5人組バンドKroi、ツアーグッズを渋谷のポップアップで先行販売 アニメ「SAKAMOTO DAYS」とのコラボアイテムも

5人組バンドグループのKroi(クロイ)は8月9〜11日、2025年秋ツアーグッズを先行販売するポップアップストア「kroi pop-up store 2025」を渋谷の「shibuya sacs」で開催する。アニメ「SAKAMOTO DAYS」のオープニング曲「Method」も手掛けるKroi。ポップアップでは「SAKAMOTO DAYS」とコラボレーションしたアイテムも販売するほか、過去に販売していたグッズも並ぶ。

今回のラインアップの中でも注目は、フォーマルなダブルジップカーディガン(1万4000円)だ。随所に取り外し可能なワッペンが付いており、ライブ会場でだけでなく、普段使いとしても。ボタンはオレンジを採用し、ワッペンを外しても映えるデザインに仕上がっている。MとLの2サイズ展開で、ウエスト部分にはシルエットを調節できるボタンが付いている。

ほか、定番のTシャツ(2種、3800〜4200円)やタオル(2000円)に加え、ツアーグッズとしては珍しいネックレスとブレスレットの2WAYで楽しめるアクセサリー(8000円)や、スタイリングのアクセントになるフリンジのネクタイ(3600円)などの全9アイテムが登場する。

「SAKAMOTO DAYS」とコラボしたアイテムは、Tシャツ(2種、各5000円)とステッカー(900円)だ。アニメの世界観をKroiに落とし込み、アイコニックな拳銃などのイラストを施した。

グッズは長谷部悠生が監修 過去には「スブ」とのコラボも

Kroiは、R&Bやファンク、ロック、ヒップホップなどのあらゆる音楽ジャンルからの影響を昇華した、ミクスチャーな音楽性を提示する5人組バンド。メンバーは内田怜央(ギター&ボーカル)、長谷部悠生(ギター)、関将典(ベース)、益田英知(ドラムス)、千葉大樹(キーボード)。2018年2月に結成し、21年に1stアルバム「LENS」でメジャーデビューを果たした。

Kroiのグッズはメンバーの長谷部悠生がプロデュースを行っており、過去にはリラックスサンダルブランド「スブ(SUBU)」とのコラボモデルを販売するなど、ファッショナブルなアイテムを展開。グッズながらも本格的なアイテムが、若年層から注目を集めている。

◾️kroi pop-up store 2025
期間:8月9〜11日
時間:11:00〜20:00 ※11日の最終日のみ18:00まで
場所:shibuya sacs
住所:東京都渋谷区桜丘町16-12 桜丘フロントビル 1階

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5人組バンドKroi、ツアーグッズを渋谷のポップアップで先行販売 アニメ「SAKAMOTO DAYS」とのコラボアイテムも

5人組バンドグループのKroi(クロイ)は8月9〜11日、2025年秋ツアーグッズを先行販売するポップアップストア「kroi pop-up store 2025」を渋谷の「shibuya sacs」で開催する。アニメ「SAKAMOTO DAYS」のオープニング曲「Method」も手掛けるKroi。ポップアップでは「SAKAMOTO DAYS」とコラボレーションしたアイテムも販売するほか、過去に販売していたグッズも並ぶ。

今回のラインアップの中でも注目は、フォーマルなダブルジップカーディガン(1万4000円)だ。随所に取り外し可能なワッペンが付いており、ライブ会場でだけでなく、普段使いとしても。ボタンはオレンジを採用し、ワッペンを外しても映えるデザインに仕上がっている。MとLの2サイズ展開で、ウエスト部分にはシルエットを調節できるボタンが付いている。

ほか、定番のTシャツ(2種、3800〜4200円)やタオル(2000円)に加え、ツアーグッズとしては珍しいネックレスとブレスレットの2WAYで楽しめるアクセサリー(8000円)や、スタイリングのアクセントになるフリンジのネクタイ(3600円)などの全9アイテムが登場する。

「SAKAMOTO DAYS」とコラボしたアイテムは、Tシャツ(2種、各5000円)とステッカー(900円)だ。アニメの世界観をKroiに落とし込み、アイコニックな拳銃などのイラストを施した。

グッズは長谷部悠生が監修 過去には「スブ」とのコラボも

Kroiは、R&Bやファンク、ロック、ヒップホップなどのあらゆる音楽ジャンルからの影響を昇華した、ミクスチャーな音楽性を提示する5人組バンド。メンバーは内田怜央(ギター&ボーカル)、長谷部悠生(ギター)、関将典(ベース)、益田英知(ドラムス)、千葉大樹(キーボード)。2018年2月に結成し、21年に1stアルバム「LENS」でメジャーデビューを果たした。

Kroiのグッズはメンバーの長谷部悠生がプロデュースを行っており、過去にはリラックスサンダルブランド「スブ(SUBU)」とのコラボモデルを販売するなど、ファッショナブルなアイテムを展開。グッズながらも本格的なアイテムが、若年層から注目を集めている。

◾️kroi pop-up store 2025
期間:8月9〜11日
時間:11:00〜20:00 ※11日の最終日のみ18:00まで
場所:shibuya sacs
住所:東京都渋谷区桜丘町16-12 桜丘フロントビル 1階

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花王、25年1〜6月期は化粧品事業が黒字転換 通期予想を上方修正

花王は2025年12月期の通期業績予想を上方修正する。収益性改善の進展を受け、売上高は1兆6900億円(修正前は1兆6700億円)、営業利益は1650億円(同1600億円)、純利益は1210億円(同1160億円)を見込む。

25年1〜6月期連結決算(国際会計基準)は、売上高が前年同期比2.7%増の8090億円、営業利益が19.9%増の694億円、純利益が14.3%増の496億円と増収増益だった。ファブリック・ホームケアが堅調に推移したほか、化粧品事業の収益性が大幅に改善し、3期ぶりの黒字転換を果たしたことが増益に寄与した。

化粧品事業の売上高は同1.5%増(実質2.1%増)の1185億円だった。注力6ブランドである「センサイ(SENSAI)」「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」「カネボウ(KANEBO)」「ソフィーナiP(SOFINA iP)」「キュレル(CUREL)」「ケイト(KATE)」の成長が加速。「キュレル」「ケイト」「カネボウ」は好調を維持し、「センサイ」はインバウンド需要を獲得。「ソフィーナiP」は新製品が好調だった。営業利益は、ブランドへの集中投資や人材構造改革などが利益改善に大きく寄与し、前期の61億円の赤字から4億円の黒字に転換した。

日本市場はこれら6ブランドの売り上げが15%増、ASEAN市場では11%増を達成。特にタイは「ケイト」や「カネボウ」が計画比を上回り、27%の増収を記録した。欧州では「モルトンブラウン」が引き続き好調に推移。「キュレル」が欧州でのプレゼンスを強化し、約70%増の売り上げを達成した。

昨年苦戦を強いられた中国市場も立て直しの兆しが見えた。中国の大型ECモール天猫(TMALL)での「キュレル」、「フリープラス(FREEPLUS)」旗艦店での売り上げが同3%増と伸長。EC内非正規店でも価格回復が進んだ。「キュレル」の美容液のECセルアウト金額は約80%増加し、現地生産品の育成にも寄与した。

ヘルスビューティケア事業(スキンケア、ヘアケア、パーソナルヘルスを含む)は、売上高が同0.4%増(実質1.6%増)の2115億円となった。スキンケアは、日本ではUVケア製品やハンドソープが好調に推移した一方で米州は「ジャーゲンズ(JERGENS)」が競合からの攻勢を受け、前年同期を下回り、全体としては微減した。

ヘアケアは、日本市場で昨年発売した高価格帯の「メルト(MELT)」と「ジアンサー(THE ANSWER)」、リブランディングした「エッセンシャル(ESSENTIAL)」が引き続き好調で伸長した。一方で欧米の売り上げは、ヘアサロン向けの「ゴールドウェル(GOLDWELL)」が米国や欧州の景況感悪化の影響を受け、前年同期を下回った。パーソナルヘルス製品の売り上げは、日本では新製品「ピュオーラ 炭酸ハミガキ」、中国では「めぐりズム」 の貢献により前年同期を上回った。

また、第1四半期でセグメント事業名を変更。「コンシューマープロダクツ事業」を「グローバルコンシューマーケア事業」、「ハイジーン&リビングケア事業」を「ハイジーンリビングケア事業」、「ヘルス&ビューティケア事業」を「ヘルスビューティケア事業」に改称した。「グローバルコンシューマーケア事業」はハイジーンリビングケア事業、ヘルスビューティケア事業、化粧品事業、ビジネスコネクティッド事業を含む。また、業務用衛星製品とライフケア製品などで構成するビジネスコネクティッド事業をグローバルコンシューマーケア事業の中に新設する。Washing Systems, LLCはケミカル事業に組み入れる。

下半期は高付加価値品の提案を強化し、特にGC事業では高付加価値化を伴う価格改定を実施する予定だ。収益性をさらに高めてグローバル成長の基盤作りを推進する。また、米国の関税政策の変更に伴い、リスク影響額を見直す方針だ。

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花王、25年1〜6月期は化粧品事業が黒字転換 通期予想を上方修正

花王は2025年12月期の通期業績予想を上方修正する。収益性改善の進展を受け、売上高は1兆6900億円(修正前は1兆6700億円)、営業利益は1650億円(同1600億円)、純利益は1210億円(同1160億円)を見込む。

25年1〜6月期連結決算(国際会計基準)は、売上高が前年同期比2.7%増の8090億円、営業利益が19.9%増の694億円、純利益が14.3%増の496億円と増収増益だった。ファブリック・ホームケアが堅調に推移したほか、化粧品事業の収益性が大幅に改善し、3期ぶりの黒字転換を果たしたことが増益に寄与した。

化粧品事業の売上高は同1.5%増(実質2.1%増)の1185億円だった。注力6ブランドである「センサイ(SENSAI)」「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」「カネボウ(KANEBO)」「ソフィーナiP(SOFINA iP)」「キュレル(CUREL)」「ケイト(KATE)」の成長が加速。「キュレル」「ケイト」「カネボウ」は好調を維持し、「センサイ」はインバウンド需要を獲得。「ソフィーナiP」は新製品が好調だった。営業利益は、ブランドへの集中投資や人材構造改革などが利益改善に大きく寄与し、前期の61億円の赤字から4億円の黒字に転換した。

日本市場はこれら6ブランドの売り上げが15%増、ASEAN市場では11%増を達成。特にタイは「ケイト」や「カネボウ」が計画比を上回り、27%の増収を記録した。欧州では「モルトンブラウン」が引き続き好調に推移。「キュレル」が欧州でのプレゼンスを強化し、約70%増の売り上げを達成した。

昨年苦戦を強いられた中国市場も立て直しの兆しが見えた。中国の大型ECモール天猫(TMALL)での「キュレル」、「フリープラス(FREEPLUS)」旗艦店での売り上げが同3%増と伸長。EC内非正規店でも価格回復が進んだ。「キュレル」の美容液のECセルアウト金額は約80%増加し、現地生産品の育成にも寄与した。

ヘルスビューティケア事業(スキンケア、ヘアケア、パーソナルヘルスを含む)は、売上高が同0.4%増(実質1.6%増)の2115億円となった。スキンケアは、日本ではUVケア製品やハンドソープが好調に推移した一方で米州は「ジャーゲンズ(JERGENS)」が競合からの攻勢を受け、前年同期を下回り、全体としては微減した。

ヘアケアは、日本市場で昨年発売した高価格帯の「メルト(MELT)」と「ジアンサー(THE ANSWER)」、リブランディングした「エッセンシャル(ESSENTIAL)」が引き続き好調で伸長した。一方で欧米の売り上げは、ヘアサロン向けの「ゴールドウェル(GOLDWELL)」が米国や欧州の景況感悪化の影響を受け、前年同期を下回った。パーソナルヘルス製品の売り上げは、日本では新製品「ピュオーラ 炭酸ハミガキ」、中国では「めぐりズム」 の貢献により前年同期を上回った。

また、第1四半期でセグメント事業名を変更。「コンシューマープロダクツ事業」を「グローバルコンシューマーケア事業」、「ハイジーン&リビングケア事業」を「ハイジーンリビングケア事業」、「ヘルス&ビューティケア事業」を「ヘルスビューティケア事業」に改称した。「グローバルコンシューマーケア事業」はハイジーンリビングケア事業、ヘルスビューティケア事業、化粧品事業、ビジネスコネクティッド事業を含む。また、業務用衛星製品とライフケア製品などで構成するビジネスコネクティッド事業をグローバルコンシューマーケア事業の中に新設する。Washing Systems, LLCはケミカル事業に組み入れる。

下半期は高付加価値品の提案を強化し、特にGC事業では高付加価値化を伴う価格改定を実施する予定だ。収益性をさらに高めてグローバル成長の基盤作りを推進する。また、米国の関税政策の変更に伴い、リスク影響額を見直す方針だ。

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「パレス スケートボード」×「ドラえもん」のカプセルコレクションが8月9日に発売 ドラえもんやドラミを大胆にデザイン

「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」(以下、「パレス」)は8月9日11時、「ドラえもん」とのカプセルコレクションを発売する。同コレクションは、「パレス スケートボード」東京、大阪、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、公式オンラインストアで販売する。

「パレス」の定番アイテムであるパーカー、Tシャツ、コットンシャツ、バギージーンズ、キャップ、スケートボードなどに、ドラえもんと妹・ドラミのイラストが大胆にデザインされており、白と黒を基調にドラえもんのグラフィックを配したモデルと、マスタードイエロー×ブルーを基調にドラミをフィーチャーしたモデルの2パターンを展開する。

ルック

アイテム

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「パレス スケートボード」×「ドラえもん」のカプセルコレクションが8月9日に発売 ドラえもんやドラミを大胆にデザイン

「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」(以下、「パレス」)は8月9日11時、「ドラえもん」とのカプセルコレクションを発売する。同コレクションは、「パレス スケートボード」東京、大阪、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、公式オンラインストアで販売する。

「パレス」の定番アイテムであるパーカー、Tシャツ、コットンシャツ、バギージーンズ、キャップ、スケートボードなどに、ドラえもんと妹・ドラミのイラストが大胆にデザインされており、白と黒を基調にドラえもんのグラフィックを配したモデルと、マスタードイエロー×ブルーを基調にドラミをフィーチャーしたモデルの2パターンを展開する。

ルック

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ロート製薬が通期予想を上方修正 4〜6月期はアジア&欧州好調

ロート製薬は、2026年3月期連結の業績予想を上方修正した。修正後の予想値は、経常利益が430億円(修正前は405億円)、純利益が315億円(同310億円)に引き上げた。4〜6月期に計上した受取配当金を反映した。従来予想の売上高3345億円、営業利益390億円の見通しは据え置いた。

4〜6月期の売上高は前年同期比19.9%の増の819億円、営業利益は同0.8%減の116億円、経常利益は同31.4%増の161億円、純利益は同38.7%増の117億円だった。

消費者ニーズに即した商品展開や訪日客需要の増加に加え、前期第3四半期から連結対象となったシンガポールの漢方薬製造販売企業のユーヤンサン・インターナショナル社や、オーストリアの医薬品・医療機器製造販売企業のモノ社の業績が寄与し増収につながった。

セグメント別の売り上げでは、日本は同0.6%増の407億円だった。サプリメントの「ロートV5」やリップクリームの新製品、ヘアマスク「ギュット(GYUTTO)」などが好調に推移した。

アジアは、同64.4%増の297億円だった。ベトナム、インドネシアなどの東南アジアが引き続き好調だった。一方で、ミャンマーは輸入規制の厳格化の影響を受けて原材料や製品の輸入が困難になり引き続き減収となった。製品では「肌ラボ」、フケ抑制シャンプー「セルサン」、リップクリーム、「アクネス」などが売り上げを後押しした。

欧州は同43.3%増の55億円だった。グループ会社のダクス・コスメティクス(ポーランド)が要する「パーフェクタ(PERFECTA)」や「ハダラボ トーキョー(HADALABO TOKYO)」がけん引した。米国は同0.6%増の50億円だった。ブラジルで「肌ラボ」が好調だった。

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ロート製薬が通期予想を上方修正 4〜6月期はアジア&欧州好調

ロート製薬は、2026年3月期連結の業績予想を上方修正した。修正後の予想値は、経常利益が430億円(修正前は405億円)、純利益が315億円(同310億円)に引き上げた。4〜6月期に計上した受取配当金を反映した。従来予想の売上高3345億円、営業利益390億円の見通しは据え置いた。

4〜6月期の売上高は前年同期比19.9%の増の819億円、営業利益は同0.8%減の116億円、経常利益は同31.4%増の161億円、純利益は同38.7%増の117億円だった。

消費者ニーズに即した商品展開や訪日客需要の増加に加え、前期第3四半期から連結対象となったシンガポールの漢方薬製造販売企業のユーヤンサン・インターナショナル社や、オーストリアの医薬品・医療機器製造販売企業のモノ社の業績が寄与し増収につながった。

セグメント別の売り上げでは、日本は同0.6%増の407億円だった。サプリメントの「ロートV5」やリップクリームの新製品、ヘアマスク「ギュット(GYUTTO)」などが好調に推移した。

アジアは、同64.4%増の297億円だった。ベトナム、インドネシアなどの東南アジアが引き続き好調だった。一方で、ミャンマーは輸入規制の厳格化の影響を受けて原材料や製品の輸入が困難になり引き続き減収となった。製品では「肌ラボ」、フケ抑制シャンプー「セルサン」、リップクリーム、「アクネス」などが売り上げを後押しした。

欧州は同43.3%増の55億円だった。グループ会社のダクス・コスメティクス(ポーランド)が要する「パーフェクタ(PERFECTA)」や「ハダラボ トーキョー(HADALABO TOKYO)」がけん引した。米国は同0.6%増の50億円だった。ブラジルで「肌ラボ」が好調だった。

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「カフェ キツネ」から初のテーブルウエアコレクション 仏老舗カトラリーブランドとのコラボも

「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」がプロデュースする「カフェ キツネ(CAFE KITSUNE)」は8月15日、初のテーブルウエアコレクションを発売する。「カフェ キツネ」の全店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

「カフェ キツネ」が提案する“暮らしの芸術”を体現したコレクション

パリの朝に漂うエレガンスと東京の日曜の朝に流れる穏やかな時間をオマージュした同コレクションは、「カフェ キツネ」が提案する“ART DE VIVRE(暮らしの芸術)”を体現した。シンプルでエレガント、あたたかみのあるスタイルのアイテムをそろえる。

ブルーグリーンの水彩タッチで繊細に描かれたチェック柄が特徴の同コレクションのライアップは、エッグカップ、コーヒーカップ、ボウル、プレート、ミルクジャグを展開する。また同コレクションの発売に合わせて、フランスの老舗カトラリーブランド「サーブル パリ(SABRE PARIS)」と初のパートナーシップを実現し、ステンレス製カトラリーコレクションを共同で製作した。ブランドを象徴する抹茶とラテのバイカラーデザインで展開する。

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「カフェ キツネ」から初のテーブルウエアコレクション 仏老舗カトラリーブランドとのコラボも

「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」がプロデュースする「カフェ キツネ(CAFE KITSUNE)」は8月15日、初のテーブルウエアコレクションを発売する。「カフェ キツネ」の全店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

「カフェ キツネ」が提案する“暮らしの芸術”を体現したコレクション

パリの朝に漂うエレガンスと東京の日曜の朝に流れる穏やかな時間をオマージュした同コレクションは、「カフェ キツネ」が提案する“ART DE VIVRE(暮らしの芸術)”を体現した。シンプルでエレガント、あたたかみのあるスタイルのアイテムをそろえる。

ブルーグリーンの水彩タッチで繊細に描かれたチェック柄が特徴の同コレクションのライアップは、エッグカップ、コーヒーカップ、ボウル、プレート、ミルクジャグを展開する。また同コレクションの発売に合わせて、フランスの老舗カトラリーブランド「サーブル パリ(SABRE PARIS)」と初のパートナーシップを実現し、ステンレス製カトラリーコレクションを共同で製作した。ブランドを象徴する抹茶とラテのバイカラーデザインで展開する。

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ポーラ・オルビスHDの25年1〜6月期は「ポーラ」減速響き減収 販管費抑制で営業増益に転じる

ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の2025年1〜6月期連結決算は、前期に続き基幹ブランド「ポーラ(POLA)」の売り上げ減少の影響を受け、売上高が前年同期比0.7%減の832億円だった。営業利益は販管費の削減などが奏功し同12.3%増の82億円、経常利益が為替差損益の影響を受け同43.5%減の62億円、純利益が同38.1%減の46億円となった。

事業別ではビューティケア事業の売上高が同1.4%減の802億円だった。主力ブランドの「ポーラ(POLA)」は、1月に発売した“リンクルショット メティカル セラム テュオ”や3月発売の“ホワイトショット セラムUV”がベスコスを受賞し成長店舗などの売り上げ増に寄与したものの、店舗数減による顧客数の減少影響などにより、売上高が同3.2%減の444億円だった。「オルビス(ORBIS)」は5月に発売したブランド初のクレンジングオイル“ザ クレンジングオイル”が新規客の獲得に貢献したことに加え、既存顧客も安定して増加したことから、売上高は同3.3%増の247億円となった。

育成ブランドに掲げる敏感肌向けスキンケアブランド「ディセンシア(DECENCIA)」はBtoB事業やオフライン店舗事業が好調に推移し、売上高が同4.2%増の27億円だった。「スリー(THREE)」はブランド再生の取り組みを推進中だが新規顧客の獲得が計画に届かず、売上高が同12.3%減の22億円となった。

今後は「ポーラ」で顧客基盤安定化のために新製品をフックに既存顧客とのコミュニケーションを推進、ブランドロイヤリティーとLTV(顧客生涯価値)向上を図る。「オルビス」は好調なクレンジングオイルを軸にしたプロモーションを推進するなど、さらなるブランド認知度向上を図っていく。これらを遂行し、25年12月期連結業績予想は売上高が同2.1%増の1740億円、営業利益が同5.0%増の145億円、経常利益が同8.6%減の147億円、純利益が同8.5%減の85億円を見込む。

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ポーラ・オルビスHDの25年1〜6月期は「ポーラ」減速響き減収 販管費抑制で営業増益に転じる

ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の2025年1〜6月期連結決算は、前期に続き基幹ブランド「ポーラ(POLA)」の売り上げ減少の影響を受け、売上高が前年同期比0.7%減の832億円だった。営業利益は販管費の削減などが奏功し同12.3%増の82億円、経常利益が為替差損益の影響を受け同43.5%減の62億円、純利益が同38.1%減の46億円となった。

事業別ではビューティケア事業の売上高が同1.4%減の802億円だった。主力ブランドの「ポーラ(POLA)」は、1月に発売した“リンクルショット メティカル セラム テュオ”や3月発売の“ホワイトショット セラムUV”がベスコスを受賞し成長店舗などの売り上げ増に寄与したものの、店舗数減による顧客数の減少影響などにより、売上高が同3.2%減の444億円だった。「オルビス(ORBIS)」は5月に発売したブランド初のクレンジングオイル“ザ クレンジングオイル”が新規客の獲得に貢献したことに加え、既存顧客も安定して増加したことから、売上高は同3.3%増の247億円となった。

育成ブランドに掲げる敏感肌向けスキンケアブランド「ディセンシア(DECENCIA)」はBtoB事業やオフライン店舗事業が好調に推移し、売上高が同4.2%増の27億円だった。「スリー(THREE)」はブランド再生の取り組みを推進中だが新規顧客の獲得が計画に届かず、売上高が同12.3%減の22億円となった。

今後は「ポーラ」で顧客基盤安定化のために新製品をフックに既存顧客とのコミュニケーションを推進、ブランドロイヤリティーとLTV(顧客生涯価値)向上を図る。「オルビス」は好調なクレンジングオイルを軸にしたプロモーションを推進するなど、さらなるブランド認知度向上を図っていく。これらを遂行し、25年12月期連結業績予想は売上高が同2.1%増の1740億円、営業利益が同5.0%増の145億円、経常利益が同8.6%減の147億円、純利益が同8.5%減の85億円を見込む。

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都会でキノコを育てる? 循環が生む“おいしいカルチャー”

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

今回は、先週に引き続き「キノコ」をテーマにお送りします。ゲストは、徳島県神山町で地域循環型の農業を実践するフードハブ・プロジェクトの眞鍋太一さんと、山梨県の種菌メーカー富士種菌に勤める猪瀬真佑さん。コーヒーかすからキノコを育て、地域の有機資源を循環させる「キノコソシアルクラブ」の取り組みや、原木しいたけと日本の里山文化との深い関係、さらにはキノコを素材として活用する海外の先端事例まで、"キノコ×カルチャー"の可能性をたっぷり語っていただきました。

都市でも育てられるキノコを通じて、地域の人や資源とつながること。さらには「誰がどこで作ったか」に注目する価値観が、ファッションや食の分野でも広がっていること——キノコを起点に、多様な人や職能が集まるカルチャーの芽が育ちつつあります。ぜひ耳を傾けてみてください。



この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。​
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都会でキノコを育てる? 循環が生む“おいしいカルチャー”

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

今回は、先週に引き続き「キノコ」をテーマにお送りします。ゲストは、徳島県神山町で地域循環型の農業を実践するフードハブ・プロジェクトの眞鍋太一さんと、山梨県の種菌メーカー富士種菌に勤める猪瀬真佑さん。コーヒーかすからキノコを育て、地域の有機資源を循環させる「キノコソシアルクラブ」の取り組みや、原木しいたけと日本の里山文化との深い関係、さらにはキノコを素材として活用する海外の先端事例まで、"キノコ×カルチャー"の可能性をたっぷり語っていただきました。

都市でも育てられるキノコを通じて、地域の人や資源とつながること。さらには「誰がどこで作ったか」に注目する価値観が、ファッションや食の分野でも広がっていること——キノコを起点に、多様な人や職能が集まるカルチャーの芽が育ちつつあります。ぜひ耳を傾けてみてください。



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【スナップ】かぎ針編みの帽子が流行中 コペンハーゲン・ファッション・ウイーク2026年春夏

コペンハーゲン・ファッション・ウイークが8月4日(現地時間)に開幕した。来場したファッショニスタたちの間で、かぎ針編みの帽子が伝統的な夏用帽子に代わる新しい夏のトレンドのようだ。

ニュートラルなカラーから鮮やかな色合い、ビーズを施したデザインなど多様な帽子が登場しており、なかでも、ルクセンブルクを拠点とするブランド「クロン02(Kroon 02)」は人気ブランドの1つだ。フリンジやクリスタル、ラフィア素材などを使用した豊富な種類をラインアップし、価格は210ユーロ(約3万6000円)から提供している。ほか同様のシルエットの帽子を販売しているのは、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」の編み込みのビーニー(6万8200円)や、「プラダ(PRADA)」のラフィア素材のベレー帽(1100ドル、約16万2000円)などがある。

ノスタルジックなかぎ針編み帽子のルーツは、1800年代後半〜1910年代初頭に女性が寝ている間に髪のカールが絡まらないよう使用していたナイトキャップだ。その後20年代には、スカルキャップとしてフラッパー・ファッションの一部に、50年代には水泳帽として認識された。70年代になると、ポップスターやヒッピーの代表的なアクセサリーになっていった。

90年〜2000年代初頭には、俳優のキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)やアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)がスタイリングに取り入れ、再び人気を取り戻した。

スタイリストのレオン・グレイ(Leon Gray)は」、「かぎ針編みアイテムの流行を見ると、皆が大好きなアシスタント、映画『プラダを着た悪魔』のアンディを思い出す。映画では、トラペーズコートと合わせた60年代風のコーデで、帽子を面白くスタイリングしていた」と米「WWD」に話す。

またグレイによると、このトレンドは異素材を組み合わせるコーデを楽しむ良い機会になるという。「私は対照的な素材と技術をミックスした服装を作るのが好き。かぎ針編み帽子にシルクやシフォンの服を合わせたら、パーティーにもぴったりのユニークなルックになるだろう。それから、完璧な北欧スタイルにもなる」と話した。

コペンハーゲンは現在気温が15度程度のため、インフルエンサーたちはカラフルなセーターや、軽いジャケットやコートと合わせてコーディネートしていた。秋に向け、かぎ針編み帽子は更に人気を増す予感だ。

ベストストリートスナップ

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【スナップ】かぎ針編みの帽子が流行中 コペンハーゲン・ファッション・ウイーク2026年春夏

コペンハーゲン・ファッション・ウイークが8月4日(現地時間)に開幕した。来場したファッショニスタたちの間で、かぎ針編みの帽子が伝統的な夏用帽子に代わる新しい夏のトレンドのようだ。

ニュートラルなカラーから鮮やかな色合い、ビーズを施したデザインなど多様な帽子が登場しており、なかでも、ルクセンブルクを拠点とするブランド「クロン02(Kroon 02)」は人気ブランドの1つだ。フリンジやクリスタル、ラフィア素材などを使用した豊富な種類をラインアップし、価格は210ユーロ(約3万6000円)から提供している。ほか同様のシルエットの帽子を販売しているのは、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」の編み込みのビーニー(6万8200円)や、「プラダ(PRADA)」のラフィア素材のベレー帽(1100ドル、約16万2000円)などがある。

ノスタルジックなかぎ針編み帽子のルーツは、1800年代後半〜1910年代初頭に女性が寝ている間に髪のカールが絡まらないよう使用していたナイトキャップだ。その後20年代には、スカルキャップとしてフラッパー・ファッションの一部に、50年代には水泳帽として認識された。70年代になると、ポップスターやヒッピーの代表的なアクセサリーになっていった。

90年〜2000年代初頭には、俳優のキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)やアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)がスタイリングに取り入れ、再び人気を取り戻した。

スタイリストのレオン・グレイ(Leon Gray)は」、「かぎ針編みアイテムの流行を見ると、皆が大好きなアシスタント、映画『プラダを着た悪魔』のアンディを思い出す。映画では、トラペーズコートと合わせた60年代風のコーデで、帽子を面白くスタイリングしていた」と米「WWD」に話す。

またグレイによると、このトレンドは異素材を組み合わせるコーデを楽しむ良い機会になるという。「私は対照的な素材と技術をミックスした服装を作るのが好き。かぎ針編み帽子にシルクやシフォンの服を合わせたら、パーティーにもぴったりのユニークなルックになるだろう。それから、完璧な北欧スタイルにもなる」と話した。

コペンハーゲンは現在気温が15度程度のため、インフルエンサーたちはカラフルなセーターや、軽いジャケットやコートと合わせてコーディネートしていた。秋に向け、かぎ針編み帽子は更に人気を増す予感だ。

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「セカンドストリート」が恵比寿に新コンセプト店 “オールドマネー&エッセンシャル”を軸に上質なアイテムを提案

ゲオホールディングス傘下の総合リユースショップ「セカンドストリート(2nd STREET)」は8月8日、「セカンドストリート恵比寿店」を東京・恵比寿にオープンする。

同店は、ウィメンズ向けの「セカンドストリート新宿2号店」、ストリートとラグジュアリーに特化した「セカンドストリートスペイン坂店」などに続き、7店舗目のコンセプトショップ。恵比寿という洗練され落ち着いたエリアの特性に合わせ、“オールドマネー&エッセンシャル”というコンセプトのもと、ファッションにこだわりを持つ20代後半~40代層をターゲットに、上質かつクラシックで、普段使いしやすいシンプルなアイテムを約4500点展開する。アイテムは、数千円台のシャツ、カットソーから350万円の「エルメス(HERMES)」のバッグまでそろえており、客単価は1万円以上を想定する。

店内は3フロアで、メンズ、ウィメンズアイテムを取りそろえるほか、買取も行なう。地下1階はメンズフロアで、「ドレス クロージング」を中心に、「アメリカン トラディショナル」「ブリティッシュ トラディショナル」「ミリタリー」「デザイナーズ」といったカテゴリーを展開。「バーバリー(BURBERRY)」のトレンチコートや「バブアー(BARBOUR)」のオイルコート、米軍のジャングル ファティーグ ジャケット(2万1890円)などの商品に加え、スカーフやネクタイ、セットアップスーツなど大人向けのベーシックなアイテムを豊富にそろえる。また、60年代の「リーバイス(LEVI'S)」505(8万7890円)など、70年代以前の「リーバイス」のビンテージ品を集めたデニムコーナーも設置する。

1階には、開放感のある空間にレジカウンターと買取コーナーを配置。2階は、ウィメンズフロアとして装飾什器を配し、白と黒を基調にした明るく洗練されたデザインに仕上げた。アイテムは「デザイナーズ」「セレクト」「エレガンス」「ラグジュアリー」といった4つのカテゴリーを軸に展開。「エルメス」「シャネル(CHANEL)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」など単価の高いアイテムも取りそろえる。

今回の出店を主導したセカンドストリート店舗運営部 店舗運営4課の川瀬陽介マネージャーは「“物件ありき”で、まず魅力的な物件との出会いを起点に、そこに最適な店舗コンセプトを後から設計していくスタイルを取っている。今回は『ドレス クロージング』をテーマに掲げ、特に都内で集めた上質なドレスアイテムを中心に構成している」と述べた。また、今後について「『スタイル』『概念』といった切り口での店舗展開を構想中。立地やターゲットに応じて多様なアプローチを試みていく予定だ」と続けた。

なお、グランドオープンを記念して、8月8日から9月7日まで同店で販売・買取を利用した人にクーポンを配布する。

■セカンドストリート恵比寿店
オープン日:8月8日
時間:11:00〜21:00
住所:東京都渋谷区恵比寿1-8-18 恵比寿森ビル地下1階~2F

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「セカンドストリート」が恵比寿に新コンセプト店 “オールドマネー&エッセンシャル”を軸に上質なアイテムを提案

ゲオホールディングス傘下の総合リユースショップ「セカンドストリート(2nd STREET)」は8月8日、「セカンドストリート恵比寿店」を東京・恵比寿にオープンする。

同店は、ウィメンズ向けの「セカンドストリート新宿2号店」、ストリートとラグジュアリーに特化した「セカンドストリートスペイン坂店」などに続き、7店舗目のコンセプトショップ。恵比寿という洗練され落ち着いたエリアの特性に合わせ、“オールドマネー&エッセンシャル”というコンセプトのもと、ファッションにこだわりを持つ20代後半~40代層をターゲットに、上質かつクラシックで、普段使いしやすいシンプルなアイテムを約4500点展開する。アイテムは、数千円台のシャツ、カットソーから350万円の「エルメス(HERMES)」のバッグまでそろえており、客単価は1万円以上を想定する。

店内は3フロアで、メンズ、ウィメンズアイテムを取りそろえるほか、買取も行なう。地下1階はメンズフロアで、「ドレス クロージング」を中心に、「アメリカン トラディショナル」「ブリティッシュ トラディショナル」「ミリタリー」「デザイナーズ」といったカテゴリーを展開。「バーバリー(BURBERRY)」のトレンチコートや「バブアー(BARBOUR)」のオイルコート、米軍のジャングル ファティーグ ジャケット(2万1890円)などの商品に加え、スカーフやネクタイ、セットアップスーツなど大人向けのベーシックなアイテムを豊富にそろえる。また、60年代の「リーバイス(LEVI'S)」505(8万7890円)など、70年代以前の「リーバイス」のビンテージ品を集めたデニムコーナーも設置する。

1階には、開放感のある空間にレジカウンターと買取コーナーを配置。2階は、ウィメンズフロアとして装飾什器を配し、白と黒を基調にした明るく洗練されたデザインに仕上げた。アイテムは「デザイナーズ」「セレクト」「エレガンス」「ラグジュアリー」といった4つのカテゴリーを軸に展開。「エルメス」「シャネル(CHANEL)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」など単価の高いアイテムも取りそろえる。

今回の出店を主導したセカンドストリート店舗運営部 店舗運営4課の川瀬陽介マネージャーは「“物件ありき”で、まず魅力的な物件との出会いを起点に、そこに最適な店舗コンセプトを後から設計していくスタイルを取っている。今回は『ドレス クロージング』をテーマに掲げ、特に都内で集めた上質なドレスアイテムを中心に構成している」と述べた。また、今後について「『スタイル』『概念』といった切り口での店舗展開を構想中。立地やターゲットに応じて多様なアプローチを試みていく予定だ」と続けた。

なお、グランドオープンを記念して、8月8日から9月7日まで同店で販売・買取を利用した人にクーポンを配布する。

■セカンドストリート恵比寿店
オープン日:8月8日
時間:11:00〜21:00
住所:東京都渋谷区恵比寿1-8-18 恵比寿森ビル地下1階~2F

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資生堂25年中間期は「ドランク エレファント」不振響く 米州改革で300人削減へ

資生堂の2025年1~6月期連結決算は、売上高が前年同期比7.6%減の4698億円、コア営業利益が同21.3%増の233億円、純利益は同636倍の95億円だった。中国・トラベルリテール事業や米スキンケアブランド「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の苦戦が響き減収となったが、日本事業の構造改革が奏功した。通期の業績予想(売上高9950億円、コア営業利益365億円、純利益60億円)は据え置く。

事業別では、日本事業の売上高は同0.6%減(実質0.4%減)の1458億円、コア営業利益は同3.07倍の195億円だった。早期退職による人件費削減やマーケティング投資の効率化といった構造改革の効果が利益改善に寄与した。一方、訪日客売り上げは同1ケタ台前半%の減少となった。廣藤綾子CFOは「円高などによる内外価格差の縮小に加え、中国の618商戦の期間延長や低価格競争の激化などにより、日本で購入する価格的メリットが薄れた」と説明する。

米州事業の売上高は同10.1%減(実質9.0%減)の514億円、コア営業損益は58億円の赤字(前期は25億円の赤字)だった。「ドランク エレファント」は同50%超の大幅減収となり、「ナーズ(NARS)」も同1ケタ台前半のマイナスとなった。早期黒字化に向けて米州事業の構造改革アクションを加速させる計画だ。

中国・トラベルリテール事業の売上高は同12.4%減(実質10.0%減)の1739億円、コア営業利益は同15.6%減の388億円だった。「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「ナーズ」は好調だったが、「シセイドウ(SHISEIDO)」はECでの販売が堅調だった半面、オフラインは引き続きマイナス成長だった。中国本土の同1ケタ台前半%の増加だったが、トラベルリテールはアジア市場の低迷が続き、同20%台前半の減少となった。

欧州事業の売上高は同5.3%減(実質3.8%減)の594億円、コア営業損益は25億円の赤字(前期は20億円の黒字)だった。主に「ドランク エレファント」の販売不振とマーケティング費用の増加が響いた。フレグランスは堅調だった。アジアパシフィックの売上高は同2.3%減(実質0.5%減)の336億円、コア営業損益は1億円の赤字(前期は8億円の黒字)だった。

ブランド別の売上高は、「クレ・ド・ポー ボーテ」が同3%増、「ナーズ」が同2%増、「エリクシール(ELIXIR)」が同12%増と堅調に推移し、全体の成長をけん引した。「シセイドウ」は同4%減だったが、新美容液“アルティミューン”がヒットし、日本国内では2ケタ成長を実現した。「アネッサ(ANESSA)」は同15%減と苦戦。トラベルリテールや訪日客需要の減少が響いた。

「ドランク エレファント」は同57%減で、依然として再建の途上にあり、今後も改善に取り組む方針。フレグランスの「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」は同1%減、「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUME)」は同9%減だったが、フレグランス市場が拡大する中、下期に向けて巻き返しを図る。

米州は約300人の人員削減
「ドランク エレファント」再建急ぐ

米州事業は、4月から暫定最高経営責任者(CEO)を務めるアルベルト・ノーエ(Alberto Noe)氏のもとで、事業再編を急ぐ。組織のスリム化と効率化を進め、生産性向上と持続可能な成長につながる体制構築を目指す。

構造改革によるコスト削減効果は、25年7月〜26年6月の1年間で約150億円を見込む。このうち約75億円は約300人規模の人員削減によるもので、残りはオフィスフロアの縮減、間接購買の見直しなどによる経費削減が中心となる。オフィスフロアの縮減では、40億円超の構造改革費用を25年7〜9月期に計上する予定。

米国で苦戦が続く「ドランク エレファント」については、顧客離れによるブランド基盤の弱体化、クリーンビューティの一般化による差別化の難しさ、製品開発力の停滞といった課題を抱える。今年度は市場在庫の適正化、在庫水準の抑制、店舗での顧客接点強化に注力し、ブランド価値の再定義を進める。

藤原憲太郎社長は「来年以降に予定する“ブランドリセットキャンペーン”の成功につなげ、改めてブランドポテンシャルの再評価を実施していきたい」と語る。

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資生堂25年中間期は「ドランク エレファント」不振響く 米州改革で300人削減へ

資生堂の2025年1~6月期連結決算は、売上高が前年同期比7.6%減の4698億円、コア営業利益が同21.3%増の233億円、純利益は同636倍の95億円だった。中国・トラベルリテール事業や米スキンケアブランド「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の苦戦が響き減収となったが、日本事業の構造改革が奏功した。通期の業績予想(売上高9950億円、コア営業利益365億円、純利益60億円)は据え置く。

事業別では、日本事業の売上高は同0.6%減(実質0.4%減)の1458億円、コア営業利益は同3.07倍の195億円だった。早期退職による人件費削減やマーケティング投資の効率化といった構造改革の効果が利益改善に寄与した。一方、訪日客売り上げは同1ケタ台前半%の減少となった。廣藤綾子CFOは「円高などによる内外価格差の縮小に加え、中国の618商戦の期間延長や低価格競争の激化などにより、日本で購入する価格的メリットが薄れた」と説明する。

米州事業の売上高は同10.1%減(実質9.0%減)の514億円、コア営業損益は58億円の赤字(前期は25億円の赤字)だった。「ドランク エレファント」は同50%超の大幅減収となり、「ナーズ(NARS)」も同1ケタ台前半のマイナスとなった。早期黒字化に向けて米州事業の構造改革アクションを加速させる計画だ。

中国・トラベルリテール事業の売上高は同12.4%減(実質10.0%減)の1739億円、コア営業利益は同15.6%減の388億円だった。「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「ナーズ」は好調だったが、「シセイドウ(SHISEIDO)」はECでの販売が堅調だった半面、オフラインは引き続きマイナス成長だった。中国本土の同1ケタ台前半%の増加だったが、トラベルリテールはアジア市場の低迷が続き、同20%台前半の減少となった。

欧州事業の売上高は同5.3%減(実質3.8%減)の594億円、コア営業損益は25億円の赤字(前期は20億円の黒字)だった。主に「ドランク エレファント」の販売不振とマーケティング費用の増加が響いた。フレグランスは堅調だった。アジアパシフィックの売上高は同2.3%減(実質0.5%減)の336億円、コア営業損益は1億円の赤字(前期は8億円の黒字)だった。

ブランド別の売上高は、「クレ・ド・ポー ボーテ」が同3%増、「ナーズ」が同2%増、「エリクシール(ELIXIR)」が同12%増と堅調に推移し、全体の成長をけん引した。「シセイドウ」は同4%減だったが、新美容液“アルティミューン”がヒットし、日本国内では2ケタ成長を実現した。「アネッサ(ANESSA)」は同15%減と苦戦。トラベルリテールや訪日客需要の減少が響いた。

「ドランク エレファント」は同57%減で、依然として再建の途上にあり、今後も改善に取り組む方針。フレグランスの「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」は同1%減、「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUME)」は同9%減だったが、フレグランス市場が拡大する中、下期に向けて巻き返しを図る。

米州は約300人の人員削減
「ドランク エレファント」再建急ぐ

米州事業は、4月から暫定最高経営責任者(CEO)を務めるアルベルト・ノーエ(Alberto Noe)氏のもとで、事業再編を急ぐ。組織のスリム化と効率化を進め、生産性向上と持続可能な成長につながる体制構築を目指す。

構造改革によるコスト削減効果は、25年7月〜26年6月の1年間で約150億円を見込む。このうち約75億円は約300人規模の人員削減によるもので、残りはオフィスフロアの縮減、間接購買の見直しなどによる経費削減が中心となる。オフィスフロアの縮減では、40億円超の構造改革費用を25年7〜9月期に計上する予定。

米国で苦戦が続く「ドランク エレファント」については、顧客離れによるブランド基盤の弱体化、クリーンビューティの一般化による差別化の難しさ、製品開発力の停滞といった課題を抱える。今年度は市場在庫の適正化、在庫水準の抑制、店舗での顧客接点強化に注力し、ブランド価値の再定義を進める。

藤原憲太郎社長は「来年以降に予定する“ブランドリセットキャンペーン”の成功につなげ、改めてブランドポテンシャルの再評価を実施していきたい」と語る。

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次世代ポップアイコンとしても注目されるYaeji(イェジ) その音楽的ルーツと思考に迫る

PROFILE: イェジ(Yaeji)/DJ・プロデューサー

PROFILE: 米NYクイーンズ出身のプロデューサー、ボーカリスト、DJ、ビジュアルアーティスト、イラストレーターとして活躍するイェジ(Yaeji 本名:キャシー・イェジ・リー)。韓国のインディーロックとエレクトロニカ、1990年代後半〜2000年代初頭のヒップホップやR&B、アンダーグラウンドなベースやテクノなどを融合させたハイブリッドなサウンドが特徴。大学在学中に趣味としてDJをスタート、15年の大学卒業後にニューヨークへ移り、17年にデビューEP「Yaeji」を発表。ドレイク「Passionfruit」のリミックスで注目され、次に発表したEP「ep2」も高い評価を得ており、チャーリーxcxのアルバムへの参加、デュア・リパ等のリミックス制作を行い、その後BBC「サウンド・オブ・2018」に選出。23年4月には待望のデビューアルバム「With A Hammer」をリリース。25年3月にシングル「Pondeggi」をリリース。この度アジアツアーの一環として来日公演(8月27日)が決定。

ハウス・ミュージックやヒップホップやR&Bが溶け合うサウンドと、英語と韓国語を自在に行き来する刺激的なボーカルで世界を魅了してきた、韓国系アメリカ人DJ/プロデューサーのイェジ(Yaeji)。ブルックリンを拠点に活動し、ドレイク(Drake)のカバーも収録した「EP2」(2017年)で注目を集めたのち、2023年に満を持して発表したデビュー・アルバム「With A Hammer」でその評価を決定づけた。

そんな彼女が、7月上旬にファションブランド「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のフラッグシップストア移転拡大オープンを祝したイベントのアフターパーティでDJセットを披露するために来日。そのパーティ当日に、貴重な対面インタビューが実現した。

今回の取材テーマは、「人生のサウンドトラック」。これまで夢中になった曲や印象的だったアルバム、そしてそれにまつわるエピソードを訊くことで、彼女のルーツや志向が自然と浮かび上がることを意図した。さらには、8月27日に行われる東京・神田スクエアホールでの来日公演への想いや、次作の構想まで、多岐にわたる話題をたっぷりと語ってもらっている。

なお彼女は、中学時代に日本で一年間暮らしていた経験があり、インタビューでは時折キュートな日本語も織り交ぜながら答えてくれた。

渋谷系からの影響

——今日は「人生のサウンドトラック」というテーマでお話をうかがえればと思っています。まず、子どもの頃はどんな音楽を聴いていました?

イェジ:私が本当に小さいとき——私はニューヨークのクイーンズで生まれたんだけど、その頃は両親がよくラジオを流してて、ビージーズ(Bee Gees)とかサンタナ(Santana)とかを聴いてたの。まだ幼かったから自分の好みもなかったけど、そういう音楽が流れてたのが最初の記憶。

——中でも、特に好きだったり、思い出深かったりする曲はありますか?

イェジ:(日本語で)“覚えてないんですけど……”。

——(笑)では、初めて自分で発見した音楽というと?

イェジ:それは、たぶん中学生のとき。インターネットにアクセスできるようになったから。ちょうどその時期に、家族で韓国に引っ越して。私にとっては初めての韓国で、韓国の文化をいろいろ学んでた。韓国のネットって、当時も今も独自の仕組みや文化があって。例えばNAVERカフェ(*大手IT企業のNAVER社が運営するコミュニティーサイト)っていうのがあって、そこでサブカルチャーに触れることができたの。

そこには、日記をデコったり、部屋を飾ったりするのが好きな女の子たちが集まっていて。そういう子たちは、渋谷系の音楽をたくさん聴いてた。ちょうどその頃、渋谷系が韓国でも流行ってたから、それに影響を受けた韓国のバンドもけっこういて。例えばクラジクワイ・プロジェクト(CLAZZIQUAI PROJECT)は韓国のバンドだけど、ファンタスティック・プラスティック・マシーン(FANTASTIC PLASTIC MACIHNE)の影響を受けてたんじゃないかな。

そういう流れで私は、たぶん初めてエレクトロニック・ミュージックとかダンス・ミュージックに出会ったんだと思う。でも私にとってそれは、単なる音楽以上のものだった。日記を書いたり、部屋を飾ったりするサブカルチャー全体が、すごく魅力的だったから。

——今振り返って、「自分の人生を最も変えた」と感じる音楽は何でしょうか?

イェジ:ほんとにたくさんあるし、その時々で違うんだけど。でも最近は、ちょうど大学時代のことを思い出してるタイミングで。大学ではラジオ局に入ってて、ダンス・ミュージックをたくさん聴いてたの。特に覚えてるのが、リトル・ドラゴン(Little Dragon)の「Nabuma Rubberband」。リトル・ドラゴンってバンド形式ではあったんだけど、音楽はすごくエレクトロニックで、ダンス・ミュージックだったんだよね。彼らの曲はただの“ソング”じゃなくて、“トラック”としても聴けるし、DJセットにも混ぜやすい。いろんな要素が一曲に詰まっていて、「音楽って何にでもなれるんだ」と気づかせてくれた。だからリスナーとしてもアーティストとしても、すごく視野が広がったと思う。特に印象深かったのは「Only One」って曲。ハウス・パーティーでこの曲をよくかけてたのを覚えてる。

ニューヨークという街の魅力

——イェジさんは韓国や日本に住んでいた時期もありますが、今の拠点はニューヨークですよね。自分にとってニューヨークを象徴する音楽を挙げるとすれば?

イェジ:オー・マイ・ゴッド! スマホ見てもいい?(しばらくスマホで探して)私は大学を卒業してニューヨークに戻ってきたとき、ディゲブル・プラネッツ(Digable Planets)の「Blowout Comb」っていうアルバムをよく聴いてた。ブルックリンに住んでたんだけど、彼らもブルックリン出身だからっていうのもあって。彼らは特定の地区のことを歌ったり、話したりしてて、ストーリー仕立てのラップをしてる。あれは1990年代の作品で、今とは全然違う時代だった。だから街を歩きながら、タイムトラベルしてるみたいな気分になれるの。そういう意味で、ニューヨークを象徴する作品だと思う。

——では、あなたにとって、ニューヨークとはどんな街だと言えますか?

イェジ:ニューヨークって、本当にチャレンジングな街だと思う。ニューヨークに戻ったのは、生まれた場所なのに、ほとんど記憶がなかったから。それで好奇心で行ってみたら、人生でずっと“場違い”だと感じてきた理由が分かった気がした。

アメリカでは、まだ小さいころにニューヨークからアトランタに引っ越して、唯一の有色人種として過ごした。次に韓国に行ったけど、韓国語ができなくて、変な子扱いされた。それから日本に行って、日本語も話せなかったし、日本にある韓国学校に通ってたから、もうすごく混乱してた。いつもアウトサイダーだったの。

でもニューヨークに戻ったときに、「あ、ここではそんなこと関係ないんだ」って心から思えた。ここには本当にあらゆる人がいるから。そういう意味では、世界で最もオープンマインドな場所の一つだと思う。でも同時に、狭い場所にいろんな人が密集してるからこそ、衝突も共存も、日々目の当たりにするんだよね。毎日毎日、暴力的なこともあれば、「あなたきれいね」「どこ出身なの?」って声をかけられることもあるし、とにかくいろんなことが起きる。

だからすごくチャレンジングで、極端な街。でもそれが、この街の美しさでもあると思う。だから私にとってニューヨークに戻ってくることには、大きな意味がある。この世界をより大きな視点で見ることを思い出させてくれるから。韓国で起きてることだけじゃなくて、韓国って、すごくバブルというか、閉じた空間みたいだから。でもニューヨークにいると、「世界は本当に広くて、みんな違うんだ」っていうことを実感できるっていう。

日本で印象に残っている音楽

——では、日本で暮らしていた時期でも、最近の来日時の話でもいいんですけど、日本での記憶と深く結びついている曲やアルバムは?

イェジ:日本で暮らしてたときの思い出でいうと、あの頃はめちゃくちゃロックを聴いてた。ELLEGARDEN(エルレガーデン)とか、BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)とか。まさにそういう時代だったから。

——中学生のときですよね。

イェジ:(日本語で)“うんうん、中学のとき”。で、あとは同じジャンルで……フォール・アウト・ボーイ(Fall Out Boy)とか、グリーン・デイ(Green Day)かな。マイ・ケミカル・ロマンス(My Chemical Romance)も。とにかくロック。私がロックにハマってた唯一の時期って、日本にいたときだった気がする(笑)。あと、そんなにたくさんじゃないけど、orange pekoe(オレンジ・ペコー)とか、YMOとかも聴いてた。時系列はちょっとバラバラだけど。それとASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)のコンピレーションも覚えてる。

——その中で、特にお気に入りだったアルバムや曲はありますか?

イェジ:いっぱいある。でも、スマホが必要かも。ちょっと確認してみるから、あとで見つけてから教えてもいい?

————ええ、もちろん。(※インタビュー後にスマホで見せてくれたのは、ファンタスティック・プラスティック・マシーンのプレイリストだった)

「With A Hammer」について

——「With A Hammer」は、まさにハンマーで心の鎖を叩き割るように、これまで自分の内面に押し込めていた“怒り”を解き放つことで生まれた作品で、自己解放がテーマになっています。あなたが音楽による自己解放を最初に強く実感したのは、誰のどの作品でしたか?

イェジ:音楽じゃなくてもいい? その感覚をくれたのが、音楽じゃなかったかもしれないんだけど。

——もちろん大丈夫です。

イェジ:「With A Hammer」の制作が始まったのは、コロナ禍、つまりロックダウン中だった。その頃、いろんな抗議運動が起きていて。例えばブラック・ライブズ・マターとか、ストップ・エイジアン・ヘイトとか。私は実際に街に出て、その抗議運動を目にして、参加もしてた。そのときに怒りを、激しい怒りを感じた。日常の小さな怒りとは違う、本当の怒りを感じたのはあのときが初めてだった。で、「なんでこれまで、この感情に気づかなかったんだろう?」って考えたの。

それで私は、感情をすごく抑圧する文化的な環境で育ってきたことに気づいた。私自身の性格もすごくシャイで、抑え込むタイプだし。友達もいなかったし、いじめられることも多くて。だからいつも自分の中に閉じこもってた。自分のことも好きじゃなかった。だから、自分を守ろうって気持ちがなくて、怒る理由もなかった。でもブラック・ライヴズ・マターとかストップ・エイジアン・ヘイトを経験して、大事な友人たちがそんな状況に置かれているのを見て、私は怒りを感じた。そして「あ、これは自分自身のための怒りでもあるんだ」って気づいたの。私たちは傷つけられている。それが「With A Hammer」の出発点になったっていう。

——なるほど。

イェジ:で、音楽を作る前に、まず一つの物語を書いて(※と言って、「With A Hammer」をテーマにイェジ自身が制作した本を取り出す)。この本には、友達と一緒に作ったマンガが収録されていて。舞台は質屋。そこに現れるのが、魔法使いの犬、ウーファ。私は彼に「怒りを抑える呪文をかけてほしい」ってお願いするんだけど、彼はちょっと頼りない魔法使いで、呪文がうまくいかなくて、怒りがバーンって口から飛び出してしまう。そしてその怒りは、質屋にあったハンマーに宿る――それが、ハンマー誕生の物語。

で、次に書いたのが、「ハンマーが生まれた後の世界では何が起きるのか」っていう話。ハンマーは自分が生み出した存在だから、私の“子ども”でもある。でも、私はずっと自分の怒りを見ようとしてこなかったから、“敵”かもしれない。このアルバムはその問いの探求であり、「怒りに初めて呼吸させたらどうなる?」という実験だったの。

でも結局、全部の曲を書き終えても、私の怒りとは何なのか、まだ分かってなかった。それが1~2年経って、ツアーやインタビューやさまざまな反応を通して、ようやく分かったの。その怒りとは、実は“愛”だったんだと思う。結局、自分を愛することで、他人を愛することも学んだから。ある意味、錬金術みたいなもので、怒りが別のものに変化したっていう。だからこの話は、音楽というより、すごく感情的なインスピレーションの話。まず世界観を作って、そこから音楽が生まれたって感じ。それが、このアルバムの成り立ち。

——とても興味深いです。ただサウンド面にフォーカスして考えたとき、「With A Hammer」に影響を与えた曲やアルバムはあったのでしょうか?

イェジ:アルバムを作るとき、いくつかルールを決めていて。まず一つは、今話したみたいに、「音楽作りからじゃなくて、世界観を作るところから始める」ってこと。で、もう一つのルールは、「他の音楽を聴かない」ってこと。というのも、私はほんとにスポンジみたいな性質で、一つのアルバムとかアーティストを聴くと、すぐにめちゃくちゃ影響されちゃうから。もちろん、どんなアートも何かしらに影響を受けてるし、私が作るものだって、どこかから来てるのは確か。でも、「このアーティストばっかり聴いてたから、こんな感じになったんだね」って明確に見えるのは避けたかった。

——もっとオーガニックに、自分の中で自然に混ざるようにしたかった、と。

イェジ:だから制作の初期には、あまり音楽は聴かないようにしていて。でも結果的に、このアルバムにはいろんな影響が入ってる。途中からは、韓国のちょっと古いアーティストを聴き始めて――名前をちょっと思い出せないんだけど、たぶん90年代くらいのアーティストたち。私の音楽とはジャンルが違うけど、90年代のバラードやロックには、もっと感情が詰まっていて、生々しさがある。特に東アジア――韓国、日本、台湾のバラードは、生々しくて感情表現が豊か。そういうのがすごく好きで、よく聴いてたのを覚えてる。

——他にも聴いていたものはありますか?

イェジ:昔の曲をけっこう聴いてたと思う。コロナのときって、みんなあんまり新しい音楽を聴いてなかったでしょ? 心が疲れてて、ノスタルジックなものばかり求めてたから。私もそうで、子どものころによく聴いてたミッシー・エリオット(Missy Elliott)とか、ボーン・サグズン・ハーモニー(Bone Thugs-N-Harmony)とか、エイコン(Akon)、キッド・カディ(Kid Cudi)とかを聴いてた。ソランジュ(Solange)の最近のアルバムも、その時期すごく気に入ってたな。

それと、クラシックな渋谷系はずっと聴いてるし、当時も変わらず聴いてた。私はゲームもよくやるから、ゲーム音楽もよく聴いてて。「ボンバーマン」って、すごく音楽がいいの。韓国のRPGにも、良い音楽がたくさんある。だから、たぶんちょっとずつ全部が混ざってる感じ。でも私は影響を受けやすいから、アルバムを作るときは、何を聴くかはすごく意識的に選ぶようにしてるの。

——「With a Hammer」では、ジャングルやトリップホップも取り入れていますよね。

イェジ:うん、確かに。

——ジャングルやトリップホップは、90年代イギリスの移民コミュニティーやマイノリティーの自己表現とも結びついていますよね。韓国系アメリカ人という移民系のマイノリティーであるあなたが、そういったサウンドを「With A Hammer」に取り入れるにあたって、その社会的な文脈については意識していましたか?

イェジ:うん、(ジャングルやトリップホップを)ジャンルとして強く意識してたわけじゃないけど、確かにそう。例えばコロナ禍に2年くらいNTSの番組でDJをやってたときは、ルールとして、マイノリティーのアーティストの音楽だけを流すって決めてた。有色人種とか、クィアとか、社会的に過小評価されてる存在とか。そういう意味では、ちゃんと考えてたと思う。ジャングルの歴史とか、テクノの歴史も理解してるつもりだし。ちょっと忘れてたけど、トリップホップは少し前に親しい仲間と聴き直してた時期があって。トリップホップって、感情的なんだけど、ちょっと違う感じの情緒があるんだよね。

——そうですね。

イェジ:それで思い出したんだけど、「With A Hammer」を作って気づいたことがあって。「韓国語と英語で歌ってるけど、なんで?」とよく聞かれるんだけど、最初は「その方が気持ちをうまく表現できるから」って答えてた。でも「With A Hammer」を作るうちに気づいたのは、「音そのものが、言葉を超えた言語なんだ」ってこと。トリップホップとか、90年代の東アジアのバラードも、歌詞以上の感情を伝えてくれる音楽だと思う。

——あなたの音楽もそうですよね。韓国語が理解できなくても、伝わってくるものがあります。

イェジ:そうやって伝えられる自分って、すごく恵まれてると思う。音楽を作れていること自体に、私はすごく感謝してるの。うん、だから、指摘してくれたように、確かに私はトリップホップも聴いてた。

来日公演と新作の展望

——今年3月にリリースした最新シングル「Pondeggi」は、韓国の伝統的なストリートフードと、子どもがする遊びのリズムに影響を受けたとのことですが、具体的にどのように生まれた曲なのか教えてください。

イェジ:何年か前に、DJ/プロデューサー仲間の友達と「ああいう(子どもがする)ゲームがあったよね」って話していて。「それ、曲にしたら面白いんじゃない?」ってなって、1回作ろうとしたことがあったの。しばらく忘れてたけど、最近また話題にのぼって、自然な流れで完成したっていう。

ミュージック・ビデオは、韓国系アメリカ人の映像監督アンドリュー・トーマス・ファンが撮ってくれて、有名な女優のオム・ジョンファも出てくれた。計画してたわけじゃないんだけど、結果的にMVも韓国との深いつながりが生まれた感じ。MVはちょうど私が韓国にいたときに撮影したんだけど、私のおじいちゃんも出演してるの。監督のアンドリューもわざわざ韓国まで来てくれて。あと、韓国系アメリカ人の友達も撮影に参加してくれた。だから本当に美しい偶然の重なりだった。単なる韓国のルーツっていうより、アジア系アメリカ人としての自分のルーツが韓国でつながった。すごく特別な偶然だったと思う。

——「Pondeggi」のミュージック・ビデオには、ハンマーで魔女とラップトップを叩き壊す場面が出てきますが、「With A Hammer」とテーマ的な連続性はあるのでしょうか?

イェジ:私とコラボしてくれる人たちはみんな、ハンマーや、ウーファっていう(日本語で)“犬”のキャラクターにすごく興味を持ってくれる。だから自然とそういうモチーフが出てくるの。「With A Hammer」より前に、韓国のアーティストのヒョゴ(Hyukoh)のオ・ヒョク(OHHYUK)と一緒に作った曲のMVにも、ハンマーが出てくるし。「パックマン」の40周年で曲を作ったときも、MVにウーファが出てきた。なんていうか、それってマルチバース的な世界観だと思ってる。

——2025年も半分が終わり、さまざまなメディアで上半期のベストが発表されています。あなたにとって、25年上半期のベストアルバムやベストソングは?

イェジ:(日本語で)“お~、難しいですね”……今年の作品じゃないけど、日本にいるとき、中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」をよく聴いていて。(※同曲が主題歌の映画)「NANA」を観たからだけど。あれは私のカラオケ・ソング(笑)。

——なるほど(笑)。

イェジ:今年のベストは、(日本語で)“ちょっと待ってください”……そうだな、メイ・シモネス(Mei Semones)を紹介するのがいいかも。ニューヨークを拠点にしている、日本人とアメリカ人のミックスのアーティスト。ジャズのバックグラウンドがあって、バンド編成でやっていて。私とはかなり違う音楽だけど、大好きで。すごく独特な感覚がある。(日本語で)“おすすめの曲は”、「Kabutomushi」かな。ミュージック・ビデオもすごくきれい。知り合いなんだけど、文化的な話をするのも面白くて。

——さて、「With A Hammer」ツアーでの来日公演が8月27日に控えていますが、どんなステージを期待していいでしょうか?

イェジ:アジア・ツアーは、「With A Hammer」の(日本語で)“最後のツアーです”。だから、すごくエモーショナルになると思う。アジアにはたくさんリスナーがいるんだけど、欧米から来るとなると、機材やフライト、クルーも8~10人くらいいて、なかなか移動が大変で。でも私としては、韓国、日本、台湾、シンガポールではどうしてもパフォーマンスがしたかった。このショーは、心からみんなと共有したい。だって、ショーやインタビューを通じて、私は自分の中にある怒りに気づけたから。このライブは感謝の気持ちであり、すごくパーソナルな体験をシェアするものになると思う。それに、ライブ・ショーはDJとはまったく違う。私は歌って踊るし。ダンサーが2人いて、LEDスクリーンも使って、演出は全部自分でやってる。だから、楽しんでもらえたら嬉しいな。

——ちなみに、次のアルバムのことって、もう考えてたりしますか?

イェジ:うん、いろいろと。

——具体的には、どういうことを考えているんですか?

イェジ:最近は、ポップだったり、いろんなミュージシャンのために音楽を書いてるの。それって自分のことを考えなくていいから、すごく自由で。ちょっとチージーな曲を作ったり、新しいことを試したりもできるし。それで気づいたのが、次のアルバムはそんなにパーソナルじゃなくてもいいかも、ってこと。「With a Hammer」はすごくパーソナルだった。それはとても大事な経験だったけど、本当に大変だった。まるで出産みたいなもの。だから次のアルバムは、もっと明確な“目的”を持った作品にしたいと思ってる。必ずしも自分自身について語るのではなく、その目的を推し進めるための“手段”に自分がなれたらなって。

——その“目的”というのは?

イェジ:今、世界は本当にひどい状況だと思ってる。例えばスマートフォンを見ながら過ごす時間が増えたことも、その一つ。そういった習慣は、人々を分断し、感情を麻痺させてしまう。アパシー(無関心、無感動)を生んでしまうの。でも、音楽はその逆で、感情を取り戻す手助けをしてくれる。だから、次のアルバムには「目覚めてほしい」という思いを込めてるの。「起きてー!」って。たとえ胸が張り裂けるような感情だったとしても、それを感じてもらいたい。泣けるほどの気持ちでも構わない。それは、この世界で生きていく中で自然なことだし、ある意味とても美しいことだから。でも同時に、もっとポップで、もっとダンサブルな作品にもしたい。まあ、そう言っても、結局また“変な音楽”になっちゃうかもしれないけど(笑)。それでも、より多くの人が「おっ?」と興味を持ってクリックして、私の世界に足を踏み入れて、何かを感じてもらえたらうれしい。だから、今はとてもワクワクしてる。

PHOTOS:YUKI KAWASHIMA

◾️Yaeji「LIVE WITH A HAMMER ASIA TOUR '25」
会場:KANDA SQUARE HALL
日程:2025年8月27日
時間:(開場)18:00 /(開演)19:00
チケット料金:スタンディング 9000円
https://tickets.kyodotokyo.com/yaeji/

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次世代ポップアイコンとしても注目されるYaeji(イェジ) その音楽的ルーツと思考に迫る

PROFILE: イェジ(Yaeji)/DJ・プロデューサー

PROFILE: 米NYクイーンズ出身のプロデューサー、ボーカリスト、DJ、ビジュアルアーティスト、イラストレーターとして活躍するイェジ(Yaeji 本名:キャシー・イェジ・リー)。韓国のインディーロックとエレクトロニカ、1990年代後半〜2000年代初頭のヒップホップやR&B、アンダーグラウンドなベースやテクノなどを融合させたハイブリッドなサウンドが特徴。大学在学中に趣味としてDJをスタート、15年の大学卒業後にニューヨークへ移り、17年にデビューEP「Yaeji」を発表。ドレイク「Passionfruit」のリミックスで注目され、次に発表したEP「ep2」も高い評価を得ており、チャーリーxcxのアルバムへの参加、デュア・リパ等のリミックス制作を行い、その後BBC「サウンド・オブ・2018」に選出。23年4月には待望のデビューアルバム「With A Hammer」をリリース。25年3月にシングル「Pondeggi」をリリース。この度アジアツアーの一環として来日公演(8月27日)が決定。

ハウス・ミュージックやヒップホップやR&Bが溶け合うサウンドと、英語と韓国語を自在に行き来する刺激的なボーカルで世界を魅了してきた、韓国系アメリカ人DJ/プロデューサーのイェジ(Yaeji)。ブルックリンを拠点に活動し、ドレイク(Drake)のカバーも収録した「EP2」(2017年)で注目を集めたのち、2023年に満を持して発表したデビュー・アルバム「With A Hammer」でその評価を決定づけた。

そんな彼女が、7月上旬にファションブランド「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のフラッグシップストア移転拡大オープンを祝したイベントのアフターパーティでDJセットを披露するために来日。そのパーティ当日に、貴重な対面インタビューが実現した。

今回の取材テーマは、「人生のサウンドトラック」。これまで夢中になった曲や印象的だったアルバム、そしてそれにまつわるエピソードを訊くことで、彼女のルーツや志向が自然と浮かび上がることを意図した。さらには、8月27日に行われる東京・神田スクエアホールでの来日公演への想いや、次作の構想まで、多岐にわたる話題をたっぷりと語ってもらっている。

なお彼女は、中学時代に日本で一年間暮らしていた経験があり、インタビューでは時折キュートな日本語も織り交ぜながら答えてくれた。

渋谷系からの影響

——今日は「人生のサウンドトラック」というテーマでお話をうかがえればと思っています。まず、子どもの頃はどんな音楽を聴いていました?

イェジ:私が本当に小さいとき——私はニューヨークのクイーンズで生まれたんだけど、その頃は両親がよくラジオを流してて、ビージーズ(Bee Gees)とかサンタナ(Santana)とかを聴いてたの。まだ幼かったから自分の好みもなかったけど、そういう音楽が流れてたのが最初の記憶。

——中でも、特に好きだったり、思い出深かったりする曲はありますか?

イェジ:(日本語で)“覚えてないんですけど……”。

——(笑)では、初めて自分で発見した音楽というと?

イェジ:それは、たぶん中学生のとき。インターネットにアクセスできるようになったから。ちょうどその時期に、家族で韓国に引っ越して。私にとっては初めての韓国で、韓国の文化をいろいろ学んでた。韓国のネットって、当時も今も独自の仕組みや文化があって。例えばNAVERカフェ(*大手IT企業のNAVER社が運営するコミュニティーサイト)っていうのがあって、そこでサブカルチャーに触れることができたの。

そこには、日記をデコったり、部屋を飾ったりするのが好きな女の子たちが集まっていて。そういう子たちは、渋谷系の音楽をたくさん聴いてた。ちょうどその頃、渋谷系が韓国でも流行ってたから、それに影響を受けた韓国のバンドもけっこういて。例えばクラジクワイ・プロジェクト(CLAZZIQUAI PROJECT)は韓国のバンドだけど、ファンタスティック・プラスティック・マシーン(FANTASTIC PLASTIC MACIHNE)の影響を受けてたんじゃないかな。

そういう流れで私は、たぶん初めてエレクトロニック・ミュージックとかダンス・ミュージックに出会ったんだと思う。でも私にとってそれは、単なる音楽以上のものだった。日記を書いたり、部屋を飾ったりするサブカルチャー全体が、すごく魅力的だったから。

——今振り返って、「自分の人生を最も変えた」と感じる音楽は何でしょうか?

イェジ:ほんとにたくさんあるし、その時々で違うんだけど。でも最近は、ちょうど大学時代のことを思い出してるタイミングで。大学ではラジオ局に入ってて、ダンス・ミュージックをたくさん聴いてたの。特に覚えてるのが、リトル・ドラゴン(Little Dragon)の「Nabuma Rubberband」。リトル・ドラゴンってバンド形式ではあったんだけど、音楽はすごくエレクトロニックで、ダンス・ミュージックだったんだよね。彼らの曲はただの“ソング”じゃなくて、“トラック”としても聴けるし、DJセットにも混ぜやすい。いろんな要素が一曲に詰まっていて、「音楽って何にでもなれるんだ」と気づかせてくれた。だからリスナーとしてもアーティストとしても、すごく視野が広がったと思う。特に印象深かったのは「Only One」って曲。ハウス・パーティーでこの曲をよくかけてたのを覚えてる。

ニューヨークという街の魅力

——イェジさんは韓国や日本に住んでいた時期もありますが、今の拠点はニューヨークですよね。自分にとってニューヨークを象徴する音楽を挙げるとすれば?

イェジ:オー・マイ・ゴッド! スマホ見てもいい?(しばらくスマホで探して)私は大学を卒業してニューヨークに戻ってきたとき、ディゲブル・プラネッツ(Digable Planets)の「Blowout Comb」っていうアルバムをよく聴いてた。ブルックリンに住んでたんだけど、彼らもブルックリン出身だからっていうのもあって。彼らは特定の地区のことを歌ったり、話したりしてて、ストーリー仕立てのラップをしてる。あれは1990年代の作品で、今とは全然違う時代だった。だから街を歩きながら、タイムトラベルしてるみたいな気分になれるの。そういう意味で、ニューヨークを象徴する作品だと思う。

——では、あなたにとって、ニューヨークとはどんな街だと言えますか?

イェジ:ニューヨークって、本当にチャレンジングな街だと思う。ニューヨークに戻ったのは、生まれた場所なのに、ほとんど記憶がなかったから。それで好奇心で行ってみたら、人生でずっと“場違い”だと感じてきた理由が分かった気がした。

アメリカでは、まだ小さいころにニューヨークからアトランタに引っ越して、唯一の有色人種として過ごした。次に韓国に行ったけど、韓国語ができなくて、変な子扱いされた。それから日本に行って、日本語も話せなかったし、日本にある韓国学校に通ってたから、もうすごく混乱してた。いつもアウトサイダーだったの。

でもニューヨークに戻ったときに、「あ、ここではそんなこと関係ないんだ」って心から思えた。ここには本当にあらゆる人がいるから。そういう意味では、世界で最もオープンマインドな場所の一つだと思う。でも同時に、狭い場所にいろんな人が密集してるからこそ、衝突も共存も、日々目の当たりにするんだよね。毎日毎日、暴力的なこともあれば、「あなたきれいね」「どこ出身なの?」って声をかけられることもあるし、とにかくいろんなことが起きる。

だからすごくチャレンジングで、極端な街。でもそれが、この街の美しさでもあると思う。だから私にとってニューヨークに戻ってくることには、大きな意味がある。この世界をより大きな視点で見ることを思い出させてくれるから。韓国で起きてることだけじゃなくて、韓国って、すごくバブルというか、閉じた空間みたいだから。でもニューヨークにいると、「世界は本当に広くて、みんな違うんだ」っていうことを実感できるっていう。

日本で印象に残っている音楽

——では、日本で暮らしていた時期でも、最近の来日時の話でもいいんですけど、日本での記憶と深く結びついている曲やアルバムは?

イェジ:日本で暮らしてたときの思い出でいうと、あの頃はめちゃくちゃロックを聴いてた。ELLEGARDEN(エルレガーデン)とか、BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)とか。まさにそういう時代だったから。

——中学生のときですよね。

イェジ:(日本語で)“うんうん、中学のとき”。で、あとは同じジャンルで……フォール・アウト・ボーイ(Fall Out Boy)とか、グリーン・デイ(Green Day)かな。マイ・ケミカル・ロマンス(My Chemical Romance)も。とにかくロック。私がロックにハマってた唯一の時期って、日本にいたときだった気がする(笑)。あと、そんなにたくさんじゃないけど、orange pekoe(オレンジ・ペコー)とか、YMOとかも聴いてた。時系列はちょっとバラバラだけど。それとASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)のコンピレーションも覚えてる。

——その中で、特にお気に入りだったアルバムや曲はありますか?

イェジ:いっぱいある。でも、スマホが必要かも。ちょっと確認してみるから、あとで見つけてから教えてもいい?

————ええ、もちろん。(※インタビュー後にスマホで見せてくれたのは、ファンタスティック・プラスティック・マシーンのプレイリストだった)

「With A Hammer」について

——「With A Hammer」は、まさにハンマーで心の鎖を叩き割るように、これまで自分の内面に押し込めていた“怒り”を解き放つことで生まれた作品で、自己解放がテーマになっています。あなたが音楽による自己解放を最初に強く実感したのは、誰のどの作品でしたか?

イェジ:音楽じゃなくてもいい? その感覚をくれたのが、音楽じゃなかったかもしれないんだけど。

——もちろん大丈夫です。

イェジ:「With A Hammer」の制作が始まったのは、コロナ禍、つまりロックダウン中だった。その頃、いろんな抗議運動が起きていて。例えばブラック・ライブズ・マターとか、ストップ・エイジアン・ヘイトとか。私は実際に街に出て、その抗議運動を目にして、参加もしてた。そのときに怒りを、激しい怒りを感じた。日常の小さな怒りとは違う、本当の怒りを感じたのはあのときが初めてだった。で、「なんでこれまで、この感情に気づかなかったんだろう?」って考えたの。

それで私は、感情をすごく抑圧する文化的な環境で育ってきたことに気づいた。私自身の性格もすごくシャイで、抑え込むタイプだし。友達もいなかったし、いじめられることも多くて。だからいつも自分の中に閉じこもってた。自分のことも好きじゃなかった。だから、自分を守ろうって気持ちがなくて、怒る理由もなかった。でもブラック・ライヴズ・マターとかストップ・エイジアン・ヘイトを経験して、大事な友人たちがそんな状況に置かれているのを見て、私は怒りを感じた。そして「あ、これは自分自身のための怒りでもあるんだ」って気づいたの。私たちは傷つけられている。それが「With A Hammer」の出発点になったっていう。

——なるほど。

イェジ:で、音楽を作る前に、まず一つの物語を書いて(※と言って、「With A Hammer」をテーマにイェジ自身が制作した本を取り出す)。この本には、友達と一緒に作ったマンガが収録されていて。舞台は質屋。そこに現れるのが、魔法使いの犬、ウーファ。私は彼に「怒りを抑える呪文をかけてほしい」ってお願いするんだけど、彼はちょっと頼りない魔法使いで、呪文がうまくいかなくて、怒りがバーンって口から飛び出してしまう。そしてその怒りは、質屋にあったハンマーに宿る――それが、ハンマー誕生の物語。

で、次に書いたのが、「ハンマーが生まれた後の世界では何が起きるのか」っていう話。ハンマーは自分が生み出した存在だから、私の“子ども”でもある。でも、私はずっと自分の怒りを見ようとしてこなかったから、“敵”かもしれない。このアルバムはその問いの探求であり、「怒りに初めて呼吸させたらどうなる?」という実験だったの。

でも結局、全部の曲を書き終えても、私の怒りとは何なのか、まだ分かってなかった。それが1~2年経って、ツアーやインタビューやさまざまな反応を通して、ようやく分かったの。その怒りとは、実は“愛”だったんだと思う。結局、自分を愛することで、他人を愛することも学んだから。ある意味、錬金術みたいなもので、怒りが別のものに変化したっていう。だからこの話は、音楽というより、すごく感情的なインスピレーションの話。まず世界観を作って、そこから音楽が生まれたって感じ。それが、このアルバムの成り立ち。

——とても興味深いです。ただサウンド面にフォーカスして考えたとき、「With A Hammer」に影響を与えた曲やアルバムはあったのでしょうか?

イェジ:アルバムを作るとき、いくつかルールを決めていて。まず一つは、今話したみたいに、「音楽作りからじゃなくて、世界観を作るところから始める」ってこと。で、もう一つのルールは、「他の音楽を聴かない」ってこと。というのも、私はほんとにスポンジみたいな性質で、一つのアルバムとかアーティストを聴くと、すぐにめちゃくちゃ影響されちゃうから。もちろん、どんなアートも何かしらに影響を受けてるし、私が作るものだって、どこかから来てるのは確か。でも、「このアーティストばっかり聴いてたから、こんな感じになったんだね」って明確に見えるのは避けたかった。

——もっとオーガニックに、自分の中で自然に混ざるようにしたかった、と。

イェジ:だから制作の初期には、あまり音楽は聴かないようにしていて。でも結果的に、このアルバムにはいろんな影響が入ってる。途中からは、韓国のちょっと古いアーティストを聴き始めて――名前をちょっと思い出せないんだけど、たぶん90年代くらいのアーティストたち。私の音楽とはジャンルが違うけど、90年代のバラードやロックには、もっと感情が詰まっていて、生々しさがある。特に東アジア――韓国、日本、台湾のバラードは、生々しくて感情表現が豊か。そういうのがすごく好きで、よく聴いてたのを覚えてる。

——他にも聴いていたものはありますか?

イェジ:昔の曲をけっこう聴いてたと思う。コロナのときって、みんなあんまり新しい音楽を聴いてなかったでしょ? 心が疲れてて、ノスタルジックなものばかり求めてたから。私もそうで、子どものころによく聴いてたミッシー・エリオット(Missy Elliott)とか、ボーン・サグズン・ハーモニー(Bone Thugs-N-Harmony)とか、エイコン(Akon)、キッド・カディ(Kid Cudi)とかを聴いてた。ソランジュ(Solange)の最近のアルバムも、その時期すごく気に入ってたな。

それと、クラシックな渋谷系はずっと聴いてるし、当時も変わらず聴いてた。私はゲームもよくやるから、ゲーム音楽もよく聴いてて。「ボンバーマン」って、すごく音楽がいいの。韓国のRPGにも、良い音楽がたくさんある。だから、たぶんちょっとずつ全部が混ざってる感じ。でも私は影響を受けやすいから、アルバムを作るときは、何を聴くかはすごく意識的に選ぶようにしてるの。

——「With a Hammer」では、ジャングルやトリップホップも取り入れていますよね。

イェジ:うん、確かに。

——ジャングルやトリップホップは、90年代イギリスの移民コミュニティーやマイノリティーの自己表現とも結びついていますよね。韓国系アメリカ人という移民系のマイノリティーであるあなたが、そういったサウンドを「With A Hammer」に取り入れるにあたって、その社会的な文脈については意識していましたか?

イェジ:うん、(ジャングルやトリップホップを)ジャンルとして強く意識してたわけじゃないけど、確かにそう。例えばコロナ禍に2年くらいNTSの番組でDJをやってたときは、ルールとして、マイノリティーのアーティストの音楽だけを流すって決めてた。有色人種とか、クィアとか、社会的に過小評価されてる存在とか。そういう意味では、ちゃんと考えてたと思う。ジャングルの歴史とか、テクノの歴史も理解してるつもりだし。ちょっと忘れてたけど、トリップホップは少し前に親しい仲間と聴き直してた時期があって。トリップホップって、感情的なんだけど、ちょっと違う感じの情緒があるんだよね。

——そうですね。

イェジ:それで思い出したんだけど、「With A Hammer」を作って気づいたことがあって。「韓国語と英語で歌ってるけど、なんで?」とよく聞かれるんだけど、最初は「その方が気持ちをうまく表現できるから」って答えてた。でも「With A Hammer」を作るうちに気づいたのは、「音そのものが、言葉を超えた言語なんだ」ってこと。トリップホップとか、90年代の東アジアのバラードも、歌詞以上の感情を伝えてくれる音楽だと思う。

——あなたの音楽もそうですよね。韓国語が理解できなくても、伝わってくるものがあります。

イェジ:そうやって伝えられる自分って、すごく恵まれてると思う。音楽を作れていること自体に、私はすごく感謝してるの。うん、だから、指摘してくれたように、確かに私はトリップホップも聴いてた。

来日公演と新作の展望

——今年3月にリリースした最新シングル「Pondeggi」は、韓国の伝統的なストリートフードと、子どもがする遊びのリズムに影響を受けたとのことですが、具体的にどのように生まれた曲なのか教えてください。

イェジ:何年か前に、DJ/プロデューサー仲間の友達と「ああいう(子どもがする)ゲームがあったよね」って話していて。「それ、曲にしたら面白いんじゃない?」ってなって、1回作ろうとしたことがあったの。しばらく忘れてたけど、最近また話題にのぼって、自然な流れで完成したっていう。

ミュージック・ビデオは、韓国系アメリカ人の映像監督アンドリュー・トーマス・ファンが撮ってくれて、有名な女優のオム・ジョンファも出てくれた。計画してたわけじゃないんだけど、結果的にMVも韓国との深いつながりが生まれた感じ。MVはちょうど私が韓国にいたときに撮影したんだけど、私のおじいちゃんも出演してるの。監督のアンドリューもわざわざ韓国まで来てくれて。あと、韓国系アメリカ人の友達も撮影に参加してくれた。だから本当に美しい偶然の重なりだった。単なる韓国のルーツっていうより、アジア系アメリカ人としての自分のルーツが韓国でつながった。すごく特別な偶然だったと思う。

——「Pondeggi」のミュージック・ビデオには、ハンマーで魔女とラップトップを叩き壊す場面が出てきますが、「With A Hammer」とテーマ的な連続性はあるのでしょうか?

イェジ:私とコラボしてくれる人たちはみんな、ハンマーや、ウーファっていう(日本語で)“犬”のキャラクターにすごく興味を持ってくれる。だから自然とそういうモチーフが出てくるの。「With A Hammer」より前に、韓国のアーティストのヒョゴ(Hyukoh)のオ・ヒョク(OHHYUK)と一緒に作った曲のMVにも、ハンマーが出てくるし。「パックマン」の40周年で曲を作ったときも、MVにウーファが出てきた。なんていうか、それってマルチバース的な世界観だと思ってる。

——2025年も半分が終わり、さまざまなメディアで上半期のベストが発表されています。あなたにとって、25年上半期のベストアルバムやベストソングは?

イェジ:(日本語で)“お~、難しいですね”……今年の作品じゃないけど、日本にいるとき、中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」をよく聴いていて。(※同曲が主題歌の映画)「NANA」を観たからだけど。あれは私のカラオケ・ソング(笑)。

——なるほど(笑)。

イェジ:今年のベストは、(日本語で)“ちょっと待ってください”……そうだな、メイ・シモネス(Mei Semones)を紹介するのがいいかも。ニューヨークを拠点にしている、日本人とアメリカ人のミックスのアーティスト。ジャズのバックグラウンドがあって、バンド編成でやっていて。私とはかなり違う音楽だけど、大好きで。すごく独特な感覚がある。(日本語で)“おすすめの曲は”、「Kabutomushi」かな。ミュージック・ビデオもすごくきれい。知り合いなんだけど、文化的な話をするのも面白くて。

——さて、「With A Hammer」ツアーでの来日公演が8月27日に控えていますが、どんなステージを期待していいでしょうか?

イェジ:アジア・ツアーは、「With A Hammer」の(日本語で)“最後のツアーです”。だから、すごくエモーショナルになると思う。アジアにはたくさんリスナーがいるんだけど、欧米から来るとなると、機材やフライト、クルーも8~10人くらいいて、なかなか移動が大変で。でも私としては、韓国、日本、台湾、シンガポールではどうしてもパフォーマンスがしたかった。このショーは、心からみんなと共有したい。だって、ショーやインタビューを通じて、私は自分の中にある怒りに気づけたから。このライブは感謝の気持ちであり、すごくパーソナルな体験をシェアするものになると思う。それに、ライブ・ショーはDJとはまったく違う。私は歌って踊るし。ダンサーが2人いて、LEDスクリーンも使って、演出は全部自分でやってる。だから、楽しんでもらえたら嬉しいな。

——ちなみに、次のアルバムのことって、もう考えてたりしますか?

イェジ:うん、いろいろと。

——具体的には、どういうことを考えているんですか?

イェジ:最近は、ポップだったり、いろんなミュージシャンのために音楽を書いてるの。それって自分のことを考えなくていいから、すごく自由で。ちょっとチージーな曲を作ったり、新しいことを試したりもできるし。それで気づいたのが、次のアルバムはそんなにパーソナルじゃなくてもいいかも、ってこと。「With a Hammer」はすごくパーソナルだった。それはとても大事な経験だったけど、本当に大変だった。まるで出産みたいなもの。だから次のアルバムは、もっと明確な“目的”を持った作品にしたいと思ってる。必ずしも自分自身について語るのではなく、その目的を推し進めるための“手段”に自分がなれたらなって。

——その“目的”というのは?

イェジ:今、世界は本当にひどい状況だと思ってる。例えばスマートフォンを見ながら過ごす時間が増えたことも、その一つ。そういった習慣は、人々を分断し、感情を麻痺させてしまう。アパシー(無関心、無感動)を生んでしまうの。でも、音楽はその逆で、感情を取り戻す手助けをしてくれる。だから、次のアルバムには「目覚めてほしい」という思いを込めてるの。「起きてー!」って。たとえ胸が張り裂けるような感情だったとしても、それを感じてもらいたい。泣けるほどの気持ちでも構わない。それは、この世界で生きていく中で自然なことだし、ある意味とても美しいことだから。でも同時に、もっとポップで、もっとダンサブルな作品にもしたい。まあ、そう言っても、結局また“変な音楽”になっちゃうかもしれないけど(笑)。それでも、より多くの人が「おっ?」と興味を持ってクリックして、私の世界に足を踏み入れて、何かを感じてもらえたらうれしい。だから、今はとてもワクワクしてる。

PHOTOS:YUKI KAWASHIMA

◾️Yaeji「LIVE WITH A HAMMER ASIA TOUR '25」
会場:KANDA SQUARE HALL
日程:2025年8月27日
時間:(開場)18:00 /(開演)19:00
チケット料金:スタンディング 9000円
https://tickets.kyodotokyo.com/yaeji/

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「ワイズ」が「サンサーフ」とコラボ 吉岡里帆がまとう大胆な竜を配したアロハシャツ

「ワイズ(Y'S)」は、アロハシャツブランド「サンサーフ(SUN SURF)」とコラボしたシャツを発売した。価格は8万8000円。「ワイズ」国内全店および公式オンラインで取り扱う。

「サンサーフ」コラボ
吉岡里帆がビジュアルに

コラボシャツは、富士山を背景に、雷雲の中を飛ぶ竜をデザイン。レーヨンの縮緬素材にオーバープリントで色を重ね、グラデーションを表現した。ビジュアルは、俳優の吉岡里帆が出演する。

「サンサーフ」は、東洋エンタープライズによるアロハシャツブランド。1970年代の創業から、資料として収集した数千着に及ぶビンテージのアロハシャツを分析し、30〜50年代にハワイで作られたアロハシャツのデザインや色使い、素材に至るまで再現する。また1色ずつ手作業で染色する“手捺染”によって、鮮やかな発色や深みのある色合いを表現する。

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「ワイズ」が「サンサーフ」とコラボ 吉岡里帆がまとう大胆な竜を配したアロハシャツ

「ワイズ(Y'S)」は、アロハシャツブランド「サンサーフ(SUN SURF)」とコラボしたシャツを発売した。価格は8万8000円。「ワイズ」国内全店および公式オンラインで取り扱う。

「サンサーフ」コラボ
吉岡里帆がビジュアルに

コラボシャツは、富士山を背景に、雷雲の中を飛ぶ竜をデザイン。レーヨンの縮緬素材にオーバープリントで色を重ね、グラデーションを表現した。ビジュアルは、俳優の吉岡里帆が出演する。

「サンサーフ」は、東洋エンタープライズによるアロハシャツブランド。1970年代の創業から、資料として収集した数千着に及ぶビンテージのアロハシャツを分析し、30〜50年代にハワイで作られたアロハシャツのデザインや色使い、素材に至るまで再現する。また1色ずつ手作業で染色する“手捺染”によって、鮮やかな発色や深みのある色合いを表現する。

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アーバンリサーチが「サロモン」のスニーカー“XA プロ3D”の限定カラーを発売

アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)は8月12日、「サロモン(SALOMON)」のスニーカー“サロモン エクスクルーシブ XA プロ3D(SALOMON EXCLUSIVE XA PRO 3D)”を発売する。価格は1万9800円。サイズは、ウィメンズが23〜25.0cm、メンズが26cm〜30.0cm。アーバンリサーチ一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

アーバンリサーチ限定カラーを配した
“サロモン エクスクルーシブ XA プロ3D”

同スニーカーは、グレーとシルバーを合わせた、アーバンリサーチ限定のカラーをまとう。スニーカー“XA プロ3D(XA PRO 3D)”は、「サロモン」のトレイルランニングシューズを刷新したモデルで、アウトソールとミッドソールの間には、正確かつ安定し歩きを目指す“アドバンスドシャーシ(3D ADVANCED CHASSIS)”を搭載する。

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アーバンリサーチが「サロモン」のスニーカー“XA プロ3D”の限定カラーを発売

アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)は8月12日、「サロモン(SALOMON)」のスニーカー“サロモン エクスクルーシブ XA プロ3D(SALOMON EXCLUSIVE XA PRO 3D)”を発売する。価格は1万9800円。サイズは、ウィメンズが23〜25.0cm、メンズが26cm〜30.0cm。アーバンリサーチ一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

アーバンリサーチ限定カラーを配した
“サロモン エクスクルーシブ XA プロ3D”

同スニーカーは、グレーとシルバーを合わせた、アーバンリサーチ限定のカラーをまとう。スニーカー“XA プロ3D(XA PRO 3D)”は、「サロモン」のトレイルランニングシューズを刷新したモデルで、アウトソールとミッドソールの間には、正確かつ安定し歩きを目指す“アドバンスドシャーシ(3D ADVANCED CHASSIS)”を搭載する。

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コシノヒロコが直々に服作りをレクチャー 児童100人が集まる「こどもファッションプロジェクト」

東京都とアーツカウンシル東京は、「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」を特別協力に迎えて2024年から「こどもファッションプロジェクト」を開催している。ファッションや洋服を題材に児童が楽しみながら創造性を育む機会を創出することが目的で、対象者は、小学生から18歳までの児童。2回目となる今年は、デザイナー職に関心がある児童向けに「ファッションアカデミー」と、イベントプロデュースや撮影などの職に関心がある児童向けに「ファッションムービー制作体験」の2軸で講義を実施している。

「WWDJAPAN」は8月4日、全3回からなる「ファッションアカデミー」に潜入した。100人の児童を相手に、コシノヒロコ=デザイナーや娘の小篠ゆま氏といった、ブランドチームで勤務するファッションのプロフェッショナルらが、テキスタイルや洋服制作について直々に教える内容だ。

今年のテーマは“ぬいぐるみの洋服を作る”。児童1人につき1体の犬のぬいぐるみを与えて、好きな生地やボタン、リボン、テープなどを選ばせ、立体裁断の手法で洋服を仕上げていく。「ヒロココシノ」は、パリの素材見本市「プルミエール・ヴィジョン」で仕入れた布や、ランウエイショーで披露したクチュール用の布など、これまで蓄積してきた貴重な大量のアーカイブ素材を放出。コシノ=デザイナーは「ここにあるテキスタイルは、ブランドの歴史を感じられるようなパワーのあるものばかり。子どもたちがクリエイションを広げられる起点になると思う」と話した。

参加した100人それぞれの個性が爆発したような空間だった。ワンピースを作る児童もいれば、ズボンを仕立てる児童もいたほか、シックでクラシカルな生地を選ぶ者もいれば、子どもらしいポップな色の生地を選ぶ者など。コシノ=デザイナーやゆま氏が話すと、彼らは真剣な面持ちで頷きながら話を聞き、「すごく楽しい」と服作りに夢中になっていた。

開催2回目ながら想定を超える応募

事前に参加希望者を募集し、想定以上の応募があった。やむを得ずコシノ=デザイナーが提出作品による選抜を行い、100人に絞ったという。「この条件で子どもを教育するのは最高のぜい沢。子どもたちは、今はまだ才能が発揮されていない状態だが、これからそろそろ差が出てくるはずで、服作りを通して彼らが感じていることを見られるのは面白い。洋服を作りたい、オシャレしたいなどの気持ちをきっかけに、将来大物デザイナーが生まれるかもしれない」と期待を寄せた。

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コシノヒロコが直々に服作りをレクチャー 児童100人が集まる「こどもファッションプロジェクト」

東京都とアーツカウンシル東京は、「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」を特別協力に迎えて2024年から「こどもファッションプロジェクト」を開催している。ファッションや洋服を題材に児童が楽しみながら創造性を育む機会を創出することが目的で、対象者は、小学生から18歳までの児童。2回目となる今年は、デザイナー職に関心がある児童向けに「ファッションアカデミー」と、イベントプロデュースや撮影などの職に関心がある児童向けに「ファッションムービー制作体験」の2軸で講義を実施している。

「WWDJAPAN」は8月4日、全3回からなる「ファッションアカデミー」に潜入した。100人の児童を相手に、コシノヒロコ=デザイナーや娘の小篠ゆま氏といった、ブランドチームで勤務するファッションのプロフェッショナルらが、テキスタイルや洋服制作について直々に教える内容だ。

今年のテーマは“ぬいぐるみの洋服を作る”。児童1人につき1体の犬のぬいぐるみを与えて、好きな生地やボタン、リボン、テープなどを選ばせ、立体裁断の手法で洋服を仕上げていく。「ヒロココシノ」は、パリの素材見本市「プルミエール・ヴィジョン」で仕入れた布や、ランウエイショーで披露したクチュール用の布など、これまで蓄積してきた貴重な大量のアーカイブ素材を放出。コシノ=デザイナーは「ここにあるテキスタイルは、ブランドの歴史を感じられるようなパワーのあるものばかり。子どもたちがクリエイションを広げられる起点になると思う」と話した。

参加した100人それぞれの個性が爆発したような空間だった。ワンピースを作る児童もいれば、ズボンを仕立てる児童もいたほか、シックでクラシカルな生地を選ぶ者もいれば、子どもらしいポップな色の生地を選ぶ者など。コシノ=デザイナーやゆま氏が話すと、彼らは真剣な面持ちで頷きながら話を聞き、「すごく楽しい」と服作りに夢中になっていた。

開催2回目ながら想定を超える応募

事前に参加希望者を募集し、想定以上の応募があった。やむを得ずコシノ=デザイナーが提出作品による選抜を行い、100人に絞ったという。「この条件で子どもを教育するのは最高のぜい沢。子どもたちは、今はまだ才能が発揮されていない状態だが、これからそろそろ差が出てくるはずで、服作りを通して彼らが感じていることを見られるのは面白い。洋服を作りたい、オシャレしたいなどの気持ちをきっかけに、将来大物デザイナーが生まれるかもしれない」と期待を寄せた。

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エストネーションから新ジュエリーブランド「ヴィール」がローンチ ユニセックスで軽やかさと強さを表現

エストネーションは8月14日、新ジュエリーブランド「ヴィール(VVEER)」をローンチする。エストネーション六本木ヒルズ店、大阪店、二子玉川店および公式オンラインストアで展開する。

軽やかさと強さを表現したユニセックスのジュエリー

同ブランドは、「ジュエリーを、ファッションと共に楽しむ」をコンセプトにスタイルに自由を与え、日々のスタイルの一部として楽しめるジュエリーを目指す。方向転換を意味する“VEER”の英語的な軽やかさと、ヒンディー語での意味である大胆、英雄の強さを表現していくという。

ラインアップは、リング、ネックレス、ピアス、ブレスレットをユニセックスで展開する。ゴールドの素材感を活かし、立体感や流れるようなラインにこだわったデザインで、日常に“自分だけの表現”を添えるジュエリーを目指す。

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エストネーションから新ジュエリーブランド「ヴィール」がローンチ ユニセックスで軽やかさと強さを表現

エストネーションは8月14日、新ジュエリーブランド「ヴィール(VVEER)」をローンチする。エストネーション六本木ヒルズ店、大阪店、二子玉川店および公式オンラインストアで展開する。

軽やかさと強さを表現したユニセックスのジュエリー

同ブランドは、「ジュエリーを、ファッションと共に楽しむ」をコンセプトにスタイルに自由を与え、日々のスタイルの一部として楽しめるジュエリーを目指す。方向転換を意味する“VEER”の英語的な軽やかさと、ヒンディー語での意味である大胆、英雄の強さを表現していくという。

ラインアップは、リング、ネックレス、ピアス、ブレスレットをユニセックスで展開する。ゴールドの素材感を活かし、立体感や流れるようなラインにこだわったデザインで、日常に“自分だけの表現”を添えるジュエリーを目指す。

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「チャコット」が新クッションファンデーションを発売 光操作テクノロジーで進化

チャコット・コスメティクスは9月12日、新クッションファンデーション“チャコット グラスヴェール クッションファンデーション”[SPF50+・PA++++](パフ付きリフィル全2色、各2420円/ケース550円)を全国で発売する。8月29日からチャコット直営店とロフト(LOFT)で先行発売を行う。ステージメイクで培った光の技術に着目して開発し、塗り重ねても透明感のあるセミマット肌に仕上げる。

光を操るテクノロジーで軽さとカバー力を両立

同商品は、光の三原色であるRGB(赤・緑・青)の偏光パールを採用。塗り重ねによるくすみ感を同技術によって解決させた。光を繊細に反射させることでくすみをカバーしながら自然なセミマット肌に仕上げるほか、機能性球状粉体が光をあらゆる方向に乱反射させてソフトフォーカス効果を生み出し、肌の凹凸や毛穴、シワ、シミ、キメなどを目立たなくする。SPF50+・PA++++のUVカット機能は紫外線吸収剤フリーで、ノンケミカル処方を採用している。

リフィルはトーンアップし透明感のある肌を演出するライトベージュと、健康的な素肌感を作り上げるナチュラルベージュの2色で、付属のパフはファンデーションを吸いすぎることなく適量をムラなく肌にのせることができる高機能なウレタンパフを採用した。厚さ6mmのしずく型で、小鼻や目元などの細かい部分にもフィットする。

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「チャコット」が新クッションファンデーションを発売 光操作テクノロジーで進化

チャコット・コスメティクスは9月12日、新クッションファンデーション“チャコット グラスヴェール クッションファンデーション”[SPF50+・PA++++](パフ付きリフィル全2色、各2420円/ケース550円)を全国で発売する。8月29日からチャコット直営店とロフト(LOFT)で先行発売を行う。ステージメイクで培った光の技術に着目して開発し、塗り重ねても透明感のあるセミマット肌に仕上げる。

光を操るテクノロジーで軽さとカバー力を両立

同商品は、光の三原色であるRGB(赤・緑・青)の偏光パールを採用。塗り重ねによるくすみ感を同技術によって解決させた。光を繊細に反射させることでくすみをカバーしながら自然なセミマット肌に仕上げるほか、機能性球状粉体が光をあらゆる方向に乱反射させてソフトフォーカス効果を生み出し、肌の凹凸や毛穴、シワ、シミ、キメなどを目立たなくする。SPF50+・PA++++のUVカット機能は紫外線吸収剤フリーで、ノンケミカル処方を採用している。

リフィルはトーンアップし透明感のある肌を演出するライトベージュと、健康的な素肌感を作り上げるナチュラルベージュの2色で、付属のパフはファンデーションを吸いすぎることなく適量をムラなく肌にのせることができる高機能なウレタンパフを採用した。厚さ6mmのしずく型で、小鼻や目元などの細かい部分にもフィットする。

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「ヒンス」がアットコスメトーキョーでポップアップを開催 クッションファンデを日本最速発売

韓国のコスメブランド「ヒンス(HINCE)」は8月15日、クッションファンデーション“カバーマスターピンククッション”[SPF40・PA++](全5色、各11g、各2970円)を発売する。発売を記念して8月12日まで、東京・原宿のアットコスメトーキョー(@COSME TOKYO)でポップアップイベント「カバーマスターアカデミー(COVER MASTER ACADEMY)」を開催中だ。新製品を先行発売するほか、来場特典などを用意する。

ポップアップイベントのテーマは、“ひと塗りで合格肌”。製品を試せるテスターゾーンを設置し、“カバーマスターピンククッション”の仕上がりや魅力をレッスン形式で伝える。また、ベストセラーのティントリップ“ロウグロウジェルティント”(全17色、各1760円)の人気色も一部取り扱う。

“カバーマスターピンククッション”について

“カバーマスターピンククッション”は、「ヒンス」が2年ぶりに発売したベースメイク製品。クッションファンデーションとしては、2023年に発売した“セカンドスキングロウクッション”[SPF50+・PA++++](全4色、各12g、各2970円)と“セカンドスキンメッシュマットクッション”[SPF40・PA++](全4色、各12g、各2970円)に続く3品目。“セカンドスキングロウクッション”は艶に特化し、“セカンドスキンメッシュマットクッション”はカバー力を重視したが、新作は艶とカバー力の両立に挑戦した。

「ヒンス」日本事業部マーケティング担当は、「韓国では、ドラッグストアのオリーブヤング(OLIVE YOUNG)で7月に発売した。17 ライトと21 ピュアアイボリーが拮抗しているが、標準色の21が人気No.1のカラーだ」と話した。

日本ではポップアップイベントで先行発売し、13日からQoo10公式ショップ、15日から直営店、20日から公式ホームページとゾゾタウンショップ、29日から全国のバラエティーショップで順次取り扱う。

来場特典

会期中に製品を購入すると、条件や金額に応じてノベルティーを贈呈する。さらにクイズへの参加や公式SNSのフォローで、オリジナルハンドミラーやミニハートパフ(4枚入り)などをプレゼント。またフォトブースで写真を撮影すると、写真を差し込める“カバーマスター認定証”を授与する。

■COVER MASTER ACADEMY
日程:8月6〜12日
時間:11:00〜21:00
場所:@cosme TOKYO
住所:東京都渋谷区神宮前1丁目14-27 2F

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「ヒンス」がアットコスメトーキョーでポップアップを開催 クッションファンデを日本最速発売

韓国のコスメブランド「ヒンス(HINCE)」は8月15日、クッションファンデーション“カバーマスターピンククッション”[SPF40・PA++](全5色、各11g、各2970円)を発売する。発売を記念して8月12日まで、東京・原宿のアットコスメトーキョー(@COSME TOKYO)でポップアップイベント「カバーマスターアカデミー(COVER MASTER ACADEMY)」を開催中だ。新製品を先行発売するほか、来場特典などを用意する。

ポップアップイベントのテーマは、“ひと塗りで合格肌”。製品を試せるテスターゾーンを設置し、“カバーマスターピンククッション”の仕上がりや魅力をレッスン形式で伝える。また、ベストセラーのティントリップ“ロウグロウジェルティント”(全17色、各1760円)の人気色も一部取り扱う。

“カバーマスターピンククッション”について

“カバーマスターピンククッション”は、「ヒンス」が2年ぶりに発売したベースメイク製品。クッションファンデーションとしては、2023年に発売した“セカンドスキングロウクッション”[SPF50+・PA++++](全4色、各12g、各2970円)と“セカンドスキンメッシュマットクッション”[SPF40・PA++](全4色、各12g、各2970円)に続く3品目。“セカンドスキングロウクッション”は艶に特化し、“セカンドスキンメッシュマットクッション”はカバー力を重視したが、新作は艶とカバー力の両立に挑戦した。

「ヒンス」日本事業部マーケティング担当は、「韓国では、ドラッグストアのオリーブヤング(OLIVE YOUNG)で7月に発売した。17 ライトと21 ピュアアイボリーが拮抗しているが、標準色の21が人気No.1のカラーだ」と話した。

日本ではポップアップイベントで先行発売し、13日からQoo10公式ショップ、15日から直営店、20日から公式ホームページとゾゾタウンショップ、29日から全国のバラエティーショップで順次取り扱う。

来場特典

会期中に製品を購入すると、条件や金額に応じてノベルティーを贈呈する。さらにクイズへの参加や公式SNSのフォローで、オリジナルハンドミラーやミニハートパフ(4枚入り)などをプレゼント。またフォトブースで写真を撮影すると、写真を差し込める“カバーマスター認定証”を授与する。

■COVER MASTER ACADEMY
日程:8月6〜12日
時間:11:00〜21:00
場所:@cosme TOKYO
住所:東京都渋谷区神宮前1丁目14-27 2F

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学生団体リシンク・ファッション・ワセダが渋谷でポップアップ ファッションと環境問題にフォーカス

早稲田大学の学生団体、リシンク・ファッション・ワセダ(Rethink Fashion Waseda)は8月9日、ポップアップを東京・渋谷で開催する。“ReF Forest”をコンセプトとし、ファッションと環境問題についての展示や、企業とのコラボレーション、フリーマケットやリメイク品、グッズの販売などを予定する。

リシンク・ファッション・ワセダは、“サステナブルファッションをライフスタイルに”とのビジョンを掲げ、2020年に設立された早稲田大学の学生団体。ファッションの持続可能性について、インスタグラムなどSNSで情報発信するほか、古着のフリーマーケットやビーチクリーンなどのイベント実施、企業とのコラボレーション活動も行う。

■ポップアップ
日程:8月9日
時間:12:00〜18:00
場所:スタジオソラ(STUDIO SOLA)
住所:東京都渋谷区神南1-3-10 神南アール 地下1階

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学生団体リシンク・ファッション・ワセダが渋谷でポップアップ ファッションと環境問題にフォーカス

早稲田大学の学生団体、リシンク・ファッション・ワセダ(Rethink Fashion Waseda)は8月9日、ポップアップを東京・渋谷で開催する。“ReF Forest”をコンセプトとし、ファッションと環境問題についての展示や、企業とのコラボレーション、フリーマケットやリメイク品、グッズの販売などを予定する。

リシンク・ファッション・ワセダは、“サステナブルファッションをライフスタイルに”とのビジョンを掲げ、2020年に設立された早稲田大学の学生団体。ファッションの持続可能性について、インスタグラムなどSNSで情報発信するほか、古着のフリーマーケットやビーチクリーンなどのイベント実施、企業とのコラボレーション活動も行う。

■ポップアップ
日程:8月9日
時間:12:00〜18:00
場所:スタジオソラ(STUDIO SOLA)
住所:東京都渋谷区神南1-3-10 神南アール 地下1階

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「グラニフ」が漫画家・松本大洋とコラボ 「鉄コン筋クリート」「ピンポン」「Sunny」「東京ヒゴロ」のアイテム発売

「グラニフ(GRANIPH)」は8⽉19⽇、漫画家の松本⼤洋とのコラボレーションアイテムを、「グラニフ」公式オンラインストアおよび「グラニフ」国内店舗で発売する。

今回のコラボレーションでは、「鉄コン筋クリート」「ピンポン」「Sunny」「東京ヒゴロ」に加え、本コラボのために特別に描き下ろされたアートも登場。全19種を展開する。

公式オンラインストアでは、8月6日0:00から18日23:59までの期間、予約販売を実施する。また、公式オンラインストア内のコンテンツ「コラボの原産地」では、松本⼤洋への書⾯インタビューを公開。描き下ろしの「鉄コン筋クリート」新作イラストの制作⼯程や、「ピンポン」のアイテムにまつわる裏話など、貴重なエピソードを読むことができる。

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「グラニフ」が漫画家・松本大洋とコラボ 「鉄コン筋クリート」「ピンポン」「Sunny」「東京ヒゴロ」のアイテム発売

「グラニフ(GRANIPH)」は8⽉19⽇、漫画家の松本⼤洋とのコラボレーションアイテムを、「グラニフ」公式オンラインストアおよび「グラニフ」国内店舗で発売する。

今回のコラボレーションでは、「鉄コン筋クリート」「ピンポン」「Sunny」「東京ヒゴロ」に加え、本コラボのために特別に描き下ろされたアートも登場。全19種を展開する。

公式オンラインストアでは、8月6日0:00から18日23:59までの期間、予約販売を実施する。また、公式オンラインストア内のコンテンツ「コラボの原産地」では、松本⼤洋への書⾯インタビューを公開。描き下ろしの「鉄コン筋クリート」新作イラストの制作⼯程や、「ピンポン」のアイテムにまつわる裏話など、貴重なエピソードを読むことができる。

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「ミュウミュウ」松屋銀座店がリニューアルオープン 2025-26年秋冬コレクションがそろう 

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、松屋銀座の店舗をリニューアルオープンした。2025-26年秋冬コレクションをラインアップし、“ポケットバッグ”シリーズの新作のラージサイズのホーボーバッグやトップハンドルバッグのほか、メンズライクなカーフレザーの“モカシン”ローファーや、ナッパレザーのクラシカルな“バレリーナ”シューズなどがそろう。

アイコニックなブルーを基調とした店内には、モダンなオークウッドやライムストーンをデザインに取り入れた。

店舗概要

◾「ミュウミュウ」松屋銀座店

営業時間:月〜土 11:00〜20:00/日 11:00〜19:30
場所:松屋銀座
住所:️東京都中央区銀座3-6-1 2階

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「ミュウミュウ」松屋銀座店がリニューアルオープン 2025-26年秋冬コレクションがそろう 

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、松屋銀座の店舗をリニューアルオープンした。2025-26年秋冬コレクションをラインアップし、“ポケットバッグ”シリーズの新作のラージサイズのホーボーバッグやトップハンドルバッグのほか、メンズライクなカーフレザーの“モカシン”ローファーや、ナッパレザーのクラシカルな“バレリーナ”シューズなどがそろう。

アイコニックなブルーを基調とした店内には、モダンなオークウッドやライムストーンをデザインに取り入れた。

店舗概要

◾「ミュウミュウ」松屋銀座店

営業時間:月〜土 11:00〜20:00/日 11:00〜19:30
場所:松屋銀座
住所:️東京都中央区銀座3-6-1 2階

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「エクストララージ」「エックスガール」が「サマソニ2025」とのコラボTシャツを東京会場限定で発売 即完したTシャツの続編

「エクストララージ(XLARGE)」と「エックスガール(X-GIRL)」は8月16、17日、国内最大級の都市型音楽フェス「サマーソニック2025(SUMMER SONIC 2025)」(以下、「サマソニ 2025」)とコラボレーションしたTシャツ“サマーソニック XL XG OG ボックス S/S ティー”(全3色、各6050円)を「サマソニ 2025」東京会場内の「エクストララージ」と「エックスガール」のスペシャルブースで限定発売する。

“ゴリラロゴ”とタイポグラフィックロゴを大胆に融合

同アイテムは、先日、先行販売を行い即完したTシャツの続編で、「エクストララージ」を象徴するゴリラロゴと「エックスガール」のタイポグラフィックロゴを大胆に融合したデザインが特徴だ。カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色展開で、背面には印象的なグラフィックロゴ、フロントにはイベント限定ロゴを配した特別仕様となっている。また、同アイテムを会場で購入した人に向け、数量限定で特製オリジナルショッピングバッグを進呈する。

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「エクストララージ」「エックスガール」が「サマソニ2025」とのコラボTシャツを東京会場限定で発売 即完したTシャツの続編

「エクストララージ(XLARGE)」と「エックスガール(X-GIRL)」は8月16、17日、国内最大級の都市型音楽フェス「サマーソニック2025(SUMMER SONIC 2025)」(以下、「サマソニ 2025」)とコラボレーションしたTシャツ“サマーソニック XL XG OG ボックス S/S ティー”(全3色、各6050円)を「サマソニ 2025」東京会場内の「エクストララージ」と「エックスガール」のスペシャルブースで限定発売する。

“ゴリラロゴ”とタイポグラフィックロゴを大胆に融合

同アイテムは、先日、先行販売を行い即完したTシャツの続編で、「エクストララージ」を象徴するゴリラロゴと「エックスガール」のタイポグラフィックロゴを大胆に融合したデザインが特徴だ。カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色展開で、背面には印象的なグラフィックロゴ、フロントにはイベント限定ロゴを配した特別仕様となっている。また、同アイテムを会場で購入した人に向け、数量限定で特製オリジナルショッピングバッグを進呈する。

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「MUJIラボ」が2025年秋冬アイテムを発売 学生服や白衣素材を採用したアイテムなど 初の文房具も

「無印良品」を展開する良品計画が、実験的ライン「MUJIラボ(MUJI LABO)」の2025年秋冬シーズンアイテムを8月18日から順次発売する。全国の18店舗およびネットストアで順次展開し、中国、アメリカ、フランスを含む海外17の国と地域でも同様に展開予定だ。

今季はファッションではあまり使われない学生服や白衣などで使用される生地を活用したアイテムを初めて展開。また、タオルやフレグランスなどの生活雑貨アイテムに加え、アルミカードケースやアルミ六角シャープペンなどのステーショナリーアイテムを「MUJIラボ」から初めて展開する。

白衣や学生服に使われる
“ユニホーム素材”

学生服や白衣などに使用される高い耐久性と機能性を備えたユニホーム素材を使用したトラックジャケット(9990円)、トラックパンツ(7990円)、ブレザー(1万9900円)、イージーパンツ(9990円)、ショートブルゾン(1万2900円)、タックワイドパンツ(9分丈 9990円)、イージータックスカート(9990円)、タックスカート(1万2900円)を展開する。

“ループウィール編み”

現在では主流の高速で編まれる編み機とは異なり、低効率になるものの、下から上にゆっくりと時間をかけて編んで行く独特の編み方法の「ループウィール編み機」を使って編み上げたTシャツ(2990円)やロンT(3990円)、スエットプルオーバー(5990円)、スエットパーカ(7990円)、ハイネック長袖Tシャツ(4990円)をラインアップする。

“再生コットン混”アイテム

「無印良品」の商品をつくる工程で発生した端切れや生地を粉砕し、再度紡績した糸で織りあげた再生コットン混のパンツ、5ポケットパンツ(各9990円 ※9月発売予定)も販売する。

「MUJIラボ」初のステーショナリーも
日本限定で登場

さらに今季から「MUJI ラボ」としては、初めてステーショナリー(文房具)にも進出。アルミ素材を使用したミニマルデザインのカードケース(薄口 650円/厚口 690円)やアルミペンケース(990円)、アルミ六角シャープペン・ボールペン(各890円)も販売する。

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「MUJIラボ」が2025年秋冬アイテムを発売 学生服や白衣素材を採用したアイテムなど 初の文房具も

「無印良品」を展開する良品計画が、実験的ライン「MUJIラボ(MUJI LABO)」の2025年秋冬シーズンアイテムを8月18日から順次発売する。全国の18店舗およびネットストアで順次展開し、中国、アメリカ、フランスを含む海外17の国と地域でも同様に展開予定だ。

今季はファッションではあまり使われない学生服や白衣などで使用される生地を活用したアイテムを初めて展開。また、タオルやフレグランスなどの生活雑貨アイテムに加え、アルミカードケースやアルミ六角シャープペンなどのステーショナリーアイテムを「MUJIラボ」から初めて展開する。

白衣や学生服に使われる
“ユニホーム素材”

学生服や白衣などに使用される高い耐久性と機能性を備えたユニホーム素材を使用したトラックジャケット(9990円)、トラックパンツ(7990円)、ブレザー(1万9900円)、イージーパンツ(9990円)、ショートブルゾン(1万2900円)、タックワイドパンツ(9分丈 9990円)、イージータックスカート(9990円)、タックスカート(1万2900円)を展開する。

“ループウィール編み”

現在では主流の高速で編まれる編み機とは異なり、低効率になるものの、下から上にゆっくりと時間をかけて編んで行く独特の編み方法の「ループウィール編み機」を使って編み上げたTシャツ(2990円)やロンT(3990円)、スエットプルオーバー(5990円)、スエットパーカ(7990円)、ハイネック長袖Tシャツ(4990円)をラインアップする。

“再生コットン混”アイテム

「無印良品」の商品をつくる工程で発生した端切れや生地を粉砕し、再度紡績した糸で織りあげた再生コットン混のパンツ、5ポケットパンツ(各9990円 ※9月発売予定)も販売する。

「MUJIラボ」初のステーショナリーも
日本限定で登場

さらに今季から「MUJI ラボ」としては、初めてステーショナリー(文房具)にも進出。アルミ素材を使用したミニマルデザインのカードケース(薄口 650円/厚口 690円)やアルミペンケース(990円)、アルミ六角シャープペン・ボールペン(各890円)も販売する。

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【2025年クリスマスコフレ】「エトヴォス」からピンクとシルバーを基調としたホリデーコレクションと人気アイテムのホリデーギフトコレクション

「エトヴォス(ETVOS)」は11月5日、まばたきのたびにやわらかなピンクの中にシルバーが交差し、特別なひとときを紡ぐ世界を表現したホリデーコレクションと、人気アイテムをそろえたホリデーギフトセレクションを発売する。「エトヴォス」公式オンラインストアでは10月8〜29日、直営店舗では、10月8日〜11月4日まで“2025 ホリデーコフレ”(限定、9900円)の予約を受け付ける。

ラインアップは、スキンケアベースとフェイスパウダー、アイシャドウ、リップを詰め込んだ“2025 ホリデーコフレ”、“2025 ホリデーコフレ”に含まれる“ミネラルクラッシィシャドー”(限定、4620円)、“ミネラルシアールージュ”(限定2色、各3520円)のほか、美容液マルチパウダーの“ミネラルマルチパウダー”(限定2色、各2530円)、リキッドアイシャドウの“ミネラルウォータリーシャドー”(限定2色、各3300円)を展開する。

ホリデーギフトセレクションからは、泡立てネットを付きで用意する“クリアソープバー リミテッドキット”(限定、2398円)と美容オイルとクリームのミニサイズ、ハンドクリームをセットにした“ヴァイタルスペリアオイル リミテッドキット”(限定、5940円)、人気の“リラクシングマッサージブラシ”(限定2種、各1925円)と“リラクシングマッサージブラシ ハード”(限定、1925円)は、限定色で用意する。

ピンクとシルバーを基調としたメイクアップアイテム

“2025 ホリデーコフレ”

“2025 ホリデーコフレ”は、美容成分を配合した素肌に溶け込むピンクカラーのスキンケアベースとシルバーと偏光ゴールドのパールが自然な明るさと艶を演出するふんわり軽やかな付け心地のフェイスパウダー、まぶたをケアしながらひんやりとした透明感とやわらかで甘い奥行きを添える“アイシーピンクパレット”、美容成分を閉じ込めたじゅわっとにじむような血色感を演出するリップをセットにした。予約限定特典として、やわらかな光に包まれるようなピンクのファーが特徴のオリジナルポーチを進呈する。

“ミネラルクラッシィシャドー”

冬の空気を閉じ込めたような8種の美容成分を配合した“ミネラルクラッシィシャドー”は、冷たさを感じさせるクールトーンのピンクに凛としたシルバーの光を含むブルーハイライトで真ブラにひんやりとした透明感とやわらかで甘い奥行きを添える。美容オイルがパウダーの中で均一に細かく分散し時間が経っても粉っぽくならないしっとりとしたテクスチャーを実現した。

“ミネラルシアールージュ”

“ミネラルシアールージュ”は、血色感になりすます赤を忍ばせたカラー設計で、くすみをはらい顔色になじみやすいように計算した。植物由来の美容オイルを贅沢に配合し、荒れた唇をより一層健やかで艶やかに演出する。カラーは、青みのあるモーブピンクにパールを散りばめた“フローズンピンク”とやわらかなベージュに血色感とパールを重ねた“フロッキーコーラル”を用意する。

“ミネラルマルチパウダー”

“ミネラルマルチパウダー”は、美容オイル配合でパウダーならではのサラッとした肌触りを保ちながら保湿をかなえる。チークやリップとしてのマルチ使用ニーズに応え、保湿ケアやくすみケア、荒れ予防など目元、頬、唇に共通する悩みにアプローチするケア成分を配合した。カラーラインアップは、ほのかな血色感とパールの煌めきを帯びたローズピンクの“スノーライトピンク”とクールなパールの輝きをプラスした深みブラウンの“ミスティックブラウン”をそろえる。

“ミネラルウォータリーシャドー”

“ミネラルウォータリーシャドー”は、乾燥や重たさを感じにくいウォータリーなテクスチャーを実現し、滑らかに伸び広がる使用感が特徴だ。敏感な肌をケアする“カーネーション花エキス”や“カミツレ花エキス”、ヒアルロン酸などの保湿成分を配合し、目元に潤いを与えるスキンケア発想のリキッドアイシャドウに仕上げた。カラーは、ライラックのニュアンスを含んだ白みピンクの“ダズルピュア”と温もりのあるメープルベージュの“フレアナチュラル”を展開。

人気アイテムを限定ギフトラッピングで用意

“クリアソープバー リミテッドキット”

“クリアソープバー リミテッドキット”は、洗い上がりが突っ張りにくく潤い肌に導くヒト型セラミド石けんの“クリアソープバー”(現品、80g)に泡立てネットをセットし、限定のギフトパッケージで包んだ。もこもこした泡室ともっちりとした濃密泡になるようこだわり、6種類の石けん成分と泡立ちサポート成分をバランスよく配合することで毛穴の奥まで汚れを洗い上げる。3種のヒト型セラミドなどの保湿成分を配合し、洗い上がりもつっぱらず潤う肌に導く。また、低刺激処方で洗顔だけでなく全身にも使用ができる。

“ヴァイタルスペリアオイル リミテッドキット”

“ヴァイタルスペリアオイル リミテッドキット”は、人気の美容オイル“ヴァイタルスペリアオイル”(現品、30mL)にミニサイズの“ヴァイタルスペリアクリーム”(5g)と“ヴァイタルスペリアハンドクリーム”(非売品、20g)をセットにした。バイオダイナミック農法で収穫したローズ、サンダルウッド、カシスを発酵し、3種の香りをベースに10種の調香成分をブレンドした「エトヴォス」独自のアロマオイル成分“エフィセント358”を配合しツヤとハリのある肌に導く。

“リラクシングマッサージブラシ”
“リラクシングマッサージブラシ ハード”

人気の“リラクシングマッサージブラシ”と“リラクシングマッサージブラシ ハード”は、限定色とギフトパッケージで登場。多くのツボが集中する頭皮を程よく刺激するしなやかな突起が特徴で、気持ち良い肌あたりの硬さに設計した同アイテムは、ホリデー限定のミルクを思わせる“ホワイトモカ”、やわらかな“ハートピンク”、おしゃれ感が漂う“チャコールグレー”(ハード)の3色で用意する。ギフトデザインは、ハートやラブのモチーフをやわらかなトーンでデザインした。

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【2025年クリスマスコフレ】「エトヴォス」からピンクとシルバーを基調としたホリデーコレクションと人気アイテムのホリデーギフトコレクション

「エトヴォス(ETVOS)」は11月5日、まばたきのたびにやわらかなピンクの中にシルバーが交差し、特別なひとときを紡ぐ世界を表現したホリデーコレクションと、人気アイテムをそろえたホリデーギフトセレクションを発売する。「エトヴォス」公式オンラインストアでは10月8〜29日、直営店舗では、10月8日〜11月4日まで“2025 ホリデーコフレ”(限定、9900円)の予約を受け付ける。

ラインアップは、スキンケアベースとフェイスパウダー、アイシャドウ、リップを詰め込んだ“2025 ホリデーコフレ”、“2025 ホリデーコフレ”に含まれる“ミネラルクラッシィシャドー”(限定、4620円)、“ミネラルシアールージュ”(限定2色、各3520円)のほか、美容液マルチパウダーの“ミネラルマルチパウダー”(限定2色、各2530円)、リキッドアイシャドウの“ミネラルウォータリーシャドー”(限定2色、各3300円)を展開する。

ホリデーギフトセレクションからは、泡立てネットを付きで用意する“クリアソープバー リミテッドキット”(限定、2398円)と美容オイルとクリームのミニサイズ、ハンドクリームをセットにした“ヴァイタルスペリアオイル リミテッドキット”(限定、5940円)、人気の“リラクシングマッサージブラシ”(限定2種、各1925円)と“リラクシングマッサージブラシ ハード”(限定、1925円)は、限定色で用意する。

ピンクとシルバーを基調としたメイクアップアイテム

“2025 ホリデーコフレ”

“2025 ホリデーコフレ”は、美容成分を配合した素肌に溶け込むピンクカラーのスキンケアベースとシルバーと偏光ゴールドのパールが自然な明るさと艶を演出するふんわり軽やかな付け心地のフェイスパウダー、まぶたをケアしながらひんやりとした透明感とやわらかで甘い奥行きを添える“アイシーピンクパレット”、美容成分を閉じ込めたじゅわっとにじむような血色感を演出するリップをセットにした。予約限定特典として、やわらかな光に包まれるようなピンクのファーが特徴のオリジナルポーチを進呈する。

“ミネラルクラッシィシャドー”

冬の空気を閉じ込めたような8種の美容成分を配合した“ミネラルクラッシィシャドー”は、冷たさを感じさせるクールトーンのピンクに凛としたシルバーの光を含むブルーハイライトで真ブラにひんやりとした透明感とやわらかで甘い奥行きを添える。美容オイルがパウダーの中で均一に細かく分散し時間が経っても粉っぽくならないしっとりとしたテクスチャーを実現した。

“ミネラルシアールージュ”

“ミネラルシアールージュ”は、血色感になりすます赤を忍ばせたカラー設計で、くすみをはらい顔色になじみやすいように計算した。植物由来の美容オイルを贅沢に配合し、荒れた唇をより一層健やかで艶やかに演出する。カラーは、青みのあるモーブピンクにパールを散りばめた“フローズンピンク”とやわらかなベージュに血色感とパールを重ねた“フロッキーコーラル”を用意する。

“ミネラルマルチパウダー”

“ミネラルマルチパウダー”は、美容オイル配合でパウダーならではのサラッとした肌触りを保ちながら保湿をかなえる。チークやリップとしてのマルチ使用ニーズに応え、保湿ケアやくすみケア、荒れ予防など目元、頬、唇に共通する悩みにアプローチするケア成分を配合した。カラーラインアップは、ほのかな血色感とパールの煌めきを帯びたローズピンクの“スノーライトピンク”とクールなパールの輝きをプラスした深みブラウンの“ミスティックブラウン”をそろえる。

“ミネラルウォータリーシャドー”

“ミネラルウォータリーシャドー”は、乾燥や重たさを感じにくいウォータリーなテクスチャーを実現し、滑らかに伸び広がる使用感が特徴だ。敏感な肌をケアする“カーネーション花エキス”や“カミツレ花エキス”、ヒアルロン酸などの保湿成分を配合し、目元に潤いを与えるスキンケア発想のリキッドアイシャドウに仕上げた。カラーは、ライラックのニュアンスを含んだ白みピンクの“ダズルピュア”と温もりのあるメープルベージュの“フレアナチュラル”を展開。

人気アイテムを限定ギフトラッピングで用意

“クリアソープバー リミテッドキット”

“クリアソープバー リミテッドキット”は、洗い上がりが突っ張りにくく潤い肌に導くヒト型セラミド石けんの“クリアソープバー”(現品、80g)に泡立てネットをセットし、限定のギフトパッケージで包んだ。もこもこした泡室ともっちりとした濃密泡になるようこだわり、6種類の石けん成分と泡立ちサポート成分をバランスよく配合することで毛穴の奥まで汚れを洗い上げる。3種のヒト型セラミドなどの保湿成分を配合し、洗い上がりもつっぱらず潤う肌に導く。また、低刺激処方で洗顔だけでなく全身にも使用ができる。

“ヴァイタルスペリアオイル リミテッドキット”

“ヴァイタルスペリアオイル リミテッドキット”は、人気の美容オイル“ヴァイタルスペリアオイル”(現品、30mL)にミニサイズの“ヴァイタルスペリアクリーム”(5g)と“ヴァイタルスペリアハンドクリーム”(非売品、20g)をセットにした。バイオダイナミック農法で収穫したローズ、サンダルウッド、カシスを発酵し、3種の香りをベースに10種の調香成分をブレンドした「エトヴォス」独自のアロマオイル成分“エフィセント358”を配合しツヤとハリのある肌に導く。

“リラクシングマッサージブラシ”
“リラクシングマッサージブラシ ハード”

人気の“リラクシングマッサージブラシ”と“リラクシングマッサージブラシ ハード”は、限定色とギフトパッケージで登場。多くのツボが集中する頭皮を程よく刺激するしなやかな突起が特徴で、気持ち良い肌あたりの硬さに設計した同アイテムは、ホリデー限定のミルクを思わせる“ホワイトモカ”、やわらかな“ハートピンク”、おしゃれ感が漂う“チャコールグレー”(ハード)の3色で用意する。ギフトデザインは、ハートやラブのモチーフをやわらかなトーンでデザインした。

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「サマソニ」来日記念 ビーバドゥービーの日本初ポップアップが渋谷109で開催

フィリピン、イロイロ市生まれロンドン育ちのシンガーソングライター、ビーバドゥービー(beabadoobee)の日本初となるポップアップストアが、渋谷109の地下1階「DISP」で8月15日から24日まで開催される。

同ポップアップは、ビーバドゥービーが2025年の「サマーソニック(SUMMER SONIC)」に出演をするのを記念して実施されるもので、彼女の世界観を体現したオリジナル商品が販売される。店内には、撮影を楽しめるフォトスポットも用意する。

ビーバドゥービーとは?

フィリピンのイロイロ市生まれロンドン育ちのベアトリス・ラウスによるソロ・プロジェクト。2017年から本格的に音楽活動を開始し、デビュー・シングル「Coffee」をリリース。19年には「Loveworm」と「Space Cadet」の2枚のEPをリリースしNMEアワード「Radar Award(新人賞)」を受賞。 BBCが有力新人を選出する名物企画「Sound of 2020」にノミネート、20年にはThe 1975のUKアリーナ・ツアーのサポートアクトを務める。20年にデビュー・アルバム「Fake It Flowers」をリリースし英NMEで5点満点を獲得、UKアルバム・チャート初登場8位を記録。22年には2ndアルバム「Beatopia」をリリース。同年の「サマーソニック」で初来日を果たした。23年にはテイラー・スイフトのオープニング・アクトとしてUSツアーをまわり、24年には3rdアルバム「This is How Tomorrow Moves」をリリース。累計50億回以上のストリーミング再生を記録し、850万人以上のSNSフォロワーを持つビーバドゥービーは、大規模で熱心なGen-Zファンを築いている。

◾️beabadoobee POP UP STORE
会場:渋谷109 B1F DISP
住所:東京都渋谷区道玄坂2-29-1
会期:8月15~24日
時間:10:00~21:00
全日程フリー入場
※混雑状況に応じて、整理券を配布

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「サマソニ」来日記念 ビーバドゥービーの日本初ポップアップが渋谷109で開催

フィリピン、イロイロ市生まれロンドン育ちのシンガーソングライター、ビーバドゥービー(beabadoobee)の日本初となるポップアップストアが、渋谷109の地下1階「DISP」で8月15日から24日まで開催される。

同ポップアップは、ビーバドゥービーが2025年の「サマーソニック(SUMMER SONIC)」に出演をするのを記念して実施されるもので、彼女の世界観を体現したオリジナル商品が販売される。店内には、撮影を楽しめるフォトスポットも用意する。

ビーバドゥービーとは?

フィリピンのイロイロ市生まれロンドン育ちのベアトリス・ラウスによるソロ・プロジェクト。2017年から本格的に音楽活動を開始し、デビュー・シングル「Coffee」をリリース。19年には「Loveworm」と「Space Cadet」の2枚のEPをリリースしNMEアワード「Radar Award(新人賞)」を受賞。 BBCが有力新人を選出する名物企画「Sound of 2020」にノミネート、20年にはThe 1975のUKアリーナ・ツアーのサポートアクトを務める。20年にデビュー・アルバム「Fake It Flowers」をリリースし英NMEで5点満点を獲得、UKアルバム・チャート初登場8位を記録。22年には2ndアルバム「Beatopia」をリリース。同年の「サマーソニック」で初来日を果たした。23年にはテイラー・スイフトのオープニング・アクトとしてUSツアーをまわり、24年には3rdアルバム「This is How Tomorrow Moves」をリリース。累計50億回以上のストリーミング再生を記録し、850万人以上のSNSフォロワーを持つビーバドゥービーは、大規模で熱心なGen-Zファンを築いている。

◾️beabadoobee POP UP STORE
会場:渋谷109 B1F DISP
住所:東京都渋谷区道玄坂2-29-1
会期:8月15~24日
時間:10:00~21:00
全日程フリー入場
※混雑状況に応じて、整理券を配布

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常田大希が「ボッテガ・ヴェネタ」のオリジナル楽曲を書き下ろし ティーザー映像を公開

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は8月18日、日本オリジナルキャンペーン“When your own initials are enough(自分のイニシャルだけで十分)”を発表し、King Gnuの常田大希が書き下ろした同名のオリジナル楽曲を公開する。また、ティーザー映像は既に公開している。

同キャンペーンのタイトル、“自分のイニシャルだけで十分”は、50年以上「ボッテガ・ヴェネタ」に息づくモットーだ。

特設サイト

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常田大希が「ボッテガ・ヴェネタ」のオリジナル楽曲を書き下ろし ティーザー映像を公開

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は8月18日、日本オリジナルキャンペーン“When your own initials are enough(自分のイニシャルだけで十分)”を発表し、King Gnuの常田大希が書き下ろした同名のオリジナル楽曲を公開する。また、ティーザー映像は既に公開している。

同キャンペーンのタイトル、“自分のイニシャルだけで十分”は、50年以上「ボッテガ・ヴェネタ」に息づくモットーだ。

特設サイト

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「ルイ・ヴィトン」の靴工場の中は? 新作スニーカー“バターソフト”製作の裏側に迫る

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メンズ クリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が手掛けた最新スニーカー“LV バターソフト”を発売した。米「WWD」の姉妹紙である「フットウエアニュース(Footwear News)」は、この新作スニーカー製作の裏側を探るため、イタリアにある同メゾンの工場を訪れた。また、プレタポルテの靴とアクセサリーを担当するデザイン・ディレクターのティボー・デニス(Thibo Denis)にも話を聞いた。

工場は、ヴェネチアから車で40分程のフィエッソ・ダルティコにある。この地域は、ゴンドラ漕ぎ専用の靴職人のギルド(同業者組合)がヴェネチア共和国によって初めて認められた中世の頃から高級靴作りの中心地だった。

2008年に開業した工場は約1万3935平方メートルの広さで、500人の従業員が勤めている。うち半数以上が職人だ。設計は建築家のジャン・マルク・サンドロリーニ(Jean-Marc Sandrolini)が手掛け、芝生の中庭を囲むように配置されている。アーティストのジョアナ・ヴァスコンセロス(Joana Vasconcelo)の高さ15フィートの小剣の彫刻“プリシラ”などのアート作品も展示されている。

選定が難航した“バターのように”なめらかなレザー

ファレル・ウィリアムスはこの工場で、デニスを含む彼のチームと共に試作品を完成させていく。

工房は4つのセクションに分かれており、うち2つがスニーカーで、合わせて95人の職人がいる。裁断から縫製、組み立て、仕上げに至るまで、1足の靴を作るのに250以上の工程があり、19万2500円〜23万1000円で販売される“バターソフト”の価格の理由を裏付けていた。

デニスは、「ウィリアムスはシンプルで無駄がなく、ノスタルジックで、クッションのように柔らかいスニーカーを作ろうとしていた」と最初のアイデアについて明かした。

“バターソフト”という名前からして、ぴったりのレザーを選ぶことは最初の課題だったという。チームは、ラムスキンの滑らかさとスニーカーに必要な強さ、しなやかさと弾力性を備えた、通常よりも少し厚めのナッパレザーを使用することにした。

デニスは製作を振り返り、「私は長くこの仕事をしているが、今回の革選びには最も長い時間がかかった。染色も大切で、革の種類によっては、淡い色には染まっても、濃い色には染まらないものがあるから」と話した。

 

カラーバリエーションについて、ウィリアムスは「アディダス(ADIDAS)」の“スーパースター”と彼がコラボレーションした“スーパーカラー”コレクションと同様に50色を展開しようとしたが、最終的には24色に絞ったという。

“バターソフト”は新たな定番スニーカーの予感

50年の経験を持つ靴職人のカティア(Katia)は、ベージュレザーのアッパーに厚いフォームの層を接着し、サイドに貼った天然カーフレザーの“LV”ロゴの縁にペイントを施した。ディテールは、同メゾンのレザー製品に着想を得ている。デニスは、「モノグラムを使わなくても『ルイ・ヴィトン』の製品だと分かるように、こうしたコードをフットウエアに入れている」と話す。

スリムなソールは、軽さを出すEVAとグリップ力のためのTPUを組み合わせており、「まるで足が枕で包まれているような感覚になる」とデニスは言う。 靴の裏側には、シーズンごとに変わる小さなエンブレムを控えめにエンボス加工で施した。第1弾はロブスター、2026年春夏はカエルをデザインする。緩く紐を結んでウィリアムスの顔をモチーフにしたシュータンを見せて履いたり、きつく締めてより合理的なシルエットにして履いたりもできる。

“バターソフト”は当初、ウィリアムスのシグネチャーであるフレアパンツと合わせて開発されたが、最近日本を訪れたデニスは、「リーバイス(LEVI'S)」の“501”ジーンズと合わせたり、女性の場合はロングドレスやトラッカージャケット、「ルイ・ヴィトン」のクロスボディーバッグ“ダヌーブ”と合わせたりしているのを見たという。

ウィリアムスが完全にオリジナルで「ルイ・ヴィトン」のためにデザインしたこのスニーカーは、業界関係者の間で“LV トレーナー”に続くヒット作品になる可能性があると見られている。「ルイ・ヴィトン」は、“バターソフト”で再び金字塔を打ち立てようとしているのだ。

クリーンなラインとずっしりとしたボリュームは、ウィリアムスの1970〜80年代のニューヨークのヒップホップシーンへの畏敬の念を体現している。また、「ディオール(DIOR)」のフットウエアデザイナーを7年間務めたデニスが「ルイ・ヴィトン」に参加してから初めて発表した作品で、ウィリアムスにとってもデニスにとっても重要な1足になった。

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「ルイ・ヴィトン」の靴工場の中は? 新作スニーカー“バターソフト”製作の裏側に迫る

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メンズ クリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が手掛けた最新スニーカー“LV バターソフト”を発売した。米「WWD」の姉妹紙である「フットウエアニュース(Footwear News)」は、この新作スニーカー製作の裏側を探るため、イタリアにある同メゾンの工場を訪れた。また、プレタポルテの靴とアクセサリーを担当するデザイン・ディレクターのティボー・デニス(Thibo Denis)にも話を聞いた。

工場は、ヴェネチアから車で40分程のフィエッソ・ダルティコにある。この地域は、ゴンドラ漕ぎ専用の靴職人のギルド(同業者組合)がヴェネチア共和国によって初めて認められた中世の頃から高級靴作りの中心地だった。

2008年に開業した工場は約1万3935平方メートルの広さで、500人の従業員が勤めている。うち半数以上が職人だ。設計は建築家のジャン・マルク・サンドロリーニ(Jean-Marc Sandrolini)が手掛け、芝生の中庭を囲むように配置されている。アーティストのジョアナ・ヴァスコンセロス(Joana Vasconcelo)の高さ15フィートの小剣の彫刻“プリシラ”などのアート作品も展示されている。

選定が難航した“バターのように”なめらかなレザー

ファレル・ウィリアムスはこの工場で、デニスを含む彼のチームと共に試作品を完成させていく。

工房は4つのセクションに分かれており、うち2つがスニーカーで、合わせて95人の職人がいる。裁断から縫製、組み立て、仕上げに至るまで、1足の靴を作るのに250以上の工程があり、19万2500円〜23万1000円で販売される“バターソフト”の価格の理由を裏付けていた。

デニスは、「ウィリアムスはシンプルで無駄がなく、ノスタルジックで、クッションのように柔らかいスニーカーを作ろうとしていた」と最初のアイデアについて明かした。

“バターソフト”という名前からして、ぴったりのレザーを選ぶことは最初の課題だったという。チームは、ラムスキンの滑らかさとスニーカーに必要な強さ、しなやかさと弾力性を備えた、通常よりも少し厚めのナッパレザーを使用することにした。

デニスは製作を振り返り、「私は長くこの仕事をしているが、今回の革選びには最も長い時間がかかった。染色も大切で、革の種類によっては、淡い色には染まっても、濃い色には染まらないものがあるから」と話した。

 

カラーバリエーションについて、ウィリアムスは「アディダス(ADIDAS)」の“スーパースター”と彼がコラボレーションした“スーパーカラー”コレクションと同様に50色を展開しようとしたが、最終的には24色に絞ったという。

“バターソフト”は新たな定番スニーカーの予感

50年の経験を持つ靴職人のカティア(Katia)は、ベージュレザーのアッパーに厚いフォームの層を接着し、サイドに貼った天然カーフレザーの“LV”ロゴの縁にペイントを施した。ディテールは、同メゾンのレザー製品に着想を得ている。デニスは、「モノグラムを使わなくても『ルイ・ヴィトン』の製品だと分かるように、こうしたコードをフットウエアに入れている」と話す。

スリムなソールは、軽さを出すEVAとグリップ力のためのTPUを組み合わせており、「まるで足が枕で包まれているような感覚になる」とデニスは言う。 靴の裏側には、シーズンごとに変わる小さなエンブレムを控えめにエンボス加工で施した。第1弾はロブスター、2026年春夏はカエルをデザインする。緩く紐を結んでウィリアムスの顔をモチーフにしたシュータンを見せて履いたり、きつく締めてより合理的なシルエットにして履いたりもできる。

“バターソフト”は当初、ウィリアムスのシグネチャーであるフレアパンツと合わせて開発されたが、最近日本を訪れたデニスは、「リーバイス(LEVI'S)」の“501”ジーンズと合わせたり、女性の場合はロングドレスやトラッカージャケット、「ルイ・ヴィトン」のクロスボディーバッグ“ダヌーブ”と合わせたりしているのを見たという。

ウィリアムスが完全にオリジナルで「ルイ・ヴィトン」のためにデザインしたこのスニーカーは、業界関係者の間で“LV トレーナー”に続くヒット作品になる可能性があると見られている。「ルイ・ヴィトン」は、“バターソフト”で再び金字塔を打ち立てようとしているのだ。

クリーンなラインとずっしりとしたボリュームは、ウィリアムスの1970〜80年代のニューヨークのヒップホップシーンへの畏敬の念を体現している。また、「ディオール(DIOR)」のフットウエアデザイナーを7年間務めたデニスが「ルイ・ヴィトン」に参加してから初めて発表した作品で、ウィリアムスにとってもデニスにとっても重要な1足になった。

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「ビューティフルピープル」×「ロバート・ピー・ミラー」 複数の着こなしがかなうトップス2型を発売

「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、アメリカのアンダーウエアブランド「ロバート・ピー・ミラー(ROBERT P. MILLER)」とのコラボレーションアイテム第2弾を発売する。今回は長袖Tシャツ(全8色、1万7600円)と半袖Tシャツ(全8色、1万5400円)をラインアップ。すでに「ビューティフルピープル」オンラインストアで先行予約を受け付けており、8月9日から全国直営店で取り扱う。

本コラボレーションでは、「ビューティフルピープル」が掲げる“ハウスコード”(固定概念にとらわれない自由な発想から生まれる、独自のパターンメイキングとデザイン手法の総称)を取り入れた。また、「ロバート・ピー・ミラー」の代名詞であるパネルリブと豊富なカラーバリエーションを採用。肌触りが良くすっきりとしたシルエットをかなえるラインアップに仕上げた。

上下逆さまに着る“ダブルエンド”

半袖Tシャツには、1着の洋服を上下逆さまにし、2通りの着用を可能にするハウスコード“ダブルエンド”を導入。逆さに着るとTシャツがタンクトップに変化し、バインダーネックの配色変化も楽しむことができる。また、Tシャツの裾を折り上げることで、クロップド丈のレイヤードトップスとしても着用が可能だ。1着で3パターンを着こなせる。

体を通す場所を変える“ダブルフロント”

長袖Tシャツには、前身頃と後ろ身頃の間に“中間身頃”を加え3層構造にする“ダブルフロント”を導入。中間身頃と後ろ身頃の間に体を通すと、背中が大きく開いたトップスに変化。前身頃と中間身頃の間に体を通すと、クルーネックトップをレイヤードしているような着こなしがかなう。また、前後どちらでも着用できるため4パターンを着こなせる。

さらに、パッケージにもダブルエンドを取り入れた。上下それぞれに開封口を設けたユニークなデザインで、反転するようにブランドロゴとコラボレーションロゴを逆さまに配置した。

商品ラインアップ

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「ビューティフルピープル」×「ロバート・ピー・ミラー」 複数の着こなしがかなうトップス2型を発売

「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、アメリカのアンダーウエアブランド「ロバート・ピー・ミラー(ROBERT P. MILLER)」とのコラボレーションアイテム第2弾を発売する。今回は長袖Tシャツ(全8色、1万7600円)と半袖Tシャツ(全8色、1万5400円)をラインアップ。すでに「ビューティフルピープル」オンラインストアで先行予約を受け付けており、8月9日から全国直営店で取り扱う。

本コラボレーションでは、「ビューティフルピープル」が掲げる“ハウスコード”(固定概念にとらわれない自由な発想から生まれる、独自のパターンメイキングとデザイン手法の総称)を取り入れた。また、「ロバート・ピー・ミラー」の代名詞であるパネルリブと豊富なカラーバリエーションを採用。肌触りが良くすっきりとしたシルエットをかなえるラインアップに仕上げた。

上下逆さまに着る“ダブルエンド”

半袖Tシャツには、1着の洋服を上下逆さまにし、2通りの着用を可能にするハウスコード“ダブルエンド”を導入。逆さに着るとTシャツがタンクトップに変化し、バインダーネックの配色変化も楽しむことができる。また、Tシャツの裾を折り上げることで、クロップド丈のレイヤードトップスとしても着用が可能だ。1着で3パターンを着こなせる。

体を通す場所を変える“ダブルフロント”

長袖Tシャツには、前身頃と後ろ身頃の間に“中間身頃”を加え3層構造にする“ダブルフロント”を導入。中間身頃と後ろ身頃の間に体を通すと、背中が大きく開いたトップスに変化。前身頃と中間身頃の間に体を通すと、クルーネックトップをレイヤードしているような着こなしがかなう。また、前後どちらでも着用できるため4パターンを着こなせる。

さらに、パッケージにもダブルエンドを取り入れた。上下それぞれに開封口を設けたユニークなデザインで、反転するようにブランドロゴとコラボレーションロゴを逆さまに配置した。

商品ラインアップ

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ジャパンサステナブルファッションアライアンスが一般社団法人化 社会実装へ弾み

サステナビリティの実現に向けてファッション業界の垣根を越えた連携を進めてきた「ジャパンサステナブルファッションアライアンス(以下、JSFA)」は8月1日、設立から5年を経て一般社団法人として登記された。これにより、政策提言や社会実装を前提とした事業推進において、より高い実効性と信頼性を備えた業界横断的なプラットフォームとしての立場を確立する。

法人の代表理事には、坂野晶 ECOMMIT上席執行役員兼チーフ・サステナビリティ・オフィサーESG推進室長が就任。理事には、高尾正樹 JEPLAN 代表取締役執行役員社長、河崎勇平YKKサステナビリティ推進室企画グループ長の2名、監事には神山統光帝人フロンティア技術・生産本部サステナビリティ戦略推進部部長が名を連ねた。さらに、共同代表はECOMMIT、帝人フロンティア、ユナイテッドアローズの3社が担い、それぞれの業種・立場を反映した多角的な運営体制を構築している。

ガバナンス強化と法人化の狙い

JSFAは2019年に11社でスタートし、現在では正会員22社、賛助会員48社、計70社超が加盟。繊維・ファッション産業の「川上から川下まで」が一堂に会する珍しい構成で、個社では対応が難しい環境・社会課題に、業界全体で挑むことを目的としてきた。

法人化の背景には、活動規模の拡大に伴うガバナンス強化の必要性があった。坂野代表理事・共同代表は「法人格を持つことで、政策提言や社会的発言に対して責任を持ち、外部からもより信頼される存在になれる」と語る。また、今後は公的な委託事業や補助事業の受託も視野に入れており、「社会実装に向けた一歩」としての意味合いも強いという。

スコープ3算定から“削減”フェーズへ

JSFAが重点的に取り組むのは、「カーボンニュートラル」と「ファッションロスゼロ」の2大テーマだ。GHG排出量のスコープ3算定については、加盟企業の約65%が簡易算定を完了。未着手の企業に対しては、分科会形式での業種別支援を進め、知見共有や共通課題の抽出を通じて業界全体の底上げを図っている。

第五期(2025年8月〜)からは、算定から“削減”フェーズへの本格移行を宣言。「各社がバラバラに削減努力をしても、社会を変える規模にはなり得ない。だからこそ共通のデータを持ち、共通の行動を起こす必要がある」と、神山監事・共同代表は言う。また、小売店舗が入居する商業施設との連携強化によるエネルギーデータ開示の推進など、制度面のボトルネック解消にも取り組む。

可視化される「循環の入口」、回収拠点マップの構築

「ファッションロスゼロ」に向けた施策のひとつとして、衣類のリペア・回収・買い取り拠点を集約したウェブマップの構築が進んでいる。すでに12社から1700カ所以上の拠点情報が集まり、「生活者が“どこで何を回収できるか”を直感的に把握できるインフラ」を目指す。

「生活者が“どこにどう手放せばいいか分からない”という心理的ハードルを下げ、循環への第一歩を“捨てる”から“手放す”へと変えることが目的」と語るのは、玉井共同代表。JSFAでは今後、このマップを活用した啓発活動や行動変容の促進にも取り組んでいく。

現在の最大の課題は、「再生素材・再生製品の経済合理性の確立」にある。再生繊維は製造・選別・販売の各段階でコストがかさみ、バージン素材よりも高価になりやすい。そのため市場形成が難しく、多くの企業は実証実験段階にとどまっている。資源循環の意義について神山統光監事・共同代表は、「日本のように資源が乏しく、多くを化石燃料に依存している国こそ、資源循環に本気で取り組むべき」と語る。バーゼル条約による廃棄物の国際取引制限が進む中、国内で使われた繊維を回収・再資源化する必要性は今後さらに高まる。ただし、「高くて売れない、売れないから量が出ず、コストも下がらない。この負の循環を断ち切らない限り、循環は社会実装されない」と指摘。JSFAでは、補助制度やバージン素材への課税といった政策的インセンティブの議論も進めており、官民連携による制度設計を目指している。

サステナビリティの“共通語”をつくる存在に

これまで環境省、経済産業省、消費者庁に対し、JSFAは4回にわたり政策提言を提出。行政との定期的な対話とフォローアップを通じ、業界の現場から発せられるリアリティある提言を実装へとつなげてきた。

坂野晶代表理事・共同代表は「提言して終わりではなく、実装まで伴走することがJSFAの強み」と語る。ファッションの本来の“楽しさ”を持続可能な形で守り抜くために、JSFAは業界を横断する“共通語”を作る存在として進めていくとしている。

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ジャパンサステナブルファッションアライアンスが一般社団法人化 社会実装へ弾み

サステナビリティの実現に向けてファッション業界の垣根を越えた連携を進めてきた「ジャパンサステナブルファッションアライアンス(以下、JSFA)」は8月1日、設立から5年を経て一般社団法人として登記された。これにより、政策提言や社会実装を前提とした事業推進において、より高い実効性と信頼性を備えた業界横断的なプラットフォームとしての立場を確立する。

法人の代表理事には、坂野晶 ECOMMIT上席執行役員兼チーフ・サステナビリティ・オフィサーESG推進室長が就任。理事には、高尾正樹 JEPLAN 代表取締役執行役員社長、河崎勇平YKKサステナビリティ推進室企画グループ長の2名、監事には神山統光帝人フロンティア技術・生産本部サステナビリティ戦略推進部部長が名を連ねた。さらに、共同代表はECOMMIT、帝人フロンティア、ユナイテッドアローズの3社が担い、それぞれの業種・立場を反映した多角的な運営体制を構築している。

ガバナンス強化と法人化の狙い

JSFAは2019年に11社でスタートし、現在では正会員22社、賛助会員48社、計70社超が加盟。繊維・ファッション産業の「川上から川下まで」が一堂に会する珍しい構成で、個社では対応が難しい環境・社会課題に、業界全体で挑むことを目的としてきた。

法人化の背景には、活動規模の拡大に伴うガバナンス強化の必要性があった。坂野代表理事・共同代表は「法人格を持つことで、政策提言や社会的発言に対して責任を持ち、外部からもより信頼される存在になれる」と語る。また、今後は公的な委託事業や補助事業の受託も視野に入れており、「社会実装に向けた一歩」としての意味合いも強いという。

スコープ3算定から“削減”フェーズへ

JSFAが重点的に取り組むのは、「カーボンニュートラル」と「ファッションロスゼロ」の2大テーマだ。GHG排出量のスコープ3算定については、加盟企業の約65%が簡易算定を完了。未着手の企業に対しては、分科会形式での業種別支援を進め、知見共有や共通課題の抽出を通じて業界全体の底上げを図っている。

第五期(2025年8月〜)からは、算定から“削減”フェーズへの本格移行を宣言。「各社がバラバラに削減努力をしても、社会を変える規模にはなり得ない。だからこそ共通のデータを持ち、共通の行動を起こす必要がある」と、神山監事・共同代表は言う。また、小売店舗が入居する商業施設との連携強化によるエネルギーデータ開示の推進など、制度面のボトルネック解消にも取り組む。

可視化される「循環の入口」、回収拠点マップの構築

「ファッションロスゼロ」に向けた施策のひとつとして、衣類のリペア・回収・買い取り拠点を集約したウェブマップの構築が進んでいる。すでに12社から1700カ所以上の拠点情報が集まり、「生活者が“どこで何を回収できるか”を直感的に把握できるインフラ」を目指す。

「生活者が“どこにどう手放せばいいか分からない”という心理的ハードルを下げ、循環への第一歩を“捨てる”から“手放す”へと変えることが目的」と語るのは、玉井共同代表。JSFAでは今後、このマップを活用した啓発活動や行動変容の促進にも取り組んでいく。

現在の最大の課題は、「再生素材・再生製品の経済合理性の確立」にある。再生繊維は製造・選別・販売の各段階でコストがかさみ、バージン素材よりも高価になりやすい。そのため市場形成が難しく、多くの企業は実証実験段階にとどまっている。資源循環の意義について神山統光監事・共同代表は、「日本のように資源が乏しく、多くを化石燃料に依存している国こそ、資源循環に本気で取り組むべき」と語る。バーゼル条約による廃棄物の国際取引制限が進む中、国内で使われた繊維を回収・再資源化する必要性は今後さらに高まる。ただし、「高くて売れない、売れないから量が出ず、コストも下がらない。この負の循環を断ち切らない限り、循環は社会実装されない」と指摘。JSFAでは、補助制度やバージン素材への課税といった政策的インセンティブの議論も進めており、官民連携による制度設計を目指している。

サステナビリティの“共通語”をつくる存在に

これまで環境省、経済産業省、消費者庁に対し、JSFAは4回にわたり政策提言を提出。行政との定期的な対話とフォローアップを通じ、業界の現場から発せられるリアリティある提言を実装へとつなげてきた。

坂野晶代表理事・共同代表は「提言して終わりではなく、実装まで伴走することがJSFAの強み」と語る。ファッションの本来の“楽しさ”を持続可能な形で守り抜くために、JSFAは業界を横断する“共通語”を作る存在として進めていくとしている。

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LVMH系ファンドが資本参加するCi FLAVORSグループから新スキンケアブランド「ハッコウパンダ」がデビュー 

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系投資ファンドのLキャタルトン・アジア(L CATTERTON ASIA)が資本参加し、戦略的提携関係を結ぶCi FLAVORSグループのEcotone(エコトーン)は8月19日、新スキンケアブランド「ハッコウパンダ(HACCO. PANDA)」をスタートする。製品ラインアップは、“発酵導入美容液“(10mL、770円/50mL、2200円)、“発酵化粧水“(170mL、2090円)、“発酵オイルイン高濃度美容液“(30mL、2420円)、“発酵高保湿クリーム“(50g、2970円)、“メイクの上から発酵保湿ミスト“(80mL、1980円)の5種(価格は全て編集部調べ)。一部バラエティーショップで先行発売した後、9月16日に全国のドラッグストアでも販売を開始する。

同ブランドは、日本の発酵文化と最新のスキンケア科学を融合し、「発酵スキンケアを世界中に届けたい」との思いから誕生。プランドアイコンのパンダは、笹や竹の食物繊維を消化し、体内で発酵させて栄養とエネルギーにしていることから、発酵の力を最大限に活用している動物の代表として据えた。独自開発のコメ発酵液は、有機栽培のあきたこまちを使用。世界遺産の白神山地の原生林で発見した、アルコールを生成しない天然酵母により、肌に優しい発酵液を作り上げた。シリーズ全品で、化粧品の主成分である水の代わりにコメ発酵液を配合。ブランドを象徴する“発酵導入美容液“には、84%の高配合を実現した。コメ発酵液により、そのほかに配合したビタミンC誘導体やナイアシンアミド、アゼライン酸などの美容成分や、導入美容液の後に使用する化粧水などの浸透率が向上する。

開発背景に検索キーワードの増加

Ecotoneの鳥川行雄社長は、ユニリーバ・ジャパンの研究開発部門や良品計画のヘルス&ビューティーカテゴリーで責任者を歴任。「無印良品」の化粧品開発を指揮した経歴を持つ。Ecotoneによると、グーグル トレンド(Google Trend)のキーワード検索で「発酵」が2年前比で240%増と急増。スキンケアカテゴリーで上位に入り、注目度が上がっているという。こうした需要の高まりを受けて、「日本の発酵文化を世界のスタンダードへ」(鳥川社長)をビジョンに掲げ、新ブランドを立ち上げた。開発にあたり、先行品との差別化のため使用感や浸透率、毎日使える価格帯、手に取りやすい販路にこだわった。親しみやすいイメージモデルとして広告には朝比奈彩を起用。リアルイベントや媒体への出演を予定する。

Ecotoneは、ホールディング会社であるCi FLAVORS傘下の事業会社、コスメカンパニーの100%子会社。Ci FLAVORSと直接的な資本関係はないが、Ci FLAVORSがインキュベーション事業の一環として「ハッコウパンダ」のブランド設立・運営を支援している。

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LVMH系ファンドが資本参加するCi FLAVORSグループから新スキンケアブランド「ハッコウパンダ」がデビュー 

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系投資ファンドのLキャタルトン・アジア(L CATTERTON ASIA)が資本参加し、戦略的提携関係を結ぶCi FLAVORSグループのEcotone(エコトーン)は8月19日、新スキンケアブランド「ハッコウパンダ(HACCO. PANDA)」をスタートする。製品ラインアップは、“発酵導入美容液“(10mL、770円/50mL、2200円)、“発酵化粧水“(170mL、2090円)、“発酵オイルイン高濃度美容液“(30mL、2420円)、“発酵高保湿クリーム“(50g、2970円)、“メイクの上から発酵保湿ミスト“(80mL、1980円)の5種(価格は全て編集部調べ)。一部バラエティーショップで先行発売した後、9月16日に全国のドラッグストアでも販売を開始する。

同ブランドは、日本の発酵文化と最新のスキンケア科学を融合し、「発酵スキンケアを世界中に届けたい」との思いから誕生。プランドアイコンのパンダは、笹や竹の食物繊維を消化し、体内で発酵させて栄養とエネルギーにしていることから、発酵の力を最大限に活用している動物の代表として据えた。独自開発のコメ発酵液は、有機栽培のあきたこまちを使用。世界遺産の白神山地の原生林で発見した、アルコールを生成しない天然酵母により、肌に優しい発酵液を作り上げた。シリーズ全品で、化粧品の主成分である水の代わりにコメ発酵液を配合。ブランドを象徴する“発酵導入美容液“には、84%の高配合を実現した。コメ発酵液により、そのほかに配合したビタミンC誘導体やナイアシンアミド、アゼライン酸などの美容成分や、導入美容液の後に使用する化粧水などの浸透率が向上する。

開発背景に検索キーワードの増加

Ecotoneの鳥川行雄社長は、ユニリーバ・ジャパンの研究開発部門や良品計画のヘルス&ビューティーカテゴリーで責任者を歴任。「無印良品」の化粧品開発を指揮した経歴を持つ。Ecotoneによると、グーグル トレンド(Google Trend)のキーワード検索で「発酵」が2年前比で240%増と急増。スキンケアカテゴリーで上位に入り、注目度が上がっているという。こうした需要の高まりを受けて、「日本の発酵文化を世界のスタンダードへ」(鳥川社長)をビジョンに掲げ、新ブランドを立ち上げた。開発にあたり、先行品との差別化のため使用感や浸透率、毎日使える価格帯、手に取りやすい販路にこだわった。親しみやすいイメージモデルとして広告には朝比奈彩を起用。リアルイベントや媒体への出演を予定する。

Ecotoneは、ホールディング会社であるCi FLAVORS傘下の事業会社、コスメカンパニーの100%子会社。Ci FLAVORSと直接的な資本関係はないが、Ci FLAVORSがインキュベーション事業の一環として「ハッコウパンダ」のブランド設立・運営を支援している。

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