トレンドの明暗を見極めてビジネスに反映する

【連載】ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望

ビューティ賢者が
最新の業界ニュースを斬る

ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、トレンドとの向き合い方の話。(この記事は「WWDJAPAN」2025年7月28日号からの抜粋です)

PROFILE: 渡邉弘幸/ウカ代表取締役CEO

渡邉弘幸/ウカ代表取締役CEO
PROFILE: (わたなべ・ひろゆき):東京都出身。明治大学卒業後、博報堂に入社。2009年の退社後、夫人でありネイリストとして活躍する渡邉季穂(わたなべ・きほ)の祖父が創業した向原(現・ウカ)に取締役副社長として入社。美容室「エクセル」からトータルビューティサロン「ウカ」へのリブランディングのほか、教育機関「ウカデミー」、オリジナルプロダクト・サロンメニューの開発を担うR&D、「ウカフェ」の立ち上げ、海外展開にも尽力。14年から現職

【賢者が選んだ注目ニュース】

サロンのお客さまが「ラブブ」のバッグチャームを付けているのが目に留まった。優雅で大人な印象のある人がどうしても欲しくなってメルカリで購入したというから驚いた。それ以来、電車で移動するときやショッピングセンターに視察に行ったときに、バッグについているものに注目するようになった。先だって関西に出張に行った際には高校生だけでなくインバウンド客のバッグにたくさんのチャームが付いているのをよく目にした。そういったことから記事で取り上げられている「ラブブ」の勢いを感じたのだった。現在はファッションブランドとのコラボが話題だが、今後はビューティブランドとのコラボに期待がかかる。

スタッフとバッグチャームについて話してみたところ、30代のスタッフたちにとってはなんだか懐かしい感覚があるようだった。学生時代にスクールバッグや携帯電話をたくさんのマスコットでデコったという。大人たちは懐かしさを感じる一方で、10〜20代にとっては明るくポップな雰囲気が平成レトロとしてトレンドになっている。新しさと懐かしさを兼ね備え、幅広い年齢層に受け入れられているようだ。
 
振り返れば「ウカ」ではネイルオイルのデビュー2年後に、「ア ベイシング エイプ®」とコラボしてネイルオイルをはめ込めるベイビーマイロ®︎の携帯ストラップとホルダーを数量限定で制作した。親交があったNIGO®さんが提案してくれた。あっという間に売り切れて、その後高値がついたのをふと思い出した。ネイルオイルは常に爪につけていてほしいという思いから開発したアイテムだったので、バッグチャームにしたら相性が良いだろうと、改めて思ったのだった。
 
直近ではネイルケアへの意識が高まり、ネイルオイルが改めて人気を集めている。同時にジェルネイル人口が増え、サブスクでケアや単色ネイル、クイックジェルなどを提供するサービスが登場している。はやっているバッグチャームのアイデアを借りて、ネイルケアをプロモーションするのもありかもしれない。

日本の香水市場の盛り上がりは続くか

毎年初夏に北海道から九州まで全国のウカストアを視察し、エリアマネージャーたちとその館特有の顧客の来店環境や製品の動きなどを確認し、店長やスタッフとコミュニケーションを取っている。ウカストアは主にビューティブランドが集まるフロアに出店しているが、昨年あたりから顕著に感じているのがフレグランスブランドの勢いだ。
 
フレグランスブランドの店頭は試験管やガラスドームで香りを試す人たちでにぎわっている。平日であれば学校帰りと思われる10代を見かけるし、週末になればインバウンド客で大盛況だ。記事にある通り、一挙に香りブームが押し寄せている。日本らしさのある香水を求めるインバウンド客も多く、この調子で盛り上がり続ければ香水市場といえば日本とまでなるのかもしれない。
 
僕は香りの仕事に携わって長いが、駆け出しの頃日本人は香りに疎いといわれていた。しかしコロナ禍を経て、欧米のように対人的に香りを楽しむだけでなく、自分の心地よさや癒やしのために香りをまとう習慣が花開いた。EUから輸入する原料は高騰しているため、国産の香料はバブルともいえるほど盛り上がりを見せている。これまで香水といえばフランスだったが、日本の原料や調香師が挑戦する環境が整い始めている。「ウカ」でも8月2日に“プチューム ガールズ オンザ ビーチ”を発売する。ヘアオイルとして人気があり、多くのお客さまから香水を出してほしいと熱望されていたためフレグランスに落とし込んだ。レモンやミント、バニラ、ムスクが香る夏にぴったりの香りを提案する。
 
盛り上がる一方で気にかかることもある。良いものから悪いものまで、あらゆる製品が市場に出てきている昨今。AIによって短期間で香水を作る手法も出回り始め、ファッションやビューティブランドの新規事業といえば香水というムーブメントがある。もともと香水砂漠といわれるほどパイが少なかった市場ゆえに盛り上がりの大きさにばかり目がいっているのではないだろうか。あっという間に競合が溢れ、花開こうとしていた市場に悪影響が出てしまうのではないだろうか。せっかく訪れたチャンスを逃さないために、モノ作りの姿勢を崩すことなく向き合いたい。

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「ランドローバー」“ディフェンダー オクタ”試乗リポート 目的地を選ばない最強のSUV

英国の自動車ブランドの「ランドローバー(LANDROVER)」は、新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催した音楽フェス「フジロック フェスティバル'25(FUJI ROCK FESTIVAL'25)」(以下、「フジロック」)のオフィシャルサポーターを務め、同イベント開催期間中の7月25日から27日に、ブース出展や運営の支援やなどを行った。これを記念して、同期間中に岩場などの本格的なオフロードも走行可能なSUV“ディフェンダー オクタ”の試乗会も開催した。会場周辺の山道を中心としたコースを走行しながら、“ディフェンダー”シリーズのフラッグシップモデルとしての快適性や機動力、同シリーズ最高レベルの悪路走破性能の一端に迫る。

シリーズ史上最強の性能

昨年7月に発表された “ディフェンダー オクタ”は、「未踏の地に挑む“ディフェンダー”の最高峰」を掲げる4輪駆動SUVで、車両本体価格は2099万円(2026年モデルは2105万円)。同シリーズ中型モデルの“ディフェンダー 110”をベースに、“最強”へと昇華するためのアレンジを随所に施した。

“ディフェンダー”は「ランドローバー」のラインアップのうち、「不可能を可能にする」というコンセプトの下、岩場や雪原などの過酷な路面における運動性能を追求したシリーズ。同モデルはその中でも「最もタフで、最も走破性能が高く、最もラグジュアリーなモデル」として位置している。その特性にダイヤモンドを重ね、原石の八面体形状(=オクタへドロン)を、モデル名やシグネチャーロゴに落とし込んだ。

初生産年限定の特別仕様車“ディフェンダー オクタ エディションワン”(2224万円)の90台を含め、日本市場で割り当てられた計220台が即完売したことからも、人気モデルであることが伺える。近年増えつつある冠水などの自然災害に備えて購入する顧客もいるそうだ。

勇ましくも頼もしい、低重心ワイドボディー

過度な装飾を抑えたエクステリアは、直線的なラインを基調としつつ、エッジを丁寧に丸めた塊感のあるデザイン。旧“ディフェンダー”のアイコンであった丸目のヘッドライトにカットラインを施した、睨みを利かせたような勇ましいフロントフェイスは、本格オフローダーとしての自信とタフネスを表しているようだ。

同モデルを象徴するディテールの1つは、専用デザインのシグネチャーロゴだ。ダイヤモンドの八面体形状を投影したデザインで、車体後方両側面をはじめ、エンジンやキーにも落とし込んでいる。発熱量の多いV型8気筒エンジンの冷却性能と堅牢性を強化した専用グリルのほか、マットゴールドの牽引フック付きの高耐久性フロントアンダーシールドなど、エクステリアだけでも数々の専用装備が備わっている。

サイズも通常モデルから見直され、全高が28mm増加した結果、最大渡河水深は1mの大台に乗った。これは全市販車の中で最大の値だ。

中でも目を引くのは、大きく張り出したオーバーフェンダーだ。より走破力を高めるため、33インチの大径ホイールも装着できるようにホイールアーチを70mm左右に拡大。日本では駐車もひと苦労する全幅2065mmのワイドボディーは、低重心でどっしりと構えた印象で、圧倒的な安定感が見てとれる。

上質かつ機能的な内装
音楽を“体感”可能なシートを搭載

エクステリアの無骨なイメージを崩さない水平基調のインテリアは、ギラつきはなくシンプル。きらびやかな装飾は抑えられ、グリップの機能を兼ねたインパネや、各所に散りばめたネジ留めのディテール、中央のディスプレー裏やセンターコンソール下の空間を活用した収納など、機能をうまく溶け込ませている。「高級」というより「上質」で、実用的かつ洗練された雰囲気でまとまっている印象だ。

路面状況を瞬時に見極めながら進むオフロード走行では、視界の広さと情報量の精査が、ドライバーの集中力を支える。太陽光の反射によるギラつきを防止するマット仕上げのツートンをベースに、同様の効果がある起毛素材をルーフライニングに使用するなどした内装は、光沢のある素材をあえて減らしているように感じる。死角を増やす不要な凹凸は省き、エアコンの吹き出し口をダッシュボードと同一平面に埋め込む徹底ぶり。フロントガラスの立ち具合やサイドミラーの大きさも相まって、運転席からの視界はかなり広く、良質だと感じられた。

また、注目の専用装備として、ステアリング周辺のパドルシフトやシグネチャーロゴをあしらったボタンがある。シグネチャーロゴのボタンを長押しすると、オフロードに特化した“オクタモード”が起動。メーターやクリアパーツ部分が赤く発光する演出が、なんとも遊び心を感じる。

そして、極上の音楽体験を得られることも、本モデルの魅力の一つだ。運転席には、音楽ライブに参加した時のような体全体を震わせる振動を再現する“ボディ&ソウルシート”をシリーズ初採用した。試しに「フジロック」初日にヘッドライナーを務めたフレッド・アゲイン(FRED AGAIN..)のプレイリストをかけてみると、ダンスミュージック特有の強烈な重低音が物理的な振動となって、左右の肩甲骨下辺りを中心にして身体中に響きわたった。まさに音楽の中に入り込んだような没入感だ。

オフロードだけじゃない
舗装路で感じた“最強”の片鱗

試乗は、「フジロック」の会場・苗場スキー場周辺を出発し、国道17号線を南下、新三国大橋を経て群馬県境付近で折り返し、越後湯沢駅方面へ向かう全長約44kmのルートを走行する。開けた直線や幅の狭い二車線路、カーブが折り重なった峠道、トンネルなど様々な道路環境が含まれる、日常使いでの快適性があぶり出されるコースだ。

まず印象的なのは、本格オフローダーとしては稀なモノコック構造由来のしっとりとした快適性の中に、適度な操舵感を残している絶妙な乗り心地だ。ロードノイズは極めて小さく、“コンフォートモード”選択時は路面から伝わる振動も特に抑えられている。しかし、「どこを走行しているかわからないほどの優雅な乗り心地」とは違う。オン・オフロード兼用のオールテレインタイヤを履いている点も加味すべきだが、橋のジョイント部分や、割れたアスファルトなどを走行した際は、路面状況の変化がすぐに掴め、地面との接地感を適度に残したチューニングがなされていると感じた。

同モデルは“6Dダイナミクスエアサスペンション”というシリーズ初搭載の機構を備えている。“6D”という名前の通り、前後・左右に加えて、対角線上のタイヤにつながるサスペンションも同じ油圧回路で連動し、車体を常に水平に保つ力が働く仕組みだ。その本領はオフロードで発揮されるが、オンロードでの曲がり道やブレーキ時にもその一端は体感できる。急角度のカーブが多かった峠道でもロールは少なくスムーズ。高速域からのブレーキングは、車体が前傾になるノーズダイブという現象を引き起こすが、この装備によって前輪のサスペンションの沈み込みが制限され、緩やかな停車を実感できた。

さらに驚くべきは、その運動性能がオフロードのみにとどまらない点だ。V型8気筒ツインターボとマイルドハイブリッドが生み出す最大トルクは750Nmで、0-100km/h加速は4秒フラット。「ポルシェ(PORSCHE)」を代表するスポーツカーである“911カレラ”の4.1秒を上回る、オフロードを主戦場にする車としては化け物じみた数値だ。見晴らしのいい直線に出てアクセルを踏み込んでみると、2.6トンもの巨体が勢いよく前へ進み、強いGが体をシートに押さえつける。その速度と質量が生み出すエネルギーは、思わずゾッとして足を緩めてしまうほどだ。“ダイナミックモード”を選択すれば、ステアリングやアクセルは機敏なレスポンスとなり、サスペンションも硬くなってよりスポーティーな味付けに。マフラーのバルブも開き、トンネル走行時には、響き渡る“V8サウンド”を聴くことができた。“コンフォートモード”の快適な走りも魅力だが、カーブでの安定感や走りの楽しさは、明確な違いを実感できるこちらのモードに軍配があがるだろう。

途中、狭い二車線の山道などで車幅を気にする場面はあった。レーンセンターキープ機能が付いていないのが惜しいが、自動運転化が進むこの時代に、自らステアリングを握る楽しさを説いているようにも感じた。

試乗を終えて
“自由と自信をもたらすラグジュアリーSUV”

“ディフェンダー”の頂点に立つフラッグシップモデル“ディフェンダーオクタ”は、オフロードにおける性能の極みに挑みながらも、日常使いにおける快適性と、操るよろこびが高次元で両立するラグジュアリーSUVだ。向かう先はどうであれ、あらゆる局面に応えられる走破力をただ静かに備えている。その余力は目的地を選ばず、ドライバーに新たな次元の自由と自信を与えてくれるだろう。

今回の「フジロック」へのブース出展では、音楽をテーマとした“ディフェンダー”の日本市場向け限定モデル“ディフェンダー アーバン ビート エディション”や、“ディフェンダー オクタ”を展示するほか、オーナーのみが使用できる専用のラウンジも併設し、アンケート参加者には「フジロック」と“ディフェンダー”のダブルネームをプリントしたTシャツを配布。オフィシャルサポート車両として全6台が稼働し、機材・スタッフ輸送や巡回業務などのバックアップを行なった。

さらに、7月4日に開幕したUKロックバンド、オアシス(OASIS)の再結成ワールドツアー「オアシスライブ'25(Oasis Live '25)」のオフィシャルサポーターとしても、ライブの運営を移動の面から支援している。

都市から自然、フェスからツアーまで、どこでも自在に走り抜けるその姿は、活躍のフィールドを問わない“ディフェンダー”が体現する本物の自由そのもの。これからも公道のみならず、あらゆる場所で目にすることになるだろう。

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「セッチュウ」が初の香水を発表 9月開催ピッティ・フレグランツェの特別ゲストに選出

桑田悟史デザイナーの「セッチュウ(SETCHU)」は、9月12〜14日に開催する香水の国際展示会ピッティ・イマージネ・フレグランツェ(PITTI IMMAGINE FRAGRANZE以下、ピッティ)の特別ゲストとして、初の香水コレクションを発表する。仏香料会社マン(MANE)のジュリー・マッセ(Julie Masse)調香師との協業により、同ブランドの哲学である東洋と西洋の融合を香りで表現する。

桑田デザイナーは今回の新たな挑戦について、「時間に追われず、自分自身を丁寧にケアするバスタイムのような、親密で純粋、清らかな幼少期を思い出すような香りを目指した。東洋と西洋、それぞれの入浴文化から着想し、日曜日の朝のようなゆったりとした時間や、親の愛情に包まれるような感覚を再現したかった」と語った。

香りには、曜日や1日の中の時間帯、日本の伝統的な文化の要素を掛け合わせた名称を付けた。例えば、緑茶と玄米をブレンドした香りは“Monday 9 AM Genmaicha”、冬の料理や入浴に用いる柚子をモチーフにした香りには“Wednesday 5 PM Yuzu”、桑田デザイナーにとって家の象徴でありランウエイの演出でも度々登場する畳をを表現した香りは“Friday 2 AM Tatami”と名付けた。パッケージは日本の茶箱に想を得たキューブ型で、ミニマルな美しさが際立つデザインに仕上げた。

ピッティのスペシャルイベント・コーディネーターであるフランチェスカ・タッコーニ(Francesca Tacconi)は、「『セッチュウ』という言葉には、日本と西洋、異なる文化の間の“折衷”という意味が込められている。それはまさに彼がファッション、そして今回のフレグランスで表現している世界観そのものだ」とコメントしている。

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猛暑でもきちんと見えが叶う!この夏、半袖ジャケットが救世主

この夏、ひそかにヒットしているアイテムが、“半袖ジャケット“です。しばらく前から支持を集めていたジレに続くニューフェイスです。ジレよりもきちんと感があり、オフィスからプライベートまで幅広く活躍します。例えば、実力派ブランドの「アキラナカ(AKIRANAKA)」は半袖ジャケットを早くから提案していた代表的なブランドです。2025年春夏コレクションに登場した半袖ジャケットは、エッジィで優美なパターンに見惚れます。

ジャケットならではのきちんと感を備えながら、涼しさや軽快感があり、自在に着こなしやすい。メリットが多いだけに、サマーシーズンの定番的なアイテムに育つ気配が出てきました。秋以降は長袖トップスに重ねてレイヤードすれば、ロングシーズンで着回せるのも魅力。手持ちの服に合わせるだけで、着こなし鮮度をぐっと高めてくれる注目株です。

この夏はアパレル各社で続々と半袖ジャケットが登場し、大ヒットしているそう。猛暑が続く昨今、速乾性やドライタッチなどより涼やかに着られるような工夫を各社凝らしています。有力ブランドの事例から、半袖ジャケットのリアルな着こなしと人気の理由を解説します。

「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」はオン・オフ兼ねる
フォルムと素材に魅力

「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)」で高い消化率で推移しているという、こちらのジャケットは、オンとオフをまたいで着やすい、新たな羽織の定番として支持を集めています。プリントTシャツやキャミソールなどを選んで、ムードを変えやすいうえ、ワンピースに品格を添えるアレンジもOK。ダブルボタンのおかげで、ボタンを留めなくても様になります。

吸水速乾性のあるドライタッチなリサイクルポリエステルを採用し、洗濯後も型崩れしにくいよう設計されています。ダブルブレスト風の分量感も涼しげな雰囲気に導いています。

販売数は2カ月で1万2000点以上 「ロペピクニック」は機能性にもこだわり

サマーシーズンにジャケットをまとうなら、素肌との間にスペースを保ちやすいオーバーサイズのシルエットがおすすめです。半袖は風が通りやすく、涼やかに過ごせます。ゆったりしていてもルーズに見えないのは、ジャケットフォルムのおかげ。袖をロールアップすれば、腕周りがいっそうスッキリ映ります。

「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」ではこちらのシアーハーフスリーブジャケットが、2カ月で1万2000点以上売れたそう。2枚目のようにフリンジを裾からあふれさせると、縦落ち感を引き出せます。同ブランドは加えて、UVカットや接触冷感かつ吸水速乾と機能性にもこだわっています。3枚目のようにパンツとのセットアップで着れば、快適なお仕事ルックにも。

「ガリャルダガランテ」は肘が隠れる丈感で上品に

「ガリャルダガランテ(GALLARDAGALANTE)」の半袖ジャケットは、24年秋冬も晩夏・秋まで使えると大人気で、この春夏も再び登場しました。今シーズンもすでに2回追加生産している人気ぶりです。

ルックではボディーに自然とフィットするニットトップスの上から、ジャケットを羽織っています。ハンサムな“きちんと感”が備わって、オフィスにもなじむ装いに。肘が隠れる袖丈は上品な雰囲気を醸し出します。トップスの上からベルトでウエストマークしてムードを格上げしている点もポイント。2枚目写真のようにメッセージTシャツに重ねれば、ラフなTシャツを大人仕様に着こなせます。デイリーからオケージョンまで場面を問わずに着こなしやすい重宝ジャケットですね。自宅で洗える点も選ばれる理由。

「スローブ イエナ」は落ち感のある素材でダブルブレストを採用

「スローブ イエナ(SLOBE IENA)」のこちら、リラックスした着こなしなのに、ルーズに見えないのは、ダブルブレストだから。テーラードカラーでマニッシュな雰囲気もあり、落ち間のあるドレーピーなマキシ丈スカートと好相性。肘のあたりまで折り返すと、腕がのぞいて、程よい抜け感も漂います。トレンドのブラウン系は穏やかなムードにまとまり、秋まで使える優秀カラー。ボヘミアンテイストのトップスやかごバッグと組み合わせると、ボーホーシックな雰囲気にもなります。

オフィスシーンに活躍するリネンレーヨンの落ち感が人気の秘訣。シャツ感覚で羽織れるため、気温が不安定な時期の羽織りアイテムとしても好評だそうです。

「ウィム ガゼット」はエフォートレスかつエレガント

 

気負わないエフォートレスな気分でまといやすいのは、ノーカラージャケットの持ち味です。ネックゾーンがスッキリ映るので、インナーで遊べます。「ウィム ガゼット(WHIM GAZETTE)」のように、エレガントなジャケットにスポーティなTシャツを合わせて、ムードをずらすアレンジは今の気分。2枚目は同素材のジレを重ねてシックさと立体感を表現しています。リネンライクな風合いのポリエステル素材で、麻特有チクチク感がなく、シワになりにくい点も選ばれるポイントです。

この夏は半袖ジャケットを味方につけて軽快に乗り切っていきましょう。

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アイデンティティーのために闘うヒップホップ・トリオ、ニーキャップ(KNEECAP)の半自伝的映画が公開 監督に狙いを聞く

2025年のコーチェラ・フェスティバルやグラストンベリー・フェスティバルなど世界最大級の音楽フェスに出演する時代の寵児でありながら、イギリス首相からは名指しで非難され、ロンドン警視庁の捜査対象となりテロ容疑で起訴されている稀代のヒップホップトリオ、ニーキャップ(KNEECAP)。2017年に北アイルランドのベルファストで産声を上げたばかりのトリオだが、彼らの数奇な軌跡が早くも映像化。それが日本で8月1日に公開される映画「KNEECAP/ニーキャップ」である。アイルランドで公開されると、アイルランド語映画における初週動員歴代1位の大ヒット。世界中の映画祭で高い評価を受けており、第97回アカデミー賞国際長編映画賞ではアイルランド代表作品としてショートリストにも選出された。

モ・カラ、モウグリ・バップ、DJプロヴィで構成されるニーキャップを演じるのは演技初挑戦の彼ら自身。アイルランド語法制化を求める抗議運動に揺れるベルファストを舞台に、ラップを用いてアイルランド語の復権を目指す駆け出しの自分たちの姿を好演する。メガホンを取ったのはジャーナリスト出身で、本作が長編劇映画デビュー作となるリッチ・ペピアット監督。英語話者のイギリス人監督だが、ライブを見て惚れ込んだニーキャップの結成秘話を映像化するため、自身もアイルランド語を学んだのだという。そんなペピアット監督に、アイルランド語の魅力、世界中のアーティストからの反応、パレスチナへの連帯を示し抑圧を受けるニーキャップの現状についてなど伺った。

「これまでのルールを破りながら楽しむ」

——ニーキャップのキャリアがまだそれほど長くないという点で、この映画は他の音楽伝記映画と大きく異なりますね。

リッチ・ペピアット(以下、ペピアット):まだキャリアの浅いグループの伝記映画をつくることは興味深いチャレンジでしたし、同時に多くの課題もありました。私がニーキャップと出会った当時、彼らはまだレコード会社と契約もしておらず、アルバムもリリースしていなかったんです。本当にどうなるか分からないようなプロジェクトでしたが、この映画が公開される直前のタイミングで彼らのデビューアルバム(※)「Fine Art」(2024)がリリースされヒットしたんですよね。それも本作の追い風になってくれました。本当にさまざまな幸運に恵まれたなと実感しています。

(※)2018年にリリースされた「3CAG」をデビューアルバムとする向きもあるが、「3CAG」はミックステープとしてリリースされており、所属するヘヴンリー・レコーディングスは「Fine Art」をデビューアルバムとして位置付けている。

——冒頭やRRAD(急進派リパブリカン麻薬撲滅団)との戦闘シーンなど、とりわけ前半は暴力的な描写を皮肉りながらも避けているように感じました。それは非暴力の音楽で抗うニーキャップの姿勢に擬えたものだったのでしょうか?

ペピアット:そういう意図はありませんでした。RRADと対決シーンに関して言えば、「対決シーン」の男らしさを皮肉るおかしな表現として早送りを選択したんです。ギャングなどの男たちがどこかの倉庫で対峙して戦うなんて、これまで映画で何度も観たことありますよね。なのでその使い古された定番をどうすれば違うアプローチで描けるかを考えました。その結果、「そこは全部早送りして楽しいシーンにしよう」となったんです。

——ニーキャップとこの映画に通じるのは、横柄な権力に抗いつつもユーモアを常に忘れないことにあると思います。シリアスと笑いのバランスはどのように意識したのでしょうか?

ペピアット:この映画がそのような性質を持つのは、やはりニーキャップの音楽が出発点にあり、道標となってくれたから。彼らの音楽自体が政治性と軽やかなユーモアを持ち合わせていますからね。伝記映画である以上は当然彼らの音楽を使いますし、そのスタイルは映画としても受け継ぎたいと考えていました。その上で意識したのは、脚本の1ページ目からとにかくテンポの良さを重視し、編集も軽快さが出るようにパンパンと切っていったこと。そして実写とアニメを自在に行き来するなど、これまでのルールを破りながら楽しむという彼らの自由な音楽性に倣った映画づくりをしていきました。

——確かにアニメパートをはじめ、本作は映像面も個性的で楽しい作品でした。とりわけ記憶に残っているのが橋上でレンジャーから逃げるリーアムを捉えたロングショット。その前に西部劇の話をしていたこともあり、西部劇的なワンシーンのようにも感じましたが、この映像はどのように思いついたのですか?

ペピアット:私は北アイルランドの首都であるベルファストに住んでいるんですが、私の家と彼らが住んでいた場所を繋いでいるのがあの橋なんです。なので脚本を一緒に書くために彼らの家に向かう際には毎回あの橋を渡る必要がありました。ある日、プロディジーを聴きながら橋を渡っていたら、「この橋には『アラビアのロレンス』のようなショットを再現するのにぴったりな曲線があるじゃないか」と突然閃いたんです。そうして浮かんだ映像に、そのとき聴いていたプロディジーの楽曲「Smack My Bitch Up」が頭の中で完璧に合致して、このシーンを撮りたいと思いました。

ただあの橋はベルファストのメインストリートということもあり、撮影にはとても苦労しましたよ。ただでさえ通行を遮断する許可を取るのが難しいうえ、橋のすぐ下にはオレンジ騎士団の旗を掲げる親英ロイヤリストの暮らす大きな住宅地があったんです。もし彼らにニーキャップの映画を撮影していると知られたら、怒りのままに妨害されることは目に見えていました。なので内密に進めてなんとか通行遮断の許可を取れたんですが、それも日曜の朝6時からのわずかな時間のみ。撮影当日もできる限り短時間で終わらせようと迅速にカメラを回したんです。そのテイクを確認すると、リーアムとレンジャーたちの後ろを一羽の鳥が横切っていました。それを見た瞬間「これだ!完璧なカットを手に入れた!」と思わず叫んだのを覚えています。

——あの鳥はあまりに出来すぎてCGかと思っていました。

ペピアット:本当に幸運でした。あの日は映画の神様が僕らのことを見守ってくれていたんでしょうね。

——ドラッグに溺れる若者たちの青春を描く「トレインスポッティング」へオマージュを捧げるシーンがありましたね。本作もドラッグ描写が満載ですが、その点についてさまざまな反応が寄せられたのでは?

ペピアット:本作におけるドラッグの描写に関してはいろいろな意見があるのは確かです。というのも、バンドのドラッグの使用に対して、劇中で何の顛末も描かれていませんから。映画ではドラッグを使用した結果、リハビリに行ったり何かしらの悪影響やことの顛末が描かれることが多いですが、今回は娯楽でドラッグを使用しても何の問題も生きている人々を描くという判断を下しました。実際ニーキャップは人生を台無しにすることなくドラッグと付き合うことができているので。若者とドラッグの関係をありのまま描きたかったのです。ただ本作は決してドラッグについての映画というわけではなく、ただ単に登場するキャラクターがたまたまドラッグ使用者だったというだけです。

アイルランド語を守る闘争

——ニーキャップが人々を動かすきっかけになる楽曲「Sick In The Head」は本作のオリジナル楽曲ですね。半自伝的作品の重要な役割をオリジナル楽曲に委ねた理由を教えてもらえますか?

ペピアット:撮影の時期はニーキャップがアルバムのレコーディングを進めていたタイミングでもあったんです。音楽制作にも勤しむ彼らと話していたのは「リアルタイムを映し出す伝記映画をつくるのであれば、作中に未発表の新曲を挿入することもアリなのでは」ということ。それで「Sick In The Head」を書き下ろしてもらいました。もともと映画のためだけにつくった曲だったんですが、彼ら自身がとても気に入ったということで、後に発表されるアルバムにも収録されることになったんです。また映画用の楽曲ということで、作品を包括するようなテーマやメッセージ性が込められている……ということはありません。あの曲の強みは抜群にキャッチーであることで、私も大好きなんです。それゆえに作中でも重要な役割を担ってもらいました。

——監督はもともとアイルランド語話者ではありませんが、アイルランド語を学び、アイルランド語にまつわる映画を俯瞰的に撮影した立場から、その言語の魅力について教えてください。

ペピアット:まず監督の立場として、俳優たちがスクリーンで話している言葉を理解し、話せるようになることは実務上重要でした。ただそれ以上に、どうしてこのバンドにとってそれほど言語が大事なのかを理解したかった。話者数の少ない言語を用いて表現者としての人生を歩むこと、それは楽な道どころか茨の道です。それでもその道を選んだ理由を、少しでも知ることができたならと思い彼らの言語を学んでいきました。そうして感じたのはアイルランド語がとても詩的な言語であること。というのもアイルランド語は田舎の農村部に起源を持つ土着語であり、文字ではなく音楽や詩、物語を通して代々口承されてきた言語なんです。そういった言語の背景を知り、私はニーキャップの音楽を、語り手たちによって何千年と行われてきた言語継承の歴史の一部と考えるようになりました。言語を次の世代に伝えていくという語り手の使命を、ニーキャップはラップという現代のスタイルで果たそうとしているのです。

——ニーキャップの姿を見て想起したのは、日本の沖縄という島で、現地の言葉(琉球諸語)を武器に植民地主義に抗うGACHIMAF(ガチマフ)というラッパーでした。パレスチナを支援しているという点も同様です。映画の最後には世界中で言語が消えつつあるという現実も突きつけますが、ニーキャップと同じように現地の言葉で抗おうとする世界中のラッパーやアーティストからも反応が寄せられたのでは?

ペピアット:この映画では衰退させられていくアイルランド語と、その言語にまつわる闘争に焦点を当てることを強く意識していました。ですがその過程で明らかとなったのは、あらゆる国で英語が「覇権言語」となりさまざまな少数言語を駆逐しているということ。つまりこれは世界規模で普遍的な物語だったのです。なので我々はこの映画で生まれる議論の幅をアイルランド語以外にも広げようと考えました。そのために映画の最後に打ち出したのが「40日にひとつ、先住民の言葉は消滅している」というメッセージ。世界中で多くの言語が失われつつあるという恐ろしい現実です。言語と自然環境は似ていて、一度破壊されると二度ともとに戻ることはできません。言語を話す人がいなくなると、その言語を復活させる方法はないのです。

この映画は世界中で成功してくれたので、いろんな国に行く機会に恵まれたのですが、そこであなたの言うようなラッパーやアーティストをはじめ大勢の人が声をかけてくれました。そこでよく言われたのが「自分たちの言語を守ることがいかに大変で、大切かを思い出させてくれたこの映画が大好きです。祖母が話していた言語を話せるようにきちんと学ぼうと思います」ということでした。私たちが今生きている世界は手軽に消費できるコンテンツに溢れていますが、そのなかで私たちのつくった映画が、人々の行動を変え、生活に影響を与え、言語や人間関係を見つめ直す契機となる作品になったことを心から誇らしく思います。

——6月末にグラストンベリー・フェスティバルに出演したニーキャップ及びボブ・ヴィランをキア・スターマー首相が名指しで非難し、警察も彼らを捜査しているということは日本でも報道されていました。この状況をどのように見ていますか?

ペピアット:私がニーキャップを知ったときから彼らは常に論議の的となっていましたし、ベルファストの地方議員からも絶えず圧力を受けていたんです。彼らが人気を博して勢いが増すと、さらに強大な権力者から目をつけられるようになりました。そして今ではイギリスの首相から名指しで批判されているなんて信じられません。5年前の彼らは無名のグループで、ベルファストの小さなパブでラップしているような存在だったんですから。

彼らも高級車やセックス、ドラッグについてラップする道を選んでいたら人生は遥かに楽だったでしょう。しかし彼らは音楽を使って自分たちが直面する重要な社会問題について語り、権力が覆い隠そうとする不都合な真実を暴くことを選びました。ただ彼らの言動が常に正しいというわけではなく、ときに少し行きすぎてしまうこともあります。その場合は私も良き友人として議論することもありますが、彼らは常に世の中を良くしたいという善意を持って行動していることは間違いありません。彼らは自分たちが信じる大義のために闘っているのです。

現在はとりわけパレスチナで行われる大量虐殺について、人々の意識を高めることが名の知られた自分たちの使命だと考えて彼らは動いています。それは50年前、北アイルランドで同じようなことが行われたという背景があってのこと。ニーキャップや彼らが属するコミュニティーの人々は、自分たちの歩んできた歴史からも、似た抑圧に苦しむパレスチナの人々に連帯を示すことが自分たちの責任であると考えているのです。

——音楽業界同様に映画業界においてもパレスチナへの連帯を示すことは忌避されている現場がありますが、本作にはベルファストの人々が掲げるパレスチナ国旗が映し出されていますね。そこに込めた思いをお聞かせください。

ペピアット:ニーキャップが属するベルファストのコミュニティーには、アイルランドの国旗と同じくらいパレスチナの国旗が普通に掲げられています。そこではパレスチナ国旗を掲げることが過激な振る舞いとは誰も思っていません。本作の中でパレスチナ国旗を映すということに政治的な意図があったわけでなく、撮影をしたベルファストの街がそういう街だったというだけ。だからといってアイルランド人がパレスチナの人たちと連帯していることを隠すつもりもありませんでした。

国と文化によって受け止め方が違うため、映画でパレスチナを扱うことに対し問題視する人たちが出てくるのはやむを得ないとは感じています。例えば、アメリカは文化的背景が違うためにパレスチナに対する見方もアイルランドとは異なります。それゆえに議論することさえ難しいですし、映画とは関係ない政治的な話題をどれだけ映画の内容についての話に持ち込むべきかという話もありますよね。あくまでこの映画はイスラエル/パレスチナ問題についてではなく、アイルランド語についての映画なので。でもこのバンドは自分達の知名度を使って、パレスチナで現在起きている大量虐殺について発信することに全力を注いでいる。私もそれを支持したいと思っていますし、アーティストの表現の自由を否定するようなことはしたくないと考えています。

映画「KNEECAP/ニーキャップ」

◾️映画「KNEECAP/ニーキャップ」
8月1日から新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
出演:ニーキャップ(モウグリ・バップ 、モ・カラ、DJプロヴィ)、マイケル・ファスべンダー、シモーヌ・カービー 、ジョシー・ウォーカー
監督・脚本:リッチ・ペピアット
製作:トレバー・バーニー、ジャック・ターリング
撮影:ライアン・カーナハン
音楽:マイケル・“マイキー・J”・アサン
後援:アイルランド大使館
配給:アンプラグド
https://unpfilm.com/kneecap/
2024年/105分/イギリス・アイルランド/原題:KNEECAP/カラー/5.1ch/2.35:1/R18+
© Kneecap Films Limited, Screen Market Research Limited t/a Wildcard and The British Film Institute 2024

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20周年の「ゾゾタウン」がル セラフィムとオリジナルアイテムを販売 スエットやビーニー、フーディーなど

20周年を迎えた「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は、韓国の5人組ガールズグループのル セラフィム(LE SSERAFIM)とのオリジナルアイテム“ ル セラフィム × ゾゾタウン オリジナルアイテム”を販売中だ。販売期間は、8月18日11時59分まで。10月上旬に配送を予定している。同アイテムは、Y2Kをテーマにル セラフィムのオリジナルロゴを用いた全12型で価格は3850〜2万4200円。立体感のあるプリズムプリントやシアー素材のロゴ刺しゅうのほか、取り外し可能なファーやワッペンを採用した。

ラインアップは、フーディー(1万2100円)やスエット(9900円)、スカート(6600円)などのアパレルアイテムから、ビーニー(4400円)やブレスレット(3850円)といった小物まで幅広く用意した。ライブなどのイベントシーンはもちろん、日頃のスタイリングにも取り入れやすいコレクションだ。

>「ゾゾタウン」公式サイトはこちら

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「ミノン」が“リンス不要”の子ども用シャンプーを発売 1本で洗う&まとまる

敏感肌向けブランド「ミノン(MINON)」は8月29日、1本で「洗う」と「まとまる」をかなえるキッズ用シャンプー“リンスがいらない薬用ヘアシャンプー”【医薬部外品】(380mL、1408円/詰め替え用320mL、968円※編集部調べ)を発売する。

同製品は「頭皮も肌の一部」という考えの元に誕生したシャンプーだ。子どもの敏感な頭皮を思い、低刺激性処方であることはもちろん、薬用成分のグリチルリチン酸2Kを配合。頭皮の汗臭やかゆみ、気になるフケなどを防ぐ。また、リンス成分を配合したことで、からまりやすい細い髪でもするすると洗い上げることができる。泡で出るポンプタイプのため、泡立てが不要なのもうれしい。髪になじませやすい泡質まで、使いやすさと洗いやすい設計にこだわった。

1人お風呂デビュー世代で目立つ、3つの「ない」

「ミノン」を展開している第一三共ヘルスケアの調査によると、7~9歳の小学校低学年の子どもを持つ親の困りごとに目を向けると、特有の傾向があることが分かった。それは、「汚れがきちんと落とせていない」「シャンプーをきちんと泡立てられない」「シャンプーやリンスがきちんと落とせていない」といった、子どもの洗髪テクニックに関する3つの「ない」だ。こういった悩みを解決すべく、“リンスがいらない薬用ヘアシャンプー”を開発した。

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「ジル サンダー」が京都の老舗工房と協業 おりんのチャームや手ぬぐい、扇子、ハンカチを制作

「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、南條工房と印染工房スギシタ、宮脇賣扇庵、染司よしおかなど、京都の4工房と協業したアイテムを発売する。8月1日から「ジル サンダー」ジェイアール京都伊勢丹店で順次先行発売するほか、9月から同銀座店でも取り扱う。

南條工房と協業した
おりんのチャーム

仏具のおりんや祇園祭に用いる打楽器、鉦を制作する南條工房と協業したアイテムは、同社の“リンネ チビ(LINNE-CHIBI)”と、「ジル サンダー」の“タングル”バッグをイメージした組紐を合わせた、おりんのチャーム(3万5200円〜)を5種ラインアップする。南條工房独自の配合で硬さを増した合金“佐波理”を使用し、薪を使用した鋳造技法で、すべて手作業で制作。また正絹唐打の組紐を用い、相生結びや二重叶結び、おだまきと、縁結びや願いをかなえるとされる結び目を付した。8月1日に先行発売する。

印染工房スギシタと協業した
手ぬぐい

神社仏閣や祭りに携わり、家紋や印を幕やのぼり、旗、半纏、法被、風呂敷、手ぬぐいなどに染める印染工房スギシタと協業したアイテムは、手ぬぐい(1万9800円)を3種販売する。良質な素材“特岡”を用い、「ジル サンダー」のアーカイブプリントである“カリフォルニアのサンセット”“アメリカンヴィンテージ”に加え、本アイテムのためデザインした“ワイルドフラワー”柄をあしらう。8月1日に先行発売する。

宮脇賣扇庵と協業した
布扇子

京扇子を手掛ける 宮脇賣扇庵と協業したアイテムは、「ジル サンダー」のアーカイブに保管する生地を使用した布扇子(3万6300円〜)3種をラインアップする。扇子には、絹糸1920本を贅沢に用い、淡路結びのモチーフを付した。8月下旬に先行発売する。

染司よしおかと協業した
ハンカチ

日本古来の色を染める染織工房、染司よしおかと協業したアイテムは、植物染の麻ハンカチ2枚組セット(2万7500円)を販売する。化学染料を使用せず、紫根や藍、紅花、茜などの根や葉、花から時間をかけて抽出、発酵させた染液を用い、何度も重ね染めと水洗いを行う。同ハンカチは、平安貴族の“かさねの美学”に着想を得て、春の“桜のかさね”、夏の“竜胆のかさね”、秋の“落栗色のかさね”、冬の“鈍色のかさね”と、四季をまとわせた。8月下旬に先行発売する。

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欧州で化粧品の環境スコア開示がスタート 70社以上参画の「エコビューティスコア」、包装材表示へ

化粧品の環境影響評価の開発を目的とする非営利団体エコビューティスコア協会(ECOBEAUTYSCORE ASSOCIATION)はこのほど、欧州の一部の市場において「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」「ニュートロジーナ(NEUTROGENA)」「ニベア(NIVEA)」「ユーセリン(EUCERIN)」と、ケンビュー(KENVUE)およびバイヤスドルフ(BEIERSDORF)傘下のブランドで、環境影響評価スコアのオンライン上での表示を開始した。ブランドの公式ウェブサイトやインスタグラムのブランド公式アカウントで閲覧できる。今後、エコビューティスコアの表示をグローバルでも順次導入し、最終的に全てのビューティカテゴリーに対応する予定。製品パッケージへの表示も欧州で年内に開始する。

製品ライフサイクル全体を5段階で評価

エコビューティスコアは、ブランドや小売業者が化粧品の環境への影響を科学的かつ一貫性のある方法で測定・表示できる仕組みとして開発。欧州連合(EU)の製品環境フットプリント(PEF)手法に基づき、AからEの5段階で評価する。評価は、原材料の調達からパッケージ素材、製品の使用、廃棄に至る製品のライフサイクル全体において、土、水、大気への影響を総合的に考慮する。現在は、シャンプー、コンディショナー、ボディーウォッシュ、フェイスケアの4カテゴリーを対象としている。先行ブランドでは、「ロレアル パリ 」のクリーム“エイジ エキスパティーズ”がB、「ニュートロジーナ」の“アンチ・ピッケル+リキッド エクスフォリアント”はA、「ニュートロジーナ」の“ハイドロブースト”はCと評価している。

「長らく化粧品業界に欠けていたツール」

エコビューティスコア協会によると、2025年の欧州でのビューティ・パーソナルケア製品の消費額は1500億ドル(約22兆2000億円)を超える見込みで、環境配慮に関心を持つ消費者は年々増加している。一方で、「欧州の消費者の半数はブランドのサステナビリティに関する主張に懐疑的で、実際の環境影響を正確に反映していないと感じている」という。同協会のジャン・バティスト・マシニョン(Jean-Baptiste Massignon)=マネージングディレクターは、「エコビューティスコアは、長らくビューティ業界に欠けていた透明性のためのツールだ。科学的根拠に基づいて、一貫性があり消費者にとって分かりやすい方法で環境影響を伝える初の取り組み」だと強調した。さらに、「このプラットフォームは、サステナビリティに関する専門知識の有無にかかわらず活用でき、あらゆる規模のブランドが自社製品の環境負荷を可視化できる。先駆けてスコアを公開するブランドが現れたことは、業界全体の誠実さと説明責任に向けた重要な一歩だ」と指摘した。

業界大手のタッグで22年に発足

同協会は、グリーンウォッシング(実態が伴わない見せかけの環境配慮)に対する批判と、環境に対する透明性を求める消費者の要望の高まりを受けて、22年2月にその前身であるエコビューティスコア・コンソーシアム(ECOBEAUTYSCORE CONSORTIUM)が発足。業界大手のロレアルやユニリーバ(UNILEVER)、エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)、プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)、資生堂、花王、アモーレパシフィック(AMOREPACIFIC)など36の化粧品・パーソナルケア企業・団体が参画していた。現在は70社以上が加入する。同コンソーシアムは、サステナビリティ・コンサルタント会社のクアンティス(QUANTIS)の協力の下、3年をかけて評価手法とスコアリングシステムを開発した。

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アイスタイルが今期2度目の上方修正 「アットコスメトーキョー」絶好調

アイスタイルは、2025年6月期連結の業績予想を上方修正する。今期の上方修正は今回が2度目。修正後の予想値は、売上高が685億円(修正前は660億円)、営業利益が31億円(同28億円)、純利益が23億円(同19億円)に引き上げた。

売上高は、主力のリテール事業における既存店の堅調な推移に加え、3月にリニューアルオープンした旗艦店アットコスメトーキョー(@cosme TOKYO)が好調に推移。加えて、マーケティング支援事業は、リテールとの連携を強めた価値訴求が奏功し、化粧品ブランドとの取引額が想定を上回った。

利益面では第4四半期において、年内に開業予定の香港旗艦店アットコスメ香港(@cosme HONG KONGにかかる先行費用や、ソフトウエアの一時償却費などを計上するが、増収効果で吸収できる見通し。これにより、各段階の利益も前回予想を上回ると判断し、業績見通しを見直した。

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パジャマを普段着として着るには? 寝室の外で着る“デイジャマ”という選択肢

自宅でのくつろぎを象徴するパジャマが、今季はストリートスタイルの主役に躍り出ている。今やボクサーパンツは街中でテーラードブレザーから顔を覗かせ、爽やかなリネンのパジャマは寝室からブランチへ驚くほど簡単に場所を移している。

ランウエイでは、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」や「ミュウミュウ(MIU MIU)」、「ザ・ロウ(THE ROW)」などが、スリップドレスやローブ、パジャマにジャケットやアクセサリーを合わせるルックを提案し、“ベッド・コア”を広めてきた。また、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)やベラ・ハディッド(Bella Hadid)らセレブリティーもパジャマを着こなし、2025年にこのトレンドを新たな段階に押し上げてきた。一方で、「クインス(QUINCE)」や「マジックリネン(MAGICLINEN)」、「ククー インティミテート(COU COU INTIMATES)」、「デイジ スタジオ(DEIJI STUDIOS)」などルームウエアを中心に取り扱うブランドは、自宅から外出先までシームレスに着こなせるリネンとポプリン素材のセットアップを制作してきた。

セレブのスタイリストも賛同するパジャマルック

 

俳優のミリー・オルコック(Milly Alcock)やナオミ・ハリス(Naomie Harris)らを担当してきたスタイリストのホリー・ホワイト(Holly White)は、「楽しさ、リラックス感、スマートさ、カジュアルさ、昼用、夜用など、パジャマを自分らしく着こなす方法はたくさんある」と話す。俳優のジョセフ・クイン(Joseph Quinn)やベラ・ラムジー(Bella Ramsey)、サラ・ポールソン(Sarah Paulson)らのスタイリスト、ファビオ・イミディアート(Fabio Immediato)は、パジャマルックには大賛成で自らも数点所有しているといい、「クリーンでシンプル、お財布にも優しい」と話した。

サッカー選手のアレックス・モーガン(Alex Morgan)を担当したジャスミン・カッカモ(Jasmine Caccamo)にとっては、このトレンドは衝撃的だったという。「最初、皆もう諦めてしまったのかと思ったけれど、これは戦略的で洗練された“だらしなさ”なのだと気付いた。“着替えようと思えばできるけど、わざわざする必要ある?”っていう感覚だ」と語った。カッカモは、パジャマトレンドを“快適さが起こしたクーデーター”だと表現し、「“洗練された部屋着”はもはや矛盾するものではなく、1つのライフスタイルになった。“デイジャマ”(デイ=日中に着るパジャマ)は、昼寝もできてSNS映えもする。今は見た目のセンスも妥協せず、エフォートレスで快適なものが求められている。さらに、レトロブームの波も根強い。ビンテージのシルクのパジャマセットや、雑誌『プレイボーイ』を創刊したヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner)風のローブ、ゆったりしたツインセットは、怠惰でありながらもグラマラスなスタイルを再発見させてくれる」と話した。

コロナ禍を経て“内と外”の境界が曖昧に

 

パジャマルックの登場は2010年代に遡る。ウクライナのファッションブランド「スリーパー(SLEEPER)」やロンドン発の「オリビア・ボン・ヘール(OLIVIA VON HALLE)」が提案したウエアはラグジュアリーでありながら実用的だとして注目を集めた。また2015年のメットガラでは、デザイナーのジェナ・ライオンズ(Jenna Lyons)がパジャマルックを着用した。

コロナ禍では部屋着と普段着の境界がより曖昧になり、ファッションにより快適さを求める方向にシフトしていった。

アイリーン・フィッシャー(Eileen Fisher)=「アイリーン フィッシャー(EILEEN FISHER)」創業者は、「スリープウエアは2020年やコロナ以前から開発されていたが、家庭と“外の世界”の境界が曖昧になったきた今、このトレンドはぴったりのタイミングだ。もう家でゆっくりできなくても、せめて快適で、かつきちんとした格好はしていたいと思う」と話す。

対面での活動が戻ってきたとはいえ、ファッションのカジュアル化は続いている。スエット素材のジョガーパンツやスポーツウエアを用いたアスレジャースタイルではなく、“デイジャマ”の人気が高まっているのだ。

パジャマを着こなすためのアドバイス

 

スタイリストのホワイトは、「パジャマを使ったルックは、ただベッドから起き上がった状態よりもシックで上品に感じられるべきだ。私なら、カーキやバーガンディー、ネイビーやキャメルなどミュートな色合いにして、モノクロかストライプの柄を選ぶ」という。

イミディアートは、トレンドを分析して、娯楽にも職場にも適したアイテムを選ぶように勧める。「最強のパジャマアイテムを選んで、それを中心にコーディネートして、カラーは同じシェードに留めて」と話し、素材はシルクかコットンだと強調した。インスピレーションを得る理想的な例には、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」や「アミ(AMI)」、「オフィシン ジェネラル(OFFICINE GENERALE)」をあげた。

 

さらにホワイトは、生地とアクセサリーが鍵だと付け加えた。「フラットなバレエシューズや低めのヒール、ゴールドのチャンキーネックレスやカフを足してみて」と勧め、「オリビア・ボン・ヘール」や「ウィズ ナッシング アンダーニース(WITH NOTHING UNDERNEATH)」、「スリーパー」をおすすめブランドにあげた。

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「ジーユー」とサンリオがコラボ クロミやハローキティ、シナモロールがパジャマに

「ジーユー(GU)」は8月4日、サンリオのキャラクターと協業したアイテムを発売する。「ジーユー」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

“カオハナシリーズ”をモチーフに
ウィメンズとキッズサイズを制作

アイテムは、1990年代後半に人気を集めたシリーズを生まれ変わらせた、“カオハナシリーズ”をデザイン。ウィメンズの半袖トップスとショートパンツを合わせたコットン素材のパジャマセット(2990円)、ソックス(390円)、キッズサイズの半袖トップスとショートパンツを合わせたサテン地のパジャマセット(2290円)、ソックス(390円)をラインアップする。各アイテムには、花飾りをつけたクロミやハローキティ、シナモロール、ポチャッコといったキャラクターの顔をワンポイントであしらう。

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ケイト・モスが「サンローラン」2025年秋のキャンペーンに登場 台本もセットもなくLAの街を歩く

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、ケイト・モス(Kate Moss)クロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)、フランキー・レイダー(Frankie Rayder)を起用したキャンペーン、“ベルベット・ヒート(VELVET HEAT)”を発表した。

同キャンペーンでは、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vacarello)=「サンローラン」クリエイティブ・ディレクターに招かれたケイト・モスが、台本、セットもなくロサンゼルスの街を歩き、自身の感性で2025秋のプレコレクションを着こなすリアルな瞬間を捉えた。撮影は、マート・アラス(Mert Alas)が行った。

「サンローラン」キャンペーン
“ベルベット・ヒート”

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「ランディーズドーナツ」が9月下旬に国内初のテイクアウト専門店をオープン 日本限定商品やTシャツの販売も

アメリカ・ロサンゼルスで人気のドーナツショップ「ランディーズドーナツ(RANDY’S DONUTS)」は9月下旬、東京・新宿 イイトルミネ店に国内初のテイクアウト専門店をオープンする。5月には国内第1号店を代官山にオープンし、今回は国内2号店目となる。新宿 イイトルミネ店では、クラシック、デラックス、ファンシー、プレミアムなど30種類のドーナツほか、日本限定商品やTシャツなど関連アイテムも発売する予定だ。

「ランディーズドーナツ」は1952年にロサンゼルスで創業したドーナツ店で、米国ではロサンゼルスを中心に25店舗を展開。創業以来、オリジナルメニューのドーナツを厳選した素材で手作りして新鮮な状態で販売している。日本での展開では、渋谷代官山店や新宿 イイトルミネ店を契機に、2028年末までに日本全国50 店舗を目標に多様な業態の展開を計画中だ。

国内2号店 店舗概要

◼️ ランディーズドーナツ 新宿 イイトルミネ店

オープン日:9月下旬
営業時間:8:00〜22:00
定休日:無休
住所:東京都新宿区新宿3-38 EATo LUMIINE JR新宿駅 B1階 改札内(西改札方面)

「ランディーズドーナツ」商品一部

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東京唯一の村からはじまる持続可能な未来

東京都の最西端に位置する東京都唯一の村・檜原村(ひのはらむら)。都心から車で90分の場所にある、自然と向き合い働く林業ベンチャー「東京チェンソーズ」が、都市と森をつなぐ挑戦を続けている。2006年に創業し、「誇りを持って働ける環境をつくること」と「新しい林業への挑戦」をテーマに掲げ、林業の在り方を変える事業や、都会の人々が森をより身近に感じられるための活動も行ってきた。森林資源の新たな価値を生み出し、都市と森の接点をつくる試みは各方面から高く評価されている。来年で20周年を迎える同社代表の青木亮輔に、都市と森林のつながりを「流域」という視点で捉えながら、都市の人たちに森との接点を届けるなかで考える「持続可能なくらし」の本質を聞いた。

PROFILE: 青木亮輔/東京・檜原村「東京チェンソーズ」代表/林業家。

青木亮輔/東京・檜原村「東京チェンソーズ」代表/林業家。
PROFILE: 大阪府此花区出身。東京農業大学林学科卒。学生時代は探検部に所属し、モンゴル国洞窟探査やチベットでメコン川源流航下などの活動に熱中する。1年間の会社勤めの後、2001年、林業の世界へ。06年、所属していた地元森林組合から仲間とともに独立し、東京チェンソーズを創業。檜原村林業研究グループ「やまびこ会」役員。TOKYOWOOD普及協会専務理事。ツリークライミング®ジャパン公認ファシリテーター。第5回グッドライフアワード環境大臣賞優秀賞受賞。23年5月より檜原村議会議員。目標は林業に縛られず、林業にこだわること

――20年の間で、林業や自然をめぐる社会の意識も大きく変わってきたと思います。都市と森をつなぐという視点で、特に印象的だった出来事を教えてください。

青木亮輔(以下、青木):創業当初、「チーム・マイナス6%」という政府の取り組みがありました。地球温暖化対策の一環で、今のSDGsや脱炭素の動きに似た雰囲気が社会に広がっていて、多くの企業が温暖化対策に取り組もうとしている時期です。その流れの中で特に印象に残っているのは、東京都の「未来ビジョン懇談会」が開催されたことです。

東京でさまざまな分野の専門家が集まる中、森林や林業の分野で声がかかりました。都庁の会議室で、小池都知事も交えて、月に1回か2ヵ月に1回のペースで1年間続いた意見交換の場でした。そのとき、「林業関係者がこうした議論のテーブルに並ぶ時代になった」と実感し、とても衝撃を受けました。

もう1つの転機は、林業や森の暮らしに関心を持つ都市の若い人たちが、現場に実際に足を運びはじめたことです。特に林業のドキュメンタリー映画やSNSの広がりの影響もあって、「林業ってカッコいい」「こんな世界があるんだ」と思ってくれる人が増えた実感があります。

ただ、ヒット作品やメディアのトレンドに頼らず、現場で大事にしてきたのは持続的な関係性です。森に来た人が「また行きたい」と思えるような体験や、働く人同士の等身大のつながりこそが持続可能な関係性を築く鍵だと考えています。

――都市に暮らす人たちが森を身近に感じるきっかけはどんなことでしょうか。

青木:いきなり変わるよりも、そこで暮らす人たちと関わりながら何度も足を運ぶうちに少しずつ身近に感じるようになっていく方が多いですね。そのきっかけ作りのために山のサブスク「MOKKI NO MORI」やワークショップを毎月開催しています。薪を作ったり、小屋を建てる体験を積み重ねる中で、自然と森との関わりが暮らしの一部になっていく。たとえば、映画館や美術館にふらっと立ち寄るように、森にも気軽に足を運んでもらえたらうれしい。普段はSNSで見ていた自然も、実際にその場に身を置くことで、違う感覚が芽生えるんですよね。

こうした機会が一度ではなく何度かにわたって繰り返されることで「またあの森に行きたい」とか「この前話した人は元気かな?」と訪れる人たちの中に少しずつ愛着が育っていきます。そうした時間を少しづつ積み重ねていく中で、檜原村が「第2のふるさと」のような存在になってくれたら嬉しいですね。

――本質的な変化につながったと感じられる瞬間はありますか?

青木:都市から通ううちに、「この森を次の世代にも残したい」と自分の言葉で語ってくれる人がいます。そんなふうに森との関わりを自分ごととして捉え始めたとき、確かな意識の変化を実感します。本質的な変化を感じるのは、関係性が一方的ではなく双方向になったときですね。それに「関係人口」という言葉には当初から少し違和感があって、人を関係の数でカウントするのではなく関係の質や中身をしっかり育てていかないと持続性は生まれないと思っています。

――23年からは企業向けのチームビルディングや新入社員研修の受け入れも開始されています。

青木:きっかけは、この土地を活用しながら元気な森を一緒につくっていきたいという思いでした。企業にとって元気な森が自分たちの暮らしや事業活動とつながっていると実感し、森とのつながりを身近なものとして受け止めてもらうことを目的にしています。企業ごとに研修内容をカスタマイズして、一緒にプログラムをつくっていきます。熱心な担当者は「森の中で学びたい」「森の経済性を知りたい」といった明確な目的があることが多いですね。の場合は、森林の価値をどう高めるかや木材の生産・利用について学びながら、実際の展示会などで使用する木材の加工といった物づくりのワークショップも行っています。

多摩地域の企業向けの新入社員研修では、チームビルディングに加えて「地域貢献」をテーマにしています。実際に村をハイキングしてもらい、村を俯瞰することで「ここも自分たちの営業先で、仕事とつながっている」と感じてもらえるようにしています。

最近「流域思考」が注目されていますが、企業研修を通じて山側の地域にも関心を持ち、人が来てくれたり、お金や情報の循環が生まれています。まるで人の体のように、森林のすみずみまで血が巡るような状態をつくっていくことで、たとえ人口が減ったとしても健全な森を維持していけるはずです。

森を通じて見えてくる、社会の再設計と持続可能な経済のかたち

――都会と森に暮らす人との間に、森に対する感覚に違いを感じることはありますか?

青木:ここでは自然中心の生活ですが、都市生活者にとって森は遠い存在です。都市部で木工品の販売やワークショップを行う「森デリバリー」では、「東京にこのような森林が存在することに驚かれることもしばしばです。中には、親の「自分が自然に触れたことがないから、子どもにどう体験させればいいかわからない」という声もあります。

――都市での生活はをどのように感じられますか?

青木:最近はテレワークなど、新しい働き方によって少しずつ社会も変わりつつあると思います。とはいえ、都市だけでなく檜原村も人口の増加と高度経済成長時代に作られた社会の仕組みをそのまま維持しようとしていることもあり、いろいろな歪みが生まれています。

だからこそ、社会のあり方やインフラ、街や村づくりの在り方、仕組みについても、人口減少の時代に合わせてよりシンプルで無理のない形で整えられるように変わっていくべきではないかと考えています。

――そのためにはどのようなアプローチが考えられますか?

青木:重要なのは、地域の価値をどう高めていくかです。林業でいえば森林の価値を最大化すること。その延長に村全体の価値も高めていく必要があると思っています。たとえ人口が減っても、その変化に負けない強い村づくりを目指したい。それができれば、村を応援してくれる人も増えてくるはずです。

企業研修のような取り組みは山の維持にもつながりますし、伝統芸能なども町の人が関わることで守られるかもしれない。観光とは違った形で、都市部の生活者が居場所を持てるようになる可能性もあります。そうしたつながりが生まれれば、会社が地域を守る力を持つことができると思います。

最近は、各地域で林業や農業に従事者が議員になるなど、現場を知る人が政策に関わることの重要性を感じています。現地に暮らしていても、林業のことが分からない人が多くなった結果、ちぐはぐな政策が生まれてしまっている現状がありますので、特に森林が多い自治体では、現場の感覚を持った人が地域を引っ張る存在になるべきです。

――世代ごとで自然との関わり方に違いがあるのでしょうか?

青木:私たちが運営する「東京美林倶楽部」のシニア世代には、「自分たちは、自然を壊しながら生きてきた」という思いを持ち、「自然に恩返しがしたい」と話してくれる方がいます。改めて森との関わりを持とうとする姿勢にある種の覚悟を感じます。

高度経済成長の開発が最優先だった時代は、自然は楽しむものではなく、使うものという感覚が一般的でした。当時も今のようなアウトドア人気は高かったものの、車の普及とセットで訪れたオートキャンプのブームで、山へ行くというより車で乗りつけて、バーベキューを楽しむような自然消費のレジャーを楽しんでいました。

一方、今の若い世代や子育てを終えた世代には、時間の流れに寄り添い自然の中で静かに過ごしながら「間」を楽しむ価値観が根付いているように思います。それぞれの世代がそれぞれのペースで、森との距離を少しずつ縮めていけたらその先にきっと新しい関係性が育つと思います。

――SDGsという言葉が広く浸透した一方で、現場ではその枠に収まりきらない実践もあると思います。

青木:最近、チームでよく使うのは「本当の持続可能性」という言葉です。SDGsというパッケージよりも、それぞれの現場で「本当に続けていけるか?」「次の世代に残せるか?」と問い続けるほうがリアリティがあります。あとは大きな構造ではなく、日々の暮らしや仕事のなかで小さな循環のほうが、手触りがあって確かだと思います。

――森で暮らし、働くことのどこにおもしろさを感じていますか?

青木:林業の現場は、すごくアナログなようで実は変化の連続なので飽きる暇がありません(笑)。気候も木の成長も人の動きも、毎年少しずつ違う。そういう“揺らぎ“をどう扱うかはいつも学びの連続です。最近は、林業や森に関わる他業種の人たちとのコラボが増えていて「こんな発想があるのか!」と驚かされることも多い。そういう化学反応がおもしろさの源かもしれません。

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ハイトーンの“最前線”に迫る 2人のスタイリストが語る「エックストリートメント」の真価

サロン専用のヘアトリートメントブランド「エックストリートメント(X TREATMENT)」が、新たな対談ムービーを公開した。テーマは“ハイトーンの核=BLEACH CODE”。対談に登場するのは、福岡のサロン「シリー(Silly)」の副島卓己オーナーと、東京・代官山のサロン「ザ スリック(THE SLICK)」の樗木佑太代表だ。映像には実際の施術シーンを交えながら、施術設計や毛髪理論、さらには「美容師としてどう在るべきか」といった職業観にまで踏み込んだ、濃密なトークを収めた。

近年、ハイトーンカラーは一過性のトレンドではなく、自己表現の手段として定着しつつある。そんな中、“圧倒的に美しいハイトーン”を追求する2人のスタイリストが、「エックストリートメント」を軸に語り合う。

副島オーナーが求めるのは“洗練”。一方、樗木代表が掲げるのは“ミニマリズム”。相反するようでいて、2人に共通するのは「髪のコンディションこそが、ブリーチ&カラーの完成度を左右する」という揺るぎない信念だ。

「どれだけ色がきれいに出ても、髪が傷んでいては意味がない」「髪質が整っていれば、もっと自由に色を楽しめる」。その思いを、2人は日々のサロンワークで体現している。「エックストリートメント」の製品は、前処理から後処理、ホームケアに至るまでを一貫して設計し、ハイトーン施術における“土台作り”を支える存在だ。

同ムービーはハイトーンに挑み続ける美容師の現在地を描き、“BLEACH CODE”という問いかけを通じて、これからの美容に必要な視点を提示する。ハイトーンと真摯に向き合う全ての人に届けたいこのムービーは、美しさの“本質”に触れる、静かで力強い導線となる。



問い合わせ先
X TREATMENT
contact@xtreatment.jp

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「ジョン ローレンス サリバン」が平和への願いを込めた“NEVER HIROSHIMA”Tシャツを発売

「ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」は8月1日、平和への願いを込め、“NEVER HIROSHIMA”と配したTシャツを発売する。価格は9680円。「ジョン ローレンス サリバン」中目黒店および渋谷パルコ店、京都藤井大丸店、公式オンラインで取り扱う。

背面に“NEVER HIROSHIMA”
売り上げの一部を広島市へ寄付

Tシャツは、前面に“063096”、背面に“NEVER HIROSHIMA”とデザイン。1945年8月6日に広島へ投下された原爆の照準点である、“063096”という数字を取り上げ、人間の痛みや失われた日常を刻み、“ NEVER”の言葉で、寄り添い、決して忘れないとの思いを表現した。「ジョン ローレンス サリバン」は、デザイナーをはじめ、ブランドスタッフやPRチームなど、広島県出身者が集っており、かねてより“ファッション表現を通じて発信をしたい”と考えていた柳川荒士デザイナーが、平和への願いを込めてこのほど制作に至った。2024年に発表した、“屈しない姿勢”を表現する“NEVER SURRENDER(決して屈しない)”メッセージTシャツのコンセプトを引き継ぐ。また売り上げの一部は、原爆ドームの保存や、平和への取り組みの支援を目的とし、広島市へ寄付される。

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「ギャップ」が俳優のシェイ・ミッチェルのブランドとコラボ 機能性を重視した旅に最適なアイテム

「ギャップ(GAP)」は8月2日、俳優で起業家のシェイ・ミッチェル(Shay Mitchell)が創業したライフスタイルブランド「ベイス(BEIS)」とコラボレーションしたアパレル、スーツケース、バッグの機能性を重視した旅に最適なカプセルコレクションを発売する。ギャップストア6店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

「ベイス」初のトラベエルウエアが登場

同コレクションは、「ベイス」にとって初となるトラベルウエアを展開し、旅先でもエフォートレスに着られるアイテムをそろえる。スーツケースとバッグは、「ギャップ」のアイコニックなデニムブルーにインスパイアされたカラーを基調とし、ウエアは「ベイス」のシグネチャーであるベージュ、ブラック、ベリーピンクなど豊富なカラーバリエーションでラインアップする。価格帯は、アパレルとアクセサリーが3990〜1万7900円、スーツケースとトラベルバッグが1万4900〜4万5900円で用意する。

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「カルティエ」が日本初レジデンスフロアを併設したアジア最大旗艦店を銀座4丁目に出店 2丁目ブティックはリニューアル

「カルティエ(CARTIER)」は9月19日、アジア最大の旗艦店を銀座4丁目にオープンする。地上4層からなる同店舗の最上階には日本初のバーやダイニングを備えたレジデンスフロアを併設。プライベートな空間でパーソナルなサービスを提供する。店内は、日本人アーティストによる作品の展示や日本の美意識を反映した装飾を施し国際色豊かな空間になる。現在「カルティエ」は現在銀座で、2丁目のブティック、並木通り店、ギンザ シックス店の3店舗を運営。それに新たにオープンする銀座4丁目店が加わる。

同店のオープンに伴い、銀座2丁目のブティックは9月中旬に閉店。10月から“メゾン ドゥ パンテール”という名前で2026年初旬までイベントスペースとして運営後、リニューアル後に新旗艦店としてオープン予定だ。

「カルティエ 銀座4丁目 ブティック」は、晴海通りと並木通りが交わるヒューリック銀座数寄屋橋ビルで23年7月まで「ギャップ(GAP)」の旗艦店だった場所。「ティファニー 銀座」に続く、アジア最大の旗艦店としてオープンする。

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「サタデーズ NYC」が原宿V.A.で期間限定ストア 「フラグメント」やV.A.と協業したアイテムも

「サタデーズ ニューヨーク シティ(SATURDAYS NYC)」は8月7〜18日の期間、東京・原宿のコンセプトストア、ヴイエー(V.A.)で、“サタデーズ ニューヨーク シティ リミテッド ストア”をオープンする。同店では、「サタデーズ ニューヨーク シティ」の商品を中心に、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント(FRAGMENT)」や、ヴイエーと協業したアイテムも販売する。

「フラグメント」と協業した
Tシャツとパーカ

「フラグメント」と協業したアイテムは、“Saturdays”と“I just can’t wait ‘til”と前面に配した、Tシャツ(9900円)とパーカ(1万8700円)を販売する。「サタデーズ ニューヨーク シティ」直営店および公式オンラインでも取り扱う。

ヴイエーと協業した
Tシャツとパーカ

ヴイエーと協業したアイテムは、「サタデーズ ニューヨーク シティ」初となる、「チャンピオン(CHAMPION)」のボディーを用い、“SATURDAYS NEW YORK CITY”とあしらった、Tシャツ(9900円)とパーカ(2万900円)を制作。 “サタデーズ ニューヨーク シティ リミテッド ストア”終了後に、「サタデーズ ニューヨーク シティ」の店舗でも取り扱う。

■サタデーズ ニューヨーク シティ リミテッド ストア
日程:8月7〜18日
時間:10:00〜20:00
場所:ヴイエー
住所:東京都渋谷区神宮前6-1-9

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「エクセル」が透明感アップするブルーカラーのUV下地を発売 プラザ限定で

常盤薬品工業のメイクアップブランド「エクセル(EXCEL)」は8月7日、多機能UV下地"モチベートユアスキン PL(ペールブルー)”[SPF48・PA+++](全1色、1980円※編集部調べ)をプラザ(PLAZA)、ミニプラ(MINIPLA)、プラザオンラインストアで順次発売する。透明感をアップするクリアな印象のブルーカラーが特徴だ。

微細パール配合でワントーン明るい艶肌に

同製品は2023年に発売した人気アイテム“モチベートユアスキン”の限定カラー。化粧下地からライトファンデーションまで1本で完成し、ひと塗りで毛穴やくすみをカバーしながら自然にトーンアップする。

限定のペールブルーカラーは微細パールを配合したことで、肌になじみながらくすみを飛ばし、ワントーン明るい透けるような艶肌に仕上げる点が特徴。瞬間密着フィルター処方により潤い膜が肌を均一に包み込み、高密着パウダーでつけたての仕上がりを持続させるほか、皮脂吸着パウダーのシリカと潤いキープ成分を配合したことで、皮脂崩れと乾燥崩れをダブルで防止する。

美容液成分を89%配合したことで、スキンケア感覚の心地よいテクスチャーを実現。ビタミンC誘導体やノイバラ果実エキス、3種のセラミド、リピジュアなどの保湿成分を配合したほか、SPF48、PA+++のUVカット機能、ブルーライトカット機能も備えている。

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「ケイト」が影と光の美しさ展を開催 “陰影メイク”をアジア各国に発信

「ケイト(KATE)」は7月17日、ブランドの哲学ともいえる“陰影メイク”を体感できる限定イベント「影と光の美しさ展」を開催した。

会場は4つのゾーンで構成されており、最初の「Inspire」では、バウンディ(Vaundy)が楽曲提供したオリジナルアニメーションが大画面に映し出され、ブランドの世界観に没入できる空間が広がる。登場するキャラクターは、「ケイト」オリジナルのバーチャルヒューマン“ステア(STARE)”。音楽とアニメを融合させることで、メイクだけにとどまらない“ジャパンカルチャーとしての陰影メイク”を表現している。

続く「Discover」では、CGから実写化された“ステア”がどのように誕生したのか、そのプロセスを紹介。繊細な陰影の重なりによって、2次元の存在が3次元へと進化していく様子を、視覚的に楽しめる展示となっていた。

「Evolution」は、「ケイト」が追求してきた“陰影メイク”の変遷を、美術館のような空間で振り返るコーナー。2000年代はホリを深く見せるグラデ陰影メイク、10年代はホリを自分で作り変える骨格リメイク&偽装陰影メイク、20年代はホリを自然に作る陰影メイクと、時代に合わせて進化してきた。歴代のヒットアイテムもずらりと並び、来場者から「懐かしい」といった声も上がっていた。

「Experience」の特設ステージでは、ヘアメイクアップアーティストGENSEIによる、「ケイト」の製品を使用したメイクショーを実施。さまざまなテクニックを披露したが、単色“ザ アイカラー”(550円※編集部調べ)の限定色“モーヴミスト”を使用した人中短縮メイクは注目を集めた。鼻下にふんわりと色を乗せることで、鼻と唇の距離が縮まって見え、顔全体のバランスが引き締まる。GENSEIは「最近はやっている人中短縮メイクが簡単にできる。ぜひやってみて」とアピールした。

ステージ奥には、陰影メイクの妖精“シャドン”と撮影ができるフォトスポットや、タッチアップスペースを設置。新作や限定アイテム、定番製品を自由に試すことができた。

7月15日からは、グローバルプロモーション“ライツ オン シャドウ.(LIGHTS ON SHADOW.)”を始動。アジア各国と地域に向けて、日本ならではの美意識に基づいた“陰影メイク”の思想を発信している。中でも台湾では、「ケイト」を代表するリップスティック“リップモンスター”が高い人気を集めているそう。PR担当は「特に台湾とタイに注力したい」と意気込む。

また、7月19日には“陰影メイク”を象徴するアイテムとして、“リップモンスター カラートナー”(限定、1650円)と“ザ アイカラー”(限定6色、各550円)を発売した。プロモーションと連動した製品展開となっている。

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「ディオール」がビューティーアンバサダー吉沢亮の新ビジュアルを公開 “カプチュール”シリーズの発売に合わせて

「ディオール(DIOR)」は、スキンケアライン“ディオール カプチュール”シリーズの新美容液とクリームの発売に合わせ、ビューティーアンバサダーで俳優の吉沢亮のイメージとフィルムを公式ホームページで公開した。撮影はフランス・カンヌのマジェスティック ホテルの“ディオール スイート”で行っている。

“肌を整えることは、自身への自信にも繋がる”

吉沢は「“カプチュール”シリーズは長年愛用していて、朝晩に欠かせないスキンケアのアイテムです。この“ディオール カプチュール”の新しいクリームも、すごく瑞々しくて、僕の肌を支えてくれています。普段から役者をやっていて、人前に出る仕事柄、日頃からすごく肌のケアには気を使っています。普段から肌を整えることで自信を持って前に出ていけるし、色々な仕事にとてもポジティブに向き合えるので、僕にとってはなくてはならない存在です。肌の調子が良いと1日の気分も上がりますよね」と語っている。

フィルムはこちら

最先端の幹細胞研究に基づく“ディオール カプチュール”シリーズ

新たに細胞の酸素運搬の役割に着目した新美容液“ディオール カプチュール ル セラム”(30mL、1万7270円/50mL、2万3320円)は、肌質改善と再生力の促進を目指す。活性効果をもたらすリリー抽出成分やコラーゲンの作用を補完するプロコラーゲン ジペプチドで、自然由来成分97%で構成した。“ディオール カプチュール クレーム”(50mL、1万7270円/リフィル50mL、1万4630円)は、8月1日に発売。セラムとの共通成分であるリリー抽出成分と「ディオール」独自のOX-Cトリートメントを搭載した。さらに、浸透感を高めるためのポリマーとトリメチルグリシンの複合成分と独自のヒアルロン酸デュオも配合し、潤いに満ちたハリ肌へと導く。パッケージは洗練されたシルバーで、科学から生まれたルーツを際立たせてパワフルさと専門性を表現。クリームはリフィルが可能だ。

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「ボタニスト」の新ライン「ボタニスト サンタル」が誕生 濃密なウッディ系の香り

「ボタニスト(BOTANIST)」は、新ライン「ボタニスト サンタル(BOTANIST SANTAL)」から、“パロサント&サンダルウッド/ローズウッドの香り”のシャンプー、トリートメント、ヘアオイルを発売する。8月6日にオンラインで予約を開始し、26日に公式オンラインストアとECで、9月1日に全国のドラッグストアやバラエティーショップで発売する。

新ラインは、日常生活でリカバリーに価値を感じる人に向けて“1人になれるバスタイムが、心が浸るような美容時間になる”ことを目指し商品化に至った。

シャンプー(460mL、1650円/詰め替え用400mL、1375円)とヘアオイル(90mL、1980円)はパロサント&サンダルウッド、トリートメント(460g、1650円/詰め替え用400mL、1375円)はパロサント&ローズウッドの香りで仕上げた。また、トライアル ヘアケアセット(シャンプー380mL、トリートメント380g、2178円)も用意する。

サンタルは香木サンダルウッドの仏語名称で、パロサントは南米産の神秘の香木として知られ、奥行きのあるほのかな甘さと木の温もりを感じられる香りが特徴だ。トップにローズウッド、ミドルにパロサントとジャスミン、ラストにシダーウッド、パチュリ、サンダルウッドを調香している。

熱ケアトリートメント成分でダメージ補修

全製品共通でサンタルリペアオイル処方を採用し、インカオメガオイル、カヤ種子油、白檀オイルといった植物由来の美容液成分オイル成分と熱ケアトリートメント成分を配合し、ダメージヘアにアプローチする。

シャンプーとトリートメントには、毛髪補修成分のレブリン酸のグルコシルヘスペリジンを掛け合わせ、熱による髪ダメージを抑制する。ヘアオイルには、ドライヤーやアイロンの熱を利用して髪に結合するトステア、植物由来のヘアケア成分エルカラクトン、指通りをサラサラにするアルガンオイルを配合した。

また、ボトルにバイオマスPET、容器ラベルのインクにバイオマスインキ、セット箱にはFSC認証紙を使用している。

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「フェラガモ」が三越銀座店と阪急うめだ本店でポップアップ 先行アイテムも登場

「フェラガモ(FERRAGAMO)」は、2025年の最新コレクションにフォーカスしたポップアップストアを三越銀座店で8月6〜19日、阪急うめだ本店で8月27〜9月2日にオープンする。

三越銀座店1階GINZAステージでは、フェラガモのアイコンバッグ“ハグ(HUG)”シリーズを豊富なカラーバリエーションで取りそろえる。パームツリープリントをあしらった新作も先行発売する。阪急うめだ本店1階バッグアトリエでは、先行発売の2型を含むミニバッグを中心に展開。シルクスカーフやアクセサリーなども幅広くラインアップする。

◾️FERRAGAMO PF25 GINZA MITSUKOSHI POPUP STORE
日程:8月6〜19日
時間:10:00〜20:00
場所:三越銀座店 1階 GINZAステージ
住所:東京都中央区銀座4-6-16

◾️FERRAGAMO PF25 HANKYU UMEDA POPUP STORE
日程:8月27〜9月2日
時間:10:00〜20:00
場所:阪急うめだ本店 1階 バッグアトリエ
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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【8月5日まで早割受付中】既存顧客も新客も魅了する、コラボレーションを超えたIP(知的財産)活用術

今さら聞けない「IPって何!?」から
コラボ&イベント、プロモーションまで、その価値を徹底解明

このような人におすすめ

・盛り上がるマンガやアニメ、ゲーム、キャラクターとの協業に挑戦してみたいアパレル&ビューティブランドの皆様
・IPビジネスに挑戦するブランドや企業と共に、新客を呼び込みたい商業施設やデベロッパーの皆様
・コラボレーションしたモノ作り以上のIPビジネスの可能性を考えたいコンテンツやプラットフォームビジネス界隈の皆様
・世界に通用する日本発のIPビジネス、IPキャラクターを知りたいジャパン社の皆様
・IPビジネスに興味があるファッション&ビューティブランドと知り合いたいIPホルダーの皆様

 

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早割クーポンコード【HL1DIAOK7H】/有料会員の方はこちらからクーポンコードを取得してください

 


インフォメーション

日時

2025年8月26日(火)13:00〜16:00
※講座開始30分前から会場受付開始

実施方法

会場 または オンライン受講
※受講前日17時と当日9時を目安に、ご案内メールをお送りしますので、ご入力にお間違いがないようご注意ください。セミナー当日は受付でメールをご提示ください。
※オンライン受講の方は、ご案内メールに視聴用URLを記載しております。また、OneStreamでの配信を予定しています。
※ご案内メールが届かない場合は迷惑メールフォルダなどもご確認ください。
※セミナー終了後、会場&オンライン受講者へのアーカイブ配信の案内はありませんのでご了承ください。後日アーカイブ動画は、単体で購入することが可能です。

会場

WOVN Studio Tokyo
東京都港区南青山2-26-1D-LIFEPLACE南青山9階

募集人数

会場:先着50名
オンライン:100名

募集期間

2025年7月30日(水)〜 2025年8月25日(月)12時まで
【早割10%OFFキャンペーン】
8/5(火)18時までのお申し込みで、一般価格から10%OFFで受講いただけます。
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クーポンコード:HL1DIAOK7H

受講料金

一般価格:22,000円19,800円早割10%OFF
スタンダードプラン:15,400円 30%OFF
ライトプラン:19,800円 10%OFF
※表示価格は全て1名様分、税込です。
※他のクーポンとの併用はできません。
※早割期間内であっても、募集人数に達し次第受け付けを締め切らせていただく場合がございます。

 

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講座終了後、アーカイブ受講の販売を予定しております。

 


プログラム

 

ファッションやビューティの世界でも、「IP(知的財産)」という言葉を聞く機会が増えています。世界的に人気のマンガ・アニメやゲームから実在のアーティストやクリエイターまで、新旧織り交ぜ、最近は異なるカルチャーと協業しながら、その世界のファンを取り込んだり、既存顧客の好奇心や購買意欲を喚起したりのモノやコトが増えています。IPを活用した新しいモノ作りや施策に挑む企業やブランドはいずれも、確実に響く人たちに商品が届くなどの魅力を感じる一方、双方のファンの期待に応えるモノ作りや体験設計の難しさも感じています。そこで本セミナーでは、IPホルダー、売り場、そしてブランドとIPホルダーのコラボレーションを媒介・発信する人たちが、改めてIPビジネスの考え方を伝授。今さら聞けない「IPって何?ブランドとどう違うの?」から、作ったモノを発信したり体験したりのプロモーションやイベントの設計方法まで、話題のIPビジネスを総まとめしながら、今後の展望を探ります。

【Introduction】13:00~13:10(10分)

なぜ、日本の企業やブランドこそIPビジネスに取り組むべきなのか?

冒頭は「WWDJAPAN」編集長の村上要が、マンガやアニメからゲーム、クリエイターに至るまで、さまざまなカルチャーが世界的にリスペクトされている日本だからこそ、その“らしさ”を活用したビジネスに挑戦すべきとのエールを送ります。特に欧州、そしてアジアがどれほど日本生まれのカルチャーをリスペクトしているのか?について、現状をリポート。その人気を利活用し、ファッション&ビューティも世界に羽ばたく気運を盛り上げます。

スピーカー:村上 要/WWDJAPAN編集長
PROFILE:(むらかみ・かなめ)1977年7月7日生まれ。東北大学教育学部卒業後、地元の静岡新聞社で社会部記者を務める。退職後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(F.I.T.)でファッション・ジャーナリズムを含むファッション・コミュニケーションを専攻。2度目の大学卒業後、現地でのファッション誌アシスタントを経て帰国。タイアップ制作、「WWDビューティ」デスク、「WWDモバイル」デスク、「ファッションニュース」編集長、「WWDJAPAN.com」編集長を経て、2021年4月から現職

 

【Session#1】13:10~13:40(30分)

IPホルダーのサンリオが明かす、IPビジネス最前線

最初のゲストは、昨年誕生から50周年を迎えたハローキティを筆頭に、マイメロディやクロミ、ポムポムプリンなど、数多くのIPを所有するサンリオがIPビジネスの最前線を語ります。確固たるアイデンティティーを守ることが大事なブランドに対して、時代とシンクロすべきというIPは、何が、どう違うのか?という入門編的な考え方から、体験してもらうことで、もっと好きになっていただくことを目的としたイベントへの注力に代表されるIPビジネスの最前線までを紹介。それぞれのキャラクターの“らしさ”を活用した多種多様なIPビジネスの拡張法、各国の文化とフィットするためにローカライズするキャラクター開発など、具体例も満載です。また、IPビジネスを拡張する上で大事なパートナーと捉えるファッションやビューティ業界への期待も教えていただきます。

ゲストスピーカー:志賀 優子/サンリオ キャラクタープロデュース部 ゼネラルマネージャー
PROFILE:(しが・ゆうこ)デザインプロダクションでディレクターを経験後、2007年にWEBインテグレーターへ転職し、企業のデジタルプランニングやディレクションを担当。2016年よりサンリオピューロランドで広報マーケティングを統括。2018年にサンリオのマーケティング部門へ転籍し、デジタル企画やデータサイエンス部を経て、2025年4月より現職
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長

 

【Session#2】13:40~14:10(30分)

売り場からプロモーション、そして文化創造まで パルコが見据えるIPビジネスの未来

次は、「ポケモンセンター」や「ニンテンドートウキョウ」「ジャンプショップ」など、多数のキャラクターグッズを販売・集積する売り場などでIPビジネスを拡張しながら、国内外の消費者に支持されるフロアを生み出したパルコが登壇。改めてなぜ、渋谷パルコのリニューアルに際してキャラクターフロアが必要と考えたのか?はもちろん、その成果から、プロモーションにやSNS/デジタル施策など、物販を超えたIPの活用法を教えていただきます。さらにはオリジナルゲームの開発でIPホルダー側になろうとしている思いも紹介。文化創造に長けたパルコは、カルチャーから生まれるIPをどう捉え、ビジネスを拡張しようとしているのかを探ります。

ゲストスピーカー:手塚 千尋/パルコ 文化創造事業本部 ゲーム事業開発部、ライセンス事業開発部、オンラインビジネス部 フェロー
PROFILE:(てづか・ちひろ)2006年株式会社パルコ入社。広島PARCO、エンタテインメント事業部を経て、2016年より、2019年渋谷PARCOリニューアルプロジェクトに参画。新生渋谷PARCOのブランディング、リーシング、プロモーションを担当。2022年に宣伝部部長に就任。2025年より文化創造事業本部(ゲーム事業開発、ライセンス事業開発、オンラインビジネス)のフェローとしてコンテンツ事業開発に従事
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長

 

【Session#3】14:20~14:50(30分)

生み出すコラボは年間数十!? ZOZOが語るIPビジネスとの向き合い方

3組目のゲストは、年間約40ものコラボレーション、つまりIPホルダーとアパレルブランドの協業を導き、圧倒的なトラフィックを誇るZOZOTOWNで商品を告知・販売するほか、カルチャーさえ盛り上げているZOZOが登場。中長期的な収益拡大方針の1つとしての「より幅広い顧客層の取り込み」を掲げて取り組む、アニメを始めとしたIPとのコラボレーションの現在地を伺います。実際、それぞれのIPビジネスは、ファンの拡大に貢献しているのか?さまざまなカルチャーはどのようにキャッチアップしているのか?IPの世界観とブランドの“らしさ”はどのように共存させつつ、どんな点にこだわり、それをどう発信しているのか?など、具体的なMDから商品へのこだわり、プロモーション術に至るまで、日々の地道な業務を伺いつつ、ZOZOが思い描く大きな未来までを直撃します。

ゲストスピーカー:本間 聡/ZOZO ブランド営業本部 生産企画部 ディレクター
PROFILE:(ほんま・さとし) 2006年入社。商品管理、物流部門を経てブランド営業本部へ。ZOZOTOWNに出店いただく様々なブランドの運営支援を担当し、2022年より現部署に配属。IPとのコラボレーション案件や「Made by ZOZO」と呼んでいる生産支援事業の営業面を統括
ゲストスピーカー:高田 慎平/ZOZO ブランド営業本部 生産企画部 ブロック長
PROFILE:(たかだ・しんぺい) 2009年新卒入社。入社当初からストリートブランドを中心としたバイヤー兼自社運営ショップのストアマネージャーを担当し、別注企画やIP案件も手がける。のちに出店ブランドの営業担当を経て、2020年からIP/ライセンス/アーティストとのコラボレーション企画の立案から商品販売を行う専門チームを始動させて今に至る
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長

 

【Crosstalk】14:50~15:20(30分)

サンリオとパルコ、ZOZOが思い描くIPビジネスの未来

最後のパートは、サンリオとパルコ、そしてZOZOのクロストーク。「WWDJAPAN」Educations BXパートナーを務める藤原義昭が、IPビジネスの未来についてファシリテーターを務めます。「日本ではインバウンドまで取り込むIPビジネスの海外における可能性は?」「IPとの親和性が高そうな、新しいカルチャーは何か?」「その中でファッションやビューティ企業に求められる、もしくは期待したい役割とは?」など、皆様の質問も交えながら、ワクワクするIPビジネスの未来を想像します。

ゲストスピーカー:志賀 優子/サンリオ キャラクタープロデュース部 ゼネラルマネージャー
ゲストスピーカー:手塚 千尋/パルコ 文化創造事業本部 ゲーム事業開発部、ライセンス事業開発部、オンラインビジネス部 フェロー
ゲストスピーカー:本間 聡/ZOZO ブランド営業本部 生産企画部 ディレクター
ゲストスピーカー:高田 慎平/ZOZO ブランド営業本部 生産企画部 ブロック長
ファシリテーター:藤原 義昭/WWDJAPAN Educations BXパートナー
PROFILE:(ふじはら・よしあき)1999年コメ兵ホールディングス入社。ECの立ち上げ、販売や物流などマーケティングの変革を牽引。2010年からIT事業部の部長に就任し、ウェブ事業やデジタルマーケティング、社内システムを統括する。21年4月にユナイテッドアローズに転職、その後プライベベートエクイティファンドであるアドバンテッジパートナーズを経て、BX(Business transformation)カンパニーである300Bridgeを創業して代表に就任
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長

※講義内容やタイトルは予告なく変更となる場合があります。また、当日の進行状況により、各セッションの開始・終了時間が前後する可能性がございます。あらかじめご了承ください。
【Extra】15:20~16:00(40分)

ミートアップ

会場受講の方はセミナー終了後、登壇記者も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。

 

特典

 

注意事項

・受講料は会場とオンライン同額です。
・割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。スタンダードとライトのクーポンコードはマイページをご確認の上、申し込み画面で入力してください。
・申し込みの受け付けは先着順です。募集人数に達し次第締め切らせていただきます。
・申し込み完了後のキャンセルは受け付けておりません。
・定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちら
・本ページでのお支払いはクレジットカードのみとなります。コンビニ支払いをご希望の方はこちら
・適格請求書(領収書)の発行は、こちらから。記載のお宛名をご入力の上ご連絡ください。
弊社登録番号:T5-0110-0104-4278
・当日は会場内に撮影用のカメラが入ります。撮影した動画や写真は、「WWDJAPAN」Weeklyやウェブサイト、公式SNSなどで掲載する場合があります。ご了承いただける方のみお申し込みください。

 

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講座終了後、アーカイブ受講の販売を予定しております

 

問い合わせ先
INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
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「ジバンシイ」の人気パウダーが進化 透明感とマットの絶妙なバランスの“透明美マット肌”へ

「ジバンシイ(GIVENCHY)」は8月13日、人気の“プリズム・リーブル・プレストパウダー”(全5色、各7g、各7480円)を進化して発売する。百貨店の「ジバンシイ」カウンターや、一部の百貨店オンラインストア、アットコスメショッピングなどで取り扱う。また6日には、阪急うめだ本店、ジバンシイ ビューティー ギンザシックス、ジバンシイ ビューティー公式オンラインショップで先行販売を開始する。

軽量化した粉体で潤いと透明感あふれる肌を演出

26%軽量化した粉体で軽やかな付け心地を実現した一方で、毛穴と色むらをふんわりとぼかしてしっかりカバーする同アイテムは、エモリエントマットテクノロジーで肌に潤いを与え、透明感のある肌に整えながらもテカリを抑え、マット仕上がりと潤い感の両立をかなえる。

カラー展開は、さまざまな肌トーンのために作られた5色のシェードを展開する。“オパルセント・チュール”は、黄ぐすみを補正するクールバイオレットや顔色に明るい艶感を与えるピンクホワイトなど柔らかな明るさと透明感を演出する色味をセット。“パステル・シフォン”は、赤い補正をサポートするグリーンなどクールな美しさを引き立てる。ヌーディでナチュラルな色味の“ホワイト・サテン”は、顔色を明るく輝かせるライラックなどを詰め込んだ。“ローズ・ヴェイル”はピンクやベージュなどの幸福感のある印象へ導くカラーを集めた。ヘルシーな透明感を演出する“アシッド・シフォン”は、色むらを均一にするカラーやくすみ、赤みを補正する色をセットした。

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工芸を現代的な産業へ 関西万博で魅せた工芸×ビジネスの進化系

日本工芸産地協会と読売新聞社は6月16~18日、大阪・関西万博会場内EXPOメッセ「WASSE」で全国から20の工芸ブランドなどを集めた体験型博覧会「日本工芸産地博覧会2025」を開催した。工芸ブランドのほか、ツーリズムや伝統工芸の技能の継承についての新しい取り組みも紹介し、3日間の来場者数は3万9663人だった。

日本工芸産地協会は中川政七商店の元会長中川淳が構想し、中川政七商店ら11社が業界内の連携強化を目的に2017年に設立。初代理事長は中川氏が務めたが、現在は独立した組織として運営しており、23年からは能作の能作克治代表取締役が会長を務める。

中川政七商店は「日本の工芸を元気にする!」というビジョンのもと、工芸品のSPA化や産地企業の経営支援、流通支援などさまざまに取り組む。日本工芸産地協会の原岡知宏理事・事務局長に万博で工芸を紹介する意図を聞く。

PROFILE: 原岡知宏/日本工芸産地協会理事・事務局長

原岡知宏/日本工芸産地協会理事・事務局長
PROFILE: (はらおか・ともひろ)1974年生まれ。中川政七商店で生活雑貨事業の生産管理体制、卸販売体制などガバナンス構築に従事。2017年日本工芸産地協会の設立に参画、理事として活動し、21年から日本工芸産地博覧会の開催に携わる。合同会社Tyd代表としても、企業コンサルティングを通じて工芸の発展に資する活動を続けている

WWD:日本工芸産地協会を設立した背景を教えてほしい。

原岡知宏理事・事務局長(以下、原岡):もともと1974年に制定された「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づき、経済産業大臣が指定した伝統的工芸品の産地の組合に対して支援を行う団体「伝統的工芸品産業振興協会」があった。この支援もあり、90年頃には伝統的工芸品産業がピークを迎え、市場規模は年間約5000億円にまで拡大していた。しかしバブル崩壊によって産業は急速に縮小し、近年の調査では産業規模はおよそ800億円にまで落ち込んだというデータもある。

産業規模が大きかったピーク時には、各地域で効率化のための分業が進んだ。しかし、市場が縮小し分業体制が成り立たなくなり、一部の工程が途切れてしまう“歯抜け状態”が起こるようになった。その結果、産地として継続すること自体が難しくなりつつあった。

産業が縮小する中で2000年代に入ると、危機感を覚えた一部の経営者たちが「自社ブランド」をつくるために動き始め、分業ではなく全工程を自社で行い、製造から小売りまで垂直統合することによってブランド化に成功した。再び活力を取り戻した企業も出てきてその経営者たちが集まり、産地の持続可能性を考える場として「日本工芸産地協会」を立ち上げるに至った。

WWD:参加条件はあるのか。

原岡:大きく3つある。1つ目は産地を継続し、承継する覚悟と哲学を持っていること。2つ目は自社ブランドを確立し、すでに経済的に成立していること。そして3つ目は各産地から1社のみの参加とすること。

3つ目の条件には理由がある。以前の支援体制では、同じ産地内で複数の企業が競合して連携がうまくいかず、産地の機能不全の一因となっていたからだ。その反省から、あえて一産地一社に絞ることで、協力し合える関係性を築きやすくした。こうして、北は東北から南は九州まで、業種が重ならないようにしつつ、全国の優れた産地を網羅する11の企業でスタートした。

WWD:具体的な活動内容は。

原岡:当初は、地域創生や産地の存続を目的に、各地のモデルケースを共有し切磋琢磨して高め合う場として勉強会やカンファレンスを中心に実施していた。しかし、活動を続けていく中で、「学ぶだけでなく、実践の場が必要だ」という声が高まり、次第に展示会という方向へと動いていった。大きな転機は19年に大阪・関西万博の開催が決定したこと。「万博に工芸が存在しないとすれば、それは日本の工芸が世界に置き去りにされてしまうことを意味するのではないか」という危機感が高まり、「出展する」と方針が固まった。

とはいえ、協会として具体的な取り組みがなく、いきなり万博に出展するには準備不足だった。そこで予行演習として21年に「日本工芸産地博覧会」を開催することにした。「必ずワークショップを実施すること」を出展条件とし、全国から53社が集まった。

WWD:小さな工房などが出展費用をまかなうのは大変だったのでは。

原岡:旅費や輸送費は国の補助金でまかなえたので出展料は2021年が15万円、2023年が10万円だった。補助金を活用して出展料を低く設定したのは、万博出展へ向けて間口を広げ、機運を高める意図があった。主催者としては経済的に非常に厳しい運営を強いられることとなる。しかし正直完成度は低く、この反省をもとに23年に展示内容の質を高めて第2回を開催した。60社が参加し、これがきっかけで今回共催することになった読売新聞社との連携が生まれ、25年の大阪・関西万博への出展に向かうことになった。

日本工芸産地協会は展示コンテンツを提供する形で出展することになったが、補助金に頼らず、主体性を持った場づくりと運営を目指し、出展負担金を150万円に設定した。大企業にとっては大した額ではないかもしれないが、工芸企業にとっては大きな負担。それでも「やる」と決めた20社が、最終的に残った。

WWD:博覧会を機に目指すこととは?

原岡:実際に工芸の産地へ足を運んでもらうことを目指している。情報があふれる時代とはいえ、現地で体験しなければ得られない知見や感動がある。今回「レガシーブック(A Journey of Craft 手が語る、時を超える、旅へ)」という冊子を制作し、実際に訪れてもらうための手がかりとして、来場者に無償で配布した。冊子や展示のためにカメラマンとともに全国の産地を巡り写真と映像を記録して気付いたのは、各産地をめぐる観光モデルとして提案できること。たとえば、東北エリアでは秋田県大館市の曲げわっぱ、岩手県奥州市の南部鉄器、福島県会津若松市の漆器などをめぐるルートが提案できる。日本航空やJR西日本、JTBとも連携し、今後は実際に産地を巡る工芸ツアーの実現を目指す。

また、今回の博覧会は、主に日本人に向けた発信となったが、海外の人にも見てもらいたいという思いも強くなっている。協会メンバーには明言していないが、今後は海外で展示を行うことを視野に入れている。日本政府の「地方創生2.0」構想では、10年後に工芸品を輸出産業として育てる目標も掲げられており、政策面での支援も期待できる。

ただし、輸出産業として成立させるには、小規模な作家やクラフト作品では難しく、製造規模の拡大や設備投資など経営者の覚悟が必要になる。産地の中でも、こうした取り組みができる企業は一つあるかどうか。だからこそ日本工芸産地協会は、各地の中心的な企業から始めたこともある。最終的には、工芸を目的に日本を訪れる文化的な旅が一般化し、100年後の未来にも工芸の灯をともし続けることができればと考えている。

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資生堂「マキアージュ」リブランディングで若年層回帰 “ファンデ美容液”は20代購入者8割増

資生堂のメイクアップブランド「マキアージュ(MAQUILLAGE)」が、今年20周年を機に大幅なリブランディングに踏み切った。2005年の誕生以来、働く女性を中心に支持を広げてきたが、購入者の年齢層が上がる中、再び若年層の心をつかむべく“ブランドの若返り”に挑む。コアターゲットは、30歳前後のZ世代。長年ブランドを支えてきた40代の既存顧客への配慮を残しながら、次世代の共感を取り込み、ブランドの成長エンジンを再点火する。

ブランドの若返り急務

PROFILE: 榊原萌々/資生堂ジャパン メイクアップマーケティング部 マキアージュ ブランドディベロップメントG ブランドマネージャー

榊原萌々/資生堂ジャパン メイクアップマーケティング部 マキアージュ ブランドディベロップメントG ブランドマネージャー
PROFILE: (さかきばら・もも)2016年、新卒で資生堂に入社。ブランドマーケティング職でキャリアをスタート。日本ローカルブランド・グローバルブランドおよびメイクアップ・スキンケアブランドのマーケティング職を経験し、25年に「マキアージュ」のブランドマネージャーに就任 PHOTO:SHUHEI SHINE

リブランディングの背景にあるのは、顧客層の変化だ。「一度立ち止まり、メイクアップ市場全体を見渡したときに、ブランドとして生き延びるには若返りが不可欠だった」と語るのは、資生堂ジャパンで「マキアージュ」のブランドマネージャーを務める榊原萌々氏だ。16年に入社し、9年間マーケティング部門を経験。今年からブランドの舵取り役に抜擢された。

同ブランドは、これまで30代の働く女性を主要ユーザーに想定してきたが、現在の購買層は40代が中心。リピーターの存在は頼もしい一方、次世代に訴求できなければブランドの将来は描けない。しかし、リブランディングには既存顧客の離反というリスクがつきまとう。

そこで新製品の開発では、Z世代の感性に響く仕上がりやメッセージを取り入れる一方で、長年の愛用者も違和感なく使える水準を追求。使用テストを重ね、製品の設計思想から丁寧にすり合わせた。

“らしさの鳥かご”からの解放

リブランディングに際しては、Z世代に関する独自の定点調査を実施。榊原ブランドマネージャーが注目したのは、若年層を取り巻く「自分らしさ」のジレンマだ。個性を尊重する教育を受けてきたからこそ、「自分らしさを見つけないといけない」側面があるという。

今は、パーソナルカラーや骨格診断、MBTIなど、見た目から性格に至るまで、「“あなたはこれ”と、手軽に自分らしさが見つけられる。Z世代はその“らしさの鳥かご”の中で揺れている」。その中でSNS上では、主に20代を中心にメイクの悩みを相談し合い、互いに肯定し高め合う相互交流が活発だという。

だからこそ、「みんながお互いを高めあうこの時代を共に歩み、未来へと踏み出すことを応援する」ブランドとして、「きれいは、みんなで進んでく。」というメッセージをブランドの核に据えた。「個性を尊重されてきた世代だからこそ、自分らしさを常に意識せざるを得ない。その揺らぎに寄り添いたい」と話す。

リブランディングに合わせて販促手法も見直した。テレビCMを昨年から取りやめ、デジタル広告への投資に重点を移している。ブランドの世界観を丁寧に伝えられるプラットフォームを活用し、「製品ごとに生活者の関心に沿った文脈での訴求を模索している」という。

リブランディング後の手応えも着実に表れている。25年上期(1~6月)の売り上げは、前年同期比で1ケタ台後半の成長。特に、“ファンデ美容液”で親しまれる“ドラマティックエッセンスリキッド”を刷新した“エッセンスリキッド EX”(全5色、各24mL、各3740円/レフィル各3520円※編集部調べ、以下同)は2月の発売以降、20代の購入者が前年1〜5月比で約8割増と大きく慎重した。

同製品は、若年層の「肌負担を軽減したい」「ナチュラルな仕上がりにしたい」といったニーズを捉え、美容液効果と艶を持続するメイク効果の両方を強化した。4月には、定番のカスタマイズ型アイシャドウ“ドラマティックアイカラー”をリニューアルした“カスタマイズアイカラー”(シングル、各1100円/アソート、各3850円)を発売。20代の新規購入者が増加し、若年層への訴求力の高さを裏付ける結果となった。

6月に発売した“ドラマティックエッセンスルージュ”のくすみ系の3つの新色(各3300円)では、ANAのCAが実際に使用した感想をSNSで発信する施策を展開。リアルな使用感を起点としたプロモーションが話題を集めた。

8月には、美容液仕立てのフェイスパウダー“エッセンスグロウキープパウダー”(本体3850円/リフィル、3080円)と、化粧下地“エッセンスベース EX”[SPF50+・PA++++](3300円)の発売を控える。榊原ブランドマネージャー自身が仕様や色味選定など開発に深く関与し、「『マキアージュ』らしい一歩先のビューティ」を具現化した。

選択肢があふれる市場で
“信頼”が武器に

国内のメイク市場では、韓国コスメなどの台頭により競争が激しさを増している。特に「マキアージュ」が主戦場とするドラッグストアでは、店頭での選択肢が年々広がっている。そうした中で、20年というブランドの蓄積は大きな武器だ。榊原ブランドマネージャーは、「製品の一貫性や信頼感は、他ブランドにはない資産。一度使えばリピートにつながる品質こそが『マキアージュ』の強みだ」と語る。

ブランドの売上構成はベースメイクが6割、カラーメイクが4割。特にベースメイクは、“仕上がりの美しさ”と“肌への配慮”の両立を追求し、ブランドの信頼性を下支えしている。

05年の誕生当初は、俳優の栗山千明や篠原涼子、伊東美咲、蛯原友里をイメージモデルに起用し、20〜30代の働く女性をターゲットにしていた。08年にはファッションデザイナーのクリストファー・ケイン(CHRISTOPHER KANE)とコラボし、当時“イットモデル”として人気を集めていた杏やアギネス・ディーン(Agyness Deyn)を起用、翌09年にはアレキサンダー・ワン(Alexander Wang)とのコラボを展開するなど、ファッション性でも話題を集めた。

14年には初のリブランディングを実施。「レディにしあがれ。」のキャッチコピーのもと、モデルの長谷川潤や水原希子を広告モデルに起用し、より自立した女性像を打ち出した。25年には俳優の古川琴音をブランドミューズに迎え、新生「マキアージュ」として2度目の転換点に臨む。榊原ブランドマネージャーは「自分の代でブランドを縮小させるわけにはいかない」と語り、その言葉には強い覚悟がにじむ。

“一歩先”の再定義へ

「マキアージュ」はこれまで、「時代の一歩先を行くビューティ」を掲げ、トレンドを先取りしつつ、女性たちの価値観の変化に寄り添ってきた。その価値観は今、再び問い直されている。

ブランドの再定義では、流行を追うだけでなく消費者一人ひとりの“自分らしさ”を肯定し、個性を尊重する姿勢が重視されている。「『マキアージュ』もポジティブに、お客さまに『これが使いたい』と選んでいただけるような一歩先のビューティを、これからも提案し続けていきたい」。

ブランドの新章は、すでに始まっている。

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「BPQC」「コスメキッチン」のけん引者、小木充が化粧品業界に提言  Vol.5(最終回)「オーガニックコスメブランドの展望を考える」

PROFILE: 小木充/ウェルネスビューティーコンサルタント

小木充/ウェルネスビューティーコンサルタント
PROFILE: (おぎ・みつる)1997年伊勢丹入社、2000年にオープンしたBPQC(現、伊勢丹新宿本店ビューティアポセカリー)の立ち上げに参画。10年よりマッシュビューティーラボの副社長/クリエイティブディレクターとして「コスメキッチン」の運営や自社製品の開発に注力。21年末に退社し独立、ビューティ・ファッション企業のコンサルティングを行う。23年8月ナチュラル&オーガニックスキンケアブランド「ニュースケープ」を開始

小木充(以下、小木): ナチュラル・オーガニックブランドを取り巻く厳しい現状を話してきましたが、最終回では今後の明るい未来への展望を模索できるようなメーカーの話をしたいと思うんですが。

――:具体的にどちらですか?

小木:石澤研究所とスタイリングライフ・ホールディングスBCLカンパニー(以下BCL)です。

――:それはちょっと意外なチョイスです。

小木:この2社を見ていると、ナチュラル・オーガニックブランドを展開しているけれど、自社のPBも持っている、そこで自社の利益をしっかり確保しているから、新たなサステナビリティとか未来の面白いビューティに投資できるという考え方になるんじゃないか、と思うんです。いいブランドなんだけど埋もれちゃうくらいだったら、他にベースとなるブランドを持つことで、もっといい原料を探そう、クリーンビューティ寄りに作ろう、元々考えていなかったけれどこの思想にこだわってみようというふうに突き詰められる。

――:石澤研究所は「毛穴撫子」と「アルジタル(ARGITAL)」、BCLは「サボリーノ」「乾燥さん」が人気ですが、ナチュラル・オーガニック系って何かやっていましたっけ?

小木:フランスのZ世代向け「ゼットエマ(Z&MA)」とか、赤ちゃん用おもちゃから派生した「キリンのソフィー コスメティクス(SOPHIE LA GIRAFE COSMETICS)」、デリケートゾーンケアの「ウーマン エッセンシャルズ(WOMAN ESSENTIALS)」。実は前者2つはすでに終了していて、「エルバビーバ(ERBAVIVA)」も再上陸のタイミングで引き受けたものの、今はおもちゃ箱が取り扱っています。言い方が悪いけど、成功しているとは言い難い(笑)。でも「デリケートゾーン」とか「ベビーライン」とか、自分たちがPBでやりきれていない部分をオーガニックの輸入でやろうという姿勢を続けているんですね。これが大手企業やアパレル企業だと「オーガニックはダメ、1度も成功していないからやめよう」という判断になる。ところが年商100億円以上1000億円未満の中堅どころの会社でPBが何かしら売れていると、オーガニックもやり続けられるということを、BCLが証明していると思うんです。

――:そしてついに美容家電にも参入しましたね。8月5日発売のヘアドライヤー「マスター モイスト(MASTER MOIST)」の発表会に出席しましたが、確かにチャレンジング精神旺盛です。

小木:やり方がまずかったとかいろんな反省を経て、また数年後にやるわけです。諦めてない。石澤研究所が扱う「アルジタル」は派手さはなくすごく難しいブランドだけど、やっぱりやり続けているし、投資もしている。

――:創業者のフェラーロ博士に昨年インタビューしましたが、人智学から発想しているので、製品一つ一つにしっかりとした意味があることが分かる。でもその思想が簡単に消費者に伝わるとは思えないので、2008年の日本上陸からよく継続しているなあと思っていました。

小木:両者のPBで面白いのは、ともに日本の女の子のキャラクターを立てていること。「毛穴撫子」は昭和レトロな雰囲気、「乾燥さん」は乾燥守子という27歳の女性を設定。「毛穴撫子」は07年に誕生し、「お米のマスク」の発売が15年。「サボリーノ」は15年誕生していろんなシートマスクをシリーズ化している。驚くのは「お米のマスク」が23年で累計4億枚を売り上げていること。中堅企業で1SKUで4億枚売れるものを持っているって、やっぱりすごいですよね。BCLの「サボリーノ」もシートマスクがメインですが、こちらはシリーズ累計で10億枚を超えています。

――:面白い共通点ですね。素朴な女の子のキャラクターを使ったブランドがヒットする一方で、オーガニックブランドを地道にやり続けている。

小木:しかもどちらも企画担当は若い女性です。社長や幹部との距離がすごく近くて、どんどん提案ができて、失敗しても左遷がない。大手企業だとそこでバツが付いてしまうと、銀行と同じでなかなか次がないし、失敗しづらい空気があったりする。でもダメだったものは今ある在庫がなくなったらやめて、また違うことをやればいいじゃん、という空気があるんです。

――:それは“打たれ弱い”と言われるZ世代も萎縮することなくのびのび仕事ができるし、モチベーションにもつながりそうです。

小木:昔は大学生の就職希望先ランキングに必ず大手化粧品会社が入っていたけれど、今や資生堂すらトップ10に入らない。じゃあ化粧品会社を目指す場合どこなんだろう? 早くして企画をやりたい、生産をやりたい、ブランドマネージャーをやりたい、マーケティングをやりたいということであれば、こういう中堅を考えるのがいいんじゃないかと思いますね。アイデアがあればどんどん採用してくれるし、活躍できる場は多い。給料は大手企業ほどではないかもしれないけど、会社の将来性も期待できるし、社員数がそんなに多くないから役員になれるチャンスも考えられる。

――:確かに発表会を見ていてもみんなでやってる感が伝わってくるし、活気がある。逆に大手は守りに入っているような惰性を感じます。

小木:攻めない限り金のなる木に育つことはないですからね。「乾燥さん」では最近「乾燥体操」というのをTikTokでやり始めていて、なんでこんなの始めたの?と聞いたら、肌が乾燥する時期は売れるけどそうでない時期は売り上げが厳しく、そんな時期でもファンの人とブランドコミュニケーションを続けたい、そこで肌だけでなく心の乾燥にも着目して企画のメンバーが振り付けを考えた、と。企画から2カ月ぐらいで実現させたようで、そういう発案とスピード感は大手企業にはないですね。「サボリーノ」はテレビCMも展開していて、こうなると大手企業を目指す意味がますます分からなくなる。

――:大手だとまずはピッチから始めて広告代理店を選定して、ブランドカラーに合う有名人を選んでという流れになるので2年はかかるし、他社との違いは結局人選だけだったりします。そうなるとブランドの成長にも限界がある。

小木:この2社にはさらに共通点があって、どちらもグローバルで勝てているんです。「毛穴撫子」は07年に重曹スクラブ洗顔から始まりましたが、翌年には初の海外展開でロサンゼルスに進出。その後中国は、時のファウンダーがちゃんとやろうということで移り住んで会社を興し、そこで大ヒットしてアジアを席巻。台湾、香港、シンガポール、モンゴルでも人気です。BCLもグローバルに展開していて現在世界40カ国。アジアだけでなく欧州にも進出し、北欧、ポーランド、ドイツで強かったりします。

――:大手企業は硬直化してるし、韓国コスメは相変わらず人気だし。そんな現状の中、こういうバランス感覚の日本企業がもっと現れてほしいですね。

小木:ブランドポートフォリオの中でしっかり売れるPBブランドを持つことで、オーガニックブランドをやり続ける体力・投資力を確保できる。オーガニックコスメだけとかちょっとインナービューティとかだと、今の流れでは相当キツイはずなんですよね。韓国コスメブームは日本ではまだ火が消えていないけれど、欧米では落ち着きつつあるので、そこに入り込むチャンスがある。スピード感を持ってチャレンジすれば、明るい未来が見えてくると思うんです。

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「アルマン・ド・ブリニャック」から新作“ブラン・ド・ノワール アッサンブラージュ No.5”が発売 世界初のバーティカル テイスティングを東京で開催

「アルマン・ド・ブリニャック(ARMAND DE BRIGNAC)」は、100%ピノ・ノワールによる最新キュヴェ“ブラン・ド・ノワール アッサンブラージュ No.5”(750mL、23万7490円)を発売した。2015年に初のブラン・ド・ノワール“ブラン・ド・ノワール アッサンブラージュ No.1”を世に送り出して以来、10年にわたり進化を重ねてきたこの新作は、力強さ、奥行き、そして希少性を極めたブランドのフラッグシップともいえる。

シニー・レ・ローズ、ヴェルズネー、ヴェルジーを中心としたシャンパーニュ地方最良のプルミエ・クリュ、およびグラン・クリュのピノ・ノワールを主体に、赤い果実のアロマを引き立てるオーブ地区のブドウを一部使用した“アッサンブラージュ No.5”。どれも3つのビンテージをブレンドしているのが“アッサンブラージュ”シリーズの特徴だが、“No.5”は14年、15年、16年のビンテージをブレンド。全ての工程を職人の手仕事で仕上げ、7年間の熟成を経て昨年8月にデゴルジュマン(澱引き)された。

7月16日には、人形町の玄冶店 濱田家でプレス向けのテイスティングイベントを開催した。ミシュラン三ツ星シェフのアルノー・ラルマン(Arnaud Lallement)とコラボレーションした形で、料理と共にNo.1〜5をペアリングにて提供。ジャスミン・アレン(Jasmin Allen)アルマン・ド・ブリニャック社長兼CEO、モニカ・カウフマン(Monika Kaufman)ソムリエ兼北米地域コマーシャルオペレーション担当プレジデントが登壇し、No.1〜5の醸造の歴史をひも解きながら、それぞれの魅力を体験するバーティカル テイスティングだ。同ブランドがバーティカル テイスティングを行ったのは、今回が世界で初めてだという。

24年3月にLVMHのワインおよびスピリッツ部門で初の黒人女性社長兼CEOとなったジャスミンは、ブランドの真髄について3つのポイントを挙げた。1つ目は“レガシー”。「卓越性のレガシー、一貫性のレガシー、イノベーションのレガシーを大切にしている」。2つ目に挙げたのは“クラフツマンシップ”。1763年に創業した老舗シャンパーニュメゾン、シャンパーニュキャティア(Champagne Cattier)による職人技を武器に、ブランド独自の形でワインメイキングを追求している。3つ目は“コミットメント”。そしてそのコミットメントを形にするパートナーとして、シャンパーニュキャティアと、ファウンダー、オーナー、クリエイティブディレクターであるショーン・ジェイ・Z・カーター(Shawn Jay-Z Carter、以下、ジェイ・Z)だ。ジャスミンは「この双方の情熱により、最高品質の“アッサンブラージュ No.5”が生まれた。われわれが歴史を作っていくということに強いコミットメントを持っている。06年に“アルマン・ド・ブリニャック ブリュット ゴールド”を発売したわれわれは、来年いよいよ20周年を迎える。これまでの道のりで培ってきた成長を伝えていきたい」と、来たる20周年に向けて意気込む。

さらにブランド初のバーティカルテイスティングを東京で行った理由について「われわれにとって、日本は世界最大のマーケットである。“No.5”は、ただの新たなキュヴェではなく、10年にわたるクラフツマンシップの集大成。ブランドの芸術性を世界の美食家に届けられることを誇りに思っている」とジャスミンCEO。続けて創設者のジェイ・Zについて「キャンペーン、コンセプト、クリエイティブ、イベントなど、非常に情熱を持って商品作りに携わっている。クリエイティブディレクターとして、とても協力的な信頼すべきパートナーだ」と語った。

世界限定8165本の各ボトルには、シリアルナンバーとデゴルジュマン日を刻印し、漆黒の漆塗りの木製ギフトボックスに納められている。さらにそのうち10本は、23年に発売したジェイ・Zのトリビュート本“The Book of HOV”(ジェイ・Z本人のサイン入り)とのセットにて、限定発売される予定だ。ジェイ・Zは、「最高の品質と味わいを追求し、私たちはブランドを一から築き上げてきた。“No.5”は、揺るぎない信念のもと、一切の妥協なく生み出されたシャンパーニュであり、その一本一本が『アルマン・ド・ブリニャック』を物語るのだ」とコメントしている。

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「アディダス オリジナルス」が“アディゼロ”に着想を得た“豪華な”シューズを発売

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は8月1日、シューズ“アディゼロ ゴウカナ(ADIZERO GOUKANA)”を発売する。価格は2万6400円。アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿、「アディダス」公式オンライン、同公式アプリ、同“コンファームド(CONFIRMED)”アプリ、アトモス(ATMOS)一部店舗、グレイト(GR8)、「アンディフィーテッド(UNDEFEATED)」一部店舗などで取り扱う。

シューズ“アディゼロ ゴウカナ”

本シューズは、2008年に登場したランニングシューズ“アディゼロ アディオス ネフテンガ(ADIZERO ADIOS NEFTENGA)”に着想を得て制作。丸みを帯びたソールに、スエードやメッシュ地、シルバーの反射性素材を合わせたアッパーを合わせ、反発テクノロジー“ライトストライク(LIGHTSTRIKE)”クッショニングも搭載する。“ゴウカナ”の名は、初代“アディゼロ”の開発に携わった日本のシューズ・クリエーター、大森敏明をたたえ、“豪華な”と日本語にちなんだ。広告キャンペーンは、ラショード・ベーコン(Rashod Bacon)が設立したモータリング・ワイル・ブラック(MOTORING WHILE BLACK)と、ハイメ・ロサス(Jaime Rosas)によるファブリカ・デ・ロサス(FABRICA DE ROSAS)と協業した。

>アディダス オンラインショップ

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キノコから考える循環型サプライチェーン 清澄白河にユニークなカフェ誕生

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

今回は、キノコのお話です。今年5月に、キノコを育てるファクトリーとカフェ併設のショップ「キノコソシアルクラブ(KINOKO SOCIAL CLUB)」という面白いショップを清澄白河に発見しました。ここは、「小さく循環するローカル・フード・サプライチェーン」を実践しています。近所のコーヒーショップで出たコーヒーかすからキノコを栽培し、そこで収穫したキノコを使った料理を提供、キノコを育てた後に残る廃菌床は、地域の農園の土壌改良剤として活用する、というアイデアです。キノコを切り口、「循環するサプライチェーン」について学ぶことができます。

仕掛けたのは、徳島県神山町で農業法人フードハブ・プロジェクトを運営する眞鍋太一さんと、山梨県にある富士種菌の猪瀬真佑さん。2人をゲストにお迎えしお話を聞きました。



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P&GのCEOが来年頭で交代 トランプ関税の影響を1480億円と見込む

SK-II」や「ジレット(GILLETTE)」「パンパース(PAMPERS)」「アリエール(ARIEL)」などを擁する消費財大手プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE以下、P&G)は、シャイレシュ・ジェジュリカール(Shailesh Jejurikar)最高執行責任者(COO)が2026年1月1日付で社長兼最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。ジョン・メラー(Jon Moeller)現CEOは同日付で会長職に就く。

ジェジュリカールCOOは1989年にP&Gに入社し、2014年からはグローバル・リーダーシップ・チームの一員として要職を歴任してきた。同氏は、「人材やブランド、イノベーションと業務効率における当社の強みにより、持続的な成長と価値創造を実現する自信がある」と語る。

一方でメラーCEOは、「CEOを務められたのは大変光栄であり、統合された戦略を高いレベルで遂行することにより、社員が生み出した価値を誇りに思う。今後はシャイレシュやチーム全体を支え、P&Gのブランドやカテゴリーのパフォーマンスと価値をさらに高め、世界中の消費者や取引先との関係強化に貢献したい」とコメントした。

関税により約1480億円のコスト増を見込む

同社は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領による関税の影響を受ける中で価格改定を進めており、販売製品の約4分の1で値上げを予定している。メラーCEOは決算説明会で、「26年度は、関税だけで1株当たりの利益を5%押し下げる要因となり得る。影響を緩和するために、調達の柔軟性や生産性の向上、影響を受けそうなカテゴリーや市場における戦略的な価格設定を講じていく」と語った。

同社は、トランプ関税の影響は約10億ドル(約1480億円)のコスト増につながるとしている。主に影響を受けるのは、3点。中国から調達する原材料や輸入する製品に課される関税で約2億ドル(約296億円)、カナダへの輸出に伴う関税で約2億ドル(約296億円)、その他さまざまな国から米国に輸入する製品への関税で約6億ドル(約888億円)と見積もっている。

2025年度は増収増益を達成

25年度第4四半期(4〜6月)の売上高は前年同期比2%増の209億ドル(約3兆932億円)で、アナリストらの予想をわずかに上回った。為替やM&Aの影響を除いたオーガニック売上高も2%増となった。希薄化後1株当たり利益は同17%増の1.48ドル(約219円)と、アナリスト予想の1.42ドル(約210円)を上回った。

カテゴリー別の通期決算では、ビューティ事業のオーガニック売上高が前期比1%増、ヘアケアは中南米や欧州での成長が北米および中華圏での減少に相殺され横バイだった。パーソナルケアは1ケタ台前半の成長、スキンケアは横バイ、グルーミングは同1%増となった。

メラーCEOは、「変化が激しく不安定な環境下でも、25年度には売上高と利益の双方が伸び、多くの現金を株主に還元できた。26年度も売上高と株価の成長、そして高水準のフリーキャッシュフローの創出に注力する」と締めくくった。

本文中の円換算レート:1ドル=約148円

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「スノーピーク」×「メレル」第2弾 「メレル」の定番アイテムが限定カラーで登場

「スノーピーク(SNOW PEAK)」は8月8日、米国のアウトドアブランド「メレル(MERRELL)」とのコラボレーションアイテム第2弾として、“MTL ロング スカイ 2 マトリックス スノーピーク“(2万5300円)を発売する。サイズは22.5〜27.5cm、28.0cm、29.0cmを展開する。「スノーピーク」直営店および公式オンラインストア、全国の取り扱い店舗、「メレル」直営限定店舗、「メレル」公式オンラインストアで販売する。

焚き火の炭をイメージしたオリジナルカラー

同アイテムは、アウトドアからトレイルレースでも使用できる軽量かつ高機能のトレイルランニングシューズを「スノーピーク」オリジナルカラーで表現した。2022年に発売して以来、「メレル」の定番モデルとして筒状している“MTL ロング スカイ 2”のソールユニットをベースに、高い耐久性を誇るマトリックスアッパーを採用することで、濡れた路面や起伏の多い地面でもアッパーの耐久性を気にすることなく走ることができる。

通常のラインとは異なる配色は、焚き火の炭をイメージした「スノーピーク」オリジナルカラー。シューレースはブラックに加えて、チャコールのオリジナルカラーが付属し、シューズの内側とインソールには「スノーピーク」のロゴを配した。

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韓国ブランドを中心とするショールーム「ミーコア」始動 ヒラオと「ミハラ」のセールス部門も協力

韓国ブランドのショールームを運営するフューチャーソサイエティショー(FUTURESOCIETYSHOW)、「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」の卸部門を手掛ける4OPUS、PRエージェンシーのヒラオインクは合同で、韓国ブランドを中心とした新たな合同展示会プロジェクト「ミーコア(MECORE)」を始動した。ブランドキュレーション、セールス、PRの3社の専門性を掛け合わせ、日本市場におけるブランドの認知度向上と長期的な成長戦略を支援する

このほど第一回となる展示会を東京・原宿で開催。展示会には、「ボンボム(BONBOM)」「インク(EENK)」「レハ(LEHA)」「ヴェルソ(VERSO)」「クマン(KUMANN)」「マレディマリ(MARE DI MARI)」「ナンバリング(NUMBERING)」の6ブランドが参加し、最新コレクションを紹介。フェミニンかつシックなテイストを強みとする「レハ」を手掛けるユ・ハンナ(Hanna Yoo )と ユ・イナ(Eana Yoo)姉妹は、これを機に初来日。「2019年にブランドを始めた当初、最初に見つけてくれたのが日本のお客さまだった。『レハ』の女性像は日本の女性の感性とも通じる部分が多く、ここからさらに日本市場で広がりを期待したい」とコメントした。

発起人はフューチャーソサイエティショー共同創業者のモキ・チョウ(Moquee・Cho)。同社はこれまで、パリや上海、東京などでショールームを開催し、韓国を中心とした約15ブランドを支援してきた。「日本は非常に重要なマーケットだ。現在、日本で韓国カルチャーへの注目が集まっていることは、パートナーブランドにとって、ビジネスを拡大する好機。しかし、日本では低価格帯の韓国ブランドばかりが知名度を得ていることに課題感がある。『ボンボム』や『インク』のような、ハイエンドなデザイナーズブランドの存在はまだまだ知られていない。彼らを日本に広めていくことが私たちのミッションだ」とチョウ。

ヒラオインクの平尾香世子代表は、「今や日本と韓国はワンマーケットだと考えている。ただ、韓国のブランドが日本に店舗を出店すると、商品の価格も上がってしまい、ブランドの良さを最大限に生かせない。一般のお客さまの間でも知名度を高めることができれば、取り扱っているセレクトに足を運んだり、韓国に行った際に店舗を訪れたり、もしくはECで購入したりといった良い流れが生まれる。欧米のブランドの価格が高騰している今、アジアのネクストブランドを探している人たちは多い。良い循環が生み出せたら」とコメントした。

「ミーコア」では、今後は年に4回、ショールームの開催を計画している。

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「バーバリー ビューティ」が「ゾゾコスメ」に出店 日本でのブランド拡大へ

「バーバリー ビューティ(BURBERRY BEAUTY)」は、「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」にメイクアップとフレグランスをそろえる公式オンラインストアをオープンする。同ストアの開設は2月の伊勢丹新宿本店、4月の髙島屋大阪店、7月の西武池袋本店でのカウンターに続くもので、ブランドは「日本市場でのブランド拡大における重要なステップ」としている。

またオープンを記念し、8月6日に店頭販売を開始する新作“キス ティー コレクション”を、7月30日からゾゾコスメで先行発売する。同コレクションは、イギリスの紅茶文化に着想したマットリップのコレクションだ。上品でマットな仕上がりの“キス マット”(全2色、各5720円)と鮮やかな発色とスムースな仕上がりをかなえる“キス リキッド マット”(全3色、各5720円)をそろえる。

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裏原カルチャーをテーマに約1500アイテムを掲載 AKIRA主導のアーカイブ写真集が発売

1990年代のカルチャーや裏原宿ファッションの研究および発信に携わる、アキラ(AKIRA)が主導で製作したアーカイブ写真集「LAST BOOK 90s URAHARA ARCHIVES」が発売する。価格は3万9600円。8月31日19時までの期間、ニュートラルバズリアクション(NEUTRAL BUZZ REACTION)公式オンラインで先行予約を受け付けているほか、8月9日からスニーカーダンク公式アプリで、11月以降にその他一部販売店でも順次取り扱う。

「LAST BOOK 90s URAHARA ARCHIVES」
総勢30人におよぶコレクターとともに制作

本書は、裏原宿カルチャーをテーマに、総勢30人におよぶコレクターとともに制作したアーカイブ写真集。「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」や「グッドイナフ(GOODENOUGH)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」などのアイテムをはじめ、レアピースやアーカイブに至るまで、90〜99年の全盛期に誕生した約1500点を掲載する。A4サイズで3冊組み、特製アクリルボックスに収める。また先行予約限定で、3種の特典付きを販売する。特典は、裏原ファッションを代表するアイテム75点を集めたコラージュポスターと、スタジャンのみをまとめたミニ写真集、90年代を思わせるピンストライプデザインのオリジナルステッカーをそれぞれ用意する。

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「マルベリー」が“うめだスヌーピーフェスティバル2025”に参加 英国の気まぐれな天気に着想を得たレザーグッズが登場

「マルベリー(MULBERRY)」は8月13〜19日、大阪・阪急うめだ本店で開催される“うめだスヌーピーフェスティバル2025”に初参加する。同ポップアップでは、スヌーピーをはじめとする「ピーナッツ(PEANUTS)」キャラクターをあしらったバッグやレザーグッズをそろえる。レザーバッグは、数量限定・完全受注販売で、オンラインでは8月5日の19時から、店頭では13日からオーダーを受け付ける。

「マルベリー」のクラフツマンシップと
「ピーナッツ」のユーモアを融合したコレクション

同コレクションは、「マルベリー」を代表するアイコンバッグ“ベイズウォーター”やイズリントン バケット“をはじめ、ウオレットやカードスリップ、キーリングなどの多彩なレザーグッズで構成する。英国の気まぐれな天気にインスピレーションを得たカラーパレットとグラフィックで「ピーナッツ」のキャラクターたちの魅力を表現した。

ポップアップスペースでは、カラフルな什器やグラフィックで「ピーナッツ」の世界観を表現し、遊び心あふれる空間を演出する。また15万円以上の購入した人に、雨の日も晴れの日も使えるオリジナル折り畳み傘を数量限定で進呈する。

イベント詳細

◼️うめだスヌーピーフェスティバル2025

期間:8月13〜19日
場所:阪急うめだ本店 1階 コトコトステージ11
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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「マーク ジェイコブス」のフレグランス“デイジー”からワイルドで鮮やかな香りの新作が登場

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は8月6日、フレグランスシリーズ“デイジー”からワイルドで強く凛とした鮮やかさが特徴の“デイジー ワイルド オー ソー インテンス”(10mL、6600円/50mL、1万7930円/100mL、2万2880円)を発売する。「マークジェイコブス」表参道店、阪急うめだ本店および公式オンラインストアで取り扱う。

バナナブロッサムアコードを採用した魅惑的な香り

トップノートには、明るく躍動感のあるバナナブロッサムアコードを採用し、続くハートノートには深みのあるジャスミンを、ベースノートには、サンダルウッドやアンブロフィックスなどを取り入れ心地よく長く続く香りを目指した。

ボトルは、オレンジやピンク、ブルー、グリーン、パープルのグラデーションカラーで色鮮やかなワイルドフラワーのブーケを表現した。ボトルの中に見える花の茎は、遊びごころのあるタッチを添えた。パッケージでは、深い緑色と生い茂った鮮やかな花の縁取りで冒険心を表現した。

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「ポメラート」が中国のスター、ワン・ユエンをグローバルブランドアンバサダーに任命

イタリア発ジュエリーブランド「ポメラート(POMELLATO)」は、中国のボーイズグループTFBOYSのメンバー、ワン・ユエン(Roy Wang)をグローバルブランドアンバサダーに任命した。

シンガーソングライター、俳優、慈善家として活動するワンは、国連児童基金(ユニセフ)の親善大使として国連本部で3年連続スピーチを行うなど中国のZ世代をけん引する存在だ。インスタグラム、抖音、RED(小紅書)、ウェイボの総フォロワー数は9590万人を誇る。今回のパートナーシップは、ワンが3度目の全国ツアーを開催するタイミングと重なり、ワンは中国国内で2000年以降初めてスタジアムツアーを達成した中国人アーティストとなった。最近ではパリで行われた「ミュウミュウ(MIU MIU)」2025-26年秋冬コレクションのショーに出席していた。

 

ワンは、「『ポメラート』ファミリーの一員になれたことを光栄に思います。子どもの頃から、伝統と革新の交わる世界に強く引かれてきました。それは『ポメラート』が見事に表現しているものです。『ポメラート』のジュエリーは、私たち世代が求める“本物/信頼性”や“自由な表現”に応えてくれます。1つひとつのピースが、現代的に再解釈されたイタリアの芸術性を物語り、ありのままの自分を表現することをかなえてくれます。このパートナーシップが自然に感じられるのは、“タイムレスなデザインの美しさを大切にしながら、人それぞれの歩む道を肯定し後押しする”という、共有するビジョンがあるからでしょう」とコメントした。

ボリス・バルボニ(Boris Barboni)=「ポメラート」チーフマーケティング&プロダクトオフィサーは、「ワンは、“大胆でありながら洗練され、現代的でありながらタイムレス”というポメラートの精神を表現している。「彼の芸術的なビジョンと前向きな変化へのコミットメントは、私たちの“型にはまらないエレガンス”という哲学と深く共鳴する」と語った。

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King & Princeと「ミッキー&フレンズ」がコラボ “ディズニー・ザ・マーケット 2025”三越日本橋本店でスペシャルグッズを発売

「ミッキー&フレンズ(MICKY&FRIENDS)」は8月6〜17日まで、King & Princeとコラボしたスペシャルグッズを、全国を巡回するディズニー最大級のショッピング・イベント“ディズニー・ザ・マーケット 2025(DISNEY THE MARKET 2025)”三越日本橋本店で販売する。同イベントでは、“マジックアワー”をテーマとした商品を中心に、5000種類以上のアイテムをラインアップする。

ミッキーマウスのスクリーンデビュー100周年に向けたキックオフとしてディズニーがグローバル展開している超大型プロジェクト“ミッキー&フレンズ・イン・リアル・ライフ”から本コラボレーションが実現した。

グッズ一覧

スペシャルグッズ販売エリアへの入場並びに購入は8月8〜13日まで事前抽選制で、申込期間は7月30日10時〜8月3日23時59分まで、当落発表は8月5日の20時以降の予定だ。

“ディズニー・ザ・マーケット”特設ページ

さらに、ミッキーのベストフレンドであるKing & Princeとミッキー&フレンズが共演するミッキーの新オフィシャルテーマソング「What We Got ~奇跡はきみと~」がデジタル配信中で、8月1日からスペシャル番組『King & Prince: What We Got ~奇跡はきみと~』がディズニー公式動画配信サービスディズニープラス(DISNEY+)で世界同時独占配信を開始する。

■“ディズニー・ザ・マーケット 2025”三越日本橋本店
日程:8月6〜17日
場所:三越日本橋本店 本館7階 催物会場

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「バウンティーハンター」×「ア ベイシング エイプ®」 “ABC カモ”柄の“スカルくん”を発売

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は、「バウンティーハンター(BOUNTY HUNTER)」とコラボしたフィギュア“スカルくん(SKULL-KUN)”を発売する。価格は2万680円で、カラーはブルーとグリーン、ピンク、ブラックを販売する。8月1日11時に「ア ベイシング エイプ®」公式オンラインで先行発売し、8月2日から通常販する。なおブラックのみ、8月1日から「バウンティーハンター」で限定発売する。

コラボフィギュア
“スカルくん”

コラボフィギュアは、高さ約17cm。「バウンティーハンター」を代表するキャラクター“スカルくん”をモチーフとし、「ア ベイシング エイプ®」を象徴する“ABC カモ”柄を体にまとわせた。「バウンティーハンター」は、今年で創業30周年を迎える。

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仏発フレグランス「マティエール プルミエール」 創設者に聞く“誰もが振り返る良い香り”の原点

PROFILE: オーレリアン・ギシャール / 「マティエール プルミエール」調香師・共同創設者

オーレリアン・ギシャール / 「マティエール プルミエール」調香師・共同創設者
PROFILE: フランス・グラースで、代々調香師の家系で自らも調香師である父親と彫刻家の母の間に生まれる。パリで育ち、ジボダン社のパフューマリースクールで聴講を学ぶ。さまざまなブランドの調香師として活躍後、19年から現職。パリとグラースを拠点に活動PHOTO:SHUHEI SHINE

フランス発フレグランス「マティエール プルミエール(MATIERE PREMIERE)」(以下、マティエール)の調香師・共同創設者であるオーレリアン・ギシャールが来日した。ブランド名はフランス語で“原料”。ギシャールは長年、「ゲラン(GUERLAIN)」や「グッチ(GUCCI)」などさまざまなブランドの香水の調香を手掛けてきたマスターパフューマーだ。「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」や「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」など日本のブランドとも協業してきた。自身のブランド「マティエール」の立ち上げには、ミニマルでモダン、機能性を大切にする日本からの影響も大きかったという。日本では、ブルーベル・ジャパンが輸入販売を手掛けている。来日した彼に、「マティエール」を立ち上げたきっかけやブランドの哲学について聞いた。

香りを通して原料そのものの姿を浮かび上がらせる

ギシャールは、「三宅一生さんから大きな影響を受けた。自然に敬意を払いながら、伝統と現代のコントラストを描くことが、私が目指すクリエイションだ」と話す。そこで、自然そのものの美しさや原料の持ち味をクリエイションで生かしたいと2019年に立ち上げたのが「マティエール」だ。長年、フレグランス業界で活躍してきた彼は、複雑な調香により原料そのものの香りが隠されているのを残念に感じていた。彼は、「マーケティング中心ではなく、原料そのものから始まるオーセンティックなブランドを作りたかった」と言う。

自身のブランドを立ち上げる第一歩として始めたのが農業だ。フランスでは農業を始めるにも免許が必要。それを取得して本格的に原料の有機栽培を始めた。自社の農場ではセントフォリアローズと流通している香料のほとんどがインドで生産されるチュベローズを栽培。「調香師にとって一番大切なのが原料だ。豊かな味わいのワイン同様、テロワール(土壌)に敬意を払い、これら原料を栽培して香料の抽出、調香、マセレーション(熟成)まで全て自社で行う。このように香水作りの手工業としての工程も守っていきたい」。自社で栽培する原料以外も世界中から自然由来のものを選りすぐり採用している。

「マティエール」の香りは、ローズやネロリ、バニラなど素材そのものの香りを最大限に生かしたシンプルなものばかりだ。それ以外の香料は、中心の素材を引き立てる脇役として使用されている。「メーンの原料をふんだんに使う。香りは、シンプルであればあるほどクオリティーをごまかせない。世界各地で取れる原料の美しさとクオリティーを直接感じられるはずだ」と話す。彼が目指すのは、香りを通して原料そのものの姿を浮かび上がらすことだ。

香りの持続性の高さと広がりは贅沢に使用する原料から

世界的なフレグランスブームにより、多くのニッチブランドが登場している。「マティエール」の一番の特徴は、高濃度で香料を配合している点。通常の香水に使用される原料は15%程度、残りはアルコールと水だが、「マティエール」では主要となる原料を全体の約70%以上使用している。だから、賦香率が高く持続性がある。ギシャールは、「贅沢に素材を使っているので、重くならずフワッとかすみのように香りが広がる」と話す。すれ違った人が「それ何の香水?」と聞いてくる香りの良さと広がり方が「マティエール」の一番の特徴だという。「調香師はある意味、建築家のようなもの。香料が建築物の柱だとしたら、アルコールは建築物の中の光や流動性、それらどう組み合わせるかがポイントになる」。香りをどのように拡散させて長時間持続させるかが調香師の腕の見せ所だ。生命力に溢れる香りは、長年業界で活躍してきたギシャールの原料と調香のこだわりから生まれる。

シンプルでエフォートレス、ユニバーサルなブランドを目指して

多くのブランドでは、さまざまな調香師が香りを手掛けるのがトレンドだが、「マティエール」ではギシャールが全てを監督している。「トレンドやムードで変化するのではなく、ブランドとして一貫したスタイルのフレグランスを提供する」。「マティエール」の強みは、香りの品質の高さとモダンなアプローチだ。伝統的な香水は、トップ、ミドル、ラストとピラミッド的にさまざまな香料を組み合わせた複雑なものが多い。ギシャールは、「(それが)贅沢かもしれないが、私からすると、ちょっと古い。『マティエール』では、クオリティーは高く自分が着けたいと思うシンプルな香りを提案する」と話す。ファッションも今はエフォートレスなものが中心。香水もノージャンルでジェンダーレス、オケージョンレスに楽しめるものこそモダンだという考えだ。

ニッチなブランドが続々と登場する中で、より一層クオリティーやクリエイションが重要になってくる。「マティエール」が目指すのはグローバルブランドになることではない。「バラやチュベローズといった原料そのものの魅力は普遍的で誰もが感じ取れるもの。それを価値のあるものとして届けるユニバーサルなブランドを目指す」。

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「無印良品」が3機能兼備の“発酵導入エッセンスパッド”を発売 “発酵導入美容液”の大容量版も登場

良品計画は8月6日、「無印良品」から“発酵導入エッセンスパッド”(50枚入り、1490円)を全国の店舗とネットストアで発売する。同ブランドのスキンケア製品で初となる丸型パッドタイプのアイテムで、ふき取り、導入、保湿の3つの機能を1つで兼備する。同日、既存の“発酵導入美容液”の大容量版(100mL、3490円)も発売する。

米ぬか発酵液配合で3つの役割を実現

“発酵導入エッセンスパッド”(は、2023年秋に発売した発酵導入シリーズの新製品。洗顔後の肌に使用することで、余分な皮脂や角質を優しくふき取る機能を持つ。化粧水の前にやさしくタッピングするように当てることで、うるおい成分が角質層まで浸透しやすい肌に整える導入効果も発揮する。潤い成分として、山形県産米ぬかを発酵させた米ぬか発酵液とセラミドを配合した。米ぬかは7種のビタミンと8種のミネラルを含有し、発酵により得られる潤い成分がハリのあるなめらかな肌に整える。乾燥が気になる部分には部分的にパックとして使用でき、集中的な保湿ケアが可能だ。

パッドは伸びにくく破れにくい不織布を使用し、表面をなめらかな仕様にすることで肌への刺激に配慮した。植物エキスや精油、界面活性剤などすべての原料を天然由来成分100%にこだわり、パッドも天然由来成分100%の素材で、接着剤や薬品を使わず水のみで繊維を絡めたスパンレース不織布を採用している。

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韓国コスメ「ハートパーセント」が密着リップペンシルを発売 仕上がり続く美発色

韓国のコスメブランド「ハートパーセント(HEART PERCENT)」は8月1日、自然な陰影と立体感のあるリップメイクをかなえる“ドットオンムード ラインプルーフリップペンシル”(全6色、各1650円)を発売する。「キューテン(QOO10)」の公式ストアや楽天、「アマゾン(AMAZON)」で取り扱う。

同製品は、ふっくらとした唇を演出する既存品の“ドットムードリップペンシル”を進化させたリップペンシルだ。色持ちと重ね付けをしたときの塗り心地の良さを両立した。塗りたての鮮やかな発色と美しいラインをキープするロングラスティング設計。リップライナーとしてだけでなく、リップのベースとしても使用できるほか、オーバーリップをかなえるアイテムとしても活躍する。さまざまな使い方ができる4in1の多機能リップペンシルが実現した。

カラーは唇の色むらを整える“ヌーディベージュ”、華やかなニュートラルピンク“ピンクムース”、落ち着きあるローズベージュ“ローズコットン”、クールトーン ブルベ系の穏やかなピンク“コージーピンク”、上品なくすみグレー“ニュートラルグレー”、自然なピーチベージュ“ミュートピーチ”の全6色を用意した。肌なじみがよく、唇の色を美しく引き立てる色味“MLBBカラー”を揃えた。

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ラブブが香港の双子パンダの誕生日をお祝い 緑色の限定エディションが登場

香港政府観光局は、香港島にある水族館・動物園・遊園地を併設するテーマパーク、香港オーシャンパークと、ポップマートが手掛けるキャラクター、ラブブとコラボレーションし、同動物園で2024年8月に生まれた双子のジャイアントパンダ、ジアジア(加加)とダーダー(得得)の誕生日を記念した限定エディションを発売する。

限定ラブブは体が竹をイメージした緑色で、ポルカドット柄のバースデーハットを被り、双子パンダを両手に抱えている。ラブブの生みの親であるカシン・ロン(Kasing Lung)がデザインした手作りのバースデーカードを添え、カスタムギフトボックスに入れられる。

 

抽選は8月1〜31日まで行い、参加できるのは香港在住者、または対象期間中の旅行者だ。事前登録はオーシャンパークの公式サイトで受け付け、参加者は同園内にあるアトラクション“エクスプローラー R”を訪れる必要がある。限定エディションのラブブは計308個、参加賞の一般入園チケットは計512枚用意する。

香港オーシャンパークでは、双子パンダの誕生日を祝うさまざまなイベントを開催し、限定グッズも販売する。また、パンダをテーマにしたデザインの鉄道駅や道路標識などが街中に登場し、園外でも誕生日を祝う企画を実施する。

カシン・ロンは、「香港政府観光局とコラボし、双子パンダの誕生日を祝う特別エディションのラブブを香港のわくわくした活気と共に世界中の人に届けることができて嬉しい。街をプロモーションする役割を担えて光栄だ」とコメントしている。

テーマパーク概要

◾️香港オーシャンパーク

住所:180 Wong Chuk Hang Road, Aberdeen, Hong Kong Island
公式サイト

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たまごっちが「ジンズ」のメガネに 子どもから大人まで楽しめる全6型

「ジンズ(JINS)」は8月7日、1996年に発売されたバンダイの電子ゲーム「たまごっち」とコラボレーションしたメガネ“たまごっち×ジンズ”を発売する。「ジンズ」一部店舗および公式オンラインショップで取り扱う。子どもから大人まで楽しめるアイテム全6型をそろえる。価格は全て1万900円。

最新機種内で使えるショップカードの配布も

同コラボでは、「つけるたびに育つ愛着」をコンセプトに大人向け3型6種、子ども向け3型6種をラインアップする。大人向けモデルでは、たまごっちデバイスを彷ふつとさせるレトロなドット絵をさりげなくあしらった。子ども向けには、今年7月に発売した最新機種“たまごっちパラダイス”の仲間たちをデザインに採用したポップで可愛らしいモデルに仕上げた。

また同コラボを記念して、最新機種“たまごっちパラダイス”内で使用できるショップカードも配布する。8月7日以降、展開店舗の店頭ポップに掲出されるQRコードを読み込むと“にゅーたまごっち星”に「ジンズ」オリジナルデザインのメガネをかけさせることができる。

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「コンバース」が映画「ジュラシック・パーク」とコラボ 古着のような味わいの3型

「コンバース(CONVERSE)」 は、1993年公開の映画「ジュラシック・パーク」との初コラボレーションモデルを発売する。シリーズ最新作「ジュラシック・ワールド/復活の大地」の公開日である8月8日に合わせて、“オールスター エイジド”シリーズから3タイプのスペシャルモデルを展開する。

映画の世界観をビンテージな風合いで表現

同アイテムは、洗い加工や生成りテープによる古着のような味わいをベースに、「ジュラシック・パーク」の象徴的モチーフを落とし込み映画の世界観とクラシックな“オールスター”の魅力が融合した一足。

ラインアップは、ビンテージTシャツのような映画のタイトルロゴをアッパー全体にプリントした王道のローカット“オールスター エイジド LG OX”(1万4300円)、恐竜柄の古着に着想を得たオリジナル恐竜グラフィックを前面にプリントした“オールスター エイジド DP HI”(1万5400円)、ブラックのアッパーにカモ柄のグラフィックを潜ませたリップレイヤーデザインバージョンとブラックカラーの“オールスター エイジド RL HI”(1万6500円)を展開する。

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故郷アイルランドの伝統的な手仕事を未来へ ピュアで詩的な世界観を描くロシーン・ピアース

海外ファッション・ウイークを現地取材するWWDJAPANは毎シーズン、今後が楽しみな若手デザイナーに出会う。本連載では毎回、まだベールに包まれた新たな才能1組にフォーカス。10の質問を通して、ブランド設立の背景やクリエイションに対する考えから生い立ち、ファッションに目覚めたきっかけ、現在のライフスタイルといったパーソナルな部分までを掘り下げる。

今回取り上げるロシーン・ピアース(Roisin Pierce)は、故郷アイルランド・ダブリンにある国立芸術デザイン大学でテキスタイルデザインを学んだ。2019年には若手クリエイターの登竜門として知られる「イエール国際フェスティバル」で、「シャネル(CHANEL)」協賛によるメティエ・ダール賞と、一般客の投票によって決まる観客賞を受賞。翌年、ダブリンで自身の名を冠したウィメンズウエアブランドを立ち上げた。生地への強いこだわりとレースやスモッキングなど世代を超えて受け継がれる伝統的な手仕事を生かし、白を基調にしたピュアで詩的なムード漂うフェミニンなアイテムを提案している。

22年には、「LVMHプライズ(LVMH PRIZE)」でファイナリストまで残ったほか、「フォーブス(FORBES)」のヨーロッパ版「世界を変える30歳未満30人(30 UNDER 30)」に選出された。そして、23年にはパリ・ファッション・ウイークの公式スケジュールを果たし、ショーを開催。24年からはドーバー ストリート マーケット パリ(DOVER STREET MARKET PARIS)のブランド開発部門と提携し、セールスや生産面のサポートを受けている。また25年2月に開いたショーでは、パリ発のバッグブランド「ポレーヌ(POLENE)」とのコラボバッグも披露するなど、表現の幅を広げている。

1:出身は?どんな幼少期や学生時代を過ごしましたか?

アイルランド出身です。小さい頃、私はよく夢を見て、自分の考えにどっぷり浸るような感受性豊かな子どもでしたね。私の母は絵を描いていたので、私にも同じように描くことをすすめてくれました。そのおかげで、自分だけで過ごして創作に没頭する時間を楽しむことができたんです。それは心の平穏を与えてくれるものであり、今もそんな時間を求め浸っています。

また私は、霜に覆われた花や丸まった葉、空の色の移ろいなど、日常の小さな物事の中に美を見出してきました。その感覚は今でも変わっていません。

2:ファッションに関心をもった原体験やデザイナーを志したきっかけは?

私は、アートと自由な思想を持った人々に囲まれて育ちました。誕生日やクリスマスのプレゼントには、いつも新しい画材や紙など芸術に関するモノをもらっていて、私は新しい世界を創り出すのが好きでした。そして、学校では早くから刺しゅうや編み物などの手芸を教わりました。子どもの頃からちょっとしたモノを作り続けていたんですが、10代になると伝統的な技術をより真剣に考え、服作りやアイルランドのクロシェ(かぎ針編み)、テキスタイルなどに取り組むようになりました。

また、母は私にとってとても近い存在で、幼い私たちのためにいつも美しい服を作ってくれていました。手作りのものを受け取ることは、とても優しく愛に満ちたこと。誰かに愛を込めたものを作るというアイデアは「ロシーン ピアース」に受け継がれていて、全てのコレクションに織り込まれています。それは、まるで愛する人への情熱を刺しゅうで表現するような、あるいはヴィクトリア朝時代に流行した宝石で愛の言葉を綴る「アクロスティック・ジュエリー」のような感覚です。チュールの花びらやクロシェの渦巻き、くねくねしたレース……。私たちの繊細で美しいディテールの数々は、クラフトへの賛歌であると同時に、大切な人たちへの深い思いの表現でもあります。そんなクリエイティブで愛に満ちたモノ作りの原点には、私の子ども時代の体験と家族の絆があります。

3:自分のブランドを立ち上げようと決めた理由は?

早い段階で、自分には強いクリエイティブなビジョンがあり、全体的な世界観を生み出せる力があると感じていました。ブランドを始める時、業界での経験はほとんどなかったのですが、それゆえに他の人とは全く異なることをやるという発想ができたのだと思います。

私のアプローチは独特で、スケッチ描く代わりに布を使って柔らかな彫刻のように服の形を作っていました。そのため、伝統的なデザインスタジオではそのプロセスが理解されにくく、説明するのではなく実際に自分の手で示す必要があると気づきました。そして、ブランドを立ち上げることが、自分のビジョンを完全に表現する唯一の手段だとも感じたんです。生地を最も大切にした彫刻的なデザインアプローチは、今でも私が生み出す形や質感、シルエットの原動力になっています。

最近では、自分のアイデアを伝える新たな方法や、質感や形の探求にも取り組んでいます。そうした新たな創造の道を進めることは、自由をもたらしてくれます。私のブランドは、創作への純粋な喜びから生まれたもの。なので、これからもその流れの赴くままに進んでいきたいと思っています。

4:学生時代から過去に働いたブランドまで、これまでの経験で一番心に残っている教えや今に生かされている学びは?

強い意見やビジョンを持ち、それを貫くこと。もしもあらゆるアドバイスを受け入れていたら、自分を見失ってしまうでしょう。特殊的好奇心と自分だけに見える美を捉える揺るぎない精神を育むためには、焦点を絞り、そこに全力で取り組むのも良いことだと考えています。

5:デザイナーとしての自分の強みや、クリエイションにおいて大切にしていることは?

私は完成した作品だけを見ているのでなく、“どう作るべきか?“や”何が必要か?“といった制作過程全体について考えています。このプロセスへのこだわりは、他の人から見ると過剰に映るかもしれませんが、私たちのような小さなチームにとっては欠かせないものです。そして、デザインから離れていると、落ち着きません。それは、今にもあふれ出そうな素晴らしいアイデアがたくさんあると分かっているからなんです。

クリエイティビティーは筋肉のようであり、常に鍛え、限界に挑まなければなりません。なので、自分の作品やデザインにすぐ満足してしまわないようにしています。また、ディテールに集中できる力は、たとえすぐに成果が見えなくても、一つのことに粘り強く取り組みたいという思いから生まれています。つまり、それは困難な局面を乗り越えながら、それぞれの作品を形にするために必要な探求と複雑な過程全てを受け入れるということ。そんな粘り強さは、インディペンデントなブランドを築く上で不可欠であり、ビジョンへのこだわりは私個人の創作姿勢から現在ではスタジオでの協働体制にまで広がっています。

6:活動拠点として、今暮らしている街は?その中でお気に入りのスポットは?

私はダブリンのホームスタジオに住んでいるので、常に仕事や制作中のアイテムの近くにいます。スタジオは街の南部にあり、パートナーと近場にある落ち着いた場所に行って、新しいデザインをスケッチするのが好きです。

お気に入りのスポットは、地元の公園。特に植物が芽吹き、花が咲く春や夏は高揚感にあふれ、インスピレーションを与えてくれます。香水を作るために植物や花を摘んだり、本のページに挟んで保存したりした子どもの頃の記憶も呼び起こしてくれるんですよね。ただ散歩するだけではいられず、つい夢中になって、いろんなものを記録したり写真に収めたりしてしまいます。

7:ファッション以外で興味のあることや趣味は?

結果的に自然と仕事につながることもありますが、私は心を解き放って絵を描くのが好きです。大事なのは計画的ではないことであり、そこから愛らしい絵が生まれます。そして、音楽とも深くつながっていて、聞いているうちにさまざまなストーリーが浮かび、それが私の作品に還元されることもあります。ただ、美しい歌詞のある音楽には気を取られてしまうので、締め切り前などはテクノやクラシックに切り替えて、あまり深く浸りすぎないようにしています。

8:理想の休日の過ごし方は?

理想の休日の過ごし方は、インスピレーションを与えてくれるものに出合うこと。例えば、新しいアートや興味深い建築を見に行ったり、初めて訪れる空間の雰囲気を吸収したり。スケジュールを詰め込むよりも、ゆったりとしたペースで探索する方が好きで、見て感じたことをスケッチしたり、撮影したり、ただ心の中に刻んだりする余裕が欲しいと思っています。このような意識的な観察が、後にクリエイティブな仕事に生かされることも多いですね。

9:自分にとっての1番の宝物は?

何よりの宝物は、私の周りにいる人たち。とはいえ、モノを収集することも好きです。過去を思い出させてくれるモノ、形が美しいモノ、構造がユニークなモノ、そして特に小さくて精巧なモノに引かれます。最近だと、アンティークマーケットで球体の小さなコンパクトミラーを見つけました。それは、愛らしくも気品があり、美しいだけでなく実用的。そんな品々はかつての人々の生活を垣間見ることができる小さな窓のようで、どんな風に使われ、どんな思いで大切にされたのかを想像するだけで胸が躍ります。

10:これから叶えたい夢は?

少人数のチームですが、一着一着に意図を持って、モノ作りに取り組んでいます。私たちが女性たちに提供したいのは、朝起きた時または特別な日にワクワクして服を着る理由や、待ち遠しくなるようなもの、そしてずっと大切にしていける美しく仕立てられたアイテム。そこに込めた感情やメッセージが手に取った人の心に響き、特別な何かを共有できることを願っています。

そして、私たちの気分を高めてくれるような希少なピースを、もっと多くの人々に届けたいとも強く思っています。そのため、チームとして私たちが大切にする手仕事の温もりを生かし、技術的な素晴らしさを保ちながらも、幅広い人に着てもらえるようなより普遍的な作品を生み出す方法を探求しているところです。

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「トムウッド」の“マインドリング”からドーバー ストリート マーケット ギンザ限定リングが登場

ノルウェー発のジュエリーブランド「トムウッド(TOM WOOD)」は8月8日、人気シリーズの“マインドリング(MINED RING)”にブルートパーズをあしらった新バージョン“マインドリング ブルートパーズ(MINED RING BLUE TOPAZ)”をドーバー ストリート マーケット ギンザで限定発売する。素材はリサイクルスターリングシルバー925を使用しており、ラージサイズは7万3500円、スモールサイズは5万7500円。

同商品は、ノルウェーの雄大な自然と日本の都市生活のエネルギッシュな空気感のコントラストを表現し、マットな溝が鮮やかなブルーを際立たせた。

100%リサイクルアルミニウム製のジュエリーボックス

また購入時は、環境負荷の軽減を目指す「トムウッド」のサステナブルな理念を体現した100%リサイクルアルミニウム製のジュエリーボックスに収める。

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「クラランス」が肌のハリと弾力にアプローチするボディー美容液を発売 スパ×皮膚科学研究の知見生かし

「クラランス(CLARINS)」は8月1日、ボディー用美容液"リニュープラス ボディー セラム"(200mL、1万2430円)を発売する。スパで培ったボディーケアへのこだわりと70年以上におよぶ皮膚科学研究を融合させたエイジングケア美容液で、全国の取り扱い店と公式サイトで販売する。

フルーツ酸とペプチドで肌のハリと弾力にアプローチ

同製品は、ボディーのハリ、艶とシルクのような質感が年齢とともに失われることに着目し開発した。ハイビスカスエキスに含まれるフルーツ酸(AHA)とピルビン酸が不要な角質の除去を促進し、なめらかで均一な美しい肌へと導くほか、パルミトレイルトリペプチドー5が肌のハリと弾力にアプローチする。ほか、オーガニック カシューナッツオイルを配合。肌に寄り添うような心地よさと豊かな潤いを提供、ビタミンE誘導体の酢酸トコフェロールが肌のキメを整え、年齢を感じさせないしなやかな肌に仕上げる。テクスチャーは肌に瞬時になじむミルクタイプで、フローラル、ウッディー、ムスクのパウダリーで優雅な香りが肌を包み込む。

また、使用原料は自然由来指数97%を実現し、ハイビスカスエキスやオーガニック カシューナッツオイルはセネガルからフェアトレードで調達。独自のトレーサビリティー・プラットフォームにより、製品のQRコードをスキャンしてバッチナンバーを入力するだけで、原料の生産地や栽培方法などの詳細情報を確認できる。

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「アーダーエラー」が初のグローバルフラッグシップストアを東京・表参道にオープン 限定アイテムも

韓国発の「アーダーエラー(ADER ERROR)」は8月9日、海外初の旗艦店、アーダーエラー トウキョウ スペースを東京・表参道にオープンする。 日本国内3店舗目となる同店は、メーンコレクションをはじめ、ライフスタイルグッズラインなど全てのラインを展開する。また、初のグローバル旗艦店のオープンを記念して、限定アイテムの販売も行う。

同店は、“コンティニューム“というコンセプトのもと、種から生命体へ、生命体がさらなる拡張へ、そしてまた種へとつながる有機的な循環エコシステムを空間デザインで表現した。店内の至る所に配したオブジェは、空間内で共生・進化し、生命体の旅路を描くと同時に「アーダーエラー」創造性と実験精神を立体的に体現したという。

メーンコレクションからライフスタイルグッズまで
フルラインアップを用意

店内では、メーンコレクションに加え、コンテンポラリーラインの“シグニフィカント(SIGNIFICANT)”、シーズンコレクションの“エッセンス(ESSENCE)”、ライフスタイルグッズラインの“A ベントリー(A-VENTORY)”まで、全てのラインを展開する。また、オープンを記念して同店限定のエクスクルーシブTシャツとキャップを販売する。空間デザインから着想を得たグラフィックTシャツはブラックとホワイトの2色、キャップはブラックを用意する。

店舗詳細

◼️アーダーエラー トウキョウ スペース

オープン日:8月9日
住所:東京都渋谷区神宮前4-25-24
時間:11:00〜21:00

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ギンザ シックスが今秋リニューアル 世界初の「マルニ カフェ」など新規出店多数

ギンザ シックス(GINZA SIX)は今秋、世界初の新業態や日本最大級の店舗、リニューアルなど、ブランドの世界観をより深く体感できる空間を拡充する。今回は、世界初の「マルニ(MARNI)」カフェや期間限定ショップなど、全9ブランドを紹介する。

3階 

「マルニ カフェ」

世界初の「マルニ カフェ」は、9月5日オープン。建築的な直線と個性豊かな色彩のインテリアが広がるモダンな空間で、パティスリー アサコ イワヤナギとともに開発されたスイーツを中心に、ブランチセットやアラカルトメニューなどを提供する。

「マルニ カフェ」のスペシャリテである“マルニ パフェ”(7920円)は、オーダーを受けてからオープンキッチンで調理され、旬のフルーツとジェラートやビスケット、クリームなどシーズンごとに変化する食材や食感、彩りのコンビネーションが楽しめる。ドリンクメニューには、ブランドを象徴するロゴやフラワーなどが表現された“マルニ カプチーノ”(各1650円)のほか、フレーバーティーやアルコールなども用意する。オープンに先立ち、8月8日に「マルニ」公式サイトでカフェ特設ページを公開し、8月18日から同ページで予約を開始する。

「メゾン マルジェラ」

8月8日に拡大リニューアルオープンする「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、カーブを描くトラバーチンを用いた温もりのある空間に生まれ変わる。またリニューアルを記念し、限定のカシミアコートとアイコンバッグ“5AC”の新作を先行販売する。

2階

「プラダ」

9月17日にオープン予定の「プラダ(PRADA)」はギンザ シックス初出店で、メンズ、ウィメンズのフルラインアップをそろえる。

「ジバンシィ」

8月1日に拡大リニューアルオープンする「ジバンシィ(GIVENCHY)」は、サラ・バートン クリエイティブディレクターのコンセプトを反映した日本初の旗艦店に生まれ変わる。またリニューアルを祝し、8月29〜31日にオープニングイベントを開催する。

地下2階

「ボンボン ドゥ カ」

8月21日オープン予定の「ボンボン ドゥ カ(BONBONS DE K)」は、湘南茅ヶ崎発のグルテンフリーパティスリーで、銀座エリア初出店となる。さまざまなグルテンフリーの洋菓子がそろうほか、イートインスペースではカップデザートやお酒にも合うおつまみ系のスイーツも用意する。

期間限定ショップ

3階
「プッチ」

8月6日〜9月30日まで展開する「プッチ(PUCCI)」は、期間中15万4000円以上購入すると先着で「プッチ」オリジナルタンブラーがもらえる。

4階

「カレル」

1952年にスタートしたシューズブランド「カレル(CAREL)」は、明るいカラーを基調とし、女性が長く履いても快適かつエレガントなシューズを展開する。期間は8月20日〜9月2日。

「カサディ」

イタリア発の「カサディ(CASADEI)」は8月20日〜9月2日の期間、さまざまなハイブランドがコレクションとして展開しているPVC素材のサンダルから、トレンドのラフィア素材のバレーシューズなど幅広いアイテムをそろえる。

地下2階

「カロ」

ハワイのタロイモを日本の伝統技術で醸した焼酎「カロ(KALO)」のリリースを記念し、7月30日〜9月1日の期間中、オリジナルカクテルの提供やテイスティングイベント、蔵人などのゲストを招いたワークショップを開催する。

「ヤワメル」

広島の生キャラメル専門店「ヤワメル(YAWAMEL)」は7月30日〜9月1日まで、東京に初上陸する。本出店の特別商品として、生キャラメルに金を施したギンザ シックス限定“オリジナル生キャラメル ゴールド”を用意する。

▪️ギンザ シックス

住所:東京都中央区銀座6-10-1
時間:10:30〜20:30

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「グッチ ビューティ」がフローラの新作香水と限定メイクアップコレクションを発売

「グッチ ビューティ(GUCCI BEAUTY)」は9月17日、新作フレグランス“グッチ フローラ ゴージャス ガーデニア オードパルファム インテンス”(10mL、4950円/30mL、1万2540円/50mL、1万6940円/100mL、2万3760円)を発売する。同製品の世界観を表現した限定パッケージのブラッシュ(限定2色、各8580円)とルージュ(6600円)も販売する。

 

新フレグランスは、調香師オノリーヌ・ブラン(Honorine Blanc)が手掛けたフローラル ウッディ グルマンの香りだ。オリジナルの“グッチ フローラ ゴージャス ガーデニア”を再解釈し、ガーデニアの持つフローラルな透明感を際立たせながらウッディな深みを加え、より濃厚な香りに仕上げた。

トップノートは爽やかなイタリアン マンダリン エッセンスから始まり、ミドルノートではガーデニア アコードとヘディオンの華やかさが広がる。ラストノートはサンダルウッド エッセンスが温もりをもたらし、センシュアルな余韻が長く続く。

ボトルと外箱には1966年にアーティストのヴィットリオ・アッコルネロ・デ・テスタ(Vittorio Accornero de Testa)が「グッチ(GUCCI)」のスカーフのために描いたフローラ プリントをあしらい、香りの深みを表現する"Intense"の文字をゴールドで添えた。

人気アイテムが花々をまとって登場

新フレグランスの誕生を記念したメイクアップコレクションには、“グッチ ブラッシュ ドゥ ボーテ チーク アンド アイ”の#01 シルキー ローズと#04 ブライト コーラル、“グッチ ルージュ ドゥ ボーテ ブリアン”の#208 ゼイ メット イン アルゼンティーナをラインアップ。フローラ プリントを施した特別なパッケージで用意する。

ブラッシュはブラックローズオイルを配合したシルキーなテクスチャーで、チークにもアイシャドウにも使用できる。ルージュにはヒアルロン酸、ブラックローズオイル、ピオニーオイル コンプレックスを配合し、艶めくカラーと潤いを同時にかなえる。

キャンペーンビジュアルには、歌手で俳優のマイリー・サイラス(Miley Cyrus)がミューズとして登場する。黄金色の夕陽に包まれた彼女を中心に、ロサンゼルスのスカイラインと自然の花々の世界が交差する幻想的な世界観を表現し、香りの持つ“強さ”と“夢のような儚さ”という二面性を際立たせた。

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コーセー「アディクション」米ECを9月閉鎖 進出2年で「戦略上の判断」

コーセーは、メイクアップブランド「アディクション(ADDICTION)」の米国における公式ECサイトを9月30日に閉鎖する。2023年9月に米国市場への初展開として開設したが、「ブランド戦略上の判断」として終了を決めた。米国での販売チャネルは、24年6月にロサンゼルスで開業した直営店「メゾンコーセー(MAISON KOSE)」に一本化する。

米国市場では「アディクション トーキョー(ADDICTION TOKYO)」として展開し、進出当初はローンチを記念して百貨店ブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE’S)ニューヨーク59丁目店で約1カ月間のポップアップイベントを実施した。

「アディクション」は09年に誕生。16年には香港と韓国、17年には台湾および中国向け越境ECで展開し、世界最大のメイクアップ市場である米国は、グローバル戦略上の次のステップと位置づけられていた。進出当時、コーセーアメリカは「上陸後3~5年で野心的な成長目標を掲げるが、最初の2年間はブランド価値の構築に注力する」方針を示していた。

「アディクション」のUSの公式インスタグラムでは、「アメリカでの素晴らしい旅を経て、私たちはここでの事業を縮小するという難しい判断を下した。この章は終わりを迎えるが、『アディクション トーキョー』は世界中で、そして特に故郷・日本で、芸術性と美への情熱をより大胆に表現し続ける」と発信。これまでの感謝を込め、米国ECサイトでは25%引きのセールを実施している。

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サウナで溶け合い、“親密さ”を設計する新大久保の街ナカホテル トラベルライター間庭がハコ推し! 

旅の質が重視される今、そのときの気持ちや目的に寄り添うホテルが求められている。都心・新大久保にもコミュニケーションを深め、心と体をリセットすることを目的としたコンセプチュアルなホテルが誕生した。デイユースやプライベートサウナの利用もでき、パートナーとの交流、友人との語らいなど用途は無限大。もちろん自分自身と向き合う時間のために過ごしても。女性が誘いやすいカップルホテルという裏コンセプトも新鮮だ。

新大久保コリアンタウンの中心に
新感覚の隠れ家ホテルが誕生

山手線JR新大久保駅と総武線大久保駅をつなぐあたりに2025年4月にオープンした「エトエ サウナ & ボディ コミュニケーション(etoe sauna & body communication)」(以下、エトエ)はコリアンタウンの中心地にある。今や渋谷・原宿以上の賑わいで、K-POPファンである大学生の姪っ子も、休日なると遠征している。ここにはソウルのトレンドをいち早く取り入れたカフェやショップが並び、韓流事情にうとい私にとってもなかなか刺激的だ。

そんなにぎやかで、躍動していて、ちょっと猥雑なこの街には、ラブホテルも点在している。120分のデイユースで利用できるこの施設も、ラブホテルというカテゴリーに入るかもしれない。けれどそのコンセプトやクリーンさ、洗練されて和める空間には、いわゆるラブホテルとは全く違う。私にとってラブホテルという言葉からイメージするのは、秘密、淫靡、こっそり入るもの、というネガティブなワードばかり。昭和な女にとって、決して「行こうよ!」なんて軽々しく言える場所ではないのだ。けれどもこのホテルはオーナーでありディレクターを務める弦間潤子氏を筆頭に、クリエイティブ、PR担当も女性であり、裏コンセプトが「女性も誘えるカップルホテル」だという。

弦間潤子氏が長年抱いてきた問いは「なぜ、ホテルという空間はいまだに『男性が誘う場所』として設計されているのか」だった。自分たちが自ら「行きたい」と思うような美意識やデザインがそこにはない。その疑問はやがて、「性とは誰がリードするものなのか」「親密さとはどう築かれるべきものなのか」といった、性や関係性にまつわる価値観全体へと広がっていった。弦間氏は、「そこでセンシュアリティーをタブー視せず、また消費的に扱うこともせず、『身体』や『ふれあい』が持つ本質的な意味を見つめなおす場があるといいな、と感じました。ここでは、ボディーコミュニケーションから生まれる関係性が丁寧に尊重され、言葉にできない感情や揺らぎにも静かに寄り添う時間が流れていきます」と語る。そうして“親密さ”を設計する——ボディーコミュニケーションを提案するホテルが誕生した。見つめあって、話して、ふれあって、言葉を超えて“心にふれあう”ホテルステイを提案している。「etoe」にはEye To Eyeという意味を含む。

デザイン性の高いサウナ施設も
誘ってみたくなるポイントに

”ふたりの距離が自然と縮まる”ことをテーマにした「エトエ」には、サウナを備えた客室「サウナスイート(sauna suite)」とコンパクトな客室「スロールーム(slow room)」、「プライベートサウナ(private sauna)」の3タイプがある。「性」「身体」「関係性」といった繊細なテーマをコンセプトとし、それぞれが“自分と誰か”の間にある距離や感覚を見つめ直す時間を提供している。

3タイプ全15室は、それぞれの部屋はまったく異なるテーマと設計思想を持っている。素材の選定や導線、光の入り方に至るまで、だれもが本能的に「心地よい」と感じられるよう、やわらかな空気感を丁寧に設計。プライバシーと対話、身体性と静けさのバランスをとる空間づくりのプランニングと内装設計にOOOarchitecture(オーアーキテクチュア)が挑んだ。

サウナ設備はBAUNA inc.が手掛けた。もともと大のサウナ好きである弦間潤子氏は師匠に弟子入りするように、その温度や湿度、喚起などのバランスを基本から学んだそう。4タイプのプライベートサウナや1室のみ展開しているサウナスイートもデザインだけでなく、設備や設定そのものが微妙に異なる。それを感覚的に表すネーミングも絶妙だ。

例えば水のしたたりの音から名付けた「トトト(tototo)」は軽やかさと落ち着きが共存する、サウナ初心者にもおすすめしたくなる。緑色のタイルが印象的な「ザブーン(zabuun)」は水と揺らぎのリズムを感じる、透明感のある空間に仕上げた。深い水風呂できりりと引き締め、心身が澄み渡るような感覚に。ミストのような柔らかい熱感の「フー(fuuu)」は体と気持ちがフーとゆるむサウナ。最大の4人で利用できる「トロン(toron)」はとろけるような静けさと熱のまといがテーマ。柔らかなカーブを描く壁や暖色の光に包まれ、まどろむ畳敷きの整いスペースも。

消費し合う”性”ではなく、
心身での対話を大事にしたい

サウナ三昧の滞在を望むならば最も広く、開放的なサウナ付きの「サウナスイート」を。外気欲を楽しめる、ゆったりとした整いスペース、バルコニーもあり、滞在型サウナを堪能できるというラグジュアリーな部屋だ。仕切りがないバスタブものびのびとし、ここなら裸だからと照れることなく自由に過ごせそうだ。

ちなみにサウナついていない「スロールーム」での宿泊にも、6時30分~10時の間にサウナを利用できるプランもある。もちろん、滞在中に予約することも可能だ(宿泊者の割引もあり)。

オーナー自身が、パートナーとの関係の中で気づいたのは身体のふれあいを通じたコミュニケーションの大切さ。「身体のふれあい」は必ずしも性的なことではなく、言葉だけでは通じないことがあることを認め、心を満たし合うためにも大切な行為だということ。「けれど今、誰かと近づくことや、心や身体で想いを伝えることには、どこか照れや、特別な意味が付きまとっているように感じます。本当はもっと自然でいい。もっと優しくて、もっと誇らしくていい。『エトエ」はそんな思いでつくりました」と語る。サウナという密な空間ならば、ともに溶けあい、もっと心を開けるだろう。

頻繁に通る道でありながら
アジアの熱気を感じる街並み

各部屋やサウナを見学し、それだけでも記事はまとめられる手応えはあったが、せっかくなので実際に滞在してみることにした。パートナーやご友人とどうぞと勧められたが、仕事だし、取材だし…と照れくささもあり、単独で。1泊のコリアンタウン、プチ1人旅だ。

中央線に住む自分にとって、新大久保は都心への通過点。とくに節約や運動不足解消も兼ね、自転車で移動するようになってからは、通り過ぎる機会が増えた。チェックインは17時。ちょうど午前中に飯田橋に行く予定があるから、そのまま新大久保へ移動し、チェックインまではこの辺りを探検することにしよう。

観光でにぎわう街らしく、ワカモノたちは伸びるチーズドッグの韓国式ホットドッグ「ハットグ」やチーズボールなどを食べ歩き。揚げたてのドーナツやボリューミーなマカロン「トゥンカロン」などのスイーツも人気だ。最近ではトッピングをあれこれ選べるグリークヨーグルトのスタンドにも行列が。そして街を巡って気づいたのが、このエリアはランチタイムが長いこと。中には10時から17時までランチ営業をしているお店も。チェックイン後は室内でまったり過ごしたいから、その前に遅めのランチ、早めのディナーをすますのもいいだろう。もちろん、コリアンレストランならではの、前菜のような野菜中心の小皿もずらりと並ぶ。これはヘルシーで罪悪感がない。ちなみに平日の昼間は飲み放題プランやハッピーアワーを導入しているところも多く、新大久保旅行を企画するのなら、平日が断然お得だ。14時以降なら人気のレストランも並ばずに入れる。

17時過ぎたらセルフチェックイン
ホテルというよりも知人宅の感覚

17時を過ぎ、そろそろ部屋へ。コリアンタウンの真ん中なので、とりあえず荷物を置いて汗を流そう。フロントらしきものはなく、そのまま2階の部屋へ。事前に送られてきたバーコードをかざすとすぐ開錠できた。

街ナカホテルに広さは必要ない。私が滞在した「スロールーム」、は極めてコンパクトなつくりで、壁面のカウンターに洗面台が設置され、デスクやバーカウンターを兼ねている。

ホテルの一室というよりも、誰かの部屋を訪れたような感覚だ。ちょっとしたグリーンやレコードプレーヤーが程よい生活感を演出し、インテリアも程よくおしゃれで安心感があるのだ。この「程よい感じ」こそ、新大久保っぽい。緊張はなく、心地よさだけがある感じ。レコードプレーヤーが各部屋にあり、その部屋の気分のBGMとして、1枚用意されているのもアナログでいい。全室、ベッドはシモンズ製。ベッドの上で過ごす時間も多いと想定し、快適な睡眠こそ娯楽ととらえた。テレビはなく、壁面全体をスクリーンとしてプロジェクターで投影するシステム。YouTubeで「孤独のグルメ」やただ笑えるお笑いコンテンツを大画面で流して、ベッドでごろごろしていた。久々に声を出して笑ったなあ。何もしない贅沢、万歳!

各客室は、素材の選定、導線、光の入り方に至るまで、だれもが本能的に「心地よい」と感じられるよう、やわらかな空気感を設計。私が滞在した202室も、自然光は入るが窓はそれほど大きくなく、間接照明に近い柔らかさ。周りの気配をあまり感じないのも心地いい。

90分の個室サウナと2時間〜の客室利用がセットになった日帰りプランも人気だ。暑さや雨を避けて、サウナで心身をととのえたあと、シモンズベッドで昼寝したり、ルームサービスでビールとおつまみを味わったり、レコードの音に身をゆだねながら、静かな対話を交わす——そんな“日帰りホカンス”もオツだ。

誰にも会わないのになぜか
ぬくもりのあるロビーラウンジ

私が実際に滞在して、一番うれしかったのが、エントランスすぐのコンパクトなラウンジだ。カウンターにはキンキンに冷えた白ワインが2本。デトックスウォーターもあり、外出から帰ったとき、サウナでほぐれた後にふとくつろげるセルフバーでもある。冷凍ケースにはマスカルポーネのアイスクリームが。これにオリーブオイルをかけて食べるのが美味!塩が効いたビスケットや胡椒をかけるのもなかなかいい。エントランスを抜けてすぐにあるこのラウンジ、なぜか人の気配がなく、サウナ帰りの女の子2人組にしかすれ違わなかった。フロントがないので、必要がない限りスタッフとも会うこともない。人の気配はないのに、なぜかぬくもりを感じるこの空間は「エトエ」のイメージそのもののように感じる。

そう。いい意味での閉ざされた感がある。恋愛のパートナーだけでなく、友人や仲間との関係性を深める場でもある。今回のように1人で滞在し、自分の心と体に向き合ってみるのもいい。私のホテルのイメージは、軽やかでクリーンなものにシフトしつつある。

よし、次は勇気を出して誰かを誘うか。それとも姪っ子を招待し、真夜中の新大久保も探検してもらおうか。ここならまっさらな気持ちで真夏の大冒険もかなうだろう。明け方にキンパをつまむ、なんて「ちょっと悪いこと」が楽しい。100人いれば100通りの、100組いれば100通りのバリエーションがある、“親密さ”を設計するホテルステイをぜひこの夏は体感してほしい。

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「フジロック 2025」に4日間でのべ12万2000人が来場 昨年から2万6000人増加

前夜祭を含めて、7月24〜27日に新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催された「フジロックフェスティバル’25(FUJI ROCK FESTIVAL'25)」(以下、「フジロック 2025」)。国内外200組を超えるアーティストが出演し、7月24日の前夜祭から27日までの4日間で、のべ12万2000人が来場した。

日にち別では、
7月24日(前夜祭)が1万6000人
7月25日が3万3000人
7月26日が3万9000人
7月27日が3万4000人
4日間のべ来場者数12万2000人という結果だった。

昨年は、
7月25日(前夜祭)が1万4000人
7月26日が2万6000人
7月27日が3万人
7月28日が2万6000人
4日間のべ来場者数9万6000人だったので、今年は大きく来場者を増やした。

今年は、第1弾ラインナップを出演日別にて発表、3組のヘッドライナー中、フレッド・アゲイン(FRED AGAIN..)とヴルフペック(VULFPECK)の2組が初来日となるアーティストを迎え、新たなステップにチャレンジした年となった。また、7月26日の土曜日には山下達郎が「フジロック」に初出演することも、大きな話題となり、土曜1日券、3日通し券が売り切れとなった。

さらに、新たなステージも今年は登場。日本やアジアをテーマにした「ORANGE ECHO」は、ラインナップのみではなく、ステージなど日本の文化を融合させた装飾は、「フジロック」の新たな見どころとなった。

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BLACKPINKロゼのアンダーウエアを見せる夏のストリートスタイルをチェック!

BLACKPINKのロゼ(Rose)が7月25、27日(現地時間)、米ニューヨークで姿を見せた。夏らしい軽やかな服装で現れたロゼは、ビーチサンダルと、アンダーウエアを見せるスタイルという2つのトレンドを取り入れたファッションを披露した。

 

25日には、マットな仕上がりと少し型崩れしたベースが特徴のフラットサンダルを着用。ロゴや金具のないシンプルなシューズに、ルーズなライトウオッシュデニムと、縁にレースがついた黒のキャミソールを合わせ、ゆったりとした黒のショルダーバッグ、シルバーのチェーンネックレス、長方形のサングラスでコーデを仕上げた。

ビーチサンダルは今夏、セレブリティーのワードローブの鉄板アイテムとなっている。ラッパーのラトー(Latto)は、「ウィンブルドン選手権2025」で「シャネル(CHANEL)」のゲーターの下に白のサンダルを履き、俳優のジョナサン・ベイリー(Jonathan Bailey)は、映画「ジュラシック・ワールド/復活の大地」プレミアのフォトコールで「ザ・ロウ(THE ROW)」の黒レザーのビーチサンダルで登場した。また、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)も「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」2026年春夏メンズ・コレクションでクロコダイルのサンダルを披露した。

ロゼが履いたビーチサンダルはラグジュアリーというよりも、より実用的で機能的なものだったが、トレンドを押さえたスタイリングを完成させていた。

Y2Kスタイルなルックも

 

27日には、ブラジャーをトップスとし、オーバーサイズの濃いチャコールウォッシュのパンツの下にボクサーパンツを覗かせてコーディネートした。アンダーウエアを露出させるスタイルも、セレブの間でオフデューティなストリートウエアスタイルとして人気を博している。ロゼは、1990〜2000年代初頭の懐かしさを彷ふつとさせるY2Kスタイルに彼女らしいアレンジを加えた。

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“エア ジョーダン 1 ハイ”をミニチュア&プラモ化 バンダイと「ジョーダンブランド」のコラボで実現

バンダイとBANDAI SPIRITSは、「ジョーダンブランド(JORDAN BRAND)」とコラボレーションした限定コレクタブル商品を発売する。40年の歴史を持つ「ジョーダンブランド」とポップカルチャーの世界のつながりをさらに深めるべく実現したもので、名作“エア ジョーダン 1 ハイ”のガシャポンとプラモデルを作り上げた。ガシャポンは8月7日12時からガシャポンオンラインで受注販売を行うほか、10月下旬から全国のガシャポン自販機シリーズにて順次登場。プラモデルは7月31日11時からプレミアムバンダイで抽選販売を受け付ける。なお、受注販売と抽選販売商品の発送は12月を予定している。

ガシャポンは18種を展開

ガシャポンシリーズ“ナイキ エア ジョーダン 1 ハイ ミニチュア コレクション”(全18種、1回800円)は、歴代の人気カラーとシークレット2種含む18種を用意。実物を3Dスキャンして造形を制作し、鮮やかでリアルな発色を目指した塗装を施した。商品サイズは全幅約45mmで、シューボックスや薄紙もミニチュア化している。

プラモデルはシャドウとリバースシャドウの2色

プラモデルの“ナイキ エア ジョーダン 1 ハイ 85 シャドウ アンド リバースシャドウ モデル キット”(1万1000円)は、“エア ジョーダン 1 ハイ”の中でも高い人気を誇るシャドウ、リバースシャドウの2カラーを組み立てることができる。こちらも実物を3Dスキャンして商品データを作成し、パーツ表面に微細な凹凸加工を施すことで実物のような質感を表現したほか、靴紐の表面やステッチなど細部まで形状を追求した。商品サイズは長さ約120mm×幅約40mm×高さ約70mmで、実物のシューボックスのデザインに敬意をこめた商品パッケージを採用している。

■製品情報

“ナイキ エア ジョーダン 1 ハイ ミニチュア コレクション”
価格:全18種、1回800円
受注販売サイト>>

“ナイキ エア ジョーダン 1 ハイ 85 シャドウ アンド リバースシャドウ モデル キット”
価格:1万1000円
抽選販売サイト>>

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ヘアカラートリートメント「ナチュールバイタル」がリニューアル 華やかなパッケージに刷新

石澤研究所は8月5日、傷んだ髪ほどよく染まるヘアカラートリートメント“ナチュールバイタル カラーセーフ ヘアマスクN”のパッケージを一新し、”ナチュールバイタル カラーセーフ ヘアマスクS”(全4色、各300mL、各1980円)として順次発売する。カラーバリエーションはブラック、ナッツ、レッド、ワインレッドの全4色で、全国のバラエティーショップおよび石澤研究所公式通販で取り扱う。

太陽光のようにキラキラ輝く高発色な“晴れ艶髪”に

同製品は、いつものシャンプー後にトリートメントとして使うだけで、高発色に染まるのが特徴。今回のリニューアルでは処方や容量の変更はなく、配合する保湿成分であるヒマワリ種子エキスのひまわりを全面に出した華やかなパッケージに一新した。テクスチャーは柔らかく素手で染めることができ、約1週間で元通りになるため、毎日使いで簡単に綺麗なヘアカラーをキープできる。また、ヒマワリ種子エキスをはじめとした植物由来の保湿成分を配合し、髪に潤いと艶を与える。

「ナチュールバイタル カラーセーフヘアマスク」はスペイン生まれのヘアカラートリートメント。1989年の発売から、現在も世界約30カ国で販売している。

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ユニクロの「UTme!」からフレッド・アゲインとグッチメイズのコラボデザインが登場 

ユニクロ(UNIQLO)」が展開する、オリジナルのTシャツを作ることができるサービス「ユーティーミー(UTME!)」は、イギリスのアーティスト、フレッド・アゲイン(FRED AGAIN..)とクリエイティブ・ディレクターのグッチメイズ(GUCCIMAZE)のコラボデザインスタンプを発売した。8月24日までの限定販売で、Tシャツやトートバッグなど全6種が印刷対象商品だ。「ユーティーミー」導入店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

Tシャツデザイン例

フレッド・アゲインの初来日を記念して実現した本コラボレーションは、彼の名前と“ジャパン2025”をアルファベットとカタカナにして組み合わせたデザイン。鋭く硬さのあるタイポグラフィーと、メタリックな色彩のグラフィックが特徴的だ。

フレッド・アゲインがユニクロ原宿店を訪問

 

また、フレッド・アゲインは、国内音楽フェス「フジロック2025」に出演した翌日に「ユニクロ」原宿店を訪問し、オリジナルデザインのTシャツを作成した。Tシャツプリントの現場を見学し、自作のアイテムを手にして喜ぶ様子を見せた。

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「ヒロタカ」のアイコン 、モードな“ダブル フィンガー リング”に待望の新作ラインアップ  “ドロセラ”コレクションの新作も登場

ニューヨーク発ジュエリーブランド「ヒロタカ(HIROTAKA)」から、モードな新作ジュエリーが登場した。同ブランドは、デザイナーの井上寛崇 が2010年に設立。熱帯雨林の動植物の美しさや西洋と東洋が交差するエキゾチックなフォームなどを着想源に、無駄をそぎ落としたミニマルでモードなジュエリーを提案している。

ブランドのアイコンである“ダブル フィンガー リング”に、新作が豊富にラインアップした。画家のジョアン・ミロ(Joan Miro)のポエティックな作品が着想源の“ミロ”コレクションは、ダイヤモンドやアコヤパールを中央に施した繊細なデザイン。シルバーとゴールドのコントラストが効いた“オール アバウト ベーシックス”や、ダイヤモンドのハ―フエタニティがシャープな輝きを演出する“ゴサマー”も登場した。価格は、8万2500~38万5000円。シャープでジオメトリック、繊細に輝く新作は、シンプルな装いのアクセントとして重ね着けして楽しめるものばかりだ。

食虫植物のドロセラの優雅でしたたかな捕食する様子をモチーフにした“ドロセラ”コレクションからは、新作イヤーカフとブレスレットが登場。妖しくみずみずしく輝くドロセラをベゼルセッティングした大小のダイヤモンドで幻想的に表現している。新作はイヤーカフが3種類、ブレスレットが4種類。価格は、イヤーカフが7万7000〜8万8000円、ブレスレットが10万6700〜15万8400円。

全国の「ヒロタカ」のブティックと公式ECで販売している。

「ヒロタカ」の新作“ドロセラ”と“ダブル フィンガー リング”のイメージムービー

問い合わせ先
Hirotaka 表参道店
03-3478-1830

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旧ジャパンイマジネーション、「スタニングルアー」を太陽谷へ事業譲渡

旧ジャパンイマジネーションのエスダーヴ(東京・河合剛社長)は、ウィメンズブランド「スタニングルアー(STUNNING LURE)」を、OEM・ODMやEC運営、中国向け越境ライブコマースなどを手掛ける太陽谷(東京・袁磊代表取締役)に譲渡する。譲渡完了日は9月1日。商標権や店舗などを譲渡し、従業員の雇用は継続する。

ジャパンイマジネーションは、1990〜2000年代にギャルファッションの代名詞として社会現象を巻き起こした「セシルマクビー(CECIL McBEE)」を運営していた企業。「セシルマクビー」は20年11月に実店舗を全店閉店した後、同社はエスダーヴに社名変更。以降は「スタニングルアー」「デイシー(DEICY)」「アンクルージュ(ANK ROUGGE)」などを運営してきた。なお、同社は「デイシー」事業も24年10月21日付で太陽谷に譲渡している。

「スタニングルアー」は現在、東京・青山の路面店や、ルミネ新宿1、ルミネ有楽町1、グランフロント大阪、心斎橋パルコの5店の実店舗を持つ。神戸発のセレクトショップ「リステア(RESTIR)」運営会社のもとでスタートし、13年に繊維商社の瀧定大阪に売却された。ジャパンイマジネーションは瀧定大阪から17年に事業譲受していた。

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「スリーコインズ」香港1号店が盛況 日本とほぼ同価格を実現できた理由

パルの雑貨ブランド「スリーコインズ(3COINS)」は、香港1号店となるハイサンプレイス店を7月18日にオープンした。香港で最大規模を誇る日本商品専門のECサイト「YAICHI 谷日百貨」や実店舗を展開するNEXT81グループとタッグを組み、海外市場に一歩を踏み出す。

‎地下鉄の銅鑼湾(コーズウェイベイ)駅に直結する商業施設「ハイサンプレイス」の地下2階に出店した。周辺にはタイムズスクエアやそごうなどの商業施設があり、香港でも活気のある繁華街の一つだ。売り場面積は約175平方メートル(約53坪)でSKU数は約2600点。日本国内で取り扱う生活雑貨や服飾雑貨に加え、香港限定商品も数点展開する。日本の店舗と同様にキッチン、収納、アウトドア、メンズなどテーマ別にゾーンニングし、通路からも一目でわかりやすい売り場構成にした。

プチプラ雑貨に長蛇の列

オープン初日は平日でしかも雨天にもかかわらず、午前11時の開店前に200人以上が並び、香港市民の「スリーコインズ」に対する期待の大きさをうかがわせた。客層はZ世代の女性からカップル、ファミリー、男性客まで幅広く、開店以降も終日、長蛇の列が絶えなかった。混雑を避けるため、初日は閉店時間を19時に前倒しした。

YAICHIの担当者は「店の仮囲いに『スリーコインズ』の出店が告知されてからSNSで話題になった。オープン前日には、いいね数が4000近く、フォロワー数も7000近くまで増え、想像以上の反響だった」と説明する。

日本語が堪能で何度も来日している23歳のおしゃれな男性は、瞬間冷却パックや竹製鬼おろし、ヘアドライキャップなどを購入した。「日常的に香港では見かけないものがたくさん並んでいる。香港で日本のものが買えるのが新鮮な体験だった」と笑顔を見せる。アロマオイルとヘアアクセサリーを買った女子大生は「『スリーコインズ』のことはもともと知っていた。安くてクオリティがよく、実用性がある。家庭で使える日用品が増えるとうれしい」と話した。アイスメーカーや解凍プレートなどを買い、300香港ドルを使った25歳の男性も「とても安いのでホントはもっと買いたかった。日本は大好きで『スリーコインズ』の商品は自宅にたくさん持っている」という。

日本を訪れる香港の人の数は24年度に約270万人で過去最高を更新した。旅行者らの口コミで「スリーコインズ」認知度は高い。そのため、香港での販売価格がいくらになるのか注目されたが、店内には日本とほぼ同価格の商品が並び、日本好きの香港人に歓喜をもって迎えられた。
価格帯は18~228香港ドル。日本で税込330円の商品は18香港ドル(直近の為替レートで約340円)で販売する。1650円のキャリーオンバッグは90香港ドル(約1702円)。日本円表記の方が香港の消費者に喜ばれることから、日本円と香港ドルを一覧にした価格表を店内に掲げた。

カギをにぎる現地パートナーの存在

 

日本と同水準の価格設定を実現できたのは、現地パートナーであるYAICHIが持つプラットフォームと長年の貿易経験を生かし、物流コストの削減を図ったためだ。YAICHIの創業者でCEOのエルマス・ロウ氏は「香港では最近、中国で買い物する”北上消費”が増えている。また日本旅行では1人当たり平均26万円を消費している。日本とほぼ同価格で商品が手に入れば、わざわざ日本に行かなくてもいいし、香港経済の活性化にも貢献できる」と、スリーコインズ事業に大きな期待を寄せる。

「スリーコインズ」の海外進出は2016年に中国・上海に出店し、2年後に撤退して以来となる。コロナ禍を機に急成長し、25年2月期の売上高は過去最高の709億円に達した。底力を蓄えて満を持しての再挑戦となる。「以前は日本国内での実力も十分ではなかった。一旦撤退し、国内でのリブランディングに注力して事業拡大する力を蓄えてきた」と、スリーコインズ事業を成長に導いたパルの澤井克之専務は話す。

海外進出にあたっては複数の企業から引き合いがあった。パルが事業パートナーとして選んだのは、香港を拠点に日本ブランドのアジア展開を支援してきたYAICHIだった。20年以上日本との貿易にかかわり、日本商品にこだわったECプラットフォームでは約35万SKU、2000社以上の日本ブランドを取り扱う。小売りビジネスも展開し、香港での出店、運営ノウハウに強みを持つ。澤井専務は「日本とほぼ変わらない価格で販売できること、リアル店舗だけでなくEC展開も可能なこと、物流網がすでに整備されていることがYAICHIを選ぶ決め手だった」(同)と話す。背景には、物価の高い香港市場でいいものを安く提供することが新たな顧客価値につながるという読みもあった。

ハイサンプレイス店の初年度売上目標は1000万香港ドル(約1億9000万円)。リアル店舗に続き、ECサイト「YAICHI 谷日百貨」も8月中旬に開設予定だ。香港出店に続き、8月16日にはクアラルンプールにある「三井ショッピングパーク ららぽーとブキッ・ビンタンシティセンター」にもマレーシア1号店をオープンする。

香港でも年内にあと1~2店舗の出店を検討する。「1号店が非常に好感触を得ており、いろんな商業施設から引き合いが来ている」と澤田専務。香港でのYAICHIとの取り組みが成功すれば、来年から本格化するグローバル戦略に弾みがつきそうだ。

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「エックスガール」と「リー」がコラボ 女性らしいルーズシルエットなデニムを発売 

「エックスガール(X-GIRL)」は、「リー(LEE)」とコラボレーションしたデニムパンツを発売する。「エックスガール」、「エクストララージ(XLARGE)」のアウトレット店舗を除く全店舗と公式オンラインストア、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」ですでに先行販売しており、8月1日から全国で販売する。価格は1万8700円。

コラボしたデニムパンツは、「リー」ならではのこだわりが詰まった生地と加工に「エックスガール」のロゴを随所にあしらった、ルーズかつ女性らしいシルエットが特徴的だ。

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「イニスフリー」日本直営店を全店閉鎖 ECと卸売りに軸足

アモーレパシフィックジャパンは、スキンケアブランド「イニスフリー(INNISFREE)」の日本における直営店をすべて閉鎖する。ルミネエスト新宿店は7月31日、福岡パルコ店は8月17日をもって営業を終了し、現存する全店舗が閉店となる。今後はECと卸売りに軸足を移す。

「イニスフリー」は2000年に韓国で誕生した自然派スキンケアブランド。チェジュ島の自社農園で栽培した茶葉などを使ったスキンケアをラインアップする。日本市場は14年に一度撤退したが、18年に再上陸し、カウンセリング販売を重視した直営店舗の展開を進めてきた

近年は韓国コスメの競争激化や、コロナ禍による購買行動の変化を背景に、販売戦略を転換。マーケティング投資を直営店からオンラインと卸売りへとシフトした。24年からはマツモトキヨシココカラグループ店舗での取り扱いを本格的に開始するなど、卸売りで接点拡大を進めている。

ECでは、公式ブランドサイトに加え、楽天市場やQoo10、アマゾン、アットコスメショッピング、ZOZOTOWNなどの主要プラットフォームで展開している。実店舗の閉店はこうした戦略転換の一環であり、「ネガティブなものではない」としている。

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ベルリンでシャネル・コミッション始動 第1弾はチェコ人彫刻家によるインスタレーション

ベルリンのモアビット地区に位置するハンブルガー・バーンホフ現代美術館は、シャネル文化基金(Chanel Culture Fund)とのパートナーシップを結び、現代アート支援プロジェクト「シャネル・コミッション(CHANEL COMMISSION)」を始動することを発表した。

「シャネル・コミッション」は、パリのポンピドゥー・センターやシカゴ現代美術館(MCA)などをはじめとする世界各地の主要な美術館と提携し、先鋭的なアーティストを支援してきたシャネル文化基金による新たな取り組みとして、ハンブルガー・バーンホフでは、今年を皮切りに3年間に渡り、展覧会を開催する予定だ。

その第1弾アーティストとして抜擢されたのが、ベルリン拠点のチェコ人アーティスト、クララ・ホスネドロヴァーだ。2500平方メートルに及ぶ大ホールで、彫刻をメインとした過去最大規模となるインスタレーション「embrace」を発表した。会期は10月26日まで開催している。

天井から吊るされた巨大な繊維彫刻は、手作業で編み込んだ亜麻と麻からできており、植物染料で染めている。先端は蔓状の繊維が何本にも枝分かれし、床を這うように広がり、自然素材でありながら、まるで触手のようでもあり、異世界に存在する生命体のようにも見える。中世からボヘミア地方に伝わる亜麻や麻の栽培と加工の伝統工芸からインスパイアされているというこの作品には、第二次世界大戦後に衰退してしまった手工芸への敬意も込められている。ホスネドロヴァーは、作品を通じて、今なお地域に残る数少ない職人たちと協働し、歴史と技術を現代へと継承している。

圧巻の存在感を放つ繊維彫刻の間には、コンクリートの床に腐葉土とエポキシ樹脂を用いた水たまり、土で薄汚れた巨大なスピーカーが設置されている。スピーカーからは女声合唱団によるモラヴィア語の歌や教会の鐘、木管楽器、チェコ語の詩がリピートされる。音響演出は、ベルリンとブリュッセルを拠点とする作曲家のビリー・ブルテールが手がけ、スピーカーはベルリンのテクノクラブで不要となったものが使用されている。

アーチ型の壁面には、砂で覆われた7点のレリーフが並び、いずれも化石を思わせる抽象的な形状で、それぞれ異なるフォルムを持つ。レリーフには、乳白色のガラスオブジェが突き出すように組み込まれ、旧石器時代から鉄器時代にかけてのモラヴィア先史時代に着想を得ているという。ガラスオブジェも繊維彫刻と同じく、地元職人との協働による手作業で制作。さらに、火のモチーフや女性を題材にした写実的な刺しゅうが施されている。これらは実際に撮影したモデルの写真をもとに、ホスネドロヴァー自身が手作業で刺しゅうしたもので、写真と見まがうほどの緻密な表現が際立っている。

ホスネドロヴァーは、1990年にチェコ共和国のウヘルスケー・フラジシュチェに生まれ、プラハ美術アカデミーでマスター オブ アーツ(修士)を取得し、現在はブルノ美術大学で博士課程に在学している。自身の故郷に根深い素材と伝統技術を現代的に解釈し、有機物と無機物、永続性と腐敗、手仕事と工業生産といった対比を通して、文化や物質が時代とともに変化する過程を表現している。主に、1950〜60年代の旧ソ連の支配下により、急速に進んだチェコスロバキア時代の工業化を描き、無骨で退廃的な工場地帯で朝から晩まで働いてもわずかな賃金しか得られなかった故郷の人々への思いが込められている。

同展のオープニングには、ホスネドロヴァーが選んだアマチュアダンサーによるパフォーマンスが披露され、観客は1日限りの没入型インスタレーションを体感することができた。パフォーマンスも作品制作のプロセスの一環とされており、著名ダンサーのキャスティングは一切行わず、アーティストのクレジットが表記されることもない。

ハンブルガー・バーンホフは、1847年に建設されたベルリン=ハンブルク鉄道の終着駅として開業し、84年に閉鎖、その後、貨物駅やオフィス、住宅などに改装され、1996年に現在の国立現代美術館として設立された。駅の跡地をそのまま活かしたユニークな内装が特徴的で、総面積1万2000平方メートルを誇る展示スペースでは、年間約8本の企画展と4本の常設展を開催している。

展覧会だけでなく、パフォーマンス、教育プログラム、出版、シンポジウムなど、多様に活用され、地域と国際社会をつなぐフォーラムとしての役割を果たしている。今回の「シャネル・コミッション」の始動は、同館が世界有数の美術館の一つであることを世界に印象づけるとともに、ホスネドロヴァーのような先鋭的なローカルアーティストが国際的な評価を得る貴重な架け橋になっているといえるだろう。

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「アー・ペー・セー」のリユースプロジェクト第3弾 ニュウマン横浜店で過去回収分を販売

「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は8月1〜6日、国内で回収した過去シーズンのウエアをニュウマン横浜店で再販売する。同企画は2024年から日本でもスタートした、不要になった過去シーズンのウエアの再販売、回収、査定、ポイント付与を行う“アー・ペー・セー ビンテージプロジェクト”の第3弾だ。

第3弾 “アー・ペー・セー ビンテージプロジェクト“

今回はニュウマン横浜店でのウエアの再販売に加え、8月1〜31日の期間、対象ショップで過去シーズンのウエアの回収を行う。

回収対象商品は、Tシャツ、スエットシャツ、フーディー、セーター、カーディガン、シャツ、ブラウス、スカート、ショーツ、パンツ、ジーンズ、ジョギングパンツ、ワンピース、オールインワン、コート、ジャケット、ブルゾンのみだ。付与ポイントはアイテムごとに異なり、カットソーは500ポイント、ニット、シャツ、ブラウスは1000ポイント、ワンピース、ボトムスは1500ポイント、アウターは3000ポイントとなる。ポイントは9月上旬に付与予定で、有効期限は12月31日だ。

「アー・ペー・セー」は2022年4月に、パリのノートルダム・ド・ナザレ通りにアー・ペー・セー ビンテージストアをオープンしている。

プロジェクト概要

▪️“アー・ペー・セー ビンテージプロジェクト再販”

期間:8月1〜6日
場所:アー・ペー・セー ニュウマン横浜店
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-1-1 ニュウマン横浜4階

▪️“アー・ペー・セー ビンテージプロジェクト回収”

期間:8月1〜31日
対象店舗:代官山FEMME、代官山HOMME、原宿アンダーグランド、青山、渋谷パルコ、日比谷、二子玉川、ニュウマン横浜、湘南、名古屋、なんば、梅田、神戸、西宮、京都、金沢、広島、福岡、博多、大分、鹿児島、仙台、札幌店

引き取り条件:
・メンバーシップへの登録
・2010年以降の商品で、洗濯表示ラベルにA.P.C. Japanの表記があり、ラベルが縫い付けられていること。ラベルには、2から始まる10桁あるいは11桁の品番が印字されている。
・素材の緩み、歪みがないこと
・穴、裂け目、引っかかり、毛玉、臭いがないこと
・ボタン、ジッパーなどが欠損していないこと
・手直しや改造がされていないこと
※判断が難しい場合はスタッフが査定を行う
※1人3点まで
※回収後の取り下げ、キャンセル不可

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「ラッシュ」がKATSEYEとコラボ ロゴモチーフのバスボムなど全7種を発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は8月7日、グローバルガールズグループKATSEYE(キャッツアイ)との限定コラボアイテムを発売する。本コラボは、KATSEYEのセカンドEPのリリースを記念したもので、ラインアップは、KATSEYEのロゴをモチーフにしたバスボム1種と、メンバーを象徴する“ドリーム・チャーム”を模ったソープ6種の全7種。「ラッシュ」全国31店舗、公式オンラインストア、公式アプリで取り扱う。

遊び心と自己表現に満ちた限定アイテム

KATSEYEのロゴにインスパイアされたバスボム(1300円)は、お湯に入れるとキラキラ輝く紫の泡が溶け出し、フルーティーなレモンマートルとブチュオイルがバブルガムのように甘く優しく香り立つ。KATSEYEのメンバーそれぞれを象徴する“ドリーム・チャーム”をモチーフにしたソープ(全6種、各25g、各680円)は、星空のようにキラキラ光るグリッターを配合しており、種類によって異なるフルーティーな香りを楽しめる。

本コラボについてKATSEYEは、「ずっと『ラッシュ』のファンだった私たちにとって、遊び心と個性あふれる今回のコラボは本当に楽しかった。私たちの世界観がバスボムや香り、メンバーそれぞれのチャームソープで表現されるなんてとても素敵だし、出来上がりも最高だ」とコメントを寄せた。

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宮下貴裕がソロイストを去る 2025-26年秋冬コレクションを最後に   

宮下貴裕が、自身が2010年に設立したブランド「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」(以下、「ザソロイスト.」)を去ることを発表した。

宮下は自身のインスタグラムで、同ブランド誕生15周年を経て新たな道を歩むことを決断したと投稿。同ブランド25-26年秋冬コレクション、“ザ ブラック アンド ホワイト リアリズム(THE BLACK-AND-WHITE REALISM)”が宮下にとって最後のコレクションとなる。

ソロイスト社の登記簿によると23年6月に中国人のチェン・フェイ氏が代表取締役に就任しており、創業者が去った後もブランドは継続するようだ。

 

宮下は1973年、東京都生まれ。23歳でパンクにインスパイアされた前衛的なブランド「ナンバーナイン(NUMBER (N)INE)」を立ち上げ、2004年にはパリ・ファッション・ウイークに参加した。

2009年には「ナンバーナイン」を解散。翌年、より機能性とクラフツマンシップに重点を置き、宮下の前衛的な視点を反映させる「ザソロイスト.」をスタートさせ、東京ファッション・ウイーク、ミラノのピッティ・イマージネ・ウオモ、パリ・ファッション・ウイークに参加した。

「ザソロイスト」のコレクションは、カート・コバーン(Kurt Cobain)やデヴィッド・ボウイ(David Bowie)らロックンロールのレジェンドに敬意を表し、音楽的要素を取り入れてきた。宮下の手掛けたルックは都会的で、モノクロを多用し時に破滅的で、プロポーションの遊びや要素の重ね合わせが特徴だった。

 

宮下は今後の活動について、「音楽はますます大きく響き渡り、今もなお奏でられ続けられています。ただ、舞台が変わっただけのこと。またお会いしましょう。新たなバンドと新たなサウンドともに」とヒントを残した。

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「コンバース ランニング」から三津家貴也と共同開発したシューズの新色が登場

「コンバース(CONVERSE)」のランニングシューズライン「コンバース ランニング(CONVERSE RUNNING)」は8月22日、ランニングアドバイザーの三津家貴也と共同開発したモデル“コンズ ランリボルヴ(CONS RUNREVOLVE)/ 3itsuka”(2万4200円)の2025-26年秋冬シーズンの新色として、ホワイトとブラックを発売する。「コンバース」 公式オンライン ショップと全国の取り扱い店舗で販売する。三津家貴也の公式サイトでは、8⽉6⽇まで先行予約販売を行う。

同モデルは、三津家が推奨する“ミッドフット走法”に適したラストと、軽量かつ反発性の高いソール設計を採用。また、高反発ミッドソールとY字形ガイディングカーボンプレートを搭載している。アッパーのメッシュ素材は、2025年春夏モデルのものから、長時間履いても快適で日常生活でも使いやすい素材に変更した。インソールには三津家のシグネチャーである“3itsuka”のロゴをモノグラムパターンでプリントした。

PROFILE: 三津家貴也

三津家貴也
PROFILE: 高校で陸上競技を始め筑波大学・筑波大学大学院でランニングを研究しながら、800mと1500m日本インカレに出場。卒業後も働きながら、日本選手権800m出場の実績をもつ。現在はランニングコーチ兼タレントとして、メディアやイベントを通したランニングの普及活動を行う。非常勤講師、モデル、インフルエンサーなど幅広く活動中

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「ハイドロゲン」の進化は”ブラッシュアップ” マーケティングトップの見る今後の展望

「ハイドロゲン(HYDROGEN)」は2003年、イタリア人デザイナーのアルベルト・ブレーシ(Alberto Bresci)によって創立されたラグジュアリー・スポーツブランド。従来のスポーツウエアの枠を超える、エレガントでありながらカジュアルなウエアを展開してきた。

本国イタリアでの人気を背景に、日本では06年より本格展開。ブランドを象徴する“スカル”ロゴは日本でも広く認知され、その新たなスタイルとともに浸透してきた。そんな中、「ハイドロゲン」は22年にブランドが韓国企業に売却され、今年よりそのマーケティングの拠点を日本に移すなど、新たな動きを見せている。その展望を、マーケティングを担うCREAS LYK社長が答えてくれた。

CREAS LYKの今村幸社長は、シンガポールで自身の会社を立ち上げ、アパレルのディストリビューションを行っていた際、「ハイドロゲン」と出合った。ブランドの買収に関わったことがきっかけで、アジア市場の戦略構築を任される形で日本法人社長に就任。今村社長は、「ハイドロゲン」の今後の変容は完全なリブランディングではなく、あくまで“ブラッシュアップ”だと答える。

「ブランドを支えてくれたコアなファンを大切にしつつ、新しい世代にもリーチする。軸となるのは素材や縫製にこだわった“クラシコ・イタリア”の上質さと、スカルロゴの持つタイムレス(=普遍)さの融合。そこに、シーズントレンドやコラボレーションも交えた商品展開を行います。ビジネスのプロフェッショナルとして、デザイナーの創造性を後押しする立場を貫き、ストアネットワークやマーケティング、ファイナンス、物流も含めた環境の部分でサポートしていくつもりです」と、進化するブランドの未来を語った。

また、今後の店舗戦略については、まずは旗艦店を中心とした展開を行っていく予定だと言う。「ギンザ シックス、表参道ヒルズ、福岡・天神の新プロジェクトなど、国内外の感度の高い顧客層に響く場所でブランドの“世界観”を体現していきます。そのためにも、ブランドの成長を共に担う新メンバーにもジョインしてもらいたいと考えています」とその展望を話した。

問い合わせ先
CREAS LYK
092-717-3585

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「オーディナリー」が肌バリアや赤みにアプローチする“肌メンテ美容液”を発売

「オーディナリー(THE ORDINARY)」は、新たな美容液“スキンバリア サポートセラム”(30mL、3520円)を発売する。9月3日に全国約20店舗のアットコスメストアおよびアットコスメショッピング、アマゾンで先行販売を開始し、10月1日に全国で発売する。同製品は、ビタミンB12、ナイアシンアミド、CICA、セラミドコンプレックスなど8つの成分が肌バリアや赤みにアプローチし、ゆらぎがちな肌を穏やかに整えて赤みのある肌印象を落ち着かせる。ピンク色の液体が特徴で、敏感肌を含む全ての肌タイプの人が使用できる。

成分ブームの火付け役のひとつであるカナダ発の同ブランドは、2024年5月に日本に上陸。以来定期的に製品を投入しており、今回は第5弾となる。今年1月に発売した“MP+CP1フェイスセラム”を一緒に組み合わせて使用することで、肌バリアのサポートのほか、肌にハリや弾力をもたらし、整った肌印象に導く。

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「オーディナリー」が肌バリアや赤みにアプローチする“肌メンテ美容液”を発売

「オーディナリー(THE ORDINARY)」は、新たな美容液“スキンバリア サポートセラム”(30mL、3520円)を発売する。9月3日に全国約20店舗のアットコスメストアおよびアットコスメショッピング、アマゾンで先行販売を開始し、10月1日に全国で発売する。同製品は、ビタミンB12、ナイアシンアミド、CICA、セラミドコンプレックスなど8つの成分が肌バリアや赤みにアプローチし、ゆらぎがちな肌を穏やかに整えて赤みのある肌印象を落ち着かせる。ピンク色の液体が特徴で、敏感肌を含む全ての肌タイプの人が使用できる。

成分ブームの火付け役のひとつであるカナダ発の同ブランドは、2024年5月に日本に上陸。以来定期的に製品を投入しており、今回は第5弾となる。今年1月に発売した“MP+CP1フェイスセラム”を一緒に組み合わせて使用することで、肌バリアのサポートのほか、肌にハリや弾力をもたらし、整った肌印象に導く。

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サザビーリーグが国産オーガニックコスメ「ネロリラ ボタニカ」を譲受 コスメ事業に本格参入

サザビーリーグはこのほど、ビーバイ・イーから国産オーガニックスキンケアブランド「ネロリラ ボタニカ(NEROLILA BOTANICA)」を譲受した。今後はサザビーリーグの100%子会社で「アフタヌーンティー・リビング(AFTERNOON TEA LIVING)」を運営するICLが新たなコスメ事業として展開する。これを機にブランド名を「ネロリラ(NEROLILA)」に変更し、9月にリブランディングを実施。公式ECを立ち上げ、全国でポップアップを実施するなどして、「アフタヌーンティー・リビング」に次ぐブランドとして育成する。

「ネロリラ ボタニカ」は2016年に誕生、メイクアップアーティストの早坂香須子氏をディレクターに迎え、「肌の再生、心の再生、土壌の再生」をコンセプトに、100%ナチュラル処方でありながら、効果実感のあるスキンケア製品を提案してきた。リブランディング後はこれまで培ってきたブランディングのノウハウを活かしながら、クリエイティブの刷新や製品開発への投資、ラインナップの拡充、新たな生産者との共生、循環づくりを推進する。ポップアップなどで顧客との接点を増やすほか、将来的に常設店舗、海外展開を視野に入れる。

まずは、使うたび体感できる「パワーオーガニック」を追求し、約2年ぶりの新製品の発売を皮切りに再始動する。

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衣料品の売り上げ比率3割超 中川政七商店が拓く繊維産地との共創モデル

ものづくりを日本で続けたいアパレルメーカーにとって中川政七商店の衣料品事業から学ぶことは少なくない。同社は「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを衣料品事業にも応用し、産地メーカーとの共創を目指す。同社が衣料品事業を本格化したのは2010年の新ブランド「中川政七商店」立ち上げ時。現在は売上高92億3000万円(2025年2月期)の3割以上を衣料品が占めるまでに成長した。「産地メーカーにとっても利益が出るビジネス構造に成長した」と語る中野鉄也商品部部長に戦略を聞く。

中川政七商店は「産地ではぐくまれる素材、作り手の技術や知恵を次代につなぎ、ものに込められた想いや姿勢を受け継ぎたい」という思いを起点にものづくりに取り組む。この思想のもとで生まれたもんぺパンツや割烹着は同社を代表する商品だ。「暮らしと工芸は密であり、“暮らしの道具”として気軽で着心地の良さをかなえる日本の素材を用いて、いずれも日本の伝統衣服を現代風にアップデートした」と中野部長は語る。割烹着は洋服にもなじみやすいシャツのパターンと張りのある綿の生地を採用し、袖は昔ながらの直線断ちのパターンで作業のしやすさを追求した。もんぺパンツは「通常一枚仕立てが一般的だが、裏地には吸湿性と放湿性の優れた和晒を使用し着心地を追求した」。

中川政七商店は、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを実現する組織として活動する。中期目標を「工芸大国に向けた需要創出」とし、2035年には売上高200億円、45年には売上高300億円を目指す。長期目標を「工芸復活」とし、75年には産地出荷額を現在の約3倍の3000億円を、同社の売上高は750億円を目指す。

衣料品事業を拡大するにあたり、同社のルーツである麻を活用した商品開発に力を入れる。「麻は夏素材と思われがちだが、四季折々に合った麻の提案をするために日本のメーカーと素材開発をはじめた。例えば山形のメーカーとは麻とウールのニットを、愛媛や広島のメーカーとは和紙と麻のブラウスをつくった。この取り組みによってさまざまなメーカーや産地とのつながりも増えていった。こうした産地とのものづくりが深まる中で、産地の若手人材の不足に直面した。ものづくりを明るく、楽しく、伝えることで若者に刺さるコンテンツを作りつつ、メーカーの強みを引き出すものづくりで定番布を創出するなど、産地やメーカーの成長のきかっけをつくっていきたい」。日本の各産地の織物や編み物の特徴を気軽に楽しめるTシャツ「日本の布ぬの」シリーズは年間5000万円を売るまでに成長した。

テキスタイルメーカーの強みから始まるものづくり

「『中川政七商店』のものづくりの特徴は、日本の産地メーカーの強みを起点に素材の心地よさを追求する点だ。一般的なアパレルメーカーはトレンドリサーチやペルソナ・マーケットリサーチからものづくりを始めるが、当社はメーカーの背景や技術などを理解したうえで、どうアップデートするかを考える。商品力を高めるだけでなくメーカーにとっても新しいチャレンジや成長のきっかけになることを目指している。一緒にものづくりに取り組み共に成長しているという感覚がある」と中野部長。

例えば「更麻」はインナーブランド開発にあたり、中川政七商店らしさについて追及した結果生まれた。和歌山のオカザキニットと協働して約2年かけて発売にこぎ着けた。価格は1万円前後と高額ながらリピーターが多く今では年間1億円を売り上げる。「大手量販店の機能性インナーにはかなわないし、着心地や快適さを追求して天然素材にこだわろうと考えた。天然素材のインナーの主流はオーガニックコットンだが、たくさん商品が出回る中でそれを作る必要があるかなどを検討し、調べていくと、かつて当社は麻製の汗取りをつくっていることがわかり、インナーと当社の共通点は麻であることがわかった。当社にしかできないことは麻のインナーを突き詰めることであり、その挑戦に付き合ってくれたのがオカザキニットだ。リネンにシルクプロテインを浸透させる加工を施すことで肌触りがやわらかいリネンフライスを実現した。素材を開発でき、いざ発売となったが量産するにあたり、編み始めると麻の糸が切れ思うように編めなくなった。麻は湿度の影響を受けやすく、開発した風合いのある生地は湿度が高い時期しか編めないことがわかり、発売を1年延期することになった」。試行錯誤の結果、メーカーの知見や技術と素材のサイクルが重なり、中川政七商店を代表する商品のひとつになった。

現在のSKU(在庫管理における最小の管理単位)は520。「『工芸を元気にする』ことを重視しているので、衣料品が好調でも急拡大を狙わず、衣食住のバランスを意識している。新製品を次々と入れ替えるのではなく、できるだけ長く深く売ることを意識している。商売としても、取引先のメーカーにとってもメリットが出る方法で成長することを意識している」と中野部長は語る。製品の多くは生地から開発し、1アイテムだけではなく横展開し季節を超えて活用しているという。「今は1アイテムで年間7000万円売れる製品もある。効率性や継続性がない多品種小ロットのものづくりサイクルはメーカーを苦しめてしまうので、そうではなく、ひとつの素材を長く作り続ける商品開発を目指している。一方で、現状でできることをするだけでなく、メーカーにとって技術革新も必要だと考えている。『更麻』のように一緒にチャレンジすることが日本のものづくりを拡げることに繋がるのではないか。こうした取り組みは、『中川政七商店」の商品を作るという観点だけでなく、メーカーにとっても代表商品・技術・素材となるはず。それを目指している』。

中川政七商店らしさとは「奈良であること」

中川政七商店として衣料品づくりに取り組むときに大切にしていることのひとつは「らしさ」だ。「らしさとは何かをデザインチームでも頻繁に話題になっており、社内で議論を重ね、『奈良であること』をらしさの本質として言語化した。『奈良であること』とはキーワードにすると『太さ』『天然』『潔さ』『清らかさ』『愛らしさ』『精緻』。例えば『太さ』は、質素で力強さがあることを指し、京都が華やさや繊細さを持つとしたら奈良は素朴で飾らない太さがあると考えている。抽象的な概念ではあるが、デザイン時に行き詰まらないようあえて余白を残している」。この指標をもとに、奈良を拠点に奈良で育まれた価値観や美意識の表現に取り組んでいるという。

中川政七商店の展望のひとつが「麻畑の復活」だ。「奈良で『手績み手織り麻』の復興を検討しており、近い将来、苧麻の栽培から製品化まで一貫生産を目指している。単なる伝統的な素材の再興ではなく、なぜ、麻を復活させるのかという思想や文化を深堀することで、麻畑を起点に学びや文化継承など複合的な価値を提供するものにしたい」。

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「ア ベイシング エイプ®」が阪急うめだ本店でポップアップ 大阪限定Tシャツなど

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」(以下、「ベイプ®」)は、8月1日から10月31日の間、阪急うめだ本店3階 ビヨンドワールドでポップアップストアをオープンする。最新シーズンアイテムに加え、限定Tシャツ(全3型、1万780円)を販売、大阪エリア限定デザインTシャツ(全6型、1万780円)を先行販売する。

限定商品ラインアップ

本ポップアップ限定の“ウメダ ソリッド カモティー”シリーズは、ソリッドカモをホワイトのトーンオントーンで表現。定番の“バイ ベイシング エイプ”、“カレッジ”、“ビジーワークス”の3型をラインアップ。大阪エリア限定デザインは、虎のモチーフやエイプヘッドを大胆に融合させたグラフィックTシャツ、大阪のタイポグラフィーと漫画風エフェクトを効かせたロゴデザインTシャツ、キュートなベイビーマイロ®など、大阪らしさ溢れる6型を用意する。

◼️ポップアップストア詳細

日程:8月1日〜10月31日
場所:阪急うめだ本店3階 ビヨンドワールド
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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RHCロンハーマンから「チャンピオン」別注スエットが発売 抜け感のある大人カジュアルなスタイリングに

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は8月9日、「チャンピオン(CHAMPION)」に別注したスエットプルオーバー(全4色、各2万900円)とパンツ(全4色、各2万900円)を発売する。 同アイテムは、RHC ロンハーマン各店、ロンハーマン千駄ヶ谷「アール」、ロンハーマン京都「アール」および公式オンラインで取り扱う。

こなれ感のある”マイスタイリング”を楽しむ

RCHロンハーマンがオリジナルでデザインしたバックプリントが特徴的なスエットプルオーバーは、カジュアルなスタイルにアクセントを加えるとともに、フロントにはワンポイントロゴのみのシンプルなデザインを採用することで、自分好みのレイヤリングを楽しめる。また、裾リブのついていないスエットパンツは、セットアップとセパレートのどちらでもトレンドをおさえた”こなれ感”のあるスタイリングをかなえる。カラーはともに、グレー、ブラック、オートミール、ライトブルーの4色を用意する。

今の気分に寄り添ったスタイリングを提案

RHCロンハーマン公式インスタグラムでは、岩田槙子、高木千智、近藤和貴子、石橋蘭子ら人気スタイリスト4人とのコラボ企画を始動。さらに2025年秋冬のルックブックでは、インナーで色遊びをしたセットアップや、フェミニンなアイテムとの組み合わせなど、RHCロンハーマンらしいスタイリングを提案している。

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花王から新ヘアケアブランド「ミーミーミー」誕生 MEOVVをブランドアンバサダーに起用

花王は8月9日、新ヘアケアブランド「ミーミーミー(MEMEME)」を立ち上げる。効率性を高めた「うるツヤ髪」に導くシャンプー、トリートメント、アウトバストリートメント、ヘアオイルの4品を展開し価格はいずれも1540円(編集部調べ)。全国の主要ドラッグストア約1万店舗で取り扱う。7月29日からは、MEGAドン・キホーテ渋谷本店やアットコスメトーキョーなど全国42店舗で先行販売する。

“モイストブーストシャンプー”(400mL、1540円/レフィル320mL、1100円)は、アミノ酸系の洗浄成分を配合し、泡立ちやすすぎやすさに加え、傷んだ髪を1本ずつ薄い疎水フィルムでコートする技術を採用。ノンシリコーン処方とした。“モイストブーストトリートメント”(400mL、1540円/レフィル320mL、1100円)は、ケア効果の高い濃厚な処方ながら髪へのなじみやすさを実現。塗り広げやすい使用感が特徴で、短時間で効果を実感できる。

アウトバス製品は、“クラッシュジェルトリートメント”(120mL、1540円)と“モイストブーストオイル”(60mL、1540円)を投入。ジェルタイプは“プルプル”とした質感が特徴で、ベタつきを抑えながら自然なまとまりを演出する。寝癖のつきにくさやドライヤー使用時の速乾性も備える。オイルは手肌にも使える処方で、べたつかずにまとまりと艶を与える。

香り設計にもこだわり、シャンプーとトリートメントはピンクグレープフルーツやレッドキウイ、フリージアを基調に、アウトバス製品にはブラックベリーをアクセントとして加えた。

ブランドアンバサダーにはガールズグループ「ミヤオ(MEOVV)」を起用し、7月29日からウェブCMを公開する。新曲「ME ME ME」の初披露を通じて、ブランドの世界観を発信する。加えて、東京・表参道のピアザ・アッセンブリーホールでポップアップストアを7月30日から8月3日まで開催する。来場者にはサシェやオリジナルステッカーなどのノベルティを先着で配布する。

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花王、ヘアケア第三の矢「ミーミーミー」で布陣固まる

花王は今夏、ヘアケア事業変革の一環として新ブランド「ミーミーミー(MEMEME)」を立ち上げる。Z世代を中心とした若年層女性を主なターゲットに据え、機能性と手軽さを両立した設計が特徴。シャンプー、トリートメント、アウトバストリートメント、ヘアオイルの4品を展開し、価格はいずれも1540円(編集部調べ)。8月9日から全国の主要ドラッグストア約1万店舗で取り扱う。7月29日からは、MEGAドン・キホーテ渋谷本店やアットコスメトーキョーなど全国42店舗で先行販売する。

近年、Z世代を中心に「効率性」を重視する傾向が強まっており、ヘアケアにも手軽さと高機能性の両立が求められている。こうした時代の空気を捉え、同ブランドは「PLAY! ME〈毎日過去最高のわたしを楽しもう〉」をコンセプトに掲げた。ブランド名の「ME」を3つ重ねたネーミングには、多様な価値観を尊重し、自分らしさを肯定するメッセージを込める。処方設計には、短時間で効果を実感できる使用感を追求し、日々のケアに負担を感じさせない工夫を施した。効率性と自己表現を重視する若年層に寄り添い、新たな市場の開拓を狙う。

快進撃を支える“感情軸”マーケティング

新ブランド「ミーミーミー」の誕生により、花王が進めるヘアケア事業の再編が最終局面を迎えた。2024年4月に投入した「メルト(MELT)」、同年11月の「ジアンサー(THE ANSWER)」に続く第3弾であり、再編戦略の「最後のピース」(野原聡・ヘアケア事業部ブランドマネジャー)となる。

同社のヘアケア事業は足元で計画を上回る成長を見せており、24年に公表した27年度の目標を上方修正した。国内市場でのシェア目標は当初16%強としていたが、25年6月時点で13%を達成。これを踏まえ、目標を18%に引き上げた。25年度の売上高は23年度比で26%増、27年度には同56%増を見込むなど、高成長を視野に入れる。

成長のけん引役は「メルト」と「ジアンサー」だ。「メルト」は全国約1万5000店舗に配荷され、出荷本数は250万本を突破。販売ベースでのシェアは3%強に達する。「ジアンサー」も約8000店舗に展開され、出荷本数は140万本超。販売シェアは4%強に達している。1400円以上の「ハイプレミアム」市場では、2023年に32位だったメーカー別シェアを4位にまで押し上げた。

この快進撃を支えるのが、“感情”を軸にしたマーケティング戦略だ。人間の本質的な感情ニーズを6つに分類し、「メルト」や「ジアンサー」、既存の「メリット(MERIT)」「エッセンシャル(ESSENTIAL)」「セグレタ(SEGRETA)」をそれぞれに配置。「ミーミーミー」は、躍動的・エネルギッシュというポジションを担い、「『メルト』『ジアンサー』に続く、末っ子的存在」(野原ブランドマネジャー)として加わる。

「ミーミーミー」は、「エッセンシャル」や「メルト」と同様に若年層を主なターゲットとしており、ブランド間のカニバリゼーションも懸念される。しかし野原ブランドマネジャーは、「消費者はその時々の感覚でヘアケアブランドを切り替える傾向がある。感情に基づいてスイッチしてもらえるよう、各ブランドに個性と一貫性を持たせた構成を意識している」と説明する。

コミュニケーション戦略では、「メルト」「ジアンサー」での知見を最大活用すべく、UGCの創出を促す仕掛けづくりに注力。インフルエンサー施策や体験イベントなど拡散性の高いコンテンツを発信し、Z世代に響くタッチポイントの拡大を図る。

全方位強化で次の成長フェーズへ

「ミーミーミー」の投入により、花王のヘアケア事業は次なる飛躍に向けた体制を万全にした。「ミーミーミー」はアウトバスやスタイリングといった新領域の拡張を担い、「ジアンサー」は個の最適化によるパーソナライズ事業を展開する。「メルト」は“休息美容”の概念を生かし、ヘアケア以外への応用も視野に入れる。

既存ブランドも再強化する。「メリット」は母と娘の関係性に着目した親子向けの提案を強化し、「セグレタ」は育毛シリーズを一新。26年にブランド誕生50周年を迎える「エッセンシャル」は、新たな広告フレームの展開を計画している。

今後は国内市場での実績を足がかりに、中国をはじめアジアを中心とした海外市場の展開強化も視野に入れる。野原ブランドマネジャーは「SNSを活用しながら、成功が難しいとされるグローバルのヘアケア市場に挑戦していきたい」と意気込む。

「ミーミーミー」一挙公開

「ミーミーミー」の“モイストブーストシャンプー”(400mL、1540円/レフィル320mL、1100円)は、アミノ酸系の洗浄成分を配合し、泡立ちやすすぎやすさに加え、傷んだ髪を1本ずつ薄い疎水フィルムでコートする技術を採用。ノンシリコーン処方とした。“モイストブーストトリートメント”(400mL、1540円/レフィル320mL、1100円)は、ケア効果の高い濃厚な処方ながら髪へのなじみやすさを実現。塗り広げやすい使用感が特徴で、短時間で効果を実感できる。

アウトバス製品は、“クラッシュジェルトリートメント”(120mL、1540円)と“モイストブーストオイル”(60mL、1540円)を投入。ジェルタイプは“プルプル”とした質感が特徴で、ベタつきを抑えながら自然なまとまりを演出する。寝癖のつきにくさやドライヤー使用時の速乾性も備える。オイルは手肌にも使える処方で、べたつかずにまとまりと艶を与える。香り設計にもこだわり、シャンプーとトリートメントはピンクグレープフルーツやレッドキウイ、フリージアを基調に、アウトバス製品にはブラックベリーをアクセントとして加えた。

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「ザ パブリック オーガニック」から100%精油調合の新シリーズ シャンプーとトリートメントをラインアップ

国産オーガニックブランド「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」は9月15日、新シリーズのインバスケア“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー・精油トリートメント”を発売する。全国のドラッグストアおよびバラエティーショップで取り扱う。また8月10日からは、ロフトおよびロフトネットストアで、8月12日からは、公式オンラインストア、楽天市場、アンドエスティ、アマゾン、Qoo10で先行発売を行う。

“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー”(400mL、2530円/詰め替え、340mL、1980円)は、髪と頭皮に潤いを与え、みずみずしい髪へと導く精油浴シャンプー。新芽から抽出したリンデンエキスと乾燥に強く枯れにくい海浜植物シーラベンダーエキス配合で、髪と頭皮に潤いを与えて水分保持力をサポートする。また、ハーブやカレンデュラエキスをはじめ、肌を健やかに整えるカミツレ花エキスとタイム葉エキスがデリケートな頭皮を洗うたびにケアする。

植物によるオイルとバターで髪に艶をもたらす“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油トリートメント”(400mL、2530円/詰め替え、340mL、1980円)は、シンメから抽出したリンデンエキスと保湿力の高いマルーラオイルが乾燥でパサついた髪に潤いを与え、水分保持力をサポートする。また、チアシードオイルや豊な脂質膜を持つ海浜植物が艶のある美しい髪へ導く。さらに、ムルムルバターとシアバター配合で潤いを閉じ込め、髪にまとまりと艶をもたらす。

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「ザ パブリック オーガニック」から100%精油調合の新シリーズ シャンプーとトリートメントをラインアップ

国産オーガニックブランド「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」は9月15日、新シリーズのインバスケア“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー・精油トリートメント”を発売する。全国のドラッグストアおよびバラエティーショップで取り扱う。また8月10日からは、ロフトおよびロフトネットストアで、8月12日からは、公式オンラインストア、楽天市場、アンドエスティ、アマゾン、Qoo10で先行発売を行う。

“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー”(400mL、2530円/詰め替え、340mL、1980円)は、髪と頭皮に潤いを与え、みずみずしい髪へと導く精油浴シャンプー。新芽から抽出したリンデンエキスと乾燥に強く枯れにくい海浜植物シーラベンダーエキス配合で、髪と頭皮に潤いを与えて水分保持力をサポートする。また、ハーブやカレンデュラエキスをはじめ、肌を健やかに整えるカミツレ花エキスとタイム葉エキスがデリケートな頭皮を洗うたびにケアする。

植物によるオイルとバターで髪に艶をもたらす“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油トリートメント”(400mL、2530円/詰め替え、340mL、1980円)は、シンメから抽出したリンデンエキスと保湿力の高いマルーラオイルが乾燥でパサついた髪に潤いを与え、水分保持力をサポートする。また、チアシードオイルや豊な脂質膜を持つ海浜植物が艶のある美しい髪へ導く。さらに、ムルムルバターとシアバター配合で潤いを閉じ込め、髪にまとまりと艶をもたらす。

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「ジーユー」でインフルエンサー体験 子どもの服選びを育むイベントを全国で実施

「ジーユー(GU)」は、夏休み企画として子どもの買い物体験イベント「マイ ファースト アウトフィット(MY FIRST OUTFIT、以下MFO)」の特別版を初開催する。これまでは一部店舗のみで実施してきたが、今回は銀座旗艦店を除く全国のキッズ取り扱い全423店舗に拡大。開催は7月29日、8月5日、21日。応募は特設サイトで受付中で、定員になり次第終了する。

夏休み特別版となる今回の「MFO」は、「ジーユー」の店舗で子どもたち自身が好きなウエアを選ぶ通常の買い物体験に加えて、ブランドの公式インフルエンサー「StyleHinter(スタイルヒンター)」のインフルエンサーの仕事を模擬体験する撮影も行う。まずは、販売スタッフが体験の説明や服選びのポイントなどをレクチャー。その後子どもたちは保護者から離れ、スタッフと店内を回遊し、自分たちで服をセレクトする。試着後、インフルエンサーになりきって写真撮影を行う。

「ジーユー」が子どもたちに提示した服選びのポイントは3つ。「自分にぴったりのサイズを選ぶ」「どんなシーンで着るかのテーマを決める」「色は3色以内にまとめる」こと。開催に先駆けて行われた二子玉川ドッグウッドプラザ店での体験会には、未就学児から小学校高学年までの子どもたちが参加。サイズを確認し“マイサイズ”を見つけたり、好きな色や気分に合った服を選んだりと、最初は戸惑っていた子どもたちも自分の考えや好みで自由に服選びを楽しんだ。

試着後のコーディネート披露では、満足げな表情の子どもたちが登場。保護者からは、「好きな色を取り入れながらうまくコーディネートできている」「好きなものを自分で見つけられて、試着もできた初めての体験は自信にもつながったのではないか」「いつもは私たち親が選んでしまうことが多いが、スタッフの方に声をかけてもらいながら自由に選ぶ体験は、とても充実したように思う」という感想があがった。

イベントの最後には、自由研究にも使えるワークシートを配布。服選びのポイントから実践したこと、試着前後に撮影したコーディネートの比較から自身で選んだ服がどう見えるか、また選んだ服を着てどう思ったかといった感想を書く。また、コーディネート前後に撮影した自分のルックを並べ、アピールしたいポイントやポーズの理由など、おすすめしたいことを写真と言葉で伝える内容にまとめることができる。

「MFO」は、子どもたちの自主性や自立心を育むことを目的とした“服育”プロジェクトの一環として、2022年にスタート。これまでに国内で2000人以上が参加しており、香港では約700人、台湾では約400人が体験している。グローバルマーケティング部の木下智子担当は、「『MFO』は子どもたちの自己成長や自信の芽生えにつながる体験。子ども服を通じて社会との関わりや将来について考えるきっかけになる可能性もある。今後も店舗を拠点に、子どもたちが学び、楽しめる場を提供し続けたい」と語る。

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「ジーユー」でインフルエンサー体験 子どもの服選びを育むイベントを全国で実施

「ジーユー(GU)」は、夏休み企画として子どもの買い物体験イベント「マイ ファースト アウトフィット(MY FIRST OUTFIT、以下MFO)」の特別版を初開催する。これまでは一部店舗のみで実施してきたが、今回は銀座旗艦店を除く全国のキッズ取り扱い全423店舗に拡大。開催は7月29日、8月5日、21日。応募は特設サイトで受付中で、定員になり次第終了する。

夏休み特別版となる今回の「MFO」は、「ジーユー」の店舗で子どもたち自身が好きなウエアを選ぶ通常の買い物体験に加えて、ブランドの公式インフルエンサー「StyleHinter(スタイルヒンター)」のインフルエンサーの仕事を模擬体験する撮影も行う。まずは、販売スタッフが体験の説明や服選びのポイントなどをレクチャー。その後子どもたちは保護者から離れ、スタッフと店内を回遊し、自分たちで服をセレクトする。試着後、インフルエンサーになりきって写真撮影を行う。

「ジーユー」が子どもたちに提示した服選びのポイントは3つ。「自分にぴったりのサイズを選ぶ」「どんなシーンで着るかのテーマを決める」「色は3色以内にまとめる」こと。開催に先駆けて行われた二子玉川ドッグウッドプラザ店での体験会には、未就学児から小学校高学年までの子どもたちが参加。サイズを確認し“マイサイズ”を見つけたり、好きな色や気分に合った服を選んだりと、最初は戸惑っていた子どもたちも自分の考えや好みで自由に服選びを楽しんだ。

試着後のコーディネート披露では、満足げな表情の子どもたちが登場。保護者からは、「好きな色を取り入れながらうまくコーディネートできている」「好きなものを自分で見つけられて、試着もできた初めての体験は自信にもつながったのではないか」「いつもは私たち親が選んでしまうことが多いが、スタッフの方に声をかけてもらいながら自由に選ぶ体験は、とても充実したように思う」という感想があがった。

イベントの最後には、自由研究にも使えるワークシートを配布。服選びのポイントから実践したこと、試着前後に撮影したコーディネートの比較から自身で選んだ服がどう見えるか、また選んだ服を着てどう思ったかといった感想を書く。また、コーディネート前後に撮影した自分のルックを並べ、アピールしたいポイントやポーズの理由など、おすすめしたいことを写真と言葉で伝える内容にまとめることができる。

「MFO」は、子どもたちの自主性や自立心を育むことを目的とした“服育”プロジェクトの一環として、2022年にスタート。これまでに国内で2000人以上が参加しており、香港では約700人、台湾では約400人が体験している。グローバルマーケティング部の木下智子担当は、「『MFO』は子どもたちの自己成長や自信の芽生えにつながる体験。子ども服を通じて社会との関わりや将来について考えるきっかけになる可能性もある。今後も店舗を拠点に、子どもたちが学び、楽しめる場を提供し続けたい」と語る。

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灼熱の欧州メンズコレ出張報告:記者談話室vol.187

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

187回目となる今回は、ゲストに本橋記者を迎えて、伊仏英の3カ国5都市を巡った出張報告です。熱波に襲われているヨーロッパ。メンズ・ファッション・ウイーク取材も過酷になっているようで……。本橋記者が奮闘した「WWDJAPAN」メンズコレ特集、速報号詳報号もぜひお読みください。

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ゲオHDがブランドバッグのオークション会場の様子を公開 真贋鑑定のポイントも解説

ゲオホールディングス(HD)は7月、グループ傘下の日本オークション協会(JWA)のオークション会場の様子を報道関係者に公開した。JWAは、同じくゲオホールディングス傘下のラグジュアリーリユース事業を手掛ける「OKURA」が展開するオークション事業の1つで、ブランドバッグや時計、宝石など、月間出品数は約1万7000点に上る。

今回公開されたのは、7月18日に開催された「JWAバッグ大会」の会場だ。会場には、出品業者ごとに割り振られたプラスチックのケースが450箱ほど並んでいた。ケースの中には「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「プラダ(PRADA)」などのブランドバッグや小物類が詰め込まれている。このほか、「別展エリア」と呼ばれるセキュリティーの高い区画には、「エルメス(HERMES)」や「シャネル(CHANEL)」など、高額商品が保管されていた。

二次流通は模倣品との闘い
真贋鑑定のプロがポイントを解説

オークションやメルカリをはじめとする個人間取引においても、二次流通における最大の問題は「模倣品」といえるだろう。

JWAが開催するオークションにおいても、出品者が持ち込むアイテムの中に「基準外品」と呼ばれる偽造品が含まれることもあるという。JWAではオークションにかけられる前にスクリーニングを行い、バイヤーとして参加する「OKURA」も入札前に自社の鑑定士が真贋鑑定を行ってから、「基準内品」と判断したアイテムにのみ入札を行うという。

「OKURA」は今回、メディア関係者に対して自社の真贋鑑定時のポイントを披露した。同社には真贋検品担当が11人在籍し、オークションでの買い付けや店舗への持ち込みなど、年間数万点ものブランド品を鑑定しているという。

偽造品は、スーパーコピーの中でも品質が低い「A品」、高品質なコピー品の「S品」、高品質な素材を使用し、細部にわたるまで精巧に作られた「N品」の3つに分類される。目視ですぐに偽造品と判別できる粗悪な「A品」に比べ、「N品」は本革との区別が困難な高品質の合皮を使用したり、シリアルナンバーや付属品などの細部まで正規品に限りなく近づけたりしているため、プロの目でも判別が難しい。最近では金相場の高騰を受けて、新素材で比重までK18に合わせて巧妙なものも出回っている。

そんな「N品」であっても、素材や縫製、金具の加工など、細かな違いを総合的に判断して真贋判断を行うことは可能だという。デモンストレーションの一環として公開した「エルメス」の“ボリード”の正規品と「N品」は、「A品」「S品」と違って一見しただけでは偽造品かどうかの判定は難しい。

しかし、バッグのファスナーや留め具などの細部を見ると違いが分かるという。

「OKURA」によると、二次流通で人気があるブランドは「エルメス」「シャネル」「ルイ・ヴィトン」だが、偽造品は「ディオール(DIOR)」や「プラダ」「セリーヌ(CELINE)」など、偽造しやすいキャンバス地のアイテムを出しているブランドの方が多いという。

真贋の判定時に使用される「基準内」「基準外」

二次流通そのものはサステナビリティの観点や、経済合理性の観点からも良い側面がある。その一方で、ハイブランド品の偽造品問題は世界的にも深刻になっている。AIを用いた真贋鑑定サービスを提供するエントルピー(ENTRUPY)は、昨今の経済情勢や相次ぐ価格高騰によって正規品を購入できない層が中心となって“デュープ(模倣品)文化”を後押ししていると指摘する。2024年には、TikTok上の「#dupe」ハッシュタグが63億回再生され、「デュープ探し」が模倣品や偽造品を正当化し、模倣行為そのものを創造的なものとする風潮が生まれているという。

しかし、模倣品の流通は正規産業に大きなダメージを与えるだけでなく、品質が保証されていないため、健康被害や破損事故のリスクもある。また、反社会的組織に利益が流れることで人権侵害や犯罪を助長することにもつながるため、容認されてよいものではない。

模倣品の流通を抑えるためにも、プロの目による真贋鑑定は重要だ。他方、「本物かどうか」を本当に保証できるのは、正規品を販売するブランドのみである。二次流通における真贋鑑定で判断されるのは「本物」「偽物」の区別ではなく、一般社団法人日本流通自主管理協会(AACD)が定める基準に照らして「基準内」か「基準外」かという点のみだ。この判断基準は、ブランドから情報を共有されるわけではなく、協会独自の知見に基づいた判断になるため、必ずしも「本物」ではない可能性もある。このため、二次流通市場の拡大・成長に伴い、真贋判定技術の向上は非常に重要となる。

「JWA」によると、日本における真贋鑑定の精度は高く評価されており、国内で真贋鑑定された商品は国外でも高く売れるという。テクノロジーをうまく活用しながら、日本の真贋鑑定の高いクオリティーが今後も維持されることを期待したい。

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