ファストリ、仏子会社で法的再生手続き申請 「コントワー・デ・コトニエ」「プリンセス タム・タム」を運営

ファーストリテイリングは、連結子会社であるファーストリテイリング フランス(FAST RETAILING FRANS S.A.S.)が現地時間6月20日に、パリ商業裁判所に法的再生手続きの申し立てを行ったと発表した。ファーストリテイリング フランスはウィメンズのカジュアルウエア「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」とランジェリー「プリンセス タム・タム(PRINCESS TAM TAM)」を運営している。

同申し立てにより、「コントワー・デ・コトニエ」と「プリンセス タム・タム」の「事業再生計画を進め、財務基盤を安定化し、事業の持続的な成長を確立することを目指す」(発表リリースから)。両ブランドにつき、「客の需要の変化に対応して店舗網を刷新し、小型店舗で接客販売する旧来型事業から、客に新しい購買体験を提供できる事業への変革を実行する」。

法的再生により、「主要都市への店舗網の集約や両ブランドを同一店舗で販売するなどの辞表構造改革を加速する。これにより、ランジェリーからカジュアルウエアまで、高品質・適正価格の“フレンチ・ワードローブ”コレクションを、ワンストップで、より便利かつ快適に購入できる業態に転換していく」。

なお、こうした申し立ては「迅速な店舗網の縮小に必要となるフランス法に規定された手続きであり、一時的に事業環境が悪化しているものの、再生が可能と判断された企業が申請できるもの」と説明する。

ファーストリテイリングは2005年に「コントワー・デ・コトニエ」事業を、06年に「プリンセス タム・タム」事業を買収。近年は、「ユニクロ(UNIQLO)」が両ブランドとのコラボ商品を、それぞれのインライン商品よりも買いやすい「ユニクロ」価格で企画し、認知向上につなげると同時にテストマーケティングを行なっていた。

The post ファストリ、仏子会社で法的再生手続き申請 「コントワー・デ・コトニエ」「プリンセス タム・タム」を運営 appeared first on WWDJAPAN.

ファストリ、仏子会社で法的再生手続き申請 「コントワー・デ・コトニエ」「プリンセス タム・タム」を運営

ファーストリテイリングは、連結子会社であるファーストリテイリング フランス(FAST RETAILING FRANS S.A.S.)が現地時間6月20日に、パリ商業裁判所に法的再生手続きの申し立てを行ったと発表した。ファーストリテイリング フランスはウィメンズのカジュアルウエア「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」とランジェリー「プリンセス タム・タム(PRINCESS TAM TAM)」を運営している。

同申し立てにより、「コントワー・デ・コトニエ」と「プリンセス タム・タム」の「事業再生計画を進め、財務基盤を安定化し、事業の持続的な成長を確立することを目指す」(発表リリースから)。両ブランドにつき、「客の需要の変化に対応して店舗網を刷新し、小型店舗で接客販売する旧来型事業から、客に新しい購買体験を提供できる事業への変革を実行する」。

法的再生により、「主要都市への店舗網の集約や両ブランドを同一店舗で販売するなどの辞表構造改革を加速する。これにより、ランジェリーからカジュアルウエアまで、高品質・適正価格の“フレンチ・ワードローブ”コレクションを、ワンストップで、より便利かつ快適に購入できる業態に転換していく」。

なお、こうした申し立ては「迅速な店舗網の縮小に必要となるフランス法に規定された手続きであり、一時的に事業環境が悪化しているものの、再生が可能と判断された企業が申請できるもの」と説明する。

ファーストリテイリングは2005年に「コントワー・デ・コトニエ」事業を、06年に「プリンセス タム・タム」事業を買収。近年は、「ユニクロ(UNIQLO)」が両ブランドとのコラボ商品を、それぞれのインライン商品よりも買いやすい「ユニクロ」価格で企画し、認知向上につなげると同時にテストマーケティングを行なっていた。

The post ファストリ、仏子会社で法的再生手続き申請 「コントワー・デ・コトニエ」「プリンセス タム・タム」を運営 appeared first on WWDJAPAN.

バレルパンツ旋風が加速 進化系シルエットで描く新バランス【25年春夏トレンド】

膝周りに膨らみを持たせた“樽形”のバレルパンツは、人気が長期化して新たなフェーズを迎えました。全体がふんわり膨らんだバルーン形や裾がバブルのようなタイプも登場。エレガント系やサルエルパンツ風のデザインなども加わり、勢いが加速しそうです。

例えば、「ジーユー(GU)」はバレルレッグのラインアップを厚くしています。膨らみ加減や素材などのバリエーションが増え、スタイリングの選択肢を広げました。風を含むシルエットなので、湿度が高く、蒸し暑い時期も快適に過ごせそうです。今回は、国内注目ブランドの2025年春夏ルックから、新しい着こなしをご案内します。

ずれ感を生かした
“フォーマル×ストリート”

“バレル”は“樽”という意味ですが、人気の高まりに伴って、膨らみ度合いもアップ。ボリューミーなシルエットが増えてきました。

「メゾンスペシャル(MAISON SPECIAL)」は、極太のデニムパンツを提案しました。サルエルパンツ風のシルエットをさらに強調し、圧倒的なダボつき感を演出。随所に切り替えを施し、ストリートスタイルに見えがちなところを、あえてテーラードジャケットを合わせることで、適度な“ずれ感”を引き出しました。

“ハンサム×エレガント”の
涼やかルック

朗らかな曲線を描いて、フェミニンさをまとわせるバレルパンツも現れました。“バレル=マニッシュ”のイメージを遠ざけ、柔らかさを漂わせたドレープです。

「エムティーモデリスト(MTMODELIST)」のバレルパンツは、優美なシルエットで風通しもよさそう。靴もブラックでそろえて、シックな雰囲気にまとめました。トップスはジレを素肌にまとい、上下のボリュームコントラストを際立たせています。リラックス感とハンサムさをダブルでかなえる、涼しげなコーディネートです。

自然体で優しげな控えめバレル

ボリュームを抑えた“程々バレル”なら、主張が控えめなので、バレルデビューの人たちも安心してトライできます。気負わない自然体なムードをまとえるのもこのタイプのいいところ。エフォートレスなスタイリングに整えられます。

クロップド丈の“程々バレル”を用意したのは、マザーハウス代表兼チーフデザイナーの山口絵理子氏が手掛ける「エリコヤマグチ(ERIKO YAMAGUCHI)」。優しげな風合いの白パンツは、初心者でも取り入れやすそうです。淡い色のシャツと合わせて、柔らかいムードにまとめ上げています。

ワントーンで統一した
洗練ゴープコア風スタイル

もともとワークウエアのイメージがあるバレルパンツですが、近ごろは着心地や動きやすさは維持しつつ、洗練されたデザインのバレルパンツも登場しています。

「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、全身のカラートーンをまとめたルックを提案しました。穏やかなスモーキーグリーンで統一することで格上感が漂い、アウトドアを都会的に着こなす“ゴープコア”風に仕上がっています。

上品バレルはオフィスシーンにも活躍

ドレッシーな印象のバレルパンツは、着こなしの引き出しが多いボトムスです。ドレープやタックなど、布の表情を豊かにしたディテールで、デザインに深みが加わっています。

俳優の榮倉奈々さんが立ち上げたブランド「ニューナウ(NEWNOW)」は、一見バレルっぽく見えないパンツを披露しました。タックがサイドに流れて、ドラマチックな起伏を生んでいます。クロップド丈の控えめなパフスリーブブラウスと合わせて、全体をきれいめに演出。ジャケットと組み合わせれば、オフィススタイルにもなじみそうです。

レングスが短いタイプは、軽やかな気分で着こなせます。スポーティーに仕上がるのも、クロップド丈の持ち味。華奢なヒールサンダルなどエレガントな靴と合わせて、ミックステイストに整えるのが上手なスタイリングです。

「ディウカ(DIVKA)」のバレルパンツは、張り出したポケットが目を引きます。シルエットの起伏を一段と引き立てるドラマチックなディテールとは対照的に、トップスはTシャツでシンプルに。レディーライクなヒールで足首を強調して、トップスが足元に視線を誘う効果を発揮しています。

着心地が楽なバレルパンツは、今後さらに支持を広げていく気配。風通しがよく素肌に張り付かないので、夏に重宝したいボトムスです。従来のカジュアルだけでなく、フェミニンやエレガントなど、これまでとは異なるムードでまとえる新顔が増えているので、ますます自分好みのアレンジが楽しめそうです。

The post バレルパンツ旋風が加速 進化系シルエットで描く新バランス【25年春夏トレンド】 appeared first on WWDJAPAN.

バレルパンツ旋風が加速 進化系シルエットで描く新バランス【25年春夏トレンド】

膝周りに膨らみを持たせた“樽形”のバレルパンツは、人気が長期化して新たなフェーズを迎えました。全体がふんわり膨らんだバルーン形や裾がバブルのようなタイプも登場。エレガント系やサルエルパンツ風のデザインなども加わり、勢いが加速しそうです。

例えば、「ジーユー(GU)」はバレルレッグのラインアップを厚くしています。膨らみ加減や素材などのバリエーションが増え、スタイリングの選択肢を広げました。風を含むシルエットなので、湿度が高く、蒸し暑い時期も快適に過ごせそうです。今回は、国内注目ブランドの2025年春夏ルックから、新しい着こなしをご案内します。

ずれ感を生かした
“フォーマル×ストリート”

“バレル”は“樽”という意味ですが、人気の高まりに伴って、膨らみ度合いもアップ。ボリューミーなシルエットが増えてきました。

「メゾンスペシャル(MAISON SPECIAL)」は、極太のデニムパンツを提案しました。サルエルパンツ風のシルエットをさらに強調し、圧倒的なダボつき感を演出。随所に切り替えを施し、ストリートスタイルに見えがちなところを、あえてテーラードジャケットを合わせることで、適度な“ずれ感”を引き出しました。

“ハンサム×エレガント”の
涼やかルック

朗らかな曲線を描いて、フェミニンさをまとわせるバレルパンツも現れました。“バレル=マニッシュ”のイメージを遠ざけ、柔らかさを漂わせたドレープです。

「エムティーモデリスト(MTMODELIST)」のバレルパンツは、優美なシルエットで風通しもよさそう。靴もブラックでそろえて、シックな雰囲気にまとめました。トップスはジレを素肌にまとい、上下のボリュームコントラストを際立たせています。リラックス感とハンサムさをダブルでかなえる、涼しげなコーディネートです。

自然体で優しげな控えめバレル

ボリュームを抑えた“程々バレル”なら、主張が控えめなので、バレルデビューの人たちも安心してトライできます。気負わない自然体なムードをまとえるのもこのタイプのいいところ。エフォートレスなスタイリングに整えられます。

クロップド丈の“程々バレル”を用意したのは、マザーハウス代表兼チーフデザイナーの山口絵理子氏が手掛ける「エリコヤマグチ(ERIKO YAMAGUCHI)」。優しげな風合いの白パンツは、初心者でも取り入れやすそうです。淡い色のシャツと合わせて、柔らかいムードにまとめ上げています。

ワントーンで統一した
洗練ゴープコア風スタイル

もともとワークウエアのイメージがあるバレルパンツですが、近ごろは着心地や動きやすさは維持しつつ、洗練されたデザインのバレルパンツも登場しています。

「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、全身のカラートーンをまとめたルックを提案しました。穏やかなスモーキーグリーンで統一することで格上感が漂い、アウトドアを都会的に着こなす“ゴープコア”風に仕上がっています。

上品バレルはオフィスシーンにも活躍

ドレッシーな印象のバレルパンツは、着こなしの引き出しが多いボトムスです。ドレープやタックなど、布の表情を豊かにしたディテールで、デザインに深みが加わっています。

俳優の榮倉奈々さんが立ち上げたブランド「ニューナウ(NEWNOW)」は、一見バレルっぽく見えないパンツを披露しました。タックがサイドに流れて、ドラマチックな起伏を生んでいます。クロップド丈の控えめなパフスリーブブラウスと合わせて、全体をきれいめに演出。ジャケットと組み合わせれば、オフィススタイルにもなじみそうです。

レングスが短いタイプは、軽やかな気分で着こなせます。スポーティーに仕上がるのも、クロップド丈の持ち味。華奢なヒールサンダルなどエレガントな靴と合わせて、ミックステイストに整えるのが上手なスタイリングです。

「ディウカ(DIVKA)」のバレルパンツは、張り出したポケットが目を引きます。シルエットの起伏を一段と引き立てるドラマチックなディテールとは対照的に、トップスはTシャツでシンプルに。レディーライクなヒールで足首を強調して、トップスが足元に視線を誘う効果を発揮しています。

着心地が楽なバレルパンツは、今後さらに支持を広げていく気配。風通しがよく素肌に張り付かないので、夏に重宝したいボトムスです。従来のカジュアルだけでなく、フェミニンやエレガントなど、これまでとは異なるムードでまとえる新顔が増えているので、ますます自分好みのアレンジが楽しめそうです。

The post バレルパンツ旋風が加速 進化系シルエットで描く新バランス【25年春夏トレンド】 appeared first on WWDJAPAN.

ヒット連続の「キュレル」、敏感肌化粧品市場で独走 欧州本格攻勢へ

花王の乾燥性敏感肌向けスキンケアブランド「キュレル(CUREL)」が日本で盤石な地位を築いている。2024年の敏感肌用化粧品市場で売り上げNo.1(インテージSRI+敏感肌用化粧品市場2024年1月~2024年12月 シリーズ別金額シェア調べ)を記録。25年上半期には「過去最高シェア」に到達したという。

直近の売り上げは年平均28%増で成長。24年から2027年にかけては年平均成長率(CAGR)8%を目指し、30年には現在比で売り上げを1.3倍に拡大する計画だ。

新製品は軒並みヒットを飛ばし、中でも保湿クリーム“潤浸保湿 パウダーバーム”(24年4月発売)とUV化粧下地“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”(25年2月発売)が好調に推移。口コミやSNS上でも話題となり、成長を後押ししている。

国内での好調を追い風に、視線はすでに世界を見据えている。同社によると、世界の敏感肌向けスキンケア市場は3兆1600億円規模に拡大。国別では、米国が9100億円、中国が6600億円、欧州6300億円、日本1600億円、アジア9カ国で1500億円、カナダ1040億円と、各地域での需要が高まっている。

「キュレル」は現在、12の国・地域で展開。直近ではイギリス、フランス、ドイツ、アメリカなどに進出し、地域ごとの気候や文化に応じて製品提案を最適化。「乾燥性敏感肌の内部からの肌質改善」というブランドの中核はそのままに、人種・性別・ライフステージを問わず最適な提案を目指す。特に欧州市場は「新たな挑戦」と位置づけており、ECやドラッグストアでの展開を視野に入れる。

現在、海外売上比率は3割だが、30年には5割への引き上げを目指す。国内外での成長を両輪に、グローバルブランドとしての地位確立を図る構えだ。

10年越しの炭酸技術で敏感肌市場に新提案

欧州での展開も見据え、「キュレル」は9月6日、花王の炭酸技術を活用したスキンケア製品2品を発売する。炭酸技術の応用に関しては10年以上の構想期間を経て実現した。

“潤浸保湿 泡美容液”【医薬部外品】(3850円※編集部調べ、以下同)は、セラミド機能成分と炭酸を含む濃密な泡美容液が肌をすばやく保水。“潤浸保湿 泡ジェル洗顔料”【医薬部外品】(2090円)は、炭酸の泡洗顔料がジェル状に変化し、セラミドを守りながらしっとりと洗い上げる。

極度の乾燥赤らみ・くすみ悩みが多い欧州を中心に、順次海外展開を予定する。

The post ヒット連続の「キュレル」、敏感肌化粧品市場で独走 欧州本格攻勢へ appeared first on WWDJAPAN.

ヒット連続の「キュレル」、敏感肌化粧品市場で独走 欧州本格攻勢へ

花王の乾燥性敏感肌向けスキンケアブランド「キュレル(CUREL)」が日本で盤石な地位を築いている。2024年の敏感肌用化粧品市場で売り上げNo.1(インテージSRI+敏感肌用化粧品市場2024年1月~2024年12月 シリーズ別金額シェア調べ)を記録。25年上半期には「過去最高シェア」に到達したという。

直近の売り上げは年平均28%増で成長。24年から2027年にかけては年平均成長率(CAGR)8%を目指し、30年には現在比で売り上げを1.3倍に拡大する計画だ。

新製品は軒並みヒットを飛ばし、中でも保湿クリーム“潤浸保湿 パウダーバーム”(24年4月発売)とUV化粧下地“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”(25年2月発売)が好調に推移。口コミやSNS上でも話題となり、成長を後押ししている。

国内での好調を追い風に、視線はすでに世界を見据えている。同社によると、世界の敏感肌向けスキンケア市場は3兆1600億円規模に拡大。国別では、米国が9100億円、中国が6600億円、欧州6300億円、日本1600億円、アジア9カ国で1500億円、カナダ1040億円と、各地域での需要が高まっている。

「キュレル」は現在、12の国・地域で展開。直近ではイギリス、フランス、ドイツ、アメリカなどに進出し、地域ごとの気候や文化に応じて製品提案を最適化。「乾燥性敏感肌の内部からの肌質改善」というブランドの中核はそのままに、人種・性別・ライフステージを問わず最適な提案を目指す。特に欧州市場は「新たな挑戦」と位置づけており、ECやドラッグストアでの展開を視野に入れる。

現在、海外売上比率は3割だが、30年には5割への引き上げを目指す。国内外での成長を両輪に、グローバルブランドとしての地位確立を図る構えだ。

10年越しの炭酸技術で敏感肌市場に新提案

欧州での展開も見据え、「キュレル」は9月6日、花王の炭酸技術を活用したスキンケア製品2品を発売する。炭酸技術の応用に関しては10年以上の構想期間を経て実現した。

“潤浸保湿 泡美容液”【医薬部外品】(3850円※編集部調べ、以下同)は、セラミド機能成分と炭酸を含む濃密な泡美容液が肌をすばやく保水。“潤浸保湿 泡ジェル洗顔料”【医薬部外品】(2090円)は、炭酸の泡洗顔料がジェル状に変化し、セラミドを守りながらしっとりと洗い上げる。

極度の乾燥赤らみ・くすみ悩みが多い欧州を中心に、順次海外展開を予定する。

The post ヒット連続の「キュレル」、敏感肌化粧品市場で独走 欧州本格攻勢へ appeared first on WWDJAPAN.

「タンバリンズ」が“ブルーヒノキ”の香りとオペラで魅せる 韓国・聖水のポップアップをリポート

「タンバリンズ(TAMBURINS)」は6月25〜7月27日、新作フレグランスコレクション“ブルーヒノキ(BLUE HINOKI)”の発売を記念して、韓国・聖水(ソンス)にポップアップストアをオープンする。一般公開に先駆け、同イベントをリポートする。

“上から見下ろす”全く新しいオペラを鑑賞

まずは、オペラパフォーマンス“Sun & Sea(サン&シー)”の鑑賞からスタートした。筆者はオペラ鑑賞が初で、ドキドキ・ワクワクしながら入場。

同公演は、リトアニア出身の3人のアーティストの共同創作を通じて誕生したオペラ作品で、2019年にヴェネツィア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞した実績も。「終わらない夏の日のビーチ」をミュージカル形式で表現しており、本物のビーチのような舞台で演出を行うものだ。6月21〜24日の限定開催で、予約受け付け開始から即時完売したという。

会場は1〜3階のフロア構成で、1〜3階が公演会場、3階の一部が“ブルーヒノキ”のポップアップエリアとなっている。案内されたのは2階。中央にある吹き抜けを見下ろすと、そこには本物のビーチさながらの舞台が広がっている。そう、“サン&シー”の最大の特徴は、下から見るのではなく、“太陽の視点”である上階から見下ろす全く新しいスタイルなのだ。また、座席指定はなく自由に移動して、さまざまな角度から作品を鑑賞できる点も面白い。

舞台には、夏のバカンスを満喫する人々の姿があった。バドミントンをする双子、砂遊びに夢中な子どもたち、スイカを頬張る女性、そして砂浜を駆け回る犬……思い思いの夏を楽しむ光景が広がっている。会場内の気温も27〜28度に設定され、真夏の賑やかなビーチを演出している。

公演が始まると、砂浜に寝転んでいた1人の男性が、軽快な音楽に乗せて歌い出す。続いて女性の歌声が加わると、「誰が歌ってるの?」と探してしまうような、遊び心のある演出がとても印象的だった。ゲストらもスマホを構えたまま、撮影の手を止めることなく夢中で鑑賞していた。

敷居が高いイメージのあるオペラだが、“サン&シー”は心地よい空間とフォトジェニックな演出で、肩の力を抜いて楽しめた。香りを軸に“物語を届ける”ことを得意とする、「タンバリンズ」ならではのユニークなアプローチだと感じた。

ピョン・ウソクの“部屋”で香りを体感

続いて向かったのは、3階のポップアップスペース。ここは、6月9日に公開されたキャンペーンムービーに登場する、韓国俳優ピョン・ウソク(Byeon Woo-Seok)の“部屋”を再現した空間だ。ウソクの印象的なビジュアルが随所にあしらわれており、ファン“トントン”にはたまらない没入空間に仕上がっていた。

“ブルーヒノキ”は、青い波に揉まれたヒノキを思わせる爽やかな香りが特徴。潮風を含んだヒノキをメインに、清々しいパインオイルやベルガモットが漂う、夏にぴったりのパフュームコレクションだ。

ラインアップは全6種。メインアイテムである“パフューム ブルーヒノキ”(11mL、5500円/50mL、1万9500円)と“エッグパフューム ブルーヒノキ”(14mL、5700円)、“パフューム バーム ブルーヒノキ”(6.5g、5800円)をはじめ、今回初登場となる“エッグ パフューム ラタンウェア”(5300円)、“パフューム デオドラント ブルーヒノキ”(35g、5800円)、“パフューム ヴァイナル ブルーヒノキ”(250g、7800円)など、さまざまなアイテムを用意している。日本では、7月4日に「タンバリンズ」直営店舗で発売する。

会場内には、キャンペーンムービーで目を引いた“サンドドーム”の展示や、フォトスポットも多数用意。“ブルーヒノキ”の世界観を、香りと視覚の両方から堪能できる空間となっていた。

香り×アートの融合で新しいブランドの形を表現

香りや空間、アートを融合させた今回のポップアップは、単なる新商品発売のプロモーションにとどまらず、ブランドの哲学や美意識を体現する“場”として機能していた。ポップアップの会期は6月25〜7月27日。聖水エリアを訪れるなら、見逃せないスポットになりそうだ。

The post 「タンバリンズ」が“ブルーヒノキ”の香りとオペラで魅せる 韓国・聖水のポップアップをリポート appeared first on WWDJAPAN.

「タンバリンズ」が“ブルーヒノキ”の香りとオペラで魅せる 韓国・聖水のポップアップをリポート

「タンバリンズ(TAMBURINS)」は6月25〜7月27日、新作フレグランスコレクション“ブルーヒノキ(BLUE HINOKI)”の発売を記念して、韓国・聖水(ソンス)にポップアップストアをオープンする。一般公開に先駆け、同イベントをリポートする。

“上から見下ろす”全く新しいオペラを鑑賞

まずは、オペラパフォーマンス“Sun & Sea(サン&シー)”の鑑賞からスタートした。筆者はオペラ鑑賞が初で、ドキドキ・ワクワクしながら入場。

同公演は、リトアニア出身の3人のアーティストの共同創作を通じて誕生したオペラ作品で、2019年にヴェネツィア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞した実績も。「終わらない夏の日のビーチ」をミュージカル形式で表現しており、本物のビーチのような舞台で演出を行うものだ。6月21〜24日の限定開催で、予約受け付け開始から即時完売したという。

会場は1〜3階のフロア構成で、1〜3階が公演会場、3階の一部が“ブルーヒノキ”のポップアップエリアとなっている。案内されたのは2階。中央にある吹き抜けを見下ろすと、そこには本物のビーチさながらの舞台が広がっている。そう、“サン&シー”の最大の特徴は、下から見るのではなく、“太陽の視点”である上階から見下ろす全く新しいスタイルなのだ。また、座席指定はなく自由に移動して、さまざまな角度から作品を鑑賞できる点も面白い。

舞台には、夏のバカンスを満喫する人々の姿があった。バドミントンをする双子、砂遊びに夢中な子どもたち、スイカを頬張る女性、そして砂浜を駆け回る犬……思い思いの夏を楽しむ光景が広がっている。会場内の気温も27〜28度に設定され、真夏の賑やかなビーチを演出している。

公演が始まると、砂浜に寝転んでいた1人の男性が、軽快な音楽に乗せて歌い出す。続いて女性の歌声が加わると、「誰が歌ってるの?」と探してしまうような、遊び心のある演出がとても印象的だった。ゲストらもスマホを構えたまま、撮影の手を止めることなく夢中で鑑賞していた。

敷居が高いイメージのあるオペラだが、“サン&シー”は心地よい空間とフォトジェニックな演出で、肩の力を抜いて楽しめた。香りを軸に“物語を届ける”ことを得意とする、「タンバリンズ」ならではのユニークなアプローチだと感じた。

ピョン・ウソクの“部屋”で香りを体感

続いて向かったのは、3階のポップアップスペース。ここは、6月9日に公開されたキャンペーンムービーに登場する、韓国俳優ピョン・ウソク(Byeon Woo-Seok)の“部屋”を再現した空間だ。ウソクの印象的なビジュアルが随所にあしらわれており、ファン“トントン”にはたまらない没入空間に仕上がっていた。

“ブルーヒノキ”は、青い波に揉まれたヒノキを思わせる爽やかな香りが特徴。潮風を含んだヒノキをメインに、清々しいパインオイルやベルガモットが漂う、夏にぴったりのパフュームコレクションだ。

ラインアップは全6種。メインアイテムである“パフューム ブルーヒノキ”(11mL、5500円/50mL、1万9500円)と“エッグパフューム ブルーヒノキ”(14mL、5700円)、“パフューム バーム ブルーヒノキ”(6.5g、5800円)をはじめ、今回初登場となる“エッグ パフューム ラタンウェア”(5300円)、“パフューム デオドラント ブルーヒノキ”(35g、5800円)、“パフューム ヴァイナル ブルーヒノキ”(250g、7800円)など、さまざまなアイテムを用意している。日本では、7月4日に「タンバリンズ」直営店舗で発売する。

会場内には、キャンペーンムービーで目を引いた“サンドドーム”の展示や、フォトスポットも多数用意。“ブルーヒノキ”の世界観を、香りと視覚の両方から堪能できる空間となっていた。

香り×アートの融合で新しいブランドの形を表現

香りや空間、アートを融合させた今回のポップアップは、単なる新商品発売のプロモーションにとどまらず、ブランドの哲学や美意識を体現する“場”として機能していた。ポップアップの会期は6月25〜7月27日。聖水エリアを訪れるなら、見逃せないスポットになりそうだ。

The post 「タンバリンズ」が“ブルーヒノキ”の香りとオペラで魅せる 韓国・聖水のポップアップをリポート appeared first on WWDJAPAN.

Aiロボティクスがヘアケア領域に参入 初の卸売りで「本格的な小売り市場の制覇」を目指す

AIとD2Cを強みに急成長を遂げているAiロボティクスは、同社初のヘアケアブランド「ストレイン(STRAINE)」を発売した。デビューアイテムは“ストレートシャンプー”(475mL、1980円、詰め替え用は400mL、1540円)、“ストレートトリートメント”(475mL、1980円、詰め替え用は400mL、1540円)、“ストレートヘアオイル”(80mL、1980円)の3種。6月18日から全国のバラエティーストアで先行発売し、7月1日から全国のドラッグストアで取り扱う。同社が本格的に小売り展開するのは初めて。

レッドオーシャン化が進むヘアケア市場
「それでもここはブルーオーシャン」

レッドオーシャンと呼ばれるヘアケア市場に参入した背景には、美容投資額の増加傾向がある。ホットペッパービューティーの調査によると、25年における美容費(サロン利用や化粧品購入など)の月平均は過去最高の5826円に到達した。

また、「ストレイン」がメインターゲットに据える30代女性は、髪悩みの1位に「くせ毛」を挙げている(LALA HAIR調べ)。こうしたニーズに応えるかたちで、「ストレートヘア」を軸に据えた製品開発に取り組んだ。

「ストレイン」とは

ブランド名「ストレイン」は「Straight(真っ直ぐ)」と「line(線)」を掛け合わせた造語。「使った瞬間、ストレートな髪質になれる」品質をイメージして名付けた。処方は縮毛補修発想で髪の内部組成に着目。まっすぐまとまる髪を目指した3つのアプローチを採用しており、同社によると世界初の処方設計だという。

1つ目は、内部補修をかなえるアミノ酸とジマレイン酸の融合。うねり髪の原因となる内部構造の乱れを補修する。2つ目は、7種のケラチンでかなえる“シルク質感”。ダメージによる髪内部の空洞をケラチンが内側から補修し、しなやかで滑らかな髪に仕上げる。

3つ目は、湿気にも熱にも負けない“潤いバリア”。湿気によるうねりを防ぐために5種のセラミド、サクランで水分をキープする。熱に反応してバリアを形成するy-ドコサラクトンとキューティクルを保護する18-MEAで、外部刺激から髪を守り、ストレートヘアをキープする。

香りは、みずみずしく上品で雰囲気のあるフローラルとフルーティが融合した香りを採用。三角形のボトルデザインは3つの処方アプローチ、過去・現在・未来の全てに髪悩みに向き合うブランド姿勢を表現する。

「サロン品質をうたう一般市場品は多く存在しているが、本質的にニーズをかなえている製品は少ない。サロンクオリティーでありながら価格は半分ほど。一見レッドオーシャンと呼ばれている市場で潜在ニーズに応えて新たな市場を開拓する」(池田愛ブランド事業部長)。

社員27名で上場
29年には売上高2200億円を目指す

Aiロボティクスは2016年に創業。AI、マーケティング、製品力の融合を強みとし、スキンケアブランド「ユンス(YUNTH)」や美容機器ブランド「ブライト(BRIGHTE)」を展開する。24年9月に上場を果たし、25年3月時点の売上高は142億円で着地。今期は2倍の約280億円を見込み、急成長を続けている。

「ユンス」「ブライト」はともにオンライン販売が主軸で、同社の売り上げの9割は自社ECサイトとECモールでの販売が占めている。今回、企業として初となる卸売りブランド「ストレイン」を展開し、「本格的な市場の制覇」(池田ブランド事業部長)を目指す。

同社の社員は27人と少数精鋭で事業を手掛ける。今後は既存ブランドの拡大、新規ブランドの創出を成長の基軸としつつ、M&Aにも着手し、さらなる売り上げの拡大を図る。29年には、売上高2200億円を目指す。

The post Aiロボティクスがヘアケア領域に参入 初の卸売りで「本格的な小売り市場の制覇」を目指す appeared first on WWDJAPAN.

熊谷隆志の「GDC」が「ゾフ」とコラボ 90年代の裏原カルチャーを現代的に落とし込んだサングラス8型

「ゾフ(ZOFF)」は7月11日、スタイリストの熊谷隆志が手掛けるファッションブランド「ジーディーシー(GDC)」との初コラボレーションアイテム“ゾフ|ジーディーシー”を発売する。「ゾフ」一部店舗および公式オンラインストアで取り扱う。現在、「ゾフ」公式オンラインストアでは先行予約を受け付けている。

同コラボでは、1990年代の裏原カルチャーやストリートファッションの要素を現代的に落とし込んだ存在感のあるシェイプやカラーリングが特徴的なアイウエアを展開する。ラインアップは、サングラス8型の全30種類をそろえる。価格は1万1100円。

レトロとモダンが融合した8型

90年代の空気感を再構築したウェリントンフレームは、フロントにストリートスタイルを引き立てるディテールの3ピンを配した。オクタゴンフレームは、トレンド感のあるシェイプにクラシックとモダンが融合した絶妙なカラーを組み合わせと快適な遊び心を表現した。裏原テイストを現代風にアレンジしたスクエアフレームは、スタイリッシュな存在感が魅力だ。

レトロとモダンが融合したキャットオーバルフレームは、都会的な雰囲気が漂うデザインに仕上げた。角張ったスクエアオーバルフレームは、ストリートの遊び心あるカラーリングで存在感のあるアイテム。テンプルと絶妙なフロントカーブが特徴のスクエアフレームは、90年代ストリートカルチャーを感じるシルエットに仕上げた。

ウェブ購入者限定でGDCのロゴが入ったオリジナルデザインのフライトタグを数量限定でプレゼントする。

The post 熊谷隆志の「GDC」が「ゾフ」とコラボ 90年代の裏原カルチャーを現代的に落とし込んだサングラス8型 appeared first on WWDJAPAN.

【2025年秋コスメ】「アディクション」から組み合わせ自在な質感の異なるアイシャドウ60色が登場

「アディクション(ADDICTION)」は8月1日、2025年秋コレクション“EDIT YOUR MOOD 60 SHADES BSHIND THE SCENE”を発売する。メイクアップアーティストの時間を紡ぐような、5種のテクスチャーの異なるアイシャドウ60色をラインアップする。7月4日から予約受付を開始し、7月23〜29日の期間には、伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店で先行販売を行う。

“ザ シングル アイシャドウ マット”

マットタイプのアイシャドウ“ザ シングル アイシャドウ マット”(全16色、各2530円)は、柔らかさとなめらかな伸び広がりで、クリアな発色を自在にレイヤードできるのが特徴だ。高密着オイル配合のきめ細かいパウダーで色むらや粉感のない均一な仕上がりを持続する。

“ザ シングル アイシャドウ パール”

重ねるほどに透明感と輝きを引き出すパールタイプのアイシャドウ“ザ シングル アイシャドウ パール” (全16色、各2530円)は、ファッションフォトシューティングの現場に着想を得た。スキンメルトテクノロージー採用で、しっとり溶け込むような伸び感と高密着オイル配合でまぶたに密着し、時間が経ってもしっとり美しく仕上げる。

“ザ シングル アイシャドウ スパークル”

“ザ シングル アイシャドウ スパークル”(全16色、各2530円)は、まばゆい輝きが存在感を放つスパークルタイプのアイシャドウで、この瞬間を楽しみ尽くすアフターパーティのムードにインスパイアされた。大きいサイズのパールやラメを高配合しながら重ねても濁らないクリアな発色を長時間持続する。

“ザ シングル アイシャドウ ネイキッド シアー”

素肌を生かすシアーなフィルターカラーをそろえた新感覚アイシャドウ“ザ シングル アイシャドウ ネイキッド シアー”(全8色、各2530円)オフモード時間のエフォートレスなムードを表現したカラーパレットが、柔らかく弾むような感触で、薄い膜がしっかりと肌に密着する。

“ザ シングル アイシャドウ クリーム”

柔らかな余韻で顔立ちを仕込む光と影のクリームカラー“ザ シングル アイシャドウ クリーム”(全4色、各2530円)は、肌の延長にあるベージュやブラウンの繊細な色と光がアイメイクアップの仕上がりをあげ、クリーミーなのにさらさらとした質感、高密着オイル配合で美しさを長続きさせる。

単色アイシャドウをセットして自分だけのアイパレットも

単色アイシャドウをセットして自分だけのアイパレットを作れるケースも登場する。3サイズを展開する同アイテムは、さりげなくエッジを効かせたクラス感のあるデザインを、開けた瞬間にアイシャドウの個性が際立つスタイリッシュなスモークカラーで仕上げた。サステナビリティへの取り組みとして登場したレフィルタイプのアイシャドウパレットは、何度でも入れ替えて使用ができ、容器には帆立の貝殻素材を使用している。なお、店頭では、不要になったアイシャドウやブラッシュの空容器の回収サービスも行っている。

The post 【2025年秋コスメ】「アディクション」から組み合わせ自在な質感の異なるアイシャドウ60色が登場 appeared first on WWDJAPAN.

「ヴァンズ」がさくらももこ作品とコラボ ビジュアルには元BiSH・モモコグミカンパニーを起用

「ヴァンズ(VANS)」は7月4日、さくらももこ作品の「ちびまる子ちゃん」、「コジコジ」との初のコラボレーションコレクション“ヴァンズ×モモコ サクラ”を発売する。ABCマート グランドステージとABCマートの一部店舗およびABCマート グランドステージ公式オンラインストアで取り扱う。また6月27日〜7月6日の期間には、さくらももこの地元である静岡県でポップアップを開催し、同コレクションの先行販売を行う。ビジュアルには、元BiSHでさくらももこ作品のファンであるモモコグミカンパニーを起用した。

同コラボでは、「ヴァンズ」を代表するアイコニックなモデルやアパレル、アクセサリーに「ちびまる子ちゃん」と「コジコジ」のキャラクターやキャラクターをモチーフにしたデザインを施したアイテムをラインアップする。

「ちびまる子」デザイン

「ちびまる子ちゃん」とコラボしたアイテムは、まる子のさまざまな表情で彩ったチェッカー柄の“オールド スクール” (1万2100円)や、アッパーにまる子とそのクラスメイトを総柄であしらい、ミッドソールに“CHIBI MARUKO CHAN”の文字をポップな字体でプリントした“オーセンティック” (1万1000円)、世界地図をモチーフにさくらももこが描いた扉絵をアッパー全体にプリントした“スリップ オン”(9900円)を展開する。

「コジコジ」デザイン

「コジコジ」をあしらったアイテムでは、サイドパネルにコジコジの多彩な表情を、シュータンにはコジコジのセリフを吹出しでプリントした“オールド スクール”(1万2100円)やチェッカー柄からコジコジが顔を覗かせ、よく見るとおたんこなすも紛れたユニークなデザインチェックの“スリップ オン”(9900円)、ヒールのコジコジロゴの刺しゅうをアクセントにコミックの印象的なシーンを漫画風に表現した“スリップ オン”(9900円)を用意する。

アパレル・アクセサリー

アパレル・アクセサリーでは、スケートボードに乗ったまる子や名言を呟くコジコジなどキャッチーなキャラクターをプリントしたTシャツ4モデルをそろえる。ほか、スリッポン型のキーホルダーや。まる子とコジコジをペイズリー柄に落とし込んだバンダナなどもラインアップする。また、ポップアップストア限定で静岡・清水らしさを表現したオレンジカラーのバンダも登場する。

ポップアップ概要

◼️“ヴァンズ×モモコ サクラ ポップアップストア バイ ABCマート

期間:6月27日〜7月6日
場所:エスパルスドリームプラザ 本館1階 エスパルススクエア
住所:静岡県静岡市清水区入船町13-15
時間:10:00〜20:00(最終日は10:00〜17:00)

The post 「ヴァンズ」がさくらももこ作品とコラボ ビジュアルには元BiSH・モモコグミカンパニーを起用 appeared first on WWDJAPAN.

ぬいぐるみブームは“ラブブ”だけにあらず “ファンシー・テディー”も人気台頭

 

中国発の玩具メーカー、ポップマートの“ラブブ(Labubu)”がラグジュアリー市場で存在感を示すなか、“ファンシー・テディ(Fancy Teddy)”も新たなコレクターズトイとして頭角を現しつつある。

アーティストのジェフリー・メン(Jeffrey Men)が手掛ける“ファンシー・テディ”は、ウェルネスとおもちゃの架け橋となることを目指すアメリカ製のぬいぐるみだ。高品質のコットンブークレやカウハイドレザー、ベルベットを使用し、中身にはオーガニックカポックを詰め、さらにヒーリングクリスタルを用いている。

現在、 “ファンシー・テディ”は直販のみの取り扱いで、これまで7回限定販売を行った。主要市場は、カルフォルニア、ニューヨーク、オースティン、デンバーで、カリフォルニア州サンタアナにあるオレンジ・カウンティ・ミュージアム・オブ・アートでは、そのデザイン性が評価され展示されている。

データテクノロジー企業のサーカナ(Circana)の2025年初頭の調査によると、“Kidult”(子供向け製品を好む大人)やおもちゃコレクターによる消費が活況で、24年にピークを迎えたコレクターズトイの売り上げは、25年と26年にも上昇し続けると予想されている。特に、マインドフルネスやメンタルヘルス向上を意識したおもちゃへの関心が高まっているという。

“いい感じのテディベア”と称され、アリアナ・マディックス(Ariana Madix)やリンゼイ・ハバード(Lindsay Hubbard)らのセレブリティーも賞賛する“ファンシー・テディ”だが、このぬいぐるみは、もっと多くのことを表現しているとメンは言う。それぞれの個体の中には、精神的な安心感や鎮静効果をもたらすとされる50種類のヒーリングクリスタルから選んだ3つのクリスタルが入っており、それぞれに異なる個性を持つ。他のコレクターズトイとは一線を画す“ファンシー・テディ”は、「あなたにぴったりのものが見つかる」とメンは言う。

メンは、「感情のつながりのことだ。人生の旅に連れていく何かを持つということ、それが私とファンシー・テディとの物語の全てだ。私の癒しの旅の物語であり、人々が幼少期のノスタルジーや長続きする何かとつながることができるのであれば、それは、私たちみんながかつて一度は持っていた、ぬいぐるみとつながることなのだ」と語る。

またメンは、ブランドを展開していくにあたり、“ファンシー・テディ”の本質を物理的にも、イデオロギー的にも守っていくことに慎重な姿勢を示している。例えば、より小さいバージョンへの需要に応え、12インチの通常サイズに比べ、わずか4インチの“ミニ”バージョンを発表したが、このミニサイズをハンドバッグに装着するには、専用の保護ポーチに入れて留める必要がある。メンは、「私は自分のすることに芸術性を持ち、慎重で、誠実でありたい」と話し、“ファンシー・テディ”が今後成長するにあたって、全ての段階でそのメッセージを伝え続けることが重要だと言う。

さらに今後は、ウェルネス分野で継続的に活動しながら、アニメーション制作も視野に入れているという。

The post ぬいぐるみブームは“ラブブ”だけにあらず “ファンシー・テディー”も人気台頭 appeared first on WWDJAPAN.

「ポスト アーカイブ ファクション」2026年春夏メンズ・コレクション

「ポスト アーカイブ ファクション(POST ARCHIVE FACTION)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

The post 「ポスト アーカイブ ファクション」2026年春夏メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「ルイ・ヴィトン」の歴史を紹介する展示を大阪で開催 広瀬すずや平野紫耀のドレスも

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は7月15日〜9月17日、大阪中之島美術館で“ビジョナリー・ジャーニー”展を開催する。1000点を超える貴重な歴史的アイテムや資料を展示し、日本というレンズを通してメゾンの歴史を新たな視点で解釈する。チケットは、大阪中之島美術館 チケットサイトおよびローソンチケットで6月30日10時から販売する。

同展は、美術史家兼キュレーターのフロランス・ミュラー(Florence Muller)の協力のもと、国際的建築設計集団OMAの重松象平による演出を行う。「ルイ・ヴィトン」が所蔵するコレクションから厳選したアーカイブのほか、神戸の香雪美術館、パリのギメ東洋美術館やケ・ブランリ美術館といった国際的芸術機関の特別協力による作品も展示する。

会場には、19世紀以来パリ市立公文書館に保管され、最近になって無傷の状態で再発見されたモノグラム・キャンバスの最初のサンプルや、製造工程の一部を実際に見られるスペースを設置する。

さらに、同ブランドのアンバサダーを務める十三代目市川團十郎白猿や広瀬すず、平野紫耀らセレブリティーと所縁のあるトランクやドレスなども展示する。

イベント概要

■ルイ・ヴィトン “ビジョナリー・ジャーニー”展

日程:7月15日〜9月17日
時間:日〜木曜日 10:00〜17:00(最終入場16:30)/金・土・祝前日 10:00〜19:00(最終入場18:30)
場所:大阪中之島美術館 5階展示室
住所:大阪府大阪市北区中之島4-3-1
休館日:月曜日(祝日の7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日
観覧料:一般2000円/大学・専門学校生1500円/高校生以下無料(要事前申込)

The post 「ルイ・ヴィトン」の歴史を紹介する展示を大阪で開催 広瀬すずや平野紫耀のドレスも appeared first on WWDJAPAN.

「ファミリア」が「ヨリ」と初コラボ 親子でリンクコーデを楽しめるアイテムが登場

「ファミリア(FAMILIAR)」は8月5〜7日の期間、「よろこびを着る」をコンセプトにしたアパレルブランド「ヨリ(YORI)」との初コラボレーションアイテムの受注販売を両ブランドの公式オンラインストアで行う。「ファミリア」神戸本店および代官山店では7月24日〜8月7日に、「ヨリ」では2025年秋冬先行受注会でサンプルを展示する。

両ブランドのアニバーサリーを記念した特別な日にぴったりなアイテム

同コラボは、今年4月に創業75周年を迎えた「ファミリア」と同年6月に10周年を迎えた「ヨリ」のアニバーサリーイヤーを記念し、「ヨリ」のアーティスティックな一面を表現した“シロコン”ラインからアイテムを展開する。「ファミリア」では、キッズサイズの洋服とバッグを、「ヨリ」からは、「ファミリア」で販売する子どもの洋服にリンクした洋服やバッグを用意し、ラインアップは“シロコン”ラインで人気の独特な凹凸感のあるキルト生地やホイップのような襟、ふんわりとした形のバッグなど特別な日にぴったりなアイテム7種。

「ファミリア」からは、“シロコン”の上品な色合いと繊細なディテールのアイテムに、同ブランドのアイコニックなチェック柄やアートを組み合わせたキッズサイズの洋服とふんわりとしたシルエットの“マシュマロミニバッグ”(2万3100円)に加えて、“ホイップワンピース“(7万7000円)を身にまとった同ブランドのキャラクター“ファミちゃん”のマスコットの4種類をそろえる。「ヨリ」では、「ファミリア」で販売するゆったりとしたシルエットの“もくもくジャケット”や“ホイップワンピース”などの子どもの洋服とリンクしたアイテムをラインアップする。

The post 「ファミリア」が「ヨリ」と初コラボ 親子でリンクコーデを楽しめるアイテムが登場 appeared first on WWDJAPAN.

ホラー作家・梨 × 闇 ×テレ東・大森時生による「恐怖心展」が7月18日から開催 約10万人が来場した「行方不明展」の制作陣が再集結

テレビ東京は、闇とローソンエンタテインメントとともに体験型展覧会「恐怖心展」を7月18日から8月31日まで開催する。同展覧会は、東京・名古屋で約10万人が来場した展覧会「行方不明展」を手がけた、気鋭のホラー作家・梨と、闇、「イシナガキクエを探しています」「飯沼一家に謝罪します」などで知られるテレビ東京プロデューサー・大森時生が今夏再び集結する。

「恐怖心展」は、「恐怖心」(あるもの・ことに対して、その人が生理的に感じる恐れや不安)に関する展覧会。恐怖心は、命の危険や苦痛を伴うものだけでなく、一見して恐怖の対象とは思えないものにも生じることがあり、これらの恐怖は、時に説明のつかない不合理さを伴う。そうした考えのもと、展示は、「先端」「閉所」「視線」といった、さまざまなものに対して抱く「恐怖心」をテーマに展開する。医学監修には精神科医・池内龍太郎を迎え、自身の“恐怖心”に向き合うことを意図している。※展示物の一部はフィクションです。

今回公開されたキービジュアルは、アートディレクターの大島依提亜、撮影は写真家・鈴木陽介、スタイリストは伊賀大介が担当した。

スタッフコメント

「恐らく人間は、何かの片手間に怖がる、ということはできません」
「例えば、笑いながら泣くことはあるでしょうが、そういう喜怒哀楽に対して、恐怖は独立しています」
─「お前の死因にとびきりの恐怖を」(イースト・プレス)

頓花聖太郎(闇)

恐怖というテーマと向き合い続けて、はや10年になります。
この間に分かったのは、恐怖の本質はその対象そのものよりも、
それを感じ取る私たち自身の「心」の中にある、ということでした。
人は何を恐れるのか。その恐れをどのように感じるのか。
そこには個人個人の生き方や経験が深く刻まれています。
今回の「恐怖心展」では、無数の「恐怖心」を物語にし、展示というかたちで再現しました。
その多様な心のありようを追体験することが、
この10年の問いの、ひとつの答えになると考えています。

大森時生(テレビ東京)

恐怖心に向き合うことは、自分と向き合うことです。

「恐怖心展」

◾️「恐怖心展」
会期:2025年7月18日〜8月31日(日)
会場:BEAMギャラリー
住所:東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷BEAM 4F
時間:11:00〜20:00(最終入場19:30)※観覧所要時間:約90分
入場料:2300円 ※小学生以上有料
主催:闇、テレビ東京、ローソンエンタテインメント
https://kyoufushin.com

チケット情報

◾️チケット情報
販売開始:2025年6月23日17:00〜(ローチケにて)
券種:期間有効券と日時指定券の2種 
●期間有効券:日時指定券の設定日以外の日程で期間内入場可能
※営業時間内の任意の時間で入場可能。
●日時指定券:下記日程における時間指定チケット(90分単位)
7/19(土)、7/20(日)、7/21(月祝)、7/26(土)、7/27(日)
8/2(土)、8/3(日)、8/9(土)、8/10(日)、8/11(月祝)
お盆期間 8/12(火)、8/13(水)、8/14(木)、8/15(金)
8/16(土)、8/17(日)、8/23(土)、8/24(日)、8/30(土)、8/31(日)
日時指定券は、上記日程において下記の時間帯を選択。
①11:00~12:30 ②12:30~14:00 ③14:00~15:30
④15:30~17:00 ⑤17:00~18:30 ⑥18:30~20:00
※混雑時はお待ちいただく場合がございます 
※会場前での待機はご遠慮いただいております
ローチケ販売ページ
https://l-tike.com/kyoufu2025/

The post ホラー作家・梨 × 闇 ×テレ東・大森時生による「恐怖心展」が7月18日から開催 約10万人が来場した「行方不明展」の制作陣が再集結 appeared first on WWDJAPAN.

“樹木の恵みを受け取り、お返しをする” 高橋アランと知る「バウム」の循環の輪

ジャケット2万2000円、トップス 7150円、キャップ4180円/以上、サロモン(サロモンコールセンター03-6825-2134)、ネックレス5万8300円、、ハートチャーム4万700円、(右手人差し指)天然石リング4万1800円/以上、マリハ(マリハ 03-6459-2572)、その他スタイリスト私物

スキン&マインドブランド「BAUM(バウム)」は6月、ブランド誕生から5周年を迎えた。樹木の恵みを余すことなくいただくという発想のもと、スキンケア製品の90%以上は自然由来成分で構成され、樹木の幹、皮、葉、実、根から抽出した樹木由来成分を配合。「樹木との共生」をコンセプトに掲げ、成分、パッケージ、香りの全てにおいて体現している。
“樹木”を意味するブランド名に込められたこだわりや、立ち上げから5年を経た今の思い──。新緑の美しい5月下旬、「BAUM ひのきの森」(愛媛県新居浜市)での植樹に参加した高橋アラン氏を迎えて、西脇文美「バウム」ブランドディレクターと対談を行った。

ウォルナットとオークの木目が映える“5thアニバーサリー フレグランスディフューザー”を数量限定で発売中。切り株から心地よい樹木が香り立つさまをイメージしたデザインが印象的だ

“事業を通じて循環を促していく”
ことこそ「バウム」の根幹

<左>高橋アラン/モデル
PROFILE:イタリア&ブラジル人の父と日本人の母のもとに生まれ日本で育つ。天真爛漫な性格の持ち主で、カポエイラやサンバ、トゥアークなどブラジルカルチャーにも精通する。NETFLIX - THE BOYFRIEND -出演後、日本国内のみならず世界中からの反響に応えていくべく、表現者・発信者として日々活動する。音声配信プラットフォーム「Artistspoken(アーティストスポークン)」にて、ポッドキャスト番組「高橋アランのBONCHACHA」を配信中
<右>西脇文美/「バウム」ブランドディレクター
PROFILE:外資系投資銀行・外資系戦略コンサルティングファームにてFMCG業界を中心にM&Aアドバイザリー業務・経営コンサルティング業務に従事後、外資系化粧品会社にて化粧品マーケティング業務に携わる。2016年より資生堂経営戦略部に参画、「バウム」を立ち上げ、現在に至る
高橋アラン(以下、高橋):大切に育てられたひのきの苗木植えを通じて、樹木の恵みを受け取って、それをまた森へ返していくという「バウム」の循環の輪に加われた気がしてうれしかったです。

西脇文美「バウム」ブランドディレクター(以下、西脇):ご参加ありがとうございました。製品の製造や売ることと植樹といった活動が別々に行われるのではなく、“事業を通じて循環を促していく”というのが「バウム」というブランドの根幹です。植樹はそのサイクルの一つで、お客さまはもちろん、企業や業種を超えて思いに共感くださる皆さんと創ってきたブランドだと考えています。

高橋:5周年ですもんね、おめでとうございます!

西脇:ありがとうございます。逆説的に聞こえるかもしれませんが、ブランドの理念がしっかりとあるからこそ正しさを一方的に押し付けるのではなく、まずは直感的に「欲しい」と思ってもらえる製品作りを大切にしています。プロダクトの魅力がまずあって、その後ろにあるストーリーに共感いただく方がたくさんいらっしゃることはとてもうれしいですし、強みだと感じています。そして、成分と香りに加えて、プレステージブランドらしい洗練されたパッケージにもこだわってきました。

新しい時代の豊かさを提案

高橋:最初は僕も、見た目から入りました。「かわいい!洗面台に置きたい!」と。その後に、木製パッケージは端材をアップサイクルされたものであることや、ショップ内でも苗木を育てていることなどを知って、ますます好きになったんです。

西脇:サステナブルという観点だけでいうと、社内からは「もっと簡素なパッケージにすべきでは?」という声が上がったことも。けれど、私たちが創りたかったのは単なる “木のブランド”ではないんですね。樹木をモチーフにしながら、新しい時代の豊かさを体現したかった。価値観が多様化・変容をしている現代において、購買行動や消費そのものが森林の新陳代謝につながる──。自分の選択が社会とつながっていると感じられるような、より精神的な豊かさに力点を置いた価値観を提案したいと強く思っていました。あえて店頭で苗木を育てることも、その一つ。店舗のスタッフは幼苗に毎日水やりをして、お客さまは少しずつ育っていく苗を目にします。その苗が「BAUM ひのきの森」と、パッケージの木製パーツに端材を使用しているオークを育む「BAUM オークの森」に植樹されます。この、目で見ることのできる、手で触ることのできる“リアリティ”こそ、「バウム」の本質だと感じています。

キャップ4180円/サロモン(サロモンコールセンター03-6825-2134)、(右手人差し指)天然石リング4万1800円/マリハ(マリハ 03-6459-2572)その他スタイリスト私物
高橋:製品を使うことで、自然と社会とつながれる──。その実感が持てるのは、新鮮な喜びでした。同時に、毎日のスキンケアで手に取るたび木の手触りや使い心地、香りに癒やされて自分の時間を丁寧に過ごすようになった気がします “ビジュがいい”“肌にいい”を超えた、こうしたブランドの熱い思いを感じるから、周りにシェアしたくなるんです。シェアハピです(笑)。

西脇:社会や未来とのつながりを感じてもらうためのブランド設計にこだわってきましたから、シェアしたくなると言ってもらえるのはとてもうれしいです。植樹然り、一つ一つのアクションは小さく限られたことです。けれど、貢献実感と製品の魅力が一体であるからこそ、新しい豊かさとして提供できるのではないかと信じています。

西脇:デビューから5年を経た今、感じるのは樹木の香りを人は本能的に、体の記憶によって求めているのかもしれないということ。これまで、「バウム」の香りが好きというお声をたくさんいただいてきました。ここまで香りが好評になるとは当初は想像をしておらず、反響の大きさに私たちが驚いたほどです。ひのきは古くから神社仏閣に用いられるなど、木や森は日本人の生活に根ざしていました。デジタル社会、特に都市生活において樹木が持つ香りへのニーズの高まりをますます感じています。資生堂がこれまで培ってきた、香りが人の心と体に働きかけるメカニズムを科学的に証明しようとするアロマコロジー研究を含め、今後も樹木の可能性を追い求めてゆきたいですね。

高橋:僕は “ウッドランド ウインズ”の香りが大好きで、最近は瞑想時にも香りを取り入れているんですよ。より内面に矢印を向けて、自分の気持ちに向き合えるようになりました。

西脇:“ウッドランド ウインズ”は、ブランド誕生時から一番人気の高い香調です。5周年を迎えるにあたり、ブランドを象徴する香りで日常の中で“樹木時間”や彩りを添えられる製品を、お客さまからも要望の多かったディフューザーという形で提供したいと考えました。

高橋:切り株のようなデザインが素敵だし、木目の表情が愛おしいです。「バウム」のアイテムと並べて置いておきたくなりますね!
植樹体験に参加して、そしてさまざまなお話をお伺いして、「バウム」の情熱や自然へのリスペクトに心動かされました。その“姿勢”は、僕自身の生きざまに取り入れたいと感じたほど。自然からいただいたものをちゃんとお返しすること。誰かからいただいた思いをちゃんと循環させること──。そして、自分が大切に感じた思いを目の前の人や周りの人、そして離れていても応援してくれる人たちにどうしたら届けられるんだろうって考えるようになりました。植樹活動のパートナーである、愛媛県新居浜市と住友林業との「バウム」の “絆”にも感動しました。

未来を見据えてつながる、
「バウム」の循環

西脇:お取引先さまとの関係性も、単なる「発注」と「受注」というビジネスの枠組みを超えた創造的な取り組みとなっていることにやりがいを感じています。私たち一企業ではできないことですから、感謝してやみません。
「バウム」は自然への畏敬の念からスタートしたブランドです。樹木そのものが持つ力や、古来、人が自然と共存してきた精神性、そして未来へ向けて“循環”させる仕組みや思い──。それらは国境を越えて、人類にとって普遍的なものなのではないか、と感じています。世界の人にもさらに発信をしていきたいですし、今後もさまざまなクリエーターとも協業できたら。理念は共有しながらも、一方で、手に取ってくださるぞれぞれの人にとっての「バウム」ってここがいいよね!という視点は必ずしも同一の必要はなく、それぞれに違って自由でいいと考えています。「いいな」と思っていただける、多面的な魅力のその発信の仕方も含めてこれからも循環の輪を広げてゆきます。

住空間での“森林浴”
ブランド初のディフューザー

ブランド誕生5周年を記念し、初のフレグランスディフューザーを数量限定で発売中だ。シダーウッドやサイプレスなどの樹木の香りをモダンに調香した「バウム」を代表する“ウッドランド ウインズ”が心地よく香る。ウォルナットとオークの2樹種を用いた、木製パーツは「カリモク家具」の家具製造過程で発生する国産木材の端材をアップサイクルしたもの。使用後はフラワーベースやオブジェなどとしてリユースすることができる。
PHOTOS:KAZUSHI TOYOTA
STYLING:KOUKI IWASAKI(UNTLIM)

BAUM LINE公式アカウント友達追加で
森林浴美容®体験スキンケアサンプルプレゼント

問い合わせ先
BAUM お客さま窓口
0120-332-133

The post “樹木の恵みを受け取り、お返しをする” 高橋アランと知る「バウム」の循環の輪 appeared first on WWDJAPAN.

「アクネ ストゥディオズ」青山フラッグジップストアが拡大移転 7月11日にオープン

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は7月11日、青山のフラッグジップストアを拡大移転オープンする。新店舗は青山のメーンショッピングストリートの一角“ザ ジュエルズ オブ アオヤマ”に構え、3フロアで構成される世界最大の旗艦店となる。

本店舗は、「アクネ ストゥディオズ」のジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)クリエイティブディレクターと、スウェーデンの建築スタジオ ハレロード(Halleroed)との継続的なコラボレーションによる設計で、店舗総面積は771平方メートル。ローカルな建築様式に着想を得て、ブランドを象徴するピンクの花崗岩とモノクロームの什器でデザインした、グローバルストアコンセプトを体現した空間だ。

なお、拡大移転オープンまでの期間は、現在の青山ストア(港区南青山5-3-20)で通常営業を行う。

▪️「アクネ ストゥディオズ」フラッグジップストア

オープン日:7月11日
場所:ザ ジュエルズ オブ アオヤマ
住所:東京都港区南青山5-3-2

The post 「アクネ ストゥディオズ」青山フラッグジップストアが拡大移転 7月11日にオープン appeared first on WWDJAPAN.

「アクネ ストゥディオズ」青山フラッグジップストアが拡大移転 7月11日にオープン

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は7月11日、青山のフラッグジップストアを拡大移転オープンする。新店舗は青山のメーンショッピングストリートの一角“ザ ジュエルズ オブ アオヤマ”に構え、3フロアで構成される世界最大の旗艦店となる。

本店舗は、「アクネ ストゥディオズ」のジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)クリエイティブディレクターと、スウェーデンの建築スタジオ ハレロード(Halleroed)との継続的なコラボレーションによる設計で、店舗総面積は771平方メートル。ローカルな建築様式に着想を得て、ブランドを象徴するピンクの花崗岩とモノクロームの什器でデザインした、グローバルストアコンセプトを体現した空間だ。

なお、拡大移転オープンまでの期間は、現在の青山ストア(港区南青山5-3-20)で通常営業を行う。

▪️「アクネ ストゥディオズ」フラッグジップストア

オープン日:7月11日
場所:ザ ジュエルズ オブ アオヤマ
住所:東京都港区南青山5-3-2

The post 「アクネ ストゥディオズ」青山フラッグジップストアが拡大移転 7月11日にオープン appeared first on WWDJAPAN.

アルビオン“フラルネ”がリニューアル 効果実感重視で再構築

アルビオンがスキンケアシリーズ“フラルネ(FLARUNE)”をリニューアルする。第1弾では、秋冬向けシリーズ“ライブリーライン”を8月17日にリニューアル発売する。今回の刷新では「肌が確実に変わる体験」を掲げ、効果実感の向上を重視した。シリーズ共通の主要成分・国産たけのこ皮エキスは継続配合する。

新生“フラルネ”は、「肌の運命を拓く」を新たなコンセプトに据える。年齢や肌質といった従来の枠にとらわれず、「自分らしい美しさ」を求める幅広い層をターゲットにする。商品開発を担当した原田彩絵子氏は「肌本来のポテンシャルを引き出すことで、今以上の美しさをかなえる」と説明する。パッケージは丸みを帯びたデザインで“運命の小瓶”を想起させ、直感的な訴求を重視した。

アルビオンのアイコンである乳液においては、柔軟と潤いに加え、肌をひきしめる効果をもたらせた。肌別2タイプを用意する先行乳液“フルリファイン ミルク f”(110g、各3300円/200g、各5500円)には、アルビオンの沖縄研究所で初めて開発した宮古島産のハートリーフ(マデイラカズラ)の葉から抽出したハートリーフエキスを配合。潤いを与え毛穴を目立ちにくくしながら、くすみをケアする。普通肌~オイリー肌向けの“M(モイスト)”と、普通肌~乾燥肌向けの“EM(エクストラモイスト)”の2種をラインアップする。

2種のセラミドを配合する化粧水“ハイドロボム プラス”(110mL、3300円/200mL、5500円)は、肌荒れを防ぎながら、弾むようなもっちりとした肌に導く。トータルケア美容液“セラム イン トータル”(40mL、5500円)はふっくらとしたハリのある肌に、濃密クリーム“コクメルティ クリーム(30g、6600円)は、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸など4種の美容成分を配合し、つややかな肌へと導く。

今後は春夏向けの“ブライトライン”もリニューアルを予定しており、新生「フラルネ」としてのブランド価値の強化を図る。

The post アルビオン“フラルネ”がリニューアル 効果実感重視で再構築 appeared first on WWDJAPAN.

ファッションデザイナーの卵よ、チャンスをつかめ!東京都主催の2つのアワードで広がる可能性

ネクスト ファッション デザイナー オブ トウキョウ 2025,NEXT FASHION DESIGNER OF TOKYO,NFDT,サステナブル ファッション デザイン アワード2025,SUSTAINABLE DESIGN FASION AWARD 2025,SFDA

ファッションコンテストに応募してチャンスをつかむ──。そう聞いて多くの人が想像するのは「腕前や才能が有名ブランドやデザイナーに認められてキャリアアップの声がかかる」といったシンデレラストーリーかもしれない。しかし実際、チャンスの形は多様だ。コンテストをきっかけに自らの得意分野に気付くかもしれないし、弱点を底上げしてオリジナルブランドを始める自信を得るかもしれない。グランプリを選出して終わりではなく、可能な限り多くのデザイナーの“卵”に向き合い、審査の段階から受賞者の個性を開花させるプログラムを組み込んだ伴走型の2つのアワードを東京都は2022年度から開催してきた。

それが、「ネクスト ファッション デザイナー オブ トウキョウ 2025(NEXT FASHION DESIGNER OF TOKYO以下、NFDT)」と「サステナブル ファッション デザイン アワード2025(SUSTAINABLE DESIGN FASION AWARD 2025以下、SFDA)」だ。「NFDT」はテーマに制限を設けず、都内在住もしくは在学中の学生を対象としたアワードで、「SFDA」は日本文化の継承を目的に、着物などの生地使用を応募要件に都内のアマチュアデザイナーを対象としたアワードになっている。

デザイン画審査による一次審査、ルック制作を通した二次審査、ファッションショー形式の最終審査を経て、大賞と優秀賞、一般人気投票で特別選抜賞を決定する。これらのプロセスで、参加者はプロによるアドバイスやワークショップを受けられるほか、ビジネス視点を養うためにマーチャンダイジングやプロモーション施策について学ぶ。

そうそうたる審査員の面々
世界で活躍するデザイナーも

ファッション業界のトップランナーらと間近でコミュニケーションを取れるのが魅力だ。「NFDT」審査員には東京藝術大学の日比野克彦学長やファッションディレクターの原由美子、三越伊勢丹の伊勢丹新宿本店「リ・スタイル」バイヤーの橋本航平など、「SFDA」審査員にはLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON JAPAN以下、LVMHジャパン)のノルベール・ルレ(Norbert Leuret)社長や、デザイナーでアーティストの篠原ともえ、伊勢丹新宿本店「メンズクリエイターズ」の椋田暁バイヤーといったそうそうたる顔ぶれがそろう。

中でも、現役デザイナーとして活躍する審査員の視点からアドバイスを得られるのは、ファッションデザイナーを目指す若手にとってまたとない機会だろう。「NFDT」では森永邦彦「アンリアレイジ(ANREALAGE)」デザイナーと高橋悠介「CFCL」クリエイティブ・ディレクターが、「SFDA」では志鎌英明「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」デザイナーと石田栄莉子「マリオン ヴィンテージ(MALION VINTAGE)」デザイナーが登場する。過去の参加者からは、これまで考えもしなかった視点からアドバイスをもらえたという感想もある。

受賞後2年のフォローアップあり
パリの展示会「トラノイ」の
関連イベントでショー開催も

受賞者の特典は賞金だけではない。アワードの翌1年間、同じく東京都がファッションデザイナー育成のために開催する意識啓発プログラム「ファッション デザイナーズ アクセラレーター トウキョウ(Fashion Designers Accelerator Tokyo以下、FDAT)」に参加し、セミナーやワークショップを通してファッションビジネスを学ぶ機会を得る。実践的な知識を教授するのが特徴で、例えば今年度開催のラインアップには、ファッションディレクターの英恵カイセリリオルらによる「バイヤーの考え方を知る」や、「繊研新聞」の小笠原拓郎編集委員による「パリコレ取材から見る日本人デザイナーの強みと成功の条件」、中章「アキラナカ(AKIRANAKA)」クリエイティブ・ディレクターによる「ビジネス拡大のためにやるべきこと」といった講義テーマが並ぶ。

さらに「FDAT」の翌年には、パリ・ファッション・ウイーク(Paris Fashion Week)期間中にショー形式などで作品を発表できる。1月には初年度の「NFDT」「SFDA」受賞者がパリに飛び、第一回のファッションショーをパリ旧証券取引所で実施した。

2022年度開催の「NFDT」のインクルーシブ部門で大賞を獲得してウィメンズブランド「クッカバラ(KOOKABURRA)」を立ち上げた河村奈央子さんによれば、現地の雰囲気は日本とは全く異なる盛り上がりがあったといい、「ファッションウイークをお祭りのように楽しむ空気に触れて、これがファッション本来の華やかさと軽やかさなのかもしれないと思った」。また、「あのような歴史ある会場で自分の作った服を、モデルを起用して披露することができたのは格別だった」と喜びをにじませる。

また、同年に「SFDA」のウエア部門で大賞を受賞し、現在はウィメンズブランド「ニューヨータ(NEW YOTA)」を営む成瀬擁汰さんは、「予想をはるかに超える来場者の方々にコレクションを見てもらえた。今まで経験してきたような、学校や国内コンテストのランウエイショーではなく、プロファッショナルなショーに参加できたのはとても貴重で有意義な経験だった」と振り返る。「ファッションデザイナーは自身のクリエイションの質を高めるだけでなく、それを他者に伝えるコミュニケーション能力が必要不可欠であると再認識した」とビジネスパーソンとしてのスキルについても言及した。

十人十色のキャリア開発
2023年度受賞者2人のその後は?

上述の2人ほどアワード参加から時間はたっていないものの、すでに次のステップに向けて前進している受賞者もいる。中でも、23年度「SFDA」のファッショングッズ部門で大賞を得た末永るみえさんは、25年3月にバッグ&アクセサリーブランド「キューフロウ(Q+FLOW)」を始動し、ファーストコレクションが8月から全国の百貨店やセレクトショップなどで販売されることが確定している期待の新人だ。若手のうちは著名なブランドで経験を積むことを選ぶデザイナー志望者が少なくない中、末永さんになぜ真っ先にブランド立ち上げを選んだのか尋ねると、「もちろん、ブランドや企業に就職することも視野にあったが、日本にはバッグを専門的に取り扱うファッションブランドが少なく、就職希望先があまりなかった。国内には直接的な競合他社がおらず、自分にもチャンスがあるのでは?と前向きに捉えたから」と答えてくれた。

「SFDA」応募前から起業を志してはいたが、アワード参加によって想像以上に参加者から刺激を受けたという。「基本的にブランド立ち上げは孤独な作業。同じ目標を抱く仲間や応援してくれる人、支えてくれる人とつながりを得られて心強かった」。

末永さんと同年に、「NFDT」のフリー部門で大賞に輝いた立澤拓都さんは、審査員の森永「アンリアレイジ」デザイナーと交流を深めたことで、同ブランドが3月に発表した25-26年秋冬コレクションのランウエイショーを手伝うチャンスをたぐり寄せた。「受賞後に森永さんと会い、現場で学ぶ機会がほしいと伝えた。今思えば生意気なお願いだったにもかかわらず、私の話に丁寧に耳を傾けてくれた」。アクセサリーのデザイン・制作のほか、最終仕上げやフィッティングに携わったという。パリでの現場を振り返り、「モノ作りに対するプロ意識のすさまじさを感じた。これまでもいくつか過酷なプロジェクトに関わってきたが、今回の経験はそれらと比べものにならないほど厳しかった。自分の未熟さを痛感した」と衝撃を語る。とはいえ、「全ての瞬間が楽しく、学びにあふれていて、この経験がきっと未来の自分の背中を押してくれるはず」と前向きだ。現在は、フランスのIFM(Institut Français de la Mode)に進学し、海外でのキャリアを築くことを目標に、勉学に励んでいる。「尊敬するジョン・ガリアーノ(John Galliano)がもしも別のメゾンに移ることがあれば、その動きにいち早く反応したい」。

大きなチャンスは小さな勇気から!
応募締め切りは7月18日

ここまでアワードの内容と魅力について概観しながら、参加者のリアルな経験談にも触れてきた。上述の受賞者らが2025年度の募集開始に際して口をそろえて言うのは、「迷っているなら応募してみよう」ということ。特に、22年度参加者の成瀬さんは、「このアワードと他の国内主要アワードの違いは、アフターサポートの手厚さにある。現在のファッション業界で活躍するにあたり、“生きた学び”を実践的に得られるし、この上ない素晴らしいチャンスをつかめる」と熱い思いを見せる。「過去の自分のように、少しでも応募するか否かで迷っている方がいるならば、応募さえすれば道は自ずと開けると伝えたい。私もまだ駆け出しの半人前だが、一緒にファッションの未来を築いていきましょう!」

大きなチャンスは、小さく見える一歩からつかみ取るもの。今年度の募集締め切りは例年より2カ月ほど早い7月18日。自分でも想像しないようなダイナミックな未来に向け、動き出してみてはいかがだろうか。

問い合わせ先
Next Fashion Designer of Tokyo 2026 事務局
Sustainable Fashion Design Award 2026 事務局

The post ファッションデザイナーの卵よ、チャンスをつかめ!東京都主催の2つのアワードで広がる可能性 appeared first on WWDJAPAN.

「ニッコロ パスカレッティ」2026年春夏メンズ・コレクション

「ニッコロ パスカレッティ(NICCOLO PASQUALETTI)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

The post 「ニッコロ パスカレッティ」2026年春夏メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「ヴィヴィアン・ウエストウッド」2026年春夏メンズ・コレクション

「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

The post 「ヴィヴィアン・ウエストウッド」2026年春夏メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】坂口健太郎、TWICEサナ、EXOカイらが来場 「プラダ」2026年春夏メンズ・コレクション

「プラダ(PRADA)」は、ミラノのプラダ財団Depositoで2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。会場には、坂口健太郎やTWICEのサナ、EXOのカイ、ベネディクト・カンバーバッチらセレブリティーが来場し最新コレクションを楽しんだ。

来場者スナップ

The post 【スナップ】坂口健太郎、TWICEサナ、EXOカイらが来場 「プラダ」2026年春夏メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

キャサリン妃、親子リンクコーデを披露 鮮やかなターコイズグリーンで爽やかに

英国君主の公式誕生日を祝う記念式典「トゥルーピング・ザ・カラー(Trooping the Colour)」が6月14日、ロンドンで開催された。毎年恒例の同式典では、1400人以上の兵士と将校、200頭の馬、10の異なるバンドとドラム隊からなる200人以上の音楽家が参加し、盛大なパレードが行われる。

2011年から参列しているキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は今年、義母である故ダイアナ妃(Princess Diana)もよく選んでいた「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」のコートドレスを着用。青空に映える鮮やかなターコイズグリーンを基調に、襟とカフス、ポケット、裏地に白を合わせた上品なバイカラーの一着になっている。

帽子は、同色で仕上げた「ジュリエット・ボタリル(JULIETTE BOTTERILL)」のつば広ハット。涼しげな素材感に加え、フラワーモチーフの装飾がコーディネートを一層華やかに演出している。ジュエリーは、故エリザベス女王(Queen Elizabeth)が所有していたアイルランド近衛連隊のブローチと、真珠のドロップイヤリングをあわせた。

靴は、キャサリン皇太子妃が長年にわたり愛用する「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」の定番品“ジャンヴィト 105(GIANVITO 105)”。上質なスエード素材を使ったポインテッドトーで、ヒールの高さは10.5センチ。ヌーディーなベージュで、ウエアと帽子のターコイズグリーンを引き立てた。

シャーロット王女はフィット&フレアのワンピース

娘のシャーロット王女(Princess Charlotte of Wales)は、キャサリン皇太子妃のターコイズブルーに合わせたようなペールトーンのワンピース姿を披露。エレガントなパフスリーブに、ウエストマークした白のデザインがアクセントになったフィット&フレアのシルエットがクラシカルかつ洗練された印象を与えた。

靴は、メリージェーンをセレクト。クラシックなデザインでありながら、レザーのアッパーと耐久性に優れたラバーソールを採用した歩きやすいスリッポンタイプになっている。

The post キャサリン妃、親子リンクコーデを披露 鮮やかなターコイズグリーンで爽やかに appeared first on WWDJAPAN.

世田谷に衣食複合店「カイロ」がオープン ドリンク片手に国内ブランドを楽しめる場に

千駄ヶ谷のショールームを運営するオーバーリバー(OVERRIVER)は6月28日、衣食複合店舗「カイロ(CAILO)」をオープンする。場所は、東急世田谷線・上町駅から徒歩3分の世田谷通り沿い。

「日常の中で回遊するように、人とモノが交差する場をつくりたい」という思いから生まれた「カイロ」は、衣・食を携えた2層の店舗。1階は創作家庭料理とアルコールを提供する惣菜店「惣菜民味(そうざい・たみ)」、2階は国内ブランドを中心に展示・販売などを行う多目的スペースを構える。

2階のスペースでは、「オー(O-)」や「グルメジーンズ(GOURMET JEANS)」「クレプスキュール(CREPUSCULE)」「マーヴィンポンティアック シャツメーカーズ(MARVINE PONTIAK SHIRT MAKERS)」「バッグジャック(BAGJACK)」「ホームレス テイラー(HOMELESS TAILOR)」「ヘルス(HEALTH)」「コットンパン(COTTON PAN)」「ボコデコ(BOCODECO)」「ガサタン(GA SA TANG)」を取り扱う。デザイナーらの発表の場としても機能させ、モノやコトなどを発信していく。

店舗デザインは、建築とグラフィックのデザインユニット、ラフ(LAF)が手掛けた。もともと店舗奥にあった階段を螺旋階段にし、2フロアを自由に回遊できるよう設計。1階で注文したアルコールドリンクを手に、2階のスペースを楽しむこともできる。空間のいたるところに心地良さと遊び心をちりばめ、いつ来ても楽しみを感じられる場を提供する。営業時間は朝9時〜夜10時と設定しながらも、朝から夜までの24時間をどう使うか、あらゆる営業スタイルを実施しながら模索していくという。

■カイロ
オープン日:2025年6月28日
住所:東京都世田谷区世田谷1丁目21-8
営業時間:9:00~22:00

The post 世田谷に衣食複合店「カイロ」がオープン ドリンク片手に国内ブランドを楽しめる場に appeared first on WWDJAPAN.

「ラルフ ローレン パープル レーベル」2026年春夏メンズ・コレクション

「ラルフ ローレン パープル レーベル(RALPH LAUREN PURPLE LABEL)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

The post 「ラルフ ローレン パープル レーベル」2026年春夏メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)が「ワイヤードミュージックフェスティバル ’25」にヘッドライナーとして出演

東海エリア最大級の野外音楽フェスティバル「ワイヤードミュージックフェスティバル ’25(WIRED MUSIC FESTIVAL ’25)」が、10月5日に愛知・AICHI SKY EXPO 野外特設会場で開催される。今回発表された第1弾ラインアップでは、カニエ・ウェスト(Ye)とのユニット「¥$(Yen Dollar)」としてリリースしたコラボアルバムが全米ビルボード・アルバム・チャートで1位を獲得し、今年の「コーチェラ」でも注目を集めたタイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)を筆頭に、AwichやLEXら日本のヒップホップシーンを代表する実力派や気鋭の若手が多数名を連ねる。

ヘッドライナーとして出演するタイ・ダラー・サインは、7月18日に最新アルバムをリリース予定で、まさに旬のタイミングでの来日ステージとなる。

各種チケットはイープラスにて6月24日10時から販売開始される。

第1弾出演アーティスト

第1弾出演アーティスト(A to Z)
Awich
DJ DARUMA & JOMMY
DJ RYOW & FRIENDS
JP THE WAVY
Kaneee
Kohjiya
LEX
MFS
MIKADO
NENE
7
Ty Dolla $ign
…and more

◾️「WIRED MUSIC FESTIVAL ’25」
日程:2025年10月5日(日)
会場:AICHI SKY EXPO 野外特設会場
住所:愛知県常滑市セントレア5丁目10番1号)
時間:開場 10:00 / 開演 11:00 / 終演 20:30(予定)
アクセス:名鉄中部国際空港駅から徒歩5分、駐車場あり
https://wiredmusicfestival.jp

◾️チケット情報
最速先行早割チケット:1万2000円
U-18 最速先行早割チケット(※18歳以下対象):9000円
GOLDチケット(前方エリア専用入場特典付き):2万3000円
※未就学児は保護者同伴で無料。U-18チケットは当日18歳以下の方のみ有効で、身分証の提示が必要。

The post Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)が「ワイヤードミュージックフェスティバル ’25」にヘッドライナーとして出演 appeared first on WWDJAPAN.

FKAツイッグスと「オン」が共同開発 “体はアート”を体現するウエアとシューズを発売

スイス発スポーツブランド「オン(ON)」は6月26日、アーティストのFKAツイッグス(FKA Twigs)と初めて共同開発した2025年春夏カプセルコレクションを発売する。動きやすさと個性あるスタイリングをかなえるアパレル全14種とシューズをラインアップする。「オン」公式オンラインストア、フラグシップ ストア キャットストリート、ドーバー ストリート マーケット ギンザで取り扱う。なお、店舗によって取扱アイテムは異なる。

同コラボは、 “カラダを動かすこと”と“自己表現すること”をテーマにした。FKAツイッグスのダイナミックなライフスタイルと、トレーニングへの情熱にインスパイアされ、日々トレーニングを重ねて自身の動きを磨く彼女のコミットメントを、アパレルとフットウエアに反映させた。

コレクション全体のカラーパレットには、ブラック、灰色がかった茶色のトープ、ライラックを採用し、ジャケット、フーディー、キャップなどをそろえる。“スタジオ ブラ FKA”(9350円)は、コントラストの効いたステッチが特徴的で、ストレスフリーな着け心地ながら、体の自然な曲線をサポートするローカットブラだ。 “スタジオ スコート FKA”(1万450円)は、前面がスカート、後面がショートパンツの2in1スタイルのシルエットで、とろけるような肌触りの生地を用いた。“クラウド エックス FKA”は、サテンのような肌触りのウーブン素材を使用し、ダンスに着想を得たシルエットで自由な動きをサポートする。同シューズは、ウィメンズとメンズそれぞれ用意する。

2024年から「オン」のクリエイティブパートナーを務めるツイッグスは、「私は日々、トレーニングやミーティング、スタジオセッションなど、さまざまな活動を行き来する、忙しくて変化の多い生活を送っています。そんな日常の切り替えに寄り添ってくれるアイテムを作りたかったんです。センシュアルでしなやかさと強さが感じられ、自分のあらゆる面を映し出せるような。このカプセルコレクションの意図は、自分のカラダに自信を持ち、自由に自己表現することにあります。踊っているときも、創作しているときも、ただ日常を過ごしているときもね」とコメントした。

キャンペーンビジュアルは、ツイッグスがクリエイティブディレクションを務め、写真家のジョーダン・ヘミングウェイ(Jordan Hemingway)とマルチメディアアーティストのジール・フリー(Zeel Freel)が制作した。映像は、アーティスト、パフォーマー、ドリーマーというツイッグスの多面的なアイデンティティーを捉え、フォームと動きを探求する流動的で夢のような世界に見る人を誘う。

アイテム一覧

The post FKAツイッグスと「オン」が共同開発 “体はアート”を体現するウエアとシューズを発売 appeared first on WWDJAPAN.

FKAツイッグスと「オン」が共同開発 “体はアート”を体現するウエアとシューズを発売

スイス発スポーツブランド「オン(ON)」は6月26日、アーティストのFKAツイッグス(FKA Twigs)と初めて共同開発した2025年春夏カプセルコレクションを発売する。動きやすさと個性あるスタイリングをかなえるアパレル全14種とシューズをラインアップする。「オン」公式オンラインストア、フラグシップ ストア キャットストリート、ドーバー ストリート マーケット ギンザで取り扱う。なお、店舗によって取扱アイテムは異なる。

同コラボは、 “カラダを動かすこと”と“自己表現すること”をテーマにした。FKAツイッグスのダイナミックなライフスタイルと、トレーニングへの情熱にインスパイアされ、日々トレーニングを重ねて自身の動きを磨く彼女のコミットメントを、アパレルとフットウエアに反映させた。

コレクション全体のカラーパレットには、ブラック、灰色がかった茶色のトープ、ライラックを採用し、ジャケット、フーディー、キャップなどをそろえる。“スタジオ ブラ FKA”(9350円)は、コントラストの効いたステッチが特徴的で、ストレスフリーな着け心地ながら、体の自然な曲線をサポートするローカットブラだ。 “スタジオ スコート FKA”(1万450円)は、前面がスカート、後面がショートパンツの2in1スタイルのシルエットで、とろけるような肌触りの生地を用いた。“クラウド エックス FKA”は、サテンのような肌触りのウーブン素材を使用し、ダンスに着想を得たシルエットで自由な動きをサポートする。同シューズは、ウィメンズとメンズそれぞれ用意する。

2024年から「オン」のクリエイティブパートナーを務めるツイッグスは、「私は日々、トレーニングやミーティング、スタジオセッションなど、さまざまな活動を行き来する、忙しくて変化の多い生活を送っています。そんな日常の切り替えに寄り添ってくれるアイテムを作りたかったんです。センシュアルでしなやかさと強さが感じられ、自分のあらゆる面を映し出せるような。このカプセルコレクションの意図は、自分のカラダに自信を持ち、自由に自己表現することにあります。踊っているときも、創作しているときも、ただ日常を過ごしているときもね」とコメントした。

キャンペーンビジュアルは、ツイッグスがクリエイティブディレクションを務め、写真家のジョーダン・ヘミングウェイ(Jordan Hemingway)とマルチメディアアーティストのジール・フリー(Zeel Freel)が制作した。映像は、アーティスト、パフォーマー、ドリーマーというツイッグスの多面的なアイデンティティーを捉え、フォームと動きを探求する流動的で夢のような世界に見る人を誘う。

アイテム一覧

The post FKAツイッグスと「オン」が共同開発 “体はアート”を体現するウエアとシューズを発売 appeared first on WWDJAPAN.

「エンポリオ アルマーニ」2026年春夏メンズ・コレクション

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

The post 「エンポリオ アルマーニ」2026年春夏メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

ビームスの「マンガート」がアニメ「呪術廻戦」とコラボ 劇場版公開を記念して“最強の2人”を描いたTシャツ6種

ビームスが手掛ける、ファッションとエンタメを掛け合わせたレーベル「マンガート ビームス(MANGART BEAMS)」(以下、マンガート)は6月27日〜7月6日の間、映画「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」の公開を記念して制作した、アニメ「呪術廻戦」とのコラボアイテム第3弾を発売する。今回は、作中で“最強の2人”として登場する“五条悟”と“夏油傑”の2人をあしらったTシャツ6種をそろえ、ビームス 池袋店、新宿店、ストリート 梅田店、なんば店、京都店と公式オンラインストアで扱う。

2人の友情が蘇る
コラボTシャツ6種

「マンガート」が「呪術廻戦」とコラボするのは3度目となる今回は、作中の印象的なワンシーンをあしらったモデルと、過去の同コラボで反響があったというイラストレーターのハー(HER)とギブミ~!トモタカ(GIVE ME!TOMOTAKA)が描き起こしたイラストを描いたモデルのTシャツ、計6種を用意する。サイズはS、M、Lの展開で、いずれも6600円。

描き起こしイラストを
落とし込んだノベルティーも用意

同コラボアイテムをビームスの店舗で購入した人には、Tシャツにあしらった描き起こしイラストを落とし込んだノベルティーを数量限定でプレゼントする。なお、ノベルティーは複数種あり、先着で選ぶことができる。

The post ビームスの「マンガート」がアニメ「呪術廻戦」とコラボ 劇場版公開を記念して“最強の2人”を描いたTシャツ6種 appeared first on WWDJAPAN.

ハイ!スタンダードが「カーハート」にフォーカスしたポップアップイベントを開催

聖林公司が運営するセレクトショップのハイ!スタンダード(HIGH! STANDARD)は、「カーハート(CARHARTT)」にフォーカスしたポップアップイベントを6月28、29日に開催する。場所は、東京・代官山にあるハイ!スタンダードの向かいの建物で、入場は無料だ。

ユーズドのアイテムも多数

今回のポップアップでは、本国アメリカ企画の「カーハート」と欧州企画の「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」だけでなく、古着市場で人気が高まるユーズドのアイテムも多数用意。ブランドを象徴するワークウエアを中心に、キャップやお香立てなどのアクセサリーも並ぶという。

The post ハイ!スタンダードが「カーハート」にフォーカスしたポップアップイベントを開催 appeared first on WWDJAPAN.

アルマーニ、「自宅で回復中」のためショーを欠席 メンズのヘッド・デザイナーが代理で挨拶

ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)は6月20日(現地時間、以下同)、ジョルジオ・アルマーニ創業デザイナーが「自宅で回復中」であることを明らかにした。このため、ミラノ・メンズ・ファッション・ウイーク中の21日に開催した「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」2026年春夏コレクションのショーのフィナーレには登場せず、レオ・デルオルコ(Leo Dell'Orco)=ヘッド・オブ・メンズウエアデザインが代理を務めた。23日に行う「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のショーでも、同様となる見込み。

同社は声明の中で、「ジョルジオは、通常通りの熱意と献身を持って今回のコレクションを作り上げた。ショーには参加できないものの、全ての工程を注意深く見守っている」と述べた。

メンズにおける“アルマーニの右腕”

アルマーニ創業デザイナーは1934年7月11日生まれで、現在90歳。直近では、オートクチュール・コレクション「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」の設立20周年を記念し、ミラノで5月21日から12月28日まで開催している展覧会「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ 2005-2025」のため、5月20日に行ったオープニングイベントに参加した。

デルオルコ=ヘッド・オブ・メンズウエアデザインは、長年にわたってメンズにおける“アルマーニの右腕”として働いており、以前も同氏と共にショーのフィナーレに登場している。

The post アルマーニ、「自宅で回復中」のためショーを欠席 メンズのヘッド・デザイナーが代理で挨拶 appeared first on WWDJAPAN.

「キュレル」が炭酸泡の美容液&洗顔料を発売 乾燥性敏感肌の“くすみ悩み”に寄り添う新提案

「キュレル(CUREL)」は9月6日、乾燥性敏感肌のくすみ悩みに寄り添う炭酸泡の“潤浸保湿 泡美容液”【医薬部外品】(3850円※編集部調べ、以下同)と、“潤浸保湿 泡ジェル洗顔料”【医薬部外品】(2090円)を発売する。

“潤浸保湿 泡美容液”は、乾燥によりくすみがちな肌に潤いを与えて明るく滑らかな肌に導く美容液で、セラミド機能成分と炭酸を含む濃密な泡美容液が肌をすばやく保水。有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムを配合しており、肌荒れもケアする。

“潤浸保湿 泡ジェル洗顔料”は、洗うたびに潤って透明感のある肌印象に導く洗顔料。炭酸の泡洗顔料がジェル状に変化し、セラミドを守りながらしっとりと洗い上げる。肌になじませることで、くすみの原因となる皮脂汚れをゆるめてやさしく取り除く。

乾燥だけじゃない、“くすみ”にも寄り添う新提案

「キュレル」はブランド誕生以来、皮膚科学研究の元、一貫して「セラミド」の機能に着目し、乾燥性敏感肌で悩む人々のQOL向上に向けたスキンケアアイテムを提案し続けてきた。

花王の調査によると、国内における乾燥性敏感肌の人の中には、乾燥による肌荒れやかさつきだけでなく、「皮脂などの汚れによって肌がくすんでみえる」「乾燥によるざらつきにより冷えたような暗くくすんだ印象にみえる」といった、くすみ悩みがあると答えた人が約30%いることが分かった。そこで、乾燥性敏感肌のさまざまなくすみ悩みにアプローチする同2商品を開発した。

The post 「キュレル」が炭酸泡の美容液&洗顔料を発売 乾燥性敏感肌の“くすみ悩み”に寄り添う新提案 appeared first on WWDJAPAN.

“オアシス 10カルチャー / アダム エ ロペ”の2025年春夏新作Tシャツが発売 全10型を用意

「アダム エ ロぺ(ADAM ET ROPE)」のレーベル「テンカルチャー(10CULTURE)」は、イングランドを代表するロックバンドのオアシス(Oasis)とコラボレーションした新作Tシャツコレクション発表した。全10型をラインアップし、価格は全て8800円。現在、「アダム エ ロぺ」を運営するジュンの公式オンラインストア「ジャドール ジュン オンライン(J’ADORE JUN ONLINE)」で予約販売を受付中で、7月19日より「ジャドール ジュン オンライン」と「アダム エ ロぺ」の取り扱い店舗で販売する。

発売当時のシングルジャケットのアートワークなどをデザイン

「テンカルチャー」とオアシスのコラボは、2018年より継続的に展開されている。2025年春夏は、1994年リリースのデビューシングル「Supersonic」や2ndシングル「Shakermaker」、2ndアルバム「(What's the Story) Morning Glory?」収録曲でサイケデリックロックの傑作「Champagne Supernova」など、発売当時のシングルジャケットやアルバムブックレットのアートワークをデザインとして採用。サイズはM、L、XLの展開で、カラーはホワイトとブラックの2色を用意する。

The post “オアシス 10カルチャー / アダム エ ロペ”の2025年春夏新作Tシャツが発売 全10型を用意 appeared first on WWDJAPAN.

ゴールドウインが自社製品のクリーニングと保管サービスを開始、テントや寝袋にも対応

 ゴールドウインは富山本店のリペアセンターにて、製品の修理からクリーニング、保管までを請け負う「クリーニング・ストレージ」サービスを開始した。

 同社は現在、年間2万点を超える製品の修理に対応している。中でもキッズ製品や「ゴールドウイン(GOLDWIN)」ブランド製品は無料でリペアを行なっており、恵比寿やグランフロント大阪の「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」店舗では常設型のリペアサービスを設置している。

 特にアウトドア環境で使用された製品は、時間の経過とともに小さな破れや擦れが生じたり、汚れによって本来の機能が低下することがある。今回開始するサービスでは、ダウンジャケットやテント、寝袋など、メンテナンスやクリーニングをせずにそのまま保管しがちな製品にリペアを施し、クリーニングをして保管する。衣類はリペアとクリーニングをセットで提供し、希望によって保管を行う。またテントや寝袋などのギアはリペアがなくてもクリーニング後に保管のサービスを受けることが可能だ。

価格はダウンジャケットのクリーニングが7,480円、寝袋が8,500円、テントはインナーテントのクリーニングコースで1万2000円〜。保管は最大9ヶ月まで可能で、一点につき660円(いずれも税込)。スマートフォンなどから申し込み可能で、集荷・送料は無料。

The post ゴールドウインが自社製品のクリーニングと保管サービスを開始、テントや寝袋にも対応 appeared first on WWDJAPAN.

「ニューバランス」が英国発「ドレイクス」とコラボ ブラウンレザーの“アラーデール”を発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は6月27日、ネクタイやマフラーで知られる英国ブランド「ドレイクス(DRAKE’S)」 とコラボレーションし、“ドレイクス&ニューバランス メード イン UK アラーデール”を発売する。サイズは25.0〜29.0cm、価格は4万6200円。日本橋のティーハウス ニューバランスと一部の取扱店舗で販売する。

同アイテムは、「ニューバランス」が新たに発表した“メード イン UK アラーデール”に、「ドレイクス」らしい感性を取り入れ、イギリスのカントリーライフと伝統的な職人技を体現した。アッパーにはブラウンのレザーとピッグスキンを使用し、フューエルセル(FuelCell)搭載のカップソール、オーソライト(Ortholite)インソール、日本製のナイロンリップストップを使用したシュータンを組み合わせた。また、刺しゅうのフライングNBロゴ、Dリング仕様のシューレース構造、パラコードをイメージした3種類の替え紐が付属する。

キャンペーンビジュアルには、俳優でコメディアンのチャーリー・クーパー(Charlie Cooper)が登場する。湖水地方の雄大な自然を舞台に同アイテムを着用した。

マイケル・ヒル(Michael Hill)=「ドレイクス」クリエイティブ・ディレクターは、「『ニューバランス』との協業は、長年の夢だった。『ニューバランス』のクラシックなデザインへの姿勢、品質へのこだわり、そして物づくりへの真摯な姿勢に、常に敬意を抱いてきた。都会のサヴィル・ロウでも、カナル・ストリートでも、そして田舎道でも違和感なく履ける靴を目指した」とコメントした。

アイテム詳細

The post 「ニューバランス」が英国発「ドレイクス」とコラボ ブラウンレザーの“アラーデール”を発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ニューバランス」が英国発「ドレイクス」とコラボ ブラウンレザーの“アラーデール”を発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は6月27日、ネクタイやマフラーで知られる英国ブランド「ドレイクス(DRAKE’S)」 とコラボレーションし、“ドレイクス&ニューバランス メード イン UK アラーデール”を発売する。サイズは25.0〜29.0cm、価格は4万6200円。日本橋のティーハウス ニューバランスと一部の取扱店舗で販売する。

同アイテムは、「ニューバランス」が新たに発表した“メード イン UK アラーデール”に、「ドレイクス」らしい感性を取り入れ、イギリスのカントリーライフと伝統的な職人技を体現した。アッパーにはブラウンのレザーとピッグスキンを使用し、フューエルセル(FuelCell)搭載のカップソール、オーソライト(Ortholite)インソール、日本製のナイロンリップストップを使用したシュータンを組み合わせた。また、刺しゅうのフライングNBロゴ、Dリング仕様のシューレース構造、パラコードをイメージした3種類の替え紐が付属する。

キャンペーンビジュアルには、俳優でコメディアンのチャーリー・クーパー(Charlie Cooper)が登場する。湖水地方の雄大な自然を舞台に同アイテムを着用した。

マイケル・ヒル(Michael Hill)=「ドレイクス」クリエイティブ・ディレクターは、「『ニューバランス』との協業は、長年の夢だった。『ニューバランス』のクラシックなデザインへの姿勢、品質へのこだわり、そして物づくりへの真摯な姿勢に、常に敬意を抱いてきた。都会のサヴィル・ロウでも、カナル・ストリートでも、そして田舎道でも違和感なく履ける靴を目指した」とコメントした。

アイテム詳細

The post 「ニューバランス」が英国発「ドレイクス」とコラボ ブラウンレザーの“アラーデール”を発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ベッドフォード」が「シックストックス」と再コラボ ラメを配したアーガイル柄ソックス

「シックストックス(CHICSTOCKS)」は、「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」との第5弾コラボソックスを発売した。価格は3520円。「ベッドフォード」直営店、両公式オンライン、その他一部取扱店で販売中だ。

「ベッドフォード」コラボソックス
ブルーとイエローを制作

コラボソックスは、アーガイル柄をまとわせ、ラメをあしらう。ブルーとイエローの2色を制作し、メンズとウィメンズをラインアップする。

「シックストックス」は2017年にスタート。“ソックスからその日のスタイリングを考える”をコンセプトとし、国内の工場で編み立てや縫製、仕上げまでを一貫して行う。

The post 「ベッドフォード」が「シックストックス」と再コラボ ラメを配したアーガイル柄ソックス appeared first on WWDJAPAN.

「ベッドフォード」が「シックストックス」と再コラボ ラメを配したアーガイル柄ソックス

「シックストックス(CHICSTOCKS)」は、「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」との第5弾コラボソックスを発売した。価格は3520円。「ベッドフォード」直営店、両公式オンライン、その他一部取扱店で販売中だ。

「ベッドフォード」コラボソックス
ブルーとイエローを制作

コラボソックスは、アーガイル柄をまとわせ、ラメをあしらう。ブルーとイエローの2色を制作し、メンズとウィメンズをラインアップする。

「シックストックス」は2017年にスタート。“ソックスからその日のスタイリングを考える”をコンセプトとし、国内の工場で編み立てや縫製、仕上げまでを一貫して行う。

The post 「ベッドフォード」が「シックストックス」と再コラボ ラメを配したアーガイル柄ソックス appeared first on WWDJAPAN.

TOKYO BASEが積極出店 銀座の一等地で年間売り上げ10億円目指す

「ステュディオス(STUDIOUS)」などを運営するTOKYO BASEは6月21日、「ザ トウキョウ(THE TOKYO)」の6店舗目となる新店を東京・銀座に開業した。谷正人最高経営責任者(CEO)は同業態にとって、「ターニングポイントになる」と意気込み、年間売り上げ10億円を目指すと語った。

「ザ トウキョウ」は2019年にスタートしたセレクト業態で、基幹事業の「ステュディオス」よりも年齢層の高い好感度層をターゲットに据える。25年1月期の業態別売上高は、前期比26.4%増の13億円と好調だ。

銀座店は18年に閉店した老舗キャバレー、「銀座 白いばら」の跡地に立地する。ウィメンズフロアの地上1階とメンズフロアの2階で構成し、売り場面積は約330平方メートル。店内中央には、「ザ トウキョウ」各店舗で共通している接客用のラウンジを設置。天井には、縄のれんで装飾したシャンデリアを吊るした。

谷CEOは、「原宿がアジアに向けた発信源であり、感度は高いがマス層には届きにくい。一方、銀座は欧米を含めた幅広い層への認知度を高められる、世界に向けた発信拠点になるはずだ」と話す。言語に堪能なスタッフを配置し、インバウンド比率は8割を見込む。

インバウンドの間では、日本のデニム製品の反応が良いことから、2階は同店ならではの施策として、岡山の「モモタロウジーンズ(MOMOTARO JEANS)」や「フルカウント(FULLCOUNT)」「ニュー・マニュアル(NEW MANUAL)」など、日本のデニムブランドを集積したデニムコーナーを設けた。「日本にいると今さらと思うかもしれないが、海外のお客さまには日本のデニムへの関心が高い。お土産感覚で購入する方もいるようだ」と谷CEO。

同社は新規事業の開発も背景に、国内外で出店を加速している。今年3月には韓国・ソウルに「ステュディオス」1号店をオープンしたほか、6月には中国・上海に「ステュディオス」と2024年に始動した新業態「コンズ(CONZ)」の初の海外店をオープン。「ザ トウキョウ」業態では、今年名古屋と横浜への出店を控える。9月には、リニューアルしたオリジナル業態「シティートウキョウ(CITY TOKYO)」の路面店を青山に出店するなど、路面店出店を強化していく方針だ。

同社の25年1月期の売上高は、前期比1.1%増の202億円と過去最高を更新。営業利益が同67.1%増の14億7000万円、純利益が同131.6%増の7億7000万円だった。

The post TOKYO BASEが積極出店 銀座の一等地で年間売り上げ10億円目指す appeared first on WWDJAPAN.

TOKYO BASEが積極出店 銀座の一等地で年間売り上げ10億円目指す

「ステュディオス(STUDIOUS)」などを運営するTOKYO BASEは6月21日、「ザ トウキョウ(THE TOKYO)」の6店舗目となる新店を東京・銀座に開業した。谷正人最高経営責任者(CEO)は同業態にとって、「ターニングポイントになる」と意気込み、年間売り上げ10億円を目指すと語った。

「ザ トウキョウ」は2019年にスタートしたセレクト業態で、基幹事業の「ステュディオス」よりも年齢層の高い好感度層をターゲットに据える。25年1月期の業態別売上高は、前期比26.4%増の13億円と好調だ。

銀座店は18年に閉店した老舗キャバレー、「銀座 白いばら」の跡地に立地する。ウィメンズフロアの地上1階とメンズフロアの2階で構成し、売り場面積は約330平方メートル。店内中央には、「ザ トウキョウ」各店舗で共通している接客用のラウンジを設置。天井には、縄のれんで装飾したシャンデリアを吊るした。

谷CEOは、「原宿がアジアに向けた発信源であり、感度は高いがマス層には届きにくい。一方、銀座は欧米を含めた幅広い層への認知度を高められる、世界に向けた発信拠点になるはずだ」と話す。言語に堪能なスタッフを配置し、インバウンド比率は8割を見込む。

インバウンドの間では、日本のデニム製品の反応が良いことから、2階は同店ならではの施策として、岡山の「モモタロウジーンズ(MOMOTARO JEANS)」や「フルカウント(FULLCOUNT)」「ニュー・マニュアル(NEW MANUAL)」など、日本のデニムブランドを集積したデニムコーナーを設けた。「日本にいると今さらと思うかもしれないが、海外のお客さまには日本のデニムへの関心が高い。お土産感覚で購入する方もいるようだ」と谷CEO。

同社は新規事業の開発も背景に、国内外で出店を加速している。今年3月には韓国・ソウルに「ステュディオス」1号店をオープンしたほか、6月には中国・上海に「ステュディオス」と2024年に始動した新業態「コンズ(CONZ)」の初の海外店をオープン。「ザ トウキョウ」業態では、今年名古屋と横浜への出店を控える。9月には、リニューアルしたオリジナル業態「シティートウキョウ(CITY TOKYO)」の路面店を青山に出店するなど、路面店出店を強化していく方針だ。

同社の25年1月期の売上高は、前期比1.1%増の202億円と過去最高を更新。営業利益が同67.1%増の14億7000万円、純利益が同131.6%増の7億7000万円だった。

The post TOKYO BASEが積極出店 銀座の一等地で年間売り上げ10億円目指す appeared first on WWDJAPAN.

ファッション&ビューティ業界人の必修科目 有力企業の成長戦略を学ぶ

「WWDJAPAN」は毎年4月に「ファッション&ビューティ業界入門」の特集を発行している。今年は、LVMHグループやファーストリテイリング、ロレアルなど、国内外の有力68社とその傘下のブランドの最新動向を一挙にまとめ上げた。5月下旬、この特集を深掘りする場として、担当記者が登壇する「業界分析セミナー」を開催。フレッシャーズからベテランまで、業界人必見の内容をリポートする。

購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2026年6月6日(日)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

セミナーは、コレクションサーキットを取材する村上要「WWDJAPAN」編集長が、ラグジュアリーブランドの好不調の要因を探るところからスタート。業界の巨人・LVMHグループの傘下ブランドから学べることは何か。

今や「エルメス(HERMES)」や「シャネル(CHANEL)」と肩を並べる「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、エレベーション戦略がうまい。同ブランドはかつて、当時のアイコンバッグ“ネヴァーフル”(現在は20万円台〜)に代わり、“カプシーヌ”(100万円台〜)の打ち出しを強化した。これにより、「ブランドイメージのアップグレードに成功。多くのブランドがエレベーションのお手本としてきた」。一方、「ロエベ(LOEWE)」の強さは10万円台のバッグに始まり、“ペブル”(30万円台〜)、“パズル”や“フラメンコ”(50万円台〜)、“マドリード”(70万円台〜)と、価格帯別にアイコンバッグを抱える点にある。マフラーやブローチなど、エントリー商材も充実し、「実際は値上げしているが、『値上げしていない』という感覚が生まれ、幅広い人々に人気となった」。

続いて、林芳樹「WWDJAPAN」編集委員による、グローバルSPAの解説に移った。同カテゴリーで、2024年の売上高が3位にランクインした国内企業・ファーストリテイリングの説明に熱が入る。「『ユニクロ(UNIQLO)』はまさに“服のインフラ”。24年、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Kellar)がクリエイティブ・ディレクターに就任してからは、そこに“情緒”も加わった」。商品の普遍性にあぐらをかかず、各国の気候や生活に対応したMDも実施。結果、24年8月期は、前期比12.2 %増の売上高3兆1038億円、営業利益は同16.1%増の5009億円と、ともに過去最高を更新した。

アシックスの成長速度も加速している。売上高は20年間で約4倍。うち、8割以上が海外での売り上げだ。加えて「稼ぎ頭が国や地域で異なる。日本や東南アジアでは“オニツカタイガー”が、北米や欧州では“ランニング”が主力商品。業界を見渡しても、ユニークな売り上げ構成」。20年ぶりに最終赤字を発表した18年の「北米の悲劇」、箱根駅伝で着用選手がゼロ人になった21年の「箱根の屈辱」も乗り越え、「売上高1兆円」を目標に掲げる企業になった。

ビューティ企業の動向はどうか。今回研究対象として取り上げたのはロート製薬だ。2024年3月期の売上高は、前期比12.8% 増の1768億円。ポーラ・オルビス ホールディングスを上回り、国内4位に浮上した。新関瑠里「WWDJAPAN」ヘッドリポーターは、同社の強みを次のように語る。「ロート製薬は製薬会社。スキンケアに『(美容医療並みの)効果・効能を今すぐ』求める昨今の消費者マインドに合っている」。また、「ビューティ=健康」という考えを、健康意識が高まったコロナ禍の前から打ち出してきた。近年注目度が高まるグローバルサウスにも、競合他社より早く乗り出した。時代の追い風もあるが、好調の背景には、ほかならぬ先見の明があったからに違いない。

セミナー後は、登壇者と聴講者で恒例のミートアップを実施。学びに溢れた2時間半を締めくくった。

購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2026年6月6日(日)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

問い合わせ先
INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
お問い合わせフォームはこちら

The post ファッション&ビューティ業界人の必修科目 有力企業の成長戦略を学ぶ appeared first on WWDJAPAN.

「ブルネロ クチネリ」2026年春夏メンズ・コレクション

「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

The post 「ブルネロ クチネリ」2026年春夏メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「ブルネロ クチネリ」2026年春夏メンズ・コレクション

「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

The post 「ブルネロ クチネリ」2026年春夏メンズ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】ローラ、シャロン・ストーンらが来場した「マックスマーラ」2026年リゾート・コレクション

「マックスマーラ(MAX MARA)」は6月17日(現地時間)、イタリア・カンパニア州のカゼルタ宮殿で2026年リゾート・コレクションを発表した。会場には、モデルのローラや俳優のシャロン・ストーン(Sharon Stone)をはじめ、グウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)、ジョーイ・キング(Joey King)ら豪華ゲストが集まった。

また、コレクションの発表前夜には、ナポリ港のそばにある伝統的なレストラン「ラ・ベルサリエーラ(La Bersagliera)」でウェルカムディナーを開催した。

The post 【スナップ】ローラ、シャロン・ストーンらが来場した「マックスマーラ」2026年リゾート・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「キャンメイク」の“クリーミータッチライナー”から粘膜カラーが登場 極細ブラシの新マスカラも

「キャンメイク(CANMAKE)」は、ブランド内人気のアイライナーとネイルカラーから新色と限定色を7月下旬に発売する。加えて、極細ブラシを採用した新マスカラが登場する。

“クリーミータッチライナー”はリアルな粘膜カラー

とろける描き心地が人気のジェルライナー“クリーミータッチライナー”から、40周年を記念したシアータイプ“40th トゥルーレッド”(715円)が仲間入り。肌になじむリアルな“粘膜カラー”で、透明感のある仕上がりをかなえる。

“セパレートまつ毛”かなえる極細マスカラ

加えて、極細ブラシが特徴の“カールスナイパーマスカラ”(各792円)が新登場。ブラシはまつ毛全体を一度に塗れる⻑めの全⻑で、まぶたの形にフィットする緩やかなカーブを付けた。先端に向かって細くなる形状のため、目頭や目尻、下まつ毛などの細かい部分まで逃さずしっかりキャッチする。カラーは、ぱっちりな目元に見せる“01ブラック”と、柔らかい印象を与える“02 ナチュラルブラウン”の2色展開。にじみに強く柔軟性のある2つのワックスをバランス良く配合し、長く美しい“セパレートまつ毛”に仕上げる。

パール入りオレンジやベージュのネイルカラー

塗りやすさと艶感、速乾性を兼ね備えた“カラフルネイルズ”(各396円)は、“夕日に照らされたビーチ”に着想した4色をそろえる。新色はグリーンカラー“N119 パームリーフ”とオレンジカラー“N120サンリットオレンジ”の2色を、限定色はダークレッドカラー“N121 エモーショナルレッド”とベージュカラー“N122 サンドメモリー”の2色を用意した。それぞれ、ゴールドやブルー、レッド、シルバーに輝くパール入り。

The post 「キャンメイク」の“クリーミータッチライナー”から粘膜カラーが登場 極細ブラシの新マスカラも appeared first on WWDJAPAN.

「サボン」の現在地 日本法人の新社長に聞く

PROFILE: ティニオ・マリア・クリスティーナ・クエンカ=サボン ジャパン社長CEO

ティニオ・マリア・クリスティーナ・クエンカ=サボン ジャパン社長CEO
PROFILE: 1998年に慶應義塾大学(文学部美学美術史学)を卒業。2002年から08年にかけてロレアルグループで「シュウ ウエムラ」「キールズ」のフィリピン事業を立ち上げ、シンガポールでASEAN地域のポジションを歴任。08年から15年にかけてはLVMHグループに在籍し、日本と韓国におけるトラベルリテール事業で「パルファム ジバンシイ」「ケンゾー パルファム」などのブランドを担当した。25年5月から現職 PHOTO:SHUHEI SHINE

ナチュラルコスメブランド「サボン(SABON)」が、新たな成長局面を迎えている。グローバルで最大の市場である日本において、ブランド価値の再定義と顧客体験の進化を通じ、持続的成長への道筋を模索する。かじ取りを担うのは、2025年5月にサボン ジャパンの社長CEOに就任したティニオ・マリア・クリスティーナ・クエンカ(Ma. Christina Cuenca TINIO)氏だ。ブランドの“次のチャプター”をどう描こうとしているのか、戦略の核心に迫る。

最重要地域の日本で
「サボン」の成長を加速する

WWD:サボン ジャパンのトップとしてのミッションは。

ティニオ・マリア・クリスティーナ・クエンカ=サボン ジャパン社長CEO(以下、クエンカ):「サボン」の次のチャプターを築くことである。ブランドの中で最大のマーケットである日本は最重要地域であり、グローバルへのけん引力を発揮していく役割が求められている。単なる成長ではなく、“健康的なビジネス”の展開にチャレンジしていく。

WWD:日本市場の商況をどう見ているか。

クエンカ:コロナ禍ではおうち時間の増加に伴い、自分自身や会えない相手へのギフトとして「サボン」の製品が選ばれ、売り上げは好調に推移。2024年の売り上げは18年比で約2倍に成長した。一方で、マスクの着用が不要になったことで外出やメイクを楽しむ動きが戻り、消費者のライフスタイルが変化。加えて急速な競合の追い上げや市場トレンドの変化もあり、ここ数年は成長が穏やかになっている。

WWD:現在の売れ筋は。

クエンカ:ブランドのアイコンとなるボディー・フェイス・ヘアの各スクラブは、新規のお客さまにも手に取っていただきやすいエントリーアイテムとして安定した人気がある。メンズ向けの「ジェントルマン」ラインも香りの持続力の高さが話題となり、人気が高い。フェイスケアカテゴリーにも注力しており、日常生活に欠かせない存在としての定着を目指している。

WWD:ブランドの強みは。

クエンカ:サボンには“魔法”がある。それは単なる製品力にとどまらず、五感に訴える世界観にある。例えば、渋谷の店舗には若年層やカップルなどが多く訪れ、その世界観に触れてファンになっている。現在は20代の支持が厚いが、今後は30〜50代に向けても製品の機能性をしっかり訴求し、年齢を問わず長く寄り添えるブランドを目指していく。

WWD:店舗スタッフやチーム作りで重視していることは。

クエンカ:現場こそが最も重要だと考えている。本社、日本法人、そして店頭のビューティアドバイザーの声を丁寧に聞きながら、全体の方向性をつくっていくのが私の役割。全員が一緒に、チームとして実行することが何よりも大切である。できる限り全ての店舗に訪れたいが、今は東京と関西の店舗を回り、現場の声に耳を傾けるように努めている。

WWD:世界的な物流や原材料調達における課題はどう捉えているか。

クエンカ:親会社であるフランスのグループ・ロシェの知見を活用し、安定した原材料の調達と生産体制の構築を進めている。グループの方針でもあるグローバル展開の加速に向け、処方の見直しなど柔軟な調整も行っている。常に最良のものを、最良のタイミングで提供することを徹底している。

WWD:海外展開について。

クエンカ:アジアでは台湾、香港、中国が好調である。さらに、今後は米国市場へのオフライン再進出も視野に入れている。グローバルでのプレゼンス拡大を図る中で、「サボン」の未来は広がりを見せており、その成長余地は大きいと確信している。

WWD:ブランド体験をどのように進化させていくか。

クエンカ:年末に向け、関西・関東エリアでVIP顧客を対象とした感謝イベントを計画している。製品を販売するだけでなく、ブランドの世界観そのものを体験として提供することが今後の価値創出につながると考えている。

WWD:今後の中長期的なビジョンは。

クエンカ:将来的には都心で、ブランドの世界観を象徴する店舗の出店を構想している。スパやカウンセリング体験、ギフトのコンシェルジュ機能などを通じて、顧客にとって特別な体験を提供する場をつくりたい。今後もむやみに店舗数を増やすのではなく、厳選されたロケーションでブランドとのタッチポイントを強化していく。

The post 「サボン」の現在地 日本法人の新社長に聞く appeared first on WWDJAPAN.

社員平均年収1億円、そして宇宙進出 スキンケア「Yunth」で急成長、Aiロボティクス龍川CEOの果てない挑戦

スキンケアブランドの「ユンス(YUNTH)」と美容家電ブランドの「ブライト(BRIGHTE)」を展開し、急成長を遂げるAiロボティクス。昨年東証グロース市場へ上場し、売上高142億円、営業利益24億円(2025年3月期)と右肩上がりの成長を続けている。今月19日にはヘアケアブランド「ストレイン(STRAINE)」をローンチしたばかり。自社開発のAIマーケティングシステム「SELL」を強みに、ニーズを的確に捉えたプロダクトを開発し、効率的なマーケティングにより、ビューティ市場でも急速に存在感を増している。

創業者兼ファウンダーで代表取締役CEOの龍川誠氏が掲げるのは、2029年3月期に売上高2200億円、営業利益400億円、時価総額1兆円、そして「社員の平均年収1億円」という野心的な目標。さらにその先に“宇宙開発”すら見据えている。

WWD :まず、会社を立ち上げた経緯を教えてほしい。

龍川:大学生の頃に起業を経験し、2014年に当時流行していた女性向けのキュレーションメディアの会社(ロケットベンチャー社)を立ち上げました。半年ほどで月間1億PVに達して、ローンチから8カ月で6億円でバイアウトしました。

それから1年ぐらい経って、「また挑戦したい」という思いがすごく強くなってきました。当時から尊敬する先輩経営者に言われていたんです。「男なら上場しなきゃ」と(笑)。

再びメディア領域で勝負しようと「HowTwo」という社名の会社を立ち上げました。つまり”How To動画メディア”に特化した会社です。アプリを開発し、メイク、ヘアアレンジ、洋服の着こなし、料理……そういう生活まわりのHow To動画をひたすら投稿しました。毎日撮影して、編集して、投稿して。でも、以前のようにはいかず、あまり見られなかった(笑)。

WWD:何が原因だったのでしょう。

龍川:今思えば当然なのですが、InstagramやTikTokのようなSNSプラットフォームが主流になり始めていた時期でした。

例えば、Instagramのコンテンツで完結しましたし、全ての有益な情報が“そこに留まる”。わざわざ個別のアプリをダウンロードして、How to動画を見る習慣は、消えかけていました。

WWD:動画制作では撮影機材や編集、キャスティングなど、相当なコストがかかったのではないでしょうか。

龍川:何度も「この事業は厳しいかもしれない」と思ったことはありました。そんなとき支えてくれたのが、期待を寄せてくれる株主の皆様の存在です。自分ひとりでやっていたら、「もう諦めよう」で済ませられたかもしれません。でも、そこには外部からの大切な資金と想いが入っている。だからこそ、「絶対に失敗できない」という強い責任感とプレッシャーが常にありました。

WWD:そこから、どう発想を転換したのでしょうか?

龍川:まず、経営そのものをゼロベースで見直しました。「売上と利益が出ないと意味がない」という、いわば当たり前のことを改めて徹底したんです。ただ、この”当たり前”って、起業初期は意外と見落としがちで。つい格好つけたくて、「社会に新しい価値を〜」とか言いたくなる。でも、現実的にはキャッシュを稼げなければ何も始まりません。そこで、すべてのKPIを数値化し、徹底的に可視化することから着手しました。

その次に考えたのは、「誰が対価を支払ってくれるのか?」という点です。当時のメディアのビジネスモデルは、基本的にタイアップ広告収益が中心でした。

実際、私たちのクライアントの多くは美容系メーカーでしたが、彼らが本当に求めていたのは「メディアに掲載されること」ではなく、「商品が売れること」だったんです。であれば、こちらも「売れるところまで責任を持つ」モデルに切り替えるべきだと考えました。

WWD:それが、Aiロボティクスのマーケティング事業につながっていったわけですね。

龍川:まさに、その気づきが原点です。

通販ビジネスはオンラインで完結できて、顧客のあらゆる行動をデータとしてトラッキングできるのが特徴です。たとえば、「このクリエイティブを見たこのユーザーが、このタイミングで購入した」といった情報を取得できるため、クライアントに対して根拠を持って価値を提示することができます。

加えて、私たちの収益モデルも成果報酬型にしました。「1件売れたら◯円をいただく」という形式であれば、クライアントにとってはリスクがありません。一方で、私たちも売れなければ報酬はゼロですが、自ら運用精度を高めることで成果をあげていける。極めて合理的なビジネスモデルだと確信しました。

WWD:AIを導入しようと考えたのは、なぜだったのでしょうか?

龍川:マーケティング事業の運用には、想像以上に膨大な工数がかかるんです。広告クリエイティブの制作、広告の出稿・予算調整、A/Bテスト、ランディングページ(LP)の最適化、数値のモニタリング……とにかく人間の手作業が多すぎる。事業を始める前から「これは自動化しなければ成長できない」と感じていました。

ただし、単なる自動化では意味がありません。人間よりも高い精度でなければ、むしろ足を引っ張るだけです。だからこそ、私たちは人間の運用を超えるパフォーマンスを実現することを前提に、自社AIマーケティングシステム「SELL」の開発に踏み切りました。

WWD:「SELL」について、詳しく教えていただけますか。

龍川:「SELL」は、プラットフォーム (媒体) 企業の協力を得ながら、ゼロから自社開発したAIマーケティングシステムです。目的は非常に明確で、人間が担っている広告運用業務を、すべてAIに置き換えることにあります。

たとえばバナー広告を生成し、「誰に」「どの時間帯に」「どのようなメッセージで」届ければ最も反応が得られるのかを、AIが判断し、複数パターンを同時に生成・配信し、成果の高いものだけを残していく。このプロセスを、365日・24時間絶え間なく繰り返す。人間には到底できないことを、AIが黙々と実行し続けるのです。

「A/Bテストをしています」という企業は多いですが、私たちは何千何万通りのパターンをリアルタイムに毎秒単位で効果検証しているから、CPA (獲得コスト) と獲得件数をコントロールできているわけです。

WWD:「SELL」の精度は、どのように担保しているのですか?

龍川:最大の要因は、圧倒的なデータ量です。これまでポーラ・オルビスさん、ファンケルさん、資生堂さんなど、業界を代表する企業と取り組み、確かな成果を出してきました。そうした他社のマーケティングデータに加え、現在は自社ブランドであるスキンケアの「ユンス」や美容家電の「ブライト」にも応用しており、蓄積されているデータは膨大です。

システムの成熟とともに、単に「誰が、どの広告を、どのタイミングで、どこで見て、購入したか」といった購買行動だけでなく、「購入後にどれくらいの確率でリピートするか」まで予測できるようになっています。これにより、顧客ごとに最もLTV(顧客生涯価値)が高まる広告パターンを、AIが選定し、実行できる。すべてがフルオートメーションで完結する仕組みです。

WWD:そうした蓄積データを武器に、D2Cブランド事業へビジネスモデルを転換されたわけですね。

龍川:「ユンス」は、立ち上げ当初は戦略的な理由からAiロボティクス本体とは切り離した形でスタートさせました。2022年に完全子会社化したことで、本格的な事業のスケールアップが一気に加速しています。

WWD:これまで蓄積されてきたデータは、具体的にどのように活用しているのでしょうか?

龍川:たとえば、「ユンス」におけるCPA(顧客獲得単価)は、発売時からほとんど変化していません。一方で、LTV(顧客生涯価値)は毎月着実に伸び続け、定期コースが主な収益源となっております。その結果、売上も利益も継続的に右肩上がり。とてもシンプルな構造です。

デジタルマーケティングの世界では「CPAが上がった・下がった」といった議論が常に繰り返されていますが、広告運用を本質的かつ合理的に設計できていれば、そうした変動に振り回されることはありません。むしろ、LTVの最大化を軸に構築することで、着実な成長を実現できると考えています。

WWD:プロダクトそのものについても、詳しくお聞かせください。

龍川:私たちは、「これは間違いなくお客さまに効果を体感していただける」という確信を持てる商品しか世に出しません。代表的なのが、ユンスの“生VC美白美容液”です。発売から約4年弱経った現在も、生VC美白美容液の売上は順調に伸びており、それと並行して他のプロダクトも着実に育ってきています。

一方、美容家電ブランド「ブライト」では、今年3月に発売した“シャワードライヤー”が大きな反響を呼びました。 一般的な高級ドライヤーとの違いは、まず圧倒的な軽さ。そして、大風量。さらに最大の特徴は、ドライヤーでありながら髪の保湿もできるという点です。「ミストセラムを吹きかけながら乾かす」という世界初の構造を開発し、発売初日には楽天の家電ランキングで1位を獲得。初回出荷分も即完売しました。「価値が分かる方には、瞬時に伝わる」と自信を持って言える商品です。

WWD:外部からは、「マーケティングドリブンな企業」というイメージが強いように思います。

龍川:確かにそう見られることも多いのですが、実際には私たちは“プロダクトアウト型”の思想を強く持って商品開発を進めています。よく「売れるものを作る」と聞きますが、私たちは「購入後に満足してもらえ、また買っていただけるものしか作らない」というスタンスです。それが、ブランドを正しく、持続的に成長させていくための唯一の道だと考えています。

特に今の時代は、AIの進化によって「良いものが、より選ばれやすくなる時代」になったと実感しています。かつては、ユーザーにとって関係のない広告が表示され、真に価値のある商品が埋もれてしまうことも多くありました。しかし、今はユーザーの関心やニーズに即した情報が瞬時に届けられるようになり、「良いもの」がダイレクトに選ばれ、「そうでもないもの」は選ばれにくくなった。つまり、知ってもらうことのハードルが下がり、本質的に価値のあるプロダクトが正当に評価されやすくなっているんです。

この環境は、まさに私たちにとって追い風です。しっかりと価値のあるものを作れば、それがしっかりとお客様の手に届く。だからこそ、私たちはプロダクトそのものに徹底的にこだわります。

「ユンス」や「ブライト」の商品開発においても、OEM工場の研究者と日々密に連携し、私自身が処方の微調整やパーツ設計にまで深く関与しています。ファブレスではあっても、ものづくりの本質と真剣に向き合う姿勢を貫いています。

WWD:OEMでは、商品の圧倒的な差別化は難しいのではないでしょうか?

龍川:必ずしもそうとは限りません。重要なのは、OEM工場との関係性です。スケールは異なりますが、Appleの例が象徴的です。iPhoneはAppleの製品ですが、製造自体は台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)が担当しています。同じ工場では他の有名メーカーの製品も製造されていますが、それでもiPhoneが唯一無二の存在でいられるのはなぜか——。

それはAppleが、「この製品をこの価格で、これだけの数量を出す」と製造側に対してコミットしているからだと思います。この“覚悟”があるからこそ、工場からトッププライオリティーのパートナーとして扱われる。そして、それに見合ったクオリティや仕様の実現が可能になるのです。

私たちも同じです。「この本数を、この価格で、必ず売り切る」という覚悟を工場に明確に伝えることで、通常では実現が難しいような高度な仕様や差別化要素にも対応してもらえる。時間をかけて信頼関係を構築し、結果としてまるで同じ会社のような一体感と情熱をもって独自性ある商品開発が可能になるのです。

WWD:OEM工場とのコミュニケーションも、かなり密なのでしょうか?

龍川:はい、ほぼ毎日やりとりしています。最初の頃は専門用語が分からず、たくさん勉強しました。「ブライト」の美顔器やドライヤーを開発するうえでは、周波数や電圧、ミスト粒子、技術特許、特殊素材など、理解しておかなければならない技術的要素が非常に多いんです。化粧品に関しても同様で、成分や肌理論についてきちんと理解していなければ、工場側と本質的な会話は成り立ちませんし、本当に良いものは決して生まれないと思っています。

WWD:社員はわずか27人(25年3月末時点)とのことですが、2025年3月期の売上高は142億円、営業利益は24億円。極めて高効率な経営体制だと思いますが、どのように業務を回しているのでしょうか?

龍川:単純計算になりますが、1人当たりの売上高は5億円を超えています。おそらく業界でもトップクラスの水準だと思います。

この高い生産性を実現できているのは、それぞれの領域において非常に高い専門性を持ったプロフェッショナルが揃っているからです。商品開発担当、マーケティング、デザイン、CRM、撮影、PR、カスタマーサポート、倉庫・物流管理など複数の領域に携わりながらも、それぞれが高い水準で仕事をこなしています。

WWD:それだけの能力が求められるとなると、報酬も相応に高い水準なのでしょうか?

龍川:はい。私たちは29年までに、社員の「平均年収」を1億円にするという目標を掲げています。25年3月末時点での平均年収は1,250万円で、昨年度から350万円ほど上昇しました。ただ、1億円に到達するためには、単純計算で3カ月ごとに約45万円ずつ昇給していかなければなりません。それでも、本気でやりきるつもりです。

当然ながら、採用基準も非常に厳しくしています。新卒であれば、東京大学レベル以上の人材を中心に採用しています。中途採用で入社する場合にも、担当する専門領域において業界トップレベルの経験と能力が求められます。

もちろん、前職で年収数百万円ほどだった方が、いきなり年収数千万円レベルの仕事の成果を出すのはなかなか難しいと思います。でも、「数年以内に年収1億円相当の価値を生み出せる人材になる」という覚悟を持って入ってきてほしい。それくらいの強い意志と成長スピードを求めています。

WWD:2029年度には、売上高2200億円、営業利益400億円、時価総額1兆円という非常に野心的な目標を掲げていますね。

龍川:はい、その達成に向けて、毎年1ブランドずつ新たに立ち上げ、単体で売上高100億円を超えるブランドを複数育てていく方針です。そのためには、M&Aも積極的に行っていきます。すでに芽が出ているブランドの中から、「この事業なら一気に数百億円まで伸ばせる」という種を探し、経営資源を集中投入していきます。

今後は、ビューティ領域にとどまらず、ライフスタイル全般へと事業領域を広げていくつもりです。まずは「ストレイン」で、ドラッグストアやバラエティショップ市場に本格的に挑みます。これは正直、市場をひっくり返すレベルのインパクトがあると自負しています。実際に使っていただければ、その凄さを体感できるはずです。

WWD:長期的なビジョンについても教えてください。

龍川:2030年頃を目処に、“宇宙”への進出を見据えています。

私は、今後100年以内に人類が火星に移住する時代が到来すると本気で考えています。イーロン・マスク氏の発言は非常に理にかなっていますし、ジェフ・ベゾス氏も宇宙開発企業「ブルー・オリジン」を立ち上げています。ただ、現時点の技術ではまだ足りない部分が多くあります。

たとえばロケットの積載効率。数百トンの大型ロケットでも、実際に搭載できる物資はわずか1〜4%程度にすぎず、大半が燃料に充てられます。この制約のもとで、人が生活するための設備や建材を運ぶには、何度も届ける必要があります。そのため、莫大なコストがかかるため、現実的とは言えません。

大きな論点は、安全面と経済合理性を兼ね揃えながら「いかにして人間の生活可能環境を現地に構築するか」ということです。

私は「AIを搭載したヒト型ロボットがロボットをつくる」時代が必ず来ると考えています。まずはロボットを現地に送り、他のロボットを製造させる。そして、ロケットや居住基地の建設にまでつなげ、人類が生活可能なインフラを現地で整備していく。そうした段階的なアプローチが不可欠です。

火星や月のような環境では、大気がほとんどなく、宇宙放射線も降り注ぎます。そのため、人間がそのまま暮らすのは現実的ではなく、地下に居住空間を構築するのが妥当な選択になるでしょう。

こうした未来を見据え、私たちは「Aiロボティクス」という社名に込めた想いを、2030年頃を目処に事業として具現化していく予定です。現時点では、AIを搭載したソフトウェア型ロボットを活用したD2Cの会社でありますが、すでにヒト型ロボット領域に向けた準備も着実に進めており、社名と事業が本質的に一致する未来を形にしていく構想です。

WWD:構想のスケールが、まさに“果てしない”ですね。

龍川:こうしたビジョンは学生時代からずっと描いてきたものなんです。だからこそ、私が以前に立ち上げた会社の社名も「ロケットベンチャー」でした。

現在展開しているスキンケアや美容家電、ヘアケアといった事業は、もちろん当社の経営の根幹を担う重要な領域です。ただし、それだけの企業で終わるつもりはありません。

私は、AIとロボットの可能性を極限まで追求し、常にその先にある未来を見据えた事業を拡張していきたいと考えています。

結果的に「新しい自由を創造する会社」というミッションの実現に繋がり、それは私たちAiロボティクスの使命だと思っています。

The post 社員平均年収1億円、そして宇宙進出 スキンケア「Yunth」で急成長、Aiロボティクス龍川CEOの果てない挑戦 appeared first on WWDJAPAN.

社員平均年収1億円、そして宇宙進出 スキンケア「Yunth」で急成長、Aiロボティクス龍川CEOの果てない挑戦

スキンケアブランドの「ユンス(YUNTH)」と美容家電ブランドの「ブライト(BRIGHTE)」を展開し、急成長を遂げるAiロボティクス。昨年東証グロース市場へ上場し、売上高142億円、営業利益24億円(2025年3月期)と右肩上がりの成長を続けている。今月19日にはヘアケアブランド「ストレイン(STRAINE)」をローンチしたばかり。自社開発のAIマーケティングシステム「SELL」を強みに、ニーズを的確に捉えたプロダクトを開発し、効率的なマーケティングにより、ビューティ市場でも急速に存在感を増している。

創業者兼ファウンダーで代表取締役CEOの龍川誠氏が掲げるのは、2029年3月期に売上高2200億円、営業利益400億円、時価総額1兆円、そして「社員の平均年収1億円」という野心的な目標。さらにその先に“宇宙開発”すら見据えている。

WWD :まず、会社を立ち上げた経緯を教えてほしい。

龍川:大学生の頃に起業を経験し、2014年に当時流行していた女性向けのキュレーションメディアの会社(ロケットベンチャー社)を立ち上げました。半年ほどで月間1億PVに達して、ローンチから8カ月で6億円でバイアウトしました。

それから1年ぐらい経って、「また挑戦したい」という思いがすごく強くなってきました。当時から尊敬する先輩経営者に言われていたんです。「男なら上場しなきゃ」と(笑)。

再びメディア領域で勝負しようと「HowTwo」という社名の会社を立ち上げました。つまり”How To動画メディア”に特化した会社です。アプリを開発し、メイク、ヘアアレンジ、洋服の着こなし、料理……そういう生活まわりのHow To動画をひたすら投稿しました。毎日撮影して、編集して、投稿して。でも、以前のようにはいかず、あまり見られなかった(笑)。

WWD:何が原因だったのでしょう。

龍川:今思えば当然なのですが、InstagramやTikTokのようなSNSプラットフォームが主流になり始めていた時期でした。

例えば、Instagramのコンテンツで完結しましたし、全ての有益な情報が“そこに留まる”。わざわざ個別のアプリをダウンロードして、How to動画を見る習慣は、消えかけていました。

WWD:動画制作では撮影機材や編集、キャスティングなど、相当なコストがかかったのではないでしょうか。

龍川:何度も「この事業は厳しいかもしれない」と思ったことはありました。そんなとき支えてくれたのが、期待を寄せてくれる株主の皆様の存在です。自分ひとりでやっていたら、「もう諦めよう」で済ませられたかもしれません。でも、そこには外部からの大切な資金と想いが入っている。だからこそ、「絶対に失敗できない」という強い責任感とプレッシャーが常にありました。

WWD:そこから、どう発想を転換したのでしょうか?

龍川:まず、経営そのものをゼロベースで見直しました。「売上と利益が出ないと意味がない」という、いわば当たり前のことを改めて徹底したんです。ただ、この”当たり前”って、起業初期は意外と見落としがちで。つい格好つけたくて、「社会に新しい価値を〜」とか言いたくなる。でも、現実的にはキャッシュを稼げなければ何も始まりません。そこで、すべてのKPIを数値化し、徹底的に可視化することから着手しました。

その次に考えたのは、「誰が対価を支払ってくれるのか?」という点です。当時のメディアのビジネスモデルは、基本的にタイアップ広告収益が中心でした。

実際、私たちのクライアントの多くは美容系メーカーでしたが、彼らが本当に求めていたのは「メディアに掲載されること」ではなく、「商品が売れること」だったんです。であれば、こちらも「売れるところまで責任を持つ」モデルに切り替えるべきだと考えました。

WWD:それが、Aiロボティクスのマーケティング事業につながっていったわけですね。

龍川:まさに、その気づきが原点です。

通販ビジネスはオンラインで完結できて、顧客のあらゆる行動をデータとしてトラッキングできるのが特徴です。たとえば、「このクリエイティブを見たこのユーザーが、このタイミングで購入した」といった情報を取得できるため、クライアントに対して根拠を持って価値を提示することができます。

加えて、私たちの収益モデルも成果報酬型にしました。「1件売れたら◯円をいただく」という形式であれば、クライアントにとってはリスクがありません。一方で、私たちも売れなければ報酬はゼロですが、自ら運用精度を高めることで成果をあげていける。極めて合理的なビジネスモデルだと確信しました。

WWD:AIを導入しようと考えたのは、なぜだったのでしょうか?

龍川:マーケティング事業の運用には、想像以上に膨大な工数がかかるんです。広告クリエイティブの制作、広告の出稿・予算調整、A/Bテスト、ランディングページ(LP)の最適化、数値のモニタリング……とにかく人間の手作業が多すぎる。事業を始める前から「これは自動化しなければ成長できない」と感じていました。

ただし、単なる自動化では意味がありません。人間よりも高い精度でなければ、むしろ足を引っ張るだけです。だからこそ、私たちは人間の運用を超えるパフォーマンスを実現することを前提に、自社AIマーケティングシステム「SELL」の開発に踏み切りました。

WWD:「SELL」について、詳しく教えていただけますか。

龍川:「SELL」は、プラットフォーム (媒体) 企業の協力を得ながら、ゼロから自社開発したAIマーケティングシステムです。目的は非常に明確で、人間が担っている広告運用業務を、すべてAIに置き換えることにあります。

たとえばバナー広告を生成し、「誰に」「どの時間帯に」「どのようなメッセージで」届ければ最も反応が得られるのかを、AIが判断し、複数パターンを同時に生成・配信し、成果の高いものだけを残していく。このプロセスを、365日・24時間絶え間なく繰り返す。人間には到底できないことを、AIが黙々と実行し続けるのです。

「A/Bテストをしています」という企業は多いですが、私たちは何千何万通りのパターンをリアルタイムに毎秒単位で効果検証しているから、CPA (獲得コスト) と獲得件数をコントロールできているわけです。

WWD:「SELL」の精度は、どのように担保しているのですか?

龍川:最大の要因は、圧倒的なデータ量です。これまでポーラ・オルビスさん、ファンケルさん、資生堂さんなど、業界を代表する企業と取り組み、確かな成果を出してきました。そうした他社のマーケティングデータに加え、現在は自社ブランドであるスキンケアの「ユンス」や美容家電の「ブライト」にも応用しており、蓄積されているデータは膨大です。

システムの成熟とともに、単に「誰が、どの広告を、どのタイミングで、どこで見て、購入したか」といった購買行動だけでなく、「購入後にどれくらいの確率でリピートするか」まで予測できるようになっています。これにより、顧客ごとに最もLTV(顧客生涯価値)が高まる広告パターンを、AIが選定し、実行できる。すべてがフルオートメーションで完結する仕組みです。

WWD:そうした蓄積データを武器に、D2Cブランド事業へビジネスモデルを転換されたわけですね。

龍川:「ユンス」は、立ち上げ当初は戦略的な理由からAiロボティクス本体とは切り離した形でスタートさせました。2022年に完全子会社化したことで、本格的な事業のスケールアップが一気に加速しています。

WWD:これまで蓄積されてきたデータは、具体的にどのように活用しているのでしょうか?

龍川:たとえば、「ユンス」におけるCPA(顧客獲得単価)は、発売時からほとんど変化していません。一方で、LTV(顧客生涯価値)は毎月着実に伸び続け、定期コースが主な収益源となっております。その結果、売上も利益も継続的に右肩上がり。とてもシンプルな構造です。

デジタルマーケティングの世界では「CPAが上がった・下がった」といった議論が常に繰り返されていますが、広告運用を本質的かつ合理的に設計できていれば、そうした変動に振り回されることはありません。むしろ、LTVの最大化を軸に構築することで、着実な成長を実現できると考えています。

WWD:プロダクトそのものについても、詳しくお聞かせください。

龍川:私たちは、「これは間違いなくお客さまに効果を体感していただける」という確信を持てる商品しか世に出しません。代表的なのが、ユンスの“生VC美白美容液”です。発売から約4年弱経った現在も、生VC美白美容液の売上は順調に伸びており、それと並行して他のプロダクトも着実に育ってきています。

一方、美容家電ブランド「ブライト」では、今年3月に発売した“シャワードライヤー”が大きな反響を呼びました。 一般的な高級ドライヤーとの違いは、まず圧倒的な軽さ。そして、大風量。さらに最大の特徴は、ドライヤーでありながら髪の保湿もできるという点です。「ミストセラムを吹きかけながら乾かす」という世界初の構造を開発し、発売初日には楽天の家電ランキングで1位を獲得。初回出荷分も即完売しました。「価値が分かる方には、瞬時に伝わる」と自信を持って言える商品です。

WWD:外部からは、「マーケティングドリブンな企業」というイメージが強いように思います。

龍川:確かにそう見られることも多いのですが、実際には私たちは“プロダクトアウト型”の思想を強く持って商品開発を進めています。よく「売れるものを作る」と聞きますが、私たちは「購入後に満足してもらえ、また買っていただけるものしか作らない」というスタンスです。それが、ブランドを正しく、持続的に成長させていくための唯一の道だと考えています。

特に今の時代は、AIの進化によって「良いものが、より選ばれやすくなる時代」になったと実感しています。かつては、ユーザーにとって関係のない広告が表示され、真に価値のある商品が埋もれてしまうことも多くありました。しかし、今はユーザーの関心やニーズに即した情報が瞬時に届けられるようになり、「良いもの」がダイレクトに選ばれ、「そうでもないもの」は選ばれにくくなった。つまり、知ってもらうことのハードルが下がり、本質的に価値のあるプロダクトが正当に評価されやすくなっているんです。

この環境は、まさに私たちにとって追い風です。しっかりと価値のあるものを作れば、それがしっかりとお客様の手に届く。だからこそ、私たちはプロダクトそのものに徹底的にこだわります。

「ユンス」や「ブライト」の商品開発においても、OEM工場の研究者と日々密に連携し、私自身が処方の微調整やパーツ設計にまで深く関与しています。ファブレスではあっても、ものづくりの本質と真剣に向き合う姿勢を貫いています。

WWD:OEMでは、商品の圧倒的な差別化は難しいのではないでしょうか?

龍川:必ずしもそうとは限りません。重要なのは、OEM工場との関係性です。スケールは異なりますが、Appleの例が象徴的です。iPhoneはAppleの製品ですが、製造自体は台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)が担当しています。同じ工場では他の有名メーカーの製品も製造されていますが、それでもiPhoneが唯一無二の存在でいられるのはなぜか——。

それはAppleが、「この製品をこの価格で、これだけの数量を出す」と製造側に対してコミットしているからだと思います。この“覚悟”があるからこそ、工場からトッププライオリティーのパートナーとして扱われる。そして、それに見合ったクオリティや仕様の実現が可能になるのです。

私たちも同じです。「この本数を、この価格で、必ず売り切る」という覚悟を工場に明確に伝えることで、通常では実現が難しいような高度な仕様や差別化要素にも対応してもらえる。時間をかけて信頼関係を構築し、結果としてまるで同じ会社のような一体感と情熱をもって独自性ある商品開発が可能になるのです。

WWD:OEM工場とのコミュニケーションも、かなり密なのでしょうか?

龍川:はい、ほぼ毎日やりとりしています。最初の頃は専門用語が分からず、たくさん勉強しました。「ブライト」の美顔器やドライヤーを開発するうえでは、周波数や電圧、ミスト粒子、技術特許、特殊素材など、理解しておかなければならない技術的要素が非常に多いんです。化粧品に関しても同様で、成分や肌理論についてきちんと理解していなければ、工場側と本質的な会話は成り立ちませんし、本当に良いものは決して生まれないと思っています。

WWD:社員はわずか27人(25年3月末時点)とのことですが、2025年3月期の売上高は142億円、営業利益は24億円。極めて高効率な経営体制だと思いますが、どのように業務を回しているのでしょうか?

龍川:単純計算になりますが、1人当たりの売上高は5億円を超えています。おそらく業界でもトップクラスの水準だと思います。

この高い生産性を実現できているのは、それぞれの領域において非常に高い専門性を持ったプロフェッショナルが揃っているからです。商品開発担当、マーケティング、デザイン、CRM、撮影、PR、カスタマーサポート、倉庫・物流管理など複数の領域に携わりながらも、それぞれが高い水準で仕事をこなしています。

WWD:それだけの能力が求められるとなると、報酬も相応に高い水準なのでしょうか?

龍川:はい。私たちは29年までに、社員の「平均年収」を1億円にするという目標を掲げています。25年3月末時点での平均年収は1,250万円で、昨年度から350万円ほど上昇しました。ただ、1億円に到達するためには、単純計算で3カ月ごとに約45万円ずつ昇給していかなければなりません。それでも、本気でやりきるつもりです。

当然ながら、採用基準も非常に厳しくしています。新卒であれば、東京大学レベル以上の人材を中心に採用しています。中途採用で入社する場合にも、担当する専門領域において業界トップレベルの経験と能力が求められます。

もちろん、前職で年収数百万円ほどだった方が、いきなり年収数千万円レベルの仕事の成果を出すのはなかなか難しいと思います。でも、「数年以内に年収1億円相当の価値を生み出せる人材になる」という覚悟を持って入ってきてほしい。それくらいの強い意志と成長スピードを求めています。

WWD:2029年度には、売上高2200億円、営業利益400億円、時価総額1兆円という非常に野心的な目標を掲げていますね。

龍川:はい、その達成に向けて、毎年1ブランドずつ新たに立ち上げ、単体で売上高100億円を超えるブランドを複数育てていく方針です。そのためには、M&Aも積極的に行っていきます。すでに芽が出ているブランドの中から、「この事業なら一気に数百億円まで伸ばせる」という種を探し、経営資源を集中投入していきます。

今後は、ビューティ領域にとどまらず、ライフスタイル全般へと事業領域を広げていくつもりです。まずは「ストレイン」で、ドラッグストアやバラエティショップ市場に本格的に挑みます。これは正直、市場をひっくり返すレベルのインパクトがあると自負しています。実際に使っていただければ、その凄さを体感できるはずです。

WWD:長期的なビジョンについても教えてください。

龍川:2030年頃を目処に、“宇宙”への進出を見据えています。

私は、今後100年以内に人類が火星に移住する時代が到来すると本気で考えています。イーロン・マスク氏の発言は非常に理にかなっていますし、ジェフ・ベゾス氏も宇宙開発企業「ブルー・オリジン」を立ち上げています。ただ、現時点の技術ではまだ足りない部分が多くあります。

たとえばロケットの積載効率。数百トンの大型ロケットでも、実際に搭載できる物資はわずか1〜4%程度にすぎず、大半が燃料に充てられます。この制約のもとで、人が生活するための設備や建材を運ぶには、何度も届ける必要があります。そのため、莫大なコストがかかるため、現実的とは言えません。

大きな論点は、安全面と経済合理性を兼ね揃えながら「いかにして人間の生活可能環境を現地に構築するか」ということです。

私は「AIを搭載したヒト型ロボットがロボットをつくる」時代が必ず来ると考えています。まずはロボットを現地に送り、他のロボットを製造させる。そして、ロケットや居住基地の建設にまでつなげ、人類が生活可能なインフラを現地で整備していく。そうした段階的なアプローチが不可欠です。

火星や月のような環境では、大気がほとんどなく、宇宙放射線も降り注ぎます。そのため、人間がそのまま暮らすのは現実的ではなく、地下に居住空間を構築するのが妥当な選択になるでしょう。

こうした未来を見据え、私たちは「Aiロボティクス」という社名に込めた想いを、2030年頃を目処に事業として具現化していく予定です。現時点では、AIを搭載したソフトウェア型ロボットを活用したD2Cの会社でありますが、すでにヒト型ロボット領域に向けた準備も着実に進めており、社名と事業が本質的に一致する未来を形にしていく構想です。

WWD:構想のスケールが、まさに“果てしない”ですね。

龍川:こうしたビジョンは学生時代からずっと描いてきたものなんです。だからこそ、私が以前に立ち上げた会社の社名も「ロケットベンチャー」でした。

現在展開しているスキンケアや美容家電、ヘアケアといった事業は、もちろん当社の経営の根幹を担う重要な領域です。ただし、それだけの企業で終わるつもりはありません。

私は、AIとロボットの可能性を極限まで追求し、常にその先にある未来を見据えた事業を拡張していきたいと考えています。

結果的に「新しい自由を創造する会社」というミッションの実現に繋がり、それは私たちAiロボティクスの使命だと思っています。

The post 社員平均年収1億円、そして宇宙進出 スキンケア「Yunth」で急成長、Aiロボティクス龍川CEOの果てない挑戦 appeared first on WWDJAPAN.

「スティーブマデン」、「『アディダス』は全てのストライプの権利を持つわけではない」と裁判で主張

ニューヨーク発のシューズブランド「スティーブマデン(STEVE MADDEN)」は、「アディダス(ADIDAS)」が「ファッション業界における一般的なデザイン要素の独占的支配を試みている」として、非侵害および不公正競争不存在の確認を求めて同社を提訴した。「スティーブマデン」によると、「『アディダス』の“スリーストライプス”と何ら似ていないデザイン要素に対して繰り返し標的にされてきたことに疲弊している」ことが今回の訴訟提起につながったといい、「これらのデザインを含む当社のフットウエアを、『アディダス』が製造または承認した、あるいは同社と関連していると消費者が考える可能性はない」と主張する。「アディダス」の担当者は、「係争中の法的問題についてはコメントしない」と取材に対して回答した。

訴状によると、「アディダス」は長年にわたり、「スティーブマデン」および他の企業に対して、同社の「“スリーストライプス”商標を侵害している」として、「攻撃的な権利行使を行ってきた」という。また、「『アディダス』は、いかなる種類・配置のストライプであっても、それが自社の“スリーストライプス”と混同される可能性があるとみなした場合、製造業者や小売業者に対し訴訟または訴訟を提起すると脅してきた」と主張。「スティーブマデン」は、こうした「アディダス」の法的圧力の「被害者になってきた」と主張し、2002年以降、複数回にわたり「アディダス」に提訴されたと主張した。特に02年には、四本線や二本線のフットウエアが“スリーストライプス”を侵害しているとして、「アディダス」から2件の訴訟を提起されたという。これらは統合され、03年に和解に至った。

しかし、その後も「スティーブマン」は「アディダス」によって継続的に異議を申し立てられてきたとし、直近も24年に発売した2種類のスニーカーに対しても異議を唱えられ、そのうち1種類については、「消費者の混乱を招く恐れがある」として、「アディダス」から販売中止を求める要求があったという。

「スティーブマン」は、「『アディダス』はすべてのストライプを所有しているわけではない。ストライプ、バー、バンド、四辺の形状(直線・平行であるか否かを問わず)を含むフットウエアに対して、独占的権利を主張することなど許されるべきではない」と強く主張している。

The post 「スティーブマデン」、「『アディダス』は全てのストライプの権利を持つわけではない」と裁判で主張 appeared first on WWDJAPAN.

欠品しているのに在庫が余るのはなぜか? 店舗と本部の信頼関係から生まれる発注精度の向上

WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第11話を取り上げます。

欠品と余剰が同時に起こるカラクリとは

今回のテーマは「欠品しているのに在庫が余るのはなぜか?店舗と本部の信頼関係から生まれる発注精度の向上」です。

マンガ「在庫管理の魔術」の第11話は コチラ

チェーンストアにおいて、バイヤー(仕入れ担当者)は実際の需要よりも多めに商品を発注する傾向があります。その背景には、店舗で欠品が発生すると販売チャンスを逃すことになるため、多少多めに仕入れておこうという意識があるためです。また、店舗に商品を配分するディストリビューターや在庫コントローラーも、欠品によって営業側から指摘されることを恐れ、初回配分を厚くする傾向があります。

その結果として、一部の店舗ではよく売れて欠品を起こし、倉庫には補充在庫がなくなる。一方で、売れ行きが鈍い店舗には商品が過剰に残ってしまう。この在庫の偏りこそが、チェーン全体で在庫が過多になる大きな原因となっているのです。

さらに問題を深刻にするのが、欠品を起こした店舗からの「売れ筋が欠品しているので売上目標が達成できない」という苦情に対し、バイヤーが追加発注してしまうこと。こうして、チェーン全体として実需を上回る在庫が積み上がっていくのです。

そもそも、店舗の最重要ミッションは売上目標の達成であり、そのためには売れ筋商品を切らすことは避けたいものです。だからこそ、倉庫に在庫があると知れば、他店に取られる前に、自店の分を確保しようと多めに在庫を抱えがちになります。しかし、これが結果的に、各店の過剰在庫を生む原因にもなっています。

では、もし「売れた分だけが翌日に必ず届く」体制が整っていたらどうでしょうか。店舗側から見れば、必要な時に必要な商品が必要な分だけ届くという信頼があれば、不安からくる過剰在庫の確保は不要になります。言い換えれば、本部と店舗の間に「適時適量で在庫が補充される」という信頼関係が築かれていないからこそ、現場は自衛的に在庫を抱え込んでしまうのです。

仕入れ担当者の発注精度を高めるには

過剰在庫問題の解決には、まずこの信頼の土台を築くことが不可欠です。そしてそのためには、仕入れ担当者が発注量を高い精度で見極められることが求められます。仕入れ精度が低ければ、いくら配送体制を整えても、結局は欠品と余剰が同時に発生してしまいます。

仕入れ担当者の発注精度を高めるにはどうしたらいいのか?これはよく経営者の方々から受ける相談のひとつです。しかし、ここで誤解してはならないのは、「仕入れ精度の向上=担当者の経験や勘の熟練化」ではないという点です。実際には、店舗在庫が最適化されていなければ、正しい全体需要を把握することはできません。逆に言えば、店舗在庫が適正であれば、全店の需要と倉庫在庫から計算できる“本当に必要な量”をバイヤーが見極めやすくなります。実は、これが、仕入れの精度を高めるための第一歩なのです。

今回のストーリーでも、よく在庫管理のテキストに書いてある「安全在庫」や「リードタイム」に関する基本原則が登場します。たしかに理屈としては正しいのですが、実際の現場では理論通りにやっていても欠品や過剰在庫がなくならないことは多々あります。その背景には、担当者や現場が「欠品を恐れるあまり余計に在庫を持ってしまう」という行動心理があるのです。

欠品と過剰在庫を本質的に解消するためには、発注精度のスキルの向上だけでなく、それを支える店舗と本部の信頼関係と店舗在庫の最適化が必要です。まずは本部と店舗の相互理解を深め、現場に「安心して任せられる」環境を整えること。それこそが、発注精度を高め、在庫問題の本質的な解決につながる第一歩なのです。

The post 欠品しているのに在庫が余るのはなぜか? 店舗と本部の信頼関係から生まれる発注精度の向上 appeared first on WWDJAPAN.