「ブルーボトルコーヒー」が新店「高輪カフェ」を3月27日にオープン カフェスタンド式店舗

ブルーボトルコーヒージャパンは3月27日、新店舗「ブルーボトルコーヒー 高輪カフェ」(以下、「高輪カフェ」)を、同日にオープンする「ニュウマン高輪」内の「ザ リンクピラー ワン サウス」2階にオープンする。

「高輪カフェ」は、「タイムレス」をコンセプトにしたカフェスタンド。カフェデザインを手がけたのは、「ブルーボトルコーヒー 梅田茶屋町カフェ」の設計も担ったI IN(アイイン)で、カフェのデザインと共に「ザ リンクピラー ワン サウス」2階のエントランス部分とオープンスペースのデザインも手がけ、一体感を生み出した空間となっている。

「高輪カフェ」は、「ゲート」をテーマに、100年以上も前から使われてきた素材や建造物の形状を現代版にアップデートしてデザイン。オーダー、スタンバイ、ピックアップのそれぞれの空間で、ゲストとバリスタが向き合って会話を楽しんだり、バリスタが美しい所作でコーヒーを淹れている様子や香りを楽しめるように設計されている。カフェとしての席はないカフェスタンドだが、同エリアにあるオープンスペースでコーヒーやフードをゆったり楽しむことができる。

メニュー

丁寧にハンドドリップしたコーヒーやエスプレッソドリンクに加え、「高輪カフェ」先行発売となるグルテンフリーの“バナナパウンドケーキ”や、創業時からのアイコンメニューである“リエージュ ワッフル”などのペイストリーを用意する。

“リユーザブルバッグ(シルバー)”

また、高輪カフェのオープンを記念して、アメリカ・カリフォルニア発の人気バッグブランド「バグゥ(BAGGU)」と共に製作した“リユーザブルバッグ(シルバー)”(4290円)をリバイバルアイテムとして先行発売する。

■ブルーボトルコーヒー 高輪カフェ
オープン日:2025年3月27日
住所:東京都港区高輪 2-21-2 ニュウマン高輪 South 2F
営業時間:11:00~17:00 ※グランドオープン日の3月27日は12:00にオープン
※2025年秋 LINKPILLAR 1の全面開業以降変更の可能性あり

The post 「ブルーボトルコーヒー」が新店「高輪カフェ」を3月27日にオープン カフェスタンド式店舗 appeared first on WWDJAPAN.

「ブルーボトルコーヒー」が新店「高輪カフェ」を3月27日にオープン カフェスタンド式店舗

ブルーボトルコーヒージャパンは3月27日、新店舗「ブルーボトルコーヒー 高輪カフェ」(以下、「高輪カフェ」)を、同日にオープンする「ニュウマン高輪」内の「ザ リンクピラー ワン サウス」2階にオープンする。

「高輪カフェ」は、「タイムレス」をコンセプトにしたカフェスタンド。カフェデザインを手がけたのは、「ブルーボトルコーヒー 梅田茶屋町カフェ」の設計も担ったI IN(アイイン)で、カフェのデザインと共に「ザ リンクピラー ワン サウス」2階のエントランス部分とオープンスペースのデザインも手がけ、一体感を生み出した空間となっている。

「高輪カフェ」は、「ゲート」をテーマに、100年以上も前から使われてきた素材や建造物の形状を現代版にアップデートしてデザイン。オーダー、スタンバイ、ピックアップのそれぞれの空間で、ゲストとバリスタが向き合って会話を楽しんだり、バリスタが美しい所作でコーヒーを淹れている様子や香りを楽しめるように設計されている。カフェとしての席はないカフェスタンドだが、同エリアにあるオープンスペースでコーヒーやフードをゆったり楽しむことができる。

メニュー

丁寧にハンドドリップしたコーヒーやエスプレッソドリンクに加え、「高輪カフェ」先行発売となるグルテンフリーの“バナナパウンドケーキ”や、創業時からのアイコンメニューである“リエージュ ワッフル”などのペイストリーを用意する。

“リユーザブルバッグ(シルバー)”

また、高輪カフェのオープンを記念して、アメリカ・カリフォルニア発の人気バッグブランド「バグゥ(BAGGU)」と共に製作した“リユーザブルバッグ(シルバー)”(4290円)をリバイバルアイテムとして先行発売する。

■ブルーボトルコーヒー 高輪カフェ
オープン日:2025年3月27日
住所:東京都港区高輪 2-21-2 ニュウマン高輪 South 2F
営業時間:11:00~17:00 ※グランドオープン日の3月27日は12:00にオープン
※2025年秋 LINKPILLAR 1の全面開業以降変更の可能性あり

The post 「ブルーボトルコーヒー」が新店「高輪カフェ」を3月27日にオープン カフェスタンド式店舗 appeared first on WWDJAPAN.

大谷翔平選手出演の「雪肌精」日焼け止めCM最新作 演技力を求められる内容も余裕の振る舞い

コーセー「雪肌精」は2月10日から、グローバル広告契約を結んでいるロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手を起用した新CMの放送を開始する。新作は太陽が降り注ぐロサンゼルスの街やロッカールームで大谷選手が「雪肌精」を配り歩く内容で、大谷選手はこまかな動きや表情にも対応し、撮影時にもリラックスした姿を見せていたという。

撮影もお手のもの!? 現場の裏話

新CMでは「雪肌精」を受け取った真っ白なTシャツ姿の大谷選手が、ロサンゼルスの街を歩きながら通行人に製品を配るシーン、ロッカールームでチームメイトのロッカー店にボトルを置いていくシーンなどを撮影した。カメラに向かってポーズを決めるシーンでは1テイクごとにさまざまな表情やポーズを披露し、スタッフからは「Oh!」「ファンタスティック!」「ベリーナイス!」と歓声が。撮影の合間にはスタジオに流れるアップテンポな曲に合わせて体を揺らしたり、スタッフと談笑したりとリラックスした様子を見せていたという。

振り向きざまに製品をカメラに向かって放り投げるシーンでは、抜群のコントロールでカメラ脇のスタッフへアンダートスをしたり、ロッカールームに製品を並べていくシーンでは撮影角度もテンポも文句なしの動きを見せるなど、終始スタッフを驚かせていた。

サイングッズが当たるキャンペーンを実施

新CMの放送を記念し、対象製品を購入しキャンペーンサイトから応募すると大谷選手の直筆サイン入りボールなどが抽選で当たるキャンペーンや、期間中に対象製品を購入するとオリジナルグッズを進呈する企画を実施する。期間は5月30日23時59分までで、サイングッズのプレゼントは「雪肌精」のUVケア製品1品と、UVケア以外で税込1000円以上の「雪肌精」製品 1品を購入したレシートで応募が可能。オリジナルグッズの進呈企画は3月17日〜5月30日、店頭またはオンラインショップで「雪肌精」UVケア製品を1品以上購入すると、1購入につき1枚、プリントサイン入りのオリジナルクリアファイルを先着順でプレゼントする。

The post 大谷翔平選手出演の「雪肌精」日焼け止めCM最新作 演技力を求められる内容も余裕の振る舞い appeared first on WWDJAPAN.

低気温でユニクロ、無印、しまむら、アローズ好調も、アダストリア3%減 【専門店25年1月度】

専門店チェーン、セレクトショップの2025年1月度業績(既存店ベース)は、気温低下に後押しされ、好調だったという声が目立つ。一方で、アダストリアは前年同月比3.0%減と、やや変調が見える。

国内ユニクロの売上高は前年同月比8.6%増だった。「特に月前半の気温が低かったことで、ハイブリッドダウン、シームレスダウン、パフテックアウター、カシミヤニットなどの冬物の防寒衣料がよく売れた」と広報担当者。年始が長期連休となったこともあり、新年祭商戦も好調だったという。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」(24年12月21日〜25年1月20日)は同4.6%増。PBの防寒機能性肌着が好調だったことに加え、「Tシャツやパンツ、肌着や靴下が大きく売り上げを伸ばした」(発表資料から)。

良品計画の「無印良品」は同11.3%増と2ケタ増。中でも衣服・雑貨カテゴリーは同15.5%増となった。これで、12カ月連続前年実績超えを達成、他社が暖冬に苦しんだ24年10月も、売上高全体と衣服・雑貨カテゴリー共に、前年実績を超えていた。

ユナイテッドアローズは同8.7%増で、13カ月連続の前年実績超え。「セール売り上げが前年を下回ったものの、冬物、春物共に定価販売が好調だった」(発表資料から)。売れ筋はシャツ、カットソートップス、パンツ、ブラウス、ジャケットなど。

アダストリアは同3.0%減と、24年10以来の前年割れを記録。「春物の立ち上がりは好調だったが、冬物在庫が不足し、販売が伸び悩んだ」(発表資料から)。客単価は同4.2%増だったが、客数が同6.9%減だった。

The post 低気温でユニクロ、無印、しまむら、アローズ好調も、アダストリア3%減 【専門店25年1月度】 appeared first on WWDJAPAN.

低気温でユニクロ、無印、しまむら、アローズ好調も、アダストリア3%減 【専門店25年1月度】

専門店チェーン、セレクトショップの2025年1月度業績(既存店ベース)は、気温低下に後押しされ、好調だったという声が目立つ。一方で、アダストリアは前年同月比3.0%減と、やや変調が見える。

国内ユニクロの売上高は前年同月比8.6%増だった。「特に月前半の気温が低かったことで、ハイブリッドダウン、シームレスダウン、パフテックアウター、カシミヤニットなどの冬物の防寒衣料がよく売れた」と広報担当者。年始が長期連休となったこともあり、新年祭商戦も好調だったという。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」(24年12月21日〜25年1月20日)は同4.6%増。PBの防寒機能性肌着が好調だったことに加え、「Tシャツやパンツ、肌着や靴下が大きく売り上げを伸ばした」(発表資料から)。

良品計画の「無印良品」は同11.3%増と2ケタ増。中でも衣服・雑貨カテゴリーは同15.5%増となった。これで、12カ月連続前年実績超えを達成、他社が暖冬に苦しんだ24年10月も、売上高全体と衣服・雑貨カテゴリー共に、前年実績を超えていた。

ユナイテッドアローズは同8.7%増で、13カ月連続の前年実績超え。「セール売り上げが前年を下回ったものの、冬物、春物共に定価販売が好調だった」(発表資料から)。売れ筋はシャツ、カットソートップス、パンツ、ブラウス、ジャケットなど。

アダストリアは同3.0%減と、24年10以来の前年割れを記録。「春物の立ち上がりは好調だったが、冬物在庫が不足し、販売が伸び悩んだ」(発表資料から)。客単価は同4.2%増だったが、客数が同6.9%減だった。

The post 低気温でユニクロ、無印、しまむら、アローズ好調も、アダストリア3%減 【専門店25年1月度】 appeared first on WWDJAPAN.

「ロクシタンカフェ」から春限定のイチゴをふんだんに使ったメニューが登場

「ロクシタン(L'OCCITANE)」が渋谷と軽井沢で展開する「ロクシタンカフェ」は2月5日から、イチゴなど旬の食材を使った春を五感で楽しめる食事やデザートの限定メニューを提供する。

イチゴを贅沢に使ったパフェやティラミス

今回春限定で登場する“ストロベリー & ラベンダーパフェ”(渋谷限定、1780円)はたっぷりのイチゴとイチゴのアイスクリームに加え、ラベンダー風味のベリーソースとゼリー、レアチーズケーキ、アーモンドクランブル、ホイップクリームを詰め込み、食べ進めるごとに変わっていく味のコントラストを楽しめるデザートに仕上げた。

同じく限定登場する“クロワッサンワッフル ストロベリー&ショコラショー”(1780円)はクロワッサンワッフルにホイップクリーム、バニラアイス、スライスしたイチゴを贅沢にトッピング。さらに食べる直前にショコラショーをたっぷりかけていただくデザートメニューだ。そのほか、イチゴをふんだんに乗せた“ストロベリー ティラミス”(1280円)など春を感じるデザートメニューが多数登場する。

渋谷店限定で春を感じる食事メニューも

さらに渋谷店限定で、草原に花が咲いたような南仏プロヴァンスの春の訪れを華やかに表現した “ローストベーコンと半熟卵、シェーブルチーズのサラダ”(1780円)が登場する。香ばしいベーコンとキノコ、半熟卵、爽やかなハーブのマリアージュを楽しめる。

The post 「ロクシタンカフェ」から春限定のイチゴをふんだんに使ったメニューが登場 appeared first on WWDJAPAN.

「エトヴォス」がUV化粧下地を発売 敏感肌用ジェル美容液もリニューアル

「エトヴォス(ETVOS)」は2月5日、美白ケア“ホワイトニングクリアライン”から美白ケア、日焼け止め、化粧下地として使えるUV下地 “薬用 UVホワイトニングクリアセラム”[SPF35・PA+++](4400円)と、毛穴、ざらつき、乾燥にアプローチするジェル美容液、“バランシングVCクリアエッセンス”(3300円)を発売する。

美白ケアしながら使えるUV化粧下地

“薬用 UVホワイトニングクリアセラム”は、微細で青い光をコントロールして肌へ透明感をもたらす紫外線散乱剤を採用し、紫外線から肌を守りながら透明感のある肌に仕上げる敏感肌のための日中用オールインワン下地。配合したトラネキサム酸がメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ。ほか、くすみへアプローチする10の保湿成分も配合した。

敏感肌用ジェル美容液

“バランシングVCクリアエッセンス”は、整肌成分の“ベニノキ種子エキス”を新たに配合してリニューアル。アゼライン酸誘導体原液や保湿成分グリシルグリシンも配合し、乾燥による毛穴の目立ちをケアするほか、ヒト型セラミドが保湿をサポートし、清潔感のある印象の健やかな肌に導く。また、オイルフリーの透明ジェルタイプのため、メイクの上からでも使用できる。

The post 「エトヴォス」がUV化粧下地を発売 敏感肌用ジェル美容液もリニューアル appeared first on WWDJAPAN.

「バイレード」のフラッグシップストアが表参道にオープン

「バイレード(BYREDO)」は東京初のフラッグシップストアを表参道にオープンした。店内では、フレグランスメイクアップ、ボディーケア、ホームアイテムなどの全アイテムに加え、機能と造形の対話を広げる“バイプロダクト“(BYPRODUCT)の厳選したアイテムも展開する。

同店舗のデザインは、職人技へのオマージュを盛り込んだ。天井には、スウェーデンのアーティスト・ミリアム・エクロフ(Miriam Eklof)、ヘムクルター(Hemqultur)と、アシスタントペインターのウルリカ・スヴェンソン(Ulrika Svensson)、イカス・クルチュールモレリ(Ikas Kulturmaleri)の手書きのペイントが施されている。ほか、店内にはマーッタ・モース=フィェッテルストロム(Märta Maas-Fjetterstrom)のタペストリーや地元の職人が手がけたルートウッドのテーブルなどが、研磨仕上げの黒御影石の床やグレーのハンマード加工を施した家具と調和しながら、独自の空間を作り上げている。

同店のオープンに「バイレード」ファウンダー兼クリエイティブディレクターのベン・ゴーラム(Ben Gorham)は「東京は常に私を魅了してきました。この街は、未来と伝統が共存するコントラストに満ちています。この店舗では、その緊張感を反映し、モダンなデザインと時を超えたクラフツマンシップを融合させることを目指しました。手描きの天井やビンテージのタペストリーに至るまで、すべてのディテールには物語が込められています。これらの要素は単なる装飾ではなく、伝統や技術を生き生きと表現し、意図と意味に満ちた空間を創り出しています」とコメントしている。

店舗概要

◼️バイレード トウキョウ オモテサンドウ
場所:マハール表参道 1階
住所:東京都渋谷区神宮前5-1
営業時間:11:00〜20:00

The post 「バイレード」のフラッグシップストアが表参道にオープン appeared first on WWDJAPAN.

「バイレード」のフラッグシップストアが表参道にオープン

「バイレード(BYREDO)」は東京初のフラッグシップストアを表参道にオープンした。店内では、フレグランスメイクアップ、ボディーケア、ホームアイテムなどの全アイテムに加え、機能と造形の対話を広げる“バイプロダクト“(BYPRODUCT)の厳選したアイテムも展開する。

同店舗のデザインは、職人技へのオマージュを盛り込んだ。天井には、スウェーデンのアーティスト・ミリアム・エクロフ(Miriam Eklof)、ヘムクルター(Hemqultur)と、アシスタントペインターのウルリカ・スヴェンソン(Ulrika Svensson)、イカス・クルチュールモレリ(Ikas Kulturmaleri)の手書きのペイントが施されている。ほか、店内にはマーッタ・モース=フィェッテルストロム(Märta Maas-Fjetterstrom)のタペストリーや地元の職人が手がけたルートウッドのテーブルなどが、研磨仕上げの黒御影石の床やグレーのハンマード加工を施した家具と調和しながら、独自の空間を作り上げている。

同店のオープンに「バイレード」ファウンダー兼クリエイティブディレクターのベン・ゴーラム(Ben Gorham)は「東京は常に私を魅了してきました。この街は、未来と伝統が共存するコントラストに満ちています。この店舗では、その緊張感を反映し、モダンなデザインと時を超えたクラフツマンシップを融合させることを目指しました。手描きの天井やビンテージのタペストリーに至るまで、すべてのディテールには物語が込められています。これらの要素は単なる装飾ではなく、伝統や技術を生き生きと表現し、意図と意味に満ちた空間を創り出しています」とコメントしている。

店舗概要

◼️バイレード トウキョウ オモテサンドウ
場所:マハール表参道 1階
住所:東京都渋谷区神宮前5-1
営業時間:11:00〜20:00

The post 「バイレード」のフラッグシップストアが表参道にオープン appeared first on WWDJAPAN.

ケイト・モスとATEEZのソンファが「イザベル マラン」の25年春夏キャンペーンに登場

「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」は、スーパーモデルのケイト・モス(Kate Moss)と、K-POPグループのATEEZ(エイティーズ)のソンファ(Seonghwa)をモデルに起用した2025年春夏キャンペーンビジュアルを発表した。

本キャンペーンでは長年にわたりブランドのフレンドであるケイト・モスが再び登場。ケイトはブランドの女性像を体現する存在で、彼女のシグネチャースタイルは、存在感のあるレザージャケットからブラックレザーの新作“アルタイ(Altay)”バッグまでを魅力的に表現する。

また、メンズコレクションではATEEZのソンファを起用。1990年代のアイコンと20年代のK-POPスターが出会い、「イザベル マラン」が文化や時代を超えて結びつけることができる力を持つことを象徴している。タイムレスなスタイルと現代の若者の感性が共鳴する、「イザベル マラン」ならではの世界観を描き出す。

The post ケイト・モスとATEEZのソンファが「イザベル マラン」の25年春夏キャンペーンに登場 appeared first on WWDJAPAN.

ケイト・モスとATEEZのソンファが「イザベル マラン」の25年春夏キャンペーンに登場

「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」は、スーパーモデルのケイト・モス(Kate Moss)と、K-POPグループのATEEZ(エイティーズ)のソンファ(Seonghwa)をモデルに起用した2025年春夏キャンペーンビジュアルを発表した。

本キャンペーンでは長年にわたりブランドのフレンドであるケイト・モスが再び登場。ケイトはブランドの女性像を体現する存在で、彼女のシグネチャースタイルは、存在感のあるレザージャケットからブラックレザーの新作“アルタイ(Altay)”バッグまでを魅力的に表現する。

また、メンズコレクションではATEEZのソンファを起用。1990年代のアイコンと20年代のK-POPスターが出会い、「イザベル マラン」が文化や時代を超えて結びつけることができる力を持つことを象徴している。タイムレスなスタイルと現代の若者の感性が共鳴する、「イザベル マラン」ならではの世界観を描き出す。

The post ケイト・モスとATEEZのソンファが「イザベル マラン」の25年春夏キャンペーンに登場 appeared first on WWDJAPAN.

ヘラルボニーが銀座に常設店舗をオープン  “障害に関する価値観が変わる”体験を提供 

知的障がいを持つ作家の作品を自社製品やライセンスなどに活用するヘラルボニーは3月15日、東京・銀座レンガ通り沿いにヘラルボニー初となる都内の常設店舗、ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ(HERALBONY LABORATORY GINZA)をオープンする。同店舗は、来場者が作家や作品と出会うことを通じて、“障害に関する価値観が変わる”体験を提供する。

実験室を意味する“ラボラトリー(LABORATORY)”という名称には、銀座の街を実験室として、異彩を放つ作家とともに、社会の価値観の変容を目指すヘラルボニーの思想を発信する場にしたいという想いを込めた。

作家や作品との出会いを生み出す空間

同店舗にはショップとギャラリーを併設する。作家のアトリエスペースを常設設置したショップでは、製品の販売のほか、ヘラルボニー契約作家創作活動に触れることができる機会も用意する。また、ギャラリーでは、アートの展示販売に加えて、今後さまざまな展示企画を予定している。

松田崇弥、松田文登ヘラルボニー共同代表 は、「“いつか銀座に出店できたらどうする?”双子で夢想していた言葉が、ついに現実になります。頬をつねると、ちゃんと痛い、夢ではないことに安堵しています。これは経済的に成功したから実現できることではありません。小さな地方発ブランドによる大きなリスクを背負った挑戦です。異彩を放つ作家と共にド真ん中で勝負する意思表明です。挑まなければ、すべて可能性のまま終わる。自分の、福祉の、社会の、想像を常に追い抜いていけますように」とコメントした。

店舗概要

◾️ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ

オープン予定日:3月15日
住所:東京都中央区銀座2-5-16 銀冨ビル1階

The post ヘラルボニーが銀座に常設店舗をオープン  “障害に関する価値観が変わる”体験を提供  appeared first on WWDJAPAN.

「ジョー マローン ロンドン」から“エレおじ”の感性をくすぐる香り 映画「キングスマン」の舞台と協業した装いと香りのペアリング

ミラノ・パリメンズで話題になった“エレおじ”にぴったりのフレグランスが2月14日、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)以下、ジョー マローン」から登場する。新作“ハンツマン コレクション(以下、ハンツマン)”は、映画「キングスマン(KINGSMAN: THE SECRET SERVICE)」の舞台であるロンドン・サヴィル・ローの高級テーラー「ハンツマン(HUNTSMAN)」とコラボレーションしたもの。「ハンツマン」は、王侯貴族やセレブリティーが選ぶ老舗名門テーラーで、映画で登場人物が着用しているスーツが「ハンツマン」のものだ。18歳から同ブランドのスーツを愛用している監督のマシュー・ヴォーン(Matthew Vaughn)が、映画で名門テーラーを現代に蘇らせた。日本では、「カインドウエア(KINDWARE)」を手掛ける老舗高級テーラーのWATAKIが「ハンツマン」を展開している。

“ビスポーク”がキーワードの装いと香りのコラボ

「ジョー マローン」は、ビスポークスーツのようにテーラーメードされた香りを届けるブランド。“ビスポーク”という共通のキーワードから生まれたのが“ハンツマン”コレクションだ。男性なら一度は、スパイ映画に登場するピシッとしたスーツに身を包んだ主人公に憧れたことがあるはず。そんな男性たちへ、紳士の装いと香りのペアリングを提案するのが新作コレクションだ。同ブランドが新作発表の場に選んだのは、東京・南青山の「カインドウエア」旗艦店。店内は「ハンツマン」のロンドンの店舗を彷ふつとさせる重厚な内装だ。イベントでは、スタイリストやエディターとして活躍する青柳光則さんが、英国紳士の装いについて解説しながら“ハンツマン”4種類の香りに合うスタイリングを指南。英国紳士らしい香りとウエアのペアリングを披露した。

“エレおじ”の好奇心をくすぐる香りに似合うスタイリングを指南

ハンツマン”コレクションは、1日のさまざまなシーンを彩る4種類のコロンで構成されている。エレガントな夜にぴったりのアンバー&パチョリ コロン”。ほのかな甘みにスモーキーさと湿った土のようなアーシーさが加わった落ち着いた香りだ。英国紳士の夜の外出の定番は、ネイビーのスーツにホワイトシャツ、足元は英国製ブラックのシューズ。青柳さんいわく、「彼らの日中の定番はグレイのスーツにブルーのシャツ。だから、ミッドナイトブルーのビジネススーツは究極の装いがふさわしい」。映画の登場人物でいえば、マーリン役のマーク・ストロング(Mark Strong)といったところだろうか。

“アッサム&グレープフルーツ コロン”は、1日の始まりにぴったりな清々しい香り。柑橘に紅茶の奥深さや甘さとカルダモンの清涼感が加わりまろやかな仕上がりだ。この香りに合わせるのは、ウールなどの自然素材を用いたスモーキーグリーンのスーツ。「ラウンドカラーのオックスフォードシャツを、足元は、Uチップの英国靴を合わせる。イメージは、ギタリストのジミー・ペイジ(Jimmy Page)だ」。私は、リーダー役アーサーを演じる名優マイケル・ケーン(Michael Caine)を押したい。

4種類の中で、最も個性的、伝統と反逆精神が融合したイギリスらしい香りが“バーチ&ブラックペッパー コロン”だ。温かみのある白樺(バーチ)の香りにインクアコードとスパイシーなペッパーが加わり見事なコントラストを描く。青柳さんがこの香りのために選んだのは、ディナージャケットにピンタックのシャツ、ブルーデニムにエナメルのシューズを合わせたセミフォーマルな装い。ベレー帽やスカーフなどでアレンジしてもOKだ。「タキシードもこのように着こなせば、汎用性が高い。キース・リチャード(Keith Richard)が似合いそうなスタイリングだ」と青柳さん。映画では、今どきの英国紳士を演じる主役のタロン・エガートン(Taron Egerton)がイメージにぴったりだ。

最近人気のお酒系の香りもある。“ウィスキー&シダーウッド コロン”は、夜のくつろぎタイムを象徴する香りだ。ウィスキーにワックスがけされた木の香り融合したノスタルジックな雰囲気が漂い、ピリリとしたピメントのアクセントが香りに深みをプラス。青柳さんは、パッチポケットがカジュアルなダブルのリネンジャケットを中心に、バカンスなどのリラックスした場所でも、さりげなく英国の格調高さを漂わせるコーディネートを提案。この上級ペアリングにふさわしいのは、ガラハッド役のコリン・ファース(Colin Firth)だろう。
 
英国紳士の美学をそのまま香りで表現したような「ジョー マローン」の“ハンツマン”。香りをきっかけに、イメージをふくらませてファッションに反映してみるのも面白いかもしれない。

The post 「ジョー マローン ロンドン」から“エレおじ”の感性をくすぐる香り 映画「キングスマン」の舞台と協業した装いと香りのペアリング appeared first on WWDJAPAN.

ビオトープが「リーバイス」に別注 昨年の限定モデルがブラックデニムで再登場

ジュンが運営するセレクトショップのビオトープは2月14日、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売する。価格は2万2000円で、1月31日に公式オンラインストアで予約を開始した。ビオトープ白金台店、大阪店、福岡店および公式オンラインストアに加え、アダム エ ロペ オムの一部店舗でも取り扱う。

同アイテムは、昨年発売したエクスクルーシブモデル“タイプⅡ トラッカー”をブラックデニムに変更したもので、現代風に落とし込んだリラックスフィットモデルが特徴だ。洗いをかけたコットンとヘンプのネック感のある生地に別注した。ヘンプを使用することで生産時の水の使用量を抑えたサステナブルなプロダクトだ。さらに、ブラックデニムに加工を施すことでビンテージのフェードブラックを表現した。

アイテム詳細

The post ビオトープが「リーバイス」に別注 昨年の限定モデルがブラックデニムで再登場 appeared first on WWDJAPAN.

「アミリ」と「メゾン ミハラヤスヒロ」がコラボ 両ブランドのアイコンを融合したスニーカー

「アミリ(AMIRI)」は2月8日、「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」とコラボレーションした限定スニーカーを発売する。ホワイトとブラックの2色展開で価格は13万2000円。「アミリ トーキョー」と世界の一部「アミリ」店舗および「メゾン ミハラヤスヒロ」東京店をはじめ、「マイ フット プロダクツ(MY FOOT PRODUCTS)」大阪店・福岡店でのみ取り扱う。

同アイテムは、「アミリ」の“スケル トップ ロー”(SKEL TOP LOW)と「メゾン ミハラヤスヒロ」のヘリテージにインスピレーションを得た。「メゾン ミハラヤスヒロ」の粘土を使って手作業で型取ったオリジナルソールを使用し、「アメリ」のシグネチャーであるナッパレザーの“ボーンズ”(BONES)ワッペンをキャンバスのボディに組み合わせた。シュータンとヒールには両ブランドのロゴを刺しゅうした特徴的な手触りのウーブンラベルをあしらった。

アイテム詳細

The post 「アミリ」と「メゾン ミハラヤスヒロ」がコラボ 両ブランドのアイコンを融合したスニーカー appeared first on WWDJAPAN.

「アミリ」と「メゾン ミハラヤスヒロ」がコラボ 両ブランドのアイコンを融合したスニーカー

「アミリ(AMIRI)」は2月8日、「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」とコラボレーションした限定スニーカーを発売する。ホワイトとブラックの2色展開で価格は13万2000円。「アミリ トーキョー」と世界の一部「アミリ」店舗および「メゾン ミハラヤスヒロ」東京店をはじめ、「マイ フット プロダクツ(MY FOOT PRODUCTS)」大阪店・福岡店でのみ取り扱う。

同アイテムは、「アミリ」の“スケル トップ ロー”(SKEL TOP LOW)と「メゾン ミハラヤスヒロ」のヘリテージにインスピレーションを得た。「メゾン ミハラヤスヒロ」の粘土を使って手作業で型取ったオリジナルソールを使用し、「アメリ」のシグネチャーであるナッパレザーの“ボーンズ”(BONES)ワッペンをキャンバスのボディに組み合わせた。シュータンとヒールには両ブランドのロゴを刺しゅうした特徴的な手触りのウーブンラベルをあしらった。

アイテム詳細

The post 「アミリ」と「メゾン ミハラヤスヒロ」がコラボ 両ブランドのアイコンを融合したスニーカー appeared first on WWDJAPAN.

ルーブル美術館でファッション展覧会が開催 「シャネル」「バレンシアガ」「トム ブラウン」などを展示

「ルーヴル美術館は7月21日まで総合的なファッションの展覧会、“ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、 オブジェ・ド・モード”を開催中だ。

同展覧会は、アクセサリーやテキスタイル、タペストリーなどと、65のデザインが装飾美術部門の約9000平方メートルの広さのギャラリー全体に展示され、1947年のニュールックから現在に至るまで、ファッションデザインのレンズを通して 装飾芸術とファッションの類似性を描く。「シャネル(CHANEL)」のほか、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、「ジバンシィ(GIVENCHY)」、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER )」、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などのメゾンの作品が並んでいる。トム ブラウン(THOM BROWNE)」はメンズ・ウィメンズの2020年春夏アーカイブルックを展示している。

ルーヴル美術館は、「これらの無数のつながりは、美術史とファッション史の分野に共通する方法論です。先祖伝来の技術、視覚文化、そして美術館のカタログ・レゾネからファッション界 のムードボードに至るまで、参考文献として相互に作用し合っている知識でしょう。ルーヴル・クチュールは、現代のファッション・デザインというプリズムを通して、装飾芸術に新たな視点を提供すると考えます」 とコメントした。付属のカタログには、キュレーターによるエッセイと参加デザイナーのインタビューが掲載されており、同展覧会のテーマについて詳しく解説が書かれている。

イベント概要

◾️ “ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、 オブジェ・ド・モード”

日程:〜7月21日
場所:ルーブル美術館
住所:Musee du Louvre 75001 Paris

The post ルーブル美術館でファッション展覧会が開催 「シャネル」「バレンシアガ」「トム ブラウン」などを展示 appeared first on WWDJAPAN.

ルーブル美術館でファッション展覧会が開催 「シャネル」「バレンシアガ」「トム ブラウン」などを展示

「ルーヴル美術館は7月21日まで総合的なファッションの展覧会、“ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、 オブジェ・ド・モード”を開催中だ。

同展覧会は、アクセサリーやテキスタイル、タペストリーなどと、65のデザインが装飾美術部門の約9000平方メートルの広さのギャラリー全体に展示され、1947年のニュールックから現在に至るまで、ファッションデザインのレンズを通して 装飾芸術とファッションの類似性を描く。「シャネル(CHANEL)」のほか、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、「ジバンシィ(GIVENCHY)」、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER )」、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などのメゾンの作品が並んでいる。トム ブラウン(THOM BROWNE)」はメンズ・ウィメンズの2020年春夏アーカイブルックを展示している。

ルーヴル美術館は、「これらの無数のつながりは、美術史とファッション史の分野に共通する方法論です。先祖伝来の技術、視覚文化、そして美術館のカタログ・レゾネからファッション界 のムードボードに至るまで、参考文献として相互に作用し合っている知識でしょう。ルーヴル・クチュールは、現代のファッション・デザインというプリズムを通して、装飾芸術に新たな視点を提供すると考えます」 とコメントした。付属のカタログには、キュレーターによるエッセイと参加デザイナーのインタビューが掲載されており、同展覧会のテーマについて詳しく解説が書かれている。

イベント概要

◾️ “ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、 オブジェ・ド・モード”

日程:〜7月21日
場所:ルーブル美術館
住所:Musee du Louvre 75001 Paris

The post ルーブル美術館でファッション展覧会が開催 「シャネル」「バレンシアガ」「トム ブラウン」などを展示 appeared first on WWDJAPAN.

「ロエベ」が新作スニーカー“バレエランナー 2.0”を発売 70年代のランニングシューズのデザイン

「ロエベ(LOEWE)」は、新作スニーカー“バレエランナー 2.0”を発売した。同スニーカーは、2019年に登場しランニングシューズとフラットシューズを組み合わせたスニーカー“バレエランナー”を再創造した新モデル。

“バレエランナー 2.0”は、「ロエベ」ならではのアシンメトリーなトゥシェイプと1970年代のランニングシューズを組み合わせたデザイン。そのほか、クォーター部分の「L」のモノグラムとタンにエンボス加工されたアナグラムのデザイン、トゥキャップまで延びる波状のラバーアウトソールなどを刷新した。

洗練されたサケット構造(ライニングとインソールを縫い合わせることで、靴の内側に靴下のような構造を生み出す)を採用することで柔軟性と快適性を高めた。ライニングとインソールには柔らかなレザーを採用。インジェクション成形による新しいラバーロゴを施したカーフスキンのヒールタブは、カラーバリエーションにより同系色またはコントラストの効いたカラーになっている。

現在、ナイロン&カーフスキンバージョンはブラック/ホワイト、ホワイト/ブラック、ブラウン/イエロー/ブルー、ライラック/ホワイト/グレー、ネイビー/オレンジ/ターコイズ、ホワイト/レッド/ブルー(オンライン限定)を展開中。ブラック、ホワイト、シナモンのソフトレザーを全体にあしらったバージョンをはじめ、他のカラーも順次登場する予定だ。

アイテム一覧

The post 「ロエベ」が新作スニーカー“バレエランナー 2.0”を発売 70年代のランニングシューズのデザイン appeared first on WWDJAPAN.

米国発ヘアケアブランド「インナーセンス」から“髪のクレンジング”用ヘアマスク

米国発ヘアケアブランド「インナーセンス(INNERSENSE)」は4月11日、毛髪専用クレンジングマスク“ピュアクラリファイングマスク”(177mL、4400円)を発売する。

同製品は、まっさらな“すっぴん髪”に導くクレンジング用ヘアマスク。花粉、黄砂、PM2.5の微粒子汚れや油溶性の汚れ、カラーダメージの残留などの蓄積汚れに着目し、意識的に落とすヘアケアの新習慣“ディープクレンジング”を提案する。炭とクレイがキューティクルに絡まった微細な汚れや酸化した皮脂を優しく取り除き、ホワイトビネガーがpHバランスを整え、ふんわりと軽い健やかな髪に導く。イランイランとラベンダー、クラリセージの香り。

The post 米国発ヘアケアブランド「インナーセンス」から“髪のクレンジング”用ヘアマスク appeared first on WWDJAPAN.

マッシュスタイルラボの企画・MD・PR職で働く醍醐味を知る 「WWDJAPAN」と学生向け就活セミナーを開催

「WWDJAPAN」はこのほど、マッシュスタイルラボ(以下、マッシュ)の採用活動の一環として、学生向けセミナーを開催した。同社は、「スナイデル(SNIDEL)」や「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」「フレイ アイディー(FRAY I.D)」「リリー ブラウン(LILY BROWN)」など多数の人気ブランドを抱える国内アパレルメーカーのリーディングカンパニー。セミナーにはアパレル業界への就職を目指す服飾学生など80人が参加し、関心の高さをうかがわせた。近藤広幸マッシュホールディングス社長や企画・MD・PR部門で働く社員が登壇し、グループの成り立ちや同社で働く醍醐味、求める人物像について語った。


 

デザイン事務所がルーツ 根幹にはモノ作りの情熱がある

マッシュグループのルーツは、近藤社長が1998年に立ち上げた小さなグラフィックデザイン事務所にある。当時は建築空間やグラフィックなどを自ら手を動かして制作しており、元来「クリエーター気質だ」という近藤社長。東京コレクションで使用するCG映像なども手掛ける中で、「自分が作ったものを人に見て欲しいという気持ちがあふれていった。その対象は車でも建築でもよかったが、やはり昔からずっと好きだったファッションを作ることに決めた」。売上高1200億円以上(24年8月期)もの一大企業となったとなった今も、グループの根幹には、近藤社長のモノ作りへの情熱がある。

2005年に「スナイデル」を立ち上げたときは、「アパレルについては全くの素人で、展示会という言葉も知らなかった」という。ブランドを確立させる過程では、商品デザインだけでなく、シンプルで伝わりやすいコンセプトが何よりも大切であることに気付いていった。近藤社長はそれを「花を咲かせるには、しっかりと根を張らないといけない」という言葉で例える。「今でこそ当たり前かもしれないが、『スナイデル』はコーディネート提案のミックス&マッチを若い女性に向けて、他に先駆け提案していた。“ストリートフォーマル”をコンセプトに、系統の異なるアイテムを組み合わせたコーデに挑戦した。はじめは取引先やお客さまにもなかなか受け入れてもらえなかったが、“理解されるまでやる”ことが大事だった」と振り返る。

対談相手となったのは、村上要「WWDJAPAN」編集長。同質化と過当競争化が進むウィメンズアパレル市場においても、マッシュのブランドが支持される一番の勝因は、「若い女性が“リアルに”欲しいものを的確に作ることができていること」とコメント。その秘けつについて近藤社長に聞くと、「マッシュの社員は作るだけではなく、売ること・届けることにも貪欲。今あるものに満足せず、“もう少し”を足して、自分たちが本当に着たいものをデザインしようという情熱があるからだと思う」と答えた。

近藤社長は創業当初から「ウエルネスデザイン」を企業理念に掲げ、事業活動を通じてよりよい社会、地球環境を実現していこうというビジョンを社内に浸透させている。日々のモノ作りを通じて、社会や地球へ貢献しているという実感を得られるのは、マッシュの一員として働く意味にもなる。ここ数年は海外ブランドとのパートナーシップによるライセンス事業を戦略的に拡大し、2023年には池袋に「セサミストリートマーケット(SESAME STREET MARKET)」のオフィシャルショップを出店。翌年には豊洲に2号店をオープンした。マッシュの企画力を生かした魅力的なアパレルや雑貨などの商品を並べ、作品に通底する「多様性」という価値観を伝えている。近藤社長は、「今後もウエルネスデザインという会社としての軸はブレることなく、若い世代の力を借りながら成長していきたい。ブランドを作るのも育てるのも、日本一の会社でありたい」と話す。

クリエイションを担う企画部門の魅力とは?

第2部はデザイナー、MD、PRといったブランドの企画部門を支える現場責任者、若手社員によるセッションが行われた。日々の働き方や他社との違い、やりがいや大変さなども聞きながら、マッシュのモノ作りの現場で働く解像度を高めた。

マッシュの服作りは、トレンド会議から始まる。各ブランドのトレンドマーケターやデザイナー、MDが資料をまとめ、ブランドの枠を超えた全体会議で次のトレンドについて話し合う。

トレンド会議の後は、各職種がそれぞれの役割を全うしていく。デザイナーは、前季の反省を交えながら打ち出す商品について話し合い、チーフデザイナーが中心となって商品化を進めていく。マッシュグループのアパレル事業の立ち上げメンバーであり、現在は企画本部を統括している楠神あさみマッシュスタイルラボ取締役副社長は、「もともと建築デザイナーとして働いていたため、始めたての頃は服を作れただけでうれしかった。その後も、自分がデザインした服を着た人を見た。雑誌に掲載された。そんなふうに、仕事をする喜びは日々アップデートされていった。そして、プレイヤーだった自分がチームをマネジメントする立場になった今では、メンバーが楽しそうに働く環境を作るのがやりがい」と語る。

一方、店頭売り上げ動向や納品スケジュールと日々向き合いながら、商品投入などを緻密に管理するのがMDのミッションだ。マッシュのMDも例に漏れず、トレンド会議をもとに、アイテムごとの型数を決定。注力する商品画像をまとめたマップのような資料作り、予算にあった発注や投入時期の戦略など、その後も数字を扱う業務が続く。実際に手を動かして服を作るデザイナーと比べると、仕事内容や面白さがイメージしにくい仕事でもあるが、もう一人の立ち上げメンバーであり、MD本部を統括する前田知佐マッシュスタイルラボ取締役は「MDは、時代の流れとともにやるべきことが変化する。毎日を新鮮に感じられるのが魅力」と語った。

マッシュでは、商品を形にして終わりではなく、「届ける」までを一気通貫する体制がある。その上では、就活生の人気ポジションでもあるPR職が重要な役割を果たしている。山浦まりな「スナイデル」チーフプレスは、「PRの仕事もコロナ禍を境に大きく変わった」と振り返る。かつてのPRの仕事といえば、テレビや雑誌掲載を目的としたメディアリレーションやリース業務が主だった。ただコロナ禍で店舗がクローズし、顧客接点が失われる中で、自社メディアやSNSを駆使して発信する重要性が増した。今では「いつ、何を、どう届けるか?」を考え、デザイナーやMD、営業部等他部署と積極的に連携しながら新作商品やコーデなどのコンテンツを練っているという。「PRという仕事は、いわばブランドの歴史を作っていくような仕事。最近では作品撮りなどクリエイティブな仕事が全体の8割を占めており、仕事の幅の広がりに充実感も感じている」(山浦チーフプレス)。

知識や技術よりも「向上心」

同社の企画本部では、働き始めてから早ければ1年ほどでデザインに関わるチャンスがある。「市場からの注目度が高く、多店舗展開しているブランドが多いのは、マッシュならでは。その分プレッシャーは大きいが、評価を得られたときの達成感は比べものにならないはず」(楠神副社長)。入社して5年の山浦チーフプレスは「マッシュは経験の浅い社員にも第一線で活躍するチャンスをくれる。やりたいことを口に出すと必ず聞いてくれる人がいる」。必ずしも、学生の頃に服作りの専門知識を学んでおく必要はないという。「技術より向上心が大切。マッシュは、デザインの専門知識を持たずに入社した人も多い。エネルギッシュに仕事に取り組める人が輝ける環境だと思う」(前田MD本部長)。3人は、情熱と能力さえあれば「若いうちから裁量と責任のある仕事に携われる環境だ」と口をそろえ、就活生たちも話に真剣に聞き入っていた。

セミナー後には座談会を実施。先輩社員を囲み、同社で働く醍醐味や就活の悩みなどを積極的に聞く学生の姿が目立った。

 

問い合わせ先
WWDJAPAN EDUCATIONS
お問い合わせフォームはこちら

The post マッシュスタイルラボの企画・MD・PR職で働く醍醐味を知る 「WWDJAPAN」と学生向け就活セミナーを開催 appeared first on WWDJAPAN.

「ユニクロ:シー」が2025年春夏コレクションを発売 スポーティーなシャツやジャケットなど 

「ユニクロ(UNIQLO)」とデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)による「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は2月28日、2025年春夏コレクションを発売する。「ユニクロ」74店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

同コレクションは、軽く涼やかなナイロン生地を活かしたスポーティーな雰囲気と、鮮やかなオレンジをはじめとしたコントラストに富んだカラーリングが特徴だ。

ウィメンズ29アイテム・メンズ18アイテム

ウィメンズは、機能性と着心地を重視したナイロン素材を採用したワンピースやフルジップベスト、ギアショーツのほか、ポプリン生地を使用し、深いネイビーとピンストライプ柄で仕立てたフーデッドプルオーバーシャツなどをそろえる。価格は、アウター(3990〜1万2900円)、スカート&パンツ(2990〜5990円)、シャツ(2990円)、ニット(2990〜5990円)、インナー(2290円)、ドレス(4990〜6990円)、バッグ&シューズ(2990〜3990円)。

メンズは、軽量・伸縮性・速乾性を備えた感動ジャケット、同素材のバミューダパンツやワイドパンツなどを用意。価格は、アウター(6990〜1万2900円)、パンツ(2990〜4990円)、シャツ(2990〜3990円)、カットソー(3990円)、ニット(2990円)、バッグ&シューズ(3990〜4990円)。

アクセサリーには、ソフトパフィーショルダーバック、ストラップサンダル、ナイロン素材を使用したスライサンダルなどをラインアップする。

世界最速でコレクション全貌をライブ配信

ユニクロアプリで配信する「UNIQLO LIVE STATION」で全アイテムレビューを配信する。2月4日20時からウィメンズアイテム、5日20時からはメンズアイテム、発売前日の27日20時には、人気ランキングを紹介する。同配信では、気になるアイテムについて出演キャストに質問することもできる。

ウィメンズアイテム一覧

メンズアイテム一覧

The post 「ユニクロ:シー」が2025年春夏コレクションを発売 スポーティーなシャツやジャケットなど  appeared first on WWDJAPAN.

「ティンバーランド」からジ・アパートメントの別注第3弾 「ゴアテックス」搭載のフィールドブーツ

「ティンバーランド(TIMBERLAND)」は、東京・吉祥寺のセレクトショップ、ジ・アパートメント(THE APARTMENT)の別注ブーツ“ビブラム マッシュ フィールド ブーツGTX"(3万6300円)を発売する。2月8日からジ・アパートメントの店舗と公式オンラインストア、21日から代官山のティンバーランド ブティック トウキョウで取り扱う。

レトロなフォームに“ゴアテックス”を搭載した一足

第3弾となる今回は、1983年に誕生しアイコンとして愛され続ける“フィールドブーツ”の派生版である“マッシュ フィールド”をベースにした。レトロなフォームにビブラムソールと防水・透湿素材“ゴアテックス”を搭載した。素材には、毛足の長いヘアリースエードや登山靴を思わせる平紐のシューレースが付属し、レザーインソールとハングタグにはジ・アパートメントとのダブルネームのロゴをあしらった。

アイテム詳細

The post 「ティンバーランド」からジ・アパートメントの別注第3弾 「ゴアテックス」搭載のフィールドブーツ appeared first on WWDJAPAN.

日焼け止め「サンカット」が恒例の限定デザイン品発売 今年はブランド初のサンリオコラボ

コーセーコスメポートの日焼け止めブランド「サンカット(SUNCUT)」は2月3日、毎年恒例の限定パッケージ製品を全国の量販店、ドラッグストアなどで発売した。今年はブランド初のサンリオコラボで、ハローキティ、ポムポムプリン、シナモロール、クロミ、ポチャッコをデザインしている。

ジェルもスプレーもミストも限定デザインに

対象アイテムは全5種で、スプレータイプの“プロテクトUV スプレー”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★](60g、767円※編集部調べ、以下同)はハローキティ、“パーフェクトUV スプレー”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★★](60g、877円)はポムポムプリンをデザインした。

水色のパッケージにシナモロールを描いた“パーフェクトUV ジェル”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★★](80g、877円)やすみれ色のボディーにクロミをデザインした“プロテクトUV ミスト”(60mL、968円)もラインアップ。ポチャッコをあしらった“パーフェクトUV エッセンス”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★★](80g、877円)はマツモトキヨシグループ・ココカラファイングループ、PPIHグループでの限定販売になる。

SNSではぬいぐるみポーチのセットアイテムが当たるキャンペーンを実施

今回の限定コラボ発売を記念し、インスタグラムとXでは3月31日まで各キャラクターの顔型ポーチと限定デザイン製品をセットにしたアイテムが当たるプレゼントキャンペーンを実施している。当選者は各100人で、公式アカウントのフォローおよび「いいね」またはリツイートで応募完了となる。

The post 日焼け止め「サンカット」が恒例の限定デザイン品発売 今年はブランド初のサンリオコラボ appeared first on WWDJAPAN.

“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス”×「ループウィラー」 約100年前の起毛機を使用したスエット2型

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」が展開するミリタリーコレクションライン“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”は2月8日、「ループウィラー(LOOPWHEELER)」とコラボしたパーカ(4万9500円)とスエット(4万4000円)を発売する。同アイテムは、ミスターハリウッドと「N.ハリウッド」の店舗および、公式オンラインストアのほか、「ループウィラー」千駄ヶ谷店、大阪店、福岡店、ゾゾヴィラで扱う。

今回は、約100年前まで使用していたビンテージの米式起毛機を再稼働させ、アイテムを製作。ビンテージスエット特有のふっくらと柔らかい質感と高い保温性を実現した。

ビンテージの起毛機で当時の手触りを再現したコラボアイテム2型

パーカ

パーカは、市場に出回ることが極めて少ないビンテージスエットにデザインを着想。クルーネックのリブとフードを一緒に縫い留めた、“後付けパーカー”を再現した。さらに先の尖ったフードや、スエット生地を2重に重ねたサイドパネル、フードの内側に配置したタグ、中央にステッチが入ったカンガルーポケットなど、各年代のビンテージスエットからディテールを踏襲した。

スエット

スエットは、1970年代のアメリカ合衆国空軍士官学校(USAFA)のアイテムにインスピレーションを得た。スエット生地を2重に重ねたサイドパネルは当時のディテールに倣ったほか、前身頃にはVガゼットを配した。シルエットは身幅を広く取り、着丈は短めに設定した。

両アイテムの左袖には同コラボ専用のカラーで製作した「ループウィラー」のタグをあしらう。

The post “N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス”×「ループウィラー」 約100年前の起毛機を使用したスエット2型 appeared first on WWDJAPAN.

“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス”×「ループウィラー」 約100年前の起毛機を使用したスエット2型

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」が展開するミリタリーコレクションライン“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”は2月8日、「ループウィラー(LOOPWHEELER)」とコラボしたパーカ(4万9500円)とスエット(4万4000円)を発売する。同アイテムは、ミスターハリウッドと「N.ハリウッド」の店舗および、公式オンラインストアのほか、「ループウィラー」千駄ヶ谷店、大阪店、福岡店、ゾゾヴィラで扱う。

今回は、約100年前まで使用していたビンテージの米式起毛機を再稼働させ、アイテムを製作。ビンテージスエット特有のふっくらと柔らかい質感と高い保温性を実現した。

ビンテージの起毛機で当時の手触りを再現したコラボアイテム2型

パーカ

パーカは、市場に出回ることが極めて少ないビンテージスエットにデザインを着想。クルーネックのリブとフードを一緒に縫い留めた、“後付けパーカー”を再現した。さらに先の尖ったフードや、スエット生地を2重に重ねたサイドパネル、フードの内側に配置したタグ、中央にステッチが入ったカンガルーポケットなど、各年代のビンテージスエットからディテールを踏襲した。

スエット

スエットは、1970年代のアメリカ合衆国空軍士官学校(USAFA)のアイテムにインスピレーションを得た。スエット生地を2重に重ねたサイドパネルは当時のディテールに倣ったほか、前身頃にはVガゼットを配した。シルエットは身幅を広く取り、着丈は短めに設定した。

両アイテムの左袖には同コラボ専用のカラーで製作した「ループウィラー」のタグをあしらう。

The post “N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス”×「ループウィラー」 約100年前の起毛機を使用したスエット2型 appeared first on WWDJAPAN.

「ジンズ」のサ陸両用メガネ“ジンズ サウナ”から映画「スターウォーズ」モチーフのモデルが発売

「ジンズ(JINS)」は、人気映画シリーズ「スター・ウォーズ」に登場するキャラクターのダース・ベイダーとヨーダをイメージした、日常でもサウナでも使えるメガネ“ジンズ サウナ/スターウォーズ デザイン”(1万9900円)を「風呂の日」の2月6日にあわせて発売する。同アイウエアは、「ジンズ」の一部店舗および、公式オンラインストアで扱う。

さりげなくモチーフをあしらった初のキャラクターモデル

“ジンズ サウナ”は2023年2月に登場した、フレームとレンズには耐熱温度120℃の素材を使用し、レンズにはくもり止め加工を施した水陸両用ならぬ“サ陸両用”のアイウエア。

今回はシリーズ初となるキャラクターモデルとして、「スター・ウォーズ」からダース・ベイダーとヨーダをイメージしたモデルを用意する。“ジンズ サウナ”の機能性はそのままに、ファンには嬉しい意匠をあしらった同モデルは、テンプルの外側に「スターウォーズ」ロゴ、内側には両キャラクターの名言をレーザー刻印し、作品の世界観を演出する。

また、同アイウエアにはサウナハットが付属。後部にメガネを収納できるポケットを搭載し、被るとキャラクターのシルエットを彷ふつとさせるデザインに仕上げた。

The post 「ジンズ」のサ陸両用メガネ“ジンズ サウナ”から映画「スターウォーズ」モチーフのモデルが発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ジンズ」のサ陸両用メガネ“ジンズ サウナ”から映画「スターウォーズ」モチーフのモデルが発売

「ジンズ(JINS)」は、人気映画シリーズ「スター・ウォーズ」に登場するキャラクターのダース・ベイダーとヨーダをイメージした、日常でもサウナでも使えるメガネ“ジンズ サウナ/スターウォーズ デザイン”(1万9900円)を「風呂の日」の2月6日にあわせて発売する。同アイウエアは、「ジンズ」の一部店舗および、公式オンラインストアで扱う。

さりげなくモチーフをあしらった初のキャラクターモデル

“ジンズ サウナ”は2023年2月に登場した、フレームとレンズには耐熱温度120℃の素材を使用し、レンズにはくもり止め加工を施した水陸両用ならぬ“サ陸両用”のアイウエア。

今回はシリーズ初となるキャラクターモデルとして、「スター・ウォーズ」からダース・ベイダーとヨーダをイメージしたモデルを用意する。“ジンズ サウナ”の機能性はそのままに、ファンには嬉しい意匠をあしらった同モデルは、テンプルの外側に「スターウォーズ」ロゴ、内側には両キャラクターの名言をレーザー刻印し、作品の世界観を演出する。

また、同アイウエアにはサウナハットが付属。後部にメガネを収納できるポケットを搭載し、被るとキャラクターのシルエットを彷ふつとさせるデザインに仕上げた。

The post 「ジンズ」のサ陸両用メガネ“ジンズ サウナ”から映画「スターウォーズ」モチーフのモデルが発売 appeared first on WWDJAPAN.

フェラガモのマルコ・ゴベッティCEOが3月6日付で退任、後任は未定

サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO以下、フェラガモ)は2月3日、マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)が3月6日付で退任することを発表した。これは双方の同意に基づく友好的なもので、同社は後任の選考を開始したという。

ゴベッティCEOは、キャリアの初期に「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」やイタリアの老舗レザーブランド「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」で経験を積んだ後、1993年から2004年までモスキーノ(MOSCHINO)のCEOを、その後はジバンシィ(GIVENCHY)の会長兼CEOを務めた。08年から16年まではセリーヌ(CELINE)の会長兼CEOとして指揮を執り、17年7月にバーバリー(BURBERRY)のCEOに就任。22年1月から現職。

業績低迷が続くフェラガモ

業績低迷が続いているフェラガモは、ゴベッティCEOが就任する以前の5年間で3人のCEOが入れ替わっている。やはり業績が芳しくなかったバーバリーを成功に導いた立役者として知られる同氏の経営手腕に期待がかかっていたが、フェラガモはその後も苦戦。同社の24年12月期決算(速報値)は、売上高が前期比10.5%減の10億3510万ユーロ(約1645億円)と2ケタ減収。全ての市場で減収だったが、中でも売り上げの30%程度を占めるアジア太平洋地域が同19.7%減と非常に不調だった。

The post フェラガモのマルコ・ゴベッティCEOが3月6日付で退任、後任は未定 appeared first on WWDJAPAN.

フェラガモのマルコ・ゴベッティCEOが3月6日付で退任、後任は未定

サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO以下、フェラガモ)は2月3日、マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)が3月6日付で退任することを発表した。これは双方の同意に基づく友好的なもので、同社は後任の選考を開始したという。

ゴベッティCEOは、キャリアの初期に「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」やイタリアの老舗レザーブランド「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」で経験を積んだ後、1993年から2004年までモスキーノ(MOSCHINO)のCEOを、その後はジバンシィ(GIVENCHY)の会長兼CEOを務めた。08年から16年まではセリーヌ(CELINE)の会長兼CEOとして指揮を執り、17年7月にバーバリー(BURBERRY)のCEOに就任。22年1月から現職。

業績低迷が続くフェラガモ

業績低迷が続いているフェラガモは、ゴベッティCEOが就任する以前の5年間で3人のCEOが入れ替わっている。やはり業績が芳しくなかったバーバリーを成功に導いた立役者として知られる同氏の経営手腕に期待がかかっていたが、フェラガモはその後も苦戦。同社の24年12月期決算(速報値)は、売上高が前期比10.5%減の10億3510万ユーロ(約1645億円)と2ケタ減収。全ての市場で減収だったが、中でも売り上げの30%程度を占めるアジア太平洋地域が同19.7%減と非常に不調だった。

The post フェラガモのマルコ・ゴベッティCEOが3月6日付で退任、後任は未定 appeared first on WWDJAPAN.

ビヨンセがゴールドドレスで最優秀アルバム賞に輝く 第67回グラミー賞授賞式

第67回グラミー賞が2月2日(現地時間)、ロサンゼルスで開催され、各部門の受賞者が発表された。主要4部門のうち、最優秀アルバム賞はビヨンセ(Beyonce)の「COWBOY CARTER」、最優秀楽曲賞と最優秀レコード賞はケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)の「Not Like Us」、最優秀新人賞はチャペル・ローン(Chappell Roan)が受賞した。

最優秀アルバム賞受賞のビヨンセ

最優秀アルバム賞と最優秀カントリー・アルバム賞を獲得したビヨンセは、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」のオートクチュールのゴールドドレスで登場した。ビーズが輝くドレスにはバンダナを想起させるウエスタンスタイルのペイズリー柄のステッチが施され、ペイズリー型のカットアウト部分にクリスタルを散りばめたパールが飾られている。

ビヨンセは最優秀カントリー・アルバム賞の受賞スピーチで、「本当に予想していなかったです。長い年月が経っても大好きなことをし続けられていることに感謝したいです」と驚きと感謝を表した。

また、「このアルバムを受け入れてくれた全ての素晴らしいカントリー・アーティストたちに感謝したいです。私たちは本当に一生懸命やってきました。時々、ジャンルとは、アーティストとしての居場所を留まらせるための冷たい言葉だと感じます。自分が情熱的に取り組めることをやり、諦めない人々を勇気づけたいです。私の美しい家族にありがとうと言いたいです…。まだ驚いています」と続けた。

ビヨンセの「COWBOY CARTER」は音楽業界だけでなくファッション業界にもムーブメントをもたらし、ボロタイからケンタッキータイ、ウエスタンベルトのバックルに至るまで、ウエスタンスタイルのアイコニックなモチーフの売り上げを押し上げた。

シャキーラは「エトロ」でゴージャスに

最優秀ポップ・ラテン・アルバム賞を受賞したシャキーラ(Shakira)は「エトロ(ETRO)」のドレスを着用。オレンジのボディースに、スカート部分でシアーなレースに変わるブラックのフローラルパターンが施されている。イヤリング、カフブレスレット、リングは「ポメラート(POMELLATO)」のもの。

プレゼンターは、「ステファン ローラン(STEPHANE ROLLAND)」のアンサンブルに身を包んだジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)が務めた。

サブリナ・カーペンターもゴールドにチェンジ

サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)は、「Espresso」で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞、最優秀リミックス・レコーディング賞、「Short n’ Sweet」で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞。授賞式では、キラキラと輝くゴールドのドレスに、ダイヤモンドのペンダントネックレスを合わせた。

The post ビヨンセがゴールドドレスで最優秀アルバム賞に輝く 第67回グラミー賞授賞式 appeared first on WWDJAPAN.

マザーハウス代表による「エリコ ヤマグチ」25年春夏 “人と服、音楽の一体化”を表現

マザーハウス(MOTHERHOUSE)の山口絵理子代表がデザイナーを務める「エリコ ヤマグチ(ERIKO YAMAGUCHI)」はこのほど、2025年春夏コレクションをランウエイショー形式で発表した。22年に山口デザイナーが「自分の世界観を表現したい」という思いから立ち上げたユニセックスブランドであり、国籍や性別、年齢などの差異に捉われずに着用できる服作りを目指す。バングラデシュやネパール、インドなどの途上国に自社工場を持つマザーハウスの強みを生かし、アジア各国の素材や職人の伝統技術をもとにモノ作りを行う。

今シーズンのテーマは“ビート オブ ネイチャー(the beat of nature)”。山口デザイナーは洋服に用いる天然素材に触れながらクリエイションを考えることが多いといい、「素材はまるで呼吸しているかのよう。いつも同じ糸を使っていたとしても、毎シーズン違うものみたいに感じることがある」と話す。また、彼女にとってランウエイショーに最も大事な要素が音楽であるため、「エリコ ヤマグチ」ではバンドの生演奏をBGMに採用するのが定番になっているが、今回のテーマの理由も「人間の鼓動と音楽、そして洋服が一体になって欲しかったから」という。この日の演奏は山口デザイナーが長年ファンだという打楽器アンサンブルバンド、オムトン(OMU-TONE)が行った。

ゆったりとしたシルエットとベーシックな色使い、天然素材がブランドのキーワードだ。ジュートリネンを用いたワンピースやブルゾン、シルクを混ぜて滑らかな手触りに仕上げたショート丈ニット、インド綿を手紡ぎ且つ手織りした伝統的なファブリック「カディ」によるシャツなど、軽やかで涼しげなアイテムは「エリコ ヤマグチ」の得意技。西インドのアーメダバードの職人が手掛けたというデニムは、春夏コレクションらしく爽やかなブルーが印象的だ。また、ブランドのシグネチャーであり、大きな立ち襟とドロップショルダーが特徴の“マトウコート”は、デニム地やコットンチノのポンチョや、マルチカラーのアブストラクトパターンをシルクスクリーンプリントを重ねたコートにアレンジ。今季はギャザーでシルエットを変形させるテクニックを散りばめ、裾にギャザーを寄せてスカラップヘムラインに仕立てたワンピースや、垂直にギャザーを走らせてたわませたスカート、放射状にギャザーを作ってサルエルのように見せるパンツなど、バリエーションの幅広さで観客を飽きさせなかった。

バングラ出身の取締役発案
ブランド初のシューズ

また、ブランド初となるシューズアイテムであり、2月3日に販売開始した“ザ ウォーカー(THE WALKER)”もランウエイで披露した。夜明け前の空と明けゆく空のグラデーションを表現した“ダークナイト”と“ブルーナイト”の2色展開で、アッパーにはスムースレザーを使用する。マザーハウスがバングラデシュに持つバッグ工場「マトリゴール」で工場長を務めるムハンマド・アブドゥル・アル・マムン(Mohammad Abdullah Al Mamun)取締役による発案で開発がスタートしたという。コロナ禍で同国内のバッグや皮小物の工場の生産が止まる中、靴工場は稼働が続いていた様子を見て、同氏は「靴を作れるようになることで、われわれの工場もさらに成長できるのでは」と考えた。「エリコ ヤマグチ」の東急プラザ銀座店と大阪店、ECサイトに加え、「マザーハウス」旗艦店と「マザーハウス メンズ」店で取り扱う。

The post マザーハウス代表による「エリコ ヤマグチ」25年春夏 “人と服、音楽の一体化”を表現 appeared first on WWDJAPAN.

マザーハウス代表による「エリコ ヤマグチ」25年春夏 “人と服、音楽の一体化”を表現

マザーハウス(MOTHERHOUSE)の山口絵理子代表がデザイナーを務める「エリコ ヤマグチ(ERIKO YAMAGUCHI)」はこのほど、2025年春夏コレクションをランウエイショー形式で発表した。22年に山口デザイナーが「自分の世界観を表現したい」という思いから立ち上げたユニセックスブランドであり、国籍や性別、年齢などの差異に捉われずに着用できる服作りを目指す。バングラデシュやネパール、インドなどの途上国に自社工場を持つマザーハウスの強みを生かし、アジア各国の素材や職人の伝統技術をもとにモノ作りを行う。

今シーズンのテーマは“ビート オブ ネイチャー(the beat of nature)”。山口デザイナーは洋服に用いる天然素材に触れながらクリエイションを考えることが多いといい、「素材はまるで呼吸しているかのよう。いつも同じ糸を使っていたとしても、毎シーズン違うものみたいに感じることがある」と話す。また、彼女にとってランウエイショーに最も大事な要素が音楽であるため、「エリコ ヤマグチ」ではバンドの生演奏をBGMに採用するのが定番になっているが、今回のテーマの理由も「人間の鼓動と音楽、そして洋服が一体になって欲しかったから」という。この日の演奏は山口デザイナーが長年ファンだという打楽器アンサンブルバンド、オムトン(OMU-TONE)が行った。

ゆったりとしたシルエットとベーシックな色使い、天然素材がブランドのキーワードだ。ジュートリネンを用いたワンピースやブルゾン、シルクを混ぜて滑らかな手触りに仕上げたショート丈ニット、インド綿を手紡ぎ且つ手織りした伝統的なファブリック「カディ」によるシャツなど、軽やかで涼しげなアイテムは「エリコ ヤマグチ」の得意技。西インドのアーメダバードの職人が手掛けたというデニムは、春夏コレクションらしく爽やかなブルーが印象的だ。また、ブランドのシグネチャーであり、大きな立ち襟とドロップショルダーが特徴の“マトウコート”は、デニム地やコットンチノのポンチョや、マルチカラーのアブストラクトパターンをシルクスクリーンプリントを重ねたコートにアレンジ。今季はギャザーでシルエットを変形させるテクニックを散りばめ、裾にギャザーを寄せてスカラップヘムラインに仕立てたワンピースや、垂直にギャザーを走らせてたわませたスカート、放射状にギャザーを作ってサルエルのように見せるパンツなど、バリエーションの幅広さで観客を飽きさせなかった。

バングラ出身の取締役発案
ブランド初のシューズ

また、ブランド初となるシューズアイテムであり、2月3日に販売開始した“ザ ウォーカー(THE WALKER)”もランウエイで披露した。夜明け前の空と明けゆく空のグラデーションを表現した“ダークナイト”と“ブルーナイト”の2色展開で、アッパーにはスムースレザーを使用する。マザーハウスがバングラデシュに持つバッグ工場「マトリゴール」で工場長を務めるムハンマド・アブドゥル・アル・マムン(Mohammad Abdullah Al Mamun)取締役による発案で開発がスタートしたという。コロナ禍で同国内のバッグや皮小物の工場の生産が止まる中、靴工場は稼働が続いていた様子を見て、同氏は「靴を作れるようになることで、われわれの工場もさらに成長できるのでは」と考えた。「エリコ ヤマグチ」の東急プラザ銀座店と大阪店、ECサイトに加え、「マザーハウス」旗艦店と「マザーハウス メンズ」店で取り扱う。

The post マザーハウス代表による「エリコ ヤマグチ」25年春夏 “人と服、音楽の一体化”を表現 appeared first on WWDJAPAN.

「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる

「リファ(REFA)」は3月3日、ドライヤーの風の流れをコントロールして、髪を効率よく乾かすヘアドライ用ブラシ“リファドライミー”(4400円)を発売する。MTG公式オンラインストアや、全国の家電量販店などで取り扱う。

同製品はドライヤーの風を集める独自のウイング構造や、静電気を軽減して美しい仕上がりをサポートするピン設計、頭の形にフィットするラウンドフィット形状を採用したヘアブラシだ。頭皮までしっかりと風を送り込み、根本からブラッシングすることで速乾と艶髪の両方をかなえる。

The post 「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる appeared first on WWDJAPAN.

「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる

「リファ(REFA)」は3月3日、ドライヤーの風の流れをコントロールして、髪を効率よく乾かすヘアドライ用ブラシ“リファドライミー”(4400円)を発売する。MTG公式オンラインストアや、全国の家電量販店などで取り扱う。

同製品はドライヤーの風を集める独自のウイング構造や、静電気を軽減して美しい仕上がりをサポートするピン設計、頭の形にフィットするラウンドフィット形状を採用したヘアブラシだ。頭皮までしっかりと風を送り込み、根本からブラッシングすることで速乾と艶髪の両方をかなえる。

The post 「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる appeared first on WWDJAPAN.

【2025年夏コスメ】「ジルスチュアート ビューティ」が限定のアイパレットや2色チークを発売 海や貝殻の輝きが着想源

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は4月4日、2025年夏コレクションを発売する。テーマに「光が降り注ぐ海と、貝殻の幻想的な輝き」を掲げ、新商品のマスカラをメーンアイテムに、限定のアイパレットやハイライターなどを用意した。予約は3月21日に受け付けを開始する。

新商品のマスカラは“咲き誇る花”のようなまつ毛を演出

新商品のマスカラ“ブルーミングブラッシュ フィルムカーラー”(各3300円)は、華やかな上向きまつ毛に仕上げ、咲き誇る花のように濃密で美しいまつ毛を演出する。繊細なロングまつ毛をかなえる糸を引くような成分と、メイクしたてのカールを長時間持続させるブルーミングカール成分を配合した。カラーはブラックやブラウン、グレーの定番3色に加え、深みのあるネイビーの限定色をラインアップする。

人気アイパレットからは新色&限定色が登場

人気の5色アイパレット“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”(各6380円)からは、限定色(2種)と新色(2種)が登場する。限定色はパープルピンク系とコーラル系の夏らしい色味で、パッケージデザインは既存のデザインをよりきらびやかに仕上げたブルーカラーを採用した。新色はひまわりをイメージしたコーラルピンク系と、バーベナのようなパープルピンク系を用意し、生き生きとした目元を彩る。

きらびやかなフェイスカラーは限定2品を用意

フェイスカラーは2品の限定アイテムが登場。“ニュアンスパール ハイライター”(2860円)は真珠のようにイノセントな輝きをまとえる限定品で、ホワイトやピンク、ペールブルーの3色のパウダーをプレストした。さらに、大小の異なるパールを取り入れたことで、艶のある肌に導く。定番の2色グラデチーク“パステルペタル ブラッシュ”(各4620円)からは、幻想的な海の風景を表したパープルブルーと、日向に咲くデイジーを思わせるコーラルイエローの2種。コンパクトケースはミルキーブルーのゆらめく波をイメージした限定色に仕上げた。

さらに、艶のある唇に仕上げるリップスティック“リップブロッサム グロウ”(各3520円)と、ふっくらとした唇に整えるリップバーム“リップブロッサム バーム”(各3520円)からそれぞれ限定2色が、ネイルポリッシュ“フレグラント ネイルラッカー”(各2200円)からは新3色がお目見えする。

商品一覧

The post 【2025年夏コスメ】「ジルスチュアート ビューティ」が限定のアイパレットや2色チークを発売 海や貝殻の輝きが着想源 appeared first on WWDJAPAN.

【2025年夏コスメ】「ジルスチュアート ビューティ」が限定のアイパレットや2色チークを発売 海や貝殻の輝きが着想源

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は4月4日、2025年夏コレクションを発売する。テーマに「光が降り注ぐ海と、貝殻の幻想的な輝き」を掲げ、新商品のマスカラをメーンアイテムに、限定のアイパレットやハイライターなどを用意した。予約は3月21日に受け付けを開始する。

新商品のマスカラは“咲き誇る花”のようなまつ毛を演出

新商品のマスカラ“ブルーミングブラッシュ フィルムカーラー”(各3300円)は、華やかな上向きまつ毛に仕上げ、咲き誇る花のように濃密で美しいまつ毛を演出する。繊細なロングまつ毛をかなえる糸を引くような成分と、メイクしたてのカールを長時間持続させるブルーミングカール成分を配合した。カラーはブラックやブラウン、グレーの定番3色に加え、深みのあるネイビーの限定色をラインアップする。

人気アイパレットからは新色&限定色が登場

人気の5色アイパレット“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”(各6380円)からは、限定色(2種)と新色(2種)が登場する。限定色はパープルピンク系とコーラル系の夏らしい色味で、パッケージデザインは既存のデザインをよりきらびやかに仕上げたブルーカラーを採用した。新色はひまわりをイメージしたコーラルピンク系と、バーベナのようなパープルピンク系を用意し、生き生きとした目元を彩る。

きらびやかなフェイスカラーは限定2品を用意

フェイスカラーは2品の限定アイテムが登場。“ニュアンスパール ハイライター”(2860円)は真珠のようにイノセントな輝きをまとえる限定品で、ホワイトやピンク、ペールブルーの3色のパウダーをプレストした。さらに、大小の異なるパールを取り入れたことで、艶のある肌に導く。定番の2色グラデチーク“パステルペタル ブラッシュ”(各4620円)からは、幻想的な海の風景を表したパープルブルーと、日向に咲くデイジーを思わせるコーラルイエローの2種。コンパクトケースはミルキーブルーのゆらめく波をイメージした限定色に仕上げた。

さらに、艶のある唇に仕上げるリップスティック“リップブロッサム グロウ”(各3520円)と、ふっくらとした唇に整えるリップバーム“リップブロッサム バーム”(各3520円)からそれぞれ限定2色が、ネイルポリッシュ“フレグラント ネイルラッカー”(各2200円)からは新3色がお目見えする。

商品一覧

The post 【2025年夏コスメ】「ジルスチュアート ビューティ」が限定のアイパレットや2色チークを発売 海や貝殻の輝きが着想源 appeared first on WWDJAPAN.

【シロ 福永敬弘社長】モノ作りの価値基準を寛容に 廃棄物ゼロで地球環境を改善

PROFILE: 福永敬弘/社長

福永敬弘/社長
PROFILE: (ふくなが・たかひろ)1973年生まれ、広島県出身。大学卒業後、リクルートに入社。雑誌編集長やメディアプロデュース責任者などを経て、2014年にシロに入社。経営全般の戦略立案や、新規・海外事業の実行を担当。16年、専務に就任。21年から現職

ブランド誕生から15周年を迎えた2024年、モノ作りと店舗作りの両軸で、全ての資源の価値を見つめ直す「15年目の宣言」を表明した。廃棄物ゼロを目指し、化粧品の枠にとらわれない取り組みを実行する。

“廃棄ゼロ”を実現
モノ作りの未来を描く

WWD:24年をどのように振り返るか。

福永敬弘社長(以下、福永):売上高は前年比26%増を記録し、店舗が同32%増、ECが同8%増とどちらも前年並みの成長率を維持している。中でもスキンケアが同81%増となり、数量限定の“旬”シリーズが成長を支える大きな柱となった。あらためて社員教育に力を注ぎ、スキンケアに対する熱量を上げたことも成果を生んだ。まずはアイテムを使うことを徹底し、実体験に基づいた感想を自身の言葉でお客さまに伝えることを重視している。

WWD:“旬”シリーズを続けるのは大変ではないか?

福永:“旬”シリーズは、旬の素材を肌や髪にも届けたいという想いから誕生した。原料となる植物を最適な状態で収穫して製品化するため、発売日や販売本数があらかじめ決まらないという特殊な形態を取っている。自社工場だからできることだが、スケジュールも極めてタイトだ。最短で発売日の6日前に工場から出荷し、4日前に倉庫に到着するというスピーディーかつ緻密な流通計画が必要となる。現場にとっては常に緊張感を伴う取り組みでもあるが、そこを上回るシロらしい価値を創造する製品であり、お客さまも楽しみに待っていてくださる。

WWD:循環型の未来を描く「廃棄物ゼロ」に向けたアクションの成果は。

福永:24年8月にスタートした「シロ リユースプロジェクト」のPoC(概念実証)を行い、店頭でシロの使用済みガラス容器約1万本を回収できた。その容器を洗浄してリユースできる状態にし、リニューアル前に余剰となった香料や手元にある資材を活用した限定フレグランス“ゼロ コレクション フレグランス”として新たな命を吹き込んだ。同製品は24年11月に渋谷パルコで開催したポップアップイベント「シロ ウィズ パスト」で2400本を販売した。今回の取り組みで、ガラス容器の回収、洗浄、充填、製品化といった一連のプロセスを内製化するおよその見通しが立った。一方で衣類は4カ月間で回収したのが3000着、販売は150着で課題が残った。今後の展開についてはより慎重に検討していく。

WWD:廃棄物ゼロに向けた次のアクションは?

福永:弊社は製品だけでなく、香料も含め資材の棚卸しも精緻に行っている。次のマーケティングカレンダーに反映させ活用するのが“ゼロ コレクション フレグランス”だ。他社も巻き込み、廃棄せざるを得ない資材を譲り受けて製品化していくというのが、25年のフェーズ。自分たちだけがゴミを出さなければそれでいいというわけではない。

WWD:利益の追求と廃棄物ゼロは両立できるか。

福永:両立するには自社工場は必須だ。OEMだけに依存していたら資材まで管理できないし、単価を下げるために量を作らざるを得ない。欠品は避けなければならないが、資材を有効活用して小ロットで作れば、利益を大きく損なうことはない。ただ、ガラス容器の再利用も余った資材の活用も、09年からエシカルなモノ作りにこだわってきた「シロ」というブランドの根っこがあるから理解していただけるのだと感じている。

WWD:海外での拡販も順調に進行している。

福永:海外での売り上げは3倍に伸びたが、シェアは2%程度。春には韓国の聖水(ソンス)に路面店のオープンを計画している。顧客体験も品ぞろえも現地に寄り添った内容にし、ゆくゆくは限定のスキンケア製品も作っていきたい。また、4月には昨今の為替レートに合わせて海外価格の値下げを行う予定だ。

WWD:昨年11月に北海道栗山町と協定を結び、森林作り活動にも着手している。

福永:森林を守りながら資源を活用することに取り組むが、今はそのために森の中の道を整備している。栗山町に自生するふきのとうを、23年に発売したフェイスミスト“ふき2023”で使わせていただいたこともある。ゆくゆくは、そういった栗山町の資源を使用した製品を栗山町のふるさと納税の返礼品とし、税収につなげていただき、森が良くなる循環を作っていきたい。われわれが目指すのは町が自走すること。現在は砂川市、栗山町、足寄町で行っているが、シロはさまざまな地域の産物を利用している。このような市や町との連携は今後も拡大し継続していきたい。

WWD:シロが未来に見据える「可能性」とは?

福永:日本人の価値基準を寛容にしたい。日本のモノ作りはすごく繊細かつ正確で安全・安心。それによって国際競争力を上げてきたが、裏を返せば、その厳しい基準がゴミを出しているという現実がある。そのスイッチをどこかのタイミングで切り替えないと、地球環境は改善していかない。パッケージのキズや容器の再利用などはもっと寛容になれる未来を作りたい。影響力を持つにはわれわれのビジネスをもっと拡大する必要があるが、既に原料調達にも影響が出るほど地球環境は悪化しており、待っている時間はない。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『小説家デビュー』

幼少の頃から夢は小説家。大好きな白石一文さんのような文章を書ける人になりたかった。書きたいテーマは自伝でもビジネス書でもなくヒューマンストーリー。まだ書き始めてもいないが構想は常に頭の片隅にある。いつか上梓したい。

COMPANY DATA
シロ

国内外で見つけた素材の力を最大限に引き出す、スキンケア、メイク、フレグランスを提案。自社内に製品の開発から販売まで全ての機能を持ち、創業当初からエシカルな信念に基づくモノ作りを続ける。日本全国に直営店舗を展開するほか、ロンドンや台湾に実店舗を構え、米国では自社EC、中国では越境ECでの販売を行う。23年創業の地である北海道砂川市に新工場と付帯施設を含む「みんなの工場」をオープン。食のセレクト「シロ ライフ」や宿泊施設「メゾン シロ」なども手掛ける


問い合わせ先
シロ カスタマーサポート
info@shiro-shiro.jp

The post 【シロ 福永敬弘社長】モノ作りの価値基準を寛容に 廃棄物ゼロで地球環境を改善 appeared first on WWDJAPAN.

【マッシュビューティーラボ 豊山YAMU陽子社長】既存店を磨き上げ戦略を武器に客数最大化

PROFILE: 豊山YAMU陽子/社長

豊山YAMU陽子/社長
PROFILE: (とよやま・やむ・ようこ)2005年にマッシュスタイルラボのファッション事業の立ち上げに参加し、「スナイデル(SNIDEL)」「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」「フレイ アイディー(FRAY I.D)」「エミ(EMMI)」といった主力ファッションブランドの成長・拡大に寄与。マッシュスタイルラボ取締役を経て、23年4月1日から現職。リテール企画本部長を兼任し、「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」「ビープル(BIOPLE)」など小売業態の売り場編集力と企画力の底上げを図る PHOTO : SHUNICHI ODA

2023年4月にマネジメント層を中心に組織を刷新。24年は新体制の下あらためてナチュラル&オーガニックの裾野を広げるため、店頭ツールからウェブ施策、コラボレーションに至るまで新たな策を講じ、実績につなげた。今年はその勢いを加速させ、チーム一丸となり客数最大化に挑む。

エンターテインメント性で
ナチュラル&オーガニックを訴求

WWD:社長就任2年目の手応えは?

豊山YAMU陽子社長(以下、豊山):24年8月期決算は売上高が前期比2%増で着地。直近の9〜11月の売上高は同21%増と、ここ数年の踊り場を脱しリテールもプライベートブランド(以下、PB)も好調に推移している。社長就任1年目は、基盤作りに注力した。組織が固まったことで、2年目は売り上げを生み出すことにフォーカスでき、ナチュラル&オーガニックのハードルを下げる施策を積み上げられた。コスメキッチンとして20年間、実直にナチュラル&オーガニックを伝えてきた一方で、お客さまにとってはまだまだ入り口の狭さや選択の難しさもあったと思う。24年はさまざまなチャレンジが実を結び、ファーストオーガニックとしてコスメキッチンやビープルの製品を手にしてくださるお客さまが増えた。

WWD:方向性を明確にして成果が表れた。

豊山:チーム全体が同じ方向に進む指針となったのが、24年にマッシュグループ全体で掲げた「シンク エンターテインメント」というスローガンだ。私たちのエンターテインメント性でナチュラル&オーガニックをお客さまの生活の一部にしていくことを決意し、可能性を引き出せた。その具体策の一つがコラボレーション。シーズンごとのテーマやイベントに多くのメーカーが賛同し、オリジナルパッケージやキットを作って訴求できたことは大きかった。

WWD:店頭でのエンターテインメント性の表現は?

豊山:初心に立ち返り、ショップのVMD設計を基礎から見直して改革に取り組んだ。選択肢の多さに悩むお客さま全員を、店頭で必ず接客できるわけではない。そんなとき入店の動機作りや商品購買のきっかけとなるのが店頭ディスプレイやPOPだ。何気なく思えるPOPの1つ1つの言葉に吟味を重ね、フォント選びやサイズまで徹底したクリエイティブを追求するほか、リアルな声を届ける手書きPOPも同時に再注力した。また、それに合わせてリテールの圧倒的なマーケティング力や、PBのクリエイティブを強化。製品のさらなる魅力を引き立たせることで、確固たるファンの獲得に寄与するなど、多角的に「お客さまへのアプローチ」を見直したことが成果につながった。

WWD:とくに注力したカテゴリーは?

豊山:ヘアケアの24年8月期の売上高は前期比13%増、9、10月はさらに動きが良く、前年同期比50%増で推移。同じくインナーケアは前期比37%増で、9、10月は前年の2倍の売り上げとなっている。また、5〜9月に力を入れたミストローションなどのクール商材は前期比150%増で、戦略的にSKUも数量も積んだことが功を奏した。このクール商材のように、お客さまの悩みを深掘りしたオンタイム対応によるシーズンプロモーションがはまった。

WWD:仕掛けが数字となって顕著に表れている。

豊山:戦略をしっかり組み立て、それに対して店頭、EC、VMD、PRとチーム全体が一つの方向に向かって全力を注いだ結果が数字に表れ、自信にもつながっている。それぞれの部署がどう「シンク エンターテインメント」していくのか、お客さまとどう会話して行くかを真剣に考え丁寧に実行したら、着実に数字として返ってくるという成功体験を重ねられた年だった。その過程でスタッフの士気と結束力が高まり、社内の雰囲気が変わったのを感じた。

WWD:「シンク エンターテインメント」があらゆる面で反映されている。

豊山:大きな催しとなったのが、6月と11月に開催した「ザ オーガニックデイズ」だ。「ナチュラル&オーガニック=難しい」ではなく、自分らしく楽しむ選択肢の1つとして取り入れてほしいとの思いから生まれたオーガニックの祭典で、限定キットやベストコスメの発表、オリジナルコンテンツを提供した。ECを中心としたイベントだが、店舗の売り上げに影響を与えず、相乗効果となって店舗の新客獲得に貢献した。今年もさらに拡大して開催する予定だ。

WWD:3年目となる25年のチャレンジは?

豊山:最優先は既存店を磨き上げること。既存店の売り上げは1.5〜2倍に成長させられると思っている。世界からお客さまが絶えない店にしたいし、長年愛してくださるお客さまには世界を旅しているような店、毎回新しい発見がある店、トレンドをキャッチできる店でありたい。さらにリテール事業では客数最大化を目指す。そして、PBもエクスクルーシブブランドも強化・拡大。現在、お客さまのニーズを捉えた自社企画製品や各メーカーとの共同開発に精力的に取り組んでいる。いずれの戦略も、若い世代のスタッフに期待しているし、そこから生まれるケミストリーが楽しみだ。「この会社で働きたい」と思ってもらえる企業No.1を目指し、環境に対してはもちろん、事業・企業としてのサステナビリティも追求していきたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『ホテル・旅館の女将』

挑戦してみたいのは、ただのリトリートではなく、世界のウェルネスなツーリストたちが集まるような場。健康・美容に向き合い、恋愛・エンタメまで楽しめるような活力溢れる宿や高齢者向けの新感覚施設を作ってみたい。

COMPANY DATA
マッシュビューティーラボ

マッシュグループの傘下として2010年に設立。ナチュラル&オーガニックコスメのセレクトショップ「コスメキッチン」や、コスメに加え食品やインナーケアアイテムをそろえる「ビープル」を運営する。「セルヴォーク(CELVOKE)」「トーン(TO/ONE)」「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」などプライベートブランドも充実し、22年に発表した「ミティア オーガニック(MITEA ORGANIC)」ではファミリーマートと協業するほか、日本における総代理店として「ミー トゥデイ(ME TODAY)」「トリロジー(TRILOGY)」「インナーセンス(INNERSENSE)」などを展開

TEXT : YOSHIE KAWAHARA

問い合わせ先
マッシュビューティーラボ
https://mashgroup.jp/contact/index.html

The post 【マッシュビューティーラボ 豊山YAMU陽子社長】既存店を磨き上げ戦略を武器に客数最大化 appeared first on WWDJAPAN.

【ポーラ 小林琢磨社長】ブランド価値や現場資産を活用 独自性で経営を“サイエンス”

PROFILE: 小林琢磨/社長

小林琢磨/社長
PROFILE: (こばやし・たくま)1977年9月1日生まれ。2002年にポーラ化粧品本舗(現ポーラ)に入社した後、10年にディセンシアの社長に就任して同社を急成長させた。18年にオルビスの社長に就任し、リブランディングによる構造改革により数々のヒット製品を生み出すとともに、リアルとデジタルを融合したCX戦略などをけん引して成果を創出。25年1月1日付でポーラの社長に就任 PHOTO : TAMEKI OSHIRO

2025年1月1日付でポーラの社長に就任した小林琢磨社長は、これまでディセンシア、オルビスの事業構造を改革し大きな成果を創出している。ポーラでもその手腕を生かし、さらなるブランド価値向上と中長期的な顧客基盤構築推進のため経営を“サイエンス”していく。

「Science. Art. Love.」を合言葉に
ブランド価値を最大化

WWD:24年の取り組みとその成果は。

小林琢磨(以下、小林):直近まで経営をしたオルビスは、非常に好調な1年だった。売り上げ比率が高いスキンケアの中で最も高価格帯の製品が、売り上げや販売個数、客数の面で突出した成果を挙げることができた。中価格帯を主戦場とするオルビスにとって、一番高い製品が売れているのはとても稀有なこと。これはお客さまにブランドの付加価値を認められている証ともいえる。特に高価格ラインの“オルビスユー ドット”を中心に、高付加価値の美容液などのクロスセルが奏功。これにより全体の売り上げが大きく伸長した。また、エイジングケアシリーズ“ショットプラス”を立ち上げ、ドラッグストア市場への参入を果たした。オルビスはこれまで、ダイレクトマーケティングを主軸に展開してきたが、同シリーズはスキンケアラインとして初めて直販を行わない形態を採用。社内でも議論を呼んだが、生活者の購入生活圏に直接アプローチする必要性を考慮し決断した。

WWD:オルビスは18年から「量より質」のリブランディングで構造改革を行い、成果を出している。ポーラではどう取り組んでいく考えか?

小林:基幹ブランドの「ポーラ」は、24年9月までの実績では販売チャネルの店舗数減少による顧客接点の縮小が響き、国内事業全体で前年を下回る業績だ。加えて、海外事業においても中国大陸を中心に景気減速の影響が続き、売上高・営業利益共に前年を下回る厳しい状況となっている。しかし、“現場の強さ”は当社の競争優位の源泉。ポーラの合言葉でもある企業理念「Science. Art. Love.」は、その精神を的確に表現している。コロナ禍を経て生活者の価値観や購買行動が変化した一方、化粧品市場におけるEC比率の上昇は約2割にとどまった。このようにリアル店舗で購入したい人が大半の中、当社で活躍する地域に根付いた約2万3000人のビューティディレクター(BD)の存在は大きな財産である。「日本はおもてなしの国」と言われているが、人口減少による人手不足でAIの投入や隙間時間に働けるバイトアプリも盛んになり、満足な接客は受けられなくなりつつある。その中でブランドと共に何十年もの間歩み続けてきた愛を持ったBD組織を有することは、大きな強みだ。汗と資源の上に成り立つ差別性が独自性となる。

WWD:ダイレクトセリングの強みをさらに生かしていくためには。

小林:ポーラは創業からダイレクトセリングでブランドポートフォリオを築いてきたため、直接つながるお客さまとの解像度が高い状態。OMO戦略を推進し、新規顧客獲得から高LTV(顧客生涯価値)化までの転換促進を実現するブランド体験「One POLAモデル」の構築に注力している。23年から全チャネルを対象とするメンバーシッププログラム「ポーラ プレミアム パス」を始動し、顧客IDを統合したことにより国内で共通のサービス体験の提供が可能となった。この先は、一本化したIDから次に何を生み出すべきかを課題としている。

WWD:どのような構想か。

小林:ダイレクトマーケティングでは顧客のRFM分析(Recency=最終購入日、Frequency=購買回数、Monetary=購買金額)を実施しているが、例えばレスポンス率が下がっている場合、どこに手を打つか、どこを訪問すべきかなどを現場責任者であるコンサルタントと本社が一緒になり考えていくべき。ポーラのすごい点は、業績が下がっている時もブランドの資産価値は下がっていないこと。これは、製品の技術価値やクリエイティビティ、そして強い製品知識と愛を持って活動する販売現場の強さなど積み重ねてきた独自性があるから。これらのベースをもとに一本化した顧客IDを生かしながらコンサルタントと本社が一丸となり経営をサイエンスしていくことが重要だと考えている。

WWD:製品やブランドポートフォリオにおける課題は。

小林:すでに製品企画の開発力が非常に高く、ブランドの資産価値も高い。この強みは変えずにさらに強化していくことに注力するべきだと考えている。また、ハイプレステージブランド「B.A」については、グローバル市場で十分に競争力を発揮できる水準に達している。加えて、国内市場では若年層の富裕層が増加しており、ここにもチャンスがあるとみている。

WWD:25年は強みを伸ばしていくことに注力する。

小林:生かしきれていなかったブランド資産価値や現場の資産を高めていく。これを前提に、経営やマーケティングを“サイエンス”していく。ダイレクトセリングの強みを生かしてきたことはオルビスで経験済み。この得意分野をポーラでも築き上げていきたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『映画マニアによる映画監督』

学生時代は東宝でバイトし、年間200本以上を観る映画マニア。紀里谷和明監督の引退作「世界の終わりから」の制作総指揮を務めた経験を持つ。かつてはクリエイティブの才能がないと諦めたが、また映画監督や映像制作に挑戦したい。

COMPANY DATA
ポーラ

1929年に静岡市で創業。企業理念である「Science. Art. Love.」を軸として、「B.A」「リンクルショット」「ホワイトショット」「アペックス」などのスキンケアやメイクブランド、エステなどの美容サービスを展開。創業者の「最上のものを一人一人にあったお手入れとともに直接お手渡ししたい」という思いを大切に、一人一人の顧客と向き合い、美を提供


問い合わせ先
ポーラお客さま相談室
0120-117111

The post 【ポーラ 小林琢磨社長】ブランド価値や現場資産を活用 独自性で経営を“サイエンス” appeared first on WWDJAPAN.

【ストライプホールディングス 川部将士社長】上場に向けグループ経営 組織に横ぐし通し効率化

PROFILE: 川部将士/社長

川部将士/社長
PROFILE: (かわべ・まさし)1972年生まれ、神奈川県出身。95年一橋大学社会学部卒業後、住友商事に入社。99年住商リテイルストアーズ(現トモズ)へ出向、2008年バーニーズ ジャパンへ出向、16年住商ブランドマネジメントに出向して社長就任、18年フェイラージャパンに出向して社長就任、22年9月に住友商事に帰任して11月に退職。同年12月にストライプホールディングスに入社し、23年2月から現職。学生時代はラグビーに注力 PHOTO:SHUHEI SHINE

商社出身の川部将士氏が社長に就任して2年。ファンドとの二人三脚のもと、トップダウン型のオーナー企業といったかつての姿から脱皮し、社員一人ひとりが主体的に考えて実行する組織のあり方を構築中だ。その成果がじわじわと表れ始めている。

ベトナム子会社の基盤強化
現地で2ブランド約180店を運営

WWD:社長就任から2年。2024年をどう振り返るか。

川部将士社長(以下、川部):22年からティーキャピタルと組んで再建を進めており、当初から3〜5年以内の株式上場を掲げてきた。上場を目指す中でグループ経営の意識が強まり、私自身もストライプインターナショナル社長としてよりも、持株会社ストライプホールディングス社長としての役割が増している。従来は傘下企業がそれぞれに頑張る組織のあり方だったが、この1年で傘下企業がお互いにサポートしつつ、グループ全体として成長していくという考えが浸透してきた。当社は本業からスピンアウトする形で子会社ができたわけではなく、成り立ちも強みも異なる企業が加わってグループができている。だからこそ、多様な可能性があると実感している。

WWD:グループ全体としての成長を目指す中で、特に注力しているのは。

川部:海外の事業会社は私が直接ビジネスを見ている。「ネム」「バスカラ」の2ブランドで180店前後を出店するベトナムには、月1回出張して経営基盤を整えているところだ。両ブランドとも、オフィスで働く女性が対象だ。人口増加著しい東南アジアは勢いがあるが、一言で東南アジアと言っても文化や宗教は国ごとに違う。例えばイスラム系住民も多いインドネシアなどは、肌を露出する韓国系ファッションよりも、日本のかわいらしいファッションが支持される可能性がある。国内のことで言えば、ストライプインターナショナルとキャンの間で経営基盤の連携を強めている。外部から優秀なリーダーの登用も進み、両社の幹部同士が意見交換しながら、グループに横ぐしを通す形に変わってきた。一例として、従来は事業部ごとに行っていたサプライチェーン管理は、全社一括の部門を23年に新設。(取引先工場を指す)スコープ3まで含めたCO2排出量の把握が25年の早期に可能になる。かつてのオーナー企業体質に代えて、各々が自分で考え実行する姿勢が、まず幹部から浸透してきた。

WWD:24年9月には、グループ全体としての提供価値を「グッドサプライズ創造業」と定めた。

川部:社内でワークショップを行うと共に、お客さまの声も聞き、当社がやってきたこと、今やっていること、今後やるべきことを考えて決めた。グッドサプライズ創造とは、日々の暮らしの中で「今日この服を着ていてよかったな」と感じられるような、ちょっとしたプラスを生み出すこと。アパレルビジネスは、従来は価格の上げ下げや発注量の増減、セール時期をいつにするかといった要素で語られることが多かった。しかし、気候も考え方も従来とは変わっている時代に、果たしてお客さまはそこに価値を求めているのか。何が価値なのかをもう一度考えないといけない。生活衣料を扱う企業として、お客さまが日々抱えている悩みに対する解決策となるような、より良い商品、より良いサービスを追求する。例えば、忙しい暮らしの中で時短が叶う商品などもそれに当たる。

WWD:個別のブランドの状況に目を向けると、「アース ミュージック&エコロジー(EARTH MUSIC&ECOLOGY)」が復調し、好調だ。

川部:リブランディングが奏功している。当社も暖冬で苦労したが、24-25年秋冬も前年比2ケタ増に近い数字で推移し、デベロッパーからの注目度も上がってきている。みなが自分で考えて実行する組織に変わってきた結果であり、これを根気強く継続していく。最大規模の「グリーンパークス(GREEN PARKS)」は前年に引き続き、高い収益性で全社を押し上げている。事業部の若返りが進み、経験が人を大きくしていく。課題もしっかり見えているので、さらに伸びる。「アメリカンホリック(AMERICAN HOLIC)」は24年、非常に好調で利益がしっかり残せるようになった。従来は一律で全商品をセールするといった荒っぽいことをしていた。商品の魅力を店頭POPやSNSで伝えるなど、より良い商品、より良い購買体験への取り組みが進行中。企業全体としてかつてのタイムセールのイメージが強いかもしれないが、売り上げを稼ぐためだけのセールはしないと、既に社内に浸透している。

WWD:改めて、25年の注力ポイントは。

川部:社長就任1年目の23年は利益重視で黒字転換を果たし、営業利益率4%台後半を達成した。2年目の24年は、将来の成長を見据えて積極的に投資を行った。それゆえ、収益性は1年目に比べて若干落ちたが、想定内だ。3年目となる25年は、見出した可能性を実行に移していく。グループ経営を強めることで、収益性はもっと高められる。国内でも、お客さまの毎日をグッドサプライズにあふれたものにしていくことで当社の可能性は広がるし、マーケット自体が成長している海外の可能性は言うまでもない。経営基盤を固める中で、社員みなが成長していこうと思えるあり方にすべく、25年から人事評価制度も変更した。グループ全体の環境整備が自分の仕事だ。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『歴史好きを生かし、文筆業に挑戦』

歴史や哲学が好きで、会議でもついつい歴史上の出来事や教訓を話しがち。特に、近隣の有力者を束ねて力をつけていった戦国武将・毛利元就の、周囲への細やかな気遣いに共感。歴史や人間について考える視点を生かし、何か文章を残したい。

COMPANY DATA
ストライプホールディングス

1994年に岡山県でセレクトショップとして開業。95年にクロスカンパニー設立、99年に「アース ミュージック&エコロジー」を立ち上げてSPA企業に転換。2012年キャンをグループ化、16年ストライプインターナショナルに社名変更。22年持株会社ストライプホールディングスを設立し、ストライプインターナショナル、キャン、海外子会社などを傘下に持つ。ストライプインターナショナルの24年1月期は売上高が前期比0.4%増の609億円、純損益が22億円の黒字(前期は15億円の赤字)


問い合わせ先
ストライプホールディングス
03-6773-7064

The post 【ストライプホールディングス 川部将士社長】上場に向けグループ経営 組織に横ぐし通し効率化 appeared first on WWDJAPAN.

【ストライプホールディングス 川部将士社長】上場に向けグループ経営 組織に横ぐし通し効率化

PROFILE: 川部将士/社長

川部将士/社長
PROFILE: (かわべ・まさし)1972年生まれ、神奈川県出身。95年一橋大学社会学部卒業後、住友商事に入社。99年住商リテイルストアーズ(現トモズ)へ出向、2008年バーニーズ ジャパンへ出向、16年住商ブランドマネジメントに出向して社長就任、18年フェイラージャパンに出向して社長就任、22年9月に住友商事に帰任して11月に退職。同年12月にストライプホールディングスに入社し、23年2月から現職。学生時代はラグビーに注力 PHOTO:SHUHEI SHINE

商社出身の川部将士氏が社長に就任して2年。ファンドとの二人三脚のもと、トップダウン型のオーナー企業といったかつての姿から脱皮し、社員一人ひとりが主体的に考えて実行する組織のあり方を構築中だ。その成果がじわじわと表れ始めている。

ベトナム子会社の基盤強化
現地で2ブランド約180店を運営

WWD:社長就任から2年。2024年をどう振り返るか。

川部将士社長(以下、川部):22年からティーキャピタルと組んで再建を進めており、当初から3〜5年以内の株式上場を掲げてきた。上場を目指す中でグループ経営の意識が強まり、私自身もストライプインターナショナル社長としてよりも、持株会社ストライプホールディングス社長としての役割が増している。従来は傘下企業がそれぞれに頑張る組織のあり方だったが、この1年で傘下企業がお互いにサポートしつつ、グループ全体として成長していくという考えが浸透してきた。当社は本業からスピンアウトする形で子会社ができたわけではなく、成り立ちも強みも異なる企業が加わってグループができている。だからこそ、多様な可能性があると実感している。

WWD:グループ全体としての成長を目指す中で、特に注力しているのは。

川部:海外の事業会社は私が直接ビジネスを見ている。「ネム」「バスカラ」の2ブランドで180店前後を出店するベトナムには、月1回出張して経営基盤を整えているところだ。両ブランドとも、オフィスで働く女性が対象だ。人口増加著しい東南アジアは勢いがあるが、一言で東南アジアと言っても文化や宗教は国ごとに違う。例えばイスラム系住民も多いインドネシアなどは、肌を露出する韓国系ファッションよりも、日本のかわいらしいファッションが支持される可能性がある。国内のことで言えば、ストライプインターナショナルとキャンの間で経営基盤の連携を強めている。外部から優秀なリーダーの登用も進み、両社の幹部同士が意見交換しながら、グループに横ぐしを通す形に変わってきた。一例として、従来は事業部ごとに行っていたサプライチェーン管理は、全社一括の部門を23年に新設。(取引先工場を指す)スコープ3まで含めたCO2排出量の把握が25年の早期に可能になる。かつてのオーナー企業体質に代えて、各々が自分で考え実行する姿勢が、まず幹部から浸透してきた。

WWD:24年9月には、グループ全体としての提供価値を「グッドサプライズ創造業」と定めた。

川部:社内でワークショップを行うと共に、お客さまの声も聞き、当社がやってきたこと、今やっていること、今後やるべきことを考えて決めた。グッドサプライズ創造とは、日々の暮らしの中で「今日この服を着ていてよかったな」と感じられるような、ちょっとしたプラスを生み出すこと。アパレルビジネスは、従来は価格の上げ下げや発注量の増減、セール時期をいつにするかといった要素で語られることが多かった。しかし、気候も考え方も従来とは変わっている時代に、果たしてお客さまはそこに価値を求めているのか。何が価値なのかをもう一度考えないといけない。生活衣料を扱う企業として、お客さまが日々抱えている悩みに対する解決策となるような、より良い商品、より良いサービスを追求する。例えば、忙しい暮らしの中で時短が叶う商品などもそれに当たる。

WWD:個別のブランドの状況に目を向けると、「アース ミュージック&エコロジー(EARTH MUSIC&ECOLOGY)」が復調し、好調だ。

川部:リブランディングが奏功している。当社も暖冬で苦労したが、24-25年秋冬も前年比2ケタ増に近い数字で推移し、デベロッパーからの注目度も上がってきている。みなが自分で考えて実行する組織に変わってきた結果であり、これを根気強く継続していく。最大規模の「グリーンパークス(GREEN PARKS)」は前年に引き続き、高い収益性で全社を押し上げている。事業部の若返りが進み、経験が人を大きくしていく。課題もしっかり見えているので、さらに伸びる。「アメリカンホリック(AMERICAN HOLIC)」は24年、非常に好調で利益がしっかり残せるようになった。従来は一律で全商品をセールするといった荒っぽいことをしていた。商品の魅力を店頭POPやSNSで伝えるなど、より良い商品、より良い購買体験への取り組みが進行中。企業全体としてかつてのタイムセールのイメージが強いかもしれないが、売り上げを稼ぐためだけのセールはしないと、既に社内に浸透している。

WWD:改めて、25年の注力ポイントは。

川部:社長就任1年目の23年は利益重視で黒字転換を果たし、営業利益率4%台後半を達成した。2年目の24年は、将来の成長を見据えて積極的に投資を行った。それゆえ、収益性は1年目に比べて若干落ちたが、想定内だ。3年目となる25年は、見出した可能性を実行に移していく。グループ経営を強めることで、収益性はもっと高められる。国内でも、お客さまの毎日をグッドサプライズにあふれたものにしていくことで当社の可能性は広がるし、マーケット自体が成長している海外の可能性は言うまでもない。経営基盤を固める中で、社員みなが成長していこうと思えるあり方にすべく、25年から人事評価制度も変更した。グループ全体の環境整備が自分の仕事だ。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『歴史好きを生かし、文筆業に挑戦』

歴史や哲学が好きで、会議でもついつい歴史上の出来事や教訓を話しがち。特に、近隣の有力者を束ねて力をつけていった戦国武将・毛利元就の、周囲への細やかな気遣いに共感。歴史や人間について考える視点を生かし、何か文章を残したい。

COMPANY DATA
ストライプホールディングス

1994年に岡山県でセレクトショップとして開業。95年にクロスカンパニー設立、99年に「アース ミュージック&エコロジー」を立ち上げてSPA企業に転換。2012年キャンをグループ化、16年ストライプインターナショナルに社名変更。22年持株会社ストライプホールディングスを設立し、ストライプインターナショナル、キャン、海外子会社などを傘下に持つ。ストライプインターナショナルの24年1月期は売上高が前期比0.4%増の609億円、純損益が22億円の黒字(前期は15億円の赤字)


問い合わせ先
ストライプホールディングス
03-6773-7064

The post 【ストライプホールディングス 川部将士社長】上場に向けグループ経営 組織に横ぐし通し効率化 appeared first on WWDJAPAN.

【アダストリア 木村治社長】東南アジアで種まき加速 プラットフォーマーへ進化する

PROFILE: 木村治/社長

木村治/社長
PROFILE: (きむら・おさむ)1969年生まれ、茨城県出身。90年に福田屋洋服店(現アダストリア)に入社し、店長などを経験。2001年に独立してワークデザイン設立。同社は07年にドロップ(トリニティアーツの前身)と経営統合し、11年にトリニティアーツ社長に就任。16年にアダストリア常務、18年副社長を経て21年取締役社長、22年から代表取締役社長 PHOTO:SHUHEI SHINE

中長期的な目標として、アパレル小売業からプラットフォーマーへの転換を掲げているアダストリア。国内外約1500の実店舗と公式ウェブストア「アンドエスティ」の両輪での成長や、30ブランドを超すマルチブランド戦略が独自性を生んでいる。

25年春、銀座に
「グローバルワーク」旗艦店出店

WWD:2024年2月期は過去最高業績を記録。原料高が続き、暖冬も厳しかったが、この1年をどう評価するか。

木村治社長(以下、木村):掲げてきたマルチブランド・マルチカテゴリー戦略が好調につながっている。「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」「スタディオクリップ(STUDIO CLIP)」「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」という基幹4ブランドで、売上高約1300億円を計上していることが当社の事業全体の基盤になっている。特に「グローバルワーク」は30周年を迎え、テレビCMの効果もあって、マス層での認知が非常に高まってきた。30年までにブランド単独売上高1000億円(24年2月期実績は516億円)を目指し、25年は春に銀座に旗艦店を出店する。同時に「グローバルワーク」で、進出済みの台湾、香港に加え、東南アジアへの出店も進める。そのためにも、銀座の旗艦店で知名度を上げる必要がある。

WWD:24年は公式ウェブストア運営を子会社に移管し、名称も「ドットエスティ(.st)」から「アンドエスティ(and ST)」に変更。30年に流通総額1000億円を目指すと発表した。

木村:24年は「小売業からプラットフォーマーに変わるための準備の年」と位置付けていたが、子会社アンドエスティにEC運営を移管したことで、ひとまず24年の目標は達成した。ありがたいことに、「アンドエスティ」への出店を希望する他社ブランドは徐々に増えている。出店ブランドの数を追求すると、他ECモールとの差別化が難しくなる。「アンドエスティ」とシナジーが出せるブランドに出店いただきたい。例えば、「アンドエスティ」購入商品を実店舗で受け取るといったOMO戦略が一緒に取れるブランドだ。「アンドエスティ」は、今後5〜6年は積極投資で越境ECも拡大する。単にモノを売るだけではなく、さまざまなサービスを開発し、外部とのポイント連携も進め、出店ブランドやスタッフ、お客さまとの濃いつながりを作っていく。OMO型ストアの「アンドエスティストア」で、25年春には原宿駅前に出店も予定する。

WWD:海外事業では、中国本土の景気減速が目立つ。

木村:中国本土は24年は我慢の年だった。恐らく25年も同様だろう。ただし、24年末に蘇州に「ニコアンド」の新店をオープンしたし、上海に「アンドエスティ」と連動したOMO型店舗も出店した。中国本土の商売をやめる気は全くなく、今後も市場状況を分かっている場所では、スローダウンはしても出店を続けていく。一方で、台湾と香港事業は引き続き絶好調だ。台湾は出店開始から20年が経ち、日本と同じくマルチブランド戦略が奏功している。売上高は約70億円に育った。香港はコロナ禍で一時は退店もあったが、再出店で成長している。また、12月にはフィリピン・マニラに「ニコアンド」の1号店を出店し、タイ・バンコクには24年に「ニコアンド」2号店をオープンした。両国では今後さらに出店を重ねる。中国本土が厳しい分、東南アジアにシフトしているが、1国に集中することなく各国でデータを取り、検証を重ねていく。

WWD:海外出店などキーワードが既にいくつか出たが、改めて25年の注力ポイントは何か。

木村:軸は変わらない。マルチブランド・マルチカテゴリー戦略のもと、主力ブランドを成長させていくという面では、前述の「グローバルワーク」銀座出店にかなり力を入れる。また、「グローバルワーク」に次ぐ規模の「ニコアンド」は、雑貨や家具を扱い、野外イベントも行うなど、ライフスタイルを全般的に提案できており、好調な他社の雑貨業態に対しても差別化ができている。「ニコアンド」と「スタディオクリップ」、急成長中の「ラコレ(LAKOLE)」、24年にウェルカムから買収した「トゥデイズスペシャル(TODAY'S SPECIAL)」「ジョージズ(GEORGE'S)」を合わせれば、アダストリア単体では雑貨・服飾雑貨の売上構成比は4分の1ほどにまで高まっている。24年は10月の高気温に悩まされたが、雑貨は気温変化に関係なく売れる。雑貨業態は引き続き出店を強化していく。

WWD:今後の自社の可能性をどう考えているか。

木村:日本の少子高齢化は、アパレル業界や世の中が考えている以上に急速に進んでいる。例えば物流は、人手不足で滞るようになってきた。ここに対してもう少し迅速に対処しないと取り返しがつかなくなる。また、あらゆるコストが上がり、われわれのような企業規模でも利益を出すのが難しくなっている。このように日本市場の成熟が進む中では、海外、特に成長性の大きい東南アジアで種まきを行っていることは、当社の可能性の一つだ。新卒採用は当社は業界内では恵まれており、中途でもすばらしい人材が入ってきてくれている。それもわれわれの大きな可能性だ。福田(三千男会長)の時代から現場スタッフ第一を掲げ、23、24年は2年続けて平均6%の賃上げも行った。経営幹部が現場スタッフの声を直接聞くタウンミーティングも毎年続けている。社員みなにとって働きやすい環境作りを、今後もたゆまず追求していく。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『1カ月バカンス』

まとまった休みが取りづらいので、何もしない休みを堪能したい。スマホも見ず、ホテルにこもる。普段は海外出張のフライトが比較的ゆっくりできる時間で、そこで浮かぶアイデアも多い。1カ月休んだらいいアイデアが浮かぶはず!

COMPANY DATA
アダストリア

1953年に茨城・水戸で福田屋洋服店として創業。93年にポイントに商号変更。2013年にアダストリアホールディングスとしてトリニティアーツなどをグループ化。15年にアダストリアホールディングス、ポイント、トリニティアーツを統合し、アダストリアに社名変更。主要ブランドは「グローバルワーク」「ニコアンド」など。24年2月期は売上高が前期比13.6%増の2755億円、営業利益が同56.4%増の180億円だった


問い合わせ先
アダストリア
お問い合わせフォーム

The post 【アダストリア 木村治社長】東南アジアで種まき加速 プラットフォーマーへ進化する appeared first on WWDJAPAN.

【アダストリア 木村治社長】東南アジアで種まき加速 プラットフォーマーへ進化する

PROFILE: 木村治/社長

木村治/社長
PROFILE: (きむら・おさむ)1969年生まれ、茨城県出身。90年に福田屋洋服店(現アダストリア)に入社し、店長などを経験。2001年に独立してワークデザイン設立。同社は07年にドロップ(トリニティアーツの前身)と経営統合し、11年にトリニティアーツ社長に就任。16年にアダストリア常務、18年副社長を経て21年取締役社長、22年から代表取締役社長 PHOTO:SHUHEI SHINE

中長期的な目標として、アパレル小売業からプラットフォーマーへの転換を掲げているアダストリア。国内外約1500の実店舗と公式ウェブストア「アンドエスティ」の両輪での成長や、30ブランドを超すマルチブランド戦略が独自性を生んでいる。

25年春、銀座に
「グローバルワーク」旗艦店出店

WWD:2024年2月期は過去最高業績を記録。原料高が続き、暖冬も厳しかったが、この1年をどう評価するか。

木村治社長(以下、木村):掲げてきたマルチブランド・マルチカテゴリー戦略が好調につながっている。「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」「スタディオクリップ(STUDIO CLIP)」「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」という基幹4ブランドで、売上高約1300億円を計上していることが当社の事業全体の基盤になっている。特に「グローバルワーク」は30周年を迎え、テレビCMの効果もあって、マス層での認知が非常に高まってきた。30年までにブランド単独売上高1000億円(24年2月期実績は516億円)を目指し、25年は春に銀座に旗艦店を出店する。同時に「グローバルワーク」で、進出済みの台湾、香港に加え、東南アジアへの出店も進める。そのためにも、銀座の旗艦店で知名度を上げる必要がある。

WWD:24年は公式ウェブストア運営を子会社に移管し、名称も「ドットエスティ(.st)」から「アンドエスティ(and ST)」に変更。30年に流通総額1000億円を目指すと発表した。

木村:24年は「小売業からプラットフォーマーに変わるための準備の年」と位置付けていたが、子会社アンドエスティにEC運営を移管したことで、ひとまず24年の目標は達成した。ありがたいことに、「アンドエスティ」への出店を希望する他社ブランドは徐々に増えている。出店ブランドの数を追求すると、他ECモールとの差別化が難しくなる。「アンドエスティ」とシナジーが出せるブランドに出店いただきたい。例えば、「アンドエスティ」購入商品を実店舗で受け取るといったOMO戦略が一緒に取れるブランドだ。「アンドエスティ」は、今後5〜6年は積極投資で越境ECも拡大する。単にモノを売るだけではなく、さまざまなサービスを開発し、外部とのポイント連携も進め、出店ブランドやスタッフ、お客さまとの濃いつながりを作っていく。OMO型ストアの「アンドエスティストア」で、25年春には原宿駅前に出店も予定する。

WWD:海外事業では、中国本土の景気減速が目立つ。

木村:中国本土は24年は我慢の年だった。恐らく25年も同様だろう。ただし、24年末に蘇州に「ニコアンド」の新店をオープンしたし、上海に「アンドエスティ」と連動したOMO型店舗も出店した。中国本土の商売をやめる気は全くなく、今後も市場状況を分かっている場所では、スローダウンはしても出店を続けていく。一方で、台湾と香港事業は引き続き絶好調だ。台湾は出店開始から20年が経ち、日本と同じくマルチブランド戦略が奏功している。売上高は約70億円に育った。香港はコロナ禍で一時は退店もあったが、再出店で成長している。また、12月にはフィリピン・マニラに「ニコアンド」の1号店を出店し、タイ・バンコクには24年に「ニコアンド」2号店をオープンした。両国では今後さらに出店を重ねる。中国本土が厳しい分、東南アジアにシフトしているが、1国に集中することなく各国でデータを取り、検証を重ねていく。

WWD:海外出店などキーワードが既にいくつか出たが、改めて25年の注力ポイントは何か。

木村:軸は変わらない。マルチブランド・マルチカテゴリー戦略のもと、主力ブランドを成長させていくという面では、前述の「グローバルワーク」銀座出店にかなり力を入れる。また、「グローバルワーク」に次ぐ規模の「ニコアンド」は、雑貨や家具を扱い、野外イベントも行うなど、ライフスタイルを全般的に提案できており、好調な他社の雑貨業態に対しても差別化ができている。「ニコアンド」と「スタディオクリップ」、急成長中の「ラコレ(LAKOLE)」、24年にウェルカムから買収した「トゥデイズスペシャル(TODAY'S SPECIAL)」「ジョージズ(GEORGE'S)」を合わせれば、アダストリア単体では雑貨・服飾雑貨の売上構成比は4分の1ほどにまで高まっている。24年は10月の高気温に悩まされたが、雑貨は気温変化に関係なく売れる。雑貨業態は引き続き出店を強化していく。

WWD:今後の自社の可能性をどう考えているか。

木村:日本の少子高齢化は、アパレル業界や世の中が考えている以上に急速に進んでいる。例えば物流は、人手不足で滞るようになってきた。ここに対してもう少し迅速に対処しないと取り返しがつかなくなる。また、あらゆるコストが上がり、われわれのような企業規模でも利益を出すのが難しくなっている。このように日本市場の成熟が進む中では、海外、特に成長性の大きい東南アジアで種まきを行っていることは、当社の可能性の一つだ。新卒採用は当社は業界内では恵まれており、中途でもすばらしい人材が入ってきてくれている。それもわれわれの大きな可能性だ。福田(三千男会長)の時代から現場スタッフ第一を掲げ、23、24年は2年続けて平均6%の賃上げも行った。経営幹部が現場スタッフの声を直接聞くタウンミーティングも毎年続けている。社員みなにとって働きやすい環境作りを、今後もたゆまず追求していく。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『1カ月バカンス』

まとまった休みが取りづらいので、何もしない休みを堪能したい。スマホも見ず、ホテルにこもる。普段は海外出張のフライトが比較的ゆっくりできる時間で、そこで浮かぶアイデアも多い。1カ月休んだらいいアイデアが浮かぶはず!

COMPANY DATA
アダストリア

1953年に茨城・水戸で福田屋洋服店として創業。93年にポイントに商号変更。2013年にアダストリアホールディングスとしてトリニティアーツなどをグループ化。15年にアダストリアホールディングス、ポイント、トリニティアーツを統合し、アダストリアに社名変更。主要ブランドは「グローバルワーク」「ニコアンド」など。24年2月期は売上高が前期比13.6%増の2755億円、営業利益が同56.4%増の180億円だった


問い合わせ先
アダストリア
お問い合わせフォーム

The post 【アダストリア 木村治社長】東南アジアで種まき加速 プラットフォーマーへ進化する appeared first on WWDJAPAN.

【マッシュホールディングス 近藤広幸社長】営業利益100億円の先へ “人の力”を生かす組織で進む

PROFILE: 近藤広幸/マッシュホールディングス社長

近藤広幸/マッシュホールディングス社長
PROFILE: (こんどう・ひろゆき)1975年8月6日生まれ、茨城県出身。98年にグラフィックデザインを手掛けるスタジオ・マッシュを設立、99年にマッシュスタイルラボに社名変更。2005年にファッション事業部を立ち上げ、ビューティ、フード、スポーツ&ウェルネスなどに事業を拡大。12年にマッシュホールディングスを設立し、現職 PHOTO:KAZUSHI TOYOTA

2024年8月期に営業利益が初めて100億円を突破したマッシュグループ。盤石の強さを見せる主力ブランドに加え、メンズ、キッズ&ベビー、ライセンスといったチャレンジ領域も順調に成長。25年には伊藤忠商事と日本事業を共同運営する「レスポートサック」のアパレルを始動するなど挑戦を続ける一方、ネクストステップのカギは、「人の力を最大限に生かすこと」だと近藤広幸社長は話す。

組織、個人のKPIを見直し
さらなる伸び代を作る

WWD:営業利益が初めて100億円を突破した。

近藤広幸社長(以下、近藤):「ジェラート ピケ」(24年8月期売上高は前期比9%増)、「リリー ブラウン」(同5%増)といったブランドに加え、「スナイデル」から誕生した「スナイデル ホーム」(同35%増)、「スナイデル ビューティ」(同50%増)も成長を続け、本当によくやっている。

昨年は試練もあった。西武池袋本店の改装をはじめ、私たちにはどうすることもできない環境要因によって、当社の中でも売り上げトップクラスの店舗を一気に失ったダメージはとてつもなく大きい。出店コストも高騰する中で、そういった優良店をまた一から作るためには膨大な時間とエネルギーが必要になる。

ただ社員の努力があったからこそ、一つの目安としていた「営業利益100億円」という壁を打ち崩すことにつながったのだろうし、コロナ禍で試行錯誤しながら成長してきた総決算と言える。すでに現場では一人一人が「限界」といえるレベルまで奮闘してくれている。さらなる伸び代を作るには、経営として組織のあり方、個々のKPIを改めて考え直す必要があるとも感じている。

WWD:その具体的な考えは。

近藤:個人の力が十二分に事業に反映されるよう、適材適所の考え方で、もう一度組織を見直す。やりがいと責任のあるポジションを増やして、それぞれの持つ個性や強みをより輝かせていく。例えばだが、神奈川県のファッションの消費額はものすごく高い。これまでのように「関東」という大枠で見るのではなく、神奈川県を統括する営業責任者を立て、3カ年計画を作って戦略的に売り上げを作ったらどうか。そんなふうに既成概念を外して考えれば、ビジネスチャンスはいくらでも見出せる。才能ある若手や中堅を責任者に抜擢すれば、成長のチャンスになるし、ゆくゆくは会社の明るい未来を作っていく存在になる。

WWD:24年はライセンス事業への投資も活発だった。

近藤:ニュージーランドのベビー&キッズ「ジェイミーケイ」や米ラグジュアリーヘアケア「インナーセンス」、伊ラゲージの「FPM」を新規導入した。すでに22年から展開している「バブアー」は、私たちならではの企画力やコーディネート提案力によって女性ファンを大幅に増やすことができている。池袋サンシャインシティに出店した「セサミストリート マーケット」は、作品に通底する多様性を私たちらしい商品やストアデザインで表現し、連日盛況だ。こういった成功事例により、取引先からの商談が次々と舞い込んでいて、今年も新規導入の計画がある。ただしやみくもに数を増やすのではなく、私たちのウェルネスデザインの理念とマッチしているかが前提条件。私たちも共感とリスペクトを持ってブランドを育てていけば、お客さまも必ずついてきていただけるはずだ。

WWD:米ライフスタイルブランド「レスポートサック」の日本事業を伊藤忠商事と共同運営する。

近藤:主力はバッグだが、これまでのMDにはなかったアパレルを自社オリジナルで企画し、秋に導入する。「フレイ アイディー」を率いてきたディレクターを新たにチーフデザイナーに据える。女性の心をつかむデザイン力や感性を生かして、マッシュらしいウェルネスウエアに落とし込む。私としても、どんな化学反応が起こるか楽しみだ。

WWD:サステナビリティ推進の進捗は?

近藤:当社では22年にサステナブル推進委員会を発足し、全社でCO2削減の取り組みを進めている。アパレル製造を依頼している中国の取引先工場に対しては、環境への配慮について当社独自の監査基準でランク付けし、S・Aランクの工場には「エコファクトリー」の認定証をお渡ししている。すでに認定証を発行した取引先は100社にのぼり、そこを目標として努力していただいている工場も出てきた。エコファクトリーへの意識改革の流れを生み出せている手応えがある。他にも、昨春は「エミ」が環境にやさしい植物由来の素材「プラックス」を用いたコレクションを発表し、CO2排出削減量を数値化・開示した。こういった取り組みは他ブランドに水平展開していく。

WWD:25年のファッション業界をどう読む?

近藤:今は気候、特に猛暑対応が経営課題として立ちはだかっているが、その中でも守りに回らず「どう個性を出すか」というプラスワンの発想ができるかどうかで差がつく。コロナという大波を乗り越えたアパレル業界には、世の中に必要とされながら強かに生き残っていく企業が数多くあることを、改めて感じている。そういったプレーヤーと競い合いながら、私たちにとっても本当の実力が試される「勝負の年」になるだろう。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『子供たちに希望を与えられる漫画を』

マッシュグループは子供たちの未来を作る企業活動を続けているが、私個人として思い描いているのが漫画のプロデュース。子供たちに夢と希望を与えられるような作品を世に送り出せたら。

COMPANY DATA
マッシュホールディングス

1998年、グラフィックデザイン会社として設立。2005年に「スナイデル」を立ち上げ、ファッション事業に参入。「ウェルネスデザイン」のスローガンの下、ビューティやフードにも裾野を拡大。24年8月期連結売上高は、前期比6%増の1202億円。国内事業が前期比6%増の1087億円で、内訳はファッションが同8%増の866億円、ビューティが同2%増の176億円。海外事業は同5%増の115億円だった。今期売上高は1300億円を計画する


問い合わせ先
マッシュホールディングス
https://mashgroup.jp/

The post 【マッシュホールディングス 近藤広幸社長】営業利益100億円の先へ “人の力”を生かす組織で進む appeared first on WWDJAPAN.

【マッシュホールディングス 近藤広幸社長】営業利益100億円の先へ “人の力”を生かす組織で進む

PROFILE: 近藤広幸/マッシュホールディングス社長

近藤広幸/マッシュホールディングス社長
PROFILE: (こんどう・ひろゆき)1975年8月6日生まれ、茨城県出身。98年にグラフィックデザインを手掛けるスタジオ・マッシュを設立、99年にマッシュスタイルラボに社名変更。2005年にファッション事業部を立ち上げ、ビューティ、フード、スポーツ&ウェルネスなどに事業を拡大。12年にマッシュホールディングスを設立し、現職 PHOTO:KAZUSHI TOYOTA

2024年8月期に営業利益が初めて100億円を突破したマッシュグループ。盤石の強さを見せる主力ブランドに加え、メンズ、キッズ&ベビー、ライセンスといったチャレンジ領域も順調に成長。25年には伊藤忠商事と日本事業を共同運営する「レスポートサック」のアパレルを始動するなど挑戦を続ける一方、ネクストステップのカギは、「人の力を最大限に生かすこと」だと近藤広幸社長は話す。

組織、個人のKPIを見直し
さらなる伸び代を作る

WWD:営業利益が初めて100億円を突破した。

近藤広幸社長(以下、近藤):「ジェラート ピケ」(24年8月期売上高は前期比9%増)、「リリー ブラウン」(同5%増)といったブランドに加え、「スナイデル」から誕生した「スナイデル ホーム」(同35%増)、「スナイデル ビューティ」(同50%増)も成長を続け、本当によくやっている。

昨年は試練もあった。西武池袋本店の改装をはじめ、私たちにはどうすることもできない環境要因によって、当社の中でも売り上げトップクラスの店舗を一気に失ったダメージはとてつもなく大きい。出店コストも高騰する中で、そういった優良店をまた一から作るためには膨大な時間とエネルギーが必要になる。

ただ社員の努力があったからこそ、一つの目安としていた「営業利益100億円」という壁を打ち崩すことにつながったのだろうし、コロナ禍で試行錯誤しながら成長してきた総決算と言える。すでに現場では一人一人が「限界」といえるレベルまで奮闘してくれている。さらなる伸び代を作るには、経営として組織のあり方、個々のKPIを改めて考え直す必要があるとも感じている。

WWD:その具体的な考えは。

近藤:個人の力が十二分に事業に反映されるよう、適材適所の考え方で、もう一度組織を見直す。やりがいと責任のあるポジションを増やして、それぞれの持つ個性や強みをより輝かせていく。例えばだが、神奈川県のファッションの消費額はものすごく高い。これまでのように「関東」という大枠で見るのではなく、神奈川県を統括する営業責任者を立て、3カ年計画を作って戦略的に売り上げを作ったらどうか。そんなふうに既成概念を外して考えれば、ビジネスチャンスはいくらでも見出せる。才能ある若手や中堅を責任者に抜擢すれば、成長のチャンスになるし、ゆくゆくは会社の明るい未来を作っていく存在になる。

WWD:24年はライセンス事業への投資も活発だった。

近藤:ニュージーランドのベビー&キッズ「ジェイミーケイ」や米ラグジュアリーヘアケア「インナーセンス」、伊ラゲージの「FPM」を新規導入した。すでに22年から展開している「バブアー」は、私たちならではの企画力やコーディネート提案力によって女性ファンを大幅に増やすことができている。池袋サンシャインシティに出店した「セサミストリート マーケット」は、作品に通底する多様性を私たちらしい商品やストアデザインで表現し、連日盛況だ。こういった成功事例により、取引先からの商談が次々と舞い込んでいて、今年も新規導入の計画がある。ただしやみくもに数を増やすのではなく、私たちのウェルネスデザインの理念とマッチしているかが前提条件。私たちも共感とリスペクトを持ってブランドを育てていけば、お客さまも必ずついてきていただけるはずだ。

WWD:米ライフスタイルブランド「レスポートサック」の日本事業を伊藤忠商事と共同運営する。

近藤:主力はバッグだが、これまでのMDにはなかったアパレルを自社オリジナルで企画し、秋に導入する。「フレイ アイディー」を率いてきたディレクターを新たにチーフデザイナーに据える。女性の心をつかむデザイン力や感性を生かして、マッシュらしいウェルネスウエアに落とし込む。私としても、どんな化学反応が起こるか楽しみだ。

WWD:サステナビリティ推進の進捗は?

近藤:当社では22年にサステナブル推進委員会を発足し、全社でCO2削減の取り組みを進めている。アパレル製造を依頼している中国の取引先工場に対しては、環境への配慮について当社独自の監査基準でランク付けし、S・Aランクの工場には「エコファクトリー」の認定証をお渡ししている。すでに認定証を発行した取引先は100社にのぼり、そこを目標として努力していただいている工場も出てきた。エコファクトリーへの意識改革の流れを生み出せている手応えがある。他にも、昨春は「エミ」が環境にやさしい植物由来の素材「プラックス」を用いたコレクションを発表し、CO2排出削減量を数値化・開示した。こういった取り組みは他ブランドに水平展開していく。

WWD:25年のファッション業界をどう読む?

近藤:今は気候、特に猛暑対応が経営課題として立ちはだかっているが、その中でも守りに回らず「どう個性を出すか」というプラスワンの発想ができるかどうかで差がつく。コロナという大波を乗り越えたアパレル業界には、世の中に必要とされながら強かに生き残っていく企業が数多くあることを、改めて感じている。そういったプレーヤーと競い合いながら、私たちにとっても本当の実力が試される「勝負の年」になるだろう。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『子供たちに希望を与えられる漫画を』

マッシュグループは子供たちの未来を作る企業活動を続けているが、私個人として思い描いているのが漫画のプロデュース。子供たちに夢と希望を与えられるような作品を世に送り出せたら。

COMPANY DATA
マッシュホールディングス

1998年、グラフィックデザイン会社として設立。2005年に「スナイデル」を立ち上げ、ファッション事業に参入。「ウェルネスデザイン」のスローガンの下、ビューティやフードにも裾野を拡大。24年8月期連結売上高は、前期比6%増の1202億円。国内事業が前期比6%増の1087億円で、内訳はファッションが同8%増の866億円、ビューティが同2%増の176億円。海外事業は同5%増の115億円だった。今期売上高は1300億円を計画する


問い合わせ先
マッシュホールディングス
https://mashgroup.jp/

The post 【マッシュホールディングス 近藤広幸社長】営業利益100億円の先へ “人の力”を生かす組織で進む appeared first on WWDJAPAN.

TaiTanさんと「歩く」を考える:記者談話室vol.163

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

163回目の今回は、ラッパーでクリエイティブディレクターのTaiTanさんをゲストに迎えたスペシャル版です。人気ポッドキャスト番組「奇奇怪怪」「脳盗」「流通空論」のパーソナリティーとして知られるTaiTanさんは、実は「記者談話室」のヘビーリスナーでもあります。このたびマイクブランド「シュア」とのコラボレーションでオリジナルスニーカーを企画したTaiTanさんに、ポッドキャスターにとって大切な「歩く」をテーマに話を聞きました。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
Apple Podcast
Spotify

The post TaiTanさんと「歩く」を考える:記者談話室vol.163 appeared first on WWDJAPAN.