同様にインフルエンサーのマロリー・キルマー(Mallory Kilmer)が主催するランニングクラブ「ノー・モア・ロンリー・ランズ(No More Lonely Runs)」も、SNSを駆使したアプローチを行う。4万1000人以上のフォロワーを持つキルマーは、先日インスタグラムのストーリーを通してセントラルパークでのランニングへの参加を人々に呼びかけた。キルマーによると、「ランニング後は従来の“ランナーズハイ”とは異なる社交的な高揚感がもたらされることで、人と交流することに積極的になる」といい、同クラブではランニング後に必ず30分以上の交流会を設けている。さらにランニングのたびに“新しい友達を作ること”をルールに掲げており、現在参加者は平均100人、多い時には200人以上のランナーが参加することもある。
さらに、デートアプリ「ランジ(LUNGE)」が主催するランニンググループ「ランジ・ラン・クラブ(LUNGE RUN CLUB)」は、シングルにターゲットを絞ったマーケティングを行っていることでも知られる。「ランジ・ラン・クラブ」のレイチェル・ランシング(Rachael Lansing)責任者は、「『ランジ』のスティーブン・コール(Steven Cole)最高経営責任者(CEO)は、ランニングクラブが人と出会う素晴らしい方法であるにも関わらず、これまでシングル向けとしてマーケティングする人がいなかったことに市場を見出した。これは史上初のシングル向けのランニングクラブ。ランニングそのものよりも、コミュニティー作りを第一に考えている」と話す。
フェレッティ創業者は、1980年にきょうだいのマッシモ・フェレッティ(Massimo Ferretti)と共にアエッフェを設立。81年に「アルベルタ フェレッティ」を立ち上げ、クリエイティブ・ディレクターに就任した。アエッフェは、ほかに「モスキーノ(MOSCHINO)」「フィロソフィー ディ ロレンツォ セラフィニ(PHILOSOPHY DI LORENZO SERAFINI)」「ポリーニ(POLLINI)」を擁しており、マッシモが取締役会長を、アルベルタがバイス・プレジデントを務めている。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)主催の「LVMHイノベーションアワード 2024 (LVMH INNOVATION AWARD 2024)」の「従業員体験とダイバーシティ&インクルージョン」部門で、日本企業としては初の受賞を掴み取ったヘラルボニーはこのほど、パリを拠点とするヨーロッパ法人を設立。9月23日(現地時間)に現地法人の設立を報告する記者会見を開催した。
ヘラルボニー ヨーロッパはまず、B to B事業を早々に軌道に乗せることを目指す。日本では、ホテルやショップ、「スターバックス(STARBUCKS)」の内装などに、同社が保有する3000点以上の障がい者アートが用いられるほか、日本航空のファースト・ビジネスクラスで配られるポーチや日本酒のラベルなど、さまざまな場所でIP(知的財産)としてのアートを活用し、収益をクリエイターである障がい者に還元している。忍岡CEOは、「将来的な目標は、草間彌生さんの作品のように、トップブランドのスタンダードな商品に障がい者アートが活用されること。“ネクスト・草間彌生”を生み出したい。そのためにもまずは、電車のラッピングやボストなど、アートが街の中に溶け込み、パリ市民の目に留まることを目指したい」と話す。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)主催の「LVMHイノベーションアワード 2024 (LVMH INNOVATION AWARD 2024)」の「従業員体験とダイバーシティ&インクルージョン」部門で、日本企業としては初の受賞を掴み取ったヘラルボニーはこのほど、パリを拠点とするヨーロッパ法人を設立。9月23日(現地時間)に現地法人の設立を報告する記者会見を開催した。
ヘラルボニー ヨーロッパはまず、B to B事業を早々に軌道に乗せることを目指す。日本では、ホテルやショップ、「スターバックス(STARBUCKS)」の内装などに、同社が保有する3000点以上の障がい者アートが用いられるほか、日本航空のファースト・ビジネスクラスで配られるポーチや日本酒のラベルなど、さまざまな場所でIP(知的財産)としてのアートを活用し、収益をクリエイターである障がい者に還元している。忍岡CEOは、「将来的な目標は、草間彌生さんの作品のように、トップブランドのスタンダードな商品に障がい者アートが活用されること。“ネクスト・草間彌生”を生み出したい。そのためにもまずは、電車のラッピングやボストなど、アートが街の中に溶け込み、パリ市民の目に留まることを目指したい」と話す。
「アシックス(ASICS)」は、ロックバンドの「ONE OK ROCK」のTakaと共同開発したシューズ“アシックスワン(ASICS-ONE)”(2万9700円)を、9月27日に発売する。サイズは22.5〜29.0(0.5cm刻み)、30.0、31.0cmを展開し、アシックス原宿フラッグシップ、アシックスオンラインストアなどで販売する。
「アシックス(ASICS)」は、ロックバンドの「ONE OK ROCK」のTakaと共同開発したシューズ“アシックスワン(ASICS-ONE)”(2万9700円)を、9月27日に発売する。サイズは22.5〜29.0(0.5cm刻み)、30.0、31.0cmを展開し、アシックス原宿フラッグシップ、アシックスオンラインストアなどで販売する。
木村:私は「マックスマーラ」の会場で創業家マラモッティファミリーのマリア・ジュリア・マラモッティ(Maria Giulia Maramotti)氏の取材を終えた後、「フィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニ(PHILOSOPHY DI LORENZO SERAFINI)」のショーへ。会場に集まる来場者を見ていると、イタリア女性から愛されているブランドなんだなと伝わります。冒頭はシフォンのブラウスにゆったりとしたワイドパンツ、足元はフラットサンダルのルックでスタート。パンツから垂れるタッセルは、お花モチーフでかわいいらしい。ワンショルダーやVネックなど、ヘルシーな肌の露出と風をはらんでふんわりと流れる生地は、イタリア人らしいリゾートウエアという感じ。ここでもラップドレスは数多く提案されていました。バカンスで着たくなる、肩の力が抜けたエレガントなリアルクローズでした。と言いつつ、日本人にはあんまりバカンスなんてないんですけれど(苦笑)。
クリエイティブ・ディいレクターのジュリアーノ・カルツァ(Giuliano Calza)は、今季のコレクションを「FLOWERS OF THE CONCRETE(コンクリートに咲く花)」と題しました。芝生の上を歩く“ブラット“なモデルたちを花に例えたのだと理解しました。「どんなに険しい現実でも、自分らしく着飾るんだ。周りの目なんか気にするな」。そんなメッセージが込められているよう。ショーが終わると「GCDS」の怖いもの知らずなアティチュードに来場者は大興奮の様子でした。
一方でシーンではNewJeans(ニュージーンズ)が第4世代の顔となり、第5世代ではILLIT(アイリット)が「You, you, you, you, like it's magnetic……」とSNSを席巻。一部ではガールクラッシュ系の終焉もささやかれ、ヘルシーでイージーリスニングな時代が到来したという意見もあった。そうでなかったとしても、BABYMONSTER(ベイビーモンスター)やKISS OF LIFE(キスオブライフ)などエッジの立った新たなグループが頭角を現し、K-POPの勢力図が大々的な変動を余儀なくされていたことは間違いない。
ところが、今年の夏以降、aespaが再びの快進撃でK-POPの常識を覆している。シングル「Supernova」が初動からパーフェクトオールキル(韓国のリアルタイム、デイリー、ウイークリーの主要チャート全てで同時に1位を記録すること)を達成。さらにGenieミュージックのデイリーチャートやMelonウイークリーチャートで長期間1位を奪取、NewJeansの「Ditto」やBTSの「Dynamite」の記録を破り、歴史的なヒットとなっているのだ。正直なところ、この展開は予想していなかったという人も多いだろう。そもそもここに来て初のフルアルバム「Armageddon」をリリースしたこと自体が驚きであったし、ここまでプロモーションにコミットするとは考えていなかった、というのが大方の意見ではないか。加えて、日本デビューに対する本気度は目を見張るものがあった。正式なデビュー曲となった7月リリースの「Hot Mess」は、ジャパン・カルチャーをふんだんに取り入れた世界観と日本語をユニークに駆使した楽曲で高いクオリティーを誇示。THE FIRST TAKEへの出演や、海外女性歌手で史上初となる2年連続の東京ドーム公演を実現させるなど、怒涛の攻勢を仕掛けている。東京ドーム公演については、デビューから2年9カ月での実現という史上最速記録がNewJeansによって更新されたばかりだったので、新たな記録を打ち立てるという意地が事務所側からも見て取れる。SMエンタテイメントは、まだまだaespaを諦めるどころか、構想を描くIP拡張ロードマップ「SM3.0」の基幹アーティストとして中心に位置づけているに違いない。
実は、aespaのビジュアルチームはそのタイミングで新たな専属スタイリストを投入している。その名は、Anna Park(アンナ・パーク)。BIGBANG(ビッグバン)や2NE1(トゥエニィワン)といったYGエンターテインメント系列のクールなスタイルに影響を受けてきたという彼女は、もともとCL(シーエル)やZICO(ジコ)などヒップホップのアーティストを手がけるスタイリストで、特にラッパーのSik-K(シックケイ)とは親しい仲だ。同時に活動の幅を広げ、Red Velvet(レッド・ベルベット)やIVE(アイブ)からSo!YoON!(ソユン)、Kim Yuna(キム・ユナ)に至るまで、多くのアーティストの衣装をコーディネートしてきた。彼女の魅力の一つは、大胆なリメイク・アレンジの手腕だろう。世界観の実現のために既製服をカットし作り変えていくが、その結果、既存のイメージからやや逸脱するような微妙な違和感を創出し、「aespaらしいけれどaespaらしくない」という針の穴を通すようなフレッシュなプレゼンテーションに成功したのだ。例えば、KBS WORLD TVの「Drama」のパフォーマンスででカリナが試した、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」と「ノウルズ(KNWLS)」がコラボしたファージャケットの袖を切り落としアームウォーマーに作り変えたワーク。ニンニンにも、同ブランドのセーターをカットしアレンジを加えたものをスタイリングしている。