れてもらうことのが習慣だ。日本では少額のお金を払えばプラスチックの袋がいくらでももらえるなど、その便利さが優先されている。便利を突き詰めるあまり、サステナビリティを突き詰めることをやめてしまったのが今の日本ではないか。資本主義とサステナビリティは真逆にあるので、考える脳の使い分けも難しい。だからこそ僕たちクリエイティブな人間が違う発想でサステナビリティを視野に入れてゆく必要があるとも思う。

WWD:服作りにおいて「もったいない」は具体的にどのように取り入れている?

桑田:もの作りで参考しているのが1940年代の洋服の作りだ。当時は世界大戦があったから、身を守る服を作る技術が短時間で集中的に生み出された。大戦中だから物資不足でメタルなどの資材が使えない。その代わり、縫い方によって強度を求めた。その頃に生まれたミリタリーの服は、その後のワークウェアやユニホームなど大量生産の衣服のベースになっている。そこに見る「どう長持ちさせるか」の工夫はまさにサステナビリティの発想だ。

また人権面では、多くの工場がファッションデザイナーからの “ラストミニッツ”での対応、しかも毎シーズン繰り返される対応に疲れている。「セッチュウ」は決まった型を継続し、生地をアップデートすることで先が見える商品展開を心がけている。工場にすれば労働時間や利益の計算がしやすいし、僕らからすれば品質が向上してゆくから双方にメリットがある。こういった商品展開もサステナビリティにつながると思う。参考になるのは「iPhone」のデザインの考え方だ。

WWD:生地はオリジナルが多く、気に入った生地は継続して使用している。これも同じ考え方?

桑田:そのほうが生地屋さんからすれば生地や糸を無駄にする必要がない。オリジナルで作った分は責任を持って使い切る。だからオーダーは慎重になる。大量オーダーしつつ、実際にはその一部しか使わない大手ブランドがあるのが業界の現実。工場から「〇〇から大量オーダー入ったけど、シーズン余剰が出そうだ」と教えてもらって高級素材を抑えた価格で使用することもある。僕はミラノ拠点が長く、イタリア各地の工場と密なコミュニケーションをしており、彼らは僕が無駄を出さないことに興味があることを知っているから、余剰が出そうなときは声をかけてくれる。

WWD:桑田さんは慎重だけど、決断も早い。

桑田:それは自分の中で決めているルールのひとつ。いろいろなメゾンで経験を積む中で、デザイナーの決断が遅ければ遅いほど周りの人に負担がかかることを知ったから、決断は早くするようにしている。

WWD:環境配慮型素材には、リサイクルポリエステルやオーガニックコットン、技術革新による全く新しい素材などさまざまあるが、特にどこを意識して選んでいる?

桑田:第1に考えるのは品質。価格が同じで品質がそこまで変わらなければよりサステナブルな生地を選ぶようにしている。

欧州の法規制への対応

WWD:欧州、特にフランスを中心にサステナビリティ、循環に関する法規制が厳しくなっている。どのように対応しているか?

桑田:法規制の内容理解はデザインをしていく上で欠かせないので、動きがあるたびにチェックしている。工場との情報交換から得ることが多い。はっきりとした決まりがないケースもあるから「できる限りのことをする」スタンスだ。例えば、納品時に服を入れるパッケージングに関しては、リサイクルプラスチックを採用するのは当然で、加えてジップロックタイプにすることで店で再利用しやすいよう工夫しています。従来品より価格は上がるが、仕方ない。世の中が良くなっていくためには必要なことだと思う。

ただ、規制に全部従う必要があるかと言えば、それは疑問。正直、企業間や国家間のルールメイキングの覇権争い、利害関係に巻き込まれている感は否めない。例えばフランスでは製品に環境的な特性(*編集部注)を表示することが義務付けられているが、100%守られているかと言えばそうではなく、僕らブランド側としてははっきりしてほしい。クリアにしてゆくのは政府の役割でもある。明確でないと湾曲されたルールが生まれるといった困った状況もあるが、僕たちは環境を考えた上で規制以上にできることを行っている。ブランドの在り方、生き方として伝わるから。

*編集部注)環境的特性とは、リサイクル素材の配合とその割合、再生可能資源の使用、耐久性、堆肥化の可能性、修理可能性などを指す

WWD:法規制の中でも特に意識しているものは?

桑田:全般的に常にチェックしている。ひとつあげるとしたら、製品や原料がどこで作られているかを示すトレーサビリティーの義務化だ。意識しているというより、作り手の義務になりつつある。

WWD:コットンであれば農地まで、革製品であればどこの牧場からかを明らかにするのがトレーサビリティーだ。追いかけるのは大変では?

桑田:大変だが、(サプライヤーに対して、原産地に関する)質問をして明確な答えが返ってこなかったら使わない。EUのサプライヤーでもまだ自分たちの原料のトレーサビリティーを把握していないところはあるが、ほぼほぼ皆さん、把握している。レザーに関しては牧場で働く人たちの環境や動物の飼育環境が悪いと分かっている地域のものは使わない。中国産のコットンは(新疆綿のリスクがあるから)避ける。アメリカに輸出できないから。

実は、将来の夢は自分で農業を営むこと。そこで収穫したもので洋服を作ることが究極の夢。畑があり、動物を飼育し、ホテルを付随し、お客様自身もそこで経験をしてもらいながら循環させる。サステナビリティは経験してはじめて見えてくると思うから。資本主義の中で生活しているとサステナビリティは「聞く」だけだから経験ができる場を作りたい。

WWD:イタリアブラン「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」のような発想だ。

桑田:場所はオーストラリアなのかアフリカなのか、僕の場合は釣りができないとダメなので川や海の近くになると思う(笑)。

作る側の責任であり、お客様に求めるのはまだ早い

WWD:サステナビリティの価値をお客さんに伝えるのは、簡単ではない。着る人にもその価値をわかってほしい?

桑田:伝えるのは簡単ではない。今のところそれは、作る側の責任であり、お客さまに求めるのはまだ早いと思う。服はやはり着る人をきれいに見せるためのもの。そこにサステナビリティの付加価値がついたらいい、というスタンスだ。紙デニムのように、結果的に軽さを経験してもらえるような製品が優れていると思う。

僕は「サステナブル」と聞くとすぐ興味を持つ。こだわればこだわるほどアイデアがわき、興味を持つ。だからお客様というより、より多くのデザイナーが関心を持つといいなと思う。求める人が多くなれば変わることも多いと思うから。

WWD:環境配慮型の素材を使うと価格が上がるのでは?一時期は、従来素材の1.3倍から1.5倍と言われていた。

桑田:5年前はそうだったが、生地屋さんも進化し、イタリアでは最近は「多少高い」くらい。「多少」であれば高くても使うようにしている。

WWD:日本では、環境配慮型にこだわると選択肢の幅が狭い、とデザイナーたちがなげいている。

桑田:ミラノウニカなどの生地見本市ではリサイクル繊維などが数多く見られる。ただ、再生することにより水を大量使用しているケースもあるから、認証素材だからといって鵜呑みにはできない。常に疑いの目を持っていないとダメだろう。

PROFILE: 桑田悟史/「セッチュウ」デザイナー

桑田悟史/「セッチュウ」デザイナー
PROFILE: (くわた・さとし)1983年生まれ、京都府出身。高校卒業後にビームスの販売として勤務し、21歳渡英する。セントラル・セント・マーチンズ卒業後はガレス・ピューのアシスタントを経て、カニエ・ウェスト(Ye)のアトリエやリカルド・ティッシ時代の「ジバンシィ」、「イードゥン」でデザイナーとしての経験を積んだ。2020年に「セッチュウ」設立。22年に「フー・イズ・オン・ネクスト?」最優秀賞、23年に「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」のグランプリを受賞 PHOTO:KAZUSHI TOYOTA
WWD:具体的に環境配慮型素材を使った例を教えてほしい。

桑田:冒頭の写真の“紙”デニムは、コットン78%、紙22%。沖縄のキュアラボさんと作ったオリジナル生地。

編集部注)キュアラボ=沖縄拠点の未利用資源を活用した素材開発、製造・販売を行う2021年創業のベンチャー企業。紙デニムの原料は、さとうきびの製糖時に発生する副産物であるバガス。これをキュアラボ独自の技術でパウダー状に加工し原材料とし、国内工場で用途に合わせた紙に加工。紙糸を緯糸に使用し、国内工場にて用途に合わせた様々な生地に加工している。

人類は紀元前からサトウキビを生産・消費してきたけど、その残渣はこれまで飼料用途以外の9割が廃棄されてきた。キュアラボはその課題解決に取り組み、北海道の会社と連携してサトウキビ残渣を原料にした和紙を製造している。そのスタンスに共感した。

WWD:デニムに和紙を入れることで製品としての魅力は?

桑田:このデニムは縦位置にコットンを、横糸に2ミリ程度の薄紙を撚糸した和紙糸を使っている。紙は繊維ではないので、バクテリアがつきにくく、クリーン。そして紙だから着ると驚くほど軽い。そして夏は涼しく、冬は暖かく、機能的だ。今はまだ開発中であり、当初は13~15オンスだったところを試行錯誤で糸を細くしてもらい、現状は16オンスの見た目で11オンス程度まで軽くなった。

WWD:「セッチュウ」と言えば、ユニークなパターンも特徴だ。

桑田:「セッチュウ」のDNAとは、クラシックなものから着想を得て、シンプルで機能的な衣服の創作をすること。サヴィル・ロウでは、生地の最効率化と耐久性の高い衣服の構造を学んだ。このデニムにもエドワーディアン調の要素が入っている。そして僕らは手作業にこだわるのでセルビッチ風のステッチも手仕事だ。

The post ミラノ拠点「セッチュウ」のサステナ定義は「もったいない」 欧州規制への冷静な対応も appeared first on WWDJAPAN.

「ロリエ」が低反発枕並のフィット感を目指した生理用ナプキンを発売 10年の開発期間を経て

花王は9月28日、「ロリエ」から、大型商品としては2年ぶりとなる生理用ナプキンの新シリーズ“しあわせ素肌 もちふわfit”を発売する。価格帯は460〜820円前後(編集部調べ)。10年の開発期間をかけて、“低反発の枕”のような動きに合わせたフィット感と、夜用ナプキンレベル(“朝までブロック300“との比較)の吸収力を実現した。

近年、女性の社会的な活躍機会が増加したことでナプキンの悩みも多様化している。生理中でも仕事や子育てなどの事情で動く必要があったり自分のタイミングでナプキンを取り替えたりすることができず、漏れや肌負担につながっている。

そのような悩みに応えるべく、“しあわせ素肌 もちふわfit”を開発した。“特に多い昼用 羽つき”(14コ、460円前後※編集部調べ/26コ、820円前後※編集部調べ)、“特別心配な昼用 羽つき”(9コ、460円前後※編集部調べ)をラインアップする。

動きに応じて柔軟に変形しながらも元の形に戻る低反発枕のような処方を目指し、不織布をピース状にして使用した。体の動きに合わせて自在に変形するフィット感を実現する。お尻の隙間にフィットするV字の形状もポイントだ。お尻を覆う面積が減ったことで、体の動きに伴う違和感や擦れといった肌への負担を減らす。夜用ナプキンレベルの吸水力で安心感をもたらす。

売上目標は「ロリエ」の生理用ナプキン全体で前年比5%増を掲げる。今後は同シリーズのサイズ拡充を図る予定だ。

生理現象を取り巻く環境にも着目

「ロリエ」は「生理をもっと過ごしやすく」をブランドパーパスに掲げ、生理現象を取り巻く環境をより良くすることを目指している。これを体現する取り組みの1つが、ナプキンの備品化プロジェクト「職場のロリエ」だ。突然生理がきても安心して働けるように職場のトイレに生理用品を備品化してもらう取り組みで、24年8月時点で200社以上の導入につながっている。

5日に行われた会見には、ブランドアンバサダーを務める俳優の二階堂ふみが登壇した。二階堂は「海外では日常的に生理用品を買うことが困難な『生理の貧困』がある。自信を持って外で活躍できるように、“生理用品のドネーション”を相談できたら嬉しい」と提案を持ちかけた。花王の坂田美穂子ブランドマネジャーは、「ブランドのパーパスに基づき検討したい」と前向きな姿勢を示した。

The post 「ロリエ」が低反発枕並のフィット感を目指した生理用ナプキンを発売 10年の開発期間を経て appeared first on WWDJAPAN.

「ロリエ」が低反発枕並のフィット感を目指した生理用ナプキンを発売 10年の開発期間を経て

花王は9月28日、「ロリエ」から、大型商品としては2年ぶりとなる生理用ナプキンの新シリーズ“しあわせ素肌 もちふわfit”を発売する。価格帯は460〜820円前後(編集部調べ)。10年の開発期間をかけて、“低反発の枕”のような動きに合わせたフィット感と、夜用ナプキンレベル(“朝までブロック300“との比較)の吸収力を実現した。

近年、女性の社会的な活躍機会が増加したことでナプキンの悩みも多様化している。生理中でも仕事や子育てなどの事情で動く必要があったり自分のタイミングでナプキンを取り替えたりすることができず、漏れや肌負担につながっている。

そのような悩みに応えるべく、“しあわせ素肌 もちふわfit”を開発した。“特に多い昼用 羽つき”(14コ、460円前後※編集部調べ/26コ、820円前後※編集部調べ)、“特別心配な昼用 羽つき”(9コ、460円前後※編集部調べ)をラインアップする。

動きに応じて柔軟に変形しながらも元の形に戻る低反発枕のような処方を目指し、不織布をピース状にして使用した。体の動きに合わせて自在に変形するフィット感を実現する。お尻の隙間にフィットするV字の形状もポイントだ。お尻を覆う面積が減ったことで、体の動きに伴う違和感や擦れといった肌への負担を減らす。夜用ナプキンレベルの吸水力で安心感をもたらす。

売上目標は「ロリエ」の生理用ナプキン全体で前年比5%増を掲げる。今後は同シリーズのサイズ拡充を図る予定だ。

生理現象を取り巻く環境にも着目

「ロリエ」は「生理をもっと過ごしやすく」をブランドパーパスに掲げ、生理現象を取り巻く環境をより良くすることを目指している。これを体現する取り組みの1つが、ナプキンの備品化プロジェクト「職場のロリエ」だ。突然生理がきても安心して働けるように職場のトイレに生理用品を備品化してもらう取り組みで、24年8月時点で200社以上の導入につながっている。

5日に行われた会見には、ブランドアンバサダーを務める俳優の二階堂ふみが登壇した。二階堂は「海外では日常的に生理用品を買うことが困難な『生理の貧困』がある。自信を持って外で活躍できるように、“生理用品のドネーション”を相談できたら嬉しい」と提案を持ちかけた。花王の坂田美穂子ブランドマネジャーは、「ブランドのパーパスに基づき検討したい」と前向きな姿勢を示した。

The post 「ロリエ」が低反発枕並のフィット感を目指した生理用ナプキンを発売 10年の開発期間を経て appeared first on WWDJAPAN.

「ブリリアージュ」がブランド初のスキンケアライン発売 クレンジング2種を用意

嶋田ちあきヘア&メイクアップアーティストが手掛けるメイクアップブランド「ブリリアージュ(BRILLIAGE)」は9月13日、ブランド初となるスキンケアライン“ヴァイタリティ スキン”を発売する。第1弾はスキンケアの最初のステップであるクレンジング(400mL、4180円)とポイントメイクアップリムーバー(145mL、2750円)を公式サイトなどで発売する。

同ブランドは2009年に誕生し、今年15周年を迎える。嶋田氏が顧客などにタッチアップを行った際、肌の硬い人が多かったことから「上手にメイクが落とせず、保湿もしっかりとできていないのではないか」と感じたことからクレンジングの開発に着手した。「メイクを落とすことは、メイクをきれいに仕上げることと同じくらい大事なこと」とし、肌に負担をかけず潤いを残しながらメイクをしっかりオフできる処方を実現した。

クレンジング“バイタリティ スキン クレンジング ドロップス”は、ウォーターベースの拭き取りクレンジング。摩擦レスに拭き取りができるようにとろみをつける成分を配合して粘度を調整した。角質軟化が期待できるビルベリー果実エキスや、ピーリング成分のAHA成分などを配合し、メイクオフと洗顔、保湿ケアが1本でかなう。エタノールや鉱物油、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤香料、着色料は不使用で、洗浄成分は100%植物由来にこだわった。

ポイントメイクアップリムーバー“バイタリティ スキン クレンジング ドロップ アイズ&リップス”は、洗浄成分を含んだオイルと水の2層構造。デリケートな目元や口元に負担をかけずに素早く落とせる。抗炎症作用が期待できるグリチルリチン酸2Kや、シミやくすみなどにアプローチするビタミンC誘導体などアンチエイジング成分などを配合し、まつ毛や唇のケア成分を配合し、メイクオフと肌ケアをかなえる。

The post 「ブリリアージュ」がブランド初のスキンケアライン発売 クレンジング2種を用意 appeared first on WWDJAPAN.

志田未来、菅井友香、阿部詩が登場 「ワコール」のリブランディングイベントでサシェ作りを体験

ワコール9月5日、東京ミッドタウン日比谷で「ワコール(WACOAL)」のリブランディングイベントを行った。コンセプトを“美しさ”から“新しい自分への出合い”に再定義。ブランドメッセージを“愛するわたしへ。Love your moment.”とし、日々の下着を選ぶ時間が、自分を見つめ、愛せる瞬間になるようなブランドを目指す。これは、新たなブランドの世界観を表現するポップアップイベント“ラブ ユア モーメント ガーデン”を記念するもので、女優の志田未来、タレントの菅井友香、柔道家の阿部詩が登場。ハーブガーデンをイメージした空間でトークショーを行った。

3人が語る“自分を愛する瞬間”

1日の始め方について志田は、「窓を開けて空気を入れ替えるとスイッチが入る」とコメント。健康に気を使うという菅井は、「トマトでリコピン、プルーンで鉄分を取るなど、しっかりと朝ごはんを食べる」と話した。「朝起きて、すぐにトレーニングなので、鏡を見て自分に頑張ろうと言い聞かせる」と阿部。自分を愛する瞬間について志田は、「365日」、菅井は「ベスト尽くせたと思えたとき」、阿部は「困難な状況でも一歩前に進めた瞬間」と、それぞれの思いを語った。トークショーの後に3人は、オリジナルのサシェ作りを体験。思い思いにドライフラワーや下着の製造工程で発生する残材のアップリケ、好きなアロマを選び完成させた。

ポップアップイベント“ラブ ユア モーメント ガーデン”は6〜8日、東京ミッドタウン日比谷で開催。日本橋のフラワーショップ「フェテ(FETE)」とコラボしたアロマの香りが漂うハーブガーデンの中で、オリジナルのサシェ作りが体験できる(500円)。来場者限定で、SNS投稿キャンペーンも実施。抽選で100人に“ディアヒップショーツ”をプレゼントする。

■「Love your moment Garden」
会期:9月6〜8日
時間:11:00~19:00
会場:東京ミッドタウン日比谷 アトリウム(1階)100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目1-2
※サシェ作り体験(500円)は、各日先着100個限定

The post 志田未来、菅井友香、阿部詩が登場 「ワコール」のリブランディングイベントでサシェ作りを体験 appeared first on WWDJAPAN.

志田未来、菅井友香、阿部詩が登場 「ワコール」のリブランディングイベントでサシェ作りを体験

ワコール9月5日、東京ミッドタウン日比谷で「ワコール(WACOAL)」のリブランディングイベントを行った。コンセプトを“美しさ”から“新しい自分への出合い”に再定義。ブランドメッセージを“愛するわたしへ。Love your moment.”とし、日々の下着を選ぶ時間が、自分を見つめ、愛せる瞬間になるようなブランドを目指す。これは、新たなブランドの世界観を表現するポップアップイベント“ラブ ユア モーメント ガーデン”を記念するもので、女優の志田未来、タレントの菅井友香、柔道家の阿部詩が登場。ハーブガーデンをイメージした空間でトークショーを行った。

3人が語る“自分を愛する瞬間”

1日の始め方について志田は、「窓を開けて空気を入れ替えるとスイッチが入る」とコメント。健康に気を使うという菅井は、「トマトでリコピン、プルーンで鉄分を取るなど、しっかりと朝ごはんを食べる」と話した。「朝起きて、すぐにトレーニングなので、鏡を見て自分に頑張ろうと言い聞かせる」と阿部。自分を愛する瞬間について志田は、「365日」、菅井は「ベスト尽くせたと思えたとき」、阿部は「困難な状況でも一歩前に進めた瞬間」と、それぞれの思いを語った。トークショーの後に3人は、オリジナルのサシェ作りを体験。思い思いにドライフラワーや下着の製造工程で発生する残材のアップリケ、好きなアロマを選び完成させた。

ポップアップイベント“ラブ ユア モーメント ガーデン”は6〜8日、東京ミッドタウン日比谷で開催。日本橋のフラワーショップ「フェテ(FETE)」とコラボしたアロマの香りが漂うハーブガーデンの中で、オリジナルのサシェ作りが体験できる(500円)。来場者限定で、SNS投稿キャンペーンも実施。抽選で100人に“ディアヒップショーツ”をプレゼントする。

■「Love your moment Garden」
会期:9月6〜8日
時間:11:00~19:00
会場:東京ミッドタウン日比谷 アトリウム(1階)100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目1-2
※サシェ作り体験(500円)は、各日先着100個限定

The post 志田未来、菅井友香、阿部詩が登場 「ワコール」のリブランディングイベントでサシェ作りを体験 appeared first on WWDJAPAN.

「ビズビム」の「WMV」が単独初のポップアップを開催 東京・富山・熊本の3都市で

「ビズビム(VISVIM)」のウィメンズブランド「WMV」は、ポップアップ“クロージング アンド ハーモニー”をオープンする。9月13〜23日にスーパー エー マーケット青山店で、10月4〜14日に熊本県のアートワーク、10月25日〜11月4日に富山県のグリーンルーム、11月15〜24日にWMV ビズビム トウキョウで行う。

限定商品や新作シューズ
デザイナー自ら手掛けたルックブックなど

本ポップアップでは、開催に合わせて用意した限定商品や、ブランドを代表するシューズの2024-25年秋冬シーズンモデルを取り扱うほか、中村ケルシー=「WMV」デザイナーがスタイリングとモデルを担当したルックブックを制作し、ブランドの世界観を表現する。「WMV」が単独でポップアップを行うのは今回が初となる。

中村ケルシー=デザイナーは、「人が感じる心地よさには、男性にも女性にも大きな違いはないと思うが、女性は着心地や肌触りにおいてより繊細な感覚を大切にするように思う。どんなときでも着ている身体が喜ぶような、ずっと着ていたいと感じられるものを作っていきたい」と語っている。

The post 「ビズビム」の「WMV」が単独初のポップアップを開催 東京・富山・熊本の3都市で appeared first on WWDJAPAN.

「ビズビム」の「WMV」が単独初のポップアップを開催 東京・富山・熊本の3都市で

「ビズビム(VISVIM)」のウィメンズブランド「WMV」は、ポップアップ“クロージング アンド ハーモニー”をオープンする。9月13〜23日にスーパー エー マーケット青山店で、10月4〜14日に熊本県のアートワーク、10月25日〜11月4日に富山県のグリーンルーム、11月15〜24日にWMV ビズビム トウキョウで行う。

限定商品や新作シューズ
デザイナー自ら手掛けたルックブックなど

本ポップアップでは、開催に合わせて用意した限定商品や、ブランドを代表するシューズの2024-25年秋冬シーズンモデルを取り扱うほか、中村ケルシー=「WMV」デザイナーがスタイリングとモデルを担当したルックブックを制作し、ブランドの世界観を表現する。「WMV」が単独でポップアップを行うのは今回が初となる。

中村ケルシー=デザイナーは、「人が感じる心地よさには、男性にも女性にも大きな違いはないと思うが、女性は着心地や肌触りにおいてより繊細な感覚を大切にするように思う。どんなときでも着ている身体が喜ぶような、ずっと着ていたいと感じられるものを作っていきたい」と語っている。

The post 「ビズビム」の「WMV」が単独初のポップアップを開催 東京・富山・熊本の3都市で appeared first on WWDJAPAN.

池松壮亮が語る「俳優としての責任と覚悟」——感じた違和感を口にすることの大切さ

PROFILE: 池松壮亮/俳優

PROFILE: (いけまつ・そうすけ)1990年生まれ、福岡県出身。2003年に「ラスト サムライ」で映画デビュー。近年の主な映画出演作に「夜空はいつでも最高密度の青色だ」(17)、「斬、」(18)、「宮本から君へ」(19)、「ちょっと思い出しただけ」(22)、「シン・仮面ライダー」(23)、「せかいのおきく」(23)、「白鍵と黒鍵の間に」(23)など。現在放送中のドラマ「海のはじまり」(フジテレビ)に出演中。待機作に、9月27日公開の「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」、11月8日公開の「本心」がある。

大学在学中に制作した長編初監督作品「僕はイエス様が嫌い」(2019年)で注目を集めた新鋭、奥山大史。長編2本目となる新作映画「ぼくのお日さま」は、吃音のある少年、タクヤとフィギュアスケートを学ぶ少女、サクラの出会いの物語。そんな2人を見守るスケートのコーチ、荒川を演じたのは池松壮亮。フィギュアスケートの選手として活躍する夢を諦め、地方でスケートを教える荒川が胸に秘めた静かな葛藤。そして、子供たちに希望を託すことで変化していく荒川を、余白を大切にした演出の中で見事に表現している。奥山大史監督という新しい才能との出会いから受けた刺激。そして、取材に私服で挑むようになった経緯など、映画に対する真摯な思いを語ってくれた。

スケートに初挑戦

——池松さんが演じた荒川は複雑な思いを抱えたキャラクターですが、映画では細かくは説明されません。撮影前に奥山監督と役について話をされたのでしょうか。

池松壮亮(以下、池松):撮影前に奥山さんからキャラクターにまつわる自己紹介文をいただいて、それ以外にも時間をかけていろいろなお話をしました。今回スケートの練習が必要な役だったので、撮影の半年前から週に1回、スケートリンクに通って特訓させてもらいました。そこによく奥山さんが来てくれて、そこであれこれ話したり、ご飯に行ってまたあれこれ話しながら奥山さんのやりたいことや好きなこと、お互いを理解していく中で、さまざま意見交換をしてきました。その上で日々の撮影の中で、荒川という人に出会っていくこと、発見していく(荒川という人物に対して理解を深めるような)ことを目指していました。

——役作りに加えてスケートの練習もしなくてはいけなかったんですね。池松さんは子供の頃には野球をやられていたそうですがスケートはいかがでした?

池松:氷の上に立ったこともなくて、こんなに難しいのか!と絶句しました。これまで役を演じる上でいろんなことをやらせてもらいましたが、いままで取り組んだ中で一番難しかったです。最初はリンクに2〜3秒立っているのがやっとで、何度も何度も転びました。大人の初心者がヘルメットをかぶって練習している横で、子供たちがスイスイ滑っているんです。僕が教えてもらっている先生のところに子供たちが「こんにちは」と各々挨拶に来るんですが、近寄ってくるたびにバランスを崩して転び、転ぶたびに子供たちにケラケラ笑われていました(笑)。スケートリンクにある貸し靴とかだと素人でも滑れるそうなんですが、元選手でコーチの役なのでプロ仕様の靴を使用していました。あまりに細かなフィギュアスケート特有の身体のコントロールが必要で、その感覚をつかむまでにとても時間がかかりました。

——その甲斐あって映画ではベテランっぽく滑っていましたね。スケートの先生から演技のヒントを得たりもされたのでしょうか。

池松:5、6人の先生から熱心に辛抱強く教えていただきました。年齢も性別も経験も、教え方もさまざまな先生方に指導してもらいながら、それぞれの風情や子供たちと接する姿、指導する姿を見せてもらえたことが、演じる上でとても大きな支えになりました。半年という時間で、何十年も息をするように氷の上で滑ったり指導してきたコーチの人生に、技術の面で届くことはスケートに限らずできません。そのことを前提に、風情や身体に宿る癖や習慣に触れていくことが演じる上で少しでも助けになると思っていました。

共演者、そして奥山監督について

——タクヤ役の越山敬達くん、さくら役の中西希亜良さんなど、子供たちとの共演はいかがでした?

池松:学びや発見、驚きばかりでした。こんなふうに感じるんだとか、こんな表情するんだとか、日々2人に感動させられました。子供は大人よりも反射能力が高く、その分対峙する自分の態度や向き合い方が問われる感じがあります。今作は2人の輝きがそのまま作品力に直結すると思っていましたし、コーチという役柄だったことも相まって、どうしたら2人がそれぞれの持つ個性と輝きをこの映画で存分に発揮できるのか、いつも考えていました。2人がいま何を感じていて、どんな気分で、どんなことに反応しているのかに敏感でありたいと思いました。2人ともシャイで、控えめで、無垢で、感性が鋭くて、感じたことや言葉にならないことを表現することを恐れない、原石の塊のようでした。奥山さんが今作にかけがえのない2人を選んでくれたと思っています。2人が映画をみんなで作ることの喜びや、演じることの喜びを、なんとか記憶として残してくれるように、自分にできる限りのことをやりたいと思っていました。

——一方、荒川の恋人、五十嵐を演じた若葉竜也さんとは「愛にイナズマ」では兄弟として共演されていました。今回は全く違った関係性での共演ですね。

池松:これまで兄弟役と恋人役をやった俳優は男女ともに若葉くんだけです。そこにはご縁というか、特別なものを感じています。「愛にイナズマ」で兄弟役を演じたことで、今も体感として残っている心の親密さのようなものを、今作の2人の関係性に上手く活かすことができるのではないかと思っていました。

——荒川と五十嵐が恋人同士であることを自然に観客に伝える。この映画では必要以上に説明をしない、余白を大切にした演出が印象的でした。

池松:いかに2人の関係性を説明せずに分かってもらえるか、その関係を自然に見てもらえるかというのは、奥山さんとそのあんばいについてたくさん話しました。吃音症を持ったタクヤや、父親が不在のさくらについてもそうでした。マイノリティーと呼ばれるそれぞれをいかにノーマルにこの物語の世界に存在させられるか、というのは今作の大きなポイントでした。彼らを俳優が表面的になぞるようなお芝居は選びたくなかったですし、セリフで伝えることや説明的なお芝居を排除していくことを奥山さんも僕も選びたいと考えていました。それよりも、荒川でいえば五十嵐とどんなふうにこれまで過ごしてきたのか、2人の経験や記憶が、2人でいる時の仕草や声、心と身体の親密さに宿ることを目指したいと思っていました。説明しない、説明できない余白をそのまま余白として大切にすることで、情報や言葉が氾濫しているいまの世の中においても確かにある、彼らの沈黙に耳を傾けることができるのではないかと思っていました。

——余白の作り方も独特ですし、登場人物に向ける眼差しの純粋さにも奥山監督の作家性を感じました。

池松:奥山さんの作品からは優しさを感じます。それはありふれた優しさではなく、全然そんなシーンではないのにふと温かい涙が溢れてくるような、痛みや苦しみも含んだ優しさです。物語に向ける眼差しや、人物や自然に向ける眼差し、どれもがとても優しくて、さらにそこからピュアなものをつかみ取ろうとしているように感じます。何か聖なるものに対する反応が強くて、聖なる瞬間を映画に刻もうとしているように見えます。20代にして、このような成熟した感性とセンスを持っているのは、ちょっと規格外だなと思っています。天才という言葉では収まりきらない、とても大きなスケールを持った新時代の才能だと思います。

——池松さんは本作の撮影以前に、奥山監督とは「エルメス」が制作したドキュメンタリー作品で顔を合わせていますね。その時の印象はいかがでした?

池松:そこで奥山さんの才能やセンスに触れ、その人柄にもとても信頼できるものを感じました。眼差しと視点とモラルの高さを感じ、映像として映すことで何を見つめようとしているかということに惹かれるものがありました。ドキュメンタリー作品だったので、ほとんど互いにアイコンタクトしながら即興で映像に刻んでいくような作業でしたが、そのとき感じた相性の良さから、きっとこの人とはいつか映画を作ることになるのではないかという予感がありました。こんなにすぐに実現できてとても幸運だったと思います。

取材の場に私服で出る理由

——今回、その機会が訪れたわけですね。映画からも池松さんと奥山監督の信頼関係が伝わってきました。ファッションについて伺いたいことがあるのですが、いつも取材の場には私服で出られているそうですね。今日もそうですが、そこには何かこだわりがあるのでしょうか。

池松:あまりそのことについてこれまで話すことは控えてきたんですが、そうするようになったのは7、8年ほど前からです。日本の俳優は他の国と比べてかなり取材量が多く、取材の時はスタイリストが入って、媒体ごとになるべく被らないように衣装を変えることを求められます。そのことを繰り返しているうちに、作品や演じることとは関係のないところで、この世界の消費を無駄にあおっているような気持ちになり嫌になってしまったんです。役ではないところで借り物の服を着飾ってペラペラ話すことで、自分を偽っているような気持ちにもなりました。そんなことを考えていた時に、スタイリストの北村道子さんに「何でアメリカやヨーロッパの俳優はVネック1枚で自分の言葉で喋っているのに、日本の俳優は着飾って同じようなことばかり言ってるの?」と言われてハッとしました。その通りだと思いました。それから、日本映画は長年製作費に苦しんできましたが、当然ながら宣伝費にも苦しんでいます。もっと別のところにお金を使った方が作品をまっすぐ宣伝できるのにと思っていました。そのような理由から、スーツが必要なとき意外はほぼ私服で臨むようになりました。どうしても着るものがない時は自分で知り合いのブランドから借りてきています。ですがこれはあくまでいま現在の僕の感覚によるもので、全体がそうあるべきということは思っていません。表に立つ機会のある人にとって衣装は必要不可欠だと思います。でもちょっと過剰かなとは思っています。

——なるほど。池松さんの俳優としての仕事の向き合い方や映画に対する真摯な想いが伝わってきます。

池松:そういうことをすると当時はただ異物扱いされていましたが、最近はだいぶそのことに慣れてもらえたり、理解してもらえるようになったと思います。社会全体としても、業界全体としても、それぞれがそれぞれの立場で感じる違和感を口にできるようになってきたのはとても良いことだと思います。ですがまだまだ、言えない立場の意見や、沈黙に含まれる意見が社会全体にたまっているなとも思います。

——池松さんは自分が感じた違和感をそのままにはできなかった。

池松:僕はただ感じる違和感を自分のスタイルでやっているだけに過ぎませんが、上の世代の人たちから受け取った言葉や信念は大きいなと感じます。さっき話した北村さんもそうですし、例えば樹木希林さんとか、好き勝手に話しているようで一番真っ当なことをいつでも語ってくれていたと思います。希林さんがここまで言ってくれるなら、これくらい言っても良いか、これくらい言わなきゃだめだと思ったことが何度もありました。

——本人が発信しているつもりはなくても、次世代に受け取っていくことで何かが変わっていくのかもしれませんね。

池松:作品に関わって世の中に発表する以上、または公の場で俳優として発言する以上、そこには少なからず影響力がありますし、そのぶん責任があるとも思います。なので、自分がこの方が良いと思うことや違和感を感じていることも臆さず伝えていくべきですよね。みんなが責任を伴わないお利口さんな言葉を発していても、次世代に問題が蓄積していくだけでしょうから。

PHOTOS:MASASHI URA
HAIR&MAKEUP:FUJIU JIMI

9月6〜8日テアトル新宿、TOHO シネマズシャンテで3日間限定先行公開
9月13日から全国公開
出演:越山敬達、中⻄希亜良、池松壮亮、若葉⻯也、山田真歩、潤浩ほか
監督・撮影・脚本・編集:奥山大史
主題歌:ハンバート ハンバート
本編:90分
配給:東京テアトル
©︎2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
https://bokunoohisama.com

The post 池松壮亮が語る「俳優としての責任と覚悟」——感じた違和感を口にすることの大切さ appeared first on WWDJAPAN.

池松壮亮が語る「俳優としての責任と覚悟」——感じた違和感を口にすることの大切さ

PROFILE: 池松壮亮/俳優

PROFILE: (いけまつ・そうすけ)1990年生まれ、福岡県出身。2003年に「ラスト サムライ」で映画デビュー。近年の主な映画出演作に「夜空はいつでも最高密度の青色だ」(17)、「斬、」(18)、「宮本から君へ」(19)、「ちょっと思い出しただけ」(22)、「シン・仮面ライダー」(23)、「せかいのおきく」(23)、「白鍵と黒鍵の間に」(23)など。現在放送中のドラマ「海のはじまり」(フジテレビ)に出演中。待機作に、9月27日公開の「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」、11月8日公開の「本心」がある。

大学在学中に制作した長編初監督作品「僕はイエス様が嫌い」(2019年)で注目を集めた新鋭、奥山大史。長編2本目となる新作映画「ぼくのお日さま」は、吃音のある少年、タクヤとフィギュアスケートを学ぶ少女、サクラの出会いの物語。そんな2人を見守るスケートのコーチ、荒川を演じたのは池松壮亮。フィギュアスケートの選手として活躍する夢を諦め、地方でスケートを教える荒川が胸に秘めた静かな葛藤。そして、子供たちに希望を託すことで変化していく荒川を、余白を大切にした演出の中で見事に表現している。奥山大史監督という新しい才能との出会いから受けた刺激。そして、取材に私服で挑むようになった経緯など、映画に対する真摯な思いを語ってくれた。

スケートに初挑戦

——池松さんが演じた荒川は複雑な思いを抱えたキャラクターですが、映画では細かくは説明されません。撮影前に奥山監督と役について話をされたのでしょうか。

池松壮亮(以下、池松):撮影前に奥山さんからキャラクターにまつわる自己紹介文をいただいて、それ以外にも時間をかけていろいろなお話をしました。今回スケートの練習が必要な役だったので、撮影の半年前から週に1回、スケートリンクに通って特訓させてもらいました。そこによく奥山さんが来てくれて、そこであれこれ話したり、ご飯に行ってまたあれこれ話しながら奥山さんのやりたいことや好きなこと、お互いを理解していく中で、さまざま意見交換をしてきました。その上で日々の撮影の中で、荒川という人に出会っていくこと、発見していく(荒川という人物に対して理解を深めるような)ことを目指していました。

——役作りに加えてスケートの練習もしなくてはいけなかったんですね。池松さんは子供の頃には野球をやられていたそうですがスケートはいかがでした?

池松:氷の上に立ったこともなくて、こんなに難しいのか!と絶句しました。これまで役を演じる上でいろんなことをやらせてもらいましたが、いままで取り組んだ中で一番難しかったです。最初はリンクに2〜3秒立っているのがやっとで、何度も何度も転びました。大人の初心者がヘルメットをかぶって練習している横で、子供たちがスイスイ滑っているんです。僕が教えてもらっている先生のところに子供たちが「こんにちは」と各々挨拶に来るんですが、近寄ってくるたびにバランスを崩して転び、転ぶたびに子供たちにケラケラ笑われていました(笑)。スケートリンクにある貸し靴とかだと素人でも滑れるそうなんですが、元選手でコーチの役なのでプロ仕様の靴を使用していました。あまりに細かなフィギュアスケート特有の身体のコントロールが必要で、その感覚をつかむまでにとても時間がかかりました。

——その甲斐あって映画ではベテランっぽく滑っていましたね。スケートの先生から演技のヒントを得たりもされたのでしょうか。

池松:5、6人の先生から熱心に辛抱強く教えていただきました。年齢も性別も経験も、教え方もさまざまな先生方に指導してもらいながら、それぞれの風情や子供たちと接する姿、指導する姿を見せてもらえたことが、演じる上でとても大きな支えになりました。半年という時間で、何十年も息をするように氷の上で滑ったり指導してきたコーチの人生に、技術の面で届くことはスケートに限らずできません。そのことを前提に、風情や身体に宿る癖や習慣に触れていくことが演じる上で少しでも助けになると思っていました。

共演者、そして奥山監督について

——タクヤ役の越山敬達くん、さくら役の中西希亜良さんなど、子供たちとの共演はいかがでした?

池松:学びや発見、驚きばかりでした。こんなふうに感じるんだとか、こんな表情するんだとか、日々2人に感動させられました。子供は大人よりも反射能力が高く、その分対峙する自分の態度や向き合い方が問われる感じがあります。今作は2人の輝きがそのまま作品力に直結すると思っていましたし、コーチという役柄だったことも相まって、どうしたら2人がそれぞれの持つ個性と輝きをこの映画で存分に発揮できるのか、いつも考えていました。2人がいま何を感じていて、どんな気分で、どんなことに反応しているのかに敏感でありたいと思いました。2人ともシャイで、控えめで、無垢で、感性が鋭くて、感じたことや言葉にならないことを表現することを恐れない、原石の塊のようでした。奥山さんが今作にかけがえのない2人を選んでくれたと思っています。2人が映画をみんなで作ることの喜びや、演じることの喜びを、なんとか記憶として残してくれるように、自分にできる限りのことをやりたいと思っていました。

——一方、荒川の恋人、五十嵐を演じた若葉竜也さんとは「愛にイナズマ」では兄弟として共演されていました。今回は全く違った関係性での共演ですね。

池松:これまで兄弟役と恋人役をやった俳優は男女ともに若葉くんだけです。そこにはご縁というか、特別なものを感じています。「愛にイナズマ」で兄弟役を演じたことで、今も体感として残っている心の親密さのようなものを、今作の2人の関係性に上手く活かすことができるのではないかと思っていました。

——荒川と五十嵐が恋人同士であることを自然に観客に伝える。この映画では必要以上に説明をしない、余白を大切にした演出が印象的でした。

池松:いかに2人の関係性を説明せずに分かってもらえるか、その関係を自然に見てもらえるかというのは、奥山さんとそのあんばいについてたくさん話しました。吃音症を持ったタクヤや、父親が不在のさくらについてもそうでした。マイノリティーと呼ばれるそれぞれをいかにノーマルにこの物語の世界に存在させられるか、というのは今作の大きなポイントでした。彼らを俳優が表面的になぞるようなお芝居は選びたくなかったですし、セリフで伝えることや説明的なお芝居を排除していくことを奥山さんも僕も選びたいと考えていました。それよりも、荒川でいえば五十嵐とどんなふうにこれまで過ごしてきたのか、2人の経験や記憶が、2人でいる時の仕草や声、心と身体の親密さに宿ることを目指したいと思っていました。説明しない、説明できない余白をそのまま余白として大切にすることで、情報や言葉が氾濫しているいまの世の中においても確かにある、彼らの沈黙に耳を傾けることができるのではないかと思っていました。

——余白の作り方も独特ですし、登場人物に向ける眼差しの純粋さにも奥山監督の作家性を感じました。

池松:奥山さんの作品からは優しさを感じます。それはありふれた優しさではなく、全然そんなシーンではないのにふと温かい涙が溢れてくるような、痛みや苦しみも含んだ優しさです。物語に向ける眼差しや、人物や自然に向ける眼差し、どれもがとても優しくて、さらにそこからピュアなものをつかみ取ろうとしているように感じます。何か聖なるものに対する反応が強くて、聖なる瞬間を映画に刻もうとしているように見えます。20代にして、このような成熟した感性とセンスを持っているのは、ちょっと規格外だなと思っています。天才という言葉では収まりきらない、とても大きなスケールを持った新時代の才能だと思います。

——池松さんは本作の撮影以前に、奥山監督とは「エルメス」が制作したドキュメンタリー作品で顔を合わせていますね。その時の印象はいかがでした?

池松:そこで奥山さんの才能やセンスに触れ、その人柄にもとても信頼できるものを感じました。眼差しと視点とモラルの高さを感じ、映像として映すことで何を見つめようとしているかということに惹かれるものがありました。ドキュメンタリー作品だったので、ほとんど互いにアイコンタクトしながら即興で映像に刻んでいくような作業でしたが、そのとき感じた相性の良さから、きっとこの人とはいつか映画を作ることになるのではないかという予感がありました。こんなにすぐに実現できてとても幸運だったと思います。

取材の場に私服で出る理由

——今回、その機会が訪れたわけですね。映画からも池松さんと奥山監督の信頼関係が伝わってきました。ファッションについて伺いたいことがあるのですが、いつも取材の場には私服で出られているそうですね。今日もそうですが、そこには何かこだわりがあるのでしょうか。

池松:あまりそのことについてこれまで話すことは控えてきたんですが、そうするようになったのは7、8年ほど前からです。日本の俳優は他の国と比べてかなり取材量が多く、取材の時はスタイリストが入って、媒体ごとになるべく被らないように衣装を変えることを求められます。そのことを繰り返しているうちに、作品や演じることとは関係のないところで、この世界の消費を無駄にあおっているような気持ちになり嫌になってしまったんです。役ではないところで借り物の服を着飾ってペラペラ話すことで、自分を偽っているような気持ちにもなりました。そんなことを考えていた時に、スタイリストの北村道子さんに「何でアメリカやヨーロッパの俳優はVネック1枚で自分の言葉で喋っているのに、日本の俳優は着飾って同じようなことばかり言ってるの?」と言われてハッとしました。その通りだと思いました。それから、日本映画は長年製作費に苦しんできましたが、当然ながら宣伝費にも苦しんでいます。もっと別のところにお金を使った方が作品をまっすぐ宣伝できるのにと思っていました。そのような理由から、スーツが必要なとき意外はほぼ私服で臨むようになりました。どうしても着るものがない時は自分で知り合いのブランドから借りてきています。ですがこれはあくまでいま現在の僕の感覚によるもので、全体がそうあるべきということは思っていません。表に立つ機会のある人にとって衣装は必要不可欠だと思います。でもちょっと過剰かなとは思っています。

——なるほど。池松さんの俳優としての仕事の向き合い方や映画に対する真摯な想いが伝わってきます。

池松:そういうことをすると当時はただ異物扱いされていましたが、最近はだいぶそのことに慣れてもらえたり、理解してもらえるようになったと思います。社会全体としても、業界全体としても、それぞれがそれぞれの立場で感じる違和感を口にできるようになってきたのはとても良いことだと思います。ですがまだまだ、言えない立場の意見や、沈黙に含まれる意見が社会全体にたまっているなとも思います。

——池松さんは自分が感じた違和感をそのままにはできなかった。

池松:僕はただ感じる違和感を自分のスタイルでやっているだけに過ぎませんが、上の世代の人たちから受け取った言葉や信念は大きいなと感じます。さっき話した北村さんもそうですし、例えば樹木希林さんとか、好き勝手に話しているようで一番真っ当なことをいつでも語ってくれていたと思います。希林さんがここまで言ってくれるなら、これくらい言っても良いか、これくらい言わなきゃだめだと思ったことが何度もありました。

——本人が発信しているつもりはなくても、次世代に受け取っていくことで何かが変わっていくのかもしれませんね。

池松:作品に関わって世の中に発表する以上、または公の場で俳優として発言する以上、そこには少なからず影響力がありますし、そのぶん責任があるとも思います。なので、自分がこの方が良いと思うことや違和感を感じていることも臆さず伝えていくべきですよね。みんなが責任を伴わないお利口さんな言葉を発していても、次世代に問題が蓄積していくだけでしょうから。

PHOTOS:MASASHI URA
HAIR&MAKEUP:FUJIU JIMI

9月6〜8日テアトル新宿、TOHO シネマズシャンテで3日間限定先行公開
9月13日から全国公開
出演:越山敬達、中⻄希亜良、池松壮亮、若葉⻯也、山田真歩、潤浩ほか
監督・撮影・脚本・編集:奥山大史
主題歌:ハンバート ハンバート
本編:90分
配給:東京テアトル
©︎2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
https://bokunoohisama.com

The post 池松壮亮が語る「俳優としての責任と覚悟」——感じた違和感を口にすることの大切さ appeared first on WWDJAPAN.

CO2からポリエステルを作る日本発世界唯一の技術、その革新性と今後の課題

パリ五輪のスポーツクライミング競技で、日本、アメリカ、オーストリア、韓国代表が着用したユニホームは各国の代表する山のグラフィックが印象的だったが、採用された素材も革新的だった。世界初のCO2由来のポリエステルを使用したユニホームで「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」が提供した。

 気候変動対策のひとつとして注目されるカーボンリサイクル技術。このユニホームにはその革新的な技術、CO2を原料とするパラキシレン(高純度テレフタル酸を経由してポリエステル繊維やペットボトル用樹脂原料となる化合物)が用いられた。この技術はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業で、2020年から三菱商事が富山大学、千代田化工建設、日鉄エンジニアリング、日本製鉄、ハイケムが開発を進め、23年にCO2を原料としたパラキシレンの試験製造に成功した。

 どのような経緯でこの技術が生まれたのか。三菱商事で同プロジェクトの中心的存在を果たす地球環境エネルギーグループ 次世代エネルギー本部の岡本麻代課長は、「脱炭素が実現した世界でもCO2排出がゼロになるわけではないので、『CO2を原料として使えないか』という起点で事業を検討した。そして、石油化学製品と比べて製造コストが高いため、グリーンプレミアムを市場に転嫁するために付加価値の高い最終製品にすることが事業成立の鍵と考え、アパレル事業、ポリエステル生地、その原料となるパラキシレンの製造技術に行きついた。CO2からパラキシレンを製造する技術は日本には世界唯一の技術シーズがあったため、この案に結び付けて構想を練りNEDOの支援を得た」と振り返る。補足すると、NEDO事業で開発する技術はパラキシレンの製造までで、その後CO2由来のパラキシレンを酸化させる既存プロセスを経てテレフタル酸を生成する。

 ポリエステルは、エチレングリコールとテレフタル酸のエステル結合で重合されるもので、その原料となるエチレングリコールは植物由来原料での量産化が世界的に進んでいる。一方、テレフタル酸はパイロットプラントでの製造は可能になってはいるが量産化は難易度が高く進んでいない。「理由はテレフタル酸の原料であるパラキシレンの分子構造の複雑さにある。CO2からパラキシレンを作る技術は非常に難易度が高いが、これを解決する世界唯一の技術シーズを富山大学などが開発していた」。

この技術を高付加価値の最終製品にすることを目指したのがゴールドウインだ。ゴールドウインは23年、プロジェクトオーナーになり、CO2由来のポリエステルの製造に着手。フィンランドの再生可能燃料メーカーのネステ(NESTE)、三菱商事、韓国の化学メーカーのSKジオセントリック(SK GEOCENTRIC)、タイの石油化学メーカーのインドラマ・ベンチャーズ(INDORAMA VENTURES)、インドの化学メーカーのインド・グリコール(INDIA GLYCOLS)、総合エンジニアリング企業の千代田化工建設とコンソーシアムを組んだ。

ゴールドウインは長期ビジョン“PLAY EARTH”を掲げ、「グリーンデザインの推進」「脱炭素社会の実現」「循環型社会の実現」の3つを柱に環境配慮型素材の積極的活用、修理やリセールなどに取り組んできた。西野美加ザ・ノース・フェイス事業部ザ・ノース・フェイス アパレル事業部長は「次のステップはサプライチェーンを持続可能な構造に変えていくこと」だという。スパイバーと人工タンパク質繊維“ブリュードプロテイン”開発もその一環だ。「TNFはアウトドア製品を提供していて自然が身近にあり、製品を提供する側もされる側も自然を遊び場にしている。そのため、自然環境に配慮した素材を積極的に活用することで、ニュートラルにしていきたい。そのために新素材開発に力を入れており、CO2排出量削減はもちろん、サプライチェーンの変革や循環型社会に向けて取り組んでいる。また、製品を介してお客さまとも環境保全に向けて取り組んでいきたいと考えている。そして、常に取り組む全てのプロジェクトに関してそれが本当に環境にいいのか、アパレル産業の課題解決に向かっているのかを疑いながら、よりよい方法を模索している。その結果、業界をリードする存在でありたいと考えている」と西野部長は語る。

今回、テレフタル酸は一部の製造にCO2由来を、その他はリニューアブル原料とバイオ原料由来のテレフタル酸を用いた。「TNF」の西野部長は「今回の製品化で用いたCO2由来の原料は微量ではあるが、初めの1歩として大きな役割を果たしたと考えている。CO2由来の原料の使用量を増やすには時間がかかるかもしれないが、挑戦したい」と話す。機能性や品質に関してはバージンポリエステルと同じだという。「今後は定番のカットソーなどでリサイクルポリエステルやオーガニックコットンと並ぶ環境配慮素材として活用していきたい」。

量産化のハードルは低くない。「技術の核となる触媒のさらなる性能向上と、次のステージである量産機への資金調達、原料となる水素としてクリーン水素の大量調達など課題はいろいろある。消費者のグリーンプレミアムの許容度向上も重要になる」と三菱商事の岡本課長は語る。

日本発の画期的技術の進展を注視したい。

The post CO2からポリエステルを作る日本発世界唯一の技術、その革新性と今後の課題 appeared first on WWDJAPAN.

「オニツカタイガー」×「チノ」第3弾が発売 バスケシューズがモデル

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」と「チノ(CINOH)」は、コラボレーションシューズ第3弾を9月11日に発売する。価格は3万8500円で、サイズは22.5~28.5cmを用意する。カラーはホワイト、ミネラルベージュ、ブラックの3色展開。「チノ」表参道ヒルズ店や「オニツカタイガー」直営店、両ブランドの公式オンラインストアなどで販売する。

今回のコラボシューズ“ファブレ NM(FABRE NM)”は、「オニツカタイガー」が1975年にバスケットボールシューズとして発売した“ファブレ ビーエルエス(FABRE BL-S)”をベースにしている。中敷ロゴとアウターソールは第1弾に引き続き、定番のレッドとブルーを左右に配色。アッパーにはシュリンク加工を施したレザーを採用する。また、シグネチャーマークである“オニツカタイガーストライプ”のパーツにはサフィアーノレザーをあしらうことでシャープな光沢感を生んでいる。さらにアウターソールにはクッション性に優れたラバースポンジを使用し、中敷の踵部にシューズでは初の採用となる厚さ6ミリの緩衝材“ゲル(GEL)”を搭載し、履き心地を考慮した。クラシックなデザインでありながら最新のテクノロジーを用いており、ファッション性と機能性を兼ね備えたアイテムだ。

The post 「オニツカタイガー」×「チノ」第3弾が発売 バスケシューズがモデル appeared first on WWDJAPAN.

大正製薬が「コパトーン」を販売終了 25年3月末

大正製薬は5日、UVケアブランド「コパトーン(COPPERTONE)」を有するバイヤスドルフ(BEIERSDORF)とのライセンス契約を9月30日で終了すると発表した。大正製薬からの販売は2025年3月31日で終了となる。

同社は2011年に前ライセンサーであるMSD Consumer Care社と日本国内における「コパトーン」シリーズの販売に関するライセンス契約を締結。日焼け用オイルや日焼け止めジェルなどを国内向けに販売してきた。

バイヤスドルフは19年に独製薬会社のバイエル(BAYER)から「コパトーン」を5億5000万ドル(当時約599億円)で買収した。

The post 大正製薬が「コパトーン」を販売終了 25年3月末 appeared first on WWDJAPAN.

ヨネワールド全開!アートコンビニ「ヨネマート」 アーティストが生み出す“新しいもの”がそろう場所

PROFILE: 左:米原康正/「ヨネマート」キュレーター 右:赤松亮/「ヨネマート」オーナー

左:米原康正/「ヨネマート」キュレーター 右:赤松亮/「ヨネマート」オーナー
PROFILE: 右:米原康正(よねはら・やすまさ)編集者・フォトグラファー・キュレーター・DJ:1959年生まれ、熊本県出身。95年、「エッグ」(ミリオン出版)にフリー編集者として参加。2002年、「スマート・ガールズ」(宝島社)でのチェキで撮影した“エロい”女の子の写真が話題に。その後「スライ」や「マウジー」などの広告写真を手掛ける。近年ではキュレーションを編集と捉え、現在有楽町阪急と原宿、表参道に4つのアートギャラリーをかまえる。中国版ツイッター、ウェイボーのフォロワー数は約280万人。愛称はヨネちゃん 左:赤松亮(あかまつ・りょう)「ヨネマート」オーナー: 1991年生まれ、東京都出身。青山学院大学在学中から、アパレルブランド「ベンデイビス」のマーケティングアシスタントを始める。同ブランドのアジア圏マーケティング活動を行う中で米原氏と知り合い、アーティストコラボを中心としたアパレル企画や台湾でのイベント開催などの活動を共にする PHOTO:TAMEKI OSHIRO

国立競技場駅から徒歩10分、パステル調の青い屋根と、柔らかに光るネオンが目を惹く。大きな窓ガラスから見えるのは、淡い配色のポップな内装と、ジャンルを超えて並べられたアーティスティックな商品たち。平日昼間にも関わらず、取材中も多くの方が店を訪れた。そんな“アートコンビニ”「ヨネマート(YONEMART)」は、今年7月にオープンした、アーティストグッズを中心に販売するギフトショップだ。今回、同ショップキュレーターの米原康正氏と赤松亮オーナーに話を聞いた。

“アートコンビニ”「ヨネマート」

店頭には、Tシャツや帽子などのアパレル商品をはじめ、ピアスなどのアクセサリー、花瓶やポストカードなどの雑貨がジャンルレスに並ぶ。それらのほとんどは、まだ名の知られていない若手アーティストの商品や、同店と共同で開発した商品だ。奥には、全国から選りすぐった袋麺やドリンクなどの食料品が並んでいる。アーティストに軸を置きながら、取り扱う商品の幅広さは、まさに”アートコンビニ”だ。

アーティストと共に作るショップ

販売するアーティストグッズのキュレーションを行うのは、“ヨネちゃん”こと米原康正氏。編集者、カメラマンとして知られているが、実は現在、原宿、表参道などで若手アーティストに焦点を当てた自身のアートギャラリーを4軒運営している。米原氏と組んで店を運営し、商品企画などの実務面を手掛けるのは、赤松亮オーナー。赤松オーナーは19年に、共通の香港の友人を介して米原氏と知り合った後、同氏がキュレーターを務めるギャラリーに通う内に親交を深め、「ヨネマート」オープンに至った。赤松オーナーは「アーティストと共に、作品そのものを商品にする方法を考えながら売っていく、アーティストと一緒に作りあげるショップ」であると話す。

同店の狙いは「若いアーティストに、自身の作品で収益を得られる機会を提供する」こと。アート作品を商品としてマネタイズすることは、無名かつ経済的に豊かといえない若者にとって挑戦が多い。そんなアーティストの作品を選び、商品を共同で製作し販売。自身の作品を収益化しながら、知名度、経済力などのしがらみに左右されず、新たに生まれるアーティストが注目されるアート文化の興隆を図っている。「展覧会のような目立った活動ができなくても、作品が商品として成り立つようなアーティストはいる。それをコレクターが買うかどうかというよりも、普通の人がアートをエンターテイメントとして楽しめるような、一般的なギャラリーとは違った提案の仕方をしていきたい」と米原氏。

“若い世代が生み出す 新しいもの”を商品に

「若い世代が生み出す、新しいものが面白い」と話す2人は、アート業界全体が、既に売れている著名アーティストにばかり焦点を当てることで、新たなアーティストが注目されにくくなっている現状があるとも話す。若い世代の生み出す新たなアートを見つけだすことも、「ヨネマート」の役目だ。開店同月には「ART持ち寄りDAY」というイベントを開催。アーティストが店に直接作品を持ち寄り、取り扱う作品を米原自身が吟味する。SNSで募集することで、普段米原氏らと交流がないアーティストも、参加できる企画となっている。米原氏は「“どのようなアーティストか”ではなく、店に合う、お客さんが欲しいと思えるような作品を選んでいる。そこからさらに店に合った商品にするために、一緒に考える作業がしたい」と話す。

現在、美術館やギャラリーに行けば、著名、匿名、社会的意義、歴史的背景、資産価値など、さまざまな文脈を含むアートに出会える。しかし、2人の考えるアートとは、それらから解放された“かっこいい”“かわいい”などの単純明快な感情を引き起こすものだ。そんな商品やアーティストにコンビニ感覚で出会える「ヨネマート」は、今後も作品の持ち寄り企画や、アーティスト個人にフューチャーしたイベントを開催予定。アートの未来を切り拓くこの場所で、次世代の才能がどのように花開くのか、期待が膨らむばかりだ。

The post ヨネワールド全開!アートコンビニ「ヨネマート」 アーティストが生み出す“新しいもの”がそろう場所 appeared first on WWDJAPAN.

イタリア製革小物「ラルコバレーノ」から季節限定カラーのオリーブ 財布など

イタリア製革小物「ラルコバレーノ」から季節限定カラーのオリーブ 財布など

イタリア製革小物ブランドの「ラルコバレーノ(L'ARCOBALENO)」は9月13日、季節限定カラーの商品を発売する。価格は財布が3万800円〜、キーケースが1万5400円〜、名刺入れが2万2000円、シューホーン(靴べら)が9900円。

メインで用いるのはオリーブで、「夏の鮮やかな緑から、徐々に紅葉に向かう初秋の木の葉をイメージした」という。これにニュアンスカラーのサンドベージュとチャコールグレーを組み合わせる。

The post イタリア製革小物「ラルコバレーノ」から季節限定カラーのオリーブ 財布など appeared first on WWDJAPAN.

「キスミー フェルム」初の4色アイシャドウ 質感の異なるカラーで“繊細グラデ”をかなえる

伊勢半のメイクアップブランド「キスミー フェルム(KISS ME FERME)」は9月16日、ブランド初の4色アイシャドウパレット“スタイリングアイパレット”(全4色、各1430円※編集部調べ)を発売する。

同商品は、しっとり滑らかなテクスチャーとくすみにくいクリアな発色が特徴のアイシャドウ。主役のトーンカラー2色とクリアラメ、ディープカラーと質感の異なる4色をセットし繊細なグラデーションをかなえ、立体的な目元に仕上げる。カラーは、陰影を演出するベージュ系ブラウン“01 メゾンベージュ”、きらめきを与えるウォームピンク系“02 アプリコットビジュー”、抜け感とこなれ感を両立するエナジックカラー“03 ヴェールリネン”、甘さを抑えたモーブ系“04 ヴィンテージプラム”の4色展開。

The post 「キスミー フェルム」初の4色アイシャドウ 質感の異なるカラーで“繊細グラデ”をかなえる appeared first on WWDJAPAN.

6年ぶりに復活する「ヴィクトリアズ・シークレット」ショーのモデルを発表! 

「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)」が、今秋6年ぶりに開催するファッションショーの詳細を明らかにした。公式インスタグラムに公開された動画には、モデル兼俳優のタイラ・バンクス(Tyra Banks)とモデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)が登場。“ここで会いましょう(See you there)”というセリフと共に、10月15日にニューヨークでショーを開催することを予告した。

2024年ショーモデル

休止前最後となった2018年の「ヴィクトリアズ・シークレット」ファッションショーでは、“エンジェル”たちと歌手のショーン・メンデス(Shawn Mendes)、リタ・オラ(Rita Ora)、ザ・チェインスモーカーズ(The Chainsmokers)、ビービー・レクサ(Bebe Rexha)、ホールジー(Halsey)、リーラ・ジェイムス(Leela James)、ケルシー・バレリーニ(Kelsea Ballerini)、ザ・ストラッツ(The Struts)らがパフォーマンスを披露した。今回発表されたモデルに続く追加の出演者は10月に公開される。

キャンディス・スワンポール(Candice Swanepoel)12回目

「ヴィクトリアズ・シークレット」ファッションショーに過去11回出演しているキャンディス・スワンポール(Candice Swanepoel)が今年も出演。彼女は2010年に同ブランドのスーパーモデル“エンジェル”に抜擢され、13年のショーでは当時約10億円の価値があった“VS ファンタジー ブラ”を着用した。同ブランドのほか、「フェンディ(FENDI)」や「シャネル(CHANEL)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」「エリー サーブ(ELIE SAAB)」などのショーに出演経験がある。

タイラ・バンクス 10回目

告知動画に登場したタイラ・バンクスも出演。過去9回の出演歴を持ち、1997年から2005年にかけて“エンジェル”を務めていた。

ジジ・ハディッド 4回目

同じく告知動画に登場したジジ・ハディッドは、今回が4回目の出演。同ブランドのほか、「フェンディ」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」などのモデルを務めてきた。

テイラー・ヒル 6回目

「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」「シャネル」「ヴェルサーチェ」「ヴァレンティノ」などモデルを務めるテイラー・ヒル(Taylor Hill)は、15年に“エンジェル”に仲間入りしてから連続で5回のショーを歩いた。

マヨワ・ニコラス 2回目

マヨワ・ニコラス(Mayowa Nicholas)は2018年の初出演以来の出演で、これまでに「ミュウミュウ(MIU MIU)」「プラダ(PRADA)」「ヴェルサーチェ」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「オスカー デ ラ レンタ」などのモデルを務めたことがある。

イマン・ハマン 2回目

「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」「ラルフ ローレン」「プラダ」「マイケル・コース」「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」などのショーに出演歴を持つイマン・ハマン(Imaan Hammam)は、14年のロンドンでのショー以来の出演だ。

パロマ・エルセッサー 初出演

プラスサイズモデルのパロマ・エルセッサー(Paloma Elsesser)は、今回「ヴィクトリアズ・シークレット」ファッションショー初出演となる。彼女はこれまでに「エルメス(HERMES)」「ミュグレー(MUGLER)」「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」などのショーに出演している。

デヴィン・ガルシア 初出演

「ノードストローム(NORDSTROM)」や「H&M」のキャンペーンモデルを務めるデヴィン・ガルシア(Devyn Garcia)も「ヴィクトリアズ・シークレット」初出演。

The post 6年ぶりに復活する「ヴィクトリアズ・シークレット」ショーのモデルを発表!  appeared first on WWDJAPAN.

「ヴァレンティノ ビューティ」から新アイコンリップ スタッズ130個がきらめく

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は10月4日、新アイコンリップ“スパイク ヴァレンティノ”(7250円/レフィル5280円)を発売する。「人生を跳ね上げるリップスティック」をテーマに掲げ、スタッズをあしらったゴールドのパッケージで高発色の13色を展開する。

象徴的なスタッズを130個

パッケージは“ヴァレンティノ ガラヴァーニ”のバッグコレクションのロックスタッズスパイクから着想した。ブランドの象徴とも言えるスタッズを130個あしらい、細身のマグネット式に仕上げた。フォーミュラは植物由来の美容オイルを24%配合し、しっとりと潤うクリーミーマットの質感で、乾燥せずに朝から夕方までつけたての色が持続する。ブランド独自開発の“ローマライトコンプレックス”処方で光を拡散させ、唇を立体的にふっくらと見せる。

ニュアンスを変えるゴールドのトップコートも

カラーラインアップは唇になじみやすいヌードカラーから、エッジーなピンク、ヌードプラムなど幅広くそろえる。多色にきらめくゴールドのトップコートは、リップの上に重ねたり、中央に乗せて立体感を見せたりと、さまざまに楽しめる。全13色のうち、全6色はレフィル可能だ。

田尻梢ブランドジェネラルマネージャーは「ブランド開始から3年経過した。今回もブランドのメッセージである“This is me”=これが私の姿という気持ちを後押しできるカラーレンジを展開している。店頭でも人気色だからと案内するのではなく、お客さまがどうなりたいかを重視して提案している」と話した。

クッションファンデから限定色も

同日、クッションファンデーション“GO クッション グロウ ザ ゴールド”(ケース5280円/レフィル全4色、各7700円)と、フレグランス“ボーン イン ローマ ゴールド”(オードパルファン100mL、3万2340円/オードトワレ100mL、2万1450円)を数量限定で発売する。ゴールドを全体にまとった限定パッケージで、ファンデーションは内側から輝くような艶肌を演出する。

The post 「ヴァレンティノ ビューティ」から新アイコンリップ スタッズ130個がきらめく appeared first on WWDJAPAN.

「ジョルジオ アルマーニ」×「キス」のカプセルコレクションが9月20日に発売

「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」と「キス(KITH)」は、メンズのコラボカプセルコレクションをローンチする。日本では、9月20日から両ブランドの一部店舗及び「キス」公式オンラインストアとアプリで販売する。

本コレクションは、“アーキタイプ”(心理学用語で人間が共通して持っている心理構造や元型のこと)をコンセプトに、“アーティスト”“エンターテイナー”“トラベラー”“アントレプレナー”(起業家)の4つのカプセルに分かれている。それぞれ独自のファブリック、シェイプ、カラーパレットを用いてデザインした。

「キス」の創設者であり最高経営責任者、そしてクリエイティブ・ディレクターのロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)は今回のコラボについて、「この話が持ち上がったときから、スーツを中心に展開したコレクションにしたいと思っていた。私にとって、“スーツ”と『ジョルジオ アルマーニ』は同義語だ。そこで、アルマーニ氏のキャリアと人生に敬意を表し、彼に最も影響を受けたと思われる男性たちを描くストーリーの構想を練った。彼に影響を受けた、さまざまな立場の人々が世界中に多くいる。そして、『ジョルジオ アルマーニ』のスーツを着るという普遍的な言語を共有する人たちも世界中に沢山いる。こうして私たちは、“アーキタイプ”というコンセプトを思いついたのだ」と話す。

“アーキタイプ”に基づく4つのカプセル

“アーティスト”

“アーティスト”は、クリエイティブで未来を見越した革新的な考えを備えた人物をイメージしたコレクション。ブラックカラーのアイテムで構成し、バージンウールのダブルブレストのスーツやロングトレンチコート、霜降りカシミアシルクのタートルネックなどをラインアップする。

“エンターテイナー”

“エンターテイナー”は、主人公のような華やかな装いをイメージして制作した。カラーパレットはネイビーとダークグリーンで、キーアイテムはネイビーのベルベットスーツ。同じ素材のラグビーシャツ、ドローストリングウエストのパンツ、そして2つのバケットハットも展開する。

“トラベラー”

“トラベラー”は、世界中を自由に渡り歩く世界市民のコレクション。バージンウール素材のダブルブレストジャケットのスリーピーススーツや、キュプラのトラックジャケットとカーゴパンツなどのアパレルアイテムのほか、ダッフルバッグやパスポートホルダー、 スエードグローブなどのアクセサリーもバリエーション豊かに用意した。

“アントレプレナー”

“アントレプレナー”は、自分のルールと直感に従う人がテーマだ。ダークブラウンを基調に、ネイビー、タン、ブラックをアクセントに取り入れた。カシミアオーバーコート、ミディパフジャケット、ダブルチェストポケットのボタンアップシャツなどのアパレルコレクションと、レザーのカードホルダーとグローブ、リバーシブルベルトなどのアクセサリーが“アントレプレナー・スタイル”を作り出す。

4つのキャンペーン

今回のコラボを記念し、各“アーキタイプ”をイメージした4つのキャンペーンを制作した。

“アーティスト“のキャンペーンは、映画監督でジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)の長年の友人のマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)が主役。“エンターテイナー”は俳優兼ミュージシャンのレイキス・スタンフィールド(Lakeith Stanfield)を起用。彼の持つカリスマ的な存在感と卓越した多才さで、完璧な“エンターテイナー”を表現した。“トラベラー”に出演するのは、俳優ピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)。映画やテレビの中で世界中を駆け巡り、洗練された魅力で多様な文化や風景をナビゲートするキャラクターを体現してきた。そして、「キス」のファイグが “アントレプレナー”のスピリットを体現する。

The post 「ジョルジオ アルマーニ」×「キス」のカプセルコレクションが9月20日に発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ジョルジオ アルマーニ」×「キス」のカプセルコレクションが9月20日に発売

「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」と「キス(KITH)」は、メンズのコラボカプセルコレクションをローンチする。日本では、9月20日から両ブランドの一部店舗及び「キス」公式オンラインストアとアプリで販売する。

本コレクションは、“アーキタイプ”(心理学用語で人間が共通して持っている心理構造や元型のこと)をコンセプトに、“アーティスト”“エンターテイナー”“トラベラー”“アントレプレナー”(起業家)の4つのカプセルに分かれている。それぞれ独自のファブリック、シェイプ、カラーパレットを用いてデザインした。

「キス」の創設者であり最高経営責任者、そしてクリエイティブ・ディレクターのロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)は今回のコラボについて、「この話が持ち上がったときから、スーツを中心に展開したコレクションにしたいと思っていた。私にとって、“スーツ”と『ジョルジオ アルマーニ』は同義語だ。そこで、アルマーニ氏のキャリアと人生に敬意を表し、彼に最も影響を受けたと思われる男性たちを描くストーリーの構想を練った。彼に影響を受けた、さまざまな立場の人々が世界中に多くいる。そして、『ジョルジオ アルマーニ』のスーツを着るという普遍的な言語を共有する人たちも世界中に沢山いる。こうして私たちは、“アーキタイプ”というコンセプトを思いついたのだ」と話す。

“アーキタイプ”に基づく4つのカプセル

“アーティスト”

“アーティスト”は、クリエイティブで未来を見越した革新的な考えを備えた人物をイメージしたコレクション。ブラックカラーのアイテムで構成し、バージンウールのダブルブレストのスーツやロングトレンチコート、霜降りカシミアシルクのタートルネックなどをラインアップする。

“エンターテイナー”

“エンターテイナー”は、主人公のような華やかな装いをイメージして制作した。カラーパレットはネイビーとダークグリーンで、キーアイテムはネイビーのベルベットスーツ。同じ素材のラグビーシャツ、ドローストリングウエストのパンツ、そして2つのバケットハットも展開する。

“トラベラー”

“トラベラー”は、世界中を自由に渡り歩く世界市民のコレクション。バージンウール素材のダブルブレストジャケットのスリーピーススーツや、キュプラのトラックジャケットとカーゴパンツなどのアパレルアイテムのほか、ダッフルバッグやパスポートホルダー、 スエードグローブなどのアクセサリーもバリエーション豊かに用意した。

“アントレプレナー”

“アントレプレナー”は、自分のルールと直感に従う人がテーマだ。ダークブラウンを基調に、ネイビー、タン、ブラックをアクセントに取り入れた。カシミアオーバーコート、ミディパフジャケット、ダブルチェストポケットのボタンアップシャツなどのアパレルコレクションと、レザーのカードホルダーとグローブ、リバーシブルベルトなどのアクセサリーが“アントレプレナー・スタイル”を作り出す。

4つのキャンペーン

今回のコラボを記念し、各“アーキタイプ”をイメージした4つのキャンペーンを制作した。

“アーティスト“のキャンペーンは、映画監督でジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)の長年の友人のマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)が主役。“エンターテイナー”は俳優兼ミュージシャンのレイキス・スタンフィールド(Lakeith Stanfield)を起用。彼の持つカリスマ的な存在感と卓越した多才さで、完璧な“エンターテイナー”を表現した。“トラベラー”に出演するのは、俳優ピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)。映画やテレビの中で世界中を駆け巡り、洗練された魅力で多様な文化や風景をナビゲートするキャラクターを体現してきた。そして、「キス」のファイグが “アントレプレナー”のスピリットを体現する。

The post 「ジョルジオ アルマーニ」×「キス」のカプセルコレクションが9月20日に発売 appeared first on WWDJAPAN.

マツキヨココカラ&カンパニーのPBブランドから肌の水分補給と密封をかなえるオールインワンジェルクリーム

マツキヨココカラ&カンパニーが展開するスキンケアブランド「マツキヨ ウィズ メソッド トリプル A(MATSUKIYO W/M AAA)」は9月11日、“機能性保湿ケア”シリーズからオールインワンジェルクリーム“モイストインテンシブ ジェルクリーム”(90g、1980円)を発売する。

同商品は、化粧水と美容液、乳液、クリーム、アイクリーム、パックの6 役を兼ね備えるオールインワンジェルクリーム。ワンステップのお手入れで、肌への水分補給と密封をかなえる。シリーズ共通の潤いサポート成分「ナイアシンアミド」を高濃度5%で配合するほか、肌の保湿やハリ、キメにアプローチする「ガラクトミセス培養液」を新配合。バリア機能をサポートしながら潤い溢れる肌に導く。3 種の潤い密封成分が与えた水分を瞬時に補給・密封し、長時間潤いをキープする。

The post マツキヨココカラ&カンパニーのPBブランドから肌の水分補給と密封をかなえるオールインワンジェルクリーム appeared first on WWDJAPAN.

マツキヨココカラ&カンパニーのPBブランドから肌の水分補給と密封をかなえるオールインワンジェルクリーム

マツキヨココカラ&カンパニーが展開するスキンケアブランド「マツキヨ ウィズ メソッド トリプル A(MATSUKIYO W/M AAA)」は9月11日、“機能性保湿ケア”シリーズからオールインワンジェルクリーム“モイストインテンシブ ジェルクリーム”(90g、1980円)を発売する。

同商品は、化粧水と美容液、乳液、クリーム、アイクリーム、パックの6 役を兼ね備えるオールインワンジェルクリーム。ワンステップのお手入れで、肌への水分補給と密封をかなえる。シリーズ共通の潤いサポート成分「ナイアシンアミド」を高濃度5%で配合するほか、肌の保湿やハリ、キメにアプローチする「ガラクトミセス培養液」を新配合。バリア機能をサポートしながら潤い溢れる肌に導く。3 種の潤い密封成分が与えた水分を瞬時に補給・密封し、長時間潤いをキープする。

The post マツキヨココカラ&カンパニーのPBブランドから肌の水分補給と密封をかなえるオールインワンジェルクリーム appeared first on WWDJAPAN.

吉本新喜劇との化学反応で観客の心を一つに 「ヨシオ クボ」20周年の集大成

独自のスケジュールでファッションショーを開催した中堅組が多かった2025年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京」は、正直前回よりもだいぶおとなしい印象で終盤戦に突入しようとしている。そんな中、参加ブランドの中で誰よりも長いキャリア、デビューから20周年を迎えた「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」がやってくれた。兵庫県西宮市出身の久保は今回、新宿のお笑い劇場「ルミネtheよしもと」をショー会場に選んで、吉本新喜劇とコラボレーション。ショーは、間寛平やすっちー、島田珠代が出演する喜劇で幕を開けた。お笑いも、ファッションもクリエイティブ。両者が融合すれば、新しい化学反応が起きるかもしれないという期待を込めた。

不条理なギャグと人情話の喜劇で
500余人の観客の心を一つに

喜劇は、間寛平が営み、すっちーが働き始めた老舗のうどん屋に、ファッションショー・プロデューサーとして活躍(!?)する島田珠代が久しぶりに訪れるというストーリー。役者らは、いつもと違う観客に「口の中がパッサパサだった」など戸惑ったようだが、コテコテの、不条理なギャグとちょっとした人情話が詰まった喜劇に招かれたファッション業界人のテンションは上がりっぱなしだ。その姿は、暗い会場で神妙な顔つきをしながらショーが始まるのを待ったり、せっかく隣同士になった人と一言も話さないままスマホやパソコンで仕事を続けたりの、他のショーとは明らかに異なっている。「ルミネtheよしもと」を埋め尽くした500余人の心は明らかに一つになって、喜劇を含めても30分余りという短い時間を分かち合い、皆ニコニコしながら会場を後にする。ファッションであり、お笑いがなせる技だろう。

>LVMHがエンタメに参入する理由 広告を見ないために課金する富裕層を狙え!

こうした空間を共有すると、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズトップにファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)を起用したり、「サンローラン(SAINT LAURENT)」は映画制作の子会社を設立したりと、ファッションとエンターテインメントが融合しつつある現状も頷ける。久保は、LVMHや「サンローラン」の親会社であるケリング(KERING)ほど戦略的ではないだろうが、それでもファッションがエンターテインメントと融合しつつあること、融合すべきであることを本能的に感じ取り、夢として抱いてきたのだろう。

コレクションは集大成
得意のリラックススポーティー

肝心のコレクションは、「ヨシオ クボ」の20周年の集大成だ。基調は、得意とするリラックススポーティー。ブルゾンの身頃や袖にたっぷりとギャザーを寄せたり、無数のファスナーを這わせてシルエットを自由に変えたり、圧倒的なステッチワークを加えて迫力ある柄に仕上げたりのアプローチで、無機質になりがちなスポーティなスタイルにデザイナーズブランドとしての意匠をプラスする。同じようにギャザーを寄せたアイテムでも、ブルゾンもあればシャツもあり、光沢のあるナイロンタフタを使ったかと思えばシャリ感のある素材に変更したり、素材に合わせて色を微細に変更したり。以前教えてくれた、「自分で色を作りたくなるくらいカラーリングにもこだわり、より縫い代が短くなるように縫製にもこだわるのがデザイナー」という金言を思い出す。

フィナーレには、久保本人も登場。そして借金取りが請求した300万円を肩代わりしてくれた島田に「このうどん屋を使ったらえぇ」とショー会場を提供した間が「会場使用料300万円です」と言うと、芸人も、久保も、モデルもズッコケる大団円で幕を閉じた。久保は、これからも新しい発表方法を模索するという。20年間第一線を走り続けた人だからこその、洋服のデザインだけに収まらないファッションへの愛の表現方法が楽しみで仕方ない。

The post 吉本新喜劇との化学反応で観客の心を一つに 「ヨシオ クボ」20周年の集大成 appeared first on WWDJAPAN.

「マリメッコ」から“ウニッコ”を立体的に表現したレザーバッグ2型

「マリメッコ」から“ウニッコ”を立体的に表現したレザーバッグ2型

フィンランド発のブランド「マリメッコ(MARIMEKKO)」は9月13日、アイコンである“ウニッコ”(ケシの花)を立体的にデザインしたレザーバッグ2型を発売する。

バケットバッグが9万9000円、フォンホルダーが4万6200円で、それぞれブラウン、ブラック、メタリックシルバーの3色を用意する。

“ウニッコ”は今年、60周年を迎えた。

The post 「マリメッコ」から“ウニッコ”を立体的に表現したレザーバッグ2型 appeared first on WWDJAPAN.

「ゼニア」の秋冬キャンペーン デンマークと中国2人の俳優がブランドの“故郷”に回帰

「ゼニア(ZEGNA)」は9月5日、2024年秋冬シーズンのキャンペーンをスタートした。

グローバルアンバサダーを務めるデンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)と中国出身の俳優ウー・レイ(Wu Lei)が、「ゼニア」が保有する北イタリアの自然保護区“オアジ・ゼニア(OASI ZEGNA)”を巡り、「自然とのつながりを取り戻す内容」だ。

オアジはオアシスを意味し、創業者エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)が1929年に始めた植樹プロジェクトに端を発する。“オアジ・ゼニア”は、「ゼニア」のインスピレーション源にもなっている。同キャンペーンはイタリアンアルプスの壮大な風景を舞台に、“オアジカシミヤコレクション”の着心地の良さと温かさ、洗練さを披露する。

ぜいたくなファブリック使いやトーン・オン・トーンのスタイル提案はアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)=アーティスティック・ディレクターによるもので、今季はジャケット“イル コンテ(IL CONTE)”(79万900円)やトリプルステッチの“モンテ(MONTE)”シューズ(23万1000円)など、新たなアイコンも多数発表する。

“イル コンテ”とはイタリア語で“伯爵”のことで、これには“オアジ・ゼニア”の創出により伯爵の称号を授かった創業者へのオマージュを込めた。同ジャケットは“オアジカシミヤコレクション”の中心となるアイテムであり、「ゼニア」は「現代的なワードローブの完成形の一つ」と位置付ける。また“モンテ”シューズについても、「コレクションにエレガンスと機能性の理想的な融合をもたらすもの」としている。

問い合わせ先
ゼニア カスタマーサービス
03-5114-5300

The post 「ゼニア」の秋冬キャンペーン デンマークと中国2人の俳優がブランドの“故郷”に回帰 appeared first on WWDJAPAN.

「アディダス オリジナルス」の秋冬新作はパフ素材のもこもこサンバ

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、アパレルコレクション“アディカラー(ADICOLOR)”にパフフットウエアを組み合わせた新作の秋冬コレクション“アディカラー ウインターホーム(ADICOLOR WINTER×HOME)”を発売した。「アディダス」直営店とその他の取り扱い店舗、公式オンラインストアで取り扱う。

同コレクションは、アイコニックなスリーストライプスのデザインを軸に製作し、リサイクル素材を一部使用したタートルネックのスリムTシャツ(7150円)や、ゆったりとしたシルエットのトラックジャケット(1万4300円)、裾に伸縮性を持たせたシルエットのトラックパンツ(1万2100円)などをそろえる。

また、パフフットウエアのコレクション“ホーム”は、もこもことしたアッパーと厚底のソールが特徴。秋冬らしいデザインに仕上げた。

キャンペーンビジュアル

同コレクションのキャンペーンビジュアルは、俳優の恒松祐里、ラッパーのMFS、ダンサーのヒナヨシハラ(Hina Yoshihara)、ブランドプロデューサーのニコ(NICO)、AIアーティストの草野絵美らを起用。9月と10月の2回に分けて公開する。

ウエア一覧

The post 「アディダス オリジナルス」の秋冬新作はパフ素材のもこもこサンバ appeared first on WWDJAPAN.

「ビズビム」が表参道の旗艦店をリニューアル けやき並木がのぞく開放感のある店内に

「ビズビム(VISVIM)」 は、表参道ジャイル内の旗艦店をリニューアルオープンした。同店は、2014年のオープンから10年を迎える。

名栗加工のカウンターや
象牙色の敷石など

店内は木材の表面を加工する名栗加工を施したカウンターや、象牙色の琉球石灰岩の敷石を配し、表参道のけやき並木がのぞく開放感ある空間に仕上げた。また併設のカフェ、リトル クラウド コーヒーも、装いを新たにドリンクを販売する。

◾︎ビズビム ストア
オープン日:8月31日
場所:ジャイル 2階
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1

The post 「ビズビム」が表参道の旗艦店をリニューアル けやき並木がのぞく開放感のある店内に appeared first on WWDJAPAN.

「ビズビム」が表参道の旗艦店をリニューアル けやき並木がのぞく開放感のある店内に

「ビズビム(VISVIM)」 は、表参道ジャイル内の旗艦店をリニューアルオープンした。同店は、2014年のオープンから10年を迎える。

名栗加工のカウンターや
象牙色の敷石など

店内は木材の表面を加工する名栗加工を施したカウンターや、象牙色の琉球石灰岩の敷石を配し、表参道のけやき並木がのぞく開放感ある空間に仕上げた。また併設のカフェ、リトル クラウド コーヒーも、装いを新たにドリンクを販売する。

◾︎ビズビム ストア
オープン日:8月31日
場所:ジャイル 2階
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1

The post 「ビズビム」が表参道の旗艦店をリニューアル けやき並木がのぞく開放感のある店内に appeared first on WWDJAPAN.

【2024年秋コスメ】「ナチュラグラッセ」の4色アイパレットからローズ・ベージュカラーの限定色

スキンケアメイクブランド「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」は9月13日、2024年のAWコレクションとしてアイパレット“カラーアイズ”から、ローズ・ベージュカラーの限定2色(各4290円)を発売する。

限定2色は、柔らかさの中にある深みを表現し、異なる質感で自然な立体感を演出。“EX01 ドラマティック ローズ”は、渋い発色ながら腫れぼったくならず、表情に華やかさを与える。ワインレッドをキーカラーに、ピンクのホログラムとシアー発色のベビーピンク、ゴールドパールを忍ばせたシークレットローズの4色をセットした。“EX02 ドラマティック トパーズ”は、柔らかな雰囲気とシックな印象を両立。ウォームカラーが肌になじみ、まぶたに明るさを与える。パール配合のブラウントパーズをキーカラーに、グリーンのホログラムとマットなペールベージュ、血色感を与えるピンキッシュブラウンの4色をセットした。ポイントのホログラムカラーは白くならず、まぶたに透明感と濡れたような輝きを与える。

The post 【2024年秋コスメ】「ナチュラグラッセ」の4色アイパレットからローズ・ベージュカラーの限定色 appeared first on WWDJAPAN.

【2024年秋コスメ】「ナチュラグラッセ」の4色アイパレットからローズ・ベージュカラーの限定色

スキンケアメイクブランド「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」は9月13日、2024年のAWコレクションとしてアイパレット“カラーアイズ”から、ローズ・ベージュカラーの限定2色(各4290円)を発売する。

限定2色は、柔らかさの中にある深みを表現し、異なる質感で自然な立体感を演出。“EX01 ドラマティック ローズ”は、渋い発色ながら腫れぼったくならず、表情に華やかさを与える。ワインレッドをキーカラーに、ピンクのホログラムとシアー発色のベビーピンク、ゴールドパールを忍ばせたシークレットローズの4色をセットした。“EX02 ドラマティック トパーズ”は、柔らかな雰囲気とシックな印象を両立。ウォームカラーが肌になじみ、まぶたに明るさを与える。パール配合のブラウントパーズをキーカラーに、グリーンのホログラムとマットなペールベージュ、血色感を与えるピンキッシュブラウンの4色をセットした。ポイントのホログラムカラーは白くならず、まぶたに透明感と濡れたような輝きを与える。

The post 【2024年秋コスメ】「ナチュラグラッセ」の4色アイパレットからローズ・ベージュカラーの限定色 appeared first on WWDJAPAN.

欧州の合同展「トラノイ」 「東京を再びアジアのファッション・ハブに」と意気込む

欧州の歴史ある合同展示会「トラノイ(TRANOI)」が日本に初上陸した。日本ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFWO)のパートナーシップのもと、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」期間中の9月4・5日に、東京・渋谷で「トラノイ・トーキョー」を開催している。日本では合同展が減少する中、なぜこのタイミングで東京を舞台に選んだのか。「トラノイ」のボリス・プロヴォスト(Boris Provost)最高経営責任者(CEO)に聞いた。

WWD:「トラノイ」について、改めて教えてほしい。

ボリス・プロヴォスト「トラノイ」CEO(以下、プロヴォストCEO):「トラノイ」は1998年の開始以来、あらゆるブランドが世界のバイヤーやプレス、インフルエンサーにコレクションを発表する場を、パリを拠点に提供してきた。ファッションの創造性や品質、革新性を重視する合同展であることから、業界における重要なイベントと認知されている。

「トラノイ」の強みはキュレーションとサービスだ。バイヤーらに“本物”を見せ、「トラノイ」が考えるファッションのビジョンを発信するために、品質と独自性の観点から選び抜いたコレクションを展示している。また、出展ブランドが販売のイロハや国際市場の特性を学ぶ機会を設けたり、コレクションの見せ方を助言したりもするほか、バイヤーの来場もサポートしている。事前にミーティングを実施して、彼らのニーズに合ったブランドを提案することもある。

WWD:今回、東京で「トラノイ」を初開催することになった経緯は。

プロヴォストCEO:パリ開催の「トラノイ 」では、日本からの来場者数がフランス、イタリアに次いで3番目に多い。コロナ明け直後は、それまで大口顧客だったタイや台湾といったアジアのバイヤーが減ったのに対し、日本は大手百貨店を中心に多くの来場があった。日本の「トラノイ」に対する強い関心と、アジアのバイヤーに再度アプローチする必要性を踏まえて、「トラノイ」を初めて東京で開催することにした。

WWD:開催時期を「楽天 ファッション ウィーク東京」に合わせたのはなぜ?

プロヴォストCEO:「トラノイ・トーキョー」の目的は、トラノイを日本に紹介し、東京をアジアのファッション・ハブとして復活させること。そのため日本のファッション・ウイークを巻き込むことが重要だった。パリ開催の「トラノイ」はパリ・ファッション・ウイークと独占的に提携している唯一のファッション合同展であるため、東京でも同様に連携している。2回目、3回目の「トラノイ・トーキョー」も、「RFWT」のある3月と9月に開催予定だ。

WWD:「トラノイ・トーキョー」を成功させるための戦略は。

プロヴォストCEO:鍵を握るのは、いかに日本やアジアのファッション業界と深く関わり、巻き込んでいけるかだ。東京のファッションシーンに連帯意識を育み、業界全体を結束させたい。実は、「RFWT」が関連イベントも含めて、2カ月ほどにわたってさまざまな場所で開かれることに驚いた。パリやニューヨークのファッション・ウイークは、1週間で集中的に開催されるのに。東京にはショー会場が少ないため、短期間に凝縮するのが難しいのは理解できるが、問題の根幹はもっと深いところにある。例えば東京の関係者は、アジアのバイヤーから「RFWT」を訪れるのに最適な時期を尋ねられても、「いつ来るべきかは悩ましい」と答えることが多い。自主展示会を開催するブランドの多くも、戦略的な計画ではなく、漠然としたトレンドに基づいて日程を選んでいるようだ。

こうした課題を克服するには、ブランド、バイヤー、イベント主催者、業界リーダーなど、すべてのステークホルダーが開かれたコミュニケーションをとり、連携することが不可欠だ。協力し合うことで、誰にとってもメリットがあるファッション・カレンダーを作れる。これは、「トラノイ・トーキョー」の知名度と名声を高めるだけでなく、東京が“ファッションの都”として成長する上でも重要だ。

東京ならではの試みも
あらゆるブランドに挑戦の場を

WWD:東京独自の試みがあれば教えてほしい。

プロヴォストCEO:「トラノイ」は開催前の企画段階で、様々なシーンを想定したブランドを集めるためにムードボードを作る。東京用のムードボードは、日本市場に密着しており、ウィメンズだけでなくメンズやライフスタイルブランドを扱う。今シーズンのムードボードは “90年代のミニマリズム”や“自分へのご褒美”など8つのテーマで構成した。“90年代のミニマリズム”ではクリーンなライン、控えめな色使い、ミニマルなエレガンスなどを特徴とするブランドが登場するし、“自分へのご褒美”では主にジュエリーブランドが並ぶ。

日本の消費者はデザインよりも素材や機能性を優先し、鮮やかな色よりもモノトーンやスポーティーなスタイルを好むので、その嗜好性に合わせてブランドのラインアップを調整した。パリの「トラノイ」にはペット用の商品の展示がない一方で、東京にはある。高級ブランドのデッドストックの生地を使ってドッグウエアを作るパリ発のブランドや、犬の首輪やリード、ソファをアウトドア商品としてアプローチ挑戦する東京発のブランドなど。日本ではファッショナブルな犬用のグッズに需要があるため驚いた。

WWD:「トラノイ・トーキョー」は、日本のブランドと海外ブランドの出展比率が 5:5だ。どちらかに偏ることなくブランドをそろえた狙いは。

プロヴォストCEO:日本だけでなく、他のアジア地域のバイヤーも対象にしているからだ。今回はプロモーションの一環として、韓国、タイ、台湾、中国からゲストバイヤーを招いている。出展比率を同等にすることで、あらゆる来場者に対してバランスの取れたアピールが可能になるし、ローカルブランドとインターナショナルブランドの双方が存在感を強められる。

WWD:日本では消滅した合同展も多い上に、一般的に合同店は出展ブランド数やバイヤーなどの来場者数も減少している。そのような中で「トラノイ・トーキョー」は、なぜ150もののブランド数を集められたのか。

プロヴォストCEO:合同展示会は、PR、マーケティング、セールスなどを含めて、特定の企業が単独で運営しているケースが多い。単一のチームで全てを済ませてしまうと、時としてアイデアの多様性がなくなり、退屈になってしまうことがある。それが日本の合同展が集約した原因の一つだろう。「トラノイ・トーキョー」は、全く反対のアプローチをとる。東京のチームには「トラノイ」の社員が数人しかおらず、専門外のことはプロに任せている。社内チームはオーガナイザーの役目に専念し、出展者により良いサービスを提供するために何をすべきか考える。社外チームは新たな視点を持ち寄って、展示会に新鮮味を加える。

WWD:出展ブランドの中には、まだ名前が広く知られていないものもかなり多い。

プロヴォストCEO:「トラノイ・トーキョー」は、有名・新興を問わない、すべての参加ブランドにとって挑戦の場だ。われわれは日本のみならず、より広いアジアのバイヤーとつながり、アジア市場でのリーチを広げるためのプラットフォームを提供している。

The post 欧州の合同展「トラノイ」 「東京を再びアジアのファッション・ハブに」と意気込む appeared first on WWDJAPAN.

欧州の合同展「トラノイ」 「東京を再びアジアのファッション・ハブに」と意気込む

欧州の歴史ある合同展示会「トラノイ(TRANOI)」が日本に初上陸した。日本ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFWO)のパートナーシップのもと、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」期間中の9月4・5日に、東京・渋谷で「トラノイ・トーキョー」を開催している。日本では合同展が減少する中、なぜこのタイミングで東京を舞台に選んだのか。「トラノイ」のボリス・プロヴォスト(Boris Provost)最高経営責任者(CEO)に聞いた。

WWD:「トラノイ」について、改めて教えてほしい。

ボリス・プロヴォスト「トラノイ」CEO(以下、プロヴォストCEO):「トラノイ」は1998年の開始以来、あらゆるブランドが世界のバイヤーやプレス、インフルエンサーにコレクションを発表する場を、パリを拠点に提供してきた。ファッションの創造性や品質、革新性を重視する合同展であることから、業界における重要なイベントと認知されている。

「トラノイ」の強みはキュレーションとサービスだ。バイヤーらに“本物”を見せ、「トラノイ」が考えるファッションのビジョンを発信するために、品質と独自性の観点から選び抜いたコレクションを展示している。また、出展ブランドが販売のイロハや国際市場の特性を学ぶ機会を設けたり、コレクションの見せ方を助言したりもするほか、バイヤーの来場もサポートしている。事前にミーティングを実施して、彼らのニーズに合ったブランドを提案することもある。

WWD:今回、東京で「トラノイ」を初開催することになった経緯は。

プロヴォストCEO:パリ開催の「トラノイ 」では、日本からの来場者数がフランス、イタリアに次いで3番目に多い。コロナ明け直後は、それまで大口顧客だったタイや台湾といったアジアのバイヤーが減ったのに対し、日本は大手百貨店を中心に多くの来場があった。日本の「トラノイ」に対する強い関心と、アジアのバイヤーに再度アプローチする必要性を踏まえて、「トラノイ」を初めて東京で開催することにした。

WWD:開催時期を「楽天 ファッション ウィーク東京」に合わせたのはなぜ?

プロヴォストCEO:「トラノイ・トーキョー」の目的は、トラノイを日本に紹介し、東京をアジアのファッション・ハブとして復活させること。そのため日本のファッション・ウイークを巻き込むことが重要だった。パリ開催の「トラノイ」はパリ・ファッション・ウイークと独占的に提携している唯一のファッション合同展であるため、東京でも同様に連携している。2回目、3回目の「トラノイ・トーキョー」も、「RFWT」のある3月と9月に開催予定だ。

WWD:「トラノイ・トーキョー」を成功させるための戦略は。

プロヴォストCEO:鍵を握るのは、いかに日本やアジアのファッション業界と深く関わり、巻き込んでいけるかだ。東京のファッションシーンに連帯意識を育み、業界全体を結束させたい。実は、「RFWT」が関連イベントも含めて、2カ月ほどにわたってさまざまな場所で開かれることに驚いた。パリやニューヨークのファッション・ウイークは、1週間で集中的に開催されるのに。東京にはショー会場が少ないため、短期間に凝縮するのが難しいのは理解できるが、問題の根幹はもっと深いところにある。例えば東京の関係者は、アジアのバイヤーから「RFWT」を訪れるのに最適な時期を尋ねられても、「いつ来るべきかは悩ましい」と答えることが多い。自主展示会を開催するブランドの多くも、戦略的な計画ではなく、漠然としたトレンドに基づいて日程を選んでいるようだ。

こうした課題を克服するには、ブランド、バイヤー、イベント主催者、業界リーダーなど、すべてのステークホルダーが開かれたコミュニケーションをとり、連携することが不可欠だ。協力し合うことで、誰にとってもメリットがあるファッション・カレンダーを作れる。これは、「トラノイ・トーキョー」の知名度と名声を高めるだけでなく、東京が“ファッションの都”として成長する上でも重要だ。

東京ならではの試みも
あらゆるブランドに挑戦の場を

WWD:東京独自の試みがあれば教えてほしい。

プロヴォストCEO:「トラノイ」は開催前の企画段階で、様々なシーンを想定したブランドを集めるためにムードボードを作る。東京用のムードボードは、日本市場に密着しており、ウィメンズだけでなくメンズやライフスタイルブランドを扱う。今シーズンのムードボードは “90年代のミニマリズム”や“自分へのご褒美”など8つのテーマで構成した。“90年代のミニマリズム”ではクリーンなライン、控えめな色使い、ミニマルなエレガンスなどを特徴とするブランドが登場するし、“自分へのご褒美”では主にジュエリーブランドが並ぶ。

日本の消費者はデザインよりも素材や機能性を優先し、鮮やかな色よりもモノトーンやスポーティーなスタイルを好むので、その嗜好性に合わせてブランドのラインアップを調整した。パリの「トラノイ」にはペット用の商品の展示がない一方で、東京にはある。高級ブランドのデッドストックの生地を使ってドッグウエアを作るパリ発のブランドや、犬の首輪やリード、ソファをアウトドア商品としてアプローチ挑戦する東京発のブランドなど。日本ではファッショナブルな犬用のグッズに需要があるため驚いた。

WWD:「トラノイ・トーキョー」は、日本のブランドと海外ブランドの出展比率が 5:5だ。どちらかに偏ることなくブランドをそろえた狙いは。

プロヴォストCEO:日本だけでなく、他のアジア地域のバイヤーも対象にしているからだ。今回はプロモーションの一環として、韓国、タイ、台湾、中国からゲストバイヤーを招いている。出展比率を同等にすることで、あらゆる来場者に対してバランスの取れたアピールが可能になるし、ローカルブランドとインターナショナルブランドの双方が存在感を強められる。

WWD:日本では消滅した合同展も多い上に、一般的に合同店は出展ブランド数やバイヤーなどの来場者数も減少している。そのような中で「トラノイ・トーキョー」は、なぜ150もののブランド数を集められたのか。

プロヴォストCEO:合同展示会は、PR、マーケティング、セールスなどを含めて、特定の企業が単独で運営しているケースが多い。単一のチームで全てを済ませてしまうと、時としてアイデアの多様性がなくなり、退屈になってしまうことがある。それが日本の合同展が集約した原因の一つだろう。「トラノイ・トーキョー」は、全く反対のアプローチをとる。東京のチームには「トラノイ」の社員が数人しかおらず、専門外のことはプロに任せている。社内チームはオーガナイザーの役目に専念し、出展者により良いサービスを提供するために何をすべきか考える。社外チームは新たな視点を持ち寄って、展示会に新鮮味を加える。

WWD:出展ブランドの中には、まだ名前が広く知られていないものもかなり多い。

プロヴォストCEO:「トラノイ・トーキョー」は、有名・新興を問わない、すべての参加ブランドにとって挑戦の場だ。われわれは日本のみならず、より広いアジアのバイヤーとつながり、アジア市場でのリーチを広げるためのプラットフォームを提供している。

The post 欧州の合同展「トラノイ」 「東京を再びアジアのファッション・ハブに」と意気込む appeared first on WWDJAPAN.

シャープ「プラズマクラスター ビューティ」の新製品発表会に宮世琉弥 ヘアアイロンで“くるくるヘア”に挑戦

シャープの美容家電ブランド「プラズマクラスター ビューティ(PLASMACLUSTER BEAUTY)」は10月24日、新商品のヘアアイロンとヘアブラシの2品を発売する。9月5日には、この発売を記念して新商品発表会を開催。アンバサダーを務める宮世琉弥が登場し、ヘアセットのデモンストレーションやトークショーを行った。

宮世「120℃でも160℃と同等のスタイリング力に驚き」

宮世は実際に“プラズマクラスターストレートアイロン”(2万8000円前後※編集部調べ、以下同)を体験し、「プレートから風が出ている」「すごい!」「アイロンを通した後は髪が熱くなるけれど、これは冷たくなっている」など大興奮。トレンドの“くるくるヘア”セットに挑戦し、「ストレートも、カールも簡単にできます。そして、120℃の設定でも160℃と同等のスタイリング力があるということで、何度も髪を通す必要がないので、ダメージが軽減されそう」とアピールした。

10月24日に発売する“プラズマクラスターストレートアイロン”は、プラズマクラスターの風により髪をクールダウンさせることで、潤いを補給しながら熱や摩擦ダメージを抑える機能が特徴だ。プレートの両サイドから水分子に包まれたプラズマクラスターイオンを含んだ風を放出する独自構造を採用し、本体サイズは従来機に比べ40mmに短縮。持ち運びや取り回しを良くした。

同日、“プラズマクラスターヘアブラシ スムーミー”(1万1000円前後)も発売。ラッコの爪や毛にならった独自のネイチャーテクノロジーで、スムーズなブラッシングを実現。髪の絡まりを軽い力でほどく、細さの異なる3種のピンを並べた。ブラックやホワイト、ブルーの3色で、天然石のような美しいデザインも特徴だ。

主力ドライヤーは前年比2.4倍と大幅伸長

永峯英行シャープ SmartAppliances&Solutions事業本部 副本部長兼 プラズマクラスター・ヘルスケア事業部 事業部長は、シャープの近況を「ドライヤーのフラッグシップ機種について、2023年度は前年比2.4倍と大幅に伸長。SNSと、美容意識の高い人たちが集まるファッション&ビューティのイベントで露出を増やし、リアルとオンラインを掛け合わせたことで成長したと推測する。今後は、ASEANなどに視野を広げたプロモーションやヘアケア家電を拡充する予定だ」と述べた。

The post シャープ「プラズマクラスター ビューティ」の新製品発表会に宮世琉弥 ヘアアイロンで“くるくるヘア”に挑戦 appeared first on WWDJAPAN.

シャープ「プラズマクラスター ビューティ」の新製品発表会に宮世琉弥 ヘアアイロンで“くるくるヘア”に挑戦

シャープの美容家電ブランド「プラズマクラスター ビューティ(PLASMACLUSTER BEAUTY)」は10月24日、新商品のヘアアイロンとヘアブラシの2品を発売する。9月5日には、この発売を記念して新商品発表会を開催。アンバサダーを務める宮世琉弥が登場し、ヘアセットのデモンストレーションやトークショーを行った。

宮世「120℃でも160℃と同等のスタイリング力に驚き」

宮世は実際に“プラズマクラスターストレートアイロン”(2万8000円前後※編集部調べ、以下同)を体験し、「プレートから風が出ている」「すごい!」「アイロンを通した後は髪が熱くなるけれど、これは冷たくなっている」など大興奮。トレンドの“くるくるヘア”セットに挑戦し、「ストレートも、カールも簡単にできます。そして、120℃の設定でも160℃と同等のスタイリング力があるということで、何度も髪を通す必要がないので、ダメージが軽減されそう」とアピールした。

10月24日に発売する“プラズマクラスターストレートアイロン”は、プラズマクラスターの風により髪をクールダウンさせることで、潤いを補給しながら熱や摩擦ダメージを抑える機能が特徴だ。プレートの両サイドから水分子に包まれたプラズマクラスターイオンを含んだ風を放出する独自構造を採用し、本体サイズは従来機に比べ40mmに短縮。持ち運びや取り回しを良くした。

同日、“プラズマクラスターヘアブラシ スムーミー”(1万1000円前後)も発売。ラッコの爪や毛にならった独自のネイチャーテクノロジーで、スムーズなブラッシングを実現。髪の絡まりを軽い力でほどく、細さの異なる3種のピンを並べた。ブラックやホワイト、ブルーの3色で、天然石のような美しいデザインも特徴だ。

主力ドライヤーは前年比2.4倍と大幅伸長

永峯英行シャープ SmartAppliances&Solutions事業本部 副本部長兼 プラズマクラスター・ヘルスケア事業部 事業部長は、シャープの近況を「ドライヤーのフラッグシップ機種について、2023年度は前年比2.4倍と大幅に伸長。SNSと、美容意識の高い人たちが集まるファッション&ビューティのイベントで露出を増やし、リアルとオンラインを掛け合わせたことで成長したと推測する。今後は、ASEANなどに視野を広げたプロモーションやヘアケア家電を拡充する予定だ」と述べた。

The post シャープ「プラズマクラスター ビューティ」の新製品発表会に宮世琉弥 ヘアアイロンで“くるくるヘア”に挑戦 appeared first on WWDJAPAN.

「イヴ・ロシェ」がヨーロッパ栗を使用したヘアケアシリーズを発売 2000年愛されるスーパーフード

フランスのボタニカルビューティケアブランド「イヴ・ロシェ(YVES ROCHER)」は11月22日、オーガニックチェスナッツミルクを使用したヘアケアシリーズを発売する。“ヘルシースカルプシャンプー ジェントル ミルキーチェスナッツ”(300mL、1320円)、“ヘルシースカルプコンディショナー ジェントル ミルキーチェスナッツ”(200mL、1320円)、“ヘアミルクスプレー ジェントル ミルキーチェスナッツ”(150mL、1980円)をラインアップする。全国のイオン、ウエルシア系列店舗で取り扱う。

2000年以上前から地中海沿岸で栽培されるチェスナッツ(ヨーロッパ栗)は、スーパーフードとして親しまれてきた。このチェスナッツの抽出成分に含まれ、美髪に導くとされる必須脂肪酸に着目し、商品化に至った。

必須脂肪酸のリノール酸とオレイン酸がダメージヘアを補修する。頭皮と髪の水分と油分を補い、指通りの良い髪に仕上げる。香りはまろやかなウッディバニラだ。自然由来成分を95%以上配合し、ノンシリコーンとした。

「イヴ・ロシェ」は1959年にフランスで誕生した。天然由来成分を使用した商品開発をポリシーに、ヘアケア、スキンケア、フレグランスを展開する。

The post 「イヴ・ロシェ」がヨーロッパ栗を使用したヘアケアシリーズを発売 2000年愛されるスーパーフード appeared first on WWDJAPAN.

【2024クリスマスコフレ】「ハッチ」からハチミツを贅沢に使ったホリデーコレクションが登場

老舗養蜂園をルーツに持つビューティブランド「ハッチ(HACCI)」は11月1日、ホリデーコレクションを発売する。10月18日から予約を受け付ける。

コレクションのテーマは“心とかす静かな夜”。寒さが厳しくなる季節にハチミツの心地よい香りとともに、癒しのひとときを楽しめるアイテムを用意した。

雪どけホリデーコレクション

クリスマスコフレ“ハニーノエル”(1万8150円)は、ボディーケアに特化したセットだ。ベストコスメ19冠受賞の“ボディウォッシュ ビー ハグ”(385mL)、ハチミツの美容液に浸かるような“トリートメント ビー バスエッセンス”(250mL)、ホリデーシーズン限定の“ボディクリーム ロイヤル”(95g)、“テーブルハニー フランス産 もみの木”(95g)をボックスに詰め込んだ。

そのほか、疲れた体を内と外からケアするセット“プティ ノエル”(5500円)や、ホリデー限定パッケージの“ハニーコラーゲン 9本セット”(5400円)、“トリートメント BEE バスエッセンス”(11月14日発売、250mL、7700円)、“テーブルハニー フランス産もみの木”(95g、1836円)、“ボディウォッシュ ビー ハグ”(385mL、5500円)、“ロイヤルスノー”の香りをブレンドした“ボディクリーム ロイヤル”(95g、4950円)をラインアップする。

The post 【2024クリスマスコフレ】「ハッチ」からハチミツを贅沢に使ったホリデーコレクションが登場 appeared first on WWDJAPAN.

ロロ・ピアーナ100周年 CEOが語るビジョンと広がる世界観

ロロ・ピアーナ,ロロ・ピアーナ銀座店,ダミアン・ベルトラン, Loro Piana

ロロ・ピアーナは、イタリア・ヴァルセージアで1924年に創業し、今年で100周年を迎えた。現在は最高品質のカシミヤやビキューナなどを世界中に提供し、1980年代にラグジュアリーグッズ部門を立ち上げ、自社工場で繊維の生産から製品化までを一貫して行う。100年をかけて、上質な生地のようにしなやかに進化してきたロロ・ピアーナの強みとは。改装した銀座店やトップへのインタビュー、商品の魅力から解き明かす。

生まれ変わった銀座店で
世界観を堪能

東京・銀座の銀座中央通りに構える旗艦店が、1年以上を要した改装を終えてリニューアルオープンした。生まれ変わった銀座店には、ロロ・ピアーナらしい“おもてなし”を随所に込めている。1階は売り場面積を大幅に拡張し、エントランスの先では広々した温かみのある空間がゲストを迎える。新設したバッグカウンターには、注力しているレザーバッグやグッズが並んでいる。

空間と商品をさらに魅力的に見せるため、光にもこだわった。2階のウィメンズフロアは改装により自然光が差し込み、開放的なムードを演出する。全フロアの天井ライトは自然光をイメージして明るさを一つ一つ微調整し、ゲストがリラックスできる空間を提供する。

店内に設置する「ロロ・ピアーナ・インテリア」の家具も、ラウンジのイメージで刷新した。インテリアや階段をゆるやかな曲線が縁取り、しなやかに世界観を拡張するロロ・ピアーナらしい空間だ。

CEOが語るロロ・ピアーナの100年

ロロ・ピアーナは、創業者ピエトロ・ロロ・ピアーナが100年前の設立時に抱いた情熱を、現在もさまざまな事業やクラフツマンシップを通じて継承している。メゾンの好調なビジネスを率いるのが、ダミアン・ベルトランCEOだ。同氏は2021年に現職に就くと、主要3事業であるテキスタイルとラグジュアリーグッズ、インテリア部門においてさまざまな改革に挑んでいる。国際経験豊かなCEOが描く成長戦略とは。

WWD:創業100周年を迎えたロロ・ピアーナとは、改めてどういうメゾンなのか。

ダミアン・ベルトラン=ロロ・ピアーナCEO(以下、ベルトラン):ロロ・ピアーナは、究極のラグジュアリーを体現するメゾンだ。私たちの製品は、テキスタイルの豊かな歴史があるからこそ、今でも触れると瞬時にそれと分かる。真のラグジュアリーとは、卓越性を追求し、最高の素材を追求し、最高品質のコレクションを創り出すために、必要な時間をかけること。ロロ・ピアーナは、究極的なタイムレスなエレガンスと世界で最も洗練された最高の素材を、現代的なシルエットで提案している。

WWD:2021 年に現職就任後、最大のミッションは?

ベルトラン:私は着任時、メゾンの真髄を理解し、その魅力溢れるヘリテージや歴史を発見しようと決めた。そして、よりモダンでスタイリッシュ、現代的でありながらタイムレスで、ロロ・ピアーナのスタイルだと人々が認識できるようなロロ・ピアーナの新しいシルエットをチームと共に作り出すことに着手した。同時に、ウィメンズとメンズのコレクションを、同じインスピレーションで一つにまとめた。今ではメンズ、ウィメンズのシルエットは呼応している。

WWD:現在好調なカテゴリーは?

ベルトラン:レザーグッズはシーズンごとに成長している。例えば、“ベイル・バッグ”や“エクストラ・バッグ”などのバッグは、現在最も求められている製品の一つである。また、コスチューム・ジュエリーのような新しい製品カテゴリーも発表したばかりだ。このブレスレットとネックレスのコレクションは、メゾンの職人技と革新という貴重なヘリテージを称えている。

メゾンを支えるクラフツマンシップ

WWD:キャッシュデニム®️は、イタリアと日本の職人技術をもって完成した製品だ。実現までの背景は?

ベルトラン:キャッシュデニム®️は、伊ピエモンテのロロ・ピアーナの職人と、日本の備後地方にあるデニムのスペシャリストたちとの稀有な知識交換の中で生まれた。このプロジェクトは、世界でも偉大な 2 つのテキスタイルの伝統における、職人によるテキスタイル生産へのお互いへの敬意のもとで実現した。一方は、備後地方の職人による歴史ある日本のノウハウで、その独自のセルヴェッジデニムは、特殊なシャトル織機を使いこなすことで生まれている。もう一方は、卓越性を追求してあらゆる革新の限界に挑戦するロロ・ピアーナの文化と、貴重な繊維の扱いに長けたロロ・ピアーナの技術である。

WWD:イメージの刷新にも注力している印象だ。

ベルトラン:広告キャンペーンは、より気品と洗練に溢れ、新たな光と共に私たちのシルエットを新しい形で表現している。さらに、店舗には新しいコンセプトを導入した。セルジオ・ロロ・ピアーナのビジョンから発展した新しいコンセプトは、天然素材や温かみのあるカラーパレット、私たちのシグネチャーであるオーク材を用いたカラボッティーノのディテールなど、原点ともいえるコアの要素とフィーリングを守りながら、現代的なタッチを加えている。

WWD:ロロ・ピアーナ銀座店リニューアルの意図は?

ベルトラン:ロロ・ピアーナ銀座店はロロ・ピアーナの世界的な店舗網の中で重要な役割を果たしている。私たちは新しいストアコンセプトを昨年導入し、銀座店にも適用することが重要だと考えた。銀座店の新しいコンセプトとインテリアデザインでは、コアとなる要素を守りながら、ロロ・ピアーナのアイコニックなスタイルを紹介し、店内のあらゆる要素でメゾンらしさを純粋に表現している。バッグのディスプレーのために、日本にインスピレーションを得た装飾を施した特注のコンソールを設置した。今後も銀座店のように、新しいストアコンセプトを適用し既存の店舗を改装する予定だ。

WWD:次の 100 年に向けて、どう進化していきたいか。

ベルトラン:メゾンはここ数年で大きく変わったが、私たちは常に卓越性、品質へのこだわり、伝統、革新、ヘリテージ、そしてファミリーへと立ち戻ることを大切にしてきた。世界が急速に変化している今日、ヘリテージを尊重することはとても大切だ。私たちは、ノウハウとさまざまなステークホルダーとの信頼関係を大切にしながら、責任ある方法で卓越性を追求し続けたい。

到達したデニムの新境地

ロロ・ピアーナのクラフツマンシップをデニムで表現したカプセルコレクション“ロロ・デニム”が、2024-25年秋冬シーズンにデビューした。同コレクションでは、タイムレスなジーンズやジャケットを、革新的なデニム素材や職人技でエレガントに仕立て、デニムの新たな可能性を開く。アイテムは、取り外し可能なカシミヤのジレ付きのジャケットやキャッシュデニム®︎のジーンズ、クリーンなムードでセットアップ着用もできるトップスやパンツ、汎用性の高いバッグやシューズなど63型をそろえる。

アイテムに用いたデニムもさまざまだ。キャッシュデニム®︎は、コットン60%とカシミヤ40%の交織素材で、伊ピエモンテ州のロロ・ピアーナの職人と備後地方のデニム生産者との協業で誕生した。ほかにもソリッドブルーの染料を使った“キャッシュデニム®︎・リアクティブ”やデニムフラワー、デニムシャンブレー、シーアイランドデニムなど、表情豊かなデニムがライアンアップする。

伊勢丹新宿本店の本館1階ザ・ステージでは、“ロロ・デニム”のデビューに合わせたポップアップストアを9月11〜17日に開催する。

問い合わせ先
ロロ・ピアーナ ジャパン
03-5579-5182

The post ロロ・ピアーナ100周年 CEOが語るビジョンと広がる世界観 appeared first on WWDJAPAN.

ロロ・ピアーナ100周年 CEOが語るビジョンと広がる世界観

ロロ・ピアーナ,ロロ・ピアーナ銀座店,ダミアン・ベルトラン, Loro Piana

ロロ・ピアーナは、イタリア・ヴァルセージアで1924年に創業し、今年で100周年を迎えた。現在は最高品質のカシミヤやビキューナなどを世界中に提供し、1980年代にラグジュアリーグッズ部門を立ち上げ、自社工場で繊維の生産から製品化までを一貫して行う。100年をかけて、上質な生地のようにしなやかに進化してきたロロ・ピアーナの強みとは。改装した銀座店やトップへのインタビュー、商品の魅力から解き明かす。

生まれ変わった銀座店で
世界観を堪能

東京・銀座の銀座中央通りに構える旗艦店が、1年以上を要した改装を終えてリニューアルオープンした。生まれ変わった銀座店には、ロロ・ピアーナらしい“おもてなし”を随所に込めている。1階は売り場面積を大幅に拡張し、エントランスの先では広々した温かみのある空間がゲストを迎える。新設したバッグカウンターには、注力しているレザーバッグやグッズが並んでいる。

空間と商品をさらに魅力的に見せるため、光にもこだわった。2階のウィメンズフロアは改装により自然光が差し込み、開放的なムードを演出する。全フロアの天井ライトは自然光をイメージして明るさを一つ一つ微調整し、ゲストがリラックスできる空間を提供する。

店内に設置する「ロロ・ピアーナ・インテリア」の家具も、ラウンジのイメージで刷新した。インテリアや階段をゆるやかな曲線が縁取り、しなやかに世界観を拡張するロロ・ピアーナらしい空間だ。

CEOが語るロロ・ピアーナの100年

ロロ・ピアーナは、創業者ピエトロ・ロロ・ピアーナが100年前の設立時に抱いた情熱を、現在もさまざまな事業やクラフツマンシップを通じて継承している。メゾンの好調なビジネスを率いるのが、ダミアン・ベルトランCEOだ。同氏は2021年に現職に就くと、主要3事業であるテキスタイルとラグジュアリーグッズ、インテリア部門においてさまざまな改革に挑んでいる。国際経験豊かなCEOが描く成長戦略とは。

WWD:創業100周年を迎えたロロ・ピアーナとは、改めてどういうメゾンなのか。

ダミアン・ベルトラン=ロロ・ピアーナCEO(以下、ベルトラン):ロロ・ピアーナは、究極のラグジュアリーを体現するメゾンだ。私たちの製品は、テキスタイルの豊かな歴史があるからこそ、今でも触れると瞬時にそれと分かる。真のラグジュアリーとは、卓越性を追求し、最高の素材を追求し、最高品質のコレクションを創り出すために、必要な時間をかけること。ロロ・ピアーナは、究極的なタイムレスなエレガンスと世界で最も洗練された最高の素材を、現代的なシルエットで提案している。

WWD:2021 年に現職就任後、最大のミッションは?

ベルトラン:私は着任時、メゾンの真髄を理解し、その魅力溢れるヘリテージや歴史を発見しようと決めた。そして、よりモダンでスタイリッシュ、現代的でありながらタイムレスで、ロロ・ピアーナのスタイルだと人々が認識できるようなロロ・ピアーナの新しいシルエットをチームと共に作り出すことに着手した。同時に、ウィメンズとメンズのコレクションを、同じインスピレーションで一つにまとめた。今ではメンズ、ウィメンズのシルエットは呼応している。

WWD:現在好調なカテゴリーは?

ベルトラン:レザーグッズはシーズンごとに成長している。例えば、“ベイル・バッグ”や“エクストラ・バッグ”などのバッグは、現在最も求められている製品の一つである。また、コスチューム・ジュエリーのような新しい製品カテゴリーも発表したばかりだ。このブレスレットとネックレスのコレクションは、メゾンの職人技と革新という貴重なヘリテージを称えている。

メゾンを支えるクラフツマンシップ

WWD:キャッシュデニム®️は、イタリアと日本の職人技術をもって完成した製品だ。実現までの背景は?

ベルトラン:キャッシュデニム®️は、伊ピエモンテのロロ・ピアーナの職人と、日本の備後地方にあるデニムのスペシャリストたちとの稀有な知識交換の中で生まれた。このプロジェクトは、世界でも偉大な 2 つのテキスタイルの伝統における、職人によるテキスタイル生産へのお互いへの敬意のもとで実現した。一方は、備後地方の職人による歴史ある日本のノウハウで、その独自のセルヴェッジデニムは、特殊なシャトル織機を使いこなすことで生まれている。もう一方は、卓越性を追求してあらゆる革新の限界に挑戦するロロ・ピアーナの文化と、貴重な繊維の扱いに長けたロロ・ピアーナの技術である。

WWD:イメージの刷新にも注力している印象だ。

ベルトラン:広告キャンペーンは、より気品と洗練に溢れ、新たな光と共に私たちのシルエットを新しい形で表現している。さらに、店舗には新しいコンセプトを導入した。セルジオ・ロロ・ピアーナのビジョンから発展した新しいコンセプトは、天然素材や温かみのあるカラーパレット、私たちのシグネチャーであるオーク材を用いたカラボッティーノのディテールなど、原点ともいえるコアの要素とフィーリングを守りながら、現代的なタッチを加えている。

WWD:ロロ・ピアーナ銀座店リニューアルの意図は?

ベルトラン:ロロ・ピアーナ銀座店はロロ・ピアーナの世界的な店舗網の中で重要な役割を果たしている。私たちは新しいストアコンセプトを昨年導入し、銀座店にも適用することが重要だと考えた。銀座店の新しいコンセプトとインテリアデザインでは、コアとなる要素を守りながら、ロロ・ピアーナのアイコニックなスタイルを紹介し、店内のあらゆる要素でメゾンらしさを純粋に表現している。バッグのディスプレーのために、日本にインスピレーションを得た装飾を施した特注のコンソールを設置した。今後も銀座店のように、新しいストアコンセプトを適用し既存の店舗を改装する予定だ。

WWD:次の 100 年に向けて、どう進化していきたいか。

ベルトラン:メゾンはここ数年で大きく変わったが、私たちは常に卓越性、品質へのこだわり、伝統、革新、ヘリテージ、そしてファミリーへと立ち戻ることを大切にしてきた。世界が急速に変化している今日、ヘリテージを尊重することはとても大切だ。私たちは、ノウハウとさまざまなステークホルダーとの信頼関係を大切にしながら、責任ある方法で卓越性を追求し続けたい。

到達したデニムの新境地

ロロ・ピアーナのクラフツマンシップをデニムで表現したカプセルコレクション“ロロ・デニム”が、2024-25年秋冬シーズンにデビューした。同コレクションでは、タイムレスなジーンズやジャケットを、革新的なデニム素材や職人技でエレガントに仕立て、デニムの新たな可能性を開く。アイテムは、取り外し可能なカシミヤのジレ付きのジャケットやキャッシュデニム®︎のジーンズ、クリーンなムードでセットアップ着用もできるトップスやパンツ、汎用性の高いバッグやシューズなど63型をそろえる。

アイテムに用いたデニムもさまざまだ。キャッシュデニム®︎は、コットン60%とカシミヤ40%の交織素材で、伊ピエモンテ州のロロ・ピアーナの職人と備後地方のデニム生産者との協業で誕生した。ほかにもソリッドブルーの染料を使った“キャッシュデニム®︎・リアクティブ”やデニムフラワー、デニムシャンブレー、シーアイランドデニムなど、表情豊かなデニムがライアンアップする。

伊勢丹新宿本店の本館1階ザ・ステージでは、“ロロ・デニム”のデビューに合わせたポップアップストアを9月11〜17日に開催する。

問い合わせ先
ロロ・ピアーナ ジャパン
03-5579-5182

The post ロロ・ピアーナ100周年 CEOが語るビジョンと広がる世界観 appeared first on WWDJAPAN.

大谷翔平がオーディオブランド「ビーツ」の公式ブランドアンバサダーに就任

「ビーツ(BEATS)」の公式ブランドアンバサダーに、メジャーリーグで活躍するロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が就任した。大谷選手は今後、「ビーツ」のさまざまな製品に関するマーケティング・キャンペーンに登場する予定だ。

大谷選手は「『ビーツ』アンバサダーとして、レブロン・ジェームズ、リオネル・メッシといった史上最高のアスリートたちと仕事ができることを心から光栄に思います。このパートナーシップがもたらす新たな展開を楽しみにしています」とコメントする。

「ビーツ」は、2006年にドクター・ドレ―(Dr. Dre)とジミー・アイオヴィン(Jimmy Iovine)によって設立されたオーディオブランド。14年7月にアップル(APPLE)ファミリーの一員となった。

The post 大谷翔平がオーディオブランド「ビーツ」の公式ブランドアンバサダーに就任 appeared first on WWDJAPAN.

大谷翔平がオーディオブランド「ビーツ」の公式ブランドアンバサダーに就任

「ビーツ(BEATS)」の公式ブランドアンバサダーに、メジャーリーグで活躍するロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が就任した。大谷選手は今後、「ビーツ」のさまざまな製品に関するマーケティング・キャンペーンに登場する予定だ。

大谷選手は「『ビーツ』アンバサダーとして、レブロン・ジェームズ、リオネル・メッシといった史上最高のアスリートたちと仕事ができることを心から光栄に思います。このパートナーシップがもたらす新たな展開を楽しみにしています」とコメントする。

「ビーツ」は、2006年にドクター・ドレ―(Dr. Dre)とジミー・アイオヴィン(Jimmy Iovine)によって設立されたオーディオブランド。14年7月にアップル(APPLE)ファミリーの一員となった。

The post 大谷翔平がオーディオブランド「ビーツ」の公式ブランドアンバサダーに就任 appeared first on WWDJAPAN.

渋谷の「ザ ポロ ウィメンズ ショップ」が秋冬に向けて内装を一新 限定アイテムも

東京・渋谷にある「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」の特別な店舗「ザ ポロ ウィメンズ ショップ」が秋冬のアイテムをそろえ、新シーズンに向けて内装を一新した。藍染やパッチワークを施した同店限定アイテムも用意する。

エントランスには約2mのビッグサイズのポロベアが登場。1階のポップアップスペースには、「ポロ ラルフローレン」のDNAと通ずるタイムレスな価値を提供する陶器を期間限定で並べる。同フロアにはジャケットやケーブルニットなど代表的なレディースのアパレルに加え、ポロ IDなどのハンドバッグ、メンズのキャップなどのアイテムを豊富に用意した。2階には「ラルフローレン ホーム」や「ラルフズ コーヒー」のグッズ、ポロベアのアイテムを集めたポロベア ショップを新設し、プレイフルなムードを盛り上げる。

さらに、ザ ポロ ウィメンズショップだけの限定アイテムも登場する。藍染プロジェクトのノラビ(NORABI)をパートナーに迎えたインディゴコレクションは、シャツドレス(6万9300円)やロングスリーブTシャツ(2万3100円)、ケーブルニット(5万1700円)、ロングスリーブプルオーバー(4万2900円)をラインアップ。また、アメリカンカントリーを象徴するパッチワークを施したアイテムも展開。ジャケット(7万9200円)やスエットシャツ(4万7300円)、カーディガン(5万3900円)、ニット(8万6900円)をそろえる。

店内ビジュアル

ザ ポロ ウィメンズショップだけの限定アイテムも登場する。藍染プロジェクトのノラビ(NORABI)をパートナーに迎えたインディゴコレクションは、シャツドレス(6万9300円)やロングスリーブTシャツ(2万3100円)、ケーブルニット(5万1700円)、ロングスリーブプルオーバー(4万2900円)をラインアップ。アメリカンカントリーを象徴するパッチワークを施したアイテムはジャケット(7万9200円)やスエットシャツ(4万7300円)、カーディガン(5万3900円)、ニット(8万6900円)をそろえる。

限定アイテム一覧

◾️ザ ポロ ウィメンズ ショップ

営業時間:11:00〜20:00
定休日:元日、不定休
住所:東京都渋谷区神宮前5-17-13

The post 渋谷の「ザ ポロ ウィメンズ ショップ」が秋冬に向けて内装を一新 限定アイテムも appeared first on WWDJAPAN.

渋谷の「ザ ポロ ウィメンズ ショップ」が秋冬に向けて内装を一新 限定アイテムも

東京・渋谷にある「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」の特別な店舗「ザ ポロ ウィメンズ ショップ」が秋冬のアイテムをそろえ、新シーズンに向けて内装を一新した。藍染やパッチワークを施した同店限定アイテムも用意する。

エントランスには約2mのビッグサイズのポロベアが登場。1階のポップアップスペースには、「ポロ ラルフローレン」のDNAと通ずるタイムレスな価値を提供する陶器を期間限定で並べる。同フロアにはジャケットやケーブルニットなど代表的なレディースのアパレルに加え、ポロ IDなどのハンドバッグ、メンズのキャップなどのアイテムを豊富に用意した。2階には「ラルフローレン ホーム」や「ラルフズ コーヒー」のグッズ、ポロベアのアイテムを集めたポロベア ショップを新設し、プレイフルなムードを盛り上げる。

さらに、ザ ポロ ウィメンズショップだけの限定アイテムも登場する。藍染プロジェクトのノラビ(NORABI)をパートナーに迎えたインディゴコレクションは、シャツドレス(6万9300円)やロングスリーブTシャツ(2万3100円)、ケーブルニット(5万1700円)、ロングスリーブプルオーバー(4万2900円)をラインアップ。また、アメリカンカントリーを象徴するパッチワークを施したアイテムも展開。ジャケット(7万9200円)やスエットシャツ(4万7300円)、カーディガン(5万3900円)、ニット(8万6900円)をそろえる。

店内ビジュアル

ザ ポロ ウィメンズショップだけの限定アイテムも登場する。藍染プロジェクトのノラビ(NORABI)をパートナーに迎えたインディゴコレクションは、シャツドレス(6万9300円)やロングスリーブTシャツ(2万3100円)、ケーブルニット(5万1700円)、ロングスリーブプルオーバー(4万2900円)をラインアップ。アメリカンカントリーを象徴するパッチワークを施したアイテムはジャケット(7万9200円)やスエットシャツ(4万7300円)、カーディガン(5万3900円)、ニット(8万6900円)をそろえる。

限定アイテム一覧

◾️ザ ポロ ウィメンズ ショップ

営業時間:11:00〜20:00
定休日:元日、不定休
住所:東京都渋谷区神宮前5-17-13

The post 渋谷の「ザ ポロ ウィメンズ ショップ」が秋冬に向けて内装を一新 限定アイテムも appeared first on WWDJAPAN.

「ネイルズインク」からプレイフルなホログラムカラーが登場 45秒速乾シリーズの新色も

「ネイルズインク(NAILS INC)」は11月13日、スターやイナズマ、ハートがきらめくホログラムカラー“オーバー ザ トップ ネイルポリッシュ”(全5色、各14mL、各2420円)を限定発売する。また12月4日、45秒で乾く“45 セカンド スピーディ”に新3色(各14mL、各2750円)を追加する。

プレイフルなホログラムコレクション

“オーバー ザ トップ ネイルポリッシュ”は、クリアベースにプレイフルなモチーフのホログラムを詰め込んだ。シルバースターとゴールドスター、イナズマ、ピンクシルバーハート、レッドハートの全5色をラインアップする。

「今なりたい理想の自分」をかなえる新3色

“45 セカンド スピーディ”の新色は、「今なりたい理想の自分」へと近づけるネームカラー。優しくフェミニンな印象をかなえるピンクシェルシマー“パール”、マニッシュでスマートなバーガンディーレッドシマー“ロージー”、カジュアルでボーイッシュな雰囲気を演出するブルーシェルシマー“ジェマ”という、ムードの異なる3色をそろえる。

The post 「ネイルズインク」からプレイフルなホログラムカラーが登場 45秒速乾シリーズの新色も appeared first on WWDJAPAN.

森永邦彦が語る「アンリアレイジ」とは切っても切り離せない“藤子・F・不二雄” “ドラえもん”という存在

森永邦彦デザイナーの「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は、“22世紀の「すこし・ふしぎ」な日常服”をテーマにした特別なコレクションのポップアップストアを9月4〜10日、高島屋新宿店と大阪店で実施する。コレクションの一部は日本橋店、横浜店、京都店、玉川高島屋S・Cでも販売する。

森永デザイナーが多大な影響を受けた“ドラえもん”の生みの親であるまんが家 藤子・F・不二雄氏にオマージュを捧げて制作し、2024-25年秋冬のパリコレクションでは一部をお披露目した。肝入りの作品たちに込めた思いを森永デザイナーに聞いた。

WWD:自身と藤子・F・不二雄氏のつながりについて。

森永邦彦「アンリアレイジ」デザイナー(以下、森永):「アンリアレイジ」を立ち上げた20年前、ちょうど読んでいた藤子・F・不二雄先生の“異色短編集”という作品集に大きな影響を受けた。ありきたりな光景や風景の中に、すこしの非日常が見え隠れするような世界感。日常が壊れてしまうような、ダークな一面もそこにはのぞいた。

読んでいて、雷を打たれたような気分だった。藤子・F・不二雄先生の考えるSFとは「サイエンス・フィクション」ではなく、「すこし・ふしぎ」なもの。つまり、日常の延長にあるほんの少しの非日常が、驚きとワクワクを与えてくれる。その考えは、「アンリアレイジ」の「日常と非日常をつなぐ服」というコンセプトに大きなヒントを与えてくれた。

WWD:今回のコレクション制作の経緯は?

森永:僕から藤子・F・不二雄プロへ持ち掛けた。僕がやりたかったのは、単なる(IPビジネスとしての)キャラクターコラボではなく、藤子・F・不二雄先生の考えを服としてコレクションに落とし込むこと。

WWD:というと?

森永:「ドラえもん」の作品中に、22世紀にタイムマシンで行くエピソードがある。そこでは人間ではない生物が服を着て暮らしている。僕らには、ファッションは「人間の体ありき」だというステレオタイプがある。ただこの話のように100年後、もちろんそこに人間がいるとは思いたいが、たとえばロボットに着せるならどんな服を作るだろう?。そんな想像をしながらコレクションを制作した。

ひみつ道具は空想ではなく
未来を想像する刺激をくれる

WWD:2024年秋冬パリコレではドラえもんカラーのボールシャツが登場した。前ボタンを閉めると名前のように球体にふくらむ。普通のシャツは、人間の体に合わせて構築的で直線的な形をしているが、そんな常識が揺さぶられるようだ。

森永:「ドラえもん」に登場する“ひみつ道具”も、僕らの想像力を刺激してくれる。服の発想に転換すれば、いくらでもユニークな作品が作れるんじゃないかと思えてくる。たとえばこのTシャツ(1万9800円)は、“影”をその場に留めておけるひみつ道具「影ぶんちん」を再現したもの。僕らが開発した、紫外線に当たると色が変わる「フォトクロミック」という素材を使っている。太陽光に当てると“ドラえもん”と“のび太”の影がだんだん濃く伸びていき、室内に入ると5分もすれば消えていく。

また、反射した光が光源にまっすぐ返る特性のある「再帰性反射素材」を採用したシャツ(3万5200円)は、スマホなどのライトを当てるとドラえもんカラーの水玉と鈴が浮かび上がる。(ひみつ道具の)“きせかえカメラ”のような面白さを味わってもらいたい。

個人的にお気に入りなのは、“スモールライト”の発想に生かしたTシャツ(1万9800円)。シャツの胸部分に一回り小さなシャツをワッペンのように付けてみた。この服を作りながら、「スモールライトで今まで自分が作った服を小さくして、つなぎ合わせてパッチワークにしたら、また新しい服ができるんじゃないか」と想像した。そうやって服作りをすれば、無駄も出ずに持続可能な産業になるんじゃないか、とか……。

WWD:ひみつ道具は“空想”ではなく、ワクワクするような未来を想像するタネになる。

森永:そう思う。最後に、「ドラえもん」にまつわる話をもう一つ(笑)。「ドラえもんがなぜ青いのか」というと、諸説はあるものの、ネズミに耳をかじられてショックで青ざめたから、と言う説が有力だ。今回のコレクションで企画したファーコート(30万8000万)は、前述の「フォトクロミック」という素材を使っていて、室内だと黄色だが屋外では真っ青に変わる。

デジタルやアニメーションで色がパッと変わるのは当たり前。だが、実際に自分が着ているものの色や柄が変わったらどうだろう?そんな少しの非日常が与えてくれる気持ちの高鳴りやワクワクは、日常が戻ってきた今だからこそ必要だ。コロナ禍が明けて、未来を前向きに考えられるようになった。そんなタイミングでこのコレクションを世に送り出せることをうれしく思う。

The post 森永邦彦が語る「アンリアレイジ」とは切っても切り離せない“藤子・F・不二雄” “ドラえもん”という存在 appeared first on WWDJAPAN.