40周年「イネド」の“変わらない”という生存戦略

百貨店の婦人服売り場では、かつて主力だったキャリア・ミセス向けブランドの勢いが衰える中、各社は「若返り」や「エレベーション(価格や品質の引き上げ)」を急いでいる。

その一方、市場には新たな空白も生まれている。高価格帯でもなく、かといってカジュアルすぎない、「ちょうどよくて、きちんとした服」を求める人たちの選択肢が減っているのだ。

そんな中で、「あえて変わらない」ことを選択し、じっくりと商機を見極めるブランドがある。フランドルが展開し、今年で40周年を迎える「イネド(INED)」だ。

40年続いた“認知”という財産

「まず私たちは品質やデザイン以前に、ブランドの“認知”こそ最大の資産だと考えている」。そう語るのは、フランドル副社長執行役員の五味田渉氏。「ブランドの強さは、尖ったデザインや流行性だけで測れるものではない。名前を“なんとなく”知ってもらえているだけで、安心して店に入ってもらえる。その土台があるだけで、十分他のブランドより一歩先を行っている」。

40周年を前に、社内ではブランドのイメージを刷新するような、大胆な改称案も持ち上がったという。最有力候補は「薔薇の姫君」。思い切った案だったが、「ちょっとやりすぎで、自分が止めた」と五味田氏は笑う。

中庸の価格帯に商機あり

ともかく五味田氏は、無理に大胆な改革を行うよりも、上述した「認知」のように、ブランドはすでに持っている強みがあるのだから、それを生かすべきと考える。

「イネド」の顧客層は、40〜60代のいわゆるニューミセス層。パンツは2万円台、ニットは1万円台後半、コートは6〜8万円と、百貨店キャリアブランドとしては“中庸”の価格帯を守り続けている。「百貨店には、『誰かに会うから新しい服を買おう』というような、来店目的がふわっとしたお客さまも多い。そういった方々には、『きちんと見えて』『ちょうどいい価格の服』がいつの時代も求められる」と語る。

一方、百貨店の現場では富裕層消費の高まりから、バイヤーからは高価格帯の商品を要請する声も強まっている。たとえば伊勢丹新宿本店3階の「コンテンポラリー」ゾーンでは、10万〜20万円台のコートが並び、「エブール」や「アナイ」などが支持を得ている。

変化は不可逆的

「ただ、価格帯を上げてしまうと、そう簡単に元のステージには戻れない。そういう不可逆性があって、容易に流されてしまうとドツボにはまる」と五味田氏は語る。

無理に変化しようとして本来の魅力を失い、顧客が離れ、衰退していったブランドを数多く見てきた。「いっとき数字が落ちたからといって無理に勝負に出ないこと。予算を90%、在庫を80%に抑えて利益を確保する。そういう運営でブランドを守っていくべき」。ブランドを持続させるために必要なのは「我慢の経営」であると五味田氏は繰り返す。

「それから顧客が高齢化してくると『若返らなきゃ』とよく言う。ただ婦人服ブランドの若返りでうまくいった例は、実際ほとんどない。なら新しいブランドを立ち上げればいいんだし、無理にやる必要はない」と断言する。

複合業態を強化

「イネド」は「イネド」の軸を守りつつ、カバーしきれないニーズには別ブランドで応える。今後は、複数ブランドを編集・展開する複合業態「スーペリアクローゼット」の出店をより強化していく考えもある。例えば高品質志向の顧客には、高級志向ブランド「コンテッサ」を薦める。25万円以上のカシミヤコートに水牛ボタンを使用するなど、原価率を高めてでも“本物”を届けるという、「イネド」とは異なる考えで差別化する。

「変化しなければ取り残される」とさかんに言われるこの時代において、「イネド」の「変わらない」という選択は一見すると保守的に映る。だが容易には流されず、足元を見失わないことも、ブランドを長く続けるために大事なマインドセットだろう。

The post 40周年「イネド」の“変わらない”という生存戦略 appeared first on WWDJAPAN.

40周年「イネド」の“変わらない”という生存戦略

百貨店の婦人服売り場では、かつて主力だったキャリア・ミセス向けブランドの勢いが衰える中、各社は「若返り」や「エレベーション(価格や品質の引き上げ)」を急いでいる。

その一方、市場には新たな空白も生まれている。高価格帯でもなく、かといってカジュアルすぎない、「ちょうどよくて、きちんとした服」を求める人たちの選択肢が減っているのだ。

そんな中で、「あえて変わらない」ことを選択し、じっくりと商機を見極めるブランドがある。フランドルが展開し、今年で40周年を迎える「イネド(INED)」だ。

40年続いた“認知”という財産

「まず私たちは品質やデザイン以前に、ブランドの“認知”こそ最大の資産だと考えている」。そう語るのは、フランドル副社長執行役員の五味田渉氏。「ブランドの強さは、尖ったデザインや流行性だけで測れるものではない。名前を“なんとなく”知ってもらえているだけで、安心して店に入ってもらえる。その土台があるだけで、十分他のブランドより一歩先を行っている」。

40周年を前に、社内ではブランドのイメージを刷新するような、大胆な改称案も持ち上がったという。最有力候補は「薔薇の姫君」。思い切った案だったが、「ちょっとやりすぎで、自分が止めた」と五味田氏は笑う。

中庸の価格帯に商機あり

ともかく五味田氏は、無理に大胆な改革を行うよりも、上述した「認知」のように、ブランドはすでに持っている強みがあるのだから、それを生かすべきと考える。

「イネド」の顧客層は、40〜60代のいわゆるニューミセス層。パンツは2万円台、ニットは1万円台後半、コートは6〜8万円と、百貨店キャリアブランドとしては“中庸”の価格帯を守り続けている。「百貨店には、『誰かに会うから新しい服を買おう』というような、来店目的がふわっとしたお客さまも多い。そういった方々には、『きちんと見えて』『ちょうどいい価格の服』がいつの時代も求められる」と語る。

一方、百貨店の現場では富裕層消費の高まりから、バイヤーからは高価格帯の商品を要請する声も強まっている。たとえば伊勢丹新宿本店3階の「コンテンポラリー」ゾーンでは、10万〜20万円台のコートが並び、「エブール」や「アナイ」などが支持を得ている。

変化は不可逆的

「ただ、価格帯を上げてしまうと、そう簡単に元のステージには戻れない。そういう不可逆性があって、容易に流されてしまうとドツボにはまる」と五味田氏は語る。

無理に変化しようとして本来の魅力を失い、顧客が離れ、衰退していったブランドを数多く見てきた。「いっとき数字が落ちたからといって無理に勝負に出ないこと。予算を90%、在庫を80%に抑えて利益を確保する。そういう運営でブランドを守っていくべき」。ブランドを持続させるために必要なのは「我慢の経営」であると五味田氏は繰り返す。

「それから顧客が高齢化してくると『若返らなきゃ』とよく言う。ただ婦人服ブランドの若返りでうまくいった例は、実際ほとんどない。なら新しいブランドを立ち上げればいいんだし、無理にやる必要はない」と断言する。

複合業態を強化

「イネド」は「イネド」の軸を守りつつ、カバーしきれないニーズには別ブランドで応える。今後は、複数ブランドを編集・展開する複合業態「スーペリアクローゼット」の出店をより強化していく考えもある。例えば高品質志向の顧客には、高級志向ブランド「コンテッサ」を薦める。25万円以上のカシミヤコートに水牛ボタンを使用するなど、原価率を高めてでも“本物”を届けるという、「イネド」とは異なる考えで差別化する。

「変化しなければ取り残される」とさかんに言われるこの時代において、「イネド」の「変わらない」という選択は一見すると保守的に映る。だが容易には流されず、足元を見失わないことも、ブランドを長く続けるために大事なマインドセットだろう。

The post 40周年「イネド」の“変わらない”という生存戦略 appeared first on WWDJAPAN.

“アードべギャン”が集結 “アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”にリリー・フランキーらが来場

スコットランド・アイラ島のウイスキーブランド「アードベッグ(ARDBEG)」は5月30〜31日、日本のアードベッグ・ファン=“アードべギャン”が集う特別イベント“アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”を開催した。

同イベントでは、“アードベッグ・デー 2025”の限定商品“アードベッグ スモーキバース”(700mL、1万9800円)の“ハイ・グラビティ・エクスペリメント”というテーマに基づき、イベント限定のスペシャルカクテルや、銀河の煌めきを思わせるネオンカラーの“ザ・ハイグラヴィティ バー”を通じて、宇宙を思わせる没入空間と体験を提供。

“アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”開催に先立ち、29日に行われたお披露目イベントでは、「アードベッグ」を愛好するリリー・フランキーら著名人が来場した。

リリー・フランキーは「普段このようなパーティーには滅多に出かけないが、大好きな『アードベッグ』のイベントということで今回参加した。『アードベッグ』は毎日飲むが、その日の気分や会話の流れに合わせて、『アードベッグ』を何番目に飲むかを決めるのが自分流の楽しみ方。シェリーの効いたお酒を飲む時は最後は『アードベッグ』で締めるなど、特有のスモーキー感を最大限に楽しめるタイミングをいつも考えている。 今回のイベントに際して、実は行きつけのバーで『アードベッグ』を7 年代ほど遡って味わってきた。その上でも今年の“アードベッグ スモーキバース” はしっかりした重さと濃厚さ、そして『アードベッグ』には珍しいフルーティーさも感じられ、大変クオリティーの高い仕上がりになっていると思う」とコメントを寄せた。さらにファッションデザイナーの三原康裕が宇宙服に身を包み、DJパフォーマンスを披露した。

“アードベッグ・デー 2025”を祝し、6月30日まで“アードベッグ10年”または“アードベッグ ウィー ビースティー 5年”を購入した人から抽選100人に、“アードベッグ・デー”限定Tシャツが当たるキャンペーンを実施中だ。

The post “アードべギャン”が集結 “アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”にリリー・フランキーらが来場 appeared first on WWDJAPAN.

“アードべギャン”が集結 “アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”にリリー・フランキーらが来場

スコットランド・アイラ島のウイスキーブランド「アードベッグ(ARDBEG)」は5月30〜31日、日本のアードベッグ・ファン=“アードべギャン”が集う特別イベント“アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”を開催した。

同イベントでは、“アードベッグ・デー 2025”の限定商品“アードベッグ スモーキバース”(700mL、1万9800円)の“ハイ・グラビティ・エクスペリメント”というテーマに基づき、イベント限定のスペシャルカクテルや、銀河の煌めきを思わせるネオンカラーの“ザ・ハイグラヴィティ バー”を通じて、宇宙を思わせる没入空間と体験を提供。

“アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”開催に先立ち、29日に行われたお披露目イベントでは、「アードベッグ」を愛好するリリー・フランキーら著名人が来場した。

リリー・フランキーは「普段このようなパーティーには滅多に出かけないが、大好きな『アードベッグ』のイベントということで今回参加した。『アードベッグ』は毎日飲むが、その日の気分や会話の流れに合わせて、『アードベッグ』を何番目に飲むかを決めるのが自分流の楽しみ方。シェリーの効いたお酒を飲む時は最後は『アードベッグ』で締めるなど、特有のスモーキー感を最大限に楽しめるタイミングをいつも考えている。 今回のイベントに際して、実は行きつけのバーで『アードベッグ』を7 年代ほど遡って味わってきた。その上でも今年の“アードベッグ スモーキバース” はしっかりした重さと濃厚さ、そして『アードベッグ』には珍しいフルーティーさも感じられ、大変クオリティーの高い仕上がりになっていると思う」とコメントを寄せた。さらにファッションデザイナーの三原康裕が宇宙服に身を包み、DJパフォーマンスを披露した。

“アードベッグ・デー 2025”を祝し、6月30日まで“アードベッグ10年”または“アードベッグ ウィー ビースティー 5年”を購入した人から抽選100人に、“アードベッグ・デー”限定Tシャツが当たるキャンペーンを実施中だ。

The post “アードべギャン”が集結 “アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”にリリー・フランキーらが来場 appeared first on WWDJAPAN.

「デジャヴュ」に眉マスカラが新たに仲間入り シアーな色づきが特徴

イミュの「デジャヴュ(DEJAVU)」は9月19日、シアーな発色が特徴の眉マスカラ“シアーカラーブロウ”(全3色、各990円)を発売する。同ブランドにおける定番の新製品は5年ぶり。全国のプラザとミニプラザで先行販売し、12月以降に全国のバラエティーストアなどで順次取り扱いを広げる。

“シアーカラーブロウ”は、「眉マスカラを塗った感が無いのに、素眉よりも美しい仕上がり」をコンセプトに開発。「シアーな色づき」「美しい毛流れ」「しっとりとした質感」を1本で実現し、“究極のナチュラル眉”を演出する。シアーなベージュ、ブロンズ、トープの3色を展開する。

「デジャヴュ」は2001年に誕生し、フィルム技術を搭載した“塗るつけまつげ”がヒット。20年には同技術を応用した眉マスカラ“アイブロウカラー”(全5色、各880円)の販売を開始した。今回の新製品はこれに続くラインアップの強化となる。既存の“アイブロウカラー”も引き続き販売を継続する。

The post 「デジャヴュ」に眉マスカラが新たに仲間入り シアーな色づきが特徴 appeared first on WWDJAPAN.

小田切ヒロが初のポップアップイベントを原宿で開催 “ヒロセレクト”の愛用コスメが集結

ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロが初めてプロデュースする期間限定ポップアップイベント「エナジェティックモンスター(ENERGETIC MONSTER)」を、6月18〜22日の5日間、東京・表参道のクレインズ6142で開催する。入場料は無料で、事前予約制(予約なしでも当日入場は可能)。事前予約者には、小田切がセレクトしたブランドのサンプルコスメを詰め合わせた“ヒロギフト”をプレゼントする。

1階は「HIRO’S PICKS」&「ヒロみやげ店」

同イベントは、小田切がセレクトした製品を集めた期間限定のコスメセレクトショップだ。

1階には、日本国内や海外ブランドなどから3つのテーマでセレクトしたアイテムが並ぶ「HIRO’S PICKS」を展開。商品のタッチアップや、一部購入ができる。同イベントのテーマである、フォトジェニックなモンスターのオブジェも展示する。

さらに、同イベントでしか購入できない限定グッズを販売する「ヒロみやげ店」も登場。小田切プロデュースの数量限定エッセンシャルオイルや、コールドプレスジュース専門店「サンシャインジュース(SUNSHINE JUICE)」とコラボレーションしたオリジナルドリンク3種も用意した。限定グッズは後日公開する予定だ。

2階は「ヒロ子の最愛アイテム展」&フォトスポットを多数用意

2階には、小田切の愛用品を集めた“のぞき見”感覚で楽しめるコーナー「ヒロ子の最愛アイテム展」を設ける。小田切の感性に触れるような、没入型の空間を味わえる。ほか、ユーチューブで人気のキャラクター“ヒロ子”をかたどった巨大オブジェや、全29種類のメッセージが封入された“格言おみくじ”、ツーショット風の写真が撮れるユーチューブチャンネル「HIRO BEAUTY CHANNEL」のサムネイル風フォトスポットといったコンテンツを展開する。また、小田切が登壇するメイクショーやトークショーも行う。

小田切は同イベントの開催について「私がこれまでメイクを通して伝えてきた“自分を肯定すること”や、“自信を持つことの大切さ”を空間として形にしました。展示やコンテンツを通じて、『メイクって楽しい』『もっと自由でいいんだ』と思っていただけるような、そんな入り口になればうれしい。日本の美容には、まだまだ広げていける可能性があると感じています。このイベントをきっかけに、もっと多くの方がメイクに興味を持ち、自分の個性や魅力を楽しむことで内側から元気になっていただけたら」とコメントする。

■「『ENERGETIC MONSTER』 HIRO ODAGIRI BEAUTY SELECTED POP UP」
日程:6月18~22日
時間:11:00~20:00
場所:クレインズ6142
住所:東京都渋谷区神宮前6-14-2
>特設サイトはこちら

The post 小田切ヒロが初のポップアップイベントを原宿で開催 “ヒロセレクト”の愛用コスメが集結 appeared first on WWDJAPAN.

「ニールズヤードレメディーズ」から赤ちゃんと使用できるピローミスト ひつじのガラガラ付きセットも

「ニールズヤードレメディーズ(NEAL'S YARD REMEDIES)」は7月1日、健やかな眠りに寄り添う香りの“ベビー ピローミスト”(50mL、3300円)を発売する。

同製品は、赤ちゃんの睡眠サイクルに着目。自然由来成分100%で、生後6カ月以上の赤ちゃんに使用できる。ラベンダーとカモミール、ベチバー、マンダリンのオーガニック精油に、ローズのフローラルウォーターを配合。寝る15分前を目安に枕やシーツ、カーテンにスプレーし、穏やかなくつろぎの香りで心地良い眠りの時間を包み込む。

なお同日、“ベビー ピローミスト”の発売を記念した数量限定セット(5500円)を発売する。同製品の現品と、ライフスタイルブランド「プリスティン(PRISTINE)」製オーガニックコットンのひつじのガラガラをギフトボックスにセット。ブルーアイのひつじはブランド限定デザインだ。

The post 「ニールズヤードレメディーズ」から赤ちゃんと使用できるピローミスト ひつじのガラガラ付きセットも appeared first on WWDJAPAN.

ヘラルボニーの国際芸術賞 審査員が語るグランプリ作品の魅力

ヘラルボニーは、アート展「ヘラルボニー・アート・プライズ 2025プレゼンティッド バイ 東京建物 ブリリア(HERALBONY Art Prize 2025 Presented by 東京建物|Brillia)」を東京・大手町の三井住友銀行東館1階アース・ガーデンで6月14日まで開催中だ。

「作家のキャリアを応援できるアワードにしたい」

「ヘラルボニー・アート・プライズ」は世界中の障害がある表現者を対象に、その才能を評価してさらなる活躍の機会を生み出すことを目的として24年に始まった。本展では25年度のグランプリおよび各賞受賞作家と最終審査進出作家、総勢61人による全65作品を展示している。

5月29日に開催した先行内覧会で、ヘラルボニーの松田崇弥代表は本アワードについて「受賞作家に光を当てるだけでなく、“出口のあるアワード“を意識している」と説明した。初開催となった昨年の受賞作品は国内外で展示したほか、各スポンサー企業とのコラボレーションやヘラルボニーとの作家契約によって商品化。松田代表はトヨタとのアートラリーカーやJALとの機内コップ製作の事例を挙げながら、「作家のキャリアや生き方まで応援できるアワードでありたい」と意気込む。

今年のアワードには、昨年の倍近くとなる65の国と地域から総勢1320人のアーティストが参加した。応募総数2650点のアート作品の中からグランプリを受賞したのは、フランス在住作家のエヴリン・ポスティック氏の作品「La Reine Charlotte(シャーロット王妃)」。古地図上にインクで描かれたさまざまな生物やモチーフと複雑なラインが交差することで、モアレ模様のような視覚効果を生みだしており、独創的な表現の美しさと完成度の高さが評価された。

「現代アートの転換期である今こそ観に行くべき」

先行内覧会では、3人の審査員がクロストークを行った。金沢21世紀美術館チーフ・キュレーターでありヘラルボニーCAO(Chief Art Officer)でもある黒澤浩美氏、欧州の芸術賞ユーワード(EUWARD)アーカイブおよびアトリエ・アウグスティヌム(アウグスティヌム財団)ディレクター兼キュレーターのクラウス・メッヘライン氏、米サンフランシスコを拠点に障害のあるアーティストにスポットを当てる非営利団体「Creativity Explored」のアート・パートナシップ担当ディレクターを務めるハリエット・サーモン氏が登壇した。

2650作品という膨大な数の中から審査する苦労を明かすとともに、グランプリ作品について「地図に描いているアプローチからフィニッシュにいたるまで、フランス文化のエスプリを感じた」と黒澤氏は評価した。クラウス氏は「自然と人の相互作用を描きながら、現代の地球環境への気づきにつながる。時代性にも合っており、それらをあくまでアーティスティックに表現している」と語り、ハリエット氏は「線の描き込み方が絶妙。表現力にあふれている」と技術力を評価した。

本展の見どころについては「今、現代アートは転換期を迎えている。“現代アートとは、そもそも何なのか?“と見つめ直す分岐点に立っているこのタイミングでの開催は素晴らしいこと。現代アートは、観客が自由に作品を観られる環境で議論を深めることが重要」とハリエット氏。

黒澤氏は「現代アートの価値が今、あまりにもコンセプトや説明に頼りがち。分かりやすさへの偏りから、もう少し人間的な感覚を表現する作家に目を向けようという揺り戻しが起きている」と現代美術の転換期について補足したうえで、「こうした表現力豊かな作家や作品が、これからの新しい道を羅針盤として示す可能性は十分にありえること」と述べた。クラウス氏は同意しながらも「(本アワードは)アートと社会を切り離さず、展覧会や商品化を通じて日常に溶け込ませている取り組みがすごい。アートと一緒に生きていくあり方を提案していることに意義を感じる」と語った。

イベント概要

■「HERALBONY Art Prize 2025 Exhibition Presented by 東京建物|Brillia」

会期 : 2025 年 5 月 31〜 6 月 14 日
会場 : 三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン
営業時間:10~18時
料金 : 入場無料

The post ヘラルボニーの国際芸術賞 審査員が語るグランプリ作品の魅力 appeared first on WWDJAPAN.

ヘラルボニーの国際芸術賞 審査員が語るグランプリ作品の魅力

ヘラルボニーは、アート展「ヘラルボニー・アート・プライズ 2025プレゼンティッド バイ 東京建物 ブリリア(HERALBONY Art Prize 2025 Presented by 東京建物|Brillia)」を東京・大手町の三井住友銀行東館1階アース・ガーデンで6月14日まで開催中だ。

「作家のキャリアを応援できるアワードにしたい」

「ヘラルボニー・アート・プライズ」は世界中の障害がある表現者を対象に、その才能を評価してさらなる活躍の機会を生み出すことを目的として24年に始まった。本展では25年度のグランプリおよび各賞受賞作家と最終審査進出作家、総勢61人による全65作品を展示している。

5月29日に開催した先行内覧会で、ヘラルボニーの松田崇弥代表は本アワードについて「受賞作家に光を当てるだけでなく、“出口のあるアワード“を意識している」と説明した。初開催となった昨年の受賞作品は国内外で展示したほか、各スポンサー企業とのコラボレーションやヘラルボニーとの作家契約によって商品化。松田代表はトヨタとのアートラリーカーやJALとの機内コップ製作の事例を挙げながら、「作家のキャリアや生き方まで応援できるアワードでありたい」と意気込む。

今年のアワードには、昨年の倍近くとなる65の国と地域から総勢1320人のアーティストが参加した。応募総数2650点のアート作品の中からグランプリを受賞したのは、フランス在住作家のエヴリン・ポスティック氏の作品「La Reine Charlotte(シャーロット王妃)」。古地図上にインクで描かれたさまざまな生物やモチーフと複雑なラインが交差することで、モアレ模様のような視覚効果を生みだしており、独創的な表現の美しさと完成度の高さが評価された。

「現代アートの転換期である今こそ観に行くべき」

先行内覧会では、3人の審査員がクロストークを行った。金沢21世紀美術館チーフ・キュレーターでありヘラルボニーCAO(Chief Art Officer)でもある黒澤浩美氏、欧州の芸術賞ユーワード(EUWARD)アーカイブおよびアトリエ・アウグスティヌム(アウグスティヌム財団)ディレクター兼キュレーターのクラウス・メッヘライン氏、米サンフランシスコを拠点に障害のあるアーティストにスポットを当てる非営利団体「Creativity Explored」のアート・パートナシップ担当ディレクターを務めるハリエット・サーモン氏が登壇した。

2650作品という膨大な数の中から審査する苦労を明かすとともに、グランプリ作品について「地図に描いているアプローチからフィニッシュにいたるまで、フランス文化のエスプリを感じた」と黒澤氏は評価した。クラウス氏は「自然と人の相互作用を描きながら、現代の地球環境への気づきにつながる。時代性にも合っており、それらをあくまでアーティスティックに表現している」と語り、ハリエット氏は「線の描き込み方が絶妙。表現力にあふれている」と技術力を評価した。

本展の見どころについては「今、現代アートは転換期を迎えている。“現代アートとは、そもそも何なのか?“と見つめ直す分岐点に立っているこのタイミングでの開催は素晴らしいこと。現代アートは、観客が自由に作品を観られる環境で議論を深めることが重要」とハリエット氏。

黒澤氏は「現代アートの価値が今、あまりにもコンセプトや説明に頼りがち。分かりやすさへの偏りから、もう少し人間的な感覚を表現する作家に目を向けようという揺り戻しが起きている」と現代美術の転換期について補足したうえで、「こうした表現力豊かな作家や作品が、これからの新しい道を羅針盤として示す可能性は十分にありえること」と述べた。クラウス氏は同意しながらも「(本アワードは)アートと社会を切り離さず、展覧会や商品化を通じて日常に溶け込ませている取り組みがすごい。アートと一緒に生きていくあり方を提案していることに意義を感じる」と語った。

イベント概要

■「HERALBONY Art Prize 2025 Exhibition Presented by 東京建物|Brillia」

会期 : 2025 年 5 月 31〜 6 月 14 日
会場 : 三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン
営業時間:10~18時
料金 : 入場無料

The post ヘラルボニーの国際芸術賞 審査員が語るグランプリ作品の魅力 appeared first on WWDJAPAN.

“iHerb通”の業界人6人が厳選 サプリや食品まで、美容と健康の「私的名品リスト」

オーガニック製品や海外の注目アイテムが手に入る、アメリカ発のショッピングサイト「アイハーブ(iHerb)」。サプリメントやビューティアイテム、食品、日用品まで、取り扱い製品は実に5万点以上。その豊富さゆえに、「何を買えばいいか分からない」「自分に合うアイテムが見つからない」という声も少なくない。

そこで今回は、「iHerb」を長年愛用しているファッション&ビューティ業界の目利き6人に、“リアルバイ”を3点ずつ教えてもらった。

※このページで紹介している製品は成人用になります(一部を除く)

業界人やプロが愛用している製品は?

PROFILE: 石井亜美/モデル兼ユーチューバー

PROFILE: (いしい・あみ)日本一親しみやすいモデルとして、メイク・ファッション・ダイエット・エクササイズ・旅行VLOGなどの「ハッピーになる!為になる!」ヘルシーなライフスタイルを発信する動画クリエーターとして活動中。チャンネル登録者数は約50万人。新刊「ポジティブBEAUTY 美容マニア・モデル・35歳 私がして本当によかったこと」(KADOKAWA)を発売中

1:「ドクターズベスト」
“グルタリティック配合グルテンレスキュー、ベジカプセル”
(容量:60粒、価格:2819円)

高品質ながらも低価格で製品を販売しているアメリカ発のサプリメントブランド「ドクターズベスト(D OCTOR'S BEST)」の“グルテンレスキュー”は、グルテンを含む食品を食べる際に摂取する、グルタリティック配合のサプリメントだ。グルテンや卵、大豆、乳製品などに含まれるタンパク質の消化を助け、小麦製品を食べた後の胃の不快感などを軽減する。

▪️選者の推しポイント

グルテンフリーの食事を意識しているのですが、外食や旅行の際は我慢せず頂きます。グルテンが含まれる食品を頂く前に一錠飲むと、消化をしやすくしてくれる酵素のサプリ。グルテンを摂った後の体のだるさや、体重の増加、肌への影響が少なくなる気がします。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

2:「カリフォルニアゴールドニュートリション」
“ゴールドC”
(容量:60粒入り、価格:762円)

「iHerb」のプライベートブランド「カリフォルニアゴールドニュートリション(CALIFORNIA GOLD NUTRITION)」は、高品質な製品が手頃な価格で手に入ると好評のサプリメントブランド。遺伝子組み換え原料やグルテン、大豆成分を使用せず、人工の着色料や甘味料、香料も配合していないため、安心して摂取することが可能だ。

▪️選者の推しポイント

毎日、必ず夜に1錠飲んでいます。通常のビタミンCサプリは1日に数回飲むことを推奨していますが、こちらは1日1錠でOKなので楽!リゾートやフェスに行っても日焼けしにくく、肌に透明感が出る気がします。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

3:「セレッシャルシーズニングス」
“ハーバルティー”
(容量:ティーバッグ40袋、価格:1001円)

「セレッシャルシーズニングス(CELESTIAL SEASONINGS)」は、世界各国から厳選したハーブを取り入れているハーブティーブランド。この“ハーバルティー”は気分が落ち着くブレンドで、心地よい香りと風味豊かな味わいに仕上げている。

▪️選者の推しポイント

夕方以降に飲むドリンクは、睡眠の質を上げるためにカフェインフリーにしています。こちらは“スリーピータイム”のハーブティーというだけあって、夜寝る前のまったり時間に選ぶことが多いです。すっきりとした味で飲みやすく、どこか落ち着く香り。パッケージもかわいいので、気に入っています。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

PROFILE: 栗原蒼/フリーランスPR

PROFILE: (くりはら・あおい)大学卒業後、日系化粧品メーカーや外資系コーヒーチェーンにてPR業務に従事し、戦略立案からプロモーション施策に至るまでコミュニケーション領域全般を担当。独立後はファッション&ビューティ業界を中心にPR支援をする傍ら、広報講師・キャリアコーチとして組織や個人の育成・伴走支援にも取り組んでいる

1:「ストライデックス」
“マキシマム”
(容量:90枚入り、価格:1144円)

アメリカ発のスキンケアブランド「ストライデックス(STRIDEX)」の“マキシマム”は、サリチル酸を配合したトナーパッドで、肌荒れケアや毛穴ケアをかなえる。肌あたりの良いパッドを採用しており、不要な汚れや角質などをやさしくオフ。アルコールフリーで、肌が敏感な人でも使用できる。

▪️選者の推しポイント

毛穴や肌荒れに悩んでいる方におすすめしたいのが、「ストライデックス」のマキシマムパッド。洗顔後にひと拭きするだけで、不要な角質や皮脂汚れをオフしてくれます。アルコールフリーで刺激も少なく、敏感肌の方でも使いやすいのがうれしい。小鼻のざらつきや、Tゾーンのテカリが気になる方にぴったりです。自宅で簡単にピーリングケアができる優秀アイテムで、何度もリピートしています。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

2:「カリフォルニアゴールドニュートリション」
“ビタミンCグミ”
(容量:90粒入り、価格:1568円)

「カリフォルニアゴールドニュートリション」のビタミングミは、250mgのビタミンC(アスコルビン酸)とβ-カロチン100%のビタミンAも75mcgを配合。不足しがちなビタミンCを手軽に摂取できる人気の製品だ。

▪️選者の推しポイント

「サプリは続かない……」そんな人にピッタリな“ビタミンCグミ”。フルーティーなかんきつ系の風味で、おやつ感覚で栄養補給ができます。1粒に250mgのビタミンCと、βカロチン由来のビタミンAを配合しており、美容と免疫ケアの両方をサポート。植物性のグミで人工着色料不使用なのもうれしいポイント。水も不要なので忙しい日々でも続けやすく、何より味がおいしいので、気付けば何度もリピートしています。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

3:「ボブズレッドミル」
“オーガニックオールドファッションロールドオーツ”
(容量:454g、価格:676円)

「ボブズレッドミル(BOB‘S RED MILL)」は、シリアル(オーツ、グラノーラなど)や全粒粉、ミックス粉、種実類をはじめとするオーガニック製品を扱うメーカー。新鮮なオーツ麦を使った“オールドファッションロールドオーツ”は、水やアーモンドミルクでふやかしレンジで温めると、お米のような食感になり満足感が得られる。お菓子作りにも活用可能だ。

▪️選者の推しポイント

ヘルシーな朝食や食物繊維をしっかり摂りたい方に支持されているのが、「ボブズレッドミル」のロールドオーツです。しっかりとした食感で満足感があり、ヨーグルトやスープに混ぜたり、クッキーにしたりとアレンジ自在。手軽に食物繊維が摂れて腹持ちも良いので、朝食の定番としてはもちろん、夜はお米の置き換えとしてもおすすめの食卓に取り入れやすい万能アイテムです。キッチンに出しっぱなしにしても、インテリアになじむおしゃれなパッケージにもテンションが上がります。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

PROFILE: 高橋香奈子/ファッションエディター

PROFILE: (たかはし・かなこ)女性誌の編集をはじめ、ウェブ媒体やファッションブランドのカタログ、広告のディレクション、書籍の編集などを行う。好きが高じて、旅行ガイド本「子連れGUAM-ラクチン・ストレスなし・子供も自分も楽しめるいちばん近い海外リゾートー」(ワニブックス)を出版。2022年からカナダ在住で、子育てや親子留学の実録をリアルタイムで紹介するコンテンツ「母子ふたりの親子留学」を執筆中

1:「オーラカシア」
“100% 純正エッセンシャルオイル ラベンダー”
(容量:15mL、価格:1489円)

「オーラカシア(AURA CACIA)」の100%純正ラベンダーエッセンシャルオイル。湯船に1滴入れたり、ディフューザーに加えたりすることで、空間にフレッシュなラベンダーの香りがやさしく広がる。夜や寝る前の使用を推奨しており、リラックス効果が得られて気分転換になるだろう。

▪️選者の推しポイント

アロマディフューザーに入れるために愛用しています。エッセンシャルオイルは安価だけれど、合成物質を使ったものも多い中、「オーラカシア」のエッセンシャルオイルは100%純正なので、アロマに詳しくなくても安心して選ぶことができます。ラベンダーの香りはリラックスできるので、心を落ち着けたいときや寝る前にディフューザーに入れて使用。ほか、風邪やインフルエンザがはやる時期にはティーツリーのエッセンシャルオイルを、リフレッシュしたいときにはレモンやペパーミントのエッセンシャルオイルを愛用しています。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

2:「ライフフロー」
“マグネシウムロールオン”
(容量:7mL、価格:1198円)

「ライフフロー(LIFE-FLO)」は、1995年に創業した米国のサプリメント、スキンケア、アンチエイジング製品などを扱うメーカーだ。持ち運びに便利なロールオンタイプの“マグネシウムロールオン”は少し爽快感があり、肩こりや頭痛の緩和をサポートする。勉強や仕事中のリラックスタイムに役立つ。

▪️選者の推しポイント

マグネシウムオイルをベースに配合したロールオンスティック。肩凝りや頭痛を感じたときにこれをこめかみや首の付け根、肩などに塗るとスーッとして、いつの間にか痛みがひくんです。旅行のときにも必ず持参する、私のマストアイテムです。マグネシウムオイルやマグネシウムバスソルトなど、マグネシウムを含んだアイテムを使うのが好きなのですが、この「ライフフロー」の製品が個人的には一番効果を感じています。唯一の欠点は、人気すぎてよく売り切れていることです(笑)!

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

3:「カリフォルニアゴールドニュートリション」
“ビタミンD3”
(容量: 90粒、価格:722円)

「カリフォルニアゴールドニュートリション」の“ビタミンD3”サプリメントは、ビタミンDを効率よく摂取でき、丈夫な体づくりをサポートする。粒も小さめで飲みやすく、90粒入りとコストパフォーマンスも良い。

▪️選者の推しポイント

10年以上前から「iHerb」でいろいろなアイテムを購入していますが、「カリフォルニアゴールドニュートリション」はPBなので、まずは信用して買ってみようとなりました。また、価格もほかのものと比べるとコスパが良いように思います。「カリフォルニアゴールドニュートリション」のサプリメントを何種類も選んできていますが、一番リピートしているのはこの“ビタミンD3”。ビタミンD3は太陽光を浴びることで体内で生成される栄養素。美容対策として紫外線を避ける人も増えているため、近年不足しがちな栄養素のひとつとも言われています。私の場合は雨や曇りが多く、夏が短いカナダ・バンクーバーに引っ越してからさらに太陽に当たる時間が短くなったので、サプリメントで補うようになりました。飲み続けていると、天気の悪い日が続いても気分の落ち込みがなくなったように感じています。カプセルも小さめで飲みやすいところもお気に入りです。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

PROFILE: 細倉真弓/カメラマン

PROFILE: (ほそくら・まゆみ)写真を撮っています

1:「ネイチャーズゲート」
“ハーブシャンプー(ノーマルヘア用)”
(容量:473mL、価格:1842円)

ナチュラル&オーガニックヘアケアブランド「ネイチャーズゲート(NATURE’S GATE)」のシャンプーには、やさしく洗浄して栄養を与えるハーブをはじめ、セージやラベンダー、ローズマリーなどの植物成分を配合。頭皮環境の潤いと油分がバランスよく保たれ、生き生きとした健やかな髪に導く。

▪️選者の推しポイント

「ネイチャーズゲート」のシャンプー、ノーマルヘア用のハーブの香りがお香みたいで好きです。髪の毛を乾かした後もふんわり香るので、オリエンタル系の香りが好きな人にはおすすめ。泡立ちも良く、洗い上がりのギシギシ感も全然気にならない。コンディショナーも同じ香りのものがあるので、一緒に使うとお風呂の中がいい香りで満たされてお気に入りです。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

2:「チョコラブ」
“アーモンド&海塩入りダークチョコレート”
(容量:90g、価格:601円)

フェアトレードのカカオを使用したチョコレートブランド「チョコラブ(CHOCOLOVE)」のアーモンド&海塩入りダークチョコレート。塩気の効いたカカオ55%のビターチョコレートと、香ばしいアーモンドの組み合わせで甘じょっぱさのバランスがちょうど良い。ちょっとしたギフトとして渡しても喜ばれるだろう。

▪️選者の推しポイント

「チョコラブ」のチョコレートは全部おいしいけれど、よく買うのがこのアーモンドシーソルトと、ラズベリーのフレーバーです。特にアーモンドシーソルトは、いい感じの塩味がピリっと効いて、脳から何かが出ます(笑)。夏場は配送がストップするので、涼しい時期のお楽しみとして。「チョコラブ」のお菓子を何種類か購入し、冷蔵庫で冷やしてそのときの気分で味を変えて、ちょこちょこ食べるのが好きです。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

3:「オーラカシア」
“スキンケアオイル スイートアーモンド”
(容量:118mL、価格:708円)

「オーラカシア」は、1982年に誕生したエッセンシャルオイルやアロマ製品を販売するブランドだ。同ブランドの“スイートアーモンドオイル”は完熟アーモンドを圧搾して抽出したヘア&ボディーオイルで、ボディーやヘア、ネイルにも使える。ベタつかないのにしっとりとする使い心地が特徴。

▪️選者の推しポイント

ヘアケアはオイル派なのですが、ココナッツオイルやアルガンオイルなど、いろいろな製品を試してきました。なんだかんだで落ち着いているのが、「オーラカシア」のスイートアーモンドオイルです。ココナッツオイルのように、冬に固まることもなく、重すぎず軽すぎず使いやすい。それでいてちゃんとしっとり、さらさらになる使用感もちょうどいいんです。私は、ドライヤーの前後に2回。たっぷり使っても罪悪感のない価格で文句なしです。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

PROFILE: 山本理沙/エッセイ・コラムニスト

PROFILE: (やまもと・りさ)トイプードルと6歳男児の母。「ミモレ」「現代ビジネス」「東京カレンダーWEB」などで連載を多数執筆。東京で生きる女性のリアルな心情を描いた作品が話題になっている。ポッドキャスト「ママの休憩所」も配信中

1:「トラディショナルメディシナルズ」
“オーガニック スロートコート”
(容量:16袋、価格:893円)

高品質なハーブティーを製造および販売する「トラディショナルメディシナルズ(TRADITIONAL MEDICINALS)」の“オーガニック スロートコート”は、季節の変化によって起こりやすい体調不良をサポートするハーブティーだ。カフェインフリーのため、寝る前でも安心して飲める。

▪️選者の推しポイント

喉のケアに欠かせない、10年近くリピートしているハーブティー。アカニレやリコリスなどの喉にやさしいハーブが絶妙にブレンドされていて、花粉症の季節や風邪のひき始め、ポッドキャストの収録前などに飲んでいます。ほんのり甘く、滑らかな口当たりで、カフェインフリーなので夜も飲めます。原材料もオーガニック認証&非遺伝子組換えで、体にやさしいのも魅力!

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

2:「シーラ・ジーズ」
“ブラウニーブリトル”
(容量:142g、価格:629円)

アメリカ発のフードブランド「シーラ・ジーズ(SHEILA G'S)」の“ブラウニーブリトル”は、ブラウニーを薄く焼いたクッキーのようなお菓子だ。チョコレートチップがたっぷり入っており、濃厚な味わい。そのまま食べても、砕いてアイスクリームやヨーグルトにかけてもおいしい。

▪️選者の推しポイント

ダイエット中、どうしても甘いものが食べたいとき……少しでも罪悪感のないおやつを選びたくて、出合ったのがこちらの“ブラウニーブリトル”。濃厚なチョコレートの味わいとカリカリ食感で満足度は高いのに、1枚がとても薄くて軽やか。保存料や着色料を使っていないシンプルな原材料も良い。オーブンで焼いたような自然なおいしさで、小腹がすいたときの“安心おやつ”として常備しています。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

3:「ナトロール」
“メラトニングミ”
(容量:90粒入り、価格:2023円)

睡眠サプリメントにいち早く着目し、米国でもっとも認知度のあるメラトニンブランドに成長した「ナトロール(NATROL)」のグミサプリ。配合しているメラトニン量はメラトニンサプリ初心者でも試しやすい1粒5mg。1回につき2粒の摂取を推奨している。

▪️選者の推しポイント

目や脳が冴えてしまった日の強い味方、メラトニングミ。ストロベリー味でおいしく、1〜2粒で自然な眠気がスーッと訪れ、“スイッチオフ”モードになれます。合成香料・甘味料・保存料不使用&ゼラチンフリーのクリーン処方もうれしい。夜のPC作業で不眠モードになることがあるので、常備しておくと安心です。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

「WWDJAPAN」ビューティデスク 牧田英子

PROFILE: 牧田英子/「WWDJAPAN」副編集長

PROFILE: (まきた・えいこ)大手アパレルメーカー、編集プロダクション、繊維の専門紙などを経て、2011年にINFASパブリケーションズに入社。それまでファッション業界に従事してきて、知識のないビューティ業界に足を踏み入れ10年強。今ではすっかりビューティの世界に魅了されている。入社以来、国内メーカー、オーガニック・ナチュラル分野を担当

1:「ヤムアース」
“オーガニックフルーツスナック”
(容量:5袋入り、価格:866円)

「ヤムアース(YUMEARTH)」は、オーガニックのキャンディーやフルーツグミなどを取り扱うスナックブランド。この“オーガニックフルーツスナック”は、子どもも安心して食べられるグミで、個包装タイプ。1袋でバナナ、イチゴ、チェリー、ピーチの4つのフレーバーを楽しめるため、仕事中や小腹が空いたときに最適だ。

▪️選者の推しポイント

10年ほど前に、同僚がアメリカ出張の際にお土産で買ってきてくれたのがきっかけで知ったフルーツグミ。果物そのままの味がして、あまりのおいしさに「iHerb」で検索したのを覚えています。10回以上リピートしている“いつメン”です。小分けになっているので、ちょっと甘いものが食べたいときにも便利。友人にもお裾分けすると喜ばれる一品。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

2:「エドワード & サンズ」
“ノットチキン ブイヨンキューブ”
(容量:8キューブ入り、価格:351円)

1978年に誕生したベジタリアンフードブランド「エドワード & サンズ(EDWARD & SONS)」のグルテンフリーコンソメキューブは、野菜スープやシチュー、ポトフなどの料理におすすめ。キューブタイプだが、柔らかいため必要な分だけカットして使用できる。

▪️選者の推しポイント

スープや炒め物に大活躍するブイヨン。塩やこしょうを入れなくても十分おいしいので、常に冷蔵庫にストックしてあります。1粒が大きいので4つに切り分けて使うのが自分流です。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

3:「セブンスジェネレーション」
“柔軟剤 フレッシュラベンダー”
(容量:946mL、価格:1136円)

環境に配慮した家庭用品を展開するブランド「セブンスジェネレーション(SEVENTH GENERATION)」の液体柔軟剤は、フレッシュなラベンダーが漂う香りをまとわせ、ふんわりとした触感の衣類に仕上げる。ナチュラル成分をメインに配合しており、安心して使用可能だ。容量が多いため、コストパフォーマンスも良い。

▪️選者の推しポイント

肌が弱いので、洗浄力強めの洗剤や柔軟剤を避けるようにしています。自然や人にやさしい洗剤や柔軟剤も、マストバイのアイテム。何度リピートしたか分からないほど愛用しています。柔軟剤はほのかに香るラベンダー精油で洗濯中も癒やされるのですが、在庫がないときも多いのでそんなときは無香料を購入しています。

「WWDJAPAN」に売り上げの一部が還元されることがあります

iHerbの基本情報

iHerbとは?

iHerbは自然派の健康関連商品を販売するオンラインショップで、アメリカ・カリフォルニア州で1996年に設立。サプリメントや化粧品、食品、日用品など、幅広い製品を取り扱っており、オーガニック製品の種類も豊富なため健康志向の高いユーザーが積極的に利用している。

2024年には売上高が24億ドル(日本円で約3592億8358万円)を超え、過去最高記録を更新するなど絶好調。利用客は1240万人、注文は3700万件に達した。これらの注文の約73%はリピーターによるもので、高い顧客ロイヤリティーを示している。

送料は6000円以上の注文で無料

6000円以上の注文で配送料が無料になる点もポイントだ。ただし、注文金額が1万6000円を超えると関税やその他の税、手数料などがかかるため注意が必要。

配送頻度も選べるお得な定期便

毎回の注文が5%オフになる定期便も用意。いつでも解約が可能で、商品の配達頻度も選択できるため、気に入った日用品などは定期便での購入がお得だ。

セール&キャンペーン情報をチェック

買い物をする前に、まずはセール情報からチェックしてみよう。iHerbでは年間を通じてほぼ毎日セールを実施しているため、ほしいアイテムが手頃な価格で手に入るかも!?メールアドレスを登録すれば、最新のセール情報を受け取ることも可能だ。

すぐに使える期間限定クーポンも配布中

現在、カテゴリー別の特別クーポンも配布中。この後のお買い物から使用できるので、ぜひチェックしてもらいたい。

■ビューティ・バス・パーソナルケアのカテゴリー対象クーポン(20%オフ)

クーポンコード:JUN25BBPC
使用可能期間:6月2日午前2時まで

商品の情報および価格は2025年5月28日現在のものです。為替により変動します。

The post “iHerb通”の業界人6人が厳選 サプリや食品まで、美容と健康の「私的名品リスト」 appeared first on WWDJAPAN.

百貨店の「5月危機」 免税売上高が軒並み4割減

大手百貨店4社の2025年5月度売上速報が出そろった。国内顧客の売上は各社とも安定的に推移したが、免税売上は軒並み3〜4割のマイナスとなった。前年5月は円安が最も進行し、一時1ドル=155〜157円をつけた時期だった。訪日消費が過熱していた当時の反動が大きいとはいえ、高額消費の勢いの弱まりは明らかだ。

三越伊勢丹の免税売上は、前年同月比33.0%減と大きく落ち込んだ 。基幹3店(新宿、日本橋、銀座)合計でも同30.2%のマイナス。前年の高水準からの反動が顕著に表れている。同社広報は、「ある程度の落ち込みは織り込み済み」としたうえで、次のように説明する。「特に昨年5月は訪日客による高額品購買がピークだったが、今回はそのブームが一段落したという側面もある。ただし、買い上げ点数は落ちていないため、不安視はしていない。アプリなどを通じて訪日客の識別化を進め、秋口からの回復を見込んでいる」。国内売上は堅調に推移しており、全国既存店の日本人売上は同3.9%増だった。

大丸松坂屋百貨店も、免税売上高が前年同月比40.1%減と大幅に落ち込んだ。訪日客数自体は同2.9%増だったが、ラグジュアリーブランド、時計、宝飾品など高額商材の販売が低迷し、客単価は同41.7%減と大きく落ちた。髙島屋も、免税売上は同41.7%減とマイナス幅が大きい。スポーツ用品や子供服など一部カテゴリでは訪日購買は堅調も、ラグジュアリーを中心とする高額品の不調が全体に影響した。阪急阪急百貨店は全店、旗艦店の阪急うめだ本店ともに、免税売上高が約4割減。モードやインターナショナルブランド、バッグ類が特に影響を受けた。一方、うめだ本店の国内客売上は、底堅いブライダル需要などによって同月の過去最高を記録した。

高額品依存の揺り戻し “インバウンド偏重”から脱却なるか

百貨店の好業績をしばらく支えてきた、ラグジュアリーを中心とした訪日客の高額品消費が一巡している。その一方で、国内客の購買は底堅く、食品や化粧品といった日常性の高いカテゴリーが支える。免税売上が不安定化する今、三越伊勢丹や阪急阪神百貨店が進める「訪日客の識別化」による囲い込みに加え、高額品に頼らない売上構成への再編成、国内顧客への訴求の再強化が、中長期的な競争力の鍵となりそうだ。

The post 百貨店の「5月危機」 免税売上高が軒並み4割減 appeared first on WWDJAPAN.

Z世代、TikTok、AIがけん引する“次世代マーケティング”の行方

ビューティ&ファッション業界では、パーソナライズされた体験とコミュニティー中心のブランド施策が消費者から支持を得るカギとなっている。クロスチャネルマーケティング・プラットフォーム企業のリストラック(LISTRAK)は、米「WWD」が主催した「ビューティCEOサミット」で「ビューティ&ファッション ベンチマーク レポート2025」を発表した。登壇したジェイミー・エルデン(Jamie Elden)=リストラック チーフ・レベニュー・オフィサーは、Z世代やAI、SNSが中心となる次世代マーケティングの潮流を語った。

「新製品告知を週に2回メールで送り、反応がなければ週4回送る」といった多くのブランドが行う量的アプローチは効果が薄く、“個人やニーズと向き合う”マーケティングが有効だとエルデン=チーフ・レベニュー・オフィサーは語る。リストラックのAI技術では、ユーザーが閲覧したが購入に至らなかった製品をトラッキングし、パーソナライズされたSMSやメールで再提案する。SMS経由の売り上げは、前年比70%増と急伸しており今や主要チャネルの一つになっているという。

注目チャネルはSMSからRCSへ
双方向型コミュニケーションが新常識に

北米では、ヨーロッパやアジアですでに普及しており進化型SMSといわれるRCS(リッチコミュニケーションサービス)の成長も注目されている。RCSは購入リンクや双方向のやり取りが可能で、ECとの連携にも優れる。「わずか5年でメールとSMSの比率は“メール70%:SMS30%”から“メール40%:SMS60%”へと逆転した」という。この変化をけん引しているのは、Z世代とミレニアル世代だ。

同社のレポートによれば、ブランドの新規客獲得数は前年比で80%増を記録。消費者はこれまで以上にSNSを検索・比較・発見の場として活用している。カスタマイズされたブランドコミュニケーションを得るため、ブランドの公式サイトでは自発的に個人データを入力しているという。また、パンデミック後に落ち込んだメイクアップカテゴリーはこの2年で回復傾向にあり、スキンケアは依然として主要カテゴリーを維持。Z世代が新規売り上げの約40%をけん引している。特筆すべきは、今年は13歳以下のα世代が勢いを増しており、月に平均140ドル(約1万9800円)を消費しているという。

TikTokライブは“10代のQVC”
ブランドとの連携も加速

エルデン=チーフ・レベニュー・オフィサーは、「最近、12歳の息子とロンドンのセルフリッジズ(SELFRIDGES)を訪れ、『パコ・ラバンヌ(PACO RABANNE)』のフレグランス“ファントム”を購入した。ロボット型のボトルの90年代に流行った製品だが、息子はTikTokでそれを見て自分で選んで購入した」と紹介。「フレグランスはZ世代やα世代の若い男性の間でブームになっている。彼らは高級ブランドのフレグランスに200〜400ドル(約2万8400〜5万6800円)を費やす」と語った。

Z世代とα世代、ソーシャルメディア、そして新興のマーケットプレイスがブランドの成長を左右する中、TikTokライブはゲームチェンジャーであり続けている。エルデン=チーフ・レベニュー・オフィサーはTikTokライブを「10代のためのQVC」と称し、「視聴者はアラームをセットしてまでライブ配信にアクセスし買い物を楽しんでいる」と指摘した。リストラックはTikTokショップとの連携を開始し、売り上げは急拡大しているという。

製品だけでなくブランドの
“人格”が問われる時代へ

ビューティ製品の消費者がこれまで以上に購買前の情報収集行動をするようになっている今、新鮮で魅力的なコンテンツがより求められている。消費者はスキンケアの効果や成分、人気製品やサステナビリティについて調べているとして、ハウツーコンテンツやソーシャルコンテンツの重要性を強調した。エルデン=チーフ・レベニュー・オフィサーは「今はただ製品を売るだけでは不十分だ。消費者はブランドの信念や社会的責任まで注目している」と締めくくった。

The post Z世代、TikTok、AIがけん引する“次世代マーケティング”の行方 appeared first on WWDJAPAN.

「スナイデル ビューティ」のガシャポンが登場 人気アイテム全8種がミニチュアチャームに

バンダイは7月から、「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」の人気アイテムをミニチュアチャームにしたガシャポンアイテム“スナイデル ミニチュアコレクション”(1回400円)を発売する。全国のガシャポンバンダイオフィシャルショップ、玩具売場、量販店、家電店などに設置したガシャポン自販機シリーズで順次取り扱う。

本物そっくりなアイシャドウパレットやリップをラインアップ

“スナイデル ミニチュアコレクション”は全高約3cm〜5cmの手のひらサイズで、「スナイデル ビューティ」の人気アイテムから全8種をラインアップ。”アイ デザイナー n” や “ユーフォリック グロウ ブラッシュ”はふたを開けることができ、中のパウダーは実物そっくりの色を配した。“ルージュ クチュール”もキャップを外すことができ、中にはリップスティックを再現している。

ラインアップは、“アイデザイナー n01、n04”、”ルージュ クチュール 01、03”、“ユーフォリック グロウ ブラッシュ02”、”クレイ ピールウオッシュ“、”ポア スムージング クレンジングオイル“、”オードトワレ“の全8種。全種、ブランドロゴのチャームとボールチェーンを付け、アクセサリーとしても楽しめるデザインに仕上げている。

The post 「スナイデル ビューティ」のガシャポンが登場 人気アイテム全8種がミニチュアチャームに appeared first on WWDJAPAN.

ユナイテッドアローズが立命館学園創立記念グッズをプロデュース 学園が目指す未来像をファッションで表現

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、学校法人立命館の創立125周年記念グッズ3種をプロデュースした。本グッズは、6月2日に立命館大学各キャンパスの生協ショップおよびオンラインショップで発売する。また、6月9日以降、新たな立命館大学オリジナルグッズも順次登場する。

未来を見据えた学園ビジョンを据えたオリジナルのデザインアイコン

今回のプロデュースアイテムは、きめ細かくなめらかな肌触りが特徴の6.3オンスのTシャツ(5500円)、今治織りのハンドタオル(1320円)、左右で色が異なるなど遊び心がつまったソックス(1430円)の3種。いずれも、2030年を見据えた学園ビジョン“R2030”のタグラインロゴ “Futurize.”をデザインアイコンとし、学園が目指す未来像をファッションで表現した。

立命館大学が展開する架空店舗のロゴデザイングッズも順次発売

6月9日以降に展開するのは、立命館大学で展開する架空の店舗“BOOKSTORE”のロゴを使用したオリジナルグッズだ。ラインアップは、Tシャツ(5980円)、トートバッグ(4720円)、ポーチ(Sサイズ:1960円、Lサイズ:3920円)、ソックス(1430円)、マグカップ(1580円)、ハンドタオル(1420円)だ。

The post ユナイテッドアローズが立命館学園創立記念グッズをプロデュース 学園が目指す未来像をファッションで表現 appeared first on WWDJAPAN.

「エレガンス」の“エレガンス ラズル”が販売終了

アルビオンが展開する「エレガンス(ELEGANCE)」のメイクアップシリーズ“エレガンス ラズル”が、8月31日で生産および販売を終了する。店頭在庫がなくなり次第、順次販売を終える。

“エレガンス ラズル”は、2022年4月にデビュー。“Radica(その瞬間を揺さぶる刺激)”をコンセプトに掲げ、アイカラーとネイルに特化して展開してきた。鮮やかな発色と多彩な質感で、独自の世界観を打ち出していた。

The post 「エレガンス」の“エレガンス ラズル”が販売終了 appeared first on WWDJAPAN.

「エレガンス」の“エレガンス ラズル”が販売終了

アルビオンが展開する「エレガンス(ELEGANCE)」のメイクアップシリーズ“エレガンス ラズル”が、8月31日で生産および販売を終了する。店頭在庫がなくなり次第、順次販売を終える。

“エレガンス ラズル”は、2022年4月にデビュー。“Radica(その瞬間を揺さぶる刺激)”をコンセプトに掲げ、アイカラーとネイルに特化して展開してきた。鮮やかな発色と多彩な質感で、独自の世界観を打ち出していた。

The post 「エレガンス」の“エレガンス ラズル”が販売終了 appeared first on WWDJAPAN.

【2025年夏コスメ】「ヴェレダ」がマンダリンの香りのシャワージェルとハンドクリームを発売 

「ヴェレダ(WELEDA)」は6月3日、イタリア・カプリ島の夏の海辺をイメージした100%天然アロマのボディーケアシリーズ“マンダリーノディカプリ”から、“シャワージェル”(200mL、2750円)と“ハンドクリーム”(50g、2420円)を発売する。地中海の夏の光や色彩、風、潮の香りを想起させるような香りに仕上げた。

両製品は夏の肌に心地よいライトなテクスチャーと、ビターなイタリア産マンダリンをベースに清涼感のあるローズマリー、ラベンダーをブレンドした天然アロマ100% による爽やかな香りが特徴だ。“シャワージェル”は、ジェルタイプのボディーウォッシュで、植物由来の低刺激洗浄ベースで肌の潤いを守り、心地よく洗い上げる。また、“ハンドクリーム” は、素早く角質層まで浸透し馴染みが良く、べたつかずに潤いをキープする。

パッケージはドイツやフランスのファッションメディアやラグジュアリーブランドで活躍するイラストレーターのケラ・ティル(Kera Till)氏とのコラボレーションデザインで、地中海を見下ろすオレンジ畑の様子を描いている。

The post 【2025年夏コスメ】「ヴェレダ」がマンダリンの香りのシャワージェルとハンドクリームを発売  appeared first on WWDJAPAN.

「ザ・ノース・フェイス」の親会社、24年は4%減収 「ヴァンズ」が引き続き苦戦

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ヴァンズ(VANS)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」などを擁するVFコーポレーション(VF CORPORATION以下、VFC)の2025年3月期決算は、売上高が前期比4.1%減の95億469万ドル(約1兆3591億円)、営業損益は前年の1億4393万ドル(約205億円)の赤字から3億377万ドル(約434億円)の黒字に、純損失は9億6888万ドル(約1385億円)から1億8971万ドル(約271億円)に縮小した。

地域別での売上高は、南北アメリカが同6.6%減の48億3350万ドル(約6911億円)、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)は同2.7%減の32億4850万ドル(約4645億円)と減収。アジア太平洋地域は、同1.4%増の14億2270万ドル(約2034億円)だった。

ブランド別では「ヴァンズ」が苦戦

ブランド別での売上高は、南北アメリカが堅調だった「ザ・ノース・フェイス」が同0.8%増の37億340万ドル(約5295億円)、グローバルで小売りが苦戦した「ヴァンズ」は同15.7%減の23億4940万ドル(約3359億円)、小売りと卸の両方が堅調だった「ティンバーランド」は3.3%増の16億770万ドル(約2299億円)だった。

なお、VFCは24年7月、保有していた「シュプリーム(SUPREME)」を伊アイウエア企業エシロールルックスオティカ(ESSILORLUXOTTICA)に15億ドル(約2145億円)で売却し、取引は同年10月に完了した。同ブランドが属していたその他のブランド部門の売り上げは、同1.6%増の13億220万ドル(約1862億円)だった。

CEOのコメント

四半期別に見ると、25年1~3月期(第4四半期)の売上高は前年同期比4.6%減の21億4377万ドル(約3065億円)だった。アナリスト予想の21億5000万~22億3000万ドル(約3074億~3188億円)を下回ったため、決算を発表した5月21日の株価は前日比15.8%安の12.15ドル(約1737円)となった。

ブラッケン・ダレル(Bracken Darrell)社長兼最高経営責任者は、第4四半期の業績は「ほぼ見込み通り」とコメント。「マクロ環境の不安定さが増しているが、コスト削減やその他のさまざまな対策によって傘下ブランドが成長軌道に戻り、力強く持続的な価値創出ができるものと確信している」と語った。なお、25年4〜6月期(第1四半期)は前年同期比3〜5%減収の見込みだという。

The post 「ザ・ノース・フェイス」の親会社、24年は4%減収 「ヴァンズ」が引き続き苦戦 appeared first on WWDJAPAN.

「ティファニー」銀座の誕生を記念して「六月大歌舞伎」で “ティファニーブルー“の祝幕を披露

「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、7月に迫ったアジア最大の旗艦店、「ティファニー」銀座のオープンに先駆け、日本文化へのオマージュとして6月2〜27日の期間、歌舞伎座で行われる江戸歌舞伎の名門・音羽屋の八代目尾上菊五郎と六代目尾上菊之助の襲名披露公演“六月大歌舞伎”での祝幕の取り組みを発表した。

新たな門出を祝う菊の花と太陽を描いた祝幕

祝幕のデザインには、クラシックな“ティファニーブルー”から新しい時代を表す濃いブルーのグラデーションを背景に、菊の花と日の出ずる太陽を描いた。この色使いは、襲名の新たな門出を祝うと同時に未来を拓くブランドの前向きなメッセージを込めた。

日本に初上陸した1972年から53年の時を経て7月11日に銀座6丁目にオープンする「ティファニー」銀座は、アジア最大の旗艦店で、店舗のデザインは日本を代表する建築家である青木淳、内装はピーター・マリノ(Peter Marino)が手掛け、日本文化に敬意を示した唯一無二のデザインになっている。また、日本初のブルー ボックス カフェやプライベート ダイニングなどを併設し、ブランドの世界観を幅広く発信する。

The post 「ティファニー」銀座の誕生を記念して「六月大歌舞伎」で “ティファニーブルー“の祝幕を披露 appeared first on WWDJAPAN.

「エッセンシャル」が“プレミアム”シリーズを拡充 ハイダメージ髪向けのヘアケア5品をラインアップ

花王のヘアケアブランド「エッセンシャル(ESSENTIAL)」は、“プレミアム”シリーズを拡充する。ハイダメージを受けた髪に向けたシャンプーとコンディショナー、ヘアマスクのほか、アウトバストリートメント2種を7月12日に発売する。全5アイテムをそろえ、価格帯は990〜1650円。

“とろとろ感”と滑らかな手触りをかなえる新タイプ

シャンプーとコンディショナー(各430mL、各1430円/レフィル各330mL、各990円※編集部調べ)、ヘアマスク(180g、1650円※編集部調べ)から、新タイプ“スパークルモイスト”が登場する。繰り返すヘアカラーやブリーチ、ヘアアイロンの熱でハイダメージを負ったことによる、髪のパサつきや切れ毛悩みに着目。3品とも、加水分解コンキオリンタンパク、グリセリン、ラノリン脂肪酸の保湿、補修成分を共通配合した。洗い流した後のとろとろとした感覚が特徴で、扱いやすくまとまりのある髪に仕上げる。

シャンプーには、スクワランをはじめ、シアバターや加水分解コラーゲン、加水分解シルク、加水分解ケラチンなどを組み合わせた「プレミアムうるおい成分」を配合。濃密な“スフレ泡”が髪を絡ませず、優しく洗い上げる。コンディショナーにはさらに乳酸を掛け合わせた「プレミアムうるおい成分α」を配合。加えて、ヘアマスクとともに独自処方“瞬間とろとろラメラ”を採用した。水に溶けやすく、ハイダメージ髪にも素早くなじんで傷んだ髪を集中補修し、滑らかな手触りをかなえる。

“ベタつかないサラサラ髪”に仕上げるトリートメント

アウトバストリートメントからは、ジェリー状のミルクタイプ“プレミアム うるりジェリーミルク”(140mL、1320円※編集部調べ)と、オイルタイプ“プレミアム うるりキラリオイル”(80mL、1320円※編集部調べ)の2種をラインアップ。ミルクタイプには加水分解コラーゲンや乳酸、ローヤルゼリーエキスなどの保湿成分を、オイルタイプにはスクワラン、アルガンオイルなどの補修成分をそれぞれ配合した。ベタつかず、サラサラとした仕上がりの髪に導く。

花王は、2024年4月から“Brighten me up!<ときめきが世界を変える>”をコンセプトに掲げ、同ブランドのリブランディングを実施。今回の拡充により、これまで以上に若年層を中心とした顧客の髪質と仕上がりニーズに広く応え、主戦場であるドラッグストアにおいて、1400円以上の高価格帯シャンプー市場での存在感を高める狙いだ。

The post 「エッセンシャル」が“プレミアム”シリーズを拡充 ハイダメージ髪向けのヘアケア5品をラインアップ appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」マリア・グラツィア・キウリの9年間を全47枚の写真で振り返る 

「ディオール(DIOR)」は、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターの退任を発表した。2016年から約9年間、同ブランド初の女性クチュリエとしてオートクチュールからウィメンズのプレタポルテやアクセサリーまでを手掛けた彼女のルックを振り返る。

The post 「ディオール」マリア・グラツィア・キウリの9年間を全47枚の写真で振り返る  appeared first on WWDJAPAN.

「ロレッタ」が艶&ウエット感をかなえるグリースゼリーを発売 9年ぶりの新製品

ヘアケアブランド「ロレッタ(LORETTA)」は6月2日17時、9年振りの新製品“グリースゼリー”(280g、2420円)を発売する。b-ex公式オンラインショップ、アマゾン、楽天市場などで取り扱う。 艶感やウエット感のあるスタイリングに最適なアイテムで、パッケージにはイラストレーターの森本ひであつによるぬくもりのあるイラストをデザインした。

同製品は、グリースアイテムの重い、べたつく、引っかかるというネガティブ要素を改善。かっちり固まらず艶感やウエット感でスタイリングを仕上げる。手に取ってすくえるジャータイプを採用しており、使用量の調節がしやすく、重ね付けする際にも使いやすい仕様だ。カラーやパーマでパサついてしまった髪をケアする2種の保湿成分も配合している。

The post 「ロレッタ」が艶&ウエット感をかなえるグリースゼリーを発売 9年ぶりの新製品 appeared first on WWDJAPAN.

「ロレッタ」が艶&ウエット感をかなえるグリースゼリーを発売 9年ぶりの新製品

ヘアケアブランド「ロレッタ(LORETTA)」は6月2日17時、9年振りの新製品“グリースゼリー”(280g、2420円)を発売する。b-ex公式オンラインショップ、アマゾン、楽天市場などで取り扱う。 艶感やウエット感のあるスタイリングに最適なアイテムで、パッケージにはイラストレーターの森本ひであつによるぬくもりのあるイラストをデザインした。

同製品は、グリースアイテムの重い、べたつく、引っかかるというネガティブ要素を改善。かっちり固まらず艶感やウエット感でスタイリングを仕上げる。手に取ってすくえるジャータイプを採用しており、使用量の調節がしやすく、重ね付けする際にも使いやすい仕様だ。カラーやパーマでパサついてしまった髪をケアする2種の保湿成分も配合している。

The post 「ロレッタ」が艶&ウエット感をかなえるグリースゼリーを発売 9年ぶりの新製品 appeared first on WWDJAPAN.

ジョナサン・アンダーソンが「ディオール」ウィメンズのトップにも就任 ファッションのクリエイションを統括

「ディオール(DIOR)」は6月2日、4月にメンズ・アーティスティック・ディレクターに任命したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がウィメンズも率いることを明らかにした。5月29日に退任が発表されたマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の後任。アンダーソンはメンズに加え、ウィメンズのオートクチュール、プレタポルテ、アクセサリー・コレクションを手掛けることになる。まずは6月27日に2026年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表するメンズ・コレクションでデビューを飾り、初のウィメンズ・コレクションは26年春夏パリ・ファッション・ウイーク中の10月1日に披露予定。初めて本格的に取り組むことになるオートクチュール・コレクションは、来年1月に発表する。

英国が生んだ才能豊かなスターデザイナー

アンダーソンは、1984年英国・北アイルランド生まれ。俳優を志して18歳で演劇を学ぶために渡米するが、そこで舞台衣装に興味を持ち、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)でメンズウエアを専攻。2005年に卒業後、「プラダ(PRADA)」で働き、08年に自身の名を冠したブランド「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」 を設立した。当初はメンズのみだったが、10年にウィメンズ・コレクションもスタート。ロンドン・ファッション・ウイークでコレクションを発表する傍ら、「トップショップ(TOPSHOP)」とのコラボコレクションや「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のセカンドライン「ヴェルサス ヴェルサーチェ(VERSUS VERSACE)」とのカプセルコレクションも制作した。当時から「シェアド・ワードローブ(男女で共有するワードローブ)」の考えをクリエイションに取り入れるなど、新たな価値観を提案し時代をけん引するスターデザイナーとしての頭角を表していた。

そして13年9月、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)に株式の46%を売却し、29歳の若さで「ロエベ(LOEWE)」のクリエイティブ・ディレクターに就任。遊び心あふれる大胆なアイデアやクラフトとアートへの愛を生かし、レザーグッズで知られるスペインの小規模なブランドだった「ロエベ」をグローバルなラグジュアリーブランドへと飛躍させた。また、17年からは「ジェイ ダブリュー アンダーソン」名義で「ユニクロ(UNIQLO)」と継続的にコラボコレクションを発表。近年は、「チャレンジャーズ(CHALLENGERS)」や「クィア(QUEER)」といった映画の衣装デザインも手掛けている。

The post ジョナサン・アンダーソンが「ディオール」ウィメンズのトップにも就任 ファッションのクリエイションを統括 appeared first on WWDJAPAN.

ジョナサン・アンダーソンが「ディオール」ウィメンズのトップにも就任 ファッションのクリエイションを統括

「ディオール(DIOR)」は6月2日、4月にメンズ・アーティスティック・ディレクターに任命したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がウィメンズも率いることを明らかにした。5月29日に退任が発表されたマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の後任。アンダーソンはメンズに加え、ウィメンズのオートクチュール、プレタポルテ、アクセサリー・コレクションを手掛けることになる。まずは6月27日に2026年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表するメンズ・コレクションでデビューを飾り、初のウィメンズ・コレクションは26年春夏パリ・ファッション・ウイーク中の10月1日に披露予定。初めて本格的に取り組むことになるオートクチュール・コレクションは、来年1月に発表する。

英国が生んだ才能豊かなスターデザイナー

アンダーソンは、1984年英国・北アイルランド生まれ。俳優を志して18歳で演劇を学ぶために渡米するが、そこで舞台衣装に興味を持ち、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)でメンズウエアを専攻。2005年に卒業後、「プラダ(PRADA)」で働き、08年に自身の名を冠したブランド「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」 を設立した。当初はメンズのみだったが、10年にウィメンズ・コレクションもスタート。ロンドン・ファッション・ウイークでコレクションを発表する傍ら、「トップショップ(TOPSHOP)」とのコラボコレクションや「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のセカンドライン「ヴェルサス ヴェルサーチェ(VERSUS VERSACE)」とのカプセルコレクションも制作した。当時から「シェアド・ワードローブ(男女で共有するワードローブ)」の考えをクリエイションに取り入れるなど、新たな価値観を提案し時代をけん引するスターデザイナーとしての頭角を表していた。

そして13年9月、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)に株式の46%を売却し、29歳の若さで「ロエベ(LOEWE)」のクリエイティブ・ディレクターに就任。遊び心あふれる大胆なアイデアやクラフトとアートへの愛を生かし、レザーグッズで知られるスペインの小規模なブランドだった「ロエベ」をグローバルなラグジュアリーブランドへと飛躍させた。また、17年からは「ジェイ ダブリュー アンダーソン」名義で「ユニクロ(UNIQLO)」と継続的にコラボコレクションを発表。近年は、「チャレンジャーズ(CHALLENGERS)」や「クィア(QUEER)」といった映画の衣装デザインも手掛けている。

The post ジョナサン・アンダーソンが「ディオール」ウィメンズのトップにも就任 ファッションのクリエイションを統括 appeared first on WWDJAPAN.

「ロベルト カヴァリ」2026年プレ・スプリング・コレクション

「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」が2026年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

The post 「ロベルト カヴァリ」2026年プレ・スプリング・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「ロベルト カヴァリ」2026年プレ・スプリング・コレクション

「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」が2026年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

The post 「ロベルト カヴァリ」2026年プレ・スプリング・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「セザンヌ」がくすみ補正ハイライトと3色入りシェーディングパレットを発売

「セザンヌ(CEZANNE)」は8月上旬、くすみを補正しフィルターをかけたような明るい肌印象に仕上げる“トーンフィルターハイライト”(693円)と、濃淡の異なる3つの影色で自然な立体感を叶える“ブレンドカラーシェーディング”(全2色、各781円)を発売する。

 

“トーンフィルターハイライト”は、目元のくすみやクマ、くすみやすい口元やほうれい線、毛穴、赤みなどをカバーする。サラサラとした質感で、美容保湿成分と皮脂吸着パウダーも配合した。山型形状のブラシは、細かい部分にフィットし、サイド面はぼかしやすくなっている。

3色入りパレットの“ブレンドカラーシェーディング”は、鼻筋やフェイスライン、おでこなど、影を入れたい場所に合わせて濃淡や色みを調節できる。フェイスラインのほか、鼻筋にもフィットする毛量を抑えた斜めカットブラシを採用した。カラーは、明るい自然な茶色ウォームトーンと落ち着いた深めの茶色のクールトーンを用意する。

The post 「セザンヌ」がくすみ補正ハイライトと3色入りシェーディングパレットを発売 appeared first on WWDJAPAN.

「セザンヌ」がくすみ補正ハイライトと3色入りシェーディングパレットを発売

「セザンヌ(CEZANNE)」は8月上旬、くすみを補正しフィルターをかけたような明るい肌印象に仕上げる“トーンフィルターハイライト”(693円)と、濃淡の異なる3つの影色で自然な立体感を叶える“ブレンドカラーシェーディング”(全2色、各781円)を発売する。

 

“トーンフィルターハイライト”は、目元のくすみやクマ、くすみやすい口元やほうれい線、毛穴、赤みなどをカバーする。サラサラとした質感で、美容保湿成分と皮脂吸着パウダーも配合した。山型形状のブラシは、細かい部分にフィットし、サイド面はぼかしやすくなっている。

3色入りパレットの“ブレンドカラーシェーディング”は、鼻筋やフェイスライン、おでこなど、影を入れたい場所に合わせて濃淡や色みを調節できる。フェイスラインのほか、鼻筋にもフィットする毛量を抑えた斜めカットブラシを採用した。カラーは、明るい自然な茶色ウォームトーンと落ち着いた深めの茶色のクールトーンを用意する。

The post 「セザンヌ」がくすみ補正ハイライトと3色入りシェーディングパレットを発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ポーター」が「セシリー バンセン」とコラボ 定番3型に可憐な花咲く

吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は6月5日、「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」とのコラボコレクションを日本で先行発売する。表参道店は8日まで、コラボ記念イベントの会場となり、デザイナーのセシリー バンセン(Cecilie Bahnsen)がコレクションを直接説明する。

コラボコレクションは、バックパック(全1色、各14万3000円)、2ウエイツールバッグ(全3色、各12万1000円)、ボンサックミニ(全3色、各8万8000円)の全3型。バンセンは「2015年、初めて日本を訪れたとき、『ポーター』のブラックのバルーンバッグを購入した。今回、その思い出の品を再構築する形でコレクションが出来上がった」と話す。「セシリー バンセン」の25年プレ・フォール・コレクションにも通ずる、詩的でノスタルジックな佇まいに仕上げた。

表参道店を含むポーターフラッグシップストアと新宿店、吉田カバンの公式EC(6月8日12:00から)で取り扱う。コラボ記念イベントでは、同コレクションほか、「セシリー バンセン」の2025年春夏コレクションの一部も並ぶ。

同コラボは、吉田カバンの創業90周年アイテムの第2弾である。4月末には、第1弾として人気シリーズ“タンカー”の限定色を発表していた。

◾️セシリー バンセン イン ザ ポーター ギャラリー2
日程:6月5~8日
時間:12:00~20:00(最終日は18:00まで)
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー2
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

The post 「ポーター」が「セシリー バンセン」とコラボ 定番3型に可憐な花咲く appeared first on WWDJAPAN.

「ポーター」が「セシリー バンセン」とコラボ 定番3型に可憐な花咲く

吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は6月5日、「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」とのコラボコレクションを日本で先行発売する。表参道店は8日まで、コラボ記念イベントの会場となり、デザイナーのセシリー バンセン(Cecilie Bahnsen)がコレクションを直接説明する。

コラボコレクションは、バックパック(全1色、各14万3000円)、2ウエイツールバッグ(全3色、各12万1000円)、ボンサックミニ(全3色、各8万8000円)の全3型。バンセンは「2015年、初めて日本を訪れたとき、『ポーター』のブラックのバルーンバッグを購入した。今回、その思い出の品を再構築する形でコレクションが出来上がった」と話す。「セシリー バンセン」の25年プレ・フォール・コレクションにも通ずる、詩的でノスタルジックな佇まいに仕上げた。

表参道店を含むポーターフラッグシップストアと新宿店、吉田カバンの公式EC(6月8日12:00から)で取り扱う。コラボ記念イベントでは、同コレクションほか、「セシリー バンセン」の2025年春夏コレクションの一部も並ぶ。

同コラボは、吉田カバンの創業90周年アイテムの第2弾である。4月末には、第1弾として人気シリーズ“タンカー”の限定色を発表していた。

◾️セシリー バンセン イン ザ ポーター ギャラリー2
日程:6月5~8日
時間:12:00~20:00(最終日は18:00まで)
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー2
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

The post 「ポーター」が「セシリー バンセン」とコラボ 定番3型に可憐な花咲く appeared first on WWDJAPAN.

「アットコスメ」の口コミから読みとく“日焼け止め”ヒットの法則

ユーザーはどのような要素を基準に日焼け止めを選んでいるのか?今回は「アットコスメ(@COSME)」に寄せられた口コミから、西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナーがヒットの法則を解説する。なお日焼け止めは、化粧下地や乳液など全タイプを対象とした(集計期間2025年4月1~30日)。

ーー日焼け止めの口コミで象徴的に使われているワードは?

西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナー(以下、西原):「スキンケア感覚」というワードの出現率が、ここ数年増加している。口コミでは「“塗った感”が少なく、膜感が苦手な自分にはスキンケア感覚で使えて好印象」「日焼け止めや下地はきしみが気になったり、乾燥が気になったりするものが多い中、こちらはスキンケア感覚で使える」などと使われている。日焼け止めに特有の“嫌な感じ”がなく、まるでスキンケア製品を使っているかのような心地よさを表すと考えている。このような使い心地にこだわった製品が、より支持されるのではないか。

アットコスメ2025年4月「日焼け止め」口コミTOP5

1位「コスメデコルテ(DECORTE)」“サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC”[SPF50+・PA++++](全3色、各35g、各3300円)

「高いUVカット機能と、肌をきれいに見せるメイクアップ効果の両立が評価されている。口コミでは『白浮きしない自然なトーンアップがお気に入り』や、特にラベンダーローズは『ササっと塗るだけでくすみが飛び、全体の印象がパッと明るくなり透明感が出る』などの声がある。高価格帯ブランドではあるものの、比較的手頃な価格でコストパフォーマンスが高いことも人気の理由」(西原)。

2位「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”[SPF50+・PA++++](30mL、3960円※生産終了、リニューアル)

「高いUVカット機能と、自然なトーンアップ効果の両立が好評。2月にリニューアルし、『トーンアップ効果が高まった』『更に素晴らしくなった』などと言われている。口コミでは『一日中乾燥を感じない』『保湿もUVもきちんと、という希望をかなえてくれる』など、保湿力への評価が高い」(同)。

3位「エリクシール(ELIXIR)」“デーケアレボリューション ブライトニング + ba”[SPF50+・PA++++](35mL、3740円※編集部調べ)

「化粧水の後にこれ1本でOKな朝用乳液。口コミでは『1本で乳液・化粧下地・日焼け止めを兼ねているので、忙しい朝に時短になってありがたい』『これ1本で美白もエイジングケアもできるのは魅力的』と多機能性が評価されている。リニューアルで美容成分が20%アップし、『これを機に購入した』という声も見られた」(同)。

4位「ポール & ジョー ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE)」“プロテクティング プライマー”[SPF50+・PA++++](30mL、4070円)

「『数えきれないくらいリピしている』『“元からお肌がきれいな人”になれる」といった口コミも見られるロングセラー製品が3月にリニューアルした。特に新色“00”が人気で、『夕方までくすまなくて鏡を見るたびに感動』などと好評。『使わなくても飾っておきたいくらい容器がかわいい』という声も』(同)。

5位「オルビス(ORBIS)」“オルビス リンクルブライトUVプロテクター”[SPF50+・PA++++]【医薬部外品】(15g、1320円 /50g、3850円)

「シワ改善・美白有効成分配合のUV。『「オルビス」の美容液“リンクルブライトセラム”を塗ったかのように肌に弾力感が出る』『美容液成分がたっぷり配合されているので保湿力が高い』とスキンケア効果を高く評価されている。トライアルサイズが限定販売されたが、『初めての製品を試すにはミニサイズだと安心』という声も見られた」(同)。

ーー4月に、日焼け止め以外で好調だったカテゴリーは?

西原:4月はシャンプー・コンディショナーカテゴリーへの口コミの増加が見られた。毎年夏にかけて口コミが増えるカテゴリーだが、今年は例年以上の増加だ。マツキヨココカラ&カンパニーのハイプレミアムシャンプー「コンクレッド(CONCRED)」2シリーズの発売や、“タイパ美容”に着目した「アンドペアー(&PAIR)」のデビュー、「ダイアン(DIANE)」“ロータス 水素トリートメント ティー&シトラスの香り”(13g×4包、1716円)など、話題の新製品が数多く投入されたことが要因だと思われる。

ーー今後注目の成分など、“トレンドの芽”は?

西原:トラネキサム酸はすでに美白の有効成分として人気だが、暖かくなり始めたことで過去3カ月と比較し口コミ数が増加している。さらに注目すべきは、前年同月比でも増加している点だ。近年トラネキサム酸の新たな肌への効果を示唆する研究結果が発表されており、同成分への期待はより高まると考えている。

The post 「アットコスメ」の口コミから読みとく“日焼け止め”ヒットの法則 appeared first on WWDJAPAN.

「アットコスメ」の口コミから読みとく“日焼け止め”ヒットの法則

ユーザーはどのような要素を基準に日焼け止めを選んでいるのか?今回は「アットコスメ(@COSME)」に寄せられた口コミから、西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナーがヒットの法則を解説する。なお日焼け止めは、化粧下地や乳液など全タイプを対象とした(集計期間2025年4月1~30日)。

ーー日焼け止めの口コミで象徴的に使われているワードは?

西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナー(以下、西原):「スキンケア感覚」というワードの出現率が、ここ数年増加している。口コミでは「“塗った感”が少なく、膜感が苦手な自分にはスキンケア感覚で使えて好印象」「日焼け止めや下地はきしみが気になったり、乾燥が気になったりするものが多い中、こちらはスキンケア感覚で使える」などと使われている。日焼け止めに特有の“嫌な感じ”がなく、まるでスキンケア製品を使っているかのような心地よさを表すと考えている。このような使い心地にこだわった製品が、より支持されるのではないか。

アットコスメ2025年4月「日焼け止め」口コミTOP5

1位「コスメデコルテ(DECORTE)」“サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC”[SPF50+・PA++++](全3色、各35g、各3300円)

「高いUVカット機能と、肌をきれいに見せるメイクアップ効果の両立が評価されている。口コミでは『白浮きしない自然なトーンアップがお気に入り』や、特にラベンダーローズは『ササっと塗るだけでくすみが飛び、全体の印象がパッと明るくなり透明感が出る』などの声がある。高価格帯ブランドではあるものの、比較的手頃な価格でコストパフォーマンスが高いことも人気の理由」(西原)。

2位「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”[SPF50+・PA++++](30mL、3960円※生産終了、リニューアル)

「高いUVカット機能と、自然なトーンアップ効果の両立が好評。2月にリニューアルし、『トーンアップ効果が高まった』『更に素晴らしくなった』などと言われている。口コミでは『一日中乾燥を感じない』『保湿もUVもきちんと、という希望をかなえてくれる』など、保湿力への評価が高い」(同)。

3位「エリクシール(ELIXIR)」“デーケアレボリューション ブライトニング + ba”[SPF50+・PA++++](35mL、3740円※編集部調べ)

「化粧水の後にこれ1本でOKな朝用乳液。口コミでは『1本で乳液・化粧下地・日焼け止めを兼ねているので、忙しい朝に時短になってありがたい』『これ1本で美白もエイジングケアもできるのは魅力的』と多機能性が評価されている。リニューアルで美容成分が20%アップし、『これを機に購入した』という声も見られた」(同)。

4位「ポール & ジョー ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE)」“プロテクティング プライマー”[SPF50+・PA++++](30mL、4070円)

「『数えきれないくらいリピしている』『“元からお肌がきれいな人”になれる」といった口コミも見られるロングセラー製品が3月にリニューアルした。特に新色“00”が人気で、『夕方までくすまなくて鏡を見るたびに感動』などと好評。『使わなくても飾っておきたいくらい容器がかわいい』という声も』(同)。

5位「オルビス(ORBIS)」“オルビス リンクルブライトUVプロテクター”[SPF50+・PA++++]【医薬部外品】(15g、1320円 /50g、3850円)

「シワ改善・美白有効成分配合のUV。『「オルビス」の美容液“リンクルブライトセラム”を塗ったかのように肌に弾力感が出る』『美容液成分がたっぷり配合されているので保湿力が高い』とスキンケア効果を高く評価されている。トライアルサイズが限定販売されたが、『初めての製品を試すにはミニサイズだと安心』という声も見られた」(同)。

ーー4月に、日焼け止め以外で好調だったカテゴリーは?

西原:4月はシャンプー・コンディショナーカテゴリーへの口コミの増加が見られた。毎年夏にかけて口コミが増えるカテゴリーだが、今年は例年以上の増加だ。マツキヨココカラ&カンパニーのハイプレミアムシャンプー「コンクレッド(CONCRED)」2シリーズの発売や、“タイパ美容”に着目した「アンドペアー(&PAIR)」のデビュー、「ダイアン(DIANE)」“ロータス 水素トリートメント ティー&シトラスの香り”(13g×4包、1716円)など、話題の新製品が数多く投入されたことが要因だと思われる。

ーー今後注目の成分など、“トレンドの芽”は?

西原:トラネキサム酸はすでに美白の有効成分として人気だが、暖かくなり始めたことで過去3カ月と比較し口コミ数が増加している。さらに注目すべきは、前年同月比でも増加している点だ。近年トラネキサム酸の新たな肌への効果を示唆する研究結果が発表されており、同成分への期待はより高まると考えている。

The post 「アットコスメ」の口コミから読みとく“日焼け止め”ヒットの法則 appeared first on WWDJAPAN.

「アニヤ・ハインドマーチ」のダイビングショップ、東京・六本木ヒルズに出現

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」が、ポップアップ“アニヤズ ダイブ ショップ”を開催する。場所は東京・六本木ヒルズで、会期は6月6〜21日。

同ポップアップには、タコやクラゲをモチーフにした遊び心のあるバッグや、夏素材・ラフィアやジュートを使ったリゾート感のあるバッグ、海水浴に必須の浮き輪やゴーグルなど、海にまつわるさまざまなアイテムが集まる。内装は、海沿いの小さな街のダイビングショップをイメージしている。

同ブランドは5月31日まで、同じ場所でポップアップ“アニヤ エアー”を開催していた。今回のポップアップはその地続きであり、「“エアー アニヤ”で向かったのは海」という裏設定が存在するという。

■アニヤズ ダイブ ショップ
期間:6月6〜21日
時間:11:00〜20:00(最終日は17:00まで)
場所:六本木ヒルズ ヒルズボックス(六本木ヒルズ ヒルサイド 2階)

The post 「アニヤ・ハインドマーチ」のダイビングショップ、東京・六本木ヒルズに出現 appeared first on WWDJAPAN.

「アニヤ・ハインドマーチ」のダイビングショップ、東京・六本木ヒルズに出現

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」が、ポップアップ“アニヤズ ダイブ ショップ”を開催する。場所は東京・六本木ヒルズで、会期は6月6〜21日。

同ポップアップには、タコやクラゲをモチーフにした遊び心のあるバッグや、夏素材・ラフィアやジュートを使ったリゾート感のあるバッグ、海水浴に必須の浮き輪やゴーグルなど、海にまつわるさまざまなアイテムが集まる。内装は、海沿いの小さな街のダイビングショップをイメージしている。

同ブランドは5月31日まで、同じ場所でポップアップ“アニヤ エアー”を開催していた。今回のポップアップはその地続きであり、「“エアー アニヤ”で向かったのは海」という裏設定が存在するという。

■アニヤズ ダイブ ショップ
期間:6月6〜21日
時間:11:00〜20:00(最終日は17:00まで)
場所:六本木ヒルズ ヒルズボックス(六本木ヒルズ ヒルサイド 2階)

The post 「アニヤ・ハインドマーチ」のダイビングショップ、東京・六本木ヒルズに出現 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】仲里依紗、生見愛瑠らが来場 「トリー バーチ」が伊勢丹新宿店でポップアップ

「トリー バーチ(TORY BURCH)」は、5月28日〜6月3日まで、伊勢丹新宿本店1階ザ・ステージでポップアップストア“サマー ゲームズ(SUMMER GAMES)”を開催中だ。スイミングプールをイメージしてデザインされた空間には、2025年夏コレクションからレディ・トゥ・ウエア、ハンドバッグ、シューズ、アクセサリーなどの新作アイテムを取りそろえる。会場には、仲里依紗、生見愛瑠、志田彩良、豊田裕大の4人が姿を見せた。

来場者スナップ

▪️ポップアップストア“サマーゲームズ”

日程:5月28日〜6月3日
場所:伊勢丹新宿本店1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

The post 【スナップ】仲里依紗、生見愛瑠らが来場 「トリー バーチ」が伊勢丹新宿店でポップアップ appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】仲里依紗、生見愛瑠らが来場 「トリー バーチ」が伊勢丹新宿店でポップアップ

「トリー バーチ(TORY BURCH)」は、5月28日〜6月3日まで、伊勢丹新宿本店1階ザ・ステージでポップアップストア“サマー ゲームズ(SUMMER GAMES)”を開催中だ。スイミングプールをイメージしてデザインされた空間には、2025年夏コレクションからレディ・トゥ・ウエア、ハンドバッグ、シューズ、アクセサリーなどの新作アイテムを取りそろえる。会場には、仲里依紗、生見愛瑠、志田彩良、豊田裕大の4人が姿を見せた。

来場者スナップ

▪️ポップアップストア“サマーゲームズ”

日程:5月28日〜6月3日
場所:伊勢丹新宿本店1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

The post 【スナップ】仲里依紗、生見愛瑠らが来場 「トリー バーチ」が伊勢丹新宿店でポップアップ appeared first on WWDJAPAN.

新潟・十日町発 デザイナー兼コメ農家が挑む「着物再生」

着物の産地として知られる新潟県十日町市に移住し、活躍する若手デザイナーがいる。彼が作るのは、タンスの肥やしになっていた着物を仕立て直したワンピースやシャツ、シューズ、ネクタイなど。SDGsや地域おこしの観点で注目を集め、自治体や有力企業からの仕事依頼が相次ぐ。

5月下旬、田植えを終えたばかりの水田が広がる十日町のアトリエで、杉浦充宜さん(34)はたくさんの古い着物を点検していた。自宅1階の農機具置き場を改装したアトリエには、主に市内で回収した古い着物が定期的に届く。鮮やかな柄の振袖、艶やかな友禅や上品な絣(かすり)の訪問着、金糸銀糸を使った帯などさまざまだ。

「十日町はふつうの家庭にも着物が浸透していて、母から娘へと受け継がれる。でも着る機会がなく、廃棄されてしまうケースが多々あり、非常にもったいない。洋服や小物に形を変えて、少しでも継承していきたい」

リメークした商品は主にEC(ネット通販)で売る。新潟伊勢丹ではポップアップストアを出店した。自治体からの依頼でイベントをする機会も多く、今年2月の十日町雪まつりでもランウェイショーを開いた。新潟県からのオファーを受け、7月には大阪・関西万博への出品を控える。

「着物にハサミを入れるのが怖かった」

杉浦さんは静岡県浜松市出身。「ダンヒル」のスーツをダンディに着こなす父を見て、幼い頃からテーラードに関心を持った。高校卒業後の2009年に渡英し、サビルローの職人に話を聞いたり、スーツを解体したり、貪欲に本場の紳士服を吸収した。日本の服飾専門学校で学んだ後、5年間在籍した「ルイ・ヴィトン」ではテーラリングスペシャリストとして各地の百貨店に勤務した。メンズ部門でキム・ジョーンズ、ヴァージル・アブローが活躍していた時期で、杉浦さんは「彼らが作り出すクリエーションに惚れ込んだ。魅力的なコンセプトを打ち立てデザインする手法に強い影響を受けた」と話す。

転機はコロナ禍の21年。妻・美紅さんの故郷、十日町に移住した。十日町は魚沼産コシヒカリの産地としても有名で、美紅さんの実家もコメ農家である。体調を崩した両親に替わって、杉浦さん夫婦が農業を引き継ぐことになったのだ。ファッションの仕事からは離れるつもりだった。しかし美紅さんから「母から譲り受けた着物を着る機会がない」と聞き、同じ課題を持っている人が周囲に多いことを知る。「着物再生プロジェクト」に挑もうと決意する。

葛藤もあった。スーツと着物は全く違う。着物はそれ自体が完成された美である。着物の知識がないよそ者の自分が、地域の宝である着物を洋服に仕立て直して良いのか。「着物にハサミを入れるのが怖かった」と振り返る。

少しでも地元の人たちの理解を得ようと、23年春に公民館でファッションショーを開催した。モデルも地元の人を起用するなど、手作り感あふれるものだった。50人ほどの観客を集めたショーは評判を呼んだ。地元でも着物のショー自体は珍しくなかったが、独自の感性とクオリティーで表現されたステージは若い世代から支持を得た。

市からは「(費用を出すので)ぜひ町おこしのためショーを開いてください」と頼まれた。着物集めや縫製などで協力を名乗り出る人も増えた。地元の着物企業からも「和装を盛り上げてくれてありがとう」「応援したい」といった声が寄せられた。「これほど喜ばれるとは想像していなかった。十日町の皆さんが笑顔になってくれることが一番うれしかった」。

2000年に比べて3割減という深刻な人口減少に直面する十日町市は、移住者の受け入れに積極的だ。杉浦さんは移住者による地域活性化の好例として、地元のテレビや新聞でもたびたび密着取材を受けた。十日町の若い世代によるSDGs発信という文脈で拡散されていった。

24年1月にMitsuyoshi Design Studio(ミツヨシデザインスタジオ)を設立。着物再生プロジェクトだけでなく、得意のテーラードスーツの制作、パッケージやロゴなどのデザイン、イベント企画など幅広い業務を手掛けるようになった。市内・県内だけでなく、東京でもショーを開いた。今年4月にはJR東日本・飯山線の観光列車に、着物を部分的に使った制服が採用された。杉浦さんのもとにはさまざまな案件が舞い込む。

「ようやく十日町の人間になれたかな」

農家としても奮闘する。浜松市の市街地近くで育った杉浦さんにとって農業は未知の世界だった。義理の両親や親戚、近所の人たちが、親切に根気よく教えてくれるので、少しずつ仕事に慣れていった。

今年も5月に田植えを終えた。これから暑くなると草取りや草刈りに汗をかく日が続く。アトリエに籠る時間よりも、田畑で長靴を履いている時間の方が長い。トマトやナスなどの野菜作りではイノシシ対策に頭を悩ませる。

それでも田舎暮らしが気に入っている。「農業はクリエイティブ。天候もそうだし、肥料のやり方一つで出来が変わる。愛情の掛け方で差が出る。服と同じように、僕は魚沼産コシヒカリに誇りを持っている。まだ修行中の身で偉そうなことは言えないけれど」と笑う。

冬になると雪が2m以上積もる豪雪地帯で、過酷な自然と向き合って暮らす。移住前は地元に溶け込めるのか不安だったが、着物のリメークでもコメ作りでも地域の人が手を差し伸べてくれた。着物もコメも厳しい自然とそこで助け合いながら暮らす人たちの営みから生まれる。「ルイ・ヴィトン」で働いていた頃とは何もかも違うが、都市生活では感じられなかった種類の手応えがある。杉浦さんは最近、ふとした時に思う。「僕もようやく十日町の人間になれたかな」。

メディアの取材で目標を聞かれるたび、「パリでショーを開きたい」と答えてきた。これを夢では終わらせない。今年秋に実現のメドをつけた。着物のリメーク品と自身の原点であるスーツを披露すべく、着々と準備を進める。移住先で少しずつ共感の輪を広げてきた着物再生プロジェクト。田んぼに黄金色の稲穂が実って、稲刈りを終えた後、杉浦さんはパリに渡る。

The post 新潟・十日町発 デザイナー兼コメ農家が挑む「着物再生」 appeared first on WWDJAPAN.

新潟・十日町発 デザイナー兼コメ農家が挑む「着物再生」

着物の産地として知られる新潟県十日町市に移住し、活躍する若手デザイナーがいる。彼が作るのは、タンスの肥やしになっていた着物を仕立て直したワンピースやシャツ、シューズ、ネクタイなど。SDGsや地域おこしの観点で注目を集め、自治体や有力企業からの仕事依頼が相次ぐ。

5月下旬、田植えを終えたばかりの水田が広がる十日町のアトリエで、杉浦充宜さん(34)はたくさんの古い着物を点検していた。自宅1階の農機具置き場を改装したアトリエには、主に市内で回収した古い着物が定期的に届く。鮮やかな柄の振袖、艶やかな友禅や上品な絣(かすり)の訪問着、金糸銀糸を使った帯などさまざまだ。

「十日町はふつうの家庭にも着物が浸透していて、母から娘へと受け継がれる。でも着る機会がなく、廃棄されてしまうケースが多々あり、非常にもったいない。洋服や小物に形を変えて、少しでも継承していきたい」

リメークした商品は主にEC(ネット通販)で売る。新潟伊勢丹ではポップアップストアを出店した。自治体からの依頼でイベントをする機会も多く、今年2月の十日町雪まつりでもランウェイショーを開いた。新潟県からのオファーを受け、7月には大阪・関西万博への出品を控える。

「着物にハサミを入れるのが怖かった」

杉浦さんは静岡県浜松市出身。「ダンヒル」のスーツをダンディに着こなす父を見て、幼い頃からテーラードに関心を持った。高校卒業後の2009年に渡英し、サビルローの職人に話を聞いたり、スーツを解体したり、貪欲に本場の紳士服を吸収した。日本の服飾専門学校で学んだ後、5年間在籍した「ルイ・ヴィトン」ではテーラリングスペシャリストとして各地の百貨店に勤務した。メンズ部門でキム・ジョーンズ、ヴァージル・アブローが活躍していた時期で、杉浦さんは「彼らが作り出すクリエーションに惚れ込んだ。魅力的なコンセプトを打ち立てデザインする手法に強い影響を受けた」と話す。

転機はコロナ禍の21年。妻・美紅さんの故郷、十日町に移住した。十日町は魚沼産コシヒカリの産地としても有名で、美紅さんの実家もコメ農家である。体調を崩した両親に替わって、杉浦さん夫婦が農業を引き継ぐことになったのだ。ファッションの仕事からは離れるつもりだった。しかし美紅さんから「母から譲り受けた着物を着る機会がない」と聞き、同じ課題を持っている人が周囲に多いことを知る。「着物再生プロジェクト」に挑もうと決意する。

葛藤もあった。スーツと着物は全く違う。着物はそれ自体が完成された美である。着物の知識がないよそ者の自分が、地域の宝である着物を洋服に仕立て直して良いのか。「着物にハサミを入れるのが怖かった」と振り返る。

少しでも地元の人たちの理解を得ようと、23年春に公民館でファッションショーを開催した。モデルも地元の人を起用するなど、手作り感あふれるものだった。50人ほどの観客を集めたショーは評判を呼んだ。地元でも着物のショー自体は珍しくなかったが、独自の感性とクオリティーで表現されたステージは若い世代から支持を得た。

市からは「(費用を出すので)ぜひ町おこしのためショーを開いてください」と頼まれた。着物集めや縫製などで協力を名乗り出る人も増えた。地元の着物企業からも「和装を盛り上げてくれてありがとう」「応援したい」といった声が寄せられた。「これほど喜ばれるとは想像していなかった。十日町の皆さんが笑顔になってくれることが一番うれしかった」。

2000年に比べて3割減という深刻な人口減少に直面する十日町市は、移住者の受け入れに積極的だ。杉浦さんは移住者による地域活性化の好例として、地元のテレビや新聞でもたびたび密着取材を受けた。十日町の若い世代によるSDGs発信という文脈で拡散されていった。

24年1月にMitsuyoshi Design Studio(ミツヨシデザインスタジオ)を設立。着物再生プロジェクトだけでなく、得意のテーラードスーツの制作、パッケージやロゴなどのデザイン、イベント企画など幅広い業務を手掛けるようになった。市内・県内だけでなく、東京でもショーを開いた。今年4月にはJR東日本・飯山線の観光列車に、着物を部分的に使った制服が採用された。杉浦さんのもとにはさまざまな案件が舞い込む。

「ようやく十日町の人間になれたかな」

農家としても奮闘する。浜松市の市街地近くで育った杉浦さんにとって農業は未知の世界だった。義理の両親や親戚、近所の人たちが、親切に根気よく教えてくれるので、少しずつ仕事に慣れていった。

今年も5月に田植えを終えた。これから暑くなると草取りや草刈りに汗をかく日が続く。アトリエに籠る時間よりも、田畑で長靴を履いている時間の方が長い。トマトやナスなどの野菜作りではイノシシ対策に頭を悩ませる。

それでも田舎暮らしが気に入っている。「農業はクリエイティブ。天候もそうだし、肥料のやり方一つで出来が変わる。愛情の掛け方で差が出る。服と同じように、僕は魚沼産コシヒカリに誇りを持っている。まだ修行中の身で偉そうなことは言えないけれど」と笑う。

冬になると雪が2m以上積もる豪雪地帯で、過酷な自然と向き合って暮らす。移住前は地元に溶け込めるのか不安だったが、着物のリメークでもコメ作りでも地域の人が手を差し伸べてくれた。着物もコメも厳しい自然とそこで助け合いながら暮らす人たちの営みから生まれる。「ルイ・ヴィトン」で働いていた頃とは何もかも違うが、都市生活では感じられなかった種類の手応えがある。杉浦さんは最近、ふとした時に思う。「僕もようやく十日町の人間になれたかな」。

メディアの取材で目標を聞かれるたび、「パリでショーを開きたい」と答えてきた。これを夢では終わらせない。今年秋に実現のメドをつけた。着物のリメーク品と自身の原点であるスーツを披露すべく、着々と準備を進める。移住先で少しずつ共感の輪を広げてきた着物再生プロジェクト。田んぼに黄金色の稲穂が実って、稲刈りを終えた後、杉浦さんはパリに渡る。

The post 新潟・十日町発 デザイナー兼コメ農家が挑む「着物再生」 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】有村架純、鈴鹿央士らが来場 「ロエベ」が“パズルバッグ”10周年を祝したコレクションのローンチイベントを開催

「ロエベ(LOEWE)」は5月29日、ブランドを象徴する“パズルバッグ”の誕生10周年を記念した“ロエベ パズル10 コレクション”を発売し、カサロエベ表参道店で発売記念イベントを開催した。会場には、俳優の有村架純や鈴鹿央士、臼田あさ美、モデルの滝沢眞規子、佐田真由美らが来場し、ローンチを祝福した。

同コレクションは、これまでに登場したさまざまなデザインの“パズルバッグ”の中から復刻した19種と新作の1種の計20種のバッグと、各バッグに対応するデザインの“パズ”チャームで構成。アイテムは、カサロエベ表参道と松坂屋名古屋店で開催中のポップアップで扱う。

来場者スナップ

開催概要

◼️“ロエベ パズル10 コレクション”ポップアップ

名古屋

期間:〜6月17日
時間:10:00〜19:00(最終日のみ16時閉場)
場所:松坂屋名古屋店 本館8階 アートハブナゴヤ/オープンギャラリー
住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1

東京

期間:〜6月17日
時間:11:00〜20:00
場所:カサロエベ表参道
住所:東京都港区北青山3-5-29

The post 【スナップ】有村架純、鈴鹿央士らが来場 「ロエベ」が“パズルバッグ”10周年を祝したコレクションのローンチイベントを開催 appeared first on WWDJAPAN.

コスがマテラと共創した水耕栽培コットンのシャツを発表 水使用量削減などにつなげる


コス(COS)はこのほど、水耕栽培コットンを用いたホワイトシャツ2型を発売した。水耕栽培コットンを生産するのは、英国を拠点とするスタートアップ企業のマテラ(MATERRA)で、同社はインドの農村地域を拠点に、土壌を使わずに水と栄養素を制御する水耕栽培技術を用いてコットンを栽培している。フランスで開催されている国際ファッションテック見本市のピッチコンテスト「Avantex Fashion Pitch」では最優秀賞を受賞するなど、数々の受賞歴がある。

この技術により、従来の農法と比べて最大80%の水使用量削減を実現。農薬の使用も抑えられ、環境負荷を大幅に軽減できるという。また、同社は現地農家との連携を通じて、収入の安定や教育機会の提供にも貢献している。マテラ共同創業者のエドワード・ヒルCSOは「保護された屋内環境でコットンを栽培する最大の利点は、従来の農場よりもはるかに多くのコントロールが可能になる点にある。特に資源の使用において大きなメリットがあり、テクノロジーが農業の基盤となることで、人と地球への影響を左右する未来を拓く可能性がある」と語る。

コスは2021年からマテラの取り組みに参画し、初収穫への投資および5型のプロトタイプTシャツを制作。2025年春には、その集大成として2型のホワイトシャツを完成させた。

ウィメンズは襟なしのハーフプラケットデザインで、アテネのランウェイショーでデビュー。メンズはコットンポプリンを使用した、テーラード感のあるデザインとなっている。いずれの型もシンプルな中に、精密なトップステッチやグログランのハンガーループ、マザーオブパールのボタンなど、細部へのこだわりが光る仕上がりだ。

「コス」の各店舗および公式オンラインストアにて取り扱っている。

The post コスがマテラと共創した水耕栽培コットンのシャツを発表 水使用量削減などにつなげる appeared first on WWDJAPAN.

「クロックス」×「アトモス」×「ワンピース」“ギア5”のルフィをモチーフにした限定シューズ

「クロックス(CROCS)」は6月21日、「アトモス(ATMOS)」、TVアニメ「ワンピース」とトリプルコラボレーションし、“ギア5”のルフィをモチーフにした限定クロッグ(1万3200円)をクロックス公式オンラインストア、アトモス オンラインショップと店舗で発売する。「アトモス」オンラインショップでは6〜20日に抽選を実施する。サイズは22.0〜30.0cmを用意する。

同コラボは、ルフィの“ギア5”の自由、笑い、解放を象徴するユニークで大胆なデザインを施した。“クラシック クロッグ”をもとに、付属のジビッツ チャームで目が飛び出るルフィや悪魔の実を立体的に再現し、ホワイトをベースに、ルフィの草鞋を思わせるソールカラーで構成した。限定のパッケージには“ギア5”となったルフィのビジュアルをあしらった。

The post 「クロックス」×「アトモス」×「ワンピース」“ギア5”のルフィをモチーフにした限定シューズ appeared first on WWDJAPAN.

ドリス・ヴァン・ノッテンがベネチアの歴史的建造物を購入 秋にも個人的なプロジェクトを開始

「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」の創業者であるベルギー人ファッションデザイナーのドリス・ヴァン・ノッテンが、クラフツマンシップとアートに捧げる個人的なプロジェクトをイタリア・ベネチアで開始することを明らかにした。

ドリスは先日、15世紀にベネチア貴族のピザーニ家のために建てられた邸宅で、ベネチアのグランド・カナル沿いにある「パラッツォ ピザーニ モレッタ(Palazzo Pisani Moretta)」を取得。金額は明らかにされていないが、イタリアの地元紙「イル ガゼッティーノ(Il Gazzettino)」によると、ピザーニ家の末裔であるモーリツィオ・サンマルティーニ(Maurizio Sammartini)とジェロラマ・サンマルティーニ(Gerolama Sammartini)から3600万ユーロ(約58億円)で購入したという。

そして、この歴史的な建造物を舞台に、「ベネチアの歴史とクラフツマンシップ、文化、芸術に関係し、過去への深い敬意と共に現代的なものを生み出すプロジェクトを試みる。また、アーティストと職人の継続的な対話を通じて形成される展示やプレゼンテーションを行い、現代的な作品に触れる場を提供したい。そして、レガシーを尊重しつつ、未来の世代のために再構築する開かれた空間を目指す」というが、具体的な詳細は9月初旬に発表するそうだ。

モーリツィオ・サンマルティーニは今回の売却について、「ドリスと彼の右腕でパートナーでもあるパトリック・ヴァンゲルウェ(Patrick Vangheluwe)は、伝統と革新の双方を尊重する人物であり、彼らであれば『パラッツォ ピザーニ モレッタ』の歴史を守りながら未来へと導いてくれると確信した」と説明している。

「パラッツォ ピザーニ モレッタ」は、ドリスのファッション感性にも通じる装飾的ゴシック様式と鮮やかな色味の外壁が特徴で、グランド・カナル沿いの中で最も美しい多連窓を持つ建造物として知られている。また、内装にはジャンバッティスタ・ティエポロ(Giambattista Tiepolo)やヤコポ・グアラナ(Jacopo Guarana)、ガスパーレ・ディツィアーニ(Gaspare Diziani)、ジュゼッペ・アンジェリ(Giuseppe Angeli)ら、18世紀のベネチアを代表する画家たちによる壁画が描かれている。

The post ドリス・ヴァン・ノッテンがベネチアの歴史的建造物を購入 秋にも個人的なプロジェクトを開始 appeared first on WWDJAPAN.

日本人作家が大賞受賞の「ロエベ財団 クラフト プライズ2025」 “縄文の記憶”を宿す彫刻に賞賛

「ロエベ(LOEWE)」は5月29日、スペイン・マドリードで「ロエベ財団 クラフト プライズ2025(LOEWE FOUNDATION Craft Prize 2025)」の大賞および特別賞の授賞式を開催した。今年は133の国と地域から昨年を超える4600点以上の応募があり、ファイナリストに選出されたのは18の国と地域から選ばれた30人。日本からは国別最多となる5人が選ばれた。ファイナリストの作品は、マドリードのティッセン=ボルネミッサ国立美術館(Thyssen-Bornemisza National Museum)で、6月29日まで展示されている。同展覧会は、デジタルプラットフォームでも閲覧可能だ。

グランプリは日本人の青木邦眞
縄文土器の輪積み技法を応用

デザイン、建築、美術館の学芸員ら、各界の第一人者12人で構成される審査員が、ファイナリストの中から大賞と特別賞を選出した。本年度の大賞に輝いたのは、陶土を焼いて固めた彫刻作品を生み出した青木邦眞。日本人の大賞受賞は2023年以来で、3人目となる。埼玉県出身の彫刻家の青木の作品は、紐状に伸ばした粘土を何重にも積み重ねて成形する、縄文土器の輪積み技法を基本とする。特徴的なのは、数cmの粘土の層を圧縮して乾燥させ、さらに積み上げては上から圧力をかけて乾燥を待つなど、力を加える独自の手法だ。これにより素材が歪んだり、うねったり、ひび割れたりの偶発性を含む有機的な形状を探究する。青木は、「力の痕跡や、積み重ねてきた時間を留めて、命を宿したような作品づくりを目指している。長い歳月をかけて成長する珊瑚や、小さな虫による巨大な巣など、微細な力の積み重ねによる自然界の営みがインスピレーションの一つ」と話した。授賞式後は、「まさか自分が大賞を受賞できるとは、想像もしていなかったが、国際的なプライズでの評価は自信に繋がる。なにより素晴らしい作家や審査員と対話でき、素晴らしい経験となった。これを糧に自分自身の殻を破って、挑戦と探究を続けたい」と感想を述べた。審査員らは、伝統的な紐作りの技法を素直に用いている点と、素材が生のままの姿で表現されている点を評価し、「作品から作家の粘り強さと献身を見てとることができる」とコメントを寄せた。大賞を受賞した青木には、賞金5万ユーロ(約810万円)が授与される。

特別賞に選ばれたのは、ナイジェリア出身のニフェミ・マーカス=ベロ(Nifemi Marcus-Bello)と、インド出身のスマクシ・シン(Sumakshi Singh)が主宰するスタジオ スマクシ・シン(Studio Sumakshi Singh)の2人。グローバリゼーションや消費主義の影響といったテーマを掲げるインダストリアルデザイナーのベロは、自動車業界のアルミニウムを再利用して、ベンチとボウルを結合させたコンテンポラリーアート“TM Bench With Bowl”を手がけた。一方シンの作品“Monument”は、インド・デリーに位置する12世紀の歴史的建造物の柱をモチーフに、銅製のザリ糸(純銅とナイロンからなる糸)を水溶性の布地に縫い付け、その布を溶かすことで、繊細な構造体を残す手法を採用。伝統的なインドの組紐、レース編み、刺繍の技法も織り込みながら、イメージの劣化や崩壊、そして記憶の保存に対する一つの考察を示した。

ファイナリストに残った
4人の日本人の作品を紹介

ティッセン=ボルネミッサ国立美術館での展覧会には、大賞を受賞した青木の他に、ファイナリストに選出された4人の日本人の作品も展示される。ガラスアーティストの近岡令の作品は、半透明のガラスのリボンが巻きつけられた動と静の間に繊細な緊張感が漂う。透明なガラス粒子を柔らかいセラミック繊維の間に挟み込むことで、焼成前に自在に形を成形する独自の革新的な技法を用いている。麻生あかりは、細く繊細な竹の裂片を日本の伝統的な四つ目編み技法を用いて染色・編み上げ、角張った多面体の造形作品を生み出した。ジュエリーアーティストの田口史樹は、家紋の伝統、ゴシックの紋章、建築的要素に着想を得た、4点から成るシルバー製ブローチのシリーズが評価を得た。落ち葉を素材に使用した、石黒幹朗の作品も注目に値する。落ち葉を細かく砕いてペースト状にし、それを板の上に広げて乾燥させた後、切り出して組み立てることで、中空の立方体状の彫刻作品を制作した。

シーラ・ロエベ(Sheila Loewe)=ロエベ財団プレジデントは、「大賞作品は、日本のユニークな古代の技法を継承しつつ、独自のアプローチでまったく新しい造形を生み出し、クラフトの未来を切り拓く表現を創出している点が素晴らしいと感じた。『ロエベ財団 クラフト プライズ』が才能を持った方々が作品を発表する場となり、クラフトに対する見方を世界規模で変えていることを、私は非常に誇りに思っている」と話した。また、審査員を務めるオリヴィエ・ガベ(Olivier Gabet)=ルーヴル美術館装飾美術部門ディレクターは、「審査するうえで重視しているのは、作品が”美意識”を宿しているかということ。素晴らしい名匠の技であっても、“美意識”や芸術的発展という点では全く無知な場合がある。“美意識”を磨くことはクラフトに限らず、ラグジュアリーブランドが昨今、非常に注力していること。クラフトの世界では、歴史と文化的背景から東アジアが非常に優勢であるが、アフリカ、南西アジアと、受賞者も応募者も地理的に拡がっている。これは文化的なクラフトの価値がグローバルに高まっていることを示唆しており、本年度の興味深い点だった」と続けた。

「ロエベ財団 クラフト プライズ」は、ロエベ財団が現代の職人らの卓越性や芸術的価値を称える目的で2016年にスタート。当時のクリエイティブ・ディレクター、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が、クラフトの協働工房であった「ロエベ」の創業形態にインスピレーションを得て発案したのがきっかけだ。アンダーソンはブランドも財団も去っているが、「ロエベ財団 クラフト プライズ」は今後も継続され、次回の作品の応募手続きを間もなく開始する予定だ。

The post 日本人作家が大賞受賞の「ロエベ財団 クラフト プライズ2025」 “縄文の記憶”を宿す彫刻に賞賛 appeared first on WWDJAPAN.

「ケイト」の定番品が「呪術廻戦 懐玉・玉折」の限定デザインに 五条悟の目元際立つシーンを反映

「ケイト(KATE)」は6月21日、アニメ「呪術廻戦」の劇場版総集編「呪術廻戦 懐玉・玉折」とコラボレーションした限定デザインのアイテム2品を数量限定で発売する。花王公式オンラインショップ「My Kao Mall」では6月3日〜6日まで先行予約を実施し、旗艦店の「ケイト トウキョウ 渋谷サクラステージ店」では6月10日に先行販売を開始。先行予約および先行販売で購入した人には、オリジナルステッカーを贈呈する。

限定パッケージは、人気キャラクターである五条悟の目元にフォーカスしたデザイン。目元が際立つ、印象的なアニメ内のシーンを落とし込んだ。「メイクは、自信を操る最強の術だ」をメッセージに掲げ、メイクで広がる無限の可能性を発信する。

3色アイブロウパウダー&極細アイライナーの2品

アイテムは、「ケイト」で人気の2品を用意した。3色アイブロウパウダー“デザイニングアイブロウ3D”(全2種、各1210円※編集部調べ、以下同)と、極細筆が特徴のアイライナー“スーパーシャープライナーEX4.0”(全2色、各1430円)。

それぞれ容器も特別仕様で、“デザイニングアイブロウ3D”にプリントした五条悟の瞳は、角度によって眼光が際立つ特殊加工を施しており、“スーパーシャープライナーEX4.0”には五条悟カラーの「× GOJO SATORU」を印字している。

The post 「ケイト」の定番品が「呪術廻戦 懐玉・玉折」の限定デザインに 五条悟の目元際立つシーンを反映 appeared first on WWDJAPAN.

「ニューエラ」が新日本プロレスとコラボ 「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」などのアイテム発売

「ニューエラ(NEW ERA)」は、プロレス団体・新日本プロレスリング (新日本プロレス)とコラボレーションしたコレクションを6月6日に発売する。「ニューエラ」の直営店、オンラインストア、一部正規ディーラーに加え、「新日本プロレス」の公式通販サイトおよび公式ショップでも順次展開する。

今回のコラボでは、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(Los Ingobernables de Japón)」、「バレットクラブ(BULLET CLUB)」、「ユナイテッドエンパイア(UNITED EMPIRE)」といった同団体を代表する人気ユニットをフィーチャー。それぞれのユニットに所属するレスラーをモデルに起用したビジュアルも公開された。

“ナインフォーティ エーフレーム(9FORTY A-Frame)”、“SS パフォーマンスT”、“ナインフィフティ(9FIFTY)”の3型を軸に、各ユニットのアイコンやスローガンを落とし込んだ6型のアイテムを展開する。注目は、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」とのコラボで、現時点で最後のマーチャンダイジンググッズとなる。

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」
コラボモデル

「バレットクラブ」
コラボモデル

「ユナイテッドエンパイア」
コラボモデル

The post 「ニューエラ」が新日本プロレスとコラボ 「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」などのアイテム発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ニューエラ」が新日本プロレスとコラボ 「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」などのアイテム発売

「ニューエラ(NEW ERA)」は、プロレス団体・新日本プロレスリング (新日本プロレス)とコラボレーションしたコレクションを6月6日に発売する。「ニューエラ」の直営店、オンラインストア、一部正規ディーラーに加え、「新日本プロレス」の公式通販サイトおよび公式ショップでも順次展開する。

今回のコラボでは、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(Los Ingobernables de Japón)」、「バレットクラブ(BULLET CLUB)」、「ユナイテッドエンパイア(UNITED EMPIRE)」といった同団体を代表する人気ユニットをフィーチャー。それぞれのユニットに所属するレスラーをモデルに起用したビジュアルも公開された。

“ナインフォーティ エーフレーム(9FORTY A-Frame)”、“SS パフォーマンスT”、“ナインフィフティ(9FIFTY)”の3型を軸に、各ユニットのアイコンやスローガンを落とし込んだ6型のアイテムを展開する。注目は、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」とのコラボで、現時点で最後のマーチャンダイジンググッズとなる。

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」
コラボモデル

「バレットクラブ」
コラボモデル

「ユナイテッドエンパイア」
コラボモデル

The post 「ニューエラ」が新日本プロレスとコラボ 「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」などのアイテム発売 appeared first on WWDJAPAN.

「アー・ペー・セー」 が日本限定のカプセルコレクションを発売 公式サイトで先行受付中

「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は、日本らしいフードがプリントされた日本限定のカプセルコレクション“グルメ ジャポネ(Gourmet Japonais)”を6月4日に発売する。

同コレクションでは、前面に枝豆や団子、おにぎりのグラフィックがプリントされたTシャツ、キャスケット、トートバッグの3型を展開する。Tシャツはゆとりのあるスタンダードフィット。サイズはユニセックスでXS〜XXLで販売する。

価格はTシャツが各1万5400円、キャスケットが1万9800円、トートバッグが2万2000円。公式オンラインストアでは6月3日10時まで先行受付している。

The post 「アー・ペー・セー」 が日本限定のカプセルコレクションを発売 公式サイトで先行受付中 appeared first on WWDJAPAN.

「アー・ペー・セー」 が日本限定のカプセルコレクションを発売 公式サイトで先行受付中

「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は、日本らしいフードがプリントされた日本限定のカプセルコレクション“グルメ ジャポネ(Gourmet Japonais)”を6月4日に発売する。

同コレクションでは、前面に枝豆や団子、おにぎりのグラフィックがプリントされたTシャツ、キャスケット、トートバッグの3型を展開する。Tシャツはゆとりのあるスタンダードフィット。サイズはユニセックスでXS〜XXLで販売する。

価格はTシャツが各1万5400円、キャスケットが1万9800円、トートバッグが2万2000円。公式オンラインストアでは6月3日10時まで先行受付している。

The post 「アー・ペー・セー」 が日本限定のカプセルコレクションを発売 公式サイトで先行受付中 appeared first on WWDJAPAN.

在庫が少ないほうが儲かる!?  驚きの“資金効率”改善ストーリー

WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第8話を取り上げます。

今回のストーリーは、主人公の渋谷店の店長である徹が“たった20日分の在庫”で、年30回以上の回転を達成し、利益効率を劇的に改善させたという、リアルで実用的なエピソードです。

「在庫は少ない方が儲かる」──その理由を、マンガと一緒にやさしく解説していきます。

マンガ「在庫管理の魔術」の第8話は コチラ

今回のストーリーでは、在庫回転数 = 年間売上高 ÷ 平均在庫原価 という式で算出しています。

これは、「在庫を持つために使ったお金が、1年間で何倍の売り上げを生んだか」を示すもので、資金効率を測る指標です。

ここで、一般的に小売ビジネスで用いられる在庫回転数には、主に次の3つの計算方法があることを押さえておきましょう。

小売業で使われる「3つの在庫回転数」

資金回転数(資金回転率)
計算式:年間売上高 ÷ 平均在庫原価
→ 経営者や財務担当者が、資金効率やキャッシュフローの観点から注目する指標です。

在庫回転数(原価ベース)
計算式:売上原価 ÷ 平均在庫原価
→ 商品部の仕入担当者が、仕入れた在庫がどれくらいのペースで売れているかを確認する際によく使われます。会計・財務分析でも一般的です。

商品回転数(数量ベース)
計算式:販売数量 ÷ 平均在庫数量
→ 店頭で商品がどれくらいの頻度で入れ替わっているか、つまり“店頭鮮度”を測る指標で、店舗現場のスタッフが関心を寄せています。

今回のストーリーでは、店長の徹が、販売スタッフにも経営視点で考えてもらいたいと語りかけている場面が描かれています。

注目したいのは、マンガの3〜4ページにかけて登場する、以下のセリフです。

「以前の渋谷店は在庫が4カ月分で、利幅は100%くらいで、回転数は年6回転ぐらいだったけど、今は在庫が減ったのもあって年30回以上になるらしい」

一見分かりにくいですが、非常に重要なポイントですので、丁寧に読み解いてみましょう。

「在庫回転が年6回から年30回以上に」──その仕組みとは?

まず、「4カ月分の在庫」とは、120日分の在庫を常に持っていたことを意味します。これは1年(365日)を120日で割ると、年に約3回在庫が入れ替わっていた=3回転ということになります。

次に「利幅が100%」とは、仕入原価の2倍の価格で商品を販売していたという意味です。たとえば、1000円で仕入れた商品を2000円で売っていた場合、粗利率は50%になります。

つまり、3回転 × 2倍の利幅 = 年間で6倍の売り上げを生んでいた、これが徹が「年6回転ぐらいだった」という意味です。

しかし、その後、渋谷店では漏水トラブルをきっかけに、以前の6分の1の在庫量、わずか20日分の在庫で店舗運営を行うことになりました。これは、1カ月分にも満たない水準です。

では、この20日分の在庫が、年間で何回転できるかを考えてみましょう。

年間365日 ÷ 20日分の在庫 = 18.25回転

これを従来通り仕入原価の2倍で販売すれば、

18.25回転 × 2倍の利幅 = 約36.5倍の売り上げ

つまり、以前より在庫量を減らしながら、回転数を年30回以上に高めることができたのです。

これは、在庫が少なくても、「欠品を起こさない在庫構成」によって高い回転率を維持できたからこそ実現した結果です。

少ない在庫で、より多く稼ぐ

今回のストーリーが伝えているのは、在庫量が少なくても、欠品を防げば、何倍もの効率でお金を稼げるという重要な事実です。

「うちの店は在庫の回転が悪い……」「いつも在庫が多すぎる……」ーーそんな悩みを持つ方は、まず“在庫を減らしても売れる仕組み”を考えてみてください。

在庫を寝かせるのは、もっとも無駄な資金の使い方。欠品させずに回転する在庫こそが、利益体質をつくるカギなのです。

The post 在庫が少ないほうが儲かる!?  驚きの“資金効率”改善ストーリー appeared first on WWDJAPAN.

在庫が少ないほうが儲かる!?  驚きの“資金効率”改善ストーリー

WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第8話を取り上げます。

今回のストーリーは、主人公の渋谷店の店長である徹が“たった20日分の在庫”で、年30回以上の回転を達成し、利益効率を劇的に改善させたという、リアルで実用的なエピソードです。

「在庫は少ない方が儲かる」──その理由を、マンガと一緒にやさしく解説していきます。

マンガ「在庫管理の魔術」の第8話は コチラ

今回のストーリーでは、在庫回転数 = 年間売上高 ÷ 平均在庫原価 という式で算出しています。

これは、「在庫を持つために使ったお金が、1年間で何倍の売り上げを生んだか」を示すもので、資金効率を測る指標です。

ここで、一般的に小売ビジネスで用いられる在庫回転数には、主に次の3つの計算方法があることを押さえておきましょう。

小売業で使われる「3つの在庫回転数」

資金回転数(資金回転率)
計算式:年間売上高 ÷ 平均在庫原価
→ 経営者や財務担当者が、資金効率やキャッシュフローの観点から注目する指標です。

在庫回転数(原価ベース)
計算式:売上原価 ÷ 平均在庫原価
→ 商品部の仕入担当者が、仕入れた在庫がどれくらいのペースで売れているかを確認する際によく使われます。会計・財務分析でも一般的です。

商品回転数(数量ベース)
計算式:販売数量 ÷ 平均在庫数量
→ 店頭で商品がどれくらいの頻度で入れ替わっているか、つまり“店頭鮮度”を測る指標で、店舗現場のスタッフが関心を寄せています。

今回のストーリーでは、店長の徹が、販売スタッフにも経営視点で考えてもらいたいと語りかけている場面が描かれています。

注目したいのは、マンガの3〜4ページにかけて登場する、以下のセリフです。

「以前の渋谷店は在庫が4カ月分で、利幅は100%くらいで、回転数は年6回転ぐらいだったけど、今は在庫が減ったのもあって年30回以上になるらしい」

一見分かりにくいですが、非常に重要なポイントですので、丁寧に読み解いてみましょう。

「在庫回転が年6回から年30回以上に」──その仕組みとは?

まず、「4カ月分の在庫」とは、120日分の在庫を常に持っていたことを意味します。これは1年(365日)を120日で割ると、年に約3回在庫が入れ替わっていた=3回転ということになります。

次に「利幅が100%」とは、仕入原価の2倍の価格で商品を販売していたという意味です。たとえば、1000円で仕入れた商品を2000円で売っていた場合、粗利率は50%になります。

つまり、3回転 × 2倍の利幅 = 年間で6倍の売り上げを生んでいた、これが徹が「年6回転ぐらいだった」という意味です。

しかし、その後、渋谷店では漏水トラブルをきっかけに、以前の6分の1の在庫量、わずか20日分の在庫で店舗運営を行うことになりました。これは、1カ月分にも満たない水準です。

では、この20日分の在庫が、年間で何回転できるかを考えてみましょう。

年間365日 ÷ 20日分の在庫 = 18.25回転

これを従来通り仕入原価の2倍で販売すれば、

18.25回転 × 2倍の利幅 = 約36.5倍の売り上げ

つまり、以前より在庫量を減らしながら、回転数を年30回以上に高めることができたのです。

これは、在庫が少なくても、「欠品を起こさない在庫構成」によって高い回転率を維持できたからこそ実現した結果です。

少ない在庫で、より多く稼ぐ

今回のストーリーが伝えているのは、在庫量が少なくても、欠品を防げば、何倍もの効率でお金を稼げるという重要な事実です。

「うちの店は在庫の回転が悪い……」「いつも在庫が多すぎる……」ーーそんな悩みを持つ方は、まず“在庫を減らしても売れる仕組み”を考えてみてください。

在庫を寝かせるのは、もっとも無駄な資金の使い方。欠品させずに回転する在庫こそが、利益体質をつくるカギなのです。

The post 在庫が少ないほうが儲かる!?  驚きの“資金効率”改善ストーリー appeared first on WWDJAPAN.