「ユニクロ」名前の由来は?1号店は? ファンとともに歩んだ40年を振り返る

「ユニクロ(UNIQLO)」は2024年、誕生40周年を迎えた。冬の感謝祭(11月22日〜28日)に先駆け、このほど40年を振り返るメディア向け内覧会を開催。ブランドの歴史や豆知識、アンケート調査を展示し、これまでの歩みを振り返った。

初期ロゴから見る「ユニクロ」の歴史

「ユニクロ」は1984年、広島・袋町に1号店をオープンした。当時はアメカジ路線で売り出しており、三角屋根・レンガ調の建物が目印だった。1992年のチラシには、「リーバイス(LEVI’S)」や「アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)」などが載っており、バイイング商品も取り扱っていたことが分かる。

日本西部から始まったブランドということは、初期ユニクロロゴ(1993年〜1998年)の認知度調査でも明らかだ。調査結果では、日本を大きく西部・東部で分けたとき、西部の認知率が高いことが分かった。なお、地域別では、近畿地方の認知率が最も高く、北海道が最も低いという結果が出ている。

初期ユニクロロゴのデザインは、ビジュアルアーティストのミック・イタヤによるもので、開業時にスタッフが着用していたエプロンにもあしらっていた。11月22日、このオリジナルデザインをもとに、河村康輔「UT」ディレクターがリデザインした40周年記念スウェットシャツ(2990円)とTシャツ(1500円)を限定発売する。

2000年、01年に発売された“エアテックジャケット”と、現在販売している“ハイブリッドダウンパーカ”や、1994年のフリースと現在のフリースを比較するコーナーも登場した。

名前の由来は?「ユニクロ」の豆知識を得る

「ユニクロ」は、「ユニーク・クロージング・ウエアハウス(UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE)」の略語から作られた造語だ。1998年、香港で社名を登録する際、現地の担当者が“UNICLO”ではなく”UNIQLO”と誤記したことをきっかけに、デザイン性の高さをから”UNIQLO”を採用した。

今でこそ都心に多数の店舗を構えているが、創業当時はロードサイド店と呼ばれる郊外の店舗を中心に出店していた。1960年代以降、郊外の人口が急増したことを受け、郊外の幹線道路沿いに出店する企業が多かったが、「ユニクロ」もその1つだったという。「郊外に『ユニクロ』あり」のイメージはここに端を発す。

“ユニクロあるある”でひたすら共感

内覧会は、5月7日〜10日に全国の男女15196人を対象にした「全国一斉『ユニクロ』オンライン調査」の結果も展示。「家族全員が同じインナーを持っているので、タグにイニシャルを書いて識別」「『ユニ被り』対策で、半年から1年は寝かせてから着る」など、納得のあるあるが集まったほか、「『ユニクロ』を着る頻度は?」という質問に38%が「毎日」と答えていたり、「『ユニクロ』で何着買ったか教えてください」という質問に「100着以上」が17%いたりと、回答者の「ユニクロ」愛が透けて見える結果となった。

日本国内797店舗の店長が地元の銘品を選んだ「あなたの街の店長が選ぶ銘品」を紹介するコーナーも。1号店がオープンした際、感謝の気持ちを込めてあんぱんと牛乳を配布したことになぞらえ、11月22日限定でこれら地元の銘品を先着順にプレゼントする。北海道・札幌澄川ミュンヘン大橋店はろまん亭の“藻岩の四季”を、山口・徳島店はあさひ製菓の“月でひろった卵”を、東京・恵比寿店は猿田彦珈琲の“チョコレートブラウニー”を用意する。

まだまだ盛りだくさんの40周年

11月22日〜28日、秋冬の代表商品のマークダウンを実施。“WOMEN ヒートテック”シリーズ (1290円→990円)、“MEN’S ヒートテック”シリーズ(1290円→990円)、“メリノリブタートルネックセーター”(2990円→1990円)、“ハイブリッドダウンコート”(1万2900円→9990円)、“ハイブリッドダウンパーカ”(1万2900円→9990円)を感謝価格で販売する。なお、11月22日〜25日、1万円以上の購入者を対象に、初期のユニクロロゴをプリントした限定ステンレスボトル(3色からランダム)をプレゼントする。

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SUMIRE×兵頭功海 「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」制作秘話と共演者達への思い

ABEMAで現在放送中のドラマシリーズ「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」は、作家・沖田臥竜によるクライムノベル「INFORMAⅡ -Hit and Away-」が原作だ。昨年1月に放送された「インフォーマ」に続く新シリーズとなる。本作品では、タイと東京を舞台に、桐谷健太演じる情報屋=通称“インフォーマ”の木原慶次郎と、佐野玲於演じるゴシップ週刊誌「週刊タイムズ」の記者・三島寛治を中心に巻き起こる情報戦を描く。

前作に続き、森田剛や一ノ瀬ワタルら実力派俳優が出演するほか、今作では新たに二宮和也や莉子ら個性豊かなキャストがラインアップ。そして木原、三島コンビと対峙するのは、池内博之扮する鬼塚拓真を筆頭に、忠実な部下・二階堂と優吉で構成される“偽インフォーマ”だ。悪の組織としてアクションを繰り広げ、存在感を示したSUMIREと兵頭功海に、本作品の見どころと、過酷な撮影を共にしたキャストや制作陣への思いを聞いた。

SUMIRE×兵頭功海
ドラマ「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」
インタビュー

WWD:それぞれ悪の組織の一員として、どのような心持ちで撮影に望んだ?

SUMIRE:前作を観た時に、出演者全員が光るかっこいい作品だと感じました。まさか次のシーズンに参加できると思っていなかったので、とても嬉しかったです。その一方で「どうにかやり切らなきゃ」と自分に圧をかけました。

兵頭功海(以下、兵頭):僕もリアルタイムで前作を観ていたので、オファーをいただいてとても嬉しかったです。前作に続き、今回僕たちが演じた悪の組織も3人組。同じ3人組の悪役でも、前作とは違うダークさを表現したいと思い、試行錯誤しました。

SUMIRE:兵頭さんとはこの作品を通じて初めて出会ったので、最初は「どんな人だろう」と探り探り。タイに行く便が一緒で、現地についた時にやっとお話しできました。共通の友達もいて、とても親しみやすくて安心しました。

兵頭:僕は海外渡航にあまり慣れていないので、空港のチェックアウトやWi-fiの接続に手こずってしまったのですが、SUMIREさんに色々教えてもらいました。撮影中もフラットに話せる、心強い仲間でした。

WWD:“偽インフォーマ”3人、現地ではどのように過ごしましたか?

兵頭:現地で少し時間ができて、池内さんと僕達3人で食事に行くことになったんです。僕達は何となく日本料理を食べに行こうとしてたのですが、池内さんが「せっかく来たんだから!」とホテルから少し歩いた屋台に連れて行ってくれることに。本場のタイ料理に少し圧倒されながらも「ここでしか食べられない」と思い楽しみました。その後池内さんがバーに連れて行ってくれて、少しお酒も飲んだり。まだタイに着いて数日なのに、池内さんはもうボトルキープまでしているんです(笑)。

SUMIRE:池内さんは、作中は怖い役柄ですが、普段は本当に優しくて可愛らしい人。プライベートも含めてすごくバランスが良い3人で、今回ご一緒できてうれしかったです。

WWD:タイでの1カ月の撮影はどのように進んだ?

兵頭:とても過酷でした。毎日のようにスコールが降るのですが、濡れた地面もすぐに乾いてしまうほど暑いんです。気温が40度ぐらいあり、ずっとスチームサウナの中にいるような状態。スタッフ全員の支えがあってこその撮影期間でした。

SUMIRE:私達役者が倒れてしまったらどうにもならないということもあるとは思いますが、本当にその場にいた全員が助け合っていたと思います。「これはみんなで作り上げるものなんだ」と強く感じた1カ月でした。

兵頭:帰国して日本パートの撮影をしている時も、タイでの過酷な撮影を経験したメンバーの結束力は強かったと思います。今でもスタッフ同士で集まることもあるんですよ。

WWD:灼熱のタイで行われた過酷な撮影、特に記憶に残るシーンは?

SUMIRE:やっぱりアクションシーンは難しかったです。特に序盤の屋上のシーンでは、2人を相手にアクションをしていたので、動き方にも工夫が必要でした。映像で観ると自分で思っているよりも動けていなかったり。でも私、ちょっと負けず嫌いなところがあるので、できないのが悔しくて…撮影中は優吉をはじめ他の人のアクションも見ることができので、すごく勉強になりました。

兵頭:アクションシーンは現地で少し合わせて撮影に臨んだのですが、暑い中動き続けるのはやっぱり大変。特にSUMIREさんはあの暑い中、レザージャケットを着て動き続けていたから大変だったと思います。僕はバイクに乗っているシーンがあるんですが、どうやって落ちないようにするか必死でした。バッグを持ちながら片手でバイクに捕まっていたので結構怖くて。カーブは本当にヒヤヒヤしましたね。

WWD:SUMIREさんは二階堂、兵頭さんは優吉。脚本からそれぞれの役柄をどのように読み解き、演じましたか?

兵頭:今回、最終的に仲間を裏切る役柄なのですが、その背景にある優吉の人柄ってどんなものなのかーー作品を読んだ時に、優吉の行動の色々な部分から弱さを感じました。だけど、全身黒の衣装で、ピストルを持って、ロン毛でタトゥーも入っているとなると、僕は体格も大きいしどうしても強そうなイメージになってしまう。内側から滲み出る弱さを、演技や声色でどう表現するかが課題でした。弱い相手には強気に出るのに、強い相手に対しては声が上ずったり…相手によって態度を変えてしまうのは弱い人がやることだと思うので、この役を演じる時に自分は弱い人間だというマインドセットで臨みました。

SUMIRE:私が演じたのは、言葉を発することができない心因性失声症をもつ二階堂。話すことはできなくても仕事ができて、リーダーの鬼塚にすごく忠実。犬みたいに目で見て状況を素早く汲み取り、的確に動くというイメージを持って演じました。言葉を話せない役柄は過去に演じたことがありましたが、心因性失声症の役を演じたのは今回が初めて。実際にそういう人達がどんなふうに過ごしているのかを調べて、たくさんの動画を観ました。二階堂は言葉を話せなくても、感情と共に声を出すことはできる。実際に怪我をしたり、悲しい表現をするシーンでは声を出すのですが、通常喋れない役だからこそ声を出すタイミングがすごく難しい。でも逆に、喋れないからこそ伝えられるものが大きかったりもするんだと思います。

WWD:本作にはどのようなメッセージが込められていると感じる?

兵頭:ドラマの世界だけではなく、誰かにとって都合が悪い情報が世の中に発信されそうになった時、それを消そうとするようにさまざまな話題が流されていることって、実際にあるのだと思います。多くの人が表面的な情報を信じてしまう中で、鋭い視点を持ってほしいというのがこの作品が伝えたいことなんじゃないかな、と感じました。

SUMIRE:私自身、あまり追いつけていない部分もあるんですが、今ってSNSがメインのような時代じゃないですか。本当は真実ではないとしても、SNSで発信されていることをそのまま信じてしまう人もいるかもしれないーー自分で考えて答えを持つことが減って、だんだんと自分の意見がなくなっている世の中になってしまっているように思います。この作品には、「自分自身を大切にすることで、より良い道が開ける」ということに気づいてもらいたいという意図があるのかもしれない。私もこの作品を通じて、自分の軸を大切にしていきたいと改めて感じました。

WWD:若くして活躍するお二人。今後俳優として挑戦したいことは?

SUMIRE:以前からアクションに挑戦したいという気持ちがあったのですが、今回の作品を通じて、もっと極めたいという気持ちになりました。映画を観ていても、アクションのシーンに一瞬で引き込まれてしまいます。そうやって私も、観る人を魅了できるようになりたいですね。

兵頭:楽しい作品だけではなく、悲しくなってしまうような作品も好きなので、切ない純愛ストーリーにもチャレンジしてみたいですね。そして最近「今の年齢だからこそできる演技、残せる作品があるんじゃないか」と考えるようになりました。自分の変化や成長と共に役柄にもいい影響をもたらせたらいいなと思います。

2人が制作スタッフに贈るメッセージ

撮影期間や作品に込めた想いを聞かせてくれたSUMIREと兵頭。最後に、長い撮影期間を共にしたキャストや制作スタッフに向けたエピソードを、ホリデーに向け贈りたいギフトを添えて聞かせてくれた。

From SUMIRE

From 兵頭功海

PHOTOS:KENJI OTSUKA

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SUMIRE×兵頭功海 「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」制作秘話と共演者達への思い

ABEMAで現在放送中のドラマシリーズ「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」は、作家・沖田臥竜によるクライムノベル「INFORMAⅡ -Hit and Away-」が原作だ。昨年1月に放送された「インフォーマ」に続く新シリーズとなる。本作品では、タイと東京を舞台に、桐谷健太演じる情報屋=通称“インフォーマ”の木原慶次郎と、佐野玲於演じるゴシップ週刊誌「週刊タイムズ」の記者・三島寛治を中心に巻き起こる情報戦を描く。

前作に続き、森田剛や一ノ瀬ワタルら実力派俳優が出演するほか、今作では新たに二宮和也や莉子ら個性豊かなキャストがラインアップ。そして木原、三島コンビと対峙するのは、池内博之扮する鬼塚拓真を筆頭に、忠実な部下・二階堂と優吉で構成される“偽インフォーマ”だ。悪の組織としてアクションを繰り広げ、存在感を示したSUMIREと兵頭功海に、本作品の見どころと、過酷な撮影を共にしたキャストや制作陣への思いを聞いた。

SUMIRE×兵頭功海
ドラマ「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」
インタビュー

WWD:それぞれ悪の組織の一員として、どのような心持ちで撮影に望んだ?

SUMIRE:前作を観た時に、出演者全員が光るかっこいい作品だと感じました。まさか次のシーズンに参加できると思っていなかったので、とても嬉しかったです。その一方で「どうにかやり切らなきゃ」と自分に圧をかけました。

兵頭功海(以下、兵頭):僕もリアルタイムで前作を観ていたので、オファーをいただいてとても嬉しかったです。前作に続き、今回僕たちが演じた悪の組織も3人組。同じ3人組の悪役でも、前作とは違うダークさを表現したいと思い、試行錯誤しました。

SUMIRE:兵頭さんとはこの作品を通じて初めて出会ったので、最初は「どんな人だろう」と探り探り。タイに行く便が一緒で、現地についた時にやっとお話しできました。共通の友達もいて、とても親しみやすくて安心しました。

兵頭:僕は海外渡航にあまり慣れていないので、空港のチェックアウトやWi-fiの接続に手こずってしまったのですが、SUMIREさんに色々教えてもらいました。撮影中もフラットに話せる、心強い仲間でした。

WWD:“偽インフォーマ”3人、現地ではどのように過ごしましたか?

兵頭:現地で少し時間ができて、池内さんと僕達3人で食事に行くことになったんです。僕達は何となく日本料理を食べに行こうとしてたのですが、池内さんが「せっかく来たんだから!」とホテルから少し歩いた屋台に連れて行ってくれることに。本場のタイ料理に少し圧倒されながらも「ここでしか食べられない」と思い楽しみました。その後池内さんがバーに連れて行ってくれて、少しお酒も飲んだり。まだタイに着いて数日なのに、池内さんはもうボトルキープまでしているんです(笑)。

SUMIRE:池内さんは、作中は怖い役柄ですが、普段は本当に優しくて可愛らしい人。プライベートも含めてすごくバランスが良い3人で、今回ご一緒できてうれしかったです。

WWD:タイでの1カ月の撮影はどのように進んだ?

兵頭:とても過酷でした。毎日のようにスコールが降るのですが、濡れた地面もすぐに乾いてしまうほど暑いんです。気温が40度ぐらいあり、ずっとスチームサウナの中にいるような状態。スタッフ全員の支えがあってこその撮影期間でした。

SUMIRE:私達役者が倒れてしまったらどうにもならないということもあるとは思いますが、本当にその場にいた全員が助け合っていたと思います。「これはみんなで作り上げるものなんだ」と強く感じた1カ月でした。

兵頭:帰国して日本パートの撮影をしている時も、タイでの過酷な撮影を経験したメンバーの結束力は強かったと思います。今でもスタッフ同士で集まることもあるんですよ。

WWD:灼熱のタイで行われた過酷な撮影、特に記憶に残るシーンは?

SUMIRE:やっぱりアクションシーンは難しかったです。特に序盤の屋上のシーンでは、2人を相手にアクションをしていたので、動き方にも工夫が必要でした。映像で観ると自分で思っているよりも動けていなかったり。でも私、ちょっと負けず嫌いなところがあるので、できないのが悔しくて…撮影中は優吉をはじめ他の人のアクションも見ることができので、すごく勉強になりました。

兵頭:アクションシーンは現地で少し合わせて撮影に臨んだのですが、暑い中動き続けるのはやっぱり大変。特にSUMIREさんはあの暑い中、レザージャケットを着て動き続けていたから大変だったと思います。僕はバイクに乗っているシーンがあるんですが、どうやって落ちないようにするか必死でした。バッグを持ちながら片手でバイクに捕まっていたので結構怖くて。カーブは本当にヒヤヒヤしましたね。

WWD:SUMIREさんは二階堂、兵頭さんは優吉。脚本からそれぞれの役柄をどのように読み解き、演じましたか?

兵頭:今回、最終的に仲間を裏切る役柄なのですが、その背景にある優吉の人柄ってどんなものなのかーー作品を読んだ時に、優吉の行動の色々な部分から弱さを感じました。だけど、全身黒の衣装で、ピストルを持って、ロン毛でタトゥーも入っているとなると、僕は体格も大きいしどうしても強そうなイメージになってしまう。内側から滲み出る弱さを、演技や声色でどう表現するかが課題でした。弱い相手には強気に出るのに、強い相手に対しては声が上ずったり…相手によって態度を変えてしまうのは弱い人がやることだと思うので、この役を演じる時に自分は弱い人間だというマインドセットで臨みました。

SUMIRE:私が演じたのは、言葉を発することができない心因性失声症をもつ二階堂。話すことはできなくても仕事ができて、リーダーの鬼塚にすごく忠実。犬みたいに目で見て状況を素早く汲み取り、的確に動くというイメージを持って演じました。言葉を話せない役柄は過去に演じたことがありましたが、心因性失声症の役を演じたのは今回が初めて。実際にそういう人達がどんなふうに過ごしているのかを調べて、たくさんの動画を観ました。二階堂は言葉を話せなくても、感情と共に声を出すことはできる。実際に怪我をしたり、悲しい表現をするシーンでは声を出すのですが、通常喋れない役だからこそ声を出すタイミングがすごく難しい。でも逆に、喋れないからこそ伝えられるものが大きかったりもするんだと思います。

WWD:本作にはどのようなメッセージが込められていると感じる?

兵頭:ドラマの世界だけではなく、誰かにとって都合が悪い情報が世の中に発信されそうになった時、それを消そうとするようにさまざまな話題が流されていることって、実際にあるのだと思います。多くの人が表面的な情報を信じてしまう中で、鋭い視点を持ってほしいというのがこの作品が伝えたいことなんじゃないかな、と感じました。

SUMIRE:私自身、あまり追いつけていない部分もあるんですが、今ってSNSがメインのような時代じゃないですか。本当は真実ではないとしても、SNSで発信されていることをそのまま信じてしまう人もいるかもしれないーー自分で考えて答えを持つことが減って、だんだんと自分の意見がなくなっている世の中になってしまっているように思います。この作品には、「自分自身を大切にすることで、より良い道が開ける」ということに気づいてもらいたいという意図があるのかもしれない。私もこの作品を通じて、自分の軸を大切にしていきたいと改めて感じました。

WWD:若くして活躍するお二人。今後俳優として挑戦したいことは?

SUMIRE:以前からアクションに挑戦したいという気持ちがあったのですが、今回の作品を通じて、もっと極めたいという気持ちになりました。映画を観ていても、アクションのシーンに一瞬で引き込まれてしまいます。そうやって私も、観る人を魅了できるようになりたいですね。

兵頭:楽しい作品だけではなく、悲しくなってしまうような作品も好きなので、切ない純愛ストーリーにもチャレンジしてみたいですね。そして最近「今の年齢だからこそできる演技、残せる作品があるんじゃないか」と考えるようになりました。自分の変化や成長と共に役柄にもいい影響をもたらせたらいいなと思います。

2人が制作スタッフに贈るメッセージ

撮影期間や作品に込めた想いを聞かせてくれたSUMIREと兵頭。最後に、長い撮影期間を共にしたキャストや制作スタッフに向けたエピソードを、ホリデーに向け贈りたいギフトを添えて聞かせてくれた。

From SUMIRE

From 兵頭功海

PHOTOS:KENJI OTSUKA

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「エレクトロン」の“エイジング頭皮ケア”から新シリーズ  髪の空洞化に着目した集中補修ケア

ビューティブランド「エレクトロン(ELECTRON)」は2025年1月9日、“エイジング頭皮ケア”ラインから“ダメージリペア”シリーズを発売する。“シンクロシャンプー ファム”(300mL、3740円)、“シンクロトリートメント”(180g、3080円)、”シンクロオイル“(100mL、3960円)をそろえる。公式オンラインショップ、全国の美容サロン、一部バラエティーショップや小売店などで扱う。

23年に誕生した“エイジング頭皮ケア”ラインは、電子を豊富に含ませて微弱な電気を帯びさせた独自の高機能還元水“活性電子水”を生かした処方で顧客の支持を獲得し、主力ラインに成長してきた。ダメージケアに特化した今回のシリーズも“活性電子水”の特長を最大限に生かしている。

“ダメージリペア”シリーズは、頭皮のエイジングと蓄積ダメージの影響による髪の空洞化に着目し、厳選した美髪成分とエイジングケア成分を配合した。脆くなった毛髪に浸透し、ダメージ補修を行いながら頭皮環境を整える。毛髪組織の再構築を促し、潤い密度の高い浸透成分で毛髪を保護。キューティクルの乱れを抑制し、ブラックパールエキスとホワイトパールエキスを配合した艶パール処方で印象に残る艶髪へと導く。

“シンクロシャンプー ファム”は、活性電子水をベースに海藻エキスや15種の美髪成分を独自配合。ダメージ補修成分を含んだ泡が脆くなった髪内部に浸透し、毛髪の空洞化を補修しながら洗い上げる。エイジングケア成分を配合し、頭皮と毛髪の酸化と糖化を抑制しながら毛髪の成長をサポートする。香りはウッドセージ&シーソルトを採用した。

“シンクロトリートメント”は、活性電子水と24種の補修成分を配合した集中補修のトリートメントだ。ダメージによる損傷を修復し、髪の強度を改善することで毛髪組織の再構築を促す。香りはウッドセージ&シーソルトを使用した。

洗い流さないトリートメントの”シンクロオイル“は、12種の植物オイルを配合し、髪に栄養と潤いを与えてハリとコシのある状態に導く。独自開発成分“ナノPP”がダメージ補修成分の髪への浸透を促進する。タオルドライ後の濡れた髪に馴染ませることでドライヤーやヘアアイロンの熱を利用し、キューティクルにシールド被膜を形成して毛髪を保護する。香りはウッディスパイスを採用した。

商品の効果を底上げする“活性電子水”

同社によると、“活性電子水”は精製水に比べて表面張力が低いため、肌表面の細やかな溝や毛穴の中に素早く潤いを届けることが可能だ。精製水と比較して40%以上高い皮膚吸収性と皮膚水分保持能力があり、セラミド産生も促すため、頭皮の保湿や毛髪の乾燥を改善する効果が期待できる。

皮脂などの汚れに“活性電子水”のマイナス電荷が吸着することで、頭皮を傷めることなく汚れを分離。頭皮のベタつきを抑えて年齢やストレスの影響によるニオイの原因をブロックする。

紫外線や加齢によって生じる活性酸素を除去し、頭皮の酸化を抑制。その結果、頭皮の赤みも和らげる。頭皮をほぐし、美容成分を根元に届けて健やかな髪へとアプローチする。

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【スナップ】福士蒼汰、黒木メイサ、池田美優らが来場 「タトラス」が銀座に旗艦店をオープン

「タトラス(TATRAS)」は11月16日、ブランド初となる単独店舗として旗艦店「タトラス」銀座店をオープンした。14日には、オープンに先駆け同会場でプレビューイベントが開催された。

プレビューイベントには、国内キャンペーンに起用された俳優の福士蒼汰や桜田通、黒木メイサ、モデルの池田美優、アーティストの関口メンディーらが来場した。

来場者スナップ

店舗概要

◾️タトラス銀座店
オープン日:11月16日
住所:東京都中央区銀座2-5-11 V88 ビルディング 地下1階、1階、2階
営業時間:11:00〜20:00

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「タトラス(TATRAS)」は11月16日、ブランド初となる単独店舗として旗艦店「タトラス」銀座店をオープンした。14日には、オープンに先駆け同会場でプレビューイベントが開催された。

プレビューイベントには、国内キャンペーンに起用された俳優の福士蒼汰や桜田通、黒木メイサ、モデルの池田美優、アーティストの関口メンディーらが来場した。

来場者スナップ

店舗概要

◾️タトラス銀座店
オープン日:11月16日
住所:東京都中央区銀座2-5-11 V88 ビルディング 地下1階、1階、2階
営業時間:11:00〜20:00

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名古屋「スズサン」、伝統工芸でハイエンド市場参入に成功、その戦略と展望をCEOが語る

PROFILE: 村瀬弘行/スズサンCEO兼クリエイティブ・ディレクター

村瀬弘行/スズサンCEO兼クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: 1982年愛知県名古屋市生まれ。英国のサリー美術大学を経て、ドイツのデュッセルドルフ国立芸術アカデミー立体芸術及び建築学科を卒業。在学中の2008年にデュッセルドルフでsuzusan e.K. (現Suzusan GmbH & Co. KG)を設立。自社ブランド「スズサン」をスタートした。14年に法人化した家業のスズサン(旧鈴三商店)を4代目の父から継承し、20年から現職。現在もデュッセルドルフで暮らしながら、デザインや有松でのモノづくりを監修している PHOTO:HIROMICHI TABATA

日本の伝統工芸がハイエンド市場から注目を集めている。「有松鳴海絞り」の「スズサン(SUZUSAN)」は、欧州で人気に火が付きパリ「レクレルール(L'ECLAIREUR)」、ミラノ「ビッフィ(Biffi)」、ベルリン「アンドレアス ムルクディス(ANDREAS MURKUDIS)」といった好感度セレクトショップに並び、現在30カ国80都市120店舗に販路を持つ。自社ブランドの製造販売だけでなく、「ディオール(DIOR)」など数々のラグジュアリーブランドから依頼を受け、絞りを施したテキスタイルを提供する。2008年に3人でブランドを立ち上げ、現在の社員数はドイツ法人が7人、日本が20人(取締役を除く)にまで増えた。4代目の父1人だった技法の担い手は沖縄や兵庫からの移住者も含め12人に。7~8工程の分業制の技術「有松鳴海絞り」を、スズサンでは一貫生産しそれぞれの工程も担い手たちが重複して行っている。「有松鳴海絞り」の高付加価値化と伝統工芸の担い手育成を成功させたのが5代目の村瀬弘行スズサンCEO兼クリエイティブ・ディレクターだ。村瀬CEOにどのようにして伝統工芸をハイエンド市場にマッチさせたのか、その市場開拓の戦略や今後の展望を聞く。

WWD:まず「有松鳴海絞り」の特徴について教えてほしい。

村瀬弘行CEO兼クリエイティブ・ディレクター(以下、村瀬):200種類以上の技法があること。これは世界にも類を見ない。現存している染色技術は4000年前に生まれ、インドやアフリカ、南米などで見られるがその多くは1つの地域に2~3技法。有松の歴史は1608年の江戸初期に始まり、江戸時代は専売制が敷かれ「絞りは有松だけ」というお触れによって産業として発展した。歩いて15分圏内に「誰々さん家は〇〇絞り」といった具合に200以上の技法が生まれた。

WWD:そもそも村瀬さんはアーティストになりたくて海外に留学した。なぜ「有松鳴海絞り」を?

村瀬:きっかけは2006年に父が英国で開いた展示を手伝ったことだった。365日見続けていた「有松鳴海絞り」を久々に英国で見ると美しいと感じた。近すぎて見えなかったものが見え、その技術がなくなりつつある現実を聞かされて興味が沸いた。当時、父は50代後半で絞りの職人としても最後の世代でその下の世代がいなかった。

そして、そのときに父から預かった布が当時同じ寮に住んでいた友人の目に留まった。その後、彼はビジネスパートナーになるのだが、経営学を学んでいた彼は卒業論文のテーマに「日本の手仕事が海外のラグジュアリーマーケットで販路を築けるか」を選んだ。これがベースになりスズサンを立ち上げた。

卒論きっかけで始まった「スズサン」、リーマンショックでどん底スタート

立ち上げ時はブランドもプロダクトもなかった。手元にはあと数年でなくなる技術のみ。「なくなりそうな手仕事を次につなげたい」という想いをどうビジネスにするかーーブランドを作ることで自ら需要を生み出せると考えた。父の仕事を振り返るとオーダー数によって右往左往していたし、OEMは生産者の顔が見えないから、作り手にリスペクトが届かない。ブランドとして毎シーズン必ず絞りを用いた製品を提案すれば需要が生み出せるし、モノ作りする人の声や顔を届けることができると考えた。

WWD:日本の伝統技法を洋服やクッション、ラグといった西欧的なアイテムで表現するとうまくはまらないことが多い。「スズサン」の色や柄は汎用性が高く、洗練された印象だ。

村瀬:立ち上げ時に有松の絞りを見直したときのこと。有松の風景では着られるけど、出ると着られないものがほとんどだった。デザインチームにはよく「風通しのいいデザインを作ろう」と伝えているが、この言葉は美術の先生が教えてくれたもので、平面的にモノを見るのではなく、後ろにも空間があることを感じながらデッサンしなさいというもの。この考え方を大切にしている。製品の後ろにニューヨークのマンハッタンやミラノのモンテナポレオーネ通り、地中海の島などさまざまな風景に溶け込むことをイメージしている。風通しがよいデザインになればいろんな場所で生かされる製品になる。

WWD:実際に製品にするときに「有松鳴海絞り」をどのように応用しようと考えたか。

村瀬:スズサンで「何を残して何を変えるか」を考えた時に、絞りの文化を素材、技術、用途の3つに分けて考えた。400年の間、素材は木綿、技術は絞り、用途は浴衣やてぬぐいで成り立ってきた。それをそのまま海外に持っていっても売れない。素材は木綿からカシミヤやアルパカ、ランプシェードにはポリエステルを用い、コアの絞りは残して、用途をストールやプルオーバー、クッションやブランケットに変えることで、日本で日本の伝統工芸好きしか使えなかったものが、世界中に販路を作ることができる製品になる。

WWD:販路開拓の戦略はラグジュアリー市場を意識したように見受けられる。

村瀬:最初から戦略があったわけではなかった。手仕事なので立ち上げ時からハイエンドマーケットにフォーカスはしていた。他のブランドに比べてもモノ作りにおいて優位性があり、ストーリーがある。とはいえ卒論通りにはいかないし、会社を設立した08年はリーマンショックが起こりどん底からのスタート。売ろうにも電話もメールも取り合ってくれない状態だったので作ったサンプルをトランクに入れて、ビジネスパートナーの弟がくれたおんぼろカーで欧州中を駆けずり回り、草の根の中で販路を広げた。その車は最後には床に穴が開き廃車にした(笑)。

WWD:販路拡大のきっかけはあったか。

村瀬:ただただ地道に続けて120店舗になったというのが実感だ。トランクを担いでさまざまな店を回ったのがとても勉強になった。店にどんなブランドが並びどんな製品がいいのかを直接見ることができたから。

そして、バイヤーは断りたいから断り文句を考え、「色が」「素材が」といちゃもんを付けてくる。そのバイヤーが指摘した点を改善してサンプルを新しく作って持っていくと、根負けしてオーダーしてくれるということもあった。

パリ・ファッション・ウイーク中に開催される合同展示会「TORANOI」に出て10年目になるが、そこからバイヤーが来てくれるようにもなった。

WWD:思い入れがあり狙い打ちした店は?

村瀬:ミラノのビッフィとその姉妹店バンネル。古くは「ケンゾー(KENZO)」や「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」を発掘し、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)を学生の頃に見出した目利きの店で、セレクションも内装も素晴らしく、初めて訪れたときにその美しさに感動した。「スズサン」を取り扱って欲しいと思ったが当時はこのレベルに達していないとも思った。店の人が話しかけてくれて、「僕は日本人のデザイナーでこの素晴らしい店に出合えて嬉しい」と伝えると「あなたの製品が並ぶのを待っているわ」と答えてくれた。その3年後、ミラノの合同展示会「ホワイト(WHITE)」に出展すると小柄な女性がやってきて買い付けてくれた。店の名前を尋ねるとビッフィだった。最近ではミラノ・ファッション・ウイーク中にビッフィのウィンドーを手掛けている。今年3月、ビッフィのオーナーが有松に来てくれて、一緒にワークショップをした。ベルリンのアンドレアス(・ムルクディス)も有松にも来てくれた。

WWD:「スズサン」の取り扱い店の幅が広い。ブランドのポジショニングをどう考えているか。

村瀬:試行錯誤した結果築いたポジショニングだ。色、柄、型、サイズをカスタマイズして1点から作ることができることが強みになっている。市場を分析するためにファッションブランドやセレクトショップの傾向や価格帯から「ラグジュアリー」「プレミアム」「アッパー」「デイリー」「マス」とピラミッド型の分布図を作った。さらに僕たちがターゲットとしている「プレミアム」を、「アーバン、ダーク、マスキュリン、アヴァンギャルド」「ジョイ、コンテンポラリー、カラフル、フェミニン」「リラックス、エフォートレス、ナチュラル、クラフト」「コンサバティブ、クオリティ、ネームバリュー、タイムレス」の4つに分類するとファッションブランドとセレクトショップはいずれかにはまる。具体的なブランド名やショップ名は控えるが、ブランドの多くは、カテゴリー内にある店のみで取り扱われていることがわかった。

強調したいのは「スズサン」は全てのカテゴリーの店に販路があるということ。

同じように4つのカテゴリー全てにはまるブランドは「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」だ。「ドリス」はメンズとウィメンズを年4回毎シーズン約1500点の新作を作ると聞いたことがあるが、柄や色のバリエーションが多く圧倒的型数でマーケットを築き、幅広くリーチできている。「スズサン」は「ドリス」とは比較にならないほど規模は小さいが、「黒に染めて」「ピンクに染めて」に1点から対応できる。毎シーズン6型4柄あるニットは、サイズも入れると576パターンあり、カスタマイズすることで各店が求める製品を供給できる。

WWD:「スズサン」の製品を購入、支持する人は何に惹かれていると考えているのか。

村瀬:袖通して肌触りがいいとか、色が好き、から始まる。製品のクオリティが担保されていることは絶対だ。日本の産地でモノ作りをしており、他の国で作れない編み方や織り方がある。例えばカシミヤニットは大阪の深喜毛織で糸を紡績して山形で編み立て、有松で絞りを施している。布帛は尾州の素材を使い岐阜で縫製している。日本はきらびやかなモノ作りは得意ではないかもしれないが、品質の良さやマニアックなモノ作りは日本でしかできないものがたくさんあり、それが優位性になっている。

WWD:人気アイテムはカシミヤのニット製品だ。

村瀬:やわらかい素材に絞りを施すのは技術的にかなり難しく、失敗を重ねてここまでたどり着いた。欧州は年中、カシミヤを着る。今後、販路をさらに分散していく戦略なので売れる製品が変わるかもしれない。

WWD:海外の関係者にどのように価値を理解してもらったのか。

村瀬:背景にあるストーリーだ。

「アンドレアス」も「レクレルール」もケリング(Kering)やLVMHからのオーダーをやめた。製品価格が上がり、オーダー方法もどんどん厳しくなったと聞く。バイヤーの力量は本来セレクションで問われるが、それができない環境になったから一切止めたと聞いた。ブランドイメージを作る意味では、大手のやり方が間違いではないとしても、肥大化したファッションビジネスの中で、バイヤーは売れるから仕方なく買っているようにも見える。

アンドレアスや「レクレ」のオーナーのバルマンさんは、誰も発見したことのない優れたものを探し、新しい価値を紹介するのがバイヤーの仕事でお店のあるべき姿だと考えていて、そこには有名や無名は関係なく、良ければ扱うというわかりやすい基準がある。

次のラグジュアリーは「共感を覚えるもの」「一方方向ではないもの」

WWD:「ラグジュアリー」という言葉をどう捉えているか。

村瀬:ラグジュアリーは今までは“憧れ”が形作っていた。象徴していたのはダイヤモンドやゴールド、オートクチュールのドレスといったきらびやかなもの。欧州からトップダウン的に、華やかなショーを開いて発信して世界中にインフルエンスさせることでマーケットを作ってきており、世界中のファッションデザイナーはパリを目指し、パリのサントノレ通り(有力ファッションブランドが軒を連ねる)やヴァンドーム広場(有力ジュエラーが軒を連ねる)に店を出すことがデザイナーとしての一番のステータスだった。

「ラグジュアリー」の言葉の代わりになる言葉が必要だと感じている。

あえてラグジュリーという言葉を使うなら、次に来るのは「共感を覚えるもの」「一方方向ではないもの」。世界中のローカルでそこでしかできない体験や風景を見ることがよりラグジュアリーになると感じている。アイフォンをスワイプすれば「シャネル(CHANEL)」のショーから有松の風景に飛ぶ状況で、トップダウンのインフルエンスがそんなに意味がないとも感じている。

「『スズサン』はファッションショーをやらないのか」と聞かれるが、リアリティを感じないから興味がない。もっと親近感や共感を得られるものが大切だと考えているから。例えば海外でも開催している絞りのワークショップは、3時間くらい話しながらモノを作り、できたときは喜びを分かち合う。高価なものではないけれど時間としての価値や生きる意味として大きな価値がある。

WWD:今、有松を訪れる顧客が増えていると聞いた。

村瀬:さっきもドイツの隣町に住む知り合いにばったり会った。「日本に来たからあなたの工房があると聞いた有松に来た」と声をかけてくれて嬉しかったし、実際訪れてくれる方は増えている。毎シーズン20~30代の若手と地域のおばあちゃんが2500~3000点を染め、年間5000点を10年間売ってきたとすると、5万人のユーザーがいる。ここでしかできない体験をして、目の前で職人のモノ作りを見て、自分が着ているシャツはこの人が作ったとわかる。飛行機と電車を乗り継いでわざわざ訪ねて来た人から賞賛されるのは作り手側の尊厳にもつながる。買う側は、作ることで伝統工芸の継続に貢献はできないけど、購買することで協力することができるからと、応援購買に近いマインドがある方が多い。

WWD:手染めは個体差が生まれやすい。化学染料を用いることでコントロールしていると聞いたが、それでも難しいのではないか。個体差はクラフト業界では自明のことで“味”になるが、一般的なファッション・繊維製品において個体差はクレーム・返品対象になりかねない。個体差を「不良品」と認識させないために、どのような対応をしているのか。

村瀬:もともと、同じものがいいと伝えてない。世界中のラグジュアリーブランドの店では同じかばんが並んでいて、やっていることは「マクドナルド」と変わらないと感じる。「有松鳴海絞り」は型を用いることも多くリピートができる。個体差がありながら、コントロールしやすいのが特徴だ。

「ヒューマニティのある循環と継続」を目指す

WWD:「スズサン」のビジネスの展望について、クラフト・ツーリズムに向けての進捗などあれば教えてほしい。

村瀬:ヒューマニティのある循環と継続を目指す。よく「グローバルなビジネスをやっていますね」と言われるが、一つの大きなことをやっている感覚はなく、製品を通じて有松というローカルと世界中のローカルをつなぐビジネスをやっているという感覚だ。2年前に企業理念「We are Bridge」を作った。文化と文化の橋渡しをする会社という意味を込めている。この15年は有松から世界中に「有松鳴海絞り」を発信した。次の15年は5万人の「スズサン」ユーザーが有松に来る循環を作りたい。そのために地域事業部を新設した。有松を「面」で見られる場所にしたい。

現在は10~17時の日帰りで有松をぐるっと案内する「スズサンディスカバリーツアー」を開催している。徳川家が来た茶室や地域の食材を使ったレストランでの食事、職人の超絶技法や、若い職人たちが携わっているところを見て、実際に自分でも絞りを体験して店にも立ち寄ってもらうというものだ。丸一日の体験を通じて、袖を通している服が特別なモノになることを目指している。

WWD:宿泊施設やレストランなども視野に入れるのか。

村瀬:ホテルは念頭にあった。でも箱を作っても人が入らなきゃ意味がないので、まずは人を呼び込むツーリズムというソフトを整えることに注力している。有松は空襲がひどかった名古屋の中でも、米軍の捕虜収容所があったため、空襲を免れ建物や風景が残っている。そして、観光地にある顔はめパネルではない、生活の文化も残っている。「おー弘之帰ってきたか、お茶でも」と声をかけてくれる人々の暮らしがある。オーセンティックな暮らしがあることは訪れる人にとっては特別なものになる。欧米の方の日本滞在に長期滞在が増えている。今は1日のツアーのみだが、今後は1週間有松に滞在できるような街にしたい。

伝統工芸の海外進出をサポートする新会社設立

WWD:日本の産地における技法や技術継承や価値向上について、どこが課題だと認識しているのか、反対にどこに可能性があるとみているか。未来につなげていくために必要なこととは?

村瀬:経産省が指定する伝統的工芸品は北海道から沖縄まで241ある。抱えている課題は一緒で後継者がいないことや高齢化がある。名古屋市の調査によると、伝統工芸に携わっている従業員数は、1人が37%、2~5人が37%と大半を占める。年齢分布は、20代7%、30代13%,40代以上が80%。これから、有松の事例を他の産地で応用することに取り組む。日本の中小企業の海外進出をサポートする新会社「TOBIRA DESIGN」を作り始動する。これまで僕らが穴があったら落ちて、地雷があったら踏んでいたような知見を有効に活用して、日本の見過ごされている価値を世界に発信できるのではないかと考えた。具体的には準備(言語含む)、製品(サイズや用途などマーケットのニーズ)、ブランディング(継続的なビジネスに向けた戦略)、セールス(契約書などの書類や金銭回収)、物流などさまざまな課題に対応できる新しい仕組みを作り、職人と世界中の取引先とのやり取りを整えることを考えている。

行政ができることと民間ができることは異なる。井上さんは「スズサン」を大きくすることが目的ではなく、僕たちが日本の地域文化を発信できる切り口になると思ってくれて入社してくれた。

WWD:日本の産地の多くは経済的課題に直面し海外企業連携は重要である一方、寡占状態に陥るのは危険だともいえる。産地で生きる人の自律性をどのように維持することが望ましいのか?

村瀬:今までは受注する側と発注する柄の上下関係があった。大資本の企業が力を持ち、イニシアチブを取るのが通例だったが、変わりつつある。欧州は目利き集団による価値付け上手な「目の文化」、日本はモノ作りが残る「手の文化」。欧州は「手の文化」がなくなっていく中で、「手の文化」が一つの価値として認められるようになったと肌で感じる。価値の交換は上下関係ではなく対等な立場で行われつつあり、巨大資本の企業が僕らのところに来るのは彼らができないからで、そこにはリスペクトがある。こちら側もクリエイションにリスペクトを持つことが大切だ。

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【無料キャリアセミナー】マッシュスタイルラボの企画室で働く醍醐味を知ろう

 \学生・第二新卒者向けセミナー/
国内アパレルのリーディングカンパニー、マッシュスタイルラボの企画室は
生き生きと働く社員が多いのはナゼ?

WWDJAPANは12月13日、マッシュグループの採用活動の一環として、同社ファッション事業の企画職にフィーチャーした就活生向けのセミナーを実施します。
マッシュグループは年商1200億円を突破(2024年8月期)するなどアパレル業界のリーディング企業として成長を続けており、「ジェラート ピケ」「スナイデル」「フレイ アイディー」など女性を中心に支持を集める人気ブランドを数多く展開しています。

今回のセミナーでは、そんなマッシュスタイルラボの服作りの源泉とも言える企画職をはじめ、PRやMDなど「デザイン」に深く関わる職種で働く魅力を掘り下げます。旬なトレンドを常に一歩先にキャッチし市場をリードし続ける感度や、それを形にしてファッションとして届けるモノ作りのこだわり。今回のセミナーはマッシュグループを取材し続けてきた記者や、世界のランウエイをウオッチし続けてきた村上要「WWDJAPAN」編集長が水先案内人となり、マッシュグループのモノ作りの深層にある情熱を感じられます。「服作りに本気で打ち込みたい」「今の時代に価値のあるクリエイションを形にしたい」ーーそんな思いを抱く学生にこそ聞いて頂きたいセミナーです。

「WWDJAPAN」企業研究とは

「WWDJAPAN」企業研究ではファッションやビューティ業界の未来を担う若い世代の活躍を願い、業界の魅力を深く掘り下げ、多角的に企業理解を深めることができるU25向けのオフラインイベントを開催します。本イベントでは、国内外の経営層から現場まで、さまざまな職種の業界人・企業人を取材している「WWDJAPAN」が、ファッション業界と企業、人々の魅力を伝え、まだ見ぬ「自分に合う会社」を見つけるきっかけを提供します。

 


プログラム

【Session#1】17:30-18:00 (30分)

「デザイン企業」マッシュグループの今までとこれから

飛ぶ鳥を落とす勢いで突き進むマッシュグループ。このパートでは、同社をけん引する近藤広幸社長が登壇し、クリエイションの源泉とも言える企画職について詳しく語っていただきます。鼎談相手となるのは村上要「WWDJAPAN」編集長と本橋涼介シニアエディター。モノ作りの会社としての成り立ちに加え、「スナイデル」「フレイ アイディー」といった多くの女性に支持されるブランドの人気の要因、それらが生まれたマッシュグループの組織力や人材などの土壌までを深掘り。近年は社員発案ブランドの「ミースロエ」が生まれるなど、常に新しいアイデア、クリエイションを後押しする環境もあります。国内にとどまらず、デザインの力で世界を目指すグループの展望までを聞きます。

ゲストスピーカー:近藤 広幸/マッシュホールディングス 代表取締役社長
PROFILE:(こんどう・ひろゆき)1975年8月6日生まれ、茨城県出身。1998年にグラフィックデザインを手掛けるスタジオ・マッシュを設立、1999年にマッシュスタイルラボに社名変更。2005年にファッション事業部を立ち上げ、ビューティ、フード、スポーツ&ウェルネスなどに事業を拡大。12年にマッシュホールディングスを設立し、現職
スピーカー:村上 要/WWDJAPAN編集長
モデレーター:本橋 涼介/WWDJAPANシニアエディター
【Session#2】18:00-18:45 (45分)

クリエイションを担うのはデザイナーだけじゃない!
それぞれのスタッフが生み出す価値とは

マッシュのクリエイションを支えるのは、デザイナーだけではありません。第2部では、マッシュスタイルラボの企画部門を統括する楠神あさみ副社長、商品の企画から市場投入までを担うMD部門を統括する前田知佐取締役、さらにブランドの魅力を外部に発信するPRスタッフが登壇し、それぞれの役割と価値について語ります。その商品が顧客の心を掴むためには、「どのように届けるか?」という戦略や「どのタイミングで市場に投入するか?」といったマーケティング視点が不可欠です。そこで、MDが市場のニーズを的確に捉え、企画部が顧客に刺さるストーリーを紡ぐことで、商品の魅力が最大限に引き出されるのです。また、PRがブランドの価値を効果的に伝えることで、商品がより多くの顧客に届く環境が整います。当日は本橋涼介シニアエディターがコーディネーターを務め、デザイナー・MD・企画・PRが一体となって生み出す、マッシュならではのクリエイションの全貌を解き明かします。

ゲストスピーカー:楠神あさみ/マッシュスタイルラボ取締役副社長 企画本部 本部長
PROFILE:(くすがみ・あさみ)建築デザイナーを経て、2005年にマッシュスタイルラボのファッション事業部創業メンバーとして入社。入社後にファッションデザイナーとしての勉強と経験を重ね、立ち上げ当初の「snidel(現:SNIDEL)」からコンセプトの具現化に貢献。企画本部全体の統括およびクリエイターを束ねる本部長として多角的にデザイナーの管理・指導に携わり、2023年4月1日より現職
ゲストスピーカー:前田知佐/マッシュスタイルラボ取締役 MD部長
PROFILE:(まえだ・ちさ)金融やレジャー、アパレル等幅広い業界での接客業を経て、2005年にマッシュスタイルラボに入社。「スナイデル」1号店の店長 を務めた後、ECを担当。2011年には新規立ち上げブランド「リリー ブラウン」のMDを担当し、2022年より現職。「スナイデル」、「スナイデル ホーム」のMDを担当する他、マッシュスタイルラボの全ファッションブランドMDの包括的管理に従事
ゲストスピーカー:「スナイデル」PR
モデレーター:本橋 涼介/WWDJAPANシニアエディター
【Extra】18:55-19:25 (30分)

座談会 「企業デザイナー」として働く醍醐味。
第一線の社員に疑問をぶつけよう!

第3部はマッシュスタイルラボの企画職として第一線で活躍する社員たちが登壇。マッシュだから感じられる仕事の醍醐味や、働いているからこそ分かるリアルな悩み。独立系のデザイナーズブランドとも進路を迷う学生のために、企業デザイナーとして、中でもマッシュのデザイナーとして働く意味を深く感じてほしいと考えています。先輩社員にアレコレぶつけて、マッシュの企業デザイナーとして働くビジョンの解像度を高めよう。

※講義内容は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

 


インフォメーション

日時

12月13日(金)17:30〜19:25
※開始30分前から会場受付開始

会場

株式会社マッシュホールディングス
東京都千代田区麹町5-7-1 麹町ダイビル 2階

募集人数

100名

募集対象

ファッション業界でのキャリアに興味のある学生・第二新卒の方

募集期間

11月13日(水)〜12月6日(金)12:00

 

注意事項

・応募者数が多い場合は抽選とさせていただきます。ご来場いただける方のみにご登録のメールアドレスへお知らせいたします。
・申し込み完了後のキャンセルは原則受け付けておりません。
・メールアドレスに誤りがある場合、メールが届かない可能性がございます。
・当日は会場内に撮影用のカメラが入ります。撮影した動画や写真は、「WWDJAPAN」Weeklyやウェブサイト、公式SNSなどで掲載する場合があります。ご了承いただける方のみお申し込みください。
・個人情報の取扱いについて以下をご確認ください。ご不明な点がございましたら、プライバシーポリシーをご確認いただくか、直接お問い合わせください。本セミナーにお申し込みいただく際にご提供いただく個人情報は、株式会社INFASパブリケーションズおよび株式会社マッシュホールディングスの両社で共同して利用させていただきます。これにより、両社のマーケティング活動および採用活動を目的として情報を共有いたします。お申し込みをもって、以下のプライバシーポリシーに同意いただいたものとみなします。
>株式会社INFASパブリケーションズのプライバシーポリシーはこちら
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「ヴァレンティノ」がドーバー ロンドンへの出店を記念したイベントを開催 翌年2月にはギンザにも常設スペース

「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は11月14日、ドーバー ストリート マーケット ロンドン(DOVER STREET MARKET LONDON)で、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)「ヴァレンティノ」クリエイティブ・ディレクターが手掛けた最初のコレクション、2025年プレ・スプリング・コレクション“アヴァン レ デビュ(Avant Les Debuts)”のローンチを祝してカクテルイベントを開催した。

ポップアップにとどまらず、常設スペースもオープン

同イベントは、ドーバー ストリート マーケット ロンドン、ギンザ、ニューヨーク、シンガポール、ロサンゼルス店にオープンしたポップアップストアを皮切りとする、「ヴァレンティノ」とドーバー ストリート マーケットのコラボレーションを祝うもの。

会場では、DJのルイーズ・チェン(Louise Chen)による音楽をバックに、アレッサンドロ・ミケーレや、ヤコポ・ヴェントゥリーニ(Jacopo Venturini)「ヴァレンティノ」CEO、エイドリアン・ジョフィ(Adrian Joffe)ドーバー ストリート マーケットCEOらがゲストたちを迎えた。

「ヴァレンティノ」は11月19日、ドーバー ストリート マーケット ロンドンで常設スペースを出店するほか、2025年2月にはドーバー ストリート マーケット ギンザ、ニューヨーク、北京店でも常設スペースをオープン予定だ。

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「ヴァレンティノ」がドーバー ロンドンへの出店を記念したイベントを開催 翌年2月にはギンザにも常設スペース

「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は11月14日、ドーバー ストリート マーケット ロンドン(DOVER STREET MARKET LONDON)で、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)「ヴァレンティノ」クリエイティブ・ディレクターが手掛けた最初のコレクション、2025年プレ・スプリング・コレクション“アヴァン レ デビュ(Avant Les Debuts)”のローンチを祝してカクテルイベントを開催した。

ポップアップにとどまらず、常設スペースもオープン

同イベントは、ドーバー ストリート マーケット ロンドン、ギンザ、ニューヨーク、シンガポール、ロサンゼルス店にオープンしたポップアップストアを皮切りとする、「ヴァレンティノ」とドーバー ストリート マーケットのコラボレーションを祝うもの。

会場では、DJのルイーズ・チェン(Louise Chen)による音楽をバックに、アレッサンドロ・ミケーレや、ヤコポ・ヴェントゥリーニ(Jacopo Venturini)「ヴァレンティノ」CEO、エイドリアン・ジョフィ(Adrian Joffe)ドーバー ストリート マーケットCEOらがゲストたちを迎えた。

「ヴァレンティノ」は11月19日、ドーバー ストリート マーケット ロンドンで常設スペースを出店するほか、2025年2月にはドーバー ストリート マーケット ギンザ、ニューヨーク、北京店でも常設スペースをオープン予定だ。

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【2025年新春コスメ】「エチュード」が幸運を呼び寄せる宝石をモチーフにしたコレクションを発売

韓国コスメブランド「エチュード(ETUDE)」は2025年1月10日、“持っているだけで幸運を寄せる宝石“をモチーフにしたニューイヤーコレクション“ジェムストーン”を限定発売する。アイシャドウパレットやリップティントなど全3アイテムを公式オンラインストア、キューテン日本公式ストア、楽天市場、アマゾンで販売する。

ニューイヤーコレクション“ジェムストーン”

“プレイカラーアイズミニ”

“プレイカラーアイズミニ”(限定3種、各3.5g、各1980円)は、掘り込みを入れ宝石らしさを表現したパッケージデザインで、肌なじみが良く使いやすいカラーを組み合わせた。ポーチにも収まる手のひらサイズのコンパクトタイプで展開する。

“ルックアット マイアイズ”

“ルックアット マイアイズ”(限定6種、各715円)は、やわらかな質感でまぶたに密着するハイライターやチークとしても使用できるアイテム。マルチテクスチャーで濡れたようなツヤ感を演出する。

“オーバーグロウティント”

“オーバーグロウティント”(全6種、各3g、各1540円)は、軽い付け心地でありながらリップグロスを塗ったような光沢感としっとり感を演出する。カラーバリエーションは、クリアカラーからくすみカラーまでイメージに合わせて使うことができる。

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【2025年新春コスメ】「エチュード」が幸運を呼び寄せる宝石をモチーフにしたコレクションを発売

韓国コスメブランド「エチュード(ETUDE)」は2025年1月10日、“持っているだけで幸運を寄せる宝石“をモチーフにしたニューイヤーコレクション“ジェムストーン”を限定発売する。アイシャドウパレットやリップティントなど全3アイテムを公式オンラインストア、キューテン日本公式ストア、楽天市場、アマゾンで販売する。

ニューイヤーコレクション“ジェムストーン”

“プレイカラーアイズミニ”

“プレイカラーアイズミニ”(限定3種、各3.5g、各1980円)は、掘り込みを入れ宝石らしさを表現したパッケージデザインで、肌なじみが良く使いやすいカラーを組み合わせた。ポーチにも収まる手のひらサイズのコンパクトタイプで展開する。

“ルックアット マイアイズ”

“ルックアット マイアイズ”(限定6種、各715円)は、やわらかな質感でまぶたに密着するハイライターやチークとしても使用できるアイテム。マルチテクスチャーで濡れたようなツヤ感を演出する。

“オーバーグロウティント”

“オーバーグロウティント”(全6種、各3g、各1540円)は、軽い付け心地でありながらリップグロスを塗ったような光沢感としっとり感を演出する。カラーバリエーションは、クリアカラーからくすみカラーまでイメージに合わせて使うことができる。

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香水大手インターパルファムが自社ブランド「ソルフェリノ」立ち上げ 

米フレグランス大手のインターパルファム(INTER PARFUMS)は、2025年末までに自社のフレグランスブランド「ソルフェリノ(SOLFERINO)」を立ち上げる。10種類のプレミアムフレグランスで構成し、世界約100店舗で販売予定だ。パリの単独店とECサイトも計画する。

同社は「新ブランドの立ち上げは、活気ある高級フレグランス市場での中期的な成長戦略を意識したもの。この戦略は『モンクレール(MONCLER)』のフレグランスにも拡張し、厳選した流通を通じて新コレクション“レソメ”も強化する」と述べた。

インターパルファムは、「ランバン(LANVIN)」のフレグランスと「ロシャス(ROCHAS)」ブランドを所有している。そのほか「ブシュロン(BOUCHERON)」「コーチ(COACH)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「ラコステ(LACOSTE)」「モンクレール」「モンブラン(MONTBLANC)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」のフレグランスライセンスを保有する。

同社は25年の売上高を9億1000万〜9億3000万ユーロ(約1492億〜約1525億円)、営業利益率は19%以上になると予想する。今年は、「ラコステ」の新フレグランス事業が後押しし、10%以上の売り上げ成長を見込む。24年のグループ売上高は、予想通り8億8000万〜8億9000万ユーロ(約1443億〜約1459億円)となり、今年も営業利益率は19%以上を見込む。

香水メーカーでは、コティ(COTY)も2月、14種の香りからなる高級ニッチフレグランスブランド「インフィニメント コティ パリ(INFINIMENT COTY PARIS)」を発表した。またフレグランス市場で急速に盛り上がるプレミアムカテゴリーについては、ケリング(KERING)も「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のシグネチャー・ラインで参入したばかりだ。

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「コンバース」×「リーガル」 コラボコレクション初となるハイカットモデルを100足限定販売

「コンバース(CONVERSE)」は11月22日、「リーガルシュー&カンパニー(REGAL SHOE & CO.)」とコラボレーションした“オールスター クップ J PRM BT HI”(7万7000円)を発売する。サイズ展開は24cm〜27.5cmで、「コンバース」原宿店、「ホワイトアトリエ バイ コンバース(White atelier BY CONVERSE)」、「コンバース」公式オンラインストア、「リーガルシュー&カンパニー」、「リーガルシュー&カンパニー」公式オンラインストアで取り扱う。

同アイテムは、コラボコレクション初となるハイカットモデルで、“オールスター クップ”のハイカットをベースに「リーガル」の生産背景で作り上げた。アッパーには、イギリスの老舗タンナーチャールズ・F・ステッド(CHARLES F STEAD)社のカーフレザーを採用し、エラストマーインソールやアウトソールには、クッション性と耐久性に優れるヴィプラム(VIBRAM)社製の“ニューフレックス(NEWFLEX)”を使用した細部までこだわり抜いた一足に仕上げた。

アイテム詳細

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三陽商会が“青森ダウン”の2024年冬モデルを発売 好評を受けデザインとカラーを増やし定番化

三陽商会が展開するコート専業ブランド「サンヨーコート(SANYOCOAT)」は、青森県産のダウンを使用し、ダウンの充填から製品化までの工程を全て自社工場で手掛けた“青森ダウン”の2024年冬の新作を発売した。「サンヨーコート」を扱う6店舗および、三陽商会の公式オンライストアと一部の百貨店で実施するポップアップで販売する。

三陽商会が手掛ける最高峰のダウンコート

“青森ダウン”は、昨年「サンヨーコート」とコート専業55年の子会社工場「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」が最高峰のクオリティーを目指し、職人技術と最新設備を掛け合わせて作り上げたダウンコートだ。

縫製部分から水が染み込まないようミシンの縫い目のない“熱圧着”という無縫製技術を用いて製作し、表地には防水・防風性と透湿性を併せ持つ機能性素材“パーテックス シールドエア(PERTEX SHIELD AIR)”を採用することで、雨傘と同等の耐漏水性を実現。また、内部には軽量かつ暖かい空気を逃がしにくい青森県産のダウンを使用した。

デザインとカラーを増やし定番化を図る

今年は、昨年発売した“青森ダウン”が好評だったことを受け、同ブランドでの新たな定番化を図り、“青森ダウン”のエンブレムを左腕にあしらい、デザインとカラーを増やした。デザインは、昨年発売したミドル丈のほか、メンズのショート丈、ウィメンズのロング丈の計3型を用意。カラーは、昨年のネイビーに加えて新色のオフホワイトとブラックを追加した。なかでも新色のブラックは、同社の全社横断プロジェクト“商品開発委員会”が、繊維メーカーであるセーレンと約2年の歳月をかけて開発した生地“ブラック オブ ブラック(BLACK OF BLACK)”を使用した。

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「ドクターマーチン」×「ネイバーフッド」 第3弾はモノクロを基調とした2型

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は11月22日、「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」とコラボレーションしたローファー(3万1900円)とシューズ(3万800円)を発売する。サイズ展開はいずれも22cm〜30cm。「ドクターマーチン」公式アプリ、ドクターマーチン ショールーム ティーワイオー(Dr. Martens SHOWROOM TYO)、「ネイバーフッド」直営店、「ネイバーフッド」公式オンラインストア、フッズ(HOODS)各店、一部セレクトショップで取り扱う。

テキストプリントが印象的なローファーとシューズ

3度目となる同コレクションは、ホワイトのウェルトステッチが際立つモノクロームを基調としたデザイン。ローファーは、スエードとスムースレザーを採用し、ヴァンプ部分にはクリーパーを連想させる編み込みのデザインを施した。シューズは、スリムなデザインにブラックのアイレット、モノクロに変更されたヒールループなどの細かいディテールが特徴だ。両モデルとも「ネイバーフッド」の“クラフト ウィズ プライド”のテキストがプリントされている。

アイテム概要

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「ブラックバイマウジー」25年春で休止

バロックジャパンリミテッドの「ブラックバイマウジー(BLACK BY MOUSSY)」は、2024年12月〜25年1月に展開するプレスプリングコレクションをもってブランドを休止する。ルミネ新宿1、ルミネ横浜の直営店の閉店日は、SNSとコーポレートサイトで告知する。在庫については、自社ECサイト「シェルターウェブストア」と自社アウトレットサイトで消化する。

「ブラックバイマウジー」は2003年にスタート。派生元である「マウジー(MOUSSY)」よりもワンランク上の価格帯で大人世代(主に30代以上)をターゲットに、14年のリブランディング後はECを中心に展開した。シグネチャーは日本生産のデニム素材を使ったアイテム。エッジィなテイストの「マウジー」に対して、シルエット、着心地、素材にこだわったベーシックアイテムに重点を置いた。

運営会社バロックジャパンリミテッドは24年3〜8月期連結業績において、売上高が2.6%減の277億円となり、3億9000万円の最終赤字を計上した。屋台骨のSCブランドが振るわず、中国事業も苦戦が続いている。26年2月期を最終年度とする中期経営計画では成長力の回復を念頭に、ブランドの改廃により経営資源を再分配する。今後について同社は、「業績回復や更なる成長を目指し、ブランドの改廃の検討を進める。その中で生まれたリソースを現状の事業や新規事業に投入することで、重点領域への強化を行う」としている。

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「ラコステ アイウェア」アンバサダーに俳優・アーティストの宮世琉弥が就任

フランス発プレミアムファッションスポーツブランド「ラコステ(LACOSTE)」のアイウエアにおける製造および販売を手掛けるマーション アイウェア(MARCHON EYEWEAR)は、俳優でアーティストの宮世琉弥を日本における「ラコステ アイウェア(LACOSTE EYEWEAR)」アンバサダーに起用した。アンバサダー就任を記念して、全国の有力眼鏡店でスペシャルキャンペーンを実施する。

「ラコステ」について「幼い頃から馴染みのあるブランド」と明かす宮世は今回のアンバサダー就任について、「大変うれしく、身が引き締まる思いでもある」とコメント。「個人的にアイウエアにはこだわりがあり、一年中着用している。かけ心地のよい『ラコステ アイウェア』は、気分が上がるデザインが多い。男女問わず着用できるので、多くの人にかけてもらいたい」と続けた。

マーション ジャパンのマテオ・ガエタ社長は今回の起用に対して、「宮世さんのフレッシュで活気に満ちあふれるイメージは、ブランドとマーション アイウェアに新たな価値をもたらしてくれると確信している」と期待を寄せた。

キャンペーンビジュアルでは、4種のアイウエアを着用。フィットの良いフレキシブルヒンジの機構を採用した都会的な雰囲気を醸すブラックのフレームに、ブランドを象徴するグリーンのアクセントを加えた“L2969LB Col.001”や、大きめのシェイプにクリアカラーを取り入れることで、重厚感を和らげつつトレンドのムードをのせた“L6050SLB Col.410”などを着けこなした。

宮世の着用アイテムは全国の「ラコステ アイウェア」取扱店舗で販売中。10月15日から3日間開催された「第37回 国際メガネ展 iOFT 2024」マーション ジャパンの出展ブースにも並んだ。宮世も会場に駆けつけ、「ラコステ アイウェア」の世界観やアイテムを堪能した。

11月1日から行われる店頭キャンペーンでは、眼鏡市場渋谷店、ビジョンメガネ全店、メガネフラワー全店、武田メガネ全店、および一部の「ラコステ」店舗で、限定公開のメイキング動画がスマートフォンで視聴可能。さらに「ラコステ アイウェア」購入特典として、先着で宮世琉弥のキャンペーンビジュアルを使用した限定ノベルティーの配布も行われる。

問い合わせ先
マーション ジャパン
03-6852-7720

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「ケイト」×藤岡ファミリーのキャンペーン第2弾 藤岡弘、のサイン入りアイブロウケースが当たる限定企画も

「ケイト(KATE)」は11月18日、藤岡弘、ファミリーとのコラボレーション企画第2弾をスタートした。アイブロウマスカラ“3DアイブロウカラーZ”(全6色、各935円※編集部調べ)の発売に合わせ7月に行った第1弾ではウェブ動画を公開。「あの藤原弘、の眉毛ですら印象を変える」「説得力が凄い」とSNSで話題になっていた。今回は第1弾で公開した動画の裏側を漫画コンテンツにして紹介するほか、藤岡ファミリー使用アイテムが当たるキャンペーン、限定セットの販売を行う。

インパクト大!な動画の裏側をユーモラスに公開

藤岡ファミリーを起用した動画には、父の藤原弘と、俳優・モデルとして活動する長女・天翔愛(てんしょうあい)、長男・藤岡真威人(ふじおかまいと)、次女・天翔天音(てんしょうあまね)、三女・藤岡舞衣(ふじおかまい)が登場。アットホームなファミリーカットかと思いきや、アイブロウで印象が代わりスタイリッシュなムードに様変わりする一家の様子を捉えた。

第2弾企画では、そのウェブ動画撮影時の裏側を、イラストレーターのうのき氏が4コマ漫画にした。3話分を「ケイト」の公式Xアカウントで公開する。

藤岡弘、使用カラーを含む限定セットを予約販売

キャンペーン開始に合わせ、藤岡ファミリーの5人が使用したアイテムを含むスペシャルセットを抽選で各20人、合計100人にプレゼントする公式X企画を実施。応募期間は18日から12月13時23時59分で、欲しいセットを選んで投稿する。

また、動画で藤岡弘、が使用した“3DアイブロウカラーZ”のBR-1、アイブロウパウダー“デザイニングアイブロウ3D限定セットVI”のEX-5と、“リップモンスター”のオリジナルステッカーをスペシャルボックスに詰めた限定セットを花王のオンラインストア、マイ・花王・モール(MY KAO MALL)で予約販売を行う。予約期間は12月9日23:59時までで、上限に達し次第終了する。また、同商品を購入した人の中から抽選で10人に藤岡弘、直筆サイン入りのアイブロウケースが当たる企画も行う。

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「ケイト」×藤岡ファミリーのキャンペーン第2弾 藤岡弘、のサイン入りアイブロウケースが当たる限定企画も

「ケイト(KATE)」は11月18日、藤岡弘、ファミリーとのコラボレーション企画第2弾をスタートした。アイブロウマスカラ“3DアイブロウカラーZ”(全6色、各935円※編集部調べ)の発売に合わせ7月に行った第1弾ではウェブ動画を公開。「あの藤原弘、の眉毛ですら印象を変える」「説得力が凄い」とSNSで話題になっていた。今回は第1弾で公開した動画の裏側を漫画コンテンツにして紹介するほか、藤岡ファミリー使用アイテムが当たるキャンペーン、限定セットの販売を行う。

インパクト大!な動画の裏側をユーモラスに公開

藤岡ファミリーを起用した動画には、父の藤原弘と、俳優・モデルとして活動する長女・天翔愛(てんしょうあい)、長男・藤岡真威人(ふじおかまいと)、次女・天翔天音(てんしょうあまね)、三女・藤岡舞衣(ふじおかまい)が登場。アットホームなファミリーカットかと思いきや、アイブロウで印象が代わりスタイリッシュなムードに様変わりする一家の様子を捉えた。

第2弾企画では、そのウェブ動画撮影時の裏側を、イラストレーターのうのき氏が4コマ漫画にした。3話分を「ケイト」の公式Xアカウントで公開する。

藤岡弘、使用カラーを含む限定セットを予約販売

キャンペーン開始に合わせ、藤岡ファミリーの5人が使用したアイテムを含むスペシャルセットを抽選で各20人、合計100人にプレゼントする公式X企画を実施。応募期間は18日から12月13時23時59分で、欲しいセットを選んで投稿する。

また、動画で藤岡弘、が使用した“3DアイブロウカラーZ”のBR-1、アイブロウパウダー“デザイニングアイブロウ3D限定セットVI”のEX-5と、“リップモンスター”のオリジナルステッカーをスペシャルボックスに詰めた限定セットを花王のオンラインストア、マイ・花王・モール(MY KAO MALL)で予約販売を行う。予約期間は12月9日23:59時までで、上限に達し次第終了する。また、同商品を購入した人の中から抽選で10人に藤岡弘、直筆サイン入りのアイブロウケースが当たる企画も行う。

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「アークテリクス」、新宿の国内最大店は11月30日開業 予約制ラウンジや店頭イベントに注力

アメアスポーツジャパンが運営するカナダ発アウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」は、東京・新宿に開業する国内最大店舗の開業日が11月30日になると発表した。「“アウトドアへのゲートウェー”となる新たなフォーマット店舗」として、ケア&リペア専門窓口を設置すると共に、店内でワークショップやレクチャー、トークイベントなども積極的に実施。物販だけでなく、コミュニケーションの場としての店舗のあり方に注力する。

完全予約のコンシェルジュサービス

新宿店は新宿アルタ横のビルの1〜4階で、売り場面積は計684平方メートル。1〜3階は「アークテリクス」と、アーバンラインと位置付ける「ヴェイランス(VEILANCE)」をフルランアップでそろえる。1階には、2023年にスタートしたさまざまなジャンルのクリエイターやアーティストと組むプロジェクト「アークテリクス アンコモン」の一環として、アートを展示していくウォールも設ける。

4階は、コミュニティースペースの「ベータラウンジ」と、ケア&リペア専門窓口「リバード サービスセンター」で構成する。「ベータラウンジ」では、ブランドとして国内初の試みとなる完全予約制のコンシェルジュサービスを展開。アクティビティーに合ったギアの選び方や使用方法のアドバイス、訪れるべきアウトドアフィールドの相談など、専門スタッフによるよりパーソナルなコンサルテーションを提供する。

「リバード サービスセンター」も国内では初導入となる。現在、東京・丸の内、心斎橋の直営店には「リバード サービスカウンター」を導入し、ケアやリペアの相談に乗っている。新宿の「リバード サービスセンター」はそれに加えて、洗濯・乾燥機も設置し、客から製品を預かって洗濯をすることも可能だ。

山の天気や救助方法などのイベントも

「ベータラウンジ」では、イベントも精力的に企画していく。ブランド契約ガイドらによる、アウトドアの装備のレクチャーや、万が一の際救助方法、気象予報士による山の天候の読み方などのワークショップを実施。現時点で、11月30日の開業からの1週間だけでも、7コンテンツを企画し、イベント詳細を公表している。

開業に先駆けて11月19日から、新宿店にほど近いクロス新宿ビルで、「アークテリクス」ウエアの機能性を体感できるイベントを実施する。ハードシェルとインサレーションを着用し、ブランドの発祥地バンクーバーの霧や冷気、風などを思わせる空間を体験できるという。予約不要で、12月1日まで。

◼️「アークテリクス 新宿ブランドストア」
住所:東京都新宿区新宿3-24-2 新宿アオキビル1~4階
営業時間:11〜19時
電話:03-5944-0372

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映画「ウィキッド ふたりの魔女」W主演のアリアナ・グランデとシンシア・エリヴォのファッションを一挙紹介!

2025年春日本公開予定の映画「ウィキッド ふたりの魔女」でW主演を務めるアリアナ・グランデ(Ariana Grande)とシンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)がレッドカーペッドやイベント、プレスツアーで披露したファッションを紹介する。

公開に先立ち、2人は作品で演じた役柄のイメージを服装に落とし込んだ服装、“メソッドドレッシング”を実践。アリアナが演じた“グリンダ”とシンシアが演じた“エルファバ”を象徴するピンクとグリーンを中心に取り入れ、役柄とリンクしたスタイリングを披露している。

2024年度アカデミー賞

2024年度アカデミー賞でプレゼンターを務めたアリアナとシンシアは、ボリューミーで構造的なスタイルで登場した。アリアナは、「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」のソフトピンクカラーのドレスを着用。ドラマチックなストラップレスのドレスは、膨らんだペプラムヘムと長いトレーンが特徴だ。「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のロミーパンプスと「ティファニー(TIFFANY & CO.)」のジュエリーでコーディネートした。一方、シンシアは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のラムレザーのドレスにパフスリーブのケープを合わせ、ディープグリーンのルックを披露した。

シネマコン2024

ロサンゼルスで開催されたシネマコン(CinemaCon)2024にも2人そろって登場。アリアナは、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」2024年春夏コレクションから花びらドレスに身を包んだ。ホワイトとピンクのミニドレスには、「ジミー チュウ」のパンプスと「アイリーン ニューワース(IRENE NEUWIRTH)」のアクセサリーを合わせた。シンシアが着用したのは、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」2024-05年秋コレクションのメタリックスカート。グリーンのオフショルダートップスとロングブーツを合わせコーデを完成させた。

ニューヨーク上映

ニューヨーク上映で、アリアナは「アトリエ ヴェルサーチェ(ATELIER VERSACE)」のアイボリーのスカートスーツでアシンメトリーなベストにはモールドカップ、シルバーボタンが付属する風変わりなアレンジを披露した。シンシアは、刺しゅうが施された「ルイ・ヴィトン」のグリーンコートを着用した。

シドニープレミア

シドニーで行われたプレミアでは、 “黄色いレンガの道”に2人が登場。アリアナはボリューミーなチュールスカートとパフスリーブ、コルセット、ふんだんにあしらったビジューが印象的な「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のカスタムドレスを着用。アクセサリーには、蝶を模った「ロレイン・シュワルツ(LORRAINE SCHWARTZ)」のダイアモンドチョーカーを合わせた。シンシアは、ボリューミーなペプラムスカートが特徴的な「ルイ・ヴィトン」のブラックドレスでダークなルックに仕上げた。

オーストラリアフォトコール

また、2人はオーストラリアでオペラハウスをバックにフォトコールにも応じた。アリアナは、「ボーディ(BODE)」のツーピースアンサンブルで登場。リボンをあしったトップスに、ハイウエストスカートを合わせ、柔らかな雰囲気を身にまとった。トップスと同色のパンプスは「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」、シルバーで統一したジュエリーは「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のもの。シンシアは、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」2011-12年秋冬コレクションから、華やかな刺しゅうを施したエメラルドとブラックのラウンドネックブラウスに、ブラックのペンシルスカート、複数のバックルをあしらったプラットフォームシューズを合わせた。

ロザンゼルスプレミア

 

ロサンゼルスプレミアで、アリアナは、「トム・ブラウン」、シンシアは「ルイ・ヴィトン」のドレスで登場した。

メキシコシティプレミア

メキシコシティで開催したプレミアでは、アリアナは、リキッドルックのトレンドを取り入れたなめらかで虹色の光沢のある「アトリエ・ヴェルサーチェ」のドレスを着用。胸元が広く空いたネックラインと、フリルのついたボリューミーなスカートが特徴のドレスに、「スワロフスキー」のネックレスとリングで飾った。シンシアは、複雑なビーズとショルダーパッドが影の手のように伸びる「トム・ブラウン」のカスタムドレスで魔女の美学を表現した。

ニューヨーク・プロモーションイベント

ニューヨークでのプロモーション活動のため、アリアナは、フローラルパフスリーブのシャカードミニドレスでファンの前に登場。「ジミー・チュウ」のサテンのパンプス、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のアイコニックなグラニーフレームのハンドバッグを身につけ、サインに応じた。また、シンシアは、フーディーとカーキのスカートスーツにブラックのヒールを合わせた。

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映画「ウィキッド ふたりの魔女」W主演のアリアナ・グランデとシンシア・エリヴォのファッションを一挙紹介!

2025年春日本公開予定の映画「ウィキッド ふたりの魔女」でW主演を務めるアリアナ・グランデ(Ariana Grande)とシンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)がレッドカーペッドやイベント、プレスツアーで披露したファッションを紹介する。

公開に先立ち、2人は作品で演じた役柄のイメージを服装に落とし込んだ服装、“メソッドドレッシング”を実践。アリアナが演じた“グリンダ”とシンシアが演じた“エルファバ”を象徴するピンクとグリーンを中心に取り入れ、役柄とリンクしたスタイリングを披露している。

2024年度アカデミー賞

2024年度アカデミー賞でプレゼンターを務めたアリアナとシンシアは、ボリューミーで構造的なスタイルで登場した。アリアナは、「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」のソフトピンクカラーのドレスを着用。ドラマチックなストラップレスのドレスは、膨らんだペプラムヘムと長いトレーンが特徴だ。「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のロミーパンプスと「ティファニー(TIFFANY & CO.)」のジュエリーでコーディネートした。一方、シンシアは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のラムレザーのドレスにパフスリーブのケープを合わせ、ディープグリーンのルックを披露した。

シネマコン2024

ロサンゼルスで開催されたシネマコン(CinemaCon)2024にも2人そろって登場。アリアナは、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」2024年春夏コレクションから花びらドレスに身を包んだ。ホワイトとピンクのミニドレスには、「ジミー チュウ」のパンプスと「アイリーン ニューワース(IRENE NEUWIRTH)」のアクセサリーを合わせた。シンシアが着用したのは、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」2024-05年秋コレクションのメタリックスカート。グリーンのオフショルダートップスとロングブーツを合わせコーデを完成させた。

ニューヨーク上映

ニューヨーク上映で、アリアナは「アトリエ ヴェルサーチェ(ATELIER VERSACE)」のアイボリーのスカートスーツでアシンメトリーなベストにはモールドカップ、シルバーボタンが付属する風変わりなアレンジを披露した。シンシアは、刺しゅうが施された「ルイ・ヴィトン」のグリーンコートを着用した。

シドニープレミア

シドニーで行われたプレミアでは、 “黄色いレンガの道”に2人が登場。アリアナはボリューミーなチュールスカートとパフスリーブ、コルセット、ふんだんにあしらったビジューが印象的な「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のカスタムドレスを着用。アクセサリーには、蝶を模った「ロレイン・シュワルツ(LORRAINE SCHWARTZ)」のダイアモンドチョーカーを合わせた。シンシアは、ボリューミーなペプラムスカートが特徴的な「ルイ・ヴィトン」のブラックドレスでダークなルックに仕上げた。

オーストラリアフォトコール

また、2人はオーストラリアでオペラハウスをバックにフォトコールにも応じた。アリアナは、「ボーディ(BODE)」のツーピースアンサンブルで登場。リボンをあしったトップスに、ハイウエストスカートを合わせ、柔らかな雰囲気を身にまとった。トップスと同色のパンプスは「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」、シルバーで統一したジュエリーは「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のもの。シンシアは、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」2011-12年秋冬コレクションから、華やかな刺しゅうを施したエメラルドとブラックのラウンドネックブラウスに、ブラックのペンシルスカート、複数のバックルをあしらったプラットフォームシューズを合わせた。

ロザンゼルスプレミア

 

ロサンゼルスプレミアで、アリアナは、「トム・ブラウン」、シンシアは「ルイ・ヴィトン」のドレスで登場した。

メキシコシティプレミア

メキシコシティで開催したプレミアでは、アリアナは、リキッドルックのトレンドを取り入れたなめらかで虹色の光沢のある「アトリエ・ヴェルサーチェ」のドレスを着用。胸元が広く空いたネックラインと、フリルのついたボリューミーなスカートが特徴のドレスに、「スワロフスキー」のネックレスとリングで飾った。シンシアは、複雑なビーズとショルダーパッドが影の手のように伸びる「トム・ブラウン」のカスタムドレスで魔女の美学を表現した。

ニューヨーク・プロモーションイベント

ニューヨークでのプロモーション活動のため、アリアナは、フローラルパフスリーブのシャカードミニドレスでファンの前に登場。「ジミー・チュウ」のサテンのパンプス、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のアイコニックなグラニーフレームのハンドバッグを身につけ、サインに応じた。また、シンシアは、フーディーとカーキのスカートスーツにブラックのヒールを合わせた。

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「バウルズ」2024-25年秋冬は日本の原風景が色に宿る ナイジェル・シャフランが撮り下ろし

日本製にこだわるオルタナティブ・ラグジュアリーブランド「バウルズ(VOWELS)」はこのほど、2024-25年秋冬コレクションを公式ECサイトで発売した。ルックは英国人フォトグラファー=ナイジェル・シャフラン(Nigel Shafran)が撮り下ろした。

今シーズンは、コケの緑や灯籠のテラコッタなど、日本の原風景にインスパイアされたカラーが特徴。リモンタナイロンを使用したダウンジャケットや、プリマロフト(人工繊維による擬似羽毛素材)を採用したカシミヤチョアコート、東京のサラリーマンのスーツに着想したシェルコートなど、アウター類をコレクションの中核に据える。そのほか、アルパカ混のカーディガン、ブランドロゴが施されたフーディー、オリジナルチェックのシャツジャケットや、帽子やビーニー、スカーフなど小物類もラインアップする。

同ブランドは24年5月、クリエイティブ・ディレクターの八木佑樹により本格始動。ニューヨークに雑誌のアーカイブや写真集などをキュレーションしたリサーチライブラリーに併設したショップを構えるなど、米国と東京を拠点に活動している。“守破離”(芸道・芸術における修業の過程。“守”は心技を身に付ける段階、“破”は発展させる段階、“離”は新しいものを生み出す段階を指す)という日本の哲学に基づき、アップデートしたストリートスタイルを提案している。実用的なデザインに、ラグジュアリーのエッセンス、機能的な厳選素材を組み合わせた服作りが特徴。6月18日には、メンズ・ファッション・ウイーク期間中のパリで25年春夏シーズンのフルコレクションを発表した。

八木は、2024-25年秋冬コレクションについて、「数えきれないほどの試行錯誤を経て完成したコレクションだ。そのプロセスはジェンガやテトリスをしているようで、これまでの経験を土台に、新たな作品を組み立てていく試みだった」とコメントした。

問い合わせ先
「バウルズ」
info@vowels.com

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「ユニクロ」がロサンゼルスの専門学生とタッグ アップサイクルデニムコレクション

「ユニクロ(UNIQLO)」は、米ロサンゼルスのファッション専門学校ファッション・インスティテュート・オブ デザイン・アンド・マーチャンダイジング(FIDM)の生徒とコラボし、アップサイクルデニムコレクションを制作した。学生とのコラボレーションは、昨年12月に米ニューヨークのファッション工科大学(FIT)の生徒との制作プロジェクトに続くものとなる。

ユニクロのジーン・シーイン(Jean Shein)サステナビリティ・グローバル・ディレクターは今回のコラボについて、「FIDMとタッグを組み、サステナブルなデザインを通して新進気鋭のデザイナーのクリエイティビティを発揮する場を設けることができて非常に嬉しい」とコメントし、「私たちは次世代のサステナビリティへの情熱に日々影響を受けている。彼らのアップサイクル作品をシェアできることを誇りに思う」と語った。

サステナビリティへの想いをデザインに昇華

本プロジェクトに参加した生徒はドミニク・ミゲル(Dominic Miguel)、ジェンナ・マーシャル(Gianna Marshall)、ダリア・リット(Dahlia Litt)の3人。加えてもう一人の学生ジョーダン・クラーク(Jordan Clarke)がクリエイティブ・ディレクターの役割を担った。6週間かけ、「ユニクロ」のデニム専門の研究・開発拠点「デニムイノベーションセンター」で調達したデニムの端切れを用い、洗練されたスーツのようなセットから実用的なオーバーオールまで多彩なアップサイクルデニムコレクションを制作した。

生徒の1人、ジェンナ・マーシャルは、「このコレクションのインスピレーション源は、サステナビリティ活動への強い共感と、生地を無駄にしてはいけないという信念だ」と話す。さらに「創造性と手入れを通し、生地に新たな人生を与える過程を実演したコレクションでもある」と続けた。同じく生徒のジョーダン・クラークは、「制作を通して既成概念から脱出することができ、最終的に完全に新しいルックを生み出すことができた」と振り返る。

アイテムの一般販売は行わないが、本プロジェクトの制作過程に着想したデニムコレクションを今年中に発売する。デザインは米リ・ユニクロ・スタジオ(RE. UNIQLO STUDIO)シーン・レクァン(Sean Lequang)デザイナーが手掛け、アップサイクルのさまざまな技法と日本の伝統的なデザインを掛け合わせたアイテムを展開する。

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「アンドビー」の人気“UV プライマー”にピンクとブルーの新色を追加

「アンドビー(&BE)」は11月21日、人気の化粧下地“UV プライマー”[SPF50+ PA++++](36g、2750円)から、新色のピンクとブルーを発売する。

“UV プライマー”は艶肌補正、日焼け止め、美容液の3役を兼ね備えた化粧下地だ。ノンケミカル処方でありながらも高い紫外線カット効果を実現し、石けんオフが可能。滑らかに肌に馴染むテクスチャーで、肌の潤いを長時間キープする。

定番色に仲間入りする2色は、2023年のホリデーコレクションで販売した血色感を演出する“ピーチグロウ”と、24年6月に限定色として登場した肌の透明感を自然に底上げする“スカイグロウ”。それぞれのカラーにパールを配合し、艶のある美しい肌に導く。

また、定番色の追加に合わせて、ブランドアンバサダーを務めるINIの新ビジュアルも公開した。

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「ドモホルンリンクル」が主力商品“クリーム20”を21度目のリニューアル 全てを集約した”最高峰”の商品

再春館製薬所は、スキンケアブランド「ドモホルンリンクル(DOMOHORN WRINKLE)」の主力商品“クリーム20”【医薬部外品】(30g、1万4300円)を4年ぶりに21度目のリニューアルをする。価格と容量はそのままに処方とパッケージを刷新。12月3日から会員限定で先行発売し、2025年1月8日から一般販売を開始する。

“クリーム20”は、1974年に日本初(TPCマーケテイングリサーチ調べ)のコラーゲン配合クリームとして誕生。以降、肌のハリを保つ“薄墨桜葉エキス”など独自原料を配合してアップデートしてきた。今回07年から採用するハモコラーゲンの進化版 “発酵マルチプルコラーゲン”を配合し、肌の潤いや弾力への働きかけをパワーアップ。「ひと手間加えることで、原料の潜在力をさらに引き出す」(ブランド担当者)ことから蒸す工程を加えた“ナツメ”で肌ケアの働きを後押しする。新たに“キバナオウギ”を加えた“不知火菊(しらぬいぎく)”で肌を健やかに保つことを可能とした。潤いと弾力をもたらす “発酵リペアブースター”とコラーゲン不足や乾燥による悩みが出やすいポイントにアプローチする“ハリセンサー”の新技術も採用している。

大豆由来のレシチンと乳酸菌発酵米の天然素材で角層に存在するラメラ構造を再現することで、軽やかで馴染みの良いテクスチャーを実現。同商品がブランドを象徴する商品であることを表現するため、パッケージにはブランドカラーのスプリングブルーを採用した。

“漢方の製造会社”の発想が商品開発に

「ドモホルンリンクル」は、1974年に漢方の製薬会社である再春館製薬から生まれたスキンケアブランド。「自然界の生命エネルギーを、自然の一部である人間の力に」という漢方の考え方に製薬会社のサイエンス技術を掛け合わせて商品開発をしている。

同社の商品開発担当は、今回の商品に使用した“発酵マルチプルコラーゲン”を「サステナビリティと高機能性を両立する、われわれにとって理想の原料」と表現する。海洋微生物“ラビリンチュラ”に分解、発酵させる手法を採用することで、従来の製法時に発生する残りかすも含めて全すべて分解できることに加え、枯渇しない微生物の力で半永久的に製造可能となる。

今後も独自技術を反映した商品開発を続け、来年は“クリーム20”以外のスキンケアのリニューアルも視野に入れている。

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「ディースクエアード」のアイコンシリーズから初の香水誕生 異なる香り2種を“白と黒”で表現

「ディースクエアード(DSQUARED2)」は、2015年に発表した“アイコン(ICON)”シリーズ初のフレグランス2種を発売した。“アイコン”が持つ世界観を落とし込みながら、対照的で相補的な次世代を黒と白で表現した。異なる個性を持ちながらも、ひとつになると魅惑的に調和する香りが特徴だ。

コントラストが印象的なデュオフレグランス

“アイコン プール オム”(50mL、1万3200円/100mL、16720円)は、フレッシュなエネルギーを感じるフゼア系のフレグランス。クラリセージやラベンダー、ゼラニウムなどのハーバルな香りをふんだんに使用し、温かみのあるアキガラウッドとアーシーなパチョリでまとめることで、型にはまらない大胆さを演出する。

“アイコン プール ファム”(50mL、1万3200円/100mL、16720円)は、マンダリンやレモンなどの爽やかなトップから始まり、ミドルノートに繊細なジャスミンとプラリネ、ラストノートにはサンダルウッドやムスクを重ね、女性的な魅力を表現した。

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「ディースクエアード」のアイコンシリーズから初の香水誕生 異なる香り2種を“白と黒”で表現

「ディースクエアード(DSQUARED2)」は、2015年に発表した“アイコン(ICON)”シリーズ初のフレグランス2種を発売した。“アイコン”が持つ世界観を落とし込みながら、対照的で相補的な次世代を黒と白で表現した。異なる個性を持ちながらも、ひとつになると魅惑的に調和する香りが特徴だ。

コントラストが印象的なデュオフレグランス

“アイコン プール オム”(50mL、1万3200円/100mL、16720円)は、フレッシュなエネルギーを感じるフゼア系のフレグランス。クラリセージやラベンダー、ゼラニウムなどのハーバルな香りをふんだんに使用し、温かみのあるアキガラウッドとアーシーなパチョリでまとめることで、型にはまらない大胆さを演出する。

“アイコン プール ファム”(50mL、1万3200円/100mL、16720円)は、マンダリンやレモンなどの爽やかなトップから始まり、ミドルノートに繊細なジャスミンとプラリネ、ラストノートにはサンダルウッドやムスクを重ね、女性的な魅力を表現した。

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花王傘下「モルトンブラウン」アジア売上高は「4年で4倍」に成長 表参道を新戦略拠点に

花王傘下の英「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」は15日、東京・表参道の「ヴァルカナイズ・ロンドン 青山」の改装オープンに合わせ、同施設内のショップインショップを増床した。

BLBGが運営する「ヴァルカナイズ・ロンドン 青山」は、“リトル・ロンドン”をテーマに英国のファッションや食、音楽などのカルチャーを集積した3層のキュレーション型施設に生まれ変わった。1階入り口の近くにショップを構える「モルトンブラウン」は、従来は壁面の棚の一部にとどまっていた展開をぐっと広げ、ハンドウォッシュやヘアケア、ボディーウオッシュなどをほぼフルラインアップで見せる。

バス&シャワージェル(300mL、3960円)の“ローズデューン”の香りなど日本における人気アイテムをそろえるほか、ブランドのシグニチャーアイテムでありながら国内で認知の低いフレグランスは、独立した什器に陳列して際立たせた。渋谷・表参道エリアを行き交う訪日客や感度の高い日本人客の取り込みも念頭にある。

“マムジーブランド”から脱却
日本でも若者層へ拡大注力


グローバルでは、若年層の獲得が課題となっている。顧客の高齢化が進み、本国の英国では「マムジーブランド」(中高年の女性向け)」にカテゴライズされることもある中で、ロンドンのカルチャーやムードを全面に打ち出した鮮度あるビジュアルプロモーションに力を入れている。モルトンブラウンジャパンの小島正也社長は、「英国のモノ作りや世界観に最も重きを置きながら、日本にあったローカライズ戦略も考えていきたい」と話す。日本国内では新丸ビル、阪急うめだ本店、中日ビル(名古屋)、神戸BALでも展開しているが、続く5店舗目となる青山のショップを「ブランドの発信地」と位置付ける。

新丸ビル店では4月、フローリストの前田有紀氏と協業して、「モルトンブラウン」のスプリングフレグランスの香りをイメージしたブーケ制作のワークショップを実施し、好評を博した。青山のショップでも、施設3階の多目的スペースをイベントなどに活用しながら、消費者やメディアとの濃い接点を作る。ブランドコミュニケーションの担当者には、29歳と若い岩田敦紀氏を抜擢した。

「モルトンブラウン」は、花王グループの海外戦略における最重点ブランド“ファーストランナーブランド”の1つ。ブランドのアジア全体での売上高は「この4年で4倍程度」に成長しており、その7割を占めるのが日本で、次点が韓国。アジア展開を担うジャパン社はさらなる拡大戦略を進めるべく、エリアに合わせたMDのリクエストなども含め、今後は本国との連携をさらに強化していく方針だ。

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「フレッシュサービス」仙台店がオープン 店舗限定ウエアやオリジナルドリンクを販売

「フレッシュサービス(FRESHSERVICE)」は11月23日、「フレッシュサービス」仙台店をオープンする。

仙台店限定ウエアを制作
スエットとトラックスーツ

同店は、「フレッシュサービス」のコンセプトストア3店舗目。南貴之クリエイティブディレクターによる、“倉庫のような一般的に開放されていない空間は、何か面白いものが見つかるような高揚感のある場所”との考えをもとに、内装は倉庫やストックルームに着想を得て、インダストリアルなデザインに仕上げた。商品は、カトラリーやタオル、ウエアなどフルラインアップで並ぶほか、仙台店限定アイテムも販売する。店舗限定アイテムは、生地に機能性のある“ソロテックス(SOLOTEX)”や、“オクタ(OCTA)”を用いた、ボリューム感あるシルエットのトラックジャケット(3万6000円)とトラックパンツ(3万円)、スーベニアアイテムをイメージし、ブランドカラーで店名を刺しゅうしたスエット(1万3000円)をそろえる。

また新プロジェクト“フレッシュ ドリンク サービス(FRESH DRINK SERVICE)”によるドリンクの提供も実施。ホーボーブルーイング(HOBO BREWING)監修のオリジナルビール(950円)や、小川珈琲によるオリジナルブレンド(400円〜)、ナチュラルワインなどを販売する。

■「フレッシュサービス」仙台店
オープン日:11月23日
時間:12:00〜19:00
定休日:火曜日
場所:アーバンブリッジビルディング 1階
住所:宮城県仙台市青葉区中央2-9-7

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「フレッシュサービス」仙台店がオープン 店舗限定ウエアやオリジナルドリンクを販売

「フレッシュサービス(FRESHSERVICE)」は11月23日、「フレッシュサービス」仙台店をオープンする。

仙台店限定ウエアを制作
スエットとトラックスーツ

同店は、「フレッシュサービス」のコンセプトストア3店舗目。南貴之クリエイティブディレクターによる、“倉庫のような一般的に開放されていない空間は、何か面白いものが見つかるような高揚感のある場所”との考えをもとに、内装は倉庫やストックルームに着想を得て、インダストリアルなデザインに仕上げた。商品は、カトラリーやタオル、ウエアなどフルラインアップで並ぶほか、仙台店限定アイテムも販売する。店舗限定アイテムは、生地に機能性のある“ソロテックス(SOLOTEX)”や、“オクタ(OCTA)”を用いた、ボリューム感あるシルエットのトラックジャケット(3万6000円)とトラックパンツ(3万円)、スーベニアアイテムをイメージし、ブランドカラーで店名を刺しゅうしたスエット(1万3000円)をそろえる。

また新プロジェクト“フレッシュ ドリンク サービス(FRESH DRINK SERVICE)”によるドリンクの提供も実施。ホーボーブルーイング(HOBO BREWING)監修のオリジナルビール(950円)や、小川珈琲によるオリジナルブレンド(400円〜)、ナチュラルワインなどを販売する。

■「フレッシュサービス」仙台店
オープン日:11月23日
時間:12:00〜19:00
定休日:火曜日
場所:アーバンブリッジビルディング 1階
住所:宮城県仙台市青葉区中央2-9-7

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累計出荷個数5000万個突破の「デュオ」のクレンジングバームが誕生15周年で刷新

プレミアアンチエイジングはエイジングスキンケアブランド「デュオ(DUO)」が2025年にブランド誕生15周年を迎えるのを期に、主力商品の “ザクレンジングバーム”のシリーズ5種を2025年1月8日から順次リニューアル発売する。スキンケア効果などを向上するほか、既存の容量(90g、3960円)に加えてドラッグストアやバラエティーショップやGMSなど店舗限定で小容量(66g、2970円)を新たに展開する。

“ザクレンジングバーム”シリーズは5年連続クレンジング売り上げNo.1(TPCマーケティングリサーチ調べ、19年4月~24年3月クレンジングブランド別シェアランキング調査)を誇り、シリーズ累計出荷個数5000万個(24年2月時点)を突破した人気商品。高いクレンジング機能と優れたスキンケア機能を同時にかなえる商品として誕生したが、「社会やコロナ禍を経たライフスタイル、気候変動などに伴う環境の変化でお客さまの肌を取り巻く環境は大きく変化した。クレンジングバームのパイオニアとして、多様化するお客さまのニーズに対応するためスキンケア効果にこだわり、処方をパワーアップする」(ブランド担当者)。

新生“ザクレンジングバーム”は、評価の高い「肌負担の少ない高い洗浄力」や「とろける癒やしのテクスチャー」を踏襲しながら、黒ずみ毛穴ケア、乾燥小ジワ・ハリケア、くすみケア、肌あれ・ゆらぎケア、キメの乱れケアの5種それぞれの悩みに特化した美容成分を新たに配合した。そのほか、高い洗浄力を持ちながら必要な潤いや美容成分をキープする「スキンモイスチャーマグネット処方」を採用したり、精油の抗炎症効果と癒し効果を科学的に検証したりした。

順次リニューアル

黒ずみ毛穴ケアの“ザ クレンジングバーム ブラックリペア”(90g、3960円/66g 、2970円/ 18g、836円)は25年1月8日発売。ライム果汁やオレンジ果汁など7種のフルーツエキスをはじめ、角栓溶解オイルや吸着炭成分、毛穴&テカリ悩みにアプローチする美容成分を配合。毛穴悩みを繰り返しにくい滑らかな肌へ導く。

25年3月5日にはブランド誕生時から展開するエイジングケア“ザ クレンジングバーム”など3種を刷新する。“ザ クレンジングバーム”(同)は、新たにAHAを含む2種のエキスやレチノール誘導体、ペプチドなど、保湿・ハリ弾力をケアする美容成分を配合。肌のゴワつきや硬さ、ハリ低下、毛穴目立ちの乱れをケアする。

くすみケア“同 ホワイト”(同)は、4種のクレイを黄金比で配合し、プルーン分解物や7種のフルーツエキスなど美容保湿成分を追加。厳選した保湿成分もプラスすることで、古い角質や汚れなどのくすみを落としながらケアする。

ゆらぎ・敏感肌ケア“ザ 薬用クレンジングバーム バリア” 【医薬部外品】(同)は、肌荒れ防止有効成分グリチルレチン酸ステアリルをはじめCICAやドクダミ、アラントインなどを組み合わせた。3種のセラミドなど保湿成分もぜいたくに配合。低刺激処方と汚れ落ちの両立を実現する。

キメの乱れケア“ザ クレンジングバーム クリア”(同)は25年4月23日発売。角層のすみずみまで水分を行き渡らせ、キメが整った肌へ導くアマチャズルエキス、サッカロミセス溶解質エキスほか、4種の美容成分を新たに配合。乾燥による毛穴目立ちケアを同時にかなえるフラーレン、ベルガモット果実エキスをプラスし、凹凸悩みを繰り返しにくい、滑らかな肌に導く。

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ランウエイがますます化粧品の発表の場に 高い費用対効果を生むか?

フランス・パリでは、ランウエイでフレグランスやメイクアップの新商品を発表する動きが活発になっている。「バルマン(BALMAIN)」は新作のフレグランスを模したバッグを発表し、「ニナ リッチ(NINA RICCI)」はフレグランスのボトルを思わせる形のチュールで顔を覆うスタイルを披露した。各ブランドはマーケティング費用を節約しつつ、エントリーアイテムであるビューティ商材にスポットライトを当てる手法としてファッションショーでの発表を取り入れている。

「バルマン」の2025年春夏コレクションは、真紅のリップとネイルが描かれたミニドレスで幕を開けた。その後に続くイブニングドレスやカクテルドレス、ジャンプスーツ、クロップドジャケットのルックでも随所に同様のモチーフを用い、カラーコスメカテゴリーへの参入をほのめかした。またハンドバッグには、8月に発表したフレグランス“レ・エテルネル・ドゥ・バルマン”を模したデザインを取り入れた。「バルマン」のオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)=クリエイティブ・ディレクターはバックステージでのインタビューで、「以前からファッションの世界にビューティの世界を取り入れたいと思っていた。これは未来に向けて大きな変化をもたらすと信じている」と話している。

ビューティ商品の認知度を高めるためにランウエイを活用したのはルスタン=クリエイティブ・ディレクターだけではない。「ニナ リッチ」の25年春夏コレクションでは、新フレグランス“ヴィーナス”の貝殻型のボトルを思わせる黒のプリーツチュールが顔を覆うルックが登場した。アフターパーティーは“ヴィーナス”のローンチパーティーも兼ね、ライブパフォーマンスを披露したスウェーデンの歌手リッキ・リー(Lykke Li)が同ルックに身を包んだ。これは親会社のプーチ(PUIG)が推進するワンブランド戦略の一例といえるが、エドウィン・ボドソン(Edwin Bodson)=ファッション&ビューティー・ディレクターも、「ファッションと“ヴィーナス”をひもづけるため、視覚言語やアイデアの一貫性が必要だった」と話す。同ブランドは、23年にメゾン史上最年少の27歳であったハリス・リード(Harris Reed)をクリエイティブ・ディレクターに起用。ブランドの復活にはクリエイティブとビジネスの両面での推進が求められている。

また「ヴィクトリア ベッカム ビューティ(VICTORIA BECKHAM BEAUTY)」は、パリ近郊のシャトー・ド・バガテルで開催した25年春夏コレクションで、4番目となるフレグランス新商品“レヴァリィ21:50”を発表。会場ではタッチポイントを随所にちりばめ、キャンペーンムービーを流し、シャンパンカクテルや観客用のブランケットにも香りを忍ばせた。カティア・ボーシャン(Katia Beauchamp)最高経営責任者(CEO)は、「われわれは商品を派手に発表する手法を避けた。多くの人が集まるこの場を利用してゆっくりと商品を体験してもらい、それぞれの瞬間で人々の記憶に残るべきだと考えた。なぜならフレグランスは個人的な物語や思い出と強く結びついているからだ」という。

予算縮小の中での効果的なアプローチ

ラグジュアリーブランドが予算を削っている今、ファッションショーとフレグランスの発表会を組み合わせることはマーケティング費用を節約できるだけでなく、最も手頃な商品に同時にスポットライトを当てることができる手法だ。ラグジュアリーコンサルタントのエリック・ブリオネス(Eric Briones)氏によれば、「ハイパーインフレが続く中、ブランドはどこも危機的状況だ。これまで以上に富裕層とZ世代をターゲットにしている」とし、そのような環境においてランウエイは、「グローバルなプラットフォームであり、単に話題性を高めるだけでなく、ビューティ商品を最大限に利用できる場所」だと指摘する。

データ調査およびインサイト会社の米ローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)が収集したデータによると、“ヴィーナス”のメディア・インパクト・バリュー(MIV)は89万4000ドル(約1億3600万円)で、ショー全体のMIVの27%に相当するという。これは主にハッシュタグ「#VénusDeNinaRicci」を使用したゲストによるもので、同ハッシュタグの投稿はショー全体のMIVの19%を占めた。これに対し、「バルマン」の“レ・エテルネル・ドゥ・バルマン”のMIVは84万1000ドル(約1200万円)でショー全体のMIVの5%、「ヴィクトリア ベッカム ビューティ」の“レヴァリィ21:50”のMIVは32万5000ドル(約4900万円)でショー全体のMIVの6%を示した。総合的なアプローチをとることで効果が数字にも表れているようだ。

ラグジュアリーコンサルタント会社MADのデルフィーヌ・ヴィトリー(Delphine Vitry)共同創業者兼CEOは、「ランウエイをビューティ商品発表の場として活用するブランドの中には、まだ規模が小さく財政状態が良好でないブランドもある。ファッションとビューティを組み合わせることは費用対効果も高く、ビューティカテゴリーに進出する正当性を高めている」と述べる。

歴史的にも行われてきた手法

さかのぼってみれば、ファッションショーを利用してフレグランスやコスメを発表することは決して新しいことではない。例えば、「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」の05年春夏コレクションは、メゾンを代表するフレグランス“フラワーボム”をテーマにしたランウエイで話題をさらった。また、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」の22年秋冬オートクチュールコレクションでは、ゲストデザイナーとして迎えられた「バルマン」のルスタン=クリエイティブ・ディレクターが、名作フレグランスの“ルマール”をほうふつとさせるトルソー型とブリキ缶を掛け合わせたルックを披露。さらに、「セリーヌ(CELINE)」のエディ・スリマン(Hedi Slimane)元アーティスティック・クリエイティブ&イメージディレクターも、24年秋冬コレクションの映像内でブランド初のリップスティックの発売をさりげなく紹介した。

パリのガリエラ美術館のアレクサンドル・サムソン(Alexandre Samson)=キュレーター兼ファッション史研究家は、「ファッションデザイナーのポール・ポワレ(Paul Poiret)が1911年に自身の香水を発売して以来、ファッションハウスは自社フレグランスを売り込んでおり、ファッションショーは歴史的にこうした付随商品のショーケースとなってきた」と振り返る。同氏は今回パリのファッションウイークで行われた一連の発表について深読みせず、「歴史を見ても常にそうだった。これはビューティ市場が急成長を遂げたことによって可能になった戦略。最近のトレンドであり、ファッションがそれを利用することは理にかなっている」と語る。

注意すべきはファッションとのバランス

ブランディングエージェンシーのフューチュラコレクティブのマドンナ・バジャー(Madonna Badger)創業者兼最高クリエイティブ責任者は、「こうしたマーケティング戦略はエキサイティングで、ローンチ時に大いに盛り上がる。だが、注意しなくてはならないのは“バズ”を起こすために行うのではなく、ビューティも含めてデザイナーの“ビジョン”を伝えることだ」と指摘する。フレグランスやビューティにフォーカスし過ぎることにより、ファッション自体への関心を奪ってしまう可能性があるといい、「ランウエイはデザイナーのクリエイティビティが最も際立つ特別な瞬間であることを見失うべきではない」とヴィトリーCEOも同調する。

こうした昨今の動きについて、ブリオネス=ラグジュアリーコンサルタントは、「Z世代の顧客にとってデザイナーが発信する物語とつながりを持つことは、美容商品の模倣品が蔓延している現在の状況で、真正性を高める重要な鍵となる」と支持した。

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ランウエイがますます化粧品の発表の場に 高い費用対効果を生むか?

フランス・パリでは、ランウエイでフレグランスやメイクアップの新商品を発表する動きが活発になっている。「バルマン(BALMAIN)」は新作のフレグランスを模したバッグを発表し、「ニナ リッチ(NINA RICCI)」はフレグランスのボトルを思わせる形のチュールで顔を覆うスタイルを披露した。各ブランドはマーケティング費用を節約しつつ、エントリーアイテムであるビューティ商材にスポットライトを当てる手法としてファッションショーでの発表を取り入れている。

「バルマン」の2025年春夏コレクションは、真紅のリップとネイルが描かれたミニドレスで幕を開けた。その後に続くイブニングドレスやカクテルドレス、ジャンプスーツ、クロップドジャケットのルックでも随所に同様のモチーフを用い、カラーコスメカテゴリーへの参入をほのめかした。またハンドバッグには、8月に発表したフレグランス“レ・エテルネル・ドゥ・バルマン”を模したデザインを取り入れた。「バルマン」のオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)=クリエイティブ・ディレクターはバックステージでのインタビューで、「以前からファッションの世界にビューティの世界を取り入れたいと思っていた。これは未来に向けて大きな変化をもたらすと信じている」と話している。

ビューティ商品の認知度を高めるためにランウエイを活用したのはルスタン=クリエイティブ・ディレクターだけではない。「ニナ リッチ」の25年春夏コレクションでは、新フレグランス“ヴィーナス”の貝殻型のボトルを思わせる黒のプリーツチュールが顔を覆うルックが登場した。アフターパーティーは“ヴィーナス”のローンチパーティーも兼ね、ライブパフォーマンスを披露したスウェーデンの歌手リッキ・リー(Lykke Li)が同ルックに身を包んだ。これは親会社のプーチ(PUIG)が推進するワンブランド戦略の一例といえるが、エドウィン・ボドソン(Edwin Bodson)=ファッション&ビューティー・ディレクターも、「ファッションと“ヴィーナス”をひもづけるため、視覚言語やアイデアの一貫性が必要だった」と話す。同ブランドは、23年にメゾン史上最年少の27歳であったハリス・リード(Harris Reed)をクリエイティブ・ディレクターに起用。ブランドの復活にはクリエイティブとビジネスの両面での推進が求められている。

また「ヴィクトリア ベッカム ビューティ(VICTORIA BECKHAM BEAUTY)」は、パリ近郊のシャトー・ド・バガテルで開催した25年春夏コレクションで、4番目となるフレグランス新商品“レヴァリィ21:50”を発表。会場ではタッチポイントを随所にちりばめ、キャンペーンムービーを流し、シャンパンカクテルや観客用のブランケットにも香りを忍ばせた。カティア・ボーシャン(Katia Beauchamp)最高経営責任者(CEO)は、「われわれは商品を派手に発表する手法を避けた。多くの人が集まるこの場を利用してゆっくりと商品を体験してもらい、それぞれの瞬間で人々の記憶に残るべきだと考えた。なぜならフレグランスは個人的な物語や思い出と強く結びついているからだ」という。

予算縮小の中での効果的なアプローチ

ラグジュアリーブランドが予算を削っている今、ファッションショーとフレグランスの発表会を組み合わせることはマーケティング費用を節約できるだけでなく、最も手頃な商品に同時にスポットライトを当てることができる手法だ。ラグジュアリーコンサルタントのエリック・ブリオネス(Eric Briones)氏によれば、「ハイパーインフレが続く中、ブランドはどこも危機的状況だ。これまで以上に富裕層とZ世代をターゲットにしている」とし、そのような環境においてランウエイは、「グローバルなプラットフォームであり、単に話題性を高めるだけでなく、ビューティ商品を最大限に利用できる場所」だと指摘する。

データ調査およびインサイト会社の米ローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)が収集したデータによると、“ヴィーナス”のメディア・インパクト・バリュー(MIV)は89万4000ドル(約1億3600万円)で、ショー全体のMIVの27%に相当するという。これは主にハッシュタグ「#VénusDeNinaRicci」を使用したゲストによるもので、同ハッシュタグの投稿はショー全体のMIVの19%を占めた。これに対し、「バルマン」の“レ・エテルネル・ドゥ・バルマン”のMIVは84万1000ドル(約1200万円)でショー全体のMIVの5%、「ヴィクトリア ベッカム ビューティ」の“レヴァリィ21:50”のMIVは32万5000ドル(約4900万円)でショー全体のMIVの6%を示した。総合的なアプローチをとることで効果が数字にも表れているようだ。

ラグジュアリーコンサルタント会社MADのデルフィーヌ・ヴィトリー(Delphine Vitry)共同創業者兼CEOは、「ランウエイをビューティ商品発表の場として活用するブランドの中には、まだ規模が小さく財政状態が良好でないブランドもある。ファッションとビューティを組み合わせることは費用対効果も高く、ビューティカテゴリーに進出する正当性を高めている」と述べる。

歴史的にも行われてきた手法

さかのぼってみれば、ファッションショーを利用してフレグランスやコスメを発表することは決して新しいことではない。例えば、「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」の05年春夏コレクションは、メゾンを代表するフレグランス“フラワーボム”をテーマにしたランウエイで話題をさらった。また、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」の22年秋冬オートクチュールコレクションでは、ゲストデザイナーとして迎えられた「バルマン」のルスタン=クリエイティブ・ディレクターが、名作フレグランスの“ルマール”をほうふつとさせるトルソー型とブリキ缶を掛け合わせたルックを披露。さらに、「セリーヌ(CELINE)」のエディ・スリマン(Hedi Slimane)元アーティスティック・クリエイティブ&イメージディレクターも、24年秋冬コレクションの映像内でブランド初のリップスティックの発売をさりげなく紹介した。

パリのガリエラ美術館のアレクサンドル・サムソン(Alexandre Samson)=キュレーター兼ファッション史研究家は、「ファッションデザイナーのポール・ポワレ(Paul Poiret)が1911年に自身の香水を発売して以来、ファッションハウスは自社フレグランスを売り込んでおり、ファッションショーは歴史的にこうした付随商品のショーケースとなってきた」と振り返る。同氏は今回パリのファッションウイークで行われた一連の発表について深読みせず、「歴史を見ても常にそうだった。これはビューティ市場が急成長を遂げたことによって可能になった戦略。最近のトレンドであり、ファッションがそれを利用することは理にかなっている」と語る。

注意すべきはファッションとのバランス

ブランディングエージェンシーのフューチュラコレクティブのマドンナ・バジャー(Madonna Badger)創業者兼最高クリエイティブ責任者は、「こうしたマーケティング戦略はエキサイティングで、ローンチ時に大いに盛り上がる。だが、注意しなくてはならないのは“バズ”を起こすために行うのではなく、ビューティも含めてデザイナーの“ビジョン”を伝えることだ」と指摘する。フレグランスやビューティにフォーカスし過ぎることにより、ファッション自体への関心を奪ってしまう可能性があるといい、「ランウエイはデザイナーのクリエイティビティが最も際立つ特別な瞬間であることを見失うべきではない」とヴィトリーCEOも同調する。

こうした昨今の動きについて、ブリオネス=ラグジュアリーコンサルタントは、「Z世代の顧客にとってデザイナーが発信する物語とつながりを持つことは、美容商品の模倣品が蔓延している現在の状況で、真正性を高める重要な鍵となる」と支持した。

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【2025年春コスメ】「エレガンス」の“エレガンス ラズル”から輝くカラーコレクション

「エレガンス(ELEGANCE)」は1月18日、メイクシリーズ“エレガンス ラズル”からカラーコレクション“キネティック パフォーミング”を発売する。舞台のように常に動き続ける空間を、アイシャドウとネイルカラーで表現した。

煌びやかに変化するアイカラー

目元にしっかりフィットし、美しい発色と仕上がりが持続する“エレガンス ラズル アイカラー”(全25色うち新3色、各2310円)から、淡く柔らかな色合いの新3色が登場。パープル系の“フラッシュラベンダー”、グリーン系の“ダスティゴールド”、オレンジ系の“コーラルエナジー”をラインアップする。

指先が輝くネイルカラー

ベースが爪にしっかり密着し、速乾性に優れた“エレガンス ラズル エナメルラッカー”(全25色うち新3色、各6mL、各1320円)から、“ピンクオーケストラ”“マチネブロッサム”“シェルライト”の輝く新3色が登場。既存カラーと組み合わせて楽しむことができる。

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【2025年春コスメ】「エレガンス」の“エレガンス ラズル”から輝くカラーコレクション

「エレガンス(ELEGANCE)」は1月18日、メイクシリーズ“エレガンス ラズル”からカラーコレクション“キネティック パフォーミング”を発売する。舞台のように常に動き続ける空間を、アイシャドウとネイルカラーで表現した。

煌びやかに変化するアイカラー

目元にしっかりフィットし、美しい発色と仕上がりが持続する“エレガンス ラズル アイカラー”(全25色うち新3色、各2310円)から、淡く柔らかな色合いの新3色が登場。パープル系の“フラッシュラベンダー”、グリーン系の“ダスティゴールド”、オレンジ系の“コーラルエナジー”をラインアップする。

指先が輝くネイルカラー

ベースが爪にしっかり密着し、速乾性に優れた“エレガンス ラズル エナメルラッカー”(全25色うち新3色、各6mL、各1320円)から、“ピンクオーケストラ”“マチネブロッサム”“シェルライト”の輝く新3色が登場。既存カラーと組み合わせて楽しむことができる。

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